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今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)

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お題「総裁講演、記者会見連発でしたが/その他雑談」   2006/11/30(木)08:19:23  
  昨日の鉱工業生産指数ですが、あたくし昨日駄文書き終わった後で「あ、そう言えば『これから月末に掛けての経済指標で死ぬほど良い数字が出てきたら話は別』ってヘッジクローズ(というか逃げ口上^^)入れるの忘れてたよ〜」と思ってたんですよね。そしたら8時50分のヘッドラインを見て愕然とするの巻。うーむ、髪様状態。


○昨日の講演は特に地均し的部分も無く

昨日も福井総裁は講演。
[外部リンク]
 


お題「落ち着いた総裁記者会見/何でそんなに煽るのかなあ」   2006/11/29(水)08:08:41  
  昨日は名古屋で各界代表者との懇談での挨拶がありましたが、前日の大阪での挨拶とまるっきり同じ要旨ですのでそっちは割愛。大阪での記者会見要旨が出たのでそのあたりから。

[外部リンク] 設備投資についてお伺いします。総裁は先程の講演において、現状では設備投資には過熱感はみられないと、今までのご見解を繰り返されたと思いますが、先行きについては、このまま低金利が続くと行き過ぎが生じるリスクを意識する必要があると言われたと思います。これまでよりも先行きに対する懸念を若干強められたような印象を受けましたが、現状をどうご覧になっているのでしょうか。』

良い質問ですな。で、答が例によって長いので、勝手に大幅割愛して結論部分と思われる所を。

『現在、何かが予見されているということではありません。資産価格の動き等も含めて、企業が安易な行動に出る種となるものを金融政策から生み出すことがないようにという、やや一般的・抽象的なリスクとして考えています。今日講演で申し上げましたのも、その範囲内であり、より踏み込んで何かを申し上げたというつもりは全くありません。もしそう受け取られるとすれば、私の言い方のどこか表現が良くなかったとも思います。』

いやあのそれなら別に小見出しつけて話さなくてもと思うんですけれども・・・・まあ答を全部読みますと言いたいことも判らんでもないっすけどね。

『(問) そうしますと、講演の中で資産価格の動向を注意しているとおっしゃられた点は、一般論的なことということになるのでしょうか。』

『(答) 今日、講演の中で申し上げたのはそういうことです。(中間割愛)従って、何かリスク要因が具体的にみえているというようなことを、まだ私は申し上げているつもりはありません。先々のリスクとしてそういうことを念頭に置き、バブルの再来は絶対に許さない金融政策をしなければならない、という点だけは非常に明確だと思います。』

現時点での資産バブル発生を懸念をしている訳ではないが、日銀としてそういう話をしておかないと市場に余計な楽観ムードが蔓延し、資産バブルが発生するかもしれないから言っておくんですよ、と言いたいと見ました。まあその理屈は判らないでもないんですが、展望レポートによる「第二の柱」に絡めて話をされると「まず利上げありきで、足元の経済物価情勢を軽視して動くんじゃねえのか」という風に見られやすいと存じますが。過去の日銀の実績から考えますと。


#以下徐々に今日のお題に話の方向が逝くのである。


○まあそう煽るなと

質疑応答の中でこんな質問をする人がいました。

『(前半割愛) 展望レポートでは、既に4月の段階で息の長い景気回復が続くという見通しを出されていて、その見通しのもとで徐々に金利を調整していくという考え方が既に4月の段階に出ています。それが10 月の展望レポートでまた確認されているわけですが、その10 月のレポートを中間評価する来年1月を過ぎてもなお、この金利の調整がずるずるとできないような状況が仮に続いた場合には、日銀が示しているメイン・シナリオの信憑性、市場からの信頼性が問われるのではないかと思いますが、この点について、どのようにお考えでしょうか。』

答えは面倒なので(というか別にいつもの話なので)引用しませんが、正直申し上げまして、あたくしとしては「利上げをしなかったらシナリオ通りじゃない」っていう発想は誰かに言われるまで全く思い浮かばなかった発想ですし、まあ(母集団に偏りがあるんですが^^)あたくしの周囲でも(最近はこの理屈が人口に膾炙してますんで皆知ってはいますが)その発想は無かったわという感じです。だってシナリオはシナリオだけど、経済がそのシナリオどおりに動くかどうかなんてその時になって見ないと判らないじゃん。

という訳で、「市場からの信頼性」ってよく言われるんですが、シナリオだってそもそもが利上げペースについて明示してる訳じゃないですし、シナリオよりもいわゆるダム論の具現化が遅いんだったら無理に利上げしない方が「市場からの信頼」は高まると思う次第でして、まあお前らそんなに日銀を煽るなと。



○ゼロ金利解除の時とは市場の雰囲気違うと存じますが

で、ここから話は総裁記者会見から外れるのですが、昨日の日経金融やらモーサテ見てると未だに「12月利上げがどうのこうの」って相変わらずやっている訳ですな。ゲスト解説の人が(記憶ベースなので間違えていたらゴメンナサイですが)「12月(と1月?)に利上げのタイミングを逸したら暫く利上げのタイミングが掴めないですから」みたいな話をしてまして後になってタイミングが無くなるようなら利上げをそもそもする必要がないでしょうにとテレビに向って思わずツッコミを入れてしましましたが、まあ相変わらず煽る煽る。

で、市場ですけど、短期方面で言えば先週火曜に入札が行われて0.45%レベルだった3か月もの新発FBは0.42%まで金利低下してますし、昨日は月末発行のCPがバカスカ出たのですが、12月の決定会合越えのa-1+格1か月もので(ややばらつきはありますが)0.35〜0.37%あたりだったようで、こりゃ12月利上げをあんまりリスクとして意識していないレートですなあという感じになっております。年末越えでレートが上昇して、1月の決定会合越えでまたレート上昇という感じのようですんで、「まあ1月だったら」って感じで意識してるという感じですな。

中長期の方はご案内の通りでして、月末近いから需給要因もあるんでしょうけれども、下がっても直ぐに戻るような相場になってますし、「あ、利上げですかそうですか」ってなもんで、「利上げしたってその次は暫くできないでしょ」と見られているのが明々白々な相場が形成されている次第。

そーゆー意味では金利市場的には「ふ〜ん」状態になってまして、ゼロ金利解除の時のように「これからも連続的に政策金利上げていくでしょう」というような思惑で動いてる訳でもない次第でございますわな。何かそう言っちゃあ表現が不適切だと思うのですが、「市場の外で大騒ぎしてますなあ」っていう感じを受けますけど。


で、自民党の金融政策小委員会で「12月、1月」とか時期を明示して「そんな時期に利上げするんじゃねえ」とかいう議論をしてたらしく(記者会見などの記事を見た限りにおいては)、お前ら相変わらずセンスねえなと思ったのですが、気が付けば時間が無いので暴言だけしておきます。

いやあのですな、政権与党の人間が時期を特定して金融政策に関して注文をつけてどうするんだと。そんなことしたら「12月、1月に利上げをしなかったら日銀は政治圧力に屈したことになる」とか言い出す人が出てくるし、そういう話が大好きな人たち世の中(国内外を含めて)多い訳で、わざわざ変な思惑(しかも政治との関係という筋悪の思惑)を台頭させかねない「提言」とやらをするセンスを疑いますな。

金融政策を政治パフォーマンスに使わんで頂きたいものです。(そんな意図は無いと信じたいのですが、どうもタイミングが・・・・)
 


お題「福井総裁は別の角度から資産バブルに言及」   2006/11/28(火)08:31:06  
  昨日は午後遅い時間から福井総裁講演が2本。

[外部リンク]
 


お題「福間審議委員講演:あたくしは資産バブル懸念が気になりま   2006/11/27(月)08:18:18  
  本題の前に重要な訂正を。

金曜日にご紹介した武藤副総裁の時事通信インタビューですが、今後の利上げに関して『「果断に行動する」と武藤副総裁が言った訳ではございませんので念の為ご注意下さい。』と申し上げましたが、時事メイン当該記事をご覧の読者様より指摘がございまして、間違いであることに気が付きました。ご指摘頂きまして誠にありがとうございます。実は紹介した質疑の前にこんな事を話していましたので時事メイン記事より引用します。

『(前半割愛)具体的な政策(変更の)タイミング、あるいは金利水準をどうするかについては、「経済・物価情勢次第である」と、現時点ではタイミングを特定しているわけでは全くない。しかし、世の中には「日銀はどうも早めに利上げしたいんじゃないか」、逆に「利上げはできるだけ遅い方がいいんだ」などいろんな意見がある。』

『われわれは毎回の政策決定会合で経済・物価の動向をフォーワードルッキングに、しかも基調の動向を1つ1つ点検して早くもなく遅くもなく、そういうタイミングで政策変更していく。慎重に判断する必要はあると思うが、判断が固まれば果断に実行していくのが基本だと思う。』

ということで、「果断に実行」というのは武藤さんが先に言い出した言葉でございました。何せ本件はソースが一般的に読めないものだけに間違えるとそのままミスリードになるので慎重にチェックすべき問題でございました。伏してお詫び申し上げ、訂正する次第です。


あたくしには「武藤さんはサービスフレーズを言わない人だ」という先入観が強かったもんで、ついつい記事を読むときに見落としてしまった次第で、誠にお恥ずかしい話ですが、「先入観が物を見る目を曇らせる」という絵に描いたような悪事例。いやまあ主観を完全に排除するのは不可能なんですけれども、今後の反省材料とさせて頂きたいと存じます。読むときにバイアスが掛かると大事なものが読めなくなり、間違って見てしまいかねないという事で。


さて、まあ債券市場の材料にはならなかった福間審議委員の講演でございますが、あたくし読んでおりまして「資産バブル懸念のくだりが気になるなあ」という印象を受けました。

[外部リンク] ounce of prevention is worth many pounds of cure)」ことを指摘しています。』

『わが国では、70年代初のニクソン・ショック後や、80年代後半のプラザ合意後には、資産価格の変動のために多大な清算コスト(3つの過剰の解消、バランスシート調整を10年以上に亘って行わざるを得なかった)を要したという、苦い歴史があります。足もとの不動産市場をみると、一部にはやや投機的かと思われる取引も散発的にみられますが、今のところ全体としてみれば収益性に見合った価格で取引が行われているとみてよいかと思われます。また、一部の金融機関では、先行してノンリコース・プロパティ・ローンの利益確定売りに動いているなど、不動産市場は必ずしも強気一辺倒という訳でもありません。このように、資産価格については、今直ちに警戒される状況ではありませんが、今後ともよく見ていく必要があろうかと思います。』

で、この後にも「展望レポート第2の柱」ということで資産バブル(講演では資産インフレと表現しています)に関する言及をしています。まあバブル懸念だけではなく、反対側の言及もしてバランスはとっているのですけれども。

『第2の柱では、より長期的な視点を踏まえつつ、確率は高くなくとも発生した場合に生じるコストも意識しながら重視すべき様々なリスクを点検しています。こうしたリスクとしては上振れ・下振れの双方が考えられます。例えば、資産インフレについては、今直ちに警戒される状況ではありませんが、一たび発生した場合には、中長期的にみて経済活動の振幅が大きくなるといったリスクは意識する必要があります。一方、今後の展開次第では、景気拡大や物価の上昇が足踏みするリスクも意識しておく必要があります。』

ということで、福間さんが引用したFRBコーン副議長の言葉と、これらの指摘をあわせると、福間審議委員は資産インフレに関してはかなり気にしてるんじゃないかなあと思わせてくれる内容でした。
 


お題「オペ金利/武藤副総裁インタビュー/尾身財務大臣」   2006/11/24(金)08:22:31  
  祝日は呆然としてたのであたくしの電源中々入りませんにゃ。

○オペ金利は相変わらず・・・・

水曜日にはターム物の資金供給オペが3発ございまして、その落札金利に一部のマニアの間では「ちと低いんじゃネーノ」と話題になっておりました。11月27日スタートのオペ3本が、12月14日エンドの国債買現先が平均0.311%の最低0.31%で、1月11日エンドの共通担保本店オペが平均0.354%の最低0.35%、2月9日エンドの共通担保本店オペが平均0.405%の最低0.40%となっておりました(って文章で書くと読みにくいですな)。

まず最初の国債買現先オペ金利を見ますと、これは火曜日に行われた12月26日エンドの国債買現先の落札利回り(平均0.314%の最低0.31%)と変らんという結果。12月の金融政策決定会合を越えてても越えてなくても金利が変らないぜという状況ですかそうですかという所でございます。

で、1月11日エンドの共通担保オペなんですが、これを国債買現先オペの期間で分解しますと、この0.354%というのが12月14日まで0.311%、それ以降0.380%って話になります。まあ12月14日で切るのもあまり意味が無いので、12月19日(この前は18日で切って計算してましたが、よく考えたら19日で切る方が適切でした、どうもスイマセン)まで0.311%で計算した場合どうなるかと申しますと、12月19日以降の金利が0.395%となりますわな。

年末年始越えが今年の場合6日間ございまして、ここでの金利上昇も考えますと、(例えば上記の分解を年末年始0.40%というのも入れると残りの期間が0.393%)この金利はどう見ても「12月利上げノーケアーモード」になってきた感じですな。

ついでに申し上げますと、年末越えの金利もそう簡単に落ち着くのかという話はまた微妙な問題でして、最終的にロンバートがあるから何とかなるだろうって妙な安心感があるよう(まあ確かに安心なんですが)で、資金を取る人が全然あたふたする雰囲気が1ミリも漂ってこないのが気になりますな。なお、あたくしのお友達であります所の年寄りじゃなかったベテラン参加者の人たちは「こんなに安心してて大丈夫ですかねえ」と思いつつ、直前になって市場がアタフタしたら小遣い稼ぎのチャンスなどと馬鹿話をするのでありました。

ちなみに、2月9日エンドの共通担保オペですが、これを1月11日までで分解すると、1月11日まで0.354%(はオペ結果)に対して1月11日〜2月9日の金利が0.484%ですんで、まあ一応1月利上げに関してはケアー入っているような感じですか。


という訳で、オペ金利に関しては今週になってあっさりと12月利上げをほぼノーケアーになっている価格形成(ちとあたくし的にはそれは楽観しすぎのような気がするが)になっているかと存じます。


○武藤副総裁のインタビュー

時事メイン21日火曜日14時12分配信の武藤副総裁インタビュー記事からなんですが、このインタビューが一問一答形式でかなーり長いのでほんのちょっとだけ。

『(問)「市場との対話」をどう進めていくのか。』

『(答)金融政策は金融市場や金融機関の行動を通じて効果を発揮するため、透明性が高いほど政策効果も上がる。この点は、かつての金融政策の思想と様変わりした。日銀は今年3月に「新たな金融政策運営の枠組み」をつくった。7月のゼロ金利解除では、最初の利上げが市場にどう影響を及ぼすのか非常に心配する向きがあったが、結果的に市場参加者に日銀の意図が織り込まれ、金融市場は安定的に推移した。これは新しい枠組みが有効に機能している証拠であり、引き続きこれを生かして丁寧な情報発信を進めていきたい。』

まあ先日の展望レポートや決定会合議事要旨、総裁記者会見でもこういう話になっておりますので、政策委員会の総意なんでしょうが、ここを読んでいるとどうも「地均し絶賛大礼賛」にしか読めないのはあたくしの僻目ですかそうですか。で、まあその次に直球の質問が出るわけでして。

『(問)追加利上げ前にも、日銀の考えを市場に織り込ませるということか。』

『(答)一般論として言えば、サプライズを与えるような形は望ましくない。出来る限りサプライズのない情報発信や、透明性の確保に努めていく必要がある。』

だそうです。そうなると、どっかでまた「次回やりますよ」地均しが発生するのではないかと思うのが人情(?)というものでございます。いみじくもこの質疑応答の直前にはこんなのがございました。

『(問)市場には「はじめにスケジュールありき」という推測もあるが。』

『(答)そういうことも、ある時期においては起こるのかも知れないが、少なくとも現時点でタイミングを決めて対応する、というようなことは全くない。』

ちなみに、市場が反応した「条件が揃えば果断に対応」というのはこういう質疑応答の流れで出ております。ちょうど上記質疑の前になります。

『(問)12月を含め、特定のタイミングを排除していないのか。』

『(答)そうだ。この段階で「12月にある」「ない」になりがちだが、われわれはそれを含めて特定しているわけではない。』

『(問)現時点で何月と決めていないのか。』

『(答)決まっていない。白紙だ。諸データの点検が必要だ。特に、足元でいろいろなデータが出てくるから、それを見ていかないと。あらかじめ何か決まった思い込みがあるのはおかしい話であり、そういう意味でわれわれは常にデータをよく見て、それで判断していく。そういう姿勢が非常に重要だと思うし、そうでないと説得力はない。』

『(問)データがそろえば果断に行動するのか。』
 
『(答)そういうことだ。』

という訳で、「果断に行動する」と武藤副総裁が言った訳ではございませんので念の為ご注意下さい。


○景気付けもほどほどに(尾身財務大臣会見)

水曜にURLだけ置いた20日の尾身財務大臣会見ですが・・・・
[外部リンク]
 


お題「決定会合議事要旨/武藤副総裁インタビューメモ」   2006/11/22(水)08:00:05  
  ネタが妙に多いので、今日は決定会合議事要旨で概ね終了の見込みでおじゃります。

○10月の決定会合は景気楽観も・・・・

[外部リンク]
 


お題「市場懇要旨を読みながらへーへーへー」   2006/11/21(火)08:06:01  
  分割投資(要するにナンピン)が大切とかモーサテのゲストが言ってるところを見るとまだ底底詐欺状態ですか。ってか、ナンピンとか言ってる場合かと思うんですけどね。昨日だって年初来安値更新してる銘柄がうじゃうじゃ(全市場で500銘柄くらいだったと思いますが)ある訳で、体感的(別に株のトレードしてるわけはないですが)には市場の下げは日経225の下げよりも激しい印象なんですが。この解説者指数しか見てないんじゃネーノ?

・・・と思ったら次のゲストは「資産運用をするのにインフレかデフレかは関係ない」と物凄い話をしてますな。何かカリスマ先生どう見ても焼きが回ってますなあ。合掌。

などという悪態は兎も角、本日は金曜に行われた国債市場特別参加者会合(お題は長くなるので市場懇にしちゃいましたが^^)議事要旨を。今回のお題は国債発行計画絡みでして、まあポジショントークの巣窟のような状態になっておりますが読んでて「ふ〜ん」と思ったあたりを。

[外部リンク] 良いとの議論が、先日の「国の債務管理の在り方に関する懇談会」等でも示されている。確かに生保、年金が、ライアビリティにあわせて買うというニーズは潜在的にはあると思っているが、本当に強いニーズがあるのかということはもう少し議論した方が良い。非常に安ければ買いたいという声は投資家からあるとは思うが、30年債から5bp〜10bp程度乗せたフェアなところで買いたい、もしくは水準に関係なくライアビリティにマッチングさせなければいけないといった投資家の数や、そういう投資家が本当に安く放置されている30年債のグリッドポイントのマッチングを既に終えているのかどうかといったことを、もう少し話した方が良いのではないか。』

超長期ゾーンに関しては毎度毎度話題になりますが、あたくしは今引用したようなまあ「水ぶっかけ系」の意見の方がしっくりと来るのであります。国債投資家懇談会で散々「ニーズがある」と言われて増発したら相場が上ると全然上らんという有様になっている超長期ということでして、正直「ニーズがある」って言ってるのは単に「安く買いたいから増発しろ」と言ってるんじゃないのって投資家懇談会の議事要旨を見てると思うあたくしなのでありました。

そんな中で次の意見にはちょっとビックリというかへーへーへーというか。

『超長期ゾーンは、マッチング運用の流れから生保・年金等の需要が強いことに加えて、最近、銀行勢も安定運用のニーズから、金融政策変更の影響を受けにくいこのゾーンの売買量を増やしていることもあり、増発の余地がある。』

マッチング運用で生保年金の需要が強いと言うのは自然というか健全なお話だと思うのですが、銀行の負債デュレーション勘案したら超長期ゾーンって基本的に要らんでしょう。「金融政策変更の影響を受けにくい」ってのはぶっちゃけ「動きが安定してるから時価評価に耐えられる」って話だと思うんですが、それで本当に良いのかと。経済状況次第ではいつまでも超長期ゾーンが安定してるとは限らないんですが・・・・・

ま、銀行勢における超長期のニーズ増大はそれだけ運用利回りを上げなければいけないあるいは運用難にあるってことなんでしょうけれども。


○中短期、というか短期ゾーン

中短期ゾーンの話については結構違和感を感じました。

『中短期セクターは減額の余地があり。現状の金融政策の方向性を見ると、状況によってはニーズの増減が激しく変動する可能性があるので、減額するのであれば、荷持たれ感のある5年債やTB1Yではないか。TB1Yに関しては、日銀短国オペに玉が回っており、減額が考えられる。』

というような感じで1年もの(と6か月もの)の短期国債の減額余地があるって意見がやたら多かったんですが、あたくし思いまするに、2年や3か月と比較して6か月や1年のゾーンには割高感を受ける(いやまあちゃんと分析してるわけではなくて、持ち切り前提で考えたときにこの絶対水準はどうなのよと考えるだけなんでイイカゲンな話ですけど、滝汗)次第。今月のTB1年は月初に0.53%だったものが粛々と打たれ続けて(というのはオーバーですが)市場懇の前日にはやや復活したとは言え0.635%(この間に新発が銘柄代わりしてるので償還が1か月延びています、新発TB入札平均は0.674%でした)と2週間で0.1%金利上昇してたんで「荷もたれ感」がやたら強調されているんじゃないかと思いますけど。市場の需給関係から言えばどっちかと言うと3か月減らして6か月や1年を増やす方がよさそうな気もしますけど・・・・

日銀の短国買入オペに玉が回っているから減額ってのも妙な話でして、短国買入のオペレーションの技術的な性格上1年とか6ヶ月とかまあ長いものが入りやすいので、日銀の短国買入で特に1年なんかは見事に吸い上げられている訳ですが、その為に市場の流通玉が乏しいので投資家が買いにくい水準まで金利が低下してしまい、結果としてニーズが無くなっているという話のような気がします。

20年国債の15年ゾーンは輪番オペで吸い上げられた上に償還まで持ち切りの投資家が多くて流通玉が無いから流動性確保の為にも流動性供給入札を開始してる訳ですが、こちらのご意見では日銀の短国買入で吸い上げられているから発行減らして良しって事でして、これは素晴らしいダブルスタンダードですねという感じがします。

#まー悪態つくとすれば、この意見言った業者さん今月1年ゾーン打ち込まれてエライ目に遭ったんでしょうかねって所ですが(笑)。


ただまあ3か月と2年のところは発行量というか流通量も多いので、投資家がロットを捌く時に使いやすく、そのため益々売買が増えて流動性が上るって相乗効果もありますんで、振り分けのバランスをいじるのはって難しいでしょうな。


○まあ同じ人が言ってるわけではないんでしょうが

読んでて微苦笑したのはこの辺。

『海外投資家が相当程度JGBに参入してきているが、銘柄毎の需給の偏りが非常に大きく、流通市場に歪みが生じているため、個別銘柄の流動性が低く、希望するロットでの取引ができないとの意見が出ている。その結果、JGBから撤退してスワップに移行する投資家もいる。このため流動性を高める見地から、2年債を除いて3ヵ月間同じクーポンで発行する強制リオープン方式を検討してはどうか。』

前回の会合ではいわゆるCPIショックを受けた物価連動国債の悲惨な状況に関して意見だか苦情だかが出てましたが、その中で「海外投資家のシェアが大きくてマーケットの需給が一方方向にぶれやすく不安定で困ったもんだ(意訳)」というような意見が出ておりましたが、今度は海外投資家参加大歓迎ですかそうですか。

まあ別に同じ人が話しているわけじゃないでしょうから悪態つくのもどうかと思いますが(笑)、まあ海外投資家が入ってこなきゃ物言いがついて、入ってくりゃあ物言いがついてと財務省の中の人もご苦労なことでございますわな。

ま、海外云々の問題よりも、個別銘柄間の需給に歪みがあって、その需給を見てタイトな銘柄を買いたがる投資家が(特に短期売買する傾向のある人に)多くて益々需給の歪みに拍車が掛かり、しまいにレポをスクイーズもどきのことをする連中まで出てくるといった状況も如何なものかと思われますので、何らかの方策は必要だとは思いますけれども。

#スワップに投資家が入って円金利への「投資」をしてくれるのであれば、受けた業者はヘッジするんですから、回りまわって国債購入に繋がるわけで、国債の消化には寄与すると思うんですが>上の意見


○国債に係る手数料の見直しについて

日銀への登録口座を設定して売買するって制度の殆どの部分が振替国債に移行し、国債の本券も(今残っているもの以外)無くなってしまった現状を鑑みると、まあ事務手間なんぞは激しく軽い負担になっている訳で(本券保護預かりの国債の利札切りは失敗すると大変だから気を使いましたよ^^)、手数料見直しはまあ当然の流れでございましょうか。

『利払手数料及び償還手数料の見直しは、日本銀行におけるシステムの変更に要する期間や手数料の変更がマーケットの価格形成に与える影響等を踏まえ、ある程度のアナウンスメント期間を設ける必要があることから、2年程度後(早ければ平成20年10月)を目途に、その後に償還又は利払が行われる分から適用することとする。』

1年以内の利付債では手数料込みの価格で売買が行われていたりするという現状を踏まえますと、2年後から適用と言うのは十分な周知期間かと思います。妥当じゃないでしょうか。

で、まあこれで0.8%クーポン平均落札価格100円15銭の超長期62回債は入札当日の引け後に100円を割り込んで以来、償還までアンダーパーになることはほぼ確定となりましたな。あっはっは。

#償還の頃に短期金利が0.5%だとかだとそれはそれで寒い・・・
 


お題「穏やかな総裁記者会見/渡辺喜美氏インタビュー」   2006/11/20(月)08:45:27  
  ○総裁記者会見

まずは総裁記者会見
[外部リンク] 年度、2007 年度という長いタイムスパンでみていますので、毎月毎月どの位のペースでというところまでは厳密に詰めていませんが、少しタイムスパンを広げてみれば、シナリオにそれほど狂いなく動いていく可能性の方が強いとみています。』

この辺のくだりを読んでいると、様子見っぽく読めてしまい、12月に利上げって雰囲気は漂ってこない訳なんですが、利上げそのものは「金融政策の正常化」というカテゴリーに(いつの間にやら)組み込まれているのが要注意でございますわな。

・金融政策に関して

金曜も引用しましたが、基本的に「オープン」というスタンスで話をしておりまして、この前の講演は何だったんだという感じですけれども、まあ上でも書きましたように、いつの間にやら次回の利上げに関しては「金融政策の正常化」なので、「景気が展望レポートの基本的な判断通りにいってれば金利の調整」というお話になってますんで、あたくしには余裕綽々だという風に読みましたけど。

何度か「スタンスはオープン」という話を繰り返しておりますが、最後の質疑から総裁答弁を引用致します。

『経済・物価情勢を丹念に点検した結果、自然に金利の調整を行っていくのであれば、その結論が12 月に至った場合、来年1 月に至った場合、あるいはさらにその先に至った場合、おそらく違いはないと思います。しかし、経済・物価情勢を点検した結論以外の何かの要素を持ち込んで判断をするとか、あるいは、カレンダーで年内と来年といったスケジュール的にものを考えることをした場合には、そういうことをすればむしろ悪くなるという意味で結果が大いに違ってくると思います。私どもは、あくまでも経済・物価情勢を丹念に点検した結果として自然に結論を出したいし、そうでなければ市場とのコミュニケーションもきっと上手くいかないだろうと思っています。』

ということで、経済・物価情勢以外の云々という所で政治的なご意見にチクリと釘というか針程度をさしている感じはしますが、「あくまでも自然に結論を出したい」ってあたり、短期市場が12月から1月の追加利上げを織り込みに行っているので余裕かましているなあと思います。地均ししたり自然体になったり大変ですなあという感じですが。

ま、総じて「おとなしい」会見だったんじゃないですかね。


○これはちょっと・・・・(渡辺喜美内閣府副大臣インタビュー)

渡辺喜美内閣府副大臣のインタビュー記事が金曜日のブルームバーグニュースに掲載されていました。で、渡辺さんといいますと確か金融関連の政策通というお話だったと思うのですが、記事を見てますと「利上げ反対ありき」で言ってることがどうも支離滅裂じゃないのかと少々絶望する次第のあたくし。以下17日16時45分配信のブルームバーグ記事から。

一問一答の部分から引用するんですが、最初の時点でいきなりひっかかるあたくし。まずは利上げは時期尚早って話をしてるんですけど。

『ちょうど実質実効為替レートがプラザ合意くらいの水準に来ている。あの時も思い起こせば、日銀が無理して利上げして超円高を加速したという苦い教訓がある』

『米国経済が軟着陸できるかどうかにもよるが、クリスマス商戦がうまくいって軟着陸できて想定の範囲内の減速になってきたとなると、いよいよ米国は来年から利下げのトレンドに入るかもしれない。そういう時に利上げをしたら、またプラザ合意の際の超円高の二の舞を繰り返しかねない。世間では12月利上げなんて言う人もいるが、そんな状況では到底ない』

えーっとですな、プラザ合意後の高め誘導→デフレ懸念といわゆる円高不況→金融緩和→金融緩和引っ張りすぎてバブル経済っていう歴史から鑑みると、「円高になるから利上げすんな」という理屈は「教訓」から学んでおられるとは思えないのですけれども(つーかだいたいプラザ合意ってドル高是正だろうが)。

ま、それよりも驚愕なのは「米国経済が想定内に軟着陸したら利下げのトレンドに入る」って所でして、いやあの想定内だったら米国の金融政策は据え置きのまんまで推移すると思うんですが(その後は物価動向次第)。しかもその後に渡辺センセはこうも仰せなのですが。

『大事な場面で米国経済の軟着陸ができるかどうか、見極めが必要だ。クリスマス商戦がソフトランディングにつながるかは来年にならないと分からない。』

さっき「想定内の軟着陸したら利下げ」って話してませんでしたっけ?何かもうね、ここまでグタグタな「まず結論ありき」をやられると「別に利上げ急ぐ必要ない」と思ってるあたくしなんぞでも「政府側の認識がこれじゃあちょっとねえ」って感じになってきますわな。

で、同じ文脈でインフレターゲットに言及してるのですけれども。

『今のように信頼関係があれば、取り立てて透明な目標設定は必要ないかもしれないが、大事な場面で米国経済の軟着陸ができるかどうか、見極めが必要だ。クリスマス商戦がソフトランディングにつながるかは来年にならないと分からない。そんな時に利上げするという話になれば、ちょっと早すぎるということになる。それでも突っ走るということになれば目標設定しかないということになる。そんなことはないと信じているが、全くあり得ないとは言えない』

インタゲ政策はインフレ目標に中央銀行がコミットすることによってインフレ期待の安定化を図るというお話だと存じますが、物価の話じゃなくて円高がどうのこうのって理由から利上げ反対して、インタゲ導入ってのはちょっと話の筋が違うんじゃないでしょうか。いやまあ百歩譲れば超円高になる(米国が物凄い勢いで利下げするなら兎も角、ちょっと位の利下げに対して日銀が0.25%程度の利上げをしたからといって超円高になるとも思えんが)とデフレになるという理屈なのかも知れないけど。

まあ別の質疑の所で『どんどん人出不足が深刻になり、給料を上げないとダメだということになって、それが最終価格に転嫁されるようになれば完璧にデフレ脱却だ、まだそういう段階になっていない。(略)やはり外需主導型で景気が回復してきた。』って話をしてるから、そっちが理由なんでしょうが、それなら円高云々の話は言わずもがなであって、その部分読まされると一気に話全体の説得力が落ちるというものでございます。

で、質疑の最後にorz

『構造改革を進めるためにもマクロ経済政策のかじ取りが大事だ。景気がちょっと減速したら財政支出で元気良くしようという時代ではない。金融政策の果たす役割は非常に大きい』

上げ潮政策とか言ってるのと話が何か平仄合ってないんですが、財政締めて大丈夫なんですかねえ。
 


お題「金融経済月報、総裁記者会見」   2006/11/17(金)08:15:53  
  米国株式市場と債券市場の後講釈をするのに、背景になる景気というかインフレに関する説明が物凄い勢いで矛盾しているモーサテの番組編集はもうちょっと物を考えて頂きたいものです。

○先に総裁記者会見

昨日は総裁のスケジュールの関係上会見時間が短かかったので、ブルームバーグの会見中継録画(というか実質音声だけですが)を放送を全部聴く時間がございました。

で、聴いた印象ですが、「総裁随分おとなしいな」というところでございました。まあさすがにこれだけ散々事前に注目注目と言われただけに変な話をしなくて良かったですねという所ではございますが、別の言い方をすれば金利市場の方が既に12月か1月の利上げですなあっていう価格形成になっているのでこれ以上地均ししても軋轢だけ増える結果になるので、余裕綽々という心境なのかもしれませんし、その辺までは判らん(のは当たり前ですが)。

で、会見内容が流れている間に債券先物はちょっと上昇(その後下がったりして結局小動きだったんですが)したようですが、まあそれだけ総裁のタカ発言に警戒が強かったということなんでしょうか。どうもよく判らんです(てかそもそもイブニングセッションですから板薄いですし)。

記者会見を聞きながら適当に取ったメモと、16日18時05分配信のブルームバーグニュースからまあ気になったくだりを少々。

・12月利上げの可能性について

『いかなるタイミングも排除して考えない、というのが、われわれは予断を持たない、ということの定義と一番平仄が合っている』

・財政健全化のスケジュールに絡めて、金融政策正常化のスケジュールのタイムスパンはどうなっているかという趣旨の質問に

『多分、金融政策というのは、そういうカレンダーをにらんで、日にちをにらんで見通しを立てると必ず失敗するのではないか。経済は本当に生き物で、そんなに予定通り動いてくれない。だから、それはやはり情勢を丹念に点検しながら、十分フレキシブルに対応していかなければならない。そうでなければ、予定表の通り行動すれば、景気の芽を摘んだり、逆に景気を過度に刺激したりするリスクの方が大きいのではないか。』

まあこんな感じの質疑応答で、金融政策のタイミングという問題に関する言及は恐らく意識して控えめにしてたんでしょうな。つーか地均しとかすんじゃねえと思うのですけど、苦笑。でもまあ景気に関しては「基本シナリオのままよん」って言ってるのですな。

・金先市場を引き合いにだして、「市場が日銀のシナリオ通りに動いてきたと考えてますか」という質問をした人がいたんですが(^^)

『市場は新しい指標にいろいろ反応しながら、引き続き基調判断を固めようとして、市場自身も努力を続けている状況だと思う。日銀の方では、これまでのところ、さまざまな現象を分析して、展望リポートでお示ししている基本的なシナリオから経済・物価の動きがずれ始めているとは、われわれはみていない。市場の方は今後とも新しい指標にかなり敏感に反応しながら織り込んでいくということだと思うので、市場が判断を固めつつあるとはまだ言えないのではないかと思う』

何か判ったような判らんようなお答えではございますが、ここの発言とか聴いて(って結構聞き流しながらでしたが、爆)た感じだと、まあ総裁余裕モードって印象をあたくし的には受けましたが。


とまあ(非常にちょっとだけですが)総裁記者会見の一部を拾いましたけれども、まあベンダーのヘッドラインと債券先物の反応を見ても判るように、当初の印象は「思ったほど突っ込んだ話が無かったですねえ」というものだったのですが、一晩明けてモーサテを見ると「日銀総裁、年内利上げを否定せず」ってなってまして、「12月の決定会合までこんな経済指標が出ますが、この数字を見て12月に利上げをするのではないか」というようなトーンのお話になっておりましたですな。メディアがせっせと鉦や太鼓を打ち鳴らすの図になっているような気が致しますが・・・・



○金融経済月報は今月も変化なし

[外部リンク]
 


お題「オペ金利とFB入札と」   2006/11/16(木)08:11:15  
  首都圏マンション販売戸数減の要因に販売業者の売り惜しみってのはマジなのか先高感を煽る提灯報道なのか存じませんが、それって昔も聞いた事があるような気がするのですが・・・・何だかね。

#朝の気温低下と共に目覚ましを無視する頻度が上昇してしまい、今朝は昨日あったことのヨタ講釈話で誠に恐縮至極でございます。


○オペ金利

昨日の共通担保オペですが、11月17日〜1月26日の期間で平均落札利回りが0.394%で最低落札利回りが0.39%となってましたんで、まあ0.40〜0.39に札が入りましたということでしょう。で、その0.394%ですが、昨日と同じように12月18日で分解して手前を0.30%とすると後半が0.468%とかになりますな。一昨日のオペ結果では後半0.455%の計算になってたんで若干の上昇となったようですな。

で、ここで問題になるのは(昨日も申し上げましたが)利上げがあった場合の足元金利とGCレポや現先、ショートタームのオペ金利の関係。利上げになって足元0.5%になった時にロンバートは恐らく0.75%になるでしょうというところまではコンセンサスなんですが、どうもその「ロンバート金利と足元のスプレッドが0.10%→0.15%になる」というのが過大評価されているような気が致しますわな。まあこういうのは「蓋を開けてみないと判らない」というのがあるので最初は最大級のリスクを織り込み行きがちなんで仕方無い面はございますけど。

どこぞの情報ベンダー(正直この某ベンダーは取材対象が売り方、というか金利上昇歓迎な人に寄ってる感じが見受けられるのでちょっとアレなんですが)では「足元金利が0.5%になった時に現先やGCのレートが0.6%」って話になってましたが、ロンバートの足元対比スプレッドが開いた分がまともに上昇するというのはちとどうなのよと思います。

これがもうちょっとベースの金利高いというのなら別ですが、たかだか0.5%の水準での0.1%のスプレッドは直感的に「ちょっと広すぎ」というイメージが涌く(はっきり言って直感の話であって科学的な根拠レスですけど)次第。


とまあそんなことを昨日も申し上げて同じ話ばかりで恐縮ですが、そんな訳で12月18日以降(実はまあこれも19日からで計算するのが正しいのかも知れないとか微妙な面はあるんですが)の金利が0.468%だとしますと、まあ半分程度12月利上げのリスクを織り込みに逝ってますって事になるんでしょうなこの結果は。半分以上じゃないのかという気もすると思いますが、実は年末年始の金利の話をここではスルーしてるんで、その分と考えていただくと宜しいかと。


○FB入札

昨日のFB入札はと申しますと、こちらは前場引けの時点で0.465%レベルに対して平均落札が利回り換算で0.465%で最低落札が0.468%だったんで、まあ妥当な結果。これまた同じように11月20日〜12月18日と12月18日〜2月26日に分解して手前の金利を0.30%とすると、後半の金利が0.53%(ちなみにこの辺の数字全部あたくしが電卓を叩いて出しているので、本人は一応計算合っているつもりでおりますが、間違っていたらゴメンナサイ)になると思います。

で、さっきもさらっと書きました年末年始挟みの金利と言うファクターもありますんで、この0.53%というのは12月利上げをやっぱり半分織り込んでいるってお話になるんでしょうな。


多分債券市場的には「12月利上げでも1月利上げでも、とにかく今度利上げしたら暫く打ち止めでしょう」という見方の方が強くて、まあどっちでも同じじゃネーノって感じになっているのではないかとゆーのがあたくしのお友達トレーダーとお話をした(なのでサンプルの設定に問題がございますが、爆)印象なんですけど、まあ動きもそんな感じかと。

ゼロ金利解除前には「連続利上げ」の思惑が出てまだ足元がゼロ金利(というか0,05%くらいでしたが)なのに2年0.9%とかやらかしていた訳でして、今回ベースの金利が0.25%上昇してるのにまだまだゼロ金利解除前の安値を切ってない(FBなどは別)のは経済実態から言って連続的な利上げ(3か月ごとに0.25%引上げとか)なんぞ出来ないでしょって冷静に反応してるんでしょうな。


○一番前傾姿勢なのは実はメディア?

また人のふんどしで恐縮ですが本石町日記さんのエントリー。
[外部リンク]
 


お題「GDPで12月利上げリスク意識する短期」   2006/11/15(水)07:53:43  
  まあ何もないでしょうが、今日明日は金融政策決定会合。

○経済指標のヘッドラインに素直に反応

ご案内のように昨日公表されたGDP速報値のヘッドラインが強い数字になりました(中身に関してはツッコミどころはあるらしいのですが)ので寄り前から2年カレント5毛甘ヒットしてさっくりオファーなどと豪快な展開。昨日は間の悪いことに5年入札と1年TB入札という中短期ゾーンの入札があったので下げに勢いが付くの巻でございましたな。

それにしても、一時は2年カレントが前日比10.5毛甘の0.835%まで叩かれるとはこりゃまた凄い下げですねと(引けは7.5毛甘の0.805%)いう感じでした。まあその前に機械受注(の前からですが)金利が低下してましたんでその分の反動ということもございますが、2年が10毛も動くとなると先行き利上げの回数予想が1回変る位のイメージになりますんで、それはさすがに勢い付き過ぎジャマイカと。

#でも今日は3か月FBの入札があるんですなこれがまた。

ま、経済指標が出るたんびに一々素直に反応するのは水野審議委員の仰せになる「Data Dependense」な世界ですんで結構なんじゃないですかな。


○オペ金利上昇

で、昨日の共通担保オペ(本店)ですが、11月16日〜1月23日の落札利回りが平均で0.382%の最低落札利回りが0.37%となりました。前日の共通担保オペは全店オペだったんですが、11月15日〜1月17日で平均0.345%の最低0.34%でした。本店オペの方が若干レートが低めになる事を考えますと実質的に3毛以上レート上昇という形になったという所です。

このレートを12月19日(12月の金融政策決定会合)までとその先に分解して考えると、昨日の場合は手前の金利0.30%(まあ大体オペ金利の実勢に近い水準)として計算すると、12月19日以降の金利が0.455%(手元の電卓で計算したんですが、ロジックは0.3%×32日+A%×36日=0.382%のAを計算するというざっくり計算)となりますわな。月曜の金利を同じ理屈で分解すると後半金利は0.395%となりますので、これはまた一気に12月利上げを意識しましたなあという所でしょう。

さすがに完全織り込みしてる訳じゃあございませんが、まあ12月の利上げをかなーり意識してきてるという所でしょう(現実には足元金利が0.5%になった時にオペやらGCの金利は0.55%〜0.60%のレンジが中心になるんじゃないかとは思うので、まだ低いと言えば低いのですが)。


○今日はFB入札

昨日は1年TBの入札がありまして、まあ予想される次回の利上げタイミングが手前に来た分、先行きの利上げサイクルに関する予想も変化するから仕方無いのですが、最低落札レベルが0.685%近くまで金利上昇の巻となってしまいました。

えーっと物凄いイメージ話で恐縮なんですが、最後まで持ち切りという前提で考えましてもそのレベルだったら所有期間中の2回利上げでも心配ないぜという(物凄い勢いで2回上昇したら困りますが)レートなのではないかと直感的に(ちゃんと分析しろというツッコミが飛んできそうですが)思う次第。不明札が8000億くらいあってショートカバー気味に0.655%まで買われたようですが、まー直感的に(またか)は持ち切り前提だと0.65%からご相談って感じなんでそんなに違和感のないところかなあとあたくしは勝手に思うのでした。

で、本日は3か月FBの入札なんですが、WIの0.47%というのはご愛嬌と致しましても、先週入札が行われたカレントの3か月FB(なので今日のFBよりも1週間短い)が0.43%オファーとかやらかしていたようですので、まあ0.45%あたりになるって話でしょうかねえとは存じます。1回の発行量4兆2千億がこーゆー時になると重しなんですが、12月利上げになってもまあそんなに負けない(何を足元金利で見るのかによって微妙に違いまして、必ずしも0.5%で計算するのが正しいのかというと、そりゃやっぱ違うって意見もあるんですけど)レベルになりつつあるんで、何とかなるんでしょ。WIのまんまで0.47%なんぞになったら衝撃ですけど。



○明日は総裁記者会見

金融政策決定会合後に福井総裁の記者会見が行われる訳ですが、GDPを受けて金利が上昇した債券あんど短期市場に対して誰かコメントを求めて頂きたいものでございます。

と申しますのは、前回の定例記者会見で債券市場などの市場金利の動きについてコメントを求められた福井総裁はこんな話をしてたんで、今回何というのかが結構楽しみでして。

『私どもは、経済を判断するアプローチとして、今申し上げたように全ての指標を少し深く分析しながら、基調的判断というものを探り当てようというアプローチの仕方をします。しかし、市場はこれとは違ったアプローチをします。そこに市場の存在価値があり、新しい指標が出る度に大きく反応しながら、しかし結局は、市場も経済・物価の基調は何かということを探り当てていく動きをします。』

『市場は強い指標が出たら一時的に金利の引き上げを手前に引き寄せてみる、あるいは弱い指標が出たら一時的に金利の引き上げを先ずれさせてみる、こういうことの繰り返しの中で、いつしか日本銀行と市場の基調判断が次第に擦り寄ってくる可能性が常にあり、今もその事情に変わりはないと思います。』

(以上10月31日の福井総裁記者会見要旨より)

で、今回「それ見たことか」というような勢いで「日銀の基調判断と市場の基調判断の差が埋まってきた」などと言い出す方に1000点といったところのあたくしでございます。でもまあそれってどう見ても「金利上昇は良い反応、金利低下は悪い反応」って言ってるのと変らんお話でして、そーゆー事は本当は言わないで欲しいところでもございますわな。

・・・・などと書いておりましたが、既に本石町日記さんが『GDPの焦点→「日銀がヘッドラインに飛び付いてはしゃぐリスク」』という素晴らしいエントリーを上げてました。思いっきり重複してしまいましたよorz→[外部リンク]
 


お題「地均しよりも経済指標/ネタのないときの国会ウォッチング   2006/11/14(火)07:50:31  
  引いた風邪は長患いモードでついに10日目に突入。

○地均しが効く時と効かない時と

先週は福井総裁と水野審議委員、というかまあ福井総裁の発言やらインタビューが相場のネタにされた訳ですが、結局は長いところは予想より下振れした機械受注統計(ヘッドラインは極悪だったけど本職の方によりますと中身はそんなに悪くはないということのようで)とか、GDPが予想より悪くなるかもというようなネタの方への反応の方がでかいという感じ。

まあFBなんかは相変わらずカレント物が0.41%(こっちは先週末の福井総裁インタビューやら国会答弁でのやる気満々ぶりや、水野審議委員の「でも利上げはするもんね」講演が効いて、水曜の入札後ちょっと戻ったものの上値重い)などとどうも冴えませんわな。

で、まあこれを勝手に解釈すると、短期というかFBとかの短いところを見ている人たちとしては「さすがに今月利上げとかは有り得ないけど、経済指標がちょっと良くなってきたら利上げするでしょ」と考えて「経済指標が年末までに好転してきたら1月に利上げがあっても不思議ではない」という解釈になってるんでしょう。で、この状況を見て日銀政策委員の皆様におかれましては「市場が1月利上げ織り込んでいるから1月利上げしても無問題」とか思われても困る訳でして、先行きの経済指標が戻って来たらという留保条件付でリスクに備えているだけですから勘違いの無いようにして欲しいものです(苦笑)。

で、長いほうは経済指標に素直に反応して「利上げできる訳ねえ」あるいは「利上げ強行したとしても、その次の利上げが当分できるような状況じゃないから利上げが打ち止めになるだけですがな」という感じになってるんでしょうな。

ということですので、市場との対話路線を重視しておられるのであれば、長期金利が総裁や水野審議委員の地均し的な発言に対してほんのちょっとだけしか反応せず、その後の経済指標に思いっきり反応しているという現実をよー考えて頂きたいものでございます。てか水野さんの講演なんかが出ると最近は水野さんの言ってる反対に債券相場が反応してるような感じでございますけど(笑)。

#以下ネタのないときの国会ウォッチネタ
国会の会議録検索は[外部リンク]
 


お題「金曜日の福井総裁発言メモ」   2006/11/13(月)07:44:27  
 
今日はメモ書き程度のお話で恐縮至極。まあ金曜日は総裁発言よりも機械受注統計発表前に出された髪のご託宣の方がキングオソロシスでございましたけれども(笑)。

○福井総裁の国会答弁

金曜の衆議院財務金融委員会に福井総裁が出席。ニュースベンダー的に扱いが大きかったのは、「円キャリー取引」に関するコメントでして、ブルームバーグニュースでは総裁発言ニュースのお題が『福井日銀総裁:「大変警戒」−円キャリー取引の拡大を巻き戻し』という風になっておりました。ということでソースは10日14時31分配信のブルームバーグニュースです。

・円キャリー取引

『これ(円キャリー取引)が非常に膨れている場合には、先行きの金利観に急激な変化が生じれば、急激な巻き戻しが起こり、さまざまな歪みをもたらす。このリスクが非常に大きいので、私どもは大変警戒してここを見ている』

いやね、それだけ見ているとご尤もな話をしてるかもしれないですけど、「急激な巻き戻しが起こり大変ですよ」っていうのならば、2003年に長期金利が豪快に低下した後に大反転する過程で完全放置プレイ(どころか煽ってたんじゃないかと言いたくなるような言動もありましたが)をしていたのは一体全体何だったんでしょうかと粘着質のあたくしは小一時間問い詰めたいわけですな。日本の投資家よりも海外の投資家が大事なんですかと言いがかりの一つも言いたくなりますな。

巻き戻しが起きて為替が急激に動いたらそれこそ介入でもすりゃいい話だし、欧州あたりの不動産バブルが崩壊したって「景気の牽引役は外需から内需へバトンタッチされてバランスの取れた成長をしている」のが日銀様のシナリオなんですから別に大きな問題ではないって筈じゃあございませんでしたかね(そもそも海外の不動産バブル心配する前に日本の景気を心配して欲しい訳で)。

『金融政策の運営にあたって、市場とのコミュニケーションを綿密にやらないと、非常にサプライジング(驚くよう)なことになれば、そういう現象−−まず円キャリー取引が異常に膨らみ、逆にまた巻き戻しが大きくなるという、往復のリスクがあるので、常日ごろから市場と政策運営をめぐるコミュニケーションを濃密にやっていく』

円キャリー取引をバブルと捉えるのかというそもそも論があるのはとりあえずスルーしまして、バブル(というか過剰な期待による特定資産価格の異常な上昇というか)に関してはマーケットで色々とやってる以上は局所的に発生するのはある程度止むを得ない話でして、モニターするのは結構ですけど、バブル潰しで金融政策をどうのこうのっていう理屈になる(この答弁ではそういう話をしているわけではないですが)のは如何なものかと思いますけど・・・・

どうも直前のやる気満々講演と重ね合わせると、円キャリー取引の拡大を懸念して金融政策の正常化をするとかいう理屈が出てくるのではないかと懸念したくなりますわな。


・金利調整に関して

『情報技術(IT)関連部品などの在庫が急に上っていることがいったい何を意味しているか、丹念に点検していく必要がある。家計調査も一番最近の数字は、私どもから見ても少し弱い数字になっている。これらについても、先行きの経済にどのような意味があるのか懸命に分析している』

『こういうふうに今後とも新しい指標が出てくるが、良い指標であれ、必ずしも良くない指標であれ、1つ1つ丹念に分析しながら、経済の基調に狂いがないかどうか確かめて、そこに確信が持てれば、やはりゆっくりと金利を調整していくことが、景気の芽を摘むものではなくて、逆に息の長い成長を確保する道に通じることができる』

ちゃんと丹念に分析してくれれば利上げ先にありきで特攻するような事態にはならないと思うのですが、この発言でも「良い指標」と対比しているのが「必ずしも良くない指標」という風に、とにかく「悪い」という言い方を避けているのが福井総裁の心象風景を示しているようでございまして、懸念されるところであります。

福井総裁や水野審議委員におかれましては、「徐々に金利水準の調整を行うのが適切」と言っている日銀の公式見解に変に縛られて、「利上げしないと日銀のシナリオが達成できず、日銀の信認に関わる」などいうような理解が涌いているのではないかという気がするんですけれども、別に「ちょっと踊り場入りしてるから金利水準調整ペースは落とします」で何の問題もないし、信認問題なんて発生しないと思うんですが(金先の売り方は火あぶりだから困るでしょうが)。

ま、一応普通の話をしているようではありますが、どうもあたくしには「利上げ先にありき」の発想があるようにも見える次第でしてちと気になるのでした。


○読売新聞の福井総裁インタビュー記事

[外部リンク]
 


お題「経済財政諮問会議は踊りそうな悪寒/その他少々」   2006/11/10(金)08:34:36  
  ネタも一巡したので経済財政諮問会議でも見てみましょうと思い、実質第2回の諮問会議会議録を読んでみましたが、論議には何かアレなものを感じてしまうのですが。

[外部リンク] キロ1万6,000 円である。60キロ1俵、海外だと幾らぐらいだと思われるか。』

『(松岡臨時議員)台湾はキロ1,000 円以上で売っている。だから、我々は売りたいのだ。1俵6万円以上というのはざらである。』

『(麻生臨時議員) 実際に100 万トン以上も売られたら、今度は日本で米がなくなる。100 万トンの分だけキロ1,000 円で売らせてもらったら、農業の収益は全く違う。』

エライ景気のいい話をしてるんですが、「日本で米がなくなる」ほどの量を売りに行ったら、需給バランスが狂って価格が物凄い勢いで下がると思うんですが・・・・・・

ま、麻生さんのことですからその辺は判ってて敢えて威勢の良い話をしているのだと思いたいですが、ファンと致しましては少々引っ掛かるものを感じてしまいました。

なお、麻生さんのためにこの発言の後半部分を付け加えると、何となく説得力がありそうに見えます。しかし台湾だったら恐らく日本と似たような米を生産してると思うんで、キロ1000円ってのはブランドプレミアム米特別値付けだとは思うんですけどね。

『(麻生臨時議員) 実際に100 万トン以上も売られたら、今度は日本で米がなくなる。100 万トンの分だけキロ1,000 円で売らせてもらったら、農業の収益は全く違う。私どもは経営者だったから、どうもそちらの方に目が行く。寿司のおかげ、日本食のおかげで、今はナショナルの炊飯器はやたら中国人が買っているのが秋葉原の現実である。そういった現実を見ると、私も農業に関して外務省に来るまでそんなに詳しくなかったが、現実問題としてえらいことになっている。日本食が非常なブームになったと思っているが、これが農家にとってはものすごく大きな収入になる。』

「秋葉原の現実」という部分に微苦笑。


○ここの質疑応答は香ばしいものを感じますが

同じく農業分野のお話。この話の続きで、民間議員の丹羽さん(伊藤忠商事会長)が指摘したことに対して松岡臨時議員(農相)が返してますが。13ページ目から14ページ目のあたり。

『(丹羽議員)でも、コストが高いことは間違いない。アメリカの7倍ぐらいだと思うが、それをできるだけ国際競争に勝てるようにしていくのが日本の農業を強くする道である。』

農業って多分与えられている条件制約が強いと思うんで、丹羽さんが持ち出す「アメリカと比べてどうこう」とか言うのも変な話だと思いますが、これに対する松岡さんの反論は話がどう見ても噛み合ってませんが。

『(松岡臨時議員)日本の米と競争できる世界の米というのは、カリフォルニア米と中国の東北地方の米しかない。長粒種のタイ米はあまり食べない。ベトナム米も。だから、カリフォルニア米は、大体1俵8,000 円〜9,000円の間である。だから、逆に言うと、それが日本に来て競争するとなると、日本米の方がうまいから、日本米と同じ値段なら誰も買わない。そうすると業務用として、カリフォルニア米は1万2,000 円〜1万2,500 円である。それでないと買わない。これはSBS(売買同時入札)というやり方で売る値段と買う値段を決めるが、8,000円以上する。中国のものも、日本に来るものは向こうの国内での値段は1俵8,000円ちょっとしている。だから7倍とかそんなことはない(後半は割愛)』

生産コストの話しをしてるのに実売価格(ってそもそも関税混みでしょ)の話で切り返すのは話合ってないと思うんですが・・・・・それにカリフォルニア米が日本米と競争しようとして何で8000円がいつのまにか1万2000円になるのかが良く判らんのですが。

ちなみに、後半の引用は割愛しましたが、そこもまた読んでて何だかなあというお話でしたので是非ご一読をお勧めしたいです。さっきの「キロ1000円を100万トン」の話なんですけどね。


○えーっと、それは御社のお話でしょうか

肝心の金融政策がらみの話(マクロ経済政策に関する議論)は華麗にスルー致しまして、まあそのマクロ経済政策の中で景気に関する話になったところで甘利議員(経済産業相)がこんなお話を。

『(甘利議員)現在の日本の景気回復は設備投資が牽引していて、消費になかなか点火しないのはどこに原因があるのか。八代議員からは、雇用者所得がなかなか伸びないという指摘があった。(長いので割愛します)いずれにしても、大手企業が過去最高の収益を更新するニュースが流れる中、なかなか雇用者の所得が増えないのは、国民的には若干違和感があるのではないか。設備の更新、株主への還元、内部留保、これらは大事なことだが、企業から家計への所得移転についても、少し思いを馳せていただきたい。増えれば使うのであって、消費が拡大すれば、更にまた景気回復に寄与するのではないか。』

で、これに対して福井議員(日銀総裁)が「企業の置かれている国際競争が厳しく、人件費に対して慎重なスタンスを崩していないのが原因なのではないか(意訳)」という話(の他に別の話をしててそっちの方が長いのですが)をしていましたが、『企業から家計への所得移転についても、少し思いを馳せていただきたい。』という言葉に大手企業の経営者であらされるところの丹羽議員早速反応。

『(丹羽議員)福井議員の言われるとおりだと理解している。ただ、甘利議員の言われた給料について、所得移転は現実に少しずつ起きている。フリーターや、非正社員の時間給が、確実に15%や20%上がっている。新入社員の初任給は、これまた確実に10%以上上昇過程にある。(後半割愛)』

まじっすかあああああああ!!!!!

ちなみに、経団連様が会員企業に対して行った給与本年4月の新入社員の初任給調査というのが公表されておりますのでそちらのURLを置いておきましょう(PDFです)。
[外部リンク]
 

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