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2007年09月11日

転ばぬ先の杖

911のテロ事件から6年も経ったのですね。あの時はまだFPeyeも生まれてなくて、独立する前だった私は、遅い夏休みに仕事を絡めて大阪に行っていました。

ちょうどその日、まだ証券マンだったやぶ社長達と、私のお客様達と私で、ホテルの地下で食事をしていました。地下から地上に出て解散した途端、それぞれの携帯に第一報が入りました。

最初はあまりのコトの大きさに、感覚も麻痺していたし、相場のことも忘れていましたが、二丁目の旦那からは「落ち着いてね!落ち着いて対処するんだよ」などとメールが来たり、やぶ社長にも「お客さんが心配しているだろうから、明日は朝から東京に帰りなさい」と言われ、徐々に事の重大さがわかった次第でした。


そして、休暇はまだ残っていましたが、眠れない一晩をすごし、翌朝の新幹線で東京に帰りました。


東証が、制限値幅を半分にする措置をとったのもありましょうが、その数ヶ月前に空売りで酷い目にあって、「買い戻したいけど買い戻せない恐怖」を味わっていたので、ポジションは常に余裕を持って組んでいたのが幸いして、お客様も周囲の人も誰一人追証も出ませんでしたが、あの帰りの新幹線の中での不安な気持ちは今でも忘れません。


あの事件以来、と言うよりはその前の空売りで担がれまくって生理が2ヶ月止まるほどのキツい経験以来、私は常に最悪シナリオになっても死なない投資を心がけています。その分、普段は慎重過ぎるように感じるかもしれませんが、「万が一○円下がったら追証だから、今のうちに何株か切ろう」とか、「維持率70%切ったので何か利食いしておこう」とか、前もって出来ることをやっておくように心がけています。


最近はネット証券で維持率などが一発で表示されるので、わざわざ担保計算する投資家が少ないようです。維持率がヤバくなってきてから対応したり、「追証になったら切ればいいじゃん」というスタイルの方も多いようですが、買い銘柄のS安や売り銘柄のS高のように、値段がつかない状態になってしまうと「あといくらで追証だ!」と慌てて計算しても、売るに売れない(買いもどすに買えない)という状態になってしまいます。


大事なお金を運用しているのですから、どうにもならない状態になってから慌てないように、最悪シナリオをふまえた維持率計算もしておきましょう。


ちなみに、私がせっせと維持率をあげるためにあけた枠でせっせと違う銘柄を買っては困らせた当時の暴走会員某さん。一時は「維持率の魔術師」とか言って、私を怒らせていましたが、今はすっかり改心して・・・何故か私の目の前に彼の机があります。

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