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お題「各種雑談メモ/岩田副総裁の講演を色々とつついてみるの巻」   2013/08/30(金)08:01:00  
  東京の今日の予想最高気温がさんじゅうろくどですと・・・・・・・・(白目)

#師匠の高座ネタのせいで森本さんの講演ネタができませんでしたすいませんすいません

○債務管理レポートが出ましたよ(と言ってもただのメモ)

[外部リンク] 一括ダウンロードすると物凄い量になりますので、部分部分をちょこちょこ読んで行くのが吉。今年は例年よりも微妙に出るのが遅かったような気がするわと思ったら今朝のニュースを見て何となくそういうことかと思ったのは陰謀脳ですかそうですか。

[外部リンク] 概算要求は99兆円台に
8月30日 4時23分

・・・・・・・・まあ何ですな、出る方がこの有様なのに「消費税増税がー」とか言って有識者会議とやらを大々的にやっているバヤイでは無いという気がしますがねえと思うのですが、さてはこの概算要求期限に債務管理レポートをぶつけて来たなとかそういう事を考えるのは楽しいのですが、あまりやっていると何でも陰謀で処理する陰謀脳になるので注意しましょう(^^)。

まあ折角出たのでメモメモということですな、うんうん。


○2年国債入札結果発表遅延とな

[外部リンク] #なお、全然関係ありませんが、今週の頭に「どうもこう盛り上がらなくていかん相場ですなあ」などと雑感を申し上げたら直近で10年が久々に高値面合わせから上昇となったのは何の北ハマー先生状態なのかとorzorzなこのあたくし


○やっぱり岩田副総裁の講演が色々とアレな件についての続き

昨日は我ながら消化不良気味でしたが、もうちょっとつついてみることにしましょう。

[外部リンク] 「第一の矢」の考え方 ──


・波及メカニズムのそもそもの起点の説明が微妙にも程がある件について

QQEの説明部分はまあほうほうと読み流してしまうのですけれども、一応最初でこういう話をしておりますので引用。本文4ページ(ファイルで5枚目)から。

『第1のポイントは、消費者物価の前年比上昇率2%という「物価安定の目標」を、2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現するということを、日本銀行がはっきりと約束したうえで、そのための具体的な行動として、これまでとは次元の違う金融緩和、すなわち「量的・質的金融緩和」を進めていることです(3枚目)。金融緩和政策が実際に効果を発揮するためには、2%という物価安定の目標を中央銀行が責任をもって達成するのだという強い意思表示、すなわち「コミットメント」と、それを裏打ちする具体的な行動を伴っていることが何より重要です。』

『中央銀行がインフレ目標の達成にコミットし、その実現を目指して思い切った金融緩和政策を実施することによって、人々の期待がデフレ予想からインフレ予想に変わり、行動が変わり、経済全体の動きが変わってきます。このことが、政策効果実現の大きな鍵を握っています。』

という説明は一見するとご尤もなのですが、良く良く考えてみると波及メカニズムの図表(昨日も申し上げましたが上記URLの22枚目にある図6になります)を見ますと、まずインフレ目標を設定してQQEを実施すると予想インフレ率が上昇するというのが所与になっているように見えますし、こちらの説明でも「思い切った金融緩和策を実施すると期待が変化する」というのが所与になっているように見えます罠。

しかしですよ、その前に「コミットメントとそれを裏打ちする具体的な行動」という話をしているのですが、そもそもその具体的な行動によってどのような経路を経て人々のインフレ期待に影響を及ぼすのか、という事に関しての説明がこの講演では示されておりませんで、インフレ期待が発生して予想インフレ率が上昇するのが所与になっていて、その予想インフレ率が上昇することによって色々な波及効果が出てくるという話になっているのがもう何だかねという所です。

つまり、師匠の説明の場合は最初のインフレ期待の変化が所与扱いになっているという訳でして、中央銀行がインフレ目標でございと言って数値を設定して政策を実施すればインフレ期待がそこにアンカーされますよとか随分とめでてえ話であって、各国の中央銀行が常にインフレ期待がアンカーされているかどうかという事を金融政策運営上重視しているというのは無駄な努力なんでちゅかねえとか思うのですが。

つーても良く考えたら師匠の場合は以前このような話をしておられましたので、MB増やせば自動的にインフレ期待が上昇するんですねわかります。

[外部リンク]
2013/3/4 17:44

『「多くの人が抱くデフレ予想をインフレ予想に変えなければ、デフレ脱却はできない」と指摘。「金融政策だけがデフレ予想をインフレ予想に変えられる」と強調し、日銀の金融政策の転換が必要との考えを示した。その際に市場がみているのは日銀の当座預金やマネタリーベース(資金供給量)との考えを示し、「当座預金残高が10%増えると、予想インフレ率は0.44ポイント上がる」とし、マネーの供給拡大が必要との考えを説いた。』(上記URLより)

当座預金残高幾らでしたっけねえ(棒読み)。


ちなみに、具体的な波及経路の説明部分が本文7ページからになるのですけれども、そこでもやはり・・・・・・

『こうした二つの柱、つまりインフレ目標の設定とそれに向けた大胆な金融緩和を行うことにより、世の中の人々が予想する将来の物価の動き、つまり予想インフレ率が上昇します。そうすると、物価の上昇を織り込んだ将来の実質的な金利負担、つまり予想実質金利が低下することになります。』

とありまして、どう見ても所与です本当にカムサハムニダとしか申し上げようがない説明となっているのが実にチャーミングとしか申し上げようが無い訳ですよ。

でまあそこを起点にしてああなるこうなるという話を桶屋が儲かる理論で説明している訳ですが、そもそもそのインフレ期待を飴細工のようにホイホイいじる事が出来るのであれば先程も申し上げましたようにどこの中央銀行も苦労しない話でありまして、そうじゃなくて金融緩和効果によって起きる具体的な事象によってインフレ期待に対してなんらかの効果を与えることができますよねという話ではないかと思うのですが、どうもこの先生、相関関係と因果関係をごっちゃにして説明するのが得意のようで、いやそれって鶏が先か卵が先かよく判らないんじゃネーノという話もバッサバッサと自分の理論に合う方向の因果関係に話を帰着させちゃうから、話をぼーっと聞いていたりする分には何となくそうかなと思ってしまうという感じなんじゃネーノと思ったりするのでございまする。


・実質金利が下がるとこんないい事がありますのオンパレードを鑑賞

本文9ページの冒頭から。

『このように、予想インフレ率の上昇を通じて予想実質金利の低下を促すことが、様々な経路を通じて需要の増加につながっていきます。』

ほほう。

『まず、予想実質金利が低下すると、資金調達の実質的なコストが下がるわけですから、設備投資や住宅投資が刺激され、増加します。』

とあっさり説明しているのですが、確かに資金調達の実質的なコストが下がる事は借入を行って投資をするインセンティブを高めますが、そもそも論として設備投資を行うには資本投下して装備した設備によって収益が向上しないと何の意味も無い訳でありまして、一面として実質コストが下がるというのは重要ですけれども、収益期待というか成長期待が無かったら更新需要以上の設備投資需要が出てくるんでしょうかという話になりますし、住宅投資ったって将来の収入に対して不安があるとか、どう見ても全然給与がアガランチ会長という状態でよーしパパ物価が上昇しそうだから借金して住宅買っちゃうぞーとはならんだろ常識的に考えてと思うのですが。

つーかですね、その前の方での説明で日本経済の現状ということで(昨日引用した部分になります、本文3ページ図表の2枚目(PDFの18枚目))説明している部分で・・・・・・・

『一旦デフレと需要縮小の悪循環に陥った経済を立て直すには、大胆な金融政策、すなわち「第一の矢」によって物価の継続的な下落に歯止めをかけ、デフレによって減少した需要を本来あるべきレベルに回復させることが有効であり、また必要でもあります。これが、現在日本銀行が進めている金融緩和の背景にある考えであり、また私が研究者として長年主張してきたことでもあります。』

という話をしていて、日本経済の現状について大幅な供給能力の過剰状態にあるという認識になっているのに、予想実質金利低下如きで何で設備投資が刺激されるのかをもう少し詳しく説明して頂きたいと思う訳ですよいやマジで。

つーことでですね、まあ部分部分での説明は何となくほほうと思ってしまうのですけれども、このテキスト読んでいて違和感持つのって結局の所この「全体としての話の整合性」と「因果関係と相関関係をごっちゃにした説明」であって、ついでに言えば黒田総裁の先日の講演と話が違うじゃないかというような部分(昨日引用した潜在成長率引き上げに関する説明部分ですが、他にもあるのよね)だったりする訳ですよね〜。

『次に、予想実質金利の低下は、株式や住宅・土地などの資産価格の上昇要因でもあります。手持ち資産の価格が上昇した方々は、以前よりも気前よくお金を使い、消費を増やす傾向があります。これを資産効果と呼んでいます。また、株価や地価が上昇すると、家計や企業の財務状況が改善しますので、銀行などから資金が借りやすくなり、企業の設備投資や家計の住宅投資も増える傾向があります。』

そもそも予想実質金利が低下すると資産価格が上がるのかというのが????なのですが財務状況が改善したからと言って設備投資や住宅投資が増えるかというとそれはそう単純な物じゃないでしょという話は先ほども申し上げた通りですわな。

でまあ資産効果が消費に効くのはそらまあそうでしょうけれども、経済に有意な刺激を与えるような資産効果って事になるとそれなりに顕著な資産価格の上昇、つまり経済の成長力などを大きく上回るような上昇が必要になるんじゃネーノと思うのですけれども(違ってたらスイマセン)、それってつまり一発的な効果はあるでしょうけれども、どう見たってサステイナブルな話じゃない罠と存じますが・・・・・・・・・・・・(長期間継続したらそれは資産バブルじゃろ)


『さらに、円の実質金利が外国の実質金利に比べて相対的に低くなると、為替は円安方向に動きやすくなります。円高が修正されることは、輸出を押し上げる要因となりますし、企業収益の増加を通じて設備投資を増加させる要因にもなります。京都のような観光地では、円安による外国人観光客の増加も期待できます。加えて、皆さんが外貨建てで持っている資産の円建て価格が上昇しますので、資産効果により消費を増加させる要因にもなります。』

輸入の方の話をしてねえわと思いますし、そもそも実質金利なの??とかまあ色々と?????な部分があるのですが、確かにまあこのような話が全部所与でしたらバラ色の展開という図表が見えますわなあと感心した次第です。


・結局何でインフレ期待が上昇するのかの話がワカランチ会長のままでした

でまあこのようなバラ色トークは更に続くのですが、結論部分をば。

『また、このプロセスの最初の段階では、皆さんが物価上昇を予想することが重要な鍵を握っていると申し上げましたが、そうしたプロセスの過程で需要が増加して、実際に物価が2%という「物価安定の目標」に向けて上昇し始めると、そのことが、将来の安定的な物価上昇に対する予想をさらに強め、それがまた予想実質金利を低位で安定させることにつながります。』

いやだから需要が増加するのには師匠の理屈だと物価上昇予想が高まることによって発生するという話なのですから、そもそもの話のスタート時点で循環論法をしてどないしますねんと思うのですけれどもねえ。

『このように、これまでデフレと需要縮小の悪循環に陥っていた日本経済は、緩やかで安定的な物価上昇と需要の拡大という好循環に向けて、いままさに舵を切ったところであると言えるでしょう。』

まあコストプッシュで物価は上昇してますけどね。

『「人々の期待に働きかける」という私の説明を聞いて、おまじないのような話だと思われた方もいらっしゃるかも知れません。しかし、金融政策というのは本来、「人々の期待に働きかけること」を通じてその効果を発揮するものなのです。』

えーっと岩菊先生って貨幣数量説での説明じゃなかったでしたっけというか3月も直線番長よろしく当座預金残高10%引き上げで期待インフレ率が0.14%上昇って言ってましたのに、いつの間にかこちらがメインに??いやまあどうでもいいですが。

『過去15年近く続くデフレの中で定着してしまったデフレ予想を「緩やかで安定的なインフレの方向」に変えていくことが、私たちが現在取り組んでいる金融緩和政策の、最も重要なポイントだというのが私の考えです。』

まあ期待を何らかの気合のようなもので変化させようというのに対して頭から否定する気はこのアタクシも毛頭ございませんが、しかしながら結局の所「具体的にどのような経路でインフレ期待が上昇することになるのか」という点については説明がトートロジーの域を1ミリも出ていない訳でして、これがまあ円安修正で輸入価格の上昇を起点にするとか、資産価格の上昇によって消費を刺激して企業の価格設定行動に変化を生じさせるとか、そんな話でもあるのならまだ判るのですが、師匠の話だと結局の所「インフレ期待が上昇するから上昇するんです」という話をしているだけにしか見えないのでしてもう何だかねという所ですなあと思った次第でありまする。


・因果関係と相関関係

でまあ波及経路の説明をしている図表もあるんですけどね。

『(3)予想実質金利の低下⇒ 設備投資の増加』ってのと『(4)予想実質金利の低下⇒ 資産価格の上昇』『(5)資産価格の上昇⇒ 設備投資の増加』ってのが時系列で出ているのが図表9から11(PDFファイルで25枚目から27枚目)になるんですけれども、そもそもが単にプロットしているのに怪しげな丸を書いてあるだけとか、予想実質金利の数値が『10年物国債金利-最長期間BEI』ってもしもしあの物価連動国債ってここ5年ほど新発債出てないんですけどとかいう所で誠にアレ。

まあそれは兎も角としましても、そもそもが予想実質金利と設備投資の間に相関があるからと言って因果関係があるのかどうかってまた別問題でしょと思う訳でして、例えばこの図だけの説明だと⇒を逆にしたって同じことになる訳でして、そこの因果関係についての説明が先ほど引用したように何か随分と雑な中でこの説明って何なんでしょうねという所で。

でまあそういう因果関係と相関関係の考察がアレだから先ほど引用したように「当座預金残高が10%増えると予想物価上昇率が0.14%上昇する(キリッ)」って話になるんでしょうなあとしか申し上げようが無いのでございますが、とりあえずあたくし頭が悪くて良くワカランチ会長ではございます。


・纏めの部分から少々

最後の部分で本文13ページ目(PDFの14枚目)を鑑賞。

『「量的・質的金融緩和」は、まず、人々、とくに、資産市場における投資家の予想インフレ率を引き上げることにより、予想実質金利の低下をもたらします。』

QQEの後結局BEIは行ってこいですけどね!

『この予想実質金利の低下が国債や株式や外国為替といった資産市場の市場価格の変化を引き起こします。こうした資産価格の変化は、投資家が投資資産の構成を変えるだけで生じますから、「量的・質的金融緩和」実施後、ただちに始まります。』

ただちに始まったけど以下同文。

『一方、こうした資産価格の変化が、消費や実物資産投資――すなわち、設備投資と住宅投資―――および輸出などの総需要を増やし、その総需要の増加が生産と雇用の増加をもたらす、といった、実体経済の変化を引き起こすまでには時間がかかります。』

あっそう。

『それは、企業や家計や外国の企業が、資産市場で起きている変化が短期的な現象なのか、それとも長期的な変化なのかを見極めてから、企業であれば、設備投資を増やすかどうか、家計であれば、消費を増やすかどうか、あるいは住宅投資に踏み切るべきかどうか、外国企業であれば、日本からの輸入を増やすかどうか、といったことを決めようとするからです。』

QQE実施によってインフレ期待が上昇して、インフレ期待が上昇したらホイホイと効果が出るような話をつい今しがたまでしておられたような気がしますが??????

『現在、「量的・質的金融緩和」が始まってからまだ5ヶ月しかたっておりません。』

あと1年7か月「しか」ございませんけど。

『モノやサービスに対する需要と雇用が増え、その結果、物価と賃金が本格的にかつ安定的に上がり始めるまでには、もう少し時間がかかります。しかし、時間はかかるものの、現在の「量的・質的金融緩和」を粘り強く続ける限り、かならず、実体経済も良くなり、物価と賃金はともに上昇し、多くの人の所得は増えるはずです。』

信じる者は救われるとの事ですが、2年で達成と大口を叩いているのですからタイムスケジュールマダー(・∀・)っ/凵⌒☆

『現在はまだ「量的・質的金融緩和」の入口に入ったばかりです。したがって、皆さんには、「最近、物価が上がったのは、円安でエネルギー価格が上がったからにすぎない、悪い物価上昇だ」とか「まだ賃金が上がらない」と言って、「量的・質的金融緩和」の効果に失望されることなく、今しばらく、「量的・質的金融緩和」の効果を見守っていただきたいと思います。』

これは昨日の再掲でありまする。


・ところでこれは・・・・・・・・

ロイターの記事から。

[外部リンク] UPDATE 1-物価目標2%達成しても、賃金・生活改善なければ失敗=岩田日銀副総裁
2013年 08月 28日 17:06 JST

昨日も引用しましたがアップデートされていました。

『金融政策が実体経済に波及するには「株価の上昇と円安が必要」と指摘し、波及するには「半年から1年半かかる」との見通しを述べ、アベノミクスが実体経済に好影響を与えていないとの見方をけん制した。』(上記URLより、以下同様)

んーっとですね、円安が必要というのは多分それ国際的なお約束違反発言になると思うので、まあこのニュースが英訳されていない事を祈りたいと思います。つーか黒田総裁はあくまでも為替操作はしていませんと主張している訳で、こういう所で師匠が不用意に「円安が必要」とか言い出しちゃうとか閣内(?)の意志統一大丈夫かと心配になってしまいますよ。

『実体経済に効果が波及するまでの間は「財政政策による需要の下支えが重要」とも指摘。安倍晋三政権が「第3の矢」として進める成長戦略は、一時的に過剰な供給力を作り出すと指摘し、「金融緩和で需要を創出することで、潜在成長力を引き上げることができる」と述べた。』

えーっとですね、師匠講演の方では潜在成長力の引き上げは成長戦略で実施するって説明しているのに何でここでは金融政策で潜在成長力を引き上げるって話になってるんですか?????


更にロイターの記事から。
[外部リンク] 08月 28日 19:55 JST

まあ買わないと明言するのはインフレ目標の趣旨からしてそうなんですけどね。

『大胆な金融緩和は戦前の軍事調達のための国債発行同様にハイパーインフレを招かないかと出席者から質問された同副総裁は「終戦直後は戦争で生産力がなくなったため人々が少ない物を買おうとして猛烈なインフレが起こった。今は生産能力はあるが需要がない状況。高いインフレになる確率は少ない」と説明した。』(上記URLより、以下同様)

まあやはりこういう懸念ってご年配の方程経験値あるいは親から聞いたとかの体感があるから持つ罠と思います。

『それを踏まえて「物価が2%を超え、3%、4%と中期的に上昇していくような場合には、政府の財政規律が緩んで『どんどん国債を買ってくれ』と言われても日銀は買いません」と言い切った。』

キタコレ!

『「戦前は軍の言いなりで国債を買わざるをえなかったが、今の日銀は独立しておりそういう状況でない」と付け加えた。』

えーっとあのそのそもそも貴殿が日銀副総裁に就任した時の経緯ってとか、貴殿が日銀入りする前には国債の引受しろだの日銀法改正しろだの散々仰せで、日銀の独立性は手段の独立であって目的は政府が決めるとのロジックだった(のでその理屈だと政府が財政に協力せよと命じたら従うという話だ罠)と思うのですが、説明に都合の良い時だけ急に独立して云々というのが出てくるその豪気さに痺れるのでございましたとさ。まあどうでもいいですけど。


#ということで、森本審議委員講演の話が出来ませんで誠に申し訳ございません
 


お題「木久扇師匠の高座岩田副総裁の講演キタコレ/その他少々」   2013/08/29(木)08:05:06  
  政策委員会の皆様におかれましては、普通の場合デビュー戦の講演というのは「金融経済懇談会」というものであって、それには記者会見コーナーというものもございまして、ついでに会見要旨もアップされる、という種類のものになる筈なのですが、はてさて何故師匠におかれましては質疑応答なし(と思ったらさすがに講演参加者ただし記者以外の方からの質問はお受けしていたようでございますな)のデビュー戦になったのでしょうかねえ(棒読み)。

という話の前に少々別件バウアーな雑談でも。

○各種雑談メモコーナー

・浜田先生ェ・・・・・・・・・・・・・・

昨日は木久扇師匠マダー(・∀・)っ/凵⌒☆っと思いつつニュースヘッドラインなどを眺めておりましたが、その前に顎が盛大に外れそうになったニュースが出ておりましてですなあ・・・・・・・・・

[外部リンク] 10:47 【共同通信】

『消費税増税の1年延期を主張している内閣官房参与の浜田・米エール大名誉教授は28日のテレビ番組で、1年後の対応について「(その時点で)景気が上向いていなくても、断固として決行する」と述べ、1年延期後は景気動向にかかわらず増税に踏み切るべきだとの考えを示した。』(上記URLより、以下同様)

これ共同が報じていたので地方紙があっと言う間にリファーしてネットで見ると地方紙のサイトの殆どで報じられていましたな。

『浜田氏は「優柔不断さが日本経済に多少のもやもやを及ぼし、債券市場にも影響している」との認識を示し、増税の際は、法人税率も含む税制見直しなど「消費税の悪影響を中和するような政策が必要だ」と強調。「税制の構造改革で、消費増税でも日本経済がものともしないような体質に変わっていくことに期待したい」と語った。』

・・・・・・・・・・そもそも消費税増税の延期論というのは「折角回復しだしている景気に悪影響を与える」から打ち出された話だと理解していたのですが、1年先送りしてその後は「景気が上向いて無くても断固として決行する」って従来の増税慎重ロジックとの整合性があたくしのような浅学菲才で下賤の者には全くもって理解致しかねる訳で、それこそが「優柔不断」というものではないのか等とあたしゃ思ってしまうのですが、どういうロジックでそういう話になるのか難しすぎですぞな。なお、今回先送りが決まって何か悪影響が出た時にそもそもの言いだしっぺとして糾弾されるリスクに気が付いたので急に日和ったなんてそんな事は全く無いと存じますので念のため申し添えます(棒)。

ちなみに、技術的に見て難しいというのと、小刻みの場合増税部分の価格転嫁をするのに対して流通における中間業者や製造における下請企業などのような弱い立場の人たちが価格転嫁しにくくて結果的に増税分を幾分(下手したら全部)被る破目になりかねないという問題があるので現実論としては難しいのですが、まあ1%ずつ小刻み増税というのも継続的な(ただの名目であって実質の話では無いにせよ)物価上昇を政策的に演出できるかもしれないという意味ではお話としての可能性はありますし、増税した側から大規模財政打ったらそもそも何のために増税しているのか意味ないだろという浜田参与の指摘(火曜日の経済財政諮問会議分室での提出資料でも指摘されておられます)もご尤もではあるのですけれどもという話でも雑談の続きでしようかと思った矢先にこの奥の深すぎる発言にシビレ節になってしまいますたという事で。


・輪番ェ・・・・・・・・・・・・

昨日の輪番もちと話題になっていましたが。

[外部リンク] 2,500 2013年8月30日
国債買入(残存期間3年超5年以下) 3,500 2013年8月30日
国債買入(残存期間10年超) 2,000 2013年8月30日

超長期の買入に関しては毎度おなじみの入札があった翌営業日に入札のあったゾーンを含む輪番実施(それは財政ファイナンスに随分近いですねえなどというツッコミを大人の皆様はしてはいけませんぞ^^)というのでいつもの話なのですが、昨日えーという感じだったのは中短期の買いが入った事ですな。

2年国債入札前なのでそこで買うかよというのがあるのと、あと1回輪番日程があると思われるので、明日輪番が有ると思われるのですが、その際に長期債の買入が入るというのはそれどう見てもインデックス長期化対応の売買と競合するんですけど(長期化対応で短い所に売りが出るので中短期の買いを入れた方が一般的に想定される投資家のオーダーフローと競合しないと思われる)何ですかこの嫌がらせはという事で話題に。

この前の輪番では急に長期の買入を事前アナウンスの下限を切ってオファーしてきたので、もしかしたら月末の輪番で長期買わないのじゃないかという観測も出たりして、何かここへ来て輪番のパターンが微妙に読みにくくなっているようですにゃ、うんうん。

最近の債券市場はもうすっかり現物債の投資家アクティビティーが下がって(今のレンジをどっちかに抜けたらアクティビティー上がるかもしれませんが、株もそうだけど)板がスッカスカとなっておられますので、輪番の市場での存在感がアホのように高まってしまっておりまして、そーゆー意味では輪番の予見可能性が微妙に下がるようなオペの打ち方をすると債券市場の価格形成にも何らかの影響を与えるのじゃないかね、とか何とか思いつつ輪番の精密予想しないといけないのかねとか思う今日この頃なのでありました。



○木久扇師匠の高座岩田副総裁の講演ですよ皆さん!!!

[外部リンク] 「第一の矢」の考え方 ──
京都商工会議所における講演


師匠の高座なのですが、通常政策委員の皆様におかれましてはデビュー戦は「金融経済懇談会」となる(総裁は別ですけど)というのが仕様というのは先ほども申し上げた通りですが、今回の講演は「京都商工会議所における講演」ということで、メディアは聴くのはおっけーだが質問は不可みたいな仕切りだったようですけど、質疑応答自体はあったので正直その内容のアップをお願いしたいのですがまあ多分やらないだろうなあと思うのでありました。

しかしまあ色々とツッコミ所があって大変に面白い高座もとい講演だった訳ですけれども・・・・・・


・えーっとあれインフレ目標行ったらすべてがハッピーだったのではなかったんでしたっけ?????

のっけから講演じゃなくて質疑応答の方をネタにしますけれども(^^)。

#これ日銀が質疑応答要旨を出してくれない場合は共同でも時事でもブルームバーグでもロイターでも良いので一問一答形式で詳しくネット版にアップして頂けると全力でネタにできるんですけどねえ・・・・・

ロイターの記事から
[外部リンク] 08月 28日 17:11 JST

『[京都 28日 ロイター] - 日銀の岩田規久男副総裁は28日京都市内で講演し、物価上昇率2%の目標を達成した際に「賃金や設備投資が増えて人々の生活が改善していなければ、政策は成功でない」と述べ、家計の所得や企業の設備投資がそれぞれ増え経済に好循環メカニズムが働く姿を目指す重要性をあらためて強調した。』(上記URLより)

・・・・・・・・・・・えーっと、インフレ目標2%達成で世の中ハッピーになるって宣伝してたの岩菊先生たちだった筈なのですが、何でまた急にこういう話になるんですか従来までの話はどこに行かれたのですかと思うのですけれども、いつの間に宗旨替えしとるんじゃこの師匠はというか、きっとこれは日銀のインボーで中の人が笑福亭鶴光師匠に入れ替わっているんですよ!!!!(超大嘘)

ま、従来はそういう現実的な問題を全く斟酌しないで金融政策を論じておられたけれども、実際に政策を行う立場になってみて初めて気が付いた、などという事では無いと存じますので、これはきっとロイター辺りの報道が岩田副総裁の発言の真意を取り違えているということではないかと存じます(棒読み)って言いつつ他のベンダーも同じようなリファーをしていた気がしますがね。


さてまあそんな事はともかくとして、師匠の能書きを拝読すると致しましょう・・・・・と言いつつこの師匠の説明がこれがまた実はちょっと読んだだけだと微妙にツッコんで良いのやら良くないのやらがワカランチ会長な部分があって、今日とりあえず一通りツッコムのですが、数回再読したり発言の詳報を見たりしながらツッコミどころを追加するかもしれません(^^)。


・どうでも良いが京都で掴みに「東京遷都」を出すのはどうかと

折角の関西での講演なので掴みは「わんばんこ」とかそういうネタで入るという訳には逝かないですかそうですか(当たり前)。

『京都商工会議所は、明治15年(1882年)に創立され、昨年130周年を迎えたそうですが、日本銀行も同じ年に開業しましたので、京都商工会議所と同じ年齢を重ねていることになります。当時京都は、東京遷都によって失われていた活力を取り戻そうと、事業家たちが発電事業や博覧会などの先駆的事業や商工会議所の設立に取り組んでいたと聞いています。一方、当時全国的には、西南戦争後に大量に発行された政府紙幣を回収するために、中央銀行の設立が求められていました。』(以下断りが無い場合は最初に出した講演テキストより引用)

・・・・・・・んーっとですね、遷都に関する詔が最後に出たのは桓武天皇による平城京から平安京への遷都でして、東京遷都というのは厳密にいうとややこしい話(事実上で言えばどう見ても遷都状態ではあると思いますけど)で微妙みたいなのですが、あたくしは何せ東夷なもんで「由緒ある京都人は帝が現在一時的に東京に出張しているだけと認識している」というネタが都市伝説なのかマジなのか存じませんのでアレなのですが、京都商工会議所という所で微妙な表現を使うのってどうなのよとか思っちゃいましたが単に都市伝説に釣られているだけですかそうですか(^^)。

Wikipediaで恐縮ですが
[外部リンク] #「遷都やなんて関東のイナカモンはこれだから困りますなあ(ヒソヒソ)」などと言われてませんように^^;


とまあそんな話はどうでも良いのですが、2ページ目辺りから早速ツッコミどころが発生するのでございます。


・閣内(?)不一致キタコレ!!

最初に第一の矢から第三の矢までの説明があるのですけど、その役割分担に関して師匠はこのようにご説明になられています。

『「第一の矢」である金融政策や「第二の矢」である財政政策は、経済全体の需要を拡大することで、わが国の経済を本来あるべき成長軌道――これを「潜在成長軌道」といいます――に復帰させることを目的としていますが、「第三の矢」である成長戦略は、潜在成長軌道そのものを引き上げる、つまりわが国の経済が成長していく「伸び代」自体を拡大することを目的としています。』

・・・・・・・・・・・・・・・・えーっとですな、ほんの4日ほど前のジャクソンホールでの黒田総裁の講演ではQQEによって「自然利子率の上昇」を図るという説明をしておりまして、それは即ち「第一の矢である金融政策によって潜在成長率を高めます、その為に成長基盤オペなどが用意されています」という説明だったのですが、岩田副総裁様におかれましては黒田総裁の直近の説明と整合性が取れない(まあ岩田さんの説明の方が普通だと思いますが・・・・・・^^)とはこれはまた如何なることなのか実にこう????????∫dxという所でございます。

まあ岩田さんの方が普通の説明なのでどちらかというとジャクソンホール講演の方について「この原稿を作ったのは誰だあ(ガラッ)」と海原雄山状態になるのが正しいような気もしますけど、いずれにせよつい直近の総裁の説明と副総裁の説明がずれているのはどういう事ですかと存じます、はい。


・デフレスパイラルだったのか!!!!

そのちょっと先で3ページ目の説明から。

『ご覧のように、現在のわが国経済は、点線で示された潜在成長軌道、すなわち本来あるべき成長軌道よりも低い位置にあります。これは、継続的な物価の下落、すなわちデフレの状態が続いてきたことによって、経済全体の需要が落ち込み、それがさらなる物価の下落を招くという、悪循環に陥っていることが原因となっています。』

デフレスパイラルだったんですかそうですか・・・・・・・・・・


・改めて閣内?不一致を確認

でまあその3ページ目の説明の最後の所ですけど改めて説明しているので更に引用。

『さて、さきほど申し上げたように、「第一の矢」である金融政策の効果が本格的に表れるには、ある程度の時間が必要です。このため、政策発動当初は「第二の矢」である財政政策の効果が先に表れ、そこに重なるように金融政策の効果が強まってくることで、実線で示した経済の成長軌道が、点線で示した本来の軌道に近づいていくことになります。』

『一方、先ほど述べた「第三の矢」、すなわち成長戦略は、点線で示した潜在成長軌道そのものを引き上げる役割を担っています。言い換えると、金融政策や財政政策は、わが国経済の一時的な体力低下を、本来の元気な状態まで戻すための政策であるのに対し、成長戦略は、元気な状態で発揮される「地力」そのものを引き上げるための政策です。日本経済が長期的に発展し続けるためには、この成長戦略の成功が望まれます。』

この点線だの実線だのというのは図表の2枚目(上記PDFだと18ページ目になります)にあるのですが、これですとつまりは潜在成長率を引き上げて潜在成長軌道をシフトアップするのは第三の矢だという事になりますなあというのを思いっきり図でも示していて黒田総裁涙目ということですねわかります。


・メカニズムの説明が正直訳判らない件について

でまあその次にQQEに関する説明があって、何かそこの説明も微妙にアレなのですが、どこをどう突っ込んで良いのかを思いつくのに少々時間が掛かるので明日続きをやる(ちなみに今日は森本審議委員の講演(岩手での金懇)があるからそのネタも投下しないといけないのだが)としてQQEの波及メカニズムがもう良く判らない件について。

本文7ページ(PDFで8枚目)の『4.「量的・質的金融緩和」の波及経路』なんですけどね。

『ここからは、金融緩和政策が実体経済に影響を及ぼしていく、その波及経路について、私の考えをご説明したいと思います。はじめにチャート図をご覧ください(6枚目)。やや細かい図になっていますが、これが金融緩和政策の波及経路の主な部分を説明した全体像になっています。順を追って説明させて頂きますので、しばらく辛抱してお付き合い下さい。』

ということで何で辛抱しないかといけないかと言いますと、そのチャート図というのが図表の6枚目(PDFだと22枚目)にあるのですが、この図が正直何じゃそらな説明になっておりまして、もう何だかこう盛大にツッコミたいのですが、とりあえずこれ余りにも盛大なチャートなのでツッコミの内容を考えるだけでも中々大変という代物になっております。

まあ図を一見して「風が吹けば桶屋が儲かる」という言葉が真っ先に浮かんでしまったのは気のせいということで勘弁なのですが、なんかもう説明が物凄く部分部分はそうかも知れんがそれ全体として整合性はどうよというのと、それに加えて個別の説明でも怪しげな部分があって盛大にツッコミたいのですが、実はまだ全部纏まっていなくてあまり美しくないのでこのツッコミも明日行う(単に時間が無いというのとこの先にもっと面白いツッコミどころがあるのでとりあえず駆け足モードというのがあるのですがががが)としまして、皆様におかれましては上記のチャート図をぜひともじっくりとご鑑賞されることを全力で推奨させていただきたいと存じます。


・グラフの解釈が超越手前味噌な件について

実際にQQEがこんな効果を出しましたという話をしている部分も盛大にツッコミどころがあるのですけれども、その中で一番これは酷いと思ったのは図表の8枚目になります。

説明は本文11ページ(PDFで12枚目)にあるのですけれども。

『予想インフレ率が上昇すると、名目金利から予想インフレ率を差し引いた予想実質金利が低下するとご説明しました。ここで、金融市場で観察される実際の金利等の推移を見てみると、今年の初め以降、金融市場参加者の予想インフレ率は上昇傾向、予想実質金利は低下傾向にあることがおわかり頂けるかと思います(8枚目)。』

図表はPDFファイルの24枚目にあるのですが、BEIの推移とプレーン国債利回りの推移と予想実質金利の推移を並べているのですが、そこに引いてある矢印の補助線が如何にも胡散臭くて、3月の所からトレンド線っぽく矢印引いているのですが、このグラフ見ると3月対比で見た場合はBEIはいいとこ横ばい、予想実質金利は普通に見て上がってませんかという感じにしか見えないのに、何故かトレンド線っぽく引いている矢印ではBEIは拡大、予想実質金利は低下となっていまして、矢印の最後の部分がBEIは実際のグラフの線よりも上、予想実質金利は実際のグラフの線よりも下となっているとかお洒落にも程があります。

まあ百歩譲って1月からの傾向で言えば岩田副総裁の仰せの通りですが、これジャクソンホールでの黒田総裁の講演でのツッコミと同じですが、3月以降で見た場合横ばい(4月以降でみたら悪化してるようにしか見えませんが・・・・・・)ということは、それはQQEの効果では無くて白川総裁時代に行ったインフレ目標の2%への引き上げの方が効果あったという話にならんかってことで、説明が胡散臭い上にグラフに引いている補助線がインチキくさいとか本当にこれが日銀かよ経済学者かよと申し上げたくなってしまう図に吹いたウーロン茶を返せと申し上げたい所ではございまする。

#もちろんその前からQQEみたいなものを市場が織り込んだというのはあるとは思いますけど、まあこのグラフだけ持ち出してQQEの効果です(キリッ)というのは無理筋でしょうなということです


・まずい時間が無いから最後にこれを

つーことで続きは明日になりますが、最後の所はワロタ。

『現在、「量的・質的金融緩和」が始まってからまだ5ヶ月しかたっておりません。モノやサービスに対する需要と雇用が増え、その結果、物価と賃金が本格的にかつ安定的に上がり始めるまでには、もう少し時間がかかります。しかし、時間はかかるものの、現在の「量的・質的金融緩和」を粘り強く続ける限り、かならず、実体経済も良くなり、物価と賃金はともに上昇し、多くの人の所得は増えるはずです。』

信じる者は救われるとな。

『現在はまだ「量的・質的金融緩和」の入口に入ったばかりです。したがって、皆さんには、「最近、物価が上がったのは、円安でエネルギー価格が上がったからにすぎない、悪い物価上昇だ」とか「まだ賃金が上がらない」と言って、「量的・質的金融緩和」の効果に失望されることなく、今しばらく、「量的・質的金融緩和」の効果を見守っていただきたいと思います。』

確か浜田先生などは「適切な金融政策を実施すれば数か月でデフレ脱却」という話をしておられた訳でして、(今日引用できませんでしたが)質疑応答の中で岩田副総裁は「CPI+1%ではまだ事実上のデフレ状態」というような話をしていた訳でしてあれどうなったのかなとか、そもそも岩田副総裁も副総裁就任前に「当座預金残高80兆円で1年半で2%達成」とかいう話をしていたように、何かもうちゃっちゃと効果が出るような話をしていた筈だったのですがどうなったんでしょうかねえと。

つーか、物価上昇に良い物価上昇も悪い物価上昇も無い、というのがリフレ派の主張だったと思うのですけれども、悪い物価上昇なる言葉を使うのではなく、本来は「悪い物価上昇などというものはございません(キリッ)」って説明するもんじゃないのかねと思いましたがまあどうでもいいです。


いやー、ということで鑑賞すべき所が盛大にあって我ながら消化不良でどうもすいません。まあ皆様に置かれましても木久扇師匠の講演テキストと図表を穴のあくほど読まれるとオモロイと存じますのでお暇な方にはオヌヌメ^^;

#お暇じゃない方には明日続きを投下しますぞな
 


今朝のどらめもん サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2013/08/28(水)08:02:29  
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お題「消費税関連ニュースクリップ/売買高ががががが(メモ)/フォワードガイダンス論議がカオスだったBOE7月MPC」   2013/08/27(火)08:26:50  
  うむ。
[外部リンク] 08月 27日 04:49 JST

『[ワシントン 26日 ロイター] - ケリー米国務長官は26日、シリアの化学兵器使用疑惑をめぐり、国際社会は責任の所在を明らかにするため、立ち上がるべきとの見解を示した。』(上記URLより)


○消費税関連ニュース雑談

・消費税判断はAPEC直前とな

日曜のニュース(今さらでスイマセン)。
[外部リンク] 8月25日(日)11時14分配信

『甘利明経済財政担当相は25日、東京都内で記者団の取材に応じ、10月1日に公表される日銀の9月の企業短期経済観測調査(短観)について、安倍晋三首相が今秋に消費増税の実施の是非を最終判断する際の「最後の材料になってきそうだ」との見方を示した。判断の時期に関しては「(アジア太平洋経済協力会議=APEC=首脳会議までしか)スケジュール上の余地がないという意識を主要閣僚で共有しつつある」と語り、10月7日からインドネシア・バリ島で開かれるAPEC首脳会議の前になると指摘した。』(上記URLより)いやこらまた随分引っ張りますなあという所ですが、辛うじて物価連動国債入札前には最終判断になるようで誠に結構。つーかこれ最終判断出なかったら物国の入札日程ずらさざるを得なくなる話っすからねえ。
で、安倍ちゃんの外遊先での発言。

[外部リンク] 22:22  【共同通信】

『【クウェート市共同】安倍晋三首相は26日、訪問先のクウェートで同行記者団に対し、消費税率引き上げに伴い、法人税減税も検討する考えを示した。「景気回復、デフレ脱却という大きな目標がある。何をなすべきかという観点も十分に踏まえながら議論してもらいたい」と述べた。』(上記URLより)

[外部リンク]

『【クウェート=坂口幸裕】中東・アフリカ歴訪中の安倍晋三首相は26日、クウェート市のホテルで同行記者団と懇談し、法人税の実効税率の引き下げについて「我々は景気回復、デフレ脱却という大きな目標がある。そのために何をなすべきかという観点も十分に踏まえながら幅広く議論をしていただきたい」と述べた。来年4月からの消費増税の判断と並行し、検討する考えを示した。』(上記URLより)


・岩田一政さんも段階的に1%とな

当時の与野党が協議して国会で決めた話について専門家とは言え別に選挙で選ばれた訳でも何でも無いのを50人だか60人だか雁首揃えてああだこうだ言わせて判断材料とゆーのも何だかなあとは思いますがそれは兎も角として経済財政諮問会議の分室みたいな感じで開催されます会合の初回が昨日行われて、何故か岩田一政さんの提出資料とかが報道されたようで。

[外部リンク] 8月26日(月)19時46分配信


『[東京 26日 ロイター] - 岩田一政・日本経済研究センター理事長(元日銀副総裁)は26日、消費税率を法律に従って来年4月に3%引き上げるべきかどうかをめぐって開かれた有識者会合後、記者団に対し、消費の下振れを抑えるには毎年1%ずつの増税がふさわしいが、消費増税の3党合意などを踏まえると、課題があると指摘した。法律通り2段階で引き上げる際は法人税や所得税の減税などを検討するべきだと指摘した。また、小刻み増税に変更することで海外投資家が増税延期などととらえる可能性は少ないとの認識を示した。』(上記URLより)

増税の影響を平準化するという意味では小刻み増税というのは話としては分かるのですけれども、現実問題として毎年消費税率が変わるとなると対応する民間の事業者に掛かるコストとか、徴税に掛かるコストとかの事を勘案したら残念ながら机上のお伽噺ではないかと思うのですが、マジでそういう話になったら何だかなあという気はしますけど、内閣官房参与コンビに続いて岩田一政さんも言い出すとはという所ではございます。

ついでに言うと「1%だったらお前ちょっと我慢しろやゴルァ」というような圧力が中間業者に掛かったりするんじゃネーノ的な懸念もあったりするのですが、現実に落とし込むのは大変じゃないのかねえと思います。

でまあ法律どおりの2段階引き上げの場合は減税検討ということですが、税上げの影響を緩和させようとして大盤振る舞いしたらその場は良いですが単に「増税の崖」を後年度に先送りしているだけの話で、「翌年度の落ち込みを防ぐために今年も財政措置」とかなったら何もカワランチ会長のように思えますけれどもねえ・・・・・・・


○市場雑談をしようと思ったら・・・・・・・(雑談メモ)

今日は20年国債入札でして、そもそも今月はリャンウーパー月(11月もあるでよ)という翌月インデックス長期化の規模が大きい月となりますので、さて超長期入札ネタでもと思いながら相場を見ておったのですが・・・・・・・・

債券先物9月限出来高:11970枚
東証1部売買代金:1兆2759億7800万円

・・・・・・・・・・orzorzorz

お盆ウィークはとっくに終了している筈なのですが、東証1部売買代金は19日のボトム12566億円といい勝負の売買高だし、先物売買枚数に至っては今月に入って一番少ない(ちなみに今月少ないのは6日の12029枚、19日の12603枚など)とかもう勘弁して下さいというお洒落な状態なので市場雑談を書こうにも書けませんな。昨日は輪番も無かった(のは市場予想通り)だし。


でまあ相変わらず微妙に振れるのがTKRR(東京レポレート)だったりしてますが、これは先日来申し上げておりますように、レポGC市場の商いの厚みが無くなってきて足元の資金需給(つーか短国の在庫状況というか)にホイホイ振らされているからという訳で、日銀様の盛大な買入によってあちこちで市場機能がアレと化しているのが誠に寒いものを感じる所でありますが、特に短期市場の部分については9月の動向も見ていきたい次第でして、実は今のQQEの枠組みがワークするのかみたいな話に繋がる可能性もありますなという考察もあるのですが、もうちょっと様子見てからその辺の考察をしたい所です。


○BOEネタでございますが(汗)スレッショルドの設定で意見が割れたようですな

[外部リンク] immediate policy decision』の後半パート。第36パラグラフからは「どのような数値を設定するのか」という部分になりますが・・・・・・・・・

『36 Price stability remained the Committee’s primary objective, and in that light it discussed the application of two price stability knockouts which, if breached, would mean that the policy guidance would cease to hold. 』

結局ここのところが今回のBOEのフォワードガイダンスをややこしくしているのですが、インフレターゲットの枠組みを堅持しながらフォワードガイダンスを導入、というのがそもそも政策技術論として矛盾した話であり、「総合判断」あるいは「定性判断」成分を極力排除して「経済指標などの定量判断」あるいは「期間確定のコミット」をすることによって将来の金融政策運営の自由度を縛るというのがフォワードガイダンスの本旨であり、BOEのってどう見てもそうなっていないからややこしくなるのよね。

『The first knockout would apply when the Committee judged it more likely than not that inflation 18 to 24 months ahead would be half a percentage point or more above the 2% target. The second knockout would apply if there was evidence that medium-term inflation expectations were no longer sufficiently well anchored. The Committee had also discussed the desirability of adding a financial stability knockout: the Financial Policy Committee had agreed to alert the Committee publicly should it judge that the stance of monetary policy posed a significant threat to financial stability that could not be contained by the substantial mitigating policy actions available to the regulatory authorities.』


でまあ例の「18-24か月先の物価見通しが2.5%を超えた場合」「中期的なインフレ期待がアンカーされなくなったと判断された場合」「FPCが緩和的な金融政策が金融安定化を阻害すると判断した場合」というノックアウト条項を設定したという事ですが、最初の数値は既にアクチュアルの物価水準が3%近くに達している時点でナンジャソラでありますし、中期的なインフレ期待云々はどうみても定性的判断です本当にありがとうございましたという話ですがな。

『37 The Committee also agreed that, in the event that the unemployment threshold were reached, or if any of the knockouts were breached, there should be no assumption of an immediate, automatic change to its policy stance. Rather, the Committee would assess the prevailing economic conditions, including wider measures of slack and inflationary pressures, before deciding the appropriate stance for monetary policy.』

おまけにスレッショルドに関しても「達したからと言って利上げする訳ではありません」という話で、まあそれはそれでハト感を出したいからそういう話をしているのですが、結局そうなるとこのスレッショルドは何なんですかという事になると思うのですけどねえ。

『38 The Committee agreed that it was of paramount importance for the credibility of the monetary policy framework that its commitment to meeting the 2% inflation target in the medium term was beyond doubt. It was critical that the design of the guidance strategy did not put this credibility at risk.』

いやなんかもうねという感じですが、金融政策のフレームワークとして2%のインフレ目標というコミットメントについての信頼性を維持する事は「物凄い勢いで重要」(paramountっての中々ミニッツでは出てこないので^^)という話をしている訳で・・・・・・・

『One of the cornerstones of the policy framework was the individual accountability of members, and the Committee agreed that it would be important that individual members continued to form their own judgements about the outlook for inflation and whether the price stability knockouts had been breached.』

「個別メンバーは各人のビューでスレッショルドやノックアウトについて判断することが重要」ってのが出てきて微妙に唐突感のある文なのですが、前後を読み直しているうちに何となくこういうことでは無いかなと思ったのは、要するにこのスレッショルドやノックアウトに関して「経済数値を見て自動判断するのではなく、あくまでも総合判断の一環として行うものである」ということを言いたい、つまりフォワードガイダンスと言っても金融政策の先行きに対するコミットメントというよりも、単に「総合判断において重視する数値を具体的な水準と共に示しました」というだけの話ですかそうですかという事になるのかなと思いましたが同様の趣味人の方のご見解を伺いたいものですm(__)m

『In the discussion of the time horizon for the first inflation knockout there had been a range of views, and some members remained concerned that the longer the time horizon relative to the Committee’s usual policy horizon of around two years, the greater the risk that its commitment to returning inflation to the target over the medium term might be brought into doubt.』

物価のスレッショルドに関して、そのタイムホライズンを長くすると物価目標2%との整合性という問題が生じて(物価目標で想定しているタイムホライズンと一緒にしたらそもそもが2%やる気あるのかという話になるから)インフレ期待のアンカーに対するリスクになりませんかというのが数名(some)から指摘されてますな。


『39 Most members of the Committee judged that a horizon of 18 to 24 months struck an appropriate balance between not bringing inflation back to the target so quickly as to threaten the recovery, while demonstrating the Committee’s determination to bring inflation back to the target over the medium term. One member, while accepting the principles of forward guidance, saw a particularly compelling need to do more to manage the risk that forward guidance could lead to an increase in medium-term inflation expectations, by setting an even shorter time horizon; that would make clear that the forward guidance was fully compatible with the Committee’s commitment to meeting the 2% inflation target in the medium term.』

まあこのフォワードガイダンス出す前からの話ではあるのですが、「現在の経済状況を踏まえると2%の物価目標を中期的に達成するという「中期的」の期間は通常よりも長くなって然るべき」というスタンスでBOEは臨んでいる訳ですが、フォワードガイダンスの物価スレッショルドの見通し期間を18-24か月としてもインフレ期待のアンカーに問題は無いという見解になっているのですが、Weale(後で反対票を投じているので名前が出てくる)委員は「18-24か月の見通しが2.5%を超えない」というガイダンスの物価スレッショルドはタイムホライズン的に問題(もっと短くすべき)という話になっています。
結局の所、従来のインフレ目標堅持という話と、それに加えてそもそも英国の場合は実際の物価水準が恒常的にと言っても良い位に目標から上方乖離しているという状況がある中で、いわゆるタイムコミットメントに近いようなフォワードガイダンスを導入するというのは如何にも話に無理があって、結局の所無理くり最大公約数をとってフォワードガイダンスでございとしたのが今回のガイダンスである、という状況だったのではないかと思われますが、まあ実際にどうなのかは本人たちに聞いてみないとワカランですけどね。

#ということで趣味のコーナーでした^^;
 


今朝のどらめもん サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2013/08/26(月)08:02:14  
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お題「ドイツ連銀とか新興市場ェ・・・とかの雑談/BOEのスレッショルドは「景気回復での金利上昇抑制」なのかな?」   2013/08/21(水)08:01:46  
  インドで引導・・・・・と言ってみたかっただけですけど。
[外部リンク] 08月 20日 06:30 JST

○ニュース雑談メモ

・ドイツ連銀の8月月報があったぞなという件(すいませんすいません)

[外部リンク] 時事通信 8月20日(火)20時22分配信

『【フランクフルト時事】ドイツ連邦銀行(中央銀行)は20日までに発表した8月の月報で、日本の経済政策「アベノミクス」による景気押し上げ効果は「わらに付いた火」のように、短期間で消え去るとの批判的な分析を示した。』(上記URLより)

・・・・・・ということで8月の月報とな!と思ってドイツ連銀のほんちゃんのサイトでありますところのドイツ語版をみましたら、8月月報がございましたぞな(大汗)。

[外部リンク] Aktuelle Monatsberichte

Monatsbericht - August 2013
Der Monatsbericht August 2013 erlaeutert die Wirtschaftslage in Deutschland im Sommer 2013.

Datei offnen 19.08.2013 | 1 MB, PDF (書き物作成環境の関係上ウムラウトとかその手の全部外れてますので念の為)

「Datei offnen」って所をクリックするとレポートが出てきます。

昨日はドイツ連銀の月報でフォワードガイダンスをdisってた云々の記事をクリップしたのですが、英語サイトでは7月版が8月15日に出ているもんでそんなもんかと思ってたのですが、本家のドイツ語サイトの方が8月分を19日に出しておりましたすいませんすいません。

でまあここでドイツ語の文章を引用しながらドヤ顔で解説するとどこぞの前財務次官かという位格好いいのですが、不肖このアタクシ、大学での第2外国語がドイツ語だった筈なのですが、喋れるドイツ語がだんけしぇーんとぷろーじっと位しかございませんので、とりあえずページだけ見つけたような気がするのでそれだけ。

えーっとですね、フォワードガイダンスがどうのこうのと書いてあるのは本文31ページ目(PDFでも31枚目)から2ページ半ほどある『”Forward Guidance” - Orientierung uber die zukunftige Ausrichtung der Geldpolitik』という所にあるようですが、あたしゃドイツ語は字面を追ってもワカランチ会長なので何が何やら(大汗)。

それから日本の話は本文16ページ目(PDFでも16枚目)にございますが、これがまた延々と図表も並べて4ページ組という代物でして、お題は『Zu den makrookonomischen Effekten der neuen Wirtschaftspolitik in Japan』というものですがドイツ語の得意な人は頑張って読んであたくしに解説して下さいお願いしますお願いします。

でまあ超どうでも良いのですが、このドイツ連銀のレポート、ページの打ち方が表紙や目次にもページを打っているので先ほどのように「本文のページ=PDFファイルでのページ」となっているのですが、そういうのきっちり合わせようとするのはやっぱり律儀なドイツクオリティがこういう所に示されているのではないかと思ったのですが気のせいですかね。表紙や目次のページにもページ打ってるレポート(ただのペーパーだったらそういうこともあるのだが)って中銀関連物を色々と(趣味で)見ているが初めてかも知れん(^^)。


・新興市場ェ・・・・・・・・・・・

インドで引導(しつこい)
[外部リンク] 08月 20日 06:30 JST

でまあインドで引導なのでFTQヒャッハーと。
[外部リンク]
更新日時: 2013/08/21 03:51 JST

[外部リンク] 2013/08/21 04:23 JST


昨日は後場になってアジア株が全般的にゲロゲロちゃんで日本株もゲロゲロになって為替が円高に振れて債券は先物から長期中心に買われて先物はだいたい高値引けとかになっている訳ですが、雨公のTaperingでどんだけキャリートレードモードになっていたんだよというか、単に連想だけのような気もせんでもないが、どうにもこうにもという所で。

でまあ債券ちゃんはFTQキタコレ(というか単に連想のような気もするが)の巻でここもとTaperingヒャッハーとか言ってて(これまたホンマカイナという気がするのだが)米国長期金利上昇していたのですが、日本時間からFTQキタコレとなって米債強くなっておりましたな。

まあそれ以前の問題として円債先生の場合前日の米国10年金利2.9%ワンタッチでも10銭少々しか下がらず、その後は貫録の金利低下モードとなっている辺りが威風堂々たる風格を漂わせているのですがね(^^)。でまあいずれにせよ新興国市場が怪しいとなりますと主要国債券はFTQモードという事になるんでしょうが、Taperingネタ一発でこんなになるのかねとどうも微妙に「???」は飛び交いながらちょっと色々と真面目に調べながら考えていきたいと思います。

まーしかし何ですな、これでFEDがびびってTaperingに対して曖昧な状況が続くと更に市場が嫌がる不透明性の継続パターンになってしまいますので、益々ボラタイルになるというあばばばばーなパターンになってしまいますので、全然TaperingやりませんよQE3ヒャッハーですよオープンエンド万歳ですよというのであれば話は別ですが、そうじゃないならとにかく早めに引導を渡す方が吉(=9月にTapering決定しておけということ)だと思うのですけれどもどうなんすかね。


○さてFOMC議事要旨の前にBOE議事要旨ネタでも

[外部リンク] immediate policy decision』の所でフォワードガイダンスを導入しましょうという話が第31パラグラフから延々と続くのですが、その冒頭でこういう認識を示しているのですわ。

『31 In these unprecedented circumstances, the Committee agreed that explicit policy guidance could enhance the effectiveness of monetary stimulus in three ways.』

まあ金融緩和をエンハンスするってんだから緩和の強化みたいな意味はあるのですが、これをもって長期金利を下げようとか更なる刺激を突っ込もうとしている、と解釈するとそれはちょっと違うんじゃないかなあと思うのでして・・・・・・・・

『It could provide greater clarity about the Committee’s view of the appropriate trade-off between the speed with which inflation was returned to the target and the support given to the recovery. It could reduce uncertainty about the future path of monetary policy as the economy recovered. And it could deliver a robust framework within which the Committee could explore the scope for economic expansion without putting price stability and financial stability at risk. Forward guidance, as part of a mixed strategy towards the conduct of monetary policy, would complement the Committee’s asset purchase programme and the FLS.』

つーことで、2番目にある「as the economy recovered」ってあたりだけこのミニッツ全部を読まないで見ると何を先の話をしてますねんという事になるのですが、前半の方で指摘されているBOEスタッフの経済認識と、ここの部分での前のパラグラフにあるMPC委員の経済認識を合わせて考えますと、「経済が回復する中で先行きのBOEの政策金利パスに対する不確実性を減らす効果」というのは遠い先の話を言っているのではなく割と現実的に「米国に連れて金利が上昇するのは勘弁」「せっかく回復基調にあるのにここで金利急上昇されるのは勘弁」という考え方をしているんだなあというのは把握しました。


では念の為経済状況の検討部分をざくざく引用。第27パラから第29パラまで引用します。

『27 Financial market volatility had fallen since late June, and advanced economy equity indices had risen. UK short-term interest rates were lower than they had been at the time of the July meeting, in part reflecting the Committee’s statement, but remained higher than in early May. Sterling’s effective exchange rate was around 2% lower than in May, in line with the movement in interest rates.』

とりあえず市場のボラは低下して先進国の株価が上昇したという話ですが、その中でUKの短期金利が低下した話の中で「in part reflecting the Committee’s statement」としらっと自画自賛しているのがワロタ。

『28 The news on foreign demand conditions had been mixed. The US recovery seemed to be proceeding broadly as the Committee had expected, and there had been encouraging signs that the euro area might be returning to modest growth. But there were also signs that the slowdown in the emerging economies might prove to be more durable than anticipated.』

USはほぼ予想通りに強く、ユーロ圏は水準はうんこだけど予想よりはやや強いということですな。

『29 Developments in the domestic economy on the month had again been broadly positive. The preliminary release suggested that GDP had increased by 0.6% in Q2, in line with the Committee’s expectation. Survey indicators had risen more strongly than expected. In particular the composite Markit/CIPS output index had risen strongly on the month and was above its historical average prior to the financial crisis.』

つーことでUK国内に関しては強いという認識を示しています。サーベイに見られるセンチメントが強いんですと。

『The revival in growth had partly been driven by a pickup in private consumption, as retail sales had strengthened and consumer confidence improved. Housing investment had also grown strongly in the first quarter.』

個人消費と住宅投資が強いとな。

『It was plausible that the pickup in growth reflected a combination of reduced uncertainty and easing credit conditions, and that these factors would in due course also support a stronger recovery in business investment. Housing market activity had so far picked up only modestly, but some forward-looking indicators pointed to a stronger recovery that might represent a further stimulus to growth.』

要因としては不確実性の低下とクレジットコンディションの改善とそれによって起きた企業投資の強い戻りとな。

『These factors had underpinned the materially stronger near-term growth profile in the Committee’s August Inflation Report projections.』

materially strongerキタコレ。

『Twelve-month CPI inflation in June had been a little lower than the Committee had anticipated at 2.9%, and was expected to stay at around that level for the next few months. The current strength of inflation reflected pass-through from higher import costs and an elevated contribution from administered and regulated prices.』

物価に関しては輸入価格の転嫁と公共料金等の上昇が効いて当面は3%程度で推移とな。

『Pay growth remained subdued. The Committee’s August inflation profile was similar to that in May, reflecting a judgment that much of the increase in demand relative to the May forecast would be matched by an increase in supply.』

物価動向は前回インフレレポートの想定に沿って推移と。


・「実質GDPスレッショルド」VS「失業率スレッショルド」だったとな

でまあ先行きの物価に関する考察の第30パラグラフがあるのですが後回し(つーか明日以降回し)にしまして(汗)フォワードガイダンスにどういうのを設定するかという話がほほうという所ですので第32パラグラフ以降になります。

『32 Prior to its policy meeting, and in the context of preparing the assessment requested by the Chancellor, the Committee had discussed the potential design parameters of a forward guidance strategy. It had agreed that framing guidance in terms of the likely response of monetary policy to economic developments, rather than specifying the period over which it intended to maintain the current highly stimulative stance of monetary policy, was likely to render it more effective. This could be achieved by indicating an intention not to tighten policy at least until some suitable threshold had been met.』

つーことで最初は「カレンダーデート方式」のフォワードガイダンスを却下。

『33 The Committee had discussed a range of potential indicators that might form the basis of such a threshold, focusing on real GDP growth and the unemployment rate. There were risks if policy appeared to be mechanically tied to a single real-side indicator. Those risks included the perception that the Committee would attach undue weight to a single variable in setting policy, and potential confusion about the Committee’s objectives. Nevertheless, the Committee recognised the importance of simplicity in its guidance and concluded these concerns could be mitigated by careful design.』

ここの部分は中々オモシロスと思ったのですが、スレッショルドに「実質GDP」と「失業率」のどっちを使うかという検討をしたという話で、まあ検討内容はここから延々と続くのですけれども(実質GDP対失業率のあとは物価の話になるのですが)、最初の所でこういう話をしているのってアタクシ的にはイイハナシダナー(イヤミじゃなくて^^)と思う所。

つまりですね、「スレッショルドを自動発動のトリガーと取られるのはイクナイ」という認識を示しつつも、「でも総合判断みたいなのだったら意味ないよね」ということで、「スレッショルドとして出すものはある程度シンプルである必要がある」という話をしてまして、その双方をどう天秤に掛けるかという注意深いデザインが必要ですよねという話になっているのを示しているのがいいねえと思う所です。

ただまあこういうイイハナシダナーをしている割には説明の方がとんでもない分量のドキュメントを出してきて何をしたいのか判らんぞなもしという結果になっているのがこれまた残念な所でありましてどうしてこうなったという所ですな(--;


さて実質GDPと失業率のプロコン比較が34パラと35パラに。

『34 In this context, there were advantages to employing a real GDP growth threshold, since it provided a comprehensive measure of the expansion in economic activity and, as such, provided an indication of the rate at which the margin of spare capacity was closing.』

実質GDPを使うメリットとして、経済活動および経済のスラックを見るのに適切な指標だというのがありますよと。

『The Committee already published projections for real GDP growth and so it had the benefit of continuity. While not a measure of the extent of slack, once growth had reached a suitable threshold, there could be a review of evidence of both unused capacity in the economy and inflationary pressures.』

更なるメリットとして、MPCは実質GDP成長に対しての予想を既に公表しているので、コミュニケーションポリシーとしても有効であり、また、経済のスラックというのは計測しにくいですが実質GDPは経済のスラックとインフレ圧力に対するレビューにもなるので有効ですよという所で。

『On balance, however, the Committee decided that the disadvantages of framing the threshold in terms of real growth - including volatility of GDP growth data, their propensity to be substantially revised, and the need to specify the evolution of potential supply in any event - outweighed these considerations.』

一方でGDPの数値はボラタイルな上に改定が多く、さらにGDPスレッショルドを設定する場合には潜在成長率の置きをしないと適切な数値を設定できないというのも問題なので却下したとの事。

しかし「名目」じゃなくて「実質」で来たのはふーんという所ですが、良く良く考えたら目標じゃなくてスレッショルドなのですから名目は使いにくい(インフレ目標を名目GDP目標に変えるというような場合だと名目が出てくるということでしょうな)んでしょうね。


一方の失業率。

『35 The unemployment rate provided a measure of spare capacity in the labour market which would be likely to move in tandem with the unobservable and highly uncertain margin of spare capacity in companies. Using the unemployment rate would allow the Committee to set monetary policy so that it provided enough support to activity to reduce the degree of spare capacity in the economy without having to rely on an explicit judgement about the extent to which productivity would pick up as the recovery gathered pace. Moreover, the unemployment data were relatively reliable, less prone to revision and well understood. On balance, therefore, the Committee preferred the unemployment rate as a threshold indicator.』

失業率については労働市場のスラックを推計するのには適切であり、労働市場のスラックは企業部門における資源の余剰状況という計測しにくいものとある程度関連するものなので、指標としてはまあ適切でしょうという話。

そんでもってこれは説明文にもありましたが、失業率は改定が少なく信頼性が高い上に、一般的にも知られているので、スレッショルドの数値として適切だという比較検討でありました。

・・・・・・・という所で時間がががが(大汗)
 


お題「休んでも無いのに頭がお盆明けモードなので雑談で勘弁」   2013/08/20(火)08:00:41  
  お盆休み明けたと思ったらジャパンの株も債券も売買代金ががががががorz

○市場ニュース雑談というかクリップ用メモ

・米債ェ・・・・・・・・・

[外部リンク] 更新日時: 2013/08/20 03:59 JST

瞬間風速で2.9%マークですかそうですか・・・・・・・・・・

だから議事録は5年後に出るTranscriptであって今週出るのはあくまでも議事要旨ですぞなもしという悪態は1万回位は申し上げたと思いますのでスルー致しまして(粘着^^)、ミニッツ待ちとかそういう問題ではなく、ようはTaperingはどうせ年内のどこかで始まるんでしょうけれども、その影響って始まってみないとワカランチ会長だよね〜とか言ってる内に皆さん様子見地蔵になって積極的に買う人が居なくなってしまいましたとかそういう話ですよねと思うのですがどうっすかね。

とまあそんな事を考えますと、Taperingやるならやるでとっとと開始時期を決めるなりやっぱやらねえよヴァーカと宣言するなりして、とにかく方向性を見せろやゴルァと思う次第でして、個人的には9月FOMCでまずは「オープンエンド買入はやりすぎなので買入拡大を毎月削減(USTとMBSの月の拡大額をそれぞれ1m$ずつ減らすとか)して来年のどこか(多分前半)で拡大停止するからもうオープンエンドじゃないよ〜。あそうそう必要があったらまたQE4やるからね〜」とでもアナウンスして、とにかく一回灰汁抜けさせないとアカンと思われますけどね。

ただまあ昨日ネタにしたようにFRBの「資産買入政策と金利政策は完全に分離」というのは虫のよすぎる理屈であって、ブラード総裁も指摘しているように、Taperingトークといやいや拡大だってあるぜよみたいなのが続くと先行きの政策金利パスがどうしても影響される訳でして、だったら「フォワードガイダンスでの金利政策を中心にしております」というのをより前面に出してLSAPについては別に規模縮小しなくても良いけど拡大はすっぱり止めた方が一々市場が振り回されなくても済むような気もしますが良く判らん。

#従ってオープンエンドとかトンマ政策だったにも程があるというのは連日申し上げておりますが、それはそれとしてほんの1年前に「米国のように日本もオープンエンドをすべき」とか主張していた連中ちょっとツラだせやコノヤローと思うのですが、そういう人たちは既に何事も無かったようにしているのが非常にトサカに来るので過去の人様のレポート調べて糾弾会をしたい気分である

しかしまあ何ですな、米債売られると米株が一緒になって売られておりますのを見ますと、まあ足元だけの瞬間芸だとは思うものの、米債が米株のヘッジになっておりませんという状態ですので、つまり米債を持っていても株式ポートフォリオのヘッジどころか一緒になってズブズブと沈没してしまうという状況になっているとは何ということでしょう状態で、日本株ポートと米債ポートが一緒にズブズブとかになるとマズーな人もいそうな気がするが気のせいかもしれませんな(-Д-)。


・ドイツ連銀ェ・・・・・・・・・

貫録のブンデスバンククオリティ。

[外部リンク] 更新日時: 2013/08/20 00:53 JST

『独連銀は「このコメントが条件付きであることは明瞭だ」とし、ECBの不変の責務である物価安定維持が条件だと説明。「従って、ユーロシステムのフォワードガイダンスは政策金利の将来の動向に関する無条件の約束ではない」と強調した。ECBのフォワードガイダンスは失業率やインフレ率の数値目標を設定していないため、米金融当局のガイダンスとは異なるものの、共通点もあると独連銀は指摘。「両中銀のフォワードガイダンスはいずれも、それぞれの金融政策戦略に基づいていることを強調する必要がある。従って、米国の政策決定も実際の経済動向に左右される」と説明した。』(上記URL先より)

まあ仰る通りなのですが何も一々後ろから刺すような話をせんでもと思いますけど、しらっと物議を醸しそうなタイミングで投下するのがブンデスクオリティ。

ちなみにドイツ連銀のマンスリーレポートってどこにあるんじゃいと思って探したら、この辺にあるようです。
[外部リンク] Monthly Report - July 2013 2013-08-15 | 1 MB, PDF

『The Monthly Report July 2013 examines the background and framework for the introduction of the common European Banking Supervisors, explains the problem of the estimates of yield curve in the financial crisis and analyzes the differences in monetary and credit growth in the euro area.』

直近のはこいつ(URLがクソ長いので割愛、さっきのURL先にある「Open File」って所をクリック
すると1MBの144枚組ファイルがどどーんと出てくる)ですが、内容が大杉でさすがに
その利上げ可能性云々が見つからない、というかその話をしている箇所が良く判らんかった
ぞなもしというか、多分そういう話よりももうちょっとこの月報ってトーンが違う気がする
のだが探して来たものが間違いかも知れん(汗)。内容は面白そうな気がします。


○当座預金残高である

[外部リンク] URLが長くて画面レイアウトが壊れるのでリンクは「こちら」に付けます。
[外部リンク] 昨日引用しましたように、LSAPの効果は「長期金利のリスクプレミアムを下げる(金利を下げる)ことによって長期債のみに投資ニーズのある経済主体の投資消費行動に変化を与える」という形で実体経済に影響を及ぼすというナンジャソラというような理屈になっているのですが、そらまあその理屈だとLSAPによるインフレ期待がどうのこうのとか、直接的な資産買入による効果がどうのこうのという話が無いんだから「効きが悪い」という結論になる罠と思いつつちょっと引用の続きを。

でまあQE2の効果は突っ込んだ年には実質GDPに+0.13%の効果を出したとかいうのが図1のグラフの辺りにありまして、その辺の説明。

『The 0.13 percentage point median impact on real GDP growth fades after two years.』

グラフを張り付けられないのが残念ですが、もうワロタとしか申し上げようが無くて2年後(8Qという表示になっているが)には効果殆どゼロとか「LSAPはその残高も効果を発揮する(キリッ)」とかゆうとった話はどうなっているのかと小一時間な訳ですよ。

『The median effect on inflation is a mere 0.03 percentage point. To put these numbers in perspective, QE2 was announced in the fourth quarter of 2010. Real GDP growth in that quarter was 1.1% and personal consumption expenditure price index (PCEPI) inflation excluding food and energy was 0.8%.』

ふむ。

『Our estimates suggest that, without LSAPs, real GDP growth would have been about 0.97% and core PCEPI inflation about 0.77%.』

ふーん。

『Chung et al. (2011) find effects about twice as big. Baumeister and Benati (2010) find marginal effects on GDP and inflation of about 3 percentage points and 1 percentage point respectively. Both studies use different methods and assumptions regarding the risk premium. The results of Chung and co-authors fall inside our 50% probability band. But our analysis assigns a negligible chance of LSAP effects as strong as those reported in Baumeister and Benati.』

でここで先行研究の話をしているのですが、先行研究に比べてワシらの推計する効果が何で小さいねんという話なのですが・・・・・・・・・・・

『Our effects are more limited because the data do not support much bond market segmentation. Thus, we find only modest economic impact.』

つーことで、昨日引用した「LSAPが実体経済に影響を与えるには「ボンドオンリー投資」の投資主体以外の債券投資主体の動きが重要」という話のような気がするのだがここのsegmentationの意味が微妙にワカランチ会長orz

『It’s possible that our data sample excludes periods of high financial turbulence that could encourage stronger financial segmentation. That could cause us to underestimate LSAP effects, particularly during the first few asset purchase rounds. To evaluate this, we run our simulation with at least a 5% degree of segmentation. In our first simulation, the probability of at least that level of segmentation is only 50%. With at least 5% segmentation, the impact on real GDP growth nearly doubles to 0.22 percentage point. The effect on inflation remains only about 0.04 percentage point.』

ここでの部分だけを見ると、QE1の頃の方が金融市場にsegmentationが高かったのでLSAPの効果が上がったという話をしているので、このセグメンテーションとは要するに金融市場にストレスが掛かっている状態の事を言うのかと思うのですが、昨日引用した辺りの実体経済への波及ルートの話を見るとそれって金融市場のストレス云々関係ないだろと思うので正直謎。


・LSAPよりも金利政策の方が効くという話

『Fed interest rate policy plays an important role in determining the effects of LSAPs on economic growth.』

LSAPの効果は金利政策が重要な役割を果たすとか何という金利政策重視攻撃。

『The Fed normally sets a higher federal funds rate target in response to higher inflation or economic growth. Thus, if LSAPs boost the economy, they should lead to a higher federal funds rate, offsetting the stimulus. In our simulation, we assume that the FOMC keeps the rate at zero for four quarters and then follows conventional monetary policy.』

ほうほうそれでそれで?

『To explore this interaction, we consider two alternative scenarios. First, if the FOMC had no commitment to keep the interest rate near zero, the median effect of QE2 would have dropped to only 0.04 percentage point on economic growth and 0.02 percentage point on inflation.』

ワロタというか何というか、フォワードガイダンス無かったらQE2の効果ってこんだけとか随分と酷い推計ですなこりゃ。

『Second, if the commitment to keep the federal funds rate near zero lasts five quarters instead of four, then the effect would be 0.22 percentage point on GDP growth and 0.05 percentage point on inflation.』

ほうほう。

『Taken together, these alternative simulations suggest that LSAP economic effects greatly depend on expectations about interest rate policy.』

という結論になっておりまして、ではLSAPと利下げはどう違いますねんという比較が続きます。

『How do LSAP effects compare with those of a conventional federal funds rate cut? Figure 2 shows the effects of a standard 0.25 percentage point temporary federal funds rate cut.』

でまあ例によって図を磔刑にするスキルが無いので図2というのはURL先を見てちょ。

『GDP growth increases about 0.26 percentage point and inflation rises about 0.04 percentage point. This suggests that a program like QE2 stimulates GDP growth only about half as much as a 0.25 percentage point interest rate cut.』

QE2は0.25%の政策金利引き下げの半分の効果ですってよ奥様、というかこれはまた何というLSAPケチョンケチョンの話ということですが、そもそも論としてゼロ金利制約の有る状態での政策と通常の政策を比較するのがおかしい気がするのですが・・・・・・・・・・・

『Both policy tools have similar effects on inflation. However, if we pair the LSAP program with a commitment to keep the federal funds rate near zero for five quarters instead of four quarters, then the median effects on real GDP growth and inflation are similar to those of the 0.25 percentage point interest rate cut.』

はあそうですか。

『Importantly, uncertainty about the effects of LSAPs on economic growth is much higher than uncertainty about the impact of a federal funds rate cut, as can be seen by comparing the shaded bands in Figures 1 and 2.』

そらまあ政策の効果を主に「長期金利のリスクプレミアムの縮小による効果」なのですからLSAPの方が効果が不確実だ罠と思うのですが。

『Our simulations suggest that the main reason for this difference is substantial uncertainty about the degree of financial segmentation. Segmentation is crucial for the effects of asset purchases, but is irrelevant for the impact of a federal funds rate cut on the economy.』

ということでdegree of financial segmentationが資産買入政策の効果に重大な影響を与える、という話になっておりまして、結局このfinancial segmentationが何を言いたいのかがイマイチ判らんのだが、文脈から判断すると「市場が正常化した状態で資産買入を突っ込んでもそれは効果が低いです」という話のような希ガス。


・つーことで結論なんですが

『Asset purchase programs like QE2 appear to have, at best, moderate effects on economic growth and inflation. Research suggests that the key reason these effects are limited is that bond market segmentation is small.』

ほう。

『Moreover, the magnitude of LSAP effects depends greatly on expectations for interest rate policy, but those effects are weaker and more uncertain than conventional interest rate policy. This suggests that communication about the beginning of federal funds rate increases will have stronger effects than guidance about the end of asset purchases.』

ロジックはもうツッコミ所が多数のペーパーで、なんかもうワロタとしか申し上げようがないのですが、要するにロジック云々よりも結論を出したかったというのがこのペーパーなんでしょと思いっきり思う訳で(個人的見解とのクレジットは入ってるけどSFとNY連銀のシニアエコノミストの見解ですからねえ)要するにFOMCの主流見解がQEよりもフォワードガイダンスによる長期金利の抑制が効くという話なのでしょうが、実際問題としてTaperingトークによってこれだけ長期金利が上昇しちゃっている訳(他にも要因有りますけど)でして、まあFED的には出口政策のリスク考えるとLSAPをもう増やしたくないし、長期金利が先走って上昇されると困るし、というジレンマに陥っていますねさてどうしましょ、っていうのが示されたペーパーなんですなということだけは把握できました。

#補足と言いつつ結局後半全部引用になってしまいましたなすいませんすいません

つーことで、BOEミニッツネタを投入する時間が無くなってしまいました(俺様無計画過ぎ)。
 


お題「先週頭出しだけした米国のネタを少し真面目に読んだのでネタに」   2013/08/19(月)08:01:45  
  しかしまあ最近海外ネタばかりで恐縮至極なのですが、GC先生ばかりは上げ下げしますし貫録の円債先生ももうちょっと細かく見ないといかんですなマッタクモウ。

と言いつつ今日も海外ネタで誠に遺憾に存じますm(__)m

#モーサテ3日で15マソ円の金融養成塾ではDCFを難解な数式としているのですか???

○毎度お馴染みブラード総裁は結局慎重派で更に物価重視を強調

木曜日に週末の宿題とした奴を(珍しく)宣言通りに読んだのでネタに。

[外部リンク] News Releases: 2013
AUGUST 15
St. Louis Fed’s Bullard Discusses Debate on Tapering the Fed’s Asset Purchases

講演資料(プレゼンテーションのPDFバージョンなのでクソ重い)はこちら
[外部リンク] Tapering Debate』)はこちらなのですが、この時は44枚組だったのに対して今回(プレゼンのお題は『An Update on the Tapering Debate』)は51枚組になっておりまする。


・9月のTaperingに対する反対姿勢が強まったのと物価重視の姿勢を見せた(ような気がする)

いきなり最後なのですけどね(^^)。スライドショーの方が分かりやすいのでスライドショーの実質最終ページ『Conclusions』の所を比較するのだ。

『I have suggested some key questions for the tapering debate in the following areas: Labor market performance, growth, balance sheet size, and inflation.』(今回:8/15ルイビルでの講演)
『I have suggested some key questions for the tapering debate in the following areas: Labor market performance, growth, balance sheet size, and inflation.』(前回:8/2ボストンでの講演)

うむ、最初の所は全文一致。

『The resolution of the tapering debate will depend on additional macroeconomic data from the second half of 2013.』(今回:8/15ルイビルでの講演)
『Most of these questions can be better addressed once we see additional macroeconomic data from the second half of 2013.』(前回:8/2ボストンでの講演)

次の所で表現が異なっていますが、前回は「これらの疑問については年後半のデータを見てからの方がよりよく対処できるでしょう」って言い方だったのが、今回は「年後半のデータ次第だコノヤロー」というような感じの直球モードになっているように見えまして、投票権のあるブラード先生がこのように9月のTapering決定に対してより牽制球を強く放っているという感じがするんですが。

『It is especially important to see if better macroeconomic growth materializes in the months and quarters ahead, and whether inflation naturally returns toward target.』(今回:8/15ルイビルでの講演)
『In particular, it is important to wait to see if better macroeconomic outcomes materialize in the months and quarters ahead.』(前回:8/2ボストンでの講演)

今回の方が「より見る必要がある」というのを強調した表現になっている上に、「インフレがターゲットに戻るかどうかを見極める必要がある」というのを入れているだけに更にその「経済データ確認」のスタンスを強調すると共に、(もともとブラード総裁は物価重視派なのでこれは当然ちゃあ当然なのですが)物価動向についての注意喚起をする形になっており、前回の2週間前よりもより9月Tapering開始に対して慎重姿勢という所でしょう。


・もしかしてブラード総裁は10月(29-30)FOMCが判断時期と考えているのかもね&関連雑談

ではその「年後半に出てくる経済指標を見ながら判断していく」とはどういうことやという話になる訳ですが、ブラード総裁は今回の講演でこんな話をしています。

講演のプレスリリース(講演の要約)の方ではこんな風に書かれています。

『He also stressed the importance of having a press conference after each FOMC meeting instead of after every other meeting, as is the case now. For instance, the tapering debate is currently centered on the September and December FOMC meetings, Bullard noted, adding that because the October meeting does not have a press conference scheduled, it is thought to be an unlikely venue for important policy action.』

まあこれはワタクシなんぞもTapering開始時期の本命を9月に設定する理由の一つとしているだけにこの指摘自体は判らんでも無いという所ですが、ブラード総裁は「FOMC議長の記者会見を(今のようにSEPとセットの形で出てくるのではなく)毎回のFOMCミーティングの後に行うべき」という話をしておりまして、「記者会見が行われない10月FOMCは重要決定を行うミーティングにはならないだろうと市場が予想していて、Taperingについても市場は9月か12月かということで見ている」という指摘ですの。

『“The FOMC should make all meetings ex ante identical so that key decisions can be made at any juncture. This would allow the Committee to better align appropriate decisions with incoming macroeconomic data,” Bullard said.』

そういう会見が有る無しとかで日程が決まるものでは無く、金融政策の決定はその時のマクロ経済データで決まるべきものである、というのはまあその通りでして、つまりはブラード総裁としてはある程度の経済データが出てくる10月末のFOMCでのTapering判断をするのが吉という判断をしているんでしょうなあと思われますがどうですかね。

この部分、プレゼンの方では最後から2枚目(ページで言えば49枚目)の『A press conference at every meeting?』というお題でして、そちらにはこういう風に書いてあります。

『・The tapering debate is currently centered on the September and December meetings of the FOMC.
・What about the October meeting?
・The October meeting does not have a press conference scheduled and so is thought to be an unlikely venue for important policy action.
・The FOMC should make all meetings ex ante identical so that key decisions can be made at any juncture.
・This would allow the Committee to better align appropriate decisions with incoming macroeconomic data.』

ま、それはその通りではあるのですが、この「毎回会見をすべき」という話は諸刃の剣みたいなもんでもありまして、毎回会見をするという事は毎回市場にオラオラとケツを叩かれるリスクがある訳でして、結果としてブラインダー元副議長の言う「自分の尾を追う犬」状態になるリスクが高まると思うのですよね。特に最近のように「市場の期待に働きかける」系の金融政策を実施しておりますと、期待に働きかけようとした結果、その働きかけている市場から振り回されるという流れになると思うのですよ。最近で言えばECBが結構そういう状況になっているように見えますけど。


・これは仰る通りの指摘だが「量と金利を分けるというのは理屈としてはあっても現実は難しい」という話

前回のプレゼンのアップデートとしてこの点もほほうという所です。スライドショーだと10枚目になるのですけれども、『The expected policy rate rose ・・・』という部分での指摘。

『・The expected path of the policy rate increased, meaning that the date of expected liftoff is earlier than it was in May.

・This suggests that any tapering decision is difficult to separate from Committee promises on the expected path of the policy rate.』

今回この説明が加わったのがブラード総裁分かってますなあと思う所でありまして、もちろんその前の部分で従来からのFEDの主張である「量の決定と金利の決定は別問題」という説明はしていますが、実際問題としてTaperingトークによって市場の予想短期金利パスは上昇しており、「この事は実際問題としてtapering decisionを政策金利予想と分離して市場に認識させることの難しさを示唆している」ということでして、まあその通りとしか申し上げようがないですな。

でまあ何度か指摘しておりますように、従いまして「オープンエンド方式の量的拡大」という政策は明らかに出口政策に対する考慮を欠いた失敗手段でありましたよねという事になるのですけれども、そういう話はしないのがFEDクオリティーではありますが、まー最近のこのドタバタぶりをみるとそういうことです罠。


・景気に対しては「偽りの夜明けリスク」を指摘

まあここに関しては前回も同じ話をしているのですが念の為引用。説明文書の方から。

ブラード総裁はGDPに関しては比較的楽観的にみているのですが、一方で世間的にも先行き景気に関しては楽観的と思われるよねという指摘をしていまして、その見通しに依存しすぎることに対する警戒をしています。プレゼン資料の方ですと29枚目の『The problem with optimism』という所になるのですが。

『・I have been optimistic in my own forecasts for the U.S. economy over the last several years.
・In part, this is because empirical models suggest that, with the current configuration
of data and policy settings, rapid growth lies just ahead.
・I have tempered these forecasts with an explicit recognition that economies tend
to grow more slowly following a financial crisis.
・Still, I have generally been too optimistic.
・Given this experience, I think caution is warranted in taking policy action based on forecasts alone.』

つーことで、説明文の方だと微妙に良く判らんのですが、スライドショーの方ですと割と分かりやすく書いてあると思う次第で、よーするに「ここ数年の「偽りの夜明け」に引っかかってしまってはいけませんよね」という話でして、これまたブラード総裁のTapering早期(つーか9月)決定に関して慎重であるというのが判ると思います。

つーことで、まあ予想通りの結論ではあるのですが、ブラード総裁は9月Taperingについてはかなり否定的であるという感じで、よほど凄まじく良い経済指標でも出てこない限りは、恐らく9月のTaperingには反対票を投じそうですね。


・SF連銀のペーパーネタ

これまた木曜に頭出ししましたけど。

URLが長くて画面レイアウトが壊れるのでリンクは「こちら」に付けます。
[外部リンク] 最初のサマリーみたいなのはこの前ネタにしたので本文リードの部分から。

『In November 2010, the Fed’s policy committee, the Federal Open Market Committee (FOMC), announced a program to purchase $600 billion of long-term Treasury securities, the second of a series of large-scale asset purchases (LSAPs). The program’s goal was to boost economic growth and put inflation at levels more consistent with the Fed’s maximum employment and price stability mandate. In Chen, Curdia, and Ferrero (2012), we estimate that the second LSAP program, known as QE2, added about 0.13 percentage point to real GDP growth in late 2010 and 0.03 percentage point to inflation.』

ほほう。

『Our analysis suggests that forward guidance is essential for quantitative easing to be effective. Without forward guidance, QE2 would have added only 0.04 percentage point to GDP growth and 0.02 to inflation. Under conventional monetary policy, higher economic growth and inflation would usually lead the Fed to raise interest rates, offsetting the effects of LSAPs. Forward guidance during QE2 mitigated that factor by making it clear that the federal funds rate was not likely to increase.』

ナンジャソラという感じですが、フォワードガイダンス付きのQEの効果がGDPで0.13%、物価で0.04%の押し上げで、ガイダンス無いとGDPで0.04%、物価で0.02%の押し上げという話なのですが、そもそもこの程度の効果しかない話をああだこうだと分析しているのですが、それって結論として「いやあ効果が無いですなあ」ということなのではないかと・・・・・・・・・・

『Our estimates suggest that the effects of a program like QE2 on GDP growth are smaller and more uncertain than a conventional policy move of temporarily reducing the federal funds rate by 0.25 percentage point.』

確かSF連銀って「QE2は雇用をこのように創出した」(キリッ)というようなペーパーを出していた筈だったのですが、今さら何をゆうとりますねんという話なんですが。

『In addition, our analysis suggests that communication about when the Fed will begin to raise the federal funds rate from its near-zero level will be more important than signals about the precise timing of the end of QE3, the current round of LSAPs.』

QE3になってからは更に量的拡大の効果が無くなってきておりますので、金利を暫く上げないというフォワードガイダンスの効果が大きいという話をしておりまして、ナンジャソラという話ではあるのですが、先日も申し上げましたように、このペーパーを書いているのが空気を読む事で著名な、というか翼賛レポートを書くのが得意な、というかなSF連銀のエコノミストが書いている上に、共著者がNY連銀のエコノミスト、ということですので、これは即ちFEDの方向性が明らかにQEをフェードアウトさせる気満々という所でしょうな。


・ちなみに前提になる話の意味がどうみても胡散臭い件について

LSAPの効果として「リスクプレミアムを下げる」という話ですけどね。

『The first feature involves LSAP effects on financial markets.』

LSAPが金融市場ルートで効果を出すとな。

『An investor can buy either a short-term bond and reinvest proceeds until the desired maturity or buy a long-term bond of the desired maturity. If these alternatives are identical, then their expected returns should also be identical. Hence, the long-term yield should be an average of expected future short-term yields. In reality though, these alternatives present different risks and costs, which imply that the long-term yield equals the expected average future short-term yield plus a risk premium.』

で、ここから怪しげな説明になるのですが・・・・・・・

『LSAPs can affect economic growth and inflation through the risk premium. (For an analysis of the impact of LSAPs through signaling effects about future short-term yields, see Bauer and Rudebusch 2012). In our model, the risk premium results from transaction costs paid to buy long-term bonds. We assume that transaction costs increase with the amount of long-term bonds held by private investors, suggesting that LSAPs reduce the long-term bond risk premium by reducing the absolute amount of privately held long-term bonds.』

LSAPは長期金利のリスクプレミアムに影響を与えることによって効果を出すそうな。

『The second feature in our model concerns the transmission from the risk premium to the economy.』

で、そのリスクプレミアムが経済に対して波及効果があるらしい。

『We consider an economy with two types of investors. The first can invest in both short- and long-term assets. For them, a lower risk premium prompts them to reallocate their portfolios, but doesn’t change their spending behavior. If all investors behaved this way, a change in the risk premium would not affect the economy.』

ここからの話が更に胡散臭いのですが、「短期債と長期債を買う投資家に対しては、長期債のリスクプレミアムを引き下げたとしても、その場合はリスクプレミアム縮小によって魅力度の下がった長期債の投資意欲が低下して短期債にシフトするだけの話で実体経済に影響が小さい」という事だそうで・・・・・・

『The second type of investor buys only long-term bonds, for example to match asset duration with life events, such as retirement date. If long-term yields fall, these investors have less incentive to save and may allocate more money to consumption or investment in nonfinancial assets. This boosts aggregate demand and puts upward pressure on inflation.』

長期債だけを投資対象にする投資家、例えば退職時期に合わせた投資を行うような投資家の場合は、投資のDurationが決まっているので、リスクプレミアム縮小の結果長期金利が低下した場合、貯蓄のインセンティブが低下したり、非金融資産に対する投資を拡大させることになるので、これが需要の拡大やインフレ上昇圧力になります。ということですが、正直んなアホなとしか申し上げようがない理屈。

つーかですな、そういう「金利ルート」の話だけをしていたらそらまあ資産買入がどの程度金利低下に効くかってのは普通の金利フォーカス政策に対してみたら不確実にも程があるのは当たり前になるのですから、当然ながら「フォワードガイダンスの方が効く」「政策金利操作は効果に対する不確実性が低い(引用しないけど後半でそういう話をしている)」っての当たり前にも程があるだろ(ついでに言えばゼロ金利状態なのだから効果の数値自体もGDPで0.1%とかのしょぼい数字になるのも金利水準が低いのだから当たり前だわな)と思うのでして、もうどこからどう見てもこのペーパーって「結論としてQE拡大をdisるのが先にありき」で屁理屈を展開したペーパーじゃねえの疑惑はプンプンします。

ちなみにこの部分の最後はこうです。

『These two types of investors represent a form of financial market segmentation, allowing for the risk premium to affect economic activity. The degree of segmentation is determined by what fraction of investors buy only long-term bonds. The higher the proportion of such investors, the more LSAPs affect the real economy.』

この先の方(引用しませんけど)で「金融市場のsegmentationが小さいとQEの効果が限界的に小さくなる」という文があって、そこだけ読むと所謂ECB的な説明でのsegmentationと勘違いしそう(あたしも最初斜め読みしたら勘違いしかけた)ですが、こういう2つのタイプの投資家のsegmentationが大きいと効果があるとかもう何が何やらという感じです。

まあ結論から申し上げると、何かどうもインチキ臭がプンプンするペーパーですが、その政治的(?)意図は「Taperingを正当化する」というのだけは良く判りますし、書いているのがSFとNY連銀でございますのでああそういうことですねという話っすな。
 


お題「何か消費税ネタ落ち着きませんなあ/BOEの金融政策の説明が味わい深いというネタの続き(ほぼ趣味コーナー)」   2013/08/16(金)08:23:53  
  んーっとですね、今週は6チャンネルの某朝の番組が通常と違って暑苦しくないのでこのまま続けと思ったのですが今日までのようでございますな(--)。

話は変わりますが時事にしては長い解説なのでほほうということで。
[外部リンク]
更新日時: 2013/08/15 15:39 JST

『米国株安の流れを受け、きょうの日本株は反落して取引を開始。午前半ばにかけ下げ渋る場面もあったが、菅官房長官や麻生財務相が法人実効税率下げについて、安倍首相が指示した事実はないと閣議後の会見で発言したことが市場に伝わると、再度下げ足を速めた。実効税率引き下げを検討するよう、安倍首相が関係府省に指示したことが分かったと13日付の日本経済新聞朝刊が報じたことを材料に、日本株は前日まで連騰。その反動もあり、政策の不透明感から午後には一段安となった。』(上記URLより、以下同様)

ですなあ。

『為替市場ではリスクオフの流れでドル売り・円買いが先行し、法人税減税に関する官房長官発言が伝わると、再度円買いの動きが強まった。午後にはドル・円は一時1ドル=97円59銭と、きのうの東京株式市場の終値時点98円37銭に比べ円高方向に振れた。』

特に為替方面はR&Iの格付け見直しリリースを遥かに上回る法人税聞いてねえよ発言パワーという感じのプライスアクションだった希ガス。

『「財政赤字の大きさや税対応による企業活動への影響を考えて、マーケットは予定通り消費税を引き上げる方向となれば円安・株高で反応していた」と、三井住友アセットの生永氏。それが不透明になれば、今度は円高・株安の反応が起きやすいとし、「消費増税に対する不確定要因は早めに解消した方が良い」としている。TOPIXと日経平均はこの日、国内税制期待から上げた過去2日間の上げ幅の約半分を失った。』

まーここもと毎度毎度このネタになっておりますが、しかし「法人税下げの話なんぞ聞いてねえよ」攻撃は他にネタの無い市場に格好のネタになりましたなあという風情である。


実際は閣議後(安倍ちゃん夏休みという話だった気がしたのだが結局休み無しで忙しいのう)会見は麻生さんの方が先に出てきてその後菅さんでしたが、為替とかは菅さんの後の方が反応大きかったような気もするが良く判らん。まあ麻生さんの所から反応しとるが。


[外部リンク] 2013/08/15 13:12 JST

『菅官房長官は午前の繰り上げ閣議後の会見で「報道は承知している」としながら、内容については否定した。日本経済新聞は13日付朝刊で、首相が法人実効税率の下げを検討するよう関係府省に指示、来年4月の消費増税を決めた場合に引き下げ方針を合わせて打ち出す狙いがあると報じていた。』(上記URLより、以下同様)

『法人実効税率については麻生財務相も閣議後会見で「引き下げの効果は少ない」と述べた。法人税を払っている企業は30%程度しかないとと強調、消費増税に伴う景気の腰折れを回避する対応策の1つとして「投資減税は十分に考えられる」としながらも、法人実効税率引き下げについては「全然くみしていない」と述べた。』

あいやーと申しますか日経新聞くやしいのうくやしいのうと申しますかという所ですが、やはり最初に感じた違和感(消費税引き上げをしたくなさそうな気持ちが思いっきり出ている安倍ちゃんが消費税上げ前提の指示だすのかね??という違和感)の方が正しかったのかねというか、消費税増税ネタがすっかり情報合戦状態になっている時点でもうなんだかねという所でございます。

しかしこの日経(NQNニュースなんでクイックですか)記事は内容が有料会員向けなので読めませんが、ヘッドラインを見るともう日経新聞くやしいのうくやしいのうwww

[外部リンク] 2013/8/15 15:12


・3MTB入札である

落札結果である
[外部リンク]  99円97銭7厘5毛
(募入最高利回り)(0.0902%)
(4)募入最低価格における案分比率 30.2908%
(5)募入平均価格 99円97銭7厘6毛
(募入平均利回り) (0.0898%)

落札分布を見ますとまあいわゆる不明玉はそんなに多い訳でも無く(1兆円台前半なら通常運転)足切りがこの水準だったらまあこんなもんですかね。平均8台かよとは思いますが、これで不明玉2兆5000億円とか言われたら悶絶モノでしたので(^^)。


○でまあお盆モードでBOEネタの続き

例のクソ長い説明文書から今日は小ネタというか何というか。
[外部リンク]
Monetary policy trade-offs and forward guidance

本編なのですが後半の方に「このフォワードガイダンス以外にどんなのがあるの」という論点整理もこれまたオモシロスなのですが『2. Challenges facing monetary policy in the current economic environment』の辺りもまた中々味わいが深いのでその辺から。

・物価が上振れている理由をさすがに最初に説明しているがどう見ても言い訳モードです本当に(ry

最初に『2.1 The current economic environment』ってのがあってね。

『Since 2007, inflation - as measured by the twelve-month change in the Consumer Prices Index (CPI) - has been elevated, averaging close to 3% (Chart 1). Inflation has been above the 2% target for around 90% of that time, and above 3% for almost half.』
これでインフレ目標を達成できているというのかと小一時間問い詰めたいですがそれは兎も角以下言い訳。

『The elevated rates of inflation have largely reflected the effects of a series of cost shocks - increases in energy prices, higher non-fuel commodity prices, and rises in VAT - and the depreciation of sterling in 2007/08. More recently, above-target inflation has also reflected an unusually large contribution from administered and regulated prices - that is, prices that are affected by government or regulatory decisions and so tend to be less sensitive to the balance of domestic demand and supply (Chart 2).2』

まあそらそうなんですけどね。こうなってくるとインフレ目標の枠組みそのものがどうかという話だと思うのだがそっちは堂々堅持みたいな絵を描いているのがこの説明の以下オモシロスというか香ばしいというかな所で、結果として何をやりたくてこの説明をしているのかが正直ワカランチ会長になっている原因だと思うのだ。つーことで経済の説明はパスして次の部分へ。


・0.5%割れの政策金利のデメリットとな

だいたいBOEにおかれましてはてめえの金融政策の説明をおっぱじめると天上天下唯我独尊モードなドヤ顔風味の所が多分にある(資産買入を開始した時も「国債の買入のみを行うのが真の意味でのQEであり他の連中のQEはパチモンである(超意訳)」という説明を堂々としていて、それがフォワードガイダンスになってねえねえどんな気持ちどんな気持ち(AA略)と申し上げたい所なのですが、その辺の話はいつのまにか無かったことになるのがジョンブルクオリティ)のですが、蟹総裁におかれましては結構平然と他所様の政策に嫌味をかます(ように見える)のが仕様な節がありまして、このコンボが色々とお洒落な発信をしてくれるのではないかとワクワクテカテカであります。
というのはともかくとして、政策金利を0.5%に下げたので名目金利制約がという話をしているのはワロタ。

『Since early 2009, the MPC has had to rely on unconventional policy tools to provide additional monetary stimulus. Bank Rate was cut sharply in response to the financial crisis and the associated deterioration in the economic outlook, to 0.5% in early 2009 from 5% in the summer of 2008.』

0.5%まで下げたのは判るが。

『Since then, the MPC has judged that further cuts in Bank Rate - including cuts that could take Bank Rate below zero - were not the preferred way of providing additional monetary stimulus.』

いきなり英仏海峡の向こう側に喧嘩を売るのが蟹クオリティですねわかります。

『That is because there are limitations to the extent to which the rate of interest paid on reserves could be held below zero without inducing significant substitution into cash, and because lowering Bank Rate below 0.5% could also have adverse consequences on the strength of banks’ balance sheets and the supply of credit, thus offsetting any expansionary impact on aggregate demand.3』

ほほうというところですが、3にあるように『3 The reasons underlying this view are set out in a paper on negative interest rates, sent from the MPC to the Treasury Committee on 16 May 2013. The paper is available at www.bankofengland.co.uk/publications/Documents/other/treasurycommittee/ir/tsc160513.pdf.』(リンクは「こちら」)ってなことですのですが、しまったこれ見落としたと思う。

まあいずれにせよ「短期政策金利をこれ以上下げても追加緩和効果は限定的で、マイナス金利とか実施してもそれはリザーブが現金に化けるだけの事で意味ないし、んなことやったらクレジットアベイラビリティーに悪影響を与えるわ」というECB涙目だわ政策金利が0.5%を切っているFEDやBOJに喧嘩売っとんのかという俺様は我が道を逝く攻撃ワロス。

『Additional monetary stimulus has instead been provided through the Committee’s programme of asset purchases, financed by the issuance of central bank reserves (also known as quantitative easing). Some £375 billion of gilts have so far been purchased, equivalent to about a quarter of annual nominal GDP.』

ということで、金利政策に限界があるのでQEやったりECTRやったりFLSやったりしましたよっつー話が続くがそこはスルーします。


・金融政策は失業率のような実体経済の変数の水準には短期的な影響は与えられても長期的には影響を与えられない

その次の『2.2 Challenges facing monetary policy in present circumstances』の冒頭(ちなみにPDFの15枚目)を見ると盛大に吹けます(^^)。

『The MPC’s primary objective is to deliver price stability.』

何回これゆうとるねんという位にBOEのフォワードガイダンス導入にあたってインフレ目標の堅持を主張するのって自己矛盾を孕んでるだろうよと思うのですが。

『Subject to that, the Committee is also required to support the Government’s economic policies, including those for growth and employment.』

物価安定のために、MPCは政府の経済政策をサポートする事も求められています、それには成長と雇用に関する政策へのサポートも求められています。というのですからほほうと思うのですけれども次の下りで吹いた。

『As explained in the box on pages 14-15, those objectives stem from the fact that, while monetary policy can affect both real activity and inflation in the near term, it cannot affect the long-run level of real activity, or other real variables such as employment.』


「the fact」とか言ってるのがお洒落ですが、金融政策は実体経済およびインフレに対して短期的なタームでの影響を与えることができるが、長期的な実体経済活動レベルや他の変数、例えば雇用に影響を与えることはできない(キリッ)と仰せになっておりまして、どこぞのデュアルマンデートの国にしらっと喧嘩を売るのがジョンブル+蟹コンボ恐るべしという所ですなあっはっは。(まあFEDも「金融政策だけで長期的な失業率は完全には決定できない(ので目標数値は出さないよ)」とは言ってるけど)


・金融政策の目的とはという壮大な説明キタコレ

で、14-15ページ(PDFで16-17枚目)に『The objectives of monetary policy』というのがあって天上天下唯我独尊モードキタコレの話が炸裂しているので鑑賞しませう。

『The Monetary Policy Committee’s (MPC’s) primary objective, as defined in its remit, is to meet the inflation target set by the Government, which is 2% as measured by the twelve-month increase in the Consumer Prices Index.』

さよで。

『The remit makes clear that the inflation target applies at all times. The remit also recognises that when inflation departs temporarily from the target as a result of shocks or disturbances, attempts to bring inflation back to the target too quickly could lead to undesirable volatility in output.』

『Indeed, subject to its primary objective of ensuring price stability, the MPC is required to support the Government’s objectives for growth and employment. This box explains the effects that monetary policy is likely to have on the economy in the short, medium and long term, and so how the MPC can meet its objectives.』

(・∀・)

『In the long run, monetary policy determines only the general level of prices in the economy. It cannot affect the long-run level of real activity, or other real variables, such as employment and unemployment.』

さっきも言ってたけどこれわwwwという所ですが、FEDから見たら「インフレ目標も碌にキープ
できないで上振ればっかりしてるBOEが何を言うかヴォケ」という所だと思いますが。

『That is because, in the long run, real variables are determined by structural features of the economy. For example, the rate of unemployment that prevails in the long run will reflect the institutional features of the labour market, such as how costly it is to find information about available jobs, the ease with which employees can move between jobs, the level of unemployment benefits, and the willingness of those not in employment or actively seeking work to look for employment.』

雇用などは経済の構造要因で長期的な部分は決定されるので、金融政策の出番では無い、ということですが、まあこれ自体は英国唯我独尊という訳でも無くて、ブラード辺りのインフレ目標重視派の米国FED高官もこういう話はする(露骨に言うとデュアルマンデートという法的な制約とのコンフリクトが起きるからあまり露骨には言わない場合が多いけど)のでまあそうっすなという所ですが。一方で「失業率も金融政策の目標に加えるべき」などとどこぞの国で主張する方も居ますので世の中色々と考え方というのはあるというものです(棒)。

『Trying to use monetary policy to raise the long-run level of real activity would, ultimately, result only in higher inflation.』

クロワロタ。

『Nevertheless, monetary policy, by anchoring long-run inflation expectations around the Government’s inflation target, does play an important role in facilitating long-run economic stability. That is because price stability is a precondition for ensuring that resources are allocated efficiently across the economy. Price stability can also contribute to financial stability, for example by removing distortions caused by shifts in inflation expectations over time.』

物価安定をさせることによって(英国の場合それが出来ているのかというツッコミはさておき)経済活動の安定化、金融の安定化などに繋がるという理屈ですな。

『It is for these reasons that the primary goal of the MPC is to ensure price stability. Delivering low and stable inflation is the best contribution that monetary policy can make to achieving long-run growth and prosperity.』

まあそのbest contributionが以下同文。

で、以下は実際にどういう波及効果ですねんという説明である。

『Monetary policy can, however, affect the level of real activity in the short term.1』

ほうほうそれでそれで?

『Monetary policy primarily works by influencing the level of money spending by households and businesses. For example, if the MPC changes Bank Rate - the short-term interest rate at which reserves held by commercial banks at the Bank of England are remunerated - that will affect other market interest rates, mortgage rates, bank deposit rates, and the prices of other assets, such as bonds, equities and the exchange rate. In turn, those changes in interest rates and asset values affect the spending and saving decisions of households and companies. Changes in the amount of money spent are not matched immediately by changes in prices, because it takes time for companies to adjust the prices of the goods and services that they produce in response to changes in demand. As a result, changes in the money value of spending lead to changes in the real value of spending in the short term.』

『But, over time, prices gradually adjust until they match the changes in money spending, leaving real spending unaffected by monetary policy in the long run.』

金利の上げ下げによって短期的にはこのような波及効果がありますという説明をしている訳ですが、各種の金利によって貯蓄や借入の行動に影響を与えたり、資産価格に影響を与えたりといった効果がありますという説明をしております。

で同時にお洒落なのは最後とその前2つの文章なのですが、「価格設定行動は需要などの変化に応じて変化していくものであるから、短期的に変化するものではない」という話をしておりまして、つまりここでは「金融政策行動は短期的には経済の活動に影響を与え、長期的には物価水準に影響を与える(つまり短期的な物価水準や長期的な経済レベルには大きな影響を与えない)」という話をしておりまして、そういえばどこぞの国では「適切な金融政策を取ったらあっという間に物価が上昇する」ような話をしていた人が居たような気がしますが以下自主規制。

なお、中期的なのはどうかという話はこの後あって、「中期的にも経済活動に影響を与える」というのが何だか判じ物というか鵺のような説明になっているのが更に味わいがありまする。

『Monetary policy can, at times, affect real activity in the medium term.』

中期的な視点キタコレですが、中期的にも経済活動に影響を与えると。

『That is because the level of output that is produced today can have persistent effects on the level of output that can be produced in the future - a phenomenon that is sometimes referred to as ‘hysteresis’.』

短期的に影響を与えれば中期的な所までは効くとな。

『Unemployment is a key channel through which the future supply capacity of the economy is affected by current conditions. If demand is persistently weak, then unemployment will rise, and so too will the number of people who are unemployed for a long period of time. People who have been unemployed for a long time tend to become less able to move back into employment, for example because they lose the skills that they need to compete effectively for jobs or become disconnected from the labour market. That can lead to a persistently higher level of unemployment, which would mean that the ability of companies to increase output - that is, the economy’s supply capacity - will be lower than it otherwise would have been.』

ふむふむ。

『Monetary policy may also affect how much output can be produced in the medium term for a given amount of employment by affecting the allocation of resources across companies.』

『Policy has two offsetting influences. On the one hand, the current exceptionally stimulative stance of monetary policy may raise growth in the medium term, because low interest rates may help to keep companies with a viable future in business and so help prevent inefficient capital scrapping. But on the other hand, low rates may keep companies without a viable future in operation and so might hinder the reallocation of resources to more productive uses.』

ふーんという感じですが、金融緩和政策は中期的には企業の活動を支援して成長を押し上げるのですが、一方で企業の生産性を高めるような資本のアロケーションに対するインセンティブを下げるので、それが長期的な経済構造に悪影響を与えるとのお告げで、何かシバキっぽい香りがぷんぷん。

『It is because monetary policy can affect real activity in the short and medium term that the MPC can act to support the Government’s economic policies for growth and employment, provided that such an approach remains consistent with meeting its primary objective of medium-term price stability.』

でまあその結果として物価安定と経済活動のサポートというトレードオフに直面していますという認識を示していて、インフレ重視しすぎて経済殺してもダメだし、経済重視しすぎてインフレがスパークしたり金融不安定化を招いたらダメですよね、という話を以下行っていますがここはまあ普通の話なのでパラグラフごと引用して終了ということで勘弁。

『At times, the MPC will face a trade-off between the speed at which it seeks to return inflation to the target and supporting growth and employment. That is because the economy can be hit by shocks and disturbances that push inflation and real activity in opposite directions - for example, an increase in wholesale energy prices tends to raise inflation and reduce activity. Adjusting monetary policy to return inflation to the target rapidly in such circumstances would exacerbate the fall in output. But while the MPC can look through the direct effects of such cost shocks, it must ensure that the rise in the prices of a particular subset of goods does not lead households, businesses and financial market participants to expect the prices of all goods and services to rise more rapidly, potentially jeopardising medium-term price stability.』

『It is also possible that, in attempting to support real activity in the short run, monetary policy might lead to greater output and inflation volatility further ahead by generating financial instability. For example, a prolonged period of low interest rates could encourage both lenders and borrowers to take on more risk. If the microprudential and macroprudential regulators are unable to ensure that such an increase in risk-taking takes place in a safe way, then such behaviour could exacerbate financial imbalances and so endanger financial stability and hence price stability.』

以上お盆モードで趣味のコーナーで誠に申し訳ございませんでしたm(__)m
 


お題「消費税関連雑談メモ/7月議事要旨の物価の話と国内景気の話を鑑賞するのだが・・・・・・」   2013/08/14(水)08:29:43  
  ドルと円の逆相関ってお前は何を言ってるんだ>モーサテの電話コメントの人

・・・・ってまあその背後に何らかの因果関係があるのかと思って思わず話を真面目に聞いたが何もないのが更にお前は何を言ってるんだ状態なのですけどね。

#7月議事要旨ネタを投下してたら時間が無くなったので昨日のBOEネタの続きはございませんすいませんすいませんm(__)m

○法人減税報道で株と為替が反応も債券市場は貫録の金利低下とな(兼自分用ネタクリップ)

[外部リンク]
更新日時: 2013/08/13 15:32 JST

『また、安倍晋三首相は法人税の実効税率の引き下げを検討するよう関係府省に指示したことが分かった、と13日付の日本経済新聞朝刊が報道。来年4月から消費増税を決めた場合、法人税の引き下げ方針を併せて打ち出し、景気の腰折れ懸念を払しょくする狙いという。「安倍首相が法人税減税の調査を求めていることはポジティブな『発言介入』」と、パリー・インターナショナル・トレーディングのマネジング・ディレクター、ギャビン・パリー氏(香港在勤)は指摘する。SMBC日興証券の阪上亮太チーフ株式ストラテジストは同報道について、法人税減税がすんなりと決まるかどうは不透明とした上で、首相が検討を指示したこと自体は、〕菁度の景気に強く配慮する姿勢を読み取ることができる、安倍政権が産業界や株式市場の期待を強く意識し、それにポジティブになるよう働き掛ける姿勢を有している、8従では来年度からの消費税引き上げが議論の前提になっている、という点でポジティブと評価した。』(上記URLより)

法人減税ニュースで随分反応しやがったなという所ですが、まあ要するに「第三の矢」に期待する所大であるということなんでしょうねえとは思いますが、それにしても株が為替に反応したのか為替が株に反応したのか両方で手に手を取って株高円安に逝く中で債券市場先生は前場途中まで貫録の先物値幅実質3銭状態で債券先物ちゃんが息をしていないの!状態ではありましたが、前場引けに掛けて急にカーブの後ろ中心に確りしてきて5年入札を迎えて落札結果もまあ堅調なんじゃネーノという通りに堅調な結果となり、その後は更にじりじり堅調モードで10年カレントの引けは0.730%(1.5強)だわ5年カレントの引けは0.270%(1.5強)だわと株価とか為替とか関係なく金利様は堅調に推移致しやした。

まー株式市場様や為替市場様は朝から強かったので債券市場は単に他市場のネタも華麗にスルーして需給とかで確りということですが、まあ消費税ネタとか入札がありますなとか、その手の買い様子見をしたくなるネタが弱まると何となく債券が堅調になるというのがここもと続いているようにも見えまして、何かこの調子だと消費税先送り話になっても債券買いになるんじゃネーノ位の勢いですな(^^)。


消費税先送り云々とかゆー話になって財政発散懸念ガーというのはまあそれはそれであるかも知れませんが、その前の反応として一番最初に起きそうなのって「アベノミクス期待ポジションの巻き戻し」だと考えますと、株と為替は巻き戻しが起きると株は下がるわ為替は円高になるわですし、債券市場様におかれましては既にアベノミクス第一の矢ポジションとしての債券ロングポジションは盛大に振り落されている訳ですからして、そっちの方は全体的にポジション軽いでしょとか考えると、これがまたオソロシスというかワロスというかで、株と為替見て債券買いになっても全く不思議では無いというのが国内で多くが回っているジャパンの債券市場の恐ろしいというかオモロイ所ではありますな、実際に何が起きるかよー知らんけど。

まあ実際問題としては消費税先送りにしたってどういう絵の描き方になるのかで印象違ってくるでしょうし、そうは言っても海外格付け会社は消費税先送りとなると格下げする気満々という状態ですので、まあ海外がどの位気合入れてくるか次第ですな債券市場は、と思いますが正直言ってワカランチ会長。


ところで話は少しそれますが、昨日の消費税増税と法人減税セット報道ですけれども、最初に見た時には日経新聞のポジショントーク落語かと思いましたが(最近金融政策にしてもそうだが、日経新聞の朝刊1面トップで出てくる観測記事の精度が下がっている気がするんだが・・・・・・・・)、もしかすると法人減税を持ち出して「消費税増税して法人減税したって企業は給与を増やさないではないか実にケシカラン」という話が出ることによって消費税増税への雰囲気を盛り下げようという高度な(?)戦略に基づく作戦なんジャマイカとか思うアタクシは陰謀脳ですかそうですか。

まあ何ですな、昨日の法人減税検討報道ですけど、日経の落語じゃなくて安倍ちゃん方面からの話でしたら、財務省の引いたレール(というのがあるのかどうか知らんけど)にそのまま乗るかよヴァーカという声が聞こえてくるような気がしたんですけどねえ・・・・・・


#まあ消費税ネタは当分続きそうですがとりあえず物価連動国債入札までには片を付けてくれ


○決定会合議事要旨である

今週はBOEネタでまる潰しという触れ込みでしたが良く考えたらこれが今週出るんでしたorz

[外部リンク] 年度の設備投資計画(ソフトウェアを除き土地投資額を含むベース)をみると、全産業全規模では、3月短観と比べて上方修正され、前年比+2.0%となった。』

ということで、どう見てもコストプッシュ要因無視です本当にありがとうございましたという所で、都合の良い所だけ切り取って来る大本営発表クオリティキタコレという風情が漂う誠に心温まる報告でございました。

では『.金融経済情勢に関する委員会の検討の概要』ですが物価の部分から。

『物価面について、委員は、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、足もとではゼロ%となっており、先行きはプラスに転じていくとの見方で一致した。ある委員は、流通の各段階で値上げの動きが徐々に増えてきていると指摘した。別の一人の委員は、外食産業の一部で高価格商品を投入する動きもみられるなど、企業の価格設定行動に変化の兆しが窺われるとの見方を示した。』

でまあコストプッシュだったらどうなのという話がその前の所で何かあるかというとそれはやはり執行部報告同様に無いのが残念な所です。

『この間、複数の委員は、消費者物価の前年比プラス幅は、夏頃までは前年のエネルギー価格下落の反動などから拡大するが、その後、拡大が一服する可能性があるとの認識を示した。』

ですなあ。

『このうちの一人の委員は、世界的なディスインフレ傾向の中で、わが国の物価が、わが国独自の要因でプラス幅を拡大していくか引き続き注視していると述べた。』

これは6月議事要旨にもありましたが、何でこの話を「一人の委員」しかしないんでしょうかねえ。

『予想物価上昇率について、委員は、マーケットの指標などで上昇が一服しているものもあるが、6月短観の販売価格判断をはじめ企業や家計、エコノミストに対する調査なども踏まえると、全体としては上昇を示唆しているとの認識を共有した。』

執行部報告通りですかそうですか・・・・・・って内訳は??

『一人の委員は、消費税率引き上げの蓋然性に対する認識の影響を識別することは引き続き難しいとの見方を示した。別のある委員は、「生活意識に関するアンケート調査」では、1年後の物価が「上がる」との回答が約8割まで増加していると指摘した。』

この文脈が端折り過ぎて良く判らんのだが、別のある委員は前の「一人の委員」の意見を補強するつもりで言った(消費税引き上げの蓋然性に対する影響の認識を識別するのが難しい理由として、生活意識アンケートでの短期の見通しを持ち出しているという意味だわさ)ように見えるのですが、
そうじゃなかったら足元の物価上昇見通しを出すのってSo What?なのでありまして、さらっと読んでしまうと後者の人が大ボケ発言に見えてしまうのでもうちょっと補足して頂きたく存じます。

というのはともかくとして展望レポート中間評価の物価部分も引用しようず。

『先行きの物価の中心的な見通しについて、委員は、消費者物価(除く生鮮食品)は、概ね4月の展望レポートの見通しに沿って推移するとの認識を共有した。』

ふーむ。

『大方の委員は、消費者物価の前年比は、マクロ的な需給バランスの改善や中長期的な予想物価上昇率の高まりなどを反映して上昇傾向を辿り、見通し期間の後半にかけて、「物価安定の目標」である2%程度に達する可能性が高いとの見方を示した。』

はあそうですか。

『ある委員は、人々の期待を変え、フィリップスカーブを上方にシフトさせるという観点からは、定例給与の上昇が重要であるとの認識を示した。』

まーこれはある委員っつーか大方の認識ではないかと。

『一方、複数の委員は、4月の展望レポート時と同様に、予想物価上昇率の変化が現実の物価上昇率の高まりにつながる点について不確実性が高いと考えられることなどから、自身の物価見通しは中心的な見通しに比べて慎重であるとの見方を示した。』

佐藤さんと木内さんですねわかります。

『これらの委員は、先行きの物価をみるうえでは所定内賃金の動向が鍵となるが、これまでのところ弱めの動きが続いていると付け加えた。』

まったくですな。

『さらに、ある委員は、消費税率の引き上げによる上昇分を加味すると来年度の物価上昇率は2%の物価目標を大きく上回ることが想定されるため、この分が短期物価上昇予想に十分織り込まれていくのか
注視していると述べた。』

ふーんという所ですな。

でまあ結局この予想物価上昇云々に関する部分ですが、どこのどの数字を見てというよりは必殺兵器「総合判断」で判断ということのようなのですが、その予想物価上昇率の先行きについて、『.当面の金融政策運営に関する委員会の検討の概要』の所でこんな見解が。

『量的・質的金融緩和の効果について、委員は、効果はしっかりと働いており、企業や家計の支出活動を支える金融環境の緩和度合いは、着実に強まっているとの認識を共有した。委員は、こうしたもとで、実体経済や金融市場には前向きな動きが拡がっており、人々の経済・物価に関する期待は好転しているとの見方で一致した。』

はあそうですか。

『ある委員は、アンケート調査などをみると、先行きの実体経済の改善が見通されるもとで、予想物価上昇率が徐々に高まってきており、経済・物価が着実に改善していく姿が展望できると述べた。』

貴殿の目に見えている物は蜃気楼なのではないでしょうかなどという無粋なツッコミをしてはいけません(^^)。

『経済主体の期待の転換を通じた効果について、多くの委員は、名目金利が安定的に推移するもとで、予想物価上昇率の高まりを背景に、実質金利は低下しているとの見方を示した。先行きについて、
このうちの一人の委員は、予想物価上昇率は2%に向けて上昇している過程にあるため、予想物価上昇率の上昇とそれに伴う実質金利の低下は、今後さらに進むと付け加えた。』

・・・・・・・・・・・・・・・・・・何かやたらと楽観的にしか読めませんが気のせいですよね(--)


・前向きの循環メカニズムですかそうですか

前向きの循環メカニズムと言えば日銀が調子こいて来たじゃなかった先行きの経済物価情勢に自信を強めたモードになった時に強調される話ではあるのですが、6月の議事要旨でもその辺の話がちゃっかり出ているのでありました。『.金融経済情勢に関する委員会の検討の概要』から。

『わが国の景気について、大方の委員は、国内需要の底堅さに輸出の持ち直しも加わって経済活動の水準が緩やかに高まる中で、企業部門において所得から支出へという前向きの循環メカニズムが次第に働き始めているとみられることから、緩やかに回復しつつあるとの認識を示した。』

キタコレ!!

『これに対し、ある委員は、経済情勢に関するこのような認識を概ね共有しつつも、海外経済を巡る不透明感や、足もと改善を示す経済指標にはDIや計画値が多いことなどを踏まえると、「回復」という文言を用いるにはもう少し時間をかけて見極めた方が良いのではないかと述べた。』

(;∀;)イイシテキタ゛ナー

『一方、複数の委員は、各種経済指標の水準が相応に高く、前向きの循環がみられつつあるため、緩やかに回復しつつあるという景気判断を示すことが適当との見方を述べた。別の一人の委員は、短観や需給ギャップの改善状況などをみると、現在の経済活動の水準は過去の景気回復局面並みまで高まっているとの認識を示した。こうした議論を経て、委員は、わが国の景気は緩やかに回復しつつあるとの判断を共有した。』

何という強気。円安株高によるマインドと公共投資で下駄履いているだけだったりしないのかねという風に思うのは債券屋独特の悲観脳ですかどうもすいません。

『項目別には、輸出について、委員は、米国経済が緩やかに回復する中、為替相場の動きも下支えとなって、持ち直しているとの認識を共有した。』

まあこれは良いとして。

『設備投資について、委員は、企業収益が改善する中で下げ止まっており、持ち直しに向かう動きもみられているとの見方で一致した。ある委員は、一致指標をみる限り、これまで出遅れていた設備投資も、4〜6月から持ち直しに転じた可能性があるとの認識を示した。』

(・∀・)ニヤニヤ

『個人消費について、委員は、消費者マインドが改善するもとで、引き続き底堅く推移しているとの認識を共有した。一人の委員は、個人消費が堅調に推移している主因として、株高などによる資産効果を
指摘した。別のある委員は、商業販売統計をみると、多くの業態で売上高が前年比プラスに転じていると述べた。この間、ある委員は、4〜5月の家計調査は年初来の増勢一巡を示唆しているほか、自動車販売も足もと減速しており、今後の個人消費の持続性には注意が必要であるとの見方を示した。』

正直いつまでもサステイナブルとは思えんのだが。

『住宅投資について、委員は、持ち直しが明確になっているとの認識で一致した。鉱工業生産について、委員は、国内需要が底堅く推移するもとで、輸出が持ち直していることを反映して、緩やかに増加しているとの見方を共有した。』

ふむ。で、先行き見通しですがね。

『景気の先行きについて、委員は、国内需要の底堅さと海外経済の持ち直しを背景に、緩やかに回復していくとの見方を共有した。この点、多くの委員は、6月短観をみると、企業の業況感は、業種の裾野の拡がりを伴いつつ、明確に改善していると指摘した。』

さいざんすか。

『そのうえで、これらの委員は、2013 年度の事業計画についても、売上や収益見通しが改善するもとで、設備投資をしっかりと増加させていく計画となっており、マインドや収益の改善が実際の支出活動に結び付き始めているとの認識を示した。』

(・∀・)ニヤニヤニヤニヤ

『これに対し、ある委員は、設備投資計画をみると、大企業製造業の前年比伸び率や修正率には力強さが感じられないとの見方を述べ、企業は引き続き国内よりも海外での設備投資を重視していると指摘した。』

だすなあ。

『先行きの景気回復の持続性をみるうえでのポイントとして、多くの委員は、所得面への波及が重要であると指摘した。この点に関し、ある委員は、足もと、一人当たり賃金が下げ止まる中で雇用者数が増加しているため、雇用者所得は増加に転じているとの認識を示した。複数の委員は、夏季賞与などには良い兆しがみられ始めていると述べた。もっとも、このうちの一人の委員は、こうした動きはまだ大企業の一部に限られており、中小企業も含めた全体に拡がるかはなお不透明であると付け加えた。』

まあ物価上昇というのに繋がるという面では一人あたりの名目賃金が上がらないと物価上昇に耐えられませんがなという話になりますからねえ。

ということで、物価と経済に関する所を鑑賞致しましたが、今回は木内さんの提案部分と債券市場の話の部分は前回とそんなに変わらないので面倒なので割愛します。

#あちゃー時間が無いのでBOEネタががががが
 


お題「世の中夏休みモードの為のんびりBOEの演説?でも鑑賞をば」   2013/08/13(火)08:13:05  
  http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130813/k10013738961000.html
野党の再編「必要」が5割超
8月13日
4時9分

『また、今後、勢力を伸ばしてほしいと思うのはどの政党か尋ねたところ、
▽自民党が31.7%、▽民主党が9.2%、▽日本維新の会が10.5%、
▽公明党が5.7%、▽みんなの党が6.7%、▽共産党が4.3%、▽生活の党が0.1%、▽社民党が0.8%、▽「特にない」が20.9%でした。』(上記URLより)

民主党よりも維新が多いという数字を見て朝から絶望したというか何というか。もう大概青い鳥を探すの止めた方が良いんじゃないかと思うのだがねえ・・・・・・・・


○一応GDP関連メモ

日経とかの記事を見ると消費税引き上げ方向の誘導する気満々なのでまだそうでも無いブルームバーグの記事から雑談。

[外部リンク] (2)

『8月12日(ブルームバーグ):今年4-6月期の実質国内総生産 (GDP)速報値は、前期比年率で2.6%増と、3四半期期連続でプラス成長となった。政府の経済政策「アベノミクス」に伴う景況感の上向きや株高などの資産効果で消費者の購買意欲が高まり、円安で企業の輸出環境も改善している。』(上記URLより)設備投資が引き続き若干のマイナスというのが残念ですが、名実逆転解消というのが目出度い話だったりしますけれども、まあ個人消費が強いのですがはてさてこの強い個人消費っていつまでサステイナブルなのよとか考えますと中々アレではございますな。

んでもって昨日の反応としてはGDPが出た瞬間債券先物が5銭少々(^^)下落したものの、まあそれで反応はおしマイケルという風情でありまして誠に遺憾の極みに存じます。まー良く判らんけど、GDPが予想より弱い→消費税増税先送りの可能性高まるかも→債券売りって反応したんですかよくわかりません><;まあ5銭ですからどうでも良いのですが。

でもって債券の方の前場引け後に夏休みなのに安倍ちゃんが11時半くらいから官邸で会見をするとかいうニュースが出たのが本当にネタになったのかどうかは知らんですけど、その辺りのタイミングで為替がやや円安に振れて株価指数が上昇していたのですが、まあ会見の方は消費税に関する話はスルーで経済政策が順調とかそういう話をして終了で、そらまあ消費税に関する話は引っ張るんでしょうなあという結果でありました。まあそのあと反動があったのか無かったのかワカランチ会長(株価指数は後場失速したけど為替は割と値持ちしていた)ですけれども、どうも最近は消費税増税先送り→第三の矢に対する失望→海外中心に株売ってくるんじゃネーノという反応になっているようで誠に結構なお話ではございますな。

しかしまあ何ですな、この微妙に中途半端なGDP速報数値ですと、消費税増税予定通り実施にしても先送りにしてもどっちからもいちゃもんをつけられそうな絶妙な数字なので、まだまだこの話題引っ張るんでしょうな。本田内閣参与も早速コメントしてますし。

[外部リンク] 08月 12日 11:00 JST 

『「消費増税により景気が腰折れする懸念ばかりが焦点となっているが、『デフレ期待からインフレ期待への転換』が腰折れすることの方が重要」と強調。「参院選で国民は、デフレ脱却と経済成長を両立する政権を選んだ」と指摘し、政府として「デフレ脱却が失敗するリスクを最小限にする必要がある」と述べた。』(上記URLより)

・・・・・・・・・・・おじちゃん頭が悪いからさっぱり判らないのですが、間接税をホイホイ上げると名目の物価にモロに跳ねるのでインフレ期待という意味ではプラスじゃネーノ、いやもちろん実質ベースでの所得が下がるから景気が腰折れする懸念があるっちゅうのは判るのだが、懸念する方を間違えているようにしか思えんのでこの理屈を教えてジェネラル!



などと思ったらあたくしの購読していない(こら)日経新聞朝刊にはこんな記事があるようで。

[外部リンク]
2013/8/13 2:00 情報元 日本経済新聞 電子版

『安倍晋三首相が法人税の実効税率の引き下げを検討するよう関係府省に指示したことが12日、わかった。日本は企業の実際の負担率である実効税率が主要国より高いため、来年4月から消費増税を決めた場合、引き下げ方針をあわせて打ち出し、景気の腰折れ懸念を払拭する狙いだ。成長戦略として海外投資を呼び込む起爆剤にもなるとみており、財政再建と経済成長の両立をめざす。』(上記URLより)

何か「また日経か!」という悪寒がだいぶするのですが、ホンマカイナというか何というか。投資減税とかするならまだ判るのですが、消費税増税に法人税率引き下げを「一体」って政治的に死ぬほど受けの悪そうな話でそれはねえと思うのですけどねえ。それで景気が回復してトリクルダウンでみんなハッピーにでもなればまあ問題無いでしょうが、普通に考えて物価上昇させましょうという政策をやりながら消費増税と法人税率引き下げの一体実施って露骨に消費者から企業への所得移転でございみたいなのを実施したら、そのトリクルダウンが来る前のタイムラグに耐えられない人たちというのを踏まえてそれこそ格差拡大ガーとか庶民の生活ガーとかいう話になって安倍ちゃんの歴史的使命(とか言ってたと公共放送ニュースが申しておりましたが)の憲法改正どころの話じゃなくなると思うのだが。

企業減税するにしても、「国内に設備投資をした企業に減税」とか「雇用を増やした企業に減税」とかそういう話にしないとウケないだろと思うのですが、何か日経のポジショントークの香りがするのは気のせいですかそうですか。


○BOEの政策大演説を鑑賞するでござるの巻

[外部リンク] Report, August 2013

[外部リンク] policy trade-offs and forward guidance

この前も申し上げましたが、まあ大体政策の説明に48枚組のペーパーを出すという時点でもう何が何やらという所でして、この前どこぞの麿銀行が物価安定の目標がどうのこうので8ページ組だったかの説明をああでもないこうでもないと書いて世間的には「????」という所で、一部のマニアからは「何じゃこの往生際の悪い説明は」と大変に好評(イヤミ)だったという事案がありましたが、さすがBOE!俺たちにできない事を平然とやってのける!!そこに痺れない憧れない!!という所でありまして、まあこのクソ暑い中こんな長文出すな読んでる時間は兎も角この暑さで根性が続かんわ(←それはアタクシの個人的状況^^)という話ですな。


つーことでまずは冒頭説明から。PDFの3ページ目にまえがきが。

『In the letter accompanying the 2013 remit for the Monetary Policy Committee (MPC), the Chancellor of the Exchequer asked the MPC to provide more information about the trade-offs inherent in setting monetary policy to meet a forward-looking inflation target while giving due consideration to the desirability of avoiding undue output volatility.

The Committee was also asked to provide an assessment of whether it would be appropriate, given the current exceptional economic circumstances, to deploy explicit forward guidance - including intermediate thresholds - in order to meet its objectives more effectively.』

『This document sets out the MPC’s response to those requests.』

つーことで、このレポートのようなものは一応建付けとしては財務大臣あて書簡の一環のようですな。


・結局何をやりたいのかが判らない理由は「フォワードガイダンスやりながらインフレ目標一点張りを継続」なこと

小見出しが長くてスイマセン。まあそういうことだと思いますけどね。

ファイルの7枚目から始まる『Executive summary』の所は概ねこの前引用したプレスリリースの話を冒頭でしていて、その内容のもうちょっと細かい話が展開されるという物件で、大体からしてサマリーで3ページあってその後の背景説明が延々と続くという時点でナンジャコラという所なのですが、観賞用としては中々面白いので以下鑑賞ということで参ります。

#なお、このネタで今週持たせてやろうなどという事は毛頭考えておりません(キリッ)

最初の部分はスレッショルドとノックアウト条件の話なのでちょっとパスしまして、声明文で出ていた話をもうちょっと敷衍した辺りから参ります。

『In essence, the MPC judges that, until the margin of slack within the economy has narrowed significantly, it will be appropriate to maintain the current exceptionally stimulative stance of monetary policy, provided that such an approach remains consistent with its primary objective of price stability and does not endanger financial stability.』
経済のスラックが顕著に縮小しない限りは、緩和的な金融政策を継続しても物価安定と金融安定に
対しての弊害は少ない、という認識を示しております。

まあこの時点でホンマカイナという風情ではありまして、BOEの物価に対するアセスメントというか分析の推移を見ていると、最初の頃は「経済のスラックがあるので物価はいずれターゲットに向かって低下する」という理論を唱えていたのに対して、まてど暮らせど物価がサガランチ会長となって「経済のスラックがあるのに物価が下がらんとはどういうことや」という話になって今度は「英国経済の生産性が低いまま推移しているのが物価を中々下げない事に繋がっている」というような話をしておりましたので、そこから考えると「経済のスラックがあるうちは超緩和政策無問題だぜヒャッハー」にまた宗旨替えですかそうですかというのはマニア的にはツッコミ所ではあります。

『This approach is consistent with the MPC’s objectives, as defined by its remit.』

ほほう(棒)

『The MPC’s primary objective is to maintain price stability - as defined by the Government’s 2% inflation target - and, subject to that, to support the Government’s economic policies, including those for growth and employment. The inflation target applies at all times. The remit also recognises that the actual inflation rate will, on occasion, depart from the 2% target as a result of shocks and disturbances. In the face of such disturbances, particularly when they are large or persistent, the MPC may be confronted with a trade-off between the speed with which it returns inflation to the target and the scope for economic expansion. The remit allows the Committee to extend or reduce the period over which it intends to return inflation to the target, provided that such an approach remains consistent with meeting the inflation target in the medium term.』
でまあここでインフレーションターゲットとはみたいな話をおっぱじめているのが実にこう今回のフォワードガイダンスの話をややこしくしているのですよね。

んでもって今日はそこの引用まで手が回らないので明日のネタ要因なのですが、一方でこの後の方にある背景説明の中ではBOEは「金融政策は経済の一般的な物価水準のみを決定することができるが、長期的な経済の実質レベルや他の変数、例えば失業率などについては影響を与えることができない」(キリッ)とお前はFEDに喧嘩を売っとるのかという貫録の説明をしていまして(読みたい人はPDF16枚目にあるコラムをどうぞ)、失業率スレッショルドとは何なのかという風情。

つーことで、最初スレッショルドを見た時に「これはインフレターゲットから失業率重視に変更したのか」と思わせた訳ですが、ここの大演説コーナーを見ると思いっきりインフレターゲットをベースにした話をしているということで、こらまあ何をやりたいのかというのが判らんわなあという所であります。


・現状の経済認識ですが

その次のパラグラフから。

『Unlike the first decade of the MPC’s existence, the UK economy has been subject to substantial disturbances during the past six years, including not only the global financial crisis and the attendant need for significant private and public sector balance sheet repair, but also the repercussions of the continuing adjustment within the euro area and several significant cost shocks.』

金融危機以降の英国経済は金融危機やバランスシート問題やらユーロ圏問題やその他の価格ショックなどでここ6年あばばばばーでしたと。

『As a consequence, output has remained depressed while inflation has been persistently above the 2% target. Moreover, employment has remained surprisingly resilient and productivity unusually weak, leading to considerable uncertainty about the supply capacity of the economy and the extent to which the deterioration in supply performance will reverse as demand recovers.』

でその結果生産は弱くて経済のスラックは大きく、失業もうんこな中で物価は2%超え状態が継続的に続いたと。

『As a result, the Committee has been faced with the need to balance the risk of achieving an insufficiently rapid restoration in activity against the risk that continued elevated inflation results in medium-term inflation expectations becoming less well anchored to the target. In addition, the scope for further cuts in Bank Rate has been limited since early 2009, complicating the conduct of monetary policy.』

インフレ期待のアンカーが弱まるリスクとの兼ね合いとか名目金利制約とかの中でリスクをどうバランスさせて金融政策を運営するかということを考える困難に直面とな。


・つーことですのでフォワードガイダンスは「リスクバランスアプローチ」らしい

『The MPC has in the past provided broad guidance on its reaction function via its Inflation Reports, the minutes of its monthly meetings, evidence to the Treasury Committee, and speeches by individual Committee members. In the current exceptional circumstances, with both inflation and economic activity far from desirable levels, the MPC has decided to provide explicit forward guidance. In these exceptional circumstances, explicit forward guidance can enhance the effectiveness of monetary stimulus in three ways.』

で、その3つの有効性ですけど・・・・・・・・

『1) It provides greater clarity about the MPC’s view of the appropriate trade-off between the horizon over which inflation is returned to the target and the speed with which growth and employment recover. The forward guidance agreed on 1 August 2013 clarifies that the MPC will seek to reduce the margin of slack in the economy, if necessary by varying the speed at which inflation returns to the target, but only if that does not entail material risks to its overriding objective of price stability. In particular, the guidance is subject to two price stability ‘knockouts’ that, if breached, would mean that the guidance would no longer apply: first, if in the MPC’s view, it is more likely than not that CPI inflation 18 to 24 months ahead will be at least half a percentage point above the 2% target; and second, if medium-term inflation expectations no longer remain sufficiently well anchored.』

は?という感じなのですが、ここの説明が結局物価を重視するのか景気を重視するのか非常に訳判りにくいという感じでして、フォワードガイダンスはそもそも論として景気重視のために将来の金融政策を縛るものなのに対して、一方でこうやってインフレターゲット重視の話をやたらと強調するというのが何とも。

『2) It reduces uncertainty about the future path of monetary policy as the economy recovers. In particular, it increases the understanding of financial market participants, businesses and households of the conditions under which the highly stimulative stance of monetary policy will be maintained. That should reduce the risk that, as the recovery gains traction, market interest rates rise prematurely and people worry excessively about early rises in borrowing costs. By so doing, it should help to secure a recovery of sufficient strength and duration to return output, employment and incomes to their full potential levels, consistent with medium-term price stability.』

まあこれも虫の良い話だと思うのですが、一応「景気が回復した時の先行き金融政策パスの不確実性を減らすことによって金利が安定する」という理屈を掲げています。つまりは景気回復の初期段階において、金融政策の出口論が出て早すぎる市場金利の上昇を起こしたくない、という意思は判るのですが、実際にそれがワークするのかというとだいぶ別問題だと思いますし、大体からしてスレッショルドが近すぎ(つーか物価は上抜けとるし)なのでこの効果を期待するのは無理だと思う。

『3) It delivers a robust framework within which the MPC can explore the scope for economic expansion without putting price and financial stability at risk.』

もうね、これ虫良すぎるでしょとしか申し上げようが無いのですけどね。

『The trade-off between the horizon over which inflation is returned to the target and the speed with which output and employment recover is unusually uncertain at present.』

それはそうなのですが。

『Moreover, the sustained period for which interest rates have been held at historically low levels means there may also be a trade-off between the support monetary policy is able to provide to the UK real economy and the risks that might pose to financial stability.』

超緩和を必要以上に継続すると金融不安定リスクというのはまあその通り。

『Misjudging either of these trade-offs could have significant costs in the medium term. Rather than having to make a firm judgement about the extent to which it can reduce the margin of slack without prompting either of these risks, the existence of the price stability and financial stability knockouts allows the MPC to learn and update its view of the tradeoffs as the economy recovers.』

ふむ。

『In particular, if supply picks up strongly as demand increases, guidance can maintain the current exceptional degree of stimulus until the margin of slack within the economy has narrowed substantially. But if material risks to either price stability or financial stability emerge - such that any of the knockouts were breached - then the guidance would no longer hold and the MPC would reassess the appropriate stance of monetary policy.』

へーという所ですが、経済が順調に回復する中では超緩和政策を継続しますが、一方でファイナンシャルスタビリティーやインフレ期待の不安定化のリスクが高まった場合はその時に改めて適切な政策を考えますのでフォワードガイダンスは反故になりますとな。

『Importantly, the existence of the knockouts, by demonstrating the MPC’s unwillingness to tolerate any material risks to price stability or financial stability, may reduce the likelihood of either risk occurring.』

従って金融不安定化やインフレ期待の望ましくない上昇を防ぐと言う意思を示すということによって、これらの不安定化を防ぐのです(キリッ)という話でして、何だかねえという気はするのですけれども、まあそういうややインチキな理屈になっているのでありますた。


・しまった時間が無いので続きは明日

で、この次に何で「失業率7%スレッショルド」を付けるようになったのかという背景説明があるのですが、時間切れですすいませんすいません。

ちなみに、この先の部分を引用する前に先に申し上げておきますと、BOEパターンのスレッショルドはFED方式と同じように「これはスレッショルドであってトリガーではありません」という説明なのですが、BOEの場合は「このスレッショルドに達してからさてどうしましょうかという検討を開始します」という説明を前面に打ち出しておりまして、そーゆー意味ではFEDの6.5%スレショルドと比較してより緩い感じがしますけどどうでしょうかね。

#以下明日に続く(大汗)
 


お題「金融経済月報と総裁会見は意外にネタがあったりするのだ」   2013/08/12(月)09:16:16  
  毎年この時期にあるのですけどね。

[外部リンク] 月の消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は+0.4%とプラスに転じています。予想物価上昇率については、いわゆるブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)などのマーケットの指標に加え、企業、家計、エコノミスト、市場参加者に対する様々な調査も踏まえると、全体として上昇して

いるとみられます。』

はあそうですかそれでもって具体的にどの辺の数値がどうなったからそういう判断に至ったんでしょうかねえ。

『以上のように、「量的・質的金融緩和」のもとで、実体経済や金融市場には前向きな動きが拡がっており、人々の経済・物価に関する期待は好転しています。』

前向きな循環のダム論キタコレ!!

『公表文に示されている通り、全体として「緩やかに回復しつつある」との景気判断は前月と同じですが、前月よりも前進しているところもみられます。そうした中で、先程申し上げた「所得から支出へ」という前向きの循環メカニズムが、次第に働き始めていることは確実です。』

どう見てもクソ強気です本当にありがとうございました。


・物価上昇はコストプッシュじゃネーノという質問を一蹴とな

冒頭の質問がまずこれ。

『(問) 物価について伺います。6 月の消費者物価は、1 年2 か月振りにプラスに転じましたが、円安に伴うエネルギー価格の上昇が大きく影響しています。日銀は、需要増を伴う物価上昇を目指していると思いますが、足許の物価状況についての評価、受止めをお聞かせ下さい。』

コストプッシュで喜んでるんじゃねえよヴォケということですねわかります。

『(答) 私どもは、前月も、消費者物価の前年比はプラスに転じていくとの見通しを示していたわけですが、6 月の実績は、こうした私どもの見通しに沿った内容であったと思っています。』

ほう。

『やや子細にみると、6 月の消費者物価が前年比+0.4%になったことには、石油製品や電気代といったエネルギー関連の押上げ分だけではなく、個人消費が底堅く推移するもとで幅広い品目に改善の動きがみられたことも影響しています。こうした改善の動きは、食料・エネルギーを除く消費者物価(いわゆるコアコアCPI)でみても、前年比マイナス幅が縮小していることに表れていると思います。』

>個人消費が底堅く推移するもとで幅広い品目に改善の動きがみられたことも影響しています

>個人消費が底堅く推移するもとで幅広い品目に改善の動きがみられたことも影響しています

>個人消費が底堅く推移するもとで幅広い品目に改善の動きがみられたことも影響しています

コストプッシュの指摘に対してこの切り返しとな!!!

『先行きについても、先程申し上げたように、わが国経済が緩やかに回復し、需給バランスが改善していくもとで、消費者物価の前年比は次第にプラス幅を拡大していくとみています。』

ということで前向きの循環で物価上昇が拡大するんですってよ奥様!


・消費税率の引き上げ云々の質疑鑑賞会である:一般論攻撃キタコレ!

消費税増税を予定通り実施しなかった場合の影響に関する質問がその次にありまして、質問はまあ普通なので割愛しますがその答えを見てあたくしが盛大にウケた箇所がありましてですね。

『(答) いつも申し上げている通り、消費税率の引上げについては、政府において、経済状況等を総合的に勘案して判断されると認識しています。』

そしてその次っすけどね。

『その上で、一般論として申し上げれば、』

麿キター状態ですが、同じ一般論として申し上げればでもポリティカルリソースがある人と無い(--)人ではまた違いますのでその辺は兎も角としましても、一般論攻撃をして来るというのが黒田さん頑張ってますなあという所です。まあ麿じゃなくて財務省キターという所でしょうけれども(^^)。

『大幅な財政赤字が続き、既に政府債務残高が極めて高い水準になっていることを踏まえると、政府において、今後の財政健全化に向けた道筋を明確にし、財政構造改革を進めていくことが極めて重要であると思っています。日本銀行としては、その着実な推進を強く期待しています。「中期財政計画」も示されたので、これに沿って、着実に財政健全化が推進されることを期待しています。』


・脱デフレと消費税増税とな

消費税増税の質問は続く。

『(問) 消費税に関してお伺いします。日銀は、中期見通しを出されていますが、今、トレードオフとなっているのは「脱デフレ」と「消費税増税」で、どちらを取るのかという議論になっているのですが、消費税増税が脱デフレにとって非常にマイナスになるというお考えをお持ちかどうか教えて下さい。また、政府との共同声明の中で、政府には「持続可能な財政構造を確立するための取組を着実に推進」してもらいたいという文言を盛り込んでいるのですが、持続可能な財政構造を確立する取組みを着実に推進するということに「消費税増税」が含まれるとお考えかどうかお聞かせ下さい。』

『(答) 1 点目は、「脱デフレと消費税増税は両立するか」というご質問だと思いますが、私は、両立すると思っています。』

ほほう。

『以前にも申し上げた通り、政策委員会として、消費税率が法律通りに引き上げられることを前提として、展望レポートや7 月の中間評価における見通しを示しているわけです。』

キタコレ!

『7 月の中間評価においても、政策委員の成長率に関する見通しの中央値は、13 年度は+2.8%、14 年度は+1.3%、15 年度は+1.5%となっているわけであり、消費税率引上げの経済への影響については――もとより駆込み需要とその反動は予想されますが――、基本的には、景気の前向きな循環が維持され、基調的には潜在成長率を上回る成長を続ける可能性が高いと考えています。』

強気ですな。

『2 点目については、1 月の共同声明で示されている政府の財政健全化へのコミットメント、約束は、まさにそこに書いてある通りだと思います。』

まあここではそこまでツッコんで答えていませんが、次にお約束のように財政規律の質問ががががが。


・財政規律と大規模緩和

『(問) 消費税の関連になるかもしれませんが、財政規律のことでお伺いします。総裁就任前の1 月の共同声明には、政府・日銀の間で、日銀が積極的な金融緩和をするという一方で、政府の方には持続的な財政構造の確立を求めています。金融政策運営の立場からみて、なぜ持続可能な財政構造の確立が必要、重要なのか、仮に持続可能な財政構造が確立されない場合に、引き続き大規模な異次元緩和を続けていくことが可能なのか、総裁はどのようにお考えでしょうか。』

まあ前半は「お約束のお答えを期待」という奴ですが、後半の質問の答えも期待される訳で。

『(答) 1 月の共同声明は、まさに、そこに示してある通りです。日本銀行は、金融緩和を行うことによって、2%の「物価安定の目標」をできるだけ早期に実現する一方、政府は、第2 の矢、第3 の矢にあるように、当面は機動的な財政運営を行いつつ、中期的には財政再建を実現するとともに、第3 の矢で示されている、成長戦略、民間部門を中心とした成長力の強化といった政策を実行することになっているわけです。』

ふむ。

『ご指摘の日本銀行の金融緩和と政府の財政健全化は、確かに、関連しています。日本銀行の「量的・質的金融緩和」は、その非常に重要な部分に、長期国債を幅広く、しかも大量に購入することが含まれています。これ自体は、2%の「物価安定の目標」を達成するために必要なものですが、その際、財政規律の緩みや、最近言われる「財政ドミナンス」、あるいは「財政ファイナンス」のような懸念が持たれ、その影響が長期金利に跳ね返るようなことがあると、せっかくの「量的・質的金融緩和」の効果が減殺される惧れがあります。』

ほほう。

『もちろん、財政再建は、まさに財政そのものとして不可避・不可欠、絶対に重要なことであることはその通りですが、財政規律が緩むということがあると、間接的に、金融政策の効果に悪影響を及ぼす懸念があるということです。』

ということで、「日銀が書面にある通りに大胆な金融緩和を行ったのだから財政健全化路線の堅持するのはお約束だろヴォケ」とはさすがに言わない辺りが黒田さん気を使ってるねと思いましたが、それはそれとして「当然やっていただける」とは言わないもののそれに近い話をしている辺りは中々。

次の質問に対する答えで当初の話と違うという見解についてというのを求められてましてね。

『(答) 1 点目については、消費税率を2 段階で引き上げる法律自体、経済動向を踏まえて実施することになっています。経済動向をみることは当然であり、私は、それ自体を不思議なことだとは思っていません。そうしたもとで、政府においては、当然、経済動向を踏まえつつ、中長期的な財政構造の改革、健全化が行われることになると思いますし、そうなるべきだと思っています。』

こんな感じで、今回の会見要旨を見ると消費税増税とか財政再建に関する質疑って最初はソフトな言い方をしながらも記者から色々と煽り質問(^^)が飛んでくるときっちり煽られて結構頑張った言い方をしてますねという風になるのが実にチャーミングです。


・前向きの循環メカニズムとかウソコケという質問も一蹴とな

答えだけ引用したのですが、先ほどの質問が実は2つありまして。

『(問)(前半割愛)もう1 点は、景気について「所得から支出への好循環が出つつある」とおっしゃいましたが、賃金のところで基本給はなかなか上がらないとか、物価のところも円安の影響で特に足許ガソリンが相当上がっているとか、一般からするとまだマイナス面が大きいと思いますが、これは本当に確実に良くなるのかどうか、伺います。』

(;∀;)イイシツモンタ゛ナー

『(答)(前半割愛)2 点目の所得から支出への好循環というのは、部分的には既に起こっているわけです。』

ほほう。

『例えば、雇用はかなり改善しています。先程申し上げたように、有効求人倍率は上がってきていますし、失業率も4%を割って3%台に入ってきています。賃金についても、所定外あるいはボーナス等々でプラスがみられる一方、所定内はまだプラスになっていないわけですが、雇用と賃金全体を掛け合わせた雇用者所得は増えてきています。また、夏のボーナスも、久方振りにプラスになっているようですので、雇用者所得が消費に結びついていく部分は始まっていると思います。これがさらに強まっていくことが望まれますが、既に始まっていることは事実だと思います。』

ほほう(棒)。

『他方、企業の側をみると、企業収益はかなり好転していますが、設備投資は、一部に増加している部分もありますが、足許ではまだ具体的に増加していないわけです。全体としては、まだ明確に増加を示していないわけですが、設備投資計画をみる限りは、相当プラス――一部の調査をみると、2 桁台のプラスという結果も出てきています――になっています。これらをみても、企業収益から設備投資への好循環が始まる兆しはあると思いますが、もう少しハードデータをみていきたいという気持ちが、政策委員の中にあるということだと思います。』

へえへえそうだっか。

『全体として、所得から支出への好循環は始まってはいますが、もう少しクリアなハードデータを、特に設備投資については、みたいと考えています。』とは言ってますが、何かコストプッシュじゃないみたいですね前向きの循環メカニズムだそうですよ!


・海外経済のリスクは減少とな!!

『(問) 2 点お伺いします。1 点目は、海外経済の見方について、ステートメントの文言が前月と若干変わっていますが、全体のリスクは増えているのか、減っているのか、ご所見があればお願いします。(後半割愛)』

海外に関する質問はこの前にもう一つあるのですが、その時はその辺の答えがムニャムニャモードで、判断を強めたのかどうかがワカランチ会長な内容だったのですが。

『(答) 海外経済全体のリスクは、毎回の金融政策決定会合で色々と議論します。全体のリスクは、前月と比べて非常に大きな変化があったとは思いませんが、どちらかと言えば、若干、減少したようにみえます。』

ほうほう。

『米国が引き続き民需を中心に堅調に推移していることに加え、欧州も企業や家計のマインドが改善してきているので、先進国経済を中心に、海外経済は全体として持ち直しの方向に向かっています。また、新興国・資源国は、国あるいはセクターにより若干区々ではありますが、例えば、中国についてみると、現在のような成長率が安定的に続くとみられることなど、どちらかと言えば海外経済のリスクは、むしろ若干減った方向にあると思います。ただ、月々の変動は色々な要素を含むので、私どもが半年毎に展望レポートで行う評価のように、明確な判断が出てくるとは限らないと思います。ただ、どちらかと言えば、全体のリスクはむしろ若干減った方向だと思っています。』

つーことで、今回の質疑を見てて思ったのですが、どうも本人が自信を持って話をする部分に関しては質問を手を変え品を変えて繰り出すと徐々に本音モードというか絶好調モードになってくるというのが黒田総裁の仕様のようでありますので、今後も記者の皆様におかれましては絶好調モードを引き出すような会見質疑をよろしくお願いいたしますm(__)m
 

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