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お題「亀崎審議委員会見とかその他少々」   2010/07/30(金)08:07:20  
  相変わらずPCはうんこだわ市場ちゃんは市場ちゃんでこれまたうんこという事で、日々元気が出ないですなあマッタク。

まずは亀崎審議委員会見から。

[外部リンク] 本日の挨拶の中で、今後、これまで日本経済を引っ張ってきた海外の輸出と政策効果が剥落していくとのお話をされていましたが、秋口以降の日本経済のイメージ――自律回復にきちんとバトンタッチしていけるのか、あるいは一旦、踊り場のような状況になってしまうのか――について少し詳しくお話頂ければと思います。』

で、その答えですが。

『(答) 本日の懇談会でもお話しましたが、ご指摘のようにこれまで日本経済は、主として海外経済とエコ関連施策の2つの要因によって押し上げられてきました。ただ、水準としては、まだ、リーマン・ショック前より低いところにありますので、自律的な動きが主導する力強い回復が始まっているとは言えないと認識しています。』

というのが現状認識。

『先行きにつきましては、海外経済は、在庫復元や景気刺激策の効果が減衰していく下で、現在、高い成長を遂げている国々も持続的な巡航速度に移行していく可能性が高いと思われます。そうすると、日本の輸出も増加基調は続くものの、そのペースは次第に緩やかになっていくと思われます。』

で、その説明部分を割愛しまして結論部分。

『基本的には、私は駆け込み需要やその反動といった振幅を日本経済が吸収し、トレンドとして緩やかな回復傾向を辿っていくと思います。一時的に伸びが停滞する――期間的には非常に短いですが――可能性がないとは言えません。例えば、今年10〜12月期辺りが考えられるかも知れませんが、基本的には振幅を吸収し、緩やかな回復傾向を辿っていくと考えています。』

ということで、まあそんなにバリバリのハトでは無いけれども、何かやや微妙にハトテイストを感じますわな。というか白川総裁の発言が基本的に強気トーンっぽいので、比較感でハトっぽく見える、というのもある気はしますです、はい。


○プロアクティブに行動するとは??

これまたオモロイ質問が。

『(問) 2点ご質問です。1点目は、本日の挨拶にありました、委員の持論であるプロアクティブについてですが、3月に行われた講演と違って、成長基盤強化についてプロアクティブにやるということなのか、成長基盤に限定せず、色々なところでプロアクティブなのか、ちょっと分かりにくいという声が市場関係者からありましたので教えて下さい。(2番目は後ほど)』

「市場関係者からありました」って札幌から東京に電話取材でもしたの??というのは兎も角として(^^)、さてそのお答えですけど。

『(答) まず、プロアクティブですが、これまでも私は金融政策については、プロアクティブに実施してきたつもりですし、今後の金融政策に当たっても、プロアクティブに対応していくと言っております。私は、常々、日本銀行はプロアクティブに、すなわち、主体的に、能動的に適切な政策を実施していかなければならないと意識してきました。日本経済がデフレから脱却し、物価安定の下での持続的成長経路に復するためになすべき最大限の努力をプロアクティブに行っていきたいと考えており、今後も金融政策についてはプロアクティブに行っていくということです。従って、成長基盤強化に限ったものではありません。』

一段落中プロアクティブが6回も出てくるとは何事ぞ(^^)、というのは兎も角としまして、この話は亀崎さん割と良く強調しますな。まあ実際にやるのかやらんのかという前段階で「いやもう必要な事はドンドンやりますよ」的な見せ方というのも重要なんじゃないかなあとあたしゃ思いますけどにゃ。

つまりですな、折角追加緩和とかしているのに、その緩和実施において正直者であらされる所のどこかの総裁様のように、「何かそんなに効果があるか判らないけど渋々実施しているんですよねえ」的な雰囲気を漂わせてしまいますと、効くもんも効かなくなる恐れだってある訳でして、そらまあインチキは何度も効かないから正道を踏むというのは全くの正論であってその通りだとは思うのですけれども、それはそれとして、昨今のバーナンキ議長や、暫く前の福井前総裁などのようなインチキ力満載攻撃というのも「病は気から」じゃないですけどこれまた考慮して然るべきものなのかも知れませんわな。

#と、書いているあたくしが福井総裁時代のインチキ満載振りにいつも悪態をついていたというのは過去ログを見ると判るのですが(自爆)


○円高に関して

先日の山口副総裁講演および講演後の記者会見でもこの文脈での話があったのですけれども。

こんな質問がありまして。

『2点目は、足もとは幾分落ち着いていますが、為替円高についてです。今のところ日本銀行は静観の姿勢と言われていますが、何らかの形で円高が実態以上に進んだ場合の考えられる対応策について、亀崎審議委員のご意見というか、何が出来るか、何が出来ないかを教えて下さい。』

その答えですが。

『2番目の円高についてですが、短期的には輸出に対して下押し要因になりますし、設備投資、あるいは個人消費にも影響してくるかも知れません。ただ、影響の度合いというのは色々な要因によって左右されると思います。』

とは何ぞやという事ですが。

『円高が進行しているということですが、日本が巨額の対外債権を抱えていることを理由にして、相対的な逃避通貨といいますか、安全資産ということで需要が高まっているのが一因かと思いますが、輸出に対しての下押し要因は短期的にはあります。しかし、世界経済の回復の状況や企業収益の動向、あるいは金融市場や金融システムの状況等々によってその影響の度合いは変わってくるのではないかと思います。』

これまた山口副総裁の発言と同じニュアンスの話ですな。

『現在の状況をみると、世界経済は回復しているほか、企業収益や企業の業況感は改善傾向にあります。また、わが国の短期金融市場、クレジット市場は安定しています。わが国の金融システム、金融仲介機能、これは米国、欧州に比べて遥かに安定しています。こうした点を踏まえると、円高の影響はありますが、先行きのわが国の経済は回復していくというシナリオを変えることはないと思います。』

『勿論、為替が経済・金融全般にどのような影響を及ぼすかということについては、常に見極めていく必要がありますが、為替の特定の水準を前提として金融政策を行う訳ではありません。引き続き、注意深くみていく必要があると考えています。』

とまあそ〜ゆ〜話がここもと出ているのは何ですかという話ですが、まあ勝手にあたくしが思うに、足元でドル円ベースの円高傾向が続いていて、昨年11月末の水準(12月の頭に新型オペ導入の臨時会合開催ですな)の86円台前半とか(ちなみにその頃のユーロドルは1.5近辺でしたな)になって来ると追加緩和まだ〜っていう思惑が高まってくるでしょう、という辺りをここもと意識しているんでしょうという所かと(なお、株価は日経平均で11月27日の終値が9000円カツカツ水準でした)。つまり為替市場がオリャオリャと金融緩和を催促する事に対して、「為替が円高だからすぐに追加緩和する訳じゃねえよ」と宣言しているということで、山口副総裁に続いてハト的な亀崎さんもこの文脈でお話してますので、まあ日銀的には円高から来る追加緩和への思惑を牽制するとゆーことなんでしょうな。

#ただまあそれで政治圧力の方を跳ね返す事ができるのかは・・・難しいんじゃないですかねえ

以上が亀崎さんの会見ということで次は別ネタ。


○国際的な銀行活動の長期的な論点とな

[外部リンク]
 


お題「亀崎審議委員講演は今回もややハト的」   2010/07/29(木)08:07:13  
  PC不調が止まりませんよって時間が少なくて困りますな。

ということで今日は亀崎審議委員講演から少々。

[外部リンク] 年代後半以降ほぼ一貫してマイナスであり、しかも他の主要国対比で大幅となっています(図表20)。これは、バブル崩壊以降、国内需要が長期に亘って停滞する一方、それに見合わない過剰な供給力が、あまり調整されずにきたためです。』

『国内需要の停滞が続いたきっかけは、バブル崩壊後、各経済主体のバランスシート調整が長引いて前向きの支出が出にくかったこと、特に金融機関の不良債権処理の遅れが金融仲介機能を弱め、新たな成長分野への資金供給が十分に行われなかったことにあると思います。』

『各経済主体のバランスシート調整圧力は、2000年代入り後にかなり解消されました。但し、その後も、それまでの長期に亘る国内需要の停滞が、この間に起こった日本社会の人口減少への転換とも相俟って(図表21)、各経済主体の先行きの成長期待を押し下げたため、前向きの支出は戻らないまま推移しました。一昨年のリーマン・ショックは、そうした状況に追い討ちをかけるように需要を大きく落ち込ませ、現在に至っております。』

『一方、需要が停滞する中でも過剰な供給力があまり調整されなかったのは、様々な規制や保護政策などにより、需要の変化に合わなくなった様々な生産要素が残存したことにも、その一因があると考えられます。』

なるほど。

『今後も成長期待の低下が続き、需給ギャップがスムーズに縮小していかなければ、各経済主体が予想する先行きの物価上昇率が低下する可能性があります。そうなると、商品やサービスの需要者が支出を先送りしようとする意識を強めたり、供給者が需要喚起に向けて価格引き下げスタンスを一段と強めたりするかもしれません。そうした下では、同じ需給ギャップでも実現する物価上昇率は低下し、デフレからの脱却はさらに難しくなってしまいます。今のところ、中長期的な予想物価上昇率は安定していますが、今後とも低下しないようにしていくことが大切です。』

ということで、デフレからの脱却に向けてどうするの、という話になるのですが、まあ上記の話の展開から判りますように、海外新規需要(主に新興国)の取り込みや国内需要の掘り起こしという話になっていまして、成長基盤強化策に関してもその流れでの実施ですよね、というような流れになっている訳ですな、引用してると長くなるのでまあ割愛します。

#引用大会でしたな
 


お題「バランスシートの処置に関するFOMCでの議論(虫干しネタ)」   2010/07/28(水)08:08:56  
  今日もしつこくお知らせが続きます:まだ購入して1年経ってないのにPCの調子が最近良くないのでございますが、これはWindowsVistaがうんこなのか、富士通が(モノは富士通のノート)うんこなのか良く判りませんが、過去2代のPC(初代はWin98+Vaioで2代目はWinXPのProfessional+Dell)は不具合出るまで5年かかったというのに何と言うダメダメ状態。ということで急に更新が止まった場合はPCが飛んだと思って下さい(涙)。

ちなみに、足元ではテキストファイルをいじっているとあっという間に固まるという原稿作成に対するお洒落な不具合状態でございますので、さすがにこれは如何なものかという感じです。らくらくパソコンとか出してる暇があったらもうちょっとバグの無いPCを作ってくれや富士通さんって感じでキィーーーー!ですな、マッタクモウ。


などとブー垂れても話が始まらないのですが、相場様の方も何と申しますかあんまり新味がない(超長期ゾーンが何か強いですねえとしか申し上げようが無いですぅ)のでありまして(汗)これまた困ったちゃん状態なのでありまする。

で、本日のお題は相場ネタもイマイチさんなので、虫干し系でFOMCの6月議事要旨ネタをちょっと蒸し返すのだ。つまり俺様備忘メモでしゅ。

[外部リンク] background for the Committee's continuing consideration of its portfolio management policies, the Manager gave a presentation on alternative strategies for reinvesting the proceeds from maturing Treasury securities.』

ということで、事務方から長期国債買入の再投資に関するいくつかの案が示されたってえことですわな。

『Under current practice, the Desk reinvests the proceeds of maturing Treasury coupon securities in new Treasury securities that are issued on the date the older securities mature, allocating the investments across the new securities in proportion to the issuance amounts.』

いわゆる償還乗り換えの際に、現在は購入した長期国債と同じ期間の長期国債の償還乗り換えによる引受を行っていると言う風に読めますな。

『The Manager presented two alternatives to the status quo. First, the Committee could consider halting all reinvestment of the proceeds of maturing securities. Such a strategy would shrink the size of the Federal Reserve's balance sheet and reduce the quantity of reserve balances in the banking system gradually over time.』

償還乗り換えを止めるというやり方が第1案で、これを行うとFEDのバランスシートの縮小が可能になります、という事なのですが・・・・・

『Second, the Committee could reinvest the proceeds of maturing securities only in new issues of Treasury securities with relatively short maturities--bills only, or bills as well as coupon issues with terms of three years or less. This strategy would maintain the size of the Federal Reserve's balance sheet but would reduce somewhat the average maturity of the portfolio and increase its liquidity.』

第2案が償還乗り換えの際に短期国債あるいは3年以内の中期国債への引き受けを行うという方法で、こちらはFEDのバランスシートの縮小には時間が掛かりますが、とりあえずFEDのバランスシートに抱えた国債のデュレーションを短くする効果があります。ということで、バランスシートの流動性も高める効果があるという指摘をしています。

『One participant favored halting all reinvestment, and many saw benefits to eventually adopting an approach of reinvesting in bills and shorter-term coupon issues to shift the maturity composition of the portfolio toward the structure that had prevailed prior to the financial crisis.』

ということで、1名の委員が償還乗り換えの停止を支持、多くの委員は償還乗り換えでの短い期間の国債への再乗り換え方式を支持、ということになっているようです。

『However, the Committee made no change to its reinvestment policy at this meeting.』

まあ結局決定はしないのですけれども、本件は引き続きの検討課題という事のようでござんすな。


○割と軽く議論しているような気もするけれども結構重い気がする

・・・・でですな、その議論は議論でここもとずっとやっている話で、これが実際問題としてどの位の時間で具体化しようとしているのかというのがよー判らんので何とも言い難い所はあるのですけれども、保有する長期国債の削減に関してこうやってああでもないこうでもないという話をしている中で、FRBの追加緩和に対する思惑が高まる、というのも何か微妙な気がするんですよね。

いやまあFRBちゃんも結構理屈を平気で超越してくる癖があるので、こういう話をしているから追加緩和オプションの中に国債買入やバランスシート拡大は無い、という事は全く無いのですけれども、長期国債買入残高に関してどうやって減らそうという話を継続的に行っている、というのはもうちょっと注目されるべきなのではないかとは思うのでありますがどうなんしょ。いやまあ単純にテクニカルな話だと言ってしまえばそれまでなのですけれどもね。


それから、割と上記の議論の中では安直っぽく「償還乗り換えの停止」というような話をしているのですけれども、償還乗り換えを停止しちゃうとバランスシートから長期国債が落ちるのは(FED的には)いいのかもしれませんが、その分って単純に民間資金需給的には「財政要因での資金吸収要因」になる話。その分短期のオペを打てばチャラになるのですけれども、恐らくFEDが日銀並みにホイホイと資金供給オペレーションを実施しないとややこしい事になるのではないかという気がするんですが(^^)。あるいは、これまた日銀方式になりますが、長期国債買入そのものが常設オペレーション状態になって、日銀みたいに年柄年中長期国債買入を実施するわ、何故かその買入額がFOMCでの決定事項になるわとかなったらテラオモシロスという所ですわな。


○MBSは外せるものなら外したいのでしょうか・・・・

MBSをバランスから落とす方式に関してはここまでの論点は無さそうでして、ご参考までに引用しておきますが・・・・・

『Continuing a discussion from previous meetings, participants again addressed issues regarding asset sales. Participants continued to agree that gradual sales of MBS should be undertaken, at some point, to speed the return to a Treasury-securities-only portfolio.』

まあ実際にどのくらいの思い入れがあるのかはこれだけ見ててもさっぱり判らないのですけれども、MBSに関しても「減らせるものなら減らしたい」という事なのでしょうか。

『A few participants supported beginning such sales fairly soon; they noted that, given the evident demand in the market for safe, longer-term assets, modest sales of MBS might not put much, if any, upward pressure on long-term interest rates or be disruptive to the functioning of financial markets. However, many participants still saw asset sales as potentially tightening financial conditions to some extent.』

日本市場の中の人的に申し上げますと多分MBS売却の金融環境への影響って「to some extent」とかいうレベルじゃないと思うのですが(^^)、日本の場合は運用部ショックと言われるものが異常なまでのトラウマになっていて(あれって運用部のアナウンスで大暴落したのではありますが、大暴落の原因ってそもそも論として別にあって、単にトリガーになっただけではないかと思うのですけれどもね)、中央銀行やら政府部門が資産売却をした場合のインパクトを過大に見積もっているだけなのかもしれません(大汗)。まあよー判らん。

『Most participants continued to judge it appropriate to defer asset sales for some time; several noted the modest weakening in the economic outlook since the Committee's last meeting as an additional reason to do so.』

そらそうですな。

『A majority of participants continued to anticipate that asset sales would start after the Committee had begun to firm policy by increasing short-term interest rates; such an approach would postpone asset sales until the economic recovery was well established and maintain short-term interest rates as the Committee's key monetary policy tool.』

ということで、まあ結論はいつもどおりに「政策金利の引き上げを行った後に資産の売却を実施するのが適当ではないか」という話に落ち着くのではございますが。

『A few participants suggested selling MBS and using the proceeds to purchase Treasury securities of comparable duration, arguing that doing so would hasten the move toward a Treasury-securities-only portfolio without tightening financial conditions.』

これはオモシロイ論点で、MBSを売却して同じ残存期間の長期国債を買うというアプローチ。確かに「供給されるマネーの足」という意味ではこれでも同じって議論になりますけれども、そもそもMBSの購入って「金利の引き下げおよびクレジットスプレッドの縮小を促し、民間部門のクレジット環境の改善を図る」という話だったと思いますので、その「マネー」的な部分だけにフォーカスした論点というのは何かこう話が違うんじゃねえのかと思うのですけれども、まーこーゆーアプローチをして来ると言う事自体に「ふーん」というのを感じるのでした。

恐らくこれ実施したらスプレッドが再び激開きになってしまうので、実施そのものには無理があると思うのですけれども、これまた日本市場の中の人が持っている運用部ショックのトラウマのせいかもしれませんし、実際にはよー判らん。米国MBS市場を人柱にして実験やって貰いたいという気は若干しますけれども、実験失敗した時に日本も迷惑を受けると言うのが正直困る所ではありまする。

『Participants agreed that it would be important to maintain flexibility regarding the appropriate timing and pace of asset sales, given the uncertainties associated with the unprecedented size and composition of the Federal Reserve's balance sheet and its effects on financial conditions. Overall, participants emphasized that any decision to engage in asset sales would need to be communicated well in advance of the initiation of such transactions, and that sales should be conducted at a gradual pace and potentially be adjusted in response to developments in economic and financial conditions.』

まあそういうことで、最後はいつものように「そうは言いましても現状の経済環境でそうホイホイとバランスシート縮小する訳にも行きませんわな」という穏当な結論に落ち着くのではありますが、その間の議論をみておりますと、FRBは資産買入プログラムに関しての総括が大変ですなあと思うのでした。


○その他少々

・こんなペーパーが出てました

先週出てたのですが。

新興国を巡る資金フローと景気動向
[外部リンク]
 


お題「市場雑談とかの雑感/英国中銀もロジック苦しいですなあ」   2010/07/27(火)08:10:11  
  まだ購入して1年経ってないのにPCの調子が最近良くないのでございますが、これはWindowsVistaがうんこなのか、富士通が(モノは富士通のノート)うんこなのか良く判りませんが、過去2代のPC(初代はWin98+VaioXPで2代目はProfessional+Dell)は不具合出るまで5年かかったというのに何と言うダメダメ状態。ということで急に更新が止まった場合はPCが飛んだと思って下さい(涙)。


○市場雑感とかストレステスト雑感とか

・当座預金残高が妙に高水準を維持している件について

足元当座預金残高が18兆円水準で推移してますなあという話をこの前もしたと思うのですが、先週水曜にオペ見送りとかあって木曜から当座預金残高が17兆円台に減ったのですよ。ところが先週金曜から共通担保本店オペの実施がホイホイと入ってまして、今週になってからまた当座預金残高が18兆円台になっています。

ところが不思議ちゃんなのは、当座預金残高が18兆円台とかで足元推移する中でコールの加重平均が0.09%台から下がらない事でして、いつものパターンですと積み前半とは言え、このペースで当座預金残高が推移しているとコールの加重平均が0.08%台になってもおかしくはないのですが、足元では先週水曜はコールが下がって0.090%の加重平均まで落ちたのですが、その後上昇気味という流れに。

一方でGCはオペ残が34兆円近辺で推移している事もあって、業者のニーズがオペでカバーできている事から業者でも足元がビットサイド(資金の出しね)になる向きもあり(つま資金繰りの安定性確保の観点からオペでタームの調達を行って足元を調整する中で、足元の資金が余るという形ですな)、こちらは0.105%近辺での推移ということで、一頃と比べてGCとコールのスプレッドが縮小している感じですわな。

つーことで、何を言いたいかと突っ込まれますと困るのですけれども(汗)、足元でコールレートが妙に確りしている感じがするのでして(と言っても0.09%台ですけれども)、オペ残および当座預金残高が多く、GCは落ち着く中でコールが妙に下がらないというのは今までの流れと違う(従来だと先にコールがだだ下がりになるのが仕様)のですよね。

恐らく、足元でコールレートがあまり下がらないから当座預金残高やオペ残を高めに維持できているという所なのでしょうけれども、あたくし的にはコールが足元の供給に対してサガランチ会長になっている所が気になる所でして、インターバンクでの資金偏在状況に変化が生じていてコールが下がり難くなっているのではないかという想像(または妄想)をしだしている所なのですよね。と、判ったような判らんような妙に婉曲的な書き方をしていますが、まあ判る人に判ってもらえればという事で(判らなかったら身近にいる短期市場関係者に聞いて味噌^^)。


・ストレステスト雑感

ほほう欧州市場も株高とな。

何か欧州市場での取引序盤では何となく株高で何となく債券がちょっと売られ程度のようでしたが、米国様の株高(それは米国要因)に対して反応してなお株高になったようでめでたしめでたし。

こーゆーのは昨日書けと言われそうですが(汗)、ちょっと週末はストレステストの事をどうこうやってる余裕が無かったのと、ついでに正直良く判らなくて人様のレポートでも沢山読んでやるかという安直攻撃になりましたので後付け雑感で(苦笑)。

えーっとですな、ストレステストに関してはまあどうせ予定調和の茶番劇になるというのはもうお約束みたいなもんで、米国のストレステストの時だって前提となる失業率の数字を見て(8.9%ですよ)爆笑の発作を禁じえなかった(ストレステストの結果を出した翌日の米国雇用統計で失業率がいきなり8.9%になった時には腹筋が崩壊しそうに^^)のですが、「とりあえず資本不足(でシステミックリスクになるような)先には資本突っ込むし、資金繰りの面倒も見るんじゃ」と当局がやる気満々の姿勢を出して、追加公的資本投入の姿勢を打ち出したのが好感されましたというお話ですわな、何回か書いてますけど。

ですからまあユーロ圏の場合は、このストレステスト結果を踏まえまして米国様のように「当局様の張ったセーフティーネットに文句あるかゴルア」という風になるかどうか、というのをこれから市場がウリウリと突いた場合に足並みが乱れないかというのが焦点でしょ、というごく当たり前の結論になる訳です。

でもって、まあ今回の結果を見ますと(そもそもスペインの不動産価格の下落を厳し目に見ているせいでもあると思うのですが)スペインの貯蓄金融機関をクローズアップしていまして、まあスペイン当局頑張れやという感じになっていますわな。で、そのスペイン当局は貯蓄銀行の経営問題に関して以前から問題視している(以前ちょっと紹介しましたが、スペイン中銀が出している「金融システムレポート」みたいなものでも貯蓄金融機関の問題をああだこうだと書いてありました)ので、そーゆー意味では既に着手済みの話でして、まあ流れとしては美しくも解決に向かった流れも出来てますねという所ですわな。

んな訳で目先は当局の姿勢を試すったってどう試しに行くのかもよく判らんですけれども、基本的に今回の流れを見ると、欧州当局の意識としてはスペインがマジノ線みたいなもんで、スペインさえコケなければあとは塹壕戦に持ち込めるという感じ(例えが無茶ですいません)で見てるのかなあって思います。まあマジノ線を守って安心してたらアルデンヌの森を突破されて後ろに回られたという事にならないようにお願いしたいものでありまする(益々不謹慎ですかそうですか)。

たぶん現状の「スペイン防衛」は問題にならなさそうですけれども、思わぬところでまた変な火の手が上がった場合に、当局が火消しする気が満々でもまた政治的に「何で救済をせにゃならんのよ」的な話が出てきて立ち往生という前と同じパターンになるのがリスク、というところでしょうか。


○BOEは基本的に緩和になるとは思うのですが・・・・・

7月会合の議事要旨から少々メモを。
[外部リンク] Committee considered arguments in favour of a modest easing in the stance of monetary policy. The softening in the medium-term outlook for GDP growth over recent months would put further downwards pressure on inflation, once the impact of temporary factors had waned. Pay growth had remained subdued and there was little sign of a material pickup in medium-term inflation expectations. A further modest monetary stimulus would act to offset the softening in demand prospects and make it more likely that the inflation target would be met in the medium term.』

ということですが、基本的に今回のMPCでは経済の見通しを引き下げて、一方で物価見通しを引き上げる、という内容になっていまして、その中でじゃあ金融政策の方向性はどうなるかという話ですわな。

中央銀行のお仕事として物価の安定というのがあり、更にインフレターゲットも実施している中で、経済見通しが下がる中で物価見通しが上がり、足元でもインフレターゲットを上ぶれて推移している、という事態になっている中で金融緩和するという話になった場合には中々こう理屈の付け方が難しいのですなあというのが読めるかとは思います。

つまり、「今は物価はターゲットを上振れているけれども、今後予想される景気悪化と、そもそもの生産余剰によって物価が下落するでしょう」というような話を持ち出して説明、という話になりまして中々難しいわなと。

で、更に難しいのは追加緩和を実施するのは良いとして、じゃあ量的緩和を実施できるのかという話で、マネーを増やして経済刺激というロジックで前回やっただけに、「マネーを増やしたら更にインフレが進行するではないか」という突っ込みにどう理屈を合わせるのかというのも難しいのではないかと思われる次第。どうするんでしょうなあ。

で、次のパラグラフでは利上げの論点。

『But there were also arguments in favour of a modest tightening in the stance of monetary policy. Inflation was likely to remain above target for some months and there was a risk that medium-term inflation expectations would rise. The resilience of inflation over recent months had suggested that the downward impact of spare capacity could be weaker than expected and this created uncertainty around the extent to which inflation would fall back in the future. Demand growth had bounced back internationally, although the geographical distribution remained uneven. The average growth rate of the main measures of UK nominal demand in recent quarters had been around or above historical rates.』

まあこっちはインフレの話をしているので理屈は判り易いのですが、経済見通しが悪化しているのに金融引き締めしてどうするのというそもそも論の問題がありますわな。


とまあそんな訳で、流れとしては「詫び状を書きつつ金融緩和」という事になるんでしょう(さすがに景気見通し下げているのに引き締めはないでしょ、大インフレにでもなっているのなら別ですが)と思いますけれども、今後のBOEがどういう感じでこの辺りの落とし前を付けてくるのかはマニア的には注目される所であります。
 


お題「バーナンキ議会証言から」   2010/07/26(月)08:10:15  
  議会証言そのものはPDFファイルで8ページ分なのですが、後半にある中小企業金融対策らしき部分がやたら長いです。

[外部リンク] and Financial Developments』の所なのですが。

『The economic expansion that began in the middle of last year is proceeding at a moderate pace, supported by stimulative monetary and fiscal policies. Although fiscal policy and inventory restocking will likely be providing less impetus to the recovery than they have in recent quarters, rising demand from households and businesses should help sustain growth. In particular, real consumer spending appears to have expanded at about a 2-1/2 percent annual rate in the first half of this year, with purchases of durable goods increasing especially rapidly. However, the housing market remains weak, with the overhang of vacant or foreclosed houses weighing on home prices and construction.』

ということで、経済は引き続き緩やかな回復傾向を示しているってのが冒頭に来る訳ですな。んでもってここから先が個別需要項目の説明になるのですけれども、それをぜんぶ引用してたらエライコッチャですので勝手にあたくしが読んだ結果を書きますと(本人は合っている積もりですが、正確には上記URLを当たってちょ)こんな感じだと思います。

・労働市場は厳しい状態が続き、家計消費の回復はスロー
・企業の設備、ソフトウェア投資は拡大しているが更新需要主体
・建築セクターは住宅部門以外は良くない
・海外経済の拡大に伴い輸出入は拡大
・物価は引き続き低位

んでもって、先行き見通しですが(2ページになります)。

『My colleagues on the Federal Open Market Committee (FOMC) and I expect continued moderate growth, a gradual decline in the unemployment rate, and subdued inflation over the next several years. In conjunction with the June FOMC meeting, Board members and Reserve Bank presidents prepared forecasts of economic growth, unemployment, and inflation for the years 2010 through 2012 and over the longer run. The forecasts are qualitatively similar to those we released in February and May, although progress in reducing unemployment is now expected to be somewhat slower than we previously projected, and near-term inflation now looks likely to be a little lower. 』

つーことで引き続き緩やかな回復を見込み、6月FOMCでの中長期的な見通しは2月や5月の見通しと大きくは変わっていない、と言いつつも、一番重要な部分の失業と物価に関して「失業率の低下がスローで、近いタームのインフレの見通しが若干下がっている」と下げているのが実にチャーミングです。

まあ相手が議会と言う事もあるのでしょうけれども、割と「景気は引き続き回復してますし、今後も回復しますよ」というようなトーンの話をしつつも、失業と物価と言うFRBの政策目標そのものズバリに関して見通しを下げるという所を指摘して(まあ指摘するもしないも下がったのは6月FOMCで出ていますけれども^^)金融市場向けには出口政策の後退というか時間軸の延長というか、まあ緩和政策継続に向けた示唆をしているという中々器用な感じがします。

『One factor underlying the Committee’s somewhat weaker outlook is that financial conditions--though much improved since the depth of the financial crisis--have become less supportive of economic growth in recent months.』

ということで、見通し引き下げの要因の一つにギリシャ危機に端を発した金融環境の悪化を挙げています。また、金融環境という話から米国の銀行のバランスシート調整の状況に関する話もありまして、

『Like financial conditions generally, the state of the U.S. banking system has also improved significantly since the worst of the crisis. Loss rates on most types of loans seem to be peaking, and, in the aggregate, bank capital ratios have risen to new highs. However, many banks continue to have a large volume of troubled loans on their books, and bank lending standards remain tight. With credit demand weak and with banks writing down problem credits, bank loans outstanding have continued to contract. Small businesses, which depend importantly on bank credit, have been particularly hard hit.』

ということで、状況は改善しているものの、クレジット環境は特に中小企業を中心にタイトな状態が続いている、ということで、以下中小企業金融に対する取り組みのような話があって、今回の議会証言でも証言テキストの後に中小企業金融関連の話(『Addressing the Financing Needs of Small Businesses』)というのがございますが、量に圧倒されてまだ読んでいません。何か面白いような気がするとあたくしの勘は申し上げております(^^)。


○金融政策に関して

後半が『Federal Reserve Policy』になります。本文4ページ以降。

まずはFRBの行った施策に関する説明がありまして、まあ毎度の如く切り分けて説明しておりまして、

『First, in response to the periods of intense illiquidity and dysfunction in financial markets that characterized the crisis, the Federal Reserve undertook a range of measures and set up emergency programs designed to provide liquidity to financial institutions and markets in the form of fully secured, mostly short-term loans.』

まずは「金融市場の流動性欠乏と機能不全の対策」としての「担保でフルカバーされた短いタームの資金供給」という奴で、これらの施策によって金融機関が資産の投げ売りなどを行う事もなく、金融市場の機能が回復し、各種施策は納税者負担も無く施策はほぼ終了した(各国中銀とのドルスワップは復活しましたが)という話ですわな。

『A second major component of the Federal Reserve’s response to the financial crisis and recession has involved both standard and less conventional forms of monetary policy.』

「標準的および若干伝統的ではない金融政策」とは何なら?という所ですが、これは「利下げ」(これは標準的な政策)と、「時間軸政策のようなもの」を示すようですな。つまり、この部分でこのように説明をしています。

『And, as indicated in the statement released after the June meeting, the FOMC continues to anticipate that economic conditions--including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations--are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period.』

ほほう、こいつは「less conventional」なんですかそうですか(^^)。で、その次が資産買入、という切り分けになっておりまして。

『In addition to the very low federal funds rate, the FOMC has provided monetary policy stimulus through large-scale purchases of longer-term Treasury debt, federal agency debt, and agency mortgage-backed securities (MBS). A range of evidence suggests that these purchases helped improve conditions in mortgage markets and other private credit markets and put downward pressure on longer-term private borrowing rates and spreads.』

ということで、資産買入の効果として「モーゲージ金利やその他のクレジット市場の環境を改善し、民間の長いタームの借入金利やスプレッドの縮小に寄与したものと見られる」という話をしていますわな。


でですな、議会証言テキストからちょっと話がずれてあたくしの愚見になるのですけど、こーゆーロジックで各種施策の効果を説明していますと、実は追加緩和のようなものを実施すると言う段階になった場合に、次に何を実施するのかは実はロジック的には非常に難しいと思うのですよ。

つまりですね、金利に関しては今更下げられない(だから時間軸のようなものを出した)ですし、金融市場の機能不全とかは全然起きていない(一応金融環境の悪化という話はしていますが、市場機能の話では無い)ですし、モーゲージ金利やら信用スプレッドやらは改善しているので、同じ理屈だと国債やらMBSやらの買入を実施する意味は無いですわな、という事になるのですよ。

そうなりますと、米国で追加緩和を実施という話をするのはまあするのでしょうけれども、過去の施策、特に国債の買入に関する総括が微妙にエエカゲンな中ですから、ロジック的に言えば「追加緩和で国債をまた買います」と言った場合に「何を目的にしているのか」というのを説明するのに(今のままの説明だと)かなり無理があるので、従来否定していた「量的緩和政策」っぽい話をするのか「長期金利押し下げ」という中央銀行が長期金利下げというのはまあ現在のような市場規模で出来るのかいなというか多分自分の首を絞める話になるのかという流れになりそうですわな。

つーことで、実を言えば特に国債買入に関する(MBSの買入は特定市場への介入だからまあ判り易かったですし、MBS市場が現実問題として機能不全となっていたのですからまあこれはこれで説明可能)政策の総括をしないままで追加緩和をするとなりますと、次の一手が苦しくなるかロジックが更に破綻するかという事になろうかと思いますので、見物人的にはニヤニヤしながら今後の推移を眺めたいと思うのでありました。



と余計な雑感を入れましたが議会証言テキストの続きはFEDのバランスシート問題という議会の場であまり開き直ると地雷になるので注意する案件。バランスシートが量、デュレーション共に拡大しているという説明の後、バランスシート正常化に関するアプローチの話を。

『One approach is for the Committee to adjust its reinvestment policy--that is, its policy for handling repayments of principal on the securities--to gradually normalize the portfolio over time.』

で、この話は(引用し忘れてますが)6月のFOMC議事要旨の冒頭部分でも議論になっていて中々興味深いのですが、基本的にはこんな感じ。

・MBSに関しては償還および市場金利低下に伴う借換で徐々に残高が減るでしょう
・国債に関しては償還時の再乗換において、従来は「償還になったものと同じ期間の国債を引き受ける」という形だったが、これを「より短い期間の国債を引き受ける」という形にしてバランスシートの短期化を行う事を検討

この辺りに関しては先程申し上げたように、6月FOMC議事要旨の冒頭部分にありますので読んでつかーせという所でございまする。

で、売却するアプローチについての指摘もありますが、売却を行う場合は金融環境に対して影響を与えるので、事前に十分に告知して、ゆっくりとしたペースでの売却を行うべきだという話をしています。引用は割愛。


んでもって出口政策に関する説明は更に続きまして本文7ページ。

『As I noted earlier, the FOMC continues to anticipate that economic conditions are likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period. At some point, however, the Committee will need to begin to remove monetary policy accommodation to prevent the buildup of inflationary pressures. When that time comes, the Federal Reserve will act to increase short-term interest rates by raising the interest rate it pays on reserve balances that depository institutions hold at Federal Reserve Banks. 』

ということで、一応出口政策への言及もあって、リバースレポとターム預金ファシリティに関する説明をしていますが、その前に一々「FOMCは引き続き経済の環境は異例の低金利政策を長期にわたって継続する事を正当化していると想定します」という毎度お馴染みの文言を入れているのがチャーミング、つーかまあ慎重さをアピールするという所なのでしょうか。

で、市場でやたら話題になった「異例な不透明さ」というのはこの金融政策に関する最後の最後となる部分にございましたです。ここばっかりやたらと強調されて報道されていますけれども、まあ冷静に読んでみるとそんなにベースラインの見通しを下げずという証言でもあります。ただし、先程も申し上げたように、肝心の部分である物価と失業率に関する見通しを下げているのが政策インプリケーションとしては大きい、という所ではないでしょうか。

『Of course, even as the Federal Reserve continues prudent planning for the ultimate withdrawal of extraordinary monetary policy accommodation, we also recognize that the economic outlook remains unusually uncertain.』

FRBは異例の金融緩和政策からの脱却を慎重に計画していますが、私たちは同時に、経済の見通しに関して依然として「unusually uncertain」であると認識しています、っつーことですわな。

『We will continue to carefully assess ongoing financial and economic developments, and we remain prepared to take further policy actions as needed to foster a return to full utilization of our nation’s productive potential in a context of price stability.』

私たちは今後の金融環境や経済状況を注意深く確認し、必要があれば物価安定の見地から、潜在的な生産力の十分な活用を促進するような更なる政策を実施する準備があります、という話をしているのですが、ここには「引き締め」とも「緩和」とも書かない所がまあ良く練られたテキストですなあと思うのでありました。

ま、確かにこれじゃあ追加緩和示唆とは言えませんですな、と言う所です。


あと、最後の部分は金融改革法案関連の話なのですが、まあそちらに関しては引用およびご紹介を割愛しちゃいますです(最終の8ページになります)。


#ということで月曜の為虫干し系のネタでどうもすいません
 


お題「山口副総裁会見/6月会合議事要旨」   2010/07/23(金)08:06:32  
  さてまあ本日は欧州ストレステストですが、どうせ内容は予定調和なのでして、米国と英国が欧州に対して放火モードになるのか予定調和を受け入れるのかというのがポイントなんでしょ、と思います。

赤い新聞(はっきりいって他国の話をする時の英国メディアはアジビラレベルの屑だと思う)とかの論調だと放火する気満々っぽいのですが、さて市場参加者はどう動くのでしょうか・・・・・

○山口副総裁会見

[外部リンク] また為替の話で申し訳ありませんが、ドバイ・ショックの折には、「このところの国際金融面での動きや為替市場の不安定さなどが、企業マインドなどを通じて実体経済に悪影響を及ぼすリスクがある」ということで緩和に踏み切ったと認識しています。今の円高が企業マインドに与える影響についてどのようにみているかお聞かせ下さい。また、為替市場で介入警戒感が強まっていますが、それについて所見をお伺いします。』

・・・・・これは良い切り返し(^^)。

んでまあ介入に関しては政府の仕事ということでスルーしているのですが、企業マインドに関する部分はこんな感じ。

『それから、企業マインドに与える影響ということですが、円高が輸出や企業マインドに影響を与えることは否定できません。ただし、その度合いは相場がどの程度の期間に亘って円高を続けるのか、そしてまた、それがどの程度の円高であるのかといったことに依存していると思います。つまり、現実の為替相場の動きに応じて企業マインドも変化するということです。企業の方々が為替相場の状況に非常に神経を使っておられることは十分想像ができるわけですが、この局面における為替相場が企業マインドに対してどの程度のインパクトを持ち得るのか、それが実際の企業行動にどのような影響を与えていくのかについては、一定の時間をかけながら判断していくべきものだと思っています。』

何と言うああでもないこうでもない発言と思うのですが、この後の質疑でまたこんなツッコミがありまして、これまた中々良い切り返しなのですが(^^)。


『(問)(前半割愛)2点目は、円高についてです。ドル・円レートはもちろんそうですが、実質実効為替レートでみても、既にドバイ・ショックの時の水準を越え、リーマン・ショック後の高値に近づこうとしています。かつ、ギリシャ・ショック後、円高基調が2か月程度続いています。そういう状況の中で、円高の影響について、副総裁は一定の時間をかけて判断するとおっしゃいましたが、そういう局面なのかという疑問があります。さらに付け加えれば、円高はデフレ圧力になるわけであり、デフレ脱却を最優先課題としている日銀としては、何らかの対策・対応が必要な局面なのではないかと思いますが如何でしょうか。』

・・・・・こういう感じで日銀のロジックを使って質問してくると答えをするのも中々難しいようでして(^^)、山口副総裁の答えはこうなります。

『もう1つの円高に関するご質問についてです。確かに、この1、2か月は円高的な状況が続いていることは事実ですが、昨年11月のドバイ・ショック時と現在とでは状況は大分違っていると見ています。』

ほほう。

『違うのは、とくに、企業の景気に対する見方だと思います。昨年の11月末頃は、まだ景気の先行きについて十分な自信が持てないというのが多くの企業の方々の見方だったと思います。特に今年の4-6月から夏場にかけては、二番底の懸念があるかも知れないということも言われていた状況であったと思います。しかし、現在、そうした見方に比べれば随分事態は改善してきていると思います。』

つまり景気のベースラインが上がっていると。

『昨年10-12 月のGDP、今年1-3月のGDPを均してみれば、日本は先進国の中で最も早いペースで回復している状況になってきています。また、稼働率が上がるにしたがって企業の収益に対する見方も随分変わってきています。こういうことからすると、企業家の――特に輸出依存度の高い企業家にとっての――為替に対する受け止め方は随分変わっていると私自身は思っています。そういった状況変化と企業マインドのありようをトータルに捉えて評価していくべきものだと思います。』

よーするに景気のベースラインが上がっているので今のところは様子見ですよという話ですわな。

先般の総裁会見では円高に関して「安全資産としての買いが来ているのも要因」という話をしていましたが、どうもこの一連の発言を見ていますと、足元の円高に対応して追加緩和(のようなもの)をするのはまだ待ちたいという事なんでしょうな。総裁の話っぷりだと「円高は安全資産としての買い」→「日本が追加緩和してもそんなに円高対策にならないんじゃないでしょうか」という事ですし、山口副総裁の話だと「ドバイショックなどの頃より景気のベースラインが上がっている」→「ドバイショック辺りの水準程度の円高ならベースラインの上昇で吸収できる」という事でしょうからね。


・景気の見方に関して

景気の見方が楽観的じゃないですかという質問に対して。

『最初に、日銀の景気の見方は楽観的過ぎないかという点ですが、私どもの景気についての見方は、本日の講演でも申し上げたとおりですし、先般の金融政策決定会合後の記者会見でも総裁が申し上げたとおりです。日本経済については先行き緩やかな回復過程を辿るというのが基本的な見方です。ただし、それについては、上下にリスク要因があるということです。私どもとしては楽観的でも悲観的でもなく、経済の現実の姿と、先行きに関し入手できる様々な情報を踏まえたうえで描いているシナリオということです。非常に冷静な分析に立ったうえでの見通しということだと思っています。』

まあこういう答え方しか無いでしょうけれども(^^)、さてどうなんでしょとは思います。


・先進国の緩和が新興国の緩和になるとかいう件に関して

『まず、私の認識を申し上げます。先進国で非常に緩和的な金融環境が作り出されていますが、先進国の多くは金融部門においてバランスシート調整の問題、言い換えると不良債権処理の問題を抱えています。従って、金融機関が信用仲介機能を十全には果たし難い環境にあると思います。その結果として、先進国において行われている金融緩和が、先進国において十分な効果を発揮せずに、その一部が新興国に資金が流出するという形で、新興国の景気刺激効果をもたらしていると認識していると申し上げたわけです。』

なるほど。

『この点については、それぞれの国が、置かれた状況の中で最適な政策を考えていくことが金融政策あるいは経済政策の基本原則です。そういうことからすると、先進国の緩和効果が新興国にも及んでいるとすれば、その新興国において現実に起きている景気の状態、物価の状況、あるいは資産価格の動き、こういったものをトータルに評価しながら、当該新興国において適切な政策運営を行っていくということに尽きるのではないかと思っています』

という結論なのですが、そんなら別にわざわざ講演で言わんでもという気がするんですけどね。何かあれだけ見ると「またお馴染みのバブル警戒か」という風に捉えられそうな気がするんですけど・・・・・


ということで、講演は何となく総裁の楽観に対してバランスを取る格好でしたけれども、会見を見ると円高を受けた追加緩和思惑を否定するようなトーンの発言が目立つなあという風に思いましたです、はい。


○6月会合議事要旨

[外部リンク]
 


お題「市場メモ/山口副総裁講演/bewaadさんのこと」   2010/07/22(木)08:10:25  
  何か最近日銀から出てくるペーパーとか講演とかって同じ時期に集中する傾向があって(人事異動前に成果物が出てくるのはまあそうでしょうなあとは思うのですが^^)ネタの繁閑が激しいと思う今日この頃。

○当座預金残高が多いと思ったらオペ無しとな(市場メモ)

国債買現先をスキップして共通担保オペへのシフトをしていますなあという話をしておりましたが(本来的に言えば共通担保オペに資金供給を1本化するのが平常の金融調節としては一番美しい姿だと思うので、この流れに関しては禿げあがるほど同意です)、当座預金残高18兆円ペースとなっている影響がやっとコールに出てきて昨日はコールの加重平均は0.090%になるわ、コール取引の最低金利が6bpに下がるわ(ここの所7.5bp近辺というのが多かった)とじゃぶじゃぶ感が出てきたというのが背景だと思いますが、昨日は資金供給オペが全くないという久々の動きに。

まー何か先週あたりから妙に資金供給が多目で、何か意図でもあるんじゃないかってゆーよーな思惑というか想像もしたくなるような感じでしたが、基本的に金融調節でシグナリングというのはやらないという事になっていますし、そもそも当座預金残高をこっそり(でもないけど)積み上げて何となくじゃぶじゃぶ感を出すのに意図がもしあるのであれば、もっと判り易いオペの打ち方をする(例えば即日オペをこれ見よがしに打ち込むとかするでしょ)と思うので、単純にテクニカルな話だとは思うのですけれども、まあ細かく考えると国債買現先停止で何か変な事言われても困るから、そのタイミングでGCレートが上がったりして短国レートが上昇するのを抑制しようとか思ったんですかねえ、よー知らんが。


○山口副総裁講演はバランスを取っている印象かなあ

[外部リンク]
 


お題「総裁会見続き/FOMC議事要旨」   2010/07/21(水)08:08:58  
  ○FOMC議事要旨(これまた多分続きあり)

[外部リンク] Views of Current Conditions and the Economic Outlook」以下の所で、まずはそこの第2パラグラフ。

まずは現状の全体観。

『In their discussion of the economic situation and outlook, meeting participants generally saw the incoming data and information received from business contacts as consistent with a continued, moderate recovery in economic activity.』

個別展開。

『Participants noted that the labor market was improving gradually, household spending was increasing, and business spending on equipment and software had risen significantly. With private final demand having strengthened, inventory adjustments and fiscal stimulus were no longer the main factors supporting economic expansion.』

と、まあここまでは強めの話なのですが、次の物価の辺りからトーンが変わる。

物価に関して。

『In light of stable inflation expectations and incoming data indicating low rates of inflation, policymakers continued to anticipate that both overall and core inflation would remain subdued through 2012.』

ここで2012年の間コアインフレが抑制されているというのが(中期的見通しも同時に出ていましてそっちにもありますが)チャーミングでして、そうなりますと政策金利は当面据え置きになるでしょという話になりますわな。

金融環境に関して。

『However, financial markets were generally seen as recently having become less supportive of economic growth, largely reflecting international spillovers from European fiscal strains.』

さあキタキタ、ということでその影響に関して。

『In part as a result of the change in financial conditions, most participants revised down slightly their outlook for economic growth, and about one-half of the participants judged the balance of risks to growth as having moved to the downside.』

金融環境の悪化の影響もあって殆どのメンバーは経済成長の見通しを若干下げ、約半数のメンバーはリスクバランスをダウンサイドに引き下げたとな。

『Most participants continued to see the risks to inflation as balanced. A number of participants expressed the view that, over the next several years, both employment and inflation would likely be below levels they consider to be consistent with their dual mandate, but they anticipated that, with appropriate monetary policy, both would rise over time to levels consistent with the Federal Reserve's objectives. 』

ということで、向こう数年間に渡って、雇用とインフレはFRBに与えられた目標として考えられるものに沿ったレベルよりも低い状態が続くという想定をしているメンバーが多いというのがこれまたお洒落ですわな。

んでもって3パラ目からは各項目に関する話で、これまた中々オモロイのですが一々引用していると飛んでもない量になるので割愛して、このコーナーの最終パラグラフに参ります。こちらも市場の注目ネタになった部分ですので既にご存知とは思いますが俺様メモの為引用しておくだよ。


最終パラグラフはインフレに関する話です。

『Some participants judged the risks to the outlook for inflation as tilted to the downside, particularly in the near term, in light of the large amount of resource slack already prevailing in the economy, the significant downside risks to the outlook for real activity, and the possibility that inflation expectations could begin to decline in response to low actual inflation.』

複数のメンバーは特に近いタームに関してインフレ見通しに関するリスクをダウンサイドに傾けましたと。で、その要因として、経済のスラックはいつもの話ですが、それに加えて実際の経済活動に関する下振れリスクや、足元でのインフレ数値の低下による期待インフレ率の低下を指摘していますな。

『A few participants cited some risk of deflation.』

数名のメンバー(日本語にするとややこしいですが、さっきの方が頭数多いという認識で良い筈)はデフレのリスクを指摘とな。

『Other participants, however, thought that inflation was unlikely to fall appreciably further given the stability of inflation expectations in recent years and very accommodative monetary policy.』

とは言えまあ残りの人はまだそこまで見ていないようで。

『Over the medium term, participants saw both upside and downside risks to inflation. Several participants noted that a continuation of lower-than-expected inflation and high unemployment could eventually lead to a downward movement in inflation expectations that would reinforce disinflationary pressures. By contrast, a few participants noted the possibility that a potentially unsustainable fiscal position and the size of the Federal Reserve's balance sheet could boost inflation expectations and actual inflation over time.』

ということで、まあインフレ下振れリスクの指摘の他にも、いつものように財政の赤字とFEDのバランスシート欠くぢあによるインフレ期待の上振れを指摘する人もありますなという所ですが、前半のダウンサイドリスクに関する指摘が出ているのが、先日(FOMC議事要旨出た朝)ご紹介した「Committee Policy Action」部分での「必要があれば緩和の検討も」と相まって米債堅調だわ気の早いメリケンどもは早速の追加緩和政策炸裂まで期待しに行くわという話になっている、という所なのでしょうな。

実は資産買入に関する話も中々味わいがあるのですが(冒頭にあります)、時間と量の関係で明日以降に続くということでご勘弁ありたし。
 


お題「総裁会見続き/FOMC議事要旨」   2010/07/21(水)08:08:32  
  というお題のネタの前に市場メモ。

○市場メモ

・当座預金残高が妙に高水準な件について

金曜に国債買現先オペがスキップされて月曜にも国債買現先は予定通りにスキップとなりましたが、別にまあ市場のリズムに変化が起きた訳でもなく(良く考えたら定例行事とは言え4000億円ぽっちですもんね^^)普通に市場様は推移していた訳ですが、ここもと足元の当座預金残高が18兆円ペースで推移していて妙に高水準。

まあコールは9bp水準で暫く前の8bpレベルよりは高かったりするのでこれまた不思議ちゃんなのですが(もしかして少しコール方面の需給構造(というかポジション構成というか)に変化が起きているのかもしれないなあという気もするのですけれども、まあオペがやや多目に推移していることからGCレートは低下傾向で0.105%とか低水準モードに。

てな訳で、今回の積み期間に入って妙に供給が多い気がするのですけれども、別に何か政策的な意図とかは無いとは思いますが、若干パターンが違うのは何でじゃろうなあという所です。

#まあ今月から来月前半は不足地合いだからオペは打ちやすいのですけれども、積み前半で豪快に準備預金進捗させて後半はどうするんじゃろ


・金先が妙に強い件について

正直金先はあたくしよく知らんのですが、何か昨日はユーロ円金先の11年3月限が朝から0.30%を堂々割って0.29%(呼び値は99.710)とかになっていましたな。その後為替が戻ったりしたのを見たのかどうか知りませんが99.705とかになっていましたけれども、0.30%割れ水準とか中々お洒落な展開。

まー金先ちゃんが妙に強いのは昨日に始まった話では無くて、ちょうど先週のFOMC議事要旨が出たあたりから強くなっているので、米国の金利低下から為替がドル安に振れて、そのドル安をネタに金先を買っているのですかねえという感じですけれども(そういや2年とか1年とかの現物国債も足元強いのですが)、正直良く判らないので誰か教えてエロい人とゆー所です。


と、市場といいつつ短い所の話しかしていません(CPの話を最近すっかりしてないように見えるのは、暗黒阿片窟状態なので避けているからです^^)が気にしないように。



○冒頭のトーンがやたら強いのが気になる総裁会見(昨日の続き)

[外部リンク] 足許の国内景気指標をみると、強弱まちまちであり、特に機械受注や消費関連の指標、景気ウォッチャー調査等、弱含んでいる指標もそれなりに多く見受けられています。そうした中で、日本経済の先行きに下振れリスクが高まっているのではないかとの見方や、あるいは日銀の景気判断、景気見通しがやや楽観的なのではないかという声も聞かれています。この点についてのご見解は如何ですか。特に、自律回復に向けた動きが崩れていないのか、あるいは強まっているのかについての評価もあわせてお教え下さい。』

で、まあその説明は例によって長いのですが、ここの説明の流れがこれまた強いトーンなのよ。長いのでこれは強いという部分を並べてしまうのはご勘弁。

『こうした急速な持ち直しの後だけに、在庫復元の動きが一巡し、政策効果も減衰するに伴い、回復テンポがある程度鈍化することは予想されていました。このところの鉱工業生産指数の動きは、こうした予想に沿ったものであると考えています。』

まあそれはそうなんですけどね。

『そうした点を念頭に置いた上で、最近のわが国経済の動きを改めてみると、先程も申し上げた通り、緩やかに回復しつつあり、国内民間需要の自律的な回復に向けた動きが引き続きみられると評価しています。』

外需次第なのではないかと思うのですけれども・・・・・

『こうした企業部門の改善の動きは、雇用・所得環境を通じて、家計部門にも緩やかながら波及してきているとみています。』

というとダム論のようですが、金融経済月報での見通しを見るとそんなに雇用所得環境の改善を見ているようにも思えません(改善は改善なのですが、元々の水準は低いでしょ)けれども。

『以上ご説明したように、景気回復の起点は新興国の力強い景気回復であり、これが製造業へ、それから非製造業へ、そして家計へと、その期待される波及ルートを辿り、徐々にではありますが波及していく動きがみられています。これは、展望レポートの想定した基本的なメカニズムに沿っているということです。』

どう見ても強気発言です本当にありがとうございました。白川総裁ノリノリです。

他の質問でも上振れリスクに関しての話でこんなのが。

『日本経済の先行きの上振れ、下振れリスクですが、この4 月の展望レポート公表時に指摘した要因が基本的に現在もいきていると思っています。ただ、本日の議論もそうでしたが、定性的には4 月と同じではあるものの、上振れリスクも下振れリスクも4月対比幾分高まっており、それらは概ねバランスしているということです。』

上振れリスク拡大ですか???という所ですが、そのちょっと先の質疑応答でさすがに上振れ言い過ぎたと思ったのかこういう話をしています。

『先程、日本経済の上振れリスクとして新興国経済の話を申し上げましたが、その中には当然中国も含まれています。上振れの可能性、あるいは上振れが最終的には下振れに転じていくかたちで景気の振幅を作り出すといった、様々な可能性がありますので、それを注意深くみているところです。』

禅問答のようですが、つまり中国がバブルになって上振れヤッホーと思っていたらバブル崩壊してお陀仏さんというリスクという話ですわな。だったらそういう話を最初に言えば良いのにと思うのですが、景気先行きに対する強めのトーンの話を散々先にしているのでどうも取ってつけたような感じを受けてしまいますわな。

いやまあご本人が実際にどういうご認識なのかは下々の末端におりますあたくし如き凡下の存じ上げる事ではございませんけれども、普通にこの会見要旨を見ますと総裁が景気回復に自信があってノリノリとしか思えないのですけれども、この海外の状況で、しかも普通に外需次第の回復が続く中で、まるでデカップリングで回復しそうな勢いの話をするというのはどうもこう違和感を感じちゃうんですけどねえ。


○そういえばTIBORの話が無いですな

まあ地雷ネタなので誰も聞かなかったというか、そもそも例の報道で伝えられた外山金融市場局長の発言内容があの報道っぷりでは「民間銀行が自行の判断で出すリファレンスレートに対して具体的に引き下げろという介入をした」と読み取られても文句は言えない訳で、実際に発言の真意はそういう事ではないのでしょうが、まあ本当にそうだったら論外にも程があるネタなので、扱いようが無かったというのもあるんでしょうかね(ニヤニヤ)。

で、その件についての質疑が無かったのは残念ですが(^^)、ターム物金利に関する発言がちょっとあったのはチャーミング。

『為替市場では、円高が進みましたが、相対的には安全資産であるとの認識のもと、円に対する需要が高まっていることが円高の一因となっているとの声も市場では聞かれています。短期の資金市場についてみると、米欧では、欧州系金融機関に対するカウンターパーティ・リスクが意識される中、銀行間のターム物金利が高止まっていますが、わが国のターム物金利は低位で安定しています。社債市場等のクレジット市場をみても、米欧では、社債スプレッドが春頃に比べやや高めの水準で推移している一方、わが国では引き続き低めの水準が維持されています。』

例の外山局長のインタビュー(面倒なのとあの記事のヘッドラインを見るとあたくしの瞬間湯沸かし器が作動するという理由でURLなどは付けない)では、局長が「各通貨のLIBOR差に着目した為替市場の動きなどで円高になった面もある(だからTIBORも市場実勢(何が実勢なんだよという議論は措く)を反映すべきだ、という事ですな)」みたいな話をしていたやに記憶しておりますが、ここでの総裁の話を敷衍すると、「そもそも円高になっているのは、金利差要因よりも安全資産としての円という認識によるものである」という事になるのかなあと思う訳で、これが中々チャーミング。

つまりですな、勝手に深読みしますと、TIBORやらLIBORやらがどうのこうのと言っても現状では為替に対してどうのこうのって訳にも行きませんので、そーゆー点では為替が円高に振れた時に今現在だとターム物金利を下げるような政策を打っても止まらんかもねっていう話をしているのかも知れませんわな。って勝手読みしすぎですかそうですか(^^)。

まあ総裁会見はそんな感じで。
 


お題「総裁会見とか月報とかその他」   2010/07/20(火)08:15:19  
  概ね梅雨開けでいきなり暑くなりましたなあ。

○その前に市場メモ

・国債買現先がスキップされた件について

金曜日は国債買現先オペがスキップ。1週間物が4000億円(なので合計5本で計2兆円)回っていたのですが、金曜にスキップしたということは今日以降もスキップと言う事になるのでしょう。先週後半から積み最終に向けて妙に共通担保オペの量が多くて、足元当座預金残高を削ってこないなあとは思っていたのですが、国債買現先を減らす分共通担保オペに振る前提だったのかと考えると極めて納得。

で、それに何か意図があるかと言うと多分政策的な意図はなくて、テクニカルな問題だと思います。つまり、固定金利オペ20兆円攻撃によって、足元の資金需給に対応したより短い期間のオペの打ち余地が少なくなっているというのは何回か書いたと思いますけれども、例えば今月はオペ残(買入系を除く)のボトムが27兆円程度となっていまして、固定金利を除いたオペ残高が7兆円とかまで低下する場面があった訳ですな。

その7兆円のうちの2兆円を1回4000億円の1週間の国債買現先というので硬直的に潰してしまうと残りが5兆円しかなくて、オペがかなり窮屈になるので、とりあえずその2兆円を削って(1回4000億円のオペだとそもそも大手業者が1日に調達するGCの量から考えて少ない、小額のオペよりはややロットの大きいオペを打った方が一度に取れる資金が増えるので資金繰り上はやりやすい)共通担保で資金のエンドを柔軟に設定しながら供給しようってえ事なのでしょうな。

まあレポレート自体がそんなに跳ね無くなったので国債買現先をウィーク物で5本転がしておく必要が無いという事ですが、まあこの国債買現先スキップの影響としては、朝いちのタイミングで入るオペが無くなる事によって(これが無いと買入系以外の資金供給オペは午後1時のオファーになる)前場のリズムがずれて後場にちょっとバタバタになる(朝のオペ結果を見てGCのレートをどうしましょというのが無くなるから)のかなあとか勝手に妄想したのですが、さて実際はどうだったんでしょうかね(^^)。

#他に市場メモネタがあったような気がするが忘れたので華麗にスルー


○金融経済月報(いつものように概要だけという手抜き)

[外部リンク]
 


お題「予想通りですが足元を上方修正/これは意味が判らん改正案」   2010/07/16(金)08:10:21  
  まずは決定会合声明文比較から。

○足元を上方修正して先行きは同じ、項目別に幾つか改善

[外部リンク]

(1)政府及び日本銀行は、協力して達成すべき経済政策の目標に係る協定
(以下「政策協定」という。)を締結するものとする。 』

まあこれは「物価目標」とか言うとインフレ嫌いの一般ピープルに受けないから飲みやすくする為のオブラートみたいなもんだと理解できますが、何でストレートに物価安定目標の設定とか書かないのかなあと思いますが、まあこっちは置いといて。

『2 中小企業者に対する事業資金の貸付けに係る債権の買取りに係る臨時措置

(1) 政府は、中小企業者に対する金融の円滑化を図る必要があると認めるときは、日本銀行に対して、金融機関の有する中小企業者に対する事業資金の貸付けに係る債権の買取りを要請することができる。

(2) 日本銀行は、(1)の債権の買取りの要請があったときは、(3)により当該要請を拒否する場合を除き、当該要請に係る債権の買取りを行うものとする。

(3) 日本銀行は、(1)の債権の買取りの要請を拒否するときは、その旨及びその理由を政府に通知しなければならない。

(4) (1)及び(2)の債権の買取りの要請及びこれに基づく当該債権の買取りは、この法律(日本銀行法の一部を改正する法律)の施行の日から起算して二年を経過する日までの間、行うことができる。

(5) 政府は、(2)の債権の買取りにより日本銀行に損失が生じたときは、当該損失の額として政令で定めるところにより計算した金額の範囲内において、当該損失の補てんを行うものとする。 』

・・・・・・はてさてさっぱり訳が判らんですが。

ってまあ以前に渡辺善美センセイが「日銀は民間金融機関の中小企業貸出債権を20兆円買い取れ」という話をしていたので予想はしていたのですが、マジでこういう話になるとは思いませんでした。

えーっとですな、まずそもそも論として実務上の問題があるのですが、日銀に中小企業貸出債権を買い取らせるとして、その管理はどうやるのでしょうか。通常の回収は金融機関経由でやらせるのかもしれませんが、業務が死ぬほど煩雑な事になるでしょうし、延滞した場合の管理回収は誰がどうやって実施するのでしょうか。日銀にそんなノウハウも人的資源も無いと思いますが。

#もしやらされる破目になったら信用機構局あたりで人が足りないでしょうから不肖もと金貸しの手先のあたくしでも雇用していただければ(笑)

そもそも中小企業金融でしたらば、昔の名前で言えば中小企業金融公庫とか国民生活金融公庫とかがある訳で、現在でも日本政策金融公庫として業務を行っている訳ですから、予算措置を行って政策金融公庫に債権買取枠を設けさせて、中小企業貸出債権の買取を実施させれば、現行法の範囲内で普通に運用できる話で、そんなもんの為にわざわざ日銀法を改正する意味が全く感じられません。

#もうちょっと細かい話をすると、中小企業向け貸出債権は一般的には証書貸付形式だと思われますので、買取に応じると言いましても現行法のもとでは債務者への承諾が必要じゃないかと思われまして、仮にそうなら実務上超面倒な事という問題もあるんですけどね


まあ何ですな、みんなの党のブレーンと言われる高橋洋一さんが日本政策投資銀行のCP買取の時に「財務省の権益拡大の陰謀」とか意味不明の理由で批判していたので、どうしても政府系金融機関を使いたくないというのがまず前提としてあるんでしょうなあというのは何となく想像がつくのですけれども、別に機能として使えるものがあるのに使わないというのは全くもって意味が判らんですし、日銀に政策金融やらせてどうすんのという所であります。

あとですな、これって要するに「政府が日銀を代理店にして中小企業向け政策金融を実施します」と言ってるのと同じなのですけれども(損が出たら最終的に政府が被るのだがら)、それってかつての悪名高い「信用保証協会特別保証枠」とかとどこがどう(実質的に)違うのかと小一時間問い詰めたい訳でして、以前渡辺善美さんが言ってた「20兆円」とかって(そらまあ全部焦げ付く訳は無いから最終的に必要な金は判らないですけれども)額を実施するとなるとこれはもう素晴らしいバラマキであって、大きな政府にも程があるという話だと思うのですけれども、選挙で「ばらまき反対」「小さな政府」と言っていた話との整合性がさっぱり判らないという大変に素晴らしい案でございますなあ。

と思っているだけでございますけれども、どうもあたくしの頭が悪いせいかただの政策金融大炸裂以外の何物にも見えず、ただのバラマキとの区別が良く判らんのでありますが、頭のよろしい方にこの辺りの説明を是非お願いいたしたく存じます次第です。

まあそんなところで。
 


お題「決定会合プレビュー/FOMC議事要旨をほんのちょっとだけ」   2010/07/15(木)08:09:00  
  と言う訳で昨日今日は決定会合でして、まあ別に今回何か決定があるかと言えば何もないのですけれども、今後の展開についてつらつらと考えている事をまずは並べてみます。

○各種経済データからは上方修正になるんでしょうけれども

今回は展望レポートの中間レビューがありまして、景気に関しては4月の展望レポートで示した見通し通りに進んでおり、恐らくは足元でやや上振れして推移しているという話になるんでしょう。

あとは見通しをどうするかですけれども、まあこれも上方修正になるのでしょうなあとは思う次第で、足元のデータからしてそれはそれで当然の結論になるのですが、はてさて海外経済の減速懸念とかもある中でリスク認識の方をどうするのかが気になる所です。

・・・・ま、あたくしが勝手に予想すると別にリスク認識にも変化がなくて、新興国経済の上振れリスクとか普通に出してきて「リスクはバランス」という話になるのでしょうけれども、丁度また良い(というか悪い)タイミングで後でちょっとだけ触れる予定のFOMC議事要旨が出ておりまして、これがまた「米国経済の下振れリスクが高まる」だの「下振れリスク顕在化では再度の緩和を行うべき」というのが示されるという中々楽しい状態なのでして、そんな中で日本が普通に上方修正ですかそうですかというのが何とも微妙なテイストを醸し出すと言いますか。

いやね、日本経済が堂々の自律回復で他の主要国と違ってバランスシート調整の必要が少ないのでその分だけ回復力が強いと言う説明になるのかもしれませんが、後者はともかくとして、日本経済って結局の所外需様次第で最近だとアジア様の経済拡大が無事に進むか次第というのが特に変わっていないと思われる訳でして、そこで堂々の上方修正しながらリスクプロファイルも変化無いというのもそうなのかいなという話になりそうな気がするんだが。


○政治圧力はまあかかるでしょうなあという雑談

日銀法改正をすると何で失業者が100万人減るのかどうもさっぱり判らんのですが(日銀に財政政策でもさせるんでしょうかねえ)、まあ中央銀行様がそんなお力があるんでしたっけ(金は刷れても需要は作れないのでは、いやまあ財政政策をやるのなら別ですが)と当方無学にして中々理解致しかねるのでございますけれども、まあ日銀法改正が何だかしらんがみんなの党様の連立参加の要件らしいので、本質的に何でもありの菅首相がそれに乗って政権維持を図るという筋は有り得ない話では無い所がオモシロス。

でまあそっちの法案についてはどうせこれから出てくる話でしょうが、CPIターゲットをするのは良いんですけど、それこそ昨日引用したBOEのマーケット担当のエグゼクティブディレクターでありますフィッシャーさんの講演にありますように、足元の一時的な要因でぶれる分に対してどういう扱いにするのやらとか(一時的要因でぶれるのに対して一々総裁を首にできないでしょ)、CPI1点張りで金融面から来る資産価格などのCPIとはまた別の部分での変動をどうすんのとか、ではまあその辺りも総合的に勘案しつつ、足元の一時的な要因でぶれる分はまあ良しということでという話になった場合に今の「中長期的な物価安定の理解」とどう違うのかという話とかをどう論点整理するのやら。

なんかね、結局のところ単純に「現在日銀が出している中長期的な物価安定の理解における数値が低いんじゃないですか」というだけの話をするのに、何も日銀法改正を持ち出さなくても良いと思うのでして、いやまあ今回日銀法改正の話がマジに出てきても実際にはその程度の変化にしかならないという事であっても、こういうのって所謂「蟻の一穴」的なものを感じるのですけどねえ。

と言う話は兎も角として。

まあどう見てもそんな感じで微妙にアレな政治状況になっている今日この頃に見えてまいりますが、ここで俊ちゃんだったら果敢にインチキ緩和攻撃をしてきてもおかしくないのですけれども、そこは白川総裁ですので、別にまあ何もしないでしょうなあ(で、益々政治方面から叩かれやすくなる)というのは見え見えなのですが、さて追加緩和って話になった時にどういうネタがあるのかというのを考えてみると・・・・

・時間軸の強化あるいは明確化

えーっとですな、正直言って債券市場では2年国債利回りが0.14%という事で堂々の時間軸2年確約という感じで価格が推移しているので、今更何の時間軸なんだかという話なのですけれども、またしょうがないからCPIターゲットみたいなのを出す(ただし前回の「安定的にゼロ以上」だと政治方面がブー垂れると思うのでそれでは多分足りない)ことによって目くらまし。

・・・・時間軸が2年確約から例えば3年確約になってじゃあ何がどう違ってくるのかさっぱり判らんが、何か単に中短期の金利が下がって貸出金利も下げざるを得なくなって銀行涙目になるだけのような気がせんでもない(--)。


・当座預金付利を残しながらヤケクソで量的緩和

いやまあ既に超過準備があって量的緩和と言えなくも無いのですが、当座預金付利を残して当座預金ターゲットをするという訳の判らん事をやると、コールの金利が下がって短国の金利は0.10%までしか下がらない(短国買入をバンバンやって吸い上げられるとまた話が変わるのかもしれませんが)とか中々意味の判らん事になるのでしょうか。


・しょうがないので0.05%利下げ

最早その0.05%に何の意味があるのか判らんですが、ゼロ金利政策になると短期市場が無くなってしまいまして、それはそれで中々寒いものがありますので、とりあえずゼロは回避ということで(^^)。

ここで当座預金付利を残しつつ「コールレートを0-0.1%」という手もあるのでしょうけれども、そうなると益々ワケワカラン感じになるでしょうなあ。単にさっき書いた「当座預金付利を残しながら量的緩和」というのとあまり変わらないのですけれども、変に当座預金ターゲットを作るよりはマシかもしれません。


・堂々の国債買入拡大

国債の購入余地的にどうよという話もありますが、例えば国債買入拡大をするのを最初から時限的(例えば1年間とか)にして、その間のテンポラリーな買入総額をどどーんと出すという目くらましはどうっすかね。

別に米国様だって英国様だって国債の買入をやりましたが、買入は時限的にやってこっそりとフェードアウトしている訳でして、まあ理屈をつけるのが死ぬほど難しいですけれども、それを言い出したら新型オペだって似たようなもんですから(^^)、何か適当な理屈をでっちあげて「期間限定で追加的国債買入を実施」なんてえのはできませんかねえ。


・・・・などと色々と考えたのですが、正直言って思いつかんですなあというところでございます。(じゃあ書くなよというツッコミはしないでちょ)



○FOMC議事要旨からほんのちょっとだけ

[外部リンク] Policy Action」を読むのが吉。

『In their discussion of monetary policy for the period ahead, members agreed that it would be appropriate to maintain the target range of 0 to 1/4 percent for the federal funds rate.』

まあこれはいつもの話。

『The economic outlook had softened somewhat and a number of members saw the risks to the outlook as having shifted to the downside.』

経済見通しがやや弱まって、多くのメンバーがリスクが下方にシフトしたと。

『Nonetheless, all saw the economic expansion as likely to be strong enough to continue raising resource utilization, albeit more slowly than they had previously anticipated.』

経済は資源の活用を引き上げ続ける程に強い拡大をしているものの、従来の見通しよりも減速しているとな。

『In addition, they saw inflation as likely to stabilize near recent low readings in coming quarters and then gradually rise toward more desirable levels. 』

インフレも安定しており、先行きも望ましい水準内での緩やかな上昇に留まるとな。

『In sum, the changes to the outlook were viewed as relatively modest and as not warranting policy accommodation beyond that already in place. However, members noted that in addition to continuing to develop and test instruments to exit from the period of unusually accommodative monetary policy, the Committee would need to consider whether further policy stimulus might become appropriate if the outlook were to worsen appreciably.』

だんだんヘタクソな訳文もどきを書くのが恥ずかしくなってきたので(--)急に端折り出しますが(^^;要するに経済見通しが回復基調ではあっても引き下げになったという話と、一部の委員からは悪化が顕在化した場合には追加緩和措置が必要になるでしょうという話ですな。

でですね、別に「経済の悪化が顕在化したら追加緩和が必要になる」というのは普通に当たり前の話ではあるのですが、その部分がこういう風に載るというのに意味があるっつーことでして、別に書いていないからそういう論点が無かったという話では無いので(最終的にはずっと後に出てくる議事録公開を待たないといけませんからね)その辺はつい勘違いしちゃいますが注意しないといけませんわな。

『Given the slightly softer cast of recent data and the shift to less accommodative financial conditions, members agreed that some changes to the statement's characterization of the economic and financial situation were necessary.』

とうことで、景気認識が下方にシフトしたので、金融環境の緩和的な状況もそれに伴い若干弱くなったということで、経済や金融環境の文言を変更しましょうという話ですかそうですか。

『Nearly all members judged that it was appropriate to reiterate the expectation that economic conditions--including low levels of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations--were likely to warrant exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period.』

『One member, however, believed that continuing to communicate an expectation in the Committee's statement that the federal funds rate would remain at an exceptionally low level for an extended period would create conditions that could lead to macroeconomic and financial imbalances. 』

というのは声明文の所でありましたわな。

つーことで、景気見通しに関しては「景気回復は継続しているものの、その速度がやや落ちて、リスクバランスとして下方リスクが高まっている」という話になっていて、その辺りがまあここの文章だけ見ると結構アピールされている感じではございます。

とは言っても、そもそも政策効果が切れる夏に向けて景気が踊り場ってえのは織り込み済みの話じゃ無かったのかなあという気もせんでもないですけど、まあとりあえず寝起きで斜め読みした(といってもここだけしか斜め読みしてませんが)結果はそんな感じで。
 


お題「ちょっと前のペーパーからのネタですが(しかもBOE)」   2010/07/14(水)08:08:42  
  ○落ち込みの際にデフレ圧力が高まらないと言う事は・・・・・

これもMPC議事要旨での論議にありますけれども。

『It seems a reasonable starting assumption that behaviour during the recession should be broadly symmetric during the recovery. When demand growth strengthens, output could be flexibly ratcheted up, reversing the processes seen during the downturn.』

落ち込み時の流れと回復時の流れが対象的だとすると、落ち込み時にそれほどの落ち込みを示さなかった場合には回復時も徐々に回復するのではないかという話ですな。

『If so, then it is unlikely that substantial inflationary pressure would be generated as the result of a recovery in demand: there will be plenty of capacity within firms and a ready supply of labour, both of which should help to keep costs subdued. But this is clearly a major uncertainty and hence a risk in our projections of future inflation. Not only has the UK economy behaved differently from its previous experience, it has also behaved differently from other countries. In the United States for example, the fall in employment relative to output has been larger than in the United Kingdom (Chart 8).』

で、そこのチャートを見ると、英国と米国のリセッションにおける動きからすると、回復に向けた生産や雇用の動きは米国が英国に対してちょっと先行しているという感じのようです。


○足元の一時的なインフレ要因と中長期的なインフレ見通しに関して

『Weak downwards pressure on inflation from the recession can only go so far in helping understand recent movements in inflation. It cannot explain why inflation has been rising recently. For that we need to look at a series of shocks to relative prices that have put temporary upwards pressure on CPI inflation. These shocks include the change in the VAT rate; changes in oil (and hence petrol) prices and changes in the prices of imports relative to domestic goods and services.』

まあこれは毎度話が出ているのでこの先の説明は一々引用しませんが、足元の一時的要因として挙げられるのはVAT(付加価値税)の変更(景気対策による一時的な引き下げ)要因と原油およびガソリン価格の上昇という話ですな。

で、その説明から話は発展して、中期的なインフレ見通しと足元のインフレ見通しの話になります。つまり、足元の一時的な要因でのインフレ率の上下に対して一々金融政策対応をすると却って経済をボラタイルにしてしまうというまあ当然の指摘をしていまして、重要なのは「一時的な要因がどの程度で剥落するのか」という点と、「足元のインフレ上昇が人々の中長期的なインフレ期待を引き上げているか」という点で、そのあたりをチェックするのが重要という話をしてますが引用割愛。


○利上げに関しては否定的ですな

ただまあMPC議事要旨にもありましたように、利上げを主張するMPCメンバーもいるというのは事実としてありますが、フィッシャーさんは思いっきり早期引き締めを否定しています。本文9ページ。

『The recent high rate of CPI inflation can be largely attributed to a number of temporary factors, combined with weak downwards pressure on inflation from the subdued level of demand. Nevertheless, given the expected degree of spare capacity in the economy over the next few years, and that the temporary factors should wear off, the most likely outcome is that inflation falls back to below target over the next couple of years as shown in the May Inflation Report (Chart 12). On that basis it was sensible not to try and offset the recent rise in inflation by tightening policy.』

ということで、5月のインフレーションレポートで示しているBOEの見通しに即して言えば、足元でのインフレ上昇に対して金融引き締めで対処することには慎重であるべき、という話をしていますわな。


○リスクをどうやってチェックするのかと

で、その続きで本文10ページ。

『But let me be clear about the risks. Our central expectations could be wrong. Certainly the inflation data have tended to consistently surprise on the upside, month-by-month. What if spare capacity continues to exert much less restraint on inflation than anticipated? Or perhaps current data estimates have significantly underestimated demand and output growth? Or the exchange rate effect is bigger than incorporated in the projections? We could also be wrong in the other direction: downside pressures on UK output growth (Chart 13) could yet lead to an even bigger fall in inflation than the central case. And, of course, there could be further shocks in either direction.』

ということで、我々の物価見通しは上にも下にも間違える可能性がありますという話をしているのは当然なのかもしれませんが良いですな。

『So it is important to use whatever cross-checks on our projections that we can. One way to do that is to look for any nominal indicators that might signal risks of persistently above target inflation in the medium term, such as money or wage growth.』

ということで、物価の動きに関しては、名目のマネーの動向と、賃金の動向をモニターするのが一つの有力なチェック方法という指摘を。

『Underlying money growth is currently just over 1% on an annual basis. And underlying wage growth is around 2%. There are some tentative signs that money and wage growth are rising, but neither of these figures are even close to being consistent with above-target inflation in the medium term.』

マネーの伸びが年率1%程度で、賃金の伸びが年率2%程度という状態で、まあのびているにはのびていますけれども、その程度であれば中期的にインフレがターゲット(2%)を上回る要因にはならないでしょうという事のようですな。

『Taking these indicators together with the degree of slack in the economy ? and given some of the factors likely to restrain growth in the UK and in Europe ? the economics of the situation does suggest that inflation should fall back from its current high point. But there are risks on both sides.』

英国やヨーロッパで経済のスラックが生じている事もインフレが高止まりしない事を示しているという事のようですな。


○でまたまた早期引き締めの警戒を

『On the one hand we need to be sensitive to the risk of tightening policy prematurely, stifling the nascent recovery.』

早期引き締めは現在の初期の回復を窒息させると仰せです。

『In that case, some of the flexible response to the recession could beswept away, delivering higher unemployment, more company failures and the risk of inflation significantly undershooting the target. The risk of deflation ? which prompted the start of the MPC’s asset purchases in 2009 ? may have faded, but it hasn’t gone away and would require greater efforts to deal with, if it materialised now.』

ということで、早期引き締めで碌な事が起きません上に、デフレのリスクも復活しちゃいますよということですな。


○インフレ高進時の対策が何かオソロシスなのですが

で、最後の最後に微妙にオソロシスな話をしているのが何だかなあという感じです。

『On the other hand, should it appear likely that inflationary pressure is sustained at a higher level into the medium term, then it is clear what our mandate would require us to do. The MPC has the tools at its disposal to tighten monetary conditions, both in the form of raising Bank Rate and by selling the assets that we bought in 2009 as part of the quantitative easing programme.』

インフレ圧力が高いレベルで中期的に継続した場合には引き締めを行う必要があるのですが、さてその場合に「BOEにはツールがある」という話をしてますけど、その中で何気に「利上げ」のほかに「資産買入プログラムで購入した証券の売却を行う」というのがしれっと入っているのがちとオソロシスな感じはします。

まあ英国の場合は、この一時的要因がそのままインフレ期待の上昇に繋がって景気回復初期なのに物価の方がジャンジャン上昇しちゃった場合にさてどうしましょというのが最大のリスクなので、今後の動向はまあ興味本位というと不謹慎にも程がありますが、注目しておこうかなと思います。


#ということでごく一部の人にしか興味の無さそうな話だわ引用で延々と増量になるわでどうもすいませんでしたm(__)m
 


お題「ちょっと前のペーパーからのネタですが(しかもBOE)」   2010/07/14(水)08:08:21  
  こんなのがあったので読んでみました。
[外部リンク] is CPI Inflation so high?" Remarks by PAUL FISHER

ということで、以下日本に関係ないわ足元の金融政策にそんなにインプリケーションは無いわ(英国の金融政策へのインプリケーしょんはありますが)という代物でありますので、まあお暇な方向けの駄文でございます、っていつもそうですかすいませんすいません。


ちなみに10ページ(しかも1ページ目は表紙)だしグラフは13個もあるので「これは丁度良い」と思って読んだのですが、実際にこのスピーチが出てから書きものになるのに1か月掛かっているというのはここだけの話。

あとですな、説明文の中にグラフがありまして、それがポイントになっているのでまあ実を言えば本文をみた方がよろしいかとは存じます(汗)。


○英国での最近のインフレ傾向を過去と比較

『Annual CPI Inflation reached 3.7% in April (Chart 1). Given the Monetary Policy Committee’s remit to target CPI inflation of 2%, you might well want to ask “how has inflation got so high and what is the MPC going to do about it?” I intend to tackle those questions head on this morning and, in the process, illustrate some of the challenges the Committee faces in setting monetary policy.』

ということで、足元の英国でのインフレ傾向に関する件がお題で、まずは現状の説明をしているんですけれども、「最近のインフレはボラタイルに上下しているが、より長い目(説明では1956年以降のチャートを出しています)ではインフレはまだそんなにボラタイルではないですよという話をしております。

ただし、2009年中盤のインフレ上昇に関しては「リセッションの中でインフレの上昇が起きている」というのがサプライズで、しかもその間に生産が大きく落ち込んでおり(というのは図表で説明されてます、3ページ目)、従来の考えでは物価がマイナスになってもおかしくない筈なのですが、そのようにならなかったのはどうなんでしょうという話が講演前半のネタになっています。

『One might have expected a recession of this depth to exert considerable downwards pressure on inflation - such that the current CPI inflation rate could easily have been negative. The recovery in inflation seems to reflect two factors. First, given the scale of the fall in demand, the downwards pressure from the recession doesn’t appear to have been as strong as it might have been. Second, there have been a number of temporary factors pushing upwards.』


○リセッションにおける企業行動、家計状況に関して

まずフィッシャーさんが指摘しているのは、過去のリセッションと今回のリセッションにおける企業行動や失業率の推移などでござんす。

過去のリセッションと比較した場合、今回は企業倒産の増加があまり著しくなく、かつリセッションの途中で倒産件数が減少傾向になっているそうです。それから失業率に関しては、失業率の上昇傾向はあるものの、その数値自体は過去のリセッション時の10%近い数値までは届かず、しかも従来だとリセッション終了後にも失業率の上昇傾向が続くという動きでしたが、今回は失業率の上昇が既に頭打ちになっているというのが違うようです。

でもって、その理由に企業行動が挙げられるらしいのですが、関連のサプライヤーをもつ大手企業(下請けを持つってことだと思うのだが)がその企業を維持しようとしたり、企業が人を減らすよりも賃金の削減で対応したという行動を指摘していますな。本文4ページのあたり。
『It has been clear that there has been an unusual response from companies and their employees. Many firms have sought to retain staff wherever possible, rather than shed them as in previous downturns - hours have been shortened and wages frozen or even cut where possible, rather than making people redundant. Large firms with smaller suppliers have tried to work with suppliers to keep their supply chains intact, which has helped smaller firms to survive. Many employees - at least in the private sector - have been willing to forgo income in order to retain their jobs.』

というような状況があり、生産の急激な落ち込みが企業倒産の急激な増加や、大規模な失業の発生に繋がらず、また需給ギャップのマイナスが生産の落ち込みほど拡大しなかったと見られる事がインフレの押し下げに繋がらなかった原因だというお話になるようですな。本文5ページより。

『Overall, the fall in output does not appear to have done as much damage to employment and firm survival as one might have expected. At the same time, the implication of business surveys is that the degree of spare capacity in firms is rather less than implied by the fall in output. So estimates of the gap between overall demand and the economy’s capacity to produce goods and services - an indicator of inflationary pressure known as the ‘output gap’- are extremely uncertain at the current juncture. The ‘output gap’ appears to be much smaller than the fall in demand alone would have suggested, but there is little evidence of widespread destruction of supply capacity.』


○企業の価格設定行動に関して

これは最近のMPC議事要旨でも指摘されている話なのですが、このポイントはいつ見ても興味深い。上記引用部分の続きから。

『Whatever the balance between demand and supply, it seems that many firms have maintained prices, not cut them, in the face of weak demand. That may have been a rational response. In order to survive they needed to maximise their present cash flow and they would only have cut prices if the demand response was likely to outweigh the lost revenue.』

企業がキャッシュフロー維持の為に価格を維持するという話なのですが、日本のケースで考えると何でそうなるの???という疑問という事になってしまいますわな。その点に関しての考察は当然ない(日本の事は別に関係ないっすからね)のですけれども、英国の場合はそもそもベースのインフレが高いとか、日本の場合はここ10年以上のゼロインフレあるいはデフレ状況によって、価格維持という行動が困難になっているのか・・・・とか悩む訳ですな、うーむ。

または銀行に対して不良債権の先送り延命をさせたり、公的金融で不良債権を先送り延命をさせたりすると、企業の価格設定行動におけるキャッシュフロー維持へのインセンティブを失わせて物価下落圧力になるとか、考えているうちに妙な事も想像しちゃいました(^^)。何かシバキアゲみたいな話ですな。


○低金利政策の維持と資産買入プログラムの効果

ここで資産買入プログラムの話が出てますが。

『The explanations for these changes in behaviour and their inflationary consequences are likely to be many and varied. And it may be some time before we can be sure which of many hypotheses are correct. But one factor we know is that interest rates have been at an all-time historic low during this recession (Chart 7). And Bank Rate started to fall well before the trough in output. The effect of this on, for example, firms’ cash flow, has been very significant and was reinforced by the effects of the asset purchase programme reducing corporate borrowing costs.』

ということで、企業の借入コストをBOEの資産買入プログラムによって引き下げる事が出来ましたという話をしている訳ですが、量的緩和政策を実施した時には「信用緩和ではありません」というような説明をしていたのですけれども、すっかりBOEも量的緩和政策の効果を「量」のルートではなく「金利」のルートでの説明になっているのがチャーミング。

つまりまあ量を出して効くのかどうかという話に関しては、そらまあ出さないと効かないのは効かないでしょうけれども、結局の所はその「量」が定量的に効果を出してどうのこうのというのではなく、基本的に「金利」ルートでの話になるんじゃないですかね、という事なのではないでしょうか。
 


お題「流動性リスク管理に関する日銀ペーパーメモとかその他雑談とか」   2010/07/13(火)08:09:27  
  結局引っ張った割にはメモ程度の内容になるのでした(大汗)。


○選挙結果の反応雑談とか追加の雑談とか

・見事に人によって言ってる事が違ってオモシロス

昨日は予想の斜め上に行く選挙結果を受けまして(昨日の駄文であちこち誤字がありましたので訂正しました、すんません)本職の方々が色々とレポートを出しているのですが、これがまた中々興味深い事に人によって色々と解釈が分かれるという内容になっていました。例えば金利の人と為替の人の視点が違うとか言うのは良くある話ですけれども、今回は金利なら金利でも人によって解釈が分かれるという中々興味深い結果になっております。

まあ何ですな、昨日あたくしもああでもないこうでもないと書きましたけれども、読みなおしてみると「何か結局判らんね、日銀に緩和圧力が掛かるのは理解できるけど」というあまり意味の無い書き物になっているという情けない事実に気がつく訳で(恥)、民主と国民新党が豪快に議席を落としたので政権枠組みをどう考えるかという話になってしまったという事で仕切り直しになるというのが原因でしょうけれども。


・早速消費税論議が先送りとな

菅さんの消費税発言に対するブレが敗因という話になっているのですが、それを受けてお縄先生(仮称)がしゃしゃり出てくると民主党お洒落過ぎるでしょと思うのはあたくしだけではありますまい。

そもそもですな、鳩ぽっぽとお縄先生のトンチキ振りによって民主党政権への期待が思いっきり失望になって菅さんの登場になった訳でして、菅さんに首をすげかえないで選挙に突入したらもっとドロップしていたとしか思えない訳で、(溜池通信さんの受け売りになっちゃいますけど)消費税論議を持ち出さないでいたら負けの原因は鳩ぽっぽとお縄問題だった(いやまあ負けなかったのかも知れないと言えばそれまでですが、一人区であれだけ落としたのは消費税云々だけの問題じゃないかとも思うのだが)という話になっていたでしょうからね。

・・・・などと思っておった訳ですが、報道によりますと早速消費税問題を先送りという大変に香ばしい話が民主党様の幹事長様の方面から出てきておられるようでして、じゃあ最初から「消費税10%で目的税化」という主張をしている自民党は議席だけは多かったという事に関しておまいらどう考えるのかと小一時間問い詰めたい所なのですが、まあ消費税論議が先送りになりそうですので益々グダグダ振りに拍車がかかりそうですな。


・そういえばすっかり忘れてましたが

選挙を急ぐために郵政民営化見直し法案の成立を選挙後に実施という話になっていましたが、こうなると参議院での再成立って無理ですよね??


○しかしブルフラットとは恐れ入りました(市場雑感)

で、昨日の相場ですが、早速何か反応するかと思ったら斜め上の結果となった事を受けたせいなのかどうか知りませんが株も債券も小動きのスタートで超拍子抜けというか、朝にああでもないこうでもないと書いたあたくしとしては間抜け感漂う悲しい展開。政治は関係ないんですかそうですかといじけておりましたが・・・・・

前場は途中から円安になったから株高に振れたみたいでしたが、そんな中で何となく超長期とかが確りしながら何となくフラットニングしつつ小確り。輪番オペで超長期対象があったけれども、結果はそんなに強くはなく(弱くもないですが)まあ普通程度のぱっとしない物。

とか何とか思ってたら後場途中から超長期がやたらめったら強くなって終わってみれば見事にブルフラットという展開。何でそんなに強くなるんじゃという動きでビックリですが、まあそれを言い出すと先週の30年入札前後のスティープも大概に動きが派手でしたので、その戻しっちゃあ戻しなのかもしれませんけれども・・・・・

それにしても先週の場合は30年国債の新規発行というネタがあった訳でして、超長期の需給に変化が起きたという材料があるのですが、昨日の場合は一応選挙結果と言うものはあったにせよ、何もブルフラットする材料かいな(日銀に緩和圧力が掛かるとかはあるけど、財政再建路線の後退とか政治決定プロセスが弱体化とかだとスティープに反応しても良さそうなもんだが・・・・)という中での見事なブルフラットニングに恐れ入りましたとしか申し上げようがございません。

まあ何ですな、普通に考えるとスティープかなどと正直安易に考えていたのでありますが、それが下手の浅知恵というもので、相場様というのは普通に考えた通りに動かないというのと同時に、皆が困る方向に動くんですなあという毎度毎度反省する事を今回もまた(進歩無く・・・)反省しながらブルフラットに目を丸くした昨日のマーケット様ではございました。テラオソロシス。


○結局メモ程度になりますが金融機関の流動性リスク管理に関して

今般(7月2日)出たペーパー
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お題「選挙なので選挙雑談で勘弁」   2010/07/12(月)08:06:49  
  さて選挙も終わったので柄にもなく床屋政談。

#吉崎さん夜もテレ東で朝もテレ東ですか、これはこれは(^^)


○床屋政談コーナー

・比例代表でだいぶ負けているのに比較第一党とな

まあ自民党改選分比較第一党であたくし的にはメシウマなのですけれども、比例代表で随分と民主党に水を開けられてるし(16対12とは何事ぞ)、東京ではレンホーさん絶賛大量得票(170万って凄いんですけれども)で2議席。愛知でも2議席獲得とかしているのに民主党は絶賛負け負けというのも実に不思議な結果ではございます。小選挙区制度ってやっぱり制度的に問題があるんじゃねえのという気はします。

#まあ民主が複数区で2名出したり、レンホーさん効果とかでの比例上積みがあるのかなあとも思いますけどね。


・消費税論議が否定されたような報道が多いのだが

そうは言っても最初から「消費税10%」の話をしていた自民党が比較第一党になっているのに、すっかり「消費税のせい」で民主党が負けた事になっているのが意味判らん。単に「急に話をした後にブレブレになる」という細川内閣の国民福祉税騒動と同じやらかしをしたからの負けであって、消費税10%ネタが否定された訳でも無いと思うのですけれどもねえ。いやまあ必ずしも増税万歳論者な訳じゃないけれども(タイミングは今では無いと思うという意味で)、直間比率とかもうちょっと何とかならんのかなあとは思うのでありまして。


・予想された事だがみんなの党が躍進ねえ

まあ予想された通りではありますけれども、相変わらず埋蔵金が何十兆とか、公務員改革については乱暴にも程がある話だわ、消費税に関しては地方の独自財源にして地方行政サービスの質によって税率決めるとか、要するに自分たちでは消費税増税とは言わないけれども結局増税でしょ(それに地方で勝手に決めるったって大消費地を控える都市部と人口が比較的希薄な地方での差とかどうすんのよ)とか、まあ何と言いますか「言ってる事は口当たり良いけれども、現実の施策に落とした場合に無理があるんじゃないですか(どころか飛んでも無いカオスになるだけじゃねえの)」という政党だと思うのですわな、この政党。

で、そーゆー政党が躍進するのって、小泉首相後から政権取るまでの民主党に引き続きの現象で、「まだやってないからうまく行くかもしれない」っていう気持ちはよーく判るのですけれども、無茶な公約しまくった揚句に鳩ぽっぽの絶賛大迷走でいい加減学習効果っつーもんが出ないのかと東京神奈川千葉の結果を見て思うのであります。

#沖縄はまともに大迷走の被害者だったので今回の結果に出ているとも言えるのですけどね、全く持って残念な話ではありますが

実際はそんな事は言って無いらしいのですが、チャーチルの言葉として時々ネタにされる「二十歳までに共産主義にかぶれない者は情熱が足りないが(以下自粛)」ってえのがありますが、何かもう「新しければ何か期待できる」っていう風潮は何とかならんもんかいなとは存じますがね。まあ結果は結果ですからそれはそれなんですけどね。


・その他雑談

個別の候補者についてああでもないこうでも無いという話をするのも何ですけれども、まずは「野党自民党から脱出した連中」が涙目状態(与謝野さんの所は涙目なのか涙目じゃないのか良く判らんが)になっているのはざまあとしか言いようが無い次第でして、どこぞの口だけハゲが乗り込んだ政党とか、どうも比例で落選しそうな奇抜なファッションの自称金融経済のエキスパートとか実にこうメシウマとしか申し上げようがございません。

#みんなの党については上でボロクソに書いておりますが、与党状態からいきなり離党した渡辺善美代表の行動はその点では大したもんです。強力地盤あってこその行動とは言え・・・・

あと、国民新党議席ゼロもあたくし的にはメシウマですが、某日に都内某所で亀井代表が最後のお願いとやらをやっている時に通りがかった割と若いにーちゃんたちが「ゆうパックの件について話がねえなあ(笑)」などと言いながら歩いていたのはウケましたですよ(^^)。

そうそうそれから大門実紀史先生3回目の当選おめでとうございます。国会での充実した論戦を今後ともお願いいたしたく存じます。



○では市場的にどうなのかという雑談ですが

まあ可能性は直前では消えていましたけれども、民主党が単独過半数になって強力政権になった場合には(国内での話は兎も角)ガイジン的には「小泉首相の郵政解散」と同じイメージになり、しかも鳩ぽっぽと違ってまあ現実的な話をする(財政再建とか日米関係を基本軸にするとか)内閣でしたから、恐らくは海外投資家的には株買いになるんじゃないのとゆー感じでしたわな。

で、民主党が思いっきりコケたという結果はとりあえず株は売りで反応する(これで「自民党勝利で株買い」だったらかなり笑えますけれども)のかなあと思いますが、じゃあ債券が買いなのかどうかは訳判らん。財政再建路線(実際にやるかどうかは兎も角としてその姿勢ね)の頓挫という発想になると株が売られても債券の長い所は買われないかもしれませんねというお話になっても不思議では無し。

ただまあ今回の選挙結果だと連立の組み替え(組み替えないで参議院少数与党のままになるかもしれませんけれども)を行った場合に、財政再建路線と相容れない国民新党を外してみたり、お縄先生が得意の分裂攻撃をして(まあこの議席がある与党をそう簡単に割らないとは思いますが)かつての社会党と自民党の連立政権みたいなパターンでまさかの半分大連立(その場合は菅さんの方が政策軸が谷垣自民党と合っていると思うのだが)とか言う話になってみるとそれはそれでまた話は別という事になりますかな。

#つまり、ここまで負けると政界再編の目が出てもおかしくないのではという考えなのですが、やっぱり現実的じゃないですかねえ・・・・


ところで、さすがに今の所そういう話は出てないようですが、日銀が悪いから経済が良くならなくて民主党が負けたとかいう面白い総括をする人が出てきたりしてまた政治的に日銀に圧力が掛かったりする可能性も否定できない訳でして(^^)、まあ政治情勢が微妙になっている所で今週の決定会合を迎えるのですけれども、そこで空気を読まずに景気に超楽観っぽい発言をしそうなのが白川総裁クオリティなので甚だ不安がございますな(苦笑)。

まあどちらにしても債券市場さん的には「財政再建路線(のようなもの)が頓挫するのかしないのか」という話と、日銀に対する追加緩和圧力(みんなの党が連立に加わるという事になると圧力は無茶苦茶高まるでしょうなあ)およびその内容(量的緩和とか国債買入とか利下げとか物価目標導入とかパターンによって話が変わってきそう)がどうなるかという話が軸になるんでしょうな。よー知らんが。


てな事を考えますと、あたくし的にはここでどどーんと政界再編して頂いて、もうちょっとマシな政策軸での政界組み換えが行われる事を期待したいのでありますけれども、恐らくは残念ながらグダグダ状態が次の衆議院選挙まで続いてひたすらグダグダしますので、精々世界経済が無事に回復して日本もそのおこぼれに預かれるとラッキーですなという残念感溢れる展開になり、その間に日銀には(自分たちの所でやるパワーが無いから)緩和圧力が掛かりまくるので、時間軸は更に長くならざるを得ないという所になるんじゃないですかねえ、よー知らんけどさ。


と言う訳で、本日は選挙特別編集(大嘘)によってしょうもない雑談になってしまい誠に申し訳ございませんでした。


○そういえば書き忘れてましたが短観のCP時系列

CPの発行環境(発行企業ベース)
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