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今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)

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お題「さて決定会合ですが」   2008/10/31(金)08:03:37  
 
まあ正直言って日経が余計な記事書かなきゃ利下げも ほうほうそうですかってなもんだったですけど、あの記事で 利下げだとアホラシカとしか申し上げようがございません ので今日の利下げってどうなのよとは思いますけど(でも まあ年内利下げでしょ^^)ね。という屁理屈の多いあたくし。 どうせなら政府の経済対策にぶつけてサプライズ利下げの 方が良かったのに・・・・・

#読売が追随してますがモーサテはトーンダウンってどうよ

まあそれよりもツクモの民事再生申請の方が重要ニュースだったりするのですけどね。ナンテコッタイ。


○出てきそうな話を適当に想像してみます(利下げ以外で)


・当座預金付利やロンバード下げ

まあやるのでしょうけれども、問題は誘導目標との差。誘導目標 から遠い(今のロンバートとの比較で考えれば誘導目標▲25bp が一番下でしょう)場合には「金利付き量的緩和」をやる際に 誘導目標からの下への逸脱がでかくなり、実質的に利下げみたい な話になってしまいますので、金融政策のディレクティブとの関係が ヤヤコシヤになってしまいます。

かと言って誘導目標に近くすると「金利付き量的緩和」はやりやすく なりますけれども、今度は資金放出サイドが市場に資金を益々 出さなくなってしまいますので、オペレーションでじゃんじゃん資金を 供給しないと資金の回りが悪くなる関係上、実体的な金融環境と しては宜しくないという所でどっちが良いのか。

ただし25bp利下げした場合は当座預金付利とか言っても▲25bp だとゼロになってしまいますので(^^)、これどうするんでしょ。5bpとか 訳判らんレートになるのでしょうかね。利下げするならやらないほうが スマートじゃないですか。次に戻すときにやりゃいいじゃん。

利下げしないでロンバートだけ下げるというのもあるでしょう。ただまあロンバート下げると寝転がりが増えるので、信用機構局涙目になると思いますが(^^)。利下げした場合はロンバートは単にフルスライドするだけでしょ。


・なお書きでプチ低め誘導ってどうよ

当座預金付利しておいて誘導目標を据え置いて「なお、金融市場の状況によっては上記目標水準に関わらず潤沢な資金供給を行う」というなお書き入れて低め誘導みたいな見せ方をするってのはどうなのですかねえとか思ったんですけど。

これだと当座預金の付利水準が低いほど市場が利下げ催促しやすく なりますので、まあそれもまたヤヤコシヤという話ではありますけれ ども、利下げ期待で金利水準が全体的に低下するのであればそれは それで金融環境は緩和的になるのでありますから、引っ張れるもの なら引っ張っても(とは言え年内には利下げでしょとは思いますが) オイチイとは思いますけどね。


・その他流動性拡充策

まあ先日来申し上げていますが、資金繰りだの短期金融市場の価格形成 だのという面で言えば、GCとかCPの金利が下がらなかったり安定しな かったるする方が問題ありなのでして、ちなみに昨日に関しても2年やら 5年やらFBやらは全力買いしている向きがあるみたいですけれども、 その一方で前日0.5台半ばに低下したGCレートは何と資金の出しが いなくなって0.6%近傍に上昇、CP発行レートに関しても利下げ観測 浮上ですかさず発行増えたのですけれども、レートの方は前日比あんまり 下がらずの巻で、イマイチ感が拭えません。

ということで、利下げしてフルスライドで金利下がってくれれば良いのです けれども、ちゃんと下がってくれませんと資金繰りの面から言えば利下げ 分の効果がここで減殺されてしまいますというお話になるのれす。じゃあ何 やるのでしょうかねえという事ですけれども・・・・・・

担保政策でいじってくる物としては当然ながら適格担保の拡大なのです けれども、特別会計やら地方公共団体向けの証書貸付を適格に取るあたり から始まって、思いっきり広げるのであれば上場株式を掛け目厳しくして 取るくらいまでございますにゃ。正直言ってこの株価水準で銀行保有株式の 買入やるのって「強制損切りの勧め」的な罰ゲームにしか思えませんので、 銀行保有株式の買入やる位なら上場株式をヘアカット思いっきり取って 担保適格にしてあげた方が良さげな気がするんですがどうでしょ。

オペの拡充ですけれども、こりゃまあ正直言って現在の枠組みで本来もっと 大供給できるところを出し惜しみしてるんだか何だか知りませんが、もっと 出しようがある所ですので、新しく何かするというのであればCP現先オペの 積極化を謳う(謳うだけじゃなくて実際に毎週打つとかしてくれないと意味が ないですが)とか、全店オペの先日付をT+3やT+4でも通常ベースで 実行できるようにするとかでしょうか。

その他として思いつくのは、どうせ余力があるのですから、輪番オペを年末 流動性対策という名目で時限的に増額するとか、為替介入をしなきゃいけない 破目になった場合のFB対策ですかね。今の枠組みでもFB日銀引受自体は 出来るので制度をいじる必要は無いのですけれども、正直言って毎週4兆 5千億円のFBって市場の消化能力的に結構厳しいものがあると思いますし、 制度の建付け上FBの発行が減る事も今のところ無い上に、埋蔵金活用って これFBに影響してこないのかなあと思ってみたりするのれすが。

で、書きながら思ったのですが、時限的に(と言いつつ延長したりするので しょうけれども)物価連動とか15年変国を輪番するってどうよとか思ったの ですが、政策ロジック的に難しいですかねえ。株式買うよりはこっちの方が 役に立ちそうなんですが。


・ちなみに金融政策マターじゃないですけれども

時価会計に合理的に算定された理論価格を使うとか、満期保有目的勘定の 利用の弾力化というのは15年変国とか15年変国とか15年変国でエライ目に あっている国内機関投資家の皆様におかれましては大変に結構なお話で ありまして、余計な損失処理しないで済むという点において実は物凄く効果の あるお話ですので、こちらは可及的速やかに進行することを希望いたしとう 存じます(^^)。

それから市場との対話からして利下げするのが当然みたいな話をする向きも あるみたいですけれども、別にECBみたいに事前予告してるわけじゃなくて、 今回は日経が勝手に記事書いてるだけの話ですから市場との対話というのは 変な話だとおもいますけどね。事前アナウンス(というかリーク???)は 行わずに展望レポートのロジックを変更して利下げでしょこんなもん。


○ちと話が斜め上に逸れますが

とまあつらつら考えておったのですが、現在のように金融市場が平常モードじゃ無い時の「政策金利」と「実際の市場での金利」との関係ってどういう意味があるのでしょうとか最近思うのであります。

例えば米国様なんかですと、(全部ちゃんとデータ取ってないので印象論で 恐縮ですけれども)FF誘導金利を下げていく過程において連銀当座預金への 付利を行ったのですけれども、この付利をやる前には供給をバシバシやった お蔭でFFレートとかガンガン下がってゼロ近傍になっちゃったりしてたのです けれども、連銀当座預金への付利をしたらFFは下限設定の巻ということで、 FFレートだけ見ると大緩和の後引き締めになってたりしてまして。

でもまあその間にLIBORの金利とかは上昇して低下となっているので、こっち的には引き締めの後緩和という状態になってたりする訳でして、はてさてこれは何がどうなっていると考えるべきなのかという話。

たぶん実体的な金利がどの位置にあるのかという点で言えばLIBORとか プライムレートとかCP発行レートとかを見るべきな話だと思うのですけれども、 じゃあそのレートって中央銀行がコントロールすべきものなのかと言う論議に なるとこれがまたヤヤコシイ話になりますわな。恐らくは金融市場が正常に 機能していればFFなり無担コールの誘導金利の操作が金融環境に影響を ストレートに与えるけれども、金融市場が正常に機能していない場合は政策 金利操作のみでは金融環境に予期した作用が起こらない可能性があるので、 こういう異常事態の時には考慮するべきという話になるのでしょうが。

ただまあなおつらつら考えますと、何でもかんでも中央銀行が間に立ってやる というのは金融市場のプレーヤーがこういう状態になっているので仕方ない のですけれども、これをそのままやってますと出口政策が非常に難しくなって くる話になりますので、まあ出口考えてる余裕なんぞ今のところ無いでしょう けれども、景気の話とプルーデンスの話はまた別の話でもありますので、 プルーデンス的に出口政策ってどうなるのよとか米国とか欧州の動きを見てて 思うのであります。

と訳の判らない余談すいませんえん。
 


お題「利下げ騒動あれこれ」   2008/10/30(木)08:02:13  
 
○こういう品の無いリーク記事はケシカランので

えー、問題の日経新聞を読んだのですが、記事内容が思いっきり断定調になっていまして、こりゃまた随分と自信満々の記事だことという感じではございました。ネット版ではこんな感じでしたが、新聞の方がもうちょっと断定調でしたよね。

[外部リンク]
日銀は円高・株安など世界の金融市場の動揺で景気下振れ懸念が強まっているのを受け、政策金利を引き下げる検討に入った。無担保コール翌日物金利の誘導目標を現在の年0.5%から0.25%引き下げる案が有力。31日に開く金融政策決定会合で協議、市場動向などを見極めながら最終決断する。日銀の利下げは量的緩和で金利をゼロに誘導した2001年3月以来になる。

(以下割愛)

まず先にあたくしの見解を暴論から先に申し上げますと、金融政策変更の度に事前のリーク記事みたいなのが出るとかどこの未開国家だと思う次第ですので、今週末の会合では利下げ無しで下品にも程がある日経新聞涙目ついでにリークした人間も含めて風雪のルルでタイーホくらいの展開を激しく希望いたします。

・・・・理由が無茶苦茶ですかそうですか(^^)。

2006年12月から1月に掛けての利上げ報道時における下品な動きに対して市場内外から批判出まくっていた筈なのですが、またこれかよということで、呆れるというか政策決定会合は何のためにやっているのかとか、またまた脱力感に襲われるのであります。普通の見通し記事じゃなくてこういう記事を書く神経って全くわからん。まあ株屋インサイダー新聞体質から全然脱却できてない中外商業新報なんでしょうな。

しかも日経がNYダウ上昇まで利下げ報道のお蔭にするとか、日本株が絶賛下落している時にもやたら堅調だったNY株式が本質的に日本要因で動く訳ねえだろ(買い方の後付け理屈には使ったでしょうが)という中でまあよくもまあ自画自賛するわなって所でありました。

それからね、サプライズで利下げするんだったらそれは最後の最後まで秘匿しておくべきであって、事前にリークされちゃったら「知ったら仕舞い」という兜町古言にありますように、金融政策実際に打ち込んだ時には下手したら「材料出尽くし」になってしまう訳でして、折角のサプライズ効果も減殺されちゃうと思うのですよ。センス無さ過ぎにも程がありますわな。


と、悪態だけついてるとアレですのでもうちょっと真面目に参ります。


○足元の問題は金利よりも量と質なのですけれども

以下申し上げるのは、金利水準が物価対比でどうのという本来的な話ではない細かな論点ではございますのでその辺一応先に断っておきますということで一つ宜しゅうに。

えーっとですな、暫く前からCPのレートが妙に高いですね云々というお話をしておりましたが、足元の短期市場における問題点ってその辺りにあると思うのですよ。即ち、市場参加者というかディーラーやら最終投資家のリスク許容度低下やら予備的資金需要やらカウンターパーティーリスクへの意識やらというような条件が複合してGCレポレートやらCPレートが高止まりとなっておりますと。

レポレートが安定しないと債券ディーラーの在庫ファンディング部分が安定しない訳で、いつなんどきシュリンクするか判らんとなればポジションを取ることに慎重にならざるを得なくなり、結果として債券市場におけるオファー・ビットの拡大とか、相対的に流動性の低いとみなされる銘柄がボコボコになるとか、大口売買が捌きにくくなるので入札時に事前にそのゾーンがやたら調整するとか、まあ色々な問題に繋がる(原因は一から十までレポレートではないですので念のため)次第。

またCP発行レートの高止まりは企業金融の実質的なタイト化を意味する訳で、CPからローンにシフトした場合に銀行の資金繰りのタイト化に繋がります(必要な資金の総量は変わりませんけど、CPとローンを比較すれば流動性というか換金性の高さが全然違うので、その結果として資金繰りへの効果は違ってくる)次第ということで、これまた金融環境のタイト化というお話ではございます。

てな訳で、足元の市場での問題ってそのあたりの議論に加えまして、ガイジンさんの決算時期にもなります年末に向けてのファンディングがきちんと確保できるのかという所もある次第。一頃のようにレート払っても量が取れませんとかいう話になったら涙目とか言ってる場合じゃないの巻ですので、まあそーゆーあたりのアベイラビリティって奴が問題になっとるわけですな。

ということでありまして、もっと質(担保政策)と量(オペレーション)の面から金融環境の緩和を行う方が課題としては急がれる所でございまして、まあ利下げは利下げで重要な話ですが、その効果を発揮する為には大向こうウケしないかもしれませんけれども、地味かつ有効な質と量の緩和を行うことがこれまた重要だと思いますけどね(あと、短期市場の金利形成という面だけで言えば、変に達成感が出てしまうよりは「やるやる詐欺」攻撃で期待を引っ張った方が良い(ただし参加者は疲れ死ぬ^^)のですが、アナウンスメント効果とかの問題もありますからね^^)。



○しかし債券市場って織り込んで無かったの????

株式市場の反応は兎も角として、正直唖然としたのは債券市場の反応。

あたくし確かこちらでも「別に利下げが展望レポートと同時に来ても驚きはしません」とか申し上げていたような気がするのですが、市場の中の人的には特に短期に近い人ほど「展望レポートのロジックを大幅変更して利下げ」(=今週末)、「ど〜せ碌な結果のでないGDP1次速報を見て利下げ」(=11月利下げ)、「GDP2次速報と日銀短観の結果を見て年末越え対策も含めて利下げ」(=12月利下げ)、といった図は普通にアリエールな話と認識してたんじゃないかなあと思ってたのですが。

ただまあ足元のGCレートだのの問題があるので、そうホイホイとポジションをどど〜んと取る訳にもいかないですから無理もしないでしょという所で金利が形成されてたのかなあと特に超足元に関しては思ってたのですけれどもね。

と申しますのは、昨日の超短い所の相場展開をみててほほうと思ったからであります。まずFBですけれども、3か月FBの入札段階ではレート低下が10bp程度で、その後買いが入ったみたいで引けでは堂々0.48%とそれは12月利下げだと負け確定ですが大丈夫ですかというレートまで低下しておったのですが、入札段階ではそこまで突っ込むまでには慎重と。で、CPの方が何とも残念な展開でして、スポ末発行かつ全体発行額減り減り状態で例のニュースという条件にも関わらず、レート低下が(物によってまちまちでしたけれども)だいたい5bpからまあそれに毛が生えた程度という残念にも程がある結果に。つまり、ホイホイとポジション取りにくい物ほど利下げ観測の影響が低いという事態でして、まあ当たり前っちゃあ当たり前ですが、これがいずれ追いつくものなら良いのですけれども、今までの環境見てるとどうもそうじゃ無さそうな悪寒も。


・・・・と、話が逸れましたが(苦笑)、昨日の債券市場では例によって後場になって勢いついちゃいまして、2年カレント10毛強の0.600%、5年カレント11毛強の0.920%などと、まあ威勢の良い上昇っぷりに正直呆れてしまいました。そもそも論からして実体経済のデータがこれだけクソミソ状態なのに利下げ全然警戒しないとか有りえないと思うのですけどねえ・・・・・これもやっぱりファンディング部分とかの影響があったのかなあ。よーわからん。

#もっと書くこと有ったような気がしますが、時間が来たのと書いてるうちに論点を忘れてしまったので(あほ)こんなところで勘弁。
 


お題「日経のリーク??記事/山口副総裁就任会見より」   2008/10/29(水)08:02:12  
 
○日経が「利下げ検討」記事のようで

手元に日経新聞が無いのでイマイチよく判らんですが、というか朝刊で書いているならネット版にアップしてよと思うのですけれども、円高株安で利下げ検討という記事らしいですが、モーサテ最初は威勢よく「利下げ検討」って話をしてたのに、コメンテーターからダメ出しされたらいきなり為替市況の説明が「日銀の利下げ観測も少々影響しているようです」とトーンダウンしている所には笑ってしまいましたが(^^)。

まあ今日からブラックアウト期間に入るので、その直前にこういうネタを打ち込むと日銀としては否定も肯定もできませんし、記事の出るタイミング的にはブラックアウトの前日に取材してるから問題無いでしょという言い訳も出来るという事で、まあ狙って打ち込みましたねえという所ですにゃ。

・・・・・で、あたくしの勝手な読み筋は昨日申し上げた通りでして、中川財務大臣が金利に対する考え方を会合までにどうのこうのとか言ってる位では少なくとも利下げで握れてはいないでしょと思う次第でして、まあ当座預金付利(って単体で打ち込んでも何が何だか訳判らんですが)を含めたオペレーションの強化策が「流動性強化策」とか言って出てくるのが先ですかねえという所なんですが。

しかし前日には「流動性強化策で当座預金付利」って報道をしたのも日経テレコンなんですけれども、昨日の今日で今度は「利下げ検討」とか人騒がせなというのもありますが、観測記事じゃなくてリーク記事みたいなのが出てくる(中身見ずに言うのも何ですが、どうせ日経ですから観測じゃなくてリーク記事みたいな話でしょ)のは品が無い話で、まあ所詮は(以下見苦しいので自主規制^^)。

ま、市場の中の人の勝手な事情を申し上げますと、利下げするなら利下げするでも良いのですが、月末前に色々とポジション調整とかある中でこーゆー変なネタ出されますと、変にブレたり売買が止まったりするのでポジション調整がややこしくなるので、月末前にこういう変てこな憶測だかリークだかの記事打たれると迷惑なんですけどねえ。

なお、公共放送様におかれましては「日銀、景気下支え策を検討へ」というお題で「展望レポートで景気見通しを大幅に下方修正」して「具体的には金利引き下げの必要があるかどうかの検討や、資金供給手段の新たな強化について検討」という報道を朝6時半のニュースではやっておりました(脳内記憶ベースなので正確な表現では無いかもしれませんので念のため)。

えーしかし何ですな、別にまあ理屈から言えば毎回の決定会合で金融政策をどうするかという話は検討しているので、利下げ提案の有無は別にしてその時点で「利下げの必要性について検討」はしていると思うのですが(^^)・・・・・何となくこれはやるやる詐欺の悪寒が致します。日経新聞釣られたんジャマイカ?

なお、市場の状況次第では利下げがとっととやって来ても別に驚かないのですが、やるやる詐欺で期待を引っ張った方が一粒で数度オイシイ(既に今日オイシイのですから^^)というのが市場の仕様でもあったりするので、相場が期待で戻ってしまうと却って利下げが直ぐに行われない悪寒もしますけどねえ(苦笑)。


と、朝のニュースに脊髄反射。まあ今回は「ただの検討」だけのような気がするんですけどね。よーわからん。



○山口副総裁就任記者会見

[外部リンク] これまでの金融危機で、世界の中央銀行は豊富な資金供給とともに利下げを行ってきました。一方、日本銀行は豊富な資金供給は行ってきましたが、利下げには踏み切りませんでした。これまでの一連の対応について、どのような考えをお持ちでしょうか。』

『(答) 現在の政策金利の水準について、私どもとしてどう評価しているかということから話をします。現在の政策金利0.5%という水準については、日本の経済成長率や物価上昇率との関係からみて極めて低い、緩和的な水準が維持されていると認識しています。従って、企業の資金調達コストも相当低い水準で推移しているということになりますし、こうした緩和的な金融環境というのは企業活動を支えているはずだと認識しています。』

足元ではオープン金利の上昇(以下同文)というツッコミはまあスルーしますとして、緩和的な水準ですかそうですかという事で。

でですね、この質疑の話とずれちゃうかもしれませんけど、政策金利は無担保コール翌日物加重平均な訳ですが、その金利がコントロールできていても足元市場の裁定機能が低下(というか無い)している中で、各種金利が必ずしも安定して推移していないという状況になっていますよね。金融政策の効果っていうのは、無担保コール翌日物金利というよりは、これらの各種金利が影響すると思うのでして・・・・とか申し上げているうちにいつもの話になってしまった(汗)。

『先行きの金融政策運営については、総裁がいつも言っていることですが、経済・物価の見通しとその蓋然性、それから上下両方向のリスク要因を丹念に点検しながら機動的に行っていくというのが基本的なスタンスです。ただ、国際金融資本市場の動向が極めて緊張感に満ちた状況になりつつあるため、これまで弾力的かつ大量の流動性の供給を通じて金融市場の安定確保に努めてきたわけですが、今後ともそうした対応を続けていきたいと思います。』

ということで注目すべき点は展望レポートの書きっぷりになるわけで、現在の政策金利水準が緩和的なのかどうか、というのと、先行きの経済見通しが回復方向になっているのかどうか、という所だと思います。


・CP買入について

資金供給に関する質問の中でCPの話がありました。

『ただ、企業金融について、先程は申し上げませんでしたが、このところCPの金利が上昇するといったようなかたちで何がしかの厳しさが表れてきているのも事実です。そうした認識に立って、先般、CP現先オペについて積極的に行っていくことを決め、現にそうしたオペレーションを行ってきているところです。そういう意味では、私どもの弾力的かつ大量の流動性供給というのは、第一義的には金融市場に対してですが、企業金融面でも何らかの流動性の供給が必要であればそうした対応も採っていくと、このように認識しています。』

えーっと、一発打っただけなのですがそれを積極的とか言われましても・・・・で、CP買入が検討課題かどうかという質問が次に出てそれに対する答えですが。

『質問のご趣旨がCPの買切りオペ導入の可能性ということであれば私どもとしては、現在は現先方式での資金供給ということで対応可能と考えています。』

まあ、昨日も申し上げましたが、一発買切りをやるだけとかだったらアリバイオペにも程がありますので、定例的(最低毎週1回)に現先オペを打ってそれをロールしてもらったほうがよっぽど意味がありますので、まあ買切の前にもうちょっとオペのやる気を見せていただきとう存じますけれども。

その他、FRBビューとBISビューの話とかあったのですが時間の関係で今日はこんな感じで勘弁。
 


お題「今日はネタ成分濃厚で与太話をさせて下さいませ」   2008/10/28(火)08:01:07  
 
株下げに関しては何かもう不感症状態になってますが(あほ)、微妙にこう血圧の上がる話が散見されるわけでして、本日は与太話の巻で勘弁させていただきとう存じます。

○1兆円増資とか何と言うKY

月曜の株式市場はどこぞのアホウ銀行がこの安値水準で1兆円増資するとかいうニュースで金融株中心の下げが酷く、前場日経平均しっかりしている中でも見事にTOPIXがゲロゲロという状態になっておりました。で、後場日経平均も一緒にボコボコになったのはご案内の通り。

えーっとですな、金融危機の時のメガバンク増資は、国内要因による不良債権(今にして思えば無駄な時価評価のせいもあるが)のロスカットの後処理として必要だったので、この時の増資に関しては仕方ないですねって話だと思うのですが、今回に関して言えば、先日どこぞの外資系金融機関に8000億円突っ込んだばっかりなのでありまして、「株価下落が原因で」とかもうアホか馬鹿かと。

増資しなきゃ明日にも潰れるとか、そもそも増資しないといけない状況になったのが国内に融資突っ込んで毀損したからとか言うのであれば兎も角、海外に景気良く投資した挙句に株が下がって資本不足、しかも株価下落した所で大希薄化とか既存株主をコケにするにも程がある上に株式市場全体にもダメージということで、これはもうどこの国賊ですかと思ってしまう訳で、経営陣は恥というものを知っているのであれば切腹して既存株主に謝罪すべきではないかと思うのですけれどもねえ。

ちなみに、時事メインで見たニュースですけれども、東海東京証券(8616)は昨日自社株買い300万株、20億円上限で実施すると公表しておりました。本来そうあるべきもんでしょと思う次第でありまして、この状況になって自社株買いするどころか増資するとかもう何と申しますか(以下同文)。


・・・・と悪態をつく訳ですが、与太話成分を更に拡大させますと(笑)、やはりこうなりますとサンリオの社長様であらせられる辻信太郎先生が実は時代を先取りしていた訳ですよ(嘘)。

もうだいぶ前の話になりますが、投資家向けIRだかの席上で辻社長が保有株式の下落について質問された時に「売らなければ損ではない」という上場企業の会計基準から思いっきり斜め上に逝く発言をして出席者の腰を抜かさせたという事例がありましたが、「そもそも本業が儲かっているので問題なく、株の評価で一時的にやられることで大騒ぎするのはケシカラン」というのは現在の「時価会計見直し」や「満期保有勘定の運用弾力化」に通じる議論でありまして(嘘)、まさにこう時代を先取りしていた訳ですな(しつこいですがネタですので真に受けないように)。しかも原資は体重リンゴ3個分のネコさんが世界中で稼いだ金ですから正に愛国者(^^)。

ま、サンリオ云々はギャグですけれども、この期に及んで自社株買いどころか大型増資とか何考えてるんだというか、却って不安煽らんかいなとか思うのですけれども。何というかセンスがねえとしか・・・・


○これも微妙にうーんでしたけど(中川酒)

これまた妄想ネタで恐縮至極であります。

昨日の昼に出たニュースフラッシュで反応した後、株価が爆下げして尚反応して利下げ織り込みっぽい展開になってきたのですが・・・・・

会見での発言なので当然ながら他のベンダーでも出てましたが、ロイター日本語版の12:33配信のフラッシュをば。

12:33 金曜の日銀政策決定会合までに(金利に関する)政府の考え方を決めたい=中川氏

これに反応したのか株安で反応したのかよー判らんのですが、この手の発言が出るということは少なくともこの時点で今週末の決定会合では利下げ方向の議論がメインに据えられる(もうちょっと品の無い言い方をすれば、「利下げでの握りは出来ていない」ですな^^)ことは無いんじゃねえのという事と、政府サイドで今週末はそうシャカリキに利下げを求めてないのねって想像(かなり妄想寄り)になる次第であります。

と、申しますのは昨年1月の利上げ騒動の時の事例を思い出す次第なのでありまして、このときって1月利上げ断念という線で纏まっていた所に対して当時の中川(秀直)幹事長が事情を知ってか知らずか「日銀が利上げ提案するなら議決延期請求をすべき」とか「日銀法改正」とか威勢のいい話をしていまして、それに対して政府サイドは物凄く物分りの良い発言に終始していたので、市場が思いっきり「これは利上げ容認」と騙されたという楽しい事件があった時期(2007年の1月前半から中旬くらい)ですな。

そもそも利下げで話の方向が纏まっているのであれば、所轄大臣がこんな事言うわけございませんですし、本気で利下げさせるために圧力でも何でも掛けるというのであれば、こんな正面切った話はせんでしょ(却って話がややこしくなる)と思うので、あたくしなんぞは今週末利下げでも別にふ〜ん位なんだった(ちなみにそれは市場平均予想より前倒し)のですけれども、この発言見て「こりゃ今週末は無いのかな」なんて逆に思ってしまったりして(苦笑)。

まあいずれにせよ、この手の発言は実効性に疑問符(言うなら会見などではなく決定会合の時に言えと思う)なんで、ちょっとセンスがどうなのよと思うのでありました。いやまあアリバイ発言したいってのなら判りますけれども、この期に及んでアリバイ発言とかやってる場合じゃないと思うのですけれどもねえ。


○当座預金付利ですかそうですか

で、昨日は日経テレコンが最初に報道してましたが、金融安定化策ということで、当座預金付利(超過準備に付利ですかな)とかCP買取という話が浮上しているそうですな。

えーっとですね、いやまあ当座預金付利するのであれば、そこのフロア金利に近づく位にバンバン資金供給(ついでに言えばT+0スタートの3日モノとかいうようなオープン市場に無意味な供給ではないもので)する位のことやって頂きませんと、却って資金の回りが悪くなってしまい、金利としての効果が下手したら実質利上げ効果みたいになってしまいますので、その辺勘弁していただきたい訳ですな。

で、毎日悪態ついてますように、わざわざ臨時会合やって流動性強化策とか打ち出しておいてCP買現先は一発やっただけで後は無しとか、期末越えの供給をやるとかいう割には一番必要なT+2やT+3スタートでのターム資金供給のオペは不足気味だわ(昨日なんて共通担保の先日付オペ無しですがな)と言う感じで、何か本当にちゃんと大供給する気があるんかいなというオペが続く昨今でありますので、CP買取とかも言うだけ言ってオペ一発だけやって後は知らんがなとかいうような、目くらましアリバイオペをやられても困るので、地味でもちゃんと実効性のある「流動性強化策」を実施して頂きたいものであります。


○なお与太話

・アイスランドまたまた

サムライのカウプシング銀行1回債(発行額500億円、2009年10月20日償還)の利払いが7日間遅延してデフォルトとなりました。ご冥福をお祈り致しますが、報道によりますとこの国の首相は「経済立て直しの為にあと40億ドル必要」とか寝言としか言いようが無い発言をしておられているようでありますな。

・・・・・えーっと、この国そのものを国際的に競売にでも掛けた方が良いのではないかと思いますが。


・これは良い兆し

昨日のロイターニュースでインタビュー記事が。

14:57 金融混乱:株式市場は今が最悪、財政政策などが必要=ドイツ証券 武者氏[東京 27日 ロイター] ドイツ証券・副会長兼チーフ・インベストメント・アドバイザーの武者陵司氏は、ロイターの緊急株式インタビュー「金融混乱」の中で、株式などマーケットは今が最悪であり底打ちも近いが、財政政策など適切な政策が打ち出されず株価の水準が現時点から変わらなければ、破局的な経済悪化もありうるとの見方を示した。(インタビュー内容部分割愛)

・・・・・・・・・・(゜∀゜)

>破局的な経済悪化もありうる
>破局的な経済悪化もありうる
>破局的な経済悪化もありうる

さあ、あと一息ですよ!!
 


お題「虫干しネタと相場雑感」   2008/10/27(月)07:59:54  
 
今週終わったら10月終わりとは早いもんで。

○地味に超足元の金利が下がらない訳だが

金曜はご案内の通りの円高株安で大変に素敵な展開になったのですが(ユーロ/円の値段を見ててドル円かと)、超足元の金利がこれまた金曜も下がらんの巻。GCレートは相変わらず0.65%というのも何ですが、いい加減利下げ観測が反映されても良い筈のFB3か月カレントは0.645%で、1月償還は全般的に0.65%に近くなっているという有様で、場中には2年カレント国債が0.7%割れに突撃するような場面があるっちゅう中で何ともまあという
感じです。

で、FBもそうなんですけれども、CPの方がどうもぱっとせん訳でございまして、足元で絶賛強含みという感じになっていますわな。これはまあCPディーラー(=大手銀行)がここもとの株価急落でリスク管理上の警戒レベルが上昇してリスクアセット圧縮とか、GCレートなどの高止まりでファンディングコストが高止まりだとかいうような背景があるので、レートが下がらず。また、レートが下がる時っていうのは普段の最終投資家(投信とか)以外に地銀さんなんぞも登場する傾向にありますが、銀行業態さんは同じ理屈でそうホイホイとリスクアセット積む訳にも行かないという所でしょう。これだけ市場が不安定になると資金繰りも読みにくくなりますし。

てな次第でございまして、GCも0.65%ちょっとの所で安定しちゃって推移し、CPレートが上位格付の大手企業とかでも3か月で1%だのとかで推移するという状態になっていると金曜日にも申し上げたと思いますが、これって「金融環境」的には実質的に利上げになっているようなもんだと存じますけど、その辺りどう考えてるのですかねと小一時間ではございまする。


○堀井理事の講演

[外部リンク] Operations Managers' Conferenceにおける堀井理事挨拶10月16日のお話ですけれども、『国際金融不安の暫定的インプリケーション』という部分についてちと引用を。

『実際、昨年夏以降に国際金融不安が顕現化した後も、外国為替市場については、市場の抵抗力(resiliency)を評価する向きが大勢でした。つまり、初期にはエマージング市場への資金シフト、最近では米国へのリパトリといった形で、クロスボーダーの資金フローが方向を変えつつ増勢を強めたにも拘らず、外国為替取引は総じて大きな問題なく秩序だって執行されてきました。』

10月16日のお話でしたからここは突っ込みません(^^)。

『もっとも、為替スワップ市場では、市場流動性の低下が目立っています。つまり、取引レートが不安定化するだけでなく、取引自体がしばしば困難となっている訳です。これは、カウンターパーティ・リスクへの意識への高まりに伴って、短期金融市場の機能が損なわれた結果、為替スワップ市場での「価格発見」が困難になったことによるものです。』

これ重要な論点でして、結局のところはポールソンのアホウがリーマンを突然法的にこかして決済取引を大混乱させてしまい、通常の売買取引などにおける決済リスクへの警戒レベルを大きく引き上げさせてしまった事が影響しとるとしか申し上げようがございませんですわな。

『このため、ある通貨の資金を調達した上で、為替スワップ取引を通じて、別の通貨の資金調達に充てることが難しくなり、一部のグローバルな金融機関による資金調達に問題が生じました。こうした資金調達の問題は、米ドルにおいて最も顕著に生じています。世界中の中央銀行が時差を超えてドル資金を供給しているのはこのためです。』

欧州におけるドル資金もそうですけど、東京でも取引枠を縮小する動きはありますので、まあ日本でも影響してるでしょと思う訳ですが。ついでに脱線すると、CPレートなんてその煽りを食らっている側面がごく一部かもしれないけども有りそうな希ガス。

『しかも、足許では、為替スワップ以外の外国為替取引に関しても、取引高が高水準で推移する中でもビッド・アスク・スプレッドが拡大するなど、市場流動性の低下の兆しを指摘する向きがみられるようになっています。』

左様でございますな。で、この挨拶の後からそれは拡大してるのではないかと勝手に想像(想像の世界ですが)するのですが。で、この先途中をちょっと飛ばしまして、さっきの論点部分の話の続きを。

『為替スワップを中心とする外国為替市場の流動性の低下は、市場機能の維持に関わる論点を少なからず含んでいます。』

ではどういう論点があるかという話。

『例えば、議論の前提として、近年成長した参加者や取引手法が、市場流動性にそもそも如何なるサポートまたはストレスを齎していたかを整理することは有用です。』

『今回の市場機能の低下に関しては、外国為替市場の基本的枠組みであるブローキングやマーケット・メイキングが受けた影響について、市場機能の頑健性という視点から考えることが必要です。また、日本銀行を含む主要国の中央銀行は米ドル資金供給オペを実施していますが、為替スワップ市場への効果についても伺いたいと思います。』

『決済リスクへの対応も劣らず重要です。ストレスの下で一定の市場機能を維持しうる外国為替市場を展望する上では、主要通貨だけでなくエマージング通貨も含めて、外国為替取引に係る決済リスクの削減を進めることの重要さは一段と増しています。』

たぶん為替の場合は債券と違ってモノの受渡という面ではフェイルのようなややこしい話はない(フェイルじゃなくてデフォルトですわな)と思うのですが、内外での受渡タイミングの問題とか、フォワード取引の問題とか、そっちの方が債券市場よりもややこしい論点になるんでしょうな。

まあちょっと気になったのでクリップしてみました。


○主要銀行貸出動向アンケート調査

ちと前にでたんですけど。
[外部リンク] (1.00)
∪瀏投資の拡大    1.40 (1.00)
資金繰りの悪化    1.00 (1.00)
ぜ蟲資金の積み増し    1.80 (1.33)
ヂ召猟潅手段からのシフト 1.00 (1.00)
β濬亢睛の低下    1.60 (1.33)
Г修梁勝         1.20 (2.00)

で、減少要因。

’箴紊慮詐    2.67(2.00)
∪瀏投資の減少 2.67(2.00)
資金繰りの好転  1.67(1.14)
ぜ蟲資金の取崩し 2.00(1.14)
ヂ召猟潅手段へのシフト 1.67(1.00)
β濬亢睛の上昇   1.33(1.14)
Г修梁勝       1.67(1.14)

・・・・うむ、まあこの辺見ていると(回答数が少ないですけど)今のところ資金繰りが悪化まではなってないと。「手元資金の積み増し」が増えているのは気になりますけれども・・・・・・・
 


お題「市場雑談とかその他雑談とかです」   2008/10/24(金)08:01:10  
 
本業が微妙に多忙なのでネタが生煮えで申し訳ありませんm(__)m

○利下げ期待っぽくなってるのですが・・・・

昨日の債券市場では株が見事に下がり円高になる中で2年カレントの利回りが0.7%割れまで出合いまして(高値0.695%)、これはもう利下げ期待が入ってきたような感じの展開になりました。ってまあそうなるのは当然ちゃあ当然なのですが。

ところが一方で超短い所の金利はまたまた上昇してまして、資金供給オペの金利は上昇してまして、トムスタートの月中物オペで水曜は8000億円のオペに対して0.650/0.65の落札結果だったのですけれども、昨日は12000億円とロットが増えたにも関わらずレートの方は0.666/0.65と平均レート貫禄の上昇。足きり0.65%の按分も78.8%から17.2%に低下しておりまして、レート上昇観の強い結果に。

GCレポのレートはレギュラースタートの翌日物でこれまた0.66%あたりでサガランチ会長ですし、CPの発行レートはこれまた下がらない、というか超微妙なニュアンスですが上昇っぽい気もせんでもない(横ばいは横ばいなんですけどね)という感じ。水曜に入札が行われた新発FB3か月ものは0.645%となってまして、既発に関しても短い所は微妙にレートが上昇っぽい銘柄もありという感じで、ちと重い感じで誠に遺憾でございます。

今週の頭にはFBレートとか落ち着いてきて結構ですねとか書いた覚えがあるのですけれども、何のことは無いこのテイタラクでありまして、どうもオープン市場のレートが上昇しているのをそんなに牽制するようなオペじゃないという印象を与えているあたりで、GCなどのレートがじり高になりやすくなるという結果に結びついてるんじゃネーノって所でしょうか。

3連休明けの所では「これでGCなども落ち着くでしょう」という見方から0.60%までストンとレポレートとか下がったのですが、その後レートが上昇したというのは、結局のところその期待が「オープンの金利が上がってもオペがそんなに打たれないのね」というような空振りの結果になった所があるのかななんて。

多分ですね、昨日申し上げた「オペのロットを増やす」って奴で「そんなに高いレートで応札しなくても落札できそうだ」って期待を形成させてレートを下げるというのが一つの作戦かなとか思うのですけれども、そもそも論としてインターバンクとオープンというか、T+3やT+2のあたりとT+1やT+0のあたり(これT+2と1の間で切れるのか1と0の間で切れるのかは良く判りませんが)で資金の需給が違っているというのがあると思いますので、そーゆー意味からしますとT+3とかT+2スタートのオペで資金を供給してT+0あたりでは売手で資金を引くという形で、日銀が資金の偏在を均すように能動的にかき混ぜるようにするのも吉かと。

「市場機能はどうした」とツッコミが飛びそうですが、市場機能というのはそもそも裁定が効く世界で機能するものでありまして、その裁定自体が市場参加者のリスク許容度低下あるいはレバレッジの縮小によって効かなくなっている訳でありますので、まあ中央銀行とかが出て行くのもシャーナイナイという所なのでしょうかね。

と、今日もごく一部のマニア向けの雑談で恐縮至極。


○またまたアイスランド

このあたりのお話はだいぶ世の中の話題になっていたと思うのでご存知であろうかと思いますが。
[外部リンク] Kaupthing misses coupon payment on Samurai

20日に利払いが来るアイスランド最大の銀行のカウプシング銀行1回債(償還は来年の10月20日)の利払いが堂々遅延中で、これ7日遅延するとイベントオブデフォルトだと思うのですが、まあそんな状態。

で、同じロイターでこんなニュースを。20:46 22Oct08 -Iceland sets up New Kaupthing bank惜しくも同じロイターのネット版ではこのニュースまだ拾えないのですけれども、関連するページを探したらこんなのが。

[外部リンク] Kaupthing Bank Takes Over Domestic Operations of Kaupthing banki hf.
(多分カウプシング銀行のサイトです)

で、そこにあるアイスランドのFinancial Supervisory Authorityの公表文はこちら。
[外部リンク] 13時19分)

ということで反対の理由なんですが、これまた上記サイトによりますと・・・・・

『公的資金の投入先に農林中央金庫を含めたことについて、23日午前の民主党金融対策チームの会合で異論が相次いだ。』

ほほう。で、その理由なんですけどね。最初の『農林中金の(1)財務内容が不透明』っていうのは理屈として判るのですけれども、2番目の理由が何とも。

『(2)傘下の農協窓口に自民党のポスターが張ってあり、自民党側に多額の政治献金をしているのではないか』

・・・・・・・(゜д゜)

一応『大塚耕平参院議員は会合で「国民の税金をもとにした公的資金の注入先は、政治的な中立性が必要だ」と指摘。』と尤もらしいことを言ってますけれども、この理屈ってまた例によってどうなのよと思う訳ですよ。

その理屈を推し進めると(共産党さんを例に出して恐縮ですが)「この商店は共産党支持者なので公的助成を行えません」とか「この人は共産党支持者なので生活保護は受けられません」っていうような話になっちゃう訳でして、政治的中立性がどうのこうのとか言ってますけど、民主党政権になったら政府による所得配分機能において党派性を持った不公平な扱いをしますよって言ってるようなもんでしょうと。

民主党が言っていた日銀に対する「政治干渉はイカン」だの「財金分離」だのの理屈が結局日銀総裁人事を政争の具にして金融市場関係者の腰を何度も抜かさせてくれましたが、今度は金融危機を政争のネタですかそうですかというのも何だかねという感じであります。

と、本日も何だか雑談ですいません。
 


お題「市場雑感とかその他雑感とかで恐縮ですが」   2008/10/23(木)08:01:42  
 
ちとお疲れ気味なもんですいませんすいませんすいません。

○誘導目標は確かに無担保コールですが・・・・

どうもGCレポのレートが下がらないし、現先レートも上がるしということで、CPの発行レートは下がらないという昨今なのですけれども、昨日のオペ見ててちょっと思ったこと。

昨日は国債買現先1兆円がスポットスタートの月末エンド、共通担保本店供給8000億円がトムスタートの28日エンドで打ち込まれたのですけれども、打ち込み額がしょぼかったこともあって貫禄のレート上昇。火曜日の共通担保全店オペで30日エンドが0.636/0.63だったのですが、昨日は0.650/0.65となりまして、まあどうせどっかの大手銀行さんがバサッと札を入れたんでしょうけれども、この期に及んでレート上昇とか如何なものかという感じ。

火曜日は共通担保オペ3発とか実施してたのですが、ちょっと供給を減らし目にするとすぐこの有様という所でして、この辺のレートが上昇するとGCレポの金利とか現先の金利とかにも跳ねてきて、特にCP現先の金利が上昇してくると今度はCPディーラーの在庫保有の余裕が下がってきますので、CPレートが上昇しやすくなっちゃいますわな。ま、CPレートの場合は10日の週に上昇したのがちょっと下がったものの、引き続き年末越え3か月もので大体1%近辺での推移とか高止まりしていますので、上昇というよりは下がらないという方が動きとしては適切なのですが、まあそんな感じ。

昨日入札が行われました3か月FBに関しても、落札レートそのものは前回比で低下してますけれども、セカンダリーでの動きは先週と比較して悪く、先週は落札後に0.62%レベルまで低下したのに対して昨日は0.64%の引けということで、平均落札レベル(0.6353%)からの伸びは無いという状態なのも、足元のGCレートなどが下がらないどころか上昇気味なのを反映しているように見えないことも無い。


ということで、白川総裁の良く使う「金融環境」という文脈を持ち出しますと、短期の超足元な所では、確かにコールの加重平均レートはこんなもんでも落ち着いているといえる(どうせ二極化してるのだからあまり意味がある議論とも思えないが)ので「誘導目標の達成」はいつものようにできているのですが、「金融環境」という点で言えば、GCとか現先とかの金利が下がらないでじり高って状態になってて、FBだのCPだののレートが妙に下がらないということで、金融環境が宜しくありませんなあという話になると思うのですけれども。

ターム物とかオープンの金利をもうちょっと落ち着かせる気があるのでしたら、1兆円3本とかいうような打ち方じゃなくて、2兆円2本とか1本のロットを大きくして(大きくしないと昨日の8000億円のように1社で半分打ち込みとかされてしまってすぐにレートが上昇する)応札レートが下がるような打ち方の方が良いのではと存じます。


ま、GCが妙に下がらないのは、例によって与信(GCは国債担保ですけど、相手が飛んだ場合に担保処分すると相場次第でいかれる場合ありなので与信は与信)ラインを絞っている状態になっていて資金を出す投資家があまり戻ってきてない事とか、そんな状態なのにロンバートが最後にあるからと堂々寝転んでいる人が相変わらずいるのでショートファンディングが残りっぱなし(それで最後にロンバートに行ってるのだから何やってるんだコイツハと思うけど)となっているとか、まあオペ以外の要因もあるのですけれども、その辺加味した上でもうちょっとオペの方をGCレポなどの金利推移を気にして打って頂くと、金融環境の改善に繋がるかと存じますがどう
でしょう。

#と、殆どの人が「???」な話を延々としてどうもすいません


○ほほうこれはこれは

毎度お馴染み財務省のサイト。
[外部リンク]
 


お題「ネタフォローでヒーヒーであります」   2008/10/22(水)08:08:55  
 
どうもね、フォローしきれなくてもうてえへんでありまするが、ネタとして新しいものから順に俺様備忘録状態ですんません。

○FRBがMMF保有のCPを買うというお話

そもそも米国の短期金融市場までそんなにフォローしてるわけではないのでよーわからん面があるのですが、ヤケクソで超斜め読み。で、とりあえずMMF対象に買入をするみたいですが、そのうちMMF以外の投資家からも買入ますという話みたいですね。ということでFRBの施策ですが、当然ながら朝起きてから超斜め読みしているので解釈内容無担保無保証(汗)。

[外部リンク] the MMIFF, authorized by the Board under Section 13(3) of the Federal Reserve Act, the Federal Reserve Bank of New York (FRBNY) will provide senior secured funding to a series of special purpose vehicles to facilitate an industry-supported private-sector initiative to finance the purchase of eligible assets from eligible investors.』

『Eligible assets will include U.S. dollar-denominated certificates of deposit and commercial paper issued by highly rated financial institutions and having remaining maturities of 90 days or less. Eligible investors will include U.S. money market mutual funds and over time may include other U.S. money market investors.』

CPのほかに残存90日以内のCDも買いますというお話みたいですな。で、要綱の方を読んでみると(これまた超斜め読み)

『FacilityThe MMIFF is intended to help restore liquidity to the money markets. The MMIFF will be a credit facility provided by the Federal Reserve to a series of special purpose vehicles established by the private sector (PSPVs) in accordance with the terms described below. 』

『Each PSPV will purchase eligible money market instruments from eligible investors using financing from the MMIFF and from the issuance of asset-backed commercial paper (ABCP). The MMIFF is authorized under section 13(3) of the Federal Reserve Act.』

ということでして、何かイマイチ良く判りませんが、どうも購入対象になるCPはABCPになるように見える次第でして、日本のCP市場(=事業会社などの直接金融としてのCP発行がメインとなっている市場)をイメージして「CP買入」と言うのとちょっと違う感じがします。どっちかというとABCP買入などの資産担保証券買入をイメージした方がよさげな。

で、実施要綱のその先には色々と説明があるのですが、詳しくないあたくしが読んで内容理解するには時間と知能が不足しているので、とりあえずパスなのれすが、次の「PSPV(が買入主体なのかなあ?)の買入資産」を引用するアル。
『Eligible Assets of a PSPV

A PSPV will purchase from eligible investors at amortized cost U.S. dollar-denominated certificates of deposit, bank notes, and commercial paper with a remaining maturity of 90 days or less.』

certificates of deposit と bank notes の区別があたくし良く判らんのでありますけれども(あほ)、残存90日以内のCDとかCPを買うと書いてあるように見えます。

『Each PSPV will only purchase debt instruments issued by ten financial institutions designated in its operational documents. Each of these financial institutions will have a short-term debt rating of at least A-1/P-1/F1 from two or more major nationally recognized statistical rating organizations (NRSROs).』

さすがに何でもかんでも買うという話ではないみたいで。で、ここから益々あたくしが寝起きで理解するには時間の掛かる話になるので以下皆さんリンク先読んで解読宜しくお願いします(手抜き)。

・・・・・でね、ちょっとだけ疑問に思うのですけれども、この施策って要するに「MMFの資金繰り支援」だと思うのですけれども、それなら別に買入しなくてもMMF相手に担保取って貸付をしてファンディングをつければよいだけのような気がするんですけれども、わざわざ購入する理由はどの辺りにあるんじゃろうか。担保掛目の問題なのか資産規模が減りすぎると別の点で問題になるのか。うーむわからん。

まあ寝起きの引用で恐縮至極でありまする。


で、その他のネタをちょっとずつ。


○物価連動と15年変動の入札取りやめですかそうですか

既に前日のネタなので古いにも程がありますが。
[外部リンク]
 


お題「さくらレポート」   2008/10/21(火)08:05:56  
 
○全地域下方修正来ました

ところで今回のさくらレポート概要なんですけどね。

さくらレポート概要
[外部リンク] 「上方修正」0地域 「現状維持」2地域
「下方修正」7地域となっておりますです。その個人消費に関しては別項で詳しい分析がございます。

・設備投資

『設備投資は、「増勢が鈍化」ないしは「高水準横ばい」といった報告がみられる一方で、交易条件の悪化等により企業収益が減少していることなどを背景に、「減少している」ないしは「幾分弱めの動き」といった判断が目立ってきている。』

交易条件悪化に関しては前回も指摘されていました。

『前回報告との比較では、北海道、東北、中国、四国は現状維持としたものの、北陸が下方修正、関東甲信越、東海、近畿、九州・沖縄がやや下方修正した。』

で、前回対比 「上方修正」0地域 「現状維持」4地域 「下方修正」5地域 ですな。

・生産

『生産は、北海道、中国、四国で、「横ばい」ないしは「高めの水準を維持」と判断している一方、東海で「減少している」、その他の地域では、「弱めの動き」などと判断している。』

『前回報告との比較では、北海道は現状維持としたものの、東北、北陸が下方修正、関東甲信越、東海、近畿、中国、四国、九州・沖縄がやや下方修正した。』

で、前回対比 「上方修正」0地域 「現状維持」1地域 「下方修正」8地域 ですな。

・雇用・所得

『雇用・所得環境をみると、雇用情勢については、全地域で弱めの動きとなっている。北海道、関東甲信越、中国、四国、九州・沖縄で、「弱めの動き」ないしは「改善が一服」などと判断しており、東北、北陸、東海、近畿でも、「有効求人倍率の低下が続いている」ないしは「雇用者数が伸び悩んでいる」などと判断している。』

雇用情勢に関しては前回までは地域差があって、ベクトルが一応上を向いている地域もあった(東海・近畿・中国)のですけれども、今回は貫禄の「全地域で弱めの動き」という状態になっちゃいました。これはいかんでしょ。

同じ部分を7月のさくらレポートから引用するとこんな感じに。

『雇用・所得環境をみると、雇用情勢については、北海道、東北、北陸、関東甲信越、四国、九州・沖縄で、「やや弱めの動き」ないしは「改善に足踏み」、「横ばい圏内の動き」などと判断している。一方、東海、近畿では、「雇用者数は緩やかに増加しているが、有効求人倍率はこのところ幾分低下」などと判断しているほか、中国では、「有効求人倍率が引き続き高めの水準を保っている」と判断しており、地域差がみられる。』(7月のさくらレポートより)前回と今回とを比較すると情勢の悪化が見て取れるかと。で、続き。

『雇用者所得は、関東甲信越、東海、近畿、中国で、「伸び悩んでいる」ないしは「横ばい圏内の動き」と判断している一方、北陸、四国、九州・沖縄で、「やや弱めの動き」などとしているほか、北海道、東北で、「厳しい状況が続いている」ないしは「減少している」とするなど、地域差がみられる。』

こちらに関しても前回7月時点では関東甲信越と東海は良い状態という所でしたので、これまた情勢の悪化ですかな。7月のさくらレポートから同じ部分を引用します。

『雇用者所得は、関東甲信越、東海が、「緩やかな増加」ないしは「改善」と判断しているほか、北海道、東北が、賃金引き上げに抑制的な動きがみられるなどとしつつも、「一部に持ち直しの兆し」ないしは「緩やかな改善を続けている」と判断している。この間、北陸、近畿、中国、四国、九州・沖縄が、「前年並み」ないしは「横ばい圏内で推移」と判断している。』(7月のさくらレポートより)

情勢はあまりよろしくないという感じですな。

『前回報告との比較では、雇用情勢については、東北は現状維持としたものの、その他の8地域がやや下方修正したほか、雇用者所得については、北陸、関東甲信越、東海、四国、九州・沖縄がやや下方修正した。』

ということで、雇用情勢の前回対比が 「上方修正」0地域 「現状維持」1地域 「下方修正」8地域。雇用者所得の前回対比が 「上方修正」0地域  「現状維持」4地域 「下方修正」5地域だそうで。

まあ総括してヘロヘロでございますなという事でして。


○これまた毎度お馴染み「地域の視点」

今回のお題は二つありまして、
『各地域からみた最近の個人消費動向と消費関連企業の対応』
『地域経済における原油価格等上昇の影響とその対応─水産業のケース─』
ということで、お題を見れば判るように景気の良い話ではございません(^^)。

ちなみにですな、こちらの1番目のお題に関連する分析が本文の方に結構詳しく掲載されていまして(本文4ページ目〜本文12ページ目、PDFファイルで6ページ目〜14ページ目になります)、その中で『ロ.消費者の支出行動の抑制色の強まり』ってあたりから見てると中々オモロイです。ちょっとだけ引用します。

『消費者の支出行動が抑制色を強めていることの顕れとして、全国的に、節約志向や低価格志向等、消費支出節減の動きが一段と強まっているとする声が多く聞かれる。こうした傾向は、家計支出に占める燃料費のウェイトの相対的に高い地区でより顕著にみられているといった指摘もある。なお、食の安全に対する意識の高まりを背景とする国産・高品質志向の強まり等、消費支出を下支えする動きも一部にみられなくはないものの、今のところその効果は限定的との見方が多い。』

ということで、【節約志向の強まりの具体例】とか【低価格志向の強まりの具体例】とか
【商品・サービス代替の具体例】というような事例の報告があったり、一方で景気の良い話として【食料品等における国産・高品質志向の具体例】という所では【健康志向の具体例】とか【こだわり消費等の具体例】なんかがありまして、紹介すると長くなるので割愛しますが、さくらレポート本文もご覧になると吉かと存じます。

#なるほどだから最近銀座やら新宿やらって人大杉状態なのねと思いますが


んでまあ毎度恒例になってしまいましたが、こちらは2007年1月分という景気の良かった時からの「地域の視点」のお題を並べると寂寥感が出て実に味わいの深いものがございます(^^)。

・『1.各地域からみた最近の個人消費動向と消費関連企業の対応』
 2.地域経済における原油価格等上昇の影響とその対応─水産業のケース─』(今回)

・『最近の企業の設備投資動向 』(2008年7月)

・『1.グローバル需要の取り込みに向けた企業の対応について
── 中堅・中小製造業や非製造業の動きを中心に
 2.地域からみた最近の雇用・賃金情勢について』(2008年4月)

・『原材料価格上昇のもとでの企業の対応
── 最終消費者に近い「川下」段階にある地場企業を中心に』(2008年1月)

・『1.最近の企業立地の動向と立地戦略の特徴点
 2.北海道農業の現状と新たな取り組み』(2007年10月)

・『中小企業の収益動向と支出行動の特徴点』(2007年7月)

・『1.各地域からみた最近の雇用・賃金情勢について
 2.近年の東京における高額消費市場の特徴
――海外ブランドや外資系ホテルの動向を中心に』(2007年4月)

・『各地域からみた最近の住宅投資動向について』(2007年1月)

・・・・・・景気の流れが良く判りますなあ。。。。


以下ちょっとだけ関係ない雑談。

○雑談少々

・CPレートとか下がりませんなあ

何かね、先週火曜にいきなりGCが0.60%レベルまでドカンと下がったと思ったら今度は微妙にじり高になってみたり、CPの発行レートがもっと下がるのかと思ったら全然下がらないとか、TB/FBの利回り自体は安定している感じなのですが、どうにもこうにも妙ではございます。何かまだ「国債しか買わねえよ」って感じなんでしょうか。リスク資産ったってそのカテゴリーには色々な種類のリスク程度があるのですから、リスクが比較的小さいと思われるものもレートが妙に高いというのはどうなんでしょうかねえ。リスク許容度の機械的低下状態ってのがまだ続いているのでしょうか。

・債券も動きますが

昨日は先物というよりは10年カレントが暴れてた感じで、まあ相変わらずの状態なのですが、先々週(対策出る前)と違いまして短期の部分がだいぶ安定してきた(上に書いたようにCPのレートとか高いままなので必ずしも視界良好な訳ではないですが)ので、まあそーゆー意味ではイールドカーブのアンカーでありますところの短期ゾーンが安定してきたということで、相場見てても「これは一体全体どうなっちゃうの」というようなおそロシア感は軽くなっていますわなと思います。

ということで、先週までは相場見てて何かもうハイになってしまって、週末はヘロヘロになるの巻という感じでしたが、とりあえず今週に入ってちょっと憑き物が落ちた感じのあたくしなのでございます。

ま、クレジット物とか超長期とか、まだまだ大変な大騒ぎになっている所は一杯あるのですが、とりあえずアンカーの所は少し落ち着いてきたという理解で宜しいのではないでしょうか。期末越えプレミアムもそう極端についていない(というか期内レートが高いのですが)ですし。

ということで。
 


お題「週初につき虫干しネタで」   2008/10/20(月)08:02:08  
 
気が付けば10月も下旬になってまいりました。早いですね。

○決定会合議事要旨から:通常会合

まずは9月16、17日の会合です。リーマン破綻直後の週初(火曜日)から2日間行われた通常会合から少々。

・リーマン破綻の影響について

『.金融経済情勢に関する委員会の検討の概要』より。

『国際金融市場の現状について、委員は、最近の米国金融機関を巡る情勢を背景に、不安定さが増しているとの見方で一致した。多くの委員は、米欧金融機関の経営を巡る懸念は、G S E 二社の救済策発表後に一旦落ち着く兆しをみせたが、米国大手投資銀行の破綻等を受けて再び高まっているとの認識を示した。』

という事で・・・・

『この点に関して、何人かの委員は、足もと市場参加者のリスク回避姿勢が急速に強まっており、市場流動性が大きく低下しているとの認識を示した。また、ある委員は、金融株が大きく下落しているほか、社債スプレッドやC D S プレミアムが拡大していると指摘した。』

確かにこのようになっていました。で、その後益々拡大したんですよね。

『何人かの委員は、これまで米欧金融機関は計上する損失に対応させるかたちで資本増強を進めてきたが、今後資本の調達が困難になる可能性に注意が必要であると述べた。これらの委員は、この背景として、 住宅価格の下落が続く中での追加損失発生への懸念、 これまで金融機関の増資等に応じた投資家が含み損を抱えていること、 米欧金融機関の今後のビジネスモデルに対する不透明感、などを指摘した。』

という認識に対してその後の展開がここでの議論での懸念どおりに進行したという感じです。第二の柱で何を懸念していたかは金融経済月報にもあるのですけれども、議事要旨にはこのように。

・第2の柱から

『.当面の金融政策運営に関する委員会の検討の概要』から。

『実体経済面では、委員は、 最近の米国金融機関を巡る情勢を背景に、国際金融資本市場は不安定さを増しており、米欧の短期金融市場では再び緊張感が高まっていること、 米国経済が停滞しているほか、欧州やアジアで景気減速が明確化してきており、世界経済には下振れリスクがあること、 国内民間需要については、これまでの交易条件の悪化を反映した所得形成の弱まりから下振れるリスクがあること、を指摘した上で、設備・雇用面で調整圧力を抱えていないとはいえ、景気の下振れリスクには注意が必要である、との認識を共有した。』

ということでして、上記のうち1番目は10月に掛けて更に高まり、これに対処すべく各種施策が打ち出されたという状況になっています。2番目も顕在化していて、3番目に関しては株価は下がってますけど経済指標的には微妙なのかな。でも短観悪かったし。

『特に、世界経済について、複数の委員は、米欧金融機関のリスクテイク能力は低下しており、融資姿勢の一層の厳格化など実体経済に対する金融面からの下押し圧力に注意が必要であると述べた。この間、わが国経済の先行きについて、何人かの委員は、成長経路に復するというメインシナリオに変化はないものの、その時期が後ずれする可能性は意識しておく必要があるとの認識を示した。』

ということで、何か9月時点で認識していた下振れリスクが益々顕在化している気がするんですが。

一方物価に関しては・・・・・

『物価面では、委員は、 このところ国際商品市況は反落しているが、世界的にインフレ圧力が高い状況が続いていること、 わが国の物価については、エネルギー・原材料価格の動向に加え、近年にない物価上昇率が続いているもとで、消費者のインフレ予想や企業の価格設定行動が変化する可能性もあること、を指摘し、引き続き上振れリスクに注意が必要であるとの見方で一致した。』

ほほう。

『何人かの委員は、国際商品市況は足もと反落しているが、新興国を中心とする需要増加や地政学的リスクへの懸念などを踏まえると、再び上昇に転じる可能性も否定できないとの認識を示した。このうちのある委員は、世界的に緩和的な金融環境が維持されていることからみても、インフレ・リスクに引き続き注意が必要であると述べた。』

この時点から現在に掛けての動きだけ見るとこっちに関しては顕在化していませんねという感じですわな。

『この間、多くの委員は、景気の下振れリスクが薄れる場合には、緩和的な金融環境の長期化が経済・物価の振幅をもたらすリスクが高まるとの認識を示した。』

しかし下振れリスクは濃くなっているのでありました。残念無念。


○決定会合議事要旨から:ドル資金供給オペレーション実施

続きまして9月18日の米ドル資金供給オペレーション実施の会合から。

執行部の説明から。

『米ドル資金の調達環境が世界的に顕著に悪化している。すなわち、9 月15 日の米リーマン・ブラザーズ( 持株会社) の破綻等を契機に、欧米金融機関の信用不安が再燃し、株価が急落、C D S プレミアムも急拡大している。こうした中で、米ドル資金の調達金利は、ターム物、オーバーナイト物ともに急上昇し、かつ、日中の振れの大きい状況が続いている。』

ということで、本件の実施ってまあ要するにドル資金ファンディングが一番問題になっていたところ、即ち欧州の短期金融市場およびCDS市場などが赤信号出してきたという事に対処するという話だったんでしょうな。と、欧州が大問題になって一気に米国を抜き去る公的支援拡大攻撃となってしまった現在だと明確に判りますな。

『年末越え米ドル資金の調達にかかる不安感も強く、年末越えの米ドルLIBOR- OIS スプレッドは過去に例を見ない高水準に達している。本邦市場関係者からも、現状、必要な米ドル資金は確保できているが、米ドル資金市場の著しい機能低下や、為替スワップでのドル調達環境の明確な悪化がみられることが数多く指摘されている。円投・ドル転コストも、足もと急上昇しており、かつ、振れの大きい動きとなっている。』

ということで、まあこの施策が主に欧州対応で実施されたという事になる次第。

同じ話は討議の部分に関して指摘されています。

『その上で、何人かの委員は、本件の対外説明において留意すべき事項を述べた。すなわち、複数の委員は、今回の措置が本邦金融機関のドル資金繰りの支援を直接意図したものではないことを十分に説明することが必要、と述べた。ある委員は、そうした誤解が生じないようにするためには、国際協調の中での措置であることをきちんと説明することが重要ではないか、と指摘した。』

この時の会見でそのあたりは強調されていまして、また債券市場の中の人であれば本件は国際協調というか欧州か米国の泣きが入ったからというイメージは持っていたと思いますが、報道で変に扱われますと大変ですから、この点は注意して対処してたと思います。

決定会合議事要旨からは以上で。


○10月の金融経済月報から(例によって概要だけですが)

先々週の話でどうもすいません。

[外部リンク]
 


お題「今週も疲れました(まだ1日ありますが)ので雑感で勘弁」   2008/10/17(金)08:05:40  
 
小売売上で700ドル下がって原油70ドル割れで400ドル上がるとか何がどうなってるのか訳判らんですな。まあプリオン肉の食いすぎ国家ですから。

○こっちでは無茶な換金売りは無いので

別に今朝NYが戻ったから言うわけでは無いのですが、昨日って下落率でスターリン暴落を越えて云々というのはその通りなんですけれども、あたくしとしては先週金曜の前場から昼に掛けての下げの方が断然恐怖感がございまして、昨日は「ああ下がってますねえ」というのが正直なところ。

何でそうなのかと申しますと、昨日の下げって下げの率は巨大ですけれども、先週金曜にこの辺のレベルまでやらかしているので値段に対する見覚えがある事もそうなんですけれども、債券市場的にはこの株安に債券、特に中短期の債券売りが伴わなかったことがあるんですな。即ち、金曜の市場では取引終盤になって中短期ゾーンなど押し目買いが戻ってきたのですけれども、特に前場から昼に掛けては中短期の現物債に成行売りみたいな売り方をする動きがあって、それに対抗する買いが無くてビットを入れたら叩かれるような状態になっておりまして、フライト・トィー・クオリティどころかフライト・トゥー・キャッシュという感じで資本市場から金が出て行くのではないかというまあ痺れる展開だったんですよね。

一方で昨日に関して言えば、株下げの過程で債券は中短期の国債やらTB/FBなど堅調推移しておりまして、5年国債入札も堅調ですし、まあこのあたり確りだと「全てが終了」って感じはしないので正直申し上げて痺れ感があまり無かったのれす。

・・・・え、おまいが株下げに慣れてパンチドランカーになっただけだろうって?いやまあそれもあるんですけどね(汗)。


○しかしリスクアセットに対する資金の戻りはイマイチな訳で

まあ長いところもそうですけど、良く見てる短い所に関して申し上げますと、TB/FBの金利は年内0.60%の年末越え0.62%って感じで安定しちゃった感じでして、オペの金利とか足元の金利とかも落ち着いてきたのは良いのですけれども、その一方で新発CPの金利は相変わらず高止まりしているようで、TB/FBの金利との乖離が目に付きます。

債券市場でも一般債のスプレッドは開いた状態からあまり戻る感じも見受けられない(どころか益々開いているものもあり)という所でありまして、極端なキャッシュ化の動きは止まったとは言うものの、リスクアセットの積み上げに対しては慎重なスタンスが継続しているという所なのでしょう。何かその辺は正直パッとしません。

特に超短い所では資金そのものは余っている筈でして、先週のような予備的な資金需要が剥落した分もあって確実に資金は余っていますが、GCに関しても例のカウンターパーティーリスク云々ということで(リーマン破綻処理に際する扱いの不手際が相変わらず尾を引いてますなあ)レギュラースタートとかは資金の出がイマイチでこっちのレートは微妙に下がらずとなっているように、リスク資産(本来GCレポはリスク資産じゃなかった筈ですけれども・・・・)にまで資金を回してこないという現象が目につく感じだと思われる次第。

リスクアセット積み増しに資金が戻ってくれますかという論点ですけれども、バンクALMっぽく考えますと、株式市場やらのボラが低下して、かつ株価水準自体ももうちょっと戻ってくれないと、リスクアセット積んで良しという感じに中々ならないのかも知れませんですね。ちょっと勿体無い気もしますけどねえ。


以下虫干しネタ。

○14日の総裁会見より

後入先出法に基づきまして、前のネタがドンドン後回しになっており誠に痛惜の極みでございます。

[外部リンク] 本日の発表文の中に当座預金制度の運用などの改善策についてもできるだけ速やかに結論を得ると書かれており、先の説明で準備預金の付利について触れられたと思うのですが、改めてその検討状況をご説明頂けますでしょうか。それから、市場では、準備預金の付利は逆に資金を吸収してしまうことになり、市場の資金の巡りが悪くなるのではないかという声が聞かれていますが、その点も含めてお願い致します。』

で、前半部分は兎も角として後半部分の答えはといいますと。

『一般論として、米国や欧州の中央銀行も導入している準備預金への付利は、現在のような特に金融市場の緊張が高まっている状況では、資金を吸収するというよりも資金の運用先を提供するものと考えたほうが良いのだと思います。』

ツッコミは後で。

『インターバンク市場でお互いに疑心暗鬼の状況になると、相手に資金を放出したくない、あるいは放出するとしても非常に高い金利で放出するという状況になってきます。そうしますと、相対的に信用度の低い先は資金調達が難しくなるわけですが、そうした先に対して中央銀行が積極的な資金供給オペで対応するということになるわけです。一方、相対的に健全な金融機関は、市場でわずかな金利を得られるとしてもデフォルトの危険性を考え、あえて市場で運用せず、運用先が無くなってしまいます。その時に安全確実な取引主体である中央銀行が運用手段を提供する、という側面のほうが強いと思います。』

ただ日本の金融システム自体は健全であるというお話なのですから、わざわざ短期市場金利のフロアを設定するような当座預金付利をしなくても供給を行うことによって一時的な金利の低下を容認し、必要ならば売出手形を打てばそれで済むとは思うのですけれども。大体からして必要以上に資金を抱え込んでいる「健全な」金融機関に運用手段提供する必要があるのかねえ。

何か今回の当座預金付利に関しては、このどさくさに紛れて預金ファシリティを設定しちゃえ!っていう香りが漂うのですけれども・・・・・

#他の虫干しネタは週末に(超大汗)
 


お題「オペ関連や超足元の金利が低下した件など」   2008/10/16(木)08:02:48  
 
いやあもうフォローするだけで手一杯でございますわ。雨公また株下げてますけど、今回は信用不安ネタでの下げじゃないからまあシャーナイナイ!で済むかしらん?

○オペ拡充関連の追記

一昨日の夜打ち出されたオペレーションの拡充関連ですが、もうちょっと確認してみたのでフォローの追記をさせて頂きたく存じます。

まず結論を先に言ってしまえば、ドル資金供給の指値方式実施以外はまあ取って付けたような内容でございまして、やらないよりはやったほうが良いけど別に効果抜群という話ではありませんわなという程度で。以下概略をば。


・現先オペの対象銘柄拡充

なのですが、そもそも論として共通担保オペでこれらの銘柄を入れる事はできますし、現先オペの場合は銘柄差替えが利かないので支配玉をオペに入れた時に店頭で買い注文がきたときに今度はオペの足まで借りないといけないという話になるので、共通担保オペに入れるのが一般的(共通担保は銘柄差替えが利く)。ということで、輪番で支配玉を吸い上げてくれるなら物凄く結構なお話ですけれども、現先オペ対象というのは別にねえという話。よって昨日「微妙にケチ臭い」と申し上げた通りという感じですわな。


・補完供給の最低品貸し料引き下げと期限延長

要するにこれは補完供給オペの最低落札利回りが従来の▲0.50%から0.00%に上昇(=借りる側にとってのコスト軽減)になるというお話でした。コスト下がる話ですけど、そもそも▲20%みたいなレートがつく銘柄ってえのは日銀が持っていない銘柄でありますので、やはり「だからどうしたの」位のお話だったりするのが残念無念。


レポ市場の円滑化という話をするなら共通担保資金供給オペをT+3スタートで打ち込むようにした方が宜しいかと存じますが。


・CPオペの拡充、ABCPの適格化

銀行保証のABCP適格化というのは従来の路線からすると踏み込んだ話です。何せ利金債が担保適格じゃないのですから・・・・

ただまあ銀行のエクスポージャー管理という点からしますと、現先オペに打ち込んでも支配玉であることに変化は無く、そうホイホイとリスク許容度が上がる話でもないみたいですな。量的緩和時代みたいに恒常的にCPオペが何本もロールされるというような状態だと話は違ってきますけれども。

まあ何となく思ったのは(日本「銀行」だから仕方ないのかもしれませんが)ABCPに関する施策の方がレポに関する施策よりも充実してますなあという感じで、今回の足元から短期ゾーンにおける金利の上昇がインターバンク要因というよりはGCレポ市場や、債券市場要因(換金売りっぽい一般債や国債の売りによって証券ディーラーの在庫ファイナンスニーズが高まった)で発生した事を勘案しますと、ちょっとピントがずれているように思えるんですけどね。残念無念。


しかしまあそれはそれとして、超短い所のレートはやっと低下してきたので、とりあえずホッと一息という感じでございます。


○落ち着いて参りました(市場メモ)

昨日は3か月FBの入札が行われました。前日引けの時点では「まあこの感じだと大丈夫っぽいけど4兆5千億ねえ」という一抹の不安が無きにしも非ずだったのですが、そんな心配は杞憂でして、足元の運用ニーズ絶賛大復活(ただし国債やレポなど)という状況が進みまして入札の前場引けで新発547回のWI取引が0.645%/0.65%となって、落札結果も0.6443%/0.6473%となりました。

久々にテールの短い入札結果というのも「安定した」という印象を与えるもんでして、まあ結果良好ということで落札結果発表後も堅調推移して引けは0.62%と相成りました。年内償還物も堅調に推移して、引け値ベースで言えば年内物が0.60%で年末越えが0.62%と言ったところでレートがそろいまして、先週末の涙目状態から晴れるのが早過ぎ感はございますが、落ち着いた状況になっています。

GCはレギュラーの所は20日要因ありまして若干上昇で、CP発行レートに関してはCPディーラーさんのリスク許容度がまだ復活してくれないのか依然高いのですけれども、こちらは高格付けで良いネームとみなされる銘柄に関してはレートが低下傾向となっているようです。恐らくFBのレート低下によって最終投資家(投信などのリアルマネー)のFBと比較した買いが電力などの高格付けCPに回って、それが全体に波及していくという経路でレートが低下するんでしょうというイメージ。その速度がどうなるのかは正直良く判らん。

と言う訳でですな、このあたりの動きを見てますと、昨日も申し上げましたが、先週の短期ゾーンビックリレート上昇の要因ってRTGSハイブリッド対応の予備的資金需要部分が実は寄与度大だったのかなという気が益々してくる次第で、何か狐につつまれたような感じではございますです、はい。たまたまそのタイミングに株暴落によってリスク管理上の警戒モード引き上げによる予備的資金需要増加とか、大和生命破綻で益々心理的に予備的資金需要増加とか、まあそういうのがあったんですかねえと。


○市場雑感続きでオペに関して

昨日は積み最終日でコールレートは朝から低い状況でしたんで、売出手形即日を3発打ち込んでましたが、平均落札レートベースで1発目から0.396%、0.430%、0.546%と順調に(?)上昇して最後のは札割れ寸前と相成りました。まあ積み最終の調節だからそんなもんなのですが、2発目のオペで1兆2000億円のオファーに対して応札が1兆6140億円だったのにも関わらず3発目のオペのオファーが6000億円と豪華なオファーされるのを見ますと、あのその豪華な打ち込みリレーは先週後半の供給オペの方で実施して欲しかったんですけどと思うのでありました。


それから公約(?)通りに昨日は年末越えの全店資金供給も実行されまして、こちらはオファー額1兆5000億円とロットもちゃんと打ってくれました(これが3000とか5000とかしょぼい額だとレートが上昇しやすくなって却って地合いが悪化するのですよね)ので、1月22日エンドで平均0.655%の足きり0.620%となりました。オファーされた時刻がいつもの時間で、新発FBの落札結果も出て上記のように良好な結果だった事から安心感のある中で実施されたオペでしたので、落札結果もFB利回り並みと順調な結果になりました(応札は4兆7655億円とまあこんなもんかも知れないけど多いでしたけどね)。こちらも短い所に関しての安心感を与えたのではないでしょうかと思うのですがどうでしょ。


#ということで、総裁会見とか議事要旨とかまで手が回りませんでした。どうも本業でエネルギー使い果たしてしまって・・・相場がこの状況なので同じ位の仕事量であっても疲弊するんです(と言い訳)。
 


お題「引き続き追いつくだけで手一杯なのれす」   2008/10/15(水)08:02:22  
 
積み残しのネタがそのままになっていて大変恐縮でございまする。

ところで、欧州株が引き続き爆上げだというのに空気を読まずに下げてくるとはさすが雨公。13日が雨公のお休みデーで実に良かったですね。マッタクモウ。

○昨日の訂正

オペの話書いたのですが、金曜の即日3連発の最後は全店じゃなくて本店オペでした。謹んでお詫び致します。


○オペの拡充関連

昨日は臨時政策決定会合があるとアナウンスされましたが、日銀のホームページにお題が書いてあったのですが、それを見る前に「すわ利下げ」ということで金先が爆上げして前日比変わらずのレベルまで復帰したのですが、お題がオペの工夫という話だったので行って来いになったのは落涙を禁じ得ませんでした。

で、そんなのがあったので様子見モードになってしまいましたが、結果は22時前に出ました。で、その説明はこちら。
[外部リンク]
 


お題「金曜の相場メモと各国の協調対応と」   2008/10/14(火)08:01:00  
 
NYが空気を読まずに下げてきたらどうしようと思ってましたけど、とりあえず上昇してホッと一息。ちょっとやり過ぎで安定感が無い気もしますけど。

#月報とか議事要旨とかは今日ははパスの方向で勘弁


○金曜の動きはさすがに参りました

NY株安で始まったのですが、短いゾーンは朝から引き続き売りが出るの巻となりまして、また間の悪いことに大和生命の破綻が(正直言ってこの破綻は特殊事例と言ったほうが良いので別に金曜に破綻する事も無かったのですが)気分的に換金売りを呼び込む格好に。

特に短いゾーンの状況は大変なもんで、オープン市場の金はどこに行ったのよ(予備的需要が高まったのでしょうとは思いますけれども)という感じで、やたら資金が逼迫した状態になり、前場はとにかく換金売りを吸収するのが大変といった状況になっていたようです。

とにかくある程度以上の売りに対してビットすりゃあ成り行きで打ち込まれるという感じになっていまして、2年や5年などの中期ゾーンのレートは上昇するわ、CP発行レートは(大して発行も無かったのですが)更に上昇して、年末越えで上位格付けの比較的良いネームと言われている所でも1%を軽く越えてしまい、年内物でも同様に良いネームとされているところでも1%に接近してみたり1%乗せしてみたりと、CPディーラーって基本的に大手銀行さんなのですけどCP買う資金はどこに行ったのざんしょという動きに。

ということで特に前場はまさしく市場が壊れていますという感じになっていたのですが、そんな状況に対して資金供給オペを日銀が連発で打ち込みまして、金曜は即日全店オペが朝一のほかに珍しく11時前(確か10時50分とか)という時間に打ち込まれたあとに午後にも打ち込まれるという3連発状態。それが効いたのかどうかは知りませんが、一大換金売りスペクタクルも取引終盤になって一息ついたようで、だいぶ持ち直しとなりました。

何せ日本相互証券の出来値ベースで見て、2年は0.875%(8毛甘)まで売られるわ(引けは5毛甘の0.845%)、5年は1.150%(13毛甘!)まで売られるわ(引けは8毛甘の1.100%)と、「株安なのに債券暴落」という一番精神衛生上宜しくない展開をやらかしてくれましたので、さすがに久々にヒヤヒヤする相場ではございました。

取引終盤になって中短期の国債とか戻ってきた感じでして、上記の引けになったのですが、引け後に日経平均先物とかなお下がりやがったので非常に遺憾な気分で一日が終了したのでありました。

株安も少々の下げですと債券買いという話になるのですが、金曜のような展開になりますと「とりあえず利の残っている物を売る」とか「換金」という形から債券も一緒に売られる感じになります(というかそもそも株下げが換金みたいな売り方ですから)が、あまり見たくは無い光景ではございまして、あたくしも金曜は結構疲弊しましたです。


○で、資金供給なんですけど

換金売りみたいな売り方が出ている上に、リーマン破綻によってGCレポを含む取引を悉くこかした以降、GCレポ取引への資金供給が細ってしまってGCレポ取引金利がやたら高止まりしているというのはご案内の通りだと思います。で、そこに一般債などを含めて流動性確保の為の売りが出てくるという流れで証券ディーラーの在庫ファイナンスがより一層忙しくなるの巻となっていますねという所でして、金曜も「一心不乱の大供給を!!」とか書いた覚えがございますが、まあ市場金利の無駄な上昇というか市場崩壊っぽい上昇に一定の歯止めを打つには(1)換金売りを止めさせる、(2)業者の在庫ファイナンスをより一層円滑に回るようにする、という所かと。

で、金曜の全店即日オペ3連発はどっちかと言うと(1)を意識しているのかなあとは思いますが、業者の場合は即日オペのタイミングまで在庫ファイナンスを引っ張るという訳には参りませんので、金曜も申し上げましたが、先日付のオペをもっと打ち込んでいただきとう存じます。

・・・・と思ったら、金曜に複数の読者様からご指摘頂きましたが、全店オペってT+2までしか打たないのですね(ご指摘ありがとうございました。お返事送れてスイマセン)。これは残念なので、とっととそんな枠は取っ払って頂きまして、T+3スタートでもうちょっと足の長いオペ(翌日ものとかコールには意味あるけどオープン市場にとっては無意味に近い)を実施して下さいませ。正直申し上げて、札割れになるまで打ち込んでやる大矢のマシンガン継投もビックリというくらい(やる大矢の継投だと炎上しますので困りますが)でお願いしますm(__)m





○無制限供給じゃなくて指値がポイントなんですけどねえ(各国の協調対応)

昨日の夕方に出た一連の措置ですけどね。

[外部リンク] 日物、84 日物)を実施する予定である。各オペレーションが行われる前に、固定レートが提示され、そのレートで資金供給が行われる。』

えーっとですね、ポイントはここにある「固定レート」って奴でありまして、この意図する所はドルのインターバンク市場が機能不全になっている事もさることながら、レートの方が上昇しやすい状況が続いているという状況を何とかしましょうということですわな。と書くと何が何やらですけれども、要はドルのターム物金利を強制的に抑え付けてしまいましょというお話ですわな。

基本的に指値オペなんちゅうのは市場の価格発見機能を超思いっきり封殺するので、規制金利時代なら兎も角、昨今ではやらないとしたもんでしたけれども、もはやそんな事は言ってられない位に市場の暴走が進んで自己崩壊しちゃいましたという現状認識を反映した措置でして、これは相当思い切った施策となっています。ということで、本当のポイントは「指値」ですのでお間違えの無いように願います。

それから、これうっかりしてましたけど、ECBがコリドア縮小してたのですね。
[外部リンク]

・・・・えーっとあのその海外で外貨建て債券アホほど発行してた銀行さんとか
どうなるのでしょうか・・・・・・


・大和生命破綻

タイミングが嫌がらせとしか思えないのですけれども・・・・・

・インターバンク取引の保護

保護ではなく反故にしたのがリーマン破綻処理。もとGSだというのに法的処理したらやばいことくらいポールソンは気が付かないもんかね・・・・と思いますけれども、まあ確かに決済業務がキモだという話は投資銀行の雲の上にいると判らないのかも知れませんね。というかその辺まで気にするあたくしや本石町日記さん(といきなり引き合いに出してスイマセン)はただのマニアですかそうですか。

・コール市場の資金取引ネットワーク

とかいう名前のレポートが出ていますが、読む気力と体力が無かったのでこれまた後日送りということで勘弁して下さい。

・金融機能強化法復活

うーん、まあそれはそれで良いのですけれども、日本の場合は金融システム問題じゃなくて今そこにある換金売りと、リーマン破綻に伴う法的処理の不手際によるオープン市場の取引収縮が問題なんですけどねえ・・・・・
 


お題「下振れリスク意識中ですけど・・・/もっと供給を!/その他」   2008/10/10(金)08:29:38  
 
日本株は一旦止まり欧州株は確か(あたくしが見てる時間は)反発してたんですが、さが飴公は空気を読まない子ですな。まあ日本も欧州も散々下げる中米国だけやたら値持ちしやがってという感じでしたけどね。

#しかしまあ毎日色々と追いつくだけで大変です

○7日の総裁会見から

今更で恐縮ですが。
[外部リンク] 7月中旬くらいの講演だったと思いますが、物価の上振れと景気の下振れの目配りのウエイトについて発言されたことがあり、当時はフィフティー・フィフティーとおっしゃったと思います。今般、経済情勢も非常に大きく変わり、そのフィフティー・フィフティーが動いたのか、動いたのであればその数字はどの様になったのかという点をお答え頂きたいと思います。』

『(答) 何回か前の記者会見でも申し上げましたが、ご指摘の講演の時は質問者が数字を挙げてご質問されましたので、数字でお答えしたということです。ただ「50 対50」という場合、「51」あるいは「49」ではなく正確に「50」だということを申し上げたわけではなく、要するに双方のリスクに目配りが必要だということを申し上げたわけで、そういう意味では、現在も景気の下振れリスクと物価の上振れリスクの双方について目配りが必要だと思っています。もちろん、時間が経てばウエイトが微妙に変化するのはその通りだと思いますし、その点は今度の展望レポートで更に入念に点検して判断を示したいと思っています。』

「フィフティー・フィフティー」などの表現をしないでこういう言い方をしてるのは、前に引用した答えと総合しますと、どう見てもウェイトが下振れリスク意識に傾いている(しかも思いっきり)と読んでしまうのですけれども、こうやって文章にされちゃうと微妙(しかも前に引用した所を入れないでこれだけ引用すると受ける印象がまた違う^^)なので、ニュアンスはどうなんでしょうかね。

あたくしはこれって「月末の展望レポートで下振れリスク警戒高めるからまあまあちょっと待って下さいな」と読んだのですけど読み甘いかな?



・金融機関の資本注入に関して(欧米の話ですが)

米国の金融安定化法案関連の質問に対する答えの一部を。

『米国金融機関に対する公的資本の注入を行うべきかどうかというご質問ですが、米国金融機関による資本調達策について、私の立場から具体的にコメントすることは差し控えたいと思います。ただし、これは日本の経験と重なりますが、金融機関が不良資産の処理の過程で自己資本を毀損した場合には、これを速やかに回復し、十分な自己資本基盤を維持していくということが極めて重要であります。この点、金融システムと実体経済の負の相乗作用が働いている経済では、金融機関が必要とする資本の額をリアルタイムに把握することは難しい作業でありますが、それでも金融システムの安定性維持に向けた強い意思のもとで、関係者がそれぞれの立場で実効性のある施策を進めていくことが不可欠であると思っています。』

・・・・思いっきり具体的にコメントしてますが(^^)、ロス確定して毀損した資本の回復を急ぎましょうという話は日本と同じでございますわなそりゃ。で、最後の方で中々良い質問がありまして、質問から引用。

『(問) 金融機関の資本の問題についてもう一度お伺いします。今のように世界経済がどんどん後退し、不良債権も雪だるま式に増えている時に、公的な対応として不良資産の買取りをするだけで、果たして民間ベースで資本調達ができるかということについて総裁はどうお考えでしょうか。また、そもそも今回の米国の金融安定化法の枠組みの中で公的な資本注入ができるのかできないのか、両説あるらしいのですが総裁ご自身はどのように米国の当局から伺っているのでしょうか。』

答えは超長いのですが、段落分けしながら引用します。

『(答) 2つの質問はお互いに関連しています。ポイントは、現在の法律の下で、米国では公的な資本注入ができるのかどうかということです。法文は相当に長いものですが、私自身も気になりましたので関係する部分だけ目を通しました。また、日本銀行の中の専門家の意見も聞いてみましたし、一般的な専門家の意見も聞いてみました。法律について私が解釈を示すのは変であり、もちろん米国の立法者が示すことなのでしょうが、私自身、法律をみて感じるのは、重要な部分について詳細がまだ必ずしも明らかになっていないということです。そういう意味では、評価を決めつけることは適切ではないと思います。』

なるほどそうなんですね。

『ただ、ポイントが資本にあるというのはそのとおりだと思います。従って、私自身は米国の法律についてコメントしたり、米国の法律に基づく米国の状況についてコメントするというよりも、一般的に資産の買取がどのように機能するかということについて感想を述べたいと思います。』

『日本も大変深刻な不良債権問題を経験しましたが、ここからどういう教訓を導き出すかということで最近色々な議論がなされています。もちろん色々な議論が可能ですが、今のこの文脈でいきますと私は3つの点が大事だと思っています。』

で、以下のポイントが簡潔に纏まっています。

『第1は日本の金融システム問題の最大の原因は資本不足であったということです。この資本不足の問題が解決すれば直ちに全てが解決するというわけではありませんが、資本不足の問題の解決なしには経済の本格的な回復は難しかったと思います。』

『第2はこの資本不足の額というのは実体経済と金融システムの相乗作用によって変化していくもので、従って不良債権の金額あるいは不足する自己資本の額がある時点で正確に測れるというものではなく、これ自体が時間と共に変化していく性格のものだと思います。』

『第3は、必要な資本の額をその時点で正確に認識することは難しいのですが、政策という次元でみますと──これは日本のケースですが──、ある段階で当局として判断を下さなければならない問題であったと思います。』

『繰返しになりますが、これは日本の経験についての私の個人的な感想です。』


・ロンバートに関して

ロンバート金利を政策金利と別に動かすことがあるのかという質問に対して。

『2点目のご質問ですが、補完貸付の金利とコール誘導目標の金利を分離することは有り得るということです。現在、日本銀行の金融政策決定会合では、誘導目標の決定の仕方と補完貸付の金利の決定の仕方は別々ですから、論理的にオプションとして有り得るのかその可能性を聞かれれば、別々に意思決定を行っているわけですから、論理的にはその可能性は有り得るということです。それ以上の政策的な意味合いを込めて言っているわけではなく、論理的な質問に対して論理的にお答えしたということです。』

そうなんですけど、何故か福井総裁がそのオプションを否定してしまったので、ここで正常な状態に戻すということですな。

その他論点あったのですが、また気になったら後日引用します。長い引用があって増量すいません。


○大供給を!一心不乱の大供給を!!

昨日は朝9時20分の定例即日タイムの供給が前日に引き続き共通担保全店即日オペとなりました。ロットが1兆円2発で14日エンドと15日エンドというイマイチなエンドでしたが、レートの方は相変わらず足きり0.74と0.75と毎度のレートに。

14日要因も意識されているのか、オペがその金利ちゅうことでレギュラースタートのGCとか資金の出は相変わらず悪い(レートは貫禄のロンバート越えみたいで)わ、まあ金融機関としてはこういう地合いになると予備的な資金ニーズが上がってきますので、中短期ゾーンの国債とか高格付けの一般債のような売りやすい所は売り物出易くなるみたいで、残存1年ゾーンの2年既発国債は0.7%に接近する(引けは0.7%乗せ)わというあのそのレートはインフレ懸念とか言ってた今年6月頭のレートなんですけどという状況に。

2か月FB入札も足元の極悪地合いを反映して入札は何と平均0.7710%の足きり0.7941%と、これだけ見ると政策金利でも上がるんですかという数値。さすがに引けは0.75%レベルまで戻ったみたいですけど、それでもコール誘導目標+25bpですわよおくさまおーっほっほっほ(涙)。CP発行レートも上昇してTIBORの上昇が追いついてませんので(苦笑)、発行体さんも益々ローンに向かっていることでしょう。いやはや何とも。

全店オペ即日攻撃が少しは効いたのか、T+0まで引っ張ればもうちょっと安く取れるのかもしれませんけど、こんな地合いでファンディングT+0まで引っ張るのは無担保コールでのアベイラビリティでも無いと勇者というよりただの(伏字)でしょということでありまして、共通担保全店オペのT+2の14日スタート2か月物のレート(エンドは12月15日)が平均0.771%の足きり0.76%だわ、1兆円のオファーに対して応札5.6兆円も入るわということで、2か月FB入札の結果にビックリした部分はあるにせよ、またも貫禄のロンバート越え。

・・・・と駆け足で結果のメモだけしたわけですが、共通担保全店オペをじゃんじゃん打つようになったのは前進なのですが、もっともっとオペが必要だと思われる次第でありまして、即日は即日で必要ですし、T+2とかT+3とかの全店オペも景気良く打ち込んで頂き、エンドも色々とバリエーション増やしてジャンジャン打ち込まないとレートは下がらんと思います。

無担保コール翌日物で2極化というのも問題ですけど、今の中短期国債やCP金利形成上問題になっているのは、オープンの方の金利ですんで、即日は即日でこれもきっちりやるとして、先日付の資金供給をもっと充実させるべきだと思います。結果としてコールが下がるというような細けぇ事はいいんだよ!と思うんですけど。

・・・・・ということで、どうせならディレクティブの「なお書き修正」をして、「短期金融市場にストレスが掛かっている状況に置いては、従来上に潤沢な資金供給を行い、結果として一時的に目標金利を下回る事もあり得る」というような感じにすれば、もっとジャンジャン大供給できると思いますけどどうですかね。


○その他少々

・アイスランドは噴火しているか

対ユーロの為替ペッグ一晩ちょっとにして陥落したみたいで、まあご冥福をお祈り致しますとしか申し上げようがないですねとか思ってたら、同国最大のカウプシング銀行が微妙な公的管理に。ヘッドラインとか見てると国内預金は保護するみたいですけれども、この銀行ってアホほど外貨建て債券発行してまして(円建てのサムライもあります)、こっちについてどういう動きに出るのか良く判らん。しかもこの国ってEUとかの枠組みに入っているわけでもないのでどうもねえという感じが。


・REITが民事再生申請ですと

REITってこういう時に文句を最終的に持っていくケツ持ち相手がいない(一般企業だと取締役というのがいるのですが)というのが困り物、というのはREIT上場の目論見書を暇つぶしに隅から隅まで読んだ時から思っていました。とだいぶ前に書いた覚えがあったりなかったり。

しかし基本的にREITはスポンサー企業の信用力から倒産隔離されているという話の前提で作りこみされていた筈だったのにコカすとかちゃぶ台をひっくり返すような話で、ちょっと無茶にも程がある民事再生申請ですし、あのヘラヘラ笑いながらの記者会見は何ですかね。「和議は詐欺」って昔はよく言われてたみたいですけど(以下悪態にも程があるので自主規制)。REIT民事再生申請って掟破りにも程があるでしょ・・・・・

法律的には隔離されているらしいので無関係という話になるのでしょう。従いまして、あんまりこういう感情的なことを申し上げたくはございませんが、心情的かつ感情的に申し上げますと(以下思いっきり悪態を書いたんですけどやっぱり自主規制しますわ、あっはっは)。
 

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