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お題「CP現先オペ減額とか/虫干しネタ系」   2010/03/31(水)08:17:39  
  今年も早いもんで4分の1が終わっちゃいますよorz

#為替や株の何とかストがモーサテで金利の話や金融政策の話をするのを聞いていると頭がクラクラしてくるのですけどまあ悪態は止めときます

#今ニュースで説明しているのですが、ゆうちょ銀行が国債を買うと財政規律がおかしくなるという理屈はさっぱり訳判らん

○CP現先オペがフェードアウトとかその他

昨日のオペでの話題と言えばCP買現先オペがロールされなかった事でございます。これまでCP買現先オペは3000億円が7本あって2兆円弱の残高(というのは札割れの分がある為です)があったのですが、今回は期日が来る分を華麗にスキップ。

まあこの前もちょっと書きましたが、ここもとCP買現先オペに関しては、オペの期日をそろえるような実施の仕方があったりして、「ロールの時に減額しますよ」とゆーのが見え見えの展開ではあった(現在オペのエンド日が揃っている日が2日分あって、そのエンドで減額ロールをすると、2本減る勘定になる)のですが、期日揃え攻撃だけではなくロールをしない攻撃と来ましたかそうですか。

元々CP現先オペの増額はリーマンショック後の短期市場におけるオープン金利の上昇に対応してCPレートの上昇に対応する施策として積極活用という話になった(なったのに実際に増額したの1本だけだったので効果はほんの一瞬でその後更に金利が上昇して大変な事になった件については当時物凄い勢いで悪態をついていたのでその辺りをご覧ください)所から増えまして、その後利下げ&企業金融特別オペの実施とかになって更に増額となったという流れのものであります。

ということで、CP買現先に関しても危機対策の一環で増額されたと言えばまあそうです(通常は期末あたりに思いだしたように1本実施するだけです)ので、金融市場の機能回復に伴いCP買現先も縮小というのは流れとしてはおかしくは無いという所でしょうか。

特オペがこれから残高が落ちて行きまして、CP買現先も減るという話になりますと、オペを使った場合には共通担保オペでの在庫ファンディングとなるので、従来0.10%で取れていたものが1bp弱上昇するようなイメージになるという感じでしょうか。そうなりますとファンディングコスト由来の短期国債とCPの恒常的なレート逆転もやや是正されるのではないかとは思うのですが、何せ発行企業さんの資金需要が無い状況が続いているので、CP発行額そのものが少なくて需要の方はあるという状態ですので、そんなにレートが上昇するかというと上昇はせんのでしょうけれどもね。


同じくオペの話ですが、末初でオペ残積み上げて当座預金残高も積み上がる形になっております。結局今日の当座預金残高は23.4兆円とかになるようで、当然ながらレートちゃんの方も落ち着きまくっている訳ですが、問題は1日以降どうなるのよという所っすな。つまり当座預金残高をまた減らす中で共通担保オペの期落ちがドカドカやって来る(末初の1日物オペはまあ良いとして、新型オペじゃない方の共通担保オペ残高が1日には1.2兆円、2日には2.2兆円程度落ちる)ので、その分市場調達が増える格好になると思います。まあ昨日までの感じだとGCで資金調達する主体の債券ディーラーでも資金には余裕があるような感じなので金利はまだ落ち着いていますが。

でですな、新型オペの方は増額されるのですけれども、こちらのオペは何せ1回で調達できる額が少なく(按分が15%とかなので応札限度額から計算すると300億程度しか入らない)、債券ディーラーが店頭売買やら入札やらでぶれる在庫ポジションの変化に対応した調達という意味で言えば屁のような額になりますわなという所でして、まあそんなこんなを考えますと、入札方式のオペが減るのもどうなのかねという所でしょうか。

だからCP買現先を減額したという事もあるのでしょうけれどもね。


○すっかり忘れていましたが金融経済月報

いやまあ忘れてた訳ではないですが。

[外部リンク]
 


お題「宮尾審議委員就任会見/その他雑感」   2010/03/30(火)08:10:43  
  こうやってPCでヘコヘコ書き物をしている人間が言うのも何ですが、あたしゃPC画面で纏まった文章を読むのって目にきびしゅうございまして、電子書籍とか言われましてもしんどいのですよね。と、長い物は一々紙に出さないと読めないエコロジーに反するあたくしの雑感です。

#iPadがどうしたというニュースを見て思っただけです

まずは宮尾審議委員就任会見。最初ですのであっさり味。
[外部リンク] まず、過去の量的緩和政策の評価に関しては、私自身、過去の論文等で少し触れたことがあります。私自身がどのように考えているかというと、流動性危機あるいは金融システム対策としては効果があったのだろうと考えています。一方で、最終的な景気・物価に与える影響がどれだけあったかということについては、まだ結論が出ていないのではないかと思っています。』

つまり超過準備の存在が金融市場の流動性問題を解消するという面についての効果ですが、ではその超過準備が景気や物価にどういう効果を与えたかは微妙ですという話ですな。

昨日ちょっと引用しましたが、現在のバーナンキのFRBでは資産買入に伴って生じた超過準備がMBSなどのスプレッドを縮小させ、金利の引き下げによって効果を与えたという理屈を展開しています。実際問題として本当にそうなのかという点はツッコミどころ満載だと思うのですが。

『当時の日本経済の場合は、銀行部門が傷んでいましたので、その意味では効果が限定的ではなかったかという評価が大勢ではないかと思います。ただし、これについては現在、学術的な実証研究・検証が進行中です。このため、今、私が申し上げた評価というのは最終的な結論ではありませんので、その点は是非ご注意いただきたいと思います。私自身、今後の研究の進展を注目していきたいと思っています。』

そういう意味で米国と比較した場合、米国の場合は個人部門のローンなどでもMBSとかの金利が貸出に跳ねる部分があるので、金融市場の機能回復をするのが実体経済により跳ねやすいというイメージ的な話はできますけれども、恐らく実証研究したらそう簡単な話でもないんでしょうなあと思うのですが、何せ米国の個人借入がどうのこうのなんて向こうに何年か住んで生活しないとよー判らん類の話ですので、ドメドメのあたくしが知る由も無しとな(涙)。


○今回の新型オペ増額に関して

で、同じ質問の中で新型オペに関する見解も聞かれましたが。

『次に、3月17 日に決定された新型オペの拡充については、これまで外部から新聞の論調等を見て様々な議論があるということを承知しています。その評価や政策効果については、本日着任したばかりですので、具体的にコメントすることは差し控えたいと思っています。』

何だつまらんと思ったらその後に今回の措置に関しての見解が。

『ただし、きわめて一般的な考え方ということで申し上げると、今回は、景気判断として、ある程度景気が持ち直すという局面で追加緩和を行ったということですが、景気が持ち直す局面で金利をわずかでも低下させる、あるいはきわめて低い金利を維持するということは、考え方としては実体経済に対してより刺激的な効果を持ち得る可能性があるということは指摘しておきたいと思います。』

そらそうです。押し上げ介入みたいなもんですわな。

『この点は特に、景気の持ち直しが持続的かどうかということに関わってきます。例えば、経済に対して中立的な金利水準というものがあるわけですが、企業の収益力が持続的に向上して、経済に対する中立的な金利水準が上昇する場合に、効果を持ち得る可能性があると言えます。』

中立金利論に関しては以前福井の俊ちゃん時代にその手の議論が出て、まあ正直言ってあたくしの個人的にはですが、量的緩和の出口戦略の方便として使われていたようなイメージが甚だ強くてどうなんでしょという気がする。いやまあ概念としてそういう話はアリなのですが、結局のところその「中立金利水準」というのが明確に算定できる類の物でも無いと思われる(経済指標の数値などが全部確定した後付けでは算定できるのかもしれないですけれども)ので、結果後付けの理屈に使いやすそうな希ガス。まあいいけど。

『ただ、今申し上げたことは、現在の景気回復がどれだけ持続的であり、中立的な金利水準が上昇しているのかということが大きな論点でもありますので、今後、注意深く検証していく必要があると思います。いずれにしても、そのような可能性を含め、様々なデータをよく分析して今般の政策効果を見極めていきたいと考えています。』

さよですか。


○本質的な問題は金融政策単体では解決しないと

これはまた見事なツッコミ。

『(問) かつての著書を拝見すると、日本経済の長期的な停滞の原因として生産性の低下を挙げています。言い換えれば、金融政策で総需要を調整することについてはどちらかといえば懐疑的であり、おそらく、日銀の仕事ではない構造調整の方をむしろ重視している立場であると思ったのですが、その基本的なスタンスに変わりがないか教えて下さい。』

すいません著書一冊買ったのですが、あたくしは何せハクション大魔王(歳がばれますかそうですか^^)ですので数式が山ほど並んでいるのを見ると卒倒しそうになる為にまだ読了してません(涙)。

『(答) 私がこれまでの色々な著作あるいは論文等で申し上げてきたことは、1990 年代末から2000 年代初頭にかけての、日本が本当に苦しく、いわゆるデフレスパイラルと言われたような、あるいは資産デフレが非常に深刻であったり、不良債権問題の解決の出口がみえない、そういった時の評価です。その当時は、金融政策で何かするというよりも、問題の根源は例えば不良債権問題であったり、様々な構造調整が重要であるというように認識していました。その当時の経済状況のもとではそうした評価をしていたということには変わりありません。』

『ただし、これからまた同じかというと、その前提がもしかして違うかもしれません。具体的に申し上げると、例えば金融システムの問題に関しては、欧米先進各国は現在、かつての日本のように非常に傷んでいるようですが、日本は、相対的にはそれほど問題が深刻ではないと思います。このように、議論の前提が変わってきているということは言えると思いますので、そういうことも踏まえ、今後は政策効果について、データや情報の収集等を通じて見極めていきたいと思っています。』

何かシロウト考えにも程がありますが、あたしゃ金融システムが傷んでいる時の方が非伝統的な金融政策が効くような気がする(まあ金利操作じゃなくて個別市場への介入を金融政策と言うのかという論点はありますが)のですが。つーか金融システム問題やら企業部門の過剰債務問題がかなり解消されている状態で金融政策の効果がという話になると、早速「ではデフレ脱却の為に金融緩和をもっとやらないか」というツッコミが飛んで来るような気がするんだが(^^)。


最後にもこんな質問(^^)。

『(問) これまでお書きになっている様々な論文や著書を拝見すると、金融政策の力に対して懐疑的と思われ、それならばなぜ審議委員に就かれたのかというところが、率直に言うと疑問でした。こうした我々の理解は一方的であり、委員としては、これまでのご所見にとらわれずに柔軟に考えていく用意があるということなのでしょうか。』

(;∀;)イイシツモンタ゛ナー

『(答) ご質問にあったとおり、金融政策に対するかつての私の評価は、非常に懐疑的、あるいは慎重な見解だったかもしれません。ただし、それは先程申し上げたように、本質的な問題が金融政策で解決されないということが主要な理由であったので、その意味では、前提は少し違っているということは申し上げられると思います。』

まあ今後の展開を楽しみにしております。


以下市場雑談。

○市場雑談です

・追加緩和政策を行ったのに追加緩和政策前より金利が上昇している件について

いやまあ追加緩和政策の実施によって景気回復期待が更に盛り上がってその結果中長期金利が上昇したというのであれば、まあそれもまた追加緩和の効果という話なのですが、多分単なる期末の需給要因と米国の金利が何気に上昇して2年が1%乗るわ10年がまた3.8%後半になるわというのが要因だと思いますけど・・・・

先月の例の日経記事の前という事になりますと3月の頭という事になりますけれども、記事の出る前日には微妙に怪しげな挙動をしていたので、記事出る前々日の3月3日の引けを見ますと、10年306回債が1.330%で、5年87回債が0.495%だったのですが、昨日の引けはそれぞれ1.400%の0.535%と大変にお洒落な展開に(ちなみに2年は横ばい、20年は0.025%の金利上昇で30年は0.020%の金利上昇ざます)。

まあ美しく考えるのならさっき書いたような「景気回復期待」となるのですけれども、結局単なる米国と欧州要因だけのような気がする所でありまして、あの騒動は何だったんだという空しさが残る今月の緩和騒動であった事よという感じが致します。


・期末の資金調達レートは落ち着いて推移してますが

そらまあ末の当座預金残高が24兆円だか何だか良く判らん(財政がぶれている分が期内に入るのだとあと1兆少々上振れするのかな)のですが、まあ兎に角やたらめったら積み上がる状態になりましたので、市場調達が減るわなという所もありまして、末初のGCレートは金曜に瞬間0.13%とかもあったらしいですが、その後は弱含みで推移して昨日のスポネベースでは0.105近辺という大変に落ち着きまくった展開。

いやまあそっちが落ち着いているのは良いのですが、GCが低くて要調達額が減りますと今度はSCがご多忙になるようで、5年カレントとかチーペスト近辺とかご苦労なこった状態になっておられると仄聞しますが、世の中にフェイル慣行を定着させたいというお話でしたら末初でバットフェイルとかするんじゃねえよと思うのはあたくしだけですかそうですか。

ただまあ足元やたらめったら積み上げてしまった結果として、昨日のオペも国債買現先のロールだけとかお洒落な展開になっております。来月の前半の運営は中々大変な感じですよねえとは思いますがどうなることやら。

ということで最後は意味不明のマニア話になってしまいましてどうもすいません。
 


お題「亀崎審議委員会見/その他少々」   2010/03/29(月)08:06:52  
  まずは亀崎審議委員会見から。

[外部リンク] 月に企業金融支援特別オペを3月で完了すると決定したときは、この共通担保資金供給オペは入札方式しかありませんでした。現在は、企業金融支援特別オペと同じ0.1%の固定金利方式の共通担保資金供給オペという手段があります。』

で、さっき引用した「プロアクティブに実施」という話に繋がるのですけれども、「このオペは長目の短期金利を引き下げる効果があるので通常の共通担保オペよりもより効果が高いからこちらにしました」という話で攻めていますな(^^)。

実際は全体のオペとの兼ね合いがあって、あまり長いオペを乱発すると短いオペが窮屈になる(輪番オペを増やし過ぎると短期オペが窮屈になるのと同じ理屈)ので必ずしも金利押し下げができるのかというとこれがまた難しい面があるのですけれども、そこまでの話はまあ一般向けにしてもシャーナイナイという所ではありましょうな。

で、何がプロアクティブなのかというツッコミが更にやってきたのでそれに対して答えているのですが、これがまた中々いい感じで言いくるめっぽくて結構(誉め言葉ですので為念^^)。

『(答)現在の金融政策・金融環境をみると、まず1点目は、政策金利は0.1%、実質的に金利ゼロの状態です。2点目は、短期金融市場に潤沢に資金を提供する措置を採っています。3点目としては、日本経済が持続的な成長パスに乗っていくよう極めて緩和的な金融環境を維持していくということをコミットしています。』

ここまでは前置き。

『しかし、物価の上昇には相応の時間を要する状況です。経済の実態は、輸出の増加を受け、生産も伸びてきていますが、まだ政策効果および在庫復元効果が大きく効いている段階で、民間最終需要の自律的回復に繋がっている状況ではありません。こうした中で、特別オペが3月で終了するのを控え、その完了を決めた時点ではまだ存在しなかったこの3か月物、0.1%という固定金利オペを拡充することが適当と考えた次第です。何に対してプロアクティブかと申しますと、金融緩和度の一層の深化に対してプロアクティブに手を打ったということです。』

何か判ったような判らんような説明ですが、何となく積極的な姿勢を出しているというのは伝わりました(^^)。


○しかし今回の質疑はやたら突っ込む突っ込む

で、上記応答の次の質問が更にツッコミ。

『(問)金融緩和度合いの一層の拡充にプロアクティブに行動されたというお話でしたが、先行きもデフレが続くということに対してプロアクティブに行動されたというのであれば、例えば4月末の展望レポートにおける物価の見通しで先行き2 年間マイナスが続くということになれば、また一段とプロアクティブに行動しなければいけなくなるということでしょうか。』

何と言う連続ツッコミ。これは高知の激ウマな食べ物を食いに東京から記者が出張したと見ました(^^)。

『(答)プロアクティブというのは、先取りという意味ではありません。受け身ではなく、金融緩和を図るのに遅れてもいけない、早すぎてもいけない、総合的に経済・物価、金融情勢を判断して決断したということであって、決して先取りではありません。』

威勢の良い話をし過ぎたのでトーンダウンですかそうですか。

『また、展望レポートを出した後に何かをしなければならないかどうかについては、まだ全く何も考えていません。政策運営は、常に、その政策を決めるその時、その当日まで、物価だけでなくて実体経済も金融市場も考慮して、その時に最適な、しかも効果のある施策を判断するということです。展望レポートが出た時にまた何か措置を講じなくてはならないといった考えは今の私の頭の中には全くありませんし、そうした見方は適切ではないと思います。』

まあだから本当は4月に展望レポートで厳しい物価見通しを示した所で追加緩和(のようなもの)した方が政策として整合性が取れたのですけれども、どこぞのアホウ新聞がキャンペーン張るもんだからねえ。


○で、威勢の良い部分へのツッコミが続く

次の質問もこれまた中々。

『(問)各経済主体が先行きの持続的な成長に対する自信を取り戻すために、日銀は何ができるとお考えでしょうか。政府はデフレ脱却のために日銀にさまざまなことをやってほしいと言っています。日銀として、自信を取り戻すための施策ができるのなら、なぜ今すぐにやらないのでしょうか。もし限界があるのであれば、できないことをできると幻想を振り撒いていることになってしまうようにも感じますが、その点いかがでしょうか。』

何と言う鬼ツッコミ(^^)。

『(答)日本銀行が発信している様々なメッセージについて読み込んで頂ければ、日本銀行が金融政策だけでデフレから脱却できると思っているという理解は成り立たないと思います。デフレ脱却のために必要なものは、基本的には需給ギャップを解消することであり、そのためには生産性を上げなければいけませんし、経済の成長がなければいけません。また、政府も企業も前向きに努力していく必要があります。』

で、日銀は何をするかというと、要するに緩和的な金融環境を継続するですよという事のようで。

『こうした中で日本銀行としてできることは、金融政策の面からその実体経済活動を支えていくということです。従って、日本経済がデフレから脱却して、成長経済に復していくためにできるだけのことを行うということは、日本銀行として、金融政策の面からでき得ることを行うということであって、需給バランスを解消する、成長性を高める、あるいは企業の収益を上げるということを直接的にできるわけではありませんし、そうした万能の力を持っているわけでもありません。しかし、日本銀行として、金融政策を通じてその成長を支えていくという点については、精一杯の努力を粘り強く続けていくということです。』

ということで以下割愛しますが、まあこの辺はそうですなあという所でございます。


○中長期的な物価予想の下振れ懸念に関して

最後の質疑応答は中々味わいがあります。

『(問)今回の講演の中で、「中長期的な物価上昇率の予想は変わっていないが、1年先には物価が下がると思っている人は増えている」と言及されていますが、この点を懸念して先週の追加緩和を実施したということでしょうか。』

『(答)挨拶の中では、今のところ、中長期的な予想物価上昇率には大きな変化はないように窺われるが、1年後の予想物価上昇率が低下しているほか、1年後の物価が下がるとみる人の割合も一頃より増えていると述べました。こうした物価に対する短期的な見方が中長期的な見方にも波及するとデフレ脱却が難しくなるという側面は、追加緩和を実施したさまざまな要因の中の1つではあったと思いますが、そこだけを見て決めたわけではありません。金融緩和度の一層の深化は、そういった数字もみながら考えたということです。』

これはあたくしの勝手な想像(妄想)なのですが、この部分に関してはまだ政策委員会の中で意見が分かれている論点なんじゃネーノという感じがします。また、あるいは別の妄想になりますけれども、日銀は実はこの論点に関しては相当の危機感を持っているのだけれども、モノが物価というそう簡単にホイホイと上がったり下がったりするものでも無いのが相手ということで、下手に危機感を表明してなお一層のマインド悪化を惹起(政府のトンチキなデフレ宣言の二の舞)しないようにしているのか、まあ微妙なんですけれども、世の中の物価上昇に関する期待の変化に関してはかなり重い論点なんだなと思います。

とまあそんなところで。



あとはバーナンキ議会証言続きでも。

[外部リンク] its role as liquidity provider of last resort, the Federal Reserve developed a number of programs to provide well-secured, mostly short-term credit to the financial system. These programs, which imposed no cost on taxpayers, were a critical part of the government’s efforts to stabilize the financial system and restart the flow of credit to American families and businesses.』

no cost on taxpayerというのは端折り過ぎ(2月の証言の時にはもう少し丁寧に説明してて、担保も沢山取って結果としてはコストも掛かりませんでしたという話になってましたが)ではないかと思うのですが、まあこの辺りは議会対策なんでしょうなあという感じです。折に触れて政策効果の中でAmerican families and businessesの金融環境を改善して助けるというフレーズが出てくるのがチャーミング。

ちなみに、流動性供給プログラムに関しては、目的:市場機能の確保、効果:企業や家計の借入へのアクセスを容易にする、ポイント:短期間かつ十分な担保を確保して納税者負担無し、という感じでしょうか。


○資産買入プログラムはless conventionalとな

資産買入と利下げの話がセットになっているのはこの前と同じ。

『The second part of the Federal Reserve’s response to the crisis and recession, besides the provision of liquidity to the financial system, involves both standard and less conventional forms of monetary policy. After reducing short-term interest rates nearly to zero, the Federal Open Market Committee (FOMC) provided additional monetary policy stimulus through large-scale purchases of Treasury securities, agency mortgage-backed securities (MBS), and agency debt.』

ここで「ふーん」と思ったのは資産買入プログラムをless conventionalという話をしている事ですな。伝統的な政策よりちょっと伝統的じゃないって言うのは何気にチャーミング。日銀は年がら年じゅうless conventionalな政策をしてますという話になりますなあ(というのは実は説明にインチキ成分が入っているのですが、そのインチキ成分については敢えてスルーします^^)。

で、その政策効果に関しては今回も超過準備の存在が金利を押し下げたという話になっていますが、実際の財務省証券利回りが下がっていた訳ではなくてスプレッドが縮小したのですよという部分は華麗にスルーしているのがチャーミング。

『The Federal Reserve’s purchases have had the effect of leaving the banking system highly liquid, with U.S. banks now holding more than $1.1 trillion of reserves with Federal Reserve Banks. A range of evidence suggests that these purchases and the associated creation of bank reserves have helped improve conditions in mortgage markets and other private credit markets and put downward pressure on longer-term private borrowing rates and spreads.』

で、それが「量的緩和じゃない」って言ってた説明と違うじゃんという話は以前も申し上げた通りでございまする。


○まあ基本的には2月10日の議会証言の簡略版ということで

あと、出口政策の実施の際には準備預金付利を利用しながらという話とか、多くの超過準備が存在する中ではFF金利のコントロールが難しくなるという認識とかも同じです。超過準備の吸収に関しては、リバースレポとターム預金ファシリティを主に利用するものの、それだけだとFEDのバランスシートは両建てになるだけなので、資産縮小が必要な時には保有証券の売却も、という話をしていますが、その辺りの順序に関しては従来言われているものと特に変化があるようには見えませんでした。


#ということで引用大会でどうもすいません
 


お題「亀崎審議委員はハト的ですな/その他いくつか」   2010/03/26(金)08:11:51  
  ・デフレのコストに対してもきちんと説明

きちんと「デフレのコスト」というコーナーがあるのが中々。そらまあ商社出身ですからデフレのコストに関しては実感もありますもんね。

『デフレ特有のコストには、名目金利がゼロ以下にならないことによって実質金利が経済の活動水準に見合う水準まで下がらなくなることが挙げられます。また、負債の実質価値が上がることで債務者の負担が増し、景気が悪化する面もあります。』

というのはまあ一般的に言われますが。

『債権者にとっては資産の実質価値が上昇することになりますが、通常、お金を貸す人より借りる人の方が、支出性向──収入のうち支出に回す分のことです──が高い傾向にあるため、経済全体としての支出額の縮小に繋がるからです。』

これは直感的に判り易い説明(^^)。

『このように、デフレには、インフレにはない特有のコストがあることに注意が必要です。』


・追加緩和に積極的な姿勢とな

最後の所でこんな説明を。

『日本銀行は、必要な場合には、プロアクティブに政策を実施していかなければならないと、常々意識しており、先週の金融緩和措置もそうした方針に基づいたものです。今後とも、各経済主体が先行きの持続的な成長に対する自信を取り戻すことができるよう、最大限の努力をしていきたいと思います。』

これはまた追加緩和にも積極的っぽい言い方。いやまあだから急に追加緩和という訳でもないでしょうけれども、(長くなるので引用をスルーしちゃいましたが)この前の部分で新成長戦略と中期財政フレームに関する期待感を表明していまして、まあ次に追加緩和のようなものを実施という点で言いますと、6月の政府のこれら政策フレームが出てくるタイミングで呼応して成長戦略下支えという形で打って来るというのは絵として美しいと思われます。

#なお、その前の物価安定の理解と展望レポートも何かあるとは思いますけど

とまあそんな感じでハト派的な講演ですし、会見でも報道ベースだとハト全開という感じのようでしたが、亀崎さんの講演は表示形式が箇条書きっぽくて独特だったり、話の中でも独自性を出すので、本当は全部図表も含めてじっくりと鑑賞するのが吉であると思います(ので後日追加するかもしれないししないかもしれません)。


○市場メモとか雑談とか

・財政要因が下振れしている件について

足元でGCレートがちと上昇してますし、コールレートも当座預金残高自体はじゃぶじゃぶな筈なのに何故か0.10%に乗っている状態。

・・・・・まあ外野だと正直良く判らん面が多々ありますが、今月は月末に掛けて財政大幅払い超になる所で、25日ではないかと予想されていた交付税交付金の払いが遅れている(交付税の払いは国庫から地方公共団体への払いになるので財政要因になる)為に資金繰りがぶれたことによるものなのか、財政要因での資金余剰に対応してオペが減っている(共通担保(含む新オペ)+国債買現先+CP買現先+企業特オペの合計で先月のピークから10兆以上落ちている)事によって市場での要調達額が増えた事によるものか、複合要因なのかは判らんですが、多分そんな背景があるかなと。

で、まあ財政要因に関しては数日後寄せになるだけだと思いますが、資金需給が読みにくいですねという所では暫くは足元が下がり難いのかなあという感じもせんでもないです。交付金の払いがずれるとなると、オペを予想する方としても予想が狂うので、そういう点では読みにくい要素が増えるのもあまり宜しく無いという感じでしょうか。

ちなみに、オペ残高が現在30兆円台半ばとかになっている筈ですので、実は新型オペをここからあと10兆増やすと、より期間の短いオペを打つのが激しく不自由になるケースが出てくるという意味でございまして(国債買現先を今のペースで実行したら3兆円、CP買現先が2兆円弱となるので、ショートタームの共通担保を打つ余地が無くなる)、何と「新型オペを増額したら足元のGCレートが上昇したでござるの巻」というようなお洒落な事態になるのかなあという感じで実に味わいの深い物がございます(^^)。

#そういや特オペ最終回は久々の増額ロールでしたな、最後のご祝儀入札ですか(^^)


・舛添センセイの観察(続き)

昨日の
[外部リンク]
 


お題「亀崎審議委員はハト的ですな/その他いくつか」   2010/03/26(金)08:11:20  
  ハト派と書くとどうも最近は「とらすとみー」を連想してイメージが宜しくありませんな、と思うのはあたくしだけですかそうですか、トラストミー。

○バーナンキ議会証言

[外部リンク] Federal Reserve's purchases have had the effect of leaving the banking system highly liquid, with U.S. banks now holding more than $1.1 trillion of reserves with Federal Reserve Banks. A range of evidence suggests that these purchases and the associated creation of bank reserves have helped improve conditions in mortgage markets and other private credit markets and put downward pressure on longer-term private borrowing rates and spreads.』

資産買入による超過準備の発生がモーゲージ債やその他のクレジット市場の市場環境を改善させて、これらの長い金利の金利およびスプレッドを縮小させました。という話をしてやがるのですが、2月の雪で順延になった議会証言を読んだ時にも申し上げましたが、この説明は元々「我々はリザーブの額に注目する量的緩和政策を実施している訳ではない」と言ってた話と思いっきり違いますし、ついでにツッコミを入れると長期金利のベースになります財務省証券利回りちゃんの方は資産買入プログラムを実施して金利の方は上昇したのですけどね。

しかし何ですな、モーサテの言ってる市場後講釈が正しいという前提ですけれども、議会証言のこの部分を好感してダウ急騰というのはイミフなのでございますが。

『At its meeting last week, the FOMC maintained its target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and indicated that it continues to anticipate that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period. 』

というのと、最後のパラグラフに

『The economy continues to require the support of accommodative monetary policies.』

という話をしてるのに反応したのかねという感じですが、その他は例によって例の如く出口戦略の説明で、従来の話と変わらんのですが、逆に考えるとそんなに早期引き締めをみてるのかなあという所ですな。

基本的には前2回の議会証言の線です(と思う)ので、詳しくは後日やるかもしれませんしやらないかもしれません。


○亀崎審議委員講演

亀崎さんは講演ではコンセンサス対比ハトなのを示しますし、会見でも結構フリーダム発言をするのであたくし的には楽しく見ておりますが。

[外部リンク] contacts of the Bank’s Agents reported that a combination of credit constraints, weak cash flows and uncertainty about the economic outlook had made them wary of cutting prices so far.』(3月のBOEのMPC議事要旨の第20パラグラフより)

で、このwaryってのが「用心深い」という事でして、金融環境が悪くて借入の確保に不安があって、キャッシュフローに対して不確実性がある中では、キャッシュフロー確保の為に価格引き下げに慎重という話だと思うのですが、これはやはりベースのインフレが違うと企業の価格設定行動も違ってくるんですなあと思ったのでありまする。

ちょっと脱線しましたがその続き。

『70 年代から90 年代前半にかけて、中長期的な予想物価上昇率が低下した理由としては、原油価格の落ち着きや、趨勢的な円高とそれに伴って拡大した内外価格差の是正圧力、規制緩和などの競争促進策が、関連商品の価格を引き下げるとともに、一般物価全体の上昇予想を抑えたことが考えられます。但し、90 年代後半以降は現在に至るまで、需給ギャップと実現した物価上昇率との関係は安定しており、今のところ、中長期的な予想物価上昇率には大きな変化はないように窺われます。』

『ただ、先にみた通り、1 年後の予想物価上昇率が低下している上、1 年後の物価が下がるとみる人の割合も増えています(前掲図表12)。こうした見方が、中長期的な予想物価上昇率の低下にまで繋がる場合には、デフレ脱却が困難となりかねません。従って、予想物価上昇率の動向は、十分注意してみていかなければならない重要なファクターだと思います。』

ということで、結構デフレ定着に対して警戒しているという事ですな。
 


お題「今日は何故か国会ネタで」   2010/03/25(木)08:12:06  
  ○もう何年も議員をやっている筈なのにこの人何か凄いですね

続いて自民党の舛添要一委員の質問ですが、これがまたある意味面白いのだが、次期首相候補の人気ナンバーワンでこれかよと考えると暗黒臭が漂って来るのは気のせいですかそうですか。

その前に白川さんがここでも為替の話をしているのでそのくだりから。

『○舛添要一君 今の総理の御答弁にありましたように、じゃ、マーケットに任せているんだから何もできないかというんだったら、何のために政府があるか分からない、日銀があるか分からないんで、政策があるはずなんですよ。ですから、その政策はどういうふうにやるんですかということをちょっと日銀総裁に聞いてみたいと思いますけれども、白川総裁、円高対策、日銀としてはどういうふうにやりますか。』

日銀総裁に円高対策と言われても困るのですが・・・・・

『○参考人(白川方明君) お答えいたします。

 最初に、今、政策というお話ございましたので、金融政策の目的、これは日銀法に規定されていますとおり、物価の安定を通じて国民経済の健全な発展に資するということでございます。この目的を達成するために、日本銀行は、為替レートも含めまして、経済、物価、金融情勢を幅広く点検して政策を運営をしております。

(中間割愛)

いずれにせよ、日本銀行としては、現在、極めて緩和的な金融政策を続けるということを明確にしておりますので、これは為替レートにも相応の影響を与えているというふうに思っております。』

ということで、「為替に影響を与える」という話をすんなりとしているのは、まあ従来の総裁の話よりは踏み込んでますねという所でして、これは決定会合の前の週の金曜日でございましたのでそんなに市場に影響しなかった(追加緩和政策のようなものが実施されるのは織り込んでいたから)ですけど、まあ今後も為替に関しては配慮する姿勢を出す(アメリカに怒られない程度に)のは吉ではないかと存じます。

で、まあそれはそれとしてその次辺りから何を興奮しているのか(さっきの質問も微妙でしたけれども)というような感じになって参ります。

『○舛添要一君 今、日本銀行法の第二条をおっしゃっていただいて、これは、「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資する」。しかし、今見ると、デフレということの退治ができなくて、日本経済の健全な発展どころか日本経済の破壊を行っているというふうに極論すれば言わざるを得ないんです。

 そこで、菅大臣、全部日本銀行に任せていい話じゃなくて、金融政策の道具はもちろんどの道具を使ってもいいんです、結果が出れば。しかし、結果が出ないということは、今かじ取りをやっているのは鳩山総理であり菅大臣でありますから、日銀法第四条を、菅大臣、読んでみてください。──時間がないんで、通告してありますから、きちんと。総理、こういうところが、私はあの遅刻したのを注意したので、こういうところが緊張感足りないというんです。ちゃんと通告してありますよ。ですから、そのときぱっと出るようにしないと。政治主導じゃないじゃないですか。』

何か「日本経済の破壊」みたいな過激なフレーズを使ったのに自分で興奮しているのか何だか知りませんが、後半の話は何を言ってるのか訳判らないですなあと思ったら菅さんがこのように答弁。

『○国務大臣(菅直人君) 四条の趣旨は分かっていますけれども、少し、余りかりかりしないでお願いしたいと思います。

 第四条、「日本銀行は、その行う通貨及び金融の調節が経済政策の一環をなすものであることを踏まえ、それが政府の経済政策の基本方針と整合的なものとなるよう、常に政府と連絡を密にし、十分な意思疎通を図らなければならない。」。

 以上です。』

イラ菅に「かりかりしないでお願いしたいと思います」とか言われるなよ(^^)。


○で、この人事実誤認が多過ぎじゃないのかと

で、上記の部分に則してこんな事を言っているのですが・・・・・

『○舛添要一君 日銀の独立性ということの話でこの日銀法を変えましたけど、私は、日銀と政府がばらばらの方向を向いているようではもう一遍日銀法を変えざるを得ないと、それぐらいに思っていますが、菅大臣、どうですか。』

・・・・えーっと、一応どっちも「デフレはケシカラン」という話はしているのでありまして、それに対して手をこまねいているのではという批判ならアリだと思いますが、そういう方向に議論を持って行くとその時点で説得力が無くなってしまうのでありまして・・・・・

『○国務大臣(菅直人君) 日銀との関係はいろいろ議論があるところで、法律を変えてまだそう時期がたっていない中でそこまで言い切るのはちょっと早過ぎるかなと思っております。

 ただ、はっきり申し上げて、昨年の十二月の一日に政府が方針を決めた中で、日銀の方も三か月物のレートを〇・一にするとか、あるいはその後、プラス〇からプラス二のインフレ率を言われるとかということで、そういう意味ではこの間の方向性、目標は、私は政府と日銀は基本的に一致していると。今まさに舛添さんが言われたように、それを実現するために政府は政府としていろいろな対策、政策を打っておりますが、日銀はそれを実現するために、まさにその手段は日銀の独自の判断でいろいろやられるだろうと、それを期待をしているということであります。』

これはまあ「期待している」っていうことで圧力っぽい報道になっていましたけれども、会議録を見るとそんな無茶な文脈で話をしている訳でもなさそうですね、菅さん悪態つきまくって失礼致しましたどうもすいません。

で、もっと凄いのはこの辺り。

『○舛添要一君 (前半割愛) そこで、私は実は金融政策について、その当時は速水日銀総裁でしたけれども、自分の国会のこの質疑をもう一遍取り出して読んでみましたけど、全く同じ失敗を日銀は私は繰り返している。二〇〇〇年の八月のゼロ金利解除、これをやって、これで大失敗をやる。それでニューヨークのテロがある。そして、また量的緩和をやる。二〇〇六年の三月にこの量的緩和政策の解除をなさいました。』

あのー、順序が間違ってますが。量的緩和復活が01年3月で9.11は01年9月なのですけど大丈夫ですか?????

『私は、これちょっと見ていただくと分かりますが、皆さん方の紙ありますけれども、二〇〇〇年のときに、当座預金残高、国民の皆さんに分かりやすく言うと、お金というのは体を流れている血液だと思ってください。貧血状態になったら倒れるんです。三兆とか四兆とかその辺ぐらいの供給をしなきゃ、もう完全に貧血で倒れる。だから一気に量的緩和しろということで、青天井ですよ、三十五兆ぐらいやった。それで良くなった。ところが三月に、何が理由なのか、量的緩和政策を解除しちゃった。がたっと落ちてきて、そしてリーマン・ショックがある。』

すいませんあの量的緩和の拡大って別にいきなり35兆にした訳じゃないです。

『だから、当然、常識で考えれば、六年三月に量的緩和政策を解除すれば一年か一年半後にはこういう状況に陥るよというのは分かったはずなんですけど、何で性懲りもなく金融政策の失敗を繰り返すんでしょうか、日銀総裁。』

量的緩和解除したらリーマンショックが起きるとはさすがに誰も予想できないと思うのですが、常識とまで言われるようでしたら政治家なんぞやってないでヘッジファンドでも立ち上げて頂いて国民の皆様のお金を増やすべくその天才的な先見性で国際金融市場で海外投資家と闘って頂きとう存じます。

で、その答えをする白川さんがどさくさに紛れて「量的緩和政策の失敗」についての答弁にして話をはぐらかしているのには笑いましたがその引用は割愛します(^^)。

しかしここの質問部分を見て感じるのですが、何かあまり理路整然と淡々と話すというよりは興奮して話しているようにしか読めない(全体的に読むとなお判るのですけれども、途中で語尾やらてにをはやらがグチャグチャになって来てます)んすが、これで総理大臣とかどうなのよという悪寒がするのでありますが・・・・



○これは更にワロタ

『○舛添要一君 (殆ど割愛ですが最後だけ)だから、デフレと戦いなさいということで、続けて質問しますけれども、月曜日、火曜日に金融政策決定会合があります。私の今言ったことを前提にして、日銀は、答えはまだ月、火にならないと言えないということであろうかと思いますけれども、更なるやっぱり金融追加策をやらないといけないと思いますが、いかがでしょうか。』

・・・・・・orz

まあ答えは言うまでも無いので引用しません。で、その後。

『○舛添要一君 それもちょっと私は疑問符を呈したいと思いますが、円高にどう対応するかということで我々視察先での議論をしてきたわけですが、それについて言うと、ベースマネーを拡大すれば効果あるんですよ。よその国と比べてください。そこで、ベースマネーを拡大するときに、伝統的な、つまりコンベンションなやり方じゃなくて、非伝統的な、アンコンベンションなやり方でもいい。

 そこで、CPの買取りやっていると思いますが、買い取っているCPの格付はどうなっていますか。コマーシャルペーパー。』

えーっとですな、ベースマネーを拡大したら効果がある話はまあ永久ループの議論になりますが、それが本当に常に相関するんだったら量的緩和政策の時にもっと強烈な円安になってないと話がおかしい(90年代後半の方がよっぽど円安になっていましたよね)ですし、単に超過準備が積み上がっている時のベースマネー比較に定量的な意味があるのかどうか(定性的な意味はあるかもしれないけど)というのは議論が分かれる所で、そう簡単にきめつけられてもという所ですが、まあそれは良いとして。

えーっと、ベースマネー対比でCPの発行額っていくらだと思ってこの発言をしているのかさっぱり判らんのですが舛添先生。と思ったらお洒落な答弁が。

『○参考人(白川方明君) 委員の御指摘でございますけれども、CPにつきましては、現在買入れは、これはもう完了いたしました。昨年二月からCP買いまして、そのときには、CPの買入れにつきましては、これはシングルAという格付で買入れを行っておりました。』

ちなみに、日銀の営業毎旬報告を見ますと、当然ながらこの国会の前の3月10日は買入残高はゼロになってまして、じゃあいつ無くなったかと言いますと、昨年12月10日が50億円で20日にゼロになっているので、その間に最後のCPが償還を迎えたものと思料されます(^^)。

『○舛添要一君 それをもう少しアンコンベンショナルということで、それだとコンベンショナルですよ、極端に言うと。格付がもうちょっと下がったものまで買わなければ、コマーシャルペーパー、ベースマネーの拡大にならない。』

いやあのそれ財政政策の世界なんですけど、というかそもそも格付けが低い企業はCP発行とか殆どしてないですし、そもそも企業は金もいらないのにCP発行する訳でもないですし、買えばベースマネー拡大とかあまりにもそれは乱暴な話ではないかと思うのですが、この程度の認識で総理大臣になられたらちょっとどうなのかと。

いやまあ別に素人でも本質的な部分での理解力があれば(小泉さんとかみたいに)良いのですが、変に中途半端に妙な知識があって判ったつもりになっているのが一番タチが悪い(と書きながら自分を省みると冷汗が大量に出てくるのだがorz)という所でございまして、ひじょーにこう寒いモノを感じるのは今日の陽気のせいではありますまい。

#もうちょっとオモシロ質問(真面目に考えると寒いが)がありますが時間と量の関係でこんな所で勘弁。まあ期末のくそ忙しい中ですが、お暇な時に会議録当たってちょという感じです
 


お題「今日は何故か国会ネタで」   2010/03/25(木)08:11:39  
  前々から思うのだが、メリケン国は中国を為替操作国認定どうのこうのと言ってるけど、基軸通貨特権を存分に享受しているお前が言うなという気がするのは気のせいですかそうですか。

さてBOEの議事要旨とか日銀の金融経済月報とか、その他日銀からペーパーが出てたりするのですが、今日は何故かそれではなくて国会ネタで。

3月12日の参議院予算委員会
[外部リンク]
 


お題「ネタを先入れ先出しで勘弁」   2010/03/24(水)08:15:14  
  あれ???郵政選挙の時民主党は「郵貯は限度額を段階的に縮小していく」ってマニフェスト出してませんでしたっけ???

○新型オペ2本立てで実行とか

昨日のオペオファー
[外部リンク] 物価安定に関する数字的な目標や定義、理解の公表、 先行き数年間の経済物価見通しの公表、 中長期的な経済・物価・金融の安定の達成をより重視することへの認識の高まり、という点で、共通した柔軟な枠組みになってきていると指摘した。』

まあBOEは金利の上げ下げ(やら量的緩和政策やら)をCPI通りにやっていたらエライコッチャになっておりますが、そこは財務大臣に詫び状1枚で(・∀・)キニシナイ!という所ですからね(そのBOEの2月と3月のMPC議事要旨での議論の豹変が凄いのですがその話は後日)。

で、ツッコミどころは最後。

『この点に関し、別の複数の委員は、日本銀行の金融政策運営の枠組みは、物価の安定だけでなく、金融的な不均衡の蓄積等の様々なリスクにも目配りできるなど、従来のインフレーション・ターゲットを進化させたものであり、最近の国際的な議論を先取りしたものであると付け加えた。』

・・・・・orz

いやまあ確かに枠組みの作り方とかはリードしてます(キリッ!)というのは判らんでも無いのだが、現実問題として(政府が足を引っ張ってる面も多々ありますが)物価見通しが延々とマイナスという状況は状況としてある訳でして、まるであの何と申しますか、金融業界でよく散見される事案と致しまして、「このような最新の金融理論に基づいた投資手法を用いまして・・・」とか宣伝しながら結果がアレなアレとかが御座いますが(汗)、それに極めて似たテイストを感じるのは気のせいですかそうですか(-_-メ)。


○リスクバランスはこれを見るとバランスよりも下のような気がするが

『.金融経済情勢に関する委員会の検討の概要』の中でリスク認識の話があったのですが・・・・

『わが国経済のリスク・バランスについて、何人かの委員は、リスクはバランスしつつあるとの認識を示した。』

バランスしつつあるというのはまだバランスしていないという話ではないかと思うのですが・・・・

『複数の委員は、景気の下振れリスクは相応にあると述べ、このうちの1人の委員は、特に今年の夏場まではショックに対してかなり脆弱な状態が続くことに注意が必要と述べた。また、何人かの委員は、海外への直接投資の増加による国内での設備投資の圧縮や、企業の根強い賃金抑制姿勢による家計所得の伸び悩みなどから、好循環メカニズムが想定どおり作動しないリスクがあると述べた。』

まだショックに対して弱いとか、企業収益が回復しても国内投資や個人セクターへ回らないとか、パッとしない話なんですよね。

『一方、ある委員は、全体としてリスクはバランスしているとの認識を示した上で、下振れリスクだけでなく、新興国のバブルと商品市況の上振れリスクにも配意する必要があると述べた。』

・・・・ということで、ここら辺を見ているとあまり「リスクはバランスしている」という感じでも無い様な気がするんですが、この辺がいまいちよー判らんのでございまする。

#前のネタが積み残しになっていてどうもすいません
 


お題「総裁会見その他とか虫干しネタとか」   2010/03/23(火)08:12:31  
  ○反対理由を見てみたい

さっき引用した最初の質疑の所ですが。

『まずは2人の委員の反対理由ですが、「当面の金融政策運営について」の公表ペーパーの脚注に書いている通り、「固定金利オペを大幅に増額することにより、やや長めの金利の低下を促す措置を拡充することについて、反対した」ということです。背後にある詳しい考え方については、議事要旨等で公表する扱いにしておりますので、ご容赦下さい。』

理由として勝手に妄想しますと、(1)既に短期国債などの金利は低下しており、リファレンスレートであるLIBORやTIBORを下げるのは今般の措置によっても直接的な効果が無いので実施する意味が無い、(2)景気見通しを引き上げている上に、リスク認識を特に変化無く引き続きバランスしているという状態の中で追加緩和を実施するのは政策ロジックとしておかしい、という所ですが、これはまあ議事要旨を見たいものです。

とまあ総裁会見はそんな感じで。


ジャネット姐さんの講演が途中でしたのでその続きを少々。
[外部リンク] should warn that there is a great deal of uncertainty surrounding this forecast. In the past, a given level of economic growth produced a more-or-less predictable change in the unemployment rate. Historically, a pattern emerged in which unemployment declined by half as much as the difference in the growth rates of actual and potential GDP.』

景気回復において潜在成長率と実際の成長率増加との差の%表示の半分の数値が失業率の改善になりますとな。

『This is commonly referred to as ”Okun’s law” after the economist Arthur Okun, who first described this relationship back in the 1960s.』

で、それがオークン則とか言われるそうですが、今後の回復においてそれを当てはめるとこうなるという話が次に。

『Let me sketch out how this should work. In my forecast, GDP growth exceeds the growth rate of potential GDP by 1 percentage point this year and 2 percentage points next year. According to Okun’s law, the unemployment rate should fall by about one-half percentage point by the end of this year and a full percentage point during 2011. These figures are in line with my unemployment forecast.』

でも、2009年のGDP推移と失業率の急上昇の説明がオークン則だとつかないという話です。

『However, Okun’s law let us down big-time in 2009. Given that GDP was stagnant last year, the unemployment rate should have gone up by about 1-1/4 percentage points, according to Okun’s law. In fact, it shot up 3 percentage points. Understanding what happened last year has important implications for what unemployment does in the future.』(機種依存文字部分を改変しました、1.25%の所ね)

ということで、2009年のGDP推移をオークン則に当てはめると、本来失業率の上昇は1.25%となる筈なのに、実際には3%の上昇になりましたよという話ですな。で、その理由って何じゃろというという話が延々と続くのでありますが、とりあえずその部分はスルー(後日紹介するかこっそり追記するかも知れません)しまして、結論部分をば。9ページめになります。

『There is an alternative explanation regarding the events of last year though that bodes poorly for rapid employment gains going forward. According to this view, last year’s large increase in productivity is here to stay. In that case, we won’t see a quick drop in unemployment and may be in for a jobless recovery akin to those in the early 1990s and early 2000s. This is closer to my view and broadly consistent with my forecast.』

ということで、イエレンさんは今次回復においてもジョブレスリカバリーを展望しているようでございます。

『According to this perspective, the recession has forced businesses to reexamine just about everything they do with an eye toward restraining costs and boosting efficiency. Strapped by tight credit and plummeting sales, businesses have overhauled the way they manage supply chains, inventory, production practices, and staffing. Stores don’t order merchandise unless they think they can sell it right away. Manufacturers and builders don’t produce unless they have buyers lined up.』

『My business contacts describe this as a paradigm shift and they believe it’s permanent. This process of implementing new efficiency gains may have only begun and we may be in store for further efficiency improvements and high productivity growth for some time. If so, the rate of job creation will be frustratingly slow.』

という事で、今回の急激なリセッションより雇用環境に関して、というか企業行動に関してパラダイムシフトのような現象が起きており、景気回復が進んでも企業行動が変化しているのであれば、雇用の回復は「いらいらするほど遅い」という事になるという話ですな。

となりますと、物価の安定と完全雇用を目指すというデュアルマンデートを持たされているFRBの政策は緩和的なものになるという話になるのではないかってえ事をイエレンさんのスピーチからはうかがわせるつー話ですな。


○予告編という名の備忘録メモ

一々予告編を書いてますが、要するに自分の備忘録なので勘弁。

えーっとですな、BOEの議事要旨ってのは読みにくいのが仕様でありまして、言い回しがFRBの米国語と比べて妙に難しい(=簡単なのだが意味が多い単語を使うのでうっかりすると誤読しやすい)とか、話の流れが急に飛ぶので訳判らんとか色々とあるのですが、2月と3月のMPC議事要旨を読んでたらこれがまた話が2月と3月との間で素晴らしくワープしているのですよこれが。全然論点が違うと言うのがオソロシスでございまして、まあ1月分も改めて引っ張り出して確認する事が必要な今日この頃(なので今日は間に合わなかったです)でございまする。

あと、月報をスルーしているのでその辺もですし、実はイエレン姐さんの講演の最後で金融政策話をしているのがこれまた微妙に「???」な部分もあるのでその辺もということで。最近ネタが無い時とネタが押す時の差が大きすぎ・・・・
 


お題「総裁会見その他とか虫干しネタとか」   2010/03/23(火)08:12:07  
  ではまずは総裁会見から。

[外部リンク] まず、固定金利オペについて、改めて金融緩和の効果がどのように浸透しているかを点検してみる必要があると思います。昨年12 月に固定金利オペを導入して以降の変化について3点申し上げたいと思います。』

『1つ目は、ターム物金利が低下し、その結果、貸出金利も低下してきているということです。』

ターム物金利はまあ確かに2bpとか3bpとか下がりましたが、いきなり貸出金利の話が出てくるのが味わいのある所です。下がってるんですか本当に?

『2つ目は、昨年11 月末にかけて、企業を中心にマインドがかなり下振れていったということがありましたが、こうしたマインドの下振れに対して、この措置は一定の歯止めをかける効果があったと思います。そのことが株価あるいは為替レートにも反映されていると思います。』

株価と為替への言及キタコレ。

『3つ目は、これは固定金利オペの効果だけではありませんが、大きな金融政策の効果を考えてみた場合に、企業の収益率と資金コストの関係が、確実に金融政策の効果が発揮される方向に変化していると思います。(数字的な説明割愛)』

ということで、要するに企業収益率が上昇して借入金利が低下したので緩和効果がより強くなるという話をしているのですな。もはや市場金利だの社債のスプレッドがどうしたこうしたという話ではない世界になってきているという事でございますが、まあ今後の金融政策というか追加緩和で何がどうなるという話に関しては、正直言って金利市場見てても別に何の示唆も無いということですな、うんうん。


○具体的な数値を決定会合で決めなかった事に関するツッコミ

まあ実際問題的には金曜に申し上げたように、本来は金利がディレクティブであってその中でどういう運用をするのかは決定会合マターでは無いと思いますけれども、その逆サイドの論点からのツッコミ質問が8ページめから。

『(問) 今回、固定金利オペの増額が決まりましたが、金額について20 兆円と決まった背景をお聞かせ下さい。金融政策決定会合で採決されたのは、20 兆円についてではなく、大幅に増額することによって、やや長めの金利の低下を促す措置を拡充することであり、具体的に10 兆円から20 兆円に増やすということは、採決の対象ではなくて執行部の裁量であると理解しています。』

そういう結果でしたな。

『まず、15 兆円あるいは25 兆円ではなく、どうして20 兆円ということを執行部が決めたのかということが、大きな疑問としてあります。また、各メディアが今回措置を追加緩和と受止めた理由は、オペの金額が10 兆円から20 兆円に増えたからで、その金融緩和の度合いが10 兆円から20 兆円に増えたことをもって理解しているわけです。その具体的な20 兆円という数字自体が、ボードメンバーの採決ではなくて執行部の裁量によって決まるということは、大きく言えば、日本銀行の政策決定の枠組み自体が軽視されているような印象を受けるのですがいかがでしょうか。』

そりゃまあそう言われるわな。ということで、中々今回の措置はロジック的には苦しい所が多いのよね。で、その答えですが、大変に苦しいロジック展開をお楽しみください(^^)。

『(答) 先程説明したこととかなり重なると思いますが、かつての量的緩和政策の時には、量それ自体を誘導目標として設定し、これを達成するように調節をしていたわけです。』

で、今回はそうではありませんという話が続く。

『つまり、量それ自体に意味を持たせて運用していたわけです。今回、私どもが採用している金融政策は、量的緩和ではありません。あくまでも、無担保コールレート(オーバーナイト物)を0.1%前後で推移するように促すということです。また、やや長めの金利の低下を促していくということが私どもの考えです。』

だったら決定するのはその点だけであって、その実施の為に新型オペを増額するのか単に通常の共通担保オペを強化していく(期間を長くするとかオファー額を増やしていくとか)のかは決定事項である必要はないと思うのですが、なにゆえ今回はわざわざ「新型オペの強化」を謳ったのかという話になると、「やっぱり量をアピールしてるじゃん」という話になる訳ですな。

いやまあそれを言い出すとFRBだって資産買入や各種流動性オペ実施の際にやたらめったら「量が沢山ですよ」というのをアピールしつつも「我々の実施する政策は日銀が以前実施した量的緩和政策ではない」と言ってた(流動性供給プログラムは市場機能の回復であって、買入は金利の押し下げという話をしてました)ので、まあその辺は日銀も遅ればせながらインチキロジックの世界へようこそという所なのでしょう。

なお、FRBは最近になって資産買入の効果を超過準備による市場金利の押し下げみたいな話をしだしているのがチャーミングなのですが、それを平然と主張するバーナンキ議長はもはや学者ではなく政治家的な風格を漂わせているのが大変に(良い意味でも悪い意味でも)素晴らしい所でございますが、白川総裁はそーゆー大狸の芝居をするのは失礼ながらヘタクソそうに見受けられるのでありまして、今後この辺の説明大丈夫かいなと思うのであります。

とひとしきり悪態をついた後で総裁の説明の続き。

『これを実現する上で、どの程度のオペの金額が適切かということについては、更なる金利の低下を促すという要請と短期金融市場の機能を維持していくということのバランスが大切です。それからターム物金利にも色々なものがあります。』

いやもう市場機能って短期のイールドカーブがフラットになってしまった時点で終わってますし(元々金利があってまともに市場が機能してた時代が短すぎてターム物の資金取引市場が拡大するヒマも無かったというのもありますが)、市場機能維持とか言う前に短期市場関係者がワシントン条約の対象になりそうな絶滅危惧の珍獣状態になってますからねえ。

ターム物金利にも色々なものがあるってえのはTIBORの話だと思うのですが、空気を読まず(懐具合という点で言えば意味空気を読んでいるのだが^^)にTIBORの金利は大して動かないのでありました。なお苦しい説明は続く。


『従って、オペの金額をあらかじめ幾らというかたちで設定すると、結果として、先程申し上げたバランスをうまく達成できません。そこで、具体的なオペレーションは金融市場の調節の現場部署に委ねるということです。ただし、必ず毎回の金融政策決定会合で、執行部が、どのような方針で調節の運営をしたかを報告するわけです。その対応が適切でなければ、そこでまた判断していくことになります。このように、オペの金額それ自体が操作目標ではありませんので、先程のご質問にあったような、日本銀行の政策決定の枠組みに関する法律の立て方に鑑みておかしいのではないかという批判は、まったく当たらないと思っています。』

というかそもそもオペの細かい金額まで政策決定会合で決める方が如何なものかという所ですので、確かにまあおかしいのではないかという批判は当たらないのはそうなのですが、本当はここで記者の方が逆に「そのようにおっしゃるという事は逆に言えば具体的なオペを特定して増額をするという話をわざわざ決定事項に加える必要は無かったのではないですか」という質問をして欲しかった所ではございます(そうすると引用の最初の答えが返って来るのでしょうけれども^^)。
 


お題「決定会合レビューの続き」   2010/03/19(金)08:16:28  
  職業野球のレギュラーシーズンが始まると気分は春本番♪

・・・と昭和時代から出てきたオッサンは思うのでありました。

○もうちょっと今回の決定に関して

昨日は途中から悪態三昧になっておりましたのでもうちょっとトサカを冷やして今回決定に関連しての論点を適当に。

まあ今回のややこしい所は、緩和強化を決定したのは決定したのですけれども、その額については決定会合マターじゃ無くなったという所がヤヤコシヤな点だと思います。まあ記者会見でもツッコミ入ってましたけれども、「新型オペの量を増やす」というのを決定しておいて「その額は現場で決めてちょ」という形を取った(まあ実際には決定会合で額自体は決まっているとは思いますが、形としては決定会合結果を受けてそれに沿って執行部が決めたという形で20兆円と発表しているので、建前と本音の2重構造状態と思われますが)のはヤヤコシヤ。

ただ、もっとそもそも論を言えば、新型オペって単なる「指値方式の共通担保資金供給オペレーション」なのでして、わざわざこのオペを特別視する必要は無いっちゃあ無いですし、逆にこういう形で特別扱いして決定会合マターのような事にしちゃいますと、将来また何かの都合(短期金融市場の事情)で指値オペを打ちたいという時に機動的に実施できなくなっちゃうので後々の事を考えると、どこかで本オペは「現場執行における裁量の範囲内」の話に落としておくべきだと思われます。

#まあそれを言うと輪番もそうなんですけどね

本来的に言えば、決定会合で決定するのはディレクティブの最初の部分の金利の所(金利ターゲットの場合ね)であって、それをどうやって実際に行うかというのがオペレーションの世界であって、そのオペに関しては細かい事まで決定会合でああでもないこうでもないという話をするのもどうなのかという感は致します。


では続きまして総裁会見から色々と論点整理の続き。

[外部リンク] 今回の措置は、広い意味での量的緩和政策の強化という位置付けでよろしいでしょうか。また、足許、金利は実質ゼロ金利にあるわけですが、今後の政策運営の柱というのは、資金供給の量の操作になっていくという理解でよろしいでしょうか。』

『(答) この席で何度も申し上げている通り、当座預金残高を目標にして金融政策を運営していくといった運営方式は採っていません。その意味で、量的緩和政策を拡充するということではそもそもありません。』

量を増やす決定をしているのですが、声明文に『固定金利オペを大幅に増額することにより、やや長めの金利の低下を促す措置を拡充することとした』(決定会合声明文より)とあるように目的が金利という事ですな。

#本当は3か月TBも6か月TBも0.12%なのに何の金利を下げる積りなのでしょうか??という質問を記者の方にして頂きたかった訳だが

『昨年12 月に申し上げたのは、日本銀行が供給する資金の供給量が制約になって金融機関の行動が制約される、あるいは企業の行動が制約されるという事態は防ぐということです。』

金融システム問題もクレジットクランチ問題も無いのに今更何の話だか。

『これは常々申し上げています。今回の措置は、発表にある通り、やや長めの金利の低下を促すという措置を拡充したということです。』

で、さっきの話に戻るのですが、もし「やや長めの金利の低下を促す」というのを決定するのであれば、そもそも論としては決定すべきはその金利に関する話の部分だけであって、その手段として新型オペを増やすのかそれとも共通担保オペを拡大するのか、はたまたオペ期間を長くするのかとかというってのは本来は調節担当部局が市場動向を見ながら決定するものだとは思うのですけど、政治との対話や日経新聞との対話がややこしい事になるにつれ、その辺の本来手段の話であって、政策決定会合で決めるような話ではない部分にドンドン決定会合が入り込んで来るの図という何だかな〜という所であります。


○そう思うなら物は試しに期待を外してみたらと思うのだが

この会見って中々オモローな質問が多いので本当は延々と引用したいのですけれども、時間と量の都合上(朝書いてるから時間がねえんじゃネーノというツッコミは全力で却下)今日はたぶん少なめになる予定ですが、この質問はまたキツイですなあ。11ページのケツから。

『(問) いくつかのメディアが、今回の決定会合に先立つ事前報道で、日銀の固定金利オペが拡大されるのではないかとのニュースを報じました。これがマーケットに織り込まれて、日銀のアクションがなかった場合には失望のリアクションがあるのではないかとの懸念がありました。また、従来から続いていることですが、今回の決定会合の前に政府の側から、日銀の緩和についての期待が連日のように寄せられました。こうしたメディアの事前報道と政府からの期待表明という2つのファクターは、今回の日銀の決定にどのような影響があったのか、あるいは政策委員の皆さんはどのように受け止めたのかについてお伺いします。』

・・・・これはまた答えられない質問を(^^)。まあこんなの聞く位ですから日経新聞の人では無いでしょう(^^)。

『(答) ご質問は政策委員の皆さんということですが、私自身がどのように感じたかということについて申し上げます。』

で??

『まず、市場との関係ですが、市場というものは、経済の先行きに関する様々な見方が投影されており、それだけに重要な情報を提供する場だと考えています。しかし、近年の金融危機の経験が改めて示すように、金融市場は時として行き過ぎるということも事実です。また、金融政策が、市場の期待に添うかたちで常に運営されると、結果として政策が経済の変動をかえって大きくするということも今回の危機の教訓の1つだったと私自身は受け止めています。』

アラン・ブラインダー元FRB副議長が「自分の尾を追う犬」に例えた件でございます。誠にその通りであると存じます。

『その意味で、私は、市場の動きを注意深くみると同時に、金融政策の運営にあたっては、あくまでも中長期的な経済・物価の姿を点検していく姿勢が重要であると思っています。端的な言葉で申し上げると、金融市場の短期的な動きに過度に引きずられて政策運営をしていくことは、中央銀行としての仕事をしっかり果たすことにはならないと思っています。』

全くその通りでございます。

『また、逆に、金融市場がある反応をしたからといって、その織り込まれたことは実施しないという考え方も適切ではないと思っています。市場の反応について時として自分達と感覚が違うというケースであっても、また、感覚が合っているケースであっても、中央銀行としては中長期な姿をしっかり見据えて運営していくという軸からぶれてはいけないと強く思っています。』

では何故景気の現状判断を引き上げて、先行き判断を据え置いて、リスク認識を上下バランスのまま据え置く中で(=現状判断を上げたとしてもリスク認識を下げれば緩和強化は理屈としてはあり得ると思います)緩和措置の強化をしたのでしょうか??という質問はもうちょっと前の方にありますが(^^)。

『次に、政府との関係ですが、まず、今申し上げた通り、中央銀行が、物価安定のもとでの国民経済の健全な発展ということを意識して中長期的な観点から金融政策を行っていくことは非常に大事なことです。』

はあそうですか。

『中央銀行がそうした目的に照らしてしっかり行動している、あるいは、しっかり行動していると認識されているということは非常に大事なことです。また、そうした中央銀行の姿勢を社会が尊重しているということも非常に大事です。』

この前は「政府が」って言ってましたが、「政府VS日銀」的なフレームアップの絶好のネタにされてしまいましたので、反省して言い換えたものと思料されます(^^)。

『私としては様々な意見を聞いた上で、日本銀行法の精神に従って、政策委員会が責任を持って判断し、決定することを貫いていくことが大事だと思っています。』

だったら今回はパスして4月に物価安定の理解の点検作業と共に時間軸の強化というか、物価目標の見直しを行うのが筋だったんじゃないんですかねえと思うのですけれどもね。


○これまたヤケクソ説明なのですが

まあ今回の質疑応答は中々いい感じでロジックが崩壊してる件についてのツッコミが大量に入っているのが実に(;∀;)イイハナシタ゛ナー的な会見なのでございますが、今回の声明文にもあったように、特別オペの残高が減る中で今回のオペ増額をしたという説明をしています。「何故この時期に緩和?」という質問に対する回答の最後の部分でございます。質疑応答の8ページ。

『その上で、そういう時期になぜ追加緩和を行うのかということですが、先程申し上げた通り、まず、企業金融支援特別オペの残高は4月以降確実に減少していきます。そこで、これに対してどういう方針で臨むのかということについては、いずれにしても明らかにする必要があります。また、今このタイミングで私どもが姿勢を明確にすることにより、少なくとも金融緩和の姿勢に関する理解がより広まり、景気に対してプラスの方向に作用するわけです。もちろん、これだけで直ちに景気の雲が晴れるということではありません。』

後半部分の説明はほとんどヤケクソの香りが漂って参りますが(^^)、姿勢を見せてどうにかこうにかとか最早気合というか精神論の世界でございまして、いやまあそれを美しく言えば「アナウンスメント効果」であり「期待形成に働きかける政策」という所なのでしょうけれども、いい感じでヤケクソになっております。


で、更に「またまたご冗談を」というのは実は前半部分。『これ(=特オペの残高落ち)に対してどういう方針で臨むのかということについては、いずれにしても明らかにする必要があります』という話をしているのですけれども、実はこの点って、特オペの終了を決定した10月30日の決定会合でこのような事を声明文に書いているのですな。

『4月以降は、より広範な担保を利用できる共通担保オペ等の金融調節手段を活用して潤沢な資金供給を行う態勢に移行する。』(昨年10月30日決定会合における声明文から)

まあその点を今回明確化したと言えばそれはそれで話の筋は通るかなあとか思ったのですが、そこであたくしは当日の総裁記者会見の発言を見つけてしまう所がチャーミング(^^)。

『来年4月以降は特別オペを完了し、共通担保資金供給オペ等、従来からあるオペで資金を潤沢に供給する態勢に移行することを今の時点で明らかにしておくことによって、市場での様々な不確実性が生まれることを防げると思います。』(10月30日白川総裁記者会見より)

・・・・・「明らかにしておく」とかいるとか言ってるじゃんorz

『共通担保オペと特別オペの違いを考えた場合、特別オペは、金利を0.1%に固定して金額無制限で供給しているほか、期間を3か月と限定しています。このような方式は、リーマン破綻以降のように金融市場が極端に収縮している時には非常に効果的であったと思います。ただし、現在のように金融市場の混乱が解消した後は、中央銀行が資金を潤沢に供給する上で、担保にしても、期間設定にしてもある程度伸縮的に選べる方が一般的には対応力が高いと思います。』

・・・・・期間3か月の固定金利オペよりも通常のオペの方が使いやすいとなorz

いやはや、まああたくしも「特オペの後継として新型オペを実施する」というのが一番日銀の説明で無理にならないとか申し上げていたクチなので、あまりこういう嫌がらせのようなツッコミをするのもブーメラン的な部分があるのですけれども(笑)、これはまた凄いブーメランではございましてオソロシスという所でしょう。

ま、それ言い出したらBOEとかFRBとかも最近の資産買入に関する見解がコロコロ変わる(バーナンキの議会証言とか雪で延期になった回と、本番の回でニュアンスが違っている位なのですから)位ですので、この程度のブーメランをは(・∀・)キニシナイ!という所でしょうね!!!!


#という訳で他の論点は後日やるかもしれませんしやらないかもしれません


○その他世間話少々

・CP買現先オペが減りそうな話

昨日のCP買現先のエンドが4月16日なのですが、その2日前にオファーされたCP買現先のエンドも4月16日でして、これは新型オペで他のオペに皺寄せが行くことを想定して、ここもと応札倍率も常に低いCP買現先を減らそうという事なのでしょうな。現在は3000億円×7本走っているのですが、エンドをそろえて半分だけロールという形で本数を減らすのでしょうかね。

ただまあそれによって何かあるかと言うと、そもそもCP市場は投資資金の方が余っている状態だと思われますのでただちに影響はないでしょうかね。

・テイラー先生講演

[外部リンク]

まあそうなると思われますのでこのビューはアグリー。
 


お題「決定会合レビュー」   2010/03/18(木)08:16:41  
  どう見ても政府の押しこみです本当にありがとうございましたorz

○という訳で週2回8000億円でした

今回声明文
[外部リンク] 月、金融緩和の一段の強化を図るため、固定金利方式の共通担保資金供給オペレーション(固定金利オペ)を新たに導入し、やや長めの金利の低下を促す措置を実施してきている。4月以降、企業金融支援特別オペレーションの残高が漸次減少していくことを踏まえ、固定金利オペを大幅に増額することにより、やや長めの金利の低下を促す措置を拡充することとした(注2)。』

で、この注2というのが反対2票という事ですが(^^)。

「やや長めの金利の低下を促す措置の拡充」ってえのですから追加緩和は追加緩和という事になりましたが、企業金融オペの代替に熨斗を付けて10兆円増額という理屈でやってきました。まあこれで「期末対策」とか言い出さなかっただけマシでしたが、4月になると特オペの残高が減るから実施するので3月に決定したというのもまあ頑張って理屈作りましたなという感じです。と申しますのも特オペの日程がこの通りでして。

[外部リンク] 年度半ば頃までは、わが国経済の持ち直しのペースは緩やかなものに止まる可能性が高い。その後は、輸出を起点とする企業部門の好転が家計部門に波及してくるとみられるため、わが国の成長率も徐々に高まってくるとみられる。物価面では、中長期的な予想物価上昇率が安定的に推移するとの想定のもと、マクロ的な需給バランスが徐々に改善することなどから、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比下落幅は縮小していくと考えられる。』(今回)

『リスク要因をみると、景気については、新興国・資源国の経済の強まりなど上振れ要因がある一方で、米欧のバランスシート調整の帰趨や企業の中長期的な成長期待の動向など、一頃に比べれば低下したとはいえ、依然として下振れリスクがある。また、最近における国際金融面での様々な動きとその影響についても、引き続き注意する必要がある。物価面では、新興国・資源国の高成長を背景とした資源価格の上昇によって、わが国の物価が上振れる可能性がある一方、中長期的な予想物価上昇率の低下などにより、物価上昇率が下振れるリスクもある。』(今回)

毎度見ているのでしまいには暗記しそうです(^^)。で、決意表明文では今回の措置に言及している部分は当然違うのですが、その他では「今後とも」という文言が入っているのがチャーミング。

『日本銀行は、日本経済がデフレから脱却し、物価安定のもとでの持続的成長経路に復帰することが極めて重要な課題であると認識している。そのために、中央銀行としての貢献を粘り強く続けていく方針である。今回のやや長めの金利の低下を促す措置の拡充もこうした方針に基づくものであり、金融政策運営に当たっては、今後とも、きわめて緩和的な金融環境を維持していく考えである。』(今回)

『日本銀行は、日本経済がデフレから脱却し、物価安定のもとでの持続的成長経路に復帰することが極めて重要な課題であると認識している。そのために、中央銀行としての貢献を粘り強く続けていく方針である。金融政策運営に当たっては、きわめて緩和的な金融環境を維持していく考えである。』(前回)

さてこの「今後とも」とは何ぞやという所ですが、英文での声明文を見るとこのようになっております。該当部分だけ引用(^^)。

[外部リンク] the conduct of monetary policy, the Bank will continue to aim to maintain the extremely accommodative financial environment.』(今回)

[外部リンク] the conduct of monetary policy, the Bank will aim to maintain the extremely accommodative financial environment.』(前回)

「continue to」というのが入りましたな(^^)。


○相変わらずの自分は働かずにクレクレ状態の政府閣僚

冷静に考えたらトップがママンから月の小遣い1500万両とかなのですから、自分は働かずにクレクレ状態なのは仕様なのかもしれませんが、もはやドラ息子というよりは継続的なゆすりたかりの域に近づいてきていると申し上げざるを得ませんとか言うと悪態にも程がありますかそうですか。

[外部リンク]

『一方で政府・日銀の定期協議について「オフィシャルに懇談する機会があってもいいと思っている」と述べ、前向きに検討する姿勢を示した。』(上記URLより)

・・・・今後も圧力を掛ける気満々です本当にありがとうございました。

何かね、もう支持率低下を景気で何とかしようとして日銀に圧力掛け続けるとか、何が財金分離の精神で武藤総裁に反対だよと存じますが、他の閣僚も碌な事言いませんな。

それから、日経の本紙の記事になってた割にその後ネットに出てこないのですが、先日もそうですし折に触れて「外為特会見直し」の話が財務大臣や財務副大臣辺りから出てくるのですが、円高でデフレ進行とか言ってる状態なのですから、外為特会見直しって円安方向の材料になり得ない話をする時点でセンスがゼロというよりマイナス無限大なのでありまして、そこまで真剣にデフレを懸念しているのでしたらば財務大臣の権限なんですから為替介入すりゃいいじゃんと思うのですがねえ(まあ米国が激怒しそうですし、中国の為替政策に文句言えなくなる話だから無理筋でしょうし、ついでに言えば介入して本当に為替が動いてくれるのかも判りませんけどね)。

[外部リンク]

『平野氏は、追加経済対策の必要性について「現状、上向いてきたという流れの中にデフレの状態が続いている、このことをしっかりと受け止めた対策が必要なのかなということは考えられる」と語った。』

・・・・「必要なのかなということは考えられる」って何と言う緊張感の無いお話。まあ大体からして高校無償化法案でコアCPIが0.4%だか0.5%だか下がるというような物を通しておいて(実質的には関係ないけど、統計数値で物価下落が進行したらそれはそれでマインド悪化するでしょ)「デフレ対策が必要なのかな」とか頭がプリオン状態になっておられるのではないかと。


[外部リンク]

『首相は日銀の決定について「基本的に日銀の今回の対応を歓迎する。政府は日銀が機動的にデフレ克服のために政策を行動で示してくれるということを期待しているし、今回のこのようなデフレ克服に向けての、ある意味でのさらなる金融緩和の方向というものは政府が期待をしている方向だと思っている」と語った。』

「期待をしている方向」とか政府が圧力掛けて差し込みましたと思いっきり言っているのに等しい訳ですが(まあ他の人達の言い方はもっと強いトーンですが)、相変わらず自分たちの手柄にすることだけは熱心という現内閣のテイタラクを良く示したコメントではあると存じます。

とまあそういう事で、今回の措置って普通に外野から見たらどう見ても政府が差し込んだという風にしか見えないのに、それをわざわざ補強するような話を閣僚がそろって発言するとか、経済の成熟した先進国での出来事とは思えない状況が相次ぐ訳でございまして、これからもこの調子で支持率が低下すると益々日銀に圧力掛けて緩和させようとするのは明らかという事ですから、まあ材料出尽くしでも何でもなく、それよりも薬物依存症患者の如く益々そのクレクレ頻度が高まるだけではないかと思われます。

まあ正直申し上げて、あたくしと致しましては現内閣の皆様におかれましては、是非とも西方浄土にでもお出かけになられて頂けると大変に有り難く存じます次第なのでございますとでも言いたくなる所でございます。



○しかしまあ何ですなとテキトーに悪態

まあ政治に差し込まれてへんてこな事になっておりますが、これまたマズーだと思うのは白川総裁が国会とかで話す時はいつもの理屈を開陳している事でして、「原則論を披露」→「政治が差し込む」→「あっさり陥落」というコンボを続けているという格好になっているのはどう見ても都合が悪い。

確かに現政権がやってる事が支離滅裂というか行き当たりばったりにも程があるので、相手にするのも無理が多いのですが、どうせ差し込まれて突っぱねる訳でもないのであれば、最初から俊ちゃんスキームで「SARSの流行による経済への悪影響懸念」とかトンチキにも程がある理由で華麗に当座預金残高引き上げて大真面目に「緩和強化」と言うというような芝居を打てば良いのでありまして、今般の流れって外野というか金利系の市場的な見方からすれば、「政治の差し込みに異常に弱い中央銀行」という認識になって来ると思うのですよね。

今回の措置自体に既に限界に近い所まで低下している短期金利を下げる効果はあんまり無い(そういや2年新発を0.135%10億だけBBで買ってるお茶目な人がいたみたいですが、0.140%をあっさり10億叩かれたのはワロタです)のでござんすが、長い所って徐々に「このやたら外圧に弱い中央銀行と無茶苦茶にも程がある現政権の組み合わせっていうのが続くと通貨価値の毀損とかに繋がらないか」というようなことまで考え出しても正直おかしくないのじゃないかっていう懸念までしてくる今日この頃。大体からして「追加緩和」のニュースが出て以降長い所の金利が下がったかと言えば10年カレントの金利なんて3月5日(ニュースの出た日)の引けより高くなっている訳でございますし・・・・

いやね、それが日銀の「デフレ対策」が期待インフレ率の引き上げに繋がってその為に長期ゾーンの金利がその分だけ上昇したというのであれば別に良いのでございますが、その辺って結局の所出来上がりの金利しか見えないのでありまして(物価連動国債市場のBEIは1ミリも指標として使えない)、後付けで何とでも言える面があるのですが、漠然とした気持ちの悪いモノは無いでもないという所でございます。

もちろんあたくしは終末論者でも何でもないので、杞憂である事を希望しますがね。

#ということで謎の悪態になってしまいましたが、悪態の整理がつかないのも事実(^^)
 


お題「寝起きでFOMCステートメントとかその他ネタ少々」   2010/03/17(水)08:13:31  
  そういやどこぞの政治家が自分の行動を坂本龍馬になぞらえているようですが、高知県観光協会と坂本龍馬ファンから抗議声明が届いてもおかしくないレベルだと思います(-_-メ)

○FOMCは景気認識を引き上げつつ肝心の所は維持ですが・・・

どちらかと言うと岡目八目じゃないけど、日本の人達の方が今回for an extended periodが外れるとは予想してなかったんじゃないかなあと思うのだが、報道ベースでの反応を見ると米国市場ってマジでリスクとして認識してたのかよという感じですが、確かに微妙な部分で微妙にアレな所もあったり無かったりという感じの声明文だったりするのですよね。

今回の声明
[外部リンク] received since the Federal Open Market Committee met in January suggests that economic activity has continued to strengthen and that the labor market is stabilizing. 』(今回)

『Information received since the Federal Open Market Committee met in December suggests that economic activity has continued to strengthen and that the deterioration in the labor market is abating. 』(前回)

労働市場が安定してきているに改善しとりますのう。でもってその後もこんな感じだす。

『Household spending is expanding at a moderate rate but remains constrained by high unemployment, modest income growth, lower housing wealth, and tight credit. 』(今回)

『Household spending is expanding at a moderate rate but remains constrained by a weak labor market, modest income growth, lower housing wealth, and tight credit.』(前回)

家計消費支出の拡大に関する認識は同じなのですが、ここでも拡大を抑制する要因としての労働市場に関して「弱い労働市場」を「高い失業率」に変更するという細かい芸を見せています。

で、何気にこの次の書き方が色々と変わっているのよ。

『Business spending on equipment and software has risen significantly. However, investment in nonresidential structures is declining, housing starts have been flat at a depressed level, and employers remain reluctant to add to payrolls. 』(今回)

『Business spending on equipment and software appears to be picking up, but investment in structures is still contracting and employers remain reluctant to add to payrolls. Firms have brought inventory stocks into better alignment with sales. 』(前回)

企業の支出に関する部分の判断を更に引き上げていまして、設備投資に関する部分は従来一緒くたで調整中という形だったのが、nonresidential structuresとhousing startsに分けて住宅投資が下げ止まったという言い方になってまして、売上の改善と共に在庫を引き上げ(って事ですよねこれ)って部分が抜けているのはよー判らん。消費そのものに関してはさっき引用したように見通しに変化は無いですからにゃあ。

『While bank lending continues to contract, financial market conditions remain supportive of economic growth. 』(今回)

ここは前回と同じなので前回分の引用は省略。


・んで肝心な所は変化無いのでありますが

資源の活用状況(って言えばいいのか?)とインフレに関しては前回と同じであります。第1パラグラフの最後と第2パラグラフですな。

『Although the pace of economic recovery is likely to be moderate for a time, the Committee anticipates a gradual return to higher levels of resource utilization in a context of price stability. 』(今回)

『With substantial resource slack continuing to restrain cost pressures and longer-term inflation expectations stable, inflation is likely to be subdued for some time.』(今回)

とまあそういうことで、低金利継続がどうのこうのという話をする前提の部分が同じなので第3パラグラフ頭の注目の一文も同じなのでありました。

『The Committee will maintain the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and continues to anticipate that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period.』(今回)


・何気に芸が細かい変更があるような気がするのはあたくしの読み過ぎでしょうか

で、その次はいつもの「モーゲージ貸出と住宅市場のサポートおよび民間クレジット市場の全体的な環境を改善する為に実施している各種買入に関しては現在粛々と規模縮小および終了しますがな」という話です。当然ながら閉店に向けての進行中なので前回と書き方は違ってきますがそれは本質的な問題ではないと思いますので、今回分だけ引用。

『To provide support to mortgage lending and housing markets and to improve overall conditions in private credit markets, the Federal Reserve has been purchasing $1.25 trillion of agency mortgage-backed securities and about $175 billion of agency debt; those purchases are nearing completion, and the remaining transactions will be executed by the end of this month.』(今回)

んでもって今後の所ですが、従来は「金融市場環境に変化あるいは見通しに変化があったら買入規模を見直す=買入終了しません」という言い方をしていましたが、今回は「景気回復や物価安定に必要があったら必要な政策ツールを使います」と言っているのがこれがまた(あたくしが勝手に思っているだけなのかも知れませんが)芸が細かいと思うのですがどうでしょう。

『The Committee will continue to monitor the economic outlook and financial developments and will employ its policy tools as necessary to promote economic recovery and price stability.』(今回)

『The Committee will continue to evaluate its purchases of securities in light of the evolving economic outlook and conditions in financial markets.』(前回)

これってよくよく考えると「物価安定の為に必要だったら超過準備の吸収措置を実施しますよ」という方向にも解釈できるのでありまして、いやまあその点については最近出口戦略に向けての説明をせっせとしている流れからすれば変ではないのですが、バーナンキやイエレンの講演見ているとそんなにとっとと出口に行く感じもしないのですが、ここの所の微妙な変化は出口政策の進展に関して前のめりにも読める(どっちにも解釈できる書き方だが、前回までは「やばかったら出口プログラムを止める」方向でしか書いていないのですから)のでちと気になる所でござる。


・各種流動性プログラムに関して

次のパラグラフは前回対比チョー短くなっているのですが

『In light of improved functioning of financial markets, the Federal Reserve has been closing the special liquidity facilities that it created to support markets during the crisis. The only remaining such program, the Term Asset-Backed Securities Loan Facility, is scheduled to close on June 30 for loans backed by new-issue commercial mortgage-backed securities and on March 31 for loans backed by all other types of collateral.』(今回)

でもって今回消えた文言は

『The Federal Reserve is prepared to modify these plans if necessary to support financial stability and economic growth.』(前回)

っていう所でありまして、まあ確かに終了の巻なので今更modifyもへったくれも無いのですが、ここに関しても先程の表現と同様に出口モードっぽい雰囲気は出していますな。


・ホーニッグさんの反対理由がより強くなっています

票決は賛成多数。

『Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; James Bullard; Elizabeth A. Duke; Donald L. Kohn; Sandra Pianalto; Eric S. Rosengren; Daniel K. Tarullo; and Kevin M. Warsh. 』(今回)

で、ホーニッグさんの反対票ですが、今回はその反対理由がより強いトーンになっています。

『Thomas M. Hoenig, who believed that continuing to express the expectation of exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period was no longer warranted because it could lead to the buildup of financial imbalances and increase risks to longer-run macroeconomic and financial stability. 』(今回)

『Voting against the policy action was Thomas M. Hoenig, who believed that economic and financial conditions had changed sufficiently that the expectation of exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period was no longer warranted.』(前回)

前回は「『経済および金融の環境は十分に改善したので』FF金利をfor an extended periodにexceptionally low levelsとする事は既に正当化されない」という言い方でしたが、今回に関しては「FF金利をfor an extended periodにexceptionally low levelsとすると『金融の不均衡や長期的なマクロ経済や金融環境の安定に対するリスクを拡大する』」と要するにバブル懸念という意味だと思いますが、まあ反対のトーンがかなり強くなっていますな。


つーことで、日本の例から考えて「そんなに早々に利上げとかねえだろ」と思うあたくし(というか結構日本ではそう思っている人多いと思うのだが)ではございます(議長副議長などがハト的な見解を折に触れて示している点もあるし)が、米国で年内利上げがどうのこうのとかマジで言ってるのもなるほどねえと思った朝のひとときでございました。

#ということで寝起きで前回と比較しながら読んでみましたが、何せあたくしのインチキ英語力なので原文は何だかんだと言いつつ今回分は全部引用しているから正しい解釈は英語を読んで下さいませなのです(汗)




と、書いている内にイエレン姐さんの講演ネタの続きを書く時間が無くなって参りましたので(どうもすいませんが講演も先月の22日と虫干しネタなので一つご勘弁ありたく)別ネタで。


○で決定会合ですが

えーっとですな、まあ色々レポート出てるからお気づきだと思いますが、暫く前にあたくしが特オペの残高書いた時に手元の計算間違えてまして(1本分加え洩れがあった)、9日に書いた数字から3000億円ちょっと多い数字が正解でして、実際の特オペ残高は昨日時点の残高が5.4兆円とです。過去ログには訂正入れておきましたです。お詫びはしますが賠償は致しません。

で、まあ新型オペの拡充に関してですが、額を20兆円にするのは良いのですけれども、昨日の時点での各種資金供給オペを計算すると(一応2月末時点でのオペ残高は東京短資さんのページにあったオペ残高推移で照合しておきましたが、例によってあたくしの手元集計ベースですので間違ってたらゴメンナサイ)、共通担保オペの金利入札方式が25兆円、指値方式(=新型オペ)が10兆円、国債買現先が3兆円、CP買現先が2兆円、企業金融特別オペが5兆円(全部四捨五入してますが、実際は新オペ9.6兆で特オペは5.4兆です)ということで、合計で45兆円という計算になります。

つまり、特オペって増やすのも結構限界があるという話でして、20兆円にした後で期間を6か月にしようとすると、オペオファーの頻度を下げないと(例えば今回20兆にする時に8000億円週2本にしておいた場合は期間延長時してそのまま週2本8000億円打つと実施額が40兆円になる)他の短期オペ(って新型オペも短期ですけどまあそこは比較の問題ということで勘弁)を打つのがえらく窮屈になるという話になりますわな。特に財政要因などで資金が余剰になる時には、ツイスト打たないと足元の資金偏在を均せないというお洒落な事態になる悪寒がしますが、何せツイスト打ったら物凄い勢いで金融引き締めとか外野から言われるでしょうからツイストは打てずという事で、これはまあややこしい事になりますな。

とまあそんなテクニカルな事を考えますと、新型オペって30兆台までは行けるのかもしれませんけれども、意外に増額余地が無いのねという事をつらつらと考えてみた所なのでございます。だからどうしたと言われても困りますが(^^)。


○明日以降向け備忘録

まあ本日は決定会合ですのでオモシロ声明やオモシロ記者会見をヲチャーとしては楽しむという事で目先そのネタなのですが、SF連銀イエレン総裁の講演ネタの続き(全然タイムリーな話じゃなくてすいませんが)とか、先日のPD懇とかが積み残しネタになっていたりするのでありまして、一応備忘で書いておくのでございました。

#単なるリアル俺様メモですいません

あとまあ国会ネタですけれども、山本幸三先生ネタは先般の他にももう一回あったのですがそれは華麗にスルー予定ですけど、先週金曜の参議院予算委員会での舛添先生の白川総裁への質問ネタと、昨日は昨日で毎度お馴染みの大門先生が登場してたみたいなので会議録出たら後日チェックですな。

しかし大門先生は共産党バイアスが掛かるといきなり訳判らん話をしますなあ。
[外部リンク]
 


お題「決定会合前であれこれと/イエレン講演続き(ちょっとだけ)」   2010/03/16(火)08:13:29  
  民主党が統治以前のテイタラクだというのに、自民党で俺が俺がと言ってる連中はアホか馬鹿かと・・・・orz

○しかし不思議ではあります

株式市場のコメントから。
[外部リンク] 03月 12日 19:12 JST

『[東京 12日 ロイター] 来週の東京株式市場は、堅調地合いが続きそうだ。日銀が一段の金融緩和策に踏み切るかどうかが最大の焦点となる。』(上記URLより)

・・・・・国内円金利の市場は全くと言っていいほどどうでも良し状態になっているのに何故最大の焦点???

『緩和に踏み切った場合には、円安/株高に振れるとみられるが、材料出尽くしで売りに転じる可能性も指摘されている。』

・・・・・だから今言われている追加緩和措置が出ても短期金利は全く動かない(理由は既に下がり切っているから)のですが、緩和で為替が動くとか材料出尽くしになる(いやあの別に特別オペの拡充以外にもやろうと思えばやることあるのですが)とか意味分からん。

為替市場のニュースから。
[外部リンク] 03月 15日 17:59 JST

まあ表題の発言に関してはもう何を寝言を言っているのかと呆れ果てる次第でありますが、その後のコメントがこれまた意味判らん。

『ただ、市場は新型オペの拡充をかなり織り込んでおり「規模を10兆円拡大して20兆円とし、期間を6カ月まで引き延ばすのが追加緩和としては最大。ここまで出れば材料出尽くしで追加緩和観測は終息する。』(上記URLより)

えーっと、新型オペの拡充は小手先の問題で、金利市場としては本来的には物価安定の理解をどうするかとか展望レポートでの見通しやリスク評価がどうなるのかというような点が本来的な意味のある話でありますので、新型オペ拡充で出尽くしとかアホじゃねえのかという感じなんですけどねえ。

#期間を6か月に拡大したら(実施ペースが同じなら)勝手に20兆円になるのだが

『それ以上の緩和を考えるとすれば、国債買い入れの増額など(マネタイズの観測を生む)悪い緩和になる」』

意味が判らんのだが、国債マネタイズ観測を生んだら円安がもっと進行するんじゃないのかと思うのだが、まさか悪い緩和って日本の長期金利が上昇すると為替は円高になるとか意味不明にも程がある話をしているのでしょうか????

なお、どこの誰が発言しているかは一応引用しませんでしたので念の為申し添えます(^^)。


まあしかし何ですな、政府が景気認識を上方修正しながら日銀に追加緩和を要請するとか、最早何をやっているのかサッパリ判らん国になっておりまして、これじゃあ海外投資家が「この国は何を考えているのか判らん」とばかりに投資をしたくなくなる(5日に急に飛び出た追加緩和報道および前日の相場動向に関しても日本市場の不思議ちゃん振りに随分と評判が悪かったと仄聞しておりますが)のではないかとゆー話ではございますな。

で、ここもとのマインド指数が全体的に良い内容になってまして(と考えると麻生補正の執行停止とデフレ宣言が無かったら(というか政権交代が無かったら、ですかねえ)もうちょっと立ち上がりが早かったのではないかと思われるのでありますが)、そうなると短観がそこまでメタメタな内容になるとも思えません(がそんなに良くは無いでしょうね)し、逆に追加緩和をする名目に益々無理筋成分が高まって来るので、3月に追加緩和(というか緩和措置の強化という言い方になりそうだが)するのも一つの考え方かもしれませんね(^^)。

いずれにせよ今回何かやるとなりますと、その理屈をどうでっちあげるのか(本筋だったら物価下落をリスク認識ですし、こじつけコースだったら現在固定金利で実施している企業金融オペを同じ固定金利の新型オペで継続しつつニーズに応える為に10兆円実施とでも言うのでしょうか)という点をヲチャー的にはニヤニヤしながら眺めるのでありました。



○新しい審議委員は産業界から(金曜のネタですが)

[外部リンク] is an alternative explanation regarding the events of last year though that bodes poorly for rapid employment gains going forward. According to this view, last year’s large increase in productivity is here to stay. In that case, we won’t see a quick drop in unemployment and may be in for a jobless recovery akin to those in the early 1990s and early 2000s. This is closer to my view and broadly consistent with my forecast.』

その前の理解を端折ったので何ですが、まあ要するに今次回復はジョブレスリカバリーになるというビューにイエレンさんも同意しているという事で、それを基に経済予測を立てていますという話っすな。

『According to this perspective, the recession has forced businesses to reexamine just about everything they do with an eye toward restraining costs and boosting efficiency.』

『Strapped by tight credit and plummeting sales, businesses have overhauled the way they manage supply chains, inventory, production practices, and staffing. Stores don’t order merchandise unless they think they can sell it right away. Manufacturers and builders don’t produce unless they have buyers lined up.』

『My business contacts describe this as a paradigm shift and they believe it’s permanent. This process of implementing new efficiency gains may have only begun and we may be in store for further efficiency improvements and high productivity growth for some time. If so, the rate of job creation will be frustratingly slow.』

てなわけで、まあ今回のリセッションによって経済活動に根本的な変化が生じており、生産性の向上(その前の部分で話をしているのですが、ここでの生産性向上は生産は拡大するけれども雇用が拡大しないという話のようです、その前では生産が横ばいで雇用が減る状況について話をしていました)はするけど雇用は拡大しないという事になって、雇用創出ペースは「いらいらするほど」遅れるという所でしょうか。

そのほかはまた後日(汗)
 


お題「イエレンさんが副議長になることですし」   2010/03/15(月)08:08:23  
  イエレンSF連銀総裁がFRB副議長に就任予定ということで、折角ですので先日のイエレン講演でも読んでみようかと。

[外部リンク] the dismal economic news we faced for so long, it’s a great relief for me to report that the tide appears to have turned. We are seeing convincing evidence that an economic recovery is well under way. Still, as I’ll explain in greater detail in a few minutes, the fact that the economy is growing again doesn’t mean we’re where we ought to be. Far from it. In particular, the unemployment rate is unacceptably high, creating real hardship for millions of Americans. But, at least we’re heading in the right direction.』

ということで、景気に関しては回復傾向にありますという話はしていますけれども、そんなに力強いものではないという事でして、特に失業率に関してunemployment rate is unacceptably highだそうですな。

んでもってその続きではGDPが好転している話を説明していまして、その主因としては在庫復元だという話をしていますがそこはスルー。

その次に消費支出の回復の話をしていますが。

『On that front, the most recent data show consumers releasing somewhat their tight grips on their wallets. But that doesn’t mean that people have thrown caution to the wind and returned to their spendthrift ways.』

財布のひもが緩むってのを米国的に言うと上記のようになるのね(^^)。で、その次にあるように、そうは言っても以前のような浪費モードじゃないよと。

『Indeed, my business contacts tell me the consumer mindset is still in a fragile state. Clearly, the big weight hanging over everyone’s heads is jobs.』

ということで個人消費を抑制しているのは雇用環境ですよとして、この後やたら説明をしていますがそこはスルー。


○MBS買入終了後の住宅市場に関して懸念を示す

住宅市場に関しては回復しているけれども力強い回復ではないという話をしていまして、その要因として税制によるサポートと「低金利」を挙げてしらっと金融政策のアピールをしています。で、そのサポートに関しては、税制のサポートが外れるし、MBSの買入終了後に金利が上昇した場合には住宅市場が再度悪化するのではないかという懸念を示しています。というパラグラフを途中から。

『Existing home sales surged late last year in response to the homebuyer tax credit. But, the credit expires this spring, so this source of support won’t be around much longer. The housing sector has also been benefiting from the Fed’s policy of buying mortgage-backed securities. These purchases appear to have helped keep home finance rates low. But, the Fed is now in the process of tapering off these purchases and plans to stop them at the end of March.』

んでもって、懸念の部分は以下の文。

『As support from Federal Reserve and other government programs phases out, there is a risk that the housing market could weaken again.』


○金融環境に関して

で、その後は企業活動に関する見方があって、リセッション後の回復にあたってはその記憶が残っている間は企業はどうしても慎重になりますなという話をしてますけれどもそこをスルーしまして、特に中小企業において金融環境が依然として障害になっているという話をしてます。また、直近でクレジットクランチを見ているだけにどうしても保守的になると言う話を。

『Even for those businesses ready to expand?especially smaller ones?financing remains an impediment. Credit is becoming more available, but terms such as collateral requirements can be onerous.』

『What’s more, the crisis made businesses keenly aware that they can’t count on being able to get credit. Some of my contacts say they plan to keep more cash on hand, rather than investing it, as protection against a renewed credit crunch.』

まあそうですよね〜という感じです。

その次には商業用不動産市場の話がありますが、これはまあダメダメですよという話をしていますがそこはスルー。でもって銀行の回復が必要という話がその先に。

『In addition to some of the weak spots I already mentioned, a number of other factors are holding back recovery. 』

ということなのですが。

『First, even though the banking and financial systems are gaining strength, they still bear wounds from the financial crisis, and these will take a long time to fully heal.』

『Second, losses on mortgages, commercial real estate credits, and other loans continue to mount, and the full weight of foreclosures and bank failures on the economy has yet to be felt.』

傷の回復には時間がかかるわ、今後も商業用不動産関連与信を中心に不良債権の発生は続くわという明るくない話ですな。

『Finally, the Fed, as well as central banks in other countries, has faced limits in the amount of monetary stimulus we have been able to generate.』

金融緩和余地は限られているという話をしてますな。正直でよろしい、というか白川総裁が同じような事を言ったら(金融市場以外からは)総叩きになりそうな話ですなあ(^^)。

『That’s because we can’t push interest rates below the near-zero level where they’ve been for more than a year. To be sure, we’ve developed many innovative programs to make credit cheaper and more readily available. But, all in all, monetary policy can’t give the same kick to the economy that it delivered in past recoveries.』

全く仰せの通りでございまする。


○回復はするけれども当面は潜在成長力を下回る回復です

ということで、その先には今後のGDPなどの見通しがあるのですが、来年いっぱいまでは潜在成長を下回る成長が続くと予想していまして、産出ギャップ(だと思うけど、output gapって書いてるので間違ってたらすいません)に関しては、現在のマイナス6%から2011年にはマイナス3%となるが、解消するのは2013年という話をしています。

で、そのギャップ縮小が遅れると「我々全ての最近の主要な懸念」である雇用環境が改善しないという話をしていて、これまた雇用の話が出ましたなという感じですが、ここから延々と労働市場の分析が始まるのであります。PDF版で言いますと、ここまでが全体で15ページある中の6ページなのですが、そこからほとんど3ページを使って延々と労働市場に関する説明をしているのですな。


○労働市場には微かに光もあるが

現状が悪いという話をした後に、先行きには微かに光もありまして、失業率が低下したとか、一時的な雇用に関しては改善しているという話をしていますが、やはり結論はこうなっています。

『Nonetheless, given my forecast of moderate growth and a shrinking, but still sizable, output gap, I expect unemployment to remain painfully high for years. The rate should edge down from its current level to about 9-1/4 percent by the end of this year and still be about 8 percent by the end of 2011, a far cry from full employment.』(機種依存文字があったので改変しました。9-1/4の所ね)

んでもって、その見通しに不確実性があるということで、分析を色々としているのでありますが、時間と量の関係で以下は割愛、というか明日のネタで勘弁。

ちなみに、じゃあ何ですねんという話ですが、オークンの法則に関する話(って書いてるあたくしも無知無学によってよー知らんが、経済回復で失業率が改善する時には、潜在GDPと実際のGDPの差分の増加(だから実質GDPの改善幅なのか?)の半分の%で失業率が減りますということだそうな)をしてて、それに当てはめると2011年には1%失業率が低下しますって話をしてますが、2009年の大幅な失業の悪化を説明できていなくて、これは労働市場のファンダメンタルズの変化を示しているのではないかという説明と、他の仮説を説明していますです。

まあややこしい話は明日なのですが、結論としてはイエレンさんは今次回復に関してもいわゆる「ジョブレスリカバリー」となる事を展望しているようです。まあそう考えますと労働市場に関するイエレンさんの見方はかなり厳しいのではないでしょうか。


#ということで審議委員人事はスルーしちゃってどうもすいません
 


お題「金利市場は盛り上がらないので雑談ばっかです」   2010/03/12(金)08:10:02  
  普通追加緩和だという話になると金利市場が盛り上がるものなのですが、見事にドッチラケ状態になっているのが実に味わいの深いものがございます(--;

○追加緩和がどうのこうの

インターネットで該当記事を見つけられなかったのでソースが張れなくて申し訳ないのですが、昨日の夕方に共同通信が「日銀、追加緩和の検討に入る」という記事を出していまして、今朝の日経にもそんな記事があるそうですな。で、その共同記事を見て???と思ったのですが、共同は「11日に検討に入った」という記事の書き方をしてたんですよね。

・・・・えーっとあのその決定会合は来週なんですけれども何故昨日から検討に入るのかがさっぱり判らないんっすけど???

まあここもとの流れは金融政策のロジックがどうのこうのという点からしたらもう訳判りません状態でして、最近の狂想曲には本石町日記さんとこも呆れて観察中というのが判る訳ですが(えーっと話は全然違いますが、ついったーってえのはブログの更新が止まる魔物ですなあ。あたしゃブログ以前の人なのでよー知らんが)、→2010)けれども、そーゆースカタンを相手にして「マインドに働きかける」というのも大変ですなあという所で。

本来もうちょっとちゃんとした事をというのであれば、4月の展望レポートや物価安定の理解の所での議論をすべきであって、3月に何かやるとするとどう見ても「金利市場的には既に織り込んでいる状態のものを緩和扱いですかそうですか」という話になっちゃうので本質論にならないという点でどうかと思いますけどまあいっか。


ところで、昨日は野田財務副大臣からこのような発言が。

http://jp.reuters.com/article/domesticEquities2/idJPnTK038668020100311
UPDATE1:" target="_blank">[外部リンク] デフレに日銀も危機感、来週の決定会合に注目したい=野田財務副大臣

えーっと、政府は危機感を持って何を実施されておられるのか全く理解致しかねるのですが、実施してるのって日銀に何かやれ攻撃をするだけだとしか思えませんが何のギャグでしょうかねえ。と思ったらそういう事を言われるのを最近はちったあ意識しているのか、良く良く見ると発言にはこんな部分もあるのね。

>「政府としては(2010年度の)本予算を通すことが最優先」と指摘。

・・・・はて?本予算は衆議院通過したから放置プレイでも(ちゃんと審議してくれとは思うけど)成立は確定しているのですが、まさか参議院での予算審議を自分たちが何もしないで日銀にクレクレ言う事のエクスキューズにする積りでございましょうか。全く意味が判りませんが。

しかしまあ経済見通しを引き上げて緩和というのも中々こう香ばしいものがございまして誠に結構な話です。
[外部リンク]
 


お題「虫干しネタとかその他少々」   2010/03/11(木)08:18:22  
  ○次の引き締め過程では付利金利をコミュニケーションツールに使うんでしょうな

と、ここまで緩和の話満々でしたが、その先が今後の流動性吸収に関する話。

『Although the federal funds rate is likely to remain exceptionally low for an extended period, as the expansion matures, the Federal Reserve will at some point need to begin to tighten monetary conditions to prevent the development of inflationary pressures. Notwithstanding the substantial increase in the size of its balance sheet associated with its purchases of Treasury and agency securities, we are confident that we have the tools we need to firm the stance of monetary policy at the appropriate time.』

流動性を引くツールも充実してて大丈夫ですという話をしていますが、本当の本当に大丈夫かという話に関しては正直怪しい気がするんだがまあスルーして。

『Most importantly, in October 2008 the Congress gave statutory authority to the Federal Reserve to pay interest on banks' holdings of reserve balances at Federal Reserve Banks. By increasing the interest rate on reserves, the Federal Reserve will be able to put significant upward pressure on all short-term interest rates. Actual and prospective increases in short-term interest rates will be reflected in turn in longer-term interest rates and in financial conditions more generally. 』

『The Federal Reserve has also been developing a number of additional tools to reduce the large quantity of reserves held by the banking system, which will improve the Federal Reserve's control of financial conditions by leading to a tighter relationship between the interest rate paid on reserves and other short-term interest rates.』

ということで、超過リザーブの下では準備預金付利が重要なツールになるという話をしていますので、まあ超過リザーブがあるうち(=引き締め局面の初期過程)では、やはり先般の雪で流れた版議会証言テキストにあるように、当面は準備預金付利金利をメルクマークにして金融政策のコミュニケーションポリシーとするんでしょうなあ、と思うのでありました。

で、以下流動性吸収の具体論になりますが割愛。


○この先もまあ論点あるけど割愛で勘弁

この先なのですが、FRBの政策に関する透明性に関してという話が延々と続いているのが「ふーん」という感じですが、とりあえず目先の金利政策に関してどうのこうのという点に関してはまあ関係無いので(透明性と個別金融機関の風評リスク問題をどのように折り合いをつけるかとか中々面白い論点ですが)割愛しますです。

で、最後の章がプルーデンス政策に関する話になるのですが、これまた割愛することと致します。(やりだすとキリが無いので)


以上バーナンキ議長議会証言ですが虫干しネタでした。


○須田さんのセミナーでの発言ですが・・・・

[外部リンク]
 


お題「虫干しネタとかその他少々」   2010/03/11(木)08:17:50  
  そういや新日本石油が日経225から除外予定ですが、日本石油と言えば東証指定銘柄だったと思うのだが時代は変るもんですなあ。

まずはバーナンキ議長の議会証言(2月24日)ネタから少々。

[外部リンク] the recession officially began more than two years ago, U.S. economic activity contracted particularly sharply following the intensification of the global financial crisis in the fall of 2008. Concerted efforts by the Federal Reserve, the Treasury Department, and other U.S. authorities to stabilize the financial system, together with highly stimulative monetary and fiscal policies, helped arrest the decline and are supporting a nascent economic recovery.』

良く見たらここでも金融緩和の成果って話をしてるのね(^^)。

『Indeed, the U.S. economy expanded at about a 4 percent annual rate during the second half of last year. A significant portion of that growth, however, can be attributed to the progress firms made in working down unwanted inventories of unsold goods, which left them more willing to increase production. As the impetus provided by the inventory cycle is temporary, and as the fiscal support for economic growth likely will diminish later this year, a sustained recovery will depend on continued growth in private-sector final demand for goods and services. 』

ということです。で、民間最終需要に関しては昨日引用したように、金融緩和政策による金融環境の改善も後押しして緩やかな基調で回復しているという話をしています。設備投資とソフトウェア投資や、輸出に関しても好調という話ですが、商業用不動産は駄目ですよ、という感じですな。長くなるので引用割愛。

で、まあ問題なのは労働環境でして、そっちに関しては相変わらずダメダメという話をしています。

『The job market has been hit especially hard by the recession, as employers reacted to sharp sales declines and concerns about credit availability by deeply cutting their workforces in late 2008 and in 2009. Some recent indicators suggest the deterioration in the labor market is abating: Job losses have slowed considerably, and the number of full-time jobs in manufacturing rose modestly in January. Initial claims for unemployment insurance have continued to trend lower, and the temporary services industry, often considered a bellwether for the employment outlook, has been expanding steadily since October.』

とまあここまでは明るい話をしているのですが・・・

『Notwithstanding these positive signs, the job market remains quite weak, with the unemployment rate near 10 percent and job openings scarce.』

労働市場の現状は極めて弱いと。

『Of particular concern, because of its long-term implications for workers\' skills and wages, is the increasing incidence of long-term unemployment; indeed, more than 40 percent of the unemployed have been out of work six months or more, nearly double the share of a year ago.』

前もFOMCの議事要旨でこの論議が出てたのですが、長期離職者が増えると労働者のスキル低下に繋がり経済に更に宜しく無いというお話ですわな。

んでまあその後が物価に関する話ですが、住宅市場の改善が遅いことを受けて帰属家賃が上昇しないという話をしているのが「ほほう」という感じでありましたがこれまた割愛。で、経済見通しの結論部分は要するに1月のFOMCで示された話と同じでして、経済は緩やかに改善して、インフレ圧力は抑制されています、といういつもの話でありますのでこれまた引用割愛ね(手抜き)。


○金融政策に関して:のっけからfor an extended period

金融政策のコーナーでは最初からキタコレ。

『Over the past year, the Federal Reserve has employed a wide array of tools to promote economic recovery and preserve price stability. The target for the federal funds rate has been maintained at a historically low range of 0 to 1/4 percent since December 2008. The FOMC continues to anticipate that economic conditions--including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations--are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period.』

とまあそういうことでのっけからキタコレという所でして、出口政策に関する話も当然この先にあるのですけれども、まず掴みの部分でこれをカマすのがバーナンキ議長の見せ方のお上手さなのかなあと思います。


○金融政策に関して:MBSとエージェンシー債買入の説明がこの前と微妙に違う

雪で流れた議会証言の原稿の時には資産買入プログラムによってもたらされた超過準備が効果を出したというような「量的緩和」的な説明をしていて、従来「我々の政策はバランスシートの資産サイドに注目している政策で、負債サイドで行う量的緩和ではない」という話をしてるのと話が違ってやしませんかという話をした訳ですが、今回のテキストでは量的緩和的な部分が無くなって元に戻っているのは何なんでしょという感じです。

『To provide support to mortgage lending and housing markets and to improve overall conditions in private credit markets, the Federal Reserve is in the process of purchasing $1.25 trillion of agency mortgage-backed securities and about $175 billion of agency debt.』

で、今後は縮小方向ですが必要に応じてそれは見直すと言う文言はいつもと同じなので割愛しますが、今回の説明では(その後でもそうですが)拡大した超過準備の効果についてはスルー気味での説明になっておりまして、前回の雪で流れた回での説明と微妙に違うのが不思議ちゃんなのでございまする。

まーよーするにバーナンキ先生としては、そのあたりのロジックの一貫性だのという事よりも、良くも悪くも政治家チックな柔軟というか実践的というか狸というかとゆー動きであって、学者先生的な動きとは違う人になっているなあというのが(何度も申し上げているような気がしますが)如実に表れているんじゃないかなあとか思うのでありました。


○ディスカウントウィンドウの変更は引き締めではないと強調

で、資産買入の次には各種の流動性プログラムに関する説明をしていますが、こちらは前回(および従来)と同様に中央銀行が市場機能が壊れた所に出張って行って最後のカウンターパーティーとして機能して金融環境の修復を図るという説明と、その結果改善したので現在各種プログラムを終了してきましたという話をしていますが、そこは割愛。

で、その一環としてディスカウントウィンドウの機能も元に戻すという説明をしています。

『In addition to closing its special facilities, the Federal Reserve is normalizing its lending to commercial banks through the discount window. The final auction of discount-window funds to depositories through the Term Auction Facility, which was created in the early stages of the crisis to improve the liquidity of the banking system, will occur on March 8. Last week we announced that the maximum term of discount window loans, which was increased to as much as 90 days during the crisis, would be returned to overnight for most banks, as it was before the crisis erupted in August 2007.』

でもってその目的ですが。

『To discourage banks from relying on the discount window rather than private funding markets for short-term credit, last week we also increased the discount rate by 25 basis points, raising the spread between the discount rate and the top of the target range for the federal funds rate to 50 basis points.』

ということで、銀行に対して市場調達を促すということですな。まあ当然ちゃあ当然の説明ですけれども。そしてその後に、本件は引き締めでは無いということを強調しています。

『These changes, like the closure of most of the special lending facilities earlier this month, are in response to the improved functioning of financial markets, which has reduced the need for extraordinary assistance from the Federal Reserve. These adjustments are not expected to lead to tighter financial conditions for households and businesses and should not be interpreted as signaling any change in the outlook for monetary policy, which remains about the same as it was at the time of the January meeting of the FOMC.』

この点も強調しているということで、まあ「引き締め政策は先ですよ」というアピールを必死こいてやっているなあという感じです。
 


お題「緩和に関する雑感とか市場雑感とかバーナンキ議会証言予告編とか」   2010/03/10(水)08:14:47  
  CDSのせいでギリシャ国債のスプレッドが拡大って20年前の日本での「株式先物悪玉論」みたいですなあ(ニヤニヤ)。

#まあ商品先物の建玉規制みたいな観点は必要だと思いますけどね

○まあロジックの世界では無くなっていますので

昨日は金融緩和やるならどうなのよという話をうだうだと行いましたけれども、まー正直言って現状はロジックの世界でも何でも無くて、ドラ息子状態になっている政治とか他市場(2月の会合前にモーサテで他市場の人が「2月にも何も無いとすれば2か月連続で金融緩和措置がありませんが」みたいな面白発言をしていましたな)とかの対話、というか対処が眼目になってしまっているので、金利市場の状況からロジック立てて考えるだけ時間の無駄という感じでしょ。

ドタバタの発端はどう見ても12月1日の臨時会合ですが、臨時会合やる破目になったのはスケジュール感を何も考えない(=政府と日銀の連携とは何ぞやというのを理解していない)政治サイドの無作為デフレ宣言が発端だったりして、まあ政府(というか政治)と日銀の連携がダメダメでしょうとしか傍目には見えないという根本的な所にあると思うのだが。まあ山口副総裁お疲れ様ですな。

#返す返すも武藤さんが総裁だったらと思いますし、金融政策を巡る論議を見ていると武藤、伊藤、白川体制だったらとも思います

ところで、まあ金利市場的には追加緩和(のようなもの)が3月に出ようと4月に出ようとどうでも良いので、きっと今月の会合で何も無くても1ミリも反応しないと思いますけれども、何せ相手が蒟蒻問答状態の政治家であったり他市場であったり日経新聞であったりする訳でありますので、スキップしてどうなるのかもよー知らんがなという所もござんす。ということで、3月に何か追加緩和(のようなもの)を実施するんですかねえ。まあ金利ポジションを持つ人としては正直どうでも良い(どうせ市場金利的に言えばターム物金利が下がり切った状態なので)ので・・・・

そういえば昨日書いた後に不覚にも気がついたのですけれども、現在の新型オペって毎週8000億円で期間3か月を12本実行して9.6兆円になっているのですが、期間を6か月にして毎週8000億円をキープすると実行本数が24本か25本位になるので、出来上がりのロットは20兆円近くになるんですな(^^)。つまり「期間を6か月に延長して実行額を約20兆円にしました!!!!」と堂々とチラシじゃなくて説明文書に書けるではございませんか(^^)。

足元のGC需給という超ミクロ的にな話をすると、6か月という長い期間(3か月オペでもまあ微妙なんですが)のオペが20兆円も打たれると、バランス的に短いオペが打ちにくくなる(ツイストすれば問題ないのですけれども、ツイストすると「資金吸収して引き締め」とか言い出すアホウが出るので現状は吸収オペ打ちにくいでしょ)ので、資金需給的に余剰が大きい月になると足元の資金供給額が減り、結果としてGCレポ市場における市場調達が増えたり、市場の資金偏在が中々こなれなくなったりするので、実は足元のGCレートだけ安定しないような事態になるかもしれません(コールは安定だと思うけど)。まあ細かい話ですけどね。


なお、もっとそもそも論をするならば、デフレ解消して緩和的な金融環境を作りたいってえのだったら財務省がドカンと為替介入をすべきだと思うのでありますが。ほら、この前スイスだってスイスフラン売りユーロ買いの介入を実施しましたし(^^)。



○市場雑談

一昨日なんですけれども(昨日書き忘れた)、末初オペという毎度お馴染みの何でそういうオペやるのかねえ(出すなら末越えのタームで出してよ〜と思うのだが)というオペが実施されました。結果は1兆円のオペに対して平均0.113%で足切り0.10%(按分11.8%)と落ち着いた結果。

まあ落ち着いた結果ちゃあ落ち着いた結果ですけれども、できればタームで取りたい(のですが、実はこの先の資金需給を考えるとそんなに末越えの資金供給オペを打つ余地は無いので取っておいた方が利口のような気がする)とか、末初だけ取るとその手前をショートファンディングで繋がないといけなくなるかもということで、そんなに上の札が入らなかった(平均が上にいるので最低限必要分だけは皆さん確保したのだと思います)のかなあという所です。

で、先日申し上げていた資金余剰月問題ですが、案の定資金余剰の影響が出てきて供給オペが減って来て、数字上は資金が減っている訳では無いのですがGCに関してはやや需給が変化してきたでござるの巻。15日の積み最終に向けて進捗も順調なので、コールレートは0.09%台での推移(昨日は0.099%と上昇してますが)となる中で資金偏在がこなれない為に今週に入ってGCが先週の0.105%水準からやや上昇して0.015%レベルになっているようでございますな。同じ文脈ですが、昨日は国債買現先は0.11%に上昇してますし、共通担保オペの3/25エンドも0.11%按分となっておりまして、まー今後余剰気味で推移する中でオペが打ちにくくなるのでレートは確りするかもしれませんなあという感じですか。

ということで、GCレートとかっていうのは別に当座預金残高が16兆になったから低下するとか14兆になったから上昇するとかいうものでも無いのでありまして、当座預金残高にそんなに注目されても困りますがなって思うのでございますが、まーこればっかりは100回説明をされるよりも1回資金需給の表を自分で作ってオペ予想をした方が理解が早く進むと思いますが、別にマニア以外には全く推奨しませんので念の為(^^)。



○などとウダウダ書いていたら肝心のお題を書く時間が無くなってしまいました

最近「時間がない」というのが仕様になっていますが、寒い中だと目が覚めてから布団でウダウダとする時間が至福だから結果としての寝坊が多いなどというのはここだけの話でございます(^^)。

で、ネタの予告編ですが、これまた古いネタですけど、バーナンキ議長の雪で流れた議会証言の本チャン版が割と「ふーん」という感じだったので、その辺でもと思っておりまして。

[外部リンク] Economic Outlook」って所の第2パラグラフの頭。

『Private final demand does seem to be growing at a moderate pace, buoyed in part by a general improvement in financial conditions. In particular, consumer spending has recently picked up, reflecting gains in real disposable income and household wealth and tentative signs of stabilization in the labor market. Business investment in equipment and software has risen significantly. 』

いやまあお話自体はそうですねって事なのですが、民間最終需要の回復傾向に関してわざわざ「buoyed in part by a general improvement in financial conditions」ってフレーズを入れているのは、恐らく議会(や一般ピープル)から「FRBはウォールストリートの利益の為に行動していてケシカラン」と言われやすいという点を踏まえて、「我々の金融緩和の結果として皆様の経済活動が回復傾向にあるんですよ!!!」と掴みの部分でアピールしようとしているのではないかと思ったのですがどうでしょうかね(^^)。

あと、急にワープしますが最後のほうに「Regulatory Reform」ってのがありまして、その中で例のストレステストを自画自賛しているのはまたまた御冗談をという感じが致しました。一応引用。

『Last spring the Federal Reserve led the successful Supervisory Capital Assessment Program, popularly known as the bank stress tests. An important lesson of that program was that combining on-site bank examinations with a suite of quantitative and analytical tools can greatly improve comparability of the results and better identify potential risks. 』

前提条件が失業率8.9%のストレステストですかそうですか・・・・・

とは申しましても、こ〜ゆ〜ストレステストっていうのも本当に閉店投げ売りモードになっている時と、時間的余裕があるときとでは全然話が違いますからね。

個別の主体として見た場合に投げ売り価格で見るのが最悪の場合を考えたリスク認識としてはその通りとしても、金融システム全体が投げ売りモードを前提にしたリスク認識をするのが本当に正しいのかどうか(それこそ負のプロクシカリティー状態になってしまう訳ですから)という話もあるので、まー難しい論点ではありますし、当然ながら監督当局の皆様におかれましてはそういう論点も考えながら色々と新たな監督のフレームを作っていることかと存じますし、そんな細けぇ話を議会でしても仕方ない所ではありますが、そう簡単に上記のような話になるかというと難しい問題を含むんじゃないですかねえ、と思いました。

#その他の部分に関しては明日以降どこかでサラサラと
 

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