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今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)

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お題「山口副総裁会見など」   2010/02/26(金)08:09:44  
  本当はバーナンキ議会証言と参りたいところですが、今月って日数が少ないから色々な進行が押して忙しいのよね。

ではまあ山口副総裁の会見から。
[外部リンク] 最近、世界的に財政状況の懸念と長期金利の上昇ということが言われています。日本においては、国債のストックベースでみて9割方を国内の人々が持っています。基本的には日本の期待インフレ率とか成長期待が上がらなければ、長期金利は上がらないと言われていたように思いますが、日本の財政状況と長期金利の今後のリスク(上昇懸念)に関してお伺いします。』

『(答) いくつかの側面に分けてお話しした方が良いと思います。1つ目は、日本の財政の状況について市場がどうみているかという点。その上で、2つ目は、この先の長期金利の展開について財政との関係でどのように考えるのかという点。この2つに分けてお話しします。』

『まず、日本の財政状況についてのマーケットの見方ですが、長期国債の消化という点で言えば、問題なく消化が行われています。それから、長期金利は非常に低いところでほぼ安定的に推移しています。従って、財政に対する日本のマーケットの評価は、非常に安定した状態が続いていると言えます。』

それはまあその通りですが、経済状況だけを勘案するともうちょっと金利が下がってもエエンジャネエノという気もするんですがまあそこは置いとく。

『その上で、今後、財政状況と長期金利との関係をどのようにみていくかということですが、長期金利がどうなるかということについて、私の立場から色々と申し上げるのは適当でないと思います。日本の財政バランスが、やはり非常に厳しい状況にあることは事実だと思います。従って、どのような形で財政バランスを回復していくのか、あるいはどのような形で財政規律を発揮していくのか、これが非常に重要なポイントだと思っています。長期債市場に限らず、広い意味での金融資本市場は、そうしたことについて政府がどのような対応をするのかという点を常に注目していると思っています。』

まあ綺麗に言えばそういう感じですが、どちらかというと金融資本市場は政府のオモシロ対応をお笑いネタとして生温かく見守っているという所ではないかと思いますが(^^)、まー財政発散がどうのこうのというのは政府の財政規律に関するポンチ絵もそうですが、実際問題としての国債入札の消化状況がどうなのよ的な部分から静かに進行していって、それがどこかで大騒ぎになるのでしょうなあとか思うのですけどどうでしょ。

とりあえず先日の白川総裁の会見が「政府に異例の注文」みたいな報道のされ方になって外野的に余計な波乱を起こしたような感じもする(金融市場的には全然反応してませんが)ので、ちょっと発言に工夫をしたような感じは受けましたです、はい。


○追加緩和に関して

『(問) 2つお聞きします。1つは、先程、物価の下落幅の縮小テンポがやや遅いという質問とも多少関連していますが、講演ではデフレが起点となって景気の悪化をもたらす点に注意が必要と繰り返していらっしゃいます。その上で、「デフレがデフレを呼ぶ状況を生まないためにも、企業マインドが萎縮しないように働きかけていくことが大切」だとおっしゃっています。日銀として、デフレや物価上昇率ゼロは許容しないと言っているわけですが、「デフレがデフレを呼ぶ状況を生まないために、企業マインドが萎縮しないように働きかけていく」ということについて、日銀として追加的に何かやるお考えがあるのかどうか、というのがまず1点です。』

第2点は後ほど引用します。

『(答) デフレがさらに進行して企業マインドの悪化ということが起きないように、日本銀行としては何らかの追加策を考えているのかということが最初のご質問だったと思います。これについては直接的にお答えすることは難しいです。私どもは、状況に応じて必要と考えられる政策をその時点で実行していくという構えにあります。これは日本銀行として一貫して変わらない姿勢です。今後ともこの姿勢を貫いていくということであり、それ以上の答えはできません。』

これはまあ要するに先行きの物価や景気に関する見通しあるいはリスク認識が下がらないと実施されないという話ですが、じゃあそれが下がる為には何が引き金になるのかという事を勘案しますと、まあ普通の結論ですが経済関連のデータが悪いの続くか、それとも為替市場あるいは株式市場かというごく常識的な話になりますわな。

で、スケジュール感からしますと、(マーケットの方は無視して考えると)短観が出て展望レポートが新しく出て、中長期的な物価安定の理解の見直しが行われる4月がその手の認識を変更しやすいという所でしょうから、まあ自然体でなんか見通しをいじりやすい4月は注目という事になるでしょうな。


○やはりこの質問が来たか

きっとブルームバーグの人なんでしょうな(^^)。

『もう1つは、逆の観点での質問です。講演では「デフレ克服という課題は、より長い目でみたわが国経済の課題に直接繋がっている」とおっしゃっています。それから「90 年代以降、日本経済は、低い成長率やインフレ率を続けている」、「長期に亘る低金利と大規模な公共投資が継続的に実施される中で、経済の新陳代謝が進みにくく、生産性の低い一部の企業や企業部門が残った」ともおっしゃっています。低金利がこの10 年、20 年と続いているわけですが、この低金利自体も根強いデフレの一因になっているというご認識をお持ちでしょうか。』

これはまた判っててイヤミな質問を(^^)。

『それから、低金利自体が、デフレ的な状況を継続させることに一役買っているのではないかということですが、これは原因と結果をどう考えるかという非常に難しい問題を含んでいます。』

それって非常に難しい問題なのかな?単に悪循環のスパイラルとか、ゼロ金利制約の問題とかいう話のような気がするんだが。

『ただ、私自身の素直な感じで申し上げれば、日本経済は2002 年から数年間に亘って景気の拡大局面を経験しておりますが、それに先立つ90 年代から始まる日本経済の動きに対応して、中央銀行として必要な施策を採ってきたということです。その結果が、概して言えば低い金利であったということであろうと思っていますし、日本経済にとって、そうした政策対応は必要不可欠であったと認識しています。』

でしたら講演でわざわざ「長期に亘る低金利と大規模な公共投資が継続的に実施される中で、経済の新陳代謝が進みにくく、生産性の低い一部の企業や企業部門が残った」とか唐突に「低金利と財政支出拡大はケシカラン」みたいな話を入れなきゃ良いと思う次第でして、不用意&脇が甘いっすなあという感じであります。


つまりですな、そらまあ政策金利を動かせるような状態になった方が良いというお気持ちは理解できますし、そういう意味では現在の状況が不本意にも程があるのは判りますが、そうは言いましても現状ではどうせ緩和政策をやらないと行けない訳ですから、それならば「いや本来こうあるべきなのですけれども嫌々やってるんですよ」とか言わないでもっと大真面目な顔をして「ほら、私たちはこんな緩和政策をしてるんですよ凄いでしょ」ってやった方がそれこそ中央銀行の政策に関する期待形成という点からしても同じ政策で緩和効果が出やすくなるという物ではないかと。で、そうすれば結果として異例の政策からの出口も近くなると思うのですが、どうもこう上記のような「ポロリ」をやってしまうのが白川執行部の仕様のようでございまして、その点に関しては福井大狸を参考にすべきではないかと。

まあ経済の新陳代謝が必要という話だけしておけばよかったんじゃないですかねえという所でございます。


まあこの2つの質疑以外は特に大きなネタもなく、淡々と終始した感じではないかと思いますので堂々の割愛。


○GCレートが相変わらず微妙に下がらない件について

昨日も微妙にGCレート堅調。日銀の資金供給オペ自体は木曜の財政要因が事前の市場予想よりも8000億円程度上振れとなったこともあって、当座預金残高は15兆円台後半で推移していますし、朝8時発表ベースの準備預金残高予想値は11兆円近辺でこれまた安定的に推移していますので、1月後半の実績から行けば「資金が結構ありますよ」という状態になっている筈なのですけれども、どこがどういう具合なのか良く判らんのですけれども、資金の偏在が起きているのではないかという印象。

つまりですな、オペ残自体もそんなに変っている訳でもなく、かつ当座預金残高もきちんとあるという状態でして、普通に考えるとどこかに金がある筈なのですが、何故か足元では微妙にGCレートが強いという状態になっているのが不思議っちゃあ不思議なのでありまして、まーこれは市場の全部の人達の懐具合が判らないと話にならないのでこうやってうだうだ書いていても結論は出てこないのですが(--;まあ不思議だなあと。

一方でTBは3か月の入札が0.12%に上昇したけど別に下を叩いたり在庫を投げたりという人はいる訳でもなく(というか普通いないわ)、CPのレートは相変わらず低いですし、特に長めの方が安定して低いというチャーミングな状況にありますので、これは単に足元要因であって、約定ベースで月末を抜けたら下がるのかとは思いますが、ここから先3月23日の財政大量払い超と期末がありますので、その前に不安定化するのもどうかと思うので来週の動きは注意っすかね。まあ普通に考えれば落ち着くのですけれども。

#今月は早かったですね
 


お題「GCレート上昇とかその他とか/山口副総裁講演」   2010/02/25(木)08:15:34  
  暖かくなるのは良いですが花粉は勘弁願いたいものです(--;

○米国財務省の流動性吸収プログラム

昨日出てたのですが正直気がつかなかったです(汗)。

[外部リンク] Issues Debt Management Guidance on theSupplementary Financing Program

『"Treasury anticipates that the balance in the Treasury's Supplementary Financing Account will increase from its current level of $5 billion to $200 billion. This will restore the SFP back to the level maintained between February and September 2009.』 

『This action will be completed over the next two months in the form of eight $25 billion, 56-day SFP bills. Starting tomorrow, SFP auctions will be held each Wednesday at 11:30 a.m. EST, unless otherwise noted."』 

つーことで国債発行上限問題もあって暫く止めていた流動性吸収というか短期国債発行プログラムの再開ちゅうことで、これで市場の超過準備を2500億ドル引きますよという話ですな。

んでもって、まーこいつも一連の正常化路線の一環で、直接に利上げに直結する話では無いのですけれども、現実に超過準備を引くという話でもある訳ですので何の影響も無いですよという話ではないと思います。

・・・ま、それだからこそ先般の公定歩合引き上げ以降物凄い勢いで連銀理事やら地区連銀総裁やらから「低金利政策は当面継続」という火消し発言が出まくるという流れになっているのでしょう。

とりあえず「火消ししつつ正常化路線の継続」というスキームは今のところ上手く進行しているようですが、今回は財務省がしらっとリリースをしただけとかいうのを見ると、各種の正常化措置を出来るだけおおごとにしないでしらーっと遂行していこう意図があるんじゃネーノと思う次第。

なお勝手に妄想を続けると、今後の超過準備吸収に関してもこんな調子でしらーっと実施していき、いつの間にか利上げしてもFFレートのコントロールが出来ますよえっへっへという状態にして行きたいとゆー所なんでしょうと妄想をする次第なのですが、そう世の中上手く行くのかどうかは神の味噌汁でございますし、ある程度超過準備を引いてくると市場の方が(FRBの意図するタイミングよりも早いタイミングでの)利上げ路線を織り込みに行く可能性もあるんじゃネーノと好き勝手な妄想をしておきますです、はい。


○GCレートなどが微妙に上昇している件について

昨日の3か月TBの落札結果。
[外部リンク] 99円96銭9厘0毛
(募入最高利回り)
(0.1243%)

(5)募入平均価格 99円96銭9厘4毛
(募入平均利回り )
(0.1227%)

・・・・・ここもと0.12%割れで推移していたのですが、昨日は0.12%乗せの水準。いやまあ超ミクロの世界で細けぇこたあいいんだよ!と言われてしまいますともう土下座するしか無いのですが(笑)、これはまあ足元でGCレートが0.115%だの0.120%だのという水準に上昇している事と関係が無いとは言えないでしょという感じです。

えーっと、今回の積み期間は財政払超の積み最終日を抜けた所(積みの最初のあたり)では当座預金残高が16.5兆円だったのですが、先週末の財政揚げ超の所から15.5兆円レベルに下げてきて、今週になってから15兆円ちょい程度のレベルになるという推移なんですが、当座預金残高をその辺の水準におく中でトムスタートの共通担保供給が打たれない(いやまあ無くても15兆円コースだったのですが、もしかしたらトム打って16兆円に戻して来るのかなとか思う中でオペが無いとちょっと残念感が)とかで、ちょっとGC市場での売り(資金調達)が増えましたねという所でしょうか。

まーGCちゅうのも参加者限定状態の市場で、両サイドともいつものメンバーでいつもの方向での細かい市場で、まあそのロットも結構ございますので結局の所は日銀の資金供給状況次第の面が強い訳ですが、そんな中で何故か知らんが市場機能が大事だとか仰せなので、結果としてオペの打ち方を見ながらああでもないこうでもないという動きになるんでしょうな。

しかし3月入る前に足元上がるような感じで良いのかねという気は若干する。まあさすがに昨日の3月29日エンドという使いにくそうなオペの落札金利は0.11%按分でしたが、そんなオペでも0.11%なのねえという気もするし・・・・

#と、超マニア向けですいません


で、山口副総裁講演ですが、そんなに変った話をしている訳ではない。

[外部リンク]

ここの小見出しで『低金利が新陳代謝を阻害』ってのがあると思いますが、ベンダーの方でのヘッドラインでは11時29分の所で

『低金利と公共投資が経済の新陳代謝を阻害している』

と打ってたのですな。

?????と思って講演内容をもう一度熟読したら、確かに成長を高める話の中でこういう部分がありましたが・・・・・

『企業にとってみれば、技術革新を進めるためには、経営資源や人材を投入することが必要になり、その分だけ大きなコストがかかります。振り返ってみますと、90 年代以降、日本経済は、低い成長率やインフレ率を続けてきました。長期に亘る低金利と大規模な公共投資が継続的に実施される中で、経済の新陳代謝が進みにくく、生産性の低い一部の企業や企業部門が残りました。その結果、企業の収益期待を全体として低めてしまい、思い切った技術革新を妨げてきた面もあると思います。今後、どういった要因に働きかければ企業の技術革新に向けた取り組みをより促すことができるのか、という点を改めて考えていく必要もあると思います。』

なるほどまあそういう話はしてますなあとは思いますが、足元および先行きの金融政策運営に対するインプリケーションというよりは、単にこれは「低金利が長期間継続したり、大規模な公共投資が長期間継続するような経済環境にあるのは良くないですねえ」という話をしているのに過ぎない話で、前後の流れから言えば「だから成長戦略が必要です」という話だと思うのですが。


普通に報道するとロイター日本語版の報道のようになる筈でしょ。
[外部リンク] 今後、必要なら適時適切な対応講じていく=山口日銀副総裁

・・・講演の趣旨を踏まえればこうなると思うのだが。


なんかね、ヘッドライン打つのにまあオモシロヘッドラインを打ちたいというのは判るのですが、あまりにも一部分を切り取ってセンセーショナルに報道しようというのはベンダーとして如何な物かと思うのでありまして、あんまりそういう事ばっかりやっているとニュースベンダーとしての競争力に悪影響だと思うのでございますけどねえ。>ブルームバーグ

ま、山口副総裁も山口副総裁で、現状で財政金融政策による経済へのサポートが必要な中で、こういうフレーズをわざわざ入れて揚げ足を取られるのは不用意にも程があると思われる次第。いやまあ本音はシバキアゲで今からすぐにでも正常化したいんですぅというのをどうしても言いたいのでしたら堂々それを主張して内外から総叩きにあえばヨロシと思うのでありますけどね(--;

#本来は大狸と化して本音を見せない福井の俊ちゃんが正しい姿と思われます

正常化路線を着々と実行する中で火消しに余念がなく、その火消しが市場から(今のところは)信用されているFRBの動きから見ると、あまりにも脇の甘い話ですなあという感じではございます。

まあそんな感じで。
 


お題「MPCの議事要旨ネタを日英両方で」 2/2   2010/02/24(水)08:15:05  
  ○では資産買入の効果はどの辺りにという話ですが

MPCの議事要旨に戻って、第11パラグラフからの『Money, credit, demand and output』って所にその手の話が。第12パラグラフから。

『The latest data for 2009 Q3 indicated that nominal GDP had begun to expand again, at a quarterly pace of 1.1%. Taken at face value, these data were promising given that the objective of the accommodative stance of monetary policy, including the MPC’s asset purchase programme, was to increase nominal demand sufficiently to meet the inflation target.』

という話のようですな。

で、実はこの後、名目GDPはまあ兎も角、実質GDPが期待外れという指摘があって、その理由に関して4つ並べてああでもないこうでもないという話をしていて、これがまた正直読んでてワケワカランのですが、めんどいので華麗にスルーしますが、もしかしたら(結構うだうだ説明しているので)色々と検討している所なのかもしれません。第13〜16パラグラフですのでご参考までに。

で、最後の『The immediate policy decision』ちゅう所ですが、第29パラグラフではこんな話を。

『During the month, the Bank had completed the MPC’s programme for purchases of £200 billion of assets financed by the issuance of central bank reserves. That stock of past asset purchases would continue to impart a substantial degree of monetary stimulus for some time to come.』

『The completion of the previously announced purchase programme had resulted in little immediate impact on market yields, consistent with the fact that market participants almost uniformly expected the size of the asset purchase programme to be left unchanged at this MPC meeting.』

買入を一旦停止しても、今後も買入の効果がでるでしょうという話と、買入完了ですよというアナウンスの中でも市場金利が上昇していないのは「額は維持されるでしょうという期待から」というのは何か説明として訳判らんのでありますが、ここの部分って理屈が激しく途中割愛しているのか、論理が飛躍しているのかどうなんじゃろという感じでございまする(涙)。


○んでまあ資産買入をこれから増やすとインフレ加速や資産バブル発生リスクと

まあその辺りの理屈はそんなに話が飛躍してませんけどね。第33、34パラグラフから。

『A case could be made for increasing the degree of monetary stimulus at this meeting. The Committee’s February Inflation Report projection, conditioned on Bank Rate following market yields, indicated that CPI inflation was more likely than not to be below target for much of the three-year forecast period if the asset purchase programme was maintained at its current size of £200 billion.』

んでもって買入拡大した場合どうなるかと言うと・・・・

『An expansion of the asset purchase facility could bring inflation back to target more quickly than otherwise. That could also further attenuate, beyond the measures already taken, damage to the supply capacity of the economy caused by the recession.』

しかし(引用してなくて恐縮ですが)景気認識においては「底割れリスクはほぼ払拭」としながらも、足元の数値は期待以下だし、先行きのリスク要因はありますよという話でありまして、引用すると長くなるので、昨日の総裁挨拶の冒頭を引用しておくとこういう感じだすな。

『Since members of the MPC last came before this Committee, there have been some signs of a recovery in demand around the world, and also at home. But this nascent recovery is fragile. The tensions that underlay the build up of large world imbalances have not been resolved. And, at home, bank lending to the non-financial sector continues to fall. So the risks to the Committee’s central view of a gradual recovery of output remain to the downside.』(昨日のキング総裁の議会での挨拶から)

てな具合の中で資産買入の拡大を行わないというのも何だか話としてどうなのよっていう気はする、つーかロジック的にはかなり支離滅裂の世界に向かっていないかねとは思いますが、まあ一応第34パラグラフでは理屈は何となくつけています。

『But there were also arguments for leaving the scale of the asset purchase programme unchanged at this meeting. The February projections did not imply an overwhelming risk of inflation being below the target over the forecast period, and so did not suggest an immediate need for a further relaxation of the policy stance.』

物価下落リスクは少ないので目先の追加緩和は特に不要とな。

『Indeed, given the exceptional degree of uncertainty over how the economy would evolve, there was little merit in attempting to fine-tune monetary policy in the hope of achieving comparatively small changes to the future path of inflation.』

ファインチューニングなんて細けぇこたあいいんだよ!と読んでしまったのはあたくしの誤読ですかそうですか(^^)。

『Furthermore, CPI inflation was currently above the target, and the near-term outlook was for it to increase further. Consequently, there was a risk that inflation expectations might rise, and a possibility that expanding the size of the asset purchase programme at this meeting might add to that.』

ということで、現状CPIがターゲットを超えて推移し、目先も上昇するという中でのインフレ期待の上方修正のリスクがあり、買入を拡大(というか継続実施というか)するとその期待に燃料投下のリスクがあると。

『For some members, there also remained risks that adding to the size of the asset purchase programme might increase the chance of unwarranted increases in asset prices, and that attempting to eliminate the degree of spare capacity too rapidly might eventually result in more inflationary pressure.』

数人のメンバーは買入を拡大(継続して実施というか)した場合には資産バブルの懸念があるという指摘をしているだすな。うーみゅ。

ということでBOEのMPC議事要旨ネタでありましたが、FRBの議事要旨はどうしたというツッコミはしないように(他のネタもあるとしんどい^^)。
 


お題「MPCの議事要旨ネタを日英両方で」 1/2   2010/02/24(水)08:14:16  
  公定歩合引き上げたらCPIが下がり消費者信頼が下がるとはある意味様式美の世界でもあります(--;)

んじゃまあ日本の決定会合議事要旨から。

[外部リンク] intelligence indicated that strong cash inflows combined withlow official interest rates may have led some asset managers to seek out higher yielding investments in recent months.』

どう見ても低金利によるポートフォリオリバランス効果(本当にそうかという話は華麗にスルー)です本当にカムサハムニダ。


昨日のキング総裁挨拶でも似たような話をしてまして・・・・

『To offset the effects of these headwinds, the MPC decided at its February meeting to maintain the unprecedented level of monetary stimulus, by holding Bank Rate at 0.5% and maintaining the stock of assets purchased over the past year at £200 billion.』

maintainingっていうのが如何にも緩和政策のように言ってますけど、そらあんた売却はよーせんじゃろと思うので、それはただの現状維持だと思うのですけど市場的に言うと。

『The effects of the money-financed asset purchases will persist and together with the low level of Bank Rate, will continue to provide a substantial boost to money spending for some time to come.』

これは実はMPCの議事要旨の方でも似たような説明になっているのですけれども、買入をスポット実施してハイおしまいというのがその後効いて来るのかなあというのはこれまた市場的には(目先しか見てねえだろというツッコミはあると思いますが)微妙な感が。

となりますと、結局のところ緩和政策のキモが「低金利の継続」という話になってやせんかいなと思うのでありまして、はてなんざんしょという気がするのでありまする。いやまあ「買った効果これからしばらくも続くんです!!!」と言われたらまあそうですねえ(棒読み)としか申し上げようが無いのですけどね(汗)。
 


お題「総裁会見続きとか」   2010/02/23(火)08:11:02  
  ○ブランシャールペーパーの話キタコレ

ここのやり取りはウケタ。

『(問) 先週、IMFが論文を出し、目標とすべき物価上昇率は現在各国が示している2%といった水準ではなく、もっと高い、例えば4%程度が望ましいのではないかと問題提起をしています。それについてどのように受け止められたかお聞かせ下さい。』

もう待ってました!!と言わんばかりの(かどうか知らんが)切り返し。

『(答) ご指摘の論文は、IMFのブランシャール調査局長らによる個人名論文であり、IMFの提言が示されたものではないと思います。IMFのホームページを見てみますと、大変な量のペーパーが公表されておりまして、たくさんあるペーパーの1つだと認識しています。』

何と言う返し。しかし日銀だってペーパーとかレビューの類を「これは個人の見解」とか言って出してますけどいやまあいいです。

『この論文は、今回の世界的な金融危機を踏まえて、金融政策のほか、財政政策や金融規制を含む経済政策全般について改めてどのような教訓を引き出すべきかを検討したものです。論文では、物価下落のリスクに備え、予めある程度の物価上昇を容認し、金利の引下げ余地を確保するという、いわゆる「のりしろ」の議論を取り上げています。』

『このペーパーでは、今回の危機を踏まえてもう少し高めの目標インフレ率を設定した場合のコストやベネフィットを再検討してはどうかと提案しているわけです。ただ、ご質問にあった4%という数値は、あくまでも例として挙げている数字であり、しかも、これが望ましいと結論が出されているわけではない、ということも書かれています。よって、このような議論をどう考えるのかという問題提起だと受け止めています。』

と、あっさりと砲撃。

『日本銀行の物価安定の理解は、論文で指摘されているインフレ率の「のりしろ」も考慮に入れて設計しています。これは議事要旨等でも公表されていますのでご覧下さい。また、高めのインフレ率がもたらすコストやベネフィットのほか、過去のインフレ率の実績や国民の物価観など、様々な要素を考慮しています。こうした要素を考慮した結果、物価安定の理解について、「消費者物価指数の前年比で、2%以下のプラスの領域にあり、委員の大勢は1%程度を中心と考えている」ということを示しています。』

しかしのりしろを考慮したら下限はゼロにならん気がするのだが、まあ色々と説明している件は確かに読むには読んだ。

『あえて、ご質問の4%ということについて申し上げると、インフレーション・ターゲティングを採用している国の目標物価上昇率が2%だとし、そこに2%オンするということは、要するに2%の金利の引下げ余地があるということを意味するわけです。しかし、今回の世界的な金融危機を振り返ってみた場合に、あともう2%の金利引下げ余地があったら、この事態は防ぐことができたかという問いを立てた場合に、私にはとてもそのようには思えません。』

『これだけのショック、あるいはそのショックを引き起こす原因となった大規模な信用バブル、この発生をどう抑えていくかということの方が遥かに重要な問題意識だと思います。この点、IMFの論文では、金融の規制監督のあり方、それからこのペーパーでは必ずしも論じられていませんが、物価上昇率が低い状況のもとで長期間にわたって金融緩和政策を続けると結果としてバブルが起きてしまうということも深刻な反省となっているわけです。個人的に4%をどう考えるかということについては、今申し上げた感想になります。』

ほうほうそうですか。


○金融緩和継続と市場機能

強力な緩和効果と市場機能がどうのこうのという質問に対して。

『まず、金融緩和の効果についてです。日本に限らず他の先進国もそうですが、この1 年間を考えるとオーバーナイト金利は横這いとなっており、日本でいえば0.1%の状態が続いているわけです。このように、オーバーナイト金利自体は変わっていませんが、この1年間、あるいはこの半年、この3か月と区切ってみても、様々なかたちで金融緩和の効果は強まっていると思います。その意味で、金融緩和の効果は強まり、その効果が浸透しつつあり、それが現在進行形であると思っています。』

ということで固定金利オペの効果もあってターム物金利の低下や信用スプレッドが低下しているという話をしていますがそこは割愛して市場機能の部分。

『次に、市場機能についてです。ご質問の趣旨は、短期金融市場における市場機能の維持は図られているのかということだと思います。確かに、これだけ潤沢に資金を供給していますし、現在の低金利が続くということを明確にしていますから、どうしても市場取引が不活発になり市場機能が低下しやすいという面があることは、ご質問の背後にある問題意識の通りです。』

つーか低下してますが。

『しかし一方で、市場機能をしっかりと維持するということも非常に大事です。私どもの金融市場局で行っているオペでは、できるだけ市場機能の維持を図るための様々な工夫をしています。従って、以前と全く同じように市場機能が働いていると言うのは多分言い過ぎだと思いますが、私どもなりに努力しています。』

ただまあ短期の市場機能って言いましても、無担保コール市場はそもそも銀行のオーバーローンが解消された時点から機能が微妙に変わっている上に最近は益々取引低調なのは変わらないですし、レポ市場に関して言えば取引の規模としての額はでかいにはでかいですけれども、参加者のネームって資金の取り手も出し手もまあ固定メンバーみたいなもんで、そのミクロ中のミクロの中で動いてるという状況でして、しかも国債発行がこれだけ増えた関係でそもそも金融調節に頼らないといかん部分が大きいという状況なので、まーそこの部分で市場機能と言われましてもねえと。

それよりも、市場ちゃんとしては、動かないのも困りますが、イールドカーブが寝てしまうと最早やることが無し子ちゃんになるのでありまして、そういう意味で申し上げると「ターム物金利の引き下げ」というのはその時点で市場が干上がるのでありまして(涙)、あまり市場機能市場機能言わんでもよろしいがなという気はします。それよりも、手前で死ぬのは良いから、早い所金利が動かせるような経済情勢にしていただきとう存じますとは思いますが(涙)。

という悪態は兎も角(^^)、まあこの辺りの発言を見てますと、「ターム物金利は抑えるけれども、何となく足元のGCレートだけはベタベタ状態は避けますよ」という事なんでしょうな。なんつーか微妙にアレなオペレーションはこれからも続くと言う事ですので、来月23日の財政払い超の資金需給のコブ対策は今回も毎度お馴染みの四半期状態になるような悪寒。とフラグを立ててみる(笑)。


○時間が無くなったので予告編

資産買入の継続を停止したBOEの議事要旨が訳判らん点について、というのがお題になる予定なのですが・・・・・

[外部リンク] Weaker-than-expected macroeconomic data, including the preliminary release of UK GDP for the fourth quarter of 2009, had contributed to a decline in near-term sterling interest rate expectations over the month.』

>Weaker-than-expected macroeconomic data
>Weaker-than-expected macroeconomic data
>Weaker-than-expected macroeconomic data

どう見ても出オチです本当にありがとうございました。
 


お題「総裁会見続きとか」   2010/02/23(火)08:10:39  
  今日は20年の入札で昨日はフラットニングしてたんだが、カーブじゃなくて20年の引けだけ見てると先週から延々と2.16%と2.17%辺りで全然動いていないんですな。とほほ。

#日米の3mLibor金利差がそんなに重要なんだったら米国FF金利が3%だ4%だとかで推移してた時にはドル円が500円くらいになってねえかと思うのだが(--)

ということで20年国債入札はあるのですが、カーブ上の話は兎も角、絶対水準的には「先生!うちの超長期国債ちゃんが息をしてないの!!」状態になっているので、まあ何かあまり面白くない入札になるんでしょうな、とオモシロ入札になるフラグを立ててみる(^^)。

そんな話はヌルーして昨日の続き。

[外部リンク] 先程、インフレーション・ターゲティングを採用している中央銀行とそうでないところの相違はそれほど大きくないとのご説明がありました。しかし、総裁ご自身あるいは日本銀行としては、インフレーション・ターゲティングを採用すると大きな弊害があるとお考えだと思うのですが、どうして目標の数値を固定してしまうと危ないのかという点について、もう一度詳しくご説明下さい。』

これは「金融政策を単一の経済指標の数値に固定的な目標を置くと弊害が大きいですよね」と白川さん的には聞こえる質問ですが、そこにインフレターゲットという言葉を入れる所がチャーミング。

『(答) 先般、G7に参加しましたが、G7の国の中でインフレーション・ターゲティングを採用している中央銀行は、英国とカナダです。残り5つの国は採用していないわけです。なぜ日本銀行がインフレーション・ターゲティングを採用していないかという問題設定もありますが、逆に言えば、英国とカナダはなぜ採用しているのかという問いの立て方もあるかと思います。』

残り5つったってECBはみんなまとめて金融政策一緒なのですから、日米欧はターゲットとしては実施してないという方が良いのではないかと思うのですが、そこはちょっとだけ工夫してますね(^^)。

『インフレーション・ターゲティングについては、「ターゲティング」という言葉に皆の関心が集まりがちですが、私自身は、実際には金融政策を運営していくときの説明の1つの枠組みだと思っています。』

で、BOEの話。

『例えば、BOEの先日の金融政策決定会合発表文、あるいはインフレーション・レポートをみると、物価上昇率を、通常言う意味での「ターゲット」すなわち「目的」にした政策運営をしているわけではありません。現在、英国の足許の物価上昇率は、3%を超える上昇率に上がってきています。そうなると、通常は、そこで金利を引上げていくということが自然に想定されます。これが、通常言うところの「ターゲット」という言葉に最も馴染む感じです。しかし実際には、そういう政策運営はしておらず、むしろ今、英国はきわめて緩和的な金融環境を維持しています。』

さいですな。次がECBの話。

『ECBはインフレーション・ターゲティングを採用していませんし、自分たちは採用しないということを繰り返し言っています。これは、通常言う「ターゲット」の意味で短期的に足許の物価上昇率と目標値との間を埋めていくような政策運営をしていくという見方が生まれると、結局、金融政策が最終的に目標とする持続的な成長にむしろマイナスになる側面もあると判断しているからです。必ずこうなるというわけではありませんが、そういう側面もあるのです。』

『インフレーション・ターゲティングが成功するための大事な条件は、インフレーション・ターゲティングとは中長期的な経済・金融の安定を実現していくための説明の枠組みである、ということについて十分に理解があることです。逆に言えば、インフレーション・ターゲティングが、通常言う「ターゲット」の意味で議論されているような政策運営であると理解されると、おそらく上手くいかないと思います。』

結局のところですな、メディア的に言えば「インフレ目標の採用で政府と日銀が対立!!!!!!」という話をするとネタとしてはオモロイので煽るのですけれども、「目標を設定してどうしたこうした」という話になると上記のような話になって、話が無限に平行線あるいはループするだけの話だと思うのですよ。それよりも論点とすべきなのは、「0%〜2%で中心1%」という「中長期的な物価安定の理解」で示された数値の設定がどうなのかという所だと思うのですが、どうも「インフレ目標」という言葉そのものがキャッチーなせいで、報道ベースを見てるとそちらの話ばかりで話が空転しているような気がする。

でも、これがまた惜しい事に、菅直人大先生におかれましては、何故か「目標1%」という話をしているので、「中長期的な物価安定の理解」で示される数値と数値面で言えば同じであって、政府VS日銀という絵が描けないという問題点があるのですな。まあどうせ菅直人大先生の場合はこの前出していたそれを実施して何がどう成長するのか全く意味が判らない「成長戦略」とか言う名前の便所の落書きで「名目3%成長、実質2%成長」と銘打ったから「物価上昇目標1%」って言ってるんだと思うのですけどね!!!
 


お題「月報は微妙に変化/総裁会見とインフレ目標とか報道バイアスとか」   2010/02/22(月)08:22:29  
  ではまず月報比較から。

[外部リンク]

・・・・該当する部分を見るとこういう話をしているのですけど。

欧州ソブリンリスク問題に関する質問に対して。

『もっとも、今のご質問にもある通り、最近では欧州周辺国におけるソブリン問題を契機に、欧米先進国や日本を含め、財政の持続可能性に対する市場の関心が世界的に高まっていると思います。金融市場がグローバル化していることを踏まえれば、国際金融市場の安定を維持するために、私自身は2つのことが重要だと考えています。第1は、財政再建の道筋を示し、この点について市場の信認を確保することです。第2は、中央銀行の金融政策運営が、財政ファイナンスを目的としていないこと、言い換えれば、物価安定のもとでの持続的な経済成長を目的として政策運営が行われていることです。また、そうした中央銀行の政策姿勢を政府が尊重し、市場も信認しているということだと思います。国際金融市場の動きをみると、現在市場はソブリンリスクをそうした観点からみていると思います。』


日本の財政再建に関する質問に対して。

『日本銀行の使命は、適切な金融政策運営を通じて、日本経済が、物価安定のもとでの持続的な成長経路に復帰するように努めることです。そうした経済の姿を実現していくことは、財政再建を進める上でも、重要な条件の1つを整えることになると考えています。先程、中央銀行の金融政策運営は、財政ファイナンスを目的としたものではなく、物価安定を通じて持続的成長に貢献していくものであるということを申し上げましたが、そうした姿勢で臨むこと、そうした中央銀行の政策姿勢が十分信認を受けている、尊重されているということが大事だと思っています。』


・・・・・えーっと、これのどこがどう「政府に異例の注文」なのか全く理解に苦しむのでありまして、これはもう誤報のレベルに達してませんかと思うのですが、まあ一応ブルームバーグさんを擁護してみようとすれば、白川総裁が普段から民主党の財政運営姿勢に対して苦々しく思っているのを忖度したというかそういうのが思いっきり判ってしまうような表情だの言い方だのという事から、そういうヘッドラインになったともいえるかもね、と無理矢理ブルームバーグに代わって言い訳してみます。ただまあニュアンスが日銀公表の要旨通りだとすればちょっとあのヘッドラインはねえわと思うところであります。

そうやってメディアが「政府vs日銀」みたいなのを煽るのはデフレ脱却に向けた政策効果を心理面から減殺する作用もある訳でありまして、どうなのかよとは思いますが、まあ菅さんはあの調子で直ぐに「日銀に俺様が圧力を掛ければ動くんだ」というアピールというか力の誇示に余念がないですし、白川さんはまあ多分その辺を適当に韜晦するのがヘタクソそうですし、まあコマッタモンダという感じであります。


○物価安定の理解は目標数値ではありませんという話

火付け質問はこれでした(^^)。

『(問) 物価安定の理解は、CPIが0〜2%、中心値は1%です。先日の国会答弁でも、インフレターゲットというキーワードを使って色々ご説明がありました。これは、日銀としてインフレ上昇率1%を目標に定めていると受け止めてよろしいのでしょうか。』

まあ火付けを狙って質問しているのならお上手ですし、狙わないで質問しているのなら(物価安定の理解に関する根本的な部分を誤解しているという点において)記者クラブに出てくんなという質問ではございますが、きっちりと火付けになったようで、総裁はゼミ生に対する説明の如き説明を。これがまた超長いのよ。

『(答) 12 月18 日の金融政策決定会合後の説明の繰返しになりますが、私どもが発表しているのは、中長期的な物価安定の理解、物価安定とはどういうものかという一種の定義です。それについて各政策委員の理解を集めて、その結果は2%以下のプラスの領域であり、大勢として1%程度を中心と考えているということです。これは、あくまでも中長期的にみた物価安定とはどういうものかを明確に示したものです。』

目標ではないという話ですが、まあこういう言い方したら判り難いわな。

『その上で、ご質問では目標あるいは、インフレーション・ターゲティングという言葉が使われましたので、その言葉に則してお答えします。国会の席でも申し上げた事ですが、インフレーション・ターゲティングは、金融政策を運営する時の枠組みの1つであり、英国やカナダ等では定着しています。しかし、今回の金融危機を通じて、インフレーション・ターゲティングという枠組みについても、反省の気運が生まれてきているように思います。』

はて何ぞや。

『足許の物価上昇率が目標物価上昇率を下回る状況が長く続くもとで、物価の動向だけに過度の関心が集まった結果、物価以外の面では静かに蓄積されつつあった金融・経済の不均衡を見過ごし、結果として、金融危機発生の一因になったのではないかとの問題意識が、以前に比べて高まってきているように思います。』

つまり、足元の物価が安定しているので「バブルは崩壊してから対処すれば間に合うのでおっけーおっけー」と言ってたグリーンスパンのやらかしが直近にありましたし、まあその前の日本の資産バブルもそうですということなのでござんしょうな。つまり厳密に物価指数だけ見ての金融政策で良いものなのかという論点。

『インフレーション・ターゲティングが不適当だと言っているのではありませんが、インフレーション・ターゲティングを採用してきて、これまで比較的上手くいったと思われてきた国において、実は今、インフレーション・ターゲティングの問題をどう克服するかというのが、彼らの問題意識になってきているように思います。』

まだ全部読めていないのと、何を言ってるのかがイマイチ訳判らん事もあって、前回の量的緩和政策延長せずのBOE議事要旨のご紹介をしていませんが、どう見てもBOEの政策ロジックは足元矛盾だらけというか強く言えば論理的破綻状態になってねえか?という状況に(論旨が論理破綻してるから読んでて何を言ってるのか判らんというのもあります^^)なっておりまして、いやまあ苦労してるなあとは思います。

『私自身は、インフレーション・ターゲティングということや、どういうラベルを金融政策の枠組みに貼るかということを議論することにあまり多くのエネルギーを割いても生産的ではない、という感じがしています。インフレーション・ターゲティングを採用している国も採用していない国も、結果として金融政策の枠組みが、近年非常に似通ってきているという感じがしています。』

というのは重要な論点なのですが、惜しい事に報道ではこの部分の前半だけを切り取られてヘッドラインにされるので、「政府vs日銀」の話ばかりが煽られるという事になるのであります。

『似通っている点を3点だけ申し上げます。1つ目は、物価安定に関する何らかの数値的な定義あるいは目標を有しているということです。日本銀行に則して言えば、「中長期的な物価安定の理解」になります。2つ目は、先行き数年間というかなり長い期間の見通しを公表しているということです。日本銀行に則して言えば、展望レポートです。3つ目は、その上で、金融政策運営に際して、足許の物価動向だけではなく、中長期的に見た物価や経済、金融の安定をより重視する必要性への認識が高まっているということです。日本銀行に則して言えば、2つの柱による点検ということになります。』

インタゲ採用国の英国でもファンチャートや先行きの見通しなどを出していますし、米国ではその手のターゲットは無くて、「PCEコアデフレーターで1%から2%」が「何となくの目安」のようなファジーな設定になっていますが、こちらでも先行きの見通しを出すようになっていて、足元の数値に対してリジットな目標を設定してそれこそエアコンの自動運転みたいな事をするような政策運営はしていませんよというお話でございますわな。

『インフレーション・ターゲティングを採用しているかどうかということは、現在の金融政策の枠組みを議論する上で、意味のある論点あるいは切り口ではなくなってきているという印象があります。日本銀行自身は、各国の色々な経験を見ながら、インフレーション・ターゲティングを採用している中央銀行の良い部分、採用していない中央銀行の良い部分、それをすべて私どもなりに咀嚼して、それを組み込んだ日本銀行独自の枠組みを採用しています。』

ということなのですが、これがまたメディアに掛かると最初の部分だけをきっちり切り取って報道するのが報道バイアスというもの。いやまあ白川さんも会見で「説明すれば理解してくれる」というスタンスで説明していると思う(まあそれが当然の態度ではありますが)のですが、何せ相手の中には総裁の説明を理解しようとするよりもキャッチーなヘッドラインが取れれば良いというのもいるうようよといる訳でありまして(そういや福井総裁の時に阪神の快進撃に対して質問した某テレビ局のアナウンサーが今や国会議員orz)、まー正直会見に出てくる連中相手にお勉強会でもみっちりやった方が良いのではないかと思われますが(本当は資格試験でもした方が良いと思いますが、それはまあ報道の何とやらに引っ掛かるでしょうからね^^)どうでしょ。

と悪態を書きましたが、まあこれだけ説明するのだったら、「インフレ目標とは違いますが、それに似た形を取っています」くらいの言い方したらどうでしょとも思うのですが、白川さんはその辺のファジーな物言いが苦手なんでしょうなあ。

『ただ、いずれにせよ、この枠組みがいついかなる時もベストだと言うつもりはありません。各国とも常に自らの金融政策の枠組みをどうするのが良いのかを議論しており、そういう観点から私どもも考えていきたいと思っています。その上で、私どもとしては現在はこの枠組みが最適だと考えています。』

さいざますな。

・・・・・えーっと、まだ他の話およびインフレ目標に関する話がある(つーか質疑応答の1問分しか引用していないorz)のですが、例によって時間と量の関係上本日はここで勘弁ということでどうもすいませんすいませんm(__)m

でですね、インフレ目標がどうのこうのに関する話ですが、インタゲ実施をしているのか否かに関らず、各国の政策の枠組みが収斂しているという話に関しては、2008年10月にこのようなペーパーが出ている(こちらでもネタにした筈)のでまずはそこを熟知すべしと思うのですけどね。

[外部リンク]
 


お題「これはきっちりと現状維持ですな」   2010/02/19(金)08:11:27  
  5年で財政均衡達成に向けてとは頑張りますなあ米国様は(棒読み)

#一方で本邦はまあいいですもう(ヤケクソ)

#何とディスカウントウィンドウレート引き上げとな!!!(by公共放送速報)

んでもって、昨日は決定会合がございましたのでその関連ですが、声明文よりはその周辺の話の方がオモローだったので。

○これは見事な現状維持

[外部リンク] 年度半ば頃までは、わが国経済の持ち直しのペースは緩やかなものに止まる可能性が高い。その後は、輸出を起点とする企業部門の好転が家計部門に波及してくるとみられるため、わが国の成長率も徐々に高まってくるとみられる。物価面では、中長期的な予想物価上昇率が安定的に推移するとの想定のもと、マクロ的な需給バランスが徐々に改善することなどから、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比下落幅は縮小していくと考えられる。』

まあナローパスな気はしますが、何気に出てくる経済指標は微妙に良かったりしているのもチャーミング。

『リスク要因をみると、景気については、新興国・資源国の経済の強まりなど上振れ要因がある一方で、米欧のバランスシート調整の帰趨や企業の中長期的な成長期待の動向など、一頃に比べれば低下したとはいえ、依然として下振れリスクがある。また、最近における国際金融面での様々な動きとその影響についても、引き続き注意する必要がある。物価面では、新興国・資源国の高成長を背景とした資源価格の上昇によって、わが国の物価が上振れる可能性がある一方、中長期的な予想物価上昇率の低下などにより、物価上昇率が下振れるリスクもある。』

あたくし的には黒い白鳥さんがエーゲ海から飛んでくるリスクが気になるところでありますが(北禿先生のお告げのせいではありません^^)、その辺りに関する議論はどういう風に進んだのでしょうというのは気になる。


ということで、見事に現状維持でして正午前に終了とは恐るべし。これじゃあ金融経済月報もあんまり変わらないのでしょうかねえ。


以下決定会合レビュー的雑感を少々。


○金利市場的にはサプライズは無かったのですが・・・・・

まあ昨日も申し上げたように、金利市場的な発想だと外部環境は(色々と黒い白鳥の影が見えるのですが)前月から横ばいあるいは若干の好転という感じでありますので、そらまあ金融政策決定会合では何も無いでしょという事になるのですけれども(展望レポートの見通しと物価安定の理解を掛け算すると向こう1年以上は金融緩和状態を継続しますと言っているので、引き締めだのという話はそもそも発生しない)、何か相変わらず金利市場じゃない所(特に為替市場)からの変な期待と変な講釈が飛んでいるのが実に香ばしい所です。

何せ(斜め読みしかしませんでしたが)足元のGCレートが落ち着いてきていて当座預金残高が16.5兆円に増えてきている翌朝(=昨日の事ですが)の朝刊に何故か資金供給が絞り気味でどうのこうのみたいなマーケット解説記事を出す経済クオリティーペーパー様があらされる位でございまして、まあ金利の世界でも短期金融市場のおまけに調節がどうのこうのという話になると、マイナーな上にもマイナーな世界ですから素っ頓狂な話が出てくるのは仕様なのでありますけれども(-_-メ)、

アナウンスが無かったによって、今後もそんなアホウな話は無いと思われますので申し上げますと、昨日の会合では「もしかしたら新型オペをロールする」という話を堂々とするんじゃないかという与太話で友人と盛り上がっていたあたくしでございまして(^^)、何か知らんですけれども、どこぞのレポートを見たら(さすがに金利系レポートではない)「新型オペは既に8.8兆円実施されており、間もなく10兆円に達するので今回何らかの措置がないと枠を使いきる」とかいう指摘があったりして、まあ金利市場以外での理解ってその程度のもんなのかなあと思う次第。まあ資産買入と混同してるんでしょうけれどもね。


つまりですな、金利市場以外への作用のような物を考えて「まあ意味が無さそうだけどもあんまり害も無さそうなのでやっときますか」というのを大真面目な顔をして実施するという福井の俊ちゃんスキームを導入するというのであれば、それこそ(1ミリも意味は無いのですが)新型オペのロールという話でもやって来るのではないかとか思ったのでありますが(笑)、良く良く確認したら新オペ導入時の会見で総裁はオペを当然の如くロール前提の話をしていました(汗)。

[外部リンク] インフレターゲット採用・不採用は意味のある切り口でなくなっている=日銀総裁

白川さんとしては「短期的にCPI数値を厳密に目標にして金融政策(というか金利の上げ下げ)をやるのは如何な物か」という話をしようとしているのだと思うのですが、メディアバイアスに掛かるとこうなる訳で。

[外部リンク]

・・・・いやあのそこまで対立構造を煽らなくても良いと思うのですけれども。これって要するに「長期国債買入拡大を財政ファイナンスとして捉えられたら長期金利が上昇しちゃって緩和しようとしている逆の事が起きちゃうから財政発散みたいな話は勘弁してね」という話をしているのだと思うのですけれども・・・・・

ま、今日出る会見要旨を見ないと何とも言えませんがね。


でですな、白川さんもまあ丁寧かつ厳密に説明しようとしているのだと思うのですけれども、報道する方の理解力(いやまあちゃんと分かっている人も沢山いるのですけれども)および報道バイアスと言うものにももう少し配慮をした方が良いのではないかと正直思う所でございまして、そもそも日銀は何だか知らんが妙に叩かれやすい存在のようでございますので(叩いても反撃しないしね)、その辺をよーく考えまして発言を工夫した方がよろしいのではないかと思うのでありまする。

あと、まあブルームバーグあたりが上記のような報道をする位なのですから(ちょっと最近の煽りヘッドラインは目に余る場面が多いのですが、ブルームバーグ自体はそこまでアホウじゃないと思ってますので)、白川さんもどうせ心の中では「政府はしょーもない事ばかり言って結局全部日銀にお願いじゃねえかよ」などと苦々しく思っておられるのではないかと勝手に忖度する次第ではございますが(^^)、金融政策は技術的な問題もさることながら、経済とか景気という人間がカオスとなってやっている物に対して働きかけるものでもありますので、やはり本音を適当にはぐらかす猫を被るとか狸状態になるとかいう技を身につけるべきではないかと思われる次第でございます。


○米国様公定歩合引き上げね

[外部リンク] Federal Reserve Board on Thursday announced that in light of continued improvement in financial market conditions it had unanimously approved several modifications to the terms of its discount window lending programs.』

『Like the closure of a number of extraordinary credit programs earlier this month, these changes are intended as a further normalization of the Federal Reserve's lending facilities. The modifications are not expected to lead to tighter financial conditions for households and businesses and do not signal any change in the outlook for the economy or for monetary policy, which remains about as it was at the January meeting of the Federal Open Market Committee (FOMC).』

『At that meeting, the Committee left its target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and said it anticipates that economic conditions are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period.』

ということで、ご丁寧にもfor an extended periodな金利継続に関してもアナウンスしていますので、今回はあくまでもテクニカルな話で、危機対応の正常化の一貫であるという話をしています。

『In addition, the Board announced that, effective on March 18, the typical maximum maturity for primary credit loans will be shortened to overnight. Primary credit is provided by Reserve Banks on a fully secured basis to depository institutions that are in generally sound condition as a backup source of funds. Finally, the Board announced that it had raised the minimum bid rate for the Term Auction Facility (TAF) by 1/4 percentage point to 1/2 percent. The final TAF auction will be on March 8, 2010.』

えーっと、ディスカウントウィンドウの期間を翌日物にするという話と、TAFの事が書いてあるような気がするが、最早時間が無いので引用しただけでスルーします。その先も書いてありますけど、まあ本職の人達が何か解説してくれるでしょう。

#何のために引用したのかというツッコミは却下
 


お題「各種雑談/引っ張りまくってすいませんでしたがバーナンキ議会証言」 2/2   2010/02/18(木)08:20:20  
  ○出口政策の手順書:具体的な手順

『The sequencing of steps and the combination of tools that the Federal Reserve uses as it exits from its currently very accommodative policy stance will depend on economic and financial developments.』

そらそうよ。まあここで具体的な実施時期に関しては徹底的に曖昧にしているのは当然ちゃあ当然ですが正しいスタンスですな。

『One possible sequence would involve the Federal Reserve continuing to test its tools for draining reserves on a limited basis, in order to further ensure preparedness and to give market participants a period of time to become familiar with their operation. As the time for the removal of policy accommodation draws near, those operations could be scaled up to drain more significant volumes of reserve balances to provide tighter control over short-term interest rates. The actual firming of policy would then be implemented through an increase in the interest rate paid on reserves.』

つーことで、この前も書きましたが、(1)各種吸収ツールのテストを行い、(2)徐々にその規模を拡大して超過準備を引いて、(3)実際に利上げの実施を行うが、その時はFF目標金利だけではなくて準備預金付利金利も引き上げる、という手順ですな。

『If economic and financial developments were to require a more rapid exit from the current highly accommodative policy, however, the Federal Reserve could increase the interest rate paid on reserves at about the same time it commences significant draining operations.』

急ぐ場合は(2)は割愛ということだが、多分大して引けないうちに利上げになるのではないかという予感はする(^^)。


○証券売却はしないようですが・・・・・

『I currently do not anticipate that the Federal Reserve will sell any of its security holdings in the near term, at least until after policy tightening has gotten under way and the economy is clearly in a sustainable recovery.』

この部分に関しては一部のホーキッシュな地区連銀総裁とかからは証券売れやという発言もあるのですが、バーナンキ師匠は否定しているのがほほーという感じです。

『However, to help reduce the size of our balance sheet and the quantity of reserves, we are allowing agency debt and MBS to run off as they mature or are prepaid.』

基本的には償還期限が来て普通に償還されるか、繰り上げ償還された分での落ちというのを考えているのでしょうな。

『The Federal Reserve is currently rolling over all maturing Treasury securities, but in the future it may choose not to do so in all cases.』

償還乗り換えルールを変更して財務省証券の持ちも減らす(昨日紹介したSF連銀のグラフを見ても判りますように、長期財務省証券の市場買入を実施していない時期でもFEDの保有する財務省証券の残高が減らないのは償還乗り換えの問題ですな)可能性も示唆とな。

『In the long run, the Federal Reserve anticipates that its balance sheet will shrink toward more historically normal levels and that most or all of its security holdings will be Treasury securities. Although passively redeeming agency debt and MBS as they mature or are prepaid will move us in that direction, the Federal Reserve may also choose to sell securities in the future when the economic recovery is sufficiently advanced and the FOMC has determined that the associated financial tightening is warranted.』

ということで、普通は償還での縮小でおっけーだが、必要な時は売却もとは一応言ってますが・・・・・

『Any such sales would be at a gradual pace, would be clearly communicated to market participants, and would entail appropriate consideration of economic conditions.』

ということなので、そうそう過激な売却はしないという話。ただまあそう世の中上手くいくもんなのかという点はひじょーに気になる。


○FF誘導目標に関しての論点

で、最後はさっきも話があった「超過準備が潤沢にある下でのFF誘導目標の有効性」という話になります。

『As a result of the very large volume of reserves in the banking system, the level of activity and liquidity in the federal funds market has declined considerably, raising the possibility that the federal funds rate could for a time become a less reliable indicator than usual of conditions in short-term money markets.』

ではどうするのかという話は以下。

『Accordingly, the Federal Reserve is considering the utility, during the transition to a more normal policy configuration, of communicating the stance of policy in terms of another operating target, such as an alternative short-term interest rate. In particular, it is possible that the Federal Reserve could for a time use the interest rate paid on reserves, in combination with targets for reserve quantities, as a guide to its policy stance, while simultaneously monitoring a range of market rates.』

FFを誘導目標水準に持って行くのが困難になった場合のポリシーコミュニケーションツールとして「準備預金付利金利」+「リザーブの額」の合わせ技を使うという可能性を示しました。つまり超過準備の存在によってコントロール不可能になった場合にその数字を目標にするよりは、コントロールが可能なものを指標にした方が政策のコミュニケーションツールとして有効ですよね、という話でありまして、これはこれで実務的には「そうですね」の一言で片付く話ではありますが、金融政策に関する色々な論議の中で言えば結構重い論点なのではないかとも思われますがどうでしょう。

『No decision has been made on this issue; we will be guided in part by the evolution of the federal funds market as policy accommodation is withdrawn. The Federal Reserve anticipates that it will eventually return to an operating framework with much lower reserve balances than at present and with the federal funds rate as the operating target for policy.9』

ということで、正常に戻ったらまた通常のFF誘導に戻るという話ですが、最後の9番の脚注では、準備預金付利を常設ファシリティ化するという話をしています。 

『9. The authority to pay interest on reserves is likely to be an important component of the future operating framework for monetary policy. For example, one approach is for the Federal Reserve to bracket its target for the federal funds rate with the discount rate above and the interest rate on excess reserves below. Under this so-called corridor system, the ability of banks to borrow at the discount rate would tend to limit upward spikes in the federal funds rate, and the ability of banks to earn interest at the excess reserves rate would tend to contain downward movements.』

常設ファシリティによるコリドア形成の話ね。

『Other approaches are also possible. Given the very high level of reserve balances currently in the banking system, the Federal Reserve has ample time to consider the best long-run framework for policy implementation. The Federal Reserve believes it is possible that, ultimately, its operating framework will allow the elimination of minimum reserve requirements, which impose costs and distortions on the banking system.』

だそうで。


○まあまとめはどうでも良いのですが。

折角なので「Conclusion」も引用。

『To sum up, in response to severe threats to our economy, the Federal Reserve created a series of special lending facilities to stabilize the financial system and encourage the resumption of private credit flows. As market conditions and the economic outlook have improved, many of these programs have been terminated or are being phased out.』

『The Federal Reserve also promoted economic recovery through sharp reductions in its target for the federal funds rate and through purchases of securities. The economy continues to require the support of accommodative monetary policies. However, we have been working to ensure that we have the tools to reverse, at the appropriate time, the currently very high degree of monetary stimulus. We have full confidence that, when the time comes, we will be ready to do so. 』

ということで、まあこれはここまでのまとめなので特にインプリケーション無しと。

#ということで、やたら延々と引っ張ってどうもすいません。結局全文引用の巻でした
 


お題「各種雑談/引っ張りまくってすいませんでしたがバーナンキ議会証言」 1/2   2010/02/18(木)08:19:57  
  今更気がついたのですが来週は月末週じゃないっすか。

#中年老い易く学まるで身に付かずと

○決定会合プレビューなどなど

今日の決定会合は金利村の人達からすると普通に考えると何もなしとなるのですが、そうは言いましても為替とかの外周部分では金融政策に対する期待は相変わらずあるのでして、どこかの人と話をしてたら「今回何も無いと2か月連続で何も無いのだがそうなるのか」とか言われてちょっとコケたりしたのですが(えーっとあのその金融政策ってそうホイホイ動くもんじゃないのですが・・・・)。

何せここもとの日銀の金融政策って(一応ターム物金利の誘導という話はしてますが)ヤマダ電機のチラシのような「超低金利」という落涙を誘う見出しを載せるように、まあ金利市場の人達というよりは外周部分の皆様に向けてのアピールを行うのがポイントになっているだけに、従来の金利市場ムラ的な発想で決め打ちしていると外す悪寒も。

とは言いましても何せ政策そのものが外周部分へのアピールでありますので、そんなに金利市場ムラに凄く影響があるモノが出てくる訳でもないという気もするのであります。

まあ何かの拍子でハチャメチャな円高株安になったら利下げでもするんでしょうけれども、金利政策という名前で打てるタマは(0.10%を0にして短期金利は兎も角、中長期金利に何の意味があるのかという話はさておきまして)最後なので出し惜しむと思われますんで。

#実際問題としては「ゼロを目標」とするのはFRBもBOEも「それは実務上問題」というスタンスでゼロの手前で寸止めしているのではございますが

ということでまあ結論は無いのだが(いつものこと)、菅さんがまたああだこうだ言ってますので、何かしょーもない「やった振り」政策のようなものが出てくる茶番モードの可能性は排除しない所でありまする。


○その他市場など雑感

・短国入札とか

昨日の3か月TBは0.118%レベルとあたくし的にはあらまそんなに強くなかったのねという感じですが、まあどうせ売れていくでしょうからあまりキニシナイ。ただちょっと気になったのは昨日のオペでスポットスタートが共通担保指値オペ8000億円だけで、今日トムスタートのオペが1.6兆円位打たないと当座預金残高16.5兆円コースにならない点。

まあ明日の場合財政揚げ超で資金不足になる所でありますので、別に16.5兆円にしなくても余剰感は変わらないような気もしますが、多分出しが少ないと何か考える人も出るかもしれず(全然反応しないかもしれないけど)、その辺のオペの打ち方と市場の反応をちょっとだけ気にするのだ。ただまあその前からトムスポのGCが落ち着いていれば特に問題無いかもしれませんので気にし過ぎだとは思うのだが・・・・


・ギリシャ問題(一発ネタ)

昨日の害債さんの所のエントリーにございましたが
[外部リンク] an extended period」で継続とな

『The FOMC anticipates that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period.』

ということですな。

『In due course, however, as the expansion matures the Federal Reserve will need to begin to tighten monetary conditions to prevent the development of inflationary pressures. The Federal Reserve has a number of tools that will enable it to firm the stance of policy at the appropriate time.』

当面低金利を継続するけれども、いずれかの段階で金融環境を引き締める必要はあるという話はまあ普通ちゃあ普通。ただまあ緩和モード全開の時にはこの話は無かったので、モードとしては最近は出口検討モードというのはその通りなんでしょうな。


○出口政策の手順書:準備預金付利金利

『Most importantly, in October 2008 the Congress gave the Federal Reserve statutory authority to pay interest on banks' holdings of reserve balances.』

ということで準備預金付利がどう効くかの説明ですが、要するに短期市場金利のフロアになるという説明です。

『By increasing the interest rate on reserves, the Federal Reserve will be able to put significant upward pressure on all short-term interest rates, as banks will not supply short-term funds to the money markets at rates significantly below what they can earn by holding reserves at the Federal Reserve Banks. Actual and prospective increases in short-term interest rates will be reflected in turn in longer-term interest rates and in financial conditions more generally.8』

で、この8番の脚注が泣ける。

『8. Increases in the interest rate paid on reserves are unlikely to prove a net subsidy to banks, as the higher return on reserve balances will be offset by similar increases in banks' funding costs. Indeed, on balance, banks' net interest margins will likely decline when short-term rates rise. 』 

準備預金付利は銀行への補助金ではありません!!!!とわざわざ説明。ただまあ「金利が上昇したら銀行のファンディングコストが上昇するからトータルではどうのこうの」というのは説明としてかなーりのインチキ成分だと思います。


○出口政策の手順書:流動性吸収手段

『The Federal Reserve has also been developing a number of additional tools it will be able to use to reduce the large quantity of reserves held by the banking system. Reducing the quantity of reserves will lower the net supply of funds to the money markets, which will improve the Federal Reserve's control of financial conditions by leading to a tighter relationship between the interest rate on reserves and other short-term interest rates. 』

ということで、まあ後でも話があるのですが、超過準備の存在を放置したままでFF誘導金利の引き上げを実施しても実効FFレートがコントロールできるのかという点についてはさすがに「無理でしょ」と思ってるんでしょうねという認識だというのは把握した。

『One such tool is reverse repurchase agreements (reverse repos), a method that the Federal Reserve has used historically as a means of absorbing reserves from the banking system.』

ということでまずはリバースレポ。以下はリバースレポの内容説明と、リバースレポの実施方法をより広い相手に対して実施するとか、対象証券を拡大するとかいう話をしているので、まあ一応引用だけしときます。

『In a reverse repo, the Federal Reserve sells a security to a counterparty with an agreement to repurchase the security at some date in the future. The counterparty's payment to the Federal Reserve has the effect of draining an equal quantity of reserves from the banking system.』

ここまでが取引の説明で以下が最近の工夫。

『Recently, by developing the capacity to conduct such transactions in the triparty repo market, the Federal Reserve has enhanced its ability to use reverse repos to absorb very large quantities of reserves. The capability to carry out these transactions with primary dealers, using our holdings of Treasury and agency debt securities, has already been tested and is currently available. To further increase its capacity to drain reserves through reverse repos, the Federal Reserve is also in the process of expanding the set of counterparties with which it can transact and developing the infrastructure necessary to use its MBS holdings as collateral in these transactions. 』


で、次はこの前実施が公表されたターム預金ファシリティ。

『As a second means of draining reserves, the Federal Reserve is also developing plans to offer to depository institutions term deposits, which are roughly analogous to certificates of deposit that the institutions offer to their customers.』

定期預金みたいなもんですよと。

『The Federal Reserve would likely auction large blocks of such deposits, thus converting a portion of depository institutions' reserve balances into deposits that could not be used to meet their very short-term liquidity needs and could not be counted as reserves.』

なのですが、この場合、ターム預金ファシリティ部分はマネタリーベースに
カウントするのでしょうかカウントしないのでしょうか。うーむ。

『A proposal describing a term deposit facility was recently published in the Federal Register, and we are currently analyzing the public comments that have been received. After a revised proposal is reviewed by the Board, we expect to be able to conduct test transactions this spring and to have the facility available if necessary shortly thereafter.』

ということで、実施要項を決めて早々にテスト実施するようです。

『Reverse repos and the deposit facility would together allow the Federal Reserve to drain hundreds of billions of dollars of reserves from the banking system quite quickly, should it choose to do so.』

ほうほうそうですか。
 


お題「雑談+しつこく昨日の続き」   2010/02/17(水)08:12:19  
  何かスワップ取引(とデリバティブ)に関する某テレビ番組での話が凄くピンボケしているように見える。取引実態の透明性の問題は取引形態の問題じゃなくて開示の問題の筈なのに「相対取引だから不透明」とか意味分からん。まあキャスターのおねいさんが判らんのはシャーナイけど、解説してるどこぞのコメンテーターはあれでプロなのか??

#大体からしてデリバの決済機関はカウンターパーティーリスクの連鎖防止の為に導入する話じゃねえのかと小一時間

と、テレビ見ながら一々悪態をつくおまいは何者だというツッコミはしないように(^^)。

なお、やってる取引そのものが如何な物かという点については厭債害債さんの所で熟知すべし。
[外部リンク] Policy and Asset Purchases』から始まる部分なんですけれども、途中から先は出口政策の手順の話になって、まあ将来のFEDのアクションがどうなるのかという話を考えた場合当然ながらそっちの方が重要なインプリケーションを持つのでありますけど、マニア的にはその前のパラグラフにも味わいを感じるのであります。

『In addition to supporting the functioning of financial markets, the Federal Reserve also applied an extraordinary degree of monetary policy stimulus to help counter the adverse effects of the financial crisis on the economy. In September 2007, the Federal Reserve began reducing its target for the federal funds rate from an initial level of 5-1/4 percent. By late 2008, this target reached a range of 0 to 1/4 percent, essentially the lowest feasible level.』

2007年9月から利下げ開始をしましたという話。で、現在の0〜0.25%は実務的にフィージブルなレベルとしては最低金利ということで、ゼロ金利とかマイナス金利というのも中々(話の上では可能となりますが)実務的には難しいざますということでしょうか。まあその辺はどーでも良いですが、あたくしが「ほほー」と思ったのはその次。

『With its conventional policy arsenal exhausted and the economy remaining under severe stress, the Federal Reserve decided to provide additional stimulus through large-scale purchases of federal agency debt and mortgage-backed securities (MBS) that are fully guaranteed by federal agencies. In March 2009, the Federal Reserve expanded its purchases of agency securities and began to purchase longer-term Treasury securities as well.』

伝統的政策(とは金利操作ですな)が弾薬打ち尽くしになったので、追加的な金融緩和策としてエージェンシー債とMBS債と財務省証券の大規模な買入を実施したと仰せです。それって今まで言ってた話と違いませんかねと思うのですが、その話は後ほど。

『All told, the Federal Reserve purchased $300 billion of Treasury securities and currently anticipates concluding purchases of $1.25 trillion of agency MBS and about $175 billion of agency debt securities at the end of March.』

というのは買入実績の話で、次がその効果に関して。

『The Federal Reserve's purchases have had the effect of leaving the banking system in a highly liquid condition, with U.S. banks now holding more than $1.1 trillion of reserves with Federal Reserve Banks.』

資産買入の効果のルートとして、銀行システムに潤沢な流動性を供給し、現在は超過準備が沢山ありますよという話をしています。

『A range of evidence suggests that these purchases and the associated creation of bank reserves have helped improve conditions in private credit markets and put downward pressure on longer-term private borrowing rates and spreads.』

ということで、資産買入とそれによってもたらされた超過準備がクレジット市場の環境を改善し、非金融セクターの長期借入金利低下やスプレッド縮小に寄与しているという説明になっています。


○何か微妙に説明が「量的緩和政策」になってね?という件について

とまあそういう事で、こちらの説明では銀行システムの超過準備がどうのこうのという話をしているのですな。これは話の流れ(今日は多分間に合わないので引用しませんが、この先に出口戦略の手順書の話があって、まず流動性吸収をするという話と、その際に超過準備が大量に存在した場合に実務上の問題点が生じると説明しているのだ)上そうなったのか、それとも「超過準備そのものの量に効果があった」と言っているのかが、微妙に曖昧な所がチャーミング。

と申しますのは、そもそも財務省証券の大規模買入を実施した時の昨年3月のFOMC声明文ではこんな話をしていた訳ですわな。
[外部リンク] provide greater support to mortgage lending and housing markets, the Committee decided today to increase the size of the Federal Reserve’s balance sheet further by purchasing up to an additional $750 billion of agency mortgage-backed securities, bringing its total purchases of these securities to up to $1.25 trillion this year, and to increase its purchases of agency debt this year by up to $100 billion to a total of up to $200 billion. Moreover, to help improve conditions in private credit markets, the Committee decided to purchase up to $300 billion of longer-term Treasury securities over the next six months.』(2009年3月18日のFOMC声明文より)

まあ確かにさっきの議会証言にあるように、最終的には非金融セクターの借入環境が改善したのですけど、この当時の説明は「FRBは日銀のようなバランスシートの負債サイドを目標にした政策を実施していませんが何か?」という話ではなかったかと存じます次第です。

という点に関してはイエレンSF連銀総裁の昨年1月の講演が参考になるのですけれども、それまで引用してるとエライコッチャになるのでモノのURLと、参考になると思われるURLをつけておきます(とまた人のふんどし)。

[外部リンク] has the Fed done about the economy?」って所をクリックして、そこから出てくる「Purchased longer-term securities to lower borrowing costs」という所をクリックするとグラフが出てきます

ただまあそれを議会証言で露骨に説明すると、またぞろ変な批判(金融業者救済批判)が出てくるので、超過準備がどうのこうのという見た目判りやすい上に特定業界救済と言われにくい説明をしてるんじゃないかという気がするのは気のせいでしょうか。

それから、さっきMBS金利の推移を出すためにここクリックしてねというのを書きましたが、そこには思いっきりこういう書き方に。

『Purchased longer-term securities to lower borrowing costs

The Federal Reserve purchased longer-term securities to lower the costs of mortgages and other loans.』

ということで、まあFEDの言い方を借りれば「量的緩和ではなく信用緩和」という話になるんでしょうなあと思うのですが・・・・・・・


○そこで思い出すのが福井俊ちゃんの説明。

まあおまけですが(汗)。

2005年5月13日の俊ちゃん講演より。
[外部リンク]

『この時期、見方によっては、「約束」の効果<いわゆる「時間軸」効果>よりも、流動性不安を鎮めることを通じる「量」の効果の方が大きかったといえるかもしれません。』

『その後、金融経済情勢は改善傾向にあります。2002年度以降、実質成長率が前年を上回って成長を続ける中で、消費者物価の前年比もほぼゼロ%近傍まで下落幅を縮小しました。緩和的な企業金融の環境が維持されていることがその支えとなっています。金融機関の自己資本比率の上昇、企業の財務体質や収益性の改善とともに、量的緩和政策の枠組みのもとで資金調達に対する安心感が定着していることが、こうした望ましい環境を作り出しています。』

『量的緩和政策の枠組みは、景気が回復に向かえば向かうほど、サポートする力も強くなります。この場合、「量」の効果との比較では、「約束」の効果の方に徐々にウエイトが移って来ます。』

それをFEDの場合はバランスシートの資産サイドの構成変化で示しているというのはちと拡大解釈にも程がありますかそうですか(汗)。

で、流動性吸収するのは良いけど、あの莫大なMBS債をバランスシートに置いたままで(償還まで5年とか掛かると思うのだが)どうするんでしょという話は明日以降(おいおい)。
 


お題「ほぼ昨日の続き」   2010/02/16(火)08:17:55  
  本日は昨日の続きですがその前に雑談を少々。

○いろんな雑談

・GCレート当然ながら低下ですが

昨日は約定ベースで15日になったのでGCレートは当然の如く低下。おまけに昨日は当座預金残高を17兆円近く(昨日の速報時点で16.8兆円)に持って行くわ、今日の当座預金残高も現在の予想時点で16.5兆円となりまして、明日も今の時点で16兆円レベルに持って行ってます(明日の日銀券と財政需給は上田八木短資予想ベース)ので、そもそも当座預金残高をやや多めに持って行っている感じです。

つーこともありまして、オペによる供給ロットは減っているのでオペレートがまだ0.11%レベルなのですが、GCそのものは低下という感じになっておりまして、まあ結構な話ではないかと。ここで当座預金残高をキープとかやらかしていると、供給オペのロットがもうちょっと減る事になっていたので、中々GCが下がらなかったかもしれませんので、その辺りは考慮したオペの打ち方なのかなあという気も。まあ実際にどのあたりを考慮してるのかはよー知らんが(^^)。

ま、先週のレート上昇で「オペの供給が消極的」とか言われだした所でもありますので、ここで当座預金残高が増えた(実際のテクニカルな話をすれば資金余剰を抜けたので、ちゃんとトン調節に拘らない供給をすればまあ当然残高は増えるのですが・・・・・)のは「見せ方」としては宜しかったのではないかと思料。20日(というか22日)を跨ぐ共通担保も多めで無駄に短いオペが少ないのもまずまずなのかな。


・菅直人様最近どうしたのでせうか

[外部リンク] 20時07分  ( 2010年2月14日 21時15分更新 )
<菅財務相>消費税議論「3月から」 大幅前倒し意向

まあ今更のニュースですけれども、先般のサミットで何か変な物でも食べたのか、首脳会談で現(?)実に目覚めたのか、はたまた小沢幹事長問題で支持率も下がってきたのでここで一発独自色を出そうという政治的配慮なのかは全く存じませんが(^^)、急に言ってる話が変わってきた気がします。

前もネタにしましたが先日の発言→
[外部リンク] pressures in financial markets were not limited to the United States, and intense strains in the global dollar funding markets began to spill over to U.S. markets. In response, the Federal Reserve entered into temporary currency swap agreements with major foreign central banks. Under these agreements, the Federal Reserve provided dollars to foreign central banks in exchange for an equally valued quantity of foreign currency; the foreign central banks, in turn, lent the dollars to banks in their own jurisdictions. The swaps helped reduce stresses in global dollar funding markets, which in turn helped to stabilize U.S. markets. Importantly, the swaps were structured so that the Federal Reserve bore no foreign exchange risk or credit risk.3』

で、脚注3ですが。

『3. In particular, foreign central banks, not the Federal Reserve, bore the credit risk associated with the foreign central banks' dollar-denominated loans to financial institutions.』

とまあご丁寧に「これはFRBがクレジットリスクや為替リスクを取ってはいませんですよ」という説明をしている訳ですな。


○んでもってその他の各種措置の説明が続く

金融市場の問題は従来のFRBのオペレーションの主対象である預金金融機関だけに留まりませんというのがまずはマクラ。

『As the financial crisis spread, the continuing pullback of private funding contributed to the illiquid and even chaotic conditions in financial markets and prompted runs on various types of financial institutions, including primary dealers and money market mutual funds.4』

脚注4はプライマリーディーラーとは何ぞやという話なので引用割愛。

『To arrest these runs and help stabilize the broader financial system, the Federal Reserve used its emergency lending authority under Section 13(3) of the Federal Reserve Act--an authority not used since the Great Depression--to provide short-term backup funding to certain nondepository institutions through a number of temporary facilities.5』

で、そのSection 13(3)について脚注5で説明してます。

『5. Section 13(3) of the Federal Reserve Act authorizes Reserve Banks to lend to individuals, partnerships, and corporations in "unusual and exigent circumstances" as determined by the Board of Governors. The Federal Reserve invoked Section 13(3) on two occasions during the 1960s to establish lending facilities for savings associations; however, no credit was extended through either facility.』

ということで、非常かつ緊急と連邦準備委員会が認定した場合は、個人や企業や組合組織みたいな所への貸出を行えるということで、2度ほど貸出ファシリティーを作ったことがあるけれども、結局発動はしなかったという事のようです。

で、以下各種流動性ファシリティの説明です。

『 For example, in March 2008 the Federal Reserve created the Primary Dealer Credit Facility, which lent to primary dealers on an overnight, overcollateralized basis.』

ということで、PDCFですが、翌日物で担保の掛け目を確保した状態で実施していますと説明しているのですな。以下まあそんな感じで説明が続くのだ。

『Subsequently, the Federal Reserve created facilities that proved effective in helping to stabilize other key institutions and markets, including money market mutual funds, the commercial paper market, and the asset-backed securities market.』

MMFやCP向けや資産担保証券向けの流動性ファシリティですわな。


○で、その各種流動性プログラムは終了の方向ですよと

次のパラグラフは、金融環境の改善でこれらのファシリティーの利用が減って来て、TAFとTALF以外のプログラムは終了ですという説明をしています。で、その利用が市場環境が改善すると減るようになったのは、(1)ファシリティーの金利を市場が改善した場合には利用されないようなやや高めの金利に設定していること、(2)そうでないファシリティーではオファーの額を徐々に減らしていること、という説明になっております。脚注も含めてまる引用。

『As was intended, use of many of the Federal Reserve's lending facilities has declined sharply as financial conditions have improved.6』

『6. In designing its facilities, the Federal Reserve in many cases incorporated features--such as pricing that was unattractive under normal financial conditions--aimed at encouraging borrowers to reduce their use of the facilities as financial conditions returned to normal. In the case of other facilities, particularly those that made available fixed amounts of credit through auctions, the Federal Reserve has gradually reduced offered amounts.』

で、各種ファシリティーが2009年中や、2月1日で終了し、TAFやTALFの今後の措置について説明しています。まあこれは予定通りのスケジュールの話ですがきちんと説明しています。俺様備忘録として整理の為に引用しますが、皆様既にご案内の通りかと存じます(汗)。

『Some facilities were closed over the course of 2009, and most other facilities expired at the beginning of this month. As of today, the only facilities still in operation that offer credit to multiple institutions, other than the regular discount window, are the TAF (the auction facility for depository institutions) and the Term Asset-Backed Securities Loan Facility (TALF), which has supported the market for asset-backed securities, such as those that are backed by auto loans, credit card loans, small business loans, and student loans.』

『These two facilities will also be phased out soon: The Federal Reserve has announced that the final TAF auction will be conducted on March 8, and the TALF is scheduled to close on March 31 for loans backed by all types of collateral except newly issued commercial mortgage-backed securities (CMBS) and on June 30 for loans backed by newly issued CMBS.7 』

残っている流動性ファシリティは「自動車ローン、クレジットカードローン、小規模事業主向けローンや学生向けローンなどのようなローン」を対象にする資産担保証券市場をサポートしているものですが、とわざわざ説明している所が議会対策っぽくてチャーミングな所でもあります。



○とまあここまで読むと「公定歩合引き上げ」が全然利上げと関係ない話と判るかと

てな話の流れの先に「ディスカウントウィンドウ金利の引き上げ」(小見出しでは長いので思わず公定歩合とか書きましたが^^)の話が出てくるのでありまして、これ即ちディスカウントウィンドウの引き上げそのものへの政策的インプリケーションはあくまでも「金融市場の機能不全対策の終了」という事であって、金利政策の変更を企図するものではないという事が読みとれるかと存じます。次のパラグラフにディスカウントウィンドウの話が。

『In addition, the Federal Reserve is in the process of normalizing the terms of regular discount window loans. We have reduced the maximum maturity of discount window loans to 28 days, from 90 days, and we will consider whether further reductions in the maximum loan maturity are warranted. Also, before long, we expect to consider a modest increase in the spread between the discount rate and the target federal funds rate.』

ということで、ディスカウントウィンドウの借入期間を90日から28日に短くしましたが、その一環として遠くないうちにFF誘導金利とディスカウントウィンドウのスプレッドを拡大するという話をしているのですな。

『These changes, like the closure of a number of lending facilities earlier this month, should be viewed as further normalization of the Federal Reserve's lending facilities, in light of the improving conditions in financial markets; they are not expected to lead to tighter financial conditions for households and businesses and should not be interpreted as signaling any change in the outlook for monetary policy, which remains about as it was at the time of the January meeting of the FOMC. 』

ここまでの説明の流れからすればそーゆー話になるという事でございます。


○ということで金融市場の機能不全対策に実施した政策のまとめ

次のパラグラフが金融市場の機能不全対策に実施した政策のまとめですが、ポイントとして(1)期間が90日以内の短いターム、(2)FEDはこれらの流動性供給プログラムは担保掛け目をしっかり確保するか、法的に保全された形で行っている(って言ってるけどそれはマジかいなという疑問はあるけどね、特に掛け目部分)、という所で、その効果として、金融市場の機能不全を解消する事によって、経済の回復に資するという説明になっています。

『In summary, to help stabilize financial markets and to mitigate the effects of the crisis on the economy, the Federal Reserve established a number of temporary lending programs. Under nearly all of the programs, only short-term credit, with maturities of 90 days or less, was extended, and under all of the programs credit was overcollateralized or otherwise secured as required by law. The Federal Reserve believes that these programs were effective in supporting the functioning of financial markets and in helping to promote a resumption of economic growth.』

で、これらのプログラムでFRBは損失が発生していないし、将来も損失は発生しないと思いますとわざわざ強調するのが議会証言クオリティ。

『The Federal Reserve has borne no loss on these operations thus far and anticipates no loss in the future. The exit from these programs is substantially complete: Total credit outstanding under all programs, including the regular discount window, has fallen sharply from a peak of $1-1/2 trillion around year-end 2008 to about $110 billion last week.』


○流動性対策の最後にしらっとベアーとAIGへの融資の話をしています

まあここは苦しいのでうだうだ説明しないというのも議会証言クオリティ。

『Separately, to prevent potentially catastrophic effects on the U.S. financial system and economy, and with the support of the Treasury Department, the Federal Reserve also used its emergency lending powers to help avoid the disorderly failure of two systemically important financial institutions, Bear Stearns and American International Group.』

さよですな。

『Credit extended under these arrangements currently totals about $116 billion, or about 5 percent of the Federal Reserve's balance sheet. The Federal Reserve expects these exposures to decline gradually over time. The Board continues to anticipate that the Federal Reserve will ultimately incur no loss on these loans as well.』

ほうほうそうですかそうですか(棒読み)

『These loans were made with great reluctance under extreme conditions and in the absence of an appropriate alternative legal framework.』

わしはこんなローンはやりとうなかったが、金融システム全体に影響を及ぼす非常事態で他に方法は無かったと。

『To preclude any future need for the Federal Reserve to lend in similar circumstances, we strongly support the establishment of a statutory regime for the safe resolution of failing, systemically important nonbank financial institutions.』

ということで、今後は別の法的枠組みが必要です、という所で締めています。以下明日以降へ。


#まだまだこのネタを引っ張るのは相場がネタ不足だからだろうというツッコミはしないように
 


お題「読んでみると中々味わい深いバーナンキ証言」   2010/02/15(月)08:17:33  
  中々興味深いモノでマニア歓喜という感じでありまする。

[外部リンク] speaking, the Federal Reserve's response to the crisis and
the recession can be divided into two parts.』

ということで二つに分かれるとな。

『First, our financial system during the past 2-1/2 years has experienced
periods of intense panic and dysfunction, during which private short-term
funding became difficult or impossible to obtain for many borrowers.
The pulling back of private liquidity at times threatened the stability
of major financial institutions and markets and severely disrupted normal
channels of credit.』

ここまで金融市場の混乱で流動性危機が生じましたという話ね。

『In its role as liquidity provider of last resort, the Federal Reserve
developed a number of programs to provide well-secured, mostly short-term
credit to the financial system.』

で、そのために中央銀行が最後の流動性供給者(って言葉があるのか)として
金融システムに「well-securedでmostly short-termな流動性プログラム」を
作りましたということで、ここでは「短期資金の供給」と「担保を十分に取って」
という所をポイントにしていますな。つまりTAFとかの流動性供給プログラムの
ことになるのですが。

『These programs, which imposed no cost on the taxpayer, were a critical
part of the government's efforts to stabilize the financial system and
restart the flow of credit.1』

ここの所が議会向けだなあと思う所でして、「no cost on the taxpayerですよ」
という話をした上で、脚注では「上手く行ったら収益も出ますけれども、まあ
それはおまけみたいなもんです」という話までわざわざするのがチャーミング。

『1. Indeed, when the final accounting is complete, these programs are
likely to generate significant positive returns for taxpayers. Of course,
stabilization of the financial system, not profit, was the principal
goal of the programs.』

この先でもこういう議会向けの話、つまり「FRBは納税者の資金で金融業界への
利益誘導を行ってケシカラン」という類の批判に対応した説明が随所に出てくる
所が、議会(など)からの風当たりが強いのですねえというのは把握した。

『As financial conditions have improved, the Federal Reserve has
substantially phased out these lending programs.』

ということでこの辺の各種プログラムは現在既に出口過程ですという話ですな。


んでもって資産買入は次の分類になるのでして・・・・・

『Second, after reducing short-term interest rates nearly to zero, the
Federal Open Market Committee (FOMC) provided additional monetary policy
stimulus through large-scale purchases of Treasury and agency securities.』

ということで、財務省証券の購入とエージェンシー債の買入に関しては、利下げに
続く「monetary policy stimulus」という位置づけになっています。まあそりゃ
エージェンシー債は兎も角、米国国債市場の方は別に機能していない訳では無かった
のですから、最初の部分に入れるのは無理がある話だったのですが、財務省証券の
買入を決定した時にはこういう切り分けをしないで曖昧な状態で実行していたので
ありまして、まあ事後的に整理したという感じでしょうか。

『These asset purchases, which had the additional effect of substantially
increasing the reserves that depository institutions hold with the Federal
Reserve Banks, have helped lower interest rates and spreads in the mortgage
market and other key credit markets, thereby promoting economic growth.』

というのが資産買入の効果という話なのですが、ここの説明は結構インチキ成分が
入っていると思われるのでありましてですな、銀行リザーブ(超過準備)に関しては、
各種流動性プログラムの実施(つまり分類の前の方)によって急速に拡大したもので
ありまして([外部リンク] at present the U.S. economy continues to require the support of
highly accommodative monetary policies, at some point the Federal Reserve
will need to tighten financial conditions by raising short-term interest
rates and reducing the quantity of bank reserves outstanding. We have
spent considerable effort in developing the tools we will need to remove
policy accommodation, and we are fully confident that at the appropriate
time we will be able to do so effectively.』

と言う事で、米国経済は依然として緩和的な金融環境を必要としているけれども、
将来のどこかでは短期金利の引き上げと過剰なリザーブの吸収を行って金融引き
締めを行なう必要が出るでしょう、というのは当然な一般的な話ですが、引き締め
実施の為の道具に関しては色々と努力していますよという話ですな。


で、この次は「Liquidity Programs」と「Monetary Policy and Asset Purchases」の
二つに分けて説明が行われます。特に流動性プログラムに関しては「どのような施策を
行いました」という点について調節技術的な論点も加えながら説明しているのが
チャーミングなのであります。


○各種流動性プログラムに関して:ディスカウントウィンドウとTAF

『With the onset of the crisis in the late summer and fall of 2007, the Federal
Reserve aimed to ensure that sound financial institutions had sufficient access
to short-term credit to remain sufficiently liquid and able to lend to
creditworthy customers, even as private sources of liquidity began to dry up.』

という流動性枯渇状況に対応してまず最初に行ったのはディスカウントウィンドウへの
アクセスを容易にしたという話が続きます。

『To improve the access of banks to backup liquidity, the Federal Reserve
reduced the spread over the target federal funds rate of the discount
rate--the rate at which the Fed lends to depository institutions through
its discount window--from 100 basis points to 25 basis points, and
extended the maximum maturity of discount window loans, which had generally
been limited to overnight, to 90 days.』

ディスカウントウィンドウとFF誘導目標の間のスプレッドを100bpから25bpに
下げて、借入期間を翌日物(1日)から90日に延長しましたと。

『Many banks, however, were evidently concerned that if they borrowed from
the discount window, and that fact somehow became known to market participants,
they would be perceived as weak and, consequently, might come under further
pressure from creditors.』

次にありますけど、いわゆるstigma問題って奴でディスカウントウィンドウへの
借入をしたがらない銀行が多くて、中々この改善を行ってもワークしなかったので、
次にあるTAFを突っ込んだと。

『To address this so-called stigma problem, the Federal Reserve created a new
discount window program, the Term Auction Facility (TAF). Under the TAF, the
Federal Reserve has regularly auctioned large blocks of credit to depository
institutions. For various reasons, including the competitive format of the
auctions, the TAF has not suffered the stigma of conventional discount window
lending and has proved effective for injecting liquidity into the financial
system.2 』

TAFプログラムがstigma問題を回避する為に実施されたという話ですが、んじゃ
何で回避できたかという点についえ、オークションが競争入札方式であるという
話と、脚注の2番も見ますと、当日取引じゃなくて先日付取引なのも理由ですという
説明をしています。うーんそうなのかなあという気もするけどまあいっか。

『2. Another possible reason that the TAF has not suffered from stigma is that
auctions are not settled for several days, which signals to the market that
auction participants do not face an immediate shortage of funds.』


#お気づきになられていると思いますが、延々と逐語訳をしている状態(冒頭の挨拶だけ
スルーしましたが)ですので長くなりまくりで今日は時間と量の都合上ここまでなので
ありました。どうも長くてスイマセンが、ここまでの各種施策の整理に丁度良い講演
だと思いますのでまだまだ続くのであります
 


part 2   2010/02/12(金)08:07:31  
  ・結局は手数料などで選好されるとな

その次の『Highlight the charges!』って所では、まあ要するに価格で差を出すのが大事でしょというお話をしてたりするのであります。つまり、上記のような社会的なコストがどうしたこうしたなんぞは一般消費者が知る訳でもないのでして、実際はどうなのよとなりますとこうなるのでした。

『Previous experience in both Sweden and Norway shows that the choice of means of payment is price-sensitive.』

そらそうよ。

『In Norway, electronic payments, including card payments, increased very quickly after the banks introduced charges better reflecting the actual cost of the various means of payment. Among other charges, there exists in Norway a small charge for cash withdrawals from ATMs.』

それはそれは。

『In Sweden, we virtually stopped using cheques when the banks began to charge for them. These two examples show that consumers' choices between the various means of payment change significantly when they become aware of the costs.』

つーことで、まあ日本で何だかんだ言って現金決済が選好されるのは、現金を扱うコストが安いというのがあるでしょうし、この状況っていうのは中々簡単に変わらない(ATM使うたびにチャージするような事をしたら一気に顧客が全員離れてもおかしくないですからね)でしょうし、じゃあカード使ったらお安くしますみたいなのって、まあ色々とやってますけど、現金選好の強い人がわざわざ移行する程のものでもないでしょうし、という所なのでしょうか。

で、以下はカードのセキュリティに関する話があって、その取り組みに関する話も結構面白いのですが、まあ割愛します。最後の『Summary』の所にその辺りに関する部分が2つあるのでそれを引用で勘弁。

『The increasing use of cards places increasingly high demands on safety and on the reliability of the technical infrastructure that supports the cards. Banknotes retain their value as a means of payment even if the technical infrastructure is off line. Cards only work when the infrastructure does.』

『Private individuals feel a greater sense of security with cash than with cards. If card usage is to increase, it must become safer to use cards in shops as well as on the Internet. Clear information on the frauds that are committed can also serve to reduce uncertainty among consumers.』

さよですな。


○本当はマジメに読まないと行けないのですが出口政策云々の講演原稿

[外部リンク] Reserve's exit strategy

お題がもうモロにアレなのでして、おまけに昨日の朝には出ていたのでして本当はこっちをネタにしやがれという所ですが、何分にも昨日は冬眠をしておりまして、いわゆるひとつのスリープ状態のPCのようなもんでしたので、まあ本職の方がレポート出してるでしょうから読むのが吉。

・・・・で話を終わらせるのも何ですが、超いい加減に読んだ所では、利上げプロセスに入った所での流動性回収に関して結構気にしている(当たり前だが)感じです。つまりまあこの辺とかね。

『In due course, however, as the expansion matures the Federal Reserve will need to begin to tighten monetary conditions to prevent the development of inflationary pressures.』

ほうほうそれでそれで。

『The Federal Reserve has a number of tools that will enable it to firm the stance of policy at the appropriate time.』

まあそのツールが動くかが怪しいと思ってるからそういう話になるんでしょうな(^^)。でもってそれをテクニカルにどうするのという話は、この辺にある準備預金への付利とか。

『Most importantly, in October 2008 the Congress gave the Federal Reserve statutory authority to pay interest on banks' holdings of reserve balances. By increasing the interest rate on reserves, the Federal Reserve will be able to put significant upward pressure on all short-term interest rates, as banks will not supply short-term funds to the money markets at rates significantly below what they can earn by holding reserves at the Federal Reserve Banks. Actual and prospective increases in short-term interest rates will be reflected in turn in longer-term interest rates and in financial conditions more generally.』

ただGSEみたいな人の所に金が行った状態が継続すると、結局の所実効FFレートが誘導目標よりも下がるという状態になりそうな悪寒も。


『The Federal Reserve has also been developing a number of additional tools it will be able to use to reduce the large quantity of reserves held by the banking system. Reducing the quantity of reserves will lower the net supply of funds to the money markets, which will improve the Federal Reserve's control of financial conditions by leading to a tighter relationship between the interest rate on reserves and other short-term interest rates.』

『One such tool is reverse repurchase agreements (reverse repos), a method that the Federal Reserve has used historically as a means of absorbing reserves from the banking system. In a reverse repo, the Federal Reserve sells a security to a counterparty with an agreement to repurchase the security at some date in the future.』

というような感じで、リバースレポだのトライパーティーのリバースレポだの資産売却だのという話をしておりまして、この前実施する事を決定したという定期預金プログラムもありーのと、まあ色んな道具だけは揃えていますという話をアピールして、金融機関救済批判がやかましい議会へのアピールもしているということでしょう。

まあ議会向けアピールは兎も角として、続々と色々な道具を用意しているという事は、逆に言えばそれだけ流動性回収に関して気にしているという所なのではないかと思います。

と、出口政策の技術的な話をしているのですけれども、さっきの頭の部分で、毎度お馴染みの文言があるのでして、出口政策のネタから早期利上げ観測が起きても困るというのがまた運営の難しい所という感じでしょうか。本命は「早めに1%位まで利上げしてからゆっくり利上げ」としたいのですが、何かこの調子だと「利上げの着手が遅れて結局ホイホイと利上げをしないと間に合わなくなる(でも間に合わない)」という前回の流れを踏襲しそうな悪寒がしますわな。

『The FOMC anticipates that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period.』


#まあ超簡単にしか読んでないので読みに抜けがあったら勘弁
 


お題「国内の相場がどうにもこうにもなので外ネタで」 1   2010/02/12(金)08:06:07  
  あまりの寒さに冬眠状態でしたな。

ところで、今朝のモーサテの「五味さんが斬る」みたいなコーナーの冒頭に五味さんが「間違いない」「確実に言える」とか言ってる画像を出しているのだが、いやまあ金融取引業者じゃないから言っても良いんでしょうけれども、金融庁長官だった人が「断定的判断の提供」っぽくて何だかなあ。どうもモーサテって編集のセンスが微妙にアレなのよね。

#っていちゃもんが細かいあたくしのセンスが変ですかそうですか


○カード業界の会合みたいな所でのNyberg副総裁の講演から

水曜に予告編と申し上げたRiksbankのネタですが。
[外部リンク] payment behaviour of the Swedes』って所を読みますと、スウェーデンでの支払いに関する状況の話があってほほーと思うのでありまする。

『According to the surveys conducted in 2006, approximately half of the interviewees used cards as the means of payment for at least 80 per cent of all purchases. Today, almost two-thirds of the interviewees use cards as the means of payment for all purchases.』

日本とはだいぶ違いますな。

『The great majority of the interviewees in the autumn survey, 95 per cent, had a debit card. A much smaller percentage, 40 per cent, had a credit card. Debit cards were used in 96 per cent of all card payments. This is an increase since the survey in 2006, when debit cards were used for 80 per cent of all card payments. Credit cards thus seem to have become relatively less important ? at least in terms of the number of payments.』

あたしゃカード払いというものを全然しない(手元に金がある限りは現金払いで、無い時は買わない)人なのでよー知らんのですけれども、確かに日本でもスーパーとかの小口決済でもカードを使う人がいますなあとか思って読んでたのですが、クレジットカードよりもデビットカードの方が利用が多いと書いているようで、益々イメージしにくいあたくし(^^)。

『Despite the fact that card payments predominate in terms of both the number and value of payments, the Swedish public still prefers cash to cards for purchases of less than SEK 100. Our survey shows that as many as 22 per cent choose cash for purchases between SEK 100 and SEK 500. For amounts under SEK 100, cash is preferred by 63 per cent. There are no fully?comparable figures from any of the surveys carried out in 2006, but in 2006 the "average consumer" did not choose to pay by card until the purchase sum exceeded SEK 123.4』

SEKって10円から15円くらいの間だったと思いますので、平均的な消費者は2000円程度を上回る支払いは主にデビットカードを使って決済してるという話のようですな。結構なカード社会ですなあ。


・カードと現金のどちらを使うのか

『So what governs the choice between cash and cards? The most important factor, according to our survey, is that the means of payment is perceived as being convenient.』

そらそうですな。

『Those who prefer cash also say that to a certain extent it may be a case of old habits dying hard, or that they happened to have cash on them and therefore used it. Those who prefer cards say instead that one of the reasons is that they do not like to walk around with cash.』

(^^)。

『A comparison of the interviewees\' attitudes to cash and cards also reveals that cash is perceived as being more secure, while cards are seen as being somewhat less secure.』

まあ確かにアンケート調査でそういう答えを人に向かってするのもちと気が引けるのですが、ここで現金の匿名性に関する話が特に無い(まあ強いて言えば「現金がカードより安全」という所に含まれるのかもしれませんけれども)のが興味深い所です。

どっからどこまでがという線引きは難しいですが、日本の現金志向には現金の匿名性を選好する面もあるやに聞いております(正直、あたしも日々の全部の買い物のデータがカード会社に行くのは、カード会社に毎日の行動をディスクローズしてるみたいで気分的にどうもと)のですが、その辺りの話がそんなに強調されていないのが、まあ国によって違うんだなあと思うのでした。


『There is also a clear generational aspect to the choice of means of payment. The youngest age group, those under 25, feel a greater sense of security when using cards than the other age groups and are more than willing to use their cards to pay small sums.』

ああはいはいあたしゃ年寄りですよ年寄りですよ。

『Those who are 45 or older pay with cash to a greater extent. The oldest age group, those who are 65 or older, prefer to pay with cash, even when they buy something that costs over SEK 500. This tendency is the same now as it was in the previous survey.』

はいはいあたしゃ65歳以上65歳以上(違)。


・現金とカードの社会的なコスト差に関して

その次の『What does it cost to pay?』って所から。

『Should the trend towards increasing card payments and decreasing cash payments be regarded as positive or negative? One way of attempting to answer this question is to consider the cost to society of various payments. If the payment system is to be efficient, these payments should reasonably cost as little as possible.』

ということですが、この調査をしているのがRiksbankということで、決済システムに関する調査なんだから中銀がやっても不思議でも何でもありませんが、なんかチャーミングですね。

『A study of data from 2002 conducted by the Riksbank revealed that each cash payment cost society an average of SEK 4.6, while each card payment cost SEK 3.0.』

へー。

『The costs associated with the use of cash included not only the handling and transport costs of the banks and shops but also an estimate of the time consumers spent on fetching and taking care of the cash.』

上記の数値には色々なものを勘案しているということだそうで。しかし細かいわ。

『The variable costs are considerable, that is it costs more to handle a large sum than a small sum. Cash has to be counted, transported and stored. This is not the case with cards. There are major fixed costs in the form of an infrastructure that includes terminals and communication lines, but the variable costs are small. It is not more expensive to handle a card payment of SEK 50 000 than a payment of SEK 50.』

決済の額が大きくなると更にカードの優位性が高まるということですが、現金は現金として貯蓄というか保管可能という面はまあ決済に関しては別の話ですが、さらりと触れているのがチャーミング。

『From this it was possible to calculate that, in 2002, it cost society less when payments were made using cash providing that the sum involved was less than approximately SEK 70. For sums higher than this it was cheaper to use cards.』

ということで、SEK70とは結構小額ですなあと思う次第で、スウェーデンって行った事無いから全然判らないのですが、カード社会でインフラが整っているのでしょうか。人口密度とかも影響するのかなあとシロートながらに思うのでした。

従ってさっきありましたように平均的な消費者はSEK123以下では現金で決済するようですので、このような結果になります。

『If we now compare this with the choices that the consumers actually made, the conclusion is that in 2002 it would have been better from the point of view of the Swedish economy if the consumers had made more payments by card and fewer payments in cash. From society\'s point of view, it was profitable to pay by card when the sums were higher than SEK 70, but, as was the investigation from 2006 made evident, the “average consumer” nevertheless chose to wait until the sums were higher than SEK 123.』

何と言うお節介な推奨(^^)。いやまあカード協会みたいなところ(Nordic Card Markets, Stockholm)での講演だからそういう話をしてるというのもあるでしょうけれども(^^)。
 


お題「あまり変わった事も無いので雑談は続く」   2010/02/10(水)08:11:55  
  救済観測やら死亡観測やら毎日ご苦労なことですなあ(棒読み)

○ということで一応ニュースに釣られてみる

ロイター(ただしインターネット版)で「ギリシャ」で検索を掛けるとニュースヘッドラインが出るわ出るわ。下記以外でもうじゃうじゃ出て来るのですけれども。

[外部リンク] ECB当局者がギリシャ支援不可能と再表明、他国への拡大を懸念
2010年 02月 10日 01:59 JST

[外部リンク] 02月 10日 02:31 JST 

[外部リンク] 02月 10日 03:11 JST 

[外部リンク] 02月 10日 04:55 JST

結局救済するのか救済しないのかさっぱり分からないのですけれども、市場の動きを見ますとまあ救済の線みたいですし、そもそもからしてEMUを維持する為に突っ込みましょうという話に最終的にならざるを得ないのでしょうけれども、ドイツやフランスとかベルギーとかから見てギリシャなんぞ何で救済せにゃならんのよという一般ピープルの声が出てきても不思議じゃないと思うのですがどうなんでしょ。

いやまあドイツから見てイタリアとか比較的ご近所さんですし、フランスから見てスペインはお隣さんですし、まあそのあたりにどうのこうのという話ならまだ政治的に話を付けやすいでしょうけれども、バルカン半島の先っぽとか思いっきり視野の向こう側のような気がするんだが大丈夫なんでしょうか。

#まあ国の規模が小さいからそんなにコスト掛からないというのが救いなのかな

EMUって追放するという仕組みになっていないので、自主的にご退出頂かないとどうしようもない所でして、今回は救済するにしても相当厳しいことをしないと、ユーロシステムただ乗り攻撃が横行してそもそもユーロがカオスになってしまいますでしょうから、まあ生温かく見守って参りたいと存じます。

#ということで結論は無い

そういやちょっと調べたい事があって、ギリシャ中銀のサイトを見に行ったのですが、何か新着情報が全然更新されてないような気がする素敵なサイトでございましたとさ。

[外部リンク] 99円97銭0厘5毛
(募入最高利回り)(0.1183%)

(5)募入平均価格 99円97銭0厘7毛
(募入平均利回り )(0.1175%)

・・・・ということで資金余剰感爆発でGCレートがベタベタになって、あたくしが「先生!うちの短期市場ちゃんが」とか言ってた先々週(1/27)の3か月TB入札では平均0.1112%という素敵なレートになりました(で、先週は平均0.1138%でしたが足切りも0.1138%でした)が、今週は昨日書いたように、と思ったら何と日経朝刊のマーケット面でも「日銀の資金供給鈍化 短期金利、一部で上昇」という記事が出てたようですが(日経読まないから人から聞いて知ったのがアホウな所ですが)、まあ今週の共通担保期落ち祭りに対応してやや足元GCの市場調達ウェイトが上がってGCレートが上昇した事を反映してレートが上昇でござるの巻となったようですな。昨日の新型指値オペの応札も増えて按分減ってたから「超低金利」のニーズも相対的に増えたということですな。

まーこの前からしつこく書いておりますが、2月は月初に財政の揚げ(主に法人税納税)で大きな財政揚げ超があって(5日には10年国債発行で2兆以上の揚げ超もある)、第1週の大幅資金不足に対応してオペが結構な勢いで打たれていたので、資金調達サイドがオペでのファンディングをしやすくなり、結果として市場での要調達額が軽くなって、GCレートが0.105%だのオペレートが0.10%だので安定しておった訳ですな。で、その間のスタンスが割と安定してましたし、1月は無担保コールの月中平均金利が0.10%を堂々割り込みましたが特にキニシナイという感じでしたから、市場的には「ああやっと日銀はGCなどを下限で張り付けるような運用をするようになったのね」というイメージを持った所だったんですなこれが。

ところが、15日の4兆円資金余剰を前にしての今週のオペ期落ち祭りに対応しての動きは、まあそこまでバンバカロールしてくる訳でもなく、普通に4兆円とかのコブを削りに行く動きになっているので、まあ市場的には肩透かしというか期待空振り感で、ああ結局変わっていないのねという話になってしまったんでしょうな。

#先週変な未達オペを打って、資金需給下振れ分を埋めきれなかった為にそれが早く来たというのはありますが

資金余剰月と資金不足月だと同じ当座預金残高でも(結局のところオペでの資金調達がメインなので)資金供給オペの量が違ってきますので、資金余剰月の方が逼迫感が高いという「余剰月の方が市場の資金繰りはタイト」というもはや達人の禅問答の域に達するようなお話なのではありますが、オペレーションそのものが淡々と当座預金残高水準を維持するような感じで実行されていく中では、資金不足時期になるとレートがベタベタになって、余剰時期になるとちょっとしたことでGCが0.12%辺りまで上昇というような動きが当面続くという事になるんでしょうかね。まあその間の動きは別に「超低金利」の一環だと言われてしまえばああそうですかとしか申し上げようが無いのでございますが、ターム物金利を誘導という話をしてた筈なので、足元をもっと押さえ付けなくて良いのかねというツッコミは飛んでこないのかという懸念も少々。

#まあ微妙ですが、資金不足シーズンで当座預金残高15兆円だと結構な余剰感が出るというのは今回の動きで見えてきましたな。うんうん。


しかしまあ微妙に不思議なんすが、昨日の日経記事の幹部発言によれば緩和状態を評価する尺度は「量では無く、あくまで金利動向」(2月9日日経本紙マーケット面の記事「マーケットウォッチャー」欄より)だそうなのですけれども、では尚更足元のGCレートが上昇した件はどうなのよという感じではありますけどね。まあカレンダーベースで15日になればGCどうせ下がりますからそこまで目くじら立てないという事なんでしょ、という風に普通に考えると理解されると存じます。結局1月の間じゅう「おお!日銀のスタンスが一段と資金じゃぶじゃぶモードにして短期市場ちゃんを瀕死状態に持って行っているわ!!」と思って動いていた皆さん(ええ勿論あたくしも思ってましたが何か?)期待を思いっきり外されて
プギャーと言った所でございますな。

とは申しましても、まだ3MTBの落札利回りは0.11%台なのでありまして、12月の0.12%台よりは低い水準にいますし、新型オペ実施のアナウンスや物価安定の理解の明確化を出す前の11月以前の0.14%〜0.16%という水準からはきっちりと低い水準にある訳ですから、まあ細けぇこと言うなよとゆーのが日銀様の思う所なのではないかと妄想成分を入れながら好き勝手に邪推するあたくしでした。

#まあベタベタで全く動かないよりはちったあ動いた方がポジショントーク的には助かるのですけれども


○他のネタを書く時間が無くなったので予告編

#実は目覚まし様の電池が切れていて微妙に寝坊したから時間切れになったというのはここだけの話です(--)。

この前何の気なしにRiksbankのページを見ておったのですが、そこにこんな講演が(^^)。

[外部リンク] Time to change cash to cards?

スピーチ全文はこちら
[外部リンク]
 

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