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お題「東電とか政局とか/昨日の続きでFOMC議事要旨ネタ」   2011/05/31(火)08:10:19  
  五輪招致に使う金があったら他の事に使った方が良いようにしか思えませんけど帝王趣味も程々にして頂きたく存じますがねえ。
[外部リンク] (1)

『5月30日(ブルームバーグ):格付け会社スタンダード&プアーズ・レーティングズ・サービシズ(S&P)は30日、東京電力の格付けをジャンク級(投機的格付け)に引き下げた。銀行借り入れについて何らかの債務再編がなされる可能性が高まっているとの見解を示した。

発表によると、長期会社格付けば「B+(シングルBプラス)」に5段階引き下げた。長期優先債券格付けは2段階引き下げ「BB+(ダブルBプラス)」とした。いずれも従来は「BBB(トリプルB)」。短期会社格付けも「B」に2段階引き下げた。すべての格付けは方向性不確定の「クレジット・ウォッチ」を継続する。』(上記URLより)


んでもってS&Pのリリース(登録しないでも見れる奴)。
[外部リンク] 原案の全容明らかに
5月31日 5時14分

『2015年度には、社会保障の充実化で4兆円かかり、抑制策の実施で、1兆3000億円程度を減額しても、社会保障の追加の費用として2兆7000億円程度が必要になると試算しています。これに加え、基礎年金の国庫負担の割合を2分の1に維持するための財源や、高齢化に伴う社会保障費の自然増などの費用の確保が必要だとして、2015年度までに消費税率を段階的に10%まで引き上げるとしており、法制上の措置を今年度中に講じるとしています。』(上記URLより)

あたしゃよく判らんのだが、何で出す方を先に決めて足りないから増税という話になるのやらという所なのですし、大体経済復興しないといけないのに今から消費税率上げとかナンデスカソラという感じなのですけれども、まあこれはあたくしよー判らんのでとりあえずスルーします。確か海外格付け会社がこの改革案の内容次第では日本ソブリンの格付けを見直す気満々だったような記憶がある(記憶違いだったらゴメンナサイ)ので、まあ原案が正式に出てからwktkしたいと思いますけど、明後日は内閣不信任案が出てそうな気も(^^)。

#年金支給開始70歳とかおめえ70まで働かせるのかよ勘弁じゃろ・・・・・

とまあそんな感じでどうも政治がスタックしてて困ったもんです。

で、4月FOMC議事要旨ネタの続き。

[外部リンク] Review of the Financial Situation』のところは華麗にスルーしますが、まあ全般的に金融環境は改善傾向ですね、という話をしています。

でもってその後が『Staff Economic Outlook』ですが、基本的には「目先の見通しを下げている」という感じでしょうなこれ。

『With the recent data on spending somewhat weaker, on balance, than the staff had expected at the time of the March FOMC meeting, the staff revised down its projection for the rate of increase in real gross domestic product (GDP) over the first half of 2011. The effects from the disaster in Japan were also anticipated to temporarily hold down real GDP growth in the near term.』

今年の前半の実質GDP成長率の予想を引き下げましたとな。

『Over the medium term, the staff's outlook for the pace of economic growth was broadly similar to its previous forecast: As in the March projection, the staff expected real GDP to increase at a moderate rate through 2012, with the ongoing recovery in activity receiving continued support from accommodative monetary policy, increasing credit availability, and further improvements in household and business confidence. The average pace of GDP growth was expected to be sufficient to gradually reduce the unemployment rate over the projection period, though the jobless rate was anticipated to remain elevated at the end of 2012. 』

ということで、先行きの見通しに関してはそんなに変わらず、景気拡大によって失業率も徐々に改善するという見通しになっています。んでもって物価に関してですけれども、こっちは目先の見通しを引き上げています。

『Recent increases in consumer food and energy prices, together with the small uptick in core consumer price inflation, led the staff to raise its near-term projection for consumer price inflation.』

ただし、先行きに関しての見方は大きく変化していません。

『However, inflation was expected to recede over the medium term, as food and energy prices were anticipated to decelerate. As in previous forecasts, the staff expected core consumer price inflation to remain subdued over the projection period, reflecting stable longer-term inflation expectations and persistent slack in labor and product markets.』

ということで、引き続き「長期的なインフレ期待の安定」「労働市場や生産市場における持続的なスラック」を反映して、予想期間においてコア物価指数は抑制された状態となるという前回FOMCでの予想を継続する、という話になっておりまして、今回は「足元で景気見通しを下げて物価見通しを上げたものの、中長期的な見通しに変化なし」というのが結論になっています。

ま、それが当るのか、それともBOE状態になってどんどんお洒落な状態になるのかは神の味噌汁。


○FOMCメンバーの見方

『Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook』ですな。

この部分の第2パラグラフから。

『In discussing intermeeting developments and their implications for the economic outlook, participants agreed that the information received since their previous meeting was broadly consistent with continuation of a moderate economic recovery, despite an unexpected slowing in the pace of economic growth in the first quarter.』

1Qのスローダウンはあるけど経済は見通しのインラインという事で。

『While construction activity remained anemic, measures of consumer spending and business investment continued to expand and labor market conditions continued to improve gradually.』

ほほう。

『Participants viewed the weakness in first-quarter economic growth as likely to be largely transitory, influenced by unusually severe weather, increases in energy and other commodity prices, and lower-than-expected defense spending. 『As a result, they saw economic growth picking up later this year. 』

1Qのスローダウンは各種一時的要因(悪天候、エネルギー等の価格上昇、防衛支出が期待より低かった件)によるものということで年後半には成長はまた高まるという見通しですな。
で、第3パラグラフはもうちょっと先の見込みについて。

『Participants' forecasts for economic growth for 2012 and 2013 were largely unchanged from their January projections and continued to indicate expectations that the recovery will strengthen somewhat over time.』

ということで中長期的な見方は変化無しと。

『Nonetheless, the pickup in the pace of the economic expansion was expected to be limited, reflecting the effects of high energy prices, modest changes in housing wealth, subdued real income gains, and fiscal contraction at the federal, state, and local levels.』

景気回復ペースを抑制するものとしては、高水準のエネルギー価格、家計のバランスシート改善が緩やかにしか進まないこと、実質所得の伸びが抑制されていること、連邦政府や地方政府の財政健全化に向けた動きですとな。

『Participants continued to project the unemployment rate to decline gradually over the forecast period but to remain elevated compared with their assessments of its longer-run level.』

失業率の改善は続くが長い期間に渡って高水準が続くと予想。

『Participants revised up their projections for total inflation in 2011, reflecting recent increases in energy and other commodity prices, but they generally anticipated that the recent increase in inflation would be transitory as commodity prices stabilize and inflation expectations remain anchored. However, they all agreed on the importance of closely monitoring developments regarding inflation and inflation expectations. 』

インフレに関しては今年の予想を引き上げていますが、足元の要因は一時的であり、中長期的な予想に変化は無いとしていますが、今後もインフレ状況とインフレ期待の動向に「closely monitoring」が必要との話をしていて一応警戒ちっくになっていまふ。

第4パラグラフ。

『Participants' judgment that the recovery was continuing at a moderate pace reflected both the incoming economic indicators and information received from business contacts. Growth in consumer spending remained moderate despite the effects of higher gasoline and food prices, which appeared to have largely offset the increase in disposable income from the payroll tax cut. Participants noted that these higher prices had weighed on consumer sentiment about near-term economic conditions but that underlying fundamentals for continued moderate growth in spending remained in place. These underlying factors included continued improvement in household balance sheets, easing credit conditions, and strengthening labor markets. 』

つーことで、消費支出の話をしてますが、減税効果による可処分所得上昇をガソリンおよび食品価格の上昇が相殺してますとゆーことですが、物価上昇による消費者センチメントへの悪影響はあるけれども、基調的な経済のファンダメンタルは消費者センチメントを引き上げる方向にありますよね、という話ですな。

と、ここで時間が無くなったので今日はここで勘弁orz
 


お題「よく見ると色々とネタがある4月FOMC議事要旨なのでまだ引っ張る」   2011/05/30(月)08:12:26  
  まあ何だ、次のFOMCまであと3週間あるのでとりあえずもさもさと。

[外部リンク] second key issue was the extent to which the Committee might choose to vary the pace of any asset sales it undertakes in response to economic and financial conditions. If it chose to make the pace of sales quite responsive to conditions, the FOMC would be able to actively use two policy instruments--asset sales and the federal funds rate target--to pursue its economic objectives, which could increase the scope and flexibility for adjusting financial conditions.』

『In contrast, sales at a pace that varied less with changes in economic and financial conditions and was preannounced and largely predetermined would leave the federal funds rate target as the Committee's primary active policy instrument, which could result in policy that is more straightforward for the Committee to calibrate and to communicate.』

25日に引用してよく判らんとかエエカゲンな事を書いたのですが(汗)、この部分に関しては「資産売却を行う場合にどういう方法を取るか」という論点について、2つの方式を比較して話をしているという事のようですな。

つまり、前半部分に書いてあるのは経済金融情勢の変化に対応し売却ペースを弾力的に変更するようなやり方で、金融政策のツールとして金利の誘導と売却ペースの変更という二つのツールを使える形になり、状況への対応がより柔軟に行えるメリットがある。また後半部分に書いてあるのは売却ペースを事前にアナウンスして一定のペースで実施し、金融政策のツールとしてはFFレートの誘導のみとなるので、前者の方法と比較して政策の目線を示しやすく、コミュニケーションがやりやすくなるメリットがあるという事ですな。


んでもって、これまた25日に引用した部分でワケワカンネと書いたところですけれども、この部分もまた再掲。

『Participants expressed a range of views on some aspects of a normalization strategy. Most participants indicated that once asset sales became appropriate, such sales should be put on a largely predetermined and preannounced path; however, many of those participants noted that the pace of sales could nonetheless be adjusted in response to material changes in the economic outlook. Several other participants preferred instead that the pace of sales be a key policy tool and be varied actively in response to changes in the outlook. 』

出口政策における資産売却とFF金利誘導のツール選択に関しては、多くのFOMCメンバーは資産売却ペースを事前にアナウンスして(さっきでいう後者方式)ペースを決めて行う(当然ながらその間に景気見通しの顕著な変化があった場合にはペースの変更もあるが)という方法を支持し、一部のFOMCメンバーは前者方式でFFレートと資産売却のペースの両方をツールにすべきである、という話をしています。

つまり、出口政策においてFFレート引き上げや資産売却を行う、という事になった場合ですが、基本的に現状のFOMCにおける大勢見解は「資産売却のペースを予めアナウンスして行っていく」という事になるようですな、うんうん。


んでまあその続き(遅くなってすいません)です。

○FFレートの効果的な誘導について

とは言いましてもFFレートの誘導が重要なのでありまして、そちらがそもそもワークしないとだめですよねという話になる訳で、その辺についての論点が先日引用した部分の続きになります。『Developments in Financial Markets and the Federal Reserve's Balance Sheet』の第7パラグラフ以降。

『Most participants saw changes in the target for the federal funds rate as the preferred active tool for tightening monetary policy when appropriate.』

ということで、まあ正常化という事ですから金利誘導という「伝統的政策」に戻る訳ですからFFレートの誘導がメインになるんでしょうが。

『A number of participants noted that it would be advisable to begin using the temporary reserves-draining tools in advance of an increase in the Committee's federal funds rate target, in part because doing so would put the Federal Reserve in a better position to assess the effectiveness of the draining tools and judge the size of draining operations that might be required to support changes in the interest on excess reserves (IOER) rate in implementing a desired increase in short-term rates.』

とりあえず資産売却ではなくて、バランスシートの一部を不胎化するツール(要するにリバースレポとターム預金ファシリティですが、そういやGSEのリバースレポ参加というのは実効FFレートのコントロールには良いお話ではございますな)を使って、どの位の吸収が必要かを確認するのが重要と。

『A number of participants also noted that they would be prepared to sell securities sooner if the temporary reserves-draining operations and the end of the reinvestment of principal payments were not sufficient to support a fairly tight link between increases in the IOER rate and increases in short-term market interest rates.』

で、もしこのツールでFFレートのコントロールが難しいのであれば、早期の資産売却の準備をすべきという事ですので、FFレートの引き上げ時に実効FF金利のコントロールが難しい場合には早期の資産売却もありうべしという話になりますわな。


○コリドアシステムの導入とかインフレターゲットとか

次のパラグラフから。

『In the discussion of normalization, some participants also noted their preferences about the longer-run framework for monetary policy implementation.』

『Most of these participants indicated that they preferred that monetary policy eventually operate through a corridor-type system in which the federal funds rate trades in the middle of a range, with the IOER rate as the floor and the discount rate as the ceiling of the range, as opposed to a floor-type system in which a relatively high level of reserve balances keeps the federal funds rate near the IOER rate.』

要するに実効FF金利のコントロールを有効にする為にコリドアシステムを導入するのはどうでしょうという話、つーかどうも今後はコリドア方式になるっぽいようでございますな、うんうん。

『A couple of participants noted that any normalization strategy would likely involve an elevated balance sheet with the federal funds rate target near the IOER rate--as in floor-type systems--for some time, and therefore the Committee would accumulate experience during the process of normalizing policy that would allow it to make a more informed choice regarding the longer-term framework at a later date.』

2名の主張する「a more informed choice regarding the longer-term framework」ってナンジャラホイという話ですが、あたくしが勝手に想像するのは「明示的な物価ターゲットの導入」というインフレーションターゲットの件でしょうなあとか思うのですけどどうでしょ。


○連銀スタッフの経済認識

『Staff Review of the Economic Situation』のところですが、まあこれを引用するとキリが無いのでスルーしますけど、基本的にはそんなに弱くは無いです。

・労働市場:堅調推移も長期失業者などの問題は多い
・鉱工業生産:力強いペース、自動車には日本の震災の影響
・個人消費:やや減速、センチメントは3月に大きく低下
・住宅市場:弱い
・企業設備投資:力強いペース
・在庫投資:拡大
・政府支出:低下
・貿易収支:貿易赤字がやや縮小

とまあそんな感じで話が続きまして、消費者物価に関してはこんな話です。

『Overall U.S. consumer price inflation moved up further in February and March, as increases in the prices of energy and food commodities continued to be passed through to the retail level.』

川上の物価上昇の価格転嫁の動きとな。

『More recently, survey data through the middle of April pointed to additional increases in retail gasoline prices, while increases in the prices of food commodities appeared to have moderated somewhat.』

ということですが、コア価格は安定しているというお話が続く。

『Excluding food and energy, core consumer price inflation remained relatively subdued. Although core consumer price inflation over the first three months of the year stepped up somewhat, the 12-month change in the core consumer price index through March was essentially the same as it was a year earlier.』

若干上昇したものの抑制された状態が続いていると。

『Near-term inflation expectations from the Thomson Reuters/University of Michigan Surveys of Consumers remained elevated in early April. But longer-term inflation expectations moved down in early April--reversing their uptick in March--and stayed within the range that has prevailed over the past several years.』

ということで、足元のインフレ期待は上昇しているが、長期的なインフレ期待は安定していて一部では下がっているものも、とな。

で、そのインフレに影響を与える労働者賃金ですけれども、こちらは相変わらずの「労働市場の大きな余剰」によって抑制されていますというお話。

『Available measures of labor compensation suggested that wage increases continued to be restrained by the presence of a large margin of slack in the labor market. Average hourly earnings for all employees were flat in March, and their average rate of increase over the preceding 12 months remained low.』

で、最後の最後に世界経済の話になるのがメリケンクオリティ(ちなみにご存知の通り日銀の金融政策決定会合やら金融経済月報などでは海外経済情勢が先に来る^^)なのですが、まあそんなに変わった話をしている訳ではないがその部分を引用。

『The pace of recovery abroad appeared to have strengthened earlier this year, but the disaster in Japan raised uncertainties about foreign activity in the near term.』

ほう。

『In the euro area, production expanded at a solid pace, though indicators of consumer spending weakened. While measures of economic activity in Germany posted strong gains, economic conditions in Greece and Portugal deteriorated further.』

ユーロエリアはドイツが牽引して堅調とな。

『The damage caused by the earthquake and tsunami in Japan appeared to be sharply curtailing Japanese economic activity and posed concerns about disruptions to supply chains and production in other economies.』

日本は震災の影響。

『Emerging market economies (EMEs) continued to expand rapidly.』

新興国は引き続き急速な拡大を続けていると。

『Rising prices of oil and other commodities boosted inflation in foreign economies. However, core inflation remained subdued in most of the advanced foreign economies, and inflation in the EMEs seemed to have declined as food price inflation slowed.』

最後にインフレの話が出ているのがチャーミング。

ということで、時間と量の関係で本日はこの辺で、なんぼFOMC議事要旨で引っ張りますねんというツッコミはしないように(^^)。
 


お題「総裁講演とか」   2011/05/27(金)08:13:08  
  台風2号機ちと強すぎなんでこっち来んな(-_-メ)

○野田審議委員の後任候補にSMBCからSMBC元専務取締役の石田さん

[外部リンク]

『5月26日(ブルームバーグ):政府は26日午後、議院運営委員会両院合同代表者会議で、6月中旬に任期切れとなる日本銀行の野田忠男審議委員の後任として、三井住友ファイナンス&リース社長の石田浩二氏(63)を起用する国会同意人事を提示した。衆院議院運営委員会で配布された資料で明らかになった。国会で同意を得られれば、同社社長を辞職する6月下旬に任命の予定。任期は5年。』(上記URLより)

ということで今回は住友銀行昭和45年入行の石田さんがノミネートされましたです。でまあどのようなお方かというのは住友銀行の中の人に聞いてみないとワカランチ会長ですのでとりあえず誰か教えて下さいとゆー所ですが、昭和45年入行ですと昭和最後とか平成の頭に入行した人が新人の頃に既に支店長クラスとかのような気が。

でまあ野田審議委員の場合は企画とか営業とかのお方で特に市場系の方では無かったようですけれども、金融政策に関しては「筋を通す」方という感じで、また米国の不良債権問題が景気に与える悪影響に関しては早いうちから懸念を表明していたなど特徴のある見解を示してくれましたので、石田さんにも期待という事で。

ちなみに、かなりどうでもいいですが今回「へ〜」と思ったのはSMBCの住友の方から審議委員候補が出た事でして(^^)、上記ブルームバーグ記事にありますように、新法になってからは武富さん(興銀)→中原さん(東銀)→野田さん(第一勧銀)と旧特殊銀行の流れで来て(野田さんは第一入行なので特銀(は勧銀)ではないが)まして、商銀系から来るのか(まあSMBCから出すとなると商銀系しかないけど)というのと、もうちょっと遡って過去の総裁を見ると民間銀行からの総裁就任って三菱の宇佐美総裁で、戦前に遡ると第一(渋沢敬三)と三井(池田成彬)と微妙だが安田(結城豊太郎)と関東系財閥から着てまして、関西系初ですなあとかいうかなりどうでも良い事に「ほほー」と思うのはアホですかそうですか。

歴代総裁はこちら(^^)→[外部リンク] 内外情勢調査会における講演 ──

でまあ結構長いのですが、途中をホイホイ拾って参ります。


・先行き見通しは下振れ警戒を強調

『2.日本経済の現状と先行き』の『先行きの見通しを巡る不確実性』から。
先に海外経済の不確実性についての話をしていますがそこは華麗にスルーでござる。

『そのうえで、やはり不確実性が大きいのは、今回の震災が日本経済に及ぼす影響です。中でも、震災に伴う各種の供給制約が、いつ頃解消していくかということが重要なポイントです。』

では何でしょという話ですが。

『電力については、冷房需要がピークを迎える夏場に需給の逼迫が予想されますが、電力会社の供給能力増強、自家発電の活用、企業・家計における節電や需要平準化の工夫など、様々な対策も講じられつつあります。また、サプライ・チェーンについては、一頃に比べて事態は改善の方向に向かっています。しかし、現時点で、電力の供給不足やサプライ・チェーン問題の帰趨について、正確に見通すのが難しいことも事実です。』

ほほう。

『夏場の電力需要は気温に大きく左右されますし、浜岡原発の問題を含め、各地の原子力発電所の稼働状況によっては、本年夏以降も長期的な電力の供給に不安が残る可能性があります。』

原発全部停止リスクキタコレ。

『また、サプライ・チェーンがどの程度速やかに再構築されていくかは、業種や製品によって様々です。原発事故を巡る情勢や、雇用・所得環境などによっては、消費マインドの本格的な回復に、時間を要する可能性もあります。』

雇用所得環境の悪化リスクキタコレ。

『逆に言うと、供給制約を巡る問題が想定よりも早く解決の方向に向かうと、景気は見通しよりも上振れることを意味しています。』

ほほー。

『このように、供給制約の解消時期については不確実性が高いと言わざるを得ませんが、日本銀行としては、政策運営に当たり、当面は、震災の影響を中心に下振れリスクの方を意識することが適切であると考えています。』

下振れリスク注意としっかり言い切っておられまして誠に結構な話ですな、うんうん。

『確かなことは、出来るだけ早く供給制約を取り除くことが、下振れリスクを払拭していくための最重要課題であるということです。』

じゃあその供給制約解消に向けて日銀がやることって何よと言いますとまああんまり無いのですけど、途中を端折りましてその結論はこんな感じ。

『勿論、供給制約が解消するまでの間に、追加的な需要の減少を招かないよう、マインドの悪化やリスク回避姿勢の高まりを防ぐことが重要です。こうした観点から、日本銀行は震災発生直後から様々な措置を迅速に講じていますが、この点については、後ほどご説明します。』


・成長基盤強化オペの拡充をしたいようですな

で、この後物価見通しの話があるのですが、そこをスルーすると次のお題が『3.日本経済の中長期的な課題への取り組み』となります。んでもってそこの小見出しの最初が『(1)成長力強化に向けた取り組み』でして、その中の話が結構盛りだくさんで、まあ総裁としてはここに気合を入れているんだろうなあと思われます。で、その話は素敵に長いので割愛なのでございますが、冒頭の所でこんな話を。

『本日、私が強調したいことは、震災への対応に全力を注いでいく中にあっても、従来から認識されていた中長期的な課題への対応を、後退させてはならないということです。むしろ、被災地の復興を始め、震災後の状況への対応を、成長力強化に向けた新たな出発点として位置付けていく構えが必要だと思います。』

んでまあ先に最終章の引用をしますと、金融政策に関する話のところでもこのような話をしています。

『このほか、日本銀行では、昨年6月に「成長基盤強化を支援するための資金供給」を開始し、既に3回の貸付を実施しています。先ほどお話ししたように、震災からの復興という課題は、成長力の強化という日本経済の積年の課題と重なる面があります。先行き、復興への取り組みが本格化していく中で、中央銀行に期待される役割は、金融機関の活動を間接的に支援していくことです。今後は、復興資金需要の出方に加え、それに対する民間金融機関の取り組みや政府等による支援の状況なども踏まえつつ、中央銀行としてどのような対応が有効か、検討していきたいと考えています。』

・・・・・・・どうもこの辺を見ていますと、総裁の思いとしては基金買入拡大とかよりも成長基盤強化オペを拡充したいっぽい感じを受けるんですけどどうでござんしょうかね。この調子だと被災地金融機関向けのオペレーションに関してもエンドが来た後に成長基盤強化に乗換とかになりそうな勢いでございますけれども、こらまた事務が煩雑そうなオペの拡充の香りではございます上に、金融市場の片隅の人的にはあまり市場オリエンテッドじゃない話ので成長基盤強化オペの拡充ってちとうーむという所ではございますけどにゃあ。


・国債引受論への反発キタコレ

さっきのところに戻って、『日本経済の中長期的な課題への取り組み』の2番目とは何ぞやという話ではございますが、それは『(2)財政バランスの確保に向けた取り組み』なのでございました(^^)。

『以上申し上げたように、中長期的な成長力の引き上げは、日本経済が取り組むべき重要な課題ですが、これと切り離して考えることのできないもう一つの課題が、財政バランスの確保に向けた取り組みです。(途中割愛)このように、成長力強化と財政再建という2つの課題は別々の課題ではなく、表裏一体のものです。どちらかを優先するということではなく、同時に推進していくべきものです。』

キタコレ。

『日本の財政は、1990年代以降、累次の景気対策や社会保障費の増加を背景に大幅な赤字が続いており、その立て直しは震災前から待ったなしの状況にありました。そこへ震災が起こり、まだ正確な見積もりはできませんが、被災地の復旧・復興に必要な財政資金が増加していくことは明らかです。当面の財政バランスがさらに悪化すると予想される今だからこそ、中長期的な財政再建の道筋を、これまで以上にはっきりと示すことが必要になってきています。』

ほほー。

『幸い、現在の日本の長期国債金利は、世界的にみても低位で安定的に推移しています。また、国債の発行市場をみても、震災以降、国債は順調に消化されています。このように国債市場が安定を維持していることを説明しようとすると、2つの理由が挙げられます。』

『第1の理由はマクロの貯蓄・投資バランスに関わるものですが、家計および企業部門の貯蓄超過状態が続いており、また、金融機関の資本基盤もしっかりしているため、差し当たり国債を買うお金の原資には困らない、ということです。』

『第2の理由は、将来の政策運営に対する信認に関わるものです。財政政策について言うと、財政バランスは非常に悪化しているにもかかわらず、最終的にはその改善に向けた取り組みが行われるはずであるという予想です。金融政策について言うと、物価安定のもとでの持続的な成長の実現という目的達成のために運営されていることについて、信認が置かれていることです。』

信認キタキタキタ。

『財政状況の深刻さにもかかわらず、ただ今申し上げた信認こそが、国債市場の安定を支えていると言えます。人間は長く続いた傾向が今後も続くと漠然と思いがちですが、国債市場の安定に対する信認はこれを維持しようとする意思の力で支えられています。それだけに、国債市場の安定が保たれている間に、成長力の強化と財政の立て直しに向けた動きを進めていくことが不可欠です。また、そうした努力によって市場の安定をより盤石なものとすることは、震災からの復旧・復興を支える環境を整えることにも資すると考えられます。』

さあ力が入ってまいりました!!!!

『なお、日本の財政赤字が既に大きいため、新規財政支出の財源が検討される際には、日本銀行が国債を引き受ければよい、という議論がなされることがあります。しかし、無から有を生み出す「打ち出の小槌」のような便利な道具は、そもそも存在しません。』

キターーーーーーーーーー(・∀・)ーーーーーーーーーーーーー!!

『中央銀行による国債引き受けにせよ、民間金融機関による国債の市中消化にせよ、最終的には、企業や家計の貯蓄を原資として国債が発行されるという大きな構図は全く同じです。むしろ、中央銀行による国債引き受けには、財政規律の低下を招きやすいという深刻な副作用があります。投資対象のリスクを評価するという市場のチェック機能を活用せずに、国が、中央銀行による国債引き受けに頼るようになれば、いつの間にか、将来の納税者の負担能力を超える水準まで国の債務が膨らんでしまう可能性があります。』

さあ盛り上がって参りました!!!!!!

『震災後、関心が持たれることが多くなった高橋財政期の日銀引き受けも、最初は「一時的」との位置付けで始まりましたが、やがて引き受け額の増額と通貨の膨張に歯止めが効かなくなり、最終的には激しいインフレをもたらした歴史を思い返す必要があると考えています。』

「一時の便法」って奴ですな。

『以上のような議論に対し、引き受けが不適当ということであれば日銀が市場から国債を買い入れれば良いという議論が聞かれることもあります。日本銀行は現在、国債を大量に買い入れていますが、その目的は、成長に伴う銀行券需要の増加に対応した市場に対する安定的な資金供給です。そうした目的を超えて、中央銀行の国債買い入れが財政ファイナンスを目的に行われているとみられるようになると、引き受けと同じ問題が生じます。』

と、まあいい感じで白川総裁の話が展開されたのでありました。

まあ国債買入に関しても市場が財政マネタイズと見なせば直接引受と同じ結果になりますが、まあ一応野放図に拡大しないというイメージがあるのと、そもそも国債出た分のおアシが国内でグルグル回っているので国債消化しているとか、まーそれなりに何だかよく判らんけどバランス取れているので回っているっちゃあ回っているのかも知れません。

まーこの手の話って、定量的にどうのこうのという話が一番フィットしないネタでありまして、端的に申し上げると財政マネタイズやってそれがどう見ても歯止め効かないだろと思われた瞬間に試合終了になりますよねってえ話なので「何兆円買ったら信認崩壊」というその「何兆円」という話をしろと言われてもこれがまた全くワカランチ会長としか申し上げようが無いっすけど、まあ無限に赤字国債発行する側から無限に国債買入が拡大するのは不可能(その時には円がジンバブエドル状態になるだけ)ですわなという話ですからねえ。

で、現政権の無茶振りと何でもかんでもばら撒きたがる性癖を見ていると、こいつらにうっかり財政マネタイズあるいは財政マネタイズもどきなどという最終兵器を与えると日本経済に巨神兵が暴れまわって火の海になってしまうだろうなあという恐怖感があたくしにはあるんですけれどもどうでしょうかね。

とまあ最後はあたくしのどうでも良い雑感で恐縮至極でございました。
 


お題「決定会合議事要旨(4月28日)から/その他メモ」   2011/05/26(木)08:09:01  
  では気を取り直して本来のネタ。

○4月28日決定会合議事要旨から

[外部リンク] 年度入り後について、複数の委員は、輸出・生産から所得・支出への波及メカニズムの働きがはっきりし始めるとの見方を示した。』

というのは展望レポートでも示されている通り。その中ですけれども・・・

『多くの委員は、資本ストックの復元に向けた需要の増加が続くとの意見を述べた。この間、複数の委員は、資源価格の高騰に伴う交易条件の悪化が、経済を下押しする要因となると指摘した。これらの委員のうち一人の委員は、供給制約が相応の期間継続する結果、企業収益や家計所得への持続的な下押し圧力が生じることもあって、景気は全体として、震災前に想定していた回復経路よりも下方にシフトした経路を辿るとの見方を示した。別のある委員は、1月の中間評価と比べれば、2011年度は大幅な下振れで、回復が後ずれする見通しとなっており、更なる下振れのリスクも大きいと述べた。』

ということで、まあ下振れリスクの話の方が多いっちゅう感じですな。


・上振れ、下振れ要因

『まず、実体経済面の上振れ・下振れ要因として、委員は、 今回の震災のわが国経済に対する影響、 震災を契機とする企業や家計の中長期的な成長期待の変化、 海外経済の動向、 国際商品市況が一段と上昇した場合の影響、の4点を挙げた。』(機種依存文字入り勘弁)

というのは展望レポートどおりですが、この中身の検討部分が以下続く。

『震災の影響について、委員は、供給面の制約が解消する時期に関する不確実性が大きいとの認識を共有した。』

『何人かの委員は、原子力発電所の事故の帰趨などがマインドを通じて及ぼす影響にも留意する必要があると述べた。複数の委員は、原子力発電所の事故がここまで深刻かつ持続的な問題に発展するとは想定しておらず、不確実性は大きくなっていると述べた。』

『これに対し、多くの委員は、サプライチェーンの修復の見通しが徐々に明らかになっていることや、夏場の電力不足に対しても需給両面から対応が進んでいること、金融市場が著しく緊張する可能性が薄らいできていることなどから、不確実性は依然として大きいものの、縮小方向に向かっているとの見方を示した。』

ということで、多くの委員はこの時点では「不確実性は縮小」だったのですけれども、その後はご案内のように浜岡原発停止の問題があり、更に東電賠償スキーム策定における枝野官房長官の馬鹿発言があったことによって東電の信用リスクスプレッドが大幅に拡大したという要因もございまして、はてさてこの辺りのリスク認識はどうなったのかなというのは気になるところです。

『長期的な観点からみた震災の影響について、ある委員は、原子力発電に対する不安が、先行きのエネルギー政策を通じて、経済全体のコストを著しく変化させる可能性があると指摘した。』

これはその後に浜岡原発の停止が決定しましたから確かにご指摘の通りですわな。

『何人かの委員は、サプライチェーンの障害などへの対応が大幅に遅れたり、日本製品の安定供給に対する信頼低下などが生じた場合、生産拠点の海外への移管が加速したり、国内部品メーカーが海外企業に顧客を奪われたりする可能性があると述べた。他方、ある委員は、震災後の様々な懸念材料が早期に解消方向に向かえば、景気の見通しが上振れる可能性もあると指摘した。別のある委員は、震災の経験を踏まえた生産拠点の地域分散化や省エネルギー化が新たな設備投資などにつながる可能性もあると述べた。』


・物価安定の理解に関して中々お洒落な話が

『.「中長期的な物価安定の理解」の点検』から。

『委員は、まず、「中長期的な物価安定の理解」を検討するうえでの論点について議論を行った。』

『わが国の消費者物価指数のバイアスについて、何人かの委員は、引き続き大きくないと述べた。なお、複数の委員は、バイアスが基準年から離れるに従い大きくなる性質があることを踏まえ、そうした性質がみられにくい「ラスパイレス連鎖基準方式による消費者物価指数」を補完的に利用するなどの工夫をしていく必要があるとの認識を示した。』

ほほう。

『また、物価下落と景気悪化の悪循環に備えた「のりしろ」について、多くの委員が、これを勘案する必要があると指摘した。ある委員は、わが国の潜在成長率が低いことや、中長期的には財政政策の発動余地が限られることから、ある程度の「のりしろ」を確保しておくことが重要であるとの見解を示した。』

『別の委員は、のりしろは必要だが、多少大きなのりしろがあっても、金融危機などの大きな問題に事後的に対応することは困難であり、事前に金融面での不均衡の蓄積を抑制するよう努めることが重要であると指摘した。』

マクロプルーデンスキタコレ(・∀・)

『人々が安定していると考える物価上昇率について、ある委員は、わが国は物価上昇率が低位で安定する状態が長く続いているため、諸外国と比べて低いと考えられると述べた。この委員は、2008年夏に消費者物価指数の前年比が2%を越えた際、それ以上の上昇が容認され難い様子であったことも付け加えた。』

そうでしたっけ???あまりイメージ無いのですが????

『複数の委員は、物価が安定していると理解される物価上昇率を中央銀行が示すことは、国民の将来の政策金利に関する期待形成に働きかけるうえで有用であるが、数値が過度に注目され、政策発動の制約となると、かえって物価の振幅を大きくすることを指摘し、幅を持って示す現状の「中長期的な物価安定の理解」に基づいた金融政策運営の枠組みは、適切であるとの認識を示した。』

これまたキタコレでありますな(^^)。


・西村副総裁の提案に対して

『.当面の金融政策運営に関する委員会の検討の概要』から。

『この間、一人の委員が、資産買入等の基金の増額を行うことが適当であるとの意見を述べた。この委員は、原子力発電所の事故が長期化し、津波の被害や電力供給能力の不足とともに複合的な問題となっていることから、企業や家計のマインドが更に悪化し、実体経済への悪影響が強まるリスクが高まっているため、資産買入等の基金を5兆円程度増額することが適当との意見を述べた。』

というのが西村副総裁の提案ですな。

『別のある委員は、経済物価の見通しを踏まえると追加緩和の必要性は高まっているとの認識を示したうえで、現在は、以下の点を更に点検しながら、具体的な措置やタイミングを見極めていくことが重要であると述べた。』

ほほう「追加緩和の必要性は高まる」とな。

『すなわち、この委員は、検討の視点として、市場規模の制約等を踏まえたリスク性資産の買入余地、全体として効果を発揮している包括緩和における各措置の効果とその波及経路、非伝統的手段の持つ副作用、効果発現ラグを踏まえた効果的な政策実施時期などを指摘した。』

・・・・・・・はて、こらまた随分と細かい点を指摘していますが、はてさて「この委員」って誰ざんしょと思うのですが、この指摘の細かさからして少なくとも最近審議委員になった
人たちでは無さそうな感じっすな(^^)。

で、4月28日はこういう話をしているのですが、これが前回になって何で取り下げになったのかが微妙でございますな。というのは西村さんが4月28日に指摘した話ってその後改善されてましたっけ???と思うとこれまた微妙でして、電力供給問題に関しては状況が悪化していますが、その一方で足元の景気ウォッチャー調査とか鉱工業生産の先行き見通しなどにみられるようにマインドは好転している感がありますので、4月28日から比較して提案を引っ込めるほどの状況だったかしらねえ??という
風に思われます。

ということで、本件に関しては次回の議事要旨も確認したい所(でも提案して無いから
そもそも記述が無いかも)であります。
 


お題「決定会合議事要旨(4月28日)から/その他メモ」   2011/05/26(木)08:08:35  
  本当は総裁講演が中々のイイハナシダナーなのですが、そちらに行く前に余計な悪態メモを書いたせいで時間が無くなったのは誠に残念(汗)

ということで今日も悪態が来るのだが。

○てめえふざけるなああああああああああああ!!!!!

[外部リンク]

えーっと、どうもこの官房長官様は無法者の上に自分の発言の意味が判っておられないようで、まあきっとお気楽野党の評論家気分で権力を振り回しておられるということなんでしょうかねえ。

『また、同氏は25日の答弁で、原発事故の収束に向けた関連企業の業務継続、原発事故賠償、東電管内の電力供給安定の3点を確保するため「会社更生等の法的手続きは残念ながら取れないと考えている」と述べた。』(上記URLより)

>残念ながら
>残念ながら
>残念ながら

・・・・・・・・??????????

何でこう意味不明に強硬なのかと考えますと、そもそも原子力政策を推進していた政府がありまして、原子力保安院とか作って管理監督を責任取って実施していた筈なのですが、その論点を一連の無法発言でスルーさせようという事なんですかね、とでも考えないとイミワカンネ。

大体ですな、物権に関する法の前提を平気でひっくり返して融資の放棄だのを要請するような発言を内閣官房長官が平然と行うっつー時点で、「この国は後付で法的枠組みがひっくり返される国」(事後法でいきなり逮捕されたりいきなり財産没収されるようなアホな事の起きない国)という認識になる訳でございまして、従来はアジアの中でその手のリスクの無い国として日本は扱われていた筈でありましたが、枝野官房長官の債権放棄要請発言ってそれを突き崩すという意味で激しく国益を損ねるリスクのある発言なんですよね。

然るに、「そんな話をした訳ではない」と「勝手に解釈するお前らが悪い」と言わんばかりの発言とはこれまた酷い開き直りでして、発言を撤回して謝罪しないとそもそも話が始まらないと思うのですけど、何と申しますかこの官房長官様におかれましては可及的速やかに天寿を全うして頂きたいものでございますとしか申し上げようがございませんな。

ということで、金融市場に(゜Д゜#)コ゛ルァの反響を巻き起こした官房長官のご発言に関してメモメモ悪態なのでございました。

ちなみに、政策投資銀行も債権放棄に関してはこのように仰せのようで(^^)。
[外部リンク]

『5月25日(ブルームバーグ):日本政策投資銀行の荒木幹夫副社長は25日の決算会見で、東京電力の原発事故補償の枠組みは金融機関の債権放棄が前提になるとの枝野幸男官房長官に発言について、「まずは東電と政府で考え方を整理し、金融機関を含む関係者とそれを共有させてもらわないと、われわれ自身も判断できない」と慎重姿勢を示した。

同副社長は一般論として「債権放棄は金融支援としては不快だ。当然事業者もその後の調達に支障が生じる。最後の手段ということだと思う。その辺を含め考え方をきちっと理解したい」と言及。ただ「電力は国、産業、生活にとって重要なインフラで具体的要請なり枠組みが見えてきた段階ではお手伝いできることは力を尽くしたい」と述べた。』(上記URLより)

・・・・・・・(;∀;)イイハナシタ゛ナー
 


お題「FOMC議事要旨ネタの続きを遅ればせながら」   2011/05/25(水)08:11:02  
  どうでも良いがLCCの名前が桃って何なんですか。ライアンエアーとかイージージェットとか普通の名前の方が良いと思うのですけど。

[外部リンク] in Financial Markets and the Federal Reserve's Balance Sheet』の第3パラグラフ以降になります。

○連銀スタッフによる論点整理

まず連銀スタッフの説明がありましたとな。

『The staff next gave a presentation on strategies for normalizing the stance and conduct of monetary policy over time as the economy strengthens.』

『Normalizing the stance of policy would entail the withdrawal of the current extraordinary degree of accommodation at the appropriate time, while normalizing the conduct of policy would involve draining the large volume of reserve balances in the banking system and shrinking the overall size of the balance sheet, as well as returning the SOMA to its historical composition of essentially only Treasury securities.』

つーことで、金融政策の正常化には現状のFEDのバランスシートを縮小すると共に、資産内容を米国債(の短期債)のみにするという作業を伴う訳ですな。

『The presentation noted a few key issues that the Committee would need to address in deciding on its approach to normalization.』

ほほう。

『The first key issue was the extent to which the Committee would want to tighten policy, at the appropriate time, by increasing short-term interest rates, by decreasing its holdings of longer-term securities, or both. Because the two policies would restrain economic activity by tightening financial conditions, they could be combined in various ways to achieve similar outcomes.』

経済の状況によって利上げと長期債保有削減の使い方を調整していく必要があるでしょうとはそらそうですなということで。

『For example, in principle, the Committee could accomplish essentially the same degree of monetary tightening by selling assets sooner and faster but raising the target for the federal funds rate later and more slowly, or by selling assets later and more slowly but increasing the federal funds rate target sooner and faster. The SOMA portfolio could be reduced by selling securities outright, by ceasing the reinvestment of principal payments on its securities holdings, or both.』

FF金利の引き上げの前にB/S縮小に入るのかFF引き上げの後にやるのかとか、長期債保有削減についても素直に売却するのか、償還再投資を止める形で落としていくのかというのはやり方ありますなあ。

『A second key issue was the extent to which the Committee might choose to vary the pace of any asset sales it undertakes in response to economic and financial conditions. If it chose to make the pace of sales quite responsive to conditions, the FOMC would be able to actively use two policy instruments--asset sales and the federal funds rate target--to pursue its economic objectives, which could increase the scope and flexibility for adjusting financial conditions. In contrast, sales at a pace that varied less with changes in economic and financial conditions and was preannounced and largely predetermined would leave the federal funds rate target as the Committee's primary active policy instrument, which could result in policy that is more straightforward for the Committee to calibrate and to communicate.』

何かこの辺の話も何言ってるのかイマイチあたくし頭が悪くてわからんのですが、要するに資産縮小において資産構成の変更をどういう風に行うのか、と言う論点があるという話っすかね。あと、ペースなどの調整をするときには事前に地ならしをしておく必要があるという指摘をしているような希ガス。

『Finally, the staff presentation noted that the Committee would need to decide if and when to use the tools that it has developed to temporarily reduce reserve balances--reverse repurchase agreements and term deposits--in order to tighten the correspondence between any changes in the interest rate the Federal Reserve pays on excess reserves and the changes in the federal funds rate.』

リバースレポとかタームデポジットファシリティーのような一時的にバランスシートの一部を不胎化する政策についても、どの程度不胎化すると実効FFレートがどうなるのかという辺りを確認しておくという指摘のようですな。と思ったが読み間違いだったらゴメンナサイ。


○FOMCメンバーの議論部分

・正常化政策の原則について

ここは先日引用しましたが再掲。

『Meeting participants agreed on several principles that would guide the Committee's strategy for normalizing monetary policy.』

『First, with regard to the normalization of the stance of monetary policy, the pace and sequencing of the policy steps would be driven by the Committee's monetary policy objectives for maximum employment and price stability. Participants noted that the Committee's decision to discuss the appropriate strategy for normalizing the stance of policy at the current meeting did not mean that the move toward such normalization would necessarily begin soon.』

正常化のペースは経済情勢に依存し、また今回このように議論している事は正常化を早期に実施するというシグナルではない、という事を強調すべきである、という事なのですが、何かFOMC議事要旨出た日だけは「正常化検討キタコレ」と反応してましたな、まあその後の動きを見ると上記の強調が上手く伝わっていると思いますが(^^)。

『Second, to normalize the conduct of monetary policy, it was agreed that the size of the SOMA's securities portfolio would be reduced over the intermediate term to a level consistent with the implementation of monetary policy through the management of the federal funds rate rather than through variation in the size or composition of the Federal Reserve's balance sheet.』

『Third, over the intermediate term, the exit strategy would involve returning the SOMA to holding essentially only Treasury securities in order to minimize the extent to which the Federal Reserve portfolio might affect the allocation of credit across sectors of the economy. Such a shift was seen as requiring sales of agency securities at some point.』

この辺はさっきの連銀スタッフの指摘と同じ意味の話ですな。

『And fourth, asset sales would be implemented within a framework that had been communicated to the public in advance, and at a pace that potentially could be adjusted in response to changes in economic or financial conditions.』

まあこれも当たり前と。


・正常化のステップについて

で、その次のパラグラフ(第5パラグラフ)が正常化のステップに関する話。

『In addition, nearly all participants indicated that the first step toward normalization should be ceasing to reinvest payments of principal on agency securities and, simultaneously or soon after, ceasing to reinvest principal payments on Treasury securities. Most participants viewed halting reinvestments as a way to begin to gradually reduce the size of the balance sheet.』

まあ常識的な結論ですが、正常化の第1ステップはエージェンシー債と長期国債の償還再投資を停止する事と。で、それがまあ緩やかなバランスシート縮小開始の方法ですねとこれはほぼ同意が取れているようで。

『It was noted, however, that ending reinvestments would constitute a modest step toward policy tightening, implying that that decision should be made in the context of the economic outlook and the Committee's policy objectives. In addition, changes in the statement language regarding forward policy guidance would need to accompany the normalization process. 』

また、ステートメントにおけるガイダンス文言(for an extended period)の変更も正常化プロセスの中に含まれるという事で、この辺りも変更になりまっせという事で。


・金利の正常化が先か、バランスシートの正常化が先か

『Participants expressed a range of views on some aspects of a normalization strategy.』

ということで。

『Most participants indicated that once asset sales became appropriate, such sales should be put on a largely predetermined and preannounced path; however, many of those participants noted that the pace of sales could nonetheless be adjusted in response to material changes in the economic outlook.』

資産売却が必要な状況になった場合にも事前に幅広くアナウンスする必要があり、この売却についても経済状況の変化に応じて調整する必要があるでしょうというのは殆どのメンバーが同意しているようで。

『Several other participants preferred instead that the pace of sales be a key policy tool and be varied actively in response to changes in the outlook.』

すまんここの意味が判らんのだが、ペースの変化は機動的に行う方が良いので、あまり事前告知に拘らなくても良いという話を数名の他のメンバーがしていると読んだのだがそれで合ってるニカ?

『A majority of participants preferred that sales of agency securities come after the first increase in the FOMC's target for short-term interest rates, and many of those participants also expressed a preference that the sales proceed relatively gradually, returning the SOMA's composition to all Treasury securities over perhaps five years.』

多数意見によりますと、エージェンシー債の売却はFFレートの引き上げ後に行うべきであり、売却のペースも徐々に行うことによって、トレジャリーオンリーのB/Sにするまで多分5年間位掛けるのが宜しい、との事であります。

『Participants noted that, for any given degree of policy tightening, more-gradual sales that commenced later in the normalization process would allow for an earlier increase of the federal funds rate target from its effective lower bound than would be the case if asset sales commenced earlier and at a more rapid pace.』

より強い引き締めが必要であってもそれFFレートの引き上げで対応し、性急な資産売却には慎重であるべきと読みましたが理解それで大丈夫かな(汗)。

『As a result, the Committee would later have the option of easing policy with an interest rate cut if economic conditions then warranted. An earlier increase in the federal funds rate was also mentioned as helpful to limit the potential for the very low level of that rate to encourage financial imbalances.』

金利の引き上げを先にやっておいた方が仮にその後の景気悪化が起きた時に金利の引き下げ余地が出来るという糊代論やら、早めのFFレート上げで低金利政策によって起きる金融のインバランス(要は資産バブル)の拡大を防ぐ事も出来るとか中々チャーミングな指摘も。

『A few participants expressed a preference that sales begin before any increase in the federal funds rate target, and a few other participants indicated that sales and increases in the federal funds rate target should commence at the same time.』

「a few」と「その他のa few」なメンバーは資産売却をFFレートの引き上げ以前または同時に行う事を推奨しています。

『The participants who favored earlier sales also generally indicated a preference for relatively rapid sales, with some suggesting that agency securities in the SOMA be reduced to zero over as little as one or two years.』

この人たち的にはFEDのB/S正常化に1年から2年程度を見ているようですな。

『Such an approach was viewed as allowing for a faster return to a normal policy environment, potentially reducing any upside risks to inflation stemming from outsized reserve balances, and more quickly eliminating any effects of SOMA holdings of agency securities on the allocation of credit.』

バランスシートの縮小を早めにすることによって、巨大な超過準備の存在によるインフレ(一般のインフレ期待が高まるというパスによるインフレかと思われますが)のアップサイドリスクを抑制し、FEDの保有するリスク性資産の縮小によって民間のリスクアロケーションの正常化(いわゆるストックビューによるポートフォリオリバランス効果ですな)が期待できる、という論点ですな。


#続きがあるのですが時間と量の関係で明日に続く
 


お題「金融経済月報と総裁会見」   2011/05/24(火)08:09:21  
  事前予想通りではありますがスペイン統一地方選挙での与党(PSOE)の豪快な負けっぷり(下のページだと前回と比較可能)テラヒドス。→[外部リンク] 現在のサプライチェーンの動向や、浜岡原発の停止を含む原発問題を踏まえて、前回会合以降、供給制約の見通しがどのように変化したのかお伺いします。』

基本の質問ですな。

『(答) このところ、自動車メーカーなどから、一頃の予想に比べて生産の増加が前倒しで実行できる、との見通しが出されています。また、夏場の電力供給についても、一時心配されていたほどの深刻な事態にはならない、という見方が強まってきているように思います。これらは、大変心強い変化であると受け止めています。 もっとも、日本銀行の展望レポートにおいては、当初から、そうした関係者の努力や工夫をある程度織り込みながら、見通しを立てていました。従って、現時点においても、供給制約の解消に向けた動きは、概ね私どもの展望レポートの見方に沿って進んでいるとみており、秋口以降、供給面の制約が全体として和らいでいくと考えています。』

ほう。で、途中を飛ばして。

『ただし、電力の需給については、この夏場は今申し上げた通りですが、やや長い目でみると、楽観できる状況ではないと思っています。浜岡原発を巡る情勢等を踏まえると、各地の原子力発電所の、定期点検後の運転再開などを巡っては、不確実性がむしろ幾分増しているようにも感じられます。こうしたことが先行きの経済活動に与える影響については、日本銀行として、予断を持たずにみていく必要があると考えています。』

という話なのですが、まあ前半は(飛ばした部分も含めて)明るめのトーンですな。で、後半部分に関する認識に関して更に質問がありまして(引用割愛)、それに対する答えはこうなっています。

『(答) 先程申し上げた通り、私どもが当初一番懸念していた夏場の電力不足については、全体として一頃懸念した程ではなくなりつつあります。これはポジティブなニュースです。一方、少し長い目でみた場合に、ご質問の、他の原発への影響をどう考えるかが1つの大きな論点です。この点については、先程、不確実性が従来に比べると増しているように感じられる、と申し上げました。ただ、これが今後どういう展開を辿っていくかについては、日本銀行は専門家ではありませんし、色々な要素に依存すると思いますので、日本銀行としてはこれを1つの不確実性、リスク要因として認識しながら、経済の状況を点検していくということだと思います。』

微妙に禅問答ですが、要するに電力供給のネックがどの程度大きいかによって景気への影響も考えないといけませんなあという話をしているかと存じます。


・西村副総裁の見解について

当然ながら質問がありましてその答え

『(答) 西村副総裁の詳しいご意見の内容については議事要旨を見て頂きたいと思います。今回の会合で決定した経済・物価の見通しとリスク評価は先程ご説明した通りです。西村副総裁もこうした見通しとリスク評価を共有されています。そうした情勢判断を踏まえて、今回、基金増額の議案を提出されなかったと認識しています。』

ということで、これを字面通りに解釈しますと「西村副総裁の景気認識あるいはリスク認識が好転したので提案を見送った」という話になります。

でね、そうした場合に6月なり7月なりに基金拡大が決定されましたというような話になった時に、西村副総裁はどっちに票を入れるのかがこれまたオモローになる訳で、もし賛成するのであれば、あんさんの経済認識上下にフラフラ振れ過ぎですがなという話になりますし、反対するとなると今度は景気認識のほかの人とのズレっぷりがこれまた目立ちますなあという話になる訳ですが、前回提案したのだったら今回も継続提案じゃろと思う(大体からして営業日ベースで2週間しないのにそんなにホイホイと景気認識が変わるというのがよく判らん)のでありますけどねえ。

ま、7月くらいでしたらその間に指標も出るでしょうし、短観も出ますから「最新の経済指標を見た結果リスク認識が高まりました」という言い訳(?)は出来るでしょうけどね。


・QE2は単純なマネー供給ではないというお話

QE2終了後の話についての質問に対する解答でオモロイ部分があったので引用。

『(答) まず、6月末でQE2が終わることに伴う影響についてのご質問です。ご質問では「マネー」という言葉で表現されましたが、今回のQE2の効果は、かならずしもマネーサプライに対するものではなかったと思っています。FRB自身、QE2で中央銀行のバランスシート、マネタリーベース、あるいはマネーサプライが量的に拡大すること自体が金融緩和の効果を生むものではない、と繰り返し強調しています。従って、「マネー」というターム(用語)でこの問題を議論することが良いのかどうか私自身も少し疑問を持っています。』

以下説明は続きますが、これはこれはと言うことでここだけ引用しました(^^)。


・東京電力関連

あまり露骨な言い方はしていませんが、微妙に現状をdisっていますわな。

『今般、政府の関係閣僚会合において決定された賠償支援の枠組みは、公表文にもある通り、被害者への迅速かつ適切な賠償の支払いと電力の安定供給の確保を図りつつ、金融市場の安定を確保しようとするものであると理解しています。』

金融市場の安定を確保しようという発想があったら「ステークホルダーの協力」と称して官房長官があんなこと言いませんわな(昨日の国会答弁で債権放棄要請は事実上撤回したようですが当たり前じゃヴォケおまえはさっさと三途の川で競艇でもやってろという感じ(「三途競艇」の元ネタを知ってるアナタはロクデナシ認定^^)ではありますが)とおもいますけどね。

『私は、原発問題の専門家ではもちろんありませんので、あくまでも中央銀行総裁として金融市場の安定という観点から申し上げると、東京電力の社債の発行残高は約5兆円と大きく、また、社債市場におけるプライシングのベンチマーク機能を果たしてきているという面もあります。また、多くの金融機関が東京電力に対して貸付けを行っているほか、東京電力の株式や社債は幅広く保有されています。』

さよですな。

『こうした状況を踏まえると、賠償支援の枠組みの如何が金融市場に与える影響は非常に大きいと考えています。この点、今回公表された賠償支援の枠組みによって、株式や社債の扱いを含め、基本的な方向性が示されたことは意義のある前進であったと受け止めています。』

そうですか(棒読み)

『もちろん、今般発表された内容は、あくまでも骨格の段階であり、今後、具体的な肉付けがなされていくものと承知しています。その際、先程の3つの目的の1つである金融市場の安定確保は、最終的に、被害者への迅速かつ適切な損害賠償の支払いや電力の安定供給の確保という目的を達成していく上でも重要であり、この点も十分念頭に置いて具体化されていくことを希望しています。』

この部分を「金融市場に悪影響を与えている枝野官房長官の言動はいかがなものか」と言う風に読んでしまうのはあたくしの希望的観測ですかそうですか(^^)。


『次のご質問ですが、私は、官房長官のご発言をその場で聞いているわけではありませんので、官房長官の発言自体についてコメントすることは差し控えたいと思います。債権放棄についてどう考えるのかということですが、今般決定された賠償支援の枠組みでは、東京電力が全てのステークホルダーに協力を求めることが前提とされています。ただし、金融機関の具体的な対応については、金融機関と東京電力との間で決まってくるものと理解しており、私の立場から具体的なコメントを申し上げることは差し控えたいと思います。』

まあそう来るのですが。

『その上で一般論として申し上げると、』

麿の得意技「その上で一般論として申し上げると」キターーーー(・∀・)ーーーーっと。

『先程の話とも重なりますが、この賠償支援の枠組みでは、被害者への迅速かつ適切な損害賠償の支払いや電力の安定供給の確保がその目的として掲げられています。それを実現するためにも、金融市場の安定を図りつつ、直接の当事者である金融機関と東京電力の話し合いを通じて、安定的な資金供給が維持されるということは重要だと思っています。今後、こうした点を意識しながら、関係者間で適切な対応が採られていくことを期待しています。』

つまりもっと適切な対応が出来るように何とかならんかという話ですかそうですか、っていうのはあたくしの拡大解釈のような気がするのですが、どうもトーンとしては微妙に現状のカオス状態何とかならんかという感じなんでしょうな。
 


お題「決定会合レビューで引用大会と雑談」   2011/05/23(月)08:07:48  
  ちなみに悪態シリーズは大体論点が一巡した気がします。モーサテにメガトン級の大馬鹿(財政支出削減で30兆円位の財源が出るらしい)が出ているような気がするが途中で聞くに耐えなくなったので良く判らん。

○声明文は基本的に展望レポートから横ばいかな

[外部リンク] 年度後半以降、緩やかな回復経路に復していくと考えられる。消費者物価の前年比は、小幅のプラスに転じていくとみられる。以上を踏まえると、日本経済は、やや長い目でみれば、物価安定のもとでの持続的な成長経路に復していくと考えられる。』(今回)

『先行きの中心的な見通しとしては、わが国経済は、当面、生産面を中心に下押し圧力が強い状態が続いたあと、供給面での制約が和らぎ、生産活動が回復していくにつれ、海外経済の改善を背景とする輸出の増加や、資本ストックの復元に向けた需要の顕現化などから、緩やかな回復経路に復していくと考えられる。消費者物価の前年比は、当面、小幅のプラスに転じていくと考えられる。』(4月7日)

4月7日との比較をしますと、物価に関しては「当面」の文言が抜けていまして、こちらが上方修正、先行きの回復パスに関しては「2011年度後半以降」というのが入ってこちらは下方修正になっていますが、最後に「以上を踏まえると、日本経済は〜」というのが申し訳のように入っていまして、しかもそこに「やや長い目でみれば」と入っています。この部分をどう解釈するのが微妙(これまた金融経済月報を確認という感じです)なのですが、回復の確信度が上がったと見るのか(わざわざ入れているから)、回復パスの時間がやや伸び気味(「やや長い目で見れば」云々があるので)と見るのかがちと判らんです。

で、展望レポートとの比較ですが。

『以上のような動きを背景に、わが国経済は、2011 年度前半は、下押し圧力が強い状態が続いた後、年度後半にかけては、輸出や生産がはっきりとした増加に転じるもとで、年度前半からの反動もあって、景気回復テンポが高まる可能性が高い。2012 年度入り後は、輸出・生産を起点とする所得・支出への波及メカニズムの働きがはっきりし始めるとともに、資本ストックの復元に向けた需要の増加も続くため、潜在成長率を上回る成長が続くと考えられる。』(4月28日展望レポート)

ということで、年度後半からの回復という話は展望レポートと同様になっているのですが、この辺りの表現が横ばいなのか若干弱め(今回の声明文の方が上記の展望レポートよりもトーンが強くないけれども、これは展望レポートと声明文の違いに起因する可能性がある)なのは少々気にならんでもない。


・リスク要因

まず声明文比較で4月7日との比較。

『リスク要因をみると、景気については、震災がわが国経済に及ぼす影響の不確実性が大きい。海外経済については、旺盛な内需や海外からの資本流入を受けて、新興国・資源国の経済が上振れる可能性がある一方、米欧経済は、バランスシート調整が米国経済に与える影響や、欧州のソブリン問題の帰趨について、引き続き注意が必要である。』(今回)

『リスク要因をみると、景気については、上振れ要因として、旺盛な内需や海外からの資本流入を受けた新興国・資源国の経済の強まりなどがある。一方、下振れ要因としては、国際金融市場の動向や、一頃に比べて低下しているとはいえ、米欧経済の先行きを巡る不確実性がある。さらに、震災がわが国経済に及ぼす影響については、不確実性が大きい。』(4月7日)

まあこの部分に関しては下がったなあという感じでして、上振れ要因の海外経済に関する部分が「上振れる『可能性がある』」と下がっていますし、欧州ソブリン問題についての言及や米国経済のバランスシート調整に関する言及が入っていまして、海外経済に関する見方が下がっていますわな。

『この間、国際商品市況の上昇については、その背景にある新興国・資源国の高成長が輸出の増加につながる一方、交易条件の悪化に伴う実質購買力の低下が国内民間需要を下押しする面もある。とくに、当面は、震災の影響を中心に、下振れリスクを意識する必要がある。(物価に関しては変化が無いので引用割愛)』(今回)

『この間、国際商品市況の上昇については、その背景にある新興国・資源国の高成長が輸出の増加につながる一方、交易条件の悪化に伴う実質購買力の低下が国内民間需要を下押しする面もある。』(4月7日)

ということで、まあ4月7日から比較して下がっているのは当然ちゃあ当然(何で展望レポートまで引っ張ったんだかという気はするが)。で、展望レポートですけれども9ページ以降になりますが、海外経済の動向に関してはリスクの3番目になっています。

『第3に、海外経済の動向である。先進国経済の動向をみると、米国経済については、先行きの不透明感が昨年秋以降後退しているが、他方で、バランスシートの調整圧力は引き続き経済の重石となって作用している。欧州については、周縁国のソブリン問題を巡る懸念が、金融市場の動揺を通じて、実体経済活動をも下押しし、それらが相乗的に悪影響を及ぼし合うこととならないか、注意が必要である。』(4月28日展望レポート)

『一方、多くの新興国・資源国では、金融引き締めの動きが続いているが、景気の過熱感やインフレ懸念が十分に沈静化されている状況ではない。このため、景気の振幅が拡大し、より長い目で見れば、持続的成長を損なう可能性もある点には留意が必要である。』(4月28日展望レポート)

ということで、海外経済に関しては基本的に展望レポートの線になっています。これは字数の関係だと思いますが、展望レポートでは上下両方の話をしているのですが、声明文では先進国経済に関しては下振れ部分の話、新興国経済に関しては上振れ部分の話しかしてませんが、多分そこに他意はないと思います。



○ところで西村副総裁はどうしたんですか????

前回貫禄の「基金拡大」提案を行って全力で否決された西村副総裁ですが・・・・・・

『1.日本銀行は、本日、政策委員会・金融政策決定会合において、次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針を、以下のとおりとすることを決定した(全員一致(注1))。』

『(注1)賛成:白川委員、山口委員、西村委員、野田委員、中村委員、亀崎委員、宮尾委員、森本委員、白井委員。反対:なし』

・・・・・・・あらら、今回は西村さん基金拡大の提案して無いの????

ということで、こらまた不可解な話なのですが、素直に捉えると「前回提案時よりも景気の先行き見通し(またはリスク認識)が上方修正された」という話になるのですが、はてそんなに凄く経済見通し良くなったでしたっけ???という感じはしますがな。

いやまあ確かに浜岡の話は措いとくと、サプライチェーンの回復が割と順調なのと、電力供給に関しても夏場のピークが何とか回りそうな雰囲気も漂ってきている(どう見ても浜岡で状況は全国的な問題になったような気がするのだが・・・・)というのはありましたけれども、提案引っ込める程か????って感は致します。

まあ本人じゃないと判らない話ですが、今回の行動は正直意味不明(前回もまあイミフではありましたが、まあ前回の方が言いたいことはわかったので)でございまして、はてさてこれは何とした事ぞという所でございまする。今回引っ込める位なら前回出さない方が良かった訳で、今は東電絡みで政治様からスルー気味の日銀ですが、また矛先が回って来た時に「日銀は前回の緩和拡大提案が出なくなるとか、経済に関する認識が極めて甘く危機感が無くてケシカラン」と言われる格好の燃料投下になっていると思うのでございますけどどうなんでしょうかねえ。

#ま、こうなったのに何故か6月会合でしらっと全員一致で基金拡大とかやっても不思議じゃないのが日銀クオリティではあるのですけどね(^^)
 


お題「何でこう悪態のネタが出るのやら/FOMC議事要旨ネタ続き」   2011/05/20(金)08:10:23  
  いやね、悪態ばっか書いてもシャーナイナイなのですけどついついネタが出るとそんな餌に俺様がクマーになってしまうあたくしorz


○益々意地になっておられる人がおいでのようで

市場に乾いた笑いと頭痛を巻き起こしたのは昨日もこの人でありました。
[外部リンク]

はあはあそうですか、で、何と仰せなのでしょう。以下の『』内は上記URLの記事からね。

『5月19日(ブルームバーグ):枝野幸男官房長官は19日午前の記者会見で、東京電力について「公的な目的のために国として一定の支援を行う限りにおいては普通の民間企業とは違う」と述べ、福島第一原子力発電所事故賠償への政府支援は震災前債権の放棄など金融機関による協力が前提になるとした自らの発言への理解を求めた。』

いやまあ普通の民間企業とは違うかもしれませんけど、あんさん先週金曜日には「民民の関係」とか何とか仰っておられませんでしたっけ????いやですから政府がちゃんと関与するというのであれば、法的枠組みに則って賠償の支払いと電力の安定供給(と原発事故の収束)が継続できるようなやり方を取って頂ければヨロシイ訳でして、震災前債権の放棄を「自主的に行う」のを「協力要請」するという”法に則らない行動”をしろというから銀行どころか経済界が反発するのですけどねえ。

『枝野氏は金融機関や東電の株主に対し、「当事者である東電が貸し手に限らず株主も含めてさまざまなステークホルダーの皆さんに、政府からの支援がない場合の財務状況を前提にして、さまざまなご協力をお願いしていく。そのことについて国民の理解が得られなければ国としてのスキームが前に進むことはない」と述べ、あらためて賠償への協力を求めた。』

あーもしもし???アナタ今「普通の民間企業とは違う」って仰ったのに、何で「協力」する時の前提が「政府からの支援が無い場合」になるんでしょうか???大体法的枠組み考えたらこうなりますというスキーム作って、その説明をするのがあんさんらの仕事であって、「国民感情」とやらに阿って法律無視の横車通すのが政府の仕事ってどこのファッショだよという感じっすけどねえ。

つーことで、最初の話にある「民間企業とは違う」発言とこの段落の部分って論理矛盾してるようにしか見えないのですが、いやこんな弁護士に弁護頼んだら瞬時に敗訴確定ですなああっはっはとしか申し上げようがございませんねえ。

まあ何ですな、枝野センセイにおかれましては「政府様が関与するのだからお前ら言うこと聞きやがれ」ってゆー話をしているように見えますが、そもそも民間企業の活動に対して法に則らない行為を恫喝交じりに強要しようとしているのに対して反発が起きているのに、この人その点全く把握してないでしょっつー所で残念ですなあ。

『一方、東電債権を放棄すれば金融機関自身が株主代表訴訟を提起される可能性があるとの指摘が出ているとの質問に対しては、「金融機関がどういうロジックを持っているか直接コメントする立場にはない」と述べるにとどめた。』

・・・・・・・いやあのそれは金融機関のロジック云々じゃなくて普通に商法だの会社法だのを普通に解釈するとそうなりますがなという世界であって、別に金融機関が勝手に問題点をでっち上げている訳でも何でも無いのですけれども、もしかして枝野大先生におかれましては「俺様がルールブック」という古代暴君伝説もビックリの法律運用を当然であるとでも思っているのでしょうかねえ。


とまあそういう事で、何せ官房長官がネックという素敵な状態になっている上に、益々無茶振りの発言をエスカレートするという状態ですので、まあこの人の発言を何とかして「無かった事」にするという方向、そして例の6項目目の「協力」に関しては「期限がこれからやってくる貸出金のリファイナンスへの協力」というような方向で解釈して、枝野発言に関しては菅さんが撤回なり訂正する(本来なら今回の無法発言は「政府高官が法の支配の原則を逸脱した」という意味からすると罷免して議員辞職勧告モノだと思いますけど、まあさすがにそれは難しいでしょうからね)ことによって、まずは賠償支払スキームが実際にワークして、東電のリファイナンスを回すようにしないと賠償支払い以前に原発事故収束も電力の安定供給も回らないと思うのですけどねえマッタクモウ。


昨日のMoody'sの発表のニュース。
[外部リンク]

3月末に格下げした時は、先行きの方向性とか全然見えていない段階でいきなり格下げしたので格下げテロ呼ばわりした覚えがございますが(^^)、まあ今回の動きに関しても何だかなあとは思いますけど、そらまあ言うわなと3月末のような怒りよりも乾いた笑いのような感情が起こるわけで、というか怒りの方はどこぞの無法官房長官に向かいますがね。



○2次補正→賠償スキーム→エネルギー政策見直しとな

ふむふむ。
[外部リンク]

いやね、これ株が下がるのも厳しいですけど、発送電分離とか軽々しく言われましてもじゃあ既存の貸出や社債はどうなるのという話になった時にこの政府何も考えないで後から変な「協力」でも求めてきやがるんじゃないかとかまで心配したくもなる(常識的にはそういうアホな事は有りえないのだが、枝野発言によってこの政府はそういう契約履行などに関する常識が通用しないリスクがあるというステージになっているからねえ)訳ですし、まあそれ以前の問題として直近で債権放棄を求められる状態の中で、他の電力で似たような事態が起きたらどうすんのというような話になったらそらまあ電力会社への融資のレートは少なくとも上げてくれないと困りますがな(従来の御用金調達レートでは厳しいですなあ)という話になりゃーしまへんかねというのが気になるざますわよ奥様。

つまりですな、ただでなくさえ原発見直しの方向が続いて発電コストが上がり、その上電力供給能力に対する不安もありますねという中で、電力会社の資金調達に悪影響を与えるような事を国が推進してどないすんねんと思うのでありまして、昨日も申し上げましたように、今まさに緊急の課題は電力の安定供給(東電はそれに原発関連が加わりますが)の確保なのに、自由化論議とかこのタイミングで行ってどうするんじゃいとあたしゃ思うのですけどねえ。


まあ何ですな、2次補正の話をしてたら財源論で大騒ぎになったから収拾が付かなくなって先送り、賠償スキームの話をしたら債権放棄云々で大騒ぎになったから収拾が付かなくなってこれまた先送り、となりまして、何か支持率アップと政権延命のネタは無いかという事で今度はエネルギー政策どうのこうのとなって発送電分離というのに飛びついてみたという事だとは思うのですが、やることが一々証券市場や金融市場の迷惑でございまして、内閣の皆様におかれましては可及的速やかに西方浄土へのご訪問をお勧めしたく存じます。

#ちなみにどうでも良いが、発送電分離してあちこちで小規模発電とかいう話って見た目は美しいですけど、現在の技術水準でそれやると「土法高炉」状態にならんかねと懸念しとるんじゃが素人なのでよー知らん



○悪態ばっかになってしまったのでお口直しにFOMC議事要旨

[外部リンク] in Financial Markets and the Federal Reserve's Balance Sheet』の途中から。

『Meeting participants agreed on several principles that would guide the Committee's strategy for normalizing monetary policy.』

正常化の議論に関する部分キタコレ。

『First, with regard to the normalization of the stance of monetary policy, the pace and sequencing of the policy steps would be driven by the Committee's monetary policy objectives for maximum employment and price stability.』

というのはまあ当たり前ですな。

『Participants noted that the Committee's decision to discuss the appropriate strategy for normalizing the stance of policy at the current meeting did not mean that the move toward such normalization would necessarily begin soon.』

んでもって別に議論するからと言っても直ぐに正常化するわけではないですがな、という
この文章あったけど昨日の米債は正常化議論キタコレ相場になっていたような気もせんでもないのはチャーミング。

『Second, to normalize the conduct of monetary policy, it was agreed that the size of the SOMA's securities portfolio would be reduced over the intermediate term to a level consistent with the implementation of monetary policy through the management of the federal funds rate rather than through variation in the size or composition of the Federal Reserve's balance sheet.』

バランスシート縮小の時にその構成に関しても留意する、というのは読み方によっては微妙にアレな話でございまして、つまりMBS売りながらT-Bill買いますとか、T-NoteやT-Bondと売りながらT-Bill買いますとかいうようなバリエーションも排除して無いという話になりますわな。と思ったらその話が次に。

『Third, over the intermediate term, the exit strategy would involve returning the SOMA to holding essentially only Treasury securities in order to minimize the extent to which the Federal Reserve portfolio might affect the allocation of credit across sectors of the economy. Such a shift was seen as requiring sales of agency securities at some point.』

まあそれって本当に出来るのかねという気はするが、もしスムーズに実行できるのであれば、日銀の長期国債買入に関してももうちょっと柔軟に増やしたり減らしたりする事ができるという話になるのかもしれないので今後の展開にはワクワクテカテカであります。

『And fourth, asset sales would be implemented within a framework that had been communicated to the public in advance, and at a pace that potentially could be adjusted in response to changes in economic or financial conditions.』

まあこれは当たり前の話。

ということで、この先も続くのですが、時間がなくなったので以下来週に続く。

#今週は特別更新をしなくても良い金曜になりますようにナムナム
 


お題「だいぶ平常運転モードに戻りまして(^^)BOEとかFOMCとかのネタ」   2011/05/19(木)08:11:55  
  ・票決は前回と同様

第38パラグラフから。

『Regarding Bank Rate, six members of the Committee (the Governor, Charles Bean, Paul Tucker, Paul Fisher, David Miles and Adam Posen) voted in favour of the proposition. Three members of the Committee voted against the proposition. Andrew Sentance preferred to increase Bank Rate by 50 basis points. Spencer Dale and Martin Weale preferred to increase Bank Rate by 25 basis points.』

『Regarding the stock of asset purchases, eight members of the Committee (the Governor, Charles Bean, Paul Tucker, Spencer Dale, Paul Fisher, David Miles, Andrew Sentance and Martin Weale) voted in favour of the proposition. Adam Posen voted against the proposition, preferring to increase the size of the asset purchase programme by £50 billion to a total of £250 billion.』

ということで前回と同様に5対3対1(3が利上げで1が国債買入拡大)でした。


・ロイヤルウェディングの経済効果(おまけ)

第15パラグラフから。

『In particular, the royal wedding and supply chain disruptions following the earthquake in Japan were likely to dampen GDP growth in the second quarter and boost it in the third.』

そういや当初は「ロイヤルウェディングの経済効果」みたいな話があったと思ったのですけれども、直近では「ロイヤルウェディングで連休になってマイナスではないか」という話もでてましたが、思いっきり「経済効果マイナス」とか中々不敬なMPCですね(棒読み)。

その理由は第23パラグラフにありますが、やはり休日が増えた効果でした。

『But temporary factors, such as the effects of the additional bank holiday associated with the royal wedding and supply chain disruption from the Japanese earthquake and tsunami, were likely to add some volatility to quarterly GDP over the coming quarters.』

中々奥が深いですな。



○FOMC議事要旨(メモ)

[外部リンク] Views on Current Conditions and the Economic Outlook』以降、またはその最終パラグラフから読むのが吉。

んでもってそこ最終パラですが。

『In their discussion of monetary policy, some participants expressed the view that in the context of increased inflation risks and roughly balanced risks to economic growth, the Committee would need to be prepared to begin taking steps toward less-accommodative policy. A few of these participants thought that economic conditions might warrant action to raise the federal funds rate target or to sell assets in the SOMA portfolio later this year, but noted that even with such steps, monetary policy would remain accommodative for some time to come. However, some participants indicated that underlying inflation remained subdued; that longer-term inflation expectations were likely to remain anchored, partly because modest changes in labor costs would constrain inflation trends; and that given the downside risks to economic growth, an early exit could unnecessarily damp the ongoing economic recovery. 』

文章を途中できりにくかったので1パラ全部引用しましたが、何か「some」ばっかり並んでいて要するに今後の金融政策に関して何かこう色々と議論が割れているんじゃネーノというのは把握した。


『Committee Policy Action』から。

まあ色々な点の議論が有るのだが引用しだすとキリが無いのでインフレ期待の所あたりから引用開始。

『Recent movements in measures of longer-term inflation expectations were discussed. While some measures of longer-term inflation expectations had risen, others were little changed or down, on net, since March, and members agreed that longer-term inflation expectations had remained stable. 』

となりますと金融政策は現状維持となりますわな。

『Given this economic outlook, the Committee agreed to continue to expand its holdings of longer-term Treasury securities as announced in November in order to promote a stronger pace of economic recovery and to help ensure that inflation, over time, is at levels consistent with the Committee's mandate. Specifically, the Committee maintained its existing policy of reinvesting principal payments from its securities holdings and affirmed that it will complete purchases of $600 billion of longer-term Treasury securities by the end of the current quarter.』

そして、「資産買入の効果が不明ですなあ」という人は今回も「A few」おいでです。

『A few members remained uncertain about the benefits of the asset purchase program but, with the program nearly completed, judged that making changes to the program at this time was not appropriate. 』

まあ上記のようにその人たちも「まあ別に現状維持でエエンチャウノ」という事で。

『The Committee continued to anticipate that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, were likely to warrant exceptionally low levels for the federal funds rate for an extended period. That said, a few members viewed the increase in inflation risks as suggesting that economic conditions might well evolve in a way that would warrant the Committee taking steps toward less-accommodative policy sooner than currently anticipated. 』

ということで、今後の政策に関してはやはり正常化路線を早めるべきという意見があるようで、まあ次回FOMCまでにまとまるのでしょうかねえという感じです。


○ちょっとだけ悪態的雑談

[外部リンク] 5月18日(水)21時3分配信

・・・・・・いやあのですね、発送電分離の話とか(表題には無いけど)エネルギー政策の見直しとかの話をする前に今やるべきことは福島第一原発事故の安定化と、経済復興の為にも重要な電力供給の安定化であって、しかもそれは待ったなしの話だと思うのですけどねえ。

その為にも東電の賠償支払いスキームを実効性のあるもの(無法発言によって債権放棄を強要するとか論外にも程があるのですわ)として、東電の今後のリファイナンスを確実なものにすると共に、他の電力会社に対しても無駄に変な負担を掛けたり先行きのリスクを高めたりすることによって資金調達に負荷を掛けるような事をしない事が最重要であって、クリーンエネルギーとか発送電分離とかいうのはその辺りが落ち着いてから追々やれば良い話ではないかと思うのですけれども、誰に変な話吹き込まれたのか知りませんが、喫緊の課題を先送りにするのは熱心なようで非常に困ったもんだとしか申し上げようがございませんわな。

などと血圧を上げていると健康に宜しくないのでまあちょっと毒出ししてみただけね。
 


お題「だいぶ平常運転モードに戻りまして(^^)BOEとかFOMCとかのネタ」   2011/05/19(木)08:11:28  
  いやもう毎日悪態ばっかでどうもすいませんでしたm(__)m

○論点が色々と拡大してきているBOEの5月議事要旨

[外部リンク] credit, demand and output』の第13パラグラフから。

『A key question was how long the current weakness in demand and output was likely to persist.』

ということですが・・・・

『Some indicators were consistent with the economy having entered a period of sustained weakness. The GDP data for the first quarter had been weaker than the Committee had expected at the time of the February Inflation Report. And a greater proportion of demand growth during 2010 had come from stockbuilding than previous vintages of the data had suggested. Lending to companies and individuals had remained weak, notwithstanding some signs of a slight easing in credit conditions. And, against the backdrop of a broadly flat level of household spending over the previous year, the GfK measure of consumer confidence had fallen further, to its lowest level since March 2009.』

『Any additional increases in energy prices would further reduce real personal disposable incomes. Moreover, the Bank’s Agents had reported anecdotal evidence of pressures on consumers: an increasing concentration of retail sales around pay days; shoppers making smaller, more frequent purchases; and a shift away from spending on discretionary items.』

とまあ色々な指標によって足元の需要や生産の弱さが示されていて、この先に関してもこれらが継続する可能性を示唆するようなネタが転がっているというお話がござんして、まあこの辺だけ見てると残念感がございます。


・一方で労働市場サーベイやビジネスサーベイなどは強いとな

第14パラグラフから。

『Other indicators had pointed to stronger growth. The Labour Force Survey showed that employment had picked up and this was supported by business surveys of employment and recruitment intentions. And, although the CIPS/Markit business activity surveys of manufacturing and services had fallen in April, they remained in line with the pace of growth seen during the middle of 2010.』

『It was possible that real household spending growth had been temporarily held back at the turn of the year given the rise in the standard rate of VAT, and retail sales volumes had risen slightly in March. Surveys of investment intentions suggested that a period of above-average spending growth on capital goods might be in prospect. And surveys of export orders in manufacturing remained solid and in services continued to pick up, consistent with the improvement in the trade balance seen in the official data for January and February.』

ということで、外需やら足元での一時的な家計の可処分所得増加などが引っ張っているのかビジネスサーベーイが強くて雇用も引き上げられているということのようでございますな。


・インフレーションレポートの部分を華麗にスルーしていきなり政策決定の部分で、インフレに関する議論のところも面白かったのですが、そっちはスルーしまして『The immediate policy decision』のところに行くのでありますが、この冒頭の所でいきなり論点が出ているのであった。第29パラグラフから。

『The Committee set monetary policy in order to meet the inflation target in the medium term. As had been the case for the previous few months, the Committee was confronted with two key questions in reaching a view on the outlook for inflation: how prolonged the current weakness in demand would be; and how persistent the impact on inflation of increases in VAT, energy and import prices would be, either directly or via second-round effects.』

ちなみに上記引用部分の第一文にあります「MPCはインフレを中期的にターゲットの範囲内に収めるように金融政策を実施しています(キリッ)」というフレーズは直近の物価上昇期におきましては前回(4月)のMPC議事要旨から挿入されたのですが、今回は「金融政策決定に関する部分」の冒頭にこの(キリッ)が入ったという事でございまして、まあ何と申しますか色々と悩める所なんでしょうなあと思うのでありました。

で、今回はついに「second-round effects」の論点まで前面で議論されるようになってきましたなあという感じでありまするが、まあ結論から申し上げますとその手の2次的効果はまだ観測されていませんというのが結論になっていまふ。

第30パラグラフから。

『On the first of these questions, there was a risk that demand would not grow sufficiently strongly to eliminate the current margin of spare capacity, leading to inflation falling below the target in the medium term.』

毎度の話で、需要が足元における経済の余剰(margin of spare capacity)を打ち消すほどの伸びを示さないことによってインフレが中期的にターゲット以下まで下がるリスクでありますが。

『The probability of that risk crystallising was hard to evaluate, in part because there were mixed signals from indicators of business and consumer confidence, the interpretation of which was further complicated by the impact of the snow in December and erratic movements in construction output. The level of household spending had been stagnant over the previous year. And, against the backdrop of the continuing fiscal consolidation and the likely intensification of the squeeze on real disposable incomes from the current high level of energy prices, consumption growth was likely to remain weak for some time. 』

『But, set against that, activity balances from business surveys were consistent with continuing modest underlying growth in the bulk of the economy in the near term and firms were indicating that they intended to recruit and invest at around long-run average rates.』

家計に関してはマインドは弱いですし、先行きも家計には悪材料がありますが、企業のマインドが強くて雇用が存外悪くないのがまあサポートになっているようで。で、その分析は実は第31、32パラグラフに続くのですが、引用すると長くなるのでその辺はまた後日でありんす。つーかBOEの話とか完全に趣味の世界でどうもすいませんという感じですが、分析部分もなるほどという感じでした。

でもって2番目のリスクに関してですが、第33パラグラフから。

『On the second question, there was a risk that the period of elevated inflation could persist for longer than the Committee expected.』

まあこれまたいつもの話でインフレの数値が高い状態が継続した場合にインフレ期待が上昇して実際の賃金設定や企業の価格行動などに影響して、高インフレが定着してしまうリスクに関してですな。

『Although they had been broadly flat over the month, oil prices had risen substantially since the February Inflation Report and the near-term outlook for inflation was higher. Continued robust growth in emerging economies, or an intensification of political instability in key oil-producing regions, might put further upward pressure on the prices of energy and other commodities.』

原油と商品価格に関しては高止まりを予想しています。

『The sustained period of above-target inflation might cause expectations of inflation to drift upwards. To the extent that people placed weight on past outturns in forming their expectations, it might then take time for inflation expectations to decline again, even as inflation itself fell back.』

で、一旦インフレ期待が上昇しちゃうとそれを戻すのが大変ですよねと。

『Moreover, the further squeeze in households’ purchasing power might result in some upward pressure on nominal wages to the extent that workers sought to maintain real living standards.』

なるほど。物価が上昇してる国だとそうなるのね。日本だとそうならないですけど。

『Thus far, however, there had been few material signs of the period of high inflation having fed into elevated medium-term inflation expectations or higher wage demands.』

ということで、この部分の具体的な話は実は前の方でああでもないこうでもないと議論されているのですけれども、まあ現状では英国全体での平均の通常賃金上昇率が直近3か月で2.2%となっているようで、そこまでの流れにはなっていませんし、まあサーベイベースはやや怪しいものの、市場のインフレ期待などはまだ安定しているという話になっています。

まあこの辺りが今回のインフレ4.5%再加速を受けてどうなりますやらという感じでしょう。
 


お題「結局また東電関連雑談になってしまったorz」   2011/05/18(水)08:10:35  
  まあ大概にと言いつつも実に何ともなネタなので東電関連クリップは続く。

○結局のところ「枠組み」の「6項目目」が明らかにクソな訳ですな

昨日の閣議後の会見を報じたブルームバーグから。

[外部リンク]

『5月17日(ブルームバーグ):野田佳彦財務相は17日午前の閣議後会見で、東京電力の賠償スキームに絡んで枝野幸男官房長官が金融機関の債権放棄が前提との認識を示したことを受け、「具体的に政府で協議したことはない」としながらも、「全てのステークホルダーの協力を得ていくのが基本的な姿勢。その中で国民負担の最小化を図るという原則がある。それに基づいた対応を東電と金融機関が民民の関係で協議いただくことが基本姿勢だ」との認識を示した。』(上記URLより)

[外部リンク]

『5月17日(ブルームバーグ):自見庄三郎金融担当相は17日午前の閣議後会見で、東京電力原発電所事故の賠償の枠組みに関連して、「東電支援は国民の理解を得ることが重要。民間当事者間同士で話し合うべき事柄だ」と述べた。』(上記URLより)

・・・・・まあ野田財務大臣も言うように、「政府が公式な機関決定として民間金融機関に債権の放棄などを強要している訳ではない」(したらどこの暗黒中世国家だという話ですけど)という事なのでしょうが、まあ既に枝野官房長官が金融機関の債権放棄などを事実上の政府による支援条件とする発言をした後に、自見さんのように『東電支援は国民の理解を得ることが重要。』という発言をしちゃいますと、「財務省も金融庁も金融機関による債権放棄などを要求している」と取られちゃうリスクが高い訳でございまして、益々ヘッドラインリスクを高めるというものでございまする。つーかこれって「東電支援」じゃなくて「賠償支払い支援」でしょ自見さん・・・・・

まあ要するに例の6項目の最後の項目が明らかに余計、というかそれを「条件」にした時点で「政府による金融機関への法的根拠無き強要」になっているというのが問題にも程があるのである訳ですよね。

まあ毎日書いてるから耳タコですいませんが、お金のやりとりにおける契約関係に関して、後から国家権力が法律の枠組みを壊すような形で「世間的に反発されにくい取りやすい所から取立てますか」というようなスキームを炸裂させちゃいますと、そらあーた金融なんてやってられまへんがなという事ですし、大体からして世間受けの悪い「金持ち」とかが「この国に金を置いておくと何かあった時に大事なお金を法律の枠組みを超えて国家に収奪されちゃうリスクがある」と認識するんじゃないですかという話なのですが、まあ金融だの金持ちだのというのは(あたくしは金融屋だが金には縁が・・・orz)世間的に嫌われますので、迫害の対象になる事に関してはナーバスなんじゃネーノと思いますけどねえ。


ま、電力事業の主務大臣様であらされる経済産業大臣がこれだから困るのだが。

[外部リンク]

『5月17日(ブルームバーグ):(冒頭部分割愛)海江田氏は金融機関の協力の在り方について「基本的には民と民の関係であり、私どもがああしろ、こうしろということを今の段階で直接口を挟むということではなしに、金融機関の方もいろんな協力をしてくれるだろうと思っている」と述べた。』(上記URLより)

えーっと、思いっきり圧力掛けてますが海江田さん永易さんの会見内容を見てないんですかねえ。更に話がこじれるだけじゃねえのこれじゃあ話が百年経っても進まねえよ・・・・・しかも主務大臣が「事業分割」の話をしているのだが、この会社って公募社債での資金調達が多いのだから、そんなに簡単に事業分割を口にされますと困るんですけどねえ(社債の元利金返済のきちんとした承継スキームがあるなら別だが)。


というのが、共同通信ニュースになるとこうなります。

[外部リンク] 支援法案は合理化策後に 5月16日 19時43分

『東京電力の清水社長は、16日の衆議院予算委員会で、福島第一原発の事故を受けた賠償金の支払いを支援する枠組みに必要な法案について、今国会での成立を要請しました。これについて、枝野官房長官は記者会見で、「支援の大前提として、東京電力による資産の売却や、安全に関わらない経費の徹底的な節減、それに関係者の協力が得られることが求められる」と述べ、東京電力に対し、早急に経営の合理化策を示すよう求めました。そのうえで、枝野長官は「『早く法案の成立を』と言う前に、情報公開と内部努力を進めることが、前に早く進む何よりの要因だ。東京電力が事業主体として責任を果たしているという国民的な理解が得られなければ前に進まない」と述べ、法案の提出時期は、東京電力が経営の合理化策を示したあとになるという認識を示しました。』(上記URLより)

ということで、どうも「債権放棄」に関して直接言及するのは避けているようにも見えますが、相変わらず『関係者の協力』とか言ってるし、『支援の前提として資産の売却』などの『合理化が先』という話になっているようで、益々意固地になっておられるように見えるのですがどうなんすかねえ。

つーかさ、合理化策は良いんですけど、役員報酬削減だったら別にホイホイと決められますけど、退職者年金の削減とか給与削減って交渉相手がいることですし、資産売却だって今日売ると言って明日ホイホイ売れるものでもない上に、尾瀬の土地みたいに横槍入ったりもするでしょうし、まあそれ以前の問題として一般担保付の社債という長期負債が山ほどある会社において「重要な資産の処分」をホイホイ行うのは一般担保の社債権者との権利関係の問題もある訳で、そらまあ鉛筆舐め舐めのお絵かき策だったら簡単に出せるかもしれないけど、まともに実効性のある話をしろといわれた場合に今日の明日とかに合理化策を出すのも大変でしょ。その間に時間は経過していくんですけどねえ・・・・


ま、こんな調子でそこらじゅうから批判されて更に意地になっていると見た。

[外部リンク] 05:50)

テレビ朝日でもこの調子ですからにゃあ。


○しらっと書いてあったが何だかなという話

[外部リンク]

最後の部分が盛大な釣り針で・・・・・・

『東電広報担当の松本直之氏は、金融機関に債権放棄を「要請するかは現在コメントできない」とし、「これまで通り低コストの資金供給などの支援を願いたい」と述べた。「政府に支援してもらいながら被害者への公正かつ迅速な補償に向け準備を進めている」という。』(上記URLより)

>これまで通り低コストの資金供給などの支援を願いたい
>これまで通り低コストの資金供給などの支援を願いたい
>これまで通り低コストの資金供給などの支援を願いたい

・・・・・・・・・・いやあのどういう文脈で仰ったのか良く判らないですからあんまり悪態はつきたくないのですが、社長が資金が回らなくて政府に支援要請とか言ってる会社で、しかも政府から金融機関に公然圧力モードになっていて今後の融資どうすんのというような話になっている状態なのに『低コスト』の融資寄越せとか金融機関の首脳がこれ見たらカチンと来るんじゃネーノと
思うのですが。

まあまさか素でそういう話をしたとも思えず、文脈の中で切り取られただけだとは思う(というか思いたい)のですが、こういう風に報道されるリスクのあるような物の言い方を避けないと「東電の態度は何なんだ」という感情的反発を呼んでまとまるものもまとまらなくなってくる訳でございまして、だから不良債権処理時代の銀行からちったあ勉強した方が良いんじゃないのとか思うのでありまする。

報道機関ってこういう時にできるだけオモシロヘッドラインを作ろうとするのでありまして、まあ例えば清水社長の企業年金削減に関する話とかだって法的な筋論としては別に間違った話をしている訳では無さそうなのですが、兎に角こういう時にはヘッドラインとして「東電ケシカラン」という結論になるような報道のされ方をするものですからもうちょっと何とかした方が良いと思いますけどって先日も書いたけど多分時既にお寿司ではあるのですけどね。


○更に脱線雑談:こんな国で財政マネタイズ道具与えちゃいかんでしょ

最近ちょっと下火になった、というか単に2次補正が先送りになったので、予算が先送りになれば財源論も先送りになるというだけの事だと思われる「日銀が財政マネタイズ(=財源としての国債引受)をしろ論」なのでございますがね。

まあ小見出しの通りでございましてですな、財政マネタイズに反対するクチと致しましては、主な論点として「一旦財政マネタイズを認めると足元は兎も角、将来に渡って安易に財政マネタイズを乱発する結果、財政インフレという誰も得しない展開になりませんか」というのがあって、そーゆーのに対して「財政規律を法律で縛れば」「日銀がインフレターゲットをすれば」という話が出てくるのでありますわな。

でもね、今般の東電賠償スキーム策定において内閣官房長官という政府高官が堂々の無法発言をするような国において、「国債の市中消化」という原則を崩したら打ち出の小槌を物凄い勢いで振りまくってそんな財政規律法律だのスルーしちゃうんじゃ無いのという懸念が思いっきりあると存じますし、そうなったらインフレターゲットも糞も無いと思うのですけど、その辺に関してはどうお考えなのでしょうかと思うのですよ。

「いやそんな事したら選挙で落とされるから政治家がやらない」というのかも知れませんが、一旦財政インフレ的な動きになったら次の選挙で血祭りになったとしてもその時には国民生活は破壊されている訳ですから、んなもん歯止めになるかいなという風に思うのでありまして、やはり国債の市中消化という原則をそう簡単に崩す必要は無いと思うのですけどねえ。


○そういえば英国のインフレがまた拡大してますが

毎日悪態ばかりで市場の話とかスルーでございますのでたまにはちゃんと。

[外部リンク]

3月に一旦4.0%に下がったので、2010年4QのGDP落ち込みと合わせてキタコレとか思っていたら4月にあっさりインフレ再加速とな。

[外部リンク] Release
Letter from the Governor to the Chancellor (10.30am)

ということで、上記URL先に「はいはいインフレターゲット超えですよサーセンサーセン」書簡があるのですが斜め読みしただけなので後で真面目に読みます(汗)。

#で、時間切れのため本日も悪態つきつつメモがメインなのでした(あほ)
 


お題「まあ東電ネタは大概にしたいのだが雑談メモメモ」   2011/05/17(火)08:08:33  
  市場の話はすっかりスルーでどうもすいませんすいません。

○政権の無茶振りにさすがの銀行もお怒りのようです

ブルームバーグニュースから
[外部リンク]

『5月16日(ブルームバーグ):(途中割愛ね)三菱UFJの永易克典社長は、政府部内で銀行の債権放棄が前提との見解がある東電賠償の枠組みについて「債権放棄とは実効性のある再建計画を企業と一緒に作っていく過程で応じるのが金融のルールだ。非常な違和感がある」と強調。再生の可能性がなければ株主代表訴訟になるなどと指摘した。東電からまだ話はきていないという。』(上記URLより)

>債権放棄とは実効性のある再建計画を企業と一緒に作っていく過程で応じるのが金融のルールだ
>債権放棄とは実効性のある再建計画を企業と一緒に作っていく過程で応じるのが金融のルールだ
>債権放棄とは実効性のある再建計画を企業と一緒に作っていく過程で応じるのが金融のルールだ


読売新聞から
[外部リンク] 読売新聞)』(上記URLより)

>金融協力には金利減免やリスケ(返済期日の延期)などがあり、債権放棄はその極にある
>金融協力には金利減免やリスケ(返済期日の延期)などがあり、債権放棄はその極にある
>金融協力には金利減免やリスケ(返済期日の延期)などがあり、債権放棄はその極にある

どう見ても騙し討ちを食らった銀行がお怒りのようです・・・・・って当たり前としか申し上げようがございませんが、こーゆー風になるの当たり前にも程がありまして、まあ何と申しますか本当はただのおまいらの説明放棄であり利害関係者の調整努力を1ミリもしないで全く使い物にならない「案」とやらとドヤ顔で作って勝手な「国民感情」を持ち出して圧力掛けるだけしか能の無い政権の仕打ちにいつまでも甘い顔してたら銀行にどんだけ無理無体が飛んでくるか判りませんがなという所でございましょう。

しかしブルームバーグの方にありましたが、「東電からまだ話はきていない」っていうのが実際問題としてどのような段階(打診段階なのか本当に何も来ていないのか)なのかは判らんですけど、交渉以前の問題である、というのであればそもそも政府は何を考えてあんな無茶振りの前提条件付きの構想を出したのか全く理解に苦しみますが、どうせ支持率アップの為に何か出そうとか、決算発表までに何か出そうとか、そういうのが先に有って、本当に重要な「実際にワークする施策を作るために利害関係者間の調整を粘り強く行う」という地味な事はやらないでパフォーマンスだけ政治やってるからこういう話になるんでしょとゆー所ですわなあっはっはorz

しかしまあ東電も何か相変わらず危機感あるのか無いのか判らん(少なくとも「話がきてない」と言われるレベルの動きしかしてないと言うことでしょ)ですし、まあ元々が借入にしろ社債発行にしろ(激しく自主規制)であらされた流れをまだ引きずっているんでしょうかねえ。

まあしかし本件に関しては(少なくとも表面的には)結構こじれてしまったなあと言う感じでありますし、少なくともあの一連の無法発言ですっかり信頼関係が壊れてしまった感があります次第で、そもそもこの手の交渉するのに信頼関係もへったくれも無いという状況から開始するとなるとまあ話が中々進まんわなという所であります。唯一の救いは菅さんが収拾に乗り出すコースかなあ(恫喝的発言に対して菅さんが撤回するという感じ、まあよーやらんでしょうが)とは思いますけどねえ。



○しかし相変わらずの調子なのがこのお方

またまたブルームバーグニュースから。
[外部リンク]

『5月16日(ブルームバーグ):枝野幸男官房長官は16日午後の会見で、東京電力福島第一原子力発電所事故をめぐる賠償問題について、政府の支援は同社が資産売却、経費削減を徹底的にするのが大前提だと述べた。また、ステークホルダーにどう協力してもらうか明確にする必要があるとも指摘した。』(上記URLより)

>ステークホルダーにどう協力してもらうか明確にする必要がある
>ステークホルダーにどう協力してもらうか明確にする必要がある
>ステークホルダーにどう協力してもらうか明確にする必要がある

おいこらまだ言ってるのかお前自分の発言の意味判ってるのかてめえ一般担保の債権者で自主的な「協力」とかする奴いると思ってるのかという所でありまして、枝野様におかれましては金融関連の法的な問題に関してはどうもあまりお得意ではなく、却って話をこじらせる方向に作用される事でもございますので、それよりも脱原発のクリーンエネルギー開発研究方面に貢献して頂きたいと存じます次第でございまして、例えばブルジュ・ハリーファの最上階からイカロスの翼の稼動実験の実演を行っていただくなどというような貢献を是非ともお願いしたい所でございます。


より詳しいニュースはこっちでしたな(汗)。
[外部リンク]

『5月16日(ブルームバーグ):枝野幸男官房長官は16日午前の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所事故を受けた今後の同社の在り方に関し、発電・送電部門の分離を含めた事業形態見直しも選択肢としてあり得るとの認識を示した。 』(上記URLより)

・・・・・まあそれやってエンロンリターンズとかニューヨーク大停電リターンズとかになられても困る訳で、今回の震災で固定回線も携帯回線も役立たず振りを発揮したどこぞの禿のようなのが電力事業に参入されても何だかなという感じなのでございますけれども、まあそれはとりあえず措くとしませう。

でね、それはまあ措くとしましても、発送電分離とかいう話になると社債的に申し上げますとそれは「重要な資産の売却」という事になると存じます次第でございまして、そういう場合は同社の負債をどういう形で継承するのかという点についてキチンとした形で詰めないと社債の失期事由に引っ掛かった社債権者が売却差し止め請求とかを飛ばすことになる(つーか社債管理会社が社債権者の権利保全に動かないと今度は社管がエライコトになる)とかいうような素敵な話になってしまうのでございますが、ど〜せそんな事この人たち何も考えて無いでしょ。

つーかさ、これ昨日も書いたけど、将来的に事業形態見直しされるというような話が見えていて、かつ一連の閣僚発言で「この政権に掛かると何を言い出すか判らない」という状態になっているのに誰がそんな企業に追加融資するのよという話になって、問題が益々ややこしくなるのでありまして、事業形態の見直しがどうのこうのというのであれば、検討の際には必ず同社の債務をその時点でどういう形にするのかという所を明示しないとダメだろという所でありまする。これが自民党政権時代だったらその辺あまりきっちり書いてなくても当然の如くその辺りを勘案した動きをするという安心感がございました(まあ金融行政に関して言えば竹中プラン時代に随分やってくれましたのでやはり微妙にアレな所があると思いますけどね)けれども、現政権は全くその辺の安心感が無いですからねえ。


○そして法案提出先送りだとおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!

共同通信(47NEWS)から
[外部リンク]
・・・・・(つд⊂)コ゛シコ゛シ
・・・・・(;゜д゜)

原発事故の避難者や農業漁業などの被害者に対して迅速な措置を取り、かつ賠償の支払いを東京電力に確実に履行させる為に急いで今回の仕組みを作ろうとしたんじゃないんでしょうか???????????????

『菅直人首相は今国会を6月22日の会期末で閉じたい意向で、40日を切った残り会期中に処理する法案を絞り込みたい思惑もある。本格復興のための2011年度第2次補正予算に加え、賠償支援法案の処理も先送りとなれば、野党が反発するのは必至だ。』(上記URLより)

えーっと、2次補正先送りに加えて賠償支払いスキームも先送りとか要するに震災復興も原発事故被害者支援も先送りして政権延命をしたいということでしょうか?

『これに関し枝野幸男官房長官は16日の記者会見で、東電の清水正孝社長が賠償支援法案の今国会成立を求めたことに対し「まず東電が経費節減の努力を示し、責任を果たしているとの理解が得られなければ前に進めない」と不快感を表明。岡田氏も会見で「政府の準備状況がはっきりしない」として、早期提出の状況にないとの認識を示した。』(上記URLより)

東京電力の経営陣の対応の仕方が如何にもマズいのはそうなのですが、本当の問題は元々出たプランの前提条件にある「ステークホルダーの協力」という法的根拠無く一部の利害関係者に損失を押し付けるような部分やら、もっとそもそも論を言えば現在のプランがあまりにもフワフワで最終案の体を為していないというのもありまして、まあ結局のところ本案を作成するにあたって政府が何か調整の努力をする訳でもなく、「金融機関の協力」問題に関しては内閣官房長官御自らが「民民の問題」と言いつつ「協力が無いと国民の理解が得られない」などと恫喝的な言辞を弄するだけという現政権の何もしない攻撃が問題なのですけど、こらまた明らかに東電(と金融機関)に話が進まない責任をおっかぶせる気が満々とか意味判りませんなあ。

・・・・まあそんなこんなで昨日も血圧の上昇する一日であったことよ、という所でございますな、いやはや全く精神衛生によろしくありませんですなあorz

#結局今日も悪態になってしまい、債券市場の話も短期市場の話も無かったのは誠に遺憾の極みでありまする、つーか今週木曜金曜が決定会合じゃねえか・・・・
 


お題「引き続き東電関連の雑感が続くあたくし(--;」   2011/05/16(月)08:08:38  
  基本的に営業日にもさもさ更新するのがあたくしの仕様ですが、土曜日は珍しくトサカパワーで書いたのでこの下の方に載っけております(^^)。

○これはこれは

[外部リンク] 5月15日(日)14時38分配信

『賠償支払いの枠組みに関し、玄葉氏は政府案の前提となった東電のリストラ策について「不十分だ」と述べ、さらなる合理化の必要性を強調。枝野幸男官房長官が金融機関の債権放棄の必要性に言及したことについては「言い過ぎた感じがする。東電が自主的に協力を求めていくことが一番適切だ」と苦言を呈した。』(上記URLより)

いやまあ東電のやりかたがトンマなのは金融危機以降の金融機関へのあの風当たりっぷりをお前ら見てなかったのかという感じですが、金融機関の場合はいくつかあってホイホイと血祭りに上げる事ができたので途中で金融機関も気がついてだいぶ平身低頭モードになったのですが、まあ繰延税金資産問題で梯子を外す攻撃に出た後は色々とアレでございましたわな。

でね、玄葉さん的には枝野海江田発言の火消しをした積りなのでしょうけれども、既に「ステークホルダー、特に金融機関の協力を求める」というのが「条件」となっているペーパー出しておいて「東電が自主的に協力を求めていくことが一番適切」とか茶番以外の何物でもない訳で、まあ残念ですなあ玄葉さんという感じです。

つーか「東電存続前提とせず」とか言ったら東電への融資や社債のリファイナンスをどうするんだよという感じでありまして、更に話がヤヤコシイ事になるじゃろとしか思えんのですけどねえ。


○権力が暴走する件に関して

[外部リンク] 5月15日(日)21時15分配信

まあどうせそんなもんになるんだろうなあと思うのですが、毎日とか朝日とか基本的に左翼系のメディアが一連の流れをやたら褒めていますからそらまあ毎日新聞が世論調査してもそうなるんでしょ。

でまあ浜岡原発が止まった時に申し上げた事の蒸し返しになっちゃいますけど、国家権力(だけじゃなくて権力一般というのものも含まれると思いますが)というのはまあ強制力であってある意味暴力装置のようなもんでありまして、その強制力を恣意的に濫用されたらその権力の下にいる構成員にとっては暗黒社会の到来に他ならないっすよね。で、その権力の濫用を防ぐのが法の支配という概念だという風にあたくしは理解している(ちなみにあたくし法律専攻じゃないから間違ってたら教えてちょ)訳でございます。

明治時代の最初の新聞は「藩閥政府の専制を指弾する」のが存在意義だったと思うのですけれども、今では権力の暴走を賞賛するとか新聞としてどうなのかと思いますが、まあ良く考えたら先の大戦の時だって新聞が先頭切って戦争を煽っていたのですからそんなもんなのでしょう。ゴミですなゴミ。


まあこちとら金融などという古今東西世間受けしない業務を生業としておりますと、こんな調子で権力が法の支配をいとも簡単に乗り越えた「国民感情」を基にした施策を打って来ますと、今度はこの権力は何を言い出すんでしょと心配になる訳でございまして、しまいには「財政赤字削減に協力する為に自主的協力を」とか言い出して以下自主規制という事でもあったらどうしようとかいうようなブラックスワンが気になってくる週末なのでありました。いやこれ富裕層が逃げ出し(本人は兎も角お金ね)てもおかしくない世界なんですけどねえ。


○まあしかしある意味今回の枝野さんの一件は良いリトマス試験紙になる訳で

と思って各社の社説を(新聞買い揃えるのはめんどいので手抜きでネットで)見たのですが、この件に関する社説であたくしが見つけたのは朝日と日経でございまして、他の新聞社はナニシトンネンと思いましたが、読売が割と批判的な解説をしていてホッと一息。

[外部リンク] 読売新聞)』(上記URLより)

という事で、この解説記事は論点がほぼ過不足無く織り込まれておりまして、何でこれをベースに社説書かないのよと思うのですけれども、特に「リファイナンスを回さないとワークしない」という論点と「現時点で銀行が債権放棄をするのは法的に無理がある」という論点をきっちり押さえていて、まあこの程度書いていただかないと新聞として困るっちゃあ困りますが、宜しい感じですな。


日経新聞14日社説。
[外部リンク]
2011/5/14付

『枝野幸男官房長官は13日の記者会見で、東電支援の枠組みに関連して、銀行に債権放棄を求めていると取れる発言をした。債権放棄は通常、借り手の深刻な経営難が前提だ。補償総額が不明ななか、国が東電を助ける枠組みが決まった直後の発言は極めて軽率で、真意を測りかねる。』(上記URLより)

という辺りはまあ一応指摘してて良いのですが・・・・・

『しかし、銀行などの債権者や株主、そして何よりも国の責任の取り方について、まだ合意ができたとはいえない。国が金融機関以外の企業を破綻前に救済することには、賛否両論がある。』(上記URLより)

この「責任」という部分ですが、債権者や株主の「責任」と国の「責任」というのは責任の次元が違う筈だと思うのですが、何でそれを一緒くたにして「責任」として表現するのか日経新聞の社説子の意図が理解できません。即ち、債権者や株主の責任負担というのは当該企業の経営状況が悪化することによって結果的に負担することになる経済的な責任ですが、国の責任は原子力政策における許認可、監督者としての責任であって、つまりは「原発事故の責任」であるという意味で話の次元が全然違う訳ですが、日経新聞社説におけるこの表現はその辺りを混同するようにミスリードするそれこそ軽率な表現であろうかと存じます。

あと、2文目の「救済」というのもこれまたどうかと思うわけで、現行の法的な枠組みなどから考えて将来の長い期間に渡って東京電力に事故賠償金を支払わせる事を担保するためのスキーム(ただ前提に「金融機関の協力」がある時点で現行の法的な枠組みを飛び出しているのでダメダメなのですがそれは措く)として作っているつもりの物であって、「東電救済」とかメディアが言うから話が更にややこしくなって、「じゃあ金融機関にお願いしよう」とかいう無茶苦茶な流れになったんでしょとか思いますけどねえ。

ということで、日経社説は読売のさっきの記事に遠く及びませんな。


朝日新聞14日社説。
[外部リンク]

 だが、賠償金の支払いや電力の安定供給を名目に、生かさず殺さずで東電を存続させる今回の案は、責任の所在をあいまいにしたまま、電力業界を守り続ける枠組みになりかねない。

 まず、株主や金融機関に負担を求めないのはなぜなのか。

 確かに、株価下落や無配転落で株主は一定の損を被る。金融機関についても、政府は債権放棄がなければ公的支援はしないとの揺さぶりをかけ、協力を引き出す構えだ。

 だが、実質的に経営破綻(はたん)の企業を公的に救済する以上、必要な減資や債権放棄は枠組みの中できちんと位置づけるべきだ。』(上記URLから)

>金融機関についても、政府は債権放棄がなければ公的支援はしないとの揺さぶりをかけ、協力を引き出す構えだ。
>金融機関についても、政府は債権放棄がなければ公的支援はしないとの揺さぶりをかけ、協力を引き出す構えだ。
>金融機関についても、政府は債権放棄がなければ公的支援はしないとの揺さぶりをかけ、協力を引き出す構えだ。

・・・・・・・無法措置をこれだけ賞賛する新聞社も珍しいですが、このような無法を主張するような新聞社に対する融資を行うのは金融機関としての社会的責任という意味からして如何なものかと思われますので、融資のロールオーバーとか応じない方が宜しいのではないでしょうかねえマッタクモウ。

ということで、朝日新聞は唯一ネ申によって地獄の火の中に投げ込まれるべきものであるというのが良く理解できました。


まあ以下おまけですけど。

ロイター
[外部リンク] ロイター

『[東京 13日 ロイター] 政府が13日発表した福島第1原子力発電所事故による東京電力の損害賠償支援スキームは、株主や社債権者などの各ステークホルダーを事実上、免責するものとなった。巨額の損害賠償が発生し、債務超過に陥れば優先・劣後関係の中で損失を負担していくのが金融市場の原則だが、”too big to fail”(大きすぎて潰せない)との主張の前に、最初にき損されるべき株主も守られるスキームだ。「リスク・リターンの原則もないがしろ。究極のモラルハザード案」(外資系証券幹部)との指摘も出ている。』(上記URLより)

ということで、書いてあることは会社法上の優先劣後の関係について述べているのですが、題名の所で株主と社債権者を同列にしている時点でマイナス100万点としか申し上げようがありません。記者会見などでニュースの見出しがミスリードというのはロイターの得意技なのでサプライズは無いですがこの記事見出しの時点で論外。

あと、記事の後半の方もなんか変な事書いてある気がするけど、読む気が起きないのでツッコミはしない。いやあロイターさんって市場関係者向けベンダーの販売を頑張っている筈なんですけど随分楽しい記事書きますねえ。


更におまけ

abz2010さんのブログから
[外部リンク]

特に最後の部分が冷静で、あたくしのような湯気ポッポーの悪態しか書けないあたくしとしては頭が下がりますので勝手に引用。

『枝野官房長官や仙石官房副長官は弁護士出身であり、法律については当然詳しいと考えられるが、弁護士としての法律への接し方と政府としての法律への接し方は本来違うはずである。弁護士としてはとにかく依頼者の利益を守るべく法律を最大限都合よく解釈して(時には明らかな拡大解釈と見えるようなものまで駆使して)勝訴を目指すのが本来の職務なのかもしれないが、法律の専門家がそのような法律への接し方をしても法律に対する信頼感が(大きくは)毀損しないのは、最終的に裁判官が法律に則って判断するからである。ところが、同じような法律への接し方を政府が行い、かつその解釈を政府と民意の圧力で押し付けるようなことが起こったなら、法律への信頼感は急速に毀損するだろう。そうなれば、「いざとなれば法律も信用できない」という前提で国民は行動しなければならなくなり、個々に準備・対応すべきリスクは格段に大きくなる。 又、「原子力損害賠償法」で原子力発電を国策として推進したような対策も従来のようには効果を発揮しなくなるだろう。市場原理主義を信奉する人間にとってはそれこそが本来の姿ということかもしれないが、少なくとも国としての手持ちのカードを一つ捨てるということであり、そうでなくても手持ちのカードの少ない日本にとって良い事は殆ど無いはずである。』(上記エントリーの最後の部分)

全く同感です。


一方でこんな人もいるようですが、金融の専門家でメシ食ってる人の発言とは思えん。
[外部リンク]
 


お題「現政権は日本の金融の仕組みそのものを破壊したいのでしょうか」   2011/05/14(土)05:56:06  
  ○更に海江田経済産業大臣が張り合って妄言とな

参議院のホームページとか、ユーチューブ辺りに音声付の画像があるようなのですけれども、何故かネットではこの発言のニュースが拾えなかったので、日経QUICKニュースから。

◇経産相、東電賠償への協力「株主も社債保有者も当然入る」

確か昨日の16時50分前後(メモしたのですが時間書き忘れたわ)のニュースになりますが、記事によりますと『「全てのステークホルダーに協力を求める」との表現について「当然のことながら株主も社債保有者も入る」』(上記日経QUICKニュース記事より)との事だそうです。

えーっとですな、「協力」って何ですか「協力」って???株主が保有株式を任意で寄贈でもしろというのでしょうか?????一般担保付の先取特権がある公募社債保有者に対して任意で元利金の受け取りを放棄しろとでも言うのでしょうか????

まあ株式の話は置いといて債券市場の片隅におります者として社債の話をしますと、この手の公募社債を保有しているのはお昼のワイドショーで貯蓄アドバイザーが出てきてドヤ顔で「中期国債ファンドとスーパーMMC、どっちがお得でしょう」とか説明しているようなコーナーを見ながらてめえのヘソクリを使って購入しているような方だけではなくて、というよりそういう人は少数派でありまして、一般的には銀行や保険会社などの運用や、年金基金や投資信託の運用の一環として保有している人たちでありまして、これらの人たちに取ってみたら、例えば銀行であれば所謂プロパー勘定ではあってもその運用資金の原資は一般預金者などの資金でありますし、年金基金や投資信託のような他人勘定であれば、運用者は受益者に対して運用における忠実義務を負っている訳でありまして、一般の個人が義援金ホイホイ出すようなノリで「協力」とか出来ませんがな。

まあそれ以前の問題として、上位一般担保付債権者に「協力」しろとか言い出すという時点でこの国は投資した資金が権力者の都合で以下同文という所でありまして、うっかり債券投資も出来ないカントリーリスクの塊ですなあという話になると思うのでありますよ、マッタクモウ。

まあきっと海江田経済産業大臣さまにおかれましては、枝野官房長官の発言によって銀行株が下落(0683)したり東電のCDSが急拡大(http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=jp09_newsarchive&sid=a5hs1IzC_n58)したのを見て対抗意識を燃やして更なる妄言をしようと試みたのではないかと存じますが、最初のブルームバーグニュースにあるんですけど、昼間はこのような発言をしていた筈で、どうも海江田サンにおかれましては、重度の健忘症にでもなられておられるのではないかと大変に心配でございますw

『一方、海江田万里経済産業相は同日の閣議後会見で、東電の社債と株式上場の扱いについて言及した。社債については「同じ債権の中でも優先権があるので法律に基づいた優先権が維持されるということになろうかと思う」と指摘。上場に関しては「上場企業として東電が引き続きしっかりとした電力の供給を行ってもらいたいというのが私どもの要請なので、そういうことになろうかと思う」と述べ、維持されるとの認識を示した。』(一番上にあるブルームバーグニュース記事と同じ記事より)

まあ何ですな、お茶の間貯蓄アドバイザーレベルの方であればその程度の認識でも仕方ないのかもしれない(まあ正直それでは貯蓄アドバイザーとしても失格でしょうが)ですけれども、経済産業大臣としてこれはどうなのかという感じが非常に強く感じますですなあ。なお、先ほどから申し上げておりますお茶の間貯蓄アドバイザー云々というのは特定の個人を想定しての話ではなく、あくまでも一般的にありそうな光景として想像しただけである事を念の為申し添えたいと存じますwww



○さらにこのスキームの案らしきものについての雑感

大体ですな、東京電力が電力供給のオペレーターとして事業を回すためには、資金繰りを回さないといけない訳でして、通常のオペレーションに関しては電力料金が見合いで入ってくる話しですからそらまあ回りますけれども、社債や借入金の元利払い、賠償金の支払い、福島第1原発の事故処理費用や今後の火力・タービン発電施設の整備など、その他に必要な資金は色々とある筈でございますが、そのリファイナンスどう回すのかの観点はどうなっているのよと心配でございます。

まあこのスキームだと東電は借金返済マシーン状態になる訳ですから、基本的には社債発行での資金調達は無理でしょ(そらまあBBB格ギリギリ並のスプレッドでもつければ調達できるかもしれないが、そんな社債が年間数千億から兆円単位で発行するとか無理だし、そんな事したら東電のオペレーションコストが上がって電力料金に跳ねるがな)という話ですからそもそも市場調達は厳しい話になるでしょう。

では銀行融資で、という話になるかとは思うのですが、その前に国有化なり法的破綻なりしてその更正企業としての事業体への融資ならまだ判りますが、一旦「協力」によって(仮に一部であっても)債権放棄をしたという時点で債務者としては破綻懸念先とかそういう類の債務者区分になる訳で、そんな所にそう簡単に追い貸しできませんなあという事になると思いますがどうなんでしょうかねえ。

まあそれに対して「政府保証をつける」という話になって、それなら金融機関も融資しますがな、という事になるのかも知れませんけど、今回の調子で「協力」を求める政府がいる中で原子炉の廃棄費用が想定異常に嵩んだとか、原子炉の停止に向けた期間が長引いて賠償額が拡大したとか言って東電の損失が拡大した場合に、同じノリで「協力要請」とかしてきて政府保証を反故にするのではないかとまで最悪のケースだったら容易に想定できてしまう訳でして、政府保証をつけるのであればかなり明示的というか法的というか、何か担保するものをつけてくれないと「政府保証だから安心」とも言い切れませんがな、という話になっても不思議ではないというのが枝野官房長官発言および今回の賠償支払スキームにおける6条件お恐ろしい所でございますわな。

・・・・・それにさ、これって問題は他の電力にも掛かる話で、何か大きな事故があった場合に株式よりも優先する筈の無担保ローン債権に対して「事故のリスクも考えて融資をしたというのが常識」とかドヤ顔で政府要人が発言しながら「債権放棄の協力」への恫喝が飛んでくる、という事になりますと、他の電力会社への融資に関しても継続してて良いのですかというような話になりかねない訳ですし、まあ少なくとも資金調達コストが上昇して各電力会社の費用負担が大きくなり、結果的に電力料金の上昇として国民生活における費用の上昇ならびに日本企業のコスト上昇に繋がり、家計消費への悪影響や日本企業の国際競争力の低下あるいは企業の国外移転を促すという事にもつながる話であって、このスキームは一見四方八方丸く収まるような書かれ方をしていますが、肝心の資金繰り(リファイナンス)に対する配慮がいささか欠けているのではないかという所が懸念される所でございます。



○まあいずれにせよ「法的根拠の無い恫喝」が幅を利かせる国家に成り果てたのかと

先般の浜岡原発ですっかり「法的根拠の無い恫喝」に味を占められたようで(まあよくよく確認するとそれ以前からも色々と無法措置が横行しているようで、詳しくはBOAメリルの上田アナリストが13日付けで出しているレポートが秀逸ですのでBOAメリルまでどうぞ^^)、今回は金融という大変にデリケートな部分のある問題に対してあちこちに法的根拠の無い恫喝的な「協力」を求める始末。

こんな国で果たして金融の仕事やってて良いのかとか真剣に悩んでしまう13日の金曜日なのでございましたが、折角ですから最後は有名なマルティン・ニーメラー牧師の「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」でもWikipediaから引用させて頂いて悪態の締めとしたいと存じます。

ナチ党が共産主義を攻撃したとき、私は自分が多少不安だったが、共産主義者でなかったから何もしなかった。

ついでナチ党は社会主義者を攻撃した。私は前よりも不安だったが、社会主義者ではなかったから何もしなかった。

ついで学校が、新聞が、ユダヤ人等々が攻撃された。私はずっと不安だったが、まだ何もしなかった。

ナチ党はついに教会を攻撃した。私は牧師だったから行動した ―しかし、それは遅すぎた。

―" target="_blank">[外部リンク] 『彼らが最初共産主義者を攻撃したとき』

(Wikipedia日本語版より引用)
[外部リンク]
 


お題「現政権は日本の金融の仕組みそのものを破壊したいのでしょうか」   2011/05/14(土)05:55:47  
  という訳で昨日は13日の金曜日らしく斜め上の要人発言が相次いだので、トサカに来たあたくしは久しぶりに土曜の朝(つーか昼だが)に湯気ポッポーパワーで書き物をするのだ。

○東電の賠償金支払スキームの案のようなものが出ていましたので一応メモ

経済産業省のページから
[外部リンク]

いやまあ前日から「金融機関の協力が無いと政府は支援しません」みたいな無茶苦茶な話をしてて、責任と判断を金融機関に押し付けた挙句に法的根拠の無い「協力」を「要請」されるとか言う意味不明にも程がある発言を枝野さんはしてました(から金融機関への恫喝キターとか書いたのですが)けれども、その「協力」の内容が金利減免とかリスケ程度ならともかく「債権放棄」って何だよそれ。

すいませんあの上場維持を今後も維持する会社の債権放棄とかってその行為の経済的な合理性が極めて高いとか、何らかの法的根拠があるとかなら兎も角、単なる「協力のご依頼」如きで実施したら株主や預金者に対する背任行為で牢屋行きになっても不思議じゃないレベルの話なのですけど、弁護士ご出身と聞きましたが枝野先生民法とかご存知ないのでございましょうか????

『枝野氏は金融機関が3月11日の東日本大震災前に東電に対して行っていた融資の債権放棄が一切なされなくても公的資金の活用に国民の理解が得られるかとの質問に対し、「現時点では『民民』の関係なので発言に注意したいと思うが、国民の理解得られるかといったら、それは到底、得られることはないだろうと思っている」と語った。』(上記URLより)

これだけ露骨に会見とかやって圧力掛けて、更に「政府支援の条件は金融機関などの協力」という公表文書まで出しておいて「民民の関係」とか聞いて呆れる発言でございますが、ここまで国家権力者が露骨に法的手続きを経ない恫喝的圧力を掛けるとかどこのマグナカルタ以前の中世国家だよとしか申し上げようがありません。

国有化して下位権利者の株式について消滅させて、その後公的資金を入れるからその為に応分の負担をして下さいつきましては債権の一部(か全部か知らんが)をカットしますとか言うのであれば話の筋は通りますが、どこの世界に「株式の上場を維持したまま進めたいから株式よりも上位権利者であるローン債権保有者の権利を消滅させたい」とか国家権力が先頭切って言い出す国があるんだよという事でもありまして、これは国家が法的に定められている物権の関係を政治的な都合あるいは権力者の一存で勝手に事後的に変更できるという事に繋がる重大な問題であり、日本ソブリンが投資不適格扱いになるレベル(厭債害債さんが既に渾身のエントリーを2本上げておられます^^)でもあるという厭債害債さんのご指摘に深く同意せざるを得ません。

大体からして「国民の理解」がどうのこうのとか言ってるけど、金融機関に対して預金者や株主に対する背任的な無法行為を取らせて国民の理解を得るとか意味が全く判らないというか、政府サイドの義務放棄にも程がある話でありまして、法的な手続きを踏んだ結果これが現在の最善の策であるというのを説明して国民の理解を得るのはお前らの仕事だろとしか申し上げようが無い訳でして、枝野発言のこの部分は金融面から見た場合には国家の信用を危殆に陥れる可能性を大きく孕んだ発言であると同時に、民主主義国家における代議員としての役割放棄発言でもある訳ですな。

ついでに言えば「貸し手責任」という概念に対する枝野さんの話も無茶苦茶でして。

『枝野氏は閣議後の会見で、震災前の東電への融資に関して「原発事故のリスクというものも広い意味では、当然のことながら考慮に入れて融資がなされるというのがマーケットの基本だ」と指摘。その上で、「この事故によって生じた財務内容を前提にした中で金融機関についても当然、協力をいただけるものと思っている」と述べた。』(上記URLより)

いやね、原発事故のリスク云々はそうかも知れないけど、だからと言って金融機関の融資が一方的に大損になるという債権の優先劣後の関係を完全に無視した「協力」をする必然性は全く無いのではないでしょうか。それとも何ですか枝野サン的には原発事故の責任は融資した金融機関にあるから債権放棄しろとでも仰るのでございましょうか???そういう話だったらそのうち銀行って住宅ローンで金貸した相手の日々の素行調査までしないと何の責任を負わされるか判ったもんじゃないから大変なことになりますねえwwwww

つーかさ、貸し手責任の言葉で法的に応じる根拠の無い債権放棄を応諾するように国家権力が圧力掛けるような国で金融業が成り立つのかよという根源的な問題になってくると思うのですけどねえ。

そういやさっきの経済産業省のページにあったPDFの方の3ページにある『(具体的な支援の枠組み)』の3番に『原子力事業者を債務超過にさせない。』と書いてあるのですけれども、金融機関に債権放棄を先にさせておいてドヤ顔で「原子力事業者を債務超過にさせない(キリッ)」とか言われてもギャグで書いているのなら兎も角、真面目に考えているとしたら文章の作成者の頭の中に詰まっているのはゲロかうんこなのではないかと思ってしまいますなあ。

まあ枝野官房長官様におかれましては、弁護士であらされた事もあるとお聞きいたしましたが、遵法精神の欠片もなさそうな大変に素晴らしい認識をお持ちのようであり、国家権力の中におられますと極めて遺憾でありますので、可及的速やかに1号機あたりに特攻して頂きたく心から願う次第でございます。なお、1号機と申しましても特定の設備を指しているわけではございませんで、偶々一般名詞として「1号機」という単語がふと頭に浮かんだだけであり、それ以上の意味は全く存在しないという事を念の為付け加えさせていただきますw
 


お題「またまた東電雑感/ブラードさんの「ヘッドラインインフレが重要」講演」   2011/05/13(金)08:10:15  
  んでまあ今日決定するようですが、さて・・・・・

○何か金融機関に浜岡原発作戦方式を発動しようとしてねえかこれ???

[外部リンク]

ちょwwwおまwwwww「電力値上げによらず」ってそもそも原発止めるとかしたらそれだけでも燃料費上昇するのに電力料金上げないでどうやって賠償金の支払いがオンされた収益払いますねんとヘッドライン見て腰を抜かしたのですが・・・・・

『枝野氏は電力料金の値上げもスキームに含まれるかどうかについて、「賠償額全体が残念ながら見通しすら十分に立てられない状況なので確定的なことは言えないが、基本的に電力料金の値上げによらずに賠償の資金を出す、そのためのスキームを作ったつもりだ」と強調した。』(上記URLより)

つまり燃料費の上昇とかによる値上げは別問題ですよという話のようですけれども、こんな言い方したらどう見ても当分「燃料費上昇および火力比率の引き上げによるコスト上昇に伴う電力料金の引き上げ」も出来ない状態に陥るんじゃネーノ(「電力料金引き上げせず」が当然の如くヘッドラインとして広がりますからねえ)と思うのですが、何かこの内閣あちこちのご機嫌取ろうとしてるように見えるわけで、普天間基地移転問題とかいやーな記憶がいやまあいいですけど。

んでもって現実問題として損害が出ているのですからどこかが負担しないといけない筈なのですが、どうもその辺りに関しての話がザルな気がしますなあとか思ったら同じ記事を見ますとこんな素敵な発言があったとの報道。

『同氏は関係金融機関ついては「スキームは自動的に政府が支援を続けるというものではない。金融機関等の協力の在り方について着実に進まなければ、それはそれで支援をどうするかということは途中の段階でもいろいろ判断する」と述べ、賠償資金確保への十分な協力が必要との認識を示した。』(上記URLより)

>金融機関等の協力の在り方について着実に進まなければ、それはそれで支援をどうするかということは途中の段階でもいろいろ判断する

金融機関への恫喝キターーーーーーーー(・∀・)ーーーーーーーーーー!

いやあ浜岡原発停止スキームで発動した「自主的判断」を今度は金融機関に適用ですかそうですかという所でございますが、結局個別に押し付ける先は銀行でございますかああ日本の銀行って大変ですなあとか思うのですけれども、「金融機関の自主的判断でどうにかしないと政府支援しないよ」ということですので、金融機関が「えー何で個別攻撃でウチに負担来るのですかねえ」などと文句を言おうものなら金融機関が「賠償金支払いの妨害をする悪者」になるという素敵なスキームとなる訳ですが、まあ昨日も申し上げましたが、それで既存貸出は金利減免なりリスケなりする事ができてもリファイナンスどうするんでしょうかねえ。いやまあ金利減免だのリスケしたローンとか今後のリファイナンスに政府保証でも付けて回る
ようにするとは思いますけど。

んでまあ結局今日決まるようですが、夕方はこのニュースでずっこけましたわ。

[外部リンク]

まあ決まる方向のようなので結構な話ですけどね(棒読み)。

だいたいからして原子力政策は国策で昔からやってた話だし、原子力発電所の安全基準とか監督とか国が思いっきり関与していたのに何か国(というか民主党政権)は兎に角東京電力がケシカランので向こう十数年に渡って賠償の支払いでケツの毛まで抜きますがなという話ばかりで、政府の責任問題はどこに逝っておられるのやらとも思いますが、そーゆー辺りの責任転嫁能力だけは超一流なのが民主党政権クオリティですから困ったもんだと思うのですが、今回は賠償支払いスキーム(これを東電救済とか言ってるメディアもどうかと思いますけどねえ、延々と賠償支払するし公的資金は最終的に全部返済する話だと思いますが・・・・)の決定は宜しいのですけれども、肝心な所で「金融機関への協力のお願い」とか出ちゃう所が民主党クオリティだと感心することしきりなのでございました。

ということでまあ他に悪態だの見通しだの書こうかなとも思ったが段々めんどくさくなってきたのでまあ後はスキーム案決定してその後の国会審議の状況を遺憾の念を持ちつつ注意深く見守りたいwと存じます次第だすにゃ。

・・・・しかしまあ早速こんなニュースが出てポカーンでありますにゃ。
[外部リンク] 18
St. Louis Fed’s Bullard Discusses Economic Outlook and Recent Monetary Policy Developments

上記URLが講演の概要でして、講演でのプレゼンテーション資料(パワーポイントみたいな奴)は上記URL先の中にありますが、まあ概要の方を読んでいただければ大体ヨロシカバイという感じだと思います。一応PDFのURLを置いときます(長い)。
[外部リンク] headline inflation as the key policy goal.』と思いっきり書いてあるのがチャーミングですが、それに該当する部分は、上記URLの講演概要の方になりますが、『Recent Developments in U.S. Monetary Policy』という小見出しの部分の後半となります。

『In light of higher inflation and inflation expectations recently, Bullard discussed headline and core inflation measures (which refer to overall price index measures and measures without the food and energy components). 』

足元の経済に関する話の引用をスルーしている(前回の講演とその辺には大きな変化が無いのでスルーしました)のでアレですが、足元でヘッドラインのインフレとインフレ期待が上昇している件に関して、「ヘッドラインのインフレとコアインフレに関して」というお題で話をしましたよと。

『He said core inflation is often smoother than headline inflation, but “the ‘core’ concept has little theoretical backing” and is “very arbitrary.”』

コアインフレはヘッドラインインフレに対してよりスムーズに動くけど、そもそも「コア」というコンセプトには理論的な背景が乏しいし、「極めて恣意的である」と仰せでありまして、コアインフレだコアコアインフレだという話をしている人たちが聞いたら発狂しそうな(大げさ)お言葉キタコレ。


『“Headline inflation is the ultimate objective of monetary policy with respect to prices,” Bullard said, noting that these are the prices households actually pay.』

家計が実際に支払う「物価」はヘッドラインのインフレ率に対応するのであるからして、ヘッドラインインフレの制御が金融政策の最終的な目標である。と仰せのようであります。これは中々。

『“Core inflation is not an objective in itself,” he added. “The only reason to look at core is as an indicator for headline.”』

コアインフレに着目するのはコアインフレがヘッドラインのインフレの指標として機能しているからである。ということで、コアインフレがどうのとかコアコアインフレがどうのなので云々という話をしている人の見解をお伺いしたいものでございます(棒)。

『However, Bullard said that core inflation was consistently below headline inflation from 2003-2006. Thus, “core was not a good indicator of headline during this period.” He noted that core inflation averaged about 2 percent while headline inflation averaged about 2.9 percent for the Consumer Price Index (CPI) and about 2.6 percent for the Personal Consumption Expenditures (PCE) price index. This difference between headline and core is “substantial over a period of four years,” he said. He attributed the difference during those years to rising energy prices and the expanding economy. 』

しかしながら、2003年〜2006年ではコアインフレがCPIで見た場合でもPCEで見た場合でもヘッドラインインフレを恒常的に下回っていて、その差が「この4年間渡ってかなりあった」という事を指摘していて、結論として「この期間はコアインフレがヘッドラインのインフレの指標としてあまり機能していなかった」と仰せでして、つまりまあ「あまりコアインフレばかり注目するな」という話をしています。

ということで、QE2実施の前には資産買入が大事ですという話をしていた方の見事なまでの豹変あるいはジャガーチェンジなのでありますが、ブラードさんはこの「物価」に対する注目が高い、というか恐らくはデュアルマンデートよりも物価重視スタンスを取るべきという主張なのだと思うのですけど、物価動向に対しての感応度が高いお人なので、結論としてこのようになるんでしょうなあと思います。

で、これは前回の講演でもありましたので紹介したのと同じ話になるのですけれども、『Commodity Standards and Inflation Targeting』という小見出しの部分で今後の金融政策のフレームワークについて説明していまして、その中でインフレーションターゲットの導入をすべし、という話をしていますが、前回ブラードさんの講演紹介した時にその辺りはネタにしたので引用は割愛致します。今回の講演で前回対比での新しいネタは上記の部分でした(^^)。
 


お題「何か今日も雑談でスイマセン」   2011/05/12(木)08:09:42  
  メドレーレポートがモーサテの話題になるとは思わなかったですが、あれって少なくとも日本の金融政策に関する見通しでは見事なまでに逆指標としてしか作用していないイメージしかないのですけれどもねえ


○今日もまた東電雑談(だがあまり深くは突っ込みません)

まあこの案件は極めて政治的なテイストを醸し出している事もありまして、昨日は(あたくしの見落としでしたらスイマセンが)東電賠償支払いスキームに関する解説レポートとか無かったですなあとも思いますが、まー微妙にふにゃふにゃしながら書きますわ(^^)。

[外部リンク]

(3)募入最低価格 99円97銭4厘5毛
(募入最高利回り) (0.1023%)
  
(4)募入最低価格に 13.8239%
   おける案分比率 
  
(5)募入平均価格 99円97銭4厘9毛
(募入平均利回り ) (0.1007%)

・・・・・ちょwwww平均99円97銭4厘9毛ということは、応札のメインの札は5厘の所に入っていたという事になるのですが、その札の利回りって0.1003%で補完当座預金金利と殆どかわらないんですけど(ちなみにその1毛上は0.9990%)。

ということで何か短国激強モードオソロシスという事でしたが、何がどうなってそうなっているのかが良く判らん(訳でもないがイマイチクリアカットになってない)のでとりあえずビックリしたことだけメモメモ。


・セントルイス連銀のブラード総裁がフリーダムな件について

[外部リンク] 18
St. Louis Fed’s Bullard Discusses Economic Outlook and Recent Monetary Policy Developments

[外部リンク] 06
St. Louis Fed’s Bullard Discusses Monetary Policy and Commodity Prices

えーっとですな、この前上のほうのプレゼンを読んだと思ったらあっという間に次のネタが投下されると言う状況ですが、票決権が今年は無いせいなのかブラード総裁のフリーダム発言はこれまた目立つ訳ですよ。

で、ブラードさんはお馴染みの通りQE2実施の前に「時間軸政策よりも量的緩和が重要」とかいう説明をした人ですが、まあ最近も金融政策の枠組みに関するフリーダム発言が目立つのでフォローはしとかないとなあって感じなのでURLだけ張ってみたというそれだけの話です。ネタがあったら後日ネタにしまふ。
 


お題「東京電力のスキームですかそうですか、などの雑談を少々」   2011/05/11(水)08:11:26  
  昨日が27度で今日が14度とかナンジャソラ状態なのだが、足元でベイスが阪神3タテして更に昨日は巨人にも勝っていると聞き、まあ世の中色々あると納得するあたくしはぷろやきゅう豚ですかそうですか。

#しかし昨日は暑くて参りましたが夏が思いやられますなあ

○引き続き電力関連雑談

昨日のニュースから。
[外部リンク] 読売新聞)』(上記URLより)

ということで東京電力が支援要請ですが、まあお芝居のお約束みたいなもんだとは思いますが『資金面で早晩立ちゆかなくなり』とか出ましてマッタクモウという感じではございますが、結論はこういう感じのようで。

今朝のニュースから。
[外部リンク] 読売新聞)』(上記URLより)

スキームは多分最初の方に出た奴と同じような感じだと思うので、「東電の社債をコカすけれども賠償は払う」みたいな事後法で債権の優先劣後順位がひっくり返されるような(金融屋としての常識を激しく覆して世界中に日本のリーガルリスクを宣伝するような困った)事態が生じることは避けられるのかなあとゆー事で、その点はまあ一安心なのですが(とは言っても最終的に決定するまで安心できないのが民主党政権クオリティなのですけど、さすがに金融問題が絡むから馬鹿な方向に暴走しないとは思いますけどね)、結局東京電力は生かされるのは生かされるけれども延々と低収益会社になるようなスキームに落ち着きそうですわな。それに他の電力会社にも負担が来そうな話ですしまあ何だかなあとは思いますけど、この辺が落とし所になるのかねという感じではございまする。よー知らんけどな。

まあ詳しくは本職の方が色々レポート出すからそれでも見ることにしますが、このスキーム作って東電に延々と返済させながらその内「電力自由化」とか言い出したら東電にあまりにも酷な話だとは思います。けどあの東電ちゅうのも態度が悪いにも程がある訳で、公的資金導入になるまでの銀行の叩かれっぷりとリストラ大会再編大会を10年くらい見てて何も勉強しなかったのかという訳でして、リストラ策が上(役員)に甘すぎだろお前らというのは金融屋としては思うのでありますが・・・・・ま、余計なことっちゃあ余計な事ではありますが、事態は極めて政治的な話になっているので、東電におかれましては不良債権処理問題における各行の対外的対応(というか態度)を少しは研究した方が宜しいかと思いますが時既にお寿司ですかそうですか。


ところで、電力関連と言えば昨日吹いたのはこのニュース。
[外部リンク] 読売新聞)』
(上記URLより)

・・・・・・短いニュースなのにどこからどう突っ込んで良いのか困るとは中々お洒落な話ですが(^^)、原子力行政に関わる国家戦略のような案件であっても国家戦略担当大臣に相談も無いとは恐れ入った国家戦略でございますし、脱官僚・政治主導というのは確か政権与党が政策立案段階からより強く関与するという話だと聞かされておりましたが、実は官邸の一部の人間が勝手にコソコソと主導する事だったのですねえとか感心するやらと、この短いニュースの中にツッコミどころ大杉で泣きたくなりますな。

更に何だかなあと思うのは後半部分で、「手続きは遺憾だが決定は正しい」とか言うこの人の頭を疑いたくなる訳ですよね。「結果が良ければ途中の手続きはどうでもよい」とか民主主義国家の運営として有り得ない理屈であって、何らかの行政執行をする際に手続きを踏まえる過程が民主主義における法治国家としての意義ではないかと思いますがね。

結果が良ければプロセスがどうでも良いとか、この人民主主義国家における政策決定および国家運営を何かのゲームと勘違いしてねえかと思いますし、まあその理屈って造反有理とか愛国無罪みたいなもんじゃんとゆー事で、それこそこーゆー決定過程に対して築地新聞さま辺りが「ぐんぐつの音が聞こえる」とか批判しないのかと思うのですが、ネットで社説をさらっと見たらそんな感じが1ミリもしていないのがブンヤクオリティなのであります。

と、何時の間にかブンヤ批判になっていますが、それ以前の問題として結果が良いかどうかだって本件判らんのがチャーミングなんですけどねえ・・・・・



○気がつけば短国がまたまた堅調な件について

いやまあ気がつかなくてもそうなのですが。
[外部リンク] 99円94銭5厘
(募入最高利回り)
(0.1109%)
 
(5)募入平均価格 99円94銭5厘
(募入平均利回り )
(0.1109%)

はいはい堅調堅調・・・・・・って6か月で0.11%カツカツかよ!!という所でございますけれども、まあ足元で日銀の絶賛資金供給で金はありますし準備預金は進捗しまくってますし、海外要因とかもあるんでしたっけという事で、何かここもと短い所(と言っても1年以内の世界ですかね)は堅調でござるの巻(ただしイケメンじゃ無かった国債に限る)。今日は3か月の入札がある訳ですが、まあこいつの方はと申しますと相変わらず0.11%を割った状態が延々と続いてまして、というか平均落札水準は0.105%割っていたりするような素敵な水準で大体0.105%ビットとかやっておられる次第でありますが、ああ6か月まで波及しちゃったのねシャーナイなあという所であります。

つまりですな、復興国債がどうのこうのとか言って別建てで出すとか日銀引受しろとか外野の皆様(国会議員の人たちを捕まえて外野というのも酷いが^^)におかれましては色々とお騒ぎになっておられますが、現状だけの話で言えば10兆円短国の発行額が増えても短期市場は屁とも思わないのではないかというか、玉が無いので干天の慈雨状態なのではないか位の話でありまして、まあ適当に短期債混ぜながら中期ゾーン辺りまでで普通に増発すれば復興財源手当て出来るでしょと思うのでございますけれどもねえといういつもの雑談になるのでありました(^^)。


○その他少々

[外部リンク] 木下康司 大臣官房総括審議官(6日)
櫻井 充 財務副大臣(7日)』

>政府としてそのような検討は全く行っていない
>政府としてそのような検討は全く行っていない
>政府としてそのような検討は全く行っていない

・・・・・なんつーかね、あの日経新聞ネット版3月31日の「政府案の内容が判明」(既にネット上では記事が削除されていますので念の為)というのは何だったのかという話でありますが、こういうのは風雪のルルに該当しないのか(法令諸規則に照らし合わせると該当しないのですが)と毎度の事ながら思うのでありまふ。


#前半の悪態で時間を浪費したので本日は(も)雑談大会で勘弁
 


お題「決定会合議事要旨とか」   2011/05/10(火)08:06:59  
  何か今日の東京地方の最高気温予想が摂氏28度とか言ってるのですがorz

○4月第1回目の決定会合議事要旨から少々

4月の第1回の決定会合議事要旨が出てたのでまずはその辺から少々。
[外部リンク] 割近く落ち込んだことや、家電販売や百貨店売上高、外食、旅行サービスの売上などが震災後に大きく減少していることを指摘した。複数の委員は、停電や商品不足の影響に加え、自粛ムードの拡大や、原発問題などに伴うマインドの悪化が消費の減少につながる需要ショックの様相が一部に表われてきているとの認識を示した。』

さいですな。

『わが国経済の先行きについて、委員は、当面、生産面を中心に下押し圧力が強い状態が続くものの、その後は、供給面の制約が和らぎ、生産活動が回復していくにつれ、緩やかな回復経路に復していくとの認識を共有した。何人かの委員は、リーマン・ショック時のように需要が蒸発している訳ではないため、今後、供給面の制約が解消していけば、基本的には、需要に見合うかたちで経済が回復していくとの見方を示した。』

まあ問題はその供給面の制約がいつ解消するのかというのと、解消するまでの間に生産の落ち込みが雇用・所得などから需要へと効いて来るマイナスのスパイラルになるかどうかちゅうことですが、その辺に関する議論も当然ながらございましたのでその続きを引用

『供給面の制約解消に向けた動きとして、複数の委員は、既に多くの企業が、被害の小さい生産施設の再稼働、西日本の生産設備の活用、代替調達先の確保など、様々な取り組みを進めていることを指摘した。何人かの委員は、サプライチェーンの復旧に向けた努力の結果、夏前には、多くの企業で生産体制を再構築できる可能性があるとの見方を示した。もっとも、多くの委員は、今後、サプライチェーンの復旧が順調に進んだとしても、夏場にかけて、電力のピーク時需要予想に対する供給能力の不足が問題となり得るため、現時点では、供給制約が全体として解消する時期を見極めることは難しいと述べた。』

でまあその後も続くのですがちと端折りまして、こういう指摘をしている委員もいましたということで。

『この間、何人かの委員は、先行きの設備投資や個人消費については、供給制約の解消時期や原発問題の帰趨に影響される面もあると述べた。ある委員は、こうした問題が長引けば、マインド面への影響や、企業収益や家計所得への持続的な下押し圧力を通じて、景気は全体として、震災前に想定していた回復経路よりも下方にシフトした経路を辿る可能性が相応にあると指摘した。』

ということで、まあこの辺りの部分に関して「何人かの委員」も指摘しているのでござんして、そーゆー意味では展望レポートのメインシナリオで出てきた数字に関してだけ言いますとちょっと強いんじゃネーノという結果になっていましたけれども、まあ展望レポートの基本的見解にある下振れリスク満載感の説明文章やら総裁会見における先行きリスク警戒強調トーンというようなテイストが基本線なのではないかとゆー感じもせんでもないですなあと言うことで。

『以上の議論を経て、委員は、震災がわが国経済に及ぼす影響については、不確実性が非常に大きく、今後とも、供給制約の解消に向けたプロセスや、内外の需要動向など、様々な視点から丹念に点検していく必要があるとの認識を共有した。』


それから『日本の震災が海外経済に及ぼす影響』に関する部分もあります。

『委員は、日本の震災が海外経済に及ぼす影響についても議論を行った。ある委員は、日本からの素材や部品の調達が困難化するなど、サプライチェーンを通じた影響は国際的にも及んでおり、米国やアジアの新興国などでは、自動車など一部業種において、生産計画の下方修正を余儀なくされていると述べた。』

『もっとも、別のある委員は、アジア新興国については、生活必需品などの日本向け輸出が増加するとの指摘もあり、現時点では、プラスとマイナスのどちらの影響が勝るかを見極めることは難しいと述べた。このほか、複数の委員は、震災直後に不安定化した米欧の長期金利や株価が、その後、落ち着きを取り戻し、概ね震災前の水準に戻ったことを踏まえると、グローバル投資家は、日本の震災が世界経済に与える影響は限定的との見方を強めているのではないか、との見解を示した。』

ということですが、まあこの辺りに関してもその後状況は変化していると思いますので、この後の流れでどういうレビューや見通しになっているのかというのがこれまた今後の議事要旨での議論の推移を見たいと思います。


・供給制約の問題は金融政策では解消できませんという話がしらっとありまして(^^)

『.当面の金融政策運営に関する委員会の検討の概要』から。

『委員は、前回会合で決定した「資産買入等の基金」の増額の効果についても議論を行った。』

ということで、まあ要するに一定の効果が出ましたなという話をしているのですが、その続きに微妙にお洒落な指摘が(^^)。

『そのうえで、何人かの委員は、現時点では、こうした金融市場の動きが実体経済に及ぼす影響を含め、基金増額の効果を見極めていくことが大事であるとの認識を示した。複数の委員は、供給制約自体を金融政策で解決することはできないが、日本銀行としては、供給制約に起因するマインドの悪化や企業収益、家計所得の減少が、経済に対して持続的な下押し圧力を及ぼしたり、それが顕在化する可能性が高まったりすることがないか、今後ともしっかりと点検していく必要があると述べた。』

>供給制約自体を金融政策で解決することはできないが、
>供給制約自体を金融政策で解決することはできないが、
>供給制約自体を金融政策で解決することはできないが、

・・・・・・そらまあ資金供給オペ何ぼやっても電力供給ぽぽぽぽーんとかサプライチェーンが
ぽぽぽぽーんとか言う訳には行きませんからねえ(--;

『このほか、多くの委員から、今回の震災の影響の大きさや被災地の金融情勢を踏まえ、日本銀行として、金融面から更なる貢献を行うことを検討すべきとの問題意識が示された。何人かの委員は、中央銀行が有する機能を踏まえると、被災地における金融機関の活動を流動性の面から支援し、金融機能の円滑な発揮を支えることが考えられると述べた』

>中央銀行が有する機能を踏まえると、
>中央銀行が有する機能を踏まえると、
>中央銀行が有する機能を踏まえると、

・・・・・・つまり中央銀行としては資金の目詰まりだけは起こさせ無いようにしますが、それ以上の話は政府や民間などが実際に行う復興事業に依存しますわなという極めて当然の話でありますが、どうみても政府がアレなのでございまして、日銀としても中々頭が痛いのではないかと拝察する所ではございます。


・ということで検討指示が出た件の基本理念ですが

その続きの部分から少々。

『これらの点を踏まえ、委員は、現在の市場への潤沢な資金供給に加え、被災地金融機関に対して長めの資金供給を行うことにより、今後予想される復旧・復興に向けた資金需要への初期対応を資金面から支援していくことが適当であるとの認識で一致した。何人かの委員は、こうした目的に照らせば、資金供給を極力早期に実施することが必要であり、それにより、被災地金融機関の安心感を高めることにも資すると付け加えた。』

『貸付総額について、多くの委員は、被災地金融機関の安心感を高める観点から、十分な規模を確保することが適当であるとの認識を示した。』

『このほか、何人かの委員は、金融機関の安心感を醸成するような、貸付条件面での一定の配慮が必要との認識を示した。』

というような感じで出てきた具体策が先日の会合で出てきましたという所ですわな。


・国債引受問題について

最後にこれまたしらっとこんな話が(^^)。

『また、ある委員は、最近、復興財源を捻出するため、日本銀行が国債を引受けるべきとの主張が一部に聞かれるが、そうした取り扱いは、初めはうまくいったようにみえても、早晩、激しいインフレを招き、国民生活に大きな打撃を与えたというのが歴史の教訓であり、この点について、広く理解を得る努力を続ける必要があるとの認識を示した。』

ほほう。

『これに関し、複数の委員は、中央銀行による国債引受けが行われ、通貨への信認が毀損すると、長期金利の上昇や金融市場の不安定化を招き、現在、円滑に行われている国債発行が困難になる惧れもあるとの認識を示した。』

通貨への信認というよりは、市場での国債発行というモニタリング機能を喪失する事によって、財政赤字が野放図に拡大して、その結果財政維持可能性に対する懸念が極めて大きくなるという事の方が問題だと思いますけどね。

『このうち一人の委員は、通貨への信認は、わが国の金融・経済にとっての重要なインフラの一角をなすものであり、国民生活の安定のためにも、そうしたインフラをしっかりと維持することがきわめて重要であると付け加えた。』

まあ本当のところ委員会の人たち(というか金利市場の人たちもそうなのですが)が懸念しているのは「通貨への信認」よりも上で書いたような「放漫財政による財政インフレ懸念」だと思うのですが、決定会合の議事要旨でそういう書き方もしにくい(中央銀行が財政運営に向けた政治の取り組みについて思いっきり懸念を示しているという読まれ方になって、ただでなくさえ揉める所に更に揉め事の燃料投下をする結果になる可能性があるから)のかなあとは思うのですけど、あまり「通貨の信認」を前面に出すと「庭先論」と言われる可能性がある(というかどうせ批判する人はそう言うでしょ)のでこれまた匙加減もうちょっと考えた方が良いのではないかとも思いますけどどうなんでしょうかね。

ということで、4月7日の決定会合議事要旨から少々なのでありました(少々にしては引用が多かったですかそうですか)。


○おまけだがまあ相変わらず電力関連の雑談とか何とか

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