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今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)

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全部で 14件 の記事があります。(表示:1−14)


サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2015/04/30(木)08:04:39  
  http://ameblo.jp/fpeye  


お題「さて今日は2年と3M入札/金融政策関連評論ニュース雑談/金利フレームの場合って考えるの割と難しいという与太雑談」   2015/04/28(火)08:07:59  
  ほほう。
[外部リンク]
2015/04/27 19:44 JST

『(ブルームバーグ):格付け会社フィッチ・レーティングスは27日、日本の格付けを引き下げた。先送りした消費増税に代わる十分な構造的財政措置を日本政府が2015年度予算に盛り込まなかったことを理由に挙げた。』(上記URLより)

まあ元々ここの格付け妙に低いですから直ちに影響はない(キリッ)って奴でしょうけど。

○今日は注目(かどうか知らんが)の短いところの入札だったりするので雑談

・中短期輪番に玉が出た出た玉が出た〜♪かどうかは知らんが応札は増えたの巻

昨日の輪番は中短期入りでしたので金曜の相場がアレということで注目という感じでしたが。

[外部リンク] 3,750 2015年4月30日
国債買入(残存期間3年超5年以下) 3,750 2015年4月30日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 4,000 2015年4月30日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)(注3) 4,000 2015年4月27日 2015年4月28日

なお中短期のマイナスが深くなってきたから減額観測も冗談的にはあったみたいですがオファーは前回通りでしたな。

落札結果
[外部リンク] 13,105 3,760 0.007 0.007 92.9
国債買入(残存期間3年超5年以下) 16,280 3,759 0.004 0.006 1.0
国債買入(残存期間5年超10年以下) 13,375 4,007 -0.002 -0.002 69.8
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)(注4) 9 9 -0.400 -0.400

ということで前回よりも応札が5割増し位に増えていまして、マイナス金利突入モードを受けて玉が出たのか今日の2年入札を前にいったん外しでも出たのか知らんですけど、まあとりあえず玉が出て夢の輪番札割れとか輪番大流れで10毛強案分とかにならなくて良かったですね(棒読み)という結果。

ちなみに前回の中短期輪番は22日オファー分でして、
[外部リンク] 9,751 3,759 -0.003 -0.002 52.8
国債買入(残存期間3年超5年以下) 10,131 3,752 -0.001 0.001 9.3
国債買入(残存期間5年超10年以下) 12,758 4,008 0.001 0.002 88.5

ということで、前回は応札2倍台後半ということでうーむという感じだった訳でして、前回よりも概ね5割増し位の応札でホッと一息という所ですかそうですか。

でまあ輪番が弱かったので昨日の後場はズルズル弱含みという感じでしたけど、本日の2年入札を前に一応2年カレントは調整してカレント351回債の引けが1毛5糸も甘くなりましたけど依然マイナスでマイナス0.5bpとはどういう事やという感じですがまあそういう需給の締まり方だから致し方なしとゆー所ではあります。


・ということで入札な訳だが

そんな訳で本日は2年と3Mの入札がありまして、先日も申しあげましたが今回の中短期と短国金利の低下は今月になって買入額を戻した中短期輪番とか無慈悲予算消化買入の短国買入9兆円責めとかの日銀フロー要因も相変わらずですが、イメージ的には昨年から今年頭にかけての無慈悲短国マイナス継続相場の波及というよりは、そこをすっ飛ばして中短期国債の需給ひっ迫の方が先行気味に来ている(いやまあ短国も無慈悲マイナス金利なのですけど)のがうーむという所で。

つまりですな、短国買入に関しては基本的に日銀の買入ストックはそんなに増えない筈ですし、現実にそこまで増えていない(そもそも論的に言えば国債発行減った分は民間からのMB吸い上げが減るのだから理屈の上からは買入のストックが減っても良いはずだがその他オペやその他財政要因があるので訳分からん)のであって、問題となるのは買入のフローであって、フローがでかければ瞬間需給に影響して相場の位置に影響するのでどうしても短国相場が値持ちしてしまってマイナスウギャーとなるのですが、累積のストック自体はあまり変わっていない(ここから3Mの発行減額分が資金需給的理屈の上では短国買入減額要因になってツーペーの筈だが良くわからん)ので、まあ短期の方は海外ニーズとかの話はさておき基本的にはフロー効果の世界。

でもって気になるのは輪番の方でして、輪番の方はバカスカストックが積みあがっていく仕様になっているので、中長期国債の日銀買入分拡大が行き過ぎるとどこかの時点で民間の日本国債投資家が「もうこれ以上は売るの絶対無理(期間収益を稼ぐものがなくなるとかLCR的な流動性需要とか担保需要とかバランスシート要請とか)」という水準に達する、または民間の金融機関が「もうこれ以上超過準備を積み上げられない(バランスシートの両建てをこれ以上増やすと会計的に問題)」となる水準に達するという問題がありまして、昨日はたまたままだ売るものがどこかにあったみたいなので助かっているのですが、その売り物なくなるまでバランスシート拡大を続けますとあばばばばーというお話な訳で。

てな訳ですので、まあ2年に関してもどの程度の水準で決着するのか、投資家がどの程度のニーズがあるのか、とかまあ注目されたりするでしょうなあと思います。


んでもって3M短国の入札もあるのですが、こいつは何せ先週金曜に無慈悲2兆5000億円の市場需給は気にせず予算達成のために買入可能なら買入をするという攻撃が炸裂しておりますし、5月の日銀保有短国も7兆とかありますので、まあ無慈悲買入は今日も行く(次回行くのは1日ですけど)という話になるとか思いますと日銀トレードヒャッハーとかそういう話になるんですかそうですかと存じますが、しかしさすがに今回マイナス入札になってそのまま流通玉にならないうちに日銀様お買い上げというプレイになりますと、3週連続で玉が出てこないという事になりますので、今度は空振り投資家の需要が累積債務の如く積みあがって参りますので連休明け8日の入札が聳え立つニーズ(いやまあ現時点で聳え立っているような気がしますが)というおそロシアな話になるのですが、日銀が買入少し意識的に見えるような形で抑えてこないと仮需も含めて暫く強くなるんでしょうな、ナムナム(なお「意識的に買入を抑える」などというタマではないことはすでに実証済みなので別に期待もしてませんが)。


・一応30日には来月の輪番予定が出ますが

話は戻りますが、中短期云々に関しては実質明日の引け後に来月の輪番予定が出ますので、そこで中短期を減らすかという話なのでしょうが、中短期を減らすにしても今度は「総額」の問題がありまして、中短期の買入を減らすと今度は量のノルマ達成の問題が発生し、だからと言って中短期並みの規模で後ろを増やすと今度は年限の問題もありますし、大体からしてそんなことしたら益々輪番ヒャッハー相場になってしまいますから却ってオペの限界が近くなって自分の首を絞めるとか中々お洒落な事情と思われますのでどうするのかは頭が痛いところでもあるでしょう。

だいたいですな、元々の話だと今頃は2%の物価安定目標を達成している筈で、出口政策をどうしましょという話をするという筈であり、この政策手段自体が短期決戦を目指していたはずなのですが、短期決戦どころかズルズル長期化しようというのにこの予備兵力まで全部突っ込んで総動員大決戦状態になっている戦い方ってどう見ても日露戦争で講和タイミング逸してクロパトキン将軍のハルビン決戦作戦に嵌っている仮想戦史状態になってるだろとゆー話で、もうやめて!!債券市場のライフはゼロよ!!!という所なのですが、いい加減に緩和政策続けたいならそれなりの期間で続けられるような枠組みに変更しろやこのバカチンがと思うのでありました。と全然違う話になってすいませんすいません。

まあこういうのって現場力で何とか暫く凌いでしまうジャパンクオリティというのもある意味問題でして、現場力で凌ぐもんだから戦場を全然見てない高級参謀の皆さんが「なんだ行けるじゃないか」となってしまい、補給線も戦力も全てが崩壊してどうしようもなくなった時にやっと敗戦のお知らせが届き、届いた時には本当に矢折れ力尽きた状態なので何をやっても時既にお寿司という事になってしまう、という未来がチラチラと見えているのはアタクシの幻想か妄想であることを祈りたいところであります。


○金融政策ニュース雑感

・池尾先生身も蓋もない指摘(^^)

先週末のロイターインタビューから
[外部リンク] 04月 24日 11:54 JST

『[東京 24日 ロイター] - 池尾和人・慶応大学教授はロイターのインタビューで、日銀の量的・質的金融緩和(QQE)の理論では、一般物価は貨幣量で決まるため原油安には左右されないはずと指摘。足元で物価上昇率が鈍化しているのは理論が当てはまっていないためであり、日銀はロジックを総括すべきだと語った。』(上記URLより、以下同様)

(;∀;)イイハナシタ゛ナー

『QQE導入から2年が経過、現状をみると、消費税率引き上げの影響を除いた物価上昇率は再びゼロ%程度で低迷している。池尾氏は「QQEの理論が現実には当てはまっていないことが明らかだ」と指摘。実現していない理論が2つあるとみている。』

ほうほう。

『まず、「岩田規久男副総裁が提唱していたロジックでは、原油安というのはあくまで相対価格であり、一般物価水準は貨幣数量で決まるという主張だったはず。現在、物価上昇が鈍化している背景について原油安を言い出すのであれば、総括が必要だ」と指摘する。』

全く持っておっしゃる通りでございますな。

『いわゆるリフレ派の理論は、原油価格が下落すればその分余裕のできた支出を他のモノやサービスに回すことで、全体の物価水準は下がらないとされる。この物価水準を規定するのはあくまでマネーの量だとする。岩田副総裁が就任前に主張していたのは、ベースマネーの供給量を80兆円程度に増やすことで、物価上昇が可能になるというものだった。』

しかし今は原油価格ガーと説明しておりましてそれを想定外と言って言い訳をしているのですが、一次産品の鉱物燃料の価格なんぞ市場でホイホイ価格が動くのでいちいち想定外で済むなら最初から物価目標とか何の意味があるのかと小一時間という話ですな。

『もうひとつは、「消費税率引き上げによる景気低迷も、追加緩和によりキャンセルできると言っていたはずだが、これも打ち消せたとは言えない」という点。「論理を一貫させるのであれば、緩和が足りないということになる」と指摘する。』

ですな。

『池尾氏は以前から「ゼロ金利制約のもとでは、量的緩和の追加的な効果は乏しい」と主張してきた。「日銀は、QQEは有効だと主張してきたが、実際には反証されたということ。貨幣供給量を増やせば物価を動かすことは容易だという理論が誤っていたのなら、変更するべき。株価が上がったからそれでいいという話も理解できなくはないが、それで済まされないのではないか。そこは論理を再点検してほしい」と語る。』

まあそういうことですな。


・山本先生ちょっとあの・・・・・・・・

昨日はこんなヘッドラインが出ていてキャッチーなタイトルにワロタ。

[外部リンク]
2015/04/27 12:10 JST

『(ブルームバーグ):自民党の山本幸三衆院議員は、日本銀行の黒田東彦総裁についてデフレと戦う姿勢が「揺らいでいるのではないかと心配している」との懸念を表明。物価上昇率2%の目標達成にあらゆる手段を講じるとの初心に戻り、30日の金融政策決定会合で追加緩和に踏み切るよう促した。24日のブルームバーグのインタビューで語った。』(上記URLより、以下同様)

先生何様ですかという話はさておきまして、このくだりは吹いた。

『日銀が第2次安倍晋三政権誕生前は物価上昇率の目標設定など山本氏らが提唱した政策の導入に消極的だったことから、黒田氏が日銀の「伏魔殿」に「侵されつつあるのかな」と述べた。白川方明前総裁時代の日銀についてはインフレに対する「過度なまでの懸念」や、金融政策の「小出し、後出し対応」を取る体質があり、現在も白川時代の「遺伝子がまだ残っているのではないか」と語った。 』

ぽかーん。

えーっとすいません、伏魔殿呼ばわりするなら副総裁という大変に高い地位においでな上に国会では2年で2%未達状態に対して「原油価格ガー」と繰り返すだけの鶴光師匠もとい岩田副総裁や、先般鳴物入りでボードに入られたジンバブエ原田先生などを伏魔殿呼ばわりすべきであって、日銀自体は無慈悲買入を継続して債券市場のライフはゼロよ状態にしても平気の平左という状態になっております次第ですからどう見ても文句を付ける場所を間違えています。

まあ何ですな、リフレ派の皆様の理屈ってある意味最強理論で、その場その場で問題があったら何か適当な生贄探してそのせいにして自分たちの理論は悪くない攻撃をするし、そもそも主張が首尾一貫していないのを全然気にしない上に身内擁護だけは徹底していると来ていますので、何となくその場その場では正しいように見えてしまうし、自分の自己矛盾は棚に上げて何かのせいにするから常に正しいように見えてしまうという三百代言モードですなあと。でまあ何も動こうとしない岩田副総裁だったり原田審議委員だったりはリフレ仲間なので叩かない所か伏魔殿によって発言も主張もできない囚われ人とかそういう扱いなんでしょうかね。


ということで同じブルームバーグニュースからサルベージサルベージ。

[外部リンク] (1)
2013/09/10 17:52 JST

題名だけでおなかいっぱいですがせっかくなので前半をノーコメントで引用しておきましょう。

『(引用者追記:一昨年です)9月10日(ブルームバーグ):自民党の山本幸三元経済産業副大臣(党税制調査会幹事)は「デフレ脱却と消費税率引き上げは関係ない」と述べ、安倍晋三首相は予定通り2014年4月からの税率8%への引き上げを早期に決断するよう求めた。』(上記URLより、以下同様)

>デフレ脱却と消費税率引き上げは関係ない
>デフレ脱却と消費税率引き上げは関係ない
>デフレ脱却と消費税率引き上げは関係ない

『先送りすれば外人投資家が日本株や日本国債の売りに走り、株安・債券安・円高を招いてアベノミクスが市場に与えた効果が「吹き飛んでしまう」と警鐘を鳴らした。』

『9日のブルームバーグ・ニュースのインタビューで語った。山本氏はデフレ脱却のために日銀が通貨供給量を増やすよう長年主張してきたリフレ派の代表的論客で、安倍首相とは野党時代に金融政策の勉強会を重ねてきた。首相のブレーンである浜田宏一内閣官房参与らはデフレ脱却途上での8%への増税に慎重な発言を繰り返しているが、山本氏がこれに異論を唱えた形だ。』

『山本氏は「デフレは貨幣現象であり、貨幣を増やせば自動的に脱却する。日銀が一生懸命にやっているのでそれを進めればいい」と増税慎重論をけん制。』

>デフレは貨幣現象であり、貨幣を増やせば自動的に脱却する
>デフレは貨幣現象であり、貨幣を増やせば自動的に脱却する
>デフレは貨幣現象であり、貨幣を増やせば自動的に脱却する

『その上で、「何かショックが出てきそうだったら日銀の追加緩和、それが基本だ。日銀が十分にお金を出しさえすれば経済が悪くなっていくことはない」とも述べた。同氏は8日、首相に電子メールを送り、早期の増税決断を求めたという。』

>日銀が十分にお金を出しさえすれば経済が悪くなっていくことはない

とまあそういうことでコメントは特段しませんけどね!!!!!!!!


○フレーム変更の場合にどうなるかというのは考えれば考えるほど割と難しい

とまあそんな話はさておきまして、昨日の玉が出た攻撃(かどうか知らんが)で直ちに輪番ウヒョー化は無いのかもしれませんが、まあそうは言いましても日銀の買入が拡大する中でいつまでたっても物価目標が無理じゃんとなった場合にはどうするかという思考実験叩き台。

・・・・・・・・でまあ物価目標が達成できれば問題はないのですが、どこからどう考えても2%の物価目標って今の時点では無理があって、実際問題として年後半に日銀が言うように物価が上昇してきた場合って、足元で物価が低いからプラスになっている実質賃金の伸びが止まってそのうちマイナス傾向になってくるとかいう話であり、そうなった場合に消費が落ち込んで結局生産もダメとかそういう話になる、というのが今回消費増税と物価上昇が同時にやってきた前後での動きの結果だと思うのですけどね。

と考えますと、結局の所「2%目標は掲げたままだが、2年で達成とかそういうのは諦めて、中長期的に経済の実力をつけていく間にデフレにならないように金融政策でサポート」という話になるしか落ち着き所は無いので、そうなると今の短期決戦政策自体が運営上間違いであり、「中長期的に実践可能な金融緩和政策」をするしかないという話でしょと。

でまあその時に金利政策という話になって、そこで付利下げだのマイナスだのという話が飛び出してくるのですけれども、そもそも欧州のやっているマイナス金利だのというのは「インフレ期待が中長期的に2%でアンカーされる中で金利ルートで政策効果を上げるために名目ゼロ金利制約以下に金利を下げる」という政策を実施している訳で、日本の場合はそもそも論として「実質金利を下げるためには現状2%でアンカーされていないインフレ期待を2%に引き上げる」という政策を実施している訳で、名目金利を下げるよりも重要なのはインフレ期待の引き上げなのですな。

んでもってそのインフレ期待上昇時のフィッシャー効果を軽減して実質金利の引き下げをするというのがキモであるので、日本の場合は「金利を下げればよい」というよりは「インフレ期待を上げながら金利を上げない」というのが実践されないといかん訳で、金利が下がって喜んでいるのはシロウトという訳でごじゃりますな、うんうん(異論はだいぶあると思う)。

でまあその金利ですけど、マイナス金利とかやって市場の流動性を落とすよりも、中短期の金利をアンカーさせる時間軸政策の方が筋が良いですし、中短期の金利を強力にアンカーさせておくのと、市場機能を残しておく方が無駄にボラが上がらずに済みますとは思います。

ただし、元々やっている今の政策が十分に過激なので、普通の政策を打ち込むと緩和後退と言われてしまいますから、じゃあどうするのという所で話は止まってしまうのですが、まあ基本は「中短期の金利を強力にアンカーする」ということではないかという話で、いくつかネタがあるのですが書いたのを読み直して見たらあまり面白くないのでいったん消してもうちょっと考えてみます。たぶん「長期金利を安定させる」「イールドカーブは残しておく」「中短期の部分を強力にアンカーする」という3点セットが一番長持ちする緩和政策だと思いますけどね。
 


お題「短国買入と輪番がががが/MPMニュース雑談/FSRの不動産市況に関する部分を本文の方で鑑賞」   2015/04/27(月)08:17:50  
  ほほう。
[外部リンク] 02時45分

『第十八回統一地方選の後半戦は二十六日、市町村長選と市町村議選、東京都の特別区長選と区議選がそれぞれ投票され、東京の一部の区を除き即日開票された。注目された東京都世田谷、渋谷、中央区の区長選では、いずれも自民の推薦候補が敗れた。自民、民主両党の事実上の対決型選挙となった世田谷区長選は脱原発を訴え民主、共産、社民が実質支援した現職保坂展人氏(59)が、自民・公明・次世代推薦の新人を大差で破り再選した。』(上記URLより)


○短国買入と輪番が更にアチャー

・短国買入は帳尻攻撃でまたもアレ

金曜は前日の3M短国入札がやたら強くなった結果を受けてさて短国買入はどうなるのよという所でしたが、買入オファーは2.5兆円できやがりました。

[外部リンク] 25,000 2015年4月28日
(輪番以降は後程)

ちなみに2.5兆円のオファーというのは今月当初の時点で買入9兆円で打ってくるかなという予想をしていまして(というか概ねそういうのが予想の本線だと思うので別にアタクシだけの予想という話ではない)、前回までの所で買入合計が6.5兆円になっていたので、そういう意味では帳尻オペが来ちゃいましたという所ではあります。

でもって金曜の場合は木曜の夜にそこまで海外が買ってきた感じではなかったと思われますので、まー応札可能玉自体はあるんだろうなあとか思いながら、それは分かるけど2.5兆円の買入とかもうちょっと減らして市場の需給を改善するというのと、ある程度市場の動向を見ながら機動的に対応というのを示した方が却って市場の金利が一方的に下がらなくて良いんだけどなあ、などと思いながら落札結果を拝見。

[外部リンク] 32,481 25,001 -0.016 0.002 55.2
(輪番以降は後程)

アイヤー!!

つーことで、2.5兆円の帳尻オペを実施するなら4兆円前後の札でもあるのかと思ったら、前回の2.75兆円オファーの時とそんなに変わらない「根こそぎオペ」の実施となりまして、平均落札はまあ木曜の新発とかを引け甘で入れても楽勝ですから2糸甘という水準になりましたけれども、根こそぎ買入攻撃が効果を発揮して足切はきっちり1.6毛強まで流れるという結果になってしまいまして、益々短国のモノ無しモードを拡大するの巻となってしまいましたが、今週は連休要因と決定会合要因があるので、3Mの入札が火曜日に実施されて発行日が連休明けになるというケースなので、前回から次回までの入札が(受け渡しベースでは長いですけど)約定ベースでは短い日程となりますから、そこそこあるものは応札してくるとか考えますと、応札がこの程度というのでも結構オペ玉総ざらえ状態だと思いますし、結果これだけ流れたという事はまあ普通に玉がひっ迫という話ですから明日の入札でも強い状態になるのですかねという所です。

なおタチが悪いのは5月も7兆円から日銀保有の短国償還が待っていて、そんなにペースが落ちそうもないという所でして、こりゃまあ暫くこの調子かもしれんとか勘弁してほしいというか、昨年の短国マイナス継続→中短期金利低下→投資家不在のオペ相場ヒャッハーで流動性が極端に低下という流れに対する反省とかそのようなものはなかったのかと小一時間問い詰めたいのですが、「2.5兆円打てるならノルマ消化の為に根こそぎオペだろうが何だろうが知らんがな」という素敵なオペ運営になっているので致し方なしという所で。

まあこのやり方だと6月の短国買入が大幅に減るという形で季節的な需給変動が大きくなるという形になるのが今から見え見えですので、四半期末になると金利が一旦上昇するものの期初かソ情勢の展望(展望リポート)で、2016年度、17年度と2年連続で物価が2%程度上昇するとの見通しを示す。複数の関係者への取材で明らかになった。 複数の関係者によると、15年度の消費者物価指数(生鮮食品を除くコアCPI )見通し(政策委員の中央値、増税の影響除く)は1月の1.0%上昇から小幅下方修正される可能性があるが、その先は対照的な見通しとなる見込みで、実現すれば、17年度までの見通し期間中に量的・質的金融緩和からの出口戦略をめぐる議論が始まる可能性がある。』(上記URLより)

なんだこの意味の分からん書き方はというか、そもそもヘッドラインが無茶苦茶な詐欺ヘッドラインで、記事だと「2017年度までの見通し期間中」という話なのに「出口を視野に」というのがまるで「2年連続2%の見通しをだすので早速出口が視野に」というような印象を与えるという低劣クオリティとなっておりますが、記事の評価に対してアクセス数が重視されてしまいますからこういうゲロかうんこかというヘッドラインでも評価されてしまうんだろうなあというのが実に遺憾な話で、ブルームバーグも炎上商法でアクセス稼ぎというのはあまりやっていると「お前の所は分析機能だけでいいわニュースいらん」とかいう話になるのではないかと心配ではあります。

そもそも日銀は2%物価に対して2015年度を中心とする期間に達成すると言っている訳でして、それから考えますと当然ながら来年度のどこかあるいは今年度の終わりにはQQEからの出口がという話になる筈なのですから、上記記事の説明そのものが何の意味もない話をしているに過ぎないのでして、もうアホか馬鹿かとと思いますが、そういう阿呆記事に名前を出される何とかストの皆さんも貰い事故っぽくてとても素敵ですが、とりあえずそういう記事に名前を連ねられるのはレピュテーションの問題になる、というのをもうちょっと普及して頂きたいものだ(実際は阿呆記事や阿呆レポートでも目立つ方がお得的な何とかストの金融政策解説は良く散見されるし、そういうのがランキングに出てくるのを見ると泣きたくなる)と思うのでありました。

しかしまあ何ですな。

『複数の関係者によると、仮に15年度の物価見通しが下方修正されても、物価の基調は着実に改善することから、16年度、17年度と2年連続で物価が2%上昇するとの見通しが示される見込み。日銀内では、見通しが実現すれば、17年度までの見通し期間中に、量的・質的金融緩和の縮小、いわゆるテーパリングが始まる可能性が意識されているという。 』(上記URLより)

ってことですが、そもそも2015年度を中心とする期間に達成するという話をしている中であれば、そもそもそこのタイムフレームに2017年度を入れて話をするのがおかしい訳ですよ。確かに展望レポートでは今回2017年度までの見通しをだすのですから、展望レポートの見通し期間中では2017年度までのという話になりますけれども、現在2015年度を中心とする期間に物価目標を達成すると言ってるんですから2017年度の見通しなんてそら2%台のどこかになるのは明らかですし、その時点でQQEが終わってないと今度は物価が上に振れて大変なことになるのか金融不均衡で大変なことになるのかのどちらかでしょとゆー話で、何という無意味記事とは思います、というかこういう下らん記事書くなよと思いますけどね。


○FSRネタの続きである:不動産市況に関して

[外部リンク] 全文(どっちも大きめのPDF注意)
[外部リンク] 『・ 前回レポートとの比較では、「不動産業実物投資の対GDP比率」が「緑」から「赤」に転じ、過熱方向に変化した。』

キタコレ!!

『・ 一方、もう1つの不動産関連指標である「不動産業向け貸出の対GDP比率」は「緑」のままである。不動産の取引量や価格動向など、その他の幅広い情報も含めて総合的にみれば、不動産市場に過熱感はみられていない。(→(3)不動産市場を参照)』

あらそうという所ですが、31ページ目(PDFの32枚目)以降の『.金融システムのマクロ的なリスク評価(3)不動産市場』の部分に図表がありますけど、本文の方にはもうちょっと詳しいのがあります。


本文の74ページ目(PDFだと79枚目)から『.金融システムのマクロ的なリスク評価』が始まります。で、ヒートマップとかがあってその説明が本文76ページ(PDFの81枚目)からございますので鑑賞。

『前回レポートとの比較では、1 指標が過熱方向に、1 指標が安定化方向に変化した。まず「不動産業実物投資の対GDP 比率」が「緑」から「赤」に転じ、過熱方向に変化した。これは、不動産市況の改善などを背景に、不動産業者による投資が半年前のレポート時と比べて増加していることを反映したものである33(図表VI-1-4、図表VI-1-5)。』

キタコレ!

『一方、もう1 つの不動産関連指標である「不動産業向け貸出の対GDP 比率」は「緑」のままである。不動産の取引量や価格動向など、その他の幅広い情報も含めて総合的にみれば、不動産市場に過熱感は窺われていないが、引き続き関連指標の動きを注視していく必要がある(不動産市場の状況についてはBOX5 を参照)。』

ふーん。

『一方、「家計投資の対可処分所得比率」は、前回レポート時の「赤」から「緑」に戻った。これは、分子に含まれる住宅投資や耐久消費財が消費税率引き上げ前の駆け込み需要によって昨年1〜3 月期に急増した要因が剥落したことによるものである。』

ということで『BOX5 不動産市場の状況について』というのがあるのだ。

『今回の金融活動指標では、不動産関連の指標の1 つが「過熱」を示すものとなった。また、これまでのわが国の経験に照らすと、不動産市場の動向は、金融面で不均衡が生じていないかを確認していくうえで、重要な情報を有していると考えられる。』

一応気にはしているのね。

『こうした点を踏まえ、ここでは、最近における不動産市場の動向を、取引量、価格動向、不動産金融など、幅広い観点から確認する34。まず、不動産取引についてみると、取引金額は、このところ高水準で推移している(図表B5-1)。物件タイプ別にみると、2014 年入り後はオフィスの取引が大きく増加している。主体別の取引状況を確認すると、近年、私募ファンドが、金融危機以前に取得した不動産物件を市況の改善を受けてJ-REIT に売却するというのが大きな流れになってきたが、足もとは、J-REIT による買い越しが幾分減少する一方、利回り等に着目した海外投資家や機関投資家を含む「その他」が買い越しに転じるなど、購入主体に幾分変化が生じている35(図表B5-2)。』

図表の貼り付けは割愛、というかできないので本文を見てちょ。

『次に、不動産価格について確認する。個別地点ごとにみた商業地価(鑑定価格)の上昇率の分布をみると、中央値は2000 年代中頃の不動産ブーム期の水準に近くなっているが、過去の不動産ブーム期にみられたような、分布の上方への広がりが、2015 年初においても観察されない(図表B5-3)。』

つまり・・・・・・・・

『不動産物件(土地または土地建物)に関する実際の取引価格をみても、東京23 区については、分布の上方への広がりが、2014 年7〜9 月期時点でも観察されない(図表B5-4)。もっとも、東京都心部ではオフィスビルなど高額物件の取引も散見されており、投資家の期待利回りは、分母である物件価格の上昇によって、このところ明確に低下している。これは、投資家の購入スタンスが前向きになってきていることを示している(図表B5-5)。一方、地方圏においてはこうした動きは一部にとどまっており、今のところ広範化するには至っていない。』

地域的バブルだわな。なお図表貼り付け割愛。


『最後に、不動産金融の動向について確認する。金融機関の不動産業向け貸出は、上期に比べ幾分伸びを高めたが、前回の増加局面である2006 年頃に比べると、引き続き緩やかな伸びにとどまっている(図表B5-6)。業態別にみると、大手行は引き続き前年を下回っているが、大手不動産デベロッパー向けが増加に転じるなど、減少幅は縮小してきている(図表B5-7)。地域金融機関では、個人の資産管理会社等による貸家業、中小の不動産業者向けの貸出の伸びが高まっている。』

『地域別にみると、三大都市圏(南関東・東海・近畿)、地方圏ともに伸びを高めている(図表B5-8)。上場不動産業者の資金調達をみると、J-REIT については、このところ銀行借入・資本調達のいずれも大きく増加しており、2006年後半のピーク水準を上回っている(図表B5-9)。この間、J-REIT に対する投資家の需要の高まりを反映して、投資口価格は上昇傾向を続けている(図表B5-10)。』

さらっと説明しているからここの説明が微妙なのだが、上記説明でも指摘されている「図表B5-9」を見ると資本調達が上記のように2006年のピークを越えて推移している訳で、そういう状況を踏まえると本当は日銀のJ-REIT買入は「リスクプレミアムの縮小を促す」という所期の効果を既に達成しており、これ以上の買入拡大はプレミアムの縮小ではなくてマイナスのプレミアム、すなわちバブルの発生という金融不均衡を招く、というアセスメントになるのではないでしょうかと思うのですが、まあそんなこと正面切って言うのは大人の事情があって言えませんかそうですか。

『一方、J-REIT 以外の上場不動産業者も資金調達を増加させているが、不動産ブーム期にあった2007 年頃と比べると、調達額が相対的に小さいほか、借入は限定的である(図表B5-11)。なお、非上場の先も含め、中小不動産業者(うち低信用先)における有利子負債残高(前年比)の分布をみると、不動産ブーム期にあった2007 年頃と比べると限定的ではあるが、足もとで、分布が幾分上方に広がってきている(図表B5-12)。』

『不動産業のデフォルト率は、金融危機後に急速に高まったが、その背景には、金融危機に先立つ時期に、信用力の低い先の資金調達が増加したことが影響したとみられる(図表B5-13)。中小不動産業者は金融機関借入への依存度が高い先が多いため、先行きも注視が必要と考えられる。』

ということで纏めですが、本文79ページ(PDFだと84枚目)になります。

『以上みてきたように、最近の不動産市場では、景気の回復等に伴って、取引や金融活動が徐々に活発になってきている。不動産価格については、現状、過去の不動産ブーム期にみられた過熱感は、全体として窺われないが、オフィス物件を中心に取引金額が高めの水準にあること、海外投資家など投資家の不動産投資スタンスが積極化してきており、J-REIT 価格が上昇していること、不動産向け貸出が徐々に伸びを高めており、低信用先の資金調達も増加傾向にあることなどを踏まえると、先行きの不動産市場の動向については、注視していく必要があると考えられる。』

という事になっておりまして、だったらJ-REIT買入ってもう少なくとも拡大は必要ないんじゃないですかねえという話になるのですが、このようなFSRのアセスメントを受けてどなたか審議委員の方が政策決定会合で論点提供するんですかねえ(棒読み)。
 


お題「短国とか中短期の金利が更に凶悪/久々に国会質疑応答ネタを投下してみる」   2015/04/24(金)08:04:51  
  「歴史的な1日になりましたね!」とかNY呼んでモーサテが始まったからTPP最終合意したのかと思ったらNASDAQ指数高値更新か。

○短国とか中短期がウギャー

昨日の3M短国入札
[外部リンク] 100円00銭1厘0毛 (募入最高利回り)(-0.0040%)
(4)募入最低価格における案分比率 63.6910%
(5)募入平均価格 100円00銭1厘6毛(募入平均利回り )(-0.0064%)

アイヤー!!!

ということで足切100円かもしれんねどころか100円の2つ上で切れておりまして、足切100円の2つ上で切れる3m入札と言えば昨年11月後半にそんなのがありまして(昨年11/20入札の495回が平均100.0038/足切100.0010となりました)、その時は平均落札が利回りベースでマイナス1bpを下回るという鬼金利になってもう大変という状況だったので、金利が低くてアイヤーではあるものの良しマイナス1bpまで下がっていないななどと錯乱しつつ数字を見るのでありました。

でまあセカンダリーでコケることもなくそのままマイナス圏で推移してBB引けは貫禄のマイナス1.4bpとかになりやがりまして、まーたマイナス圏の世界かよという所で誠にアレ。

短国がそういう状態ですので長いところは40年国債入札で微妙に甘くなる中でも2年は堂々のマイナス金利になっておりますし、中短期は全然金利がアガランチ会長っつーか短国とコラボして低下圧力っぽい感じなのが全米が泣いたという状況でございまする。


今回の新発に関しては市場推計の落札分布を見ますといわゆる不明玉が1兆円台後半水準になっていますので別にそんなに多い訳ではないのですが、入札強くてセカンダリーも特段崩れずということですので、業者の在庫が足りないのかなあとか思いつつも、一方で現先とかGCが逼迫している感じもなく、マイナス金利での買いニーズ的な話だと海外は一晩してみないと分からんところがあるのでアレですが先々週の木曜はウヒョーでしたけど先週はそこまでの事でもなかったみたいですし、後は国内での「モノ」としてのニーズ(残高調整とか担保要請とか)でどこまで積みあがるのかという所ではあるのですが、なんかこう落札の状況とレポ現先の状況と、ついでに言えばオペに入らないゾーンの玉状況とかが全体としてイマイチこう整合性を持って繋がってこないのが実にこう???な展開ではあります。

ただしかしまあ言えそうなのは、中短期がここもとずーっと堅調になっておりますので、やはり日銀の輪番攻撃と財務省の発行減額攻撃、短国においても無慈悲買入攻撃と3M発行減額攻撃ということで、短いところで国債が足りない、つーかまあ足りなくしているのは日銀なのですけれども、という需給状況が続いているちゅー事でしょうな。


しかしまあ何ですな、同じく新発短国3Mの足切が100円の二つ上(応札刻みベース)で切れた昨年11月後半というのを思い出しますと(忌々しいのであまり思い出したくないのだが駄文の都合上過去の駄文やメモを読み返して朝から血圧急上昇ですわよ奥様)、その前の追加緩和で短期国債市場の需給に配慮したMB積み上げにした(という触れ込みだった)筈なのに、オペの方は予算消化とばかりに「市場にある玉を全部買入」状態の無慈悲な買入を実施し、その結果いわゆる日銀トレードと言われたりするような動きが横行した、ともされておりましたが、まあとにかく日銀の短国買入が「市場の玉は投資家に買われる前に俺が買う」という意気込みを発揮しやがるという意味不明な展開になっていた時期という事でした。

でまあ今回も元々玉がショート気味の所に来て海外の買いで玉が無いところで(4/10の短国買入で)保有が偏在している銘柄をあるだけ買います的ないわゆる日銀トレード推奨プレイを実施。しかもその翌週(4/17)には短国買入を2.75兆円に拡大して、2.75兆円の買入オファーだったら4兆以上は軽くオファーがあるのだろうと思ったら蓋を空けたら3.3兆円しか札が無いとか日銀の短国買入が「オペ対象の市場流動玉をあるだけ買う」というスタンスを思いっきり示すという無茶振りプレイを実施してくれましたので、まあ3Mでマイナス入札2連発とか(6Mや1Yはもはや別世界なのでどうでもよいが3Mは基本商品です)になるとマイナス金利を買わない普通の投資家のニーズが累積的に高まるので・・・・・・ってこれまた昨年と同じ話をしている訳で、何回同じことやれば気が済むのかと小一時間ですよ。

毎度申し上げておりますように、短国の部分で市場がおかしくなると中短期に波及しますし、中短期については発行減額攻撃もあるので需給は今までよりも更にタイトになりやすく、短国の金利をマイナス状態で維持するような日銀短国買入の打ち方をしていると、またぞろ短期市場に弊害が出るのもそうですが、中短期の輪番辺りで不測の事態が発生しても知らんぞなと思うのですけれども、輪番で札が大流れとかまさかの札割れとかやりますと「日銀の国債買入の持続可能性ガー」というのが世間的に大騒ぎになる訳でして、つまりは「買入が出来ないならマイナス金利をドンドン買って行けばよい」というのは座学の世界の話であって、実際問題としては「買入を円滑に実施したいのであれば金利はある程度の水準を維持した方が買入が進みやすい」というのが現実の事象だと思うのですよね。

・・・・・・・と書きますとECBはどうなんだというツッコミが来そうなのですが、そもそもECBの買入まだ1か月しか始まっていないからこの先どうなるのか分からんですし、更に言えばECBの場合は「量的緩和」と標榜していましたが現実問題としては先般ネタにした4月定例理事会後の会見での説明でも分かるように、ECBが政策効果として見ているのが波及ルートしてMBの量やECBのバランスシート構成ではなく、徹頭徹尾金利水準からのルートの話をしている訳で、つまりECBが行っているのは量的緩和を名目にした事実上の長期金利ペッグ政策で、金利ルートでの政策効果を求めているので、金利ターゲットを放棄してMBターゲットに変更した日銀とは話が違うという事で。

さらにそこを敷衍すると、実際問題として単に金利を下げたいという政策を実施するなら別に今の日銀のような量の出し方をしなくても、短期から超長期まで0.10%でペッグさせるような買い方をすればよろしい訳で、「0.10%未満の出来上がり金利は買わないけれどそこまでだったらボンボン買いますよ全部持ってきてください」とやれば年間80兆円も残高拡大しなくても行けるでしょと思います((もはや市場じゃなくなるけど)が、さすがにECBも量的緩和と標榜するように、何ぼ何でも計画経済チックな長期金利ペッグで市場に全力介入というような規制金利に先祖返りした時代祭り状態は市場が発達した先進国の中央銀行として恥ずかしいからやらないという事だと思いますし、そもそもMBに意味がある日銀(以下同文)。


てなことでうっかりまた脱線してしまいましたが、まあこの短国入札の状況を見て短国買入を手加減して来るのかどうかが注目される訳ですが、今までの全く市場と対話する気が無い(結果金利の低下を加速させて却って円滑な買入を困難にしているという自業自得プレイをやっているのだが)動きを考えますと、買入の予算消化ヒャッハーとばかりに無慈悲買入を打ってくるのでしょうなあとか思いつつ今日のオペオファーとその落札結果における応札状況を眺めたいと思うのでありましたorzorz

そういや蛇足ではありますが、この短国市場ウギャー状態と中曽副総裁の市場への無配慮発言(前回は講演で今回はロイターインタビュー)が出るのがこれまたちょうど良いタイミングでシンクロしているというのが中曽さんの間の悪さというもので、あの中曽さんがこういう発言かよ!という失望感を強く印象付ける結果になってしまって市場の皆さんが従来一番期待していたはずの中曽さんに大失望となってしまう、というのが何ともこう侘び寂びというか幽玄の世界を感じるものでございます。いやまあ狙ってやっているならはあそうですかすいませんとしか言いようがありませんが。




○何か国会で面白い問答が行われた居たようなので過去の素敵な質疑応答をご紹介してみましょう

[外部リンク] 通貨及び金融の調節に関する報告書
参議院財政金融委員会における概要説明
日本銀行総裁 黒田 東彦
2015年4月23日

ということで昨日は参議院の財金で黒田総裁と置物師匠が呼ばれてああでもないこうでもないとやっていたようですが、オモシロヘッドラインが流れておりまして、ついでに質疑応答もかなりのオモシロプレイだったようですので後日会議録のアップを楽しみにしたい訳ですがとりあえずロイター記事から。

[外部リンク] 04月 23日 13:41 JST

『[東京 23日 ロイター] - 岩田規久男日銀副総裁は23日午前の参議院財政金融委員会で、量的・質的金融緩和(QQE)は労働市場を中心に実体経済に好影響を及ぼしており、現行政策の継続によって物価2%目標への基調は維持できるとの考えを示した。また、就任前に目標が達成できなければ辞任すると表明したことに関して、現在の物価低迷は想定できなかった原油価格の急落が要因だとし、「説明責任は果たしている」と語った。』(上記URLより)

参議院ホームページ
[外部リンク] 04月 23日 12:38 JST

こちらの記事ではあまりその辺の話が無いのですが、2%の達成時期について2016年度の頭みたいな話が出ていて達成時期どうなっているのよ的な答弁があったり、詳細未確認ですが「物価以外達成している」というような斬新にも程がある答弁があった(いやあの目標達成しなかったからと言って後付で勝手に目標変えて達成とか詐欺師かよと小一時間)りとか、中々素敵な質疑応答が展開されていたようなので後日の会議録を楽しみに。

#しかし「物価の基調が強くて足元は原油によるもの」+「物価以外達成」を組み合わせるとQQEはもう目的を達成しているのだから出口政策をはじめないといけないという理屈になるはずなんですけどねえ(棒読み)


・・・・・・・・というのはマクラでして(^^)

国会会議録検索システム
[外部リンク] 189 - 参 - 財政金融委員会 - 2号 平成27年02月26日

さっきのURL先から「簡易検索」→「開会日付と院名と会議名を選択」→「検索」とやると当該会議が出てくると思います。

でまあ他の質疑応答も面白いのですが、毎度おなじみ大門実紀史委員の金融政策に関するツッコミが実に見ごたえがあるので国会ネタついでに鑑賞しませう。

以下引用は平成27年02月26日参議院財政金融委員会会議録からとなります。発言番号の94番以降が該当箇所になります。

『○大門実紀史君 大門でございます。

 私は、もう一貫して日銀の異次元緩和は間違いだと。だから、今までは良かったじゃなくて、最初から良くなかったと思っておりますし、良かったと思う分のツケは必ず来ると、そういう政策だと思っております。

 後々、先ほど出口戦略もありましたけれども、大変な事態になるということの懸念を示してきたわけでありますけれども、今日はその議論の前に、ちょっと本題に入る前に、この日銀報告と国会質疑との関係について疑問に思うことがありますので先にただしておきたいと思うんですけれども。』

ということで始まるのだ。

『 前回の参議院の財政金融委員会の日銀質疑というのが十月の二十八日でございました。その三日後に、先ほどから議論になっております追加の金融緩和を発表されたわけですね。二十八日で、三十一日に発表されたわけであります。あのときの審議は私も参加しましたので覚えておりますけれども、その審議の中身、答弁と三日後の発表された中身が余りにも乖離があると、あのときの日銀の審議は何だったのかと、国会の審議って何なのかということを、三日後ということもありましたから大変驚いたわけでありますので、その点ちょっとただしておきたいと思うんですけれども。』

(・∀・)!!!

『  議事録に基づいて言いますけれども、二十八日のこの委員会で、例えば民主党の大久保さんに対する答弁などでは、総裁はこうおっしゃっているんですね。要するに、この量的緩和は所期の効果を発揮している、日本経済は二%の物価安定の目標の実現に向けた道筋を順調にたどっております云々とありまして、今後も継続していきますと。ただし、仮に何らかのリスク要因によってこうした見通しに下振れ、変化が生じたら、必要になればちゅうちょなく調整を行っていく方針ですということは加えられておりますけれども、二十八日時点の国会答弁としての現状認識としては、道筋を順調にたどっておりますと、二%に対してですね。』

『 ならば、なぜその三日後にあんな大胆な追加緩和策を出されたのか、ちょっと説明をしてほしいんですけれども。』

(;∀;)イイシテキタ゛ナー

つーことで以下質疑応答が続きます。最初途中まで引用しようと思いましたが結局大門委員のパートを全部以下引用します。って手抜き引用企画とか突っ込まないように(^^)。

『○参考人(黒田東彦君) 御指摘の量的・質的金融緩和の拡大、これは昨年の十月三十一日の金融政策決定会合においてその実施を決定したものでありますけれども、この会合におきましては、それまでに入手した金融経済情勢についての情報を総点検いたしまして、二〇一六年度までの経済、物価の見通しを展望レポートとして取りまとめたわけでございます。

 そうした経済、物価の現状及び見通しを基にしまして、金融政策運営について政策委員会で委員の間でかなり掘り下げた議論をいたしまして、先ほど申し上げたような量的・質的金融緩和の拡大を決定したわけでございます。』


『○大門実紀史君 総裁、それはおかしいんじゃないですか。

 議論したのは、むしろ総裁が提案されたことに反対の人が多かったから議論になったわけで、総裁はこの国会で、この委員会で自分の考えを述べておられないんですよね。決定会合で述べて反対が多くて、おっしゃったように、いろんな議論になったというのは承知しておりますけれども。

 だから、僅か三日で総裁の認識変わるとは到底思えませんから、二十八日にここに出られたときに、やっぱり追加緩和の必要性があると。もちろん、何やるかということは、さすが国会でもそういうことを求めませんし、言えないと思いますよね。しかし、国会ですから、遊びでやっているわけじゃありませんので、わざわざ来てもらっているわけだから、現状認識ぐらいきちっとおっしゃるべきじゃなかったのかと思うんですよね。

 今言ったことは後の話でしょう。思っていらっしゃったことを、決定会合で総裁が提案された現状認識をなぜここでは一切言われなくて、順調に推移しておりますということになったんですかということを聞いているんです。簡潔にお願いします。』

これは!!!

『○参考人(黒田東彦君) この点は、実は合議制で金融政策を決定しております、日本だけでなくて米国や欧州もそうでございますけれども。

 あくまでも政策委員会の議長としての役割としては、政策委員会で経済の見方を議論し、政策を決め、そしてそれを公表しているわけでございます。日本の場合は、年に十四回政策決定会合をやっております。そういう中で、その間でいろいろな議論に参加する場合に、やはり個人的な意見をいろいろ申し上げるのは適切でないと思います。と申しますのは、やはりあくまでも政策決定は政策委員会で行われます。それも合議制で行って、多数決で決めるということでございます。したがいまして、政策委員会の議論を先取りして何か申し上げるということはやはり適切でないと思います。

 なお、十月三十一日の政策委員会での議事の概要は公表されておりますけれども、委員も指摘されたとおり、議論の中でいろんな意見が出、そしてその中でああいった拡大ということが、これももちろん多数決ですけれども、決まったということでございます。』

ふーん(ニヤニヤ)。

『○大門実紀史君 大事なことなので、国会審議に関わりますので、同じことを繰り返さないでほしいんですよね。

 手段として何をやるかと、何兆円やるかなんということをここで言えないのは分かります、幾ら国会審議でも。そんなことを求めているわけではございません。情勢認識として日銀がやっていらした枠の金融緩和策が順調にいっておりますと、だったら追加する必要ないんですよ。このまま進めればいいと。このまま進めますという答弁もおっしゃっているわけですね。

 もっと言えば、その前の記者会見、十月のをずっと見ますと、ずっと追加の緩和の必要性はありませんというようなことまで記者会見でおっしゃって、国会では慎重におっしゃっていますけれども、少なくとも追加があるなんて誰も思わないような、うまくいっている、推移していますという答弁をされている。』

(・∀・)さすが大門先生。

『  この現状認識について申し上げているわけで、その中に難しい議論があるとか総裁が思ったとおりみんな賛成してくれなかったとか、そういうことを言っているんじゃないんです。総裁のお考えを聞くために呼んでいるわけだから、来てもらっているわけだから、総裁として、なかなかこのままいくと難しいものもあるかも分かりませんとか、それぐらい言われないと、国会でせっかく来てもらっても、何も言えない前提で来られているんだったらば、この日銀報告の質疑をやる意味が、ないとは申し上げませんけれど、相当、何のためにみんなこうやってやっているのかとなると思うんですよね。

 情勢認識ぐらいもう少しきちっと報告されるべきじゃないかと思うんですけれど、国会に対する対応のことを聞いているんです。いかがですか。』

国会軽視というのは厳しいツッコミどころですな。報告義務あるんですから。


『○参考人(黒田東彦君) 委員の御趣旨はよく分かります。

 私も十分努力してまいりたいと思いますけれども、何度も申し上げますが、現状認識といいましても、それが政策の変更を示唆するようなことを申し上げるというわけにはいきませんので、その点は是非御理解いただきたいというふうに思います。』

さすがに言い逃れが出来なくなって参りました。

『○大門実紀史君 なぜこれを申し上げますかというと、FRBのことを御存じですよね。バーナンキ・ショックと言われまして、バーナンキさんが量的緩和の第三弾のときの縮小のときに中途半端なことを言われたものだから、どうするのか分からないようなことを言われたものだから乱高下するというようなことがありましたですよね。それで、FRBは反省して市場との対話ということを非常に力を入れたわけですよね。

 それはサプライズを狙うとかそういうことではなくて、そうしないと、何といいますか、中央銀行が本当に大事なことを発信したときに信用してもらえないと。サプライズばっかり狙っている、私は、そもそもこのアベノミクス、量的緩和は最初からサプライズ狙いだなと、これは危ないなと思うんですよね。サプライズは、もうみんな慣れてくると驚かなくなりますから、更にサプライズを求められるようになっちゃいますよね。これがこの間の経過だと私は見ているんですけれども、そういうことをやっていくと、結局、日銀が一番重要なことを発信したときに、あのオオカミ少年じゃありませんけれども、市場もどこも耳を傾けてくれないというか信用しない、違うことを考えているんじゃないかと、こうなることがあるんですよね。』

共産党国会議員にサプライズ狙いの弊害や市場との対話を問われる中央銀行総裁とな!!

『  そういう点で、この国会に、当たり前のことなんですけれども、言えない部分はあるかも分かりませんけれども、少なくとも、大丈夫ですと言っておいて違うことをやるみたいな、手のひら返すような情勢認識の報告というのは、私は間違いだと思うんですよね、国会対応として。その点、もう一度ちょっと一言、反省していただきたいなと私は思っているんですけれど、いかがですか。』


『○参考人(黒田東彦君) 委員の御趣旨はよく分かります。

 ただ、また繰り返しになって申し訳ないんですが、合議制の委員会で金融政策が決定されるという形、しかも年に十四回やっているという形、そして毎回、公表文書で経済金融の見方、そして金融政策についてかなり詳細なステートメントを出していますので、その間にそれと違うことを申し上げるというのはかえって混乱を市場に招くおそれがあるということも御理解いただきたいと思います。

 ただ、委員の御意見はよく分かりました。』

委員のご意見は分かりました的なのが3回も出てくるとは中々の圧巻。

『○大門実紀史君 本題に入ろうと思うんですけれども、なかなか入れないんですけれども。

 私思うんですけれども、そうじゃないんじゃないかと。結局、黒田さんは、やっぱりサプライズ、やっぱりあれだけ市場が反応したというのは驚きましたよね。誰も追加緩和をやると思っていないときにやったものだから、慌てる、慌てふためいて急激な反応でしたよね。おかげで株高になったかも分かりませんけれど、円安になったかも分かりませんけれど。

 やっぱりそういうサプライズ効果を狙って国会でも黙っている、記者会見はもちろん黙っていると。決定会合でちょっと反対が出たのでちょっと驚かれたかも分からないけれども、元々サプライズ狙いだから、そういう経過で黙っておられたということではないんですか。それ以外考えられないんですけれど。』

(:∀:)イイシテキタ゛ナー

『○参考人(黒田東彦君) サプライズを狙って何かやるということは、中央銀行としてはございません。あくまでも、その時々の経済金融情勢を十分点検して、適切な政策を合議制で決めるということに尽きると思います。』

>サプライズを狙って何かやるということは、中央銀行としてはございません
>サプライズを狙って何かやるということは、中央銀行としてはございません
>サプライズを狙って何かやるということは、中央銀行としてはございません

という話を国会でしてしまった後にまたサプライズ政策対応をするというのはさすがに色々とマズーではあるというお話ではあるのですよね〜。思いっきり国会会議録に残ってしまいましたし。

『○大門実紀史君 もう時間がないので本題は次回に譲りますけれども、やっぱりFRBのあのときのバーナンキ・ショックのことを日銀はよく考えられた方がいいと思うんですよね。後々、先ほど申し上げましたけれども、本当に、サプライズ狙いじゃないと言ってもみんなサプライズだったわけだから、効果としてはサプライズ効果になったわけですよね。これは人々をやっぱり惑わせますし、いざ日銀が大事なことを言ったときに信用されないということを自らつくっておられるという点は重々肝に銘じられたらどうかと思うんですね、今後のことも含めて。

 今日はもう時間ないので、このことを指摘して質問を終わります。  以上です。』

ということで一連の質疑応答を引用するという引用手抜き企画恐縮至極ですが、ここで「サプライズはしません」と思いっきり言ってしまっているのは中々こう微妙なところでして、昨日の国会であの調子で答弁しているとさすがに来週の追加緩和というのは難しいでしょうなあとは思いますがどうでしょうかね。いやもちろん屁理屈のつけようは幾らでもありますし、どうせ追加緩和に追い込まれるのであれば早めに行った方がまだマシという考えであれば4月でも5月でも追加緩和すれば(その場合は国債買入ペースを10兆円拡大でしょ)とは思いますけど、経済物価情勢の説明がそうなっていないですからね。
 


お題「中短期ゾーンがまたこれですかorz/FSRキタコレである」   2015/04/23(木)08:04:17  
  ラジコンヘリでひと騒動みたいですが、配送ヘリを偽装したのを悪党が飛ばしたらやっぱ色々と問題あるんじゃないかと素人的には思うのだが。

○市場雑談メモ

・2年金利ェ・・・・・・・・・・・

昨日の債券市場は短いところが(ここしばらくそうなのですが)熱いということで。

[外部リンク] 04月 22日 15:33 JST

『<15:25> 国債先物が上昇で引け、新発2年債は3カ月ぶりマイナス金利』(上記URL先より、以下同様)

お、おう・・・・・・・

『国債先物中心限月6月限は前日比10銭高の148円03銭と上昇して引けた。前日の米債安に加えて、日経平均が2万円を回復して堅調に推移したことから、朝方を中心に上値の重い展開となった。一方で良好な需給な環境が相場を下支え。日銀が中長期を対象にした国債買い入れ結果で、一段の需給引き締まりが意識された午後の取引では、一時上値を試した。』

『現物市場は中長期ゾーンを中心にしっかり。国内勢とみられる買いが5年から長期ゾーンに波及。大型連休中のキャリー収益確保を目的にした買いとみられている。5年利付国債利回りは一時同1bp低い0.065%と2月3日以来約2カ月半ぶり、10年最長期国債利回り(長期金利)同0.5bp低い0.300%と17日以来3営業日ぶりの水準に低下した。また、2年利付国債利回りは同0.5bp低いマイナス0.005%と1月27日以来、約3カ月ぶりにマイナス水準を付けた。残存1年超3年以下を対象にした国債買い入れに、新発2年債が売却された場合、マイナス金利で落札されたとみられることから、「一部短期筋がマイナス金利の水準でショートカバー目的で買いを入れたのではないか」(国内金融機関)との声もある。』

アイヤーというところで、昨日は後場に2年新発とかがマイナス出合いとかやってくれまして、BBさんの引値ベースで残存2年半くらいまでマイナス金利が並び、5年カレントも1毛強の6.5bpとかまーたやっておりますがなというこの展開。

でまあこの時に毎度同じように発生しているのが短国のマイナスだったりするのですが、この短国マイナスについては短国買入残高のネタでもうちょっと続けますが、まあ先々週の3M入札後に3Mがスッカラカンになったというのはこいつは海外らしい動きだったとの後講釈になっているようですけれども、その後の先週の3M入札(の前に2Mと1Yがありました)の後に行われた短国買入2.75兆円というのが如何にも余計で、あの買入の結果としてまたまた「投資家を排除して日銀トレードすればウマー」というのを鼓舞する格好になってしまい、玉があっても金利水準がマイナスに突っ込んだまま戻らない状態になって(そら最終的に国内は買わないにしても日銀(たまに海外)が買うんだもん)となり、中短期も引っ張られて強くなるの巻とか全く持ってこの前やった相場じゃねえかと小一時間。

なお、そういう短国マイナス状態の中で中曽副総裁の思いっきり市場動向に対する冷淡なコメントが講演なりインタビューで飛び出して「金利低下上等」という話が伝わるのが実に芸術的ともいえる間の悪さというのも先日ネタにしましたが、またこの展開かよという所でして、とにかくまあいいから短国の金利がマイナスに恒常的に突っ込まないような短国買入を実施しろ(輪番はある程度ガチガチなので裁量が効きにくいが短国買入はもうちょっと何とかなるだろ)と申し上げたいですな。

つーかですね、この調子で中短期が推移すると、輪番オペでまたまた凄まじい札の流れとかが発生するリスクが高まって、そうなりますと「国債買入の技術的な限界」という話がまたまた浮上するという金融緩和継続に対するリスクが発生する可能性が高まる訳でして、日銀の資産買入政策はあくまでもマネタリーベースをターゲットにしている訳で、「量をきちんと出す」というのが建付けとして重要なのですから、その量を持続的に出させようというのであれば、金利は適当にプラスの水準で上昇させておかないとオペが円滑に回りにくくなるんですけどねえ。

でまあここで困るのは先般の黒田さんのオモシロ講演にしろ、中曽さんのスットコドッコイロイターインタビューにしろなのですが、本来は「MBを出すことによって予想インフレ率を引き上げる」というルートで実施している筈の予想実質金利の低下ルートでの金融政策波及なのですから、重要なのはMBをきちんと出すという話になるのに、肝心の予想インフレ率に関してきちんとレビューが出来ない上に現実の物価が上がらないもんだから、分かりやすい方の「名目金利低下」の話をおっぱじめてしまう訳で、そうなると「量を出したい」のか「金利を下げたい」のかが訳分からなくなるので、買入の技術的な困難さを自分から上げてしまうような形で金利低下させるようなトンチキオペレーションが実施されてしまう、とまあこういう事になっているんでしょうなと思います。


なお、話が脱線しますがECBの場合はPSPP開始前はドラギが2012年初頭のバランスシートだの何だのと言って量の政策を志向するような話を思いっきりしていたのでPSPP導入以降の初回になったこの前の定例理事会後会見での説明は先日ご紹介したように明らかに「名目金利ルート」での説明になっているというこの相変わらずのインチキ説明自由自在のドラギクオリティになっていまして、実はあの政策は量を志向した政策なのではなくて金利ペッグをする政策で、ただまあ市場経済原則の中で金利ペッグって規制金利志向にも程がある政策を正面切って打ち出すのは先進国の中央銀行として如何なものかというのがあるので量的緩和で偽装している、という政策なんじゃネーカと思う次第で、その点と比較すると日本の場合はそもそもの置物リフレ理論が「マネタリーベースで直線一気」となっているので、ここを無かったことにして置物のクビを飛ばすか置物が土下座して謝るかしないと引っ込みようがないのが政策の収拾を難しくしている原因の一つだろうなあと思いますがどうでしょうかね。

ちなみにもっと話が脱線しますけど、(実際には全然そうなっていないとしか申し上げようがないが)予想インフレを引き上げて投資需要を喚起するというのは現金保有に対する機会損失を拡大するという話なのでまだお話として意味がある(実際問題としては金融資産のような流動性の高い資産への投資ならそういう話になるかもしれませんが、設備だの生産だのという投資に関しては金利水準よりも期待収益や成長期待の方が効く訳で、金利が極めて高いなら別だが低金利で水準もへったくれもないと思うけど)のですが、ドラギ方式で金利を強引にペッグで下げて「貸出の需要が高まってきました(キリッ)」として効果を説明するのも何だかなあとは思います。

つまりですね、金利が5%とか10%とかあるなら金利低下で貸出の需要がどうのこうのの話も分かるのですが、そもそものスタート地点で1%だのなんだのという低水準にある金利を下げることによって新規に喚起される資金需要ってえのは、その理屈を援用すると「1%の金利だと収益的に厳しいから借入して投資する訳にも逝かないが0.5%だったら行ける」的な資金需要ではないかと考えますと、低金利の所で更に金利を下げて金利要因によって貸出が伸びても、その貸出の行く先は期待収益の極めて低い非効率的な資源配分になるのではないかとゆーことで、まあそこを突き詰めるとシバキアゲみたいになって話が微妙にはなるのですが、低金利長期化を前提とした資金需要が発生してウマーというのは短期的な景気に対しては良いのかもしれない(曲がりなりにも投資が出るなら)のですが、それが長期間に渡ってダラダラと出ていくと非効率な分野に投資が固定化されて長期的な成長力を下げるんじゃネーノ的な気が。


#などとしょうもない雑談にいつの間にか変わってしまいました(大汗)


・短国銘柄別残高ェ・・・・・・・・・・・・

毎度おなじみの
[外部リンク] 全文(どっちも大きめのPDF注意)
[外部リンク] 『今回の金融システムレポートの特徴-- 安定性と機能度の評価』というのが概要1ページ目(PDFだと表紙があるので実際は2枚目になります、以下引用は「概要」から)にあります。

『(総合評価は不変)

「わが国の金融システムは、安定性を維持している。金融仲介活動は、より円滑に行われるようになっている。」』

で、ここの「より」というのに実際はアンダーラインが引いてあります。

『(前回レポートからの主な変化点)』

『金融仲介活動
金融機関が内外貸出や有価証券投資でリスク・テイクを進めた。
家計の資産選択や機関投資家の運用でもリスク性資産へのシフトが徐々に進んだ。
本邦株価が大きく上昇し、不動産取引が地域差を伴いつつも活発になってきている。

→ 全体として金融仲介活動はより円滑になっているが、過熱を示す動きや過度な期待の強気化といった金融面の不均衡はみられていない。』

ほほー。

『金融機関の財務基盤(自己資本、資金流動性)

内部留保等により自己資本の蓄積が進んだほか、株高等に伴って有価証券評価益も増加した。

→ マクロ的なリスクと財務基盤の適切なバランスは確保されており、金融システムは、相応に強いストレス耐性(損失吸収力、流動性バッファー)を有している。

マーケット

資源価格が大幅に下落し、国際金融資本市場では幅広くボラティリティが高まった。ボラティリティの上昇は、ある程度本邦市場にも及んでいる。』

ということで、今回のFSR概要では前回のと違いまして、最初の所に「前回との変化点」を明示的にまとめているのがとっつきを良くしている点でして、これは中々読みやすくなっております。

『(編集・分析面の特徴)

・ .泪ロ・プルーデンス、金融機関経営、3銅錺螢好管理における課題をそれぞれ提示

・ 課題を踏まえた日本銀行の具体的な取り組みを記載・ 邦銀の海外貸出・投資の増加を踏まえ、マクロ・ストレス・テストのシナリオを、グローバルなストレスに変更
・ カレントなトピックス:資源価格の下落と与信管理
・ 金融システムのリスク構造に関する分析:金融機関間の相互連関、アジア向けエクスポージャー、預貸業務や住宅ローンの収益性など』

ということで、そらまあこの時点で金融システムに過度の過熱が見られるとかいう話になったら「召喚!第二の柱!!」となってQQE縮小キタコレとなるのですからそこまで出すのは中々思い切り過ぎてしまうから出んわなとは思います。

以下、この概要だけでも念入りに鑑賞していると非常に多くなるのですが、このネタに関しては色々と突っ込んで読むと非常に興味深いのでまた後日追加すると思うのですけれども、とりあえずざっと眺めてほほーとおもった辺りを少々。


・金融機関の有価証券保有状況(PDF12枚目)

『.金融仲介活動の点検(4)有価証券投資(業態別動向)』という所ですが、国内債に加えて今回は業態別の外国債券に関して円建外債と外貨建外債についてブレークダウン(ただしヘッジ外債なのかオープン外債なのかは分からないけど)しているのが前回と違う所でして、外債投資の部分に対する分析を詳しく出すようになっているのはまあ外債投資の収益に対する貢献度合いの昨今の状況を反映しているんだろうなあと。


・金融機関に内在するリスクの課題を前回と比較する:信用リスク

『.金融機関に内在するリスク』の所ですけど、この辺は「前回との変化」を見ておくとどのあたりを日銀のプルーデンスウィングが気にしているのかという話、それはつまり金融庁も含めたプルーデンス政策の目先の方向性というか志向を示すことになりますので、確認するのは割と有意義な事だと思っていますがあたくしの思い過ごしだったらどうもすいませんと言いつつ比較してみる(^^)。

まずは信用リスクだが住宅ローンへの指摘がキタコレです。

『(信用リスク管理面の課題)

・ 第一に、信用リスクの計測や引当の算定にあたっては、将来の予測も踏まえながら、適切性を継続して点検していく必要がある。
・ リスク管理や引当は、将来に備えて行うものである。景気循環の影響を均してみていくとともに、過去の実績に反映されていない先行きの変化要因を適切に織り込んでいくことが望ましい。

・第二に、海外貸出、国内成長分野向け融資など、積極的な取り組み分野における与信管理能力を高めていく必要がある

・第三に、貸出利鞘の縮小が継続するもとで、貸出におけるリスク・リターンの評価が重要となっている。

とくに、住宅ローンは、このところ貸出利鞘が信用コストの低下を上回って低下している。住宅ローンの収益性は、評価の時間軸や総合採算の考え方によっても異なりうるが、金融機関は、それぞれの業務運営方針を踏まえ、それに応じた適切な方法に基づいて収益性の評価を行っていく必要がある。』(今回)


『金融機関の信用リスクは総じて抑制されているが、リスク管理においては次の3点に留意が必要である。

(1)信用コストは、ここ数年、長期時系列的にみてかなり低い水準で推移している。足もとの引当率や信用リスク量は、これを反映したものとなっているため、小さめに計測されている可能性がある。

・金融機関は、そうしたことを念頭に置いて適切なリスク管理を行っていくことが必要。

(2)今後、成長事業の育成や事業再生など、産業の活力向上を支援するための取組みを進めていく過程では、信用リスク量や引当率がこれまでより高まる可能性がある。

・環境・エネルギー、医療・福祉など、成長分野には、既往産業とは異なる事業特性、キャッシュフロー上の特徴や制度環境を含めた固有リスクが存在。その分析と評価力を高めていく必要がある。このところ高めの伸びを続ける貸家業向け貸出についても、同様の観点からリスク管理が必要。

・経営不振企業の支援は、資金繰り支援から抜本的な事業再生や本業支援に、次第に軸足が移っていくと考えられる。事業再生の進捗状況や必要な金融支援を、適切にリスクの評価に反映していくことが必要。

・今後も高めの伸びが続くとみられる海外貸出に関しても、カントリー・リスク、国ごとの制度・インフラの違いなども踏まえつつ、業務の拡大に対応した信用リスクの管理力を構築していく必要。

(3)貸出利鞘の縮小が継続するもとで貸出におけるリスク・リターンの評価が重要となっている。』(前回)

ということで、総括の所では前回しらっと入っていた貸家向け融資でしたが、今回は住宅ローン全般に関して指摘が入っていまして、しかも総括で前回細々とあったのと違って個別に指摘されているのが住宅ローンにフォーカスされているのが味わいがあります。


・金融機関に内在するリスクの課題を前回と比較する:金利リスク

金利リスクではコア預金というのがキタコレ!

『(金利リスク管理面の課題)

・ 第一に、金融機関は、金利リスクの評価を踏まえた明確な資産負債管理(ALM)の方針を定め、適切なリスク・テイクと管理を行っていく必要がある。

・ 第二に、金利リスクの運営、管理にあたっては、「コア預金」の取り扱いを適切に定めていく必要がある。』(今回)

なお念のため申し上げますが、今回は分量少なくなっているように見えますけれども解説部分みたいなのが途中に箱で入っているのですがそちらの引用は割愛しています、詳しくはURL先をみてちょ。


『金融機関の金利リスク量は昨年3月末までに比べると低めの水準となっているがリスク管理においては、次の2点に留意が必要である。

(1)金利リスク量は、幾分減少したとはいえ、時系列的にみるとなお高めである。また、個別金融機関ごとのリスク・テイクのばらつきが大きい。

・金融機関は、全体としてみると、金利リスクのさらなる大幅な積み増しに慎重な姿勢を維持しているが、経営体力の低い先においても、金利リスクを積み増す動きがみられる。

(2)足もとの金利のボラティリティは、時系列的にみて極めて低水準。

・このところ、国内債券投資を積み増す動きがみられているのも、こうした低ボラティリティ環境が一つの背景になっている可能性がある。

金融機関は、金利リスクについて、〃弍賃領蓮⊆益力との関係、他のリスクとのバランス、といった観点も踏まえつつ、明確な運用と管理の方針を定めていく必要がある。』(前回)


ということで、今回の特色はどう見ても『「コア預金」の取り扱いを適切に定めていく必要がある』という所ですな!!!!


・金融機関に内在するリスクの課題を前回と比較する:株式リスク

株式リスクに関しては株価が上がっているのに(上がっているから?)あっさり味になっているのが特徴的。

『(株式リスク管理面の課題)

・ 銀行は、政策保有株式の保有意義を適切に評価したうえで、引き続き、そのリスク削減に取り組んでいく必要がある。

・ 今般、東京証券取引所が策定したコーポレートガバナンス・コードでは、政策保有株式の中長期的な経済合理性や将来の見通しを検証し、保有の狙いや合理性について具体的な説明を行うべきことが盛り込まれている。』(今回)


『株式リスク量は、かつてに比べると大幅に減少しているが、引き続きその変動は大きく、金融機関の経営体力や収益に相応の影響を及ぼし得ることを踏まえたリスク管理が必要。

・政策保有株式の削減に努めてきた結果、銀行が保有する株式の対自己資本比率(簿価ベース)は、2000年度末の1.3倍から、2013年度末の0.4倍に低下。もっとも、近年は削減ペースがやや緩やかに。

・自己資本比率の相対的に低い金融機関の中にも株式リスク量をやや大きめに増加させている先がある。

政策投資は、純投資とは異なり、損失に歯止めをかけるための売却を機動的に行うことが困難。銀行は、株式リスクと経営体力の関係、政策保有株式の保有意義を適切に評価したうえで、引き続き、そのリスク削減に着実に取り組んでいく必要がある。』(前回)

価格が上昇したから当たり前なのですが、株式保有のリスク量に関する評価としては前回よりも今回の方が増加しているのですが、その割には課題に関するお説教度が下がっているのが味わい深いですな。


でまあ資金流動性に関する話は割愛しますが、他にもいろいろと面白いので随時ご紹介したいと思います。時間と量の都合上本日はこの辺で勘弁。
 


サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2015/04/22(水)08:06:59  
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サーバートラブルでご迷惑をおかけします    2015/04/21(火)08:05:34  
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サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2015/04/20(月)08:06:30  
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お題「超長期と短国入札その他/その他日銀から出ている文書関連/ドラギ会見から買入の技術的限界編についての質疑」   2015/04/17(金)08:04:58  
  ○市場メモ関連

・20年入札ェ・・・・・・・・・・

[外部リンク] (1)応募額 2兆8,938億円
(2)募入決定額 1兆987億円
(3)募入最低価格 102円00銭  (募入最高利回り) (1.078%)
(4)募入最低価格における案分比率 39.7464%
(5)募入平均価格 102円11銭  (募入平均利回り) (1.071%)

というのだけ見ても面白くなくて、昨日の債券市場では前場は入札に向けてフラット気味に推移して前場引けを迎える→後場寄ったらいきなり謎の下で始まったと思ったら突如先物で30銭下げてみたり現物が全般的に甘くなる→と思ったら戻ってきて落札結果が出る→落札結果は足切とかの水準は前場引けの予想よりも強い→さらに戻って先物前日比変わらず近辺まで戻る→と思ったら応札倍率が少なかったり落札分布的に不明玉が少なかったりをネタにしたのか、単にセカンダリーが低調だったのか知らんがまたまた下げだして20銭ほど下がる→と思ったらまた相場が切り返して30年とかやたら強くて超長期ブルフラットとなる。

つーことでまあ引けだけ見てますと超長期入札がまずまず好調の結果だったので先物は5銭安と小動きでしたが20年や30年の金利はそれぞれ1.5毛と2.5毛の金利低下とツイストフラットしてますね、という事になるのですが、この場中の動きは何なのという感じで、特に後場寄ってからの先物のスカスカぶりを中曽副総裁は目の玉良く開けてご覧になるべきではないかと思う訳でございます、つーかこんなに速い勢いで動かされたら板に張り付いていても対処するの大変でしょうに。

てな訳で相変わらずの日中ボラなのではありますが、ここもと長いところの入札で落札結果出てから上や下に振らされているものの、これで今月は30年(入札で上を切って大踏み上げになったらランボー怒りの戻り売りが出た回)に続き20年でも入札でボラ出たところが結果的に押し目買いの急所っぽくなってしまいましたので、こらまあ市場心理的に強気トークをする人が増える(トークをすると言っているだけで本当に強気なのかどうかは知らん)でしょうなあという所でございます。しかし昨日の後場寄りの下げは何だったんでしょうかねえ・・・・・・・・・・


・3M入札は100円ですかそうですか&その前の1年入札

そういやネタにしていなかったので1Y入札

[外部リンク] (募入最高利回り)(-0.0019%)
(4)募入最低価格における案分比率 4.6148%
(5)募入平均価格 100円00銭6厘 (募入平均利回り )(-0.0059%)

ということで1年入札は順当にマイナス金利になったのですが、足切が100円どころかその1つ上でもなく2つ上の札の所でしかも極薄案分ってもうお前ら日銀トレードヒャッハーしか考えてないだろいい加減にしろなどと憶測で物事を語ってはいけません次第で、これはきっとマイナス金利でも買うという力強い投資家さんがたくさんおいでになるという事を意味しているのですよ(棒読み)。

まあ1年短国を全部日銀が購入すると2.5兆円×12なので30兆円ほど日銀保有短国残高が積みあがってくれまして短国買入の頻度が減ってくれますので三方一両得ということでもう勝手にやってください。


という悪態はともかくとして昨日の3か月。
[外部リンク] 100円00銭0厘0毛(募入最高利回り)(0.0000%)
(4)募入最低価格における案分比率 82.0111%
(5)募入平均価格 100円00銭0厘0毛(募入平均利回り)(0.0000%)

ということで100円一本値という入札でございまして、ナンジャソラという所ではあるのですが、セカンダリーではベンダーの報じるところによりますといったんカバーが入ってマイナス3bpになったものの、その後はマイナス0.1bpとかその辺で推移したものの、金利はマイナスのままで絶賛推移という流れになっておりますな。

この新発ですけれども、ちょうど3か月前って1月の金利が低くて暗黒モードだった時で、日銀トレードヒャッハーとかなって入札はマイナスだわセカンダリーではマイナス金利しかないわ気が付いたら日銀の短国買入に吸い上げられているわという銘柄だったので、そんなに国内に突っ込んで買うニーズあるのかいなという代物ではあったのですが、前回の3Mがご案内のように急に外人が来たので攻撃により在庫スカスカとなっております関係上、今回についても海外の動きも期待できるのかどうか知らんがまあ同じパターンだと海外はせっせとマイナスを買ってくれますし、日銀の短国買入もどうせきょう実施されますからそれにも期待という話にはなると思うのですが、短国買入に関しては1年TBもありますし、先週の6Mに関しても一部でシコタマ落札した方が全部日銀に売り切っているのかどうかは良くわからんですし、この3Mが日銀買入にバカスカ入ってウマーとなるのかは少々謎の気が。

まあGCとか現先の金利とかから類推するに昨日の時点で物スッカラカンという事はなさそうですので、海外の買いがどのくらい来ているか次第ではありますが、全くモノ無し芳一という訳でもないようですし(なお月曜の2Mに関しては償還が6/3で折り返しの2M発行が無いのは確定なので、日銀買入には入らないわ、償還再投資の時に再投資できないリスクはあるわ、四半期末は越えないわという銘柄となっているので相変わらず2bp台の気配だったりするのがチャーミング)という所ですが、本日の短国買入をどうオファーしてくるのかが注目ということで。

MB積み上げを前倒しで行うなら今月の短国買入は9兆円とは以前申し上げましたが、先週は海外攻撃による玉なし芳一状態によって1.75兆円の買入にオファーを減額され、その後の1年と3Mの入札がご覧のようにマイナス状態(3Mは100円ちゃあ100円ですがセカンダリーで崩れる気配が無かったわけで)となった次第でして、まあ札はありそう(ただし海外状況次第)ではあるのですがさて短国買入幾らで打つのやら。

いやね、特に今月MB目標を前倒しではなくて平準で積み上げるつもりならそこまで買わなくても良いはずなので、別に9兆円買わなくても良いんですから、足元短国市場の入札がマイナス化して来ているのを受けて今回の買入は1.75兆円とか1.5兆円とかで打ってくるというのがある程度市場を気にしているという感じでしょうし、2兆とか平気で増やしてきたときには「ああ予算消化優先ですねいつものクオリティですね」となるのですが、まあ実際にはそのオファーを見てああだこうだと論評したあと応札額を見て更にその論評を修正するという事になる(例えばの話2兆でオファーが来てムキーって思ってたら応札が4兆とかあってなんだそんなに札があったのかという話になる可能性も存在する)っつーことですが、まあ以前のように「応札可能額ギリギリに近いところまで買入オファーして札がある分だけ掻っ攫って行く」ようなスタンスではなさそうなので極端な事にはならないとは思いますけどね。

と申しますか、輪番ほどではないですけれども短国買入に関しても「応札札割れ」を起こしたり「極端な低金利での買入成立」をするとQQEの技術的限界という話が出てきて、その結果として(執行部的に)望まない形でのQQE出口でウギャーという事になるのはかなりマズーな話でございますので、その所についてはオペ打つ方も結構気にしているように見えますし、昨年の途中頃のように2013年末の数値的目標を思いっきり張られていた時期だと目標達成命で結構流れるのも気にしていない感じでしたが、さすがにこれだけ買入が進んで市場の流動性がどうのこうのという話になったり、スイス中銀みたいに突如オペの限界でバンザイする事案が発生したりとなって、以前に比べて「オペレーションの技術的限界」が具体的に気にされるようになりますと、あまり漫然と買入オペを打ちこんでしまって結果がひどい事になった時の問題が大きくなっていると思いますので、結構慎重に運営しようとしているような雰囲気は漂っているように思えますがどうでしょうかね。


・業態別当座預金残高

[外部リンク] 全文はこちら(ただし英語)
[外部リンク] 『本稿では、拡張した潜在金利モデルを用いて、名目金利と実質金利のイールドカーブからインフレ・リスク・プレミアムを抽出する。本稿のモデルは、潜在金利をゼロ金利制約と組み合わせることで、アフィン型の期間構造モデルに特有の推計バイアスを回避できることが特徴である。インフレ・リスク・プレミアムは、時間を通じて一定ではなく、物価変動の上振れ懸念と下振れ懸念の相対的な強さに応じて、プラスにもマイナスにもなる。本稿のモデルを日本と米国のデータに適用したところ、米国のインフレ・リスク・プレミアムが基本的にプラスで推移する一方、わが国のインフレ・リスク・プレミアムは、2013年にプラスに転じるまでの間、長期にわたってマイナスとなっていたことが確認された。』



○さらに時間がないのだがECBドラギ会見から1点だけとりあえず

[外部リンク] Introductory statement to the press conference (with Q&A)


・資産買入の技術的限界金利編に関しての質疑である

『Question: My first question is on QE. You have said on a couple of occasions that you don’t foresee any problems in fulfilling the ユーロ60 billion target in the QE programme, and that so far, no problems have arisen.』

その前でそういう話がありますがそちらの引用は今朝はパス。

『Should issues of scarcity arise in the coming months, maybe towards the end of the year, because of the yields going down in Germany below the deposit rate, how do you plan to address this eventual scarcity further down the road?(2番目の質問割愛)』


ドイツ国債金利が絶賛低下していますがこの調子で買っているとマイナス20bp以下の金利は買わないのだから買入に限界来るんじゃないですか?という極まっとうな質問。


『Draghi: The worries about potential scarcity of government bonds, sovereign bonds, to be bought under our purchase programme, are just a little exaggerated. We don’t see problems.』

何という根拠レスの自信。

『All, both direct and indirect evidence, and market feedback, show that there isn’t any problem.』

ホンママイナ。

『And our programme is flexible enough in any event to be adjusted if circumstances were to change. Also, some of these worries have been motivated with the need that some banks will have to retain sovereign bonds for complying with the liquidity requirements, the regulatory liquidity requirements. It’s also not quite clear why this should be a worry because government bonds are used for liquidity, as well as cash is used for liquidity, so if they sell bonds, they get cash. From a regulatory perspective, it shouldn’t change, unless I’m mistaken, but by and large, we believe that these worries are, to say the least, premature, certainly not supported by the current evidence.(2番目の答え割愛)』

制度上の問題とかで債券売らない人が出てくるとかそういうのはあるが、別にだから問題とはならん、とか言ってますが、「our programme is flexible enough in any event to be adjusted if circumstances were to change」とか言ってるのが怪しくて、結局25%ルールを外して長い方を買う事に追い込まれて、「マーケットニュートラル」で買うとかいう話にならないんじゃネーノ疑惑はまああります罠。


でまあ別途こんな質問が。

『Question: I have two questions. One, also going back, on the potential scarcity of bonds, would you ever consider lowering the deposit rate if you came to such a scenario that more and more bonds trade in negative territory when it comes to their yields?(2番目割愛)』

預金ファシリティ下げないの?と来ます罠。

『Draghi: The answer to the first question is no.(この先は全部2番目の質問の答えです^^)』

というあっさり味で否定しているけど、マイナス金利で-10bpにしたときも「これで終了」みたいな話をしてマイナス20にしているので、まあそういっても市場が追い込みに行く可能性はありますよね。


さらにこんなのも。

『Question: Going back to the issue of bond scarcity. I just wanted to ask, you said the programme is flexible enough to be adjusted should you encounter any complications, but there are actually a lot of rules to this programme, the deposit rate, the capital key, and there’s the issue limit.』

ニヤニヤ。

『You just said that you won’t lower the deposit rate, so which rules would you consider dropping, should there be any issues?(2番目割愛)』

イイシツモンダナー。

『Draghi: I would say that there’s one word which in a sense puts together these two questions; they’re premature. To ask about scarcity in the bond market is really premature. We really don’t see any such phenomenon.』

債券市場の認識とこの根拠のない自信との差が凄いとしか申し上げようがない。

『It’s also impossible to answer what would one do in case something that’s not evident at all were to materialise, and it would be very difficult to answer this question now. We would have to see, what sort of scarcity, where, who’s actually scarce of these bonds, but so far, frankly, we don’t have any evidence that this might happen in the future, but it’s always good to ask difficult questions. It just forces one to think.(2番目割愛)』

ということで「大丈夫なので大丈夫」とは大きく出ていますが、まあその調子で大口叩いていて本当に大丈夫なのかと言うと、過去のECBの実績としてこれらのオペレーションに関しては設計がザルなまま投下するというのが仕様になっているだけに全く信用ならんという所ではないでしょうか。で、どうしようもなくなって来ると新しい目くらましを出してきて誤魔化しながら時間を稼いで問題先送りをしているのですが、まあその点について言えば「構造改革が重要」と連呼しているのは自分らも問題先送りをしているだけというのを認識しているのでしょうなということで。

#以上簡単で恐縮至極
 


サーバートラブルでご迷惑をおかけします   2015/04/16(木)08:01:12  
  http://ameblo.jp/fpeye  


お題「浜田先生トークで円高とな/市場メモとか計数雑談とか」   2015/04/15(水)08:05:02  
  春眠暁を覚えず(迫真)。

○ニュース雑談など

・実質値上げがどうしたこうしたで意外に話題になっていたので一言ツッコミ

この話なんですけどね。
[外部リンク]
2015/04/13 09:51 JST

『一橋大学経済研究所の阿部修人教授は人々の実感と消費者物価指数のギャップについて「既存の商品の値上げではなく、新しい商品に入れ替えて、たとえばアイスクリームを120ミリリットルから110ミリリットルに減らしたり、ヨーグルトを85グラムから75グラムに減らすなど、そういう値上げをしていたというのがわれわれの見方だ」という。 』(上記URLより)

いやあの総務省のCPI統計だって対象商品の量目が下がったらその分を調整して対象品目の価格が上昇したという認識をする筈なんで、こういう書かれ方されると「一橋物価指数の中の人は総務省CPIは量目の変更部分を調整かけないトンデモ物価指数であると誤解している」って読めてしまうんですよね。

ま、これってインタビュー受けたブルームバーグがミスリードされて記事書いているだけだと思うのでして、

『同教授によると、平均的な小売店では半数近い商品が1年前に販売されていない新商品だが、「公式CPIでは、次々に現れる新商品の情報はほとんど含まれていない」という。 』(上記URLより)

って言ってるので、おそらく一橋物価指数の中の人は「総務省方式のCPIだと品目改定が遅くて新商品が多い日常品の価格改定動向をきちんとフォローできていない可能性がある」というような話をしたかったと勝手に思ったのですが、この記事のままですと何か先生の説明が?????に見えてしまうので記事訂正した方が一橋物価指数のレピュテーション的に宜しいのではないかとお節介ながら申し上げておきますので物価指数の中の人知らないけど誰か教えてあげてくださいなのです。



・浜田先生絶好調ですな

いやもう昨日は浜田先生デー(というか東京時間でほかにネタも無し)でしたな。

昨日の日経朝刊。
[外部リンク]
2015/4/14 0:06 情報元 日本経済新聞 電子版

『安倍晋三首相の経済政策の助言役を務める浜田宏一内閣官房参与は13日、日本経済新聞の取材に応じ、日銀は物価目標に加え、雇用情勢にも目配りすべきだとの見方を表明した。』(上記URLより、以下同様)

『――物価上昇率を2年で2%にするとした日銀の目標をどうみますか。

 「インフレ目標はそんなに重要ではない。インフレを起こすのは国民に対する課税だからできるだけ避けたい。日銀も我々も2〜3年前に石油価格が半分以下になるとは思っていなかった(以下の部分は有料会員向け)』

>インフレを起こすのは国民に対する課税だからできるだけ避けたい

・・・・・(゜д゜)

でまあ日経新聞の昨日の朝刊記事を拝読しますと「2%というのはどちらかといえばインフレの上限とみるべき」というようなご発言もありまして、これは白い麿さんとしか申し上げようがないお話が登場しておりましてビックリにも程があります。

もしかして麿が浜田先生の着ぐるみを着用してインタビューに答えていて実は浜田先生はどこかに隠されてしまっているのではないかと心配する位の話ではありますが、まあそもそも論からしたら落とし所として妥当なのは「インフレ目標の早期達成に固執して無理して2%目指すよりも、掲げる目標は目標としておくとしても重要なのは経済の好循環が持続的安定的に維持できているかどうかである」というお話でありますので、そういう意味ではついこの前までインフレ目標3%が望ましいとか適切な緩和政策で数か月でデフレ脱却とか置物リフレ理論を提唱していた時期に変な生霊に取り憑かれていただけで、本来の正しいお姿に戻られたという事なのかも知れませんね!!!!(白目)

などという与太話はともかくとして。

[外部リンク]
2015/04/14 11:13 JST

『(ブルームバーグ):内閣官房参与の浜田宏一・米エール大名誉教授は14日、ブルームバーグの電話取材に対し円安は徐々に限界に近付いており、日銀は無理に2%の物価目標を達成する必要はないことを示唆した。「120円からどんどん円安になるとみていないということか」との質問に対し、浜田氏は「この辺で円が売りたたかれているところの限界にだんだん近づいているんだというシグナルを流すことは悪いことではないと思っている。しょせん、為替、株は分からないから、誰も確固たるビューはない」と答えた。』(上記URLより)

ということで、昨日は場中にブルームバーグの電話インタビュー記事が登場してまたまた為替が120円割れとなってじりじり円高という風情ではございましたが、浜田先生も置物リフレ理論から撤収されるとはこらまあ日銀ドンドン梯子を外されて、気が付いたら下の建物が盛大に燃え盛る中で一人で屋根に上がったままで置物リフレタコ踊りを続けるという丸焦げ必至という事態になってきた感がありまして、どういう収拾をするのかが見ものとなってまいりました。


しかしまあ何ですな、リフレ理論で物価が上がれば投資は増えるわ消費は増えるわウハウハですよという話だった筈なのですが、肝心の物価は上がらない(なお個別価格であるところの原油価格のせいにするなという話を盛大にしていたのもリフレ理論の人たち)わ資産価格は上がったかも知らんが実質賃金伸びなくて消費はコケるわ投資は中々出てこないわという状態で、そもそもの置物リフレ理論説明の謎フローチャート(2013年京都金懇講演の22枚目)を見ると実にこう味わいが深いというものでして、この図表のどこがどう効いて、どこが効いていないのかをきちんと定量的にレビューしてほしいですが、すると大変なことになるのでどうせ企画屁理屈を駆使して誤魔化すのでしょうな。


○市場メモというか5年入札関連雑談

うむ。
[外部リンク] (1)応募額 7兆7,183億円
(2)募入決定額 2兆2,850億円
(3)募入最低価格 100円08銭 (募入最高利回り) (0.083%)
(4)募入最低価格における案分比率 26.3547%
(5)募入平均価格 100円09銭 (募入平均利回り) (0.081%)

ということで入札は普通に堅調で落札後も更に堅調(というか中期だけではなくて超長期の方が強いが)と相成りまして引けは5年新発1.5毛強の0.075%とか0.10%からちょっと遠くなってしまいましたなという流れになっております。

いやー何だか知らんですけど、超長期が大暴れして上がったり下がったりというときはそれこそ30年入札が強くて伸びたと思ったらさっそく頭を叩かれてどよーんとなってしまうとかなのですが、中短期が妙に堅調に推移しだすとこっちの場合は大きな売買で乱高下というよりは堅調なままじりじり行く(まあその後どこかでコケたりもしますが)という感じで、先週末の債券コメントが妙に強気ですねとかいうような流れからの中短期やたら堅調というのが昨日も続くのでありましたという展開。

なお、最近のトークとしては「追加緩和期待があるから中期ゾーンはどう見ても堅調」というのが多いのですけれども、これがまたアレなことに「それは分かったが4月30日に追加緩和あると思ってるの?」と聞くと「いや追加緩和あるとは思っていないけど海外中心にほかの人たちが追加緩和期待していますからねえ」という中々いい感じで他人事的なコメントになるというのが仕様でございまして、ってまあアタクシもトークをしろと言われればそういうトークするわなと思いますので別にそれに対して悪態言ってる訳ではありませんが。


つーことですので展望レポートが出たところでどうせ何もない(最悪でも7月の中間までは粘り続けるでしょ)と思うのですが、ではそうなったら債券コケるかというとそこも良くわからずという所ではございますが、まあ次回金融政策決定会合に関して言えば、直近のさくらレポートでは全体的な判断でもそうですが、個別需要項目における部分でも下方修正的な部分はまるでないという大本営じゃなかった強い基調判断を示していましたので、常識的に考えてここで追加緩和は打たないとみるのが妥当。

ちなみに10月緩和をした前のさくらレポートですけれども、こちらに関してはこの辺で申し上げましたが、基調は特に下げていないのですが、良く良く見ると個別項目の所ではヘッジクローズがちょこちょこ入る形になっていまして、そういう意味では今回のような強気強気という感じではないというのが違いますので、まあ常識的には追加なしという話ですけど常識では推し量れないという認識が昨年10月の追加緩和で示されてしまっただけにねえという所です。


なお余談になりますが、最近よく「追加緩和の一環で付利を5bp下げる」的なトークをする何とかストの方々がおいでなのですが、そもそも論としてMBターゲットを実施している中で超過準備の付利を下げると超過準備の積み上げが進まない→MBターゲットの達成の難易度が高まる、という問題点があるのは当然と致しまして、それに加えまして「いったん0.05%に下げたらすぐに「次は付利撤廃」という話になるのが必定」という事に対する認識がちょっと甘いんじゃないですかねえと思う訳で、これが政策金利下げ過程の中での想定ならまあ分かるのですが、MB目標に切り替えを行って(その前から)延々と維持している付利金利を下げるとなると、市場の方が撤廃を織り込んでしまうし、それをやったら結局付利撤廃に追い込まれるでしょと普通思わないかねとヒジョーに疑問というかおまいらそれでも何とかストかよと思ってしまうのですけどねえ・・・・・・・・・・・(だから政策の全面的な差し替えになってMB目標放棄しない限り付利の下げはないし、量的拡大はその時点で困難になると思います)


○日銀保有国債と保有短国のメモ

・中長期国債に関して

[外部リンク] #なお長期輪番では残高増えた部分のほとんどが10年338回だったりしましてどう見ても新発引受です本当にありがとうございましたというかオフザランの流動性皆無ですかそうですかというか


・短期国債に関して

[外部リンク] Tools』とあるところでひたすら技術的な論点についてああでもないこうでもないと話をしているのが実に面白く読めます(ただしマニアに限る)。

でまあこの辺読んでて思ったのですが、同じ話を今の日銀政策委員会でできるのかという話になりますと、中曽さんや佐藤さんや石田さんや木内さんは出来ると思いますが、特にさゆりちゃんやジンバブエ先生など大丈夫か(黒田さんはそもそも興味なさそうだし置物は論外)とか思ってしまうのがおそロシアな所でございます。ちなみに過去の議事録(議事要旨ではない)を見ると、大昔の政策委員会ですと武富さんとか三木さんとか植田さんとか中原さんとかそれはそれはマニアックに政策技術論の話をしているのを見れて中々読みごたえがあるんですけどね。

なお、前回もそうなのですがクソワロタのはRRPのテスト継続に関する決定についてラッカー怒りの反対が投下されている事ですな。

『Mr. Lacker dissented in the vote on the resolution because the March end-of-quarter testing had not yet been completed and he felt that there was no need to authorize additional testing before then. 』

何ちゅうかワロタという所で。

#以上ただの予告編でした(汗)
 


お題「2M入札などなどメモ/さくられぽーと/3月MPM議事要旨から政策決定部分を少々」   2015/04/14(火)08:05:00  
  昨日はBSフジで番組があったようですが誰か録画した方いませんかね(^^)。

[外部リンク]
2015/04/13 22:43 JST

『浜田氏はアベノミクスの実体経済への波及については、「資金は既に回り始めている。時間はかかるので、待っていて欲しい」とした上で、「消費増税より大幅な法人減税を」と提言し「弱者を本当に救っているのはアベノミクス」と付け加えた。』(上記URLより)

インフレ目標であっという間に世の中解決だったような気がしますがいやまあいいです。


○市場メモである

・ECB買入

[外部リンク] Covered bond purchase programme
10 Apr. 2015 25,946

Securities market programme
10 Apr. 2015 141,322

Covered bond purchase programme 2
10 Apr. 2015 11,380

Covered bond purchase programme 3
10 Apr. 2015 67,150

Asset-backed securities purchase programme
10 Apr. 2015 5,259

Public sector purchase programme
10 Apr. 2015 61,681

ということで、PSPPについては3月9日から買入が始まりまして4月10日の時点で616.81億ユーロの購入となりましたので見事に予算達成という感じになっております。

でもって買入の何となくの内訳はそこの下の所に
For more information on the outright purchase programmes see: Monetary policy portfolios

ってのがあってそこのMonetary policy portfoliosというのをクリックするとこんなのが。

[外部リンク] Holdings by end of month:
Breakdown of holdings of debt securities under the PSPP

as at
31 March 2015 Holdings (book value at amortised cost in eur mil.) Weighted average remaining maturity in years

ということで今更遅いですが(すいませんすいません)ネタに全然していなかったので、国別の購入額と平均残存期間である。

Austria:1,215 7.79
Belgium:1,527 8.80
Germany:11,063 8.12
Spain:5,444 11.66
Finland:774 7.26
France:8,752 8.22
Ireland:721 9.43
Italy:7,604 9.07
Lithuania:39 6.46
Luxembourg:183 7.01
Latvia:75 6.43
Malta:5 10.37
The Netherlands:2,486 6.71
Portugal:1,073 10.96
Slovenia:209 6.33
Slovakia:506 9.49
Supranationals:5,680 7.26

Total:47,356 8.56

Note: When assessing the weighted average remaining maturity of Eurosystem holdings relative to a market measure, deviations could reflect inter alia the 2 to 30 year maturity range of purchases, the issue share limits taking into account holdings in other Eurosystem portfolios as well as the availability and liquidity conditions in the market during the implementation period.

これは3/31時点の残高なので上記の数値(4/10)とはトータルが異なりますが、まあ結構買うに困っているのかスープラをずいぶん買ってやがりますなあというのがありますが、真面目に分析(?)するのであれば、上記の買入に関して(1)出資比率に応じた買入というのが出来ているのか、(2)市場平均ポートフォリオ(当該国の残存平均年限)とどの程度乖離があるのか、という辺りをニヤニヤしながら確認する作業というのがあるのですけれども、誠に残念ながらそこまで調べているほどの時間と手間は連休にでもならないと厳しいのでございましょうな。

『また、このような中にあって、後述するように、徐々にではあるが、国内での生産を強化する動きに広がりがみられており、国内生産を幾分押し上げているとの指摘が聞かれている。先行きの生産についても、内外需要を反映して、多くの先で現在の増加傾向ないし高水準が続くことを見込んでいる。』

ということで生産動向の話がああだこうだとありますが、その結論を。

『3.国内生産を維持・拡大していくうえでの課題

各地域の製造業では、国内生産を強化する先が一部にみられるが、多くの先で海外生産を着実に拡大する方針を維持している。こうしたもとで、今後、国内生産を維持・拡大していくための課題として、(イ)労働市場の柔軟性向上や技能教育の充実等による安定的な人材確保、(ロ)研究開発・設備投資等に係るサポート強化、(ハ)長期的観点からのエネルギーコストの抑制等を指摘する声が多い。』

ということでここの項目がいい感じでカミソリシュートなのですが、カミソリシュートと言われたら秋山登とか平松政次という答えが出てくるのが昭和レトロ脳ですので注意しましょう(--;

#なお言うまでもありませんがアタクシはそっちの答えしか出てきませんが何か?

なお、本文の方を詳しく読むと更に面白いのでオヌヌメ(時間と量の関係で勘弁)。



○3月MPM議事要旨であるが金融政策決定部分を鑑賞

[外部リンク] 月末の金融政策決定会合で拡大を決定した後も、引き続き所期の効果を発揮しているとの認識を共有した。これらの委員は、需給ギャップや中長期的な予想物価上昇率に規定される物価の基調は、今後も改善傾向を辿るとの見方を共有した。』

所期の効果is何という所ですが、需給ギャップに予想物価上昇率という結局の所鉛筆なめなめの余地がある部分で勝負というが何ともですが、要は「基調」で誤魔化しているうちに状況が好転してくれれば大和魂神州不滅ですねわかります。

『ある委員は、「量的・質的金融緩和」を進めるもとで、資産価格を通じた経路も効果的に働いているほか、企業の前向きな行動を促すことで、資本ストックや生産性などの供給面にも好影響を及ぼすことが期待できるとの見方を示した。』

確かに資産価格は盛大に上昇しましたが、それが実際の生産や投資、消費にどれだけ効いてるんでしょうか株価倍になって生産や消費や設備投資倍にでもなりましたかねえ。

『さらに、「量的・質的金融緩和」は、わが国経済のファンダメンタルズの着実な改善を伴うことで、より高い効果を発揮し得る状況にあり、こうした状況は金融不均衡などの副作用をある程度抑制するものであると付け加えた。』

わけわからん。ファンメタ改善するなかで超緩和政策が長期化したら金融不均衡が大発生するじゃねえかよどういう文脈でこの話をしているんだ??????????

『別のある委員は、昨年10 月の追加緩和がなければ、現在の経済情勢の改善は実現できなかったと述べたうえで、輸出や生産の増加、出荷・在庫バランスの改善などの効果が出てきたところであり、現在の規模の金融緩和を続けていく必要があるとの認識を示した。』

でた再試不能な説明。まあ物価上昇率は急低下したけどな!!!!


・物価の判断に関する話

次のコーナー。

『金融政策を運営するうえでの物価動向の判断について、委員は、「物価安定の目標」は安定的に達成すべきものであり、金融政策運営に当たっては、物価の基調的な動きが重要であるとの認識を共有した。』

基調攻撃キタコレ。

『一人の委員は、当面、消費者物価前年比が0%程度で推移するとみられる中で、物価の基調的な動きを丁寧に対外説明していく必要があるが、その際には予想物価上昇率の動向が鍵になると述べた。』

ほうほうそれでそれで??

『予想物価上昇率の判断に当たって、ある委員は、ブレーク・イーブン・インフレ率などの市場指標は原油価格の影響を受けやすいため、各種のサーベイ調査、企業の価格設定行動など、幅広い情報を丁寧に点検していく必要があるとの認識を示した。』

という話だったのですが先日の総裁会見ではBEIが戻ったのを捕まえてさっそくドヤ顔で予想物価上昇率が堅調という話をするのがもうね。

『別のある委員は、企業の価格設定面では、デフレ的な意識から着実に脱してきており、先行き消費が持ち直していけば、値上げ予備軍からの値上げ圧力が再び顕現化してくる可能性が高い一方で、賃金面では、ベースアップに躊躇する企業がみられるなど、デフレ的な意識が根強いとの見方を示した。』

この委員は与党的な言い方に見えますが、良く良くみれば「消費が持ち直せば物価がもう一度上昇」という話をしている訳で、その消費に関して「賃金がデフレ的」という話をしているのでどう見ても先行き懐疑的です本当にありがとうございましたという所ですな。

『もう一人の委員は、企業の価格設定スタンスについて、従来の低価格戦略から付加価値を高めて販売価格を引き上げる方向に変化する動きがみられていると指摘したうえで、賃金交渉でも物価動向に配慮する姿勢がみられており、こうした動きは予想物価上昇率が高まっている表れであるとの認識を示した。』

まあ日常品とかの価格設定見ると「隠れ値上げ」はしているけど客単価上がらない方向になっているとしか思えませんが高付加価値商品に縁がないから気が付かないだけですかそうですかどうもすいません。

賃金に関しては官製いやなんでもないです。

『これらの議論を受けて、委員は、予想物価上昇率は、やや長い目でみれば全体として上昇しているとの認識を共有した。そのうえで、多くの委員は、先行き、物価の基調を規定する需給ギャップは着実に改善し、予想物価上昇率も高まっていくことから、原油価格下落の影響が剥落するに伴って消費者物価は伸び率を高め、2015 年度を中心とする期間に2 % 程度に達する可能性が高いとの見方を共有した。』

はてどこの国のお話でしょうか。

『一方、ある委員は、消費者物価(除く食料・エネルギー)のプラス幅は拡大してきておらず、先行きの物価上昇率はなかなか高まらないとの見方を示した。』

うむ。


・債券市場の機能低下に関して

ちょっと飛ばしてこんなのがありました。

『この間、「量的・質的金融緩和」を進めるもとでの国債市場の動向について、議論が行われた。』

ほほう。

『3月9日に公表した初めての「債券市場サーベイ」の結果について、複数の委員は、国債市場の機能度や流動性について、やや否定的な評価が多くみられており、市場参加者は流動性プレミアムを相応に意識している可能性があると述べた。』

ですなあ。

『一方、別の複数の委員は、債券市場の機能度が3か月前に比べて低下しているとの回答が7割を占めたが、これには1月下旬以降、それまで低水準にあった国債金利のボラティリティがやや大きく上昇したことが影響しているとの見方を示した。』

何でボラが上がるかって言ったら市場機能や流動性が下がったからなんですけどねえ・・・・・・

『このうち一人の委員は、意図した価格や取引金額で取引が出来ていないとする回答は多くなかったと指摘した。そのうえで、これらの委員は、各種の市場流動性指標などから判断すると、現時点で債券市場の流動性に大きな問題が生じている訳ではないとの見方を示した。』

おまいら1週間ほど業者のディーリングデスクに座って見た方が良いんじゃないの???

『さらに、「量的・質的金融緩和」のもとでの国債買入れは、金利引き下げを目的としている以上、国債市場に相応の影響を与えることは想定の範囲内であるとの認識を付け加えた。』

だったら最初から「市場機能を壊すので宜しく」というべきであり、市場との対話とかおためごかしなアリバイ工作をして市場が暴れるのは自分たちのせいではない的な言い訳するの止めてもらえませんかねえ。

『複数の委員は、今後、「量的・質的金融緩和」を進めていくうえでは、国債市場の価格形成メカニズムを丹念に点検し、効果と副作用を比較衡量していくことが重要であるとの見解を示した。』

こちらの複数委員のご見解は仰る通りですな。

『こうした議論を受けて、何人かの委員は、今後も、市場関係者との対話を行いながら、債券市場の動向を注意深く点検していくことが重要であると述べた。このうち一人の委員は、その際、広範な市場流動性指標を併せてモニタリングしていくことが必要であると付け加えた。』

まあそうは言いましてもそもそも論としてあのサーベイという時点であまり期待をしない方が良いので正直期待していないですが、日銀としても「輪番連日の札割れ」とか「輪番連日の大流れによって金利急低下」みたいな話になりますと、QQE政策の技術的な限界という話になって、政策効果とかと全く関係ないところでQQE政策の意図せざる突然の出口という話になってしまいますので、まあそうならないように輪番オペのゾーン別の所を涙ぐましく微調整(3月は期末の関係もあって中短期が強かったので輪番減らしておいて4月から戻すけど割り振りいじるとか)するという話になるのでしょうが、それをすると毎月「来月の輪番どうなる」的な話になって益々市場のボラというか不確実要素が高まるという諸葛孔明の罠のような話になって中々味わいが深い訳ですな、うんうん(迫真)。
 


お題「短国金利またまたマイナス圏に突入とな/中曽副総裁ロイターインタビューのオペ関連部分が色々とアレ」   2015/04/13(月)08:07:04  
  つーことで本当はFOMC議事要旨ネタとかの予定が気が付いたら中曽副総裁インタビューネタになってしまいました(大汗)。

○短国がまたモノ無し芳一とな

金曜の短国買入オファー
[外部リンク] 17,500 2015年4月14日
(他のオペ引用割愛)

ということで1.75兆円のオファーということで想定(2兆か2.5兆か)よりも少ないオファーになりましたが、まあ玉があるのに減額するようなことは今の調節がするとは思えませんので玉が無いのですなあと思ったらその結果。

[外部リンク] 26,597 17,502 -0.002 0.000 22.2
(他のオペ引用割愛)

応札2.66兆円ェ・・・・・・・・ということで、まあちょっと前だと2.66兆円札があったら2.25兆円とか下手したら打ってきてとんでもないマイナス金利まで購入していたことを考えるとちったあマシになったという感じではありますが、引け平均で2糸強足切ですのでまたぞろオペトレードヒャッハーですかそうですかという感じではありますが、まあ金曜の場合は何のことはない木曜引けの時点では世の中にあった3Mの新発が夜のうちに海外勢に売れてしまってスッカラカンになってしまったという背景があったようで、その後も新発3Mがマイナス2bpで出合ったりとかやってたようで、何の風の吹き回しか知らんけど急に海外が来たのでという奴ですな。

でまあその辺が影響しているのかどうかは知らんですが、中短期の国債の所も元々堅調推移はしていましたが一段と強くなってきまして、金曜の債券市場はこれまた妙に堅調になって、その結果週末に向けたベンダーコメントの「来週の債券市場」コメントが軒並み楽観になるという現象となっておりまして恐るべし。

ということでちょっと買いが来るとこの有様かよという所ではあるのですが、短国買入に関しては6Mでどこぞの業者が盛大にご購入みたいなのはあるにせよ、そもそも発行額の半分までしか入札で入れられませんので、まあ買占めてヒャッハー的なパワープレイは物理的に難しくなった(特に発行量の多い3Mでは)という所で、逆に言えばパワープレイが効かずに常に自然体モードになると、爆買いが入る(海外以外でも決算爆買いというのもあります)と日銀買入部分でそもそも需給が締まっているので需給バランスの崩れ方が大きくなりますな(パワープレイで在庫抱えるというアレな動きが少なくなった分だけそこのバッファが無い)という所で。

まあ6Mと1Yは日銀買入で勝手にやってくれという所ですが、3Mに関しては4月入札分から1回3000億円減額発行となっているので、13回入札が一巡すると3.9兆円の発行減となるので、短国買入を維持されるだけでも実は苦しかったりするんですけど、まあそんな中で海外の爆買いとか勘弁なところで、爆買いするのは家電製品だけにしていただきたいものでございまする。


○中曽さんインタビュー記事とのことだがオペ関連についてはとことん間が悪い人ですな

[外部リンク] 04月 10日 17:21 JST

『[東京 10日 ロイター] - 日銀の中曽宏副総裁はロイターとのインタビューに応じ、今後、消費者物価(生鮮食品除く、コアCPI)の見通しが下振れても需給ギャップやインフレ期待など物価の基調が変化しない限り、「追加緩和は不要」との認識を示した。日本経済は企業や家計の前向きな行動の変化が生じており、デフレマインドは「払しょくされつつある」と表明。量的・質的金融緩和(QQE)に伴う大規模な国債買い入れを今後も続けていくことは「十分に可能」と語った。インタビューは9日に行った。』(上記URLより)

>大規模な国債買い入れを今後も続けていくことは「十分に可能」

お、おぅ・・・・・・・・・・・

まー何ですな、中曽さんのオペに関連する発言って昨年11月25日の講演で債券市場の機能低下を否定してみたり、短国市場の名目マイナス金利に関して「投資家がマイナス金利を受け入れるもっともな理由がある」とか言い出したりして (この辺をご参考)、市場の絶望を拡大して短国市場のマイナス金利の長期化を促し、その波及から12月以降(ざっくり先物の限月交代以降)に債券市場がスーパーモノ無し相場になってしまい、ひたすらモノ無しヒャッハー輪番ヒャッハーという展開で金利低下が進むという頭の痛い展開が発生した訳ですよね。



でもって今回ですけれども、短国の玉がなくなって買入を減額しないとマズーという状態になるわ、長期に関してはすでにご案内の通りで、3月に期末ニーズも含めて玉が厳しくなった中短期の買入を一旦減額して4月になってやっと戻したとか、輪番運営が厳しいなあという印象を与える状況になっている所で、中曽さんのこの発言が出てくるというのが実にこう間が悪い訳ですよ。

インタビュー一問一答記事
[外部リンク] 04月 10日 17:25 JST

こちらを見ますと半分くらいオペレーション技術の話になっていまして、ロイターGJということで謹んで引用させていただきますがおまいらロイター記事ちゃんとアクセスしなさい。以下『』内は上記URL先記事から。


・市場流動性に関して前回よりは少しマシだが結局地雷を踏んでるんだよなあ

『――QQEによる大規模な国債買い入れによって、市場の機能や流動性の低下が懸念されている。』

『「QQEは巨額の国債を市場から買い入れることを通じて、金利低下圧力をかけることを一つのトランスミッション・メカニズムとしており、金利の低下は政策効果の表れといえる。一方、この政策が国債市場の需給や価格形成面にある程度影響することは当初から不可避と思っていた。ただ、私自身は流動性の維持がとても重要であることを十分に認識している。』

認識しているというだけ11月の講演よりはマシ、というかあの11月の講演は「他の正副総裁は仕方ないけれども市場に詳しい中曽さんがあの発言かよ」という絶望を与えた意味で期待値の高い人なだけにもう市場がガックリという風情でしたが、まあ認識してこれかよというところで。

『私たちはQQE導入に際し、市場参加者とこれまで以上に密接に意見交換することが必要と考えていたし、市場の機能や流動性について日々、注意深く見る必要があると思っている」』

その結果があのアリバイサーベイとアリバイ会合ですね!!!!!(白目)

『「市場の流動性や機能度をどう定義するかは難しいが、一般的には市場参加者が意図した価格で速やかに売買を執行できる状況が想定される。その観点でみると、これまでのところ国債市場の機能度、流動性が通常取引が困難になるほど著しく低下しているわけではないと思っている」』

とりあえず超長期ゾーンの日中値動きを見てから同じ発言できるか熟考してください。


『――市場の機能や流動性が低下していないとする具体的な理由は何か。』

そら突っ込むわ。

『「国債の取引高自体は減少していない。取引高と日中の値幅を比べた比率も過去の平均的なレベルに収まっている。先物市場のビッド・アスクスプレッドも特に拡大しているわけではない」』

いやだから問題は先物じゃなくて現物だろという所で、先物の話をしだすのは「言い逃れ」または「素人向けの誤魔化し」にしか聞こえないので先物の話をするのは流動性低下の例にだすならともかく、流動性がありまぁすの話をする時に出すのは債券市場に喧嘩売ってるのかとしか受け止められないのでその説明は絶対に行わない方が良いと思いますよ市場の不信感を高めるだけの結果にしかならないよ。

つーかそういう説明をする時点で「市場参加者とこれまで以上に密接に意見交換することが必要」とか言う時点でヘソが茶を沸かす訳でして、意見交換じゃなくてそちらの意向を押し付けてるだけでしょと小一時間。

『「ただ、市場参加者から、国債市場の機能や流動性が伝統的な指標でとらえにくい形で低下しているのではないか、との意見があることは十分に認識している。市場における板の厚みの低下や、あるいは特定の国債銘柄の借り入れコストの上昇などがみられているほか、今年から開始した債券市場サーベイでも3カ月前に比べると、市場の機能度は低下しているとの回答も目立った。これまで以上に市場の声に丁寧に耳を傾けるとともに、新しい分析手法なども活用しながら、市場の流動性や機能度について包括的、丁寧にフォローしていきたい」』

と思うなら先物どうのこうの言うなよとしか申し上げようがない。


・またマイナス金利の弊害に関しては認める気が1ミリも無い発言orz

『――QQE推進の結果として市場ではマイナス金利が発生。金融の取引やサービス提供に支障が出る可能性は。』

良い質問。

『「昨年秋以降、主として短期国債市場で流通利回りがマイナスになるケースが観察されている。背景には、QQE推進によって短期金融市場の金利が極めて低水準になっている中で、短期国債の担保としての需要や、債券ポートフォリオのデュレーション調整としての短期国債需要、為替スワップ市場におけるドル投/円転コストのマイナス化を背景とした海外投資家の需要がある。こうしたいろいろな要因が重なって実現したものと分析している」』

で??

『「いずれにしても、マイナス金利は金融緩和効果の一形態であり、借入コストの低下やポートフォリオ・リバランスの促進という私たちが意図するメカニズムに沿ったものと理解している。マイナス金利が市場機能に及ぼす影響についてフォローしているが、少なくとも現在のところマイナス金利が市場取引のインセンティブを大きく阻害したり、金融サービスの提供に持続的な負の影響が生じているとは考えていない」』

・・・・・・・・またこれかよという所で、短国の金利がやっとプラスになった(短国買入もやや考えた跡がありましたし)と思ったら海外の買いでマイナスに突っ込んだそのタイミングでこのマイナス金利発言かよという所でして、だからこの前から何回も言ってるように、そもそも市場構造とかの関係上日本にしても米国にしても短期国債金利を恒常的にマイナスに持って行くと市場構造的にそれが問題を発生させる可能性があるんだと小一時間。

しかしまあ何ですな、先ほども申しあげましたように、昨年11月の講演の時は市場が追加緩和によってヒーヒー言っている上に短国市場のストレス軽減するとか言って見直ししたはずの短国買入が全然市場に配慮無く打ち込まれてマイナス金利で推移している中であの講演でしたし、今回は今回で短国金利がまたまたマイナスに突っ込んだところでこういうのが出るという辺り、中曽さんって副総裁としての発言出るタイミング的に実に「間が悪い」という感じでして、何ちゅうか「持っていない」なあという感を強くするのであります。


『――マイナス金利について今後、注視していくべき点は何か。』

『「2点ある。1点目はマイナス金利がどこまで広がっていくのかということだ。先進国の中央銀行で非伝統的な金融政策の採用が目立っている中で、マイナス金利は欧州の比較的多くの国々でも見られるようになっている。今後、ユーロ圏の中央銀行による国債買い入れが進むにつれて、欧州におけるマイナス金利が日本を含めて他の先進国の市場にどのような影響を与えていくかに注目したい」』

『「2点目は、マイナスの円転コストの背景にある要因だ。円転コストのマイナス化の背景はいくつかあるが、日本の金融機関が外貨建ての資産運用を増やしており、それに伴ってドルの調達需要が増加している。さらに、米国の利上げ観測の強まりのほか、国際的な金融規制強化を受けてドル供給スタンスも消極化している。規制が及ぼす影響なども含め、円転コストのマイナス化の背景にあるいろいろな要因の今後の動向にも注視が必要だ」』

円転コストが規制(レポ規制とか)の影響でどうのこうのというのは中曽さんのインタビューらしい話で、これはこれで中々良い論点。


・でもって輪番が継続できますよという寝言部分であるが金利を下げる気が満々というオソロシスな部分

『――大規模な国債買い入れを今後も続けていくことは可能なのか。』

当然だが良い質問。

『「QQEの下でマネタリーベースが年間約80兆円に相当するペースで増加するよう、長期国債を始めとした広範な金融資産を買い入れているが、これまでのところオペレーション(金融調節)は政策委員会で定めた方針に沿って着実に進められている。今後も、こうしたオペレーションを続けていくことは十分に可能だ」』

じゅうぶんにかのうだと????

『「長期国債は、新規国債の発行額の約2倍に相当する額をネットで増やすペースで買い入れている。おそらくQQEの推進に伴って、従来は安定的・固定的な投資家とみられていた主体が保有する国債まで掘り起こして買っていくことになる。こうした投資家はより高い価格でなければ日銀に国債を売却しないかもしれないが、その場合は、オペレーションを通じてイールドカーブの低下圧力や、ポートフォリオ・リバランスを促す効果は、むしろ強まるだろう」』

この部分が債券市場的にギャーという所ではあるのですが、これって要するに「金利をもっとガシガシ下げますよ」と言っているようなもんですし、大体からして昨年の中曽講演の時でもアレ出てから「ああ短期マイナスを深堀りする気が満々なのね」となって日銀トレードヒャッハーが大流行して投資家を排除しながら日銀の買入が進むという無茶苦茶な展開になりましたし、その間日銀のオペ部隊も特段市場金利のマイナス拡大に対して配慮もしないという「お墨付き」状態になっていたという事を考えますと、これまたオペ運営に妙な影響を与えなければと思ったりするのですけどね。あまり市場に配慮しないで予算消化ヒャッハーなオペ運営にならないようにして頂きたい訳ですが。

つーかですね、そもそも論として「期待インフレ率を引き上げて実質金利を引き下げれば設備投資は出るわ消費は増えるわ」という置物リフレ理論の前提そのものが全然ワークしていないのに、この期に及んで何で名目金利の押し下げをしていきましょう的な発言をするのかという所ですが、上記の発言の中で「ポートフォリオ・リバランス」という話をしているように、資産価格ルートの方で何とかならんのかという所なのかもしれませんけど、これ以上円安に振っても弊害の方が大きいみたいだし、株高は進んでいるけどそれで何ですか的なお話はだいぶある訳で、今更なんですかねえという所ではあるのですが、まーそこにしか頼るルートが無いちゅう事ですから仕方ないっすかねえ。

ま、恐らくはここから円高に振れたり株安に振れたりすると困るのでというのかも知らんが、それにしてもここで「より金利が下がってウハウハ」とか「もっと高いお値段で国債買えば投資家からもひっぺがせる」とか言い出す辺りがオソロシスではありますが、そもそも基本はキャピタルではなくて期間収益を狙って債券購入しているのが債券投資家な訳ですし、債券インデックスと勝負するタイプの投資家だったら高いところで売れてキャピタルゲインウマーとか言ってもインデックス価格の方も一緒に上昇するので輪番で売れるからと言ってホイホイ売らないと思いますがねえ。



『――QQEはしばらく続く。金融調節は一段とチャレンジングになる。』

『「QQEは、日銀が過去15年間、知恵を絞りながら生み出してきた各種の非伝統的な金融政策手段のいわば集大成としての大規模な緩和政策だ。』

そ、そうなの????????

『非伝統的な金融緩和の効果はチャレンジングなオペレーションの積み重ねの中で発揮されている」』

ところでその効果の検証に関してですがQQEの操作目標であります所のマネタリーベースの定量的な効果に関してのレビューはまだでしょうか?????????

『「非伝統的な金融緩和政策は、今や日本だけでなく先進国の中央銀行にとって共通言語のようになっている。QQEのオペレーションの効果や経験についての知見や分析、成果を蓄積し、各国中央銀行間での議論の場に還元し、お互いに知見を深めていくことがますます求められている」』

MB直線一気理論の還元ですかそうですか(迫真)。


『――さらなる国債の買い増しは可能なのか。』

『「基本的には方針に沿って買い入れは着実に進んでいるし、今後も買い入れに支障を来すような特段の事情があるとは考えていない」』

買い増しが難しいとは正面切って言えないにしろ、「中曽さんなんですから」もうちょっとモノを考えた風の発言が欲しいのですよね、こういう大本営発表は黒田総裁にお任せして欲しいわ。

#つい延々とツッコミをしていたら時間が無くなってしまいましたすいませんすいません
#FOMC議事要旨ネタも投下する予定だったのですが
 


お題「30年入札が大暴れ/読売新聞も梯子外しキター/総裁会見質疑が残念な件について」   2015/04/10(金)08:05:54  
  ふむ。
[外部リンク] 4月9日(木)14時13分配信

金融経済月報の図表32、PDFファイルの55枚目の下の図表ね。
[外部リンク] ○市場メモである

・30年国債入札で大暴れ

[外部リンク] 6. 価格競争入札について
(1)応募額 2兆848億円
(2)募入決定額 7,298億円
(3)募入最低価格 102円45銭(募入最高利回り)(1.384%)
(4)募入最低価格における案分比率 3.2315%
(5)募入平均価格 102円64銭(募入平均利回り)(1.375%)

前場から超長期は比較的堅調で前場引けの時点で先物対比で30年は1毛ほど強く推移していたのですが、まあそうは増発したし輪番増えないしそんなに強くないだろうとかなんとかゆー感じだった筈が、後場寄りから先物値を飛ばして始まりやがるもんだからこれは強いのかと思ったら落札結果は前場の引け水準が足切だけど極薄案分で平均が1毛飛ばしたところになっているので実質「上で切られた」格好。

ということでショートカバーキタコレという事で先物も上がるわ超長期はもっと上がるわで30年1.315%(6毛強)だの先物147.80(+22銭)だのということで、30年ショートカバー祭りになったと思っていたら引け直前に突如超長期が崩れて引けてみたら超長期が先物より弱くなっているというおそロシアな展開となりました。

つーことで最早何が何だか分かりませんが(><)、入札は強いところで切ったので空振りしたマーケットメーカーも続出した感じ(市場推計の落札分布を見る限り)で、上を踏まされることになった人も悲しい事になっていますが、入札で先物よりも2毛強いところでつかんでいたら先物最高値近辺で蓋をできていても引け時点で先物対比1毛近く食らっている(引値ベースだと5糸甘なので1毛近くとしたけどもう少し甘い気がするのだが)というので、結局この入札って落札して当日強いところで外せていない限り全員食らっているようにしか見えない訳で、期初早々(って日系じゃない場合は期初じゃないでしょうが)から華麗に酷い入札をかまされまして何という残念な展開という所ですな。

まー(日系的に)期初早々からこれですので今年度も入札だの輪番だので暴れる相場は更に凶悪化という事ですが、日中ボラがでかすぎるので業者は当然ですが投資家サイドも気を使う相場ではございますな、ナムナム。


・3M入札も堅調で引けはマイナスとな

うむ。
[外部リンク] (募入最高利回り)(0.0040%)
(4)募入最低価格における案分比率 95.7656%
(5)募入平均価格 99円99銭9厘2毛(募入平均利回り)(0.0032%)

つーことでまた堂々の1bp割れで、金ファクさんの朝刊なんかですと1bp水準かというような話もありましたし、まー見込みよりはやや強い結果ですなとか思っていたらセカンダリーではゼロビットだのマイナス出合いだの突っ込んでおりまして、BB引けでは524回債がマイナス0.4bpになっておりましたが別の意味でアタクシが絶賛注目している523回債(火曜の6M)はマイナス1.2bpになっておりますな、うんうん。

なおもっと注目の売参を見ると本日付の売参で524回債がマイナス0.4bpなので入札のアベレージから見ると0.72bp金利低下、523回債はマイナス1.1bpなので入札のアベレージから見ると0.91bp金利低下なので今日の短国買入は6Mの方が先に入るのかオモロナイなあという所ではございまする。

[外部リンク] 04月 9日 15:32 JST

しかしまあ何ですな、これだけマイナス突っ込んでいるのだからさぞかし投資家のニーズがあって市場の玉がスッカラカンなのでしょうかと思いますと、上記のようにGCレートって上昇傾向になっているようでございまして(6M発行日要因のT+1で強含みとな)、まあ何でこうなっているのかお察し状態という所だとは存じますが、どうせまあ予算達成しか考えていないオペで今日は今日とて短国買入2.5兆円が入って日銀打ち込みウマーということになるんでしょとゆーところではございます。市場に緊張感持たせたかったら(どうせMB目標=国債目標なんだから少なくともETF買入拡大部分と貸出増加支援基金増加部分で短国オペ減らせるんですから)ここでまさかの短国買入1.5兆円とかやると却って買入を長期的に続けることができるんですが、そんなことは期待していないので今日の注目は2.5兆円の買入に対して6Mと3Mがどのような入り方をしてくるのかという感じ(つーてもその結果は20日分の旬報を見て初めて分かるので分かった時には昔の話になっているのですが・・・・・・・・)ではあります。


○読売新聞からの梯子外しキターーーーーーー(・∀・)ーーーーーーーーーーーー!!!!!

昨日の読売新聞社説である。
[外部リンク] 01時36分

・・・・・(゜д゜)

『日銀が昨年10月、意表をついて追加緩和策を打ち出した後、円安が急速に進み、輸入食品の値上がりによる家計の負担増など、金融緩和の負の側面が顕在化した。日銀が2%達成を焦り、機械的に追加緩和を繰り返すようだと、円安によるコスト高が「悪い物価上昇」を招き、景気を悪化させるリスクが、一段と高まろう。』(上記URLより、以下同様)

お、おう・・・・・・・・

『無論、デフレ脱却は日銀だけの責務ではない。政府は、潜在成長力の強化を目指し、新規ビジネスへの参入規制緩和など、構造改革を推進する必要がある。』

>無論、デフレ脱却は日銀だけの責務ではない
>無論、デフレ脱却は日銀だけの責務ではない
>無論、デフレ脱却は日銀だけの責務ではない

・・・・・・・・・おいおまいら金融政策だけでインフレ目標達成しろとか言いまくってたじゃねえかよ今までの主張はどこに逝ったんだよと小一時間問い詰めたい。

しかしまあ何ですな、この社説の中に『今春闘では昨年を上回る賃上げが相次いだ。当面は、こうした明るい動きが物価にどう波及していくか、見極めるべきだ。』ってのがありますが、足元で起きている現象って「所得が増えないのにインフレ期待だけ上がったってそれは単に消費を委縮させて需要を減らすだけの事でした」というのを壮大な政策の実施でようやっと理解できたって話でして、経済の実力をつけないで強引に物価だけ持ち上げたって、一時的には前年対比で良くなったように見えるけれどもそれが一巡したら実質購買力が下がった分だけ需要が数量ベースで落ちるのだから生産が下がって結局逆回転になりますでしょというようなお話であって、それって強引な物価引き上げだけじゃあイクナイと言っていた人たち(麿とか)が指摘していたまんまの姿が出ているだけのことでしょと。

まあ確かにデフレマインド自体はかなり弱くはなっていると思いますが、じゃあ物価がこれからも上がりそうですねとなっているから消費を前倒しでするのかというと、そんなこたあ無いというのが示されている訳で、それどころか実質賃金上がらないから節約志向が高まるんじゃねえかというような図もちらほらという感じな訳で、「実質金利を引き下げると投資や消費が高まる」という置物リフレ理論の根本部分に話が無理があったというか机上の空論だったという話で、それはきちんと認めて総括した上で落とし前というのをつけないと政策論としていかんでしょと思う次第。

・・・・・・・てな置物リフレ実質金利一本足打法理論への悪態はともかくとして、この前は日経さんの社説でもほぼ同じ話が出たところに来て、政府サイドに近いと思われる読売さんもこの日銀にタオル投げというか黒田日銀梯子外しキタコレでございまして、2%目標マンデートだし物価目標さえ達成すれば全てうまく行くのだから(というのが置物リフレ理論の根幹なのでここは動かしようがない)というロジックで突っ走るしか無い日銀を後ろから羽交い絞めにしていく政府の図というのが見えてきたように思える(ええ思えるだけでただの妄想ですよ妄想)辺りが実にこう味わいの深いところです。

まあ最後に何故か『日銀は既に約270兆円の国債を保有している。中央銀行による財政赤字の穴埋めという誤解を受けないよう、政府が財政健全化に道筋をつけることも不可欠だ。』というのがあるのもアレで、おまいら2年前には異次元緩和を盛大に賞賛してた筈でその時にそんな話してなかっただろというのも味わいがありますな。


○今回の総裁会見はまさに暖簾に腕押し糠に釘でワロタがワロエナイ

[外部リンク] こんな質問がありましてね。

『(問) 先程、総裁が言及されたように、物価が基調的に上がっていくために、賃金がちゃんと上がっていくかどうかというのは、非常に大事なポイントだと思うのですが、それに絡んでお尋ねします。先般、厚労省が発表した毎月勤労統計の改訂では、2014年の所定内給与の伸びが、前年比0%からマイナス0.4%の減少と下方修正されました。昨年ベアが実施されたにもかかわらず、所定内給与が伸びないということが、何らかの形で、足許の消費──底堅いとおっしゃいましたけれども──の伸び悩みの原因になっているのではないかという見方はあろうかと思います。また一方で、今春闘のベアも今の状況ですと、去年よりは高いと言われながら、0.6%とか0.7%程度というような格好になっています。賃金の増加傾向が続いているとは言っても、日銀を含めて、一般的な見立て・想定よりはちょっと低い──ベアも低いだろうし、所定内給与も思ったほど伸びなかった──という状況です。こういう状況は、日銀の今のシナリオに結構大きく影響するのではないかと思うのですけれども、この辺りの見立てをお伺いできないでしょうか。』

という質問で「賃上げ進んでいるゆうとるが2%物価目標達成に足りるだけの賃上げかよ」というツッコミなのですが・・・・・・・・・・・

『(答) いくつかの論点があると思います。まず最初に毎勤統計の所定内給与の動きですが、これはご承知のように、統計を3年程遡って修正するという、やや異例の修正の仕方なのです。そういう形でレベル自体を修正してしまうので、伸び率のところに、やや大幅な変動が出てしまうのですが、実態は、レベルは変わっても伸び率がそんなに変わることはないはずです。従って、やや異例の統計の修正の仕方──これは前からやっておられるようですけれども ──によるところがあるので、実際の所定内給与の伸び率が大きく下がっているということではないと思います。』

でも実際問題としてサンプル入れ替えたら所得数値自体が下がっているのですから、実態はそんなに強くないという事を示しているんじゃないのでしょうかねえという所ですが、まずこういう説明を延々とする時点で糠に釘とする気満々。

『今春闘のベアは、まだ春闘が最終段階になっておりませんので分かりませんが、去年の0.4%弱からみると、これまでのところ0.7%程度で、倍までは行きませんが、去年をかなり上回るベアになっています。昨年のベアも約15年振りだったわけですが、それを上回る伸びになっており、しかも今年は中小企業・中堅企業までかなり広く及んでいるようです。』

だがそれでは足りないという質問をしているのだが。

『例えば賃金交渉に関する連合の途中集計を見ますと、大企業だけでなく、組合員数300人未満の企業でもベースアップを含めて昨年を上回る回答になっているようですし、また非正規労働者についても、これまでのところ、昨年を上回る賃上げの回答が出ているということですので、着実に雇用者所得は伸びている、あるいは今後さらに伸びていくと思います。』

だからそれで2%物価上昇に足りるのかよおいこら早く説明しろよ。

『一方、消費者物価の上昇率については、昨年4月に消費税率を3%引き上げたことの影響が概ね2%ぐらいあったわけで、消費税込みの消費者物価上昇率で割り引くと、実質雇用者所得がマイナスになる月もあったと思います。けれども、消費税の影響は、この4月から基本的になくなります。』

実質賃金の話にしようとしていますが・・・・・・・・

『先程申し上げたように、雇用者所得の伸びは比較的順調に続いており、しかも加速しているわけで、そうしたもとで、消費者物価のヘッドラインのインフレーション率は2%分が剥げ落ちますので、実質賃金あるいは実質雇用者所得は伸びがかなり高まると思っています。』

おいこら「かなり高まる」ってベアが0.7%程度でこれからお前らの見立てだと物価が上昇するんじゃねえのかよどこがどうかなり高まるんだよ説明しろよ。

『そうした意味で、今年の春闘、その先の企業収益、あるいは雇用情勢をみても、先行き基本的には順調に伸びていくのではないかと思っています。』

と、まあ見事に定性的な想定問答の話に持ち込んでいるのですが、最後にまた質問が飛んでいましてね。


『(問) 先程も、春闘について質問がありましたけれども、私はストレートにお答えになっていないような印象を持ちました。思ったより増えていないことについて、労働市場全体の話をされたり、去年より多いという言い方をされましたが、この水準で、CPIが2%に行くのかどうかを、どう判断するのかということだと思います。』

その通り。

『企業は、非常に低めの水準を出していて、最後の瞬間上げてきましたので、メディアに載った春闘結果は非常によく出たような印象は出ているし、確かに中小にも広がっているのは事実ですけれども、やはり先程の方の質問のように、連合が一次集計で去年よりも広い範囲で取った形でも0.7%前後で、確かそんな数字だったかと思いますが、1%に行っていない。多分、御行の中でも、あのトヨタでも1%ちょっとしかいっていないという分析をされていると思います。この数字からみたら、いくら原油の前年比効果が剥げていった場合でも、年度内とかに2%に行くというのは、常識的には考えにくいと、私は思います。極めて厳しく物価分析をされております調統局は、たくさんの人を使って分析していると思うんですけれども、果たして2%に行けるようなシナリオが書ける春闘だったのでしょうか。』

と、ここら辺りで質問を止めればよいのにこの記者はいちいち余計なことを付け加えるのが残念。

『私は、この春闘の結果を分析すれば、量的緩和をさらに追加、強化してもおかしくない内容だったと思うんですけれども、今それをされなかった。総裁は、事前には春闘でこれは非常に重要だと繰返しおっしゃられた。ある種、プレッシャーをかけられたんだけれども、私は、これは厳しく言えば失敗したと思うんですけれども、
如何でしょうか。』

最後が余計。

『(答) 私は、中央銀行として、春闘に圧力をかけるとか、そういうつもりも全くございませんし、そういう立場にもありません。失敗とか、どうこう言われる筋合いもないと言っていいと思います。』

まあそういうので余計な質問はせんでよろしい。

『その上で、物価の上昇率には、色々な要素が働くことは事実です。一次産品の価格も影響するし、為替も影響するし、それから需給ギャップ――それは、失業率、雇用の情勢で賃金を通じて影響するものもあるし、財・サービス自体の需給ギャップで価格に影響が出るものもあるし、色々な要素がある――も影響する。その上で、持続的に物価が上がっていくためには、賃金が持続的に上がっていくことが必要です。』

早くも質問の筋を外しにかかっております。

『それは中期的にみると、賃金の上昇がある時に物価が上昇し、物価が上昇する時に賃金も上がっているので、そういった意味では賃金の上昇が極めて重要であることは間違いないと思います。今回の春闘で、今のところ0.7%程度で、昨年の0.4%弱に比べると倍近いというところに来ているのは事実であり、これは物価の上昇にとっても、プラスに効いてくるであろうと思います。ただ、賃金が上がって、物価が上がるという要素はあるが、やはり需要が増えて、物価が上がりやすい状況になるということも極めて重要ですから、物価の上昇については様々な要因を分析してみていく必要があると思います。』

なんだよこの阿呆陀羅経みたいな説明。

『そういった意味で、需給ギャップが、私どもの推計では0%に近いところになっており、予想物価上昇率が、長い目でみれば上昇しています。そうしたもとで、春闘も昨年を上回る上昇になってきているといったことを踏まえると、足許でエネルギー価格の下落から、消費者物価上昇率が0%程度になって、当面その程度で続くと思うが、エネルギー価格の下落が剥落するとともに、今申し上げた基調的な需給ギャップの改善、長い目でみた予想物価上昇率の上昇といったことを踏まえると、おそらく今年の秋以降、物価上昇率はかなり加速していくだろうと思っています。』

だったら実質賃金との関係はどうなるんだよ前のほうでも質問の答えはどうしたよ。

『従って、本日の金融政策決定会合でも議論されたし、そのもとでの公表文にもある通り、2%の「物価安定の目標」実現を目指して、これが安定的に持続できるようになるまで「量的・質的金融緩和」を継続するという金融政策、調節方針を決定したところです。』


ということで、質問した方も言ってましたけど、あれだけ「春闘ガー」「賃上げガー」という話をしていたのに、実際の春闘ベアの数値が出てきて「ところでこの数値で2%物価安定目標達成に十分な数値なのでしょうか」という質問が来ると今度は「需給ギャップガー」とか「基調ガー」とか言い出して質問に対して正面から回答しないというこの暖簾に腕押し糠に釘状態で、これではオートリバースのカセットテープ相手に質問しているようなもんですわという所ですな。

・・・・・・まあしかし何ですな、他の質疑でもそうなのですが「物価上昇のメカニズム」とか「景気の前向き循環メカニズム」に関して質問を飛ばすと思いっきり斜め上の方から説明が始まって、延々とダラダラと説明した上に全然答えになっていない答えが返ってくるという仕様になっているのが先ほども申しあげたような今回の会見の特色。

ちょうど総裁会見生中継が始まったのが1年前で、あの時は物価も調子よく上昇していましたし、経済状況も(今にして思えば消費増税前の駆け込みとその前の財政で盛大に下駄をはいていただけだったのですが)好調ということで、総裁会見でも自信満々という感じでしたが、最近どんどん会見が劣化してきて、今回の惨状に至るということで、単純にこれって景気も物価も見通し通りに進行していないし、先行きの見通しにも自信が全然ないからそもそも説明ができないので、質問をはぐらかすしかない、という状況になっているだけだという事ですな、ナムナム。



・その他質疑ですとまずはインフレ期待低下リスクに関して

『(問) 物価と景気は改善基調にあるというお話でした。一方で、昨年10月に追加緩和した際には、経済・物価情勢は概ね今と近い状況かと思いますが、デフレマインドの転換が遅延するリスク、足許の物価上昇率が鈍化することでそういうリスクが起こり得る、それを未然に防ぐために手を打ったというロジックだったかと思います。今もちょうど、足許の物価が下がってきていますが、今の経済情勢では昨年10月に指摘されたロジックでのリスクはあまり大きくない、昨年10月よりも低い状況にあると理解して良いのでしょうか。』

『答) その通りだと思います。あの時は、消費税増税後の反動減の影響がやや長引いたり、夏場の天候不順その他もあって、消費が相当弱い状況で続いていたところに加えて、夏場から原油価格が大幅に下落し、毎月毎月、消費者物価の上昇率が低下していく状況にあったわけです。他の国と違って日本の場合は、いわば15年続いたデフレのもとでインフレ期待が0%近傍にアンカーされていたものを、2%程度に向けて徐々に引き上げていかなければならないという状況のもとで、そうしたことがあって、デフレからの転換が遅れる、あるいはそれまで起こっていたものが逆流する懸念があり得たので、10月31日の時点で、思い切った「量的・質的金融緩和」の拡大を決定しました。』

ちなみにこの質疑は割とまともに答えている方です。

『その後の状況をみますと、様々な予想物価上昇率の動きをみてもほぼ水準は維持されている―─ものによっては上昇しているものもありますが──ことからいいますと、昨年10月末に考えたようなリスクは今のところ解消されていると思います。』

この後に質問があるのですが、予想物価上昇率で上昇しているのは(その前に下がった後に足元で戻ったというだけで絶対水準は10年カレントで110bpとかの)BEIなんですけどね!!!!

『ただ、今後とも、需給ギャップや予想物価上昇率の動き、さらには賃金、企業の価格設定行動など、物価の基調は十分注視しモニターしていくつもりです。先程申し上げた通り、そうした物価の基調に変化が生じ、物価安定の目標の早期達成が難しくなるようなことがあれば、躊躇なく政策を調整するというスタンスに変わりありません。』


ということですので、これはつまり「追加緩和をする気はないですよウヘヘヘヘ」という話なのですが、この辺りを捕まえて「黒田日銀は追加緩和の時にはサプライズ狙いをするから今回はこうやって追加緩和期待をいったん抑えておいて闇討ち緩和を実施するからやっぱり30日に追加緩和待ったなし!!」という主張をする人が出てくるに1万ドラクマ。



・予想物価上昇率に関する我田引水説明&無駄な長広舌

『(問) 物価についてお尋ねします。冒頭、足許で物価は横這いであるが、物価の予想上昇率はやや長い目でみれば上昇しているというご説明がありました。この予想上昇率に関しては、ブレーク・イーブン・インフレ率や色々な指標があり、日本銀行としても調査されていると思います。どの辺りを特に重視されているか、また、昨年来、原油価格が下落する中で予想上昇率がどう推移してきたと認識されているか、お伺いします。』

どうせ聞くなら「ところでどの数字が上昇しているのでしょうか」と聞いた方が面白かったとは
思いますが。

『(答) 予想物価上昇率を直接的にみることはできませんので、手法としては、ご指摘のあったブレーク・イーブン・インフレ率を計算する─―物価連動国債の金利と通常の国債の金利との差から、マーケットの人たちの予想物価上昇率を逆算する─―こともできますし、スワップレートから計算することもできます。市場の様々な指標から、市場関係者の予想物価上昇率を逆算でき、公表もされています。』

このあたりの説明が実際にはもっとクドクドとしていて、そんな説明はせんでもよろしという内容をのっけからダラダラと話をしている時点で煙に巻く気満々感を受けました。

『欧米でも、日本でも、原油価格の下落が始まり、結局5割くらい下落する過程でブレーク・イーブン・インフレ率等、市場の予想インフレ率が若干下がったことは事実ですが、このところまた上がってきています。』

何という図々しい説明。

『一方、もう少し幅広い調査指標としては、様々な人――家計、企業やエコノミスト等――を対象にアンケート調査をして――日銀短観も含めて――、予想物価上昇率をみる手法もあります。こうした指標をみると、昨年の夏場以降、特に中長期の予想物価上昇率は比較的維持されています。』

維持されているのは分かったがそれをもって何で「全体として上昇」になるのかと小一時間。

『ごく短期の予想は、もちろん足許で原油価格がどんどん下落すると影響されますが、その意味では、予想物価上昇率は、足許の物価下落にもかかわらずかなりしっかりしていますし、より長い目でみれば上昇していると思います。』

・・・・・(゜д゜)

『今後とも様々な指標をみて、予想物価上昇率を判断していく必要があると思いますし、物価の基調という意味では、先程申し上げたように、そうしたことも踏まえて賃金がどのように動くか、あるいは企業の価格設定行動がどのように変化していくかも重要だと思いますので、幅広くみていく必要があると思っています。その意味で幅広くみた限りでは、足許の消費者物価上昇率の下落にもかかわらず、物価の基調はこのところ変わっていない、むしろよりしっかりしてきている、最近の賃金等の状況をみてもしっかりしてきているとみています。』

インフレ期待の質問をしているのに最後は物価の基調の説明をしているとかもう何だかという所で、要は説明不能な件に関する質問の答えがこうなっているという事なのですが、見通しがドンドン外れて期待されたメカニズムが働いていない、という中でその説明不能部分が増えてしまっているというのが背景にある、というのは非常に良く理解できましたな、うははははは。
 

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