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お題「寝起きで簡単にECB/FSRで無差別砲撃の状況を鑑賞」   2018/04/27(金)08:05:10  
  ほほう。
[外部リンク] / 13:52 /
ゆうちょ銀、佐護副社長が退任 26日午後取締役会で了承へ=関係筋

この前のインタビューではそんな感じでもなかったように思えますが
[外部リンク] / 11:13
インタビュー:クレジット投資、パッシブ比率高めている=ゆうちょ銀副社長


#超ハイパーどうでもよいのですが「若田部副総裁就任初回の決定会合なので注目されています」とかモーサテ為替解説が流れてきた気がするんだがお前は何を言ってるんだと


〇ECBを超手抜きモードで

[外部リンク] CONFERENCE
Mario Draghi, President of the ECB,
Vitor Constancio, Vice-President of the ECB,
Frankfurt am Main, 26 April 2018

前回はこちら
[外部リンク] STATEMENTの一番最初のところだけ(なおご挨拶は割愛)の比較という超手抜きで勘弁ですが。

『Based on our regular economic and monetary analyses, we decided to keep the key ECB interest rates unchanged. We continue to expect them to remain at their present levels for an extended period of time, and well past the horizon of our net asset purchases.』(今回)

『Based on our regular economic and monetary analyses, we decided to keep the key ECB interest rates unchanged. We continue to expect them to remain at their present levels for an extended period of time, and well past the horizon of our net asset purchases.』(前回)

まずは全文一致でしたな。

『Regarding non-standard monetary policy measures, we confirm that our net asset purchases, at the current monthly pace of ユーロ30 billion, are intended to run until the end of September 2018, or beyond, if necessary, and in any case until the Governing Council sees a sustained adjustment in the path of inflation consistent with its inflation aim. The Eurosystem will continue to reinvest the principal payments from maturing securities purchased under the asset purchase programme for an extended period of time after the end of its net asset purchases, and in any case for as long as necessary. This will contribute both to favourable liquidity conditions and to an appropriate monetary policy stance.』(今回)

『Regarding non-standard monetary policy measures, we confirm that our net asset purchases, at the current monthly pace of ユーロ30 billion, are intended to run until the end of September 2018, or beyond, if necessary, and in any case until the Governing ouncil sees a sustained adjustment in the path of inflation consistent with its inflation aim. The Eurosystem will continue to reinvest the principal payments from maturing securities purchased under the asset purchase programme for an extended period of time after the end of its net asset purchases, and in any case for as long as necessary. This will contribute both to favourable liquidity conditions and to an appropriate monetary policy stance.』(前回)

こちらも全文一致ということで、政策に変更無いのは当然として、スタンスとかの文言に関しても変化はなし、ということになりましたな。

『Following several quarters of higher than expected growth, incoming information since our meeting in early March points towards some moderation, while remaining consistent with a solid and broad-based expansion of the euro area economy.』(今回)

『Incoming information, including our new staff projections, confirms the strong and broad-based growth momentum in the euro area economy, which is projected to expand in the near term at a somewhat faster pace than previously expected.』(前回)

つーことでステートメント3パラグラフ目(最初に挨拶があるから文章的には4パラ目)の所は概要の解説コーナーなのでさすがに文言変化を鑑賞できるというもので、前回は絶賛自信ニキという感じでしたが、今回は「points towards some moderation」ということで若干のションボリーヌ感があるものの、しかし気を取り直して「remaining consistent with a solid and broad-based expansion of the euro area economy」って言ってますのでつまりは「やー全然強気っすよ(若干の震え声)」って感じですかね、よー分からんけど。


『The underlying strength of the euro area economy continues to support our confidence that inflation will converge towards our inflation aim of below, but close to, 2% over the medium term. 』(今回)

『This outlook for growth confirms our confidence that inflation will converge towards our inflation aim of below, but close to, 2% over the medium term.』(前回)

この「今後は2%に向かっていきますよ」の部分にしましても、前回の方が書き方がスッキリしていまして、まあ大体中央銀行文学というのはスッキリしているのからやや長めのものになる、という時は自信ニキの声がだんだん震え声になってくる事を意味するのでまあお察し。


『At the same time, measures of underlying inflation remain subdued and have yet to show convincing signs of a sustained upward trend. In this context, the Governing Council will continue to monitor developments in the exchange rate and other financial conditions with regard to their possible implications for the inflation outlook.』(今回)

『At the same time, measures of underlying inflation remain subdued and have yet to show convincing signs of a sustained upward trend. In this context, the Governing Council will continue to monitor developments in the exchange rate and financial conditions with regard to their possible implications for the inflation outlook.』(前回)

「とは言いましても今の所は物価の基調が上昇トレンドに入っているという明確な状況ではないので、政策委員会としては今後も為替レートや金融環境のインフレ見通しに与える影響を注視していきます」という所なのですが、今回この中の文言が「the Governing Council will continue to monitor developments in the exchange rate and ”other” financial conditions」(強調は引用者)とotherってのが急に入ってきて、このotherとは何ぞ??と思うのですが会見で誰か質問してるかなとは思うので(そこまでちゃんと見れてない)質疑部分で確認したい。

『Overall, an ample degree of monetary stimulus remains necessary for underlying inflation pressures to continue to build up and support headline inflation developments over the medium term. This continued monetary support is provided by the net asset purchases, by the sizeable stock of acquired assets and the ongoing and forthcoming reinvestments, and by our forward guidance on interest rates. 』(今回)

『Overall, an ample degree of monetary stimulus remains necessary for underlying inflation pressures to continue to build up and support headline inflation developments over the medium term. This continued monetary support is provided by the net asset purchases, by the sizeable stock of acquired assets and the forthcoming reinvestments, and by our forward guidance on interest rates.』(前回)

金融緩和の効果は買入のストックと今後の償還再投資、および政策金利に対するフォワードガイダンスによって現れますよという説明なのだが、今回この償還再投資に関する部分でも「by the sizeable stock of acquired assets and the ”ongoing and” forthcoming reinvestments,」(強調は引用者)と謎の文言追加になっていて、こちらも何ぞそれという感がありますな。

とまあそういう訳で、足元の弱さに関しては認めていますので、タカ的でないという事にはなると思いますが、今のところは震え声成分が入っているような感じではあるものの、先行きのスタンスを変更しましたというようなこともありませんので、次回まで様子見でその間の要人発言次第、というまあ順当な結果になったのではないでしょうか、と思います。



〇FSR鑑賞会(しつこく)

紹介のページ
[外部リンク] 』で全文の方から引用します。本文61ページから始まりまして、昨日は『1.企業財務のばらつきと貸出金利体系の歪み』という小見出しの部分をネタにしたところで力尽きたのですが、まああれは現状認識の分析ということでマクラみたいなもんでその次からの鑑賞が色々と味わいがある。


小見出し『2.低採算先貸出比率の上昇の背景』は本文66ページからになります。

『このように、低採算先貸出比率が 2010 年頃から?貫して上昇を続けているが、その構成比をみると、2000年代初頭は、低採算先の中でもとりわけ収益性が低くレバレッジの高い下位グループ向けの貸出比率が高かったのに対し、近年は、低採算先の中でも相対的に財務内容が上位に位置するグループ向けの貸出が増加している(図表-1-7)。』

ほほう!

『低採算先のうち、 上位グループと下位グループでは、財務内容に大きな開きがあるうえ、2000年代初頭は、下位グループの借入金(とそれによりファイナンスされた不稼働資産)が非常に大きかった (図表-2-1)。これに対して、近年は、上位グループの借入金(とそれによりファイナンスされた設備資産等)の拡大が顕著となっている41。このことは、近年の低採算先貸出の増加の背景には、過去のわが国の金融危機時とは本質的に異なるメカニズムが働いている可能性を示唆している。』

ほうほう。

『すなわち、2000 年代初頭までは、不良債権問題による金融機関の資本不足が意識されるなか、貸倒損失を回避する目的から、金融機関は金融支援が無ければデフォルトする可能性の高い企業(ハイリスク企業)にいわゆる「追い貸し」を増やしていたとみられる42。これに対し、最近の低採算先貸出の増加は、金融緩和の長期化に加え、金融機関同士の貸出競争激化もあって貸出利鞘の縮小圧力が強まるもとで、経営体力のある金融機関が、いわゆる「ミドルリスク企業」向けを中心に信用面のリスクテイクを積極化させていることが影響していると考えられる(BOX4)。 』

ということでBOX4が巻末にあるのだがそこはスルーする。でもってこの事象ってのはFSR的には確かにリスクの拡大というカテゴリーの話になりますけれども、一方で金融政策としてそういうの促していませんでしたっけとは思うので、やはりこういう話というのは金融政策のプロコン分析のカテゴリーの中で問題提起してほしいなあとは思うのでした。

つーことで要因その1は小見出し『金融機関間競争の影響』ですが、これは先般のFSRでも結構やっていましたよね。

『前回の本レポートで詳しく分析したとおり、企業数や人口の減少を背景に金融仲介サービス需要が減少傾向を辿るなか、金融機関間の競争は貸出面を中心に激化している43。金融機関店舗数と企業数の相対比をもとに算出した金融機関の競争指数は、2010年前後から上昇に転じており、店舗間の競合が近年?段と激化していることが窺われる(図表-2-2)。こうしたもとで、金融機関の各店舗は、新たな取引機会を求めて法人営業を強化してきており、 特に自らの営業エリア内にあるミドルリスクの地元企業向けに、貸出先を拡大しているとみられる。』

『実際、中小企業の取引金融機関数をみると、この 5年間で増加しているが、特に低採算先において、取引金融機関数の増加が顕著となっている(図表-2-3、-2-4)。』

前回のFSRで思いっきり夢も希望もない分析が出ていました通りですが、ここからおもむろに全方位砲撃というか、全方位にかみつくマッドドック現るというかという風情の分析が登場。

『さらに、政府系金融機関の存在も、金融機関同士の貸出競争を強める方向に作用したとみられる。』

>政府系金融機関の存在も
>政府系金融機関の存在も
>政府系金融機関の存在も

・・・・・・・・・・・・・これはまた来ましたな。

『民間金融機関と政府系金融機関の双方と取引関係を持つ企業の比率は、長期的に緩やかな上昇トレンドにあり、最近の景気の改善を受けても、低下に転じる兆候は窺われない (図表-2-5)。政府系金融機関が民間金融機関の機能を補完している面もあるが、企業別の借入金利をみると、金融面での各種政策措置の影響もあってか、政府系金融機関と取引関係を持つ企業の方が、民間金融機関としか取引関係を持たない企業よりも、金利の低下幅が大きくなっている。』

アチャー。

『したがって、政府系金融機関との競争も含め、貸出金利の引き下げ競争が激化している可能性がある(図表-2-6)。 』

制度融資と政府系金融機関に砲撃頂きました。

『なお、公的金融という観点では、リーマンショック後に導入された金融面の各種政策措置 ――金融円滑化法の施行や信用保証制度の拡充等――も、低採算先貸出の増加に、何がしか 寄与した可能性も考えられる。』

そこまでツッコむとは金融機構局恐ろしい子。

『もっとも、信用保証債権や条件緩和債権の残高をみると、リ ーマンショック後のピークから足もとにかけていずれも低下傾向を辿っているため、これら の金融面の政策措置が、2010 年以降の低採算先貸出比率の上昇トレンドを説明する主因であるとは考えにくい(図表-2-7)』

さいですか。


でもって次が『金融緩和の影響』という小見出しですが味方陣地への盛大な砲撃モードになるのでしょうか鑑賞してみましょう(^^)。

『金融機関同士の貸出競争の激化に加えて、長期にわたる金融緩和も、ポートフォリオ・リバランス・チャネルを通じて、低採算先、特にミドルリスク企業向けの貸出増加を後押ししてきたと考えられる。』

「ポートフォリオリバランスにも副作用があります」と言っているのですが、いままでこれを面と向かっては中々言ってこなかっただけにこれはまた恐ろしい子キタコレです。

『2010 年から足もとまでの貸出金利の低下を企業属性別にみると(図 表-2-8)、2013年頃までは、財務が相対的に良好な企業(ROAが高く、レバレッジが低い先)で金利の低下幅が相対的に大きくなっており、金融緩和効果は当初、比較的リスクの低いゾーンでまず顕在化していたことが分かる。』

ということでこの先の分析が想像できると思いますが・・・・・・・・・・

『その後、金融緩和が長期化するなかで、低リスクゾーンの貸出金利の低下幅が次第に小さくなるとともに、もう少しリスクの高いミドル リスクゾーンの金利の低下幅が大きくなってきている。この間、ハイリスクゾーン(ROAが 最も低く、レバレッジが最も高い企業向け)の金利の低下幅は限定的なものにとどまっている。』

ほうほうそれでそれで?

『ミドルリスク企業は、優良企業に比べ内部資金が少ないため、銀行借入依存度がもともと高い。しかし、収益性が相対的に低いため借入返済能力も低く、したがって、利益拡大を目指して設備投資を行おうとしても、金利が高いと借入増加には踏み切れない。逆に言えば、 内部資金の少ないミドルリスク企業は、内部資金の潤沢な優良企業とは異なり、借入の金利感応度が高いため、金融機関が低金利を提?すれば、潜在的な借入需要が顕在化しやすいと考えられる。』

ホンマカイナと思うがまあそこは気にしないで次。

『金融緩和や銀行間競争は、こうしたメカニズムを通して、ミドルリスク企業を中心とする低採算先の借入増加を促してきたと考えられる。』

・・・・・・ということで金融緩和長期化の影響が、という話になっているのですが、この部分の最初の方にしらっと「2013年頃までは、財務が相対的に良好な企業(ROAが高く、レバレッジが低い先)で金利の低下幅が相対的に大きくなっており、金融緩和効果は当初、比較的リスクの低いゾーンでまず顕在化していたことが分かる。」って書いてありまして、つまりは2013年以降に貸出資産の質が悪化というか、ここでいう不採算貸出が増えてくるようになっていますね、という説明になっていて、いやまあ勿論貸出ルートでの金融緩和効果(あるいは副作用)ってラグを伴って出てくるもんなのですけれども、区切りを「2013年頃」とするのはこれはもう味方陣地に着弾しましたというFSR砲恐ろしい子という味わいがある訳ですな。

・・・・・・・とは言いましても、次の小見出しが『景気改善長期化の影響』となっていて、そもそも債務者属性的に若干アレな債務者にホイホイと資金が貸せたり、そもそも債務者の方に資金需要が発生するようになったのは景気改善が長期化したからですよね、という話がこの次に続いているので、味方陣地まで砲弾を着弾させているようなここまでの書きっぷりですが、金融政策の効果の話も入ってくるので、別に味方陣地を無慈悲な砲撃で火の海にするという訳でもない、という点を付け加えておきまして、残念ながらここでアタクシの力が尽きたというか時間が足りないので、残りの部分は皆さん読んでちょと思いますが、まあ連休の合間にネタにするかもしれません。
 


お題「今日も市場雑談メモとFSR鑑賞会というワンパターンですいませんすいません」   2018/04/26(木)08:01:04  
  昨日の日経新聞の記事は色々とアレだった訳ですが、
[外部リンク]
外債で損失拡大、前期は赤字か 金融庁は改善命令も検討
2018/4/25付日本経済新聞 朝刊

でまあ「赤字か」で「改善命令も検討」とか言われてしまいますと、一昨日ネタにしたFSRでのこの指摘もむなしくなってしまうのですな。

『また、運用計画に沿わない無理な益出しと配当の継続は、有価証券の利息・配当収益を減少させるほか、将来の損失吸収力の低下も招くことに留意する必要がある。金融機関は、先々の人口や企業数の減少も織り込んだ収益の中長期予測を踏まえたうえで、持続性の高い収益の確保に向けた取り組みを強化するとともに、株主還元のあり方も含め、望ましい収益配分について検討を進めていくことが重要である。』(2018年4月金融システムレポートより)

つーかさ、有価証券運用やってて「購入した瞬間から償還までずっと含み益の状態で金利収入も入る」などというようなことが恒常的に起きる訳ないんだし、ポートフォリオ全体のバランスを考えたらこっちで益が出ていてこっちで損が出ているっていうのがポートフォリオにおけるALMとかリスク管理とかいうものなのであって、外債の含み損(もしかしたらこれまでの金利収入が円債よりも大きかったかもしれないのに)を取り上げて素人だのなんだのという方が(以下の部分はルビヤンカの方から来た方々により削除されました)。


〇米国金利が順調(?)に上昇中とな

[外部リンク] / 05:32
米金融・債券市場=10年債利回り3%台で上昇継続、国債増発懸念で

30年債(指標銘柄) 16時00分 3.2068% 前営業日終値 3.1690%
10年債(指標銘柄) 16時00分 3.0259% 前営業日終値 2.9830%
5年債(指標銘柄) 16時00分 2.8383% 前営業日終値 2.8110%
2年債(指標銘柄)  16時00分 2.4919% 前営業日終値 2.4810%

いやあの国債増発懸念って別に今に始まったネタじゃないんですけどというところでして、まあ要するに金利上昇の背景がイマイチ分からんってえことなんでしょうかねえとか思いつつ眺める訳ですが、まーなんだかんだ言っても「FEDってそんなにホイホイ利上げできないでしょ」と高を括っていたのの反動なんじゃないかねえとは思いますが、この水準になって来ると、米国10年3%で日本の10年0.1%(は無いのだがまあそうしておく)だと、10年気を失ってホールディングカンパニーになっていると方や130ドル、方や101円ですかそうですかいや勿論ドルの方は為替リスクありますけど、ブレークイーブンする水準って何ぼですかいなと考えると・・・・・・とか言いたくなる(個人の感想です)のですが、一方で最初のURL先のような『外債で損失拡大、前期は赤字か 金融庁は改善命令も検討』とかいうのが出ると途中の含みの部分でああでもないこうでもない言われるのも困るしねーなどと手が止まるのもあるでしょうなーとか、まあ色々と考えるところではあります。

ただまあ昨日の債券市場ちゃんもまあゆうてそんなに金利ホイホイ上がらず(後場ちょっと金利上がりましたけど先物が売られたって感じでしたかねえ)で別に20年が55bpとかになるでもなく推移という図になっておりましたが、はてさて本日はどうなるんでしょうかねえと他人事のように言っておりますが、10年の10bpとか20年の60bp超えとかにならない限りは「オラぁワクワクして来ただ!」というのは無いのでまあこの辺はレンジちゅうことで。

なお、ロイターさんのインターネット版記事のヘッドライン見ててこれはワロタ。
[外部リンク] / 10:06
〔マーケットアイ〕外為:ドル108円後半、日銀オペ減額の有無に注目

ご覧の通り昨日のオペ通告前のヘッドラインですけれども、いやいやいやいやだから金利が下がった時に輪番減額していないのに金利が上がってしかも米国10年金利3%到達なんて思いっきり象徴的な日に輪番を減額するとかあり得ないから、というお話なのでございますが、こういうコメントがしれっと出てきてしまうのが中々泣けてくる。

まー今回に関してはどこからどう見ても「輪番減額のタイミングを逃してしまいましたな」以外の何物でも無いのですが、いまさらここで減額できないですし、したらYCCじゃなくて為替見てやっているんですね、ということになるので、政策ロジックが破綻してしまうので出来ない訳ですな。もちろん金利下がっているときに減額をしていたのならば「いやー淡々と減額ですよ減額」と言えるんですが、金利下がったところで減額しなかったのでここでは減額が出来ません、という結果になりますが、そのくらい為替市場も筋道立てて考えるじゃろとは思うので、まあ外れ値コメントだとは思いますけどね。


〇FSR鑑賞会は今日も続く

鑑賞会ネタで手抜きをしてないかというツッコミはしないように(もうすぐ海外中銀ネタも出ますし!)

紹介のページ
[外部リンク] 』ですので全文の方から引用します。本文61ページ以降になります。

最初は『1.企業財務のばらつきと貸出金利体系の歪み』という小見出しから。

『絃呂納┐靴燭箸り、金融機関の信用コストは、歴史的な低水準で推移している(図表 -1-3)。これは、長期にわたる景気の改善を反映して、企業収益が史上最高水準まで改善する なか(図表-1-1)、金融緩和に伴う金利水準の低下にも支えられて、企業の利払い能力が向 上し、デフォルト率が低下しているためである。』

『実際、企業の倒産件数は、1980 年代後半 のバブル期並みまで減少するとともに、「3か月以上の延滞ないし破綻懸念先以下へのランクダウン」として定義されるデフォルト率も、2000年代以降の最低水準まで低下している(図 表-1-2)。』

はい。

『もっとも、企業収益の改善は、企業間で一様ではなく、相応のばらつきを伴っている。中小企業の営業利益ROAの分布をみると、直近の5年間で、分布の右裾の厚みの増加により、 平均値は-0.7%(2011年度)から+2.8%(2016年度)へと上昇している(図表-1-3) 。 しかし、長期にわたる景気回復の中にあっても、収益性の改善が捗々しくなく、分布の左裾に滞留し続けている企業も相応に存在する。』

ほう。

『こうした低収益企業の長期低迷の背景としては、 グローバル化や為替レートの変動に伴うグローバルなサプライチェーンの構造変化に適応できていない可能性や、地域の高齢化・人口減など構造的な下押し圧力が相対的に強く作用し続けている可能性などが考えられる。』

ほうほうそれでそれで?

『このように収益性をはじめとする企業財務の内容には相応のばらつきがある一方、企業財務と貸出金利との対応関係をみると、企業の信用リスクに見合わない事例も存在する。』

ってしらっと言うのですが、だったら今仰せになっておられるような状況にあるのに、何で社債買入だのCP買入だのという信用リスクプレミアムを圧縮どころかマイナスにするような政策を継続しているのかと小一時間問い詰めても金融機構局は知らんがなという話ではあるのですが、だったら政策委員会にそういう現状ですよというのを伝えて、信用緩和政策の類に入る政策の今後の在り方について検討をさせるように促すのがお仕事なんじゃないですかねえと無理難題を投げてみる。

『一般 に、銀行の貸出金利は、企業の信用リスクの大きさを反映して決定され、企業の信用リスクが高ほど、上乗せされるプレミアムも大きくなると考えられる。しかし、実際には、ー益性(営業利益 ROA)や∈睫灰譽丱譽奪(負債/総資産)、(これら以外の様々な財務 変数やマクロ経済環境も勘案して推計した)デフォルト確率(PD)のいずれをみても、それらの指標から判断される信用リスクの高さに比べて、相対的に貸出金利が低位に設定されている例がみられる(図表-1-4)35。』

やれ目利き力だ担保に依存しない融資だというような意識の高い方々にこの説明をして頂きたい。

『例えば、通常、デフォルト確率が高くなるほど、貸出金利の水準は高くなることが想定されるが、デフォルト確率がある?定水準以上になると、 そうした関係が崩れ、むしろデフォルト確率の上昇に伴って金利水準は逓減していることが 確認できる。これには、金融機関がデフォルト確率の高い企業に対して、資金回収の不確実性が高い長期貸出を抑制し、主に短期貸出で対応していることも影響しているとみられる(図 表-1-5)。しかし、長期借入比率が金利水準に及ぼす影響はさほど大きいものではなく、これを調整しても、信用リスク(デフォルト確率)の上昇に伴って借入金利が逓増していく姿にはならない36。』

これ次の説明を見るとまあそうなんですかねとは思うのですが、なんか貸出競争の要因の話だけにもっていっているけど、担保を徴求すれば回収確率がその分上がるんでとか、そういう担保カバーの話とかはどうなってるんじゃろとは思うのと、データ自体がどこら辺までカバーした話なのか(どの程度の規模の貸出まで対象にしているのか、とかだが帝国データバンクのデータがどの程度の規模の企業をカバーしているのかというのもあったり無かったりする)というのがよく分からんので、バックグラウンドとしてどの程度のデータを見ているのかなというのは興味があります。

『財務内容の悪い企業に対して、金融機関が企業の要請に応じて、約定金利を低位に設定したり、金利減免に応じているケースは従来からみられる。しかし近年は、それだけではなく、貸出競争が激化するなかで、金融機関側から、貸出金利を信用リスク対比で圧縮しながら積極的に信用供与を増やしている――金利を低めに設定することで金利感応度が高い企業の資金需要を掘り起こしている――可能性がある。』

アタクシも昔は金貸しの手先をやっていたことがあるのですが大昔だから参考にも何にもならないと思いますが、昔は金融機関が新店舗出してきて特攻キャンペーンとかおっぱじめるといきなり借り換え話が出てくるというのはあったようななかったような(あくまでも個人の追憶の世界です!)でありまして、まあ日銀のレポートだからそんな品の無い書き方はしないのかもしれませんが、『金利を低めに設定することで金利感応度が高い企業の資金需要を掘り起こしている』というのは何か上品すぎてちょっと実態と合わない表現になってるような気がしますけど(^^)。

なお、アタクシのさっきのツッコミの担保部分ですが、脚注に説明がありまして、

『36 この他に、可能性としては、金融機関が信用リスクの高い先に対し、優良担保や保証による保全を行うことで、金利を低めに設定していることも考えられる。データの制約により、担保による保全の影響を検証することは難しいが、中小企業信用リスク情報データベース(CRD)を用いれば、信用保証の有無が、企業財務と借入金利の関係にどのような影響を及ぼしているかを定量的に検証できる。』

ほほう。

『これによれば、/用保証が有る場合、保証料 の分だけ、実効ベースの貸出金利が上昇するが、⊃用保証の有無は、ROA・レバレッジと借入金利の関係の形状(図表-1-4)には大きな変化をもたらさないことが確認できる。したがって、信用保証による保全が、図表 -1-4で観察されるような金利体系の歪みをもたらす主因とは考えにくい。 』

だそうです。まあ融資ってその前に「出すか出さないか」の所がデジタルであって、リスクに応じてスプレッドがリニア(か指数関数か知らんが)にどうのこうのというものでもないというのはありますが、


『以下では、財務内容の相対的に悪い貸出先企業のうち、銀行が貸出金利の水準を信用リス ク対比で低めに設定している先を、「銀行にとって採算が低い貸出先(低採算先)」と呼ぶ。 分析においては、(銀行にとって将来の信用コストにつながる)デフォルト確率を左右する企業の財務変数のうち、営業利益ROAと財務レバレッジを取り上げ、それらと借入金利水準の関係に着?する。具体的には、次の 2 つの基準のうち、どちらかを 2 年連続で満たす場合、 「低採算先」と定義する。また、それ以外の企業は、本レポートでは「通常の貸出先(通常先)」と呼んで区分することにする37。 』

『 ROA基準:営業利益ROAが企業分布の中央値を下回っているにもかかわらず、借入金利が信用力の最も高い企業向けの金利(ROA の上位 10%の企業の借入金利)を下回る。

レバレッジ基準:財務レバレッジが企業分布の中央値を上回っているにもかかわらず、借入金利が信用力の高い企業向けの金利(財務レバレッジの下位50%の企業の借入金利)を下回る。』

ということで分析した結果(しんどくなったので途中は飛ばす^^)は以下の通り。

『このように定義された低採算先が中小企業全体に占める比率(低採算先比率)は、リーマンショック以降、振れを伴いつつも、ごく緩やかに上昇している(図表-1-6)39。また、 低採算先貸出が中小企業向け貸出全体に占める比率をみると、2010 年をボトムに、低採算先比率を上回るペースで上昇している40。』

『足もとは、金融危機後の不良債権処理問題に直面していた2000年代初とほぼ同水準となっている(図表-1-7)。こうした低採算先貸出比率 の上昇には、低採算先率自体の緩やかな上昇に加えて、低採算先 1 社当たりの借入金が増加していることが影響している(図表-1-8)。 』

でもってその要因分析が次の所になりまして、そこで色々な砲撃が見られるのですが、何せこのFSRは引用するときに一々文字化け修正をしないといけないので時間が掛かってしまってどうにもこうにも(事前に下準備しておかないと話にならんので今度の展望レポートもそうなのですが、連休中に下準備しておきますけど)ということで勘弁。
 


お題「今日もまた市場世間話とFSR雑談でございまする」   2018/04/25(水)07:57:28  
  http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3350319.html
福田財務次官の辞任を閣議決定、退職金は当面支払わず
24日11時16分

本人の辞任は認めるけど退職金は保留とか支離滅裂にも程があるし、

『「(Q.一旦、官房付にして、調査結果が出て、必要に応じて処分をしてから辞任を認めるべきではないかといった意見も出ているが?)野党がそう言っているのは分かったんだけど、そのときの給料は誰が払うのかって聞いているんだ、野党が払ってくれるのか?」(麻生太郎
財務相)』(上記URL先より)

ってお前は何を言ってるんだという話で、結果がどうあれ処分するのかというのだったらそういう扱いにするのが当然だし、処分とか関係なくて辞任を認めるならさっさと退職金満額だすもんでしょってなもんで、どうも麻生さん完全に頭のネジ外れているようで大丈夫かと。

#まあそれよりもこの調子でドンドン与党の地盤がおかしくなるのがアカンのだが


〇米国10年3%ですかそうですか・・・・からのMPMプレビュー雑談なども含め

[外部リンク] / 05:30 /
米金融・債券市場=10年債利回りが3%突破、景気底堅く

『 30年債(指標銘柄)16時15分 3.1758%  前営業日終値 3.1430%
10年債(指標銘柄) 16時11分 2.9958%  前営業日終値 2.9730%
5年債(指標銘柄) 16時12分 2.8226% 前営業日終値 2.8190%
2年債(指標銘柄) 16時00分  2.4746% 前営業日終値  2.4740%

米金融・債券市場は、国内景気が底堅さを見せる中、10年債利回りが4年強ぶりに3%を突破した。この日公表された4月の米コンファレンス・ボード(CB)消費者信頼感指数や、3月の新築住宅販売戸数が底堅さを示し、今後数四半期も経済成長が続くという見方が強まった。10年債利回りが一時3%を突破したことで、米国株式市場の下落に拍車が掛かり、終盤の取引で主要3指数が1%超下落した。』(上記URL先より)

ということで米国10年3%になったり戻ったりして結局3%乗せっぽいのですが、確かにまあここもと北朝鮮の方が明るい感じになってみたり、そのどさくさに紛れて貿易戦争ネタでの暴れ馬の暴れネタが一巡していたりとかいうのでリスクオフモードじゃないですよね、というのはあるのですけれども、今年あと3回利上げするんじゃネーノとか、景気確りですよねとか、その手の話って今に始まったネタじゃないと思うんだが何がどうなっているんだかという所ではございますな。


でもって、
[外部リンク] / 05:20 /
米国株式市場=下落、国債利回り上昇で企業の資金調達コスト懸念台頭

ダウ茄子が1.7%下げとかやっておりますが、某モーサテの方では「長期金利上昇よりもCATなどの決算があーでもないこーでもない」と説明していたりするので、まあ要するにヘイヘイ米国株式市場ビビってるビビってるぅ、ということでしょうかよくわかりません(まあ高々1.7%の下げですからそれでビビってるという程のもんでもないでしょうが)。


となっておりますので、今日の円債ちゃんがどう反応するのかというのが楽しみとは言いたいのですけれども、

[外部リンク] / 15:14
〔マーケットアイ〕金利:国債先物が小幅続伸で引け、長期金利が横ばいの0.055%

『 <15:07> 国債先物が小幅続伸で引け、長期金利が横ばいの0.055%

国債先物中心限月6月限は前日比4銭高の150円67銭と小幅続伸で引けた。前日の米債安を手掛かりに、朝方は短期筋からの売りが先行した。ただ、追随した売りはみられず好需給を支えに切り返した。2年債入札は、内外投資家からの買い需要に支えられて順調な結果になると、買い戻しが入り強含んだ。現物市場は入札をこなした中長期ゾーンがしっかり。一方で、超長期ゾーンは軟調に推移した。10年最長期国債利回り(長期金利)は同横ばいの0.055%。』(上記URL先より)

ってなもんで、昨日に関しても米国金利上がってましたが中短期とか寧ろ前日比金利低下でござるの巻という展開になっていまして、20年カレントとかも引け変わらずとなっていましたけど、30年とかは昨日も弱いでござるの巻という展開ですが、そもそも論として30年とかここもとずーっとフラットニングしていたものの反動ですよねってなもんで、恐らく今って昔の10年カレントが20年カレントみたいな感じだと思うんで20年カレントをベースに考えると大体最終投資家というか実需ベースの買いの流れが読めそうな感じだと思うんですが、そっちで見ると単利0.5%の所で何回か跳ね返されて戻るも0.55%の所で一旦買いが入るのを確認したところ、という感じで、米国金利様が上昇する中で今回はどう反応するのかというのを楽しみに(?)確認したいかな、とは思ったりする。


そういえば(伏字)砲を今回まだ見ていない気がするんですが(いや実は昨日の夜に出てましたとかだったらすいません)米国長期金利が上昇した今日こそ(伏字)砲の絶好のタイミングではないかと思いますが、何せ今回のMPMに関してはどこからどう見ても新しいネタの出ようがないタイミングなので、砲撃の出しようもないというこの事実ってな所かなと。

つまりですね、まあ仮に何かやりたいのであれば、ちょうど体制も変わったのと、うまい具合に今まさに米国長期金利がホイホイと上昇して為替円高リスクも軽減されているタイミングですので、このドサクサに紛れて毎度おなじみの無意味文言「80兆円」をしれっと削除するというのはやるタイミングではあるのですよ。つーかまあそれくらいしか今回新機軸出すところはない。

ただですね、今って内外情勢も内外金融政策情勢も微妙にどっちに転ぶのやら、とやっている時ではありますので、そういう時に日銀がヒャッハーと言いながらわざわざ目立ったあとに、日銀と関係ない理由であっても市場が良からぬ方向(円高とか株安)に行った場合、日銀は何やってるんだこのスットコドッコイと言われて貴重な日銀の政治資源を無駄遣いすることになってしまいますし、おまけに現状では日銀を一番擁護してくれそうな財務省があの有様になっているし、黒田総裁の一番の擁護者の安倍ちゃんも支持率があばばばばーとなっている訳で、そんな中で日銀が自分から動きに行くとか、事態が切迫でもしない限りあり得んと考えるのが順当だと思うのよね。

ですから、上が変わった(と言っても黒田さん、日銀、置物という体制が同じなので変わった感は少ないが)からと言って新機軸を出さないといけないという義理はないのであって、まあ今回はどこからどう見ても無風で、さて経済物価見通しどうしますかねというお話はあるにせよ、QQE初期のころと違いまして、2%達成時期と追加緩和判断がリンクしないことが明らかになっているので、そこが少々修正されたからと言っても政策インプリケーションが無いと来たもんだということで、無風オブ無風になるので、まあどこぞのベンダーからの(伏字)砲も撃ちにくいという所でしょうな(仮に出ても反応するだけ時間の無駄だと思う)。


〇またまたFSR鑑賞コーナー

紹介のページ
[外部リンク] 』というお題でして、全文の方だと本文60ページ以降で、概要だと14ページ以降になるのですが、この部分は色々な方面に砲撃をしている上に、自分の所の金融政策にも砲撃を加えておりまして大変に味わいが深いのですが、長いので一度にネタにしにくくてかなわん(笑)。

ということで以下全文の方から引用します。

『珪呂燃稜Г靴燭箸り、金融機関が積極的な融資姿勢を維持するもとで、貸出は中小企業の設備資金向けを中心に増加を続けている。貸出の積極化による金融機関のポートフォリオ・リバランスは、これまでの経済情勢の改善に寄与している34。こうした前向きな動きが 一段と広がり、経済・物価情勢のさらなる改善へと結びついていけば、金融機関の収益力の 回復にもつながっていくと考えられる。』

と最初だけは書いてあるのですな。ちなみに脚注34は『34 FSR(2017年4月号、BOX2)では、日銀短観の個票データを用いて、金融機関の貸出スタンスの積極化が企業の業況感改善に寄与していることを確認した。』って奴です。

しかしそのあとが味わい深い。

『もっとも、ポートフォリオ・リバランスに際し、金融機関が過度なリスクテイクに向かうことになれば、金融面での不均衡が蓄積し、やや長い目でみて金融システムの安定性が損なわれる可能性がある。実際、景気改善と低金利という良好なマクロ経済環境が続いているため、金融機関による信用リスクの評価は緩む傾向にある(図表-1)。』

まあそうなのだがそういう政策をとっている訳なので、そういう点では「過度な低金利政策によるリスクテイクの活発化による弊害」と「金融機関のリスクテイクによる経済への好影響度合いの進み方」というプロコンを並べて比較していく、という事が重要だと思うのですが、現在のMPMでそんな話をまともにしているとは思えない(このように日銀スタッフからは出てくるし、もちろん政策委員の皆様の中でそういう事への理解がある方もいるように見えますが、少なくともリフレ3馬鹿とか理解できる訳無い上に変な反論までしてくるジンバブエとかいるので議論が成立しないだろうなあ、と思う)のが惜しいですな。

『行き過ぎたリスクテイクの動きは、社債等に代表される市場性取引であれば、信用スプレッドなどの価格情報から比較的容易に観察することができる。しかし、相対取引を基本とする金融機関貸出については、債務者の信用力のばらつきを勘案していない貸出量ギャップ(総与信・GDP比率のトレ ンドからの乖離)などのマクロ指標では、貸出債権の質の変化を十分に捕捉しきれないという問題がある。このため、貸出を通じた信用面のリスクテイクに伴う脆弱性を点検するには、 粒度の高い企業別・金融機関別のミクロデータを用いて、債務者の診療力と貸出金利の水準、貸出量などの関係をきめ細かく分析・評価する必要がある。』

『本章では、こうした問題意識のもと、貸出市場における金融機関の信用面のリスクテイクが、貸出債権の質の劣化を通じて、中長期的な金融システムの安定性に悪影響を及ぼすことがないかどうかを点検する。』

ということで、 これはもう最近のFSRのお得意分野でありますところのミクロデータからの超分析って奴でして、これが延々と本文76ページまでなので16ページにわたって延々と繰り広げられていまして、最初の方は現状の認識みたいな話なのですが、そのあとに各種要因との関係みたいなところに来ると中々いい感じで全方位砲撃という感じなのが味わいがありますよね、というお話。

でもってこの中の章立ての小見出しを並べますとですな、

1.企業財務のばらつきと貸出金利体系の歪み
2.低採算先貸出比率の上昇の背景
   金融機関間競争の影響
   金融緩和の影響
   景気改善長期化の影響
   金融機関のリスクテイク
3.低採算先貸出の信用リスクとデットガバナンス
   金融機関の信用リスク管理の強化
   金融機関によるデットガバナンスの強化

ってなっていまして、分析に関しましては仰せの通りという感じではありますし、いろいろ砲撃しているなあというのもありますが、「いやそこはそういわれましてもそれって金融政策とか金融行政からの必然として起きているので金融機関にケツ持ちさせるのってご無体な」みたいな部分もありまして、まあ読みようによっては「ご無体な」感を強く受ける人もいるでしょうなあと思いますし、まあそこのところは読み方次第。

でもってこの中身の鑑賞に入ろうかと思うのですが、中々面白いのは良いのですが、導入部分の1が結構長くて、今朝のアタクシの時間配分上問題がある(このFSRは先般来申し上げておりますように、フォントがUnicodeになっているため、プレーンテキストに落として(落とさないと多分FTPの時に不具合が生じるような気がするのですが回避策があるのかも知れん)見ると、結構多くの漢字が文字化け対象になってしまうので、PDFからコピペしながらANSIフォントに対応していない漢字を一々手で直さないといけないので通常の何倍も時間を食うのです)ので、残念ながらネタにするのは明日と明後日(それ以降はMPMネタですな)という所で勘弁頂くとしまして(汗)愚感想をば少々。

えーっとですね、この話自体はまあご無体な成分はあるにせよゆうてることはいやはやごもっとも成分が強いお話ですし、このFSRって全編にわたって「過度な金融緩和政策長期化の副作用」って題名にしてもおかしくないという位の全方位砲撃振りを発揮していまして、中々なのですけれども、まあFSRだから仕方ないのと、今回は貸出に関する細かい分析が初回ですからというのもあると思うのですが、どうせなら『本章では、こうした問題意識のもと、貸出市場における金融機関の信用面のリスクテイクが、貸出債権の質の劣化を通じて、中長期的な金融システムの安定性に悪影響を及ぼすことがないかどうかを点検する。』という観点だけではなく、金融緩和政策による貸出ルートの経済への好影響の度合いと、この金融システム安定化の観点からのリスクの拡大の度合い、というようなプロコン分析に関して踏み込んでいただくと更に面白いんじゃないかなあとは思います。まあそれってFSRの範疇を超えているし、スタッフ分析として行うのは良いけど、それはMPMの中とかでは出すけれども一般公衆には出すもんじゃないって物かも知れず、実はもうこのFSRを踏まえてプロコン分析に内部的には踏み込んでいるのかもしれませんけれども(なお踏み込むと地雷感は強いので取り扱い注意ってところですかね、笑)。


ということで超中途半端ですいませんすいません。
 


お題「またも市場世間話(押し目買いとかT+1とか)/今日もFSRネタを少々」   2018/04/24(火)08:02:09  
  昨日は先代置物(今回のが二代目置物になるかは決定会合次第)がQUICKのインタビューか何かでお前は何を言ってるんだという世迷い言を並べていたみたいなヘッドラインを見たのだが、日経のページ見てもイマイチ見当たらないので惜しくも悪態がつけませんな。

まあしかしヘッドラインだけ見ますと消費増税は知らなかったみたいなジンバブエ先生が罵倒する認知不協和もビックリな認知し・・・いやなんでもないですよーな言い訳をしているように見えたのだが、それマジで言ってたら頭がおかしいのを5年間日銀副総裁にしていたという話になるんで日本の恥だからインタビューとか表に出すなよ(出す方も日本の恥を宣伝しているので同罪)と思うし、先代置物師匠に置かれましては可及的速やかに(以下の部分は内務省検閲により削除されました)。

ところでまた久々にこの話をしているんだが、
[外部リンク]
2018/4/23 10:38日本経済新聞 電子版

いやだからそんなに言うならイエール大学の偉い大先生で米国にも居住しておられる浜田大先生が米国の要路に説いて下さいよという所でして、やろうと思えばできない立場でもないのに何もしようとしないで勝手な話だけするとは、若者を戦争に行かせて自分は内地でのうのうとしているクソジジイですかという感想しかない。

#というかそれ以前の問題として、円安誘導すれば経済が本当によくなるのかとか国民厚生的に良いのか、というのも見直す必要があるんじゃないかと思うのだが


〇一旦押し目買いだったのですかねえという市場雑談メモ

例によって芸もなくロイターさんから
[外部リンク] / 15:18 /
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反発、長期金利変わらず0.055%

『 <15:08> 国債先物は反発、長期金利変わらず0.055%

長期国債先物は反発で引けた。前週末の海外市場で、インフレ懸念の高まりやFRB当局者が利上げに前向きな姿勢を示したことを手掛かりに、米債金利に強い上昇圧力がかかった流れを中盤までは引き継いだ。短期筋の売りを巻き込んで、一時150円43銭と中心限月ベースで2月8日以来、約2カ月半ぶりの水準に下落した。終盤にかけては、日銀オペが想定通り通告されたことに加え、中期のオペ結果が売り急ぐ内容ではなかったことから、買い戻し動きが徐々に優勢になった。

現物市場は底堅い。午前の取引では広いゾーンで金利に強い上昇圧力がかかった。5年債利回りは一時前営業日比1bp高いマイナス0.085%と2月9日以来、10年最長期国債利回りは一時同1bp高い0.065%と3月2日以来、20年債利回りは一時同2bp高い0.550%と3月5日以来、30年債利回りは一時同2.5bp高い0.750%と3月22日以来、40年債利回りは一時同2.5bp高い0.880%と4月6日以来の水準に上昇した。

午後の取引では国債先物がプラス圏に浮上すると、中長期ゾーンを中心に押し目買いが入り、金利上昇が抑制された。北朝鮮は21日、核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)実験を停止すると発表したが、相場への影響は限られた。

長期国債先物中心限月6月限の大引けは、前営業日比5銭高の150円63銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比変わらず0.055%。』(上記URL先より)

ということでさすがに話題があると記事も長くなりますなという所ですが、昨日は上記URL先の記事にもありますように、朝っぱらから5年10年1毛甘なんぞをやらかしている間に20年カレントが0.55%ということで2毛甘という水準になっておりまして、先週木曜日の入札日朝一の0.495%とは何だったのかと無の心境になってしまう所ではございますが、まあよー上がりますわという図式。

でもって暫くはあじゃぱーという感じで推移していましたけど、20年カレントで言いますと前場途中に1.5甘になって、後場になって13時半くらいとかになったら1甘とかになって、という感じで戻っていくの巻となっておりました。

まあ何ですな、入札の時分には「キャリー取れなくなるからもう買わないとアレですよ」的な感じだった訳ですからして、そこから5bpも金利水準上がったらそらもう押し目買いでしょ、という話にはなると思うのですが、これがまた金利上昇が急に来ますと、「何でこんなに金利が威勢よく上がるんじゃろ、もしかして今まで考えていた前提が崩れているんじゃないか、もしそうなら今買っても押し目でもなんでもなくまだ金利あがるんでは」みたいな心境になる人が世の中多い訳でして、そうなりますと押し目買いが来る筈のポイントで何か来なかったりする訳ですな。

一方で、ディーラポジションって物凄く足が速いし、たぶん昔に比べるとロスカットポイントも早くなっているように思える(個人の感想です)ので、いやおまえそこまで叩かんでええじゃろというような水準までホイホイと投げ踏みが入って、しかもその速度が速いときたもんだとなるので、突如アヒャーと動いて動くと思った投資家動かんみたいなのがあるのかねえとか思ったりもしましたですよ、はい。

たぶんもっと昔(だいぶ前の話ですが)だと、投資家の方でも短期売買狙いでのポジションがもっと多くとる余裕があったし、ディーラーの方でもそれなりに長い時間もっていられる余裕があるポジションが多くあったと思う(個人の感想です)んで、このように全然動かないで突如動くみたいな生きてるんだか死んでるんだかよくわからん生体反応をするのではないような相場ってのがあったと思うのですが、まあ大規模緩和に加えて輪番で市場を押さえつけた上にYCCまでやるわ、水準の方はマイナス金利だのとやってキャリー取りにくくするわで、市場のリスクアペタイトがそもそも全体として下がっているんだろうなあと思うのでありました。

まーそうは言いましても昨日は途中から戻ったので、そらまあさすがに押し目買いが入ったんじゃろうなあというのは想像できますが、しかしまあナンジャソラな木曜以降の値動きでありましたことよとゆー所で、って米金利も今更謎に上昇しているのでもう少し動くのかも知れませんがよくわからん。



〇SLFの前日受付とな

ほほう。
[外部リンク] 化)後の国債補完供給の一時的な運用変更について
2018年4月23日 日本銀行金融市場局

『本年 5 月 1 日(火)に予定されている「国債の決済期間短縮化(T+1 化)」後、新たな市場慣行のもとでの取引が定着するまでの間、レポ市場の国債需給がタイト化する可能性があります。』

まあそもそもT+1になったりならなかったりするし、カットオフタイムをどこに置くかとかでも色々なのがあって定着しても面倒さが何倍速かになるんですけどね。

『日本銀行では、市場参加者の T+1 化への円滑な移行を支援する観点から、レポ市場の国債需給のタイト化に備えた一時的な措置として、5 月 1 日(火)から11 日(金)までの間に実施する国債補完供給について、以下のとおり 1 日 3 回の入札の実施を可能とする扱いとします。』

ほほう。

『午前入札 (新設)

オファー実施希望受付時間
前営業日 16:00〜18:00

オファー 10:25
応募締切時刻 10:50
オファーバック(注1) 11:05 頃
スタート日の決済締切時刻 13:15
エンド日の決済締切時刻 15:00 』

決済時間は従来の午前中バージョンと同じだけど、前日の時点で翌日のショートが見えているものに関してSLFの受付を行いますってお話のようですな。

まあやるのは結構なのですが、何故かこの実質1週間程度の臨時措置ってのが微妙感溢れる措置で、だったら常設ファシリティ(国債大規模買入で銀行券ルール停止中の時限措置でも良いので)にしてよという思いは毎度あるのですが、まあ常設ファシリティ化しないという理屈は日銀の方には用意されていて、何だかなあと思う面はあるものの、一応話として日銀の理屈じゃろそれはとは思うけど分からんでもないのはある。

でもって、まあもしかしたら「やっぱりこの措置延長」となるのかも知れないのですが、1週間程度しかやらない臨時措置というのであれば、もとよりファイル上等でやらない方がよろしいんじゃないのでしょうかとも思うのですが、それともこれは1回だとオーダーを捌ききれないとかそういう単純な話だとしたら、1週間というのはちょっと仮置きだとしても期間短くねえかという感じではあります。


まあしかし何ですな、こーゆーのをこんなギリギリのタイミングでぶち込みにいかなければイカン、という事自体がそもそも論としてT+1決済に突撃するための環境が進んでいなかったのではなかろうかという話でもありまして、まーT+1の話だって実際に実務回しているサイドからしたら何でやるんじゃヴォケというような感じ(あくまでも個人の感想ですので念のため申し添えます!)の中において、そもそもやりましょうと言っていた時と比較して前提となる条件の変化(未決済残高削減の必要性が金融機関の資本増強やCCPによって変化したんじゃネーノとか、日銀の大規模買入で国債の流動玉が大きく減っているとか)が起きているはずなのに、意識が高いんだか一旦始めると止めることのできない昭和軍人なんだか知らんですけど、とにかくT+1実施先にありきで話を進めていくもんだから準備進んでなくても進んでいるみたいな話でドンドン進んでしまって現在に至るみたいな、ジャパンのアレな所を佃煮にしたような話になっていないかと心配するところではございますな、うんうん。

銘柄後決めGCとか新現先方式とかの定着も微妙なのですが、まあこいつに関してはT+1になったら進まざるを得なくなるんじゃないかくらいの勢いで突撃している感はありまして(個人の感想です)、さてどうなるんでしょうかねえ・・・・・・・・・・・


〇FSRネタを少々

またまたFSR

紹介のページ
[外部リンク] 』の『2.金融機関の収益力の評価 』というのがあるのよ。でもってそこを鑑賞の巻。

『金融機関の収益は、長期的にみれば、相応に高い水準を維持しているが、国内預貸業務を 中心に基礎的収益力に対する下押し圧力は強まっている。2017 年度第 3 四半期までの当期純利益は、株式売却益や貸倒引当金の戻入益に?えられて増益となったものの、資金利益は 減益となった(図表-2-1、-2-2)。金融機関の年度計画によれば、2017年度通期の当期純利益は小幅の減益が見込まれている。低金利環境の継続や金融機関間の競争激化の影響による預貸利鞘の縮小が、資金利益の大きな下押し要因となっており、貸出の増加は預貸利鞘の縮小の影響を相殺するには至っていない。』

しらっと低金利政策長期化の弊害の話を混ぜ込んでいますな。

『こうした厳しい収益環境を踏まえ、大手金融グループでは、.哀襦璽廚琉貘留娠弔硫誕、 ⊃涌・店舗戦略の見直し、デジタル戦略推進を軸に、経営効率化に向けた取り組みを本格化させつつある。』

『また、地域銀行においても、経営効率化への取り組みから経費が減少しているほか、証券子会社を設立したり32、振込・送金手数料をはじめとする各種手数料の体系を見直したりするなど、非資金利益の拡充による収益源の多様化に向けた取り組みが進められている(BOX1)。こうした取り組みの一方で、地域金融機関の中には、コア業務純益の減少を多額の有価証券売却益(益出し)で補うことで当期純利益の水準を維持している先も相応にみられる。』

益出しキタコレですが、その前にこれ前回のFSRネタの時も話しましたが、収益源の多様ガーという話をする中において、そもそも金融機関の業態別すみわけみたいなのとか、証取法65条みたいなのってのを施策としてやっていた背景がある中で、いきなりこの期に及んで収益源が多様化されていないのはケシカランとか地域銀行に言われてもナンジャソラという話になる(前回のFSRではそのあたりは踏まえた説明になっていたのでそこは良かった)なあとは思いますが。

『最終利益に占める益出しの割合も近年高まっている(図表-2-3)。また、 コア業務純益が減少しているなかでも、高い配当性向を維持するために、益出しを行っている先もみられる(図表-2-4、BOX2)。特に、そうした傾向は、外国機関投資家の株主構成比が高い銀行においてみられる。 』

ということで・・・・・・・

『有価証券の含み益は、自己資本比率規制上、国内基準行では資本に算入されないが、経済価値ベースでは資本バッファーとして機能する面がある。実際、過去のレポートで示したように、含み益の多い金融機関はリスク性資産の積み増しに積極的である一方、含み益の少ない金融機関はリスク性資産の積み増しには慎重な傾向がある33。』

これは脚注にもありますように前々回にありました。でもっていよいよマズくなると最後は特攻する場合もこれありというような感じでしたっけ。

『人口や企業数の継続的な減少は、金融機関の預貸利鞘を構造的に下押しし続けるとみられるが(図表-2-5)、金融機関 が従来の当期純利益や配当の水準を維持するために、有価証券の益出しを続けることには限界がある。』

そらそうよ。

『また、運用計画に沿わない無理な益出しと配当の継続は、有価証券の利息・配当収益を減少させるほか、将来の損失吸収力の低下も招くことに留意する必要がある。金融機関は、先々の人口や企業数の減少も織り込んだ収益の中長期予測を踏まえたうえで、持続性の高い収益の確保に向けた取り組みを強化するとともに、株主還元のあり方も含め、望ましい収益配分について検討を進めていくことが重要である。』

言いたいことは分かるのだが、最後のまとめが他人事感なのが惜しいところで、そんなこと言ったって中長期的に大変だという話してるじゃんと思いますし、BOX2のネタ(今日はパス)にもあるけど、外国人株主比率が高いと配当性向を高めに維持しようという動きが起きて、それが持続性の無い益出し行為に繋がるとか分析しているのですが、そもそも金融機関の株式持ち合いによる長期安定株主という構造に関して文句言いまくっていたのってまさに日本銀行金融機構局であって、FSRの前身のころからそれこそ10年どころじゃなく持ち合い解消しろ持ち合い解消しろと金融機関に言いまくっておいて、いまさらしれっと「外国人株主比率が高いと無理な益出ししてますね」とかお前は何を言ってるんだというのはだいぶある。

いやもちろん日銀的に言えば、それは安定株主がどうのこうのの問題じゃなくて単に配当政策の問題であって、株主政策の話とは別だから知らんがな、という理屈もわかるのですけれども、昔から話をずーっと聞いていた側からすると、散々持ち合い解消させておいて急にこういうの出されると、日銀のご指摘に則って持ち合いをせっせと解消していた金融機関の経営の皆様が何となく釈然としない思いはするんじゃないでしょうか(経営でも何でもないイチ個人の感想なので実際はそんなこと思わないのかも知れないけど)とか思ったりしましたですよ、はい。

#FSRネタはちょいちょい入れていきます
 


お題「何か金利の上がった市場と輪番雑談/FSR雑談」   2018/04/23(月)07:59:55  
  本人は面白いつもりで言ってるんだろうがどう見ても「聞く耳を持たない」以外の何物でもないの発言ですな。

「本人は面白いつもり」とか「本人は指導のつもり」でいる言動というのがハラスメントに繋がるということを考えると。全く持ってこのジジイはセンスないしとっとと大臣も議員も辞めた方が良いわさすがに。

[外部リンク] 11:43配信

『ただ、一方で、「(抗議文が)もう少し大きな字で書いてもらった方が見やすいなと思った程度に読んだ」と、抗議を茶化(ちゃか)したとも受け取れる言葉を口にした。』(上記URL先より)

読売新聞に言われているというのが割と致命的だと思いますよ。


〇20年0.495%に下がって入札したぜとか言ったら金利が上昇するの巻

何というフラグ建築士orz

[外部リンク] / 15:25
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は大幅続落、長期金利3月9日以来の0.055%に上昇

『<15:14> 国債先物は大幅続落、長期金利3月9日以来の0.055%に上昇

長期国債先物は大幅続落で引けた。高値警戒感が意識される中、益出しが優勢になった。足元のドル/円が円安方向に傾いており、来週の日銀国債買い入れオペでオファー減額があるのではないかとの思惑が一部で浮上したことも影響した。

現物債市場の金利は軒並み上昇した。長期ゾーンは先物に連動して弱含みで推移。超長期ゾーンは前日の20年債入札が弱めの結果となりポジションを調整する動きが優勢になった。中期ゾーンも軟化。日銀オペでは需給の底堅さが示された。

長期国債先物中心限月6月限の大引けは、前営業日比27銭安の150円58銭と安値引け。10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比2bp上昇の0.055%と3月9日以来の高水準で引けた。』(上記URL先より)

まあ何ですな、よー分からんけど何か金利上昇しましたわグエーという風情が漂ってくるのは、
(別にロイターさんに悪態ついている訳ではないので念のため申し添えますが)相場後講釈の中で『来週の日銀国債買い入れオペでオファー減額があるのではないかとの思惑が一部で浮上したことも影響した』ってのが出ている辺りでして、いやあの金利上昇しちゃったら輪番減額しないんだから、そら20年が朝からモリモリと0.5%割れを突っかけに行くとか、10年の金利がモリモリ下がって0%をスコープに行くとか、そういう展開なら「輪番減額」の思惑で戻り売りドカーンとかいうのは分かるのですが、金利上がったら輪番減らさない(というか減らせない)ので何も下をバシバシ叩いて売りに行かなくてもエエジャロ、という話だと思うのでありまして、まあでもそういう後講釈が出てくるくらいには訳分らん下げでございました、という解釈でよろしいんでしょうかよー分からんけど。

まあ何ですな、こいつは金曜引け後の方のお話になりますが、

[外部リンク] / 06:11
米金融・債券市場=10年債利回り上昇、長短金利差拡大 一時的との見方

『 30年債(指標銘柄) 3.1468% 前営業日終値 3.1050%
10年債(指標銘柄) 2.9602% 前営業日終値 2.9140%
5年債(指標銘柄)   2.8016% 前営業日終値 2.7600%
2年債(指標銘柄)   2.4615% 前営業日終値 2.4360%

米金融・債券市場では、債券売りが継続する中、指標10年債利回りが3月21日以来の水準に上昇。これに伴い、過去2週間ほど縮小していた長短利回り格差は前日に続き拡大した。』(上記URL先より)

先週木曜の時点でも海外金利上昇していて、米国10年2.9とか久々じゃんとかいいつつ動いていたわけですが、こいつに関しても一応「原油価格が上がった」だのなんだのと言われてはおりましたけれども、原油価格自体ここもとずーっと堅調に推移していて、何でまた急に原油ガーとか言い出して反応しているのかも訳分らん(社債の起債ガーとかいう話もあるとかないとかですけどそんなだけでホイホイ売り叩くというのも訳分らん)というものでして(個人の感想であって、本当はちゃんとした理由があるのにアタクシが気が付いていないだけだと情けないんで誰かご存知でしたら教えてくださいお願いしますお願いします(平伏))、まあ何ちゅうかよくわからん海外金利の上昇が、ちょうど超長期入札通過して市場にデルタが残っているとき(本当の本当に瞬間蒸発でもしない限り普通入札直後は世の中ロングになっているはず)に起きたのと、その前に20年0.5%割れワッショイとかやってしまったので、入札前にワッショイ感のある中で残ったロングに海外金利上昇という所なんでしょうが。

ということで何かまーた上でしこりロングが残ったような感じになってしまいましたので、20年50bp割ってソイヤソイヤというのをやるには日柄調整が必要になりましたな残念無念(別に残念ではないが)という風情ではございます。


・・・・・・・さて先ほどは「金利が上がったら輪番減らせないじゃろ」とは申し上げましたものの、意地悪な見方をすれば海外金利がしらっと上昇して円相場が何となく海外金利上昇につられて円弱含み、となっている今こそが輪番の減額時、という考えもあります。もとより輪番ってある程度は減らしていかないと政策が長持ちしないというのがありますので、輪番減らしていくというのは理にかなっているものの、一方で輪番減らした結果円高に進まれても困る、というのがあるので円高地合いの時に輪番減らしにくい、とまあそういう考えで行けば、米国10年金利が何かよー分からんけど3%突っかけそうな勢いでホイホイ上昇して為替が円弱含みの今こそ輪番減額ですなあ、という話になるし、まあ「輪番減額リスク」の説明をする場合、そういうストーリーになると思うの。

でもってですね、まあアタクシはここでの輪番減額というのは何だかなーとは思いますが、為替見ながら隙あらば輪番減額、というスタンスでやっているんだったら、まさに今週は輪番の減らし時という話なので、可能性無いとは思いませんけれども、金利水準がより下がっているときに輪番減額を行わないで、金利が上がってきてから、為替市場を見てじゃあ減らしましょとやりますと、そもそもYCCって何でしたっけという話になると思うの。イールドカーブじゃなくて為替見ながらの政策でしたっけ??ということですと、何が何やらというお話ではございます。

まーだいたい為替水準見て今減額すると円高行きそうだから止めとくかみたいな感じで運営しているだろうなあ、というのは債券市場(以外もそうだと思うけど)方面ではコンセンサスになっているようには見えますけど(今回の金利低下局面で減額を全然しなかった訳ですし)、結局のところおまいらのオペレーションが何をどういう基準でやっているのかが、時には為替になり、時には10年金利になり、時には10年以外の他年限まで持ち出して着たり、という風にその時々でかなりテキトーにやっているのにもかかわらず、「イールドカーブコントロール」とか言って運営するのがこの政策の行かんところでして、何がどうなっているのかという話をアタクシだって整合的に他の市場とかガイジンとかに説明しろと言われたら困るもん、というような運営をするもんだから、突如為替が反応してみたり、突如出口ガーという話になったりすると思うの。

いやまあその辺適当にその場その場を凌いで説明しながら時間を稼いで外部環境の好転を待つ、という感じでやっているんだろうなあというのもわかるのですが、先般来の学校認可問題での財務省のアレやら、海外派兵時の記録に関連する防衛省のアレやら、というテイタラクを見まするに、その場その場でテキトーに言い逃れをして誤魔化す、ということの「後になって発生するコスト」の高さというのをまざまざと見せつけられるような事案となった訳でして、日銀もそろそろロジック立て直しておかないと後で大変なことになるリスクというのはやはりあると思ったりしました。

という雑談ですいません。


それからブレイナード理事。
[外部リンク] / 04:11
米経済、短期的な追加利上げに耐え得る=ブレイナードFRB理事

『[ワシントン 20日 ロイター] - ブレイナード米連邦準備理事会(FRB)理事は20日、米経済は短期的な追加利上げに耐え得るもようとの見解を示した。理事はCNBCとのインタビューで「個人的に持続的かつ底堅い成長を予想している」とし、「見通しはフェデラル・ファンド(FF)金利の継続的かつ段階的な引き上げと一致すると思われる」と語った。』(上記URL先より)

てかまあ普通に考えて今年ってあと3回利上げというのが自然(正しいかどうかは知らんけど)だと思うわけでして、寧ろあと3回だグエーみたいな反応を米国市場がしている、というような講釈が出てくるのがホンマカイナという感じはある。



〇FSRネタと思ったらあまり時間がない(大汗)

紹介のページ
[外部リンク] 金融循環と金融システムのストレス耐性』

ってところでのっけからいきなり

『ヒートマップ』

が登場しまして、その次に、

『金融ギャップ』
『「赤」に近い「緑」の金融活動指標』

ということで、思いっきり「緩和的な政策の下で金融環境が緩和しすぎている部分が見られつつあるんですが何か」というお題目が並んでいるのがチャーミング。そしてその次からのスライドも、

『国内貸出市場の動向』
『海外クレジット市場の過熱感』

というスライドが並んだあとに、『海外エクスポージャー』『金融機関の自己資本充実度』『マクロ・ストレステスト』となります。


そしてそのあとですけれども、

『金融機関の収益力』の次にしらっと出ている第一部の最後が

『地域銀行の益出しと配当還元』というスライドでして、こちらのスライドを見ますと、

『・地域金融機関の中には、コア業務純益の減少を多額の有価証券売却益(益出し)で補うことで当期純利益の水準を維持している先も相応にある。』

キタコレ。

『・外国機関投資家の株主構成比が高い銀行の中には、コア業務純益が減少するなかでも、高い配当性向を維持するために、 益出しを行っている先がみられる。有価証券の含み益は、経済価値ベースでは資本バッファーとして機能する面がある ため、無理な益出しと配当の継続は、有価証券の利息・配当収益を減少させるほか、将来の損失吸収力の低下も招く』

と、益出しダメみたいな話がしれっと出ていまして、まあ言われる方からしたらちょっともにょる所ではありますなとゆー感じはしないでも無いのですけれども、最後の部分がこういう話ということで、詳しくは本文見ながらまたやりたいとは思いますが、まず最初の部分だけでも説明が割と「超金融緩和政策長期化の副作用ですがな」みたいな話をずらっと並べている辺りは中々味わいが深いと思うのでした。

#なお明日以降もボチボチ成敗していく所存
 


お題「20年ぶち抜けるかと思ったが抜けずに50bpで足踏みとな/FSR出てきましたよ」   2018/04/20(金)07:58:50  
  いやもうだんだん感覚マヒしてきて驚かなくなっているのが怖い。
[外部リンク]

の2ページ目。

『(別紙)福田事務次官からの聴取結果

【―鬼誌報道・音声データにある女性記者とのやりとりの真偽】 』

ってのが思いっきり否認されたじゃん(だいたいからして本人が「全体的に聞いた場合はハラスメントじゃない」に言い訳切り替えてるみたいだけどここの紙だと「覚えがない」なんですよねえ)ということで慌てて生煮えの料理を出すと逆効果とは恐るべきことです。



〇前場50bp割ってみたものの・・・・・・・・・・・

ということでロイターさん。
[外部リンク] / 15:19 /
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反落で大引け、長期金利0.040%に上昇

『<15:12> 国債先物は反落で大引け、長期金利0.040%に上昇

長期国債先物は反落で引けた。高値警戒感が意識される中、20年債入札が弱めの結果となったことで、売りが優勢になった。日米首脳会談は、通商問題で首相訪米前から大きな変化がなかったため、ニュートラルな材料と受け止められた。

現物債市場は弱含み。超長期ゾーンが20年債入札を受け軟化。この流れは中長期ゾーンにも波及して金利に上昇圧力がかかった。

長期国債先物中心限月6月限の大引けは、前営業日比5銭安の150円85銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比1bp上昇の0.040%。』(上記URL先より)

日米首脳会談って何かトランプ先生がお好きなバイラテラルの枠組みみたいなのが一部出てくるような話があったような気がしてアカンタレの香りがするようにも思えるのですけれどもまあそれは兎も角として。

昨日は20年カレントが最初0.495%で出合っていて、おー入札前に頑張ってるじゃんという付け値はしていたものの、結局前場引けにかけては0.500%レベルに押し戻されて入札を迎えるの巻。

[外部リンク] 価格競争入札について

(1)応募額 2兆9,722億円
(2)募入決定額 8,044億円
(3)募入最低価格 99円90銭  (募入最高利回り) (0.505%)
(4)募入最低価格における案分比率 3.4926%
(5)募入平均価格 100円00銭  (募入平均利回り) (0.500%)

ということで入札は最終出来値(だけどビットではなくて大体オファーの方だったと思うが違ってたら教えてくんなまし)平均で足切りは0.505%とあるけど薄い按分だし普通にやっていると100円平均の方になると思うので、ああそうですかという感じではあるのですが、前場引けの先物が3銭安で引かせていて、10年5糸甘20年引けとかだったと思うので、引けて見ますと20年新発の売買参考統計値が平均値単利0.505%になっているので、本日の輪番で新発処理するとなると、デルタでドンでロングだったら5糸強以上で新発を入れないと間尺に合わないですし、先物でデルタ落としてたら先物2銭下がっている間に20年新発5糸甘くされてしまったので先物対比だったらざっくり3糸以上先物対比で強くてギリギリですから本当は多分もうちょっと強くないととかそういう話ですな。

まあ来週も超長期輪番がありますし、どうせ放っておけばそのうち渋々言いながら買いも来るでしょうから良いんでしょうが、さて本日の輪番でどうやって超長期をさばいていくのか(別に新発だけ捌くわけでもないですし)という所ですかねえ、よー知らんけど。


しかしまあ何ですな、前場は0.495%出合いとかやっていたので、これはもう入札後引けは0.500%とかうっかりしたら0.495%で引かせて輪番ドウスルドウスルというのをやるのかと楽しみに(??)したのですが、まーさすがにそこまでワッショイとやるほどの盛り上がりというのも無かったということですかね。

ま、冷静に考えますと政治状況がこのあばばばばー振りで、安倍ちゃん大丈夫なのかというのがありまして(というか寧ろこのまま引っ張って自公政権枠組み自体が倒れたらさすがにマズイと思うのですけどね)、なんぼ何でも出てくるのが末期症状というか血の池地獄という感じで、出てくるニュースが毎日手を替え品を変え地獄(あまりにも大ネタ出すぎて追加が出てこないですけれども、職業軍人が民選議員を捕まえて(しかも自分から名乗って15分に渡って公道上で、らしいですな)国民の敵と言い出すとかいうのもかなり問題のある話でしょうよ)が出てくる別府温泉地獄めぐりもビックリの展開な訳でして、でまあ安倍ちゃんがどないかなった場合ってそらもうマイナス金利撤回とか10年0%撤回とかいうのもあり得ない話ではないとなると、ちょいと手が止まるのかも知れませんけど、どうせ緩和政策自体は続くし、「2年程度を念頭に出来るだけ早期に」ってのが完全に外れると永久緩和という話をしやすくなるので、その場合って短いところとか10年の金利が上がっても超長期ってそんなに上がるんかいな(そういう時に一番跳ねるのは政策的に押さえつけていた10年だったり、売り買いしやすい先物だったりするんでしょ??)と思うので、まあ特攻して買う人が存外いないのは確認できたとして、押し目買いが無いかというのはまた別問題のような気がしますけどどうなんでしょうかね(個人の感想です)。


〇FSRキタコレ

はいはい来ましたよFSR。

紹介のページ
[外部リンク]
 


お題「ニュースネタで柄にもなく色々と雑感/ECB議事要旨はやたら慎重姿勢を強調するような作りこみ」   2018/04/19(木)08:13:34  
  さすがにマクラでサラッと流すネタではなくなっているから・・・・・・・

〇ニュース雑談(財務次官の例のアレ)

[外部リンク] 「セクハラ発言」報道受け
4月18日 20時46分

『複数の女性記者にセクハラと受け取られる発言を繰り返していたと報じられた財務省の福田事務次官が辞任することになりました。福田次官は18日夜、記者団に対し、「報道は事実と異なり裁判で争うが、財務省が厳しい状況の中、報道が出たこと自体が不徳の致すところで、職責を果たすことが困難と考えた」と辞任の理由を述べました。』(上記URL先より)

事実関係は否認するのに辞任ってナンジャラホイだが。


[外部リンク] 0時42分

『財務省の福田淳一事務次官が女性記者へのセクハラ発言の報道で辞任を表明したことに関連してテレビ朝日が記者会見を開きました。この中で篠塚浩報道局長は「セクハラを受けたとされる記者の中に当社の社員が含まれ、調査の結果、セクハラ被害があったと判断した」と発表しました。』(上記URL先より、以下同様)

ってのも色々と闇成分が高くてクラクラ来る。

『また「社員からセクハラの情報があったにもかかわらず、適切な対応ができなかったことは深く反省している。また社員が取材活動で得た情報を第三者に渡したことは報道機関として不適切な行為で遺憾に思っている」という認識を示しました。』

って言ってるんですが、その次の経緯の部分を見ますと、

『篠塚報道局長は女性社員については「1年半ほど前から、取材目的で福田氏と数回、会食をした。そのたびにセクハラ発言があり、みずからの身を守るために録音を始めた」と述べました。』

っていう状態の中で、

『そして「今月4日に呼び出しを受け、1対1での飲食の機会があったが、その際にもセクハラ発言があり、途中から録音をした。後日、上司にセクハラの事実を報じるべきではないかと相談したが上司は『本人が特定され、2次被害が心配される』ことを理由に『報道は難しい』と伝えた」と述べ、自社での報道を見送った経緯を明らかにしました。』

って要するにテレビ朝日はハラスメントの被害訴えを握り潰しましたって話で、2次被害云々とか言ってるけど自社の社員を取材対象から守る意思がサラサラ無かったという話になるというこの地獄感。

『そのうえで「この社員は、財務事務次官という社会的に責任の重い立場にある人物の不適切な行為が表に出なければセクハラ被害が黙認されてしまう、という強い思いから週刊新潮に連絡し、取材を受けた」と述べました。』

っていうことでして、これって週刊新潮が無かったら告発のしようが無かったという事なのに、テレビ朝日サイドって最初の引用部分で『また社員が取材活動で得た情報を第三者に渡したことは報道機関として不適切な行為で遺憾に思っている』とか言ってるの話ずれまくりにも程があるだろと思う。そもそもテレビ朝日が握りつぶそうとしたから新潮にという話になったんだし、まあ報道機関であってもこの程度、というのがなんともですけれども、週刊新潮の報じるところによれば当該女性記者以外にも該当者いるという話で、他の報道機関がだんまりなのは、報道機関が同じような対応で握りつぶしていたらひどい話だし、そもそも記者の方が会社に話をしても無駄とか思っているような会社の体質だとすればそれも悲惨。

まー大体からして「そのたびにセクハラ発言があり、みずからの身を守るために録音を始めた」ってあるんだから取材じゃなくてハラスメントからの護身のために録音って話で、取材活動で得た情報云々という指摘自体が失当で、ハラスメント告発した社員に対する姿勢としてダメにも程があるだろと思うし、その辺を経営とかが理解できてないんだろうなあと思うし。

・・・・・・とかなんとか考えていくと、この問題って論点がグチャグチャあり過ぎて最早どこの何に問題があって、その原因って何なのとか考えると一個人の問題とか一企業の問題だけではなくて、まあ社会の色々な問題として考えないといかんのだろうなあと思ったりもします。


でまあ次官辞任とテレビ朝日の名乗り出でこの辺の話は過去ネタになりましたけど、

[外部リンク] 麻生氏「調査の進め方問題ない」
4月17日 11時52分

『一方、麻生副総理は女性記者から連絡がなければセクハラの事実を認定しないつもりなのかという質問に対して「相手の女性が申し出てこないとどうしようもない」と述べて、女性記者の話を聞けなければセクハラがあったかどうか認定できないという認識を示しました。』(上記URL先より)

この対応も論外オブ論外で、いやマジで頭沸いてるんちゃいますかという話で、任命責任云々よりも事後の対応が色々な意味でひどすぎる。まあ何ちゅうかそういうのも含めた、本件って色々と闇にボンボンスポットライト当たってみるのがつらくなるような展開ですけど、まーこの話ってゴリゴリと詰めだすと更に色々な論点が出て来そうですが、まあハラスメント問題に関してはこの駄文の中の人って男性だしジジイなので、こうやって他人の目で見ているとナンジャソラと思うけど、自分はどうなのという話になるとやはり常に自戒の念をもっていかねばと思ったりもしますですよ、はい。

ちなみに、むかしむかしの事ですが、福井の俊ちゃんが総裁の時に阪神タイガースの快進撃について質問するというしょうもない質問をしに(定例会見という公開の場ですけど)テレビ朝日のアナウンサーがわざわざ出張ってきたことがありましたな、そのお方は今どこぞで国会議員やっていると思いますが。


〇そういえば別件ニュース

こちらもあちゃー。
[外部リンク]

『日本銀行が保管する記念貨に関する職員の不祥事について』


『日本銀行発券局が保管している記念貨に関して、同局職員(1 名)がその一部を窃取した可能性が高いことが判明しましたので、本日、警察署に被害届を提出しました。被害の内容等は、下記の通りです。

日本銀行としては、政府が発行する貨幣の流通に関する業務を担う立場にあるもとで、今回の不祥事が生じたことを極めて重く受け止めています。このような事態は、誠に遺憾であり、国民の皆様に深くお詫び申し上げます。』

あちゃーとしか申し上げようがございません。


〇ということでECB議事要旨ネタの続き

ということでもへったくれもないのだが。

[外部リンク] of the monetary policy meeting
of the Governing Council of the European Central Bank, held in Frankfurt am Main on Wednesday and Thursday, 7-8 March 2018

・読む順としては若干雑ですが

『2. Governing Council’s discussion and monetary policy decisions 』の『Monetary policy stance and policy considerations』を鑑賞。

『With regard to the monetary policy stance, members widely shared the assessment provided by Mr Praet in his introduction that the incoming information, including the new staff projections, corroborated the strong and broad-based growth momentum in the euro area economy.』

という感じで最初にあるので、じゃあ執行部(プラート理事)報告読むかという話になるのだが、まあそこは今回スルーして要するに景気は強いし見通しは上方修正ってお話から始まる。

『This outlook for growth confirmed the increased confidence that inflation would converge to the Governing Council’s inflation aim of below, but close to, 2% over the medium term. At the same time, measures of underlying inflation remained subdued and had yet to show convincing signs of a sustained upward trend. Overall, while the increased confidence called for a gradual adjustment in the Governing Council’s communication, prudence, patience and persistence with regard to monetary policy remained warranted for underlying inflation pressures to continue to build up and support headline inflation developments over the medium term.』

つーことで昨日も申し上げましたが、この「prudence, patience and persistence with regard to monetary policy remained warranted」的なのがとにかく連呼されているのが今回目に付く、というか目につくように作りこまれていて、経済物価見通しは引き上げているし、追加緩和方向のバイアス文言は外して先行きは正常化方向というのは出しているものの、それによってヒャッハーと言って金利がスコーンと上昇することに対してどんだけ警戒してるんだよおまいら、というのが今回の議事要旨の書きっぷりだと思うの。

『Members also broadly concurred with the assessment by Mr Praet that financial conditions remained very favourable but had tightened somewhat since the January monetary policy meeting on account of weaker equity markets, an appreciation of the euro and an uptick in market interest rates.』

金融環境の話もこれまた執行部報告の方でありますが、それを確認しました、という話で、1月対比で見れば株が下がったりユーロが上がったり金利が若干上がったりというのはあるけれでども全体的には極めて緩和的。

『It was remarked that the tightening in financial conditions also had to be seen against the background of improvements in macroeconomic conditions and, hence, may not necessarily imply a more restrictive monetary policy stance.』

って話は(ネタにしてませんが)最近ECB高官からも似たような趣旨の指摘していて、景況感が改善して金融環境が名目値でタイト化するのは別に問題ないじゃろということで、正常化による金利上昇は当然起こりうるもの、でもヒャッハーと上昇するのは勘弁、という虫のいい(中央銀行政策担当者としてはそう願うのは当然ですけど)話というのが基本にあるんでしょ。

『Moreover, the pass-through of the ECB’s monetary policy measures continued to provide significant support to borrowing conditions for firms and households. At the same time, some caution was voiced, as the more recent developments in the euro exchange rate and in financial conditions in part reflected changing perceptions about monetary and fiscal policies, domestically and globally, as well as rising risks of protectionism and heightened market sensitivity to communication, rather than further improvements in domestic economic fundamentals.』

『Against this background, developments in the exchange rate and financial conditions required monitoring with regard to their possible implications for the inflation outlook.』

ということで為替市場に関してはちょこちょこと警戒モードを示しています。あと貿易戦争(このECB会合は3月7-8なのでトランプの鉄鋼アルミ関税砲が出た後ですな)への警戒も。

『There was broad agreement among members that the incoming information indicated ongoing progress on a sustained adjustment in the path of inflation towards the Governing Council’s inflation aim. The view was put forward that the Governing Council’s criteria for a sustained adjustment in the path of inflation could be assessed as close to being satisfied over a medium-term horizon. However, the broadly agreed conclusion was that the evidence for a sustained rise in inflation towards levels consistent with the Governing Council’s inflation aim was still not sufficient.』

『In this context, the point was also made that the assessment regarding the achievement of a sustained adjustment in inflation was not binary, but rather multifaceted and probabilistic in nature.』

先行きの自信は深めているけど大丈夫というにはエビデンスはまだ不足しているということでそらそうよという所ですな。

『It was seen as encouraging that the latest ECB staff projections appeared to remain consistent with inflation converging to levels below, but close to, 2% over the medium term, also confirming the outlook contained in previous projection exercises. Moreover, growth rates well above current estimates of potential growth and the corresponding increase in capacity utilisation were seen as strengthening confidence in the currently expected inflation path.』

ECBでもグロースポテンシャルよりも高い成長が続くと経済のスラックが解消されて資本の稼働が高まって、物価上昇のパスが確りしてくる、という理屈で足元の景気の強さにニッコリという図を出しています。

『At the same time, recent inflation outturns had remained some distance away from the Governing Council’s inflation aim and the incoming information continued to point to muted price pressures overall.』

『Moreover, while confidence in the inflation outlook had increased, it was still seen as subject to a number of uncertainties, related mainly to the degree of remaining economic slack and risks emanating from the global environment as well as developments in foreign exchange and other financial markets.』

ということで自信ニキは深まっているもののあくまでも慎重。


『With regard to the criterion of resilience, which called for a self-sustaining adjustment in the path of inflation even after the end of the net asset purchases, it was widely agreed that an ample degree of monetary policy accommodation remained necessary to accompany the economic expansion and for price pressures to continue to build up and support a rise in inflation to the Governing Council’s medium-term inflation aim.』

資産買入終了後に持続的な物価上昇パスを続けるには金融政策のサポートが必要、とまあ慎重。

『All in all, remaining uncertainties and muted underlying inflation pressures called for caution and underlined the need to maintain the prevailing policy posture of prudence, patience and persistence.』

まーたprudence, patience and persistenceが出てきましたな。足元物価ちゃんがちょっと弱めに推移しているのも慎重になるべき理由とな。

『This suggested that the monetary policy decisions taken at the meeting in late October 2017 on net asset purchases, reinvestments and policy interest rates should be reconfirmed.』

よって現状維持が適切でしょうと。

『Against the backdrop of the ongoing improvements in economic prospects and the corresponding greater confidence in the inflation outlook, all members agreed with Mr Praet’s proposal to remove the “easing bias” on the APP from the Governing Council’s forward guidance. It was recalled that this language had been introduced at the time when net purchases had been scaled back from a monthly pace of ユーロ80 billion to ユーロ60 billion and that the economic environment had changed notably since then. In particular, its removal was seen as justified as the economic expansion had become more robust and scenarios of large negative economic surprises, leading to renewed deflationary risks, had become less likely. In this sense, the removal of the APP easing bias was consistent with the Governing Council’s data-dependent approach to policy and communication.』

つーことで、今回の決定の中に追加緩和バイアス文言外すというのがありますが、これは経済物価情勢の好転を受けたものなので、まさにdata-dependent approach to policy and communicationなのだそうだ。

『As regards communication, there was broad agreement with Mr Praet’s proposal to highlight increased confidence in the inflation outlook while reiterating the importance of patience and persistence in monetary policy to support inflation convergence towards levels below, but close to, 2% over the medium term. It was widely stressed that the Governing Council’s communication needed to reflect the progressively improving economic environment and the corresponding greater confidence in the path of inflation.』

『Accordingly, a further adjustment in communication in the form of removing the APP easing bias was seen as a natural step.』

まーた「while reiterating the importance of patience and persistence in monetary policy to support inflation convergence」ですよもうねという感じですが、経済自信ニキの話とこの慎重姿勢の連呼というのも目先は良いのだが後でめんどいことになるかもしれませんなあとは思います。

『Members also agreed that alongside the elimination of the easing bias, emphasis needed to be placed on the Governing Council’s firm commitment to its price stability objective, particularly as inflation had fallen short of its stated aim for a considerable period of time.』

緩和バイアス文言を外すからと言って2%達成に対する意思を弱めたのではないことを強調すべきとな。

『Prudence, patience and persistence remained warranted and the key elements of the Governing Council’s forward guidance on policy rates and the APP needed to be confirmed, including the open-endedness of the APP. In this context, it was also remarked that the removal of the easing bias should not be misunderstood as restricting the Governing Council’s capacity to react to shocks and contingencies, if necessary.』

Prudence, patience and persistenceであって、資産買入はopen-endednessなのを強調すべしだで、必要な事態が起きたら緩和もしますよというのも重要なスタンスだそうな。

『At the same time, it was reiterated that the monetary policy stimulus continued to be provided by the full set of policy instruments, namely the level of policy rates, the net asset purchases, the sizeable stock of acquired assets and the current and forthcoming reinvestments, and the forward guidance on interest rates.』

『Finally, there was broad agreement on stressing the need for continued monitoring of developments in the exchange rate and financial conditions with regard to their possible implications for the inflation outlook. 』

エライハト派的な言い方ですな。

『Looking ahead, there was broad agreement on the main elements put forward by Mr Praet in his introduction. The course of monetary policy would remain firmly guided by the Governing Council’s continuous assessment of the progress made towards a sustained adjustment in the path of inflation based on the three criteria of convergence, confidence and resilience. In particular, once the Governing Council judged that the criteria for a sustained adjustment were met, the net asset purchases would expire in line with the conditionality expressed in the forward guidance on the APP.』

と言いつつも、見通し通りに推移したら資産買入は期限来たら終了ですなあとかしらっと入ってくるのがなんとも。

『It was recalled, as on previous occasions, that, beyond the horizon of the net asset purchases, the monetary policy support still necessary for inflation to converge to the inflation aim would be provided by the stock of acquired assets, by reinvestments continuing for an extended period of time, and by policy rates remaining at their present levels well past the end of the net asset purchases.』

でもって追加の買入が終わっても再投資はするのでそらもう緩和効果出ますよという話で、以下は決定事項の話になって現状維持で文言削除だけなので割愛します。
 


お題「市場雑談少々/ECB3月議事要旨より」   2018/04/18(水)07:59:40  
  次から次へと頭抱えるようなニュースが出てくるのですが、職業軍人が議員に(身分をお互い分かったうえで)こんな発言するとかここは5.15事件でも起きる国でしたっけ???
[外部リンク] 19時40分

#などと毎日言っていると「ルビヤンカの方から来ました〜」とか玄関をノックされそうですわ

そういや厭債害債さん
[外部リンク] / 15:21
〔マーケットアイ〕金利:国債先物が小幅続落で引け、長期金利は横ばい0.035%

『 <15:10> 国債先物が小幅続落で引け、長期金利は横ばい0.035%

国債先物中心限月6月限は前日比1銭安の150円86銭と小幅続落で引けた。17─18日の日米首脳会談を控えて全般に様子見ムード。手掛かり難で前日終値付近の狭いレンジでの値動きに終始した。5年債入札は好需給を反映して順調な結果だったが、相場への影響は限られた。現物市場は、入札を順調にこなした5年ゾーンがしっかり。5年債利回りは一時同1bp低いマイナス0.120%に低下。10年最長期国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.035%で推移。一方、19日に20年債入札を控えている超長期ゾーンは軟調に推移した。』(上記URL先より)

ってなもんで、5年入札は堅調でしたが相場そのものは前場から長期とか超長期5糸甘とかになっていて、20年カレントって単利の0.500%まではやるんですがその先踏み込むかと思うと微妙に上値が重くなって1毛とか少々甘くなるだけど、別に売り込むこともないので結局戻ってきてみたいな感じでイラっとする推移が続きますの。

まあ何だ、これ20年カレントが引けの単利ベースで50bp切ってくると輪番減額が来るのかどうかというのがネタになりそうで、もちろんその時の10年の位置次第ではあるんですが、10年金利が今くらいか精々1毛くらいしか進んでいない時に20年カレント49.5とかにされると、さてどうなるやら。

いやですね、この前の2月に指値と輪番増額やった時に、10年の指値だけやっておけば話がややこしくならなかったのですが、中期の輪番を増額しちゃっているもんだから、それが中期の金利を止めに掛かっているのか10年金利をサポートしようとしているのかがよく分からなくなっていますし、大体からしてそれ以前にYCCでの今の枠組みが「10年金利ピンポイント」なのか。「均衡イールドカーブとして想定する水準から見て、市場での各年限の名目金利が適正と思われる緩和度合いにあるようにする」なのかが相変わらず(意図的に、なんでしょうが)不明確なまま走っているので、もし後者だとすればそろそろ超長期って全般的にフラット化進んでいるから減額だよねとなりますし、10年ピンポイントで見るなら0%というにはちと金利が高めなのでうーんこのという状態。

まーいずれにしましても、0.5%割れの20年になった時に輪番が減額されないと今度こそ債券買いでソイヤソイヤとやってくるんじゃネーノとは思いますし、まー普通に放置プレイして金利がソイヤッサと下がったところで無慈悲に減額をスパッと入れてしまうのも手なのですが、そうするとまたマーケットメーカー方面に怪我人が出て市場に喧嘩売るオペという事になってくる悪寒もするのでどうなんでしょうね。

#それからT+1も気になるんですがど〜なるんすかねえ


・物価見通しは往生際悪く出てきますかそうですか

[外部リンク] / 19:11 /
日銀4月展望リポート、物価2%到達「19年度ごろ」維持の公算=関係筋

ただの観測記事ではありますが、ロイターさんの場合、どこぞのベンダーとは違いましてポジション片方に振り切ったような観測にはなっていないのでまあ普通に読める。

『東京 17日 ロイター] - 日銀は26、27日の金融政策決定会合で、物価上昇率が目標の2%程度に達する時期について、現在の「2019年度ごろ」との見通しを据え置く公算が大きい。引き続き、好調な景気にもかかわらず、物価は弱めの状況にあるが、日本経済の需給引き締まりを背景に、物価2%目標に向けたモメンタム(勢い)は維持されているとみている。』(上記URL先より)

現状の日銀の理屈だと、需給ギャップの改善によって実際の物価が上昇(あとしばらく前までだと特殊要因の前年比効果の剥落もあった)していくことによって適合的なインフレ期待形成にプラスの影響を与えるからインフレ期待も上がっていくので2019年度中に2%に達する(安定するとは言っていない)というお話になっておりまして、上記URL先の記事の引用していないところにもありますが、直近のさくらレポートにおける地域経済のボトムアップで考えた場合も、需給ギャップの改善傾向が続いており、今後も継続するでしょうという見立てになっているので、物価見通しを変えるという話にならないのはまあ理屈の上では分かる。

ただまあ何ですな、そもそも期待形成の方がちゃんと進んでいるのかねとか考えますと、理屈的にはインフレ期待が上がるというのは将来の需要を前倒しする効果があるはずで、したがって消費の所にもっとそういうのが出てこないとイカンと思うのだが、野菜の値段が上がったから消費が仕方なく増えたみたいなのは観測されても、インフレ期待が上がって将来の需要を先取りするような消費が盛り上がっているというのはついぞお目にかかっていない(お目にかかったのは2013年の消費増税駆け込み需要である)し、そういう兆候も見られないのに、ここからインフレ期待がホイホイと上がるという図式そのものに無理があると思うのですが、何せ置物リフレ理論で期待に直接働きかけるという所からスタートして誤魔化し誤魔化ししながらこの辺りまで何とか話をすり替えてきただけに、まだまだ「いやーインフレ期待はじっくりとしかあがりませんなーあっはっは」という話に一段勧めるには時間が必要なんでしょうな。

#問題はその時間の間に今やっている無茶政策の副作用が顕在化するリスクである

まあ特に何か出るという話ではないと思いますが、理屈をどうやって回していくのかというのが注目される今回の展望レポートではあります。


・米国は引き続き発言タイムのようで

きちんとフォローできていないのでニュースヘッドラインだけ。

[外部リンク] / 04:37
米FRB、インフレ率2.25%に達しても動揺せず=シカゴ連銀総裁

『[シカゴ 17日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は17日、米国のインフレ率が持続的に2%の水準になるには1年かかるとの見方を示し、インフレ率がオーバーシュートしたとしてもそれほど大きな懸念にはならないとの見方を示した。』(上記URL先より)


[外部リンク] / 23:46
米インフレ率、FRB目標を数年間上回る可能性=SF連銀総裁

『[マドリード 17日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のウィリアムズ総裁は17日、米インフレ率は連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%に向け上昇していくと予想しているとし、FRBが利上げを継続する中でも「数年間」は同水準、もしくはこれを上回る水準で推移するとの見方を示した。同総裁は「世界的な要因によりインフレが抑制されていると考えているため、現時点ではインフレについてそれほど懸念していない」と述べた。ただ、FRBは景気の過熱を防ぐために利上げを継続する必要があるとの考えを示した。』(上記URL先より)


まあ何ですな、この話って「水準」よりも「方向性」と「その時の経済環境」というのが効いてくる話であって、今上記のような感じでハト派なエバンスもややタカなウィリアムスも話をしていますが、実際問題として物価指数が例えば1.9→2.0→2.1→2.2とか上がってくると2.2%でも十分にビビって来ると思います(なお昔の英国のように高失業で不良債権絶賛処理中なのに物価が上がっているなら話は別レベル)し、その時に引き続きbelow potencialな水準で失業率が推移していたら、まあ普通にこの人たち浮足立って来ると思います。単に今そういうのがなさそうに見えるからこうやって余裕ぶっかましているだけの話でしょ。

特にエバンスの場合は、ハト派ではあるものの「物価重視派」なので、構造問題を持ち出してFFレート上げる必要なしとか言い出す変態仮面のブラード総裁とは違って、実際に物価が上がってくるとあっさりハトを引っ込めて来る、ということで、ハト派の中にも構造重視と物価重視がいるので、まあ実際の物価動向次第では変化起きるでしょうが、目先すぐにそういう話が来るものでもないので、気にして置く程度で問題ないでしょうな。


〇ECB3月会合議事要旨を今更鑑賞(ただし今日は間に合わないので継続シリーズの予定)

[外部リンク] of the monetary policy meeting
of the Governing Council of the European Central Bank, held in Frankfurt am Main on Wednesday and Thursday, 7-8 March 2018

・執行部的に金融政策運営に関してどうよという部分をば

この議事要旨なんですが、「執行部(クーレ理事とプラート理事)の報告」→「委員会の検討」という作りになっているんですが、執行部の報告に対して委員会が「いや仰せの通りですなあそうしましょう」みたいな感じになっている回が最近多い(最初のころからそうなんですが)内容で、ECBって意思決定プロセスどうなっとるんじゃと思うのと、そういう感じの書き方になっているもんだから、同じ話が前半と後半に出てくるような構成になっていて何のこっちゃと思いながら読むのですけど、まあそんなもんだと割り切って読むようにはなっています。

ということなので、他の議事要旨の場合は基本的にスタッフ報告の方は時間がなければ(あるいはその間のトピックとしてスタッフ報告を確認したいネタがなければ)飛ばして後から読む、というのが普通の(かどうかは知らんがアタクシ的に思う効率の良い)読み方になるのですが、ECBの場合は委員会の検討の所でいきなり『With regard to the economic analysis, members broadly shared the assessment of the outlook and risks for economic activity in the euro area provided by Mr Praet in his introduction.』とか出ちゃうので、寧ろ最初の方から読んだ方が話が読みやすい(ただし速読向きではない)というこのECB議事要旨の謎仕様。

・・・・・・などと言っている場合ではなく、そうは言っても手抜きマンなので『1. Review of financial, economic and monetary developments and policy options 』のうち最後の『Monetary policy considerations and policy options』を読むのだ。つまりこれは委員会の議論ではなくてプラート理事のまとめである。


『Summing up, Mr Praet remarked that financial conditions had tightened somewhat amid volatility in equity and foreign exchange markets. Nonetheless, borrowing conditions for firms and households remained very favourable, in particular in the light of the improved macroeconomic prospects.』

この辺の経済と金融環境のレビューはその前の所でクーレ理事とプラート理事が報告している部分です。

『The March ECB staff projections pointed to continued growth above potential, with an upward revision for 2018. Incoming information confirmed the strong and broad-based economic upswing.』

経済に関する見通しは今回のスタッフ見通しで上方修正されていますが、内容については結構な強気化になっている、という説明もこれまた前の方で説明されています(手抜きですいません)。

『As regards inflation, the March projections confirmed the previous baseline outlook of headline inflation increasing gradually to the Governing Council’s inflation aim. However, measures of underlying inflation remained subdued and had yet to show convincing signs of a sustained upward trend.』

物価も上昇して目標近辺に向かう、という見通しを強める内容となっておりますだそうで自信ニキとなっています。

『The cyclical momentum and the ongoing reduction of economic slack confirmed the confidence that euro area HICP inflation would converge towards the inflation aim. Yet inflation convergence was proceeding only gradually and remained dependent on an ample degree of monetary accommodation.』

つーことで物価が上がる見通しではあるのだが、上昇ペースが中々勢い付かないので緩和は必要。

『On the basis of this assessment, Mr Praet proposed to convey the Governing Council’s improving confidence by removing the “easing bias” attached to the APP, i.e. the reference to increasing the asset purchase programme in terms of size and/or duration should the outlook become less favourable, or should financial conditions become inconsistent with further progress towards a sustained adjustment in the path of inflation.』

ということでご存知の通りですが、3月会合の会合後ステートメントでは「緩和バイアス(easing bias)」を取り除いて宜しいですわな、というお話。

『This was a further step that followed earlier adjustments in the ECB’s policy stance, namely the past reductions in the pace of purchases and the removal of the easing bias on policy rates. At the same time, patience and persistence in monetary policy remained essential for inflation pressures to build up. Accordingly, Mr Praet also proposed reconfirming the earlier decisions on asset purchases and policy rates.』

でもってこれは正常化ステップの一歩ではあるんですが、一方で政策そのものは現状維持ということにもありますように、やたらと「patience and persistence」みたいなのを連発しているのが今回の議事要旨の特徴。


『Regarding communication, the Governing Council needed to reiterate its confidence that the economic expansion would eventually lead inflation to converge to its medium-term aim. It was also important to highlight prudence, patience and persistence in monetary policy for inflation pressures to build up and support the convergence of inflation to levels below, but close to, 2% over the medium term, as well as to stress that the Governing Council would continue monitoring developments in financial conditions with regard to their possible implications for the medium-term outlook for price stability.』

こっちでは「prudence, patience and persistence」と来たもんだということで、経済物価の先行きに自信ニキなのだが、緩和縮小ヒャッハーとやってバックラッシュが起きるのがまあ怖いという事でございますわな。米国のテーパータントラム見てるから皆さんそう思うのはそらそうよという感じでございますが。

『Looking ahead, the Governing Council would continue to assess progress towards a sustained adjustment in the path of inflation. In line with its forward guidance on the APP, net asset purchases would expire once the Governing Council judged that the criteria for a sustained adjustment were met.』

しらっと資産買入の停止に関する考えも入っていますが、

『The Governing Council’s assessment would continue to be based on three criteria: first, convergence of headline inflation to the medium-term aim; second, confidence in the materialisation of the expected inflation path; and, third, resilience of inflation convergence even after the end of the net asset purchases.』

判断基準としてはヘッドラインの物価が中期的にどうなのか、期待インフレのパスがアンカーされる確信が高いのか、資産買入止めても物価のパスとかがレジリアントか、というようなのがあるので、まあこの辺って物価の数値以外の所は鉛筆舐め舐めの世界だから要は自信ありやナシやの話になるでしょ。

『Beyond the horizon of the net asset purchases, the monetary policy support still necessary for inflation to converge to the Governing Council’s aim would continue to be provided by reinvestments of principal continuing for an extended period of time and by policy rates remaining at their present levels well past the end of the net asset purchases.』

ただまあ買入停止しても当面は償還債投資するとか、最初のうちは慎重な話をせざるを得ないですわな、テーパータントラム見てきただけに。

#以下明日に続く(かもしれない)
 


お題「雨宮副総裁講演は特に目先の金融政策に関係なし/ローゼングレン総裁相変わらずのタカ派」   2018/04/17(火)07:58:59  
  これ(真意はともかくとしても)圧力掛けてるように思いっきり見えるのですけれども、まさかとは思いますが「名乗り出なかった人がいなかったので・・・・・・・おっとこんな時間に玄関にノックの音がするのだが。

[外部リンク]

[外部リンク]
[外部リンク]
IMF・金融庁・日本銀行共催 FinTechコンファレンスにおける挨拶の邦訳
日本銀行副総裁 雨宮 正佳

めんどいので邦訳の方で勘弁ということですが、まあ題名の通りで特段今の金融政策に直接関係する話ではありませんが、副総裁になって対外講演一発目がこれということでございますので記念に鑑賞。

・まずは前振り

『情報技術革新と金融経済の変化』から参ります。

『今から10年前の2008年、IMFや世界の金融当局が直面する最大の課題は、グローバル金融危機への対応でした。一方で、当時スマートフォンは生まれたばかりであり、仮想通貨はまだ登場もしていませんでした。』

『その後の10年間で、世界は大きく変わりました。金融危機からの脱却が進み、世界経済は再び成長の歩みを取り戻しています。この間、急速な情報技術革新に伴い、「情報革命」、「データ革命」とも呼ぶべき動きがグローバルに進行し、金融や経済に新たな発展の機会をもたらしています。とりわけアジアは、その影響を強く受けています。』

ということで・・・・・・・

『例えば、銀行口座が持てない等の理由で金融サービスを受けられない人々の「金融包摂」をいかに進めるかは、10年前でも、すでに世界的に大きな社会問題となっていました。その後、スマートフォンは各国で爆発的に普及し、今やアジアの新興国を含め、多くの人々がこれを経由した金融サービスを利用できるようになっています。すなわち、技術革新により、10年前には想像しなかった形で、「金融包摂」が大きく進んだ訳です。このことは、新たな経済活動の刺激にもつながっています。』

という話だがグラミン銀行ってもうちょっと前だったような気がするんだが、あれは決済じゃなくて融資だという話ですかいの。

『また、人々が生活のさまざまな局面でスマートフォンを操作する度に、SNSへの発信や位置情報、ウェブサイトの検索履歴など、巨大な量のデータが刻々生産されています。こうして生み出されるビッグデータは、広範な経済活動において、付加価値を生む新たなアセットとしての性格をますます強めています。この中で、近年急速な成長を遂げたデータ・ジャイアント企業は、ビッグデータを活用しながら、金融サービスを含むさまざまなサービスを、しばしば無料で提供しています。さらに、情報技術の進歩は、経済社会の隅々にある遊休資源と需要とを結び付ける「シェアリングエコノミー」などの新しいビジネスも生み出しています。』

スマホ経由でデータ筒抜けってのがどうもアタクシには性に合わないんですが、まあそのような個人的感情とは関係なくそういうことになっておる、というか中国が進んでいる訳で。


・政策に与える影響とな

『新たな政策面でのチャレンジ』ということで4つの課題を並べています。

『(1)情報技術革新が市場の価格形成などに及ぼす影響』

『まず第一に、現在、広範な金融市場において、アルゴリズムやAIを用いた高速・高頻度取引が一段と大きなシェアを占めるに至っています。このことが、市場価格の形成やボラティリティ、市場流動性などにどのような影響を及ぼすのかは、市場の安定や金融政策のトランスミッション・メカニズム等にも関わる問題であり、金融当局にとって重要な論点です。また、このような市場環境の変化を背景に、中央銀行の「Market Maker of Last Resort」の役割に新たな脚光があたっています。』

表面的に言えばそうだと思いますが、恐らく高速取引とかそういうのは本質的な問題にはなり得なくて、それってフラッシュクラッシュのようなものにはなり得てもそれ自体で問題が起きるのではなく、寧ろ今の市場で言えば問題になるのは「何でもインデックス」化しちゃうことによって、「平常時は流動性のあるように見える金融商品が乱発されていること」だと思う訳で、それってIT云々があるから何でもインデックスになるというのはありますけれども、何でもインデックス化したのに乗っかって行く市場参加者の行動というのは情報技術革新とは別の所であって、それは経済の成熟による年金みたいな資金の拡大だとか、金融規制によるパッシブ化の流れだとか、人間の要素になると思うの。

でもってまあ勿論雨宮さんも日銀もそういうのは分かっておられると思うのでだから何とかという悪態をつく話ではないのですが、ただまあ最先端のフィンテックでございと言って最先端をやっている頭のよろしい方々というのは最先端の方ばかり注目して部分最適ちっくになって分析するとやたら精緻な分析をしてくるんですがそもそも問題がおきるのはそこじゃないみたいなところを一所懸命に分析してきたりされましてもあちゃーというのも思ったりするので、市場の分析するときにフィンテックだかビックデータだか知らんですが、そういう頭の良い方面ばかりに偏らないようにしていただきたいなあと思うのでした。

『(2)情報技術革新が経済・物価に及ぼす影響の把握』

『第二に、情報技術革新や、この下で発展を遂げているeコマース、シェアリングエコノミーといった新たな経済活動などが実体経済や物価動向に及ぼす影響を、いかに把握していくのかが課題となります。これは、「eコマースの拡大により小売売上高が把握しにくくなる」というような、単なる統計カバレッジの問題にとどまるものではありません。』

ほほう。

『例えば、データ・ジャイアント企業などによる各種サービスの無料での提供は、企業側がこれらのサービス提供を「データ収集の手段」と捉え、獲得したデータをさまざまな用途に利用することで可能となっています。また、ユーザー側は、サービス利用の対価を、おかねの代わりに「データの供出」という形で支払っているとみることもできます。伝統的な価格・数量平面における需要曲線と供給曲線という道具建てでは、このような経済活動を捉えることは難しくなっています。』

なるほど。これを利用すればCPIの底上げ(違)。


『(3)サイバーセキュリティやデータ保護の重要性の高まり』

『第三に、金融安定を確保していく上で、サイバーセキュリティやデータ保護の重要性が、一段と高まっていることです。近年のデータ・ジャイアント企業の金融分野への参入や、金融におけるビッグデータ活用の進展、さらに、インターネットやスマートフォンといった金融へのアクセス媒体の多様化は、いずれもこれらの重要性を高める方向に働いています。』

さいですな。

『(4)情報技術革新の通貨・支払決済への影響』

『第四に、情報技術革新がマネーや支払決済に及ぼす影響です。これは、「仮想通貨」や「中央銀行デジタル通貨」も含め、近年、国際的にも注目が集まっている分野です。これに関連し、中央銀行が経済社会にどこまで踏み込んで決済インフラを提供すべきかといった議論も活発化しています。以下ではこの問題について、やや詳しく述べさせて頂きます。』


ということで以下『イノベーションと通貨制度』『日本銀行の取り組み』というのがありますが長くなるので(というほどでもないがこのままだとただの全文引用になるので)以下割愛しますが、中央銀行のデジタル通貨というのは中銀当座預金という形の通貨以外で出すというのもナンジャラホイと思いますし、ブロックチェーンみたいなのってアタクシ頭が悪くてよく分からないのですが、決済のファイナリティがどこでどう確保できるのかというのが分からなくて、一義的にファイナリティーが決まらない台帳って何なのよと不思議なままなので誰か教えてジェネラル。



〇ローゼングレン総裁は毎度のタカ派なのですが

[外部リンク] U.S. Economy: An Optimistic Outlook, But With Some Important Risks The U.S. Economy:
An Optimistic Outlook, But With Some Important Risks
By Eric S. Rosengren
April 13, 2018

本文
[外部リンク] Fed President Eric Rosengren said Friday that his own economic forecast and the forecasts of his colleagues on the Fed's policy committee are "quite positive" - citing fairly strong economic growth, job creation, falling unemployment, and inflation rising close to the Federal Reserve's 2 percent target.』

「his own economic forecast and the forecasts of his colleagues on the Fed's policy committee are "quite positive"」ときたもんだという感じですが、ローゼングレン総裁はさらに強気の見通しになっています。そこは後程。

『But Rosengren detailed both short-run and longer-run risks to that positive outlook.』

ではそのリスクとは。

『On short-run risks, Rosengren is not forecasting significant trade disruptions or substantial boom-bust problems, but said "I think it is important to identify risks worth thinking about and watching for."』

つーことで、貿易戦争問題の拡大というのが1つ、もう1つは資産市場におけるバブル発生と崩壊を目先のリスクとして考えていて、特に今それが顕在化するとは考えていないものの、注意すべき問題であるとの見解を示していますな。

『"It would take a significantly broader set of trade actions than those reported to date to materially reduce the roughly $2.4 trillion in annual U.S. exports," Rosengren said. "Still, spillover effects are possible." He added that concerns about these possible disruptions likely explain some of the heightened volatility in stock prices of late.』

特に顕在化するとは想定していないと言っている割には結構慎重。

『Also, an overheated "boom-bust" scenario could become more likely if unemployment moves far below where policymakers expect labor markets to settle in the long-run, Rosengren said. He noted that today's unemployment rate is below the Congressional Budget Office's estimate of the natural rate.』

キタコレですけれども、この前の3月FOMC議事要旨でも2か所に渡ってこれでもかと記載されていた「完全失業率を大きく下回るような経済の中で大規模金融緩和を放置した場合に資産市場にインバランスが発生してバブル発生からの崩壊になる」(ちなみにこの理屈ですが、放置した場合には物価がどこかで急に吹くのか資産バブルが起きるのか、という話でして、そのまま均衡する訳ないじゃん、という理屈なので、実はこれが新しい均衡点でした、という可能性があった場合に話が別になるのですが)って話がここぞとばかりに出てきているし、このままだと could become more likely だとか言ってるし、まあローゼングレン総裁がこっちのリスクを気にしているのは分かる。

『"Periods in which unemployment dipped significantly and persistently below the estimated natural rate historically have tended to generate conditions that resulted in a recession," Rosengren said, showing the relevant historical charts.』

図表集の図表6(11ページ目)にありまして、お題が『Figure 6: Unemployment Rate minus CBO Natural Rate of Unemployment 1970:Q1 - 2018:Q1』とあって、ロンガーランの失業率から失業率がマイナスに大きく乖離した後にリセッションがドカンと起きるようなこと(バブル崩壊じゃな)が起きまっせというのが出ています。まあ面白いちゃあ面白い。

『Turning to longer-run risks to the economic outlook, Rosengren said that the current status of fiscal and monetary policy buffers "call into question" their ability to work against a shock or downturn.』

長期的なリスクとしては今財政吹かしているけど、そんなことしたら経済下向きになった時に対処するバッファーなくなりませんかとのお告げ。

『"By using up so much fiscal capacity now ? by which I mean the ability to lower tax rates or boost federal spending to offset economic weakness ? the country risks not having sufficient fiscal capacity in the future when it might be needed," Rosengren said.』

『Additionally, there is "some reason" to be concerned about how aggressively monetary policy can respond to a large adverse shock, noting the median forecast among FOMC members for longer-run interest rates is 2.9 percent - "quite low" by historical standards, resulting from slow labor force growth coupled with slow growth in productivity.』

でもってキタコレですが、返す刀で政策発動の糊代確保のために利上げを加速すべきとの説明。

『"Since in many recessions we lower rates by as much as 5 percentage points, it is quite likely that interest rates would reach zero again in a downturn," Rosengren said.』

つーてあんた5%までFFあげられんじゃろ・・・・・・・・・・

『Rosengren is, in sum, hopeful these risks can be avoided. "The economic outlook is good, but we all must be attuned to what could go wrong in the short term and in the long term, and what that implies for appropriate monetary policy."』

最後ははいはいそうですかという感じですが、本文の最後の最後だけ確認します。(以下は本文より引用、10ページ以降になります)

『Concluding Observations 』

『The outlook for the economy projected by participants in the March FOMC meeting is quite positive. My own forecast is somewhat stronger in terms of unemployment rates and inflation outcomes than the SEP forecast, which is why I am in favor of somewhat more tightening than the median FOMC member.』

元々見通しが強い人です。

『However, a forecast of the most likely outcome is not a promise, and there are important potential risks to that forecast. Disruptive international trade actions or increasing the risk of a boom-bust economy by overextending could, in my view, prove problematic for the economy. And the status of fiscal and monetary “buffers” call into question their ability to work against a shock or downturn. 』

『I am hopeful that the risks I have discussed can be avoided. Assuming these near term risks are avoided, my own forecast is somewhat stronger than the SEP forecast. Of course, I would support a somewhat faster increase in the federal funds rates if that stronger growth does indeed occur.』

ということで年4回(あと3回)利上げを支持です。

『In sum, the economic outlook is good, but we must all be attuned to what could go wrong in the short term and in the long term, and what that implies for appropriate monetary policy. 』

ということでまあまとめと同じですが、引用しておきました。
 


お題「さくらレポート関連(遅くてすいません)」   2018/04/16(月)08:11:24  
  https://this.kiji.is/358168827752039521
小池知事与党の質問、作成者名に都顧問
2018/4/15 17:34 コピーライト 一般社団法人共同通信社

『東京都の小池百合子知事の与党会派「都民ファーストの会」の議員が昨年9月の委員会での質問案として事前に都にメールで送ったファイルの作成者名が、小池氏に近い当時の都特別顧問となっていたことが15日、関係者への取材で分かった。』(上記URL先より)

ゲラゲラゲラ。


〇1日出遅れネタですがさくらレポート関連

・総裁挨拶要旨は3月会合声明文通り

まあ基本これ直近のMPMか展望レポートと違うというのは見ないんですけど。
[外部リンク] 』は前回との比較表になっていないので人力で比較表もどきにしてみませう。(前回)→(今回)です。なお全項目やっていると面倒なので設備投資と生産と消費にしておきます(雇用はどうせ強いのでキニシナイ)。

設備投資

北海道:増加している→緩やかに増加している
東北:緩やかな増加基調にある→緩やかな増加基調にある
北陸:増加している→増加している
関東甲信越:増加している→増加している
東海:着実に増加を続けている→企業規模の広がりを伴って増加を続けている
近畿:増加基調にある→増加基調にある
中国:増加している→増加している
四国:緩やかに増加している→緩やかに増加している
九州・沖縄:増加している→増加している

北海道下げの東海上げ。

個人消費

北海道:雇用・所得環境が着実に改善していることを背景に、回復している→
このところ一部に弱めの動きがみられているものの、基調としては回復している

東北:底堅く推移している→底堅く推移している

北陸:雇用・所得環境の着実な改善が続くもと、着実に持ち直している→
雇用・所得環境の着実な改善が続くもと、着実に持ち直している

関東甲信越:振れを伴いながらも、緩やかに増加している→
振れを伴いながらも、緩やかに増加している

東海:緩やかに回復している→緩やかに回復している

近畿:良好な雇用・所得環境等を背景とした家計の支出スタンス改善を伴いつつ、総じてみれば緩やかに増加している→
良好な雇用・所得環境等を背景とした家計の支出スタンス改善を伴いつつ、総じてみれば緩やかに増加している

中国:持ち直している→持ち直している

四国:緩やかに持ち直している→持ち直している

九州・沖縄:耐久財の買い替え需要が堅調なほか、飲食料品や衣料品に動意がみられるなど、全体として回復している→
雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかに増加している

北海道が下げ、四国が上げ、九州は回復が増加になっているのでこれまた上げ、なのですが全体的にコメントが堅調というものの微妙な留保付きになっているのは変わらんですな。


生産

北海道:横ばい圏内の動きとなっている→横ばい圏内の動きとなっている
東北:横ばい圏内の動きとなっている→緩やかに増加している
北陸:増勢が続いている→高水準で横ばい圏内の動きとなっている
関東甲信越:増加基調にある→増加基調にある
東海:増加している→増加基調にある
近畿:増加基調にある→増加基調にある
中国:増加している→増加している
四国:振れを伴いつつも、持ち直しの動きが続いている→振れを伴いつつも、持ち直しの動きが続いている
九州・沖縄:旺盛な海外需要を背景に高水準で推移しているが、一部に弱めの動きがみられている→
旺盛な海外需要を背景に高水準で推移している

うーんこのという感じですが、東北と九州が上がっていて東海が下がっていますな。個別コンポーネントでの判断を並べるとまあ前回並みですなあという感じではあります。


・大阪支店長会見

衛藤理事の会見ニュースをロイターさんより。

[外部リンク] / 17:17 /
企業は円高に耐性、105円前後では動じず=日銀大阪支店長

『[東京 12日 ロイター] - 日銀の衛藤公洋大阪支店長(理事)は12日、都内の本店で行われた支店長会議の終了後に会見し、今年に入って米国の経済・通商政策などを巡って為替市場で円高が進行する局面がみられたことに関し、日本企業の収益力は着実に高まっており、105円前後の円高で動じることはないとの認識を示した。現時点で米通商政策の不透明感に伴う関西企業への影響は出ていないと語った。』(上記URL先より、以下同様)

ほほう。

『衛藤支店長は、今年に入って1ドル105円前後まで円高が進行する局面がみられたことについて、関西圏の企業では「これぐらいであれば収益等々に及ぼす影響は、それほど大きくないとの見方が中心だと思う」との見解を示した。さらなる円高進行に対する警戒感はあるものの、日本企業は「2-3年前に比べて為替に対する抵抗力が確実に強まっている。1ドル120円程度のころよりも、昨年度は高い収益を上げており、収益力は着実に高まっている」とし、「105円程度ではおそらくビクともしない程度の強さを持っていると思う」と述べた。』

なるほどそれなら輪番の減額もできますね(違)。

『米国の通商政策の行方について「(企業は)先々の事業リスクとして意識しているということだと思う」としながらも、鉄鋼とアルミニウムへの輸入制限だけであれば「関西の経済、輸出の中に占める割合は非常に小さい。関西景気に悪影響を及ぼすことはない」との見方を示した。事態が米中間の貿易摩擦や世界的な保護主義の強まりなどに発展すれば、外需を通じて「具体的な形で負の影響が出てくることはある」と懸念を示したが、「現時点でそれを懸念して、事業意欲が萎縮するなどの影響はまったく出ていない」と強調した。』

あまりにも突拍子無さすぎなので予想するのも無駄というのはあると思う。

『また、全国的に進行する労働需給の引き締まりについて、賃金・所得の増加を通じて景気改善に資する面と事業制約につながる両面があると指摘。現在の良好な経済状況において、現段階では「プラスの側面の方が大きい」との見解を示した。』

ということなのですが、そんなに賃金をびっくりするほど上げている訳でもない(単価の安いのは上げたり、臨時工的なのは上げてるけど正社員はそこまで上げてこないし)ので、本当の本当に事業制約になるような状態だったら物価も上がらないとおかしいとかそういう話のような気がする。

しかし関連別件の先週のこのニュースは腰が砕けましたな。

[外部リンク] 3:09配信

ベースアップしておいて手当をしらっと廃止して総人件費は同じとかいうようなネタがあったり、給与テーブルは引き上げるけど昇進昇格を従来から抑えて総人件費は同じみたいな、中の人にしかよくわからんというネタはあったりしますが、これはまた正直者現るという感じでして、いやあのこんなニュース出ると一企業の問題だけじゃなくて世の中の給与所得者のマインド思いっきり下げるんでマジで勘弁してほしいんだが。


・・・・・・・と最後は全然違う話になりましたが、まあつまりさくらレポートでも示されているように、一部微妙感はあってもまあゆうて良さげな景況感に対して、何で物価が上がらんのよというお話を考えると、所得の増加期待の無さとか将来不安とかの話になるんじゃないのかね、この前のこれもそうだし。

[外部リンク] 18:56配信


〇ローゼングレン総裁講演ネタのつもりが時間がないのでパス

備忘のためURLをはっておく
[外部リンク] U.S. Economy: An Optimistic Outlook, But With Some Important Risks
[外部リンク]
 


お題「今更虫干し系で総裁記者会見」   2018/04/13(金)08:03:56  
  うーんこの。
[外部リンク] 2018年4月9日(月) 午後7時から約40分

再任記者会見っていうんだ・・・・・・・・・・

・出口の話について少しだけするようになりましたが・・・・・・・・

一発目の質問がいきなりこれ。

『(問) 出口戦略についてお伺いします。現状の 2019 年度頃に 2%に達するというめどが変わらないとすれば、総裁の再任任期 5 年間の間に出口戦略を策定する可能性が高いと思われるのですが、出口についての考え方を教えて下さい。』

質問する方もイヤミ成分をぶち込んで質問していますが、QQE導入当初からそうなのですが「2年を念頭にできるだけ早期に物価目標を達成する為の強力な金融緩和を行う」のだったら、そんな強力な金融緩和だったらオーバーシュートの対策を最初から考えておかないといけないというのが論理的に成立するのですが、実際問題として単なるマネタリーベース直線一気理論でぶち込んでみただけという勢いだけの政策だったので、先のことなど何も考えておりませんでした、というのが後々になって強烈に効いてしまっている訳ですよ。

ということで答えを見ますと・・・・・・・・

『(答) 一般論として申し上げると、将来の出口の局面では、金利水準の調整と拡大したバランスシートの扱いが課題となります。その際には、保有国債の償還や各種の資金吸収オペレーションのほか、超過準備に対する付利金利の引上げなどの手段を活用することで、市場の安定を確保しながら、適切な政策運営を行うことが十分可能であると考えています。』

まあ本当に十分可能なのかは謎だがとりあえず米国という手本が今回はあるのでそこは説明しやすい。

『一方、出口の局面で、実際にどの手段をどの順序で用いるかについては、その際の経済・物価・金融情勢によって変わり得るわけです。現在、FRBが、かつて公表した出口戦略とは異なる形で正常化を進めていることは、 重要な教訓ではないかと思います。こうした点を踏まえると、あまり早い段階で、出口の進め方を具体的に説明することは難しく、市場との対話という観点からも、却って混乱を招くおそれが高いのではないかと思います。』

との仰せですが一番最初に出口の云々を出した時には別に混乱起きたわけではなく、「そらまあやるならそうだろうけどそもそもいつになったら出口なんでしょうね」という所で最初のを打ち込んでいるのであって、市場が混乱したのはテーパータントラムなのであって、それはそこまで追加緩和一辺倒であった方向性を盛大に転換したから、であって、出口政策の手段がどうのこうのという話とは別問題なのでこの説明は詭弁。


でもって、日銀の場合何が問題かというと、相変わらず物価目標達成時期が先送りされながらも2年程度を念頭に達成するとい見通しになっていて、日銀の言う事を額面通りに受け止めると(受け止める奴はいませんが)出口政策の話をすると実施時期がいつになる的な具体的な発想が出てしまう(出てしまうのではないが、次に申し上げる理由もあって、出口政策の具体化という話を材料にしやすいのだ)というのが1点目。

そしてもっと問題な2点目なのだが、マイナス金利政策とかYCCとかの政策運営自体が長期化しても物価押し上げ効果の前に金融機関の首を絞める効果の方が顕著になってきているという政策のプロコン問題があって、これがただのゼロ金利政策程度だったらまだマシなのですが、最初のQQEからそうな上にマイナス金利入れて凶悪化しているんですけど、元々のMB超拡大方針だって途中で短国が回らなくなって長国に振替になったように、ガチで「設計上2年少々しかガチで持たない(のでその後色々と手直しをした訳ですな)」物件に仕上がっているため、政策の長期化というのが最初の時点で想定されておらず、YCC導入で一応長期化を想定した設計はしているとは言え、マイナス金利政策とYCCの10年の金利設定水準がやはり長期的継続に向かない設計になっているのが問題だと思うの。

つまり、さすがに「今の政策を長期的に同じように継続するのは無理がある」という認識が他市場はよー知らんが債券の方ではさすがに認識している訳でして、そうなるとどうしても政策長期化のために調整は必要じゃろという話は円債市場の方からは出やすくなり、そこのところが他の市場から見たら出口政策の話とリンクしやすくなるので、それこそ「リバーサルレート論」とか出口というよりは追加緩和をしない&政策微調整向けの論点に近い話でも他市場からすわ出口(および出口になってほしい債券市場の願望トークも含め)ということになってしまうので、まあコミュニケーションが複雑骨折する訳ですよ。

ですから、「達成年限の柔軟化」と「長期的に維持可能な緩和政策のデザイン」というのを前面に出していき、「2年程度を念頭にできるだけ早期に達成させるための強力な金融緩和」という最初の馬鹿置物理論を否認しないといかん、ちゅうことになりますな、コミュニケーションの複雑骨折なおすには。


雑談長くなりましたがさっきの続き。

『足許、エネルギーと生鮮食品を除いた消費者物価の前年比は、0%台 半ばにとどまっており、2%の「物価安定の目標」の実現までにはなお距離があります。やはり現在は、先行きの経済・物価動向を注意深く点検していくことが必要な情勢であって、出口のタイミングやその際の対応の手順等を検討す る局面には至っていないと考えています。』

別の逃げ方として、なんかこう適当に誤魔化しながら大勝利宣言というのもあるとは思うのですけれども、こうやっていきなりコアコアの話を持ち出しちゃうとコアコア上がらないと何もできないという話になって後で自分の首を絞めないかという気は少々する。


・追加緩和はありませんな

ちょっと先の質疑。

『(問) 2 問お願いします。(前半割愛)2 問目は、先程の質問にも重なるのですが、先程安倍首相や麻生大臣との会談の冒頭挨拶で、安倍首相は、消費増税を踏まえて 3 本の矢を強化していく必要があるというような趣旨の発言をされたかと思います。1 本目の矢はどのようにしたら強化になるのでしょうか。 』

追加緩和催促キタコレ。

『(答)(前半割愛) 第 2 の質問については、先程、総理から、2%の「物価安定の目標」の実現に向けて、しっかりとした金融政策の舵取りをしてほしいということを言われました。私自身も、「共同声明」の中にしっかりと日本銀行及び政府のそれぞれの役割が記されていますので、これを堅持して 2%の「物価安定の目 標」をできるだけ早期に達成すべく、全力を挙げたいということを申し上げま した。ご指摘の点についても、「共同声明」自体にかなり詳細に記されていますので、日本銀行としては、それに従って、物価の安定をできるだけ早期に実 現するという観点から、必要な政策調整も含めて、状況を正確に認識して対応 していきたいと思っています。』


なお財政への質問もありまして・・・・・

『(問) 先程の首相との会談の話ですが、3 本の矢の強化の話がありました。 この中で、1 本目の矢で金融政策について、首相から追加緩和等の具体的な要請があったのかどうかが1つ。また、 2 本目の矢である財政ですが、総裁自身、今後の安定のために財政政策が果たすべき役割についてどのようにお考えなのか、お願いします。』

『(答) 具体的な追加緩和について、総理が話されたということはないと思います。』

そらそうよっつーことで追加緩和は無し。

『それから、財政については、いつも申し上げている通り、政府、国会で決めるべきことですので、私から何かいうことは適切でないと思いますが、「共同声明」自体にかなりはっきりと、弾力的な財政運営と、中長期的に財政の持続可能性を確保することが書かれていますので、当然、必要に応じて財政政策の対応があり得ると思いますし、他方でやはり、中長期的に財政の健全化や持続可能性を高める努力を引き続き政府は行っていかれるだろうと思っています。』

回答は避けましたが一応先に「必要に応じて財政政策の対応があり得る」が入っているのね、と思いました。


・ド直球質問には回答ができないようで

これはまた直球質問。

『(問) 5 年間の総括について改めて伺います。5 年間政策をやって結果が出ないということは、一般的に考えると、目標が間違っていたか、あるいは手法 が間違っていたか、どちらかだと思うのですが、なぜそのような考え方に総裁は立たれないのでしょうか。』

正確には「最初の時点で2年程度を念頭にできるだけ早期に達成する」と言っていたのに5年も掛かっている挙句にその間に緩和を強化しているのに結果が出ない、だと思いますが普通に直球キタコレ。

『(答) 2013 年 4 月の「量的・質的金融緩和」の導入以降、企業収益や労働市場、賃金をみると日本経済は大きく改善していますし、エネルギーと生鮮食品を除いた消費者物価の前年比も、2013年の秋以降、4 年以上にわたってプラス 基調を続けており、既にわが国経済は、物価が持続的に下落するという意味でのデフレではなくなっていると思います。』

『その意味で、この間の強力な金融緩和は、経済・物価を大きく改善させる効果があったと考えています。』

って毎回言っているんだが、日銀のお手盛り分析では必ず金融政策の中で例えば金利とかMBとか、そういうコンポーネントとの相関で話をしているので、効果があったことになっているんだけど、実際問題としては別の要因(人口動態とか海外経済とか)に関する方が大きくて、緩和政策自体が別に改善の邪魔はしていないのは確かでしょうけれども、改善自体は実際は別のファクターだったんじゃないの、という話は華麗にスルーしていますわな。

つまりですね、この政策のコミュニケーション的にアレなのは「効果は出ている」という話をするのはいいんだが、そもそも何がどういう波及経路を持って効いているのがという話に説得力が弱いことで、波及効果のメカニズムがふわっとしたファジーな状態だからそら何を追加緩和すりゃいいかも何を調整可能なのかもわからんわな、ということになるんだと思うの。

『ただ、2%の「物価安定の目標」は、なお実現できていないことは事実で、これは、2016 年 9 月の「総括的な検証」でも示した通り、原油価格の下落などによって実際 の物価上昇率が低下し、もともと実際の物価上昇率に引きずられやすい予想物価上昇率が横ばいから弱含みに転じたということが主な原因です。その背景には、いわゆるデフレマインドの転換に時間が掛っているということがあると思います。』

『米国やユーロ圏においても、120 ドルぐらいから 30 ドルを割るくらいまで原油価格が低下したことを受けて、やはり物価上昇率も大きく低下して、 一時的には、殆どゼロないしマイナスになったわけですが、その後、原油価格 が半値くらいまで戻す中で、物価上昇率も 1%台から1%半ばくらいまでは戻ってきています。より重要な点は、特に米国において明確ですが、物価上昇期待 が 2%の物価安定目標によくアンカーされていて、そうした中で比較的スムー ズに、まだ 2%には達していませんが、物価上昇率は戻ってきています。他方で日本の場合は、原油価格の下落に伴って予想物価上昇率自体も下がってしま い、それがなかなか戻らない状況にあり、物価上昇率もまだ 1%、生鮮食品と エネルギーを除くと 0%台半ばにとどまっています。』

いつもの言い訳ですが、結局のところ期待に働きかけられていないという話だし、この説明を是とするなら無理矢理円安にして実際の物価を上げるとかしないとインフレ期待が上がらんという話になるんだが。

『こうしたことは、 2%の「物価安定の目標」が間違っているということでもありませんし、また、その目標をできるだけ早期に達成するために行ってきた金融政策も適切なものであったと思いますが、先程申したような事情で、まだ 2%には到達していないということだと思います。』

いや適切だったら早期に目標達成できているだろうよ。


・追加緩和の話アゲイン

『(問) 先程、物価 2%目標の早期実現に向けて必要な措置は採る、とご発言 されましたが、現在、例えば 2019 年度頃としている 2%の達成時期が更に後ずれするような事態になった場合に、それ自体が追加措置を検討する要因になり 得るのかどうか、お考えをお願いします。』

『(答) これは、従来申し上げている通り、2%の「物価安定の目標」に向けて、経済・物価等がしっかりしたモメンタムを維持しているかどうかにより追 加的な措置を検討する、ということであり、その点は従来と全く変わりはありません。』

つまり見通しの先送りは追加緩和とリンクしないそうです。


・謎の問答と微妙な説明

『(問) 緩和の副作用についてお伺いします。緩和が長期化を余儀なくされていることはその通りだと思いますが、それ相応に、副作用もまた大きくなって いるという認識でいらっしゃいますか。また、この先も緩和を長く続けることにより無視できない状況に、例えば金融機関の収益力の問題、それから日銀の財務が将来的に出口にあたり毀損する可能性が大きくなる問題、そうしたもの が将来的に無視し得ないほど大きくなる蓋然性について、どのようにみていますか。』

この質問の回答が微妙に謎。

『(答) 伝統的金融政策も、非常に大幅な金融緩和を長く続けた後に引き締めに転換した時には、過去において、日本だけでなく諸外国でも、金融システムに影響が出たり、副作用が顕在化した例はありますので、非伝統的金融政策に だけ副作用があって、伝統的金融政策には副作用がないということではありません。』

という最初の部分がマジで謎で、別に非伝統的政策だからという質問ではないと思うんだが(日銀の財務ってのはあるけどさ)何でこういう答えをしているの????

『それぞれの政策によって、若干異なる影響は出るとしても、常に、その副作用がどういうもので、どのように影響するか考えていく必要があると思っ ています。』

そらそうよ。

『特に、中央銀行が伝統的あるいは非伝統的な金融政策を執行した場合、金融資本市場を通じて実体経済に影響していきますので、当然、金融資本 市場が金融仲介機能を十分発揮できる状況にあるかどうかは、金融政策を行う 中央銀行として重要な関心事項であり、十分みていく必要があると思います。』

QQEの画期的なのは「期待に直接働きかける」ということだった筈なのですがどうしちゃったの??

『伝統的金融政策においても、大規模な緩和を長く続けた時の副作用は十分考慮 しなくてはいけませんので、伝統的であろうと非伝統的であろうと同じだと 思っています。その意味では、金融仲介機能に対する影響は、十分注視していかなければならないと思います。従来申し上げている通り、現時点で金融仲介機能にマイナスの影響が出ているとは思っていませんが、大幅な緩和を非常に長い期間にわたって続けた場合の金融仲介への影響は、金融の行き過ぎという面と、逆に金融仲介機能が低下するという両面のリスクがあるということは、 金融システムレポートで示している通りであり、私どもも十分注視し、必要に応じて対応していかなければならないと思っています。』

ということでたぶん来週には出るFSRは注目したいですな。

『ですから、定性的にはおっしゃる通りですが、今の時点で「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」 が何か大きな影響を及ぼしているということはないと思います。』

まあ今あるとは認めないのは当然ですから結論はこうなるのが仕様ですけれどもなんかね。


#支店長会議ネタスルーですいません
 


お題「寝起きでFOMC議事要旨インスタント読みで勘弁」   2018/04/12(木)07:45:31  
  https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180411/k10011399291000.html
軽いかぜは患者の自己負担上乗せ 医療費など抑制へ提案
4月11日 18時54分

『見直し案は、11日開かれた財務省の審議会で示されました。このうち医療の分野では、患者が病院などの窓口で支払う自己負担について、軽いかぜなど少額の外来受診の場合は、負担を上乗せするよう提案しました。』(上記URL先より)

軽い風邪を放置して重症化してから通院した方がよっぽど医療費が掛かることになるとおもうんだが、その間に感染症に掛かって周囲に移したりしたらどうするんでしょ、インフルエンザとか。


今朝は本当は一昨日の黒田さんの就任記者会見がアップされていたのでそっちをやらないとという感じなのですが、出枯らし感が高まりから急がなくてもよいのではないかとの勝手な判断、というのはだいぶ言い訳で、ここもとアタクシ花粉症が凶悪に悪化して体調があばばばばなーなのでFOMC議事要旨ネタで力が尽きた模様。

〇寝起きでヒーヒー言いながらFOMC議事要旨を斜め読み

基本的な読み方のお作法てきにいえば、今回の議事要旨よりも次回の議事要旨の方がその後の利上げに関しての示唆はおおいかもしれませんがまあそれはそれと致しまして。

[外部リンク] Views on Current Conditions and the Economic Outlook』のケツの方から逆順で読んでいくという超手抜き版でご勘弁ありたし(なので引用順序がパラグラフ単位の逆順になっています)。


『With regard to the medium-term outlook for monetary policy, all participants saw some further firming of the stance of monetary policy as likely to be warranted.』

こちらは上記コーナーの最後のパラグラフで、先行きの金融政策に関する話なのだが、some further firmingに関してall participantsが見ているとはこれ如何にとちょいと思った次第で、利上げの必要がないとかブラード言ってませんでしたっけと思いながら改めてSEPみたんですけれども、2020年まで利上げ後の金利で横ばいってのがいまして、たぶんこれが変態仮面ブラード大先生だと思うのですが、そことsome further firming of the stance of monetary policy as likely to be warrantedの整合性ってどうなってるんだかよくわからんですな。まあ金融政策運営に影響のある話じゃないからどうでも良いと言ってしまえばそれまでなのですが、マニア的にこの屁理屈には興味がある。

『Almost all participants agreed that it remained appropriate to follow a gradual approach to raising the target range for the federal funds rate.』

このAlmost allがたぶんブラード以外全員という意味なので、バランスシートのランオフをしているのがsome further firmingって意味なんでしょうかねえ。よくわからん。

『Several participants commented that this gradual approach was most likely to be conducive to maintaining strong labor market conditions and returning inflation to 2 percent on a sustained basis without resulting in conditions that would eventually require an abrupt policy tightening.』

『A number of participants indicated that the stronger outlook for economic activity, along with their increased confidence that inflation would return to 2 percent over the medium term, implied that the appropriate path for the federal funds rate over the next few years would likely be slightly steeper than they had previously expected.』

複数(Several)の参加者が現状のアプローチが適切とし、何人か(A number of)の参加者は経済物価情勢の見通しが改善したので想定する利上げペースはやや早まると指摘。

『Participants agreed that the longer-run normal federal funds rate was likely lower than in the past, in part because of secular forces that had put downward pressure on real interest rates.』

ロンガーランのFF金利に関しては構造要因によって以前より下がっているでしょうという事については合意。

『Several participants expressed the judgment that it would likely become appropriate at some point for the Committee to set the federal funds rate above its longer-run normal value for a time.』

2020年末のSEPによるFF金利水準の見通しが既にドットチャートで出ていたので特にサプライズになる話ではないのですが、これドットチャートなしでこの話がしらっと出たらその瞬間インパクトあるでしょうなあというお話。いずれかの時点でFF金利はロンガーランよりも高くするという話ね。

『Some participants suggested that, at some point, it might become necessary to revise statement language to acknowledge that, in pursuit of the Committee's statutory mandate and consistent with the median of participants' policy rate projections in the SEP, monetary policy eventually would likely gradually move from an accommodative stance to being a neutral or restraining factor for economic activity.』

色々と予告を埋め込んでらあと思いますが、複数(Some)の参加者からはいずれ声明文などに先行きの金融政策の見込みとして、緩和的云々だけではなく、マンデート達成維持のために先行きは中立的あるいは引き締め的になる場合もありうる的な表現を検討すべきではないか、との指摘キタコレではございます。

『However, participants expressed a range of views on the amount of policy tightening that would likely be required over the medium term to achieve the Committee's goals. Participants agreed that the actual path of the federal funds rate would depend on the economic outlook as informed by incoming data.』

ただ先行きの政策タイトニングの可能性に関してはまだ見解が分かれていて、実際には今後の経済物価情勢を勘案しながら、ということになるでしょう、と穏当な結論にしている(のは当たり前だが)のですが、遂にスタンスが中立から引き締め的という言葉来たか〜とは思うのでした。


つーことでその前のパラ。

『Based on their current assessments, almost all participants expressed the view that it would be appropriate for the Committee to raise the target range for the federal funds rate 25 basis points at this meeting.』

利上げ決定の件。

『These participants agreed that, even after such an increase in the target range, the stance of monetary policy would remain accommodative, supporting strong labor market conditions and a sustained return to 2 percent inflation.』

声明文にもある利上げっても緩和的の件。

『A couple of participants pointed to possible benefits of postponing an increase in the target range for the federal funds rate until a subsequent meeting; these participants suggested that waiting for additional data to provide more evidence of a sustained return of the 12-month inflation rate to 2 percent might more clearly demonstrate the data dependence of the Committee's decisions and its resolve to achieve the price-stability component of its dual mandate.』

投票権の無い2名の参加者が反対を表明したようで、この2名は12カ月ベースのCPIの上昇を確認するデータを見るまでは上げつ必要はないとの見解。


逆順で恐縮ですがその前のパラグラフ。

『In their consideration of monetary policy, participants discussed the implications of recent economic and financial developments for the appropriate path of the federal funds rate.』

金融政策運営に直結している話はここを含めた3パラという事ですな。

『All participants agreed that the outlook for the economy beyond the current quarter had strengthened in recent months. In addition, all participants expected inflation on a 12-month basis to move up in coming months. This expectation partly reflected the arithmetic effect of the soft readings on inflation in early 2017 dropping out of the calculation; it was noted that the increase in the inflation rate arising from this source was widely expected and, by itself, would not justify a change in the projected path for the federal funds rate.』

前年比物価の最近の強含みに関しては前年比効果で去年落ちた分の裏が出ている面があって、それ自体は先行きの利上げペース加速を意味しないとの多くの見解。

『Most participants commented that the stronger economic outlook and the somewhat higher inflation readings in recent months had increased the likelihood of progress toward the Committee's 2 percent inflation objective.』

なのですが、多くの参加者は見通しよりも強い物価とインフレの最近の状況は2%物価目標達成への地震を深めるものであるとコメント。

『A few participants suggested that a modest inflation overshoot might help push up longer-term inflation expectations and anchor them at a level consistent with the Committee's 2 percent inflation objective.』

数名(A few)の参加者は2%を若干程度オーバーシュートした物価水準を容認することは、長期インフレ期待形成を強くすることに寄与し、結果として2%の物価目標への期待のアンカーが強化される、といういう事は分かるのですが、そんな器用な真似ができるのかはよくわからんところではあります。

『A number of participants offered their views on the potential benefits and costs associated with an economy operating well above potential for a prolonged period while inflation remained low. On the one hand, the associated tightness in the labor market might help speed the return of inflation to the Committee's 2 percent goal and induce a further increase in labor force participation; on the other hand, an overheated economy could result in significant inflation pressures or lead to financial instability.』

何名か(A number of)の参加者は、失業率が自然失業率を大きく下回っている状況を物価が低いからと言って長期間継続することのプロコンについてしてきしていて、一方ではそのようなスタンスによって2%物価目標達成が確実になるのは良いとして、物価が大きく上振れするリスクや、経済の過熱によって金融安定を阻害することはないのか、という指摘をしています。


さらにその前に行きますね。

『In their discussion of developments in financial markets, some participants observed that financial conditions remained accommodative despite the rise in market volatility and repricing of assets that had occurred in February.』

金融安定化の話、2月の市場の動揺によっても金融環境は緩和的でしたねと。

『Many participants reported that their contacts had taken the previous month's turbulence in stride, although a few participants suggested that financial developments over the intermeeting period highlighted some downside risks associated with still-high valuations for equities or from market volatility more generally. A few participants expressed concern that a lengthy period in which the economy operates beyond potential and financial conditions remain highly accommodative could, over time, pose risks to financial stability.』

さっきの所でも同じ話ありましたが、金融安定に関しては株価とかボラが低いことに関しては懸念があって、ポテンシャル以上の経済状況(労働市場)の中で大規模緩和を継続することは、金融安定化に対してリスクじゃ無かろうかとの指摘でして、経済がトレンド以上に成長する中での大規模緩和に関する金融の不安定化リスクが連発で出ているのはほほうという感じ。


でもってこの前は経済物価情勢に関する議論になって、この前2つが各地区連銀からのアネクドータルな話も含めての(だと思う)お話で、賃金設定動向と価格設定動向の話になっていて、いずれの話もまあ割と強気チックになっているように見えます。

まあアレですな、利上げした回のFOMC議事要旨だから、というのはありますが、今回は明確に経済のポテンシャルを上回る状況の元で大規模緩和をしている、という認識を強く出していて、その結果としての金融不安定化リスクへの言及もそこそこあるので、いろいろなノイズを乗り越えて淡々と金利を上げていくという意識は強いんじゃネーノとは思いましたがそれは個人の感想という事で。
 


お題「本日も海外ネタで簡単版で勘弁でござる」   2018/04/11(水)08:05:42  
  何か凄いですな。
[外部リンク] 財務相側が学園側に繰り返し口裏合わせ求めたか
4月11日 5時02分

[外部リンク] 19時03分

ちょっと何ぼ何でも色々と出すぎなんですけどほんとにもう。


〇まだ両方のアドバルーンが出る時期だとは思いますが海外中銀ニュース雑談

ほほう。
[外部リンク] / 02:05 /
ユーロ圏金融・債券市場=利回り上昇、オーストリア中銀総裁発言受け

でもって中銀総裁発言とはこちら
[外部リンク] / 18:04 /
段階的に金融政策正常化を始める時=ECBのノボトニー氏

『[ロンドン 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は10日、ECBは金融政策の正常化を始めるべき時だとの見解を明らかにした。』

『同氏は経済会議での講演で「金融政策の段階的な正常化を行うべき時だと考える。この正常化には、時宜を得た注意深い優先順位付けとともに、各施策の微妙なバランスを取ることが求められる」と述べた。その上で、正常化を過度に積極的に行うことと、開始時期が過度に遅れることの双方にリスクが存在すると主張した。

ノボトニー氏は、過去の「例外的な規模」での金融政策対応で、金融引き締めプロセスは通常より複雑になったとし、「現在のユーロ圏経済は明らかに、強力で広範な循環的上昇のさなかにある」と話した。』(以上上記URL先より)

ということで肝心の本文をまだあたっていないのですが(アカン)、ロイターさんがインタビューしているようで、

[外部リンク] / 23:20 /
ECB利上げ、まずは預金金利引き上げか=ノボトニー氏

『ロンドン 10日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁は10日、利上げプロセスに当たり、中銀預金金利を現在のマイナス0.4%から同0.2%に引き上げる可能性を指摘した。

その後、主要政策金利のリファイナンス金利を引き上げることに違和感は無いとの認識を示した。ただ、利上げ開始時期に言及するのは時期尚早との認識を示した。

ロイターのインタビューに応じた。債券購入プログラムは年内に終了すると見通した。』(上記URL先より)

まあ順当なプロセスではあると思うのですが、債券購入プログラムの終了までまだ時期があるうちからこの手の話がちょこちょこで出しているのは、もしこの辺りの発言に関して暗黙でも仲間内での合意でも良いのですが、何らかのブックみたいな感じで役割分担しているんだったら、ちと早めの気もせんでもないですが、緩和政策モードから正常化政策モードへの転換をする半年前くらいから徐々に話を出していって市場を慣れさせる、というのは割と様式美の世界ではありますので、まーしゃーないかなとも思います。

ただし、ECBの場合はそのようなブックによって発言をしているのではなくて、勝手に皆さんが好き放題言っていて統制もへったくれも無い、という可能性が存在するのでよーワカランチ会長な所はありますけど、まあノボトニーとかプラートとかコンスタンシオとかあのあたりが喋る分にはそれなりにブックがあるようには思える(バイトマンはアカン)のですがどうでしょうかね。



一方の米国。
[外部リンク] / 19:24 /
米中の応酬沈静化を期待、今年3回利上げ想定変わらず=ダラス連銀総裁

『[北京 10日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は10日、最近の米中間の貿易摩擦をめぐるレトリックの応酬は、いずれ沈静化するとの期待を示した。

総裁は訪問先の北京での講演で、米中の貿易問題に関する協議は水面下で進むとみられ、公にはならないだろうと予想。さらに、問題解決には時間を要するかもしれないとの見方を示した。

貿易をめぐる懸念は妥当で、協議すべき問題だと指摘。ただ貿易をめぐる言葉の応酬が米国経済に与える影響を判断するのは時期尚早とし、今年3回利上げするとの基本シナリオに変わりはないと述べた。』(上記URL先より)

ということで相変わらず中国とのアレというかトランプダイン先生のツイッター芸が懸念材料とかいうトンチキなことが続いておりますが、とは言えここで何か決め打ちする訳にもいかないし、まあ次の次のFOMCまでは時間があるし(逆に3月利上げ出来ててよかったですねという感は強い)何か新機軸が出てくるのには時間が掛かりそう(というか多分出ないで普通に6月利上げだと思うんだが)。

それはそれとして、

[外部リンク] / 04:31
米FRBの保有債券、当初予想ほど縮小しない可能性=NY連銀

『[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米ニューヨーク(NY)連銀は10日、連邦準備理事会(FRB)がバランスシート上に保有する4兆4000億ドルの債券について、規模は当初予想されたほど縮小せず、2021年初頭までに3兆ドル近辺に落ち着く可能性があるとの見方を示した。 昨年時点の予想中央値は2021年末までに2兆8000億ドル近辺に縮小するというものだった。2007─09年の金融危機前のFRBのバランスシートの規模は約9000億ドル。利上げ、市場の動き、政策担当者のコンセンサスの変化などのさまざまな要因により、FRBのバランスシートは恒常的に膨れ上がった状態になる可能性があることが示唆されている。』(上記URL先より)

金利シナリオによってMBSの償還が想定からずれるとかそういう話っぽいのですが、

[外部リンク] Reports
Prepared for the Federal Open Market Committee by the Markets Group of the Federal Reserve Bank of New York.

Open Market Operations during 2017

『This report reviews the conduct of open market operations and other developments that influenced the System Open Market Account (SOMA) of the Federal Reserve in 2017. The report provides an overview of the Federal Reserve’s current monetary policy implementation framework, and describes operations conducted at the direction of the Federal Open Market Committee (FOMC), associated policies, and resulting characteristics of the portfolio of domestic and foreign securities.』

ってあって、

Full report PDF
Released April 2018


Data for charts EXCEL
Released April 2018

Note: Worksheets include only that data that the New York Fed has the data suppliers’ permission to publish.

ってありまして、このData for chartsの所をクリックするとエクセルのワークシートが落とせまして、チャート31以降が今後のバランスシート構成の見通しに関するチャートになっていまして、そこに
上記記事のお話があります。


〇結局昨日の続きでパウエル講演

[外部リンク] 06, 2018
The Outlook for the U.S. Economy
Chairman Jerome H. Powell
At The Economic Club of Chicago, Chicago, Illinois

昨日すっ飛ばした経済認識関連を少々。

『Recent Developments and the State of the Economy』から。

『After what at times has been a slow recovery from the financial crisis and the Great Recession, growth has picked up. Unemployment has fallen from 10 percent at its peak in October 2009 to 4.1 percent, the lowest level in nearly two decades (figure 1). Seventeen million jobs have been created in this expansion, and the monthly pace of job growth remains more than sufficient to employ new entrants to the labor force (figure 2).』

はいはい成果のアピール成果のアピール。

『The labor market has been strong, and my colleagues and I on the Federal Open Market Committee (FOMC) expect it to remain strong. Inflation has continued to run below the FOMC's 2 percent objective but we expect it to move up in coming months and to stabilize around 2 percent over the medium term.』

物価も数カ月で2%行くんですってよ奥様(FOMCのステートメントにありましたけど)。

『Beyond the labor market, there are other signs of economic strength. Steady income gains, rising household wealth, and elevated consumer confidence continue to support consumer spending, which accounts for about two thirds of economic output.』

労働市場が強いから消費も強くなってきました。

『Business investment improved markedly last year following two subpar years, and both business surveys and profit expectations point to further gains ahead.』

企業支出も企業の態度も改善。

『Fiscal stimulus and continued accommodative financial conditions are supporting both household spending and business investment, while strong global growth has boosted U.S. exports.』

財政刺激も緩和効果。

『As many of you know, each quarter FOMC participants--the members of the Board of Governors and the presidents of the Reserve Banks--submit their individual projections for growth, unemployment, and inflation, as well as their forecasts of the appropriate path of the federal funds rate, which the Committee uses as the primary tool of monetary policy.』

はい。

『These individual projections are compiled and published in the Summary of Economic Projections, or SEP. FOMC participants submitted their most recent forecasts three weeks ago, and those forecasts show a strengthening in the medium-term economic outlook (table 1). As you can see, participants generally raised their forecasts for growth in inflation-adjusted gross domestic product (GDP) and lowered their forecasts for unemployment. In addition, many participants expressed increased confidence that inflation would move up toward our 2 percent target. The FOMC sees the risks to the economic outlook as roughly balanced.』

見通しはつよくなりました、とこの部分3月FOMCと同じ話ではありますが強い。


次が『The State of the Labor Market』。

『As I mentioned, the headline unemployment rate has declined to levels not seen since 2000. The median projection in the March SEP calls for unemployment to fall well below 4 percent for a sustained period, something that has not happened since the late 1960s. This strong labor market forecast has important implications for the fulfillment of both sides of the dual mandate, and thus for the path of monetary policy. So I will spend a few minutes exploring the state of the job market in some detail.』

労働市場は金融政策のマンデートを既に達成だそうな。

『A good place to begin is with the term "maximum employment," which the Committee takes to mean the highest utilization of labor resources that is sustainable over time. In the long run, the level of maximum employment is not determined by monetary policy, but rather by factors affecting the structure and dynamics of the labor market.1』

なおmaximum employmentの水準については金融政策でどうこうするのではなくて構造問題ですぞ、とな。

『Also, the level of maximum employment is not directly measureable, and it changes over time. Real-time estimates of maximum employment are highly uncertain.2 Recognizing this uncertainty, the FOMC does not set a fixed goal for maximum employment. Instead, we look at a wide range of indicators to assess how close the economy is to maximum employment.』

なお最大雇用は総合的に判断されるべきもの。

『The headline unemployment rate is arguably the best single indicator of labor market conditions. In addition, it is widely known and updated each month. As I noted, the unemployment rate is currently at 4.1 percent, which is a bit below the FOMC's median estimate of the longer-run normal rate of unemployment.』

『However, the unemployment rate does not paint a complete picture. For example, to be counted in the official measure as unemployed, a person must have actively looked for a job in the past four weeks.3 People who have not looked for work as recently are counted not as unemployed, but as out of the labor force, even though some of them actually want a job and are available to work. Others working part time may want a full-time job. And still others who say that they do not want a job right now might be pulled into the job market if the right opportunity came along. So, in judging tightness in the labor market, we also look at a range of other statistics, including alternative measures of unemployment, as well as measures of vacancies and job flows, surveys of households' and businesses' perceptions of the job market, and, of course, data on wages and prices.』

失業率以外の数字も見ますよと。

『Figure 3 shows the headline unemployment rate and two broader measures of unemployment, known as U-5 and U-6.4 U-5 includes the unemployed plus people who say they want a job and have looked for one in the past year (though not in the past four weeks). U-6 includes all those counted in U-5 plus people who are working part time but would like full-time work. Like the headline unemployment rate, both U-5 and U-6 have declined significantly in recent years. They are now at levels seen before the financial crisis, though not quite as low as they were in 1999 to 2000, a period of very tight job market conditions.』

U-5とかU-6の数字も宜しい。

『The left panel of the next chart shows that employers are having about as much difficulty now attracting qualified workers as they did 20 years ago (figure 4). Likewise, the job vacancy rate, shown on the right, is close to its all-time high, as is the average number of weeks it takes to fill a job opening.5 Households also are increasingly reporting that jobs are plentiful (figure 5), which is consistent with the high level of job postings reported by firms. In addition, the proportion of workers quitting their jobs is high, suggesting that workers are being hired away from their current employers and that others are confident enough about their prospects to leave jobs voluntarily--even before they have landed their next job.』

より良い職場への転職なども活発で誠に結構。

『While the data I have discussed thus far do point to a tight labor market, other data are less definitive. The labor force participation rate, which measures the percentage of working age individuals who are either working or actively looking for a job, has remained steady for about four years (figure 6). This flat performance is actually a sign of improvement, since increased retirements as our population ages have been putting downward pressure on participation and will continue to do so. However, the participation rate of prime-age workers (those between the ages of 25 and 54) has not recovered fully to its pre-recession level, suggesting that there might still be room to pull more people into the labor force (figure 7). Indeed, the strong job market does appear to be drawing back some people who have been out of the labor force for a significant time. For example, the percentage of adults returning to the labor force after previously reporting that they were not working because of a disability has increased over the past couple of years, and anecdotal reports indicate that employers are increasingly willing to take on and train workers they would not have considered in the past.6』

エライ丁寧に説明する人ですが、労働参加率とか求職者のトレーニングとかに関しては改善してるけどイマイチ感ありだそうな。

『Wage growth has also remained moderate, though it has picked up compared with its pace in the early part of this recovery (figure 8). Weak productivity growth is an important reason why we have not seen larger wage gains in recent years. At the same time, the absence of a sharper acceleration in wages suggests that the labor market is not excessively tight. I will be looking for an additional pickup in wage growth as the labor market strengthens further.』

お賃金の上げもイマイチだがここから上がるでしょうだそうで。

『Taking all of these measures of labor utilization on board, what can we say about the state of the labor market relative to our statutory goal of maximum employment? While uncertainty around the long run level of these indicators is substantial, many of them suggest a labor market that is in the neighborhood of maximum employment. A few other measures continue to suggest some remaining slack. Assessments of the maximum level of employment are uncertain, however, and subject to revision. As we seek the highest sustainable utilization of labor resources, the Committee will be guided by incoming data across all of these measures.』

ということで総合すればやっぱり雇用は完全雇用でマンデート達成水準。


でもって次が『Inflation』

『That brings me to inflation--the other leg of our dual mandate. The substantial improvement in the labor market has been accompanied by low inflation. Indeed, inflation has continued to run below our 2 percent longer-run objective (figure 9). Consumer prices, as measured by the price index for personal consumption expenditures, increased 1.8 percent over the 12 months ending in February. The core price index, which excludes the prices of energy and food and is typically a better indicator of future inflation, rose 1.6 percent over the same period.』

コアCPIで1.6%程度で推移中。

『In fact, both of these indexes have been below 2 percent consistently for the past half-dozen years. This persistent shortfall in inflation from our target has led some to question the traditional relationship between inflation and the unemployment rate, also known as the Phillips curve. Given how low the unemployment rate is, why aren't we seeing higher inflation now?』

こんなに雇用が良いのに物価がアガランチ会長とは雇用と物価の関係が変ちゅうことでしょうかねえ、ということで、

『As those of you who carefully read the minutes of each FOMC meeting are aware--and I know there are some of you out there--we had a thorough discussion of inflation dynamics at our January meeting.』

1月FOMCでその議論をしたんだが。

『Almost all of the participants in that discussion thought that the Phillips curve remained a useful basis for understanding inflation. They also acknowledged, however, that the link between labor market tightness and changes in inflation has become weaker and more difficult to estimate, reflecting in part the extended period of low and stable inflation in the United States and in other advanced economies. Participants also noted that other factors, including inflation expectations and transitory changes in energy and import prices, can affect inflation.』

結論としては今は一時的要因で物価押し下げがあるけれどもいずれこの関係が復活するので物価はあがるぞなということで。

『My view is that the data continue to show a relationship between the overall state of the labor market and the change in inflation over time. That connection has weakened over the past couple of decades, but it still persists, and I believe it continues to be meaningful for monetary policy. Much of the shortfall in inflation in recent years is well explained by high unemployment during the early years of the recovery and by falling energy prices and the rise in the dollar in 2015 and 2016. But the decline in inflation last year, as labor market conditions improved significantly, was a bit of a surprise. The 2017 shortfall from our 2 percent goal appears to reflect, at least partly, some unusual price declines, such as for mobile phone plans, that occurred nearly a year ago. In fact, monthly inflation readings have been firmer over the past several months, and the 12-month change should move up notably this spring as last spring's soft readings drop out of the 12-month calculation. Consistent with this view, the median of FOMC participants' projections in our March survey shows inflation moving up to 1.9 percent this year and to 2 percent in 2019.』

何ちゅうかここまでの間2%に届いていない要因を一々特殊要因上げているんだが、さて実はどうなんでしょ、というのは結果が示すので、そういう意味ではこの前のFOMC声明文からしたら年内に2%ぎりぎりくらいまで上がらないとあららという話になると思われます。また特殊要因探し出すのかもしれないけど。
 


お題「輪番減らさないですかねいう雑談/海外中銀が利上げ前傾じゃないでしょということでパウエル講演」   2018/04/10(火)08:06:48  
  本日はショパンの事情につき簡略モードで勘弁。

ここもと次から次へと色々とボロがボロボロと出てきていて遂に財務省からは口裏合わせの依頼したの認めるわ防衛省の日報はボロボロ出てくるわ(そもそも日報が無いという方がおかしいのだが)ですが、こんなん「忖度しないと出世の道がなくなる」とかいう状態になって忖度合戦するところにきて、その場を取り繕うためにエクストリームな説明を繰り広げるトップがいるからそれに合わせようとする結果として後からしょうもないものが出てくる訳ですから、役人が勝手にやったという話で済ますもんじゃないと思うの。

〇輪番が中々減額されてこないのだが

昨日のオペオファー
[外部リンク] 5,000 2018年4月11日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 4,500 2018年4月11日
国債買入(残存期間10年超25年以下) 1,900 2018年4月11日
国債買入(残存期間25年超) 700 2018年4月11日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)(注3) 65,000 2018年4月9日 2018年4月10日

先週金曜のオペオファー
[外部リンク] 500 2018年4月10日
国債買入(残存期間1年超3年以下) 2,500 2018年4月10日
国債買入(残存期間3年超5年以下) 3,300 2018年4月10日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)(注3) 11,000 2018年4月6日 2018年4月9日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)(注4) 26,816 2018年4月6日 2018年4月9日

てな訳で相変わらず輪番は2月に3-5と5-10を増額して以降同規模でのオファーが
続いておりまして、おういつ減額するんだよはあくしろよゴルァァァァという感じに
円債方面ではなっていて他の市場の方々は興味なしモードになっているのではないかと
存じます。

でまあ中銀イベント一巡してどうせ米国の次の利上げはどんなに早くても6月(5月にやったら全身白塗りして常盤公園で暗黒舞踏踊るわ)だし、ECBも今からバシバシ決め打ちするこたあ無いし、トランプと中国の謎の貿易戦争やってるんだか喧嘩の三文芝居やってるのかよく分からない状態は継続するわで、足元で海外から金利がピャーと上がるようなネタは無いわという今日この頃でございますので債券市場はこんな感じ。

[外部リンク] / 15:12 /
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反発で大引け、長期金利変わらず0.035%

『 <15:08> 国債先物は反発で大引け、長期金利変わらず0.035%

長期国債先物は反発で引けた。前週末の米国市場は米中通商問題の緊張激化により、ダウ平均株価が570ドル強値を下げ、米10年債利回りが低下した。このリスク回避の流れを引き継ぎ買いが先行した。終盤にかけては、強含みとなった日経平均株価をにらんだ売りと長期を対象にした日銀オペが需給の引き締まりを意識させる結果になったことによる買いが交錯する展開となった。
 
現物債市場では、超長期ゾーンが日銀国債買い入れオペ通告を手掛かりに買いが優勢になった。中期ゾーンも小じっかり。米3月雇用統計は積極的に材料視されなかった。

長期国債先物中心限月6月限の大引けは、前営業日比5銭高の150円90銭。10年最長期国債利回り(長期金利)は前営業日比横ばいの0.035%。』(上記URL先より)

てな訳で増えた輪番がそのままで推移しているのがどの位効いているのかとか定量的に質問されてもよくわからんぞなというのはありますけれども、金利が上がった時に増額した中期と長期の輪番が金利下がってきても一向に減額する気配無いし超長期もそのままでオペ続いてるって所に来て、期末を通過してしまいまして、さて今年度どうしましょうという話になると大体金利が下がりやすいという気分になるのってただのイメージ定性な話ですいませんがまあそんなもんじゃろうの。

とは言いましても期末前みたいに急に何かよくわからんけど金利があがる(期末1週前の金曜に10年1.5bpの引けだったのが翌週に4bpとかになっているとか)という事象も起こるので(期末抜けたので状況が違うかもしれんが)、なんかこう輪番減額催促相場で金利低下ソイヤソイヤという盛り上がりもなく、何ともこの期初早々から何とも言えない展開に。

でもってですな、たぶん輪番減額するかどうかで(基本は金利に上昇圧力が掛からないのだったら輪番は減額するし低下圧力掛かったらなお減額のはず)為替の絶対水準を見ていて、このあたりの水準だとやりにくいなーとか思っているのではないかと勝手に妄想するのですが、最近の為替ってトランプ大先生のツイッターで誰かの首飛ばしたとか中国に関税ぶっこんだとかそういう話で動いているだけの話ですし、海外中銀の正常化ネタというのも次に話題になるのは米国が6月に利上げするかどうかというのが話題になってくるころまでは無いのですからして、そうなると日銀が輪番減らしてすわ正常化みたいな話にもならんとは(願望成分が入っていますが)思うので、本来この辺で輪番減額しておかないと、欧米中銀の金融緩和正常化ネタに巻き込まれてしまうので減額しにくくなる時期に突入しちゃうんじゃないかと思うんですけどどうでしょうかね。

つまりですな、1月の頭に超長期輪番減額してあんだけ話題になった(それまでバシバシ輪番を減額していたのに話題にならなかったのに)のってガイジン的に年度の頭で今年の金利市場の相場のテーマはナンジャラホイとやっている中に燃料を投下した格好になっているのと、時あたかもその前からそんな感じでしたが欧米中銀の金融政策正常化ネタというのが燻っていた上にリバーサルレートみたいな謎のサービス発言の伏線回収みたいなとらえられ方までされるという割と不幸が重なってしまった点がありましたので、海外中銀が今の所そこまで前傾姿勢になっていない時にこっそりと輪番減額(増やした分減らすのが妥当なんでしょうが、セコく増やした分の一部を減額するとか)しとかないと減らしそこなって政策の持続性を損なうようには思いますな、という世間話でした。


〇先週のパウエル講演は金融政策に関してはだいたいノーコメントという感じですな

海外中銀が前傾姿勢になっていないっつーことでパウエル議長の講演ネタが1日遅れて恐縮ですが。

[外部リンク] 06, 2018
The Outlook for the U.S. Economy
Chairman Jerome H. Powell
At The Economic Club of Chicago, Chicago, Illinois

小見出しが

Recent Developments and the State of the Economy→3パラグラフ
The State of the Labor Market→8パラグラフ
Inflation→3パラグラフ
Longer-Run Challenges→10パラグラフ
Monetary Policy→6パラグラフ

となっておりまして、この講演でしれっと量があるのが「Longer-Run Challenges」となっている時点で大所高所のお話をメインにして目先の話はまあアレだ、という感じに持っていこうとしていますなあ、という感じではございました。

でもって本日は簡略手抜きモードで申し訳ありませんが金融政策の所だけ鑑賞しますが、これがまた基本ノーコメントモードなんですけど、まあ強いて言えば「目先に振り回されずに淡々とやりますが何か?」的な感じのノーコメントかなあとは思いますけど、その辺は解釈次第だと思いますので引用をしつつ鑑賞。『Monetary Policy』の小見出しから。

『Let me turn now to monetary policy. In the aftermath of the financial crisis, the FOMC went to extraordinary lengths to promote the recovery, support job growth, and prevent inflation from falling too low. As the recovery advanced, it became appropriate to begin reducing monetary policy support.』

これは前振り。

『Since monetary policy affects the economy with a lag, waiting until inflation and employment hit our goals before reducing policy support could have led to a rise in inflation to unwelcome levels.』

一応この部分はメッセージ性を読もうと思えば読めないことはないかな、という下りでして、金融政策は実体経済に対してラグを持って反応するから目標達成する前に緩和政策を減らすのは当然ですが何か、という事ですから、「これからも目先の細かい動きに一々振らされることなく淡々と緩和縮小を継続します」と読めないことは無いし、一方で「このフレーズは既に緩和縮小を開始していることの説明であり、今後の話をしている訳でもない」と読むのも可能ちゃあ可能なので、解釈の仕方次第のような気がしますがどうでしょうかね。

『In such circumstances, monetary policy might need to tighten abruptly, which could disrupt the economy or even trigger a recession.』

In such circumstancesというのは金融政策の縮小を金融政策のゴールに達したときから開始する、という読み方なのか、ゴールに来ているのに金融政策の縮小が不足しているというのかは前段の読み方次第。

『As a result, to sustain the expansion, the FOMC adopted a gradual approach to reducing monetary policy support.』

まあto sustain the expansionっていうくらいですからそんなにバカスカ金利を上げるわけではないですよというのは分かる。

『We began in December 2015 by raising our target for the federal funds rate for the first time in nearly a decade. Since then, with the economy improving but inflation still below target and some slack remaining, the Committee has continued to gradually raise interest rates. This patient approach also reduced the risk that an unforeseen blow to the economy might push the federal funds rate back near zero--its effective lower bound--thus limiting our ability to provide appropriate monetary accommodation.』

やってきたことの説明をしつつ正常化政策による糊代稼ぎの話も入れるとな。

『In addition, after careful planning and public communication, last October the FOMC began to gradually and predictably reduce the size of the Fed's balance sheet. Reducing our securities holdings is another way to move the stance of monetary policy toward neutral. The balance sheet reduction process is going smoothly and is expected to contribute over time to a gradual tightening of financial conditions. Over the next few years, the size of our balance sheet is expected to shrink significantly.』

バランスシート正常化の話も単に説明しているだけという感じ。

『At our meeting last month, the FOMC raised the target range for the federal funds rate by 1/4 percentage point, bringing it to 1-1/2 to 1-3/4 percent. This decision marked another step in the ongoing process of gradually scaling back monetary policy accommodation. The FOMC's patient approach has paid dividends and contributed to the strong economy we have today.』

直近の利上げの説明は会見での冒頭のコメントと同様に「another step in the ongoing process of gradually scaling back monetary policy accommodation.」としているので今後も利上げはしますよという話はしているがこれも従来通りの説明。

『Over the next few years, we will continue to aim for 2 percent inflation and for a sustained economic expansion with a strong labor market. As I mentioned, my FOMC colleagues and I believe that, as long as the economy continues broadly on its current path, further gradual increases in the federal funds rate will best promote these goals.』

ここもいつも通り。

『It remains the case that raising rates too slowly would make it necessary for monetary policy to tighten abruptly down the road, which could jeopardize the economic expansion. But raising rates too quickly would increase the risk that inflation would remain persistently below our 2 percent objective. Our path of gradual rate increases is intended to balance these two risks.』

今に始まった話ではないのですが、パウエルさんの説明の仕方は必ず「遅すぎる利上げの弊害」を先に持っていきます。

『Of course, our views about appropriate monetary policy in the months and years ahead will be informed by incoming economic data and the evolving outlook. If the outlook changes, so too will monetary policy. Our overarching objective will remain the same: fostering a strong economy for all Americans--one that provides plentiful jobs and low and stable inflation.』

ということで、金融政策に関して新たに何らかの方向性を強く打ち出す、という話ではない(まあ6月に利上げするんだとしても今から威勢の良い話をする必要はないですな、5月にやるなら(5月は1-2日)今から利上げ進軍ラッパを吹き鳴らさないと間に合いませんが、5月にやる可能性はまあ無いに等しいでしょうからこんなもんでしょう。


#ということで肝心の経済の部分は全スルーで勘弁
 

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