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お題「師匠のインタビュー記事やはり関連雑談をしたくなりました/期末市場雑談など/今更のFOMCネタ続き」   2018/03/30(金)08:04:53  
  今日は一般的には期末ですが期初でもあります(^^)。
[外部リンク] きょうセ・パ両リーグが同時に開幕
3月30日 5時07分

〇例の師匠のインタビュー関連で雑談

例のこれですけどね。
[外部リンク] 岩田・前日銀副総裁 物価2%目標実現できず
2018/3/28付日本経済新聞 朝刊

『日銀が異次元の金融緩和を始めて5年。積極策を主導した「リフレ派」の岩田規久男・前副総裁が19日の退任後、日本経済新聞の取材に応じた。国債の大量買いによるマネー供給で物価上昇2%が実現するという5年前の就任時の考えを「単純すぎた」と語った。積極的な財政政策をめざして政府と日銀の共同声明を見直す考えにも触れた。』(上記URL先より)

昨日の日経では後付け解説みたいなのがあって、

[外部リンク]
2018/3/29 5:30日本経済新聞 電子版

『この5年間、積極的な金融緩和策でデフレ脱却を目指す「リフレ派」の発言は高い関心を呼んだ。日銀が国債を大量に買ってマネーを供給すれば物価が上がるとの考えは安倍晋三首相にも届き、日銀もついに金融政策として採用した。だが、もくろみ通りに物価は上がっていない。当のリフレ派の間でも、5年前に提唱したマネー量に着目したリフレ政策への評価は少しずつ異なっている。』(上記URL先より)

ってな訳で例によって本チャンのお話は有料会員向け(または本紙を見てちょ)ということなのですが、なにはともあれ5年間の「盛大な実験」に関しては、当初から多くの方々が懐疑していたように「マネタリーベースを増やして長期国債を買うことが直接的にインフレ期待を引き上げたり物価をダイレクトに引き上げるようなものではない」という結論となったのはそらもう事実と言っていいんじゃネーノと思う訳よ。

然るに盗人モーモーしいと申しますか往生際が悪いと申しますか睾丸もとい厚顔無知と申しますか、退任したと思ったらあっという間にいけしゃあしゃあと日経に出てきてインタビューで能天気な講釈を垂れるとか学究の徒として以前に人間として恥ずかしくないのかねと思うのですが恥ずかしくないからあんな政策を提唱して2年で達成できなかったら辞任するとか豪語しておいて生きながらえるとか、部下に特攻を命じて後から自分も特攻するると言いながら最後はホイホイと逃げ出してしまう将軍の図みたいで実に見苦しいですな。

本来は置物リフレ理論があまりにもナイーブすぎて自分たちは机上の空論しか言えないのに簡単に問題を解決させる秘密兵器みたいに権力者に吹き込んで(って詐〇師やん)やった政策のナイーブさについて告解しながら托鉢行脚でもして頂きたい所です。


・・・・・・とまあ置物師匠の個人的資質の話をしてもいつもの悪態になるのですが、やはり日本銀行におかれましては再度「QQE政策の本来の目論見およびそのメカニズムのどこがどうおかしくて効かなかったのか」という話を、大本営発表のような他の要因無視して何でも良いのは金融政策の効果悪いのは外部要因とするのではなく、もっと科学的に分析をして頂かないと同じ失敗を何度も繰り返すことになりますし、政策の導入過程、という意味で言えばそもそも少なからぬ人たちが「そんなに物事単純に行く訳ねえだろ」と思っている政策がホイホイと導入されることになってしまったのはどこに問題があったのか、というのを考察しないと、金融政策以外でも同じようなことが起きてしまうのではないかと思いますな。

でまあこの辺の説明はちょうどはてなブログの『Think outside the box』でprof_nemuroさんがこんなエントリーをしています。まあさよですなという感じで。

[外部リンク]
岩田規久男のリフレ史改竄

『予想通りですが、日本銀行副総裁を退任した岩田規久男がリフレ史の改竄を始めています。』(上記URL先より)


〇月末期末ネタ

#そういえば皆さん今日はプレミアムフライデーですよ!

昨日の補完供給の結果
[外部リンク] 306 306 -0.600 -0.600
(注5) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)の売却銘柄は、10年利付国債304回です

304回とか割とけったいな銘柄が出ておりますが、2019年9月償還で今の時価単価が102円台ということでお察しの銘柄ということで、カレント辺りがSLFでドバドバ出ているという状態では今の所無いということですがさて本日はどうなるのやら。

[外部リンク] -0.129
2018/3/19 -0.101 -0.127
2018/3/20 -0.154 -0.164
2018/3/22 -0.119 -0.283
2018/3/23 -0.103 -0.325
2018/3/26 -0.114 -0.345
2018/3/27 -0.114 -0.353
2018/3/28 -0.118 -0.351
2018/3/29 -0.439 -0.124


左が翌日スタートの1日もので右がスポットスタートの1週間な訳ですが、昨日の時点での末初が▲43.9となっていまして物なし芳一なのは期末だから仕方ない(昨年の末初は▲66.5なのだが去年は末初が1営業日なのに対して今年は3営業日あるので単純比較はしにくい)としましても、大体平常時の1wのTKRRを▲15くらいで置いてみたとしても、末初▲44bpに対して途中が▲15bpで平均すると▲27くらいになるので、まあ末に向けて急に盛り上がったり盛り下がったり、というのは去年ほどではないという所ですな。

ちなみに去年は末のGCが超カラカラになっているのに3月途中まで平然と短国買入をやっていたためナンジャソラ状態になって、3/23のTKRR1Wが▲78.8とかいう凄まじいのをマークして日銀による期末お助け措置が出て、というバタバタ状態でございました。


あと今日は「4月の輪番予定」が出るのですが、その前に今日は中期と長期の輪番があって、おういい加減減額しろよはあくしろよとは思うのですが、マイナスに突っ込むかという勢いもないではなかった10年もここにきて惜しくも力尽きておりますし、中期は中期でイマイチぱっとしないので、減額するにも微妙な所ではあるのですが、ほら今日は復活祭ですからキリスト教圏のお国がそろって休場だったりすることでもありますし、海外が気が付かないうちにしれっと減額するならチャンスですよチャンス(ただの無責任トーク)。



〇流動性指標キタコレ

[外部リンク] 3月29日 国債市場の流動性指標(2月) [PDF 765KB]

[外部リンク] of Chairman Powell’s Press Conference March 21, 2018

・直接の政策インプリケーションではないのだがSEPの限界に関して

今回はSEPの見通しで出てくる特にメディアンと、声明文での経済物価見通しのだいたい上方修正(経済の方は威勢良く上方修正)というのがよく分からん、という質疑が続出しているので、その辺を並べてみますね。

『MARTY CRUTSINGER. Marty Crutsinger with the Associated Press. You talked about the fact that the Summary of Economic Projections is based on the outlook of all the members of the FOMC. Can you tell us anything, though, about the staff forecast and how that was impacted by the, we had a one and a half trillion dollar tax cut? We've had $300 billion in increased government spending. The staff forecast that you're working with, are those reflected, how were they impacted by that? And, how did that impact the discussions? 』

財政支出の影響で上方修正と言ってる割にSEPの見通しが上がっていませんがという質問に対して、

『CHAIRIMAN POWELL. We look at the staff forecasts and the Board forecasts, and by the way, they're 12 excellent Reserve Bank staffs who have their own views and do their own work. We look at those as informing the decisions of the policy makers. So, and it's really the policy makers' views that we talk about in the SEP. We don't, we don't, you know, talk about the staff forecast. It's a particular thing under, done under particular rules and circumstances, and really, it's the policy makers that, then, take that as input and create their forecasts which are what drives policy. 』

いやこれは皆さんの数字を集めたもので一つのビューではないですよ、って先日も紹介した説明をするしかないのですが・・・・・・・・・

『MARTY CRUTSINGER. That had no impact, though? Such a, that's a major increase in government stimulus that you're, that had to had an impact on the discussions, I would think, though. 』

『CHAIRMAN POWELL. Well, the, you're right. So, fiscal stimulus is a, you know, a meaningful input into, you know, into the SEP and particularly in the changes over the course of last year and this year. And, individual policy makers went through with their staffs, a range of estimates, a range of literature, and did their own thinking and came up with their own estimates and submitted those as their Summary of Economic Projections, as their projections. Those are not the staff's projections. Those are our projections. 』

えーじゃあインパクトって無いの変じゃんという質問には、そら財政要因はインパクトありますよ、と説明していまして、FEDに関しても「見通しの見せ方」についてもしかしたら再考すべき時に来ているのかもしれませんな、と思いました。なお日銀はあの大本営発表見通し(以下爆発音の為聞き取れず)。


・2020年って金融政策引き締め的になるの???

これはSEP見た瞬間にアタクシも気になった話。2020年末の政策金利が3%を超えていると思うのだが、という話。

『JONATHAN SPICER. Chairman Powell, Jonathan Spicer with Reuters. I take your caveats on the dot plot as it were, but I'll ask another question. In 2020, it shows the policy makers expect the policy rate to get up almost to three and a half percent which is quite a ways or definitively anyways above the neutral rate. Does that increase the risk of a Fed-induced recession and decrease the risk of a soft landing? Which is asking in a way about the fiscal policy, and as a follow up, is that fiscal stimulus starting to lead to questions within the fed around this narrative of secular stagnation and the economy entering a new, sort of, low rates environment? Thanks. 』

ちなみに質問にありますが、たぶんFEDの中心見解としてはsecular stagnationの説は取っていないと思います。

『CHAIRMAN POWELL. You know, I would say that--remember that forecasts three years out--so, you're right, 2020 there's a, I think, 3.4 percent is the median of the SEP dots for 2020, which is 40 basis points above the estimates of the neutral rate, which I would characterize as, you know, modestly restrictive, modestly tightening policy, but that's three years in the future.』

中立金利よりも高いという見込みなのは仰せの通りだそうな。

『It's highly uncertain. You know, we don't have the ability to see that far into the future, so I really wouldn't put a lot in that. It could make sense. You could imagine narratives in which that would make sense, but I, honestly, I wouldn't put too much on that. Sorry, your second question was? 』

いやまあでも3年もさきのことだから分からんですよ、と逃げていて、そこまで重要視しないでちょとそこは誤魔化しマンになっていますな。

『[Inaudible comment] 』ですが長期停滞論に関するコメントは?という話ですね。

『CHAIRMAN POWELL. You know, we've been through many years of growth around 2 percent, and I've given a number of public remarks where I've called on, you know, the country to focus more on potential growth and productivity and labor force participation, which drive potential growth. So, you know, I think it's really important that we do something, do what we can as a country to increase our potential growth rate.』

成長力強化のために我々も何かできることはあるかも知れないというのは重要なことですよ、と学者というよりは政治家っぽく説明しますね。

『I would say in the bill that passed Congress, the Tax Cuts and Jobs Act, there were elements that should encourage productivity, as I mentioned--sorry, encourage investment, which should help productivity, encourage labor force participation. We don't know how big those effects are going to be. We don't know what the timing would be. I think as you look around the table at the FOMC, there's a wide range of views on the amount and the timing of those. I think all of us would agree that we hope that they will be large.』

ちなみに他の質問でも同じ回答をしているのですが、ホンマカイナとは思いますけど、トランプ減税によって投資が促進されたり労働参加率が上がったりする効果が期待できて、それによって米国の生産性が上がってウマーになるかもしれません程度はよくわからんけど、というそ、そうなのか??という説明をしているのは今回気になったところではあります。


#時間配分間違えたので今日はこの2問で勘弁
 


お題「市場世間話(スポ末とかその他)/相変わらずFOMCパウエル会見鑑賞」   2018/03/29(木)08:04:46  
  たまちゃん・・・・・・・・
[外部リンク]
社説 2018/3/28付

でして、だいたい日経が一番手の安部ちゃんバンザイモード(除く産経で)なので、このあたりでこういう感じかなるほどねえとかまったりと見るのでした。


〇相場雑談

・輪番減額しませんでしたなあ(順当だけど)

[外部リンク] 500 2018年3月30日
国債買入(残存期間10年超25年以下) 1,900 2018年3月30日
国債買入(残存期間25年超) 700 2018年3月30日

ということで昨日は超長期の輪番でしたが、超長期の輪番は減額されずに来まして、まあこちらは別に増額した方の年限じゃないから何も減額せんでもというのもあるでしょうが、20年カレントが0.5%に近づいてきていますがさてどうでしょうかねと思ったものの減額なし。

そらまあ年初の超長期輪番減額から2月頭まで色々と迷走してしまったので、超長期の減額は慎重にならざるを得ないという所なのでしょうが、実際問題としてはYCCで政策を長持ちさせようとすれば、基本的な流れとして買入のトータルの減額と、イールドカーブのフラット化を避けるというのが必要になりますので、ネタが海外貿易何とかとかそういう話だから対処のしようが無いというのはあるのですが、本当はどこかでフラットニングを牽制できるもんなら牽制しておいた方が後々の事を考えると楽になるので、運営難しいところですの。

ただまあ基本的には達観して放置プレイというのでも良いのかも知れませんし、たぶん超長期減額するよりはこの前無駄に(かどうかは判断分かれるけど)増額した中期と長期のオペを元に戻すようにすれば超長期もそんなにホイホイ金利さがらんのじゃないかとか何の根拠もなく予想してみる。



・そういやスポ末だった訳ですが

ということで昨日はスポ末でしたので、レギュラーの国債受渡は今日から来年度という事になりますな。でまあ問題は今日になって末のレポとかGCとかどのくらいまで手当が終わっているのか、というか寝転んでいる(インターバンクの業界用語を転用してます)人がいるのかというお話で、いきなり阿鼻叫喚になっているのか淡々と落ち着いているのかというのは、まあそこがどうなったから大変なことになるというわけでもないのですが、T+1以降ということを考えると気にはなりますな。

と申しますのは、いや今って別に払うコスト払えば期末越えとか手当がまるで出来ないということは無いみたいですし、ある日突然GCのオファーが無くなるみたいな(以前四半期末でそんな事案があって結構不意打ちでびっくりしましたが)ことが起きている訳でもなさそう(詳しくは詳しい人に聞いてちょ)なので、その辺のコスト払えば別にまあ決済の所であばばばばーみたいなことにはならんと思われるのですよ。

ただ、その辺のコストをやたらとケチりたがる人、というのが世の中に一定量居て、そういう人がだいたい期末になるとあばばばばーとか始めて市場が荒れる、というのがレポ周りの仕様みたいになっているというのは従来も今も似たようなもんだと思う(詳しくは以下同文)ので、そのあたりがどういう風に動くのか、というのを今日明日の市場状況見てると分かるかなあと思うのですよ。

でもって5月から国債決済T+1を結局やりやがりますので、そうなると寝転び系の人が相変わらず寝転びまくるという状態が続くと、T+2の時よりも巻き込みで貰い事故みたいな人が増えやすくなる、というのは予想が付きますので、T+1始まった時にどの程度市場の流動性に影響が出るのかという事への1つの目安になるかもしれませんね、と思うのでした。

#などとわかったようなわからんような雑談

なおSLFは

[外部リンク] 44,686 2018年3月27日 2018年3月28日

[外部リンク] 69,072 2018年3月28日 2018年3月29日

とかオファー額だけは派手ですが、実際の落札の方は火曜日が10億円(10Y345)、水曜日が180億円((注4) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)の売却銘柄は、10年利付国債328回(36億円)、10年利付国債332回(5億円)、10年利付国債340回(127億円)、30年利付国債34回(12億円)です。)なので、まあ今日明日のSLFでも眺めてみましょうという感じですな。


〇リスクフリーレート関連雑談

[外部リンク]
(平成29年10月6日(金)書面開催)

まあ書面開催という辺りでお察しではあるのですが、一応鑑賞。

『・「リスク・フリー・レートの利用拡大に向けたワーキング・グループ」から、2017年6 月および9月に開催された第2回および第3回ワーキング・グループにおける議論の概要 が報告された。具体的には、OIS取引の利用を活性化するためのヘッジ手段としてのOIS 取引の会計面の取扱いについて、ワーキング・グループでの議論のハードルは高いとの 認識が共有された、と報告された。また、OIS の清算対象取引の拡大に向けた検討状況 について、日本証券クリアリング機構(JSCC)より、現状の年1回利払いに加え、金利 支払い頻度の異なるものを清算対象に追加することに多くの清算参加者の賛同が得ら れたとの報告があった、と報告された。』

ほほうという感じですがそもそもアタクシが残念なことにOISをまともに取り扱ったことが無いので、アレなのですが、OISでヘッジするくらいなら別の手段あるじゃろとかつい思ってしまいますし、OISのリファレンスレートが例えばベーシススワップのアンダーライングになっているみたいな感じだと思いっきりヘッジニーズ存在しますけど、そうじゃないと完全ヘッジにならないものをわざわざ手をかけてやるのかね、というのはありますので中々普及は難しそうな希ガス。

『・ 同ワーキング・グループから、今後の活動方針について勉強会に報告し、了承された。 具体的には、これまでOIS取引を行っていない金融機関等向けに、OISに関する基礎的な 知識や活用事例を纏めた資料を作成することについて検討していく予定であることを 報告し、了承された。』

まあお気持ちは分かるのだがそもそもポートフォリオの何のヘッジになるのかという部分で、今申し上げましたように既存手段で代替が効かない部分があれば黙っていてもヘッジニーズ出てくるし、そうじゃないと結局のところ「金融政策の先行き見通しの当てっこゲームのゲーム盤」以上の役割って中々出てこないんじゃないのかねえとか思ってしまうのでした。

それはそれとして、リスクフリーレートに関しては実レート主義を主張していた欧州がいきなりやっぱLIBOR止めましょかとか言い出す始末で、FSBとかバーゼルとかIOSCOとかが微妙に市場を中途半端に知っていて無理ゲーを挑んでくる的なサムシングがあるのですが、そのあたり是非日銀や金融庁には頑張って無理ゲーを減らす方向でお願いしたいものです。


〇てなわけでFOMC会見ネタ(遅々として進まず(汗))

[外部リンク] of Chairman Powell’s Press Conference March 21, 2018

・ワーディングベースの見通しとSEPの数値ベースの見通しの整合性とかが割と突っ込まれる

昨日までちょろっと引用したのが大体そんな感じだったと思いますが、今回は割とそのあたりしつこくツッコまれています。まあ議長代わったという要因もあると思うけど。

『JEANNA SMIALEK. Hi, Jeanna Smialek with Bloomberg News. So, obviously, you guys reduced your [inaudible] estimates late today, but if you continue to see job gains around 200,000 a month, primary labor participation rising slightly, pretty sustainably, you know, moderate wage increases, at what point are you guys going to start to question whether you're actually overshooting full employment? And, if you start to question that, how is that going to impact policy? 』

物凄く要約すると完全雇用以上の状態が長くなるという良そうなのに物価上振れの懸念は無いの?という質問で、先日引用した質問を手を変えて質問したらこんな答え。

『CHAIRMAN POWELL. So, I guess, I'd start by saying that the natural rate of unemployment is not something that we can observe directly. We look at a wide range of indicators on that. You know, 15 or 20 of them at least, and also, I think we all understand that any point estimate is surrounded by very wide uncertainty events. So, as the, as the actual unemployment rate has declined from 10 percent to 4.1 percent, the Committee's median estimate of the natural rate of unemployment has also declined by a full percentage point.』

今般の景気回復局面においてSEPで示された自然失業率も実は1%くらい下がっていますとな。

『So, the Committee, and I think, people are generally influenced by data. As they see unemployment going lower, they're looking at a variety of aspects of the labor market, including wage inflation and price inflation. So, I don't think we, we, we're mindful of the uncertainty of that, and we'll be looking at that. So, as, if inflation, if unemployment does continue to go down, we'll continue to do that. As I mentioned earlier, there is no, there's no sense in the data that we're on the cusp of an acceleration of inflation. We have seen moderate increases in wages and price inflation, and we seem to be seeing more of that. We'll be alert to that. I guess the idea, the theory would be that if you get below the sustainable rate of unemployment for a sustained period, you would see an acceleration of inflation. So, we would know that, then. And, we're very alert to it, but it's not something we observe at the present. 』

「there is no, there's no sense in the data that we're on the cusp of an acceleration of inflation. We have seen moderate increases in wages and price inflation,」ってありますように、そもそもインフレが加速するという兆候は無いし、賃金もモデレートにしか上昇していませんがな、という認識になっていて、もちろんそこが変わる可能性は注意して認識しないと行けませんが、そんなに慌てる場面じゃない、という説明になっています。

ただですね、だからハト派ヒャッハーというのも早計な気がするわけでして、そもそも物価上昇圧力がある、という認識でいるんだったら、コアPCEインデックスが現状+1.5%とかまで上昇している中ですから、ここから1年半とか2年かけて中立金利に戻すとか言ってたらそれは遅すぎですがな、という話になるのでして、中立金利が3%じゃないというのなら話は別ですが、まあ中立金利3%で見ている訳ですから、物価上昇圧力や賃金上昇圧力かかったら寧ろ利上げが更に早まる話が出てくるんじゃないのかと思うのですが(金融政策は波及にラグがあるということになっているのでプリエンティブな対応が必要)どうでしょうかね。


次の質疑。

『SAM FLEMING. Thanks very much. This is Sam Fleming from Financial Times. You and other policy makers have talked about headwinds turning into tailwinds recently. Does that imply that you think now in a higher neutral rate of interest is operative in the U.S. economy, and how would you assess the implications for monetary policy? Second question, this obviously your first press conference, so it's a little early to ask this question, but would you like to do this more often? Thanks. 』

前半は自然利子率の話で後半は会見回数の話ですな。

『CHAIRMAN POWELL. Longer-run values like the neutral rate of interest, the natural rate of unemployment, the potential growth rate of the economy are pinned down by slow moving forces over time. So, they don't move around very much. So, I wouldn't expect the Committee's, you know, predictions or projections or estimates of those values to move quickly. They'll move slowly.』

経済の向かい風が追い風になったからと言ってそんなに中立金利とか自然失業率とかが変わるものではないとな。

『So, is it possible that the neutral rate of interest would move up because of, for example, greater fiscal expansion? There's literature that says that. There are reasons that that might be the case. In fact, it did take up 1/10, as you will know, in the, in the median at this time. But, it's, I think, generally speaking, the Committee sees the neutral rate of interest as still quite low and is not, is not seeing it as having moved you and is open to the possibility that it will. 』

財政拡大によって中立金利水準が上がるか、という話だが、それは理屈として上がることはあり得るかもしれないけどケースバイケース。今回のSEPでの中心値は0.1%だけ上がりましたけど、一般的にみて言えば低水準のままだしそんなに簡単にホイホイ上がるとも思えない、と言っているので、まあさすがにターミナルレートがじゃんじゃん上がる感じではなくて、3%の最終着地に向けた時間をどうするのかという話が議論になると思われるのですがどうでしょうかね。

『Press conferences. So, that's something that I'm going to be carefully considering. I have not made a decision about it. My colleagues and I are committed to communicating as clearly as possible about what we're doing and why we're doing it. I would want to think very carefully about it and make sure that no one would take more frequent press conferences as a signal of the path of policy. And so, it'll something that I'll be thinking about. 』

会見回数は増やすかもしれないそうです。

・・・・・・ということで、まだ21ページ中8ページ目までしか進んでいないのですが、あのアレだ、期末期初とか春眠暁を覚えずとか(おい)色々な事情もあってテンポがのろくてすいませんすいませんすいません。


#なお、置物師匠の日経インタビューは読むと血圧に悪いと聞きましたので読まずにスルーということで
 


お題「刈込平均が堅調ですな/パウエル議長の会見は躱し方上手そう/日経朝刊に何があるようですな」   2018/03/28(水)07:56:05  
  ふむふむ。
[外部リンク]
2018/3/27 16:15日本経済新聞 電子版

『佐川宣寿前国税庁長官の証人喚問を、霞が関の現役官僚たちは固唾をのんで見守った。答弁拒否を繰り返す対応に理解を示す一方で、安倍晋三首相ら官邸の関与は明確に否定する姿に違和感を抱く声も上がった。共通の感想は、国会運営に不安を残したことだった。』(上記URL先より)

[外部リンク] 石破元幹事長「一体何だったんだろう」
3月27日 17時14分

『自民党の石破・元幹事長は、記者団に対し「佐川氏自身も、『誰が、なぜ』ということが一切分からないと認める、極めて異例な尋問だった。安倍総理大臣や夫人の昭恵氏らの関与は全くなかったと証言しながら、他のことが全部わからないのでは、全体が明らかになっていない。『一体何だったんだろう』という思いが極めて強まった」と述べました。』(上記URL先より)

取引などは適切に行われましたっていう従来の説明をそのまま継承した上に肝心の所は証言拒否になっているとなっているので、これって佐川さんが指示しましたと鉄砲玉になってひっかぶるのかと思うとそうでもないという話になってしまうのが微妙な感じでございまして、佐川さんの指示じゃないんだったら誰が何で改ざんする必要があったのかがさっぱり分からんのであまり乗り切った感が出ないんですけど。


〇基調的物価なのですが刈込平均辺りが順調に見えますな

[外部リンク] 0.5
Oct-17 0.5
Nov-17 0.6
Dec-17 0.7
Jan-18 0.8
Feb-18 0.8

加重中央値(前年比、%)

Sep-17 0.1
Oct-17 0.1
Nov-17 0.2
Dec-17 0.2
Jan-18 0.2
Feb-18 0.2

最頻値(前年比、%)

Sep-17 0.2
Oct-17 0.3
Nov-17 0.3
Dec-17 0.2
Jan-18 0.3
Feb-18 0.3

上昇品目比率-下落品目比率(%ポイント)

Sep-17 18.7
Oct-17 24.1
Nov-17 25.4
Dec-17 23.1
Jan-18 26.8
Feb-18 25.2

刈込平均に関しては上記URL先の所にもリンクがありますが、

[外部リンク]
企画局 白塚重典

というのがありまして、10%刈込平均指数が物価基調を見る上でパフォーマンスが良いという説明はこの頃から人口に膾炙(ただしマニアに限る)していたと思うのですが、まあいずれにせよ刈込平均値がここもと下がらなくなってきたステージから徐々に上がりだしている、というのは日銀的にはウマーという展開。

とは言いましても所詮は1%割れ水準なので今すぐどうのこうのというわけにもいかないのは事実としてあると思うんですが、この調子でじりじりと堅調に推移していく、というのは「物価の基調は確りしていて2%の目標に向けて順調に推移している」という説明を大いに補強するネタに使えるのでオイチイですな。

・・・・・などと申しますのは、つまり今の政策をあと5年間更に漫然と継続する、というわけにもいかないし、かといって2%までホイホイと上がっていくのかというのも中々厳しい中、超越緩和政策に関しては現実的に対応するのならば出口とは関係なくどこかでスケールバックしたうえで時間軸政策のような形に持っていって、政策の持続性を高めておかないと2%行くまでに政策の方が持たないだろと思うんですよ普通に考えて。でもって量に関して言えばYCCの枠組み作ったので(今みたいな微妙な時に輪番減額できない(やるかもしらんが)のはちと痛いちゃあ痛いのですが)、基本的には持続性が確保できる程度、すなわち新規発行分以下の水準に国債買入拡大を抑えればそこそこ持つ可能性が高まると思うのですが、マイナス金利とETF買入はどちらも長期化してろくなことは無いので、ここをもう少しマイルドにしないと先々面倒だと思いますし、しかも向こう5年とか考えるとその間に面倒なことになって自分に降りかかってくるかも知れないと思うと何も考えずに継続って訳にもいかんと思うのですよね。

しかしながら、循環的に景気が落ちていくとか、海外要因が逆風になってくるとかになりますとその辺の調整もしにくくなってくるので、特に海外経済がどこまで持って、米国の利上げサイクルと欧州の緩和縮小サイクルがどの程度持つのかというのとの兼ね合いで、まあその通りになるかどうかは兎も角としても既にSEPで示されているのは2020年には米国金利は中立水準まで上がっているというものですから、そんなに時間的余裕はない筈(そもそも日本は消費再増税が控えているし)で、ここを逃すと今の政策を続けたまま特攻しないといけなくなるのは辛いでしょ、と思うの。

でまあそんなことを考えますと、この刈込平均辺りが確りしているのは、まあ大勝利宣言とは言えないにしても、金融政策の力点を「持続的に長期的な緩和環境の維持とそのコミットメント」という形に微修正(YCCに続く第2の修正になりますな)する時にやりやすいという事になるとは思うのですが、もちろんここまでの読み筋というかほとんど妄想ですけれども、それって日銀が今の政策枠組みであと何年も継続したら副作用が色々と、という問題意識を持っているという前提に立っているので、その意識が無いなら知らんがなという話ではあるのですが、先般出ていた「主な意見」でも(最後の最後のジンバブエ先生の認知的不協和で全部持っていかれて内容が頭に入らないという方が多かったと思いますが実は)緩和政策の力点を変えるような感じの副作用論とかの意見がジリッと増えている感がありましたので、まああまり注目されてないと思いますが注目してみました。


〇引き続きちんたらとFOMC記者会見(その2)

[外部リンク] of Chairman Powell’s Press Conference March 21, 2018

・パウエルさんはしらっと答弁を躱すタイプなのかも知れない

『NICK TIMIRAOS. Thanks. I'm Nick Timiraos of the Wall Street Journal. Chair Powell, I want to ask about the symmetric inflation target, what you outlined in your remarks as preventing persistent deviations.』

持続的に2%から乖離するのはケシカラン、という件についての質問です。

『I want to understand what symmetry means in the context of inflation being allowed to run above the 2 percent target now that that's part of the projection for, at least for core PCE next year. How do you define symmetric relative to the experience of the past five years? Would the Fed be willing to accept the type of overshoot of its target as it has seen during the undershoot? And, how high above 2 percent is too high to maintain a target that is symmetric? Is it 2-1/4, 2-1/2, 2-3/4? And also, for how long? 』

インフレが持続的に2%から乖離するのがケシカランと言っているけど過去5年ずっとしただったじゃないですかという質問で、これは物価が2%からもうちょっと上に振れるという見通しでもないのに正常化の方はジャンジャン進んでいるってのはsymmetric inflation targetとチャウんじゃないのというツッコミと思われるのですが・・・・・・・・・

『CHAIRMAN POWELL. You know, so as you noted, the, what we've said in the longer run statement of goals and monetary policy strategy is that we would be concerned with sustained or persistent deviations of inflation either above or below. We've also said in minutes and in speeches and in things like that that that is a symmetric objective. So, that's how we think of it.』

で?

『And, I think it's, I wouldn't characterize what we've done over the last five years as tolerating, you know, an undershoot of inflation. We were always pushing toward 2 percent.』

過去5年間は別に2%以下の状態を容認していたわけではなくて物価2%に向けて常に金融緩和政策をしておりましたがな、という切り返しをしているのはうまい言葉尻の捕まえ方ですな。

『And, I think that is how we look at it. I can't give you an exact number. It just, you know, it, we haven't agreed on that. It just is that we're always going to be seeking 2 percent inflation. And, in doing that, we're going to be considering, by the way, the other side of the mandate. You know, we have to balance that against the deviation of employment from, unemployment from its goal. And, and, also just the duration of it as well. 』

でもってまあ結局幾らオーバーシュートするのを容認するのかとかぜんぜん回答しないのですが、その中でしらっと「失業がロンガーランの水準よりもオーバーシュートする点も考えないと」とかしらっと入れておりまして、正常化政策過程中だから当たり前ちゃあ当たり前ですが、少なくともパウエルさんは利上げペースを遅らせて物価の上昇をもっと促そうとかそういう発想には立っていないというのが示されているのではないかと思うのですがどうでしょうかね。

『JIM PUZZANGHERA. Hi, Mr. Chairman. Jim Puzzanghera with the L.A. Times. Even with the extra fiscal stimulus of the tax cuts, your median growth projection is just up to 2.7 percent, and then this year, and then drops back down to 2 percent by 2020. Is the continued talk in Washington about tax cuts brining growth to 3 percent or higher on a sustained basis overselling their potential impact? 』

次の質問はタックスカットの影響が見通しにあまり反映されてないんじゃないのという質問ですが、

『CHAIRMAN POWELL. You know, let me say what that really is. So, it, the Summary of Economic Projections is really a compilation of the individual rate forecasts.』

SEPの見通し数値のメディアンは個人の見通しの集合体であって、一つのビューとして出したものではありません、って説明は中央銀行の経済見通しに関するツッコミに対する躱しの定番です。

『The committee made really one decision at this meeting, and that was to raise the federal funds rate by 25 basis points. The Summary of Economic Projections is individual forecasts compiled and written down. And, you've identified the median as 2.7 percent.』

全員の見解を集計した結果として出ているのが一つのものになっている、ということであって、一つの経済物価シナリオを作っている訳ではない(ので整合性が微妙な場合があるのは致し方ない)、という説明ってまあ中央銀行の政策委員会見通しみたいなのがコレクティブビューの形式で出している場合どうしてもそうなるのですけども、そういう答えがサラッと出てくる辺りは中央銀行練達のおじちゃんという感じはします(これがスタッフビューだと1つのシナリオとして出てくるので整合性取りに行くということになる)。

『I would, and that's an interesting statistic I would also say that the central tendency is interesting. The full range is interesting. So, you have a range of views around the table. One of the great benefits of our system is that we do have reserve banks with their own staffs and governors with different views.』

『And so, we discuss these things. So, the committee doesn't vote or agree upon the medians, so you're going to have a range of views. That's really all I can say. 2.7 just happens to be the median for '18, but it doesn't really say, you know, what we think is possible. 』

というのがコレクティブビューの説明ですな。[Inaudible comment] というのが続いて、

『CHAIRMAN POWELL. You know, I would say it's hard to say, but it would take, you know, that is well above almost all estimates, current estimates of potential long run growth. It would take, you know, significant increases in productivity and labor force participation to get there.』

見通しは上昇していますよ、という感じで返していまして、まあ何ちゅうか突っ込んでくる刀をまともには受けないで華麗にスルーするスキルがイエレンさんよりも高い感じはしますな。

#何か小出しですいません(小出しにする気はないので今週中に成敗します)


〇どうせ全然反省してないんでしょうなという想像は付く記事が日経朝刊にあるようです

[外部リンク] 岩田・前日銀副総裁 物価2%目標実現できず
2018/3/28付日本経済新聞 朝刊

『日銀が異次元の金融緩和を始めて5年。積極策を主導した「リフレ派」の岩田規久男・前副総裁が19日の退任後、日本経済新聞の取材に応じた。国債の大量買いによるマネー供給で物価上昇2%が実現するという5年前の就任時の考えを「単純すぎた」と語った。積極的な財政政策をめざして政府と日銀の共同声明を見直す考えにも触れた。主なやり取りは以下。』(上記URL先より、なおこの先は有料会員向けページじゃないと読めませんので念のため)

ということで主なやり取りは読めないのですが、お前は何を言ってるんだという内容になっているんだろうなあ、って想像は大体つくのですが、手元に日経本紙もございませんので朝から血圧を上げることもなく過ごせるというものです。
 


お題「さて国内政治イベント(になるかどうかは知らん)/FOMC会見ですが基本強いと思うのだが(その1)」   2018/03/27(火)08:02:38  
  ゲラゲラゲラ。
[外部リンク]
釈明も誤る 色丹島「昔は斜古丹島」
毎日新聞2018年3月26日 東京朝刊

『福井照沖縄・北方担当相は25日、北海道根室市での要望・懇談会で、2月の就任記者会見で北方領土・色丹(しこたん)島を「しゃこたんとう」と言い誤ったことについて「昭和8(1933)年まで斜古丹島(しゃこたんとう)と呼ばれていた」と誤った釈明をした。』

『会合に出席した色丹島の元島民、得能(とくのう)宏さん(84)=根室市=は「斜古丹島と呼ばれたことは、どれだけさかのぼってもない。いいかげんで分かっていない人だと思った」と話した。』(以上上記URL先より)

言い間違えましたとか勘違いしましたと素直に謝れば大した話にもならないのを間違えましたと言いたくないが為に言い訳をして問題を大きくする、というのは相当にトンチキなチョンボ対応ですけれども(「斜古丹村が島内に以前あったと聞いていたのでその名前を意識してしまって言い間違えました」と言えば逆に詳しいじゃんとなったかもしれないのに・・・・・・・)、まあこういうのを見てゲラゲラゲラとか言ってますけど自分も注意しないといけませんな。特に年寄りになればなるほど「間違えましたすんません」を言うと死ぬ病になってきますからねえ。

てか森友学園の国有地売却問題だって最初の時点で「不適切な処置でした関係者の処分と再発防止に努めます」で済まないことは無かったと思うのですが、ああでもないこうでもないと話を繕っているうちに話がこじれて前と違う話がジャンジャン出てくるわ公文書の書き換えしたものを行政が立法府に提出するわというような大問題になっているように思えますがねえ。

〇さて本日は証人喚問

という訳で。
[外部リンク] きょう証人喚問 政治家の影響や関与あったのか
3月27日 4時28分

『財務省の決裁文書の書き換え問題をめぐり、国会では27日、佐川前国税庁長官の証人喚問が行われます。書き換えが、なぜ、誰の指示で行われたのかや、国有地売却も含め政治家の影響や関与があったのかなど、一連の経緯がどこまで明らかになるのかが焦点です。』(上記URL先より)

しかしまあ何ですな、今日の衆院の自民党のお方(石田真敏さん)はアタクシ不勉強にしてイマイチよく分からんのですが、参院の方は丸川たまちゃんが質問30分(往復)となっているのですが悪い予感しかしないのですよね。

この前の参院予算委員会での和田さんの質疑もそうなのですが、国会審議の場において野党の質問時間削ってウマーとか(与党が)思っていたらまさかの与党議員の行う質疑で墓穴を掘るとかどんだけ間抜けな展開なんだよと思ったりしますが、

でまあ何か昨日は昨日でこんな発言も出ているのですがえーっとそれはちとマズくねえか。

[外部リンク] 19:263/26 19:32updated
コピーライト 一般社団法人共同通信社

『安倍晋三首相は26日午後の参院予算委員会で、森友学園が建設を予定した小学校の名誉校長に夫人の昭恵氏が一時就任したことに関し、学園の信用度を向上させるのが目的だったとの認識を示した。「学園の信頼性を高める。妻もそのように理解していた」と述べた。』(上記URL先より)

いやあの信用補完するというのはそれは国有地の売却に対して有利に働くことに繋がるとツッコまれたときに大丈夫なんでしょうかねえこの説明・・・・・・・・

・・・・・と一応イベント前なので柄にもなく雑感などをメモしておきました。


〇FOMCパウエル会見から(たぶん終わらないので明日以降に続く)

[外部リンク] of Chairman Powell’s Press Conference March 21, 2018

・説明自体は結構やる気満々に見えるのだが

まあ目先は保護主義問題とかそっちの方があるのと、事前に相当強いのが出るのを警戒していたからあのFOMCでもハトチックな反応になったのかなーとは思うのですが、これ基本的に結構やる気満々モードに見えるんですよね、ということで今回結構長いのと、イエレンさんやバーナンキさんの時と違ってパウエルさんって割とホイホイ喋っているのですがえーっとあのそのみたいな感じの喋りをするので今読めるPRELIMINARY版は割と面白いちゃあ面白いと思います。

・冒頭説明部分ですが出だしからいきなり出オチのごとく強い

『CHAIRMAN POWELL. Good afternoon. I have a brief statement and then I’ll be happy to respond to your questions.

The job market remains strong, the economy continues to expand, and inflation appears to be moving toward the FOMC’s 2 percent longer-run goal. As you already know, we decided today to raise the target range for the federal funds rate by 1/4 percentage point, bringing it to 1-1/2 to 1-3/4 percent. This decision marks another step in the ongoing process of gradually scaling back monetary policy accommodation--a process that has been under way for several years now.』

ということで、いきなりのっけから「The job market remains strong, the economy continues to expand, and inflation appears to be moving toward the FOMC’s 2 percent longer-run goal.」って威勢の良い話をかましてきておりまして、いやこれ普通に強い話をしていると思うんだけどなあ、って感じます。


・労働参加率改善に注目とな

この全体的な情勢判断の次に労働市場の話が来ます。

『Job gains averaged 240,000 per month over the past three months, well above the pace needed in the longer run to absorb new entrants into the labor force. The unemployment rate remained low in February at 4.1 percent, while the labor force participation rate moved higher. 』

労働参加率が高まる中でも2月失業率は4.1%と低水準。

『Over the past four years, the participation rate has remained roughly unchanged. That’s a sign of improvement, given that the aging of our population is putting downward pressure on the participation rate, and we expect that the job market will remain strong.』

でもってこれまでの回復期においては労働参加率が中々アガランチ会長であるというのが特徴で、人口動態の関係上労働参加率に下押し圧力が掛かる中なのに最近労働参加率が改善しながら失業が低水準というのは「That’s a sign of improvement」だそうな。


・経済見通しは改善

『Although the growth rates of household spending and business investment appear to have moderated early this year, gains in the fourth quarter were strong and the fundamentals underpinning demand remain solid. Indeed, the economic outlook has strengthened in recent months. Several factors are supporting the outlook: fiscal policy has become more stimulative, ongoing job gains are boosting incomes and confidence, foreign growth is on a firm trajectory, and overall financial conditions remain accommodative.』

改善の背景は追加財政措置と雇用の改善と所得およびコンフィデンスの改善、海外経済の先行きがより堅調な見通しな事と金融環境が依然として緩和的であることだそうで。


・物価に関してはそこまでの大自信ニキではないものの言ってることは強め

『Against this backdrop, inflation remains below our 2 percent longer-run objective. Overall consumer prices, as measured by the price index for personal consumption expenditures, increased 1.7 percent in the 12 months ending in January. The core price index, which excludes the prices of energy and food and is typically a better indicator of future inflation, rose 1.5 percent over the same period.』

ここは直近の物価指標の数字、PCE物価指数でヘッドラインが前年比+1.7%のコアが+1.5%とな。

『However, as we have noted for some time, the shortfall of inflation from 2 percent reflects, at least partly, some unusual price declines that occurred nearly a year ago. In coming months, as those earlier declines drop out of the calculation, inflation should move up closer to 2 percent and stabilize around that level over the medium term. Of course, various forces will continue to affect inflation; at times it may be above 2 percent just as at times it may be below.』

物価押し下げ要因のうちいくつかは特殊要因でこちらの前年比効果は向こう数カ月で解消に向かうから物価は2%に向かって上がっていくでしょう、ただし他にもいろいろな要因ありますがね、という説明で、声明文の方でも物価の見通しの表現が強くなっていたのと同じ説明じゃなこれは。

『Our inflation objective is symmetric in the sense that we are trying to prevent persistent deviations from 2 percent in either direction.』

というのを最後に入れてタカを中和している感じがします。


・SEPの見通し数字(経済物価見通し)

でもってSEPの説明になりますがここは数字の話なので引用だけ。

『Based on the projections that Committee participants submitted for this meeting, the median projection for the growth of inflation-adjusted GDP is 2.7 percent this year, 2.4 percent next year, and 2 percent in 2020, a bit above its estimated longer-run rate. The median projection for the unemployment rate stands at 3.8 percent in the fourth quarter of this year and runs at 3.6 percent over the next two years, almost a percentage point below the median estimate of its longer-run normal rate. Finally, the median inflation projection is 1.9 percent this year, 2 percent next year, and 2.1 percent in 2020. Compared with the projections made in December, real GDP growth is stronger, the unemployment rate is lower, and inflation is slightly higher.』


・金融政策判断について

『As I noted earlier, today’s decision to raise the federal funds rate is another step in the process of gradually scaling back monetary policy accommodation as the economic expansion continues. This gradual process has been under way for more than two years and it has served-and should continue to serve--the economy well. 』

ここは利上げしましたよでもグラデュアルですよ政策的には「緩和のスケールバック」で引き締めではないですよという話。

『In making our policy decisions over the next few years, we will continue to aim for inflation of 2 percent while sustaining the economic expansion and a strong labor market. In the Committee’s view, further gradual increases in the federal funds rate will best promote these goals.』

今後も利上げをするのが適切と考えています、ってまあそらそうよという話ですが。

『By contrast, raising rates too slowly would raise the risk that monetary policy would need to tighten abruptly down the road, which could jeopardize the economic expansion.』

『At the same time, we want to avoid inflation running persistently below our objective, which could leave us with less scope to counter an economic downturn in the future. 』

深い意味はないと思いますが、利上げが遅れると問題だが、物価が目標よりも継続的に低いことも避けないといけない、という説明になっていて、プレマチュアな利上げの問題点という言い方ではない辺りが何となく味わいを感じました、まあ勝手読みではありますけど。

『Participants’ projections of the appropriate path for the federal funds rate reflect our gradual approach.』

SEPのドットチャートの話になる。

『The median projection for the federal funds rate is 2.1 percent at the end of this year, 2.9 percent at the end of 2019, and 3.4 percent at the end of 2020. By 2020, the median federal funds rate is modestly above its estimated longer-run level trend.』

2020年末の政策金利見通しの中央値は3.4%で、ロンガーランの金利水準として考えている水準よりもモデストリーに高い、という点も説明に入っていましたな、うんうん。

『Most participants revised up their projections since December, although the median projection for this year did not change. The medians for 2019 and 2020 are somewhat higher than in December.』

多くの参加者は見通しを上方修正しましたが、メディアンに関して2019年の数値は変わりませんでした、ということですので、まあそこの部分が当時の市場反応的にハト(というのか警戒していたタカではなかった、というべきなのか知らんが)という見方になったんでしょうな。

『Of course, we’ll be watching how the economy evolves in the months and years ahead relative to our maximum employment and price stability objectives. If the outlook changes, we will adjust monetary policy appropriately. 』

データディペンデントですよ、といういつものお話。

『Finally, I’ll note that our program for reducing our balance sheet, which began in October, is proceeding smoothly. Barring a very significant and unexpected weakening in the outlook, we do not intend to alter this program. As we’ve said, changing the target range for the federal funds rate is our primary means of adjusting the stance of monetary policy. As always, the Committee would be prepared to use its full range of tools if future economic conditions were to warrant a more accommodative monetary policy than can be achieved solely by reducing the federal funds rate.』

最後にバランスシートのランオフの話をしていますが、ランオフは順調で今後も減らしますよよほどとんでもない悪化がない限りランオフ継続ですよだって金融政策は金利でやりますからね。

『Thank you, and I’ll be happy to take your questions now. 』

ということで、こちらのプレコンの最初の説明部分、バランスシートの話が大幅に減ったせいもあるのですけれども、いまやきっちりPDF3枚分で収まるというあっさり味のものになってきておりまして、だんだん説明がシンプルになっているな、というのが見て取れます。


・質疑の一発目でフィリップスカーブの平たん化の話が来ていますな

でもって質疑ですがこちらは長いので徐々にやっていきますけど、今日は時間の関係で最初のところだけで勘弁なのですが割とポイントな質問がのっけからキタコレです。

『STEVE LIESMAN. Mr. Chairman, welcome. Interesting changes in the forecast. A higher growth forecast a full point above the long run. Lower unemployment, 7/10 below the long run. And yet, very little change in inflation. What does that say about what you and the Committee believe about the inflation dynamic, and how is it that in that context, you justify three rate hikes this year, and I sense will be three next year and a full $600 billion, I guess, annual rate decline in the balance sheet? Where's your biggest concern here? Is it in overkill when it comes to rates or underkill? 』

SEP見通しの中で成長率を大きく上方修正し、失業率はロンガーランよりも大きく低い状況が続くとなっているのに物価の上方修正が大したことないのはナンデヤネンという至極ごもっともなツッコミが前半にあります。

『CHAIRMAN POWELL. So, you’re right that the outlook did improve, as I mentioned and as you was in your question. The Committee's estimates of growth went up. The Committee's estimates of unemployment went down, and it was a very light increase in inflation. And, I think that reflects, essentially, if you think back to the air after the crisis, unemployment was 10 percent. It's now 4.1 percent. You've only seen very gradual upward pressures on inflation and wages despite that very large increase.』

失業率が10%から4.1%に大きくこれまで下がったけど物価って上昇圧力そんなにかかってないよねって何ちゅう理屈じゃという感じで、いやだからNAIRUより下がったら物価上がるんじゃないのという話ではあるのですがそこについては・・・・・・・

『And, that suggests that the relationship between changes in slack and inflation is not so tight. But, it has diminished, but it's still there. So, I think when you see those small changes in unemployment, that simply reflects the, you know, the flatness of the Phillip's curve, if you will. 』

フィリップスカーブが平たん化した、という説明をしているのですが、その前段の所で「経済のスラックとインフレの関係がそんなにタイトじゃなくなっていることを示唆する」というのがありまして、まあ現実そういう感じになっているということでしょうし、別にパウエルさんが日銀を意識はしていないと思いますが、これ「需給ギャップがプラスから上がっていくと物価に上昇圧力が掛かる」と言い続けている日銀に対して多分期せずして大砲撃になっているのがワロタという所ですな。

『STEVE LIESMAN. And, your biggest concern or your biggest risk here, is it doing too much, doing too little? 』

質問後半の聞きなおし。

『CHAIRMAN POWELL. You know, I think we're trying to, we're trying to be, to take the middle ground there. So, you know, on one hand, the risk would be that we wait too long, and then we have to raise rates quickly. And, that foreshortens the expansion. We don't want to do that. The, on the other side, if we, if we raise rates too quickly, inflation, then, really doesn't get sustainably up to 2 percent. And, that will hurt us going forward. We need that, and it's, you know, we need to make sure that inflation expectations are anchored at 2 percent. So, we're trying to take that middle ground, and the Committee continues to believe that the middle ground consists of further, gradual increases in the federal funds rate as long as the economy is broadly on this path. 』

って長く説明しているのですが、結局「緩和縮小が遅れるリスクと早まるリスクに関してはどちらも問題ですなあ」というような説明を丁寧にしているだけで、どっちともいわない辺りは順当ながらまあパウエルさん方向性出さないですなあ、という感じです。

#以下後日に続く
 


お題「そろそろ15年が0.2%近くですが/副総裁就任会見」   2018/03/26(月)08:04:46  
  あっそう。
[外部リンク] / 17:30
安倍首相「違憲論争に終止符」

『安倍晋三首相(自民党総裁)は25日、東京都内のホテルで開いた第85回党大会で演説し、憲法9条に自衛隊を明記する改憲の実現へ意欲を表明した。「憲法にしっかりと自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打とう」と呼び掛けた。』(上記URL先より)

えーっとすいません、論点になっているのは戦力不保持云々よりも、個別防衛による専守防衛の活動と集団安保による米国の世界軍事戦略の一環での活動の閾値をどう取るのかという話であって、単に自衛隊明記だったら今の時点で合憲って判断になっているのだから何も憲法改正する必要ないんですけど、ここの話しかしない安倍ちゃんって(爆発音)。

〇そういえば益々金利が下がってきておりますが

まあ。
[外部リンク] / 15:16 / 3日前
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続伸で大引け、イールドカーブ平坦化

『<15:10> 国債先物は続伸で大引け、イールドカーブ平坦化

長期国債先物は続伸して引けた。前日の米国市場では、貿易摩擦への不安が広がり米国株が急落する中、安全資産とされる米国債に対する需要が増大した。東京市場でも急速な円高・株安が進行したため、国債先物への逃避買いが優勢になった。

現物債市場では金利に低下圧力がかかった。超長期ゾーンへの需要が強まり、20年債利回りが2016年12月8日以来の0.510%、30年債利回りが2017年4月17日以来の0.735%にそれぞれ低下した。イールドカーブは平坦化した。日銀オペは「残存3年超5年以下」が強めの結果になったため、5年債が強含みで推移した。

日銀の前田栄治理事(企画局などを担当)は23日、参院経済産業委員会で、現在の物価は弱めの動きが続いていると述べ、国債と上場投資信託(ETF)の買い入れを含めて金融緩和政策からの出口のタイミングや対応を検討する局面にはない、との見解を示した。積極的に材料視されるまでには至らなかった。

長期国債先物中心限月6月限の大引けは、前営業日比9銭高の150円99銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比1bp低下の0.020%と2017年11月22日以来の低水準を付けた。』(上記URL先より)

横の字数が決まっているから仕方ないけど元のロイターのインターネット版を見ると2か所も行の頭に読点が入っていて微妙に違和感がありますがそれは兎も角(どこの校閲だというツッコミはパス)。

ええもう雨公は利上げするからヘッジコスト高いし(ジャパンの期末でもあるし)オープンは為替がこの動きだと手を出しにくいし、株式市場はアガランチ会長というか年初気持ちよく上げ過ぎた分から1割以上落ちているし、ということでしゃーないから円債となるのか、しゃーないから円債という事になるだろうからそれを見越して、ということなのかは知らん(まあどっちもあるでしょ)のですが、何はともあれここもと相場ネタスルーしている隙に円債ちゃんの金利下がって10年も徐々にゼロに近くなってきましたし20年は0.5%が指呼の間に迫って参りました。

となりますとここは輪番減額あるかという話になってくるのですが、金曜は中期輪番据え置き。今週は超長期の輪番が水曜で中期と長期の輪番が月末だったと思ったんだが、さて今週輪番減らすことができるのでしょうかというのが軽くみものちゃあ見もの。特に中期と長期はこの前指値云々の時に増額をしてしまいましたが、4月以降は国債のカレンダーベース市中消化が減るので、YCCという観点で考えますと、減額をしないと実質買入増額みたいなとらえ方になってしまう(本当はここに償還だの何だの色々と考える必要があるような気もするし無いような気もする)のですがさてどうするんでしょ。

もしかしたら今のテーマって金融政策の出口がどうのこうのではなくてトランプご乱心とかそっちの方で動いているからあんまり関係ないというのと、FOMCもECBもとりあえずそんなにタカイベントにならなかった(のですがどっちも普通にやる気満々だと思うのですけど、市場がそれ以上に極端なのを織り込んでいたのか、単に毒を中和するために一部入れ込んでいるハト的な部分に希望的観測として反応しているのかがよく分からん)ので、まあ減らし時ちゃあ減らし時かも知れませんが、ドル円が105円割れだのとか言っているときだと難しいですかねえ。やっぱ10年マイナス行くくらいまでは放置になるのかね、と思うと指値は良かったのですが増額は余計でしたわマッタクモウ。

さてここで売買参考統計値を確認しましょう。
[外部リンク] 141 2032/12/20 1.7 121.13 +17 0.240 0.220
超長期国債 142 2032/12/20 1.8 122.56 +17 0.241 0.220
超長期国債 143 2033/03/20 1.6 119.76 +17 0.255 0.235
超長期国債 144 2033/03/20 1.5 118.31 +16 0.254 0.235

12月償還を入れているのは提案芸人大先生が提案した時期の残存15年という意味で参考に入れていますが、例によって最後の二つのレートのうち左が複利で右が単利でして、輪番実施するときに複利で買入って訳にもいかない(そもそも複利って再投資レートが最終レートという計算になっているので概念上のお話って面があってどうも何だかねとは思うのだが計算処理がこっちの方が楽なのとクーポン差を反映しやすいから使われるのですけど微妙に何だかな感はあるがそれは兎も角)でしょうから、単利で輪番をするとして、もう「残存15年が0.2%」にかなり接近しておりますので、この調子だと片岡大先生による理論に則れば物価上昇がここから加速して2%の物価が来年の消費増税を前に達成する勢いになるんでしょうね!!!!(棒読み)



〇副総裁就任記者会見ネタの続き

[外部リンク] 若田部副総裁に伺います。これまでは、教授というお立場で積極的な金融緩和の推進を訴えてこられたと思います。リフレ派と呼ばれることがありますが、立場が変わってこれから金融政策の担い手となった今、スタンスをこれまでと変えずにいくのか、それとももっと客観性を持っていくことになるのか、ご自身として今どうありたいと考えていらっしゃるのか教えて下さい。』

『(若田部副総裁) 私は、よくリフレ派と呼ばれるのですが、これは自著でも書きましたが、リフレ派と呼ばれることには躊躇、内心ちょっと居心地が悪いものを感じます。』

世の中全てがリフレ派と豪語するジンバブエ先生が何か言いたそうにこっちを見ています(嘘)。

『どうしてかというと、私は経済政策というのは、全てある種の応病与薬であると考えています。つまり、病気があればその病気にあわせて薬を投与するということです。』

という発言の時点でアレなものを感じますが続きを見ればまさにその通り。

『デフレに対する処方箋はマネーを増やすことであって、リフレ政策ですし、非常に高いインフレであるならば、それに対して処方すべきはマネーの量を減らすことです。』

まず第一にマネタリーベース直線一気理論のままで話をしているのがダメなうえに、「病気があればその病気にあわせて」云々という部分が「部分最適」しか考えていないということを示していまして、実際の経済はそんな単純な話ではないんですけど学者ちゅうのは(なおこのあたりの方々が学者と言えるのかという論点は無かったことにしておく)どうしてこう単純な話しかしないんでしょと思ってしまいますの。よって・・・・・・・

『全てはこれに尽きるわけなので、何か特定の集団がいて、それが何か特定の政策を独自の理論で推進しているかの如き印象を与えるリフレ派という言い方は、あまり好きではありません。』

いやお前ら徒党組んでるだろ。

『標準的な経済理論からすればデフレの時にやるべきなのはリフレ政策であって、その意味でのリフレ政策の推進者として私はリフレ派と呼ばれても構いませんが、何かレッテルがあるということには違和感があるということです。』

デフレの時にやるのは金融緩和だったら別に昔から金融緩和は実施しているのであって、それがマネタリーベース直線一気理論で解消していないわけですから、問題は具体的な実践論の話であって、そこの戦略も戦術も無くて金融緩和を何倍にとか能天気に言ってるのは理論の名に値しないのではないでしょうかね。

『そのうえで申し上げますと、確かに経済学者としてこれまで積極的な金融緩和を唱えてきたというのは事実です。ただ、これからは副総裁として日本銀行の内部に入っていきますので、そこで得られる新しいデータや情報、あるいは他の委員の方々との議論等がありますので、そういったことを踏まえたうえで、今自分が考えていることをアップデートする、モディファイするということは当然あろうかと思います。』

これ新しいデータって言ったって公表データだけでも十分に色々と分かると思うのだが、BEIとか普通に調べれば公開情報だけでも見れるものをどこぞの初代置物師匠は初めて見たみたいない言い方をしていたのが頭クラクラ来るんですよね。

『副総裁になったということのみをもって意見を変えるということはありませんが、副総裁ということにおいて、先程申し上げたような色々なこと、あるいは金融の実務知識を得ることによって、私の知識がアップデートされる、判断がアップデートされていくということは期待されているし、私自身も期待しているところです。 』

>金融の実務知識を得ることによって、私の知識がアップデートされる

・・・・・・・・・という人が何を根拠に金融緩和政策が必要とか主張できるの?????


・副作用の比較衡量について雨宮さんはきっちりと説明

『(問) 金融政策の副作用について伺います。この先も現状の金融緩和が続いた場合、その効果と副作用のバランスというのがどうなっていくのか気になるところです。副作用の方が大きくなる可能性というのをどう考えていらっしゃるでしょうか。また、副作用として具体的にどのようなことを考えていらっしゃるでしょうか。 』

『(雨宮副総裁) 副作用としてどういうことがあるかということで申し上げますと、しばしば金融緩和の副作用として議論される項目として、例えば資産価 格の行き過ぎた高騰、金融機関経営に対するマイナスの影響、市場機能の低下、あるいは家計等利子所得者に対するマイナスの影響といったようなことが議論されているように思います。私は常に申し上げていますが、あらゆる政策は常に効果と副作用の比較衡量をして適切な判断をしていくべきだと考えています。』

比較衡量キタコレ。

『先程、若田部副総裁から投薬という比喩がありましたが、その意味では医者の投薬と同じです。 常に効果と副作用の点検をしながら、適切な投薬を考えていくことが基本ですので、』

しらっとさっきの若田部さんの投薬に関する説明について「効果と副作用の点検をしながら」と入れていますが、これは若田部さんの例えが超単純というかナイーブに過ぎるというのを暗に砲撃しているように見えるのですが気のせいでしょうか(^^)。

『現段階でも私どもは、例えば今申し上げたような項目それぞれについて常に研究を行い、金融政策決定会合でも議論を行っています。私どもの金融システムレポートでも、ヒートマップという形で行き過ぎがあるかどうかの点検を行って公表しています。全ての点について申し述べるのは控えますが、例えば金融機関経営に対するマイナスの影響等をとっても、確かにこの低金利が金融機関経営の負担になっていることは認識していますが、今のところ日本の金融機関は非常に厚い健全な資本を有し、かつ信用コストも低下しているという状況の中で、積極的な貸出態度を維持していますので、金融緩和の結果、金融仲介機能が損なわれ始めているという段階には至っていないことから、全体として考えれば金融緩和の効果が副作用を上回っている状況であると判断して います。』


・一方若田部さんの説明は浅くて話になりませんな

『(若田部副総裁) 私は国会の所信表明では、金融緩和の副作用についてこれまで顕現化していないと述べました。その時の文脈というのは、よく金融緩和の副作用として、長期金利が急騰するとか、あるいは日本銀行がインフレ目標を導入するとハイパーインフレになるとか、あるいは金利生活者の収入が大変になる、と色々なことがいわれたわけです。』

まずこの時点で今問題視されている副作用論と全然関係ない超通俗的な話を持ってきていて、藁人形論法にも程があるし、大体からしてこの前実施した総括的検証の中での副作用に関する話ってお前まだ読んでないのと小一時間問い詰めたい。

『金利生活者の金利収入が下がっているのは事実ですが、世上色々と金融緩和の副作用等がいわれる時に 1 番最初に挙がるようなことは起きなかったということです。』

論点が浅すぎる。

『これから先、金融機関や市場に当然影響は及び得るわけで、そうした副作用が、金融政策がこれまでもたらしてきた企業収益を増やす、雇用状況をよくする、そして各種社会経済データをよくする、雇用者総報酬も増えている、 といった効果を覆すに至るようなものであるならば、やはり点検すべきであろうと考えます。』

そもそもそれ金融政策の効果がどこまでなのかという議論があるんだが。

『ただ、金利収入の話でも、一般論として付け加えさせて頂きますが、経済がよくなると、今度は金利収入以外の収入が増えるということが起 きますので、 1 つのところだけをとるのではなくて、経済が全体としてどうなっているのかをみることが、金融政策を運営するうえでの最大のポイントだと思います。』

お前は何を言ってるんだ。

『ですから、1 つのところだけをとり上げて、それが副作用だというのは、やはり金融政策を与る中央銀行の人間としては警戒すべきであって、むし ろマクロ政策としては経済全体がどうなっているのかをみて、そのもとで政策の是非を判断すべきだと考えています。』

お前さっきから金利収入の話しかしてないじゃん、ということで実に浅くて、先代置物師匠よりも論点の置き方が浅いというか甘いというかナイーブって感じですな。


・達成時期に関しては華麗にするーする雨宮さん

『(問) 先程、雨宮副総裁は、2%の実現に対して具体的な年限を区切っては いないというようにおっしゃっていましたが、黒田総裁は今回の国会の所信聴取において、2019 年度には確実に出口の検討に着手しているだろうというようなことをおっしゃられていました。実質的には、来年度ということだと思うのですが、この時間軸の実現可能性に関して、両副総裁はどのようにお考えでしょうか。』

達成していれば、ですけどね。

『(雨宮副総裁) 時間軸といいますか、今の見通しということで申し上げますと、直近の 1 月の金融政策決定会合において議論して決定された、私どもの展望レポートにおいては、2%程度を実現する時期について 2019 年度頃とし、ただし下方リスクがある、という判断をお示ししました。その後のデータ、あるいは経済情勢の展開で、この判断が変わるのか変わらないのかについては、次回の 4 月の金融政策決定会合は展望レポートを検討する回ですから、そこで入手可能な内外の様々な情勢やデータを十分点検して、他の委員方と議論して判断していきたいと思っています。』

完全にそれはこれから考える状態。まあ仕方ないけど。


・おまえ時間軸の意味わかって喋ってるの??

『(若田部副総裁) 「イールドカーブ・コントロール」は確かに持続性のある政策であり、その意味ではある種の時間軸政策に近いとも評価できるとは思うのですが、』

?????????????????????????

『ただ実際に「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」によって 2019 年度頃に目標を達成できるのかということについては、まさに金融政策決定会合で議論したいと思います。』

ナンジャソラ。

『先程申し上げたことですが、私は経済学者として色々な主張をしてきましたが、日本銀行に入ったところで、今度は様々なデータをみて、また謙虚に自分の知識、判断をアップデートしたいと考えています。』

つまり今までデータも見ないで好き勝手に言ってたということですかそうですか。


・先代置物師匠への評価

『(問) 若田部副総裁に伺います。同じリフレ派という言葉でくくられるのは本意ではないというお話がありましたが、岩田前副総裁、リフレ派の象徴ともいわれた方の評価なのですが、日本銀行のマインドを変えたというようにおっしゃる方もいれば、最終的に考え方が進化したというお話をされて変節したというような指摘もあるのですけれども、どのように評価されていますでしょうか。』

誰だよこの質問したのは(褒めてます)。

『(若田部副総裁) 岩田先生は私の尊敬する大先生でして、その先生を評価するとはまたおこがましい話とは思いますが、ただ実績をみれば、それは一目瞭然です。』

日銀を散々口を極めて罵倒して導入した世界標準の理論(そういやさっき若田部さんも世界標準とか言ってましたな頭が痛い)によって物価目標が2年で達成とか言ってたのが全然達成しなかった実績ですねわかります。

『日本銀行内部での議論は私にも詳らかではありませんが、岩田前副総裁も加わった日本銀行の執行部である、黒田総裁、中曽前副総裁、岩田前副総裁のもとで、日本銀行がここまでの業績を上げていることは事実だと思います。』

物価上がってないんですけど。

『物価に関しては、日本銀行が参照している基調的なインフレ率でも、CPIを色々な形でみても、デフレの基調があった時代はもはや終わり、デフレではないというところまできた、』

そもそも継続的に物価が低下するという程の状況だったのかという質疑もありましたな。

『その過程において、これまで色々と問題のあった雇用の面でも非常にいい成果を出している、といった実績を上げたことは第 1 に特筆すべきだと思います。』

雇用における人口要因はどうなっているんでしょうかね。なんかここをうやむやにして成功したことにしてしまうと、それこそ台湾沖航空戦じゃないけど(あれはそもそも勝っていないから話にならんけど)政策の効果を間違えたまま(過大評価したまま)でいると、次の時に処方箋間違えて政策を実施して、それが今度は取り返しのつかない失敗を招くということだってあり得るのだから、もっときちんと総括をして頂きたいと思うのでありました。

ということでこの辺で勘弁。
 


お題「副総裁就任会見を鑑賞するの巻(その1)」   2018/03/23(金)08:12:21  
  おはぎゃあございますorz
[外部リンク] 700ドル以上値下がり 対中制裁の影響懸念
3月23日 5時28分

『22日のニューヨーク株式市場は、アメリカのトランプ政権が発動を決めた中国からの輸入品に高い関税を課す制裁措置が世界経済に悪影響を及ぼすという見方から売り注文が膨らみ、ダウ平均株価は700ドル以上値下がりしました。』(上記URL先より)

ほらあれですよ、元々「トランプが大統領になったらリスクオフ」って言ってたじゃないですか(白目)。

しかしまあ何ですな、
[外部リンク] 雨宮でございます。どうぞよろしくお願いします。抱負ですが、今後取り組むべき課題として、3 つのことを肝に銘じていますので、そのことについて申し上げたいと思います。』

ということで始まりますが・・・・・・・・・・・・・・・

『第 1 に、金融政策運営です。私は、日本銀行におけるキャリアの約半分、20 年近くにわたってデフレとの戦いの最前線に身を置いてきました。日本 経済は、デフレではないという状況にはなりましたが、2%の「物価安定の目標」は実現できていません。これからの 5 年間、積年の課題である物価安定という使命達成の総仕上げのために、全力を尽くす覚悟です。もちろん、歴史的にも世界的にも類例をみない大規模な政策ですので、その効果と副作用の評価や、将来の出口戦略のあり方など、検討課題は多岐にわたります。これまで築き上げた中央銀行員としての実務知識もフルに活かしつつ、適切な政策運営に 努めていきたいと考えています。』

ちゃんと出口の話もしている。

『第2に、金融システム面の課題です。金融機関経営を取り巻く環境は、人口や企業数の減少、あるいは長引く低金利など、厳しさを増しています。こ うした環境変化に対する金融機関の対応を的確に把握し、サポートしていきた いと考えています。また、金融取引の市場化やグローバル化が進展する中で、日本銀行が持っている最後の貸し手機能についても、市場への流動性供給や、 外貨の流動性供給といった新しい機能の重要性が増しています。このほか、 FinTech の発展に対応していくことも、中央銀行、民間金融機関ともに重要な課題です。このように、金融を取り巻く環境が大きく変革していく中においても、日本銀行の機能や能力を十分に発揮して、金融システムの安定を図り、金融仲介機能の向上に貢献していきたいと考えています。』

ということで、ここで思いっきり金融システムの課題というのが出ていて、まあ別にだから出口とかそういう話ではないのですが、金融システムは安定して問題ありませんの一点張りで来ていた(FSRとかではせっせと指摘しているにしても)パターンにちょっとだけ変化を入れたような感じはあります。まーそうは言いましてもこの前まで企画担当理事だったんですから金融システムは安定しております(キリッ)ってのも雨宮さんは理事としてそういう建付けで走るのに協力していた訳ですが、こうやって副総裁就任という形で目先が若干変わる所を狙ってちょっと七色の変化球を打ち込んでいる(ただし本格的な妖刀は抜かないでジャブ程度)ということなのかなと勝手に希望的観測込みで読んでしまいました。まあ頭が黒田さんのままだからあまり変わらないのですけどね。

『第 3 に、約 40 年にわたり日本銀行で現場経験を積んできた者として、円滑な業務組織運営に努めることが、私に課せられた最も大事な役割と考えて います。日本銀行の使命達成の基盤は、銀行券の発行と流通、決済システムの 運営など、日々の業務遂行です。日本銀行の本支店、事務所、約 5 千人の職員は、高い士気を持ってそうした業務を日々遂行するとともに、災害時などの緊 急時にも、わが国の金融インフラをしっかり守るという強い決意を持って臨んでいます。こうした職員一人一人の持てる力を引き出し、日本銀行の組織力をフルに発揮させていきたいと考えています。』

『これまで日本銀行で得られた経験と知見を活かして、職員の力を束ねつつ、若田部副総裁と力をあわせ、黒田総裁をお支えし、使命の達成に全力をあげて取り組んでいきたいと考えています。』

内部管理に関しては副総裁が2回連続で置物だわ実務の役に立たないわで大変でしょうな。


・若田部さん現状はスクラッチ状態のようで

『(若田部副総裁) 若田部でございます。日本銀行に入るのは、本日が第 1 日目です。これからは、雨宮副総裁とともに、黒田総裁をお支えして、日本銀行の金融政策と業務の運営に貢献していきたいと考えています。』

寧ろ貢献すると邪魔なんだが。

『現在、日本銀行は、2%の「物価安定の目標」を達成すべく、大規模な金融緩和政策を実施しています。その成果は、企業の収益・雇用状況、総雇用者所得、自殺率や貧困率といった各種の経済社会データを素直にみれば、明らかだと思います。』

相関していてもそれが疑似相関の場合は因果関係が成立しないのですが・・・・・・・・・・・・

『2%の「物価安定の目標」には達していませんが、物価が継続的に下落するという意味でのデフレとはいえない状況にまで漕ぎつけました。この成果は、私は素直に評価したいと考えています。 』

この「物価が継続的に下落するデフレ」ってそんなのあったかよ、というツッコミは後程出てくる。

『今後の抱負ですが、1 点目は金融政策についてです。金融政策については、デフレからの完全脱却、すなわち 2%の「物価安定の目標」の安定的達成を目指して、淡々粛々と金融政策の策定に関わっていきたいと考えています。 金融政策の効果は、既に各種のデータによって明らかですが、まだその果実が国民全体に及んでいるとまではいえません。政策の基礎となる理論・モデルを吟味し、データと予想を精査し、金融政策決定会合の議論に積極的に参加して まいりたい、というのが私の第 1 の抱負です。』

つまりこれから考えるということですが、そもそもこの「成果があった」という話になっている部分なのですが、もともとQQE導入当初には置物師匠のあの例の波及メカニズムの図があった訳でして、それに対して実際はどうだったのか、という話からきちんと精査したうえで、効果が本当にあったのか、実は海外要因じゃなかったのかとか、人口動態要因だったんじゃなかったのかとか、消費増税前の駆け込み需要による神風部分がどの程度あったのかとか、そういうのをもっときちんと確認しないままで、「効果があった」という事にしてしまうと、結局今後も間違えた処方箋を作り続けることになるんじゃないでしょうか、と思うのですよね。

『第 2 に、金融の世界には大きな変化が押し寄せてきています。いわゆる仮想通貨と暗号技術、あるいは人工知能の可能性が、昨今取沙汰されています。それらの中には、やや可能性を過大評価している感もなきにしもあらずで すが、技術の変化そのものはリアルでして、これが既存の金融の姿を大きく変革しつつあります。殊に、FinTech がその可能性を発揮する過程では、既存の金融機関の変革が不可欠となるでしょう。また、日本銀行の業務に直接関わるところでは、サイバー危機・サイバー攻撃の危険性があります。これは米国な どでは、例えばサイバー攻撃がきっかけとなって次の金融危機が起きるのではないかといった懸念も取沙汰されています。そうした技術の変化、それが金融市場、組織にいかなる変化をもたらすかについては、目を凝らし、研究をしていきたいと考えています。』

何かとりあえず聞いた言葉を一生懸命並べた感が漂いますが、サイバー攻撃云々という意味ではファイヤーウォールなどと関係なく表門から政策委員会とかいう所にウィルスが注入されているのですがとか咄嗟に思ってしまったのですが。

『3 番目は、これは日本銀行に入ってからの課題ですが、あらゆる組織同様、日本銀行も、そこで働いている人間の集まりです。日本銀行の役職員の方々は、高いプロフェッショナル意識を持って活動されていると思いますが、私にとっての課題は、そうした一人一人の日本銀行の方々と、できる限り直接お会いして、日本銀行を人の側面からよりよく理解することです。 』

置物一派という点で言えばジンバブエ大先生なんぞは4年やっておられますが決定会合関連とか金懇とか拝見するにどんどんとこじらせが悪化しておられて、日本銀行を人の側面からよく理解すると普通ああはならんだろうと思いますので、若田部さんにおかれましてはきちんと勉強をして頂きたいと思うのですが、後の方での質疑見ると大丈夫か感はある。


・若田部さんの追加緩和論には特に強固なものはない

『(問) 金融政策上、最大の課題は 2%の「物価安定の目標」の実現だと思いますが、数ある要因の中で、2%の実現のために最も重要なファクターをどう いうふうにみておられるか、お伺いします。』

雨宮さんの答えは通常の日銀公式見解通りなのでパスして、

『(若田部副総裁) 国会での所信表明の際にも申し上げましたが、2%の「物価安定の目標」を実現するために、デフレからの完全脱却を目指し、デフレへと逆戻りしないという決意のもとで始まったのが、過去 5 年間の金融政策のス タンスだったと思います。この金融政策のスタンスあるいはレジームを堅持すること、そしてそれを可能であれば強化することが、最も大事なことだと考えています。(以下割愛)』

だそうですが・・・・・(以下の部分は色々と話をしているが内容は別にどうということもないので割愛)

『(問) 若田部副総裁にお伺いします。国会の所信聴取の中で、必要ならば追加緩和を行う、その際に、新たな手段も検討すると言及されていたと思うのですが、どのようなことを頭の中においてお話しされていたのか、もしお話しできることがあればお聞かせ下さい。』

『(若田部副総裁) 現段階でどのような手段を考えているのかということについては、基本的には、金融政策決定会合で議論し決定するものですので、コメントを差し控えさせて頂きたいと思います。』

しかしこう見ますと就任記者会見で1つの考え方として外債購入とか思いっきり発言した佐藤さんって(リフレ一派のスットコドッコイと比較するとはケシカランと言われそうですが^^)まるで格が違いますなと思ってしまうのでした。


・2%目標に関する説明が中々面白い

これは良い質問。

『(問) お二人にお伺いします。国会の所信聴取では、議員の方々から 2%の 「物価安定の目標」がそもそも妥当なのかという質問が多かったと思います。 2%の「物価安定の目標」および 2013 年の政府と日本銀行の「共同声明」について、見直しをする必要があるのかないのか、お考えをお聞かせ下さい。』

ということで雨宮さんですが、中々味わいのある説明になっています。

『(雨宮副総裁) まず 2%の「物価安定の目標」の妥当性について、時々誤解があるように思うのですが、2%の「物価安定の目標」というのは、人為的にインフレを起こして、インフレによって経済問題を解決しようということではないと、私は理解しています。』

黒田1期では何が何でも目標達成という話でしたし、置物リフレ理論というのはマイルドインフレにすれば経済諸問題解決して万々歳というものだったはずなのですが、こうやってしれっと話が変わってきている(今変わったわけではなくてここんとこそういう感じですが)のがチャーミング。

『中央銀行の目的は、あくまでも「物価の安定」 ですが、この「物価の安定」を具体的な数値で実践的に定義してみると、ちょっ とプラスがよいというのが共通の理解になっているわけです。これは色々なところでご説明していますが、CPIという物価統計には強めに出るという上方 バイアスがあるとか、デフレにならないようなのりしろを持っていた方がいいというようなことがあります。こうした統計上のバイアスやのりしろを踏まえて、「物価の安定」ということを実践的に定義しようと思うと、ぴったりゼロ ではなくて、ちょっとプラスがよいというのが、先進国の共通の理解です。』

ほほう。

『ではそのちょっとプラスが 1%か 2%か 3%かというのは、先験的に自動的に答えが出る問題ではないのですが、今は、先進国で共通して 2%を目標としています。』

これまた元々のQQE黒田1期の時は潜在成長率がどうのとか経済の基礎的状態がどうのとかそういうのとは独立的に2%が正しい(キリッ)というような感じでの説明に終始していた筈なのですが、「ちょっとプラスが良い」という事を言ってるのは中々これも味わいがあります。もちろん今それを変えるとかそういう話ではないというのはこの先の方で説明していてこの部分に含まれる埋伏の毒を中和しているのですが、これって「2%はまだ行ってないけどちょっとプラスだしこの先2%行く蓋然性も高いという見通しですから・・・・・」という理屈を繰り出すための伏線をしらっと張っているようにも見えますので中々。

『これは何も、単に他にあわせておこうということではなくて、関係国が物価安定目標を共有することによって同じような物価情勢が成立すれば、長い目でみた為替市場の安定、為替市場のトレンドの安定につながり、それが金融資本市場や企業活動の安定につながるという非常に重要な意味を持っています。』

出たな為替。

『従って、やはり 2%の物価安定目標、これはご案内の通りECBは物価安定の定義と呼んでいますが、非常に重要だと思っていますし、現在の政府と日本銀行の「共同声明」を現時点で見直す必要もないと考えています。』

結論ではいつもの話なのだが途中に色々と七色の変化球を織り込んでいるのが雨宮さんという感じですな。


一方の若田部さん。

『(若田部副総裁) 雨宮副総裁がおっしゃったことに加えてという形になりますが、現状で色々と研究があることは事実です。例えば、働きたい人がほぼ全員働けるという意味での完全雇用、あるいは経済学的にはインフレを加速させない失業率はどのくらいかという研究では、例えば 2%の半ばから前半であるという研究があります。この数字そのものは色々とばらつきがあると思います が、その失業率を達成するのにふさわしい目標インフレ率はどのくらいかという形で逆算していく、つまり雇用の側から望ましい物価上昇率を逆算していくと、大体それが 2%ではないかという研究が諸々あります。』

これはまた斬新な理論が来ましたが、だったら物価2%じゃなくてNAIRUの達成を目標にすればよいのではないでしょうかと思いますし、まあ人によって考える水準は違うとはいえ、NAIRU近くまで失業率が低下しているという状況であれば別にそこからの物価上昇を促す必要ってあるんですかと小一時間問い詰めたい。

『従って、グローバ ルスタンダード的なもの、あるいは統計上の振れ、あるいは金融政策のある種の余地を残すというような、そういった理由だけではなくて、やはり 2%そのものに根拠があるのではないかという感触を私自身は持っています。』

ということでここは雨宮さんと一線を画しているのだが、じゃあ2%は分かったけどどの物価統計を取るのか、国によって統計の取り方違ってるんだがそれなのに何で万国共通で2%が正しくなるのかの根拠を提示して頂きたい。

『その意味では、次の見直しの議論につながるのですが、私は 2%の「物価安定の目標」 は、日本銀行と政府の「共同声明」で定められたことですので、日本銀行副総裁としては、まずはこの 2%を達成するということに全力を傾けたいと考えています。』

まあこれは良いんだが。

『そのうえで、一般論として申し上げますと、もちろん 2%を 1%にす るとか、そういった議論というのは考えられないし、望ましくないと考えていますが、世界の中央銀行、例えばBOEやFRBなどでは、危機に対応する経験なども踏まえたうえで、物価安定目標は何%にすべきなのか、あるいは物価だけではなくて、他に色々なものをみるべきではないかというような研究が進んでいるのは事実です。学会や中央銀行において、そのような研究は進んでいますので、日本銀行としても、そのような議論や研究をすることは、現状でも可能なのではないかと思います。ただし、今申し上げた通り、日本銀行としてなすべきことは、まずは2%を達成するということであり、公式に見直しを考えているということではないということだけは申し添えさせて頂きます。』

えーっとすいません、そういう研究が進んだ結果例えば1%が良くて2%は過大という結論になった時に2%達成して喜んでいたら実は国民厚生上望ましくなかった、というのだと間抜けにもほどがあるんですが・・・・・・・

まあね、つまりこの2%というのはもっとフワッとした話であって、若干のインフレの方が実質ゼロの時にも名目がプラスになるので、経済主体における色々な調整がやりやすくなるので、そのためにも経済が安定的かつ持続的に成長をしていくのに若干のプラスの物価上昇だと運営しやすい、という(雨宮さんの説明が実はそんな感じに思えるのですが)話じゃネーノという話にもっていく方が日銀もやりやすいのですが、まあリフレ一派がのさばっている上に安部ちゃんが信奉しているだけに中々ねえとは思う。

#後半の見どころは政策調整に関する部分なのだが量が多いので時間が無くなってしまったの巻で週明けにでも(もしかしたら土日に更新するかもしれないけど月曜の更新時にそのまま残しておくのでスルーして無問題です)
 


お題「寝起きでFOMC」   2018/03/22(木)08:03:21  
  何だよ削除するのかよ。
[外部リンク] 02時03分

あっそうと思うのですが、この前まで河野外相無茶苦茶強硬姿勢だったと思うんだが、威勢よくやった後にノコノコ行くってのも何かアレですなあ。



〇FOMC声明文

[外部リンク] received since the Federal Open Market Committee met in January indicates that the labor market has continued to strengthen and that economic activity has been rising at a moderate rate.』(今回)

『Information received since the Federal Open Market Committee met in December indicates that the labor market has continued to strengthen and that economic activity has been rising at a solid rate.』(前回)

経済活動が前回ソリッドだったのに今回モデレートに下がっているというのに利上げとな!というお話なのがチャーミング。


『Job gains have been strong in recent months, and the unemployment rate has stayed low. Recent data suggest that growth rates of household spending and business fixed investment have moderated from their strong fourth-quarter readings.』(今回)

『Gains in employment, household spending, and business fixed investment have been solid, and the unemployment rate has stayed low.』(前回)

経済活動の現状認識が下がった理由は家計と企業の活動がモデレートになったから。


『On a 12-month basis, both overall inflation and inflation for items other than food and energy have continued to run below 2 percent. Market-based measures of inflation compensation have increased in recent months but remain low; survey-based measures of longer-term inflation expectations are little changed, on balance.』(今回)

『On a 12-month basis, both overall inflation and inflation for items other than food and energy have continued to run below 2 percent. Market-based measures of inflation compensation have increased in recent months but remain low; survey-based measures of longer-term inflation expectations are little changed, on balance.』(前回)

インフレとインフレ期待に関する認識は前回と全文一致。


・第2パラグラフ:しかしながら「先行き見通しが強まっているので利上げ」キタコレ

『Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability.』(今回)
『Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability.』(前回)

これはいつものマクラ。

『The economic outlook has strengthened in recent months. The Committee expects that, with further gradual adjustments in the stance of monetary policy, economic activity will expand at a moderate pace in the medium term and labor market conditions will remain strong. 』(今回)

『The Committee expects that, with further gradual adjustments in the stance of monetary policy, economic activity will expand at a moderate pace and labor market conditions will remain strong.』(前回)

今回思いっきり「The economic outlook has strengthened in recent months.」というのをぶち込んでいるのはおお頑張ってるじゃんという感じなのでこれは強いのと、徐々に金融緩和の調整をする中で経済活動が今後もモデレートに拡大、という説明の中に「in the medium term」ってのがはいったのが何か微妙に意味があるように見えるがイマイチよく分からんので誰か教えてジェネラル。

『Inflation on a 12-month basis is expected to move up in coming months and to stabilize around the Committee's 2 percent objective over the medium term.』(今回)
『Inflation on a 12-month basis is expected to move up this year and to stabilize around the Committee's 2 percent objective over the medium term.』(前回)

何気に2%物価到達の見込み時期が早まっていまして、こうなると確かに政策調整必要ですわという話になる。

『Near-term risks to the economic outlook appear roughly balanced, but the Committee is monitoring inflation developments closely.』(今回)
『Near-term risks to the economic outlook appear roughly balanced, but the Committee is monitoring inflation developments closely.』(前回)

リスク認識バランスというのは同じ。


・第3パラグラフ:市場織り込み済みですが政策金利1.25-1.5→1.5-1.75に引上げ

『In view of realized and expected labor market conditions and inflation, the Committee decided to raise the target range for the federal funds rate to 1-1/2 to 1-3/4 percent. The stance of monetary policy remains accommodative, thereby supporting strong labor market conditions and a sustained return to 2 percent inflation.』(今回)

『In view of realized and expected labor market conditions and inflation, the Committee decided to maintain the target range for the federal funds rate at 1-1/4 to 1-1/2 percent. The stance of monetary policy remains accommodative, thereby supporting strong labor market conditions and a sustained return to 2 percent inflation.』(前回)

利上げの実施というのは前回と違いますが、利上げ後も金融政策は緩和的でどうのこうのというのは同じ表現。


・第4パラグラフ:今後の政策スタンスの話は全文一致

こちらは全文一致です。

『In determining the timing and size of future adjustments to the target range for the federal funds rate, the Committee will assess realized and expected economic conditions relative to its objectives of maximum employment and 2 percent inflation. This assessment will take into account a wide range of information, including measures of labor market conditions, indicators of inflation pressures and inflation expectations, and readings on financial and international developments. The Committee will carefully monitor actual and expected inflation developments relative to its symmetric inflation goal. The Committee expects that economic conditions will evolve in a manner that will warrant further gradual increases in the federal funds rate; the federal funds rate is likely to remain, for some time, below levels that are expected to prevail in the longer run. However, the actual path of the federal funds rate will depend on the economic outlook as informed by incoming data.』(今回)

『In determining the timing and size of future adjustments to the target range for the federal funds rate, the Committee will assess realized and expected economic conditions relative to its objectives of maximum employment and 2 percent inflation. This assessment will take into account a wide range of information, including measures of labor market conditions, indicators of inflation pressures and inflation expectations, and readings on financial and international developments. The Committee will carefully monitor actual and expected inflation developments relative to its symmetric inflation goal. The Committee expects that economic conditions will evolve in a manner that will warrant further gradual increases in the federal funds rate; the federal funds rate is likely to remain, for some time, below levels that are expected to prevail in the longer run. However, the actual path of the federal funds rate will depend on the economic outlook as informed by incoming data.』(前回)

前回と全文一致でここの話は毎度の通り。


・第5パラグラフ:票決は全員一致

『Voting for the FOMC monetary policy action were Jerome H. Powell, Chairman; William C. Dudley, Vice Chairman; Thomas I. Barkin; Raphael W. Bostic; Lael Brainard; Loretta J. Mester; Randal K. Quarles; and John C. Williams.』(今回)

『Voting for the FOMC monetary policy action were Janet L. Yellen, Chair; William C. Dudley, Vice Chairman; Thomas I. Barkin; Raphael W. Bostic; Lael Brainard; Loretta J. Mester; Jerome H. Powell; Randal K. Quarles; and John C. Williams.』(前回)

反対しそうなの今の投票メンバーにいませんからね。


〇SEPは案の定だが利上げ見通しが強くなっている

[外部リンク] 21, 2018
Federal Reserve Board and Federal Open Market Committee release economic projections from the March 20-21 FOMC meeting

てな訳でSEPですけれども。

PDF版
[外部リンク] in real GDP
2.7 2.4 2.0 1.8
December projection
2.5 2.1 2.0 1.8


Unemployment rate
3.8 3.6 3.6 4.5
December projection
3.9 3.9 4.0 4.6


PCE inflation
1.9 2.0 2.1 2.0
December projection
1.9 2.0 2.0 2.0

ということですのでまあ普通に上方修正ですが、成長と雇用を上方修正しているほどには物価は上方修正していないという内容。PDFの方だとファンチャートもどきがありまして、そちらを見ますとざっくりとした印象では成長見通しに関して下振れリスクが減っているのと、雇用に関しては上方修正(失業率の数字は下方修正)かなという感じです。


・2020年には明確にロンガーランよりも高い金利になっているという見通し

世の中的には2019年のドットも気にされるらしいのですが、アタクシの場合通常は足元とロンガーランだけ注目するようにしていて、ただ今回は2020年の数値が特徴的だったので、そちらも見るという感じでしょうか。

PDFのドットを見てちょという感じですけれども、まず今年。

2018年の利上げ回数(1回はもうやってしまいましたが)

12月時点での予想
無し:2名(この回2名利上げ反対ドットが入っていて、そのうちの1名は2018年度も1.0-1.25にドットを置いているという剛の者がいた)
1回:1名
2回:3名
3回:6名
4回:3名
5回:1名

3月(今回)の予想(1回、とあるのは年間ベースなので既に1回は実施済みからスタートしています、1回というのはここからの利上げなし)
1回:2名
2回:0名
3回:6名
4回:6名
5回:1名

5回とかいう変態仮面はさておきまして、これはどう見ても年4回コースが見えてくる上方修正ですが、まあこの程度強いのが出てくるのは織り込んでいるかなという感じですけど。

2019年はあまりキニシナイのですが、今年利上げしないとかいう人たちと5回の変態をスルーすると、分布が2.50-2.75から3.25-3.50になっていて3回少々の利上げとなっていまして、この先に出てくるロンガーランの数字がまあ3%に上昇しているので、2019年末はほぼ中立金利近辺にFFを引き上げておきます(つまり金利的には正常化)という内容だと思う。

でもって2020年ですが、こちらはドットの多くが3%を明確に上回っている水準となっていまして、これはロンガーランのレートが概ね3%になっているのから勘案すると「2020年は若干中立金利よりも高い水準にFF金利がある」という話になりまして、こいつは上方修正だぜという感じです。

そういう訳で肝心のロンガーランですけれども。

2.25:1名→1名
2.50:2名→1名
2.50-2.75:0名→1名
2.75:6名→4名
3.00:6名→5名
3.25:0名→1名
3.50:0名→1名

#ちなみにこれ全体的にそうなのですが総数1減ってます

ということで、まあ2.75%か3%かという感じですが、3%に近い方で見た方が良い感じでこれは上昇です。ちなみにさっき申し上げた2020年が中立金利より明確に高い件ですが、前回のドットチャートですと2019年はロンガーランの金利よりも若干低いところにいて、2020年がロンガーランの金利と大体同じ気持ち上という感じでして、今回は先ほど申し上げた通りに2019年がほぼ中立金利、2020年は中立金利よりも上となっているので、スタンスとしては利上げが前に倒れましたという解釈で合っていると思うのですがどうでしょうかね。


〇会見のオープニングステートメントから少々(時間が・・・・・・・)

[外部リンク] of Chairman Powell’s Press Conference Opening Remarks March 21, 2018

・出オチ感甚だしい最初のぶっこみ

『CHAIRMAN POWELL. Good afternoon. I have a brief statement and then I’ll be happy to respond to your questions.

The job market remains strong, the economy continues to expand, and inflation appears to be moving toward the FOMC’s 2 percent longer-run goal. As you already know, we decided today to raise the target range for the federal funds rate by 1/4 percentage point, bringing it to 1 1/2 to 1-3/4 percent. This decision marks another step in the ongoing process of gradually scaling back monetar
policy accommodation--a process that has been under way for several years now.』

ということでいきなり最初に強い言い方キタコレという感じです。労働市場に関しては・・・・・・・・

・パーティシペーションレートの拡大を評価

『Job gains averaged 240,000 per month over the past three months, well above the pace needed in the longer run to absorb new entrants into the labor force. The unemployment rate remained low in February at 4.1 percent, while the labor force participation rate moved higher. Over the past four years, the participation rate has remained roughly unchanged. That’s a sign of improvement, given that the aging of our population is putting downward pressure on the participation rate, and we expect that the job market will remain strong.

労働参加率が上がっていることを「That’s a sign of improvement」と評価。


・足元のアセスメントを下げても先行きを強くしているのはまずは財政

『Although the growth rates of household spending and business investment appear to have moderated early this year, gains in the fourth quarter were strong and the fundamentals underpinning demand remain solid. Indeed, the economic outlook has strengthened in recent months. Several factors are supporting the outlook: fiscal policy has become more stimulative, ongoing job gains are boosting incomes and confidence, foreign growth is on a firm trajectory, and overall financial conditions remain accommodative. 』

声明文と同じくで家計と企業が昨年4Qのやたら強いのからモデレートされたけれども、先行きに関してはこの数カ月で見通しを強めたということで、財政に関して思いっきり最初に入れてますな。その他は雇用と海外。


・物価はここ数カ月で2%に近づくそうな

『Against this backdrop, inflation remains below our 2 percent longer-run objective. Overall consumer prices, as measured by the price index for personal consumption expenditures, increased 1.7 percent in the 12 months ending in January. The core price index, which excludes the prices of energy and food and is typically a better indicator of future inflation, rose 1.5 percent over the same period.』

ここまでは現象面の話。

『However, as we have noted for some time, the shortfall of inflation from 2 percent reflects, at least partly, some unusual price declines that occurred nearly a year ago. In coming months, as those earlier declines drop out of the calculation, inflation should move up closer to 2 percent and stabilize around that level over the medium term.』

今後数カ月と来ました。

『Of course, various forces will continue to affect inflation; at times it may be above 2 percent just as at times it may be below. Our inflation objective is symmetric in the sense that we are trying to prevent persistent deviations from 2 percent in either direction. 』

ということで、以下続くのですが時間が無くなってしまったので以下明日ということでご勘弁ください。一応この先について簡単に申し上げると、まあ要するに威勢の良い話が多くて、ただし物価が2%を下回って推移するのが長くなるのはどうかという話は一応入れているという感じです。バランスシートのランオフに関しては順調に推移しているので今後も続けます、というお話でした。
 


お題「3月決定会合主な意見は政策の微修正ネタが幾つかあるのだが最後の意見で全部持っていかれるの巻/その他少々」   2018/03/20(火)07:57:09  
  でたな後出しじゃんけん。
[外部リンク] 小泉氏 “佐川前長官を証人喚問すべき”
3月18日 18時08分

自分から流れを作るんじゃなくて明らかに尻馬に乗るタイプとか、ちょっと前だと渡辺ヨッシーや河野太郎などと同様でこういうのはよろしくないタイプとアタクシ的には判断。

〇国会ネタ雑談メモ

昨日の国会だが。
[外部リンク] 19:31
(コピーライト)一般社団法人共同通信社

『財務省の太田充理財局長が19日、森友学園に関する決裁文書改ざんを巡る参院予算委員会での答弁で、自民党議員の質問に怒りをあらわにする場面があった。太田氏は民主党政権時に野田佳彦首相(当時)の秘書官を務めていたことから「安倍政権をおとしめるために意図的に変な答弁をしているのではないか」と問われ「そんなつもりは全くない」と反論した。太田氏は、自民党の和田政宗氏に対し「公務員として、仕えた方に一生懸命仕えている。いくら何でも(そうした質問は)ご容赦ください」と声を震わせて訴えた。』(上記URL先より)

いやこれは幾らなんでもそれは酷いという質問ですが、まあ昨日は参院予算委員会での自民からの質問者2名のメンバー構成が自爆しに行っているとしか思えない人選(前半の人はあまり何もなく終わりましたが)で大丈夫かと思ったらこの発言。

まーこういう陰謀論が国会の場で出てくるとか頭痛いというか嘆かわしいというかではございますが、こんな陰謀論が出てくると自己紹介お疲れ様ですというお話であって、自分が誰かを批判というより貶めるために無茶苦茶な話をするのが仕様ですって宣伝しているようなもんで、実に残念な品位の質問でございましたな。

#そういえば日銀入りする前の置物リフレ一派の方々も数々の陰謀論を用いて日銀を批判していましたなあ・・・・・・・・・・


でもってこっちはちと前の方で既に話題になっているのでご案内でしょうが。

[外部リンク] (2018 年 3 月 8、9 日開催分)1

なお念のため申し上げますと、脚注にありますように、

1 「金融政策決定会合における主な意見」は、ヽ得策委員および政府出席者が、金融政策決定会合で表明した意見について、発言者自身で一定の文字数以内に要約し、議長である総裁に提出する、議長はこれを自身の責任において項目ごとに編集する、というプロセスで作成したものである。

とありますように、こちらは基本的に助詞や接続詞の使い方程度の編集が掛かることはあっても、内容に関しては政策委員の皆様のオリジナル爆裂という事になっておりまして、金融政策決定会合議事要旨のようにそのまま地の議事録だと恥ずかしくて表に出せない(と言っても10年後には出ますが)ような場合には事務方が趣旨を損なわないように綺麗に丸めて文章に落とし込む、というような編集プロセスが存在しないという建付けになっております。

・まあどうでも良いが金融経済情勢に関する見解の一部を確認

『.金融経済情勢に関する意見 』から参りますがそんなに見るものもない。

『(経済情勢) 』から。

『わが国の経済は、需要と供給の両面でバランス良く成長してい る。需要の拡大に伴い、過去長期にわたる需要不足とデフレの もとで定着した企業の非効率なビジネス・プロセスや投資抑制姿勢、非労働力人口の増加といったヒステリシス(履歴効果)が希薄化しつつある。』

別にまあどうでも良いのですが、非労働力人口の増加って履歴効果で起きてるんじゃなくてそれは人口動態で起きているものではないでしょうか??なお、毎度毎度この履歴効果の話を入れてくるお方が1名いましてさて誰なんでしょという感じではありますが。

『「量的・質的金融緩和」は、物価だけでなく、生産や雇用など経済全般を改善させる政策である。構造失業率は、かつては 3.5%程度と言われていたが、現実の失業率は低下を続け、足もと 2.4%となるなど大きな成果を上げている。』

えーっとすいませんQQEで物価目標が全然達成できてないんですけどと思いますし、「構造失業率は、かつては 3.5%程度と言われていたが、現実の失業率は低下を続け、足もと 2.4%となるなど大きな成果を上げている」って言ってるんですが、だったら構想失業率よりも1%も低い現実の失業率という状態で何で物価上昇が加速しないのかさっぱり分からなくて、それって実は構造失業率がかなり低下しているということを意味するのであって、構造失業率が低下しているので失業率も自然体で下げ余地があって下がりました、となると(別にマイナス効果があった訳ではないのはその通りとしても)QQEの改善効果なのかそれ以外の効果なのか、またQQEの寄与っていう程大きかったのか???という話になると思うんですけど、とツッコミを入れてみる。

『 足もとの円高・株安が長引けば、逆資産効果や家計・企業のバランスシート悪化により、設備投資や消費が抑制されるほか、 輸出への悪影響により輸出産業の収益が悪化する。これらは賃金・物価の抑制につながるため、「物価安定の目標」の達成が遅れるリスクがある。 』

だったらここまでの所でも猛烈な資産効果が出ていないと話の整合性が取れないんんですけど、ここまで個人消費の資産効果部分というのは何となくあるようには見えますけれども、物価2%目標達成に向けた動きになるような効果もここまで出ていないのに下がったら物価抑制ってナンジャソラ。

『(物価)』から。

『企業の賃上げ率はここ数年2%程度で推移しているものの、昨年の実質賃金は前年比マイナスとなっている。賞与を含めた賃 上げ率が、実質賃金を前年比プラスに押し上げられるかどうか を注視している。』

これは仰せの通りでイイシテキダナーではございます。なお今年の賃金上昇も結局のところ・・・・・・・・・orzorz

『消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、2%に向けて緩やかに上昇していくとみられる。しかし、値上げの動きは顕著では なく、デフレマインドの払拭に時間がかかると見込まれる。』

『インフレ率上昇の勢いは、2%の「物価安定の目標」を早期に達成するに足るほど力強いものではない。』

最後のは片岡さんかなと思いますが、物価そう簡単にいかねーよというのが3名は居そうだというのは把握した。


・金融政策に関する部分では微修正論が割とポコポコ出ているようで

『.金融政策運営に関する意見 』から鑑賞。

『デフレ脱却の意義について人々のコンセンサスを得つつ、「物価 安定の目標」の実現を図るべきである。』

最初に見てて「お?」と思ったのこの意見でして、「デフレ脱却の意義について人々のコンセンサスを得つつ」という言葉に何を含意しているのかが中々これ禅の公案みたいで味わいが深いのですが、なんとなくアタクシが思ったのは「ここから物価がもう一段上がりだすと、また前回のように「物価が上がって生活が苦しくなる」みたいな話が出てくると何のために日銀が2%目標やっているのか、という話になってきてしまうリスクがある」という事を指摘しているのかなあと思ったりしました。中々味わいのある意見。

『今後、2%に向けて物価が上昇し、潜在成長率が高まるもとでは、金融緩和政策の効果は強まることになる。そうした環境変化や副作用も考慮しながら、適切な政策運営について検討していくことが必要である。』

副作用考慮キタコレですが、金融緩和の程度を調整して政策調整理論ですな。

『足もとの国債や社債、銀行貸出の動向をみると、経済・物価への影響という観点では、長期の実質金利の低下が及ぼす影響は 想定よりも小さくなってきている可能性がある。こうした点も 踏まえつつ、望ましいイールドカーブの形状について検証を進 めていくことが重要である。』

>長期の実質金利の低下が及ぼす影響は 想定よりも小さくなってきている可能性がある
>長期の実質金利の低下が及ぼす影響は 想定よりも小さくなってきている可能性がある
>長期の実質金利の低下が及ぼす影響は 想定よりも小さくなってきている可能性がある

・・・・・・どう見ても片岡さんの提案に対して全面砲撃をかましておりまして実に心がほっこりします。

『「量的・質的金融緩和」の導入以降、経済はデフレではない状況を維持する状態に到達した。その過程で生じた好循環の勢い を、10 年以上の幅広い国債金利の一段の引き下げとコミットメント強化による追加緩和によってさらに強め、デフレから完全に決別することが重要である。』

その直後に片岡さんの意見を並べるとか黒田さんもチャーミングですな。

『ETFなどリスク性資産の買入れは、「物価安定の目標」を実現するための政策パッケージの一要素として行っているが、政策効果と考え得る副作用についてあらゆる角度から検討を続けるべきである。 』

そもそもリスクプレミアムが拡大しすぎるのを抑制する政策だったんですから。

『現在は、2%の実現までにはなお距離があり、金融緩和の度合いが次第に縮小していくという意味での「正常化」を具体的に検討する局面にはない。もっとも、将来、「正常化」をスムーズ に進めるためにも、それがなお金融緩和の領域にあり、需給ギャップの縮小を狙った「金融引き締め」とはまったく別物であることが、市場参加者にきちんと理解されるよう説明していくことが必要である。』

そらそうなのだが、現状の枠組みに関しても説明が必ずしも整合的になっていないでその場その場で説明しやすい理屈で走っているのを何とかした方が良いと思います。

『「物価安定の目標」の達成が遅れるリスクが高まれば追加緩和が必要になるが、金融緩和の余地はそれほど大きくないため、 デフレ脱却のためには財政政策の協力が必要になる。その際、プライマリー・バランスの黒字化は、経済・物価・金融状況を 踏まえつつ、適切な定量的目標を定めて目指すことが望ましい。』

これは誰じゃろうという感じで、「金融緩和の余地はそれほど大きくないため」なので片岡さんじゃないのですが、まあ財政政策云々よりもトレンドグロース上げる話にもっていった方が日銀的には筋が良いようには思えます。財政出すなというわけじゃないけど、PB黒字化云々の部分が読みようによっては地雷化するので注意した方が良いと思う(がそういう注意をしない人が書いているのであればしょうがない)。


・本日のメインイベントは意見の最後に・・・・・・・・・・・

とまあございましたが、これらの意見を全部前座にしてしまう破壊力抜群の意見がどう見てもジンバブエ大先生としか思えない書きっぷりで、まさしく大先生がリングサイドから颯爽と登場という図で、とか書いたらさっきからアタクシの頭の中で某プロレス選手の某著名テーマソングが頭の中をグルグル回って止まらなくなってしまったんですが勘弁してください。♪ハラダ!!ジンバブエ!!(繰り返し)♪

#しょうもないダシに使ってしまい某レスラーのファンの皆様すいませんすいませんすいません

『「量的・質的金融緩和」への反対意見の中には、心理学で認知的不協和と言われるものがある。これは、自分の認識と新しい事実が矛盾することを快く思わないことである。「量的・質的金融緩和」で経済は良くならないという自分の認識に対し、経済が改善しているという事実を認識したとき、その事実を否定、または、今は良くても将来必ず悪化すると主張して、不快感を軽減しようとしている。』

・・・・・( ゜д゜)
・・・・・(つд⊂)コ゛シコ゛シ
・・・・・(;゜д゜)

・・・・・・えーっとすいません、どこにそのような方がおいでになるのでしょうか??すくなくとも金融市場とか普通の経済主体の方々でジンバブエ先生のご指摘になるような批判が出ているとは寡聞にして存じませんので、ぜひそのような方をこの屏風の中から出してください一休さんとゆー感じがするんですけどねえ。

「経済の改善にQQEがそんなに寄与したわけでもなくて、寧ろここから先は累積する副作用の方が効いてくるからマズーではないか」という意見ならだいぶあると思うのですが、何せ大先生の場合は効いたってのがアプリオリに設定されているので議論にならんですな。

まあそれよりも上記のご意見の後半ですけれども、

「量的・質的金融緩和」で物価は2%になるという自分の認識に対し、物価が2%に達成しないという事実を認識したとき、その事実を否定、または、今は良くても将来必ず達成すると主張して、不快感を軽減しようとしている。」って表現を書き換えるとまんま自己紹介になってしまうという辺りがまた実に悲しいところではあるのですが、なんちゅうかこの「心理学で認知的不協和と言われるものがある」という辺りを見ていますと、ジンバブエ大先生大丈夫かよと心配したくなってくるレベルでして、何をどうこじらせるとこういう意見が出てくる次第。いや12月の韓国を例に出したのも正直ビビったのですがそれの遥か斜め上の成層圏まで飛んでしまっているんですが・・・・・・・・・・


〇面白いのでネタにしようとしたら時間切れのため後日

これは面白い素材。
[外部リンク]
 


お題「政治が風雲急なのでメモ雑談/T+1は予定通り実施ですかそうですか(という雑談シリーズ)」   2018/03/19(月)08:06:33  
  厭債害債さん最新エントリー
[外部リンク]
内閣支持急落33% 文書改ざん「首相に責任」68%
会員限定有料記事 毎日新聞2018年3月19日 東京朝刊

『毎日新聞は17、18両日、全国世論調査を実施した。安倍内閣の支持率は33%で2月の前回調査から12ポイント下落、不支持率は47%で同15ポイント上昇した。不支持が支持を上回ったのは、昨年9月の衆院解散直前の調査以来。学校法人「森友学園」に関する財務省の決裁文書改ざん問題で安倍晋三首相に「責任がある」との回答は68%で、「責任はない」は20%。内閣支持率の急落で首相は当面、厳しい政権運営を強いられる。(3面にクローズアップと「質問と回答」) 』(上記URL先より)



[外部リンク]

[ 安 倍 内 閣 支 持 率 ]
     支持する 支持しない わからない
今 回 (3月) 30.3% 53.0% 16.7%
前 回 (2月) 44.0% 37.3% 18.7%
前々回 (1月) 36.9% 43.8% 19.2%



[外部リンク]
内閣支持率 31%(▲13)
不支持率  48%(+11)

ということですな。


・てな中ですが正副総裁無事に承認されたのですけど・・・・・・・・・・・

[外部リンク] 国会 副総裁に雨宮・若田部氏
2018/3/16付日本経済新聞 夕刊

『国会は16日の衆参両院の本会議で、4月8日に任期満了となる日銀の黒田東彦総裁を再任する人事案を可決、承認した。3月19日に任期満了を迎える中曽宏、岩田規久男両副総裁の後任には日銀の雨宮正佳理事と早大の若田部昌澄教授を充てる。安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」の柱である大規模な金融緩和は継続される見通しで、デフレ脱却の達成が焦点となる。』(上記URL先より)

ということで昨日は衆院だけじゃなくて参院でもあっさり同意人事の採決が行われていまして(汗)、普通に先週末のところで新人事承認になったのですが、決まってしまったものは仕方ないのですけれども、これなんかの拍子に安部ちゃんもろともコケた場合に黒田さんどうするのよ途中で放り出すんじゃないの(世の中には「健康上の理由」という便利なものがある)となる中、もう少し様子見てもよかったような気がせんでもない。

そういや念のため極個人的な感想を申し上げておきますと、権力の行使というのは抑制的に行うべきものだし、代表制民主主義においてはプロセスというのが非常に重要なものであるにも関わらず、そういうのが壊れてきている感が強いのですが、そういうの壊れていくのを看過しながら金儲け出来てるからいいじゃん的なスタンスはアタクシはほぼ絶対取らないよう心がける人ですので、まあこれまでの話と今後の話に関するアタクシの見解はご想像の通りという事になります。

でまあそういうアタクシ的なのってそうは言いましても金融市場屋さんの中でメジャーな考えかというとたぶん違う(昔話になりますが、渡辺ヨッシー先生が出てきてた時に周囲の評判が高い中で一々ケチョンケチョンに申し上げていましたが、あれは別に熊手云々という話ではなく、あのお方の一知半解で強権的に行政の方向を振り回そうというスタンスを嫌っていたわけですが、まああの時分も変わった奴扱いされていましたなあ)ので、たぶん見解が皆さんのと飛んでいる自信はあるのですけれども、一応読み筋。

まあ何ですな、本件何もなかったことになって片付くというのはさすがにありうべからざる事だと思っていますので、まあ何とかなるにしましても(ちなみにズルズル引っ張って自公政権枠組みまで飛ぶのは勘弁)、すくなくとも黒田総裁2期目(厳密にいえば3期目だが)を政治方面から強力にバックアップしてくれるはずの人が死に体となってしまいますと、ただでなくさえ再任渋ったとか言われている(実際どうなのかは知らん)黒田さん益々しんどくなる訳でして、まさかの黒田さん置物化とかになって、総裁が置物になるとここを先途と博多人形がガラスケースをぶち破って勇壮に大盃と槍を持って踊りだしちゃったりすると困りますので、そうなると雨宮さんが博多人形をケースから出さないようにしっかり固めておいて、黒田総裁に二人羽織状態で何とかやっていく、とかそういう大変なことをしないと行けなくなるんでしょうなあ、と思う。

まあそういう状況の中で威勢よく追加緩和ヒャッハーというよりは、やはりやることは「今の政策のうち余計な過激部分を削って、政策をもう少しマイルドにしてから緩和政策を無理なく継続するにはどうしたらよいのか」という事になってくるんじゃないか、と思うのですが、まあいずれにせよ就任記者会見が今週行われますが、黒田さんとか博多人形とかに質問するヒマがあったら雨宮さんに質問の雨を降らせるべきであるし、雨宮さんしか実効的な答えが出てこないでしょと思うのでありました。



・しかし政治ネタといえばこっちもひどいですな

メモだけ。
[外部リンク] 自民議員が文科省に問い合わせ 野党「圧力か」
3月19日 5時04分

[外部リンク] 前川氏授業で報告要求
3月16日 18時50分


[外部リンク] その中身は
3月16日 19時09分

なお、名古屋市教育委員会が「お前は何を言ってるんだ」と瞬殺しているのがワロスという感じではありますし、大体からして本省が個別のこういう話に介入する権限って大臣権限ではありませんでしたっけという気がするんだが(地域の教育委員会が自分の地域の問題に個別に介入するのは当然ありなんですが、本省の場合は大臣権限だったはず)。


[外部リンク] 12時34分教育

『文部科学省が前川前事務次官を授業の講師に招いた公立中学校に内容の確認や録音の提出を求めていた問題で、林文部科学大臣はメールでの指示については「誤解を招きかねない面もあった」として、担当者を注意したことを明らかにしました。ただ、調査自体は法令に基づき適切だったと主張しました。』(上記URL先より)

根拠法令は何かを明示した方が良いのではないでしょうか。というか「適切」とか言っちゃうんだ林さんってそういう方だったのか残念なことです。



〇誰得プロジェクトは止まらずに進むのだ

[外部リンク] なお、国債取引の決済期間T+1化につきましては、平成30年5月1日(火)約定分から実施することを予定しております。』

ということで国債決済をT+1にするという話ですが、まあどうせ延期などということはないだろうと思っていましたが予想通りの実施という事になりました。

これによって約定未決済残高の削減ができるから証券決済のリスクが一段と軽減する、という触れ込みがあるのと、あまりそこが前面に出ていない(のとどう見てもそうならないのが確定的だから誰も言わなくなった)T+0のGCレポ取引市場という無担保コール翌日物市場に代わる新しいリスクフリーの翌日物資金取引市場ができますよ、というのが大体の2大眼目で、おまけに言えば決済の迅速化はこれからの流れ的なお話でいざ実施と相成りました。

・・・・・・・・とは言いましても、そもそも約定未決済材高の積み上がりがどの程度問題になるのか、という話ってそれはDVP化によって殆どの国内の国債証券決済に関してはヘルシュタットリスクのようなものは存在しないですし、約定未決済残高の問題ってカウンターパーティーとの取引規模の管理をすれば良い話だし、それよりも内外における金融資本規制によって金融機関の資本力が高まっている、というのもありますし、おまけにCCPもありますし、ということで、そこの積み上がりを懸念してT+1にする意味ってありましたっけ?という話で、それに対して事務コストが超余計にかかることになりますので、そっちの方がよっぽどリスクじゃネーノという感じではありますな。

おまけに、T+0のGC市場という割と当局者の皆様が期待していたと思われる取引市場ですが、そもそも現状で短期市場金利がマイナスなのでわざわざ事務手当して資金を出しに来る最終投資家はいない(いるのはGCで自分がファンディング側に回る場合もあるという人と、レポ信託でSCの裏側でGCやり必要があるばあい)うえに、そもそもがこの銘柄後決めGCの使い勝手が悪く、この市場も(形として市場はできると思うけど)まあワークしないというか、本来の価格発見機能的な市場としての役には立たないでしょうなあ、と思うのだ。

まーアウトライト自体今も低調だから始まった途端に取引が縮小するというような事にはならないと思います(元々縮小しているから)が、これによってただでなくさえ無い市場の流動性が一段と下がってしまう、ということになり、債券市場の市場としてのアベイラビリティ、というと尤もらしいですが、要するに市場が投資家の売買のタマをきちんとさばける程度の流動性を持っているのか、という問題に関しまして、もとより取引高少ない中で、このT+1決済によってレポ制約が厳しくなって、さらに流動性が低下する、なんてことになりますと、村の古老はしっている運用部ショックのような「全然ポジション捌けないまま金利が急騰」みたいな出口が起きるようなことも気にしないといけないのではないでしょうか、と思うのでした。

大本営発表を一応確認。
[外部リンク]

『国債取引の決済期間T+1化の実施日延期の要否判断結果について

国債取引の決済期間T+1化(以下「T+1化」という。)については、実施予定日を平成30 年5月1日(火)(約定分)としており、T+1化移行時に円滑な事務を行えるようにするため、平成 29 年 10 月から三段階(フェーズ1からフェーズ3)に分けて総合運転試験(RT)を実施したところでございます。

今般、本協会においては、RTフェーズ3が無事完了したことを踏まえ、平成 30 年5月1日(火)のT+1化実施予定日の延期を「不要」と判断いたしましたのでお知らせいたします。』

はいはい大本営大本営。


[外部リンク]

『 国債取引の決済期間T+1化に係る総合運転試験(RT)フェーズ3 の成否判断結果について

国債取引の決済期間T+1化等(以下「T+1化」という。)については、実施予定日を平成 30 年5月1日(火)(約定分)と決定しており、T+1化移行時に円滑な事務を行えるようにするため、平成 29 年 10 月から三段階(フェーズ1からフェーズ3)に分けて総合運転試験(RT)を実施しておりました。

今般、RTフェーズ3の結果(注)を踏まえ、国債の決済期間の短縮化に関する検討ワーキング・グループにおいて審議を行った結果、RTフェーズ3の成否判断結果を「成」とすることが決定され、全てのRT(フェーズ1からフェーズ3)が完結いたしました。』

はいはい大本営大本営。
 


お題「政治関連ネタ雑談備忘メモと虫干しネタで1月会合議事要旨メモ」   2018/03/16(金)08:00:34  
  ほほう。
[外部リンク] / 03:50
モラー米特別検察官、トランプ氏一族事業に召喚状 文書提出を要請=報道

〇政治ネタ(米国のは知らん)もメモはしておかないとと思うのでメモ雑談

ワタクシがコメントするといつもながらとりとめが無くなってしまうのですが、厭債害債さんのコメントがほぼ同意なのでURLを貼っておく。

[外部リンク]

『しかし事後的な文書の改竄あるいは書き換えがあったという部分については、それがなぜ行われたか、誰に忖度したのか、何を恐れたのかについて突き詰めていけば、今回が特別なのか、一般的に行われていることなのか、そういう結果を含めて安倍首相をトップとする行政組織のガバナンスの問題を判断する材料となります。仮に隠ぺい体質を持つ組織だとすると、上に立つものの責任は問われざるを得ない。』(上記URL先より)

ということですわなあと思いますが、実際の文書というのも皆様ご案内とは存じますが、後日自分で見るときのために貼っておくと・・・・・・・

[外部リンク]
経済・政治
2018/3/15 14:12

『衆院議院運営委員会は15日午後、理事会を開き、16日午後1時に衆院本会議を開くと決めた。本会議では日銀の新執行部として黒田東彦総裁の再任や若田部昌澄早大教授と雨宮正佳日銀理事を副総裁に起用する政府の人事案が同意可決される見通し。参院でも人事案が同意可決されれば、政府が日銀の新しい正副総裁を任命することになる。〔日経QUICKニュース(NQN)〕』(上記URL先より)

ってあるのですが、置物化が予想される博多人形先生ってどこからどう見ても安部ちゃんの趣味嗜好が思いっきり入っていて、黒田さんだって安部ちゃんのたっての要請で引き受けました的なのがある中で、別に副総裁の任期に間に合わせなきゃいけないもんじゃないような気がするんですが、というか総裁の任期がそもそも

2013)年4月9日〜平成30(2018)年4月8日

と4/8になっていることでもありますし(お縄先生が日銀総裁人事を政局の道具に使った結果として麿総裁の就任時期がずれたのの後遺症)、どうせMPMも無いし緊急案件も別にあるわけではないし、総裁の任期は残っているんだからこの際4月8日まで副総裁空席でいいじゃんとか思いっきり暴論を申し上げたくなるのですけど。いや決裁文書云々の問題ってさすがにそれは議会制民主制度というか代表制民主制度というかの根幹の問題で、ヘッドを替えてガバガバガバナンスの立て直しをしないと、自公政権の枠組み自体に及んでくる話になり兼ねないと思うので、安部ちゃん飛ばないにしても政権が死に体になってくるとかそういうことになってしまいますと、黒田さん余りといえば余りの展開(置物予定先生はどうでも良いが)なんですが大丈夫かいなとは思うのですがさてどうなるのやら、とは思います。まあそうは申しましても院として候補の聴取も行ったし、それとこれとは別問題と言ってしまえばその通りだし、別に4/8まで待つ意味はないし差し替え候補も出しにくいでしょうし、というのはあるのは分かりますが。

まー順当に行けば衆院を今日承認されたら週明け月曜には参院とかそんな段取りなんでしょうけれども・・・・・・


しかしまあ話戻りますけど、
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180315/k10011366461000.html
書き換えの可能性の事前把握" target="_blank">[外部リンク] 官房長官「問題なし」
3月15日 18時03分

『これについて、菅官房長官は午後の記者会見で「今月5日に国土交通省より、杉田官房副長官に報告された際、森友関係の財務省の文書の一部が国土交通省に保存されており、その文章は書き換え前のものである可能性があるという報告だった」と述べました。そのうえで、菅官房長官は「検察当局の協力を得て、書き換え前の決裁文書を財務省が入手したのが10日であって、それまでは最終的に文章を確認できる状況ではなかった。対応には問題はなかった」と述べ、財務省で事実関係が確認できるまで公表を控えた対応に問題はなかったという認識を示しました。』(上記URL先より)

ってのも無理がある話で、そこだけ見たら言っていることはそうですなとは思いますけど、その間に先週木曜日(8日)に財務省に書き換え後の文書を「これでございますが」と出しているのは何なんですかという話でございまして、事実関係が判明するまで財務省からの提出待たせれば良かったということでして、堂々と嘘八百を出してあっという間にさっきの違いましたとなっているとか、それってばれなきゃ嘘出したまま頬かむりですかとツッコまれたらどう答えるのやらという次第で、色々とグチャグチャというかネジが数本どころか数十本飛んでいるような動きになっていて誠に嘆かわしいところではあります。

などと柄にもなく政治ネタメモ(個人的見解を思いっきり含む)でございました。


〇虫干しネタで1月決定会合議事要旨

とまあそんなメモをしているうちにECBネタが放置されていますが週末に追いついて月曜日にはドバーという予定ということでご勘弁いただいて1月MPM議事要旨から少々。

[外部リンク] 』について。

『1.執行部からの説明

貸出増加や成長基盤の強化に向け、金融機関と企業・家計の前向きな行動を引き続き促していくとともに、復興に向けた被災地金融機関 の取り組みへの支援を継続する観点から、「貸出増加を支援するための資金供給」 、「成長基盤強化を支援するための資金供給」、東日本大震災および熊本地震にかかる「被災地金融機関を支援するための資金供給オペレーション」等の措置について、受付期間を1年間延長することとしたい。ついては、「貸出支援基金運営基本要領」の一部改正等を行うこととしたい。』

とあるんですが、これで貸出本当に伸びてるの実はただの金利ダンピングになっているだけではないのとか、その金利ダンピングで経済に波及効果ちゃんと出てるのとか、どうもこう微妙感が漂う物件になっているような気がせんでもないのだが。

『2.委員会の検討・採決

採決の結果、上記案件について全員一致で決定された。本件については、その骨子を対外公表文に記載することとされた。また、その詳 細については、会合終了後、執行部より適宜の方法で公表することとされた。』

って検討してるのかと小一時間問い詰めたいところではあるのですが、昨日引用したように一方で金融機関の収益力がどうのこうの言っている中で、貸出に関してもリスクや資金の性格に見合った適正なスプレッドというのが形成されるようにならないと、金融機関収益という話だけではなくて、資源の適正配分という観点から考えた場合でもやっぱり中長期的に見て望ましくないんじゃないでしょうかとも思ったりはするのだが、これ漫然と延長していねえかという気はする。もともと麿時代からの遺産なんですけど導入当初と今とでは経済情勢違うだろとも思いますし・・・・・・・・・


・予想物価上昇率の判断を上げているのに物価の見通しは変わらんとな

という話はこの展望レポートが出た時にもあちこちからツッコミがはいっていましたが、

『.金融経済情勢と展望レポートに関する委員会の検討の概要 』の経済情勢分析の物価のパートまで思いっきりワープ。

『物価面について、委員は、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は1%程度のプラスとなっている一方、消費者物価(除く生鮮食品・エ ネルギー)の前年比については、引き続き、企業の価格引き上げの動きが限定的であることなどから、小幅のプラスにとどまっているとの見方で一致した。こうした弱めの動きについて、委員は、携帯電話通 信料の値下げといった一時的要因もあるが、賃金・物価が上がりにくいことを前提とした考え方や慣行が企業や家計に根強く残っていることが影響しているとの認識を共有した。』

期待に働きかける政策とは何だったのかとは申しませんけど。

『この間、委員は、予想物価上昇率について、これまでの「弱含みの局面が続いている」との判断を一歩進め、「横ばい圏内で推移している」と評価することが適当との認識で一致した。』

そう出ていましたな。

『その理由として、何人かの委員は、企業や家計のインフレ予想がこのところ下げ止まり傾向にあるほか、市場参加者のインフレ予想も上向いてきていることを指摘した。』

あらそうですかという感じですが、その先の『2.経済・物価情勢の展望』の物価のパートでは、

『委員は、物価情勢の先行きについて議論を行った。大方の委員は、消費者物価の前年比は、エネルギー価格上昇の影響を除くとなお弱めの動きが続いているが、先行きについては、マクロ的な需給ギャップの改善や中長期的な予想物価上昇率の高まりなどを背景に、プラス幅の拡大基調を続け、2%に向けて上昇率を高めていくとの見方を共有した。これらの委員は、2017 年 10 月の展望レポートでの見通しと比べると、見通し期間の物価上昇率は、概ね不変であるとの見方で一致した。そのうえで、これらの委員は、消費者物価の前年比が2%程度に達する時期は、2019 年度頃になる可能性が高いとの認識を共有した。』

ということで、予想物価上昇率の判断が変わったことが何か反映されているのかというとまるで反映されていない。

『さらに、委員は、消費者物価の前年比が2%に向けて上昇率を高めていくメカニズムについて具体的に議論した。まず、大方の委員は、 労働需給の着実な引き締まりや資本稼働率の上昇を背景に、マクロ的な需給ギャップは着実にプラス幅を拡大しているとの見方で一致した。先行きについても、大方の委員は、わが国経済が緩やかな拡大を続けるもとで、マクロ的な需給ギャップは 2018 年度にかけてプラス幅をさらに拡大し、2019 年度も比較的大幅なプラスで推移するとの 認識を共有した。次に、大方の委員は、中長期的な予想物価上昇率は上昇傾向を辿り、2%程度に向けて次第に収斂していくとの認識を共有した。これらの委員は、その背景として、 崚合的な期待形成」 の面では、マクロ的な需給ギャップが改善していく中で、企業の賃金・価格設定スタンスも次第に積極化し、現実の物価上昇率も着実に伸びを高めると考えられること、◆屮侫ワードルッキングな期待形成」の面では、日本銀行が「物価安定の目標」の実現に強くコミットし金融緩和を推進していくことを指摘した。 』

とまあいつもの屁理屈が展開されているのですが、予想物価上昇率に関しての現状判断に変化が起きるというのは物価上昇メカニズムの話の中では大きな話だと思うのですが、そこの判断が上向きになったことが、従来の各委員の見通しと概ね整合的なのか、早くなっているのか、遅くなっているのか、というような話がまあ全然記載されていないというのはどういう事やと思うわけでして、きちんとその辺をリンクして先行きの見通しを立てているのであれば、当然ながら見通しを設定する際にそのあたりを踏まえた議論というか見解の交換が行われて、それが議事要旨に反映されて然るべきだと思うのですが、そういうのが全然記載されている雰囲気が無いというのは、まさかとは思いますが先行きの物価見通しに関しては結論が先にあって(爆発音)。

なお、片岡さんの意見は当然別で、

『これらの議論に対し、一人の委員は、資本・労働市場ともに供給余力が残存しており、いずれも2%の「物価安定の目標」を達成するに 足る状況はまだ遠いとの見解を示した。そのうえで、この委員は、需給ギャップや予想インフレ率が物価を押し上げる動きが十分に働い ているとは言い難く、依然低水準にとどまっている中長期の予想インフレ率の動きを踏まえると、トレンドインフレ率が2%に向けて明確に上昇するとの確信を持てる状況にはないとの見解を示した。』

とあるのですが、需給ギャップがまだ回復していないのが問題という議論がメインになっているようですけれども、寧ろインフレ期待を引き上げるためにコミットメント強化、という線で追加緩和を提案した方が話の筋が通しやすいと思うのですがどうなんでしょうかね。


・金融政策スタンスに関する部分では政策の微修正的なお話が目立ちますがさて・・・・・・・・

『.当面の金融政策運営に関する委員会の検討の概要 』ですけれども。

『委員は、金融政策の基本的な運営スタンスについても議論を行った。 何人かの委員は、現在の金融緩和政策の効果と副作用について、金融 仲介機能や金融システムに及ぼす影響も含めて、多面的な点検・評価を継続していくことが重要であると指摘した。』

効果と副作用キタコレ。

『このうちの一人の委員 は、現時点では、金融システムや金融機関の金融仲介機能に支障は生じていないが、米国債のイールドカーブのフラット化や外貨調達コストの上昇などの国内外の市場環境の変化と、これが金融機関の収益や 金融システムに及ぼす影響には留意が必要であるとの見方を示した。』

ほほう。

『ある委員は、やや長い目でみて、銀行セクターの収益と貸出態度の間 には正の相関があることを踏まえると、低金利環境が続くもとでの金融機関の貸出運営スタンスにも意識を向けていく必要があると述べた。』

ほうほうほう。

『これに対して、別の一人の委員は、金利を引き下げると銀行の貸出意欲が低下し、金融緩和効果が阻害するというリバーサル・レートの議論は、資金調達手段の一部を供給側からのみとらえたものであり、 企業の他の代替的資金調達手段や借入需要の増加を十分に考慮していない議論であると指摘した。』

ジンバブエ先生キタコレでございますが、これもまあお前は何を言ってるんだという話で、そもそも論として金利が下がったら借り入れ需要が有意に増える、という状態であればリバーサルレートの議論が起きる余地ってあまりない訳で、ゼロ金利状態が長期化して借り入れ需要の金利弾力性が金利下がる方に対してほとんどなくなってしまっているからこそリバーサルレートの論点が発生するんじゃないでしょうかと思うのだがなんかこの人相変わらず一部の論点で反論する人だなあと思うのでありました。

『また、ある委員は、今後、2%に向けて物価が上昇していき、経済の中長期的な成長力が高まっていく過程では、金融緩和政策の効果が強まることになるため、そうした環境変化や政策の副作用も考慮しながら、先行き、望ましい政策運営のあり方について、検討していくことも必要となり得るとの見解を述べた。』

これもキタコレな指摘。

『一人の委員は、現時点では、現在の金融市場調節方針を維持することが適切であるとしつつ、先行き、経済・物価情勢の改善が続くと見込 まれる場合には、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の枠組みのもとで、その持続性を強化する観点も含め、金利水準の調整を検討することが必要になる可能性もあると述べた。』

前の人と同じだがこっちの方が露骨。

『別のある委員は、現在の金融市場調節方針を続けることで、物価上昇率が2%に向けて上昇するとの確信が持てない以上、現在の政策の枠組みのもとで、さらな る金融緩和策を講じることにより、需給ギャップや予想インフレ率への波及効果を一段と強め、「物価安定の目標」の早期達成への確度を高めるべきであるとの見解を示した。 』

これは片岡さんだが、で強まるの?というツッコミにこたえる必要があると思うがそもそもツッコミすら来ていないのが悲しいですね!!!

『この間、ある委員は、このところ、海外投資家を中心に、金融緩和 が早期に微修正されるとの声が聞かれているが、2%の「物価安定の目標」の実現まで距離がある現状では、そうした期待が高まることは好ましくないとの見解を示した。この点に関し、多くの委員は、米欧 において金融政策が正常化に向かう中、市場は、日本銀行の金融政策 運営に関して、従来より敏感になっていると指摘した。そのうえで、これらの委員は、引き続き、丁寧な情報発信に努めていくことが重要 であるとの認識を示した。 』

まあ何つーか知らんがなという感じですが、そもそも説明がコロコロとその時々で変わるというのも母国の日本の方では分かってもそら海外は分かりにくいわというのもあると思いますので、丁寧な情報発信言いましてもはあそうですかという感じではありますな。

#ということで虫干しネタで恐縮至極ですが来週からは平常運転の所存(汗)
 


お題「虫干し日本ネタで3月決定会合関連」   2018/03/15(木)08:06:36  
  どもども、金融政策の方では概ね見通しからそんなに変な話が出たわけでも無いと思いますが、内外政治面はアタクシが休んでいる間に色々あり過ぎて整理できないんですが勘弁してください。

しかしまあ何ですな、
[外部リンク] 態にある。』(今回)

『国内需要の面では、設備投資は、企業収益や業況感が改善するなかで、増加傾向を続けている。個人消費は、雇用・所得環境の着実な改善を背景に、振れを伴いながらも、緩やかに増加している。住宅投資は横ばい圏内の動きとなっている。この間、公共投資は高めの水準を維持しつつ、横ばい圏内で推移している。以上の内外需要の増加を反映して、鉱工業生産は増加基調にあり、労働需給は着実な引き締まりを続けている。わが国の金融環境は、きわめて緩和した状態にある。』(前回)

住宅投資に関する表現が下方修正。あとは同じ。


『物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、1%程度となっている。予想物価上昇率は、横ばい圏内で推移している。』(今回)

『物価面では、消費者物価(除く生鮮食品、以下同じ)の前年比は、1%程度となっている。予想物価上昇率は、横ばい圏内で推移している。』(前回)

物価は同じ。


・先行き見通しは全部同じ

『先行きのわが国経済は、緩やかな拡大を続けるとみられる。国内需要は、きわめて緩和的な金融環境や政府の既往の経済対策による下支えなどを背景に、企業・家計の両部門において所得から支出への前向きの循環メカニズムが持続するもとで、増加基調をたどると考えられる。』(今回)

『先行きのわが国経済は、緩やかな拡大を続けるとみられる。2018年度までの期間を展望すると、国内需要は、きわめて緩和的な金融環境や政府の既往の経済対策による下支えなどを背景に、企業・家計の両部門において所得から支出への前向きの循環メカニズムが持続するもとで、増加基調をたどると考えられる。』(前回)

同じじゃな。

『輸出も、海外経済の着実な成長を背景として、基調として緩やかな増加を続けるとみられる。』(今回)
『こうした海外経済の成長を背景として、輸出も、基調として緩やかな増加を続けるとみられる。』(前回)

これまた同じ。

『消費者物価の前年比は、マクロ的な需給ギャップの改善や中長期的な予想物価上昇率の高まりなどを背景に、プラス幅の拡大基調を続け、2%に向けて上昇率を高めていくと考えられる(注2)。』(今回)

『先行きの物価を展望すると、消費者物価の前年比は、マクロ的な需給ギャップの改善や中長期的な予想物価上昇率の高まりなどを背景に、プラス幅の拡大基調を続け、2%に向けて上昇率を高めていくと考えられる。』(前回)

ということでこちらも同じです。


・片岡さんの提案芸に捻りがなくて面白くないので考え直してください

決定会合声明文脚注であるが。

『(注1)賛成:黒田委員、岩田委員、中曽委員、原田委員、布野委員、櫻井委員、政井委員、鈴木委員。反対:片岡委員。片岡委員は、消費税増税や米国景気後退などのリスク要因を考慮すると、2018 年度中に「物価安定の目標」を達成することが望ましく、10 年以上の幅広い国債金利を一段と引き下げるよう、長期国債の買入れを行うことが適当であるとして反対した。』

それは分かったがでは何で10年以上の国債金利を下げると物価上昇が加速するのかがこの前の金懇を見てもさっぱりわからないんですけど。

『(注2)片岡委員は、消費者物価の前年比は、先行き、2%に向けて上昇率を高めていく可能性は現時点では低いとして反対した。』

まあこれは良い。

『(注3)片岡委員は、オーバーシュート型コミットメントを強化する観点から、国内要因により「物価安定の目標」の達成時期が後ずれする場合には、追加緩和手段を講じることが適当であり、これを本文中に記述することが必要として反対した。』

毎度のこの提案芸も何を言ってるんだかと思う訳でして、「国内要因により」とか訳分らん理由をつける意味がまるでなくて、単純に「次回展望レポート時に物価安定の目標の達成時期が後ずれするなら追加緩和を行う」と本文中に示すべきものじゃないでしょうかと思いますが、まあそれ以前の問題として、「追加緩和したら物価上昇が加速する」という事に関する説得的な説明ができない時点で片岡さんの提案は話にならないのでありますし、だいたいからしてその説得的な説明ができるようであれば、そら2%達成をわざわざ遅らせる意味はないのだから全員追加緩和に賛成するわ、という単純なお話であって、「追加緩和しても追加的な効果が低そうで、うっかりしたら累積的に高まる副作用の方が一気に高まってしまうかもしれない」という状態になっている、という総括的検証の結果を覆すだけの説得をすれば追加緩和提案はホイホイと通る訳ですから、一生懸命何かよく分からない高度な計算式を駆使して15年金利を0.2%未満にすると良いとかそういう計算している暇があったら金融政策の波及メカニズムの説明を堅固にした方がよいのではないでしょうか。

ちなみに休み明けですので先ほど売買参考統計値確認したら残存15年となりますとこの辺の銘柄が該当すると思いますが、最後の所の左が複利で右が単利なのですけど、既に単利で見たら0.2%台半ばになっておられますのでさぞかしここから物価上昇の勢いが増すことでしょう(棒読み)

(売買参考統計値より)
超長期国債 141 2032/12/20 1.7 120.72 +8 0.268 0.246
超長期国債 142 2032/12/20 1.8 122.16 +8 0.268 0.245
超長期国債 143 2033/03/20 1.6 119.43 +8 0.277 0.256
超長期国債 144 2033/03/20 1.5 117.90 +8 0.281 0.261


〇総裁会見はこの前の国会答弁を反省して気を使っているけれども微妙な面もありますな

[外部リンク] 今回の決定会合は、今の任期としては最後の会合となりました。この 5 年間の評価、そして残された課題についてお伺いします。 』

まあそういう質問だから答えが長くなるのは否めないが、それにしても言い訳が多すぎる。

『(答) ご案内の通り、2013 年当時、日本経済は長年のデフレにより経済の劣化が進んでおり、デフレからの早期脱却が最大の課題となっていました。』

経済の「劣化」ってネットスラングは良く言われますけど、きちんとした場の日本語としてその言葉をこういうのに使うのはどうかと思うのですが。経年劣化みたいな場合に使う言葉であって、こういう言い方は誤用だと思う、というどこの校閲だというツッコミ。

『そうした認識から、日本銀行は、同年 4 月に「量的・質的金融緩和」を導入し、その後も経済・物価情勢の変化に応じて、必要な政策対応を行ってまいりました。』

『こうしたもとで、この 5 年間、日本経済は大きく改善しました。企業収益は、過去最高水準まで増加しているほか、労働市場は、ほぼ完全雇用となっています。賃金も、緩やかながら着実に上昇しています。物価についても、エ ネルギーと生鮮食品を除いた消費者物価の前年比は、2013 年秋以降、4 年以上にわたってプラス基調を続けており、既にわが国は、「物価が持続的に下落する」という意味でのデフレではなくなっています。 このように、経済・物価情勢は大幅に改善したものの、現時点で、2%の「物価安定の目標」は、なお実現できていません。原油価格の大幅な下落な ども影響しましたが、より大きな要因は、長年にわたるデフレの経験から、人々の間にデフレマインドが根付いてしまい、その転換に時間がかかっていることもあると思います。(以下言い訳が続くがどうでも良いので割愛)』

>その転換に時間がかかっていることもあると思います
>その転換に時間がかかっていることもあると思います
>その転換に時間がかかっていることもあると思います

ではここで『同年 4 月に「量的・質的金融緩和」を導入し』た時の説明を確認してみましょう。

[外部リンク]
―― 2013年4月4日(木) 午後3時半から約60分

冒頭のQQE導入の説明の最後の方(3ページ目の頭)ではこのように仰せでした。

『日本銀行は、1 月の「共同声明」において、「物価安定の目標」の早期実現を明確に約束しました。今回決定した「量的・質的金融緩和」は、これを裏打ちする施策として、長めの金利や資産価格などを通じた波及ルート―― 長めの金利や資産価格のプレミアムへの働きかけ――、さらには、リスク資産運用や貸出を増やすいわゆる「ポートフォリオ・リバランス効果」とともに、 市場・経済主体の期待を抜本的に転換させる効果も期待できると思います。これらは、実体経済や金融市場に現れ始めた前向きの動きを後押しするとともに、 高まりつつある予想物価上昇率を上昇させて、日本経済を、15 年近く続いたデフレからの脱却に導くものと考えています。』(2013年4月4日定例記者会見から)

>市場・経済主体の期待を抜本的に転換させる効果も期待できると思います
>市場・経済主体の期待を抜本的に転換させる効果も期待できると思います
>市場・経済主体の期待を抜本的に転換させる効果も期待できると思います

まずはここが根本的に見込み違いだった、というか間違っていた、というべきなのですが、そりゃまあやってみないと分からない面があるから見込み違いくらいで勘弁してやるけど、元々QQEやる前から置物リフレ理論で期待が飴細工のように簡単に転換する訳ねえだろ、という批判はあったのに対して「世界標準の金融政策」とか言っていたのだからその辺は反省して黒田総裁は勘弁するとしてもリフレ一派は可及的速やかに天寿を全うして頂きたいものです。


・市場とのコミュニケーションとかヘソが茶を沸かすわ

『(問) この 5 年間の評価は先程伺いましたが、金融政策の進め方やコミュニ ケーションのあり方について、もっとこうすればよかったとか、反省したり悔いたりしていることが、結果論も含めて何かおありかどうか教えて下さい。』

まあこの人は偉大なる俺様の言うことを聞かない市場が悪いとしか思わないでしょう・・・・って実際にそうではないかも知れないが、特に金利系という金融政策の波及メカニズムの一丁目一番地方面で生息している人たちの印象は普通に「この人市場とのコミュニケーションやる気ないでしょ」であって、そう思う人が10人中10人いる自信はある。マイナス金利突っ込んで成果が逆噴射したのは反省しているかも知れないけど。

『(答) 中央銀行のコミュニケーションのあり方については、私自身も先頃 ヨーロッパであったコンファレンスに参加して、当時のジャネット・イエレンFRB議長、マリオ・ドラギECB総裁、マーク・カーニーBOE総裁とともに、パネルディスカッションを行いました。皆さん、基本的に同じ意見で、市場あるいは国民一般とのコミュニケーションが、金融政策においては極めて重要である、という点は、本当に一致していたと思います。』

お前が何を言うという感じなのだが、よくよくこの続きを読むとやはりこの人着眼点がずれている。

『というのは、財政政 策の場合は、具体的に医療費の支出など、国民から政策がよくみえる形で分かるわけです。しかし、金融政策の場合は、中央銀行が様々な政策を行うことによって、金融市場を通じて経済全体に波及していくというメカニズムをとります。具体的な個々の支出項目がみえるのではないため、金融市場を通じてマクロ経済全体にどのように影響が及び、それがどのようにそれぞれの人の生活や 経済状況に反映されていくかということが、やや間接的でみえにくいところがあります。』

いやいやいやQQEの最初にお前さんどういう説明していたかよ。

『ですから、できるだけはっきりと、こういう波及経路で、こういうことを目標にして、現在こういう政策を行っています、とコミュニケートする ことが、経済政策としての金融政策の効果をしっかり発揮させるためにも重要だと思います。 』

それがコロコロと説明変わっているから分からないだけの話なんですけどねえ・・・・・・・・・・


・フォワードガイダンスに関する何か微妙にきな臭い発言

上記答弁の続きになるのですが。

『ただ、例えば 2%の「物価安定の目標」をできるだけ早期に実現する、 など、金融政策全体の目標を提示し、それを目指して金融政策を行っていくことを明確にすることは非常によいと思うのですが、具体的な金融政策の手段を 将来について明示して、いわばフォワードガイダンスという形で市場を誘導していくことが有効かどうか、あるいは必要かどうか、適切かどうかについては、色々な意見があると思います。』

何故唐突に聞かれもしない質問に答えているのかが謎でして、これは物凄い勢いで裏読みをすると、再任後に金融政策の枠組みをフォワードガイダンスを中心とした金利フレームワークにして、早期達成に関しても願望としての早期達成、見通しに関しても願望込みでの見通しということで、例えば2%目標到達見込み時期を明示しない代わりに金融緩和政策のガイダンスを強化して対応する、みたいな形にすることによって、「2019年度に2%達成するならそのころ出口じゃないですか」みたいなツッコミを食らってややこしいことにならないようにしながら、達成時期を何回先送りという非難もされなくなる、というような仕組みを考えていて、そのあたりがポロリしたのではないかとか(会見見てないからよくわからんけど)勝手に妄想しておりますがどうなんでしょうかね。

『基本的にはやはり、中央銀行としての目標、そしてそれを実現するための政策、そしてその政策が目標に向かって波及してい くチャネルといったものを、明確にコミュニケートすることが、最も重要だと思っています。』

明確にコロコロ変えていますのでいい加減立て直してください。


・ステルステーパーに関しては金利ですで誤魔化すしかないですな

『(問) 2 点お伺いします。1 点は長期国債の買入れペースです。今、80 兆円をめどとされていますが、実際には、国会答弁でおっしゃっていたのは 50 兆 円程度だとお伺いしています。結構乖離があるところなので、市場関係者から はステルステーパリングだというような指摘もあります。乖離があること自体について、黒田総裁はどのようにご覧になっているのか、改めてお聞かせ下さい。(後半割愛) 』

『(答) 前段につきましては、2016 年 9 月に現在の「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」の枠組みを決めた時に申し上げましたし、現在も申し上げてい ますが、金融政策の操作目標はかつてのような国債の買入れ額ではなく、現時点でいえば、短期金利が-0.1%、10 年物国債金利がゼロ%程度という金利目標になっています。国債の買入れペースは、あくまでも「イールドカーブ・コ ントロール」の金利目標を達成するために、必要にして十分なことを行っているということです。概ね現状程度の買入れのペースをめどとしつつということであって、目標は2つの点の金利を設定することによって、適切なイールドカーブを実現することです。目標自体が今は金利になっているということです。(後半割愛)』

ここに関してはまあこういう答えだけど、だったらこの前指値やった時に何で別に買入増やしたのとか、時々やっていることが訳分らなくなって一貫していないし、だいたいからして海外がそういう反応するのってさっき言ってたコミュニケーションがぐちゃぐちゃであることの弊害なんですけどね。



・長期間に渡って政策を続けるVS2%早期達成の矛盾はどうしようもない

『(問) コミュニケーションのあり方について、先程の質問の延長でお伺いし ます。2016 年 9 月に「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」が導入された後 に、マーケットで起きたのは、国債の買入れの量が減ったことと、マイナスに行き過ぎてしまった長期金利が上がったことです。量が減る方向と金利が上がる方向ということで、どちらかといえば正常化の方向に向かったのだと思うのですが、当時は、金融緩和の強化という公表のされ方をされたと思います。』

さよですな。

『この分かりにくさというのが、市場の正常化観測、日銀に対する疑心暗鬼につながっているという指摘もあると思います。「長短金利操作付き量的・質的金融 緩和」の導入を緩和強化としたコミュニケーションが、本当に正しかったのかということについて、どう思っていらっしゃいますか。(後半割愛) 』

結局のところ、「長期間に渡って政策を続ける」のが「早期達成」と矛盾しているからどうしようもない訳でございまして、ドラギ大先生のように「800億ユーロ×6か月より600億ユーロ×9か月のほうが緩和強化」とか堂々とあのインチキ臭い満面の笑みで説明できれば(あれで当時市場が好感したのも頭に虫が沸いてるとしか思えませんでしたがそれはともかく)良いのですが、政策期間延長と言えないのが困る訳でして、さきほどポロリしたのかもしれないガイダンスを使って立て直すしかありませんな。

『(答) まず、前段についてですが、強力な金融緩和を持続するという意味では、明らかに強い金融緩和だと思います。』

は?????

『「総括的な検証」の中でもかなり詳 しく示していますが、経済・物価、貸出や社債の金利などに非常に大きな影響を与えるのは、実は超長期の金利というよりは、むしろ短期・中期から長期に かけての金利です。他方で超長期の金利については、それが下がることによっ て、経済活動に大きくプラスに効くことはあまり期待できません。逆に、超長期の金利があまりにも下がってしまうと、年金や生保などの超長期の運用をし ている投資家の利回りが下がって、将来の年金受給について心配するような声が出てきたりするなど、却ってマインド面でマイナスになるおそれもあります。』

『「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」では、短期金利を-0.1%、10 年物 国債金利の操作目標をゼロ%程度と決めて、全体として適切なイールドカーブ になるようにしており、それによって金融緩和は非常に強く効いていると思っています。』

って説明をするならば、それは「金融緩和の行き過ぎによる副作用を考えた結果政策を調整した」と本来説明すべきなのを緩和の強化とか言ってごまかしていることに他ならないのですな。だから質問者のようなコメントが来るのは当然。

『また、予想物価上昇率が上がっていけば、名目金利から予想物価上昇率を引いた実質金利は更に下がっていきますので、金融の緩和効果は更に強 まっていきます。このような点は、「総括的な検証」を踏まえて「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入した時に、かなり詳しくご説明しました。 名称が少し長くて、一言で言えないと言われたこともあるのですが、この名称 はその内容をよく表していて、しかも金融緩和の強化であることは間違いないと思います。』

その予想物価上昇率が思ったように上がらなかったのでは?

『なお、操作目標が国債の買入れ額ではなく、金利になっていると いうことは、重要な変更点だと思います。(後半割愛)』

とまあ説明がもう無理がありますな。


・ひっかけ質問には慎重に対処もさすがに・・・・・・・・・

『(問) 先程の質問とも重なるのですが、出口戦略の中で総裁が先程おっ しゃった通り、「イールドカーブ・コントロール」自体は、緩和、引締め両方の方向性を内包していると考えています。その中で、例えば予想物価上昇率が上がれば、名目の誘導目標を上げたとしても緩和効果は変わらないということ になると思うのですが、例えば、金利の誘導目標を多少微修正して、上げたからといって、緩和効果は変わらないので出口ではない、というようなロジックや考え方は成り立つのかどうか、総裁のお考えをお願いします。』

まあひっかけ系ですが、これは当然政策の中にそういう要素が含まれているだけに頭ごなしには否定できないなと思ったら・・・・・・

『(答) それは理屈としては成り立つとは思うのですが、今、そのようなことを考えているわけではありません。これまでも申し上げている通り、予想物価 上昇率が上がっていけば、むしろ緩和効果が更に強化され、それによって2% に向けた道筋をより確実なものにするということを狙っていますので、今の時点でそのようなことは全く考えていません。』

と模範解答をしましたが、これは本来政策が内包するものなのですし、逆に物価目標達成が無理ということになれば金利水準を下げないといけない話になるのですが、さてどうなるやら。



〇1月決定会合議事要旨・・・・・・のつもりでしたが時間切れorz

お前休んでいたんだから下準備しておけやと言われますとぐうの音も出ませんすいませんすいません(汗)。
 

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