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お題「FOMC議事要旨のマネーマーケットネタと短国買入(テクニカルに)実施の件」   2019/10/15(火)07:57:37  
  そういえば「日銀保有国債の残高が増えるとMB拡大するのに残高が減少してもMBは縮小しない珍理論」ですけれども、どうもここに来て償還乗換というのを覚えたようで(最初からその話をしろと思いますがどうせ後から知ったんでしょ)ドヤ顔(かどうか知らんが)で償還乗換を無限に行えば良しみたいな説明しとるんだが、それって長期国債減った分短期国債が増えてるだけの話なんですけどね。

基本は現金償還という建付けになってからの償還乗換って国債発行償還の発行バランスおよび資金繰りの事情で行われている話(と理解しているけどそれで宜しかったですよね)ですし、償還乗換を無限にやるってそれ結局は国債引受と変わらん話に帰着するんですけどおじちゃん言ってることの意味分かってるのかなあ(何かを見た)。

ちなみに成長通貨供給という意味合いからして、その分は乗換でも良いじゃんという考えもあるかも知れませんが、銀行券ルールを停止している上に成長通貨供給なんてもんじゃねえぞという残高がある中なので現実的ではありません、と釘をさしておきましょう(どこに?)。


〇FOMC議事要旨ネタで短期市場に関する議論(というか理解)の方を確認してみる

[外部リンク] of the Federal Open Market Committee
September 17-18, 2019

・金融市場の動向と公開市場操作についてという部分をこのご時世なので確認

ということでいつもは流し読みしかしない『Developments in Financial Markets and Open Market Operations 』ですけれども、スタッフの市場動向に関する報告を確認してみるということで。

前半が株式とか長期国債とか全般的なマーケットの話で、とにかく今回は「前回FOMC以降の動向」ってのがパツキンヅラ先生のタリフ砲からの市場あばばばばーでしたが、まあその辺はご案内の話ではあるので大体パスしますが、最初のパラグラフにはちょっと苦笑いという感じで。

『The manager pro tem first discussed developments in global financial markets over the intermeeting period. Global financial markets were volatile over the intermeeting period, with market participants reacting to incoming information about U.S.-China trade tensions and the global growth outlook.』

貿易テンションで市場が動きました、というか最近それしかねえのかという感じでして、この前ISMが悪くてちょっと反応したものの、やはりメインが貿易テンションというこの相場は何なのという所ではありますな。

『In the weeks following the July FOMC meeting, U.S. yields declined sharply and risk asset prices fell amid a spate of largely negative news about risks to the global economic outlook.』

8月頭にアレですもんねえ。FOMCで利下げがあって喜んで貿易テンション上げたのかと(さすがにそこまでではないと思うのだが単に騒動モードにしておかないと自分の存在感出ないとかそういう話しじゃろあのオッサン)。

『These price moves reversed to some degree in September as developments on trade and economic data turned more positive.』

うんうん、その後経済データがそんなに悪くなくてトレードテンションもそこまで爆上がりしなかったっすね。

『On net, Treasury yields remained substantially lower, while the S&P 500 and corporate credit spreads reversed most or all of their earlier losses to end the period little changed.』

これは事実そうですからまあ別に狙った表現でもないんでしょうが、他のリスク資産が8月頭のパツキンショックからの下落をほぼ奪回したというのに米国国債金利だけは下がりっぱなしとはこれ如何に(とは言ってませんが)って状況報告が入りましたという所ではあります。

でもってもう一パラグラフあって市場の利下げ期待がありますよ今回25だし年内追加で更に25だし2020の利下げ期待もありますなあとかいうのがありますがその辺はスルーして短期金融市場のお話の部分を。


・短期金利がスパイクした背景に関して

1つ飛ばしてその次のパラグラフに参ります。

『The manager pro tem turned next to a discussion of money market conditions.』

キタコレ。

『Money markets were stable over most of the period, and the reduction in the interest on excess reserves (IOER) rate following the July FOMC meeting fully passed through to money market rates.』

最初は落ち着いていてIOERを30下げたのがそのまま市場金利の低下につながったという認識。

『However, money markets became highly volatile just before the September meeting, apparently spurred partly by large corporate tax payments and Treasury settlements, and remained so through the time of the meeting.』

税揚げ(法人税)要因と国債の大きな額の決済要因で9月に市場金利がボラタイルになりました、という説明になっているのですが、まあジャパンの精密誘導と精緻な資金繰り管理から見て米国とかどうせザル管理だろうなあとは思うので(個人の偏見です)シャーナイナイな部分はあるけど、税揚げ要因とか当局掴んでおけよ読めるだろうとか思ってしまうのがジャパニーズインターバンク脳のアタクシという感じ。

『In an environment of greater perceived uncertainty about potential outflows related to the corporate tax payment date, typical lenders in money markets were less willing to accommodate increased dealer demand for funding.』

税揚げと国債決済要因でuncertaintyってのもナンジャソラという感じですがuncertaintyを市場が感じたから急に取る方は資金を急いで取るし出す方は何かよくわからんから資金を締める、というよくあるパターンが発生したのは良いんですが、ただの税揚げだろなんでわからないんだよと小一時間問い詰めたいのですが、まあ超過準備が余りまくっていたので資金繰りで頭を捻るという概念がすっかりなくなっていたとかそういうことでっしゃろうな。

『Moreover, some banks maintained reserve levels significantly above those reported in the Senior Financial Officer Survey about their lowest comfortable level of reserves rather than lend in repo markets.』

ここはNY連銀スタッフの恨み節キタコレと読んでしまいまして笑えないけど笑ってしまいましたが(^^)、一部のリザーブ余らせている銀行に対して「お前らリザーブこの水準以上あまったら市場放出するって言ってたのに何で出せねえんだお蔭で市場の資金需給読み間違えたじゃないか」という心が大変に籠った報告になっていて(個人の感想です)大変に心温まるものがあります。まあIOERの金利が高杉晋作なので直ぐにリザーブに退蔵されるってことだし、いざとなったらそんなサーベイで出している(過去の実績値ならともかく)先行きの見通しに関する数字がその通りに行く訳無いじゃないですか、とまあそんな風に思いましたですよ。でまあリザーブを厚めに退蔵する金融機関が幾つかあったのでそれも資金需給をひっ迫させる結果に、ということだが不確実とか皆が思い出すとかならずそうなるわ。

『Money market mutual funds reportedly also held back some liquidity in order to cushion against potential outflows.』

米国のこの辺の事情に詳しくないので何ともなのですが、そもそも論としてIOSCOがMMF改革とかやった時に法人というか機関投資家系のデカいインフローアウトフローによるファンディングマーケットへの悪影響を抑えるために、コンスタントNAVのミューチュアルファンドに関してガチガチに規制をしてた筈なんですが、潜在的な解約に備えて短期金融市場のミューチュアルファンド(投信)が資金を引き上げましたとかいうのは、現象として言ってることは分かるのだが、その問題点を緩和しようとしてIOSCOが世界的にMMF改革だのなんだのとかやったのではという気がするし、そこには流動性規制の類も入っていたんですがががが。

まあ何ですな、MMF改革だのなんだのやってガチガチに規制してもミューチュアルファンドからの行動が短期金融市場の資金にどうのこうの(実際問題としてはミューチュアルファンド自体が金をださないと言ってもそれは別の形で資金が残る筈なのでどういう仕組みになるのかが良く分からんが、レポ市場で運用していたのを一気に引き揚げたらそらまあレポ市場には影響するが、インターバンク全体の資金過不足に影響がするかといえば、ONRRPに全部ぶっこむとかいう現象が起きない限りは過不足に関係ない気がするのでこの説明だけだとイマイチ分からん)という話になる訳ですけれども、この現象を見たからと言ってこんな発想をするのはアタクシが変態だからなのでしょうが、市場の制度設計ってそう簡単に完璧な物ってのは出来ない訳でして、そういう事案を見ると「マクロプルーデンス政策で金融不均衡の発生を抑止」ってのが本当に出来るのでしょうかという疑問を持っていただきたいなとは思うのですが(ポジトーですかそうですか)。

『Rates on overnight Treasury repurchase agreements rose to over 5 percent on September 16 and above 8 percent on September 17.』

ナムナム。でもって何を下かというのが次のパラグラフになる。

『Highly elevated repo rates passed through to rates in unsecured markets.』

そらそうよということでレポ金利上昇が無担保市場に影響を与えた、って話なんですけどね、これ見て思いまするにそういやリーマンショック後のジャパンの短期市場ってカウンターパーティーリスク回避の動きからGCレポ金利が(利下げしてるのに)上昇してしまって、遂には貸出ファシリティ(ロンバード)に張り付いてしまい、お蔭でオープンの金利が上がってCP金利は上がるわ短国金利も上がるわというのがあった訳ですが、じゃあ直ぐに対処したかというと(ツールキットに問題があったにせよ)随分と後になってから、というのがありましたように、大体直接ディレクティブで操作対象にしていない所への反応というのは遅れるというのが中銀しぐさ。

『Federal Home Loan Banks reportedly scaled back their lending in the federal funds market in order to maintain some liquidity in anticipation of higher demand for advances from their members and to shift more of their overnight funding into repo.』

FLHBはレポ金利が思いっきり上がったのを見てFF市場からレポ市場に運用をシフトした、というのは分かるのだが、自分らの所でも流動性の需要が高まるというのはどういう仕組みなのだろう(無知ですいません)。

『In this environment, the effective federal funds rate (EFFR) rose to the top of the target range on September 16. The following morning, in accordance with the FOMC's directive to the Desk to foster conditions to maintain the EFFR in the target range, the Desk conducted overnight repurchase operations for up to $75 billion.』

ということで16日にシステムレポを実施しました。

『After the operation, rates in secured and unsecured markets declined sharply. Rates in secured markets were trading around 2.5 percent after the operation.』

でもって金利は下がった。

『Market participants reportedly expected that additional temporary open market operations would be necessary both over subsequent days and around the end of the quarter. Many also reportedly expected another 5 basis point technical adjustment of the IOER rate.』

システムレポについては9月末越えの実施を要望する市場の声がありますし、IOERの金利はもう少し下げた方が良いという市場の声がありますよ、ということで話を締めています。

『By unanimous vote, the Committee ratified the Desk's domestic transactions over the intermeeting period. There were no intervention operations in foreign currencies for the System's account during the intermeeting period.』

一応事後承認というプロセスがございますな。


〇というのに関連してリザーブ維持のために短国買入を実施と

アナウンスされたのは11日ですが、確かその前にやりまっせ的な話が出ていたような気がする。

[外部リンク] 11, 2019
Statement Regarding Monetary Policy Implementation
For release at 11:00 a.m. EDT

ということで・・・・・・・・・・・・

『Consistent with its January 2019 Statement Regarding Monetary Policy Implementation and Balance Sheet Normalization, the Committee reaffirms its intention to implement monetary policy in a regime in which an ample supply of reserves ensures that control over the level of the federal funds rate and other short-term interest rates is exercised primarily through the setting of the Federal Reserve's administered rates, and in which active management of the supply of reserves is not required. To ensure that the supply of reserves remains ample, the Committee approved by notation vote completed on October 11, 2019 the following steps:』

普段特に資金供給吸収のオペをパンパンやらなくてもFF金利を誘導目標レンジに収めておく、というのが現在の運営でして、それに沿った形ということで今般リザーブの運営に関して修正を加えるというのを決定しましたよと。

『・In light of recent and expected increases in the Federal Reserve's non-reserve liabilities, the Federal Reserve will purchase Treasury bills at least into the second quarter of next year in order to maintain over time ample reserve balances at or above the level that prevailed in early September 2019.

・In addition, the Federal Reserve will conduct term and overnight repurchase agreement operations at least through January of next year to ensure that the supply of reserves remains ample even during periods of sharp increases in non-reserve liabilities, and to mitigate the risk of money market pressures that could adversely affect policy implementation.』

9月頭の水準の超過準備水準を維持するように、短国(ビル)の買入を実施する、というのと、少なくとも来年の1月まで必要に応じて翌日物やターム物のシステムレポを行いますよという話。

『These actions are purely technical measures to support the effective implementation of the FOMC's monetary policy, and do not represent a change in the stance of monetary policy. The Committee will continue to monitor money market developments as it assesses the level of reserves most consistent with efficient and effective policy implementation. The Committee stands ready to adjust the details of these plans as necessary to foster efficient and effective implementation of monetary policy.』

これは金融政策変更とかそういうものではなくて純粋にテクニカルな対応(なのでFOMCの定例の政策会合ではなく決定した、って話)ですよということですが、

『In connection with these plans, the Federal Open Market Committee voted unanimously to authorize and direct the Federal Reserve Bank of New York, until instructed otherwise, to execute transactions in the System Open Market Account in accordance with the following domestic policy directive:』

とは言いましてもディレクティブ変更なのでFOMCとしての投票は行われていますな。持ち回りみたいな奴ですかね。以下ディレクティブなります。まあ鑑賞してつかあさい。

『"Effective October 15, 2019, the Federal Open Market Committee directs the Desk to undertake open market operations as necessary to maintain the federal funds rate in a target range of 1-3/4 to 2 percent. In light of recent and expected increases in the Federal Reserve's non-reserve liabilities, the Committee directs the Desk to purchase Treasury bills at least into the second quarter of next year to maintain over time ample reserve balances at or above the level that prevailed in early September 2019. The Committee also directs the Desk to conduct term and overnight repurchase agreement operations at least through January of next year to ensure that the supply of reserves remains ample even during periods of sharp increases in non-reserve liabilities, and to mitigate the risk of money market pressures that could adversely affect policy implementation. In addition, the Committee directs the Desk to conduct overnight reverse repurchase operations (and reverse repurchase operations with maturities of more than one day when necessary to accommodate weekend, holiday, or similar trading conventions) at an offering rate of 1.70 percent, in amounts limited only by the value of Treasury securities held outright in the System Open Market Account that are available for such operations and by a per-counterparty limit of $30 billion per day.』

『The Committee directs the Desk to continue rolling over at auction all principal payments from the Federal Reserve's holdings of Treasury securities and to continue reinvesting all principal payments from the Federal Reserve's holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities received during each calendar month. Principal payments from agency debt and agency mortgage-backed securities up to $20 billion per month will continue to be reinvested in Treasury securities to roughly match the maturity composition of Treasury securities outstanding; principal payments in excess of $20 billion per month will continue to be reinvested in agency mortgage-backed securities. Small deviations from these amounts for operational reasons are acceptable.』

『The Committee also directs the Desk to engage in dollar roll and coupon swap transactions as necessary to facilitate settlement of the Federal Reserve's agency mortgage-backed securities transactions."』

とまあそういうことで。
 


お題「FOMC議事要旨:メイクアップストラテジーにやる気満々なのは伝わった」   2019/10/11(金)08:05:59  
  はああああああ??????
[外部リンク] Thu posted at 15:50 JST

米中貿易交渉よりこっちの問題の方が大きいように思えるですけどねえ・・・・・・

『トランプ氏はホワイトハウスで記者団の取材に応じ、クルド人との同盟関係の重要性を否定。「彼らは第2次大戦で我々を支援しなかった。例えばノルマンディーで我々を助けてくれなかった」と述べた。』(上記URL先より)

何だよその頭のおかしい理屈。これ言い出したら日本がどこぞから侵攻なりミサイルドカーンとか来たら同盟関係は重要じゃないとか言い出して速攻で米軍が撤退するのかよオイという所で、こんな盛大な梯子外しを目の前にして米国とまともに協議とか協定とか合意とかする相手が出てくる方が奇跡なので、米中合意はパツキンヅラが居るうちに出来る可能性はゼロという事ですな。


あと全然話は違いますが、(今日やっている暇はないのだが)珍解説ツッコミネタとかも次から次へと珍解説が投下されてしまってもう何だかという感じですな(また何かを見た)。しかし某どこぞの何とかストランキングってあれマイナス投票できるようにした方がエエンチャウノ、プラス票しかないとなんか注目浴びれば良いみたいな感じになってアレな産出物を発生させるインセンティブが起きて世のため人のためにならんような気がするのってまあワークしないかなあやっぱり、というかそもそもただの暴言ですけど。


〇FOMC議事要旨の鑑賞続きでも

[外部リンク] of the Federal Open Market Committee
September 17-18, 2019

昨日読んだ部分だけの感想というか何というかなんですけどね、

昨日は逆順インスタント読みをして寝起きモードの時ってよっぽど強い印象がある時は別なのですが、まずはとにかく読むというのに脳味噌の容量を使ってしまいますので(容量不足ですかそうですかすいません)、読んでああだこうだ書きながら何となく思うのをまた後で考え直したりするんですが、今回の議事要旨の構成って25bp下げますよとなった後に、25bp下げが妥当という理屈が並んでいて、その後に2名の50bp下げろやという人の理屈が並んでいて、最後に4名程度と思われる金利据え置きの人の理屈が並んでいたわけですよ(逆順じゃなくてちゃんと文章通りに読むと)。

でですね、まあその理屈を見ますと、どこからどう見ても(正しいかどうかは兎も角としまして)50下げろって言ってる人たちと、今回据え置きって言っている人たちの理屈の方が理に叶った話をしていまして、50の人は「ここから悪化が見込めるんだから先制対応しろ」という話だし、据え置きの人は「経済物価情勢と見通しに大した変化も無いのにただ単に不確実性の保険だけで連続利下げするとかおかしいだろ今回は様子見」という話なので、これはこれで筋が通っているし、昨日ネタにした部分を逆順じゃなくて普通に読み進めていくと、最後のパラグラフってかなり強烈で一番最後が、

『Several participants suggested that the Committee's postmeeting statement should provide more clarity about when the recalibration of the level of the policy rate in response to trade uncertainty would likely come to an end.』

って貿易問題のテンションに対応した金利水準の修正ガーというのをいつになったら止めるのか「声明文で」明確にしろという数名の見解というので締めている訳でして、普通に順に全部読んでいくとこの構成って少なくとも利下げ前のめり感をあまり出さないように作っているんジャマイカと思うのです。その前の文章も、

『A few participants judged that the expectations regarding the path of the federal funds rate implied by prices in financial markets were currently suggesting greater provision of accommodation at coming meetings than they saw as appropriate and that it might become necessary for the Committee to seek a better alignment of market expectations regarding the policy rate path with policymakers' own expectations for that path.』

って市場がヒャッハーし過ぎなんですがケシカランと少数意見ではあるがそういうのがある、というのをぶち込んでいる訳でして、米国債券市場ちゃんって相変わらず利下げヒャッハーな上にテクニカルな資金供給オペに過ぎないバランスシート拡大に関してもQEヒャッハーとかとテンション上げてる感があるので、その辺水をぶっかけに来たという感じはするんですよね。

でもって、先日ネタにした(まだ途中ですが)FOMC後の会見はまああの時点での話ではあり、これも9月時点での論議を文章化したものとは言いましても、大体最近のFOMC議事要旨の傾向って(最近じゃなくて昔からその傾向は合ったのかも知れませんが特に最近はその辺が露骨になってきた感があるのですが)FOMCミーティング以降議事要旨の発表というか作文をする感の状況とかも若干踏まえて、文章の出し方に工夫(工夫というか忖度というかお察しというかですけれどもまあ穏当に工夫としておきます、笑)が入っているなあと。もちろん無かった話を書くことはないのですが、意見が分かれている部分について、どのような見せ方をするのかというのの工夫ってことですな、というのは思いっきり個人の感想で、ただの妄想ではありますが。

・・・・・などという感想はばばーっと読んでピャーと書いてその時には漠然と思うのを頭の中で発酵させる(脳味噌は発酵してないつもりです)作業がワンテンポ入るのでどうもこう後出しみたいになってしまうのがいかんですな。もっと瞬発力を身につけないと。


・フェドリッスンズの成果や如何にという所ですが・・・・・・・・

ではまあ本日は楽しそうな最初の小見出し2つのうち『Review of Monetary Policy Strategy, Tools, and Communication Practices』を拝読。

『Committee participants continued their discussions related to the ongoing review of the Federal Reserve's monetary policy strategy, tools, and communication practices.』

ということではじまりはじまり。

『Staff briefings provided an assessment of the risk that the federal funds rate could, in some future downturn, be constrained by the effective lower bound (ELB) and discussed options for mitigating the costs associated with this constraint.』

今後経済が悪化するサイクルになった時に名目ゼロ金利制約に引っ掛かる可能性がある訳で、さてその際にどのようなゼロ金利制約回避策があるでしょうかという報告がまず来る。

『The staff's analysis suggested that the ELB would likely bind in most future recessions, which could make it more difficult for the FOMC to achieve its longer-run objectives of maximum employment and symmetric 2 percent inflation.』

今後のリセッションでは毎度のように名目ゼロ金利制約に引っ掛かる見込みだそうな、ナムナム。

『The staff discussed several options for mitigating ELB risks, including using forward guidance and balance sheet policies earlier and more aggressively than in the past.』

バランスシート政策を使うのとフォワードガイダンスを使うというのを含めて幾つかの政策オプションをスタッフが議論したそうな。


・取り戻し戦略とかいう要するに実質プライスレベルターゲットみたいな手段

『The staff also illustrated the properties of "makeup" strategies using model simulations.』

出たなメイクアップストラテジー。

『Under such strategies, policymakers would promise to make up for past inflation shortfalls with a sustained accommodative stance of policy that is intended to generate higher future inflation. These strategies are designed to provide accommodation at the ELB by keeping the policy rate low for an extended period in order to support an economic recovery.』

この辺はストラテジーの内容説明。

『Because of their properties both at and away from the ELB, makeup strategies may also more firmly anchor inflation expectations at 2 percent than a policy strategy that does not compensate for past inflation misses. The staff analysis emphasized, however, that the benefits of makeup strategies depend importantly on the private sector's understanding of these strategies and their confidence that future policymakers would follow through on promises to keep policy accommodative.』

そらそうだという感じですが、このストラテジーが有効になるためにはいわゆる時間的不整合の問題について信認を得ることが必要ということですが、じゃあ実際問題として1%のインフレが過去3年続いたのだからと言って、2%→3%→4%みたいな推移が起きた場合にインフレ何とかしろの大合唱になるんジャマイカというのは思いっきり思う訳で、だからこそだいぶ大昔ですけれども、ブランシャールがプライスレベルターゲットを提唱した時にドナルドコーン(当時のFRB副議長)が講演でケチョンケチョンというよりは一刀両断で現実的に使い物にならないとかゆうとったんですよね。

ただ、まあ最近のFEDのイカンところは学者様がのさばっている関係上、こういう学者的に美しいスキームに関しては直ぐにホイホイと飛びつくところでして、なんか物凄くこのスキームに魅力を感じているんだろうなあというのは伝わってきますな。


・政策金利の名目ゼロ金利制約に事前対処するために政策をより緩和的にするのかとかそういう話

『Participants generally agreed with the staff's analysis that the risk of future ELB episodes had likely increased over time, and that future ELB episodes and the reduced effect of resource utilization on inflation could inhibit the Committee's ability to achieve its employment and inflation objectives.』

政策金利が名目ゼロ金利制約に引っ掛かるリスクは以前より高まっているというスタッフの指摘にFOMC参加者も同意してまして、でもって需給ギャップに対する物価の感応度が低下していることも政策対応の難しさを高めているというということで同意しているとな。

『The increased ELB risk was attributed in part to structural changes in the U.S. economy that had lowered the longer-run real short-term interest rate and thus the neutral level of the policy rate.』

米国経済の構造変化も自然利子率の低下を招いていてこれまた名目ゼロ金利制約に引っ掛かるリスクを高めると。

『In this context, a couple of participants noted that uncertainty about the neutral rate made it especially challenging to determine any appropriate changes to the current framework.』

2名の指摘ですが、自然利子率の不確実性があるので今のフレームワークをどう変えるのかというのを考えていくにあったってチャンレンジングですとかそんな話を。

『In light of a low neutral rate and shortfalls of inflation below the 2 percent objective for several years, some participants raised the concern that the policy space to reduce the federal funds rate in response to future recessions could be compressed further if inflation shortfalls continued and led to a decline in inflation expectations, a risk that was also discussed in the staff analysis. These participants pointed to long, ongoing ELB spells in other major foreign economies and suggested that, to avoid similar circumstances in the United States, it was important to be aggressive when confronted with forces holding inflation below objective.』

政策対応余地が少なくなっているという状況を踏まえると、物価が弱い状況にある中での政策の積極性を従来よりも高める必要がある、というのが数名の参加者から言われていますが、まあこれって「金融政策の糊代のために高い物価を容認する」とかいう話で、金融政策プロパーでみたら言いたいことはよくわかるんですが、そもそも論として金融政策の為に適切とされるインフレ率をより高く見積もるってえのも本末転倒感isあるんですけどね。

『A couple of participants judged that the lack of monetary policy space abroad and the possibility that fiscal space in the United States might be limited reinforced the case for strengthening the FOMC's monetary policy framework as a matter of prudent planning.』

でもって2名は今はやりの金融政策が効かないなら財政を出せばいいじゃないか理論キタコレですが、まあ逆に考えるとこれを堂々と言い出すのは2名しかおらん、ということでもありますな。


・メイクアップストラテジーについてああだこうだと長々と議論の巻

次のパラグラフです。

『With regard to the current monetary policy framework, participants agreed that this framework served the Committee well in the aftermath of the financial crisis.』

そらそう言う罠という奴ですが金融危機後の政策対応についての評価な。

『A number of participants noted that the Committee's experience with forward guidance and balance sheet policies would likely allow the Committee to deploy these tools earlier and more aggressively in the event that they were needed.』

と来まして、

『A few indicated that the uncertainty about the effectiveness of these policies was smaller than the uncertainty surrounding the effectiveness of a makeup strategy.』

メイクアップストラテジーの政策有効性よりも金融危機対応時の政策の有効性の方が確実ではなかろうかとか言っているのがチャーミング。でもって次のパラグラフ。

『Participants generally agreed that the current framework also served the Committee well by providing a strong commitment to achieving the Committee's maximum-employment and symmetric inflation objectives.』

はあそうですか。

『Such a commitment was seen as flexible enough to allow the Committee to choose policy actions that best support its objectives in a wide array of economic circumstances.』

今の政策枠組みはデュアルマンデート達成に向けた委員会の強いコミットメントを与えていて、しかも政策対応の手法には柔軟性が確保されていて大変に結構だそうな。

『Because of the downside risk to inflation and employment associated with the ELB, most participants were open to the possibility that the dual-mandate objectives of maximum employment and stable prices could be best served by strategies that deliver inflation rates that over time are, on average, equal to the Committee's longer-run objective of 2 percent.』

『Promoting such outcomes may require aiming for inflation somewhat above 2 percent when the policy rate was away from the ELB, recognizing that inflation would tend to be lower than 2 percent when the policy rate was constrained by the ELB.』

『Participants suggested several alternatives for doing so, including strategies that make up for past inflation shortfalls and those that respond more aggressively to below-target inflation than to above-target inflation. In this context, several participants suggested that the adoption of a target range for inflation could be helpful in achieving the Committee's objective of 2 percent inflation, on average, as it could help communicate to the public that periods in which the Committee judged inflation to be moderately away from its 2 percent objective were appropriate.』

今の枠組みが良いとは言いましても、将来の政策金利が名目ゼロ金利制約に引っ掛かるリスクが高いので、メイクアップストラテジー的な要素を組み込みましょうってな話になっていて、例として数名の参加者はインフレ目標をアベレージターゲットで2%にするというのを提唱してますな。

『A couple of participants suggested analyzing policies in which there was a target range for inflation whose midpoint was modestly higher than 2 percent or in which 2 percent was an inflation floor; these policies might enhance policymakers' scope to provide accommodation as appropriate when the neutral real interest rate was low.』

2名の参加者は物価目標をレンジにして中心を2%よりちょっとだけ上にするとか、下限を2%にするとかはどうよという話をしていますが、まあこれはアタクシ思うに「なんでお前らの政策発動余地のために物価目標数値をホイホイ上げるの、政策は政策発動余地のためにあるんじゃないんですけどねえ」という奴ですが、まあいずれにせよこの一連の流れって「2%の目標がそもそも過大」というそっちの方のそもそも論には全然行きつきそうもないというのが悲しいですな。


メイクアップストラテジーの話はまだ続く。次のパラグラフ。

『Although ensuring inflation outcomes averaging 2 percent over time was seen as important, many participants noted that the illustrated makeup strategies delivered only modest benefits in the staff's model simulations.』

何だよそのonly modest benefitsってのはという感じですな。つーかスタッフのモデルシミュレーションってそれどうやってシミュレーションするんじゃろうかね。

『These modest benefits in part reflected that the responsiveness of inflation to resource slack had diminished, making it more difficult to provide sufficient accommodation to push inflation back to the Committee's objective in a timely manner.』

需給ギャップに対する物価の反応が弱いのでそもそもそういうストラテジーをやってもonly modest benefitsって割と身も蓋もない結果のような気がするんですが議論はしぶとく続く。

『Some participants suggested that the modest effects were particularly pronounced using the FRB/US model and indicated the need for more robustness analysis of simulation results along several dimensions and for further comparison to other alternative strategies. In addition, several participants noted that the implementation of the makeup strategies in the form of either average inflation targeting or price-level targeting in the simulations was tied too rigidly to the details of particular rules.』

何かシミュレーションをもっと検討しましょうとか微妙な怪しさが漂う参加者からの見解。

『An advantage of the current framework over such alternative approaches is that it has provided the Committee with the flexibility to assess a broad range of factors and information in choosing its policy actions, and these actions can vary depending on economic circumstances in order to best achieve the Committee's dual mandate. Similarly, makeup strategies could be implemented more flexibly in order to deliver more accommodation during a future downturn and through the subsequent recovery than what could be achieved with a mechanical makeup rule.』

今のフレームワークの方がメイクアップストラテジーよりも(当然ながら)柔軟性があるという利点があって、そうなると同じ理屈でメイクアップストラテジーにも何らかの柔軟性を持たせる工夫があると良いのではないかみたいな指摘が出てくるのですがそこまでくると何をやっているのかよく分からなくなって来るんですがががが。

『Participants also discussed a number of challenges associated with makeup strategies.』

まだメイクアップストラテジーの話が続く。

『Many participants expressed reservations with the makeup strategies analyzed by the staff. Some participants raised the concern that the effective use of the makeup strategies in the form of the average inflation targeting and price-level targeting rules that the staff presented depended on future policymakers following through on commitments to keep policy accommodative for a long time. Such commitments might be difficult for future policymakers to follow through on, especially in situations in which the labor market was strong and inflation was above target.』

ここで反対というか留保というかな意見を示した人の主張が出ていて、メイクアップストラテジーによる先行きの金融政策を縛る問題と時間的不整合というか、さっき言ったような実際にホイホイ物価が上がった時に「上がってもいいじゃないかメイクアップストラテジーだもの」で済まされるのか問題を指摘してますな。そらそうよという感じで。

『A few participants acknowledged that credibly committing to makeup strategies posed challenges. However, they pointed to the commitments that central banks around the world made to inflation targeting as examples in which similar challenges had been overcome.』

そもそもメイクアップストラテジーのコミットメントに対する信頼性を確保するのがチャレンジングじゃろ、まあ他の国でもインフレーションターゲットへの信頼性確保をどうするのかとかいう問題抱えているんだがなと。

『A couple of participants raised the concern that keeping policy rates low for a long time could lead to excessive risk-taking in financial markets and threaten financial stability.』

急速に現世利益モードになってきていて、メイクアップストラテジーぶっこんだら金融不均衡が起こるのを懸念っていうのは、まあこれ思いっきり現世利益の話でして、そういう指摘が出るということは委員会の大勢は何らかのメイクアップストラテジーをぶっこもうとしているという感じなんですかねえ、勝手な当て推量ですが。

『However, a couple of other participants judged that macroprudential tools could be used to help ensure that any overleveraging of households and firms did not threaten the financial system, while monetary policy needed to be focused on achieving maximum employment and symmetric 2 percent inflation.』

今回は2名の指摘ですけれども、だいたい今の中央銀行って今までそれやったこともないし成功事例もないのに、マクロプルーデンス政策で金融不均衡の拡大を防ぐことが出来るってのに無駄に自信満々なのが非常に懸念されるというか、その辺タカを括ってるからこそ金融市場がゴルディロックスヒャッハー相場ばっかりやっているんじゃ無かろうかとか思ってしまいますけど、とにかくマクプルの有効性を過信していると思います(個人の感想です)。

『A few participants viewed the communication challenges associated with average-inflation targeting strategies, including the difficulty of conveying the dangers of low inflation to the public, as greater than for some other strategies that use threshold-based forward guidance. Several participants noted that makeup strategies could unduly limit the policy response in situations in which inflation had been running above 2 percent amid signs of an impending economic downturn. Accordingly, these participants favored makeup strategies that only reversed past inflation shortfalls relative to makeup strategies that reversed both past inflation shortfalls and past overruns.』

ええい時間が足りなくなったので最後の方流してしまいますが、この辺はメイクアップストラテジーぶっこむにおいてのコミュニケーションの問題とかの話をしとりますな、あとそうはいっても物価がアガランチがしばらく続いたらどうすんのという話。

『Participants continued to discuss the benefits of the Committee's review of the monetary policy framework as well as the Committee's Statement on Longer-Run Goals and Monetary Policy Strategy, which articulates the Committee's approach to monetary policy. As they did at their meeting in July, participants mentioned several issues that this statement might possibly address. These issues included the conduct of monetary policy in the presence of the ELB constraint, the role of inflation expectations in the Committee's pursuit of its inflation goal, the best means of conveying the Committee's balanced approach to monetary policy, the symmetry of its inflation goal, and the time frame over which the Committee aimed to achieve it.』

『Participants expected that they would continue their deliberations on these and other topics pertinent to the review at upcoming meetings. They also generally agreed that the Committee's consideration of possible modifications to its policy strategy, tools, and communication practices would take some time, and that the process would be careful, deliberate, and patient.』

というのが最後で、今回は結論は出ませんでしたなこれからも議論しましょうって話になっております、と無茶苦茶要約しすぎですかそうですか。
 


お題「寝起きでFOMC議事要旨だが結構タカさん存在するのね」   2019/10/10(木)08:01:35  
  https://jp.reuters.com/article/breakingviews-repo-fed-idJPKBN1WO08A
2019年10月9日 / 15:07
コラム:米レポ市場混乱の理由、FRBは何が必要か

FRBは何が必要かとか大上段に構えておられますが、おそらくそれ以前にこのコラム書いているお方に正しい知識が必要なのではないかと思わざるを得ない部分が随所に見受けられるのですが、既にツイッターランドの方で話題になっておりますし、大体からして今朝は寝起きでFOMC議事要旨ネタなので(寝起きで全部は無理ですサーセン)今朝はパス。

・・・・・ツッコミを入れるのにも(特に制度絡みでは)よっぽどどう考えても自明というようなもの以外は下調べとか確認とか必要で、まあ適当な与太を飛ばす方は飛ばし放題なのに対してツッコミを入れるのが面倒というのはアレですな。いやまあ相場観みたいな当たるも八卦なものは与太でも北ハマー先生のお告げでも何でも良いと思うのですけれども、リザーブの構造とかそういう案件に関しては事実関係の話になるので生兵法で垂れ流されるのイクナイんですよねえ、とは思います(何かを見た)。


〇てな訳で先入れ先出しの原則で(違)FOMC議事要旨(インスタント読み編)

[外部リンク] of the Federal Open Market Committee
September 17-18, 2019

今回の議事要旨、一発目に『Review of Monetary Policy Strategy, Tools, and Communication Practices』という楽しそうな小見出しがありますし、『Developments in Financial Markets and Open Market Operations 』の部分についても今回ばっかりは面白そうなのですが、そんなの読んでると全然オワランチ会長になってしまいますので、例によって例のごとく『Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook 』のケツから逆順で読むのでした。

なお、パラグラフ単位で逆順で引用するので文章のつながりが微妙になるかも知れませんので一つよろしく。


・短期金融市場に関する議論もあるでよ

てな訳でよーしパパ逆順インスタント読みするぞー、と思って意気揚々と(嘘)文書に当たりに行きますと、いつもは存在しない小見出し『Participants' Discussion of Recent Money Market Developments 』を発見したのでこれはさすがに読んで進ぜよう(ここは逆順じゃ無くて順番に読みます)。

『The manager pro tem provided a summary of the most recent developments in money markets.』

うむ。

『Open market operations conducted on the previous day had helped to ease strains in money markets, but the EFFR had nonetheless printed 5 basis points above the top of the target range.』

思いっきりど直近の話(当時の)をしております。

『With significant pressures still evident in repo markets and the federal funds market, and in accordance with the FOMC's directive to maintain the federal funds rate within the target range, the Desk conducted another repo operation on the morning of the second day of the meeting.』

はい。

『The staff presented a proposal to lower the IOER rate and the overnight reverse repurchase agreement rate by 5 basis points, relative to the target range for the federal funds rate, in order to foster trading of federal funds within the target range.』

利下げ幅よりも5bp多く下げて市場金利の上昇を牽制したかったわけですが、まあこの程度では多分足りないというこの残念な事実という感じでしたな結局は。

『Participants agreed that developments in money markets over recent days implied that the Committee should soon discuss the appropriate level of reserve balances sufficient to support efficient and effective implementation of monetary policy in the context of the ample-reserves regime that the Committee had chosen.』

ということで超過準備を増やした方が良いのでは、という話になる。前の方のスタッフ報告を読まないで言うのも何ですが、毎度申し上げているようにIOERとONRRPの不胎化能力が付利金利の高さによって凶悪化しているのが要因だと思うのですがね。

『A few participants noted the possibility of resuming trend growth of the balance sheet to help stabilize the level of reserves in the banking system.』

何か物凄い話をしているような言い方だが、これって要は「成長通貨見合いのオペをすればヨロシ」の世界ではあるのでして、超過準備が過大だから市場安定化のために預金ファシリティとレポファシリティを強化したら結果的に強化しすぎてしまって超過準備の規模を大きく保たないと行けなくなった、っていう皮肉な状況になっているってのへの理解はどうなのかな、と思う。

『Participants agreed that any Committee decision regarding the trend pace of balance sheet expansion necessary to maintain a level of reserve balances appropriate to facilitate policy implementation should be clearly distinguished from past large-scale asset purchase programs that were aimed at altering the size and composition of the Federal Reserve's asset holdings in order to provide monetary policy accommodation and ease overall financial conditions.』

でもってこの措置によって拡大するバランスシートはLSAP政策とは別の話であって、それをちゃんと区別してもらわんとアカンとかゆうとりますが、QEだの何だのという話の前にこの辺の整理整頓をそもそもFRBしてなかっただろうという気はする。

『Several participants suggested that such a discussion could benefit from also considering the merits of introducing a standing repurchase agreement facility as part of the framework for implementing monetary policy.』

複数名の参加者が常設レポファシリティの必要性があるんじゃネーノという指摘をしております。まあその方が米国の場合やりやすいかも知れませんが、常設レポファシリティ作ったら普通にそっちに金が流れやすくなる(何せ制度面から見てリスクフリーなのがでかい)ので、設定金利を物凄い勢いで下げておかないといけないと思うの。結局今って超過準備の不胎化措置が効きすぎているから超過準備が盛大にあるのに資金需給がひっ迫しているんですからね。

ということで政策とかの方に戻ります。


・最後のパラグラフがエライ勢いでタカっぽいのですががががが

『With regard to monetary policy beyond this meeting, participants agreed that policy was not on a preset course and would depend on the implications of incoming information for the evolution of the economic outlook.』

いきなりケツから読むのでアレですが、「事前に決められたコースは無く今後の状況を見ながら考えていくものである(キリッ)」といういつものが来ました。

『A few participants judged that the expectations regarding the path of the federal funds rate implied by prices in financial markets were currently suggesting greater provision of accommodation at coming meetings than they saw as appropriate and that it might become necessary for the Committee to seek a better alignment of market expectations regarding the policy rate path with policymakers' own expectations for that path.』

数名(A few)の参加者は市場の先行き政策金利パスの見通しがワシらが適切と考えるレベルよりも盛大な利下げを織り込んでいるので、ワシらの考える適切な水準により近い方に期待を持って行くようにせにゃならんでよ、ってことですかね。

『Several participants suggested that the Committee's postmeeting statement should provide more clarity about when the recalibration of the level of the policy rate in response to trade uncertainty would likely come to an end.』

数名(Several)貿易戦争に起因する不確実性に対応した政策金利の変更というのがいつになったら終わるのかという事について、よりクリアに声明文で示すべきとかいう意見もありまして、『Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook』の最終パラは物凄い勢いでタカになっています。まあアタクシは変人なので逆から読みますが、これ普通に前から読んでいくと印象はまた変わるとは思うのですが、締めの所がこのタカっぷりというのも何ともかんとも。


・50bp下げて更にフォワードガイダンスも入れる方向でというのが2名

でもって一つ前を見ると、

『A couple of participants indicated their preference for a 50 basis point cut in the federal funds rate at this meeting.』

からおっぱじまっているので、その前をとも思うのですが、その前はその前で別の話になっているので、要は先般の金融政策決定に対して他の意見が色々とありましたでという話のようですの。

『These participants suggested that a larger policy move would help reduce the risk of an economic downturn and would more appropriately recognize important recent developments, such as slowing job gains, weakening investment, and continued low values of market-based measures of inflation compensation.』

50bp下げろというのが2名いて、其の2名は「大きく下げた方が経済の下振れや市場の期待によりよく対処できる」ってゆうとる。

『In addition, these participants stressed the need for a policy stance-possibly one using enhanced forward guidance-that was sufficiently accommodative to make it unlikely that the United States would experience a protracted period of the kind seen abroad in which the economy became mired in a combination of undesirably low inflation, weak economic activity, and near-zero policy rates. They also argued that it was desirable for the Committee to seek and maintain a level of accommodation sufficient to deliver inflation at 2 percent on a sustained basis and that such a policy would be consistent with inflation exceeding 2 percent for a time.』

物価目標にリンクした政策のフォワードガイダンスを入れてスタンスを明確にすべきとかそんな話もしていて、これはハト派ですわ(50下げろって言ってるんだから当たり前だが)。


・数名の参加者(Several)は現状維持を主張

その前。

『Several participants favored maintaining the existing target range for the federal funds rate at this meeting.』

数名(Several)の参加者は金利の現状維持を主張とな。

『These participants suggested that the baseline projection for the economy had changed very little since the Committee's previous meeting and that the state of the economy and the economic outlook did not justify a shift away from the current policy stance, which they felt was already adequately accommodative.』

経済物価情勢および先行き見通しに関して、前回FOMCの時からさほど大きな変化がなく、金融政策スタンスが既に緩和的になっているとみられる中で、追加の金利引き下げを行う必要はない、とはこれはこれは。

『They acknowledged the uncertainties that currently figured importantly in evaluations of the economic outlook, but they contended that the key uncertainties were unlikely to be resolved soon. Furthermore, as they did not believe that these uncertainties would derail the expansion, they did not see further policy accommodation as needed at this time.』

不確実性については経済見通しを考えるうえで今のところ重要ではあるものの、今後これが更に拡大して経済に影響が来るのかというとそんなこたあねえだろうし、大体からして拡大せんじゃろと思うので、何も今回利下げせんでも、ということでして・・・・・・・・・

『Changes in the stance of policy, they believed, should instead occur only when the macroeconomic data readily justified those moves.』

ハードデータが悪化するなら話は別だがそうでもないのに動く必要ねえだろこのスットコドッコイだそうです。

『In this connection, a couple of participants suggested that, if it decided to provide more policy accommodation at the present juncture, the Committee might be taking out too much insurance against possible future shocks, leaving monetary policy with less scope to boost aggregate demand in the event that such shocks materialized.』

2名の参加者は、こんな程度で一々保険的対応とかしてたら本当に必要な時に利下げ余地なくなるじゃろという指摘をしていますな。

『A few of the participants favoring an unchanged target range for the federal funds rate also expressed concern that an easing of monetary policy at this meeting could exacerbate financial imbalances.』

数名(A few)の参加者はここで利下げするとまたぞろ金融市場がヒャッハー相場になって金融不均衡を引き起こすことになるがな、とこのパラグラフは(据え置き主張だから当たり前だが)タカ全開。

でもって全体がSeveralでその中に2名と数名があったので、4人程度は現状維持って言ってたのね。


・利下げとインフレ期待

『Many participants also cited the level of inflation or inflation expectations as justifying a reduction of 25 basis points in the federal funds rate at this meeting.』

この辺から利下げ主張の話になりますな。逆順だから冒頭が変な気がしますが逆順ということで勘弁してつかあさい。

『Inflation had generally fallen short of the Committee's objective for several years and, notwithstanding some stronger recent monthly readings on inflation, the 12-month rate was still below 2 percent. Some estimates of trend inflation were also below 2 percent. Several participants additionally stressed that survey measures of longer-term inflation expectations and market-based measures of inflation compensation were near historical lows and that these values pointed to the possibility that inflation expectations were below levels consistent with the 2 percent objective or could soon fall below such levels.』

インフレ期待がアガランチ会長でアカンがな(なので利下げじゃ利下げじゃ)という指摘ですな。

『Against this backdrop, participants suggested that a policy easing would help underline policymakers' commitment to the symmetric 2 percent longer-run objective.』

利下げすることによって2%マンデート達成へのコミットメントを強調することができる(キリッ)ってどこかで聞いた理屈のような気がして何か頭が痛くなって来るんですががががが。

『With inflation pressures muted and U.S. inflation likely being weighed down by global disinflationary forces, policymakers saw little chance of an outsized increase in inflation in response to additional policy accommodation and argued that such an increase, should it occur, could be addressed in a straightforward manner using conventional monetary policy tools.』

まあ良いんですけど、この人たちQE2入れるときにQEでインフレ期待を下げないようにするって話をして居た訳で、まああの時は金利引き下げ余地が無かったからQE、今回は引き下げ余地があるから利下げ、という理屈は理屈で存在するんでしょうけれども、それにしても「じゃあ何が期待に効くの」って話になってくるので、この辺の話はもっとフワッとしておいた方が良いと思うのだが。


・25bp下げが適切という件でリスクマネジメントアプローチ的なネタ

25bp下げの背景説明というか何というかな議論部分がもう少しありまして(って逆順でもう少しとかいうのも変ですけど、汗)、その前のパラグラフでは、

『Participants favoring a modest adjustment to the stance of monetary policy at this juncture cited other risks to the economic outlook that further underscored the case for such a move.』

「a modest adjustment to the stance of monetary policy」だそうで。

『As their discussion of risks had highlighted, downside risks had become more pronounced since July: Trade uncertainty had increased, prospects for global growth had become more fragile, and various intermeeting developments had intensified geopolitical risks.』

これは会見でも説明あったリスクについてその要因。

『Against this background, risk-management considerations implied that it would be prudent for the Committee to adopt a somewhat more accommodative stance of policy.』

てな訳で先般の利下げは「a somewhat more accommodative stance of policy」という位置づけですな。

『In addition, a number of participants suggested that a reduction at this meeting in the target range for the federal funds rate would likely better align the target range with a variety of indicators of the appropriate policy stance, including those based on estimates of the neutral interest rate. A few participants observed that the considerations favoring easing were reinforced by the proximity of the federal funds rate to the ELB. If policymakers provided adequate accommodation while still away from the ELB, this course of action would help forestall the possibility of a prolonged ELB episode.』

中立金利の見通しが下がったことなどの事も勘案すると今回の下げは適切だの、ゼロ金利制約に引っ掛かった時のことを考えると先に若干緩和的にしておいた方が良かろうという考え方ね。


・ということで利下げしましたよの最初の部分になる(逆順ですいません)

もう一丁戻ると、

『Participants noted that there had been little change in their economic outlook since the July meeting and that incoming data had continued to suggest that the pace of economic expansion was consistent with the maintenance of strong labor market conditions.』

実はこの前のパラグラフが25bp下げが適切という意見が多かったので下げますという話でして、ここからの部分がそれに対応する論点という感じです。多くの参加者は7月から見た見通しとかは特に大きな変化はないとゆうとりますの。

『However, a couple of participants pointed out that data revisions announced in recent months implied that the economy had likely entered the year with somewhat less momentum than previously thought. In addition, data received since July had confirmed the weakening in business fixed investment and exports. One risk that the economy faced was that the softness recorded of late in firms' capital formation, manufacturing, and exporting activities might spread to their hiring decisions, with adverse implications for household income and spending.』

2名はもう少し厳しい見方をしております。

『Participants observed that such an eventuality was not embedded in their baseline outlook; however, a couple of them indicated that this was partly because they assumed that an appropriate adjustment to the policy rate path would help forestall that eventuality. Several also noted that, because monetary policy actions affected economic activity with a lag, it was appropriate to provide the requisite policy accommodation now to support economic activity over coming quarters.』

先行きの不透明要因はベースラインシナリオに織り込んでいないのですが、その一方で2名はそれらの不確実イベントに対応して金利下げるので適切という話してて、数名は金融政策には効果のラグがあるので、不確実性イベント盛りだくさんの次の四半期前に利下げするのは適切な措置とか微妙にそれはナンヤソラな感じもする理屈が繰り出されていますな。

でもってその前のパラグラフが、

『In their consideration of the monetary policy options at this meeting, most participants believed that a reduction of 25 basis points in the target range for the federal funds rate would be appropriate. In discussing the reasons for such a decision, these participants pointed to considerations related to the economic outlook, risk management, and the need to center inflation and inflation expectations on the Committee's longer-run objective of 2 percent.』

となっていまして利下げしましたよという事になります。ってところまでは何とか辿りつきましたがここで時間も無くなったのでその他はまた明日以降にでもということでご勘弁。
 


お題「ドイツで10万ユーロ以上の預金にチャージの動きとな/寝起きでパウエル議長講演をば」   2019/10/09(水)07:43:53  
  あらま。
[外部リンク] スーパー台風に匹敵で警戒必要
2019年10月8日 17時59分

『大型で猛烈な台風19号は、24時間で急激に勢力が強まる「急速強化」が起き、最大風速が60メートル前後に達する、いわゆる「スーパー台風」に匹敵する勢力となっています。専門家は勢力があまり弱まらずに日本に近づくおそれもあるとして、警戒が必要だと指摘しています。』(上記URLより)

ご丁寧にもというか律義にもというか連休の前半にご到来するんでしたっけ。

あと全然話が違いますが、昨日明らかにそれは違うので分かるわなという誤記を2発しておりまして(先物の枚数の桁間違いと、米国の連続利下げ思惑を利上げと書くの巻)、誠に申し訳ございませんイキってる場合じゃなかったですね(反省)。

#過去ログ入れの方を傍線入れて訂正しました


〇副作用キタコレ!!!!!!!(ただしドイツ)・・・・・・・なのかな?

ポチポチとこの動きはあるようですが昨日はこんなニュースが。
[外部リンク] Kahl
2019年10月8日 9:05 JST

『・ドイツ2位の信用金庫、リテール顧客にマイナス金利適用を開始
 ・他行も追随の可能性-ドイツ銀、コメルツ銀も顧客転嫁をすでに示唆』(上記URL先より、以下同様)

・・・・・・・ということでして、法人預金に云々とかいうのはちょくちょく話が出てきますが、今回は法人個人関係なく残高で足切りということですかそうですか。まあそもそも論として残高で足切り入れる方がシステム的に対応しやすい気もする(素人考えですが)し、金持ちからマイナス金利ですよ小口リテールは関係ないですよ、と来れば世間的な批判もある程度は緩和できるのかなあ(出来るとは言っていない)とか何とか。

と思いつつ記事を拝読。

『ドイツ第2の信用金庫であるベルリナー・フォルクスバンクはリテール顧客に対し、10万ユーロ(約1180万円)を超える預金にマイナス0.5%の金利を適用し始めた。この動きに他の銀行も追随するかもしれない。ドイツ銀行とコメルツ銀行も、マイナス金利の顧客への転嫁を考えていると示唆している。』

100万ドルとか100万ユーロとかだとはあそうですかある程度以上の規模のある企業さん相手になりますなあ、という感じになると思うのですが(と言って欧州事情に詳しい訳ではないので、あちらのお国の方々が預金をどんな感じで持っているのかは知らんのであくまでも個人の妄想の世界ですサーセン)、10万ユーロだとかなり網が広がるんじゃなかろうかという感じですな。まあジャパンの預金保険機構による保護範囲が1000万円なので、そう考えると大口にチャージって話ではありますけれどもその辺の数字感覚がどうなのかはよー分からん。

『市場調査会社ベリボックス・フィナンツファーグライヒの共同責任者、オリバー・マイアー氏は、「銀行業界は変わりつつある。大手の信用金庫の1つが一歩を踏み出した今、預金へのマイナス金利の採用は増えると予想される」と述べた。』

このおいちゃんの認識がどの位ドイツの一般ピーポーに共有されているのかドイツには全然詳しくない(学生の時の2外がドイツ語だったのに全然覚えていない・・・・・)のでこの辺の温度感も誰か教えてくらはいませ(平伏)。

『ドイツの銀行は評判低下や預金の大量流出を懸念して個人顧客に対するマイナス金利の転嫁を長い間避けてきたが、欧州中央銀行(ECB)のマイナス金利が5年に及び、もともと弱かった収益への打撃を相殺する手段が尽きつつある。』

てな訳で、どう見てもマイナス金利長期化の弊害です本当にありがとうございましたという図式になっておられる訳でして、欧州の場合は元々の預貸利鞘バッファーの厚さでこれまで何とかこなしてきたものの、さすがにマイナス金利政策続くに連れてアカンタレになって来ましたという事だし、だからこそ先般の利下げも10bpとかいうやる気のない利下げにして、それだと足りないと言われると困るのでやると言ってたAPPとかフォワードガイダンスとかTLTRO3の手直しとか、いろいろなものをプレートに乗っけて「さあどうだ」とぶっこんだわけですが、一つ一つのポーションがしょぼいのでプレートに並べてもしょぼいものはしょぼいという所ではありますな、ナムナム。


まあいずれにせよ、こういうのが話題になる(アタクシが昨日見つけて一人勝手にヒャッハーとか言っているだけで実際に話題になっていたかどうかは知らんのでせっせとネタにするのだ、笑)ってえ事になりますと、元々ジャパンのマイナス金利政策ってのは欧州様がマイナス金利政策をぶっこんでもそんなに大問題になってないじゃんこれなら行けるバイとかそういう先行事例がありましたので、その先行事例でこの手の動きがってことになりますとマイナス金利深堀ってそもそも効果がなくて副作用しかないんじゃないでしょうかだのマイナス金利政策を長期化させることの是非だのという論議に繋がって欲しいもんだと思う訳ですが、まあどうせそうなりそうもないのが今の黒田日銀クオリティですし、何せマイナス金利は黒田さんの代になって新しくおっぱじめた政策(その後のYCCも)なので、まあ今となってはマイナス金利とYCCがどう見てもへっぽこ政策とは言えども、それを否定すると黒田さんのこれまでを否定する事になるから引っ込められないということですねわかります(><)。


なおノボトニーさんの後任のホルツマンさん(オーストリー中銀総裁)は就任時より思いっきり緩和反対派なのですが、こんなのをぶっこんでいたようで誠にイイハナシダナー。

[外部リンク] Schneeweiss
2019年10月7日 7:29 JST

(;∀;)イイハナシタ゛ナー

『欧州中央銀銀行(ECB)政策委員会のメンバーであるホルツマン ・オーストリア中銀総裁は、ECBの現在のゼロ金利政策に対して自身が「批判的な姿勢」だと述べた。「現在の緩和的な金融政策は成長と生産性の低下につながる」とホルツマン総裁は5日にオーストリア紙クローネン・ツァイトゥングに掲載されたインタビュー で語った。同紙によれば、同総裁はECBの債券購入に対する批判も表明した。』

『ドラギECB総裁は先月の会合で、ユーロ圏の全人口の半分余りを占める諸国の中銀総裁が反対していたにもかかわらず、量的緩和(QE)の再開を押し通した。ホルツマン総裁は反対者の1人だった。』(以上上記URL先より)

なお、全然別件ではありますがBISからこんなのがでたと日銀からお知らせが。
[外部リンク] 08, 2019
Data-Dependent Monetary Policy in an Evolving Economy
Chair Jerome H. Powell
At "Trucks and Terabytes: Integrating the 'Old' and 'New' Economies" 61st Annual Meeting of the National Association for Business Economics, Denver, Colorado

・題名が金融政策だが金融政策の背景となる経済構造の話しっぽい

最初の挨拶部分なんですけどね。

『At the Fed, we like to say that monetary policy is data dependent. We say this to emphasize that policy is never on a preset course and will change as appropriate in response to incoming information. But that does not capture the breadth and depth of what data-dependent decisionmaking means to us.』

と、話のマクラにデータディペンデントというのが登場して、

『From its beginnings more than a century ago, the Federal Reserve has gone to great lengths to collect and rigorously analyze the best information to make sound decisions for the public we serve.』

と話が大きくなって、

『The topic of this meeting, "Trucks and Terabytes: Integrating the 'New' and 'Old' Economies," captures the essence of a major challenge for data-dependent policymaking. We must sort out in real time, as best we can, what the profound changes underway in the economy mean for issues such as the functioning of labor markets, the pace of productivity growth, and the forces driving inflation.』

話のお題自体は目先のデータがどうのこうのという話ではないようですな。

『Of course, issues like these have always been with us. Indeed, 100 years ago, some of the first Fed policymakers recognized the need for more timely information on the rapidly evolving state of industry and decided to create and publish production indexes for the United States.』

『Today I will pay tribute to the 100 years of dedicated-and often behind the scenes-work of those tracking change in the industrial landscape.』

『I will then turn to three challenges our dynamic economy is posing for policy at present: First, what would the consequences of a sharp rise in the price of oil be for the U.S. economy? This question, which never seems far from relevance, is again drawing our attention after recent events in the Persian Gulf. While the question is familiar, technological advances in the energy sector are rapidly changing our assessment of the answer.』

と、原油価格上昇の影響がどうなるとかそういう話とか、

『Second, with terabytes of data increasingly competing with truckloads of goods in economic importance, what are the best ways to measure output and productivity? Put more provocatively, might the recent productivity slowdown be an artifact of antiquated measurement?』

生産性(全要素生産性の話だと思うが)の低下とその測定に関する話とか、

『Third, how tight is the labor market? Given our mandate of maximum employment and price stability, this question is at the very core of our work. But answering it in real time in a dynamic economy as jobs are gained in one area but lost in others is remarkably challenging. In August, the Bureau of Labor Statistics (BLS) announced that job gains over the year through March were likely a half-million lower than previously reported. I will discuss how we are using big data to improve our grasp of the job market in the face of such revisions.』

労働市場の状況およびそれをどう測定するかに関する話(何か後半はビックデータでどうのこうのみたいな成分も混ざっているようで)、ということでこの先の小見出し4つが『A Century of Industrial Production』、『What Are the Consequences of an Oil Price Spike?』、『How Should We Measure Output and Productivity?』、『How Tight Is the Labor Market?』って続くんですがその辺は本日寝起きにつき全部パスします。

『These three quite varied questions highlight the broad range of issues that currently come under the simple heading "data dependent." After exploring them, I will comment briefly on recent developments in money markets and on monetary policy.』

でもってその後に金融政策に関する話と最近の短期金融市場に関する話をする、という事になっているので、現世利益しか頭にないアタクシとしては最後の小見出し『What Does Data Dependence Mean at Present?』を見るのでした。

『In summary, data dependence is, and always has been, at the heart of policymaking at the Federal Reserve.』

昨日ネタにした(今さらジローですが)前回のFOMC後の会見でもデータディペンデントを連呼している訳ですが、しかし思うに本当の本当に今が中立で出たとこ勝負と思うのだったらSEPのドットチャートとか上下両方あるでという事になってしまいますから混乱を招くというか市場の金利観を増幅してボラを高めるだけの装置にしかならんと思うのでいい加減止めたらいいのに、とは思う。

『We are always seeking out new and better sources of information and refining our analysis of that information to keep us abreast of conditions as our economy constantly reinvents itself.』

そうじゃなかったら困ります。

『Before wrapping up, I will discuss recent developments in money markets and the current stance of monetary policy.』

ということで現世利益コーナーが始まるのだ。

『Our influence on the financial conditions that affect employment and inflation is indirect.』

一瞬置物Disかと思いましたが波及経路の話をしたいらしい。まあ置物の波及経路も風が吹けば桶屋が儲かる理論にも程があったが。

『The Federal Reserve sets two overnight interest rates: the interest rate paid on banks' reserve balances and the rate on our reverse repurchase agreements. We use these two administered rates to keep a market-determined rate, the federal funds rate, within a target range set by the FOMC.』

短期市場の話が始まりました。

『We rely on financial markets to transmit these rates through a variety of channels to the rates paid by households and businesses-and to financial conditions more broadly.』

IOERとレポオペ金利(明示的にディレクティブで示されているのはオーバーナイト物のレポオペ金利なのでONRRPな)によって市場金利をコントロールして、そこから金融環境と経済に波及していきますよと。

『In mid-September, an important channel in the transmission process-wholesale funding markets-exhibited unexpectedly intense volatility.』

ということで直近の短期金融市場の金利急騰の話が登場です。

『Payments to meet corporate tax obligations and to purchase Treasury securities triggered notable liquidity pressures in money markets.』

財政要因によってインターバンク(やレポ市場)の資金不足が大きくなって、金利がアイヤーと上昇したってお話。

『Overnight interest rates spiked, and the effective federal funds rate briefly moved above the FOMC's target range. To counter these pressures, we began conducting temporary open market operations. These operations have kept the federal funds rate in the target range and alleviated money market strains more generally.』

金利があがったので一時的な資金供給オペを実施しました。

『While a range of factors may have contributed to these developments, it is clear that without a sufficient quantity of reserves in the banking system, even routine increases in funding pressures can lead to outsized movements in money market interest rates.』

でもってこのエピソードによると銀行システムに十分な量のリザーブが無いと資金需給の動きによっては金利が時に跳ねたりすることが起きまっせということですけれども、先日来申し上げているように、これIOERとRRPの吸収能力が強すぎるからというのもあるので、そっちの金利を下げる方が本筋ではあると思うのですが、まあそれやってもどうなるかというのは分かりにくいのですよね。アタクシのドタ勘、というよりは実際には日本で量的緩和解除して超過準備が減っていく中で超過準備が余らなくなった時の経験によるんですけれども、恐らくIOERとONRRPの金利を下げればどこかの時点で不胎化されている超過準備が解放されてくると思うのですけれども、それが市場の価格形成に反映するのは「ある地点に来ると急に解放される」という風になると思う(徐々に変わっていくのではなくデジタルで反応する)ので、まあそれをやるよりは安直な手段がある訳で・・・・・・・・

『This volatility can impede the effective implementation of monetary policy, and we are addressing it. Indeed, my colleagues and I will soon announce measures to add to the supply of reserves over time. Consistent with a decision we made in January, our goal is to provide an ample supply of reserves to ensure that control of the federal funds rate and other short-term interest rates is exercised primarily by setting our administered rates and not through frequent market interventions.』

ということで、超過準備の水準を引き上げるための資産購入を行うそうです。まあそっちの方が運営上は楽なのですが、本来的にはIOERとRRP(特にRRPについては導入当初は正常化したらいずれ廃止するという話しだったんですし)の金利を預金ファシリティにふさわしい水準まで引き下げてから適正な超過準備を模索すれば、もしかしたら実はもっと超過準備削れるかも知れないとは思うのですが。

『Of course, we will not hesitate to conduct temporary operations if needed to foster trading in the federal funds market at rates within the target range.』

なお超過準備規模の拡大を行った後も市場の金利が跳ねたら資金供給オペの実施は行います、という話。

・・・・・・まあ何ですな、昔はFF誘導目標ってピンポイントでして、ピンポイントの目標だからこそ逆にFFが多少日々ブレたからと言っても誰も話題にも問題にもしなくて、当時(も今もそうですが)ジャパンにおりましたアタクシとしては、日銀が物凄い勢いで精密な誘導するし、金融機関サイドも物凄い勢いで精緻な資金繰り管理を行うしと状態だったのに対して米国のFFレートブレブレじゃんとか思っていたわけですよ。

然るに、米国はAPPで超過準備拡大する中、インターバンクシステムの外側にいる人たち(GSEとか何とか言われる)が資金を持っているのでその人が金出すから実効FFが下がりまくって制御できんとなって0-25というレンジにした訳ですが、現在のように金利が存在する世界になってしまいますと、FF誘導レートをレンジで示すと、却ってそのレンジを逸脱した時に一々何か言われることになりますので、もう面倒だからピンポイントに戻してしまった方が良くないかこれ、とか思うのですが誰かFEDに提案して上げてください。

『Reserve balances are one among several items on the liability side of the Federal Reserve's balance sheet, and demand for these liabilities-notably, currency in circulation-grows over time. Hence, increasing the supply of reserves or even maintaining a given level over time requires us to increase the size of our balance sheet.』

中銀バランスシートの適正な規模に関しては銀行券の増加に伴い変化する(銀行券が増発される中でバランスシートの規模を変化させなければ、負債項目の銀行券増加の見合いで中央銀行当座預金残高が減少してしまいますので)ので、そういう意味でもバランスシート拡大は必要ですよ、という説明をしておりますが、

『As we indicated in our March statement on balance sheet normalization, at some point, we will begin increasing our securities holdings to maintain an appropriate level of reserves.18 That time is now upon us.』

3月にもそのような技術的な点を資産買入に関する説明で行っていましたが、まさに今がその時、とか言ってるけどもうちょっとIOERとONRRPの金利を下げてからやった方が本来は良いと思うのですけれども、まあ次に金利がスパイクしたらパツキンヅラに(本来そのスパイク自体がそこまで問題になるかというと微妙なんですけどね、信用リスク起因のものじゃないんだからテンポラリーオペを厚く出す姿勢とその実行さえしておけば本来は大丈夫の筈、ただしFEDは精密誘導の道具も実績も無いから、実績ない→精密誘導力への信用がない→市場は勝手に暴れやすくなる→精密誘導の実績が上がらない、という残念な連関が発生する訳です、ナムナムナム)、まーたツイッターで問題にされそうですからまあシャーナイナイなのはわかる。


でもってこの次には「なおこれはLASPではありません」が入ります。

『I want to emphasize that growth of our balance sheet for reserve management purposes should in no way be confused with the large-scale asset purchase programs that we deployed after the financial crisis.』

こういうのは正直でよろしい。これがドラギ俊彦辺りだと「この対応で短期金融市場の金利上昇が抑制されるので我々のスタンスは〜」とか技術的対応なのにマーケットフレンドリーな振りをするというインチキを繰り出すので油断ならない。

『Neither the recent technical issues nor the purchases of Treasury bills we are contemplating to resolve them should materially affect the stance of monetary policy, to which I now turn.』

ということでこれ自体は金融政策のスタンスとは関係ないですよ、と来まして最後の方になります。

『Our goal in monetary policy is to promote maximum employment and stable prices, which we interpret as inflation running closely around our symmetric 2 percent objective.』

それは言われんでもわかっとる。

『At present, the jobs and inflation pictures are favorable. Many indicators show a historically strong labor market, with solid job gains, the unemployment rate at half-century lows, and rising prime-age labor force participation. Wages are rising, especially for those with lower-paying jobs.』

『Inflation is somewhat below our symmetric 2 percent objective but has been gradually firming over the past few months. FOMC participants continue to see a sustained expansion of economic activity, strong labor market conditions, and inflation near our symmetric 2 percent objective as most likely. Many outside forecasters agree.』

経済の現状と先行き見通しについてはエライ勢いで威勢が良い、と来ますと次はお約束のように、

『But there are risks to this favorable outlook, principally from global developments.』

はいはい海外不透明のせい海外不透明のせい。

『Growth around much of the world has weakened over the past year and a half, and uncertainties around trade, Brexit, and other issues pose risks to the outlook. As those factors have evolved, my colleagues and I have shifted our views about appropriate monetary policy toward a lower path for the federal funds rate and have lowered its target range by 50 basis points.』

だから今年に入って合計0.5%利下げしました。

『We believe that our policy actions are providing support for the outlook. Looking ahead, policy is not on a preset course. The next FOMC meeting is several weeks away, and we will be carefully monitoring incoming information. We will be data dependent, assessing the outlook and risks to the outlook on a meeting-by-meeting basis. Taking all that into account, we will act as appropriate to support continued growth, a strong job market, and inflation moving back to our symmetric
2 percent objective.』

これ、やはり「will act as appropriate」とはしているものの、昨日ネタにした9月18日のFOMC後の記者会見でのact as appropriateと似たようなニュアンスを感じてしまいまして、この文脈だと利下げ予告ホームランとかそういう前のめり感はアタクシ的には漂ってこないのですが、この辺りは他のFED高官の発言とかも確認してその流れでみないといけない(のにネタが全然追いつけなくてアカンですな)ので、まあこれ見る感じだけで言えば前のめり感はないなあと思う、という程度にとどめておきます。先入先出しと古いのの確認と並行する所存。どうせ来週まで輪番が無いので輪番祭りしなくて良いですし(笑)。
 


お題「中期超長期輪番は据え置きでしたな/海外中銀ネタに戻りまして超越今更ネタでパウエル会見を少々」   2019/10/08(火)08:04:23  
  そういえばこんなのがありましたが。
[外部リンク] 4,200 2019年10月8日
国債買入(残存期間3年超5年以下) 3,400 2019年10月8日
国債買入(残存期間10年超25年以下) 1,200 2019年10月8日
国債買入(残存期間25年超) 300 2019年10月8日

同額オファーですかそうですかという所ですが、折角25年超をゼロにするかもしれない攻撃(=輪番紙での「回数減もあるでよ」予告)があったのですからやるならやるでサッサとやっていただいた方が不確実性が無くなるのですが、まあ金利がもっと下がった時にやるとか、ちょっとだけだけど直近円高になったからなのか、その辺はよー知らんですが同額オファーになって、同額オファーを見たところでそれまで相対的に頭が重かった超長期がちょっと値を戻すとか中々お茶目な相場展開になっておりましたが、まあ昨日はそもそもが先物1.2兆枚とかなので特段の盛り上がりも無かったとは思います。

でもってちょっと遅くなりましたが先週月末残高が出ていたので一応更新してみる。
[外部リンク] CRUTSINGER. Marty Crutsinger with the Associated Press. Mr. Chairman, when you cut rates in July, you characterized it as a “midcycle adjustment.” Is that still your view of what’s happening? 』

7月に利下げしたときにミッドサイクルとかゆうとりましたがその後どうよという問いに対して、

『CHAIR POWELL. So, as you can see from our policy statement and from the SEP, we see a favorable economic outlook, with continued moderate growth, a strong labor market, and inflation near our 2 percent objective. And, by the way, that view is consistent with those of many other forecasters. As you can see, FOMC participants generally think that these positive economic outcomes will be achieved with modest adjustments to the federal funds rate.』

と経済に対しては威勢の良い説明をしまして、

『At the last press conference, I pointed to two episodes in, I guess, 1995 and 1998 as examples of such an approach, which was successful in both of those instances. As our statement also highlights, though, there are risks to this positive outlook due particularly to weak global growth and trade developments. And if the economy does turn down, then a more extensive sequence of rate cuts could be appropriate. We don’t see that-it’s not what we expect-but we would certainly follow that path if it became appropriate. In other words, as we say in our statement, we will continue to monitor these developments closely, and we will act as appropriate to help ensure that the expansion remains on track. 』

何か利下げしたらスッキリでもしたのか、「経済は良いけれどもリスクがあるので利下げしました」という理屈で押し通すの巻という感じになっていて、まあ以下も延々とその理屈で説明しているので、最初に利下げしたときの見てらんない状態からもう一発利下げしてちょっと落ち着いた感はあるという所ですわな。

『RICHARD MILLER. [Inaudible remark] I’m sorry. Rich Miller with Bloomberg. Taking the statement, your opening remarks, and the SEP, I’m just wondering what kind of message we should take from this. Do you still-does the FOMC-is it safe to say the FOMC still has an easing bias or not?』

FOMCは引き続き緩和バイアスがあるのか無いのかが良く分からんのだがどうなっとるんじゃワレ、などという口調ではありませんがまあそういう質問だわさ。

『CHAIR POWELL. So the idea of having a bias is something that was a longtime practice, and we don’t actually have that practice anymore, so I can’t really adopt it right here. But, nonetheless, I’ll respond to your question. So we did-we made one decision today, and that decision was to lower the federal funds rate by 1/4 percentage point.』

煙に巻くべく煙幕が張られだしております。

『We believe that action is appropriate to promote our objectives, of course. We’re going to be highly data dependent, as always.』

何がbe highly data dependentじゃという気もしますが、これも今回この調子で全部押し通しているという感じでして、少なくとも先月の会見の時点では一旦体勢を立て直しましたなという感じがする訳でございますよ。

『Our decisions are going to depend on the implications of incoming information for the outlook, and I would also say, as we often do, that we’re not on a preset course. So that’s how we’re going to look at it. We’re going to be carefully looking at economic data. Sometimes the path ahead is clear and sometimes less so. So we’re going to be looking carefully, meeting by meeting, at the full range of information, and we’re going to assess the appropriate stance of policy as we go. And, as I said, we will act as appropriate to sustain the expansion.』

一応「will act as appropriate」とは入れていますが、その前の文章を見れば、暫く前に言っていたact as appropriateとは違って、利下げ前打ちのニュアンスではなくて、「はいはい適切に行動しますよサーセンサーセン」という感じに見えるのは気のせいですかねえ。


・連係プレイどころか同じ人の追及というのが目につきました

もうちょっと後の方では連続して質問攻撃のもっと長いのがあるのですが、この質疑も同じ人が更に追い打ちを掛けるという図になっておりまして、これはこれで面白いのでもっとやれと思います。

『RICHARD MILLER. If I could just follow up, you’ve also said that the favorable outlook is predicated on financial conditions, and the financial conditions are in turn predicated on an outlook for Fed policy-in this case, further cuts. Wouldn’t that suggest that you should be inclined to-if you want those financial conditions and that favorable outlook to come about, you should be inclined to cut? 』

やはり質問する方としてはそういう聞き方になりますわなと思いますが、パウエル先生が緩和バイアスをあまり掛けない言い方をしている訳ですが、そもそも現状のfavorable outlookの中には金融環境の緩和というのが前提にあると思うのだが、その金融環境の緩和というのはおまいらが今後も緩和バイアスを掛けて来るというのを前提にしてるじゃろ大丈夫か、ってな追撃でこれは中々。

『CHAIR POWELL. Well, what we do going forward is very much going to depend, Rich, on the flow of data and information. We’ve seen-you know, if you look at the things we’re monitoring, particularly global growth and trade developments, global growth has continued to weaken. I think it’s weakened since our last meeting. Trade developments have been up and down and then up, I guess-or back up, perhaps-over the course of this intermeeting period.』

そっちには触れずに状況が色々と変化してますとか言って煙巻きモード。

『In any case, they’ve been quite volatile. So we do see those risks as actually more heightened now. We’re going to be watching that carefully. We’re also going to be watching the U.S. data quite carefully, and we’ll have to make an assessment as we go.』

ということでバイアス云々を出さないで説明してしまってますな。まあ実際に出たとこ勝負という感じなのか、意見が割れているので何とも言い難いということなのかという話ではありますな。


・SEPの金利パスが綺麗に割れている件についてしぶとく質問が飛ぶ

『NICK TIMIRAOS. Thank you, Mr. Chairman. Nick Timiraos of the Wall Street Journal. I know you’re trying to speak for the Committee when you do these press conferences, but the Committee is clearly divided right now, at least about the outlook and the appropriate policy path. Some people think you need to wait and see the labor market and the consumer crack or weaken further before acting more aggressively, and some people think that by the time that happens, you’ll need to do even more aggressive action to arrest a downturn. Where do you stand on this? 』

この質疑応答の綺麗な流れ方が好きなんですが、バイアスを中々出さないもんだから今度は次の記者がSEPの金利パスの見解が綺麗に割れている件について質問をしてくるというこの美しい流れ。

『CHAIR POWELL. Well, let me just say, on the general point of diverse perspectives, you’re right. Sometimes the-and there have been many of those times in my now almost eight years at the Fed, many times when the direction is relatively clear and it’s relatively easy to reach unanimity. This is a time of difficult judgments and, as you can see, disparate perspectives. And I really do think that’s nothing but healthy, and so I see a benefit in having those diverse perspectives, really. So your question, though, is? 』

意見が割れるのは委員会なので当然だしその方が健全である(キリッ)とかまあ意見が真っ向割れている(年内の金利についても引き上げ(というか利下げ反対だったんでしょうけど)と利下げ後の現状維持とあと1回利下げに3分されていましたからねえ)のでそう答えるしかないという所ではあるのでしょうが。

『NICK TIMIRAOS. This is to your own view, because the data is, to some extent, lagged, especially when you have these risks on the horizon, and the markets obviously think that these risks could materialize more than what you and your colleagues are projecting in the dot plot today. So, I wonder, where are your own views about the tension between risk management, which implies some degree of data independence, and this idea of being data dependent? 』

でもってこのツッコミも面白くて、リスクマネジメントの利下げとか言いながらデータディペンデントを強調されると一体どっちですねんという話になるのは確かにそうだわな。

『CHAIR POWELL. Yes. So I’ll try to get at that this way. I think that the idea that if you see trouble approaching on the horizon, you steer away from it if you can-I think that’s a good idea in principle, and I think history teaches us that it’s better to be proactive in adjusting policy if you can.』

出来るならばプロアクティブに行動した方が良い、と来ました。

『I think applying that principle in a particular situation is where the challenge comes. So I told you where the Committee-the bulk of the Committee is going, meeting by meeting, and I think the main takeaway is that this is a Committee that has shifted its policy stance repeatedly, consistently, through the course of the year to support economic activity as it has felt that it’s appropriate.』

じゃあ今後どうなのかという話をするのかと思えば・・・・・・・・

『At the beginning of the year we were looking at further rate increases, then we were patient, and then we cut once, then we cut again. And I think you’ve seen us being willing to move based on data, based on the evolving risk picture, and I have no reason to think that will change. I think-but it will continue to be data dependent, and depend-data includes the evolving risk picture. That’s where I am, and that’s where I think the bulk of the Committee is.』

年初来データディペンデントの考え方でご覧の通り政策スタンスを適切に変更していきました(キリッ)とか過去の実績の話をして煙に巻くという攻撃になっておりますな。まあこの時点ではそうなのですが、その後ISMのウギャーが出て一方で雇用統計はそこまで悪くない(まあ先行遅行で考えたらISMなんですがハードデータではないのでさてどうよというのは多分あると思う)というのが出てきた後にどうなっておりますか的な話はありますけど、この時点ではまるで先の決め打ちをしていないのか出来ないのか、という感じには見えますな。

#さすがにだいぶ今更ネタなのでもう少しネタにしたらFOMC以降のFED高官発言に参りますが本日は時間の関係でここで勘弁させていただきとう存じますすいませんすいませんすいません
 


お題「布野さんはやはり会見がオモロイ/生兵法は怪我の元」   2019/10/07(月)08:05:01  
  あちゃー。
[外部リンク] 香港で抗議活動続く 一部は破壊行為も
2019年10月7日 5時28分

論評する程詳しい訳ではないのですが・・・・・・。


〇布野審議委員記者会見である

[外部リンク] 島根県では、全国に先駆けて地方銀行と他業種との業務提携が進んでいます。こちらに対する受け止めとそれを踏まえたうえでの島根県経済の評価 について布野委員のご意見をお聞かせください。』

普通はこういう質問は前半部分が無くて想定問答通りというか地方金懇やるのにご当地経済の話が無いのはよろしくありませんのでまあその線で来るんですけどね。

『(答) 個別金融機関の施策については、コメントを差し控えさせて頂きたいと思います。 そのうえで、一般論にはなりますが、地域の人口や企業数が減少する中で、地域金融機関の間の競争が激化しており、このことは地域金融機関の収益性を低下させる構造的要因となっています。このため、地域金融機関にとって、 収益性と経営効率性を向上させていくことが大きな課題であると思っています。こうした課題を克服するために、業務提携などの施策もひとつの選択 肢になるかと思います。その場合、自らの営業基盤や収益力の展望などを踏まえたうえで、自らの収益力向上につながるかどうか、金融仲介機能の適切な発揮を通じて、顧客や地域経済にプラスの影響をもたらすことができるかどうかといった観点から、そうした施策の意義を見極めていくことが重要であると考えています。』

というのが前半の質問に対する回答で、どの位が想定問答でどの位がオリジナルの話なのかは判然としませんが、他業併営問題っていうのはそもそも昭和金融恐慌における「機関銀行化」が問題を拡大する背景というか問題を起こす背景にあったということで、他業併営についてガッチガチにしていく方向になった次第だと思うのですが、意識の高い方々の大好物であられるところの「規制緩和」「イノベーション」とやらで金融の本来業務に類する部分にまでドカドカと入って来る方々が居まして、そっちのイコールフィッティングはどうなってるんだとか、いやまあイノベーションのためにそういうのを認めるとかいうなら銀行の他業併営をもっと認めるようにしてくださいなと思う訳で、そういうのがイマイチ進まん中で、「銀行は経済社会構造の変化に伴い収益が上がりにくくなっているので努力しろ」だけで済ませるんじゃねえよこのスットコドッコイという感は拭えないのだが、どうも今のMPMでその辺に理解があって主張してくれそうなのは鈴木さんと恐らく櫻井さん、雨宮さんはあんまりそういうの主張しそうもないなあと思ってます(そもそもそういうタマならマイナス金利とかマイナス金利深堀とかいう話になってこなかったのではないかと思う)のでまあ絶望でございますな、と思います。

『ご質問のあった島根県経済の現状につきましては、米中貿易摩擦や中国経済減速などの影響から鉄鋼、電子部品・デバイス等の生産面の弱さがみられているものの、個人消費や設備投資といった内需が下支えするもとで、全体としては緩やかな回復が続いていると認識しています。もっとも、中小・零細 企業では回復感に乏しいとの声も聞かれています。また、海外経済減速の長期化が企業のマインド、設備投資などに与える影響や、消費税率引き上げが個人 消費に与える影響も含めて、注意深くみていく必要があると思っています。そうしたもとで、地域金融機関の経営上の取組みが地域経済に貢献していくことを期待しています。』

まあ後半は順当なお話です。


・10月MPMやり過ごすのでは無さそうなこの物言いは何なんでしょうかねえ

いやあのですな、アタクシも別に詳しくはないのでアレですが、最近の為替って基本的に金融政策というか金利差で動くわけじゃなくて、全体的なリスクオンリスクオフおよび、個別国地域のテーマで発生するリスクオンリスクオフを概ねネタにしてるじゃないですか(個人の感想です)。ということは中央銀行が自分らで音叉の共鳴あるいはカエルの合唱のごとく、緩和の歌をゲロゲロゲロと歌うの控えて頂ければ(最近海外ネタがお留守ですいません今週は海外ネタ重点成敗の所存)、緩和催促相場にならんで済むと思うんですが、何か三極中銀で自宅の玄関先を掃き清めるんだけど単に隣にゴミを送っているだけなので3軒でゴミの回しあいをしているように見えます(個人の偏見です)。

しかし為替ネタといえば政井さんそれしかアピールポイント無いんだからせめて金懇会見で為替市場について「現在の為替市場は金利差で必ずしも動いている訳ではないので金融緩和合戦のような説明には違和感がある」位のコメントしろよとかふと思いました。

というのは兎も角として追加緩和質問がやってきたらこれですよこれ。

『(問) 本日の講演では、海外経済の下振れリスクについて強調されているという印象があるのですけれども、今月の決定会合で、追加緩和をするという蓋然性についてどのようにお考えでしょうか。 また、緩和の手段として、あらゆる可能性が存在するというように おっしゃっていましたけれども、具体的に日頃からいわれている 4 つの手段以 外に何か手段がありうるのかどうか、そこもよろしくお願いします。』

はいはい直球直球。


『(答) 日本銀行は、先行き「物価安定の目標」に向けたモメンタムが損なわ れる惧れが高まる場合には、躊躇なく、追加緩和措置を講じる方針です。そこで、するのかしないのかという点につきましては、決定会合の内容そのものですので、コメントは差し控えさせて頂きたいと思いますが、手段につきましては、短期金利の引き下げ、長期金利操作目標の引き下げ、資産買入れの拡大、マネタリーベースの拡大ペースの加速など、様々な対応があります。』

これ判で押したように全員がこの話をするのだが、資産買入は縮小しているし、マネタリーベースの拡大ペースは減速している中でいけしゃあしゃあとこれを言うというのは一体全体何なんでしょうかねえ。誰か質問してくれませんかねえとか思ったが今後の予定を見ると8[外部リンク] いうことを注視していきたいと思っています。今月の政策決定会合は、10 月末ですので、今暫く時間があります。その間に様々な情報が出てくると思いますので、そういった新しい情報も含めて、ぎりぎりまで点検を行って、私としては、月末の政策決定会合に臨む心構えでいます。』

・・・・・・・・・なんかやる気満々っぽくて頭がクラクラするんですが。まあやっても爆発必至なので爆弾は大きくなる前に(とっくの昔に大きいけどこのまま大きくするともっと災厄が広がる)爆発させるに若くは無しという説も(涙)。



・点検するからというので短観の確認・・・・になると急に威勢が良くなくなる

そらそうだ。

『(問) 先日発表された 9 月の日銀短観の評価についてお伺いします。大企業 製造業は 6 年ぶりの低水準で、堅調であった大企業の非製造業もかなり落込んでいると思うのですが、先行きも悪化するとの見通しで、この結果をどう評価 しているのかと、この結果が今後の追加緩和の判断にどう影響するのか、まずそこをよろしくお願いします。』

『(答) 短観が先日発表されたわけですけれども、わが国の景気の現状につきましては、輸出・生産や企業マインド面で、海外経済の減速の影響がみられる ものの、短観の結果をみましても、所得から支出への前向きの循環メカニズム が働くもとで、基調としては緩やかに拡大しているという判断をしています。引き続き、海外経済の減速の影響は注視していきますが、短観におきましても 全産業全規模ベースの業況感は、プラスを今もって維持しています。そういう 意味で、そうした見方と、私の申しました見方と概ね整合的であると考えています。引き続き、注視していくつもりです。』

ん??判断変えないの??

『(問) 今回の結果がすぐに追加緩和の判断に大きな影響を与えるというようには考えていないということですね。』

『(答) まだ、この先三週間もありますので、短観の判断のみで、ここで思考停止状態に入って、三週間飛ばして、会合に臨む考え方はございません。従って先程も申し上げましたように、引き続き、様々な集まってくる情報を真摯に 受け止めながらつぶさに点検して、会合に臨みたいと考えています。』

うーんこのやる気があるんだか無いんだかよくわからん発言。追加緩和に関する話を振ると威勢よく次回会合で何かしそうな勢いの言い方になるんですけども、具体的な経済指標を突き付けて質問すると急にやる気があるんだか無いんだか分からんという発言になっていまして、何考えてるんだかよくわからんですな。


・モメンタム談義はワロタ

『(問) 講演の中で何度か述べられている 2%達成のモメンタムが損なわれるような場合ということなんですけれども、布野委員からみられていて、そのモメンタムが損なわれる状況というのは、どういうような状況を想定されているのでしょうか。 』

これは良い質問。

『(答) モメンタムというのは、なかなか難しい問題で、9 人の委員も色々な考え方や見方をされていると思います。』

ちょwwwwwww

いやまあ全く正直にお答えになっているのでこういう回答だと思うので別にケシカランとかいう話ではなくて、それ以前の話で「モメンタム」がそもそも何なのかというのが定義されてないのかよおいおい、という風に読んでしまいましたがwwwwwwww

『私としては、物価のモメンタムは、特に、実体経済の面で物価の決まる需要と供給の形、需給ギャップがどのような状況になっているかを眼目に、モメンタムがどこにあるかということは見ていくべきだと考えています。』

まあこれは分かる。分かるのですが需給ギャップがそれなりに大きなプラスを維持している中で物価上昇が加速しないのにモメンタムもへったくれもあるのかよという気はする。物価上昇を促すメカニズムが崩れていないとかそういう言い方に変えればもう少し楽になると思うの。モメンタム自体が2年を念頭に早期達成時代の残滓な表現だからこういう変な話になってくるので、物価に上昇圧力をかける経済の状況を金融政策でサポートするって話になれば説明にアクロバットは要らなくなる話っすな。

『そういう意味で、個人的には、金融市場の動き、例えば株式市場であるとか、為替の市場であるとか、こういった市場の動きにつきましては、その 市場の動向がどのような経路で、どのような形で実体経済の需給に影響を与え ていくかということを見据えることが重要であり、従って、その金融市場から、実体経済へ向かう経路と、その影響の程度を引き続き注視していきたいと考えています。 』

ということのようです。まあ予想通りでしたが会見の方が面白かったですな。


〇生兵法は怪我の元

・どこぞの銀行が超過準備減ったから金利がスパイクとかもう馬鹿かと阿呆かと

暫く前の奴ですけどね。
[外部リンク] / 13:17 /
焦点:米レポ市場の混乱、JPモルガンのBS縮小が一因か

『米短期金融市場では9月17日に国債などを担保に短期資金を貸し借りするレポ取引の金利が一時10%まで急上昇したが、市場の混乱は金融大手JPモルガン・チェース(JPM.N)の大幅なバランスシート縮小が一因だったとの見方が、銀行関係者やアナリストの間で浮上している。 』(上記URL先より、以下同様)

以下ああでもないこうでもないという話があるのですが、そもそも論で考えますと、A銀行が超過準備を縮小したからインターバンクの金利が跳ねるとかいう説明をしている時点で良いからお前らその席どけて俺様に座らせろ状態な訳でして、A銀行が超過準備を縮小したら、A銀行が市場に放出した超過準備をどこかのB銀行が受けている訳でして、インターバンク市場での超過準備の総量は変わりませんので、JPモルガンガーとかいうのは貴殿の首の上につけているものはコケシか何かかと小一時間問い詰めたい訳でございます。

仮に、JPモルガンが出した分のエクセスリザーブが別の所に行って、その別の所がブタ積み上等とばかりにインターバンクに資金を放出しないので金利が上がりました、というのなら話は分かるが、それは別にJPMのせいではなくて、ブタ積み上等をしている人の行動がインターバンクの需給を変化させた、ということですし、そういう状況があれば過度な金利上昇を抑制するために(先般のシステムオペのように)NY連銀が市場に資金供給すればヨロシという話で、要するにNY連銀がスットコドッコイだからこういうことになる。

まあそうは言いましても、IOERとRRPがあるので、超過準備がそこそこ良い金利で無リスク運用できてしまっているから、ブタ積み上等という資金放出主体が出るのも理の当然でして、今般しらっとIOERとONRRP金利を30bp下げましたが、たぶんそんなんじゃ足りなくて、IOERはFF誘導目標下限から50位下、ONRRPは100位したとかにして、超過準備の市中放出を促す政策をぶっこめば良いと思うの。金利下がり過ぎたら適当にターム預金ファシリティ打って調整という感じで。でもってそっちの方での話じゃなくて、だから資産買入拡大したら方向になるのも、まあそれはそれで安直だし預金ファシリティ金利下げられると金融機関ショボーンなのでそっちの方がオイチイのですが、本筋はIOERとONRRPの金利削減(RRPは量も減らせるし)だと思いますよ。


・日銀保有国債が償還超過になってもマネタリーベースが減らないとな

何故か知らんがネットの金融サイトみたいなところにも出ているようですがどこの誰様とかは武士の情けで紹介はしないけど、ネットで珍理論が大放流されるのはあまり宜しくないのでちょっとだけ。

でまあ紹介しないのでかいつまんで説明しますが、その珍理論は「日銀の保有国債の償還額を国債買い切りオペ額が下回ってもマネタリーベースは減少しない」とかいうお話。

・・・・・・もちろん、この話がいきなり珍理論なのではなく、現実問題として日銀保有の長期国債残高がストックベースで減少したとしても、発行銀行券の伸びに加え、他の資産での買入拡大、って要するにETFの買入が6兆円もありますので、それがバッファーになって多少の国債買入残高減少ではオーバーシュート型コミットメントとかセーフセーフ、という話ならまあそれはよくわかるんで別にアタクシもネタにする気は無かったのですが、話はもっと直球で「日銀保有国債の残高が減少してもMBは最終的に変化しない」というような趣旨。

えーっとすいません、日銀保有国債の残高減ってもMB減らないんだったら何でQQEで国債買入残高目標をやっていたんでしょうかあれはMB増やすためという目的無かったんでしたっけ?ではい以上論破ではあるのですがもう少し詳しく。

どうもですね、アタクシの無い頭で趣旨をかいつまんで説明すると、日銀が保有する国債を政府が償還したら政府預金が減るので、政府預金減少分を国庫短期証券などで政府が政府預金残高の減少を回復させに行きます。でもってそうなると市中に国庫短期証券が発行されるのですが、その発行の見合いの資金供給を日銀が行うのでMBは変わらんよ。という説明な訳ですよ。

えーっとですな、それって「日銀は日銀当座預金残高の総額を変化させないように資金供給オペを行えば日銀当座預金残高の総額は変わりません」と言ってるのと同じで当たり前じゃヴォケなのですけど、それって「トン調節」時代の話であって、今は量的緩和してエクセスリザーブがバンバンある中でやっているのでそもそも実務的にも別にそこをやるような枠組みではありませんな。

しかもそのトン調節モードを所与としますと、日銀が長期国債買入を行った場合、日銀当座預金の総額が増えますので、先ほどの説明と同様に日銀当座預金をトンにしに行けば資金を吸収しに行くことになるので、目先的にはこれまたMBは変わらんよ、とはなるのですが、今の枠組みってそういう話してないでしょう。なんでトン調節(あるいは日銀当座預金一定)を前提にした話をしているのかと。トン調節というと分かり難ければ、「見合いの資金供給をするからMBは減らん」ってそれ見合いの資金供給をするのをなんで所与にするんだという話な訳ですな。


・・・・・・ということで、アタクシも別に威張る程の者ではないのですけれども、そうは言いましても短期市場方面に関してはそれなりに市場のおこぼれで生息させていただいた期間も長いですし、全く知らん話でもない世界なので、こうやって何とかストだのがテキトーなうんこ言説を尤もらしく触れ回るのはやはりトサカにくるわけでして、まあ久々にこういうのをネタにしてみました(最近は丸くなったのであまりこういうのをやらない)という次第で。
 


お題「短観企業の物価観とか需給ギャップとか金懇とか」   2019/10/04(金)07:32:31  
  ほほう。
[外部リンク] / 05:26
米国株式市場=上昇、軟調な指標受け利下げ期待高まる

『[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米国株式市場は上昇して取引を終えた。約3年ぶりの低水準となった非製造業関連指標を受け、米連邦準備理事会(FRB)が景気悪化に歯止めをかけるために利下げを実施するとの期待が高まった。』(上記URL先より)

・・・・・・・ISM製造業指数が弱くて下がった翌日にISM非製造業指数が弱くて今度は上がるとか奥が深すぎてよくわかりません><


〇短観企業の物価観ですがまあ安定ですなあ

[外部リンク] 観(「企業の物価見通し」の概要)―2019年9月―
第182回  全国企業短期経済観測調査  

『1.販売価格の見通し(現在の水準と比較した変化率)』ですけれども、

全規模合計 全 産 業

1年後 前々回:0.8%→前回:0.7%→今回:0.6%
3年後 前々回:1.2%→前回:1.2%→今回:1.0%
5年後 前々回:1.5%→前回:1.5%→今回:1.3%

大 企 業 製 造 業

1年後 前々回:0.1%→前回:0.1%→今回:0.1%
3年後 前々回:-0.3%→前回:-0.1%→今回:-0.1%
5年後 前々回:-0.5%→前回:-0.3%→今回:-0.3%

大 企 業 非製造業

1年後 前々回:0.5%→前回:0.6%→今回:0.4%
3年後 前々回:0.9%→前回:1.0%→今回:0.8%
5年後 前々回:1.0%→前回:1.1%→今回:1.0%

前回もウゴカンチ会長の地蔵状態になってだんだんこの項目のネタにする度合いが下がっておったとかそんな話をしつつこんな事を書いておりました。

ということで一応販売価格判断は前回幾つかの項目で落ちていてアチャーだったのですが、今回は上がっているといえば上がっているのですが、よくよく考えてみると前回の落ち込み分を回復した訳ではない、というこの残念無念な状況です。(前回の短観の時に書いた駄文より)

でもって前回ちょっと上がった項目があっておーすこしよくなったじゃんとか思っても結局今回はまたも横ばいやや下向きという結果になっておりまして、いやー上がりませんですなあとか思うのですが、一方でしょみーんのアタクシとしては体感物価が上がってタマランチ会長なのですがこの辺って毎度思うのですが何なんでしょうね。

さてさて、まあ前回も、

なお、『2.物価全般の見通し(前年比)』もネタにしようかと思った(実は前回の短観の時は他にネタが無くて暇だったせいもあってああだこうだとグダグダと書いた)のですがあまりにもウゴカンチ会長の地蔵ぶりにもうねという所です。(前回の短観の時に書いた駄文より)

などと申し上げておりました物価見通しの方ですが、相も変わらず「変化幅」が「0.0」か「-0.1」の項目しかない(ちなみに前回も同じくなので冷静に考えるとじりじりと下がっているという結論になるのだがそこはスルーしまして)というこの地蔵ということですが、一応数字は全体的にプラスなんですから別に良いじゃん、という風になっていただければ結構なのですが、やたら2%にこだわる(これはジャパン単独で離脱する訳にもいかず、本来なら米国が2%にこだわらなくてもいいじゃないかとなってくれないとアカンのだが、フェドリッスンズの流れからいって2%にこだわるモードなので如何ともしがたい)方向なので、このド安定状態どうやって期待に働きかけるんでしょうかねえという所ではあります。

てな訳で毎度確認しておりますが、開始した当初にやたら数字が高めに出ていて「大企業などは報道や証券会社のエコノミスト見通しなどに影響されやすいが中小企業のインフレ目標がより実際に感じるものに近い(キリッ)」と日銀が言っていたのに今やすっかりダンマリというご都合主義全開モードになっている中小企業の物価観を今回も1年分並べてみましょう。

中小企業 製 造 業

1年後 3回前:1.0%→前々回:1.1%→前回:1.0%→今回:1.0%
3年後 3回前:1.2%→前々回:1.2%→前回:1.1%→今回:1.1%
5年後 3回前:1.3%→前々回:1.2%→前回:1.2%→今回:1.2%

中小企業 非製造業

1年後 3回前:1.0%→前々回:1.1%→前回:1.1%→今回:1.1%
3年後 3回前:1.2%→前々回:1.2%→前回:1.2%→今回:1.1%
5年後 3回前:1.3%→前々回:1.3%→前回:1.3%→今回:1.2%

この地蔵状態ですが、4回前もほぼ同じ数字と来ておりまして、まあ日本経済の実力からしたらこの辺にいるのが妥当なんじゃないですかねえと申し上げたくなるのですが、確か日銀の説明だと経済の実力がどうのこうのだから目指すべき物価水準が変わるというのはあり得なくて、2%というのが正しい(キリリッ)って話になっていた筈なのですが、最近はスタッフペーパーなどの方面から社会厚生上最適な物価上昇水準は何ぼですか的なものが出てきたりしておりまして、もとよりスタッフペーパーは日本銀行の公式見解とは全く関係ありません(キリッ)というものなので日銀の公式見解に変化があったという話にはなっていないのですが、少なくとも「2年を念頭にできるだけ早期に達成する」とか言っていた時よりは気合が少なくなっているというのもありまして、まあ色々なものをステルスで内容変えるってのはどうなのかねえちゃんと落とし前を付けて欲しいもんだとは思うのであります。

・・・・・・すいません話が逸れました。まあ世の中の物価観というより、これって企業行動のベースになっているものを示している、と思えば良いと思うのですけれども、そこの数値がこの水準で碌すっぽ動かなくなっているというのは何を示すのかといえば、まあ頑張ってもこの程度しかないので2%とか無理っすなあという話なんじゃなかろうかと(個人の感想です)。


〇需給ギャップは下がったもののまだプラス1%台なのだがさてこれをどう言うか

[外部リンク]
2016.2Q -0.52 -0.06 -0.45
2016.3Q -0.21 0.06 -0.27
2016.4Q 0.15 0.40 -0.25
2017.1Q 0.26 0.56 -0.30
2017.2Q 0.63 0.74 -0.11
2017.3Q 0.81 0.72 0.08
2017.4Q 1.12 1.04 0.08
2018.1Q 1.25 0.72 0.53
2018.2Q 1.44 0.78 0.66
2018.3Q 1.29 0.69 0.60
2018.4Q 2.10 1.23 0.87
2019.1Q 1.64 0.96 0.68
2019.2Q 1.04 0.58 0.47

てな訳で2016年の第4四半期にプラスに転じてから2017年の第4四半期にはプラス1%に乗って来まして、引き続き1%台というプラス水準なので大きめのプラスだと思うのですが、この数字も下向いてきたのでどうのこうのとか言い出すんですかねえよくわかりません。まあそれよりも2017年の第4四半期から延々とプラス1%台なのに物価上昇が全然加速しないという時点で、現状が経済に無理のない形の物価定常状態なのであって、それをわざわざぶち抜きに行くメリットってあるのかよという風に話が持って行かれる可能性は現状皆無に等しいのでして、むしろ「需給ギャップのプラス傾向が縮小に向かいつつあるのでそれを阻止するために」攻撃の理由にする方がありそうな感じですな、ナムナム。


〇布野審議委員金懇である

金懇があった直後に講演要旨のHTML版が出る人と出ない人というのがいる、という傾向があると思われますがさて・・・・・・・・・・

[外部リンク]

・経済物価情勢に関する話はとても普通なのだが・・・・・・・・・・・

最初の小見出しが『2.最近の経済・物価情勢』でして、海外、国内と続くのですが、まあ話自体は展望レポートとか最近の声明文とか総裁会見での説明とかと変わらんので簡単に。

『(1)海外情勢』の所では結論として、

『今後を見通すにあたって、米国のマクロ政策運営やそれが国際金融市場に及ぼす影響、米中通商問題に見られるような保護主義的な動きの帰趨とその影響、新興国・資源国経済の動向、IT関連財のグローバルな調整の進捗状況、英国のEU離脱交渉の展開やその影響、地政学的リスクなど、先行きのリスク要素は多岐にわたり、大きいとみられます。特に、保護主義的な動きによる影響の不確実性は高まっています。海外経済は不安定な状況にあるといえますので、わが国の企業や家計のマインドに与える影響も含めて、このようなリスクに気を配ることが必要です。』

とごくごく普通の話になっています。でもって『(2)日本経済・物価情勢』の『経済情勢』ですけれどもこれまた結論は、

『需要項目別にみますと、輸出は、当面は弱めの動きが続くものの、その後は海外経済の成長率の高まりに伴い、緩やかな増加基調に復していくとみています。国内需要は、緩やかな増加基調をたどると考えています。すなわち、設備投資は、きわめて緩和的な金融環境のもと、緩やかに増加していくとみています。個人消費も、基調としては、雇用・所得環境が着実な改善を続けるもとで、緩やかな増加を続けるとみています。ただし、消費増税が個人消費に及ぼす影響については、注意深くみていく必要があります。』

とこれまた普通の話、しかし消費増税の影響を見たいのであれば、今月のMPMの展望レポートではなくて常識的に考えてその次のタイミングで点検するもんじゃないでしょうかねえ、とか思いますがまあスルーしておきます。ちなみに『物価情勢』については数字として出てきた事実を並べているだけなので引用割愛。


・・・・・・てなあっさり味(もともと全体の量が少なかったりするのであっさりオブあっさりになっているのですけれども・・・・・・・)のまま話は展開されまして、次の小見出しが『3.経済・物価見通しを巡る留意点』になります。

『以下では、こうした経済・物価見通しが実現していくかどうかを見極めるうえで、私が注目している点をお話ししたいと思います。』

とあるので、「私が」キタコレと言いたくなるのですが、これがまた執行部ど真ん中を歩む内容となっておりまして、このままだと碌すっぽ引用しないで終わりそうなのでちったあ引用しますと、

『まず、雇用・所得環境についてお話しします。わが国の景気が緩やかな拡大を続けるもとで、労働や設備の稼働状況を表すマクロ的な需給ギャップは、引き続きプラスとなっています(図表5)。労働力調査の雇用者数は振れを均してみれば増加を続け、有効求人倍率はバブル期のピークを超えた高水準で推移しているほか、失業率も引き続き低水準で推移しています(図表6)。』

『このように引き締まった労働需給のなか、一般労働者の所定内給与の前年比は、0%台後半から1%程度のプラスで推移しています。また、労働需給の状況に感応的なパートの時給は、前年比+2%程度の高めの伸びとなっています(図表7)。この結果、一人当たり名目賃金は、振れを伴いつつも緩やかに上昇していますが、近年の女性と高齢者を中心とした弾力的な労働供給などから、労働需給の引き締まりに比べると弱めの伸びにとどまっています。』

『先行き、景気の拡大基調が続くもとで、労働需給も引き締まった状態が続く可能性が高いことから、一人当たり名目賃金は伸び率を徐々に高めていくと考えています。もっとも、企業における賃金設定スタンスが慎重なものにとどまるリスクもあることから、今後の動きに注目しています。』

って展望レポートとか声明文とかにある話のまんまですな。でもってもう一つの留意点が物価動向なのですが、

『続いて、雇用・所得環境を踏まえたうえで、物価動向についてお話しします。消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は+0%台半ばにとどまっています(図表4)。』

『景気の拡大や労働需給の引き締まりと比べて弱めの動きをしている背景には、長期にわたる低成長やデフレの経験などから、賃金や物価が上がりにくいことを前提とした考え方や慣行が企業や家計に根強く残っていることがあります。企業や家計の考え方や慣行の変化は簡単なことではなく、その変化には相応の時間を要するものと思われます。また、企業は省力化投資の拡大やビジネス・プロセスの見直しなどを通じてコスト上昇圧力の吸収に努めており、ここしばらくの間、企業が値上げに慎重なスタンスを維持することが可能になっているという面もあります。』

『一方で、人件費や物流費などのコスト上昇分を販売価格に転嫁する動きがゆっくりと拡がっています。消費者物価(除く生鮮食品)を構成する各品目の前年比について、上昇品目の割合から下落品目の割合を引いた指標をみると、幅広い品目で、人件費や物流費の転嫁に伴う値上げの動きが続くもとで、このところ緩やかに上昇しています(図表8)。』

うーんこのという感じでして、オリジナル感のない展開が続くのでした。でもって最後の所もこれまたオリジナル感はないのですが、まあ読んでいて一応引っ掛かったというか何というかはこの辺くらいですかね。

『物価動向には様々な要因が影響を与えますが、その基調は需給バランスによって規定されると考えています。』

ほほう。

『需給ギャップのプラスの状態が今後も維持されることによって、賃金上昇率や家計の値上げ許容度が高まり、企業の価格設定スタンスもさらに積極化していけば、価格引き上げの動きが一段と拡がっていくと考えられます。』

ほうほう。

『そして、実際に賃金や物価が上昇していくことにより、賃金や物価が上がりにくいことを前提とした考え方や慣行も次第に薄れていくことが予想されます。そうしたもとで、中長期的な予想物価上昇率も、徐々に高まるとみられます。このように2%の「物価安定の目標」に向けたモメンタムは引き続き維持されていると考えています。』

ほうほうほう。

『ただし、世界経済を巡る下振れリスクは大きく、こうしたモメンタムが損なわれる可能性には注意が必要です。』

という結論で、話自体はまあ別に目新しくも無いのですが、需給ギャップの話が前面に出てくる中で直近の需給ギャップの推計値が水準自体は高いのを維持しているとは言え下向きになっているというのをどういうネタにするのか、という辺りは気になったのですが気にしすぎかも知れませんがね。


・金融政策運営の中でも別に変った話はしていないけど

『4.金融政策運営』の所も超あっさり味でして、その中の最後の部分は、

『また、「物価安定の目標」に向けたモメンタムが損なわれることが予見される場合には、それを未然に防ぐことが必要であると考えています。7月の金融政策決定会合では、経済・物価の下振れリスクが大きい現下の情勢における日本銀行の金融政策運営方針を一段と明確化するため、「先行き、『物価安定の目標』に向けたモメンタムが損なわれる惧れが高まる場合には、躊躇なく、追加的な金融緩和措置を講じる」ことを示しました。追加緩和の手段としては、短期政策金利の引き下げ、長期金利操作目標の引き下げ、資産買入れの拡大、マネタリーベースの拡大ペースの加速など、あらゆる可能性が存在します。このところ、海外経済の減速の動きが続き、その下振れリスクが高まりつつあるとみられるもとで、「物価安定の目標」に向けたモメンタムが損なわれる惧れについて、より注意が必要な情勢になりつつあります。こうした情勢にあることを念頭に置きながら、次回の金融政策決定会合では、経済・物価動向を改めて点検していく考えです。』

とまあいつも通りの話ではあるのですが、ヘッドラインだけ見ている感じですと会見の方ではやたら次回の会合が重要で云々というのを連発していたようなので(ただしベンダー的には「追加緩和」につながる部分をヘッドラインにする方が注目度合いが高まるのでそっちにバイアスが掛かる可能性には留意が必要なので今日出てくる会見要旨を見ないといけませんが)、その点は気になるところであります。


・もうちょっと面白い話もあったと記憶しているんだが

『5.日本経済の課題』の部分なのですけれども、布野さん大体この話をするんですけど、

『次に、私なりに、より長期的な視点から、日本経済が置かれている状況を考えてみたいと思います。』

という話があるのですが、まあそんなに変わった話をしている訳でもないというか、行間からパッション(どこぞの証券会社ではない)が特に滲み出る感じも無く(個人の感想です)という所なので割愛します。

・・・・・てな訳で毎度の事なのですが、記者会見の方に期待という結果になるのでありまして、政井さん布野さんと金懇が連発しましたがうーんこのという所でして、こうなってくると1周回ってジンバブエ大先生の金懇(よく考えたらあと1回あるか無いかですな)から全力で迸るパッション(なお方向性が間違えている)が懐かしくなってしまうという何かが間違えているような気がしますがそんな気もしないでもない今日この頃。


〇と思ったら朝起きたら若田部副総裁の講演があるのだがこれはツッコミどころが多そうな予感(予告編)

何か朝起きたらこんなのが投下されているのですががががが。

[外部リンク]
ジャパン・ソサエティNYにおける講演の邦訳
(10月3日、於ニューヨーク)
日本銀行副総裁 若田部 昌澄

キタコレということですが、割と量があって、小見出し見た瞬間にさすがにこれは寝起きでやる時間はないわと思ったのですが、物凄く雑に眺めているだけで、例えば本文5ページ(PDFの6枚目)の小見出し『(2)労働市場の変化 』の所ですが、その冒頭が、

『こうした所得増加などを通じた人々の生活満足度の上昇の背景には、労働市場の変化があります(図表8)。まず、失業率で雇用環境をみると、足もとは、デフレ期の半分程度まで低下しております。もっとも、この点については、日本では生産年齢人口の減少が続いているので、 「労働供給が減少しているから、労働市場のタイト化が進んでいるだけではないか」との疑問を持たれるかもしれません。』

ってえのがあるのですがその次がですな、

『そこで、就業者数の推移をみると、2010 年代前半からの雇用環境の改善には、就業者数の増加が伴っていることが分かります。このことから、現在の労働市場のタイト化の主たる背景は、労働供給の減少ではなく、労働需要の増加であることが示唆されます。』

ってなっているのですが、巻末の図表2と図表8を見ますと就業者数の話(というよりも潜在成長率の要因分解なのですけれども図表2は)だの労働力人口の話だのがありますけれども、図表2の方を見ますと就業者数ってどう見てもQQEの前からプラスに転じていますし、最近は労働時間が潜在成長率のマイナス寄与していまして、なんか若田部さんは単純に割り切っていますがホンマカイナというのをもうちょっと詳しく説明してくれませんかねえとか思う次第なのですよねー。

っと一読した瞬間にそんなのを思いましたが詳しくは後日。
 


お題「出遅れましたが日銀短観私家版チェック:思ったほどは悪くなかったものの・・・・・・・・・」   2019/10/03(木)07:28:54  
  あーあーあーあー。
[外部リンク] / 05:28
米国株式市場=大幅続落、低調な指標受け成長懸念

『[2日 ロイター] - 米国株式市場は大幅続落。主要株価3指数は軒並み1日としては約6週間ぶりの大幅な下げを記録した。最近発表された製造業や雇用関連指標が低調な内容で、米中貿易摩擦が米経済に打撃を与えている可能性を示唆した。』(上記URL先より)

この期に及んでもてめえのタリフマン踊りが原因とは言わずにパウエルにいちゃもん付けるんでしょうが、まあ調子こき過ぎましたかねー。

#なお米国が本格的にコケるとまたぞろ緩和祭りになってしまうので気が重い


〇1日遅れましたが日銀短観ネタということで

まずは概要から参ります。
[外部リンク]
 


お題「10年国債入札ェ・・・・・・・・・/9月会合主な意見から少々」   2019/10/02(水)07:55:24  
  タバコノミーではないアタクシでも知っている銘柄ですな。
[外部リンク] 軽減措置廃止で歴史に幕
2019年10月1日 22時49分

『いずれも「旧3級品」と呼ばれ、たばこ税の軽減措置の対象でしたが、その措置が先月末で廃止されたのに伴い、在庫がなくなれば販売が終わることになりました。』(上記URL先より)

なるほどそうだったんですか・・・・・・・・・・・


〇10年入札がムスカ大佐に煽られそうな大流れだったのでメモと雑談

昨日は前日のオペ紙が(レンジ自体の設定は現状追認型とはいえ)買入額のレンジを威勢良く下げてきたのとか、そもそもMPM以来威勢よく減額して中期でもツイストして短期化とか、もう頑張って減らしまっせという意欲が満々でした、というのがありましたし、おまけに輪番のスキップもあるでよという文言。もちろんこちらは実際に例えば長期輪番とかをよーしパパ一発スキップしちゃうぞーとかやると額がでかい(回数減ったから)ので、さすがにそんな1回辺りの買入額が多い年限ではよーやらんで、あれは超長期25年超をそのうちゼロにするという予告ホームランでしょ、とまあそんな感じではあるものの、まあそんな感じの紙だった訳ですな。

でもってですな、直近MPM前までも減額自体はホイホイと実施していたものの、基本的に月一とかで(直近と比較すれば)慎重に減額していたので、あまりその辺が顕在化しませんでしたが、確かに「輪番は減るものだしおまけにスキップという飛び道具もアリエール」となりますと、(超長期後半のような所は除くとしましても)市場の中で買入ペース落ちたとは言えスーパードミナント(しかも金利マイナスゾーンとなると持ち切り最終投資家がよー買わんと思うのでなおさらの事)な日銀ちゃんがどう動くか分からん、って話になる訳ですから、そうなりますとプライマリーディーラーが入札でリスクを取りにくいことになる、という指摘は以前からあったと思いますし、何となくそういうのはあるかなーとか漫然と思っていたらそういうのを書く前に10年国債入札がやってしまい、ただの後付け講釈になってしまいましたけれどもメモメモ。

てな訳ですが、まあ昨日はその他(どこぞの大投資家様が円債からヘッジ外債に投資を振るのではないか的な思惑を呼びそうなニュースネタとか)もあって、朝っぱらから債券先物下げるし、10年20年とか甘いし(特に超長期)、という状況でして、前場途中までは10年よりも20年の方が弱かったのですが、いざ入札となって来ると10年の方が叩かれだす、という形で10年4甘(ちなみに20年3.5甘とかですかね)なんぞで前場引けとかになった次第。

でもって結果がこれ。
[外部リンク]
(1)応募額 5兆9,808億円
(2)募入決定額 1兆7,467億円
(3)募入最低価格 102円33銭 (募入最高利回り) (-0.130%)
(4)募入最低価格における案分比率 6.1227%
(5)募入平均価格 102円62銭 (募入平均利回り) (-0.158%)

・・・・・(゜д゜)

10年国債でテール29銭、平均が概ね事前の足切り予想くらいから(ちょっと下かな)でこの流れっぷりとかこれはまた久々に見るクソ入札になりまして、落札結果でた瞬間に先物ちゃんは値を飛ばして下がりましたな。当初は当然ながら10年とか先物が叩かれていた感があるものの、そのうち中期の方もあばばばーって感じになって終了したような感じでしたな、ナムナム。

ロイターさんから。
[外部リンク] / 15:26
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続急落で引け、オペ不透明感強まり10年債入札も不調

『 <15:15> 国債先物は続急落で引け、オペ不透明感強まり10年債入札も不調

国債先物中心限月12月限は前営業日比88銭安の154円14銭と続急落して取引を終えた。下げ幅は2016年8月2日の91銭以来の大きさとなった。日銀の国債買い入れオペや金融政策に対する不透明感が嫌気され売りが先行。10年債入札も不調だったことで、後場は長期・超長期ゾーンを中心に金利が一段と上昇した。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時、同8.0bp上昇のマイナス0.145%と8月1日以来の高水準を付けた。』

『テール(落札価格の平均と最低の開き)は29銭と大きく開き結果は不調。「金利上昇局面に入っており、銀行などが入札に慎重になったのではないか」(別の国内証券)との見方が聞かれた。現物市場では長期・超長期ゾーンを中心に金利が上昇。新発20年債は前日比5.0bp上昇の0.245%。新発30年債は同5.0bp上昇の0.405%。新発40年債は前日比6.0bp上昇の0.485%となった。』

『TRADEWEB
    OFFER   BID  前日比  時間
2年 -0.296  -0.287  0.035  15:10
5年 -0.296  -0.29  0.068   15:11
10年 -0.157 -0.149  0.074  15:19
20年 0.243  0.253  0.059   15:19
30年 0.404  0.413  0.06   15:19
40年 0.474  0.484  0.061   15:10』(以上、上記URL先より)

てな訳で途中から5年もボコボコになっていましたので、2年5年の逆イールドがあと少しで解消とか、金利全体が上昇とか、イールドカーブ立たせて金利上げたくて中期の逆イールドを何とかしたい(輪番の動かし方はまあそういう動かし方ですからね)というのであれば日銀今の所大勝利という展開になっておりますな。

しかしまあ何ですな、期末期初ということで持ち切り系の投資家さんが動きにくいとか、まあそれ以前の問題として▲20の10年なんぞ投資対象にならんのではという説もありますが、いずれにせよ投資家がちとお留守気味の中、一連の輪番減額の勢いと月曜のオペ紙を見るとこれは25年超のゼロがあるでとか、もうちょっと長い所の輪番が減るじゃろという見通しが出てくるし、さすがに普通の年限でないだろと思っても文言上可能性のあるスキップとか、(昔の中期輪番スキップも何か物凄い無邪気に突如登場したという実績があるだけに)市場の大プレーヤーの動向が買入が減る方向に不確実となりますと、そらプライマリーディーラーリスクが取れんわな、というのがあって、今申し上げた期末期初要因とかが重なって、ということで入札の所でリスク取りにくい分札が入らなくなってこの有様。

まあこれ単に金利上げたいというのであれば大成功オブ大成功で、天空の城ラピュタのムスカ大佐が「見ろ!プライマリーディーラーが(不謹慎なので割愛)」と債券市場を見ながら言ってるような光景をうっかり想像してしまいましたが、まあそういや以前も「輪番がどのように打たれるかが不透明だから入札でリスク取り難くて、その結果入札がイベントリスクになってしまう」という現象が発生(以前と言ってもついこの前の話ですからね)するというような事案がありまして、今回は期末期初要因とかが絡んでいるのでその当時の状況にまでなっているのかというとよくわからんのですが、まあ減額もほどほどに(方向性としてジャンジャン減っていただくのは結構なのですが)という感じもせんではない。

とは言いましても、まあ金利水準上がったでーとか言ってもまだまだ10年▲10bpより低くて、元々の±20で言えばレンジの下限近くにいることには変わりない、と思ってしまえば別に問題ないじゃない〜♪と考えると、やっと本来の水準に近くなったがまだまだ金利が低いので怪しからん、とも言えますので、どうなっていくのかはよく分からんがなとしか申し上げようがございません。



・しかしこれマイナス金利深堀必要なのけ??

ということで昨日の相場ちゃんは10年流れてマーライオンだった訳ですが、この間の他市場ちゃんの動向と言いますと、株式市場は別に知らんがなという展開(一応銀行セクターはこの金利上昇見て少し買われたっぽいですが)になっておりまして、ドル円市場ちゃんを見ますとそんなの関係ねえ!って感じの推移になっております。

アタクシ為替は素人なのでよくわかりませんが、見てる限りにおいて最近のテーマって別に金利差とか金融政策とかじゃなくて、単に貿易問題やその他政治イベントに絡むリスクオンとリスクオフだけで殆ど説明できるんじゃないかというようなテーマ設定になっていると思われまして、だからこそ債券市場でムスカ日銀様が「見ろ!プライマリー(以下割愛)」とかやっていてもまるで知らんがな状態になっていたと思うのよ。

・・・・・・てな話になりますとですね、まあ日銀がどうも一番気にしていると勝手にアタクシが想像しているドル円為替市場ちゃんなのですが、長期超長期の金利が上がってこの状況というのであれば、どうせ誰得のマイナス金利深堀とかする必要ない訳でして、寧ろ変なタイミングで深掘して金融セクター中心に日本株が下がったのを見てリスクオフの円高とかになる方が間抜けですし、深掘りなどもドラギ先生張りにやるやる詐欺で刀の鍔に手をかけておけば、寧ろ中身が竹光であっても気が付かれないのでお得なのではないでしょうか、とまあそんなことを思ったりするんですよね。

いやもちろん日銀ちゃんが「短期金利を下げたいが、あんまり下げると全年限の金利が馬鹿低下してリバーサルレート炸裂がアカン」という風に、マイナス金利の深掘りをメインと考えていて、その下準備していたらこんなになっちゃった、というのならば結局マイナス金利深掘りなのかもしれませんが、まあその入札が流れた云々の所はちょっと目を瞑っておきますと、金利上がって本質的に困る人っていないんですから、別にいいじゃんこの流れで、とは思う次第で、是非とも「マイナス金利の深掘りはしないで長期超長期の輪番は減額」という現状で良しとして頂きたく存じます。



〇主な意見が相変わらず残念な件について

まあこれに関してはコミュニケーション強化というか、マイナーな意見でも公表する機会を作りましょうってなもんなので、当時で言えば大規模緩和に批判的な良識派の皆様の声が反映されるという機会だったのですが、なんか最近は馬鹿と無能の見本市コーナーが拡大傾向にあるようで甚だ遺憾の意を禁じ得ません。

[外部リンク] (2019 年 9 月 18、19 日開催分)1

30日に既に出ている物件ですが相場ちゃんの方のネタ(というかただのオペネタ)が多くて出遅れにも程があって誠に恐縮至極。


・しれっと面白い意見が面白い所に入っていましたが背景を考えると色々とアレ

最初の『.金融経済情勢に関する意見 』の『(経済情勢) 』ですが、その最後にこんなのがあって、まあ仰せの通りと思いましたが、なぜここに入れるのと思ったけどよく考えたら次のコーナーが(物価)なのでここにいれるしかないですね。

『・ 低金利環境のもとでは、金利が株価や為替に与える影響が変化する結果、金利低下が、必ずしも株高・円安に繋がるとは限らない。』

まあそうなんですが、こういうのを自分の「主な意見」として書いている、という背景を考えますと、つまりはこの意見をお書きになられた方(何となく想像はつきますが)におかれましては、一部の「金利を下げれば解決するから金利下げて追加緩和しろ」というしか能のない政策委員会審議委員の方々が、上記のように「そう物事は単純ではない」というのを諫めても聞く耳持たずなので、このような形で出しておくことが重要と思った、ということでこの意見を書かれたのではなかろうか、と思いっきり妄想を逞しくしておりますが、まあそんな妄想をしていたら物凄い勢いで寂しくなってきたんですがががが。

実際そんな思いで書いたのかどうかは知る由もございませんが、わざわざこういうコメントを載せた、というのを考えると何ともねえという所ではあります。


・例によって金融政策の所を鑑賞

ということで例によって『.金融政策運営に関する意見 』を鑑賞。最初から順にみていく。

『・「物価安定の目標」の実現には時間がかかるものの、2%に向けたモメンタムは維持されていることから、現在の強力な金融緩和を粘り強く続けていくことが必要である。』

『・ 息長く経済の好循環を支えて、「物価安定の目標」の実現に資するべく、現在の金融政策運営方針を粘り強く継続すべきである。』

この辺はまあ穏当ですが、

『・物価上昇のモメンタムが損なわれる惧れについて、より注意が必要な情勢になりつつあり、そのことを念頭に、次回の決定会合において経済・物価動向を改めて点検していくことが必要である。このことは、公表文に記述し、対外的に明確にすることが望ましい。』

ということで項番6になったので執行部の誰かだと思いますが、まあこの字面を見ても「ナンジャソラ」と
しか申し上げようがないので項番6って何なんだよという感じですな。

『・「物価安定の目標」に向けたモメンタムが損なわれる惧れが高 まる場合に備えて、長短金利・量・質のすべての面で金融政策 に手詰まりはなく、あらゆる可能性が常時存在していることを 強調する情報発信を行なうことが重要である。』

手詰まりと言われるとブチ切れる人といえばあの方かあの方かという感じではございますがワロタとしか申し上げようがないし、大体からしてお前ら量減らしまくっとるやん何ゆうてんの。

『・ 当面は現行の金融緩和政策を維持することで問題ないが、海外経済の回復の遅れがわが国経済・物価に悪影響を及ぼす懸念が あることを踏まえると、副作用にも留意しつつ、望ましい政策対応について検討していく必要がある。』

と思うなら今出して検討だけはしておけよ何ゆうとるのという感じでこの前アタクシの血圧を上げた「複数の委員」の皆様の一環ですなこれ。

そして次が見本市モードなのですが・・・・・・・・・・・・

『・「物価安定の目標」に向けたモメンタムが損なわれる惧れは相応にあり、追加緩和措置の要否を検討すべきである。追加緩和手段については、緩和効果をもたらすとの目的を明確にし、予断なく、短期政策金利の引き下げ、長期金利操作目標の引き下げ、資産買入れの拡大、マネタリーベースの拡大ペースの加速など、あらゆる政策手段を検討すべきである。また、国内外でこれまでに取られた非伝統的政策手段の教訓を踏まえると、断固として行動し、その有用性について広く発信することが重要である。 』

・・・・・( ゜д゜)

今までの「主な意見」の歴史(と言っても2016年以降ですが)の中において、ここまで「何か尤もらしい文言を羅列しているが内容が全く無い」というものがあったであろうか、いや存在しない、という物件でありまして、ちなみに長広舌振るって緩和系の話をしているのあと2名居て、今すぐ政策対応しろって人が居て、毎度お馴染みのジンバブエ音頭を垂れ流している人がいるので、なんとなく誰が書いたのかの想像が出来るのですけれども、ここまで空虚なものを出せるのは何なんでしょうかこのお方は。


次の見本市は追加緩和しろの人な。

『・ 需給ギャップ、予想インフレ率、物価の動きに先行する様々な指標を見通すと、物価のモメンタムは損なわれていると考えて おり、先制的に追加緩和措置を講じることが必要である。イールドカーブがフラット化している現状を踏まえると、追加緩和策としては短期政策金利の引き下げが適当である。追加緩和と併せて、コミットメントの強化や財政政策との連携強化を行う ことが適当である。』

>イールドカーブがフラット化している現状を踏まえると、追加緩和策としては短期政策金利の引き下げが適当である。
>イールドカーブがフラット化している現状を踏まえると、追加緩和策としては短期政策金利の引き下げが適当である。
>イールドカーブがフラット化している現状を踏まえると、追加緩和策としては短期政策金利の引き下げが適当である。

なんで超長期の金利じゃなくて急に短期金利の引き下げって言い出したの??という「教えて!片岡さん!」へのお答えがこちらに来ましたが、その安直にも程がある説明に爆笑の発作を禁じ得ない。


で一つインターバルが挟まります。

『・次回決定会合において、短観や支店長会議での報告も踏まえ、 経済・物価動向を改めて点検していくことが重要である。もっ とも、現時点で点検結果や先行きの政策運営について予断を持 つべきではない。』


そしてその次はジンバブエ先生。

『.・ マイナス金利政策については、それが銀行経営に与える影響よりも、あくまでも、経済全体に与える影響を優先して考えるべ きである。金融システムレポートのヒートマップの総与信・G DP比率は、「量的・質的金融緩和」の開始後に上昇に転じ、「赤」 に近接している。「量的・質的金融緩和」は銀行貸出の増加をもたらし、銀行経営を改善しているはずである。銀行経営の問題 は、総与信以上に、預金が増加してしまったことである。』

FSRのヒートマップって金融システム上問題となりうる過剰の積み上がりの点検ツールで、それが警戒信号を出しているのが良い事呼ばわりするのが何だよその説明って感じだし、信用コストに見合わない貸出がジャンジャン増えていたら別に銀行経営改善しないんですけれども、まさかジンバブエ先生の頭の中は昔の規制金利、貸出枠管理時代の金融システムで止まっているのではないかと心配になってまいります。

でもっていつもの預金在庫論の変形が来ていますが、総与信以上に預金が増加するのが悪いんだったら財政を緊縮しないといけない、という事になるんですがあんさんら財政ガーって最近言ってませんでしたっけ???というのも相変わらずですな。


最後は鈴木さんですかね。

『・ 低金利環境の継続による銀行の収益性低下と資産のリスク量増加が格下げに繋がれば、外貨流動性リスクや外貨調達コストが 高まり、取引先企業にも悪影響が及ぶ惧れがある。このため、 銀行システムの信用力の変化について、引き続き注視していく 必要がある。』

ですです。まあそんな話しても今の政策委員会の誰にもささらない話だったりすると悲しい。


・・・・・といったところですが、さっきのジンバブエ先生の銀行経営云々の件に関連してですが、日銀元理事の山本謙三さんのサイト([外部リンク]
〜日銀試算が示唆する異次元緩和の深刻な帰結
2019.07.01

というのがございます(あと直近の「口座維持手数料の導入論議で語られぬこと〜マイナスの預金金利と日銀の説明責任」ってのもこれとは別の話になりますがオヌヌメ)のでご参考までに。

#すいません短観までやってる時間が(汗)
 


お題「輪番世間話で気が付けば時間が無くなってしまいましたすんません」   2019/10/01(火)07:49:06  
  今更ゆうても時すでにお寿司。
[外部リンク] あなたならどうする?
2019年9月29日 17時59分

冷房の効いた室内でのうのうとしていればよいのではないでしょうか(名案)。

〇輪番ツイストと輪番紙キタコレ

・またも中期ツイストですかそうですか

昨日の場中の輪番オファーはご案内の通り。

[外部リンク] 4,200 2019年10月1日
国債買入(残存期間3年超5年以下) 3,400 2019年10月1日

あーらまた短いところ増やして長い所減らしてますな中期の中で、ってところでして、まあこれを見ますと夕方のオペ紙で超長期の減額を推進するようなのが出てくる事でもありますし、半期末でもありますし、ってなもんで超長期の後ろはパッとしませんという展開になるのでした。しかしアタクシが隙あらばフラットとか言うと翌日反転するという悪霊みたいな現象になるのさすがに頭がクラクラするので勘弁して下さい(単にヘタクソなだけですかそうですか)。

てな訳でロイターさん。

[外部リンク] / 15:19
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続落で引け、薄商いで需給優勢の展開

『<15:05> 国債先物は続落で引け、薄商いで需給優勢の展開

国債先物中心限月12月限は前営業日比15銭安の155円02銭と続落して取引を終えた。米中対立懸念などリスク回避材料はあったものの、マクロ的な方向感は出ず、薄商いの中、需給での動きが優勢となった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp上昇のマイナス0.225%。』(上記URL先より、以下同様)

てな訳ですが、何ですかあの引け前07銭だったのに引けの板寄せで5銭飛ばすのはと思いましたがその後イブニングも(オペ紙の前から)ちょっと下がっていましたのでなんじゃろうかいのうという感じではありましたな。

『中期債対象の日銀の買い入れオペでオファー額は「残存1年超3年以下」が4200億円と前回から200億円増額、一方で「残存3年超5年以下」は3400億円と前回から200億円減額された。オファー額の修正自体は市場での事前予想もありサプライズではなかったが、「2─5年の逆イールドを少しでも修正したい日銀の意図を感じる」(国内証券)との声も聞かれた。』

ほほう。

『ただ、現物市場で新発2年債は前日比変わらずのマイナス0.325%、新発5年債は同0.5bp低下のマイナス0.365%と、むしろ逆イールドは深まった。』

これは良い悪態(^^)。

『金利上昇が目立ったのは超長期ゾーン。新発20年債は前日比2.0bp上昇の0.185%。新発30年債は同3.5bp上昇の0.355%。新発40年債は前日比3.5bp上昇の0.415%となった。「日銀の意向としては超長期ゾーンは金利上昇方向だろう。来月のオペ方針発表を前に売りが強まった」(国内銀行)という。』

ということですが、いやまあ2-5の逆イールド解消したいとか言われましても(なお日銀がそう言っているかどうかは少なくとも正式には言っていない、まあこのツイスト見せられるとそう思いたくなるが)そもそも論として「長短金利操作」として政策やっていまして、短期の方って『日本銀行当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%のマイナス金利を適用する。』となっているのですが、上記記事に有りますように2年の金利って▲0.325%とかになっておられる訳でして、そういう中で1-3年の輪番増額とはナンジャソラという感じではございますな。

まあこちらに関してはオーバーシュート型コミットメントちゃんがあって、とは言えストックベースの国債残高が来年碌に増えないモードまで減っていますが、まああんまり中短期をバカスカ減らしますと肝心の超長期減らす(かどうか知らんが)前に2020年の国債ストック減少リスク高まるということになりますので今回は量の方は同じにしたという事ですか、よくわかりませんが。

ただ、ここもと長い所を減らしながら1-3年の買入がチマチマ増えていまして、新発供給額に対して1-3年輪番の額が8割を軽くオーバーするの図になってきまして、いやあの短い所の需給締めちゃうのもそれはそれでアカンタレじゃろうよと思うのですが、割と気にせず(かどうか知らんが)ポンポン弄っているのはちょっと懸念されるところではありますな。


・オペ紙を見るとこれは2020年まさかの日銀買入国債残高減少まで見えて来そう

てな訳で17時のオペ紙。
[外部リンク] 』の『(2)買入頻度』ですけれども、

『現時点で予定している買入れの日程は、別紙のとおり。ただし、必要に応じて回数を変更することがある。』(今回)
『現時点で予定している買入れの日程は、別紙のとおり。ただし、必要に応じて回数を増やすことがある。』(前回)

従来の「回数を増やす」が今回から来ましたよ「回数を変更する」ですよこれはもうスキップバッチコーイという感じですが、さあこれマジで減らすんかいなというのは微妙というか、そもそも論としてYCCの国債買入が攪乱要因になった最初の事案があの悪名高い「中期輪番スキップ」事件から来ておりますので、リベンジマッチしたいのなら別にお止めは致しませんが、あんまり調子に乗っているとどこかでドテン来るでとは思いますのでその辺はほどほどに願いたいものです。

まあ実際問題としては、さきほどありましたように超長期後半の買入予定額の下限が0億円になっておりまして、まさか0億円でオペは打てないと思う(システム的に入るのかどうかという問題もあるが、そもそも買入しないのにオファーするというのも変な話)ので、そうなると超長期輪番の時に「減額しまくった結果として片方だけスキップ」という事案が発生することになりまして、まあこの部分を「回数の削減」という事も出来ますので、まずは次回の超長期輪番で後ろの買入が遂に無くなるかどうかという方が先に注目ですかねえ、とか勝手に思うのでした。

さすがに輪番スキップはかつての(当時とは全然地合いが違うから比較する意味はほとんどないのですけれども前例がそれしかないからまあそこを踏襲する形になるとは思うので)中期輪番サプライズスキップからの相場大荒れからのインザマネーの指値オペ実施というオモシロ事案があっただけに、さすがの日銀と言えども単純なスキップスキップランランランとか言って地雷を盛大に踏み抜く思い切りの良さまでは出してこないと思うのですけれども、喉元過ぎれば熱さ忘れている可能性もあるのであまり舐めて掛からないようにしようと思います。


・どうでもいいのですがCP買入

たまにはCPの買入ですけどね。
[外部リンク] 億円程度
10月28日 10月31日 2,500 億円程度
11月19日 11月22日 4,000 億円程度

前回(左からオファー日、買入日、買い入れ予定額)
9月5日 9月10日 4,000 億円程度
9月11日 9月17日 4,000 億円程度
9月25日 9月30日 4,000 億円程度
10月11日 10月17日 2,500 億円程度
10月28日 10月31日 2,500 億円程度

今回11月分の予定が出てきた(10月分は変更なし)のですが、買入回数減っているわ毎度償還銘柄打ち込まれ予防のために設定されている「月末渡しの買入」が無くなっているわということで、まあCP買入に関しては残高維持がディレクティブになっていて、入って来るCPの足次第で状況がホイホイと変わるのでこればっかりはCP発行市場の方でどんな足のCPが出てくるか、そしてその中で何が日銀に持ってこられるのか次第なのですけれども、なるほど11月は足が少ないとかそういうことですか(9月が多かったのも直感的にはわかる)という感じで。まあ特にこれ政策意図はない物件の筈ですがメモメモ。



〇一連の動きで量的な面から脱却になったんだが政策ロジックとか政策変更のプロセスとかは何処に????

とまあそういう訳で、今月後半の減額祭りと今回のツイストに輪番紙、と来ますとこれはもうどこからどう見ても「更に輪番減らすもんね」というやる気元気井脇状態になっている、というのは非常によく伝わる訳でして、一方で直近MPM声明文には項番6というオモシロ文言が入っていて、こっちは追加緩和でもしそうな言い方になっている、ということでして、おまいら結局金利を上げたいんか下げたいんかちょっと説明してみろやゴルァという感じではございますな。

でまあそのどっちやりたいのか云々はさておきましても、これだけの減額のやる気を見ますと、この調子で相場様が推移した場合、あと少々減額すると暦年2020年の日銀のストックベース国債買入残高が2020年で見た場合減少になってしまうという所まで来ても不思議ではないという事になりますわな。

むろん、オーバーシュート型コミットメントって「MBの拡大方針」なので、別に長期国債じゃなくても良いのですが、もし長期国債残高が暦年ベースで減少ってことになると、MBの拡大は発行銀行券とETFの買入、主にETFの買入が担うという訳の分からんことになってしまいますな。

・・・・・・と申しますのは、元々この政策、今でもその名前がついていますが「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」となっている(声明文の項番5のフォワードガイダンス部分の最初の所に今の政策の名前が載っております)のでして、これ何処からどう見ても主文は「量的・質的金融緩和」なのですよ。ちなみに英文の声明文の同じく項番5を見ますと英文では「 "Quantitative and Qualitative Monetary Easing (QQE) with Yield Curve Control," 」ってなっていて、やはりQQEの方が主文でYCCはQQEのオマケみたいな表現になっていますな。

然るに、こうやって国債の買入をジャンジャン減らして(減らすこと自体は結構なのですが)、うっかりしたら暦年の来年はMBの拡大を担うのがETF買入になってしまうという事になりますと、いやいやいやマネタリーベースの拡大は国債の買入で行うもんでしょETFの買入はQEじゃなくてCE(クレジット)だろというそもそも論の方とのコンフリクトをどうするんですかねえ(多分言われるまで無視だし言われても「国債金利の過度な低下に対応した一時的な処置の為発生している現象であり永続的に減少していくものではないので直ちに問題にならない(キリッ)」とか屁理屈捏ねて来ると思いますが)とかいう話はどうなっているじゃろという所です。

それにですよ、YCCぶっこんだ時には上記のネーミングのように「量的質的金融緩和、with長短金利操作」だった筈なのに、すっかり「長短金利操作、量については少し増えるかもね」になっている訳ですが、何が凄いってこの間政策変更をしないでここまで来ちゃっている事でありまして、いやまあその間に柔軟化みたいなのとかフォワードガイダンスの導入とかは有りましたけれども、枠組みの変更を伴うような政策変更がない訳ですよ。なのにYCC導入当初と今とではやっていることが丸っきり違うとかいうのって、「とりあえず目先の対処と目先の理屈(屁理屈)構成だけは世界一ぃぃぃぃ!!!」っていう今の日銀の特徴が良くも悪くも出ていますなあとは思うのですよいや本当に。

FEDだって例えばの話QEの行きと帰りでストック効果とフロー効果に関する説明が整合していないとか、そういう意味でのロジックの怪しさというのはある(ECBの場合はドラギ俊彦がそもそも怪しい)のですが、枠組みを変えたというアナウンスをしないままでここまで大きく変えるとか世界の主要国中央銀行の中でもジャパンしかこんなのおらんじゃろ、ということでクールジャパンなのかセクシー金融政策なのか知りませんが、余りといえば余りの大変化が振り返ってみれば起きていることには何だかなと思う次第です。まあ読者様の皆さまが概ねお察しかと存じますが、アタクシが思いまするに(なので別にそれが正解とかいうつもりはないけど)政策というのはプロセスを重視すべきであり、プロセスもプリンシプルもない場当たり政策をやっていくのは目先は良いかも知らんが中長期で見た時に碌な事にならんし、近い事例として、グラウンドデザイン不在の中で目先の事に対処して行ったら気が付いた時には引くに引けなくなって最後は国土焼け野原ってのをちょっと昔にやったじゃん、とアタクシは思うのです(まあこれはアタクシの方がマイナーだなとは思いますけど)。

まーそれ言い出したらQQEの当初なんて「ニバーイニバーイ」な訳で、そっちの政策はYCCで骨抜きになったとはいえ、看板自体は引き続き「量的質的金融緩和」な訳ですから、もうその辺から見た時の変化に対してプロセスどうなってるんじゃろ、とは思いますし、とりあえずマネタリーベース直線一気置物理論一派の皆様におかれましては地獄の1丁目にでも楽隠居して頂いて2度と出て来るなとしか申し上げようがないのですが、まあそういうデュープロセス軽視というのがジャパンクオリティなのですよねえ・・・・・・(溜息)。


などとただの世間話になってしまいまして、しかも主な意見のネタをやっている時間が無くなってしまいましたどうもすいません。


・・・・・・・でもって途中で話が逸れたので戻しますと、じゃあこれでマイナス金利の深掘りの可能性が高まったかという話は「よーわからん」としか言いようがなくて、基本的にはやらずに済みつつ長いところ中心に買入を削減できればそれが一番おいしい話なので、あくまでも10月の海外中銀の出方と国内の指標(そういや今日は短観だわ)がガチでやばくならないか(多少程度ならば毎度のおトボケでスルーすんでしょ)という話で、その間に円高で100円だ100円切るだとかになれば何か為替にもわかる金融政策アクション、となると深掘りかあ・・・・・・って感じじゃないですかね、全くよく分からんけどイメージしろって言われたらそう答えるしかなさそうな感じで、そこまでマイナス深掘りだーってなるのかどうかはちょっと?????ではありますがさてどうなるやら。
 


お題「金曜もカーブは隙あらばフラットニングとな/遅ればせながら政井審議委員金懇ネタ」   2019/09/30(月)07:25:59  
  半期末ですなあ。でもって消費増税は明日と。
[外部リンク] 引き上げに向け小売店などで準備大詰め
2019年9月30日 4時05分

駆け込みしようと思ったが結局大した買い溜めもしませんでしたな。


〇イールドカーブは金曜もフラットしてるんだよなー&今日はオペ紙

[外部リンク] / 15:19 /
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続落で引け、超長期金利は低下 方向感欠く展開

『 <15:05> 国債先物は続落で引け、超長期金利は低下 方向感欠く展開

国債先物中心限月12月限は前営業日比6銭安の155円17銭と続落して取引を終えた。後場中盤までは欧米の政治リスクの高まりへの懸念を背景に買い優勢だったが、米株先物が切り返すとマイナス圏に沈んだ。ただ、全般的には上期末を控えて需給中心の方向感に乏しい展開だった。超長期債は押し目買いでしっかり。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.0bp上昇のマイナス0.240%。』(上記URL先より、以下同様)

ということで・・・・・・・・

『現物市場では超長期金利が低下。新発20年債は前日比0.5bp低下の0.165%。新発30年債は同1.5bp低下の0.320%。新発40年債は同2.5bp低下の0.375%。「さらなる日銀オペ減額には警戒感もあるが、最近の金利上昇の反動で押し目買いが入った」(別の国内証券)との見方が聞かれた。』

『TRADEWEB
     OFFER   BID  前日比  時間
2年   -0.33  -0.32   0.008 15:07
5年   -0.366 -0.359   0.01  15:05
10年  -0.245  -0.239  0.006  15:03
20年  0.162   0.169  -0.003 15:07
30年  0.317   0.324  -0.013 15:07
40年  0.378   0.387  -0.016 15:07』

って事でして、また隙あればフラットニング攻撃が華麗に登場しておりますが、まあ大々的に売り切りオペでもするなら別ですが、そうでもない(ちなみにそれはさすがに金融引き締めって言われるだろうとしか申し上げようがないし、そもそも論として基本的に売らない(政府の国債買入消却に応じるとか、国債補完供給がバイインになったいう話で前者は市場関係ないし後者って発生済み事案なのかどうか存じません(たぶん無いと思うが)が、まあこれも限界的な話)という買入なのであって、買入はするが必要に応じてホイホイ売却するって話になると、それってまさかの「国債買入の時間的不整合性」って話になってしまいませんか大丈夫ですか(今回それで良くても次回以降の買入の時に「いつか逆が来る」と思って市場が対処することになるで、というお話ね)って話なので、そう安易にホイホイと国債の売りオペとかできないと思うのね。

そうなりますと、そもそも超長期ってそんなに買入をしてないので、買入を減額するって言っても限界あるし、オーバーシュート型コミットメントとの整合性(ちなみにあれは「拡大”方針”を継続する」がキーワードなのではなくて、そのバックグランドにある総括的検証で示されている「マネタリーベースと予想物価上昇率は、短期的というよりも、長期的な関係を持つものと考えられる。」がキーワードになると思いますよ。”方針”文言はあれ基本的に季節要因での増減に対応する文言ですから)はどうなるとか、まあ色々と出てくるのですが、そんな中で本日はオペ紙。まあ超長期の下限をゼロにしてくるとか(25年超はやりますかねえ)そういうプレイになるんでしょうかよくわかりません。まあ削減方針ってのを出すんでしょ、よーわからんけど。






〇遅ればせながら政井審議委員

このPDFアタクシの環境(PDFはエッジで見ている)で開くとテキストに引用するときに微妙に変な挙動をする(コピペは出来るがテキスト選択をした時の画面の出方が変)という仕様になっています。ジンバブエ先生の金懇とか、金融システムレポートとかもそうなのですが、日銀ってもしかして中で使っているテキストエディタが部署によってバラバラとかそういう仕様にでもなってるんでしょうか、と毎度疑問に思っておりまする。少なくともMS標準ものをデフォルトで使っている(のが正しいかどうかというのはさておいて)感じがしない。

[外部リンク] が 国 の 経 済 ・ 物 価 情 勢 と 金 融 政 策
── 三 重 県 金 融 経 済 懇 談 会 に お け る 挨 拶 要 旨 ──
日本銀行政策委員会審議委員  政井 貴子


・経済物価見通しに特段見るものはないですな

『.経済・物価情勢』ってコーナーがあるのですが、これがまた展望レポートまんまの話になっていてクッソ面白くないのですが、先行きリスクに関する部分でも見てみましょうかね。『(3)中心的な見通しの不確実性 』って小見出しになります。

『こうした中心的な見通しについては、様々な不確実性が存在しますが、中でも、現在、私が気にとめている点を2点申し上げます。』

ということで「私が気にとめている点」キタコレなのですが・・・・・・・・・

『1点目は、外需の底入れ時期が後ずれするリスクです。私自身、昨年の後半以降、海外経済を中心にリスクは下方に厚くなっていると評価してきましたが、保護主義的な動きの強まりを始めとする政治的な要因により、足もと、下振れリスクはさらに増大しているとみています。これが、金融市場の急変や貿易を起点とした投資意欲の減退といった様々な経路を通じて、外需が底入れする時期に影響を及ぼしうるため、懸念しています。』

はあ、でその注意すべき見通しのシナリオとかその時に確認すべき事項とかは何でしょ?

『2点目は、この 10 月から実施される消費税率引き上げの影響です。今回の増税は、2014 年4月の前回増税時と比べると、税率の引き上げ幅が小さいほか、軽減税率やキャッシュレス決済利用時のポイント還元、価格転嫁の柔軟化などの対応を政府が行うこともあって、その下押し効果は小幅なものにとどまるというのが中心的な見方となっています。とはいえ、足もとの地政学的リスクの一層の高まりとも相俟って、先行きの消費に与える影響など、注視しています。』

消費税率の影響の話と地政学リスクの話は別次元で話をした方が良いんじゃないでしょうか。

『本年 10 月の「展望レポート」では、こうした点を含め、慎重に状況を見極めていきたいと思っています。』

ということでこのコーナーが終わっていましていやこれではお話として読む方は「読むに値しない」ってなっちゃいますわな。と申しますのは、別に標準シナリオ棒読みなら棒読みでも構わんのですが、先々の見通しとして考えているシナリオを崩す要因はこれこれで、その状況を見るために特にこの辺りの指標なり動向なりを注意しており、トリガーとなりうる事象としてこんなことを念頭に置いている(最後のトリガー云々は要らんかも知れんけど)、とかそういう話をしてくれないと、このお方の政策反応関数がさっぱり分からん訳でして、展望レポートに書いてある通りの話をそのまま展望レポートの紙通りに話をしましても、「だから何なの」の説明がこっちは聞きたいのですけどねえ。


・物価の説明はこれまた執行部ベースのまんまですけれども・・・・・・・・・・

次が物価のコーナーになりまして、『3.物価情勢』の『(1)現状』になります。説明そのものはどう見ても執行部ベースなのですが、執行部がここもとの足元の動向についてどういう評価をしているのか、というのを確認するには良いテキストなので鑑賞しましょう。

『消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、エネルギー価格の下落の影響が出始め、足もとでは0%台半ばとなっており、幾分上昇に一服感がみられます。もっとも、肌感覚ではじわりと物価が上昇してきているように感じています。これは、購買頻度の高い食料品において値上げの動きがみられていることが影響していると考えています。実際、消費者物価では、食料工業品の幅広い品目で春先より前年比のプラス幅が拡大しているほか、ともにスーパー等のPOSデータを利用して算出している一橋大学の消費者購買単価指数や日経CPINowのT指数も高めの伸びを維持しています(図表8)。 』

ちなみにまさに同じ日に
[外部リンク] 0.5
Feb-19 0.4
Mar-19 0.5
Apr-19 0.7
May-19 0.7
Jun-19 0.6
Jul-19 0.6
Aug-19 0.4

加重中央値(前年比、%)15年基準

Jan-19 0.1
Feb-19 0.0
Mar-19 0.2
Apr-19 0.2
May-19 0.2
Jun-19 0.2
Jul-19 0.2
Aug-19 0.0

上昇品目比率-下落品目比率(%ポイント)15年基準

Jan-19 17.8
Feb-19 16.3
Mar-19 20.1
Apr-19 25.2
May-19 25.2
Jun-19 27.0
Jul-19 27.2
Aug-19 26.4

・・・・・・・・・微妙に直近タレてねえかという気もしますがまあさておきまして、とにかくそういう説明をしている、という点を確認するということですな。さらに、

『日本銀行が 2016 年9月に実施した「『量的・質的金融緩和』導入以降の経済・物価動向と政策効果についての総括的な検証」では、わが国は、他の国に比して、適合的な期待形成の要素が強い、つまり過去の物価上昇率に引きずられやすい傾向があると指摘していますが、その後の研究でも同様のことが確認されています。これは、換言すれば、ガートラー(2017)が、インフレ率が目標水準にアンカーされた歴史に乏しい経済では、「信じるためには、実際に目にしてみないといけない」と指摘しているように、物価上昇に向けた実績が積み重なっていくことが大切だということです。こうした観点からみると、足もとみられ始めているいくつかの変化の兆しは、ポジティブなステップを踏みつつある中で生じているものと受け止めています。』

ほほう。というかまあそういう説明をしていますな執行部。でもって以下説明があるのですが、説明の最後の方を見ると「おや??」という記述にぶつかるのでした。

『このように、私自身は、「物価安定の目標」2%の実現にはなお距離はあるものの、それに向けたモメンタムが再び強まる兆しがみられると感じています。言い換えれば、企業や家計の価格上昇に対する耐性の向上や、予想物価上昇率の一層の上昇にも繋がり得る重要な局面に近付きつつあると感じており、この流れを大切に育てていくことが極めて重要と捉えています。』

後の方の説明で金融政策の話があって、確かに「必要ならば対応」ってなっているので、この時の政井さんの金懇挨拶って(ちょっと元ニュースのURLとか記録残してなくて探すのメンドイのでパスしますが)ベンダーを見ていましたら「黒田プットの存在を確認する」とかそういうような感じで、いつもと違う何とかストがコメントしてたりしてのがベンダーに幾つか出てたんですよ。まあ主に為替なんですが、為替の何とかストの方でも割と日銀の金融政策とか日本の債券市場とかにも普段からコメントしている方ってのもいるのですが、この時にベンダーで出てくるコメント見てて思ったのは「普段日本の金融政策とかに全然コメントしてねえだろオメー」って方々(個人の偏見です)のコメントだったことでして、別に目立たなくて良いのに色々と悪目立ちモードになって来ているなあと思うのでありました。


・まあ確かに必要ならば追加緩和って話ではありますが・・・・・・・・

次が金融政策の話。『.日本銀行の金融政策 』ってあって『1.現在の金融政策の枠組み 』、『2.強力な金融緩和を息長く続けていくために 』というのはごく普通の話をしているので割愛しますが、しかしちょっと話は飛びますけど「強力な金融緩和を息長く続ける」ってよく考えてみたら何ですかその字義矛盾という感じでして、政策目標を早期に達成させるために強力な金融緩和を実行している筈なんですが、その強力な金融緩和とやらが政策目標の早期達成に全然寄与しないので何故か息長く続けるってことになってしまいました、って話なのでまあお話として如何なものかって感じですわな。でまあ「息御長く続けるために」ってあるように、今の政策枠組みって最早「何をどうすると物価2%が達成できるか」という話は完全にお留守になってしまっておりまして、ひたすら戦線の維持だけが自己目的化する、というさすがはクールジャパンの国の金融政策だけにクールだわと申し上げたい所ではありますな。

そんな悪態は兎も角として『3.足もとの不確実性への対応 』ってのが追加緩和対応どうのこうのという話になるので確認確認。

『このところ、国際金融市場では、政治的な色彩が極めて強い要因により、悲観と楽観が目まぐるしく入れ替わる中で、全体としてリスク回避的な状況が続いているとみていますし、その様相は強まっているように感じます。』

はあそうですか。

『実際、ドイツでは、翌日物から 30 年債までのすべての金利がマイナスとなる場面もみられたほか、スイスでは、50 年債までがマイナス圏となりました。米国でも、10 年債の利回りが金融危機後の最低に迫る水準まで低下しており、市場ではインプリケーションについて様々な受け止め方があるようですが、8月中旬以降、2年債の利回りよりも 10 年債の利回りの方が低くなる「逆イールド」が生じる場面もみられています。』

はあそうですか。

『この間、FRBやECBを始めとする主要国の中央銀行では、世界経済を巡る不確実性が自国・地域の経済・物価情勢に影響するのを未然に防ぐ観点から、政策スタンスを緩和方向へと修正しています。この点、日本銀行としても、海外経済を巡るリスクをしっかり点検し、それが国内の経済・物価動向にどのような影響を与えるかを慎重に見極めることが肝要であると考えています。そのうえで、必要があれば追加の政策対応を行うこともあり得るというのは、他の中央銀行と同様です。』

まあ何となくこの部分には反応していたというか、円債村界隈においては別に政井さんの金懇も会見もノーマークにも程があるので反応していなかったと思いますし、ほかの市場がこれで反応していたのかは微妙に怪しい気もしますが、さっき申し上げた方面の為替何とかスト(ただし普段日銀の金融政策とかコメントしない人)の方面では反応があったかなあ、という感じだったと思います。「政井さんの金懇でマイナス金利の深掘りが実施される可能性が示唆された」みたいな感じですな。

でまあゆうてるアタクシもノーマークだったのでベンダーコメントとか見て「そらこの流れだったらマイナス深掘りしませんとかそっちの話になる可能性が無いんだからそういう解釈になるわなー」とか漫然と思っていたのですが。

さらに続きを読む、

『こうした日本銀行の考え方を明確にするために、本年7月の金融政策決定会合の公表文では、「先行き『物価安定の目標』に向けたモメンタムが損なわれる惧れが高まる場合には、躊躇なく、追加的な金融緩和措置を講じる」との方針を明示しました。また、先週の金融政策決定会合の公表文でも、「物価安定の目標」に向けたモメンタムが損なわれる惧れについて、より注意が必要な情勢になりつつあるとの判断のもと、こうした情勢にあることを念頭に置きながら、10 月の展望レポートを作成する次回の金融政策決定会合において、経済・物価動向を改めて点検していく旨の文言を追加しました。』

これはどうでも良い。

『中央銀行が対峙している現実の経済は非常に複雑で、しかも時間の経過とともにダイナミックに変化しています。この点、昨年のジャクソンホール・シンポジウムでは、近年、デジタル・イノベーションや無形資産(ソフトウェア、知的財産、ブランド力など)の増加といった様々な構造変化が生じている中で、こうした変化が金融政策に与えるインプリケーションについて議論が行われました。また、今年のジャクソンホール・シンポジウムでは、パウエルFRB議長が、足もとの不確実性を新たな金融政策運営上の課題として提示しました。実際、足もとの保護主義的な動きの強まりが、状況をさらに複雑化する要因の一つになっていると思います。』

何かこう具体的な話に欠けますな、と思ったら。

『こうした大きな環境変化や重視すべきリスクを十分注視しつつ、政策の効果と考え得る副作用について、あらゆる角度から検討し、「物価安定の目標」の実現に向けて、今後とも適切な金融政策運営を行っていこうと考えています。』

となって次が三重県経済の話になって話が終わるという構成になっておりまして、このテキストだけ読んでいると、とりあえず「リスクはある」「検討する」と言っている割には物価のモメンタムについては(直近の数字的にそれはちょっとどうなのというツッコミは措くとして)結構なポジティブトーンで話をしていますし、リスクの所もさっきあったように通り一遍。こちらの部分での説明も通り一遍ということで、むしろこのテキストを見ると、執行部は10月に盛大に自爆緩和する気があるのかどうも怪しい(検討するだのリスクがだの話をする割に具体的な例を挙げていなくて危機感を感じない書き方になっている)なあというような感じを受けたのは単に追加緩和するんじゃねえよスットコッドッコイが!というアタクシの思いが読み方にフィルターを入れてる可能性もあるのでその点ご留意くださいませ。


〇政井審議委員会見な

ちなみにこっちのテキストのコピペで起きる現象はMS標準の挙動になります。
[外部リンク] 講演では、効果と副作用について慎重にみていくというお話をされてい たと思うのですが、先般、マイナス金利の深掘りについては、全銀協の会長が色々な副作用対策を総動員してもオフセットできないような副作用があるというお話をされていて、これはあくまで銀行界の意見だと思うのですが、委員として、現時点でこの副作用を確実に上回る効果がマイナス金利の引き下げに期待できるか、 見込めるかどうか、という点についてのお考えを教えてください。』

一発目の質問から元気よく投球。

『(答) まず、現在私どもが行っている金融緩和の枠組みは、長短金利操作スキームの調節方針と、ETFなどをはじめとする資産の買入れ、そして政策に関するフォワードガイダンスなど、全体のパッケージとして運営しています。』

パッケージって最初のパッケージと違うし途中でパッケージの中身入れ替えておりますが・・・・・・・・・

『マイナ ス金利は、短期金利に付利している政策金利ですが、全体をパッケージとして政策を遂行していますので、一つの部分だけを取り出してその是非を論じるということ自体があまり適切ではないのかな、というように私自身は考えています。』

???????????????????????????????????????

いやまあこの理屈、個別政策の具体論の妥当性について問われると執行部が繰り出してくる(例えば「リスクプレミアムに働きかける」といっておっぱじめたリスク性資産の買入ですが、現状問題になるようなリスクプレミアムの拡大という現象が観測されず、寧ろリスクプレミアムがマイナス化しているような現象もみられるのではないかと思われるので、これらの政策(CP社債買入な)について停止する検討はしないのか、とか質問するとこういう答えが返ってくるはず)のですが、副作用対策でどうのこうのとか入れてくる時点でパッケージの中身別物になるだろいい加減にしろという感じですな。

『しかしながら、仰る通り、マイナス金利を 2016 年に導入して以降──それまで数十年間に亘り趨勢的に我が国の短期金利は低下してきており、2016 年の 総括検証時にもその考えを総括したわけですが──、幾分その下落の速度が大きくなったということはあったと思います。 したがって、そうしたメリットとデメリットを勘案し、その後、例えば、 政策の運営の柔軟化であったり、そのほか多くの施策も勘案して、現在の緩和政策を、持続的に息長く強力な緩和を続けることが出来ることを常に検討し、実行してきているということになります。 』

という訳でまるで答えになっていませんでした。


・講演でモメンタムが強まっているような話をしていた点に案の定質問が来たのだが無駄に大演説

そらそうよ。

『(問) 講演で、モメンタムについて再び強まる兆しがみられると感じています、 というお話だったのですが、この間の会合では、モメンタムが失われる、損なわ れる惧れについてより注意深くみていく必要があり、次回の会合で点検します、ということでした。この字面だけ見ると、モメンタムは大丈夫だというようにも読み取れますが、この意図は、政策対応は現時点で必要ないというふうにご判断 されているのか、それともこの勢いを止めないためにも予防的な対応というものが必要になってくる場合もあるというふうに判断されているのか、これはどちらなのでしょうか。』

助け舟付きの質問とはお優しい。

『(答) まず、私自身が物価のモメンタムを見定めるということに当たっては、 基本的に労働ですとか資本の稼働率を示すマクロ的な需給ギャップの傾向は無論のことですが、これは一定の前提のもとで算出される推計に頼らざるを得ないということもありますので、リアルタイムでの把握も非常に難しいと言いますか、 できないものです。』

いきなり斜め上の方から説明が始まる。

『そこで、例えば企業の生産性向上に向けた取り組みですとか、企業の価格の設定スタンス、風下へのコスト転嫁の進捗度合といったことや、家 計に近いところでは、賃金や雇用情勢や、人々の物価感に変化がみられそうか、などといったことを、ミクロ、マクロ合わせて総合的に丹念に確認したうえで、 モメンタムの判断をしていくということだと思っています。』

はあそうですか。

『そのうえで、講演でも申し上げました通り、いわゆる肌感覚では、この 春先頃からじわりとモノの値段が上昇してきているように感じています。身近な ところで例を申し上げれば、この春には 27 年ぶりに塩が値上げされるなど、食料 工業品の幅広い品目で価格改定の動きがみられています。こうした点は講演でも ご指摘させて頂きましたが、消費者物価の品目やスーパーなどのPOSデータを 利用して算出している一橋大学の消費者購買単価指数や日経CPINowのT指数でも確認できるところかと思います。また、サービス分野でも、例えば、ネッ ト配信のストリーミング料金が値上げした、というように、価格上昇の傾向がみられています。また、各種の消費関連のマインド指標が、このところ低下気味なのは望ましくはありませんが、その背景の一つに価格上昇が挙げられることが端的に示している通り、やはり、生活実感としてのモノの値段は、じわりと上昇しているのだろうと思っています。』

『更に、ややテクニカルになるのかもしれません が、このところの地価の上昇基調に下支えされ、長らく恒常的に物価を押し下げ る方向に寄与していた物価における「家賃」も、東京都区部の消費者物価に対しては、昨年半ばごろからプラスの寄与に転じており、全国の消費者物価でみても、足許は、マイナスの寄与度が縮小してきています。』

『もちろん、エネルギー価格の変動や、いわゆるセクターショック的な通信費の引き下げの影響を受け、ヘッドラインの指数は、足許低下気味ではありますが、いわゆるコアコアの指数は、比較的しっかり気味に推移しているというようにみています。このように、色々申し上げてきたような状況を積み上げ、総合的に勘案すると、物価のモメンタムは、 再び強まる兆しがみられていると感じています。』

質問されてないことを延々と説明するの何なの??なお演説は続く。

『もっとも、ただ物価だけが上がっていく姿では、決して望ましいとは言えません。予て申し上げている通り、日本銀行の目指す物価安定の目標とは、企業収益や雇用・賃金の増加を伴いながら、実体経済がバランス良く改善するという好循環の中で達成されるべきものだということも、改めて、申し上げておきた いと思います。』

まるで関係ないそもそも論の世界に旅立たれる政井審議委員。

『この点、講演の中でも触れましたが、日本銀行スタッフが試算した家計の値上げ許容度は改善傾向にあり、その背景としては、6 年連続のベア実現 ですとか、26 四半期に亘る名目雇用者所得の前年同期比増加、といった家計にとっての所得が増加するという経験を重ねてきているからではないか、と思ってい ます。このように、望ましい循環が生まれつつあるのではないかと感じており、 こうした好循環の流れを大切に育てていくこと、サポートしていくことが重要な局面である、というように捉えています。』

ということで、質問に対して全然答えていないというこの恐ろしい質疑応答(しかも回答が丸々1ページ半位ある)なのですが、結局南極おまいら何をやりたくて「点検する」とか言い出したんだと小一時間問い詰めたい訳ですし、まあ最近言われているマイナス金利の深掘りとイールドカーブのスティープがなんで必要なのかという点、波及メカニズムなども含めて小一時間程ご説明を賜りたいものだと存じますです。


・マイナス金利深堀と銀行のマイナスチャージについては例によって知らんがなですな

『(問) 銀行の口座維持手数料について、取材していますと、日銀がマイナス金利の深掘りをどんどんするようであれば、銀行としても口座維持手数料を導入し なくてはいけないという声を聞くのですが、政井委員は、今、物価上昇に関してモメンタムで良い状況が出始めているというふうにも仰ってますが、口座維持手数料が普及すると、消費者のマインドというのでしょうか、せっかく物価上昇に対して耐性ができてきて、物価上昇を許容するムードが出来つつあるなかで、かえって水をさすといいますか、好循環が絶たれてしまうのではないかとも思うのですが、いかがでしょうか。』

という話が真なのであればそもそもマイナス金利自体が政策として波及効果マイナスって話になりますな。

『(答) 金融機関が提供するサービスの対価として、具体的にどのような手数料を徴取するのか、といったことについては、各金融機関のいわゆる経営判断に関わることだと思いますので、私からこの場でコメントすることは適切だとは思いませんので、差し控えさせて頂けたらと思います。』

まあ案の定の逃げ口上。

『 その上で、一般論として申し上げれば、我が国の金融機関の基礎的収益力は、低金利環境の長期化に加え、人口や企業数の減少から趨勢的に低下してき ており、収益力の向上に向け、既に様々な工夫はされてはいますが、一層の向上 に向けた取り組みが重要と思います。こうした観点から、例えば顧客ニーズを的 確に捉えた質の高い金融サービスの提供をするといった取り組みの中で、新しい 視点も織り混ぜつつ、非金利収入の拡大を更に図っていかれることなどは重要な 取り組みであると思っております。』

ふーんという所で、まあこんなところでございます。
 


お題「急に思い切りがよくなって減額してますが・・・・・(輪番雑談)」   2019/09/27(金)08:05:48  
  おそロシ・・・・・・いやなんでもありません。
[外部リンク] Ummelas
2019年9月25日 20:02 JST


〇これまで碌すっぽ手を付けていなかった10年輪番を思い切りよく減額とな

・なんで!!なんでそう変な方向ばかりに思い切りがよいのよ!!(画像割愛)

昨日は長期輪番だった訳ですが・・・・・・・・

[外部リンク] 3,500 2019年9月27日
国債買入(物価連動債) 250 2019年9月27日

なんで!!なんでそう変な方向ばかりに(以下同文)ということで、3800→3500に減額しましたので、今回は年額に直しますと300×4×12で14400億円の減額とか、MPM終わってから3兆5000以上の減額を打って来ました。何なんですかこの勢い。

ということになりますと、毎度おなじみ暦年2020年の償還額(めんどいので更新しないで先月末の数字をそのまま使いますが)に対しての増加額の計算ですが、今回の減額で月額の買入が(ほとんど直近に償還が来る銘柄が打ち込まれる1年未満の部分をゼロで考えた場合)49900億円になりやがりますので、遂に5兆割れ水準になるという計算。実は変動利付とかも償還銘柄が打ち込まれるのではないかとかそういう話もありますが、そこはパスしてもそんなもん。

てな訳で単純計算すると(なお毎度の事ですがアタクシが表計算ソフトでヘコヘコ手計算しているので違ってたらゴメンよ、毎度確認しているから合っていると思うけど)5兆割れの状況になりますので、例えばの話超長期って全部減額しようものなら月額4500億円なので、今後(巷間言われるように)マイナス金利深堀して対策で超長期の輪番を減らしますって言ったって、超長期輪番をゼロにしたら暦年2020年は日銀保有の長期国債残高が何と減少してしまう、という大変にお洒落なことになってしまいますわな。でもってこれをどう整合させる気があるのかよく分からんですが、あとで屁理屈を考えてみます。


しかしまあ何ですな、輪番減らすのは減らすで結構なんですけれども、オーバーシュート型コミットメントという、それ自体がへっぽこコミットメントであることは間違いないにしても曲がりなりにも「コミットメント」って言い切っている物件があるのに、その維持大丈夫かというレベルまでバンバン輪番を減額するってのは想定云々の話以前に「お前らのいうコミットメントというのは信用して良いのか」という話になるんじゃないの大丈夫なの?とさすがに思ってしまいますので、こんなペースで急に減額とかベニテングタケでも食ったのかおまいらという勢いにはナンジャソラでありますし、大体からして半期末ギリギリの時期に派手な動きをせんで頂きたいんですけどねえ・・・・・・・・・

ところでずーっと不思議なんですが、マネタリーベース直線一気理論とかマッカラムルールとか言ってた方々的にこの減額にいちゃもんらしいものが飛んでこない(アタクシの観測範囲外であったらお詫び申し上げますけど)のってあの理論らしきものはもしかしてあの方々の出世の道具であって、別にちゃんと検証とか理論的考察をした結果の理論でも何でもなかった、という理解をしておけば良いんですねわかります。

という訳で関連備忘メモと雑談を。


・長期輪番減額して超長期フラットニングしていて笑うしかありません

まあ1日だけの動きでどうのこうのというのもアレですがネタとして笑えたので備忘メモという感じですがロイターさんの市況記事から。

[外部リンク] / 15:15 /
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反落で引け、長期金利は-0.250%に上昇

『<15:05> 国債先物は反落で引け、長期金利は-0.250%に上昇

国債先物中心限月12月限は前営業日比11銭安の155円23銭と反落して取引を終えた。米中通商交渉や米景気への期待感からリスク選好度が強まり、円債には売りが優勢だった。日銀の長期債オペが減額されたが、想定内との声も多く、大きな影響はなかった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.0bp上昇のマイナス0.250%。』(上記URL先より、以下同様)

ほうほう想定内とな。オーバーシュート型コミットメントとのコンフリクトどうするつもりなんでしょうかねえ。まあそれより笑えたのは、

『 現物市場で、超長期ゾーンはしっかり。新発20年債は前日比0.5bp低下の0.170%。新発30年債は同2.0bp低下の0.335%。新発40年債は同変わらずの0.420%となった。』

ということで、

『 TRADEWEB
     OFFER  BID  前日比  時間
2年  -0.337 -0.328  0.01   15:05
5年  -0.375 -0.368  0.015   15:06
10年  -0.25 -0.245  0.01   15:03
20年  0.164 0.171  -0.007   15:05
30年  0.33  0.337  -0.02   15:06
40年  0.394 0.402  -0.022   15:04』

となっておりまして、何のことはない長期輪番減額したら超長期の金利が下がるというオモシロプレイ(前場引けの時点で20年5糸強とかでしたし)が発生しておりまして、こういう状況を見ますと「マイナス金利を深堀しても超長期の輪番を工夫すればイールドカーブはスティープして寧ろ超長期の金利が上がって副作用が軽減できる(キリッ)」とかいうのも随分と怪しいもんだ(個人の感想です)とゆーか何というか。まあ国債残高の2020年の見込み増分が10兆切ってもジャンジャン減らしてくるとは思いませんでしたが、いずれにせよジャンジャン減らしてくると「そろそろ輪番減額にも限界が出てきた」という想像をするのはオーバーシュート型コミットメントだの80兆円だのという文言があるので普通に出てくる発想なので、「超長期の輪番減額に限界が出てきた」→「輪番が減らない」→「超長期買えるじゃん」とかいう連想ゲームになったらそれはそれでワロエますな。

まあいずれにしても「長期輪番減額で超長期フラットニング」というオモシロ現象が起きたのでメモメモということで残しておきます。


・仕方がないので色々な理由や今後の屁理屈を考えてみる

さてまあさすがに2020暦年5兆円割れ水準まで減額をしてくるとは思ってませんでしたので、いろいろな妄想やら屁理屈やらを考えてみたのですが、まあ個人の感想なので話半分に聞くというか、世間話のたたき台にでもして頂ければ恐悦至極。

そもそも論としては「なんでまた急にこんなに減額が派手に進んできたの」という話で、10年輪番で言えばこの前減額したもののまた▲26だのというような水準で、0±20から見た時に▲26だと▲20bpというよりは▲30bpに近い訳なので、まあ10年の0±20というのを重視して捉えるのであればそらまあ10年減額って話になる訳ですな。

しかしながら、だったらその前に▲30近い所まで10年が買われていた訳で、なんでそこでは減額をしないで今回急にホイホイと2打席連続、というか実感的には2球連続減額をしてきているか、というと、前と後の差は「9月金融政策決定会合」しかない訳でして、金融政策決定会合において、10年金利の変動幅拡大容認(ただし低下方向のみ)みたいなのをやって来なかったじゃないですか今回。でまあそれを受けて金利低下について急にバカスカ反応するようになった、というのが一つと、あとはまあその前からも出ています超長期金利がどうのこうのという奴で、これも決定会合の方で(政策決定事項のレベルではないから別に文書とかは出ないんでしょうが)何らかのコンセンサスが発生して、長い所の金利に関しても何か明示はしないけど出てきた的なサムシング、とかまあそんなこんなを妄想してしまう次第(個人の妄想です)。

それにしてもMPMの後で年額ペースで3.5兆円も減額してくるってのも幾ら金利低下牽制とは言いましても随分とやりやがるなという感じでして、80兆円文言とかオーバーシュート型コミットメントとかの関係はどうなのよという点は気にならんのかねと思うのですが、まあこれだけ派手派手しく減らせるのですから量についてはスルー方針というのも(これこそ文書は出て来ませんが)コンセンサスにでもなったのかいな(量で勝負は諦めた)ということなんですかねえ、さっぱりわかりません。


さて問題はオーバーシュート型コミットメントなので、オーバーシュート型コミットメントの源流を探るべく取材班(違)は「総括的検証」に立ち戻ってみることにしました。

[外部リンク] 政策効果についての総括的な検証 【背景説明】
2016年9月21日 日本銀行

オーバーシュート型コミットメントの源流はこちらの本文4ページ、PDFの5枚目の下の方にありまして、『(4)予想物価上昇率の形成におけるマネタリーベースの役割』って小見出しがあって、

『マネタリーベースの拡大は、「物価安定の目標」に対するコミットメントや 国債買入れとあわせて、金融政策レジームの変化をもたらすことにより、人々 の物価観に働きかけ、予想物価上昇率の押し上げに寄与したと考えられる。 一方、マネタリーベースと予想物価上昇率は、短期的というよりも、長期的な関係を持つものと考えられる。したがって、マネタリーベースの長期的な増加へのコミットメントが重要である。』

というのが四角の枠の中にあって、まあこれが結論でして、その説明が下にあって、

『上記のとおり、「量的・質的金融緩和」が全体として予想物価上昇率の押 し上げに寄与したと考えられる。その中で、マネタリーベースの拡大も、 「物価安定の目標」に対するコミットメントや国債買入れとあわせて、効 果を発揮したと考えられる。一方、2015 年夏以降は、マネタリーベースが 拡大を続けるもとで、予想物価上昇率は弱含んでいる。理論的にも、マネ タリーベースと予想物価上昇率は、短期的というよりも長期的な関係を持 つものと考えられる。 』

「マネタリーベースと予想物価上昇率は、短期的というよりも長期的な関係を持 つものと考えられる」ので、「マネタリーベースの長期的な増加へのコミットメントが重要である」という建付けになっているのですな。

それを踏まえたうえで今のオーバーシュート型コミットメントの文言を直近の声明文から確認しますと、

[外部リンク]
2019年9月19日 日本銀行

『マネタリーベースについては、消費者物価指数(除く生鮮食品)の前年比上昇率の実績値が安定的に2%を超えるまで、拡大方針を継続する。』

となっておりますな。

つまりですな、まず最初に理屈の方から見ますと、MBの「長期的な」増加が重要である、という話をしておりますので、「長期的に拡大する・・・・・・!拡大するが今回その時間軸までは指定していない、そのことをどうか諸君らも思い出していただきたい」って言い出して「単年で減少することがあっても長期的に拡大すると言っているので無問題」とか言い出すとか、「QQEを開始したときから見たら大幅に拡大しているではないですか」とか言い出すとか、いろいろと屁理屈は繰り出せる訳ですな、うんうん。

でもって声明文の方も「拡大方針」を継続する、と言っているのであって、拡大するとは言ってないので、「我々の方針は変わっていません(キリッ)」で言い逃れすることも無理筋にも程があるが可能は可能。まあもともとはこの文言って財政の季節要因で前月対比で減少することがあるのでその弾除けに入れている筈の文言だったと理解しているのですが、まさかこんな屁理屈を繰り出すのに役に立つとは、という感じではありまする。

・・・・・・では国債の買入はどうなのか、という話ですが同じく直近声明文を見ますと、

『長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、長期国債の買入れを行う。その際、金利は、経済・物価情勢等に応じて上下にある程度変動しうるものとし1、買入れ額については、保有残高の増加額年間約 80 兆円を めどとしつつ、弾力的な買入れを実施する。』

・・・・・増加額のメドはあるが「増加させる」とは書いていないというこの事実。まあこちらについても、保有国債の償還が(2年以外の中長期国債の国債償還が四半期償還を基本にしているので)集中する時があるので、その弾除けに「増加させる」と書いていなかっただけだと思うのですが、これまた役に立つとかどういう事やと苦笑するしかありません。

てな訳で、屁理屈を通そうと思えば通せるちゃあ通せるのですが、どちらかといえば普通に10年の金利低下のほうに関してブレを容認しちゃった方が楽だと思うのですが、金利>マネタリーべース(と国債買入残高)という判断が働いて先般のMPM以降急に変なキノコでも決めたかのように減額フェス状態になっているって事なんでしょうかねえ、としかアタクシには想像のしようがないのですな。

まあ確かに超長期塹壕戦ということになりますと、出来るだけバランスシートの拡大をしないで運営した方が良い(マイナス金利を食らい続ける金融機関サイドからしたらたまったものじゃあありませんが)、ということになりますので、まあその考え方も分からんではないのですけれども、80兆円のメドは何と5兆円割れ水準、オーバーシュート型コミットメントまで形骸化の可能性、ということになってしまいますと、一体全体この人たちの「コミットメント」とは何ぞやというそっちの方の心配をしたくなってくる次第でございまして、何ちゅうかこう元々の理論が間違っているのだからどうしようもないのですけれども、それを取り繕うためにダマテンステルスでの方向転換をするもんだから理屈がぐちゃぐちゃになってしまいましたな、としか申し上げようがありません。


あと念のため補足しますと、ご案内の通りでETF買入があるので多少長期国債が減っても資産買入からのMBの方は何とかなるのですが、しかしながら年単位で見て長期国債保有残高が減ってるとかいう話になって「長期的な増加にコミットしている(キリッ)」もへったくれもねえだろうとは思いますし、それ以前の問題として、「マネタリーベースの増加をETF買入で行っている」っての政策としてそもそも筋が10本くらいズレてないですかと小一時間問い詰めたい訳でして、ここに来て益々何をやりたいのか良く分からなくなってきましたが、どうも行き詰まりを打開しようとして変な方向に思い切りのよいことをやるというリスクは意識せんとな、とは思います。いや別に今の時間帯って日銀がこんなに派手に動く必要はバーナンキの毛髪ほどもない筈なんですけどねえ・・・・・・・・・・・

#ということで雑談コーナーになってしまいましてどこぞの審議委員のネタが2日放置という過去最大の放置プレイ続行中ということになってしまいましたが別にいいっしょ(サーセン)
 

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