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お題「オペとか2年入札とかのメモ/今さらでスイマセンが木内さんの講演&会見」   2013/09/30(月)08:03:50  
  なんじゃこりゃwwww
[外部リンク] 共産2位、6%で民主抜く 日経世論調査
2013/9/29 22:03 情報元 日本経済新聞 電子版

○オペとか短期雑談

・あら短国買入スキップ

[外部リンク] 金曜に短国買入を実施すると受渡日が10月1日になるので、期末跨ぎを避けたという可能性があるのと、ご案内の通り足元期末要因で短国市場が世紀末ヒャッハー状態になっているのに配慮したとか、その絡みになりますが2年国債入札を前に短国買入を実施して買入レートが低下しまくって2年国債入札が大フィーバーするのを避けようとしたとか、まあ色々と可能性は考えられるのですが、期末跨ぎを避けたのなら今日も短国買入無い筈ですし、2年国債入札にぶつけるのを避けるのであれば今日短国買入の実施ですし、市場のヒャッハー状態への配慮だったら何を今さらという感じではありますな。

まあその辺に関しては中の人しか背景については判らんので何とも言えませんけれども、本来的に言えば先週木曜の3MTBは初の3カ月物TB年末越えになりますので、12月末のMB中間目標がある中で喉から手が出るほど欲しい物件であり、やる気満々モードで買入ヒャッハーとなる筈なんですけど、ここへ来て市場の金利低下が著しいので何ぼ何でもちょっと待てということになった(とはこのアタクシは思っていないが)のであれば、何ちゅうか折角の買いたい銘柄が登場したのにその前に買入攻撃で市場を壊してしまって肝心な時に買入打てないとかプギャーという感じではございますな(ちなみにどこからどこまでが期末要因で、そうじゃなくて単に日銀の買入累積攻撃で需給が締まっているのかは正直良く判らん)。

ちなみに今週は10月1発目のMPMがございますので、MPM2日目になる金曜には短国買入を普通は打ちまずで、木曜日は3M入札がありますので、期末跨ぎを避けるのであれば短国買入をまさか2日連続で打ち込むわけにも行かないでしょうから短国買入が後寄せになる(ので2年国債入札要因でスキップしているなら今日短国買入実施が妥当)ことになりますね。

まあいずれにせよ足元の状況だとちょっと沢山打ち込むと今度こそ夢の出来上がりゼロ落札とかマイナス落札とかの風景も見られるかもしれませんなあ(白目)。


・2年国債入札

お、おう・・・・・・・・
[外部リンク] 6. 価格競争入札について
(1)応募額 14兆7,368億円
(2)募入決定額 2兆6,801億円
(3)募入最低価格 100円00銭5厘 (募入最高利回り)(0.097%)
(4)募入最低価格における案分比率 81.8030%
(5)募入平均価格 100円01銭2厘 (募入平均利回り)(0.093%)

ということで2年国債入札貫録の平均も足切りも付利金利割れとなりまして、ご案内の通り付利金利の引き下げに関する思惑が1ミリも発生しえない状態、というよりもこの状況で付利金利を下げたら更に買入オペの運営が困難になるので、付利金利引き下げの可能性が益々なくなってきたという状態(MB目標から金利目標への再転換をしたら話は別だがまあ有り得ん)ですので、つまり利回り云々で考えた場合にはこの水準はちょっとという水準。

でまあ何ぼ何でも今の所は超過準備付利対象外の人たちのニーズだけで2年が付利金利割れまでやるほどの状況では無いと思われますので、担保玉不足とかその辺を見越したり、商品在庫持っておかないと苦しいかもですねとか、まーその手の要因はあったんでしょうなという所ですが、その後新発は0.10%で出合っていたりしたようですので、さすがに短国と2年の間にはまだ差があるという事ですかそうですか。


○先々週のネタで恐縮ですが木内審議委員講演&会見ネタでまずは講演の残りから

今更の虫干し状態で誠に申し訳ございません。先ずは講演ネタの後半から(超大汗)。

[外部リンク] 『日本経済の下方リスクという観点からは、こうした海外経済の下振れリスクのほかに、消費や住宅投資あるいは公共投資に比べるとやや出遅れ感があった設備投資が今後どの程度伸びるか、基本給を中心に賃金がどの程度増加し、消費増加の持続性を高めるかという点を注視しています。』

某師匠の場合はインフレ期待が高まって資産価格が上昇すると必然のように消費が活発化してマインドが好転するので需要が拡大し、それに伴って設備投資も拡大するという大変に都合の良い話になっておりましたが、木内さんはそうじゃねえだろとのご指摘(^^)。

『足もとの国内景気については、雇用増加や設備投資の持ち直しの動きなど、改善傾向にようやく広がりが出てきたと考えられます。しかしその半面、個人的には、これまで個人消費と輸出を押し上げ、景気の回復過程で先導役を果たしてきた円高修正・株高の効果に鈍化の兆しがみられ始めているように思います。』

(;∀;)イイハナシタ゛ナー

『その中で、個人消費がけん引役を果たす形で経済が急速に改善するという、従来とはやや異質な景気回復のパターンが、比較的通常の景気回復のパターンへと徐々に変化しつつあるようにも思われます。』

ふむ。

『具体的には、まず、個人消費については、GDP統計ベースや消費者コンフィデンス関連指標でみると、概ね堅調を維持しているようにみえます。ただ、他方で、需要側の統計でみると、家計調査統計の実質消費支出は、1-3月に大きく水準を切り上げた後、7月にはほぼ昨年末の水準まで低下するなど、株高の資産効果等による消費の刺激効果が薄れ始めている兆しも窺われます。この先、消費の拡大傾向に一服感が生じてこないか注視していきたいと思っています。』

『また、輸出についても、持ち直し傾向にあるものの、7月の実質輸出が大きく減少したことや、PMI製造業指数の輸出受注指数における改善の動きが一服していること、さらには先ほど述べました海外経済を巡る不確実性なども踏まえると、この先の輸出環境は従来ほどの改善が期待できない可能性もあると思います。』

『こうした中で、今後、設備投資がどの程度伸びるかが重要になります(図表8)。この点、企業収益が改善する中、4-6月の法人企業統計の設備投資が過去2四半期に比べプラス幅を拡大したほか、6月短観の設備投資計画をみると先行きはしっかりとした増加が見込まれていますが、さらにハードデータを確認していく必要があると考えています。』

ということで、冒頭では「下方リスク」という風に説明していますが、この部分もどう見ても「政策委員会の大勢意見と別の木内さん個人的見通し」であって、リスク認識というよりはメインシナリオじゃねえかこれという所でありますな(^^)。


・物価見通しについては当然ながら弱く、グローバルディスインフレの影響ががががが

『次に、私自身の物価・賃金動向に関する見方について、少し敷衍してご説明します。』

キタコレ。

『現在、日本銀行は、消費者物価上昇率で2%の「物価安定の目標」を、2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現する目標を掲げています。本年2月の金融経済懇談会でも申し上げましたが、私自身、2%の「物価安定の目標」という日本銀行の決定に対する信認を強めることは、デフレ脱却に向けて重要であると考えています。ただ、後述する金融政策運営に関する私の提案とも関連しますが、肝心なのは2年間で2%を達成することではなく、日本銀行の金融政策の最終目標といえる「国民経済の健全な発展」の実現に向けた動きを後押しし、経済が上向いていく結果として、物価の上昇幅が緩やかに拡大していくことだと考えています。』

仰せのとおり。

『足もとの物価上昇には、宿泊料上昇など一部に需要増加を背景とした要素も含まれるものの、これまでのところ、電気料金引き上げや石油製品の上昇など、エネルギー価格上昇や為替相場の変動の影響といったそれ以外の要因を反映している面も大きいと考えられます(図表9)。』

ですなあ。

『しかし、経済の改善と一体で進む持続的な物価上昇を実現するためには、賃金の上昇、とりわけ所定内給与の上昇が鍵を握ると考えています。この点、所定内給与は足もとでも依然として下落を続けています(図表10)。賞与等の一時金の引き上げを実施した大手企業でも、固定費用の性格が強い基本給の引き上げにはなお慎重と見受けられます。今後は大手企業で基本給の引き上げを実施するところが出てくるかもしれませんが、賃金全体の方向性を大きく左右するのは中小企業です。企業部門全体で基本給も含めて賃金を積極的に引き上げる動きが広がり、それが基調的な物価押し上げにつながっていくためには、先行きの成長期待の高まりを通じて、労働需給がさらに改善していくことが必要と考えられます。また、雇用・賃金は景気に遅行するため、賃金の上昇を伴いながら物価上昇率が高まっていくまでには、相応の時間がかかるとみています。』

賃金の話キタコレですな、まあ当然ちゃあ当然ですが。

『ただ、時間の経過とともに賃金と物価がバランス良く上昇していく局面に至っても、現在の海外の物価環境を考え合わせると、私自身は物価の上昇はなお緩やかなペースで進むのではないかとみています。』

ほう。

『OECDのデータによると、日本の物価上昇率は、海外先進国と長期にわたり連動性を維持しながら、一貫して低位で推移してきました(図表11)。日本の消費者物価上昇率は、バブル期を含む1982年から1997年の15年間の年平均でみても、物価の下落時期を含む1998年から直近2013年までの15年間の年平均でみても、G7平均対比でいずれも2%ポイント程度低い水準となっています。また、海外先進国でディスインフレ傾向が現在も続いている点も踏まえると、日本の物価上昇率に下向きの圧力がかかりやすい状況がなお続いている可能性もあると考えています。』

ということで、賃金の上昇も時間がかかるでしょうし、さらにグローバルなディスインフレの影響も物価が上がりにくくなる要因ですよねという説明で、この辺の認識は以前佐藤審議委員もしていましたが、マーケットエコノミスト的にはこういう結論に普通はなる罠という事でしょうね、うんうん。


・中期的に達成すればいいじゃないかという件

次の『5.金融政策運営』の所で木内さんが毎回出して却下されている提案の説明がありますぞな。最初の日銀の現在実施している2年で2%関連の説明はスルーしまして木内さんの説明コーナーに飛びます。

『ところで、私自身は、日本銀行の金融政策の最終目標といえる「国民経済の健全な発展」の実現に向けて、日本経済の流れをゆっくりとでも着実に良い方向へと変えるきっかけを作りだすために、「量的・質的金融緩和」の具体的な施策には賛成しましたが、4月3-4日の金融政策決定会合において賛成多数で決定された「『量的・質的金融緩和』の導入について」と題する対外公表文については、修正を提案しました。』

『決定された対外公表文では、「日本銀行は、消費者物価の前年比上昇率2%の『物価安定の目標』を、2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現する」、「『量的・質的金融緩和』は、2%の『物価安定の目標』の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで継続する」としています。』

『しかし、前述した私自身の物価に関する見方に照らしてみますと、2年程度という短期間で2%という高い水準の「物価安定の目標」を達成することを目指すのは必ずしも最適ではないと考えました。』

まあ先程の見方を持ち出してくるとそうなるという話ですな。


『さらに重要なこととして、以下で説明しますように、2%の「物価安定の目標」について、「2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現する」、「量的・質的金融緩和」は「これを安定的に持続するために必要な時点まで継続する」という、2つのコミットメントの組み合わせには、「量的・質的金融緩和」の副作用を高めてしまう潜在的なリスクが内包されている、とも考えました。』

一方でこのコミットメントを「フォワードガイダンス」と説明をする謎審議委員も居まして、何と申しますかこうカオスなものを感じますな(ニヤニヤ)。

『そのため私は、2%の「物価安定の目標」の達成時期、および「量的・質的金融緩和」の継続期間について修正を提案し、9月4-5日に開かれた直近の会合まで毎回同じ趣旨の修正議案を提出し続けています。』

『修正議案では、「日本銀行は、中長期的に2%の『物価安定の目標』の実現を目指す。そのうえで、『量的・質的金融緩和』を2年間程度の集中対応措置と位置付け、その後柔軟に見直すこととする」と対外公表文を修正することを提案しています。この修正議案のポイントは2点あります。第1に、2%の「物価安定の目標」の達成時期を2年程度と限定していない点、第2に、「量的・質的金融緩和」の継続期間については2年程度を目途とし、その時点で必要に応じて柔軟に見直す、との考えを明確にしている点です。』

この2番目が判りにくいのですが・・・・・・・・・・

『既に4月3-4日会合の議事要旨で明らかにされていますが、このような修正を提案したのは、(1)2%の「物価安定の目標」を2年程度の期間を念頭に置いて達成するには、大きな不確実性がある、(2)そうした中、「量的・質的金融緩和」が長期間にわたって継続するという期待が高まれば、同措置が前例のない規模の資産買入れであるだけに、金融面での不均衡形成などにつながる懸念がある、と考えたためです。』

まあ見通しが2年で2%無理無理無理というのであれば、木内さんの想定する異次元緩和というか年間MB70兆円拡大という政策が延々と続く、という見通しになりますので、それはやりすぎでしょうという話だというのは何か把握しました。

『同会合の議事要旨では、このほかの潜在的なリスクとして、財政ファイナンスの観測を高める可能性のほか、金融機関の収益を圧迫して金融システムの脆弱性を高める可能性、市場機能を大きく損なう可能性なども指摘されています。』

まあ既に市場機能は・・・・・・・・

『こうした潜在的リスクを十分に認識した上でなお、私自身が「量的・質的金融緩和」の具体的な施策に賛成しているのは、政策で生じる経済的なプラス効果の大きさが、それに伴う潜在的なリスクないしは副作用の大きさを僅かでも上回っていると判断しているためです。しかし、仮に現在の大規模な緩和が長期化あるいは強化されれば、逆に副作用がプラス効果を上回る可能性が高まる惧れがあります。この点、現在のコミットメントのもとでは、金融市場の期待等の外部要因に影響されて、日本銀行の政策がそうした対応を余儀なくされる可能性も否定はできません。』

とまあそういう説明になっていまして・・・・・・・・・

『私が修正議案において「量的・質的金融緩和」を2年間程度の集中対応措置と位置付けているのも、こうした点に配慮し、「大規模な金融緩和の副作用が効果を上回ることがないか」ということを一定期間経過した後にしっかりと点検し、経済・金融情勢次第で柔軟に見直す環境を予め確保しておくことが適当、との判断に基づいています。』

何となく木内さんの意図が把握できた気がするのですが、あたくしの解釈が間違って居なければ、つまりは「オープンエンド型のMB拡大継続ではなくて、とりあえず今決めた分だけはやる」という形にしたいという事だと思うのですよね。

そうなりますと、木内さんの提案なのですが、「2年間程度の集中対応措置」という言い方が表現として判りにくくなっていると思うのですよ。それよりも単純に「中長期的に2%を目指す」というのと、「その為にMBを2014年末に270兆円程度に持って行きます」というだけの表現(「集中対応措置」という言い方をしない)にして、ただしその買入の規模やペースについては必要があればState-Contingentで対応しますよという注釈をすればすっきりすると思うのですよね。どうもこの「集中対応措置」というのが却って木内さんの意図を分かりにくくしているように思えますがどうでしょうか。


・市場とのコミュニケーションとな

なお、こんな説明もついております。

『この修正議案は、市場と中央銀行との間のコミュニケーションの改善にも資すると考えています。』

ほほう。

『現時点では、2%の「物価安定の目標」を2年程度で達成するのは難しい、という見方が国内債券市場ではなお有力であると思います。』

有力どころか(^^)。

『このため、「物価安定の目標」の達成時期に関する日本銀行の情報発信との間には少なからぬギャップが存在しており、先行きの金融政策等に関する債券市場の予想を不安定化させる潜在的な要素となっていると私は考えています。この点、2%の「物価安定の目標」の達成時期を「2年程度」と特定せず、「中長期」に変更することで、先行きの景気・物価ならびに金利観に関して債券市場での自発的な期待形成が促され、市場と中央銀行との間のコミュニケーションの改善が図られるのではないかと考えています。これによって、債券市場の安定にも貢献すると考えています。』

まあその前に力技で債券市場の自発的な価格形成機能が潰れつつありますけどね!!!!


○木内さんの会見から少々

[外部リンク] 午前中の講演の中で、審議委員は、下振れリスクを懸念されていると述べておられますが、そうなると、政策の必要性の議論になりかねません。講演では一方で、強力な金融緩和が長期間続くことによる金融のインバランスとか、副作用をもたらすリスクについても述べられていますが、前者と後者、すなわち、下振れを心配されているということと、現状の金融緩和をさらに強化する際の副作用が生じかねない点のバランスについて、どのようにお考えですか。』

これは良い質問。

『(答) 基本的には、独立した判断ということです。前者については、純粋に経済の判断ということでして、国内経済が緩やかに回復しているという判断自体には違和感はありませんが、先行きについては下振れリスクがあるのではないかと思っています。最大の理由は、海外経済、特に新興国の弱さ、新興国自体が従来の不均衡の調整過程に入っているのではないかと思っています。一方で、先進国経済は、新興国経済の落込みを大きく補うほどの力強さがないだろうという趣旨のことを講演で述べています。』

ふむ。

『一方で、政策については、追加措置が必要かどうかは、現時点では申し上げることはできないですし、今後、予断を持たずに判断していくということだと思います。』

ここの所だけヘッドラインになっていましたが、前後(というか後)の文脈を読むと・・・・・・・・・・

『ただ、4月に「量的・質的金融緩和」を決めた時点では、非常に積極的な政策を行ったわけです。その結果として、仮に追加策をするとしても、追加措置による効果、プラスの面というのは逓減していきやすいということだと思います。非常に大きな政策を決めたわけですので、追加策をとるとしても、追加分のプラスの効果は必ずしも大きくはならない一方で、副作用が次第に大きくなる可能性はあると思います。』

キタコレ。

『特に追加策がなし崩し的に進んでしまう場合には、副作用の方が非常に大きくなるということですから、効果より副作用のほうが大きければ、政策として実行すべきではないということになります。』

つまり現時点の政策が既にやり過ぎでしょという認識ですねわかります。

『ただ、どのような時に効果の方が副作用を上回るのかというと、非常に大きな経済のショック、金融のショックという時には、追加策が必要になってくる、正当化されるということだと思います。中央銀行には、Last Resortという機能があると思います。Lender of Last Resort、すなわち、「最後の貸し手」という意味だけではく、広い意味で、経済が非常に大変な事態になった時には手を差し伸べるといった機能は、絶対に残されていると思います。』

『また、「量的・質的金融緩和」というのは、マクロ経済政策としての枠組みですが、それとは別に、我々には「金融システムの安定」という目的もありますので、「金融システムの安定」が何がしかの理由で揺らぐような場合には、当然追加措置が必要であり、それがもしかすると今の「量的・質的金融緩和」を修正しなければならない事態となることもあり得ると思います。』

まあつまり明確な下方ショックがあれば通常の政策というよりは信用緩和的(というかQE1的というか)な意味での政策発動はありますよと。

『そういう意味で追加の道はあるわけですが、それなりの大きなショックでないと、効果・副作用のバランスから考えて、適切な措置ではないということになるのではないかと思います。』

ということですな。


・非伝統的政策のコミュニケーションと資産買入の運営について執行部に盛大にイヤミを

『(問) 2点あります。1点目は、先程の、FRBが緩和の縮小を見送った件ですが、バーナンキ議長をはじめFRBの、市場との対話とか、メッセージの発信の仕方について、どのような所見をお持ちでしょうか。市場へのシグナルとして、そろそろ始めるよと言っておきながら、9月に縮小を開始しなかったというのは、市場にとってサプライズであったようですので、その辺のコミュニケーションについての所見をお願いします。』

『2点目は、講演の中で、FRBの政策ツールの組み合わせについて、日銀の将来の政策に参考になるのではとお話されている点についてです。これは、資産の買入れで景気拡大のモメンタムが十分に高まったら、今度はゼロ金利政策について今よりも明確な何か政策のメッセージを出していくとか、資産買入れを縮小する段階で今度はゼロ金利政策の効果にフォーカスした政策を採っていくとか、今の枠組みの中での変更、出口を意識した説明なのか、その辺りをお伺いしたいと思います。』

中々良い質問ですな。で、答えがこれまたお洒落。

『(答) 1点目についてですが、印象ということでいうと、非伝統的な政策、資産を大量に買い入れる政策の正常化というのは非常に難しくて、その難しさの1つが、市場とのコミュニケーションであると思います。』

ですなあ。

『資産の買入れの縮小自体は、引締めではなくて、緩和の度合いをやや弱めるということであり、これが短期金利の引上げに直接つながるものではないのですが、市場は先々を読んで判断しますので、この春、思ったよりも長期金利が大きく上がってしまった、あるいは新興国の金融市場が動揺したということだと思います。その結果として、国内での金利の上昇が、例えば消費であるとか、住宅投資にマイナスの影響を及ぼし始めたのではないか、あるいは新興国での金融市場の混乱が回りまわって米国の経済の輸出環境を悪くするのではないか、といったことに配慮した結果であろうと思っています。』

『政策自体は、市場の期待に左右されるのではなく、あくまでも経済データ、経済情勢を基本に判断していくというメッセージを今回FRBは送っていますが、市場とのコミュニケーションの過程で金融市場が大きく動き、それが先行きの経済の見方を変えてしまうということが起こってきているのかなと思っています。』

『どこに原因があるのかといえば、非伝統的な政策が持つ1つの副作用、つまり、金融面でのいわゆる不均衡を作ってしまい、その結果として、正常化のメッセージを送ったときに、市場がやや過剰な反応をしてしまい、経済にマイナスの影響が起こり、正常化の見通し自体がやや修正されてくるということであり、非伝統的な政策の正常化の過程での市場とのコミュニケーションの難しさを象徴しているのかなと思っています。』

うむ、読みようによっては中々いい感じで辛辣。

で、2点目ですが。

『2点目についてですが、講演でも触れましたが、FRBの政策運営は、非伝統的な政策――フォワード・ガイダンスと資産の買入れ――と、伝統的な政策としてのゼロ金利政策との2つのバランスで考えるということです。従って、資産の買入れを縮小するからといって、緩和自体をどんどん一方的に後退させるのではなく、ゼロ金利が残るので、かなり緩和状態が続くのだといった考え方です。』

ふむ。

『あるいは両者の政策について、役割を分けているわけです。つまり、資産の買入れについては、オープンエンドといったメッセージを送ったこともありましたが、基本的な考えとしては、経済のモメンタムに影響を与えて高める一時的な措置であり、副作用について分からない部分もあるので、ある意味であまり長く続けるとリスクが高いという考え方が一般的だと思います。』

どう見ても政策委員会を銃撃しています本当にありがとうございました。

『一方で、金利政策については、従来通りの伝統的な政策なので、もちろん副作用はありますが、ある程度既知のものであると思います。資産の買入れのように短期間で経済のモメンタムを高めることはできませんが、経済が改善し、インフレ率が高まってくると、金利をゼロに据え置くだけで、累積的に金融緩和の効果が高まってくるため、じわじわと経済への刺激効果が出てくると思います。』

つまり・・・・・・・・

『FRBは、資産の買入れからだんだんと金利政策の方に重点が移ってくるというプランで考えていると思います。全く個人的な考えですが、日本銀行でも同じような考え方もできるのではないかと思っています。』

まあ4月に全力で逆方向にエンジンフルスロットルにしたばかりなので無理だと思いますが(--;

『私自身が、、「量的・質的金融緩和」をとりあえず2年間程度の集中対応措置と位置付け、その後はもう一度冷静に考えましょうと提案している1つの背景には、モメンタムに影響を与えるというのは、それほど長期間続けても、ベネフィットとコストが見合わないのではないかと思っている一方、「量的・質的金融緩和」により、経済のモメンタムが高まる、あるいはインフレ期待が高まるということになれば、金利をゼロに据え置くだけでも、期待インフレ率が上がって実質金利が下がってくる、あるいは期待収益率が上がってくるので、緩和効果が出てくるとの考えがあります。』

つまり買入をやり過ぎじゃヴォケということですねわかります。

『政策は、「量的・質的金融緩和」一本ではなくて、将来は金利も視野に入れて、二本立てで、それぞれの効果と副作用のバランスをみながら、運営していくのがよいのではないかと考えています。そういう点で、米国の政策というのは、参考になる部分があると思っています。』

という感じでしらっと辛辣であります。

ちなみに質疑の引用は時間と量の関係でこんなもんにしておきますが、今回の木内さんの質疑応答って木内さんの説明がやたら長くなっていまして、まあ読みごたえがあると思いますので今さらながらですがオヌヌメでありまする。

#ネタが超おそくなってすいませんでした
 


お題「3MTBは結局3bp近辺とな/バーナンキ会見:資産買入と金利政策の反応関数を分けるという説明は難しいですね」   2013/09/27(金)08:05:52  
  そういや昨日の駄文で「state-contingent」と書くべき所のnが抜けておりました(恥)ので謹んで訂正させていただきたく存じます(超大汗)。

ほほう。
[外部リンク] 7千億円規模検討
9月27日 5時10分

『このなかで政府は、法人税に上乗せしている「復興特別法人税」を1年前倒しして撤廃することに加え、企業の設備投資を促す投資減税の拡充や企業の再編を促すための税制上の優遇措置、賃金を増やした企業の法人税を軽減する措置の拡充を行う方針です。』(上記URLより)

「賃金を増やした企業の法人税を軽減」する位なら素直に所得税の戻し税をした方が良いんじゃネーノと思いますが、高額医療費の上限変更案とかを見ますと「取れそうな所からは更に取る」という香りがするのでそういう流れにはならないと思います(--;

それはそれとして、昨日のこれなんだが。
[外部リンク]
更新日時: 2013/09/26 15:33 JST

『共同通信は、政府が、消費税増税に伴う経済対策で、焦点となっている法人税の実効税率引き下げについて「早急に検討を開始する」と明記する方向で調整に入ったことが分かった、と報じた。』(上記URLより)

というのを見て、あれ「”検討開始”に後退したの?」と思ってしまったのに好感されてしまったので少々ビックラしていたのはあたくしだけですかそうですか。

#公明党が反対というニュースを前日の夜に見たばっかりだったので、配慮して「検討」にバックしたと思ったのですよ


まあそれはそれとして今日も短期メモを置いておきますね。

○短期メモ

・3MTB入札

落札結果である。
[外部リンク] 99円99銭1厘5毛 (募入最高利回り) (0.0307%)
(4)募入最低価格における案分比率 29.5726%
(5)募入平均価格 99円99銭3厘6毛 (募入平均利回り) (0.0231%)

まあ前場引けで3bpだの3bp割れだのWI取引で出合ってあちゃーという感じでしたので、空振りリスクを考えたら必札は上の方に入れないといけないけれども何ぼ何でも0.03%割れ水準でどこまでニーズがあるのかワカランチ会長とか考えると最低限在庫部分は上に入れて後はとりあえず下の方に入れておきますか、となってテールが7糸というこの金利水準にしてはデカめの結果になりましたという所で。

でまあセカンダリーは最終的に3bpとかに落ち着いてたみたいですが、これでちったあタイトにも程がある需給が緩和されてマシになるかというとそこにまた本日は日銀短国買入攻撃が堂々のご登場となって流通玉を吸収するんですね判ります(ヤケクソ)。

需給の引き締まりのどの辺までが期末要因なのかよく分かりませんが(期末要因じゃなくて日銀の買入攻撃+超過準備付利の外側の人たちの自動購入攻撃だけでここまで来ているとするともうお手上げ)、期初入りしてから需給に変化があるかどうか確認という所でしょうかね、あまり変化し無さそうな気はするのですが・・・・・・・・・・・


・当座預金残高101兆円キタコレ

昨日も申し上げたので別にどうでも良いが記念に残して置く。

[外部リンク] (9月26日<木>分)

当座預金残高 1,012,400
当座預金残高 1,012,400
当座預金残高 1,012,400

副総裁のコメントマダ〜?(・∀・)っ/凵


・固定金利オペも順調に札割れ

[外部リンク] 1,441 1,441

昨日は8000億円のオファーに対して1441億円ですが、ここの所固定オペの期落ちが続いていまして、概ね8000億円近く入っていたオペがロールで絶賛減額ロールとなってこの3日のロールの結果で1.2兆円位減額ロールになるという素敵な勢いですが、このオペが減ってくるとMB達成のために他のオペにしわ寄せが来るので短国ェ・・・・・・・・・・



○ということえバーナンキ会見ネタ(大汗)

[外部リンク] Transcript of Chairman Bernanke’s Press Conference September 18, 2013

今朝はFINAL版になっておりますので(つーてもほとんど同じだと思います)ページ数などはFINAL版ベースで申し上げます。

冒頭説明部分が更に続きます(まだ冒頭かよというツッコミはしないように)


・フォワードガイダンスの部分では物価が低い見通しだと金利上げないよ文言も

フォワードガイダンスに関する部分では物価への言及が入っているのがほほうという所です。

『Let me turn now to the FOMC’s forward guidance regarding the federal funds rate.』

つーことで。

『The Committee again reaffirmed its expectation that the current exceptionally low range for the funds rate will be appropriate at least as long as the unemployment rate remains above 6-1/2 percent, so long as inflation and inflation expectations remain well behaved as described in our statement. As I have noted frequently, the economic conditions we have set out as preceding any future rate increase are thresholds, not triggers.』

今回も従来のフォワードガイダンスを確認しましたよガイダンスはトリガーじゃないよといつもの話。

『For example, a decline in the unemployment rate to 6-1/2 percent would not lead automatically to an increase in the federal funds rate target, but would, instead, indicate only that it had become appropriate for the Committee to consider whether the broader economic outlook justified such an increase.』

でまあ労働市場の総合判断をしますよという話ですが・・・・・・・・・

『The Committee would be unlikely to increase rates if inflation were projected to remain below our 2 percent objective for some time, for example; and, in making its assessment, the Committee would also take into account additional measures of labor market conditions, such as job gains.』

『Thus, the first increases in short-term rates might not occur until the unemployment rate is considerably below 6-1/2 percent.』

ここでインフレが当面2%を下回って推移すると予想される場合には利上げはしませんぞなもしという話を入れているのがほほうという所なのですが、ここがまた逆さ絵先生の狸な所で、この物価の話をアセットパーチェスの所ではしないでスレッショルドの所でしているのがコミュニケーションをある意味ややこしくしている部分でして、物価が低い状況であったらLSAPの縮小を開始しないのかというと、そこについては触れないで誤魔化すという技を使うので、コミュニケーションが分かりにくくなる要因でもあったりします。

つまり、LSAPと金利政策の部分でのコンディショナリティーが、それぞれバラバラになっているのか、それとも連続した流れのものになるのか、という肝心の部分が曖昧になっておりまして、まあ説明上では別途のものとして分けて説明している積りなのでしょうが、そもそも経済物価情勢を勘案して金融緩和の度合いを調節するのですから、その中でLASP⇒金利という建付けにしている以上、LSAP縮小の話(つまり今回のTaperingトーク)をすればその先の金利への思惑も自動的に出てくるのは、何ぼFEDが別物と言ってもやはり通じにくい話ですよね、という事になる辺りを軽視していたという事になるんでしょうなあと思うのでありました。


・フォワードガイダンスとSEPの金利見通し

『The projections of the path of the federal funds rate by individual Committee participants are generally consistent with this guidance. Although the central tendency of the projected unemployment rate for the fourth quarter of next year encompasses 6-1/2 percent, 12 of the 17 participants expect the first rate increase to take place in 2015 and two expect it to occur in 2016.』

さいですな。

『Most participants also see the funds rate target rising only very slowly after the process of removing policy accommodation begins. The median projected funds rate for the end of 2015 is 1 percent. And notably, although the central tendencies of the projections for both inflation and the unemployment rate in 2016 are close to the longer-run normal values for those variables, the median projection for the federal funds rate at the end of 2016 is 2 percent, well below the longer-run normal value for the federal funds rate of 4 percent or so projected by most participants.』

ということで、この2016年に完全雇用で潜在成長よりも強い成長なのですが、政策金利の上昇パスは遅くないかという点は質疑でも一応突っ込まれていた(が答えはスルー気味だった)です。

『Committee participants generally believe that, because the headwinds to recovery will abate only gradually, achieving and maintaining maximum employment and price stability will require a patient policy approach that involves keeping the target for the federal funds rate below its longer-run normal value for some time.』

この辺の話もまあ微妙でして、LSAP縮小に関する話をしている時には「経済の下振れリスクに関しては消えてきている」という認識を強調しているのですが、フォワードガイダンスの話のこの部分では「向かい風は引き続きあるので利上げペースは遅くなる」という説明になりまして、いやまあリスク認識の話と構造的な話なので論点として矛盾はしていないのですし、LSAP縮小と金利政策に関しては別物という建付けになっていますので、これはこれで話の筋は通っていますけれども、やはり如何にも分かりにくい説明ですよねと思う訳ですよ。

つまり、この辺りの説明ってやっぱりLSAP縮小の時にも考慮されますよね、とゆー風に認識するのが通常の世間様の反応だと思う訳でして、金融政策の反応関数をLSAPと金利政策の所で微妙に使い分けてしまうと、説明にウェイトが掛かっている方を市場は重視しちゃいますから、結局の所「金融政策判断の反応関数がワケワカラン」という事になると思いますし、説明がこのように融通無碍モードになっているとやはり「ワカンネーヨ」という事になると思うのよね。


・ということでLSAPと金利政策という分け方を説明しています

とまあこのようなツッコミが来る訳ですので説明部分でもこの話は強調していますが、やはり同じ緩和政策をどうするという話の中で反応関数を分離するというのはコミュニケーション的に難しいものがあると思う。

『Let me close by noting that although the FOMC is employing two instruments of policy-asset purchases and forward guidance about short-term interest rates-the overall stance of monetary policy is what matters for growth, jobs, and inflation.』

でまたこういう風にオーバーオールの判断って成長と雇用とインフレがベースですよ(当たり前ですが)となるのでこれがまたコミュニケーションをややこしくしている希ガス。

『Our program of asset purchases was set up a year ago to help achieve a substantial improvement in the outlook for the labor market in the context of price stability, relative to conditions when the program was initiated, and we have made progress toward meeting that criterion. However, even after asset purchases are wound down-which we will do in a manner that is both deliberate and dependent on the incoming economic data-the Federal Reserve’s rates guidance and its ongoing holdings of securities will ensure that monetary policy remains highly accommodative, consistent with an aggressive pursuit of our mandated objectives of maximum employment and price stability.』

とまあいつもの説明なのですが、やはりこのLSAPと金利を分ける、というのが実際にTaperingトークをしてみた時にコミュニケーションが難しいですね、という事になったかと思うのですが、ただまあ今回については逆さ絵先生的に不幸としか申し上げようが無かったのは、オバマ大統領が後任候補にサマーズさんを挙げてきたことでして、その結果本来意図していた(というか今でもそうだが)「LSAP縮小と金利引き上げを分離して2段階方式での正常化を図る」という作戦にいきなり齟齬が生じてしまったという面があり、長期は兎も角中短期の金利上昇で「サマーズリスク」部分がどの位あったのかは今になってみるともはやワカランチ会長でありますので、実は「Taperingトークの失敗」なのか「オバマのアホウが空気を読まないでFRB議長人事を進めたのが悪かった」のかで、もちろん両方の合わせ技ではあるのですが、どこからどこまでが効いていたのかは微妙だと思うのですよね。

でまあ今回のコレで逆にTaperingに慎重になり過ぎてしまって金融不均衡ガーとなってしまうのが次のリスクになってしまっていると思いますので、まあいずれにせよ色々と難しくなったなあと思われます。

『Thank you, and I’d be glad to take your questions.』

質疑応答にも突入しようかと思ったのですが、それをやりだすとオワランチ会長になりそうですし、やってるとキリがなさそうなので、何か別途作ってこっそりアップとか方策を考えたいと思います。

#きさらぎ会の総裁講演(いつもと同じ話ですが)と木内さんの講演残りと素敵な会見ネタも放置プレイですし
 


お題「今日の短期雑談^^/師匠の金融政策効果説明は良く見たらこの前と同じ/白井さんの謎講演が謎すぎる件について」   2013/09/26(木)08:01:54  
  ネタが錯綜しているので逆さ絵会見ネタは今日はパスで勘弁m(__)m

○今日の短期雑談

・さて今日は3M入札ですよ

[外部リンク] 1. 入札予定日 平成25年9月26日
2. 発行予定日 平成25年9月30日
3. 償還予定日 平成26年1月9日

ということで日銀様の絶賛召し上げによりましてすっかり玉が無くなってしまった3MTBの入札が実施される訳ですが、まあ火曜日の短国買入の結果があばばばばーでございましたのでセカンダリーはどうせ2bpから4bpの間位(もはやてきとう)にいるんでしょと類推されますが、はてさてこの入札が幾らになるのかオソロシスという所でございます。

つーか今回の3Mから年末越えになるので、本格的な短国買入は明日からやれば良いじゃネーカという気がだいぶするのですが、その前に水準を下げてしまって入札を迎える状況になって時既にお寿司にも程がありますけれども、まーオペ実施部隊的に言えば「ワシらのディレクティブはMBだから市場機能ガー悪態つかれましても知らんがな」という話だと思いますので、この調子でMB270兆円にして短期だけではなくて長期の市場もあばばばばーになって出口政策どうするのという話に関しては政策委員会の皆様で何か考えて頂くという方向で何卒よろしくお願いいたします。

で、金利水準が前週対比アホほど下がった中でニーズが減るのかも注目されますが、年末越えのビルなのでモノとしてのニーズはあるでしょうからねえ(白目)。


・当座預金残高100兆円キタコレ

昨日の当座預金残高速報
[外部リンク] 990,400

本日は火曜日の短国買入と輪番要因でこうなる予定
[外部リンク] +22,400

どう見ても当座預金残高101兆円です本当にありがとうございましたという所ですが、円安は進んでくれませんし株価は何となく足踏みですし、何か金利市場がおかしくなってしまった分だけ損した気分なんですけれどもきっと気のせいですね(すっとぼけ)。


・出口政策とかオペレーションの限界とかその他関連の雑談メモ

最近色々と無い頭を捻ってああだこうだ考えているのですが途中ですがメモ的に(^^)。

えーっとですな、出口政策という事になった場合にそれを受ける市場の流動性が皆無状態というのも困るのですが、良く良く考えると統合政府という意味で考えた場合、日銀の長期国債買入っていうのは財務省の国債発行年限を横から絶賛短期化している事になりますからして、出口政策という事になった場合にどうするのという問題もあるなあと。

つまりですね、2年で2%達成した後は当然ながら中立金利水準に向けて金利を引き上げていかないという状況になる訳ですが、日銀の保有資産の含み損ガーとかいうのは時価会計しなければ良いのでどうにでもなるとしても、日銀はファンディングが銀行券部分はゼロ金利の永久負債みたいなもんだから銀行券残高が急減しない限りそっちは良いとしても、当座預金部分のうち付利対象になる超過準備(およびそれに相当する)部分(だいたい所要準備が6兆円程度しか無いので残り全部が付利対象ですが)は付利金利水準でのファンディングをしている格好になります罠。

となりますと、保有中長期国債の見合い部分が銀行券残高を大幅に超えるような状態になると、その銀行券残高超過部分というのは政策金利水準を正常化(いくらだかわからんけど本当に物価が2%という事になったら2%以下の訳がない)したらその分は絶賛逆鞘になりますぞな。

つーことで、財務省が将来の金利上昇リスクやら再調達リスクやらを勘案して発行年限を長期化しようとしている側から日銀が絶賛オーバーナイトファンディングに切り替えるというのを大々的に実施しているのが現状でして、従来はそれでも銀行券の範囲内に抑えるという事で逆鞘問題が顕在化するリスクは無かったのですが、ここから更にアホのように長期国債買いますよという事になると徐々にこの逆鞘問題がシャレにならなくなりますよねという所で、再調達リスクの方はマネージされているにしても、金利リスク管理を統合政府として考えた場合にこれどういう事になるんでしょうなあというのが気になる次第。

この「短期金利が上がって逆鞘攻撃」というのはそれはそれはオソロシスなものでして、1990年辺りですとその前の低金利状態によってポートには低金利の債券ポートがゴロゴロ転がっているのですが、一方でファンディングが短いというような業態でしかもオーバーローン(要するにかつての都市銀行など)となっていると、ポートに鎮座まします超長期債が3%辺りの利回りで、ファンディングが8%とか素敵な事になり、座っているだけで毎日チャリンチャリンとファンディングコストをチャージされるのですが、持っているものを売るとマーベラス売買損が発生するので毎日が火の国旅情(違)という状態になる訳で、はてさてそうなった時ってどうなるんでしょうね。

まーその時に景気が良ければその辺りは財務省もニッコリ状態ですから日銀の財務的な穴を埋めてよろしいがなという話だとは思うのですが、物価だけ上昇してスタグフレーションですがなとか、財政ガーの悪い金利上昇とかそういう残念無念な状態になって政策金利は上げないとマズーという状態になるというのは想像しない方が良いですかそうですか(白目)。

#という雑談ですが、まあもっと色々と考えて(というかさすがに財務省の中の人や日銀の中の人はそういうの考えている筈)計算する暇があったら計算しませんとね


○師匠ェ・・・・・・・・・・・・・

金融経済懇談会という記者会見付きの企画には中々お出ましにならない師匠ですが、こういうのは出てくるんですね。

[外部リンク] 09:30 (1/4ページ)

『量的・質的金融緩和は、国債や株式、外国為替を取引する投資家たちが予想する将来のインフレ率(予想インフレ率)を引き上げるように作用する。』(上記URLより、以下同様)

ほほうそうですか投資家ですかそうですかBEIの推移っていやまあどうでもいいです。

『インフレになると、現金や預金、利息が一定の国債などの債券の購買力は減少する。そのため、インフレを予想した投資家たちは、手持ちの現金や預金で、あるいは国債などの債券を売って得た資金で、インフレに強い株(株式投資信託を含む)や土地・住宅(Jリートなどの不動産投資信託を含む)、日本の金利よりも高いドルなどの外貨建て資産を購入しようとする。』

資産価格ルートですかそうですか。マネタリーベースを拡大すると物価に効くという話は????

『その結果、株価が上昇し、円安・外貨高になる。株高と外貨高により、株や外貨建て資産を持っている家計の資産価値は増加する。』

あのーすいません持っていない家計はどうするんでしょうか????

『資産価値が増加した家計は消費を増やす。』

えーっとですね、そこって本当にそうなんでしょうかねえ。

『株価の上昇は家計の気分(マインド)を明るくする。このマインドの改善も家計の消費を増やす要因である。実際に、家計の消費は最近3四半期連続して増加し続けている。』


で、次のページ。
[外部リンク] 09:30 (2/4ページ

『企業は消費の増加に応じて生産を増やし、生産を増やすために雇用を増やす。』(上記URLより、以下同様)

資産価格上昇って永続的に続く期待があればそら消費も永続的に拡大するかも知れないですけれども、ワンタイムエフェクトだと思ったらそう簡単に生産増加のために雇用拡大と単純に進むとは到底思えないのですけれども・・・・・・・・

『平成25年度入り後、雇用者数は毎月前年比1%前後で増え続け、求人倍率が上昇する一方で、失業率は低下している。こうした労働需給の改善により、最近、所定外給与とボーナスがともに増加し、雇用者全体の所得は増加した。これも消費を増やす要因である。』

随分と金融政策の効果が速攻で効きますねえ(棒読み)。

・・・・・・・とまあこんな感じで延々とツッコんでも良いのですが、よくよく考えたらこの前京都の商工会議所でやっていた講演の話と同じものが掲載されているだけという事に気が付きましたので以下ツッコミ割愛でありますが、何だこの資産価格ルート1点張りという話。

で、これ前も申し上げましたけれども、師匠の理論って一つ一つのパートに分けるとその部分部分では幾分かのツッコミどころはあるのですが、そこだけはあまり変な話をしていないので一瞬納得しそうになるのですが、煙に巻く攻撃の訓練を受けております不肖このアタクシに言わせますと、師匠の理論って肝心の元の部分(量的緩和をするとインフレ期待が上昇して、インフレ期待が上昇すると資産価格が上昇する)がもう所与状態になっていまして、要はその所与が本当に所与で良いのか、という検討が無いので師匠理論だと全てが上手く行くように一瞬見えてしまう訳なんですよ。

で、金融経済懇談会で意地の悪い記者の皆様の盛大なツッコミを受ける程のお時間も無いほどに多忙な師匠様におかれましては、何故かこのような質疑応答コーナーが無さそうに思われる所にはホイホイとお出ましになられるようで、来月こんなイベントがあるようですよ!!!!

中央大学さんのページから
[外部リンク] 日程10月18日(金) 15時00分〜16時30分
場所多摩キャンパス 8号館 2階 8206教室
講演者日本銀行副総裁 岩田 規久男氏
内容テーマ:「量的・質的金融緩和」の目的とその達成メカニズム

経済研究所では、創立50周年記念事業として日本銀行副総裁 岩田 規久男氏をお招きし、公開講演会を開催いたします。ぜひご参加ください。



○白井さんの講演だがはっきり言って意味が分からん

先週の土曜にこんなのが出てたんですけどね。

[外部リンク] ―金融政策運営についてのコミュニケーション政策―
国際通貨基金(IMF)及び米国連邦準備制度理事会における白井審議委員講演(各9月19日、20日、於ワシントンDC)の邦訳

『国際通貨基金(IMF)及び米国連邦準備制度理事会における白井審議委員講演(各9月19日、20日、於ワシントンDC)の邦訳を本ホームページに掲載しました。』

ということで邦訳版はこちら
[外部リンク] 金融政策運営についてのコミュニケーション政策 ──
国際通貨基金(IMF)及び米国連邦準備制度理事会における講演
(各9月19日、20日、於ワシントンDC)の邦訳


でまあ昨日ちょっと申し上げましたが、講演の中で一部先般BOEが非伝統的政策に関する各国比較みたいなペーパーを出していて、これがまた諸般の事情で読んでる暇が無かったもんでどうしたもんかなあと思いましたが、忘れる前にネタにしておこうと思ってとりあえずネタにするのですが・・・・・・


・異次元緩和がフォワードガイダンス????????

いやまあこの講演なのですが、図表込みで38ページ(本文21ページ)も延々と話をしているのですけれども、肝心の日本の金融政策解説部分が全くもって意味不明でありまして、正直何を言ってるのかさっぱりワカランです。

で、その前にフォワードガイダンス云々という定義の話が必要なのですが、そちらについては本文4ページのケツ以降にこういう話をしています。

『フォーワードガイダンスは金融政策の効果を高めるために活用されていますが、目的によって二つに分類できると考えられます。』

ふむ。

『第一の目的は、中央銀行の「通常の」政策反応関数(または通常の金融政策運営)について明確化を図ることです。一方、第二の目的通常の政策スタンスを明確化するためのフォーワードガイダンスは、ゼロ金利制約下の中央銀行が通常の政策反応関数で想定されるよりも「より緩和的な」金融政策を、将来にわたって継続することを約束することです。』

まあその分類というのは理解できます。

『詳細については後で申し上げますが、これら二つの目的の違いを端的に申しますと、長期金利への低下圧力(そして資産価格の上昇)といった金融市場への影響を意図しているかどうかの違いにあります。第一の目的の場合はそうした影響を必ずしも意図している訳ではないのですが、第二の目的の場合には非伝統的な金融政策手段として用いられるため、常にそうした影響の実現を意図しています。ところで、最近のフォーワードガイダンスに関する議論では、米国のように金融緩和を縮小していく出口段階にある国でその解釈について注目されがちですが、本日の私の講演ではむしろフォーワードガイダンスの本来の目的である「金融緩和策の導入及び維持」における役割に注目していきます。』

まあその辺の話も分かるのですが、では日本の政策という事になりますと、本文9ページ目の『量的・質的緩和の下でのフォーワードガイダンス』辺りから説明があるんですけれども・・・・・・・・

『日本銀行は、本年4月4日に量的・質的緩和の導入に伴い、金融緩和の時間軸に関する以下の二つの表現を含む公表文を公表致しました。

(1)日本銀行は、2%の「物価安定の目標」を、2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に実現する(これを「第一のフォーワードガイダンス」と呼ぶことにします)。

(2)「量的・質的緩和」は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで継続する。その際、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う(これを「第二のフォーワードガイダンス」と呼ぶことにします)。』


えーっと、これってガイダンスでも何でも無くて前者は「インフレ目標の達成期間の明確化」であって後者は「State-Contigentに実施しますという当たり前の説明」にしか見えないのですが何がどうフォワードガイダンスなのでしょうか?????????

『これをご覧になって、皆様はこれら二つの表現の関係はどうなっているのだろうと思われるかもしれません。この点について、日本銀行の黒田東彦総裁は、本年4月12日に実施した講演の中で、2%の物価安定目標を2年程度で達成するために必要なことは、量的・質的緩和にすべて盛り込んだと思っていると説明しています。そのうえで、経済には不確実性があり、人々の予想には常に幅があるため、全ての人に金融緩和が十分に実施されると確信してもらうために、日本銀行は2%を安定的に実現するために必要な時点まで、金融緩和を実施していくと述べることが適切であると解説しています。従って、これら二つの表現は一体となって、日本銀行の目標達成に向けたコミットメントに対する信認を高めるものとなっています。』

えーっと、だからそれはただのインフレ目標達成期間の明確化だし、物凄く無理矢理言えば金融政策の反応関数の明確化(白井さんのさっき定義した第一の目的)かもしれないけれども、ゼロ金利制約で更に金利効果を出す(白井さんのさっき定義した第二の目的)ための政策は別途無理矢理買入政策の実施を行うという形で実行するのであって、ここの文言関係ないでしょうが。

『さらにこの点について、これら二つのフォーワードガイダンス各々の役割に注目して私の見解を説明していきたいと思います。なお、以下の内容については、必ずしも日本銀行の政策委員のコンセンサスを映じたものではないことを予め申し上げておきます。』

コンセンサスだったら怖いわ。

『フォーワードガイダンスがこのように二部構成となっているのは、市場や国民のデフレマインドからの転換を図り、しかもインフレ期待を2%程度まで高めてアンカーするというチャレンジングな課題に直面している日本銀行が置かれている環境を踏まえてデザインされているからです。』

だからフォワードガイダンス関係ないんですけどね、まあ続きます。

『第一のフォーワードガイダンスの表現は、公表文の最初の部分で明記されており、これまでとは次元の違う金融緩和を実施するための根拠と位置付けられています(図表4)。』

以下実施した買入の内容の話なので引用割愛して次に。

『この第一のフォーワードガイダンスの目的は、市場や国民に対して、日本銀行が、2%目標を2年程度という期間内――これはインフレーション・ターゲティングを採用している中央銀行が通常想定している期間に相当しますが――に達成するという強い決意を示すためのものです。』

それで話は終了する筈なのですが・・・・・・・・・・・・・・

『このガイダンスは、日付ベース(2年程度)と経済状況ベース(2%)の二つの特徴を兼ね備えています。』

???????????????

『このうち日付ベースの側面は、2%を可能な限り早期に達成するとの日本銀行の強い意図とその可能性についての市場や国民からの信認をできるだけ早く高めるために不可欠だと考えられました。日本銀行の政策に対する市場や国民の信頼が高まるほど中長期インフレ期待が上昇するペースが加速し、そうなれば企業が需給状況に合わせて販売価格を調整するような価格設定行動を強めることにも寄与すると考えられます。』

えーっと、先ほどのフォワードガイダンスの定義ではこういう話は関係ないと思うのですが。

『第二のフォーワードガイダンスは、公表文の中頃の「量的・質的金融緩和の継続」という副題の下で明記されています。これは条件付きのコミットメントであり、経済物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検して金融緩和の継続に関して必要な調整を行うとしています(前掲図表4)。また、これは経済状況ベース(2%を安定的に持続)でもあり、量的・質的緩和の継続に関連付けて、中長期インフレ期待を2%程度に安定化していくうえで、第一のフォーワードガイダンスよりも強力な役割を果たします。』

えーっと、元々「2年で達成する」ということを書いている訳で、何でこれが強力な役割になるのか意味が分からん。

んでもって更に飛ばしましてこのコーナーの結論に近い部分に行きますと・・・・・・・・

『なお、これらの二つのフォーワードガイダンスは相互に矛盾するものではなく、第一のガイダンスは第二のガイダンスを達成するための必要条件と位置付けられます。』

ほえ??

『さらに、第二のガイダンスは、2%目標を安定的に実現するまで量的・質的緩和を継続するとの強いコミットメントを示したものと言えます(前掲図表4)。』

だから2年で達成するんじゃないのですか、物価安定の目標そのものが別に瞬間風速で達成すれば良いという定義じゃない訳で、何か白井さんはその「2年で2%」という定義を勘違いしているのではないかと思うのですが。

まあそもそもそこが曖昧ちゃあ曖昧で、物価安定の目標の細かい定義について元々の麿時代の定義が生きているのかどうかが不明確なのですが変わったという話は今まで出ていなかったので、変わっていませんよというのであれば、そもそもの物価安定の目標自体に「安定的に2%」というのが包含されている筈。

『従って、これらの二つのガイダンスの時間軸は重複するものの、第二のガイダンスの方が幾分より長期的な時間軸を内包することが示唆されています。』

これまたイミフなのですが、物価安定の目標自体にそもそも安定的に2%達成というのが含まれているのであれば、単に後半のガイダンス(と白井さんが言っている部分)は、2年で2%が(上下共に)怪しくなった時のState-Contigentな文言であるという定義にしかならんと思うのですけれども。

『また、第二のガイダンスは、長期金利のボラティリティの低減および過度な上昇の防止に寄与すると考えられます。』

はあそうですか。

『個人的な見解ですが、この第二のガイダンスは、日本銀行が2%を安定的に実現するとの目的に照らして必要があると判断すれば、金融緩和を2年間に限定することなく必要な追加行動を採りうることを示唆しています。』

示唆もへったくれもその通りだと思うが。

『また、この経済状況ベースのガイダンスが達成されるまでは金融緩和を継続し、出口に向かわないことも示していると思います。』

いやそういうことでしょ。でもそれって最初の「2年で2%」とは矛盾している訳で、つまり「2年で2%達成とは言ってるけど、まあ世の中上手く逝かずに上下にぶれた場合に、最初に申し上げた2年先までの資産買入をその通りに実施するかどうかは別問題ですよ」というヘッジ文言であると思うのですが、何か白井さんの理解というか説明が異次元過ぎて良く判らんのですが、異次元緩和だから仕方ないのかもしれませんね!!!!!!!(なげやり)


#という訳で逆さ絵会見ネタは明日集中投下の所存(大汗)
 


お題「短期市場ェ・・・・・・・・/逆さ絵先生のTapering日和んぐの説明部分を鑑賞の巻」   2013/09/25(水)08:02:20  
  情報発信が混乱しちょる混乱しちょる。

[外部リンク] 更新日時: 2013/09/24 23:52 JST

で、どっちなんじゃろうかのう。

[外部リンク]
更新日時: 2013/09/25 04:16 JST

[外部リンク] 更新日時: 2013/09/25 05:16 JST

それは兎も角として、昨日の牛熊ブログのエントリーはまあ読んで味噌(人のふんどしキタコレ)。
[外部リンク] 09:42


○短国買入1兆5000億でオッペケペー

#川上音二郎状態とか書いてみて念の為検索したら春の波涛って昭和60年の大河ドラマとな。ホンノチョットマエタ゛トオモッテタヨ

オペオファー
[外部リンク] 15,000 2013年9月26日
国債買入(残存期間1年以下) 1,100 2013年9月26日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 4,000 2013年9月26日
米ドル資金供給(固定金利方式) 2013年9月26日 2013年10月3日 0.570
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 8,000 2013年9月26日 2014年1月20日

>国庫短期証券買入 15,000
>国庫短期証券買入 15,000
>国庫短期証券買入 15,000

ということで、短国市場が玉無し芳一状態な所でしたが、2か月新発を対象から除外して堂々の1.5兆円のオペオファーということで、つまりMB積み上げのためには短国市場がぐちゃぐちゃになっても知らんがなという意思表示が鮮明になったという解釈をさせて頂きたく存じますオペレーションの打ち方で、何が市場との対話だと小一時間問い詰めたい所ですが、打ってる方はMB積み上げを何とかせにゃならんという所でそんなことまで気に掛けている余裕はないわって話でしょうし、つまりはそもそも「MB2倍」とか言うのが元々の買入規模がそこそこあった中では無茶振りにも程があったという話に帰着するのでしょうがね。

でまあ1.5兆円オファーとか札割れるとか出来上がりマイナスかとか中々びびらせてくれましたが、「いや1.5兆円とかどう見ても無茶振りオファーをするということはそれなりに札が読めているに違いない」という裏読み的希望もありまして結果はさてどうなったかと申しますと・・・・・・・・・

オペ結果
[外部リンク] 33,150 15,003 -0.040 -0.025 11.4
米ドル資金供給(固定金利方式)(9月26日スタート分) 0 0
国債買入(残存期間1年以下) 4,490 1,100 -0.014 -0.009 82.0
国債買入(残存期間5年超10年以下) 14,843 4,003 -0.019 -0.016 30.2
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式>(9月26日スタート分) 4,749 4,749

>国庫短期証券買入 33,150 15,003 -0.040 -0.025 11.4

札が3兆もあったのですが、まあとりあえずシャレで前日比利回り較差マイナス10bpとか入れてみる人がどの位いたのか存じませんが、3兆あっても当然ながら足切りは流れて前日比利回り較差マイナス4bpまで買われるという結果ですが、24日付の売買参考統計値が6bpか6.5bpでしたので、つまりは出来上がりで2bp辺り(例えば先週の1年カレントは売参が6bpだったので出来上がり2bpで、新発入札レベルから4毛8糸の金利低下だわ)というウヒャーなレベルまで金利水準が低下の巻。

でまあそのウヒョーなレベルとなった短国を受けまして2年の金利も進んでしまいまして、というかオファーが無くなってしまいましてというのが正しいと思うのですが、昨日は2年新発が0.09%の出合いというオソロシスな結果となりまして、債券市場的には後ろも強かったのですが、中短期ゾーンも強くて何ですかこれはという展開。

でまあ再三再四申し上げておりますように、今回の短い所の金利低下のタチの悪いのは政策金利の引き下げ観測とは全く関係なく金利低下が進行していることでして、以前短い所の金利が低下した時には異次元緩和前で、大規模緩和実施は見えていたけれどもそこの行きがけの駄賃で利下げみたいな事を間違ってされたら大変なことになるからヘッジで買っておかないとという仮需が発生していた面があった(から異次元緩和ローンチ後に例えば1年所の金利は0.04〜0.05レベルから0.09〜0.10レベルに戻った訳ですな)のですが、今回は誰も付利下げとか考えていない状態でこの有様というのが(市場機能論的に申し上げた場合の)問題の深刻さを示しておりますな。

つーかですな、こんな状態で付利下げたら更にオペ運営が困難になる訳でして、何でもいいからMB積み上げするなら(ただの本末転倒だが)付利上げた方が良いんじゃネーノという位の話でありまして、MB大量積み上げというオペレーション目標がある中で付利下げがどうのこうのみたいな話をしている方々がおいでだったような気もするのですがちょっとおまいらこの現状を見て物を考えろやと小一時間問い詰めたい所ではございます。


さて当座預金残高ですが、日銀謹製の見込みですと今日の予想数値までしか出てきませんので、本日は上田八木短資さんの所をご紹介。

[外部リンク] #ということでFEDネタに日銀ネタがあるというのにまさかの短期ネタで今日も時間ががががとなるアタクシ


○引き続きちょこちょこと逆さ絵記者会見:・テーパー日和った説明のコーナーから

[外部リンク] Transcript of Chairman Bernanke’s Press Conference September 18, 2013

今朝もPRELIMINARY版である。

引き続き冒頭の逆さ絵先生の落語もとい説明で本文3ページ(PDFファイルも同様)から。

『I’ll discuss these tools in turn, beginning with our program of asset purchases.』

で、最初はQE3をどう実施しましたという話。

『In September 2012, the FOMC initiated a program of purchasing $40 billion per month in agency mortgage-backed securities, in addition to the $45 billion per month in longer-term Treasury securities that we were already acquiring as part of our Maturity Extension Program.』

さいですな。

『We stated that, subject to our ongoing assessment of the efficacy and costs of the program, purchases would continue until we saw a substantial improvement in the outlook for the labor market in a context of price stability.』

労働市場の見通しの顕著な改善が物価安定の下で見られるまで継続すると申し上げましたと。

『In December 2012, we announced that we would continue to purchase $45 billion per month in longer-term Treasuries after the Maturity Extension Program ended later that month. Thus, our total purchases of longer-term securities were maintained at $85 billion per month, in addition to the reinvestment or rolling over of maturing securities on our balance sheet.』

で、1月に追加しましたと。

『The Committee agreed today to continue asset purchases at that rate, subject to the same conditions that we laid out a year ago.』

1年前と同じ理由とな!

『Because the Committee tied its asset purchases to the outlook for the labor market, it is important to assess how that outlook has evolved.』

LSAP(ちなみに念の為申し上げますと、QE3以降「ラージスケールオブアセットパーチェス」という言い方をしなくなってるのでよろしゅうに)は労働市場の見通しに紐付けされているとのことですが・・・・・

『As I noted earlier, conditions in the job market today are still far from what all of us would like to see. Nevertheless, meaningful progress has been made in the year since we announced the asset purchase program.』

でこの後実際にどのように改善しているかという話を延々と続けているのですが、「満足する状況からは遠いが改善は進展している」という話と、資産買入政策は上述のように「アウトルック」に紐付けしているのですからして、この「現状が満足する状況からは依然として遠い」というのは本来的に言えば直結しない話でして、そもそも金融政策が雇用に与える影響ってタイムラグがある筈ですからして、現在水準がそうであるから緩和拡大を続けるというのが必ずしも正しい理屈にはならないと思うのですよね。

んでもって今回経済の見通しがそれなりに下がっているというのであれば理屈は通るのですが、SEPの2016年見通しを見れば何と完全雇用で潜在成長を上回る実質GDP成長を達成するというバラ色の未来になっていますし、これ後の方で出てくるのですが「6月FOMC時点の見通しにほぼ同じ」という説明もありまして、そういう中で元々の地均しを何で覆す話になるのかというのが説明不足というか混乱しているにも程があるという所であります。

ちなみに何が改善したかというのも一応引用します。失業率と雇用者数と平均労働時間と失業保険新規申請者数と家計の雇用に関するコンフィデンスの話をしています。

『For example, the unemployment rate has fallen from 8.1 percent at the time of our announcement to 7.3 percent today, and about 2.3 million private-sector jobs have been created over the same period. Over the past 12 months, aggregate hours of work are up by about 2.4 percent, weekly new claims for unemployment insurance have fallen by about 50,000, and surveys suggest that households perceive jobs as more readily available.』

で、ここでまたフィスカルドラッグの話をまじぇまじぇしていまして、まあ要するに逆さ絵先生としては足元のフィスカルドラッグリスクが高まったから日和りましたという事なのでしょうかねと思わせる話。

『Importantly, these gains were achieved despite substantial fiscal headwinds, which are likely slowing economic growth this year by a percentage point or more and reducing employment by hundreds of thousands of jobs.』

わざわざ言わなくても良いのを入れている所に逆さ絵先生の意図を感じますな。

『Not all labor market developments over the past year were positive, however; notably, the labor force participation rate fell by about 0.3 percentage points over the past year, and real wages remained about flat.』

必ずしもすべての雇用関連数値が良い訳ではなく、労働参加率が下がっていることと実質賃金がアガランチ会長な事なんかがございますねという話。


で、次が6月の会見で堂々説明した件の再掲部分みたいなコーナー。

『In light of this cumulative progress, the FOMC concluded at our June meeting that the criterion of “substantial improvement in the outlook for the labor market” might well be met over the subsequent year or so. Accordingly, the Committee sought to provide more guidance on how the pace of purchases might be adjusted over time.』

『The Committee anticipated in June that, subject to certain conditions, it might be appropriate to begin to moderate the pace of purchases later this year, continuing to reduce the pace of purchases in measured steps through the first half of next year, and ending purchases around midyear 2014.』

という説明をしていましたな。

『However, we also made clear at that time that adjustments to the pace of purchases would depend importantly on the evolution of the economic outlook, in particular, on the receipt of evidence supporting the Committee’s expectation that gains in the labor market will be sustained and that inflation is moving back toward its 2 percent objective over time.』

あくまでもデータ次第とこの前言いましたよ(キリッ)とか言いましても、はいはいワロスワロスという所でございまして、だったら何でその前段のような思いっ切り決め打ちみたいな言い方をしたのだと小一時間。


『At the meeting concluded earlier today, the sense of the Committee was that the broad contours of the medium-term economic outlook-including economic growth sufficient to support ongoing gains in the labor market, and inflation moving toward its objective-were close to the views it held in June.』

おい見通しが6月と近いんだったら何で今回見送りになったんだよ、という説明は以下に。

『But in evaluating whether a modest reduction in the pace of asset purchases would be appropriate at this meeting, however, the Committee concluded that the economic data do not yet provide sufficient confirmation of its baseline outlook to warrant such a reduction.』

つまり足元の指標がイマイチなのでヒヨルドになりましたと。

『Moreover, the Committee has some concern that the rapid tightening of financial conditions in recent months could have the effect of slowing growth, as I noted earlier, a concern that would be exacerbated if conditions tightened further.』

お前は何を言ってるんだという所ですが、質疑応答の方でそのものズバリで「あんさんの言った金融市場のタイトニングに対する責任はそもそもあんさんにあると思われますがどうお考えなのでしょうか」というのもありますのでお楽しみに、って今日間に合わないので(つーか質疑応答の2番目、本文8ページにあって質疑ともにオモロイのでお暇な人は読んでくらはい)。

『Finally, the extent of the effects of restrictive fiscal policies remains unclear, and upcoming fiscal debates may involve additional risks to financial markets and to the broader economy.』

まあ結局これなんでしょと思う次第。そもそもアウトルック直結という建付けになっているのに、足元の指標で一々ヒヨルドになるというのもちょっと理屈が通らない訳で、フォワードルッキングに見た場合にフィスカルドラッグがかなり懸念されるのでここで緩和規模の拡大を減らすのはやりたくないというのであればまあ話は分からんでも無い。

『In light of these uncertainties, the Committee decided to await more evidence that the recovery’s progress will be sustained before adjusting the pace of asset purchases.』

ただまあ昨日も申し上げたように、フィスカルポリシーのリスクは年内に全部片が付くのかどうか微妙ですよね本当に「今年の後半に緩和規模縮小」ってのが出来るのですかねという所ですな。

『The Committee will, of course, continue to monitor economic and financial developments closely. As noted in today’s statement, in judging when to moderate the pace of asset purchases, the Committee will, at its coming meetings, assess whether incoming information continues to support the Committee’s expectation of ongoing improvement in labor market conditions and inflation moving back toward its longer-run objective.』

まあその毎回点検する云々は理屈としては分かるしその通りなのですが、では元々6月に示した「見通し」とは何だったのだというツッコミをしたいのに加えまして、先行き見通しが顕著に下がって居る訳でも無いのに何で今回ヒヨルドになったかと小一時間という話になる訳で、まあ財政に関する部分を強調しているからその辺が影響してるんだろうなあというのは分かりましたが、じゃあ財政に関する協議が成立したら早速Taperingなのですかとか、LSAPペースの縮小に関する「判断基準」が下手に事前アナウンスすることによって全くもってワカランチ会長になりました罠という話です。

『However, as we have said and as today’s decision underscores, asset purchases are not on a preset course. The Committee’s decisions about their pace will remain contingent on the economic outlook and on the Committee’s ongoing assessment of the likely efficacy and costs of the program.』

まあ大体声明文でも説明している話ですが、資産買入プログラムのパスは事前に決められたコースではありませんとか、今後もメリットデメリットを勘案しながら検討するとかまあそういう話をしておりますな。

で、この次がフォワードガイダンスの話なのですが時間ががががなので以下明日に続く(いつまで引っ張るんだというツッコミは無しの方向で、他のFEDネタも読んだら投下していきます)。


○そういえば日銀の人の講演ネタがスルーですが(もはや備忘メモ)

木内さんの講演ネタが途中な上に会見ネタがスルーされていますが、こちらの会見ネタは中々面白いというか結構辛辣なことも言ってるので観賞用としては中々です。

黒田さんのきさらぎ会での講演はどうせいつもの話と思ってスルーしているのですが(出た時に市場が全くの無反応だったのがアレ^^)面白いツッコミどころがあるかもしれません。

休み中に白井さんの講演があったのですが、何で日銀の現在の政策がフォワードガイダンスの2本立てになっているのかがさっぱりワカランチ会長なのですが、これ恐らく元ネタの一部がBOEがこの前出していた非伝統的金融政策に関するクソ長いペーパーの要素があると思われまして、これがまた出た時に読もうと思っていたのですが物が長いのと諸般の事情で読んでるヒマがあまりなかったので読んでなく、そっちを確認してからツッコミをいれようかという気にはなっております。
 


お題「短期およびオペ関連雑談/FOMCのコミュニケーションがグチャグチャになっている件について」   2013/09/24(火)08:01:26  
  いやあのこの週末にかけてネタ候補が物凄い勢いで投入されて3連休と言えども読むほうが追いつかないんですけどorzorzorz

○2MTB入札でウヒョー&2年が0.10%とな

金曜は2MTBの入札でして、前場途中までは一応WIで0.05%台後半での気配だったのですが、前場引けの時点で0.05%が出合うとか入札前から不穏な雰囲気で落札結果もはいこの通り。

[外部リンク] 99円99銭2厘0毛 (募入最高利回り)(0.0478%)
(4)募入最低価格における案分比率 39.2128%
(5)募入平均価格 99円99銭2厘4毛 (募入平均利回り)(0.0454%)

・・・・・・・・・0.05%割れですかそうですかこれはヒドスと思ったら後場になって短期のアホのような強さに引っ張られて2年カレントまで0.10%が出合うわ引けは0.10%がビットサイドになるわ(BB引けは0.10%)とウヒョーとしか申し上げようがない誠に遺憾な展開。

ご案内の通り、先週は実働4日中3日でTBの入札があるという入札連発ウィークだったのですが、最初の1Yから順に平均落札利回りが0.0686%→0.0573%→0.0454%ということでして、回を追うごとに需給が悪化するかと思えばその逆でホップステップ大爆発という爆発オチで締めるという素敵な結果になってしまいましたです。

まあ元はと言えばその前の週の金曜に短国買入を1兆5000億円も打ち込んで落札が2毛も流れて一気に目線が変わったのと需給が良いのがあからさまになったのが点火材料(もっと言えばそのまた前の週に短国買入2兆円打ち込みをして雰囲気が明らかにおかしくなったのはその直後から)だったりしますが、本日はまたまたその短国買入の実施が想定されておりますのがオソロシスな所です。

短期市場のオッペケペー状態を勘案すると見送りでも良いんじゃネーノとは思うのですけれども、何せ短国買入オペは帳尻オペとしてMB積むためにせっせと実施するというのが仕様になっているとしか思えない最近のオペの打ち方(そらまあMBを出すのがディレクティブですから、MB達成に向けて途中の残高積みもしておきたいという事になったら市場との対話も糞も無いというのは分かりますけど)ですので、今日想定される短国買入を何ぼ打ってくるのやらと大変にアレ。

まー何ですな、金曜の新発2Mって通常のパターンですと短国買入の対象銘柄にならないのですが、木曜の新発3Mなんて既に物はスッカラカンだと思われますので、今日は下手な打ち方をすると夢の出来上がりマイナス金利とか夢の札割れとかするんじゃネーノと今からガクブルもんでして、いずれにせよこれはオペレーションの限界キタコレという事では無いでしょうかと思うのでありました。


○どう見てもオペレーションの限界です本当にありがとうございました・・・・・なのかね??

ちなみに、日銀当座預金残高ちゃんのほうですけれどもね。

日銀当座預金増減要因と金融調節 (9月20日<金>分)
[外部リンク] 987,600


年末のMB目標はこちらの4ページ目
[外部リンク] 200
当座預金 107

ちなみに日銀のトップページの右側の下の方に(ネタにするタイミングを逸したのでネタにしませんでしたが)確か7月位からMBの数値だの日銀当座預金残高の数字だのが出るようになっておりまして、これは19日ベースのですけれども
[外部リンク]
日銀当座預金残高934,700億円(2013年9月19日)

つーことで、20日はここに5兆円オンしているのですが、MB200兆円を達成するのに当座預金残高がそのままで計算すると、当座預金残高が112兆円になるのですが、年末は銀行券が増発されるのでもうちょっと少なくて済みまして(昨年末の銀行券残高が86.7兆円で直近の銀行券残高が83.1兆円だから4兆から5兆円程度の糊代がある)さっき引用したように107〜108兆円程度の当座預金残高とかまあそんな話になるんでしょう。

つーことはどう考えてもここから当座預金残高を9兆から10兆円積まないといけないのですけれども、貸出支援基金が伸びず、固定金利オペはロールの度に減っていく(足元での問題は政策金利の変更期待による金利低下ではなく、需給が極端に締まって短期金融市場での「モノ不足」が生じている状態で、まあどう考えてもその状況が解消しそうもない(さらに短国の買入を積みそうな勢いだから)のですから、先行き数か月間(最近の固定金利オペは4か月で実施)の担保繰りが固定化させるわ、GC金利とか下がっているし資金も余剰状態だわという状況の中で固定金利オペの残高は減る一方だわな)ので、さらに短国買入にしわ寄せが来て、短国の物不足が拡大すると益々固定オペの残高が減る(市場でのファンディングがつきにくい一般債などの分もあるのでゼロにはならない)という悪循環になりますので、はてさてこれはどうしたもんかという所っすな。

つーかね、これで短国買入札割れだの出来上がり金利がとんでもなく下がる(まあマイナスは極端にしても)となりますと、「短期オペの限界があってMB目標達成に短期部分が足りない」→「長期国債の買入をもっと拡大しないと目標達成が出来ない」という話になって、ただでなくさえ日銀買入攻撃の結果需給がアチャーになって価格形成があばばばばーになってセカンダリーの売買がスカスカとなっている中長期債券市場の方も誠にアレという話になってくると益々困ったちゃんになるんですけどねえ。

つーかまあ年末のMB200兆円は兎も角として(というか兎も角にならない可能性もあるのですが)来年末のMB270兆円ってどこをどう考えても無理無理無理という話になると思う訳ですが、これはもうMB増やすために何か別の事考えた方が良いんじゃないかというレベルのような気がするんですけれども、ということで与太話のネタになるのですが与太話コーナーはそのうちまたということで(与太にしても一応まとめが必要ですから^^)。

#ということで分かったような判らんような雑談コーナーでした


○早速色々と発言キタコレ

さあ盛り上がってまいりました!!!

[外部リンク] 2013/09/20 23:44 JST
(ちなみにブラード総裁は見送り上等派ですので念の為)

[外部リンク]
更新日時: 2013/09/21 09:25 JST

[外部リンク] 更新日時: 2013/09/23 23:44 JST

[外部リンク] 2013/09/23 23:38 JST

[外部リンク] 2013/09/24 03:12 JST

おまいら・・・・・・・・・(-_-メ)

ということで、早速タカハト両方からここぞとばかりにああだこうだというのが出て参りまして、さあ盛り上がって参りましたとしか申し上げようがございませんが、あーた逆さ絵先生の会見&Q&A読む暇を与えずにその先の発言がドバドバ出るとかまさに読む暇なし(というかさすがに読んでない)訳ですが、こらまたカオス状態になっております罠という所です。

まーこの調子ですと資産買入に対する市場の見通しも混乱というかフラフラと振れるだろうなあというのは想像するに難くないのですが、フォローする方も疲れるわという所ではございます。

となると益々逆さ絵会見での説明を確認する必要に迫られるのですけれども・・・・・・・・・・・・・


○FOMC後のバーナンキ議長会見ネタ(その1)

どうせ今日書ききれない&まとめきれないので既に諦めモードで(その1)とか書いていますが(汗)。

[外部リンク] Transcript of Chairman Bernanke’s Press Conference September 18, 2013

これ書いている現在公開されているのはPRELIMINARY版になりますのでページ等は初稿版ベースになります。


・先にあたくし的印象を書いておくと・・・・・・・・・・・

どうせご紹介の方が今日ではオワランチ会長な位にネタ満載の会見なので先に私家版まとめを書いておきますが、今回の会見での説明および質疑応答を見てて思ったのは「どう見てもシッチャカメッチャカ」というと余りと言えば余りなので言い換えると「いやあ混乱してますなあ」という所でありまする。

つまりですね、まあ当たり前なんですが質疑の方でゴリゴリとツッコミを受ける中で、ああでもないこうでもないと説明はしているのですが、「何で今回オープンエンドのAPPペースの減額をしなかったのか」という質問が手を変え品を変えて(というよりは同じような質問がゴリゴリと来るという感じでしたが)来るのですが、説明をする中でえーっとそれは前後矛盾していませんですかねえというような答えが結構連発されていて、まあ逆さ絵先生におかれましても相当苦労してますなあというのは把握される所でありまする。

んでもって、今回の質疑応答で妙にクローズアップされている感があるのが「連邦財政に関するリスク」でして、ここの部分に注目して考えた場合、債務上限の再拡大問題とか、放置していると来る予定の自動財政支出削減攻撃問題とか、その辺の懸念っていったん後退した筈だったのに、こらまた急にどうしましたねん(オバマ大統領の求心力低下で従来楽勝だと思っていた本件のリスクが高まったという指摘はございますな)という所ですが、しかしそうなると普通に考えて10月FOMC(と言っても10月末だが)の時点で問題が片ついているとも思えず、そうこう言ってるうちに逆さ絵先生の議長としての任期が切れてしまいますので、まさかイタチの最後っ屁のような12月FOMCでのTaperingねえという風に思いますとやはりこれは・・・・・・という気もします。

が、ハト派のブラード総裁(正確に言えばブラードのおっちゃんは超物価派なので、物価見通し次第でハトになったりタカになったりする)が言っているように、ちょっと経済指標(雇用関連)が良くなるといきなり元に戻るかもしれませんし、何が何やら今から決め打ちはしにくい、というか市場が決め打ちモードになったら逆に逝った時のリスクががががとなるんでしょうね。ってな程度の事は普通に皆さん考えるでしょうから米国債券市場でもポジション繰りは半身の構えになるのかも知れませんが、何せ今回のようなTapering云々というのは米国でも中々前例が無かったからメリケンクオリティで大暴れ相場になるに1万ドラクマという事で(^^)。


#いかん前置きが長くなった


・冒頭説明部分から(その1):現状認識の説明部分

最初の所から引用しますが、ご挨拶と今回の決定事項の部分は割愛してその次から。

『Economic growth has generally been proceeding at a moderate pace, with continued-albeit somewhat uneven-improvement in labor market conditions. Of course, to say that the job market has improved does not imply that current conditions are satisfactory. Notably, at 7.3 percent, the unemployment rate remains well above acceptable levels. Long-term unemployment and underemployment remain high. And we have seen ongoing declines in labor force participation, which likely reflects discouragement on the part of many potential workers, as well as longer-term influences such as the aging of the population.』

経済成長の所にgenerallyとかヘッジクローズが入り、労働市場の改善に関しても「幾分かまちまちですが」と入れて、労働参加率の低下の話をしているのですが、実はこの労働参加率に関する説明が微妙にこの後の質疑でワカランチ会長な話をしていて、結局労働参加率の低下が構造的なのか循環的なのかという部分があります。

ただまあ全体を通して読むと労働参加率の低下は構造的な問題で、この点について金融政策でどうこうというのは難しいけれども、雇用環境を見る上では労働参加率の低下を考慮に入れないといけませんよねというのが主張っぽいのだけは把握しました。ただ途中で微妙に矛盾した話もあるんですよねぇ・・・・・・・・・


『In the Committee’s assessment, the downside risks to growth have diminished, on net, over the past year, reflecting, among other factors, somewhat better economic and financial conditions in Europe and increased confidence on the part of households and firms in the staying power of the U.S. recovery.』

この1年間で成長の下方リスクは全体として消えてきているとしていますが・・・・・・・・

『However, the tightening of financial conditions observed in recent months, if sustained, could slow the pace of improvement in the economy and the labor market.』

声明文であった話をここで繰り返しておりますがよう言うわという所で。

『In addition, federal fiscal policy continues to be an important restraint on growth and a source of downside risk.』

つーことで、まあ確かに従来から財政問題についてはリスク扱いでしたけれども、今回はここの部分が従来よりも強調された感がありますな。

『Apart from some fluctuations due primarily to changes in oil prices, inflation has continued to run below the Committee’s 2 percent longer-term objective. The Committee recognizes that inflation persistently below its objective could pose risks to economic performance, and we will continue to monitor inflation developments closely.』

つーことで物価の話は前回のFOMCステートメントから登場していますが、今回も物価の話をする際に現状認識の次に「インフレが低いリスク」をぶちかましているのがチャーミング。

『However, the unwinding of some transitory factors has led to moderately higher inflation recently, as expected; and, with longer-term inflation expectations well-anchored, the Committee anticipates that inflation will gradually move back toward 2 percent.』

で、ぶちかました後に「でも一時的要因の巻き戻しで物価はターゲットに向けて上昇」という風に締めているという説明になっているのでした。


この次がSEPの説明で、その後「我々の政策は資産買入とフォワードガイダンスですので、まずは資産買入からご説明します」ということでキタコレになるのですが、誠に恐縮なことに時間の関係上続きは明日ということですいませんすいません。


#しかもこの間に積み残しの木内審議委員講演に続いてきさらぎ会での黒田総裁講演、海外では白井審議委員講演とあって全然ネタの消化吸収が追いつかなくて胃酸が必要な今日この頃でありまするorzorzorz
 


お題「3M入札が0.05%台とな/FOMCレビュー雑談」   2013/09/20(金)08:02:52  
  投資減税とかなら分かるのですが「復興目的税の前倒し終了」というのは政治的に筋が悪いように思えるのですけど・・・・・・・・・・
[外部リンク] ・3M入札ェ・・・・・・・・・・・

昨日は3MTBの入札。
[外部リンク] 99円98銭5厘5毛(募入最高利回り)(0.0581%)
(4)募入最低価格における案分比率 32.7511%
(5)募入平均価格 99円98銭5厘7毛(募入平均利回り)(0.0573%)

・・・・・・・・・・・・orz

えーっと、先日の短国買入で衝撃の2毛強足切りになってそこから3Mの目線が0.06%(短国買入足切りの出来上がりレート)になった訳ですが、足元の玉無し芳一状態を鑑みますと0.06%目線で札入れて空振りの刑を食らう方がリスクだから上にも札を入れておきますかという展開になったら貫録の0.06%割れですかそうですかという流れ。

まあ本日は2M入札があるのですが、発行額が2.5兆円ぽっちしかない物件ですので、突っ込むときは突っ込むという大変に素敵な仕様となっておりますのでいやもうどうなるんでしょうかねえ・・・・・・・・


・5-10年の輪番

昨日の輪番
[外部リンク] 4,000 2013年9月24日
国債買入(残存期間10年超) 2,000 2013年9月24日
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 8,000 2013年9月24日 2014年1月8日

ということで、5-10年の輪番ですが、10年カレントが銘柄交代して最初に入れることが可能になった輪番なので従来のお約束水準の4500億円に戻すのかなという見方もあったのですけれども、結局しらっと4000億円継続ということですので、4000億円に減らした時に「カレントの特定銘柄ばかりバカスカ入るから配慮した」説もあったのですが、恐らくそんな配慮はしていないでしょうねえというのは把握したという所ですな。

まあ買入銘柄の平均残存の問題だと思うのですが、この辺の計数に関しては今度じっくり計算してみます(って先週も言ってたような気がしますが)のでまた後日。


・結局ブルフラット

昨日の債券市場はまあお約束のように上昇したのですが、先物主導というよりも現物が強くて、しかも時間の経過と共に超長期が相対的に強くなる(引けにかけて手前が売られて押し込む中で超長期の強さが目立つ格好に)という流れになりました。

まあ何ですな、消費税問題の動向を見極めてからとか、Tapering開始の影響を見極めてからとか、まあそんな感じの毎度お馴染み様子見地蔵先生の言い訳につきまして、どう見ても増税予定通り方向な上に逆さ絵先生まさかのヒヨルド状態になってしまいましたので、買わない言い訳がががががで葉っぱ踏み踏みということですねわかりますという所ですかそうですか。

しかも期末で現物債の需給がーというのもありますし、まあシャーナイナイでした罠。と後で何が起きたか忘れないためにメモだけ置いておきました。



○FOMCレビュー雑談

本当はここで会見ネタを投下するのが正しい姿なのですが、会見ネタを精読している時間ガーでございまして(超大汗)、今日は今回の声明文とSEP関連の追加雑談(昨日時間切れで書けなかったというか、書いているうちに色々と考えが出てきたのだが時間が無かった件なども含め)で勘弁。


・政策の反応関数がワカランチ会長になった件について=経済指標に振らされそうですね

まあ何せ今回の声明文の白眉は「最近の金利上昇による金融環境の引き締まりが持続した場合、景気や労働市場の改善の速度を遅らせるリスクがある」という部分でして、まあどう見ても恥ずかしい文言としか申し上げようがありませんで、言ってみれば髭を全部抜いて頭に植毛した方が良いんじゃないか位の話なのですが、そういうのを平然と記載するメリケンクオリティに感動したと思ったらやはり皆さんここの文言には呆れ果てていたようで自作自演だのマッチポンプだのという声が多かったようで何より(^ω^)。

でまあその文言もそうですけれども、結局の所今回Tapering開始を見送った理由が「経済指標を見た結果の総合判断」以外にさっぱり判らないというのがこの声明文を見た結果の印象でして、そうなりますと今度は「じゃあ何が改善したらTaperingが始まるのか」というのがこれまた全然ワカランチ会長になってしまったというのが今回の決定の最大級の問題であります。

直近なんぞはSF連銀とNY連銀のエコノミストが連名で追加的な資産買入のマージナルなプロコン分析とかしていて、プロコン的にもここから追加するのはメリット小さいみたいな紙をだしていたり、プロコンの話を結構出していた筈なのですが、今回の声明文では第3パラグラフの頭に「昨年来の買入は連邦政府の財政削減の悪影響をオフセットする効果があった」とか急に資産買入政策の効果みたいなものを持ち出して来まして、良くこの文言が声明文に載ったな(これまでのFOMC参加者の講演などを見ると「プロコン分析的に今後の買入拡大って如何なものか」という見解の人もいた訳ですし)と思うのでありまして、5月以来の地均しと全然違う話が声明文であちこち打ち込まれているというのは、どう見てもコミュニケーション政策大失敗の巻という所でしょう。

つーことで、フォワードガイダンスにしろ資産買入に関する「労働市場の顕著な改善」文言にしろ、本来は「金融政策の反応関数を分かりやすくする」ためのものだった筈なのですが、(金利政策に関するスレッショルドの方はともかくとして)資産買入に関する政策反応関数については今回の謎決定によって市場としてはさっぱり訳が判らなくなってしまったというのが今回の結果でしょうねと思います。

となりますとど〜ゆ〜事になりますと言いますと、普通に考えてそんなに急速に雇用関連のデータが劇的に改善する訳でも無い(失業率の低下はパーティシペーションの低下要因も大きいですから)と想定されると存じますので、そうなったら10月のTaperingは無理無理でしょどころか12月のTapering開始も怪しいわという事になります。


でも、それまでの地均しを9月雇用統計一発でひっくり返した(ようにしか見えませんがどうなんですかねえという辺りがさっぱり読めないのが先ほどからウダウダ申し上げているように「政策反応関数が分からなくなった」という事です)ということを勘案すると、雇用関連指標などの経済指標がちょっと好転したらまたコロッとTaperingヒャッハーとなるかも知れませんし、何にせよ「読みにくい」となりますと米国債券市場のボラは高くなる、というよりは経済指標で一々振らされる展開になるんでしょうなあという風に思いますけれどもどうでしょうかね。


・SEPのロンガーラン数値と見通しの整合性が変な件について

昨日駆け足でやったSEPなんですけどね。
[外部リンク] 全員のレンジでも中心的見解でもいいのですが、まあ中心的見解の方を出しますね。

2016年
実質GDP:2.5%〜3.3%
失業率:5.4%〜5.9%
PCE総合物価指数:1.7%〜2.0%

ロンガーラン
実質GDP:2.2%〜2.5%
失業率:5.2%〜5.8%
PCE総合物価指数:2.0%

つまり、ロンガーランというのは要するに均衡水準という概念にほぼ近い数字であると考えられますので、2016年は失業率と物価がほぼ均衡水準の一方で実質GDPは均衡水準(潜在成長率)を1%近く上回る水準で推移する、という話になります罠。

一方でFF誘導目標水準の予測値(これは全員の数字になりますが)ですが、

2016年:全員を算術平均すると2.265%、主に1.75-2.00%と2.50-2.75%の所に予想のかたまりがある
ロンガーラン:ほぼ4%で収斂している

という状態になっていまして、2016年に既に物価と失業率が中立水準にある中でFF誘導目標金利が中立金利の水準から2%近く低い水準にある、というのがこのSEPの見通しを全部足した結果になるのですけれども、そんな事したらどこからどう見ても2017年にはインフレが加速してエライコッチャでございますがなという話になると思うので、そう考えますとどう見てもこのSEPって全体の整合性が全然とれていませんがなという話になると思うのですがどうでしょうか。

いやまあ元々SEPの数値って微妙に全体の整合性が取れていませんなあというのはあったのですが、今回は正常化の姿が見えるような予想が出てくる所までの予想が入り、その結果としてお前それは変じゃねえのかという風になったんだろうなあとは思います。記者会見まで全部読めてないので誰か質問した人がいるのかどうか知らんですけど。


でですな、まあこの整合性問題ですけれども、景気見通しと金利見通しの整合性が取れていないというよりは「ロンガーランで示された数値のどこかの置きがおかしい」という事ではないかと思うのですよ。

つまり、根拠レスなんですけれども(おいおい)「中立FF金利4%」という数字の置きが変であって、潜在成長率が実はもうちょっと低いのか、実はロンガーランの物価水準2%というのが高いのか、何かその辺って実は違うんじゃないかなあと思うのですよ。

そもそもSEPの見通し数値って(これは中央銀行が出すものの一般的傾向でもありますが)景気に対しては威勢の良い数値が出てくる傾向にある(景気の悪い見通しを出してマインドを悪化させる事も無いでしょ、という話ですな)ので、そこでバイアスが掛かっている一方で、実際にはそれで金利先高観が出ても困るからということで政策金利に関する数値が低めに出てくる、というバイアスがあると思われますので、そういう部分の矛盾が盛大に露呈したのが今回のSEPである、と考えますとこれはこれで中々味わいの深いものがあると思います。

つーことでですね、景気見通しの上方バイアスと政策金利見通しの下方バイアスが同時に出た結果こういうオモシロ見通しになったともいえるのですが、ただまあそれにしても中立金利との差が大きいので、中立金利水準の置きがおかしい(つまり潜在成長率の低下とグローバルディスインフレ傾向をスルーしている)という要因もあるんじゃないのかな、と思ったのでメモメモでしたが、あたくし頭が悪いのでこのロジックの組み方がおかしいような気もするのでおかしいようでしたら是非ともご教授頂きたく伏してお願い申し上げますm(__)m


○木内さんの講演をやる時間ががががががが

木内さん渾身(かどうか知らんが)の講演を結果的にパスする結果になりまして誠に申し訳ございません。

[外部リンク] 『(1)海外経済を巡る不確実性』

キタコレですが。

『以上の経済・物価見通しのメインシナリオに関して、私自身も、日本経済の先行きについては、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要とその反動の影響を受けつつも、基本的に景気の前向きな循環が維持されていくと考えています。但し、個人的には、下振れリスクの方をやや大きめに考えています。その主な理由は、海外経済、なかでも新興国経済を巡る不確実性の高まりにあります。』

ふむ。

『IMFの世界経済見通しの最近の修正状況を振り返ってみますと、2012年4月時点で予想されていた成長見通しは、その後、下方修正を続けています(図表5)。当初は十分に予見されていなかった新興国経済の減速が、その背景にあると考えられます。さらに、最近、一部の新興国・資源国において通貨安・株安が長引いている背景には、過大な成長期待を背景にリーマン・ショック後に形成されていった経済・金融面での不均衡の調整という側面があるように思います。こうした不均衡の形成は、新興国・資源国の民間部門における債務の累積に端的に表れていると思います。世界銀行のデータでみると、低中所得国の民間部門向け与信のGDP比率が2009年頃から顕著に水準を切り上げていることが確認できます(図表6)。』

だすなあ。

『他方で、米国経済を中心とした先進国経済が、新興国経済の減速をカバーしつつ、この先世界経済を十分に下支えできるかについても、不確実性が残っています。』

キタコレ!

『この観点から、特に足もとの米国の長期金利や原油価格の動向、米国の労働生産性上昇率の低下に注目しています。米国の本年前半の非農業部門の労働生産性上昇率は前年比ほぼ横ばいにとどまりました(図表7)。これは過去の年間値と比較すると、1993年以来の低水準です。労働生産性上昇率のトレンドが低下している場合には、安定した雇用増加が続いても、先行きの所得増加期待は容易に高まらず、米国経済の先行きを大きく左右する個人消費になかなか力強さが戻らないことも考えられるため、その動向を注視していきたいと思います。』

ということで、もう一つは国内要因なのですが、その辺を含めましてと後半の2年で2%に関する部分は会見テキストと共に週明けにでも、というかBOEのミニッツとFOMCの会見ネタがあって、どうせFOMC終わったのでまたぞろ連銀の皆さんがピーチクパーチク言い出すでしょうし、中々ネタ満載モードではありまする(他にも日銀から信用金庫の経営指標に関するペーパー出てたし)。
 


今朝のどらめもん サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2013/09/19(木)08:05:17  
  http://ameblo.jp/fpeye  


お題「消費税は予定通りで決着ですかね/超過準備とEONIAの関係を心配するとはずいぶん正常化しましたなあという雑談」   2013/09/18(水)08:01:41  
  本日はFOMC2日目で結果待ちなので雑談ですな(汗)。

#しかし最近モーサテに出てくる株系の何とかストさんの進軍ラッパが何ぼなんでもお前それは吹き過ぎだろうというのが多いのですがなどと言ってるから債券屋は辛気臭いんですねわかります

#つーか地価が上がって株価が上がって物価が上がってという期待が盛り上がってこれこそアベノミクスとか6時前に発言した同じ人が6時5分に「実質所得の減少で景気ウオッチャーの数値が下がっています」って話をしてお前さっきの話はどこに逝ったんだよと小一時間問い詰めたいのですが、そういう事ばかり言うから金利屋は暗いだの以下同文(--;

○さて本日は20日渡しのレギュラーとな

[外部リンク] 読売新聞)

『安倍首相の経済ブレーンの浜田宏一・内閣官房参与(米エール大名誉教授)は13日、首相が来年4月から消費税率を5%から8%へ引き上げ、5兆円規模の経済対策をまとめるとの意向を固めたことについて「適当な方向だ」と一定の理解を示した。』(上記URLより、以下同様)

えーっと先生消費税増税してその分財政打つのは愚の骨頂という話をしていた筈なのに何でまたここで急に転びますねん。

『「政治の自然な流れなのだろう」とも述べた。首相官邸で記者団に語った。』

・・・・・・・・・んーっと、専門家としての知見から考えたらおかしいけれども、政治の流れだから適当であるとかそういう物分かりの良い話をされますと、経済政策の専門家としてわざわざ内閣参与として起用されている意味ががががと思いますし、だったら消費税先送りについてこれだけの大騒ぎにせんでも良かったんじゃないですかと存じますが、まあ浜田先生が土壇場で急にコロッと転ばれてしまいましたので、こらまあ普通に消費税増税は予定通りに実施という事で安倍ちゃんも腹を括ったんでしょうなあというのだけは把握しました(^^)。

ちなみに上記記事の続きには(表題にあるように)本田先生の発言もありまして、

『一方、同じく首相の経済ブレーンの本田悦朗・内閣官房参与(静岡県立大教授)は同日、記者団に「日本の置かれた状況は複雑で深刻だ」として、首相の消費増税に対する懸念を表明した。「15年間のデフレが、半年の実質国内総生産(GDP)で判断できるのか」とも強調した。』

うむ、まあ本田先生の方が話の筋は通している(結論には賛成しないが)なあという所ですね。


なお、本石町日記さんが紹介していたので私も山本幸三先生の主張を張っておきますね。

[外部リンク] statement to the press conference (with Q&A)
Mario Draghi, President of the ECB,
Frankfurt am Main, 5 September 2013

・超過準備に対する評価

質疑応答の最初にこれがあってほほうと思ったのでご紹介。

『Question: You mentioned that if excess liquidity declines much further, you’d be particularly attentive to developments in that regard. Could you help us by perhaps indicating at what point numerically excess liquidity becomes a concern to you and what then you would do about that?(2番目の質問は中東問題なので割愛)』

ということで超過準備に関する質問ですが、この質問にあります『particularly attentive to developments』の部分ですけれども、冒頭の説明でこのようなのがありまして・・・・・・

『With regard to money market conditions, these have also been influenced by a gradual reduction in excess liquidity. Repayments of funds taken up in the context of the three-year longer-term refinancing operations reflect improvements in financial market confidence, some reduction in financial market fragmentation and the ongoing deleveraging by euro area banks. We will remain particularly attentive to the implications that these developments may have for the stance of monetary policy.』

つーことで、3年LTROの返済が進んで超過準備が減少しているのはマネーマーケットの環境が改善していることを示すとして、最後に「これらの状況の進展が金融政策スタンスに与えるインプリケーションについて引き続き注視する」という話をしておったのですな。


でもってドラギ総裁のお答え。

『Draghi: You are absolutely right to have focused on that sentence “particularly attentive・・・”.』

ほう。

『Right now, we view the current excess liquidity as adequate, but we stand ready to act. Now, we have got to be aware that excess liquidity depends on two factors. The less fragmentation there is, the less is the excess liquidity. The second factor is a reaction to the excess liquidity and to the demand, namely through LTROs.』

更にほほうなのですが、超過準備の減少について2つのファクターとして、超過準備の減少は短期金融市場のフラグメンテーションの減少を意味する、というのはまあそうですねという所ですが、2つ目のファクターとして、超過準備が実体経済に対してどのような影響を与えているのかという点ですというお話。

『So now we are down from ユーロ800 billion to ユーロ250 billion in terms of excess liquidity, and that is all in all good news, because it means that fragmentation has been receding.』

これまでの超過準備減少は良いニュースで、これはフラグメンテーションの減少を意味するとな。

『Now, when we come to the relation between the excess liquidity and the EONIA rates - which is what you are really asking - we have to consider that this relation is unstable, in the sense that there isn’t any precise figure.』

しかしながら、超過準備がある程度以上減少すると、今度は超過準備とEONIA金利の関係(要は従来はジャブジャブだったのでEONIA上昇を気にしないで良かったのが気にする時期が来るよね、という話ですな)という問題が起きるが、超過準備とEONIAの関係については(従来の経験値が無い上に)不安定であり、事前に超過準備がどの位だからEONIAレートがこの辺に落ち着きそうというのがワカランチ会長という問題に至りますなとの指摘。

まあほほーという所ではありまして、この話って思いっきり正常化した市場での話という論点になっていて、まあそういう話を会見で展開するというのがお洒落というかほうほうそうですかと思った所なのですよね。つまり、域内金融問題ヒャッハーでエライコッチャというステージから脱却して、こういう「平常時の話」ができるまで状況が改善している、という認識をECBが持っているからこそ、こんな話になるんですよねと思いまして、いやあ随分と改善したもんですなあと遠い目になるあたくし(^^)。


『I remember some time ago I mentioned a figure of ユーロ200 billion as the threshold, but in fact it is really context-dependent.』

暫く前には超過準備が2000億ユーロを切った所でEONIA上昇という見通しを示したけれども、まあこれは状況次第ですよねということで。

『It depends on the context; it depends on the degree of fragmentation that we have. The ECB’s Monthly Bulletin speaks of a figure between ユーロ200 billion and ユーロ100 billion, but in general the threshold depends on the state of fragmentation. The other note of caution that I would sound is that one should not extrapolate too much from the past repayment pattern of LTROs. As you see from the figures, it has been quite significant for some time, and now it is basically constant. It really depends on who is repaying the LTRO, what is the state of their funding conditions, what is the state of their profitability, what is their general situation. So, I wouldn’t extrapolate too much from this repayment pattern, saying that in a month’s time this figure of ユーロ250 billion would go down to ユーロ200 billion, or whatever. Second, I would say that there isn’t any stable relation between the figure, the threshold and the rates.』

ああだこうだと説明していますが、まあ事前にはどの程度の超過準備縮小でEONIA金利の上昇が起きるのかは良く判らん(2000億なのか1000億なのか判らんみたいな話ですな)という所で、以前言った2000億も本当にそうかはワカランぞなもしと。

『In any event, we would - as I said - stand ready to take appropriate action as needed. Obviously - I already said this several times - we have the fixed rate full allotment policy in place until at least July 2014 and for as long as needed.』

という文脈で「必要ならば適切な行動を取る」と発言していた訳でして、このヘッドラインだけは盛大に報道されていまして、ほうほう利下げの可能性を示唆ですかという印象を与えてくれた訳でして、それを前提にして今回の質疑応答を読むと割と淡々と普通の話をしているし、金融市場に関しても改善してますよという話をしていまして、はて何で利下げ示唆??と思ったのですが、良く良くこの辺を見てみると分かりますよね〜♪

つまりですな、ここでの「必要な場合に適切な処置を取る」というのは、LTROの返済が進み過ぎて超過準備が減少した結果EONIAレートが必要以上に跳ねた場合に「適切な処置を取る」というのがメインにあって、そらまあ利下げをしないと言ってる訳では無いので勿論利下げのような物も含まれるのでしょうけれども、メインで話をしているのは「超過準備減少に伴う意図せざる短期金融市場金利の上昇への備え」という事だと思うのですけれどもどうでしょうかね。

上記の最後の文章にもありますように、そもそも3か月LTROを来年の7月オファー分までフルアロットメントで行う(金利は期間中のMRO金利)ことになっているので、超過準備をうっかり減らし過ぎた場合でもLTROでその分カバーできるのでそんなにEONIAが急騰するとかいう話にはならないとは思うのですが、そうは言っても何か必要な事があった際にはイレギュラーにMROなりLTROなりを入れてきますとかそういう事にはなるかとゆー話だろうなあと思いました。


ということで一つの質疑で延々とネタにしてしまったら時間ががががですし、まあ会見そのものはさっき申し上げましたように割と淡々とした感じだった&景気認識なども淡々としていた(ただし結局海外頼みなのですがorz)という感じですので、虫干しネタはこんな所で。
 


お題「暫く振りに短期に細かい所まで注目を開始ですよ!/虫干しネタ:ECB総裁会見から少々」   2013/09/17(火)08:02:31  
  諸般の事情で出稼ぎなどもしている隙に短期市場から久々に黒煙がプスプスというか香ばしい香りがプンプンというか、まあそんな感じでして・・・・・・・・

その前に訂正。金曜の駄文で残高目標の期日を「年度末」とかうっかり書いてしまいましたが、本当の目標期日は「暦年末」であります(ログは訂正しました)。

何かその期日と「2年で2%」の目標期日の時期が異なる(異次元緩和をローンチしたのは4月だから)ように見えまして、そういう所の作り込みも正直言って今回の異次元緩和って出来的にどうなのかと思いますけどまああれはヤケクソのドタバタでエイヤーでやったからその辺の足ズレとか調整している暇がなかったんですねわかります。


○されにその前にこりはびっくりのサマーズ辞退

[外部リンク] 2013/09/17 03:51 JST

『9月16日(ブルームバーグ):ローレンス・サマーズ氏は米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長の候補を辞退すると表明した。債務上限問題やシリア問題で議会を相手に難しいかじ取りを迫られるオバマ政権を、民主党内の対立回避という形で支援した格好だ。元米財務長官でオバマ政権の国家経済会議(NEC)委員長も務めたサマーズ氏の辞退を受けて、大統領とアドバイザーらは対応を検討している。同氏のFRB議長指名について、何人かの民主党上院議員が反対のキャンペーンを繰り広げていた。』(上記URLより、以下同様)

どんだけ人望が無いんですか先生!という感じですが。

『ジェフ・マークリー(オレゴン州)、シェロッド・ブラウン(オハイオ州)両議員を含む民主党上院議員数名は、金融市場の規制に関するサマーズ氏の姿勢が緩過ぎるとして、指名反対を同党議員らに呼び掛けていた。』

ってのが理由だとすると金融緩和継続ヒャッハーと必ずしも喜んで良いのかというとこれがまた微妙で、金融市場規制でシバキアゲの刑が待っているのであれば量的緩和は続いても規制の方であちゃーになるので喜んで株を買っていて良いのかねえという気もするのでした。

ちなみに金曜はご案内のようにこういう記事が出て市場もやや反応していたのですが・・・・・

[外部リンク]
副議長にブレイナード氏 2013/9/13 14:00 情報元 日本経済新聞 電子版

『【ワシントン=矢沢俊樹】オバマ米大統領は12日、来年1月に任期切れとなるバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の後任に、ローレンス・サマーズ元米財務長官(58)を指名する方向で最終調整に入った。副議長には女性のラエル・ブレイナード財務次官(国際担当)を起用する意向。』(上記URLより)

ということで、こちらの日経電子版の記事ですが、毎度の日経クオリティと違うのは今回署名記事で出ていた所で、まあ今回はそれなりに日経新聞渾身の報道だったと思われるので、逆に具体化する中であまりと言えばあまりの反対に下手したらこれでオバマ大統領の求心力が落ちるんじゃネーノ(シリアでも振り上げた拳を降ろしてますし)ということで辞退したという事なのかも知れませんね。

まーしかし重要かも知れないので再度繰り返しますと、別にサマーズがタカ派だから反対された訳では無い、という点をうっかりするとマズーなのではないかと存じます(単に「あのヤローは人間的にダメ」というのであれば政策インプリケーションは無いのだが^^)がね、うんうん。


○金曜の短国買入でウヒョーということで簡単に確認してみた話

金曜のオペオファー
[外部リンク] 4,000 2013年9月19日
国庫短期証券買入 15,000 2013年9月18日
国債買入(残存期間1年超3年以下) 2,500 2013年9月20日
国債買入(残存期間3年超5年以下) 3,500 2013年9月20日
国債買入(残存期間10年超) 2,000 2013年9月20日
国債補完供給(国債売現先)・即日(注3) 4,000 2013年9月13日 2013年9月20日

つーことで短国買入が1.5兆円でオファーされた訳ですが、そもそも前日の3M入札が強い結果になった上に札が大手の一部の業者さん所に偏在した結果、ショートカバーで0.075%がBBで2500億円(でしたっけ)一発テイクンとかやっているという素敵な結果になったというのにまだ短国買入1.5兆円も打ちやがりますかとゆうとったらこの結果。

[外部リンク] 16,919 15,000 -0.020 -0.012 75.9
国債買入(残存期間1年超3年以下) 11,047 2,506 0.000 0.001 19.6
国債買入(残存期間3年超5年以下) 16,240 3,502 0.007 0.008 29.0
国債買入(残存期間10年超) 7,244 2,004 0.004 0.005 60.2
国債補完供給(国債売現先)・即日(注4) 47 47 -0.400 -0.400
CP等買入 6,360 3,610 0.084 0.090 61.1

短国買入は前日比2毛強の足切りとなりまして、どう見ても入れられる札がそれしかないだろという3か月新発の引けが0.080%だったのでつまり3MカレントTBで出来上がり0.06%の札まで入るという有様。

先々週まではまあ需給ひっ迫気味とは言えここまでウヒョーな相場展開ではなかったのですが、先週に入ってレポ金利が華麗に低下してこの週末挟みの所のO/N(翌日物だが3連休なので4日ものになる)のレポや現先のレートがドカドカ低下(直近では東京レポレートのT/Nは水曜の0.040%から0.073%→0.094%と上昇しましたが)して何か素敵なレートになってしまっていたり、市場の玉不足が既に酷い状態になっていますが、20日に利付中長期国債の大量償還があって、当たり前ですけれどもその大量償還分の全部が全部そのまま中長期国債に回る訳ではなく、一部は待機資金となりますので、この待機資金が短国を買うだのGCレポやら現先を買うだのと言い出した日には更にオソロシスな事になりますぞなもしという所。


でですね、いやあの短国買入なんですけれども、今月はそもそも資金需給的には余剰になるのでそんなに親の仇みたいに買わなくても良いと思いますし、大体からして今短国買入をしても基本的に持ち込まれるのは新発3か月カレントが殆どになるので、年末の残高目標には関係ない数値でございますがなという状況でありまする。でまあこれが別に市場を壊さない買いであれば別にどうでも良いのですが、なにせ明らかに市場を壊しにいくような日銀の買いでして、ここでの大量買い継続って単に市場を壊すだけで日銀の政策的にメリットありましたっけ??という気もするので更に確認。


9月の資金需給
[外部リンク] statement to the press conference (with Q&A)
Mario Draghi, President of the ECB,
Frankfurt am Main, 5 September 2013

先々週のネタをうっかりスルーしておりましたすいませんすいません。

・質疑は金利の話よりも各国の話が多かったです

今回の質疑応答なのですが、フォワードガイダンスとかの質問も勿論あるのですが、今回については個別国に関する状況の質問とか、銀行監督の一元化に関する質問とかそっちの方が多くなっておりまして、まあ域内的にはその方が注目されているのね、というのが分かりましたです。

引用はしませんけど、具体的に質疑応答で出てきた国はオランダ、アイルランド、ギリシャ、スペイン(とドイツの選挙とシリア情勢)でございましたのでご参考までに。


・フォワードガイダンスは結局単なる目くらましに終わりそうな・・・・・・

フォワードガイダンスの改定はあるのかという質問がありまして・・・・・・

『Question: Was there any discussion today on the Governing Council about a more explicit version of your forward guidance? You seem to be dipping your toes into giving us a fuller account by talking earlier about various governors saying this and that. So, if you could answer the question that way that would be brilliant.(後半の質問割愛)』

そのお答え。

『Draghi:(後半の質問に対する部分割愛)But, on the first question, we have of course reflected on the nature of our forward guidance. And we have asked ourselves what the objectives are of forward guidance. Forward guidance contains an assessment by a central bank of its view of the future and contains information about its policy response for the future. I think that is the essence of forward guidance. It is not a change in our reaction function, but rather an explanation of our reaction function. We wanted to be clear. We do not want to change it.』

つーことで、フォワードガイダンスは「ECBのこれまでの政策反応関数についてより分かりやすく説明したもの」という言い方をしているぞなもし。

『There are two types of forward guidance: one is qualitative and the other one is quantitative, with precise state conditions. Ours is the first type.』

フォワードガイダンスは定量的な物と定性的なものがありますが我々のは定性的なものですとな。

『So, all in all, the Governing Council is fairly united - unanimous, actually - on the wish to maintain this type of forward guidance.』

つーことで数値を入れたパターンの「先行きの行動を縛る」タイプのフォワードガイダンスを実施する気はねえということですねわかります。

『I have previously mentioned the BIS paper which actually compares the results and levels of success of different types of forward guidance. As I have said before, the ECB does not score too badly. It scores very well on having controlled volatility and reduced the uncertainty within the corridor and it scores ok in controlling the levels of rates. But, as I have said, there is a continuous flow of news on rates. So, given our specific institutional set-up, the qualitative forward guidance that we have used is the most appropriate and you can easily see why a different type of forward guidance would create problems within our institutional set-up if we were to be willing to adopt a precise formulation, a quantitative formulation, which we are not.』

でまあああだこうだと説明してはいますが、結局の所「経済指標で縛る」形式のフォワードガイダンスは委員会のコンセンサスが得られないんでしょうなあという所で。


・OMTの質疑が中々面白かったので引用

『Question: My question is on OMTs. Just one year ago, you announced the details of these measures. What is interesting for me is why this measure is so effective without being activated. Other central banks - for example, the Bank of Japan and the Federal Reserve - have introduced similar programmes, but they have needed to be activated in order to be effective. So my question is; why is it that only in the euro area has such a programme been effective without being activated?』

何で抜かずの宝刀のままなのにOMTは効果を発揮しているのですかとはお洒落な質問。

『Draghi: Well, it’s very hard to answer this question without flattering oneself!』

のっけからドヤ顔風味満々でコーヒー吹いた。

『But I suspect that the design of this measure has made it both powerful and credible.』

ほほう。

『It’s powerful because it addresses a realistic objective, namely redenomination risk spreads - the spreads that are derived from redenomination risks. It’s credible because it is accompanied by conditionality.』

目的がリスクスプレッドの縮小にあったという点で現実的であり、また実施に際してコンディショナリティーを課したのが信頼されたのではないかとな。

『In our present situation (and in many others, I suspect), a commitment to buy an infinite amount of bonds in order to keep interest rates at a certain level is often not credible - besides being illegal in our present situation.』

単に「金利をこのレベルに抑える為に無限に買う」というだけの施策は実際問題として信頼に値するコミットメントにはならない場合もありますとは中々の視点。

『So, I think this combination of a realistic target, accompanied by what are in principle unlimited means (but are, in fact, limited by the market’s size) and by conditionality, has made this measure very effective without it needing to be activated. But conditionality is an important ingredient, because it says that once this measure is activated, the country that is on the receiving end will actually be undertaking a series of actions - budgetary consolidation or structural reforms, or both - that will have the effect of increasing the value of the bonds issued by that country, the value of the very bonds that the ECB is buying into it.』

つまり、コンディショナリティーを設けることによって、そのコンディショナリティーを満たすということは購入対象の国債の信頼性が高まるようになっていくという中でOMTが行われる、という形にすることによってOMTが政策ツールとして有効になる(OMTを実施しても肝心の対象国債の発行国がザル財政を実施していたら意味がない、ということですな)とな。

『So, the conditionality, if properly activated, produces an increase in the value - if you want to use that word - of the collateral that the country posts in exchange for ECB action. I think that’s one way to look at this. Thanks for asking!』

何かまあうまい事言われて誤魔化されている観もありますが、(じゃあそもそもコンディショナリティーを満たせないでしょという話になって売り仕掛けされたらどうしようも無いじゃんというツッコミとかですな)まあこういう説明をされると何となくそれらしく聞こえる辺りにドラギ先生のドヤ顔が浮かんでくるというものでありまする。

#まあ後何かありましたら追加します
 


お題「市場雑談ネタ/石田審議委員会見と会見でのネタに関連する雑談も含む」   2013/09/13(金)08:02:15  
  ここもとの消費税関連の報道はどうなってるんですかと。

[外部リンク] 読売新聞)

『安倍首相は11日、消費税率を来年4月に現行の5%から8%に予定通り
引き上げる意向を固めた。』(上記URLより)

[外部リンク]
2013/9/12 11:34

[外部リンク] 14時34分

『安倍晋三首相は十二日、二○一四年四月から予定通り消費税率を5%から8%に引き上げる方針を決めた。』(上記URLより)

最早何が何だかワカランチ会長になっておりますが、とりあえず安倍ちゃんが本当は消費税を上げたくないんだろうなあというのだけは把握しました。


○短国入札とか

・短国入札ェ・・・・・・・

昨日の3M入札結果
[外部リンク] 99円98銭0厘5毛
(募入最高利回り)(0.0790%)
(4)募入最低価格における案分比率 30.3254%
(5)募入平均価格 99円98銭0厘8毛
(募入平均利回り)(0.0778%)

ということで貫録の0.08%割れとなりやがった挙句にセカンダリーでは複数の大手業者さんがドカドカ落札した影響のショートカバーだとは思われますが0.075%でガッツリ出合いとかもう何と申しますかの結果と相成りまして、TKRRの方は昨日は上昇してましたけれども、まー短国もこの有様とか需給ががががという状況ですの、というメモでした。いやはや。


・貸出支援第2回目とな

ふむ。
[外部リンク] 年9 月実施分)

貸付日における貸付予定総額8,812 億円

・・・・・・・前回が堂々の3.1兆円だったのですが今回は9000億円弱ですかそうですかという所でして、重点施策なのに札がこの程度とはケシカラン話ですなあ(棒読み)。

ちなみにこれとその他諸々の何ちゃら支援オペ関連で3月末対比で年度末には10兆円積むという計算になっていて、足りない場合は短期オペで帳尻攻撃が待っておりますので念の為申し添えます。



○石田審議委員会見

[外部リンク] 米国の資産買入れ縮小の話との関連でいうと、新興国への影響はネットプラスかマイナスかという言及があったかと思いますが、プラスとマイナスのどちらが大きいとみているのかということと、ネガティブなインパクトがあった場合にはどれくらいの規模であるとお考えでしょうか。(後半の質問割愛)』

『(答) 新興国に対する影響については、金利が上昇する時に先にネガティブな影響が出てくると思います。というのは、実体経済よりも金融の方が反応が早いですから、新興国では、既に6月頃から資金が流出しています。やはり先にネガティブな影響が出て、その後に、米国経済が復活するのであれば、貿易面を中心にプラスの影響が出てくるのだろうと思います。』

『ネガティブなマグニチュードについては、今のところはコントロールされているようです。一部の人は、外貨準備や海外からの短期借入依存度など、いくつかの指標について、健全性のレベルがアジア危機の時とは格段に高くなっているということを言っていますが、私自身もマグニチュードは世の中がひっくり返るほど大きなものにならないのではないかと思います。挨拶要旨には「注目していきたい」と書いていますが、最終的にはプラスになると思っています。』

え?と記者の人も思ったんでしょう後半の質問の答えを聞く前に合いの手が入ります。

『(問) 新興国でもプラスになるということですか。』

そら入る罠。

『(答) 個別にみればマイナスの影響が出る国もあるかもしれませんが、全ての影響を足し合わせてみれば、プラスと思います。日本にとっても全ての影響を足し合わせてみれば、プラスになるのではないかと思います。(以下最初の質問の後半部分の答えになるので割愛)』


でまあひとしきり質疑があって改めて質問。

『(問) 輸出に関してですが、持ち直しが必要であり、海外経済の動向がカギを握ると考えられている新興国に関して、金融面など様々な面から下押し圧力が働いているということですが、日銀の正式な見解ですと、輸出に関しては「持ち直し傾向」といった表現を使われています。欧州に関しては底打ち感があったり、中国がそれほど大きく下がるような兆候もなくなったりと思いますが、肝心要の新興国が成長率が鈍い中で、輸出の増加の期待がちょっと難しいという感じもしますが、その辺のところを先行き含めてリスクなどをどのように思っていますか。』

と、新興国を絡めて質問しているのですが・・・・・・・・・・・

『(答) 実質輸出の四半期の数字の動きは、配布資料の9ページにあるように、グラフの右端が上を向いています。これを見て回復傾向にあると判断しているわけですが、今日私が申し上げたのは、そうは言っても2011年、2012年のレベルからすればまだ下にあるため、これを超えていかなければならないだろうという意味であり、水準の問題として申し上げているわけです。今は消費や住宅・公共投資が牽引していますが、先行きの持続性を考えると輸出のレベルがもう少し高くなれば、我々としても非常に安心だろうという意味です。』

これは日本経済の見通しの話ですが。

『新興国については、金融的な面でマイナスの影響を受けていますが、貿易の面では、やはりこれまで欧州や中国が悪かった影響を受けてきましたから、足もと欧州で持ち直しの動きがあり、中国も安定してくることであれば、新興国については底上げの可能性が出てくるとみています。少し言葉が足りなかったかもしれませんが、私としてはそのようにみています。』

ということで、講演テキストで受けた印象よりも割と強気な見方じゃねえかという中々の謎質疑応答ではございましたとさ。


・消費税増税で名目的な意味でのシフトアップという話

賃金と物価の話の質疑。

『(問) 講演の中で、来年のベアの重要性について指摘されてましたが、実際どうなるかは来年の春闘次第だとは思いますが、予定通りであれば消費税率が来年4月に上がるわけです。日銀では物価上昇による影響を2%程度見ているということだと思いますが、消費税の増税分も含めて物価上昇分をカバーできるような所得の増加、賃上げが実現しなければ、日銀が想定するような2014、2015年度の経済成長とかデフレ脱却は困難になるとお考えなのかどうか教えてください。』

『(答) そこまでカバーするのは無理だと思います。時間をかけて徐々に行かざるを得ないだろうと思います。』

まあそうでしょうけれども(--)

『2000年代に入ってからずっとベースアップは見送られてきました。ベースアップはなくなったという人もいるくらいです。物価が上がれば給料が上がるというシグナル効果が非常に重要だと思います。それがデフレマインドを変えていくきっかけになるのではないかと思います。』

これはアタクシもそう思うのでして、マインドの変化というか、物価と賃金の関係に関する「レジームチェンジ」をするのに消費税の引き上げというのは、たとえそれが名目の話であって実質に関係ないという状況であっても、良いきっかけになる可能性があり、そーゆー意味からして何で「物価目標2%で世の中ハッピー」とゆうとる人たちが間接税の引き上げにあそこまで反対論陣を張るのかが良く判らんわと思っていましたが、真正マネタリストの山本幸三先生が消費税賛成の話をしたのでちょっとほっとしましたが。

・・・・・・・すいません話が逸れました。まだ続きます。

『いわゆるフィリップスカーブとの関係では、傾きが緩いから労働需給の改善で給料を上げたり物価を上げたりするには大きなGDPのプラスギャップを積み上げが必要だという意見があります。』

『ただ、それはあくまでもデフレマインドの下での話であって、もし日本銀行が言っているような2%の物価上昇を達成していくのであれば、どこかの段階で物価は上がるけど給料も上がるということで、将来に対する信頼感が個人に出てきて、それで企業の価格設定行動にも大きく影響し、幅広い品目で適切な物価上昇が起こってくるのだろうと思います。』

そのきっかけが消費税増税であったとしても、それによってレジームシフトが起きればという話ですな。

『ただ、その時に、個人は必ずしも実質所得の変化だけで行動するのではなく、将来に対する安心感があるために従来よりも使うということもありますので、消費税が増税されたことによる将来の財政への安心感が高まるということから消費が出てくるということもあります。消費増税分まで所得は上がらないとしても、実質経済成長のある程度の部分が所得として還元され、しかも、物価が上がっていく中で、それが安定的なもので保全されれば、心理的にも非常に経済に対して有効だろうということです。』

将来の財政の安心感云々はちょっと取ってつけたような話に見えますけれども、まあでもこの石田さんの説明の趣旨は辛うじてインフレ時代(例えば国鉄の運賃が毎年上昇するとか、ちなみに国鉄時代って子供運賃の5円以下端数って切り捨て(私鉄は切り上げ)だったんですよ)の記憶があるあたくし的にもそうですなあと思う(歳がばれますかそうですか)ところですが、デフレ時代の申し子の皆様が結構増えているのでこの辺って実際に起きてみないと判らないかもしれないし、逆に言えば起きてみるといきなりマインドセットが変わるかもしれませんね、とこの辺りの石田さんの話を見ていてふと思ったのでありました。


・実際の数値が2%に行かなくっていいじゃないか好景気だもの理論に対する説明

これは良い質問。

『(問) (前半割愛)2問目ですが、量的・質的金融緩和についての説明が講演の中でされていますが、2%というインフレが安定的に持続するということの定義について、石田さんはどう思われているのか。例えば、景気の回復に支えられて物価が2%にいかなくて1.5%程度でもよいと考えるのか、今後2%まで上がると判断できた時点で、緩和を停止することを検討すべきなのか、そのあたりについて考えをお聞かせください。』

2%に行かなくっていいじゃないか好景気だものという話になっていくでしょどう考えても、という指摘はまあジャパンの金融政策をニヤニヤと見物する人の多くが手ぐすね引いて待っている所なのですけれども(^^)。

『(答)(前半割愛)それから2%については、今、消費者物価上昇率が除く生鮮食品でやっと+0.7%となった段階で、これから長い道のりがあると思っています。その間に、経済の情勢も変わっていくと思いますから、今の段階で具体的な状況変化がないまま判断することは難しいと思います。同時に、そういう時点になったら今おっしゃたような意見も含めて色々な意見を集約していく形になりますから、今の段階で方向性を申し上げるのは難しいと思います。』

まあ平場で質問されたらこうこう応えざるを得ませんわなという話ですが、ただまあ一方で「そういう時点になったら色々と集約」というコメントをしている辺り、石田さん的には「アクチュアルに2年、というか1年半後にCPI2%(ただし間接税の影響抜きベース)というのはどうなんでしょ」という意識があるのかなあとは思われる節も無くは無い、という所ですかね。

いやまあ確かに後半とは言え0%台の段階で「2%行かなくったっていいじゃないか好景気だもの」と言うのはちょっと強引過ぎるので、せめて1%台を明確に乗せた状態になってからという話になるとは思いますが、今しばらく時間が経過した辺りではこの議論が出てくるんでしょうなあというのは把握致しました。

で、そのあいだみつを状態をニヤニヤしながら眺めるだけではただの趣味の世界になりますが、市場の中の人としては、実際にそういう話になった時に金融政策のデザインがどうなるか、ということを今から色々と考えておくのは無駄では無いと思いますけどどうですかね。
 


お題「レポ金利更に低下/8月決定会合議事要旨から物価に関する部分/石田審議委員は中心的見方よりやや慎重かな?」   2013/09/12(木)08:00:59  
  バレンティン凄いですな。こうなったら記録更新して60本とは言わず70行ってくれ(^^)。

○レポ金利ェ・・・・・・

[外部リンク] 09月 11日 18:35 JST

『<15:12> 翌日物0.06─0.07%付近、レポGCレート一段と低下

無担保コール翌日物金利は0.06─0.07%付近での取引。主な取り手は地銀、信託、証券など。日銀が先日付で実施した国債や国庫短期証券買入などの金融調節で、当座預金残高が6日の過去最高(90兆5800億円)を更新する方向となる中、資金余剰感が強まり、資金ニーズは限られた。前日のような試し取りもみられなかった。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCレートが一段と低下。T+1の平均レートは、10日が0.057%だったが、11日はさらに下がり、0.040%を付けた。T+1の平均レートの0.04%台は5月30日の0.048%以来。9日にオファーされた日銀オペが効いており、マーケットに現物、いわゆるモノが出てこない状況で、レポGCの運用サイドが強くなっている。』(上記URLより)

ということで昨日もTKRRは低下するわ現先レート下がるわですけれども、昨日も申し上げておりますように政策金利とかの思惑とかと関係なく需給オンリーで低下しているというのが質が悪い訳で、まあつまり市場機能低下コースですよねという話なのですが、真面目な話、短期市場での担保不足でレポ現先市場が完全に殲滅(瞬間的に悲惨な事になっている分にはまあ何とかなると思いますがそれが恒常化して市場そのものが消滅しちゃうと、という意味である)されてしまうと色々と悪影響が出てくると思うのですけど。

前回の量的緩和の時は何だかんだ言って関係者が市場機能維持のために無理して頑張っていたように見えますが、今回はたぶんそういう無理無理攻撃は出ないと思う(オペのやり方とかに違いがあるので)ので、本当の本当に不味い事になるリスクはあると思うんですけどねえ。

ちなみに当座預金残高は昨日は華麗に91兆円でありまする。
[外部リンク] 913,900


○決定会合議事要旨ネタの続き:物価に関連して

昨日の続きです。
[外部リンク] 年物国債の金利は0.7%台で推移しており、絶対水準としては4月初の緩和前に比べて上昇しています。しかしながら、米国金利の上昇がドイツや英国の金利を押し上げているのに対し、わが国の金利は足もと横ばい圏内で低位に止まっており、日本銀行による強力な金融緩和が長期金利の上昇圧力を強く抑え込んでいることが分かります(図表6)。』

まあ日本よりも景気がうんこそうな欧州金利の上昇と比較されますとそうですねと言う所ではあります。もちろん日本の債券市場の皆様におかれましては「そうは言っても2年(つーかあと1年半)で2%なんて行くかよヴォケ」と思っている方が殆どだという事情もあると思いますけれどもね。

しかしこのあとははあそうですかという感じですが引用だけ。

『このような極めて緩和的な金融環境のもとで、振れを伴いながらも為替は円安方向で推移し、株価も基調的に上昇してきています。銀行貸出も、大手行の貸出姿勢が積極化してきているなかで、残高の前年比増加率も月を追って拡大してきています(図表7)。』

預金も伸びてますがね。

『また、昨日公表された8月のマネーストックをみると、広義流動性の前年比伸び率が+3.5%と、2007 年3月以来の高い伸びとなっており、特に今年度入り後は、金銭の信託や投資信託の伸びが加速しています。経済主体におけるポートフォリオリバランスの動きはまだ緒に就いたばかりですが、これまでの緩和効果がじわじわと染み出し始めてきている姿もうかがわれ、今後の動向に注目していきたいと考えています。』

ほうほう。


・経済物価情勢に「前向きの循環メカニズム」連呼無しとな!!!

以降が経済物価情勢の話なのですが、見通しの辺りではこんな話を。

『以上が経済・物価情勢の現状ですが、当面の見通しについて見てみますと、まず、景気については、国内需要の底堅さと海外経済の持ち直しを背景に、緩やかな回復を続けていくとみられます。』

9月会合の声明文で従来この背景部分をカットしているのですが、石田さんの説明は8月までの声明文と同じ言い方になっているのがチャーミングではないかと思う訳で、つまり声明文や月報でしめされ、会見で総裁が連呼しまくった「前向きの循環メカニズム」を強調しませんよねというお話ではないかと勝手に邪推しましたが他意は無かったりするかもしれません(^^)。

ちなみに、前向きの循環メカニズム云々については最後から2番目の章の『.デフレ脱却に向けて』の中で登場しています。

『わが国の経済は、ようやく緩やかに回復しているという状況であり、景気の前向きな循環メカニズムが働き始めている極めて重要な時期にあります。』

ということで、まあ恐らくは9月決定会合後の会見で黒田総裁が示した進軍ラッパ吹きまくりモードと比較して慎重なんじゃないの、とは思ったのですけどどうでしょうかね。


・先行きには輸出の押し上げが必要という認識

先行きに関する話でもこれはほほうという感じでして、どちらかと言うと現在の中心的なビューって進軍ラッパモードで国内の前向き循環メカニズムでヒャッハーですよみたいな感じになっているので、この石田さんのビューはちょっと新鮮でございましたぞな。

『わが国経済がこうした見通しのとおり展開していくためには、生産の水準がしっかりと上昇していくかどうかが課題になるとみています。』

なるなる。

『足もとでは、鉱工業生産のレベルは、依然として前年上期の水準を下回っています。これは、輸出の増加ペースが鈍いことによるとみられますが、その結果として、設備投資の増加に弾みがつきにくく、これがまた生産の伸びを抑えるという構図となっています。』

んだんだ。

『従来、わが国経済の回復は輸出が牽引役となるパターンがほとんどでした。今回の回復局面では、内需に対応する個人消費や住宅投資、公共投資が引っ張っていますが、そろそろ輸出がしっかりと牽引役になる必要があります。』

キタコレ。

『足もと輸出の改善ペースが鈍い背景として、一部業種における競争力の低下や震災以降加速した海外生産移管、部品の現地調達の拡充などの構造要因が影響している面もあると考えられます。しかしながら、今後、わが国経済が安定した回復経路に復していくためには、輸出の持ち直しが必要であり、その点から海外経済の動向がカギになると考えています。』

ということで、その肝心の海外に関しては先行き見通しは兎も角、ここまでは若干下振れて推移しているということで、その海外をこうやって持ち出している辺り、まあ石田さんはやや景気に慎重なんでしょうなあという事になるかと思います。つーかそもそも日銀の見通しがカンカンの強気なのですけれども。


・デフレ脱却に向けてという説明部分が今回の石田さんの一番の強調ポイントと見ましたと

期待でフィリップスカーブが云々という話をしておりませんで、まあ極めて現実的な話をしているのが印象的でございます。この講演の中の『.デフレ脱却に向けて』の『2.デフレ脱却に向けて』が実にいい感じなのでこの部分全部引用。

『このように、日本銀行は、消費者物価の前年比上昇率2%の「物価安定の目標」を実現するため、強力な金融緩和政策を行っているところですが、政府・日銀の共同声明にもあるとおり、それにより物価安定のもとでの持続的な経済成長を実現していかなければなりません。』

というマクラはさておきまして、

『多くの人々は、デフレから脱却することによって景気が良くなる、暮らしが楽になると考えています。しかしながら、デフレ脱却を目指し、物価が上がっていった時、所得がこれに見合って増えていかなければ、一時的に経済が成長するとしても持続することはできません。家計の実質購買力が低下することで消費が落ち込み、景気は悪くなってしまいます。これではデフレ脱却を目指す意味がありません。』

全くもってその通りでございますが、何かデフレ脱却=景気回復=全て幸せみたいなプロパガンダがありますよねえ。

『わが国の経済は、ようやく緩やかに回復しているという状況であり、景気の前向きな循環メカニズムが働き始めている極めて重要な時期にあります。』

これは先ほど引用した部分です。

『そうしたなか、先行き2014 年度からは消費者物価の上昇幅が大きくなることが見込まれており、足もとの景気回復を安定的な成長軌道に乗せていくためには、名目所得がしっかりと増加していく必要があります(図表16)。』

(;∀;)イイハナシタ゛ナー

『それが可能となるためには、まずは、景気の前向きな勢いを保つとともに、企業収益の水準が全体として十分高まっていくことが前提となります。そのうえで、わが国経済の将来に対する懸念を払拭し、成長期待を確保する必要があります。そのためには、共同声明にあるように、日本銀行がしっかりと強力な金融緩和を実施し、「物価安定の目標」の達成を目指す一方、政府においては、機動的な財政出動と成長戦略の確実な実行、財政に対する信認の確保が極めて重要です。』

何せ今回は日銀やることやってる(というか市場壊滅状態で悲鳴状態になりつつある位の勢いだが)ので政府に言う事言わないといけませんね。

『消費支出が安定的に拡大するためには、所得増加の源泉は、元々変動する特別給与よりも、名目賃金の4分の3を占め、変動が少なく安定的とされる所定内賃金の増加がより効果的であり、望ましいと言えます。この観点から、21 世紀に入ってからほとんど実施されなかったベースアップが2014 年度からできる限り幅広く復活・実施されることが極めて意味あるものと考えます。』

是非石田委員の出身母体であります所の金融業界にそれをお願いしたいところですな(^^)。

『わが国では、長年にわたり所得の停滞が続き、物価が上がらないという状況のもとで、デフレマインドが定着してきたのだと思います。この先、経済が成長し、物価が上昇し、それに対して所得がしっかり増加していくという実績が出てくれば、人々のデフレマインドが転換し、真のデフレ脱却に大きく近づくものと考えております。』

つーことで名目の所定内賃金上昇という意味からも消費税上がった方が「消費税上がったんだからベースアップしましょうよ」という話になるので(ただの両建てではあるが)はないかと思いますけどどうなんでしょうか(期待し過ぎ??)。
 


お題「市場メモ雑談/山本幸三先生の直球正論/8月会合議事要旨より少々」   2013/09/11(水)08:02:28  
  あいやー
[外部リンク]
更新日時: 2013/09/10 16:03 JST

つーことで昨日の債券市場も雨株が上昇しようが日株が上昇しようが知らんがなという貫録の展開を示しまして上昇。しかも昨日はカーブがブルフラット(引けベースでまあ先物から10年がパラで後ろが5糸フラットしているという形だが)ということで、10年カレントで0.7台前半という位置でブルフラットとなという大変に素敵な展開。

いやーしかし何でまたこのタイミングで買いですねんという所で、雇用統計を受けて一旦米債は戻りましたけれども、FEDのTaperingに関しては結局9月実施の市場コンセンサスは動かず(エバンスとウィリアムスが結局Taperingを年内のどこかにやるでしょという見解を示したのもデカイと思う)という事なので、雇用統計で買いが来た訳でもないと思いますが、はてさて何がこの買いのドライバーなのよと。

まー何ですな、大体からして消費税の問題とかTaperingの問題とか、足元においては債券の購入を「様子見」するネタがうじゃうじゃしていましたし、その辺がいつまで経っても不透明だったので、その「様子見」期間が長くなればなるほど皆さん徐々にショートになっていくとゆーことで(ただしこの場合運用対象資産が増減していないのが前提にありますけど)、どこかで買わないと〜という人たちが居て、買いがいったん入ると「俺も俺も」状態になってうひょーとなるの図みたいな所っすかねえ良く判らんけどというお話なんでしょうかね。

でまあ確かにTaperingについては雇用統計見た時にはビビりましたけど(^^)、どうも来週のFOMCで実施の絵が出るという話で落ち着きそうなのと、消費税に関してもGDP2次速報が強い(予想通りだが)し、神風のように東京五輪ネタが投下されたので、まあ大丈夫でしょ(ちなみにアタクシは逆に安倍ちゃんが五輪はワシが育てた状態の高揚感で消費税延期を決めるリスクもあるかなとは思いますけどまあ順当に考えれば延期する理由を作る方が難しいわな)という所で、その辺の不透明感後退で買いの言い訳が出来たという事なのかも知れませんが、その辺の背景については買っている人に聞くしかごじゃりませんな。


・TKRRェ・・・・・・・・・

東京レポレート
[外部リンク] (1)
更新日時: 2013/09/10 17:52 JST

『9月10日(ブルームバーグ):自民党の山本幸三元経済産業副大臣(党税制調査会幹事)は「デフレ脱却と消費税率引き上げは関係ない」と述べ、安倍晋三首相は予定通り2014年4月からの税率8%への引き上げを早期に決断するよう求めた。先送りすれば外人投資家が日本株や日本国債の売りに走り、株安・債券安・円高を招いてアベノミクスが市場に与えた効果が「吹き飛んでしまう」
と警鐘を鳴らした。』(上記URLより、以下同様)

ということで山本幸三先生登場ですが、まさかの真正マネタリスト炸裂の巻ですよ!

『9日のブルームバーグ・ニュースのインタビューで語った。山本氏はデフレ脱却のために日銀が通貨供給量を増やすよう長年主張してきたリフレ派の代表的論客で、安倍首相とは野党時代に金融政策の勉強会を重ねてきた。首相のブレーンである浜田宏一内閣官房参与らはデフレ脱却途上での8%への増税に慎重な発言を繰り返しているが、山本氏がこれに異論を唱えた形だ。』

山本さんがこういう話をするというのは安倍ちゃんに影響あるんじゃネーノとか思うのですけれども、この辺の人たちの力関係(?)がさっぱりワカラン(そもそも興味無いのでとか言ってしまうと身も蓋もないですかそうですか)のですけどね。

『山本氏は「デフレは貨幣現象であり、貨幣を増やせば自動的に脱却する。日銀が一生懸命にやっているのでそれを進めればいい」と増税慎重論をけん制。』

実に首尾一貫したスタンスで、どこかの誰かさんたちの場合のように、一つ一つの理屈はそらまあその通りなのですが、説明とか主張についてあんさんこの前の話と違うじゃねえのというような風情が非常に色濃く漂う人たちとは大違いで、こういう所山本幸三先生の主張って(貨幣的現象だけで済みゃ苦労しねえだろという意味で全く賛成はしないけど)好感持てますなあ。

『その上で、「何かショックが出てきそうだったら日銀の追加緩和、それが基本だ。日銀が十分にお金を出しさえすれば経済が悪くなっていくことはない」とも述べた。同氏は8日、首相に電子メールを送り、早期の増税決断を求めたという。』

>同氏は8日、首相に電子メールを送り、早期の増税決断を求めたという
>同氏は8日、首相に電子メールを送り、早期の増税決断を求めたという
>同氏は8日、首相に電子メールを送り、早期の増税決断を求めたという

増税反対派の皆様のご感想を是非ともお願いいたしたい訳ですが(^^)。

『浜田氏は8月27日に開かれた「今後の経済財政動向等についての集中点検会合」に提出した資料で「消費増税は障害のきっかけになり得る」と指摘し、増税の1年延期か、引き上げ幅を縮小するよう提案。本田悦郎内閣官房参与も31日、引き上げ幅縮小を求めていた。』

わざわざおまけをつけて面白がってるなブルームバーグニュース^^;


・安倍ちゃんの指示・・・・・・はただの普通の指示だったようで

[外部リンク]
更新日時: 2013/09/10 16:51 JST

『9月10日(ブルームバーグ):安倍晋三首相は10日午後開いた閣議後の閣僚懇談会で、今月末をめどに成長戦略を含めた「経済政策パッケージ」を取りまとめるよう指示した。麻生太郎財務相と甘利明経済再生担当相が閣議後会見で明らかにした。財政規模や内容などは今後、各省からの要望を基に両相を中心に検討する。』(上記URLより)

このニュース共同が速報した時には「消費税増税を前提に」みたいなヘッドラインが思いっきり出ていまして、いやまあ確かに記事にあるように増税した場合の対策も考えてちょというのはあるのですけれども、相変わらず増税が先にありきっぽい報道バイアスが掛かっているのが中々チャーミングでございましたぞな、はい。


○8月決定会合議事要旨である

[外部リンク]
 


お題「景気ウォッチャーとか/ニュース雑談+クリップ/金融経済月報比較である」   2013/09/10(火)08:02:19  
  引き続き情勢は流動的なようですね・・・・・・・
[外部リンク] 09月 10日 03:16 JST


○コストプッシュの影響が出ているようにも見えるのですが

[外部リンク] 『8月の現状判断DIは、前月比1.1ポイント低下の 51.2となり、依然高水準ながら5か月連続で低下した。』

『家計動向関連DIは、高額品や新型車の販売が好調だったものの、猛暑や豪雨でコンビニエンスストアやサービス関連で客足が減少したこと等から低下した。』

『企業動向関連DIは、夏休みの影響もあって、一部の企業で受注や生産の増加に一服感がみられたこと等から低下した。雇用関連DIは、建設業等で求人が増加したこと等から上昇した。』

『8月の先行き判断DIは、前月比2.4ポイント低下の51.2となり、依然高水準ながら2か月ぶりに低下した。』

『先行き判断DIについては、政策効果に加え、消費税引上げ前の駆込み需要等への期待感がみられるものの、電気料金等の上昇や、消費税引上げによるマインド低下への懸念等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で低下した。以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかに持ち直している」とまとめられる。』

ということで水準は引き続き50越えなのですが、昨年末から一気にマインド改善して今年の3月にピークを迎えてそこからじり安状態になっているというのは何ちゅうか円安株高にデフレ脱却ネタでウヒョーとなってはみたものの、実際問題としてはコストプッシュでの物価上昇が徐々にディマンドに影響を与えてきているとかそういう絵にも見えるだけに微妙にこうアレでございますな。

ちなみに3月調査の抜粋はこんな感じでして、年末からウヒョーとなっていたのは良く判りますな、うんうん。

[外部リンク] 09月 10日 03:02 JST

ということで雇用統計を受けても今月Taperingという方が多いみたいですな。


でまあこういうのはベンダーのヘッドライン詐欺の場合があるから本当は講演本文を読まないと何とも言えないのですが、誠に遺憾ながらそこまでの時間が無いので。

エバンスさん
[外部リンク] 更新日時: 2013/09/07 03:12 JST

というヘッドラインになっているけれども見通しとしては「景気見通しが今後も改善するので今年中にTapering開始するでしょう」という話みたいで。


ウィリアムスさん
[外部リンク]
更新日時: 2013/09/10 02:25 JST

アセットバブルとなという所ですが、まあ方向性として雇用が悪化している訳では無く、さらにQEの規模が拡大していく事によって出口政策の困難性が高まったりするような、まあよーするに「これ以上のQE拡大の効果と副作用を考えた場合に副作用が効果を上回るのではないか」ってな話になっているのであればTapering開始というのは分かりやすいという事になります。

ただまあ昨日も申し上げておりますように、とりあえず「労働市場の顕著な改善」というのをQE政策の拡大停止の判断材料にしているので話がヤヤコシヤとなっている訳で、もし9月にTapering実施するなら「労働市場の改善は継続している」に加えて「これ以上のQE拡大の効果と副作用を考えた場合」というのを入れた方が本当はスッキリするのですが、ただまあこの場合の問題点として「次に何かあった時にもう効かないと言ってしまったのでQEが使えなくなる」という禿しく残念な事になるので、まあ難しいのかもしれませんね。


○こりはびっくり

昨日の債券市場
[外部リンク]
更新日時: 2013/09/09 16:08 JST

どう見ても東京五輪効果で株が盛大に上昇するでしょうという中(まあ指数的に見ると寄りで飛んだけどその後はだらっとしてましたが)でも債券様は貫録の大してサガランチ会長でスタートしてその後何か知らんがじりじりと上昇して後場も上昇の巻となっていました。

まあ確かに為替が100円台乗ったと思ったら結局ドル伸びなくて99円台に戻ったり、株価指数も寄りが天井みたいなプライスアクションだったからというのはあると思いますが、何気に昨日は先物近辺が一番強いものの超長期とかもそこそこ付いて来ていたりするので、まあ引値表的には先物主導ですけれども、先物だけが引っ張った相場というよりはキャッシュも効果あったんでしょよー判らんけど。

まあいずれにせよびっくらの金利低下でありました事よということですが、GDP改定値が予想通りの数値で出てきて消費税も無事に行くでしょうというのもあったのかも知れません(ほとんどコジツケ)けれどもね。


○消費税関連ニュースクリップ

ということで消費税関連ですが。

[外部リンク] 4時21分

『9日発表されたことし4月から6月までのGDPの改定値は、年率に換算した伸び率でプラス3.8%となり、先月の速報段階のプラス2.6%から上方修正されました。これは、法律に従って来年4月に消費税率を8%に引き上げるかどうかの判断材料として注目されていた経済指標で、政府内では、「税率の引き上げに向けた好材料が追加された」という指摘や、「引き上げない理由を探すほうが難しい」などという意見が出ています。』(上記URLより)

今朝の公共放送ニュースではまあこういう感じで、一応流れとしては予定通り消費税引き上げでGoという感じなんですかね。


本田内閣参与が早速インタビューに答えています
[外部リンク] 09月 9日 11:51 JST

『来年4月に消費税を予定通り3%引き上げればアベノミクスのレジームチェンジ(体制転換)に対する疑念が生じ、白川方明前日銀総裁時代のデフレに戻る可能性がある、との懸念を表明し、持論である毎年1%ずつの小刻み増税を主張した。本田参与は、GDPの上方修正は「アベノミクスの政策効果が効いている証拠」と指摘。「デフレ脱却プロセスにあるが、脱却はしておらず、経済の自律的回復過程にも入ってはいない」とし、「来年4月の3%増税は『金の卵』を壊すようなもの」と強く警戒した。』(上記URLより)

いやあのレジームチェンジするので消費税引き上げ見送りというのであれば最初からその話をして選挙とかやってよなどと思うのですけれども、まあよーするに足元の景気は回復の初期段階なのでまだダメという話で、黒田総裁とは認識全く異なりますねという話っすな、うんうん。

しかしこの方々もアベノミクス大勝利でそれ見たことかと言ってみたり、回復は初期段階だから消費税上げなんぞ持っての他と言ってみたり、その場その場の話はロジカルに完結しているのですが、話を全部繋ぎ合わせると結局どっちですねんと申し上げたくなる所ではございまする。


なお、消費税増税に付随する話ですが・・・・・・・

甘利さん
[外部リンク] 09月 9日 16:20 JST

なお、皆様もご案内の通り最終的には短観見て判断となりそうですが、東京五輪でヒャッハーという気分の中での短観だったらまあ良い内容出るんじゃないですかね、よー知らんけど(^^)。

そして真打の登場キタコレ
[外部リンク] 消費増税には経済対策必要
9月9日 13時53分

『自民党の二階総務会長代行は、沖縄県で記者団に対し、消費税率の引き上げについて、景気を悪化させてかえって税収が落ち込むことにならないよう、十分な経済対策を講じる必要があるという認識を示しました。』(上記URLより)

・・・・・・・・・うむ、二階先生が仰ると実にこうキターという感じがしますな、うんうん(^^)。


○金融経済月報比較を少々

[外部リンク] 例によって「概要」だけで勘弁。

・現状判断

『わが国の景気は、緩やかに回復している。』(今回)
『わが国の景気は、緩やかに回復しつつある。』(前回)

だいたいこの辺りは決定会合声明文と同じなのですけどね。

『海外経済は、一部に緩慢な動きもみられているが、全体としては徐々に持ち直しに向かっている。そうしたもとで、輸出は持ち直し傾向にある。』(今回)
『海外経済は、一部に緩慢な動きもみられているが、全体としては徐々に持ち直しに向かっている。そうしたもとで、輸出は持ち直している。』(前回)

海外経済は変わらないけど輸出の判断は若干低下。

『設備投資は、企業収益が改善するなかで、持ち直しつつある。』(今回)
『設備投資は、企業収益が改善するなかで下げ止まっており、持ち直しに向かう動きもみられている。』(前回)

設備投資判断は引上げ。

『公共投資は増加を続けており、住宅投資も持ち直しが明確になっている。個人消費は、雇用・所得環境に改善の動きがみられるなかで、引き続き底堅く推移している。以上の内外需要を反映して、鉱工業生産は緩やかに増加している。』(今回)

『公共投資は増加を続けており、住宅投資も持ち直しが明確になっている。個人消費は、消費者マインドが改善するもとで、引き続き底堅く推移している。以上の内外需要を反映して、鉱工業生産は緩やかに増加している。』(前回)

で、例の「雇用所得環境改善」については声明文と同様にここで書かれています。全体的な結果については変更無いのですが、この「マインド改善」が「前向きの循環」となる「雇用所得環境の改善」になったのはまあ大きい、という話は先日も申し上げた通りであります。


・先行き見通し

『先行きのわが国経済は、緩やかな回復を続けていくとみられる。』(今回)
『先行きのわが国経済は、国内需要の底堅さと海外経済の持ち直しを背景に、緩やかに回復していくと考えられる。』(前回)

ということで表現がすっきり系になったのはこれまた声明文と同様。

『輸出は、海外経済の持ち直しなどを背景に、緩やかに増加していくと考えられる。』(今回)
『輸出は、海外経済の持ち直しなどを背景に、緩やかに増加していくと考えられる。』(前回)

輸出は同じ。

『国内需要については、公共投資が各種経済対策の効果から引き続き増加傾向をたどり、住宅投資も増加していくとみられる。設備投資は、企業収益が改善を続けるなかで、緩やかな増加基調をたどると予想される。』(今回)

『国内需要については、公共投資が各種経済対策の効果から引き続き増加傾向をたどり、住宅投資も増加していくとみられる。設備投資は、企業収益が改善を続けるなかで、防災・エネルギー関連の投資もあって、緩やかな増加基調をたどると予想される。』(前回)

需要、投資に関しての見通し自体は同じなのですが、こちらでも設備投資の所で従来入っていた「防災エネルギー関連の投資」というのが外れておりまして、これは要するに「こういうものがあるから伸びるんですよ!などと言うまでもなく全般的に投資が伸びるでしょう」という事になりますので、これまた先行きの自信度が上昇しています。

『個人消費も、雇用・所得環境の改善に支えられて、引き続き底堅く推移するとみられる。こうしたもとで、鉱工業生産は緩やかな増加を続けると考えられる。』(今回)
『個人消費も、雇用・所得環境の改善に支えられて、引き続き底堅く推移するとみられる。こうしたもとで、鉱工業生産は緩やかな増加を続けると考えられる。』(前回)

で、こちらを見ると分かりますように、前回の金融経済月報時点で「雇用所得環境の改善」という話をしておりまして、今回はその見通し通りに進行しており、この前向きの循環メカニズムに対して自信を深めたので声明文や会見で進軍ラッパを吹きましたという事になる訳ですね、うんうん。


・リスク要因

『この間、世界経済を巡る不確実性は引き続き大きい。』(今回)
『この間、世界経済を巡る不確実性は引き続き大きい。』(前回)

ということでここは相変わらずのあっさり味。


・物価

『物価の現状について、国内企業物価を3か月前比でみると、国際商品市況や為替相場の動きを背景に、緩やかに上昇している。消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、0%台後半となっている。』(今回)
『物価の現状について、国内企業物価を3か月前比でみると、国際商品市況や為替相場の動きを背景に、上昇幅が縮小している。消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、プラスに転じている。』(前回)

ここはまあ数字が出ている話なのであまりどうのこうのというのは無いですな。

『予想物価上昇率は、全体として上昇しているとみられる。』(今回)
『予想物価上昇率は、全体として上昇しているとみられる。』(前回)

例によって同じなのですが、今回は図表30(PDFの50枚目)で前回は図表28(PDFの47枚目)になりますが、相変わらずグラフの横軸の期間が長くて直近の動きの変化が見にくいったらありゃしないのですが、どうも見てるとクイックのサーベイと物価連動国債のBEIについては前月対比低下しているように見えるのですが全体として上昇ですかそうですか・・・・・・・・・・

なお、例によって例の如くですが、この予想物価上昇率に関しては細かい説明は本文でもございませんでして、本文のほうでは、

『この間、予想物価上昇率は、全体として上昇しているとみられる(図表30)。』(今回の本文15ページ)

ということで、これまた毎度毎度の話ですが、細かいブレークダウンの話は華麗にスルーしていますな。


『物価の先行きについてみると、国内企業物価は、当面、緩やかな上昇を続けるとみられる。消費者物価の前年比は、プラス幅を次第に拡大していくとみられる。』(今回)
『物価の先行きについてみると、国内企業物価は、当面、緩やかに上昇するとみられる。消費者物価の前年比は、プラス幅を次第に拡大していくとみられる。』(前回)

ということで先行きもほぼ同じ見方で、国内企業物価に関して「上昇する」が「上昇を続ける」に変わった位ですにゃ。


・金融環境はアクチュアルの数値部分以外の変更は無いです

金融環境に関する部分ですが、アクチュアルの数値(MBの伸び率とか市場の価格とか)に関する部分がリバイスされていますが、他の部分に関する認識についての文言変更はありませんでしたので、今回分を引用だけしておきますね。

『わが国の金融環境は、緩和した状態にある。』(今回)

『マネタリーベースは、日本銀行による資産買入れが進捗するなか、大幅に増加しており、前年比は4割台前半の伸びとなっている。企業の資金調達コストは低水準で推移している。資金供給面では、企業からみた金融機関の貸出態度は、改善傾向が続いている。CP市場では、良好な発行環境が続いている。社債市場の発行環境についても、総じてみれば、良好な状態が続いている。資金需要面をみると、運転資金や企業買収関連を中心に、緩やかに増加している。』(今回)

『以上のような環境のもとで、企業の資金調達動向をみると、銀行貸出残高の前年比は、2%台前半のプラスとなっている。CP・社債の発行残高の前年比は、プラスとなっている。企業の資金繰りは、総じてみれば、改善した状態にある。この間、マネーストックの前年比は、3%台後半の伸びとなっている。』(今回)

『金融市況をみると、短期金融市場では、オーバーナイト物コールレート(加重平均値)は0.1%を下回る水準で推移しており、ターム物金利は横ばい圏内の動きとなっている。前月と比べ、円の対ドル相場は下落している。この間、長期金利および株価は前月と概ね同じ水準となっている。』(今回)

ということで、だいたい声明文比較で確認した事と概ね同じだし、予想物価上昇率の辺りに関しては引き続きの華麗にスルー攻撃は続くの巻という所でございますにゃ。
 

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