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今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)

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全部で 18件 の記事があります。(表示:1−18)


今朝のどらめもん サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2013/05/31(金)08:13:35  
  http://ameblo.jp/fpeye  


お題「市場雑談ネタは尽きまじとな/宮尾審議委員講演だがやはりパスはかなりのナローパス」   2013/05/30(木)08:00:57  
  ヘッドラインだけではなくてちゃんと全文をさがしたほうが良さそうな気はするのですがローゼングレン総裁が言うのですかほうほう。

[外部リンク] 05月 30日 04:18 JST

・・・・・・・と思ったらブルームバーグのヘッドラインだとイメージが違うぞなもし。
[外部リンク]
更新日時: 2013/05/30 03:21 JST

とりあえずベンダーはヘッドラインでバイアスを掛けるのを自粛すべきであると思うのですがねえ。つーかそれが行き過ぎるとイエローペーペーと区別がつかなくなるぞなもし。


○市場メモ雑談

・相変わらずの盛大なプライスアクションで

何故か昼の時点のニュースが引っ掛かってくるのですがロイターから。
[外部リンク] 05月 29日 13:23 JST

米債が10年2.1%台キタコレとなっておりまして円債も10年0.965%(6毛甘)とかでおっぱじまったものの、何か知らんがその後は押し目買いだか何だか判らんけど反発となりまして、ホイホイ相場が戻るわ輪番が堅調で後場の寄りは10銭高とかになるわという中々素敵な値動き。

ではあるのですが、中期ゾーンが相変わらず重そうにしているのが雰囲気を良くしない所でして、午後1時前くらいから中期は下がるわ先物は下がるわでふと見ると米国債が10年2.2%とかになっているわという事で、どっちが先なのかワカランチ会長ですけれども前日もそうだったのですが、午後になって米債と円債が下がるというワケワカメな流れで下がったと思ったら引け近くに今度は切り返すとかもうお子様には良く判らん相場です><;

まあ何ですな、そのワカランチ会長なのはどうでもよい(良くないが)のですが、とにかくプライスアクションが落ち着かないというのは困ったもんだという所でございますが、最近は日経平均先物もすっかり落ち着かない病になっているようで、一々値動きが飛んでいるのを見ますと兎に角日中ボラを何とかして頂きたいものである(と言ってゼロになられても困りますが世の中何事も程々というのが大事)とゆー所ではございますな。


・オペ雑談

昨日は色々なオペがございましたが・・・・・・・・・

[外部リンク] 7,000 2013年5月31日
国債買入(残存期間10年超) 3,000 2013年5月31日
国債買入(物価連動債) 200 2013年5月31日
米ドル資金供給(固定金利方式) 2013年5月31日 2013年6月6日 0.600
米ドル資金供給(固定金利方式) 2013年5月31日 2013年8月22日 0.610
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 8,000 2013年5月31日 2013年7月9日
国債補完供給(国債売現先)・即日(注3) 2,000 2013年5月29日 2013年5月30日
(注3) 国債補完供給(国債売現先)・即日の売却対象銘柄は、10年利付国債328回です。

この中でマニア的に興味があったのは物国の輪番と昨日の国債補完供給。

結果は以下の通り。(一部のみ引用)
[外部リンク] 1,092 201 -0.650 -0.699 41.0
国債補完供給(国債売現先)・即日(注4) 130 130 -0.400 -0.400
(注4) 国債補完供給(国債売現先)・即日の売却銘柄は、10年利付国債328回です。

まず物国の買入なのですが、買入価格は平均で基準価格較差69銭9厘安で最高落札が65銭安となっておりますが(以下自主検閲により割愛^^)。

あとへーと思ったのは国債補完供給で10年328回ってあーたそれ10年カレントじゃないですかしかもトリプルイッシューなんですけどどうしましたのよという事ですが、まあ深い意味があるのか無いのかは判らんです。まあ補完供給が発動されるのはショートになっていてお願いが入るからではあるのですが、その背景として物凄い勢いでショートになっているからかというとそうでも無いしょうも無い理由でもお願いが入る事もありますので、こればっかりは当事者じゃないと良くワカランチ会長ながら面白かったのでメモだけしておくので誰か詳しい人教えてジェネラル。


・レポ金利が低いですな

当座預金残高72兆円攻撃ということで、ここもとのシグナルオペや短国買入の累積によってすっかり短期の方は物無芳一というのは昨日も申し上げましたが、TKRR見れば分かりますようにレポ金利が絶賛低位推移となっておられます。

ということで今日は短国と2年の入札があるのですが、中短期が重いのを反映してるのかどうか知らんが昨日は2年カレントのBB引値が1毛甘になっておられる(もうちょっと弱い気もするが)一方で短国の方は玉無芳一になっておりますので、短国は堅調になって2年はどうなるんでしょうかね良く判りませんけど。

というただの備忘メモでした。


・輪番オペの頻度がどうのこうの

[外部リンク]
更新日時: 2013/05/29 20:01 JST

『5月29日(ブルームバーグ):日本銀行は29日午後、市場参加者との意見交換会を開き、国債買い入れオペに関して、「より頻繁に、より少額で」行うことで意見が一致した。日銀幹部が記者説明した。日銀も買い入れ頻度を現在の8営業日から「10営業日プラスアルファ」にする方針を示し、30日夕に6月以降の国債買い入れの日程を公表することを明らかにした。 』(上記URLより)

だからもうこの際全部日割りにしてだなあ(違)。

というのはともかくとして、まあ輪番オペの頻度がどうのこうのという話はテクニカル的には改善点であるのはその通りではあるのですが、それよりも問題なのは最初に「金利を下げる」とぶち上げておいて盛大に梯子を外した格好になっているシャッチョーさん(でどうもそのシャチョさんは梯子外したとか思って無さそうな所が誠にアレ)の姿勢の一貫性になっているような気がするんですがね、事ここに至っては・・・・・・・・・


○宮尾審議委員講演(質疑応答のテキストは無かったですすいませんすいません)

[外部リンク] 『以上の全体感を踏まえて、2%の目標を達成する具体的な道筋として、私自身は、次の6つのステップに整理して考えています(図表2)。』

ということで図表2というのも参考に(貼りつけスキルは無いので皆さんで見てちょ)して頂ければと思うのですが。

『まず、ヽこ扱从僂了ち直しは、わが国の輸出・生産の回復基調を後押しし、企業収益を高めます。』

何かもういきなり出オチの悪寒がしますがまあ海外経済が順調に持ち直すという事にしましょう。

『基調的なリスクオン(リスクに対して前向きな状態)の継続と米国長期金利の緩やかな上昇により、さらには日本銀行の強力な緩和策により、資産価格などを含む金融環境は緩和した状態が強まっていきます。』

米国金利が上昇するのに緩和した状態が強まるとはどういう事ぞと思うのですが、図表2の方を見ますと「米国長期金利の上昇→資産価格・為替レートなど金融環境面でプラス」ってな記述になっているのですが、普通に考えて米国長期金利が上昇したら日本円の長期金利にも影響があると思うのだがそれはネグって為替レートの話だけするとかどんだけ自分に都合の良い話をしているのかと小一時間問い詰めたい。

『それらは企業の設備投資や構造変革など前向きな動きを後押しし、潜在成長率の緩やかな上昇をもたらします。』

潜在成長率がそんなに簡単に上昇するならだれも苦労しないと思うのだが。

『せ続的な景気回復期待のもと、家計の消費支出も堅調に推移し、需給ギャップの改善を伴いつつ物価は徐々に上昇します。』

景気回復期待というフワフワしたものだけではなくて、雇用や所得の持続的な拡大が期待できないと家計の消費支出の拡大はサステイナブルでは無いでしょうにと思いますけど、つーかその論点は先日ネタにした4月末の金融政策決定会合でも指摘されていたと思いますし、米国でもその議論してるんですけど随分とこらまた楽観的な見通しで。

『イ海隆屐⊃諭垢離ぅ鵐侫賤汁曚盻々に高まり、こうしたもとで、2014 年度には1%を上回る物価上昇率を実現します。』

ほうほうそれはそれは(棒)。

『Δ修慮紊癲↓,らイ旅ソ朶張瓮ニズムが維持される下で景気回復は持続し、人々のインフレ予想と中長期的なトレンド・インフレ率(アンカー)は2%へ向けて徐々に高まっていきます。以上の結果、実際の物価上昇率も上昇を続け、2%の物価安定目標に近づいていくとみられます。』

この回転が維持されるとな(棒)。



・2%目標はフレキシブルターゲットという部分について

ちょっと話題になっているっぽいのでその部分引用。異次元緩和の説明部分から。

『今回の新たな枠組みには大きな特徴があります。第1 に、バランスシートの量と質の両面から、相当に踏み込んだということです。第2 に、戦力の逐次投入はせず、デフレ脱却に必要な施策をすべて講じました。そして、第3に、量的・質的金融緩和の継続について、2%の物価安定目標を安定的に持続するために必要な時点まで継続することとし、政策目標と関連づける形で強力な量的・質的緩和の継続を約束しています。』

という説明の次に当該部分があります。

『付言すれば、それは柔軟なインフレ目標政策の枠組みのもとで実施されるという点です。インフレ目標を掲げる他の多くの中央銀行がそうであるように、物価安定目標は、景気回復を伴ってバランス良く実現されるものであり、どんな犠牲を払っても2%のインフレ率だけを達成すれば良いといった硬直的な政策運営を行う枠組みではありません。また、「2%」と目標をピンポイントで示していますが、ここから少しのずれも許容しないということではなく、平均的かつ安定的に維持されるよう運営されるべきものです。』

「どんな犠牲を払っても2%のインフレ率だけを達成すれば良いといった硬直的な政策運営を行う枠組みではありません」というのはまあ仰ることは分かるのですが、やや言い方に問題があって、「2%のインフレ率を達成したとしてもそれが所謂コストプッシュ型のような景気回復にプラスにならないようなものではいけません」みたいな言い方をした方が良いと思う訳ですな。

まあここのテキストを読む限りでは別に目標達成に対して日和ったというような表現ではないとは思われるのですが、これがまた丁度間が悪い事に同じ日に浜田大大大先生様のブルームバーグインタビューでの「経済が良ければ物価目標に行かなくてもいいじゃないかにんげんだもの」とか何とかいうのが出てしまっているので、まあヘッドラインを見て受け止める方としてはその浜田先生の発言と宮尾さんの「2%目標は柔軟な運営で」をオーバーラップして受け止めてしまうのは止むを得ない面がありまして、その結果「宮尾審議委員が目標達成に対して日和った発言をしている」という解釈をしている人が出てるっぽいという事象に発展しているというのが実にチャーミングとしか申し上げようがありません。

でまあそれは兎も角として、ここでの2%なんですけれども、やはりアクチュアルの数値の話を念頭に置いているのか、フォーキャストの話を念頭に置いているのかという論点が残る所ではありまして、どうも宮尾さんの話を見ていると「アクチュアルの数値が平均的に2%で推移するように」というイメージを持っていそうには読めますけれども、この論点に関しては今後ややこしい事になりそうな悪寒。


・長期金利の経路という説明があるのだが

『量的・質的金融緩和は、長めの金利および資産価格へ働きかけること、ポートフォリオ調整やインフレ予想に働きかけることを重要な波及経路として考えています(図表3)。』

図表3の方には「イールドカーブ全体への低下圧力」と書いてありますがこちらでは「働きかけること」ということですかそうですか、あ、「圧力」だから他の要因で上昇する力が圧力よりも強かったら上昇することもあるんですかそうですか・・・・・・・・・・

ということでその先を鑑賞する。

『ここで今回の措置がもたらす長期金利への影響について、改めて整理しておきましょう。まず第1 に、長期国債買入れにより、市場で流通している国債を吸収することから、先行きの国債金利にはタームプレミアム部分に下落圧力がかかり続けます。第2 に、上記の道筋で示したように、今後、景気回復期待ならびにインフレ予想が高まってくることで、長期金利のベースとなる予想短期金利の部分(将来の短期金利の予想経路)が徐々に高まってきます。米国など海外経済の順調な回復と海外の長期金利上昇の影響を受けて、わが国の長期金利に上昇圧力がかかることも、同じく予想短期金利部分の上昇と解釈できます。』

ということで、足元のボラ上昇によるリスクプレミアムの拡大という意識が無いという債券市場から見たら盛大に梯子を外してるんじゃねえよこのヴォケという論点は華麗にスルーしているのは把握した。

#まあ「認めたら負け」と思ってるのかも知らんけど

『今後の長期金利の経路には、政策措置とその効果により、また外部環境の変化により、上下両方向の力が加わりながら推移していくものとみられます。そこでのポイントは、景気回復期待などから長期金利に上昇圧力がかかる局面でもなお、金融政策の面から金利に下押し圧力をかけ続けることで、景気回復をさらに強力にサポートしていくという点です。』

圧力を掛けると簡単におっしゃいますが、「景気回復期待ならびにインフレ予想が高まってくることで、長期金利のベースとなる予想短期金利の部分が徐々に高まってきます」って状況下で金利に低下圧力を掛け続けるのは、低下できないか圧力の反動でインフレがスパークするのかのどっちかになるんじゃないかと思うのですけどねえ。まあいいけどさ。

『景気回復期待やインフレ期待が着実に高まってくるもとで、量的・質的緩和を継続すれば景気刺激効果はさらに高まっていくため、その効果を十分念頭におく必要があります。』

ふ、ふくさようは???


・足元の状況に関して

『この間、長期金利は、米欧長期金利の上昇や本邦株価の上昇などを背景に上昇する局面もみられていますが、日本銀行としては、債券市場の動きを丹念に点検し、市場参加者と密接な意見交換を行いつつ、必要に応じて、買入れ頻度やペース、買入れ対象の調整をするなど、政策効果の浸透を促すため、弾力的なオペ運用を行っているところです。』

・・・・・・・・まあ何だ、弾力的なオペ運用がどうのこうのとか言ってるから流動性低下によるリスクプレミアム拡大要因を認識していない訳では無いんだろうなというのだけは把握した(^^)。


・好循環メカニズムは好循環メカニズムでしたけど・・・・・・

でまあ量的緩和政策の効果分析に関する部分についてはおじちゃん頭が悪いからどこをどう突っ込んで良いのかワカランチ会長なのだが、直観的に怪しげというか手前味噌っぽい気がするという風に思うのですがそこは割愛致しまして(大汗)最後の所に飛ぶ。

『(3)量的・質的金融緩和への意味合い』という所から。

『以上の暫定的な分析結果を踏まえ、わが国の量的緩和政策の経験は、今般実施した量的・質的金融緩和のパフォーマンスに対して、どのような意味合いを持つでしょうか。』

『量的緩和政策当時の経済情勢を振り返ると、後半期にかけて(2003 年以降)、次のような好循環が実現しました。すなわち、この時期、銀行の不良債権問題、金融システム不安に概ね目途がつく中、海外経済の力強い回復という追い風を受け、企業の「3 つの過剰(雇用、設備、債務)」の解消へ向けた調整、構造変革や新規の投資支出などの取組みが進みました。』

ふむ。

『その動きを、当時の量的緩和政策や為替政策が金融面から強力にサポートして、景気は息長く回復し、需給ギャップもプラスへと浮上しました。物価上昇率は徐々にマイナス幅を縮小し、中長期的なトレンド・インフレ率も明確に上昇しました。すなわち、海外経済の回復、強力な金融緩和、構造改革の進展と潜在成長率の高まり、持続的な景気回復、中長期的なインフレ見通しの上昇などの好循環メカニズムを2003 年-2006 年の時期に経験したのです(図表4〜図表6、実線囲み部分)。』

>好循環メカニズムを2003 年-2006 年の時期に経験したのです
>好循環メカニズムを2003 年-2006 年の時期に経験したのです
>好循環メカニズムを2003 年-2006 年の時期に経験したのです

・・・・・・・・・・・・それは結果から見たら単に海外の信用バブルに乗っていただけの話ではないかというツッコミに対してはどのようなお答えをするのかを是非ともお伺いしたい所なのですが。

『量的・質的金融緩和は、量的緩和政策と比べても、量・質の両面においてはるかに大規模かつドラスティックな緩和措置です。また、回復に向かう内外の経済情勢とその好循環メカニズムの展望について、当時と重なる部分も多いとみられます。したがって、現在の量的・質的緩和には、包括緩和期からの累積的な効果とともに、今後の経済・物価見通しで想定されている中心シナリオ――すなわち、2003-2006 年の時期にみられたのと同様の好循環メカニズムのもとで物価安定目標を達成していく道筋――を金融面から一層強力にサポートすると考えられます。』

>2003-2006 年の時期にみられたのと同様の好循環メカニズムのもとで物価安定目標を達成していく道筋
>2003-2006 年の時期にみられたのと同様の好循環メカニズムのもとで物価安定目標を達成していく道筋
>2003-2006 年の時期にみられたのと同様の好循環メカニズムのもとで物価安定目標を達成していく道筋
>2003-2006 年の時期にみられたのと同様の好循環メカニズムのもとで物価安定目標を達成していく道筋
>2003-2006 年の時期にみられたのと同様の好循環メカニズムのもとで物価安定目標を達成していく道筋

さすがの米国も今度は資産バブルヒャッハーというのはマズーだろというご認識をお持ちの中で結果から見たら資産バブルの嵩上げによって海外経済が堅調推移するという起点から始まった好循環メカニズムと同様の好循環メカニズムが起きるというのはかなりのナローパスじゃございませんかねえという印象を受けるこのくだりなのでありました。

#まあジャパンで資産バブルでも起こそうっつーのなら話は別ですかそうですか(迫真)
 


お題「各種雑談を少々/黒田総裁日曜の講演がどうもワカランチ会長な件/宮尾審議委員講演(ただし予告編)」   2013/05/29(水)08:01:59  
  ニュースのタイムスタンプは夕方ですが実際には後場寄り前にこのニュースが出た訳ですけれども・・・・・・・・

[外部リンク] 公開中止へ
5月28日 18時6分

後場の寄りからいきなり特別買い気配になって価格がぶっ飛んだのはお約束の展開ですが、昨年と同じことを性懲りもなくやるとか何というかもう何だかねえしか申し上げようがございませんですが、上野動物園はパンダ動向についてTDNetで公表すべきではないかと思います(大嘘)。

[外部リンク] 18:06 【共同通信】

『28日の株式市場で、東京・上野公園の近くに本店がある中華レストラン運営の「東天紅」(東証1部上場)と、上野公園内に主力店舗があるフランス料理店の「精養軒」(ジャスダック上場)がともに大幅上昇した。上野動物園のジャイアントパンダ、シンシンに妊娠の兆しがあると正午すぎに報道されて以降、急速に買い注文が膨らんだ。』(上記URLより)

・・・・・・・・去年と同じことやっとるがなwwwww

○一応市場メモ書き

・米国10年が2.1%だと????

[外部リンク] 05月 29日 05:32 JST

メモリアルデー明けの米国様は金利上昇しているのですが、何かその記事読みますと2年の入札も滑ったようですな。どちらかと言うと金融不均衡の方を気にしていそうなFOMC内部的には債券下がっても株とかホイホイ上がるのだと痛し痒しのような気もせんでもないのだがさてどうなるのでしょうかよくわかりません。


・中期が弱めでしたな

昨日は超長期入札があった訳ですが、まあ入札はあまり強くは無いですが別にコケたという感じでも無くてこちらは特段問題があったとは思えません。

・・・・・・・のですが、何か知らんが昨日は中期が前場から弱くて、中期が弱いとどうも相場の雰囲気が悪くなるようでして、これまた何か知らんが14時半くらいから先物が親の仇のように叩かれて長期ゾーンも弱くてヘロヘロモードとなって、実はこの下げ局面で引値ではついていなかった10年0.90%台で引けるとかトホホではございましたが、何でまたこの期に及んで中期が売られるのやらと?????に思うのでありました。


・一方レポレートとかは低いんですけどね

TKRR(東京レポレート)を見ますと昨日よりも一昨日の方がレートが低かったりしますけれども、何はともあれ今週に入ってレポレート低めで、前週に打ち込んだシグナルオペやら短国買入やらによって資金が余るわ、財政要因で資金が余ってついに当座預金残高72兆円(今日も72兆円台の見込み)だわという事で、この辺は絶賛金余りという風情でしょうな。

ついでに言うと実際にちゃんと集計している訳でも無いので体感的な話になるのですが、CPの発行があまり多くないために需給的にCP金利が低い状況になっていて、さらに短国については為替絡みの海外様のニーズが急に出てきたりしますので、そんなこんなで短期のゾーンは確りと資金が唸りを上げている状態というのも中々味わい深い物を感じます。


・つーことで今日はどうするんでしょ

本日はまあ順当に考えるとたぶん輪番があると思われるのですが、米国債券市場があばばばばーとなっておりましてその他シグナルとかやるんですかねえ。まあシグナルとしての効果はあるかも知らんけど、実際問題としてこの前の1年オペの札の入り方から見るとオペやるより短国買入をやった方が物理的には効きそうではありますけれども、短国買入をされますとそもそも玉無し芳一になっている業者は応札に困るのでしょうかねえ、よー知らんけど。

そしてこれがまたお洒落なことに・・・・・・・・

[外部リンク] ・甘利さんは口が絶好調のようで

[外部リンク] UPDATE 1-日本市場もまもなく落ち着いてくる=株価乱高下で甘利経済再生相
2013年 05月 28日 11:08 JST

『乱高下が続く金融市場動向だが、甘利担当相は「一時的に乱気流に突入した機長のような心境だ。航行上、当機の安全に問題はありません。落ち着いて席にお着きください。当機はまもなく乱気流を抜ける予定です」と、平静を装った。』(上記URLより)

・・・・・・・・最後の「と、平静を装った」というのにロイターの悪意が思いっきり感じられましてクソワロタ訳ですが、甘利さんちょっと発言が上滑り気味じゃネーノというのがロイターのこの記事の書かれ方にも現れていますなあという風に思うのですけどね。

つーかこの前も申し上げましたが、安倍さんにしろ麻生さんにしろ市場の具体的な値動きについて一々コメントしなくなっている訳でして、折角そういう感じで要らんノイズを出さないようにしている中で内閣府は何やっとるんだとしか申し上げようが無いのですが、まさか内閣府の中の人たちが存在感を出そうとして無用なアピールをしようとしてねえか大丈夫かとか思いたくなりますぞ。


・浜田先生ェ・・・・・・・・・

この前も同じ趣旨の話をしていましたけれども、またこのヘッドラインが出て梯子外しキタコレというのが浜田先生インタビュー。

[外部リンク]
更新日時: 2013/05/28 18:07 JST

・・・・・・・・あれ?昼に出ていたヘッドラインの内容は????

ということで慌てて探すとトレーダーズ・ウェブ・エフエックスさんの所や
[外部リンク] 05/28 11:35 【発言】浜田内閣参与「為替のレベルは競争力ある状態からほど遠くない」

『浜田内閣参与
「最も重要なゴールは雇用と生産」
「インフレ率は補助的なゴール」
「現在の為替のレベルは競争力ある状態からほど遠くない」』(上記URL先から)

フィスコさんの所(のヤフーニュースファイナンス)
[外部リンク] フィスコ

まあこの話自体は3月の時点でもこういう話をしていたので、その時と趣旨は同じと言うことで特段の驚きでは無いのですけれども・・・・・・

[外部リンク]
2013/3/8 14:23


・・・・・・・えーっとですな、マジレス致しますと、4月4日に絶賛ローンチされました異次元緩和政策によりまして、「2年で2%の目標を達成するのに適切と判断されるまで異次元緩和(ただしくは量的・質的金融緩和ね)を継続する」という形で緩和政策の継続に関するガイダンスを出している中で、「目標行かなくても雇用景気が良ければいいじゃないか経済だもの」という話をするというのはちょっとどうかと思われます。

と申しますのは、「2%物価目標達成するのに適切と判断されるまで」という形でやや微妙な表現ではあるにせよ、ガイダンス文言で時間軸的な効果を出そうとしているのですから、そこで物価目標に対して日和る姿勢を出すとなりますと、当たり前の話ですが時間軸が短期化するリスクが有る訳でして、すなわち金融緩和効果を減殺するリスクがあるという事です。

まー本当にCPI2%継続状況が国民的に今の時点で耐えられるのかとか、そーゆー問題もありますというのは分かるのですけれども、少なくともそのような話は実際のCPIが絶賛マイナス推移する状況下で言うべき話では無くて、実際にCPIが1%(もちろん消費税の直接寄与分を除く)水準辺りに上昇してから「はてこのままで本当に良かったでしたっけ」というような議論をするというのは有り得ないことも無い(大体からして昨日も申し上げましたように2%目標の定義も微妙に曖昧だし)のですけれども、アクチュアルのコアCPIがマイナス0.5%だの何だのというような目標未達にも程がある現時点で「目標行かなくても」という話をするのは、フォワードガイダンス政策による金融緩和効果という意味で有り得ない話ですし、大体からしてほんの2か月弱前に言ったことをいきなり反故にするとか信認問題になりますぞなもしという話ではあるので、まあ如何な物かなと思います。

とまあここまでマジレスしておきましたが、以下は淡々と過去の記事でも貼っておきましょう。

[外部リンク]
更新日時: 2012/12/05 09:08 JST

『浜田氏は日銀が2、3%のインフレ目標を設定すべきだとし、目標達成まで金融緩和の手綱を緩めるべきではないと主張。さらに、16日の衆院選で自民党が勝利し、より金融緩和に積極的な人物が日銀総裁に選ばれた場合、同目標の達成は困難ではないと述べた。』(上記URLより、強調は引用者によるよん)

[外部リンク] 12月 28日 08:47 JST


○日曜の黒田総裁講演からはロジックが複雑骨折モードというのが伺える訳で

[外部リンク] 活力ある金融システムの実現に向けて──
日本金融学会2013年度春季大会における特別講演

ということで日曜の講演テキストが出ていたのですが昨日は決定会合議事要旨ネタで潰れてしまったので遅ればせながら本日投下。

・最初から既に話に色々と矛盾ががががが

冒頭部分ですけどね。

『日本銀行は、「物価の安定」と「金融システムの安定」を使命としています。「物価の安定」に関しては、去る4月3日、4日の政策委員会・金融政策決定会合において、「量的・質的金融緩和」を導入しました。15 年に及ぶデフレからの脱却を何としても実現するという強い決意に基づくものです。』

というのは良いとしまして、

『「金融システムの安定」に関しては、現状、わが国の金融システムにおいて、安定性の面で大きな問題が生じているとはみていません。しかしながら、金融機関は、主力の貸出業務において、収益性が低下を続けるという課題に直面しています。こうした下で、貸出による金融仲介活動のバロメーターである金融機関の信用リスク量が減少し、債券投資に伴う金利リスク量が積み上がるという構図が、何年にもわたって続いています。』

はあそうですか。

『「量的・質的金融緩和」は、金融システムのこうした現状に大きな変化をもたらしていくと考えられます。この政策が重要な波及経路として想定している、イールドカーブやリスク・プレミアムへの働きかけ、ポートフォリオ・リバランスは、金融システムを通じて実現されていくものです。』

先ずこの時点で意味が分からんのですが、収益性の低下を問題にしているのに、イールドカーブ全体に影響を与える金融緩和政策を実施したら長短スプレッドが縮小して更に預貸利鞘が減るだろと思いますし、リスク量がどうのこうのという話をする一方でポートフォリオリバランスの話をしている訳ですが、ポートフォリオリバランス効果を出すというのであれば当然ながら金融機関にリスクをより多くとれという話をしている事の裏返しに他ならない訳ですけれども、その辺はどうなんでしょうかねえ。

『また、この政策の効果が浸透し、前向きの経済活動が広がってくれば、より活発な金融仲介活動が必要とされるようになるでしょう。デフレからの脱却過程は、金融システムが活力を取り戻していく過程でもあると考えています。』

別に活力が無いわけじゃないでしょ、貸出に関する需要が中々伸びないだけで。

『本日は、こうした点を念頭に置きながら、「量的・質的金融緩和」と金融システムとの関わり合いや、日本銀行のプルーデンス政策の考え方について、お話ししたいと思います。』

とまあ出オチ状態の講演なのですが・・・・・・・・


・イールドカーブの「低下を促す」ですかそうですか

途中をすっ飛ばしまして異次元緩和の効果に関する話。

『次に、「量的・質的金融緩和」が、どのようなメカニズムによって2%の物価安定目標を達成するのかをお話しします(図表3)。想定している波及経路は、主に三つあります。』

へえへえそうだっか。

『一つ目は、長期国債やETF、J-REITの買入れによって、「イールドカーブ全体の金利の低下を促し、資産価格のプレミアムに働きかける効果」です。これが、資金調達コストの低下を通じて、企業などの資金需要を喚起すると考えられます。』

>イールドカーブ全体の金利の低下を促し
>イールドカーブ全体の金利の低下を促し
>イールドカーブ全体の金利の低下を促し

・・・・・・・・ほほー

『二つ目は、日本銀行が長期国債を大量に買い入れる結果として、これまで長期国債の運用を行っていた投資家や金融機関が、株式や外債等のリスク資産へ運用をシフトさせたり、貸出を増やしていく、「ポートフォリオ・リバランス効果」です。長期国債買入れの平均残存期間を思い切って延長したのは、この効果を意識したものです。』

そもそもポートフォリオリバランス効果とマクロプルーデンスって相性悪いですよねという話は後ほど出てくる。

『三つ目は、「物価安定の目標」の早期実現を明確に約束し、これを裏打ちする大規模な資産買入れを継続することで「市場や経済主体の期待を抜本的に転換する効果」です。予想物価上昇率が上昇すれば、現実の物価に影響するだけでなく、実質金利の低下を通じて民間需要を刺激することも期待できます。』

最初の所では名目金利の低下としか思えない(名目とは言っていないが「資金調達コスト」と言ってるのに実質の話はせんだろ常識的に考えて)話をしていますが、こちらでは実質金利ですかそうですかという話ですが、まあこの辺の話は引き続き継続しているのですが、まあ「金利の低下」という表現の中での言い方は普通に読むと名目金利にしか読めない書き方になっているのを引っ込めていない点は潔さを感じて誠に結構でありますな。


・例の「金利が上昇しても金融システムに問題は無い」部分

金融システムに関する点検の話の部分に飛びますけどね。

『とくに、「量的・質的金融緩和」の下、デフレから脱却し、物価安定の目標を達成していく過程においては、金利上昇に対する耐性を点検することが一つの重要な課題であると考えられます。』

んだすなあ。

『4月に公表した「金融システムレポート」では、金利が1〜3%ポイント程度上昇した場合について、金融システムへの影響を試算しています(図表6)。もちろん、こうした定量分析には多くの留保条件や限界があり、幅をもってみなければなりませんが、仮に金利がこれくらい上昇したとしても、経済・物価情勢の改善を伴うものであれば、貸出の増加や利鞘の改善、株価の上昇などにより金融機関の収益にプラスの影響が及ぶため、金融システムが不安定化する懸念は大きくないと考えています。』

ということで、まあご覧になれば判るように別に変な話をしている訳では無く、至極ご尤もな話をしているのですが、既にベンダーバイアスが掛かって報道されるようになる今日この頃ですので、きっちりと切り取られるヘッドラインになっているのが残念な所ではございます。

『一方、経済状況が改善しない中で財政懸念が強まることを背景に金利が上昇する場合は、貸出の増加や利鞘の改善といったプラスの効果が見込めないことから、金融機関には債券評価損という負の影響が強く出ることとなります。金融機関は、こうした場合でも負の影響を相応に吸収していく体力を備えてはいますが、金利上昇の程度や速さ次第という面はやはり残ります。財政の持続性に対する懸念を生じさせないためにも、政府における財政構造改革に向けた取り組みを着実に進展させていくことが重要です。』

本当はこの話を日銀の立場としては強調しないといけない訳で、そもそも銀行券ルールを一時停止して大規模国債購入をしているという状況なのですから、当然こちらを政府が遵守しないと日銀は盛大なはしご外しの刑になる訳ですからね。


・プルーデンスと異次元緩和

金融機関はどうあるべきか云々という部分もほほうという所ですがそこはスルーしまして最後の論点。

『次に、「量的・質的金融緩和」と日本銀行のプルーデンス政策の関係に触れておきたいと思います。』

『「量的・質的金融緩和」は、金融機関や投資家に対して、リスクテイクを促すとともに、イールドカーブやリスク・プレミアムへの働きかけを通じて、資産価格に影響を及ぼすことを企図しています。一方、プルーデンス政策は、金融機関にリスク管理の強化・充実を促すとともに、資産価格など様々な金融面での不均衡に対して目を光らせることを念頭に置いています。これらの点を捉えて、「『量的・質的金融緩和』とプルーデンス政策は対立するものではないか」あるいは「『量的・質的金融緩和』の下では、プルーデンス政策の考え方も変わってくるのではないか」と考える方がいらっしゃるかもしれません。』

「いらっしゃるかもしれませんとか」じゃなくて常識的に考えるとそうなると思うのだが・・・・・・・

『しかし、「量的・質的金融緩和」とプルーデンス政策は、対立するものではなく、整合的なものであると考えていますし、日本銀行のプルーデンス政策に関する考え方が変わるということもありません。これらの点に関する私どもの考え方は、次の二点に集約されます。』

ほほう。

『第一に、今回の政策が、金融機関等に積極的なリスクテイクを期待しているとしても、「リスク量を経営体力との関係において適切に管理することを求めていく」という基本姿勢は不変であるということです。行き過ぎたリスクテイクは、目先問題はなくても、いずれ金融機関経営や金融システムの不安定化につながり、長い目でみて経済の改善に貢献しません。逆に、適切な管理がなされていれば、収益を高めていくためにもリスクテイクの拡大はむしろ望ましいことでもあります。』

・・・・・・・・・・・・・いやちょっと言いたい事があるけどいいです。格差拡大って言葉を思い出しちゃいましたよ。

『この点、すでにご紹介したように、日本銀行は、考査やモニタリング、セミナーなどを通じて、リスク管理の側面だけでなく、金融仲介や事業再生能力を高めるための意見交換、助言にも力を入れてきています。』

そうでしたね(棒)。

『第二に、資産価格の過熱やマクロ的な金融面の不均衡についても、基本的な考え方は変わりません。』

ほっほー。

『金融面の不均衡は、その事実を認識すること自体に難しさを伴いますが、仮にそれが生じていると判断されるならば、何らかの対応を講じていくことが基本です。一方、資産価格の上昇が、政策効果や先行きの実体経済の改善を反映したものである限りにおいては、資産効果などを通じて実体経済に対してポジティブな影響を及ぼすものです。』

いやあのすいません最近はあのFRBですらこの問題に関して色々と議論が行われているのですけれども黒田さん随分と簡単に済ませますねえ。

『様々な指標や金融機関行動を見る限り、現時点では、資産市場や金融機関行動において、過度な期待の強気化を示す動きはみられていないと考えています。』

ふーん。まあどういうものを見ているのかというような話は金融システムレポートで一部ありますけれども、少なくとも金融システムレポートを出した時点では異次元緩和ローンチの影響って(一部記述がありましたけど)ほぼ反映されない状態だった訳で、そこからのアップデートの話とかもして欲しいですなあこの点に触れるんだったら、と思うのですけどね。

『経済・物価情勢と金融システムは相互に影響を及ぼしあっています。両者の安定は、両立すべきものであって、相反するものではないことを強調しておきたいと思います。』

両立すべきものであるのはその通りですが、先日のバーナンキ議長講演ですら、低金利環境でマクロ経済が安定している時に金融不安低下に繋がる(『To be sure, a favorable overall environment reduces credit risk and strengthens balance sheets, all else being equal, but it could also reduce the incentives for market participants to take reasonable precautions, which may lead in turn to a buildup of financial vulnerabilities.』)脆弱性を生むリスクを拡大する、という話をしている中でこの纏め方はあまりにもナイーブ過ぎませんか黒田総裁、という所ではございます。


・つーかどうも話がまとまっていないのだが

えーっとですな、途中の引用をしていないからちょっと分かりにくかったかもしれませんが、黒田総裁のこの講演なのですが、プルーデンスプロパーの話をしている所ではプルーデンスの話をまあ普通にしているのですが、その話が異次元緩和と結びつく部分になると急に説明の整合性が取れなくなってくるという不思議な講演テキストでございまして、まあ何と申しますかちょっと????な講演なのですよ。

でまあこういう辺りの?????な所が金利市場的に見た場合に「わけわからん」という部分になり、それがまた不確実性を高めて流動性を落としたり市場のプライスアクションを不安定化させるのではないかとまあ斯様に思うのでありました。


○きゃあ宮尾審議委員の講演ネタができない(ただの時間切れ)

量的質的緩和は英語表記だと「QQE」というオバケのQ太郎かよという名前なのですが、そのQQE実施後何故か2発目になっている宮尾さんの講演(講演と言っても金融経済懇談会ではなくて外国特派員協会での説明)。

[外部リンク] 日本外国特派員協会における講演 ──

ということで講演があったのですが、これをネタにしなければならぬというのに既に時間切れ(前半の雑談で時間を浪費したのか寝坊したのかは内緒)なので明日会見と共にネタにします(と言いつつ明日は明日で相場メモの方で時間を食わないように注意注意)けれども、この講演がまた正直言って説明の苦しさ炸裂と言う感じです。

で、最後にかつての量的緩和の定量分析みたいな話があるのですが、これが何か手前味噌の香りがプンプンとするのが大変にお洒落でして、大体からして国内要因だけで分析してこれ本当に因果関係として有意な話になるのかよとか思うのですけど・・・・・・・・・・

『<分析の概要>

基本モデルは、鉱工業生産(y)、マネタリーベース(MB)、名目実効為替レート(e)、日経平均株価(pk)の4 変数、および消費者物価インフレ率(π)を加えた5 変数から成るベクトル自己回帰(Vector autoregression:VAR)モデルに基づきます。』

だそうなのですが、おじちゃん頭が悪いのでどうなのかワカランチ会長だからこういうの得意な人にツッコミキボンヌ。

#ということで講演内容に関しては会見と共に明日にでも
 


お題「だいたい展望レポートネタである」   2013/05/28(火)08:04:17  
  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130527/k10014871641000.html
日経平均
下げ幅ことし2番目
5月27日 16時5分

木曜金曜のスーパージェットコースター相場の後なので「下げ幅2番目」と言われてもそこまで下がった感がしていない所がオソロシス。

○市場雑談メモメモ

・株式市場の下げ幅2番目ですかそうですか

まー何ですな、上記のように「今年2番目の下げ幅」だったようなのですが、昨日の場合は寄りで下がってその後は14,000円を切らずに推移してまして、金曜日の安値を割らなかったのであんまり落ちた気がしなかったのですが、良く良く見たら値幅は取っていましたなという感じですし(苦笑)、まー相変わらず先物の板はスカスカで現物株価指数の方も15秒の更新ごとにホイホイ値段が変わってまして、まー木金よりは値動き的にはマシでしたけれども板の方がスッカスカやがなという状況は何かどこぞの債券市場とかいう所で見た光景にも似て誠に遺憾の極みに存じますな。

などと思ってたら引け後の夜間セッションで先物が金曜の安値を割り込んで下がっていましたが、ドル円が何気に101円割れとかやってるのが影響してるんですか分かりませんが。

まあこれでインデックスは5月の上げを全部お返しする格好になったのでございますが、良く良く考えましたら5月の上げを株式市場が全部お返ししている中で債券市場は下げをお返ししていませんなあ(ちなみに4月末は0.6%割れだぞな)と思いますとアレではございますな。


・当座預金残高70兆円ですよ!!!!

27日の当座預金残高増減速報
[外部リンク] 680,100

28日の当座預金残高増減見込み
[外部リンク] +43,800

・・・・・・・・・どう見てもこれは本日日銀当座預金残高が70兆円到達という事でありまして、何と異次元緩和ローンチから2か月も経たないうちに木久扇師匠がつい先日提唱されておられましたインフレ率を2%にするしかも来年半ばには達成という素晴らしい量的緩和拡大が達成されましたよ!やったねパパ!!

・・・・・・・・・・・・・えーっと、今年に入って日銀当座預金残高はいい感じで拡大傾向に有る訳ですが、その間の物価上昇率っていやまあどうでも良いですけれどもね。

ということで、木久扇師匠の高座はいつ実施されるのでしょうかこの当座預金残高と物価の関係について詳しくご説明を賜りたいと存じますので宜しくお願いいたします。


○ツッコミどころが満載過ぎてどこからツッコんで良いのか判らない議事要旨キタコレ

4月26日開催、ということですので展望レポートの回の議事要旨であります。

[外部リンク] 本文16ページ(ファイルの18枚目になります)にそのツッコミどころが!!

『白井委員からは、(かりやすさの観点をより重視した2つの「柱」による点検結果の記述方法の改善と▲螢好要因の記述の明確化、具体的には、,箸靴董第1の柱については「1.わが国の経済・物価の中心的な見通し」の最後に、第2の柱については「2.上振れ要因・下振れ要因」の最後にそれぞれまとめる形で記述する、△箸靴董経済情勢に関する上振れ要因・下振れ要因のうち消費税率引き上げの影響について、家計の実質所得減少のリスクをより明確に記述する、などを内容とする議案が提出され、採決に付された。採決の結果、反対多数で否決された。』

・・・・・・・・・・・・・・???????????????????

えーっとですね、これ百万回、とは申しませんが10回くらい読み直したのですけれども、「書いてある日本語は言語として認識可能だが、言っている事の意味が全く認識できない」という大変に素敵な内容にしかあたくしには見えないのですが、これ真面目な話何をしたくて提案しているのか1ミリも理解できません。

大体からして第1の柱と第2の柱の点検に関する話って既にだいぶ前から実施されている話でありまして、別に今さら記述を変えたからと言って分かりやすくなるとは思えないですし、大体からして出来上がりの文言を想像したのですけれども何がどう分かりやすくなるのかワカランチ会長。

#そもそもポートフォリオリバランスを前面に打ち出した政策で第2の柱の点検というのが矛盾しているのではないかという論点を持ち出すならまだ政策論として判るのだが

『賛成:白井委員
反対:黒田委員、岩田委員、中曽委員、宮尾委員、森本委員、石田委員、佐藤委員、木内委員』

そらそうよという所ですが、そもそもこれあたくしが何度読んでも「?????」状態でポカーンという話なのに、実際にMPMでどういう説明をして議決したのかと思うと、他の審議委員の皆様「????????????」状態だったのではないかと愚考する所ではございまする。

つーかさ、この先生3月にも意味不明というか政策の体を成していないレベルの提案をして否決された結果ミスコミュニケーションの種を振り撒いているのですが、今回は今回でまたまた超越意味不明提案を持ち出しておられるという事でして、もうこれは海原雄山が厨房に乗り込んで行って「この政策委員をノミネートしたのは誰だあ」(カ゛ラッ)となるレベルですが大丈夫ですかという風情でありまする。しかも3月もそうでしたが今回も「わかりやすさの観点」とか何かもうヨイショの香り以下自主規制(--;

ちなみに、白井さんの謎提案に関してなのですが、『.当面の金融政策運営に関する委員会の検討の概要』の部分では他の2名(佐藤さんと木内さん)の展望レポートの記述に関する反対提案(木内さんの場合は声明文でのフォワードガイダンス文言に関する反対提案もある)に関する説明部分が記載されているのですが、白井さんの謎提案に関しては『.金融経済情勢と展望レポートに関する委員会の検討の概要』の所には説明部分が記載されているもののそちらには記述が無いという事ですので、これはつまり白井委員の提案には政策インプリケーションが以下自主規制(^^)。


・海外経済の読み筋がFOMCと温度差がある件について

本文5ページの『.金融経済情勢と展望レポートに関する委員会の検討の概要』から少々。

『海外経済について、委員は、昨年来の減速した状態から徐々に持ち直しに向かっているとの見方で一致した。先行きについて、委員は、国際金融資本市場が総じて落ち着いて推移するもとで、米国や中国などを中心に、緩やかながらも次第に成長率を高めていくとの認識を共有した。』

えーっとですな、FOMC議事要旨ネタをまだやっていないので(すいません)アレなのですが、4/30-5/1に実施されたFOMC議事要旨の方では海外経済に関する減速傾向への懸念とか、米国経済の先行き見通しがやや回復ペースが遅くなるのではないかというような認識を大勢が示している格好になっておりまして(明日にでも投下しますすいません)、FOMCの見通しを読んだ後にこれを読むと「おいおい何か強気じゃないの」というツッコミをしたくなる訳で。

まあ当然全員がそうな訳では無いのですが・・・・・・

『そのうえで、ある委員は、海外経済が持ち直し傾向を辿るという見方を変えるものではないものの、前回会合以降、米国や中国で経済指標の市場予想比下振れが相次いでいると指摘した。』

FOMCのスタッフレビューでは「中国の顕著な下振れ」を指摘してましたな。

『別の一人の委員は、今月公表されたIMFの世界経済見通しが1月時点に比べて下方修正されたことについて、成長率の高まる時期が後ずれするリスクに注意が必要だと述べた。』

これもまあFOMCでの米国や中国、欧州経済の認識に近い。

『これに対し、一人の委員は、最近の経済指標の下振れを受けて海外経済の回復への懸念の声も聞かれるが、欧州でここ数年のような大きな混乱がみられないことや、米国で住宅市場の回復が本格化していることなどから、海外経済は次第に回復していくとの見方を示した。』

強気の方もおいでのようですなあ。

ちなみに中国経済に関してですけれども個別の所ではこういう話に。

『中国経済について、委員は、堅調な内需を背景に、安定化してきているとの認識を共有した。そのうえで、何人かの委員は、1〜3月期の実質GDPの伸び率が鈍化したことや、鉄鋼など素材産業の生産調整が続いていることなどを指摘し、本格的な回復には至っていないとの見方を示した。別の一人の委員は、政府による不動産価格抑制策や質素倹約奨励の影響から足もと改善の動きが幾分弱まっているが、緩やかな持ち直しの過程にあることに変わりはないと述べた。』

ふーん。

『先行きについて、委員は、成長テンポはかつてに比べ緩やかになる可能性が高いが、内需が堅調に推移するもとで輸出も次第に持ち直し、回復が鮮明になっていくとの見方を共有した。』

だそうです。


・実質金利が低下するから緩和効果が高まるんですってよ奥様!!

本文6ページからが色々と鑑賞物としてアレな部分ですよ。

『わが国の金融環境について、委員は、緩和した状態にあるとの認識で一致した。先行きについて、委員は、「量的・質的金融緩和」は長めの金利や資産価格などを通じた波及ルートに加え、期待の転換を通じて予想物価上昇率を上昇させ、実質金利を低下させる効果が期待できるため、金融環境の緩和度合いは景気の改善につれて強まっていくとの考え方を共有した。』

実質金利キタコレですが、一方でこの先の方で金融市場情勢に関する話があって名目だろという人も居るには居るのが救いっちゃあ救いですけどね。

『「量的・質的金融緩和」導入後の市場動向について、委員は、特に債券市場では、直後にやや振れが大きくなる局面があったが、日本銀行による長期国債買入れの運営方針変更などもあり、足もと落ち着きを取り戻しているとの認識で一致した。』

まあ4月末の時点ではそうでした。

『複数の委員は、当初、市場は、ゞ睛の押し下げにつながる大規模な国債の買入れと、金利の押し上げにつながる「物価安定の目標」の早期実現への強い姿勢とが相反するものと受け止めて動揺した可能性があると指摘した。』

えーっと、たぶん4月末までの長い所の金利上昇は流動性低下要因の方が大きかったと思うのですけれどもねえ。

『このうちの一人の委員は、債券市場の不安定さは潜在的にはなお続いていると付け加えた。』

結果的には正解でしたね!

『別の一人の委員は、日本銀行が大規模な国債の買入れを行う中での金利上昇は、予想物価上昇率の高まりとその背後にある実体経済の好転を示唆している可能性があると述べた。』

・・・・・・・・・・・・・何という手前味噌俺様論点orzorzorz

『ある委員は、金融機関のポートフォリオ・リバランス行動は名目金利の動きに規定される側面が強いため、金利上昇によりリバランスが遅れることが懸念されると述べた。』

そらそうよ。

『足もとの資産価格の上昇について、一人の委員は、バブルを懸念する声も聞かれるが、企業収益等のファンダメンタルズを反映したものであり、過大評価とはいえないとの見方を示した。』

まあそうでしょ。4月末の時点でしたら。

『この間、何人かの委員は、「量的・質的金融緩和」が効果を十分発揮するためには、政策意図の丁寧な説明や適切な金融市場調節などにより、市場の安定を確保する必要があるとの認識を示した。』

政策意図(?)を黒田総裁様が丁寧に説明した結果5月の債券市場が更にあばばばばーになるわ、本当は今日ネタにしたかった黒田総裁の26日の講演があるのですが、まあ色々と建付け的にちょっとロジックに無理無理部分があるのが明確化したせいで更に市場が不安定になったんですけどね!!!!!


・先行き見通しで消費の堅調がどの程度サステイナブルかという点は中々

『以上のような海外の金融経済情勢とわが国の金融環境を踏まえて、わが国の経済情勢に関する議論が行われた。』

つーことで。

『輸出について、委員は、足もと下げ止まっており、先行きは、海外経済の緩やかな回復や為替相場の円安方向の動きに支えられ、持ち直していくとの見方を共有した。公共投資について、委員は、各種経済対策や復興関連予算の増額などから、当面、高水準で増加を続けるとの認識で一致した。』

どさくさに紛れて為替円安に言及。

『個人消費について、何人かの委員は、株高等によるマインドの改善や資産効果で高額品の売上が増加するなど、底堅さを増しているとの見方を示した。』

はあそうですか。

『そのうえで、複数の委員は、現在の個人消費は雇用・所得環境に比べより堅調であり、その持続性には注意が必要であると付け加えた。』

またFOMC議事要旨ネタになりますが、米国の個人消費に関してFOMCでも同じような認識を示しているのがオモロカッタです。

『住宅投資について、ある委員は、マンション販売が増加基調にあるなど、活発化しているとの見方を示した。こうした議論を経て、委員は、景気は下げ止まっており、持ち直しに向かう動きもみられているとの認識で一致した。』

へえそうですか。


・物価の所がどう見ても手前味噌です本当にありがとうございました

『消費者物価(除く生鮮食品)の前年比について、委員は、小幅のマイナスとなっているとの認識で一致した。何人かの委員は、物価連動債から算出される予想インフレ率(BEI)や各種アンケート調査をみると、足もと、市場や家計の予想物価上昇率が上昇していると述べた。』

インチキ指標キタコレ。

『これに関し、ある委員は、こうした指標の動きは消費税率引き上げの蓋然性の高まりを織り込んでいる可能性もあり、直ちに予想物価上昇率が高まっているとは解釈できないと指摘した。』

指摘したの1名かよ・・・・・・・(まあ指摘しないけど賛同する人はいるでしょうけど)

『一方、別の一人の委員は、昨年11 月末以降BEIは上昇を続けており、「量的・質的金融緩和」の決定後はそのテンポが早まっていると指摘したうえで、これは消費税率引き上げ予想の高まりというよりも、金融政策のレジーム・チェンジに関する市場の見方を反映した動きであるとの見方を示した。』

日銀の買入と財務省の買入消却が累積的に効果を発揮している話はスルーかよと大変に心温まるものがございますなあ(棒)。つーかBEIの推移と言いましてもですなあという感じですけど。



・でもって展望レポートですがまずは期間を延ばす件

『展望レポートの見通し期間について、多くの委員は、金融政策の効果が実体経済や物価に波及していくにはある程度のタイムラグがあることや、現状、多くの中央銀行が3年程度の見通しを作成・公表していることを踏まえると、見通し期間の延長を検討すべきではないかと問題提起した。』

はあそうですか。

『何人かの委員は、2年程度の期間を念頭にできるだけ早期に「物価安定の目標」を実現するための措置として「量的・質的金融緩和」を導入したこのタイミングで、政策効果を十分点検できるだけの見通し期間を確保することには意義があると述べた。』

はあそうですか。

『複数の委員は、そうした意義を認めたうえで、期間を伸ばした場合には見通しの不確実性が高まるため、必ずしも透明性の向上につながらない面もあると指摘した。』

同意である。というか長期的なのを出すと結局予想と言うよりは目標数値になってくると思うのですが。

『以上の議論を経て、委員は、経済・物価の先行きに対する日本銀行の認識を分かりやすく示す観点から、2015 年度までの見通しを従来より半年前倒しで公表し、見通し期間を3年程度にすることが適当であるとの認識で一致した。』


・物価見通しの部分

『消費税率引き上げの直接的な影響を除いて物価情勢の先行きを展望すると、大方の委員は、消費者物価の前年比は、マクロ的な需給バランスの改善や中長期的な予想物価上昇率の高まりなどを反映して上昇傾向を辿り、見通し期間の後半にかけて、「物価安定の目標」である2%程度に達する可能性が高いとの見方を示した。』

まあこれはそういう結論になっていましたけど。

『一人の委員は、中心的な道筋に沿って実際の経済・物価が改善していくことにより人々がその道筋を見通せるようになる、というプロセスの重要性を指摘し、そうした好循環のもとで、人々の短期的なインフレ予想、中長期的なインフレ率のアンカー、現実のインフレ率が、互いに強め合いながら上昇していくことになると述べた。』

んなアホな。

『消費税率の引き上げ前後の時期の物価動向について、ある委員は、消費に追加的な下押し圧力がかかることを懸念して、小売業者が需給バランスの改善分の価格の引き上げを先送りすることも考えられると指摘した。』

ふむ。

『予想物価上昇率について、ある委員は、消費者物価の前年比がプラス幅を拡大していくにつれて企業や家計のデフレ期待が転換していくとの認識を示した。』

ほほう。

『複数の委員は、長きにわたるデフレのもとでわが国に定着したデフレ期待を払拭するためには、日本銀行が「物価安定の目標」の達成に向けて強い姿勢を示すことが重要であると述べた。このうちの一人の委員は、この間の各種市場において海外投資家を中心に政策効果を織り込んだ動きとなっていることを踏まえると、今後、実体経済が改善していくにつれて、国内の経済主体も予想物価上昇率を高めていく可能性が高いと付け加えた。』

「政策効果を織り込んだ動きを踏まえると」「実体経済が改善していくにつれ」ってこらまた願望の二乗みたいな話で誠に結構なお話ですなあ(棒)。

『これらに対し、複数の委員は、予想物価上昇率の変化が現実の物価上昇率の高まりにつながる点については、そのメカニズムも含めて不確実性が高いことなどから、見通し期間の後半にかけて2%程度に達するのは難しいと指摘した。』

佐藤さんと木内さんですねわかります。

『このうちの一人の委員は、不確実性の高い見通しを示して仮にその見通しが下振れた場合、日本銀行の物価見通しや金融政策に対する信認を毀損する惧れが大きいと付け加えた。』

ご指摘の通りだと思います。特に長期的な見通しが「予想」ではなく「目標」に近いものになってしまう性質がある今の状況において、その数値の達成可能性に疑問がもたれると金融政策そのものの信認問題に発展するという点は留意が必要ではないでしょうかねえ。


・委員会の検討の部分は反対提案部分に注目

リスク認識の所もあるのですが時間が怪しくなってきたのでパスして本文12ページからの『.当面の金融政策運営に関する委員会の検討の概要』から。

『先行きの金融政策運営について、大方の委員は、2年程度の期間を念頭に置いて、2%の「物価安定の目標」の早期実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「量的・質的金融緩和」を継続すること、その際、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行うとの認識を共有した。』

まあこれは良いとしまして。

『これに対し、ある委員は、「物価安定の目標」を2年程度で達成するのが難しい中で、「量的・質的金融緩和」が長期間継続される、あるいは極端な追加措置が実施されるという観測が市場で高まれば、金融面での不均衡累積など中長期的な経済の不安定化につながる懸念があるため、継続期間を2年程度に限定し、その時点で柔軟に見直すとの表現に変更することが適当であり、政策に対する市場の信認にもつながると述べた。』

これは後の提案を見れば判るように木内さんの意見ですけれども、この場合時間軸が2年で設定されて伸びようがなくなるのが難点なのと、その後継続しないといけない場合や逆に早期終了しないといけない時に説明がややこしくなるのが難点だと思う。

『また、別の一人の委員は、「物価安定の目標」について、あくまで柔軟な枠組みであり、ピンポイントで2%を実現することが究極の目標であるとの誤解を与えるべきでなく、賃金の動向などから先行き2%に達することがある程度見通せるという状況になれば達成したと評価できるとの認識を示した。』

これは後の提案を見ると佐藤さんの見解じゃないかと想像されるのですが・・・・・・・

『これに対し、一人の委員は、「目標」として掲げた以上、2%の物価上昇率といえる状況を2年程度で実現するよう、金融政策を運営していく必要があると述べた。』

ということで、この「2年で2%」に関してですが、以前は「中長期的な物価安定の理解」とか「目途」とかありまして、中長期的に見通せるかどうかという話だったようなのですが、2%目標になってからはこの部分が非常に曖昧になっておりまして、まあそこを今からギリギリ詰めるのはあまり生産的な話でもない(だって足元の物価まだマイナスですから)とは思いますが、いつまでもこの件を建設的曖昧さ状態にする訳にも行かないでしょとは思うのでありました。


・ということで佐藤さんと木内さんの反対提案

『これに対し、佐藤委員からは、仝通し期間後半にかけての物価見通しについて「2%程度に達する可能性が高い」から「2%を見通せるようになる」に変更する、中心的な見通しについて「2%程度の物価上昇率が実現し」から「2%程度の物価上昇率を目指し」に変更する、J価見通しのリスクについて「上下に概ねバランスしている」から「上下やや非対称である」に変更する、を内容とする議案が提出され、採決に付された。採決の結果、反対多数で否決された。』

先程の物価目標に関する認識とこの提案の2番目が整合的なので佐藤さんの見解かなとは思った訳ですが、あとまあ物価見通しに関しては次の木内さんともども低めの見通し。

3番目の所ですが、今回引用スルーしちゃいましたけれども、「上下やや非対称」ってこらまた微妙な文言で、上か下か明言した方が良いのではとも思うのですが、おそらく「リスクは下」とすると威勢が良くないので悲観的なメッセージを発信する可能性があるよという事(もともと物価見通しが低いのに)なんですかねえ良くわかりませんがと思いましたです、はい。

『木内委員からは、仝通し期間後半にかけての物価見通しについて「「物価安定の目標」である2%程度に達する可能性が高いとみている」から「上昇幅を緩やかに拡大させていくことが見込まれる」に変更する、∪莵圓の金融政策運営について「2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「量的・質的金融緩和」を継続する。その際、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う」から「中長期的に2%の「物価安定の目標」の実現を目指す。そのうえで、「量的・質的金融緩和」を2年間程度の集中対応措置と位置付け、その後柔軟に見直すこととする」に変更する、などを内容とする議案が提出され、採決に付された。採決の結果、反対多数で否決された。』

2%を見通せるとも出来ないとはこらまた木内さん物価の見方厳しいですなあという所ですな、2年間の集中期間云々はさっき引用したとおりですね。


#ということで本日は本当は黒田総裁講演ネタもあったのですが時間切れorzorzorz
 


お題「相変わらずのランコルゲ流動性スカスカ相場なので相場および関連のクリップで備忘録勘弁」   2013/05/27(月)08:05:16  
  このオッサンは何をゆうとるのだ???
[外部リンク] 毎日新聞 5月26日(日)22時18分配信

ちなみに今日の駄文は本当はFOMCの議事要旨をどうのこうのというネタのはずだったのだが、結局市場メモクリップその他うだうだと書いているうちに時間と量がアレになったので正直ただの備忘録になっております事をお断りします。つーか色々と気が付いた所とかあったら是非ともご教授賜りたく存じますお願いしますお願いします。

○市場雑談というかメモになっているかどうか怪しいがメモをしておく

・おもわず株式市場の方を先にメモ(^^)

[外部リンク] 2013/05/24 15:42 JST

『5月24日(ブルームバーグ):東京株式相場は、乱高下の末に反発。きのうの米国株の底堅さや為替、国内金利動向の落ち着きから企業業績への期待が戻り、電機や精密機器など輸出関連株の一角、不動産や建設など金利敏感業種の一部が高い。電力株も上げた。』(上記URLより)

NY市場は100ドル以上下げた後に住宅関連指数が強い事もあって戻って、夜間取引で株価指数先物は上昇しておりましたので平均株価が200円以上上昇してスタートして一時は15000円台を回復した訳ですが、その後大幅下落して14000円割れもやった後に結局戻る、ということで前場523円高まで上昇して後場は502円安まで下落して下で引けるのかと思ったら今度は反発して結局128円高だった訳ですな。

もう何が何やらなのですけれども、後場指数先物が急落を始めたころ(12時45分過ぎ位から後だったかな)には債券市場では先物がホイホイ上昇してみたり、ドル円で円高ドル安が進んでみたりしていましてどうしましたのやらという所ではあるのですが、とりあえずアチャーと思うのは株価指数先物の板がスカスカな事。

金曜の場合は昨日の今日という事で板がスッカスカとなったというのもあるのかもなのですけれども、それにしても板がスカスカの中で指数先物の価格がビュンビュン飛ぶとゆーおそロシアな展開でありまして、株式市場に関しては指数が下がりましたなあとかいう話よりも指数先物の板がスカスカになっている中で値が飛ぶことが気になりますな。

つまり、これが一時的現象ならまあそういう事もありますなあという話なのですけれども、そうではなくて債券市場で見られた(というか今でもそうだが)流動性低下現象が株式市場にも波及するというのでありますとちょっとアレな訳ですが、さてどうなりますやら。

#平均株価の寄与度の高いどこぞの銘柄の動きとかがこれまた如何なものかという感じですが


・債券もまあ色々とございましたが

大事な事ですが(違)きゃりーがマーライオンのCMは2日まで放映ですからね!!

[外部リンク]
更新日時: 2013/05/24 15:46 JST

『5月24日(ブルームバーグ):債券市場で先物相場は下落。最近の値動きの荒さを背景に売りが先行した。日本銀行が2日連続で長期国債買い入れを実施すると持ち直したものの、国内株価が上昇に転じたことなどから買いは続かなかった。東京先物市場で中心限月の6月物は前日比53銭安の141円98銭で始まり、87銭安の141円64銭まで下落した。午後の取引開始後には日銀買い入れオペの結果を受けて水準を切り上げ、株価が一時急落に転じると1銭安まで戻す場面もあった。しかし、株価が再び上昇すると伸び悩んで、結局は21銭安の142円30銭で引けた。』

『現物債市場で長期金利 の指標となる新発10年物国債の328回債利回りは同4.5ベーシスポイント(bp)高い0.88%で始まり、一時0.905%まで上昇した。その後は徐々に水準を切り下げ、午後に入ると0.825%まで低下。午後3時前から横ばいの0.835%で推移した。前日には一時1.00%と昨年4月5日以来の1%台に乗せたが、そこでは買いが入って0.8%台前半に大きく水準を切り下げた。』(上記URLより)

ということでまあ記事的にすればまあそうですなという事ですが、債券市場ちゃんの方はいきなり50銭以上下がって142円割れでスタートして始まった後に甘利さんの発言があった辺りから一段安になって10年0.90%台まで金利が上昇したわけですが、日銀が短国とか国債とかの買入をオファーしてやや持ち直しましてうだうだとやってまして、前場引けは前日比58銭安の141.93銭で終了。

輪番オペの結果が強くて後場の寄りは前場引けから40銭位上昇してスタートしたもののその後はそれほど踏み踏みにならないなあとか思ってたら株式市場の方がやや失速、とか思っているうちにモリモリと下落してきて、しかも平均株価の方が威勢よく下げるという木曜の株価上昇時点での逆みたいな売り方をしている間に債券先物はホイホイ上昇。

ところが、その後ご案内のように株価指数先物が下落してあばばばばーとなる中で何故か知らんけれども債券先物については誰か遺恨でもあるのかと言いたくなるくらいにやたら上値が重いというか売っている人がいて株価指数が豪快に下落して前日の安値を切った場面でも債券先物ちゃんは前日比1銭安の所までしか戻りませんでしたな。結局債券先物は前日比21銭安の142.30で終了とな。


・輪番オペとかキタコレ

[外部リンク] 15,000 2013年5月28日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 6,000 2013年5月28日
国債買入(残存期間10年超) 3,000 2013年5月28日
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 8,000 2013年5月28日 2013年6月28日

まあ午後の1か月固定オペは良いとしまして、10時10分のオペタイムでは短国買入と輪番の打ち込みということで、輪番に関しては前日に引き続き2日連続での打ち込みとなりましたし、短国買入も市況悪くないのに打ち込みと、まあやる気を結構出した打ち込みではございます。

[外部リンク] 39,215 15,006 -0.003 -0.002 98.1
国債買入(残存期間5年超10年以下) 8,375 6,001 0.000 0.042 5.8
国債買入(残存期間10年超) 5,520 3,001 0.028 0.041 21.8
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式>(5月28日スタート分) 2,350 2,350

落札結果ですけれども、5年超10年以下の方が平均4.2毛甘というのは大体前場引けの実勢なのですが、足切りの引け変わらずというのがどう見ても激強の結果でありまして、まあその結果を受けて後場寄りは先物値段飛んでスタートした訳ですが、平均の方が実勢という事はまあ普通に必殺の札もあって、ただそれだけでは札が足りずに冷やかし札がサックリ入りましたという結果ですな、うんうん。

基本的に輪番で入れるときに、もともとロング持ちの投資家が(自分または委託で)入れる時には素のロングを入れるのですから「入れたいレベル」で入れるのか、それとも「捌きたいロットがあるのでその分必殺で」入れるのかという判断の世界になると思いますが、業者が入れるとなりますと必殺で入れてヘッジ解除していればまあ良いのですけれども、そうじゃない場合って前日の木曜がそうでしたので思いっきり意識したと思いますが、株式市場の方が11時半まで営業しているので、オーバーランチのリスクがある(従来よりオーバーランチのリスクはあったのですけれども、株式市場が11時半まで営業するようになった上に前日のアレですので)ので札が引いてしまいましたとかそういう話ですかね。しかも金曜の場合は前日比安い所での輪番ですからロングを洒落で入れるという選択肢もない(ただの投げになる)でしょうし。

まあ必殺系の札が減った結果流れましたなというのは結構なお話ですし、この調子で強い輪番が続くのかも知れませんが、はてさて今後どうなるやらという所です。

あと、短国買入なのですけれども、こちらは前日の3MTB入札が結構堅調な結果で終了したので強いのかなと思ったら比較的実勢に近い所で決まっていまして、こちらはこちらで少々へーという感じなのですが、投資家札でも入りましたかね??業者の在庫水準は結構軽いんじゃないかと思うのですけれどもねえ。


○甘利さんェ・・・・・・・・・・

[外部リンク] 05月 24日 10:44 JST

『再生相は株価の大きな下落幅について「想定外とか想定内とか言うことが、市場に無用の混乱を与えることになるのでコメントしない」と評価を避け、「市場関係者はいろいろな思いで(取引に)参加している。不安や疑心暗鬼、いろいろあると思う。その動きにいちいちコメントはしない」とも述べたが、同時に「アベノミクスは順調に進展している。日銀は市場との対話をきちんとやっていくことを、総裁自ら実践している」と指摘。政府・日銀の取り組み姿勢を強調した。』(上記URLより)

>日銀は市場との対話をきちんとやっていくことを、総裁自ら実践している
>日銀は市場との対話をきちんとやっていくことを、総裁自ら実践している
>日銀は市場との対話をきちんとやっていくことを、総裁自ら実践している

・・・・・・・・・・・・・orz

でまあロイターの上記記事のタイムスタンプだと10時過ぎになっていますが、実際には9時35分前後に共同とかクイックとかが「日銀は市場との対話を実践している」とかいうヘッドラインを打っておりまして、そのヘッドラインが出た直後辺りから債券先物がズルズルと下落した訳でございまして、まあ実際問題として発言を全部通しで見るとちょっと印象が変わるのかもしれませんけれども、この発言を見ると債券市場的には「ああそうですかこの債券市場の動きでも対話をきちんとやっているという認識なんですかそうですか金利上昇容認なんですね」という風に受け止めて更にスネてしまいますがなという所でございます。


そういや金曜にネタにしようかと思ったもののその時間のプライスアクションをちゃんと見ていなかったので良く判らんなあと思って確認してから引用しようと思ったのですが、木曜にもこんな事案があったのよね。

[外部リンク] (引用者注記:これは23日のニュースです)
更新日時: 2013/05/23 17:54 JST

『5月23日(ブルームバーグ):ロンドン時間23日午前の外国為替市場で円が急伸、1ドル=100円台となった。この日の日本株下落について甘利明経済再生担当相が「ろうばいせず」やっていくと述べた後に上げ幅を広げた。』(上記URLより、念のためもう一度追記するとこれは23日のニュースです)

でまあ金曜に確認してみたら確かに甘利さんの緊急会見での「ろうばいせず」云々のヘッドラインが出た所でオリャーと円買いドル売りになっておりましたようで誠に遺憾の極みでございますな。

つーかさ、例の「甘利越え」もそうなのですが、甘利さん微妙にサービス発言成分が多めになっておりまして、そういうのって上げ相場の時は良いのですけれども、波乱相場になって来ると発言が一々裏目に出るリスクが高まるので、安倍さんや麻生さんを見習ってあまりコメントをしない方が無難な気がするんですけれどもとは思います。つーか内閣府ってこの前も余計な黒田発言公表で債券市場の下げを助長するような事をしておりましたが、頼むから静観してくらはいと思うのでありました。


○黒田総裁講演:テキストはまあ一般的な話ですが

[外部リンク] 『3.「アジアの世紀」の実現に向けて―「中所得の罠」に陥らないために―』という小見出しの所から引用。

『30年、40年先を見ても、アジア経済には、輝かしい未来が待っていると言えるでしょう。私がこの春まで総裁を務めていたアジア開発銀行は、2011年に「アジア2050─アジアの世紀は実現するか」と題する報告書を発表しました。同報告書は、「現在のような成長が続けば、2050年までにアジアが世界のGDPに占める構成比が現在のほぼ倍となる5割程度に達する」との見通しを示しました。』

『しかし、そうした成功は約束されているものではありません。そこまでの道のりは平たんではないでしょうし、これまでと同じ対応を繰り返せば良いというものでもありません。同報告書では、アジア諸国が政策課題をタイムリーに実行に移せないと、高成長国が「中所得の罠」に陥り、低・中成長国のどの国も経済が改善しないという悲観シナリオも提示し、警告を発しています。』

中所得の罠キタコレ。

『この「中所得の罠」とは、元々は、ラテンアメリカやアフリカなど天然資源の豊富な国が、資源を開発し、輸出することで中所得国に移行した後、先進国になれていないことを指すものでした。アジアでは、天然資源の開発だけに頼るのではなく、労働力という人的資源の豊富さを源泉に製造業が輸出で収入を増やし、低所得国から中所得国に辿り付いた経緯があります。しかし、問題は、農村の余剰労働力が減少し、賃金の上昇圧力が高まる「ルイスの転換点」を通過した後も、相応に高めの成長を安定的に実現できるかどうかです。』

さいですな。

『アジアで戦後に一人当たり年間国民所得が1万ドル以上の先進国になった経済地域は、日本以外では、「四匹の虎」(韓国、台湾、香港、シンガポール)しかありません。このことは、低所得国から中所得国になるのに比べて、中所得国から先進国になることが如何に難しいかを物語っています。』

うむ。

『私は、「中所得の罠」の問題の核心は、成長のフロンティアが存在するか、そのフロンティアを活用する内生的メカニズムが備わっているか、にあると考えています。成長のフロンティアがアジアに存在することについては、冒頭申し上げました。ですから、「罠」に陥らないようにするためには、そのフロンティアを活用するために、健全なマクロ経済政策運営は言うまでもなく、構造改革により、労働、資本、技術革新の生産要素を向上させ、潜在成長率を引上げていく、不断の努力が求められます。具体的な取組みの内容は、各国が置かれた状況によって異なるでしょうし、自助努力が基本となります。しかし、どの国にとっても、規制改革を進めて、イノベーションを促す環境を作り上げていくのと同時に、経済ガバナンスを強化し、社会の透明性・公平性を確保していくことが重要でしょう。加えて、教育水準の向上により、人的資本の更なる高度化を進めていくことも必要です。私自身は、アジアは、それを実現することが出来ると確信しています。』

まあそういう事で。


で、これは別の講演なのですかそれとも上記の講演なのですかね。

[外部リンク] 2013/05/24 12:44 JST

『5月24日(ブルームバーグ):日本銀行の黒田東彦総裁は24日昼、都内で講演し、国債市場での長期金利の乱高下などを踏まえ、市場が「安定的に推移することが極めて望ましい」とした上で、日銀による市場オペの弾力的な運用を通じて「ボラティリティ(変動率)をできるだけ回避していきたい」との方針をあらためて示した。市場との対話も強化していくと述べた。』(上記URLより)

つーてもそもそもの異次元緩和政策が期待の転換を図るための物であり、期待が転換する過程で市場の安定が一度壊れるものでありますので、ボラを回避して行きたいというのはまあ判らんでも無いのですけれども、そもそも政策的にボラがいったん高まってしまうのでありますからして、ゆうとる事とやってる事が矛盾してませんですかとかそういう話になります罠という所で。

更に昨日はこんなのがあったのですね。

[外部リンク]
更新日時: 2013/05/26 14:57 JST

『5月26日(ブルームバーグ):日本銀行の黒田東彦総裁は26日午後、都内で講演し、金利が1-3%程度上昇した場合でも、経済・物価情勢の改善を伴えば、金融システムが不安定化する懸念は大きくないとの見方を示した。』(上記URLより)

内容的にはまあ仰る通りという特に変でも無い話をしているのではありますが、タイミング的に債券市場の流動性が低下して金利が急上昇してアチャーとなる中で、その一因として「経済情勢が改善すると長期金利が上昇するのが自然」みたいな台無し発言を黒田総裁御自らが行ったのもある、という事がありーの、足元ではベンダーのヘッドラインバイアスが「黒田総裁は債券市場に冷淡」というストーリーに都合の良いものを集めてくるという傾向がありーの、とゆー状況でありますので、この発言もヘッドラインが場中に出たらまたまた債券市場がムキーとかなりそうな悪寒でございまして、言う事を悉く円高株安フィルターを掛けて報道された麿総裁の逆パターンではあるものの、債券市場との対話という意味では黒田総裁の対話は今後も前途多難と言うか前途遼遠というべきか、正直溝は相当深くなっていると思いますけどねえ。

ま、それが実体経済的に特段悪影響を与えなければ良いのですけれども、さすがに金利市場の動きが株式市場でも意識されるようになってくるとなりますと、もう少しその辺の溝を埋めにいく努力をした方が良いんじゃネーノとは思いますけどねえ。


○その他雑談系だが

・バイトマンワロタ

[外部リンク]
更新日時: 2013/05/24 08:40 JST

『5月24日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)政策委員会のメンバー、ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁は、日本銀行の金融政策スタンスに不安感を示した。バイトマン総裁は23日夜、「日本の実験に幸運を祈りたい。金融政策が非常に大変な窮地に追い込まれる危険があるとわれわれは考えている」と発言。「日銀は発行される国債の70%を購入している。私は事実を話しているだけで、コメントしているわけではない」と語った。同総裁は、ECBが一定の条件の下で約束しているユーロ圏の国債購入も一貫して批判している。』(上記URLより)

>私は事実を話しているだけで、コメントしているわけではない

ワロタとしか申し上げようがございませんな。


・敢えてコメントはしない

[外部リンク] 05月 24日 11:31 JST

『また、市場との対話を行いながら国債管理政策を進めていく方針であり、政府が発行した国債の買い取りを日銀に強いることはなく、財政ファイナンスは行わないとの考えをあらためて示した。』(上記URLより)

#さて今日は展望レポートMPMの議事要旨が来ますよ!!
 


お題「市場備忘録雑談メモメモ/黒田総裁会見は金利の質問が無駄におおいですな」3/3   2013/05/24(金)08:03:45  
  ○総裁会見は予想以上に延々と長期金利の質問でした

[外部リンク] 『(問) 長期金利の動向について伺います。長期金利は、足許では、1%を窺うような水準に上がっています。4 月に金融緩和を決める頃よりもむしろ上がっているということで、この理由をどう分析しているのか、決定会合でどのような議論があったのか、この急ピッチの上昇を抑えるために何か対応を考えているのかどうか、その辺りについてお聞かせ下さい。』

『(答) ご案内のように、長期金利は、5 月の初めにかけて一旦低下した後、欧米の長期金利の上昇や本邦株価の上昇、為替の円安進行などを背景に上昇しています。長期金利は――常にそうですが――、先行きの経済あるいは物価情勢に関する見通しに、債券を保有することに伴う様々なリスクに応じた、いわゆるリスク・プレミアムが加わって形成されています。』

>債券を保有することに伴う様々なリスクに応じた、いわゆるリスク・プレミアム

・・・・・・・・・・何か判じ物のような説明ですが。

『日本銀行の巨額の国債買入れには、このリスク・プレミアムを圧縮する効果があり、その効果は、今後買入れが進むにつれて強まっていくと考えています。従って、こうした「量的・質的金融緩和」による強力な金利低下圧力のもとで、長期金利が跳ね上がることは予想していません。』

『いずれにせよ、日本銀行は、「量的・質的金融緩和」の導入以降、これまで以上に、市場参加者と様々な形で意見交換を行うとともに、国債の買入れ方法の見直し、資金供給オペの機動的な実施など、積極的な対応を採ってきています。今後とも、債券市場の動きを十分点検し、市場参加者と密接な意見交換を行いながら、必要に応じて、買入れ頻度や買入れペース、買入れ対象の調整をするなど、政策効果の浸透を促すため、弾力的なオペ運営を行っていく方針です。』

はあそうですか。


で、次の質問。

『(問) 2 点伺います。足許では、住宅ローン金利等に少し上昇の兆しがありますが、長期金利の上昇が、実体経済、金融市場にどのような影響をもたらすと分析なさっているか教えて下さい。もう1 点は、4 月の緩和決定から50 日弱経ちますが、当時おっしゃっていた3 つの波及経路がどのように機能していると分析なさっているか、教えて下さい。』

『(答) 先程申し上げた通り、国債の金利も含めて、債券その他の金利は、先行きの景気や物価の見通しによる要素とリスク・プレミアムの要素があります。このリスク・プレミアムの要素を、日本銀行が年間50 兆円のペースで保有残高が増加するよう国債の買入れを行うことで、今後も圧縮していくわけです。』

どうも言ってることの意味が良く判りませんな。買入しなかったらもっと金利が上昇しとるんじゃヴォケ債券市場のデコスケどもはうるせえということなのですかね。

『そうした中で、長期金利が跳ね上がることはないと思います。ご指摘のように、足許で少し長期金利が上がっており、それを反映して住宅ローン金利等にも影響が出ていることはその通りだと思います。ただ、これが、今の時点で、実体経済に大きな影響を及ぼすとはみていません。先程来申し上げている通り、国債買入れについては、政策効果の浸透を促すために、弾力的なオペ運営を行っていくことで対応していきたいと思っています。』

国債買入に関しては後でオモロイ質疑があったので後ほど。

『3 つの波及経路については、従来から申し上げている通り、第1に、国債を含めて、量的・質的に非常に大規模な資産の買入れを行うことによって、金利全体、あるいは特に民間の色々なリスク・プレミアムにも働き掛ける――リスク資産の買入れも通じてリスク・プレミアムにも働き掛け、金利に下押し圧力を掛けていく――という波及経路は、引き続きありますし、非常に有意義だと思っています。』

ほうそうですか(棒)。

『第2 に、長期国債の保有残高を年間50 兆円のペースで増やしていくことについて、従来のように短期ゾーンに限ることなく、短いものから長いものまで含めて、弾力的に、バランスをとって買い入れていくことで、ポートフォリオ・リバランスを促進する効果もあると思っています。これは、毎月毎月、相当な規模のオペを行っていきますので、いわば毎月毎月、その効果は出てくると思っています。』

どう見ても短い方を集中的に買った方がイールドカーブが落ち着くんですけどねえ。

『第3 に、期待に働き掛ける効果については、かなり明確に、例えば物価上昇期待というものもありますし、株を含めた資産価格への期待の反映で上昇がみられることからいっても、その効果は十分にあると思っています。』

>例えば物価上昇期待というものもありますし
>例えば物価上昇期待というものもありますし
>例えば物価上昇期待というものもありますし
>例えば物価上昇期待というものもありますし
>例えば物価上昇期待というものもありますし

・・・・・・・・・・ほほう


・物価上昇期待とは????

ということでこの物価上昇期待に関してですが、誠に遺憾なことに誰も会見でツッコんでおりませんでして、冒頭説明の所でこういう発言がありました。

『物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、前年のエネルギー関連や耐久消費財の動きの反動から、マイナスとなっています。予想物価上昇率については、家計や市場参加者に対する調査、マーケットの指標などにおいて、上昇を示唆する指標がみられています。』

でもってじゃあ金融経済月報で何か言及が詳しく有るのかと思ったのですが・・・・・・・・

[外部リンク] 『この間、予想物価上昇率については、上昇を示唆する指標がみられる(図表28)。』(5月金融経済月報本文14ページより)

ということで、本文の方で何か具体的な指標の話でもあるかと思ったら何もなく、では図表28には何があるかと言いますと、PDFファイルの47枚目になるのですけれども、これは展望レポートでも出している奴で・・・・・・・

『(資料) 内閣府「消費動向調査」、Consensus Economics「コンセンサス・フォーキャスト」、JCER「ESPフォーキャスト」、QUICK「QUICK月次調査(債券)」、Bloomberg』(5月金融経済月報図表28のページより)

ということで、消費動向調査の予想物価上昇率、コンセンサスフォーキャスト、クイックの月次サーベイにブルームバーグとあるのは物価連動国債のBEIでして、さて直近どの数字がどのくらい伸びたのかという解説でも本文にあるかと思ったのですが、グラフが付いているだけという実に不親切な設計になっておりますが、これはつまりBEI拡大が一番でかいので自作自演とか突っ込まれるのを防ごうということですねわかります(--;)


・長期金利に「働きかける」というのは「制御する」ではありませんキタコレ

会見に戻りまして。

『(問) そもそも、中央銀行は、短期金利をコントロールすることはできますが、長期金利に対しては、働き掛けることはできても、やはり一種の飴細工のように、長期金利を動かすことは難しいのではないかとも思わせるようなことが、4 月4 日の緩和以降に起こっているような気がします。総裁は、長期金利を完全に抑え込むことができるとお考えでしょうか。』

『(答) 先程来申し上げているように、あるいは経済学の理論が教える通り、確かに、長期金利というものは、物価上昇期待や景気に対する期待によって左右される面が大きいわけです。このため、長期金利は、短期金利──例えばオーバーナイト金利──のように、中央銀行が完全にコントロールできるものとは違うというのは、その通りだと思います。』

『他方、世界の他の中央銀行も、短期金利がほとんどゼロに近づいた中で、短期の金利だけでなく長期の金利に働き掛けている──私どもの言い方では「量的・質的金融緩和」を行っている──わけです。これは、やはり、こうしたことを通じて、イールドカーブ全体に働き掛けようということであり、一定の効果は期待できます。』

『おっしゃるように、中央銀行が長期金利を短期金利のように全てコントロールできるのかといえば、
世界の中央銀行の例や経済理論が教える通り、そういうものではありませんが、働き掛ける効果はあるし、現にそれを多くの中央銀行はやっているということだと思います。』

という事で典型的な模範解答キタコレではあるのですが、確かオッサン最初長期金利を下げて云々って言ってたわけで、そこんところいいから一回ゴメンナサイしておかないと何時まで経っても債券市場との市場との対話が成立せんぞと思うのですけどねえ。


・水準では無くてボラである、なのかな???

まあそうでしょうけどね。

『(問) 長期金利について伺います。総裁が先程おっしゃったように、景気回復や物価上昇期待を反映した金利の上昇が、日銀によるリスク・プレミアムの押し下げよりも大きく出てきた場合──両者の切り分けは難しいとは思いますが──、じわじわと上がってくる部分まではコントロールしきれないので、そうした金利上昇は許容せざるを得ないということでしょうか。』

『(答) どのような言い方をしたらよいか分かりませんが、先程申し上げたように、いわば景気や物価上昇期待による金利上昇と、オペによるリスク・プレミアムの圧縮効果は、おっしゃるように分離するのがなかなか難しいわけです。そういう意味でも、先程別の方がおっしゃったような「良い金利上昇」または「悪い金利上昇」と簡単に割り切ることは難しいと思います。』

『いずれにしても、日本銀行として、「量的・質的金融緩和」の中で考えている3 つの波及経路のうちの1 番目の経路(長めの金利や資産価格のプレミアムへの働き掛け)は、依然として重要ですので、その面では引き続き尽力していきます。また、先程申し上げた通り、国債の買入れが進むにつれて、その効果は強まっていくと考えています。何を「自然な金利上昇」と言うのかは、なかなか難しいですが、私どもとしては、今申し上げた方針で臨むわけですし、ボラティリティが過度に拡大するようなことは極力回避しなければならないと思っています。』

ということで、昨日のシグナルオペでのアナウンスにも反映されたということですな。


・実質金利云々の部分

『(問) 現在の名目金利の上昇について伺います。金利は、実質金利で考えた場合でも上がっているとみているのか、あるいは、期待インフレ率の変化で実質金利は下がっているとみているのか、総裁はどのように認識していらっしゃいますか。』

『(答) 先程も申し上げた通り、数量的に明確に分別することは難しいと思いますが、実質金利は、おそらく下がっていると思います。』

・・・・・・・・・・これだけの質疑だったのですが大々的にヘッドラインになっていたのですなあっはっはorz


・資産買入ペースの前倒しを否定するのは正直ワケワカラン

『(問) 先程、オペの弾力的運用に言及されたので確認のためにお聞きします。「ペースの調整」という言葉の意味は、日銀が4 月4 日に、2 年程度で長期国債の保有額を倍にすると約束された、この約束の前倒しも含めて言っておられるのでしょうか。』

『(答) おっしゃったようなことは意味していません。あくまで、本年も来年も、年間50 兆円のペースで長期国債の保有残高を増加させていくことに変わりありません。』

えーっと、そうしますと下手に前倒しで買入をすると年度の後半に買入が減るだろうという事になりますので、却って年度後半の需給に対する不安を招きますから、前倒しの買入がやりにくくなるんですけど・・・・・・・・・・・・・

『しかし、もともと4 月4 日の決定に含まれていることですが、その中でも十分な弾力性をもってオペを実施し得るわけであり、その弾力性を活用して適切に対応していきたいということです。既にご覧になっている通り、月々の国債保有残高の増加は、単純に「50 兆円÷12 か月」ということではなく、弾力性がありますし、買い入れる国債の残存期間も、「平均7 年程度」となっていますが、4 月4 日の公表文の脚注にあるように、「6 年〜8 年程度」という幅もあります。オペについては、既に実施している通り、毎回のオペ金額を小さくして頻度を高めることもできます。4 月4 日の決定の中にこうした弾力性があり、執行部は、認められたその弾力性を活用していくということです。』

・・・・・・・・ということですが、どうもこの辺の説明っぷりを見ておりますとオペの技術論についてもしかしてまだ理解度がかなーり低いままなのかと思われる節がある訳で、ちょっと何だかなあという印象を受けたのはあたくしだけですかそうですか。

まあそんな所でありまする。
 


お題「市場備忘録雑談メモメモ/黒田総裁会見は金利の質問が無駄におおいですな」2/3   2013/05/24(金)08:03:21  
  ・各市場でボラが上昇というのもねえ

公共放送も当然ながら大々的にお取り上げ。

[外部リンク] 大荒れの1日に 5月23日 20時52分

『23日の東京の金融市場は、大荒れの1日となりました。朝方はまず、債券市場が大きく動きました。取り引き開始直後の午前9時すぎに日本国債を売る動きが強まり、10年の長期国債の利回りは一時、1%ちょうどまで上昇し、およそ1年2か月ぶりの水準になりました。これは、アメリカの中央銀行に当たるFRB=連邦準備制度理事会が国債などを買い入れる金融緩和を今後、縮小するのではないかという見方から、アメリカの長期金利が上昇したことに引きずられた形でした。』

『外国為替市場ではこうしたアメリカの金融政策への見方を背景に、ドルを買って円を売る動きが強まり円安が進みました。さらにこの円安を受けて東京株式市場では、朝方、輸出関連の銘柄を中心に買い注文が増えて日経平均株価は300円以上も値上がりしました。』(上記URLより、以下同様)

ということでここまでは良いのですが。

『しかし午前11時すぎ、債券市場で変化が起きます。』

残念!11時過ぎは債券市場は昼休みですぞな!!

『日銀が長期金利の行き過ぎた変動を抑えるため、金融機関に資金を貸し出す形で1兆円を超える資金を供給する措置をとったことで、長期金利は0.8%台まで低下。資金の流れが株式から債券へという方向に変わってきます。』

・・・・・・・・・・・・・・何という残念な説明。でまあ以下は全部中国経済指標のせいにしておりますので引用割愛なのですが、まあそれはそれとして前場確かに日経平均株価は16000円に接近とかもう何だかねという状況になりーの、その間にトピと日経の上昇率が1%位乖離しーのとなっておりましたし、それ以前の問題として先週末近くから日経が高値更新している間に新興市場がゲロ下げしてたりとか、連日上昇するのは日経平均の寄与度の高い品薄銘柄だったりとか、さすがにナンジャコリャという動きではありましたので、どこかで休憩してよという感じではあったのですが何も4ケタ下げんでも・・・・・・・・・・

まあ株式市場に関してはインデックスベースで見れば大体大型連休直後(日経とトピで違ってまして日経はそこまで調整してないと思う)の水準まで調整したという風情ですが、ではこの間何が起きていたかと言いますと各国の中銀が利下げを実施して「グローバル流動性相場がやって来たぜヒャッハーヒャッハー」とやっておった訳ですので、そーゆー意味ではとりあえず過剰流動性ヒャッハー相場に水をぶっかける形になったというような上澄み部分の振り落し(何で最初の変換で「付利お年」となるんだよorzorzorz)をやったような話かも知れませんが、やはりあの日経「大機小機」の大勝利宣言がどう見ても死亡フラグです本当にありがとうございましたという所ですがカトーさんねえねえどんな気持ちどんな気持ち(AA略)って所で。

でまあ別に相場の位置的にどうのこうのというよりも、やはり債券もそうですけれども株式市場ちゃんのほうもボラが上昇しているというのがちょっとねえというのは有りまして、まあそれの元をただせば異次元緩和によってボラは上がるわ海外の金融政策にスピルオーバーして海外含めて資産市場に流動性相場期待を巻き起こすわとか、そーゆー辺りについてはやはりまあ異次元緩和の異次元パワーというか亜空間殺法というか何かオソロシスなものを感じるのでありました。


○色々とコメントさせられて大変ですなあ

何せ昨日の場合は・・・・・・・

前場はこれ。
[外部リンク] 12時18分

後場はこれ。
[外部リンク] 13年ぶり急落
5月23日 15時51分

ということでコメントさせられているのですが。

[外部リンク] UPDATE 1-日銀が適切に対応していく=長期金利上昇で菅官房長官
2013年 05月 23日 11:45 JST

『日銀の市場との対話はうまくいっていると思うかとの質問に、官房長官は「うまくいっていると思う。全幅の信頼を置いている」と答えた。さらに「株が上がれば金利が一時的に上がるのは、ある意味で自然なことだ。そうしたことも踏まえ、日銀では金利動向が落ち着くような形で市場調節や市場取引全般に関して、これまで以上に密接な意見交換の場を作っている。安心して見ているし、適切に対応されるだろう」と語った。』(上記URLより)

・・・・・・・・・・orz

これ株式市場が債券の前場引け以降謎の急落を開始してたし、まあ債券自体も戻り基調になっていたこともあって、官房長官発言について特段注目されなかったので良いようなもんで、長期金利上昇が「自然」だの、日銀の市場との対話が「うまくいっている」だの、もしこの発言がそれこそ1%付けて株が絶賛上昇しているタイミングとかでリリースされたら更に債券の下げに拍車を掛けるようなキーワードが並んでおりまして、まあこれに関しては材料にならなくて良かったですねとしか申し上げようがない話でして、いやまあ金利上昇に関して何か安心感を与えるようなコメントをしましたというお気持ちは十分にくみ取れるのでありますが、具体的なコメントをする場合っていうのは余程注意してコメントしないと、却って「何をズレた話をしているんだこの人は」という風に受け止められて逆効果になり兼ねない(昨日偶々ならなかったのはラッキーの世界)のですよ。

特に債券市場(の中でも特に円債)に置きましては、個人投資家の参戦が無いからポピュラーじゃありませんので、大体からして日陰者とかマイナーという認識があって世の中に中々知られていないという風に思っている人が多いと思われる所でして、「ど〜せ皆に理解されないんだ〜」とウジウジとしておりますと不肖このアタクシのように普段からブツブツと微妙な悪態を付くのが仕様になる、という風になるものでありまして(お前は特殊だろこのヴォケとか言われそうですが^^)、そもそもが「ああこの人債券市場理解してないで喋ってるなあ」というのに対してくらーい反応を示すのが仕様となっている、と考えられる節が大いにございますので(^^)、債券市場に関するコメントの際にはあまりややこしいことを言わない方が吉だと思います。


しかしまあ当然ながら株式市場に対する反応の方が大きい訳で。

[外部リンク] 05月 23日 20:22 JST

『再生相は日経平均が急落した原因として、HSBCが日本時間午後に発表した5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が7カ月ぶりの低水準となったことに言及。「このことを受けて、日経平均は連続で上がり続けていたので、利益確定売りのタイミングを探していた投資家が集中してしまったためだと思う」と分析した。』(上記URLより)

うむ、そういう細かい話を一々せんでも良いと思いますけどねえ、というか「うろたえる必要ない」とかわざわざ会見を実施して発言する方がヘイヘイピッチャービビってるよ!という印象を与えるので別にわざわざ会見を別途設定とかせんでも良いと思うのでして・・・・・


[外部リンク] 05月 23日 19:50 JST

『[東京 23日 ロイター] - 安倍首相は23日夜、国際交流会議「アジアの未来」であいさつし、株式市場についてはコメントしないと語った。』(上記URLより)


[外部リンク] コメントはしない
5月23日 19時10分

『株価の急落について、麻生副総理兼財務大臣は、23日夕方、財務省で記者団に対し「基本的に株価は上がったり下がったりするものだから、私の立場としてこれがいいとか悪いとかをコメントするつもりはない」と述べました。』(上記URLより)

ってな感じで、安倍ちゃんや麻生さんみたいな対応で問題ないと思うのですけど、まあ何にせよ相場の暴れで昼は金利、夕方は株式とコメント求められてお疲れ様でございました。
 


お題「市場備忘録雑談メモメモ/黒田総裁会見は金利の質問が無駄におおいですな」1/3   2013/05/24(金)08:02:53  
  いやもう何と申しますか・・・・・・でしたなあ。

各市場でボラ上昇するわランコルゲするわ値幅は取るわということで、市場動向はまあご案内の通りですが、俺様備忘録につきテイクノートしておくぞなもしということでまずは市場メモ(とてもじゃないが全部フォローできませんけどね)。

○本当に備忘録になっているかどうか自信は無い市場雑談備忘録メモ

・10年1%に上昇したり戻ったりですが(債券ネタメモ)

逆さ絵先生の議会証言、というかその後のQ&Aを受けて貫録の米債2%乗せ(つーか2.04%近く)になったということで国内債券市場売りスタート・・・・・はまあ良いとして、いきなり寄りから1円安とか何ですねんそれはとなりまして、ちょっと戻ったものの結局サーキットブレーカー発動で、その後10年カレント1%出合いとかもう何だかねという展開になった訳ですな。一方で株式市場は米株下がっても日経平均激強なのですがトピの方はあまりアガランチ会長という最近までの日経平均だけやたらサガランチ会長(浮動株が僅少の癖に平均株価の寄与度がやたら高い株がございましてですな・・・・)という状況でもうナンジャソラという所でした。まあ1%付けたらさすがにまたも登場節目で押し目買い攻撃で反発してましたけど。

とか何とかゆうとるうちに10時10分に日銀渾身(かどうか知らんが)のオペ実施と相成りました。

[外部リンク] 20,000 2013年5月27日 2014年5月27日
国債買入(残存期間1年以下) 1,100 2013年5月27日
国債買入(残存期間1年超5年以下) 7,000 2013年5月27日
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 8,000 2013年5月27日 2013年6月27日

上の3つが10時10分打ち込みのオペなのですが、期間1年の固定金利オペのオファーを本来だったら13時に行うのが定例的な時間の所をわざわざ10時10分にオファーするというのが最初の渾身でして、次の渾身は国債買入でして・・・・・

[外部リンク]

1. 発行予定総額 額面金額で3,000億円程度
2. 発行日 平成25年5月27日
3. 発行対象国債
利付国庫債券(10年)第297回から第324回まで ただし、第298回、第305回及び第309回を除く

利付国庫債券(20年)第58回から第106回まで ただし、第59回から第61回まで、第64回、第70回、 第71回、第79回、第81回から第84回まで、第86回、 第92回及び第105回を除く

ご覧の通りでこの日は財務省による流動性供給入札(既発国債の追加発行)が行われる予定になっていまして(で予定通り行われましたが)、中長期国債入札日に中短期の国債買入をオファーする、というまあ以前から可能性についてはアナウンスされていましたけれども、モロにぶつけたのって最初だったような気がするんだが、まあシグナルオペの方はちゃんと鉦や太鼓で宣伝していたようですな。

[外部リンク] 更新日時: 2013/05/23 15:29 JST

こちらのニュースは1日終わってからの記事なので落札結果とかも反映されていますが、まあそれはそれとしまして、上記URL記事にありますように、今回の日銀によるシグナルオペに関しては・・・・・・

『一方、日銀は午前の金融調節で、固定金利方式の1年物共通担保資金供給(全店)2兆円も同時に通知した。5月27日にスタートし、期日は来年5月27日となる。1年物オペは長期金利が0.9%台に急騰した15日以来となる。同行金融市場局は今回のオペについて、長期金利の過度なボラティリティの拡大に対応するため、とのコメントを発表した。』(上記URL先より)

ということで、今回は「長期金利の過度なボラティリティの拡大に対応するため」という建付けになっておりまして、えーっと前回シグナルオペを思いっきりアナウンス付きで実施した時の理由はなんでしたっけと思って過去の自分の駄文など読みますとありました。

[外部リンク] UPDATE3: 日銀が資金供給2兆円追加、「シグナルオペ」に市場安ど
2013年 05月 15日 14:50 JST

『資金の大量供給に踏み切った理由について、日銀金融市場局では「やや長めの金利の急激な上昇に対応するため」としている。』(上記URL先より)

となってまして、前回は「金利の急激な上昇に対応」ということで金利の水準が上昇したという事について言及していましたが、今回のシグナルに関しては「長期金利の過度なボラティリティの拡大に対応」ということで、どさくさに紛れて「金利上昇に対処」という風に読める文言を避ける格好になっているというのがチャーミング。

まあよーするにですな、前日の決定会合後の会見でも見られましたように、金利の絶対的な水準感に対してああだこうだという事を決定的に言わなくなっている、というのが現在の日銀のエライ人たちのクオリティとなっておりますし、上昇云々という水準感を連想させる文言を使うとシグナルオペ実施が長期金利水準に対するコミットメントと取られ、そんな事言ったって長期金利水準の絶対的な制御何ぞ無理ですがな(そういえば長期金利もコントロールできるかの如くの触れ込みで長期国債購入の拡大と年限長期化を提唱した筈だったのに黒田総裁が会見ではその辺を思いっきりトーンダウンしてたりしますがそこは後ほど)という状況下で、下手にコミットしていると取られたくないというのもあるんでしょうが、今回「水準感」を思わせる文言を外したのが実にチャーミングな世界ではあります。

でもって輪番オペ結果は1〜5年が割と強い結果、というか応札する札があんまり無かったんじゃネーノ的な感じではありましたが、それはそれとして輪番確りですなあとか思ったら菅官房長官が「黒田総裁は市場との対話がうまくできている」みたいなまたおまいら債券市場をピキピキ言わせるのかよというのがあって、はてさてどうなったもんかなと思ったら債券市場の前場引け近辺から前場引け(11時半)までの間に株式市場が下がったのが効いたのか上昇したりしましたが、しばらくは先物ベースだとマイナスに逝ったり戻ったりみたいな感じで、途中までは株安債券安チックな感じになっておりましてほほうという感じ。

しかしながら後場中盤以降はご案内の通り株式市場があばばばばーの阿鼻叫喚(あれだけ現物指数の数値が飛ぶのをみたのは初めてかもしれん)となって、株安が前日比6%だのやりだして債券先物ちゃんは猛然と戻ってまさかの1円高でまたサーキットブレーカー来るか位の勢いまで行ってましたが、まあ先物の値動きが速いわ速いわという所で、先生!うちの先物ちゃんが過呼吸で悶絶してるんです!!状態の過呼吸悶絶相場と相成りましたのはご案内の通り。

ということで、10年債は1.0%までやっておきながら後場は0.80%近くまで低下するとか中々素敵な値幅を取っておりましたが、そらまあ日経平均の値幅が1500円近くやる相場ですからそういう事もありますわなという事なのですが、まあとにかく大きく動きましたという事で。

んでもってあっしの駄文だけでは何ですのでベンダーの後付講釈を。

[外部リンク] 更新日時: 2013/05/23 16:27 JST

『5月23日(ブルームバーグ):債券相場は大幅上昇。米量的緩和策(QE)の縮小観測を背景に売り先行したが、日本銀行が大量の資金供給オペで過度な金利上昇をけん制し、中国経済への懸念をきっかけに内外株価が急落したことを受けて買いが優勢となった。』(上記URLより)

中国経済の懸念ちゃうやろというのはさて置き、まあ株価指数がドタバタ動くようになっている中で債券先物もドタバタ動いてたりしてたので何か関連はあったかも知れんねとは思うのだが最早さっぱりワカランチ会長でしたな、うんうん。



・一応オペとか短国入札とか

日銀渾身のオペ結果
[外部リンク] 12,605 12,605
国債買入(残存期間1年以下) 7,205 1,101 0.002 0.006 2.8
国債買入(残存期間1年超5年以下) 15,745 7,001 0.019 0.028 94.3
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式>(5月27日スタート分) 1,820 1,820

えーっとですな、2兆円の1年固定は札割れですけれども、まあ12605億円ですから応札はそれなりにありましたよねという話ですが、輪番に関しては前場の引けの5年ゾーンの位置からしたら結構強い結果になっていました。これで後場猛然と戻るかというとまああまりそれは関係なかったような気がせんでも無い。つーか昼休みの菅官房長官発言で「日銀の市場との対話はうまく行っている」とかコメントしておいおいおいという感じではありましたが。

3か月TB入札結果
[外部リンク] 99円97銭6厘5毛 (募入最高利回り) (0.0942%)
(4)募入最低価格における案分比率 68.8905%
(5)募入平均価格 99円97銭6厘6毛 (募入平均利回り) (0.0938%)

債券市場も株式市場もあばばばばーだったので華麗にスルーされているようですが、地味に3か月TB入札の金利が今回も低下となっております。まあこれに関しては先般来日銀の短国買入が多めに入っていることが影響与えて来たかなあとか思うのですけれどもどうでしょうかね。


・・・・・・・・でね、まあどうでも良いのですけれども、良く良く考えてみると日銀がシグナルオペで今回「ボラティリティの上昇に対応」とか言って午前にオペを打ち込んだ訳ですが、終わって見れば前場よりも更に激しいボラとなっていましたな債券市場とか考えますと、別にこのシグナルオペのせいでは無いのでただの言いがかりではあるのですが(^^)、何と言う皮肉という所ではございますなあっはっは。
 


今朝のどらめもん   2013/05/23(木)08:26:45  
  サーバートラブルのため、以下のURLから閲覧をお願いいたします。
ご迷惑をおかけいたしまして、申し訳ございません。

[外部リンク]
 


お題「どうも落ち着きませんな/コチャラコタ総裁は「安全資産の不足」という論点を持ち出すの巻」   2013/05/22(水)08:00:08  
  昨日は某経済新聞本紙のコラム「大機小機」で筆名カトーさんが大勝利宣言をしていたのが話題になっていたようで、変な死亡フラグ立てるなしとか思った訳なのですが、それはそれとしまして大勝利宣言をするのは物価上昇と共に雇用者所得が上昇して、雇用が拡大する中で経済が前向きに拡大していって財政も好転していくとかそういう状況になってから大勝利宣言をすべきものであって、株が単に急角度で上昇したからウハウハとか何なんですかねそらまあ金融業者はこの相場でウハウハですからそれはアリガタヤですけれども、それを以て政策の勝利宣言って・・・・・・

などとは思いましたがまあどうでもいいです。

○市場雑談メモ

・値動きが派手派手でお子様には分かりません><;

[外部リンク] 2013/05/21 17:06 JST

『5月21日(ブルームバーグ):債券相場は下落。きょうの40年債入札結果が低調だったことを受けて、長期や超長期ゾーンを中心に売りが優勢となった。前日に日本銀行の黒田東彦総裁が景気回復に伴う金利上昇を容認する発言をしたことの影響も残ったとの見方もあった。 東京先物市場で中心限月の6月物は、前日比5銭安の142円07銭で開始後、プラスに転じて、15銭高の142円27銭まで上昇した。しかし、午後零時45分の40年入札結果発表後に水準を大きく切り下げ、2時すぎには53銭安まで急落。終了にかけて下げ幅を縮め、結局は23銭安の141円89銭で引けた。』(上記URLより)

何か最初前日比上昇だったんですけど結局マイナスになる中、何故か20年が堅調に推移してて40年国債入札がズッコケて瞬間30銭安だか何だかその辺まで下がったもののいったん持ち直し、と思ったら上値が重いので段々じり安シーザーになって2時位に先物が落札結果発表直後の安値切ったらゲロゲロになったものの、10年カレント0.90%が見えた所で何故か切り返して引けに掛けて先物が物凄い勢いでホイホイ戻りました、とかそんな感じですかよく分かりません><;

でまあ20年が何故か堅調で先物から10年が売りでも出ているのかやたら弱くて長期は先物対比弱くて、まあ相場戻る中で10年とか戻らず(というか下げの時から弱かった)で、引値見ると10年の所が一番甘いとか中々残念感の漂う展開ですので、長期ゾーンが全般売り物だったんでしょうかねえ良く判らんけれども。

まあ何か微妙に下がって戻ってという感じですが値動きが急に出てきてドタバタ動くとかな上に結構な動きをするので無力参加者であります所のミーなどは何がなにやらワカランチ会長というか動き出すともう何だかねという所で困ったもんでございましてまずとりあえず値動き落ち着けやという所でありまする。


・麻生さんの発言が債券下落に対してやや牽制的と

まあ市場が反応して居たという訳でも無いですけれども。

[外部リンク] 05月 21日 09:21 JST

『東京 21日 ロイター] 麻生太郎財務相は21日の閣議後会見で、21─22日開催に金融政策決定会合を開催している日銀に対し、市場との丁寧な対話をしてほしいと期待感を示した。長期金利が不安定に推移するなかで日銀決定会合に対する期待を尋ねられ、財務相は「黒田(日銀)総裁はマーケットとの対話は丁寧にしてこられた。引き続き丁寧に対応してもらいたい」と述べた。』(上記URLより)

ということで市場との丁寧な対話をとかいやあのおじちゃんが株高で円債からのシフトでウッシッシみたいな発言しているのに黒田さんに要求するとは何ですねんとヘッドラインを見た時に思いましたが・・・・・・・

>黒田(日銀)総裁はマーケットとの対話は丁寧にしてこられた
>黒田(日銀)総裁はマーケットとの対話は丁寧にしてこられた
>黒田(日銀)総裁はマーケットとの対話は丁寧にしてこられた

お、おう・・・・・・・・・・・

いやー何ですなあ、あれだけ一生懸命懇切丁寧に説明していたどこぞの麿前総裁涙目の展開という所ではあるのですが、麿先生の場合は発言する側からダイナシーな話をするのもありますし、更には発言をわざわざ金融引き締め的な部分をやたら強調したり、政府との対立みたいな部分をやたら強調するようなメディアはいるわ、自殺者もエルピーダメモリーの経営危機も皆さんの失業も日銀の金融政策のせいですよと宣伝する人たちはいるわという事で、散々っぱら足を引っ張られておりました次第で、まあさすがにこう言われると(ハッタリが足りないとかあたくしも悪態ついてましたけど・・・・)麿カワイソスと同情の念を禁じ得ませんな、うんうん。

でまあそれはそれとしまして、

『国内投資家の投資スタンスに関連し「株、国債、現預金など、いろいろな形で分散するのは当然だ」としたうえで、1500兆円の個人金融資産のうち約880兆円は現預金だと指摘。「これが株に回り、新しい投資にカネが回る余地が出てきたことに特に反対していない」と述べ、最近の国債から株への資金シフトに違和感はないとの認識を示した。』(上記URLより)

これロイターの記者のまとめ方がおかしいと思うのですが、前回麻生さんは「国債から株へのシフトが起きて〜」というような言い方をしていたのですが、今回は「新しい投資にカネが回る」という言い方にしていて、恐らくこの部分は債券市場の足元の下落を受けて、「債券からの資金流出を容認」と取られないように発言を工夫している感がありまして、市場との対話云々の部分と合わせて考えますと、財務省の事務方が麻生さんに対して債券市場下落を容認するかのような物の言い方を微妙に避けるようなブリーフィングをしたんだろうなあと勝手に想像するのですがどうでしょうかね。



○QEに関して色々と盛り上がっているようで

おまいら講演やりすぎ。

[外部リンク]
更新日時: 2013/05/22 04:26 JST

『5月21日(ブルームバーグ):米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、連邦公開市場委員会(FOMC)が取るべき次の行動について、債券購入プログラムの拡大か縮小か自身はまだ判断していないと述べた。また過去最大規模の資産購入からの引き揚げについて、戦略を見直す必要があるとの認識を示した。』(上記URLより)


[外部リンク]
更新日時: 2013/05/22 01:17 JST

『5月21日(ブルームバーグ):米セントルイス連銀のブラード総裁は、米金融当局は債券購入を続けるべきだとし、それは予想より緩慢な景気回復を支えるために政策当局者にとって最善の選択肢だからだと述べた。』(上記URLより)


まあ何だ、一々読んでいる時間がねえええのでヘッドラインだけ見て判断するしか無いのですが、ブラードの場合は思いっきりこの人物価重視派で、雇用に関してはそもそもお前らが考えているノーマルレベル(=リセッション前の平均的なレベル)ってバブルで下駄履いてるだろヴォケとかそういう認識の方ですので、足元の物価上昇率低下傾向に関して懸念しててまあアセットパーチェス続けろとかそういう話をするだろうなあと想像するに難くないのですが、ダドリーの「拡大」というのも同じような文脈かなあと思います。

でもって逆さ絵発言が控えているのですけれども、昨日のエバンス総裁のこれとかを見ておりますと(講演そのものが昨日シカゴ連銀のサイトを見ても見当たらなかったので惜しくも読めていないのが遺憾にも程がある)・・・・・・

[外部リンク]
更新日時: 2013/05/21 07:18 JST

『5月20日(ブルームバーグ):米シカゴ連銀のエバンス総裁は、金融当局が過去最大規模の景気刺激策を維持する中で米経済は「かなり大きく」改善しているとの認識を示した。また、行き過ぎがないよう市場を監視するのに必要な手段を政策当局者は有しているとした。』(上記URLより)

ということで、金融不均衡に関する言及があったように、まあ仮にQE拡大ペースを抑制する方向で見直す、という話ですと、恐らくは「労働市場見通しの顕著な改善」は言い訳であって、実際に問題とするのは金融不均衡の方じゃネーノという風に読める次第でありまする。直近ではどちらかと言えば物価が抑え気味になっている訳ですし、別に雇用情勢が凄まじく改善している訳でも無く、まあその間に進んでいることと言えば新興国資源国などでの金融緩和政策であって、それを受けて金融緩和ヒャッハー流動性相場が現出している訳ですから、直近の動向から急にQE縮小がどうのこうのみたいな話が出るのって流動性相場ヒャッハーでバブルになられると結局ドットコムバブル崩壊後の回復と同じ事になっちゃいますよねという懸念を持っているからってえ話じゃネーノという所。

つー訳ですので、まあ逆さ絵議会証言ですけれども、従来の常識的な線で考えれば、直近で物価上昇率が低下傾向にあり、更にドル高で物価が下がりそうな状況の中でドル高が加速するようなQE早期縮小論が打ち込まれるとは到底思えないのですけれども、問題は直近の金融不均衡に対してどの程度の不快感、あるいは懸念を持っているかという事になるので、その辺の意識をどのくらい持っているのか次第です罠という話。まあ逆さ絵先生としては資産価格の流動性相場ヒャッハーに水はぶっ掛けたい所だが、かと言って景気がそこまで強いという確信がある訳でも無く、物価は懸念だからという所ですので、まあどっちとも取れそうな話をしてお茶を濁すしかないんじゃないかなあとは思いますがどうなる事やら。


○コチャラコタさんのビューを読んだのだがこれが中々の難解ホークス

コチャラコタのおいちゃんの発言。

[外部リンク] the conference, Narayana Kocherlakota participated in a panel that discussed the future of central bank policies. Below is the question he was asked and his response.』

と言うことで質疑応答かと思ったら単においちゃんの演説でした。

・安全資産の不足とかいう話がががが

『In my view, the biggest challenge for central banks-especially here in the United States-is changes in the nature of asset demand and asset supply since 2007. Those changes are shaping current monetary policy-and are likely to shape policy for some time to come.』

はて??

『Let me elaborate. The demand for safe financial assets has grown greatly since 2007. This increased demand stems from many sources, but I’ll mention what I see as the most obvious one. As of 2007, the United States had just gone through nearly 25 years of macroeconomic tranquility. As a consequence, relatively few people in the United States saw a severe macroeconomic shock as possible. However, in the wake of the Great Recession and the Not-So-Great Recovery, the story is different. Workers and businesses want to hold more safe assets as a way to self-insure against this enhanced macroeconomic risk. 』

安全資産への需要が高まったとかそんな話をしているのですよ。

『At the same time, the supply of the assets perceived to be safe has shrunk over the past six years. Americans-and many others around the world-thought in 2007 that it was highly unlikely that American residential land, and assets backed by land, could ever fall in value by 30 percent. They no longer think that. Similarly, investors around the world viewed all forms of European sovereign debt as a safe investment. They no longer think that either.』

色々なクラスの資産のリスク認識が高まって、例えば不動産関連担保商品とか欧州周縁国の国債とか、まあそういうものは今や安全認識できませんぞなというのはまあそうですな。

『The increase in asset demand, combined with the fall in asset supply, implies that households and firms spend less at any level of the real interest rate-that is, the interest rate net of anticipated inflation. It follows that the Federal Open Market Committee (FOMC) can only meet its congressionally mandated objectives for employment and prices by taking actions that lower the real interest rate relative to its 2007 level. The FOMC has responded to this challenge by providing a historically unprecedented amount of monetary accommodation. But the outlook for prices and employment is that they will remain too low over the next two to three years relative to the FOMC’s objectives. Despite its actions, the FOMC has still not lowered the real interest rate sufficiently in light of the changes in asset demand and asset supply that I’ve described.』

ということで、安全資産と見られたものが安全資産ではなくなったことによって安全資産の供給が減る一方で金融危機やリセッションによって安全資産への需要が高まったことによって実質金利が下げられなくなったとか何とか仰せのようですが、何が何やら良く判らんぞなこのロジック。

・・・・・・・と思いましたら池尾先生が以前この論点を紹介していたのを思い出しまして、

[外部リンク] 和人@kazikeo

改めて読んだ上にリンク先とかも読んだのですが、何かどうもイマイチしっくりこないのはあたくしの脳味噌の出来の問題だとは思うのですが、まあ何にせよコチャラコタ総裁はこんな話を持ち出しておりまして、その結果どういうインプリケーションになるかと言いますと・・・・・・・


・この結論は凄い

『The passage of time will ameliorate these changes in the asset market, but only gradually. Indeed, the low real yields on long-term TIPS bonds suggest to me that these changes are likely to persist over a considerable period of time-possibly the next five to 10 years. If this forecast proves true, the FOMC will only meet its congressionally mandated objectives over that long time frame by taking policy actions that ensure that the real interest rate remains unusually low.』

資産市場のこのような状態は時間の経過と共に改善されますが極めて緩やかにしか改善しません。物価連動国債の利回りはこの改善がかなりの長期間、恐らくは向こう5年から10年かけて改善するという事になるでしょうって何というハト転換。

で、その見通しが正しければFOMCはマンデート達成させる為に実質金利を異例の低金利にするような政策を長期間のタイムフレームで実施しないといけなくなるでしょう。というお話でナンジャコラという結論でこのおじちゃんも何か言う事がころころ変わるわなあと感心するやら呆れるやら。


・一応金融不均衡の話もしていますけど結論は「懸念なし」

でまあこの後が金融不均衡に関する話。

『One challenge with this kind of policy environment-and this is closely linked to the overarching theme of this panel-is that low real interest rates are often associated with financial market phenomena that signify instability.』

というパネルだったようで。

『There are many examples of such phenomena, but let me focus on a particularly important one: increased asset price volatility.』

資産価格のボラティリティー拡大に注目したいとな。

『When the real interest rate is unusually low, investors don’t discount the future by as much. Hence, an asset’s price becomes sensitive to information about dividends or risk premiums in what might usually have seemed like the distant future. These new sources of relevant information can lead to increased volatility, in the form of unusually large upward or downward movements in asset prices.』

リアルじゃなくてノミナルのような気もせんでもないですが、まあコチャラコタ総裁的には実質金利が異例の低さとなると割引現在価値が上がる(ディスカウントが下がる)ので資産価格が金利以外の要因にセンシティブになるとかそんな話をしているようで。

『These kinds of financial market phenomena could pose macroeconomic risks.』

でまあその結果拡大したボラがマクロ経済へのリスクを起こすというお話。

『These potentialities are best addressed, I believe, by using effective supervision and regulation of the financial sector. It is possible, though, that these tools may fail to mitigate the relevant macroeconomic risks.』

で基本的にはそのようなものは金融規制や監督で対応されるべきだが、それらでも対応できないマクロ経済へのリスクというのがあるかも知れませんと言う指摘。

『The FOMC could respond to any residual risk by tightening monetary policy.』

そういう時は残余のリスクに対して金融引き締めで対応するのも有り、というのはキタコレという話ではございまして、まあ確かに前段の部分は盛大にハトなのですが、このおっちゃん金融不均衡がマクロ経済のリスクになっていて、ついでにそのリスクへの対処が必要とか認識するとまたコロッとタカ派に転向する可能性もあるなあと微苦笑を禁じ得ません。

『However, it should only do so if the certain loss in terms of the associated fall in employment and prices is outweighed by the possible benefit of reducing the risk of an even larger fall in employment and prices caused by a financial crisis.』

『Hence, the FOMC’s decision about how to react to signs of financial instability-now and in the years to come-will necessarily depend on a delicate probabilistic cost-benefit calculation.』

当然ながら金融引き締めすると雇用や物価に悪影響を与えるので、金融バブルが起きた後に大変な事になるのを防ぐという目的の重要性との比較考量が必要ですよというこらまあ当然の話。

『Here’s an example of the kind of calculation that I have in mind. Last week, the Survey of Professional Forecasters reported that it saw less than one chance in 200 of the unemployment rate being higher than 9.5 percent in 2014, and an even smaller chance of the unemployment rate being that high in 2015.』

ふむ。

『One possible cause of this kind of a large upward movement in the unemployment rate is an untoward financial shock ultimately attributable to low real interest rates. Thus, the gain to tightening monetary policy is that the FOMC may-and I emphasize the word may-be able to reduce the already low probabilities of adverse unemployment outcomes.』

ほうほう。

『To me, this kind of analysis suggests that, currently, the gains from tightening related to improving financial stability are both speculative and slight. In contrast, the losses from tightening-in terms of pushing employment and prices even further below the Federal Reserve’s goals-are both tangible and significant.』

つーことで、ここでの金融引き締めによる金融不均衡抑制による政策効果は少ない上に投機的な物であり、一方で引締めによる経済への悪影響は確実であり大きいというまあ当然ちゃあ当然の結論に。

『I conclude that financial stability considerations provide little support for reducing accommodation at this time.』

ということで、足元で金融緩和を縮小する必要性はございませんぞなもし、という話で、どう見てもハト派です本当にありがとうございましたというのが結論でありますた。
 


お題「市場雑談というか微妙に悪態/ウィリアムス総裁は「労働市場の見通しの顕著な改善」でのQE見直し論」   2013/05/21(火)08:03:52  
  マシナリさんの最新エントリーですがその中で紹介されている関連記事なども含めまして中々興味深いので勝手に人のふんどしでござる。毎度すいませんです。
[外部リンク] 2013年05月19日 (日)

○昨日も債券市場が下げやがったので少々

・下げに結果的に追い打ちっぽくなった総裁発言とな

[外部リンク]
更新日時: 2013/05/20 15:47 JST

『5月20日(ブルームバーグ):債券相場は大幅下落。前週末の米国債市場で長期金利が上昇したことや国内株高への警戒感に加えて、日本銀行の黒田東彦総裁の発言も売り材料となり、先物は一時1円近い下げ幅となった。東京先物市場で中心限月の6月物は、前週末比25銭安の142円44銭で始まり、142円50銭まで下げ幅を縮めた。その後は徐々に水準を切り下げる展開。午後の開始後に一段安となり、一時は95銭安まで急落。売買が一時停止となるサーキットブレーカー発動まであと5銭に迫った。結局は57銭安の142円12銭で引けた。』(上記URL先より)

まあ前週末の海外市場の展開からして債券下がります罠という所だったのですけれども、後場ヘコヘコ下げたのは結果的にはこのせいという事になっておりますが、実は最初「黒田総裁発言で下落」とかベンダーに出てたのですが「黒田総裁発言ってどこにあるのよ?」という感じだったりしてましてですな(汗)。

[外部リンク] 05月 20日 11:59 JST

『[東京 20日 ロイター]内閣府幹部によると、日銀の黒田東彦総裁は20日の月例経済報告等に関する関係閣僚会議で、経済・物価の先行き見通しの改善で金利が徐々に上昇していくのは当然だとの認識を示した。』(上記URLより)

まーこれに関してはちょうど(狙った訳でも無いのですが)昨日再度ご紹介したG7後の黒田総裁会見での発言とあまりカワランチ会長だったりすると思うのですけれども、まあつまりきゃりーがマーライオン相場になってシグナルオペとか実施した後になっても特にこの前の発言との認識に変化はありませんですという話をしている、とまあそういう風に債券市場が取ってしまうのは致し方ない所ではあります。

ただまあこれ関係閣僚会議での発言という事になっていますので、そーゆー意味では債券市場と関係ない所での金利上昇のいいわけけとしてのロジックでもあるので、全くその辺の認識が変わっていなくて黒田総裁的には株高円安が正義なので債券市場何でしたっけそれとかいう認識で全て走っているかというと必ずしもそうでは無いのじゃないの発言した場所が場所だけに・・・・・・・などとちょっと気休めを言ってみるテスト。

・・・・・・・とは言えですよ、例えば逆さ絵のおじさんが長期金利の上昇に際して「景気が改善して長期金利が上昇していくのは当然」(キリッ)とか言い出したら米国債券市場がどのようなゲロまみれ相場になるかと想像致しますと、まあ発言として出たのはどうなのかねえと思う次第。さっきのブルームバーグニュースの記事によりますと、

『日銀の黒田総裁は20日、月例経済報告の関係閣僚会議で「経済・物価の先行き見通しの改善によって徐々に金利が上昇していくのは当然」との見方を示した。一方、「日銀の巨額の国債買い入れによる強力な金利低下圧力の下で長期金利が大きく跳ね上がるとは考えていない。いずれにしても市場関係者と密接なやり取りを続けていく」とも述べた。議終了後、内閣府関係者が記者説明した。』(前掲ブルームバーグニュース記事URL先より、脱字と思われる部分は原文ママ)

ということのようですが、まあ確かに「徐々に上昇」するのは自然なのですが、足元の金利動向のどこがどう「徐々に金利が上昇」なのかちょっと小一時間問い詰めたい次第でございまして、先々週末のG7関連での発言でもピキピキ逝っていた債券市場の中の人たちとしてはそろそろドッカーンとなってくるレベルですが市場との対話とか大丈夫ですかとか思うのですけれども株式市場と為替市場との対話ができていれば金利市場なんてあんなものはどうでも良いんですねああそうですかすいませんですねえという風情でして、ネットだと会員向け記事なので引用できないのですが、日経クイックさんの所のNQNニュースでは「はしご外し」とか思いっ切りお怒りなコメントが出てたりして誠にアレでございますな。

つーかこんな発言何で公表するのとゆー所でいやまあ内閣府ですから債券市場がどうのこうのとかご存知ないのでしょうけれども、言うのも不用意だが公表するのも不用意にも程があるわと「内閣府関係者」に八つ当たりしたくなる所ではありますな、とほほのほ。


・まあしかし何ですな

4月4日に異次元緩和をローンチした時の総裁会見を蒸し返してみる。

[外部リンク] 『2点目は、市場参加者との対話についてです。これは、従来から金融市場局を中心に色々な形でやっているわけですが、今回の「量的・質的緩和」が、これまでと次元の違う規模であり質であるため、スムーズにオペレーションを行うには、かなり幅広い関係者から、単にオペの状況だけでなく、もう少し広く金融資本市場の動向等も含めて対話をしていく必要があるだろうということです。そういう形で、市場関係者の協力を得る必要もあるし、また、市場に無理なプレッシャーを与えることなくスムーズに「量的・質的緩和」をする必要があるということで、かなり幅広い相手と、幅広いイシューについて、より高いレベルで対話することを考えています。』

「市場関係者の協力を得る必要もあるし」「市場に無理なプレッシャーを与えることなくスムーズに「量的・質的緩和」をする必要がある」との事でございましたが、その協力するのって債券市場なんですけれどもど〜見ても債券市場とのコミュニケーション的には梯子外しとしか思えませんが何かというような大変に素敵な発言を(先週の金利急上昇を受けても)なさるとは誠に結構なお話ではございますなあと存じますが、まー救いがあるとすれば今週の金融政策決定会合での黒田総裁発言で少々梯子外し的な発言が出ても昨日の相場で織り込んだかもしれませんので、ちょっとだけ普通の発言(「経済実態を逸脱した急激な金利上昇は問題だ」くらいのごくごく普通の話)をすれば好感するかもしれませんですねという所ですかねえ。良く判らんけどさ。

ちなみに、昨日は4月12日の講演を引用しましたが、12日と言えば緩和打ち込んだ後に金利が上昇しちゃった後だったりしまして、そういう意味では4日の会見と12日の講演での表現の違いというのも面白いのですよね。つまり金融緩和の波及効果の説明なんですけどね。

上記URLの4月4日会見要旨本文7ページ目より。

『これは、先程も申し上げたように、長めの金利をさらに下げていく、あるいは資産価格のプレミアムに働きかけていくことによって、より十分あるいは迅速に資金需要に対応できるようになり、その結果、これまでよりも、当然、資金需要が出てくるわけです。このような形で、かなり直接的にイールドカーブ全体を下げ、リスクプレミアムを縮小していく効果があります。』

「長めの金利をさらに下げていく」、「かなり直接的にイールドカーブ全体を下げ」ですなあ。

一方で10年金利が0.5%後半で推移してた(12日に0.60%を抜けましたが)4月12日の講演ではこうなっております。講演本文の7ページ目より。

[外部リンク] 既にこの時点で金利が上昇しているのでしらっと「長めの金利の低下を促し」となっておりますが、まあ元々決定会合での公表文書の方では

[外部リンク] 『今回決定した「量的・質的金融緩和」は、これを裏打ちする施策として、長めの金利や資産価格などを通じた波及ルートに加え、市場や経済主体の期待を抜本的に転換させる効果が期待できる。』(以上上記URLの4月4日金融政策決定会合声明文より)

ということで、イールドカーブ全体に対して金利低下を「促す」とは言ってますが下げるとは言ってませんよねとか、政策の波及効果に関しても「長めの金利を通じた波及ルート」とは言ってますが下げるとは言ってませんよねとか言い逃れができる日銀の作文力恐るべしとしか申し上げようがない所ではあるのですが、まあそうは言いましても4日の黒田総裁の大見得からしたら梯子外しやがったなコノヤローという所でありまして、まあどこまでそのロジックで進んで行くのかを冷え冷えとした目で眺めたいと存じます。


・ボスがボスですのでシグナルオペが無かったんですねわかります

昨日のオペオファー

[外部リンク] 4,000 2013年5月23日
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 8,000 2013年5月22日 2013年6月24日

・・・・・・・ということで順当に(まあ期待もしてなかったでしょうが)シグナルオペのようなオファーもなく短国買入も無し(というか短国の需給をこれ以上締められても却って市場が不安定になるから勘弁だが)という事でございますが、確かにまあレベル的にシグナルオペやった先週水曜の水準からみたらまだまだ上なので実施しなかったんでしょうなあというか、そもそも変にシグナルオペ乱発すると逆方向に無用なメッセージを与えるのを懸念しているのかどうか知りませんが、まあ普通にシグナルオペ無しという風情。

つーてもまあせっせと市場局がオペレーションしている側からボスがダイナシーな発言をしてしまうという図になっている中でせっせとシグナルオペを打つのも空しいんですかそうですかという所で、調節担当部署様におかれましてはそもそも無茶振りをされている中でのオペレーションに同情の念を禁じ得ない所でございまする。



○ウィリアムス総裁講演:「労働市場の顕著な改善」なのでQE拡大ペースの縮小有りとのロジック

[外部リンク] The Economic Outlook and Monetary Policy: Moving in the Right Direction

本文10ページありますが、細々やっているとオワランチ会長になるので簡単に。

・景気の先行きには確かに自信度が上昇した感じでポイントは住宅市場

このおじさん最初に結論を言うので講演が読みやすいのですよ。最初の方から。

『Since there are a lot of CFOs here, let me go straight to the bottom line: The economy has been improving for nearly four years now. I expect this improvement to continue and to gradually gain momentum. This outlook reflects a mixture of healthy growth by households and businesses, and the dampening effects of public-sector restraint. Overall, if we were in a car, you might say we’re motoring along, but well under the speed limit. The fact that we’re cruising at a moderate speed instead of still stuck in the ditch is due in part to the Federal Reserve’s unprecedented efforts to keep interest rates low. We may not be getting there as fast as we’d like, but we’re definitely moving in the right direction.』

つーことで車に例えて、スピードは制限速度よりもかなり低い状態で走っているけれども既に溝に落っこちたような状態ではなくなり巡航速度で「間違いなく」正しい方向に走っているとのこと。

『There is indeed little doubt that the economy is on the mend. The clearest evidence can be found in housing, by far the sector hit hardest during the recession.』

>The clearest evidence can be found in housing
>The clearest evidence can be found in housing
>The clearest evidence can be found in housing

キタコレ!

『Mortgage rates have fallen to levels rarely, if ever, seen before. Typical fixed-rate mortgages are around 3.5 percent, putting them in reach of millions of households. Affordable mortgages fuel demand for homes, and that pushes up sales and prices. Year-over-year, house prices are rising at around a double-digit rate.』

でまあ以下住宅市場の改善の話が結構なスペースを使って話をしておりますが割愛。その後個人消費とか企業支出とかの話をしているのですけれども全部割愛しまして。

『Under these circumstances, I expect the unemployment rate to decline gradually over the next few years. My forecast is that it will be just below 7-1/2 percent at the end of this year, and a shade below 7 percent at the end of 2014. I don’t see it falling below 6-1/2 percent until mid-2015. This forecast of a gradual downward trend in the unemployment rate reflects the combined effects of expected solid job gains and a return of discouraged workers to the labor force.』

このGDP見通し数値は4月の講演での数値と変わりませんので、つまり定量的に改善したというよりは定性的に改善の確信度が高まった、という認識だと思います。


・で、結局資産買入縮小の理由が今一歩相変わらず判らない件について

でまあ今回は超手抜きなのでいきなり資産買入政策に関する話の部分という最後の部分にワープしますけれども。

『Similar to our forward guidance on the federal funds rate, the FOMC has linked our asset purchases to the outlook for the economy. Specifically, we’ve said we expect to continue buying longer-term Treasury and mortgage securities until the outlook for the job market improves substantially, provided inflation remains contained. In the statement issued by the FOMC after our meeting two weeks ago, we said we would adjust our securities purchases to ensure that monetary stimulus is at a level appropriate for economic conditions. That has been a principle of our ongoing open-ended securities purchase program since we started it in September. It means we will alter the size, pace, and composition of our purchases as necessary as the economy evolves.』

アセットパーチェスは経済のアウトルックに紐付け(その前にゼロ金利政策のスレッドショルドの話をしています、為念)ですよというのは昨年9月にオープンエンド方式を導入した時からの原則です(キリッ)との事ですが、ここって新方式になって分離されたような感じも思いっきりするんですけどね。まあそれは兎も角として、経済の進展と共に買入のペースや額は見直すと申しておりますよねというのが説明の最初。

『So, do economic conditions suggest we need to change the $85 billion in monthly securities purchases we’re currently making? To answer that, it’s useful to look at what conditions were when we launched the program last September.』

昨年9月の状況から比較するのが良いのです、とはこらまたちょっと面白い視点。

『At that time, the economy was flashing warning signals. As Figure 1 shows, the pace of improvement in the labor market had slowed, with payroll growth declining. Moreover, the unemployment rate appeared to be stalled at about 8 percent, and we at the San Francisco Fed did not see the rate falling below that level till the final quarter of 2013, as shown in Figure 2.』

図の方は上記URL先から見てちょという所ですが、そらまあ確かに昨年9月から比較したら「顕著な改善」はしとるがなという話なのだがそれで良いのかという気がせんでもない・・・・・

『Since then, the labor market has improved considerably. The pace of job growth has picked up, averaging over 200,000 jobs per month over the past six months. And the unemployment rate has come down.』

でまあ図2にあるように、「the labor market has improved considerably」なのはそらまあそうなのですがまさにキタコレな説明。さらにこの文の次には・・・・・・

『Figure 3 shows that, in the seven months since our latest securities purchase program began, the unemployment rate has fallen faster than we had expected.』

>the unemployment rate has fallen faster than we had expected
>the unemployment rate has fallen faster than we had expected
>the unemployment rate has fallen faster than we had expected

・・・・・・・・・お、おう。

『It’s clear that the labor market has improved since September. But have we yet seen convincing evidence of substantial improvement in the outlook for the labor market, our standard for discontinuing our securities purchases?』

では「substantial improvement in the outlook for the labor market」を確信させるエビデンスはどうなのかという話ですが・・・・・・

『In considering this question, I look not only at the unemployment rate, but also a wide range of economic indicators that signal the direction the labor market is likely to take.』

まあこれは普通。

『Economists at the San Francisco Fed have identified a very good set of indicators for this purpose that tell us what labor market conditions are likely to be six months in the future. They include well-known labor market measures, such as private payroll employment growth and initial unemployment insurance claims. But they also include measures that are not as well known, such as growth in temporary help employment and survey data on the share of households that find jobs hard to get.』

ほうほうそれでそれで?

『Consistent with the payroll and unemployment data I mentioned earlier, most of these indicators look healthier than they did in September. What’s more, nearly all of them are signaling that the labor market will continue to improve over the next six months. This is good news.』

これはこれは。

『But it will take further gains to convince me that the “substantial improvement” test for ending our asset purchases has been met. However, assuming my economic forecast holds true and various labor market indicators continue to register appreciable improvement in coming months, we could reduce somewhat the pace of our securities purchases, perhaps as early as this summer.』

ということで、ここが先週話題になっていた話ですが、ちなみに4月の講演(先週金曜にネタにした奴)ではこの部分が「But, assuming my economic forecast holds true, I expect we will meet the test for substantial improvement in the outlook for the labor market by this summer.」(4月3日の講演より)ということで、時期は若干前倒しになっていまして、一方で長期見通しが変わっていないという事なのですから、定量的にどうのこうのというよりは定性的な判断になるのかねとか思うのですが、それにしてもふーんという感じです。

『Then, if all goes as hoped, we could end the purchase program sometime late this year.』

買入拡大終了に関するこの部分は前回4月3日と全く同じですな。

『Of course, my forecast could be wrong, and we will adjust our purchases as appropriate depending on how the economy performs.』

まあそらそうです。

で、この次に(前回と同様に)「買入拡大を停止することは金融引き締めを意味するものではなく、我々の金融政策は買入拡大を停止したとしても引き続き超緩和的です」という説明をしておりますが、これまた前回と同様でして、その一方で前回講演で言及していた低金利政策での金融不均衡云々の件は触れていませんでして、基本的には「経済に対する見通しの改善」で攻めてきているなというところではございます。
 


お題「オペ色々雑談/決定会合プレビューおよびロジック再確認雑談/FEDの人たち講演ネタ(予告編)」   2013/05/20(月)08:05:30  
  なんか色々な意味でツッコミどころがある気がするがとりあえず突っ込まないでおく。
[外部リンク] みずからの発言で石原氏に陳謝
5月19日 19時13分

○オペ雑談

昨日のオペですが。
[外部リンク] 20,000 2013年5月21日
国債買入(残存期間1年超5年以下) 7,000 2013年5月21日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 6,000 2013年5月21日
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 8,000 2013年5月21日 2013年6月21日

とまあ引用すると4本のオペなのですが、金曜のオペは色々と味わいというか何というかなオペでございまして・・・・・・・・

まずは10時10分のオファーですが、国債買入の中短期がオファーされたのはまあ良いとしまして、何故か今回はそのオファーが3年の所での分割が無くて、1年超5年以下と年限的に中短期全部攻撃になってしまったのが債券市場的に「えー」という内容。

つまりですな、この時の債券市場って前日の続きでまあ上昇していた訳なのですけれども、オファーの有った時点での相場の位置からすると前日に入札のあった5年とか、それよりもまあ重そうにしている4年とかそーゆー年限が入らないで2年近辺しか入らないじゃネーノという事になってナンジャソラ状態。と思ったら先物に叩きが入りまして前場引けに掛けて下落したので結局輪番はたぶん中期も入れられる位置になったのですけれども何とも微妙な事になりましたなという所です。

一応この買入って額は多目にオファーしているのでその点では気を使っているのですが、相場が上昇している中で1年〜5年のオペを実施しますとそら短い所しか入らんわという事になりまして、がっくりして先物の叩き料理が入りましたというのが中々遺憾ではございましたが、オペ結果自体がそんなに悪いというものでも無かったので後場は持ち直しとなりまして、まあ先物の叩き料理で中期が外せて良かったですね(という風になっているのかどうか知らんが結果だけ見るとそうなる)というお話。

んでもって10時10分のオペでもう一つ不思議だったのは短国買入2兆円のオファーでございまして、確かに入札後ではあるのですが、そもそも金曜に申し上げましたように前日の新発3MTBの入札が好調(0.10%の2つ上の刻みの所で足切り)となり、セカンダリーも確りという展開で推移していた訳で、何もここで短国の需給を日銀が締めに行かなくても良かろうとゆー話で、日銀がとりあえず短期ゾーンの金利だけは力技が可能なのでという事で短国の需給を締めに来るとなというのが少々アレ。

ただまあ13時のオペで前日に引き続きましてシグナルオペは実施されていませんでしたが、まー木曜にやらないのに金曜にやるのはおかしいというのと、輪番オペ結果が崩れなくて債券市場も切り返していたのでそもそもやる必然性が乏しかったので実施しないでしょうなあと思うのですが、良く良く考えてみますと短期ゾーンの力技攻撃として前日シグナルオペを打たなかった分の穴埋めに短国買入を実施したんかいなという気もせんでも無いですな、よーわからんけど。

ということでまあシグナルオペは(地合いからしたら当たり前だが)実施されなかった訳でございますが、このシグナルも中々使い方が難しいなあと思う訳で、債券安に振れた時に打つにしても変な打ち方をするとコミットメントっぽくなってしまって、それを維持できなくなると更にあばばばばーになってしまいますので益々調節担当部署涙目という所ではございましてボードからマルナゲータの刑を食らっている某金融市場局におかれましては同情の念を禁じ得ません。財務省みたいに普段から全年限である意味ポジションを抱えているのと違うので慣れてないわなあというのは何となくわかるので猶更。


○決定会合プレビュー雑談

今週火曜水曜は金融政策決定会合ですな。

何せ「やるべきことはすべて投入した、戦力の逐次投入はしない」(キリッ)って大口叩いて政策を打ちこんでおりますので、まーここで何か投入するとゆーのも何か残念感が漂うので普通に考えると従来の枠内で何とかしやがれという話になるとは思います。

つーかね、G7での黒田総裁発言とか最近の麻生財務相発言とか見ておりますと、「景況感が改善する中ではある程度金利が上昇してもシャーナイナイ」という風なニュアンスの発言をしやがっておりますし、ここで良く良く4月の金融政策決定会合後に行われた黒田総裁の根性論全開の講演を改めて読みますとですなあ・・・・・・・


・想定問答を想定すると・・・・・・・

[外部リンク] 読売国際経済懇話会における講演 ──2013年4月12日

本文3ページより。

『質の面では、長期国債の買入れ額を増やすに当たり、買入れ対象を超長期の40年債を含めて全てのゾーンの国債に拡大したうえで、買入れの平均残存期間を、現状の3年弱から国債発行残高の平均並みの7年程度に延長しました。これまでのような短めの金利だけでなく、イールドカーブ全体の金利低下を促すことにより、経済・物価への働きかけを強めていくためです。』

という事で「今の金利上昇は景況感や期待の改善、すなわち経済物価への働きかけが強まった結果であり、もし大規模緩和による長期国債購入拡大が無かったら金利はもっと上昇していたので買入を行っているのが効果がある」(キリッ)という認識を持ち出すことによって金利上昇知らんがなという風に言い逃れができるというのが恐ろしい所です。

つまり、足元の金利上昇に関してまあ普通に市場の中の人たち的には「物理的に買入量が市場の通常キャパからして巨大シェアとなる強烈な金融緩和アナウンスによって市場の流動性が縮小したのでそのリスクプレミアムで金利上昇してるだろ」という風に思ったりしていると存じますが、そこを盛大に認定すると負けになる訳で、その辺は買入の具体的運用でカヴァーしろや金融市場局という事でマルナゲータ状態が続くんでしょうなあと思われる訳ですが・・・・・・・・

本文4ページより。

『しかし、こうした仕組みはやや複雑でわかりにくく、金融緩和に対する日本銀行の本気度が市場や国民になかなか伝わらないという問題がありました。このため、今回、「資産買入等の基金」を廃止したうえで、長期国債の買入れ方式を一本化しました。また、先行きの買入れ目標を年間約50 兆円という国債保有残高の増加分で示すこととしました。こうした工夫によって、私どもの金融緩和の意図が、よりストレートに市場に伝わるようになったと考えています。』

ということでして、金融緩和の意図が伝わったのでこういう風に株式市場が上昇したじゃありませんか(キリッ)と言われますと大体ぐうの音も出ないのでありまして、まあ意図は伝わったけれどもその意図を伝えた代償として債券市場の流動性リスクプレミアムが拡大しましたよねという風には債券市場の中の人たち的には共通認識だと思うのですが、何せ株価と為替の動きが動きなだけに、どうせ日銀がそのうち出してくる分析ペーパーを見ると「期待の改善による金利上昇ですよねこれって」という定量分析が出てくるというのがオソロシスな訳です。

ただまあですね、本文6ページなんですけど。

『第1に、長期国債やETF、J-REITの買入れは、長めの金利の低下を促し、資産価格のプレミアムに働きかける効果を持ちます。これが、資金調達コストの低下を通じて、企業などの資金需要を喚起すると考えられます。』

金利上昇しているのに資金調達コストの低下とな!と突っ込んだ場合の答えは実は後にあるので、まあそう突っ込まれた場合の答えは用意していますし、しかもケシカラン事にここに書いてあるのは長めの金利の「低下を促し」であって低下は促すけれども市場の前提条件が変わったらそのベースが違ってくるもんねテペヘロと言われると債券市場的にはグギギギギとなるしかないのが残念な所。

『第2に、日本銀行が長期国債を大量に買入れる結果として、これまで長期国債の運用を行っていた投資家や金融機関が、株式や外債等のリスク資産へ運用をシフトさせたり、貸出を増やしていくことが期待されます。これは、教科書的にはポートフォリオ・リバランス効果と言われるものです。長期国債の買入れの平均残存期間を思い切って延長したのは、この効果を意識したものです。』

これまた債券市場の中の人的に申し上げますと何がポートフォリオリバランスじゃヴォケという所ではあるかと存じますし、大体からしてポートフォリオリバランス効果に関しては資産買入政策を実施すると必ずと言って良いほど最初のうち宣伝されるけれども、徐々にフェードアウトするという代物であって、これを大真面目に言われると甚だアレなのですけれども、恐ろしい事にこの点については「既に効果が出ています」(キリッ)という事になっているのですよね(後掲)。

『また、第3に、物価安定目標の早期実現を約束し、次元の違う金融緩和を継続することにより、市場や経済主体の期待を抜本的に転換する効果が考えられます。先ほどお話ししたデフレ期待の払拭です。予想物価上昇率が上昇すれば、現実の物価に影響を与えるだけでなく、実質金利の低下などを通じて民間需要を刺激することも期待できます。』

つーことで、株価上昇に見られるように「期待の転換」が進んでいるのであって、名目金利が若干上昇しているかもしれませんが期待の転換はインフレ期待の上昇に作用して、実質金利が低下すれば民間需要が刺激されることが期待できるのですよ文句あっかゴルァと言われますとこれまた債券市場的にはグギギギギとなる訳ですな(#^ω^)ヒ゜キヒ゜キ。


でまあここで参考になるのがG7終了後、つまり先々週のきゃりーぱみゅぱみゅマーライオン相場のスタート直後に行われた黒田総裁の会見でして、これも既にネタにしましたけれども。

[外部リンク] (5月11日)―― G7 終了後の麻生副総理・黒田総裁 共同記者会見における総裁発言要旨

上記URL先の本文2ページより、というかこの前も引用したが改めて確認。

『先ほど申し上げた通り、「量的・質的金融緩和」が実体経済に与える影響については、3つのチャネルがあると考えています。そのうち、2番目の「ポートフォリオ・リバランス効果」については、確かに国債から他の資産へあるいは貸出へシフトすることが考えられるわけで、それは既に起こっていると思います。』

アイヤー。で途中を飛ばして。

『もちろん、長い目でみて、経済が成長し、特に物価上昇率が2%に向けて徐々に上昇していく中で、名目金利が若干上がっていく可能性はあると思いますが、それは、ある意味で自然なことです。』

あばばばばー。

『当面は、「量的・質的金融緩和」によって長期金利が跳ねることはないだろうと思っています。』

でまあこの会見ってナンジャソラとか思った訳ですが、想定問答がどう作られるかという理屈を想定問答作る方に回って考えてみると、まあ今回の決定会合でもこんな感じのロジック構成で会見が進んで行くのではないかという悪寒はするのがアレな所です。


・まあつまり「短い所の強力なアンカー」と「市場の流動性」が大事だったんですねということで

まあ何ですな、足元の金利市場を見ますと小見出しの通りという話で終了しちゃうのですけれども、金利をアンカーさせたいというのであれば、「これまでのような短めの金利だけでなく、イールドカーブ全体の金利低下を促すことにより」というような認識がそもそも間違いでしたぞなもしという事であります。

でまあ流動性、すなわち市場機能というのもご覧の通りという事でありますので、そうなりますと「金利を低位安定させる」という意味では麿方式、というと格好が悪いので白川ドクトリンという方が格好良いのですが、まあ麿方式の方が市場オリエンテッドで実態に即した戦法でしたなという所ではあるのですが、「金利が低位安定したって株価が上昇して円安に振れて期待が転換しないと意味が無いでしょ」と言われると相変わらずぐうの音も出ないのですけどね(--)。

でまあ期待の転換は良いのですが、問題は株式市場がヒャッハーとやっている「期待の転換」がちゃんと実体経済に波及してくれないと単に株式市場を無駄に持ち上げて債券市場の流動性を潰して終了しましたよねという風にならないで欲しいものですがそれは兎も角として、金利を落ち着かせるという気があるのかどうか知りませんが仮にやるならどうするんでしょという雑談を少々。

まー市場の流動性に関しては正直言って今さらどうしようもない所があって、それこそあたくしが半分冗談半分本気で申し上げておりますが、全営業日に渡って均等買入をして市場の需給に対して出来るだけ影響出さないようにするとか、あとはまあ金利が上昇したらジャンジャン買うようにするとか、まーどちらもやや極端な話にはなりますが、いずれにせよ従来の方式だと色々と運用が難しいです罠とは思います。

でまあそれはそれとして「短めの金利のアンカー」ですけれども、何せ「2年で2%」と言っているだけに時間軸政策というのが難しいという所ですが、まー市場動向見れば明白なのですが、実は買入国債の平均年限7年と言うのが無理があって、本当は金利を抑えたければ従来のように3年までの金利を強烈にアンカーさせるという方が良いのですけれども、「分かりやすい方式」とか言って基金オペを無くした手前そう簡単に白川ドクトリン復活みたいな措置できませんよね(ニヤニヤ)。

あと、一部のコメントとかで「3年LTROみたいなのをすれば」というのがあって、まあ手としてない訳では無いのでしょうけれども、ECBみたいに変動金利方式にしたら何の意味も無いですし、一方で固定金利にした場合にどの程度のニーズがあるのかというのも少々謎な面があって(ALM的な発想だと3年の固定調達をすれば長期債持っているポートのリスク量が減る筈なので、その意味ではニーズがありますな、つーか1年固定金利オペに札が入るのって同じ理由ですよね。業者にはニーズが無いのですから・・・・・)、ちょっとどうなんでしょうとは思いますし、大体からして「2年で2%」をすると言いきっているだけに3年の固定金利オペというのは政策ロジック的に入れにくいと思いますけどどうっすかね。

ということで結論は無いので特に何か投入されるという事は無く、債券市場が無駄にボラを上げたり変なリスクプレミアムで金利が上昇するのはケシカランという見解が表明されてめでたしめでたしという所でしょうかね、よー知らんけど。


○FEDの中の人たちが色々と講演をしていたので確認してみた(予告編)

時間と量の関係上本日は予告編で勘弁。

・ウィリアムス総裁の講演

[外部リンク] The Economic Outlook and Monetary Policy: Moving in the Right Direction

例の「夏には資産買入の拡大規模を縮小して年内に買入拡大を終了(買入の終了ではなくて拡大の終了で残高は維持されますので念のため)」という講演でして、4月にも似た話をしているということでお蔵から引っ張り出して(しかし4月の時に市場って今回ほど反応していなかった気がするのだが)ネタにしましたが、では今回の講演ではどこがどう違っているのかという点ですが・・・・・・・・・

まあ読んでみた感じですと、ロジックが前回から大きく変わっている訳でも無く、内容としては景気見通しと環境の改善について述べているのでそういう意味では見方は改善しているのですが、見通し数値が大きく変わった訳でも無くて、定性的な改善という感じですかねえという話。

あと、前回の講演では何で買入拡大ペースを減らせるのかという話がさっぱりワカランチ会長でしたが、今回は「労働市場の顕著な改善」というのを前面に出していて、まあそういう意味では声明文どおりの説明でもあるのですが、「見通し通りになれば労働市場が顕著な改善」するのに今年中とかそういう事みたいでして、その点では副作用だのバブル警戒だのという話を持ち出している訳では無いというのがへーという感じです。


・コチャラコタ総裁の講演

[外部リンク] 61st Annual Management Conference of the University of Chicago Booth School of Business

何か物凄い斬新なロジックが登場しているのがオソロシスなのと、一方でマクロプルーデンスみたいな話を一応している(しているけれども現状そういう話をする段階では無いと全力で主張しています)のですけれども、何かハト派ロジックの新展開という感じで正直理屈が謎でした。


・ラスキン理事の講演

[外部リンク] Prospects for a Stronger Recovery

サラおばちゃんの講演ですけれども、こちらではマクロプルーデンスとか金融不均衡とかそういう話は物の見事に1ミリも無くて、金融緩和政策の必要性と今後とも継続しましょうねという話を堂々と展開していまして、これはこれでおーという感じでありまする。

なお、16日は他にローゼングレン総裁とフィッシャー総裁の講演もあったんですがさすがに5本も読めないので適当に3本選んでみますたので明日はこの辺でもネタ投入の所存。
 


お題「シグナルオペ実施とな/BOEキング総裁最後のインフレーションレポート」   2013/05/16(木)08:03:37  
  今朝の米国株式市場コメントってモーサテもまあこんな感じでしたな。
[外部リンク] 更新日時: 2013/05/16 05:27 JST

・・・・・・・・・・・なんかね、雇用統計強くて「景気が良い」って買われて今度はNY連銀製造業指数が弱くて「緩和継続」って買われるとか楽しそうですなあ(白目)という所ですが。

#えーっと、モーサテによりますと某新聞の1面では今日はツッコミどころ満載の市場後講釈をしているようですので若い衆の勉強課題に如何でしょうか


○昨日に関しまして色々と雑記

・もはや何が何だか良くわかりません・・・・・・(・ω・;)

[外部リンク] 05月 15日 17:03 JST

昨日の夕方の状況がヘッドラインになっているから何ですが、ここの時系列のヘッドラインを見るだけでお腹一杯になってしまいますぞ。まあ上記URL先の説明とあまり大差ないのですが俺様メモということで。

つーことで、何だか知らんけど昨日の債券先物はとんでもない下で寄ってその後「さすがに今日は輪番実施するんじゃネーノ」と言う期待があったのかどうか知らんけど徐々に戻り、その間(前日からそんな感じでしたが)超長期とかは割と堅調に推移するでござるの巻。

でもって10時10分の輪番タイムには1年以下と10年超という債券市場的に需給が悪くなさそうなゾーンの輪番が入るという謎展開でしたが、まあ逆に考えれば今日の5年入札の後に明日にでも中期の輪番入るんですからそれはそれで結構なお話ではないかとの評価もありましたな。

輪番の結果はまあ普通、というか10年超の輪番とか10年超のカーブが盛大にフラットしているのですから当然ながら10年ちょっと越えしか打ち込まれないと思うのですが、まあ普通の結果で後場もまあ堅調。というか何か知らんけど5年とか10年とか堅調になったり、シグナルオペキタコレとかあって何故か先物前日比プラスとかになって相場上昇。

なんでまたこんな所で相場戻りますねん変な所で戻すなよとか悪態をつきながら見物しておりましたら引け近くに何か先物大失速して結局前日比22銭安で終了しているのですけれども、結局上髭引いて下髭のほとんどない大きめの陽線を引くという先物のローソク足ってこれどういう類の線でしたっけとか思うのですが、昔は罫線の本とか買って勉強した筈だったのにすっかり忘却している自分が残念なのですが、そういや千代田書店も店頭販売止めて久しいですなあうんうん。


まー何ですな、昨日妙な所で戻った後にまた下がってしまった訳ですが、よーするにここもとの相場展開の中で中々総投げっぽくもならないし、板の方はスカスカなのでちょっと動きがあるとそっちの方にワサワサ動くという事でしょうし、買いで戻るのはまあ兎も角として先物ベースで当日安値から1円じゃ効かなく戻っちゃうとかいうような状態とゆーのは、まあ売りたい人だけじゃなくて買いたい人も相応に待ち構えているんでしょうねえとか、ごく当たり前の事ではあるのですが思ってしまいましたぞな。


・輪番オペとかシグナルオペとか

昨日のオペオファー
[外部リンク] 1,100 2013年5月17日
国債買入(残存期間10年超) 3,000 2013年5月17日
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 8,000 2013年5月17日 2013年6月19日
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 20,000 2013年5月17日 2014年5月16日

午前に実施された輪番が上の2発で、午後に実施されたシグナルオペを含む資金供給オペが下の2発になりますがまずは輪番オペ。

まー昨日の相場的には先程申し上げたように輪番オペ対象のゾーンってどっちもそれほど需給が悪い訳でも無いゾーンでして、大体からして引値表を見れば判りますように、需給が悪そうに見えるのって中期と先物とそのちょっと先(昨日の引値表見ると超長期の手前ゾーンも含まれそうですが)ですし、今日は5年入札があるのでまあそっちの方が需給がががががという所ではあるのですが、何せ今日5年の入札があるのですから、黙っていてもそこで新規に玉が供給される訳でして、実は輪番で吸い上げるなら入札の後に吸い上げて貰った方がアリガタヤという話。

つまりですね、入札前に中途半端に買入オペ打ち込まれて需給を改善させちゃったり、うっかり需給をひっ迫させちゃいますと入札の水準が強くなってしまいますので、強くなった所で入札をしてその後はお助け無しとなりますと相対的にコストが悪くなった所で市場の皆様のロングが拡大するのでその後の捌きに苦労するぞなもしという話で、それよりも入札を安い所でやってその後に日銀の買入で需給を改善してくれた方がまあやりやすいです罠と思いっきり参加者的ポジショントーク満載にも程がありますが(-_-)、まー今日入札やって明日中期の輪番があった方がウッシッシという所だったのでこれはこれで良かったのかも知れませんな。

ただまあ別に事前アナウンスしたからと言ってスケジュール通りに買入を実施しないといけないという訳でも無いですし、大体からして月割りで買わないといけないというものでも無いのですからして、金利が上昇しているという事はつまり日銀の買入に応じるニーズが拡大しているという事を意味するのですから、ニーズが拡大している時にドンドン前倒しで買って誰かが困る訳でも無いので、あまり杓子定規に月割りせんでもよかバイと思うのですけど、そこまでの思い切りを見せていないのが惜しい所です。

まあ今日は米債が2%手前でクルリと反転しましたので無問題ですが、米債が前日までの調子で金利上昇して2%台乗せとかになってると円債も連れ安になってもおかしくなかったので、そういう時のタマに「前倒し買入で朝三暮四スキーム」攻撃を残しているのかも知れませんけどね!!


でもって後半のシグナルオペですがまたまたロイターから。

[外部リンク] UPDATE3: 日銀が資金供給2兆円追加、「シグナルオペ」に市場安ど
2013年 05月 15日 14:50 JST

『[東京 15日 ロイター] 日銀は2営業日先となる17日付で総額2.8兆円を市場に資金供給すると発表した。共通担保方式で4月16日以来1カ月ぶりに供給額を2兆円追加し、急ピッチな国債利回りの上昇に対応する狙い。市場では、前日14日の経済閣僚らによる「金利上昇容認」の発言を受けて動揺が広がっていたが、これらをけん制する政策当局の姿勢が伝わり、安心感から長期金利の指標10年物利回りは低下に転じた。』(上記URLより)

>市場では、前日14日の経済閣僚らによる「金利上昇容認」の発言を受けて動揺が広がっていたが

ほほう(・ω・)

『1カ月物への応募は2080億円にとどまったが、1年物には2兆3174億円の応札があり、日銀は2兆0012億円を落札した。この結果、実際の資金供給額は2.2兆円余りとなった。資金の大量供給に踏み切った理由について、日銀金融市場局では「やや長めの金利の急激な上昇に対応するため」としている。』(上記URLより)

という事で、金融市場局様からわざわざそのような説明まで有りましたという事でして、つまり明白なシグナルオペ。でまあ金融市場局様におかれましては最近は国債買入砲の打ち込み方につきまして裁量権が拡大している訳ですから、このシグナルオペには「この調子で金利上昇継続したら国債買入の絨毯爆撃しちゃうよ〜♪」って意味も含まれますので、やっと好感しましたかとゆー話なのですが、どうせなら前日の短国買入の方で気が付いてよとは思うのですが、やはり短期市場の人たちとそれ以外の人たちでは短期関連の日銀のアクションや市場のアクションに関しまして当然ながら見ている細かさが違いますので、短期市場に判るようなオペであっても債券市場に必ずしも伝わる訳では無いので、こういう打ち方が「見せ方」として必要だったという話ですな、うんうん。

そういや日銀が2003年にシグナルオペをやった時も最初に「おー」とか言ったのは短期市場のうち営業局時代の積み上積み下調節による毎日の対話(のようなもの)時代の現場を知っている人たちで、某ベンダーで丁寧な解説があって急に気が付きましたとかいう懐かしい事案がありますように、まー日頃から細かいシグナルオペをやっていたような大昔と違いますので、シグナルって見せ方もあからさまに実施するとか鉦や太鼓で宣伝するとか、色々と工夫が必要となるんでしょうねえとか思ったのでありました。

まあそれはそれと致しまして上記ベンダー報道の金融市場局コメントなのですが、「やや長めの金利の急激な上昇に対応するため」(先ほどのロイター記事より)とのことで、まーこれ以上細々と言い出す訳にも行かないでしょうからこんな表現になるのでしょうけれども、「やや長めの金利」とは何ぞやとか「急激な上昇」の「急激」が問題なのか「上昇」が問題なのかという辺りとかは煙巻きモードになっている訳で、この辺に関しては今日以降のオペがどうなるかというので推測するしかありませんなあという所です。

本当は日銀のシグナルオペなんぞなくても市場が日銀の政策に対応して「市場がこういう動きをすることによって金融政策の効果が実体経済に波及して欲しいですなあ」という動きをしてくれれば良いのですが、シグナルオペをしたということは「意志を示した」ということになりますので、今日以降のオペ動向も注目される訳で、ちょっと相場が戻った程度でシグナルを止められると「ああ日銀は単にスピードに文句言っただけですね実は金利上昇容認なんですかそうですか」という解釈をされるリスクがあります(リスクがあります、というのは地合いによってはそういう解釈をしない可能性もあるので書いているこのアタクシも決め打ちが出来ないという事で、この手の市場センチメントというのは実にムツカシヤなのですよねえという話)ので、まあとりあえず1年オペの応札が満額以上に入っているうちは継続してた方が良さそうな気もしますが、あくまでも気のせいですので市場動向をせっせとヒアリングしておられる金融市場局の情勢分析次第ではございますな。

いずれにせよ、とりあえず水準そのものなのかスピードなのか、それともその合わせ技なのかはさっぱりワカランチ会長ではありますし、やや長めの金利とは何ぞやというのもありますけれども、まー1年の金利が馬鹿上がりしている訳では全くないという事ですし、「短期市場の」とは一言も言ってない(と思われる)のですから市場動向考えたら普通に中長期国債市場(か中期なのか知らんが)をイメージしているのでしょうから、「こっからホイホイ金利上昇するんだったら国債買入砲を当初予定以上に打っちゃいますよウヒョヒョヒョヒョ」とゆーのだけは判明した、とゆー解釈で宜しいかと思います。


○BOEのインフレレポートのキング総裁冒頭説明から少々

[外部リンク] Inflation Report, May 2013

キング総裁の冒頭説明はこちら。

[外部リンク] INFLATION REPORT PRESS CONFERENCE
Wednesday 15 May 2013
Opening Remarks by the Governor


・今回のマクラも大きく出てますな

冒頭説明のそのまた冒頭にマクラがあって、今回はこんなマクラになっています。

『Central banks are all about stability. But the past twenty years or so has been a time of almost continuous revolution - more in the style of that most famous of all central bank governors, Che Guevara, than in the traditions of the Bank of England.』

確かに革命政府の国立銀行総裁でしたな。

『Collapse of the ERM, inflation targeting, central bank independence, a banking crisis at home and crises galore abroad, new responsibilities for the Bank; all reflect an extraordinary period of change.』

何か壮大なマクラですけれども(^^)この先が本文みたいなもん。

『And the change continues. Of most significance today is that there is a welcome change in the economic outlook. Today’s projections are for growth to be a little stronger and inflation a little weaker than we expected three months ago. That is the first time I have been able to say that since before the financial crisis.』

ということで、何だかキング総裁最後のインフレーションレポートになりますので景気良くなりましたなどと言ってはいけませんが、景気見通しの引き上げとインフレ見通しの改善とのことです。

『But this is no time to be complacent - we must press on to ensure a recovery and bring down unemployment.』

ま、それはそうですな。でまあ以下経済状況と先行き見通しの話になるのですが、キング総裁最後のインフレーションレポート発表のプレコンですので、最後の方を少々引用。


・物価目標に対するバランスアプローチについて&説明責任について

先般のMPC議事要旨などでもありましたように、「物価目標については変わらないけれども従来以上にバランスアプローチを取って下さいね」というremitが政府から降りてきましたので、それを受けた説明がありますよという話をしています。

『In response to the requirement in our remit to promote understanding of the short-run trade-off facing monetary policy there is an extended discussion of this issue in Section 5 of the Report.』

インフレレポートの第5章に説明があるようですが当然の如くまだあたくしは読んでません(すいません)。

『There are a number of other changes to the Report, stemming from the Stockton Review. Table 5.A lists the main indicators that we will use in assessing whether the key judgements underlying our forecast are being borne out by events. We are also publishing extra information, alongside the Report, on our website. That includes the numbers underlying the forecast distribution, and a pack of charts and tables which goes beyond those in Section 5.』

『A box on page 49 covers recent and prospective changes to the Report in more detail. I am sure the Inflation Report will continue to embrace change, and remain a leading example of central bank transparency around the world.』

説明の工夫のために色々と変更を行ったとの事でして、説明責任に関する話が以下続きます。

『Transparency means giving reasons for policy actions.』

確かに。

『Over the years, we have tried to act as a consistent monetary referee, responding to the unpredictable behaviour of the players. When that behaviour was itself extraordinary, we had to take extraordinary action to support growth and employment. Bank Rate has been at a record low for over four years; we have purchased assets worth 25% of GDP; our balance sheet has expanded by a factor of five; and the Funding for Lending Scheme has been launched and now extended. Looking ahead, markets expect Bank Rate to remain below 1% for a further four years - although of course its actual path will depend upon economic circumstances which no-one can predict.』

まあそうですな。

『Nevertheless, with inflation still high and spare capacity remaining, monetary policy continues to perform a difficult balancing act.』

英国の場合は特にこのバランスアプローチの説明が大変な訳で。

『Attempting to return inflation to target too rapidly would result in even slower growth and higher unemployment. That in turn would risk eroding the medium-term supply capacity of the economy. But allowing inflation to stay high for too long could cause households and businesses to begin to doubt the MPC’s commitment to meeting the inflation target, putting at risk medium-term price stability. Our job is to strike the appropriate balance between these risks.』

ということでこれはまあ引き続きの問題なのですが、カーニー新総裁が荒業「名目GDPターゲッティング」を出してその辺を有耶無耶にしてしまうかもしれませんというのに1ハギスくらいですかね。


・キング総裁最後のご挨拶

で最後。

『Monetary policy alone, however, cannot solve all our problems.』

うむ。

『There are limits to what can be achieved by general monetary stimulus - in any form. If we are to see a return to sustained growth, not only the UK economy, but the world economy as a whole, must find a way to a new equilibrium in which there is a rebalancing of world demand. Those are not challenges that can be resolved by monetary policy alone, nor can they be resolved by any one country alone, as we recognised in the G7 discussions at the weekend.』

金融政策の限界という話から経済の問題が一国だけで解消できる訳でも無い場合もという話を。

『As a result, the challenges facing central banks are as great as they have ever been. In many ways, the most durable lesson of the past twenty years is the overriding importance of basing monetary policy on serious economic analysis, rather than politics or market mystique.』

『Although there will always be room for differences of view, putting economic analysis to the fore has raised the level of economic debate in this country - in which you all have played a major part - and has, I hope, raised the quality of policy itself.』

『But after 89 press conferences, including 82 under the banner of the Inflation Report, I have had my say. Now it is over to the next generation to have theirs.』

・・・・・・・・・・・・( ;∀;)

なお、こちらはオープニングリマークでして、会見の27ページからが記者からの謝辞で、キング総裁の応答(ご挨拶)が28ページ目の「Applause」って所から先になります。その前The Observer紙のWilliam Keegan記者の謝辞は引用割愛しますがまあそちらも読んで味噌。

[外部リンク] King: Well thank you very much Bill for those words and thank all of you for coming so patiently over all these years. There are some things about this job that I certainly won’t miss but one thing I will miss are these regular Inflation Report Press Conferences. They are probably the one event I've looked forward to and prepared hard for and believed have been the most valuable. And I think can I thank you all also for raising the level of economic debate and discussion in this country significantly in comparison with when I started.』

『So thank you for doing that and I'm sure you will enormously enjoy working with my successor who will be at least as lucid in the future, and I wish you all the very best in explaining the travails and ups and downs of the British economy to your readers and your viewers and listeners. Thank you all.』
 


お題「また相場が売られてしまったので相場に煽られネタが飛んで雑談大会になりますたorz」   2013/05/15(水)08:02:25  
  債券市場のお告げがこんな所にあったとは不覚(違)
[外部リンク] #ちなみにこのシリーズは6月2日まで続くそうですな。

そういや米国金利上昇の後付理屈に「QE早期縮小観測」らしいのですが・・・・・・・
[外部リンク] 2013/05/15 05:07 JST

プロッサーのオッサンってタカ派が一枚看板の言ってみればタカ派芸人(失礼)でしかもFOMCでの投票権今年は無いのですけれども、このオサーンの発言で反応したとか絶対ただの後付理屈だろと思いますけどねえ。

#しかしその一方でQE縮小思惑関係なく株がワッショイというのも味わいがありますな


○5年が0.40%だと???

・公共放送もネタにするとな

公共放送ニュースのネタになっていたのか。
[外部リンク] 国債売る動き続く
5月14日 16時15分

『長期金利を巡っては、投資家が株式などに資金を振り向けるため、国債を売る動きを強めていましたが、14日の市場について関係者は、「国債が売られて価格が下落してきたことで、損失を一定の範囲内に抑えようという売り注文が銀行などから多く出され、長期金利の上昇につながったようだ」と話しています。』(上記URLより)

>投資家が株式などに資金を振り向けるため、国債を売る動きを強めていましたが

・・・・・・・・・・まあ話として分かりやすいからこういう報道になるのってシャーナイナイな面はあるのですが、直近で債券利回りが連日上昇している間に株式は何ぼ動いておりますねんという話でございますが、大体からしてそんなグレートローテーション(笑)みたいな動きって直接起きませんがなとゆー所ではございますが、でもまあこの公共放送ニュースの場合最後に「国債が売られて価格が下落してきたことで、損失を一定の範囲内に抑えようという売り注文が銀行などから多く出され、長期金利の上昇につながったようだ」ってコメントがあるだけ出来が良いですな、うんうん。

昨日の引けを備忘で。

2年328回:0.135%
5年110回:0.395%
10年328回:0.855%
20年144回:1.660%
30年38回:1.780%
40年5回:1.660%

何がオッペケペーって5年が昨日は0.40%とかやりやがった訳ですが、先物1円安の時に0.40%だったのに引けで先物戻っても0.395%の引けという所で、延々と0.1%台で推移していた5年金利がニバイニバーイどころか3倍に上昇しているとかえーっとですねという所ではございますが。

昨日は30年国債の入札があって、入札自体はごくごく普通の結果、というかこの地合いで前場の引けの板辺りの平均落札とか堅調じゃねえのとゆーところで、落札結果出た後は先物様値持ちしていたはずなのですが、その後から何故か急にスココーンと下がってしまい、昨日は結局サーキットブレーカー発動しなかったのですが先物3営業日連続で1円下落する場面が発生するとはきゃりーぱみゅぱみゅ効果恐るべし(違)。


・一応シグナルオペもあったんですけどにゃあ

昨日のオペオファー
[外部リンク] 1,500 2013年5月20日
国庫短期証券買入 15,000 2013年5月16日
米ドル資金供給(固定金利方式) 2013年5月16日 2013年5月23日 0.620
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 8,000 2013年5月16日 2013年6月18日

ということで昨日は10時10分のオペタイムに短国買入1.5兆円の打ち込みがあったのですけれども、先週金曜に2兆円の短国買入が実施されまして入札がその後まだ行われていないというタイミングですので、このオペ自体は別に打たなくてもよさそうなタイミング、と申しますか、短国に関して言えば1年辺りのTB(および利付も含めて)についてはやたらとニーズがあって明らかに3か月と比較してインバートしている状態で全く問題が無く、3か月TBは1年以内の中では一番需給が重そうではあるのですが、別にそれで相場がコケるとかいう話でも無いので、入札のレベルをあまり強くしない方が業者も投資家もハッピーだとゆー所でして、どうせ買入するなら入札前にやるよりも入札後にやってくれた方がやりやすいんですけどねえと思う次第。

つーことで、まあ昨日の短国買入自体は短期市場的には意外感があった筈で、これはシグナルオペみたいなもんだったと思う(というのは別にシグナルオペだと一々宣伝する訳では無いのでこっちが勝手に想像するだけなのだが)のですが、まあ短期ゾーンについては確り(とは言っても昨日とか2年の引けがちと甘くなっているので少々アレな気もしますが)でしてもっと後ろの方の話になっているからなのか、単にスルーされているからなのか知らんけど、結果的にはシグナル不発となっていて、今日明日の入札に向けてTBの気配だけ堅調にしただけとなっておりましたのは残念無念。


・まあ世の中そんなもんでしょうなあという所ですが

まあ債券相場の扱いなんぞそんなもんですからねえとは思うのですが。
[外部リンク] 11時8分

『麻生副総理兼財務大臣は、このところの長期金利の上昇について、国債を売って株式に買い換える人が増えていることが主な理由だとしたうえで、「株価の上昇傾向が強ければ当然の流れだ」と述べ、投資の環境を考慮すれば自然な動きではないかという認識を示しました。』(上記URLより)

えーっとだからそういう動きじゃないんですけれどもという所ですが、株価が上昇して為替が円安傾向になりますと大体当局の皆様におかれましては調子に乗ってこういう話をするのが仕様でございまして、そういえば2003年の夏も竹中なにがしとかいう人(だけじゃなかったけど一番目立った罠)が金利が上昇するのは普通みたいな発言を債券市場がキモい時に行って相場があばばばばばーになったりしたことがありましたなあとか思うとまあ所詮債券市場なんてそんな扱いの日陰者ですからええどうもすいませんねえとブツブツと悪態をつくので債券の人間は暗いとか景気が悪いとか言われるんですねわかります(><;

『また、甘利経済再生担当大臣は、「金利が上昇すれば国債の利払いに跳ね返り、財政再建への影響が当然ある。政府・日銀が市場としっかり対話するなど、金利の変動が小さくなるよう引き続き努力したい」と述べ、金利が大きく変動するような状況は、国の財政再建の観点から好ましくないという認識を示しました。』(上記URLより)

まあ別にあまりややこしい事言わんでも良くて、甘利さんのこの程度の発言をしておけば良いのですけれども、大体こう株が上昇して政策当局の皆様が株高ヒャッハーとなると債券市場の事など知ったことか株が上がっているんだから細けぇこたあ良いんだよという発言をおっぱじめるのは何時まで経ってもカワランチ会長で誠に遺憾なのですが、来週の決定会合後の会見で黒田さんが要らんことを言わないようにお願いしますって昨日も書いたか(--:)。


ちなみにこんなのもあったぞなもし。
[外部リンク] UPDATE1: 株価上昇で債券から株式に資金がシフトしている=長期金利上昇で菅官房長官
2013年 05月 14日 16:38 JST

『[東京 14日 ロイター] 菅義偉官房長官は14日午後の会見で、債券市場で長期金利件が上昇していることについて、株価上昇で債券から株式に資金がシフトしているとの認識を示した。また、市場の動きに逐一コメントすることは控えたいと語った。』(上記URLより)

まあね、これって麻生さんとか菅さんとかの問題ではなくて、スタッフの皆さんちゃんとブリーフィングしてよという所なのですけれども、実際問題として別にこの3日で急にアセットアロケーションが変わったとかいう話じゃないので、こういうヘッドラインを打たれるような話をされちゃうと元々ど〜せ債券市場なんてどうでも良いと思ってるでしょうから仕方ないですねえとか僻む債券市場の皆様が更に僻んでしまいますので(-_-メ、市場の中の人たちが見て脱力してしまう「市場の状況認識」を下手に言わないで、先ほどのような甘利さん発言みたいな感じで済ませておいた方が吉なんですけどねえ。



○さて来週はMPMですのう

来週は金融政策決定会合な訳ですが、昨日あたりから「決定会合で何か対策だせやゴルァ!」というような趣旨の紙とかコメントとかが散見されるようになっておりますが、昨日の下げを受けまして今日辺りは更にこの手の債券コメントが出るんでしょうなあということでまあ雑談なんですけど(^^)。

・デュレーション7年が拙かったのか長期金利下げをアピールしたのが拙かったのか

まあこうやって中期の金利があばばばばーとなってしまいますと後付の話にはなるのですが、中短期の国債をガシガシ購入して中期までの金利をガッチリ抑え込んでイールドカーブの手前を強烈にアンカーさせるという麿方式の方が金利全体の安定化には効いていたんですねえというのが判ったのでして、何か「長期金利を下げるためにはもっと長い国債を買え」とか「短期の国債買うよりも長期の国債を買うのが効果がある」とか言ってた話は何だったんでしょうなあというお話になるのですが、まあいまさらそう言ってもシャーナイナイ。

ただまあ論点として考えますと、買入国債のデュレーションを7年近辺にするという事にして中短期ゾーンの需給を悪化させてしまったのがアレだったのか、それともイールドカーブ全体を押し下げるというのをアピールしまくったのがアレだったのかというのは微妙な所でして、円安になって株式市場が上昇しているんだから目的は達成されてるんじゃヴォケと言われますとそれはそれで仰せの通りなので困ったもんですな(^^)。

今回の異次元緩和のロジックって本来は「長期国債大量購入でイールドカーブに影響を与える」→「金利が下がるのでポートフォリオリバランスで資産価格に好影響」→「インフレ期待が上昇」となってまあそうなったらフィッシャー効果で金利も上がるかもしれませんけれどもそれはそれ、という話だったはずなのですが、そのイールドカーブの影響の方をすっ飛ばして金利が上昇しちゃっているのが誠に遺憾というか何というかなのですけれども、そらまあ株価と為替に効いてるから良いんだよと言われてしまえばはあそうですかという事なのですが、お前さん「イールドカーブ全体に効果」って散々連呼していたのはナンダッタンダとゆー話になった場合にはやはり市場(ただし債券)とのコミュニケーションがボロボロになっていますよねという話。

まあこれ株高円安がキープされているから良いようなもんで、金利上昇で株価に影響とか為替に影響とかそういう話になった場合(そういやちょっと前に日米20年国債金利差がとかモーサテで言ってた為替の専門家さんがいましが何で足元で円高にならないんでちゅかねえ)いやもうねえという事になるんですけれどもその時はオラシラネ。


・まあ買入の前倒し実施をせっせと行うという辺りですかね

そもそも異次元緩和実施ということで「戦力の逐次投入はしない」「2%目標達成のためにやれることは全て投入しました」という話を4月の4日にしたばっかりでありますので、ここで債券市場お助け措置をあらたな政策枠組みとして投入するとか言いますと「えーっともしもし先月の話は何だったんですか」とか「つまり4月の政策は検討不足のまま投入したんですね失敗ですね」とかいう事になりましてそれこそ進退問題とは言いませんが、まあ先月切った大見得というか大風呂敷が早速綻びですかそうですかという大変に残念な話になりますので、普通に考えると「4月に決定した政策の枠内でどう工夫するか」ってのを(仮に何かお助けをするのであれば、ですけれども)行うというのが自然という事になります。

まあ本当に中期の金利をアンカーさせたいのであれば、時間軸の強化を実施するのが正解(2003年の債券ゲロゲロ相場を止めたのは時間軸のコミットメント明文化(明文化したのは相場が落ち着いた後で、その前に俊ちゃんによる強力なコメントが出た、というのが時系列的には正しいです、念のため)なのですよね)ではあるのですが、何せ今回の政策枠組みでは「物価目標達成2%を2年で達成」を一枚看板にしておりまして、今いきなり「いやーやっぱり2年は無茶だから5年くらいの長い目で見てねテペヘロ」とか「経済が良くなれば1%だっていいじゃないにんげんだもの」とか言い出す訳にも参らず(将来の時点になった場合はまた話は別だけど先月の今月でそれは有り得ない、という意味です念の為)、時間軸を強化しようが無いのが残念な所。

となりますと、まあ「2年で実施する」と言ってる国債等の買入についてペースを前倒しして実行するのもアリエールですよという話(と同時またはその前から実際にバシバシと購入しないといけませんが)くらいしかすることが無い訳でして、それもスケジュール事前公表とかしちゃうと買入が無制限フルアロットメントで実施とか言うのであれば別ですが(それは今の買入方式だったら有り得ん)、そうじゃない限り地合いが悪い時にはそこに皆で売りをぶつけに行くだけで、しかもその時に高く売れるのであるから他の時には流動性が落ちるだけ、という残念なパターンになりますので、まあ事前公表とかしない方が良いのじゃないのかねと思うのですが、ここは見解が分かれそうな所なので見解保留。

出来得れば中短期金利をアンカーさせる為に「買入国債の平均年限2倍」というのを引っ込めて頂ける方が良くて、少なくとも相場が落ち着くまではもうちょっと中短期を厚く買った方が良いようには思えるのですけれども、ニバイニバーイの看板の手前難しいですかねえ。問題が中期ゾーンに波及しているので、まあとりあえず中期ゾーンの火消しをどう実施するかという話にはなるのですが、つーかたぶん中期を火消しできれば直近では超長期とか下げ渋りだしているので落ち着くんじゃないのとは思いますけど。

他にはあまり思い浮かばないのですが、まあ今日辺りは何とかストの皆さんから色々なコメントが出てくるのではないかと期待しておりますが、よーするに中短期ゾーン、つーか中期ゾーンの金利上昇を止めて落ち着かせれば後は買入効果が効いてくる「筈」なので、その辺に的を絞った作戦を展開していただければと。

#あと「市場との対話」的にはとりあえず偉い人が債券市場が脱力するコメントを避けて頂ければ・・・・・・・


ということでただの雑感会になってしまいましたすいませんすいません何かネタがあった筈なのですが相場のプライスアクションですっかり頭からネタが飛んでしまいましたですよorzorzorz
 


お題「昨日も債券下落とな/総裁発言を確認/逆さ絵講演ネタの続きで主に証券仲介機能に関する部分から」   2013/05/14(火)08:02:22  
  あちゃー
[外部リンク]

○2日で先物2円下げとな!!

・金曜はまあ判るが月曜も先物1円下落とな

[外部リンク] 2013/05/13 15:42 JST

・・・・・・・・まあ金曜はドル円が暫くずーっと逝きそうで逝かなかった100円を抜けてついでに101円とかあっさり逝ってしまいましたから1円下がるのもまあシャーナイナイなのかも知らんが昨日も1円下げとなという所で。

昨日は大体想定通りの国債買入が実施されまして、落札結果の方は前場引けの実勢から5糸から1毛以内の程度のちょっと弱めという感じだったのですが、別にまあそこまで馬鹿売られという筈では無いのですが後場寄りから上記URL先にありますように一段安とかもう何だかねえという展開で、13時37分とかに100銭安の売り気配(その前に1回付いたけれども戻った)となってサーキットブレーカーになるわ10年0.80%になるわとゆーことで。

まー地合いが地合いだからとしか申し上げようが無いのですけれども、日銀ちゃんの国債買入に向けて売りをぶつけてその時だけはロットが捌けるのですが、それ以外の時間に現物債の流動性が落ちてロットが捌けませんぞなという誠に遺憾な流れになっておりまして、まあ皮肉な話ですが日銀の買いがてきとうに入るからそこに皆さんが行列を作るので中々ポジション整理が進まないというのもあるんですかねえよく判らんけど。普通だったらもっと早くに投げる人が投げるので整理が進むと思うのですけどねえ。

ということで昨日の日本相互証券さんの引け。

2年328回:0.120%
5年110回:0.330%
10年328回:0.775%
20年144回:1.625%
30年38回:1.760%
40年5回:1.785%

さてさて黒田総裁がノミネート、という話が出たのが2月の最後の週末だったのですが、その直前になります2月22日の引けでも見てみましょう。

2年325回:0.040%
5年108回:0.130%
10年327回:0.725%
20年142回:1.720%
30年37回:1.915%
40年5回:2.065%

・・・・・・・・・・・・orz

まあ何ですな、2年の金利とかは付利金利が間違って下がったらどうしましょというヘッジ仮需部分があったので金利が上昇するのはシャーナイナイな部分があってここは仕方ないのですけれども、えーっと5年が0.3%台って良く考えたら今年の年始(なので2%物価目標の前である)とかで5年が0.2%に乗った時にこれはまた金利上昇しましたねとか言ってたのは何だったんでしょという水準でありますな。まあ超長期の金利に関してはフラットニングした分金利水準が2月22日水準から上昇しておりますのが辛うじて格好が付いておりますが、10年までの金利が黒田総裁ノミネート前から比較して金利上昇ですかそうですかという所で。

いやまあドル円が8円くらい円安に振れてて平均株価は3000円位上昇しているんで金融緩和の効果が出ているんです(キリッ)とか言われてしまうとはあそうですかとしか申し上げようが無いのですけれどもね。

#あ、そうそうモーサテの日経朝刊ご紹介コーナーで長期金利上昇ネタについて「水準的には問題ありません自然な姿です」とアナウンサー氏だけではなくご登場の何とかストさんが発言しているのを見て(#^ω^)ヒ゜キヒ゜キっとなった債券市場関係者の方はいらっしゃいますか〜〜っと


・(#^ω^)ヒ゜キヒ゜キヒ゜キ

黒田総裁のG7終了後の会見内容がアップされました。

[外部リンク] (5月11日)
―― G7 終了後の麻生副総理・黒田総裁 共同記者会見における総裁発言要旨

『【問】円安が進んで日本では株高になって結果的に資金が債券から株に移るということが今起こっているような気がします。そうなると、日本では、長期金利の上昇が起こるだろうと思っているのですが、それは金融緩和の効果をある程度削ぐ可能性も出てくると思うのですが、こういう資金の流れが債券売りの加速につながって長期金利が上昇した場合、その悪影響というのが懸念されると思うのですが、今の時点でどうなのでしょうか。特に金曜日、債券売りが相当加速したようなので、そういう懸念が今強まっているのかどうかも含めてお願いします。』

グレートローテーションとかウソコケとか思いますが、まあそれはそれとしまして金曜日に債券が大幅に下落した事を踏まえての質問とわざわざ断っての質問。つーかこれ質問のマクラにわざわざグレートローテーションみたいな威勢の良いことを言ってるのって記者の引っ掛けだろ先生怒らないから正直に答えなさいという所ですが。

『【答】先ほど申し上げた通り、「量的・質的金融緩和」が実体経済に与える影響については、3つのチャネルがあると考えています。そのうち、2番目の「ポートフォリオ・リバランス効果」については、確かに国債から他の資産へあるいは貸出へシフトすることが考えられるわけで、それは既に起こっていると思います。』

あいやー。

『一方、日本銀行は、今後、年間50 兆円のペースで国債の保有残高を増やしていくわけで、それだけ国債を市場から買い取っていくということです。私どもは、短期的なボラティリティの高まりという形で価格が乱高下したことに対しては、オペのやり方を若干調整し、ボラティリティも低下してきており、長期金利が跳ねるようなことは予想していません。』

いやだから金曜日にボラが上昇して長期金利が10bpも上昇した事についての質問なんですけどねえ。大昔みたいに長期金利が3%とか有る時の0.1%と違って金利の絶対水準がここまで低くなっている中での10bpってインパクトでかいんですけれども黒田さんその辺の感覚が無いという事でしょうかと嫌味の一つも申し上げたくなる次第。

『もちろん、長い目でみて、経済が成長し、特に物価上昇率が2%に向けて徐々に上昇していく中で、名目金利が若干上がっていく可能性はあると思いますが、それは、ある意味で自然なことです。当面は、「量的・質的金融緩和」によって長期金利が跳ねることはないだろうと思っています。』

いやだから長い目で見てとかいう話はしちゃダメなんよこういう時に・・・・・・・・

つーことでございまして、長期金利がこの辺りの水準でうだうだする中で来週の金融政策決定会合を迎えた場合、この前の展望レポートにおける会見での記者様のツッコミ振りから勘案致しますと全力で長期金利上昇の1点に絞って集中砲撃をされるのが火を見るより明らかでありまして、その際にオッペケペーな回答をしてどうせ株が上がって為替が円安になっていたら債券市場なんてどうでも良いんですよねという債券市場を更にピキピキさせることの無いように某局におかれましては想定問答集の作り込みをよろしくお願い申し上げたい所ではございます。


○昨日のバーナンキ講演ネタが良く見たら割と話題になっているようなので続きを

相場の材料にはなっていなかったのですが、良く良く昨日世の中を見ているとやはりこの講演が色々と話題を呼んでいたみたいなのでもうちょっと補足を。

[外部リンク] Federal Reserve's Financial Stability Monitoring Program』の4つのコンポーネントに関して昨日は資産価格についての話を引用して、グレートモデレーションの時に金融の脆弱性が拡大する(資産バブルが発生する、だけではなくて不均衡が拡大するという論点での指摘をしているのがお洒落なんですよね)というような部分や、海外の金融政策運営が自国に対する影響を与えることにも注意しないといけないというような部分など、逆さ絵おじさんの着ぐるみが開発されて白川方明とかいう人が中に入っているんですねわかりますというような部分をネタにした訳ですが(長い)、本日はシャドウバンキング云々の部分から少々。

えーとですね、この部分実は結構長いのでまあ駆け足で引用しますが。

『Shadow banking, a second area we closely monitor, was an important source of instability during the crisis.』

つーことで前回の危機ではシャドウバンキングが不安定の元になりましたぞなと。

『Shadow banking comprises various markets and institutions that provide financial intermediation outside the traditional, regulated banking system. Shadow banking includes vehicles for credit intermediation, maturity transformation, liquidity provision, and risk sharing.』

シャドウバンキングとはどういう人たちでどういう機能かという話ね。

『Such vehicles are typically funded on a largely short-term basis from wholesale sources. In the run-up to the crisis, the shadow banking sector involved a high degree of maturity transformation and leverage. Illiquid loans to households and businesses were securitized, and the tranches of the securitizations with the highest credit ratings were funded by very short-term debt, such as asset-backed commercial paper and repurchase agreements (repos). The short-term funding was in turn provided by institutions, such as money market funds, whose investors expected payment in full on demand and had little tolerance for risk to principal.』

でまあそういう金融仲介機能みたいな人たちは本質的に市場調達による短期調達に対して流動性が低い資産だったり期間の長期な資産だったりする運用(商品在庫というケースも含め)が見合った形になっていますので、一旦市場の流動性が枯渇するとあばばばばーになりますよと。

『As it turned out, the ultimate investors did not fully understand the quality of the assets they were financing. Investors were lulled by triple-A credit ratings and by expected support from sponsoring institutions--support that was, in fact, discretionary and not always provided.』

しらっと厳しい言い方をしてますなおい(lullって幼児に子守唄を聞かせて寝付かせるとかいう意味ね)。

『When investors lost confidence in the quality of the assets or in the institutions expected to provide support, they ran. Their flight created serious funding pressures throughout the financial system, threatened the solvency of many firms, and inflicted serious damage on the broader economy. 』

さいですな。

『Securities broker-dealers play a central role in many aspects of shadow banking as facilitators of market-based intermediation.』

ふむ。

『To finance their own and their clients' securities holdings, broker-dealers tend to rely on short-term collateralized funding, often in the form of repo agreements with highly risk-averse lenders.』

まあそれが機能なのですから。

『The crisis revealed that this funding is potentially quite fragile if lenders have limited capacity to analyze the collateral or counterparty risks associated with short-term secured lending, but rather look at these transactions as nearly risk free. As questions emerged about the nature and value of collateral, worried lenders either greatly increased margin requirements or, more commonly, pulled back entirely. Borrowers unable to meet margin calls and finance their asset holdings were forced to sell, driving down asset prices further and setting off a cycle of deleveraging and further asset liquidation.』

で、これらの短期調達のキャパシティーが下がったり、長期運用の方になります資産サイドがおかしくなったりした時に大変な事になりますよねというのはご案内の通り。

・・・・・・・とまあここまでが前座の背景説明でしてじゃあ何のモニタリングするのかというのがこの次。

『To monitor intermediation by broker-dealers, the Federal Reserve in 2010 created a quarterly Senior Credit Officer Opinion Survey on Dealer Financing Terms, which asks dealers about the credit they provide.』

証券仲介業者の状況をモニターする為にこういうサーベイを行っていますと。

『Modeled on the long-established Senior Loan Officer Opinion Survey on Bank Lending Practices sent to commercial banks, the survey of senior credit officers at dealers tracks conditions in markets such as those for securities financing, prime brokerage, and derivatives trading.』

以前は銀行のモニターのサーベイをしていましたが、これを証券業にも拡大したという話ですね。

『The credit officer survey is designed to monitor potential vulnerabilities stemming from the greater use of leverage by investors (particularly through lending backed by less-liquid collateral) or increased volumes of maturity transformation. Before the financial crisis, we had only very limited information regarding such trends.』

ということで、何を見ているかというとレバレッジの大きさ、特に流動性の低い資産(の場合売りの連鎖になるとエライコッチャになりやすいので)を使ったレバレッジの状況や、期間ミスマッチの状況がどの程度拡大しているかという話で、これらについては今次金融危機を受けて調査するようになったということで。

『We have other potential sources of information about shadow banking.』

他のソースもあるでよと。

『The Treasury Department's Office of Financial Research and Federal Reserve staff are collaborating to construct data sets on triparty and bilateral repo transactions, which should facilitate the development of better monitoring metrics for repo activity and improve transparency in these markets.』

トライパーティーやバイラテラルレポ取引の状況のモニターとな。

『We also talk regularly to market participants about developments, paying particular attention to the creation of new financial vehicles that foster greater maturity transformation outside the regulated sector, provide funding for less-liquid assets, or transform risks from forms that are more easily measured to forms that are more opaque.』

新しい金融ビークルが出来て、そのビークルが従来の規制でカバーできないような形で何らかの資産ミスマッチの拡大や、流動性の低い資産におけるリスク移転などが行われているかどうかという事も市場状況のヒアリングを進めることによってモニターしていっております。という事で、いわゆる規制だけでカバーできない部分についても注意深くモニタリングしますよというお話ではあります。

でまあこの辺も含めました詳しい話をして問題意識を示していたのの嚆矢が2月7日にスタイン理事が行っていた講演(→[外部リンク] 『A fair summary is that, while the shadow banking sector is smaller today than before the crisis and some of its least stable components have either disappeared or been reformed, regulators and the private sector need to address remaining vulnerabilities.』

金融危機前と比べてシャドウバンキング部門は縮小しており、不安定要素は改善されたものの、規制当局や民間セクターはこの部門に残る脆弱性について対処する必要がありますとな。

『For example, although money market funds were strengthened by reforms undertaken by the Securities and Exchange Commission (SEC) in 2010, the possibility of a run on these funds remains--for instance, if a fund should "break the buck," or report a net asset value below 99.5 cents, as the Reserve Primary Fund did in 2008. The risk is increased by the fact that the Treasury no longer has the power to guarantee investors' holdings in money funds, an authority that was critical for stopping the 2008 run. In November 2012, the FSOC proposed for public comment some alternative approaches for the reform of money funds. The SEC is currently considering these and other possible steps.』

MMFの流動性や保有資産に関する新規制に関しては現在米国当局で検討中でパブコメ求めている訳ですが、この部分でこれだけのスペースを使っているとな。

『With respect to the triparty repo platform, progress has been made in reducing the amount of intraday credit extended by the clearing banks in the course of the daily settlement process, and, as additional enhancements are made, the extension of such credit should be largely eliminated by the end of 2014.』

トライパーティーレポに関する改革で、トライパーティーレポを行っているクリアリング銀行の日々の決済状況や日中クレジット状況などのリスクを改善しましょうという取り組みですな。

『However, important risks remain in the short-term wholesale funding markets.』

でまあ何故かここの部分が昨日引用したブルームバーグニュースのヘッドラインになっていたのですが。

『One of the key risks is how the system would respond to the failure of a broker-dealer or other major borrower. The Dodd-Frank Act has provided important additional tools to deal with this vulnerability, notably the provisions that facilitate an orderly resolution of a broker-dealer or a broker-dealer holding company whose imminent failure poses a systemic risk.』

一つのキーとなるリスクは大きな証券仲介業者や他のファンディング主体が破綻した場合の処理についてで、ドッドフランク法で秩序だった破綻処理をするようなツールを作りましたが・・・・・・

『But, as highlighted in the FSOC's most recent annual report, more work is needed to better prepare investors and other market participants to deal with the potential consequences of a default by a large participant in the repo market.』

FSOCの最近のアニュアルレポートで強調しましたように、レポ市場における大手参加者のデフォルトの際に起きる潜在的な結末について市場参加者はより一層の備えをすることが求められていますという話でこのコーナーを締めています。

つーことで、つまりまあレバレッジ取るなとか複雑な取引をバカスカやるなとかそういう話に持って逝かれ易かったりする話でして、まあ正直言って景気の悪い話であります事よという風に思うのですけれどもどうなんでしょうかねえ、という所でありました。
 


お題「黒田総裁ェ・・・・・・・/あまり相場ネタにされなかったが逆さ絵講演」2/2   2013/05/13(月)08:04:11  
  でまあその次なのですが。

『Two other related points motivate our increased monitoring.』

ほほう。

『The first is that the financial system is dynamic and evolving not only because of innovation and the changing needs of the economy, but also because financial activities tend to migrate from more-regulated to less-regulated sectors.』

金融活動はより規制の無い方無い方へと逝きがちであるとは仰せの通りで。

『An innovative feature of the Dodd-Frank Act is that it includes mechanisms to permit the regulatory system, at least in some circumstances, to adapt to such changes. For example, the act gives the FSOC powers to designate systemically important institutions, market utilities, and activities for additional oversight. Such designation is essentially a determination that an institution or activity creates or exacerbates a vulnerability of the financial system, a determination that can only be made with comprehensive monitoring and analysis.』

でまあドッドフランク法はその手の部分にできるだけ網を掛けて金融市場参加者に関して金融安定化を阻害するような動きをしないようにという話ですが、その次の部分がアレ。


『The second motivation for more intensive monitoring is the apparent tendency for financial market participants to take greater risks when macro conditions are relatively stable.』

キタコレ!!

『Indeed, it may be that prolonged economic stability is a double-edged sword.』

長期間の経済の安定が諸刃の剣である(キリッ)とかどこの麿だよという話が。

『To be sure, a favorable overall environment reduces credit risk and strengthens balance sheets, all else being equal, but it could also reduce the incentives for market participants to take reasonable precautions, which may lead in turn to a buildup of financial vulnerabilities.』

どう見ても麿の生霊が憑依しています本当にありがとうございました。

『Probably our best defense against complacency during extended periods of calm is careful monitoring for signs of emerging vulnerabilities and, where appropriate, the development of macroprudential and other policy tools that can be used to address them.』

こんな話を逆さ絵おじさんがするとかどういう事ですねんという風情の講演ではございまして、まあ逆さ絵先生としては景気の先行きやら物価情勢などを勘案すると慎重にならざるを得ない中で株式市場を中心にゴルディロックスで金融市場ヒャッハーとなっていることに関してこれは一定の牽制を示したものという風に思ったのですけれどもどうなんでしょうかねえ。


・資産市場に関するモニタリングの話が更に麿状態とな

で、この後が先ほどご紹介した後半部分(というかPDFファイルに出すと講演テキスト本文が15ページあって、ここまでの部分が4ページなので前半と言うよりは前座なのですけれども)になりまして、こちらでも「資産市場に関するモニタリング」のコーナーがある(他のコーナーは先程申し上げた通り)のでそちらも引用。『Asset Markets』って斜字体(PDFだと本文12ページ)の小見出しの所です。

『Asset markets are a third area that we closely monitor. We follow developments in markets for a wide range of assets, including public and private fixed-income instruments, corporate equities, real estate, commodities, and structured credit products, among others. Foreign as well as domestic markets receive close attention, as do global linkages, such as the effects of the ongoing European fiscal and banking problems on U.S. markets.』

まあここははあそうですかという話ですが、「Foreign as well as domestic markets receive close attention, as do global linkages,」というのがやや味わいのある部分で、例として挙げているのが欧州金融問題なのでまあそうですねという話なのですが、これ後半の「such as」以下が無いと日本に対する嫌味に見える気がするのは深読みのし過ぎですかそうですか(^^)。

『Not surprisingly, we try to identify unusual patterns in valuations, such as historically high or low ratios of prices to earnings in equity markets.』

株式市場のレシオ分析とな。

『We use a variety of models and methods; for example, we use empirical models of default risk and risk premiums to analyze credit spreads in corporate bond markets.』

クレジット市場のスプレッド分析とな。

『These assessments are complemented by other information, including measures of volumes, liquidity, and market functioning, as well as intelligence gleaned from market participants and outside analysts.』

それらの数値だけではなくて市場のボリュームとか市場機能とか色々な面からも確認すると。

『In light of the current low interest rate environment, we are watching particularly closely for instances of "reaching for yield" and other forms of excessive risk-taking, which may affect asset prices and their relationships with fundamentals.』

!!!!!!!!!!!!!!!

『It is worth emphasizing that looking for historically unusual patterns or relationships in asset prices can be useful even if you believe that asset markets are generally efficient in setting prices.』

ほっほー。

『For the purpose of safeguarding financial stability, we are less concerned about whether a given asset price is justified in some average sense than in the possibility of a sharp move. Asset prices that are far from historically normal levels would seem to be more susceptible to such destabilizing moves.』

いやもうほっほーとしか申し上げようがないのですがもしかして白川さんが逆さ絵先生の着ぐるみの中に入っているのではないかと思う位の話。

『From a financial stability perspective, however, the assessment of asset valuations is only the first step of the analysis. Also to be considered are factors such as the leverage and degree of maturity mismatch being used by the holders of the asset, the liquidity of the asset, and the sensitivity of the asset's value to changes in broad financial conditions.』

資産価格のアセスメントはモニタリングの最初のステップであって、次にはレバレッジや期間のミスマッチ、保有者の流動性確保状況(前の方でその話があります)や資産の流動性状況などや価格のセンシティビティーなどを更にモニタリングしますと。

『Differences in these factors help explain why the correction in equity markets in 2000 and 2001 did not induce widespread systemic disruptions, while the collapse in house prices and in the quality of mortgage credit during the 2007-09 crisis had much more far-reaching effects: The losses from the stock market declines in 2000 and 2001 were widely diffused, while mortgage losses were concentrated--and, through various financial instruments, amplified--in critical parts of the financial system, resulting ultimately in panic, asset fire sales, and the collapse of credit markets. 』

対象資産の価格がファンダメンタルから大きくかい離したという意味では同じであっても、背景となるこれらの状況の違いが2000年初頭のITバブル崩壊と、直近の住宅バブル崩壊の与えたそれぞれの影響の広さなどの違いを生み出している、という所で締めているのですが、この辺の話はどこの白川方明さんですかという所でして、いつの間にか麿が憑依したのか逆さ絵おじさんの着ぐるみが開発されたのかと思ってしまう講演でありました。

#他の部分も割とオモロイですので興味のある方はオヌヌメ
 


お題「黒田総裁ェ・・・・・・・/あまり相場ネタにされなかったが逆さ絵講演」1/2   2013/05/13(月)08:03:42  
  ワロタ。
[外部リンク] 16:46 【共同通信】

○円安で10年0.70%とな!という備忘メモ(備忘メモにもなっていない説もあるが)

金曜日の債券市場ですが、まあ円安に振れておまけに101円台まで進みやがりまして、一段安になってサーキットブレーカーがまた登場の巻とかになっておりましたのはご覧の通り。まあ今回の下げでは押し目買いもありまして、サーキットブレーカーで止まった後上で寄ったりしてたのはまあこの前のゲロゲロ相場とは違う所という感じですかねえ、よー知らんけど。

まあ2年とかがゲロゲロにはなっておりませんのでそこまでの悲壮感はないのですし、押し目買いがワサワサということですが、10年と先物が親の敵のように売られて進行という状況のようです。先物は102銭安の143.70で終了してBBさんの引けベースでは10年が0.695%で10.5毛甘なのですが、場中は0.70%とかもう何もかも皆懐かしいレベルをマークしていて何ですねんそれという風情でありましたことよ。

債券先物の売買高が54523億円とか水曜木曜が2兆割れ(目標は1.4兆円台)とかやっていたのが嘘のような先物大活況で、まあそれだけ現物の売買もあったんでしょうかねえよー知らんが。


○しかしそんな中で黒田総裁の(債券市場的に)脱力発言ががががががが

でまあそんなオッペケペーな債券市場でありました金曜の引け後ではございましたが、夜になりまして黒田総裁が英国で発言したヘッドラインが出ていまして、TRADER'S WEB FXさんの所でちょうど良いのが有りましたので引用。

[外部リンク] 05/10 20:07
【発言】黒田日銀総裁「債券市場のボラティリティは落ち着いてきている」

・・・・・・・・・まあ大体引用のような感じのヘッドラインがまさに出ていたのですけれども、円安に振れて債券先物が1円下がって10年の金利が0.1%上昇したその日の引け後の発言が「債券市場のボラティリティは落ち着いてきている」ですかそうですかorzorzorz

まーこーゆー発言を見せられますとどうせ黒田総裁は為替の人ですから為替が円安になって株が上昇すれば債券市場なんぞ知ったことかというご認識であらさられまして、国債管理政策とかやっていないだけの事はありますなあなどと嫌味の一つも申し上げたくなる所ではございます。

ブルームバーグニュースの報道だとこんな感じ(これはG7後に出ていた方のニュース)。

[外部リンク]
更新日時: 2013/05/12 00:28 JST

円安批判なしとの事で盛り上がっていますが、次のネタのバーナンキ講演とか見ていると本当にそうなのかというのは実は少々アレな気もするのですがその話はさて置きまして、黒田総裁様の長期金利に対するコメントはこう報道されています。

『一方、総裁は国内長期金利の動向について「オペのやり方を若干調整しボラティリティは低下してきている」と指摘。「当面は量的・質的金融緩和によって長期金利が上がるということはないだろう」との見方を示した。』(上記URLより)

>当面は量的・質的金融緩和によって長期金利が上がるということはないだろう
>当面は量的・質的金融緩和によって長期金利が上がるということはないだろう
>当面は量的・質的金融緩和によって長期金利が上がるということはないだろう

・・・・・・・・・・・・・ほほう。量的質的金融緩和の実施前の4月3日から10年とか20年の金利って0.15%位平気で上昇している(もはや4日の引け水準と比較すると泣けるので比較しない)のですけれども、さすが国債管理政策にご興味の無い黒田総裁様だけの事はありまして長期金利の0.15%なんぞは誤差の範囲内ということですかそうですかいやまあ10年0.4%でも0.5%でも0.7%でも低金利で有ることは変わりないですもんねえ(白目)。

更にロイターのニュースがもうちと詳しい。
[外部リンク] UPDATE1: 為替レートは基本的に市場で決まる、水準や動きにコメントしない=黒田日銀総裁
2013年 05月 10日 21:17 JST

5月10日の21:17JSTですのでまあ出たての時と同じような感じだと思いますが。

『円安で株高が進んでいる一方で長期金利が上昇していることに対し、日銀として金融調節上の工夫の必要があると思うか、との質問には「国債の金利については基本的に低い水準で推移している。量的・質的緩和の発表直後はややボラティリティが高まって上下に振れた。その後、市場関係者との対話やそうした対話で出た意見を踏まえ、オペの方法を調整した結果、市場はだんだん落ち着いてきている」と述べた。』(上記URLより)

・・・・・・・・ということでして、別に長期金利の上昇なんぞ知った事かヴォケというような発言をした訳では無さそうですけれども、まあ長期金利が0.1%上昇した日にこういう認識を示されますとちょっと何だかなあという所である点はカワランチ会長。

でまあどうでも良いのですけれども、この前の黒田総裁の定例記者会見見てても思ったのですけれども、今回のこの黒田発言の報道されっぷりとか見ておりますと、何か記者の皆さん既にハネムーンモードからすっかり脱却してツッコミモードになってきてるからこそ、黒田総裁の発言が債券相場の中の人が見たら(#^ω^)ヒ゜キヒ゜キってなりそうな書かれ方になっているのではないか、とまあ斯様に思った週末のひとときなのでございましたとさ。


○あまり材料になっていないみたいだが逆さ絵おじさんの講演から

[外部リンク] the Financial Systemというお題でして、足元でちょうど米国の金融規制のパブコメを締めた所であちこちから意見というか文句が出ておりまして、金融規制関連の講演で3日にタルーロ理事の講演ネタを読まないと(既に出遅れていますが・・・・・)とか思っていたらちょうどこういうお題なので先に逆さ絵先生の講演を読まないと・・・・・・・と思ったのですがこれが意外に収穫。


・逆さ絵おじさんが「アセットバブル警戒」とな!!

ちなみに端末利用状況がどうのこうのと話題の某ブルームバーグニュースではこういう報道になっていたようなのですけれどもね。

[外部リンク]
更新日時: 2013/05/11 04:20 JST

いやまあ確かにそういう話もあるのですが、何でこの講演をネタにしてこういうニュースヘッドラインになるのかがワケワカランチ会長という所なのですが、まー米国(だけではないが)株式市場がワールド金融緩和流動性相場ヒャッハー状態になっている中なのでそういう話の方をあまりクローズアップしたくないというのもお気持ちは分かるのですけれども・・・・・・・・

まあ今回の講演ですけれども、題名のように金融監督に関する話をしているのですけれども、その中で多くのパートをFRBの監督の方向性ということで、『The Federal Reserve's Financial Stability Monitoring Program 』という小見出しがあってSIFI's、シャドウバンキング、資産市場動向、非金融機関の動向についてなど、従来の監督とは違った新しい視点での話をかなり細かく説明していましてそっちはそっちでかなり面白いです。

でまあそっちも面白いのですけれども冒頭も面白くて、資産バブルに関する話をああだこうだとしておりまして、逆さ絵先生何か変な物でも食ったのではないかとしか思えないような話をしているのですけれども、一方で市場ではFRBの金融政策によって株式市場はゴルディロックスで株高ヒャッハーとなっている、というのは先般の雇用統計を見れば明白な所が皮肉というか何というか。

まあ先日のFOMC声明文で資産買入の今後の動向についてかならずしも買入の縮小だけが選択肢なのではなくて拡大もあるぜよというのを見せた直後の雇用統計が強くて、いつもなら雇用統計が強いとQE早期縮小の思惑で株式市場もブレーキ掛かるのですが、すっかり株式市場がヒャッハー状態になって、経済指標が弱ければ緩和長期化や拡大思惑、強ければ景気強くて株式ヒャッハーとかなっているので、ちょっと冷やしたいという程度なのかも知れませんけど、どこの麿だよというような講演になっているのが中々味わいがあるというものです。


・ということで逆さ絵先生のマクロプルーデンス話部分

まず最初の所から。

『In my remarks today I will discuss the Federal Reserve's efforts in an area that typically gets less attention than the writing and implementation of new rules--namely, our ongoing monitoring of the financial system.』

金融システムのモニタリングに関する話とな。

『Of course, the Fed has always paid close attention to financial markets, for both regulatory and monetary policy purposes. However, in recent years, we have both greatly increased the resources we devote to monitoring and taken a more systematic and intensive approach, led by our Office of Financial Stability Policy and Research and drawing on substantial resources from across the Federal Reserve System.』

ふむ。

『This monitoring informs the policy decisions of both the Federal Reserve Board and the Federal Open Market Committee as well as our work with other agencies. 』

ということで金融モニタリングの話が今回のテーマなのですけれども、最初の小見出しが『A Focus on Vulnerabilities』となっておりましてですな・・・・・・・

『Ongoing monitoring of the financial system is vital to the macroprudential approach to regulation.』

マクロプルーデンシャルアプローチとか逆さ絵おじさんから中々出てこない(前もマクロプルーンデンスの話をしていた事は一応あります、為念)話が出てくるとな!

『Systemic risks can only be defused if they are first identified. That said, it is reasonable to ask whether systemic risks can in fact be reliably identified in advance; after all, neither the Federal Reserve nor economists in general predicted the past crisis.』

システミックリスクと何ぞやという事を予め特定していないとリスクは完全には回避できませんと。

『To respond to this point, I will distinguish, as I have elsewhere, between triggers and vulnerabilities.』

ということで、トリガーと脆弱性という点に注目という事ですが、この講演は『Ben S. Bernanke (2010), “Causes of the Recent Financial and Economic Crisis,” testimony before the Financial Crisis Inquiry Commission, Washington, September 2,』でして、あたくし不覚にもネタにしていなかったようでございます(まあ読んでなかったような希ガス、その月は前月末のジャクソンホールで一杯だったと思う)とのことですがそのような状況ですのでスルー(汗)。

『The triggers of any crisis are the particular events that touch off the crisis--the proximate causes, if you will. For the 2007-09 crisis, a prominent trigger was the losses suffered by holders of subprime mortgages.』

トリガーの話ね。危機の最初に起きることの話のようです。

『In contrast, the vulnerabilities associated with a crisis are preexisting features of the financial system that amplify and propagate the initial shocks. Examples of vulnerabilities include high levels of leverage, maturity transformation, interconnectedness, and complexity, all of which have the potential to magnify shocks to the financial system. Absent vulnerabilities, triggers might produce sizable losses to certain firms, investors, or asset classes but would generally not lead to full-blown financial crises; the collapse of the relatively small market for subprime mortgages, for example, would not have been nearly as consequential without preexisting fragilities in securitization practices and short-term funding markets which greatly increased its impact.』

脆弱性(というか何という訳をすれば良いのか・・・・)というのは最初のトリガーを拡大する作用のある金融システムにおける問題点で、例えば高いレベルのレバレッジとか、期間ミスマッチの拡大とか、金融システムにおける参加者の相互関連性や複雑性などを挙げていまして、これらの存在によって問題が拡大して金融システム問題になりますよねという話ですな、うんうん。

『Of course, monitoring can and does attempt to identify potential triggers--indications of an asset bubble, for example--but shocks of one kind or another are inevitable, so identifying and addressing vulnerabilities is key to ensuring that the financial system overall is robust.』

ということで脆弱性を特定することが重要であるという話なのですが、どさくさに紛れてトリガーとして「アセットバブル」とかほっほーという感じですな。

『Moreover, attempts to address specific vulnerabilities can be supplemented by broader measures--such as requiring banks to hold more capital and liquidity--that make the system more resilient to a range of shocks.』

ということで、まあこの辺までは実際の資産価格がどうのこうのよりも、レバレッジの拡大などのようなものに警戒という話ですな。


・ゴルディロックスでヒャッハーとか言っている時により大きなリスクが撒かれるとな!!!
 


お題「ドル円100円とか短国入札状況とか/日銀からペーパーが2本」   2013/05/10(金)08:06:08  
  そういやちょっと前の奴ですからご案内の方も多いとは存じますが、声に出して読んだ場合にキーボードなどに被害が及ばないようにご注意ください。

[外部リンク] 11時16分

#やまもとさんこのネタ何故緑ブログじゃなくてこっちに載せる(^^)。


・・・・・・・などと言いつつテレビのチャンネルを回すとJPYUSDが100円とな!!!!

○ということで市場雑談メモ

・ドル円100円とな

[外部リンク] 更新日時: 2013/05/10 05:00 JST

『5月9日(ブルームバーグ):9日のニューヨーク外国為替市場では円が対ドルで下落。4年ぶりに1ドル=100円台に下げた。日本銀行のデフレ脱却に向けた対策が円安の背景にある。』(上記URLより)

なにゆえこのタイミングで急にドル円100円となという感じでして、どうもこの辺の記事とか見ても理由がワカランチ会長という感じですわな。デフレ脱却に向けた対策ガーとか今に始まった話では無いですし、それよりも今月に入ってECBから始まって欧州非ユーロ圏とか豪州とかインドとか韓国とかが利下げして日本以外の金融緩和合戦状態になってこれはどう見ても金融緩和スピルオーバーです本当にありがとうございましたという風情ですし、イニシャルクレーム強いとか言ったって米債が馬鹿売られしている訳でも無いですし、何なんでしょうねえ。

でまあこのタイミングで何で急に動くのよというと後は日柄的なものしか思い浮かばないのですけれどもはてさてどうなんでしょうかねえ、、、、、、、、、、、、、、


・6Mと3Mの短国入札はまあそこそこではあるが

昨日の3M
[外部リンク] 99円97銭7厘5毛 (募入最高利回り)(0.0902%)
(4)募入最低価格における案分比率 55.1872%
(5)募入平均価格 99円97銭7厘7毛 (募入平均利回り)(0.0894%)

一昨日の6M
[外部リンク] 99円95銭5厘 (募入最高利回り)(0.0888%)
(4)募入最低価格における案分比率 20.5732%
(5)募入平均価格 99円95銭6厘 (募入平均利回り)(0.0868%)

ということで、6Mと3Mを単純比較するのも何ですが、一昨日の6Mよりも3Mの金利が上昇という結果になっておりまして、じゃあ何でですねんと考えますと先週木曜日(つまり先週末)に短国買入が1.5兆円行われたのですが、この時に応札が5.6兆円と割とあったのですけれども、その後短国買入が実施されない中で入札が2本(いやまあ償還もあるのですけれども)実施という事で需給が重くなってきているので入札レベルがやや金利上昇しましたねとかそういう話。

でもってどうせ今日は短国買入があると思いますのでその分だけ需給が改善するでしょうねという話になるのですけれども、何だかまあ日銀の買入一発で需給がころころ変わるとか誠に遺憾な市場ですなあという所で。

あとまあどうでも良いのですが、日銀の短国買入額が拡大して保有残高のシェアが拡大すると短国の発行時点で実質的に市場消化額的に瞬間的に増額ロール状態になるんですなあとか思ったりした次第。長期国債だとあまり気にならない(発行と償還が足ずれしているので)のですが、短国の場合は2か月物以外に関しては基本的に償還日に新発が発行されるというロール形式での発行になっているので、日銀が途中でホイホイ購入してしまうと、その購入分に対応する償還は短期金融市場の資金需給的に言うと財政払い超要因を減らすことになる(国債持ってるのが市中じゃなくて日銀だから)ので、そのぶんだけ発行の瞬間は実質的に市中の消化に負担を与えているという事になります罠。

もちろんその分は日銀がどうせ購入するので最終的に消化されるのですけれども、瞬間的には日銀の買入が却って入札時の瞬間的な需給を悪化させる可能性もあるとか考えたら皮肉なもんですなあとか思いましたが、まあそれが新発国債の引き受けを行わない事による市場でのチェックが入るという意味でもあったりするのかなあとかふと思ったのでメモ。


・ウゴカンチ会長というか何というか

何か最近の債券市場様って長期国債買入があるか無いかでまず動きがあって、長期国債買入が無いと何となくズルズルと弱い日は弱くそうじゃない日は凪。んでもって長期国債買入の有った時は結果が市場予想よりも強いか弱いかで動きがあって、どっちもないと助けて先生!相場ちゃんが息をしていないの!!(AA略)状態になるという誠に遺憾な相場が展開されているような気がするのですが気のせいでしょうか。

つーかですな、流動性が無いからオファービットが開いて、オファービットが開くから投資家が動くと売買コスト掛かるし、業者の方も流動性供給したがらないしで更に流動性がアレという展開になるのですが、普通こういう時はどこかでその連鎖が止まるものなのですけれども、何せ日銀様がダイソンの掃除機の如くバキューム買入を実施しますので、投資家にしても業者にしても世の中で一番良いビットを出してくれるのがバキューム掃除機様であらされますので売りたい時にはバキューム様の所に逝けばヨロシという状況ですと何時まで経っても市場の流動性が戻らんですわなあという所で。

んでもって買う方はと言いますとこれは入札でという事になりますと何のことないまあこの異次元緩和打ち込まれた時に言われていましたけれども、財務省から買って日銀に売るというのがお仕事化していくということですかねえどうなんでしょ、という愚痴でした。


○そういう名前はついていませんが金融調節レポート

[外部リンク] 2012年度の金融市場調節

毎年のこの調節レポートは何気に楽しみにしているのですが今年もやって参りましたので簡単に。

・今回はまあ調節に関しては方式が4月から変わったので考察部分が面白い

調節のレビューと資金需給要因の話とかもマニアとしては大変にオモシロスなのでございますが、まあそちらに関しては超マニア向けなのでスルー致しまして、それよりも今回はコラムというか考察部分の「BOX」というのがオモロイ(いつもオモロイのだが)。

で、今回のBOXは以下の通りです。

BOX1 GCレポ市場における需給バランスの変化とレート低下
BOX2 国債決済期間短縮化がGCレポ市場に与えた影響
BOX3 海外投資家による本邦国庫短期証券への投資動向
BOX4 資産買入れによる民間金融機関のバランスシート構成の変化
BOX5 銀行券発行高の増加と受払高の減少
BOX6 特例公債法案成立遅延が資金過不足に与えた影響
BOX7 入札下限金利撤廃と付利金利との裁定メカニズム

ということで興味のある所を読んで頂くと中々面白いと思う(ちなみにこのBOXは本文中に適宜挿入されているので掲載ページ自体は飛んでおりますです、はい)のですけれども、まあ一般的に興味がありそうな辺りから少々。


・資産買入による影響云々の所

『BOX4 資産買入れによる民間金融機関のバランスシート構成の変化』から。

『日本銀行による各種資産の買入れは、民間金融機関のバランスシートの構成を変化させ、民間金融機関の行動に影響を与えることを通じて、その効果を発揮する。』

はあそうですか。

『こうした一連のプロセスは、〇饂最稙れが直接的に民間金融機関のバランスシートにもたらす変化と、△修侶覯未箸靴憧待される金融機関の貸出や有価証券の運用スタンスの変化に分けて考えることができる。』

ほほう。

『まず、日本銀行による資産買入れが直接的に民間金融機関のバランスシートにもたらす変化をみると、バランスシートの規模は変わらないが、資産サイドの構成が変化する。すなわち、民間金融機関が保有する国債等が減少し、その分、日銀当座預金が増加することになる(図表19)。』

図表を磔にするスキルは無いので図表は本文見てくらはい。

『民間金融機関の資産運用の観点からは、日本銀行による資産買入により、日銀当座預金が増加する一方、運用資産である国債等が減少するほか、資産買入の進捗により国債等の利回りにも低下圧力がかかることとなる。このため、民間金融機関は、ポートフォリオ全体としての収益性を維持するためには、リスク性資産への投資や貸出等を積極化することが期待される(ポートフォリオリバランス効果)。』

期待するのは良いのですが、その一方でプルーデンス政策ガーとか言われますとポートフォリオリバランスもへったくれも無いのでして、正直言っていわゆる金融規制の方を緩くした方がこうかはばつぐんだ!と思うのは貸出枠規制だの3業種規制だのという時代に金貸しの手先で現場下働きをしていた時の体感的印象なんですけどまあその話は今日はスルーしまして。

・・・・・・・・でですね、ベンダーのヘッドラインとか見たらこの「民間金融機関がリスク性資産への投資などが積極化されることが期待」というところでヘッドライン打っていまして、まあそうなるだろうなあとは思うのですが、実際に読むべきなのはこの先の解説だと思うのですよ!!!!


『また、資産買入れを円滑に進捗させる観点からは、以下のような点に留意して金融市場調節を運営する必要がある。』

と書いてあるから後の文章を読まない人が続出するのかもしれませんが、本来重要なのは以下の部分であって、そういう意味では「このバランスシートの変化に関して一部で誤解があるようなのでここで解説します」とかぶち上げること推奨(^^)。

『第一に、金融システム全体としての日銀当座預金の残高は、民間金融機関同士の取引によっては変化しないということである。』

>金融システム全体としての日銀当座預金の残高は、民間金融機関同士の取引によっては変化しない
>金融システム全体としての日銀当座預金の残高は、民間金融機関同士の取引によっては変化しない
>金融システム全体としての日銀当座預金の残高は、民間金融機関同士の取引によっては変化しない
>金融システム全体としての日銀当座預金の残高は、民間金融機関同士の取引によっては変化しない
>金融システム全体としての日銀当座預金の残高は、民間金融機関同士の取引によっては変化しない

大事な事なので5回繰り返しましたよ!!!

『例えば、ある金融機関が自らの日銀当座預金を減少させようとして、他の金融機関から国債を買入れた場合には、国債を売却した金融機関の日銀当座預金がその分増加することになり、全体の残高は変化しない。このように、マクロ的な日銀当座預金残高は、あくまでも日銀の資金供給(資産買入れ等)によって決定されることになる。』

『すなわち、全体としてみた場合、日銀当座預金が株式投資や貸出等に振り替わるのではなく、資産買入れ(とそれに伴う日銀当座預金残高の増加)による効果が発揮されることで、株式投資や貸出が増加することとなる。』

>全体としてみた場合、日銀当座預金が株式投資や貸出等に振り替わるのではなく
>全体としてみた場合、日銀当座預金が株式投資や貸出等に振り替わるのではなく
>全体としてみた場合、日銀当座預金が株式投資や貸出等に振り替わるのではなく
>全体としてみた場合、日銀当座預金が株式投資や貸出等に振り替わるのではなく
>全体としてみた場合、日銀当座預金が株式投資や貸出等に振り替わるのではなく

ということで、「大量にある超過準備が貸出に回らないのはケシカラン」というような主張はナンセンスどころかミスリードにも程があるという話なのですが、ここの説明文書を百万回読んで理解すべき話なのですが、残念ながらそっちの方をちゃんと読まないでここの「株式投資」という所に思いっきり釣られたヘッドラインが打たれていたような気がするので甚だ遺憾にも程があるという事で引用してみましたぞな。


『第二に、日本銀行の資産買入れは、民間金融機関との間における任意の取引を通じて行われることから、どの程度円滑に資産買入れを行えるかは、民間金融機関の保有資産の売却ニーズや日銀当座預金の保有スタンスに依存する。例えば、2013年入り後、基金による買入対象ゾーンの需給が急速に逼迫し買入レートが急低下したことも、付利金利引き下げを含めた金融緩和期待が高まったことで、民間金融機関において、日銀当座預金の保有スタンスを消極化するとともに、保有資産の売却ニーズが大きく後退したことによるものと理解することができる。』

ということも重要で、民間金融機関に不必要に超過準備を保有させようという量的緩和政策を実施する場合には、その「不必要な超過準備」保有に対するインセンティブを与えないと営利団体であるところの民間金融機関は動かない訳ですから、ある程度を超えた量的緩和政策を実施する際には超過準備保有のインセンティブが必要になる訳で、付利金利が補助金だとか言ってるアホウは豆腐の角に頭をぶつけてくるべきであると存じます。

・・・・・・・というような論点がしらっと整理されているのでこのBOXは中々読みごたえがあります。


・短国市場について

調子に乗ってもう一つ『BOX3 海外投資家による本邦国庫短期証券への投資動向』を引用。

『国庫短期証券は、本邦で最も信用力が高く、流動性も高い短期金融資産という位置付けから、短期資金の運用資産のほか、資金繰り運営や日本銀行および民間決済機関への差し入れ担保等、幅広い用途で利用されている。』

あと有担保コール国債等担保取引の担保玉ってののニーズですな。

『国庫短期証券の業態別保有割合について、複数の統計やサーベイを用いて試算すると、足もと、都市銀行や証券会社、短資等の付利先が4割程度となる一方、信託銀行(年金等からの受託分)や海外投資家は半分程度と、非付利先による保有割合が相応に大きいことがわかる(図表8)。』

年金よりも投資信託だろと思いますが。

『特に、海外投資家による保有比率は、近年上昇が顕著となっている。海外投資家は、短期資金の運用資産として本邦の国庫短期証券の購入を積極化しているとみられるが、その背景として、以下のような点が考えられる。』

ということで海外の短国ニーズの話。

『まず、サブプライム・ローン問題やリーマン・ショック、欧州債務危機等のグローバルな金融危機を受けて、いわゆる「質への逃避」の動きが強まった局面において、相対的な「安全通貨」と見做された円に退避資金が流入した。こうした退避資金の運用手段として、国庫短期証券が利用された面がある。』

『また、ドル円・為替スワップ市場での円調達コストが本邦国庫短期証券の利回りと比較して低水準で推移していることも、海外投資家の国庫短期証券への投資を後押しした可能性がある。すなわち、海外投資家からみた本邦国庫短期証券の投資妙味の目安として、「ドル資金を無担保で調達し、その資金を為替スワップ市場で円資金に交換する」という一連の取引による円調達コスト(以下、円転コスト)を計算すると、円転コストは本邦国庫短期証券の利回りと比較して概ね低水準での推移となっている(図表9)。』

『こうした海外投資家を中心とする非付利先には、付利金利の水準である0.1%を下回るレートであっても国庫短期証券に対する一定の投資ニーズが存在している。』

さいですな。

『2013年入り後は、そうした非付利先からの需要に上乗せするかたちで、基金による買入ペースが加速されたほか、付利金利引き下げを含む金融緩和期待が強く意識されるもとで、付利先が0.1%を下回る水準でも国庫短期証券への投資を積極化する動きが拡がった。この結果、需給環境の逼迫感が一段と強まり、国庫短期証券の発行・流通レートは、0.1%を大きく下回る水準まで低下した。』

というのはご案内の通り。でまあ付利下げ自体はちょっと(これだけの大規模量的緩和を実施する以上は)難しくなってきてるとは思われるということで水準がやや調整されましたという事で。


ということでBOXを2つだけ引用しましたが、内容はかなり面白いので一読推奨。


○長期金利に関する分析レポートがまたも投入されました

[外部リンク] 本文はこちら。
[外部リンク] 『本稿では、アフィン期間構造モデルと潜在金利モデルを、日米英の2013年3月までのデータを用いて推計した。推計結果はモデルによって大きく異なり、これは、ゼロ金利制約を考慮していないアフィンモデルにおいて、推計バイアスが生じているためと考えられる。10年物金利のタームプレミアムの推計結果をみると、モデル間の差異が約2%ポイントにまで拡大するケースもみられる。また、米英では、この差異がここ数年拡大している。アフィンモデルには、短期金利の長期的水準を過大推計する強い傾向がみられるが、このことがタームプレミアムを過小推計する方向に寄与しているものと考えられる。』

とのことですが、こちらのペーパーの著者さんはこの手の長期金利分析に関するレポートを定期的に出していまして、一応このペーパー自体は個人の見解で日本銀行の公式見解ではありませんという建付けにはなっていますけれども、日銀(や各国の中銀)が市場の金利形成に関してどのような分析をしているのかというようなテーマについてのペーパーを出していますのでこれまた一読を推奨したいのですが、惜しくもこのあたくしは高校の数(歳がばれる表現ですかそうですか)レベルで数学の脳味噌が止まり後は退行してあばばばばーとなる一方でございますので、何が何やらという話なのが残念無念な所でありまする。

まあこういう分析に関しては、モデルがどういう前提を基にしていているのかという点についてのロジックを把握する(数学的処理の計算式を見るとハクション大魔王状態になるのでそうではなくて文章で書かれたロジックです、汗)のが重要で、その辺のイメージがつかめるとアウトプットとして出てきたデータがどういう物なのか、という事が判るんでしょうなあとか、まあそんな事を考えながら読んでみたもののやっぱり難しいのでアホのあたくしに判るように教えてジェネラル!!(いやまあまた読んでみますが・・・・・・)
 

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