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お題「諸般の事情で本日はメモ程度の市場雑談で勘弁」   2011/02/28(月)08:06:08  
  ということで大体メモでありましてどうもすいません。

○資金供給オペが久々に0.10%よりも高くなった件について

金曜のオペ
[外部リンク] 19:15

・・・・・?????

えーっと、みんなの党って「増税反対」という話をいつもしていると思われる訳ですが、「増税がダメ」なのに「政府支出削減はOK」という話の根拠がさっぱり判らんのですけど、どうも政策ブレーン様の方が相変わらずフローとストックを意図的に混同(当然この先生フローとストックの区別はわかるでしょうから)して「特例公債法案が通らなくても「ストックの」埋蔵金でやりくりが出来る」という大変に奥の深い理論を唱えておられますので、きっと何か奥の深い高度な理論があるに違いないと思います。

[外部リンク]
 


お題「山口副総裁会見も下振れ警戒感を見せる/超虫干しネタの超虫干し」   2011/02/25(金)08:11:25  
  昨日だか東京新聞見てたら地方選挙で民主党の議員が無所属になったりみんなの党に鞍替えしたりしているようですが、今朝のテレビニュースによれば減税日本にも鞍替えするのがいるとはもう何とも申し上げようが無い遺憾極まりない話ですなあ。

昨日山口副総裁会見テキストが出たのが何か知らんが遅かったので今朝慌てて読んでみた。

[外部リンク] 中東情勢、北アフリカ情勢が、このところ不透明感を強めています。そうしたもとで原油価格は上昇してきています。 このことの我が国経済に与える影響ですが、原油価格の上昇がどのような要因によってもたらされていると考えるかが、大事なポイントだと思います。』

なるほど。

『2009年初以来、国際商品市況は上昇基調を辿ってきました。そして昨年の秋以降、その上昇ペースがやや加速してきているわけです。その背景には、新興国・資源国の需要の拡大という要因が存在しており、こうした場合には、我が国から新興国・資源国向けの輸出の増加というかたちでプラスの効果が表れる可能性があります。』

という話をしてはいるのですが・・・・・

『一方で、昨今のように政治情勢が難しさを強めてきている中で、供給ショックによる原油価格の上昇と捉えると、先ほど申し上げたようなプラス効果が表れてこないということになります。その上、原油価格の上昇は、交易条件の悪化をもたらし、我が国の所得の海外流出を発生させることになります。これは明らかにマイナス効果です。』

『従って原油価格、あるいはそれを含めた国際商品価格の上昇が我が国の景気に与える影響は、プラスの面もあればマイナスの面もあるということだと思っています。』

とは言ってますけど、プラスの話をするときとマイナスの話をするときの表現の仕方がマイナスに力点を置いているように読めますにゃ(^^)。

『これら両面が実際にどういうかたちで表れてくるのかについては、今の段階では、なお予断を許さないと思っています。今後の推移を注意深くみながら点検していくべきことです。私どもは1月に展望レポートの中間レビューを行いましたが、今の段階でそこで考えていた景気のシナリオについて見直さなければならない状況であるとは考えていません。』

ただまあ「明らかにマイナス効果」という話をしてはいるものの、このように「シナリオは変わりません」という話でありまして(まあそれは当たり前ではありますが)、トータルで考えて見ますと「景気に対して日銀が楽観的な見方をしている」というようなイメージを与えないようにしつつも、日銀が現在展望レポートなどで示している先行きについての割と強気テイストのメインシナリオは維持というで、前のめり感を出さないように工夫された見せ方であって、下手にここで前のめり感を出すと引っ込みが付かなくなるリスクに配慮しているちゅうことでしょうな。


○商品価格上昇の国際的な検討というG20関連のお話

同じ質問の中の答えなのですけどね。

『2点目は、G20で国際商品市況の上昇について議論があり、今後それについてしっかり勉強していくためのスタディ・グループの設置が決まり、その議長として日本銀行の中曽理事が任命されたわけですが、それに関連して日本銀行としてどのような貢献がありうるかというご質問と思います。』

『1点目のご質問でお答えしたことと重なりますが、国際商品市況上昇の背景ないし原因をどう捉えるかということがまずあります。先ほど申し上げたように、新興国・資源国の景気の拡大に伴う需要の増加なのか、あるいは供給面のショック的なものなのか、さらには先ほどは申し上げませんでしたが、先進国の金融緩和に伴って投資資金が国際商品市場に流入している結果であるのか、その原因を見定めることについては、これから十分に検討していかなければならないという認識がまずあります。』

金融緩和で投機資金流入キタコレ。
『それに加えて、国際商品市況の上昇が、先進国そして新興国・資源国の経済に対してどういうインパクトを与えるのか、このあたりについても十分に勉強する必要があると思います。さらに言えば、そうした勉強の結果として国際商品市況の上昇に対して、各国政策当局がどのような対応を取るべきかについての検討も必要になるだろうと思います。』

ふむふむ。
『そうした問題意識は、グローバルにも共有されているということだと思います。G20のもとにスタディ・グループを立ち上げ、その議長に中曽理事が任命されたということですが、日本銀行としても、今申し上げたような国際商品市況に関連した検討については、非常に重要なテーマだと認識しています。相応の成果が得られるように努力していくことが、日本銀行の仕事および貢献だと思っています。』

とまあ何となく判ったような判らんような一般的な話をむにゃむにゃとしておられますが、別の(次の)質問で「じゃあ金融政策に影響するのか」という直球が投げ込まれたのでその答えを引用。

『まず、昨今の国際商品市況の上昇について、先進国の金融緩和の影響があるのではないか、仮にそう受け止めていく場合には、日本銀行の金融政策に何らか影響が及ぶのかというご質問であったと思います。』

『言うまでもなく、各国の金融政策は、各国の金融経済情勢を踏まえて、各国が独自に判断していくものです。従って、日本銀行の立場で言えば、我が国の経済の状況、金融環境を踏まえて政策を行っていくことが基本的な対応ですし、そのことは今後とも変わらないと思っています。』

『ただ、先進国の金融緩和による資金が、投資資金として国際商品市場に流れ込むことによって国際商品市況の上昇を招いていると理解する場合には、我々自身も、その点を念頭において、日本経済の先行きを考え、物価の状況を展望しながら、政策運営を図っていかなければならないと思っています。先進国の金融緩和が、何らかのかたちでグローバルな影響を持つようになっていることについて、十分な理解をしたうえで、政策対応を図っていくということだと思っています。ただいずれにしても、日本の経済の状況、金融の状況を踏まえたうえで、適切と考える金融政策を行っていくことに尽きると思っています。』
という事で、まあきれいに想定問答ちっくな答えが並ぶのでありまして、山口副総裁の会見対応ってまた随分安定してるなとは思いますけど、「投機資金の問題は金融政策では無くて規制で対応」みたいな話をしない所がこれまた微妙にマクロプルーデンスの観点での政策対応という理屈での動きに対してフリーハンドを残しているような感じがするのは邪推のし過ぎですかそうですか。これがバーナンキとかイエレン辺りだったら「投機資金の流入問題に金融政策を割り当てる必要は無いです(キリッ)」って普通に言うと思うので(^^)。


○デフレ脱却への展望に関して

『(問) 午前中の講演の中で、物価の先行きに関して、消費者物価指数の基準改定もあり、デフレの脱却には紆余曲折がありそうだと仰っていましたが、この基準改定以外に「紆余曲折」の根拠となる見通しや材料があるのであれば教えていただきたいと思います。』

『(答) 消費者物価指数の前年比のマイナス幅は縮小してきており、昨年12月については一時的な要素を取り除いて考えると、+0.1%まできています。こうした状況を踏まえて、今我々が頭に描いている景気展開からすると、消費者物価指数のマイナス幅縮小はさらに続くだろうとみています。そして2012年度にかけて前年比プラスの世界に入っていくという見通しを立てているわけです。』

『その限りにおいては、デフレ克服に向けて我が国経済が着実に歩を進めていることは、間違いないと思っています。ただ、そうは言っても、基準改定によって下方修正されるとなれば、そうした道のりが平坦なものではなく、デコボコした感じも表れてくるのではないかと思っています。そのあたりを念頭に置いたうえで、紆余曲折もありうると表現したということです。』

という事で、基調的な物価下落が止まりつつあるという認識はそれはそれであるというのが読み取れるのですが、昨日読みました講演のように、その状況を表現するときに紆余曲折というような話をしたり、色々な要因を挙げてみたりとゆー風にしていまして、まあこの辺りを見ますと現状では山口副総裁は「ハト風味」ではあっても「ハト」という訳でも無いのではないか、という風に思うあたくしなのでありました。基調はそんなに弱気じゃないけれども、ただまあその表現において強気テイストをあまり見せないようにしている的な感じですかね。

・・・・などと書いていて今気がついたのですが、これではあたくし山口副総裁を狸認定しているように読めてしまうではあ〜りませんかorz


時に、先週金曜にネタにした後の続編が無かった件がありますなあっはっは。

○コチャラコタ総裁の指摘するQE2の話の続き(超虫干しネタシリーズ)

昨年11月22日の講演でありますので何を今更ネタですが。
[外部リンク] Policy, Labor Markets, and Uncertainty

先週金曜にネタにした時はQE2による国債買入の目的を「実質金利の低下」におき、国債の買入による政策効果発生のパスを(1)国債買入の拡大によって発生する時間軸効果の強化による長期金利への影響、(2)長期国債のリスクプレミアムの縮小を促して金利を下げるというより直接的なパス、という2点を(11月22日時点では)示していました、という所まで引用しました。で、その続きの部分を少々。

『In this way, the change to the asset side of the Fed’s balance sheet provides stimulus to the economy. But what about the liability side of its balance sheet?』

つまりリザーブ拡大の効果はどうなのよ?という話であります。

『QE creates more reserves in banks’ accounts with the Fed. The standard reasoning is that this kind of reserve creation is inflationary.』

一般的な理解ではリザーブ拡大はインフレーショナリーということで、その経路はというのが続きます。

『Banks are only allowed to offer checkable deposits in proportion to their reserves. Economists view checkable deposits as a form of money because, like cash, checkable deposits make many transactions easier. In this sense, bank reserves held with the Fed are licenses for banks to create a certain amount of money. By giving out more licenses, the FOMC is allowing banks to create more money. More money chasing the same amount of goods?voila, inflation.』

で、まあ上記の標準的な考えが現在は当てはまりませんよ、という話がこの先に続きます。

『Given some of the criticisms of the Fed that have been voiced over the past three weeks, it is important to understand that this basic logic isn’t valid in current circumstances. Banks have nearly $1 trillion of excess reserves. This means that they are not using a lot of their existing licenses to create money. QE gives them $600 billion of new licenses to create money, but I do not see why they would suddenly start to use the new ones if they weren’t using the old ones.』

まあこの辺は当座預金残高30兆円攻撃を経験しているニポーンの皆様はご案内の通りではございますが、現状では国債の大量購入を行ってリザーブが拡大しても、実体経済に回るマネーは急には増えませんがなというお話ですわな。

『Some observers have expressed concerns that $1 trillion-which will shortly become over $1.5 trillion-of excess reserves represent what they term “kindling” for some future inflationary fire. I believe that these concerns are misplaced for two reasons.』

kindlingってのをあたくしのデイリーコンサイス英和辞典で訳語を見ると「火が点く」みたいな意味のようでござんすが、大量の超過準備が存在する事によってインフレに点火して火がボーボー状態になるという懸念についてはそうじゃないですよと仰せのようですな。

『First, the Fed has several tools with which to combat incipient inflationary pressures. Most obviously, it can raise the interest rate on excess reserves as a way of deterring banks from creating money with their licenses.』

最初の理由は、FEDはインフレ圧力が初期のうちに対応することが出来るツールを持っていますよというまあホンマカイナという気もせんでもない理由であります。

『Second, in recent public statements, Chairman Ben Bernanke has explicitly and firmly committed the FOMC to maintaining low inflation. To use his exact words, he said that he has “rejected any notion that we are going to try to raise inflation to a super-normal level.”』

バーナンキ議長は明確かつ強固にFOMCは低インフレを維持することをコミットしており、インフレをスーパーノーマルなレベルに引き上げようという考えを拒否すると表明しています。という事で、まあ2点とも精神論っぽい気もするのですが、よーはこれらの事によってインフレ期待がアンカーされるという話をしたいんでしょうかね。まあこの辺りの認識がどう変化する/しないのかも気になるのでこの辺の話を最近またアップデートされていたら注意したいですな。

『As I mentioned before, I do not currently vote on FOMC decisions. I did express support for the FOMC’s decision at the recent meeting. As I have said on prior occasions, I believe that there are good reasons to suspect that the ultimate effects of any amount of QE are likely to be relatively modest. Nonetheless, the FOMC’s decision seemed to me to be a move in the right direction.』

この時点ではコチャラコタ総裁はFOMCの票決権は持っていなかった(今は持ってる)のですけれども、明確にQE2の方向性については支持を表明していまして、かつQEの効果については緩やかであるという認識を示していたという事でして、まーこの辺りを見るとコチャラコタ総裁ってタカ分類ではないでしょうな、と思われます。

それから、QE2の説明の前段でのデュアルマンデートの話では、失業率よりも物価に対するウェイトが高そうな話をしてみていたり、引用した部分の後半では労働市場における長期失業者問題を指摘していたりということで、まあこの講演量そのものは多くないと思うので(本文10ページ強)お暇な方にはお勧め。
 


お題「山口副総裁はややハト風味か/BOE議事要旨からメモ」   2011/02/24(木)08:08:54  
  西側の犬化して世界に向いたと思ったら腐敗が始まったでござるの巻だったのか、もともと腐敗していたのかが良く判らんのですが、独裁政権の腐敗を助けるのが誰だったのかとか考えると以下自主規制なのかもしれませんなあとか更に以下自主規制。

○5対3対1とな(BOE議事要旨クイックメモ)

BOE2月MPCの議事録キタコレ。
[外部リンク] immediate policy decision』の所から。

『The near-term outlook for inflation was markedly higher than at the time of the November Inflation Report and inflation was likely to be between 4% and 5% for much of 2011. Nevertheless, the Committee continued to expect inflation to fall back thereafter as the temporary impact of various factors waned, and the margin of spare capacity in the economy continued to dampen inflationary pressures.』(第30パラグラフ)

何か目先のインフレ予想数値が更に上昇していますな。12月MPC時点では「春先にも4%になるかも」とかだったのですから足元でまあ上がる上がるという感じでありますが、それでも「一時的な要因が剥落した後は経済の余剰生産力がインフレ圧力を弱める」という話をしているのが何かもう物悲しくなってきます。

『Most members agreed that the balance of risks to inflation in the medium term relative to the target had moved upwards in recent months and that the case for withdrawing some of the current exceptionally accommodative monetary policy had consequently been strengthened.』(第34パラグラフ)

ということで、3人が利上げを主張。

『For three members, the case for removing some monetary stimulus at this meeting was compelling. For those members, the upside risks to the medium-term inflation outlook from global inflationary pressures and the possibility that inflation expectations would move up outweighed the downside risks to inflation associated with uncertainty about the strength of the recovery and the possibility of persistent spare capacity.』(第35パラグラフ)

ということで、世界的なインフレ圧力およびインフレ期待の高まりによる中期的なインフレ上昇方向へのリスクが、景気回復のペースの遅さや引き続き存在する経済の余剰生産力によるインフレ低下リスクを更に上回るようになっているとご認識のようです(日本語がヘタクソなのはあたくしの語学力と脳味噌の出来のせいです)。

『In part, this reflected a concern that the level of demand consistent with achieving the inflation target might be lower than previously thought. Two of those members favoured only a small tightening in policy, given the uncertainty about the economic outlook.』(第35パラグラフ)

んでもって、その上方リスク拡大によって、インフレターゲットの水準に到達するのに必要な需要の水準が以前考えていたよりも低い水準になる事が想定されますので、これらのメンバーのうち2名は経済の先行きに不透明感がある中であっても小規模の引き締めが必要であると主張。

『The third member concluded that a larger reduction in the degree of monetary stimulus had now become appropriate. That member thought that there was mounting evidence that firms were able to pass on cost increases to the prices they set and noted also that nominal domestic demand had been growing for some time at near to the top of its typical range prior to the recession. In that member’s view it was significantly more likely than not that inflation would overshoot the inflation target in the medium term.』(第35パラグラフ)

3人目のメンバーはより規模の大きな緩和の除去が必要と主張。その根拠としては、企業が原材料等価格上昇の転嫁をするようになっているという事が明らかになっており、更に国内の名目需要もリセッション前の水準に循環していたうちの高い水準まで拡大しているといいう事。このメンバーの見方によれば、インフレが中期的な水準からオーバーシュートする可能性が更に顕著に高まったとの事。

・・・・・てな訳で中々胸の熱くなるような展開になっております。で、金利据え置きが妥当と主張する意見とかまで引用すると後半のお題ができなくなるのでこの辺にしておきますが(おいおい)、票決はこうなっています。第39パラグラフから。

『Regarding Bank Rate, six members of the Committee (the Governor, Charles Bean, Paul Tucker, Paul Fisher, David Miles and Adam Posen) voted in favour of the proposition. Three members of the Committee voted against the proposition. Andrew Sentance preferred to increase Bank Rate by 50 basis points. Spencer Dale and Martin Weale preferred to increase Bank Rate by 25 basis points.』

金利に関しては据え置き6対0.5%利上げ1(センタンス)対0.25%利上げ2(デールとウィール)。前回との違いはセンタンスの利上げ幅が拡大したのと、デールが新たに利上げ派に加担した事。

『Regarding the stock of asset purchases, eight members of the Committee (the Governor, Charles Bean, Paul Tucker, Spencer Dale, Paul Fisher, David Miles, Andrew Sentance and Martin Weale) voted in favour of the proposition. Adam Posen voted against the proposition, preferring to increase the size of the asset purchase programme by £50 billion to a total of £250 billion.』

国債買入に関しては据え置き8対買入50bilポンド拡大1(ポーセン)でこちらは変化なしです。

ということで、実質5対3対1という大変にお洒落な展開になったBOEはどうするどうするという感じでありまする。


○ハト風味の山口副総裁かな??

青森での講演から。
[外部リンク] 年代半ば以来の高い伸びとなりました。昨年夏場には、米国景気に関して悲観的な見方が強まりましたが、米国の中央銀行であるFRB(連邦準備制度)が大規模な金融緩和政策を実施したことや、減税措置の延長という財政面の措置が講じられたこともあって、悲観論は急速に後退し、むしろ楽観論が台頭しています。そうした中で、株価も上昇しています。』

いやまあ別に普通の話っちゃあ普通の話ですが、「むしろ楽観論が台頭しています」っていう表現には「その前の悲観も今の楽観もオーバーシュートじゃないの?」と仰りたい、というテイストを感じてしまうのは読むあたくしにバイアスが掛かっていますかそうですか(^^)。

勿論、世界経済の基本的な見通しはこのように明るめですが・・・・・

『先行きも、世界経済は、高成長を続ける新興国・資源国に牽引されるかたちで、高めの成長を続ける蓋然性が高いとみています。ちなみに、IMF(国際通貨基金)では、世界経済の成長率について、昨年5%成長を達成した後、本年、来年ともに4%を上回る高い伸びを予想しています。この数字は、2008年の金融危機の前まで数年間続いた歴史的な高成長に匹敵するものです。』


その次の(世界経済の先行きを巡る不確実性)というのが下向きリスクオンパレードだったりするのが中々。

『第1の不確実性は、新興国・資源国経済を巡る過熱リスクです。中国をはじめとするこれらの国では、高い成長や資本流入が続く中で、インフレや資産価格の上昇など経済の過熱現象が目立ってきています。このため、多くの国で、金融緩和策の修正が進められていますが、景気の過熱やインフレに対する懸念は十分払拭されていません。こうした引き締め方向での政策運営を通じて経済の過熱をうまく抑制できなければ、やや長い目でみると、行き過ぎの反動が大きくなり、急激かつ大幅な景気調整を余儀なくされるリスクがあります。』

これまた普通の話ちゃあ普通の話なのですが、よくよく見ると「新興国などが過熱した場合に一旦上方リスクとして作用する」というような文言が無いのに気がつくと思いますが、そのセンテンスが無いだけで何かこう印象が違う訳でして、この「過熱リスク」も堂々の下振れリスク認定に見えますよね。


『第2の不確実性は、先進国経済に関するものです。(欧米の信用バブル発生の経緯部分割愛)家計は、住宅価格の下落によって傷んだバランスシートを修復するため、借入金の圧縮を続けざるを得ません。また、金融機関も、多額の不良債権処理に追われ、新規の貸出に対して慎重になっています。わが国が90 年代以降に経験したように、経済がいったんバランスシート調整という重石を抱えると、景気は上に弾みにくく、下に振れやすい状況が続く可能性が大きいと考えられます。』

『先ほど述べたように、米国では、最近、好調な経済指標などを受けて、先行きに対して楽観的な見方が強まっていますが、先行きこうした楽観論が修正される可能性も否定できません。また、ギリシャやアイルランドなどの欧州周縁国では、ソブリン・リスクと呼ばれる財政悪化問題に直面しています。信用バブルによる投資ブームの中で、政府が外国から過大な借入れを行ったことや、バブル崩壊後の危機対応の過程において、政府が民間金融機関のリスクや債務を肩代わりする形で財政支出を大幅に拡大したことなどが背景です。』

『この問題も政府部門における一種のバランスシート調整とみることができます。財政悪化問題の解決には相応の時間がかかるため、その間、こうした問題に対する懸念の広がりが、国際金融資本市場に与える影響に注意が必要です。』

ということで、先般の白川総裁定例会見では「もしかしたら米国の場合は日本と経済の基本的な部分に違いがあるからバランスシート調整の圧力および改善の速度が日本と違うのではないか」というような趣旨の発言もあっておおおおと思いましたが、山口副総裁のこの点に関する言及は引き続き厳しい認識を示しているという風に思われます。


『第3の不確実性として、国際商品市況の動向と、これが世界経済・物価動向に与える影響が挙げられます。国際商品市況は2009 年初以降、上昇基調を続けています。とくに昨年秋以降は、食料品等を中心に上昇テンポを速めており、一部の非鉄金属や穀物は、過去のピークである2008 年夏頃の水準ないしはそれを上回る水準となっています。』

キタコレ。

『新興国・資源国の高成長による需要の増加に加え、天候不順による穀物供給の減少などがその背景ですが、先進国の大規模な金融緩和が続く中で、投資資金の一部が、商品先物市場に流入していることも、国際商品市況の上昇を後押ししているとみられます。』

まあ普通にこういう話になりますよね。で、山口副総裁の講演からちょっと脱線しますけれども、バーナンキ大先生とかはテメエらの金融緩和に関して株価上昇などの効果を強調するくせに国際商品価格上昇に関しては「新興国の需要拡大と供給制約によるものです(キリッ)」とか言うのは良く考えたら随分と都合の良い話ではございますわなと思った今日この頃(^^)。

『いずれにしても、国際商品市況が今後どのような展開を辿るか、そして先進国あるいは新興国などの景気や物価面に具体的にどう影響を及ぼしていくかについては、中東情勢などの先行き不透明感もあり、目下のところ予断を許さないといってよいと思います。』



で、日本経済ですが。

『次に、以上のような世界経済の動向を踏まえて、日本経済の動向について、お話します。結論をやや先取りして申し上げると、当面の短期的な景気の見通しについては、やや楽観的にみていますが、中長期的には慎重にみざるを得ないというのが、私の現時点での認識です。』

・・・・・ハト風味が致しますな、うんうん、でその結論ですが、

『先行きについては、海外経済の高い成長を背景に、早晩踊り場から脱し、緩やかな回復経路に戻っていくと予想しています。』

という話なのですが、物価とかの話になるとやはりハト風味が。

『先行きについては、景気が緩やかな回復経路に復していくとみられる中、国際商品市況が上昇基調にあることも踏まえると、消費者物価の前年比は2012年度にかけて徐々にプラス幅を拡大させていく見込みです。ただ、本年8月には消費者物価指数統計の5年毎に行われる基準改定が予定されています。この5年間で、薄型テレビをはじめ価格の下落幅が大きい商品の消費ウェイトが高まっており、この要因が基準改定時に反映されることなどから、消費者物価の前年比は下方改定される可能性が高いとみています。この点も含め、デフレ克服が見えてくるまでには、なお紆余曲折がありそうです。』

まあこの辺にもハト風味を混ぜてますなという感じです。


つまりですな、白川総裁の麿テイストが入ると、この手の話をするときにも「そのような指数改定という要因はあるけれども基調的な部分での動きは着実に改善しているでおじゃる」という話が必ず入ってくるのですけれども、山口副総裁の講演ではその手の話を混ぜないで話を進めるというのが仕様のようであって、そのためハト風味が出るんですなあと思われる次第であります。

ただまあ山口副総裁が真性ハトなのか、単にその手の発言を不用意に混入して前のめり感を出さないように注意しているだけなのかという点についてはこれまた微妙な気もする訳でございまして、そらまあ執行部の一員ですから個人的見解っぽいのが講演テキストなどではまず出てこないのは仕様なのですが、ベースの話自体は白川総裁が折に触れて話をしている事とそんなに差があるわけでもなく、まあこの辺りは表現というか見せ方の部分があると思うのです。
ただまあ先行き楽観してたら見せ方がこうはならないですから、少なくともタカであるという事は無いかと思われますので、ハトに分類するよりはハト風味程度で見ておこうかと思います。どちらかというと直ぐに明るい話をしたがる麿クオリティーを「前のめり感は出さないで下さい総裁」って止めてる感じがするのは深読みのし過ぎですかそうですか(^^)。

で、今後のべき論であり、本来こっちの話がメインであるような気もする『4.日本経済の中長期的な再生に向けて』という部分と『5.日本銀行の政策対応』の部分(を合わせて講演の半分くらいあるのですが・・・・・)は華麗にスルーということで勘弁。
 


お題「今日の議事要旨ネタは普通です(^^)」   2011/02/23(水)08:12:18  
  昨日のネタは超一部の人向けで誠に恐縮でございましたm(__)m

ではそれ以外の決定会合議事要旨ネタから。
[外部リンク] 〜 3 月期に緩やかな回復経路に復していく姿は十分に展望可能であると述べた。』

と、威勢のいい話が2名から示されたのですが・・・・

『もっとも、何人かの委員は、緩やかな回復経路に復する蓋然性は高まっているが、その後の景気展開については、不確実性が残っているとの認識を示した。』

ということで、1月会合では「警戒的だけどやや楽観的なトーンに」という感じになったという感じです。需要項目に関する部分ですが、一々引用するとクソ長くなるから引用しませんけれども、各需要項目に関して見ると内容が思いっきり同じという感じになっておりまして、そういう意味からすると1月会合後の総裁会見などから受けた印象でありますところの「1月会合では特に日銀の先行きに対する見方が前のめりになった訳ではないですなあ」というのが確認できたかな、という所かと思います。


さっきの国際商品市況ネタの関連ですけれども、物価に対する影響についての議論もありました。

『多くの委員は、最近の国際商品市況の上昇が消費者物価に波及する可能性を指摘した。』

『ある委員は、国際商品市況高が食品・エネルギー価格の上昇をもたらし、それが産業連関を通じ、他の財・サービスに波及する可能性が高いと指摘した。一方、何人かの委員は、国際商品市況の上昇が最終消費財の価格へ転嫁されていくとしても、マクロ的な需給バランスが依然として緩和状態にあるもとでは、その程度は限定的と考えられるとの見方を示した。』

上昇指摘が1名に対して経済のスラックが基調的な物価上昇を抑制するという人が数名ということですからまあ引き続き物価見通しは慎重と。
『この間、何人かの委員は、物価上昇率が中長期的な予想物価上昇率に収束していく力について、引き続き慎重にみていると述べた。こうした見方の背景として、ある委員は、フィリップス曲線の傾きがフラット化していることや労働分配率が基調的には低水準にとどまる可能性が高いことを指摘した。』

ただまあ2月会合後の総裁会見では基調的な物価下落が止まりつつある件について指摘があったので、この辺に関する議論とか認識とかについては2月議事要旨を見たいなとは思うのであります。

あと、展望レポートに関する部分でリスクバランスに関する部分がありますが、まあそこは基本的に展望レポートで示されている話と同じなので割愛します。


○金融市場に関して微妙な語句が

金融面の動向部分に関して。

『わが国の金融環境について、委員は、引き続き、緩和の動きが強まっているとの見解を共有した。複数の委員は、現在の金融環境を全体としてみると、すでに緩和的な状況に達していると判断できる部分と未だ緩和的とまでは言えない部分が混在しているが、後者の部分についても改善が続き、緩和的な状況に近づきつつあるとの認識を示した。』

ほほう。

『この点、ある委員は、物価との関係でみて低金利の効果はなお減殺されているほか、中小企業の金融環境には引き続き厳しさが残るなど、なお緩和的とは言えない側面も残っているが、金融環境を全体としてみると、緩和の動きが強まっているとの見方を示した。』
なるほど、とまあここは微妙な話ではなくて、その次が微妙なのですな。

『多くの委員は、短期金融市場は、日本銀行による一段と潤沢な資金供給もあって、落ち着いた状況となっていると述べた。』

「一段と潤沢な」というのが有りますので、つまりこれは12月の2年金利上昇以降に資金供給が拡大されて、更に12月決定会合以降に基金買入や短国買入をわんこそば大会のような勢いで打ち込んだ事を意味していると思いますが、それが昨日ネタにした話と関連していると思われますのでして、そーゆー意味では供給を拡大しましたというのはこれはこれで認識があるっちゅう事なのでしょうけれども・・・・・・

なお、昨日のネタに関してはオペレーションがどうのこうのとかに興味津々のマニア以外の人には判りにくく書いているのはわざとですので念の為(^^)。
 


お題「1月決定会合議事要旨を見て不思議に思った事から少々雑談」   2011/02/22(火)08:11:49  
  モーサテが「ブラジル経済が景気がいいですよウエーッハッハッハ」という話をわざわざJETROの駐在員を呼ぶという素敵な新企画を行って絶賛報道しているのはどう見てもフラグです本当にガクガクブルブル。

さて上記のネタでありますが、正直マニア向けの話と思われますのでオペレーションがどうのこうのとか興味ない方にはどうもすいませんとしか申し上げようが無いです、と先にヘッジクローズ。

ところで、このお題と関係ないのですが、G20絡みでフランス中銀がグローバルインバランスに関するフォーラムみたいのをやったようで、講演とかを白川さんとバーナンキ議長がしてたりしましたが、バーナンキ議長の講演の方を斜め読み(本当に斜め読み)したんですけどね。

[外部リンク] few members, while acknowledging that it was important for the Bank to continue conducting money market operations in a flexible manner in response to changes in the market situation, commented that the guideline for money market operations was decided at Monetary Policy Meetings, and that the Bank's communication regarding its conduct of monetary policy was not made through the daily market operations or the changes in the outstanding balance of current accounts at the Bank.』

・・・・・うーむ。

いやね、これって流して読むと「シグナルオペのような事はしていないという事を強調すべきですよね」という原則論を述べているようにも見えますけれども、それだと「日々のオペレーションや当座預金残高の推移によって金融政策運営についての情報発信が行われる訳ではないという点を折にふれて説明すべきである」というような言い方になると思いますし、英訳された(この英文の底本は日本語の議事要旨でして別個に独立したものではない)方でも市場の認識に対してどうこうというよりは「シグナルオペ、あるいはシグナルオペと取られるような事を実施すべきではない」という発言をしたと解釈した方が自然な英文っぽいんですけどね、the Bank's communication ・・・・・ was not madeっていう構文を見ますと。

とまあそんな話を昨日とかも一部のマニアの方とああでもないこうでもないと議論してたのでありまして、まあその辺りから出てきた想像の世界であって実際にどうなのよというのは内容無担保無保証である事はお断りしつつ話は続くのですけどね。


○12月会合でその辺って議論してたのかと思ったのだが・・・・・

んーっとですな、12月会合議事要旨ネタって結構後回しで書いたのですけど、この時に当時の金融市場に関する認識部分が妙だなと思ったんですよ。で、その時の駄文はこちらね。
[外部リンク] 金利誘導目標の変更
無担保コールレート(オーバーナイト物)の誘導目標水準を「0〜0.1%程度」とし、実質的にゼロ金利政策を採用していることを明確化

(3) 資産買入等の基金の創設
短期金利の低下余地が限界的となっている状況を踏まえ、金融緩和を一段と強力に推進するために、リスク性資産を含む資産買入等の基金の枠組みを整え、この活用を通じて、長めの市場金利の低下と各種リスク・プレミアムの縮小を促進』

ということで、(2)はまあ良いのですが、(1)と(3)って言うのが曖昧な部分になっているんじゃネーノって思うのですよね。


まず、(1)のディレクティブでの0〜0.1%というのが曖昧であって、そもそも原則的にどの金利に持って行こうとしているのかが訳わからんですよね。で、ディレクティブには書いていませんが、預金ファシリティ(に相当するもの)の金利が0.1%に設定されている事を鑑みると「0.1%前後で若干下回る程度の水準」を意識するのかなあとか思うのですけれども、まあその辺に関するMPMのコンセンサスってあるのかねというのが微妙ですよね。

で、この点に関連して大昔の低め誘導(0.5%をやや下回る誘導目標というのをやっていた10年以上前の話ですが)時の議事録が暫く前に公開されていましたけれども、その中で金融市場局長が「どの程度まで下がるのを容認するのかとかをこちらで勝手に決めろというのも困る」的な話をしていたり、中原伸之さんだか武富さんだか忘れましたが(その両方かも)、「低め誘導の中でどの辺のレンジに持って行くのかは公開する必要は無いがある程度議論すべきではないか」というような話をしていたというような記憶がありまして、昨日ちょっとサルベージを試みましたがサルベージ失敗したので記憶だけで勘弁。

まあつまりですね、まず第1にディレクティブの「レンジ」というのがどうなのよという部分があって、まあその辺に関して何らかの内部的な意思表示が政策委員会の方で実施されているならそれはそれで良いのですが、そうじゃないと曖昧にも程があるような気がしますなあというのが第1点。

#どっかの取り手が「ストレステストで試し取り」とかやった途端に加重平均が0.10%台に乗ってしまうコール市場の薄さが金利0.1%攻撃で促進される中で無担保コールを誘導目標にしたままでどうなのよという議論もあるがそれは別の大ネタ

まあそれよりも問題なのは(3)でして、リスク性資産の買入のほうはまあ良いとしまして、『長めの市場金利の低下』というのが曖昧にも程がある話でありますわなと思う次第。

いやまあ勿論こういう事を書かれて、2年までの国債を買いますとか言われますと、そらまあ市場のファーストアクションは「なるほど2年までの金利を下げようということですね」と反応したくなるのでありますし、まあオペレーション部隊としては12月に2年金利が0.2%に上昇と包括緩和どころか0.1%への利下げ以降にそんなレートついてましたっけ状態になってしまった所で「長めの市場金利の低下」に適合するようにオペを実施し、それを12月中旬以降は更に強力に実施しましたですよ、という話だと思うのですが、そうは言いましてもその前の動きがどちらかと言えば中立的な調節で放置プレイだったので「これはスタンスが変更になった」とゆー認識に市場ちゃんがなる訳ですな。

で、その市場ちゃんの認識が(ってあたくしもそういう話をしましたけど)起きたのが如何なものかという話をされましても、それはまあ困りますがなというのがオペ部隊の本音ではないかと思われる(勝手に妄想しているだけなので違ったらゴメンナサイ)のですが、結局のところこの「長めの市場金利の低下」の「長め」とはどの程度なのというような点もこれまた曖昧じゃないのと思うのでありますよ。

一方で、さっき引用した過去の駄文にありますように、ディレクティブにも包括緩和の考え方のどこにも書いていませんけれども、12月決定会合議事要旨においては『ある委員は、包括緩和の中で時間軸を明確にしているにもかかわらず、一部のターム物金利が強含んだのは、短期金融市場の裁定機能が損なわれつつあることを反映している可能性があると述べた。』という微妙にアレな発言がありますように、短期市場の「市場機能論」みたいなのが一方であって、その市場機能論とやらを受けると中立的なオペレーションをするようなイメージが沸いてくる部分もある訳で、そらまあオペやる方はあれもこれもみたいな話をされると困りますわなという感じですよね。


つーことでですな、包括緩和で示している文書が曖昧かつ市場機能がどうのこうのとか、そもそもオペレーションは中立で実施すべきという理念的な問題(それは平常時はそうだと思いますが、足元では包括緩和でじゃぶじゃぶにしますと言っているのですから、基本的には市場に対してわんこそば状態で供給オペレーションを実施するのが正しいと思うのですが・・・・)とか、まあその辺の諸々の部分とのコンフリクトが起きたのが包括緩和決定以降12月半ばくらいまでの短期市場の波乱を招いた要因だと思われる訳でして、まあ今後のことも考えますと、包括緩和政策に関しては、現状の微妙に曖昧な部分があちこちある状態に対してもうちょっと詰めた議論が必要だと思うのですよ。

で、その結果に関してはまあ出すか出さないかというのは微妙(例えばコールレートを実際問題としてレンジのどの辺を中心に見るのかという問題とかは、足元のようにある程度レートがコントローラブルになっていると市場が見なしているときに公表すると却って話がややこしくなるから別に公開する必要は無いと思います)ではありますが、というか多分出す必要は無いのですけれども、金融市場局の現場にマルナゲータされても困りますがなという所なので、どの辺までの「長めの金利」なのかとかコールのレンジのどの辺を意識するのかとかと言った面に関しての政策委員会のコンセンサスはコンセンサスで取っておくものではないかと思います。まあ既に取っているのならそれで良いのですけれども、今回公表された議事要旨の引用部分を見ますとそういう感じがしませんので・・・・・

しかしまあどうでも良いですがよくよく考えたらこの2年国債とか短期国債の買入がそもそも金利を下げたいのか量を出したいのかがここまで来ると何だか良く判らんですわな(基金等買入ということで量を幾ら出すという話をしているのですから)という気もしますし、というか少なくとも力技で2年の金利を下げるというのは物理的に無理があると言うのが明白になってきましたし、そういう論点からもこの包括緩和に関する棚卸をした方が良い(公表文書にするのかどうかは兎も角として)のではないかと思いますけどねえ。

以上、超マニアのみにしか意味プーな話が延々と続きまして誠に恐縮でありました。

#最後まで書いてから気がついたのですが、そもそもディレクティブが「コール」だけど「長めの金利低下」にはGCレポ市場のコントロールをしなければいけないという話もありましたな、時間が無いから追記だけで勘弁。
 


お題「日銀ネタの前にFOMC記事要旨ネタで(汗)」   2011/02/21(月)08:18:34  
  消費者物価に関して。

『Measures of underlying consumer price inflation remained low.』
という基調の話はまあいつもどおりでして、その後色々と分析がありますがそこはスルー致しまして。

『However, consumer energy prices moved up sharply in December, and prices of most types of crude oil increased during December and into January. The prices of nonfuel industrial commodities also continued to rise over the intermeeting period. In December and early January, survey measures of households' long-term inflation expectations stayed in the range that has prevailed for some time.』

ということで、原油価格や商品価格が上昇しているがインフレ期待はアンカーされている、という結論になっています。ただし、この後の方で世界のインフレに関する話がありまして、そちらは上昇しているという話です。

で、その後に金融環境に関する現状分析がありますがそこの部分は全部スルー。


○連銀スタッフの先行き見通し

『Staff Economic Outlook』ですが、前半の経済見通しの所から。

『Because the incoming data on production and spending were stronger, on balance, than the staff's expectations at the time of the December FOMC meeting, the near-term forecast for the increase in real GDP was revised up. However, the staff's outlook for the pace of economic growth over the medium term was adjusted only slightly relative to the projection prepared for the December meeting. Compared with the December forecast, the conditioning assumptions underlying the forecast were little changed and roughly offsetting: Although higher equity prices and a lower foreign exchange value of the dollar were expected to be slightly more supportive of economic growth, the staff anticipated that these influences would be about offset by lower house prices and higher oil prices. In addition, the staff's assumptions about fiscal policy changed little--the fiscal package enacted in December was close to what the staff had already incorporated in their previous projection. In the medium term, the recovery in economic activity was expected to receive support from accommodative monetary policy, further improvements in financial conditions, and greater household and business confidence. Over the projection period, the rise in real GDP was expected to be sufficient to slowly reduce the rate of unemployment, but the jobless rate was anticipated to remain elevated at the end of 2012.』

手抜きで一気に引用しましたが(おいおい)、箇条書きであたくしの読解力による解釈をしますと、

・景気は予想より強く実質GDP見通しを引き上げた
・しかし中期的な回復見通しペースを更に上向きにする程ではない

となっていまして、更にそれらの要因として足元の景気に関しては、株価の上昇とドルの下落が上向き要因として作用して、住宅価格の弱さと原油価格の上昇による下向き要因を打ち消している、という話をしていますな。

そして今後の景気をサポートする要因としては(1)緩和的な金融政策、(2)金融環境の更なる改善、(3)家計や企業の信頼感回復、を挙げています。で、インフレの見通しに関してですが、経済のスラックが云々といういつもの話をしていまして、商品価格上昇に関してはヘッドラインのインフレを引き上げるけれども来年にはその影響は減衰するでしょうという結論になっていますが引用割愛。


○FOMCメンバーの景気物価見通しから少々

『Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook』ですが、基本的な見通しは上記にある連銀スタッフと同じですので、まずは読んでてほほーと思った小ネタを。

消費のところなんですけどね。

『The incoming data indicated that households stepped up sharply their purchases of durable goods, particularly automobiles, last quarter. Spending on luxury goods also increased, and the pace of holiday sales was better than in recent years. 』

耐久消費財やら年末商戦やらの話の中に「贅沢品の消費も増えていますね」という話があるのがちとお洒落ですなあと思ったであります。

あと、トレジャリーのイールドカーブが立ったという話があったのもお洒落。

『Yields on longer-term nominal Treasury securities were little changed, on balance, over the period, but they had increased quite a bit in recent months, leaving the Treasury yield curve noticeably steeper. Some participants noted that a steep yield curve is a typical feature of an economy in recovery, and that much of the steepening appeared to have occurred in response to stronger-than-expected economic data.』

景気がよくなっている時期にはイールドカーブがスティープするのは当然ですというお話ではございますが、えーっとお前ら長期金利を下げるって話をしてなかったっけという気はせんでもないのですがまあいっか。


インフレに関する部分ではいつもの話をしているのですが、その中でほほうと思ったのは最後の部分。

『However, the importance of resource slack as a factor influencing inflation was debated, and some participants suggested that other variables, such as current and expected rates of economic growth, could be useful indicators of inflation pressures.』

経済のスラックがインフレを抑制する云々の議論は重要ですが、それ以外のファクター、例えば足元や先行きの経済成長ペースなどもインフレ圧力に関する指標として議論すべきではないか、という指摘を数名(some)のメンバーがしていまして、つまりこれは「何とかの一つ覚えのように経済のスラックが中長期的なインフレを抑制するというだけを言っている場合ではないのではないか」という指摘をしていたのではないかと思われますがどうでしょう。

それから、基本的な景気見通しはさっきの連銀スタッフの説明と同じですが、その中で先行きの経済へのダウンサイドリスクやディスインフレやデフレ入りのリスクが消えていきていると仰せになっているのがほほうという感じです。

『Accordingly, participants generally agreed that the downside risks to their forecasts of both economic growth and inflation--as well as the odds of a period of deflation--had diminished. 』

で、上下のリスクに関する説明がありますがその部分に関して箇条書きしますと、下方リスクは(1)欧州ソブリン問題のスピルオーバー、(2)米国の財政再建の影響、(3)住宅価格の弱さ、となっているのですが、上方リスクに関しては思いっきり直球豪速球で「家計消費の強さが国内最終需要を押し上げる」という具体的にも程がある内容となっていました(^^)。引用は割愛。

インフレのリスクに関してですが、読んでてほほーと思ったのはこの辺。

『Some participants expressed concern that in a situation in which businesses had been unable to raise prices in response to higher costs for some time, firms might increase them substantially once they found themselves with sufficient pricing power. 』

その前で原材料価格の上昇に関して今の環境では消費者物価への価格転嫁は行われないでしょうという話をしているのですが、仮に価格転嫁ができるようになった場合には、その影響はかなり大きなものになるのではないかという指摘をしている人がいるのにはほほうという感じを受けました。

あと、FEDのバランスシートがインフレ期待を高めるという指摘をしている人も数名(some)いまして、その理由としては「FEDが金融緩和を適切にコントロールできなくなるのではないかという点」と言っているのがチャーミング。

『Finally, some participants noted that if the very large size of the Federal Reserve's balance sheet led the public to doubt the Committee's ability to withdraw monetary accommodation when doing so becomes appropriate, the result could be upward pressure on inflation expectations and so on actual inflation. 』

プロッサーが思いっきりこの点を指摘していて、先般バーナンキの講演やイエレンの講演などで「そんなことはありません(キリッ)」と応酬していましたが、プロッサー以外にも主張している人がいたとな(^^)。


○金融政策決定に関しては「資産買入の効果がわからん」という大滝秀治状態の委員がいるとな

『Committee Policy Action』のところですけど。

『While the information received over the intermeeting period increased members' confidence in the sustainability of the economic recovery, the pace of the recovery was insufficient to bring about a significant improvement in labor market conditions, and measures of underlying inflation had trended downward. 』

と、回復への確信は高まったが依然として労働市場の顕著な改善には繋がらず、基調的なインフレは下落基調となっている、といういつもの話がありまして、今回はご案内のように全員一致で現在の資産買入を継続するという決定をしていますけど、その後の方にお洒落な話があります。

『A few members remained unsure of the likely effects of the asset purchase program on the economy, but felt that making changes to the program at this time was not appropriate. 』

何となくこれは2名くらいなのかと思いますが、少数(A few)のメンバーは資産買入の効果が依然として不透明だという指摘をしております。で、この人たちと思われる人たちは更にこの後の方でこんなことも。

『A few members noted that additional data pointing to a sufficiently strong recovery could make it appropriate to consider reducing the pace or overall size of the purchase program. 』

景気が良いのでペースの減額や全体サイズ縮小の議論も有りえるキタコレ。

ただまあ最終的には「そんなに公表文書でのニュアンスは変えないほうがよかろう」という結論にはなったようですな。

『With respect to the statement to be released following the meeting, members agreed that only small changes were necessary to reflect the improvement in the near-term economic outlook and to make clear that the policy decision reflected a continuation of the asset purchase program announced in November.』

ということで票決は全員一致でしたとさ。


○どう見ても会見実施なんでしょうな

票決の後にこんな話が。

『Next, the Committee turned to a discussion of its external communications, specifically the importance of communicating both broadly and effectively. FOMC participants noted the importance of fair and equal access by the public to information that could be informative about future policy decisions, and they considered approaches to address this issue. Several participants noted that increased clarity of communications was a key objective, and some referred to the central role of communications in the monetary policy transmission process. A focus of the discussion was on how to encourage dialogue with the public in an appropriate and transparent manner. The subcommittee on communications agreed to consider whether further guidance in this area would be useful.』
となっていますが、正直言って「some referred to the central role of communications in the monetary policy transmission process」とか実際に今始めたら議論が更にカオスになるだけ(そもそもメンバーの中で見解が一致して無いでしょ)だと思いますがね。

#と駆け足で引用大会でどうもすいません
 


お題「日銀ネタの前にFOMC記事要旨ネタで(汗)」   2011/02/21(月)08:18:08  
  決定会合議事要旨ネタやグローバルインバランス問題の白川総裁およびバーナンキ講演の前にFOMC議事要旨とか順番が思いっきり逆のような気がしますし、海外ネタだったりECBの方がネタ的に熱いような気がしますが、何かのんびりとFOMCネタで勘弁。

#だからネタが同時多発すると困りますがなって

ところで見た瞬間に全然相関していないものを並べて「相関がどうのこうの」という某経済番組の為替コメンテーターがいましたが、計測期間が2か月というのは今まで見た「相関」の中での最短期間ですなあ。

#さあ今朝の公共放送は「天然ゴム高騰でタイヤ値上げへ」ですよ

という前振りは兎も角として1月FOMC議事要旨から。

[外部リンク] Unemployment』というお題の項目がございまして、まあそのまんまですが構造的な失業に対するFRBスタッフによる分析報告部分がございます。

『A staff presentation on structural unemployment summarized a broad range of economic research on the topic conducted across the Federal Reserve System. Among the factors cited that could affect the level of structural unemployment were demographics, changes in the intensity of job search and worker screening, differences in the geographic locations of potential workers and vacant jobs, and mismatches in characteristics between potential workers and available jobs. Most of the research reviewed suggested that structural unemployment had likely risen in recent years, but by less than actual unemployment had increased.』

構造的な失業に関するスタッフのリサーチから指摘される構造的失業の要因ですが、あたくしの読解によりますと、人口動態、労働者の求職やスクリーニングのインセンティブの変化、潜在的な労働者と新規求人の存在する地域的な違い、労働者に求める企業のスキルのミスマッチなどという事ですが、結論としては「これらの構造的要因はここ数年高まっているが、足元での実際の失業率上昇に比べれば小さい」というまあそうですなという物になっています。

それに対してFOMCメンバーの議論はこうなっています。

『In discussing the staff presentation, meeting participants mentioned various factors that were seen as influencing the path of the unemployment rate. Several participants noted that estimates of the contributions of the individual factors depended importantly on the approach taken by researchers, including the models used and the assumptions made. Participants noted that many of the factors that contributed to the recent apparent rise in structural unemployment were likely to recede over time. Some participants stressed that certain determinants of the unemployment rate, such as mismatches in the labor market and firms' hiring practices, were both difficult to measure in real time and not directly affected by monetary policy. Others emphasized that in the current situation, monetary policy could still play an important role in reducing unemployment.』

「複数名(Several)のメンバーはこれらの分析はアプローチするモデルなどに大きく依存していると指摘している」というのが2番目の文にございますが、これは即ち「計測数値が過大評価かもしれませんね」という話なのでしょうなあと思いますが(^^)、その次の文にあるように「これらの引き上げ要因は先行き減退するでしょう」という指摘になっていまして、更にこれらの要因はリアルタイムの計測も難しいので直接的に金融政策の参考にはしにくいとの指摘もありますわな。

つまり、構造失業率が上昇しているので金融政策が失業率低下に効かないのではという一部からの指摘に対して(最後の文にもあるように)そうではないですよと反論したという結果になっているのでしょうな。うんうん。


○連銀スタッフの景気現状認識からほほーと思ったところのメモ

『Staff Review of the Economic Situation』は項目別に読み込んで見たのですが、これをまともにネタにするとエライコッチャになりますので箇条書きに。結論だけ見たい人はここの項目の最初のパラグラフを見ればヨロシアル。

・景気回復はより頑健なものになっている
・消費、企業支出は更に強くなっている
・鉱工業生産は堅調
・雇用は緩やかな拡大だがペースは弱く失業率は高止まり
・住宅市場は厳しい状態が続く

ということで、まあ読んでてへーと思ったのはこの辺。

個人消費に関する部分から。

『The available data suggested that consumer spending was supported by gains in personal income in the fourth quarter of 2010. Moreover, household net worth appeared to have risen in the fourth quarter, as the large increase in equity prices more than offset further declines in house values. Consumer credit started to increase again in October and November after having generally declined since the fall of 2008. 』

個人消費拡大のファクターとして、所得の増加のほかに株価上昇による家計のネット資産への好影響(住宅価格下落の悪影響をオフセットする)の指摘があるのと、消費者信用が10月以降増加に転じているという指摘がほほうという感じですな。

企業在庫に関する部分から。

『Inventory-to-sales ratios toward the end of 2010 were close to their pre-recession norms, and most purchasing managers surveyed in December reported that their customers' inventories were not too high.』

在庫投資は自動車セール関連の反動で減っているという話の後にこの指摘がありまして、ほうほうそうですかという感じでありまする。
 


お題「市場等雑談と超虫干しネタ」   2011/02/18(金)08:11:40  
  何か馬鹿が馬鹿騒ぎしているようですが、そもそもお前らの「国民の約束」とやらは出来もしない詐欺であって、それを現実的に可能な所に落とし込もうとする動きを「既得権益にしがみつく姿勢」とか言ってる連中は誇大妄想がかなり重症になっておられると存じますが。

○市場雑感やその他雑談

・6M基金オペの按分率上昇とな

昨日のオペ
[外部リンク] Policy, Labor Markets, and Uncertainty

PDFで本文12ページとそんなに長くないですし、ポイントをQE2の効果および狙いと、労働市場の構造的問題に関する認識という2点にほぼ絞っているので読みやすいと思います、つーかコチャラコタ総裁の講演テキストはどれを読んでも非常に良くまとめられていて、あたくしのような英語能力がアレな人でも理解しやすくて大変にヨロシカです。

で、時間が無いので今日はQE2の効果と狙いに関する部分だけ駆け足で引用します。コチャラコタ総裁がQE2のおかわりに関してどういう意見を出してくるのかというのはこれから追々判ってくるとは思いますが、ベースとなるロジックは以下のようなものだと理解しておくのが吉ではないかと存じますので。

本文5ページ以降になります。

QEを導入した経緯(経済状況)を説明して、QEに関しては「金利操作を用いなくてもバランスシートを使うことによって緩和を実施するもの」と定義しています。

『But the FOMC does have another policy instrument available: its balance sheet. As of the beginning of this month, the FOMC had a portfolio of roughly $2.3 trillion. Over 2 trillion of those dollars are invested in Treasury securities or government-backed securities issued by Fannie Mae, Freddie Mac, and other government-sponsored enterprises. At its November 3 meeting, the FOMC announced that it plans to buy $600 billion of long-term Treasuries in the open market by mid-2011. In exchange for those securities, it will credit the sellers’ accounts at the Fed with more reserves. This kind of action is known as quantitative easing, or QE.』

で、そのQEを実施する事によって動かそうとしているものは「実質金利の引き下げである」と説明しています。

『The main goal of QE is to lower the long-run real interest rate. Just to be clear, by real interest rate, I’m referring to the interest rate net of expected inflation. More specifically, suppose that the interest rate on a 10-year bond is about 2.5 percent and that people expect inflation to be around 2 percent per year over the next 10 years. Then, the real interest rate is about 0.5 percent per year for the next 10 years.』

で、その実質金利の引き下げによって経済に対しての効用としては、(1)借入金利の引き下げ、それによる企業の資本的支出や雇用の拡大、(2)株価や住宅価格などの資産価格の上昇、それによる家計の支出の拡大、などを一例として挙げ、それらの効果が物価の引き上げや失業の低下に繋がります、と波及ルートを説明しています。

『A low long-term real interest rate stimulates an economy in a number of ways. It spurs consumer spending by allowing consumers to borrow and refinance more cheaply. It makes capital expenditures and hiring more profitable for corporations. Stock prices and house prices rise because those assets become relatively more attractive as investments. Households with these assets become wealthier and demand more consumption. All of these effects should lead to less unemployment and upward pressure on prices.』

ではそのQEが実質金利を引き下げる、というルートはどのようにして実施されるのか?という事ですが、そのルートとして2つがあるとコチャラコタさんは指摘しています。

『How does QE go about lowering long-term real interest rates? QE is a sufficiently novel monetary policy tool that different economists may well give different answers to this question. In my view, QE lowers long-term real interest rates in two distinct ways.』

で、その先を引用するとエラク長くなってしまうのですが、基本的にはその2つのルートは、(1)QE政策は「extended period」で示されている時間軸部分を強化する(FOMCの将来の金融政策パスへの期待を更に低金利継続方向で強化する)ものであり、それによって長期金利への働きかけを行うというルート、(2)長期債の購入によって既存の債券ポートフォリオのリスクを引き下げる事によって金利の低下を促す、という話をしているように読めましたけどどうでしょう。引用するので違ってるなら教えて下され。

『The first is that QE is a form of nonverbal communication about the FOMC’s future plans. Here’s what I mean. The November FOMC statement says that the committee will keep the fed funds target range exceptionally low for as long as economic conditions warrant. The statement also predicts that exceptionally low fed funds rates are likely to be warranted for an “extended period” of time. In this way, the statement provides explicit communication about the FOMC’s future plans for short-term rates and so also shapes the level of current longer-term interest rates.』

『QE provides a significant supplement to this explicit verbal communication. The use of QE indicates that the FOMC is likely to keep its target interest rate lower for an even longer period of time. Indeed, one could readily argue that buying $600 billion of Treasuries is a much more convincing form of communication of the FOMC’s plans than any words could ever be.』

という所までがコミュニケーションポリシーの部分。

『Thus, QE lowers long-term real interest rates by signaling the FOMC’s intentions about future short-term rates. However, QE also lowers long-term real interest rates in a second, more direct, way. The holder of a long-term Treasury is exposed to interest rate risk, because the value of that bond fluctuates as interest rates vary. When the Fed buys $600 billion of long-term bonds, the bond portfolio of the private sector is now less exposed to this kind of risk. As a consequence, private investors will demand a lower premium for holding other bonds that are exposed to interest rate risk, and all long-term yields fall.』

というのが直接金利下げますよという話ですな。で、この次は「では超過準備の大きさがどういう風に作用するのでしょう」という「負債サイドはどうなのよ」という話が続きますが時間がございませんのでまあそのうち。
 


お題「金融経済月報とか総裁会見とか市場メモとか」   2011/02/17(木)08:12:03  
  FOMCの議事要旨も最後の所(『Committee Policy Action』)だけ斜め読みしましたが、そもそもの政策決定(現状維持)が全員一致だった事から、漠然とした書き方にしかなっていなくてこれはもうちょっと時間を掛けて前の方とかも読まないとよー判らんという感じ(まあそれよりもメンバーの講演を読んだ方が早いが)でございまする。

ということで決定会合関連で金融経済月報(ただし概要だけ)を。

[外部リンク]
 


お題「無難な決定会合/英国雑感/イエレンネタ補足」   2011/02/16(水)08:20:01  
  早くも2月も後半戦となりましたorz

さて決定会合は超無難な結果になったのですが(^^)。

声明文はこちら→
[外部リンク] inflation rate rises to 4% in January

『The UK Consumer Prices Index (CPI) annual inflation rate rose to 4% in January, up from 3.7% in December, as the effects of the VAT rise were felt.』(上記URLより)

ということでBBCニュースの記事をほっほーと読んでおりましたが、まあ利上げをすると経済がしょんぼりしちゃいますし、一方で物価上昇をどうすんのというのもあって、中々難しいですな。まあBBCの論調だけ見ていると(ってBBCだけ見て判断しちゃいけませんですので何ですが)「とは言え早期利上げをあまり前のめりで実施するのもどうなのよ」という論調になっているように見えますので、もう少しだけBOEには余裕があるのかなあなどと思いました(が、他の報道機関が大騒ぎしてたりするかもしれないのでよー知らんがの)。

1月のMPC議事要旨にありましたように、経済の余剰生産力のある中では基調的な物価に低下圧力が掛かりやすいので云々というロジックが足元の賃金動向などを見るとやや崩れつつあるというのが英国の場合は遺憾なのでございますが、あたくしの勝手な妄想をベースにすると、英国って日本や米国などよりも金融とかの比重が大きいイメージが勝手にありまして、金融って設備的な意味での余剰生産力という概念は製造業よりも相対的にも低くて結局労働力の問題です罠と思いますからあまりそのスラックがどうのこうのというのが割と柔軟に調整が効くのかなあなどと思うのれす。それから、英国金融業そのものは物凄い勢いで国有化状態とかにされたりしていてヘロヘロはヘロヘロですけれども、グローバルに金が回りだすと英国金融業界というのは何だか知らんけれども金が通過するような構造になっているようで、おこぼれが落ちるというメリットが得やすいみたいですから、そーゆー点からも意外に英国経済の方が(グローバルに金が回っていくという前提の下では)戻りが良いのかも知れませんなあとか思いました。

いやまあ思っているだけなので根拠も何もないけど。


それから更にどうでも良いがスウェーデン利上げとな。
[外部リンク] rate raised by 0.25 percentage points to 1.5 per cent

声明文を見ると更に利上げをやりそうですな、うんうん。


○昨日端折ってしまったイエレンさんのFAQの所ですがやはりネタに

[外部リンク] Federal Reserve’s Asset Purchase Program

最後の『Will the Asset Purchase Program Have Adverse Effects on Foreign Economies?』のところの理屈も中々強引で泣けるので引用。

『My final FAQ relates to the concerns that some observers have expressed over the potential for the Federal Reserve’s asset purchase program to have adverse effects on foreign economies.』

米国のQE2が他国を踏みつけにする政策でしょという批判に対するお答えですが、まあ最後の最後にはヤケクソのような説明(と言う風にあたくしは思いますが、雨公クオリティーだと本当の本当に「俺様USAは世界の中心でヒーローであるから俺様の景気回復は世界の為なのでお前らも協力せえ」と思っているのではないかという悪寒はマリアナ海溝よりも深く感じておりますが・・・・)をしていますが、一応その前段階の話も。

『One specific concern is that these securities purchases might drive down the value of the U.S. dollar, thereby diverting demand from our trading partners.』

ドル安政策を実施しているからケシカランという論点に対して、なのですが、そもそも金融緩和政策の効果にドルの緩やかな下落で輸出拡大という話をしている時点でまあ答えが苦しい罠と思ったら案の定苦しい説明であります。

『Although purchases of longer-term securities are a less conventional means
of conducting monetary policy than the more familiar approach of managing short-term interest rates, the goals and transmission mechanisms are actually very similar, and there is nothing special about these asset purchases that would make them especially likely to weigh on the dollar.』

ちょっと違いはあるけれども、資産買入も普通の金利操作と同じですから、普通の利下げをしているのと同じですよそんなに大騒ぎするもんでは無いですよとな。

『In fact, the evidence available to date suggests that the asset purchases have had only moderate effects on the foreign exchange value of the dollar. This point is illustrated in table 3, which reports the change in U.S. dollar exchange rates against four other currencies (the Canadian dollar, pound sterling, euro, and yen) on each of the four dates referred to in table 1. These movements in exchange rates are not particularly large when compared with the fluctuations that can occur in any given week or month. Indeed, as shown in figure 6, these exchange rate movements are very modest in the broader context of developments over the past several years.』

ということで、Table3というのがあるのですが、これは上記の文章にありますように、初回の資産買入プログラム実施に向けた時期ドルの主要通貨ということでカナダドル、英国ポンド、ユーロ、日本円に対する為替レートの変化を並べて「ほらそんなに大きくないでしょ」という話をしているのですな。

・・・・・えーっとですな、「このようにFEDの資産買入アナウンスメントなどはドル下落にそんなに影響は大きくないですよ」という話をしているのですが、そもそもこの時期はまだ金融不安とかがあった時期でありまして、その時期の為替相場の話をしてもそれはインチキ成分が激しく強いのではないかと思うのでありますよね〜。


で、次の論点。

『A related concern raised by some observers is that the Federal Reserve’s asset purchases may induce excessive capital inflows to emerging market economies (EMEs)--inflows that in turn could put unwelcome upward pressure on the currencies of those EMEs and perhaps even contribute to asset price bubbles. 』

QE2のお金が新興国のキャピタルインフローを招いてバブルを引き起こすという論点なのですが・・・・・・

『As shown in figure 7, net private capital flows to Latin American and Asian EMEs (reported as a share of the aggregate GDP of those EMEs) were substantial in the second half of 2009 and the first half of 2010 but were not obviously outsized compared with levels prior to the crisis. A similar pattern is evident in figure 8, which depicts the net inflows since 2007 into mutual funds investing in EME bonds and equities.』

ということで世界的な金融的なフローの説明をしていますが。

『In each case, the strong inflows over the past year or so reflect a recovery in the wake of the large outflows that occurred during the crisis. In fact, the stock of claims on EMEs has only returned to its pre-crisis trend.』

ということで、最近のキャピタルインフローは金融危機による落ち込みの戻りであって、危機前のレベルに戻ったに過ぎません(図も大体そうなっている)ですよってえ話をしているのですが、そもそも金融危機発生直前と言うのが金融バブル時代であって、そこまで戻っちゃイカンだろうという気がするのですが・・・・・・

『Accommodative monetary policies in the advanced economies, including the Federal Reserve’s asset purchases, have likely played some role in widening interest rate differentials and encouraging capital flows to EMEs. But this role should not be exaggerated.』

QE2の資本フロー効果が過大宣伝されているとな。

『Other factors--including a reversal of the capital outflows from EMEs during the financial crisis and the EMEs’ longer-term favorable growth prospects--likely have also been important. Moreover, it would be a mistake to portray these capital flows as an unmitigated negative for the EMEs. A rebalanced global economy in which EMEs depend more on domestic demand for their growth will likely involve ultimately stronger and more sustained capital flows to these economies.』

新興国の成長期待とかもありますし、成長にインバランスがあるからキャピタルフローによって新興国の資本需要を満たすという効果もありますよ、というのはまあ幾分強引な部分もありますがそらまあそうでしょうと思いますけど、前半の説明はちょっとどうなのよ、という気がしましたです。

つーことで、全般的に無理筋な説明が多いのですが、これはつまり一時のどこかの中央銀行みたいなもんで、政策効果や政策の目的などに関しての意思を固めにくい状態になっているから、その分だけ説明が強引になるという事を示唆しているのでしょうなあというところだと思いますです。
 


お題「イエレン副議長のFAQ/その他雑談少々」   2011/02/15(火)08:09:24  
  ○そもそもQE2は空振りだったのではないかという疑問について

『Addressing Some FAQs about the Asset Purchase Program』の最初から。
最初の質問が『Has the Program Been Effective in Promoting the Economic Recovery?』という奴なのですが、それに対しての説明をしています。

『Is the program actually proving effective? My short answer is yes.』

んでもってその理由を説明しているのですが、最初に巻末にある(本文見てちょ)図表で説明して「ほーら金利が下がったよアセット価格は上昇したよ」という話をしているのですが・・・・・・

『Table 2 depicts financial market responses during three key phases in the rollout of the program: (1) August 10, 2010, when the FOMC announced that the Federal Reserve would begin reinvesting principal payments on agency MBS and agency debt by purchasing Treasury securities; (2) the period between August 11 and November 2; and (3) November 3, the date on which the FOMC meeting statement announced the commencement of the program.』

えーっと、それって買入「前」の話なんですが・・・・・

『As shown in the table, the initiation of the securities purchase program at the November FOMC meeting occasioned only minimal market response. The reason is that it was largely anticipated by investors, having been the subject of extensive public discussions by Federal Reserve officials during late summer and early autumn.』

で、その買入が既に織り込まれていたから11月の買入決定時には市場へのインパクトが小さかったと仰せで。

『Importantly, as expectations of the program gradually became embedded in asset prices during late summer and early autumn, the 10-year TIPS yield dropped nearly 1/2 percentage point over the period between the August and November FOMC meetings; moreover, equity prices rose and corporate bond spreads narrowed.』

TIPS利回りは名目債以上に下がった(=期待インフレ率が上がった)とか、株価が上がったとか社債のスプレッドが縮小したとかアナウンスによって効果が出ましたよと。

『Over that period, of course, asset prices were also responding to economic news and some favorable corporate earnings reports, but the overall pattern of the financial market data bolstered my confidence in the effectiveness of the Federal Reserve’s securities purchases in providing additional monetary policy accommodation.』

この説明はわかりますが、では何で国債買入でないといけないのか、他の緩和策でも良いのではないか、という事への説明にはなっていない気がする訳で、そういう意味からもQE3のハードルって高い(時間軸政策なりの別の方策でも良いという話になるので)かなあとも思われる訳で。

『Indeed, market rates might well have backed up significantly following the November FOMC meeting if the Committee had decided not to move ahead with the program.』

そらまああれだけ散々織り込ませたら後戻りできないでしょうけれども、何か11月のFOMC前には市場に向けて「お前らどの位織り込んでいるのかアンケート」を取るというテイタラクになっていたという状況はとてもとてもここの講演での(キリッ)という感じではなく、ブラインダー元副議長の指摘する「自分の尾を追う犬」状態になっていたように思えますがねえ。


で、それだけではアレという事でさすがにその後の金利が上昇した話をしています。

『As shown in figure 4, longer-term Treasury yields have risen substantially over the past couple of months since the FOMC initiated this round of asset purchases.』

で、その図4というのには長期金利の上昇の折れ線グラフがあるのですが、その中に目盛り線として「雇用統計」というのと「財政パッケージ」というのが入っておりまして、金利上昇の理由は(1)経済のデータが良好だった、(2)オバマ政権の減税策効果への期待およびそれによる財政赤字拡大懸念、(3)それらからFRBが買入を縮小するのではないかという市場の期待が発生したこと、としています。

『I believe that this increase in Treasury yields likely reflects a number of significant factors, including incoming information suggesting a somewhat stronger economic outlook and the fiscal package that was announced by President Obama in early December and approved by the Congress about two weeks later; that package will not only support economic growth next year but will also increase the amount of federal debt issuance.』

『Also, investors appear to have scaled back their expectations about the extent to which the FOMC will engage in further purchases beyond those already announced; however, the effect of that reassessment on market rates tends to bolster the view that the Federal Reserve’s securities purchases do indeed affect yields in the direction indicated by analytical and empirical studies.』

まあそういうような事で、「金利を下げると言って長期国債買入しているのに全然長期金利下がらないどころか上昇してるじゃないか」という突っ込みに対する答えになってはいるのですが、まあ正直だいぶ無理筋な気がする。イエレンさんも説明していますけれども、結局の所、「名目」の長期金利をコントロールする為には要因が多すぎて、昨日引用したような1950年代での研究成果を持ち出して市中流通量をコントロールすればどうのこうの、というのは無理があると思いますです、はい。


○インフレとリザーブに関しては(キリッ)が結論とな

次の質問は『Will the Asset Purchase Program Lead to Excessive Inflation?』ですけれども、単純に言いますと「失業率の高止まりに見られるように経済のスラックが存在するので基調的なインフレ圧力は生じにくいですよ」というのが基本的な話で、その部分はまあ特にツッコミ所は無いような気がします(求人と求職の構造的なミスマッチが拡大しているのでは、というような面白い論点はあるので読むのはお勧めだが)のでスルー。

『Inflation and bank reserves.』という部分なんですけどね。

『A second reason that some observers worry that the Fed’s asset purchase programs could raise inflation is that these programs have increased the quantity of bank reserves far above pre-crisis levels.』

というリザーブの大きさがインフレを起こすのでは的な話ですが。

『I strongly agree with one aspect of this argument--the notion that an accommodative monetary policy left in place too long can cause inflation to rise to undesirable levels.』

ほほう。

『This notion would be true regardless of the level of bank reserves and pertains as well in situations in which monetary policy is unconstrained by the zero bound on interest rates.』

ゼロ金利制約の無い時にはその議論は正しい(が今はそうではないので問題無い)とな。

で、その後は「だから経済が健全なペースで回復した場合は現在の緩和的な政策を徐々に縮小しますよ、FOMCの声明文でもそうかいてますよね(キリッ)」という説明をしていまして、どさくさに紛れてプロッサーさんをDisる話が。

『In contrast, I disagree with the notion that the large quantity of reserves resulting from our asset purchases poses some special barrier to removing policy stimulus when the right time comes.』

どうみてもプロッサーさんに喧嘩売ってます本当にありがとうございました。

『The FOMC will be able to increase short-term rates by raising the interest rate that we pay on excess reserves--currently 1/4 percent. That ability will allow us to manage short-term interest rates effectively and thus to tighten policy when needed, even if bank reserves remain high.』

ま、確かに「実際にその時にならないと判らない」話ではありますが、この辺の論点に関しては、以前引用したプロッサーさんの指摘する懸念に対して「大丈夫だから大丈夫なのですよ(キリッ)」という話にしか見えませんな。で、その後延々と各種ツールの話をしてまして、その結論部分はと言いますと。

『In short, the range of tools we have developed will permit us to raise short-term interest rates and drain large volumes of reserves when it becomes necessary to achieve the policy stance that fosters our macroeconomic objectives--including the objective of maintaining price stability.』

まあ気合の世界ですな。


○金融のインバランスに関しては注目してるのね

『Will the Asset Purchase Program Result in Adverse Financial Imbalances?』という所なのですが・・・・・

『A reasonable fear is that this process could go too far, encouraging potential borrowers to employ excessive leverage to take advantage of low financing costs and leading investors to accept less compensation for bearing risks as they seek to enhance their rates of return in an environment of very low yields.』

低金利の長期化が資産への過剰投資を生んでバブルの発生に寄与するという懸念に関してですけど・・・・・

『This concern deserves to be taken seriously, and the Federal Reserve is carefully monitoring financial indicators for signs of potential threats to financial stability.』

これに関しては真剣に考えるべき懸念であり、FRBはこの件に関しては注意深く観察しています、というのは割と意外っちゃあ意外ですが、まあ住宅バブル発生に関する批判が飛んでくる件を考えるとそうなのかもね。

で、どういう指標を注目しているかというのを延々と説明してまして、まあ結論は「現状でそのような不均衡が発生する兆候はありません」という当然の結論ではありました。ただまあ最後に「不均衡だからと言ってそれを直接金融政策に割り当てるわけでは必ずしもないですよ」とは説明していますが、その辺に関してはめんどいので引用割愛します。


○海外(というか新興国)に対して逆効果かという質問に関しては・・・・

『Will the Asset Purchase Program Have Adverse Effects on Foreign Economies?』という質問に対する答えなのですが、これが何か途中からは開き直りモードになっているように見えて中々香ばしいのですが、例によって時間が無くなった(雪だし)ので最後の所だけで勘弁。最後はもう開き直り状態に見えますが・・・・・

『However, given the moderate exchange rate effects that we believe the Federal Reserve’s asset purchases have had, it seems likely to me that, as seems to be the case with conventional monetary easing achieved by lowering interest rates, our decision to purchase assets will not hinder foreign growth.』

何ででしょということですが。

『In particular, given the importance of the United States in the global economy, it is hard to believe that any foreign country would gain if our economy were to fall back into another recession. Over the longer term, the health and vitality of the global economy will depend importantly on the sustained, vigorous recovery in the United States that our asset purchase program is intended to support.』

何っつーかね、俺様は世界の中心なんだから俺様の景気回復は世界のためになるのでお前らはドルがちょっと位下がっても文句言うなゴルァ!!と読んでしまったのはあたくしの僻みですかそうですか(^^)。
 


お題「イエレン副議長のFAQ/その他雑談少々」   2011/02/15(火)08:09:03  
  どこぞの国技とやらの協会さんですが、以前「今回は不問に付す」と言って事情聴取したのでちゃんと申告したら処罰なのにオトボケしたらセーフという実績を一度作ったら、そらまあよりややこしい本件でまともに申告する奴はいませんわなあ。まあ「信用」とか「信頼」っつーのは崩すのは簡単で築くのは不断の努力が必要っちゅうことですわな。

ということで雑談を先に。

○これはまた盛大なお前が言うなですなあ

まー皆様ご案内の通り、あたしゃー某経済クオリティーペーパー様を読まなくなって10年(以上)選手というひねくれものでございますけれども、たまたま昨日はその経済クオリティーペーパー様が毎週バロンズか何かを意識して日曜に出しているなんちゃらという週刊投資新聞みたいな物の1面にホイホイ釣られてしまった訳よ。で、その1面記事のお題は大きな活字でこのように記載されている訳でございますな、曰く・・・・・

『円高恐怖症のウソ』

・・・・・(クマーのアスキーアート割愛^^)

まあ記事そのものはその副題『日本企業、ここまで来た為替リスク対策』にありますように企業の為替リスク対策が進んでいるとか、輸出依存度ってそんなに高くないよとか、対ドルだけ見ててもあまり意味が無いのですよとかまあ普通の話をしている(斜め読みしかしていないのですが)ので、まあそれはそれで良いのですけどね。

>円高恐怖症のウソ
>円高恐怖症のウソ
>円高恐怖症のウソ
>円高恐怖症のウソ
>円高恐怖症のウソ

えーっと、確か昨年まではそちら様の新聞の本紙では散々っぱらからドル円相場の動きに反応して「円高で大変だから日銀はもっと金融緩和しろ」とか物凄い勢いで煽るわ圧力を掛けるわという大活躍をされまして、しかも実際に緩和が行われた日にそんなに為替が動かなかったら翌朝の系列局の経済ニュース番組で「更なる緩和が求められるかも」みたいな腰を抜かすような話までされておられたと記憶しておりますが、どう見てもあれは幻覚では無かったと思われますけれども。

えーするってえと何だね、お前さんのところでは昨年まであれだけ熱心に金融緩和を主張しまくっていたのは「円高恐怖症のウソ」だったてえ事だって言いたいのかね。それとも何かい、一部辺りのお値段が高い週刊投資新聞には本当の事を書くけど駅売り150円だか何だかの新聞本紙にはウソを書くから週刊投資新聞を買えってえ事なのかい。

『円高恐怖症のウソ』とやらを指摘するのはまあ良いけどよ、嘘とまで言うならそれまでてめえが論説委員だの社説だのまで動員して散々キャンペーン張っていた事に関しては社会の木鐸とやらとしての、というよりは人間としての良心とか羞恥心とか無いのかねと百万回位は問い詰めたいの訳でして、まあ論説委員様とか全員揃って肥溜めに頭から突っ込むべきだと思いますがねえ。

ま、八百長マニフェストで選挙に臨んだのが政権に居座る国だけに仕方ないのかもしれませんけれどもねえ(諦観)。

と、悪態をひとくさりでありました。一晩明けたら悪態ゲージが下がってしまって罵倒成分が抜けてしまったのが極めて遺憾の極みに存じます。


○本当は市場雑談を書きたいのだがイマイチなのでメモだけ

えーっとですね、何か知らんけど昨日は3連休明けのせいなのかどうも頭のエンジンが空回りモードでして(中身が空だからではないかというツッコミはしないように)どうにもこうにもという感じでしたのでメモだけ。

・とりあえず当座預金残高はどどーんと増えますな

[外部リンク] 99円82銭8厘
(募入最高利回り)(0.1727%)
 
(5)募入平均価格 99円83銭2厘
(募入平均利回り) (0.1687%)

何か知らんけどここもと1年だの2年だのというような短期に近いゾーンの既発の利付国債が売り物勝ちで1年ゾーンの既発2年国債の利回りが0.16%だの0.165%だのというようなテイストを示していましたので、まあこんなもんっちゃあこんなもんなのかも知れませんが、17まで届きましたかそうですかという感じです。ま、事前イメージよりも流れた時っていうのは得てして「そんなに安いなら俺も買う」というのが御到来するので、投資家買いを誘発して業者の在庫が捌きやすくなる(極端に大流れするとビビリになって更に死亡となる可能性もありますが)ようで、日本相互証券の引けは0.160%に置いてましたんで、まあ入札は流れたけどそこから一段安のようなあばばばばーな事には成らなかったですかそうですかという感じっすかね。


と、短い所の話は書くが、長いところに関しては何が何だか良く判らんので(特に先週の40年とかここもとの20年と30年の動きの差とかもう何が何やら)華麗にスルーするのがドラめもんクオリティーであります。


ではイエレン副議長ネタで。

[外部リンク] Federal Reserve’s Asset Purchase Program

後半のFAQから少々。まあ執行部の考えているロジックも中々苦しいなあという感じが致しますです、はい。
 


お題「イエレン副議長の資産買入政策の説明がかなり無理無理的な気がします」   2011/02/14(月)08:13:19  
  ○政策効果に関する説明に無理がある件について

前半の『The Rationale for the Asset Purchase Program』ですけれども、最初の経済環境に関する説明部分はめんどいので割愛しますが、要するに現状の経済状況および先行き見通しに関しては不十分な改善ペースですよという話でして、特に失業率はNAIRUを大きく上回っており、基調的な物価に関してもディスインフレ傾向ですよというお約束の話をしています。

で、その次の本文4ページ目からの『The Design of the Asset Purchase Program』が中々いい感じでインチキな香りのする説明を交えているのがチャーミングなのですな。

・長期国債の買入を行って残存量に影響を与えることによって金利を下げるという理屈

で、11月に導入した国債買入の理論的かつ経験的な根拠に関しては「長期金利を下げる事によって金融緩和効果を出す」と仰せなのです。その部分を引用。

『In my judgment, both theoretical analysis and empirical evidence suggested that such purchases could provide effective stimulus by keeping longer-term interest rates lower than they would otherwise be.』

で、その基調となる理論が「資産価格と資産現存量についての関係」という話をしていまして、買入を実施したら名目長期金利が華麗に上昇というのが2回やって2回とも起きているという現実を目の当たりにしたので、最近あまりこの理屈見なくなったと思ったのですが、確かイエレンさんは以前もこの話してたわなと。

『The underlying theory, in which asset prices are directly linked to the outstanding quantity of assets, dates back to the early 1950s. For example, in preferred-habitat models, short- and long-term assets are imperfect substitutes in investors’ portfolios, and the effect of arbitrageurs is limited by their risk aversion or by market frictions such as capital constraints. Consequently, the term structure of interest rates can be influenced by exogenous shocks in supply and demand at specific maturities. Purchases of longer-term securities by the central bank can be viewed as a shift in supply that tends to push up the prices and drive down the yields on those securities.』

たぶんそれは1950年代のような資本市場の時代では有効であっても、現在のような状況では有効性が落ちているのではないかと思うのですけれども・・・・・・・

『In the context of such an analytical framework, the effect of an asset purchase program also depends on investors’ perceptions of the future path of short-term interest rates as well as their perceptions of the timing and pace of the central bank’s eventual unwinding of its asset purchases. Thus, central bank communication may play a key role in influencing the financial market response to such a program.』

でまあ恐らくこれは先のほうでさすがに「でも金利上昇したじゃん」というツッコミに対する説明をしているのですが、その説明の頭出し部分にもなっていると思いますけれども、「資産買入プログラムの効果は投資家の将来の短期金利政策の経路の予想と同様に、資産買入プログラムの将来の縮小タイミングおよびペースの投資家の予想の経路に依存します」という説明をしています。ここで唐突に出るのがアレなので最初読んだときに???と思ったのですけどね。


・実際に買入をする前の金利低下を効果として宣伝するという中々アレな説明

んでまあその続きの部分(この辺は本文5ページ目)の説明が中々お洒落。

『Recent empirical work provides a rough gauge of the quantitative effects of longer-term securities purchases. For example, event studies have investigated the short-term response of asset prices to announcements by the Federal Reserve and the Bank of England regarding their respective asset purchase programs. And regression analysis has been used to estimate statistical models that embed predictions from a specific theoretical framework.』

何か回帰分析しただの何だのとか書いてありますが、「announcements」って何ぞねというのがその次に。

『Table 1 summarizes the response of selected financial variables on four dates associated with the Federal Reserve’s first round of asset purchases.』

ということで、巻末の表を見るのですが、表は引用しませんのでそれを見てちょという話になるのですが、第1回の買い入れを実施した時の「金利引下げ効果」を10年の財務省証券利回り、10年の物価連動国債利回り、30年のMBS利回り、10年のBBB格の社債利回りの変化に関して並べているのですが・・・・・・

『On November 25, 2008, the Federal Reserve announced that it would purchase up to $600 billion in agency mortgage-backed securities (MBS) and agency debt. On December 1, Chairman Bernanke provided further details in a speech. On December 16, the program was formally launched by the FOMC. On March 18, 2009, the FOMC announced that the program would be expanded by an additional $850 billion in purchases of agency MBS and agency debt and $300 billion in purchases of Treasury securities.』

・・・・・・ということで、MBSとかに関しては実際に買い入れを実施した後の変化に関しても並べていますが、よくよく見ると金利が低下しましたという話は買入の実施を最終的に決定した09年3月のところで終了していまして、実際に買入が始まった09年3月以降の10年財務省証券利回りの華麗な上昇に関しては見事にスルーしているという「実証分析」でありまする。

つまりね、これって実際の長期国債買入の効果じゃなくて「買入しますよ」というアナウンスの効果でありまして、それなら追加緩和政策と称して他の政策やっても同じジャンという突っ込みを受けた時にどう説明するんでしょうか(MBSの買入は話が別ですのでこの際は措いて考えてください)と思うのですよ。

『As is evident from the table, these announcements were generally associated with a substantial decline in the 10-year Treasury yield and the yield on 10-year Treasury inflation-protected securities (TIPS) as well as in rates on agency MBS and corporate debt.』

そらそうなのだが、この効果は「資産買入プログラムの効果」ではなくて「資産買入プログラムを実施するというアナウンスメントの効果」としか言えないと思うのでございまして、何と言う無理筋な理屈というか最早屁理屈の世界に見えるのですよねえ。


・資産買入の波及チャネルについては言いのだが量的説明が無茶な件

資産買入のチャネルは(1)クレジットコストの軽減、(2)(ポートフォリオリバランスによる)アセット価格上昇による企業や家計のバランスシート効果、(3)「緩やかな」ドル安による輸出拡大、ということのようですが、まあそんな感じなんでしょう。

『Turning now to the macroeconomic effects of the Federal Reserve’s securities purchases, there are several distinct channels through which these purchases tend to influence aggregate demand, including a reduced cost of credit to consumers and businesses, a rise in asset prices that boosts household wealth and spending, and a moderate change in the foreign exchange value of the dollar that provides support to net exports.』

というのはいいのですが、その説明が何だかなあ状態。

『The quantitative magnitude of these effects can be gauged using a macroeconometric model such as FRB/US--one of the models developed and maintained by Board staff and used routinely in simulations of alternative economic scenarios.』

でね、巻末の図3ってのがあるのですが、この説明がワケワカメなのよ。

『Figure 3 depicts the results of such a simulation exercise, as reported in a recent research paper by four Federal Reserve System economists.』

まあ脚注のペーパー嫁ということなのでしょうけれども、それは読んでいませんのですが誰か読んでいる人いたら教えてちょ。

『For illustrative purposes, the simulation imposes the assumption that the purchases of $600 billion in longer-term Treasury securities are completed within about a year, that the elevated level of securities holdings is then maintained for about two years, and that the asset position is then unwound linearly over the following five years.』

図3に絵がありますが、まあ前提となる国債買入のペースとその後の残高減少ペースの話を上記のように置いていますと。

『This trajectory of securities holdings causes the 10-year Treasury yield to decline initially about 1/4 percentage point and then gradually return toward baseline over subsequent years.』

えーっと、実際には長期金利って「gradually return toward baseline over subsequent years」などというペースでは動いていなかったように思えるのですけれども・・・・・

『That path of longer-term Treasury yields leads to a significant pickup in real gross domestic product (GDP) growth relative to baseline and generates an increase in nonfarm payroll employment that amounts to roughly 700,000 jobs.』

ちょっとまて何じゃその効果の説明・・・・・

『It should also be noted that this exercise is performed as a deterministic simulation and hence does not capture the potential benefits of the asset purchase program in mitigating downside risks to economic activity and inflation.』

更に「資産買入プログラムが経済活動やインフレのダウンサイドリスクを軽減した効果に関してはこのシミュレーションでは考慮していませんよ」とまで言う説明って何なんでございましょうかと。


で、今般の買い入れも同様に効果があって、600億ドルの買入が3百万人の雇用を創出します(キリッ)という話をしているのですが、そもそも上記の説明の市場金利のパスが無茶振りにも程がありますし、そもそも国債買入から雇用創出に向かう因果関係が微妙なのでありまして(そもそもの金利低下が追加緩和のアナウンス効果だけの話であれば国債買入ではなくて例えば時間軸政策の強化でも良いのではという話になりますわな)、何かもうこの辺の説明が元々ツッコミ所を探しながら読んでいるあたくしからするとインチキ説明にしか読めないのですれどもどうなんでしょうか。

『I would also like to note that the same research paper analyzed the macroeconomic effects of the FOMC’s full program of securities purchases, including the first round of purchases that was initiated in late 2008 and early 2009, the modification of the reinvestment policy that was announced last August, and the second round of purchases that was initiated in November. Those simulation results indicate that by 2012, the full program of securities purchases will have raised private payroll employment by about 3 million jobs.』

更に図々しい事(とあたくしが思っているだけですが)にはこの買入を実施しない時と比較して実施した場合には物価指数も1%上昇するのですという話も。

『Moreover, the simulations suggest that inflation is currently a percentage point higher than would have been the case if the FOMC had never initiated any securities purchases, implying that, in the absence of such purchases, the economy would now be close to deflation.』

ということで「理論的な説明」の部分が終了しているのですが、結局参考文献となっております所のサンフランシスコ連銀謹製のペーパーを読まないとワケワカメという事になるのでありますが、当然ながらまだ読んでいないし意味が判るかどうか正直不安ではあります。特に説明の後半部分は完全にこのペーパーベースなんでしょうなあと思うのでありました。

Chung, Hess, Jean-Philippe Laforte, David Reifschneider, and John C. Williams (2011).“Have We Underestimated the Probability of Hitting the Zero Lower Bound?”Working Paper 2011-01. San Francisco: Federal Reserve Bank of San Francisco,January.

#後半のFAQは明日以降にでもヒマがあったら
 


お題「イエレン副議長の資産買入政策の説明がかなり無理無理的な気がします」   2011/02/14(月)08:12:54  
  BOEはまあ普通に現状維持でしたね。詳しくは議事要旨が出てから。
[外部リンク] Federal Reserve’s Asset Purchase Program

○まず全体の雑感

『In my remarks today, I will discuss the rationale for the decision by the Federal Open Market Committee (FOMC) in November to initiate a new program of asset purchases, and I will address some frequently asked questions (FAQs) regarding the program’s economic and financial effects both here and abroad. The purpose of the new asset purchase program, like all of the monetary policy actions taken by the FOMC since the onset of the global financial crisis, is to fulfill our congressionally mandated objectives of promoting maximum employment and price stability.』

ということで、11月の国債買入プログラム実施の「理論的根拠」の説明をしますよというのと、最近うるせー質問に対してのお答えをしますよという話であります。

PDF版で本文20ページもありやがる講演なのですが、説明が細かいので長くなっている部分がございまして、では全体的にどうなのよという話なのでありますが、まあ読み方にもよるのですけれども、あたしゃーツッコミ所を探しながら読んでいる口ですから説明の粗というか強引さが目立つなあと思うのですな。

ただまあこれは裏を返して考えますと、そもそもの時点で国債買入プログラムの実施においてその政策の波及効果とか目的とかに関しての議論を全然詰めずに気合の世界で実施してしまったという弊害ってえ所がそういう強引さに表れているとも思えるわけです。一方でCE政策に属する各種貸出プログラムやMBSの買入に関してはあまり連銀幹部の発言にズレが無いので、そういう意味からしてもCEはFOMCの中でもコンセンサスが出来ていたのに対して、国債買入に関しては初回にしても(初回に関してはAIG問題で財務長官が立ち往生状態になったのでもう行くしか無かったという感じでの実行でしたけれどもね)今回に関しても「気合の見切り発車」状態で行ってしまい、さて発車したのはいいけれども目的地はどうなのよというミステリートレイン状態になっている、という所なのでしょうな。

てな事を考えますと、まあ海外からの傍観者としてのあたくしがデュアルマンデート的に考えた場合には6月でのQE2の終了というのはちと考えにくい所なのですが、そうは言いましても現状がミステリートレイン状態になっている中で政策が継続できるのかという気もするわけです罠。つまりはFOMCメンバーがこの国債買入で考えている効果とか波及経路とかが全然一致できていないという訳ですから、時間の経過と共にミステリートレインはドンドンと先に進んでしまうのですからして、見解の不一致が更に拡大でござるの巻となるのかもという感じで。

ま、そうなりますと6月に向けてはQE2のおかわり以外にも時間軸の強化とかのような政策フレームの変化というのも考えられるかもしれませんなあという気がするのですけどどうでしょうかね。あくまでもニワトリ頭のあたくしの妄想ですけれども。


と、前振りが長くなりましたが本文のネタ所から少々。
 


お題「市場雑談メモ/何かアレなプロジェクト/さあ今日はMPCですよ」   2011/02/10(木)08:07:02  
  因果関係が怪しい「2年債金利差」の数か月程度の動きで相関が崩れたとか崩れないとか意味の判らん話をするのは何なんでしょうかね。まあモーサテの為替コメントはいつ見てもイミワカラン。


○市場雑談メモ

単なる俺様備忘録メモですが(汗)。

えーっと、昨日の債券市場は米国3年債入札が滑った事から2年が0.85だの10年が3.75だのというような水準に上昇しやがって、前日の40年国債入札が滑って雰囲気が悪化した東京市場ちゃんも朝から威勢良く5年0.605%が出合ったりするなどの流れ。

んでもって朝から中短期が妙に弱くてヘロヘロとなる一方で超長期の30年とかはこれまた確りしててイールドカーブはベアフラット、ただし新発40年国債だけうんこ状態となりました。そして後場の寄りからまた下値トライになりまして(東京の昼くらいにトレジャリーが若干甘くなったのが怪しいかもと勝手に妄想)13時前には10年1.35%まで金利上昇したですな。ところが13時位になって相場が反発となりまして、まあさすがに10年1.35%ということで買いも入ったんでしょうなあとゆー所でありますが、どっちかというと戻りは長期とか超長期。中短期が微妙にアレでして、2年とか0.24%とかまで上昇してたりしてる場面もありましたな。

その後格下げに関するウワサがネタになったのかどうかは知らんけど為替がちょっとだけ円安に振れて債券も下がったのですけれども、そのMoody'sの説明会で、なのかその前なのか知りませんが、ブルームバーグニュースがMoody'sの中の人のコメントとして「格付けは安定的」とか言うのが出たら相場様はまたまた反発して華麗に高値引け(と言っても前日比19銭安ですけど)。超長期ゾーンは前日比金利低下とかするし前場うんこだった40年も引け近辺まで戻るとか、まあ不思議相場ではございました。

というのは単なる俺様メモなのですけれども、しかしまあこの間見てて何ともアレでしたのはやはり中短期でございまして、2年債の引け値を眺めておりますと残存1年半で0.200%となりやがっております次第でありまして、なんぼ売りが出てますねんという感じ(ちなみに売りが出てたのは多分昨日がメインではなくその前から断続的に出てたと思われるが)でございます。5年も引けに掛けてやや戻ったとは言え、先物ゾーンより甘い3毛甘のカレントで0.610%の引けだし、7年との関係は前場引けより悪化してるし、まあ戻る中で長期超長期と比較して戻りが鈍いにも程がある状態で、中短期メインプレーヤーの大手銀行さんがあまり頑張らないという感じですかそうですか。

ちなみに、日銀のオペは引き続ききっちり出してまして、トムとスポットスタートで合計2兆円の共通担保オペをオファーしましたが、うちトムスタートの方が札割れでスポットスタートの方が久々に応札1.8倍と札が入ったでござるの巻。まあさすがに当座預金残高15兆円台が続いておりますし、15日の財政払い超で金が余るのが見えているからあまり長い資金を取らないでショート気味の運営をしている人たち(年金定時払いで資金ポジションが余剰に大きく振れる見込みの人たち)がいる事もあってコールは高めですし、15日の所でオペ残高が自動的に落ちてしまう事もありますしってな感じでオペの札も入って当座預金残高も増えてきそうですな。

足元ではこの当座預金残高の水準だし短国レートも上昇してますからGCに銀行とかからの金が出にくく、一方でオペ残高が高水準なのでそれでGCレートがあまりあがらないというのもあるかなあと思いますので、15日の所でオペ残高が落ちた場合には、足元で中短期の打ち込みが多くて業者のポジションが重くなっている節があるので微妙な気もします。まあ跳ねないように運営すれば良いのですけれども、跳ねてから下げるのはオペレーションのコストが掛かりますのでご注意をってな感じですな、うんうん。


○生兵法は怪我の元なのですが・・・・・

[外部リンク]

『2月9日(ブルームバーグ):日本国債が暴落した場合の対応策を協議している自民党の検討チーム「X-dayプロジェクト」は今年度中に提言をまとめる方針だ。同党の宮沢洋一参院議員が9日午前、党本部で開いた会合後、記者団に語った。』(上記URLより、以下同様)

ほほう。

『宮沢氏は提言について「極めて短期間で国債が2円-3円急激に下がって、それがスパイラルになりそうな雰囲気がある時に、どういう状況が起こるかをいろんな方に教えてもらい、その時にどういう手を講ずれば少しでもスパイラルになる確率を低くできるか」という短期的な対応とともに、中長期的対策についての考えてをまとめていく方針を示した。』

・・・・・・・( ゜д゜)ホ゜カーン

えーっとすいません、国債が2-3円というのが何を意味するのか良く判りませんけれども、長期金利が0.2%とか0.3%とか言われましてもそれは普通に動くのですけれども(つーかそんな事言ったら米債なんかどうなるのよ)それがどうされたのでしょうか????

『具体策をめぐるこれまでの議論については「どの程度のマグニチュードのことが起こるかにもよるが、国債発行のタイミングの話があり、基金で買い入れするという余地もやってきているということだった」と紹介。「日銀がどう動ける余地があるのか、ないのかという話も出てきた」と指摘した。』

・・・・・わけわからん。

と思いまして、この宮沢洋一先生のサイトを拝見したらこんなんありました。

ttp://www.miyazawa-yoichi.com/vision/mission_02.html(直リン自主規制^^)

『つまり、X-dayプロジェクトとは「国債が暴落し、日本経済が大混乱を引き起こした時、政府・日銀は何をすべきか?」について戦略を練るリスク管理プロジェクトです。』

ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwww

すいませんあの2円とか3円とかで暴落とか言われても困りますし、運用部ショックでもVaRショックでもはたまた89回債の2.55%からの大暴落(ではまあタテホショックがありましたけど)でも日本経済全体が大混乱とかでも無かったと存じます次第でして、正直言って通常のベースでの動きだったら別に大混乱とかせんと思いますが。

そもそも「日本経済に大混乱を引き起こす」ような国債暴落とか起きたときって「国債発行のタイミング」だの「基金で買い入れするという余地も」とかいうような話をしている場合ではなくて、まあ正直言ってそういう事象ってのはどっからどう考えても時既にお寿司状態、あるいはアフターフェスティバル状態という奴でございまして、その時の対策を今から考えるったって、そもそもブラックスワンがどういう経路で来るのかを考えて対策を今から練るというような話をしてもあまり建設的では無いと思うのですけどねえ。

大体からして政策に影響力のある(今は野党だけど)人たちがそういう話を大々的に行うというのが却って火の無い所に火をボーボーとなる懸念がありますし、更に言えば上記の記事にありますように市場ちゃんというある意味でデリケートな所もあるものに対しまして微妙に中途半端な知見でドヤ顔でその手のネタ振りをするのは如何なものかという感じがするのですけど。いやまあ座長の林さんはその辺の事判っているお方だと言う風な評判を常々聞いておりますのでちょっと意外感があるんですけどねえ。


○ああそういえば今日はBOEのMPC

ということで、議事要旨ネタがすっかりスルーのままでしたが、超駆け足で引用大会だけで勘弁してくんなまし。

[外部リンク] inflation had risen to 3.3% in November from 3.2% in the previous month. In line with the usual pre-release arrangements, an advance estimate for twelve-month CPI inflation of 3.7% in December had been provided to the Governor ahead of publication. A detailed breakdown of the inflation data was not yet available, but increased food, petrol and utility prices were likely to have contributed to the increase on the month.』

食品、原油、公共料金引き上げがCPI上昇に寄与したとのことです。

『Also in line with the pre-release arrangements, the Governor informed the Committee that producer output prices had risen by 0.5% in December, causing the twelve-month inflation rate to rise to 4.2%. An estimate of producer input prices had also been provided, showing a rise of 3.4% in December, an increase materially larger than the average market expectation: the twelve-month inflation rate had risen to 12.5% from 9.2% in November. Increases in food and energy prices could account for the majority of the rise on the month.』

生産者物価指数(投入も産出も)上昇していて市場予想よりもかなり高く、これまた食品とエネルギー価格上昇によりますと。

『Recent developments in the prices of imported commodities and other goods indicated that the most likely near-term path of CPI inflation might be higher than the Committee had thought at the time of the November Inflation Report. It appeared likely to rise above 4% in coming months. The latest reports from the Bank’s Agents suggested that it was also possible that the pass-through into consumer prices of January’s VAT increase would be greater than previously expected.』

ということで近いうちにCPIは4%に達するでしょうという話なのですが・・・・

『These factors represented further shocks to the price level whose direct impact on inflation should dissipate over time.』

という一文を入れているのがチャーミングですが、どう見ても無理無理理屈だなあとか思うのでして、やはりこの後は「輸入物価上昇圧力が持続したり企業の価格転嫁が進んだりすると厳しいかもね」という残念な指摘が。

『But they were a source of concern if imported price pressures were to remain elevated or if businesses were more able or willing to pass on cost increases than might have been expected given the shortfall of demand relative to supply capacity. They were also likely to exacerbate the risk that expectations of above-target inflation would become engrained, affecting wage and price pressures.』

で、その後サーベイの話をしているのですが、そこはスルーして賃金のところのまとめになっている第23パラグラフが今回は結構なポイントだと思うのよね。

『Taken at face value, the strength of employment growth shown by the LFS data over the past year or so had been surprising. Given the large reduction in productivity relative to its pre-crisis trend that had occurred during the recession, businesses might have been expected to be able to increase output during the recovery without taking on many additional employees.』

で、ポイントはこの後。

『If the LFS measure was accurate, then the past strength of employment growth might indicate that the degree of spare capacity in the economy was less than the Committee had assumed, or else was more unevenly spread across different businesses and sectors.』

LFSの統計が正確ならば、ここまでの雇用の伸びが示すことは、経済の生産余剰力の大きさが政策委員会の推量していた程度より小さかったと言うこと、または企業や業種によるばらつきが大きい事を示唆します。

『The downward pressure on prices stemming from the margin of spare capacity would then be commensurately less. But in that case, consideration would also need to be given to the implications for income and spending growth. The Committee would seek to analyse this issue further in the context of the projections prepared for its February Inflation Report.』

その場合、経済の余剰生産力による物価への下方圧力は同様に低い可能性があります。しかしそのケースでも所得や消費の伸びへのインプリケーションへの考慮は必要です。政策委員会は2月のインフレーションレポートの公表に向けて、これらの論点についての分析を更に深める所存です。

・・・とヘタクソな訳をつけてみましたが、この部分というのは、従来MPCが詫び状に書いております「中長期的には物価はインフレターゲットに落ち着くんですよ」という理屈の根幹に関わる問題であるとあたしゃ認識していますので、まあさすがに今回いきなり引き締めという訳にはならないでしょうけれども、インフレーションレポートでこの辺りの考察に関するトーンの変化が生じた場合には、財政健全化策が景気に与える悪影響を見ながらもかなりナローパスな舵取りを求められるのではないかと存じます。

まあ今日は結果しか出ないので、更にマニア的興味をそそられるBOEちゃんなのでございます。

本当は金融政策の検討でリスク検討をしている部分もオモロイのですが、時間と量の関係上割愛。まあ24パラグラフ以降はマニア必見かと存じます(そんなマニアが何人いるのか知りませんが^^)。
 

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