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お題「溶鉱炉に沈んでいた金利が徐々に水面に来たので今日の短国買入に注目/その他雑談&電波浴」   2015/01/30(金)08:06:13  
  しかしまあ年初から波乱の連発だった1月相場でしたな。

#なお諸般の事情で本日は雑談大会で恐縮至極

○2年入札とか短国とかの市場ネタ

・2年入札はマイナスから浮上とな

[外部リンク] (1)応募額 10兆8,718億円
(2)募入決定額 2兆5,580億円
(3)募入最低価格 100円18銭0厘(募入最高利回り)(0.009%)
(4)募入最低価格における案分比率 57.6529%
(5)募入平均価格 100円18銭6厘(募入平均利回り)(0.006%)

とまあそういうことで昨日の2年は前場引けの時点で気配がプラスの0.5bpから0.8bp辺りのところにいたのでプラス入札だぜヤッホーと思っておりましたが、応札の方も前回よりは少なくて結果もまあこんなもんという所ですし、いわゆる不明玉も1.3兆円程度なのでまず普通の入札となりましたな。

[外部リンク] 一応毎度のロイターさんの記事を置いておきますね。
[外部リンク] 01月 29日 15:19 JST

『<15:12> 国債先物は小幅反発、長期金利0.290%に上昇

長期国債先物は小幅反発。前日の海外市場で、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の米債が買われた流れを引き継いで、買い戻しが先行した。買い一巡後は戻り売りが優勢になる場面もあり、相場は乱高下した。後場も方向感が出にくかったが、日経平均株価が大幅に軟化したことを材料に終盤に再び短期筋からの買い戻しが優勢になった。現物債も荒い動きになった。長期ゾーンは調整売りと押し目買いが交錯。超長期ゾーンの金利も振れ幅が比較的大きくなった。業者のほか、海外勢を巻き込み一部銀行勢の動きが活発化した。2年債はさえない。ただ、2年債入札は事前の調整が奏功し無難な入札結果となった。最高・平均落札利回りに関しては、ともにプラス水準となり、過度な利回りの低下が修正された。長期国債先物中心限月3月限の大引けは、前営業日比6銭高の147円94銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比0.5bp上昇の0.290%。』(上記URL先から)


・3M入札は100円足切で本日の短国買入に注目

[外部リンク] (募入最高利回り)(0.0000%)
(4)募入最低価格における案分比率 7.8136%
(5)募入平均価格 100円00銭0厘7毛(募入平均利回り)(-0.0027%)

つーことで100円足切になりましたが、いわゆる不明玉も1.8兆円弱と割と普通にディーラーの懐に入っておりますようですので、本日の短国買入ってまあ札はたくさんあるように思えますが、本来的に言えば今月は償還よりも3兆円ほど買入を超過させているところでありますし、来月は10兆円償還がありますけれども、短国残高維持という話だけでいえばよーしパパ3兆円買入しちゃうぞーとかやる必要はなさそうにも見えますな。

つーかですな、まあいろいろな要因があるから決め打ちで講釈するのも微妙ちゃあ微妙なのですけれども、短国金利がどマイナスで推移する中で短国買えないから利付みたいな話になり、その年限がドンドン拡大して債券市場があばばばばばーとなったのの巻き戻しみたいな展開になっている訳でして、ここまでイールドカーブが親指を立てて溶鉱炉に沈む事態になった大きな原因として「短国買入がマイナス金利を維持するようなオペの打ち方で推移して短国のマイナス状態を長期化させて短国市場を殺した」(短国は主要銘柄が13週間物なのですから1か月以上もマイナスが維持されると市場は自動的に死ぬ)というのがあるとしか思えない訳でして、そういう認識も広まる中でよーしパパ札があるから短国買入をたくさんしちゃうぞーとなるかどうかが注目というか日銀の調節スタンスが注目というかでありますな。

なお、売買参考統計値を見ますと本日の場合は507回1年カレントが-2.0bp、昨日の509回が0.0bp、先週の508回が-0.1bp、その前の506回が-2.5bpとなっておりますが、506回は先週の短国買入で軽くなっているので507回が一番入りやすくて、ただまあ1年は発行が2.5兆円ですからオペに打ち込まれるのって経験的に1兆円台後半のはずだから残りの札がどうなるのかという所でしょうし、そうなるとたぶん在庫残っていそうな508と509の引けがあまり強くないから平均と足切の差が出るような結果になるんですかねえよくわかりませんけど。

ちなみに先週金曜の売参を見ますと507回が-2.5bp、508回が-0.1bp、506回が-5.8bpでついでに言えば504回(506の前の3M)が-5.0bpで、その前の月曜の売参を見ると507回が-2.0bpで506回が-3.9bp、504回が-5.5bpで505回(6M)が-2.9bpとなっておりまして、オペが売参からの利回り較差競争方式なので売参が低いものから順に入りやすいというのが仕様ですから旬報の短国残高と比較してみるとなかなか味わいがあるというものです。


○タオルキターというかなんじゃこのニュースは

ぽかーん。
[外部リンク] 01月 29日 22:13 JST

『[東京 29日 ロイター] - 政府が、日銀の実施している量的・質的金融緩和(QQE)について、当面は追加緩和の必要性がないと見解を固めていたことが明らかになった。複数の関係筋が明らかにした。原油価格の下落は日本経済にとって大きなチャンスであり、追加緩和で円安が進めば、メリットが減殺されるとみているためだ。』(上記URLより)

ナンジャソラというか、そういうのは政府は思っていても口には出さないし、こういう記事を書かれるような隙は出さないのが金融政策の独立性云々という意味で政府のたしなみだと思うのですが、さすがは「私の金融緩和」というところですかそうですかという所。

しかしまあ何ですな、この前のあまりん発言といい、こういうのが出てくるとかいう風になると、「無理して物価目標を推進しなくても良いじゃないかでふれだっきゃくだもの」という話になってきて、さて金融政策どうするのという話が先般も申しあげたように意外に早い時期で投下されてくるのかもしれませんね。

となりますと、矢折れ刀尽きる(物価的に)10月よりも「2年」の期限からあまり遠くない時期とかでタオルが飛んでくる可能性も無きにしも非ず、というかもっと意地の悪い言い方をすると「そもそも強引に2%達成させるようにするよりも原油安で天の助けで地方も助かっているからこの際日銀の梯子を軽く外して日銀だけ屋根の上にあげておくか」状態になるのかもしれず、ちょうど統一地方選挙も近くなってきてという政治状況の中では暫くこの辺に関する思惑というのも出やすくなるのかねえとか思うのでした。


○この連載はおもろいのでオヌヌメ

[外部リンク] 聞き手・福田直之
2015年1月21日11時34分

いろいろとおかしいので月末の締めは電波浴で。

『――2013年春から2年程度で物価上昇率2%を目指す日本銀行の物価目標は、達成できるでしょうか。

 「2%まではなかなかいかないかもしれない。最終目標の雇用がよくなっているなら、そんなにこだわらなくてもいい。大事なのは景気が良くなることで、2%というのは金融政策でそのくらいにしたほうが雇用が良くなるという経験則があるからだ」』(直上のURL先のインタビュー記事より、以下同様)

えーっとすいません、リフレの皆さんは「2%物価目標達成で世の中がよくなる」という話をしていた筈で、そのような簡単な世界標準政策をやろうとしない日銀は無能の巣窟なので置物大先生が堂々と副総裁で乗り込んできたんじゃなかったでしたっけ??いつの間に最終目標が雇用になっているんでしょうか???

『――日銀も期限を定めず緩和すると言っていますが、それでは国債購入の際限がなくなりませんか。

 「さすがにいつかは2%の物価上昇を迎えるだろう。そのときに静かに金融緩和を縮小すればいい。2%の物価目標は金融緩和の行き過ぎを抑える歯止めにもなる」』

えーっとすいません、米国のTaperingトークでの市場の動きはご覧にならなかったのでしょうか???

『――金融緩和の結果、円安が進んでも、期待していたような輸出増につながっていません。

 「期待していた効果は出ていない。ただ、金融緩和に反対していた人たちは、円安になったら世界貿易戦争が起きると言っていたが起きていない。確かに私も輸出は増えると思っていて間違えたが金融緩和の反対派はもっと間違えている」』

ほうほう、大きく出ましたなあ。ああそれから最近の世界の金融政策の動向は「通貨安競争」とか市場で言われたりもしてますけどねえ。

『「効果が出ない主要な原因はリーマン・ショック後の日銀の対応だ。他の国がものすごい金融緩和をしていたのに、日本はしていなかったから円高になった。工場が海外に移転してしまって空洞化が進んだのが原因だ。もう一つの原因として、輸出先の海外の景気が良くないという点もある」』

えーっとすいません、そんな昔の政策が原因だったらそもそも円安にしても効かないという話になると思うのですが・・・・・・・・・

『「円安になって輸入品が高くなっているが、その輸入品を加工することで、従業員への賃金を上乗せして売るのだから、この分は円安による値上がり分より基本的に大きいはずなので問題はない」』

最早何を仰っているのかがさっぱりわかりませんが、この特集インタビュー記事を見ますと聞き手の方が原田大先生の説明を下手に端折った結果意味不明になったというような可能性は低いと思いますので、大先生の大先生理論が上記のようになっていると思われます。

『――仮に日銀が物価目標を達成して、国債を買う量を減らせば、日銀が持っている国債価格も理論的には含み損を抱えます。時価評価しないとはいえ、財務の健全性は大丈夫ですか。

 「日銀は国債をコストをかけずにただで買っている。10兆円分の国債を購入して、仮に2割損してももうけは8兆円ある。日銀の利益は国庫に渡ってきた。国債の価格が下がっても、財務省が埋めればそれでいいだけだ」』

大先生理論キタコレ!!

ということで、相変わらず日銀はタダで国債を買っている理論でこれで早大の教授が務まる世の中というのは一体全体どうなっているのかと思うし、このゼミの卒業生がいるのかどうか知らんが人生の貴重な時間をこのような電波浴で費やすとか不憫で不憫で。

『――仮に損を出したら、日銀の信認が傷つきませんか。

 「日銀のバランスシートが傷んだと思われても、信用が失われることはありえない。国はすでに1千兆円もの国債を発行して、バランスシートを傷めているのだから、日銀のバランスシートが傷もうが関係ない。制度上、日銀が財務省に補?(ほてん)を頼むのがいやというのはあるのかも
しれないが」

 「円の信認は日本の経済力に対する信認であって、日銀の信認とは関係ない」』

・・・・・・・・・えーっとすいません、国債発行は借金なのでその時点ではただの債務で別にバランスシートは傷まない一方で損失というのはそのものズバリなのでバランスシートの資本の部が毀損する形になるのですが、国債をタダで買っている理論を先般拝読した時に複式簿記の基本がわかっていないのかと申し上げましたが、そもそも貸借対照表と損益計算書の区別もつかなくても早稲田大学では経済学の教授をやって、超ドマクロの話をしているだけならまあそれでも実害はなさそうですけど事もあろうに金融政策の話をしたり提言をしたりするとか、都の西北大丈夫か状態でございまして、今回もなかなかの電波浴を楽しむことができましたとさ。

#今朝は諸般の事情により雑談大会版でどうもすいません
 


サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2015/01/29(木)08:07:19  
  http://ameblo.jp/fpeye  


サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2015/01/28(水)08:15:09  
  http://ameblo.jp/fpeye  


お題「ネタの後入先出法適用は会計じゃないから大丈夫だよねということで12月議事要旨ネタである」   2015/01/27(火)08:08:12  
  シリザ大勝利なのにユーロ上昇という結果を見ると「ギリシャリスクガー」というのは一体全体なんだったのかと小一時間(まあ1日だけの動きでは何とも言えませんが)。

あと、昨日申し上げた置物講演ですけれども、なんと英語での講演になっていまして日本語訳がないという状態であるという事を読者様からご指摘いただきまして気が付きましたのできょうはとりあえずURLだけ置いておきますね。

[外部リンク] Financial Education in Japan: Challenges Presented by the Aging Population and Declining Birthrate
Special Address at the ADBI-Japan-OECD High-Level Global Symposium in Tokyo
Kikuo Iwata
Deputy Governor of the Bank of Japan
January 23, 2015


○後入先出で12月決定会合議事要旨ネタ

1月会合ネタの残りを片付ける前にこちらですいませんすいません。

[外部リンク] 『地域毎にみると、米国経済について、委員は、民間需要を中心に着実な回復を続けているとの認識で一致した。委員は、雇用の改善やガソリン価格の下落を背景に個人消費が堅調に増加し、そのことが企業活動にも好影響をもたらしているとの見方を共有した。』

米国に関しては強いです、というか世界経済が米国一本足打法みたいなもんだが。

『ある委員は、景気回復が続くもとでアジアなど新興国からの輸入が増加しており他地域にも好影響が及んでいると指摘した。先行きについて、委員は、家計部門の堅調さが企業部門に引き続き波及していくもとで、しっかりとした回復を続けるとの認識を共有した。複数の委員は、雇用環境の改善が急速に進んでいることなどを踏まえると、回復テンポが上振れる可能性もあると付け加えた。』

どう見ても米国には超強気です本当にありがとうございました。

『ユーロエリア経済について、委員は、このところ回復のモメンタムが弱まっているとの認識を共有した。先行きについて、委員は、企業マインドの慎重化の拡がりなどから当面回復がもたつく可能性が高いものの、個人消費の底堅さや輸出の増加などに支えられ、基調的には緩やかながらも回復を続けるとの見方で一致した。同時に、委員は、低インフレが長引く可能性やロシア情勢の影響には注意が必要であるとの認識を共有した。何人かの委員は、ギリシャにおける政局混乱がマイナスの影響を及ぼす可能性があると付け加えた。』

そこまで下は見ていないと。

『中国経済について、委員は、引き続き構造調整に伴う下押し圧力がかかっているが、外需の改善や景気下支え策もあって、総じて安定した成長を維持しているとの認識で一致した。先行きについて、委員は、当局が構造改革と景気下支え策に同時に取り組んでいく中で、成長ペースを幾分鈍化させながらも、総じて安定した成長を続けるとの見方を共有した。』

『新興国経済について、委員は、先進国向け輸出の増加を起点に景気が持ち直している国・地域が徐々に増えている一方で、ASEANの一部、ブラジル、ロシアなどでは依然弱めの動きが残っており、全体として成長に勢いを欠く状態が続いているとの認識で一致した。』

中国は強くはないが弱いという感じでもないですな、新興国が弱いのはまあそうですねと。

『ロシア経済について、多くの委員は、原油価格の下落を背景に通貨ルーブルの下落が加速し、これに対して利上げが実施され金融環境がタイト化するもとで、内需を中心に景気が停滞しているとの見方を示した。』

ほう。

『新興国経済の先行きについて、委員は、国・地域毎に差は残るものの、米国を中心とする先進国の景気回復の波及と、それを起点とした内需の持ち直しから、成長率を徐々に高めていくとの認識を共有した。』

ということで結論は米国一本足打法ですが、まあその米国が強いですからこんなもんでしょうかね。


・すでに12月会合の時点でだいぶ理屈の立て直し(またの名をすり替え)が起きていますな

で国内経済物価情勢部分。

『わが国の景気について、委員は、家計・企業の両部門において、所得から支出への前向きな循環メカニズムがしっかりと作用し続ける中で、基調的に緩やかな回復を続けており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動などの影響も全体として和らいでいるとの見方で一致した。』

『景気の先行きについても、委員は、緩やかな回復基調を続け、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動などの影響も収束していくとの認識を共有した。』

ほうほう。

『何人かの委員は、このところの原油価格下落は企業収益や家計の実質所得を通じて景気の押し上げ要因になると付け加えた。』

で、以下需要項目に関して個別の話がいろいろとあるのですが、まあ基本的に強めの話が並んでおりまして、読んでいて下振れ警戒の強さみたいなニュアンスを感じさせないような作りになっているのはやはり1月会合の展望レポート中間レビューで成長率見通しを上ブレさせたこともあって議事要旨の出来上がりがそんな感じになっているんですねなどという事は良い子のみんなは言ってはいけませんですかそうですか。

でもって肝心の物価部分。

『物価面について、委員は、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、消費税率引き上げの直接的な影響を除いたベースでみて、+1%程度となっており、当面現状程度のプラス幅で推移するとの認識で一致した。』

ほうほう。

『多くの委員は、既往の原油価格の下落が、今後しばらく、物価の下押し圧力として働くとの見方を示した。このうちの何人かの委員は、消費税率引き上げの直接的な影響を除いたベースでみた消費者物価の前年比が、来年前半にかけて1%を下回って推移する可能性があると指摘した。』

それですと追加緩和ではないのかと小一時間なのですが後程もうちょっと詳しいのが出てくる。

『ただし、多くの委員は、原油価格の下落は経済活動に対してプラスに作用するため、やや長い目でみれば、需給ギャップの改善を通じて基調的な物価の押し上げ要因になるとの認識を示した。』

10月の議論is何処??

『予想物価上昇率について、委員は、やや長い目でみれば、全体として上昇しているとの見方を共有した。』

これずーっと上昇上昇言い続けているのですからそろそろ2%くらいになってもおかしくないと思うんですけれども(ゲス顔)。

ということで『.当面の金融政策運営に関する委員会の検討の概要』の最初にこんなのが。

『多くの委員は、「量的・質的金融緩和」は、10 月末の金融政策決定会合で拡大を決定した後も、引き続き所期の効果を発揮しているとの判断を共有した。すなわち、これらの委員は、わが国の長期金利は緩やかに低下しており、やや長い目でみた予想物価上昇率の高まりともあいまって、実質金利は低下方向にあり、そのことが企業・家計の支出行動を支えているとの認識を示した。』

実質金利低下で支出行動を支えるという置物理論もしらっと入っているのがチャーミング。

『原油価格の下落と金融政策運営の関係について、何人かの委員は、「量的・質的金融緩和」の拡大が原油価格の下落そのものへの対応と市場の一部では受け止められており、その後の原油価格下落を受けて追加緩和を予想する声も聞かれると指摘した。』

一部じゃなくて全部ですが何か??????

『大方の委員は、「量的・質的金融緩和」の拡大は、原油価格の下落そのものに対応したものではなく、需要面の弱めの動きや原油価格の下落から物価上昇率が短期的に伸び悩む中で、デフレマインドの転換が遅延するリスクの顕現化を未然に防ぐために実施したものであるとの認識を示した。』

同じことだろうがオイ。

『ある委員は、今後の金融政策運営を考えるうえで重要なのはあくまで物価の基調的な動きであり、広い意味での予想物価上昇率の動向がポイントになると述べた。』

ということで、1月会合後に大手を振って登場した「基調的な動きが良いと”判断されるのであれば”どこに問題があるのでしょうか足元の物価?んなもん一時的だったら知らん」という話の片鱗がここに出ているのですが、なんかさっきのところからそうなのですが、今回の決定会合議事要旨って1月決定会合でのロジック豹変を意識してロジック豹変につながる部分を強調して掲載してねえかという気がするのはアタクシが良い子じゃないからですね!!!!!!111

ちなみにちょっと飛ばしますけど先のほうにこんなお話も。

『先行きの金融政策運営の考え方について、(途中割愛)委員は、金融政策運営に関して、原油価格の下落による下押し圧力が続くもとで月々の消費者物価指数の動きに注目が集まる傾向があるが、需給ギャップや予想物価上昇率、賃金などの動向をよく点検しながら物価の基調を見極めていくことが重要であるとの認識で一致した。』

ということで、すっかり「基調的な物価が重要」という話に12月会合の時点ですり替わっているのですけれども、それでは10月追加緩和時の総裁会見での冒頭説明を改めて鑑賞しましょう。

『実際の物価上昇率の伸び悩みが続けば、それがどのような理由によるものであれ、予想物価上昇率の好転のモメンタムが弱まる可能性があります。そうなれば、せっかくここまで着実に進んできたデフレマインドの転換が遅れてしまうリスクがあります。その意味では、わが国経済は、デフレ脱却に向けたプロセスにおいて、今まさに正念場、critical momentにあると言えます。今回、追加緩和を決定したのは、こうした考え方に基づくものです。』(これは10月31日総裁定例記者会見より、赤字は引用者によります)

で、そもそも予想物価上昇率自体が鉛筆なめなめの世界であるという事を勘案すると、10月追加緩和を決定した時の予想物価上昇率に関する考え方と足元での予想物価上昇率に関する考え方のどこがどう変わっているのかについて小一時間問い詰めたい(なお屁理屈が返ってくる模様)というところではあります。


・予想物価上昇率に関してはどう見ても鉛筆なめなめです本当にありがとうございました

で先ほどの続きに戻りまして。

『予想物価上昇率について、委員は、市場の指標やエコノミストなどの調査をみるだけではなく、企業や家計の物価観やそのもとでの行動の変化を捉えることが重要であるとの認識を示した。』

鉛筆なめなめキタコレ!

『そのうえで、「量的・質的金融緩和」拡大後の予想物価上昇率の動向について、多くの委員は、原油価格が一段と下落し、物価上昇率が低下する中でも、デフレマインドの転換が着実に進んでいるとの見方を示した。』

これまた1月会合における説明と同じで、「追加緩和をした結果実際の物価が下がっても予想インフレが下がらないので効果が出ました(ドヤァァァ)」というインチキ理屈になっておりますが、その間のBEIの低下に関しては「なんだか世界的にBEIって下がっているけどマインドなどを見ると下がっていませんから」という説明で済ますところが鉛筆なめクオリティ。

#つーかそもそも生活意識アンケートって昔から似たような数字しか出てねえじゃんと思うのだが・・・・・・

『何人かの委員は、来春の賃金交渉に向けて連合では2%以上のベースアップを要求する方針を示しているほか、先日公表された「経済の好循環の継続に向けた政労使の取組について」においても、「経済界は、賃金の引上げに向けた最大限の努力を図る」方針が明記されるなど、企業や家計の行動に変化がみられ始めているとの認識を述べた。』

お賃金キタコレ!

『他方、ある委員は、今年の経験も踏まえると、主要企業における賃金交渉の結果が先行きの物価に与える影響に強く期待すべきでないと述べた。』

これはどの野党審議委員か存じませんが見事な水ぶっかけ発言(^^)。

『ブレーク・イーブン・インフレ率などマーケットの指標について、複数の委員は、原油価格下落を受けた世界的な低下傾向の中でこのところ若干低下しているが、「量的・質的金融緩和」の拡大の効果もあり、欧米に比べれば低下幅は小さいとの見方を示した。』

・・・・・( ゜д゜)
・・・・・(つд⊂)コ゛シコ゛シ
・・・・・(;゜д゜)

えーっとすいません、欧米と比較してどうするんでしょうか??????????????????

『何人かの委員は、家計や企業、エコノミストなどのサーベイ調査では、中長期的な予想物価上昇率は総じて維持されており、12 月短観でも企業が引き続き物価上昇率の高まりを予想していることが示されたと述べた。』

ということで鉛筆なめなめですなあというところで実にこうアレな味わい。


・原油価格の下落の影響はプラスという情報発信が重要とな

『原油価格下落の物価に対する影響について、委員は、|惨的には押し下げ要因になる、一方、やや長い目でみれば、経済活動に好影響を与え、基調的な押し上げ要因になる、A闇比でみた短期的な物価押し下げ要因はいずれ剥落する、との認識を共有した。』

はあそうですか。

『そのうえで、多くの委員は、デフレマインドの転換が続くのであれば、原油価格の下落はいずれ物価上昇率に対して押し上げ方向に作用するとの見方を述べた。』

でもこの「マインドの転換」という部分で使っている予想インフレ率について市場のBEIは華麗にスルーするとかやっているのですけどね!!!!

『以上のような考え方について、委員は、引き続き丁寧に情報発信していく必要があるとの認識を示した。』

いやあ10月追加緩和の時にあんな話(さっき引用したやつ)をしておいて何が情報発信だか・・・・・


・物価指数に関する部分でしらっと大きな論点が書かれていました

「先行きの金融政策運営の考え方」の部分にしらっとこんな話が。

『複数の委員は、幾つかの公的統計では賃金などを実質化する際に帰属家賃を除く消費者物価を用いていると指摘したうえで、物価情勢を判断する際には、このところ住宅市場を巡る環境変化などを背景に帰属家賃が消費者物価の押し下げに寄与している点に留意すべきとの見方を示した。』

・・・・・・・ということでしらっと一文が挿入されているのですが、これって石田審議委員がだいぶ前から指摘していますし(昨年の2月でしたな)、佐藤審議委員も言及していたと思いますが、そもそも論として適切な物価指数は何ぞや的な話にもつながることで、この点についてこのタイミングの議事要旨にしらっと掲載されているのが味わいがあるように思えますがどうでしょうかね。


・これは良い指摘

さらにその直後に良い指摘が。

『この間、ある委員は、「量的・質的金融緩和」のイールドカーブ全体に対する下押し圧力が一段と強まっており、リスク要因の点検にあたっては、金融機関経営や広義の決済システムへの影響などについて、これまで以上に注視していく必要があると述べた。』

(;∀;)イイハナシタ゛ナー

市場の中だけの視点だったり経済学者的な視点だったりすると名目マイナス金利ってあまり弊害と思わないみたいで、だからまあマイナス金利に関して日銀(まあ何だかんだ言っても日銀の政策やってたり調節やってたりする所はリテール金融とは無縁ですからね)も市場の何とかストとかでもあまり気にしない人が多いなあとは思うのですよね。

でも実際問題として「マイナスの貸出金利」なるものは存在しえない訳であるという事を考えますと(金融市場の中ではご案内の通り存在しますが)、プラスの金利を低下させていくことの実体経済に対する効果とマイナスの金利を深堀していくことの実体経済に対する効果は非対称であるし、そもそも名目ゼロ金利制約といっても金融仲介業務をするのにタダでは仕事できないのですから、そういう意味ではその非対称となる閾値というのはおそらく金融システム全体を維持するためのコストが賄える所に相当する位置ではないと(一時的にコスト割れでのビジネス継続が容認できても永遠には容認できないのと同じ理屈で)長期的な意味でのサステイナブルに意図した政策効果を起こすことが難しいのではないかと思いますし、その辺を軽視する向きのレポートとか便所紙にもならん机上の空論だわと思うアタクシなのでありました。

・・・・・・とまあ話がそれましたが、この視点を指摘する審議委員の方もおいでになる(大体誰かの想像はつきますが^^)というのは心強いのですが、逆に言うとほかの審議委員の方はどうなのよというのと(まあ市場の実務関連に近い3名は危機感もっていると思いますけど)、そもそもそういう話は黒田さん置物さんはさておき、ほかの執行部は認識してるはずの話なのに全然スルー(中曽さんの「短国マイナス金利は政策効果(キリッ)」というのはその意味でショックが大きい梯子外しでおそらく日銀の市場に対するスタンスという意味では相当信用なくしたと思う)しているようにしか見えない(どころか調節スタンス的に短国マイナス金利を維持しようとしているとしか思えない打ち方なのはなんなんでしょ)のはなんだかねえという感じです。


・木内さんの提案そろそろ内容を変えて「QQEを見直した結果こうなので」にすべきでは

毎度の木内さんの見解部分。

『別の一人の委員は、「物価安定の目標」を2年程度で達成するのが難しいとみられる中で、「量的・質的金融緩和」が長期間継続される、あるいは極端な追加措置が実施されるという観測が市場で高まれば、金融面での不均衡の蓄積など中長期的な経済の不安定化に繋がる懸念があるとの見方を示した。』

ということで以下毎度の提案になるのですが、それよりも現状がまさに「QQEが長期間継続される」とか「次の追加緩和でさらにヤケクソ攻撃が炸裂する可能性が」というような市場の認識になっていると思いますので、その辺に対するアセスメントを出していただきたいと思います。

『そのうえで、この委員は、ゞ睛算埔貭汗疂針および資産買入れ方針については「量的・質的金融緩和」の拡大前に戻すこと、また、∪莵圓の金融政策運営については、「物価安定の目標」の達成期間を見直すとともに、「量的・質的金融緩和」の継続期間を2年程度に限定し、その後柔軟に見直すとの表現に変更することを主張した。』

2年程度云々は貫禄の安定クオリティなのですが、もうすぐ2年なので「見直した結果こうすべき」という提案に次回あたりからは切り替えていただきたいものです。


#ということでほかのネタの前に後入先出恐縮至極
 


お題「債券市場が更に壊れておりますな/ECBの買入って継続可能なのかね/岩田副総裁講演と思ったらテキスト無し」   2015/01/26(月)08:05:14  
  BCPの状況に関する調査は決済システムの維持という面で重要ですな。
[外部リンク] 本文はこちら(量が多いので注意)
[外部リンク] ・債券市場が何か盛大に壊れておるのですが(なお引用増量)

こちらは22日木曜日
[外部リンク] 01月 22日 15:16 JST

『[東京 22日 ロイター] -〔金利マーケットアイ〕

<15:10> 国債先物は大幅続落、長期金利一時0.320%に上昇

長期国債先物は大幅続落。前場は調整一巡後に値ごろ感からくる短期筋の買い戻しが優勢となる場面があったが、後場は急落した。中心限月3月限は1月9日以来の148円割れとなった。ECB理事会の結果を控える状況で、ロングポジションの調整が入ったとの見方が出ていた。主体は海外勢とみられている。現物債は利回りに強い上昇圧力がかかった。とくに超長期ゾーンは投げが出たもようで、20年債、30年債利回りともに前営業日比10bp以上の大幅な上昇になった。20年債入札そのものは無難な結果に収まっていた。5年債利回りも昨年12月に付けた高水準に上昇。

長期国債先物中心限月3月限の大引けは、前営業日比52銭安の147円65銭。一時は147円41銭まで下落した。10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比7bp上昇の0.315%。一時は1月5日以来の高水準となる0.320%を付けた。』(上記URLより)


で23日金曜日
[外部リンク] 01月 23日 15:19 JST

『[東京 23日 ロイター] -〔金利マーケットアイ〕

<15:15> 国債先物は大幅反発、長期金利一時0.220%に低下

長期国債先物は大幅反発。前場は欧州中央銀行(ECB)の量的緩和(QE)実施決定を受け、欧米債が堅調に推移した流れを引き継いだ。日銀オペへの期待があったことも、需給面で相場を下支えした。後場は日銀オペで超長期ゾーンの需給の引き締まりを確認すると、上場幅を拡大。一時は148円51銭まで買われた。現物債は高安まちまち。中盤までは、各ゾーンの利回りに強い低下圧力がかかった。前日にロングポジションの調整により金利が急上昇(価格は急落)したため、絶好の押し目を提供した格好。銀行勢を主体にした買いが入っていた。日銀オペ確認後は利回りの低下圧力が強まる場面があった。後半に先物が伸び悩む局面では、長期ゾーン利回りの低下幅をやや縮小した。2年債、30年債の各利回りは上昇基調になった。

長期国債先物中心限月3月限の大引けは、前営業日比75銭高の148円40銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比7.5bp低下の0.240%。一時は0.220%を付けた。』(上記URLより)

とまあロイターの記事をべたべた貼ってしまいましたが、特に金曜日は輪番の後に超長期が大復活したと思ったらその後いきなり誰が売ったのか知らんですが超長期にブチカマシが来たようで、何か後場ピークから引け近くまでの間に20年が10毛甘くなるとかもうねという状況でして、その前段で言えば前場は超長期ヘロヘロで推移していたので、超長期はカーブ的にスティープ→大復活して何とフラット→売りで崩れて一気にスティープとかもうグチャグチャにも程がある展開となっておりましてもうねという所です。


まあ追加緩和以降色々と市場が壊れモードではあるのですが、追加緩和→12月入り以降の金利低下ヒャッハー相場→1月になって更にヒャッハー状態、とまあヒャッハーヒャッハーモードとなっていた債券市場ですが、SNBの動きでボラが盛大に上がったとか、木曜夜のECBの動きとかもあるのですが、日銀が今回の展望レポート中間レビューのところで急に10月のロジックが無かったことになるというのが炸裂したのも債券相場の壊れ加速に寄与していると思いますがね。

10月には「2年で2%達成に拘る」という姿勢を出しながら追加緩和を実施した訳でして、その流れからしたら誰がどう見ても2%の早期達成に拘る為には緩和政策を早めに拡大しないと今の物価情勢だと厳しいですよね、という認識だったからこそ不肖このアタクシも追加緩和は遅くとも4月とか思っていた訳ですが、今回いきなり「原油が下がって物価が下がるのは知らんがな」状態になるという凄まじいまでのロジック変化(というか10月に飛んだロジックが元に戻ってきたと言えばそうなのですが)ですので、まあ普通に考えますと「日銀は何を言い出して次のアクションをしてくるのか分からん」という認識が非常に強まったわけで、まあ金融政策に思いっきり振らされる債券市場なだけに、金融政策の予測可能性が低下するというのは市場のぶっ壊れっぷりに寄与しているように思えるのですよね。

てな訳でしばらくボラが高いというかカーブが暴れるというかな相場が続くのかもしれませんが、金融政策のロジックが訳分からん状態になっているのが背景にあると考えると、結構根が深くなるかもしれませんな、うんうん。


・短国買入はまた3兆円かよ

[外部リンク] 30,000 2015年1月27日
(短国買入分のみ引用しています)

・・・・・・・・とまあそういうことで短国買入が3兆円の打ち込みとなりまして、結果はといいますと。

[外部リンク] 73,892 30,000 0.023 0.023
(短国買入分のみ引用しています)

またまた7.4兆円ほどの応札があったので、「応札する玉があるようだから3兆円打ち込みました」という毎度のパターンなのですが、そもそも今月は日銀保有の短国は8兆円だというのに結局今月は11.5兆円の短国買入を打ち込んで来やがりまして、財政要因での資金不足が10.5兆円で国債買入要因での増加が9.3兆円で計算すると、どう見てもマネタリーベースを前月比積み上げにかかった格好になっております。

えーっとですね、10月の追加緩和によって基本的にMB拡大の目標については長期国債の買入で達成するという形になった筈で、しかもその理由は「短期オペに過重負担をかけない」というものだった筈ですよね。

然るに、今のオペの打ち方って「とにかく買える時に残高積みたい」というのが見え見えでして、しかも1月だと資金不足月だからMBの帳尻も考えてみたいな打ち方になっている結果、このオペの応札額や現先レポ金利の動向からして、どこからどう見ても短国を業者が結構抱えているだろうという状態になっているにもかかわらず、短国のレートは延々とマイナス水準で推移している訳でして、どこからどう見てもオペの打ち方自体が結果として在庫を抱えた業者が日銀に売るまで粘る動機を与えているとしか見えない状態になっておりましてもうアホかと。

大体からしてですな、日銀の短国買入残高を財政要因に合わせて一々ぶらされると、その度に短国のセカンダリーの需給が日銀要因でぶれる訳で、イールドカーブの起点となりうる短国の部分の価格形成をもう少しマシにしないといかんというか、そもそも短国のマイナスを放置して(というよりは1月相場では日銀の買入が積極的に短国マイナスを後押ししている格好)いるから中短期の国債市場の価格形成もおかしくなっている訳で、オペの運営があまりといえばあまりなので債券市場の壊れも早く来たと思われますがなんともねえという所です。

ちなみに、例によって例のごとく売買参考統計値を見ますと金曜の短国買入の基準利回りとなる23日付けですと新発の1つ前の銘柄の506回債の平均値単利が-0.058%となっておりまして、これが一番レート低いのでこの銘柄が主に打ち込まれたのでしょうなあという所でございますし、1年新発だと平均値単利が-0.025%ですので、上記の結果(2.3甘の一本値)では入札レベルから見ると投げになるのでまたも入っていませんな、うんうん。

・・・・・となりますと、この応札額からして今週金曜の短国買入もまた札があるぜヒャッハーといって日銀がたくさん買入をオファーしてきて日銀短国買入で打ち込みたい人たちニンマリという流れになりそうで実にこうアレでございますな。


ちなみにネット版だとたぶん見れないと思うのですが、ブルームバーグプロフェッショナルの方では市場講釈の記事がございまして、今回の短国オペに関して中々こう味わいの深い(ほめ言葉です^^)解説が掲載されていたのですが、ご覧になりたい方は金曜の15:50配信の記事でありますのでオヌヌメしておきますね。なお味わいが深いといえば昨日大量に打ち込まれたと思われる短国506回債ですが、日銀の買入によって需給が引き締まるとその後の(以下自粛)。



○ECB追加緩和雑談

いろいろとネタがあるのですが先ほどの市場雑談で時間を浪費してしまったので簡単に。

[外部リンク] PRESS RELEASE
22 January 2015 - ECB announces expanded asset purchase programme


『・ECB expands purchases to include bonds issued by euro area central governments, agencies and European institutions
・Combined monthly asset purchases to amount to ユーロ60 billion
・Purchases intended to be carried out until at least September 2016
・Programme designed to fulfil price stability mandate』

っていうのは冒頭ステートメントのところにもありましたが、よくよく考えるとこの買入プログラムって2016年9月までの実施を確約しているわけではなくて、「Programme designed to fulfil price stability mandate」って言ってるんですから物価安定目標が達成できるということになったら途中でも買入プログラム停止する可能性がありますよね。そもそも「Purchases intended to be carried out」だから確約じゃないし。


まあそれはそれとして質疑応答の一番最初にありますように・・・・・・・・

[外部リンク] Introductory statement to the press conference (with Q&A)
Mario Draghi, President of the ECB,
Frankfurt am Main, 22 January 2015

『Question: Two questions. You said that you’ll keep buying bonds until inflation is back on track. So basically, you have an open-ended programme. Do you see anything in terms of the percentage of outstanding debt that you can buy before you start overly influencing price formation on the secondary market, as the European Court of Justice suggested that you should avoid?(後半割愛)』

『Draghi: The answer to the first question, yes we will buy government debt up to the percentage that will allow a proper market price formation. Therefore, we have two limits. The first one is an issuer limit, which is 33%, and another one is an issue limit, which is 25%. In other words, we won’t buy more than 25% of each issue, and not more than 33% of each issuer’s debt. The 25% limit, by the way, is the one foreseen in order not to be a blocking minority in the collective action clause assemblies, basically, bond holders’ assemblies, and it’s the basis for us to be able to say, there is going to be pari passu.(後半割愛)』

という説明でして、無慈悲買入を実施している日銀様におかれましてはドラギ先生の爪の垢を煎じていただきたい所ではありますが、「1銘柄の25%、発行体の負債総額の33%」を超えないように買入を行うという説明になっておりまして、しかも「市場の価格形成に悪影響を与えないようにする」とか泣かせてくれる説明ではあるのですが、そのリミットをつけるのはまあそのとおりだとは思いますけれども、それで物理的に資産買入が維持できるのかよという気がだいぶします。

というか計算すると早晩行き詰る(ドイツ国債があっという間にリミットに達するはず)ような気がしますのでそもそも来年の9月までとか真面目にやる気があったらもっと実現可能なデザインを作るだろと思いまするに、またドラギの大風呂敷か!!という感じはだいぶしますな。

つーかマイナス20の預金ファシリティ残しておいて国債をホイホイECB(というか各国中銀だが)に売りに行く人がいるのかねという問題とか、何か細かいところの制度設計が相当ザル(まあこれでもだいぶ頑張って作っているとは思いますが)だと思われますので、とりあえずサプライズには成功しましたっぽいですが、この後どうなるんでしょ(どうせ細かいのは次回のECB定例理事会で出るので暫く粘れる)というのは気になりますし、化けの皮が剥がれたらまたややこしいことになりそうでございますな、うんうん。


○焼き土下座マダー

[外部リンク] 先週分を保存しておくのを忘れてしまったので惜しくも既に予定から消えていますが、金曜日は都内で岩田副総裁の講演があったはずなのですけれども・・・・・・・・・・

[外部リンク] 2013年3月21日(木)
午後6時から約1時間45分

5ページの辺りに実に素晴らしい説明がございますな。

『私は、2%のインフレを達成するため、あるいはデフレを脱却するためには、2 つの条件が必要だと思っています。1 つは、2%のインフレ目標を大体いつ頃までに責任をもって達成するのかということに日本銀行がコミットするということです。これにコミットすることが、非常に大事なことです。』
(上記URL先の2013年3月21日の就任会見より、以下同様)

(;∀;)イイハナシタ゛ナー

『大体いつ頃までに達成するかということについては、主要国の中央銀行は、大体、「中期的」とか「ミディアムターム」という言葉で表現しています。その「ミディアムターム」というのが実際何年くらいなのか、色々な研究者が調べたところ、大体2 年くらいということになっています。平均すると2 年くらいでインフレターゲットの中に入っているので、そういう経験から言っているわけです。』

2年ですよ2年。

『2 つ目は、そういう意味で、2 年くらいで責任をもって達成するとコミットしているわけですが、達成できなかった時に、「自分達のせいではない。他の要因によるものだ」と、あまり言い訳をしないということです。』

全く仰せのとおりですね!!!!!!!!

『そういう立場に立っていないと、市場が、その金融政策を信用しないということになってしまいます。市場が金融政策を信用しない状況で、いくら金利を下げたり、量的緩和をしても、あまり効き目がないというのが私の立場です。』

(・∀・)ニヤニヤ


ついでに18ページですけどね。

『 先程申し上げた「中期的」とは、大体2 年ぐらいであり、2%は2 年ぐらいで達成しなければいけないということです。』

>2%は2 年ぐらいで達成しなければいけないということです
>2%は2 年ぐらいで達成しなければいけないということです
>2%は2 年ぐらいで達成しなければいけないということです

『2 年経って、2%がまだ達成できない、2%近くになってもまだ達成できていない場合には、まず果たすべきは説明責任だと思います。ただ、その説明責任を自分で果たせないということ、単なる自分のミスジャッジだったということであれば、最高の責任の取り方は、やはり辞任だと思っています。まずは説明責任を果たせるかどうかが基本だと思います。』

・・・・・ということですので、2月の宮城金懇での「説明責任」をぜひ宜しくお願いいたします。

#総裁会見とか月報ネタとかドラギ会見ネタが後回しですいませんすいません
 


お題「マイナス預金ファシリティを維持して大規模バランスシート政策とな/日銀総裁会見ネタ(たぶんその1)」   2015/01/23(金)08:07:25  
  最初にM1対比の買入がどうのといいながら効果に関して「既に長期金利が下がっている状態なので」とか言い出すモーサテ米国のコメンテーターはお前は何を言ってるんだ状態ですな。

#だいぶPCが修復というか整備されてきましたがまだ慣らし運転中でふ

○ECBである

最初の政策発表
[外部リンク] PRESS RELEASE
22 January 2015 - Monetary policy decisions

『At today’s meeting the Governing Council of the ECB decided that the interest rate on the main refinancing operations and the interest rates on the marginal lending facility and the deposit facility will remain unchanged at 0.05%, 0.30% and -0.20% respectively.』

『Further monetary policy measures will be communicated by the President of the ECB at a press conference starting at 2.30 p.m. CET today.』

最初のステートメントでは説明がなくて「会見で説明するのでお楽しみに」とか何じゃそらなのですが、マイナス預金ファシリティ残しておいて大規模国債購入とかできるのかねえと心配なアタクシ。

会見
[外部リンク] Introductory statement to the press conference

Mario Draghi, President of the ECB,
Frankfurt am Main, 22 January 2015

最初の能書きの辺りをインスタント読み(経済物価情勢の説明の前のところまでね)

『Ladies and gentlemen, the Vice-President and I are very pleased to welcome you to our press conference. Let me wish you all a Happy New Year. I would also like to take this opportunity to welcome Lithuania as the nineteenth country to adopt the euro as its currency. Accordingly, Mr Vasiliauskas, the Chairman of the Board of Lietuvos bankas, became a member of the Governing Council on 1 January 2015. The accession of Lithuania to the euro area on 1 January 2015 triggered a system under which NCB governors take turns holding voting rights on the Governing Council. The details on this rotation system are available on the ECB’s website. We will now report on the outcome of today’s meeting of the Governing Council, which was also attended by the Commission Vice-President, Mr Dombrovskis.』

リトアニアもユーロに入りましたという件の話がありますな。

『Based on our regular economic and monetary analyses, we conducted a thorough reassessment of the outlook for price developments and of the monetary stimulus achieved. As a result, the Governing Council took the following decisions:』

ということで決定事項。

『First, it decided to launch an expanded asset purchase programme, encompassing the existing purchase programmes for asset-backed securities and covered bonds. Under this expanded programme, the combined monthly purchases of public and private sector securities will amount to ユーロ60 billion. They are intended to be carried out until end-September 2016 and will in any case be conducted until we see a sustained adjustment in the path of inflation which is consistent with our aim of achieving inflation rates below, but close to, 2% over the medium term.』

資産買入の規模を拡大して月に600億ユーロの資産買入を行い、それを少なくとも2016年9月末まで実施しますが、2016年9月以降に関しては「中期的に2%以下で2%近い水準というインフレ目標の達成へのパスが安定的に実現される状況と整合的な時点まで」行います。という説明で、これは従来のプログラムの拡大なのでもともとの買入にオンした全体額ですな。

・・・・・・・・でですね、これを捕まえて「オープンエンド」というのであれば、昔むかしの日銀のゼロ金利政策だって「デフレ脱却が展望できるまで」とか言ってたのですが、あれをオープンエンドという人がいないでドラギのおっちゃんが言う場合はこれでもオープンエンドとなるというのは何なんでしょうね。

『In March 2015 the Eurosystem will start to purchase euro-denominated investment-grade securities issued by euro area governments and agencies and European institutions in the secondary market. The purchases of securities issued by euro area governments and agencies will be based on the Eurosystem NCBs’ shares in the ECB’s capital key.』

3月から買入を実施します。購入するのはユーロ建ての投資適格債券で、ユーロエリアの政府および政府関係機関が発行したもので、セカンダリーマーケットで購入します。で、その買入に関しては各国のECBの出資割合に応じた額とします。

『Some additional eligibility criteria will be applied in the case of countries under an EU/IMF adjustment programme.』

EU/IMFのご指導プログラムを受けている国の場合は追加して別途の適格要件がございますと。

・・・・・・・でまあそれはよいのですけれども、預金ファシリティ金利をマイナス20bpに据え置いたままで国債購入してそもそも札が集まるのかという疑問が物凄くあるわけで、札が集まらなかったらどうするのでしょうかというのと、そもそもとんでもないマイナス金利になった場合に色々な問題が出ないのかという所でありまして。

『Second, the Governing Council decided to change the pricing of the six remaining targeted longer-term refinancing operations (TLTROs). Accordingly , the interest rate applicable to future TLTRO operations will be equal to the rate on the Eurosystem’s main refinancing operations prevailing at the time when each TLTRO is conducted, thereby removing the 10 basis point spread over the MRO rate that applied to the first two TLTROs.』

今後実施予定(既に2回やって残り6回)のTLTRO金利について従来は「オペ実施時におけるMRO金利+10bp」としていたが、このスプレッドを撤廃して「オペ実施時におけるMRO金利」とするので10bp下げますぜというお話。

『Third, in line with our forward guidance, we decided to keep the key ECB interest rates unchanged.』

政策金利据え置きがイミフなのでして、資産買入をするのはよいのですけれどもマイナス20bpという重い預金ファシリティのペナルティを置いたままで資産がつみあがるのかねとは思うのですが、よく考えたらマネタリーベースターゲットではないのですから、MROとかがせっせと返済されるまではワークするのかも知れません。その後返済するものが無くなった時点でワークしないようになって着そうなので、まーいずれにせよどこかの時点で買入が札割れするのかトンでもない金利での買入をすることになって弊害が発生するのかとなりそうですな。ナムナム。

『As regards the additional asset purchases, the Governing Council retains control over all the design features of the programme and the ECB will coordinate the purchases, thereby safeguarding the singleness of the Eurosystem’s monetary policy. The Eurosystem will make use of decentralised implementation to mobilise its resources. With regard to the sharing of hypothetical losses, the Governing Council decided that purchases of securities of European institutions (which will be 12% of the additional asset purchases, and which will be purchased by NCBs) will be subject to loss sharing. The rest of the NCBs’ additional asset purchases will not be subject to loss sharing. The ECB will hold 8% of the additional asset purchases. This implies that 20% of the additional asset purchases will be subject to a regime of risk sharing.』

この辺が各国中銀が購入して損失出た場合のリスク負担はECBが2割という話ですな。

でまあそれはそれで良いのですが、本来は通貨統合の次に金融監督の統合(っぽいこと)をしつつある中で、財政統合の方向性に反するような「各国のリスク負担でどうぞ」というのってどうなのよという風にも思うんだがまあいいです。

『Separate press releases with more detailed information on the expanded asset purchase programme and the pricing of the TLTROs will be published this afternoon at 3.30 p.m.』

ということで・・・・・・・

『Today’s monetary policy decision on additional asset purchases was taken to counter two unfavourable developments.』

2つのけしからん状態に対応した措置ですとな。

『First, inflation dynamics have continued to be weaker than expected. While the sharp fall in oil prices over recent months remains the dominant factor driving current headline inflation, the potential for second-round effects on wage and price-setting has increased and could adversely affect medium-term price developments.』

原油価格の影響で物価が予想よりも弱く推移していて、その物価推移が2次的な波及効果をおこして更に中期的な物価推移に悪影響を与えることを懸念してます。

『This assessment is underpinned by a further fall in market-based measures of inflation expectations over all horizons and the fact that most indicators of actual or expected inflation stand at, or close to, their historical lows.』

ここが次にネタにする日銀総裁会見と比較してワロタなのですが、全般的なインフレ期待の低下という話の中で市場のインフレ期待の低下についても言及しているのがチャーミング。

『At the same time, economic slack in the euro area remains sizeable and money and credit developments continue to be subdued.』

経済のスラックが依然として大きく、マネーやクレジットが抑制されていることもありますと。

『Second, while the monetary policy measures adopted between June and September last year resulted in a material improvement in terms of financial market prices, this was not the case for the quantitative results.』

この説明していて預金ファシリティをマイナス20bpという懲罰金利にしているのはあほじゃねーかと思うのだが、利下げによって金融市場に顕著な効果があったが量的な面が不足している(キリッ)とか知ってていってるなら相当の悪党ですし、知らないで言ってるんだったらもしかしてECBは馬鹿の人の集まりなのかと小一時間問い詰めたい。

『As a consequence, the prevailing degree of monetary accommodation was insufficient to adequately address heightened risks of too prolonged a period of low inflation. Thus, today the adoption of further balance sheet measures has become warranted to achieve our price stability objective, given that the key ECB interest rates have reached their lower bound.』

だから大規模資産買入を実施したらその裏側で超過準備がつみあがるんだから懲罰金利の預金ファシリティを放置するとか頭沸いてるのかとしか思えないので、まああっという間に限界とか弊害が出るでしょ。

『Looking ahead, today’s measures will decisively underpin the firm anchoring of medium to long-term inflation expectations. The sizeable increase in our balance sheet will further ease the monetary policy stance. In particular, financing conditions for firms and households in the euro area will continue to improve. Moreover, today’s decisions will support our forward guidance on the key ECB interest rates and reinforce the fact that there are significant and increasing differences in the monetary policy cycle between major advanced economies. Taken together, these factors should strengthen demand, increase capacity utilisation and support money and credit growth, and thereby contribute to a return of inflation rates towards 2%.』

バランスシート政策で効果が出て云々という話だが預金ファシリティ(以下同文)。


なお詳しい施策のリリースはこちら。

[外部リンク] PRESS RELEASE
22 January 2015 - ECB announces expanded asset purchase programme

でまあ色々と書いてあるのですが、ジャパンネタに間に合わなくなるので引用はパスしますが、後半のほうに詳しい技術的な話がありますので必要ならば後日投下します。一応説明文の途中にありますが、買入そのものの全体的なコントロールはECBが行うと言っていますので、ブンデスバンクが順法闘争と称して買入ストライキをするということは無いようですな(当たり前か)。なお順法闘争という用語が何のことかワカランチ会長なあなたはジジイではありませんのでご安心くらはい。



・・・・・・ということで、マイナス預金ファシリティ残して大規模国債買入プログラムをローンチするというかなり実務的に意味不明なプレイに出たのですが、まあ買入が円滑に進まないことに気が付いて預金ファシリティに手をつけに逝くのか、それとも札割れが発生した場合に「市場のニーズ以上に買入をオファーしているという積極的な政策を実施していますので札割れしても問題ない」(キリッ)とか言い出すに100ジンバブエドル。



○日銀決定会合レビューで総裁会見ネタである

[外部リンク] 冒頭の質疑。

『(問) 前回会合以降、一段の原油価格の下落が続いています。これを受けて、世界の金融市場ではリスク回避の面から長期金利の一段の低下や株価の下落といった不安定な動きがみられています。原油安が当面の世界経済に与える影響をどのようにみているか、また、日本経済にとっての影響をどのようにみているかをお聞かせ下さい。』

『(答) 原油価格の下落が世界経済に与える影響をみると、全体として原油消費国では実質購買力の上昇から経済にプラスに働く一方、産油国では原油収入の減?からマイナスに働くと思いますが、世界経済全体としてみると成長率を押し上げる方向に働くとみています。』

ほう。

『また、わが国は原油の輸入国です――ほとんどの原油を輸入しています――から、原油価格の下落は、企業収益の改善や家計の実質購買力の上昇につながるため、わが国経済にとってプラスに働くと考えています。物価面では、エネルギー価格の低下を通じて目先は物価の押し下げ要因として働く一方、やや長い目でみると、経済活動の改善を通じて物価の押し上げ要因として働くと考えています。』

それはそうですが、10月の追加緩和のときにはその原油価格下落による影響を問題視して追加緩和しましたわけで、「やや長い目で見て物価の押し上げ要因」なのに何で追加緩和を実施したと言われたら、そらまあ世の中的には「日銀は足元の物価に対応して追加緩和をしました」という解釈になるし、じゃあ何で今回追加は無いのとなるわけで・・・・・・・


・「2年で2%」に関連する質疑が2つありましてこれがオモロイ

次の質問。

『(問) 原油価格に関連して伺います。先程も総裁は、原油価格の下落は、やや長い目でみて、物価を押し上げる要因になる、との見解を示されています。先程の話では、原油価格が上昇するとの見通しでしたが、このまま反転しなくても、2年程度での物価目標達成が可能だと考えているか、判断の根拠も含めてお聞かせ下さい。また、2年程度とは「2015年度を中心とする期間」と説明していたと思いますが、2016年度に入っても2年程度と言えるのかどうか改めて確認させて下さい。』

でまあこの答えが会見ライブを聞いていると何を言ってるのかわからんというか、酔っ払いの説明のような状態になっていて、聞いている人たちがそろいもそろって「大丈夫か総裁」となったのですが、事務方はその答えをどう綺麗にまとめたでしょう。

『(答) 先程申し上げたように、消費者物価の見通しは、昨年10月の展望レポートと比べると、原油価格の大幅な下落の影響から、2015年度にかけて下振れています。もっとも、需給ギャップや中長期の予想物価上昇率に規定される物価の基調的な動きについての見通しに変化はありません。また、原油価格の下落については、前年比でみた影響はいずれ剥落する性質のものですし、経済活動に好影響を与えて、やや長い目でみれば物価の上昇要因になると考えています。』

基調的な見通しに変化が無いので大丈夫という10月の説明is何処?状態。

『物価の基調的な動きを規定する要因についてみると、従来から申し上げているように、需給ギャップと予想物価上昇率が大きな要因になるわけですが、需給ギャップは、潜在成長率を上回る成長が続くもとで、改善傾向を辿ると考えられます。今回の中間見通しでも、成長率は上振れています。』

そうそう成長率見通し上方修正してるのよね。原油が下がったのがプラスとかいう話なのでしょうが。

『また、予想物価上昇率については、市場のブレーク・イーブン・インフレ率は、各国とも低下している中でわが国でも低下していますが、家計・企業・エコノミストなどのサーベイ調査でみた中長期的な予想物価上昇率は総じて維持されていると思います。』

BEIが上昇したときはBEIの上昇を捕まえて説明していませんでしたっけ???

『また、企業・家計の物価観やそのもとでの行動の変化をみても、今春の賃金交渉に向けて、連合では2%以上のベースアップを要求するという方針を示しているほか、先月公表された政労使の取り組みにおいても、「経済界は、賃金の引き上げに向けた最大限の努力を図る」という方針が明記されています。』

お賃金キター!

『このように、人々のデフレマインドの転換は引き続き着実に進んでいるのではないかと考えています。』

なんという手前味噌。

『こうしたもとで、基調的な物価の上昇率は今後着実に高まっていくと見込まれており、その上で、原油価格が現状程度の水準から先行き緩やかに ――1バレル55ドルくらいから見通し期間の最終時点にかけて70ドルくらいまで――上昇していくとの前提にたつと、消費者物価の前年比は、原油価格下落の影響が剥落するに伴って伸び率を高めていき、「2015年度を中心とする期間」に2%に達するとみているわけです。』

QQE投下時点では「2年程度を念頭にできるだけ早期」だったのですがどう見ても後ずれです本当にありがとうございました。

『ただ、何度も申し上げます通り、原油価格はこのところ大幅に変動しており、消費者物価指数が2%に達する時期が原油価格の動向によって多?前後する可能性があるのは事実だと思います。』

「すべて原油のせいだ」とは昨シーズンのどこぞの鉄道会社のスキーツアー宣伝のようですね!!!!!


・・・・・・でまあもうちょっと後のほうでの質疑を見ましょう。

『(問) 先程複数の方が質問されて総裁がお答えになってない部分ですが、これまでCPIの2%上昇という目標について言ってきた2年程度もしくは「2015年度を中心とした期間」という中に、2016年度が含まれるのかどうか、これについて明確にお答えを頂きたいと思います。』

ニヤニヤ(ここに複数とあるように途中でもあったのですがそこは割愛しました)。

『(答)「2015年度を中心とする期間」と言っていますので、その前後に若干はみ出る部分はあることは、「2015年度を中心とする期間」という言い方が始まって以来、その通りだと思いますが、何か月はみ出るのかとかそうしたことは、当面や当分と同じように、常識的に判断して頂くしかないと思います。』

そらまあ常識的に判断したらそうでしょうが、そもそも「2年を念頭にできるだけ早期に達成」という日銀の最初の声名はなんだったのかとか、そもそも置物副総裁におかれましては「2年で達成するのが当然」というような発言を繰り返して、それによって前の執行部を石持て追い出して副総裁に座ったはずなのですが、そちらに関しては「常識的に判断」した場合にどういう解釈になるのかという点について小一時間問い詰めたいのですが、それについてはちょっと後のほうに今回の会見の白眉部分がございますのでお楽しみに。というか会見ライブ見た人たちがおそらく全員のけぞっている場面ね。

『(問) 2016年度に多?はみ出ることはあり得る、という受け止め方でよろしいのでしょうか。』

『(答) それは、「2015年度を中心とする期間」と言っており、「2015年度中に」とは言っていませんので、若干の余地はあると思いますが、わざわざ2016年度に入りますということを言っているわけでもありません。「2015年度を中心とする期間」に2%程度に達する可能性が高いと言っています。』

屁理屈キター!!

『ただ、今回も強調していますが、原油価格の動向がどうなるかは今のところ分かりません――先程申し上げた共通の前提は、色々な状況からみて可能な前提だとは思いますが、その通りにいくかどうか分かりません――ので、ある程度、前後の幅があり得ることは申し上げておきます。』

つまり「やる気はあるのですが原油価格のせいで上手くいかないかもしれません(キリッ)」ということで、営業マン&ウーマンが営業会議で上席を激怒させそうな説明に感心することしきりというものです!!!


でまあもうちょっと後のところで今回の会見での白眉が登場しますよ!!!!!!

『(問) 2013年4月4日に日銀が「量的・質的金融緩和」を導入した時に、大きな衝撃がマーケットに走ったと思うのですが、その1つの理由として、今までとは違って2年に拘ったというところがあります。』

全くでございますし、置物とか置物一派の皆さん皆で言ってましたよね〜!!!

『その後も総裁は講演で2年に拘ったということをおっしゃっていたと思うのですが、先程の発言をお伺いすると、2016年度にかかっても仕方がない、要するに3年かかるということになると思います。』

(;∀;)イイシテキタ゛ナー

『そうすると、日銀のコミットメントというのは、2013年4月に発表したときよりも弱まっているのか、それとも始めからそういう意図だったのか、その点についてお伺いします。』

実に当然な質問ですが、これに対する黒田総裁の答弁が今回の会見での白眉ですよ!!!!

『(答) それは始めから、そう申し上げていました。』

逆ギレヒャッハー!!!!

『2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に2%の物価安定目標を達成する、そのために必要なことをするということですし、その後の展望レポートで、一貫して、「2015年度を中心とする期間」に2%に達する可能性が高いという見通しも申し上げていましたので、全く変更はありません。』

えーっと常識的に判断すると「2年程度の期間を念頭に置いて、できるだけ早期に2%の物価安定目標を達成する」といわれたら「Two years or sooner」だと思いますが、どうみてもヤケクソの開き直りです本当にありがとうございました。

『2013年4月に導入したので、2015年4月に2%になるとか、ならないといけないと言ったことは全くありません。』

これは酷いとしか申し上げようがありませんが、まあそもそもこの理論的背景は置物副総裁様でいらっしゃいますので、本日もどこぞで講演があるようですし、2月4日には宮城で金懇があるようですので、詳しい申し開きと白川さんの前で焼き土下座ショーの実施が挙行されるものと楽しみにお待ちしたいと存じます。


しかしまあ何ですな、これ会見放送聞いていましたが、最初のほうの説明は変な葉っぱでもキメながら酒でも飲んだんじゃねえかというような説明ぶりで正直何言ってるのかわからん状態(事務方は良くまとめた!感動した!!)でしたし、ここの白眉部分は明確にぶちきれ状態になっていましたということで、まあ「2年で2%の落とし前はどうなっているんだ」というのは聞かれると一番困る点である、というのは把握いたしましたので、日銀記者クラブの皆様に置かれましては今後とも「2年で2%の落とし前マダー」と粘着して質問されると大変に吉(ただし不毛かもしれませんが・・・・・)かと存じますので宜しくお願い申し上げたいですな。特に与党審議委員や置物さんあたりには(野党のかたがたがどう説明するのかも面白いかもしれませんが)。


・・・・ということで会見ネタはもうちょっとあるのですがECBで時間食ったのとPC慣らし運転中につき本日はこの白眉部分で勘弁してちょという所です。
 


お題「決定会合レビューだがPC復旧中にてやや簡単バージョンです」   2015/01/22(木)08:05:25  
  しかしまあ何ですな、このタイミングで愛機があばばばばーというのは、「悪態を何度も書いていると負のオーラでパソコンがいかれる」っていう水の伝説みたいなオカルトですか(だいぶ違う)。

#業務連絡:メーラーが復活していないのでメール対応が暫時とまっております

○決定会合:市場の期待(?)を盛大に外した上に実質的にはロジックも修正

まあ何ですな、丁度昨日の朝に金ファクさんの水曜コラムで「ハト派タカ派と言った次元ではなく日銀はヤケクソになっているので何が出てもおかしくない」というような趣旨の指摘がありましたように、実際問題としては10月に追加緩和した後に3ヶ月で更に追加に追い込まれたらどこからどう見ても逐次投入ですし、失敗を認めたようなもんだから追加は無い、とは思いましてもやはり金ファクさんの指摘にはアタクシなんぞも頷く所が大でしたから、ここで追加緩和打たれたらほかの人たちはともかくとして債券市場は更に死亡だわとか頭を抱えておりましたですよ。

ということで今回は市場の期待(というか事前の煽り)を盛大に外してくれて市場破壊が進んで虫の息でありますところの債券市場的なところの人としてはホッと一息でございましたが・・・・・・・・・・

でまあ昨日申し上げたような事情で本日もちょっと簡略バージョンなのでいつもとややパターンを変えましてみます(今晩ECBあるから早めに修復したいところではありますな)。

・資産買入に変化なし(あっても債券市場的にはもはや困るが)

[外部リンク] 『2.資産の買入れについては、以下の方針を継続する(賛成8反対1)(注2)。

長期国債について、保有残高が年間約80兆円に相当するペースで増加するよう買入れを行う。ただし、イールドカーブ全体の金利低下を促す観点から、金融市場の状況に応じて柔軟に運営する。買入れの平均残存期間は7年〜10年程度とする。

ETFおよびJ-REITについて、保有残高が、それぞれ年間約3兆円、年間約900億円に相当するペースで増加するよう買入れを行う。

CP等、社債等について、それぞれ約2.2 兆円、約3.2 兆円の残高を維持する。』

・・・・・ということで買入に特段の変更はなしですな、つーかここでやられたら死ぬのでホッと一息ですな。なお反対は木内さんの「追加緩和前のペースに戻せ」です。

まあ何ですな、会見ネタは明日投下予定ですが、会見聞いた感じ&展望レポートの中間レビューを見ますと「追加緩和に関して結構なゼロ回答」であったなあという所で、もしかしてサプライズ好きの黒田日銀なので「ここまで期待されたら外すしかない」としたのかも知れませんね!!!!

#たぶん政策ロジックを立て直しにかかったからなのですが


・成長基盤は「額や期間の拡大」ではなくて「対象先の拡大」で来た上に拡大した先が画期的

『3.近く期限の到来する「貸出増加を支援するための資金供給」(以下「貸出増加支援」)、「成長基盤強化を支援するための資金供給」(以下「成長基盤強化支援」)、「被災地金融機関を支援するための資金供給オペレーション」および「被災地企業等にかかる担保要件の緩和措置」について、以下のとおりとすることを決定した(全員一致)1。

期限を1年間延長する。

「成長基盤強化支援」(本則)の対象金融機関毎の上限を1兆円から2兆円へ、総枠を7兆円から10兆円にそれぞれ引き上げる。

「貸出増加支援」および「成長基盤強化支援」について、日本銀行の非取引先金融機関が各々の系統中央機関を通じて制度を利用し得る枠組みを導入する。』

「貸出増加額の2倍」の部分とか「4年」の部分とかを増やすのではないかという予想をしてたような気がしますが(やるなら額かなとか)、そのような方向での変更は無しという結論となりました。本則とか総枠とかは増やしましたが、これに関してはそもそも論として受動的に決まる額なのでここを増やしたからといって成長基盤や貸出増加支援がそのとおりに増える訳でもありません。

ただし、今回「おー」と思ったのはの部分で、これは結構な画期的な変更。

つまりですね、今回のは「日銀考査対象ではない所に与信をしますよん」という話ですし、「日銀考査対象じゃない所に日銀取引を開放しますよん」という話でもありまして、かなーり画期的ですわなあとか思いつつ、これ何ぼ担保付貸出と言っても考査しない所への貸出とか従来の個別プルーデンスな建付からだいぶ踏み込んだ感じです。

まあ「非取引先金融機関」ではあるけれども取引先としての適格性に関するモニタリングは制度利用に当たって仲介をすることになる系統中央機関が行うので、という整理になるものだと思います。実際の主な対象は信用組合と日銀当座預金口座を持っていない信用金庫とかですかねえ(後は労金とか農林系とか)という所ですので、MB拡大的な意味でのインパクトは2倍のところをいじるよりは小さいでしょうが、地域金融機関への門戸拡大というのは質的な意味では大きな話だと思いますので、これ自体はマクロ的に地味でも意味は大きいっすな、うんうん。

なお、脚注にある『1 基本要領等の所要の改正は次回以降の金融政策決定会合で行う。』というのは、決定事項のI分に関しての詳細を詰めるのにそこそこ時間がかかる(事務面とか手続面とか)ということで、これはまあ2月には間に合わないで3月になるんでしょうかねと思います。


・・・・・・・・・でですな、当座預金非取引先に対して日銀の貸出増加支援とか成長基盤強化支援の貸出制度を開放するという施策を行いまして、日銀の考査先でもないところに与信を出すという施策が出たわけですから、与信ですらないことでもありますし「補完当座預金制度」について日銀当座預金非取引先に開放するのも検討すべきではないでしょうかねえ(ニヤニヤ)。

ええ別に非取引先が決済システムに参加したいと言っている訳ではありませんから、別に補完当座預金制度に非取引先が入ったからと言って決済システムにリスクが増える訳でもありませんし、これだと別に与信でもないですから今回の決定よりも信用機構的な意味でのハードルは低いと思いますがねえウヘヘヘヘヘ。


・展望レポート中間レビュー:ロジックが元に戻るというかなんと言うか

声明文の景気物価認識および見通しの部分は本日は簡略版のためパス(金融経済月報での前回比較で代用する予定です、基本的にそちらに包含されますので)しまして、展望レポート中間レビューにワープします(^^)。

まずは声明文の記述から。

『6.10月の「展望レポート」で示した見通しと比べると、成長率は、2014年度について下振れる一方、2015年度、2016年度はともに上振れるとみられる。消費者物価は、基調的な動きに変化はないが、原油価格の大幅下落の影響から、2015年度にかけて下振れると予想される。2016年度については概ね不変である2。』

『2 今回の中間評価では、原油価格が大幅に変動していることを踏まえ、政策委員は、見通し作成に当たって、原油価格の前提を次の通りとした。すなわち、原油価格(ドバイ)は、1バレル55ドルを出発点に、見通し期間の終盤にかけて70ドル程度に緩やかに上昇していくと想定している。その場合の消費者物価指数(除く生鮮食品)におけるエネルギー価格の寄与度は、2015年度で-0.7〜-0.8%ポイント程度、2016年度で+0.1〜+0.2%ポイント程度と試算される。』

原油の置きの方とか物価の方とかを先に見てしまいますが、何気に力強いのは今回の見通しって「2015年度、2016年度ともに成長率見通しが上振れ」なことですな。「物価見通し(の2015年度)が下がったのに追加緩和しないとはこれ如何に」という話が多いですし、そもそも10月の追加緩和の時には足元の原油価格下落を受けた物価低下に思いっきり反応した形で追加緩和を実施したのですから、足元の物価見通しが下がった(しかも盛大に)のに追加緩和をしないのは何ですねんとなりますわな。

でですね、それに対するお答えというのが総裁会見でも出ていたので詳しくは明日なのですけれども、今回はそもそも論として「成長率見通しは上振れ」なわけですから普通に経済見通しをベースにした金融政策という意味では追加緩和するほうが変ですし、総裁会見でのお答えは10月の説明はいったい全体なんだったんですかというような感じで「原油価格の下落による影響はそれが2次的な効果を出してインフレ期待の低下に繋がらなければ無問題だしむしろプラス」(キリッ)という説明になっていまして、お前は何を言ってるんだというところですが、まあそういうロジックに盛大に摩り替えてきた(いやまあ日銀執行部に言わせれば「別にぶれていませんが何か」という所でしょうが、外野からしたらロジックを思いっきり都合よくカメレオンしているとなるわな)という所ですな。


・・・・・・となりますと、脚注の原油価格の置きですけれども、10月ロジックを踏まえますと「1バレル55ドル」という出発点の数値ですけど、それこそ4月に40ドルくらいにでもなっていた日にはもう出オチにも程がある状態ですから次回展望レポートで追加緩和待ったなしとなるはずですが、上記のようなロジックを前面に出してきた(どう見ても傍から見たら変更だが変更でないと言い張るみたいなので一応そういう風に書いておく)ので、次の展望レポートのときに状況が違っても平然としていると思いますし、これだと4月にコアCPIがマイ転しても平気な顔して「メカニズムに変化がないですし更に成長見通しは上昇しています、追加緩和?何ですかそれ??」と言い出しそうな勢いですな。


それから物価のところではわざわざ「基調的な動きに変化はないが」と入れている辺りがカメレオンロジックで七色の変化球キタコレとしか申し上げようが無いところで、基調的な動きに変化が無いので原油価格が下がってもヘーキヘーキという説明であって、ロジックのレインボーマン状態の日銀執行部(というか企画局というか)恐るべしという所ではございますな、うんうん。

でまあその辺の背景となるレインボーロジックに関しては会見ネタのところで更に確認するということで見通し数値の変化に参ります。



・見通し数値もご案内のとおりでして

コアCPI(除く消費税)

2015年度:+0.4〜+1.3<+1.0>
前回見通し:+1.1〜+1.9<+1.7>

2016年度:+1.5〜+2.3<+2.2>
前回見通し:+1.2〜+2.3<+2.1>

ということでクソワロタという所ですが、手前の見通しをここまで盛大に下げた上で「2015年度を中心とする期間に2%達成」とか抜かしておられますので、これは即ち15年度の頭であります所の4月分CPIが相当低くても(後ろに向けて盛大に上昇すれば)+1.0%の年度平均は達成できるからヘーキヘーキという話ができますし、そうなると3月の全国CPIと4月の東京CPIが確認できるであろう時期でありますところの次回の展望レポート時点で「見通し変わったから政策変更」というのは(物価推移を受けた形では、ということで外的ショックがあったら別でしょうけど)無いですなという所です。


実質GDP

2014年度:-0.6〜-0.4<-0.5>
前回見通し:+0.2〜+0.7<+0.5>

2015年度:+1.8〜+2.3<+2.1>
前回見通し:+1.2〜+1.7<+1.5>

2016年度:+1.5〜+1.7<+1.6>
前回見通し:+1.0〜+1.4<+1.2>

こちらは2015年度が盛大にあがっていますが、足元を下げているので下駄の部分がありますからそれはそれなのですけれども、基調的な話としては上方修正ということになっておりまして、潜在成長率を上回る実質成長の続く中で需給ギャップはプラスで推移して物価が上昇しますぜウェーハッハッハというお話ですな。


○ということで追加緩和が出るのは10月に延びましたがオペの手直しにも注意

つーことで簡略版につき簡単におさらい状態でどうもすいませんという所ですが、今回はここまで見ましたように、10月の追加緩和はなんだったんですかというような感じで「基調的な物価の動きは維持されている」(キリッ)というのに戻して来まして、原油価格の一時的な低下の影響は知らんがな状態になりましたし、上記のように来年度の見通しを下げましたので、「えーっとすいません2015年4月ってQQE導入から2年ですよね」というツッコミに対しては盛大にスルーしつつレインボー屁理屈を繰り出す準備が万端になりましたから、こら4月追加緩和はねえわとしか思えませんですな。従来はアクチュアルの物価がだめだったら4月に申し開きできないでしょとなっていましたが、「原油の影響はどうしようも無いのでそれは知らん」と開き直って2015年4月近辺のはずの達成時期をスルーすることに成功したので、まあタイムリミットは延びましたなとしか申し上げようが無い。

でまあ会見での説明とかも含めまして考えますと、結局のところお賃金の動向とかの話とか原油価格下落の2次的な効果が出るのかどうかとか、まあその手の話って明確になってくるのが夏以降でしょうなあ、ということになることが想定されますので、まあ次の政策どうするのという話は10月展望レポートまで引っ張れるとなるでしょうなあと思われまして、4月までに追加緩和に追い込まれる予想は撤回ですなこりゃという所です。

ただここで落とし穴がありまして、ご案内のように債券市場があばばばばーとなっている訳で、昨日の追加緩和無ししかもどう見ても10月まで追加緩和こねえだろ(というのが普通に読むと読み取れると思うのだが)となりましたせいかどうか知らんけど債券市場がちょっと調整しましたが、それはそれとしまして、別に国債買入ペースは無慈悲ペースのままなのですから、日銀の描いている絵のとおりに行くかよヴォケとなったらまたまた債券市場がヒャッハーになってオペがヒャッハーになっていくでしょと思われますので、そうなった場合には輪番夢の札割れまたはとんでもないマイナス金利での購入とかいうのも相変わらずアリエールですな。

で、そうなりますと「そもそもの金融政策の持続可能性」という話が出てきますので、それはそれでどう見てもマズーという話になりますから、そういう意味では輪番に関してはオペが爆発しないように注意しながら運営しないと思わぬところで日銀も足を掬われる結果になりますから注意しましょうね
という所でありますな、うんうん。

#ということでやや簡略版で恐縮至極
 


お題「MPMですがPC不調につき更新が暫時止まるかもしれません」   2015/01/21(水)08:06:33  
  いやあどうもすいませんすいません。状況としてはPCの調子がおかしくなっておりまして。といってもこうやっているので動いているのですが、設定の一部が壊れるというプレイが炸裂しておりますので、まあこれはどう見てもPCの寿命キタコレ状態になっておりまして、PC各種作業でしばらく時間を食うと思いますので、せっかくのMPM展望レポート中間レビュー&ECB間近という状況ですが更新が暫時止まるかもしれませんが、たぶん中の人は元気に生きておりますのでよろしくお願いいたします。

○つーことでメモだけ箇条書きしておきます

・10年は瞬間0.2%割るわ5年はマイナスを瞬間マークするわ

まあご案内の通りという感じですが、昨日の債券市場では5年入札の札入れが終わった後場の寄り前から5年新発がマイナス出合いというヒャッハー展開になり、10年は10年で前場から0.2%割れとかやらかしますし、もうなんだかねという感じでしたが、途中から一転して7年-10年が売りでも出たのかヘロヘロに。

でまあそれはそれなのですが、何がオソロシスって7-10に売りが出ているけどほかの年限が盤石どころか5年とか強いという状態で結局5年新発の引けは0%とかになっておりまして、いやあのその中期何とかならんのかというところでございますし、短国は短国でGCや現先レートがサガランチ会長なのに絶賛マイナスとか何をやってるんですかという状態。

まあいずれにせよ短国のマイナス放置、というか明らかに最近はヤケクソにでもなっているのか短国をわざとマイナスでキープしようとしているだろうというオペの打ち方が絶大なる効果を発揮しているって形ですが、短期金融市場を殺して債券市場の中期までマイナス金利にされると銀行業態とかどうするんでしょ、というかどうもこうもないとゆー状況になってこれは困りますなというところで。

でまあその困る状況を作って何の政策効果があるんでしょ、という話については今回の総裁会見でぜひご質問してほしいなあと思うのでありますが(どうせ10月緩和との整合性についての質問がメインでしょうなあ)、メリットデメリットの勘案とかその辺すっ飛ばして置物先生と一蓮托生の置物理論状態になっているんでしょうなあというところで。


・イエレン会見とFOMC議事要旨

すっとぼけてこのネタを放置している(わけではないのだが)状態になっていますが、12月のイエレン議長会見を議事要旨と見比べて読みますと、「イエレンさん慣れて来ましたなあ」という風に思います。

つまりですね、会見の質疑応答を見ておりますと、同じ趣旨のものが思いっきり議事要旨に出ているというような部分がそこそこありまして、イエレン「議長」としての受け答えが堅実にできているなあという風に思うのですよ。

まあこの会見時のステートメントもそうでしたが、イエレンさんは会見でかなり詳細にポイントを話しますなあというのに加えて、イエレンさんの個人的見解を披歴するのではなく、委員会のコンセンサスを丁寧に伝えているなあと思いますと、イエレンさんになってからは会見をより重視したコミュニケーションポリシーをしているなあと思うのでした。

ということでお家の事情で今日は勘弁でこの辺の話とかMPMの話とかできるだけ早期に平常運転に復帰させようと思いますのでよろしくなのです。
 


お題「市場雑談とMPMプレビュー雑談(付利とか貸出支援とか)の追加雑談と雑談大会」   2015/01/20(火)08:05:28  
  うむ。
[外部リンク] 01月 19日 09:10 JST

『[東京 19日 ロイター] - シャープは19日、2015年3月期の業績について、急激な為替変動による国内販売の採算悪化や、液晶事業の競争激化などを受け、昨年10月に発表した通期の連結業績予想を下回る見通しだと明らかにした。』(上記URLより)

>急激な為替変動による国内販売の採算悪化

とのことですが日銀ガーの皆様におかれましてはこの件に関してご感想を賜りたいものです。

#話は全然違いますが需給関係が全然違うし採掘コストも違うはずなのに過去100年の平均価格から適正価格を持ち出すことに意味があるんでしょうか中原センセイ>モーサテ

#もっと全然違うが「日銀はコアCPIにコミットしている」とか「外貨建て資産じゃないし時価評価しないから日銀のバランスで国債を大量に持っても損は出ない」とか妄言レポートを昨日見た気がするのだが、金融政策の話で事実誤認だろという記述が(今に始まった訳では無いレベルで)多すぎるお方がいるのだが本職として如何なものかと、どこの誰とは言いませんが


○市場雑談というか金利が更に溶鉱炉な件について

・またも糸の切れた凧状態

[外部リンク] 01月 19日 15:17 JST

『<15:10> 国債先物が一時最高値、長期金利は0.205%と5日連続で最低更新

国債先物中心限月3月限は前営業日比22銭高の148円62銭と続伸で引けた。前週末の米債安に加えて、日経平均株価の反発など外部環境からの逆風で、朝方は売りが先行したが、売り一巡後は下げ渋った。午後に入ると、日銀買い入れ結果で残存5年超10年以下を中心に一段の現物需給引き締まりが意識されると上昇に転じ、1月14日の夜間取引で付けた史上最高(148円58銭)を更新して、一時148円65銭まで買われた。現物市場は長期・超長期ゾーンを中心に堅調。10年最長期国債利回り(長期金利)は5営業日連続して過去最低を更新して、同3bp低い0.205%に低下。20年超長期国債利回りは一時同4bp低い0.865%と2013年4月5日以来の水準に低下した。急激な金利低下への警戒感から国内投資家の動意が鈍かったが、海外勢からの買いが観測された。』(上記URLより)

ということでまあロイターのネット版さんで説明がある通りではございますが、輪番の長期ゾーンが結果が強かったのと応札が少なかったのがあって長期がヒャッハーとなり、この後4時過ぎには0.200%までマークする有様。中期とかに関してはユーロ円金先が珍しく盛り上がって金利低下して(ユーロ円TIBORとかが下がっていたり付利がどうのの思惑があったりということのようですが)という事でもう大変な事に。

昨日のオペ結果(短国買入に関しては後ほど)

[外部リンク] 76,064 30,000 0.020 0.025 77.3
国債買入(残存期間5年超10年以下) 6,915 4,001 -0.007 -0.001 15.0
国債買入(残存期間10年超25年以下) 4,608 2,406 0.012 0.014 64.4
国債買入(残存期間25年超) 3,822 1,405 0.013 0.016 44.3

ということで、長期輪番の応札が6915億円と少ないのと足切りがやや流れたことから後場にヒャッハー相場になりましたぞなという展開だった訳ですが、この調子ですと(もとより新発債の供給に対して買入が過大と言われている)長期ゾーンが夢の輪番札割れまたは輪番が盛大に流れてとんでもない金利まで日銀様お買い上げというようなお洒落な話に来月にでもなるんじゃネーノと申し上げたくなるこの展開ヒドスとしか申し上げようがございませんな。

しかしまあ何ですな、輪番札割れとかになると「国債買入のオペレーションとしての限界」ってな話が出てきて、盛大にMB積み上げまくったのに全然CPIが伸びていませんがマッカラムルールだの何だのとは何だったのかと置物先生を小一時間問い詰めたい状態の中でそういう事態が起きますと、「金融政策の目標が達成できない中でオペレーションに限界」とかどこぞのスイッツアランドみたいな連想が働くと日銀としてもマズーだと思うのですけど大丈夫ですかねえ(ニヤニヤ)。


・短国買入は相変わらずの3兆円

はいはい3兆円3兆円
[外部リンク] 30,000 2015年1月21日

だいたい昨日なんぞ売買参考統計値的に3か月のカレントしか札が入らないのが予想されるのですから1年TB買って残高の安定的な積み上げ&ロールオーバーの頻度を減らして買入できなくなるリスク回避、という視点で考えたらここで3兆買わないで減らしてオペ先に緊張感ださせればエエヤンなどと思うのですが、そんな事をするのであればそもそも延々と短国金利がマイナスになるようなオペの打ち方をしていないので文句を言うだけ時間の無駄というものです。

で結果はさっきの通りですけど。
[外部リンク] 76,064 30,000 0.020 0.025 77.3

まあこんなもんでしょという所ですが、昨日付の売参で突出して利回りが低いのは3Mのうち年初1発目と2発目の分になる503回と504回(近い償還の1年短国も同じくですがそもそもそんな銘柄は流通玉が無いのでどうでもよい)で両銘柄ともマイナス5.5bpとなっております(なお1年新発507回はマイナス2.0bp)ので、まあ2甘だの2.5甘だので放り込んでも入札レベルから見たら鼻歌混じりでワークするレートですな(一方1年新発507回だとゼロ以上の金利になるから入札レベル対比負けになるのでこれは入っていない筈)。

なお、その次に入札があった3Mの506回はマイナス3.9bpだったのでまあワークするにはワークするけどちと微妙かなという所ではありましたが、いずれにせよこの落札結果ですと1年TBは入っていませんので、これだけの札がある上に1年TBを買いたいという日銀の意向は強いでしょうとか思うと、今週金曜も3兆で短国買入を打ちやがる可能性があるなあと思う訳で、そうやって国内の普通の投資家をマイナス金利で排除することに何の意味があるのかと小一時間問い詰めたい所ではありますな。

長期国債買入の場合は買入の回数も多いし、銘柄も多いので「どの銘柄がどのレートで入ったか」とか類推するのがかなり面倒ですけれども、短国買入の場合は基本的に買入が週1で買入銘柄の方は10日毎に公表されますし、そもそも流通玉のある銘柄がカレント近辺に限られている(四半期末通過後は残高調整玉の売りが出る場合もありますが)し、買入対象銘柄も2Mよりも長い所になるので銘柄数も少ない、という事で、まあオペ結果と売買参考統計値を見ながら出来上がりレートとかまで想像できますので、売買参考統計値(売参見るの面倒でしたら日本相互証券さんの引けでも良いけど)の推移を鑑賞しながらオペ結果の鑑賞をすると味わいが深いというものでございます。


・という事でユーロ円金先が強かったりしましたが・・・・・・・・・

いやまあ昨日はユーロ円金先強くて、短い所のレシーブとかも強くてまた金利が下がるネタが意識されているようですがその話はプレビュー雑談コーナーに続くのだ。


○今日もプレビュー雑談の続き

・日銀の超過準備付利金利に関して

つーことで付利金利ガーみたいな話が(欧州がマイナス金利攻撃しているのもあって)またまた浮上という所ですが、これに関しては「MB拡大にコミットするという政策を放棄すれば可能ではないですかね」というのが答えになると思います。

資産買入の積み上げをするためには、複式簿記で考えれば判りますが資産積み上げた分だけ日銀当座預金が拡大しないと間尺に合わないので、超過準備の積み上げにある程度のインセンティブを与えないと超過準備の積み上げが厳しくなります。でまあ最近ですと昨日ネタにしましたが都銀さんが最近超過準備を積み上げなくなっているのは、バランスシートのご都合とかそういう話になっているんでしょうかねえとか思いますと、まあそんなように「超過準備に付利しているからと言ってもバランスシートを無限に積み上げられるかどうか判らん」という状態なので、付利下げはMB拡大の政策を実務的に困難にするので普通に考えると選択肢にはなりません。

そもそもですね、今の日銀の金融政策の枠組みは「マネタリーベースターゲット(のようなもの)」を基本的な建付けにしていて、別に金利レジームで政策を組んでいる訳ではない訳ですよ。つまり「マネタリーベースの拡大によって期待インフレの引き上げを行い」(実際にワークしているのかは別として)、そのMB拡大を行うツールとして国債の買入を行うのですが、その際に国債の買入を実施することによって、「長期国債の買入によって期待インフレ率の上昇に伴って起きるフィッシャー効果を抑制して実質金利を下げる」というセットになっている訳ですよ。

でまあその実質金利が低下することによって消費は伸びるわ設備投資は増えるわ爺さんのリューマチは治るわ(嘘)でウハウハですよ奥様!!というフレームな訳で、別に名目金利レジームな訳ではないので、ここで付利下げて金利レジームに切り替えるというのはちょっと無いんじゃないですかね。というか置物の首飛ばさないとレジーム変えられないでしょうし、それは政治的なコンフリクトが大きすぎるので難しいんじゃないですかねえ。

なお、理屈を全部すっ飛ばして付利下げる可能性も無くは無い(昨年10月の追加緩和で従来のロジックがだいぶ崩壊しましたからねえ、最近少し立て直していますが)のですが、その場合輪番での買入が更に厳しくなってきて、それこそとんでもない金利での購入やら夢の札割れやらというのが早くにやって来るだけで、それは国債大量購入でMB拡大政策の限界点を手前に手繰り寄せるだけの効果しかないので、アホじゃなかったらやらないと思います。いきなりそれをやらかしたらそこまで追い詰められて居るという事でしょうな。



・貸出支援関連の大幅増強は色々とできそう

ということでまあ普通に考えて事前報道の通りで貸出支援の増強となりますが、0.1%4年固定というのは今の国債市場の金利体系を考えると高利貸しにも程があると言いたい所ですが、この借入を取り入れる事によってALM的に言えば負債のデュレーションを長くすることが出来るのはメリットですな。

特に足元では4年以下の金利が軒並みマイナスになっていますので、商品有価証券ならともかく、投資有価証券的にマイナス金利の債券買えますかという事を考えますと、実はポートのデュレーション調整が直近では難しい状態になっている(ストラテジックなイールドカーブ戦略でマイナス買うとか値上がり狙いでマイナス買うとかいう理屈は立てられるとは思いますがポートのコアポジションでマイナス金利って訳にも逝かんでしょ)ので、そういう意味でも使い勝手が良くなっているように思えますがどうでしょうかねえ。

てな訳ですから、まあ貸出支援ならば大義名分もありますし、「貸出した分の5倍」でも何でも良いですけれども威勢の良い数字を出して、ついでに4年というのも伸ばすという手はあるんでしょうなと思います。ただまあオッズをあまり増やすと銀行優遇批判に繋がり兼ねませんし、期間をあまり長くすると「そもそもお前ら2年で達成と言っていたのにそんなに長い期間の固定金利貸出をするとか達成への意欲が本当にあるのか」と言われかねないので、そこら辺の屁理屈の整合性を取らないといけませんな。


・展望レポートの物価見通しって今年度下げて来年度上げになるんでしょうなあ

まあさすがに今回追加緩和だと麿もビックリの逐次投入スキームになってしまいますので普通に考えて追加緩和はしない(貸出支援の方を鉦や太鼓で宣伝するのはあり得る)と思われますが、10月の追加緩和との整合性を取るという追及は来る罠と思います。

そこでどういう話になるかというと、「本年度の前半は原油価格などの影響で物価の伸びが弱いですが、後半になりますと原油価格の前年比辺りの物価指数の影響は徐々に剥落しますし、そのころになると原油価格低下のメリットが出るわ今年の春闘でお賃金は上がるわ設備投資も出てくるわでもうウハウハですよ先生」という話になって「したがって物価目標達成時期については変わりません」(キリッ)となる筈ですな。

・・・・・・・となりますと、この屁理屈を先に持って逝きますと、恐ろしい事に2016年度の物価見通しは上方修正必至という事になってしまいますので、それこそ2%台半ばくらいの中間的な数値が出てきても何らおかしくないというのが大本営発表クオリティオソロシスという所ですが、展望レポートの見通し数値というのは特に黒田日銀になってからその傾向が高まりましたが、純粋にエコノミスト的にこうだという予想なだけではなく、「現行の政策目的が達成されます(キリッ)」という前提を置いた威勢の良い気合成分の入った数値というのも加わるものである、というのが仕様となっておりますので、真面目な話大本営軍団が先の物価見通し上げてくるんじゃないのかと思いまするに、実は2016年度の物価見通しの方が鑑賞物としては面白いのかもしれませんぜウヘヘヘヘ。


○更にニュース雑談というか何というか

今日は雑談ばっかでどうもすいません。

・オランドのお漏らしキターーーーーーーー(・∀・)

[外部リンク]
2015/1/20 1:05

『【パリ=竹内康雄】フランスのオランド大統領は19日、欧州中央銀行(ECB)が22日に予定する理事会で「国債を購入する決定をするだろう」と述べ、量的金融緩和策に踏み切るとの見通しを明らかにした。景気の低迷によりデフレの懸念が強まる欧州経済を金融面から後押しする狙いにも言及した。パリで開かれた企業経営者らとの会合で語った。』(上記URLより)

日銀ガーの皆様におかれましてはこのお漏らしに関する感想を賜りたい所ですが、それはそれと致しましてもこういうのが出てしまうとブンデスバンクが盛大にヘソを曲げて国債購入が3月に先送りされるに1マルク。


・山本幸三先生ェ・・・・・・・・・・・

[外部リンク] 01月 19日 20:29 JST

『[東京 19日 ロイター] - 「アベノミクス」の仕掛け人である自民党の山本幸三衆議院議員は19日、ロイターのインタビューに応じ、当面、追加緩和の必要はないとの認識を示した。 日銀が掲げる「2%の物価安定目標」達成は、2016年度に後ズレするが、消費税率引き上げによるマイナスの影響が強すぎた結果だとして十分説明可能と述べた。』(上記URLより)

>「2%の物価安定目標」達成は、2016年度に後ズレするが、消費税率引き上げによるマイナスの影響が強すぎた結果
>「2%の物価安定目標」達成は、2016年度に後ズレするが、消費税率引き上げによるマイナスの影響が強すぎた結果
>「2%の物価安定目標」達成は、2016年度に後ズレするが、消費税率引き上げによるマイナスの影響が強すぎた結果

・・・・・・・えーっとすいません金融政策で2%物価目標達成は可能で、適切な政策を実施すれば早期に達成できるという話をしていたのはどこのどなたでしたっけ。

『その後「(16年)秋口にはデフレ脱却宣言ができるのではないか」と見通す一方、17年4月に予定される消費税率10%への引き上げで「再びマイナスショックが出る可能性がある」と述べ、出口論は時期尚早だとし、「消費税引き上げの影響を見極めて、大丈夫と思えるまでは緩和スタンスを続けるべきだ」と述べた』(上記URLより)

>消費税引き上げの影響を見極めて、大丈夫と思えるまでは緩和スタンスを続けるべきだ

・・・・・・・えーっとすいません、そんなに消費増税に効果があるんだったらそもそも金融緩和をする前に消費税引き下げ(とか撤廃)すれば良かったんじゃないですかね。それで消費税分減収になってもそれだけの効果絶大の政策を実施した日には景気が盛大に浮上するからそっちの効果で思いっきり増収になって、最終的にはネットでプラスになるんじゃないですか、というかリフレの皆様って大体そういう打ち出の小づち的な説明しますよねえ税収に関しては(なお同じリフレでも山本先生は微妙にこの辺の話が違っているのはそうなのですけど)。

ということで、もう少し悪態を奉呈申し上げようかと思ったのですが、時間が無くなったので本日はこの辺で勘弁、つーか全部雑談でどうもすいませんすいません。
 


お題「SNBの降参を受けて決定会合プレビュー雑談/業態別当座預金とか1年短国入札とか」   2015/01/19(月)08:09:21  
  さて今週は決定会合にECB理事会ですの。

○決定会合とかECB関連のプレビュー雑談とかSNB雑談とか

まー今週は日銀は単に「前向きのメカニズムはあります」で終わってECBはソブリンQEやるのかやるやる詐欺で引っ張るのかどうなんでしょうねとかいう感じではあったのですが、SNBのアレで色々と風雲急を告げている感じで誠にアレではございます。

ということで厭債害債さんの解説を置いときますね。
[外部リンク] #そういやこの前スイスでは中銀に「ついに買いました!金!!」をやらせようなんて国民投票があったりしましたし

しかしまあ何ですな、スイス中銀ギブアップというのを見せつけられますと「そもそも無理のある金融政策を出口なしの状態で続ける訳には行かない」という話がこれからの金融政策の論点としてのテーマに浮上してくる訳でございまして、火の粉はいずれ日銀にもやってくるでしょうという素敵な話になるかとは思われますな。

つまりですな、置物MB直線一気理論でMBバンバン拡大ということで国債をバカスカ買ってもはや金利の水準が合理的な説明できませんぞな(特に中期以下)な状況になっているのですけれども、MB拡大して債券市場を叩き壊しながら金利を無理矢理下げている状態になっているものの、この政策自体がどこまで維持可能なのか(まあ年内持たないでしょ常識的に考えて)という中で、物価の方はご案内の通りとなりますと「QQEは何時出口に行けるのか」と考えた場合に現状では出口どころか追加緩和待ったなしみたいな状態(実際は今月は粘って4月の展望レポートどうするのという所でしょ)になっている訳で、そうなりますと現行QQEの継続可能期間と政策が効果発揮して出口が展望できそうな時期とのギャップにオペレーションが耐えられなくなるのでさてどうするんでしょ。

とか何とか考えますと、まあ政策の爆発時期を速めることになった追加緩和って悪手にも程があったのではないかとも思いますが、そもそも論として先般来悪態を申し上げておりますように、オペレーションの所でもうちょっと金利の下げをマイルドにしていく方策も有った筈で、短国買入の運営なんて日銀が好んでマイナス金利を維持しようとしているとしか思えないのだが、そもそもここのマイナスが恒常化するから中期に波及している訳で、QQEの継続時間が長くなりそうという状態なのだから政策をもう少し長く続けられるようにするには中短期の金利の恒常的なマイナス化を避けるようなオペ運営をした方が吉だと思いますな(事務方がわざとQQEのオペレーショナルな爆発時期を早めようとして無言の抵抗をしているのだったら笑いますが)。

つーことで、まあQQEのオペレーショナルな限界が最近の市場動向を見るとあからさまにも程があると思う中で、SNBのご教訓として「無理のある金融政策は長期的には継続できない」というのが出てきた訳ですし、そもそもQQE自体が「2年で達成」という意気込みで投下された訳ですからあれだけの規模のバランスシート拡大になった訳で、元の建付けから考えたら3年も4年も続けられるような代物ではない政策ですし、そんなに時間がかかるという想定にもなっていなかった事を踏まえますと、さてQQEの落とし前はどういう付け方になるのやら、というのが今年前半か後半か知らんが(今の買入方法だと後半に来る辺りでは既にオペレーションが爆発していると思われますが。短国金利をプラスに持って逝けばもう少し延命しそうだけど)のテーマになりそうですな。いやはや。


でまあECBですけれども、これは今回やるのか次回(3月)やるのか知らんけどさすがにソブリンQEを実施するんでしょという所なのですが、「資産買入」に重点を置くのか「バランスシート拡大というかMB方面」に重点を置くのかが良く判らん所。

つまり、今のマイナス20という預金ファシリティ残したままですと、ソブリンQEやってもそんなに札が入らないでしょ(余程とんでもないマイナス金利まで買入をすればある程度は買えるかもしれないけど)と思われますし、そうなると何の為にうちこんでいるのか良く判らんという話になりますけどどうするのやらと。まあ最終兵器として「このように買入をしようとしましたが応札が集まらないですなあ(棒読み)」という市場のせいにする攻撃でお茶を濁すみたいなイカサマスキームは無いではないと思いますが、さすがにインチキにも程があるような気はします。


話戻って日銀ですけど。
[外部リンク] 01月 16日 08:40 JST

『[東京 16日 ロイター] - 日銀は20─21日に開く金融政策決定会合で、今年3月に期限を迎える貸出増加と成長基盤強化を支援するための2つの融資制度を1年間延長するとともに、貸出額増額などの拡充策を決める。デフレ脱却に向けて量的・質的金融緩和を強力に推進している中で、大規模な資金供給が金融機関の貸し出し増加につながるよう引き続き後押ししていくことが適当と判断した。』(上記URLより)

ロイター以外からも報道されていますので、まあこれは打ち込まれると思いますが、4年の国債金利がマイナスという状態になると固定4年の10bpというのが高利貸しに見えてくる所がオソロシスという所ですな。まあそもそも国債金利の方がおかしいと思えば札はそれなりに集まるのでしょうが。

ただまあ固定4年10bpの貸出を延長しかも拡大って良く考えたら執行部はQQEの出口時期をいつだと思ってるんだと小一時間問い詰めたい所ではありますし、この拡大と拡充するとなりますと益々超過準備付利って下げにくくなる(そもそも超過準備付利を下げると資産買入拡大の困難性が高まってオペレーションの爆発時期が早くなる)でしょうなという所で。



○市場雑談である

・業態別日銀当座預金残高である

[外部リンク] #ちょうど12月の途中から輪番効果の金利低下が過激になってきていましたし

なお、地方銀行とかその他準備預金制度適用先とかの超過準備が積み上がっていまして、まあ国債償還要因はこの辺に出ているのかなという所で。


・1年短国入札・・・・・・・・・

[外部リンク] 100円01銭2厘 (募入最高利回り)(-0.0119%)
(4)募入最低価格における案分比率 5.4545%
(5)募入平均価格 100円01銭7厘 (募入平均利回り)(-0.0169%)

ということで平均がマイナス1.7bpという事で毎度の入札でございましたが最早知らんがなという感じではありますな(--;

[外部リンク] 01月 16日 12:45 JST

『<12:38> 新発1年物TB入札しっかり、最高落札利回り過去最低更新

新発1年物国庫短期証券(TB/507回)の入札で、最高落札利回りはマイナス0.0119%と1年物として過去最低を記録した前回(マイナス0.0040%)を下回った。平均落札利回りはマイナス0.0169%。入札について市場では「しっかりした結果だ。週明け19日にも予想される日銀買い入れの期待や前日入札の3カ月物が事前予想より強かったことが影響した。オペ見合いの需要と思われる」(国内金融機関)との見方が出ていた。』(上記URLより)

てなわけで、まあ本日は恐らく短国買入がオファーされると思うのですが、本日付(金曜に公表される奴)の売買参考統計値を見ますと直近の3Mの引けの方が1Yよりもマイナスが深くなっておりまして、落札時の利回りから本日付の売買参考統計値までの距離を考えると本日の短国買入は3Mの方が入れやすいという事になるんでしょうかよくわかりません。

しかしまあ何ですな、

[外部リンク] 01月 16日 15:23 JST

『<15:20> 翌日物0.073─0.075%中心、ユーロ円金先は強含み

無担保コール翌日物は0.073─0.075%中心での取引。主な取り手は地銀・信託で、取引レンジは0.071─0.077%付近とやや幅広くなった。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レート(平均)は0.098%と高止まり。国債売現先オペの応札額は2億円にとどまった。新発1年物国庫短期証券(TB/507回)の入札で、最高落札利回りはマイナス0.0119%と、1年物として過去最低を記録した前回(マイナス0.0040%)を下回った。オペ見合いの需要とみられている。業者間取引で新発債の利回りはマイナス0.02%近辺、3カ月物(506回)はマイナス0.040%での出合い。ユーロ円3カ月金利先物は株安・債券高で強含み。』(上記URLより)

レポGCレートは相変わらず高止まりという記載がありますが、現状の短国マイナス金利状態ってもともと昨年9月に発生した時とは状況が違っていまして、昨年9月の時には日銀買入の残高も多かったというのもありますが、期末ニーズだの海外ニーズだの色々とあって、マイナス金利状態の中でレポGCとか特に短国現先市場とかでも玉がスッカラカンで、特に短国現先に関してはうっかりするとプラスの金利が出ないような状態になっていた訳でして、そういう意味では「日銀と投資家に玉がズッポリ嵌っていて流通玉がそもそも存在しない」という状態の中でのマイナス金利状態だった訳ですよ。

然るに、足元ではここもとの短国買入のオファー額でもそうですし、レポGCや現先利回りを見てもそうですし、普通に流通玉があるのだけれども、その流通レートがマイナスのまま維持されているという状態になっておりまして、昨年9月辺りのマイナス金利状態が投資家需要と日銀買入を背景にしたものという言い方をした場合、足元のマイナス金利状態って「玉がある時に日銀が投資家を押しのけて買ってくるのが見えているので相場が維持されている」という状態にしか見えないのでございまして、もうちょっと短国買入の打ち方を考えた方が資産買入政策の維持可能期間を長く出来るのではないかとか先ほど申し上げたのは、この辺りの状況を勘案して申し上げている次第とゆー所ではありますが、まあ日銀が確信犯的に市場から投資家を排除しようとしているのであればシャーナイナイでもありますな。

つーかですな、売参の引値状況から見ると今日の短国買入って3Mの方が入りやすいと思うのですが、そういう結果になると日銀的には1年物を買いたいでしょうから今週金曜(に多分短国買入が入って受渡ベースの1月分は終了、来週金曜も勿論短国買入ありますがこれは受渡ベースで2月分)の短国買入もうっかりすると盛大に打ってくる可能性が今の「買入が全てに優先するので市場なんぞ死んでも知らんがな主義」のオペレーションだとアリエールなのかも知れませんな、オソロシス。


○さくらレポートネタの筈が時間が無くなったので「地域の視点」ネタだけ

[外部リンク] ―さくらレポート― (2015年1月)

景気判断の部分は後日ということで(汗)『II.地域の視点』のところから。

今回のお題は『各地域における中小企業の現状と活力ある企業の特徴』ということで、中小企業に回復の恩恵が来ていませんですな的な話が出ているのを受けておりますなこりゃという所で。

『1.中小企業の現状等』
(1)中小企業を取り巻く経営環境と足もとの収益動向』

ほうほう。

『各地域の中小企業の収益動向をみると、人口減少・少子高齢化や大企業の海外拠点拡充等が進んでいる環境下で、企業規模が相対的に小さく、製品・サービスの差別化を図れていない先を中心に、厳しい状況にある企業が少なくないが、近年は、内外需要が持ち直すもとで、全体としては緩やかながらも改善傾向をたどっている。ただし、2014年度入り後は、消費税率引き上げ後の需要面における弱めの動きや円安等に伴うコスト負担の増加等から、業種や企業間でのばらつきが広がっているとの声が聞かれている。』

>円安等に伴うコスト負担の増加等

等を沢山入れていますが一応言及してますな。

『すなわち、海外需要の増加が波及している業種(自動車・電気機械・航空機関連部品等)や、設備投資関連の業種(産業用機械等)、公共・建設投資関連の業種(建設等)、大企業の業績改善効果が及んでいる業種(運輸、人材派遣等)、円安のメリットが顕れている業種(造船、訪日外国人観光客関連の宿泊等)等では、収益の改善が続いている先が多い。』

『こうした一方で、内需依存度の高い業種(食料品、小売、飲食等)や、住宅投資関連の業種(建材、工務店等)等では、収益環境が悪化しているとの声が増加している。その要因としては、消費増税に伴う反動減の長期化や天候不順、実質所得の減少を反映した消費者マインドの悪化等による売上の減少に加え、円安等に伴う原材料価格の上昇、電力料金の負担増、人手不足を背景とした人件費の増加等に直面するもとで、販売価格への転嫁が進まない点も挙げられている。この間、足もとの原油安のプラス効果は、既に実感している先がみられる一方、これまでのところ十分に浸透していないとの声も聞かれている。』

>足もとの原油安のプラス効果
>足もとの原油安のプラス効果
>足もとの原油安のプラス効果

ほうほうそうですかそうですか、10月の追加緩和は何だったんでしょうかねえ。

『(2)中小企業の設備投資、雇用・賃金スタンス』

キタコレ!

『中小企業の設備投資、雇用・賃金スタンスをみると、先行きの需要減少に対する懸念や足もと厳しい収益状況等に直面している先では、依然として抑制的な姿勢を続けている。その一方で、業況堅調先を中心に前向きなスタンスを取る動きもみられている。具体的には、設備投資に関しては、政府の補助金や緩和的な金融環境等の後押しもあって、これまで先送りしてきた老朽化設備の維持・更新や効率化・省力化に向けた投資を実施する先に加え、需要増加を見込んだ能力増強投資に踏み切る先もみられている。』

>需要増加を見込んだ能力増強投資に踏み切る先もみられている

ほほう。

『また、雇用・賃金面に関しても、人手不足への対応の観点を含め、新規・中途採用の積極化による人員増強を図ったり、賃金水準の引き上げや賞与増額など処遇改善を進めているとの声が聞かれている。』

ということで、どうもこの辺の纏め部分だけを見ますと、今回の「地域の視点」に関しては威勢の良い話になっているという辺りが中々味わいの深い所ではないかとも思ったりします。

なお以下の部分は皆さん見てくらはい。
 


お題「昨日の訂正(補完供給関連)/スイス中銀ェ・・・・・/短国入札雑談/支店長会議の総裁挨拶要旨が妙に短い件」   2015/01/16(金)08:06:58  
  バイトマン先生貫録のクオリティ。
[外部リンク] 01月 16日 06:30 JST

『[フランクフルト 15日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのワイトマン独連銀総裁は15日、欧州中央銀行(ECB)の国債買い入れを条件付きで合法とした欧州司法裁判所の法務官の見解について、ECBの行動には法的な限界があることも示したとの認識を示した。経済界首脳を前にした講演で述べた。』(上記URLより)

平常運転にも程がありますなこのおじちゃんは。


○昨日の訂正を(補完供給関連)

昨日の駄文で国債補完供給に関する話をざくざくっと申し上げましたが、その中で国債補完供給に関して「日銀保有残高の50%/2000億円の少ない方」という風に書いたのですが、50%ではなくて100%の間違いでしたので謹んでお詫びして訂正させて頂きます。以前はロール時のループ抑止みたいな感じで50%だったのですが、100%となるにあたって事務的な建付変更とかあるようなのですがその辺は超テクニカルなのでパス。

なお補完供給オペ自体の建付けについては「このファシリティをジャンジャン使ってドンドンマーケットメイクして下さい」というものではなくて、「債券ショートセールの玉手当はマーケットメーカーが一義的に実施するものだけど日銀も玉持っているから本当に困ったら一時的に貸してやるわ」というような、名前通りの「補完的な措置」という建付けなのは同じでございますな。まあどちらが良いのかというのは立場によって見方が違ってくると思うが、これだけ馬鹿買入する中ではもうちょっと利用はウェルカムみたいな感じになって頂かないと現物債市場の流動性ががががとは思ったりもしますが、ここの価値判断は難しいのでアタクシの考えが正しいかと言われるとちょっともにょりますな(汗)。

でまあついでに昨日はこんなのが出てました。

[外部リンク] 更新日時: 2015/01/15 19:20 JST

『ブルームバーグがまとめたデータによれば、フランの対ユーロ相場はロンドン時間午前9時53分(日本時間午後6時53分)現在、前日比30%高の1ユーロ=0.92フラン。一時は0.8517フランまで上げ、過去最高値を記録した。ドルに対しては26%上昇の1ドル=0.81フラン。』(上記URLより)

>前日比30%高の

・・・・・(;゜д゜)

ということでご案内の通りの措置ですが確認確認。

[外部リンク] Swiss National Bank discontinues minimum exchange rate and lowers interest rate to -0.75%
Target range moved further into negative territory

対ユーロの為替上限撤廃とマイナス75bpへの利下げを同時投下した訳ですが、そらまあ上限撤廃(ということは無制限介入はしませんという話ですわな)の方が思いっきり効くわなそりゃという所で。

『The Swiss National Bank (SNB) is discontinuing the minimum exchange rate of CHF 1.20 per euro. At the same time, it is lowering the interest rate on sight deposit account balances that exceed a given exemption threshold by 0.5 percentage points, to -0.75%.』

フランの対ユーロでの1.20の為替上限撤廃と同時に預金ファシリティ金利を50bp引き下げ実施。

『It is moving the target range for the three-month Libor further into negative territory, to between -1.25% and -0.25%, from the current range of between -0.75% and 0.25%.』

3MLiborのターゲットレンジ(が所謂政策金利でしたな)がマイナス75〜プラス25のレンジからマイナス125〜マイナス25のレンジに変更となりましたとさ。

『The minimum exchange rate was introduced during a period of exceptional overvaluation of the Swiss franc and an extremely high level of uncertainty on the financial markets. This exceptional and temporary measure protected the Swiss economy from serious harm.』

それはいいのだが結局無制限介入停止の方が全力で効いて30%飛んだのだが大丈夫か???

『While the Swiss franc is still high, the overvaluation has decreased as a whole since the introduction of the minimum exchange rate. The economy was able to take advantage of this phase to adjust to the new situation.』

スイスフランはまだ高いがオーバーバリュエーションは全体として緩和されて来ましたので介入止めますという話ですが対ユーロで3割飛んだらまた過大評価のような希ガス。

『Recently, divergences between the monetary policies of the major currency areas have increased significantly - a trend that is likely to become even more pronounced.』

ちょっと待てお前「主要国の金融政策の方向性が異なってきているので云々」ってユーロ圏は緩和拡大方向じゃねえか。

『The euro has depreciated considerably against the US dollar and this, in turn, has caused the Swiss franc to weaken against the US dollar. In these circumstances, the SNB concluded that enforcing and maintaining the minimum exchange rate for the Swiss franc against the euro is no longer justified.』

ユーロが下がって対ドルで安くなったので対ユーロでの上限が正当化されないっていう言い訳なのだが、さすがにスイス中銀の関連ドキュメントとか普段読み込んでいる訳ではないので、何がどういう理屈でこうなったのかさっぱり判らんのだが、2011年9月に無制限介入を投下した時には確かに「スイスフラン上昇が問題」という言い方をする中でどこの通貨に対してみたいは話はしていなかったけど、そんなに明確に通貨バスケット対比でどうのこうの的な話もしてなかったぞ。

『The SNB is lowering interest rates significantly to ensure that the discontinuation of the minimum exchange rate does not lead to an inappropriate tightening of monetary conditions.』

為替上限撤廃した時に金融環境が引き締まるのを防ぐために利下げをする、という話をしているのですが、市場のマイナス金利と実体経済のゼロ金利制約という間で生じるコストを誰が負担するのか、という問題が生じる、というのが実際にマイナス金利状態に直面しているアタクシ共も思いっ切り感じている(なお欧州は預金ファシリティマイナス20でやはり色々とその問題が生じているとの話だけは話として聞いていますけどねえ)次第で、マイナス金利を深くするというのは金融仲介機能としての金融システムに負荷を掛けますし、最終的にその負荷に耐えられなくなって実体経済に対してその負荷を転嫁する動きが生じた場合に、本当にそれってファイナンシャルコンディションの緩和なのですかと疑問が全力で発生するのですがねえ・・・・・・・・・・・

『The SNB will continue to take account of the exchange rate situation in formulating its monetary policy in future. If necessary, it will therefore remain active in the foreign exchange market to influence monetary conditions.』

為替介入は今後も行うとのことなので、どこかの場面でまた介入が投下されるのでしょうが、自国通貨売り介入を盛大に実施したのが一瞬にして30%食らってしまった状態になってスイス中銀の介入って今後どの程度アクティブにできるんでしょう・・・・・・・・


なお2011年9月のスイスフランの対ユーロ為替水準設定と無制限介入決定時のリリースと総裁のコメントをこちらに置いておきますね。

[外部リンク] 引用していると長くなるのでパスしますが、当時の説明だと「為替が強いのでデフレ―ショナルなプレッシャーが掛かって云々」という話になっていたものの、スイスの物価って相変わらずお察しで今回何で急に無制限介入と為替上限を諦めたのかが良く判らん。


総裁会見ステートメントはこちら。
[外部リンク] Introductory remarks by Thomas Jordan

説明は概ね上記声明文の話をなぞっていて、付加情報はこの辺くらい。

『Discontinuation of the minimum exchange rate

The Swiss National Bank (SNB) has decided to discontinue the minimum exchange rate of CHF 1.20 per euro with immediate effect and to cease foreign currency purchases associated with enforcing it.』

介入は今後もアクティブに行うとは書いてありましたが、やはり無制限介入はしないようですね。

『Outlook for inflation and the economy

The inflation outlook for Switzerland is low. In December we presented a conditional inflation forecast, which predicts inflation of -0.1% for this year. Since this forecast was published, the oil price has once again fallen significantly, which will further dampen the inflation outlook for a time.』

足元マイナス0.1%で原油下がるので更に下がると。

『However, lower oil prices will stimulate growth globally, and this will influence economic developments in Switzerland positively.』

でも原油価格低下は世界的に成長にポジティブと。

『Swiss franc exchange rate movements also impact inflation and the economic situation.』

それは判ったがこの措置で為替が・・・・・・・・

『The SNB remains committed to its mandate of ensuring medium-term price stability while taking account of economic developments. In concluding, let me emphasise that the SNB will continue to take account of the exchange rate situation in formulating its monetary policy in future. If necessary, it will therefore remain active in the foreign exchange market to influence monetary conditions.』

インフレと経済の見通しというコーナーの割には全然見通しの説明になっていませんが、これ為替がぶっ飛んだのを受けてどういう話になるのかねとか、まあ色々と興味は尽きませんが、そもそも何で急に無制限介入を止めたのか先ほども申し上げた通り良く判らんですけど、政策の効果と副作用を勘案してギブアップしましたという気がだいぶするのだがどうなんしょうかねえ。



○短国入札ェ・・・・・・・・・・・・・

ヒャッハー
[外部リンク] 100円00銭0厘5毛 (募入最高利回り) (-0.0020%)
(4)募入最低価格における案分比率 11.8277%
(5)募入平均価格 100円00銭1厘2毛 (募入平均利回り)(-0.0048%)

・・・・・・・・えーっと昨日は「どうせ100円按分でしょ」と申し上げたのですが、アタクシの妄言を打ち破る盛大にオーバーパーの足きりになっておりましてナンジャソラという所ですが、

[外部リンク] 01月 15日 15:24 JST

『[東京 15日 ロイター] -〔金利マーケットアイ〕

<15:20> 翌日物0.073─0.075%中心、新発3カ月TBマイナス0.017%

無担保コール翌日物は0.073─0.075%中心での取引。主な取り手は地銀、信託など。大手行は0.070%で一部出合いを付けた。準備預金の積み最終日、源泉税揚げ日だが、取引金利水準は前日と大きく変わっていない。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レート(平均)は0.098%と強含み。共通担保資金供給オペは札割れ。国債売現先オペの応札額は70億円だった。新発3カ月物国庫短期証券(TB/506回)の入札結果で、最高落札利回りはマイナス0.0020%、平均落札利回りはマイナス0.0048%となった。事前予想よりも強めで、0%近辺では銀行勢などの需要がしっかりとあることが確認できた。業者間取引で新発3カ月物国庫短期証券利回りはマイナス0.017%、504回証券はマイナス0.055%での出合い。ユーロ円3カ月金利先物は閑散小動き。』(上記URLより)

ということでセカンダリーではまたまた平均落札(マイナス0.48bp)よりも強い所(マイナス1.7bp)での取引となっておられるようですが、一方で上記記事にも記載されておりますようにGCレポの金利は上昇って辺りにジャパン債券市場の大変に滋味に富んだ風情を感じる次第でございます。

でまあ本日は1年TBの入札がある訳ですが、もう面倒だから2.5兆円の発行分のうち5000億円だけ価格競争入札して残りは平均で日銀が直接購入しろやゴルァと申し上げたくなりますが、今の建付け上そういう訳には参りませんので今日も今日とて盛大に強い入札となって国内の運用目的の投資家は置き去りになるんですね分かりますという所ですな。

なお、19日月曜に短国買入が実施されますが、何せ「投資家に買われる前に俺が買う」という餓鬼道のような日銀の今の買入スタンスを勘案すると玉があると思えば買入が盛大に打ち込まれて(そもそも論として1年TB(と6MTB)入札後は1年TB(要するに足が長い物を買った方がロールで四苦八苦しなくて済むという理屈)を買いたいから買入の打ち込みが積極化しやすい)という流れですね分かりますという所で。


○支店長会議の挨拶要旨の量が微妙に減っている件について

うむ。
[外部リンク] 『わが国の景気は、基調的に緩やかな回復を続けており、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の反動などの影響も全体として和らいでいる。わが国の金融システムは、安定性を維持している。そうしたもとで、金融環境は、緩和した状態にある。』

『「量的・質的金融緩和」は所期の効果を発揮しており、日本銀行は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「量的・質的金融緩和」を継続する。その際、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う。』

まあこの挨拶要旨はそれこそ思いっきりの要旨ですけどね。

10月の支店長会議での挨拶要旨はこちら
[外部リンク] (2)物価面をみると、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、消費税率引き上げの直接的な影響を除いたベースでみて、1%台前半となっている。先行きについては、暫くの間、1%台前半で推移するとみられる。

(3)わが国の金融システムは、安定性を維持している。そうしたもとで、金融環境は、緩和した状態にある。

(4)「量的・質的金融緩和」は所期の効果を発揮しており、日本銀行は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「量的・質的金融緩和」を継続する。その際、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因を点検し、必要な調整を行う。』(これは10月の挨拶)


・・・・・・ということで、随分とあっさり味になっているのですが、これ趣旨自体は毎度のクオリティと致しましても、今回見ていて「おー」と思ったのは2点あって、(1)物価に関する部分が記載されていない、(2)先行き見通しに関する部分が記載されていない、という所です。

でまあそれをどう解釈するのかは勝手な所ではありますが(そもそも挨拶がこんなに短い訳ではないので)、こうやって表に出して来る「要旨」の中で物価に関する記載と、先行き見通しに関する記載が削除されている、というのは、来週直ぐにやってくる展望レポート中間レビューがあって、そこで何らかの下方修正をしないと行けないから、ここで10月展望レポートを踏まえた話をそのまますると、そこから1週間も経過しないうちに下方修正が来るとか結果的に黒ちゃんウソツキにも程がある、という批判が飛んでくるのもさすがにマズーでしょうなあとか、まあそんな配慮をしてるんじゃないですかねえ(ニヤニヤ)。

てな事を考えますと、まあ既にそういう報道もありますけど来週のMPMでは中間レビューでの下方修正が打ち込まれるという所で、その程度がどのあたりになるのかはここからの鉛筆の舐め具合政策委員会での議論に依存するので下手な事をここで書けないという話で、とりあえず執行部的には下方修正待ったなしという認識なんでしょうなあというのは把握した。


なお、念のため昨年7月の支店長会議挨拶のURLも置いておきますが、中間レビュー前だからと言っても昨年7月は物価の言及も先行き見通しの言及もありましたので一応ご確認ください。
[外部リンク]
 


お題「市場メモ雑談/短国買入残高を分析というマニアネタ/債券市場サーベイですかそうですか(というのも雑談)」   2015/01/15(木)08:06:20  
  ということで雑談大会ですいませんすいません。

#米国小売売上ェ・・・・・・・・

○30年とか今日の短国とか補完供給とか

・30年入札はやや弱めでも結局ブルフラットとな

うむ。
[外部リンク] (1)応募額 2兆2,947億円
(2)募入決定額 6,432億円
(3)募入最低価格 108円25銭(募入最高利回り)(1.131%)
(4)募入最低価格における案分比率 32.8638%
(5)募入平均価格 108円42銭(募入平均利回り)(1.123%)

ということで30年入札は前場からちと重めで、というかそれ以前の所でフラットしておりましたけどそれはそれとして、落札結果は予想より若干弱めだったけどその後結局切り返して前場遅れていた筈の超長期ゾーンは気が付けば先物長期を追い越してブルフラットウマーという展開だわ10年0.25%だわとか(25という数字を見ると公定歩合2.5%VS10年89回債2.55%というのがありましたとか申しましてもあたしゃライブでそれは見ていない)もう何をやっておられるのかという所ですな、ナムナム。


・本日は3MTB入札で明日は1YTB入札

でまあ毎度の短期の方ですけれども、昨日のGCとか現先とかは別に金利が下がるでもなく、先般の短国買入オペ後に別に需給が締まったような感じでもない(まあ日銀が3兆買った分だけは需給が締まったようだが)という中で3M入札を迎える訳で、GCもそれなりの水準だし、この先でネタにしますが先週の短国買入では1年物ばかり打ち込まれていたようで(火曜に何が打ち込まれたのかは22日に判る)、年始一発目から玉が出ていたっぽい年度内償還物はあまり消化されていないという結果になっておりまして、そうなるとまだ重い筈なんですけどねえ(3月半ば以降に償還の来る銘柄は3月時点での日銀短国買入がどういう入り方をするかによるが、そもそも論として決算ニーズが入るので需給が盛大に締まりやすく、そこで出る予定の資金の運用なら使えるけど再投資を考えると手を出しにくいからそもそも売れにくい筈)。

でも火曜日の短国買入増額を見ますと「重いなら買ってあげよう日銀が」という短国買入残高積み上げ命のためにオペ先ウハウハ国内の普通の投資家排除の姿勢を明確に示して頂きましたので、そらまあ入札はまたまた強い(さすがにオーバーで切れないとは思うのだが)でしょうし、1年TBなんてもっとすごい事になるんでしょうなとしか申し上げようがありません。

しかもご案内のように利付国債の方が5年近くまでマイナス金利になっていますので、マイナス金利を買うのは投資という意味でどうよというニーズが短国プラスになると流れ込んでくる(ただし利付と短国だとまた別モノ的な仕切りもあったりする(クーポンが入らないとか債券インデックスに入っていないとか)のでこれまた完全代替にはならないのだが)でしょうなあと思いますと、ゼロ金利以下をキープしていてもなんとかなるでしょう的なお話になるんでしょうな、ナムナム。


・昨日も補完供給

30年国債入札とスワップおよび債券ブルフラットヒャッハーに隠れておりましたがこんなのも。

[外部リンク] 5,462 2015年1月14日 2015年1月15日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)(注4) 6,000 2015年1月14日 2015年1月15日

午前の部と午後の部で補完供給のオファーですかそうですか。

(注3) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)の売却対象銘柄は、20年利付国債100回、20年利付国債144回、30年利付国債16回、30年利付国債45回です。
(注4) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)の売却対象銘柄は、10年利付国債313回、20年利付国債108回、30年利付国債40回です。

午前の部が4銘柄で午後の部が3銘柄で、前日の堂々16銘柄には敵いませんが、何かまたも補完供給かよという所で。

[外部リンク] 72 72 -0.400 -0.400
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)(注5) 4 4 -0.400 -0.400

(注4) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)の売却銘柄は、20年利付国債100回(30億円)、20年利付国債144回(10億円)、30年利付国債16回(2億円)、30年利付国債45回(30億円)です。
(注5) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)の売却銘柄は、10年利付国債313回です。

まあ何ですな、落札額が上記のような話ですが、そもそもSCで玉が手当厳しいという状態になっている時にSCレポできますかって話になると、大玉なら別にSCレポすれば良いのでしょうが、ロットの少ない端物とかになると投資家の方に借りに逝くにしたって貸す投資家だって事務コストが掛かる(伝票切ったり日銀ネット回したり照合したり)話ですし、大体からして金イラネ状態になっている訳ですから、そらまあ端物のT+0なんて中々手当できませんなという事で補完供給の出番という事になりますが、実際には補完供給オペのリクエストをした後に手当が出来たりしている分もあるので後場のようにオファー3銘柄あったのに落札1銘柄みたいな話になるんでしょうな。

あと、この補完供給ですが、
[外部リンク] こちらにもありますように、そもそも「日銀保有額の半分/2000億円」のうち少ない方しか補完供給をしないわ、ロールは5営業日しかできないわとかとなっておりまして、補完供給の建付け自体が「補完供給を自由に使って国債売買の時にスクイーズとかを気にしないで下さいね」的な物に全くなっていないという代物(本格的にスクイーズ掛ったら5営業日しかロール出来ないのは業者的に見たら1週間しかレポが続かんので実質的に無いのと変わらんわ)になっておりまして、一方で国債は盛大に買入を行ってカレント銘柄をドンドン吸い上げるわ、そんな中で国債決済T+1化を推進とか何処からどう見てもSCレポ市場に盛大なストレスが掛かる(特に今の状況では)話は相変わらず進めようとしているわと、何ちゅうかおまいらその各セクションで自分の庭だけ綺麗にしてるんじゃNEEEEEEEEE!!!!と思うのですけど・・・・・・・・・

#うむ気が付いたら全然関係ない悪態になっていて正直スマンカッタ


○1回分の結果なので短国買入残高の分析(?)でも

どうせ長期国債買入銘柄の分析は本職どころかバイセル両サイドで現場の皆様もせっせと分析していると思いますので、ここでアタクシはニッチ狙い(??)で短国買入残高の分析(のようなもの)でも。

[外部リンク] これはもう12/30との差分を単純に取れば良いのですが、そうしますと500回(3/23償還の3M)が1772億円、501回(12/21償還の1Y)が18652億円、502回(3/30償還の3M)が266億円、503回(4/6償還の3M)が4311億円となっておりまして、合計が25001億円なので7日の短国買入結果と同じ(当たり前)ですな。

ということで、12月に入札が実施されて、まあ普通にマイナス金利で落札してその後も延々とマイナス状態になっていて国内の普通の投資家が排除されまくっている1年短国が大きく入っているのと、入札で所謂不明玉が4.5兆円以上あってショートカバーヒャッハー状態となっていた直前に入札があった503回がその次に入っていて、他の銘柄は誤差の範囲内という結果になっておりまして、確か年初に打ち込みがあった筈(じゃなかったらあの金利にならん)なのだがそっちと思しき銘柄の日銀買入は誤差の範囲内とはこれ如何にという所ですな、うんうん。


・これで日銀保有銘柄の償還バランスどうなるのか

1/9残高を償還順に並べますと、2月償還が10.0兆円で12/30時点と変化なし(って2月償還物は買入対象外だから当たり前)で、3月償還は5.5兆円で、500回と502回が入った分だけ償還が増えましたので、短国買入残高維持の観点からすると3月の要買入額がその分増えている(前倒しで買っているので別に3月に5.5兆円買わないといけない訳ではないが)という事になりますが、まあ大して増えていないなという所で。

上記のように1/7は1年物短国が盛大に打ち込まれておりますので、その分だけ償還ロールの負担は軽くなりますから1年物打ち込み上等という感じですが、今回は2.5兆円のうち1.87兆円が日銀の保有って何ちゅうかもうねという所ですな。


・人の懐具合とか計算するなよ!!絶対するなよ!!!

今回は対象になる買入が1回しかないので計算がしやすいのでつい手が滑って計算をしてしまった。反省はしていない。

7日のオペ結果
[外部リンク] 66,130 25,001 0.014 0.021 26.5

つまり7日付の売買参考統計値(は6日の引け後に出る)の平均値単利からの利回り較差で+2.1bpの所が平均落札、+1.4bpの所が足切り(利回り較差で一番小さい数値=一番お高い価格という意味ですな)という事ですかそうですか。

売買参考統計値
[外部リンク] ここで過去の数値も出せますので1月7日付の短国501回債の平均値単利を見るとマイナス7.7bpという数字が拾えますので、501回債に関しては平均落札利回り較差で日銀がお買入をしたと考えますと日銀のお買い上げとなった利回りはマイナス5.6bpという素敵な利回りとなりますな。

・・・・・・でまあこのマイナス5.6bpの1/9渡での売買価格は普通に計算すると100円5銭3厘1毛とかだいたいそんな数字になる筈で、入札時の平均落札価格はこれまた財務省のページから拾ってこれますぞなということで、おまいら人の懐具合とか計算するなよ!絶対するなよ!!という所で以下は興味のある方が勝手に計算してちょという事にしておく(棒読み)。

なお、短国の場合割引債だから当たり前なのですが、保有期間中のクーポン収入に相当するものがございませんので(利付なら利払いとか経過利息の受け払いで調整されますな)、価格差=収入なのではなくて、その間のファンディングコストを計算しないといけませんが、それはまあ債券現先またはGC利回りで計算するのが妥当ですが、面倒な場合は高めに見積もって0.1%として、今回の501回の場合12/21の発行日から短国買入の受渡日1/9までのファンディングが必要になっていると考えますが、18日間10bpでして、10bpって年間で10銭に相当しますから10銭を365で割って18を掛ければ0.5銭とかそんな感じですかね。

まあ今回はちょうど1回分の短国買入が反映されていましたし、ちょうど1年物がドカンと打ち込まれていたのでつい興味本位で下世話な計算をしてしまったが、公表資料を拾うだけでも色々と味わいが深いという雑談でもあるのでした。


○このタイミングのアレさが日銀伝統の間の悪さクオリティで様式美すら感じますな

[外部リンク] いやあ5年の金利が間もなく溶鉱炉に沈もう(なお5年の入札が来週なので溶鉱炉に沈むのは何ぼ何でも入札の後だと信じたい)としているわ、生命保険会社さんでは貯蓄性保険商品の販売を金利環境の為に停止しようとしているわというこのご時世に「債券市場サーベイ」の実施とはこれは投資家に喧嘩を盛大に売っているのかという素敵にも程があるタイミングでの発表に落涙を禁じ得ない。

『日本銀行金融市場局は、昨年11月5日、「市場参加者との対話の強化に向けた取り組みについて」の中で、「債券市場サーベイ」の導入について公表しておりましたが、今般、「債券市場サーベイ」の準備が整ったことから、2015年2月調査から開始することとしました。』

ニヤニヤ。

『なお、2015年2月調査の結果は、3月9日に公表する予定です。』

ということですが、こちらの「取り組みについて」にありますように・・・・・・・
[外部リンク] 【調査対象先】国債売買オペ先のうち、サーベイにご協力頂ける先
【調査項目】債券市場の機能度や金利見通しなど
【調査頻度】四半期毎(2月、5月、8月、11月に調査実施)
【公表時期】原則として調査月翌月の金融政策決定会合初日の5営業日前
【公表方法】日本銀行ホームページに掲載

とありますので、つまりはオペ先対象のアンケートでございまして、日銀の国債および短国の買入オペが投資家を排除してでも買う(まあポートフォリオリバランス促進したいのだから投資家を排除するのは当然と言われてしまうと「私の金融緩和」を理解しておりませんで誠に申し訳ございませんとなるのが残念ですが)という中ですし、大体からしてこの手のサーベイでケチョンケチョンなお返事をするのは(内務省検閲により削除されました)。

でまあこちらにありますように、元々2月に調査して3月に公表するというのは予め決まっている予定表通りに実施しているので、債券投資家に喧嘩売っとんのかゴルァなどと言われましても言われた方が困ってしまうでしょうなあとゆー所ですな。


つーことでまーこれ自体は取り組みの方のペーパーにありますように「2014年11月5日」に公表されたもので、これは追加緩和を実施した直後に打ち込んだもので、この時には確か短国買入について市場の動向を勘案してMB積み上げに対する短国買入の比重を落とすことによって短国市場に掛かるストレスを軽減するとかいう触れ込みだったりして、追加緩和をする中でも市場機能に対しても配慮しましょう的な雰囲気だけは醸し出していたのですが、いざこのペーパーに書かれた施策を実施しましょうというタイミングになった所では既に短期にしても長期にしても市場がぶっ壊れ状態になっているわ、短国買入は結局国内の普通の運用目的の投資家を排除して日銀が買入を積み上げる気満々というスタンスを明確に示してくれるわという状況になっており、「サーベイの実施について」というのが出た瞬間に「ナメトンノカゴルァ!」と血圧が急上昇なされた投資家の皆様が多数発生されたのではないかと思いますと、この日銀の芸術的なまでの間の悪さというのに、もはや様式美を感じてしまうのでありましたとさ、という所ですな。
 


お題「市場メモ/物価見通しとかの関連雑談/日銀が国債購入すると債務が消滅するという珍理論再び」   2015/01/14(水)08:06:28  
  そういや最近何とかストのレポートを見ていると「金利低下して銀行が困るという話だが国債売って日銀当座預金の超過準備にすれば良いじゃないか」とか「超長期と日銀当座預金のバーベルポジション推奨」とかその手の話が幾つも散見されるのですが、そもそも日銀当座預金(超過準備)と国債が完全に代替可能な財だったらもっと金利裁定が働くからこんな国債金利の状況にならないのでとりあえずおまいらは顔を洗って出直して来いと小一時間。

○例によって市場メモ

・5年ゼロ金利ですかそうですか(ただし昨日は瞬間風速ちっく)

[外部リンク] 01月 13日 09:18 JST

『[東京 13日 ロイター] -〔金利マーケットアイ〕

<09:10> 国債先物は一時最高値更新、5年債利回りは初の0%に低下

国債先物中心限月3月限は前営業日比12銭高の148円32銭と続伸して寄り付いた。その後、148円38銭まで水準を切り上げ、1月9日の夜間取引で付けた最高値(148円30銭)を更新した。国内連休中の海外市場で、米債が買われた流れを引き継いだ。現物市場はしっかり10年最長期国債利回り(長期金利)は同1bp低い0.265%と1月7日の過去最低に並んだ。また、5年利付国債利回りは同1bp低い0.000%と1月9日の過去最低(0.010%)を更新した。14日にも発表される2015年度国債発行計画で、中期債の発行額が予想対比で減るとの見方から、 一段の需給引き締まりが意識された。』(上記URLより)

ということで朝の早めの時間に5年カレントゼロ%が出合うというお洒落な事案が発生しておりましたが、どうも板の薄い中でお祭りヒャッハーという感じで付けたっぽくて(昨日の主戦場は超長期方面)その後はゼロ%水準はオファーになって引けは0.005%、と書くと何か実感が出ないので0.5bpと書きますが、一応プラスだけどもうすぐ溶鉱炉状態という所で、2年もマイナス3.5bpとかやっていましたし、まあ利付の方はどうなってますねんという状況となっていまして、2年は兎も角5年までゼロだのマイナスだのにされると調達の基本的な年限が中期以下の業態ってどうやって運用しますねん(まあゼロになる前からその悩みは深いのですけれどもマイナスだとそもそもそれを買って良いのかという話になるので問題は更に深刻化)というお話ですが、何せ売る人居ない中で日銀の無慈悲買入は続くので如何ともし難いですなあ。

なお、昨日はブルームバーグニュースがゼロ%出合いの後「マイナス0.01%出合いで過去最低更新」というフラッシュの予定稿と思われるものを慌てたのかゼロ出合いの数分後に間違えて投下して目の前に業者間スクリーンが無い人たちの寿命を3時間ほど縮めてしまったのではないかという事案があったのがご愛嬌でしたな(^^)。


・短国買入3兆円かよ・・・・・・・・・・・・・

昨日のオペオファー(のうち短国買入だけ)
[外部リンク] 30,000 2015年1月15日

・・・・・・・という事で昨日は短国買入デーでしたが、オファーが3兆円で投下されまして、まあ先週の短国買入が2.5兆円のオファーに対して6.6兆円の応札がありましたし、その後3Mと6Mの入札がありましたが、金曜の6M入札後引けに向けて短国の金利がどどーんと低下しておりました(というのは昨日ネタにしました)ので増額オファーとはどういうことですねん(超棒読み)と思いつつ(ウルトラ棒読み)結果を待機したところ・・・・・・・・

オペ結果(のうち短国買入だけ)
[外部リンク] 86,453 30,000 0.020 0.022 17.0

8.6兆円の応札って中々見ない盛大な応札額でして、先週の短国買入が66130/25001だったので41129億円の空振り札があって、それに45324億円をオンすると86453億円になるということで、つまり木曜の3Mと金曜の6Mで日銀買入に打ち込み可能玉が4.5兆円増えましたという実にこうアレな結果となっておりまして、金曜の金利低下とは何だったのか(棒読み)という所ではありますが、まあさすがに3兆円吸い上げが入ったから現先とかレポのレートもちったあ下がるの巻ですから需給は好転したでしょという所で増額効果恐るべしですな。

・・・・・・・つーかですな、まあ需要調査するまでも無くGCや現先レートから勘案して昨日は短国買入の応札可能玉があった(というか多かった)というのは見えていたでしょうが、今月の短国償還は8兆円程度なので、償還見合いで買うのであれば別に3兆に増額する必然性は無くて、単にこれ「買える玉があるなら玉があるうちに買う」という日銀の姿勢を露骨に示したものでありますがなという所で、何だかなあという感じですわ。

つまりですね、需給が緩んでも「金利が上がって国内の普通の投資家に買わせる前に日銀が買ってしまえ」という日銀の基本スタンスが今回確認できた、という解釈が思いっきり出来るのが今回の短国買入増額でありまして、そうなりますと日銀がホイホイと買ってくれるというのが見えますから頑張っていればそのうち日銀のお助け買入増額が来るでしょうから頑張る人が頑張った結果マイナス金利が普通に恒常化するという状況は結局1月になっても変わらないのかよという残念な話になりますぞなという所で(日銀買入対象外の短いゾーンは別かも知らんがそもそもそこは売りが出ないと需給が変わらないので恒常的にどうというのは中々考えにくい)。


もうここまでくると日銀は短国買入を維持するために国内の普通の投資家に買わせないようにマイナス金利を維持するようなオペレーションをしているいうような穿った見方しか出来なくなる次第(それはアタクシの心が濁っているからですかそうですか)でございまして、日銀の買入で普通の投資家を排除するとか何のための政策だよと言いたくなりますけれども(しかもその効果がさっぱりよく判らん)、ポートフォリオリバランスの促進のためには投資家を市場から追い出して寒風吹きすさぶ中に放り出すのがマンデートという事ですねわかりますという所でございます。

まあそこまでやるなら「日本銀行としてはQQEの推進によって資産価格に効果を出そうとしている中で、投資家が国債なんぞを買うのはケシカランので腹を切って死ぬべきである」という風に正面切ってアナウンスして頂いた方が潔いのですけどねえ(棒読み)という所ですが、それって国債流通市場の活性化とか国債投資家層の拡大とかを推進している霞が関の方から来ましたな人たち的にどうなんでしょうかね。



・補完供給16銘柄クソワロタ

こんなんありました
[外部リンク] 30,674 2015年1月13日 2015年1月14日

なんじゃこのオファー額と思ったら16銘柄もあったのね。

(注3) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)の売却対象銘柄は、5年利付国債120回、5年利付国債121回、10年利付国債310回、10年利付国債313回、10年利付国債315回、10年利付国債316回、10年利付国債317回、10年利付国債318回、10年利付国債320回、10年利付国債323回、10年利付国債329回、10年利付国債334回、20年利付国債105回、20年利付国債149回、20年利付国債151回、30年利付国債44回です。

まあどこかの誰かがチョンボしてフェイルになったんだろうなあと思いましたが結果は・・・・
[外部リンク] 324 324 -0.400 -0.400

(注4) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)の売却銘柄は、5年利付国債120回(6億円)、5年利付国債121回(42億円)、10年利付国債310回(5億円)、10年利付国債320回(74億円)、10年利付国債323回(50億円)、10年利付国債329回(101億円)、20年利付国債105回(24億円)、20年利付国債149回(12億円)、20年利付国債151回(10億円)です。

まあ実際の所は良く判らんですけど、このロットだとチョンボしたのか何かという所だと思われますので特段のインプリケーションは無いのでしょうなあとは思いましたが、しかし流動性が枯渇する(超長期が連日馬鹿動きをして頭が痛いのですが)という話のある中でこういうのが出ると大いに人騒がせではありますな、うんうん。


○決定会合プレビュー雑談のようなもの

展望レポート中間レビューを前に思惑記事キタコレですが、あまりこの手のしょうもない飛ばしチックな記事のアクセスを稼がせるのも業腹ではある。

[外部リンク] 01月 13日 22:53 JST

[外部リンク] 15年度中の物価2%実現は不透明感増す、政策は維持-関係者
更新日時: 2015/01/13 21:05 JST

この関係筋とか関係者って何なんでしょうねと毎度思いますが、中間レビューでもう見通し下げて2015年度の達成は無理という話になりますと、物価目標達成時期がまたまた先送りになる訳で、「2年で2%」は完全に無かった話になってしまいますし、大体からして2%達成の為には何でもするという主張の中で物価目標達成時期の見通しが遅れるとなると10月の追加緩和と同じ理屈を出せは追加緩和待ったなしという話になるのですが大丈夫ですかねえと。

つまり、「2年で2%達成の為に頑張る」という姿勢を示しているのに目標達成見込み時期が遅れるのに何もしないとなりますと、そもそも日銀はやる気あるんですかという話になる訳ですし、そういう風に言われたくないから昨年10月に追加緩和したんじゃなかったでしたっけという所で、今回の展望レポート中間見直しで来年度中の物価目標達成見通し困難となりますと前任者をケチョンケチョンに貶して「2年で達成も2%目標もグローバルスタンダード」(キリッ)で「金融政策で達成できる」(キリッ)と大口叩いた落とし前というのを付けて頂かないと困りますなあと。

まあ何ですな、今回の中間レビューに関しては「基本的なメカニズムは維持されている」という理屈で突っ張るしかない(10月に追加緩和投下して早速1月に追加緩和だったら逐次投入にも程がある)とは思いますが、物価見通しをあっさり下げてくるとなりますとどういう屁理屈を繰り出して来るのかが中々興味深いので楽しみにお待ち申し上げたいと存じます。

なお、物価見通しに関しては「年度平均値」を出すという建付けになっておりますので、一番簡単な屁理屈は「手前の物価が原油価格などの影響で下がった為に年度平均の見通しが下がりましたが、原油価格下落は家計などの実質購買力の引上げになるので、年度後半の物価上昇圧力が従来より高まりますからヘーキヘーキ」ということで「年度見通しの数値は下がるが物価目標達成時期については変化ありません」という代物になりますので、恐らくその線で屁理屈が展開されるものと見ておりますので念の為申し添えます。

なお、そういう屁理屈を出して今回は追加緩和回避だと思いますし、ここで追加緩和投入となると逐次投入にも程があるし、そもそも5年金利が間もなく溶鉱炉に沈もうとしている中で追加緩和って何やりますねん(国債5兆でETF5兆ですかねえ^^)というのもありますので、常識的に考えたら追加緩和カードは最後まで引っ張ると思います。

ただまあそもそも論として現状の債券市場金利の状態を鑑みると今の国債買入は今年度どころか今年中にサステイナブルに運営できるのかも怪しい訳で、いずれにせよ年内には今の国債買入の枠組み自体が回らなくなると考えればヤケクソで早めに追加緩和を投下してサプライズ起こして円安株高に振れば一発逆転もアリエールとか言ってヤケクソ特攻緩和拡大の絶賛投下スキームも無い訳ではないのが恐ろしい所ではありますな、ナムナム。


○でまあ物価見通しと言えば物価目標ネタ関連でこんなのも

・あまりん発言はどっちの意味だ???

[外部リンク] 01月 13日 12:37 JST

ヘッドラインだけ見ると「2%が困難だから追加緩和しろ」と言ってるのか「2%困難だから2年で達成を取り下げて現実的に達成可能な時点にしましょう」と言っているのかがワカランチ会長。

ということで記事を見る訳だが。

『[東京 13日 ロイター] - 甘利明経済再生担当相は13日午前の会見で、来年度(15年度)の政府の物価上昇率見通しが1.4%になっていることに触れ、来年度に2%に達するのはなかなか難しいという見通しになっていると述べた。そのうえで、15年度を中心とする期間に2%を達成するとの日銀の物価安定目標に関して「日銀は日銀としての見方がある。日銀の判断を見たい」との考えを示した。』(上記URLより、以下同様)

これは「追加緩和しろやゴルァ」と言っているのかと思ってしまうのですがこの次を見ると甚だ真意が不明だったりする。

『甘利経済再生相は、原油価格下落は日本経済にとってはプラスとの考えを改めて示したうえで、日銀の物価安定目標達成にはマイナス要因だと指摘。「(物価上昇率を)コアコアで見れば状況は変わるかもしれないが、日銀の物価安定目標は総合だ。原油価格の下落を織り込んだCPIになる」と述べた。』

原油価格下落は日本経済にプラスだが云々もそうですし、「コアコアだと状況が変わるかもしれない」というのも微妙で、これはつまり2年で2%達成しなくても良いじゃないか景気にプラスだものとゆー話をして日銀にもう頑張らなくて良いよという話をしているようにも読める訳で、いやまあ何だかよく判りませんな。

ちなみにあまりんちゃんと理解してるなと思いましたが、日銀の物価安定目標は総合でして、というか普通どこの中央銀行も物価安定目標は総合指数を使っていまして、ただし総合は季節要因などで振れる要素が入っているので、トレンドを見る為にコアなども見ますという話ですので、まあそういう意味でもコアCPI2%にやたらリジットにこだわる今の置物理論の方が元々違和感が大きいのですが、今さらそんな事を言うと置物を処分しないといけなくなって、そうなると影響する所が大きいので置物理論は引っ込められませんなという所ですね。



・景気ウォッチャー調査の総合判断部分の内閣府のコメントが凄まじい梯子外しな件について

昨日は内閣府様から毎度お馴染み景気ウォッチャーが投下。

[外部リンク]

[外部リンク] 『今月の動き(12月)』って奴だな。

『12月の現状判断DIは、前月比3.7ポイント上昇の45.2となった。家計動向関連DIは、小売関連などが上昇したこと等から上昇した。企業動向関連DIは、製造業及び非製造業が上昇したことから上昇した。雇用関連DIは、求人の増加がみられたこと等から上昇した。』

ほうほう。

『12月の先行き判断DIは、前月比2.7ポイント上昇の46.7となった。』

まだ50割れですが前月対比改善改善(^^)。

『先行き判断DIについては、物価上昇への懸念等が引き続きみられるものの、経済対策や燃料価格低下への期待等から、家計動向部門、企業動向部門及び雇用部門で上昇した。』

なるほど上昇しましたか・・・・・・・ってえーっと???

『今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、このところ回復に弱さがみられる。先行きについては、物価上昇への懸念等が引き続きみられるものの、経済対策や燃料価格低下への期待等がみられる」とまとめられる。』

>物価上昇への懸念等が引き続きみられるものの
>物価上昇への懸念等が引き続きみられるものの
>物価上昇への懸念等が引き続きみられるものの

>燃料価格低下への期待等がみられる
>燃料価格低下への期待等がみられる
>燃料価格低下への期待等がみられる

・・・・・( ゜д゜)
・・・・・(つд⊂)コ゛シコ゛シ
・・・・・(;゜д゜)

・・・・・・・・・いやあーたそこまで日銀の梯子を外さんでも良いでしょうにとは思いますし、大体からして2%物価目標達成に向けて政府と日銀が共同文書作った筈なのに、その2%物価目標どころか足元で1%割れ(除く消費税分)水準になんなんとしている状況だというのに、内閣府様がいきなり「物価上昇への懸念等が見られる」だの「燃料価格低下への期待党が見られる」だの言い出したら2%物価目標達成に向けた日銀の取り組みはそもそも経済に対してマイナスであると鉦や太鼓で宣伝しているようなもんで、何もそんな露骨に言わなくても良いのにとは思うのです。

まあ超超超超超超うがった見方をしますと、さきほどのあまりんの会見も含めまして「無理に2%の物価を短期間で目指す必要が本当にあるのかという問題意識に政府の方は目覚めつつあるのですが日銀さんどうでございましょうかねえ」というメッセージが込められているのかも知れませんなという事になりますが、たぶんそんな事を考えているのではなく、単にアンケート内容を分析するとどこからどう見てもそういう結論になるからそこはフラットに記載しただけなのかなあとは思いますけど、なんちゅうかこう意味深な総括判断ですなあという所です。

4月展望レポートの時点では明らかにどうしようもなくなるので、その時点に向けて政府からタオルが投げ込まれる準備だったりすると中々素敵なのですけどさてどうなるのやら(ただタオル飛んできても置物理論を継続して「MB275兆で足りないならMB550兆円にすれば良いじゃないか」と言い出しそうな所がオソロシスなのだが)。


○ロイターインタビューで電波浴

なおロイターが電波な訳では無くてインタビューでコメントしているのが電波なのですけどね。

[外部リンク]
2015年 01月 13日 15:31 JST

・・・・・・マジでこれは頭沸いてるのかレベルにしか思えないのだが

『[東京 13日 ロイター] - 大胆な金融政策を主張するリフレ派の論客で知られる早稲田大学・政治経済学術院の原田泰教授はロイターの取材に応じ、金融政策は景気をよくするのが主眼で、物価目標はあくまで手段であり、現在のように原油安で物価動向が見えにくい局面では、景気をみて政策判断すればよいと指摘した。』(上記URLより、以下同様)

リフレ派ですかそうですかという所ですが、リフレな諸氏におかれましては2%物価目標を達成すれば景気が良くなって万々歳という説明をしていて、それをしようとしない日銀(当時)は屑の無能みたいな宣伝していました筈ですが、何時の間に「物価目標はあくまでも手段」となったのかさっぱり分かりかねますが、「物価動向が見えにくい局面では景気を見て政策判断」ってその「物価動向が見えにくい局面」というのはどうやって判断するのでしょうかねえそこに裁量を入れると良くないってのが「インフレ目標政策」だったんじゃないですかねえ。

なおご参考にこんなのがあるので「インフレ目標で全て上手く行くとなんてことは言ってませんが」とは言わせませんよ(^^)。
[外部リンク] 『一方、国債買い入れの増額について「国民の借金を日銀が減らすことだ。誰も困らず公平である」とした。』

・・・・・( ゜д゜)
・・・・・(つд⊂)コ゛シコ゛シ
・・・・・(;゜д゜)(;゜д゜)(;゜д゜)

えーっとあのすいません、国債を日銀が買ったら国の債務が消滅するとはこれまた斬新な話ですが、最近のリフレ派諸氏はそういう与太話をするのが仕様になっているのでしょうか会計とか分かっていますかとしか思えませんし、そんな認識で政策提言するとか変な葉っぱをキメてラリっている人にダンプカー運転させるようなもんですがなと小一時間。

この前も人が突っ込んでいるURLをご紹介した気がしますが、日銀が国債を購入すると、確かに統合政府の中で国債は減りますけれども、減った国債の分だけ日銀当座預金(=日銀の負債)が増えますので、それって単に国が国債発行して長期調達した資金を統合政府の中で短期調達に変換しているだけなんですけどね。

で、日銀当座預金の超過準備相当額への付利金利は10bpだし、いざとなったら付利しなければ調達金利がゼロになるじゃないかというツッコミがどうせ来るのでついでに説明しておきますと、そらまあゼロ金利政策を続ける内はそういう事になりますが、当然ながら国債買入を行って緩和政策を実施することによって、いずれかの時点で経済が上向いて物価安定目標が達成されるということになる(ならないのならそもそもそんな政策を実行する意味がないですよね)のですが、物価安定目標が達成された時には当然その物価目標に対する中立金利水準まで金利が上がっていくようにしないと今度は物価が上にオーバーシュートして望ましくないインフレになってしまうので、政策金利を上げる必要が生じる訳ですな。

で、ここで問題になるのが超過準備の存在でして、金融機関の予備的資金需要を大きく超える水準の超過準備の存在を放置しておきますと、短期市場金利が常に超過準備に付利をしていなければゼロ金利、付利していれば超過準備付利金利水準(あまりにも超過準備が多いと今のように超過準備付利金利を市場金利が平気で下回る事も起きますので)あるいはそれよりも下に突きぬけてしまい、上げないといけない政策金利を上げそこなって望ましくないインフレが発生する恐れが高まります。

となりますと、当たり前ですが国債買入を実施した見合いの日銀当座預金が、所要準備の範囲内に入っているなら兎も角、盛大に突き抜けている状態の中で物価安定目標が達成できるような状態になれば、超過準備部分に対して中立金利水準に向けて付利を行う必要がありますし、そうでないならば保有国債を売却して当座預金残高と保有国債の両建てを解消しないといけません。

てな訳で、日銀が国債購入してもそれは単に政府の長期調達を日銀が短期化しているだけで、短期化した結果として金融緩和政策が所期の効果を発揮して中立金利に向けて金融政策を正常化する必要が発生した場合、その時点で急に短期化した負債の利払い負担が顕在化するという話になる訳ですな。

・・・・・・まあ何ですな、基本的にあたくしの駄文の読者の皆様におかれましては先刻ご承知の助だとは存じますが、そういうことで『国債買い入れの増額について「国民の借金を日銀が減らすことだ。誰も困らず公平である」』とか基本的な事も踏まえないお方が『リフレ派の論客で知られる』人というのは何なんですかもしかして置物副総裁も同じ認識だったらどうしようとか不安になる今日この頃ではございますな。


『さらに「金融政策には経済を刺激する効果がある。財政政策の効果は小さいから、金融政策のみ実施して、財政発動をしなければ、金融政策の効果で税収が増大し、結果的に財政再建につながる」と主張した。』

これはまあリフレ派の皆様が現在の状況に立ち至る前には良く主張されていた話ですので、説明がここだけは一貫してますねと思いますが、最近のリフレ派の皆さんって「消費増税ガー」という話で今の問題を説明するのが仕様になっているように見受けられますし、ご説明のような感じですとリフレ金融政策を打ち込めば消費増税如き跳ね返すことが出来そうにしか見えないですし、そもそもこれだけの政策をやっておいて3%の消費増税に耐えられないのであれば、一体全体どの位の金融政策を打たないといけないのでしょうかと小一時間問い詰めたいですな。

『原田教授は「米国の代表的な金融論の教科書には、金利政策が効かない場合には量的緩和が有効と書かれている。教科書を理解していることが必要だ」との見解を示した。』

大体からしてゼロ金利制約になった時に非伝統的政策をするしかなくて、非伝統的政策が1から100まで全く効果が無いという人は普通居ないと思いますが、効果と副作用を天秤に掛けて意味が無いとか、毒にも薬にもならないような時間稼ぎにしかならない手段もあるとか、その手の話はあるでしょうし、そういう点を指摘しているだけなのに何で量的緩和が全部無効と言ってるような宣伝になるのか良くわかりませんですなあという所ですが、『教科書を理解していることが必要だ』と(キリッ)と締めているご本人がそもそも複式簿記の基本を理解していないとしか思えない『国債買い入れの増額について「国民の借金を日銀が減らすことだ。誰も困らず公平である」』(キリッ)と妄言をお述べになられるというのが実に味わいが深いので物は試しにツッコミを入れてみましたです。というかこんな先生が早大大学院で教鞭を取っておられるというのが早大の学生さんに不憫で不憫でと思いますがねえ。

#原田泰さんってこんなホームラン級の馬さん鹿さんではないと思っていたのですが・・・・・・・・
 


お題「短国が強かったり5年が1bpだったり/ニュース雑談/引き続きイエレン会見ネタですいませんすいません」   2015/01/13(火)08:03:43  
  これは底打ちのシグナルですねわかります。
[外部リンク] 2015/01/12 23:32 JST



○市場雑談メモ

・6M入札は順当(?)にオーバーパー決着

[外部リンク] 100円00銭3厘 (募入最高利回り)(-0.0061%)
(4)募入最低価格における案分比率 77.6897%
(5)募入平均価格 100円00銭4厘 (募入平均利回り)(-0.0082%)

金曜に申し上げたように6M短国は発行量がそもそも少なめなので、元より四半期末を2回越えるから投資家にもニーズあるけど、日銀短国買入にも入れやすくなりますからまあ3Mより強いでしょと思ったら順当にオーバーパーの決着に。

とは申しましても良く良く考えたら3Mと逆イールドな訳でございまして、強くなる理由は需給で簡単に説明が出来るのですが、ではその需給って何なんですかと言いますと日銀の短国買入で盛大に作られているものだったりしますので、まあ要するに中長期もそうですけどイールドカーブが日銀買入で盛大に歪んでいるといういつもの話ではありますが・・・・・

しかしまあ何ですな、
[外部リンク] 01月 9日 15:26 JST

『[東京 9日 ロイター] -〔金利マーケットアイ〕

<15:22> 翌日物0.075─0.078%中心、TB軒並みマイナス幅を拡大

無担保コール翌日物は3連休を前にした調達意欲がしっかりと示された。地銀・信託を主な取り手に、0.075─0.078%を中心に取引された。大手行は0.07%、もしくは0.07%をわずかに上回る水準で調達した。調達一巡後は0.070─0.073%付近にやや水準が切り下がった。レポ(現金担保付債券貸借取引)GCT+1レート(平均)は0.100%で高止まり。新発6カ月物国庫短期証券(TB)の入札結果は事前予想よりも強くなった。海外勢などの需要が引き続き強いとの観測が出ていた。入札結果を受け、3カ月物、6カ月物のTB利回りは軒並みマイナス幅を拡大した。ユーロ円3カ月金利先物は閑散。』(上記URLより)

ということで引けに掛けて短国の気配がやたらと強くなって、新発の6Mがマイナス4.5bpで出合うとか言うのはまだしも、前日の入札後に100円のオファーとかになっていた筈の3Mカレントがマイナス6bp出合いとかになっていてナンジャソラという所ですけれども、一方でGCとか現先とかの利回りが急低下したという話でも無い(のは上記記事にある通り)訳でして不思議な展開ではございますなあ(棒)という所です。なおブルームバーグでも解説あるのですが端末叩かないと判らんのよね(ちなみに9日のは15時31分配信)。


・なお債券市場は一転してツイストスティープだが5年1bpだと・・・・・

金曜の債券市場ちゃんは年初からやたら強くて相場が上がっても下がってもフラットしていた超長期が一転してヘロヘロになるという訳のわからん展開(まあ水曜に30年入札がありますけれどもね)になりましたが、一方で先物がやたら強くて、ついでに中期も強くて5年カレントは1bpの出合いとかやらかしておりまして、いやー遂に5年の0%が見えてきましたようはははははという所ですな。

だからどうしたと言われましても困りますが、何ちゅうか入札日程とオペ日程を睨みながらというのと、ちょっとした投資家の売買で思いっきりイールドカーブが派手派手に動くようになっておりまして、まあそれ自体は今に始まった事ではないのですが、昨年の12月辺りからその動きが凶悪化してきて、年初になって更にその凶悪さが拡大している感がありますな、ナムナムナム。


○ニュース雑談というか何というか

・また知事選負けですかそうですか

[外部リンク] 1月12日(月)15時43分配信

滋賀沖縄に続いて3連敗とはという所ですが、農協改革云々よりも単に候補者のタマが悪すぎるだけの話だったように思えるのですが、逆にこのタマを公認しようという動きになる自民党の感覚(あまり詳しくないが中央が押し切ったみたいですね)が大丈夫かという気がするのですけれども。

色々と解説がありますがやまもといちろうさんのこの辺でもご参照あれ。
[外部リンク] 4時43分

『日銀の大規模な金融緩和を背景に歴史的な低金利が続いていることで、生命保険会社の間では、運用利回りの確保が難しくなったとして、貯蓄性のある一時払いタイプの保険の販売停止などに踏み切る動きが相次いでいます』(上記URLより)

ということで一般ニュースネタになっておりまして実にこうキタコレなのでございますけれども、日銀置物理論によりますと、このような事が起きるのは別に低金利の弊害でも何でも無くて、当該商品に回る一般個人の運用資金がより高い利回りを求めて別の運用商品に向かう事によってポートフォリオリバランス効果が出て、資産価格が上昇することによって経済に対して好影響を与える(キリッ)という建付けになっております。

てな訳ですので、日銀置物理論によりますとこのような状況が起きるのは金融政策の副作用でも何でも無い訳で、低金利長期化によって商品が提供できなくなるなどという泣き言は、それこそ非効率不採算部門からの転業をしないお前らが悪いという話になりますので、まあこのような悪態を百万回申し上げても馬耳東風ということですな、うんうん。

まあそれはそれで理屈は通っているのですが、しかしながら金利を叩き潰すことによって個人などにもリスク性資産の購入を促すというのは、一方で金融システムレポートを出して金融機関の資産の健全性に関してどうのこうのとか言ってる日銀プルーデンス(つーか金融庁も含めてのプルーデンス)的にどうなのかという風に思う訳で、その辺の整合性をどう考えているのかという話をついぞ聞いた事が無いのが何ともという所ですな。


・審議委員人事に関連してなのですがまあニュース雑談である

[外部リンク] 2015/01/09 06:00 JST

『浜田氏は日銀審議委員の人事についてのブルームバーグ・ニュースの問い合わせに対し、電子メールで「日銀の審議委員は経済学、金融論の高度な知見を必要とする職」と指摘した上で、「業界の利益代表のような審議委員の選び方は好ましくないと思う」と述べた。』(上記URLより、以下同様)

「業界代表のような形で固定して出るのは如何なものか」というなら兎も角、「利益代表」という表現をするのは第1に日銀政策委員会の建付けと関係ないですし、第2に今の政策委員や過去の政策委員に対して随分と失礼な話でして、少なくともそのような「業界利益代表」というような言動をした政策委員というのは過去にも別に居ませんがなと思いますので、まあ相変わらず浜田先生一言余計な言い方をして無駄に攻撃的なんですよねえと思う訳で。

『農林中金総合研究所の南武志主席研究員は「長引く停滞を終わらせる上で金融政策はかつてないほど重要になっている。黒田総裁が大規模緩和を進めやすいよう新しい審議委員は総裁と同じ考えを共有する人物になる可能性が高い」との見方を示した。』

これべき論で「総裁と同じ考えを共有する人物」とか言い出したら顎が外れるのですが、まあそこは寸止めしているなあとは思いますけど、「金融政策がかつてないほど重要」というのであれば、まさに色々な意見を政策委員会の中で戦わせて金融政策運営を検討すべきじゃないですかねえと思う訳で総裁の意見に唯々諾々と従うロボットを政策委員会に入れる事は、そもそも今行っている政策の建付けがアプリオリに正しいのかというのは後になってみないと判らないという事を考えますと、将来に大きな禍根を残すリスクがあると思うんですけどねえ浜田先生・・・・・と思ったら浜田先生の指摘じゃないのかこの部分www

『南氏は「離任する審議委員と同じ分野、業界出身だからという理由で後任を選ぶのは間違っている。日銀はこれまでの古い伝統を続ける必要はない。能力ベースで選ぶことが重要だ」と述べた。』

しかしまあ何ですな、では人物本位だか何だか知らんけど能力ベースとやらで選任されているという事になるんでしょうと思われる今の学識経験者の政策委員が何をやっているかと言えば、執行部の意向に唯々諾々と従うもうすぐ任期切れの人とか、アタシがアタシがのスタンドプレーだけに熱心で、しかも執行部が変わると急に次の執行部に媚を売る提案をするのは熱心だが講演などでの話は全く持って意味不明な上に不勉強にも程がある人とか、前執行部を無能人非人呼ばわりして置物理論を引っ提げて登場したにも関わらずその理論が全然その通りに逝ってない置物副総裁とか、そんなのしか居ない訳でして、学者の方がよっぽど使い物にならんわとしか申し上げようが無いですな。

その一方で10月の結果的にどう見ても悪手だろとしか思えない追加金融緩和に対して反対したのが実業界および実務家の政策委員の皆様であり、実業界での見識とか金融実務からの知見とかの方がよっぽど大事だろと思いますし、大体からしてこのコメント言ってる人の「これまでの古い伝統」っておまえ新法の日銀政策委員会になってからまだ20年も経っていないのに古い伝統も糞もあるかよと小一時間問い詰めたい所ではありますな。

ということで、ちょうど現在読み中(時間を掛けてじっくり読めば良いのだが細切れ読書なのと同じところを何度も読むのでまだ明治時代が終わった所なのだが、汗)の講談社学術文庫でこの前の12月に復刊された吉野俊彦さんの「歴代日本銀行総裁論」(ISBN978-4-06-292272-2 C0133 \1430E)の岩崎彌之助論に良い記述がありますので折角だから引用しましょう。

同書第4章「岩崎彌之助論」72〜73ページより引用しますね。

『明治時代の有名な経済学者田口卯吉博士は、担保品制度が見返品制度に改められた直後に、つぎのようなおもしろい論評を加えている。(論評部分割愛)日本郵船会社の株式は担保品の時代には、比較的高い掛目で貸出しの担保にとられたのが、見返品となるにおよんで掛目がいちじるしく低くなったのである。田口卯吉博士が「猿の如く泣けること」といった意味は、ここにあるのではないかと思う。それにしても三菱に関係の深い企業について例外を認めなかった岩崎総裁の態度は立派であった。』(講談社学術文庫 吉野俊彦「歴代日本銀行総裁論」第四章72〜73ページより引用)

これは川田前総裁の時に便法として行われた株式担保貸付を株式担保の掛目を大幅に下げて見返品貸付制度に変更する、という実業界的には自分たちの日銀貸出上の株式担保掛目の大幅引き下げですから明らかに不利な施策なのですが、金融(というか担保政策というか)の健全化を図る為に岩崎総裁が断行した件に関する説明でございますな。

とまあ普通は出身母体だの利益誘導だのという事にはならないと思うのですが、逆に「利益代表」とか「業界代表」とか言い切ってしまわれますと何だかなあというか、逆にこういうコメントをする皆様がそういう発想なんじゃネーノとか邪推したくなりますがなもしという所ですな、うんうん。

ちなみに第4代総裁の岩崎彌之助さんの超簡単なご紹介は日銀のページにもありますよ。
[外部リンク] ○イエレン議長会見ネタ(FOMC議事要旨の前のネタですいませんすいません)から少々

細切れだわFOMC議事要旨ネタはまだ始まらないわで誠に面目ない。

[外部リンク] Transcript of Chair Yellen’s FOMC Press Conference
December 17, 2014

・利上げペースに関連する説明がありますが

『MICHAEL FLAHERTY. Michael Flaherty, Reuters News. Chair Yellen, a lot of attention has been focused on liftoff. But, I wonder, has the Committee discussed what happens after that liftoff and what, you know, the rate path would be after you make the first move?』

利上げ後はどうなるのという質問がありましてですね。

『CHAIR YELLEN. So, I think you raise a very important point because, although there is a great deal of market focus on the timing of liftoff, what to matter in thinking about the stance of policy is what the entire path of interest rates will look like.』

グッドクエスチョンキタコレ。

『And I really don’t have much for you other than to say that they will be data dependent-that, over time, the stance of policy will be adjusted to try to keep the economy on a track where we see continuing progress toward achieving our goals of maximum employment and price stability. There’s-you know, the federal funds rate has been sitting in the 0 to 1/4 percent range now for six years. This is-and we have a very large balance sheet. We are providing a very highly accommodative monetary policy.』

『And even as we begin to normalize the stance of monetary policy, when that becomes appropriate, it’s important to remember that monetary policy will still be very accommodative for a long time. And as we begin to normalize policy, we will be looking at unfolding economic developments. And as the economy strengthens, and we come closer to achieving our objectives, I think it’s very likely that we will, you know, progress on the path of normalizing policy. But I can’t tell you, specifically, other than saying it will depend on progress, and moves will be data dependent. I can’t say much more than that.』

やたらめったらデータディペンデントという話が出てきますが、利上げを開始しても金融政策は充分に緩和的だし、利上げペースはデータディペンデントですという話をしております。

でですな・・・・・・

『PETER COOK. Madame Chair, Peter Cook of Bloomberg Television. I want to follow up, if I could, on firming going forward, on the normalization once liftoff takes place. I know you said this is going to be data dependent. Does that suggest to markets, to those watching, that the measured pace we’ve seen in a previous tightening cycle, those quarter-point increments, that that’s not something markets should expect? And what’s your own takeaway from how effective that measured pace was back in that previous tightening cycle?(後半割愛)』

ということで利上げ開始後はメジャードペース(FOMCごとに25bpずつの利上げ)じゃないのかねって質問がちょっと後に飛んできますが・・・・・・・・

『CHAIR YELLEN. -measured pace. There certainly has been no, you know, decision on the part of the Committee to move at a measured pace or to use language like that. I think quite a few people, looking back on the use of that language in the-I can’t remember if it was 12 or 16 meetings, where there were 25 basis point moves. We’d probably not like to repeat a sequence in which there was a measured pace and 25 basis point moves at every meeting. So I certainly don’t want to encourage you to think that there will be a repeat of that.』

25bpのメジャードペースというのを繰り返すかというと多分そうではないという話をここでは思いっきりしております。

『Many members of the Committee, participants, have said that they think policy should be based on the actual evolution of economic activity and inflation, which tends to be variable over time, and that’s why I say I anticipate it will be data dependent.』

状況によって変化し得るからデータディペンデントと申しております。との事なのですが、まあよく考えてみますとTaperingの時にも同じように「プリセットコースでは無くてデータ次第で速くしたりおそくしたりする」という話をしながら結局のところは普通にメジャードペースのTaperingを実施していた訳ですので、ここでこういう話をしているから必ずしもそうなるとはあたしゃ思ってませんけどにゃ。

『We have continued to provide guidance, the same guidance that we have for some time, that says the Committee “anticipates that, even after employment and inflation are near mandate-consistent levels, economic conditions may, for some time, warrant keeping the target federal funds rate below levels the Committee views as normal in the longer run.”』

それとメジャードペースは矛盾しないと思うが。

『I know that’s a mouthful, but it says, in effect, that the Committee believes that the economic conditions that have made recovery difficult, we’re getting beyond them. They are optimistic that those conditions will lift. They see the longer-run normal level of interest rates as around 3-3/4 percent. So there’s no view in the Committee that there is secular stagnation in the sense that we won’t eventually get back to pretty historically normal levels of interest rates. But they have said, it’ll, you know, the economy has required to get where it is a good deal of monetary policy accommodation; we expect to be able to normalize policy. But, until those conditions have lifted that have held back economic activity, monetary policy will need to stay accommodative. So, in that sense, perhaps that’s equivalent to saying that the path of normalization is anticipated to be relatively gradual. But, again, the path of rates will depend on how economic conditions actually evolve, and that’s nothing more than an expectation on the part of the Committee.』

ということで、最初の方では「メジャードペースでは行いません」という話をしているのですが、こちらでは「中立金利である3.75%まで直ぐに上げる訳ではないですし、金融政策はその間緩和的だし、FOMCも緩和的な金融政策を継続することを必要と考えている」というような説明にはなっているのですけれども、結局の所データディペンデントの話ではあっても「結果的にメジャードペース」というのとは矛盾していないんですよね。

つまりですね、一度利上げ着手した後にしばらく様子を見るみたいな形で延々と利上げをするというのは、恐らく市場の期待を不安定化させるだけの話になるので、中立金利が3.75%(個人的にはそんなに高くないと思うが)というゴールを考える中で25bp上げる度に一々様子見をしていたら何時まで経っても中立金利に達しないで景気サイクル回転しちゃいますから、まあ普通に「これなら大丈夫」となったら実質メジャードペースになると思いますし、だからこそ初回の利上げはビハインド気味になると思いますから9月FOMCを予想しているんですけどねあたしゃ。


・BEIに関する斬新な解釈キタコレ

ひええ時間が無い。

『GREG IP. Chair Yellen, the Committee’s projections show unemployment running below your own views on where full employment should be for the next several years. Does that reflect a desire on the part of the Committee that the economy run somewhat above potential for a while? And, if so, can you elaborate on why it wants that and what purpose it achieves?』

失業率がロンガーランよりも低いという見通しなのですが、それは願望レポートでしょうかとな。

『And, related to the question that Jon Hilsenrath asked earlier, you’ve called the decline in inflation-and market-based measures of inflation expectations-transitory. But this decline has been very pronounced in the five-year-forward range. So we’re talking about expectations that inflation many years from now will be below target.』

インフレや市場のインフレ期待の低下は一時的とのことだが、市場のBEIはかなり長期の所まで期待が下がっていると思うのだが大丈夫かというツッコミキタコレ。

『And some market participants see that as evidence of declining credibility in the Committee’s long-term objective. Why do you still view that as transitory?』

これはまた嫌がらせ質問ワロタ。

『CHAIR YELLEN. So you-your first question is: Why is it that the Committee sees unemployment as declining slightly below its estimate of the longer-run natural rate? And, I think, in part, the reason for that is that inflation is running below our objective, and the Committee wants to see inflation move back toward our objective over time. And a short period of a very slight undershoot of unemployment below the natural rate will facilitate a slightly faster return of inflation to our objective.』

失業率がロンガーランよりも低いのは「very slight undershoot」ですとな。

『It is, I should say, a very small undershoot in a situation where there is great uncertainty about exactly what constitutes maximum employment or a longer-run normal rate of unemployment. We also do see the different measures of slack in the labor market point to different assessments of just what maximum employment is. The standard unemployment rate, for quite some time now, has been signaling a little bit less slack in the labor market than measures that are somewhat broader that, for example, include the unusually large number of people who were part-time employed but would prefer full-time jobs. And the portion of the decline we’ve seen in labor force participation, that looks like it would disappear in a-or be eroded in a stronger economy. And so it may be that with a very small undershoot of this longer-run normal level of the unemployment rate, as measured by the standard unemployment rate, we’ll be seeing some further progress on those other margins of slack. But it’s important to point out that the Committee is not anticipating an overshoot of its 2 percent inflation objective.』

でまあああだこうだと説明していますが、失業率自体はロンガーランよりも低い水準が続くけれども失業率以外の指標で示されるようにスラックがあるので、失業率がロンガーランよりも低い水準が続いたとしてもインフレが急に高進する訳ではない、という見通しになっていまして、まあ妥当な説明ですが、先ほどのメジャードペースの否定部分と合わせまして、質疑応答の方では(前の方でも紹介しましたが)説明にハト風味を結構混ぜている感じでして、声明文はハトで会見の冒頭説明はタカで質疑はややハトとか実にややこしいですな(議事要旨はよ出せというツッコミが来そうですが)。

で、BEIに関してが中々斬新。

『Oh, and longer-dated expectations.』

なんですかこの「Oh」は^^

『Well, what I would say, we refer to this in the statement as “inflation compensation” rather than “inflation expectations.”』

ほえ???

『The gap between the nominal yields on 10-year Treasuries, for example, and TIPS have declined-that’s inflation compensation. And five-year, five-year-forwards, as you’ve said, have also declined. That could reflect a change in inflation expectations, but it could also reflect changes in assessment of inflation risks.』

これは斬新な解釈。

『The risk premium that’s necessary to compensate for inflation, that might especially have fallen if the probabilities attached to very high inflation have come down. And it can also reflect liquidity effects in markets. And, for example, it’s sometimes the case that-when there is a flight to safety, that flight tends to be concentrated in nominal Treasuries and could also serve to compress that spread. So I think the jury is out about exactly how to interpret that downward move in inflation compensation. And we indicated that we are monitoring inflation developments carefully.』

つまりですな、市場のBEIで示されるインフレ期待は、実際はインフレ期待だけではなくて、将来のインフレに関するリスク認識(メインシナリオでは無いリスクシナリオ認識という意味)や、TIPS市場の流動性、あるいはFTQによって発生する普通の国債債への過剰な需要など、色々なファクターが加味されていて、純粋に市場のインフレ期待を示しているのかというと必ずしもそうではないので、その辺りのファクターも十分に分析して解釈します(キリッ)という説明。

いやーこれはなかなか斬新というかですけれども、結局インフレ期待云々という話ってこうやって鉛筆舐め舐めの世界で色々と出来るんですよねえ、という話でございましたとさ。
 

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