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お題「3か月TB入札/趣味のBOEネタである」   2011/06/30(木)08:12:44  
  米国10年国債が3.1%乗せとな・・・・・・

○3か月TB入札(^^)

昨日の3か月TB入札結果。
[外部リンク] (3)募入最低価格 99円97銭5厘5毛
(募入最高利回り) (0.0982%)

(5)募入平均価格 99円97銭7厘5毛
(募入平均利回り) (0.0902%)

ちょwwwwwなんですかこのテールの長さはという感じでございますが、前場の段階ではやたら強い所でWIをやっていたので、空振りを避けようとゆーことでうっかりすると0.07%台とかから応札したんでしょうなあとは思うのですが、まー案の定預金ファシリティー金利割れのニーズは限定的でございまして、4兆8000億円の入札分を全部捌くだけの札が無かったので、足切りだけは0.0982%と0.10%直前寸止めレートになりましたとゆーことでしょうな。

つーかですな、いやまあ先週の入札で壮絶ショートカバーさせられた人もいたようですので入札空振りはマズーという事で上に必殺の札を入れるのは判るんざますが、このレベルって業者の調達コストや預金ファシリティーとの勘案で言えば実質的にはマイナス金利の世界(ただし預金ファシリティーの外側にいる投資家にとってはゼロより高い場合はプラス金利ではあるのが話をややこしくするのだが^^)でして、そのマイナス金利の範囲内で札を流してどうすんねんといいますか、必殺の次の札は0.10%でエエンチャウノとか思うのは気楽な傍観者だからですかそうですか(^^)。

まあ何はともあれ、0.10%割れのニーズが限定的とゆーのが判明した所で華麗に足切りオファーとかなったようで、これはまた何とも香ばしい入札となりましてちったあ短国市場正常化に向かってくれるかねとは思うのざますけれども、まだ海外タイムとかでは順調に販売が進んでいるっぽいので、やはり先々週の木曜辺りから短国ちゃんが変調というよりは夏の短国祭り状態になっていた流れの余波がまだ少々ちゅう所でしょうかねえ、よー知らんが。

とりあえず明日はカレンダーベースで4半期末を目出度く通過しますので、そこでここもと強かった短国のうちどの辺りまでが期末特殊要因でござるの巻であって、どの辺りまでが預金ファシリティーの外側の人たちのマジ買いなのかがある程度見えるかなあとwktkしているのですが、そうは言ってもビットサイドが0.10%乗せになっちゃったら期末特殊要因で買った人も別に直ぐには売ってこないかもしれませんし(中長期債の購入との入替で飛び出てくるかも知れませんけどね)にゃあとゆーことですが、以上の相場雑談にはあたくしの妄想成分も多分に含有されておりますことを念の為ご了解されたく存じますです、よー知らんがの。


○BOEの6月会合議事録ネタである

[外部リンク] international economy』の第8パラグラフ以降になりますが。

『8 Indicators for the second quarter had continued to point to a broadly based slowing in the pace of global activity. The JP Morgan global manufacturing PMI, excluding Japan, had fallen again in May, as had the comparable services index, albeit by rather less. Taken together, these surveys indicated that global growth in the second quarter would be weaker than the Committee had assumed at the time of its May Inflation Report.』

ということで、2Qに向けた経済指標は日本以外のグローバルな経済活動の低下を示し、5月のインフレーションレポート作成時点での見通しよりも下振れているとのお告げでありまして、一方でその翌週に(いやまあ確かにBOEの見立てのように日本は経済活動の回復を示していたとは言え)現状判断上方修正の日銀とはこらまた随分と雰囲気違いますのおと。

『9 On one view, it was possible that the apparent slowdown in activity could be explained simply by the disruption to global supply chains caused by the earthquake and tsunami in Japan, together with the dampening impact of elevated oil prices.』

で、その世界経済減速の要因に関して、日本の震災の影響と石油価格の上昇で説明できるというビューもありますなと。

『The weakness of automotive manufacturing output in the United States and the slowdown in consumer spending growth there could be consistent with that.』

つまり現象として、米国での自動車関連の生産の落ち込みや、(石油価格上昇に伴って発生したと見られる)消費支出の減速というのがありまして、上記のビューを裏付けるのではないでしょうかっつー所っすな。

『On that view, unless oil prices rose further, activity might be expected to recover over the coming quarters as supply chains were re-established. Over the past month, the dollar price of Brent crude oil had fallen by almost 3%, notwithstanding an increase on the first day of the Committee’s meeting following OPEC’s lack of agreement on production quotas.』

というビューに則ると、サプライチェーン問題が解決に向かうと、原油価格のこれ以上の上昇が無ければ生産活動は回復に向かうという話になるし、足元では原油価格の騰勢が弱まっていますよねってな事でこの辺までは明るい話。

『10 It was also possible, however, that the softening of global growth would be more sustained. Supply-chain disruption could not explain the apparent weakening in services activity in many countries or, for instance, relatively disappointing US employment and investment indicators. It was possible that private sector deleveraging and fiscal consolidation in many countries would prove more of a drag on growth than anticipated, though it remained too early to draw firm conclusions.』

一方で、この世界的な減速傾向は一時的ではないのではというビューがありますなという話をしていますわな。即ち、例えば米国の雇用や投資関連の経済指標の弱さなんかは、サプライチェーンの落ち込みによるものであるとは説明できませんですわよ奥様とゆーようなお話でありまして、まだこの辺りの結論を出すには早過ぎるという事のようではございますが、この辺米国経済を例にとって話をしているだけに、米国の6月FOMCとも微妙に温度差があるっぽい感じを受けて中々興味深いところではございまする。

FOMC後のバーナンキ議長の会見に関してはTranscriptがFRBのサイトに出ているのですがまだネタにしておりませんが(汗)、まあ声明文だけ見てもよーわからんのでありますが、Minuteおよび議長会見のお話辺りとこの辺のトーンを比較してみたいなあと思ったりするわけでございまする。


・英国経済の現状についての判断も保留モード、というかかなり判断に苦慮している模様

『Money, credit, demand and output』の第12パラグラフから。

『12 It was not yet clear from the available data whether the recent weakness in growth would prove to be a temporary soft patch or something more lasting.』

なるほど。んでその考察に関して色々とございますので鑑賞。

『Despite a possible boost from the recovery from snow disruption at the end of 2010, real consumer spending had been estimated to have fallen by 0.6% in the first quarter. Although the unexpectedly rapid growth in the consumer expenditure deflator suggested that real consumption might eventually be revised upwards, the weakness of real household consumption had been consistent with the sharp reduction in indicators of consumer confidence in the early months of the year. Those indicators had recovered in May, although they remained at a level consistent with further falls in consumption.』

『House prices had remained broadly flat. Housing transactions had remained below the level normally implied by natural market turnover, although there had been some signs that the supply of houses for sale was beginning to edge up.』

と、この辺までが家計部門の実質消費支出の落ち込みとか住宅価格(=家計のバランスシート問題)の話ですな。

『Business investment was estimated to have fallen by around 7% in the first quarter. Some, but not all, of that weakness was likely to reflect the unwinding of the erratically strong spending on aircraft in the second half of 2010 induced by tax changes at the start of 2011.』

企業の投資に関しては落ち込んでいるものの、これはそもそもが前年の特殊要因による部分やVATなどの変更に基づく部分がありますとゆーことで、どうもこの後にも色々と説明が続くのですが、問題としては家計の「実質消費」の部分っぽいです。ちょっと飛ばして第15パラグラフ。

『15 As in recent quarters, nominal spending indicators had been more robust. Nominal consumer spending was estimated to have grown by over 2% in the first quarter and by 5% over the previous year.』

名目ベースの消費者支出は強いですかそうですか。

『This might simply reflect households’ unwillingness or inability to alter some of their real spending patterns in the face of higher prices. But it might also provide a positive signal about households’ future spending.』

名目が強いのは単に物価が上昇しているけどもそう人間生活パターンを変える訳ではないですからねえという事なのかもしれませんが、もしかしたら家計の将来の支出に対してポジティブなシグナルかもとな。

『The Committee noted that the strength of nominal spending in the economy had been possible despite the continued weakness of money and credit growth. Notwithstanding some erratic monthly movements, broad money growth had remained very subdued. And the stock of M4 lending had not grown at all since the beginning of 2010, while lending to private non-financial companies had continued to fall. Given the available data, it was not yet clear whether the reported increase in nominal spending in the first quarter had been associated with a reduction in saving or increased income.』

しかもマネーが伸びているわけでもクレジットが伸びている訳でもない中で、足元1Qの名目消費の強さについては、貯蓄取り崩しなのか家計の収入が伸びている事なのか(実際問題として賃金改定に関しては2%割れ水準で推移しており、そんなに強いわけでもない)はよー判りませんなとか何とか言う話をしています。

何か、物価が上昇しながら景気が減速しているという状態だと、出てくる経済指標とかがかなり複雑なものになってきて、政策判断としてどっちを注視すべきなのかというのが非常にむつかしいんでしょうかねえというのは何となく把握しましたが、こうなって来るとインフレーションターゲットというよりはどう見ても裁量的政策です本当にありがとうございましたという感じでございますわな。

Minute後半以降に関してはまた明日にでも(^^)。
 


お題「これはまた麿絶好調ですな/その他世間話雑談」   2011/06/29(水)08:10:51  
  「極端な悲観からガラッと極端に楽観に振れたように見えます」というモーサテの為替コメントがモーサテにしては珍しく感じが出ていますな、うんうん。

さて世間話雑談を少々。

○世間話雑談を少々

・静岡県債を買うと静岡県に対して好き勝手な要求が出来るらしいです(嘘)

読売新聞ニュースより。
[外部リンク] さすがは産経
(コメント欄も中々面白いです)


・ちょっと真面目に今日は3か月TB入札ですねという雑談

さてさて、まあそんな雑談は雑談と致しまして、ちょっと真面目に相場ネタといえば本日は3か月TBの入札でございます。何せ前回の入札は平均0.0918%足切り0.0922%という大変に素敵な結果になりまして、まだその余波でモノナシ状態になっているのか、相変わらず短い所のTBは預金ファシリティーを下回る金利じゃないとモノが出てこないというかうっかりすると売りに行っても預金ファシリティー以下の素敵な金利になるっぽい(とあたくしが申し上げるのを見て千億単位で売りに行って0.10以上のビットしか出なかったと言われても苦情は受け付けませんので念の為申し添えます^^)とゆーのが昨日辺りの短国市場クオリティーだったようでございますので、今日の入札ちゃんで0.10%乗ってくれるのかどうかは正直知らん。

まあこの前から半分口惜し紛れに申し上げておりますように(-_-メ)、本来的に言えば超足元の些少な額なら兎も角、毎週4.8兆円の入札が行われる新発3か月TBが入札レベルから預金ファシリティー金利を下回るとかゆーのは何ぼなんでもそこまで当座預金制度の外側に金は無いだろ(米国ですとGSEと言われる人たちが資金を莫大に持っていて実効FFレートが預金ファシリティー金利を恒常的に下回るというのはありますが、日本では預金ファシリティーの外側にある短期金融市場の余資は短国の発行額を全部カバーする程は存在しない筈)と思うので、決算等の季節的要因が絡んでいるとは思いますけど、本当の本当に債券市場の待機資金とかがうじゃうじゃ流れているといかゆーのだったらこらまたエライコッチャですなあとも思うのでありました。

今月は国債大量償還の関係で20日以降日銀当座預金残高が高水準で推移しており、財政の揚げが来るのが来週以降となりまして、次の大きな財政揚げが4日の税揚げだと思うのですが、そこに向けて何の供給をしなくても当座預金残高は楽勝で30兆円を維持するという素敵な状態でありますので、まあ確かにそもそも準備預金の進捗が良くて、資金が余りやすくて、うっかりオペで資金取りすぎちゃうとGCで担保の方をカバーしにいかないと行けなくなりそうな勢いですから、超足元が低いのはわからんでもないのですが、何もあーた3MTBまで波及せんでも・・・・とは思うのでございましたですよ。はい。


○雑談書いていたら意外に時間が無くなったので(大汗)簡単に

もうね、海外での講演とか学会の講演とかになると麿節全開で本人も相当気分良く講演しているんだろうなあというのが判るオランダでの講演の邦訳。

[外部リンク] オランダ外国銀行協会年次総会における講演の邦訳 ──

まあこの前の6月1日の講演の続きみたいなもんでありまして(ちなみに6月1日も英語が元でして、本当はこういうのは英語版を読むと味わいが更に深い筈なのですけれども、あたくしは純ドメドメ人間で英語は得意ではないのでついついマンドクセと言いながら日本語訳を読んでしまっております)、まあ足元の金融政策的にどうのこうのというのはあまり無いのですが、これは中々良い論点というのがあったのでとりあえずその辺をば。

本文6ページ目(PDFファイルで7ページ目)からの『金融システムの安定の重要性』という部分ですけどね。

『テール・イベントへの対応を考える上で、皆さんの注意を喚起したい第2の事実は、金融システムの安定の重要性です。生産の落ち込みが短期的には大きかったにもかかわらず、リーマン・ショックの場合と異なり、生産が比較的速やかに回復に転じているひとつの大きな理由は、金融市場、金融システムの安定が維持されていることに求められます。この面では、民間金融機関も日本銀行も震災発生直後から、金融市場、金融システムの安定確保に全力を尽くしてきました。』

たまたま昨日ネタにした6月1日の総裁講演でも金融システムの仲介機能の重要性に関する示唆が幾つかの観点から指摘されていたのですが、ここでテールイベント(今回で言えば東日本大震災)における金融システムの安定について言及している話が、以下の部分に繋がってきます。

『まず、決済システムの面をみると、被災地の複数の手形交換所が停止を余儀なくされましたが、日銀ネットを含む主要な決済システムは安定的に稼働を続けました。主要決済システムのコンピューター・センターが収容された建物は、東京およびその周辺地域における震度5強の地震に対して十分に耐久力を発揮しました。さらに、地震直後に一時導入された突然の計画停電の実施に際しても、自家発電などのバックアップ対応によって、金融機関店舗やコンピューター・センターの稼働が維持されました。』

ということでインフラとしてのシステムに関する話はその通りでありまして。

『日本銀行は、震災後連日にわたり金融市場に対し、リーマン・ショックの時をはるかに上回る大量の流動性供給を実施しました。また、震災発生の翌営業日に、マインドの慎重化や投資家のリスク回避姿勢の強まりから経済活動が下押すことを防ぐために、CP、社債、ETF、REITなどのリスク資産の買入を増額することを決定しました。』

という説明でありまして、つまり3月14日の施策は「基金買入の拡大」という形を取っていますが、信用緩和的というかQE1的な施策であって、信用緩和あるいはQE1が金融システム安定化を主眼として実施したように、この時の追加緩和の論点も信用緩和的なものでありました、という事が確認された(一応あたくし緩和実施の時にそういう話をしたような気がするので、論点間違ってなかったなあとホッとしたというのが正直な所である^^)とゆー事ではないかと存じます。

『こうした対応の結果もあって、未曾有の大震災発生にもかかわらず、日本の金融システムは安定を維持しています。仮に、今回、金融システムが不安定化していたならば、経済活動の落ち込みはもっと大きなものとなっていたと思われます。それだけに、金融システムの安定を確保することは極めて重要です。』

ということで。

んでもって時間がなくなってしまったので(おい)、講演の中での小見出しを並べて、白川総裁のお話を見ていきたいと存じますが(手抜き)、何となく小見出しを並べると話の展開が読めてくるという感じっすな、うんうん。

『3.テール・リスクへの対応-金融機関

・十分な量の自己資本や流動性の保有
・リスク・エクスポージャーの集中回避
・安定的な業務継続体制
・国際的なリスク・シェアリング
・冷静な行動

4.テール・リスクへの対応-公的当局

・頑健な決済システム
・金融規制・監督
・適切な金融政策運営
・マクロ・プルーデンスの視点
・最後の貸し手
・適切な情報発信』

まあ思いっきり時間の関係で手抜きになってしまいましたが、論点をコンパクトに整理していますので読んで味噌。
 


お題「書く書く詐欺でスルーしていた虫干しネタで」   2011/06/28(火)08:11:55  
  ○人口動態と政策対応ですかそうですか

次の部分は『4.人口動態の変化と政策対応』というお題でおじゃる。

『次に第2の研究課題として人口動態の問題を取り上げます。ケインズは、1937年に行った「人口減少の経済的帰結」という講演の中で「人口減少期には、総需要が期待を下回り、過剰供給の状態が継続しやすい。従って、悲観的な雰囲気が続く可能性がある」と指摘しています。ケインズは、伝統的なマルサス流の人口増加懸念論とは対照的な視点を提供しました。新古典派成長理論では、経済変数は、一人当たりGDP、一人当たり資本ストックというように、「一人当たり」で議論されることが多く、これでは日本が現在直面しているような問題を扱えません。』

なるほど。

『日本は急速な高齢化と生産年齢人口の減少といった人口動態の変化期を迎えています。日本経済の現在と将来を考えるために、人口の規模や構造の変化を分析しようとしたケインズの視点が、より重要になってくるのではないでしょうか。この点、先進諸国はもちろんのこと、今後は、エマージング諸国も同様の課題に直面することが、高い確度で見込まれていることに言及したいと思います(図表8)。』

中国ですね、分かります・・・・ということで、人口動態と総需要、人口動態と景気循環という話になるのですが、まずは小見出し『人口動態と総需要』の所から結論部分をば。

『以上を踏まえると、人口動態の変化期には、社会・経済制度が、様々な変化に対して柔軟に対応できることが、制度が安定的に存続するために不可欠な条件であると再認識できるかと思われます。こうした観点から、有権者の高齢化が進む中で、高齢者の選好を反映し、社会全体の選択がどのような影響を受けるのか留意していく必要があります(図表9)。』

まあ前半部分読まないと具体的に何の話をしてるのか判りにくいかも知れませんが、基本的には人口動態の変化に合わせて制度の設計を変えないと対応できませんよねという話をしているです。

小見出し『人口動態と景気循環』の所ではこんな話が。

『冒頭で申し上げた通り、3つ目の視点は、ブーム・バスト・サイクル(boom-bust cycles)と人口動態との相互作用の重要性を示唆しています。両者を関連付ける考え方として、例えば「支出の波(spending wave)」という仮説があります。この一見単純な仮説は、消費者が支出のピークを迎える年齢が45〜50歳前後であるとの想定のもとで、「ベビーブーマー世代が『支出のピーク』を迎える時期と、景気や資産価格のピーク時とが重なる傾向がある」と主張するものです。』

なるほど。

『私の同僚である西村副総裁が指摘しているように、非現役世代1人に対して、何人の働き手が経済に存在しているかを示す指標である「逆従属人口比率」は、日米の不動産市場の動向と相関しています(図表10)。また、若年層は住宅の買い手として市場に参入するため、若年層の増加が不動産投資ブームをもたらす、という類似的な研究も存在しています。』

ほほー。

『こうした全ての議論は、バブルや金融危機の分析においても、人口動態の影響を軽視してはならないことを示しています。』

だそうです。


○自然災害と集中のリスク

『論点は多岐にわたりますが、ここでは「自然災害による生産活動の大規模な混乱を回避ないし軽減するために、どの程度追加的なコストをかけるのが望ましいか」という論点に絞って議論したいと思います。この点に関して、すぐに思い浮かぶのは「在庫水準」と「集中のリスク」の2点です。』

で、まあ震災によって従来のジャストインタイムの在庫水準によって生産がいきなり止まりましたねという話に繋がる訳ですが、その辺割愛してその先を。

『もちろん、望ましい在庫水準は引続き検討すべき論点ですが、今回の震災で明らかになった、それ以上に重要な論点は、「集中のリスク」であったように思います。ここで言う集中のリスクとは、複雑なサプライ・チェーン・ネットワークをたどると、特定地域の特定企業の部品に調達が依存していたということです。』

『在庫保有を増やすにも、調達先を分散するにも追加的なコストがかかります。無料で済むような都合のいい話(free lunch)はありません。この点に関連して、バロー教授は、自身の論文の中で、災害時の大幅な所得変動を回避しようとするために、平時に家計が支払うべき「保険料」はかなり大きいと述べています。』

なるほど。

『この問題は企業行動のレベルだけでなく、国家レベルでも重要です。例えば、一国の経済活動の一極集中は危険ですが、競争的な市場の下では、そうした費用は必ずしも内部化されるとは限らず、結果として、テイル・リスクが非効率に高まる可能性があります。』

確かに仰るとおり。

『ここでのまとめとしては、実務家、政策当局者、エコノミストが互いに協力して、大規模災害に対する広い意味での公的なリスク・シェアリングの制度を改善するために努力していくことが重要と言えます。』


○ということで最後のまとめの所をこの際全部引用(^^)

『ここまで、日本経済が直面する課題について議論して来ました。金融危機や自然災害といったテイル・リスクについては、マクロ経済学における既存研究が相対的に手薄な領域であり、今後の更なる進展が期待されます。また、人口動態の変化がもたらす帰結についても、探求すべき点は山積しています。』

『例えば、人口減少を背景とする自然利子率の低下と整合的でない年金等の制度設計が「利回り追求」を誘発し、新たなバブルを招いてしまうといったことが起き得ます。』

なるほど。

『この例が示すように、人口動態の変化に対し柔軟性を失ってしまった制度は問題です。既存の社会経済制度を見つめ直すことが求められています。今日、私がここで述べた課題に対する研究を深めるべき時であると思います。こうした問題意識を持ちつつ、今回のコンファランスを通じて学界と政策担当者との間で対話が一段と深まることを期待しています。ご清聴、ありがとうございました。』

ということで、麿節全開ではございますが、論点としては中々奥が深そうではございまする。
 


お題「書く書く詐欺でスルーしていた虫干しネタで」   2011/06/28(火)08:11:33  
  今日は東電の株主総会で胸熱とか思ったのですが、足元では東電のサイドでどうにかできる話じゃない面が重要になってきた感がございまして、民主党とか自民党の部会を見に行った方が良い(そんなの市場の無力参加者であるチンピラゴロツキには無縁の話ですが)という希ガス。

ということで、本日は散々書く書くと申し上げていた麿講演ネタを今更虫干しネタ大会という事で。

[外部リンク] 日本銀行金融研究所主催2011年国際コンファランスにおける開会挨拶の邦訳 ――

実は本文8ページしかないのですが、論点は一つ一つかなり濃いと思います。

プレゼンの図表はこちら。
[外部リンク] for yield)に拍車がかかり、バブルの芽が生まれるかもしれません。』

ということで麿節キタコレという感じですが、その次の『3.バブルと金融危機』の所から。

『はじめに、第1の研究課題であるバブルと金融危機について、お話したいと思います。バブル崩壊後の景気悪化は、通常の景気後退局面と比べて長期化し、回復当初の立ち上がりも鈍いという特徴が各国で共通に見受けられます。ちなみに、1990年代の日本、および2000年代後半の米国におけるバブル崩壊後において、GDP成長率と物価上昇率の両者が、日米で非常に似通った経路をたどっていることが観察されています(図表6)。』

『景気回復の遅れは、基本的には痛んだバランスシートによるものですが、この点、金融仲介機能の低下を背景とした非効率な資源配分と低生産性の関係にも注意することが重要です。持続的な経済成長のためには、潜在的な成長力の高い産業に経済資源を円滑に移動させることで、新陳代謝を維持していくことが極めて重要です。』

ということで、麿が(というか中央銀行の人が、ですけど)バブル警戒の話をするとバブルをむやみやたらと警戒して景気を強くしたくない中銀クオリティーとか言われる訳ですが、別に中銀的にそこまで考えている訳ではなく、バブルが起こる事よりもそれが崩壊した後に、バランスシート調整による景気の長期低迷が発生する事と、金融仲介機能が低下して経済のベースとなる成長力が落ちるという点を問題視しているというのが判ると思います。というか普段からこうやって丁寧に話をした方が良いと思いますし、逆に言えばこういう丁寧な説明を出来るような時間的な余裕の無い場所でバブル警戒の話をすると、「バブルを警戒して景気の拡大を抑制するとは本末転倒」という批判を受けやすくなる(只でなくさえ中央銀行というのはタカ派認定されやすい上に日銀は更にそうですから)ような希ガス。

『ちなみに、日本銀行のエコノミストは、バブル崩壊後6年間の日本経済のGDP成長率の低下幅3.6%ポイントのうち、1/ 7程度は、生産要素市場の歪みによる資源配分の効率性低下によってもたらされたと推計しています3。金融機関のバランスシートの悪化やゼロ金利の長期化が資源配分の効率性にどのような影響を与えるかについては、さらなる研究が求められます。』

まあだから成長基盤強化の充実を図る、という事で6月会合で不思議貸出制度が加わったという話でございまして、まあ後からこういうのを申し上げても時既にお寿司なので申し訳ございませんが、この麿節を拝読いたしますと、成長基盤強化に関する麿の思い入れが強そうです罠という話になるのであります(そもそもの導入時点では目くらましオペだったような気がしたのだが、何時の間にかこういう事になるというのも味わいがありますが)。


○フリードマン命題について

で、ここで話が止まらないで更にこれがまた麿絶好調モードになるのよ(^^)。

『この点について、デフレ期におけるマネーと信用の微妙な相違点を挙げておきます。かつて、ミルトン・フリードマン教授は、「インフレはいつでもどこでも貨幣的現象である」と述べました。有名なインフレに関するフリードマン命題です。』

どう見ても「バブルと金融危機」から話が逸れていますが(^^)、これが麿クオリティ。

『シカゴ大学におけるフリードマン教授の最後のクラスを受講した1人として、教授に対する尊敬の念を込めた上で、次のような質問を考えてみたいと思います。教授の命題の中の「インフーション」を「デフレーション」に取り替えたら、命題の妥当性はどうなるでしょうか。このように一見対称にみえる命題の妥当性を考えると、金融危機がデフレとどう関連するかについてより深く理解するための糸口が見えてきます。』

デフレ関連の話に流れていますが、この部分で麿が話をしたかったのは前段の部分の底流にある「だから日本は成長基盤強化が必要」という話と、後段のマネーとデフレの話ではないかと思うのですよねえ(^^)。

『インフレをデフレにするのだからプラスの符号をマイナスにする以外は何も変わらないと思われるかもしれませんが、議論はそれほど単純ではありません。デフレに関するフリードマン命題が成立するかどうかは、われわれが命題をどう解釈するかに依存します。』

ほうほうそれでそれで??

『この命題を、「金融危機に際して金融システムの安定が維持されなければ、マネー・ストックが大幅に減少し、デフレを招来してしまう」と解釈するならば、この命題は成立します。』

で、この辺りは(後にもありますけど)プレゼン資料の図表7を見るとヨロシアル。

『歴史を振り返ると、深刻なデフレは金融危機を併発しています。フリードマンは、著書である「米国の貨幣史」の中で、1929年から1933年の間、大恐慌時にFRBが最後の貸し手として適切に行動しなかったために、マネー・ストックは31%減少し、物価は25%下落したと指摘しています。一方、1990年代後半の日本では、日本銀行が最後の貸し手として積極的に行動したこともあって、1930年代の米国と異なり、マネー・ストックの収縮といった事態は回避され、物価は最大で年率0.5%の下落と、小幅にとどまりました。また、1998年以降、物価は累積で3%強下落していますが、これも米国の1930年代の経験とは全く異なります(図表7)。』

『つまり、日米両方の経験は、先ほど解釈したようなデフレに関するフリードマンの命題の成立を裏付けていると言えるでしょう。』

ほほう。

『他方で、この命題を「中央銀行は、マネタリー・ベースの拡大により経済をマネーであふれさせることによって、物価を思いのままに押し上げられる」という意味で解釈する場合、命題は、少なくとも日本や米国の最近の経験とは整合的ではありません。』

麿節全開キタキタキターーーーーーー(・∀・)

『1997年から2010年の間、日本のマネタリー・ベースは90%と大幅に増加した一方、マネー・ストックの増加は30%でした。2008年から2010年の間の米国の経験をみても、マネタリー・ベースは140%増加していますが、マネー・ストックの増加は10%に止まりました。』

んでもって・・・・

『一方、日本の消費者物価は、マネタリー・ベースの大幅な増加にもかかわらず、2010年までの13年間で3.7%下落しています。また、米国のコアCPIインフレ率は、マネタリー・ベースの増加にもかかわらず1%ポイント以上も低下しています。』

キタコレ。

『つまり、マネタリー・ベースが大幅に上昇したからといって、マネー・ストックやインフレ率が、同じように大幅に上昇することはありませんでした。』

どう見ても麿絶好調です本当にありがとうございました。

『命題を解釈する鍵は、金融システムにあります。バーナンキ議長は自身の学術研究の中で、「金融セクターとマクロ経済の連関性のすべてがマネーで説明できるという見方には懐疑的である(I doubt that it [money] completely explains the financial sector-aggregate output connection)」と述べていますが、日本の経験に照らして、私も同じ意見です。』

『金融システムやクレジット市場の微妙で複雑な作用についての理解なしには、マクロ経済や金融政策の波及メカニズムを十分に理解することはできません。この面での分析がさらに進むことを期待しています。』

バーナンキ議長を持ち出す所がチャーミングですが、金融仲介機能が低下した結果、マネタリーベースの拡大がそのままマネーストックの拡大に繋がらないという話は、特に金融危機の時はそうですわな、というかその前の方に話があったように、金融危機対応でマネーを拡大している時って正にそうですよねという話っすか。

まあそらそうよという感じですが、ではQE2とか英国の量的緩和みたいに、長期国債の大幅な買い入れを実施している金融政策の場合、金融政策とマネー、物価の関係ってどうなるのか、という点に関しての白川総裁(急にここだけ麿とならない^^)の見解を仮説でも何でも良いので一度お伺いしてみたいものではございます。
 


お題「森本審議委員会見/決済システムレポート関連雑談」   2011/06/27(月)08:14:03  
  ・この質問は・・・・・・
『(問) 森本審議委員は東京電力のご出身ですので、電力業界については、非常にお詳しいかと思います。浜岡原発の運転停止をきっかけとして、全国的に現在休止中の原発の運転再開ができないのではないかとの懸念が出てきています。来年夏には、現在停止中の原発が運転できない、また、現在運転中の原発が点検に入って運転できなくなるということになると、全国の原発が止まってしまうリスクを指摘する声が増えています。そうした点について、どの程度の可能性があるとご認識されていらっしゃるのでしょうか。また、仮に全国的に原発が全て停止した場合、電力料金や生産など経済活動に対する様々な影響があると思いますが、具体的にどのような影響が予想されるのか、ご意見を頂ければと思います。』

>森本審議委員は東京電力のご出身ですので、電力業界については、非常にお詳しいかと思います
>森本審議委員は東京電力のご出身ですので、電力業界については、非常にお詳しいかと思います
>森本審議委員は東京電力のご出身ですので、電力業界については、非常にお詳しいかと思います

・・・・・・・いやまあそうなのですがこれは(^^)。

でまあ原発問題、というか電力供給問題に関しては厳しい見通しを示しています、当たり前っちゃあ当たり前ですけど。

『(答) 浜岡原発の停止に伴い、停止中の原子力発電所の再稼働問題と、これによる電力の安定供給については、やや長い目でみて不確実性が増してきており、先行きについては順調に運転再開されるかどうか、来年春以降、全原発が止まってしまうという事態も最悪は考えられるわけですが、予断を許さない状況だと思います。国や原発立地県等の関係者の皆さんの間で、今後、安全確認等に関する色々な議論が尽くされるかと思いますので、状況を見守ってまいりたいと思います。』まあ見通しは厳しいと。

『また、原発が全て停止した場合の影響についてですが、これは私が申し上げるまでもなく、先行きの日本経済に大変大きな影響を与えるかと思います。具体的にとのお話ですが、エネルギー需給、エネルギーコスト等を含めて、これは全般に大きく関わる話ですので、細かく触れることは控えさせて頂きたいと思います。』

とりあえず元東京電力副社長ですからあまりこのネタに関して必要以上にああだこうだと言うのは控えたいというのは把握しました(^^)。まあ森本さんの会見に関してはこんなところで。


○決済システムレポートから雑談を

[外部リンク] 年4 月から決済期間を1 営業日短縮し、アウトライトT+2(GCレポT+1)とすることが合意された。本措置は、国債取引の未決済残高の積み上がりを抑え、決済リスクの削減に寄与するものである。市場関係者の間では、さらにアウトライトT+1 化(GC レポT+0 化)について、実現に向けた検討が続けられている。』

で、本文14ページにはこのような解説が。

『(アウトライトT+1 化、GC レポT+0 化)
次に、決済期間をさらに1 営業日短縮し、アウトライトT+1 化を実現することに関しては、GC レポのT+0 決済を行う仕組みを新たに構築する必要があるとされている。これには、現在の約定実務や取引慣行等の大幅な変更を伴うため、幅広い課題を丹念に検討していく必要がある。また、市場参加者のみならず、決済インフラや関係当局を含めた幅広い関係者の協力も不可欠である。このため、WGは2011 年秋頃の最終報告書の取り纏めに向けて、実現に向けた検討を続けている。日本銀行としても、アウトライトT+2 化の2012 年実施、およびアウトライトT+1 化の検討について、市場参加者の取組みを引続き支援していく考えである。』

えーっとですな、相変わらず日銀様におかれましては国債決済のT+1化やる気満々のようで、何かここの解説みてると市場関係者がやる気になっておられるような書きっぷりではございますが、正直言ってこの低金利で決済関連のフィーが雀の涙程しか確保できない中で、システム的にも人的にも無茶苦茶負荷が掛かる事がかなりの確率で予想される国債決済T+1化なんて誰得の世界だと思うのですけどねえ、いやまあシステムベンダーは儲かるかもしれませんけど・・・・・・


・そういや内為決済の大口がRTGSになるんでしたな

当事者じゃないとこの手の話ってちょっと聞いても直ぐ忘れるものでありまして、あたくし見た瞬間にはすっかりこの件失念していたことに気がつきましたですよ(汗)。

本文9ページの『2.日銀ネット次世代RTGS 第2期対応』から。

『日銀ネット次世代RTGS プロジェクトは、わが国における大口資金決済の効率性と安全性の一段の向上を目的とするものであり、以下の2 つの施策を柱としている。

日銀当座預金上のRTGS 処理に流動性節約機能を導入し、資金決済の効率性を改善すること。

民間決済システムにおいて、時点ネット決済で処理されてきた大口資金取引(外為円決済取引、1 件1 億円以上の大口内為取引)を日銀当座預金上でRTGS 処理し、決済の安全性を向上させること。』

ということで、この2番目の方ですが。

『―― 外為円決済取引の多くと内為取引の決済は、従来、時点ネット決済方式で行われてきた。しかし、時点ネット決済方式は、参加者に決済不履行が生じた場合の決済の巻戻しリスクを抱えており、決済システム全体にシステミック・リスクをもたらしうる。次世代RTGSプロジェクトは、こうしたリスクを抑制するため、大口資金取引につき、時点ネット決済方式をやめ、RTGS 処理しようとするものである。』

で、今回は内国為替の大口決済がRTGSになると。

『第2期対応では、△里Δ岨弔辰紳膰内為取引のRTGS 化を2011 年11 月14 日に実施する予定である。このため、日銀ネットと全銀システムとを結ぶ新たなインターフェースを構築する(図表1-3)。なお、1 件1 億円未満の小口の内為取引は、引続き、全銀システムを通じた時点ネット決済により処理される。』

まあ何ですな、銀行間は時点決済処理していますけど、内国為替の電信扱(もクソも今は文書扱は無いですが)取引をすると現在は被仕向銀行(をすんなり読めるのは銀行員か経理担当のどちらかかと)で入金確認した時点でサクサク引き出し出来てしまいますので、その間は被仕向行が仕向行に対して与信している状態になっていますから、利用者的には便利な話ですけど、これはこれでリスクはリスクではありますもんね。


・債券市場的にはこれですな

本文12ページの『3.新日銀ネットの構築』から。

『新日銀ネットの機能・仕様の検討の前提となるテーマについては、2010 年4 月以降3 回にわたり、日銀ネットの利用金融機関等が参加した「新日銀ネット構築に関する意見交換会」を開催し、議論の結果を2011 年2 月に公表した。その主要なポイントは、図表1-4 のとおりである。』

『図表1-4 意見交換会での主要な論点と対応

国債決済の一層の円滑化に向けた対応

・ 新日銀ネットと、証券保管振替機構の決済照合システムや日本国債清算機関のシステムとの接続を可能とする。
・ これらのシステムとの接続も念頭に、DVP 決済のメッセージフローを見直す。
・ 新日銀ネットに所要の機能を設けること等により、従来の振替停止期間(償還期日または利子支払期日の2営業日前から前営業日まで)を、廃止する。』

という事で、この辺りは事務フローだけではなく約定の部分も変化する可能性があるかなあとは思いますです。


・あと第3節が面白いと思う

という事で、まあ雑談ネタにしてみましたが、『第3節 民間決済システムによるリスク管理強化への取組み』の部分とかこれがまた読んでいてオモシロイ(まあ面白いと思う人がどの位いるのか知らんけど)と思いましたが、これまた大ネタなので引用割愛。

#ということで適当に雑談ネタを拾っただけで恐縮ですが、面白い人には面白いレポートである
 


お題「森本審議委員会見/決済システムレポート関連雑談」   2011/06/27(月)08:13:35  
  まずは森本審議委員の会見から。

○まあそんなに変わった話は無かったですが・・・・・

[外部リンク] 冒頭挨拶の中で、米国経済の減速、あるいはギリシャ国債の流通利回りが15%に達していることを挙げて、海外のリスクがこれまでより大きくなっているとの認識を示されたと思います。これは足許、金融政策において、より緩和的な方向に進まなければいけないのではないかとの懸念を示されているとの認識でよろしいでしょうか。』

クソ長いのですが引用します。まずは米国経済。

『(答) 海外経済の状況について、まず米国についてみると、FOMCの報告も出ていましたが、最近の主要な経済指標では市場予想を下回るものが多くなっており、米国経済についても慎重な見方が多くなっているかと思います。もともと、米国経済については、家計のバランスシート問題が引き続き非常に重石になっている中で、国際商品市況の影響でガソリン価格が高騰している状況も受け、個人消費の伸びが足許鈍化しています。また、生産も日本のサプライチェーン障害の下押し要因もあり、足許減速している状況があったと思います。FOMCでも、そうした状況について一時的ではないかとの見方がなされたと思います。いずれにしても、そうした状況は時間とともにある程度緩和されていく方向にあり、また、緩和的な金融環境はさらに継続するため、これに支えられ、成長テンポを再び回復させていくのではないか──年後半から緩やかではあるが回復軌道に復していく──との見方がありましたが、概ね私どもの展望レポートでもそうした方向で考えています。ただ、下振れリスクの要因が少し大きくなってきていますので、引き続きこうした面については注目していきたいと考えています。』

続いて欧州経済。

『欧州経済については、ドイツなどコア国は好調な一方、周縁国は債務問題により低調な動きを続けており、全体としては、ばらつきを伴いながらも緩やかに改善している状況だと思います。ただ、ご質問の趣旨もおそらくそういうことだと思いますが、金融面でもソブリンリスク懸念が非常に重くのしかかってきていると思います。特にギリシャの債務問題に対する不透明感が非常に強く残る中で、周縁国の国債利回りの対独スプレッドは、既往ピーク圏にあります。こうした中で、いわゆる周縁国全体の景気の下振れという問題に直面しており、債務問題の解決がさらに困難になっている面があり、EU全体で対応が急がれている状況と思います。ギリシャについても、当面の資金繰りについては、何とか目途をつけたのではないかと思いますが、いずれにしても、周縁国が、政府部門の過剰債務を圧縮していく道筋を何としても付けることが大変重要なことだと思います。緊縮財政、あるいは民営化プログラムなど、産業競争力の強化に向けた構造改革が必要であることを、国と国民が危機感をもって共有して、着実に必要な政策を採っていかなければならない状況にあると思います。』

ということで結論。

『そうした意味で、現状から判断すると、予断を許さない状況でもありますので、海外のリスクがやや大きくなっているのではないかということで、そのような表現にしました。』

この辺は講演にもありましたが、海外経済のリスクに関してはトーンとして懸念モードになっているという感じでして、やや執行部ペースよりも慎重な感じがせんでもないという所です。そして説明をうだうだと実施した結果追加緩和の話を華麗にスルーしている所がチャーミングで、まあ独自色を出さないようにしてますなあという感じが。


・ただまあレクどおりに喋ってる部分があるなあとか思うのが今回も

前回の会見では包括緩和実施後の市場金利について「ターム物金利が低下している」とその時点で低下している「ターム物金利」が非実在金利として著名なTIBOR金利だけだったというタイミングで極めて不思議発言を行いまして市場の一部から「???」という反響を獲得したのですが、今回も何か微妙な発言が。

『(問) 先日の金融政策決定会合で導入したABL(動産・債権担保融資)に対する支援について伺います。全銀協の会長が、米国と違って日本では、ABLで融資した際、担保について第三者から権利を主張された時にそれに対抗できるだけの条件が整っていないので、日本で導入するのは難しいとの見解を示されています。この点について、日銀として、どのようにしてこれが拡大していくとみているのか、何が必要かということについて教えて下さい。』

で、その答えですが。

『(答) ABLは、米国では40兆円以上の市場があるのですが、日本ではまだ3〜5千億円程度の規模かと思います。この意味で、十分に普及していると言える状況ではありませんが、これから成長を目指す企業──中小企業や、色々と前向きに取り組みたいとする企業──が多くあると思います。しかし、出資等の資本性の資金が不足するケースがある、あるいは十分な不動産や人的保証等の担保を持たないために十分な資金を受けられないケースがあるとの声があります。』

いやだからそもそもの金融に関する成り立ちとか違いますし法的環境も違いますから。

『こうした状況をみて、私どもとしては、是非、後押ししていきたい、潜在的な成長の芽を掘り起こしていきたい、企業のこうした前向きな活動を引き出す方向で金融機関の成長基盤の強化に貢献する力を後押ししていきたい、との趣旨で導入を決めました。』

ほうほうそれでそれで。

『ご質問にあるとおり、ABLについては、日本ではなかなか手法が確立されているわけではないということは事実だと思います。ただ、こうした成長を目指す企業が、そういう制約要因がある中で、新たに将来を拓いていける、道筋をつけていけることが非常に大事ではないかと思っています。日本銀行として、こうした金融手法があることについて情報発信・情報提供を進めていくことにより、この市場の認知度が向上し、ABLが少しでも拡がっていくことを強く希望しているところです。』

どう見てもただの気合あるいは根性論です本当にありがとうございました。

と申しますか、何かこの辺りの話って想定問答集の世界っぽいテイストを醸し出しているとゆー感じでして、この前の「ターム物金利低下」発言といい、今回のABL絡みの発言といい、どうも何か微妙なテイストを醸し出す発言が飛び出すのが森本審議委員会見のクオリティに思えますな、うんうん。
 


お題「森本審議委員講演は展望レポートベースも先行きの下振れリスクを指摘/BOE議事要旨メモだけ」   2011/06/24(金)08:19:02  
  いやあしかし日銀が足元の景気判断を上方修正した直後に英国と米国では景気判断と見通しを下げるってゆー先般のMPMは何と申しますか実に日銀クオリティーらしいのですが、先日の謎の成長基盤オペ拡充も含めまして、何となく最近の麿体制に微妙なアレを感じるのですが・・・・・・という話はそのうち整理整頓してみる。

#えーっと、全員が織り込んでいた筈なのですが、何で「QE2終了ショック」になるのか全く判らんのだが>モーサテ

ということで森本審議委員講演から。
[外部リンク] Most members judged that it was appropriate to maintain the current stance of monetary policy at this meeting. The current weakness of demand growth was likely to persist for longer than previously thought. Moreover, the fiscal challenges in the euro-area periphery highlighted the potential for further adverse shocks to demand.』

つーことで、金融政策の現状維持が適切と多くの委員が判断していますが、その中で足元の需要減退が従来考えていたよりも弱く、更にユーロ圏周縁国の財政問題が需要に対する新たな追加的なショックとなる可能性が高まっているという認識になっています。

『For some of these members, it was possible that further asset purchases might become warranted if the downside risks to medium-term inflation materialised.』

その結果として、中期的なインフレのダウンサイドリスクが顕在化した場合には追加の資産買入が正当化される可能性がある、というのが「数名のメンバー」から示されたという事でありまして、これは(今度ご紹介しますが)従来より言われている物価下落のリスク、即ち「需要の拡大が弱い結果、経済の余剰生産力が物価を押し下げて、物価上昇率がターゲット(=2%)を下回るリスク」の顕在化を本格的に懸念する動きが出てきた、という事でありまして、一方で(センタンス委員は退任したので3名から2名になりましたけど)利上げ主張の人は利上げ主張の人で物価上昇の継続によるインフレ加速の懸念を強めていまして、BOEのMPC内部の意見対立が更に広がっている印象を受けるのであります。

『For others, there remained a substantial upside risk to medium-term inflation stemming from the possibility that inflation expectations might rise significantly, compounded by the potential for further upward shocks to global prices. Although there was no sign that this risk was materialising as yet, that did not preclude it from doing so in the future.』

ということでございまして、利上げ主張じゃなくても足元の物価上昇が更にインフレの加速への可能性を高めているという意見もあるようですな。

しかしまあ何ですな、インフレーションターゲットを設定している中で、物価は上がるわ景気は下がるわというどう見てもスタグフレーションです本当にありがとうございましたという状態の中、政策の方向性って難しいですわなと思うのでして、まあマニア的にはBOEの今後については注目していきたいと思うのですが、正直ただの趣味の世界という気が思いっきりします(^^)。

リーマンショック後とかにはBOEは資産買入を実施して「私達の量的緩和はFRBやかつての日銀のような緩和とは違う純粋な量的緩和です(キリッ)」とやっていたのですが、足元では何と申しますか実に残念な展開になっていますし、大体からしてインフレーションターゲットを大幅に超えた状態が延々と続くとか中々お洒落な状態になっているのでございますが、さてどうするBOEという感じですな。
 


お題「FOMC声明文は景気を下げてインフレを上げ/短国入札が0.10%割れってあーた・・・・」   2011/06/23(木)08:14:39  
  ちなみにBOEのMinuteも中々味わいがあるのだがまだ斜め読みしかしていないのでそれはまたいずれ。

○FOMC声明文

[外部リンク] received since the Federal Open Market Committee met in April indicates that the economic recovery is continuing at a moderate pace, though somewhat more slowly than the Committee had expected. Also, recent labor market indicators have been weaker than anticipated. 』(今回)

『Information received since the Federal Open Market Committee met in March indicates that the economic recovery is proceeding at a moderate pace and overall conditions in the labor market are improving gradually. 』(前回)

ええもういい感じで下方修正ですわな。「予想よりも回復ペースが弱い」とゆー所ですがその理由はこうだそうで。

『The slower pace of the recovery reflects in part factors that are likely to be temporary, including the damping effect of higher food and energy prices on consumer purchasing power and spending as well as supply chain disruptions associated with the tragic events in Japan. 』(今回)

食品とエネルギー価格の上昇はまあ良いとして、「日本の震災によるサプライチェーンの損壊の影響」と来ましたかそうですかという所ですが、まあ要するにここの最初にあるように「一時的なものです(キリッ)」という事を言いたいのでしょうかねえ。

『Household spending and business investment in equipment and software continue to expand. However, investment in nonresidential structures is still weak, and the housing sector continues to be depressed. 』(今回)

ここは前回と同じなので今回分だけ引用しておきます。で、この次の物価の所がしらっと上方修正。

『Inflation has picked up in recent months, mainly reflecting higher prices for some commodities and imported goods, as well as the recent supply chain disruptions. However, longer-term inflation expectations have remained stable.』(今回)
『Commodity prices have risen significantly since last summer, and concerns about global supplies of crude oil have contributed to a further increase in oil prices since the Committee met in March. Inflation has picked up in recent months, but longer-term inflation expectations have remained stable and measures of underlying inflation are still subdued.』(前回)

ということで、インフレに関する文言であたくしが真っ先に注目したのは「measures of underlying inflation are still subdued」というのが抜けている事でありまして、この先のパラグラフとかも読んでみたのでありますが、この「基調的なインフレが抑制されている」というのが抜けたのってまあそういうデータという事ではあるのでしょうけれども、これはこれで政策判断の重要ファクターの一つでありますし、景気認識下げたといっても足元の減速は一時的という認識を示している一方で基調的インフレの抑制の文言を外しているというのは中々芸が細かいなと思うのでございまして、一見dovishなのですけれども、よく見るとhawk成分も入っているというバランスの取り方が中々じゃないのとあたしゃ勝手に思いますけどどうっすかねえ。

ということで、議事要旨を読むときには景気認識もそうですけれども、物価認識に関する部分も注意して読みたいなあと思うのでありました。


・第2パラグラフ

『Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. 』(今回)

まあこれは決まり文句状態で前回と同じ。で、そのデュアルマンデートの見通しなどに関する文言ですが、

『The unemployment rate remains elevated; however, the Committee expects the pace of recovery to pick up over coming quarters and the unemployment rate to resume its gradual decline toward levels that the Committee judges to be consistent with its dual mandate. 』(今回)

『The unemployment rate remains elevated, and measures of underlying inflation continue to be somewhat low, relative to levels that the Committee judges to be consistent, over the longer run, with its dual mandate.』(前回)


『Inflation has moved up recently, but the Committee anticipates that inflation will subside to levels at or below those consistent with the Committee's dual mandate as the effects of past energy and other commodity price increases dissipate. However, the Committee will continue to pay close attention to the evolution of inflation and inflation expectations. 』(今回)

『Increases in the prices of energy and other commodities have pushed up inflation in recent months. The Committee expects these effects to be transitory, but it will pay close attention to the evolution of inflation and inflation expectations. The Committee continues to anticipate a gradual return to higher levels of resource utilization in a context of price stability. 』(前回)

ということで、今回は微妙に論点が違っていますなという感じですが、とりあえずデュアルマンデート達成に向けた状況の改善は緩やかに進行するでしょうという結論は前回も今回も同じになっています罠。でもってここのパラグラフでも基調的インフレが抑制されている的なコメントはございませんでして、ほほーと思いつつ読んだでござる。


・第3パラグラフ以降

若干章立てが今回変わっています。まずは政策決定部分。

『To promote the ongoing economic recovery and to help ensure that inflation, over time, is at levels consistent with its mandate, the Committee decided today to keep the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent.』(今回)

『To promote a stronger pace of economic recovery and to help ensure that inflation, over time, is at levels consistent with its mandate, the Committee decided today to continue expanding its holdings of securities as announced in November.』(前回)

ということで、まあ資産買入終了ですので当然ちゃあ当然ですけれども、最初に出てきたのが金利の方でございまして、金融政策の基本フレームは金利政策に回帰という話ですわな。それから「stronger pace」が「ongoing economic recovery」に格下げになってますな(^^)。

んでもってガイダンス文言。

『The Committee continues to anticipate that economic conditions--including low rates of resource utilization and a subdued outlook for inflation over the medium run--are likely to warrant exceptionally low levels for the federal funds rate for an extended period. 』(今回)

『The Committee will maintain the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent and continues to anticipate that economic conditions, including low rates of resource utilization, subdued inflation trends, and stable inflation expectations, are likely to warrant exceptionally low levels for the federal funds rate for an extended period.』(前回の第4パラグラフ)

つーことでガイダンス文言に変更はなしです。で、QE2終了のお知らせ文言。

『The Committee will complete its purchases of $600 billion of longer-term Treasury securities by the end of this month and will maintain its existing policy of reinvesting principal payments from its securities holdings. 』(今回)

ということでQE2は終了しましたがバランスシートのサイズは維持という穏健な結果になりましたな。いやまあ市場の皆様予想してたからサプライズは無いですけど。

『The Committee will regularly review the size and composition of its securities holdings and is prepared to adjust those holdings as appropriate. The Committee will monitor the economic outlook and financial developments and will act as needed to best foster maximum employment and price stability.』(今回)

というのはまあお約束の文言であります。


・全員一致ですな

まあ全員一致も予想通りという事ですが。

『Voting for the FOMC monetary policy action were: Ben S. Bernanke, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; Elizabeth A. Duke; Charles L. Evans; Richard W. Fisher; Narayana Kocherlakota; Charles I. Plosser; Sarah Bloom Raskin; Daniel K. Tarullo; and Janet L. Yellen. 』(今回)



○短国入札ェ・・・・・・

昨日のTB3か月の入札結果
[外部リンク] 99円97銭7厘0毛
(募入最高利回り) (0.0922%)
 
(5)募入平均価格 99円97銭7厘1毛
(募入平均利回り )(0.0918%)

・・・・・(;゜д゜)

いやまあ前場の段階で新発WI取引が0.090/0.095とかいうお茶目な気配になっていましたので0.10%割れは覚悟していましたけど、何もそこまで強くせんでもエエジャロと思うのでありますが・・・・・とか言ってたらセカンダリーの業者間市場で0.045%だの何だのとかケシカラン出合いがあったようで更に(;゜д゜)な状態。どうも一部の投資家だか何だかがドカンと購入だか落札だかしたようで、4兆8000億円の発行予定額に対して市場推定のいわゆる不明玉が3兆円を超えるという有様になり、入札空振りとなった業者がショートカバーを入れたり、その煽りで他の短国も強くなって0.10%を大きく下回るレートで出合ってみたりと散々な状態だったようでございますな。ナムナム。

えーっとですな、先日あたくし申し上げましたように、0.10%割れの短国を購入するのに経済的な意味があるのって、日銀当座預金制度の外側にいる人に限りますんで、そーなりますとガイジンに生損保に投信・年金となるのですが、足元でドル円スワップがワークすると申しましてもこれらの買いだけで4兆8000億のニーズが爆裂するとかあまり想定し難いものがございますし、それならもうちょっと不明玉少ないと思う(業者にそれなりに札が分散されると思うのだが)のですけど、何なんでしょうねこれ。

まあ6月末という四半期末を控えて国債残高(短国ですけど)調整しようと思った時に1兆以上のオーダーで玉を確保するタイミングって短国入札しかない(しかも受渡ベースで言えば昨日の入札がラストチャンス)ので買ったお方でもいるのかなあとか妄想するのでございますが、どちらにしても日銀当座預金に置いておけば超過準備部分に0.10%の付利があるのに0.10%割れの短国を買うとか純粋な金勘定としては全く引き合わない話でございまして、仮に昨日大量購入している投資家(業者は在庫持ったりショートカバーしたりしなきゃいけないから買うけど別に投資で買っているわけではないので話は別)が日銀当座預金使える人だとしたら全く持って意味不明っつーかおめーそれ株主に対して申し訳ないと思わないのかと存じます罠。いやまあ債券残高がどうのこうのとかあるのでしょうけれども、周囲の皆さん大迷惑なんですけどねえマッタクモウ。

まーしかし何ですな、昨日ネタにした国債投資家懇談会での凍死家の皆様の買いたい弱気オンパレードを見た後にこの落札結果およびその後のカーニボーを見せられますと、お前らどんだけ待機資金抱えとんじゃとゆー所でございますわなあっはっはっはっはorz
 


お題「PD懇と投資家懇メモメモと雑談(麿講演ネタは先送りですorz)」   2011/06/22(水)08:14:45  
  ○と思ったら投資家懇の議事要旨も出てましたなorz

こっちはさっき斜め読みしただけなので簡単に勘弁
[外部リンク]

『6月21日(ブルームバーグ):東京電力広報担当の吉田薫氏は21日の記者会見で、「現状を踏まえて引き続き金融機関に低コストで支援をお願いしていることは事実」と述べた。』(上記URLより)

いやまあどういう文脈で言ってるのか知らんけどさ、そもそも(後で一応撤回のような発言はありましたが)内閣官房長官から「融資の放棄も」みたいな話を言われて、賠償金と事故処理の負担が大変で政府に支援お願いしているという状態の会社に対してですよ、預金者の皆様からお預かりしている大事な資金を融資しますかってえレベルの問題になっているのに「低コスト」とか何寝言言ってるのよこのバカチンはとゆー感情的な反発が融資サイドの方から起きても何らおかしくないんでありまして、その「低コスト」とか言うのいい加減言うなよと思うのですけれども、未だに御用金調達感覚で物を考えているのでしたらとりあえず本社ビル出て日比谷公園の派遣村(もう無いですかそうですか^^)にでも事務所移しやがれという思うのですけどにゃあ。

つーかさ、金貸しって「融資の5原則」(てきとーに検索してください)ってえの小僧の時に教わって叩き込まれる(少なくともあたくしが金貸しの手先をやっていた時には新人は叩き込まれたんだが)んですけど、そこには「安全性の原則」とか「収益性の原則」というのがありまして(以下悪態になりそうなので割愛^^)。

少なくとも、報道フィルターが基本的に悪意持っている状態だと思われますので、もうちょっと慎重な物言いをして頂きたい訳で、一時が万事と申しますか、本社の方でこーゆースタンスが報道されたり見えたりしちゃうから纏まるものも纏まらないという面についてもっと考えるべきでは無いかと思うんすけどねえ。

・これはまた見苦しい言い訳

[外部リンク]

『6月21日(ブルームバーグ):東京証券取引所の斉藤惇社長は21日の定例記者会見で、同社長が東京電力の法的整理が望ましいと発言したと今月上旬に一部報道で伝えられたことに関し、「東電の処理について発言したわけではない」と述べた。』

とりあえず今すぐ三途の川で行水しろという感じですが、これから原発停止して電力需要がどうのこうのとか言ってるのにまだ午前延長とか言ってるのかよという感じでありまして困ったもんよ。ピーク電力削減に協力の意味で言えば後場の取引無しにして前場12時までで終了してそれじゃ足りないなら4時過ぎから締め後取引でもすりゃエエジャンとか思うのですけどにゃあ。

・外貨建て復興国債????????

[外部リンク]

『6月21日(ブルームバーグ):野田佳彦財務相は21日午前の参院財政金融委員会で、外国為替資金特別会計を活用した「復興ドル債」の引き受けについて「財政規律上問題がある」として慎重な姿勢を示した。みんなの党の中西健治氏への答弁。復興ドル債は、外為特会が保有する満期を迎えた米国債を、東日本大震災の復興費用調達のため、ドル建ての日本国債や財投機関債に振り替えて発行する仕組み。』

野田さんの意見ではなくてこのみんなの党の中西健治とやらの意見に?????

『中西氏は、1年で約15兆円もの満期を迎える米国債を再投資せずに日本政府や財投機関が復興ドル債の形で発行して外為特会が購入し、為替スワップを通じて円資金に換えることで復興に活用できると提唱。』

いやだからそれやった後の見合いの為券の償還どうするのよという話で、ただの外準使い込みと本質的に全く変わらないと思うのですが、この前ご紹介した根津なんちゃらとかいう人の脳味噌が乾燥後のヘチマで構成されているのではないかと疑いを持たざるを得ないご提言と同じじゃねえのかと思うのでありますし、為替中立にしたいから為替スワップ取引とかいってるようですが、そんなロットでドル円フォワードのフロー打ち込んだらボラれて更にスワップのコストが無駄に掛かると思います(まあ儲かるのは業者だけなんですけど)。

中西センセイにおかれましては残念なことに最近の暑さで思考機能に一部不具合が生じておられる可能性があるのではないかと存じますので、医師のご診察を受けられたほうが宜しいのではないかと存じます次第。
 


お題「PD懇と投資家懇メモメモと雑談(麿講演ネタは先送りですorz)」   2011/06/22(水)08:14:20  
  「今日は今年一番の暑さとなった昨日より暑くなりそうです」ってうれしそうに満面の笑みで言うんじゃねえええええええええ!!!!と、ついついテレビに向かって悪態をついてしまった朝のモーサテお天気コーナーなのでありました(^^)。いやまあ職場や通勤電車の暑さのせいなんで、おねいさんに悪態って八つ当たりにも程があるのですがwww

#ちなみに公共放送は「暑いので熱中症には注意しましょう」とか「今日は暑くて大変です」みたいなトーンで話をしてましたがね^^;

ところで、第3次補正予算を作る「新体制」が新首相じゃなくてただの内閣改造になるに1万ドラクマ。

○PD懇雑談

毎度思うのだがアップが物凄く速くて事務方大変っすなあと思う。
[外部リンク] 最近の国債市場の状況と今後の見通しについて』が中々興味深かったので、とりあえず最初の意見を引用するだわさ。

『足元、10年債利回りは1.1%台で膠着しているが、米債の利回り低下など外部環境に様々な変化がある割には反応が鈍いという感じがする。震災の影響により企業が手元流動性を高めたことで、金融機関の余剰資金が積み上がった結果、積極的に債券の購入に向かう動きも見られているが、まだ残高は積みきれていないという印象。

 先週16日の後場以降、幾分金利低下方向で動意が出てきているが、6月中は金利が低下しても1.05%程度と見ている。1.1%前後という利回り水準が平均的には今後も続いていくと思うが、7月以降、特に下期に関しては、マーケットの見方とは違ってもう一段低い水準をつける可能性があり、1.0%を割り込んで0.9%程度まで利回りが低下しても不思議ではないと考えている。

 下期に関しては、震災復興需要による景気の急回復や第3次補正予算による国債の大幅増発で金利が上昇するという見方があるが、それは既に誰もがわかっていることであり、それが織り込まれたところでプライスアクションがなされているはずである。したがって、現在織り込まれている以上の景気回復や、国債の増発による財政悪化懸念が起こらない限り、上期より利回りが上昇するということにはなりにくく、今後の国債発行に対しての不透明感が払拭されて安心感が出てくれば、逆に利回りが低下していくのではないかと考えている。
 
 国債増発による金利上昇はよくある話であるが、2009年度を例にすると、年度中に26兆円以上の国債増発があり、カレンダーベースでも24兆円以上あったが、リーマン・ショックによる景気悪化の影響もあって、2009年度に加え2010年度の上期まで含めると金利は低下している。したがって、景気の見通しや期待成長率が長期金利の決定要因としては最も大きいと考えられる。原発事故に伴う長期的な電力供給不安が復興需要に伴う設備投資を抑制し、我が国の潜在成長率や期待成長率を押し下げてしまうという懸念が日増しに強くなっていることに加え、長期的な設備投資の抑制に伴う資金余剰も金利低下要因になってくると見ている。

 以上のことから、現段階では断定できないものの、4月11日につけた1.335%が今年度の最高利回りになる可能性が高く、結果として6年連続で4〜6月期に年度最高利回りをつけることになるのではないか。』

長くて恐縮でありますが、まあとりあえず最初の人の意見がこんな感じ(何となく発言者が誰か想像が出来るのですが・・・・・^^)でありましたが、以下皆様の意見がズラズラと並んでいまして、そこを見ておりますとですな、着眼点とかポイントとかは勿論人によって違うのですけれども、結論として「先行きの債券市場はとりあえず堅調推移でしょ」というのが物の見事に全員同じで、その着眼点も大体同じという素敵な状態だと思ったんですがどうでござんしょ(^^)。

いや正直あたくしも同じような感覚でおりました(つーか今直ぐに財政破綻ネタで金利急上昇ですよウェーハッハッハとか中々チャレンジャー過ぎでしょうなあとも思いますし)けれども、何かこの意見コーナーで目先の債券市場に関するコメントがここまで揃っているのってあんまり見た記憶が無い(記憶ベースなのでアレですけど、大体1人か2人位は相場のコンセンサスの逆の意見が議事要旨に出てた筈なんですが・・・・・)ので、これは何のフラグかと解釈に悩んでおりました次第でしゅ(^^)。

#もしかしたら最近の傾向なのかもしれないですけどね>意見が妙に揃う件
 


お題「まあ色々と雑談とか虫干しネタの予告編(・・・時間が無くなったorz)とか」   2011/06/21(火)08:13:44  
  本格的にクソ蒸し暑くなって参りまして色々と効率が下がる事夥しいですなあ。

○東電格下げですかそうですか

[外部リンク]

『6月20日(ブルームバーグ):米格付け会社のムーディーズ・ジャパンは20日、東京電力の長期発行体格付けを「Baa3」から投機的水準である「B1」へと4段階引き下げたと発表した。引き続き、格下げ方向での見直しを継続する。

 同日会見したムーディーズの岡本賢治ヴァイス・プレジデントは、東電の支援に向けた原子力損害賠償支援機構法の国会での成立見通しについて現在の政治状況から判断すると「不透明でリスクが高まっている」と説明。また「福島第一原発の状況が安定化していないこともコスト増の懸念を招いている」と付け加えた。』(上記URLより)

で、シニア担保付債権はBa2と相成りましたが、国会会期末で会期延長がどうのこうのというタイミングで下げてくるとか中々お洒落でありますが、それはそれとして原発の事故処理問題も順調には程遠い状況ですし、まあ事故処理でも金が湯水の如く出るんでしょうからねえ。情け容赦ねえなあとは思いますが、リリース(はMoody'sのサイトに行くとありますが会員登録しないと読めません)読みますとまあ仰っている事はそらそうですかなあという所。

まあBBB格から落ちるでござるの巻という話は既にS&Pが打ち込んでいるので2社目という事になりますが、まー1社も2社も似たようなもんだったりしまして、直ちにアレな事では無いかと存じますけどまた来やがりましたかしかもどういうタイミングなんですかねという感じではござんすな。

と思ったら国会はこうなるんすか。

今朝の公共放送ニュースから
[外部リンク] 6月21日 4時25分

『政府・民主党は、今の国会の会期について、10月半ばまで4か月程度延長する方向で、21日、野党側とも調整したうえで国会で議決したいとしています。一方、野党側が菅総理大臣の早期退陣を求め、政権幹部からも退陣の条件の明確化を求める声が出るなか、菅総理大臣は、公債特例法案などに加え、自然エネルギーによる電力を買い取るための法案についても成立に強い意欲を示しており、退陣の条件や時期を巡る駆け引きが続いています。』(上記URLより)

昨日の朝日新聞ニュースから
[外部リンク]

まあこう言ったほうがスッキリすると思いますので与謝野さんにレク受けた方が吉ではないかと存じますが。


更に雑談ですが、昨日はこんな謎意見が出ていたようで。

[外部リンク] 19:34

『東京電力福島第1原子力発電所事故で、日弁連(宇都宮健児会長)は20日、東電の被災者に対する損害賠償の枠組みについての意見書を政府に提出した。国が債務引き受けの対価として管内の送配電網を譲り受けて一時国有化し、将来的には一部を民間に売却し資金を回収することなどを柱とした内容。「賠償は現有資産の売却が大原則で、安易に電力料金に転嫁してはならない」としている。』(上記URLより)

・・・・・・・・????

あのー、まず送配電網を国有化する金はどこからでるんでしょうか?んでもって国有化した後誰が運営するんでしょうか??国有化しても送配電網からキャッシュを生むには結局のところ電力料金に乗せないと無理じゃないでしょうか???大体からしてその送配電網の査定が厳しかったら賠償原資が出ませんし、査定が甘かったらその分回収するために電力料金に転嫁するか国民負担でロスを出すかのどっちかになるんじゃないですかねえ?????これだから法曹はなどと言っては良くないですが、どうも何だかなあ感ありありの話で。

何かね、東電法的に潰すのはそらまあ気分良いかもしれませんけど、「破産免責」とゆーのもあるように法的に潰しちゃうとその時点で終了になって将来的にこれから発生するであろう損害の問題とか諸々の負担とかって問題は全部免責状態になる訳でして、将来的に奴隷船の漕ぎ手としてこき使うスキームの方がトータルで見ればしんどい話だと思うんすけどねえ、金融屋的発想からすると。


○その他雑談

・短国とかの雑談続き

昨日は先週の短国市場がどうのこうのとかCP市場がどうのこうのという話をした訳ですが、その後も色々と確認してみましたが、結局のところ欧州関連でのファンディングで金が詰まっているとかいう訳でも無さそうで(なってたらEONIAとかが変なことになってる筈)、ファンディングの絡みでドル放出した結果安い円が出来たというよりは、フォワードとかの絡み(まあフォワードが資金繰りに関係ないかというと関係はある場合もあるので原因は当事者じゃないとよく判らんけど)で色々と時空が歪んでくれたようでおじゃる。

まあ何はともあれ、時空の歪み(^^)によって短い所の円資金でお安いお金が放出されてくれた事によって、世の中の短国がかっさらわれてしまいまして新発3か月TBも玉がカラカラ状態になってしまった状況というのはお安いお金の放出が終了しても別にそのリバースの動きが起きる訳では無いのでカラカラ状態はナオランチ会長となるのでありまふ。

つーこって、まーこの調子ですと水曜の3か月入札まで玉無しの助状態が続くものと思われます(ってまあ明日の午後までの話ですが)が、入札はどうなるのやらと中々こうwktkな状態ではあります。とは言いましてもそもそも論として短国の0.10%をアウトライトで買うニーズというのは特殊ニーズと日銀当座預金制度の外側にいる人だけでありまして、それだけで4兆8000億円が充足するとはさすがに想像できませんから前回並みとかいう話になるんでしょうけど。

ま、あと注目してるのはCPレート、というかオペとの関係でありまして、最近は短国金利の方も3か月で0.105%に中々届かないというような素敵なレートになっているから比較感からするとCPもこんなもんでっしゃろという感じなのかもしれませんが、どうも基金CP買入効果で金利が下がっている部分があるんじゃねえのかというのが直感的にするのでございまして、足元では短国市場が玉なし祭りなのでよく判らんですけど、一巡した後にCP金利ちゃんがどう推移するのか、もしかしてオペが価格形成を歪めに来てないかなあという辺りを見たいなあとか思うのでありまする。


・そういや今週はFOMCですが

今回はQE2終了してバランスシートは維持(償還再投資は継続)という話になるのでしょうけれども、今後の政策のフレームワークとしてインフレーションターゲットの導入を主張する地区連銀総裁が何人かいるという状況をバーナンキ議長がどういう風にまとめていくのかというのが注目材料かなと思ってます。

まあ直ぐに声明文や会見でその手の話が出てくるかというともうちょっと先の話になるのかもしれませんが、議事要旨では今後の金融政策のフレームワークに関しての話が出てくるんジャマイカと今からwktkしております。いやまあ会見で出たらオモシロスなのですが。

ただし、先般ご紹介したバーナンキ議長の講演(そういやその後「財政の安定性」というお題で講演していたのですがまだ斜め読みしかしていませんorz)にもございましたように、インフレやら商品価格の話をしながらもそれよりも米国経済に関して構造的な要因(バランスシート調整問題、財政問題、長期失業による生産性低下問題など)を強調していまして、あくまでもデュアルマンデートを前面に出している印象を受けました。

でまあデュアルマンデートを強調しているのも別に失業重視でビハインド・ザ・カーブを辞さずとかいうのとも違う感じでありまして(というのはあたくしが今までバーナンキ講演をつらつら見た印象論なので正確性については保証致しかねます)、どちらかというとバーナンキさんはインフレ重視とか失業率重視とかいうような感じでデュアルマンデートのどちらかに傾斜しないで、あくまでも経済状況を見ながらの金融政策運営、という事はまあ言ってしまえばある意味裁量的運営みたいな所もありそうですけれども、まあ「Data Dependent」ってえ奴で運営していきますよ的な感じじゃないかなあって思うのですよね。

つーことで、そーゆー意味ではそんなに明示的なインフレーションターゲッティングのような話に傾斜した発言とかは期待しにくい気がするのですが、まあそれが政策運営上都合が良いという話になったらあっさり導入するかも知れず、中々その辺りは決め打ちしにくいなあと思うのでありました。


○虫干しネタ予告編

予告編もへったくれも前段の雑談をうだうだ書いていたら時間がなくなっただけの話ですがorz

[外部リンク] 日本銀行金融研究所主催2011年国際コンファランスにおける開会挨拶の邦訳 ――

6月1日の講演で何を今更ネタで恐縮至極でありますが、

『今年のコンファランスのテーマは、「実体経済と金融の連関性と金融政策」です。伝統的なマクロ経済学では、経済変動を経済成長と景気循環という2つの視点から分析してきました。こうした2つの視点は依然として重要ですが、過去四半世紀の経験を振り返ると、第3の視点として、金融危機のように発生頻度は低いものの一旦発生すると深刻な帰結を招く事象を考察に加えることが、政策当局者と学者の双方にとって、ますます重要になってきています。私自身も、昨年のこの開会挨拶で、既にバブルや金融危機の問題を取り上げました。』

『今年は、第3の視点という意味でも、さらに自然災害の影響について言及せざるをえません。また、金融危機や自然災害といった劇的で予測不可能なショックの対極にある出来事として、わが国経済がまさに経験しつつある人口動態の変化も非常に重要な問題であると認識しています。本日は、経済変動をもたらす要因として、このような、バブルとバブルに続いて発生し得る金融危機、人口動態の変化、および自然災害の3つを取り上げ、これらに対するさらなる研究の必要性を喚起したいと思います。』

という事でお話が始まるのですが、まあ随分と力の入った講演でございまして、こういう方向に力が入るのは大変結構なのですが、力が入った挙句に麿の自己満足でおじゃるな新貸出制度の追加などをされるのは如何なものかと思う次第ではありますけど、昨今のバーナンキ議長の各方面への配慮を怠らない講演テキストと比較しますと麿の良くも悪くも麿ワールドな部分が良く見えますなという感じかと思われます。

ということで中身は明日にでも。まあ良い方の麿ワールド炸裂という感じっすかね(^^)。
 


お題「市場メモと5月決定会合議事要旨ネタと」   2011/06/20(月)08:11:38  
  菅首相の往生際の悪さを見ますと権力の座ってえのはそんなに魅力があるのかね、と権力と無関係な市井のゴロツキのあたくしは思うのですが、まあそういや何時まで経っても粘る人ってあちこちいますわなあとか思うのでありまして。

○CP買入のレートが素敵なことになっていたりその他

金曜のオペ結果。
[外部リンク] 5,180 2,725 0.007 0.011 16.8

左から順に応札額、落札額、足切りレート、平均レート、足切りの按分比率、となるのですが、えーっとこのオペは0.10%からの利回り較差で応札するのですから平均0.011%ってえ事は出来上がり0.111%で足切り0.107%ってあーたどういう事よという感じなのでございまする。

そらまあ足元でCPのレートが何でもかんでも低くて、1年未満の社債で一部スプレッドが乗っている筈の銘柄でもCPでは銘柄間の格差がろくすっぽ無いわなという感じではございますが、足元では短国のレートも低位安定している上に、諸般の事情で資金が短国とかGCレポとかの方面に流入している事もありまして、そもそもが短国の代替でキャッシュ潰しにCPに資金が入りやすい状況でもありますので、CPオペによる価格形成への影響と通常の市場要因によるものがどの位ウェイトあるのかが微妙にイメージしにくいざますので、CPオペで市場の歪みが酷くなっているアルねという風にいえるかどうかは今の所ワカランチ会長。

海外時間的には先週の水曜位からだと思うのですけれども、ギリシャが年中行事のように昨年に続いて初夏のお祭り状態になっておりまして、その流れでドルファンディングが微妙にアレになっておられるとの事のようでございまして、何かお前ら去年と同じ事やってるとかどういう健忘症なのよと思います(けど多分ECBに打ち込みとか出来るからポジション拡大だぜヒャッハーとかやってたんでしょ欧州銀行って)が、まあそういう健忘症の連中がおりますので期近ドル金先とかにも影響出てたようざんして、何がどうなっているのかは兎も角として、ドルファンディングのプチ祭りの余波でコストの安い円資金が市場に出てきて短国は堅調だわGCは資金運用ニーズ強いわというのが先週ちょっとあったという感じでござんすので、その余波がCPに波及した可能性もありますな、という事でございます。

ただまあ去年と違ってさすがにファンディング祭りで日々フェスティバルになるかっちゅうとギリシャの延焼状況次第なんでしょうかねえ、よー知らんがな。

ということで、まあ超短い所は相変わらずの相変わらず振りであるというメモなのでありました。


続きまして5月決定会合議事要旨から。

[外部リンク] 月末を調査時点とする景気ウォッチャー調査で、現状判断が下げ止まり、先行きについての期待も改善していると述べた。企業マインドについても、複数の委員が、いくつかの指標で、このところ下げ止まりの動きがみられると指摘した。』

ということのようです。


・供給制約関連

『委員は、サプライチェーンの障害や電力供給など、供給面での制約が解消していくタイミングについても議論を行った。』

ということでああでもないこうでもないという話が続くのですが、最後のところでこんな指摘が。

『以上の点を踏まえ、複数の委員は、このところ、供給制約の解消に関する不確実性は低下しているとの見方を示した。』

でまあ5月会合時点ではそうだったと思いますが、直近の6月会合ではこの供給制約に関する問題では全国的な原発停止に伴う電力需要の逼迫問題という不確実性は拡大しているように思えますが、なにゆえ6月会合で上方修正をしたのかが微妙ですなあ。

まあ電力問題に関しては先行きリスク認識の部分でこういう指摘もありまして、『この間、何人かの委員は、定期点検後の原子力発電所の再稼働の問題を考えると、やや長い目でみて、電力の安定的供給についての不確実性はむしろ増しているのではないかとの見方を示した。』

という認識が5月にあった訳で、それが6月会合で更に拡大していると思うので、最早リスク認識というよりは経済への下押し要因として認識した方が良いのではないかとシロートのあたくしは思うのですけどにゃあ。


○金融政策に関する議論も微妙にアレでござる

『.当面の金融政策運営に関する委員会の検討の概要』の部分ですけど。

・時間軸の話が出ているのが唐突感があるのですが

この部分の最初には「金融政策は従来どおりを維持という結論になりました」という話になるのですが、そこに微妙な一節が。

『この間、複数の委員は、市場の安定を図るうえで、時間軸に対する市場の理解と信認を確保していくことも引き続き重要であるとの認識を示した。』

・・・・・・・なんかどういう話の流れでこういうのが出ていたのかが良く判らないのですけれども、5月決定会合時点で時間軸がどうのこうのというような話は円債市場では特に話があった訳でもないですし、別にその前後とかでもそれらの思惑って無かったと思うのですけど何か唐突感が。

もしかしたらQE2終了後の米国金融市場を念頭に置いた話なのかもしれませんけれども、それはそれこれはこれだと思うんすけどねえ。


・西村さんともう1人の人

『この間、資産買入等の基金の運営について、ある委員は、前回会合時点では、原子力発電所事故等の展開を背景に将来に対する不安が増大し企業や家計のマインドが更に悪化するリスクが高まっており、基金の増額を図ることが望ましいタイミングだと判断して増額を提案したと述べた。この委員は、その後、景気の先行きの見方に関する指標やヒアリング情報などにより、懸念していたマインドの更なる悪化の兆候がみられていないことなどを指摘したうえで、追加緩和の必要性は潜在的には大きいものの、現時点で基金の増額を行うメリットは大きくないとの見解を示した。』

『別のある委員は、経済物価の見通しを踏まえると追加緩和の必要性は依然として存在しているものの、各緩和措置の効果波及経路と副作用などの検討を続けながら、適切なタイミングを見極めていくことが重要であると述べた。』

『大方の委員は、震災直後に決定した追加緩和の枠組みのもとで、多様な金融資産の買入れを着実に進め、その効果波及を確認していくことが引き続き適当であるとの考えを示した。』

・・・・・うーむ、はあはあそうですか(棒読み)という感じですけどにゃ。


・成長基盤関連

『委員は、成長基盤強化を支援するための資金供給についても議論を行った。多くの委員は、第4回目の資金供給の結果が判明した段階で、これまでの同制度に基づく資金供給の効果について、金融機関からの声も踏まえたうえで、総括的な評価を行い、今後の同措置の在り方について検討を行う必要があるとの見方を示した。』

で、その結果があの日銀自己満足オペレーションの導入ですかそうですか。んでまあ復興復旧と成長基盤強化がどうのこうのという話も微妙にお花畑感がありますが一応一部だけ引用。

『多くの委員は、復旧・復興の過程においては、これまでもわが国が直面してきた成長力強化という基本的な課題に、同時に取り組んでいく必要があるとの見解を述べた。何人かの委員は、復旧・復興自体の資金需要はかなり出てくると思うが、資金需要を成長力強化へ結び付けていくための「呼び水」という観点から、日本銀行が果たすべき役割は大きいとの見解を示した。この点につき、ある委員は、復興資金需要の様々な特性を踏まえた必要な修正を加えたうえで、「成長基盤強化を支援するための資金供給」の枠組みを活用する余地があるのか、検討することも考えられると述べた。』

はあはあそうですか(棒読み)という感じですが、何か今後もこの関連のオペが色々と出るんでしょうかねえと考えるとorzなところではございまする。
 


お題「出遅れましたが総裁会見である」   2011/06/17(金)08:10:49  
  ○そもそも何がご機嫌かというと麿様肝入りオペでドヤ顔状態(かどうか知らんが)というのがある訳で

ということで成長基盤オペのおかわりに関してまずは冒頭の説明部分から。

『今回の会合では、昨年夏以来実施している成長基盤強化を支援するための資金供給について、今後の取り扱いを決定しました。本資金供給は、当初の狙い通り、金融機関がわが国経済の成長基盤の強化に向けて自主的な取り組みを進める上で、「呼び水」としての役割を果たしてきている、と評価しています。』

どう見てもドヤ顔です本当にありがとうございました。つーかこういうの日銀が「ご指導」するってゆーのがそもそもどうなのよというのはあるのですが、まあ元々成長基盤オペを導入したときって日銀何か追加緩和しろと外野がやかましく、とりあえずゼロ回答する訳にも行かなかったというのがありまして、変な事されるくらいだったらこっちの方がマシですかなあというのはあったのですが、今回に関しては別に追加緩和を期待されている訳でもないのに何か急にこんなのを実施というのが何だかなという所であります。

『金融機関の取り組みをさらに後押ししていく観点からは、資本性資金の供給や、従来型の担保・保証に依存しない融資に着目して、今後、これを支援していくことが適当と考えられます。こうした判断に基づき、今回の会合では、金融機関による出資や動産・債権担保融資(いわゆるABL)などの取り組みに対して、日本銀行が資金供給を行うために、新たに5000億円の貸付枠を設定することを決定しました。』

『日本銀行としては、今回の措置によって、金融機関が金融面の手法を一段と広げ、わが国経済の成長基盤の強化に向けて、さらに活発に取り組むことを期待しています。』

まあ一昨日もひとしきり悪態ついた訳ですが、「金融面の手法を一段と広げ」などというモノは商売になると思ったら別にあんさんらに言われなくてもドンドン実施する訳でございまして、何と申しますか金融機関を「ご指導」してた時代に遡ったかのようなお話でございます。正直言ってそんな「ご指導」よりも大事なのは規制緩和とか法令所規則の整備などだと思うのですけどねえ。中央銀行のありかたとしては・・・・・


成長基盤オペの元の分に関して増額があるのかという質問がありましたが、そこでも麿のドヤ顔(いや見てないから知らないけど)が踊るのであります。

『先程の説明でも申し上げましたが、本措置は、当初の狙い通り金融機関がわが国の成長基盤強化に向けた自主的な取り組みを進める上での「呼び水」としての役割を果たしていると思います。多少具体的に申し上げると、対象先の金融機関は、業態・地域の双方で拡がり153先に達しているほか、各金融機関の取り組み分野も多様化しています。また、金融機関が設定した投融資枠は約8.4兆円と本措置の上限である3兆円の3倍近くになっています。』

という数字の話は兎も角として。

『このような、いわば即物的な「呼び水」効果に加え、メッセージ効果、すなわち、日本経済にとって成長力を高めていくことが大事であり、そのために金融機関としてもしっかりとした取り組みが必要であるとの問題意識を高めていく上でも、効果があったと思っています。』

ドヤ顔でアナウンス効果とかいやまあもうね、何か麿様は日本経済の課題を把握しているのだがこの成長基盤強化オペによって下々の下賎なる金融機関の連中にも知らしめることが出来ましたとか何だかちょっと違うんじゃネーノという感じで。

『この点は、金融機関に対する日本銀行のアンケート調査の結果にも示されていますし、あるいは金融機関のIR報告書等においても、成長基盤の強化、成長分野への取り組みが大事であるということが謳われています。こうした点は、もちろん日本銀行の力だけではありませんが、「呼び水」としての効果が発揮されていると考えています。』

どう見てもドヤ顔です本当にありがとうございました。

『以上を踏まえると、成長基盤強化に向けた金融機関の取り組みをさらに後押ししていく観点から、先程申し上げた通り、資本性資金の供給や従来型の担保・保証に依存しない融資に着目し、今後これを支援していくことが適当と考えられます。 次に、さらなる増額という観点からのご質問についてです。今申し上げた通り、従来の成長基盤強化支援資金供給の枠を単純に増額することは、効果と副作用の面からみて、そろそろ限界に近づいています。一方、まだ十分に効果が発揮されていない出資の面、あるいは新しい金融手法を通じて成長基盤強化の体制を作っていくという面から、今回、新たな措置を設けたということです。』

ということなのですが、何で出資とか商業銀行にやらせようというのかが結局ワケワカンネと申しますか、それで出資して全損しても金融庁(一昨日と同じ話なので繰り返しませんが・・・・・)


で、大きなお世話ではないかという質問が後のほうで出ていますが。

『(問) 成長基盤支援の新しい貸付枠設定関連で教えて下さい。動産や債権担保融資は、これまで金融機関や政府が取り組んできて、必ずしも拡がっていない実態があると思います。低利の資金を出したからといって、直ぐにそれで金融機関が貸出しを伸ばすというのはなかなか考えにくいような気がします。今回の貸付枠の設定は、過去の取り組み事例に照らしてどうお考えかという点と、中央銀行が金融の手法にまで踏み込んだ異例の措置を採ることの意義について、どのようにお考えか教えて下さい。』

これはポイントを突いた良い質問(^^)。で、その答えが長いので微妙に端折りますが。

『(答)(冒頭部分割愛)市場が発展する初期の段階では、市場が小さいために市場自体がなかなか発展しにくいという時期が必ずあると思います。私どもとしては、ABLを資金供給の対象にすることによって、ABLに対して、金融機関あるいは一般の企業の方が、さらに認識を高めていく、いわば「認知効果」を通じて少しでも市場を大きくしていく、これがまた好循環を生んでいくということも期待しています。』

・・・・・・・・??????

いやあの別に認知効果もへったくれも動産担保がどうのこうのとかのネックって別に誰も知らないとかいう話じゃない(銀行じゃない業態でやってるのいたような気がしますし)と思うのですが、何かもう麿が無知蒙昧な大衆を啓蒙するでおじゃる的なテイストが溢れていて何だかなあ感が。で、その続き。

『それから、今回はこの措置を発表しただけですが、今後、そもそもABLの市場はどのような市場か、どういう課題を抱えているのかについても、日本銀行なりの分析をして発表したいと思っています。』

結論先にあり気みたいなレポートを出さないでくださいね(棒読み)。

『また、これは日本銀行の仕事では必ずしもありませんが、これまでも法律的な整備が行われてきました。さらに、政府や民間金融機関の努力で、電子債権の登録機関も生まれてきました。少しずつ制度やインフラは整備されてきていますが、まだ改善を要する面があるかもしれません。そうしたことについて、私どもは議論を興していきたいと考えています。』

いやだからそれだけやってくれれば十分なんですけどねえ。

『次に、金融の手法に中央銀行が入っていくことは異例ではないかということですが、もちろん非常に頻繁に行われているわけではありません。しかし、多くの中央銀行をみてみると、市場の発展期に中央銀行が役割を果たしています。非常に古典的な例を挙げると、かつて米国ではBA(銀行引受手形)という貿易金融のマーケットが大きかったのですが、FRBが創設された直後に、BA市場を大きくするために随分いろいろな努力をしています。日本銀行については、2003年以降、ABCPあるいはABSのマーケットを健全に育てていきたいという思いから、買入れを行うと同時に、市場関係者と一緒にフォーラムを作って、市場の発展の色々な条件、具体的な策を検討しました。そのうちの幾つかは、例えば情報をもっと開示していくという動きで、フォーマットも当時作り、今でもこのフォーマットが使われていると思います。そうしたことは、中央銀行の仕事の中の1つの部分だと思っています。』

でも別に今回って出資なり動産担保融資したりしても信用リスクの移転や信用リスクの補完、流動性補完をしてくれる訳じゃないですよね。資金供給方式は共通担保オペだから当該出資なり貸出が担保適格になるわけではないですし、信用リスクの移転なども起きませんし(2年のローンが出るというのは新しいけど今回の麿が仰せの趣旨からするとそこの年限がどうのというのがあまり関係ないと思われますし)、市場発展に向けてどうのこうのとかいうもんじゃないでしょ。

大体からしてBAとかABSとかって市場取引の育成だけど、そもそも出資だの動産担保融資だのってそれが市場取引されるわけでもないじゃネーノとか思うのでありますがねえ。

という訳で、結局何が何だかワカランチ会長、というか判るんだけど何か違うんじゃネーノと思うオペの説明なのでありました。ドヤ顔なのは麿ばかりなりということにならないように願いたいものでございまする(棒読み)。
 


お題「出遅れましたが総裁会見である」   2011/06/17(金)08:10:21  
  高橋是清という偉大な財政家をもってしても「一時の便法」の出口政策が出来なかった訳ですが、最近の与野党には自分たちが高橋是清よりも偉大なる財政家であると誇大妄想でもしておられるのか、それとも財政マネタイズの歴史的結末についてご理解しておられないような方が200人以上もおいでのようで誠に遺憾の極みとしか申し上げようがございません。

[外部リンク] 先程の質問と関係しますが、現在、国内の景気の回復ペースが予想よりも少し速いピッチであるとすれば、今後もしばらくは続くとみているのかお聞かせ下さい。』

『(答) 今の生産活動の回復が、想定よりも幾分速いというのは、ひとえに供給制約の解消のスピードの反映です。従って、あれだけ大きく落ち込んだ、1か月で生産が15%も落ちる、あるいは3月、4月で輸出が15%近くも落ちた後ですので、当然、回復のスピードは供給制約さえ解消すれば大きくなるわけです。そこまでは定性的に考えると不思議なことではなく、供給制約が解消した後の経済の回復スピードがどうかが論点になってきます。』

ほう。

『それを大きく規定するのは、世界経済の拡大のスピードがどのようになっていくかと、先程中長期的な懸念材料として挙げた電力の問題をどのように考えるかなど、幾つかの要因がありますが、一番大きな要因は、やはり世界経済がどのようなテンポで拡大していくのかだと思います。先程、世界経済、米国と欧州と新興国に分けてご説明しましたが、今、世界経済の成長率がここに来て大きく低下するという見通しを立てているわけではありません。基本的には、高い成長率が続くということですが、この問題についての判断が、ご質問への答えになってくると思います。』

どう見ても強気です本当にありがとうございました。で、あまりにも強気なので更に質問が来るのですな。

『(問) 先程の質問に関連してお伺いします。足許の景気認識、景気判断は4月の展望レポートにおけるシナリオ対比でみても上振れているとのご判断でしょうか。』

そらまあそう聞きたくなりますわな。

『(答) 先程申し上げたのは、サプライチェーンの修復あるいは電力の回復により、生産活動については、4月の展望レポートに比べると幾分上振れているということであり、景気全体についてそのように申し上げたわけではありません。いずれにしても、来月、展望レポートの中間評価を行います。繰り返しになりますが、今、景気全体について上方修正したと申し上げたわけではありません。』

いやいやいや、国内景気の回復ペースについて質問されてわざわざ一番立ち上がりの調子が良い生産活動を選んで答えたのは麿様でいらっしゃいますから(^^)。まあ威勢の良いヘッドラインが出て「判断を大幅に上方修正」的な報道されるのもマズーと思ってちょっと火消しをしたのでしょうが、どうも字面だけを見ていると景気回復テンポ拡大ウェーハッハッハとご機嫌なように見えますけどにゃあ。
 


お題「悪態成分の無い決定会合レビューである(^^)」   2011/06/16(木)08:17:44  
  しかしまあ何ですな、現状判断引き上げの声明文を華麗に披露した途端に米国では景気指標下振れに物価指標上振れという素敵な結果が出るとか最早様式美と申し上げても差し支え無いですな。

[外部リンク]

[外部リンク]

あ、それはそれとして昨日の短国入札は中々壮麗な結果で益々キャッシュ潰しの世界おそロシアという話を書きたかったのですが時間と量の関係で本日はスルーでござるの巻でどうもすいませんm(__)m


まずは声明文比較から。

○現状判断を華麗に引き上げとな

[外部リンク]
 


お題「決定会合レビューをするはずが何故か悪態モードになっているのは仕様ですorz」   2011/06/15(水)08:08:21  
  まずは決定会合結果から。

○何じゃこの新制度は???

ということで声明文である。
[外部リンク]

『6月14日(ブルームバーグ):枝野幸男官房長官は14日午前の閣議後会見で、同日閣議決定された原子力損害賠償支援機構法案をめぐり、東京電力は電力料金に転嫁することなく賠償を進めてほしいと述べた。』(上記URLより)

・・・・・・えーっと、枝野先生におかれましては金は天から降ってくるとでも思っておられるのでしょうか????いずれにせよ何らかの形で誰かの所に負担が回ってくる話で、東京電力の単年度における通常の収益力及び事業用以外の余剰資産の範囲内で原発事故処理と賠償の費用が賄えないのが自明な以上、どこかにそのケツは回ってくるのですけれども、電力料金引き上げをしなかったら東電の賠償支払い完了まで何百年掛かるんでしょうかねえ。


更に午後はこのようなお話。
[外部リンク]

『6月14日(ブルームバーグ):枝野幸男官房長官は14日午後の会見で、福島第一原子力発電所事故を受けて閣議決定した原子力損害賠償支援機構法案に基づく資金援助を東京電力に行うにあたっては、債権放棄などの協力状況について同社と金融機関などステークホルダーとの協議を見守った上で判断する考えを示した。』

『同法案は「東電が金融機関等から得られる協力の状況については政府に報告してもらうスキームになっているし、東電に支援を行うにあたってはさまざまなことを考慮して最終的には主務大臣の認定を得るとなっている」と指摘。その上で、「今後の東電と関係ステークホルダーとの協議を見守りたい」と強調した。』(上記URLより)

・・・・・・えーっと、法案通ってもスキーム発動しないつもりみたいな発言とか全く意味ワカンネ。もうふざけんなとしか申し上げようが無いんですけどねえ。

ま、単に意地になって妄言を吐いているだけだと存じますが、枝野官房長官様におかれましては可及的速やかにお遍路に旅立って頂きたいものであるとの感を禁じざるを得ません次第であります。

で、みんなの党が相変わらず「東電救済だから反対」とか言っててイミワカンネ(東電を今法的にコカしたら後の賠償は国庫負担になるから東電却って楽になるんですけどねえという意味)とか思いますが、ブルームバーグニュースのURLが見当たらなかったので華麗にスルー。

これはただの余談ですがちょっと前に結構呆れたのがありましてね・・・・・

東京大学の岩本先生(経済学)のブログ
(先週木曜なので法案出る話が出てこないときの話です、為念)
[外部リンク]

『原発事故の損害賠償が巨額になることで東電が債務超過となって,債務再編がこの順番に処理されると,社債保有者が保護され、被害者の求償権がカットされることになる。 多くの人が,このことには釈然としない思いを抱いている。原子力損害賠償法(原賠法)は原子力事業者(今回の事故では東電)に無限責任を課すという異例の措置をとっているのだが,このような形で賠償支払い能力に制約がかかっていることを何とかしたい,というのが様々なスキームの提案が腐心しているところである。』(上記URLより)

いやあの釈然としないも何もそういう決まりで資金調達とかしてるんですから。

『一方で,今回の事故処理について事後的にルールを決めることによって,社債保有者と事故被害者の優先劣後関係を逆転させてしまうことに対する批判がある。資本市場の予見可能性を著しく損なうというのは事実である。』

と思ったら一応理解されておられるという事ですかそうですか、と思ったらその次に凄まじい理屈が展開されるのである。

『したがって,社債保有者の債権がカットされ,それが損害賠償の支払い原資となるスキームが成立するとすれば,それは事後的な対応ではなく,原賠法の成文の不備を補って,立法の趣旨に沿うものであるという理論構成が必要である。制度設計を考えることは経済学者の仕事に含まれるが,現在の成文法から立法趣旨の解釈を導くことには経済学者の出番はなく,法学者の仕事となるだろう。』

・・・・・・・・あのですな、事後法作って頂いた方がまだ責任の所在というのがはっきりする(それによる日本からの資本逃避とかの責任は事後法を制定した立法府の責任ですからねえ)のですが、「法律の解釈論で優先順位をひっくり返すべき」とか更に無茶苦茶な話で、そんなのが横行したら日本の法律の文言すら信頼に値しないという話になって、先生がドヤ顔(かどうか知らんが)で仰せの「資本市場の予見可能性」とやらは事後法制定以上に低下すると思いますけれども、それが「法学者の仕事」とか意味わかんないですぅ。

とまあ思ったので晒し上げしてみただけのおまけコーナーでありました。
 


お題「昨日の続きでバーナンキ講演は対外説明をかなり丁寧に実施してますなというネタ」   2011/06/14(火)08:16:10  
  イタ公に核を使わせて「ローマ帝国の復活」とか言い出すドウチェが出てきても困りますなあ・・・・とか思ってたらどこぞのテレビニュースの現地インタビューでビア樽みたいなオバハンが「ゴミ管理も出来ない国が原発管理なんかできないわよ!!」と言ってるのを見てクソワロタ。

まあニポーンみたいに周囲全部の国と領土係争がある(無いのはアメリカ合衆国様だけでは?)国と違って回りから電気輸入をホイホイやっても安心感がありますからねえEU域内は。

という話は兎も角として昨日の続きから。


○バーナンキ議長講演の商品価格の説明が味わいがあるのだ

昨日の続き、というか飛ばした部分でありまふ。

[外部リンク] Prices』という所がこれまた説明がやたらめったら丁寧でありまして、更に(昨日も一部で見られましたが)一般ピープルだか海外だかよー知らんけど、要するに「FOMCのやっている事は正しいんです」という話を経済学的にどうのこうのと言うよりは政治的に対外説明をしてますなあという風情があると思うのですよ。

つまりですな、グリーンスパン時代と違ってバーナンキ議長は政治的に言えば以前より難しい立場にいる(そらまあ失業が高止まりしているのだから仕方ないっちゃあないですし、バーナンキが副議長時代のケツ拭きもやっている面がありますからまあシャーナイナイとも思いますが)事から対外説明を相当に丁寧に行う事が重要になっており、更に足元ではQE2に対する批判も意識せざるを得ないという部分があるのかなあとか思ったのは考え過ぎでございましょうかね。

あとですな、昨日は本件ネタでお友達とお話しててそういう結論になったのですけど(と入れ知恵成分がある事を先にバラすあたくし^^)、今回の講演でもそうなのですが、毎度毎度のバーナンキ議長の発言を見ていると先行きの金融政策に関して実際にやると決めるまではひたすらポジションを取らないようにしている感があって、市場が出口政策モードになっている時は必ずしもそうではない的発言をしてますし、足元のように地区連銀総裁からインフレ目標云々の話が出ている時には「物価に軸足を置くのではなくあくまでもデュアルマンデートが大事なんですよ」という話をする(今回ね)というようなバランスの取り方が特徴的なんじゃネーノという感じがします。

というあたくしのどうでも良い感想は兎も角として当該部分から。


・商品価格の上昇は主に新興国を中心とした経済発展によるものとな

最初の方で現状で原油だの鉱物だの農産品の価格上昇の話をしたあとこんな話から入ります。

『When the price of any product moves sharply, the economist's first instinct is to look for changes in the supply of or demand for that product. And indeed, the recent increase in commodity prices appears largely to be the result of the same factors that drove commodity prices higher throughout much of the past decade: strong gains in global demand that have not been met with commensurate increases in supply. 』

で、そのあと延々と(PDFファイルで1ページ分を丸々使って!)世界経済が新興国を中心に成長を続けた結果、原油やら商品やら農産品に対する需要が高まるという話があって、そのあとこれまた長々と(こっちは1ページ弱^^)生産能力の拡大はあまり進んでいませんでしたという説明があるのですが、そこの中でわざわざこんな話をしているのが物凄くチャーミングというか政治的な配慮がきちんとしているというか。

需要が拡大しているという話の最後の方にこんな一節が。

『Importantly, in noting these facts, I intend no criticism of emerging markets; growth in those economies has conferred substantial economic benefits both within those countries and globally, and in any case, the consumption of raw materials relative to population in emerging-market countries remains substantially lower than in the United States and other advanced economies.』

この部分は微笑を禁じ得なかったのですが、「新興国のせいで物価が上がってケシカランというのではありませんよ新興国経済は世界経済成長の重要なエンジンですよ!!!」とか気を使うこと使うことという感じで、まあ講演の対象を幅広いものと意識しているんだなあと思う訳でございまして、まあどこぞの麿ももう少し配慮した方がエエンチャウノと思う時がありますけど、これは人それぞれの部分がありますから難しいのかなあ・・・・・

ちなみに、需要が増えている話の最後はこうです。上記の続きです。

『Nevertheless, it is undeniable that the tremendous growth in emerging market economies has considerably increased global demand for commodities in recent years.』

で、一方で供給に関しては伸びておらず、足元ではリビア問題などの影響で原油生産に関しては低下してますがなという話とか、農産品に関しては悪天候の影響がありますという話をしてまして、更には「全ての商品価格が上昇している訳ではない」ということで、米国経済の落ち込みを受けて需要の縮小した木材や、生産技術の革新が起きた天然ガスなどの価格が下がりましたという話をしてましていやまあ丁寧丁寧。

で、結論ですが。

『In all, these cases reinforce the view that the fundamentals of global supply and demand have been playing a central role in recent swings in commodity prices. That said, there is usually significant uncertainty about current and prospective supply and demand. Accordingly, commodity prices, like the prices of financial assets, can be volatile as market participants react to incoming news. Recently, commodity prices seem to have been particularly responsive to news bearing on the prospects for global economic growth as well as geopolitical developments. 』

となっております。


・では先行きは???

んでその次。
『As the rapid growth of emerging market economies seems likely to continue, should we therefore expect continued rapid increases in the prices of globally-traded commodities? While it is certainly possible that we will see further increases, there are good reasons to believe that commodity prices will not continue to rise at the rapid rates we have seen recently. 』

足元のような急激な上昇は持続しないとな。

『In the short run, unexpected shortfalls in the supplies of key commodities result in sharp price increases, as usage patterns and available supplies are difficult to change quickly. Over longer periods, however, high levels of commodity prices curtail demand as households and firms adjust their spending and production patterns. 』

ということで、長期的には商品価格の上昇が家計や企業の消費パターンの変化を招いて需要を減退させるというのがまず最初の理由とな。

『Indeed, as I noted earlier, we have already seen significant reductions in commodity use in the advanced economies. Likewise, over time, high prices should elicit meaningful increases in supply, both as temporary factors, such as adverse weather, abate and as investments in productive capacity come to fruition. 』

現に先進国では商品の消費が既に顕著に減っていますし、更に長期的に商品価格が高止まりすれば生産も拡大するでしょうと。

『Finally, because expectations of higher prices lead financial market participants to bid up the spot prices of commodities, predictable future developments bearing on the demands for and supplies of commodities tend already to be reflected in current prices.』

高止まりする商品価格が上記の長期的見通しを強めるならば市場もその見通しを価格に織り込んで行くので急激な価格上昇は長続きしにくいでしょうと。

『For these reasons, although unexpected developments could certainly lead to continued volatility in global commodity prices, it is reasonable to expect the effects of commodity prices on overall inflation to be relatively moderate in the medium term.』

というのが結論でありまして、まあこの辺りの話ってタカ派ちっくな地区連銀総裁も同じような話をしていますが、これだけ丁寧に説明しているのは中々ございませんので、まあこの辺りも読んでおくのが吉かと思います。変な比喩とか無いから(ジョンブル連中の講演は比喩とかふんだんに使うから読むのホネなのよね)割とスラスラ読めますですよ。


・FEDが物価上昇を促進しているとの批判に対して

この先がその手の話になりまして、これが2ページ分くらい続きます(^^)。

『While supply and demand fundamentals surely account for most of the recent movements in commodity prices, some observers have attributed a significant portion of the run-up in prices to Federal Reserve policies, over and above the effects of those policies on U.S. economic growth. 』

ほうほう。で、最初に来るのが「ドル安を招いて物価高を招来している」という批判に対する説明でありまする。

『For example, some have argued that accommodative U.S. monetary policy has driven down the foreign exchange value of the dollar, thereby boosting the dollar price of commodities. 』

で、どういう説明かと申しますと。

『For example, some have argued that accommodative U.S. monetary policy has driven down the foreign exchange value of the dollar, thereby boosting the dollar price of commodities. Indeed, since February 2009, the trade-weighted dollar has fallen by about 15 percent. However, since February 2009, oil prices have risen 160 percent and nonfuel commodity prices are up by about 80 percent, implying that the dollar's decline can explain, at most, only a small part of the rise in oil and other commodity prices; indeed, commodity prices have risen dramatically when measured in terms of any of the world's major currencies, not just the dollar. 』

ドルの実効為替レートの低下よりも商品価格の上昇の方が遥かに大きいとか、そもそも商品価格はドルだけではなく他の主要通貨対比でも上昇しているとかいう話をしているのですが何となく言い訳キタコレという印象も(^^)。

『But even this calculation overstates the role of monetary policy, as many factors other than monetary policy affect the value of the dollar. For example, the decline in the dollar since February 2009 that I just noted followed a comparable increase in the dollar, which largely reflected flight-to-safety flows triggered by the financial crisis in the latter half of 2008; the dollar's decline since then in substantial part reflects the reversal of those flows as the crisis eased. Slow growth in the United States and a persistent trade deficit are additional, more fundamental sources of recent declines in the dollar's value; in particular, as the United States is a major oil importer, any geopolitical or other shock that increases the global price of oil will worsen our trade balance and economic outlook, which tends to depress the dollar. In this case, the direction of causality runs from commodity prices to the dollar rather than the other way around. The best way for the Federal Reserve to support the fundamental value of the dollar in the medium term is to pursue our dual mandate of maximum employment and price stability, and we will certainly do that. 』

長々と引用しましたが、ドル安の要因はFEDの金融政策だけではなく、例えば金融危機によるFTQの動きの巻き戻しであったり、米国の貿易赤字の拡大によりものであったりと、色々な要因がありますがなという話までして良い訳に余念が無いのでありまする。


で、次のお題は「低金利が商品価格の上昇を招いた」という批判に対してです。

『Another argument that has been made is that low interest rates have pushed up commodity prices by reducing the cost of holding inventories, thus boosting commodity demand, or by encouraging speculators to push commodity futures prices above their fundamental levels. 』

「低金利は在庫保有の資金コストを引き下げるので商品の需要を引き上げる」「低金利は投機家に対してファンダメンタルズのレベルを超えた商品価格上昇への誘因となる」ちゅう話でございますかな。

『In either case, if such forces were driving commodity prices materially and persistently higher, we should see corresponding increases in commodity inventories, as higher prices curtailed consumption and boosted production relative to their fundamental levels. In fact, inventories of most commodities have not shown sizable increases over the past year as prices rose; indeed, increases in prices have often been associated with lower rather than higher levels of inventories, likely reflecting strong demand or weak supply that tends to put pressure on available stocks.』

商品在庫は顕著に拡大している訳ではないなど、そのような仮説を強く支える証拠はあまり無いですがなという話ですかな。

で、もう一つの批判は「先進国の低金利が新興国のキャピタルインフローを通じて新興国経済の過熱を招いて商品価格上昇を招いている」というものですな。

『Finally, some have suggested that very low interest rates in the United States and other advanced economies have created risks of economic overheating in emerging market economies and have thus indirectly put upward pressures on commodity prices.』

『In fact, most of the recent rapid economic growth in emerging market economies appears to reflect a bounceback from the previous recession and continuing increases in productive capacity, as their technologies and capital stocks catch up with those in advanced economies, rather than being primarily the result of monetary conditions in those countries.』

『More fundamentally, however, whatever the source of the recent growth in the emerging markets, the authorities in those economies clearly have a range of fiscal, monetary, exchange rate, and other tools that can be used to address any overheating that may occur. As in all countries, the primary objective of monetary policy in the United States should be to promote economic growth and price stability at home, which in turn supports a stable global economic and financial environment.』

つーことで、何か結局新興国は新興国で金融引き締めやってますよという話でお茶を濁しているような悪寒もしますが、まあこんな感じで延々と商品価格に関する話をしているのが実にチャーミングでありました。

まー金融政策に関するインプリケーションは昨日引用した部分に尽きると思いますが。

#うーむ、他にネタを考えていたのだが時間が無いざますわ
 


お題「バーナンキ議長講演から:米国景気に関しては労働市場を重視気味ですがさて・・・・・」   2011/06/13(月)08:10:11  
  すっから菅先生はまたまた自然エネルギーがどうのこうのとか禿呼んで話をしてるのかよ、つーか「有識者」に電気を散々食う興行関連でメシ食ってる方が複数おいでなのは何だかなあと。

#ちなみに禿のお花畑太陽発電に関してのツッコミは孝好さんのブログをご参照ありたし→[外部リンク] would like to thank the organizers for inviting me to participate once again in the International Monetary Conference. I will begin with a brief update on the outlook for the U.S. economy, then discuss recent developments in global commodity markets that are significantly affecting both the U.S. and world economies, and conclude with some thoughts on the prospects for monetary policy.』

で、章立てによりますと

・The Outlook for Growth
・The Outlook for Inflation
・Commodity Prices
・Monetary Policy

という流れになっていまして、まあ一つ一つ中々丁寧に説明していまして、表現も平明ですので割と苦にならずに読めると思いますので一読推奨。で、丁寧とは言え本文15ページもあってこれをまともに全部紹介していると死ねますのでその辺に関してはてきとーに端折りつつ参ります。


○景気に関してはまあ慎重

『The Outlook for Growth』の一発目の文がこれですからねえ。

『U.S. economic growth so far this year looks to have been somewhat slower than expected.』

という事で、足元では日本の影響などもあって生産の伸びが減速し、モメンタムも低下しているが、日本の影響やガソリン価格の上昇などの影響があっても先行きに関しては緩やかなペースでの経済拡大を見ていますという話が続く。

『Aggregate output increased at only 1.8 percent at an annual rate in the first quarter, and supply chain disruptions associated with the earthquake and tsunami in Japan are hampering economic activity this quarter. A number of indicators also suggest some loss of momentum in the labor market in recent weeks. We are, of course, monitoring these developments. That said, with the effects of the Japanese disaster on manufacturing output likely to dissipate in coming months, and with some moderation in gasoline prices in prospect, growth seems likely to pick up somewhat in the second half of the year.』

んでもって全体的にはという話ですが。

『Overall, the economic recovery appears to be continuing at a moderate pace, albeit at a rate that is both uneven across sectors and frustratingly slow from the perspective of millions of unemployed and underemployed workers.』

ということで、景気回復のペースはセクターによって一様ではなく、多くの人にとってはイライラするほど遅いとかまず冒頭でぶちかましていまして、その後は各項目に関する話になります。

で、その各項目ですが、(1)家計、(2)労働市場、(3)企業部門、(4)住宅・商業不動産について、(5)政府部門、という話になっていますが、まあそんなに突拍子も無い話をしている訳ではないのですが、労働市場に関する話と家計のバランスシート悪化に関する話は先の話の前振りっぽいのでその辺だけ引用ざます。

労働市場に関しては冒頭からこんな指摘を。

『Developments in the labor market will be of particular importance in setting the course for household spending. As you know, the jobs situation remains far from normal.』

とまあこれまたぶちかましているのですが、更にこれも前からFOMCメンバーが多く指摘していますが、長期失業者に関する懸念を指摘しています。

『Particularly concerning is the very high level of long-term unemployment--nearly half of the unemployed have been jobless for more than six months. People without work for long periods can find it increasingly difficult to obtain a job comparable to their previous one, as their skills tend to deteriorate over time and as employers are often reluctant to hire the long-term unemployed.』

まあいつも指摘されていることですが、この点に関しては大きな問題でしょうという認識でございますわな。

『I expect hiring to pick up from last month’s pace as growth strengthens in the second half of the year, but, again, the recent data highlight the need to continue monitoring the jobs situation carefully.』

ということです。

で、不動産部門では最後の所にこれまた良い指摘を。

『The housing sector typically plays an important role in economic recoveries; the depressed state of housing in the United States is a big reason that the current recovery is less vigorous than we would like.』

つーことで、この辺りの話を見ますとバーナンキ議長は米国経済の構造的な部分に問題が生じつつあるというような認識を示しているなあという印象を受けまして、それがまた景気に関してハト派的な印象を与えますよね、という感じだと思います。


○インフレに関して

インフレに関してですが、まあ当然ちゃあ当然ですけど、幅広いインフレの拡大の兆候はありません(キリッ)という話になっています。

『Although the recent increase in inflation is a concern, the appropriate diagnosis and policy response depend on whether the rise in inflation is likely to persist. So far at least, there is not much evidence that inflation is becoming broad-based or ingrained in our economy; indeed, increases in the price of a single product--gasoline--account for the bulk of the recent increase in consumer price inflation.』

ということで、商品価格の上昇単体だけでの物価の持続的な上昇は難しいというこの前ブラードさんも指摘していたお話が続きまして、足元のコモディティー価格上昇による物価上昇は一時的であるという話をしていますがその辺は引用割愛するざます。

でもって、それ以外に先行きのインフレを抑制する要因を2つ指摘していますが、これまたFOMC議事要旨や他の地区連銀総裁などからも出ている論点ではございます。

『First, the still-substantial slack in U.S. labor and product markets should continue to have a moderating effect on inflationary pressures. Notably, because of the weak demand for labor, wage increases have not kept pace with productivity gains. Thus the level of unit labor costs in the business sector is lower than it was before the recession. Given the large share of labor costs in the production costs of most firms (typically, a share far larger than that of raw materials costs), subdued unit labor costs should remain a restraining influence on inflation. To be clear, I am not arguing that healthy increases in real wages are inconsistent with low inflation; the two are perfectly consistent so long as productivity growth is reasonably strong.』

つーことで、労働市場の大きなスラックが残っている中では、雇用者所得が上昇しにくく、単位労働コストも上昇しにくいので物価は抑制されますという話をしているのですが、最後に「だからといって雇用者所得が上がらないのが良いという話をしている訳では無いですので念の為」と一々断っているのがチャーミングでもあるのですが、FRBに対する政治的な批判を意識してその辺りに関しての断りを入れているのかなあと思うとバーナンキ議長も大変ですなあと感じたのですが深読みのしすぎですかねえ。


『The second additional factor restraining inflation is the stability of longer-term inflation expectations. Despite the recent pickup in overall inflation, measures of households’ longer-term inflation expectations from the Michigan survey, the 10-year inflation projections of professional economists, the 5-year-forward measure of inflation compensation derived from yields on inflation-protected securities, and other measures of longer-term inflation expectations have all remained reasonably stable. As long as longer-term inflation expectations are stable, increases in global commodity prices are unlikely to be built into domestic wage- and price-setting processes, and they should therefore have only transitory effects on the rate of inflation.』

まあこれまたいつも言われている事ですが、インフレ期待が安定しているのが重要なファクターだという話をしていますわな。従ってインフレ期待の安定化が重要という結論になるのであります、まあ当たり前ですが。

『That said, the stability of inflation expectations is ensured only as long as the commitment of the central bank to low and stable inflation remains credible. Thus, the Federal Reserve will continue to closely monitor the evolution of inflation and inflation expectations and will take whatever actions are necessary to keep inflation well controlled.』


○商品価格の部分は後日に飛ばして(おい)結論の金融政策部分

商品価格に関する部分が実は今回の講演で妙に長くなっていまして、その中の説明が色々と言い訳コーナーになっていて中々味わいが深いのですけれども、これがまたちょっと量があるので時間の都合上明日回しで勘弁という事でスルー、というのと、結論の金融政策部分に関してはここまで引用したコーナーでの論点で結論に対しての理屈は通っていますので、そーゆー点も踏まえまして結論部分にワープします。

『Monetary Policy』から。

『As I have discussed today, the economic recovery in the United States appears to be proceeding at a moderate pace and--notwithstanding unevenness in the rate of progress and some recent signs of reduced momentum--the labor market has been gradually improving. At the same time, the jobs situation remains far from normal, with unemployment remaining elevated. Inflation has risen lately but should moderate, assuming that commodity prices stabilize and that, as I expect, longer-term inflation expectations remain stable.』

ということで、現状の景気と先行きに関してですが、インフレの幅広い拡大は見られず、一方で労働市場が平常ペースから遥かに遠い状態であるという話をしていまして、(引用割愛しますが)そういう環境の下、FOMCは現在の政策運営をおこなっていますという話をしています。で、先行きに関してですが。

『Although it is moving in the right direction, the economy is still producing at levels well below its potential; consequently, accommodative monetary policies are still needed. Until we see a sustained period of stronger job creation, we cannot consider the recovery to be truly established.』

ということで、経済は回復しているものの潜在的な成長よりは低く、持続的な雇用創出が見られなければ景気回復が真に進んでいく事は考えにくいという話をしておりまして、従って依然として緩和的な金融政策が必要であるという話でありますけれども、この辺りに関してはよりインフレに軸足を置いて失業に関してはあまり数値的な目標などを置いたり直接コントロールしようとしたりしない方が良いという話をする複数の地区連銀総裁とはトーンが違うという印象でございます。

つまり、QE2終了後の金融政策運営に関しては、このデュアルマンデートのどちらにより注目すべきかという部分が論点になる可能性も出てきてますなあという感じでございます。いやまあ物価が(現在多くのFOMCメンバーが予想しているように)商品価格の上昇が一時的で済めば特にこの部分が問題になることも無いとはおもうのですけれども、英国パターンになる場合が問題になるざんしょと思いますがどうっすかねえ。

『At the same time, the longer-run health of the economy requires that the Federal Reserve be vigilant in preserving its hard-won credibility for maintaining price stability. As I have explained, most FOMC participants currently see the recent increase in inflation as transitory and expect inflation to remain subdued in the medium term.』

まあバーナンキ議長もこの次に「インフレ期待が不安定化した場合には適切な行動を取る」と話をしているのですが、どちらかというと今回の講演のトーンが構造的な問題への指摘とか労働市場の弱さに関する指摘が目立ったので、実際のインフレ期待については多分コリャマズイとなる間では中々正確に計測しにくい所でもありますので、そーゆー意味では今後は商品価格の高止まりが続き、価格転嫁の動きが拡大してきた時にさてどうするんでしょという話になるかと思いますです。

『Should that forecast prove wrong, however, and particularly if signs were to emerge that inflation was becoming more broadly based or that longer-term inflation expectations were becoming less well anchored, the Committee would respond as necessary. Under all circumstances, our policy actions will be guided by the objectives of supporting the recovery in output and employment while helping ensure that inflation, over time, is at levels consistent with the Federal Reserve’s mandate.』

ということで引用大会で恐縮至極でありましたm(__)m
 


お題「今日は普通の雑談です(おいおい)」   2011/06/10(金)08:03:46  
  今週も何だか疲れたよパトラッシュ・・・・・・

○決定会合プレビュー雑談

これは火曜日のニュースなんですけどね。

[外部リンク] 06月 7日 22:07 JST

ふーんという印象しかなかったりするのでありますが

『日銀内では、金融機関の成長分野への融資を促す「呼び水」効果という一定の役割は果たしたとの評価では共通している。ただ、金融機関の低利融資競争をあおっている、との副作用も一部で指摘されており、単純な融資枠の拡大には慎重だ。その中で、行内では不動産担保に依存した金融機関の融資姿勢の柔軟化を支援するため、在庫商品や売掛金などの動産を担保とした融資を促進するような新たな仕掛けを組み合わせる案が浮上している。』(上記URLより)

・・・・・・えーっと、お気持ちは判らんでも無いですが、後半にある「動産担保の融資促進」みたいな話って大きなお世話の世界のような気がするんですが。この手のアーリーステージ物に対して日銀が急いで適格担保化したりするような手を突っ込む動きをしちゃうと、今度は日銀のつっかえ棒が無いと成り立たない制度みたいな形になる恐れがあると思いますがね。

まーそれ以前の問題として個人的には動産担保については一般債権者とのコンフリクトが起きるので、動産担保取るなら取るで開示とかの規則をきちんと整えた方が良いような気がするんすけどまあいいです。


ま、それは兎も角として、どうも白川総裁の思い入れ的には「成長基盤支援」というのが強いように思えるというのは以前も申し上げたと存じますが、こんな報道も出てくるようですので、まーそーゆー方向性を考えているとゆー事なんでしょうかね。

でですな、成長基盤オペって仕組みおよび理念上そうなんですが、特定の貸出に紐付けして実施するというモノですけれども、本来的に言えば(これは元々の成長基盤強化オペの趣旨とも同じだと思うのですが)金融機関が貸出などを実施する際に自主的に取り組めば良い話であって、日銀がその特定貸出に紐つけてどうのこうのというのをやるよりは、普通にどどーんと低利の1年ものみたいな資金供給をして金融機関の取り組み頑張ってねとやる方が筋じゃないのと思う次第でありまして、やはり特定分野の貸出がどうのこうのとか、それこそ上記の記事にあるような動産担保融資の促進みたいなのっていうのに対して日銀が手を突っ込んで行くのは中央銀行としての矩という意味でどうなんですかねえという気がせんでもない。


ということで、あたくし的にはあまり成長基盤の拡充云々とかいう(話としては美しいのかもしれませんが)方向に走るよりは、やはり普通に資金供給を行うという方向で、基金オペの拡大とかの方向が中央銀行としての筋なんじゃネーノとゆー気がするんですけどね。

という事で結論は何も無いのですが(おい)、他に特に事前報道に盛り上がりもございません事ですし、今回の決定会合でわざわざ何かをぶちかます必要も無さそうな感じはしますが、上記記事にあるように麿のご趣味感漂う成長基盤強化オペの拡充云々についてのお話が出るのかも知れませんけど、正直言って市場に何のインプリケーションも無さそうな悪寒。


○まあ短国とかは素敵に安定していまして

ここもとの3か月TBの落札結果

199回債:6月8日入札、平均0.1027%、足切り0.1043%
[外部リンク] 来週国会提出へ
6月10日 4時32分

・・・・・・だからこの法案「東電支援」じゃなくて「賠償支払枠組み」法案なんだってという話でありまして、東電支援とかいう話が出るからあちこちから感情論が噴出して収拾付かなくなるんだから馬鹿メディア共はもう少し物事を考えて報道しやがれなどと思いますが、まあ何はともあれ法案来週出るんですかそうですか。

何かもうちょっと与野党対立が収まった所で出したほうが審議で余計なヘッドラインが出てこない分安心感があるような気もするんですが、まー足元では昨日の市場なんぞでも取引中盤ではこんな事象があったから政府サイドも急がないとマズイと思ったのかもしれませんね。

[外部リンク]
更新日時: 2011/06/09 12:56 JST (これはザラ場の状況ですので念の為)

東電の株価は一時エライ勢いで下落してアチャーという感じでしたが、引けに掛けては戻ってきまして人心地つきましたなあちゅー所でございますが、まあ先週末のアンディー発言以来もう一発の下落モードとなって、市場が暴れだした事によって危機バネが働いてくれるのであれば不幸中の幸いと言えないこともないのかなあなどと。

結局ですな、例の2兆円融資パワーで当面資金繰り回るからという意識から「じゃあ本件はまだ余裕がある」などと考えるのが間違いの元でありまして、市場ちゃんというモノはそんなに余裕ぶっかましてくれない人たちの集団だったりするので、このように催促しまくるという所でしょうな。こーゆー危機対応にはスピード感が必要でありますけれども、まあこれ法案審議でまたぞろ河野某のような「無能な働き者」が暴れだしてヘッドラインリスクにならないようにして欲しいものでございます。


電力さんといえば関電さんの起債が延期とな。

[外部リンク] June 2011 - Monetary policy decisions

『At today’s meeting the Governing Council of the ECB decided that the interest rate on the main refinancing operations and the interest rates on the marginal lending facility and the deposit facility will remain unchanged at 1.25%, 2.00% and 0.50% respectively.』

はあそうですか。

[外部リンク] statement to the press conference

『Based on its regular economic and monetary analyses, the Governing Council decided to keep the key ECB interest rates unchanged. The information that has become available since our meeting on 5 May 2011 confirms continued upward pressure on overall inflation, mainly owing to energy and commodity prices. The underlying pace of monetary expansion is gradually recovering. Monetary liquidity remains ample, with the potential to accommodate price pressures in the euro area. Furthermore, the most recent data confirm the positive underlying momentum of economic activity in the euro area, while uncertainty remains elevated. Overall, our monetary policy stance remains accommodative, lending support to economic activity. On balance, risks to the outlook for price stability are on the upside. Accordingly, strong vigilance is warranted.』

「upward pressure on overall inflation」だの「risks to the outlook for price stability are on the upside」だの威勢の良い言葉が続いて「strong vigilance is warranted」とゆー事で利上げ予告ですかそうですか。いやあ威勢の良いことですなあ(棒読み)
と、メモだけしておきますね(^^)。
 

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