FPeye エフピーアイ
ホーム プライバシー・ポリシー サイトマップ お問い合わせ ブックマーク
サービスのご案内 コンテンツのご案内 会社のご案内 入会のご案内 入会のお申込み



 
コード・銘柄名・証券会社・キーワードなどから関連記事が検索できます。
 
個別株シストレ〜トランプ式投資術
今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)
日経225先物マーケットプロファイル
データベース
レーティング一覧
過去のSQ値一覧


やぶのマーケットコメント
ディーリングコンパス
レーティング  [ レーティング基準 ]
ロングターム
裏街エレジー(割り切り系の銘柄や裏事情など)
ウィークリーレポート


エディターズROOM
レッスンページ
リンク集
FPeyeの歩き方
解約申請フォーム


 (無料会員様専用)
無料メルマガの設定が出来ます。

無料IDの取得はコチラから
※無料メルマガ配信開始!!
 
 (有料会員様専用)
株価の閲覧や有料会員様専用メルマガの設定が出来ます。
 
株式用語・経済用語検索 new
 
株用語のが検索できます。
 
上場企業一覧集

更新
自動更新 あり なし
お知らせ音 あり なし
※ COOKIEを有効にして下さい。



北浜の本社ビル1Fに証券カフェバー
Cafe FPeye がOPENしました。

北浜の証券カフェバー「Cafe FPeye(カフェ エフピーアイ)」
弊社代表取締役   藤ノ井俊樹 著
"実践的"投資研究家 盛岩外四 著
FXチャート自由自在
好評発売中!
ビンボー万歳!
むらやん(村上直樹):著
サガー・ジロー:イラスト

好評発売中!
弊社投資アドバイザー 泉 雅浩
コードワン投資研究所 緒方史法 著

でっかく儲かる! 資源株のすべて
好評発売中!
  弊社代表取締役 藤ノ井俊樹 著
個人投資家のための信用取引自由自在藤ノ井俊樹 著「個人投資家のための信用取引自由自在」
好評発売中!
無料銘柄相談 受付中!   無料銘柄相談
受付中!
  弊社代表 藤ノ井俊樹の「ロング・ショート戦略で自由自在 株式トレード必勝セミナー」
DVDがパンローリング社から発売になりました。
FPeye エフピーアイ 株情報のモバイルサイト モバイルサイト
金融商品仲介業のフォーキャストパートナーズ
金融商品仲介業のフォーキャストパートナーズ
 
「ストップ高」直撃ブログ
専業デイトレーダーむらやんのトレード日記。日々の取引履歴と資産残高を毎日公開している注目ブログです。
カブ知恵
雑誌等でおなじみの藤井英敏が、豊富な人脈を生かして「カブ知恵」だからこその新鮮な株式情報をお送りしています。まずは、カブ知恵HPへアクセス!!

今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)

表示件数
日付範囲 日 〜
タイトル   AND  OR 
本  文   AND  OR 
  

全部で 12件 の記事があります。(表示:1−12)


お題「短国金利若干上昇ではありますが/2年で2%の落とし前について雑考(今回は頭出し)」   2014/08/29(金)08:05:31  
  色々とツッコミどころの多そうなニュースですな・・・・・・・・・
[外部リンク] 13:15

○市場雑談というかメモ

市場雑談と言えば10年の金利がじりじり下がったりしている件なのでしょうけれども、どうもこう戻り高値更新に対してヒャッハー感が無いのでネタらしいネタが無かったりするのですよね〜(--;

・3M入札は久々に平均も3bp台

[外部リンク] 99円99銭0厘5毛 (募入最高利回り)(0.0381%)
(4)募入最低価格における案分比率 16.1517%
(5)募入平均価格 99円99銭1厘4毛 (募入平均利回り)(0.0344%)

ということで久々の3bp台になって参りましたが、ここもと(そんなに短国の在庫が重いとも思えないのですが)GCレートが妙にサガランチ会長になっている上に、9月は国債償還要因があるからそんなに短国買入が盛大に入らないのでは(ただしこれは日銀がどの位MBの進捗を四半期末の帳尻で行おうとするのかによって全然違ってくるので注意)とか、欧州追加緩和ネタはあるけどまあ超短い所に関しては実際に金利アクションが起きる前にそう思惑で馬鹿下げという訳にもいかない(3か月で償還来るから実際に利下げが起きる前に償還したら間抜けにも程があるぞな)でしょうし、買入オペ狙いトレードするのも3か月じゃリターンの割に在庫抱えた時のリスクが大きい(GCが高いから)という辺りですかねえ良く判らんですけど。

とは言いましてもすっかりここもと3bp割れの新発を見慣れておりますので、3台半ばとかになってしまいますと安く見えてしまう(全然安くないのだが^^)のでまあ捌けるという所ではないかと思われます。いずれにせよ日銀の無慈悲短国買入次第で需給が振れるという状態になっていて、完全に短期国債市場については日銀の買い過ぎで市場が壊れた形になっていま
わなというのは毎度の指摘の通りですけどね。


・固定金利オペ

27日オファー分の結果(固定オペの結果のみ)
[外部リンク]
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式>(8月29日スタート分) 6,085 6,085

28日オファー分の結果
[外部リンク] 1,470 1,470

29日スタート分は過去の1年シグナルオペの慣れの果て分だったので12095億円の折り返しが6085億円に減りやがりましたなという所で、1日スタート分は通常の3か月で1440億円の折り返しになっていまして、ロールが終わった所で固定金利オペ残高がまたまた10兆をちょっと割るという数値になるのですが、9月は固定金利オペの落ちが少ない(1日落ち分も含めて1兆円ほど)のでMB積み上げの「その他」部分的にはここで大きなブレ要因にはならないでしょうな。でまあ9月は貸出増加支援オペの(新方式後の)2回目が炸裂なのですが、まあこちらでそんなに残高出ないでしょうから来月の「その他」部分に関してはMB拡大の着地(というか帳尻)をどこに置くかで大体決まるという感じになるんでしょうね。



○「2年で2%」雑考

昨日付けた国会会議録情報のリンクですけれども、あれは自分で検索とかをした直後だと直リンでページが開くのですが、普通に踏むとセッション時間切れになってしまうのですねすいませんすいません。

ということでまずは浜田先生のお告げから。

[外部リンク] 08月 27日 18:58 JST

まあ浜田先生が「2年2%にこだわらない」と仰せになるのは今に始まった事ではないので特段のサプライズでは無くてはいはいまたですねという所ではありますけど・・・・・・・・・・・・

『GDPや個人消費など足元のさえない指標を受け、市場では日銀による追加緩和観測も再燃しつつあるが、消費増税による反動減の影響という「ショックが発生している時に、金融政策の先行きを足元の数字で決めることは適切ではない」と語った。』(上記URLより、以下同様)

ほうほう追加緩和催促ではないとな。

『その上で、供給制約が意識されている中で「それを無視して需要を付ければ、(供給の)天井にぶつかり、金融緩和を続けていくこと自体ができなくなってしまう」と主張。一段の緩和によってインフレが生じる可能性にも言及し、「私はインフレが欲しいわけではない。(日銀が目標に掲げる)2年で物価2%にこだわる必要はない」との見解も示した。』

供給制約による物価上昇論なのですが、供給制約によって物価が上昇した場合って一段の緩和でインフレというよりは、供給制約によって物価が上昇した場合はコストプッシュ的な状況なので、上昇した物価によって需要に悪影響なのでサステイナブルでは無いというような話のような気もするんですけど、まあそれは兎も角として・・・・・・・・・・


2年で2%の看板なのですけど、これに関しては昨日一昨日とお笑いネタにしてしまったジャクソンホールでの黒田総裁の講演からしますとですね・・・・・・・・・・

[外部リンク] 『日本銀行の物価安定の目標は、そうしたメカニズムの中で、企業が賃金を決定する際のメルクマールとなり得るものです。』

というのに「見える手」というのに掛かっているというのが話の本意でして(ですよね???)、要するにこの「2%」の看板を思いっきり掲げるのが重要という主張は全くぶれていないのが黒田緩和のポイントになっている(その部分には野党審議委員の反対もありますけど)訳でして、浜田先生の主張する「供給制約による天井論」を敷衍した場合って「2%が(短中期的に)本当に適正な水準なのか」という話に繋がってしまいますのでまあ現在の黒田さん的にそれは引けない所でしょと思います。

それに「2年で実施」という強力なコミットメントを行う事によって期待の転換を図って実質金利の引き下げを行うというのもQQEのもう一つの骨子であって、「中長期的に目指せば良いじゃないの潜在成長力が弱いんだもの」という話をしておりますと期待の転換が図れませんという事に繋がりますので、ここへきて急にひよるというのも難しいと思いますけどねえという所。

いやまあ現実問題考えたら落とし所を模索した方が良いんじゃネーノとか、浜田大先生以前何って仰ってましたっけとかそういう話もありますが(^^)、その辺はスルーしまして今後の政策運営という話を考えますと、まだ2年で2%の達成時期まで半年以上も残っている訳ですからして、こんな所でロジックをひよって落とし所に持って逝くという事は無理としか申し上げようがなく、同様に物価が盛大に落ちでもすれば別ですが、基本的に1%を軽く割れる位でも別に10月展望レポートでシナリオが崩れる訳でも無いのですから、10月緩和とかいうのはまー普通に考えると無いですよねという話になりますという事で。

流れとしては物価が上がってみたものの「こんな筈じゃなかった」という不満が澎湃として沸き起こって、2年で2%を目指す必要は無くて1〜2%位でいいじゃないか的な話が一般ピープルから政治的な動きになってきて外からタオルが飛んでくるという事にならない限り、日銀はQQEのリングで大量緩和のタコ踊りを継続しないといけないという誠にアレな状態が続くものと思われますがどうでしょうかねえ。


○ということで関連で国会ネタサルベージというか久々に会議録鑑賞会

てなわけで国会会議録検索システム
[外部リンク] 参議院 議院運営委員会 13号 平成25年03月12日
183 衆議院 議院運営委員会 12号 平成25年03月05日

ということで、第183回通常国会の議員運営会で行われたのですが(中曽さんとセット)、まずは3月5日の衆議院議員運営委員会から。

衆議院のサイトからも検索できて、こちらからですと会議録に直リンもできます(というか上記の会議録検索システムでも直リンできた筈なのだが久々なのでやり方忘れました)。なお参議院のサイトですと過去30日分は参議院のサイトから検索できるのですが、その前については会議録検索システムで見ろという仕様になっています。

[外部リンク]

会議録検索システムの検索結果だと発言順に発言者と番号が振ってあるのでそちらから見る方が吉なのですが、発言番号で言いますと20番目からがアレ。

・忘れたとは言わせませんよ!!!!!

『○津村委員 はい。失礼いたしました。二%ということを先ほどおっしゃられていましたが、岩田さんは、全責任を負う、マンデートだ、それを市場が信頼するからこそインフレ期待が上がるんだ、それについては現行の日銀法では不十分ということをおっしゃいましたが、これから中央銀行のトップ、副総裁につかれるとなれば、運用で、自分はこうやるんだ、全責任を負うんだということを明確にされることで、ある意味では、岩田さんのおっしゃる今の法の不備といいますか、そこを補っていかれるということだと思います。そこで、お伺いしたいんです。 一つは、二年とおっしゃるのは、この就任の三月から二年後、つまり再来年の春ということでよろしいかというのが一点。それから、もう一つは、全責任を負って市場の信頼をかち取るということですから、それが達成できなかった場合の責任の所在ということははっきりとさせていかなければいけないと思いますが、それは、職を賭すということですか。』

『○岩田参考人 それは当然、就任して最初からの二年でございますが、それを達成できないというのは、やはり責任が自分たちにあるというふうに思いますので、その責任のとり方、一番どれがいいのかはちょっとわかりませんけれども、やはり、最高の責任のとり方は、辞職するということだというふうに認識はしております。』

(;∀;)イイハナシタ゛ナー

『○津村委員 二年間というのは、二年後の春、つまり、二〇一五年の春の消費者物価の上昇率二%ということを目標とされる、そして、最高の責任のとり方としては、職をかけるということでよろしいですね。』

津村さん念押しキタコレ!

『○岩田参考人 それで結構でございます。』

(;∀;)イイハナシタ゛ナー
(;∀;)イイハナシタ゛ナー
(;∀;)イイハナシタ゛ナー

・・・・・・・まあ何ですな、参考人の所信聴取ですから別に嘘こいたから偽証とかいう話にはならないですけれども、国会でこれだけの大口を叩いたのを無かった事にするというのはつまり国民に対して大嘘をついて日銀副総裁にご就任された、というとんでもない話になりますので、こちらにありますように来年の春に消費者物価指数が2%に達していなかったら当然のごとく責任を取って頂くという事でちゃんと落とし前をつけて頂くようにお願い致します。


・なお「消費増税ガー」などという泣き言は不可ですので念の為

津村さんの質疑が続きますがその先の阪口直人委員による質疑ではこのような説明がががが。

発言番号の29からです。

『○阪口委員 日本維新の会の阪口直人でございます。日本維新の会は、改革をとにかく前に進めていく、そして地方の自立を実現していく、そういった基本的な考え、哲学を持っておりますので、本日は、そういった考えに立って質問させていただきたいと思います。さて、特殊法人や霞が関の改革が、スピード感があるかどうかは別として、ある程度進んでくる中で、日銀の組織、これはなかなか進んでいかないということが言われておりますが、日銀の組織の評価と、そして、その改革のあり方について、お考えがあればお聞かせをいただきたいと思います。』

なんじゃこの質問はという所ですが師匠の答弁が実に素敵。

『○岩田参考人 私が一番懸念しているのは、どうも日本銀行が、物価の安定あるいは一%とか二%とかそういうインフレ目標達成を金融政策だけではなかなかできないという立場に立っている。やはり、世界のインフレ目標国のように、物価の安定は責任を持って日銀がやるんだ、中央銀行がやるんだ、そういうような考えをもう少し持っていただきたいというふうに思っておりますので、それが組織上の問題でそうなっているのかどうかよくわかりませんが、私、そういうふうな考え方も、もう少し柔軟になってほしいなという気持ちは持っております。』

ということですので、当然ながら師匠におかれましては来年の春に2%達成できなかった場合には言い訳も泣き言も無く、最高の責任を取って頂けるものと期待しております。いやもちろんアタクシとしては来年の春に2%達成している事を期待しておりますのでそのような事態が起きないように心の底から祈念申し上げておりますけれどもね(棒読み)。


『○阪口委員 岩田候補の、とにかく、そのときの経済や政府の政策のせいにはせず、日銀の責任で二%を達成する、この覚悟、これは大変にすばらしいものだと思います。また、先ほど、それが二年という期間内に達成されなかった場合には責任を負うんだと。このことも、ある意味、きょうは、市場を動かす上での大きな御発言であったかと思います。(以下割愛)』

いやあここでも念を押されていて実に素敵ですが、良く良く考えたら「そのときの経済や政府の政策のせいにはせず」といか「二年という期間内に達成されなかった場合には責任を負うんだと」とか勿論賞賛して話をしているのですが、良く良く考えると中々こうオソロシスな賞賛ですな、うんうん。



・出口政策の話をしているのですが・・・・・・・・・・・・・

さっきの津村さんの質疑の続き。

『○津村委員 私は、失敗してほしいと思っているわけではありません。ぜひ、二年間で頑張っていただきたい。しかし、任期は五年ございます。そうしますと、二年後に目標を達成した残り三年間、ここも大事な職責があるわけで、いわゆる出口戦略について、中央銀行のトップの方はしっかりとシナリオを描いていただきたい。大変大きな国債残高が積み上がって、しかも、長期のものを買おうとおっしゃっているわけですから、なかなかそれを売却するのは難しいと思います。そういう意味では、副総裁候補は、日銀の自己資本はマイナスになってもいいという御発言までされていますけれども、出口戦略について具体的なシナリオをお持ちですか。』

ここで委員長から時間が無いので早くしてというのが入りますがそこは飛ばします。

『○岩田参考人 はい。出口戦略をするためには、国債を、まず売りオペをするというよりも、日銀当座預金の付利を引き上げていって銀行の信用創造を少し抑えるというのが最初の常道だというふうに思っています。それからもう一つ、金融システムの安定化をさせるためにこそ、銀行等にはもう少しデュレーションを短いものにしていただきたい。三年ぐらいまでにしていただきたい。そのためにこそ日本銀行は長期国債を買う、そのかわり短期の国債を民間には持っていただく。そのことをうまく進めるためには、やはり物価連動債を、これはインフレヘッジになりますので、ぜひ発行を再開していただきたい。そうすれば、投資家はインフレヘッジのできる国債を持つということになって、金融システムは安定しますので、出口戦略が非常にやりやすくなるというふうに思っております。』

これ発言がベンダーで出た時も「ナンジャソラ」の声が飛び交っておりましたが、銀行の信用創造がどうのこうのという話(これ全部読むとまあその手の話があるのですが)ということはつまり異次元緩和をすると銀行は自動的に信用創造が拡大という理屈になっているようでして誠にオモシロスと思いますし、物価連動国債を銀行が購入してインフレヘッジって話も(発言が出た時にもツッコミを入れたと思いますが)そもそも論として銀行は負債がインフレ連動している訳ではないですので、そらまあBEIが割安とか儲かるからというような理由で買う事はありますけれども、別にALM的に物価連動国債を買う必要ってない(負債が基本的に預金なのでインフレリスクは無いようなもんだわ)ですし、株も持っていますから別に物国そのものをヘッジで買う必然性ないですし、それで金融システムが安定して出口戦略がやりやすくなるとか中々意味不明で実に心が温まるものを感じます。


#なお、参議院での所信聴取に関しては金融緩和を盛大に行うとどうやって効果があるのかという説明が実に味わいが深いのでまた後日というかネタが無かったら来週月曜にでも(^^)今日は時間切れですすいません
 


お題「ブラード総裁とロックハート総裁のインタビュー記事から/黒田総裁講演@ジャクソンホールの続き」   2014/08/28(木)08:03:56  
  高値更新したところで登場するのがムーシャ先生クオリティ。
[外部リンク] 08月 27日 10:03 JST

○ブラード総裁とロックハート総裁のインタビューから少々

米国のMarketWatchのGreg Robb記者(いつもFOMC後の議長記者会見で登場してくる一人)がジャクソンホールでインタビューしていたようで、月曜に記事が出ておりましたぞな(汗)。

ブラード総裁
[外部リンク] Fed’s Bullard on Europe, asset sales and Yellen’s speech

ロックハート総裁
[外部リンク] Fed’s Lockhart on timing of lift off, ‘highly valued’ markets and more

ということでまあ簡単に(そんなにインタビュー自体も長くは無いが)参ります。まずはブラード総裁から。

・ブラード総裁は景気見通しに強気で政策運営はタカ的と

[外部リンク] 『JACKSON HOLE (MarketWatch)-For a few months now, St. Louis Fed President James Bullard has been saying the first rate increase by the U.S. central bank should come at the end of the first quarter 2015.』

とありますように、利上げ時期に関してタカ的なのは今に始まった話ではありませんがね。

『That puts him ahead of the consensus of the Fed’s policy committee, which sees a rate hike after midyear. But Bullard is often ahead of his colleagues. He was one of the first Fed officials to spell out the need for bond-buying to support the economy. Former Fed Gov. Laurence Meyer ranks Bullard as the Fed official who moved markets most in 2013.』

とありますように、この先生新しいテーマに突っ込んで行くのが好きなお方ですが、まあ市場を動かした云々よりも昨年の場合はスタイン前理事の方が影響が大きかったとは思いますがそれは兎も角。

『Bullard sat down for an interview on the sidelines of the Fed’s Jackson Hole summer retreat. A few highlights: Bullard thinks the economy is on track for 3% growth in the second half, he’s worried about the European economy. On the exit strategy, Bullard said that unlike many of his colleagues, he would be prepared to sell assets from the central bank’s balance sheet and he is worried that Congress might object to the Fed paying interest to excess reserves that the banks are holding at the central bank.』

ということで本職のFed担当記者の方がまとめてしまっているのでこれで終了という説もありますが、それで終了してしまうとアレなので少々引用を。

経済物価見通しに関しては強いという話なのですけれども、ではどんなもんなのかいなという話の質疑から。

『Bullard: Data ebbs and flows and it is hard to read. I think the tracking estimates that I’ve seen for the second half of the year are over 3% still even given the data that you’re describing, so I would say we are still in pretty good shape. We are basically on track for what we expected at this point.』

3%成長を見ているのでまあそもそも強めですわな。

『I think the important thing about inflation is that it has come up off its lows, where it was, and it has come up some. And I certainly wouldn’t expect it to go up in a straight line. So I think that story about inflation coming back to target is very much intact.』

でまあ物価に関しても先行き見通しはFOMC参加者の平均よりも強めの見立てになっています。そうなりますとこういう質問が飛んで来まして・・・・・・・・・

『MarketWatch: Some Fed officials have said inflation can go over 2% for some period, that that wouldn’t be a problem because we have spent so much time below target. What is your sense of that?』

これはコチャラコタ総裁が言う「プライスレベルターゲットを意識して(暫くの間低インフレだったのだから)インフレの上振れを容認すべき」という見解に対してどう思いますかという話っすな。

『Bullard: I actually have inflation going above target in 2015. But part of that is predicated on the momentum in the economy continuing. So we will see if that develops. But that is the way we’re envisioning it in St. Louis. So we’ll see, but that is what we’ve penciled in for our forecast.』

見通しとしては2015年は2%を上回るとの事で強気強気。

『MarketWatch: You’ve said that before in a speech in June. But you didn’t say how long inflation would get over 2% before you got nervous.』

ほうほうそれでそれで?

『Bullard: The way we have it is that it would go to 2.4% by the end of 2015 but then it would be back down at 2%. Of course that is based on some kind of optimal policy assumptions. But no, I don’t think 2% inflation is a cap on inflation. I think you are supposed to hit that on average over time, and various shocks are hitting the economy and that is making inflation bounce around. But on average you should hit your 2%.』

つーことで物価に関しては来年は2.4%まで上昇してその後2%に向けて下がるという想定(ブラード総裁の想定する金融政策運営を前提にしているので、つまりは足元では物価に上昇モメンタムがあって、金融政策の適切な出口政策によってその後落ち着くという見立てなんですな)で、ただ2%は別にシーリングでもハードターゲットでもなくて景気サイクルの間に平均して2%ならヨロシという説明もしていますな。経済物価動向の見立てに関しては合っているのかどうかは知らんが理屈の筋は通っています。

で、リスクについてですが。

『MarketWatch: What could make you more dovish?』

なるほどこういう言い方で質問するのか。

『Bullard: I think the biggest risk right now in the global economy right now is Europe. I am trying to understand the latest data there and the potential for further slowdown. I think this was supposed to be a year of recovery there. They’ve got some geopolitical risks weighing on that economy and I think it would be unfortunate if they didn’t get a year of growth here. So we’ll see where it goes. There again, I think the tracking forecasts for Germany and some of the other countries are still positive for the second half of the year, so we will see if that is the way it materializes. But it is making me a little bit nervous that they are supposed to be coming out of recession and maybe they are going back into recession, so hopefully that doesn’t happen.』

ということで欧州の減速リスクた、地政学リスクに起因するリスクなどに注意しているそうです。

で、出口政策運営ですけど、バランスシートをどうするのという質問がありましてその答え。

『Bullard: I think the minutes say the committee wants to get the balance sheet size to the lowest practical level and that we want it to be all Treasuries eventually. And it is not very explicit on how fast that is going to happen.』

まあミニッツではいずれ縮小して国債だけにするがその時期と規模は明示していないですから。

『In my own view, I’d like to see us discontinue the reinvestment [of proceeds of maturing securities] at some point. I’d actually prefer to do that before raising rates so then it wouldn’t be a big deal for the balance sheet but at least the balance sheet would be going in the right direction and we could say, don’t worry, we are going to get it back to normal. I don’t really see much purpose at keeping it at a very high level for such a long time. I really don’t think that is necessary and I think we could gradually let it go back to normal.』

償還再投資に関してはビックディールではないから利上げ前に行う方が宜しいと、資産規模を大きいままにしておく必要もないでしょうとか割とタカ。でもって資産売却するんですかという質問の答えですが。

『Bullard: I think selling has been unpopular in the committee but I think it is a perfectly reasonable way to run policy and if you did it in a managed way, then I think it would be a perfectly good thing to do-and it would help us get the balance sheet back to normal faster.』

売却はFOMC全体の中では少数派だけど「perfectly reasonable」ですってよ!!

『It would be a tighter policy so you wouldn’t want to do that unless you felt confident that you could put upward pressure on longer-term rates. But I think the economy has improved and we probably can afford to do that.』

長期金利などが上がるという理由であまり好まれていない手法かもしれませんが、経済が改善してくれば売却による金利上昇も無問題になるでしょうとかキタコレにも程があるブラードのおっちゃん。

さらにこんな質問が(次のロックハートでも出てくる質問)。

『MarketWatch: Your predecessor as president of the St. Louis Fed, William Poole, has said he’s worried that there will be blowback from Congress on one key aspect of your exit plan, paying excess reserves to banks. He said that if rates go up 1%, the Fed will be paying banks $30 billion. Aren’t you worried populists on both sides of the aisle will oppose that?』

プール総裁とかマジナツカシスですが、プール総裁の指摘として利上げプロセスでIOER引き上げるとFEDから支出がバカスカ出る事になって議会あたりがギャースカ言い出す可能性がある件についてどう思いますかと。

『Bullard: I’ve worried about that. I’ve talked to people in political circles about that. For now, they don’t seem to be focusing on it. But I am worried that when we actually get to that juncture and we start doing that we will face political opposition on both sides of the aisle and that would be very difficult for the Fed because we are relying on that tool as a major part of our exit strategy. So that argues for some kind of sales program or at least allowing the runoff of the balance sheet so that you start to get it back to normal sooner. Otherwise you are just paying a heck of a lot of interest that you don’t really have to pay.』

で、ブラード総裁もその点を懸念しているとしていて、今のところは金利がこの水準だし入ってくる利息の方がプラスだから大丈夫だが今後はマズーというリスク意識を持っていて、その点もバランスシートの正常化を早めるべきという考えになっているとの事でこらまたタカタカしています。

『MarketWatch: What would the Fed’s defense be to criticism about paying interest to banks?』

『Bullard: We’re doing it because we’re trying to meet our mandated objectives for monetary policy and we think that this is a good way to do it. But I think the optics are very difficult to defend and might get us into trouble here.』

てな感じで、政策として適切に行っていても「銀行に利息を払ってケシカラン」という批判に対しての説明というのは政治的イシュ―化すると難しくなるという認識を示しています。以下もうちょっとありますが割愛。


・ロックハート総裁は「pragmatic moderate」で「silent majority」なのね

[外部リンク] 『JACKSON HOLE, Wyo. (MarketWatch)-To find out where the silent majority at the Federal Reserve stands on an issue, it is a good idea to see what Dennis Lockhart, the president of the Atlanta Fed.』

さすがGreg記者。

『Lockhart describes himself as a “pragmatic moderate” at the central bank, looking to balance the views of the inflation-fearing hawks and the growth-promoting doves.』

ほほう。

『With the central bank inching closer to the first rate hike since 2006, Lockhart sat down to give his views on the economy, the balance sheet and bubbles. Some highlights: Lockhart thinks it is too early to know if the economy is on track after a horrible first quarter and he is open to asset sales to shrink the central bank’s $4.4 trillion balance sheet.』

ということで、Greg記者の言う「FOMCのサイレントマジョリティー」の見解としては、FOMCとしては足元の経済物価情勢が1Qの落ちこみから戻ってオントラックになったかという判断をするのには今後の指標などを見極める必要があるという説明をしておりまして、バランスシートの縮小時に資産を売却する件については「オープン」となっています。

であと補足しますと、オープンとは書かれていますがまあニュアンスとしては「全く売らんと言ってる訳ではない」程度に見えましたし、ここの纏めにないのですが、資産市場の一部で好ましくない価格形成が起きている点については思いっきり認めているのがほほうという感じでした。

見解は議長と同じだそうでその辺りを。

『MarketWatch: As a moderate on the Fed, you must be under a lot of pressure these days. Getting pulled in all directions?』

『Lockhart: To the extent that someone who is not defined as either a hawk or a dove, or an extreme dove, is part of a debate with points of view that range from-“We should go to lift off early because there is relatively little effective slack” to those who say “we should go longer because there is considerable slack,”-if you think of that as being pulled in one way or the other I suppose it is just that I am part of that flow of debate.』

ということで経済におけるスラックの程度に関する部分がFOMCでの参加者の見解の差になっていますということでして・・・・・・・・・

『MarketWatch: Are you more dovish than Janet Yellen?』

『Lockhart: I think I align pretty well with Janet.』

ほほう。

『What I have been saying here in interviews is that I am still looking to mid-2015 (for the first rate hike). Using a simplistic categorization that my staff came up with, I am more of a U-6er than a U-3er…』

ということで、以下はU3カテゴリーとU6カテゴリーの失業がどうのこうの的な話をしておりますがその辺飛ばしまして纏めのところを。

『Lockhart: I am trying to make the point that it is early to draw conclusive notions of what is really going on. The first quarter was horrible. Second-quarter GDP growth was quite strong, but final sales was 2.3 [percentage points] of the 4%. So there was a big inventory component there.』

2Qは強かったけど在庫の寄与も大きかったよねと。

『The third-quarter tracking estimates are around 3% which is what I am expecting as a run-rate growth rate, but they are tracking estimates. In the first quarter, we were looking at tracking estimates that turned out to be tremendously off what the ultimate measured results were. So I just think you have to be a bit tentative, at this particular point in time, in concluding that we’re on the track that we need to be on to get to lift off at mid-2015 or earlier.』

ついこの前今年の1Qの落ちこみが「想定外」だったのだし3Qは年率3%成長との想定だがそれを確信できるほどではないというお話。ただし経済がオントラックだたら2015年半ばまたはもうちょっと早くても出口政策着手というのですから、まあイエレン議長の講演や前週のミニッツなども含めまして利上げ着手は遅いぜヒャッハーというのは少々話に無理があるかもという認識に米国市場がなるのもまあノーマルな反応。

『So I just want to let more time pass, more data come in, more accumulation of evidence that the track we think we are on, we are in fact on.』

ということでもう少し様子見とのことです。で、ブラード総裁にもぶつけられた質問のうち利息を払ってどうのこうのに関しては「私は政治分析をする人ではないので知らんがな」で逃げていますが、バランスシート規模のマネージに関する質問の答えは以下の通り。

『Lockhart: I think it is going to be a very gradual reduction in the balance sheet assuming a kind of moderate pace of growth and assuming no reversal in the economic performance.』

ということで、資産縮小で悪影響の無いようにということですのでブラード総裁よりはずっとマイルド。

『I think the game plan is and should be a gradual reduction in the balance sheet that will start with ending reinvestment (of proceeds of maturing securities.) I am not one who wants to rule out asset sales but I think we’ve communicated that in all likelihood we are just going to let the balance sheet run off through maturities and that is going to take a while.』

資産売却を別に排除はしないけどとはいってますが、まあこのニュアンスは基本的に「売らずに済ませられるものなら売らないに越したことはない」という感じですよね。

最後にバブルの質問があってここがほほうという感じでしたので引用します。

『MarketWatch: I would be remiss not to ask you about the state of financial markets as you hold a conference of the topic annually. Are there bubbles forming, frothiness to be concerned about?』

バブルまたはフロスの兆候は?

『Lockhart: I think it is hard to deny that there are certain markets that are highly valued. I think the real question is, is that so widespread-underpinned by excessive leverage-that we are flirting with another systemic event. And I am not there. But I would not deny that we have some highly valued markets.』

ということで、これ7月FOMCミニッツと同じですけど、明らかに「一部の資産市場における利回り追求的な行動による異常な価格形成がある」というのは認めていて、「ただその不健全な価格形成が金融システムリスクなどに繋がる物ではないので今の所利上げなどの対応をする必要なし」という認識なんですよね。

『MarketWatch: You are not worried about with rates so low, there is a misallocation of credit?』

『Lockhart: I try to frame this as whether there is something that monetary policy should address, in which monetary policy is the right tool to address it, because we are taking really severe systemic-scale risks. I am not in that arena in my thinking at this stage.』

ということで、まあシステミックリスクでは無いので今の所は金融政策攻撃は要らんとはいってますが、こういう認識がFOMCの中心的見解だとすると利上げってそんなに引っ張れないという意識は強くなるかもしれませんな(今直ぐにスタンスがどうこうとは思いませんので念の為)ということで。


○黒田総裁のオモシロ理論@ジャクソンホールの続き


[外部リンク] Deflation, the Labor Market, and QQE
Remarks at the Economic Policy Symposium
Held by the Federal Reserve Bank of Kansas City

例によって日本語版からで昨日の続きですよ。

・QQEと賃金と物価の話が原因と結果を都合よくひっくり返す置物理論状態

『2.「量的・質的金融緩和」と労働市場』の説明が(も)何ともアレという話を本日は一席(^^)。

『次に、日本がこの状態からどうやって抜け出しつつあるのかについて、お話します。経済の不確実性と将来に対する不安が、賃金を抑制してきた原因であるならば、賃金の引き上げを実現するためには、将来に対する明るい展望を経営者と労働者が共有することが必要です。したがって、処方箋の第1は、デフレの下で停滞を続けていた日本経済を、緩やかなインフレの下で持続的な成長が実現する経済へと変貌させることです。』

(キリッ)という感じなのですが、そもそもあんさんさっき(引用したの昨日ですけど)「デフレだから売り上げは減るわ賃金は下がるわ」という話をしていたのですからデフレが原因で起きた事象ということで賃金の低迷だの企業活動の低迷だの合成の誤謬の発生だのという話をしていました訳で、それらの問題の解決をするのに「デフレを解決すれば良いのです」ってナンジャソラという話ですな。

この「相関部分だけ捉えて因果関係に関して原因と結果を説明に応じて自由自在に入れ替える」というのは木久扇師匠一派の皆様がお得意とする説明で、因果関係はあるもんだから途中で原因と結果が自由自在に入れ替わっている事に気が付かないで何となく説得力があるように見えてしまうという置物師匠の理論的バックグラウンドの特色なのですが、総裁講演でもキタコレとは実にこう味わいが深いとしか申し上げようがありませんな(--)。

『この点、昨年のこのシンポジウムで詳しく説明した日本銀行の「量的・質的金融緩和」は、その後も、所期の効果を発揮しています。その結果、労働市場にも、明るい日が差しつつあることは先に申し上げた通りです。』

ただまだ完全ではありませんとかその手の説明の部分はスルーしましてその先。

『より厄介な問題は、デフレが長引く下で賃金決定の慣行が変質したことです。もともと終身雇用の割合が高く、労働移動が少ない日本では、労働需給がすぐには正規の労働者の賃金に反映されにくい傾向があります。』

という話になっているのですが、そもそもその前には「雇用者数の調整の代わりに賃金の引き下げで対応しているから物価が上がりにくくなってしまった」という説明をしていませんでしたっけさっきと話が違いませんかと思いますがまあツッコムのは止めておきましょう。

『こうしたもとで賃金を引き上げるには、何らかの仕組み、つまり「見える手」のサポートが必要です。』

アダムスミスに掛けたのかも知れんがあまり上手く無いと思う。

『この点、デフレ期以前には、春に主要な企業が一斉に労使交渉を行う「春闘」が、賃上げのフレームワークとしての役割を果たしてきました。しかし、デフレが長期化する中で、そうしたメカニズムが機能しにくくなりました。すなわち、企業にとっては販売価格が伸びない中でのコスト削減のために賃金の引き下げが必要でしたし、また、労働者にとっては、雇用の保障と引き換えに、それを受け入れることに一定の合理性があったためです。』

既にさっきと矛盾した話ががががが。

『ここ10年ほどの間、春闘によってベースとなる賃金水準を引き上げるという慣行(ベースアップと呼ばれています)は、ほとんど実践されませんでした。』

『今年の春、政府からの賃上げ要請もあって、久しぶりのベースアップや賞与の引き上げが、大企業のみならず中小企業においても実現しました。』

さっきの「見える手」の文言がここに掛かると統制経済キタコレという解釈になりますので「見える手」は表現的にあまり宜しくないと思うのですけどねえ・・・・・・・・・・

『今後とも賃金が適正なペースで上昇していくためには、賃金を引き上げるための協調メカニズムを構築することが必要です。』

前段からの流れだとこの協調からは「官民協調」とかいう混合経済あるいは特振法または満州(銃声)。

『日本銀行の物価安定の目標は、そうしたメカニズムの中で、企業が賃金を決定する際のメルクマールとなり得るものです。日本銀行が予想物価上昇率をしっかりと2%にアンカーすることによって、労使がそのことを前提に交渉を行うことが可能になり、また、それによって、企業や家計は、2%の予想物価上昇率を前提として、しっかりと行動計画を立てることができるようになります。』

といってますが、今回のベースアップって消費税上がっているからさすがに上げないと不味いだろというのがベースにあったんじゃないですかねえと思う次第で、物価安定目標2%を意識しているんだったらインフレと消費税の両方を考えてもっとベースアップしてて不思議じゃないんですけど・・・・・・・・

『このように、適切な賃金決定メカニズムを構築することは、予想物価上昇率を2%にアンカーするためにも必要です。』

えーっとですな、今しがた「日本銀行が予想物価上昇率をしっかりと2%にアンカーすることによって、労使がそのことを前提に交渉を行うことが可能になり」って言ってるのに、その直後に予想物価上昇率が2%にアンカーされる為には賃金決定メカニズムの構築が必要ってニワトリタマゴ状態の話になっているようにしか読めませんのでもうちょっとクリアな説明をお願いいたしたい訳で。

つーかですな、以前のように「何だか知らんが気合でインフレ期待を2%に上げる」という説明をした方がまだ話が分かりやすいのですが、良く良く考えたら「気合で上げる」だと労働市場がどうのこうのと全然関係ない独立事象としてインフレ期待の話が出てきて、シンポジウムのお題と全然関係なくなってしまうので、無理矢理関連付けようとして話を作ったのかもしれません(というかそうでしょどうせ^^)が、このQQEとインフレ期待と賃金の話は何が原因で何が結果なのかがシッチャカメッチャカで何を言いたいのかさっぱり判りませんので無理矢理にも程があるわ(と言ってもこれ何か微妙な気はするけど程度で流せそうなんですが)と思いましたですよ。


○しまった時間が無いので予告編

[外部リンク] 08月 27日 18:58 JST

浜田先生消費税の「段階的引き上げ」好きですなあとか思うのですが、折角2年2%も近くなって参りましたので、この浜田先生の見解をマクラにして過去の国会発言でもサルベージしようかと思っていたのですよね。
とても便利な国会会議録検索システムはこちら。
[外部リンク] 183 参議院 議院運営委員会 13号 平成25年03月12日
008 183 衆議院 議院運営委員会 12号 平成25年03月05日

辺りを見ると中々こう味わいがありまして、特に衆議院での]津村啓介委員との質疑応答、参議院での櫻井充委員との質疑応答なんぞが実に素敵で、お二方ともいい仕事をしておられますなあというネタを投下するという予告編ではありますが、まあ2年で2%も近くなって参りましたのでアタクシがネタにする前にご確認されるのも吉かと存じます。
 


サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2014/08/27(水)08:06:18  
  http://ameblo.jp/fpeye  


サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2014/08/26(火)08:06:11  
  http://ameblo.jp/fpeye  


サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2014/08/25(月)08:04:16  
  http://ameblo.jp/fpeye  


お題「BOE議事要旨ネタの続き:物価上昇圧力に関する中心的見解と利上げ派の主張が面白い」   2014/08/22(金)08:06:17  
  何だこりゃ。
[外部リンク]
2014/8/22 0:16 情報元 日本経済新聞 電子版

運用が目的の年金基金じゃないんですから資金繰りの為に持っている余剰資金の効率的な運用の矩を超えてませんかねえしかもわざわざその為に組織作るとかその費用も税金ですよねえちょっと何をしたいのか良く判りませんなあ。そんな金があるなら保証協会使った東京都の制度融資を拡充させたりした方が宜しいんじゃないですかねえ。


○市場関連雑談

・値幅4銭の後に2日で33銭下げなので忘れないようにメモだけ置いておく

という事で長い所ですが、お盆ウィーク明けの月曜が先物値幅4銭で出来高1万枚割れとか中々落涙を禁じ得ない相場だと思ったら水曜と木曜の2日で絶賛先物33銭下げとか何なんでしょうねこの相場という所ですが、「おお!0.5%割れか!円債は今期も目標達成できて良かったなあ!!」のノリがさてどうなるのやらという所ではありますが(^^)、過去のどっひゃーな相場の場合って往々にこのままスココーンなのですが、なにせ日銀の無慈悲な国債買入があって売る物ってありましたっけ状態になっているのがニャンとも難しい所ではあります。

とか何とか尤もらしい事を申し上げていますが、どうせ為替が抜けて米債が動いたから反応して居るんでしょ(てきとう)という事にしておきますか。まあしかしカーブの動きとかも結局目先の輪番スケジュール的に需給がどうよとか、発行日程と輪番での買入バランスとか、その辺りの読みが一番重要という状況は相変わらずでして、まあ市場の価格形成がどうなっていますねんと考えた場合には、特にイールドカーブの形状とか思いっ切り日銀の国債馬鹿買入が影響しているという状態になってしまっておりますので、緩和政策の弊害なんてもんじゃねえぞと思うのですが、そういうのって中の人的には困ったもんじゃという風になっても外から見たら毎日取引はあってイールドカーブは形成されているので中々こう外野から見ても伝わらず、恐らく誰が見てもこれおかしくねえかという状況になった場合(短期で言えば短国が年柄年中マイナス金利とか)には時既にお寿司になっているという事でしょとは思います。


・3MTB入札とか固定金利オペとか

うむ。
[外部リンク] 99円99銭2厘0毛 (募入最高利回り)(0.0317%)
(4)募入最低価格における案分比率 77.0528%
(5)募入平均価格 99円99銭2厘7毛 (募入平均利回り)(0.0289%)

ということで足切りが久々に3bp台に上昇しておおまともな金利とかついうっかり勘違いしてしまいますが、そもそも論としてコール金利と比較してどうなのよとかそういう観点からすると相変わらずの日銀無慈悲買入攻撃という事ですが、まあ良く良く考えたら昔々その昔に短国が3か月と6か月が月に1本ずつしか出ていなかった時代(割引短期国債の時代)は常に需要超過で公定歩合が0.5%の時に0.3%とかで売買されていましたなあとか(なお20世紀の話ですが何か?)くだらない事を思い出してしまうのでありました。まあその位のインパクトは日銀買入にあるという事で。


なお固定金利オペ。
[外部リンク] 4,032 4,032

昨日オファーのあった固定金利オペですが折り返しのオペが3430億円ですのでしらっと増額ロールとなっていまして、固定金利オペの残高が10.5兆円少々という水準になっておりまして、固定オペの残高もうちょっと落ちていくのかと思っていたのですが10兆円の所で粘っている感じになっておりまして、こんな所で底溜まりになるんかいなというのも若干意外感あるのですが、まあ現象としてはここで今の所キープされているという状況。

MB目標(実質的には銀行券の部分ってそんなにぶれないから結局の所事実上当座預金残高目標みたいなもんだが)達成のためのコンポーネントの中で短期オペ部分は「その他」になっておりまして、固定金利オペとか成長基盤オペとか貸出増加支援オペとかは日銀が押し貸しが出来るものではないので、これらの残高については受動的となって、短国買入の所で最後の帳尻が来るという形ですので、固定金利オペが落ちなくなってくるとその分短国買入を増やす必要がなくなってくれるのでオペ的には楽になるという所ではあります。

とは言いましてもどうせ今日の短国買入って新発1年買う為にロットを増やしてくるんでしょ。



○BOE議事要旨ネタのつづきであります

[外部リンク] MINUTES OF THE MONETARY POLICY COMMITTEE MEETING 6 and 7 August 2014

『The immediate policy decision』の所からネタのつづきでごんす。

・グローバルの全般的な状況についてとリスク資産価格調整に関して

第32パラグラフから。

『The macroeconomic news regarding the global economy had been relatively limited during the month. The recovery in US growth in the second quarter had been a little firmer than anticipated. By contrast, another quarter of materially sub-trend growth in the euro area seemed likely in Q2, and HICP inflation had fallen further in July.』

マクロ的な経済数値に関しては米国がやや強くて大陸欧州はヘッポコ状態との評価。

『There had been a number of significant geopolitical events regarding the conflict between Ukraine and Russia and also in the Middle East. The Argentinian government had defaulted on a debt payment. And a large Portuguese bank had imposed losses on some creditors and required state support.』

地政学イベントとかアルヘンのデフォルトとかポルトガルのエスピリトサント銀行の話とか。

『The prices of some risky assets, such as high-yield corporate bonds and equities, had fallen on the month. Although actual and implied volatilities across a range of asset classes remained low, it was possible nonetheless that these price falls represented the first steps by investors in a reassessment of risk appetite and a return of asset price volatility to more normal levels. Whether or not such a process would be detrimental to sustaining the expansion might depend on how gradual or abrupt it proved to be.』

ということで、ハイイールド社債や株式の価格の調整に見られるようなリスクの高い資産価格が調整している点については、その一方で市場のボラが小さい事を引き合いに出して、「投資家のリスクアペタイトの見直しによってよりノーマルなレベルへの再評価を行っているのではないか」というような見方を示しているので別にこれらの価格が下がってあばばばばーという認識では無くてどちらかというとガス抜き調整できて良かったね位の認識でいるように思えます。

まあ何ですな、話は脱線しますけど、米国の場合Taperingトークで泡を吹いたのはモーゲージ金利にまで影響してしまったからという所で、恐らく単にリスクの高いセクターでの価格調整が起きただけとなると、これでマクロプルーデンス政策発動しなくてすんだわ位の認識で鼻歌混じりという事になっていたんじゃないですかねえ。


・賃金上昇圧力が(生産や雇用者の伸びに対して)弱い件について

第33パラグラフ。

『Domestically, output growth had remained firm and employment growth firmer such that productivity had continued to disappoint. Although output growth looked likely to be a touch stronger than previously assumed going into the second half of the year, it also seemed probable that output per worker would recover more slowly, with productivity growth assumed to remain below its pre-crisis rate throughout the three-year forecast contained in the August Inflation Report. While employment growth had been strong, wage growth had been weak. This had been a feature of the UK labour market data for some time. 』

この「productivity」の話はアタクシがBOEの議事要旨見だしてちょっとしたころから延々と話題になっているネタですな。直近では生産や雇用者の拡大にも関わらず賃金がろくすっぽ上がらんとはどういうことやねんという話ですが・・・・・・・・・・・・

『One explanation was that it would simply take time for the tightening in the labour market - evidenced by the reduction in unemployment and indications of skills shortages from business surveys - to feed into pay claims, especially if perceptions of job insecurity following the financial crisis remained high.』

生産性はラグを持って改善して来て、しかも長期停滞によって労働市場におけるスキルギャップなどの問題が高まってしまったのでそのラグが長くなったというのが一つの考察。

『Another, not necessarily inconsistent, explanation was that there had been an increase in the supply of labour that households, especially in older age cohorts, were prepared to offer at a given wage rate. That might reflect increased longevity, recent reforms to state retirement and benefit rules, or concerns about debt levels and pension provision. This would tend to increase the degree to which output and employment could expand without generating inflationary pressure.』

もう一つの考察は必ずしもメジャーな考えでは無いようですが、家計からの労働力供給、つまり年寄りなどが労働市場に入ってきて、それが賃金の押下げに繋がっているという話で、では何でジジイが労働市場に出てくるかというと先行きの年金とかへの不安とか家計の借金が大杉勝男だとかそういう事で、もしそういう形なら賃金って中々上がらんだろというお話。

・・・・・・・うむ、どこかの国でも起きそうな悪寒ががががががが。


・中心的なビューはインフレ圧力は弱いという話

第34パラグラフ。

『The Committee’s central expectation - assuming that Bank Rate followed the path implied by market yields and that the stock of purchased assets remained at £375 billion - was that inflation was likely to remain close to, but a little below, 2% for the next couple of years, before reaching the target at the end of the three-year forecast period. Inflation would be dampened by the effect on import prices of the recent rise in the sterling exchange rate. And a modest expansion in supply capacity would help to slow the rate at which slack was absorbed, thereby limiting the build-up of domestic inflationary pressure resulting from the pace of output and employment growth.』

ということで、中心的なビューは引き続きなのですがインフレを抑制する要因(余剰生産力とかの他に為替市場でのポンド高による輸入価格の影響も入れていますな)があるのでインフレ圧力はそんなに強くないよと。

『In the Committee’s best collective judgement, the degree of slack had narrowed somewhat, and the central estimate was now broadly in the region of 1% of GDP. There was, however, a wide range of views on the Committee - on either side of that central estimate - about the likely extent of spare capacity currently remaining in the economy, and also about its likely impact, and that of its components, on inflation.』

でまあ余剰生産力自体は縮小してきているという認識ですが、でもまだ物価上昇圧力を高める物ではないと。

『In the view of some members, the degree of spare capacity had diminished sufficiently that, although some slack still remained, exactly how much was uncertain enough that estimates of it were becoming a somewhat less informative guide to the appropriate future path of monetary policy.』

ただ一方で数名の委員はそこは余剰がかなりなくなってきている可能性ねえかとの指摘。となっていますが、ここまで(この先は適切な金利がどうのこうのの話)の所を見ると、中心的なビューに関する説明についてはそんなにタカタカしていないですねというのも割と目に付くところです。


・利上げ派2名の見解

で、昨日は金利をどうしますかという議論の部分について引用しましたが、上記のように物価に関するアセスメント部分はあんまりタカではないのですが、では金利はという事になると現状維持派の中でもハトハトしているの一部で、中心的には利上げに関してそんなに真っ向否定という訳でも無いという辺りがまあタカ派議事要旨と取られた所以だと思いますが、では利上げの人の見解はと言いますと・・・・・・

第39パラグラフ。

『For two members, in particular, economic circumstances were sufficient to justify an immediate rise in Bank Rate.』

キタコレ、というか2名提案してますが。

『These members noted that the continuing rapid fall in unemployment alongside survey evidence of tightening in the labour market created a prospect that wage growth would pick up. They noted that it was possible that wages were lagging developments in the labour market to some extent. If that were true, wages might not start to rise until spare capacity in the labour market were fully used up.』

労働市場のスラックが解消される前に賃金上昇が先に来るのではないかという見通しですな。

『Since monetary policy, too, could be expected to operate only with a lag, it was desirable to anticipate labour market pressures by raising Bank Rate in advance of them.』

仮に賃金の上昇が労働需給改善のラグを伴って上昇するというのであれば、金融政策に関しても同様にラグがある訳ですから、プリエンティブに対応しないとホームメードインフレが上に振れてしまうのではないでしょうかという話っすな。

『Moreover, if recent robust GDP growth rates had been underpinned by stimulatory monetary policy, in addition to a release of pent-up demand driven by reduced uncertainty and improved credit conditions, then the erosion of spare capacity would be likely to remain rapid while policy remained expansionary.』

緩和的な金融環境がスラックの改善に効果を出しているのであればなおの事プリエンティブな対応が必要という話ですか。

『In the judgement of these members, even after a rise of 25 basis points in Bank Rate, monetary policy would remain extremely supportive, and an early rise would facilitate the Committee’s aspiration that the rises in Bank Rate should be only gradual.』

extremelyにワロタですが、早めの利上げをしてもまだ緩和的だし、早めの利上げ着手は逆に先行きの利上げペースも緩やかになることを意味するので却って宜しいという説明をしていまして、つまりこのメンバーもタカ的ではあっても別に物価がボンボン上昇するからホイホイ利上げしろという話をしている訳ではなく、利上げ着手が遅れることによって却って調整速度を早くしないと行けなくなる事について警戒している、という点は注目すべき所ですな、うんうん。

『These members further noted that, while there were always likely to be risks associated with the possible financial market reaction to the first increase in Bank Rate after such a protracted period, it was unclear that these risks would be lessened, and indeed possible they would be augmented, by delaying that increase.』

まあこれはややコジツケ感がありますが、同様に利上げ着手が遅れると金融市場でも将来の利上げ速度が却って早くなるという懸念から市場が望ましくない動きをするんじゃないかとの説明。

ただまあこれって確かにFRBが前回「メジャードペースの利上げ」をする中で金融市場では株高ヒャッハークレジットバブル(は余計でしたが)ヒャッハーとかやっていたという事を考えるとあながちコジツケとも言えない面はありますなという所で。

つーことで久々にBOEネタ趣味コーナー連投でありました(汗)。
 


サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2014/08/21(木)07:59:48  
  http://ameblo.jp/fpeye  


お題「ドラギ総裁会見ネタ(古くてすいません)の物価に関するパートも味わいがあります/その他少々雑談」   2014/08/20(水)08:05:38  
  ほうほう。
[外部リンク] 個人向け業務見直し
8月19日 22時13分

『関係者によりますと、この個人向けの業務についてシティバンク銀行は、日本の低金利が長引き十分な収益を上げることが難しい状況が続いているなどとして、撤退することも含め大幅に見直す方針を固めました。』(上記URLより)

>低金利が長引き十分な収益を上げることが難しい
>低金利が長引き十分な収益を上げることが難しい
>低金利が長引き十分な収益を上げることが難しい

日経でも出てますが公共放送のネタになる辺りがほほうという所ですが、このように収益環境の厳しい中で国債決済T+1化というシステム投資負担が盛大に掛かる割にはメリットは未決済残高削減程度という施策を推進している場合ではないと思うのですけどねえ、と我田引水モード。

○昨日の訂正である(汗)

業態別当座預金残高の話ですけどね。
[外部リンク]
2014/8/18 20:30

もう何を言ってるんだかというか、そんなに銀行の預貸バランス改善(貸出が増えるのが改善というのかは知らんが)させたいなら、預金がアホのように増える要因、すなわち政府部門の資金不足の絶賛拡大の方を何とかしてから話をしろと申し上げたい訳で、国債等の発行残高を盛大に減らして頂ければ黙っていても銀行の預貸バランスは改善するんでちゅけどねえと思う次第。まあおまいらのザル財政のケツを銀行に持ってくるんじゃねえとしか。

まあ以前の場合は不良債権処理の資本制約を解消するために公的資金突っ込んだんだからその趣旨を鑑みて不良債権処理だけじゃなくて前向きな貸出をしやがれというのは理屈としては無い訳でも無かったとは思いますが、公的資金も返済しておりますし、そもそも民間の資金余剰の原因は政府部門の財政赤字垂れ流し状態によるものなのですけどという事で、今回の目標という話は賃上げ要請的なサムシングを感じる訳で、色々と出てくる要請とか株式市場に対しての一連のアレとかも含めますとどこの満sy(以下の記述は内務省検閲により削除されました^^)。


○ドラギのおっちゃん虫干しネタの続き

[外部リンク] Introductory statement to the press conference (with Q&A)
Mario Draghi, President of the ECB,
Frankfurt am Main, 7 August 2014

・物価情勢がうんこである件について

まあ当たり前だが物価がヘロヘロである件について突っ込まれる突っ込まれる。

『Question: When you talk about being unanimous to do more if the medium-term outlook is too low for inflation, we’ve now got inflation at 0.4%, can you just explain why that isn’t already too low? Why that isn’t already something that should be triggering a response from the ECB?(後半割愛、というか昨日やった)』

オッサン前から「中期的な物価見通しが低すぎる場合には必要な行動をすると全員が一致している(キリッ)」って言ってるけど何でこのバカタレな物価水準で行動しないんじゃこのウソツキヤローということですな。

『Draghi: (前半部分は上記質問の後半部分につき割愛)On the other thing: isn’t 0.4% low enough? Well, it didn’t really come as a surprise because, as I told you a moment ago, this data is mostly due to the changes in the price of energy.』

足元で低いのはエネルギー価格の低下によるものなのでサプライズでも何でもありません(キリッ)。

『And if we consider the HICP, excluding food and energy, we would have 0.8%, unchanged from the previous month. But having said that, there is no doubt that inflation is low and will remain low.』

それを除けば0.8%ですとかいってますが、まあさすがに0.8%というのが低いというのは認めてますな。

『Inflation expectations, however, over the medium to long term, remain firmly anchored. In the short term, we observed a decline in inflation expectations because, as is quite natural, they are heavily determined on the basis of current inflation.』

この中長期的なインフレ期待云々の話はまあ何ぼでも言えるわなあと思いますが、短い期間のインフレ期待は足元の物価上昇率低下を反映して下がっていますがこれは自然とな。

『On a specific point that was raised by a usually accurate market observer, also if we look at five-year inflation expectations, derived from the break-even of the linkers, we would observe a 0.5% inflation expectation. This was a quite interesting point, but at least we think the calculations should be done differently. We should observe, not one issue, but the overall, the universe of issuances of linkers with that maturity. And this would show that the expectations over the five-year horizon are still anchored at 1%.』

まあ何ですな、自分に都合の悪い数字についても言及する辺りが味わいがあるのですが、債券市場におけるBEIで5年の数値を見ると0.5%だけど、それだけではなくて色々と見ますと(っていうのがインチキ臭いがそれは兎も角)1%程度だと。

『So we haven’t observed any decline on the medium- to long-term expectations.』

そ、そうなのか・・・・・・・・・

『Long-term expectations remain anchored at 2%. Other expectations remain anchored at the previous levels. Short-term expectations, indeed, have declined.』

ということで中長期のインフレ期待がアンカーされています(キリッ)という鉛筆舐め舐め要素を入れやすい話をして追加をしない言い訳にしている、というのはまあ冒頭のステートメント通りですし、それしか答えようがない次第ではあるのですが、まあそういう言い訳。

でですね、ちと話は脱線するのですが、ここでのドラギのおっちゃんの説明を見てて思ったのですが、先ほど申し上げたようにここの質疑では足元のHICP物価指数が0.4%増に留まるという点での質問であったにも関わらず、インフレリンカーの5年BEIの話というやや説明上都合のよろしくないネタを自ら持ち出している訳で、これはドラギのおっちゃんが余裕綽々モードなので都合の悪い数値の話も平然と持ち出しているのか、それともおっちゃん本当は追加緩和をやりたいけど理事会的には許さんと特にドイツの石頭辺りが文句垂れるので微妙にこういう数値も交えながら説明をしているのかというのが良く判らん所ではありますな。

まあ普通に余裕綽々モードなんじゃネーノ(恐らくTLTROがどどーんと出た所でドヤる積りで余裕ぶっかましているのではと妄想)とは思いますが、一方で東洋のとある島国の中央銀行では「ハードデータが弱いですが」という質問に対して直接説明しないでああでもないこうでも無いと言いながら自分の都合の良い数字だけここぞとばかりに並べて説明しているという事案があるとの噂もございまして、ドラギのおっちゃんのこの余裕綽々っぷりと比較すると益々味わいというのを感じるのでありました。


その後の質問も中々手厳しい、つーかまあ当初と違いまして最近のドラギ会見は記者のツッコミがいい感じで無慈悲な砲撃になっておりますな。

『Question:(前半割愛) My second question is on inflation. The ECB staff forecasts have been persistently too optimistic on the inflation outlook.』

「persistently too optimistic」ワロタ。

『What considerations have you given to reassessing how these forecasts are being made, to get them more accurate in the future? And perhaps related to that, how big are the risks that we will see another downgrade of ECB staff inflation forecasts in September?』

何という無慈悲な質問、というかそらまあ経済調査スタッフがエコノミスト的にピュアな予想をしようと致しましても政策企画(以下自粛)。

『Draghi: (前半割愛)On the second question, we’ll certainly keep in mind your suggestion. And our staff is continuously improving, and we are really worried and we want to take action on this. And we’re very well aware.』

仰せの事は我々も充分に承知しておりまして今後とも改善を図りたいと存じますということですか。

『But one has to understand one thing, that the ECB was not alone in overestimating inflation.』

物価見通しに対して下振れていますが物価見通しが強かったのはワシらだけではないという言い訳ワロタ。

『And to some extent, as I’ve said many times, much of the fact that inflation has been lower than estimated and expected was due, first, to energy prices and food prices, until the third quarter of 2012 and, second, to the exchange rate developments thereafter.』

ということでエネルギー価格要因と為替要因が効いているという話をしておりまして、ここで為替要因の話をしているのがそらまあそうですけどわざわざ為替の話をしている辺りも味わいがありますな、うんうん。


・相対物価の域内の調整に関する考察とか、もう少し長い目で見た場合の相対物価調整とかの話

この質疑はアタクシ的にオモロカッタので引用。

『Question: Maybe following up your statement before on inflation again, does the ECB expect that in the short to medium term there will be inflation rates going more apart within European countries? Take Germany. Inflation should rise maybe above the target of 2 %, and this is supported by higher wages you heard the debate in the last days, while other countries in the south or periphery in times of very low inflation, so good deflation, maybe, are tied with ongoing reforms. So this divergence is complicated maybe for you to interpret, but, is this an expectation of the ECB, as well?(後半割愛、というか2番目の質問に答えてない気がする)』

ECBは物価目標出しているけど域内の国での違いがあるとかの問題ってどうなのという質問でして・・・・・

『Draghi: On the first part, I think your question reveals the complexity of the issue. We have countries where inflation will have to go above 2 %. And certainly the aim of the ECB, the objective of the ECB and the way price stability has been interpreted by the Governing Council of the ECB all throughout its existence, almost all throughout its existence, is that inflation should go at below but close to 2 %, and we are far from that objective.』

全体としての2%というのが目標ですので・・・・・・・・

『So any development that would bring this inflation rate towards the 2 % is welcome. But it’s not the ECB business to determine wages for the world, for the euro area, or for single countries. The wage determination is in the hands of social partners.』

賃金動向の話はECBでは如何ともし難いというのはまあそうですな。

『For the other countries, the countries that now are having deflation, the key question -- there’s no doubt that this sort of negative growth in prices depends on the lack of demand, but also on relative price adjustment. And then the key question is, is this going to be a short-term affair? In which case, it would not be a source of deflation.』

域内の各国の物価動向が異なっている点については、「域内における相対価格の調整」であれば問題が無いのだが、そうでないのであれば問題なのでそこの見極めが重要で、足元で起きている現象は域内における相対価格の調整であるとの評価ですな。

『Or is it going to last a long time? And it can last a long time for at least two reasons. One is that there are self-fulfilling expectations of continuously falling prices, which lead people to postpone their expenditure plans and, therefore, cause further fall in prices.』

で、足元の物価上昇鈍化に関してインフレ期待の低下から自己実現的にデフレ的な均衡になるような状態かという点を確認するのも重要ですと。

『We are not seeing this sort of phenomenon at the present time. But there is another reason. What we define by a relative price adjustment often is not a relative price adjustment within certain sectors, where simply people just change prices in their catalogues. Often, it reflects a different reality where entire sectors are going to be annihilated, are going to be destroyed, and new productions have to take place, new sectors have to start their activity.』

でまあそのような状況にはなっていませんと。で、その後ああだこうだと話をしていますが、要するに物価の変化は一つの財やサービスの特定カテゴリー相対価格の変化だけではなくて、消費や生産の変化による財やサービス消費の構成変化によるものもありますぞなという話をしておられるようで。

『And this is a much longer process that doesn’t have to do necessarily much with expectations and self-fulfilling expectations, but it takes -- it may take a long time, because it takes changes -- it takes movements of factors, people from one sector to another, and we may well observe this phenomenon in the so-called deflation countries.』

ほほうという感じですが、このような構成変化が生じる中で物価が低いという状態がデフレ国と言われる国で観測されますという話ですからジャパンの話なのかスイスの話なのか知りませんが、この辺りに関するもうちょっと突っ込んだ説明を一度お願いしたい物ですなあと思ったのでネタにした次第。

『On the other point you made about what the ECB is doing, well, I listed before why the fundamentals for a weaker exchange rate are now better than they were a few months ago. I think this is quite relevant. And I listed a series of factors that I think I should not repeat now.』

為替レートネタキタコレ。

『But the main factor is that basically monetary policies in Europe and in the United States and in UK are going to stay divergent, are on diverging path for a long time, and a much longer time in Europe than elsewhere so I think that’s the point.』

金融政策の方向性がBOEやFEDの出口モードと違うからユーロが下がるんですね分かります、ってどこかの黒い総裁も似た話をこの前していますな、あれは聞かれて答えているので聞かれもしないで答えるのとは違うけど。

でまあここの金融政策の方向性がどうのこうのの部分がネタとしては市場ネタとしてはクローズアップされていましたが、それよりも相対価格の調整がどうのこうのの話の方がアタクシ的にはもうちょっとどういう話なのかをお伺いしたいという所ではございました。

『But, again, let’s not forget: the creation of better financial or tax conditions are a necessary, but not a sufficient condition for restoring growth.』

ふーんという所ですがもしかしたらこれが引用割愛した2番目の質問に対する答えかも知れん。この先に3番目の質問に対する答えがありますが引用割愛します(一行コメントですが)。

#ということで超虫干しネタ恐縮でした
 


お題「市場関連メモ/虫干しネタですいません先々週のECB総裁会見ネタ」   2014/08/19(火)08:06:01  
  さすがにこれはウィンドウズアップデートを確認しましたですよ・・・・・・・・
[外部リンク] 8月のWindows更新プログラム、「問題ない場合でも削除を推奨」 - 日本MS [2014/08/18]

この辺もご参照あれ。
[外部リンク] 年 8 月 13 日公開の更新プログラムの適用により問題が発生する場合がある

『2014 年 8 月 13 日公開の更新プログラムの適用により問題が発生する場合があることが確認され、サポート技術情報 2982791 「MS14-045: Description of the security update for kernel-mode drivers: August 12, 2014」が更新されました。日本版のサポート技術情報は数日内に公開いたしますが、下記のStop 0X50 エラーの問題に遭遇されている方のために、本ブログで復旧方法をご案内します。』(上記URLより)


○市場関連メモ雑談

・業態別当座預金残高

もはや最近は多すぎでアレですが。
[外部リンク] 他の超過準備が減っているのは6月積み期間に四半期お馴染みの国債償還要因があるから(もう一つは6月積み最終の所で年金定時払いがあるので7月積み期間に預金が増えるというのがあるかな?)という話ですが、当然ながら自然体の場合は都銀も同様に減るという所になるのですが、結論として他の業態が自然体で国債償還要因で減る中で都銀が日銀のMB増額の為にヘコヘコ実施している買入オペにせっせと参加(またの名を協力とも言うが)した結果を反映していますなという解釈で宜しいでしょうかねえ(・∀・)。

そらまあ他の業態が日銀オペに対して売る物が無いという状態だったら玉無し芳一だし流動性は無いし金利はアガランチ会長になる罠とorzorzorz。


・1年TB入札など

1年TB入札がありましたが、最早この商品日銀オペ打ち込み銘柄なので普通に金利商品だと思って購入するサイドからしたら利回り形成が変態仮面なので手を出せんわ。

[外部リンク] 99円98銭0厘 (募入最高利回り) (0.0200%)
(4)募入最低価格における案分比率 80.9033%
(5)募入平均価格 99円98銭2厘 (募入平均利回り) (0.0180%)

ということで、まあ1年物の利付国債に関してもそらまあ玉無芳一ですからレートはだいぶ水準訂正されてきましたけど、そうは言いましても同じ期間の利付よりも利回り半分以下とか誠にこうお洒落なアレになっておりまして実にケシカラン。

でまあケシカランのは兎も角として、今回の入札に関しては前月に行われた1年物TBよりはまあだいぶマシでして、何せ先月の場合は1.5bpの一本値で落札されるわ2.5兆円の発行に対していわゆる不明玉が2.3兆円だわというオペ狙いだか何だか知らんけどハチャメチャな入札になっておりましたが、今回は一応テールは存在するし、いわゆる不明玉も1.3兆円となっておりまして、さすがに先週金曜の短国買入絞った(というか結果および金曜のGCレートや短国現先レートから見ると絞らないとあじゃぱーになっていたと思うが)のがちったあ効いたのかどうかは知らんけどまあ前回よりはマシという話ですかそうですか。


ところでCP買入オペですが。

[外部リンク] 10,349 4,431 0.092 0.094 52.7

前回のCP買入(8/5実施)が今回と同じ4500億円の買入予定で12,475/4,268で平均が9.3bpで足切りが9.2bpということでほぼ前回並みの買入になっております。でまあこのCPちゃんですけれども短国の金利が下がって利付の金利も若干下がっているのですが、一方であまり金利がサガランチ会長になっているのがほほーという所というのは毎度悪態を申し上げておりますように日銀の介入度合いが少ないぶんだけこっちの方が価格発見機能がまだワークしているという事ではございますが、このCP市場ちゃんに関しては別のオモシロ現象も。

というのはですな、これまた日銀短国買入の影響でもあるのですけれども、短国買入のペースから考えると9月になりますと期末要因も含めまして(先ほどの業態別当座預金残高を見ますと日銀当座預金取引先にはもう売る国債が無いんでしょうなあという推測が出来る訳でなおの事)短国の需給が逼迫するでしょう(四半期国債償還要因でキャッシュも余りますし)という想定はまあ普通に考えると誰でも出来る話でして、そうなりますと特に期末近辺、まあその前の国債償還のある20日(今回は22日)渡しの辺りからかもしれませんが、玉無芳一ヒャッハーという事になるのが想定されまして、下手すると本当に玉が無くて死ぬという可能性も気にしないといかんぞなという事になる訳です。そ〜なりますと9月末に足が来るCP(決算タイミングにバランスシート政策上CPの償還を持ってきてCP残を落とす発行体さんは普通にいますので当然そういうCPは存在する)は償還時に再運用するのが中々マズーな事になりますので、(そこで運用終了なら問題ないですけど)再投資前提で考えた場合には再投資リスクを意識すると買えませんがな銘柄になる訳ですよ。でまあそんな事を皆さん考えた結果なのか、9月後半から月末に足が来るCPが嫌われてやや金利が上昇の香りという風情になっておりまして中々味わいがありますです、はい。


・10年0.495%引けキタコレでヒャッハーと書こうと思ったのですが

昨日の債券市場は週末に欧米でリスクオフ(という割に株が下がっていないので本当にリスクオフなのかいな単なる流動性相場ヒャッハーじゃねえのという疑惑もあるのだがががが)で金利が下がって戻ってきたからという事で寄りから先物は146.20越え(21銭寄付き)だわ10年は0.495%だわということで、金曜もまあ0.495%マークしていましたけど金曜の場合はとりあえず記念に付けてみたという感じでして、昨日の場合は明確に0.495%がビットサイドだったのでキタコレ!な所。

とは言いましても、昨日の場合は輪番は無いわ入札は無いわですし、お盆ウィーク明けの月曜だったので月曜相場様炸裂で先物の高安は4銭だわ売買は1万枚を盛大に下回るわという閑散相場にも程がある状況でして、何ちゅうか戻り高値キタコレとかやっているというのに盛り上がらない事この上ない相場展開なのがまあ実に残念。

まあ何ですな、昨日の場合はまだお盆ウィーク明けでしたので、そこで偉い人が登場して「おお0.5%割れか〜円債儲かって良かったなあ」とそれまでの発言が無かったことになる攻撃が炸裂するので今日の20年国債入札結果を受けた辺りから段々こうマズーな雰囲気(なお売る程ロングの方におかれましてはマズーでもなんでもありませんので念の為申し添えます^^)になってくるということでしょうか判りません。ちなみにどうでも良いですが、ここで「何で買っていないんだ」と言う偉い人はまだ修業が足りなくて、達人はそのような指示めいた事は言わずに「金利が下がっているんだから債券部門は儲かっていて良かったな」という風に言うのがコツであると・・・・おやこんな時間に何で宅配便が来るんでしょうか??


○すっかりスルーしておりましたがドラギ先生の落語鑑賞会

出たばっかの金曜に冒頭ステートメントだけやったのにすっかりスルーな先々週のネタですどうもすいませんすいません。つーか海外ネタ追いつくのが中々しんどいのだが何か作戦を練らないと(大汗)。

[外部リンク] Introductory statement to the press conference (with Q&A)
Mario Draghi, President of the ECB,
Frankfurt am Main, 7 August 2014

・冒頭のステートメントでは変わった話は無かったですの

でまあ冒頭ステートメントの本当に冒頭部分だけ先々週の金曜に(すいません)ネタにしましたけど、経済と物価の話の部分ってまあ前回6月の会見での説明を踏襲していますなという感じです。

『Let me now explain our assessment in greater detail, starting with the economic analysis. In the first quarter of this year euro area real GDP rose by 0.2%, quarter on quarter. With regard to the second quarter, monthly indicators have been somewhat volatile, partly reflecting technical factors. Overall, recent information, including survey data available for July, remains consistent with our expectation of a continued moderate and uneven recovery of the euro area economy.』

てなわけで、物価が足元弱い事に関してはテクニカルな問題ですよという話で、先行きの回復に関しては冒頭の所の一番最初にもあったのですが、「moderate and uneven」という言い方をしていまして、前回の説明だと「very gradual recovery」というような表現だったのに対して「uneven」という文言が入ったのが特色で、それ以外はあまり前回と変わった話はないです。念の為引用します。

『Looking ahead, domestic demand should be supported by a number of factors, including the accommodative monetary policy stance and the ongoing improvements in financial conditions. In addition, the progress made in fiscal consolidation and structural reforms, as well as gains in real disposable income, should make a positive contribution to economic growth. Furthermore, demand for exports should benefit from the ongoing global recovery.』

毎回の説明ですが物価が弱い件について「実質可処分所得の増大」とポジティブネタにするのは政策ロジック的に見た場合にどうなのかと思うのだが毎度言ってますな。

『However, although labour markets have shown some further signs of improvement, unemployment remains high in the euro area and, overall, unutilised capacity continues to be sizeable. Moreover, the annual rate of change of MFI loans to the private sector remained negative in June and the necessary balance sheet adjustments in the public and private sectors are likely to continue to dampen the pace of the economic recovery.』

でまあ労働市場が弱いだのローンが弱いだのバランスシート調整が途上だのという経済の抑制要因の話もこれまた毎度同じです。

リスク認識に関しても同じでして。

『The risks surrounding the economic outlook for the euro area remain on the downside. In particular, heightened geopolitical risks, as well as developments in emerging market economies and global financial markets, may have the potential to affect economic conditions negatively, including through effects on energy prices and global demand for euro area products. A further downside risk relates to insufficient structural reforms in euro area countries, as well as weaker than expected domestic demand.』

地政学リスクも含めて前月の説明とほぼ同じで地政学リスクと新興国た金融市場に関する部分の接続詞が「and」から「as well as」になった位。


物価に関しても変わらなくてですね。

『According to Eurostat’s flash estimate, euro area annual HICP inflation was 0.4% in July 2014, after 0.5% in June. This reflects primarily lower energy price inflation, while the other main components of the HICP remained broadly unchanged . On the basis of current information, annual HICP inflation is expected to remain at low levels over the coming months, before increasing gradually during 2015 and 2016. Meanwhile, inflation expectations for the euro area over the medium to long term continue to be firmly anchored in line with our aim of maintaining inflation rates below, but close to, 2%.』

足元は弱いですがエネルギー価格とかの要因でメインの部分は変わっていませんので無問題だよ先行きは上昇するよああそれからインフレ期待はアンカーされてるから無問題という毎度の説明でして・・・・・・

『The Governing Council sees both upside and downside risks to the outlook for price developments as limited and broadly balanced over the medium term. In this context, we will closely monitor the possible repercussions of heightened geopolitical risks and exchange rate developments.』

ということで、物価の上下リスクに関してはバランスしている上に「as limited」ですよというのも前月もいってますが、まあここの認識も同じでして、そらまあこの前金融政策いじったばかりですからそういうしかないですなあという所でもあります。

でまあその他の話も事実関連の計数に関しては兎も角として、内容は前月と同じ話になっています。

ということで質疑応答。

・一発目の質疑からまずワロタ

『Question: You were saying that the TLTROs would enhance our monetary policy stance. What do you exactly mean by that? And my second question is whether there is downside risk to your economic scenario having intensified, looking at the situation in Russia and the Ukraine?』

ということですが、まあ後半の地政学リスクの話はさておきまして、前半の質問が何とも(^^)。

『Draghi: Indeed, the TLTROs will enhance our monetary policy stance in a sense because they implement a significant expansion in credit.』

え????そ、そうなんですか?????????????

『They’re not really like the LTROs emergency funding. But these TLTROs are funding, they are to be used to lend to the real economy, to the non-financial companies, and especially to the SMEs.』

LTROは単なる流動性供給だがTLTROは貸出を伸ばすものである(キリッ)って話ですけど、あーた低利のファンディングだったら別に市場調達で特段問題なく出来るのであって、「よーしパパファンディングが付くからドンドン貸出基準を緩めちゃうぞー」とは成らないと思うのですが。そらまあ貸出金利が下がったりというような効果が出るかもしれないけど貸出がこれで伸びるというのはちょっと・・・・・・・・やるなら金融機関の資産査定をユルユルにすればこうかはばつぐんだ!だと思うのですけど。

『We do expect a sizeable take-up. During the last press conference I think I mentioned an upper ceiling. Now, market estimates and indications by individual banks would seem to say that, overall - so not only in the first two tranches, but also in the periodic operations - a take-up between ユーロ450 billion and ユーロ850 billion should materialise.』

ということで4500億から8500億ユーロとはずいぶんレンジがありますがまあそんだけ出るんだとよ。

『On the other hand, it’s quite understandable because these are funds that are at pretty long-term maturity with very, very attractive financial conditions.』

ふーん。

『Also, let me add that the indications coming from the bank lending survey that, as I just said, show a gradual-show actually I think for the first time a pickup in demand for loans and a gradual lessening of tightness on the supply side, would seem to indicate that these TLTROs will actually happen at the right time when there is demand for them.』

『So in this sense they are, not only enhancing our monetary policy stance, but they actually would give confirmation to our forward guidance.(以下は後半部分の回答なので割愛)』

なんちゅう説明やと思うのですが、では冒頭説明で(めんどいので引用割愛しましたが)ローンが伸びていないという話をしている訳で、本当にTLTROをやるとローンが盛大に伸びるのかいなというとだいぶ怪しいなと思いますがまあシャーナイナイですな。


・ABSやるやる詐欺に関しての質疑

『Question:(前半は地政学リスクが拡大したら追加緩和するのかという質問ですが割愛) And talking about the ABS purchase plan, you’ve often said that this is not something that the ECB can do alone - there are many actors, many institutions in Brussels and in Basel who are looking after that. But what can the ECB do on its own if it needs to act on a relatively short timeframe?』

ABS買入に関しては関係者が多いとか言ってるの言い訳だろうという事ですねわかります。

『Draghi:(前半割愛)On the ABS, you’re right. I said that the ABS final action will depend on the action of many other actors. First of all, we have intensified preparations on the ABS, the various committees of the ECB have worked, and are working, on that. And in the last press conference I kind of listed all the areas that need work.』

「you’re right」と言いながら正しいと言ってるのは元々の言い訳に関する部分を「正しい」と言っている辺りが実にこうインチキ話法っぽくていいですね!!!

『I would only add that we are proceedings with our work regardless of what the timing is for possible regulatory changes in this area.』

どう見てもやるやる詐欺です本当にありがとうございました。

『And the other news is that we are about to hire - I can’t disclose any names, because the thing isn’t finished yet - but we are about to hire a consultant who will help us to design this programme in the best possible fashion.』

制度デザインするコンサルタントを採用したとかナンジャソラという感じで直ぐに実施する気ねえだろという感じですが。

『And in so doing, it would lead to a reconstruction of a market that has disappeared with the crisis, also for good reasons. That’s why we are focusing our efforts on a market which would trade products that are, as I said on other occasions, simple, transparent and real. Simple, transparent and real. Simple means readable. Transparent means that you can actually go through and price them well. And real means that they are not going to be a sausage full of derivatives, as said in a somewhat more popular language.』

ということで市場の再育成(リーマンショックでコケたから)とか微妙な話もしていますが、これは最後の方の質疑で更に煙巻きモードの答えになっていく伏線のような気がする(^^)。

で、この質問の次の人も突っ込む。

『Question:(前半割愛、というかそれはそれでオモロイので後ほど)And just to get back on the ABS question, you gave some more details about the preparatory work, can you give us a sense, will this actually lead to ABS purchases? Or is this something that you will be talking about, consulting about, and may not actually lead to the ECB buying any of these things? Or are you confident that this will actually result in an ABS purchase programme? And do you have any better sense when that might be?』

ニヤニヤ。

『Draghi: The second question is, in a sense, either strange or easy to answer.』

ほえ?

『If we were to work on things that don’t happen, we wouldn’t spend our time well.』

仮定法過去キタコレ。

『So the work we are doing is with the expectation that we will take action in this field. Let me add that a final decision hasn’t been taken yet. So the final decision is to stand ready with a programme that would help to strengthen our accommodative monetary policy stance, injecting money into the real economy.』

結局威勢の良い言い方をしているだけで具体的な話は無しと。

でまあ他にもツッコミが来る来る。実は前に引用した質問とこの質問の間にもう一つテクニカルな質問としてABS買入に関する質疑があったのですがそこは割愛しまして。

『Question: I just want to follow up on the question on ABS purchases and the first answer you gave on this topic, because it seems to suggest that such purchases are already a done deal and that it’s not a question of if, but only a question of when and how. Is that correct? (後半割愛)』

『Draghi:(前半割愛)On the other point about ABS, well, in a sense, you know, ABS is just a name. And we know that the traditional ABS that were being traded before the crisis had many -- to be charitable -- many imperfections. And we certainly would not and could not recreate that sort of market, because it was considered -- some of these imperfections were actually considered one of the major roots or the major causes of the financial crisis. So our effort isn’t simple, because we want to recreate a market that is limited to a product that is -- as I said before -- simple, transparent and real.』

『Second, this market can actually -- we do -- I mean, Bank of England and ourselves believe that this market can restart, but the economics of this market must work. And what is now one of the major impediments to this is the present regulation. Having said that, no matter what regulators will be doing, we want to be ready. And that’s why we’ve intensified preparation.』

ということで、ダンディールだよなという質問に対しては「いやいや我々の政策の目的は実体経済に資金を回す事(=貸出を拡大させることという意味なんでしょ)ですからそれに沿った適切な政策のデザインが必要でしてねえ」みたいな感じでああでもないこうでもないと説明していく所が実にこう味わいがあるなあという感じです。


・なお他のトピックは「物価動向」と「地政学リスク」とちょっとだけポルトガルでありました

てな感じで質疑は進行していったのですが、今回の質疑応答って質疑応答の中でABS買入の話と地政学リスクの話と物価がアガランチ会長な話に思いっきり話が集中していまして(最初のだけはTLTROが何で金融政策スタンスを強化するのかという中々味わいのある質問でしたが)、特にABSやるやる詐欺の所は微妙に面白かったので先にネタにしたという所ですが、他のトピックに関しては明日にでも続きをする所存(と思います、大汗)。
 


サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2014/08/18(月)07:56:18  
  http://ameblo.jp/fpeye  


お題「決定会合レビュー続編で会見と月報鑑賞など」   2014/08/12(火)08:01:33  
  夏前にクソ暑くなって夏休みシーズン本番になって天気が悪いのが続いた年というのに記憶があるのだが何年の時でしたっけ??

なお、フィッシャー副議長の講演があったようですが・・・・・・・・・・・

[外部リンク] Vice Chairman Stanley Fischer
At the "The Great Recession--Moving Ahead," a Conference Sponsored by the
Swedish Ministry of Finance, Stockholm, Sweden
August 11, 2014

最初の小見出しが『Challenges Arising from the Growth Slowdown』なので報道の通りでお察しという感じですが日本ネタ優先で今朝はパスで勘弁してケロケロ。

ちなみにその小見出しの先は金融規制関連の話になっているので多分景気の見立てに関してはここの部分を見るのがヨロシなのだが超ウルトラ斜め読みすると海外経済がイマイチで住宅市場が弱くて労働市場は構造的に弱いというエライ弱気な説明をしているような気がしますが、そこまで弱いのか米国という違和感が何となくあるけど精読していないのでパスね。


○その前に市場メモというか短国買入メモ

昨日のオペオファー
[外部リンク] 1,000 2014年8月15日
国庫短期証券買入 25,000 2014年8月13日
国債買入(残存期間1年超3年以下) 3,000 2014年8月13日
国債買入(残存期間3年超5年以下) 2,000 2014年8月13日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 4,000 2014年8月13日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)(注3) 4,000 2014年8月11日 2014年8月12日

ということで短国買入ですが3兆では無く2.5兆円でのオファーでしたが・・・・・・・

[外部リンク] 33,482 25,001 -0.005 -0.001 61.5
国債買入(残存期間1年超3年以下) 11,220 3,002 0.002 0.003 8.0
国債買入(残存期間3年超5年以下) 13,125 2,002 0.006 0.006 87.0
国債買入(残存期間5年超10年以下) 12,202 4,006 0.005 0.005 82.4
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)(注4) 119 119 -0.400 -0.400
社債等買入 1,893 1,001 0.111 0.119 61.2

つーことで結果はというと2.5兆円の買入に対して3.3兆円の応札しか入らなくて足切りも5糸強まで流れていまして、先週の馬鹿強い入札だった新発6MTB(470回)ですと11日付の売買参考統計値が1.2bpなので一番強い所で0.7bpの出来上がり利回りで日銀様お買い上げという結果になっておりまして、入札馬鹿強い所に入れて強くして大勝利でしたね(棒読み)という所ですが、まあ応札がこのテイタラクという状態ですので先月後半に3兆連発買入を行った効果が出て参りましたなという所で、またも市場流通玉がカラカラ帝という残酷な状態になっておられますな。まーオペ担当部署もヒアリングとかで玉がねえというのは把握して今回3兆では無くて2.5兆円のオファーにしたのでしょうが、それでもこの有様となってしまって世の中玉が無いのがあからさまに判るの図になっちゃいましたな。

ということで、まあ要するに短国買入に関しては既に現状の残高(年末にかけては7月末の残高が維持できていれば概ね問題は無いと思う)を維持しているだけで何かの拍子に短国の需給が結構逼迫する事になってしまいますね、という事が判った訳でして、来年のMB拡大の「その他」で短国買入を増やすのはどう見ても無茶(その他部分で貸出支援オペを例えば今の2倍から4倍までオッケーみたいな荒業を使って枠を増やすにしたって貸出支援オペは共通担保貸出になるのでその分だけ担保玉のニーズが高まるから結局の所短国の需給に皺寄せが来る)ですなあさて来年のオペ運営どうするんでしょうかねえという所ですが、暫く前の総裁会見での発言っぷりを見るにどうも短国市場が残忍なカラカラ帝状態になっても知らんがなと思っているのではないかという節がある所がオソロシスではあります。


○決定会合レビュー:金融経済月報を鑑賞の巻(今回は前回比較の他におまけつき)

[外部リンク] というか現状判断部分は声明文と同じ文章なので同様なの当たり前なのですが。

『わが国の景気は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動がみられているが、基調的には緩やかな回復を続けている。』(今回)
『わが国の景気は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動がみられているが、基調的には緩やかな回復を続けている。』(前回)


『海外経済は、一部になお緩慢さを残しつつも、先進国を中心に回復している。輸出は弱めの動きとなっている。設備投資は、企業収益が改善するなかで、緩やかに増加している。公共投資は高水準で横ばい圏内の動きとなっている。雇用・所得環境が着実に改善するもとで、個人消費や住宅投資は、基調的に底堅く推移しており、全体としてみれば駆け込み需要の反動の影響も徐々に和らぎつつある。以上の内外需要を反映して、鉱工業生産は、足もとでは弱めの動きとなっているが、基調としては緩やかな増加を続けている。』(今回)

『海外経済は、一部になお緩慢さを残しつつも、先進国を中心に回復している。輸出は、このところ横ばい圏内の動きとなっている。設備投資は、企業収益が改善するなかで、緩やかに増加している。公共投資は高水準で横ばい圏内の動きとなっている。個人消費や住宅投資は、このところ駆け込み需要の反動がみられているが、基調的には、雇用・所得環境が改善するもとで底堅く推移している。鉱工業生産は、振れを伴いつつも、基調としては緩やかな増加を続けている。企業の業況感は、駆け込み需要の反動の影響がみられているが、総じて良好な水準を維持している。』(前回)

声明文と同様なので手抜き攻撃ですが、輸出、生産の現状判断が下がっていまして、雇用所得環境と個人消費および住宅投資の表現を強めています。


・先行きは輸出を下げていますよ!!!

で、先行き。

『先行きのわが国経済は、緩やかな回復基調を続け、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響も次第に和らいでいくとみられる。』(今回)
『先行きのわが国経済は、緩やかな回復基調を続け、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響も次第に和らいでいくとみられる。』(前回)

という基調判断部分は声明文の通りで変化はありませんが、その内訳には変化が。

『輸出は、海外経済の回復などを背景に、緩やかな増加に向かっていくと考えられる。』(今回)
『輸出は、海外経済の回復などを背景に、緩やかに増加していくと考えられる。』(前回)

アタクシ基本的にこの手の差分チェックを人力でする人なのですが、文章のニュアンスなどを読みつつもあとチェックするのは字数でして(^^)、文言の位置がずれる→字数が違う→変化がある!とピクピク反応するのですが、こちらの差分は字数を見て気が付くの巻という状態でした(笑)。

この「緩やかに増加していく」→「緩やかな増加に向かっていく」という変化が何ともこう味わいがある訳でして、「緩やかな」というヘッジ文言を入れつつも言い切り方になっていたのが、今回「増加に向かっていく」と更にヘッジ文言が入ってきているという判断引き下げですな。

ちなみにニュアンスを確認する為に英文を比較するとこうなります。

[外部リンク] 『Exports are expected to head for a moderate increase mainly against the background of the recovery in overseas economies.』(今回英文)
『Exports are expected to increase moderately mainly against the background of the recovery in overseas economies.』(前回の英文)

日本語のまんまという感じですな(^^)。

でまあ輸出が下がっている分の帳尻は同様に雇用所得と消費や住宅になります。

『国内需要については、公共投資は、高水準で横ばい圏内の動きを続けるとみられる。設備投資は、企業収益が改善傾向を続けるなかで、緩やかな増加基調をたどると予想される。』(今回)
『国内需要については、公共投資は、高水準で横ばい圏内の動きを続けるとみられる。設備投資は、企業収益が改善傾向を続けるなかで、緩やかな増加基調をたどると予想される。』(前回)

ということでここまでは同じ。


『雇用・所得環境の着実な改善が続くもとで、個人消費や住宅投資は引き続き底堅く推移し、駆け込み需要の反動の影響もさらに和らいでいくとみられる。』(今回)
『雇用・所得環境の改善が続くもとで、個人消費や住宅投資は引き続き底堅く推移し、駆け込み需要の反動の影響も次第に和らいでいくとみられる。』(前回)

てな訳でこちらでも「着実な改善」とか駆け込みの反動を「さらに」和らぐとか、先行き見通しの輸出の下げ部分を帳尻合わせに来ております。

『以上の内外需要を反映して、鉱工業生産は緩やかな増加基調をたどると考えられる。』(今回)
『以上の内外需要を反映して、鉱工業生産は緩やかな増加基調をたどると考えられる。』(前回)

なお、上記のように生産には変化がありませんので下がっているのは輸出だけです。


・リスク要因以下は変化なし

基本声明文と同じなので引用だけ。

『この間、リスク要因としては、新興国・資源国経済の動向、欧州債務問題の今後の展開、米国経済の回復ペースなどが挙げられる。』(今回)
『この間、リスク要因としては、新興国・資源国経済の動向、欧州債務問題の今後の展開、米国経済の回復ペースなどが挙げられる。』(前回)

変化なしですな。

『物価の現状について、消費税率引き上げの直接的な影響を除いたベースでみると、国内企業物価は、3か月前比で緩やかに上昇している。消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、1%台前半となっている。予想物価上昇率は、全体として上昇しているとみられる。』(今回)

『物価の現状について、消費税率引き上げの直接的な影響を除いたベースでみると、国内企業物価は、3か月前比で緩やかに上昇している。消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、1%台前半となっている。予想物価上昇率は、全体として上昇しているとみられる。』(前回)

これまた変化なし。

『物価の先行きについて、消費税率引き上げの直接的な影響を除いたベースでみると、国内企業物価は、当面、緩やかな上昇を続けるとみられる。消費者物価の前年比は、暫くの間、1%台前半で推移するとみられる。』(今回)
『物価の先行きについて、消費税率引き上げの直接的な影響を除いたベースでみると、国内企業物価は、当面、緩やかな上昇を続けるとみられる。消費者物価の前年比は、暫くの間、1%台前半で推移するとみられる。』(前回)

ところでいるまで「暫くの間」なのでしょうかという話については昨日も悪態申し上げた通りでございます。んでもってその先は金融環境ですが特にインプリケーションも無いので割愛します。


・たまには本文を鑑賞

本文3ページ(ファイルの5枚目)以降に輸出の話があるのですが、こちらを鑑賞すると中々アレ。

『実質輸出は、弱めの動きとなっている(図表6(1)、7)。』という所の先の方からね。

『輸出が新年度入り後も勢いを欠いている背景としては、ASEAN諸国の一部などわが国との関係が深い新興国経済のもたつきが挙げられる。』

ほほう。

『また、駆け込み需要に伴う国内向け出荷優先の動きは概ね収束したとみられるが、寒波等の影響を受けた1〜3月の米国経済の減速が予想以上に大きかったことや、本年にかけて自動車メーカーを中心に海外生産を拡大する動きが相次いだことが、ラグを伴いつつ、輸出の下押し要因として作用している。』

ふーん(棒)。

で、地域別で一番の注目は米国ですが・・・・・・・・

『米国向けは、1〜3月に前期比で小幅増加したあと、4〜6月は幾分減少した。米国景気の緩やかな回復や為替相場動向を踏まえると、基調的には緩やかな増加傾向にあると考えられるが、前述した寒波の影響や現地生産拡大の動きなどが、自動車関連を中心に、下押し要因として作用しているとみられる。』

はあそうですか(棒)という所ですが、この「減少したのに基調的には緩やかな増加」という表現は何というかもうねという表現で、日銀文学というよりは最早大本営発表文学を思わせる(銃声)。

でまあ財別の話もあるので当然自動車に注目するのですが・・・・・・・・・

『財別にみると(図表7(2))、自動車関連は、1〜3月にかけて減少したあと、4〜6月も横ばいにとどまっている。米国の自動車販売が2006 年以来の高水準となっていることなどを踏まえると、基調的には緩やかながらも増加傾向を維持していると考えられるが、一部新興国の弱さや米国の寒波、現地生産の拡大など、前述した諸要因がマイナスに作用しているとみられる。』

まあ米国向けといえば自動車なので同じ表現がここにもキタコレですが、米国の自動車販売が高水準なのにジャパンの輸出が横ばいにとどまっているというのに「僕の輸出がこんなに伸びない訳がない」ということで基調ながら増加傾向を維持とかどう見ても大本営発表です本当にありがとうございました。


でまあ先行きの輸出については本文6ページ辺りになるのですが。

『先行きの海外経済は、先進国を中心に、緩やかに回復していくとみられる。また、上記のような為替相場の動きも、引き続き輸出の押し上げに作用していくと予想される。』

という説明になっているのですが、為替円安になっても輸出伸びていないと思うのですけどという所ですが、その後は地域別の話をしていまして、その次に関連してということで情報関連分野の話が出てくるのですが、肝心の米国向け自動車に関しての先行きの話が・・・・・・・

『この間、自動車を中心とした海外生産拡大の影響は、当面、輸出の下押し要因として残るとみられる。』

の一言で片づけていまして、木内審議委員が指摘する「結局の所全然輸出伸びて無いじゃん」な話については華麗にスルーというのが実に味わいがあるというものです。

ということで、折角輸出の部分が話題になっていたので本文の方の鑑賞結果もおまけということですが、何ともこう大本営発表なテイストを漂わせる表現に味わいがあるという所ですね!!!!!!


○総裁会見の説明が中々無理矢理な件について

[外部リンク] 実質最初の質問からいきなりカマシが参ります。

『(問) 景気の認識について、より詳しくお伺いします。4〜6月期の景気は、消費増税の反動減の影響が想定よりも大きかったとの見方や、足許で、6月の鉱工業生産が大きく落ち込んだり、7月の百貨店売上高は一部店舗でマイナスが続くなど、経済活動の弱さを示すデータもあります。それにもかかわらず、今後緩やかな回復を辿るとする根拠等についてご説明下さい。』

ニヤニヤ(・∀・)

『(答) まず、個人消費については、消費税率引き上げに伴う反動減が引き続きみられていますし、品目による程度の差はあるわけですが、全体としてみれば、その影響は徐々に和らぎつつあるという点には変わりないと思います。先行きは、先程も申し上げた通り、消費税率引き上げによる実質所得押し下げの影響を含めて、引き続き注意深く点検していく必要はありますが、基本的に、雇用・所得環境の着実な改善が続いていることを踏まえると、個人消費は底堅く推移していくとみています。』

ふーん。

『鉱工業生産については、駆け込み需要の反動減や輸出のもたつきから弱めの動きとなっていますが、予測指数や企業ヒアリングの結果を踏まえると、基調としては、緩やかな増加を続けていると評価できると思います。また、企業の業績やマインドは総じて良好な水準にあり、企業の積極的な投資スタンスは維持されていると思います。』

出た都合のよい指標持ち出し攻撃。

『このように、わが国経済は、家計・企業の両部門において、景気の前向きな循環メカニズムが維持されており、先行きも緩やかな回復基調を続けるものとみています。』

どう見ても棒読みです本当にありがとうございました。実際はもうちょっとくどくどだった気もせんでも無いが一々ビデオ見直す気もせんので暇な方確認してちょ。


・円安でも輸出が増えない件について

次の方の質問である。

『(問) 2点お伺いします。1点目は、輸出について、総裁は、海外経済が回復してくれば増えるというお話をされていますが、実際は、円安になったにもかかわらず増えないという状況が続いています。これは日銀の想定外の動きとみているのかどうか、詳しくお話して頂けますでしょうか。(2点目割愛)』

さて・・・・・・・・・

『(答) まず、1点目の輸出の足許の弱さですが、今年の1〜3月期がマイナスで4〜6月期も僅かながらマイナスと言うことで、2四半期マイナスが続きました。マイナス幅は非常に小さいので、横ばい圏内の動きと見ることもできますが、2四半期マイナスが続いたということから言って、足許は弱めということは否めないと思います。』

ふむふむ。

『ただ、その理由については、基本的には、従来から申し上げているような新興国経済の回復が若干もたついていたこと、それから、米国経済の1〜3月期の減速が寒波の影響で予想以上に大きかったことという循環的な要因や一時的な要因があったわけです。』

循環要因だから戻ると言いながら戻っていませんが・・・・・・・・・

『米国の第1四半期のマイナス成長は、春先までラグを伴って、日本からの輸出を下押ししていた可能性はあると思っております。このほか、日本企業の海外生産の増加、海外展開といった構造的な要因も影響はしていると思っておりますが、構造的な要因というのはそう簡単に変わるわけではなく、別の言い方をすれば、何年も前からあったものであり、足許が弱いことには、やはり循環的な要因や一時的な要因が影響していると思われます。』

えーっと木内審議委員は「足元どころか長期にわたって基調的に見ると横ばい」という指摘をしていますが・・・・・・・

『先行きについては、世界経済は、先進国を中心に成長率が、昨年よりも今年、今年よりも来年と高まっていくというのが、IMFを含めてコンセンサスになっています。そういうもとで輸出は、特にわが国の製造業が得意としている高付加価値の製品を中心に、緩やかな増加に向かっていくとみています。』

こうふかかちせいひん???????

『この点、資本財・部品の輸出の先行指標となる機械受注の外需、あるいは短観の先行きの海外での需給判断DIも、改善傾向が示されています。』

まあいつまでもこの話をしていますな。

『なお、先程申し上げた構造的要因につきましても、もう少し長い目でみると、かつての過度な円高水準が是正されて、海外生産比率の上昇ペースは少なくとも鈍化しているようです。最近の政策投資銀行の調査などを見ましても、今年の国内での設備投資計画というのは、非常にしっかりしたものがある一方で、海外での投資は、ここ数年に比べるとかなり減速するという見通しです。』

でも国内での投資ってビンテージ更新と省力化であって生産の拡大じゃないですよね。

『こういう点からも、これまでのようなペースで海外展開がどんどん進んでいく姿にはなかなかならないのではないかと思っております。』

海外展開が止まっても別に国内に戻るとも思えませんし、海外展開が止まったから輸出が伸びるのかというとそれは別問題のような気がしますが。

『いずれにせよ、構造的要因については当面続くなか、輸出が弱めになっている一時的な要因は剥げ落ちつつあり、循環的な要因は先程申し上げたように、先進国を中心とした景気回復が全世界に及びつつあるということで、世界経済の成長が加速していく中で日本の輸出も緩やかながら増加していくと見ています。(以下割愛)』

てな訳で随分と説明が無理矢理っぽいですな。


・需給ギャップは改善している(キリッ)の話

これは質問者の質問がヘタクソだが説明もまた妙なので面白ネタでもある。

『(問) 年度後半の物価の見通しについてお尋ねします。日銀は、年度後半から物価上昇ペースが再拡大していくとみていますが、その根拠の1つは需給ギャップの解消、もう1つは予想物価上昇率の上昇です。』

と、ここまでは良いのだが・・・・・・・・・

『そうした中、最近株価が世界的にかなり動揺している状況で、先行きに不透明感が強まっています。また、本日発表された景気ウォッチャー調査でも、先行きのマインドにやや鈍さがみえています。個人、企業のマインド面の鈍さがあっても、先行きインフレ予想が上がっていくというシナリオにかなり疑問を感じる部分もあるのですが、総裁はどうお考えでしょうか。』

これ質問の仕方が間抜けで、景気のマインドと期待インフレを2%でアンカーさせるのは別問題になるので、こういう質問をしてもしょーがないですし、大体からして期待インフレの計測は(需給ギャップも大概だが需給ギャップ以上に)難しい訳で、(後の方で別の記者が質問していますが)よりあからさまに出てくる需給ギャップが本当にプラスで推移するのかという筋で質問しないといけないのよね。つーかこの手の質問って基本的に「日銀のロジックに乗って逆手を取る」形で質問しないとオモシロ回答は出てこないのでこの記者は質問の下手さを猛省すべきと思われます。

しかし回答で自爆気味の黒田総裁なのでした(^^)。

『(答) 基本的に、ごく短期を除けば、中長期的に物価上昇を決定していく大きな要因としては、今ご指摘のような、需給ギャップの動きと人々の予想物価上昇率の動きの2つが非常に重要であるということは、色々な研究で示されています。私どもの「量的・質的金融緩和」によって2%の「物価安定の目標」をできるだけ早期に実現するという政策を考える上でも、この2つに注目しています。』

で?

『これまでのところ、需給ギャップは着実に改善しており、日銀の推計ではこの1〜3月は若干プラスになりました。4〜6月はおそらくGDP自体が反動減でマイナスになると思いますので、需給ギャップがどうなるかはまだ分かりませんが、いずれにせよ私どもの見通しでは潜在成長率を上回る成長が2014年度、2015年度、2016年度と続く見通しであり、需給ギャップは引き続き改善し、プラス幅をさらに拡大していくとみています。』

なんか凄い説明だが、1-3でプラスを前面に出すと4-6は盛大にマイナスになるのだがその話をスルーして先の話をするとか中々豪快な説明。

『この点から、物価上昇率が、先程申し上げたような形で年度後半から再び加速して、見通し期間の中盤頃に2%程度を達成するという見通しには変わりはありません。』

ふーん。

『一方、物価上昇期待については、期待ですのでなかなかハードデータは見出し難いですが、様々なアンケート調査あるいはブレイク・イーブン・インフレ率をみると、いずれも緩やかながら上昇してきています。特に昨年「量的・質的金融緩和」を導入した頃と比べると、かなりはっきりと物価上昇期待というのは上昇してきています。これは、おそらく実際に物価が上昇してきているもとで、期待自身も上昇してきているということだと思います。』

そら消費税上がってますしと思いますし、実質所得の話はどうなのという気もしますが。


でまあ関連してちょっと後の方で別の方が需給ギャップがそんなに行かないのではという質問をしていますがそこで追加緩和と絡めない方がオモシロ答弁が聞けたように思えるのが残念な所。

『(問) 先程、物価目標の達成に重大なリスクが生じてくれば、調整を行うとおっしゃいました。需給ギャップは、非常に大きな影響を与える要因だと思います。もともと日銀は、2014年度の成長率について当初1.4%ないし1.5%と見込んでいました。それが4月、7月と2回連続で下方修正され、足許では1.0%になっています。4〜6月も今のところ、想定以上に落ち込みが大きくなるのではないかとみられています。先程も、総裁は、14年度、15年度、16年度は、潜在成長率を上回る成長を続けるとおっしゃいました。一方で、経済・物価見通しが大きく下振れた場合には、調整を行うともおっしゃっています。次回10月の展望レポートで、3回連続で14年度の成長率を下方修正せざるを得ない状況になり、0.5%前後とみられている潜在成長率近辺まで成長率が下がる状況になった場合には、やはり躊躇なく調整を行うと理解して良いのでしょうか。(2点目割愛)』

説明がクソ長いです。

『(答) 1点目の成長率についてです。昨年4月に「量的・質的金融緩和」を導入した時からの展望レポート、中間評価の動きをずっとみて頂くとお分かりになる通り、物価上昇率の見通しはほとんど変わっていませんし、どちらかといえばむしろ上がっているかもしれません。一方、成長率の見通しは、特に足許で若干下がっています。これは、昨年来申し上げている通りですが、内需が最初予想したよりもかなり強い一方で、特に昨年後半は外需がマイナスに効いて成長率を押し下げました。輸出マイナス輸入がマイナスに効いたのは、内需の強さを反映して輸入がどんどん伸びた一方、輸出が循環的な要因等により期待ほど伸びなかったためです。』

何ちゅうか物は言いようとはこのことですな。

『こうした中で、内需中心の景気回復が起きています。』

(キリッ)という感じですが。

『内需中心ということは、非製造業、サービス産業の需要が増えます。非製造業は労働集約的な産業が多いので、労働需給はかなり逼迫してきています。また、設備投資をリーマンショック後あまり実施していなかった――減価償却が投資よりも多かった──こともあり、資本ストックがマイナスになり、需給ギャップがかなり急速に縮んできて、物価上昇率が昨年4月に想定した通り、あるいはそれよりもやや強めに推移しています。』

ほうほうそれでそれで?

『成長率は、想定よりも足許少し弱めになってきていますが、今後の見通しについて、0.5%前後あるいはそれ以下と言われている現在の潜在成長率を下回る可能性は、あまりないと思います。もちろん、4〜6月は1〜3月の反動でマイナス成長になると思いますが、基調としての日本経済の回復、成長は続いていると思いますので、展望レポートで示したような成長が、今年度、来年度、再来年度続いていくという見通しに変わりはありません。』

ということで、結局は何だか判らないけど兎に角大丈夫だから大丈夫なんだよという説明になっているのでした。


・実質賃金低下に関する説明がイカサマにも程がある件について

『(問) 実質賃金の低下とインフレ期待の関係についてお伺いします。毎月勤労統計によると、実質賃金は、12か月連続マイナスの状態になっています。そうした中で、人々は、今後、持続的に2%のインフレを維持できる状態になるという未来をなかなか信じ難い体感のようなものがあるように思います。この後、賃金が上がっていくメカニズムというものがどのように起こるのか、改めてご説明頂けないでしょうか。また、その点について日銀以外の、政府、企業、民間あるいは個人について期待することがあれば教えて下さい。』

ふむふむ。

『(答) 実質賃金が下がっていることは、大半というかほぼ全て、消費税率引き上げによるものです。』

そ、そうだったのかー!!!!

『今回の消費税率引き上げによる影響は、一時的な、1回限りのものですから、12か月経つとその影響はなくなります。消費税率引き上げの影響による実質賃金の低下が、未来永劫続くということではないと思っています。』

前年比ではそうですけど上がった税率は下がらないのですけどという事で、都合よく前年比の話を持ち出している所が実にアレ。

『ちなみに、消費税率引き上げの影響を除いて、生鮮食品を除く消費者物価指数の動きをみると足許1.3%ですが、ご承知のように、雇用の改善と名目賃金の上昇の両方を合わせると、雇用者所得は2%強ぐらい増加していますので、消費増税分を除くと、実質賃金は増加しています。』

何というものは言い様。一人当たりベースでの実質賃金の低下の話は完全スルーですかそうですか。

『もちろん、消費増税も負担であることは間違いありませんので、それが実質賃金を下げていることは事実ですが、税金の負担の部分とそれ以外の部分とは分けて考える必要があるのではないかと思っています。』

ふーん。

『税金の影響を除いた基調的な部分で言うと、雇用者所得も物価上昇率を超えて上がっていますし、今回の消費税率引き上げは、実質賃金の上昇率にずっと影響を与えるものではなく、統計上も12か月経つと剥げ落ちます。消費税率引き上げについては、駆け込みとその後の反動減という動きのみならず、実質賃金を押し下げる効果の影響もみていかなくてはならないと最初に申し上げましたが、その影響は無限に続くものでなく、基本的には、1年間統計上に現れるものと思っています。』

もう段々説明がアレになっておりますし、大体からしておまいら2%の物価目標掲げているんだがそっちと賃金の伸びとの兼ね合いはどうなっているんだよと小一時間ですし、来年度賃金がちゃんと上がってくれるのか全然わからないのですけれどもねえ。今年度の場合は消費税引き上げもあったのでさすがに雀の涙程度でも賃金上げないとという話になっていたでしょうけど来年度ってどうなのよという話ですがな。

つーかそれ以前の問題として来年度も黒田さんの主張によりますと消費税率上がるんでまた効果が出てくるんですけどねえ・・・・・・・・・・・

『従って、今後の中長期的な動向をみていくためには、やはり実質的な成長がどのくらいになっていくかが中心です。当面は、潜在成長率を上回る成長が──昨年度もそうでしたが──、今年度、来年度、再来年度と続きますが、いつまでもずっと続くわけではないので、中長期的には、やはり潜在成長率を押し上げていく、引き上げていくことが必要です。そのためには企業が前向きの投資を行い、イノベーションを進める、あるいは政府が日本再興戦略の改訂版で示されたような各種の規制緩和とかその他の政策を着実に実行していくことを通じて、潜在成長率自体を中長期的に押し上げていくことが、中長期的な実質賃金の上昇のために一番必要だと思います。』

まあ最後の所は普通に重要だがどうでも良い話なのでまあこんなもんでしょ。


・物価が上がっても成長下振れしたらどうすんのという質問

『(問) 先程来の質問にも出ているように、足許で弱めの経済指標が目立っている一方で、物価については今のところ日銀の想定通りに進んでいる面が大きいと思います。そこで率直にお伺いしますが、今後、成長が下振れても物価が日銀の見通しに沿っているのであれば、追加的な政策対応は必要ないとお考えなのか、それとも、成長が下振れれば先行きの物価安定についてそれなりの阻害要因になるとお考えなのか、ご所見をお願いします。』

ちょっと惜しいちゃあ惜しくて、多分「それとも」以下の所は不必要で、そこは相手に答えさせる方が良かったように思えます。

『(答) 日本銀行の金融政策の一番大きな目標は物価の安定であり、それを、消費者物価の総合指数で2%程度の上昇が安定的に持続することと定義しています。これは、各国の中央銀行の考え方と基本的に同じです。その点からいえば、日本銀行の最終的な政策目標が、2%の「物価安定の目標」をできるだけ早期に達成し、安定的に持続させることであるのは間違いありません。その際に、景気動向や雇用・賃金の動向等をみて、今後の物価動向を推し量ることもしていますので、金融政策が毎月の物価上昇率だけに左右されることはないと思います。』

ふむ。

『日本銀行の金融政策の第1の政策目標は、物価の安定ですので、物価に重大な影響を与える要因に動きがあり、目標達成にリスクが生じることがあれば、当然、金融政策の調整は行います。金融政策の目標は、あくまでも物価の安定ですが、消費者物価指数の動きだけをみているわけではありません。』

ということで、最後の部分ですけど、これは「物価の数値だけでは無くて景気とかも見ています」という意味で説明はしている(物価の指標として色々と見ているという話ではないのは明らか)のですが、これだと成長が下振れても物価目標行けば無問題と言っているのかそうじゃないのかがちと良く判らんです。


・物価のコンポーネントの何が上がるのかという質問

『(問) 物価上昇に関して、どのような業態、業種の物価が上がっていくのか、そのメカズニズムも含めて具体的に教えて頂けないでしょうか。』

これ質問丸め過ぎで、実際は「年度後半に上昇するということですが、どのコンポーネントが上昇するということなのでしょうか」という質問だったと思います。

『(答) 個々の財貨・サービスの価格がどう動いていくかというと、それぞれの財貨・サービスの様々な需給要因がありますので、それによって動いていきます。そういった個々の価格の動きを全体として総合した物価指数がどのように動いていくかというときには、先程申し上げたようなマクロ的な需給ギャップ、それからマクロ的な物価上昇期待というものが大きな影響を与えるということは、多くの研究で指摘されている通りです。』

ほうほうそれでそれで??

『逆に言うと、個々の財貨・サービスの価格、例えばガソリンの価格ですとか、特定の食品の価格については、影響を与えるファクターが色々あって、その動きから個々の価格を予測して、総合して、消費者物価の上昇率を予測するということは、むしろできないわけです。』

え?

『短期的には個々の価格の動きから消費者物価の動きを推測するということはできますが、半年、1年、2年、3年といった一定の期間を通じた消費者物価指数のマクロ的な動向をみるときには、個々の価格の動きを足し合わせるよりも、マクロ的な需給バランスや人々の物価上昇期待というものを予測して、そこから物価上昇率を予測するというのが理論的に正しいだけでなく、実際にもそれが一番当たるといいますか、それしかないと思います。』

なるほど!だから日銀の物価見通しは短期は精密だけれども(銃声)。

『繰り返しになりますが、個々の価格について、ガソリンの価格が来年どのくらいになっているかとか、そういったことを予測するというのは、できないとは言いませんが、財貨・サービスの価格を全て予測して、それを総合して、消費者物価指数の動きを予測しても当たりません。』

当たらないのに短期的な「暫くの間」の物価見通しについて声明文で示しているのは何ででちゅかねえ(棒)。

『消費者物価やマクロ的な計数は、マクロ経済の動向によって決まってきます。需給ギャップが縮んでいく、あるいはプラス幅が拡大していくという中で、消費者物価指数は上がっていきます。それを踏まえて予想物価上昇率も現に上がってきていますし、今後とも上がっていくと思います。両者が相まって2015年度を中心とする期間に2%の「物価安定の目標」が達成されるだろうと思っています。先日公表した展望レポートの中間評価でもそういう数値になっています。』

何ちゅうか凄い答えなのですが、質問の方は会見のビデオを見た限り「今年度後半に上昇していく物価のコンポーネントは何でしょう」というものでしたので、この説明って何なんですかというか、そもそも短期的には推測できるという話をしているのに半年後はもう判らんとか何か説明が強引ですなという所で。

・・・・・ということでまあ総じて今回の総裁の説明は出来が悪いという感じですな。段々「2年」が近くなっているのですから益々ツッコミがきつくなってくると思いますよ大丈夫ですかねえ。
 


お題「決定会合レビュー:アタクシ的には微妙なテイストに仕上がっていますな/銀行決算レポートキタコレ」   2014/08/11(月)08:00:59  
  厭債害債さんがエントリー連投しておられます。

[外部リンク] GPIF改革と利益相反

[外部リンク] Guesswork

[外部リンク] 『わが国の景気は、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動がみられているが、基調的には緩やかな回復を続けている。』(前回)

という総括判断には変化ありません。

『海外経済は、一部になお緩慢さを残しつつも、先進国を中心に回復している。輸出は弱めの動きとなっている。』(今回)
『海外経済は、一部になお緩慢さを残しつつも、先進国を中心に回復している。輸出は、このところ横ばい圏内の動きとなっている。』(前回)

ということで輸出の判断下げているのですが、それはそれとしまして海外経済に関しては「回復している」という判断が継続している訳で、海外経済が回復しているのに輸出が弱めとはこらまたどういう事ですねんという辺りは月報の中で何か書いてあるかどうか確認したいですね!!!!

『設備投資は、企業収益が改善するなかで、緩やかに増加している。公共投資は高水準で横ばい圏内の動きとなっている。』(今回)
『設備投資は、企業収益が改善するなかで、緩やかに増加している。公共投資は高水準で横ばい圏内の動きとなっている。』(前回)

設備投資と公共投資は同じです。

『雇用・所得環境が着実に改善するもとで、個人消費や住宅投資は、基調的に底堅く推移しており、全体としてみれば駆け込み需要の反動の影響も徐々に和らぎつつある。』(今回)
『個人消費や住宅投資は、このところ駆け込み需要の反動がみられているが、基調的には、雇用・所得環境が改善するもとで底堅く推移している。』(前回)

今回は雇用所得環境に関して「着実に」改善と改善の表現を強くしたのと、個人消費や住宅投資に関する表現も「全体として見れば」とか微妙にヘッジを入れながらも駆け込み需要の反動の影響が徐々に和らぎすつあるそうですよ先生!!

『以上の内外需要を反映して、鉱工業生産は、足もとでは弱めの動きとなっているが、基調としては緩やかな増加を続けている。』(今回)
『鉱工業生産は、振れを伴いつつも、基調としては緩やかな増加を続けている。企業の業況感は、駆け込み需要の反動の影響がみられているが、総じて良好な水準を維持している。』(前回)

生産は今回「足もとでは弱め」となっていますが、基調としては緩やかな増加という判断を継続という良く良く考えたらナンジャソラという感じで、これまた輸出の所と同様に怪しげな説明となっていますなあという感じです。

『この間、わが国の金融環境は、緩和した状態にある。物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、消費税率引き上げの直接的な影響を除いたベースでみて、1%台前半となっている。予想物価上昇率は、全体として上昇しているとみられる。』(今回)

『この間、わが国の金融環境は、緩和した状態にある。物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、消費税率引き上げの直接的な影響を除いたベースでみて、1%台前半となっている。予想物価上昇率は、全体として上昇しているとみられる。』(前回)

つーことで金融環境とか物価の話は同じです。


・先行き見通しは同じ

『先行きのわが国経済については、緩やかな回復基調を続け、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響も次第に和らいでいくとみられる。消費者物価の前年比は、暫くの間、1%台前半で推移するとみられる。』(今回)
『先行きのわが国経済については、緩やかな回復基調を続け、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動の影響も次第に和らいでいくとみられる。消費者物価の前年比は、暫くの間、1%台前半で推移するとみられる。』(前回)

でまあ毎度なのですが、物価安定目標に対する水準にまだ届いていないという状況の中で物価の見通しの「暫くの間」の表現が変わらないというのはつまり物価安定目標達成の時期が後ずれする事になるのですけれども置物副総裁首洗ってますか????


・リスク要因も同じ

展望レポートの中間レビューは今回ありませんので飛ばしましてリスク要因。

『リスク要因としては、新興国・資源国経済の動向、欧州債務問題の今後の展開、米国経済の回復ペースなどが挙げられる。』(今回)
『リスク要因としては、新興国・資源国経済の動向、欧州債務問題の今後の展開、米国経済の回復ペースなどが挙げられる。』(前回)


・所期の効果を発揮しているとな

毎度の最終パラグラフ。

『「量的・質的金融緩和」は所期の効果を発揮しており、日本銀行は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「量的・質的金融緩和」を継続する。その際、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う(注)。』(今回)

『「量的・質的金融緩和」は所期の効果を発揮しており、日本銀行は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「量的・質的金融緩和」を継続する。その際、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う(注)。』(前回)

ということでこちらも堂々の同じ表現になっています。ついでに木内さんの提案も毎度同じなのですが、「2年間程度の集中対応措置と位置付ける」というのは残り半年とかの状況になっているので表現を変えた方が宜しいのではないでしょうか。


・ということで感想

えーっとですな、この後の会見ネタ(詳しくは本日テキスト出てから)にも通じるのですが、今回の声明文の表現は「輸出は下げるのに海外経済は回復継続のまま」とか「生産は下げるのに基調的な云々は同じ」というような微妙に往生際の悪い下方修正部分に加え、バランスを取っているのか知らんが消費税増税の反動に関する説明を(ホンマカイナという感じもするのですが)入れてみたり、雇用所得環境の表現を強くしてみたりという事で、何というか言い訳っぽいテイストに仕上がっておりますな。

でまあ今回はこのような変化が起きているのですが、何ともまあ中途半端というかな変化だなあと思う所でありまして、ヘーキヘーキと突っぱねる(達観すれば輸出だって横ばい圏内で突っ張って表現するという手はあったと思う)という手もあるような気がする所を素直(かどうか知らんが)に下げてくる辺りがほうほうそうですかという所なのですが、一方で国内需要に関する表現を強くしてみたりという微妙な往生際の悪さもあって、出来上がりのテイストが実にこう微妙になっているようにアタクシには思えますがどうでしょうかね。

ということで、まあ普通に日銀の行動パターンを考えたら10月の展望レポートは突っ張ってくると思われるのですが、経済のデータを素直に見てるとうーむという感じになっているのではなかろうか、という風に今回の表現変化(と会見)を見て思ったのは考え過ぎでしょうかねえ。

従いまして、足元で「追加緩和なし」に「転んでいる」方というのは正直何を考えているのか判らんという所でして、あたくしなんぞだいぶ前から総裁講演やら展望レポートの表現から「これはギリギリまで突っ張り続ける」という想定をしていた訳ですが、展望レポートの7月中間レビューが終わってさて10月展望レポートに向けて経済物価情勢の点検を開始、しかも消費増税以降のトレンドはどうよという時期に経済指標は微妙だわとなっている所に来て、今回の声明文が微妙なテイストな上に総裁会見が更に微妙なテイストになっていて、基本的には10月は突っ張るし下手したら年末も突っ張るんじゃないのと思っていましたが、本当に突っ張り切れるのかについては少なくとも年末はマズーな感じになりつつあるかもというイメージになったんですけど。

もちろん会見での基本的な説明部分は従来通りなのでそこを見ておりますと特段強気姿勢に変化なしという事になるのでしょうから、あたくしの感想もちょっと先走りな所はあるのですが、まあ今回の声明文と総裁会見から受ける印象は「ちょっと苦しくなってきましたな」という感じをあたくし的に受けるものでありまして、まあそういう事なんじゃないのとゆー所っす。


○総裁会見ですが・・・・・・・・(予告編)

[外部リンク]
更新日時: 2014/08/08 18:18 JST

『8月8日(ブルームバーグ):日本銀行の黒田東彦総裁は8日午後の定例記者会見で、「あくまで日銀の政策目標の第一は物価の安定だ」としながらも、物価に重大な影響を与える要因に動きがあり、目標達成にリスクが生じれば、「当然金融政策の調整は行う」と述べ、成長率が今後大幅に下振れた場合などに追加緩和を行う可能性を示唆した。』 (上記URLより)

会見の中継を聞いた限り下振れしたら追加緩和という質問してたのがブルームバーグの日高さんだったと思われますので何というヘッドラインという感じですが、総裁の説明は「リスク要因の大きなものが顕在化した場合」みたいな説明だったのでまあ何ですなという感じですし、大体からしてもうその手の表現はさすがに市場の皆様も見慣れているので特に反応もせずという感じでしたけどね。


・・・・・・・・・でまあそれはそれとしまして今回の総裁会見も一応通して聴いてみた訳ですが、今回の会見での一番の印象は「説明がアホのように長い」という所です。いやまあ具体的に前回と比較して時間を見るとかそういう事していませんのであくまでも印象論になってしまうのですが、一つの質問に対して黒田さんが答えるのがとにかくああでもないこうでもないとか、そもそもその点につきましてはこうでして、みたいな感じの説明が続いてとにかく冗長という印象を与えましたです。

ということで、ああでもないこうでも無いとグダグダと話をこねくり回す、というのは「質問の筋を外して都合の良い話をする」とか「そもそもその部分を説明したくない」などというような下心があるのでは無いかという印象を与える(オマエモナーという声が聞こえたような気がする・・・・・^^)訳でして、本当の本当に自信満々死角なしという状態でしたら言い切り方で(キリッ)というのが語尾に来るような話っぷりになるのですよね。

そういう意味では総裁会見実況放送が始まって「こんなに自信満々なのか」と市場の皆様もビックリという展開だったついこの前の会見と比較致しますと、今回の説明はまあグダグダ感が漂う物件に仕上がっておりまして、さきほどの声明文での微妙な往生際の悪さと相俟って「あれれ??」感を醸し出すテイストになっております、と思ったのですがどうですかな。

ということで、まあ会見要旨は今日アップされる訳ですが、要旨は要旨ですので、質疑応答の趣旨を損なわない程度に答えの方を簡潔にまとめた方がグダグダ感を与えずに済むと思いますので事務方におかれましては会見要旨まとめの力が問われますなあという所で(ニヤニヤ)。



○しらっと機構局から銀行決算の概要が

[外部リンク] 全文はこちら(表題含めて26枚カラー刷である)
[外部リンク] 『2013年度の当期純利益は、大手行で前年比約5%、地域銀行で約3割の増益となった。地域銀行では、2005年度の過去最高益を上回った。』

『こうした増益の背景には、国内景気が緩やかな回復を続ける中、資産内容の改善に伴い信用コストが大幅に低下したことに加え、幅広い項目で株価の上昇が利益の押し上げ要因として寄与したことがある。』

ほう。

『すなわち、信用コストについては、不良債権の新規発生の減少や引当率の低下等から、大手行で戻入益が発生したほか、地域銀行でも大きく低下し、増益に寄与した。また、株価の上昇は、(1)償却損(減損)の減少と売却益の増加に伴う株式関係損益の改善に加えて、(2)保有投信の解約益等の増加(資金利益の増加)、(3)投信販売手数料の増加(非資金利益の増加)を通じて利益を押し上げた。』

なるほど。

『この間、国内の貸出利鞘は縮小を続けた。』

キタコレ。

『このため、貸出残高は増加したものの、国内業務部門における基礎的な収益力の低下傾向には歯止めがかかっていない。特に地域銀行では、国際業務部門の貸出増加が増益に貢献している大手行とは異なり、こうした傾向が強い。』

ということで要旨が終了していますが、この前のFSRとか(暫く前からその傾向があるのですが)相変わらず「国内業務部門における基礎的な収益力の低下傾向」の話があって、更にその影響が大きいのが地域金融機関でありますという指摘になっていまして、国内業務部分の基礎的な収益力の低下傾向がどうのこうので地域金融機関の皆様どないかしてください的な締め方を言外に示す要旨(本文は淡々と状況を記述しているだけなんですけどね)になっているのが毎度のテイストであります。

つーてもそもそもQQEとか貸出支援措置とか言って国内業務の基礎的収益力が低下するような事を実施してるの誰ですねんとか、それ以前の問題として物価は上がらん成長力は弱いという状況を長期化させて預貸収益が伸びない構造にしているのはどこの誰ですねんとか、プルーデンスウィングとしては確かにこの指摘は全く持って仰せのとおりではあるのですが、そもそもマネタリーポリシーウィングの方が(銃声)。

つーかこの話って地域金融機関がどうのこうのという話では無くて「そもそも論としてもはや国内で稼げなくなっている」という文脈で読みますと、円安になっても輸出が伸びないという製造業のアチャーな話とオーバーラップして大変に残念な香りが漂ってくるんですけどねえ・・・・・・・・orzorz
 

2017年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2017年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2016年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2015年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2014年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2013年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2012年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2011年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2010年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2009年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2008年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年03月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年02月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2007年01月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年12月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年11月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年10月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年09月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年08月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年07月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年06月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年05月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧
2006年04月の「今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)」記事一覧

このサイトの内容は、情報の提供を目的としたもので、投資勧誘を目的としたものではありません。投資に関する最終決断は必ず読者ご自身で行ってください。掲載する内容については万全を期しておりますが、内容の完全性、信憑性を保証するものではなくこれらの情報によって生じた損害について当社は一切の責任を負いませんので予めご了承願います。


   
   
無料アクセスアップ:オートリンクネット リンクが自動で増殖オートリンクの登録はこちら ベベのデイトレード日記
デイトレーダーの日課
Copyright (c) 2004FPeye,Co. Ltd. All rights reserved.
画像及び文章の無断転載は固くお断りします。