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お題「市場雑談その他の雑談系で勘弁」   2012/02/29(水)08:02:47  
  久しぶりの2月29日でございますが関東積雪の恐れとな。

○基金オペがああたらこうたら雑談

月曜の基金オペに関連して昨日ああだこうだと書きましたが、他に補足すべき事もあったっぽいので更に雑談メモである。

・対象銘柄の拡大に関連して

月曜の基金国債買入の対象銘柄は以下の通りでした。

2年302〜313回
5年70〜80回
10年247〜257回
20年22、23回

つーことで、今回は残存1年超2年以内の全銘柄が対象になるという結果になりました。そらまあ前回(2月15日)の基金国債買入の応札が(対象銘柄を増やしたのに)1兆円程度しか無くてあちゃーな感じでしたから、それなら普通に1年超2年以内に拡大しましょうという話になるのは当然ちゃあ当然ですわな。

つーかこれまで何で輪番みたいに1年超2年以内の全銘柄対象とかになってなかったのかという方がアレっちゃあアレなのですが、基金国債買入(というか基金による資産買入等のオペレーション)は「買入を実施する」というフローの話ではなくストックの残高を積み上げるのが目的という建付けになっております。もちろん残高積むためには買入のフローを行わないといけませんがけど・・・・

FRBやBOEの資産買入のロジックによりますと、「買入を実施するフローの効果」よりは「買入の残高のストックの効果」を重視するという風になっていまして、買入の残高そのものに意味がありますよ的な話をしていますが、まあ日銀はその辺の話については微妙にスルーしている節がありまして(輪番に関しては実際問題としては「期間の長い資金供給オペ」的な性格の方が強そうな気もするのですが、結局の所この辺をギリギリ詰めてもロジックの思考実験としては面白いけれどもじゃあ市場の実際の価格形成に何のファクターが効いてるのよという話って正直どうでも良いという気がするのであまり突っ込む人もいないんでしょうな)一応例の銀行券見合いの輪番オペの話と、資産買入基金に関してはまあそれはそれ的なお話になっています。

と、話がずれましたが、まあそういう事で従来(今般の買入拡大前)は基金買入の対象銘柄を残存2年近辺の直近2銘柄だか何だか忘れましたがまあ要するに2年近辺の銘柄を購入するようにしていたのですが、その心は「あまり短いのを買ってしまうと償還が来たらその分を残高維持の為に買わないといけなくなるからメンドクセ」(単にメンドクセなだけではなくて、打ち込まれた銘柄の状況によって買入のオファーのペースがずれてくるので市場に妙な不確実性要因を与えるのも嫌だというのもある)という話かと存じます。

然るに、今回買入の拡大を行って、ペース的にこれから10日毎に5000億円とかいうような豪快なペースの買入を実施しないと行けなくなってしまい、実際に最初に5000億円の買入オファーをしたらいきなり応札が1兆しか無くてテラヤバスとなったのでまあ今回は1年超2年以内(まあ正確には2年未満ですかね)全部の銘柄を対象にしましたよという実に単純な話ではあるかと思います。

あとですな、従来「暗黙の30%ルール(でしたっけ?)」とかいう話で基金買入の際に日銀保有残高が発行額の30%になると対象から外す(市場の流動性を日銀が枯渇させることによって市場をアヒャヒャヒャヒャにしないようにという配慮っちゃあ配慮)ような運用をしていたようですが、それに関しても今回華麗にスルー(ただまあ輪番でそうなっていますが、発行額の50%を日銀が購入するととりあえず対象から外れるんでしょうな、超長期21回が対象になっていない所からすると)となったのですが、まあこれも単純に「オペレーションの技術的問題」であろうかと思います。


まあ何ですな、これって普通に「基金オペの残高を積み上げて行こうという姿勢の表れ」であって、札割れ上等みたいはスタンスではないですよって事だと普通に理解したので昨日は特にその辺何も書かなかったのですけれども、どうも色々なレポート類やらコメントやらを拝読しておりますと、対象が増えた件について微妙に変な解釈をしている向きもあるみたいなので、ナンジャソラと思ったついでに雑談ネタにした次第。

まあどうでもいい話ですが、(武士の情けで名前は伏せますが)どこぞのレポート見たら「日銀は買入対象銘柄を拡大することによって札割れを回避し、札割れによって起こる「買入銘柄の年限を伸ばせ」的な圧力を回避しようとしていて消極的だ」みたいな見解があって椅子から落ちそうになりましたがな。あんさん買入オペの札割れを回避するように努力するののどこが消極的な姿勢という結果になるのかと小一時間問い詰めたい訳で、そこまで悪意で日銀の行動を解釈できる位なら大嫌いな日銀の発行している券なんかお持ちにならない方が良いと思いますので全部私に下さいなというところで(^^)。

あとですな、1年以内を対象にしなかったのは基金短国買入とゾーンがバッティングする結果短国ゾーンの現物需給を無駄にタイトにして短国買入の方に影響与える可能性があるというのと、そもそも長めの金利(と言っても長期金利ではないので念の為)を下げるという政策目的なので短いのを買うのも何か行為に矛盾が生じますよねという事になろうかと思います。勿論短いのを買うとすぐ償還するというのもありますにゃ。


○2年国債入札がどうしたこうした

昨日の2年国債入札結果
[外部リンク] 99円97銭5厘
(募入最高利回り)(0.112%)

(4)募入最低価格における案分比率 51.8739%

(5)募入平均価格 99円97銭7厘
(募入平均利回り)(0.111%)

とゆーことで、昨日の駄文で「2年の0.11%なんて何ぼでも買いが来るでしょ」とか言ったあたくし涙目の展開。

第業鷁然覆魯椒Ε困任靴
[外部リンク] 18(2011年です)
St. Louis Fed’s Bullard Discusses Economic Outlook and Recent Monetary Policy Developments

上記URLが講演の概要でして、講演でのプレゼンテーション資料(パワーポイントみたいな奴)は上記URL先の中にありますが、まあ概要の方を読んでいただければ大体ヨロシカバイという感じだと思います。一応PDFのURLを置いときます(長い)。
[外部リンク]
 


お題「だいたい小ネタ雑談で勘弁ということで」   2012/02/28(火)08:01:50  
  「日銀は国債の買入枠を拡大したが購入ペースが拡大したわけではない(キリッ)」とか某モーサテの為替電話コメントをしている人がいたような気がするのですが、既に基金国債買入を半月で1兆円も実施(昨日の買入は受渡ベースではまだですので約定ベースですけど)しているのをご覧になっていないのでせうか???


○いきなりどうでもいい雑談でお告げコンボキタコレ

昨日はそろそろ出るかと思っておりました大先生のお告げキター
[外部リンク] (64号) 日銀の「変節」は円高デフレを終焉させる
〜年末13,000円、90円/ドルが視野に〜

何かドル円の数値と日経平均の数値に整合性がなさそうな気がしますけれども(大体からして「円高デフレを終焉」というのに何でここから10か月で10円ぽっちしか動かないのよと思うのですが)まあお告げキタコレという所ですが、武者先生のドテンは1月26日号「何故日本はダメなのか」の次に「この米株ラリーは本物」ってのも出していましたし、まあ政策の差がどうのこうのとか話していたので一応話の流れとしてはそんなにドテンでも無いような気もせんでもない(^^)。

しかしもう一つの強力なお告げが兜町の撃墜王から。

27日の北ハンマー大先生のボログ
[外部リンク] 東証1部上場のDRAM専業の半導体メーカー
製造業で過去最大の倒産
エルピーダメモリ株式会社
会社更生法の適用を申請
負債4480億3300万円

TDB企業コード:987907697
「東京」 エルピーダメモリ(株)(資本金2361億4313万1742円、中央区八重洲2-2-1、代表坂本幸雄氏、従業員3190名)は、2月27日に東京地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。(以上上記URLより)

3月22日償還の社債があったのでお持ちの方に置かれましてはあと一息で力尽きてしまわれて誠に遺憾ではございますが、まあ近年は株券印刷大会もしておられたり、あちこちに支援要請がどうのこうのとかしていまして、おそらく金融的に言えば広く浅くあちこちに負担を掛けましたねえ(つまりこれでいきなり致命傷という人は金融屋には居ないと思われるという意味)という感じですな。

まあ社債投資家的には風前の灯的なイメージは前々からあったと思われますので、それなりに償却もしているでしょうからいきなり大騒ぎというよりは、「さて更生手続きで幾ら戻ってくるのでしょう」という話になるでしょうから、そーゆー意味では会社がお亡くなりになった後の回収率がどうのこうのというのをより精緻に分析して的な話(大丈夫か飛ぶかの2択ではなく)を生きているうちから考えながらの投資というような流れになってくるのかもしれませんね、よー知らんけど。


・基金国債買入2回目は応札が増えたでござるの巻

昨日のオペレーション

オファー
[外部リンク] 5,000 2012年3月1日
共通担保資金供給(全店)<金利入札方式> 10,000 2012年2月29日 2012年3月26日

結果
[外部リンク] 26,456 5,006 0.007 0.007 87.6
共通担保資金供給(全店)<金利入札方式>(2月29日スタート分) 21,270 10,008 0.100 0.100 47.1

つーことで、金利入札オペが(資金需給の関係上入るのはほぼ予想の範囲内ですが)昨日も打たれて、按分がだいぶ増えてきましたねという話は別にあるのですけれどもまあその件は本日はスルー致しまして(汗)、基金国債買入なのですが・・・・・

前回の基金国債買入はご案内のように2月15日という事で基金増額のアナウンスをした直後でございました。

オファーはスルーして落札結果を。
[外部リンク] 10,677 5,003 0.002 0.005 57.7

ということで、決定会合翌日に行われた国債買入よりも応札が倍以上に増えるという中々オサレな状態になっておりまして、当然ながら購入レートの方も上昇しまして、最初は出来上がりベースで0.105/0.102だったのが今回は0.107/0.107で一本値とゆーことはまあこれは入れる気満々で突っ込みましたねという感じです。

まあ何ですな、だからどうと言われると中々困る所ではありますが、毎度のパターンで決定会合直後は0.105%ビットサイドとかになった2年以内の国債ではございますが、その後足元のGCが重かったりする状況で当初の勢いがやや失速(つーても2年で0.11%になったらアホほど買いが来るでしょうが・・・・GCだってビットサイドの0.105%からよー上がらんですし)したのか、0.107%の出来上がりレートで突っ込む向きがあったとの由。

ど〜せ時間の経過とともに買入効果が効いてきて物がスッカラカンになっていくのですけれども、5月中旬まで待てないのか、それともまあこんな金利水準で持っている意味をあんまり感じないのか存じませんが、投資家の打ち込みでもあったんでしょうかねえ(業者がここまで売りに行くイメージが無かったのですが、まあ業者の外しだったらあたくしの妄想間違えですのですいませんすいません)とか思ったりもしたのですが、実際の所は存じ上げ兼ねますのでにゃんとも。

ただまあちょっとGCが重いのが影響したというパターンって包括緩和実施した時のアレの再来的なイメージを起こさせる(現実問題としては買入&固定オペのコンボがあって金自体はどう見ても余りますので、そーゆー意味では包括緩和実施後のマーライオン再来とかどう見ても有り得んのですけど)とかあるのかなあとかふと感じた昨日のひとときでございました。

#とここまで書いてあまりにもマニアな話だったことに気が付くあたくしorz


○BOE議事要旨から小ネタを

BOE2月議事要旨。
[外部リンク] available indicators suggested that pay growth had remained subdued. According to the average weekly earnings measure, total pay growth had remained well below its pre-recession average, and had fallen back further since the middle of 2011. There had been early indications that pay settlements had picked up a little in January, but at 2.7% they remained well below pre-recession norms. Survey evidence in January from the Bank’s Agents had suggested that businesses expected settlements in 2012 to be broadly similar to those in 2011.』

ここを見ますと2回「remained well below pre-recession norms」というのが出てくると思いますが、まあこんな感じでBOEの議論の中では「リセッション前の平常水準との比較」というのが出てくる訳ですが、先日インフレターゲットマンセー講演をしたセントルイス連銀総裁のブラードさんに言わせるとこうなりそうですにゃ。

『Most analysts seem to agree that the middle part of the 2000s was characterized by a “bubble” in the housing sector. Housing prices were high and rising fast compared to nominal GDP. It is not prudent to extrapolate a bubble into the indefinite future and claim that such a calculation provides a good benchmark. Yet, that is what we are doing when we extrapolate fourth quarter 2007 real GDP. Furthermore, we normally have the good sense not to do this in other economic situations.』(これは先日ネタにした2月6日のセントルイス連銀ブラード総裁講演)

まあ物価がサガランチ会長の中で緩和継続という中ではリセッション前の状態に戻って比較して〜みたいな話になるのかもしれませんけれども、よくよく考えたらこれって物価コントロールの概念的にどうなのよと思うのでありました。


・労働者のスキルのミスマッチがどうしたこうした

同じく雇用関連とかの話をしている第20パラグラフから。

『The whole economy employment rate had been broadly flat in the three months to November. While there had been some signs of stronger labour market activity in the monthly CIPS/Markit and REC surveys in January, business surveys of employment more generally had continued to point to weakness in the near term. According to the LFS, the unemployment rate had risen to 8.4% in the three months to November.』

まあここまでは現状の話ですが、ここでチャーミングなのはCIPS/Markitのサーベイの数値が妙に強い事に関してこの前の部分でも議論になっていた事ですが、たぶん時間の都合で最後に無理矢理引用だけしておきまふ。

『The extent of downward pressure that those seeking jobs would place on wages would depend on a number of factors, including how transferable their skills were.』

ほれきた。

『There was some tentative evidence that companies had been finding it harder to find suitable employees, and in the second half of 2011 the number of vacancies had been broadly stable while unemployment had increased. This could suggest that the unemployed were less able to fill those vacancies.』

ということで、米国でもこの話ありますが、労働者のスキルのミスマッチがどうしたこうしたで雇用が伸びません生産性が向上しません的な話が英国でも同様に出ているというのが何と申しますかチャーミングというか由々しき事態というか。まーこの辺りの話って労働政策の問題になりますから中央銀行の世界ではなくなる(米国の場合はデュアルマンデートだから何か口出す権利もありそうですけど・・・・・・・)ので大変ですなあと思いました。


・CIPS/Markitサーベイがやたら強めに出ている件について

第12、13パラグラフでそんな話が。

『There had been a sharp rise in the CIPS/Markit manufacturing and services surveys in January. Both had risen above their series averages, and stood at their highest levels since March 2011. The forward-looking balances in both surveys had also increased sharply, which suggested that the strength of output was expected to persist into the second quarter.』

ほう。

『The strength in the CIPS/Markit surveys had not been matched by other survey evidence, however: the CBI and the British Chamber of Commerce survey expectations had both suggested a further contraction in GDP in the first quarter.』

ということで他のサーベイと全然違う結果じゃという話。

『It was possible that the CIPS/Markit surveys were giving a misleading signal, although past statistical relationships had suggested that they were the most informative individual survey indicators of output growth. Moreover, the UK CIPS/Markit surveys had risen in common with those in many other countries around the world.』

何か凄い理屈だが(^^)、この後を読むとそうなのかなと思ってしまいます。本当はどうなのかはこれからの経済状況が答えを出してくれるでしょう(^^)。

『As for the global PMIs, it was possible that the CIPS/Markit surveys might have reflected an improvement in business conditions following the ECB’s LTRO, although it seemed unlikely that it could have led to a sharp pickup in output in such a short space of time. Another possibility, suggested by the Bank’s Agents, was that the CIPS/Markit surveys might have reflected an increase in activity as firms now decided to proceed with previously postponed investment or other spending, even though the uncertainty connected with the euro area remained.』

さてどうなるのやらという感じでございます。というようなしょうもない小ネタ俺様メモで恐縮至極でございました。
 


お題「雑談とかBOEネタとか」   2012/02/27(月)08:02:23  
  円安キターということで、何かちょうどユーロ問題が何となく解決に向けて進展した(ような気がするだけかもしれないがケンチャナヨ)こととか、米国のQE3がやるやる詐欺コースになりそうなとかいうタイミングで日本の前向き緩和姿勢への転換が思いっきり効いたとゆーことで誠に結構な話ですな、うんうん。

○早速大騒ぎキタコレ

ヤフーニュースのヘッドライン一覧を見るだけでゲップが出そうですが。
[外部リンク] 45件中1〜45件を表示

まあ何ですな、厭債害債さんがエントリーを上げておられますのであたくしがああだこうだ申し上げる必要も無さそうですのでとりあえず厭債害債さんのエントリーを張るだす。
[外部リンク] 2月24日(金)21時41分配信

[外部リンク] 2月25日(土)7時55分配信

・・・・・・・えーっとね、そもそもこの会社の内容とか見ればアレ感爆発で普通の事案じゃないとかゆー感覚にならんのかねと思うのですが、最近のメディアは一々大げさに騒ぐのを仕事と勘違いしているんじゃないですかねえ。こんな特殊なインチキくさい会社の事案捕まえて「企業年金揺らぐ土台」とか、イカサマ未公開株投資詐欺があるから株式取引が全部胡散臭いとか言うのと同じくらい極端な話だろとか思うんですけどねえ。

で、尻馬に乗るのが得意な言うだけ番長(とか言うと出禁になるんでしたっけ)の前ナントカさんがこのように仰せのようで。

[外部リンク] 2月26日(日)16時14分配信

・・・・・・・・ああまたかという感じでございます。

しかしまあ何ですな、許可制にすると官僚のナントカがどうとかとか言って登録制にして事後的に厳罰主義というような流れにしたらまあ言っちゃあ何ですがこのような事案というのが起きる可能性はそらまあ高くなるでしょと思うのでありまして、いざ問題事案発生して大騒ぎして今度はまたいきなり規制とかゆー事になりますと、許可制で官僚の権限ガー天下りガーとか喚いていたオメーら政治家およびメディア連中は従来の主張との整合性を良く考えなさいませと存じます次第ではございます。

まあこの事案に関しては、最初から詐欺のチャリンコ経営だったのか、入口は単にヘタクソなだけでそのヘタクソを誤魔化すためにチャリンコになったのか(いずれにせよ途中からはチャリンコ経営でインチキしないと全額飛ばすとか無理だと思うのだが)判りませんが、厭債害債さんのおっしゃるように、『ニュースを見ればすでに一部では過去に「第二のマドフ」とささやかれていたらしいのですがそれでも評価が高かったという声があったようですし、そういうところに対してもほとんど監督が働いていなかったという点を考えると、暗澹たる気持ちになります。日本でも悪意を持ってだまそうとしたら、これほどまで簡単に引っかかってしまうということで、もうこれは監督の限界を感じざるを得ないのではないかと思います。』(先ほどの厭債害債の所のエントリーより)というのに同意なのでありまする。

まあ何はともあれ調査する方もされる方もお疲れ様でございます。外国投信でFOFとかになってるのとかの調査がどうのこうのとか大変そうですよね。

#国内資産の場合は普通に牽制効いているとは思いますが、運用成績の報告をした結果「どうやると毎年ベンチマークに負けるんでしょうか御社って随分ヘタクソですね」とか言われたらそれはそれでorzですなあ(違)


○BOEネタから少々

資産買入を拡大した(というかおかわりした、というのが正しい)BOE2月議事要旨。
[外部リンク] all these factors together, it seemed likely that growth in the first quarter of 2012 would be somewhat stronger than the Committee had expected at its previous meeting. There had, however, as yet been little evidence from the expenditure indicators to corroborate that. Although they had risen on the month, both the GfK and Mori measures of consumer confidence remained depressed, and suggested weak household spending in the first quarter. Export data for the fourth quarter of 2011 had been strong, but recent surveys had been weaker. Survey measures of investment intentions had been largely flat in the fourth quarter.』

ということで、微妙に留保条件を付けていますけれども、1Qの経済成長は1月MPCでの想定よりも若干強くなっているという話なんですよね。


んで物価に関しては第17パラグラフ。

『Twelve-month CPI inflation had fallen to 4.2% in December. In line with the usual pre-release arrangements, an advance estimate for twelve-month CPI inflation of 3.6% for January had been provided to the Governor ahead of publication. The fall in CPI inflation since its peak in September had largely matched the Committee’s expectations. CPI inflation was expected to fall further over the next few months, as the contributions from past petrol and utility price increases, and any remaining effects of the previous year’s rise in the standard rate of VAT, dropped out of the twelve-month calculation. Wholesale gas spot prices had risen sharply recently as a consequence of cold weather in the United Kingdom and elsewhere in Europe. Futures prices, which were more important for the setting of utility prices, had risen by far less.』

まあ先行きに関しては過去CPIを押し上げたVAT要因および原油や公共料金の引き上げ要因が弱まるので先行きのCPIは低下するでしょうという話ですが、足元のガスの価格上昇に関しては天候要因による一時的なもので先物価格が大きく上がっていないからケンチャナヨとか微妙に見通しがアレな気もします。まあ詳しい話はその先にああだこうだとあるのですが今日は割愛。

インフレレポートの検討部分のまとめが第31パラグラフにあるのですが。

『On balance, the Committee judged that - on the assumption that Bank Rate moved in line with market interest rates and the stock of purchased assets was held constant at £325 billion - inflation was somewhat more likely to be below target than above it for a good part of the forecast period. By the end of the period, however, those risks were judged to be broadly balanced. The inflation projection was somewhat higher than in November, partly reflecting the larger stock of assets on which the forecast was conditioned, but also reflecting a higher path for oil and other commodity prices.』

ということで、11月のインフレレポートの予想よりも今回のインフレ見通しは若干強くなりましたが、これは原油やその他の商品価格のパスの引き上げおよび、資産買入の拡大を反映したものです、ということですが、前半にありますように、資産買入の拡大を行なって中長期的なインフレが2%を若干下回る水準になるとゆー話でございまして、だったらもっと前から買入拡大しとけよとか思うのですけれどもまあいっか。

で、結論はこうなる。金融政策決定の第36パラグラフから。

『Against this background, and that of its most recent projections to be published in the February Inflation Report, the Committee judged that the weak near-term outlook for growth and the associated downward pressure from slack in the economy meant that, without further monetary stimulus, it was more likely than not that inflation would undershoot the 2% target in the medium term.』

はあそうですか。

『The Committee recognised that there were substantial risks to inflation in the medium term in both directions, and that it would be some time before the uncertainties around these risks were resolved. There was a range of views among Committee members over the evolution of these risks. For some members, the probability of inflation exceeding the target was slightly higher than shown in the projection to be published in the February Inflation Report, and a case could be made for maintaining the stance of policy at this meeting. For others, the case for further easing was more clear-cut.』

まあ(ちょっと今日は時間が無いので割愛しますが)1月MPCの議事要旨出た時点でまあ2月の追加買入(というよりは2月に買入が終了するので正確に言えばおかわりまたは買入の継続という事になるのですけれども)を市場に織り込ませに行ってた感じでしたので、買入やらないとマズーというのもあるでしょうが、何か見通しを上げながらも買入は継続というのに政策のロジック整合性どうのこうの言ってられない感の漂うBOEなのでありました。

第37パラグラフから。

『The Committee had announced a programme of £75 billion of asset purchases at its October meeting, and this had recently been completed. While the Committee continued to monitor the impact of its asset purchases, it saw no compelling reason to think that their impact on nominal demand would be materially different than had been anticipated in October. It would keep this under review in judging the policy actions needed to support the recovery and meet the inflation target.』

10月以降の資産買入が経済の需要に与えた効果については検証中だが、10月時点で想定していたのと違ったと考える理由は無いとな。ふーんそうですかあ(棒読み)。

『In terms of the immediate decision, the Committee considered the arguments for increasing the stock of asset purchases by £50 billion or £75 billion, either of which would be sufficient to put inflation broadly on track to meet the target in the medium term on its central projection. Committee members placed different weights on these arguments.』

で、買入拡大は実際は50bilになったのですが、75bilが適正であるという見解で票決が割れましたとか、BOEヤケクソ気味ですなあとか思うのですけれども、見通しによれば(今日は引用してませんが)今年は物価が低下して2013年の頭ごろには2%以下の水準になるとのこと(第29パラグラフにあります)ですが、ちゃんと物価下がるのかに関してはワクワクテカテカしながら眺めたいと存じます。

#以上趣味のコーナーでした、小ネタをスルーしたのでそのうち
 


お題「やりかけで放置していたネタ整理とか雑談とかで勘弁でござる」   2012/02/24(金)07:57:53  
  ○放置ネタシリーズ:ECBドラギ総裁記者会見(引用有り)

14日にドラギ総裁会見ネタを書きましたが、その後まさかの日銀渾身の追加緩和が出てしまいましてその後が宙に浮いておりましたので今さらながら引用を。

[外部リンク] statement to the press conference (with Q&A)
Mario Draghi, President of the ECB,
Vitor Constancio, Vice-President of the ECB,
Frankfurt am Main, 9 February 2012

・担保政策に関連して:各国中銀がリスクを取るとな

質疑の一部を切りますが。

『And, as a follow-up to a previous question, on the collateral you say you will manage the risk. Why will the Eurosystem not share the risk? Why does it have to stay with the national central banks?』

で、答えも対応する所のみにします。

『Concerning the collateral, on top of all the risk management measures and on top of all the strong over-collateralisation - which, once you apply these haircuts, reduces the amount of acceptable collateral by almost two-thirds - to assess the creditworthiness of a credit claim it is essential to know the economy where this credit claim originated. In other words, knowledge of the domestic economy is essential for understanding the creditworthiness of a bank credit claim. The assessment by the national central banks is very important, even though it is conducted on the basis of a common guideline.』

『Therefore, we want to keep the risk related to these assessments with national central banks so they bear the full risk of their choices. In a sense, it is a further mitigating measure for the risk we are assuming. The Banca d’Italia, for example, would carry out the assessment and then it would present the assessment to the Governing Council on the basis of a common guideline and on the basis of common haircuts. So, with a credit claim of about 9, strong over-collateralisation would yield around four - or three, probably - as acceptable collateral. Of this three, the risks must be assessed according to the common guideline and presented to the Governing Council. 』

ということで、各国中銀はその各国の金融市場(というか与信市場というか)の実情に基づいてECBの定めるガイドラインに基づき独自の担保基準を設定してくんなましという話で、これはこれで理に叶っているように見えるのですけれども、ただ担保政策というのも金融政策の中では重要でありますので、その部分を(一定のガイドラインの下で行いECBが審査するとは言え)各国中銀に下してしまうというのは金融政策の共通化という話からするとちょっと微妙な気がするのですが、単なるあたくしの気のせいかもしれません。

今申し上げた「ECBが審査する」云々はその後の質疑にございますので念の為引用。

『I have just a follow-up on collaterals: you told us that the national central banks will present their risk assessment to the Governing Council, but what exactly will happen if some members of the Council aren’t satisfied with what is presented?』

『On the first question, it would be like any other discussion in the Governing Council. We will look -- obviously together with the risk management officers and other very competent staff, -- at the assessments, we will have a discussion and if the Governing Council is not satisfied it will not be accepted. It’s like any other discussion.』


・やってることって裏口財政マネタイズですよねという質疑

まあLTROの担保がアレですからねえ。

『Mr. Draghi, you warned two months ago about legal tricks that circumvent the spirit of the Treaty and that the ECB’s credibility depends on the spirit of the Treaty. All of this talk about what the ECB is going to do with its bond holdings centres around getting money to Greece. There is a hole of 50 billion euro or so, a hole in the funding, and the governments and the banks seem to want the ECB’s money. Is it still your position that the ECB needs to avoid legal tricks? And are these options legal tricks?』

『Absolutely, you can rest assured that this is still my position. So, all the talk about the ECB sharing the losses is unfounded. But I cannot say what we can do about this until tonight, probably after the Eurogroup meeting. We will have to see. Let me add one thing, because perhaps I am not being completely clear. The idea that the ECB could actually give money to the programme would violate the prohibition of monetary financing.』

はあそうですか(棒読み)という感じですが、実際問題としてどう見ても尻抜けです本当にありがとうございましたという所ではあるのですけれどもねえ。

で、裏口財政マネタイズですよねという質問は最後の質問です。

『Secondly, you are certainly aware that, despite all the success of the LTRO, that in this country some people at least argue that this is a sort of hidden government financing. What is your position on these critical remarks?』

まんまですな(^^)。

『As regards your second questions, the 3-year facilities are there to be used. There is no stigma whatsoever attached to these facilities. This has to be understood by everybody. I would describe some of the statements made as “statements of virility”. Namely, that it would be undignified for a serious bank to access these facilities.』

ほほう、どう使うかは各銀行の経営判断とな。

『Now let me say that the very same banks that made these statements actually already access different kinds of facilities such as the euro dollar credit swap facility. Another bank, which according to a newspaper report made an indignant statement that there would be a stigma, actually accessed the LTRO. So, some of these “virility” or “manhood” statements are often incorrect. I think it’s a business decision. Some banks thought that it is far better for banks to fully access these facilities, unlike those that made these statements. So they saw no stigma. It’s a business decision that should be presented as such. I should add that the crisis, which the banking system and the funding system is currently facing, originates from a sovereign crisis. So the banks that happen to be located in countries that do not have any fiscal crisis, that have always undertaken the appropriate reforms, should give more credit to their governments for having been virtuous all along.』

ああだこうだ言ってますが、結局これは質問に対する答えを「いや銀行の流動性支援を実施する中で銀行がこのファシリティーをどう使うかというのは色々とありまして・・・・・・・」ってな感じで誤魔化しているのがチャーミング。

そういやここにありますが、LTROを使うのにStigmaが無いという話をしている件に関して確かCSとかINGとかの経営が「いやこれ使うのStigmaあるだろ」的な話をしていたとかいうのを先々週の末辺りにブルームバーグニュースか何かで見た記憶があるのですが、今さらサルベージするのめんどいので割愛(^^)。


・担保拡大は全会一致ではないと

まあそういう可能性もあるかなとは思いましたが、ここで反対が出ているのも空気読まないなあと反対者の原理主義者振りにある意味感心するのですが。

『And secondly, could you give us a flavour, please, on how the discussion went on extension of the collateral framework and the changes in the quality standards? Was it unanimous, was there a wide agreement, were there lively discussions, as you called it last time when the interest rates were lowered?』

『As regards your second point, the discussion was not unanimous, but it was not particularly contentious. There was wide agreement, although there was no unanimity.』

意見は分かれたが大きな問題になるほどではないという事ですが、全員一致ではなさそうですな。


・リスク管理ちゃんと出来てるのかという質問が色々

・・・・・・で、これがまた結構アレなのですが、気がついたら時間が無くなってしまうというorzな状態ですので以下ネタが切れたら出すかもしれませんが、次回のECB会合が出たら証文の出し遅れになるのでたぶん出しません。

ということで関連質疑を少々だけ引用。一連の質疑応答という流れです。

『And a second question, a personal one: you have already shown us that you are a good risk manager, but what about your stance as a central banker, and what is your personal conclusion after your first 100 days in office?』

『Now, the second question was about my first 100 days. Well, it’s hard to respond but if you read a few newspapers that are also represented here you will get a full documentation of what they think.』

『But what about your principles as a central banker then? You’ve shown us that you are a good risk manager, but it is hard to get any statement about you or your stance.』

『Well, I think the proof is in the eye of the beholder. I have respected the mandate of the ECB, which is to maintain price stability in the medium term. Inflationary expectations have remained firmly anchored - both before I became president, in the years of my predecessor, and in the first 100 days. But admittedly, it is a very short time to judge someone, it could get much worse.』

『I was a bit confused by your initial statement when you said: “Yes, we take on more risks, but we manage them well.” Could you perhaps just clarify on balance: is the Eurosystem more at risk or less at risk, or is it equal, as a result of
your decision?』

『We, the Governing Council, thought that the amount of risk that was taken on board was perfectly acceptable and very well managed. We take risks with everything: we take risks with normal monetary policy operations, with LTROs, with the SMP. The important thing is that once we take these risks, firstly we don’t judge them to be excessive and secondly, and most importantly, we manage them well. We have full confidence in our staff that these risks can be well managed.』

時間が無いので訳等は割愛であるが、ECBの担保拡大に関しては「リスク管理大丈夫なのか」的な質問も結構な勢いで飛んでいるというのが興味深いっつーか質疑応答のレベルがやはり高い(日本政府の介入がどうのこうのとか質問する馬鹿野郎もいるのですが)なあと思うのでございましたです、はい。


#あら、放置ネタもっと成敗するつもりだったのに結局ECBネタしか成敗していないわorz
 


お題「やりかけで放置していたネタ整理とか雑談とかで勘弁でござる」   2012/02/24(金)07:57:26  
  FOMCとECBとBOJとネタが出る中BOEのMinuteも出て逆にネタ調べの方がてーへんなんですけどorz

#2月って日数少ないから本業が忙しいんですよね〜

○ニュース雑談大会

・またこれか

[外部リンク] 23時47分

『民主党の小沢元環境大臣や馬淵元国土交通大臣らは、日銀が、今後、目指していく物価上昇率を1%としていることについて、「他国より低い水準を掲げることは、円高容認のシグナルと受け止められかねない」として、2%を超える数値に引き上げることなどを求める提言をまとめました。』(上記URLより)

・・・・・・・まあ最初「中長期的な物価安定の目途」を見た時には1%だとどうなのかねえとかあたくしも思ったのでこーゆー話を言い出すのも判らんでも無いのですけれども、実際には(この前ネタにしたように)日本記者クラブでの総裁講演で「とりあえず今の経済状況で行けそうな数字という事で1%を出すけれども、経済が持続的な成長を続けるようなれば、つまり基礎的な成長力が高まれば、この1%という数字は見直す」という話をしていますわな。

で、今の状況でいきなり2%目指すっていうのは先が遠すぎる上に成長力の弱い中で2%ってのもどうよという事で1%に置きましたんですけど、という事ではないかとゆー風にその後の諸々の説明を受けて理解しましたし、まあ市場も徐々にそういう認識になってきて為替市場も反応しているとゆー感じなのではないでしょうか。

つーことでですな、「円高容認のシグナルと受け止められかねない」とか言うのは「私たちは日銀の説明を全然聞いておりません」と言ってるのと同じです罠という感じでございまして、逆にあんさんらがそういうことによって日銀の政策意図の邪魔してるだろとか思う次第で何とも残念という所ですが、まあこの人たちに取っては自分たちの経済無策のケツを日銀に回す為には日銀ケシカランを言い続けた方がお得なので、日銀の政策姿勢の変化に対しても反応しないでこういう話をしておられるのでしょうね、とあたくしも陰謀論で纏めてみた(^^)。

つーかさ、円高対策だけで「他国よりも高い物価上昇水準を容認」とか政策としての優先度のバランス意識おかしいんじゃねえのと思うのですが。おそらく今のヘドニック掛かりまくりの物価統計の中でCPIの2%上昇って生活者的な物価上昇がかなりしんどくて、低所得者とか相当苦しくなると思うのですけど、そういう事理解して「2%超」とかFRBもECBもBOEもそこまでの数字出していない水準だすかねとか思いますが。

大体お前ら「ガソリン値下げ隊」とか「消費税上げケシカラン」とか「公務員の給与削減」とか「電力料金引き上げケシカラン」とか物価が上がらないような政策の話ばっかりしてるのに日銀には物価上昇率2%超目指せとかお前は何を言ってるんだという所なんですけどねえ。


・なんぞこれ


日経新聞のニュースより、(URLがクソ長いので記事へのリンクはニュースヘッドラインに貼ります)
[外部リンク]
「高収益」と虚偽 金融庁、きょう業務停止命令
2012/2/24 2:01 情報元 日本経済新聞 電子版

『国内独立系の投資顧問会社、AIJ投資顧問(東京・中央、浅川和彦社長)が企業年金から運用受託していた約2000億円の大部分が消失していることが23日、証券取引等監視委員会の検査でわかった。長期にわたって高い運用収益を上げているとの虚偽の情報を顧客に伝え、実態を隠していた疑いがあるとして、金融庁は24日、AIJに業務停止命令を出す。年金運用会社のずさんな実態が判明したことは、企業年金の運営に深刻な影』(上記URLより、以下有料記事なので引用不能^^)

>年金運用会社のずさんな実態が判明したことは、企業年金の運営に深刻な影(強調は引用者ね^^)

・・・・・・・・?????????????????

さて、この記事だと肝心の文末が判りませんが、基本的にこの文脈だと語尾が「深刻な影響を与えそうだ」となっていると決めつけて以下悪態を書きますけれども、間違っていたら深く陳謝して当該悪態部分に訂正線を入れさせて頂きたく存じますので教えてちょ。

えーっと、これって単に個別企業の問題でしょ。何で『「年金運用会社」のずさんな実体が「企業年金」の運営に深刻な影響』って普通名詞の扱いになるの????日経新聞さんは年金運用会社に何か恨みでもあるんすか???

つーかこれ何をどうすると虚偽の情報を顧客に伝えるように出来るのかがさっぱり判らんのですが、ちゃんと牽制機能がワークしていれば虚偽の情報を長期に渡って報告とか出来ない筈ですよね。

と思ったら公共放送ニュースはこのように
[外部リンク] 業務停止命令へ
2月24日 6時12分

『金融庁では、証券取引等監視委員会とともに、運用の実態や年金資金の損失の状況などを詳しく調べることにしていますが、顧客の企業年金などへの影響が懸念されます。』(上記URLより)

うん、普通の報道である。これはあくまでも個別企業の事案であって、被害が起きているのもこの会社に委託していた個別の顧客企業の話でありますからして、こういう話であれば穏当であります。

つーことで、この手の報道する時はもうちょっと用語の使い方を丁寧にして頂きたいと思うのでありまして、これじゃあ知らない人が見たら「年金運用会社」というものはずさんであるという印象操作に与する事になりかねませんわな、と思うのでございます。まあ一事が万事でこの手の丁寧さに欠ける報道によって起きるミスリード(金融機関の休眠預金問題で金融機関が批判されるとかもあれは報道の仕方がミスリードにも程があるからそうなる)によって「世論」とやらが変な風に沸騰してしまう事は国民経済的にも益に繋がらないのではないかと思うのでございます。

でまあ何ですな、さっきの民主党の皆様の話にもつながるのですが、説明する方は(自分を省みても思うのですが)普段の話をするときって共通の前提認識があるからその前提認識部分をすっ飛ばして話をしがちなのの延長を対外説明時に行ってしまうという事になりがちだと思いますので、自戒も含めて対外説明時には良くその辺を注意しながら説明したいものだなどとふと思うのでありました。

#長期不活動口座の問題にしたって「私たちは時効の援用をせずに、いつまでもお客様の預金であると認識してお預かりしているのですが、税務当局から利益扱いするようにと指導されているのでやむなく(というとどうせ税務当局が怒るので「やむなく」が使えないのが困るのだが・・・・・・・)利益扱いします。口座が復活したら損失扱いして通常の預金口座と同じ形に戻りますので、お客様の預金を勝手に懐に入れている訳ではありません」とか丁寧に説明してちゃんとそういう風に報道されているか確認する、って所になるんでしょうかね。よーわからんけどさ。
 


お題「いまさらですが1月決定会合議事要旨とか」   2012/02/23(木)07:52:04  
  ○その前に市場雑談

・3か月TB入札の足切り利回り上昇

昨日の3MTB入札。
[外部リンク] 99円97銭4厘0毛
(募入最高利回り) (0.1043%)

(4)募入最低価格に 9.2099%
   おける案分比率

(5)募入平均価格 99円97銭4厘2毛
(募入平均利回り ) (0.1035%)

ということで、久々に3MTB入札の足切りが0.1043%レベルに上昇しまして、まあこれは足元の金利入札オペが不足気味の為に(でも6か月オペは札割れなのですけれども^^)在庫ファンディングが重く、海外の買いもそんなに多くないという状況でしたので、足切りが0.1043%レベルに届いたという事ですが、按分率9.2%というのは事前予想よりも強めの結果だったようで、もうちょっと流れたらセカンダリーで買いがわさわさとなったかもしれませんが、まあそれほど盛り上がらんとな。

まあ何ですな、足元は短国の在庫がやや重めかもしれませんが、どうせ基金買入が積みあがる中で当座預金残高が積みあがってくればそのうち資金潰しで短国も買われていくでしょうから、そー考えますとこの位の期間の物は買うのはいいけど再投資リスクはある罠(=もっと長い方が良い)ということなのですが、再投資を考えた場合にウマーかもしれない2年とかの年限に関してはロクなレートが出ませんので(2年カレントって引けは0.105ですけど1000億とか買いに行ったら0.100になるんでしょどうせ)まあ長いのを買おうにもねえという感じですな。


・交付税特会借入入札は金利低下とな

昨日の交付税特別会計入札
[外部リンク] 0.111%
(4)募入最高利率における案分比率 51.5170%
(5)募入平均利率 0.108%

先週の交付税特別会計入札
[外部リンク] 0.117%
(4)募入最高利率における案分比率 22.5000%
(5)募入平均利率 0.111%

ということでこちらの金利は順調に低下。まあ交付税特別会計入札は短国入札と違ってディーラーの在庫状況云々関係ない(転売目的で買う物ではないから)のと、そもそも6か月固定金利オペが絶賛大札割れになりますように、6か月の固定金利の調達がイラネという状況であればその裏で6か月の運用に関してはニーズがありますがなという事でしょうな。しかしアベレージで0.11割るとは中々オサレな展開。



○ということで1月決定会合議事要旨ですが、公表方法何とかならないのでしょうか・・・・・・

先週出ていたネタで恐縮ですが。
[外部リンク]
第二十条  議長は、金融調節事項を議事とする会議の終了後、速やかに、委員会の定めるところにより、当該会議の議事の概要を記載した書類を作成し、当該書類について金融調節事項を議事とする会議において委員会の承認を得て、これを公表しなければならない。

2  議長は、委員会の定めるところにより、金融調節事項を議事とする会議の議事録を作成し、委員会が適当と認めて定める相当期間経過後に、これを公表しなければならない。

(上記URLより引用)

ということで、1が議事要旨の公表、2が議事録の公表に関する話なのですが、ここにありますように議事要旨の承認が『当該書類について金融調節事項を議事とする会議において委員会の承認を得て』とあるのが極めて遺憾でございまして、この部分って何とかならんのかと思うのですよね。議事要旨承認の為の政策委員会って何とか法解釈駆使して出来ませんかねえとか思うのですけれども難しいですかねえ。


・その他議事要旨ネタ:札割れの解釈が・・・・・・・

『.当面の金融政策運営に関する委員会の検討の概要』の本文12ページから。

『資産買入等の基金について、委員は、金融資産の買入れ等を着実に進め、その効果の波及を確認していくことが適当との認識を共有した。何人かの委員は、このところ、社債等買入れや国庫短期証券買入れにおいて札割れが生じ、6か月物の固定金利オペの応札倍率が低下していることは、強力な金融緩和が市場に浸透していることの一つの表れであるとの見方を示した。』

・・・・・・・・・・・・???????

『このうちの一人の委員は、金融市場の状況次第では、引き続き札割れが生じ得るとの見方を示したうえで、今後もオファーを地道に継続し、市場の安心感を維持していくことが重要と指摘した。別の一人の委員は、金融緩和を強化するために、基金を導入した以上、基金の積み上げの期限が本年末であることを念頭に置いて、買入れが実現できるよう一段と努力する必要があると述べた。』

・・・・・・・えーっとですな、この部分なのですけど、最後の一人の委員さんが言う「基金を導入した以上、基金の積み上げの期限が本年末であることを念頭に置いて、買入れが実現できるよう一段と努力する必要がある」という話が自然な話のような気がするのですが、特に前半の「強力な金融緩和が市場に浸透していることの一つの表れである」という部分がアレでございまして、このニュアンスだと札割れしていても無問題的なイメージを与えるのでございますよ。

となりますと、基金残高の積み上げってコミットメントですよねと言う風に市場は基本的に認識していると思われる(それを前提に2年とかの金利が下限に張り付いて来ているのですから・・・・・・)のですが、札割れの結果として残高積みあがらないなら別に結構ですよというスタンスだと話が違いますがなという理解になり兼ねませんわなという所と存じます。

まあその後の17日の白川総裁講演で前のめりな緩和積極姿勢が伝わったので一旦はこの辺りへの疑念も後退しているようには思えるのですが、今回の基金買入に関しては前回実施した社債・CP買入とは違い、市場安定化なのではなく金利引き下げ促進という施策であって、残高をコミットしているというのが話が出てきた時のスタンスの筈ですので、あまり「強力な金融緩和が市場に浸透していることの一つの表れ」というようなのんびりした解釈をするのは市場に「という事は買入基金積み上げなくても良いと思っているのか」という疑念を与える事に繋がりかねないので、前回の買入の時と同じような評価をするのはマズーではないかと思うのであります。

つまり何だ、前回の社債・CP買入は市場安定化策であって、市場が安定化したら札割れになるようにそもそも設計していたので札割れ上等で政策効果の浸透の結果ですというロジックは正しかったが今回札割れ上等的な物言いをするのはあまり宜しくないよねっつー事である。

ということで時間も無くなったので本日はこんなところで勘弁でございまする。
 


お題「今日は概ね雑談で勘弁である」   2012/02/22(水)07:50:13  
  ギリシャのニュースはどうもあたくし何が何やら相変わらずワケワカランチンでございますのでフォロー不能状態ですが、北禿先生のボログが段々楽観的になってきているように見えるのが気になります。

○ロールの6か月基金共通担保オペも札割れ

昨日のオペオファー
[外部リンク] 10,000 2012年2月23日 2012年3月22日
共通担保資金供給(資産買入等基金) 8,000 2012年2月23日 2012年8月29日

落札結果
[外部リンク] 35,810 10,010 0.100 0.100 28.0
共通担保資金供給(資産買入等基金)(2月23日スタート分) 6,255 6,255

・・・・・・ということで今回の6か月基金共担オペも札割れなのですが、今回のオペはロール分でして、つまりそもそも23日に8000億円の固定金利オペ6か月物の期落ちがある筈なのですが、そのロール分のニーズすら未達という大変に素晴らしい状態となっている訳でして、前回新規で実行した時はまあ新規だからニーズ無いものは無いわなという話でしたが、当然の如くロールのニーズも低下というお洒落な状態(しかも前回よりも札割れ規模が大きくなっている)となっておりまして、これはもう6か月物固定金利オペの残高が目標達成への積み上げどころか残高維持にも黄信号となっておられる訳で誠に遺憾に存じます。

一方で同日に実施された金利入札方式の1か月物の共通担保全店オペは1兆円のオファーに対して3.5兆円の応札があったという事で、こちらはニーズがあるという状態ですので、つまり6か月のオペに札が入らないのは金が要らない訳では無くて、「6か月という期間の資金供給というものにニーズが無いだけです」という事でありまして、まあ長いオペのやり過ぎでバランスがおかしくなっているという事ですな。

んでまあ現状ではこんな感じで短い金利入札オペに札が入っていますが、今後更に買入等の残高が拡大すると当座預金残高自体も(国債大増発でもしない限り)拡大していくようですので(詳しくは2月17日に東短リサーチの飯田上席研究員がレポートにしておられますのでお問い合わせは東短リサーチまで^^)、そうなりますと「期間的にニーズ無し」に加えて「そもそも金イラネ」状態になるという事になりますので固定金利オペの残高コミットどうするんでしょうかねえとしか申し上げようがありません。

ということで益々テクニカルな限界に近づきつつある包括緩和の基金オペはこれからどうするんでしょうかねえというテクニカルな雑談でございました。


○復興債の金貨がどうのこうの

ただのメモである。

[外部リンク] Policy Action』の所から。

『Members viewed the information on U.S. economic activity received over the intermeeting period as suggesting that the economy had been expanding moderately and generally agreed that the economic outlook had not changed greatly since they met in December.』

ということで、見通しはあまり変わっていませんという話をしてこの後ああでもないこうでもないという話が続きますがそこは割愛して先行きの金融政策に関しての追加緩和をするのしないの関する部分ですので後の方のパラグラフになります。

『A few members observed that, in their judgment, current and prospective economic conditions--including elevated unemployment and inflation at or below the Committee\\\'s objective--could warrant the initiation of additional securities purchases before long. Other members indicated that such policy action could become necessary if the economy lost momentum or if inflation seemed likely to remain below its mandate-consistent rate of 2 percent over the medium run.』

つーことで、現状の調子だと追加緩和が必要というのが「A few」で、今後景気のモメンタムが悪化したり、物価の下落傾向が顕著になって2%を大きく割れる事が展望できるなら追加緩和が必要というのが「Other members」ですな。

『In contrast, one member judged that maintaining the current degree of policy accommodation beyond the near term would likely be inappropriate; that member anticipated that a preemptive tightening of monetary policy would be necessary before the end of 2014 to keep inflation close to 2 percent.』

どう見てもラッカー総裁です本当にありがとうございました。


んでもって12月のFOMC議事要旨ではこの辺がこうなっておりました。同じような辺りにございます。

『A number of members indicated that current and prospective economic conditions could well warrant additional policy accommodation, but they believed that any additional actions would be more effective if accompanied by enhanced communication about the Committee\\\'s longer-run economic goals and policy framework.』

『A few others continued to judge that maintaining the current degree of policy accommodation beyond the near term would likely be inappropriate given their outlook for economic activity and inflation, or questioned the efficacy of additional monetary policy actions in light of the nonmonetary headwinds restraining the recovery. 』

まあメンバーの顔触れが変わっているので正常化必要だよ派が減っている(12月時点での正常化派はコチャラコタとかプロッサーとかフィッシャーとかいましたから)のは良いとしまして、追加緩和必要だよ派が「A number of」だったのがいきなり減っていまして、今回の追加緩和のようなもの(単にフォワードガイダンスを長期化しただけですが)で満腹になってしまったのですかねえ???というのが微妙に????ではあります。まあ足元の米経済の指標が堅調なのと、物価が案外サガランチ会長なのが影響しているのかもしれませんけれども、この間の変化がちと気になる所ではありますな。

#という話は既に本職の方々のレポートで見飽きたと存じますが、これは俺様備忘録ということで俺様向けに置いておくのでありますた
 


お題「FOMC議事要旨ネタですがフォワードガイダンスの議論が盛り上がっている件について」   2012/02/21(火)08:05:05  
  1月議事要旨ネタである。

[外部リンク] on Longer-Run Goals and Monetary Policy Strategy』から。

『Following the Committee's disposition of organizational matters, participants considered a revised draft of a statement of principles regarding the FOMC's longer-run goals and monetary policy strategy. The revisions reflected discussion of an earlier draft during the Committee's December meeting as well as comments received over the intermeeting period.』

ということで12月のFOMCでドラフトがあってそれをリバイスしたみたいですな。

『The Chairman noted that the proposed statement did not represent a change in the Committee's policy approach. Instead, the statement was intended to help enhance the transparency, accountability, and effectiveness of monetary policy.』

これまたFOMCの時にも強調されていましたが、「これによって政策アプローチを変更した訳では無く、透明性や説明、金融政策の有効性を高めるための物である」とバーナンキ議長が強調している訳でございまして、つまり今回のこれを持って「FRBがインフレ目標を導入した」というのであれば日銀の先般の施策もインフレ目標を導入したという話でしょと思う次第で、中日新聞様辺りがFRBはインフレ目標を導入しているのに日銀は導入していない的な批判を相変わらずしているみたいなのですが、そら随分と議論に偏りがありゃせんですかと思うのですよ、そらまあバーナンキさんは神様で日銀はダメで白川さんはしょうがねえとかいう先入観があるんでしょうけれども、先入観で報道とか社説とか展開されたらたまらんわ。まあしつこくなるからこれ以上細々書かないけど。

『In presenting the draft statement on behalf of the subcommittee on communications, Governor Yellen pointed out several key elements.』

この施策に関する小委員会の仕切りをやってたイエレン副議長が今回の文案の説明に際してキーとなる要素を指摘しました。

『First, the statement expresses the FOMC's commitment to explain its policy decisions as clearly as possible.』

コミットメントというのがこことその後に出てくるのですが、どうもこれはデュアルマンデートの達成に対するコミット的な話で、数値に関しては当たり前ですがフレキシブルターゲットですし、そもそもコミットっつーてもそれをどのくらいの期間で達成して達成しない場合にどうなりますとかいうような話がある訳ではござーませんわな、まあ現在の金融政策の枠組みの潮流を考えた場合当たり前ちゃあ当たり前ですけど。

『Second, the statement specifies a numerical inflation goal in a context that firmly underscores the Federal Reserve's commitment to fostering both parts of its dual mandate.』

FRBのデュアルマンデートの双方を達成するためのコミットメントを強調するという文脈において、数値的なインフレのゴールを特定しますとな。

『Third, the statement is intended to serve as an overarching set of principles that would be reaffirmed during the Committee's organizational meeting each year, and the bar for amending the statement would be high.』

まあこれも当たり前っちゃあ当たり前ですが、年次でこのステートメントの見直しを行いますが、その変更へのバーは高くなるべきであるって事ですな。まあこの辺に関しては公表文書にもございましたのですが改めて。

で、議論がどうのこうのという話は無くていきなり結論になってしまうのがちょっと残念ではございますけれども。

『All participants but one supported adopting the revised statement of principles regarding longer-run goals and monetary policy strategy, which is reproduced below.』

公表文書部分は割愛します(公表文書そのまんまです)。

『All FOMC members voted to adopt this statement except Mr. Tarullo, who abstained because he questioned the ultimate usefulness of the statement in promoting better communication of the Committee's policy strategy.』

この前引用しましたが、タルーロ理事はこのステートメントがFOMCのコミュニケーションポリシーの改善に対する有用性に対して疑問があるという理由で反対したのですけれども、具体的にどのようなケースを想定して反対したのかを聞くチャンスが欲しいなあとは思うのであります。


○インフレの見通しに関する見解が思いっきりスプリット

んでまあ途中の連銀スタッフのレビュー部分とか全部スルーしまして(一応読んだのでネタが無かったらネタに使うかも^^)『Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook』の思い切りケツの方から(つまりインスタント手抜き法での読みと結果的にネタとして使っているのが同じという残念な状態に)参ります。

インフレに関するパラグラフの後半から。

『Looking farther ahead, participants generally judged that the modest expansion in economic activity that they were projecting would be consistent with a gradual reduction in the current wide margins of slack in labor and product markets and with subdued inflation going forward.』

大勢の見方自体は引き続き同じで、経済見通しに関して緩やかな改善を想定している事から、現在の労働市場および生産市場の大きなスラックの改善も緩やかにとどまり、先行きのインフレも抑制されるでしょうという話ではあるのですが・・・・・・・

『Some remained concerned that, with the persistence of considerable resource slack, inflation might continue to drift down and run below mandate-consistent levels for some time. However, a couple of participants were concerned that inflation could rise as the recovery continued and argued that providing additional monetary accommodation, or even maintaining the current highly accommodative stance of monetary policy over the medium run, would erode the stability of inflation expectations and risk higher inflation.』

ということで、数名(some)のメンバーはスラックの大きさによってインフレがマンデートでの望ましい水準を下回って推移する可能性を指摘し、一方で2名(a couple of)のメンバーは経済が回復過程にある中において追加緩和の実施を行うような場合もさることながら、そのような時に現在の緩和的な金融政策を維持した場合であっても、インフレ期待の上昇やより高いインフレの招来のリスクがある、と指摘していまして、少数意見がスプリットでござるの巻という所であります。


○フォワードガイダンス文言はこれ早晩また変わるかもね

その次のパラグラフがどう見てもカオスです本当にありがとうございましたという風情。

『Committee participants discussed possible changes to the forward guidance that has been included in the Committee's recent post-meeting statements. Many participants thought it important to explore means for better communicating policymakers' thinking about future monetary policy and its relationship to evolving economic conditions.』

つーことでフォワードガイダンスの議論が行われたのですが、多くの委員は各委員の考える先行きの経済予想に紐付けて各委員が考える先行きの金融政策パスを示すより良い手段を考える事は重要ですと考えている(で訳合ってますかな??)とかいう話になるのですが、この先の意見羅列を見ると色々と議論があった事が予想されます。

・フォワードガイダンスが金融政策の約束とミスリードされているよ

『A couple of participants expressed concern that some press reports had misinterpreted the Committee's use of a date in its forward guidance as a commitment about its future policy decisions.』

2名の方がこのように懸念しておられます。


・期間ではなく「失業率とインフレ率に紐付けたガイダンスにすべき」という見解が出るの巻

この話が出てから議論が盛り上がって参りましたという感じになるのですが、

『Several participants thought it would be helpful to provide more information about the economic conditions that would be likely to warrant maintaining the current target range for the federal funds rate, perhaps by providing numerical thresholds for the unemployment and inflation rates.』

まあこれは先般シカゴ連銀のエバンス総裁が(結構ハト派的に見える)閾値を持ち出して「失業率ターゲット、ただしインフレ高進の場合はその限りではない」という時間軸政策の導入を講演で提言してましたが、その数値の置きは兎も角として、複数名(Several)の委員がこの点を提言しているのね、うんうん。

『Different opinions were expressed regarding the appropriate values of such thresholds, reflecting different assessments of the path for the federal funds rate that would likely be appropriate to foster the Committee's longer-run goals.』

んでまあそれに対して色々な意見が出ているのがいい感じでカオスである。


・紐付け時間軸は金融政策のフォワードルッキングアプローチを損なうのでは派

まあそらそうなんですけどね。

『However, some participants worried that such thresholds would not accurately or effectively convey the Committee's forward-looking approach to monetary policy and thus would pose difficult communications issues, or that movements in the unemployment rate, by themselves, would be an unreliable measure of progress toward maximum employment.』

で、小見出しがアホウのように長くなるので割愛しましたが、後半にあります意見はもっとそもそも論で、雇用に関して「最大雇用」を示す数値自体がそもそもピンポイントでの置きができない(経済状況によってNAIRUが変わり得るから)のにそんな数値おいて良いのかという意見ですわな。


・今後はSEPで金利パスの見通しを出すからフォワードガイダンスはもっと単純化しろ派

『Several participants proposed either dropping or greatly simplifying the forward guidance in the Committee's statement, arguing that information about participants' assessments of the appropriate future level of the federal funds rate, which would henceforth be contained in the Summary of Economic Projections (SEP), made it unnecessary to include forward guidance in the post-meeting statement.』

それもまあ一理以上ありそうな感じですが、更にそれに反論が。


・SEPの見通しは投票権の有無に関するウェイトを無視しているからダメだろ派

『However, several other participants emphasized that the information regarding the federal funds rate in the SEP could not substitute for a formal decision of the members of the FOMC.』

これはまあFOMCの後にああでもないこうでもないと書きましたが、SEPでの見通しはFOMCの投票権の有無のウェイトが無いので実際のFOMCでの投票行動と一致しないでしょという反論でこれはこれでご尤も。

つまりですな、そもそもSEPの方式自体もちょっと改善の余地があるのかもしれませんよねというか、まあそれ以前の問題として政策パスの数値予想を出すのはやはり話として無茶ではネーノという話になるんでしょうな。


・ということで、フォワードガイダンスそのものが変わる可能性もありそうですな

『Participants agreed to continue exploring approaches for providing the public with greater clarity about the linkages between the economic outlook and the Committee's monetary policy decisions.』

というのが結論でして、この調子だとおそらくは出口政策を意識しないといけなくなるような前にはこの辺のガイダンスとかのあり方がしらっと変更になるでしょう、という感じがしますわな、と思います。

#ということで肝心の「追加緩和の云々」に関する部分をスルーして趣味の世界に走りどうもすいません
 


お題「これは重要な講演です(2月17日白川総裁講演より)」   2012/02/20(月)08:10:03  
  ○時間軸政策の強化とな

『次に、2番目の措置として、先ほど少し触れた時間軸政策の強化についてご説明します。』

ふむふむ。

『時間軸政策と呼ばれる政策は、将来の金融政策運営方針を何らかの条件に結びつけて約束する手法です。短期金利がほぼゼロ%まで低下し、それ以上の引き下げ余地がなくなると、伝統的な短期金利操作に代わる方法を使って、長めの金利を含むイールドカーブ全体に働きかけることが必要になります。』

さいですな。

『一般に、長期金利は、市場参加者による将来の短期金利の予想にリスク・プレミアムを乗せて形成されると考えられます。したがって、中央銀行が金融緩和政策を長期間にわたって継続すると約束し、政策金利である短期金利の低い状態が長く続くという約束が市場参加者に信頼されれば、それによって、長期金利を引き下げる力が働くことになります。』
まあリスクプレミアムが上昇して長期金利が上がる事もあるけどな。

『日本銀行は、1999年以降のゼロ金利政策時代や2001年以降の量的緩和政策時代にも、時間軸政策を活用していました。最近では、先ほどご説明した「中長期的な物価安定の理解」に基づき、「物価の安定が展望できる情勢になったと判断するまで、実質ゼロ金利政策を継続していく」という方針を明らかにしていました。この方針も長期金利の安定的な形成を図るうえで一定の役割を果たしてきましたが、今回、日本銀行のデフレ脱却に向けた政策姿勢をより明確にするという観点から、2つの点で見直しを図りました。』

まあ良く考えてみたら時間軸に対して各政策委員の見解の集合体に過ぎない「理解」というのに基づいているというのも変な話っちゃあ変な話でしたわな。

『第1に、時間軸の条件として、「中長期的な物価安定の目途」で示した当面の目途である1%という物価上昇率に明確に結びつけることとしました。』

>1%という物価上昇率に明確に結びつけることとしました
>1%という物価上昇率に明確に結びつけることとしました
>1%という物価上昇率に明確に結びつけることとしました

ほほう。

・・・・いやまあ前から結びついてはいましたが、従来は「中心は1%」というだけでしたので、別に1%じゃなくてもそれこそ安定的に0.5%でも「中長期的な物価安定の理解」の範囲内でございましたからねえ。

まあこの物価上昇率が「中長期的な物価上昇率」なのが論点的に微妙な面がありますけれども、何はともあれ「経済指標の一定の数値に紐付け」というのを明確に示したという事で、これはFRBのガイダンス文言よりも実は強い表現(そういや米国市場もさすがに気が付いたのか、ガイダンス文言出た直後に金利低下したFF先物とか2年国債とかの金利は足元で低下した分全部吐き出して上昇してますよね)となっているんですよね。

『第2に、具体的な政策運営指針については、実質的なゼロ金利の継続だけでなく、それ以外にも実際に行ってきた政策措置を踏まえて、より能動的な表現とすることが適当と判断しました。』

>より能動的な表現
>より能動的な表現
>より能動的な表現
>より能動的な表現
>より能動的な表現

「能動的」キタコレという所でして、これがハッタリ全開の俊ちゃんがいうのではなく、ハッタリの効かない(と思われている)麿大先生が仰せなのですからその気合の入り方が違うのではないかと期待される所ではございます。いやまあもしかしたら麿の精巧な着ぐるみの開発に成功して中に俊ちゃんを押し込んでいるとか、麿がこっそり修行して逆さ絵おじさんの生霊でも召喚しているとかだとただのハッタリなのかも知れませんが、そんな感じでもなさそうですのでね(^^)。

『この結果、新しい時間軸政策として、次のような方針を採用しました。すなわち、「当面、消費者物価の前年比上昇率1%を目指して、それが見通せるようになるまで、実質的なゼロ金利政策と金融資産の買入れ等の措置により、強力に金融緩和を推進していく」というものです。』

まあ第2の柱自体は残っているのですけれどもね。

『ただし、わが国のバブルの発生と崩壊や、近年の世界的なバブルや金融危機などの経験を踏まえ(前出図表2)、物価が安定している場合であっても、金融面での不均衡の蓄積を含めたリスク要因を点検し、経済の持続的な成長を確保する観点から、問題が生じていないことを条件とすることとしました3。』

んでまあここの脚注3には・・・・・

『3 バブル期の日本の消費者物価上昇率(除く生鮮食品、消費税調整済み)をみると、1987年度は0.4%、1988 年度は0.6%、1989年度は1.6%であった。』

などとしらっと書いてあるのは従来の麿クオリティーの残っている所ではございますし(^^)、まあそもそも字面的にそんなに従来のと大きく変わったという訳でもなく、そもそも論で言えば金融政策の枠組み自体に大して変化はないのですが、同時に実施された追加緩和のスタンスとか、定例記者会見でのスタンスとかに変化があり、かつ今回のこの講演での説明、ということでして、字面云々ではなくその中のスタンスの変化というのが市場的には重要ですよね、という話ですわな。

○インフレターゲットとお呼びになりたければどうぞどうぞ

んでもってその次は結論の所がポイントなのでその途中はサラサラ流す。

『それでは、以上のような「中長期的な物価安定の目途」と「消費者物価上昇率に結びつけた強固な時間軸政策」の組み合わせは、いわゆるインフレーション・ターゲティングとの関係でどう位置づければよいでしょうか。』

『まず指摘したい点は、各国とも、日本のバブルや近年の世界的な金融危機の経験を含め、そこから得られる教訓をお互いに学び合いながら、金融政策運営の枠組みの改良に努めてきているということです。その結果、各国中央銀行の金融政策運営の枠組みは以下の3つの点でかなり収斂してきています。』

『第1に、自らの責務と整合的と考えられる物価上昇率を数値で示すことです。先ほど述べたように、イングランド銀行の「ターゲット」、欧州中央銀行やスイス国民銀行の「定義」、FRBの「ゴール」、日本銀行の「目途」など、言葉は異なりますが、いずれも同様です。』

『第2に、より重要な点として、今申し上げた物価安定の数値表現を政策運営において活用する際に、短期的な物価動向ではなく、中長期的にみた物価や経済・金融の安定を重視する度合いを強めてきていることです。』

まあそうですな。

『多くの場合、バブルは物価の安定を謳歌している時期に発生し、結局、バブル崩壊後には経済活動や物価の大きな変動をもたらします。また、原油価格の変動といったサプライ・ショックを短期的にコントロールしようとすると経済活動に大きな負荷がかかり、結局、長期的な物価安定が実現できません。これらの近年の経験は、すべて、持続可能な物価安定を中長期的な視野で達成することの重要性を裏打ちするものです。英国のように、金融政策の枠組みをインフレーション・ターゲティングと称している国であっても、実際の運営については、物価目標を短期間で無理に実現するのではなく、経済や金融の安定を図ることを意識して物価目標を中長期的に達成していく、という色彩が強まってきています。』

バブル云々の部分は毎度のアレですけど(^^)。

『第3に、それとの関連で、主要中央銀行が公表する経済・物価見通しは、従来よりも幾分長い期間を視野に入れたものになってきています。ただし、見通しは遠い将来になるほどその信頼性は低下しますので、見通しの数値そのものを過度に強調するのではなく、見通しの背後にあるメカニズムについての考え方やリスクの評価において、中長期的な観点をより重視するようになってきています。』

で、小見出し相当部分がこちら。

『このように、主要中央銀行の間で金融政策運営の枠組みが収斂してきていることを踏まえますと、それぞれがインフレーション・ターゲティングに当たるかどうかという分類学は、本質的な論点ではなくなってきています。実際、FRBが今回採用した「ゴール」についても、バーナンキ議長自身は、インフレーション・ターゲティングではないと言っている一方で、論者によっては、これをインフレーション・ターゲティングと呼んでいます。そのうえで申し述べれば、もし、今回のFRBの金融政策運営の枠組みをインフレーション・ターゲティングと呼ぶのであれば、日本銀行の方法もそれに近いと言えると思います。』

つーかFRBの枠組み自体が日銀の枠組みをベースにして作られたとしか思えん(政策金利の予想パスとかちょっと斬新というかやり過ぎな追加トッピングもありますけど)ですが、まあそういうことでインフレターゲットと呼びたければどうぞという話ですな。


○資産買入と低金利政策の継続に関してはそんなに凄く新しい話をしている訳でも無いのでまあ引用は各小見出し部分の最後だけにしておきます。途中では「諸外国と比較しても日本の金融環境は緩和的」という話をしていますが、その辺は毎度の話なのでスルーという事で。

『国債買入れの10 兆円増額』の最後の所から。

『これほどの大規模の国債買入れですから、それに伴って一段と留意しなければならない点もあります。すなわち、中央銀行による国債の買入れが、金融政策運営上の必要性から離れて、財政ファイナンスを目的として行われていると受け止められると、かえって長期金利の上昇や金融市場の不安定化を招きかねないということです。日本銀行としてこれまでも繰り返し申し上げてきていることですが、財政ファイナンスを目的とした国債買入れは行いません。』

まあそうは言ってますがどう見てもここまで買入が来ると「期間限定、中短期国債限定」の財政ファイナンスって感じですけどね(ニヤニヤ)。

『緩和的な金融環境の確保』の最後の所から。

『さらに、今回の国債買入れの思い切った増額により、長めの金利を含むイールドカーブ全体ヘの影響を通じて、金融緩和効果は一段と強まるものと見込んでいます。』


○最後の部分ね

で、ワープしてまとめの部分ですが。

『振り返ってみると、消費者物価(除く生鮮食品)の下落率は、最近では、2009年半ばに、-2.4%と近年でもっとも大きな下落を記録しました。その後、緩やかではありますが景気が回復基調をたどり、需給ギャップが縮小する中で、物価の下落率も小さくなっており、ようやく、前年比でゼロ%近傍まで到達しました。その意味では、デフレ脱却に向けての歩みは進んでいるのですが、「中長期的な物価安定の目途」で示した当面の目途である1%を見通せるような状況までには、まだまだ距離があると言わざるをえません。』

>1%を見通せるような状況までには、まだまだ距離がある
>1%を見通せるような状況までには、まだまだ距離がある
>1%を見通せるような状況までには、まだまだ距離がある

『さらに、日本経済を取り巻く環境には様々な不確実性が存在します。欧州債務問題の今後の展開によっては国際金融資本市場の緊張を通じて日本に影響が及ぶ可能性は排除できません。国内要因をみても、電力需給や円高の影響に加え、復興関連需要の増加ペースなど、多くの不確実性が存在します。』
というのは今までと同じですが。

『しかし、同時に、このところ内外経済に明るい兆しが出始めていることも見逃せません。欧州債務問題を巡る国際金融資本市場の緊張は、昨年末頃に比べると幾分和らいでいます。米国経済では、バランスシート調整の重石はあるものの、このところ雇用情勢などに改善の動きがみられています。国内に目を転じても、公共事業と民間需要の両面で震災復興関連の需要が動き出していますし、昨年の震災後の支出抑制の反動もあって、このところ個人消費が底堅さをみせています。』

で、今回の追加緩和は「明るいものが出ている中での押し上げ介入だよ」というのをこちらの講演でも改めて示しています。

『今回の私どもの金融緩和強化策も、こうした前向きの動きを金融面から後押しするという狙いを込めて実施したものです。』

ということで、従来は「下支え」というニュアンスが強かった緩和強化が今回「後押し」になったのはまあスタンスの変化ですよね、というのはここもと申し上げた通りかと存じます。

#以上引用大会でありました(大汗)
 


お題「これは重要な講演です(2月17日白川総裁講演より)」   2012/02/20(月)08:09:40  
  当日はあまりネタにはなっていなかったような感じですが、改めて読んでみたら重要な講演に見えるので本日はこちらのネタで。

[外部リンク] 日本記者クラブにおける講演 ──

○さきにまとめを

『本日は、まず前半では、今回の決定の狙いや考え方をご説明します。後半では、こうした政策の目的であるデフレからの脱却という政策課題に焦点を当て、デフレの原因や、デフレ克服のために必要な対応の考え方などを申し述べることとします。わが国を含め主要国の短期金利が実質的にゼロ金利になってからは、金融政策の運営手法が、伝統的な「金利の上げ下げ」から、様々な金融資産の買入れなど「非伝統的政策」といわれる領域に拡大しているため、話がどうしてもやや専門的、技術的になる部分があるかもしれませんが、この点はご容赦頂ければと存じます。』

こちらの講演なのですが、先日の追加金融緩和に関する説明が前半で後半は日本経済の課題がどうしたこうしたの話で、まあ後半の方はいつもの話なのですけれども、前半の追加金融緩和に関する話については金融政策決定会合後の総裁記者会見での説明をよりクリアにして日銀の今回の緩和に関するスタンスを示しています。でですね、そのスタンスなのですが、決定会合翌日のレビューで「俊ちゃんスキーム」などというお題で駄文を書きましたが、声明文、会見を見るとまあそんな感じ(従来の「下振れ対応、リスク対応」ではなく「景気判断を引き上げながらの景気後押し」という積極的な緩和という事)ですなあとか思ったのですが、今回の講演ではその辺りの説明をより踏み込んで判りやすく行っているという印象です。つーことで、まあ日本記者クラブ相手という事ですから後半の方も白川総裁的にはメッセージなのでしょうが、金融市場的には後半の話は散々聞いておりますし、特段テーマに変化がある訳でもございませんので、ほぼ前半部分をネタにするでござるの巻です。

○物価安定の目途に関する部分から:時間軸の強化とな

『まず初めに、「中長期的な物価安定の目途」からご説明します。これは、中長期的に持続可能な物価の安定と整合的と判断できる状態を物価上昇率の数字で示したものです。具体的には、「消費者物価の前年比上昇率で2%以下のプラスの領域にあると判断しており、当面は1%を目途とする」こととしました。』
さいですな。

『日本銀行の行う金融政策運営の目的は、日本銀行法上、「通貨及び金融の調節の理念」として明確に定められています。それは「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」というものです。その際の「物価の安定」とは、後ほど詳しく説明しますが、中長期的に持続可能なものでなければなりません。』

ふむふむ。

『それでは、この「物価の安定」とはどのような状態を指すのでしょうか。概念的には、「家計や企業などが物価水準の変動に煩わされることなく、経済活動にかかる意思決定を行うことができる状況」ということができますが、金融政策運営に当たっては、これを数字で表現することが必要になります。各国の中央銀行は、名称は異なりますが、物価安定の数値表現を有しています。例えば、イングランド銀行は「目標(target)」、欧州中央銀行やスイス国民銀行は「定義(definition)」、米国FRBの場合は、これまで採用していた「物価の長期的な見通し(longer-run projection)」、あるいは先般新たに導入した「長期的な目標(longer-run goal)」が、物価安定の数値表現に該当します。』

で、その次が「じゃあ何で目途にしたのか」という話ね。

『日本銀行も、今から6年前の2006年3月に、「中長期的な物価安定の理解」という名称で、物価安定の数値表現を導入しました。その後、何回かの表現の変遷を経て、最近では「消費者物価指数の前年比で2%以下のプラスの領域にあり、中心は1%程度」というものとなっていました。』

ですな。

『この「理解」という表現を選択したことには、明確な理由がありました。』

ほほう。

『当時は、2001年以降5年間続いた量的緩和政策を終了するという段階にあり、新しい局面における物価安定の考え方については、政策委員の見解にかなりばらつきがありました。それでも、政策委員会としておよその数値的イメージを伝える必要性は全員認識していました。この結果、物価が安定していると各委員が理解している物価上昇率を個別に提示してもらったうえで、それらを包含する範囲で数値表現を行い、これを「理解」と命名し公表するという方法をとることにしました。』

ふむふむ。

『しかし、各委員の見解の集合体という位置づけであったため、日本銀行としての判断がわかりにくいという声が、時が経過するにつれ、多くなってきました。また、「理解」という言葉の語感からは、物価安定の実現、現在の状況に照らしていえばデフレ脱却に向けての日本銀行の政策姿勢が読み取りにくい、といった意見も出ていました。』

上記引用部分から先が今回の変更ポイントです。

『今回、そうした様々な意見も踏まえ、新たに導入した「中長期的な物価安定の目途」について、これまでの「理解」との違いを整理しますと、』

キタコレ。

『第1に、今回の「目途」は「各政策委員の見解」ではなく、「日本銀行としての判断」であるということです。』

『第2に、物価安定の領域として「消費者物価の前年比上昇率で2%以下のプラス」としたうえで、「当面は1%を目途とする」ことを明確にしました(図表2)。』

つまり「当面は1%を目途とする」は「日銀の機関決定である」ということです。

『第3に、後で詳しく申し上げますが、実質的なゼロ金利政策などの強力な金融緩和政策の継続期間に関する約束、いわゆる時間軸政策との結びつきを強めました。』

>時間軸政策との結びつきを強めました
>時間軸政策との結びつきを強めました
>時間軸政策との結びつきを強めました

・・・・・・・・!!!!で、この部分は後で出てきますが、今回の声明文とか決定会合後の定例会見よりも踏み込んだ言い方に見えます(いやまあ決定事項の話をしているのですから本当はそこら辺にも含まれているのですけれども、汗)が、それは後ほど。

○物価安定の目途に関する部分から:目途はもしかしたら通過点なのかと思わせる表現も
んでその続き。

『さて、ここまでご説明すると、なぜ「目標」あるいは「ターゲット」という表現を使わなかったのかというご疑問が生じるかもしれません。今回の「目途」は、中央銀行の使命と整合的な物価上昇率を数値的に示し、それを中長期的に目指していくという点では、「ターゲット」という表現を使っている国の中央銀行と、考え方そのものに大きな違いはありません。』

まあ最近のターゲットって中長期的に云々であって、金融政策の自動運転装置では無いですからね。

『しかし、わが国では、「インフレ目標」という言葉が、一定の物価上昇率と関係づけて機械的に金融政策を運営することと同義に使われることも未だ多いように思われます。』
まあこれはそうだというのはこの前晒しあげした中日新聞2月15日社説を見れば一目瞭然ですな。

『実際には、後ほど詳しく述べるように、インフレーション・ターゲティングの採用国を含め、金融政策運営は、そうした機械的な運営ではなく、中長期的にみた物価や経済の安定を重視して行われるようになっています。私どもとしては、そうした金融政策運営の実態にもっとも相応しい日本語の言葉は、「中長期的な物価安定の目途」であると判断しました。』・・・・・とまあここまでは先日の総裁会見と一緒なのですが、この先の部分がこれまた踏み込んでいるというような感じですよ。

『また、日本の場合、これまで、長期間にわたって低い物価上昇率が続いてきている一方、将来は成長力強化への取り組みの成果が挙がっていけば、持続可能な物価上昇率が次第に高まっていく可能性もあります2。』

>持続可能な物価上昇率が次第に高まっていく可能性もあります
>持続可能な物価上昇率が次第に高まっていく可能性もあります
>持続可能な物価上昇率が次第に高まっていく可能性もあります
>持続可能な物価上昇率が次第に高まっていく可能性もあります
>持続可能な物価上昇率が次第に高まっていく可能性もあります

・・・・・・・・・・!!!!!!!!!

で、その2というのは脚注なのですが。

『2 政府が今年1月に公表した「経済財政の中長期試算」においては、消費者物価上昇率の試算結果について、‘盂阿侶从儡超について慎重な前提を置いた場合は「1%近傍(2020年度までの平均1.1%)」、堅調な内外経済環境の下で、「日本再生の基本戦略」において示された施策が着実に実施され、2020年度までの平均的な成長率が2%程度まで引き上げられる場合は「2%近傍(2020年度までの平均1.7%)」という計数が示されている。』となりますと、この次の説明-この文言自体は金融政策決定会合で示された「この数値は1年ごとに見直します」という話を説明しているのですが-に関しても、ちょっと踏み込んだ説明をしている事からニュアンスが違って見えるものであります。『こうした構造変化の可能性や国際的な経済環境などを巡り、先行きの不確実性が大きいことを踏まえますと、中長期的に目指すべき物価上昇率について、固定的なイメージの強い「目標」という表現を使わずに、「目途」と位置づけて、原則として1年ごとに見直していくことが適当と考えました。』

という風にありまして、つまり「今回、中長期的な物価安定の目途で示した1%の数値はまず実現に向けてあまりにも遠くならない物を示しましたが、将来的に日本経済が持続的な成長軌道に乗った場合には物価安定のこの数値を2%近傍に引き上げる事も検討課題となるでしょう」という事をこの部分では示唆しているという風に読めます罠。勿論この辺りの話は単なるリップサービスなのかも知れませんけれども、「世界的に先進国の金融政策の手法が収斂していく」的な話をしている白川総裁なのでこの部分は結構マジで話しているのではないかと思うのですけれども。つーかですね、どこぞの俊ちゃんや逆さ絵のおじさんのようにハッタリを効かすのがとてもとても得意とは思えない麿先生がこういう事を言い出すとは却ってそのやる気っぷりに何か変なもんでも食ったのかとか思ってしまいますけれども、麿の方向性としては望ましい流れになっているような気がする。ということで、まずこの部分では「物価上昇率を引き上げたい」という麿先生のマジ振りが示されているという所でして、何をどう開き直ったのか知りません(つーかまあ従来からデフレ脱却に熱心だったのでしょうけれども、少なくとも従来こういう言い方をして積極性をアピールしているとは言い難いものがあった)が、まあ頑張った発言をしているように見えます。
 


お題「ネタが色々と出るので調理に困りますな(^^)」   2012/02/17(金)08:02:25  
  各国長期金利の平均とクロス円指数とかもはや何が何だか判らないグラフが某モーサテで出てきましたが、分析期間が過去1年しかないものを使って分析とか見てる方が恥ずかしいわ。

えーっとですな、ネタが色々とあってアレなのですが先に頭出しだけするコーナーと、本日ああだこうだと書くネタはやはり市場雑談およびオペ雑談ですな。

○積み残しちうのネタ

・FOMC議事要旨

1月FOMCの議事要旨(SEPの詳細も含む)が出ました。

[外部リンク] on Longer-Run Goals and Monetary Policy Strategy』に関連してでして、そこでの議論らしきものがスルー気味なのがツマランチ会長なのですけれども、まあイエレンが説明しているポイントもふーんと思いましたがもうちょっと解釈を考えたいので一旦スルー。

でですね、それはそれとしてこのデュアルマンデートの理解なのですけれども、よくよく見ると何とタルーロ理事が反対してるんですよ。

『All FOMC members voted to adopt this statement except Mr. Tarullo, who abstained because he questioned the ultimate usefulness of the statement in promoting better communication of the Committee's policy strategy.』

執行部身内の理事が反対とはほっほーという感じでして、これはタルーロ理事の講演もこれから注目してみておこうと思うのでありました(いやまあ従来から見ているのですが、あまり金融政策そのものずばりの話をする頻度が高くないのです)。まあこれは将来的にも何かポイントになる可能性はあるかなと。

・ヘビーなのでアレだがBOEのインフレーションレポートとか

マニア向けネタとして興味の尽きない英国中銀。
[外部リンク] Inflation 3.6% 
Next due: 20 March 2012 

ということで、先般発表された1月CPIは貫録の3.6%で下がったには下がったけどあらこの程度なのという気もせんでも無い数値となっていまして、もはや何の為に出しているのかワケワカラン状態になっているBOEの詫び状が13日に出ています。

[外部リンク] from the Governor to the Chancellor
13 February 2012

で、インフレーションレポートは15日に。

[外部リンク] Report, February 2012

実際のレポートは上記URLにリンクがありますが、まあこの辺を読む暇があったら読んでみたいとは存じます。まあ正直言って英国のインフレがどうのこうのとなったからと言って日本の金融政策に何かインプリケーションがあるのかねと言われますと直接は無いので趣味の世界になりますが(つーか元々日銀ストーカーもほぼ趣味だし^^)、インフレ目標がああだこうだと外野が喧しい中、実際にインフレ目標を設置したもののどう見てもインフレ制御が怪しくなっている英国様の様子を眺めるのも味わいがあるという物です。

ということで上記ネタと金融経済月報とかその他米国地区連銀講演(ウィリアムス総裁の先日の講演とかその他少々)が積み残し状態になっているので宿題ね。

○5年国債入札キタコレ

昨日も昨日とて相場ネタがあってここまですっかりウゴカンチ会長になっていた市場の中の人たちとしては色々と動きがあって何より(なのか??)でありまふ。えーっとですな、一昨日の日銀基金国債買入さっそく5000億円打ち込み攻撃によりまして中短期ゾーンの気配がまあ強くなっておった訳でございますが、昨日は5年国債入札を前に海外市場の債券高もあって前場からきっちり堅調推移したでござるというアヒャヒャヒャヒャの展開。で、前場引けで142円82銭(+17銭)で5年カレント(新発はリオープン)は2毛強/1毛5糸強の0.300/0.305の板で、絶対水準的にどうよという説もあるものの、やはりニーズありありという事で落札結果は100.02/100.01で按分88%となりやがりまして、100円届かずですかそうですかという結果。

市場推計だと不明札少なくて業者主体の落札っぽかったですけれども、別にその後売られるでもなく堅調推移しやがりまして、その後何か知らんが引けにかけてカーブの後ろの方が強くなった影響もあったのか、やや先物が持って行かれる感じで引けは0.295%でしたが先物が6銭持っていかれてましたので前場引けのバランスからは同じですが入札レベル的には微妙に先物上に持っていかれという感じですが、落札結果発表後は0.295/0.300の気配のまんま推移という感じじゃなかったかなと思われます(が子細に見ている訳では無いので間違ってたら教えてくんなまし)。ちょうどですな、この次に申し上げます「固定金利基金共通担保オペレーション札割れ事件」というのが14時10分に発生しやがりまして、これを見て中短期ゾーンの現物がさらに強くなり、2年以内のJGBの気配が揃いも揃って0.105%ビットとか大変に素敵な事にもなってしまいまして、3年とかのゾーンとかも当然のように強いでございますわよとなりまして、日本相互証券さんの引けベースで残存3年ゾーンの5年88回(2015年3月償還)とかで前日比1毛5糸強の0.165%とか大変に素敵なレートになっておられまして、そこから見ると5年の0.30%が普通に見えてしまうというおそロシアな状態になります罠という事ですな。

まあ何ですな、そらまあ銀行業態さんがALMマッチングとか言って2年だの3年だのとかを買うと言いましても、このレートではコスト賄えないですわなという話になって、まあつまり金利難民の皆様が大量にイールドカーブの後ろの方になだれ込んでいる訳で、避難民の皆様が只今絶賛到来中という風情なのでしょうなあ。

○基金オペの6か月資金供給絶賛札割れキタコレ

昨日のオペオファー
[外部リンク] 8,000 2012年2月20日 2012年8月22日

オペ結果
[外部リンク] 7,010 7,010

はーい、6か月固定金利資金供給オペ札割れ来ましたね〜♪アヒャヒャヒャヒャ♪

・・・・・・・えーっと、今回のオペは新規で行った分(つまり基金オペの6か月オペ分の積み残し分の消化)なのでそもそも札が入りにくいものだったのですが、ついに札割れしやがりましたかという所で、何がマズーかと言いますと基金オペって基本的に残高にコミットしている所にある訳で、札割れするとなると目標未達という事になるのでどう落とし前つけるんでしょうねえ(ニヤニヤ)という事になるのでございますな、うんうん。でね、まずオペの札が割れる要因を考察するとこれがまた色々と面白いというかマニア的には興味の尽きない話ですが、正直言って短期の一部市場の技術的な問題がかなーり多くなるのでまあ興味のあるかただけ読んでちょ。暫く前からあたくし「6か月オペイラネ」と申していましたが、そら何ですねんと申しますと、これはもう資金供給全体のバランスと、現在の短期市場というかレポ市場における資金の調達運用構造によっての話ですよね、という事になります。

つまりですな、レポ市場で資金の調達サイドに回るのって基本的に債券ディーラー(銀行がオーバーローンの時代じゃないから)になるのですが、債券ディーラーの資金ポジションというのは当然ながら債券の売買で動くものですし、更に現在のように短期国債がアホのように発行されていると、その資金ポジションのぶれも相当のものになる(新発の落札とか見れば判るように兆円単位でぶれるディーラーだっている訳ですから)のでして、その在庫ファンディングを全部オーバーナイトで実施すると流動性リスクがあるのである程度の長期ファンディングも必要になりますけれども、物には限度というものがありまして、逆に長期ファンディングをやり過ぎちゃうと在庫状況によっては資金調達過多になってしまい、今度は自分がいりもしない資金調達の担保不足になってGCレポの買い手(資金供給)に回らないといけなくなるリスクが生じます罠。で、まあ往々にしてそうなのですが、ディーラーが資金調達過多状態になっている時というのは普通は「マーケットに玉が無い」という状態ですので、そういう時にGCを買いに行くととんでもない低い金利水準で資金出さないと行けなくなるというのが一般的で、そんなアホウな事態を避けるために普通の神経している債券ディーラーというかレポ担当は長めの調達と短めの調達のバランスを取る訳ですよ。
つーことで、資金取引的にはクソ長い期間であります所の6か月なんぞ要るかヴォケという事になる訳でございまして、債券ディーラーの札は入らん罠という事になる次第。まあ新規でこれから打ってもニーズが無いものにはニーズがありませんですし、これってGCのスポネが0.105%だから6か月の0.10%を取るというようなトレードオフにはそう簡単にはならない(資金調達のマッチングの問題だから。そらまあスポネが0.20だったら話は違うかもしれないけどそんな事したら今度はコールが上昇するから誘導目標のディレクティブ違反になりますし、そもそも緩和政策やってる意味がないわな^^)のでありまして、大変にアレな話でございます。

で、調達サイドの観点じゃなくて運用先にありきの観点から考えた場合、6か月の固定金利オペに応札するメリットとしては、「それよりも後ろのカーブが立っている事によって長短スプレッドを享受する」というのがありますよね。例えば1年金利が0.13%で6か月固定が0.10%で取れるのであれば、1年の0.13%を買って半年分は固定の0.10%でコストを確定させれば後半の調達が0.16%でブレークイーブンって奴であります。

しかしですな、まあ足元で基金買入の短期国債を増やし、もう増やせなくなったから今度は2年までの国債の買入も増やすという形で、2年までの金利が0.10%カツカツまでカーブ潰してしまっているので、6か月などという中途半端な期間の調達に対するメリットが運用サイドの観点からしても無くなっている訳でありまして、そらまあニーズが無くなる罠と思うのでありまして、この前6か月固定の拡大を行った時にレポ市場関係の皆様からは「これは余計」という指摘が多かったたに記憶しておりますが、まあその通りの展開になっておりますにゃ。

つまりですね、導入した時点では6か月の固定資金供給にはそれなりにメリットがあったのですが、より長い期間の資金供給(国債買入も一種の資金供給ですわな)が拡大して運用サイドから見ると短すぎてメリット無しとなり、一方で3か月、6か月の資金供給が多くなりすぎてショートファンディングとのバランスが崩れたという要因によって、調達サイドから見ると長すぎてメリット無しとなったという事です。

で、調達サイドからするとショートタームの資金供給は欲しいのに基金オペ優先になるからオペが打たれずとなると、ショートファンディングはGC1日物でというような話になりますから、GCは0.105%になってしまい2年カレントとどう見てもインバートです本当にありがとうございました状態になってしまう訳ですが、これって「長期債の買入をやり過ぎた場合のオペレーション上の技術的な問題」を具現化しているような感じでもありまして、米国様が正常化局面になった場合にはもっと素敵な短期のインバートが起こるのかなあとか考えると胸が熱くなってまいります。

・・・・つーことはつまりこれ打開策は正直言ってないと思うのでありまして、技術的にオペの限界に達しているという話ですが、じゃあどうしたら良いのよと考えますと、明らかに6か月のオペが要らなくて、一方で短いオペはニーズがあるのですから、固定の6か月のオペを少なくとも5兆は落としてショートタームのオペに振る(本当は10兆落とした方が良いと思う)とオペレーションがやりやすくなると思いますが、それだけだと基金残高が減ってしまいますので、これはもうヤケを起こして「長めの短期市場金利の低下という目的は現状でも達成できているので、より長い期間の金利に働きかけるべき」とか何とか言って6か月固定オペを減らした分を全部国債買入拡大に回すという話ですが、先般申し上げたように既に2年までの買入では今の残高が限界ですので・・・・・・・ニヤニヤ。

ということで、まあ何と申しますか、基金の拡大と期間長期化で日銀としてはオペレーション技術上の問題に引っ掛かって自分の首を絞めてどんどんやる事をエスカレートさせないと回らなくなる、という何ともかんとも香ばしい事態になっておられまして、オペレーション部隊および企画部隊の皆様におかれましては誠に同情の念にたえないと存じます次第であります(棒読み^^)。まあ残高維持だけで良かったら基金共通担保固定オペの期間を例えば2週間物と1か月物というような調達サイドのニーズにマッチしたような形にすればまだニーズ集まるんじゃないですかねえと思いますが、そもそも固定オペが大杉勝男なのが行かんですからねえ。

ということで、ひたすら技術的なネタで大変恐縮至極。
 


お題「決定会合レビューシリーズと雑談少々」   2012/02/16(木)08:06:31  
  ○総裁会見もまあ色々とありますがポイント(と勝手にあたくしが思った部分)だけ少々
[外部リンク] 今回資産買入れ等の基金を増額した背景について、もう少し詳しくお聞かせ下さい。』

『(答) 先程の説明と多少重複するかもしれませんが、足許のわが国の経済情勢は、海外経済の減速や円高の影響などから横ばい圏内の動きとなっています。消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は概ねゼロ%です。先行きを展望した場合には、欧州債務問題の今後の展開やその帰趨、電力需給の動向や円高の影響など、引き続き不確実性が大きいわけです。ただ、前回会合以降の変化という意味では、これから申し上げるような前向きな動きもみられています。(途中割愛)本日の会合では、先程申し上げた、先行きの内外経済の不確実性がなお大きい中で、こうした最近みられている前向きの動きを金融面からさらに強力に支援し、日本経済の緩やかな回復経路への復帰をより確実なものにすることが必要であると判断しました。』

ということで声明文でもそんな感じでしたが、ここでも「明るい材料のある中で追加緩和を実施した」と言っていますな。

質疑応答の13ページの所からですがこれは良い質問。

『(問) これまで日本銀行は、景気見通しが下振れた時に追加緩和を実施することが多かったと思います。今回、「中長期的な物価安定の目途」により日本銀行の意思を明確化したということは、極端な例ですが、非常にファンダメンタルズが良くても物価が上がらないというような時でも、緩和する時には緩和する、という意味合いがあるのかご説明下さい。』

例によって麿の答えがクソ長いのですが。

『(答) 私どもの経済の見通しは、足許、横ばい圏内の動きですが、この先は、新興国・資源国の景気回復あるいは復興需要に支えられ、緩やかな回復経路に復していくというのが基本的な見通しです。この見通しは不確実性が大きいということはかねがね申し上げている通りです。そうした状況の中で、今、内外で少し明るい動きが出てきていることを考えると、この明るい動きを何とか確かなものにしていくことを考えることは、先程申し上げた標準シナリオの実現可能性を高めていくものだと思います。そうした考え方で、今回の措置を採りました。』

ということで、今回はやはり「押し上げ緩和」ですな、うんうん。

『過去の金融政策について振り返ってみた場合、今申し上げたような考え方の意味合いを込めながら金融緩和を行ったことも、何回かあったように思います。もちろん、一般的には景気が悪くなっていく時に金融緩和を強化するというのがオーソドックスですが、今申し上げたような形で、より確かなものにするという思想でやったことも無いわけではありません。』

つまり俊ちゃんスキーム発動と。

『それから、今回、「中長期的な物価安定の目途」を出すという形で私どもの姿勢を示す時に、言葉だけでも目的を達成できるのではないかという議論もありますが、言葉と併せて政策的な行動を採った方が、言葉にもより重みが出てきて、金融緩和の効果も高まってくると判断したわけです。』

まあだいぶこの辺は頑張ってサービス発言してるなあという感じで、つまりは物価がアガランチ会長となれば基金買入の期間を延長して買入を続けますというニュアンスを込めていますな、うんうん。

・台無し発言は無かったようで何より

まあ台無しのレベルは論者によって違うと思いますが、一般的に市場ががっくり来るような発言はございませんでしたなという話です。質疑の最後の方で17ページ以降。

『(問) 先程、政策委員会としての意思を示すという話がありました。安住財務相も「事実上のインフレ目標」というように発言していますが、これが達成できなかった時、中央銀行の信認が低下したり、政府の関与が強まったりという副作用については、どのようにお考えでしょうか。』

『(答) インフレーション・ターゲティングを採用している各国の運営をみても随分変わってきています。例えば、ニュージーランドは、目標インフレ率が達成されなかった場合の規定が入っていますが、多くの国では、物価上昇率が目標等から乖離した場合に、なぜそれが乖離しているのかを、しっかり国民に対して説明していくとともに、政策の決定過程を明らかにしていくことを通じて、責任を果たしていくというのが今の主流になっています。日本銀行もそうした努力をこれからもしっかり続けていきたいと思っています。』

『(問) 英語の表記では、物価安定の目途は「goal」としていますが、先程、各国の表現を「definition」とか「goal」とか、それに日銀は「目途」とおっしゃっていました。英語では「goal」となると、FRBと同じになると思うのですが、この「goal」の方が「目途」よりも若干言い方が強いような気がするのですが、その辺りはどのような考えで「goal」になったのでしょうか。』

『(答) 各国の言葉に、完全に対応している言葉がないわけです。私どもからすると、一番、私どもの思いに近い言葉は「目途」です。「目途」に対応する英語、100%それに対応する英語がない以上、それに一番近い言葉は何だろうかと考えた場合に、「goal」という言葉が近いと判断しました。もっと良い言葉があれば、その言葉をもちろん採用します。』

・・・・・まあ何ですな、要は「目標」というと、従来「インフレ目標導入しろ」と言っていた
論者の皆様が良く言っておられた「金融政策を裁量で実施するのはケシカラン」的な話とか、「インフレターゲットによる金融政策はサーモスタット付けた空調みたいなもん」とか例えをしていた(最近さすがにそういう人は減ってるようですが)時のイメージがどうも残っていて、現在のフレキシブルターゲットのイメージがちゃんと伝わるかという懸念があった、というのはまあ判らんでも無いので、目標という言葉を避けるのはまあシャーナイかなという気はする。ただまあこちらの質疑にあるように「まあインフレーションターゲットと言いたければどうぞ」的なニュアンスで話をするようになっているのは改善ちゃあ改善かなあとは思うのでございまして、今回そういう意味で市場が「あちゃー」となるような発言は特段無かったのは結構結構。

#まあこれでCPIが1%になったころになってこれまでデフレデフレ言ってた「インフレだケシカラン」とかメディアや政治家が言い出したらそいつら全員ラーゲリ送りな

・ということで目標という言葉に関してを見たらちょっと「おお!」という論点が

3ページ目にまあその話があるんですけどね。

『(問) 今回、物価安定の「目途」という言葉にされましたが、これは、これまでの「理解」と何が違うのか、また、金融政策はどう変わっていくのかについてお聞かせ下さい。また、「目標」という言葉を使わなかった理由についてもお聞かせ下さい。』

『(答) まず、「中長期的な物価安定の理解」と、今回の「目途」との違いですが、物価安定の理解については、各政策委員が、それぞれ中長期的にみて物価が安定していると理解している数字、これを政策委員会に提出し、その数字を集める形で範囲を示していました。その数字は2%以下のプラスで中心は1%程度でした。しかし、この数字は、個々の委員の数字を集めているもので、必ずしも、日本銀行という組織、日本銀行政策委員会としての意思、判断を表すものになっていないのではないかという批判がありました。これに対し、今回の「目途」という数字は、日本銀行政策委員会としての判断を示したものであり、そこが大きな違いです。』

・・・・・・・これは見落としていましたが重要な論点。つまりここはFRBのデュアルマンデートにおけるLonger Runにおける望ましい物価水準の置きと同じでして(ちなみに蛇足ながら申し上げると、失業率の中長期的な望ましい水準は従来通りSEPによって示されるFRB理事と各地区連銀総裁の集計によって示されるcentral tendencyの数値であって、FOMCとしての機関決定として示した意志ではありません)、今回は「機関決定した」というのがもう一つの重要な論点でしたな。とまあ考えますと、やはりこれはFRBの方式と同じ(1%と2%という数字の置きの問題はひとまずスルーしてくらはい)という話になりますなあという所ではございます。うっかりしておりましたです、つーか無意識のうちに機関決定なのかどうかをスルーしてたわ(大汗)。

『それから、「目標」との違いについてのご質問ですが、金融政策の「目標」は、日本銀行法に則して言うと、物価の安定を通じて国民経済の発展に資することです。海外の中央銀行における金融政策の目的も、表現は多少違いますが、要すれば、物価の安定であり、持続的な経済の成長に貢献していくということです。物価安定と整合的な物価上昇率をどのような言葉で呼ぶかは、それぞれの中央銀行の置かれた状況によって異なると思います。FRBは、今回、「longer-run goal(長期的な目標)」という言葉を導入しました。ECBあるいはスイス国民銀行は「definition(定義)」という言葉を使っています。BOEは「ターゲット」という言葉を使っています。日本銀行は「目途」という言葉を使っています。』

ほうほうそれでそれで?

『わが国では、「インフレ目標」という言葉が、目標物価上昇率との関係で金融政策を機械的に運用することと同義に使われることが――もちろんそれだけではありませんが――多いように思います。しかし、実際の金融政策運営は、いわゆるインフレーション・ターゲティングを採用している国を含めて、物価の変動と目標との関係で機械的に金融政策を運営するのではなく、今は、中長期的にみた物価や経済の安定を重視した政策運営をするようになっています。日本銀行は、そうした金融政策の運営の仕方を表すのに最も相応しい言葉は何かを考え、「中長期的な物価安定の目途」という言葉を今回使いました。』まあ何ですな、確かに天下の中日新聞様がインフレ目標について下記のように仰せでございますので、白川総裁が上記のように言うのもシャーナイナイと言う所ではないでしょうかねえww

[外部リンク] 2012年1月27日

『いまのように物価が継続的に下落するデフレ状況なら金融緩和を徹底し、逆に物価が目標値を上回って上昇するようなら迷わず引き締める。』(上記URLより)
いやいやいやいや、各国中銀それなら今頃引締め合戦ですよwwwwwなどと悪態ついていたら時間が無くなったorzorzorz

○一応メモ

総裁会見に関してはあとは「政治圧力」の話とかが中々こう味わいというか悲しみのある質疑応答で大変アレでございましたなというのがありまして、それからそれから金融経済月報なんですが、2月の基本的見解は1月とほとんど変わらずという素敵な状態になっていまして、決定会合声明文では今回細かい個別需要項目別の現状認識や先行き見通しに関する話がスルーされていましたが、やはりまあ予想通りで今回は「景気認識を下げない(どころか若干上げている)中での追加緩和」というこれまでとは違う追加緩和でしたなという事で、上記の総裁会見で示されたような事と整合性が取れますよねという話がございますが時間が無くなったので明日にでも(大汗)。
 


お題「決定会合レビューシリーズと雑談少々」   2012/02/16(木)08:06:08  
  急に話題になった休眠口座の件、もと金貸しの手先としては書きだすと止まらなくなりそうなので敢えてマクラで簡単にという感じにしますが、銀行の雑益勘定に入るのを捕まえて銀行を盗人呼ばわりしている識者(笑)とかちゃんと勉強しやがれ(実際はご案内の通り何年経っても銀行は時効の援用しないで払い戻しに応じています)とか思いますし、「本人じゃない場合に確認作業が非常に煩雑でケシカラン」とか言う人には「じゃあ正当な権利者かどうか判らない人にホイホイ払い出して良いのか」と反問したいですわな。まあ「海外がこうだから」とか言ってるみたいですが、日本のリテール金融というか決済って世界標準(笑)から見たら凄まじいまでのオーバースペックで運営されているのですけれども、そっちは世界標準になるのはケシカランとか言って都合のいい所だけ世界標準持ち出すなやと思いますけどね。つーかそれ以前の問題として私有財産を平気で接収しようという発想そのものがどこのスターリンだよという所ですわ。

枝野官房長官(当時)の無法発言の時に懸念して引用したマルティン・ニーメラー師による詩のようなことが波及してますなあという感じです。
[外部リンク] 5,000 2012年2月20日

キタ-------------(・∀・)------------------!

ということで、昨日はきっちりとやる気元気井脇な基金国債買入が5000億円打ち込まれまして、このオペ見て2年ゾーンとかは(元々堅調でしたが)0.105%出合いキタコレなどとやっておりまして、まあ昨日はこのオペを見て「何だ日銀やればできる子じゃないの」という感じでしたな、うんうん。ちなみに今回から買入対象銘柄が拡大して、従来は残存1年9か月位の所から2年の所が対象だったのが、1年6か月位の所から2年の所まで拡大(本当はあまり短い所を買うとちゃっちゃと償還が来てしまうので基金国債買入によって残高を積むというのにやや都合が悪いのですが、そんな事言ってると札が集まらない可能性がありますから)したでござるの巻。

落札結果はこの通り。
[外部リンク] 10,677 5,003 0.002 0.005 57.7

とりあえず応札が倍入って良かったですねという感じですが、出来上がりの買入レートは平均が0.105%ですけど0.102%まで入っているという結果になりまして、いやまあこの調子で買っていくと2年カレントが新しく入った時は兎も角として、徐々に玉が薄くなってくると0.100に近い所まで入るような流れになるんでしょうなあとか思うのでありまして、やはり流れとしては2年カレントが1年短国並みになるというイメージになるんでしょうなあという感じです。まあいずれにせよ、(後の総裁会見にあるように)今回の追加緩和については従来の「下振れリスク対応」だけではない「押し上げ介入」的なニュアンスがある(物価目標がどうのこうのよりも市場的にはそっちの方が重要なポイントでしょ常識的に考えて)のですが、昨日早速基金国債買入を実施(するでしょうとは恐らく全員が予想していたとは思いますが)したのは「姿勢を見せる」という意味では期待通りの動きでしたね、という所かと存じます。しかし昨日は3MTBの入札が0.1028%の按分率上昇してまして、やはり海外勢の買いが止まる(ネタにしてませんでしたが今週の1週間物ドルオペは久々の応札ゼロでした)と毎週6兆円はさすがに重いようで、この調子で行くとうっかりすると2年と3MTBが瞬間インバートとか楽しい事になってくれるかもしれませんな。

#まあ2年の金利潰して銀行業態憤死ですから3Mに妙味が出ればそっちに買いがわんさかやってくるでしょうからそう極端な話にはならないでしょうが

○その他雑談

・まさかのお告げ

兜町のユリ・ゲラーとして名高い某北ハンマー先生が日銀の追加緩和にまさかの評価をされておられましたので大先生のボログより。

[外部リンク] ]

『昨日の日銀発表を受けて、日経平均は続伸が見込めるものの、水準が9100円に乗るようなことがあれば、当然戻り売りが出やすくなります。上げても高値掴みになりやすく、警戒する投資家も増える。こう見ています。このところ自動車、海運などが強く、今日もそんな流れに変化はないでしょうが、やはり目先上げ過ぎは気になるところです。』(上記北浜大先生のお告げURLより)

・・・・・ほうほう。

[外部リンク]
 


お題「俊ちゃんスキーム発動のようですな(金融政策決定会合レビュー)」   2012/02/15(水)08:12:02  
  ○俊ちゃんスキームと呼んだ訳

今回の決定に関してですが、先ほど申し上げたように「押し上げ介入」ちっくでもあり、
「姿勢を見せる」というような決定という意味では福井総裁時代の当座預金残高拡大の最後の局面に似ているのではないか、というような話を識者の方々(^^)としておりました次第でございまする。

[外部リンク] runの2%にコミットしている訳でも無いフレキシブルターゲットでしょこれって)、日銀の決定に関しても従来から行っているフレキシブルターゲットの中で1%を強調しただけでしょとしか認識しておりませんでありますが、まあ数字の問題という大問題はありますが(^^)、枠組み自体は(展望レポートでの経済見通しの数値化なども含め)日本と米国の建付けが更に似てきてますなあというのはございます。


ま、日本と米国の違いはそもそもの物価水準がアレというのに加え、政治圧力として掛かっているのが日本の場合は「緩和ヤレヤレ」の一方で米国の場合は「物価が上昇しているのに緩和継続とはケシカラン、銀行や証券会社優遇か」というような話でございまして、米国の場合の明確化は政治的に「中長期的に2%を目指しているんですよ」というアピールも必要という意味では日本と逆方向なのがチャーミング。そらまあ物価水準が違いますから当たり前っちゃあ当たり前ですけどね。

○政治家の反応メモ

とりあえずいいからお前は喋るなと。

[外部リンク] 02月 14日 15:15 JST

・・・・・・・・いやだから以前からそういう意味では実質的インフレターゲットは実施しているのでありまして、財務大臣がいきなりこういう話をすると残念無念という感じではございます。従来の枠組みを理解してませんでしたと言ってるのと同じじゃわ。

『物価政策でも消費者物価の前年比上昇率1%を目指すと明確な表現に変更したことについて「実質的にインフレターゲットを決定したものと受け止めている」と述べ、「10兆円の長期国債の買入増を表明したことは1%の物価上昇実現に向けた日銀の具体的な強い意志の表れだ」と語った。』(上記URLより)ただまあ後半にある「日銀の意志の表れ」というのがレクの跡を感じさせる所でございますので、まあ日銀的にも今回「実質的インフレターゲット」という話をされる件に関しては敢えて無駄に突っ込まないという方針を取っているなあという雰囲気は感じました。

えーっとね、球はそっちに行ってるんですけど・・・・・

[外部リンク] 日銀の追加緩和「大事なのは結果」、株・為替・物価への効果を注視=前原民主政調会長
2012年 02月 14日 18:41 JST

いやあの「大事なのは結果」というのは正論なのですが、経済に関しては与党の皆さんも重大な責務を負っておられるのですが、何ですかその他人事のようなコメントは・・・・・ちなみに、インフレ目標導入と報じていたのはあたくしの記憶によると朝日、共同とかで、インフレ目標導入とは書いていなかったのは読売(読売は追加緩和をヘッドラインにしていた)だったかなあとか思いますが、ちょっとURLとか集めるの面倒だったのでとりあえずメモだけね。

あとですな、そういや昨日は色々なレポートを斜め読みしましたが、インフレ目標インフレ目標連呼でいやはやという感じでございました。いやまあ米国のアレがインフレ目標なら以下同文という感じですけど・・・・そういや武士の情けで名は伏せますがどこぞのレポートで米国の物価安定の理解の2%の数値に関して「コアPCEデフレーター」とか思いっきり間違えてレポート書いている人がいてあまりの残念さに泣きそうになった(足元の参照なら兎も角、中長期的な目標にコアを使うのは理屈からしておかしい。コアを使うのは足元のブレを排除してトレンドを見るための便宜的な扱いであって、中央銀行が本来目指す物価は当然総合物価指数である)ことだけ付け加えさせて頂きたく存じます(^-^)。

○その他論点は気が付いたら書きます

ということで(さすがに今日は下準備してますので^^)延々と書いて誠に申し訳ありませんでしたが、英文公表分の比較とか、いろいろとまだまだネタがあるっちゃあありますけれども、まあとりあえず会見とかも続きますので続きは明日ということで(^^)。
 


お題「俊ちゃんスキーム発動のようですな(金融政策決定会合レビュー)」   2012/02/15(水)08:11:41  
  ○追加緩和の方はちょっとビックリである

改めてURLを
[外部リンク] 「『中長期的な物価安定の目途』について」を参照。

(2)当面、消費者物価の前年比上昇率1%を目指して、それが見通せるようになるまで、実質的なゼロ金利政策と金融資産の買入れ等の措置により、強力に金融緩和を推進していく。ただし、金融面での不均衡の蓄積を含めたリスク要因を点検し、経済の持続的な成長を確保する観点から、問題が生じていないことを条件とする。

(3)資産買入等の基金を55兆円程度から65兆円程度に10兆円程度増額する。買入れの対象は長期国債とする(注2)。現在、資産買入等の基金の残高は43兆円程度であるため、今回の増額分と併せ、本年末までに残高は22兆円程度増加することになる(注3)。

(注2) 基金の内容等については別紙参照。
(注3) 日本銀行は、資産買入等の基金とは別に、年間21.6 兆円の長期国債の買入れを行っている。』

という所までがまあ今回の追加緩和の話ですが、1.については先ほどああでもないこうでもないと書いた通りでして、要するに別段実体ベースで言えば変化がある話ではなく、日銀の時間軸(これは展望レポートでの物価見通しとのセットですね)にも変化のある話ではございませんな。

で、2.につきましては・・・・・・・・

『当面、消費者物価の前年比上昇率1%を目指して、それが見通せるようになるまで、実質的なゼロ金利政策と金融資産の買入れ等の措置により、強力に金融緩和を推進していく。』(再掲)

とあるので、何となくインフレ目標っぽく見えますが、そもそも先ほどから申し上げている通り、従来の金融政策の枠組みにおいても、金融政策は「中長期的な物価安定の理解」を達成することを目指して運営していたのでありまして、それは「中長期的に消費者物価の前年比+1%が中心」という事でありますので、そこには実質的な変化はありません。ただまあこの表現は割とペテン的な所があって、1%という数字が足元の数字なのか中長期的な数字なのかが敢えて曖昧になっているので、インフレターゲットっぽく見せていますけれども、そもそも現在の先進国の金融政策運営において「足元の物価指数」のみを見ながら運営するようなリジッドなターゲットで運営している中銀なんぞございません(あったらFRBもBOEもECBも現在はターゲット水準を上回っているのだから金融緩和政策を終了しないといけませんがな)で、普通に「中長期的な水準」としての数字を示している、と考えるのが本来は妥当なのでございます。大体からしてここでも「それが見通せるようになるまで」と書いてある訳で、つまり足元1%という話じゃないよね、という事でありますが、まあそれ自体は普通の話ですな。んでもって、後半にある「実質的なゼロ金利政策と金融資産の買入れ等の措置により、強力に金融緩和を推進していく」っていうのはまあ何と言いますか景気づけに言ってるようなものでございまして、そもそも「強力な金融緩和の推進」というのは別に今回初めて言い出した訳でも何でも無いというのに注意すべきかと存じます。すなわちですな・・・・・・

[外部リンク] 年末を目途に増額を完了する。』というのに変化なし、ということですので、これはすなわち今年末に基金国債買入の残高を19兆円にするのですけど・・・・・・

ちょうど昨日は営業毎旬報告の日だったのでその数字を。
[外部リンク] それこそ2年ゾーンがそんな感じになってしまうんでしょうなあという所でございます。

まあ元々2年ゾーンは月曜の引けベースでも0.120%の引けとか(引けはオファーサイドでした)でしたので、それが0.105/0.110になってSo What?という意見もあろうかとは存じますが、ただまあこの調子の買いが少なくとも年末まで続くのですし、その時点でまだ物価安定の理解達成の目途が立っていなければ少なくとも残高維持の為に買いは続くという事になるでしょうからとか何とか考えますと、すなわち2年カレント近辺の金利がその程度である事あと10か月継続という事ですからして、3年とか4年とか5年とかの金利ってそれにどのくらい影響されるかなという所ではございます。まあいずれにせよ月1.5兆円というのはいい感じでヤケクソの香りも漂う勢いの良さでございまして、1年どころの金利がぐっちゃり潰れているのが2年まで全部波及という事で、全くのウゴカンチ会長状態で瀕死状態の短期市場の皆様から致しますと、まほうの緩和で楽しい仲間がぽぽぽぽ〜ん♪という所でございますなという所でもございます。

今の所イマイチイメージつかみにくいですけれども、2年の金利が1年の金利位になるとしますと、そのゾーンをその金利で買ってどないしますねん誰が買いますねん(って日銀が買うのですが)という事で後ろに波及となるんでしょうなあというのが昨日の引値だったかなあ(それにしては2年とか5年とかをオファーサイドで引値付けないあたりに往生際の悪さを感じますが)という所でしょうか。

というのがまあ今回の新規イベント(^^)に関するあたくしなりの後講釈という所でございますが、以下その他諸々の周辺論点とか

○声明文比較

声明文比較ってのは周辺論点ではないですけれどもね(^^)。

今回声明文
[外部リンク]
 


お題「俊ちゃんスキーム発動のようですな(金融政策決定会合レビュー)」   2012/02/15(水)08:10:43  
  今回の追加緩和措置および物価安定の理解の文言変更に関しましてまあああだこうだと考えてみたのですが、結論としてお題を表題のようにしてみましたがどうでしょうかね。

#あと、今日は引用やたら行ったのでアホほど長いですのでご留意ください
(テキストファイルにすると概ね通常の3倍である)

○その前に昨日の訂正(ああ恥ずかしい)

昨日の書き出しの所で、橋下大阪市長のインタビュー関連雑感をマクラにしたと存じますが、その中で「改革」フォビアと社会主義的手法が云々とか申し上げましたが、「フォビア」は「〜嫌い」の意味でございますので、原文だと意味が逆になってしまいます(赤恥)。

ということで書き物の方は修正させて頂きましたが、まあ何と申しますか、聞きかじりの英語を格好付けてドヤ顔で使ったら思い切り間違えて滑ってしまうとか典型的な赤恥モードでありまして、いやもう読者様にご指摘賜りまして誠に感謝でございますが、マジで顔から火が出るわという所で汗顔も汗顔、大汗顔にも程があるという事でございまして汗顔阿骨打(字が違いますがな)級の大汗でございましたですことよ。まあ何だ、舶来の言葉(だけじゃなくてもそうですが)を使う時はやっちまった攻撃の無いようにしないといけま千円でございますことです、はい。

○その前にロイターさんすいませんすいません

先週「追加緩和も」とロイターが報道した時に「何をアホな」という勢いで書き物でdisりましたが、何とビックリ追加緩和実施というのが今回の落ちでございまして、謎記事とか悪態ついて大変恐縮至極でございまして今回に関しては素直にお見それ致しましたm(__)mと

・・・・・・・とひとくさり赤恥大会を致しましたが、まあそれはそれと致しまして今回の決定会合は色々とネタを大量投下して頂きましたので、大量投下されたネタを料理するでござるの巻という事であります。

○それに関連してリーク報道合戦をするメディアは如何に国益を損ねているかが判ったの巻

今朝の公共放送ニュース(5時半)の「今朝の主なニュース」の2番目がこれ。
[外部リンク] 3か月半ぶり円安水準 2月15日 5時22分

『14日のニューヨーク外国為替市場は、日銀が一段の金融緩和に踏み切ったことを受け、円を売ってドルを買う動きが強まり、円相場は1ドル=78円台半ばと、3か月半ぶりの水準まで値下がりしました。』(上記URLより)

このWeb版だと題名は上記のようになっていますが、公共放送の本チャンの見出しは「日銀の金融緩和で円安に」(6時半では「日銀緩和で円安進む」でした)となっていましたが、今回は上述のように事前のリーク報道みたいなのが全然出なかった(情報管理がちゃんとできて良かったですねという所ですがそもそもそれが当たり前ではある)結果市場がサプライズで動いてくれた訳でして、つまり事前リークをするアホウは腹を切って死ぬべきであり、唯一ネ申又吉イエスによって地獄の火の中に投げ込まれるべき存在である、という件が今回の市場の反応を見て明らかになるのでありました。

ということで、不毛な上に国益を損ねる事前リーク報道合戦は厳に慎んで頂きたい訳でして、報道機関と銘打っているのに自社の営業>>>>>国益とかいうなら報道機関の看板を下ろして「当社はアジビラを印刷して販売しております」ときちんと説明して頂きたいと存じます次第であります(まあ事実認識がどう見ても間違っている記事や社説を堂々出すアジビラ新聞が既に散見されるという説もありますが・・・・・・・)。

とまあそんな前置きは兎も角として・・・・・・

声明文
[外部リンク] 日本銀行は、「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」
を理念として、金融政策を運営している。その際の「物価の安定」は、中長期的に持続可能なものでなければならない。

2. 本日の政策委員会・金融政策決定会合では、わが国経済のデフレ脱却と物価安定のもとでの持続的な成長の実現に向けた日本銀行の姿勢をさらに明確化する取り組みの一環として、「中長期的な物価安定の目途」を新たに導入した。

3.「中長期的な物価安定の目途」は、日本銀行として、中長期的に持続可能な物価の安定と整合的と判断する物価上昇率を示したものである。この「中長期的な物価安定の目途」について、日本銀行は、消費者物価の前年比上昇率で2%以下のプラスの領域にあると判断しており、当面は1%を目途とすることとした。従来は、「中長期的な物価安定の理解」として、中長期的にみて物価が安定していると各政策委員が理解する
物価上昇率の範囲を示していた。』

では従来の中長期的な物価安定の理解はどうだったでしょうか。こちらに過去の推移がございますのでこれをポチポチと見ればよろしある。
[外部リンク] 日本銀行は、「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」を理念として、金融政策を運営している。その際の「物価の安定」は、中長期的に持続可能なものでなければならない。

2. 本日の政策委員会・金融政策決定会合では、わが国経済のデフレ脱却と物価安定のもとでの持続的な成長の実現に向けた日本銀行の姿勢をさらに明確化する取り組みの一環として、「中長期的な物価安定の目途」を新たに導入した。3.「中長期的な物価安定の目途」は、日本銀行として、中長期的に持続可能な物価の安定と整合的と判断する物価上昇率を示したものである。この「中長期的な物価安定の目途」について、日本銀行は、消費者物価の前年比上昇率で2%以下のプラスの領域にあると判断しており、当面は1%を目途とすることとした。従来は、「中長期的な物価安定の理解」として、中長期的にみて物価が安定していると各政策委員が理解する物価上昇率の範囲を示していた。』(今回公表された『「中長期的な物価安定の目途」について』より、以下同様)

で、この続きにこれでもかとうだうだと説明が続きまして・・・・・・

『4. 「中長期的な物価安定の目途」の背後にある「物価の安定」についての基本的な考え方については、以下のとおり、これまでと同様であることを確認した。

ヽ鞠暗定義:「物価の安定」とは、家計や企業等が物価水準の変動に煩わされることなく、経済活動にかかる意思決定を行うことができる状況である。

∋間的視野:十分長い先行きの経済・物価の動向を予測しながら、中長期的にみて「物価の安定」を実現するように努めるべきものである。

C羶甘指標:物価指数としては、国民の実感に即した、家計が消費する財・サービスを対象とした指標が基本となり、中でも、統計の速報性の点などからみて、消費者物価指数が重要である。』

この部分は2006年3月に公表された『「物価の安定」についての考え方』の説明文の冒頭から4パラグラフまでの内容と合致していますわな。

『5.「中長期的な物価安定の目途」を具体的な数値として示すに当たっては、これまでの点検と同様、(価指数の計測誤差(バイアス)、∧価下落と景気悪化の悪循環への備え(のりしろ)、2鳩廚箚覿箸物価の安定と考える状態(国民の物価観)、の3つの観点を踏まえて検討した。その際、日本経済の構造変化や国際的な経済環境などを巡り、先行きの不確実性が大きいことに留意する必要がある。このため、「中長期的な物価安定の目途」について、現時点では、「消費者物価の前年比上昇率で2%以下のプラスの領域にある」とある程度幅を持って示すこととした。そのうえで、「当面は1%を目途」として、金融政策運営において目指す物価上昇率を明確にした。

6. 「中長期的な物価安定の目途」は、今後も原則としてほぼ1年ごとに点検していくこととする。』

この部分は先ほどと同様の『「物価の安定」についての考え方』の説明文の5パラグラフから最後までの内容に相当する部分ですわな。

で、今回ちょっと違うのは「のりしろ」について明確に記述している事(物価安定の明確化の時ものりしろについては明言しておらず、2006年の段階では『物価下落と景気悪化の悪循環の可能性がある場合には、それを考慮する程度に応じて、若干の物価上昇を許容したとしても』という分かったような分からんような言い方しかしていない)が違うのと、『金融政策運営において目指す物価上昇率を明確にした。』と

言う表現をして、その水準が1%という事なのですが・・・・・・・・

えーっとですな、そもそも論で申し上げれば、以前の『「物価の安定」についての考え方』の記載してある『新たな金融政策運営の枠組みの導入について』(2006年3月公表)の冒頭に『日本銀行法は、金融政策の理念として、「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資すること」と定めている。日本銀行はこの理念に基づいて適切な金融政策運営に努めている。』とあって、その物価の安定を図るという「物価の安定」って何ぞやという事で、それを「中長期的な物価安定の理解」という形で明示していた訳ですよね。

つまりですよ、今回「金融政策において目指す物価上昇率を明確にした」とドヤ顔(かどうかしらんが)で書いてある文章って、そもそも従来の話と同じであって、しいて言えば従来は「中心が1%」だったのが「当面は1%を目途」に表現が変わっただけの事であって、金融政策のフレームとしては全然変わっていない訳ですよ。

即ちですな、従来の枠組みにおいては、「中長期的な物価安定の理解が達成できるまで、現在の超緩和的な金融政策を継続する」と言ってまして、その中長期的な物価安定の理解で示す物価水準が「中心1%で2%以下のプラスの領域」ってなっていたのが「1%を目途」となっただけの話で、結局の所「中長期的にCPIが1%となる事が展望できるまでは現在の金融政策を継続しますよ」というのは何ら変化が無い訳ですよ。よってこれを単体で捕まえて時間軸が伸びた縮んだというのはナンセンスにも程がある話ですし、まあ日銀的には今回の「明確化」を持って「インフレ目標導入」とか言われましても「いやあの以前からフレキシブルターゲットとしてのインフレ目標のようなものは出していまして、今回は単に従来出していたものを素人の皆様にも判りやすくくどくど説明したものなんですけど」というような所なのでしょうが、まあそれはそれで政治家の皆様やメディアの皆様、株式市場や為替市場の皆様が喜んでくれればよろしかばいという感じなんでしょうかね。

しかしまあ何ですな、こんなの出せるならとっとと出せばよという感じでして、今回は「検討指示」となるかと思ったのですが、まあ今回出すことによって政治的な圧力云々の問題は思いっきりありますし、そういう意味では結構アヒャヒャな所もありますが、出している物自体は単に縦書きの看板を横書きにした程度のものでありまして、実質的に何の変化もしていない、という意味で実は確保しているちゅうのが日銀的な結論になろうかと存じます。

#まあこの結果見て内閣の皆さん大喜びなのですからチョロイもんですなという感じですが、さすがに「何で2%じゃないんだ」とご指摘の方もいるのはまあ当然ちゃあ当然ですわなと存じます

こちらに関するその他のネタはまた後で。続いて追加緩和の方につきまして。
 


お題「物国発行再開WGとかオペ雑談とかECBネタとかの雑談」   2012/02/14(火)08:00:33  
  選挙が白紙委任ってそれ「プロレタリア独裁」と発想が同じです罠。
[外部リンク]

・現状、利子源泉徴収対象者(個人及び事業法人等)に対して譲渡制限が付されているが、個人にも潜在的なインフレヘッジニーズはあると思われることから、これを見直すことは検討しないのか。

・元本保証の付与の方法について、期中を含め連動係数が1を下回らない商品設計とすることは考えていないのか。

・国債市場特別参加者の落札義務の対象となるのか。この場合、当該落札義務はどの年限に含まれるのか。

・既発債の流動性にも十分に配慮した対応をお願いしたい。

・新しい物価連動債について、発行後どれぐらいで買入消却の対象とするのか。

・新しい物価連動債がベンチマークとして採用されれば、年金等投資家の需要があると思われる。

・新しい物価連動債の入札と買入消却の組み合わせではなく、スイッチオークションそのものの導入は検討しないのか。フロアプレミアムについてマーケットのコンセンサスができれば、同一年限の新しい物価連動債と既発債を交換することも考えられるのではないか。
・発行再開にあたっては、流動性が十分に担保される商品性・発行方法とすることが重要である。(引用部分終了)

ということですが、まあ何ですな、譲渡制限の問題に関しては税制上の問題があって、現在の方式だと元本が変動するのでその分の所得認識の問題があって、利子源泉徴収と別件管理という話になってヤヤコシヤなので無理という話だったかとあたしゃ認識している訳ですが、元本変動しないで単純に利子がフローターという方式にしないと利子所得源泉徴収と別建てになるという時点で事務的にしんどいんじゃないかなと思いますんな。

あと、スイッチ方式のオークションに関連する雑感なのですが、配布資料にあった同日オークション方式の新発債発行と既発債の買入消却って業者的な発想だと普通に問題なく出来る話なのですが、投資家の場合通常「受け渡しベースどころか約定ベースで金が無いのに先行して買いを入れる」という行為は普通できない(現物の買いの話で、先物買うというように支配残ベースでキャッシュショートにならない買いは別問題)ので、入札で応札する分のキャッシュが無い場合(フルインベストしてなくて金があれば無問題だが)そもそも入札の方の応札をしにくいという残念な問題があるので、技術的には検討の余地がありそうな気がします。そういう意味ではスイッチオークション形式で売りと買いのチケットが同時に切れる形になった方が既発債を持っていている投資家のニーズに対応しやすいと思います(が事務が回るのかは正直知らん)。

とか何とかまあ微妙にこの先の議論には興味が尽きませんが、何はともあれ物価連動国債
そのものにニーズが全然ない訳では無い筈ですので、今後の展開が期待されるというものです。

○基金買入オペェ・・・・・・

金曜の基金短国買入
[外部リンク] 6,397 2,005 0.000 0.001 4.6

昨日の基金CP買入
[外部リンク] 7,698 2,912 0.013 0.015 49.1

ということで、直近の国債以外の買入系のオペは一応無事(?)に応札が集まるでござるの巻となっておりますが、まあ基金短国に関しては1年入札の前だというのにオファーするとはいつもとパターン違うじゃんという所でもありまして、基金買入系のオペに関して「札の入りそうな市場動向を見て打ってくる」という感じになってきたのかなあとか勝手に妄想を逞しくするあたくし。

いやまあ何ですな、足元でGCレートが0.100%を上回る(と言っても0.105%までしか上がらんのですが)状況で推移しているというのもあって、直近の短国の入札が基本的に0.10%オーバーで推移していますから、とりあえず0.100%で日銀に打ち込んでもいいかな状態になっているというのが背景としてある訳ですが、海外でのドルファンディングやらベーシススワップやらの要因に加え、日銀当座預金残高がしらっと減っているのもGCレートが0.10%を割って下に突っ込んでいかない原因でもありますので、そーゆー意味では以下自主規制。

ただまあ当座預金残高自体は12月20日の国債大量償還によって資金偏在が生じていた分に対応して大目に出していた分(足元と比較して目の子で5兆から6兆程度の偏在があったと思われます)で年末とかは下駄をはいていた分がありまして、まあ当座預金残高を単純に比較して全部が全部絞っているとか考えるとこれまたミスリードになるのですが、まあそんな事まで気を付けないで比較しだす人がそのうち出てくるに1万ドラクマ(マニアすぎてそんな話誰もしないか)。

CPに関しては最近体感的には発行がやや復活傾向という感じ(ただしショートタームがやたら多い気も)ではありますので、札は入るんでしょうが、こちらはどうせクソ短いものばかり入るので買入した側から償還が来るというハツカネズミもビックリのオペ無限輪廻状態になっているかと存じまして、買入額目標を作ったのは誰だ(ガラッ)と金融政策決定会合に怒鳴り込みたい心境の方はおいでではないかと存じます次第で、誠に同情の念に堪えません(なぜか棒読み)という所で(^^)。

○とか書いてたらまた時間がががががが(ECB会見ネタ)

まあアレです。春眠暁を覚えずと言うではありませんか。

[外部リンク] statement to the press conference (with Q&A)
Mario Draghi, President of the ECB,
Vitor Constancio, Vice-President of the ECB,
Frankfurt am Main, 9 February 2012

今回の会見Q&Aはかなり真面目に読んでみましたが、気になる論点が幾つかございましたのでとりあえず箇条書きで。

・担保政策に関する所で気になる所が

今回の適格担保の拡大に関してですが、各国の中銀がその適格担保拡大要件についての決定を行うという建付けになっていて、ただしその決定の際にはECBが各国中銀の出した案を審査して、ケシカラン場合は差し戻しをするという事になっています。でね、そういう意味では「共通のガイドライン、共通の基準」(「」内は大体会見Q&Aで出ていたドラギ総裁の発言の趣旨を踏まえた部分とご理解下さい、以下同様)に則っての担保政策は続くという事なのですが、あたくし思いまするに担保政策っていうのは金融政策の中でも重要な問題であって、ある意味金利の上げ下げよりもクリティカルな話でありますので、「各国の実情を踏まえて各国の中銀がまず決定」という建付けってそれはECBと各国中銀の金融政策における役割分担に重大な変化をもたらす可能性があるんじゃないのですかねえとかいう気がしますし、そもそも同一通貨で同一の金融政策という理念との乖離が生じるような気がするのはあたくしの気のせいですかね。で、質疑の中で何で各国中銀が担保のリスクを取るのですかユーロシステム(ECB)で取らないのは何故ですかというのがあって(これは例のECBのオペレーション要綱を真面目に読まないと制度的な事がややこしいので要確認ですが)ほほうと思ったのですけれども、「新しく緩和する担保については極めて掛け目を厳しくして運用するので問題ありません」という風に質問の趣旨を逸らして逃げていましたが、でも担保政策に関する権限を各国中銀に下すような動きって金融政策としてどうなのよという気がするのでありますが良くワカランチ会長であるのであたくしの要研究課題でありまする。担保政策に関する質問、およびその担保政策の緩和に伴うリスクマネジメントはちゃんと出来ているのかという質問が何度も飛んでいまして、色々と手を変え品を変え言い訳しているという風情でありました。

・事実上の政府へのファンディングという指摘について

いやまあこれは当然ながらドラギ総裁答えが苦しいという感じで、話を必死に誤魔化しているという風情ではございましたが、質問する方は容赦なくてイタリアの銀行はLTROで調達した資金でイタリア国債買ってますよねとか打ち込んでくるのが中々味わいがありました。本件の質疑は2か所あるので必読。

というのが論点でして、あと気が付いた雑ネタとしては・・・・・

・ドラギ総裁質問に答えないで再質問を食らうでござるの巻

今回の会見見てて一番ワロタのはこの点でありまして、質疑応答の際に大体質問する人が2つか3つ位の質問をするのですが、そのうち答えにくいと思われる質問に対する答えを華麗にスルーして即座に記者からさっきの質問に答えをもらってませんがという切り返しを食らう事が何と3回もあったというのが中々チャーミング。

・・・・・というような所ですかな。あとLTROの効果に関してとか、伝統的政策と非伝統的政策の問題とか、EFSFに対するファイナンスするの(「EFSFは政府のようなものなのでファイナンスはしません」と言ってました、為念)とか、質疑応答が中々良い感じで推移しておりましたが、昨日ご紹介した日本の介入がどうのこうのとか言う馬鹿質問があったのが会見のペーパーに水を差すという感じでございまして、誠に遺憾の極みでございます。

ということで引用はまた後日。
 


お題「本当はECB会見ネタをするつもりが月曜なので雑談大会になってしまいましたorzorz」   2012/02/13(月)07:50:15  
  公共放送では金融政策決定会合の議論の焦点が物価水準目標をどうのこうのという話をしているようですな。

○ということで世間話ですが

・物価水準目標の明確化ねえ

でまあ物価安定の理解が分かりにくいから分かりやすくしろという話が今回検討されますとか何とか公共放送が仰せですが、肝心の公共放送のサイトにそのニュースがまだうぷされてないのでブルームバーグニュースから。

[外部リンク]

『2月12日(ブルームバーグ):古川元久経済財政兼国家戦略担当相は12日午前、NHK番組「日曜討論」に出演し、物価目標について日本銀行は国民に対し「分かりやすい伝え方はないか検討してほしい」と述べた。日銀は「中長期的な物価安定の理解」として、CPIの前年比で「2%以下のプラスの領域にあり、中心は1%程度」という数値を示している。』(上記URLから)

という事で、今回は「物価安定の理解が分かりにくいので改善しろ」的なお話になると思われますが、まあ今回の会合で変わるとかになったらそれはまあお笑なんですけど、せいぜい検討指示して表現を変えるとかいう話になるかもしれませんけど、現状の物価安定の理解をより明確化すると1%が数値化されてしまうんですけど良いんですかねえ。まあそれを入れたからと言って何か変わるのかというと実際問題としては日銀の出している「中長期的な物価安定の理解」と「展望レポートにおける経済物価見通し」のセットからすると米国よりも日本の方がどう見ても低金利長期化です本当にありがとうございましたという形には成るのですが、まあ日銀も「市場との対話」をする相手として短期金融市場だけという訳にもいかんでしょうし、ワカランチンの為替市場とかメディアとか政治家とかを相手にするという事を考えた場合にプレゼンが不十分ってのはまあそうです罠という事でありますので、ここは一発俊ちゃん状態でてきとーに目くらましでもしておけばよろしかばいという感じではないでしょうかにゃあ。

今の物価安定の理解をそのまま平行移動した場合って数値が1%になりますし、じゃあ2%というのを出せるかっていうとそれはそれでメディアとか政治家とかが「そんなインフレはとんでもない」とか言い出さず、実際に2%位の上昇になっても誰も文句言わない、というのであれば日銀だってホイホイ2%の数字を出してくると思いますけれども、本当にそうなのかというのは何か非常に疑問なんですけどね。べき論云々の問題よりも、その2%という状況が全然起きていないという状態が変化した場合に本当に世間様が適応できるのでしょうかねえという方がちょっと。

まあ何ですな、しかし直近はどこぞの何とかストランキング投票期間中なせいか、足元では何とかストの皆様が妙に「日銀の物価安定の理解は分かりにくい」というレポートをここぞと出して目立とうとしておられるように見受けられますが、そもそも物価安定の理解が出たのは福井総裁の時ですし、その後の2009年12月に明確化というのをしたのでありまして、何とかストとして本職でやっておられる皆様におかれましては、世間様に向けてこの物価安定の理解と展望レポートでの経済物価見通しのセットによって将来の金利パスに対する市場への働きかけを行っているというような説明をもっと従来より行っておけば、現状のように「ワカラン」という大合唱になる事がある程度防げたのではないかと思う次第でございまして、何を今さらメディアや政治のケツに引っ付いて「ワカラン大合唱」に加わるのでしょうかねえそれでもあんさんら本職の何とかストなんですかねえとか思いますなどと書いてまた読者を減らすような行為に出るあたくしなのでありました(-_-メ)。とは言いましても、金融政策の第一の柱、第二の柱とかも正直あたくしも当初思いっきり誤解していたりしてまして(だからその後ドヤ顔であたくしのサイトに『金融政策の「第1の柱」「第2の柱」を正しく理解するために』というコーナーを作ったのですが^^)、まあ何と申しますか日銀様におかれましてはもうちょっと相手方の理解力というのを忖度して作文をされるという点に配慮をされたいと思うのであります、とお前が言うなですかそうですか(汗)。

・状況が良く判らないのでまあ何ですがあずみんネタ

[外部リンク]
[外部リンク] - 12/02/10 | 00:04

いや別に論理矛盾とかしてないんですけどねえとか思いながら拝読しようと思ったらのっけから何だかなあなアレ。

『まず、事実関係だが、報道でインフレターゲットと呼ばれているものは、声明文と同時に公表されたFOMC各メンバーのFF金利予測。そこでは、長期的に妥当なインフレ率の水準についてのFOMCのメンバーの意見分布が示され、そこが最終的なゴールにはなるとは言っている。しかし、これがインフレターゲットとはいっていない。』(上記URLより)

・・・・・・・・SEPでのプロジェクションマテリアルの中で「ロンガーラン」のPCE物価指数の望ましい水準が公表されていてそれが2%だというのは半分あっているのですが、その説明としては別に説明文が出ていて、そっちの方が今回の眼目じゃなかったっけ??まあその後もああだこうだと物価連動国債がどうのとかいう話をしているのですが、何が強力電波と申しまして上記URLから辿れる最終ページにある辺りが電波である。『しかし、それは無理な話である。なぜなら、これまで金融政策が有効であったのは、金融政策を動かしても、短期的には期待インフレ率は動かないことが前提にあったからだ。』
(上記URLのリンク先にある上記文書の4ページ目)

・・・・・・・??????じゃあ金融政策は何のために実施してるのよとブラード総裁辺りに言われそうですなあ。

『にもかかわらず、ゼロ金利下という金融緩和政策が決定的に限られてしまっている中で、突然、サーカスのように、あるいは魔法のように、期待インフレ率を変えることができる、いや、そうしろ、と議論したり、要求したりすることは、明らかな論理矛盾であり、現実に起こりえないことなのだ。』(上記URLのリンク先にある上記文書の4ページ目)

・・・・・・・・??????いや別に突然変えろとは言ってないと思いますが、QE2の実施って足元のインフレの低下が望ましくないデフレ均衡に陥るのを防ぐために導入したという経緯があった筈なのですが、何をどう解釈するとこういう話になるんだか・・・・・・

いやあのですな、東洋経済にしてこれですかという感じなのでありますが、電波浴とかするのはネタとしては楽しい(血圧が上昇する場合もある)ですけれども、そもそも論としてメディアとかに金払って(ってネット版をタダで見ている人間が言うのも何ですが)報道されている物を読むっていうのは先日も申し上げましたように、世の中の言説のフィルタリングをして貰うのに金を払っているようなもんだと思っているあたくしと致しましては、やはり東洋経済ともなりますとネット版でもそれなりにまともな物を拝読したいと思うのでありまして、編集は何やってますねんとか思うのでありました。

・武者先生キタコレ

節分天井とはよく言ったものですorzorz

[外部リンク] (63号)
この米株ラリーは本物、6%の株式利回り(配当+バイバック)は無視できない

>この米株ラリーは本物
>この米株ラリーは本物
>この米株ラリーは本物
>この米株ラリーは本物
>この米株ラリーは本物

・・・・・・誠に残念ですが米国株式市場終了のようです。で、小見出しを拝読いたしますと。

・株式市場ルールが変わった、リスクオン・オフから長期価値投資へ
・説得力失う超金融緩和批判
・好業績=株式投資に思い至らぬグロス氏
・株高を正当化するシュワブ氏の楽観経済観測
・日本の失われた20年とは全く異なる

と、ビルグロス先生を盛大にdisるという事で、これは太平洋を隔てた竜虎対決という風情を示しておられて誠に風雲急を告げる訳ですが、米国株式市場をこれだけ盛大に怪推奨キタコレという事で、米国市場逃げて〜という所ですな、うんうん。

・・・・・・と思ったら最後の小見出しがこれ

・悲観から急改善する日本投資環境

・・・・・・・????????

えーっと、『2012年01月26日 (62号) 何故日本はダメなのか 〜 株価格差の背後にある政策格差 〜』というのがストラテジーブレティンの前回号のお題だったのですけれども、いくらブレティンだからってブレ過ぎなんですけど。

○などと馬鹿話をしていたら時間が無くなってしまったのでドラギ総裁の会見から一つだけ

[外部リンク] statement to the press conference (with Q&A)
Mario Draghi, President of the ECB,
Vitor Constancio, Vice-President of the ECB,
Frankfurt am Main, 9 February 2012


・この質問をしたのは誰だあ!!(またまた海原雄山状態で)

この質問してる人間はマジで日本入国禁止処分もんだろ。質疑応答の最後の方になりまして、紙に打ち出すと9ページ中8ページ目とかになると思います。

『Question: My first question is: so far the LTRO seems to be working very well, like a magic stick, or something like that, and people may think that the ECB might prefer this further LTRO to a rate cut. What is your comment on that? My second question is: this week, the Japanese Government announced that it has been intervening in the foreign exchange market for several days, from the end of October of last year, and without announcement. Your predecessor, Mr Trichet, said last August that such interventions need to be done on the basis of multilateral agreement and that that was not the case with the actions of Japan. The US Treasury has also made a similar critique. What do you think about that?』

LTROの変わりに利下げは考えてますかという質問もお前その前の質問を聞けよ(その前に質問があって「追加の金融政策についてはノーコメント」という話をしていますし、別の質問で「伝統的金融政策と非伝統的金融政策の違いについてトリシェ総裁はコメントしていましたが、まだドラギ総裁のコメントは聞いていないので話してください」というのがあって、「伝統的政策と非伝統的政策を区別して使う点や、その論点については前任と同じ考えです」というコメントしているので質問にはある意味回答済み)という感じですけれども、質疑応答の流れおよびECBの金融政策の流れと全然関係ない第2の質問とか何考えてますねん、つーかこの質問する記者はとりあえず日本とスイスには永久入国禁止な。

『Draghi: In answer to the first question, there is no trade-off between the two measures. The LTRO addresses the quantitative shortages and liquidity constraints of certain parts of the euro area financial and banking system. The interest rate changes address pricing conditions, assuming that the euro area banking and financial conditions are working well, that the circumstances are normal. In that case you change the price of assets; you change the price of short-term rates, and so on. So they are two different things in the sense that they address different situations, different problems. Regarding the Japanese interventions, I can confirm what my predecessor said on that occasion: the interventions, if they are needed, should be done in a multilateral framework - they should not be unilateral.』

まあ前半の方は(その前の質疑と)同じ話を繰り返しておりますし、2番目の質問だって質問されたらこう答えてくる罠という話で、日本を貶めようという質問にしか思えんわこりゃという所でございますな。

#ということで、真面目なネタは明日以降である(汗)
 


お題「BOEとかECBとかも色々と動く訳で」   2012/02/10(金)08:01:04  
  ○でまあ日銀ちゃん決定会合プレビュー雑談ですけど

昨日ネタにしたロイターさんの謎ニュースは結局誰も追随報道が無くどう見ても飛ばしです本当にカムサハムニダという残念な風情を漂わせておりますが、そうは言ってもこの週末にギリシャ問題が爆発した結果ユーロ暴落円急上昇とかにでもなった日には雰囲気はまた変わるでしょという所なので何ともはやという所ではございます。でですな、まあ各国追加緩和祭りですので日銀も追加緩和どこかでやらないといけない事になるでしょうなあとかいう話になりますが、何せ社債・CPはこれ以上どう買いますねんという状況ですし、短国に関しても先般ネタにしたように下手するとテラヤバスという状態。何せ先日の6か月TBも0.10カツカツという状況ですから札入らんがなという所でございます。

・・・・・・と考えますと、まあ何かやれという話になったらETF買うか(REITはどこをどう見ても買ってもどうしようもない)国債買うかという話になるとは思いますが、気合の押し上げ介入でもする気があるならETFというのも有りかもしれませんが、まあケロローンと買うのであれば為替市場とかに対するウケ的にどうなのよと思われる所でもありますし、大体からして各国中銀が時間軸だの量だので勝負しているので、(ECBは信用緩和だけど「3年」オペというのでアピール中ですもんね)ETFを買うとか言ってもイマイチ為替市場とか向けのインパクトが足りんように見える。つーことで、フィージビリティーと目立ち方を考えますと、やはり基金の国債買入拡大に加えて買入対象期間を1年延ばすとかそのような話になるんでしょうな。まあそうやって中短期のイールドカーブ潰されると(その瞬間だけは儲かるけど)憤死する投資家続出という感じなので債券市場的にはあまりウマーな話でも無いような気がしますが、どーせならこの際「短期国債の買入は金利の低下で初期の目的を達成しましたので、短期国債の買入残高は現状で維持して、元々の目標部分への残りに関しては基金国債買入の方に回します」ということで、インチキツイストもどきみたいな話をするのってどうですかね???

などと雑談位しかプレビューと言っても出てこないのが残念な所でございまする(--
 


お題「BOEとかECBとかも色々と動く訳で」   2012/02/10(金)08:00:42  
  ギリシャのニュースは何回見ても何がどうなっているのやらという感じでございまするな。

○BOEは国債買入拡大とな

そういえば前回のMPCミニュットネタをまだやっていなかったというのに次回のMPCになってしまいましたorzorz

#これだから1月〜2月というのは困るのですが、来週決定会合があるというのに良く考えたらこの前の金融経済月報の成敗をしていない事に気が付くあたくしの積み残しっぷりに更にorz

[外部リンク] Release
Bank of England maintains Bank Rate at 0.5% and increases size of Asset Purchase Programme by £50 billion to £325 billion

『The Bank of England’s Monetary Policy Committee today voted to maintain the official Bank Rate paid on commercial bank reserves at 0.5%. The Committee also voted to increase the size of its asset purchase programme, financed by the issuance of central bank reserves, by £50 billion to a total of £325 billion.』

ということで買入拡大キタコレですが・・・・

『In the United Kingdom, the underlying pace of recovery slowed during 2011, with activity falling slightly during the final quarter. Some recent business surveys have painted a more positive picture and asset prices have risen. But the pace of expansion in the United Kingdom’s main export markets has also slowed and concerns remain about the indebtedness and competitiveness of some euro-area countries.』

欧州問題の波及懸念とな。

『A gradual strengthening of output growth later this year should be supported by a gentle recovery in household real incomes as inflation falls, together with the continued stimulus from monetary policy. But the drag from tight credit conditions and the fiscal consolidation together present a headwind.』

『The correspondingly weak outlook for near-term output growth means that a significant margin of economic slack is likely to persist.』

金融緩和と物価上昇が緩和されているのが緩やかな生産の拡大の強化をサポートするでしょうとか言ってますが、まあそのCPIは直近でも4.2%なんですけど、そのインフレに関しては次に。

『CPI inflation has fallen back from its September peak, declining to 4.2% in December. Inflation should continue to fall sharply in the near term, as the increase in VAT in January 2011 drops out of the twelve-month comparison.』
はあはあそうですか(棒読み)。

『Inflation is then likely to decline further as the contribution of energy and import prices diminishes, while downward pressure from unemployment and spare capacity continues to restrain domestically generated inflation.』

ということで、エネルギーや輸入物価の上昇寄与が剥落し、失業と経済の余剰生産力が国内要因によるインフレ拡大を引き続き抑制するでしょう。という毎度のお話なのですけれども、まあこれで今後物価上昇がきっちり落ち込んでくれないとBOEは更にめんどい事になるのでしょうかねえ。ま、英国は財政再建とかやっているのでそれをやってる間は金融を緩和気味にしておくっきゃねえわなとは思いますが、確か「インフレ目標を導入せよ」とか言ってた方々におかれましては目標設定によって金融政策の恣意性を下げるとかいう話だったような気がするんだが、どう見てもフレキシブルターゲットの名の下に恣意的運用になっているようにしか思えませんけどねえ(ニヤニヤ)。

『In the light of its most recent economic projections, the Committee judged that the weak near-term growth outlook and associated downward pressure from economic slack meant that, without further monetary stimulus, it was more likely than not that inflation would undershoot the 2% target in the medium term.』

ということで、近い先行きの経済見通しが弱くて、経済のスラックによる物価に対する下落圧力が高まった為に、追加金融緩和を実施しないと中期的に物価は2%のターゲットから下抜けする可能性がより高まったので今回の追加緩和を実施しました。という話で、はあそうですかという感じではございますが、まあ今の所追加緩和方向継続は妥当なんでしょうね。

『The Committee therefore voted to increase the size of its programme of asset purchases, financed by the issuance of central bank reserves, by £50 billion to a total of £325 billion. The Committee also voted to maintain Bank Rate at 0.5%.』
ということで資産買入拡大と。

『The Committee expects the announced programme of asset purchases to take three months to complete. The scale of the programme will be kept under review.』

3か月の期間を掛けて残高を拡大するようです。ということで、どういう議論があったのかという話に関しては(実はスルーしている1月MPCMinuteも含めて)Minute読みつつ鑑賞したいと存じます次第。

○ECBは適格担保拡大とな

決定事項について
[外部リンク] February 2012 - Monetary policy decisions

『At today’s meeting the Governing Council of the ECB decided that the interest rate on the main refinancing operations and the interest rates on the marginal lending facility and the deposit facility will remain unchanged at 1.00%, 1.75% and 0.25% respectively. The President of the ECB will comment on the considerations underlying these decisions at a press conference starting at 2.30 p.m. CET today.』

ということで金利は据え置きですが・・・・・・・・

ドラギ総裁会見
[外部リンク] statement to the press conference

Mario Draghi, President of the ECB,
Vitor Constancio, Vice-President of the ECB,
Frankfurt am Main, 9 February 2012
(Q&Aは今日の日本時間の夜以降に追加でアップされる筈)

寝起きでこんな長いの全部読める訳もない英語力がアレのあたくしでございますので(汗)、とりあえず第1パラグラフと第2パラグラフを鑑賞(お時間のある場合は最後のパラグラフでもう一度まとめているのでそれを読むのが手抜き解読法である)。

第1パラグラフ

まずは景気の現状認識について。

『Based on our regular economic and monetary analyses, we decided to keep the key ECB interest rates unchanged. The information that has become available since mid-January broadly confirms our previous assessment. Inflation is likely to stay above 2% for several months to come, before declining to below 2%. Available survey indicators confirm some tentative signs of a stabilisation in economic activity at a low level around the turn of the year, but the economic outlook remains subject to high uncertainty and downside risks. The underlying pace of monetary expansion remains subdued.』

最近出ている経済指標は我々の従来の経済見通しを裏付けるものです。インフレに関しては今後数か月の間2%を上回る水準で推移した後に2%以下の水準に低下するでしょう。最近のサーベイによると新年以降には経済活動がやや安定してきているという兆候が見受けられますが、経済見通しは大きな不確実性およびダウンサイドリスクがあります。マネタリーの伸びは引き続き抑制されています。

『Looking ahead, it is essential for monetary policy to maintain price stability for the euro area as a whole. This ensures a firm anchoring of inflation expectations in line with our aim of maintaining inflation rates below, but close to, 2% over the medium term. Such anchoring is a prerequisite for monetary policy to make its contribution to supporting economic growth and job creation in the euro area. A very thorough analysis of all incoming data and developments over the period ahead is warranted.』

インフレ期待の安定化がどうのこうのという話はいつも同じ事を言っているので華麗にスルー。

・・・・ということで若干新年以降の明るい兆しがという話をしているのがほほうという感じ。

第2パラグラフ

『Through our non-standard monetary policy measures we will continue to support the functioning of the euro area financial sector, and thus the financing of the real economy.』

ユーロ圏の金融セクターの機能の安定化、与信提供機能の安定化の為に非伝統的政策をECBは実施していますし引き続き継続していますとな。

『Since the first three-year longer-term refinancing operation (LTRO) was conducted in December 2011 we have approved specific national eligibility criteria and risk control measures for the temporary acceptance in a number of countries of additional credit claims as collateral in Eurosystem credit operations, which should lead to an increase in available collateral. Further details will be provided in a press release to be published today at 3.30 p.m.』

適格担保拡大キタコレ。

『At the start of the current reserve maintenance period on 18 January 2012 the reserve ratio was reduced, freeing up additional collateral. As stated on previous occasions, all our non-standard measures are temporary in nature.』

これは実施した件ですが、所要準備率を1月の積み期間から引き下げる事によって、金融機関の担保余力を拡大しましたよという話でございますが、最後に「かねてより毎度のように申し上げておりますように、これら全ての非伝統的手段は本質的に一時的な手段でございます」とか言ってるのが段々空しくなる適格担保拡大についてはこの先に。
#まあ空しいというよりは普通に開き直って信用緩和絶賛拡大という事なのでしょうが

つーことで引き続きのECB信用緩和攻撃はこちら
[外部リンク] RELEASE
9 February 2012 - ECB’s Governing Council approves eligibility criteria for additional credit claims

『The Governing Council of the European Central Bank (ECB) has approved, for the seven national central banks (NCBs) that have put forward relevant proposals, specific national eligibility criteria and risk control measures for the temporary acceptance of additional credit claims as collateral in Eurosystem credit operations. Details of these specific national measures will be made available on the websites of the respective NCBs: Central Bank of Ireland, Banco de Espana, Banque de France, Banca d’Italia, Central Bank of Cyprus, Oesterreichische Nationalbank and Banco de Portugal.』

各国中銀のサイトまで見に行く暇がないので引用だけで勘弁。

『These developments follow up on the decision of the Governing Council of 8 December 2011 to increase collateral availability by allowing Eurosystem NCBs, as a temporary solution, to accept additional performing credit claims as collateral. 』

またtemporary solutionとか仰せですな・・・・・とか書いているうちにそういえば新春ネタでECBのオペレーション手順書をネタにしたのにその後をどスルーしている事にも気が付き更にorzになるあたくしなのでありました。

『Eurosystem NCBs continue to work on developing specific national eligibility criteria for additional credit claims. Any further Governing Council decisions in this respect will be communicated through the monthly publication “Decisions taken by the Governing Council of the ECB (in addition to decisions setting interest rates)” and announcements made by the respective NCBs. Eurosystem counterparties are invited to contact their respective NCBs to obtain further details on the specific national eligibility criteria for additional credit claims. The general Eurosystem eligibility criteria for credit claims, as stipulated in the publication “The implementation of monetary policy in the euro area: General documentation on Eurosystem monetary policy instruments and procedures” remain unchanged.』

何かまあああだこうだ言ってますけれども、「担保範囲拡大をしているけれどもECBは別に信用緩和でズブズブ状態になるんじゃ無いんだからね!」と仰せになっておられるかと存じますが、はあそうですか頑張ってくださいね(棒読み)という風情も漂うのでありました。
まあいずれにせよ、欧州はしばらくは金利政策云々よりも担保政策(信用緩和政策)の方が注目という事ですので、以前ネタにしましたが再掲しておくと・・・・・・

[外部リンク] market operations

の辺りに色々とドキュメントが転がっているので、まあそれを読みましょという感じですけれども、これがまあアホのように色々なものがあって見るだけでお腹いっぱいです。

『For a chronological listing of the measures see the Annex "Chronology of monetary policy measures of the Eurosystem" in the November 2011 Monthly Bulletin [3.15 MB] and for details on the ECB's non-standard measures, including a comparison with the Fed and the Bank of Japan, see "IV. The ECB’s response to the financial crisis" of the President's speech "The ECB’s enhanced credit support" (13 July 2009). 』

November 2011 Monthly Bulletin
[外部リンク]
 

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