FPeye エフピーアイ
ホーム プライバシー・ポリシー サイトマップ お問い合わせ ブックマーク
サービスのご案内 コンテンツのご案内 会社のご案内 入会のご案内 入会のお申込み



 
コード・銘柄名・証券会社・キーワードなどから関連記事が検索できます。
 
アーリーバード(今朝の材料)
個別株シストレ〜トランプ式投資術
今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)
日経225先物マーケットプロファイル
データベース
レーティング一覧
過去のSQ値一覧


やぶのマーケットコメント
ディーリングコンパス
レーティング  [ レーティング基準 ]
ロングターム
裏街エレジー(割り切り系の銘柄や裏事情など)
ウィークリーレポート


エディターズROOM
レッスンページ
リンク集
FPeyeの歩き方
解約申請フォーム


 (無料会員様専用)
無料メルマガの設定が出来ます。

無料IDの取得はコチラから
※無料メルマガ配信開始!!
 
 (有料会員様専用)
株価の閲覧や有料会員様専用メルマガの設定が出来ます。
 
株式用語・経済用語検索 new
 
株用語のが検索できます。
 
上場企業一覧集

更新
自動更新 あり なし
お知らせ音 あり なし
※ COOKIEを有効にして下さい。



北浜の本社ビル1Fに証券カフェバー
Cafe FPeye がOPENしました。

北浜の証券カフェバー「Cafe FPeye(カフェ エフピーアイ)」
弊社代表取締役   藤ノ井俊樹 著
"実践的"投資研究家 盛岩外四 著
FXチャート自由自在
好評発売中!
ビンボー万歳!
むらやん(村上直樹):著
サガー・ジロー:イラスト

好評発売中!
弊社投資アドバイザー 泉 雅浩
コードワン投資研究所 緒方史法 著

でっかく儲かる! 資源株のすべて
好評発売中!
  弊社代表取締役 藤ノ井俊樹 著
個人投資家のための信用取引自由自在藤ノ井俊樹 著「個人投資家のための信用取引自由自在」
好評発売中!
無料銘柄相談 受付中!   無料銘柄相談
受付中!
  弊社代表 藤ノ井俊樹の「ロング・ショート戦略で自由自在 株式トレード必勝セミナー」
DVDがパンローリング社から発売になりました。
FPeye エフピーアイ 株情報のモバイルサイト モバイルサイト
金融商品仲介業のフォーキャストパートナーズ
金融商品仲介業のフォーキャストパートナーズ
 
「ストップ高」直撃ブログ
専業デイトレーダーむらやんのトレード日記。日々の取引履歴と資産残高を毎日公開している注目ブログです。
カブ知恵
雑誌等でおなじみの藤井英敏が、豊富な人脈を生かして「カブ知恵」だからこその新鮮な株式情報をお送りしています。まずは、カブ知恵HPへアクセス!!

今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)

表示件数
日付範囲 日 〜
タイトル   AND  OR 
本  文   AND  OR 
  

全部で 15件 の記事があります。(表示:1−15)


お題「期末だというのに短期市場ネタが無くその他の雑談を」   2010/09/30(木)08:07:55  
  昨日は末初のGCが微妙に高かったりしましたが、まあそれは市場が荒れたというような規模の話でも無いのでやはり平穏な短期市場でしたねということで。

で、どうでもいいモーサテネタですが、「銀が投機の対象になる場合もあるんですか??」とかキャスターのアンちゃんが質問するのを聞いて、テレビに向けて「ハント兄弟」と突っ込んだあたくしは是川銀蔵の「相場師一代」の読みすぎです(^^)。


○短観雑談

[外部リンク] (3)募入最低価格 99円96銭9厘5毛
(募入最高利回り)
 (0.1113%)
  
(4)募入最低価格に 43.9065%
   おける案分比率 
  
(5)募入平均価格 99円96銭9厘6毛
(募入平均利回り )
 (0.1109%)

足きりが0.1113%なのもさることながら、足きりの按分が4割も入っているとは割と入りましたなあという感じの入札でして、来週追加緩和がどうのこうのとか言って外野が盛り上がる中で、最も影響を受けてもおかしくない短期のキャッシュマーケットではこの結果というのも味わいがあるというものです。年末越えだから忌避するというという事でもないと思うのですがどうなんでしょ。

ま、既発の短国は買いが旺盛で、特に短い所はニーズありあり状態なのですけれども、まー外野の盛り上がりに対して肝心の短期方面は「まあそうは言いましても別に実際の金利が下がるかどうかは別ですからねえ」みたいな所なのでしょうかねえ、よー知らんけど。

#虫干しネタの整理が全然進まないですな、これはついに休日版炸裂かしら
 


お題「いろんな講演がありましたので昔の虫干しから」   2010/09/29(水)08:09:08  
  ○ということで日本の例ですが

『これに対し、わが国の国債市場やクレジット市場が相対的に安定していたことは、前に申し述べたとおりです。こうした背景には、今回の金融危機においては、90年代に金融危機を経験したわが国の金融システムが、米欧の金融システムに比べ相対的に頑健であったことが挙げられます。』

とか言われますと何か微妙にはあそうですか感が漂いますがそれはそれとして。

『また、国債の決済においても、DVP決済への移行により元本取りはぐれリスクは回避されました。さらに、国債の清算機関であるJGBCC(Japan Government Bond Clearing Corporation)が、セントラル・カウンターパーティとして、取引当事者の間に入って双方の債務を引き受け、資金・証券決済の履行を保証しました。それにより国債流通市場全体でみた決済リスクは抑制され、国債決済においてデフォルトが市場全体に連鎖的に広がる事態が回避されました。』

まあ途中では混乱しましたが最終的にはJGBCCがあって良かったねという感じでしたな。

『わが国の金融資本市場において、このように非常に深刻な事態が回避されたことは素直に歓迎すべきことではあります。がこれをもって、わが国の市場インフラが、危機時の市場安定性確保の観点からみて、米欧に比べて十分に整備されていたとは言えるわけではありません。むしろ、今回の金融危機においては、米欧とは異なるわが国固有の課題が改めて浮き彫りになりました。』

で、ここから急に話が我田引水っぽくなってくるのですけどね。

・フェイル慣行を定着させればC/Pリスクが軽減する訳ではないのですが

『具体的には、国債流通市場においては、フェイルが急増するもとで、既存のフェイル慣行が十分に機能せず、国債決済が大きく遅延しました。また、市場参加者の間では、フェイルするリスクを回避するため、新たなレポ取引そのものを手控える動きが広がりました。信用度の高い国債を担保とする有担保取引であるレポ取引は、無担保取引より安全・確実な資金調達手段として、危機時の流動性確保において大きな役割を果たすことが期待されていました。しかし現実には、フェイルの急増等に伴い混乱をきたし、国債レポ市場の流動性が低下しました。』

別にそれはフェイル慣行が機能してもしなくても同じ話で、カウンターパーティーリスクを強く意識するというのは、よーするにフェイルが解決する前に取引相手が飛んだ場合に未決済約定の取引の原状回復のコストが掛かるという話であって、フェイル慣行があってもなくても本質的には変わらない話では無かろうかと。どちらかというとフェイル慣行云々というのは平常取引時における下らないスクイーズだのに対する抑制とか、平常時における取引の円滑化に資する話であって、それは危機に対するデザインではなくて、通常の流通市場円滑化への整備という論点で語られるものではないかと思うのですけれども。

『こうした経験を踏まえて、市場関係者では、フェイル慣行の定着に向けた同慣行の見直しを始め、国債決済期間の短縮によるリスク管理強化などが課題として認識されています。』

ということで、未決済約定を削減するという観点からの証券決済期間の短縮というのはまあ危機対応のデザインとしては判るのですが、フェイル慣行の定着をしてもストレス時にはカウンターパーティーリスクの意識は高まって取引はシュリンクすると思うのですけれどもね。いやまあ決済期間を短縮する為にはフェイルに対する一定のルールあるいは慣行の定着をしないと決済期間短縮が回りませんね、という話からフェイル慣行の定着がどうのこうのというのなら判りますが、いきなり途中を飛ばして「フェイル慣行が定着すればカウンターパーティーリスクが軽減」というのは論議として如何なものかと。


・フェイル慣行云々は日証協WGだけでは正直荷が重いと思うが(中の人はご苦労様です)

『具体的には、フェイル慣行の定着に向けた見直しについて、日本証券業協会のワーキング・グループにおいて検討が行われ、本年11月より、フェイルチャージの導入などの見直しが実施される予定です。今回の見直しにより、これまでフェイルの容認に慎重であったと言われる最終投資家側で、フェイルについての理解が広く浸透し、実務上フェイルに対応可能な事務処理体制が整備されることが大変重要です。今後、フェイル慣行の定着が進み、平時の流動性のみならず、ストレス時においても市場の流動性を維持または早期に回復する環境が整備され、わが国レポ市場の安定性が強化されることを期待しています。』
現状ではフェイルに関する事務的負担を業者サイドが一方的に負担しているというか被っているような状況ですので、まあチャージがどうのこうのがこの状況の改善に繋がって頂きたいものではあるのですが、結局のところこの話って業者マターというよりは投資家マターの話であって、まあ正直本件に関して日証協がWG作ってどうのこうのっていうのはカワイソスと思いますです。

事務処理体制はもとより、投資家サイドの会計制度の問題もありますし、じゃあ事務的にフェイルに対応できるという話と、投資家がレポ市場への参加がより活発に出来るかという話はまたまた別問題でしょうし、何か上記のようにさらっと言われてしまうと微妙にこう違和感があるなあという感じです。つーか、さっきも申し上げたように、フェイル慣行が定着したからストレス時に市場の流動性に寄与するかというとそれは全く別問題だと思いますので、期待するところがピンボケじゃないのかと思いますけどね。


・国債決済期間の短縮も大事だがその前に短期金利の付く経済にしてください

『例えば、国債のアウトライト取引の場合、米国や英国では約定日の翌日に決済するT+1取引、ドイツでは2日後決済のT+2取引が主流であるのに対し、わが国では、約定日の3日後に決済するT+3取引が標準的な決済期間となっており、米欧より長めであるのが実情です。わが国の決済期間が長めであるのはレポ取引も同様です。そこで市場関係者の間では、国債のアウトライト、レポ取引について、未決済残高を抑制する観点から、決済期間短縮の実現に向けた方策が検討されています。』

つーことでT+1にしようというのがどうもご当局様のイメージっぽいのですが、T+1決済にするにはレポ(つまり資金とモノ)をT+0で回さないといけないのですが、それをするとなりますとリアルタイムの資金および債券ポジションの管理が必要という話になりますけれども、それは業者や決済がやたら多い銀行さんでは対応できる話かもしれませんが、純粋バイサイドでそもそもの資金が一般の皆様からの投資資金で対応している人たちはそんなリアルタイム管理なんぞする必要がないので(基本はバッチ処理でしょ、金はともかくモノの方は)T+0レポだのといわれましてもナンジャソリャ状態。まあ今の状況でT+0レポ対応となると業者さんやら銀行さんでも色々と設備投資が必要になる話だとおもいますが、この鼻くそのような低金利状態で短期資金市場で収益がろくすっぽ上がらないという悲しい状態になっているので、投資する銭をどこから算段してくるのよと存じます次第。

つまりですな、決済制度の改善は改善でやるのはまあよいのですが、そんな事よりも早いことデフレ脱却して短期金利の付くような状況にするほうにエネルギーを割いて頂きたく存じますがなとか身も蓋も無い事を言い出すあたくしなのでありました。


○時間がなくなったのであと少々雑談

・社債市場の活性化ねえ

『3. グローバル競争下での利便性向上に向けた取組み』といういかにもなお題のコーナーから。

『わが国の金融構造を改めてみますと、ヾ覿箸了餠眥潅は銀行借入が中心で、米国などに比べて、社債市場の規模は小さいのが実情です。また、このことの裏返しでもありますが、⊆匣鳥埔譴砲ける発行体の構成をみると高格付の企業が中心で、投資家についても国内の銀行や生命保険会社が中心であるなど、市場参加者の拡がりが乏しい状況です。さらには、社債の発行が活発でないもとで、社債流通市場が未整備であるといったことがわが国固有の課題として改めて認識されました。』(機種依存文字は原文ママで勘弁)『このため、日本証券業協会の「社債市場の活性化に関する懇談会」においては、低格付社債を含め、社債の発行や投資をしやすい環境を整備し、発行体や投資家のすそ野を拡大するための方策について検討が行われ、本年6月に報告書が公表されています。 』
報告書読んだ気がするが忘れた(汗)。

でね、まあ社債市場がどうのこうのの根本にあるのはローン対比で社債が有利じゃない、というかローンが有利という事でして、これって「ローン金利を上げろ」という主張になると思いますが、そもそも今の資金需要の無い状況では無理な話ですし、大体からしてあんさんがた「成長基盤強化のための資金供給」とかやっている訳でして、そらまあ問題意識として社債市場の活性化がどうのこうのというのは結構ですけれども、政策全体の中での整合性ってどうなのよと思いますけどね。

#つーか、日銀の社債買入が行われた時に「BBBも買え」だのという話が散々出ていたような市場状況で何が市場の活性化なんだかという気もしますしねえつまりですな、社債市場活性化の話はそれはそれでまあよいのですが、そんな事よりも早いことデフレ脱却して短期金利の付くような状況にするほうにエネルギーを割いて頂きたく存じますがなとか身も蓋も無い事を言い出すあたくしなのでありました。(あれ?)


・株式市場のインフラ強化ねえ

『この他、株式市場においても、アジアの新興国市場などとの競争が高まる中で、取引の利便性向上に向けた取組みがみられています。具体的には、東京証券取引所において、本年1月に、現物取引を行う新しい売買システム、アローヘッド(arrowhead)が導入されました。』

あ〜、あの大口取引優遇システムですね。

『このほか、東京証券取引所では、主要国では少ない立会い時間における昼休みの廃止など、取引時間の拡大について、市場関係者との意見交換を進めています。』

何かさ、債券先物のシステム変更2回見た時の印象もそうなんですけれども、東証のこの手の取り組みって過度にグローバルスタンダードとやらを意識しすぎで、日本市場が今までの歴史の中から生み出してきた値付けルールによる優位性とかに関する考察というかリスペクトというかが足りないんじゃないかと。板寄せなんて大量の売買をスムーズかつ透明かつ比較的公平に行う優れたシステムだと思うのですが(その他昔の人だったら一般投資家への公平性を担保する注意気配制度とかの話もあると思いますが^^)、とにかくグローバルスタンダードとやらに走り過ぎだと思うのですよねえ。まあシャチョーも国際派を自認するアンディー先生だけにそうなってしまうのかなあとは思うのですが。

と最後は西村副総裁の話と関係ない雑談になった事をお詫びいたしますが賠償はしません。
 


お題「いろんな講演がありましたので昔の虫干しから」   2010/09/29(水)08:08:42  
  しかしまあ何ですな、ドル安対応で追加緩和しなきゃという話って結局「米国の景気が悪いから追加緩和しますよ」って事で冷静に考えるとトンチキではありますな(苦笑)。

で、為替介入だ非不胎化だ追加緩和だという話(どうでもいいが昨日の日経の記事も「日銀によるリーク」とか言われてコーヒー脳の先生が国会でまた追及するに100ドラクマ^^)をしているうちに色々な講演が行われまして、その間スルーしていたネタがゴロゴロあったりするので、期末なのに全然短期市場が荒れない事もありますので虫干し大会と参りたく候。

ということで超地味なのですが西村副総裁のユーロマネーなんちゃらでの講演、という事はつまり介入の日に行われた講演でおじゃる。

[外部リンク] こうしてみると、敢えて誤解をおそれずにいえば、わが国の金融資本市場は、今回の金融危機に対して相対的には――あくまで相対的という条件付ではありますが――安定的であったと言ってよいでしょう。』

すいません、金融危機の時の記憶がもう抜けたんかいなという感じなんですが、日本の場合何が一番問題だったかと言いますと、CP市場の極端な悪化とレポ市場の金利上昇でして、前半の引用にあるように「カウンターパーティ・リスクに対する警戒感は、主として外資系金融機関との取引に止まりました」だけで済んでいた問題だったらばレポ市場におけるGCレートの上昇は一部に留まる筈ですが、実際問題としてはGCレポ取引金利が日銀の貸出ファシリティ金利(つまりロンバート金利)近くまで上昇するという事態になりましたし、CPに関してはそれこそ電力会社さんの3か月CPの発行レートまで0.9%台とかに上昇して、AA格のメーカーさんとかの3か月CPが普通に1%を上回ってみたり(ちなみにそのときの政策金利は0.5%でロンバートは0.75%)という事態になった訳ですよね。

で、先ほども申し上げましたように、直撃弾を派手に食らった訳ではない日本市場が相対的に安定的になるのは当然で、それよりも問題なのは、そんなのと関係ないはずのCP発行市場がいきなり無茶苦茶な動きになってしまった事に関して、その辺りの背景および波及メカニズム、ついでに再発しないためにはどういう風になる事がポイントなのかとかゆー所をご考察いただきたいと存じます次第。

まあ日銀の中の人は当然ながらこの辺りの面に関する考察をしておられると存じますけれども、当時CPとかレポレートがアホのように上昇して(そらまあポジショントークだけで言えばウハウハでしたが)さすがにこれは経済厚生的にどうなのよと連日悪態をついていた頃を思い出しますと、このCP市場とレポ市場の話を軽くスルーするのはちょっと違和感がござんすな。


○米欧における市場安定化の取り組みに関する雑感

『今回の金融危機の経験を経て、市場関係者の間では、市場のストレス時においても、金融資本市場の安定性が確保されていることの重要性を改めて強く認識しました。こうした認識のもと、内外の市場関係者の間で、市場安定化に向けた市場インフラ整備の取組みが進んでいます。』

ということで、最初に米欧の話があるんですけれども、まあこっちはツッコミというより雑感を少々。

『米欧においては、例えば、CDS取引を含む店頭デリバティブ取引について、市場の透明性やリスク評価の面で課題が認識され、清算集中など決済・清算に係る市場インフラ整備の検討が進んでいます。また、米国におけるフェイル慣行の見直しとレポ市場の改革を、目立つ取組みとして挙げることができます。』

まあそうですな。であたくし的な雑感なんすけどね。

取引集中に関してはまあ今は取引集中してセントラルクリアリングシステムみたいなものを作りましょうって各市場もここぞとばかりに誘致活動していると思いますが(^^)、店頭デリバティブって取引を定型化しないと取引所に取引を集中する意味が無いような気がするんですよね。つまり物凄いシロート丸出しの感想なんですけれども、取引をある程度定型化しないで清算集中だけやっても、取引集中によるリスクのネッティング効果があまり出でこなくて、結局のところ取引所が莫大なカウンターパーティーリスクを引き受ける結果になって却ってストレス時にややこしい事になるような気がするんですけれども、おじちゃん素人だから良くわかんない。まあそれに取引定型化しちゃうと今度は使い勝手が悪くなりますからにゃあ。

で、フェイル慣行の話はまあ日本の例で出てくるほうで軽く参ります。
 


お題「久々にBOEネタでどうでしょ」   2010/09/28(火)08:05:30  
  何か期末の帳尻合わせのように総裁の講演だのペーパーだのがうじゃうじゃ出てきて期末のクソ忙しい中勘弁して欲しいのですけれども(苦笑)。

という事で(どういうことだ)BOE関連で9月のMPC議事要旨あたりから少々。なお期末なのに相場雑談が無い件は気にしないように(汗)。

BOE議事要旨9月8〜9日分はこちら。
[外部リンク] immediate policy decision』以下の所をまずは最初に読む訳ですが、8月には割とサラサラと流していたインフレに関する部分がいきなり出てくるでござるの巻(ちなみに「Inflation, Inflation, Inflation」ってお題のスピーチが9月22日にSpencer Daleさんから出てるのですが中身はまだ読んでいない)。

『The Committee reviewed how the key risks to the medium-term outlook for inflation had changed over the month.』

ちなみに8月はインフレに関して「5月のインフレレポートよりも一時的に上昇」という評価をしていましたが、そんなに長いスペースを取っているわけではない。

『The first key risk was that the prolonged period of above-target inflation would lead inflation expectations to drift up, making it more costly to bring inflation back to target.』

足元のインフレ率が高い状態を継続することによってインフレ期待が高まってしまうリスクでございますわな。

『The second key risk was that private demand would not grow sufficiently quickly to replace the waning boost from the working out of the stock cycle and public spending, thus increasing the margin of spare capacity in the economy and causing inflation to fall materially below the target in the medium term.』

民間需要へのバトンタッチが出来ずに、生産力の余剰がインフレ率を押し下げてしまうリスクという下方のリスクですわな。

で、このリスクに対する評価ですが、最初のリスクに関しては「給与の伸びが抑制されている」「サーベイなどによると一般のインフレ期待は安定している」ということで、「この1か月でリスクに変化は無い」という結論になってますな。第24パラグラフです。

『In relation to the first risk, CPI inflation had remained unchanged at 3.1% during August, although pay growth measures had remained subdued. Most indicators of inflation expectations were broadly unchanged. Overall, the Committee judged that the upside risk to inflation expectations, and so the inflation outlook, remained but had not changed materially over the month.』

で、2番目のほうのリスクに関しては年後半の民間需要の見通しは概ねバランスしているという話のようですな。ということで第25パラグラフ。

『With regard to the second risk, developments over the month were on balance
consistent with a reduction in growth prospects for the second half of 2010. In the latest vintage of ONS data, private sector final demand had been broadly flat during the first half of the year as a whole. Instead, growth had been accounted for by contributions from stockbuilding and public expenditure, both of which would fall back in due course. Some indicators also suggested that service sector output growth could weaken during the second half of the year. There had, however, been more promising information about the strength of consumption in the third quarter.』

ということで結論はリスクはバランスと言う事なのですが、んじゃあ何でこんな話がいきなり出てくるかといいマスト、物価に関する委員会の検討部分に該当する第19パラグラフの所にこんなのがあるんですよ。

『Near-term prospects for inflation remained unusually uncertain and sensitive to the impact of a number of factors whose impact was difficult to evaluate accurately.』

unusually uncertainってどっかで聞いた台詞ですが(^^)、この要因はその後に書いてありますけれども、VATの引き上げとか、小麦価格の上昇とか、ここまでのポンド安の影響とかエネルギー価格の影響とかを並べています。ちなみに8月MPC議事要旨でもまあこの辺に関してはああでもないこうでもないという話がありまして。

『The Committee could not be sure of the extent to which inflation would moderate. Businesses’costs and prices depended on the degree of spare capacity, both within companies and in the labour market, and therefore in part on the strength of demand.』(これは8月MPC議事要旨第28パラグラフ)

この後要因に関してああでもないこうでもないと書いてあるのですが、それに関しての議論がさっきの部分という感じになっています。


○海外景気とか金利動向とか

第26パラグラフは海外経済の話ですが、手抜きで引用を割愛しますが、海外経済に関しては米国が弱いけどユーロは予想より強く、先行き見通しは上下共に不確実という話をしています。

で、第27パラグラフですが、世界的な金利低下に関して言及(これは最初の部分の金融市場の状況に関する委員会の検討部分でああでもないこうでもないという話をしていますが、欧州や米国の成長及びインフレの下方見直しによるものと、将来の政策金利パスの下方シフトという話をしています)してまして、また、足元で英国の金融機関のファンディング状況が改善している事が、英国におけるクレジット市場環境の改善に繋がるという「ほほー」な指摘も。

『International short and medium-term interest rates had declined substantially over the month. Those falls, insofar as they had reflected revised views about the future course of monetary policy, would be likely to stimulate activity at home and overseas. Moreover, the external financing raised by UK banks during August, and over the year as a whole, would contribute to the necessary restructuring of their balance sheets. That restructuring, which would take a long time to complete, was a pre-condition for an eventual normalisation in credit conditions.』


○景気に関するリスクは若干下方&量的緩和の「量」の話はいずこへ

第28パラグラフから。

『Committee members differed in their interpretation of these developments for the balance of risks to activity and so inflation in the medium term.』

ということですが、次にあるように多くのメンバー(なのかな)はリスクはあまり変化ないという話なのですが。

『A number of members thought there had been either a slight reduction or little change to this risk, with weaker news about the prospects for activity during 2010 H2 and the boost from lower market interest rates acting in opposite directions.』

ここでお洒落なのは、金融面からの景気への効果というパスに関連して「市場金利の低下」が景気押し上げに働くという話をしているのですが、えーっとBOE様の量的緩和で景気の押し上げってえ話を元々してませんでしたっけというのが味わいがあると思うのですよね。「我々の実施している政策は量的緩和政策で米国や日本のやっている政策と違うんですよ(キリッ)」としてわざわざ「Quantitative Easing Explained」なんてコーナーまで作ってQuantitativeの話をしていたはずなんですが、結局マネタリーの話ではなくて金利パスによる政策効果の話になっているのはもう何と申しますか大変に味わいのある話で、昨今ではFRBも市場金利の低下効果でどうのこうのという話をしていますが、結局そういうことになるんですよねというのは実にお洒落。

でですな、金利低下の要因が(一々引用しませんが)先ほどのように成長や物価の期待に関する部分に加えて「政策金利の将来のパスの下方シフト」によるものという話であれば、実は時間軸効果が一番効いているのではないかという話にもなるのでありまして、そうなると実は日銀のかつての量的緩和+時間軸が一番無難に効く政策だったんじゃねえのというような気がしてくるのですが気のせいでしょうかねえ(^^)。

で、話を戻して他のメンバー(複数だから数人?)は下方リスク拡大とな。

『Other members thought that recent developments indicated that the headwinds to a recovery in private sector demand in the United Kingdom and overseas were somewhat stronger than previously thought, and that the downside risks to activity had increased.』

おまけにそのうちの1名はこの下方リスク顕在化局面において足元の生産復元の反動が出るリスクを指摘と。

『One member was also concerned that the risk of an adverse hit to the supply capacity of the economy had increased in recent months. That would occur if a decline in growth during the second half of the year prompted companies, which had been holding on to underutilised resources in anticipation of a faster recovery in activity, to shed more labour and scrap more capital.』


○今後の金融政策のアクションに関連する部分をどう読むのか教えてエロイ人

ということで、インフレのリスクは上下あるという話(でも目先は上の方が現実的にありそうなリスク(VAT上げとか商品価格上昇とかポンド安の影響とか見えている話ですからね)で、生産余剰がインフレを抑制ってのは前からずーっと話をしていて全然そうならないという気がするんですが)なのですが、一方で上記にあるように景気に関しては下振れリスクの方が増えている感じになっていますが第29パラグラフの結論部分が微妙に謎なので英語とセントラルバンキングが得意な本石町日記先生教えて下さいませ(図々しいですかそうですか)。

『On balance, most members thought that the current level of Bank Rate and stock of asset purchases financed by the issuance of central bank reserves remained appropriate to balance the risks to the inflation outlook in the medium term.』

ということで金融政策は現状維持(1名(Andrew Sentanceさん)がいつものように反対してますが)という話で殆どのメンバーが一致しているのですが。

『But both key risks were substantial, and these members stood ready to respond in either direction as the balance of risks evolved.』

上下のリスクはかなり大きく、そのリスクが顕在化した場合には適切な行動をどちらの方向にもとる必要があるという話ですわな。

『For some of those members, the probability that further action would become necessary to stimulate the economy and keep inflation on track to hit the target in the medium term had increased.』

ということで、委員の中では「将来の政策アクションは景気を刺激しつつインフレを中期的にターゲット水準に持っていく必要がある可能性が高まっている」とか何とか読めるのですが、さてこの「keep inflation on track to hit the target in the medium term」って所が、ここまでの議論の流れを見ると、「景気を刺激しながら物価上昇は抑制するという政策が必要になってきている」という風にあたくし的には読めてしまうのですが、そんな器用な政策をとるとなるとこれまた大変だなあとか思うのですが、これは本当はどう訳せばよいのか教えてエロイ人!!


で、後は余談ですけれども。

○資産価格の相互関連が高まっているという指摘

金融市場に関する検討部分の第6パラグラフに面白い指摘が。

『The Committee noted that asset price movements remained more highly correlated than usual, suggesting that market participants viewed individual asset returns as remaining unusually dependent upon global economic developments.』

資産価格が通常よりも相関していて、それは個別資産の価格が世界的な経済の状況に通常より影響されやすいという市場参加者の見方をしめしている事を示唆するとな。

『This heightened correlation had been associated with an increased incidence of short-lived, generalised asset price rallies and declines. The transitory nature of some of these changes provided grounds for being cautious about drawing firm signals from monthly financial market developments.』

ほほー。


○マネタリーと成長の関連は不確かとな

第13パラグラフから。前半は2Qの名目GDPが+1.7%とかGDPのレベルが金融危機前のピーク水準に回復したとかいう話がありますが、その後半部分が味わいがございまして。

『It remained unusually difficult to identify trends in nominal demand from the latest monetary aggregates, given higher-than-normal uncertainty about the seasonal pattern of some financial companies’ money holdings. Household money balances had continued to grow slowly, although there had been some pickup in the growth of private non-financial companies’ money balances.』

まあそもそも足元のマネー拡大に季節要因があったり一時的な要因らしきものがあったりするので計測しにくいっちゅうのもあるけれどもという話はしてますが、今回のMPCでも成長とか景気刺激に関連してマネーの量的な部分に関する効果という話はすっかりスルー(まあ実は8月MPCでも華麗にスルーしているのですけれども)しているのが中々こう味わいの深いものを感じる次第であります。

#と言う訳で完全にあたくしの趣味でBOEのネタでございましたとさ
 


お題「宮尾審議委員会見とかその他少々とか」   2010/09/27(月)08:09:47  
  株高速取引の規制論がどうのこうのとか出ているようですが、高速取引に対応して取引システムを変更した東証プギャーという感じでございますな。何でも世界に追随しようとして日本の誇る大口売買執行が効率的に実施できて流動性向上に寄与する板寄せの回数まで減らそうとする東証って正直アホジャネーノと思いますけどねえ。

という悪態はともかくまずは宮尾審議委員会見から。

[外部リンク] 今月15日に政府が円売り介入をしました。その後、日銀の金融政策も随分注目されたわけですが、当座預金の残高は15〜16日は15兆円程度でしたが、介入が行われた2日後の17日には17兆円、昨日21日は19.4兆円と顕著に増加しています。まず、1点目ですが、これは介入で放出された資金を日銀が吸収せずに放置する、いわゆる非不胎化を行っているのかどうかということです。』

いきなりこれですよorz

『2点目は、その質問へのお答え如何でもありますが、いま日銀が行っていることは、白川総裁も本日掲載の新聞のインタビューで「国民に対するメッセージ」というようなことを述べていますが、足もとで当座預金残高が増えているということは、事実上の金融緩和なのでしょうか。』

つまり例えば期末だとか大量税揚げな、インターバンクやレポ市場の資金需給が逼迫しやすい時に当座預金残高を増やすのは全部金融緩和だと仰りたい訳ですね。

『最後に3点目ですが、今後政府が再び介入する可能性は十分あると思われますが、介入が仮に行われた場合に、今回同様日銀はさらに当預残高を増やしていく考えがあるのでしょうか。』

まあ何というか頭の悪い質問ですが、宮尾さんの答え。

『(答) まず第1点目、為替介入後の動きですが、ご承知のとおり金融市場では、銀行券の受け払い、また様々な財政資金の動きを反映して、日々膨大な額の資金が供給されたり引き揚げられたりしています。為替介入によって供給された資金の動きも、こうした市場全体における資金の流れの一部をなすということになります。日本銀行がこれまで行っていることは、政策金利を0.1%まで引き下げているということ、つい先日の8月末に6か月物の固定金利オペを新たに導入して資金供給を大幅に拡大するといったことを通じて、強力な金融緩和を推進しているということです。その中で、介入資金も含む様々な資金の流れも利用しながら、金融市場に潤沢な資金供給を行っていく方針だということです。これをお答えとさせて頂きます。』

この「介入資金を利用しながら」というのはまあリップサービスなお答えですが、まあこうとでも答えるしか無いですわな。本当に言うなら「金融政策決定会合のディレクティブを百万回読んで資金需給と金融調節に関する実務的な部分の勉強をしてから出直してこい」という所でしょうが。

『2点目のご質問に関しても同様ですが、今申し上げたような政策を強力に推進していくことを通じて潤沢な資金供給を行っていく、そういうメッセージが総裁からも発せられているかと思いますが、そのようにご理解頂ければと思います。』

『3点目の今後政府の為替介入があればどうなるのかという点に関しましても、金融市場に潤沢な資金供給を行っていく、現在推進している強力な金融緩和を引き続き行っていくということです。』

質問者の頭が甚だ悪いので答えようが無いというのは判りますが、質問者は更に頭の悪い質問をするので引用は続く。

『(問) すみませんが、全くお答え頂いていないというふうに受け止めています。端的に、ここ数日当座預金残高が増えているのは日銀が非不胎化を行っているのかどうかという質問に改めてお答え頂きたいと思います。非不胎化か不胎化か分からないということも含めて、これはYESかNOかでお答え頂ける問題だと思います。また、もう1つの事実上の金融緩和の強化なのかどうかという点についても、市場がはっきり知りたがっているわけなので、明確にお答え頂きたいと思います。』

まあ介入直後だったら別ですが、一巡した時点でまだこんな質問をしているのは何というかもう勘弁してという感じですが、審議委員の記者会見というリソースをこのような下らない質問で浪費するのは大きく言えば国民的損失でもありますので、この手のアホウを排除する意味でも日銀記者クラブおよび日銀広報様におかれましては、BOE会見に倣いまして会見要旨に質問者の名前を入れた方が宜しいのではないかと斯様思うのですがどうでしょうかねえ。

『(答) 繰り返しのお答えになって恐縮ですが、私どもの政策決定として行っているのは、潤沢な資金供給を行っていくということであり、先月には6か月物の固定金利オペを新たに導入して金融緩和を一段と強化したわけです。そういうことですので、不胎化かあるいは非不胎化かということに関しては、先ほど申し上げましたとおり介入資金も含めた様々な資金の流れがある中で、それも利用しながら潤沢な資金供給、強力な金融緩和を推進していくということです。』

本当は「だから当座預金残高の一時的な増減で不胎化とか非不胎化とか議論するのは意味が無いから質問するなアホウ」と言いたい所でしょうが、まあ敢えてその辺は非不胎化介入っぽい演技をしている面もあるので話をきっちり出来ないというのもあるのが質疑応答に微妙なテイストを醸し出しております。

『(問) 今の1点目の質問に対するお答えについてですが、非不胎化か不胎化かは言えないということだと受け取ってよろしいのでしょうか。』

『(答) 私が申し上げているのは、非不胎化か不胎化かというような論点で私どもは考えているのではなく、強力な金融緩和を推進して市場に潤沢な資金供給を行っていくことに尽きる、ということです。』

当座預金残高推移と直接リンクした形で非不胎化とか不胎化という話をするのは論点としてずれとるという事で、もしこの質問者が質問をするのであれば、「円売り介入の効果を高める為に追加金融緩和を行い、政府・日銀が一体となって円高対策を行ってデフレ脱却を推進するという用意はあるのでしょうか」とでも質問すべきであって、日々のブレの範囲内にある当座預金残高を捕まえて緩和だ引き締めだとか言うのはとりあえずてめえは勉強してから会見に参加しやがれという感じで、可及的速やかに義務教育からやり直して頂きたく存じます次第です。


○米国経済の下振れリスク顕在化の判断は?

以下はまともな質問の引用を。

『(問) 本日の懇談会での挨拶でも、米国経済の低成長が長期化することを下振れリスクとして注視する必要があるという話がありましたが、どのような場面でリスクの顕在化を判断していくことになるのでしょうか。(後半割愛)』

『(答) 米国経済の、やや長い目で見た低成長のリスクをどのような場面で判断するかという質問ですが、足もと、今回お示したような指標等を分析した上で、こうしたリスクが高まっているという判断をしています。このリスクがどのような局面で顕在化するのかについては、今、事前にこのタイミングで申し上げることはできません。今後、入ってくる情報に基づいて、適切なかたちで判断していくということに尽きます。(後半割愛)』

まあここは特に答えが無いのはちょっと残念。雇用なのか物価なのかそれとも他の指標なのか何でも良いのですが、何かあるかなあと期待するところですけれども。


○量的緩和政策に関して

『(問) 今の質問とも関連します。必要な状況になれば適時適切に判断をするということですが、宮尾委員の就任記者会見で、量的緩和についての評価は明確になっていないというコメントがあったと思います。また、以前から言われている金融システム、流動性不安がある時には量的緩和やゼロ金利は効果があったということもお認めになっていたかと思いますが、委員の、政策オプションとしての量的緩和政策に対する評価、また先行きの選択肢に量的緩和政策が入るのか入らないのかについてお伺いいたします。』


『(答) 先行きの政策の選択肢に関する質問なので、今申し上げられることは、あらゆる手段を排除することなく選択肢に入れて、その効果・副作用を入念に点検していくということです。効果・副作用は、その時々の経済・物価の情勢によって変わってくるので、量的緩和政策に関する評価についても、かつての評価と現時点における評価は当然変わり得るものであると考えています。いずれにせよ、経済・物価情勢に応じて、効果・副作用を入念に精査・検討して金融政策を実施したいと考えています。』

「効果・副作用を入念に精査・検討」ってのが(実は他のところでもこのフレーズがあるのですが)まあ何ですが、「量的緩和政策に関する評価についても、かつての評価と現時点における評価は当然変わり得るものである」ということで、政策オプションとして別に排除する訳ではないという事ですな。


○長期国債買入増額に関して
『(問) 海江田経財相の就任会見で、日銀法改正と、長期国債買い入れ増額──これは銀行券ルールにつながる話でもありますが──について、前向きとも受け取れる発言がありましたが、この点について日銀としてどう対応すべきかについて委員の見解をお聞かせ下さい。』

まあ銀行券ルールは抵触しそうになったらまた考えれば良いという話のような気がせんでもないですが、まあそれはそれとして宮尾さんの答え。

『(答)(前半割愛)長期国債の買い入れ増額についても、おそらく今議論されている将来の政策の選択肢の一つかと思われますが、繰り返しになりますけれども、将来の政策オプションについては、予めどれかを排除する、あるいはどれかを念頭に置くということはせずに、全ての選択肢について効果・副作用を入念に検討した上で、適切に判断していくということになると思います。』

ということで、政策オプションとして無い訳ではないというのは判ります。


○全体的にはあんまりハトな話をしている訳でもなく中立的なのですが・・・・

宮尾さんの会見ですけれども、講演内容もそうなのですが、会見でも景気に関する見方は下振れリスク意識と言いつつもそんなに下を見ている感じもしないというイメージです。
ただまあ量的緩和政策や長期国債買入増額に関しても排除しないというだけではなく、量的緩和に関しては「評価は変わり得る」というような言い方で、まあ含みを持たせるような言い方をしてまして、その辺りに関してはサービスなんだかやる気があるんだか知りませんが、木で鼻をくくったような対応はしていないのですなあという感じです。

つーことで、宮尾さんの場合はヘッドラインだけ見てタカかハトかとか考えてるとちょっと判断間違えるかもしれないなあという気がする人だというのは把握しました(^^)。


#質問まで引用したら長くなってしまってどうもすいません。


以下他の話題ですが、別件でブルームバーグとかロイターを見たらこんなニュースがあったので軽く悪態。

○だからもうちょっと物の言い方ちゅうのがあってだなあ(白川総裁)

[外部リンク]

『「現在の金融政策の枠組みはアカウンタビリティの向上というインフレーション・ターゲティングの長所を最大限取り込むと同時に、その欠点とみなされている部分に対応したものだ」と指摘。日銀としては望ましい金融政策運営の枠組みについては今後とも検討を行っていく方針だとしながらも、現在の枠組みは「より進化した枠組みであると自負している」と述べた。』(上記URLより)

・・・・・・いやまあ言いたい事は判りますし、単純なターゲッティングでは枠組みとして回らなくなっている(そういえばBOEの議事要旨が中々味わいがあったので明日にでも^^)のはその通りなのですが、とりあえずCPIが延々とマイナス推移してデフレ均衡状態になっている状態というのが目の前にあるのに先進的もへったくれも無い訳であって、そういうのを一般的には「引かれ物の小唄」と言うのではないかと。


発言のどうでもいい所を切り取るのが得意なロイターにかかるとこの有様。

[外部リンク]
 


お題「宮尾審議委員講演」   2010/09/24(金)08:05:00  
  期末らしく色々なペーパーが出てたりしてますし、おまけに総裁や西村副総裁の講演も積み残している訳ですが(汗)、とりあえず宮尾さんの金融経済懇談会デビューなのでそちらから。

[外部リンク]
 


お題「FOMC声明文とかその他関連雑談」   2010/09/22(水)08:06:32  
  ということで寝起きにヘロヘロとFOMCを読んでみたのでその辺から。

今回声明文
[外部リンク] received since the Federal Open Market Committee met in August indicates that the pace of recovery in output and employment has slowed in recent months. Household spending is increasing gradually, but remains constrained by high unemployment, modest income growth, lower housing wealth, and tight credit.』(今回)

と言うところは前回と同じ。次の企業投資行動部分が若干判断下げ。

『Business spending on equipment and software is rising, though less rapidly than earlier in the year, while investment in nonresidential structures continues to be weak. Employers remain reluctant to add to payrolls.』(今回)

『Business spending on equipment and software is rising; however, investment in nonresidential structures continues to be weak and employers remain reluctant to add to payrolls. 』(前回)

設備とソフトウェアへの投資が拡大しているという部分の現状判断が若干下がっていますな。企業投資行動の他の部分には変化無し。

『Housing starts are at a depressed level. 』(今回)

ここは前回と同じ。

『Bank lending has continued to contract, but at a reduced rate in recent months. 』(今回)
『Bank lending has continued to contract. 』(前回)

銀行貸出の判断は引き上げています。

『The Committee anticipates a gradual return to higher levels of resource utilization in a context of price stability, although the pace of economic recovery is likely to be modest in the near term.』(今回)

『Nonetheless, the Committee anticipates a gradual return to higher levels of resource utilization in a context of price stability, although the pace of economic recovery is likely to be more modest in the near term than had been anticipated.』(前回)

基本的に言ってる事は変わらんのですが、冒頭にあるNonethelessが抜けた意味とは何ぞやという話になるとネイティブじゃないあたくしはさっぱりワカランチ会長でございまする。今回は前回「予想よりも回復ペースが緩やかに」というのが抜けて、単に「緩やかに」という話になった部分だけが違うので、これは特に前回対比で判断をいじっている訳ではないという感じではないかと。


○景気判断は変わらないけれども物価判断を下げてくるとは直球投げてきたでござる

物価に関する第2パラグラフが問題でして、ここの部分って毎度毎度同じような話をしていたのに今回変えたというのはポイントだと思うのだけどね。

『Measures of underlying inflation are currently at levels somewhat below those the Committee judges most consistent, over the longer run, with its mandate to promote maximum employment and price stability. 』(今回)

「currently at levels somewhat below」キターーーー(・∀・)っと。

『With substantial resource slack continuing to restrain cost pressures and longer-term inflation expectations stable, inflation is likely to remain subdued for some time before rising to levels the Committee considers consistent with its mandate.』(今回)

ということで、「before rising to levels the Committee considers consistent with its mandate」って文言が入ると文章のニュアンスが微妙になる気がするのですけれども、これって「適正と考える水準へ物価上昇率が戻るまでの間少々お時間が掛かります」とか何とかいう話になるのかいな。ただまあ先行きに関してはまだ「デフレ懸念」みたいな話には一応なっていないけれども、ニュアンスはニュアンスとして物価下落懸念という事になるんでしょうかねえ。

前回のはこんな感じです。

『Measures of underlying inflation have trended lower in recent quarters and, with substantial resource slack continuing to restrain cost pressures and longer-term inflation expectations stable, inflation is likely to be subdued for some time. 』(前回)

つーことで、景気判断を変えない一方で物価判断を下げてくるという器用な事をやっておりますのが今回のまずは思いっきり目についたポイントではございます。


○FEDの保有証券の額をどうのこうのというのがまた復活ですな

第3パラグラフも読んでいて「ふーん」とおもったあたくし。

『The Committee will maintain the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and continues to anticipate that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, are likely to warrant exceptionally low levels for the federal funds rate for an extended period. 』(今回)

というのは前回と同じというか毎回同じと言うか(^^)。

『The Committee also will maintain its existing policy of reinvesting principal payments from its securities holdings.』(今回)

前回決定したMBS償還再投資に関するスタンスを維持して、FEDの保有証券の額を維持しますというのを今回入れました。まあ前回はその決定をしたから兎も角としまして、資産買入プログラムにおける買入が終了してから暫くの間この資産買入関連の文言がスルーされていたのですが、今回より保有証券に関する話が復活ということで、MBSの償還再投資をしたから入ったんですよっちゃあそれまでかも知れませんけれども、ふーんと思ったのでありまする。

しかし何度か書いてますけど(しつこいので)元々資産買入プログラムって市場機能がどうのこうのという話をしていて、最近だと対象商品の信用スプレッドや金利の低下を図るって話をしているのですが、MBSの償還再投資を財務省証券で行うってえのは対象商品の信用スプレッドや金利に関してどう作用するのかねと思いますとこの措置って何ざんしょという気はするざますがまあいっか。


○そんな訳で必要ならば追加緩和とな

第4パラグラフですが、前回の第4パラグラフは「景気サポートと物価安定に資するためにFOMCはMBS償還金を財務省証券に再投資します云々」という話になっていますので、前回分だと第5パラグラフに該当します。

『The Committee will continue to monitor the economic outlook and financial developments and is prepared to provide additional accommodation if needed to support the economic recovery and to return inflation, over time, to levels consistent with its mandate. 』(今回)

『The Committee will continue to monitor the economic outlook and financial developments and will employ its policy tools as necessary to promote economic recovery and price stability. 』(前回)

ということで、前回はまあ普通の文言でしたが、今回は「prepared to provide additional accommodation if needed 」キタコレというところでございます。で、何をするのかは当たり前ですが書いてありませんですが、まあ一般的に考えられるのはFEDの資産サイドを拡大するという話(つまり国債買入)でしょうかねえとは思いますけどよー判らん。


○ホーニッグ先生の反対理由が今回微妙に違うでござるの巻

どうでも良いっちゃあどうでも良いですけどマニア的には興味があるので(^^)。

『Voting against the policy was Thomas M. Hoenig, who judged that the economy continues to recover at a moderate pace. 』(今回)
『Voting against the policy was Thomas M. Hoenig, who judges that the economy is recovering modestly, as projected. 』(前回)

何となく今回の方が判断下げている気がするけど、これってどっちのほうが景気判断は上なのか教えて英語圏で生活した事のある人!!!

『Accordingly, he believed that continuing to express the expectation of exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period was no longer warranted and will lead to future imbalances that undermine stable long-run growth. 』(今回)

『Accordingly, he believed that continuing to express the expectation of exceptionally low levels of the federal funds rate for an extended period was no longer warranted and limits the Committee's ability to adjust policy when needed. 』(前回)

毎度おなじみの「for an extended period 」に対して、前回は「必要な時の政策手段を阻害する惧れ」という反対理由でしたが、今回は「将来における経済不均衡をもたらす」という反対理由になっています。じゃあそれがどういう事かと言いますとまあ良く判らんですけれども(おいおい)前回までは利上げを視野に入れた理由だったのが、今回は「将来の不均衡」という理由になっているので理由としては一歩後退(何のこっちゃ^^)ということでしょう。出口政策云々がああだこうだ言う前のホーニッグ先生の反対理由が「将来の不均衡」でしたので、そーゆー意味では多分反対理由が弱くなっていると思います(^^)。

『In addition, given economic and financial conditions, Mr. Hoenig did not believe that continuing to reinvest principal payments from its securities holdings was required to support the Committee’s policy objectives.』(今回)

『In addition, given economic and financial conditions, Mr. Hoenig did not believe that keeping constant the size of the Federal Reserve's holdings of longer-term securities at their current level was required to support a return to the Committee's policy objectives. 』(前回)

MBSの償還再投資でFEDのバランスシートを維持する事についても引き続き反対を継続していますな。ここの部分は文言的にはちょっと違いますが意味は同じと思われますです。


○ということでFOMC雑感と言うことですが

と引用しているだけで時間がなくなってきましたので(だったらもっと早く起きろというツッコミはしないのがオトナの対応というもんです^^)あとは雑感なんですけれども、今回のFOMC声明文でありゃーと思ったのは先ほども書いたように物価に関する判断を下げてきたところでして、おまけに言えば景気見通しは下げていないという割と器用な事をやっている事ですな。

従来は労働市場の回復の遅れが消費などに影響を与えて景気回復やら物価に悪影響みたいな話をしていたと思うのですが、労働市場に関する判断は特に下げず(と言っても元々あまり強くないのだが)ということで、こうなりますと今後は雇用関連指標よりも物価指標に注目という話になるんでしょうかね、よー判らんが。

でまあ景気判断じゃなくて物価というあるネタで突っ込んでくるので、先行きの追加緩和に関するオプションはやっぱり長期国債の買入拡大という話になるのでしょうかねえとは思いますし、逆に金利引下げ(まあここから下げるには準備預金の付利を下げるという事実上の下げみたいな話をするしかないですけど)に関してはブラードさんのペーパー(そういえば途中まで紹介してその後放置プレイでしたねすいません)じゃないですけれども、「物価上昇しない均衡状態」に嵌ってしまうというような感じでやりにくいような気もせんでもないけれども、気のせいだったらどうもすいません。

ただまあいずれにせよ、FRBは「やるやる詐欺」状態で期待を引っ張って(変に出尽くし感をだしちゃうと長期金利が上がってしまう可能性もありますし)何となく追加緩和期待で株式市場とかを支えて長期金利も上げさせないで、ドルも強くしませんよってなもんでしょうから、まあそれに対してドル円市場の円高を阻止しましょっていう日本はお付き合い大変ですなあという所で。

ま、介入はやりましたので、次は日銀に球があるという感じでしょうし、そらまあ介入と金融緩和をセットにした方が効果はあるでしょう(それを不胎化だの非不胎化だのという用語を持ち出すと日々の金融調節話とゴッチャになって、先般のように無駄に日々の誤差範囲内のオペに注目するという意味不明の話になるので、不胎化という用語を使うのは議論が無駄にループする元ということで使わんで欲しいと存じますがどうでしょうかねえ)というのはござんすが、何せ打つタマが僅少なところでございますので(米国が期待で引っ張っている間にタマを切らしたら試合終了ですから)、演技でもイカサマでもいいから日銀もちったあバーナンキを見習って狸芝居をして期待を引っ張って欲しいもんですが、何せ白川さんですからそれは無理でしょうというのが実に残念無念な所でございます。山口さんの方が狸成分が高そうな気がしますけどね(^^)。

あ、そうそう話は全然違いますが、副大臣人事を見ると菅さんは小沢さんと同じくで政策じゃなくて政局の人ですなあと思うのでして、菅さんで財政再建路線継続とか考えるのはちょっと甘い気がするんですけどね。それに野党だの小沢支持グループが補正大型組めと言っている訳ですから、経済コケた時のてめえの責任回避というポイントから考えた場合、当然ながら補正は大型になりやすくなる(それでコケたら「皆様の意見を取り入れた補正でしたが残念でしたねえ」で済むから)でしょうし、日銀だの財務省なんぞは当然のように売られるでしょと思いますし、特に日銀はまー叩かれ放題ジャマイカと思うんですけど、白川さんあの調子で大丈夫っすかねえというのは懸念するところでございまする。

ということで最後はどうでもいい雑感ですいませんでした。
 


お題「市場メモと追い付かないネタ大会」   2010/09/21(火)08:11:19  
  大本営発表でリセッションが終了していた宣言をしたら株式市場上昇とは大変に素晴らしいマーケットですなあ(棒読み)。

#経済財政と経済産業大臣を小沢支持(鳩山派)に渡すという時点でまあ菅さんが経済政策にやる気が無いのだけは良く判るわな

○超長期がスティープしたりGCが下がったりした件

金曜の長いところは連日のスティープニング。木曜は場中に為替が85円後半から前半に突っかけてみたり、株価が寄り天で微妙に弱そうな感じだったりして、おまけに中期債が妙に強かったりしたのでツイストスティープだったのですが、金曜は普通にベアスティープと相成りました。んでまあ火曜日の引けから比較すると、相場の位置そのものは先物が火曜の引けから74銭高(水曜に74銭上昇して木曜に14銭上昇して金曜に14銭下落)ということでまあ高いのですけれども、よくよく見ると水曜にフラットニングした分を2日でお返しして、火曜の引け対比で言うと超長期に向けてブルスティープしたでござるの巻と相成りました。いやまあそれで普通の反応ですわなという事で。

いやまあだから何なのと言われると困るのですが、水曜の超長期ブルフラットって何だったのよという所ですわな。まー何となくてきとーに考えてみると、非不胎化がどうのこうのとかゆー話で超長期がショート気味(物理的にショートなのと、U/Wという意味でのショートがいると思いますが)だった人が慌てて買い戻してしまい、ショートが駆逐されてしまったら今更1.8%割れの20年を買う人もいなくてフラットニングあっさり終了という所なのでしょうかねえ、よー知らんが。


で、超短い所ですけれども、水曜木曜はGCちゃんが高めで0.125%だの0.13%だのとやらかしていまして、短国のレートも久々に3か月2か月ともに新発の入札が0.11%台に乗ったりしていたのでして、金曜はあたくし「いつもの期末だと普通に当座預金残高を積んでくると思うのだが、今回は非不胎化がどうのこうのとか変に注目する人がいるからあんまり威勢良く当座預金残高積まないのではないか」(金曜はまだ非不胎化ネタが煩かったのでそういうはっきりした書き方はしなかったのですが、金曜になったらすっかり非不胎化のネタが減ってきたので今日は露骨に書く^^)って思ったりもしたのですが、あっさり味で21日スタートの共通担保オペを8000億円打ち込んで来まして当座預金残高を20兆円近く(夕方の需給見込みを見たら元々の予想から若干下振れしていて見込みは19.4兆円になっていましたが、17日対比2.3兆円の当座預金残高拡大)に持っていくオペレーションをしてきました。

つーことでオペでのファンディングも回り、ついでに為替介入での円資金がGCの買いに回りという事で、為替介入分と国債大量償還分に関する資金の読みにくさがあっさり解消しましてGCレートは0.11%レベルに低下したようでまあ予想外してどうもすいませんと言うところで。


しかしまあ何ですな、金曜のオペをあれだけ注目して非不胎化がどうのこうのとか言っていた皆様に置かれましては、本日は何と非不胎化した金曜対比で当座預金残高を2兆3000億円も引き上げて来たのですけれども、為替市場におかれましてはその点に対して1ミリも反応している気配が無かったのでございまして、誠に不思議きわまる話でございますなあ(ニヤニヤ)。

#また悪態になってしまった


○介入前後に講演が沢山あったのですが、まずは野田審議委員講演&会見から

すいません全然追い付いてないのにもう直ぐFOMCだわorz

野田審議委員講演
[外部リンク] 〜バランスシート調整の重石と減速懸念〜』
『(2)欧州経済 〜域内格差と根深い財政再建問題〜』
『(3)アジア経済 〜ソフトランディングに向けた調整局面』

という感じであまりパッとしないのですが、米国のところでこのような感じの記述がございまして、まあ結局世界経済は結局新興国次第ですねという話に落ち着くのでござんしょうという所で。

『先行きについては、世界的に在庫復元が一巡することから、輸出の増勢が鈍化し、また、景気刺激策の効果が減衰(成長率に対しては一時的にマイナスに寄与)することもあって経済の回復ペースは、年内は一たんは減速するものとみられます。もっとも、輸出が新興国・資源国向けを中心に増加を続け、緩和的な金融環境が維持されるもとで、個人消費や設備投資も増加基調を維持すると考えられ、回復の流れそのものは崩れないものとみています。』

ということで、回復の流れは崩れないのですけれども、やはりこれも外需期待という所があるのですねえって感じですな。


・国内経済は自律的回復には至らず

日本経済と物価に関する部分が次に来るのですが、経済に関しては、

『(1)経済 〜緩やかに回復しつつも、自律的回復力はなお脆弱〜』

と思いっきりありますように、まあ現状に関しても持ち直しはしているものの、

『ただ、国内経済活動の水準を各種経済指標のレベルで確認してみますと、依然として直近のピークを下回る水準に止まっています(図表4)。こうしたもとで、設備や雇用になお過剰感を残しており、収益が顕著な改善をしている割には、企業は支出行動に慎重な姿勢をなかなか崩しておらず、こうしたことから、「民需の自律的な回復」がはっきりと展望できるまでには至っていません。』

という説明をしていまして、この辺りは白川総裁が妙に景気に強気だった時に示していた自律的回復の芽みたいな話とは思いっきり違うトーンで、まあ野田さんは景気回復に対して慎重スタンスですなあと思われます。


・リスクも海外で、特に海外経済の過剰の修正ということですな

先行きリスク要因に関する説明がその後に続くのですが、基本的には下向き警戒のトーンが強い内容になっています。

『わが国経済の回復は、海外経済の改善を起点としたものです。内需の自律的な回復が未だはっきりと展望できない状況のなかでは、海外経済の回復が滞れば、持続的な成長への経路が途切れかねないという意味において、海外経済の動向を最大のリスク要因として捉えています。』

ということで各国の話があるのですが、米国に関する説明がまあ仰るとおりですなあと。足元で米国経済のデータが下振れて急速に米国経済への警戒感が足元で高まっている件について指摘した後、野田さんはこのように話をしています。

『先ほども述べましたように米国はバランスシート調整の影響が続いていますが、楽観的に過ぎた部分とは、つまるところその調整圧力の大きさ、すなわち成長に対する重石の重さの評価にあると思います。』

『我々のバブル崩壊後の長く苦しかった経験と今次金融危機までに積み上がった過剰の大きさを重ね合わせて考えますと、今回の調整にも相当なコストと時間を要するものとかねてからみておりましたので、このところの動きは私にとっては想定の範囲内といえるものです。もっとも、雇用の改善が想定以上に遅れたり、住宅価格が再び下落することになれば、家計のバランスシート調整も遅れることになり、個人消費の抑圧を通じて企業部門への負のフィードバックも生じるといった下振れリスクの連環には注意が必要です。』

という事で、(まだ紹介してませんが)白川総裁も講演でこの辺に関しては同じような話をしてはいるのですが、何故か白川さんが話をしても何だかなあとなってしまうのは、その前に楽観話を自分でもしちゃっているからでしょうな、と話が脱線しましたが、基本的に野田さんは不良資産問題によるバランスシート調整の影響の大きさに関しては(銀行で当事者だったこともあり)かなり厳し目に見ているという感じが致します。


・こういう言い方が良いのではと思うのだが

今後の金融政策に関するところですけれども、まずは最初の方でこういう話をしましてですな。

『既にお話したとおり、経済の先行きに対する見通しには「不確か」がつきまとっています。今後、新たに得られる経済データや情報を注意深く点検したうえで、仮に下振れリスクが顕現化し、経済情勢の見通しが著しく悪化する蓋然性が高まり、デフレからの脱却までの道のりが不確かなものになったと判断される場合には、必要と判断される政策手段を迅速かつ果断に実行しなければならないと考えています。』

で、後のほうでしらっとこういう話をするのですな(ちなみに上記の部分と下記の部分は直接文章として繋がっては居ませんので念の為)。

『その際、留意すべきことは、一つは、政策の効果から実施に伴って発生する蓋然性のあるコストが控除されなければならないことは当然であり、それとともに、潜在的なリスクとその保全についても予め吟味されなければならないということです。もう一つは、こうした効果やコストなどの副作用は、経済・金融の状況はもとより、財政や制度面の違いや変化によって、異なったかたちで生じ得るものですから、絶えず今日的な観点から点検されなければならないということです。』

ここの部分を後にしらっと持って行き、ついでに前半部分は割と判りやすい言い方をしているのに、後半部分では微妙な言い方にしているという辺りが野田さんのプレゼンのきっちりとしたところでございまして、これが白川総裁にかかりますと前半と後半の語順がひっくり返る上に、「副作用に注意」の方は判りやすい言い方をして、「必要な場合には果断に実行」の方は微妙な表現をしちゃうという所でございまして(--;)、

まー見せ方って重要ですねという話ですな。


・会見で非不胎化がどうのこうのとしつこく聞いているお馬鹿さんがいるのだが

非不胎化介入がどうのこうのというのは現在の金利ターゲットを設定した金融調節体系においては議論として意味の無い話である、という事を経済担当の記者(というかこれ日銀担当の記者の悪寒がするんだが)がするという時点で如何なものかと思うのですが、会見ではその質問をウダウダとしつこくしているのがいて正直閉口。

最初の質問では完全に非不胎化の話をスルーして総裁談話の話をしていたのですが、更にアホウな質問をするのがいましてな。

『(問) 今の質問と重複しますが、本日の総裁談話の「強力な金融緩和を推進する中で、今後とも金融市場に潤沢な資金供給を行っていく」について、これはいわゆる介入の非不胎化、つまり介入でマーケットに入ってきた資金を大量にマーケットに残していくという非不胎化の方針を示されたものと見ていいのかどうかをお伺いできればと思います。』

『(答) 先程も申し上げたとおり、まだこのニュースを耳にして数時間も経っていないので、あくまでも個人的な意見ということでお聞き届けいただきたいと思います。先程申し上げたステートメント以上のものでもないし、それ以下のものでもないということに尽きるのですが、私なりに申し上げます。』

『介入資金は一時的には金融市場への資金の供給要因になるということは、ご指摘のとおりだと思います。したがって日本銀行としては、この介入資金の活用も視野に入れながら潤沢な資金供給を行っていくことになるのではないかと、個人的には、かつ現時点では考えています。』

『ただ、だからといって介入額が、そのまま日本銀行の当座預金残高の増加にストレートに結びつくと考えているわけでもないということも、申し上げておきたいと思います。これ以上のことは、現時点では申し上げる状況ではありません。』

・・・・前半でリップサービスをしつつも介入額に紐をつけた当座預金残高拡大という話はきっちりと否定するところが中々の達人。

しかし更にアホウな質問は続く。

『(問) 今のご発言を確認させて頂きたいのですが、これは2003年から2004年のように介入した金額がそのまま当座預金に積み上がるわけではないけれども、定性的な方向としては積み上がるという方向になるのではないかということを指しておられるという趣旨で良いのかが一点です。もう一点は、おそらくFBを発行することになると思うのですが、いずれ市場に消化された時には自動的に、オートマチックに不胎化になってしまうというのが白川総裁の持論ではないかと認識しています。そこで、実際にFBが発行された後に、どのようなマーケットに対するアドオンの資金供給になるのか、よくわからないところがあるので、その辺についてよろしければお話しを伺えればと思います。』

『(答) 先程の説明以上のものは申し上げられませんし、それが定性的にという意味がよく分かりませんので、そのご質問への回答は差し控えさせていただきます。それから、ご質問の中にFBとか、不胎化、非不胎化といった言葉が出ましたが、基本的に私どもの資金供給あるいは金融調節について、不胎化とか非不胎化というベースで議論をしていくつもりは私にはございません。』

『あくまでも、市場にどの程度の資金を供給するのか、その時点で潤沢なのかどうか、あるいは潤沢でないのかどうかということをその都度判断するということで、少なくとも私の頭の中には、不胎化とか非不胎化というベースでの物の考え方はないということです。先程追加でお答え申し上げた以上のものは、あくまで今のところということでお断りしたいと思いますけれども、考えておりません。』

・・・・・うーむ、何と言うパーフェクトな答弁(^^)。

というトンチキ問答だけ引用で申し訳ありませんが、最後のほうで「講演で不確実だの下振れだのという話をしているが、そんなに不確実ならば何で今追加緩和しないのか」という質問があったのは(;∀;)イイシツモンダナーと思いました。引用すると微妙に長くなるのですいませんが割愛、質疑の6ページから7ページです。
 


お題「いろんな雑談をしているとネタが累積債務状態に(汗)」   2010/09/17(金)08:10:57  
  昨日の訂正ですが、介入資金の不胎化は sterilize(スティリライズ)でございました。いやはや頭悪くてどうもすいませんm(__)m

でね、日本では早速「外国から介入批判が」とかニュースで言ってますけど、ガイトナーさんが中国の話だけするちゅう辺りを見ますと、財務省は今回の介入に関して相当十分に段取り組んでいたと思われますし、介入の実務面に関しても巷間言われている話の通りなら日銀も相当事前に準備しているように見えますし、まあ裏方の皆さんの努力がとっても良かったと思うんですよね。

しかし政治家の皆様に置かれましては、何かもうここぞとばかりに余計な発言を繰り返す訳で、政治主導とかバカジャネーノとしか思えないのでありますが。

#先週の土曜だか日曜だかにまるで戦時報道のように「当局ハ断固市場介入スベシ」と大キャンペーンを打った某経済新聞系の番組が「介入に欧米から批判」とか報道するのも何というかですなあ。当然ながらニュース番組でも「我々ハ鬼畜米欧ニヨル東亜新秩序ヘノ干渉ヲ断ジテ許サヌ」位の報道をするもんだと思ったんですが


○不胎化どうのこうのでオペがどうのこうのというのは不毛なんだって

昨日ああでもないこうでもないと書いているうちにすっかり悪態を飛ばしまくってしまいましたが、まあ昨日も引き続き不胎化どうのこうのの話が連発されていまして、シロートさんが言うのは仕方ねえなあと思うのですが、まあ何と申しますかという感じです。

何かどこぞの経済クオリティペーパーに(アホらしいので記事のURLは付けない)は「17日に即日吸収を行うかも注目されている」とかいうニュースがあってアホジャナイデスカと思うのですけれども、まあ昨日に関しても「共通担保の期落ち分をロールするか」という話が出てまして、いやまあオペの調整ってその介入分だけじゃなくて、他の銀行券要因とか財政要因(まあ振れが大きいのは財政要因)とかの事情によって変わる話でありまして、例えば21日なんて国債償還要因で3兆円以上の財政余剰が見込まれる訳で、その分でオペの期落ちを入れている分をロールするかしないかとかは最早介入資金どうのこうのとはまったく別の問題な訳でして、これ為替介入が16日に実施されていたら話がエライヤヤコシイことになっていましたなあと思います。

まあ積み最終日前後の関係とか、期末がそろそろですなあとか、まあその他諸々まで考えて為替介入のタイミングを図ったんですねえと考えると、まあ民主党代表選のタイミングも丁度良かったんですけど、事前作戦をかなり良く練ったタイミングでの介入投入という感じですわなあという所でございます。その辺あんまり細かく説明するのは野暮なので質問は御社の短期デスクまでどうぞ(^^)。

一昨日はまあそこそこデカイ介入をしたようですが、そう毎日兆円単位で介入する訳でもないでしょうから、日々の介入分って通常の資金需給の誤差範囲内に収まるんですけど、一々注目するんでちゅかねえ為替市場の皆様は。そんなにオペに注目したいのであれば、6月末なんて当座預金残高が20兆円近くに拡大して(198900億円)まして、その次の日であります所の7月1日は当座預金残高が前日比2兆円落ちていました(179700億円)ですけれども、それに一々注目しておられましたっけ?
という感じではございますわな。

つまり、その回収するのしないのとかいう日々の調節の部分はどうでも良い話であって、例えば利下げしろだの国債買入拡大しろだのという話をするならまだ話としてはマシでございますので、早いところ日々のオペがどうのこうのという不毛な話は止まって頂きたいものだと存じますです。



○相変わらず何を言ってるんだこの人たちは

でまあそれはそれとして、大変にこうアレだったのはいつもの人たち。

[外部リンク]

・・・・機関決定とかする訳無いでしょ。為替介入以外にも色々な財政要因があって資金需給がぶれるのに、その分だけ取り上げてどうこうするとか全く意味が無いし、そんな事を機関決定するのも意味が無いし出来ませんわなということで。

てかね、この人確かどこぞの外資系証券会社出身だったと思うのですが、昨今の介入に関する発言とかちょっと不勉強ぶりが酷すぎるんですが。まあ不勉強というよりは生兵法は怪我の元状態だとは思うのですが、てめえ一人で怪我する分には別にどうなろうとどうでも良いのですが、政権与党の金融ナントカ部会とかにいる人がこれというのは余りと言えば余りでして、てめえの生兵法で自爆する時に日本国を巻き込まないで頂きたいものだと切に願うのでございます。

まあ大久保さんもそうなんですが、もっとアレなのは財務副大臣でして。

[外部リンク]

[外部リンク]

えーっと、「財金分離」の観点から武藤さんの総裁就任を拒否した政党のお方ですよねえ池田財務副大臣様は。まあ日銀人事を政争の道具に使った挙句に自分たちは露骨に中央銀行に政治干渉とか大変に首尾一貫しない素晴らしい政治姿勢でございまして、このような輩を国の舵取りを預ける信用に値する連中かと心の底から甚だ疑問に思うのでございますが、まあ池田副大臣の発言のヘッドラインも中々面白うございましたですわよ。ブルームバーグニュースからヘッドラインの一部を引用。

JBN 17:46 *池田氏:日銀は市場に出た資金を回収しないものと思っている

そら回収せんですがな。回収するの誰だか判ってないでしょこのバカチンは。

JBN 17:49 *池田財務副大臣:日銀も協力すると思っている-非不胎化介入
JBN 17:55 *池田財務副大臣:日銀は次の緩和策を鋭意検討されると思う

何かもっと引用しようと思ったのですが、いい加減血圧が上昇してきたので終了。


○きょうもしじょうおれさまにっき

昨日の債券市場はイールドカーブがツイストスティープしました。

いやまあ何ですな、一昨日の訳わからんブルフラットがどう見ても変態相場だった訳で、まあ結局のところはショートカバー的な超長期の買いだったんでしょうかねえというしか後講釈のしようが無いのですが、市場のマニアの一部では「日本の債券市場は為替介入の効果が無いと評価しているからブルフラットしているんだ!!!!!」という(もちろんギャグというかネタで)話題をしていたりいなかったりという所で(^^)。

んな訳で、まあ昨日の超長期売られ〜の中短期ド堅調(途中から先物とか上昇しちゃったから緩和されちゃいましたが、前日比安いところでは中期以下が下がらない下がらない)というのがポリシーミックスを解釈したら普通の反応になると思われる次第で、為替介入しつつどうせこの先財政も出すでしょうし、(介入だけじゃつまらんでしょ)一方で追加緩和はやるかどうかは兎も角として(打つなら米国が追加緩和打ち止めっぽくなって来る所で打ち込むと効きが良さそうに思えるんですが)まあ思惑は出るでしょうし、日銀も非不胎化の演技はするでしょうから(演技であっても皆が緩和と思えばとりあえず鰯の頭も信心からの巻で効くでしょ)と並べると、普通にスティープするっしょという所ですわな。

まあ水曜のフラットニング(まあブルもどうかと思うけど追加緩和の発想が先に来たらブルも有り)が変態だったということで(^^)。


あとですな、そのどさくさに紛れてGC方面に関しては21日の所からは国債償還要因で資金繰りが読みにくくなるのと資金の回りが悪くなるのとがあって、GCレートちゃん上昇気味。0.125とか0.13とかの水準っぽいのでございますけれども、まあ今回の期末に関しては上のほうで色々と書いたネタがありますので、逆の意味で目先当座預金残高の推移を慎重に扱わないとアホタレ報道機関がアホタレな報道をして全く無意味に注目されてしまいかねませんので、そーゆー意味からちょっとオペレーションやりにくいのではないかと懸念される所ではございますわな。

3Mや2Mの短国も久々の0.11%台に乗ってまして、期末要因も含めちょっと動くかなあという所ですかね。オペと当座預金がどうのこうのを暫くネタにしようとするお馬鹿さんがいるうちはねえ・・・・

ということで繰り返しだが早い所不毛な議論が終了して欲しいのですがね。



○極めてよい話をしているのだが結局こうなるのだからもう少し考えるべき

そういえば野田審議委員講演ネタをスルーしていますが、しょうがないので連休中に(たぶん)書きますよええということにしておいてくんなまし。

[外部リンク] 1 に、短期金利水準が極端に縮小すると、インターバンク資金市場の円滑な機能が低下したり、金融機関の利鞘が低下したりします。その結果、金融機関における貸出インセンティブが低下し、金融緩和効果が減殺されることにつながります。』(ちなみにここの脚注がバーナンキ講演およびBOEとなっているのがチャーミング)

『第 2 に、低金利の持続は、景気の落ち込みを防ぐと同時に、バブル期に積み上がった過剰な債務の削減を遅らせる面も持ち合わせています。また、その過程で、経済全体の新陳代謝を遅らせる面があることも指摘しておきたいと思います。』(ここの脚注はBISとRajanね)

『第 3 は、低金利が将来にわたって継続するとの予想は、バブル発生の必要条件であることです。バブルは緩和的な金融政策だけで起きるものではありませんが、緩和的な金融政策が持続するという予想なしに発生することがないことも、同様に真実です。』

『いずれにせよ、バブル崩壊後の経済の生産性の動向は経済のパフォーマンスを規定する重要な要素です。経済を襲ったショックが大きくても一時的であり、従って自然利子率があまり低下していない場合には、低金利継続の政策コミットメントは異時点間の代替効果から一定の有効性を発揮します。しかし、そうでない場合には、政策コミットメントは、十分効果的なものとなりえません。』

『以上の留意点は、バブル崩壊後の積極的な金利引き下げの必要性を否定するものではもちろんありません。ここでの議論のポイントは、金融市場の行動経済学的なダイナミックスや実物要因によって生じる潜在成長率の動向にも十分な注意が必要であるということです。』

ということで、別に今の超低金利がバブルの発生を呼ぶとかいう話をしている訳でも何でもないのですが、ものには言い方ちゅうもんがありまして、特に日銀の場合はこういう話をすると当然のお約束として前半部分の「低金利の長期化がバブル発生をもたらす」部分だけを切り取られて報道されてしまう訳でありましてですな、これ市場が反応しなかったから良い様なもんですが、うっかり為替市場が反応とかしちゃったら為替介入をしている現場を後ろから砲撃しているのと同じような話になるのでありまして、もうちょっと白川総裁様におかれましては講演なりの内容での言い回しを考えたほうが良いのではないかと思われます。

上記の話だったら第2第3の論点は細かく書かないでおくとか、第1の論点の脚注部分をちゃんと「バーナンキ議長も言ってるように」とか書くとかの配慮が求められる訳でして、いやまあ全部通して読めば仰る話はその通りなのですけれども、一般的に報道されて市場が反応するのはその片言隻句であることが極めて多いという事に関する想像をもっと働かせるべきであり、麿大先生様に置かれましては慎重な配慮をお願いしたい所でございます。

#講演の詳しい話とかその他いろいろとネタがあるので連休はせっせと読みますかね
 


お題「介入来ましたねえということで関連雑談(途中から悪態^^)を少々」   2010/09/16(木)08:09:49  
  政権継続確定の翌日に介入というのは中々お洒落でしたね♪

#自画自賛しておくと、昨日一応あたくし「代表選終わったから介入を代表選に利用したと言われないので介入のハードル下がったんじゃネーノ」ってな趣旨のことを書いたんですけどあんまり褒めてくれないので臆面も無く自己申告しておきます(^^)


○市場俺様メモ

まあご案内の通り昨日は為替介入があったのですが、俺様メモということで時系列で整理しておきますと、10時半頃「中尾国際金融局長がユーロマネーのフォーラムでの講演を急遽取りやめ」とかいうヘッドラインが出て(ブルームバーグだと10時28分とかだったようで)その前後あたりからドル円が一気にドル高になって株は上昇して債券は急速に朝からの上昇を下げました。

で、後場の寄り直後に先物に成行の売りとかあって下がったのですけれども、その後は何か知らんけど相場切り返し。ドル円は85円近辺になるわ平均株価は9500円近辺になるわという素敵な相場の中で債券市場だけは介入に全く敬意を表しないというか財務省様の努力を嘲笑するかのようなブルフラットで終了の巻。

でね、まあ介入後の動きもそうなんですが、あたくし的に昨日情け無いというか悲しい思いをしたのは介入が入る前の寄り直後の動きでありまして、菅政権継続を受けて債券買いになるのはまあ良いんですけれども、超長期がアホのようにブルフラットして、前日に入札が行われた20年債が平均落札1.955%の足切り1.969%でやっておったのですが、その超長期新発は寄りから強くて1.8%割れ水準とか堂々の出合いになる次第でしたんですが・・・・・

えーっとね、お縄懸念は判らんでも無いのですが、絶対水準から言って1.9%台後半ってレベルから仮にお縄内閣が発足して超長期が幾ら売られるのよという風に思うのですよ。20年債のクーポン推移見りゃ判るように、やはり財政リスクがどうのこうのとか言いながら10年金利が1.4%だの1.5%だのとかやっているときでも20年って精々2.2%とかだった訳ですし、1.9%台後半の超長期がお縄内閣になって売られて何ぼなのよと。これがまあ火曜の入札が1.8%台とかでやっているんだったらお縄ネタで2%位まで売られても仕方ないから様子見ってえのは判るんですが、菅内閣継続になったからというネタで前日比10毛以上強い所を買ってくる意味が判らんというか何と言うか。買わなきゃいけない額の全部とは言わないですけれども、菅内閣発足受けて10毛上を慌てて買う位なら、1.95%よりも安くなってしまった(正直火曜の朝の段階で新発の止まり所は1.95%とか思ってたので入札前にせっせと調整しているのがビックリだったんですが)入札でちったあ必要分の半分でも入れて置かないのかねえと。

いやまあ何か昨日に関しましては、結局誰が買っているのか謎(10毛も強くするような威勢の良い買い主体っているのかよという意味で)らしいのでありますが、これが「恐怖のサラリーマン相場」のなす動きだったりしたらもうおじさんは情けないとしか申し上げようが無いんですけど、何つーかこう昨日の前場(の介入前)はブルフラット振りを見ておりまして大変に悲しい(別に自分の損益がどうのこうのではなく^^)思いをする朝のひとときでございました。

ま、介入後の後場の買いもさっぱりワカランチンでございますけれども、為替介入+金融緩和とかいう連想だったらイールドカーブってどっちかと言うとブルスティープとかツイストスティープするもんだと思うのですが、債券市場は華麗にブルフラット。

株式市場も為替市場(は介入されているのだから当たり前だが)も為替介入に敬意を表してちゃんと株高ドル高で推移しているというのに債券市場ってもう何と言うかチャーミングというか当局の努力をあざ笑って動くと言うか何ともこう誠に申し訳ございません(誰に??)という動きでございまして、落涙を禁じえないというものです。

いやあさすがにブルフラットはちょっと喧嘩売り過ぎじゃないのと思うのですけれどもねえ・・・・・・


○日銀が吸収オペをするかどうかを注目とか何を不毛な話を・・・・

[外部リンク]

『9月15日(ブルームバーグ):仙谷由人官房長官は15日午前の会見で、日本が同日円売りの為替市場介入に踏み切ったことについて「円高の問題は看過できない」と語った。その上で、82円が一つの防衛ラインかとの質問に対しては、「財務相のところでそういうふうにお考えになったんだろうと思う」と言明した。』

・・・・・orz

えーっとですな、どこの世界に自分から手札出してポーカーをするアホウがいるのかと小一時間問い詰めたい訳ですが、まあここまで来ると「82円が防衛ラインか」とか質問する記者も国益を損なう質問をしているのではないか(冗談ですよ)と言うところでございまして、もう記者会見とか禁止にしたほうが良いのではないかと存じます次第でございます。

とりあえず数字の話は全部ノーコメントにしておけと思うのですが、何回同じトンマなプレイをやれば学習するのかと存じます次第ですが、きっとこのあたりの人たちの脳味噌には学習機能が標準装備されていないのでしょうなあと思うと落涙を禁じ得ないところでございまする。


・このニュースはある意味凄い

まあ昨日は介入関連で色々と面白コメントや面白レポートを鑑賞したり、介入に1ミリも敬意を表しない債券市場の不思議展開を鑑賞したり(鑑賞だけかよというツッコミはしないように)という日でございましたが、爆笑のホームラン王なニュースはこちら。

[外部リンク]

リンクはブルームバーグですが、ロイターが報道しているのをブルームバーグが報道しているので、ニュースを出しているのはまたもロイターさんでありまして、外山金融市場局長インタビュー記事で大変に素敵な報道を行っただけのクオリティではございますなあと毎度感心する次第です(最近ロイター記事からの引用が無いですねというのにはお気づきだと思いますが^^)。

以下URL先の記事から。

『9月15日(ブルームバーグ):日本銀行は月内に緊急会合を開く計画はないと、ロイター通信が報じた。日本政府・日銀は15日、外為市場での円売り介入に踏み切った。ロイターはまた、日銀が10月の会合で金融緩和する可能性があるとも報じた。日銀の考えについて知る複数の関係者の話を基に伝えた。関係者の名前は明示していない。

 ロイターはさらに、日銀は国債購入の拡大を最も可能性の高い選択肢として検討する公算があると報じている。』

「日銀の考えについて知る複数の関係者の話を基に」ってそれはまたどこぞの夕刊紙みたいなクオリティで大変に感服する次第でありますが、そもそも緊急会合を計画して開催するとか意味がさっぱり判らないニュースでございまして、あまりのハイブローぶりに記事のヘッドラインを(ブルームバーグで^^)見た瞬間に何が起きたのかさっぱりわからない状態になっておりました(^^)。

まあ皆さん祭りでアドレナリンが出まくってソイヤソイヤ状態なのかも知れませんけれども、一応市場関係のプロ向けの報道機関なんだから冷静に記事書いてくれよと思う所でございます。まあネタになるから良いけどさ。


ということで、俺様日記と悪態を書いていたら時間が無くなってしまったので、野田審議委員の講演ネタが翌日送りになってしまいました。どうもすいません。
 


お題「民主党代表選とか虫干しネタとか」   2010/09/15(水)08:14:41  
  ○ほとんど粘着質状態でバーナンキのジャクソンホール講演のネタを引っ張る

しつこくてどうもすいませんm(__)m

[外部リンク] logic of the portfolio balance channel implies that the degree of accommodation delivered by the Federal Reserve’s securities purchase program is determined primarily by the quantity and mix of securities the central bank holds or is anticipated to hold at a point in time (the “stock view”), rather than by the current pace of new purchases (the “flow view”).』

この点に関してはだいぶ前にご紹介した
([外部リンク] viewを支持しているようで、その話が次にございます。

『In support of the stock view, the cessation of the Federal Reserve’s purchases of agency securities at the end of the first quarter of this year seems to have had only negligible effects on longer-term rates and spreads.』

買入を停止してもMBSのスプレッドがほとんど拡大しなかったのは、買入のフローが効いているのではなく、買入の相対としてのストックが効いているという話ですな。

『The Federal Reserve did not hold the size of its securities portfolio precisely constant after it ended its agency purchase program earlier this year. Instead, consistent with the Committee’s goal of ultimately returning the portfolio to one consisting primarily of Treasury securities, we adopted a policy of re-investing maturing Treasuries in similar securities while allowing agency securities to run off as payments of principal were received.』

MBSの償還分をトレジャリーに乗り換えるというこの前のFOMC議事要旨(FOMCの方が実施されたのは前ですが)にもありましたが、こちらでもしらっと「FRBのゴールは保有する資産をトレジャリーのみに持っていくこと」という話をしているのがチャーミングなのですが、MBSのポートフォリオリバランスをストックビューで考えているというのであれば、緩和継続したかったらMBSを買うべきですし、トレジャリーを買った場合にはそのストックってトレジャリー市場から見たら相対的に意味のある数字とも思えないので、そもそも意味無くないですか????というツッコミをしたくなる部分ではございます。

『To date, we have realized about $140 billion of repayments of principal on our holdings of agency debt and MBS, most of it prior to the end of the purchase program. Continued repayments at this pace, together with the policy of not re-investing the proceeds, were expected to lead to a slight reduction in policy accommodation over time.』

ここで「保有MBSの償還は金融緩和状態の若干の低下に繋がると予想」という話をしているのがストックビューに基づくものではなさそうというのがこの次に出てくる理屈。

『However, more recently, as the pace of economic growth has slowed somewhat, longer-term interest rates have fallen and mortgage refinancing activity has picked up. Increased refinancing has in turn led the Fed’s holding of agency MBS to run off more quickly than previously anticipated. Although mortgage prepayment rates are difficult to predict, under the assumption that mortgage rates remain near current levels, we estimated that an additional $400 billion or so of MBS and agency debt currently in the Fed’s portfolio could be repaid by the end of 2011.』

という市場状況(金利が下がっているから予想よりもMBSの償還が早まるという話)の状態でさてどうするのという話ですが・・・・

『At their most recent meeting, FOMC participants observed that allowing the Federal Reserve’s balance sheet to shrink in this way at a time when the outlook had weakened somewhat was inconsistent with the Committee’s intention to provide the monetary accommodation necessary to support the recovery.』

なんかいつの間にか話がマネタリーベースっぽい論点に摩り替わっているのがチャーミング。

『Moreover, a bad dynamic could come into at play: Any further weakening of the economy that resulted in lower longer-term interest rates and a still-faster pace of mortgage refinancing would likely lead in turn to an even more-rapid runoff of MBS from the Fed’s balance sheet. Thus, a weakening of the economy might act indirectly to increase the pace of passive policy tightening--a perverse outcome.』

景気悪化の見方が高まって行くと市場金利が低下して、MBSの償還ペースが更に速まるので更なるタイトニング要因になるとのことですかそうですか。

『In response to these concerns, the FOMC agreed to stabilize the quantity of securities held by the Federal Reserve by re-investing payments of principal on agency securities into longer-term Treasury securities.』

ここの理屈がさっぱり訳わからん。そもそも資産買入の目的や波及ルートについて話をする時点では「資産買入は金利低下」という話をしている訳で、「金利低下によってMBSの償還が進むことによる引き締め効果を防ぐために長期国債を買う」という話とのつながりが複雑骨折しているように思えるんですが。MBS買うのなら話は判るけど。

『In response to these concerns, the FOMC agreed to stabilize the quantity of securities held by the Federal Reserve by re-investing payments of principal on agency securities into longer-term Treasury securities.』

ストックビューの話をしていた筈なのに保有資産構成変えたらそれはそれで緩和あるいは引き締め効果になるんじゃないんでちゅかねえ、という気がするんですが・・・・・

『We decided to reinvest in Treasury securities rather than agency securities because the Federal Reserve already owns a very large share of available agency securities, suggesting that reinvestment in Treasury securities might be more effective in reducing longer-term interest rates and improving financial conditions with less chance of adverse effects on market functioning.』

『Also, as I already noted, reinvestment in Treasury securities is more consistent with the Committee’s longer-term objective of a portfolio made up principally of Treasury securities. We do not rule out changing the reinvestment strategy if circumstances warrant, however.』

で、エージェンシー債じゃなくてトレジャリー買う理由は上記のようなのですが、金利を下げるという話をここでもしてて、お前ちょっと上で「長期金利低下でMBSの償還が加速した場合にタイトニングになるのを防ぐ」という話をしているのに、こっちでは長期金利を低下させるって何かどこがどう理屈として繋がっているのかさっぱり判らんのでありますが。

『By agreeing to keep constant the size of the Federal Reserve’s securities portfolio, the Committee avoided an undesirable passive tightening of policy that might otherwise have occurred. The decision also underscored the Committee’s intent to maintain accommodative financial conditions as needed to support the recovery. We will continue to monitor economic developments closely and to evaluate whether additional monetary easing would be beneficial.』

ということで、いつの間にやら話がFEDのバランスシートの大きさの話という量的緩和チックな説明になっておりまして、この資産買入に関するバーナンキさんの説明って通して読むと一体全体どの波及ルートでどういう効果を狙っているのかがはっきり言って論理もへったくれもあったもんじゃないんじゃネーノと思うのでありまして、そういう意味からも昨日も申し上げましたように、案外資産買入拡大のハードルは高いんじゃないのかなあと思ってしまいます。ロジックの整合性的には。

『In particular, the Committee is prepared to provide additional monetary accommodation through unconventional measures if it proves necessary, especially if the outlook were to deteriorate significantly. The issue at this stage is not whether we have the tools to help support economic activity and guard against disinflation. We do. As I will discuss next, the issue is instead whether, at any given juncture, the benefits of each tool, in terms of additional stimulus, outweigh the associated costs or risks of using the tool.』

この部分はまあ講演の次の部分になります「3つの追加緩和政策オプションに関する説明」の前振りになるのですが、そっちは先般来の虫干しネタシリーズでご紹介しました通りでございまする。
 


お題「民主党代表選とか虫干しネタとか」   2010/09/15(水)08:14:14  
  何かモーサテ様が「菅政権継続で円高が急速に進行」と煽っているのですが、ドルユーロとかドルスイスとか見ると単にドルが下がっているだけのように見えるのですが気のせいでちゅかねえ。

正直、菅政権で円高進行なんて精々50銭くらいの話で、それより米国で債券が買われたのが効いているんじゃねえのと思いますけど・・・「菅政権で円高」って正直日本の自意識過剰だと思うのですけど・・・・・

#海外相場レビューで「ドル円相場は不安定になっています」(高安1円以内の値動きにしか見えませんでしたが・・・)って言った直後に「今日の相場は膠着すると思われます」とか言う今日のモーサテ為替コメンテーターの発言には激しく朝から吹いてしまいましたが、為替の人たち介入イベントが欲しいんだなあとは思いましたですよ(^^)

#さっき公共放送見てたらお縄先生の残念会みたいなのでポッポ先生が「お役に立てなかったことをお詫びしたい」などと挨拶してましたが、お詫びするのは代表選挙の話じゃなくて別の件ではないかと激しく思いました(--)


○民主党代表選挙雑談

とりあえず「党員・サポーター票」の結果が物凄い大差になった時点で(・∀・)ニヤニヤという感じでございましたが、市場ちゃんの方は党員サポーター票の結果が大差になった時点で債券市場では現物が買われるし、先物は上昇するし、為替市場ではドル円が83円10銭位までドル安になる(その直前が83円半ば)いう感じでござんした。その後戻ったのですが夕方5時過ぎにまた83円05銭くらいやっていたでござるの巻。その後は知らんですけど(汗)。

ということで、まあ菅さんに反応してご祝儀(--)円買いだわ債券高だわという反応は中々チャーミングでございましたが、まー昨日の時点でお友達な人たちと世間話をかましておりますと、「まあそうは言っても菅さんよりも米国市場でしょ米国市場」という実にこう実も蓋も無い話をしておりましてですな、正直財政がどうのとか為替介入がどうのというよりも目先は米国様市場様次第なだけじゃネーノという所で。

ま、あたくしの妄想になりますけれども、昨日何となく書いたように、菅さんって別に財政再建に対する信念があるとは到底思えないのでして、まードル円ベースで円高になったり株価がそれ見て下がったりしたらあっさりとケツがムズムズしてくるでしょうし、別に信念ある訳じゃ無かったらやっぱり財政出しますよという話になっても別に不思議ではなかったりするのであります。

更に為替介入に関しては、お縄先生の場合は介入がどうのこうのとか言ってた訳ですが、実際にじゃあその辺の現実性を考えて打ち込めるのかという面について言えばお縄先生は代表選の冒頭で普天間問題の話をしたと思ったら具体案について突っ込まれて翌日にいきなり日和るというお洒落な展開になっていたように、現実に直面すると腰砕けになる(お縄先生だってそもそも経済政策に定見やら信念やら無いっしょ。利益誘導の発想はあるでしょうが)可能性もあり、まあ実はお遍路さんでもお縄さんでもあまり変化無かったりするような希ガス。

ただですな、民主党代表選期間中に為替介入しちゃったら「介入を代表選の対策で政治利用した」とか言われる恐れもあったんじゃねえのと思う所でもございますので、政治的に言えば介入を(欧州や米国から何か言われたりするのを気にしないという根性があるのか知らんけど)やりやすくはなったんじゃネーノという気は思いっきりするんですけどどうでしょうかねえ。


金融政策に関してはまあこんな感じになるんでしょうなあ。
[外部リンク]
 


お題「民主党代表選ですかそうですか/虫干しネタ」   2010/09/14(火)08:07:50  
  しかし昨日も蒸し暑かったですなあ@東京

○ということで民主党代表選ですが(といいつつ相場雑談系)

報道では菅さん優勢って話になっていますが、市場的にはあまりどっちとか決め打ちしている感じは見受けられないなあと思います。で、結果が出るのが午後4時とかになるので今日の日中取引には間に合わないので今日はにゃんともとゆー中で超長期入札。

でもまあ何か足元では超長期1.9%近辺水準ですから何とかなるんじゃないですかと変なフラグを立ててみる訳ですが(笑)、何でそんなことを勝手に妄想するかと言いますと・・・・

昨日はともかく先週になってからってどちらかと言うと中期がヘロヘロになっている方が市場ネタとしては注目ちゅう感じになっておりまして、まあ決算がらみのお家の事情系の動きがウェイト高かったのではないかと思われますけれども、中期が売られるとど〜もこう相場的には気分が宜しくない訳でございますが、一方で超長期ってどうよとなりますと、まあ足元でそんなに過激な売り買いがぶつかってどうのこうのというのは一旦落ち着いた感じがするんですよね。単なる気のせいかも知れませんし、中期の決算がらみの売買が目立つから超長期が目立たないだけかもしれません(昨日はやっぱり弱かったりしてますし)だけなので、正直判らんっすけどね。

ということで、事前に警戒しているときはそこまで無茶な結果にはならないの法則(前日まで磐石と思ってた5年国債入札の方がコケル訳でして^^)が発動してくれるとは思うのですが、この前の30年とか流動性供給入札みたいに事前に煽る変な人が出なければ特に問題無さそうな希ガス。


という超長期入札の妄想話(内容が頓珍漢であっても無責任でありますので念の為^^)は兎も角としまして、民主党代表選挙の結果に関する金融政策への影響はどうよという話を考えてみると、ざっくりこんな感じかなあというのをちょろっと書いてみる。

小沢さんの場合:小沢さんの場合は今いろいろと話をしている件がどうも実現性という点でどうなのよという所が多々あるのが微妙なのですけれども、基本的には「財政は出します」「為替介入しちゃうよ」という感じになりますので、そうなった場合に日銀方面に掛かるプレッシャーは「輪番を拡大しやがれ」という方向性になるものではないかと思料。

菅さんの場合:一応「菅さんなら財政再建路線」的なお話もあるのですけれども、そもそも菅さんがそんなに信念持って財政再建がどうのこうのという話をしている訳ではなく、足元の円高を見ながらのドタバタを見れば判りますように、菅さんは本質的には「目の前の材料で右往左往して対症療法をするだけ」というお人であると読めますので(鳩山内閣の時に「何の対策も用意せずにデフレ宣言」という斜め上の技を繰り出した人ですし、先般消費税がどうのこうのという話をしてたのって、欧州のソブリン危機見てビックリしたのと、選挙に向けて政権担当能力をアピールしたかったんでしょと思うのですが・・・)、先般の選挙を財政再建ネタで負けたという意識が菅さんにありそうな中で本当に財政再建路線をやってくれるかはかなーり怪しいと思いますけど。で、日銀には「何だかよく判らないけれども何かやりやがれ」系のプレッシャーになりそうな悪寒。


ということで、金融政策への影響というよりは「日銀に掛かるプレッシャーの方向性を妄想」というオチになってしまいましたが(^^)、まあ小沢さんなら輪番拡大でしょというのは予想がつきますが、菅さんの場合はどうでしょうね。足元の円高を気にしていると言う事は、「日米金利差の縮小を阻止しろ」という話になるので、利下げ方向の話になるんですかね。まあ足元で政策金利下げても別に長期金利がどうなるかは知らんけどね。

まあこの政権は何を言い出すかさっぱり予想がつかない人たちでもありますので、その辺りは決め打ちが難しいっすから出たとこ勝負な所が多くて困りますな。

#ところでお縄先生によりますと「首相になったらポッポちゃんも要職に」とのことですが、ここでまさかのポッポ外務大臣とかになったらテラオソロシス


○相変わらずジャクソンホールのネタで引っ張るのだが

虫干しネタでどうもすいません。
[外部リンク] since December 2008, the FOMC has held its target for the federal funds rate in a range of 0 to 25 basis points. Moreover, since March 2009, the Committee has consistently stated its expectation that economic conditions are likely to warrant exceptionally low policy rates for an extended period. Partially in response to FOMC communications, futures markets quotes suggest that investors are not anticipating significant policy tightening by the Federal Reserve for quite some time. Market expectations for continued accommodative policy have in turn helped reduce interest rates on a range of short- and medium-term financial instruments to quite low levels, indeed not far above the zero lower bound on nominal interest rates in many cases.』

えーっと、つまり利下げと「extended period」の文言が時間軸効果(とは書いてませんが要するにそういうことよね)を出して中期などの金利の引き下げにも繋がりましたと。

で、資産買入に関しては「市場機能」と「長期金利引下げ」のパスの話をするのだ。

『The FOMC has also acted to improve market functioning and to push longer-term interest rates lower through its large-scale purchases of agency debt, agency mortgage-backed securities (MBS), and longer-term Treasury securities, of which the Federal Reserve currently holds more than $2 trillion.』

いやまあ確かに買入のアナウンスをしたときにFRBは「金融環境を改善させる為に」という説明で特攻されたのですけれども、肝心の長期金利はアナウンス時点で10年で2.5%まで低下したものの、その後4%近くまで上昇しちゃった話は完全スルーですかそうですか。

『The channels through which the Fed’s purchases affect longer-term interest rates and financial conditions more generally have been subject to debate.』

まあそらそうだわな。で、バーナンキ先生はこのように仰せです。

『I see the evidence as most favorable to the view that such purchases work primarily through the so-called portfolio balance channel, which holds that once short-term interest rates have reached zero, the Federal Reserve’s purchases of longer-term securities affect financial conditions by changing the quantity and mix of financial assets held by the public.』

ゼロ金利におけるFEDの資産買入によって、民間金融機関が他の資産を購入するようになる、というポートフォリオリバランス効果のチャネルを強調しているのですけれども、「ゼロ金利下におけるポートフォリオリバランス効果」ってのは買入単体だけでは効果はかなり怪しんじゃないかと思われる(バランスシート制約があったらリバランスは起きないでしょうし、投資するに値するものがなければ同じでしょうし)所でして、それってかつての日銀でもそんな事例があった気がするんですが。

『Specifically, the Fed’s strategy relies on the presumption that different financial assets are not perfect substitutes in investors’ portfolios, so that changes in the net supply of an asset available to investors affect its yield and those of broadly similar assets.』

うーん、その説明は怪しいと思う。

『Thus, our purchases of Treasury, agency debt, and agency MBS likely both reduced the yields on those securities and also pushed investors into holding other assets with similar characteristics, such as credit risk and duration.』

資産買入の後長期金利そのものは上昇したという件を華麗にスルーしているのが何とも。

『For example, some investors who sold MBS to the Fed may have replaced them in their portfolios with longer-term, high-quality corporate bonds, depressing the yields on those assets as well.』

という事で、「金利引下げ」「ポートフォリオリバランス効果」という話を資産買入の効果としてしているのですが、そもそもそれってちょっとどころではなくインチキっぽい感じがしますし、更に申し上げますと、今後の国債買入増額という話になった場合に、「足元でこれ以上金利を下げる効果があるのかね」(この講演でもそうですし、FOMC議事要旨にもあるのですが、30年MBS金利は歴史的な低水準にあるという認識)とか、「ポートフォリオリバランスがこれ以上起きるのかね」という論点に立った場合に、国債買入の増額を行う論理的な必然性に乏しいような気がするんですよね。

ということで、この辺りとか先日のFOMC議事要旨みてると、FRBの国債買入拡大って結構ハードル高いんじゃないの(ただしバーナンキは狸なので急に従来のロジックを放棄して買入を行う可能性はあるが)という感じは致しますです、はい。

#まだ続きがあるかもしれない(^^)
 


お題「決定会合議事要旨より少々/その他雑談」   2010/09/13(月)08:04:07  
  名寄せが週末で終了とは随分早い事ですが、これで後から実は借名口座があったりしたらファンタスティックな事になるのですが、預金保険機構大丈夫っすかねえ・・・・

#ペニーオークションってこの前東京新聞の生活欄で思いっきり注意喚起の記事が出てたんですけれどもモーサテが話題にするのってどうなのよ(最後に苦情の話を一言コメントしてますけど)


○8月決定会合議事要旨から少々

[外部リンク] PM Sep 10th webから (上記ツイートより)

日本振興銀行のペイオフ発動となった日に亀井先生をヨイショする発言という所に実にこう侘び寂びの世界と申しますか、奥の深い味わいを感じると申しますか、大変にアレなものを感じたのはあたくしだけでしょうか。

てか先生って「財政政策じゃなくて金融政策」って言ってませんでしたっけ???
 


お題「今日も今日とて世間話ばっかで恐縮ですが」   2010/09/10(金)08:08:46  
  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100910/t10013898191000.html
日本振興銀行
破たん処理へ

ペイオフ発動キターーーーー(・∀・)ーーーーー!!!!!!!!

#6時台前半の公共放送では全国ニュース(天気予報やスポーツも含む)時間帯でこのネタを扱わず、関東地方のニュースでも全然ネタになっていませんでしたな。6時半からのニュースで2番目のニュース、7時は最初のニュースでした


○ということで振興銀行破綻とな

まあこの銀行は銀行と言いつつ肝心の決済業務をやっていないに等しいので別に潰れても決済システムに影響を与えて金融システムにリスクを与えるという事にはならないでしょうし、まあ平日にいきなりコカしても一般ピープルの日常生活を直撃する訳でもなくとゆー所っすから、まあそれはそれで「ほほー」ってなもんですが(というかね、内国為替業務をやらない銀行を「銀行」と呼ぶべきなのかというのって非常に疑問なのだが)、何せペイオフ第1号ですから色々と実務のテストケースとなるのでしょうなあ。

まあそのうち閉鎖されるのではないかと思われるので、無くなる前にこちらのページでも鑑賞しておきましょう(^^)。

[外部リンク] powered by ココログ: 07. 銀行はどこへ行く? バックナンバー

先入先出法よろしく(違)先に逝ってしまわれたのが振興銀行とは恐るべしという所でございますな。

[外部リンク]

・マイナス金利ねえ・・・・

『日銀の政策金利である無担保コール翌日物金利の誘導目標は現在0.1%。民主党の大久保勉氏は、円高を阻止するために、金融機関が資金を保有する日銀の当座預金に手数料を課すことで、マイナスの金利を実現できないかと質問した。』

・・・・えーっと意味ワカンネ。

法定準備まで含めた当座預金残高にマイナス金利を賦課するって単なる銀行(や証券など日銀当座預金保有者全て)への御用金召し上げ以外の何物でもありませんで、その御用金召し上げを回避するためには銀行は預金を受け入れないインセンティブが生じますので、預金金利がマイナスになるか、それとも預金受け入れを拒否するかという話になると思いますけど。預金金利マイナスって政治的に可能なのでしょうか。

で、そうなりますと皆様が物凄い勢いで現金を保有して現金決済をするようになると思いますので、死ぬほど不便になるというのは兎も角として、銀行券発行残高だけはアホのように伸びて、輪番が増やせるという事ですね、わかります(んなこたあ考えてないでしょ^^)。

超過準備にマイナス金利を賦課する場合は、全ての金融機関に超過準備を持たないインセンティブが生じますので、資金決済のバッファーとして一定量の残高が必要な事を勘案すると、法定準備預金が少ない金融機関は苦しいのう苦しいのうという事になりますけれども、まあそれ以前の問題として、資金供給オペレーションに対して応札をする人が極端にすくなくなり、結果として現状のような超過準備保有が減るということでベースマネーだか何だかが減ることになると思うのですけれども。

えーっとですな、マイナス金利をやるなら準備預金などの吸収方向で実施するのは実務上無理がありまして、もしやりたいのであれば資金供給方向でマイナスを実施するようになりそうな気がするんです。まあただの補助金状態になっちゃいますけど。

まあ何ですな、理論的にはマイナス金利って面白いのですが、こちらのヘッドラインにありますように、実務的には色々と難しいものがございますし、ならゼロ金利という話ですが、これはまあ実際にやっておりましたから出来るのは出来ますけれども、ジャクソンホールのバーナンキ講演じゃないですけれども、それによって下がる中長期金利による経済効果対比でどうなのよ、という話になるんでしょうなあという所で。


・これはまた大きく出ますな白川さん

同じ上記URLより。

『国債引き受けについては「現在、先進国ではもとより、世界の多くの中央銀行による国債引き受けは禁止されている。そういう中で日銀が国債引き受けを行うことは、世界の多くの国が採用している基本的なルールを踏み外すというメッセージを送ることになる」と述べた。』

『さらに、「最初は国債を引き受けても問題がないように見えるかもしれないが、多くの経験を見てみても、最初はそうであっても、どこかで歯止めがかからなくなる。これが人間の社会の現実だ」と指摘。その上で「その弱さを自覚するがゆえに、あらかじめ引き受けを禁止するというルールを作っており、これが人類の英知だ」と語った。』

言いたい事は判るが「人類の英知」はこれまた大きく出ましたな。どうせ吊るし上げ大会になるんだからもうちょっと低姿勢でもエエンジャネエノという気もするけど、アホウな質問が沢山出てトサカに来たんですかね(^^)。


・事前リーク???

[外部リンク]

『9月9日(ブルームバーグ):日本銀行の西村清彦副総裁は9日午前の参院経済産業委員会で、先に日銀が金融政策決定会合で決めた追加緩和策について時事通信が事前に報道していたとの指摘に対し、政策内容が同会合前に決まっていることはないとした上で、情報管理には厳正に注意し、リークは一切ないと述べた。松田公太議員(みんな)に対する答弁。』

こっちのほうもさっぱり判らんのですが、時事通信が事前に報道って何のニュースよという感じでして、今回の追加緩和云々の流れって日経が観測報道だか何だか知らんですけれども報道先行で物凄い勢いで煽って、その煽りに為替市場とかが思いっきり乗って市場と報道で日銀を散々っぱらから追い詰めて実施したという風にしか思えない流れだと存じますが、「事前リーク」ってあーた状況認識が真逆にも程がありますがな。

そもそも事前リークがどうのこうのというのであれば時事じゃなくて日経の方でしょとも思うのですが、どうも松田先生さまにおかれましては、「日銀は事前リークを駆使してメディアに恩を売って翼賛報道をさせていてケシカラン」というご認識のようだと想像されるのですが、今般の流れって思いっきり報道が日銀を追い詰めた挙句に「対応が足りない」とか散々ぶっ叩いているとしか思えないのですけれども、ご質問された松田先生の頭の中はコーヒー豆か何かで出来ておられるのでしょうか??????

#大体からして、「6か月のオペを10兆円追加で入れて、3か月のオペはそのまま」という内容はどこの報道機関も予想していなかったんですけどねえ・・・・・・

つーかね、そんなこと組織的かつ恒常的にやってたらいつかバレた時のリスクの方が圧倒的にでかいから普通やらないと思うのですけどねえ。

ということで、中々他にも何かオモシロヘッドラインが散見されていたのですけれども、ニュースソースを引っ張ってこれなかったのと時間が無くなって来ましたので悪態もこの辺で。


○昨日引用した総裁会見で引用し忘れた部分

[外部リンク] 前回会合後もいくつか重要な米国経済の指標が出ましたが、米国経済の動向とデフレ懸念について、どのようにみているかお伺いします。』

『(答)(経済動向の部分割愛)デフレ懸念については、FRBのバランスシートが大幅に拡大する中で、コアインフレ率の低下傾向が続いており、エコノミストの間ではデフレリスクの高まりを指摘する声も聞かれます。もっとも、将来のインフレ動向を左右する大きな鍵を握るのは、中長期の予想インフレ率です。この点に関して、例えばインフレ連動債の対国債スプレッドの動きをみると、市場参加者による予想インフレ率は幾分低下しているようにも窺われますが、家計やエコノミストを対象にしたインフレ予想に関するサーベイ調査なども踏まえ、総合的に判断すると、中長期的なインフレ予想はなおアンカーされているとみられます。FRBも、現状、デフレに陥るリスクは小さいと判断していますが、引き続き、米国の金融経済動向については注意深く見守っていきたいと考えています。』

・・・・・ドサクサに紛れて「FRBのバランスシートが大幅に拡大する中で、コアインフレ率の低下傾向が続いており」と、バランスシートを拡大させたからといって即効でインフレ率の低下が止まらないですよ〜♪という話をしらっとしているのがとーってもチャーミングだなあと思った次第です。

いやまあそれだけの話ですが(^^)。
 

2017年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧

このサイトの内容は、情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終決断は必ず読者ご自身で行ってください。掲載する内容については万全を期しておりますが、内容の完全性、信憑性を保証するものではなくこれらの情報によって生じた損害について当社は一切の責任を負いませんので予めご了承願います。


   
   
無料アクセスアップ:オートリンクネット リンクが自動で増殖オートリンクの登録はこちら ベベのデイトレード日記
デイトレーダーの日課
Copyright (c) 2004FPeye,Co. Ltd. All rights reserved.
画像及び文章の無断転載は固くお断りします。