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お題「バーゼル3延期とか/日銀オペ結果を見る限り市場の緊張は軽減していますかね/その他メモ」   2020/03/31(火)08:09:53  
  これわざわざ夜に緊急記者会見やらなきゃいけない内容かよ(憤怒)。
[外部リンク] 出入り控えて」小池都知事会見 冒頭発言全文
2020年3月30日 23時38分

期末の前夜に「緊急記者会見」って言うもんだから無茶苦茶ビビるじゃねえかよ何だよこの緊急性の無い内容は(既に3密とか説明している事の延長線じゃろうよ)と思いましたが、要するにこの知事の自己顕示欲だの今年は選挙だの(銃声)。


〇バーゼル3延期キタコレ

イイハナシダナー
[外部リンク]
プレス・リリース
2020 年 3 月 27 日

中央銀行総裁・銀行監督当局長官グループは、新型コロナウイルス感染症への対応として銀行や監督当局の 実務上の対応力を高めるため、バーゼル靴亮損椡箚を発表

『GHOS議長であるフランソワ・ヴィルロワ・ド・ガロー・フランス中央銀行総裁は、 「銀行や監督当局が、新型コロナウイルス感染症がもたらす影響への対応にすべてのリソースを割けることが重要である。これは、実体経済への重要なサービスの提供や、 銀行システムが財務的にも業務的にも強靭であり続けることを確保することを含む。 本日GHOSにより承認された施策は、これらの目的を優先することを意図しており、 引き続き我々は必要があれば更なる対応をとる用意がある」と述べた。』

全く仰せの通りですな。いや勿論全部ノーズロだとそれはそれでアカンですが、バーゼル3対応にリソース割く力を本業に使ってくれという話は甚だ結構なのですが、だったら指標金利改革に関してもちょっと先送ってくれませんかねえああLIBORのパネル行もLIBORを出しているリソースが無いと仰せですかそうですか(かどうかは知らん)。

『GHOSが承認した施策は、未実施のバーゼル郡霆爐砲弔い董以下の実施時期の変 更を行うものである。』

『・ 2017 年 12 月に最終化されたバーゼル郡霆爐亮損榮は、 1 年間先送りされ、 2023 年 1 月 1 日となる。関連したアウトプット・フロアの経過措置につい ても 1 年間先送りされ、2028 年 1 月 1 日までとなる。 』
『・ 2019 年 1 月に最終化された見直し後のマーケット・リスクの枠組みの実施 日は、1 年間先送りされ、2023 年 1 月 1 日となる。』
『・ 2018 年 12 月に最終化された見直し後の第 3 の柱の開示要件の実施日は、1 年間先送りされ、2023 年 1 月 1 日となる。』

ということで、3ページ目に表が載っていますが、

見直し後のレバレッジ比率の 枠組みと G-SIB バッファー
見直し後の信用リスクに係る 標準的手法
見直し後の信用リスクに係る 内部格付手法(IRB)
見直し後のオペレーショナル ・リスクの枠組み
見直し後の信用評価調整 (CVA)リスクの枠組み
見直し後のマーケット・リス クの枠組み
アウトプット・フロア
見直し後の開示(第 3 の柱) の枠組み

が軒並み1年延期になっておりますという話ですが、まあ指標金利改革は各国の話になる、というか英国がLIBOR出すの止めたらおしマイケルになてしまうので難しいんですけれども、その他諸々で特に決済絡みとかで対応にリソース割かれるような国内の改革類について、緊急性があるならシャーナイですけれども、別に緊急に対応しなくても現状でちゃんと回っているものに関しては先送りをしないと無理でっしゃろと思うのでとっとと対応して欲しいです。大体からして日本だって金融機関の人員が在宅だのスプリット勤務だのやっていて、RFRにしたって対応大変だろうにと思うんですよね。


〇当預先に対して要求する資本バッファーの緩和とな

[外部リンク] 年 3 月 30 日 日本銀行
新型コロナウイルス感染症の影響拡大を踏まえた当座預金取引 における選定基準等の要件にかかる確認について

『日本銀行は、当座預金取引または貸出取引の相手方に関する選定基準、金融調節取引の対象先に関する選定基準、補完貸付制度の貸付先に関する承認基準等において、法令上、資本バッファー規制や流動性カバレッジ比率(LCR)規制の適用を受ける金融機関等については、これらの規制の充足を要件として定めています。』

はい。

『ただし、法令により定められた水準を満たさない場合であっても、着実に改善すると本行が認めるときは、これを許容する扱いとしています。今般の新型コロナウイルス感染症の影響拡大に伴い、事業者の資金繰り支援等が必要になることを受け、こうした扱いであることを改めて確認します。』

ということで、なんかファジーなので結局のところ金融機関としてはやりにくいですなあという気はだいぶするんですけれども、細かい数字で出せないから仕方ないというか、とりあえず期末を控えて言ってみたという所でしょうか。実際にはこの紙一枚だとよーしパパ安心してLCR割り込んじゃうぞーとは成らん(梯子外されるリスクというかそれ以前に梯子があるんだか無いんだか良くワカランチ会長だから)じゃろとは思うが何もないよりはマシとかそういう話しっすな。あとはオフサイトで説明とかっすかねえ。


〇日銀オペ備忘メモ(金曜のと昨日の)

昨日は安達審議委員の就任記者会見を拝読いたしましてついノリノリになって読んでしまいましたのでパスしておりましたが俺様確認メモということで。

・金曜日のオペ

[外部リンク] 8,000 2020年3月30日 2020年4月2日
国債買入(残存期間1年超3年以下) 4,200 2020年3月30日
国債買入(残存期間3年超5年以下) 3,400 2020年3月30日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 3,500 2020年3月30日
米ドル資金供給 2020年3月31日 2020年4月7日 0.340
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分) 2020年3月27日 2020年3月30日 -0.350
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 20,000 2020年3月30日 2020年4月13日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分) 2020年3月27日 2020年3月30日 -0.350
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 20,000 2020年3月30日 2020年4月8日

共通担保全店固定金利というのは、これは19日(臨時輪番2発ぶち込んでも先物が1円下がった悲しい日)にオペ乱れ打ちの一環でぶっこんだ共担全店固定の折り返しになりますな。ということで金曜のオペは輪番も同額なので平常運転。

でもって結果ですが、そこまで細々確認しないでも良さそうなので一気に引用します。
[外部リンク] 26,500 8,000 -0.210 -0.240
米ドル資金供給(3月31日スタート分) 13,100 13,100
国債買入(残存期間1年超3年以下) 10,706 4,205 0.025 0.027 46.3
国債買入(残存期間3年超5年以下) 7,856 3,403 -0.004 0.006 81.8
国債買入(残存期間5年超10年以下) 9,335 3,502 0.000 0.004 16.9
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)(注4) 1,478 1,478 -0.350 -0.350
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式>(3月30日スタート分) 10,770 10,770
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)(注5) 69 69 -0.350 -0.350
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先)(3月30日スタート分)15,437 15,437 -0.100 -0.100

売現に関しては木曜の売現が▲23.4bp/▲21.0bpでして、金曜が▲24.0/▲21.0なので若干金利が低下したと言えば言えますけれども、応札の方は3兆500億円だったのが2兆6500億円にへっていますし、まあそんなにビビる金利低下でもないので横ばいって感じですなうんうん。

ドルオペちゃんは木曜が22.65億ドルだったのにたいして金曜が131億ドルなので増加。ついでにドル資金用担保オペに関しては2兆円のオファーになっていまして、ちょっと待てドル供給オペの落札が131億ドルに対して2兆円ってちょっと多くないかという気がだいぶ漂うオモシロオファーになっているのがチャーミングなのですが、落札の1.5兆円って131億ドルに対してほぼほぼフルカバーに近く入っている感じなので、ここに関しては木曜が担保フルカバーで落札されていなかった事を勘案するとちょっとタイトになった感じがしますが、末要因なのかどうかというのは月曜の結果を見ないと・・・・・・・・・・ということになる訳ですが、月曜の結果は以下にあるように状況の改善を示す結果になっている(と思う)ので、まあこれは末要因で増えましたがなという整理でよろしいんじゃないでしょうか、よー知らんけど。


国債補完供給は木曜が午前3144午後109だったので金曜の午前1478午後69は改善。銘柄数は、

(注4) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)の売却銘柄は、
利付国(2年)第397回(117億円)、398回(50)、407回(302)、409回(9)、410回(146)、
利付国(5年)126回(73)、135回(2)、136回(50)、141回(33)、
利付国(10年)312回(50)、333回(50)、346回(362)、353回(29)、355回(1)、356回(1)、
利付国(20年)52回(6)、87回(55)、101回(30)、157回(52)、
利付国(30年)10回(15)、47回(1)、63回(34)、
利付国(物価10年)17回(10)です。

(注5) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)の売却銘柄は、利付国(10年)第357回(50億円)、利付国(20年)76回(19)です。

相変わらず細かいのが多いですが巨大な埋まらんショートというのは無いようなのでまあエエンチャイマスかね。


・月曜分はドルオペの結果が状況の改善を示すものとなっていた(と思う)

[外部リンク] 2020年4月1日 2020年4月8日 0.320
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分) 2020年3月30日 2020年3月31日 -0.450
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分) 2020年3月30日 2020年3月31日 -0.450
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 30,000 2020年3月31日 2020年4月9日

31日スタートの売現って末初で既にオファーしているし、先週オペが落ち着いた辺りからTKRRも落ち着いているしということで、まあ追加せんでエエジャロということになったんでしょうな。

[外部リンク] 24,100 24,100
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)(注4) 1,816 1,816 -0.450 -0.453
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分) 0 0
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先)(3月31日スタート分) 21,280 21,280 -0.100 -0.100

イイハナシダナーという風情がする結果でして、ドルオペに関してはこいつは例のFED、ECB、BOE、BOJ、BOC(カナダ)、SNB(スイス)のドルスワップ活用による1週間物資金供給オペの毎日オファーってのが開始された1発目のオペの折り返しになっておりまして、前回の落札が348億5000万ドルという額になっていたものが、折り返しで241億ドルに減っていましたので、その背景が何なのか(市場調達したのか対応する資産を圧縮したのかヘッジを外したのか)は分からんですけれども、いずれにせよ中銀ファシリティの利用額が減るというのは平常に近づく第一歩(全然平常な額じゃないですけれども)ということで誠に結構。なお担保に関しては結構入っていますな。

でもって補完供給ですが午前の部の額が少し増えるも午後の部はゼロですな。銘柄が、

(注4) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)の売却銘柄は、
利付国(2年)第391回(570億円)、397回(119)、398回(27)、410回(116)、
利付国(10年)312回(32)、314回(38)、318回(10)、330回(77)、
利付国(20年)76回(13)、87回(55)、95回(392)、101回(30)、106回(100)、157回(169)、159回(41)、
利付国(30年)26回(1)、
利付国(40年)12回(16)、
利付国(物価10年)17回(10)です。

銘柄数減っていますが1銘柄当たりの額は増えていますの。うーんこの。まあ期末直前だからしゃーないか。

あと、ETFとリートに関しては、

[外部リンク] 03/30

152.84(08:45)
152.96(10:24)
152.62(09:04)
152.73(15:02)
+0.39
6,918

67,780
(03/30)

ということで売買高が6918枚で30日の暫定だと思うのですが建玉残高が67780枚かよという所なのですが、まあ先物に関しては先週も23日に日中の売買高が21960枚となった後は日中の売買枚数が15000枚行かない状態が続いておりまして、金曜が10891枚だったのですけれども、いやあの期末前の月曜日なのは分かるんですけれども何ですかこれはという感じですな。まあその前が1万枚そこそこしか取引ないのに先物が連日ホイホイと上げたり下げたりして高安で金曜にやっと47銭まで来ましたがその前がご案内の通り。

でもって建玉ちゃんは限月交代した瞬間は10万枚あったのですが、これもその後減少を続けていて先週火曜日に7万枚切っておりましてジリジリと建玉も減っておりまして、まあ別に今に始まった話でも何でもないので今更ジローにも程がありますが、ここもとは先物が勝手に一人で大暴れしていて、カーブが7年の所だけ無茶苦茶動くとかいう先物がヘッジの役に1ミリも立っていないという状態が更に感極まってきた感がありまして、いい加減先物の建玉が戻りだす前にネタにしなければとか思っていたら昨日の売買高6918枚攻撃を見てこれまた備忘メモに残しておこうかと思った次第でありまする。備忘メモばっかですいません。


〇その他少々メモ

って全部お前の備忘録かよと言われますとサーセンという所ですががががが。

・国債市場の流動性指標は来月をお楽しみに

国債市場の流動性指標(2月) [PDF 982KB]
[外部リンク] Policy in the 1990s: Bank of Japan's Views Summarized Based on the Archives and Other Materials
Masanao Itoh, Yasuko Morita, Mari Ohnuki

本文はこちら
[外部リンク] pubs.金融研究 DPS-J」とかいうのがあるじゃないですか。でもってDPS-Jという所をクリックというかリンクを踏んで頂きますと以下のページに飛びまして、

[外部リンク]
 


お題「安達審議委員就任記者会見は一見無難にこなしているものの子細に見ると色々微妙」   2020/03/30(月)08:07:38  
  土曜の総理会見も例によって見てないのでよー知らんけど。
[外部リンク] 「リーマン時上回る緊急経済対策 10日程度のうちに」
2020年3月28日 19時02分

どこかで聞いたようなセリフだと思えばこんな所にありましたwww
[外部リンク]
医師判断で全患者検査
2020年2月29日 18:27

10日ってのが好きなんですねえ安倍ちゃんったらおちゃめなんだから(白目)。


〇安達審議委員就任記者会見

木曜日に就任したのですがコロナだの何だので会見のヘッドラインなんぞを見ている余裕はありませんでした。というか慣例かも知らんがごのご時世に別に急ぎでもない会見をわざわざ夕方に設定するなよ昼にやれよ昼に。

と、安達さんと何ら関係のない悪態になりましたが、まーたいつものように午後6時から開始とか言うのちょっとねえと思うので次の審議委員さんの時には再考を乞う。別に就任翌日の昼でも良いじゃん。

[外部リンク]
―― 2020年3月26日(木) 午後6時から約30分


・現状の施策に関して肯定する方向でロジックを組み立てていますが・・・・・・・・

実質最初の質問(最初のはご挨拶)から参ります。

『(問) 新型コロナウイルスの感染拡大についてです。東京など、どんどん事態が悪化している状況です。先般、日銀は 16 日に金融政策決定会合を前倒し で開催しまして、ETFの買入れペースを上げること、あるいは企業の資金繰 りを支援するといったような制度の導入を決めましたが、日銀は今後、どういった分野に目配りし、どういった政策対応を強化すべきだと、今お考えでしょうか。』

と来ましたところ、説明ちと長いのはまあ初回だからこれは止む無しということですがこんな感じになっておりまする。

『(答) まず、今回の新型コロナウイルス感染症に関しては、日本経済・世界 経済にかなり大きなショックを与えると思います。私は平成元年に社会人にな りましたが、そのときのバブルの崩壊や、金融危機、ITバブルの崩壊、リーマンショック等と比べて、一番大きな違いは、いつになれば底打ちをするのか が全くみえない状況だと考えます。』

うーん、「いつになれば底打ちをするのかが全くみえない状況」ってのは当時も同じで、決算が来るたびに「不良債権処理は峠を越えた(キリッ)」っての何回聞かされたことかと思いますし、優良貸出先の筈が管理債権送りになっていく流れってのもアレだったと思いますのでちょっとこの時点で「?????」なのですが、これは以下の話のマクラになっているからこういうネタふりになっている、というのは先を読むと何となくそう思う。

『ですから、例えば金融政策に関しても、景気を浮揚させるという本来の政策対応に至るまでの不確実性に対してどのように対処するかというところであり、まずは景気浮揚というよりも、新型コロナウイルス感染症が今後どのようになるか分かりませんが、それに対して何とか持ちこたえることを助けるような政策をとるべきだと思います。』

後の方ではもうちょっと明瞭に説明している部分もありますので、そこのネタバレっぽくて恐縮ですけれども、「景気を浮揚させるという本来の政策対応に至るまでの不確実性に対してどのように対処するかというところ」ってのは、ややこしい言い方をしていますが、先の方の質疑を見て推測されるのは、総需要政策に対応する金利引き下げ(実際には利下げをしても総需要政策になっていないとかその辺のツッコミはさておくとしまして)をする時期じゃない、って話をしている訳ですな。

ただし、片岡審議委員はずーっと利下げ主張(なぜか今回の臨時会合では利下げの話をしていませんでしたけれども)していた訳でして、置物一派としては「金融対応も重要だがマクロ対策としての追加的な金融緩和で金利を引き下げるべき」とか「物価上昇のモメンタムを回復するためには金利を以下同文」って言うもんじゃねえのと思うのですが言わないというのが誠に味わいがあります。

そこでさっきの冒頭部分のネタ振りになる訳でして、過去の金融緩和が不十分と散々っぱら主張しておられました置物一派としては、ここで追加利下げの施策を打ち出してこないとなると、今までおまいらが主張というか日銀を罵倒していたのは何だったのかと小一時間となる訳でございまして、そうならないためには「今回の危機は過去の危機と違う」と言って置かないと、過去の危機における金融緩和が不十分だったと散々仰せになっておられた置物一派としては言ってることとやってることが違いますけど何なんですか、ということになるので、冒頭でそういう話をぶっこんでいるのではなかろうか、と思いつく位にアタクシも大概に人間が捻くれておりますので、まあ個人の偏見なんですけれども、ここの説明を読んでいてナンジャコリャと思った次第。

『具体的に申し上げますと、例えば先日の緊急の金融政策決定会合で決定された企業金融に対する支援です。企業、特に中小企業において資金繰りの悪化によって新型コロナウイルス感染症が原因で破綻をしてしまうことは、何としても回避しなくてはならないと思います。企業の資金繰りを何とか助けて、例えば従業員の雇用を守ったり、労働者の所得水準を維持する、――これは政府の施策も絡んできますが――その助けになる政策です。』

まあ別にその施策すんなとは思いませんが、この辺りの話は基本的に政府の話なので、他の国の場合と何故か違いまして、日銀が頑張っているアピールをすることによって政府与党が謎にセコイ施策しか出してこないという金融政策万能脳なのか何だか知らんけど、政府の腰が弱くなるのが不思議なので、もっと日銀サイドは政府のケツを叩く姿勢を示した方が良いと思うの。

『繰り返しになりますが、まずは新型コロナウイルス感染症が何とか収束を迎えるまで、経済、特に企業を中心に、資金面で持ちこたえる政策を行うべきだと考えます。ですから、先日の緊急の金融政策決定会合では、様々な施策を行いましたが、資金繰りの面では流動性の供給、資産価格の大幅な変動についてはETF買入れ枠の大幅な拡大を行い、 量の面については、――言い換えますと流動性の面だと思いますが――かなり対処していると思います。』

流動性対策をしましたが別に量的対応していませんし、それ言い出したら国債売現先なんて資金吸収でっせ(実態は担保用国債の供給だけど)という辺りが本籍置物という感じではありますな。

『もし追加するとすれば、新型コロナウイルス感染症の日本での拡がりが予想以上に大きく、先日の金融政策決定会合で設定した枠を超えて資金を供給しなければならない事態に陥ったときということになると思います。』

だ、か、ら、現状の円資金市場において資金よりも必要なのは担保だし、円資金じゃなくてドル資金が要るという話なのであって、「資金供給」じゃないんですけど問題は。それに企業金融の円滑化って話になると問題になるのは(リーマンショックの時もそうでしたが)金融機関の資本制約の方が問題になる訳でありまして、あの当時は直接金融市場が干上がる→銀行借り入れあるいは借入枠確保に殺到→金融機関の資本制約ががががが、の流れになった訳で、社債CP買入がぶっこまれた訳で、処方箋は単なる資金供給じゃないんですよね。

『現状は、まだそこまでの状況ではないと思いますが、日々刻々と状況が変わりますので、注意深く状況を見守るということだと考えています。』

ということで、利下げの主張をしてないのがネタ的にはおもんなくて、直近でぶち込んできた施策に関して肯定的な説明をしているので穏当には見えるのですが、よくよく見てみますと「資金供給」というのを連呼しているという時点で、問題認識の根本部分がやっぱり置物であるという感じはせんでもないですな。


・ちょっと待て何だその説明は(QQEの評価)

次の質問である。

『(問) 今、足許のお話をお伺いしましたが、全体のお話ですが、現在日銀がとっている金融政策の枠組み、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」というものをずっとやってきているわけですが、これに対する評価・総括をお願い します。』

利下げの主張をさせたいという記者の皆様の心がヒシヒシと伝わって参ります(個人の感想です)。

『(答) 従来私は、量を重視する立場でした。ただ、量を、特に短期的にインパクトを持った数字で拡大していくのは、2013 年 4 月初頭のいわゆるQQEである程度成果は出たのではないかと思います。』

・・・・・( ゜д゜)
・・・・・(つд⊂)コ゛シコ゛シ
・・・・・(;゜д゜)

えーっとすいません、量を出したので結果はどうでも良いと言う事でしょうか何を言いたいのかさっぱりわからないんですけれども・・・・・・・・・・・・・・

『その後、様々な紆余曲折があり、 政策といいますか、インフレ率は思ったほど上がっていないのではないかという批判がありますし、私もここに来るまではそういった批判をしたこともありました。』

「という批判がありますし」じゃねえよそれはQQEの成果が出てないって事だろうがヴォケ。

『ただ、現金と現金を交換して何か意味があるのかといった議論がありましたが、国債利回りが 10 年債までもマイナスになってしまうという状況――新型コロナウイルス感染症の前までは――に到達しているわけです。そういう意味では、マイナス金利政策とイールドカーブ・コントロールでの金利操作に移行したことは、それほど間違った政策ではないと考えています。』

何を言ってるのかさっぱり理解致しかねるのですが、それによってインフレやインフレ期待に何か成果が上がっていたというのであれば勿論結構なのですが、10年金利までもマイナスにしてしまって、でもって何かインフレやインフレ期待が上がったんでしたっけ????というお話。もしかして安達さんの世界観では営業担当者は客先に行けばそれで良くて一切何の成績を上げなくても成果は出たとか間違っていないとかそういう素晴らしい世界観なのでしょうか。物凄く不思議な説明ですね。


・マイナス金利の深掘りに関しては目先は否定しながらナマコ答弁を行う

直接ぶつけないとマイナス深堀の話が出ないと悟った記者の皆様は次に直球を放って来ます。

『(問) 追加の措置について、現状はそういう状況ではないということでしたが、マイナス金利については金融機関の収益を圧迫するとか、ETFの買入れについては市場の価格形成や日銀の財務に対するマイナスの影響といった副作用の面があると思います。現在の金融政策の副作用については、どのようにお考えでしょうか。 』

でもってお答え。

『(答) 副作用について、全く無視してどんどん緩和をせよという状況ではなくなってきているという部分もあるかと思います。効果と副作用の両方を比べてどちらが大きいかということです。』

前任のジンバブエ先生は副作用が無く効果のある政策というオモシロ説明をして満場を呆れさせてくれましたが、ここは普通に話をしておりますな。というかジンバブエがおかしかっただけで何ぼ何でも普通はこう答えるわ。

『特に今は、もしかしたら危機的な局面を 迎えるという状況ですので、もし今後例えば新型コロナウイルス感染症のインパクトで更に経済が危機的な状況に陥った場合には、金利を動かすよりも流動性を供給していくことが重要だと思います。』

何で金利下げないって言わないのかが意味わからんし、マイナス金利政策っていうのは超過準備の保有に対してペナルティーを科す政策なのですから(超過準備を常設でゼロ金利にしたら相応のマイナス金利は作れない)、そもそもが資金を大量供給するという政策に対して矛盾する施策になっていて、だからこそ日銀の場合はマクロ加算とかを使ってみたり、国債買入を(ついこの前までは)出来るだけストックベースの増加を抑えるようにしていた訳なんですよね。もし量を重視して流動性を出したいのならば、マイナス金利政策はとっとと撤回してゼロ金利あるいは若干のプラス金利とした超過準備に対する対応が必要になるんですけど。


『そこは危機の状況でどれぐらいの 追加が必要かということを、その時その時に判断すべきではないかと思います。 現状、ETF買入れは、今回 12 兆円の枠としており、まだまだ買入れ枠はあります。また、これまでの金融政策に関しても、長期国債について残高が年間 80 兆円増加するように買い入れるとしていて、現状はそれを下回る額にとどまっ ていますので、流動性の供給という面では、まだ余裕があると感じています。』

今回のETF買入って流動性供給じゃなくて株式市場のリスクプレミアムの過大な拡大を止める施策なんですし、80兆円云々はただの空文なんですけどね。

『ただ感染の危機の程度によって日々変動しますので、非常に注意深くみていく 必要があると思っています。』

と結局ナマコ答弁で何をしたいのかについては華麗にスルーしていますな。まあ今から変な独自色だしても後で自分の手足縛ることになるからスルーしようというのは分かるので全体のトーンについてはこんなもんでっしゃろとは思いますが、さっきのもそうなんですけれども、量的緩和の話と信用緩和の話を混同していそうなのはちょっと。


・マイナス深堀については提案芸人化を回避するスタンスですな

『(問) マイナス金利政策について、先程も間違った政策ではないのではないかというお話がありましたが、一方で、やはり効果と副作用みたいなところで だいぶ議論があるところだと思います。今後仮に深掘りみたいなものが必要になるときというのは、例えばどういうシチュエーションになったら、マイナス 金利政策を更に強化する必要があるとお考えになるかについてお伺いします。(後半割愛というか次で)』

とまた深掘りの質問が来ます。そらまあ置物一派枠だからそうなるわな。

『(答) まずマイナス金利に関しては、基本的にはいわゆる「リバーサル・レート」のような議論があります。』

ほーん。

『実際、日本経済もしくは金融機関、更にブレイクダウンしますと個別の金融機関で、各々「リバーサル・レート」は変わってくるとは思いますが、私が知る限りでは、例えば今具体的に何%だという話をあまりみたことがない状況です。』

はあそうですか。

『今の-0.1%というところで考えますと、まだ まだ追加で緩和する、いわゆるマイナス金利を深掘りする余地はあると思います。』

何故ここで話が飛躍するんでしょうか。具体的な数字が出てないから今のマイナス金利を深掘りする余地があるというのは「検査していないから罹患者が居ません(キリッ)」とか言ってるみたいで中々おもろい事いわはりますなあという感じで。

『ただ、マイナス金利の深掘りを行う局面というのは、新型コロナウイルス 感染症の話が収束し、この問題を離れていよいよ日本経済が再び浮上するといった際の政策になると思います。』

何で?経済にプラスなんだったら別に今やれば良いじゃん(しつこく申し上げますがアタクシはマイナス金利は一刻も早く解除しろ派です)。

『ですので、新型コロナウイルス感染症の対策で、例えば量の部分もどれぐらい使っているのかとか、どれぐらい余地があるのか、3 次元でやるという話を今はしていますので、』

うわー3次元懐かしい。

『その 3 次元の各々の政策についてどれぐらいの余裕があるのかをみながら、その都度決めていくしかないと思います。』

それとは別個にマクロ対策として金利をやるのは排除しなくても良いように思えます。

『新型コロナウイルス感染症の問題がありますので、当然短期 的にはかなり物価のモメンタムが失われる可能性があります。ただ、逆に言い ますと、新型コロナウイルス感染症の問題が収束した後は、今自粛等で抑圧されている需要が出てくる可能性もあることを考えますと、この段階で例えば 何%深掘れるかや、どれぐらい追加緩和余地があるのかという議論はまだできないと考えているのが正直なところです。』

ということですが、さっきの質疑でもありましたが、安達さんの説明って時々論理に盛大な飛躍があるのですが、たぶんこれはその場で立て板に水で説明されたら気が付かない自信がアタクシにもありまして、文章にした場合でもサラッと読んでいると飛躍に気が付かないで流してしまう可能性があるなあと思うのですよ(正直最初に斜め読みした時にリフレ派にしては穏当とか思ってしまいましたがよく見ると・・・・・・・)。

でもって、利下げの話にしても、このロジックだと別に「危機対応と並行してマクロの需要政策となる利下げを実施すべき」という話するのは全く変じゃないし、むしろその方が自然じゃないのと思うのですけれども、そういう話になるのを徹底的に避けていて、しかも実質最初の質疑では「過去の危機と違って底打ちが見えない」とか謎の屁理屈まで繰り出しているのは、政策議論の所で最初からマイナス金利深堀をぶっこんでしまった場合、提案芸人化することを回避しようとしている、というのはまあ大体読めました。

つーことなので、別に安達さんマイナス金利深掘りに否定的でも何でもないと思うのであまり期待しない方が良いと思うのですがどうでしょうかねえ。



・2年で2%は完全にどこかに行っておられます

さっきの質問の後半です。先ほどの引用に(後半割愛)ってのが無いのは後半の質問をスルーしてしまったからです。

『(問) (前半割愛)また、 2%の物価目標というところについてですが、今こういう状況なので中長期的な話になろうかとは思いますが、日銀が目指す 2%の物価目標と いうものをいつ頃までに達成したいかということと、どのような手段をもって達成するような道筋を描いていらっしゃるのか、現時点の考え方をお願いします。』

イイシツモンダナー。でもってさっきの回答だとこの話が無かったので改めてお願いしますと言われて回答。

『(答) それについても、新型コロナウイルス感染症の問題で日本経済が非常に落ちていくところからの再出発ということになると思いますので、今の段階 では申し上げることができないと感じています。ただ、希望としては、私はこれから 5 年間任期があるわけなので、その間に何とかして出口というのが理想 的ですが、何ともお答えできないところです。申し訳ございません。』

コロナのせいで置物理論がそもそも間違っている事を誤魔化せて良かったね!!!と言いたい所ですが即座に・・・・・・・・・・

『(問) これだけ大規模な量的・質的緩和をやってからもう 7 年が経過するの ですが、依然として 2%目標が遠い状況にあるわけです。安達委員は、これだけ大規模な緩和を長く続けているのに 2%に程遠いという現状は、なぜこうなっているのかという理由についてどのようにお考えでしょうか。 』

これは無慈悲な砲撃wwwwwwwwww

『(答) これはなかなか難しい問題です。私の仮説としては、これまでの長い デフレの中で、失業率は確かに非常に低い水準まで下がっているわけですが、 失業者にカウントされない方――無業者というのでしょうか――がまだまだスラックとして残っている可能性があることが一つのポイントではないかと 思います。』

ほーん。

『ですので、例えば計算上の失業率が 2%台前半であるのに対して、 インフレ率はなかなか上がってこないということは、おそらく事前に様々な方が予測していた話とは全く違う世界に入っているということもあると思います。』

他人のせいにしていますね!!!!

『また、平板な話ですが、このところ技術進歩が甚だしく、昨今言われてい るAIなどの労働代替的なものが、様々に作用しているところがあります。』

物価はいついかなる時も貨幣的現象なんじゃなかったでしたっけ?????あんさんら「グローバルに製造業が云々」とか日銀が説明していた時にさんざん罵倒していましたよね??????

『ですので、なかなか上がってきていないことは事実ですが、少なくとも新型コロ ナウイルス感染症の問題が生じるまでは、私の感覚ではじりじりと上がってきていたというところなので、追加緩和云々というよりも我慢比べの時期であったのではないかと思います。』

ぷぷぷ。


・マイナス金利深堀に関するツッコミが更に入る

こんな質問も。

『(問) マイナス金利深掘りの話ですが、コロナが収束して再浮上してからの政策になるというお話がありました。今世界的にFRBなりBOEなりコロナ 対応で緊急利下げをやっているところがありますが、日本の場合はマイナス金 利の深掘りという金利の操作、利下げはすべきではないというのはどういう理由でしょうか。』

そらそうよ。

『(答) マイナス金利政策を行いましたが、そのときの効果を考えますと、その後の経済の状況は、例えば設備投資が意外と回復してきたとか、住宅投資が 結構堅調だったということで、わずか-0.1%ポイントの利下げに過ぎないわけですが、長い金利までイールドカーブ全体を下げる効果があったと考えています。それにより、イールドカーブ全体の低下で典型的な景気刺激効果がもたらされたと考えています。』

って下がった後にYCCに移行して上がってるんですけど。

『今の日本においてはどちらかというと、やはり資金繰りですとか、特に信用リスクだと思いますが、そういうものが問題だと考えています。ですので、どちらかというと、先日の緊急の金融政策決定会合でありましたように、流動性の供給を手当てする、ある程度枠を作って手当てする方が、より効果が大きいと思います。』

微妙に違うんだよなー。まあその辺を分けて説明するのは金貸しの手先をやっていない何とかストじゃ無理だろうけど。

『FRBやBOEの政策決定プロセスを存じ上げませんが、やはり流動性を供給するためにある程度金利を下げないと、政策金利自体がコントロールできないという状況になりますので、それも含めて行ったものと考えています。』

??????????

いやあのですね、流動性沢山出したかったらマイナス金利撤回した方が良いと思うんですけどどうですかねえ???

『ですので、FRBも今無制限という名前を付けて行っていますが、主たる政策対応は流動性の供給だと理解しています。』

どうも流動性という概念に色々なものを含めてしまっているので言ってることがちゃんと整理できないと見ました。


・財政に関して

まあ後の質疑は消化試合ですが、財政に関しては就任一発目の時ならもうちょっと踏み込んで言っても良かったんじゃないかなあとそこは惜しい。

『(問) 財政出動についてお伺いします。今、アメリカは 2 兆ドルの経済対策 をやり、政府も経済対策を検討していますが、どのような経済対策が求められ ていて、どれぐらいの規模感の財政出動が今は必要なのかについて教えて頂けますか。』

まあ数字出せというような質問なので答えにくくなっている訳で、もっと答えやすい質問をすれば良いのにね、とは思いますけれども。

『(答) 外からの立場であれば色々話ができますが、政策サイドに立ちましたので、特に財政政策に関しては管轄ではないため、発言は控えたいと思います。 ただ、とるべき政策は、既に報道されている所得の補償や、更に踏み込めば一 時的な免税措置も良いのかもしれませんが、そこは政府が適切に対応してくれると考えています。』

まだ初日なのでこの辺はしらっと威勢のいい話をするのはアリだったと思うのですが、置物一派って妙にこの辺腰が弱いん
ですよね。


・・・・・・ということで安達さんの今後はまだ良く分からんですな。理屈の通し方は上手そうというか前任が破滅的だっただけなのですけど。
 


お題「オペのメモと今更なのでご案内かと存じますが米国の各種施策のメモ」   2020/03/27(金)08:08:32  
  ふーん。
[外部リンク]
2020年3月26日 11時24分

まあアレですよね。ロックダウンだの首都封鎖だの刺激的な発言をその前から百合子大先生が連発しておりました訳でして、そこに来て外出自粛ってのがフレームアップされたら外出できないと勘違いして買い溜めするわな(おまけに物資の話全然しないし)、と思いますけれども、それよりも何よりも、上のように「責任を持つ」だのを何ぼ仰せになりましても、マスクの一件で安請け合い発言して結局今になってもこの有様、しかも責任って何でしたっけ状態継続中、という華麗な実績があるので何を言ってもこうなるんですよね。

#なお今週もヘロヘロなので本日はメモ程度で勘弁願いたいというか古いネタがドンドン古くなってしまう・・・・・・・

〇オペを本日も確認するが精神衛生には悪くありません

[外部リンク] 8,000 2020年3月27日 2020年4月3日
米ドル資金供給 2020年3月30日 2020年4月6日 0.320
CP等買入 5,500 2020年3月31日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分) 2020年3月26日 2020年3月27日 -0.450
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分) 2020年3月26日 2020年3月27日 -0.450
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 5,000 2020年3月27日 2020年4月7日

CP買入はさておきまして(これは予定表通りのレギュラーオペ)ほかの結果でも。

[外部リンク] (3月26日<木>)

・末初だけのニーズはそこまで高くないと見込んだようですな

国債売現先(3月27日スタート分) 30,500 8,000 -0.210 -0.234 12.5

こちらは前日の売現が4000億円とロットが小さかったので前日よりも前々日と比較した方が良いと思うのですが、前々日は平均が▲37.1bpで足切りが▲27.0bpだったので状況の改善を示す結果で誠に宜しいですの。

でもって末初は打ってませんけど、そもそも前日に打った末初売現が折り返し以上に実施されているのでまあ別にそこはそこという感じになるんですかね。期末抜けた後どうするのかということですが、GCレポ市場が干上がっているのが解消または軽減されるのかは、背景の要因が何なの(当然ながら複合要因なんでしょうけれども)という話にもよりけりなので、落ち着くのを確認しながら徐々に引いていくことになろうかとは思いますがどうでしょうかね。


・ドル供給も引き続き応募減少

米ドル資金供給(3月30日スタート分) 2,265 2,265

前日に兆円台から千億円台に代替わりしてくれましたが昨日は更に減少して22億ドル少々という水準になりまして誠に結構結構。とりあえずドルオペの毎日オファー体制は継続しますし、これ4月になっても解消されないとなるとさすがに延長するという話にはなるんじゃなかろうかとは一応思っておりますが、その時の延長するしないの条件っていうのは、もうなんか全然米銀が金出さないので市場そのものが無いんですけど状態ならば延長でしょうけれども、少々の水準を払えばアベイラビリティー自体はありまっせ状態の場合は、毎日オファー制度は継続しないかも知れんので、その辺は市場ちゃんがあまりにも薬中にならんように願いたいものだとは思いまする。まあいずれにせよレギュラーの週1オペは継続ですからの。

でもって資金供給用売現に関しても

米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先)(3月27日スタート分) 1,396 1,396 -0.100 -0.100

となっていまして、こちらに関しましてもドルオペ分丸々担保が出ていくというような状態でも無くなっておりまして、こういう結果を見ておりますとホッとしますわいやマジで。


・補完供給も減っていますが銘柄は相変わらず細々とありますの

午前の部
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)(注4) 3,144 3,144 -0.450 -0.652

午後の部
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)(注5) 109 109 -0.450 -0.450

ちょっと多い時位の水準になったような感じで実に精神衛生上宜しいのですが、銘柄ちゃんの方は、

(注4) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)の売却銘柄は、

利付国(2年)第393回(1億円)、396回(12)、397回(124)、400回(50)、407回(378)、410回(317)、
利付国(5年)133回(8)、134回(30)、135回(2)、139回(588)、
利付国(10年)311回(2)、312回(50)、313回(150)、346回(417)、349回(1)、352回(123)、356回(1)、357回(211)、
利付国(20年)87回(59)、88回(180)、101回(30)、120回(20)、150回(150)、169回(20)、
利付国(30年)10回(36)、39回(5)、61回(100)、63回(67)、
利付国(40年)8回(1)、12回(1)、
利付国(物価10年)17回(10)です。

(注5) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)の売却銘柄は、利付国(5年)第137回です。

午前の部が銘柄数減りましたが銘柄数は平常時よりも多いわと存じますが一応期末期初近いですし、問題は期末抜けた後にこの調子で落ち着くかという所でしょうな。

・・・・・てな訳でございまして、いや昨日は東京(とその後近隣の県でも)外出自粛云々というのが出て、極力テレワークだの言われましてもあーた既にやるところはテレワークやっていますし、やっぱり金融取引の決済という部分が絡むこの辺りの案件ってそんなにスタッフ減らせんわというのがある訳ですが、そうは言いましても出社スタッフ減らすとなると予備的な需要みたいなのが発生しねえか、というのをちと不安視しておったのでオペ結果には注目していたのですが、今般の東京都および近隣各県のご要請による予備的な需要発生的なサムシングはこの結果からは観察されませんでした、という評価になると思いますので、まあそれが良いか悪いかというのは分からんですが、あとは余計な事起きずに期末を通過して欲しいものです。


〇もうなんかFEDに振り切られてしまいましたが今更ジローで簡単に確認

すいませんすいませんすいません。

・そもそも3月17日の所のネタもありまして(PDCF)

17日にCP買入プログラムの拡充してそっちはネタにしたんですが、

[外部リンク] 17, 2020
Federal Reserve Board announces establishment of a Commercial Paper Funding Facility (CPFF) to support the flow of credit to households and businesses


同時にPDCFってのが出てて、
[外部リンク] 17, 2020
Federal Reserve Board announces establishment of a Primary Dealer Credit Facility (PDCF)
to support the credit needs of households and businesses

まあ一々「to support the credit needs of households and businesses」って言ってますが、こちらは

[外部リンク] Sheet for Primary Dealer Credit Facility (PDCF)

というタームシートにありますように、

Borrower Eligibility
・ Only primary dealers of the New York Fed are eligible to participate in the PDCF.

ってありまして、プライマリーディーラー向けにNY連銀がディスカウントウィンドウのプライマリークレジットレートで資金を出すというのですから、これは米国債ファンディングお助けオペ。20日から始まっていまして、翌日物から最大90日物まで実施という事ですな。米国のFF市場が機能しだしてまともなレート形成をするようになったらどうするんでしょ(タームシートには「The PDCF will remain available to primary dealers for at least six months, or longer if conditions warrant. 」ってあるので半年は継続するのが一応確定)と思います。

米国の場合だいたいスタンディングファシリティ自体が微妙にヘボい設計になっていて、危機時になると何かお助けファシリティが乱発される傾向にありまして、例えばジャパンであれば日銀当座預金先だったら公定歩合貸出を担保持って行けば貸してくれるから最後の尻は何とかなる(が担保が無いとあぼーんしてしまう)という仕組みになっているので、ことさらに証券会社向けのこのようなファシリティ作らんでも既にあるのですが、どうもこう米国ってその辺が妙だとは思うのですが、個人の勝手な妄想で申し上げるとバジョット・ルール的な発想が米国の中銀に無いからなのでは???とか思うのですが如何なもんでしょとかマニアックな雑談ですいませんすいません。

ただまあこのファシリティなんですけれども、先般も申し上げましたが現状の米国の常設ファシリティのコリドアが0.10%〜0.25%とか、短期金融市場は存在不要とばかりの設計になっていまして、そらまあ別にコロナちゃんで最低限で回さないといけないから取引一々やってられないとかそういう状況ならばそれも仕方ないかも知れない(って言いましても日本だってECBだってコリドアはそこそこあるのだから米国がおかしいのには変わりはないのだが)のですが、これ通常モードになった時にこのまま残しておくと、短期金融市場そのものが壊滅してしまうので、状況が好転したらせめてコリドアは拡大しろよ(=公定歩合引き上げろ)と思うのですがさてどうなるやら。


・23日のFOMCでぶっこまれた分

[外部リンク] 23, 2020
Federal Reserve announces extensive new measures to support the economy
For release at 8:00 a.m. EDT

必要ならば上限決めずに買いまっせというのはネタにしましたが、こっちは時間がねえとか言ってパスしてしまいましてサーセン。あっさり味で勘弁ですけれども、

『・Support for critical market functioning.

The Federal Open Market Committee (FOMC) will purchase Treasury securities and agency mortgage-backed securities in the amounts needed to support smooth market functioning and effective transmission of monetary policy to broader financial conditions and the economy. The FOMC had previously announced it would purchase at least $500 billion of Treasury securities and at least $200 billion of mortgage-backed securities. In addition, the FOMC will include purchases of agency commercial mortgage-backed securities in its agency mortgage-backed security purchases.』

こちらは声明文の方にもあったネタです。APPでCMBSも買いまっせという話。

『・Supporting the flow of credit to employers, consumers, and businesses by establishing new programs that, taken together, will provide up to $300 billion in new financing. The Department of the Treasury, using the Exchange Stabilization Fund (ESF), will provide $30 billion in equity to these facilities.』

3000億ドル上限のプログラムを作るから財務省がそこに300億ドル分のエクイティを拠出しまっせということで、

『・Establishment of two facilities to support credit to large employers - the Primary Market Corporate Credit Facility (PMCCF) for new bond and loan issuance and the Secondary Market Corporate Credit Facility (SMCCF) to provide liquidity for outstanding corporate bonds.』

社債買入プログラムですが、新発債を買うプログラムって斬新だなおいという感じです。セカンダリーも買うでよ。

『・Establishment of a third facility, the Term Asset-Backed Securities Loan Facility (TALF), to support the flow of credit to consumers and businesses. The TALF will enable the issuance of asset-backed securities (ABS) backed by student loans, auto loans, credit card loans, loans guaranteed by the Small Business Administration (SBA), and certain other assets.』

色々と略称が多くてアカンですが、TALFってのは学生ローン、自動車ローン、クレジットカードローン、中小企業協会だか何だか良く分かりませんがSBAってのが保証する中小企業向けローンなどの証券化商品を買うそうで。

『・Facilitating the flow of credit to municipalities by expanding the Money Market Mutual Fund Liquidity Facility (MMLF) to include a wider range of securities, including municipal variable rate demand notes (VRDNs) and bank certificates of deposit.』

MMFお助けプログラム自体は17日の所で出て、その後20日に地方債も買う(正確には償還日までのローンを出すし、ノンリコで出す、という建付けですが事実上買っているのと同じ)でよという話になりましたが、ここで更に対象を拡大して、地方債の変動利付債と、銀行発行の譲渡性預金(CD)も対象にしますよという話。

『・Facilitating the flow of credit to municipalities by expanding the Commercial Paper Funding Facility (CPFF) to include high-quality, tax-exempt commercial paper as eligible securities. In addition, the pricing of the facility has been reduced.』

この辺の米国地方債制度まで詳しくないのでアレなのですが、CPFFに関してレートを良くして(最初のレートは3MOISに結構な金利を乗っけていた)適格範囲を拡大しましたって話ですな。

でもって詳しい条件とかは一応週末自粛だし雪降るかもしれないとかいうので心静かに確認しておこうかと・・・・・・

つーことで、まあ色々なクレジットものお助けスキームを登場させているのですが、これが震災手形化しないことを祈るばかりだし、変なクレジットバブルを中期的に起こさせることの無いように引き際はちゃんと考えて欲しいと思うのでありましたが、どうせFEDの事だからそうならない悪寒しかしません・・・・・・・・・・・

#いやーすいませんメモ程度で恐縮至極
 


お題「昨日の訂正(すいません)/昨日のオペは全般的に精神安定上宜しい結果でしたが/繰り上げ会合の主な意見」   2020/03/26(木)08:05:21  
  大規模イベント自粛しろと言いながら東京マラソン強行しておいて今更何言ってんだよ。
[外部リンク] 平日は自宅で仕事を」
2020年3月25日 20時19分

このお方だけに変な英雄(ヒロイン)願望でトンチキなことをおっぱじめそうなのが物凄い勢いでリスクなんですけどと思ったら、

[外部リンク] 繁華街の飲食店でクラスター発生か
2020年3月26日 4時25分

だそうですが、夜間の外出を控えるって昼と夜と何の違いがあるのかと思いますが、夜間外出禁止令と言えば戒厳令のノリなんですねとか心が濁っているアタクシは反射的に思ってしまうので記事の書き方もうちょっと考えて頂きたいですな(飲み会自粛とか言いたいのかとは思うけどさ)。


で、こちらは戦時中のノリですかそうですか。
[外部リンク] 17時08分(最終更新 3月25日 17時09分)

竹槍で民間防空のようですが次は国防婦人会の方々が繁華街をパトロールして国民服以外の華美な服を着てるとその場で糾弾が始まるんですねわかります。てか今時ミシンが家に無い所多いんじゃねえのか??


〇ところで昨日の訂正(過去ログは取り消し線入れた形で修正しています)

えーっとですね、昨日の駄文ですけれども、オペ雑談の中で筆(キーボード?)が勢いよく滑りまして、ちゃんと計算してないのに「ドルオペ担保用補完供給の担保額が資金供給額以上」とか書きまして、確かにドルオペの円貨換算よりは多いのですが、そもそもがドルオペの担保なので、担保掛目と申しますか必要担保の額が、ドル資金の円貨換算に何ぼか乗せないと行けないので、そもそも「担保として」見た場合にはオペレーション見合い額しか供給してないのではないかというご指摘を賜りまして誠にありがとうございます。

でもって当然ながらご指摘の通りでして、余るほどは残念ながら出していない筈ですが、必要額全部はその気になればオぺでとれるという事なので至れり尽くせりなのは同じなのですが、筆(キーボード)が過ぎました事をお詫び申し上げます(土下座)。


ちなみに以下はご参考という感じですが・・・・・・・

こちらをご覧いただきますと、
[外部リンク] 担保』
『(3)担保の差入れに当たり基準とする貸付金額の円貨換算額は、円・米ドルにかかる実勢為替相場に基づく円貨換算額に、貸付期間ごとに過去の実勢為替相場の変動状況に基づき算定する率を乗じた金額とする。』

ということですが、じゃあ実勢為替相場とは何ぼやねんという話になるとアレなのですが、当局報告関連で為替レート使う場合は
[外部リンク] 4,000 2020年3月26日 2020年4月3日
国債売現先 20,000 2020年3月31日 2020年4月1日
米ドル資金供給 2020年3月27日 2020年4月3日 0.340
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分) 2020年3月25日 2020年3月26日 -0.550
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分) 2020年3月25日 2020年3月26日 -0.550
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 5,000 2020年3月26日 2020年4月6日

ということでいつものラインアップですが確認確認。結果はこちら。
[外部リンク] (3月25日<水>)

・末初売現先の方は足切りが流れましたな

国債売現先(4月3日エンド分) 24,300 4,000 -0.550 -0.550
国債売現先(4月1日エンド分) 27,400 20,000 -0.150 -0.429 30.0

売現は2本立てで、火曜日までは末エンドでしたが昨日は末越え売現でその代わりにオファーが4000億円とちょっと控え目。一方で末初については月曜火曜に打った末エンドの売現が合計で16000億円なので2兆だから折り返し以上に実施していまして、折り返し以上にやった分と3日エンドの分を合わせると8000億円になるので、まあゆうてみれば末エンドの売現をロールしたのと今週になってぶっこんでいるデイリー売現を同額実施したのと似たような感じではあります。

でまあ末越えだからシャーナイナイなのはありますが末越え売現の方は▲0.550%とかレートがさらに下がっておりまして(火曜の末エンドが平均▲0.371%)これはまた末初レート換算で幾らだよとか言い出すと頭がクラクラします。

ただまあ末初売現の方は2兆円も打ってくれたせいか平均はさておき足切りが▲0.150%まで流れて下さいましたので少しはこう雰囲気良くなりませんかねえとか思うのでした。まあ今日も一日売現ドルオペ補完供給オペ担保用売現のオンパレードでその結果次第ですし、東京のどうのこうのというのがこの期末直前に出るとか出すなら1週間前か1週間後にしろよなどと愚痴の1つもこぼしたくなりますが、まあそういう要因から例によって例の如くレポ市場の取引が手控えられるモードが進んでしまうとこれまたアカンタレなので、ちょっとどうなのかというのは注目したい。


・やったね!ドルオペの応札が減ったよ!!!!

米ドル資金供給(3月27日スタート分) 4,950 4,950

(;∀;)イイハナシタ゛ナー

何せ火曜日は3Mが738億ドルで1wが155億ドルというおそロシアな数字になっておりましたのですが、3Mの方でだいぶ需要が満たされてきたのでしたら実に結構結構。ただまあこれもさっきと同様国内事情的に東京の皆さんが必要なドルを手当てせねばモードになると今日は今日とて応札増えるかもですが、本来でしたらそういう観点であれば火曜に実施される3mの方が良いでしょうなとも思うので。

でもって今回は担保オペの方のオファーが

(再掲)米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 5,000 2020年3月26日 2020年4月6日

となっていまして、これだと増加担保分勘案すると全額丸々日銀が出しまっせという超越大サービスモードから若干変化して大サービスモード程度(オペ丸々の担保はオファーしませんがな、ではありますがそもそもそれが超大サービスなので)になりましたが、ドルオペの応札が減ったのでそこは「いつまでもあると思うな超越大サービス」ってな所ですかねえよー知らんけど。

結果は、
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先)(3月26日スタート分) 2,678 2,678 -0.100 -0.100

と札割れしておりまして、月曜火曜の至れり尽くせりの日銀サービスオペによって本邦ドル調達に関して期末越えの部分が無事に進みそうという印象を与えるような(実際どうかは知らんけど)オペ結果でこれは精神衛生上大変に結構な流れでした。

まあ何ですな、ドル調達云々に関しては、そもそもドルオペに担保入れてどうのこうのってのじゃなくて、普通に米国のマネーセンターバンクがドルを放出すれば済む話であって、その動きが悪くなったのっていうのの要因がどこにあるのかというのが鍵になるという話でしょうから、それが2発の緊急利下げやら何やらでボラが無茶苦茶高まって出すに出せなくなったとかいうようなものなのか、株価やクレジットスプレッドが無茶苦茶動いて出すに出せなくなったのか、はたまたコロナちゃんで事務体制が手薄なので保守的な資金繰りをせざるを得ないので余計な仕事減らすためにドル放出を止めているのか、とか要因次第でこの状況がどの程度続くかという話になると思いますし、まあその辺はさすがにスットコドッコイのNY連銀と言えども把握しているでしょうけれども、メインの要因の動向次第なんでしょうな今後は、とは思います(月並みですいません)。


・補完供給ェ・・・・・・・・・・・

補完供給も減ったので精神衛生に宜しい。

午前の部
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)(注4) 5,516 5,182 -0.550 -0.644

午後の部
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)(注5) 255 255 -0.550 -0.550

火曜日が何せ午前の部20739億円、午後の部1472億円とかいう盛大な数字だったので、桁が一つ減ると物凄く精神衛生に宜しいのですが、脚注を見ますと・・・・・・・・・

(注4) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)の売却銘柄は、

利付国(2年)第393(656億円)、395(53)、397(118)、398(211)、403(28)、406(99)、407(439)、408(56)、409(97)、410(1,090)、

利付国(5年)126(501)、133(221)、134(20)、135(131)、136(278)、139(579)、141(793)、142(1)、

利付国(10年)312(570)、313(459)、315(307)、316(89)、318(879)、319(100)、320(250)、323(240)、324(75)、325(643)、327(15)、329(281)、332(675)、334(42)、338(256)、339(845)、340(64)、343(339)、344(6)、346(1,327)、347(1,006)、348(131)、349(251)、350(458)、352(2,297)、353(39)、355(220)、356(555)、357(922)、

利付国(20年)56(279)、88(180)、92(2)、101(30)、103(90)、104(194)、125(6)、129(9)、150(3)、152(10)、154(18)、156(38)、157(97)、159(14)、160(43)、162(9)、166(19)、167(32)、169(186)、170(37)、

利付国(30年)59(1)、63(181)、
利付国(40年)10(1)、12(447)、
利付国(物価10年)24(101)
です。


(注5) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)の売却銘柄は、

利付国(2年)第400回(8億円)、407回(20)、410回(40)、利付国(5年)134回(12)、
利付国(10年)340回(400)、341回(300)、342回(300)、343回(300)、357回(50)、
利付国(20年)137回(30)、
利付国(40年)12回(12)
です。

ってなっていまして、相変わらず銘柄数は多くて、特定の銘柄が突出して出てこない(一部4桁銘柄ありますけど)というのでもなくて、満遍なく出てこない攻撃になっておりますな。まあ昨日に関して言えば火曜日に出た「銘柄数30までオッケー攻撃」があったので、じゃあこの細かい分は補完供給に行ってしまえというのがあったのかも知れませんけれども。

ただこちらに関しても同様に東京都のどうのこうのというドメスティックなお家の事情が発生しましたによりまして、今日の結果で折角の良さげな流れが逆流しないかというのを心配してみたいというか、心配しているので精神衛生上宜しくないですなナムナム。



〇3月前倒し会合議事要旨なのだが目先の話ばっかりのシャンシャン総会というのはちょっと・・・・・・

[外部リンク] (2020 年 3 月 16 日開催分)

・経済情勢や物価情勢の分析部分なんですけどね

『.金融経済情勢に関する意見 』に関しては『(経済情勢) 』『(物価) 』というのがあって、物価の方は今回はあんまり意見が無くて、しかもなんかもう痛々しくてみてらんない大本営発表になっているんですよ。

でまあそれはそれで良いのですが、経済情勢の話って全部引用すると長くなるので引用しないのですが、今回の問題について供給ショックと需要ショックに切り分けて整理するような意見が見られなかったのはナンジャラホイという感じでして、何かその辺の俯瞰的な整理をしたような意見がアタクシの目が節穴なせいか見当たらなかったんですよね(個人の感想です)。

いやまあ大変だ大変だ企業の資金繰りがというのは、今回ぶち込んだ政策がその流れだから、まあそういう話になるのは分かるのですけれども、いやあの中央銀行なんだからそれはそれで対処するにしても、もうちょっとこのショックの内訳を掘り下げて頂かないと、目先の対応するのは良いんだけど、その後正常化していく中でこういう時にやる施策ってのはどうしても大規模になるが故に、出口を間違えると次の金融不均衡を発生させて、さらに大規模な災厄の種になりますよね、って話をちゃんとして欲しいのよ(難しいのは重々承知だけど)。

だってさ、LTCMショック→金融緩和→ITバブル崩壊→金融緩和→サブプライムバブル崩壊→金融緩和と来まして、ってそれじゃ米国の話かよとか言われると困りますがそこは勘弁して頂くとしまして(汗)、コロナショックって引き金はコロナだけどその前から米国の資産市場何ぼ何でも緩和ヒャッハー相場じゃねえのという話はあちこちから指摘されていた(ただしこれ指摘はしてもいつまで続くか分からんから逆張りしても時間との勝負に勝てなくて踏みつぶされる方が先に来るというのが悲しいので逆張りもできず、結局お前は言うだけ番長と言われてしまうとぐうの音も出ないのが辛いです・・・・・)訳でして、でもって今回の緩和な訳ですから、本来はそういうのまでちゃんと考察してこそ中央銀行だとは思うのですが、と他人事なので勝手に理想論を申し上げておりますが、中央銀行たるもの斯くあって欲しいなあとは思うのでした。

ということで引用は無くアタクシの愚感想だけですと何ですので、物価コーナーの空しい調べを鑑賞しておきましょう。

『・ 消費者物価の前年比は、当面、原油価格の下落の影響もあって 弱含むとみられる。その後は、経済が緩やかな拡大基調に復していけば、そのもとで徐々に上昇率を高めていくと考えられる。』

・・・・・・・・・・・ほうほうそうですかそうですか。

『・ プラスの需給ギャップが物価上昇を支えているが、新型コロナ ウイルス感染症の拡大の影響から、そのプラス幅が縮小する可 能性が高まっている。』

プラス幅が縮小????????????マイナスじゃなくて?????????

『・「物価安定の目標」に向けたモメンタムは、損なわれる惧れは 高まっているものの、現時点においてはプラスの需給ギャップ と完全雇用に近い労働環境のもとで、維持されている。』

あっはっは。

『・ 経済・物価に対する下方リスクは高まっており、「物価安定の目標」に向けたモメンタムが損なわれる惧れは高まっている。』

なるほどモメンタムはまだ損なわれてないんですかそうですかそうですか。


・政策部分だが何で利下げしろというのが無いのよ

いや勿論アタクシ毎度申し上げておりますように、そもそも論としてマイナス金利政策止めちまえとしか思っていませんし、「量を重視する」というのに回帰するという大義名分を使ってマイナス金利政策を停止するというような火事場泥棒マイナス金利解除できないもんかねとか思う次第なのですけれども、それはそれとして従来マイナス金利の深掘りなどのような金利引き下げで追加緩和云々という話をしていた方々の従来の主張はどこにやら??というのに今回は呆れました。まあ主張にちゃんとした根拠が無いからそうなっちゃうんでしょうけどね!!!!!!!!

んな訳で『.金融政策運営に関する意見』の方は全部ダラダラと引用しておきます。手抜きとかツッコまないでくらはい(^^)。

『・ 企業金融の円滑確保に万全を期すとともに、金融市場の安定を 維持し、企業や家計のコンフィデンス悪化を防止する観点から、 金融緩和を強化することが適当である。』

『・ 金融機関が仲介機能を十分発揮できるよう潤沢な資金供給を行 う、企業の資金繰りに万全を期す、ETF等の買入れ増額によりリスク・プレミアムの拡大を抑制し金融市場の安定を確保する、という3つの角度から金融緩和を強化すべきである。』

『・ 新型コロナウイルスの感染拡大の抑え込みに向けてイベントや 外出の自粛が行われている時期に金融政策に求められることは、 総需要の刺激ではなく、企業の資金繰りの不安を取り除くことと、金融市場の安定確保により市場や国民に安心感を与えることである。』

「総需要の刺激ではなく」のこの意見、与党の人が言ってるんだと普通でオモロナイのですが、置物一派が言ってたら割と味わいがありますな。

『・ 足もとの経済・金融環境のもとでは、潤沢な資金供給などを通 じて、金融環境を極めて緩和的なものに維持することが必要である。』

いやだから資金は既に余ってるんですって。

『・ 当面の優先課題は、潤沢な資金供給、および企業金融面での充分な資金繰り支援である。その際、既存の政策スキームを活用 し、金融仲介機能面での副作用にも配慮しつつ、原則は時限的措置とした上で、状況に応じて柔軟かつ迅速に対応することが 重要である。』

「原則は時限的措置とした上で」で結果もそうなっていますが反対は無かったのかね。まあ無いか。

『・ 新型コロナウイルス感染症の拡大の影響から、企業収益は悪化し、資金繰りの問題から破綻する企業も出ている。十分な金融 仲介機能を維持するために必要な措置を講じるべきである。』

えーっと、「企業収益は悪化し、資金繰りの問題から破綻」というのはちょっとその時間軸に違和感が。

『・ 新型コロナウイルスの影響が深刻化していることから、企業・ 家計への支援策を迅速かつ大規模に実施すべきである。日本銀 行としては、企業の資金繰りを支援する追加緩和策をまず講じ る必要がある。』

『・ 新型コロナウイルス感染症にかかる企業金融支援特別オペは、 厳しい経営環境の中でも取引先企業の資金繰り支援に積極的に 取り組もうとする金融機関の後押しや、資金繰りが悪化した企業経営者の不安軽減に繋がる。 』

ホンマカイナという感じですが、まあそれよりもこのシャンシャン総会振りの方が物凄い勢いで違和感。

『・ 引き続き、市場の状況に応じて一定の柔軟性を持つという現行 の枠組みの強みを最大限活かし、金融市場全体の安定回復に努 めることが肝要だと考える。』

『・ 感染症対策として必要な様々な施策のもとで、多くの人々の働 く機会と所得が減っている状況に対しては、政府が、適切かつ、 大規模な処置を講ずることが期待される。日本銀行としては、 所得・収益が回復するまでの資金を十二分に供給することが必 要である。』

時間を買うってのはそらそうですな、というか中銀の政策ってそれしかできん訳で。しかし「所得・収益が回復するまでの資金を十二分に供給する」のは日銀じゃなくて政府なんじゃないでしょうかねえ、というかもしかして資金繰りの問題と所得の問題を混同して議論ないかこの人????

『・ 今後の金融政策運営については、現在でも残高の増加額年間約 80兆円のめどまでは長期国債を買入れうるほか、経済・物価 情勢によっては臨時会合開催も含めた機動的な対応が可能である。景気後退懸念がある今こそ、政府とともにしっかりと経済 を支えていく時期であり、政府の各種対策や経済政策対応と緊密な連携を取るべきである。 』

別に80兆以上買っても良い(買えるとは言ってない)んですけど何か勘違いしてませんか?????

『・ 政策対応にあたっては、日本銀行と政府、および主要中央銀行 間で、緊密に情報共有しつつ、強固な協力体制を維持すること が肝要である。 』

ということで議論が終わっていまして、いやまあとっとと結論出したかったのは分かるんですが、あまりにもシャンシャン総会過ぎて利下げの利の字も出てこないって何なのよそれは、と思いっきり思いました。しかも何故か米国との協調みたいな文言もないし3日繰り上げたのは何なのかがさっぱりわかりませんなあと思うし、時間が無いから突っ込んだ議論をしないというのは本末転倒でしょという感じで何だかなあ感を強くするのでありました(個人の偏見です)。

#まーた時間切れで米国ネタェ・・・・・・・・・・
 


お題「昨日のオペ&その他措置の備忘メモ兼世間話/その他少々」   2020/03/25(水)08:06:07  
  1年の根拠は????
[外部リンク] 1年程度延期を確認 安倍首相とIOC会長
2020年3月24日 21時33分

1年で収束する保証も無いんですし次のおフランスさんも大変そうですからこの際4年飛ばして次回以降を繰り下げたほうがエエンチャウノというか、1年後に再延期とかになったら目も当てられないんだからマージン取って対応しろよと思うのですが、どうせ金がどうのこうのというのがあって・・・・・・

#まあそれよりもこの際創立の理念を失った近代五輪は(床に穴が開いて吸い込まれる)

ところで、
[外部リンク] / 03:04
米大統領、4月中旬までに経済活動再開を 「停止続けば国は崩壊」

『トランプ大統領はFOXニュースに対し「インフルエンザによって数千人が毎年亡くなっているが、国の活動をストップさせていない」とし、「経済活動を停止することで国を破壊する恐れがある」と懸念を表明。「イースターまでに米国の活動を再開させたい」と語った。 』(上記URL先より)

ってお前最初そういう話してたのに急に泡食って何でも停止させたんじゃねえのかと思うのだが、まさかとは思いますがこのオッサン財政出すのと金融緩和だけ食い逃げするためにわざと危機を煽るとかいう火事場泥棒狙いの放火犯だったのか?????

何となく虻蜂取らずになりそうで悪い予感しかしないのですが杞憂になりますように。、


〇売現とドルオペと・・・・・・ということで昨日のオペメモとかその他世間話とか

昨日のオペオファー
[外部リンク] 8,000 2020年3月25日 2020年3月31日
米ドル資金供給 2020年3月26日 2020年4月2日 0.360
米ドル資金供給 2020年3月26日 2020年6月18日 0.350
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分) 2020年3月24日 2020年3月25日 -0.850
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分) 2020年3月24日 2020年3月25日 -0.850
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 20,000 2020年3月25日 2020年4月3日
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 85,000 2020年3月25日 2020年6月19日

ってな訳で本日も個別撃破。オペ結果は
[外部リンク] 33,250 8,000 -0.270 -0.371 50.0

前日の売現が30000/8000でレートが▲0.170/▲0.204だったので更に人気化とかどういうこっちゃという所ですが、そらまあドルオペもあんだけ出ている事だし担保要るわなということですし、昼に出たTKRRを見て納得というよりは泣いた。

[外部リンク] まして、先生!大変なの!レポ市場ちゃんが息をしていないの!!!(AA略)ってお話。


・ドルオペも更に人気化というかそらまあ受渡ベースで年度内スタート最後の3Mっすからねえ

米ドル資金供給(4月2日エンド分) 15,465 15,465
米ドル資金供給(6月18日エンド分) 73,805 73,805

2本併せて円貨換算9兆円以上かよ!という所ですが、前日の1wは348億ドルでしたが3mだけにそらニーズはこっちに殺到するわという話で、まあこっちの担保だって要る(とは言え前日までの実績からして売現は必要な分出てくるだろうという安心感はあるけれども)し、そら朝一の売現も人気化するというものですナムナム。

例によって午後の担保供給用売現ですけれども、オファーを再掲すると本日も

米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 20,000 2020年3月25日 2020年4月3日
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 85,000 2020年3月25日 2020年6月19日

と資金供給以上に担保を出すというこの大盤振る舞い。結果は、

米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先)(4月3日エンド分) 18,398 18,398 -0.100 -0.100
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先)(6月19日エンド分) 78,283 78,283 -0.100 -0.100

とかなっていてなんか皆さん揃ってこれを当てにして札入れてねえかという気もするのは多少もにょる所ではございます。まあ何でもにょるかっていうのはお分かりとは存じますが・・・・・・・・・


・常設ファシリティに担保の大盤振る舞いまでする対応をやり過ぎると薬物中毒化するリスクもありまして

という小見出しの通りで、担保用の売現がフルカバーで出てくるというのが常態化してしまうと、今度は売現を当てにしてカラでドルオペに突っ込んで来るようなフリーライダーが出てきてしまい、それが前提になってしまうと今度は正常化できなくなる、というパウエルFRBと株価のような関係になってしまう懸念があって、行きつく先は金融不均衡とかになってしまいますので、まあこの間合いというのは難しいと思います。しかも今般については米国のマネーマーケットが機能不全になっていることによる飛ばっちりなだけに日本だけで何とかなるのかというのもありますからにゃあ、とは思うのよね。

まあ現状ではこの運用をやっていくのは続くんでしょうけれども、どこかで出口が無いと市場そのものが無くなってしまって世の中全部中銀の常設ファシリティで運営とかいうような阿呆な話になってしまいますがなとか割とアタクシも直ぐにエクストリームな事を考えてしまうのですが、何でそんな事を考えるかというと何せFEDがディスカウントウィンドウの金利をサービスレートにして利用促進した挙句に利用が増えて喜んでいるとかいうような末期症状を呈しているのがオソロシスという感覚があるんですよね、うんうん。

本来は常設ファシリティってバジョットルールの範囲で運営されて然るべきものだと思いますし、まあ何だかんだ言いましても見ているとECBとBOJはその原則を踏まえつつ適宜対応している感があるのですが(個人の感想です)、どうもFRBに関してはその辺の頭がなさそうにしか見えない対応をしているのでして、いやだから総本山のドルの所が脳味噌溶けたような対応をしているってのは、そらまあ目先の話としてはアリガタヤアリガタヤなのかも知れませんが、ちゃんと出口考えないでいると金融市場全体が薬物中毒になってしまって薬物抜けられなくなると非常に宜しくないんですけどねえ、とは思います。


・話は戻りまして国債補完供給ちゃんですがこちらも前日比増加の巻

国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)(注4) 20,739 20,739 -0.850 -0.850
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)(注5) 1,472 1,472 -0.850 -0.850

前日の午前の部が17619億円、午後の部が653億円なので更に増加しておりまして落涙を禁じえません。でもって恐る恐る脚注を見ますと・・・・・・・・

(注4) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)の売却銘柄は、

利付国(2年)第393(656億円)、395(53)、397(118)、398(211)、403(28)、406(99)、407(439)、408(56)、409(97)、410(1,090)、

利付国(5年)126(501)、133(221)、134(20)、135(131)、136(278)、139(579)、141(793)、142(1)、

利付国(10年)312(570)、313(459)、315(307)、316(89)、318(879)、319(100)、320(250)、323(240)、324(75)、325(643)、327(15)、329(281)、332(675)、334(42)、338(256)、339(845)、340(64)、343(339)、344(6)、346(1,327)、347(1,006)、348(131)、349(251)、350(458)、352(2,297)、353(39)、355(220)、356(555)、357(922)、

利付国(20年)56(279)、88(180)、92(2)、101(30)、103(90)、104(194)、125(6)、129(9)、150(3)、152(10)、154(18)、156(38)、157(97)、159(14)、160(43)、162(9)、166(19)、167(32)、169(186)、170(37)、

利付国(30年)59(1)、63(181)、

利付国(40年)10(1)、12(447)、

利付国(物価10年)24(101)

です。

ということですが銘柄数を前日のと比較する気力が失せる位の銘柄数なのですな。でもってこの脚注、前日はカンマだったものが昨日は句点になっておりまして、見やすくなっておりますな。結構結構。

ちなみに個人的なアリガタヤなのは、昨日駄文をアップしてから気が付いたのですが、これそのままのダンダラ状態で貼り付けて改行入れないと、IEで見る分には勝手に画面の端で折り返してくれるのですが、カンマとカッコが半角英数なので、Chromeで見ると全部のダンダラが1単語扱いになって画面横スクロールしないといけないっぽくて、(火狐は確認してない)句点入れてくれると多分改行してくれる筈だから画面が乱れないと思われるので済むので助かりますな(^^)。

午後の部は、

(注5) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)の売却銘柄は、

利付国(2年)第400回(8億円)、407回(20)、410回(40)、
利付国(5年)134回(12)、
利付国(10年)340回(400)、341回(300)、342回(300)、343回(300)、357回(50)、
利付国(20年)137回(30)、
利付国(40年)12回(12)です。

と額が増えてるし銘柄も増えてる(と思う)の図ということになってこれは更に凶悪化の一途ですからして・・・・


〇レポ市場の安定確保(というよりはレポ市場の代替を日銀がやりまっせ状態だが)措置登場

夕方になってこんなん出ました。
[外部リンク]

『日本銀行では、3月 13 日(金)に「年度末に向けた金融市場調節面の対応に ついて」を公表し、その中でレポ市場の安定を確保するための措置をお示しした ところです。本日、これに加え、レポ市場における国債需給の過度な引き締まりを抑制し、市場の安定を確保する観点から、国債補完供給にかかる措置として、 下記の対応を講じることとしましたので、お知らせします。』

ということで、

『1.オファー銘柄の拡大の実施期間延長

国債補完供給における事前の売却希望銘柄の申請を不要とし、原則として、 日本銀行が保有する全ての利付国債・国庫短期証券の銘柄を対象として オファーする対応について、4月 30 日(木)まで実施期間を延長します。

2.応募銘柄数の上限引き上げ

3月 25 日(水)から4月 30 日(木)までの間に実施する国債補完供給に ついて、売却対象先ごとの1回当たりの応募銘柄数の上限を一時的に緩和し、 従来の 20 銘柄から 30 銘柄に引き上げることとします。』

まあ何せ米ドルの問題から来ている分があって、あとはコロナちゃん対応でショートスタッフ化している金融機関が不要不急のトレードを減らすとか言う事になると、品貸しというのはどうしても被弾しやすい取引になってしまいますしというダブルパンチがありますからして、延長やむなしというか月曜→火曜と凶悪化されましたらそらそうよとなりますな、しかしこれ銘柄増えると日銀も大変ですなお疲れ様です。


〇コロナオペ(不適切表現)3兆円とは結構入った感がある(個人の感想です)

とかいう中で昨日はこんなのもありました。
[外部リンク] 33,968億円

ということで3.4兆円も入ったというイメージを個人的には持っておりますが、この量についての感覚はど真ん中の人(大手行の資金の人か短資の人)の意見の方が正しいのでそっちを参考にしてくらはいとは思いますが、連日のオペであれだけ玉無芳一なのが見えている中では、このオペ自体はただの共通担保オペ固定金利3か月物なだけによー入りましたなという事で。

ただし、これはただの共通担保固定金利3か月なのではなくて、マクロ加算が2倍適用というポイントキャンペーンのようなインセンティブ設計になっていますので、このオペにぶっこむとぶっこんだ分と事実上同額分だけマクロ加算の枠が増えるということで(同額分はオペの代わり金で枠を使ってしまいますので)、そこのインセンティブだけでこんだけ来るのかとは思ったんですが、まあよくよく考えてみれば茲許担保も大盤振る舞いしているので、その辺は効いたのかも知れませんね、担保繰りがつけば入れても良いインセンティブ’(ただしマクロ加算を現状で余らせている場合には何のインセンティブもないので悪しからず)ありますからね。

なお、勝手にコロナオペとか言ってしまいましたがどう見ても不適切表現なので誰かいい名前命名してくらはい。


〇問題になっているのが玉無芳一とドル無し芳一の中で債券市場が売られてなければ臨時輪番も要らん訳で

とまあそんな感じで昨日は前日の状況を増幅させた(ただしドルオペ分の担保は大盤振る舞いモードなので大盤振る舞いを当てにしてぶっこんでいる面もあると思うけど)動きになっておりましたが、昨日の朝方ベンダーコメントとかをチラチラと見ていたら、「FOMCの措置を受けて協調姿勢を出すために臨時輪番あるで」みたいなコメントが複数散見されておりましたのがさすがにお前は何を言ってるんだという話でございましたな、と思いました。

いやですね、昨日ってどう見ても債券値上がりする日ですよねという展開だった訳でして、その上市場に必要なのは担保玉とドル資金(あとはショートセールのカバーのレポも)という状態な訳でして、そら金利が日中ディスオーダリーに上昇するとかいうのでしたら別ですけれども、何も米国の措置と協調とかする意味ないものを何で協調とかいう発想が出てくるのかちょっと理解に苦しむ次第な訳ですようんうん。

そらもちろん金利が変ちくりんな上昇を示したら臨時輪番登場でしょうが、それは協調云々とは関係なく、あくまでも国内金融市場の動向に対応するもんでしょ、とは思う訳でして、金融市場が連日のように派手な打撃戦となって、東京ヤクルトスワローズと埼玉西武ライオンズの日本シリーズかというような流れになっているからパンチドランカーなのかも知れんが少しは落ち着けと思うのでありました。


でまあ臨時輪番は当然のごとく無かったわけですが、昨日はETFに関しても、

[外部リンク]
(本当は空欄ですが空欄にすると訳分らなくなるのでゼロを追記しました)

ということで設備投資および人材投資云々ETFの12億円の買入のみになりましたが、別に株式相場をカチ上げるのが日銀の仕事ではない(なおFRBとかいう所は株式相場をカチ上げるのを仕事と思っておられるようで甚だ遺憾の極みに存じます)のでそらそうよという所ではあります。


#とか何とかオペ雑談をしていたら一昨日のFOMCで打ち込まれたネタについてああだこうだ書いている時間が無くなってしまった(若干あるがオワランチ会長になるのでちょっとパス)ので以下その他小ネタ


〇基調的な物価ェ・・・・・・・・・・・・・・

2015)年3月26日〜平成32(2020)年3月25日

置物先生を越えるジンバブエブックとかが出てくるかと思うと大変に楽しみでございますな(棒読み)。なおねぎらいの言葉などはございません事も無くはないがやっぱりございません(というアタクシも大概に人間がアレですかそうですか)。" target="_blank">[外部リンク]
 


お題「ネタは先入先出なので昨日の日銀オペ雑談と昨晩のFOMCです」   2020/03/24(火)08:06:29  
  はあそうですか。
[外部リンク] 20時57分

『国民への現金や商品券の支給のほか、外食や旅行代金の一部を国が助成することを検討。』(上記URL先より)

自粛要請してるのに「旅行代金の助成」って馬鹿なの????????と思うのですが、何せ五輪様の場合は自粛もへったくれも無いらしいので、イベントにも上級イベントと下級イベントがあるんですね!!!!!!!

[外部リンク] 新型肺炎・コロナウイルス
2020年3月23日 11時10分

・・・・・・何か朝起きてみたらFOMCが実施されているようなのですが、通常予定のFOMCキャンセルしてわざわざ月曜(の普通の時間)に実施とか何だかもう意味が分からんというか、そのドタバタを何とかしろよと思うし、大体からして最近FEDが動くと必ずと言って良い位の勢いで雨株が下がるんで、当局の狼狽でボラが上がってそれに狼狽した当局が以下無限ループにしか見えんわヴォケ。

なお当局と言えばこんなのも出てますが、
[外部リンク] 8,000 2020年3月24日 2020年3月31日
国庫短期証券買入 2,500 2020年3月24日
国債買入(残存期間3年超5年以下) 3,000 2020年3月24日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 5,000 2020年3月24日
国債買入(残存期間10年超25年以下) 1,200 2020年3月24日
国債買入(残存期間25年超) 300 2020年3月24日
米ドル資金供給 2020年3月25日 2020年4月1日 0.380
社債等買入 2,000 2020年3月27日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分) 2020年3月23日 2020年3月24日 -0.550
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分) 2020年3月23日 2020年3月24日 -0.550
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 45,000 2020年3月24日 2020年4月2日

ふんどし過ぎてアレなのですが個別に成敗します。個別に成敗するんで結果はバラバラで引用しますが、以下のオペ結果はすべてこちらから引用しております。よろしくお願いいたします。

落札結果 (3月23日<月>)
[外部リンク] 8,000 2020年3月24日 2020年3月31日

となっていまして、一瞬ドルオペに向けて先打ちして来たのかと思いましたが、よくよく考えてみたらドルオペはT+2スタート1W応答日エンドなので足が4月1日になるのでドルオペとは関係なかったですタイという所ですが、この結果に泣いた。

国債売現先(3月24日スタート分) 30,000 8,000 -0.170 -0.204 50.0

ちょwwwww応札3兆円キタコレという所ですが、東京レポレートちゃんの方が

[外部リンク] エクセルファイル (Excel:354KB) をポチっとなとすれば分かりますが、世の中がアイヤーとなりだしてからということにしておいて3月6日金曜から直近までの翌日物(もう面倒なのでT+0とT+1の翌日物を並べてしまいますが)が以下のようになっている訳でして、

2020/3/6 -0.137 -0.144
2020/3/9 -0.130 -0.161
2020/3/10 -0.094 -0.104
2020/3/11 -0.095 -0.111
2020/3/12 -0.103 -0.153
2020/3/13 -0.196 -0.198
2020/3/16 -0.132 -0.215
2020/3/17 -0.350 -0.422
2020/3/18 -0.199 -0.218
2020/3/19 -0.223 -0.268
2020/3/23 -0.536 -0.620

GCレポレートって要するに国債担保の資金運用調達レートで、これがどマイナスってことはつまり円資金が死ぬほど余っているのか、国債が全然ないのか、のいずれかあるいは両方ということになりまして、兎にも角にも(この後の国債補完供給が更に壮絶ですが)レポ市場が盛大にシュリンクというか蒸発と言った方がエエンチャウノ状態になっている訳ですな。そら平均も▲20bpとかになるわというお話(しかも末エンドでそんなに使い勝手よく無さそうなのに)。


・短国買入は平常運転だがモノ無し芳一

国庫短期証券買入 5,226 2,500 -0.062 -0.027 26.6

ロットは平常運転でしたが足は流れましたかそうですか。買入しなくてもエエヤンと思ったが、買入しないと売現する玉が無くなっても困るでしょうし。償還乗換前倒しで使えば日銀保有の短国増えるじゃんとか思ったが年度末だから前倒しできんか・・・・・・・・・・ってだいたいからして勝手に日銀単独では出来ないというか、国庫資金繰りに跳ねてくる話なのでそうホイホイとはできませんですかそうですか。


・追加輪番キタコレ

国債買入(残存期間3年超5年以下) 3,000 2020年3月24日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 5,000 2020年3月24日
国債買入(残存期間10年超25年以下) 1,200 2020年3月24日
国債買入(残存期間25年超) 300 2020年3月24日

3-5年と5-10年の輪番が追加になりました。1-3は市場の国債が玉無芳一なので入れる意味なしというのは把握した。でまあ何か長期輪番の臨時ですが、臨時やるごとにから額が増えているのって何なのそれという感じはします。

まずですね、これ相場を止める意味があるのかそこまでではないのか、というのがあって、昨日は別に輪番やらんでも債券様は買いモードだったので別に押し上げるこたあねえじゃんとは思うのですし、止める気があるなら最初の臨時輪番が2000じゃなくて最初が5000だろとか思うのですけれども、さっきの売現に加えて補完供給の結果とか見ますと、そもそも論としてレポ市場がエライコッチャになっているというのが良く分かりますし、レポ市場がエライコッチャになるとそもそもマーケットメイクしてらんなくなるので、つまりは債券市場そのものの流動性が(国債なのに)死亡となりますよって、そういうのを勘案して日銀がマーケットメーカーの代わりに買うたるわという意図のもと、とりあえず売りがどの位あるのか確認しますわってんで、先週木曜は輪番のオファーが多めだったとの評価で後場あばばばばーになったことも踏まえ、多めに入れてみた、ということなのではなかろうか、などと勝手に妄想している訳ですな(個人の感想です)。


でもって結果。
国債買入(残存期間3年超5年以下) 5,143 3,000 -0.053 -0.037 76.0
国債買入(残存期間5年超10年以下) 6,913 5,000 -0.065 -0.045 4.8
国債買入(残存期間10年超25年以下) 1,939 1,201 -0.054 -0.031 53.3
国債買入(残存期間25年超) 993 302 -0.019 -0.017 66.7

25年超以外が流れまして、売り圧力一巡というか、朝方の売現結果(はこの結果出る時には分かっていました)を合わせて玉無芳一じゃんというのを明確に示す格好になりました。こらそろそろ無理繰り臨時輪番打ち続けなくても(その時の地合いによりけりですが)良いのかね、よー分からんけどさ(輪番は難しいですわ、事前に予定されているものは別ですが)。


・ドルオペェ・・・・・・・・・・・・(ついでにドルオペ担保用売現)

米ドル資金供給 2020年3月25日 2020年4月1日 0.380

ということで結果でございますが、

米ドル資金供給(3月25日スタート分) 34,850 34,850

1wで348億ドルキタコレ!!!!ということでドルファンディングの所がアレというのは米国市場がうんこというか、サプライズ大幅利下げから入ったFEDの対応がトンチキだったので市場が壊れてしまった次第でそのケツ持ちを各国中銀がやっている状態ですなナムナムナム。

担保用売現は以下の通り。
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 45,000 2020年3月24日 2020年4月2日

今回は惜しみなく落札分に対応する位のオファーという大盤振る舞いにも感心しましたが、まあ玉無芳一市場なので分かる。まあドルニーズ自体はどこかでピークアウトするんでしょうが、凄い調子でドルオペ実施されると担保大変ですな。

米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先)(3月24日スタート分) 42,559 42,559 -0.100 -0.100

4.2兆円キタコレ!!!!!!と何かもうねという感じですが、更に壮絶なのは補完供給。

#社債買入はアナウンス通りの買入でちょっと結果の評価良く分からんのでスルーします


・国債補完供給でアイヤー!!

午前の部がこれだった訳っすよ。
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分) 2020年3月23日 2020年3月24日 -0.550

でもって結果が、
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)(注4) 17,619 17,619 -0.550 -0.550

だったのですが、銘柄が物凄いことになっていまして脚注4が

(注4) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)の売却銘柄は,

利付国(2年)第389(3億円),393(625),394(9),395(53),396(18),397(108),398(20),400(36),401(60),405(117),407(238),408(521),409(3),410(306),

利付国(5年)129(11),132(32),133(56),134(90),136(290),137(43),138(24),139(537),140(16),141(685),142(368),

利付国(10年)309(450),310(450),312(455),313(450),315(310),318(331),319(3),320(300),326(157),329(446),331(52),332(394),333(578),334(58),338(160),339(294),340(32),342(100),343(16),346(860),347(1,084),349(127),350(127),351(346),352(1,443),353(300),354(90),355(637),356(486),357(1,118),

利付国(20年)56(279),71(69),74(136),88(71),92(68),101(15),106(20),129(9),133(34),137(1),138(36),142(25),148(67),150(4),152(10),154(81),156(63),157(67),159(18),160(79),162(10),164(70),166(19),167(36),168(22),169(194),170(5),

利付国(30年)36(1),47(4),59(1),60(6),62(3),63(60),

利付国(40年)11(49),12(36),

利付国(物価10年)22(5),23(1),

国庫証券877(22)です。


・・・・・( ゜д゜)
・・・・・(つд⊂)コ゛シコ゛シ
・・・・・(;゜д゜)

ちなみにご案内の通りですが、これ実際は全部が改行なしでふんどし状態。日銀のここのページだと明細が出てくるの遅いのがうーんこのという感じではあるのですが、とにかく銘柄数が壮絶に多くて、これを見るに思いっきりSCレポ市場もエライコッチャになっているというお話ですが、それにしてもこれは来てるわ。

そらまあこの市場がドタバタで決算に影響しかねない程度の各アセットの値動きというのがある上に、そもそも売現とかドルオペに見られるように円債に関しては担保のニーズが強まっているという状況な訳でして、さらに言えばコロナ対応でどこも稼働人員が減らざるを得ない状況だしで、SCレポ取引とかやってる場合じゃねえというのは分かるのですがいやもうね。


午後の部というのもありましたが、
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分) 2020年3月23日 2020年3月24日 -0.550

午後の部の結果は
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)(注5) 653 653 -0.550 -0.550

(注5) 国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)の売却銘柄は、
利付国(5年)第141回(472億円)、利付国(10年)312回(45)、325回(3)、357回(22)、
利付国(20年)71回(31)、利付国(40年)3回(80)です。

ということでこっちは(額の割に銘柄数多いけど)まあそこまでの額ではないので残敵掃討くらいの話でしたが、何はともあれ午前の部の補完供給にはたまげますなというか、毎日たまげてばっかりですわにゃーん。


・てな訳なので日本国債に換金売りとか言われましても何かねというのはある

とまあそういう状況だった昨日のオペですが、これを見るにどこからどう見ても円の資金に関しては1ミリも問題が無くて、問題があるのは国債の玉の方と、ドル資金だというお話。まあドル資金が直先スワップで取れなくなって、中銀ファシリティ使うってことになると、中銀ファシリティ相手だと担保が必要になって来るのですから、そら新規の担保ニーズがワラワラと大発生する訳で、そら売現に札は入るわGCレートはどマイナスになるわだし、GCが死んでSCも死にますと補完供給はあの有様ということでございますな。

ていうのをつらつら考えるに、ここもと良く後講釈で出てくる「日本国債換金売り」ってのは、いやまあそういう人が皆無とまでは申しませんし、そういう動きもあったのかも知れないですが、円資金自体に問題が生じていない事を考えると、「換金」なのではなくて、お家の事情的なサムシングということで、ポジションをクローズする動きでの売りとか、決算対応の売りとか、そういうもんだったんジャマイカと思うのよね(個人の妄想です)。

んでもって、まあこれ自体が一時的なのか継続的なのかという問題はあるのですが(米国市場のぶっ壊れモードが継続すると中銀ファシリティの依存状態が続くので玉無芳一モードが続きそうに思えますけれども)、仮に今追加緩和で国債買入増やしますとか言い出したら、応札するものが無いんですがからの華麗な札割れとかになりゃあしませんかねえと思う訳でして、量的拡大とか言ってる場合ではないというような状況なんじゃネーノ日本のマネーと為替と国債現物の状況は、とか何とか思うのでした。

なお、だからと言って別に金利が上がらんと申し上げている訳ではなくて、お家の事情みたいなのが飛んで来たらマーケットメーク機能が死んだ状態なので、無抵抗主義でそのままお家の事情の売りなり買いなりがストレートに反映されちゃったりすると思う(個人の感想です)ので、それはまた別モンの話だと思います。

・・・・・・と、思いっきり個人の感想ですな話が多いのですが、昨日のオペ結果を私家版勝手解釈してみました。私家版勝手解釈でございまして、正直全然大外れの話をしている可能性もあると、そこは別に自信ニキでも何でもありませんので、お差支えの無い範囲でここ違うじゃろとかいうのをご指摘賜りますと誠にありがたく存じますので伏してお願い申し上げます(平蜘蛛のごとく平伏)。


〇あとはETF買入メモメモ

[外部リンク] 23, 2020
Federal Reserve issues FOMC statement
For release at 8:00 a.m. EDT

USの朝8時に出すだけ少しマシになりましたがさて・・・・・・・・・・・

『The Federal Reserve is committed to use its full range of tools to support the U.S. economy in this challenging time and thereby promote its maximum employment and price stability goals.』

ということなのですが、本来お前らがフルサポートするのはリクイディティの所であって、まあそれに加えて市場が壊れた時に市場のカウンターパートとしての機能を果たすのが仕事であり、利下げは緊急フェーズが終わってから経済物価状況の見通しをみながらやれやこのヴォケという感じですが時すでにお寿司過ぎるのでもういいです(といいつつ粘着)。

『The Federal Open Market Committee is taking further actions to support the flow of credit to households and businesses by addressing strains in the markets for Treasury securities and agency mortgage-backed securities. The Federal Reserve will continue to purchase Treasury securities and agency mortgage-backed securities in the amounts needed to support smooth market functioning and effective transmission of monetary policy to broader financial conditions.』

「strains in the markets」はコロナ対応のトンチキさが招いた人災じゃろとは思いますがそれは兎も角と致しまして、「in the amounts needed to support smooth market functioning and effective transmission of monetary policy to broader financial conditions」ということで、市場のスムーズな機能と金融政策効果の有効な波及が確保できるのに十分なまで買入を行う、って言ってるのでまあ無制限買入と言ってしまえばそうなのですけれども、こう言ってしまうと追加で数字を拡大できなくなるんですけど大丈夫なのかね。

『The Committee will include purchases of agency commercial mortgage-backed securities in its agency mortgage-backed security purchases.』

MBS買入に加えてCMBSの買入もするようですな。

『In addition, the Open Market Desk will continue to offer large-scale overnight and term repurchase agreement operations. 』

システムレポを大規模に実施します、と言ってるのだがシステムレポを実施するのにしても、昨日ネタにした連銀貸出にしても、市場機能が壊れているから代替で登場という理屈は分かるのだが、これ市場機能壊す方向になるので、何ちゅうかこの出口何も考えてないだろう感は非常に強くて大丈夫かお前らコロナでパニクってないかと思う(個人の偏見です)。

『The Committee will continue to closely monitor market conditions, and will assess the appropriate pace of its securities purchases at future meetings.』

はあそうですか。

『Voting (by notation) for the monetary policy action were Jerome H. Powell, Chair; John C. Williams, Vice Chair; Michelle W. Bowman; Lael Brainard; Richard H. Clarida; Patrick Harker; Robert S. Kaplan; Neel Kashkari; Loretta J. Mester; and Randal K. Quarles.』

書面投票だったのね。

『In a related set of actions, the Federal Reserve announced additional measures to support the flow of credit to households and businesses. More information can be found on the Federal Reserve Board's website.』

とありますが、そこにあるリンクをポチっとなとしてもトップページに戻るだけのポンコツ仕様になっておりますが、当日はこんなのが同時に出ています。
[外部リンク] 23, 2020
Federal Reserve announces extensive new measures to support the economy
For release at 8:00 a.m. EDT

でもってこちらがその買入プログラムなどの詳細なのですが、ちょっと時間が無いのでパスします。


あと、金融機関に対してという話で、23日付でFOMC公表のちょっと後にこんなのが
[外部リンク] 23, 2020
Federal Reserve Board announces technical change to support the U.S. economy and allow banks to continue lending to creditworthy households and businesses
For release at 9:15 a.m. EDT

日曜日にこんなのが出ていてその増補版のようですが、
[外部リンク] Press Release
March 22, 2020
Agencies provide additional information to encourage financial institutions to work with borrowers affected by COVID-19

時間が無いので細かい話は明日にでもという感じなのですが、要するにお前らコロナで影響受けた債務者に対して配慮しろ(リスケだの金利減免だの)というような話をしていて、その辺の施策ということなのですが、これは下手を打つと震災手形になりゃあしませんかという気はだいぶしておりまして、生きているうちに震災手形からの以下自主規制とか言うのを見れるのかと思うと、健康に気を使って長生きしなければ!と思いを新たにするアタクシなのでした(アホです)。
 


2020/03/22(って日付を間違えたのではなくて19日日本時間とその後の三極中銀の施策を分けましたよって今日は分量多め)   2020/03/23(月)08:17:30  
  お題「今更ジローかも知れんが日本時間の19日(18日の海外夜と19日の日中)の物件を並べて置く」

量が大杉栄で追いつけなかったので分量が多めになっておりまして日付を分けてみました。でもって各種施策についてですが木曜日の日中に出たものを並べるとこんな感じですかな。

なお、SEPがねえぞと思ったらしらっと臨時会合2発やった挙句に定例FOMC会合はキャンセルになっているのだがSEPェ・・・・・・・・・・
[外部リンク] calendars, statements, and minutes (2015-2020)

March 17-18* (cancelled)

〇日銀は臨時輪番を乱発するものの債券先物はあばばばばーとな

んな訳で木曜の駄文で、どうせこれ臨時輪番入れるじゃろと申し上げつつ、「大体からして臨時輪番入れるとただ単に市場のボラを増幅して戻り売りの急所を提供するだけのような気も(個人の感想です)。」などと申し上げましたが案の定を上回る展開でさすがのおいらもタマゲタだよ。

木曜日の輪番オファー(輪番以外も)はご案内の通りで、

[外部リンク] 2,000 2020年3月23日
国債買入(残存期間3年超5年以下) 3,000 2020年3月23日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 4,000 2020年3月23日
国債買入(残存期間10年超25年以下) 1,000 2020年3月23日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分) 2020年3月19日 2020年3月23日 -0.350
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 20,000 2020年3月23日 2020年3月30日
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 20,000 2020年3月23日 2020年4月13日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 3,000 2020年3月23日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分) 2020年3月19日 2020年3月23日 -0.350

いやー大変なもんでしたが、ロイターさんの記事でも見ながら。
[外部リンク] / 15:32
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は大幅続落、長期金利は一時0.095%へ 1年4カ月ぶり高水準

『<15:13> 国債先物は大幅続落、長期金利は一時0.095%へ 1年4カ月ぶり高水準

国債先物中心限月6月限は前営業日比1円4銭安の150円71銭となり、大幅続落して引けた。ポジション整理や現金確保の動きを背景に売りが加速し、一時150円61銭と、限月ベースでは18年11月5日以来の水準まで下落した。ただ、日銀による臨時の国債買入オペを受けて、プラス圏に浮上する場面もあった。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時0.095%と、18年11月29日以来の水準まで上昇した後、前日比4.0bp上昇の0.090%まで水準を戻した。』(上記URL先より、以下同様)

結局何で売りなのかと言われましても困るのですが、円資金は余ってるじゃろ換金売りしてどないすんねん(むしろドルオペ用の担保が足りない位)と思うので、決算が大幅に予定外の株価あばばばばーによって含み残っている円債で調整しに行くとこうなってしまうという方がイメージには合うのですが何せ良く分からん。ああそれからドル高に関しても別に「安全なドルを買う」のではなくて、ドルの資金市場がおかしくなってしまってドル調達できないからヤケクソでスポットに行くとかそういう方がイメージに合うんだがこれも良く分からん。

『市場では「年度末を控えてリスクを取りたくない向きが多く、買い手が乏しい状況の中、株や債券の投げ売りが続いている」(外資系証券)との声が聞かれた。』

株は減損掛かるので投げるとかボラが上がってリスクリミット引っ掛かったからというのは分かるのだが。いやまあ良く分からんです。

『日銀は日中に計2回の臨時国債買入オペを通知。対象は中長期債・超長期債で、オファー額は合計で1兆3000億円となった。午前のオペについては、オファー額や幅広い年限がオペに入ったことが好感され、先物はプラス圏に浮上する場面があった。』

まあMPMが前倒しになったので入札が無い日なのを良い事にここぞとばかりに予定外だけどいつもの時間(10時10分)に輪番打ったのですけれども、5-10が4000億円で超長期前半が1000億円で超長期後半が無しという辺りが微妙にアレでしたが、オペぶっこんだ後に先物40銭程度は上昇して当日高値を10時18分にマークした、とJPXちゃんのイントラデイチャートを見るとございまする。

まあその間に、各国中銀の対応とかいうのもあったのですがそれは後の話としまして、

『一方、午後については「各国中銀による政策対応を受けて、日銀としても何かしなければならなかったという印象だ。国債買い入れが増やされても、相場に効果が効いていない」(国内証券)との声が聞かれた。』

というか、結局輪番効果で8分間ほど債券先物はヒャッハーしましたけれども、その後は尻すぼみになって、おまけに輪番結果がよろしくないという評価で後場寄りで窓開けて下がって寄って、その後もあばばばばーになって13時直前には堂々の151円割れになってしまったからということで、長期輪番を3000億円おかわり君となるのでした。

でもっておかわり君が炸裂して先物30銭くらい戻ったのですが、悲しいことにそれは一瞬でして、まあ151円台は回復したものの、結局のところ引けにかけて勢い付けて下がって結局ほぼ安値引けとかいうことになりましたな。

まあ何ですな、こういう板がスッカスカの時に日銀が買入入れるにしましても、中途半端に入れると売り圧力の強さを見せつけるだけになってしまう(午前の結果がそう)ので、ガチで止めたいのならドドーンと行かないといけないのかも知れませんが、ゆうて結果見ないとワカランチ会長だし、指値はこの水準だとちょっとねえというのもあって。まあカレントが0.15%くらいの所で0.20%指値とか0.25%指値などというような感じで「下の方に救助マットありまっせ」ってな空砲で良いとは思うのですが、問題はたかだか10bp程度では空砲打つのは水準がまだ足りない事ですかね。よー知らんけど。


『TRADEWEB
    OFFER  BID   前日比  時間
2年  -0.175 -0.159    0  15:10
5年  -0.053 -0.044   0.022 15:08
10年  0.09  0.101   0.044 15:10
20年  0.318  0.337   0.029 15:10
30年  0.431  0.444   0.023 15:10
40年  0.425  0.442   0.027 15:10』

ということでですな、まあ何と申しますか、打ちたかったのは分かるのですが、結局のところこういう相場になってしまうとなまじの輪番入れても止まらんものは止まらんし、しかもこの流れの中で財政出る(まあ財政ネタで国債売るってのも相手が弱体じゃないと基本踏まれるものなんですけど)ネタがあるからそら売りやすいわなとは思うのですが、何せ水準がこの程度で指値を入れるのも変(レンジを以前拡大しているのは戻されていないのだから)なのですけれども、さっきのロイターさん記事を見ますと、

『足元の急激な金利上昇を背景に、市場では日銀による指し値オペが意識され始めている。市場では「長期金利が0.2%近辺に上昇するまでは、(指し値オペには)踏み切らないのではないか」(同)との見方が出ている。』

まあ落ち着けという感じでして、いやだから柔軟化したじゃんという話だし、株式とかクレジットとかだと売るに任せておくのもちょっとアレかも知れませんけれども、国債ですよ国債。


・・・・・・・つーかですね、各国の色々なネタもぶっこまれておりますが、もしかして週末で少し水入りしてくれるとアリガタヤなのですが、各国政策当局が泡を吹いて何か入れだすと更にボラが上がって市場が不安定化する、というフィードバックループを辿っているように見えます(個人の感想です)。まあ元はと言えばパウエルとトランプが悪いんですけど、とにかく政策当局が狼狽したらそら市場なんてその狼狽を増幅して狼狽しますがなという感じではあります。


〇日銀ETF買入ですが木曜2000億円買うなら何でその前が1200億円だったのかと小一時間

最近はすっかり毎度おなじみの
[外部リンク] Emergency Purchase Programme (PEPP)」とな

その略称を見て久々にピコ太郎を思い出したわ。日本の朝方出た奴なのでアタクシも追いつけなかった奴ですな。

[外部リンク] RELEASE
ECB announces ユーロ750 billion Pandemic Emergency Purchase Programme (PEPP)
18 March 2020

『The Governing Council decided the following:』

ということで、

『(1) To launch a new temporary asset purchase programme of private and public sector securities to counter the serious risks to the monetary policy transmission mechanism and the outlook for the euro area posed by the outbreak and escalating diffusion of the coronavirus, COVID-19.』

コロナちゃんの流行拡大によってユーロ圏の経済と金融政策の波及メカニズムに重大なリスクを与えているので、新しい時限的な公的及び民間セクターの証券購入プログラム、ということで前週のECB会合でのAPP拡充は民間対象だったのですが、(ネタにまだしていませんが、汗)記者会見で余計なことに「イタリアのスプレッド」とか質問するのがいまして、まあラガルドさんもそこは正直に「国債のスプレッドの縮小の為のプログラムではないです(事実そうなんだが)」と言ってしまったらイタリア国債があばばばばーとか言ってたら遂にはイタリア以外全部が(ノ∀`)アチャーってなってしまいまして、結局周縁国国債を買う破目に。

『This new Pandemic Emergency Purchase Programme (PEPP) will have an overall envelope of ユーロ750 billion.
Purchases will be conducted until the end of 2020 and will include all the asset categories eligible under the existing asset purchase programme (APP). 』

2020年末までの間で総額7500億ユーロの購入をするんですとよ。でもって従来の資産買入で適格なものは全部対象とな。

『For the purchases of public sector securities, the benchmark allocation across jurisdictions will continue to be the capital key of the national central banks. At the same time, purchases under the new PEPP will be conducted in a flexible manner.』

各国国債の買入に関しては基本的には従来通りキャピタルキーを上限の基本にするけれども、コロナオペではその辺は柔軟に対応しますよと、結局運用されてみないとどっち(周縁国買う気満々なのかそうでないのか)かは分からんのですが、まあどうせここの所は揉めたからこれ以上踏み込んで書かないんでしょうな。

『This allows for fluctuations in the distribution of purchase flows over time, across asset classes and among jurisdictions. 』

ということなので、購入においてある位程度偏りが出たりすることもあるでよ、と取り合えずアイヤー状態の銘柄も買いますよというのを含みに残している。

『A waiver of the eligibility requirements for securities issued by the Greek government will be granted for purchases under PEPP.』

なお、ギリシャ国債に関しては現状のAPPプログラムでは購入可能な留保条件があるそうなのですが、それに関してはコロナ買入においては購入可能にするような言い方ですな。よって(市場の反応もそうですが)周縁国のスプレッド縮小要因ネタ。

『The Governing Council will terminate net asset purchases under PEPP once it judges that the coronavirus Covid-19 crisis phase is over, but in any case not before the end of the year.』

なおコロナの危機フェーズが終了したと理事会が判断した際には、年内を待たずにこの買入を終了することが出来るそうです。まあそら入れて置くわなこの文言、入れておかないと思いの外早期回復した場合に金融不均衡大発生装置になりますもん。

『(2) To expand the range of eligible assets under the corporate sector purchase programme (CSPP) to non-financial commercial paper, making all commercial papers of sufficient credit quality eligible for purchase under CSPP.』

CSPPではアセットバックCPを買入の対象にしておりましたが、今回その対象範囲を拡大して、 非金融企業の発行するCPについても、そのCPが従来CSPPで購入していたCPと同程度以上の信用力があるものと認められるものについては対象にするそうな。

『(3) To ease the collateral standards by adjusting the main risk parameters of the collateral framework. In particular, we will expand the scope of Additional Credit Claims (ACC) to include claims related to the financing of the corporate sector. This will ensure that counterparties can continue to make full use of the Eurosystem’s refinancing operations.』

担保基準におけるリスクパラメーターを緩和しますって話で、企業金融に関連するクレジットに関してECBのリファイナンシングオペレーションでフルにファイナンスできるようにしますよとかそんな話のようで。

『The Governing Council of the ECB is committed to playing its role in supporting all citizens of the euro area through this extremely challenging time. To that end, the ECB will ensure that all sectors of the economy can benefit from supportive financing conditions that enable them to absorb this shock. This applies equally to families, firms, banks and governments.』

この辺はお題目みたいな話。ECBの今回の措置はコロナで色々な問題が起きていますのでその皆様に対処するもんでっせとか。

『The Governing Council will do everything necessary within its mandate. The Governing Council is fully prepared to increase the size of its asset purchase programmes and adjust their composition, by as much as necessary and for as long as needed. It will explore all options and all contingencies to support the economy through this shock.』

このショックに対してマンデートに対して必要な措置はやりまっせという奴ですな「will do everything necessary」だそうで。

『To the extent that some self-imposed limits might hamper action that the ECB is required to take in order to fulfil its mandate, the Governing Council will consider revising them to the extent necessary to make its action proportionate to the risks that we face. The ECB will not tolerate any risks to the smooth transmission of its monetary policy in all jurisdictions of the euro area.』

とりあえず今回は措置自体が時限措置ということにしているし、状況によっては早めに終了させることもある、と入れているので、後半の方は威勢よく必要な措置について今後も拡大しますよ、という話をしております。でもってその辺の説明らしきものがラガルドとかから出ているのだがそれはそれで別途。


〇FEDはMMFへの一時的な資金貸出プログラムを久々(リーマンショック以来)に投下とな

こちらも米国の18日夜中なので木曜の東京時間に投下された物件ですな。
[外部リンク] 18, 2020
Federal Reserve Board broadens program of support for the flow of credit to households and businesses by establishing a Money Market Mutual Fund Liquidity Facility (MMLF)
For release at 11:30 p.m. EDT

MMLFということMMF投資信託向けの流動性供与プログラムです。これリーマンの時にもMMFからの資金流出による資産のファイヤーセール防止と短期金融市場の機能崩壊を防ぐためにぶっこまれたものの復活ではございますが、いや何と申しますか最初の緊急利下げ以降何がどうなってるんだかという感じでございますけれども、とりあえずドルのファンディングが色々とアレという事だけは分かる(気がする)。

『The Federal Reserve Board on Wednesday broadened its program of support for the flow of credit to households and businesses by taking steps to enhance the liquidity and functioning of crucial money markets. Through the establishment of a Money Market Mutual Fund Liquidity Facility, or MMLF, the Federal Reserve Bank of Boston will make loans available to eligible financial institutions secured by high-quality assets purchased by the financial institution from money market mutual funds.』

MMFに対して保有する資産(ったってMMFだから基本的に短いのしか持っていない筈)を担保にボストン連銀(これMMFを運用してるのが運用会社だからボストンの方が都合が良いとかそういうことかいな)がつなぎ融資を行いますよって話ですが、じゃあCP買取プログラムってのもぶっこまれたじゃないのよ17日に、というのはございますけれども、そちらは17日の夜になって出たので辛うじて18日の朝のネタに引用だけしてネタにしましたCPFFって奴ですが、そっちは、CP発行体辺りの買入限度額は昨年1年間の最大発行残高が上限で、購入利回りは3MOIS+200bp(A1相当じゃないとダメとかそういうのもある)というレートでの「買入」でしたが、こちらはその後にあるタームシートを見ますと「CPの満期までの貸出」になります。

何で貸出かという話ですが、たぶん上記のような売却レートで「売却」をするとその瞬間に多分売買損失が出てしまいまして、(とは言えMMF改革終わっているからトレジャリーオンリーじゃないと固定NAV方式には出来ない筈なのですが、たぶん3MOIS+200何ぞで売ったらさすがに損がデカかろう、と思う)それはそれで不具合が生じるから、ローンにして逆鞘分(になった場合ですが)は期間按分させるようにしたのと、CPFFよりも多分金利がマシの筈(あとで出てきます)。

『Money market funds are common investment tools for families, businesses, and a range of companies. The MMLF will assist money market funds in meeting demands for redemptions by households and other investors, enhancing overall market functioning and credit provision to the broader economy.』

背景説明していて、一々一般の皆様に対して重要な施策ですよというのを入れている辺りが最近のFRBってずーっとそういうのを枕に置かないと気が済まないの巻なんですよね。ただの投資信託お助けスキームではありませんって説明ですわ。

『The attached term sheet details the types of assets, including unsecured and secured commercial paper, agency securities, and Treasury securities, that are eligible, as well as additional information. The MMLF program will purchase a broader range of assets, but its structure is very similar to the Asset-Backed Commercial Paper Money Market Mutual Fund Liquidity Facility, or AMLF, that operated from late 2008 to early 2010.』

これですな。前回の時はABCPを対象にしたMMF向けお助けファシリティ(AMLFって名前だった)がありまして、大体それと同じようなスキームになりますよと。

『The MMLF is established by the Federal Reserve under the authority of Section 13(3) of the Federal Reserve Act, with approval of the Treasury Secretary. The Department of the Treasury will provide $10 billion of credit protection to the Federal Reserve in connection with the MMLF from the Treasury's Exchange Stabilization Fund.』

『More detailed program terms and conditions and an operational calendar will be published soon.』

んでまあタームシートがあるんですけど。
[外部リンク] Market Mutual Fund Liquidity Facility

2ページ組になっていて、2ページ目に密やかに掲載されているのが、

『Program Termination: No new credit extensions will be made after September 30, 2020, unless the Facility is extended by the Board of Governors of the Federal Reserve System.』

だけなのがちょっとチャーミングですが、9月30日までの時限措置らしい。でもって条件等ですが、

『Facility: To provide liquidity to Money Market Mutual Funds (“Funds”), the Federal Reserve Bank of Boston (“Reserve Bank”) would lend to eligible borrowers, taking as collateral certain types of assets purchased by the borrower from Funds (i) concurrently with the borrowing; or (ii) on or after March 18, 2020, but before the opening of the Facility.

Borrower Eligibility: All U.S. depository institutions, U.S. bank holding companies (parent companies incorporated in the United States or their U.S. broker-dealer subsidiaries), or U.S. branches and agencies of foreign banks are eligible to borrow under the Facility.

Funds: A Fund must identify itself as a prime money market fund under item A.10 of Securities and Exchange Commission Form N-MFP.』

MMFに対して直接貸すのではなくて、金融機関を通じてボストン連銀から貸すようですの。そら(ミューチュアルファンドはFEDに直接アクセスしているわけではないから)そう(銀行経由になる)よ。

『Advance Maturity: The maturity date of an advance will equal the maturity date of the eligible collateral pledged to secure the advance made under this Facility except in no case will the maturity date of an advance exceed 12 months.』

貸出期間は該当する担保有価証券の足と同じになります。なお1年超のものは対象外。

『Eligible Collateral: Collateral that is eligible for pledge under the Facility must be one of the following types:

1) U.S. Treasuries & Fully Guaranteed Agencies;
2) Securities issued by U.S. Government Sponsored Entities;
3) Asset-backed commercial paper that is issued by a U.S. issuer, is rated at the time purchased from the Fund or pledged to the Reserve Bank not lower than A1, F1, or P1 by at least two major rating agencies or, if rated by only one major rating agency, is rated within the top rating category by that agency; or
4) Unsecured commercial paper that is issued by a U.S. issuer, is rated at the time purchased from the Fund or pledged to the Reserve Bank not lower than A1, F1, or P1 by at least two major rating agencies or, if rated by only one major rating agency, is rated within the top rating category by that agency.

In addition, the facility may accept receivables from certain repurchase agreements.』

(1)米国債および米国政府フル保証債、(2)米国政府関連機関発行証券、(3)と(4)はABCPと無担保CPということで、条件はA1格が2社以上(1社の場合は最も高い格付(A-1+とかの話になると思う。P-1には+とかそういうのは無かった筈なのでその場合はP-1だと思う)、米国の発行体が発行したものという条件があります。

でもって貸出とあるけれども現先方式での貸し出しになるそうな。問題のレートですが、

『Rate: Advances made under the Facility that are secured by U.S. Treasuries & Fully Guaranteed Agencies or Securities issued by U.S. Government Sponsored Entities will be made at a rate equal to the primary credit rate in effect at the Reserve Bank that is offered to depository institutions at the time the advance is made. All other advances will be made at a rate equal to the primary credit rate in effect at the Reserve Bank that is offered to depository institutions at the time the advance is made plus 100 bps.』

公定歩合貸出のうちプライマリークレジットのレート(直近は15日(の深夜)にゼロ金利政策復活したのでプライマリークレジットのレートは0.25%になっています)で貸すのは米国債、政府保証債(フルカバー物)、米国政府関連機関の発行する証券、となります。ABCPや企業CPに関してはプライマリークレジット+100bpになりますので1.25%ですが、これをローン(現先)で出すという話だから、15日当初にぶっこまれたCSPPよりはだいぶ優遇されている感isある。

『Collateral Valuation: The collateral valuation will either be amortized cost or fair value. For asset-backed and unsecured commercial paper, the valuation will be amortized cost.

Credit Protection by Department of the Treasury: The Department of the Treasury, using the Exchange Stabilization Fund, will provide $10 billion as credit protection to the Reserve Bank.
Non-Recourse: Advances made under the Facility are made without recourse to the Borrower, provided the requirements of the Facility are met. For avoidance of doubt, borrowers under the MMLF will bear no credit risk.』

担保価値は基本的にアモチ掛けた額(発行時利回りで期間按分)ですが、企業発行CPについては公正時価が用いられる場合もあるようでして、この貸出はノンリコ扱いなので、FEDとの窓口になっている金融機関には被害をもたらさない仕組みにしました、だそうな。FEDが不幸にも損失を被った場合に備えて財務省が市場安定化基金から100億ドルの基金を拠出しますよということだそうな。

つーことで、まあその前から市場自体は怪しい感じでしたが、MMFに資金繰りお助け措置がぶっこまれるご時世とはスピードが速すぎでございますがなナムナム。




2020/03/23

お題「木曜の東京時間以降に打ち込まれた施策の整理」

ということで先入れ先出しの法則でそっちから泡を吹きながら成敗。

〇FEDがドルのスワップラインを従来以外の中央銀行とも盛大に締結(3/19米国)

コロナのせいでドル資金のファンディングが干上がるっつーのも何だよそれという感じではありますが、現実問題としてこういうのは出てくるは為替直物まで影響してきた(と思っているのですが実際どうなのよ)ようなのでこの措置よ。

[外部リンク] 19, 2020
Federal Reserve announces the establishment of temporary U.S. dollar liquidity arrangements with other central banks
For release at 9:00 a.m. EDT

よし米国時間の朝だな!ということですが、このURLだと「a」というのもあるのではと思うでしょうが、まああるんですけれども、そちらは前日にぶっこまれたMMFお助けオペを金融機関が仲介するときに、仲介と言っても自分のバランスは使うことになるのでその時に自己資本規制上不利にならないようにしておかないとこのMMFお助けスキームがワークしないので、そこのお助け措置です。

でもってこちらはドルスワップラインの盛大な拡大という話。

『The Federal Reserve on Thursday announced the establishment of temporary U.S. dollar liquidity arrangements (swap lines) with the Reserve Bank of Australia, the Banco Central do Brasil, the Danmarks Nationalbank (Denmark), the Bank of Korea, the Banco de Mexico, the Norges Bank (Norway), the Reserve Bank of New Zealand, the Monetary Authority of Singapore, and the Sveriges Riksbank (Sweden).』

『These facilities, like those already established between the Federal Reserve and other central banks, are designed to help lessen strains in global U.S. dollar funding markets, thereby mitigating the effects of these strains on the supply of credit to households and businesses, both domestically and abroad.』

まずは対象の拡大で、豪州、ブラジル、デンマーク、韓国、メキシコ、ノルウェー、NZ、シンガポール、スウェーデンとのスワップラインの締結をしたそうな。

『These new facilities will support the provision of U.S. dollar liquidity in amounts up to $60 billion each for the Reserve Bank of Australia, the Banco Central do Brasil, the Bank of Korea, the Banco de Mexico, the Monetary Authority of Singapore, and the Sveriges Riksbank and $30 billion each for the Danmarks Nationalbank, the Norges Bank, and the Reserve Bank of New Zealand. These U.S. dollar liquidity arrangements will be in place for at least six months.』

少なくとも6か月間、豪州ブラジル韓国メキシコシンガポールスウェーデンと300億ドル、ノルウェーNZとは200億ドルのスワップラインを締結。

『The Federal Reserve also has standing U.S. dollar liquidity swap lines with the Bank of Canada, the Bank of England, the Bank of Japan, the European Central Bank, and the Swiss National Bank.』

カナダ英国日本ECBスイスとは既に常設のスワップラインがありまっせ、というのは翌日の前振りでございましたようで・・・・・・・・・


〇各国中銀がスワップラインの活用拡大での合意(3/20)でドルオペが盛大に拡大の模様

19日には他のリリースもあるのですが話の流れでまずはこちらを。
[外部リンク] 20, 2020
Coordinated central bank action to further enhance the provision of U.S. dollar liquidity
For release at 10:00 a.m. EDT

『The Bank of Canada, the Bank of England, the Bank of Japan, the European Central Bank, the Federal Reserve, and the Swiss National Bank are today announcing a coordinated action to further enhance the provision of liquidity via the standing U.S. dollar liquidity swap line arrangements.』

ファーザーエンハンスキタコレ。

『To improve the swap lines' effectiveness in providing U.S. dollar funding, these central banks have agreed to increase the frequency of 7-day maturity operations from weekly to daily. These daily operations will commence on Monday, March 23, 2020, and will continue at least through the end of April. The central banks also will continue to hold weekly 84-day maturity operations.』

常設ファシリティ化している主要国(さっきの奴の最後にあった国)に関しては7日間もののドル資金供給オペを従来の週1から毎日に拡大、84日もの(12週間物)については従来通り週1で実施。23日月曜からとりあえずは4月末までは毎日の1週間物オファーを実施するようですな。

『The swap lines among these central banks are available standing facilities and serve as an important liquidity backstop to ease strains in global funding markets, thereby helping to mitigate the effects of such strains on the supply of credit to households and businesses, both domestically and abroad.』

ここは能書きですが、要するにドルファンディング市場があばばばばーなので中銀スワップ使って市場以外からドルの短期調達ができるようにしておかないとアカンがなという状況になっているのですが、どこからどう見ても米国の不手際でこういうことになってるのでもうねという感じです。でもって、これを受けた日本の措置が次に。


〇さっきの奴の日本語版あんどドル供給オペ日程の拡充

20日の金曜日(祝日)に出ていますよお疲れ様ですと思うのだが更に土曜日にもリリースがある。
[外部リンク] 3月 20日
日 本 銀 行
米ドル流動性供給を一層拡充するための中央銀行の協調行動

中身はさっきの英文の日本語バージョンなので割愛しようと思いましたが小見出しに日本語版と書いているのを思い出して引用だけしておくだ。

『カナダ銀行、イングランド銀行、日本銀行、欧州中央銀行、米国連邦準備制度およびスイス国民銀行は、本日、米ドル・スワップ取極を通じた流動性供給を一層拡充するための協調行動を公表することとした。』

『スワップ取極を通じた米ドル資金供給の有効性を高めるため、上記の中央銀行は、1週間物の米ドル資金供給の頻度を週次から日次に引き上げることに合意した。これら日次の米ドル資金供給は、2020 年 3 月 23 日(月)から開始され、少なくとも 4 月末まで継続される。これらの中央銀行は、週次の 3 か月物(84 日物)の米ドル資金供給も、引き続き実施する。』

『上記の中央銀行間のスワップ取極は、利用可能な常設の制度であり、グローバルな資金調達市場の緊張を緩和する重要な安全弁として機能することによって、国内外で、こうした緊張が家計や企業に対する信用供給に及ぼす影響を軽減することに資するものである。』


ということで21日の土曜日に出ていますよお疲れ様です、というか確かに相場がこれだし状況がこれだから致し方ないのは分かるんですけれども、土日もこの調子で緊張の春とかやっておりますと、免疫力落ちちゃうから何かこうサポートの体制とかそういうのは大丈夫なのかとさすがに心配になる(実務部隊のトップ数名が同時に倒れるとか隔離とかにならないようにして頂きたい)のですが。

[外部リンク]
2020年3月21日
日本銀行 金融市場局

21日土曜日ェ・・・・・・・・・(当然アタクシなんぞは金曜の海外引けだけ何となく確認した気になってのうのうとしていたわ)。


『○ カナダ銀行、イングランド銀行、日本銀行、欧州中央銀行、米国連邦準備制度およびスイス国民銀行は、3 月 20 日に、米ドル・スワップ取極を通じた流動性供給を一層拡充するための協調行動を公表し、少なくとも 4 月末まで 1週間物の米ドル資金供給の頻度を週次から日次に引き上げることに合意しました。

○ これにもとづき、日本銀行では、以下のとおり、米ドル資金供給オペレーションのオファー日程を追加しましたので、お知らせします。

── オファー日等については、今後も決定の都度、公表する予定です。

1.タイムスケジュール
オファー 10 時 40 分
応募締切 11 時 30 分
オファーバック 11 時 45 分頃
結果公表 11 時 45 分頃

2.オファー日等(下線部のオファー分を追加) 』

でもって1週間物が盛大に増えているので(毎日になったから当たり前ですが、火曜日以外の日程が新しくぶっこまれたので以下ふんどしのような表になっております。

これ対応する国債の貸出(正確には日銀の売現先)も行われる(全部が全部かどうかは別だが)のかと思うのですが、まあ出すものは盛大にあるから良いようなもんですが、うっかりするとこれ日銀の補完供給に影響する程出て行ったりする・・・・・ことはさすがに無いのか良く分からん。



〇FEDの施策3月19日版で「連銀貸出が活用されて感動した!」らしいのだがそれはそれで何だかねえ

3月19日版の「c」アドレスがこれなんですが、

[外部リンク] 19, 2020
Federal Reserve Board encouraged by increase in discount window borrowing to support the flow of credit to households and businesses
For release at 5:00 p.m. EDT

うーんこのというリリースなんですが、本文を見ますと、

『The Federal Reserve Board is encouraged by the notable increase in discount window borrowing this week with banks demonstrating a willingness to use the discount window as a source of funding to support the flow of credit to households and businesses.』

今週(3/16〜3/19)になって連銀貸出の残高が盛大に増えた(そらまあプライマリークレジットレートが0.25%でございますからにゃあ)のはエンカレッジだと仰せになっております。

『This uptick follows the recent changes to the discount window announced by the Federal Reserve and the federal banking regulators' recent statement encouraging financial institutions to use the discount window. In that statement, the Federal Reserve and other federal regulatory agencies underscored the role of the discount window.』

15日(の深夜)に出した「recent statement」(連銀貸出を皆さん使いましょうとかいう監督当局とFEDの共同リリースでネタにはしました)に沿って、もちろん「recent changes」で利下げして0.25%になったから、ということで連銀借入が増えているのは結構結構、という話なんですが、ディスカウントウィンドウが盛大に使われるということは、つまり市場が機能していない状態ということになっているので、まあ何と申しますか必ずしも結構という話じゃないからうーんこのと唸ってしまいます。

『By providing ready access to funding, the discount window helps depository institutions manage their liquidity risks efficiently and avoid actions that have negative consequences for their customers, such as withdrawing credit during times of market stress. The Federal Reserve welcomes continued use of the discount window by banks to help them channel credit to households and businesses.』

何つーかこの「The Federal Reserve welcomes continued use of the discount window by banks」ってのも頭のネジが数本抜けているような話ですが、そもそもが今回はディスカウントウィンドウを誘導目標の上限にまで下げてしまうという無茶ぶりをしているので(その前までは誘導目標金利のレンジに対してプライマリークレジットレートは50bpのスプレッドがあったのですが、今回実質ゼロ金利導入に際して連銀貸出金利を150bp引き下げているのね)、現状では連銀貸出がバカスカ出ているということは誘導目標金利の上限に近い状態になっているということですな。

とは言いましても、そんなガチガチの上下ファシリティ(現状はIOERが0.10%、公定歩合が0.25%ですがな)にしてしまいますと、当然ながらですけど短期金融市場がいつまで経っても戻らないですし、これ公定歩合の上げ時が無茶苦茶難しいことになりそうな悪寒がしますな。なんかもう目先凌ぐことで精いっぱいで多分出口で苦労すること考える余裕が無いというのは分かりました。


〇MMFお助け措置の拡充(3/20)たぶん地方債市場のお助け措置

[外部リンク] 20, 2020
Federal Reserve Board expands its program of support for flow of credit to the economy by taking steps to enhance liquidity and functioning of crucial state and municipal money markets
For release at 11:00 a.m. EDT

というのが出ていまして、本文だと

『The Federal Reserve Board on Friday expanded its program of support for the flow of credit to the economy by taking steps to enhance the liquidity and functioning of crucial state and municipal money markets. Through the Money Market Mutual Fund Liquidity Facility, or MMLF, the Federal Reserve Bank of Boston will now be able to make loans available to eligible financial institutions secured by certain high-quality assets purchased from single state and other tax-exempt municipal money market mutual funds.』

とあって、例によってタームシートがあって、
[外部リンク] Market Mutual Fund Liquidity Facility

書いてある条件は同じですがこのところが違うようで、

『Funds: A Fund must identify itself as a Prime, Single State, or Other Tax Exempt money market fund under item A.10 of Securities and Exchange Commission Form N-MFP.』

ということで、州債とか地方債とかの市場に対するお助けとさっきの所にあるので、まあその手の関連有価証券を入れてるやつってんですかね、良く分からんが多分そんな感じだと思います。


〇ECBはラガルド総裁がECBブログを使って説明とな

[外部リンク] ECB BLOG
Our response to the coronavirus emergency
by Christine Lagarde, President of the ECB
19 March 2020

ブログって名前になっているけれどもコメント欄はありません、悪しからず。

ああそれからちなみにECBもドルのスワップライン拡充で日本と同じことを行っていますが、そっちに関しては要するに同じ話なのでそこは割愛します、ということでブログちゃんのほう。

『The coronavirus pandemic is a collective public health emergency unprecedented in recent history. It is an unbearable human tragedy played out across the world and our thanks go to the dedicated health workers on the frontline of our health systems.』

ということで冒頭はコロナちゃんがもう近年まれにみるエライコッチャという話になっておりますが、まあ確かにイタリアの死者の増え方の数字見るとウギャーって感じでもありますが、何と申しますかこの近年ずーっと続いている「何でもかんでも効率化」の結果として平常時は効率が確かによろしゅおすえでコストも下がりますがなという話であっても、それが行き過ぎるとショックに対する耐性が無くなってしまう訳でして、世の中には脂肪を抱えた腹肉が必要だと(ただのポジトー)いうことが分かりますな、ナムナムナム。しかもムカツクのはそういうのを推進して社会のストレス耐性を下げたような連中はのうのうと偉そうにしていて、症状が悪化して死んじゃうのはそれとは関係ない方々だったりするのよね。などと脱線している場合ではない。

『It is also an extreme economic shock that requires an ambitious, coordinated and urgent policy reaction on all fronts to support people and firms at risk.』

ということで、エクストリームなエコノミックショック、とは言ってもこれ突如トランプとパウエルが話を一気にあばばばばーにしたように見えますし、当初楽観していたら国内感染拡大フェーズになって今更ジローで国境閉める攻撃をしているのが各国の対応(除く台湾)ということで、どうせ当局は天災みたいな言い方をするんだがこれ当局のコントロールミスだろ(除く台湾)としか申し上げようがないのですが、まあそんな悪態は兎も角として、「an ambitious, coordinated and urgent policy reaction」が必要なんですよ、とやる気を出してみました。

『Unlike in 2008-9, the shock we are facing is universal: it is common both across countries and across all sections of society. Everyone has to scale back their daily activities, and therefore their spending, for as long as the containment measures last. Essentially, for a temporary period, a large part of the economy is being switched off.』

「Unlike in 2008-9, the shock we are facing is universal」ってナンジャソラと思ったら、言いたいのは今回は金融現象ではなくて、多くの人たちが活動を止めてしまうので、一時的とは言え経済の多くの部分が電源切った状態になってしまうことですよと。

『As a result, economic activity across the euro area will decline considerably. Public policies cannot prevent this. What they can do is ensure that the downturn is no longer and deeper than it needs to be. The current situation creates acute strains on the cash flows of companies and employees, putting the survival of firms and jobs at risk. Public policies must help them.』

でもってこの経済活動の落ち込みがより長くなったり深くなったりしないように対処するのが政策対応、ということなんで、まあECBのように、「とりあえず市場が壊れて市場による売買が出来なくなっている部分には中央銀行がカウンターパートとしてエッチラオッチラと登場して市場の代替を行う」というのは筋論として正しくて、状況の進展によって長期化が見込まれる時に初めて金利の引き下げとかの話になると思うのね本来は。

とは言いましても、ECB(日本もそうですが)の場合はそもそもが利下げをするとマイナス金利政策の拡大になってしまって、それをやる意味あるんけえ(ECBの場合はオペ使って金融機関に供給する資金の貸出レートのマイナスを拡大する、という荒業を使って政策金利下げないで金融機関にミルク補給を行っていますけど)という話であって、まあ今回利下げの余地があったら利下げしてたんでしょうなあとは思うけど、これってバジョットルールでもティンバーゲンルールでもどっちでも説明つきそうですが、金融市場のストレスをどないかせんとイカンという問題だったら利下げをすると、そもそもマネーマーケットに資金を放出するインセンティブが(金利が下がるだけに)下がってしまいますから、本当にそれって当を得た政策なのか、というのは正直良く分からん。

などと勝手なアタクシの愚感想ばかりですいませんが続き。

『Health and fiscal policies must be front and centre in this response. Monetary policy has a vital role to play in tandem. Monetary policy has to keep the financial sector liquid and ensure supportive financing conditions for all sectors in the economy. This applies equally to individuals, families, firms, banks and governments.』

ここの記述はどうでもよいありきたりな話だな次に行くバイ。

『Any tightening in financing conditions would amplify the harm of the coronavirus shock at a time when the economy needs more support.』

FEDと違うのは「financing conditions」のタイトニングがイクナイという話をしていることでして、そらまあ欧州の場合はリーマンやらその後の周縁国(アイルランドとかポルトガルとか)問題やら、ギリシャ問題やら何やらで何度も起きているだけに、どこぞのFRBみたいに株価が下がるとホワイトハウスと一緒に泡を吹いて「financial conditions」がどうしたこうしたとか言い出す訳ではありませんな。問題はファンディングよ。

『When private spending is heavily constrained, worsening financing conditions for the public sector - which in the euro area amounts to broadly half of the economy - can be a threat to price stability. 』

この理屈は訳分らん。いや確かに現象としては伊太利ちゃんの国債がコロナ受けてからあばばばばーになっていて、まあそういう差が(全く無いとそれはそれで市場による規律付けが出来ないのでイクナイのだが)無茶苦茶拡大すると困ります、という説明をここでしているので先般の会見での知らんがな発言(はまだネタにしてませんすいません)は華麗に上書きということでしょうかね、よー知らんけど。


『Over the last week, we have seen conditions in the euro area deteriorate considerably. Our evaluation of the economic situation has darkened. The depth of uncertainty over the economic fallout is now visible across all asset classes, both in the euro area and globally.』

この1週間で状況は更に拡大して世界中の多くのアセットクラスに悪影響が見られるようになってきたし、欧州の状況は顕著に悪化している。

『This has led to a tightening in financing conditions, in particular at the longer-end of the maturity spectrum. The risk-free curve has moved up and the sovereign curves - which are key to the pricing of all assets - have increased everywhere and become more dispersed. These developments impair the smooth transmission of our monetary policy across all euro area jurisdictions and put price stability at risk.』

これによってファイナンシングコンディションがタイト化していますが、特にロンガーエンドの期間に関してそれが顕著です、ということで、イールドカーブの後ろの金利上昇を懸念していて、それによって金融緩和政策の波及経路がアカン事になってしまう、という説明になっております。

とは言いましても、そらお前財政バンバン出すって話がおっぱじまっているし、まあゆうてコロナで国民の何割がおっ死んでしまうとかいう話でもないのでしたらば、イールドカーブのロンガーエンドの金利が立ってしまっているのしゃーないんじゃないのかねとか思うのだがそういう訳でもなさそうなのが、ちょっとラガルドさんも泡を吹き気味になってきたような気がするんだが気のせいだと良いですね。

『As a result, the ECB’s Governing Council announced on Wednesday a new Pandemic Emergency Purchase Programme with an envelope of ユーロ750 billion until the end of the year, in addition to the ユーロ120 billion we decided on 12 March.』

てな訳で水曜日(実質的には欧州の夜中だったから木曜日ですが)にPEPPを追加でぶっこみました。

『Together this amounts to 7.3% of euro area GDP.』

合計するとその額はユーロ圏GDPの7.3%になりまっせ、と数字の大きさを絶賛大宣伝。

『The programme is temporary and designed to address the unprecedented situation our monetary union is facing. It is available to all jurisdictions and will remain in place until we assess that the coronavirus crisis phase is over.』

「The programme is temporary」で「unprecedented situation」に対応するための措置ですよ、ということですが、ここではラガルドさん書き方を工夫していまして、「the coronavirus crisis phase is over」となるまでは継続しますよって表現になっています。でもPEPP打ち込んだときに出てきた文書では危機モードを脱却したと判断したら途中で止める場合もありまっせとか書いてあるので、まあ願望的には長期化するんじゃなくてさっさと脱却できると良いですねとは思っているようだが(個人の感想です)、それを露骨に出さないように工夫しているのは偉い偉い。

『The new instrument has three main advantages.』

3つのアドバンテージとは?

『First, it fits the type of shock we are facing: exogenous, detached from economic fundamentals and affecting all countries in the euro area.』

今の状況にフィットしてるんですってよ奥様。

『Second, it allows us to intervene in the entire yield curve, preventing financial fragmentation and distortions in credit pricing.』

イールドカーブ全体に介入するとともに、域内の金融状況の分断化も防ぐ、というのは買入プログラムのいつものパターンなのでこれはまあそうですかねという感じ。

『Third, it is tailored to manage the staggered progression of the virus and the uncertainty about when and where the fallout will be worst.』

ナンジャソラという感じなんですが、まあアピールしたいのは状況の変化に応じて追加もできまっせとかそういう事を言いたいんじゃネーノとは思った。この政策が何で「the staggered progression of the virus and the uncertainty」をマネージするのか分からんのだが、状況に応じてマネージするとかいうことなんですかねえ、よー知らんけど。

『This is reflected in the terms and conditions of the new programme. While the benchmark allocation across jurisdictions will continue to be the capital key of the national central banks, purchases will be conducted in a flexible manner. This allows for fluctuations in the distribution of purchase flows over time, across asset classes and among jurisdictions.』

これは国債の買入の方の話で、最初に出てきたところの説明にもあったように、域内の国債買入に関してはキャピタルキーの割合で購入するというのが基本であるのですが、今回のPEPPに関してはそれを基本としつつも「in a flexible manner」で対処するってんですからイタリアもニッコリということですな。

『Moreover, to the extent that some self-imposed limits might hamper action that the ECB is required to take in order to fulfil its mandate, the Governing Council will consider revising them to the extent necessary to make its action proportionate to the risks that we face.』

これも最初に出てきた時に説明分の中にありましたが、リスクの状況によってはこの辺りのリミットに関してECBの権限内で変更できるものは変更することを検討する(それ以上になるとEU委員会マター)、だそうでございまする。んな訳ですから・・・・・・・・・・・

『We are fully prepared to increase the size of our asset purchase programmes and adjust their composition, by as much as necessary and for as long as needed. We will explore all options and all contingencies to support the economy through this shock.』

必要ならば買入枠や買入資産範囲の拡大もしまっせと威勢のいい話来ましたし、政策オプションを総動員しますよという威勢のいい話も来ました。まあ言うだけならタダなんですけどね!!

『We have also decided to purchase commercial papers of sufficient credit quality and to expand the eligible collateral in our refinancing operations. The aim is to reinforce the actions that we took last week to protect the flow of credit to companies and people.』

そして民間CP(ただし高格付物な)の買入と、MROにおける適格担保範囲の拡大も実施しましたよ、だそうで、

『We are making available up to ユーロ3 trillion in liquidity through our refinancing operations, including at the lowest interest rate we have ever offered, -0.75%.』

でもって数字を見せる攻撃ということで、ECBではコロナ関連のオペを含めまして3兆ユーロの流動性供給を行うことができますよ、しかもその中には一番低率金利になる▲75bpの物もありまっせ、だそうです。

『Offering funds below our deposit facility rate allows us to amplify the stimulus from negative rates and channel it directly to those who can benefit most. European banking supervisors have also freed up an estimated ユーロ120 billion of extra bank capital, which can support considerable lending capacity by euro area banks.』

割とド直球で言っちゃうのね、と思いましたが、預金ファシリティよりも低い金利での貸出を行うことによって、マイナス金利を食らってアイヤーとなっている金融機関にとってはミルクチューチューとなりますよとか言ってますな。でもって後半は金融機関の資本規制の緩和に関しての説明。

『All this underlines the ECB’s commitment to play its role in supporting every citizen of the euro area through this extremely challenging time. The ECB will ensure that all sectors of the economy can benefit from supportive financing conditions that enable them to absorb this shock. We will do everything necessary within our mandate to help the euro area through this crisis, because the ECB is at the service of the European people.』

というのがまとめでして、今回のラガルドさんのECBブログ投下自体は行った政策の説明であって、新しい何かが投下された訳でもないのですが、何回か「We will do everything necessary」を連発していて、とりあえずやる気を見せておきましょうというのは露骨に良く分かる内容になっております。


#あと英国はじめ各国で利下げの嵐なのですがちょっとパス、前のネタも順次成敗しますが、あんまり古くなると成敗しても意味がががが、となりそうなのがアカンタレですな
 


お題「株安債券安続きますな(備忘メモ)/順序ぐちゃぐちゃですが黒田総裁会見」   2020/03/19(木)08:02:17  
  まことにおおせのとおりだとおもいます(棒読み)。
[外部リンク] 20時00分(最終更新 3月18日 22時50分)

そういやこのご時世の中ですが延期とかしないんですかねえこの案件。
[外部リンク] 及び 求められる今後の主な対応
令和2年3月13日 金融庁・日本銀行


〇株安債券(の長い方)安とか当局自爆相場かQEヒャッハー相場の巻き戻しか(というただの備忘メモ)

ロイターちゃんを見ると、
[外部リンク] ダウ平均 5:01am JST 19,903.77 -1,333.61 -6.28%
.SPX S&P500種 5:01am JST 2,398.32 -130.87 -5.17%
.IXIC NASDAQ総合 5:02am JST 6,989.84 -344.94 -4.70%

.FTSE 英 FTSE100 2020年 03月 18日 5,080.58 -214.32 -4.05%
.GDAXI 独 DAX 1:44am JST 8,441.71 -497.39 -5.56%
.FCHI 仏 CAC40 2:05am JST 3,754.84 -236.94 -5.94%


米国30年って確か先月末に日中高値0.7%台じゃなかったでしたっけ(白目)
[外部リンク] 利回り US2YT=RR +0.442 -0.019
米国債5年 利回り US5YT=RR +0.730 +0.080
米国債10年 利回り US10YT=RR +1.175 +0.179
米国債30年 利回り US30YT=RR +1.821 +0.240
(こいつは時間が出ていませんのでアレですが例によってアタクシが閲覧した時でまあ今朝であります)。

もはやおはぎゃーとかいう声もでませんが、何がお洒落って株安債券安ってのが続いておられることでして、コロナちゃんによる供給ショックと物凄い勢いで移動制限とかして(国内の感染者拡大を抑えたいんでしょうがコロナで死ぬ前に経済で死ぬわとしか申し上げようがない。何のかんの言って日本はそこまでぶっこんでいない(というか他国がキチガイなんですが)のが不幸中の幸い)発生する強制需要減に対して財政措置を突撃という自分で爆発させて自分で消火しにいく当局の狼狽プレイということでしょうが、全く持ってこの株安債券安というのは気持ちが悪くていかんですの。

などとゆうとる円債ちゃんも、
[外部リンク] / 15:35
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は大幅続落、長期金利は1年3カ月ぶりに0.05%へ上昇

『<15:17> 国債先物は大幅続落、長期金利は1年3カ月ぶりに0.05%へ上昇

国債先物中心限月6月限は前営業日比81銭安の151円75銭となり、大幅続落して引けた。前日の米金利の上昇を反映し、朝方から軟調に推移。引けにかけて日経平均株価がマイナスに転じる中、現金確保の動きが強まり、先物も下げ幅を拡大した。10年最長期国債利回り(長期金利)は前日比4.5bp上昇の0.050%と、18年12月13日以来の水準となった。』(上記URL先より、以下同様)

5bpキタコレ。

『後場に入り金利はじりじりと上昇。「現物債市場でキャッシュ目的の売りが強まり、その動きが先物にも波及。また、日経平均株価がマイナス圏に転じたことから、さらに現金確保の動きが強まり、超長期ゾーンの金利が上昇。商品投資顧問業者(CTA)による先物売りも加速したようだ」(国内証券)との見方が出ている。』

というか横綱が引け際に盛大に下がっていて、ゆうて昨日の日中出来高2.2兆円だし、一昨日は1.6兆円だし、板がスッカスカの中で値が飛ばされるとヘッジ手段がなくなる(スワップはスワップで板スッカスカだし)ので売買フローが全然吸収できないからプライスアクションにモロに出るし、とかもうみてらんないのですが、今日は元々がMPMの2日目だったので入札が無いのが幸いとか思ったのですが、金曜休みだからオーバーウィークエンドのリスクが海外市場2日分とか中々なアイヤーではありますな、オラ知らね。

まあ何ですな、「スピード違反ですよハイ臨時輪番」という所なのかも知れないのですが、たぶん今って板がスッカスカの中でちょっと動くとぶっ飛ぶという形の動きだし、だいたいからして一番暴れてるの横綱なんで、7年周り対象の輪番とか言われましてもちょっと・・・・でしょうし、大体からして臨時輪番入れるとただ単に市場のボラを増幅して戻り売りの急所を提供するだけのような気も(個人の感想です)。

んな訳でカーブちゃんはと。

『 TRADEWEB
     OFFER  BID   前日比  時間
2年   -0.17  -0.16   0.029  15:18
5年   -0.076  -0.066  0.031  15:19
10年   0.043  0.054  0.041  15:17
20年   0.29  0.304  0.021  15:17
30年   0.399  0.411  0.048  15:17
40年   0.4   0.412  0.059  15:17』

これ引けで下がったから何となくマイルドになっているけれども、もっと相場の位置が上の時に20年30年がツイストするとかナンヤソラなんですがまあフローがモロに反映されてる話なのでしゃーないですな。

#市場ネタって3年もすると記憶が適当に改変されてしまうのでこの程度の雑なメモでも残しておくのだ


そういや物国の輪番が増額されておりましたが、
[外部リンク] 4,200 2020年3月19日
国債買入(残存期間3年超5年以下) 3,400 2020年3月19日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 3,500 2020年3月19日
国債買入(物価連動債) 500 2020年3月19日

さっきのロイターさんの記事の中でも言及があって、

『日銀は午前、国債買い入れを通告。物価連動債の買入予定額が前回の300億円から500億円に増額された。市場では「需給のゆるみに対応したのだろう。財務省が物価連動債の発行を減額し、さらに日銀が一回あたり500億円の買入れを行うと、日銀が全部吸収してしまうことになる。その結果、買入消却拡充の分だけ市中発行量が減少していく。今回の日銀の措置が一時的なものか次回のオペに注目だ」(別の国内証券)との声が聞かれた。』(先ほどのロイターさん記事URL先より)

発行以上に買入をする国債の存在する意義とは何なのかと小一時間という感じですな、ナムナム。


〇なんかもう順序がぐちゃぐちゃですが日銀総裁会見をまずはネタに

[外部リンク]
―― 2020年3月16日(月) 午後4時から約65分

・さすがにマズイと思ったようですがそらそうよ

さて前回MPM後の会見ですが、
[外部リンク]
―― 2020年1月21日(火) 午後3時半から約50分

『(問)(前半割愛)しかし、最近日銀の総裁会見は 45分、次の日程を総裁が入れられて 45分で終わろうとしている、まだ記者の手が挙がっているのに会見を打ち切る、これは明らかに後退ではないかと思うのですが、その点いかがでしょうか。』(この部分だけ直上URL先の1月MPM会見質疑より)

ということで、しかも後の予定とやらが国会とか国際会議とかならともかく(って国際会議だったら事前に調整するからそう言う事は起きん)、客観的に見てどう見てもダボス会議とかいうただの民間団体の行う懇親会へのご出席としか思えない用件でさっさと打ち切りとか、まあそういう舐め腐ったことをしていたのですが、さすがに今回はちゃんとやったのね。


・ETF2倍2倍に関する質疑を確認しようじゃないの

今回の目玉商品のETF2倍2倍ちゃんですが、皆様も既にご案内の通り昨日の買入は、
[外部リンク] ETFの買入れを 6 兆円から 12 兆円に倍増されたということですが、 一方で 6 兆円の原則は維持しているという、この背景を教えてください。(後半割愛) 』

『(答) ETFについては、特に金融資本市場が不安定な動きをしており、リスクテイクの考え方が非常に弱くなってリスク回避的になっていますので、それを防ぐためにETFの買入れを倍増のペースで行っていくということです。 これは、リスク・プレミアムに対して、これまでの倍の大きさ・スピードで働きかけを行っていくということです。(後半割愛) 』

・・・・・・えーっとすいません、でその結果が一昨日1200億円で昨日は無しですかそうですか。というか「原則6兆円」の説明が皆無なんですけど何ですかこれ。

んな訳ですから後の方で質問が飛ぶ。

『(問) ETFの買入れについて、「当面」積極的に 12 兆円を上限として買っていくとありますが、ただし書きのところに「原則的な買入れ方針としては」 と書いてあります。要するに、コロナのリスク・プレミアムが高い状況であれ ば 12 兆円を上限に買っていくけれども、それが終わると今までのようなペースに戻っていくという理解でよろしいでしょうか。』

全く同じ質問を2度されておりまして、しかもこれ上記の質疑を見ればわかりますように、別に記者さんが悪いのではなくて、総裁が最初の質問に事実上回答していないから全く同じ質問をされている訳ですよ。

もうね、こういうのが起きている時点で黒ちゃん世の中舐め腐ってるだろとしか思えない訳でして、不誠実の極みな答弁をしているというその姿勢でアタクシの血圧も急上昇ですが、高血圧はコロナちゃん食らった時に重症化に繋がるので勘弁して頂きたいと思います。

『(答) そういうことですが、ただ、「当面」といっても、どのくらいなのか私どもも分かっているわけではないので、まさに「当面」、必要がある限り 12 兆円ペースで買っていくということです。』

何でこの回答を最初に出来ないのとしか申し上げようがない。この不誠実な説明というのが一事が万事という奴で、そういう事やってるから金融政策の効果も出にくくなるんだぞと思う(個人の感想です)し、猛省を促したいのですが、大口叩いた結果が出なくなってドンドンこの傾向が強まっているだけに改善の期待は出来ないでしょうなあ控えめに申し上げて。


でもって「当面」とは何ぞやという質問が後の方にあります。

『(問) 本日決めた企業金融支援特別オペとCPの買入れなどは時限措置である一方で、ETFは「当面」となっています。先程総裁は日本の最大の輸出先である中国が収束に向かっているとおっしゃっていましたが、見方によっては、 金融市場の不安定さよりも、時限で決めた今年の 9 月くらいには企業の資金繰りがだいぶ改善するのではないかとみえるのですが、この時限措置とそうでな いものとを分けた理由も含めてご説明して頂けますでしょうか。』

時限措置なんて書いたらアルゴちゃんが好感してくれないからじゃないですか〜やだな〜もう、などとは回答できないのでこうなります。

『(答) ETF、J-REITについては、「当面」としていますが、その「当面」がどれくらいの期間かというのはマーケット次第であり、そこは必要な限り 12 兆円ペースで買い入れていくということに尽きると思います。』

はあそうですか。

『他方、資金繰り支援については、新型コロナウイルス感染症の収束がいつ頃になるのかまだ分かりませんが、中国や韓国の状況をみていると、ものすごく長いということではなく、一定の期間で収束に向かうと思われます。ただ、その場合でも 企業金融に対するプレッシャーは少し続く可能性もありますので、半年、6 か 月間は実施し、もし更に必要があれば当然延長もできると思います。延長もできますが、6 か月は実施しますということに尽きると思います。』

「ということに尽きると思います」を連発している辺りが何かもにょりますけれども、そもそも論として資金繰り支援という観点で考えたら別にコロナちゃんが収束したから資金繰りが楽になるって話じゃないでしょ(落ちた需要分が全部ペントアップする訳無いですよね〜)と思うので、そっちの6か月というのも訳分らんのですが、これはこれで「長期化することを前提にしまして」と言う建付けにしてしまうと、いろいろな方面に別の不具合が発生するから忖(爆発音の為以下聴取不能)。


そしてペースについての質問がもうちょい先に。

『(問) ETFについて、今回上限が 12 兆円ということで、これまでの 2 倍、金額を明示されたわけです。18 年 7 月だったかと思いますが、既に買入れにつ いては弾力的にということを方針として示しているわけなので、あえて金額を明示したことの意味合い、つまり弾力的にという中でも増額が可能だったと思 うので、その金額を明示したことの意味合いを改めて教えて頂けますか。』

イイシツモンダナー。

『(答) 弾力的にですから、6 兆円の上に行ったり下に行ったり、マーケットの状況に応じてということではありますが、今回は 6 兆円ペースを倍増して 2 倍のペースで買い入れていくということで、それも当面、つまりマーケットのリスク・プレミアムに働きかける必要性がある限り行っていくということですので、リスク・プレミアムに働きかけるという意味でのかなり大きな金融緩和策だと思っています。』

って回答をしておいてあの買入実績ですよ何なんでしょうというか、いや確かに上下し得るから1日の買入額をいきなり2倍にしなくても良いというのは理屈として成り立つんですけれども、「2倍」と言っておいて1000が1200(その前から見たら700が1200)にしかなっていないというのは、何ぼ何でも誠実な金融政策運営に見えないんですよね。まあ昨日も80兆円と絡めて悪態ついたので割愛しますけれども、特に今回のは「目先倍額という数字をクローズアップして市場をだまくらかしてやろう」という下心というか邪心というかが満載な措置ですね、としか今の時点では申し上げようがない訳でして、いやアタクシはETF買入なんて止めちまえという人だから買入12兆とかアホかとは思いますけれども、政策としてやると言って、しかも総裁会見の場でも「2倍」というのを強調しているのですから、やると言ったことはちゃんとやらないと行かんでしょ、と思うのであります。

#2年で2%達成しなったら辞職と言って達成しないままのうのうと任期を全うした置物副総裁という時点で今の体制に誠意もへったくれも無いというのは良く分かりますけれどもやはり人間としての筋は通してほしい


・マイナス金利深堀に関する質疑

まあ当然ながらそれも質問されますな。こっちは深掘りすると副作用爆裂だから深掘り出来ない、という事を記者さんの方も分かっていながら聞いているという風情ですな(^^)。

当然ながら割と早い所で聞かれるの巻で、さっき引用したETFの質疑の後半割愛部分になります。

『(問)(前半割愛)また、今朝のFRBの緊急利下げもそうですし、各国が金利を引き下げて、このコロナに対応しようとしている中で、ECB然り、今回の日銀もそうですが、利下げではなくて、資金供給で対応したということです。これはマイナス圏に既に政策金利がある国とそうでない国とでは、適切な対応が異なるという意味なのか、マイナスを回避というか、今回選ばれなかった理由を教えてください。』

これはまたイケズな質問(^^)。回答の方ですが、見ればわかるようにクッソ長い時点で「マイナス深堀ができません」というのを如何にして回避しながらもやっぱりできないんですよねえって話をするのかという所ですな。

『(答)(前半割愛)また、金利については、それぞれの国の様々な事情があると思います が、現在のわが国の政策金利は-0.1%で、これは政策金利残高に-0.1%の金利を適用するということです。基礎残高には引き続き+0.1%の金利を払っていますし、状況に応じて拡大しているマクロ加算残高にはゼロ%を適用しています。』

こんな説明からおっぱじまっている時点で説明に無理がある。

『従って、今-0.1%を政策金利残高にかけているので、これはもう限界で これ以上はできないということはないと思います。』

クソワロタ。

『更にマイナス金利の深掘りなり何なりを行うことは可能だと思いますので、必要があればそれを行います。』

ほーん。

『ただ、今必要なのは企業金融、特に中小企業の企業金融について万全を期すことと、マーケットが不安定化してリスクテイクの考え方が非常に弱まっている中で、リスク・プレミアムに働きかけてそうならないようにすることです。』

当局が主導してリスクプレミアム引き上げてるんだし震源はFEDとホワイトハウスだけどな。

『また、従来から行っており今も更に行っている流動性の潤沢な供給を行うことです。これは、短期の資金供給に加え、国債買入れは長期・超長期まで 80 兆円をめどにということになっていますので、まだまだ必要に応じていくらでも国債の購入を増やすこともできます。』

えーっとすいません、YCCだから事後的に買入額が決まるんじゃなかったでしたっけ?ということでロジックがだいぶ破綻しているのが良く分かります。

『円とドルの流動性、それから企業金融の円滑な遂行に万全を期すこと、また、市場の不安定化あるいはリスク・プレミアムの拡大を防いでリスクテイクを促進するという三つの面の対応が、今の日本の 経済・金融にとって最も効果的かつ重要であると考えて実施したということです。』

じゃあ何で金利を下げている国があるのか、という比較感の話をするとロジックが崩壊する(マイナス金利の深掘りが出来ない、と言ってしまえばこの説明上のロジックは崩壊しないけど金融政策運営のロジックが崩壊する)ので説明を回避しております。ナムナムナム。


もうちょっと露骨な質問が先の方に登場。

『(問)(前半割愛) また、マイナス金利の引き下げを今回見送ったわけですが、金融機関の資金繰り支援を強化してもらわなければいけない中で、マイナス金利の引き下げは金融機関の収益を悪化させるという副作用をかなり意識されたのでしょうか。』

そらそうよ、と回答できないのが苦しい所ですな、ちーん。

『(答) (前半割愛)それから、もちろんマイナス金利を深掘りした場合に直接的に金融機 関の利鞘を圧縮するのではないか、という懸念があることは事実ですが、他方で、それによって経済が下支えされる、あるいはプラスになれば、金融機関にとっても、必ずしも収益のマイナス要因ではないと思います。ただ、今の時点で何が必要かというと、やはり企業金融の円滑を万全の措置をもって確保するということと、金融資本市場の不安定に対応してリスク・プレミアム等に働きかけるということが一番重要と考えたということです。 』

つまりマイナス金利を深堀しても経済の下支えやプラスにならないということですね分かります。


・前倒しに関して

これはまあ質疑が堂々巡りをせさるを得ない案件なのですが、実質最初の質問で当然ぶっこまれておりまして、

『(問) 本日、新日銀法のもとでは、日程を初めて前倒しをして決定会合を実施されました。前倒しをして開催した狙いについてお伺いします。』

ちなみに臨時は行われています。

『今月 3 日に はFRB、あるいはその後、イングランド銀行、ECBが相次いで政策対応に乗り出しています。国内でも、日本政府が第一弾、第二弾と緊急の対応策をま とめています。日銀が日程を前倒しして実施したというのは、各国中銀あるい は政府と足並みを揃える協調の意味が強いのか、それとも、水曜日、木曜日の通常会合の日程を待っていられない、それくらい切迫した市場の動揺等々があるからと判断したのか、どのような理由からでしょうか。』

極めてちゃんとした質問ですが回答が長い時点で「QRK(急に利下げが来たので)」と答えたくないというのが良く分かります(^^)。

『(答) 新型コロナウイルス感染症が今や世界中に拡大し、世界経済の不透明感が急速に高まっている中で、内外金融資本市場では不安定な動きが続いてい ます。こうした状況を踏まえて、日本銀行としては、新型コロナウイルス感染症の拡大が、わが国の経済・金融情勢に与える影響を点検したうえで、本年度 末を含めて、企業金融の円滑確保と金融市場の安定維持に万全を期すために、 金融政策面から必要な措置を早急に検討して実施していくことが必要と判断しました。』

ああはいはいそうですかそうですか。

『こうした対応は、国民心理の安定や金融市場の安定を確保するうえでも重要であると思います。このように考えたうえで、18 日、19 日の予定を前 倒しして、本日の 1 日間に変更して行ったということです。』

むしろ緊急利下げをFEDが実施してから市場の混乱や不安心理の拡大が起きているのだからわざわざ前倒しをする意味があったのかと小一時間だし、これだったら今日でも良かったですよね。

『もとより、それぞれの国の金融政策というのは、それぞれの国の経済・ 金融情勢に応じて行っているわけですが、他方で、新型コロナウイルス感染症 が世界的に拡大して、世界経済あるいは国際金融資本市場全体に影響を及ぼしています。こうしたもとで、各国の政府・中央銀行は、様々な対応を行ってお りますし、またその中で、例えばG7財務大臣・中央銀行総裁会議の声明など にもあるように、協調・協力を進めていくということです。今回の対応も、そういった世界的なといいますか、主要国の協調の枠組みの中で行われたという ことです。』

結局のところ何でやっているのかが分からん、むしろ主要国の協調という部分をもっと強くアピールした方が話が分かりやすかったんじゃないでしょうかねえ。ちょっと先に行きますと、


『(問) 今回前倒しした狙いについて総裁からお話がありましたが、マーケットの反応をみると、例えば今日も株が 400 円超落ちています。2 日待たずに前 倒しして実施した効果があるのかというところについての総裁のお考えをお聞かせください。(後半割愛) 』

これはまたイヤミな。

『(答) 各国の中央銀行でも、様々な努力、工夫を凝らしており、金融政策決定会合を緊急招集してやっているところもありますし、そうでないところもあ ります。また、行っている手段や方法もそれぞれ違っているわけです。ただ、 新型コロナウイルス感染症の拡大自体は一時的だとしても、またリーマンショックのように金融のバブルが崩壊して金融機関自体が非常に大きく傷む という状況とは違うとしても、一時的にせよ需要が減少し、あるいは生産が減少するということがあれば、企業の資金繰りやマーケットの機能の面で問題が出てきますので、それにできるだけ早期に必要かつ十分な対応をするというこ とをいずれの中央銀行も行っていますし、日本銀行も行ったということです。(後半割愛)』

まあさすがに株が下がったのはションボリーヌだったんじゃないですかね。後の方でまた蒸し返されていまして・・・・・・

『(問) なぜ前倒し会合の招集をしたのが今朝だったのでしょうか。先程、市場の不安定さが強まっているとおっしゃっていましたが、株価の下落というのは 2 月の下旬からずっと始まっていましたし、企業の資金繰り支援についても 政府が無利子・無担保の融資制度を決めるなど、先週以前から分かっていたこ とだと思います。にもかかわらず、なぜ、今朝にやろうと思われたのか、その判断を教えてください。』

まともな答えが返ってこないので質問に無慈悲さが増す。

『(答) 一つは、新型コロナウイルス感染症が世界的に急速に拡がっていることによる不透明性から来る市場の不安定性の増大です。また、企業金融につい ても様々なチャネルから様々な話を伺っていますが、特に中小企業を中心に企業金融が引き締まってきていると判断し、通常の予定されている金融政策決定会合を待つことなく、前倒しして本日行うことを決めたわけです。』

半月とかならともかく2営業日前倒す説明にはなっておりませんな、ナムナム。


・黒ちゃん弱気というか参っているというかという風に見える質疑を2つ

『(問) 本日金融政策決定会合を開いて、声明文を公表したにもかかわらず、 実際に日経平均株価は 400 円ぐらい下がっていますが、この市場の反応につい てどのようにみていらっしゃるのか教えて頂けますか。』

さっきも言われてましたけどこっちの方がド直球。

『(答) マーケットのことはマーケットに聞けというくらいで、あまり私から は申し上げるのはいかがかと思いますが、私はこういった形で、円もドルも潤沢に流動性を供給する、また企業金融が円滑に進むように万全を期す、そして マーケットで若干リスクセンチメントが低下してリスク・プレミアムが拡大し ようとしているところに働きかける、ということは、非常に効果があると思いますので、本日云々ということであまり悲観する必要はないと思っています。』


『(問) 為替についてお伺いします。これまでのショックとは少し違って、円 高があまり進んでいないように思いますが、その理由について総裁はどのよう に考えていらっしゃいますか。』

『(答) 為替については、私も昔財務省におりましたときに、為替政策の担当 を長いことやりましたが、何を言ってもなかなか当たらないわけです。為替政策自体の権限と責任は財務省にありますので、私から何か申し上げることは僭越ですが、為替はやはりファンダメンタルズを反映して安定的に推移すること が重要です。(以下割愛)』


・・・・・・いつもだと「俺様が市場を支配してやる」位の勢いで話をしているという印象が強い(個人の感想です)黒ちゃんでございますが、珍しくなんか弱気じゃんさすがに参っているんですかねえー。



・何だかなーという質疑が少々

最後の質問がこれなのですが、これは聞き方が悪い。

『(問) 総裁は先程、マイナス金利の深掘り余地もまだあるというお話でしたが、利下げ余地というのは非常に、少なくとも相当窮屈になっていると思いま す。FRBは、わずかとはいえ、利下げ余地を作っておけました。これを比べ ますと、6 年以上に及んだ戦後最長景気のときに、出口を目指すなり、引き締めをして緩和余地を残すなり、そういうことをしておくべきだったのではない かというように総裁はお考えにはならないのでしょうか。そうでないと、カー ドを切り尽くしていると、こういう本当の危機のときに金融緩和余地が殆どないわけです。そういう反省はございませんでしょうか。 』

引き締めとか言ったらダメじゃんとしか申し上げようがない訳で、「経済物価情勢が好転している時に緩和度合いの調整を行うということが必要だったのではないか」というような聞き方をしないと、まあ当然ながら「引き締めとかお前は何を言ってるんだ」という回答になるのでして、もうちょっとこうものの言い方とゆーのを考えて頂きたい。


しかしこの質疑はさすがにズッコケる(もうちょっと前の方になります)。

『(問) 今朝にかけて、各国中銀によるドルオペの拡充やFRBの追加の緊急利下げ、日銀としても前倒し会合と、セントラルバンカーの皆さんにとっては 忙しい週末であったと思いますが、黒田総裁はどのようにこの週末を過ごされたのでしょうか。例えば中銀総裁との連絡を密にされていたとか、今日の決定についても思慮されていたとか、可能な限りで教えてください。』

お前はワイドショーか何かの記者か(なお会見中継は見てないからどこの誰かは知らん)。

『(答) 内部での打合せとか色々あり得たということはそうなのですが、基本的に最近あまり土日に外を出歩かないようにしていますので、床屋に行って、 それから本屋で本をたくさん買ってきて、家で読んでいました。仕事については当然、色々な打合せというものが電話でもパソコンでもできますので、それは自宅にいてもできるということだと思います。』

いやだからそういう質疑は何もない平和な時のほのぼの質疑だけにしとけと。

・・・・・いやまあこの質問が前倒し云々の最初の質問だったらまだ分かるのですけれども、前倒しに関する質疑はそれ以前に散々行われているうえに、二つ前の質疑で

『(問) 前倒し会合の件ですが、パウエル議長は 12 日に、昨日の日曜日の臨時会合を決めた、という話がありますが、総裁が前倒し会合を決められたのは今朝の話になるのか、それとももう少し以前になるのか教えてください。』

というのがありまして(ちなみに回答の骨子は「今日ということになると思います」でした)、いやまあ物凄く好意的に解釈すればこの関連質問と言う事になるのかも知れませんけれども、2つ前の質疑でこの質問があって、(ETFの質問とは違って)ちゃんと答えているのに同じような質問してどうするんだと小一時間ではございますな。
 


お題「会見ネタとかやるつもりだったのに日銀とFEDのオペレーションネタで終わってしまいましたサーセン」   2020/03/18(水)08:00:43  
  ちょっとこう新しいネタが投下されるので先入先出で会見ネタとかが後回しになっておりまして誠に申し訳ございません。こりゃ週末特別版やらんと追いつかんわ(涙)。

〇ドル資金供給と担保供給売現先とな

昨日のオペオファー。
[外部リンク] 1,000 2020年3月18日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 1,000 2020年3月18日
米ドル資金供給 2020年3月19日 2020年3月26日 0.410
米ドル資金供給 2020年3月19日 2020年6月11日 0.370
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分) 2020年3月17日 2020年3月18日 -0.450
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分) 2020年3月17日 2020年3月18日 -0.450
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 5,000 2020年3月18日 2020年3月27日
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 10,000 2020年3月18日 2020年6月12日

このページ(結果もそうですが)は公表順(つまり時間順)に上から並んでいます。でもってドル資金供給は1wと3mがオファーされた訳ですけれども、その結果が

[外部リンク] 2,053 2,053
米ドル資金供給(6月11日エンド分) 30,272 30,272
国債買入(残存期間3年超5年以下) 5,381 1,002 0.015 0.018 94.4
国債買入(残存期間5年超10年以下) 5,663 1,002 0.018 0.021 19.8
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分)(注4) 6,726 6,726 -0.450 -0.450
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分)(注5) 582 582 -0.450 -0.450
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先)(3月27日エンド分) 2,409 2,409 -0.100 -0.100
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先)(6月12日エンド分) 9,333 9,333 -0.100 -0.100

というのの上2つに有りますように、

米ドル資金供給(3月26日エンド分) 2,053 2,053
米ドル資金供給(6月11日エンド分) 30,272 30,272

となったので、1週間物は20億ドルってことなので2000億円少々ということですが、3か月ものは堂々の300億ドルなので3兆円以上出ているの巻でして、まあキタコレではあるのですが、そらまあ米国市場があの流動性枯渇大混乱相場(なおFEDとトランプの自作自演)ですから、自分の所のクレジットがどんなに優良であってもこういう時にはこういうファシリティーに行かざるを得ませんという話だし、まあ利下げは別だがこのドルスワップの拡充はやってて良かったというか滑り込みセーフというか、という感じでした。

でもってオファーの中にある最後の2本、

米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 5,000 2020年3月18日 2020年3月27日
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先) 10,000 2020年3月18日 2020年6月12日

というのも後から(これ表示順から分かりますように、ドルオペの結果が出た後、後場に入ってからオファーされております)でして、これドル資金供給オペに対して1営業日前スタート1営業日後エンドという物件になっていまして、思いっきりさっきのドルオペへの紐付け(オペの名前からしてそもそもそうなんですけれども)となっておりました。

でもってこのオファーのタイミングは結果が出てから暫くしてからだし、金額の方は実際に出たオペの額に対して1週間の方は多めになっていますが、3か月物の方は少なめ(3分の1程度)になっているのもまあ考えていますなとは思いました。

つまり、同時オファーすると(事務的に回らんというのもあると思いますが)国債売現先をあてにして担保足りないのに空でドルオペに入れてくるアホウが発生しても困りますし、同様にオペ後になってからのオファーが(特にニーズの高い3M物で)結果よりも多いオファーをしてしまいますと、同じ理屈で国債売現先でカバーすることを狙ったアホウが出てくるリスクが高まりまして、そうなると別の所で混乱が発生しますので何のためのドルオペなのか分からなくなってしまいますな。というような事を考えたのかなとか個人の感想ですとしては思うのですが、まあ実際どうなんでしょ、よー知らんけどな。

なお売現の結果は、

米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先)(3月27日エンド分) 2,409 2,409 -0.100 -0.100
米ドル資金供給用担保国債供給(国債売現先)(6月12日エンド分) 9,333 9,333 -0.100 -0.100

と前者は当然ですけど後者も札ちょっと割れましたな、うんうん。



〇ちょっと待て何なの昨日のETF買入額

[外部リンク] 約1,800億円に相当する残高増加ペースを上限に、積極的な買入れを行う3。』

『3 ETFおよびJ-REITの原則的な買入れ方針としては、引き続き、保有残高が、それぞれ年間約6兆円、年間約900億円に相当するペースで増加するよう買入れを行い、その際、資産価格のプレミアムへの働きかけを適切に行う観点から、市場の状況に応じて、買入れ額は上下に変動しうるものとする。』(この部分3月16日MPM声明文より)

となりますから、別に直近の買入ペースが2倍になるとは言っていないのは確かにその通りですが、恒久化をしないどころか、1日当たりの購入を倍額にしない(直近どころかその前の買入額の倍に届いていない)ってのは、(しつこく申し上げますがアタクシはそもそもがこの辺の買入止めちまえ派なのですけれども)その場を口先三寸で誤魔化しておけば良い、というような不誠実な対応にも程がある訳で、中央銀行の態度として如何なものかと申し上げざるを得ませんな。

・・・・・・・ま、しかしこれって考えてみれば長期国債の「80兆円」文言もそういう物件になっておりまして、どう見ても80兆円ペースに成らなさそうな時(50兆円とかその位の頃よ)から散々ツッコミを受けているのに頑としてこの数字の検討すらしないというイカサマをやっておりまして、遂にはイカサマの極みで10兆円ですらないような状況になるまで80兆円文言を残したまま減額を続けた訳でして、いやまあ確かに買入ペース落とすべきと思っていたので当初は言行不一致如何なものかとか散々悪態ついた覚えがあるのですが、まあ減ってニッコリしていたこともあって、最近あんまり80兆円文言を蒸し返さなくなっておりましたので、そういう所で筋を通して追及をしないからこうやって舐め腐った対応をしてくるんだなあと思ってしまいちょっとしょんぼりとしております。

というメモでした。確かに日銀文学のレトリック駆使しているから「書いてある通りではありますよ」ではあるんですが、何というか非常にもにょってしまうETF買入実績ではありましたですな。



〇FEDの企業金融向け施策(と称するもの)が一昨日昨日と追加されております

・ディスカウントウィンドウの利用促進だそうですが

ちょっと色々とあったので昨日の朝は手が回らんかったのですが一昨日はこんなのがありました。

[外部リンク] 16, 2020
Federal banking agencies encourage banks to use Federal Reserve discount window

『The federal bank regulatory agencies today released a statement encouraging banks to use the Federal Reserve's "discount window" so that they can continue supporting households and businesses.』

連銀公定歩合貸出を利用して企業や家計のサポートを行うように、だそうな。

『The discount window provides short-term loans to banks and plays an important role in supporting the liquidity and stability of the banking system. By providing ready access to funding, the discount window helps depository institutions manage their liquidity risks efficiently and avoid actions that have negative consequences for their customers. Thus, the discount window supports the smooth flow of credit to households and businesses.』

ファンディングへのアクセスによって企業や家計に対するネガティブアクションを銀行が行わなくても済むのだから使え、という話なのですけれども、リーマンショックの時は保有有価証券のファイヤーセールとかありましたけれども、あれはファンディングを伴った有価証券購入だったというのがありまして、今回って(いやまあ米銀の懐事情まで詳しくないから違ってたらゴメンやでなのですが)銀行にはレバレッジとか流動性規制をガチガチ掛けている訳ですし、銀行の資金繰りで貸金回収という話にはそもそもがならない話だし、なんかこう微妙に抜作先生の香りがするんですが。

などと思ったらなんかアタッチメントというのがある。
[外部リンク] of Governors of the Federal Reserve System
Federal Deposit Insurance Corporation
Office of the Comptroller of the Currency

Statement on Use of the Discount Window

共同声明とな。

『Federal Reserve lending to depository institutions (the “discount window”) plays an important role in supporting the liquidity and stability of the banking system and the effective implementation of monetary policy. By providing ready access to a backup source of funding, the discount window helps depository institutions manage their liquidity risks efficiently and avoid actions that have negative consequences for their customers, such as withdrawing credit during times of market stress.』

何ださっきと同じか。

『Thus, the discount window supports the smooth flow of credit to households and businesses.』

んなこたあ無い(皆無ではないが本質ではない、今の問題が起こるならアベイラビリティ)。

『Providing liquidity in this way is one of the original purposes of the Federal Reserve System and other central banks around the world.』

まあそう言いながらサプライズ連発してボラを莫大に上げた結果市場が盛大に壊れてしまいまして、

[外部リンク] 利回り
US2YT=RR
+0.465 +0.104

米国債5年 利回り
US5YT=RR
+0.669 +0.177

米国債10年 利回り
US10YT=RR
+0.997 +0.269

米国債30年 利回り
US30YT=RR
+1.579 +0.255
(これはアタクシがこの駄文書きながら確認した時間の利回りになります。今朝ですよ今朝)

とか確かこの前米国30年って1%どころか0.7%台とかに瞬間芸で突撃していたと思うのですが利回りがまさかの2倍2ばーい(しかも短期とかじゃなくて30年債)になっている訳でして、「Providing liquidity in this way is one of the original purposes of the Federal Reserve System」とかとても米国最高峰の知能をお持ちになった人たちの発言とは思えませんので全員揃って地獄の1丁目にでも移住して頂くことを願って止みません。

『The Board, the Federal Deposit Insurance Corporation, and the Office of the Comptroller of the Currency encourage depository institutions to use the discount window to meet demands for credit from households and businesses at this time.』

・・・・・・・結局なんかの施策があるわけではなく、ただ単に「皆さん使いましょう」って馬鹿なのこの人たち??

えーっとですね、リーマンショック(ちなみにリーマンショックってのは日本のローカル用語な)の時には銀行間取引市場が蒸発してしまいまして(理由はカウンターパーティーリスクの極端な高まり)、当然そういう時には連銀貸出・・・・・・・となるかと思いきや、連銀貸出ってこれ内容が後日公表されるという建付けになっておりますし、大体からして金融機関にしたって決算時期に連銀貸出利用残高が残っているとそれを開示する事になりますが、「あの金融機関は市場で全然資金が取れないから連銀貸出に駆け込んだ」という話になると、金融機関の信用悪化につながる、といういわゆる「スティグマ問題」があって連銀貸出って中々使われなかったんですよね。でもってその対策でしょうがないから連銀のオペを新たにひねり出してきました、という実績がある訳ですよ。

そういう過去の事例があるのに、この紙一枚で流動性対策でございというのは舐めとるじゃろと思ったら、まあこれは唯の時間繋ぎだったのか昨日は別件バウアーが登場の巻。


・追加的賦課資本や追加的な流動性規制を緩和するようですな

[外部リンク] Press Release
March 17, 2020
Federal banking agencies provide banks additional flexibility to support households and businesses

『The federal bank regulatory agencies today announced two actions to support the U.S. economy and allow banks to continue lending to households and businesses. They are:

・A statement encouraging banks to use their resources to support households and businesses; and
・A technical change to phase in, as intended, the automatic distribution restrictions gradually if a firm's capital levels decline.』

『The statement notes that banks have more than doubled their capital and liquidity levels over the past decade and are now substantially safer and stronger than they were previously. As a result, the agencies are encouraging banks to use that strength to support households and businesses. The statement is substantially similar to one issued by the Federal Reserve Board earlier this week.』

『The technical change is an interim final rule that, if a bank's capital declines by a certain amount, phases in the agencies' automatic distribution restrictions gradually, as intended. Like the statement, the interim final rule facilitates the use of firms' capital buffers to promote lending activity to households and businesses.』

要するに追加賦課資本とか流動性規制で沢山持っているのを使って宜しいという話なんだが、何をするのか良く分からんのでアタッチメントを見る。

[外部リンク] Release
Board of Governors of the Federal Reserve System
Federal Deposit Insurance Corporation
Office of the Comptroller of the Currency

Statement on the Use of Capital and Liquidity Buffers

『The Board, FDIC, and Office of the Comptroller of the Currency (agencies) are encouraging banking organizations to use their capital and liquidity buffers as they respond to the challenges presented by the effects of the coronavirus.』

コロナちゃんの悪影響に対応するために、資本と流動性のバッファーを使う事を推奨する。

『Since the global financial crisis of 2007-2008, U.S. banking organizations have built up substantial levels of capital and liquidity in excess of regulatory minimums and buffers. The largest banking organizations hold $1.3 trillion in common equity and $2.9 trillion in high quality liquid assets (HQLA). The agencies also significantly increased capital and liquidity requirements, including improving the quality of regulatory capital, raising minimum capital requirements and establishing capital and liquidity buffers, and implementing annual capital stress tests.』

『These capital and liquidity buffers were designed to provide banking organizations with the means to support the economy in adverse situations and allow banking organization to continue to serve households and businesses. The agencies support banking organizations that choose to use their capital and liquidity buffers to lend and undertake other supportive actions in a safe and sound manner.』

この部分はただのそもそもの話をしているだけ何ですが

『The agencies expect banking organizations to continue to manage their capital actions and liquidity risk prudently.』

これを見ても分からんがな、ということでもう一つのアタッチメント『Federal Register notice: Interim Final Rule (PDF)』を見るのですが・・・・・・・・・・

[外部リンク] The Interim Final Rule 』というのがある)

『Under the capital rule, if a banking organization’s capital ratios fall within its buffer requirements, the maximum amount of capital distributions and discretionary bonus payments it can make is a function of its eligible retained income. For example, a banking organization in the bottom quartile of its capital conservation buffer may not make any capital distributions without prior approval from the Board, OCC, or FDIC, as applicable. The countercyclical capital buffer, the GSIB surcharge, and enhanced supplementary leverage ratio standards, use the same definition of eligible retained income. As adopted, eligible retained income was defined as four quarters of net income, net of distributions and associated tax effects not already reflected in net income.』

ってなっていて、追加的賦課資本(6ページにあるけど通常の金融機関で2.5%、大規模金融機関だともっと多くてG-SIBだとその分のチャージも含む)と、米国基準でカテゴリー1〜3に入っている金融機関に対するレバレッジ比率規制の追加分が3%あって、これも解放するという話をしておるように読めました。

あと9ページに、

『To better allow a banking organization to continue lending during times of stress, the agencies are issuing the interim final rule to revise the definition of eligible retained income to the greater of (1) a banking organization’s net income for the four preceding calendar quarters, net of any distributions and associated tax effects not already reflected in net income, and (2) average of a banking organization’s net income over the preceding four quarters. This definition will apply with respect to all of a banking organization’s buffer requirements, including the fixed 2.5 percent capital conservation buffer, and, if applicable, the countercyclical capital buffer, the GSIB surcharge, and enhanced supplementary leverage ratio standards. Once the SCB final rule is effective, this definition will also apply to all parts of a covered holding company’s buffer requirements, including the stress loss portion of a covered holding company’s capital conservation requirement. The agencies believe that having one definition for all banking organizations as part of this interim final rule simplifies the regulatory capital framework and ensures fairness across banking organizations of all sizes.』

ってのがあって、ここも規制緩和の話をしているようですが、米国金融規制にそこまで詳しくないのでとりあえず自分の備忘に貼っておくだけにしておきますすいませんすいません。


・CPオペとな

市場ちゃんはこれに反応たんですかね。

[外部リンク] 17, 2020
Federal Reserve Board announces establishment of a Commercial Paper Funding Facility (CPFF) to support the flow of credit to households and businesses

『The Federal Reserve Board announced today that it will establish a Commercial Paper Funding Facility (CPFF) to support the flow of credit to households and businesses. Commercial paper markets directly finance a wide range of economic activity, supplying credit and funding for auto loans and mortgages as well as liquidity to meet the operational needs of a range of companies.』

つーことでCPのファンディングに対する駆け込み寺を作りましたよと。

『By ensuring the smooth functioning of this market, particularly in times of strain, the Federal Reserve is providing credit that will support families, businesses, and jobs across the economy. The CPFF will provide a liquidity backstop to U.S. issuers of commercial paper through a special purpose vehicle (SPV) that will purchase unsecured and asset-backed commercial paper rated A1/P1 (as of March 17, 2020) directly from eligible companies.』

対象になるのはA1/P1格付けを保有するSPVの資産担保CPですよと。

『The CPFF program is established by the Federal Reserve under the authority of Section 13(3) of the Federal Reserve Act, with approval of the Treasury Secretary.』

はい。

『The commercial paper market has been under considerable strain in recent days as businesses and households face greater uncertainty in light of the coronavirus outbreak.』

「The commercial paper market has been under considerable strain」かよと思いますが、しかしまあ散々っぱらおまいらシャドウバンキング規制とかやってMMF改革とかやっていたのに結局また同じようなCP駆け込み寺建築かよ何なんだよ、とは思わんでもない(個人の感想です)。

『 By eliminating much of the risk that eligible issuers will not be able to repay investors by rolling over their maturing commercial paper obligations, this facility should encourage investors to once again engage in term lending in the commercial paper market. An improved commercial paper market will enhance the ability of businesses to maintain employment and investment as the nation deals with the coronavirus outbreak.』

ごちゃごちゃ言ってるけど要するに市場が混乱している中で資産担保CPのロールが出来なくなると裏付け資産のファイヤーセールからあばばばばーになるからそれを避けるという話しっすな。

『The Treasury will provide $10 billion of credit protection to the Federal Reserve in connection with the CPFF from the Treasury's Exchange Stabilization Fund (ESF). The Federal Reserve will then provide financing to the SPV under the CPFF. Its loans will be secured by all of the assets of the SPV.』

100億ドルの基金が作られた模様。

『A brief description of the program is attached. More detailed program terms and conditions and an operational calendar will be subsequently published.』

でもってまたまたアタッチメントがある。
[外部リンク] Paper Funding Facility 2020: Program Terms and Conditions
Effective March 17, 2020

色々と説明がありますが一部だけ。

『Limits per issuer
The maximum amount of a single issuer’s commercial paper the SPV may own at any time will be the greatest amount of U.S. dollar-denominated commercial paper the issuer had outstanding on any day between March 16, 2019 and March 16, 2020. The SPV will not purchase additional commercial paper from an issuer whose total commercial paper outstanding to all investors (including the SPV) equals or exceeds the issuer’s limit.
Pricing
Pricing will be based on the then-current 3-month overnight index swap (OIS) rate plus 200 basis points.

At the time of its registration to use the CPFF, each issuer must pay a facility fee equal to 10 basis points of the maximum amount of its commercial paper the SPV may own. 』

SPV辺りの買入限度額は昨年1年間の最大発行残高が上限で、購入利回りは3MOIS+200bpとかなので、まあ駆け込み寺レートになっているかな、とは思いますがどうなんでしょうかね。


#会見ネタ全然できなかった・・・・・・・
 


お題「FEDと日銀のレビューでござる」   2020/03/17(火)08:09:45  
  英国様におかれましては散々っぱらブリカスだのなんだのとお前ら何年駄々こねてるんだ、などなど申し上げましたが、こういう対応こそが求められていると思うのですよねえ、というマクラネタにしようと思ったら長すぎなので雑談ネタでこの次に(^^)。

〇マクラにするには長くなったのでこの英国の対応とG7のメッセージの比較でも

感動した!
[外部リンク]
2020年3月15日 21時36分

『新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、バドミントンの全英オープンは「スポーツ大会の自粛は求めない」とするイギリス政府の方針に基づいて、初日から観客を入れての通常どおりの開催を続けています。』

ほうほうこれはこれは。

『ドイツやポーランドなどで予定されていたバドミントンの国際大会は相次いで中止や延期となった中で、通常開始に踏み切った背景には、イギリス政府が今後の国内での感染拡大と対策の長期化を見越したうえで「初期の段階での過度の対策は今後の社会の疲弊につながる」としてスポーツ大会の自粛を求めない方針を表明したことがあります。』

>初期の段階での過度の対策は今後の社会の疲弊につながる
>初期の段階での過度の対策は今後の社会の疲弊につながる
>初期の段階での過度の対策は今後の社会の疲弊につながる

どこかのプライムミニスターに百回朗読して頂きたいのだが、対策が長期化するという前提を置かないと過剰な対策を取ったりすることになる訳でして、「ここ1、2週間が山場」という前提の下で突如学校をお休みにした極東の島国がいたような気がしますが、長期化するんだったら長期化を覚悟した対策というのが必要な訳で、グレートブリテン以外の各国はその発想が欠けて近視眼対応をしているように思えますな。

ただまあアレですよ、日本の場合は長期化することを前提にしますと大陸中国の主席様の国賓来日と東京五輪がゲフンゲフンゲフン。

『イギリスバドミントン協会のエイドリアン・クリスティ大会責任者は「健康が最優先なのは言うまでもない。そのうえで、政府からはスポーツ大会はそれほどのリスクではないと助言を受けている」と開催の理由を説明しました。そして「毎日通勤で混雑した電車やバスに乗車し、バーやホテル、レストランにも行く。スポーツはその一部にすぎない」と話し、通常開催に理解を求めました。』(以上上記URL先より)

ということで、ジョンソン首相は確か「ただの風邪とは違う」という警戒も示してはいたと思いますが、では何がどうなのかというと、こういうのは実施(この記事にもあるのですが勿論「感染者見つかったら途中中止もあるで」になっている)ということでして、そもそも論として新型コロナちゃんってエボラみたいに発症したらつうこんのいちげきという程のもんではなくて、ただ新型だから免疫が無いのがタチの悪い流行感冒って話な訳ですから、重症化しないためという観点では人様に移さないように行動というのもそうだけど、ストレス溜めると免疫力落ちて重症化しやすくなるじゃろとの論点から考えますと、何でもかんでもシャットダウンすれば良いってもんじゃないでしょうよ、エボラじゃないんだから。

とは言いましても何でもかんでも封鎖して回るとかおっぱじめていますが、向こう2か月50人以上の集会アカンとかそれ大統領選挙の予備選いや何でもないですみたいなサムシングとか、昨晩のG7云々とか言ったって、

[外部リンク] 首相「治療薬開発など結束を オリ・パラ開催に支持」
2020年3月17日 4時37分

『一方、東京オリンピック・パラリンピックについて安倍総理大臣が「全力で準備を進めており、人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証しとして完全な形での開催を目指したい」と述べ、各国首脳は支持を表明したということです。』(上記URL先より)

>人類が新型コロナウイルスに打ち勝つ証しとして

いやいやいやそれ言い出したら9割以上の人は罹患しても別に死にはしないんだから普通に打ち勝ってるだろうよという所でして、何かこう微妙に微妙なサムシングを感じないでもないのですが、とか言っておりますと朝っぱらからドアをノックしてルビヤンカの方から以下自主規制ということで。

金融政策盛りだくさんの中で雑談で申し訳ないのですが全英バトミントンのメモを置いておきたかったもんですいません。


〇パウエルの追加緩和策はルンバなのではなくトランプに抱きついて自爆特攻なのではないかという雑考

・市場機能の円滑化とか言いながらサプライズ連発でボラを上げるパウエルさんオッスオッス

もはやおはぎゃーというよりもルンバといった方が適切な気がする。ばっかじゃなかろかルンバ♪

[外部リンク] 約3000ドル値下がり 過去最大
2020年3月17日 5時28分

『週明け16日のニューヨーク株式市場は、取り引き開始直後に自動的に売買が停止されるなど株価が急落し、ダウ平均株価の終値は先週末に比べておよそ3000ドル安と、1日の下落幅として再び最大を記録する大幅な値下がりとなりました。16日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、先週末に比べて2997ドル10セント安い2万188ドル52セントでした。3000ドルに迫る下落幅は今月12日を上回って過去最大となりました。』(上記URL先より)

昨日はダウ先とか4%程度の下げかとか思って日中足をみたら何のことはない始まって直ぐにサーキットブレーカーに引っ掛かっていただけで、欧州株は寄付きから7%だの8%の下げるわとやっておりましたので、まあ下がるだろうとは思っていましたが、3000ドル近く下がるとかなーにやってんだかという感じですな。

まあ昨日のジャパンも400円下げでしたけど、よくよく考えれば金曜盛大に下げて、米国市場での品の無い戻しをまるで反映しないまま400円下がっておりますので、まあ一昨日からみたら1000ドル位の下げなんだから実質的には先週木曜よりも値下がり率が少ないですな(錯乱)。

ということで、米国の場合は金曜日に品の無い戻しをしたら勢いついてパウエルの緊急ルンバ追加金融緩和によりまして、更に市場のボラに勢いがついて3000ドルということですので、この調子なら1日1万ドル位上がったり下がったりしそうですなそのうち(それは無い)。

でですね、
[外部リンク] 15, 2020 FOMC Meeting

[外部リンク] of Chair Powell’s Press Conference Call March 15, 2020

今回のってカンファレンスコール形式の質疑応答だったので、上記の上の方にあるHTMLにあるのをポチっとなとしますと音が出るという代物で、なんとなく音の方は聞いたのですがQ&A待ちとか言っておりましたら(そら月曜の早朝だからしゃーないけど)昨日の日本時間の夕方とかでは残念ながら最初のオープニングリマーク(冒頭説明)しか無くて、日本時間の今朝になってみてみたらQ&Aが16枚分ほど(冒頭説明は5枚組でしたが最後のページが1行だけだった)追加されておりまして、まあ本来ならこれを寝起きでざざっと読むのですが、何せ昨日は日本の方もネタがぶっこまれておりますのでその辺はスルーします(書いて時間があまりそうなら追加しますけど)。

でですね、そこでの発言で特に気になったのって二つあって、

・マイナス金利はやらん
・米国債などの市場機能を回復する

というのがありまして、後者の方については「そもそもこの市場の大暴れの発端はお前がサプライズ利下げをぶっこんだからだろういい加減にしろ」ということで、ばっかじゃなかろかルンバ♪の世界だし、それにも関わらず再度サプライズルンバをぶっこんで来るというのはもう頭がおかしいとしか思えません。

でもって、まあマイナス金利やらんのは米国の短期市場の構造上まあそうでしょうなというのは分かるのですけれども、そうであるならば、コロナちゃんの初期段階が終わって経済の影響が長期化しそうな時に金利ツールは残しておいてAPPだけ実施するとか、逆に金利だけ下げる(のは処方箋的に意味が無いからあんまり良いとは思わんが)ことにしてAPPは追加緩和用に残しておくか、いずれかにしておかないと、これ追加措置はある(そらまあAPPの額だけ見た目増やす(残高が積めるとは言っていない)のであれば出来るから余地はあるけど)とか言っていますが、まあ事実上追加緩和措置は無い(せいぜいフォワードガイダンスの先延ばしだけ)訳ですよね。

イエレンおばちゃんが折角溜め込んでくれた糊代全部出してしまっておまけにAPPもおかわりで実施とか、19世紀じゃないんだから新型流行感冒如きでここまで金融政策をぶっこむ必要あるのかよという話ではございます。まあ何と申しますか、いつものようにやってきたカツアゲ小僧のドナルド君がやってきていつものようにジェローム君に「おう財布出せやワレ」とカツアゲをしたら、突如ジェローム君がその場でパンツまで全部脱いでしまって路上にひっくり返ってしまう位の勢いを感じる訳でございまして、しかもそれを火曜水曜に行われる定例のFOMCまで待たずに(なおSEPがあるからFOMCは実施)ぶっこんで来るサプライズを演じた訳ですな今回は。

でまあそんな事をつらつら考えまするに、これはルンバなのではなく、遂に「やってらんねーよ」となったパウエル君がヤケのヤンパチになって身ぐるみ全部差し出してさあ矢でも鉄砲でも持って来いと開き直っているの図なのではないか、すなわち「金融政策の方は全部出しちゃったのでもう1銭も出ません、あとは全部トランプのせいですからオラ知らね」となってしまい、まあいざとなればトランプと共に、とうよりはトランプに抱き着いたまま自爆特攻を敢行しているの図、くらいに思わないと、この政策余地全部使い切りの特攻モードの説明がアタクシには出来ないのですよね。

ということで、今回の気が触れたとしか思えない米国特攻追加緩和に関しては「パウエルがトランプとの差し違えを覚悟してヤケのヤンパチで特攻を行っている」という風に俺様解釈をしようかと思っておりますし、まあトランプと刺し違えて消滅(ついでにウィリアムズも葬って頂きたい)すれば、それはそれで歴史的な価値がある仕事だからエエンチャウノ(白目)とか思うのでありました。とか言ってるアタクシもだいぶ錯乱しているような気がします。



〇決定会合して前倒し会合やって満額以下の回答とはwwwwww(日銀レビュー)

何でもかんでも全弾一気に打ち出したFOMCの一方で日本が小出しとか時代は変わるもんですし、今回の決定会合でこの満額以下回答の方には反対が入らん(いつもの部分でしか反対しないリフレ馬鹿2名って何なのあれは)とかもうワロスワロスですが確認しましょう。


・決定会合前倒しwwwwwww

朝の9時だか何だかにこんなのが出ましてですね。
[外部リンク]
2020 年 3 月 16 日 日本銀行

『本日、政策委員会議長は、政策委員会・金融政策決定会合を以下のとおり招集することとした。なお、本会合は、3 月 18・19 日開催予定の金融政策決定会合の日程を変更したうえで、1日間で開催するものである。』

『開催日時 令和 2 年 3 月 16 日(月)12 時より
開催理由 最近の金融経済情勢の動向を踏まえ、必要な金融調節事項の検 討を行うため』

最初12時に結果が出るのかと思ってよくよく見たら12時から開催かよと思いましたが、まあただいま通常国会開催中だし、これが次のMPMまで日数があるんだったら少しは気にするかも知れませんが、明後日からMPMあるんだから2日(実質3日)前倒しをするほどの緊急事態が起きた訳でもないですからそらまあ必要な人(財務省と内閣府から然るべき人が出席しないといけない)揃えるのに時間かかるわなあと思ったのですが、まあ何せ実質臨時会合みたいなもんですよ(通常会合扱いだけど)ということで。これ展望レポートが無かったから前倒し扱いですけど、展望レポートがあると面倒でしたな(FEDとかどうするんだ明後日)。


という訳で12時からかよ3時には出るかなあとか思っていたらもうちょい早くに結果が。


・マイナス金利深堀無し、ETF拡大しているようで腰砕け、社債CPも腰砕けな拡大

まずは決定事項の確認。
[外部リンク]
2020年3月16日 日本銀行

『1.新型コロナウイルス感染症の拡大などの影響により、世界経済の不透明感が高まり、内外金融資本市場では不安定な動きが続いている。こうしたもとで、わが国の景気は、このところ弱い動きとなっている(別紙)。また、金融環境も中小企業の資金繰りなど企業金融の一部で緩和度合いが低下している。』

別紙の方はのちほどです。でもって「中小企業の資金繰りなど企業金融の一部で緩和度合いが低下している」という話なのですが、今回って(今のところは)金融機関の資本制約がどうのこうのという問題は無くて、そういう意味では現状認識は分かるのですが、金融政策でやる話でもない段階(やったら震災手形)だし、別にここをクローズアップすることも無いと思うのですが、新型コロナオペみたいなのをぶっこむということなので理由に入れてきた感がある。

『2.こうした情勢を踏まえ、日本銀行は、企業金融の円滑確保に万全を期すとともに、 金融市場の安定を維持し、企業や家計のコンフィデンス悪化を防止する観点から、 々餾椎稙れやドルオペを含む一層潤沢な資金供給の実施、⊃靴燭淵ペレーショ ンの導入を含めた企業金融支援のための措置、ETF・J-REITの積極的な 買入れ、により金融緩和を強化することが適当と判断した。 』

んな訳ですが・・・・・・・

々餾椎稙やドルオペ云々って言う奴ですがドルのスワップラインを活用したどうのこうのは既に朝の時点でぶっこまれておりました物件ですが、海外のドルファンディング云々に関しては取引自体がシュリンクしているのか(電子的な金融取引でコロナは移らんと思うが)何かまあアレなのでそれは分かる。ただ、国債云々については流動性潤沢どころかマイナス金利何とかしろ状態なので知らんがなとは思うのだが、まあいずれにせよこの辺は「市場の円滑化措置」に相当する話で緩和という話とはちと違う。

企業金融支援措置というのは後で出てくるけど要するに貸出支援オペを別の名前で実施するんですが、これがまた時限措置おぶ時限措置で、利用促進のためにマクロ加算2バイ2バイ攻撃はしているけどそもそもコロナ紐付きですらないというのがやっつけ感満載(というか全く新しいのをぶっこもうとすると次回MPMにならないと具体化しないから、という事なんでしょうけれども)なオペだが、これがコロナと直接関係あるのという話だし、だいたいからして企業金融がエライコッチャになったリーマンショック後の一時期(何せ政策金利下げているのにCP利回りが盛大に上がった)のような時って問題になるのはリクイディティ(流動性)ではなくてアベイラビリティ(資本制約)になるので、まあこれ自体は「やってみましたよ」という位の話ですが、そもそも別に現時点でアベイラビリティに問題が生じている訳ではないのでこれはこんなもんだし織り込んでいましたな。

でもって問題なのはでしてね、これがどう見ても腰砕けてるだろうという物件ですな、では先を読みます。

『(1)一層潤沢な資金供給の実施 』というのがあって、

『積極的な国債買入れなどのほか、(2)、(3)の手段も活用しつつ、当面、円資金の一層潤沢な供給に努める。』

でも供給したらマイナスチャージするんでしょ。ということで今ピコーンと思いついたんですが、「資金の潤沢な供給を行うため」を錦の御旗にして「金融市場により一層の資金供給を行うために、日銀当座預金のマイナス金利適用に関しては当面の間一時的に停止する」ってできませんかねえやっぱり利上げって事になってしまいますかねえダメですかそうですか(^^)。

『米ドル資金については、本日、日本銀行は、カナダ銀行、イングランド銀行、 欧州中央銀行、米国連邦準備制度およびスイス国民銀行と協調して、資金供給オ ペについて、貸付金利を 0.25%引き下げるとともに、これまでの1週間物に加 え、3か月物を週次で実施することを公表した。これにより、米ドル資金の流動 性供給にも万全を期す方針である1。』

これは脚注1にもありますように朝出た奴(慌てて引用だけした物件な)、ということでドルの方は分かるが円資金に関してはマイナスチャージしている時点で潤沢な供給も蜂の頭もない訳でして、どう見てもマイナス金利政策が邪魔ですな(ECBの場合はそこはゼロ金利で潤沢な資金を供給してマイナスチャージするとかいうような緩和だか引き締めだかわからん策(というか超過準備は見せ金だから引き締めですわww)はやってませんね)。


次が『(2)企業金融支援のための措置』である。

『 新型コロナウイルス感染症にかかる企業金融支援特別オペの導入(全員一致)

民間企業債務を担保(約8兆円<2020 年2月末>)に、最長1年の資金を金 利ゼロ%で供給する新たなオペレーション(残高の2倍の金額を「マクロ加算 残高」に加算)を導入する。同措置は、2020 年9月末まで実施する。』

ということで要綱も出ててはええええと思ったら、

[外部リンク] 基本要領」の制定等について

2ページ目の『新型コロナウイルス感染症にかかる企業金融支援特別オペレーション基本要領』を見ますと、

『5.貸付期間
1年以内の期間とする。』(ここから暫く上記基本要綱より引用)

ほうほう。

『6.貸付利率
年0%とする。』

これはシャーナイですし、これだけだと誰も使ってくれない可能性があるので、マクロ加算2倍2倍攻撃で、これを使うことによって実質同額のマクロ加算枠拡大(2倍のうち半分はこの貸出代わり金が入って来るから潰れてしまう)という餌を与えることによって利用を促すの巻(従来のと同じ)。

『7.貸付先
貸付先は貸付対象先のうち希望する先とする。』

『8.貸付先ごとの貸付限度額

貸付先ごとの貸付限度額は、各貸付先が貸付実行時点で共通担保として差入れている社債、短期社債、保証付短期外債、企業が振出す手形、コマーシャル・ペーパー(資産担保コマーシャル・ペーパーおよび不動産投資法人コマーシャル・ペーパーを除く。)、企業を債務者とする電子記録債権および企業に対する証書貸付債権(米ドル建てのものを含む。)の担保価額相当額の合計額とする。ただし、貸付実行時点における当該貸付先が差入れている共通担保の担保余裕額相当額を超えることはできない。』

ちょwwwww

他の貸出支援関連って何かに紐がついている(成長分野企業の貸出とか貸金増加部分とか)のですが、これ何にも紐がついていないように見えるのでただの共通担保貸出と同じじゃん、ということは共担オペからの振り替えは発生するのかね、よくわからん。

『9.貸付受付期間
令和2年9月30日までとする。 』(ここまで上記基本要綱より引用でした)

これはまたエライ勢いで時限措置ですな。まあ長期化するという前提になっていないからそういうことなんでしょうけれどもね。


でもって問題はこの後のCP社債ETFですよ。

『 CP・社債等買入れの増額(全員一致)』

『CP・社債等の追加買入枠を合計2兆円設け、CP等は約 3.2 兆円、社債等 は約 4.2 兆円の残高を上限に買入れを実施する2。増額買入れは、2020 年9月末 まで継続する。』

ちょっと待て半年しか拡大しないのかという感じで、いや確かに買入拡大してくれとは別に思わないのですが、脚注2にありますのが、

『2 追加買入れ枠以外の既存のCP等、社債等については、引き続き、それぞれ約 2.2 兆円、約 3.2 兆円の残高を維持する』

ってなっていまして、要するにテンポラリーに2兆円分CPまたは社債を買入れます(CPは半年以内の短い足のものならその間だけはロール可能)がそれでおしマイケルということで、枠の拡大ではなくてテンポラリーな買入をしますよと言っているので恒久拡大じゃないのよね。

積極緩和派がいたら「恒久的拡大すべきである」って反対するのがいてもおかしくないのですけれども、そこまで頭が回らないんでしょうなあとは思いましたです。


もっとお洒落なのがETFでして・・・・・・・・・・

『(3)ETF・J-REITの積極的な買入れ(全員一致)』

『ETFおよびJ-REITについて、当面は、それぞれ年間約12兆円、年間 約1,800億円に相当する残高増加ペースを上限に、積極的な買入れを行う3。』

2倍2倍キタコレ(しかしいつまでこの2倍2倍やるんでしょうねえ)と思いきや怪しげな脚注3.

『3 ETFおよびJ-REITの原則的な買入れ方針としては、引き続き、保有残高が、それぞれ 年間約6兆円、年間約900億円に相当するペースで増加するよう買入れを行い、その際、資産価格のプレミアムへの働きかけを適切に行う観点から、市場の状況に応じて、買入れ額は上下に変動しうるものとする。 』

ちょwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwww

「買入は拡大する・・・・・・・・拡大するが原則的な買入額には変更はない・・・・・・・・・」ってお前はナメトンノカという施策で、これって単に「目先ETFを1回1000億じゃなくて2000億円買入れますよ」って言ってるだけの話しじゃんということで、これまた恒久措置で2倍にする訳ではないという日銀文学の粋を極めた素晴らしい作品に仕上がっておりますwwwwwwww

いやまあ株価下がってるからしばらくバンバン買うんでしょうけれども、恒久措置は回避とかこらまた腰砕けと言いますか、そもそもアタクシは以前よりリスク性資産買入止めろやゴルァという人なので、別に腰砕けでも結構ちゃあ結構なのですが、この誇大広告っぽいのはインチキにも程があるので何だかなあと思ってしまいます。

まあ色々な問題(評価損バンバン出た時の引き当ての問題とかになると財政当局にも影響があるとかその手の話がメイン)があるから恒久拡大が出来なかったというのが事実に近いものと推測されますが(個人の妄想です)、結局のところこういう時に羊頭狗肉というか上げ底オブ上げ底の施策しか打てなくなるんだから、馬鹿みたいに額を増やすだけではなくて、価格が上がった適当な時に買入の縮小を行って対応できる糊代作らんといかんのよね、という話になるのですよ。

でもってこの日銀文学の極みに対しても全員一致とかいつも反対している馬鹿は何のために存在しているのかと小一時間問い詰めたい。


でまあ金利の所とかには変更なしで、そこだけ相変わらず反対している2名って馬鹿なの(まあうち1名は今回で退任ですけど)としか思えない。

『4.次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針については、長短金利操作(イール ドカーブ・コントロール)のもとで、これまでの方針を維持する(賛成7反対2) (注 1) 。

短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%のマイナス金利を適 用する。 長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、長期国債の買入れを行 う。その際、金利は、経済・物価情勢等に応じて上下にある程度変動しうる ものとし4、買入れ額については、保有残高の増加額年間約 80 兆円をめどと しつつ、弾力的な買入れを実施する。』

『5.日本銀行は、2%の「物価安定の目標」の実現を目指し、これを安定的に持続する ために必要な時点まで、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を継続する。マネ タリーベースについては、消費者物価指数(除く生鮮食品)の前年比上昇率の実績 値が安定的に2%を超えるまで、拡大方針を継続する。政策金利については、「物価 安定の目標」に向けたモメンタムが損なわれる惧れに注意が必要な間、現在の長短 金利の水準、または、それを下回る水準で推移することを想定している。当面、新型 コロナウイルス感染症の影響を注視し、必要があれば、躊躇なく追加的な金融緩和 措置を講じる(注 2) 。 』

『6.日本銀行は、本日の金融緩和措置が、新型感染症拡大への政府の各種対策や各国 の政府・中央銀行による様々な対応と相俟って、金融経済活動の下支えに貢献する ものと考えている。 』

金融政策運営のフォワードガイダンス部分にコロナちゃんが入った以外は同じですし、こっちだけ反対入ってますね。



・これなら事実上の臨時会合をやる必要は無かったのではないでしょうか

えーっとですね、まあそういうことでして、施策自体は結構抑制的で、抑制的なのはそれはそれでべき論としては良い話なのですが、それをわざわざ事実上の臨時会合になる定例会合前倒しで行う必要があったのか、という話なんですよ。

つまりですね、臨時会合やるってんだったら追加施策が出るのは当たり前として、まあこの流れだったらなんかこう積極的なものがドドーンと出るのかとか思わせちゃうじゃないですか、しかもパウエル君がいきなり有り金全部に加えて全裸になって服まで出しながらゴロリと服従のポーズをとっている(比喩表現ですので念のため申し添えますwwww)んですから、そらもう黒ちゃんも遂に大爆発キターとか思うじゃないですか。

・・・・・・でやった結果がこの極く極く穏当な内容でして、いやだから穏当な内容にするんだったら通常会合でやれよという話でして、やってることが物凄くちぐはぐなんですよね。折角やってるのにドタバタ感出してダイナシーにしているように思えますし、思いっきり引けにかけて日経平均下がったのってつまりはそう言う事でしょ???????


#とかやってたら時間が無くなったので別紙は明日にでも、あとラガルドとパウエル会見も


〇尚、お為ごかしに輪番追加のようです

何だかねー。
[外部リンク]

『2020 年3月の長期国債の買入れについて、次のとおり3月 17 日オファー分 を追加することとしましたので、お知らせします。』

『利付国債(物価連動債、 変動利付債を除く)
3年超5年以下 1,000 億円程度
5年超 10 年以下 1,000 億円程度』

3-5と5-10の輪番1000億円を今日追加するそうですが、なんかこう微妙なアリバイ感ただよいますな。先日の場中輪番よりはマシですけど、まだ10年カレントの引け0%の所にいるのに追加するのかねえとか思いますけど、さっきの潤沢な資金供給云々があるから、というのもあるんでしょうな、なんかまあ微妙。
 


お題「金曜の債券市場とオペ雑談とか言ってたら/FOMCwwwwwwwwww」   2020/03/16(月)08:08:52  
  ネタがスポーツだからなのでしょうかスポーツ新聞にしては物凄く経済新聞のような記事(寧ろ経済新聞より分かりやすい)。
[外部リンク]

折角なので上記URL先から引用しますと、

『中でも大会関係施設の再確保が非現実的だ。メインプレスセンター、国際放送センターが置かれる東京ビッグサイト(江東区)は、東京大会による借り上げで「展示場不足」が問題視された。首都屈指の大型展示場をさらに1年もしくは2年後に再び借り受けるとなれば、業界関係者だけでなく、世論の批判を浴びる恐れがある。当然、展示予定の事業者には、膨大な補償料も発生する。』

『晴海の選手村(中央区)は大会後に改修し、23棟のマンション約5600戸として売り出す。既に販売済みの物件がいくつもあり、23年3月に入居が始まる予定。居住中の住居を売りに出す購入者もいる中で、組織委関係者は「五輪の延期で予定通り晴海に住めないとなったらこれも補償問題になってくる」と語った。』

『延期の場合、人件費も重くのしかかる。大会組織委員会の職員数は年初時点で3000人を超えている。大会本番が近づき1年間、半年間という短期でも職員を採用してきた。ある組織委幹部は「延期でも解雇するわけにはいかないだろう」と指摘。予定外の人件費が一気に膨らむ。』

『募集した約8万人の大会ボランティア、3万人超の都市ボランティアも延期となれば、日程を空けておける保証もなくなる。』

『組織委6300億円の予算のうち、900億円を見込むチケット収入。無観客や中止なら、これがゼロになる。また、中止となれば五輪が放送できず、「IOC負担金」として組織委の収入となる予定の850億円も減額される可能性がある。関係者によると組織委に1000億円超の損失が出るという。』

サンクコストに捉われると更に損失が拡大します、って大変にこれはまた勉強素材になりそうな話ですけれども、既に開催云々に関して判断の責任を押し付けあっている感じがある中ですからズルズルと五輪そのものがガ島攻防戦かインパール作戦かという事に。

まあ商業イベント丸出しになってしまった近代五輪の在り方を考え直して頂きたいものです。がどうせ無理なんでしょうけれどもね(鼻ホジホジ)。


〇日銀がオペ乱打すれども空振りつつ最後には紙まで出してくるの巻

金曜の債券市場ちゃんは終日先物大暴れでゲッソリーヌにも程がある相場でしたわマッタクモウ。

例によって本日の寄りが始まると本日の4本値になってしまいますが日中4本値。
[外部リンク]

20年3月限 03/13
153.28(08:45)
153.43(08:51)
152.67(10:21)
152.93(14:59)
-0.62
881 2,362

20年6月限 03/13
153.48(08:45)
153.79(08:50)
152.96(10:22)
153.28(15:02)
-1.07
28,995 105,032

6月限の日中足を見ましても(これまた今日の寄りが始まると今日の日中値)
[外部リンク] / 15:27 /
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は大幅続落で引け、金融資産の「総投げ状態」続く

『<15:07> 国債先物は大幅続落で引け、金融資産の「総投げ状態」続く

国債先物中心限月6月限は前営業日比1円07銭安の153円28銭と大幅続落して取引を終えた。一時152円96銭まで下落し、約3週間ぶりの安値を付けた。10年最長期国債利回り(長期金利)は同5.5bp上昇のマイナス0.010%。一時マイナス0.005%と1月22日以来の水準を付けた。』(上記URL先より、以下同様)

つーことでランコルゲしましたが、日銀も何かオペ乱打しておりまして、まあ色々とやりたいというのは分かるのですが、先週金曜日に関しては変なところで介入する必要はなくて、市場が勝手に投げ踏みさせるのに任せておけば、というか介入すると却って変な所に変なつかまりポジションが発生するので、ポジションのしこりが残ってしまって却って落ち着くのに時間を余計に掛けることになってしまうと思うんだが、まあ放置してると言われるのも困るからなんかしないと、という気持ちは理解する。

『日銀は午前の国債買現先に続き、午後は異例の国債買い入れ(対象は長期債)オペを通告した。結果は無難だったが、市場では「金利が急激に上昇していたので、ボラティリティーを押さえにいったのかもしれないが、金利水準としては懸念すべきレベルではない。マーケットも戸惑っている」(国内証券)との声が出ていた。』

という訳でオペが乱打されましたので記事の貼り付けの後に少々メモ代わりに。

『現物市場で新発2年債は前日比3.5bp上昇のマイナス0.190%、新発5年債は同7.0bp上昇のマイナス0.130%。新発20年債は同4.5bp上昇の0.285%、新発30年債は同1.5bp上昇の0.320%。一方、新発40年債は同1.0bp低下の0.295%となった。』

『TRADEWEB
     OFFER  BID  前日比  時間
2年   -0.206 -0.194  0.025 15:11
5年   -0.134 -0.124  0.065 15:11
10年  -0.013 -0.001  0.052 15:08
20年   0.28  0.291  0.045 15:11
30年   0.315  0.327  0.018 15:08
40年   0.296  0.308 -0.002 15:11』

先物は先物としましてもベアフラットですかそうですかという図になっておりますな。いやはや。


ということで日銀オペ乱打攻撃ですが、

[外部リンク] 5,000 2020年3月16日 2020年3月30日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午前オファー分) 2020年3月13日 2020年3月16日 -0.350
共通担保資金供給(全店)<固定金利方式> 15,000 2020年3月16日 2020年3月30日
国債買入(残存期間5年超10年以下) 2,000 2020年3月16日
国債補完供給(国債売現先)・即日(午後オファー分) 2020年3月13日 2020年3月16日 -0.350

補完供給はさておきまして、最初に登場したのが国債買現先。確か9時半にオファーされたのですが、この前実施した(2発目は事実上空振りでしたが)16日エンドの何故かロールになっていますが、資金需給的にはイラネだろと思ったら案の定の結果である。

[外部リンク] 5 5 -0.100 -0.100

応札5億wwwwwww

というのを見たら株価指数先物が下がりだしていたような気がするんですが、債券先物もホイホイと下がりだしたのには乾いた笑いしか出ませんでした。まあ木曜の米国株式市場がダウで9.9%のダウーンだったから日銀も何かしなければというお気持ちは分かりますし、なんかやりましたというのを見せたいというのも分かるのですが、そもそも論として短期金融市場の流動性に問題がある訳ではない状況下ですから札は入らん訳で(資金需給的にニーズが無い訳でもなかった16日エンドだって2発目が不発になったんですから)、まあこの「買現先」は英文だと「repo」で出てくるからヘッドライン映えはするんですけれども、オファーバックが早い(オファー9時半でオファーバックが10時15分とかでしょ)のでマジックが効いている時間が短いのと、モロ場中というのに問題があるので、やはりここはアリバイオペの正統派(ナンジャソラ)として共通担保固定金利のトモネをぶっこむとかして、札はどうせ入らないんだから1.5兆円とかアリバイオペでも良かったんでネーノとは思いました(個人の感想です)。

でもって全店固定の16日〜30日というのは、この足の全店固定が2本(それで全部なんですけど)あって、2本合計で1兆円少々ありましたので、その折り返しになっていましてまあ平常運転ちゃあ平常運転。その前の国債買現先が盛大に札割れしたので、あんまりオファーを無駄に増やすと印象悪くなるかもしれないから妥当な額でオファーしたのでしょうかね、よー知らんけど。

[外部リンク] 8,840 8,840

30日足とか使いづらいといえば使いづらいですが、これはロール入れられるでしょうからそれを前提にして考えれば足が30日でもヘーキヘーキ。

・・・・・・・でまあナンヤソラというのが臨時輪番オペでして再掲すると、

[外部リンク] 2,000 2020年3月16日

うーんこのという感じで、確か13時にぶっこんできまして、さっきのJPX謹製の日中足を見ますと直前に153円10銭台前半だった先物がオペを受けて34銭くらいまで吹っ飛んでその後うだうだと上げ下げしてオファーバックが来た後だったと思うのですが、

[外部リンク] 7,837 2,002 0.025 0.045 14.4

そらまあ応札締め切りが場中でオファーバックが場中で、しかも日中ボラがあの有様ではドン引きレートで入れに行くしかないのですな。まあその前(昼休み)に黒ちゃんと安倍ちゃんの会談とかあって、黒ちゃんがいつものように「必要な時は適切な措置を躊躇なく行う」ということで、適切に躊躇いやなんでもないですけれども、まあそういうのがあった所に来て13時の臨時輪番(ただし2000億円)だったので、債券もさることながら株式市場ちゃんの方が盛大に喜んでいたような気がするのですが、まあそんな動き。

とは言いましてもこの臨時輪番、やろうとする気持ちとその思う所は良く分かるのですが、現場労働者的にはナンジャソラなところがありまする。と申しますのも、この臨時輪番オファーされる時点で10年カレントってだいたい0%〜若干のマイナス金利の水準に居まして、そらまあトリプル安モードの中での10年0%上昇かよという所なので水準云々じゃない、と言いたいのも分かるのですが、水準という意味では10年国債の誘導メドの中心のところに今まさにいるのですから、何でここで金利上昇を抑制しないと行けないのかというのはまあ従来の話との整合性的に如何なものかという感じがします。

でもってボラ抑制と言いたいのはまあ気持ちは分かるんですが、板がスッカスカ(と言いましても金曜日は先物6月限そのものがおかしかった的なのもあるけど)な場中に突如オファーしてオファーバックも場中とかいうような輪番をぶっこんでいると、そのオペがまたボラを呼んでしまう訳でして、そーゆーことをしておりますとボラが上がりっぱなしということになってしまうと思うの。

むしろ金曜だったのですから、昨日は投げさせる奴に投げさせてしまってきれいさっぱりゲロを出させてしまった方がエエンデハナイノ変にゲロ止めるとゲロゲロモードが長引きまっせとは個人の感想ですとしては思うのですが、まあそうは言いましてもそら日経平均が10%とか下がるような中で債券も売られるような状況を見て当局の席に座って「こんなのは全部投げさせればいいんですよ」と言い放つのは確かに変態じゃないと難しいだろうなあ〜という位にはアタクシもサラリーマンなので、まあ気持ちはわかる。

・・・・・・・でもってそのお気持ちが天に通じたかオファーバック来て債券戻り歩調になって、株も臨時輪番砲が効いたんだか効いてないんだかよー分からん面はあるものの、まあ一連の日銀見て色々やりながらも戻っていたので、日銀のお気持ちは天に通じたと思ったら14時45分に余計なヘッドラインが打たれて全てがパーになるというプレイが炸裂しました。

でもってそのヘッドライン探そうかと思っているとラジオの方からなんか大ネタが飛んでいるというのがあるので探しませんけれども、ブルームバーグがダウ・ジョーンズからの転電ということで、「* BOJ SEES NO URGENT DEMAND FOR COORDINATED RATE CUTS」「* BOJ IS HESITANT TO LOWER SHORT-TERM RATES NEXT WEEK」とか何とかいうのを打ってきた(フラッシュはアタクシがブルームバーグニュースをメモったものなので正確性はアレなのですが趣旨は利下げに否定的という話)のが金曜最後の止めになってしまい、そこから株は急反落(元々マイナスですけど)するわ債券は急反落(元々マイナスですけど)するわという日銀の努力を全部すっ飛ばす結果になってナムナムナム。


夕方には更にこんなのが出ました。
[外部リンク]
2020 年3月 13 日
日本銀行金融市場局

『日本銀行では、内外金融資本市場の不安定な動きが続いている状況のもと、年 度末を控えた金融市場の安定確保に万全を期す観点から、下記の対応を講じる こととしましたので、お知らせします。』

ほうほう。

『1.潤沢な資金供給の実施

来週以降、年度末越えの共通担保資金供給オペや国債買現先オペも含め、 ターム物資金の積極的な供給を実施します。また、日本銀行は、債券市場の 流動性が足許で急速に低下している状況を踏まえ、本日、事前に公表してい たスケジュールにない追加的な長期国債の買入れを実施しました。今後も、 市場の動向を踏まえつつ、必要に応じ、追加的な長期国債の買入れを実施します。』

ということで日中にやったオペは「市場の流動性低下に対応した」ということらしいのですな。いやまあ黒ちゃんと安倍ちゃんの会談があったからとか色々とあるのかも知れませんが、市場の流動性低下に対応したければボラが上がるような形、つまりオファーが臨時でオファーバックが場中というのではなくて、10時10分の輪番タイムで追加オファーをして、応札時限を前場引け後にした方が市場のボラ下げ効果が出ると思うので、次回以降はその方向でお願い致したい。変なサプライズをするとやればやるだけ市場のボラは上がる・・・・・・とおじちゃんは思う。

なお、国債買現先見ればわかるように別に短期金融市場は資金がひっ迫しているわけでないので、後半の施策の方が重要でしょ、と思いますがどうでしょうかね。

『2.レポ市場の安定を確保するための措置

年度末に向けてレポ市場における国債需給が過度に引き締まることを抑 制し、市場の安定を確保する観点から、一時的な措置として、下記の対応を 実施します。

(1)国債補完供給のオファー銘柄の拡大
3月 16 日(月)以降、4月3日(金)までの間に実施する国債補完供給 について、事前の売却希望銘柄の申請を不要とし、原則として、日本銀行が 保有する全ての利付国債・国庫短期証券の銘柄を対象としてオファーします。

(2) 国債供給のための国債現先オペの実施
3月 25 日(水)に3月 31 日(火)スタート、4月1日(水)エンドの国 債の買戻条件付売却(国債売現先オペ)をオファーするほか、必要に応じて 追加的に同オペを実施する方針です。』

BCPモードとかになってしまうとわざわざSC国債出してどうのこうのとか面倒な割にそこまで爆発的に儲かる訳でもない仕事というのは真っ先に削減対象になりやすいのではないか、と個人の感想ですとしては思うので、そうなると手間暇はそこそこ掛かる割にそんなに儲かる訳でもないといえばそらレポ取引と言う事になるでしょうから、これは前者がSCレポ、後者が末初GC対策ですが、まあ早めに出すの大事大事。これは重要ですな。


・・・・・・で持ってラガルド会見の積りだったのにラジオニュースからナンジャソラなニュースが来たのでFOMC!!


〇さあパウエル先生の矢でも鉄砲でも持って来いが攻撃来ました!!!!!!!!!

これはひどいwwwwwww
[外部リンク] Reserve issues FOMC statement

いつもだと1月FOMC声明文との比較とかするんですが碌でも無い時間に出やがったのでそんな時間は無い、と言いつつ気合で比較してみる。

[外部リンク] coronavirus outbreak has harmed communities and disrupted economic activity in many countries, including the United States. Global financial conditions have also been significantly affected. Available economic data show that the U.S. economy came into this challenging period on a strong footing.』(今回)

というのが最初に思い切りマクラとしてぶっこまれています。アベイラブルなデータによれば米国経済はチャンレンジんぐなスロトングフッティングなんですよとよ。3月1回目の臨時では

『The fundamentals of the U.S. economy remain strong. However, the coronavirus poses evolving risks to economic activity.』(3月1回目臨時)

なので今回は判断を進めたというか踏み込んでみましたってことで。

『Information received since the Federal Open Market Committee met in January indicates that the labor market remained strong through February and economic activity rose at a moderate rate. Job gains have been solid, on average, in recent months, and the unemployment rate has remained low. Although household spending rose at a moderate pace, business fixed investment and exports remained weak. More recently, the energy sector has come under stress.』(今回)

『Information received since the Federal Open Market Committee met in December indicates that the labor market remains strong and that economic activity has been rising at a moderate rate. Job gains have been solid, on average, in recent months, and the unemployment rate has remained low. Although household spending has been rising at a moderate pace, business fixed investment and exports remain weak.』(1月)

基本的な認識の部分で、個別項目で強かったのが全部「過去形」になっていまして、つまり現状での経済指標は過去の物なのでそれ見てやっている訳ではなくて、マクラにあったコロナちゃん云々で経済活動や金融市場があーだこーだという事を理由にしていますよってなもんでしょう。

『On a 12-month basis, overall inflation and inflation for items other than food and energy are running below 2 percent. Market-based measures of inflation compensation have declined; survey-based measures of longer-term inflation expectations are little changed.』(今回)

『On a 12-month basis, overall inflation and inflation for items other than food and energy are running below 2 percent. Market-based measures of inflation compensation remain low; survey-based measures of longer-term inflation expectations are little changed.』(1月)

ここはまあね、って感じです。


・第2パラグラフ:さあいきなり金利全部使っちゃいましたよどうするんでしょうかねえ

『Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. The effects of the coronavirus will weigh on economic activity in the near term and pose risks to the economic outlook. In light of these developments, the Committee decided to lower the target range for the federal funds rate to 0 to 1/4 percent.』(今回)

『Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. The Committee decided to maintain the target range for the federal funds rate at 1-1/2 to 1-3/4 percent. 』(1月)

いきなり1.5%下げるとかヤケクソにも程がある訳で、コロナちゃんの影響が一巡したらどうする気だ、というのはこの次にある。しかしまあこれって債務者が矢でも鉄砲でも持って来やがれコノヤローってヤケクソスキームになっているような風情しか感じないのですけれどもこれで出尽くしになったら最早笑うしかない。

『The Committee expects to maintain this target range until it is confident that the economy has weathered recent events and is on track to achieve its maximum employment and price stability goals.』(今回)

だそうです。じゃあこの「it is confident that the economy has weathered recent events and is on track to achieve its maximum employment and price stability goals.」って具体的に何だよというのは会見でどうせ質問されるのでしょうけれども、と思ったらFEDのページ見ると「オーディオオンリーのコファレンスコール」って書いてありますなどう言う事じゃ。

『This action will help support economic activity, strong labor market conditions, and inflation returning to the Committee's symmetric 2 percent objective.』(今回)

『The Committee judges that the current stance of monetary policy is appropriate to support sustained expansion of economic activity, strong labor market conditions, and inflation returning to the Committee's symmetric 2 percent objective. The Committee will continue to monitor the implications of incoming information for the economic outlook, including global developments and muted inflation pressures, as it assesses the appropriate path of the target range for the federal funds rate.』(1月)

何と申しますか、これが経済活動をヘルプするとも思えないんですけれどもねえ。まあいずれにせよイエレンおばちゃんがせっせと作った糊代を一発のルーレットで全部ぶっこみにいくとかもうアホかと馬鹿かとという感じですが・・・・・・・


・第3パラグラフ:今後の金融政策云々

『The Committee will continue to monitor the implications of incoming information for the economic outlook, including information related to public health, as well as global developments and muted inflation pressures, and will use its tools and act as appropriate to support the economy. In determining the timing and size of future adjustments to the stance of monetary policy, the Committee will assess realized and expected economic conditions relative to its maximum employment objective and its symmetric 2 percent inflation objective. This assessment will take into account a wide range of information, including measures of labor market conditions, indicators of inflation pressures and inflation expectations, and readings on financial and international developments.』(今回)

『In determining the timing and size of future adjustments to the target range for the federal funds rate, the Committee will assess realized and expected economic conditions relative to its maximum employment objective and its symmetric 2 percent inflation objective. This assessment will take into account a wide range of information, including measures of labor market conditions, indicators of inflation pressures and inflation expectations, and readings on financial and international developments.』(1月)

ここに関してはコロナによる国内外の公衆衛生状況とインフレ圧力を見ながら必要ならば「use its tools and act as appropriate」って言ってるんだが次のパラに有りますように流動性対策はぶっこんでしまってさて何をどうしますねんという感じなのですが、これまた何で今日(日曜日で海外の寄り前)やるのかねとは思いますけど、確かにここまでヤケのヤンパチでぶっこんで来るならヤケクソついでに日曜の夜に実施したんでしょうかねえ。


・第4パラグラフ:制約があるから仕方ないのは分かるが企業と家計の金融と言ってこの施策はちょっと酷くないですかねえ

このパラは今回追加。

『The Federal Reserve is prepared to use its full range of tools to support the flow of credit to households and businesses and thereby promote its maximum employment and price stability goals.』(今回)

家計と企業のクレジットフローをサポートするために「full range of tools」を突っ込むというのですが、これって下手を打つと震災手形のワイド版になるので、将来の金融恐慌の芽をせっせと撒いて回っているということになりかねないのですけれどもねえ。なぜか恐慌の研究って物価の方ばっかで企業金融の方にならないですよねー(個人の偏見です)。

『To support the smooth functioning of markets for Treasury securities and agency mortgage-backed securities that are central to the flow of credit to households and businesses, over coming months the Committee will increase its holdings of Treasury securities by at least $500 billion and its holdings of agency mortgage-backed securities by at least $200 billion.』

しかし最初に家計と企業のクレジットフローをサポートするって言って置いて出す施策が国債とMBSの買入拡大っていうのは物凄い勢いで頓珍漢ではないかと思うのですが。額はとりあえず国債5000億ドルにMBS2000億ドルとやって来ました。

『The Committee will also reinvest all principal payments from the Federal Reserve's holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities in agency mortgage-backed securities.』

保有MBSの償還再投資も全部やります。

『In addition, the Open Market Desk has recently expanded its overnight and term repurchase agreement operations.』

翌日物とターム物のシステムレポも拡充します。

『The Committee will continue to closely monitor market conditions and is prepared to adjust its plans as appropriate.』

ちょwwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwwwwそれでおしまいとかこれやってどこがどう「support the flow of credit to households and businesses」になるんだよナメトンノカというか、だったらシステムレポ以外の施策はゼロ金利の後の弾に残しておけよwwwwwwwwwwwww

#ちなみに6パラに他の施策があるんだが何というかこの微妙感はやはり拭えない

まあ何ですな、「必要な施策は全部投入した(キリッ)」と言えば2013年4月のいやなんでもありません頭がクラクラしてきた。


・第5パラグラフ:さすがに反対が出たか(メスターさん)

これは1月定例と比較してもしゃーないので3月1回目臨時と比較。

『Voting for the monetary policy action were Jerome H. Powell, Chair; John C. Williams, Vice Chair; Michelle W. Bowman; Lael Brainard; Richard H. Clarida; Patrick Harker; Robert S. Kaplan; Neel Kashkari; and Randal K. Quarles.』(今回)

『Voting against this action was Loretta J. Mester, who was fully supportive of all of the actions taken to promote the smooth functioning of markets and the flow of credit to households and businesses but preferred to reduce the target range for the federal funds rate to 1/2 to 3/4 percent at this meeting.』(今回)

利下げに関しては0.50-0.75にとどめておけ、という主張です。なお前回臨時は全員賛成です。

『Voting for the monetary policy action were Jerome H. Powell, Chair; John C. Williams, Vice Chair; Michelle W. Bowman; Lael Brainard; Richard H. Clarida; Patrick Harker; Robert S. Kaplan; Neel Kashkari; Loretta J. Mester; and Randal K. Quarles.』(3月1回目臨時)


・第6パラグラフ:その他施策は出ているのですが(FEDの法令上制約があるから仕方ないけど)パンチ不足ですな

『In a related set of actions to support the credit needs of households and businesses, the Federal Reserve announced measures related to the discount window, intraday credit, bank capital and liquidity buffers, reserve requirements, and-in coordination with other central banks-the U.S. dollar liquidity swap line arrangements. More information can be found on the Federal Reserve Board's website.』(今回)

海外中銀とのドルスワップの変更というのがあって、国内ではディスカウントウィンドウの緩和とか、所要準備の準備率引き下げとか、金融機関の日中当座貸し越しの緩和とかあるんですよね。でもってまあ「bank capital and liquidity buffers」ってあるのが金融機関の自己資本規制と流動性規制で、まあ最後のは資本制約の緩和になるから少し意味があるのと、ドルスワップに関しては海外からのドル調達アベイラビリティ緩和になるからまあ意味が少しあるのかなと思いますが、他の施策はうーんこのという感じですけど、まあ出来る範囲内でやったらこう言う事だ、と言う事になるんでしょうが、あとはもう民間資産直接買入くらいしか弾が無くなってしまいまして、全弾うち尽くし感が強いのですが大丈夫かこれ????????

モアインフォメーションは
[外部リンク] 15, 2020
Federal Reserve Actions to Support the Flow of Credit to Households and Businesses

海外とのスワップラインに関しては
[外部リンク]

『カナダ銀行、イングランド銀行、日本銀行、欧州中央銀行、米国連邦準備制度およびスイス国民銀行は、本日、米ドル・スワップ取極を通じた流動性供給を拡充するための協調行動を公表することとした。』

『上記中央銀行は、米ドル・スワップ取極に適用される金利を 25 ベーシス・ポイント引き下げ、新しい金利を米ドル・オーバーナイト・インデックス・スワップ・レートに25 ベーシス・ポイント上乗せしたものとすることに合意した。また、期間が長めの流動性供給にかかるスワップ取極の有効性を高めるため、定期的に米ドル資金供給を実施している中央銀行は、現行の 1 週間物に加えて、週次の 3 か月物(84 日物)の米ドル資金供給を開始することに合意した。』

『当該取扱いは 3 月 16 日週に予定されているオペ レーションから適用される(注 2)。新たな金利と資金供給期間は、米ドル調達市場の円滑な機能を支援するために適切な期間継続する。』

『スワップ取極は、利用可能な常設の制度であり、グローバルな資金調達市場の緊張を緩和する重要な安全弁として機能することによって、国内外で、こうした緊張が家計や企業に対する信用供給に及ぼす影響を軽減することに資するものである。』

という辺りでも。

#ちょっとこの辺で勘弁
 


お題「当局自爆誘爆型危機(個人の偏見です)とな/ECBはマイナス深掘り回避/NYFEDがオペ拡大」   2020/03/13(金)07:59:34  
  キタコレ!
[外部リンク]
2020年3月13日 4時47分

『アメリカのトランプ大統領は、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が懸念されているこの夏の東京オリンピックについて「無観客など想像できない。1年間延期したほうがよいかもしれない」と述べ、開催の延期もやむを得ないという考えを示しました。』

『トランプ大統領は12日、ホワイトハウスで記者団の質問に答えました。この中で、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が懸念されているこの夏の東京オリンピックについて「無観客など想像できない。あくまで私の意見だが、1年間延期したほうがよいかもしれない。立派な施設を建設したので残念だが」と述べました。』(上記URL先より)

習近平4月訪日延期⇒中韓入境規制と来ましたし、例の特措法改正案が本日成立予定と来れば何と申しますかそのあのアレですかな。

ってNYおはぎゃーなのに前日比円安に振れてるのがうーんこのなんですけど。


〇多少タチの悪いインフル如きで当局自爆型のあばばばばーとはこれ如何に

あーはいはいそうですかそうですか。
[外部リンク] 一時2250ドル超の大幅下落 過去最大
2020年3月13日 4時26分

『12日のニューヨーク株式市場は、新型コロナウイルスの感染拡大が世界経済に深刻な影響を与えるという見方から売り注文が殺到し、一時、売買が停止されたほか、ダウ平均株価の下落幅が、過去最大の2250ドルを記録するなど、大きく値下がりして取り引きが続いています。』(上記URL先より、以下同様)

というか感染拡大に対応する施策が自爆型なのがですなあ。

『市場では、トランプ大統領が前日発表した、新型コロナウイルスに対応する経済対策の内容が十分でなかったうえ、ヨーロッパからの入国を停止する措置で、人の移動が厳しく制限され、実体経済にも深刻な影響が及ぶのではないかとして、大幅な下落が続いています。』

ご案内の通り、昨日は日本時間の朝10時からトランプ先生の落語が始まったのですが、いきなり欧州(なぜか除くUK)からの入境を30日間停止するというのが出てきてからそれはもうあばばばばーになったのでどうせ米国市場もあばばばばーだし、そもそもそういうのをワシントンのトンチキは東京時間に出すな東京時間にと憤慨しておりましたので、最大の下げ幅でおはぎゃああああああではあるのですが、そらまああんなの出せば株が下がるわなという事で東京時間のうちに諦観していたのでまあねという所ですが、それよりもこれで為替が全然円高にならん方が気持ち悪い感isある(個人の感想です)。

ということで唐突に危機感煽るだけの結果になったパウエルの臨時FOMC利下げがゴミクズだったって話な訳ですが、先般トランプ大統領がツイッターで「米国では毎年3万4千人(だかそんな感じだったがスクショとか保存してないのでイマイチ覚えていない)が通常のインフルエンザで死亡しているが別に何かをシャットダウンしている訳でもないし経済は上手く行っている。コロナで死亡したのは200人少々(実際には刻んだ数字が入っていたが覚えてない)だ。そのことを考えるべきだ!」とか仰せになっていたので、もしかしたらパツキンヅラ先生冷静に対処するのかと思ったのですが、どうもあのツイートは唯のその場しのぎの屁理屈だったようで、株が下がって泡吹いてぶっこんだ施策で更に株が下がるとか、どう見ても当局自爆型危機です本当にありがとうございましたという風情。

てな訳で、さすがにこれはアタクシも初めて見たと思うのですが、世界的な当局の自爆が自爆を誘発して連続爆発をするといういいからおまいら落ち着けという展開になっているのってもう見てらんない(単発での盛大なチョンボとか局地的な自爆というのなら見たことはある、気がする)のですが、とにかく当局が何か手を打とうと思って尻滅裂な手の打ち方をして複雑骨折を招くという状況なので、まあとりあえず早い所週末になって水入りしてくれよと思うのでありました、チーン。

・・・・・・という中で新型インフルエンザ特措法の改正案が成立するタイミングでパツキンヅラの東京五輪延期云々というのが気持ち悪いったらありゃしないんですけどねえ。



〇ECBはマイナス金利の深掘りを回避しました偉いよ偉いよ素晴らしい

いやホントここでECBがマイナス深堀してたらジャパンもマイナス深堀して当局自爆連鎖からの欧州と日本の金融機関がアイヤーからの・・・・・とかいうのを恐れておりましたんですが、ラガルドさんマイナス深堀回避してきましたのは良い胆力をしておられる。

というか、FEDの利下げがあばばばばーの連鎖を発生させ、BOEの利下げは大不発で、しかも当局が経済ぶっ壊しにかかる施策をバンバンぶっこむ中でこれはアカンと思ったのかなあとかだいぶ個人の希望的観測が入るのですがまあ兎も角として確認確認。

まずは決定事項のプレスリリース。

[外部リンク] RELEASE
Monetary policy decisions
12 March 2020

『At today’s meeting the Governing Council decided on a comprehensive package of monetary policy measures:』

最初は新LTROなんですが。

『(1) Additional longer-term refinancing operations (LTROs) will be conducted, temporarily, to provide immediate liquidity support to the euro area financial system. Although the Governing Council does not see material signs of strains in money markets or liquidity shortages in the banking system, these operations will provide an effective backstop in case of need.』

最初に出てきたのが「追加的なLTROをぶっこむ」なのですが、若干微妙なのはこのLTROの目的が「ユーロ圏のファイナンシャルシステム」に対する流動性サポートを謳っていることでして、まあその直後に「現状ではユーロ圏の金融市場に流動性の不足は生じていないが」という但し書きを入れていて、「バックストップである」と説明していますが、単に危機感をあおるものになったらアカン(そうはなっていないっぽいけど)ですし、バックストップを強調しすぎると「ただの見せ金」なのがバレバレになってしまうのでまあねって感じです。

『They will be carried out through a fixed rate tender procedure with full allotment, with an interest rate that is equal to the average rate on the deposit facility. The LTROs will provide liquidity at favourable terms to bridge the period until the TLTRO III operation in June 2020. 』

なお、適用金利は「equal to the average rate on the deposit facility」なので現状で▲50bp(期中に預金ファシリティ金利が上がったらスライドで上がって最終的に期中平均金利が適用される)なのですが、この次にあるTLTRO3のお助け拡充措置における適用金利がMRO金利-25bp、すなわち▲25bpになりますので、こっちの方が基準適用金利は低いという代物になっております。

ただし、ややこしいのですがTLTRO3って段階金利適用みたいなのになっていて、現状だと基準貸出金利がMRO金利から始まって一番の低率適用だと預金ファシリティになるのですが、次にあるように今回TLTRO3について向こう1年だけお助け金利の適用があるので、どっちがどういうのになっているのか一見すると難しいのですが、要綱まで詳しく確認している暇が無いので(だから昨晩見ておけというツッコミはサーセンとしか、汗)この新LTROはどうせ貸出とかと紐ついている訳ではない(紐付きなのはTLTRO3)ので、まあ流動性供給と言いつつも、実際には低率(というか▲50bp)貸出による金融機関向け追加お助け手段になっているような気がします。


でもって2つ目はTLTRO3の拡充というかお助け措置追加。

『(2) In TLTRO III, considerably more favourable terms will be applied during the period from June 2020 to June 2021 to all TLTRO III operations outstanding during that same time.』

今年6月から1年間の間オファーするTLTRO3には「considerably more favourable」な条件が適用されますわよというお話。

『These operations will support bank lending to those affected most by the spread of the coronavirus, in particular small and medium-sized enterprises.』

ということでこっちが中小企業金融対策を標榜しています。当然ながらコロナちゃんによる悪影響対策であるとなっていますな。

『Throughout this period, the interest rate on these TLTRO III operations will be 25 basis points below the average rate applied in the Eurosystem’s main refinancing operations.』

適用レートは期中の平均MRO金利-25bpが基準になりますが、

『For counterparties that maintain their levels of credit provision, the rate applied in these operations will be lower, and, over the period ending in June 2021, can be as low as 25 basis points below the average interest rate on the deposit facility.』

段階金利適用みたいになっていて一番低率が適用されると預金ファシリティ-25bpまで安くなるそうな。よって何と▲75bp!

『Moreover, the maximum total amount that counterparties will henceforth be entitled to borrow in TLTRO III operations is raised to 50% of their stock of eligible loans as at 28 February 2019. In this context, the Governing Council will mandate the Eurosystem committees to investigate collateral easing measures to ensure that counterparties continue to be able to make full use of the funding support.』

ここの適用比率とか以前のを覚えていない(すいませんすいませんすいません)のですが、まあこれは借入可能額も増やしました(ただし貸出金を伸ばしている場合ですけど)というお話の筈(汗)。


3番目はAPPの追加1200億ユーロ。

『(3) A temporary envelope of additional net asset purchases of ユーロ120 billion will be added until the end of the year, ensuring a strong contribution from the private sector purchase programmes. In combination with the existing asset purchase programme (APP), this will support favourable financing conditions for the real economy in times of heightened uncertainty. 』

年末までに1200億ユーロの追加資産買入を行いますということで、

『The Governing Council continues to expect net asset purchases to run for as long as necessary to reinforce the accommodative impact of its policy rates, and to end shortly before it starts raising the key ECB interest rates.』

今回の追加分も含めまして、政策金利を引き上げるまでの間は買入残高を維持します、というのは変わりません。


4番目は政策金利据え置きという話ですが、さっきのTLTRO3のお助け金利適用と、新LTROによる▲50bpでの貸出追加というのがあるので、「政策金利は下げないけれども金融機関にはお助けをする」という事をやっているので、利下げしない方が話の筋は通っておりますな。

『(4) The interest rate on the main refinancing operations and the interest rates on the marginal lending facility and the deposit facility will remain unchanged at 0.00%, 0.25% and -0.50% respectively. The Governing Council expects the key ECB interest rates to remain at their present or lower levels until it has seen the inflation outlook robustly converge to a level sufficiently close to, but below, 2% within its projection horizon, and such convergence has been consistently reflected in underlying inflation dynamics.』

その後にあるガイダンス文言も従来通り。


5番目はAPPプログラムで買った分の償還再投資に関する話ですがこれは従来通り。

『(5) Reinvestments of the principal payments from maturing securities purchased under the APP will continue, in full, for an extended period of time past the date when the Governing Council starts raising the key ECB interest rates, and in any case for as long as necessary to maintain favourable liquidity conditions and an ample degree of monetary accommodation.』

ということですが、ECBのってのはとにかくTLTROとかの辺りが結構複雑なつくりをしていて、こっちも自分が別にこのオペにぶっこむわけでもないので現世利益があんまりないから細かく覚えていなくて、手直しされるたびにどこが違っているのか確認する手間が掛かって時間ががががとなるのでありました(超大汗)。

まあ失望とか言われるのかも知れませんけれども、政策金利を下げないで色々とお助け施策をぶっこんでいるので、これはこれでやるべきことはやっているし、逆噴射マイナス深堀しなかったのは素晴らしいと思うのですけれども、まあ一般ウケするのかというと微妙ですね。ただまあそもそもが中央銀行が一般ウケを狙うこと自体がアカンというか何のために中央銀行の独立性が制度的にあるのかということを考えたら本来はこうあるものなんじゃネーノと思うのですけどね。

なお時間が無いので(すいません)会見とか細かいのは後日。


〇NY連銀がシステムレポとかの拡大を行っておりますな(時間が無いのでメモだけ)

うーんこの。
[外部リンク] Policy
Statement Regarding Treasury Reserve Management Purchases and Repurchase Operations
March 12, 2020

『The Open Market Trading Desk (the Desk) at the Federal Reserve Bank of New York has released a new monthly schedule of Treasury securities operations and has updated the current monthly schedule of repurchase agreement (repo) operations.』

ということで追加されたんですけど、

『Pursuant to instruction from the Chair in consultation with the FOMC, adjustments have been made to these schedules to address temporary disruptions in Treasury financing markets.』

Treasury financing marketsにtemporary disruptionsが起きてるとな????

『The Treasury securities operation schedule includes a change in the maturity composition of purchases to support functioning in the market for U.S. Treasury securities. Term repo operations in large size have been added to enhance functioning of secured U.S. dollar funding markets.』

ドルのファンディング市場の機能をサポートするためとな????

『・As a part of its $60 billion reserve management purchases for the monthly period beginning March 13, 2020 and continuing through April 13, 2020, the Desk will conduct purchases across a range of maturities to roughly match the maturity composition of Treasury securities outstanding. Specifically, the Desk plans to distribute reserve management purchases across eleven sectors, including nominal coupons, bills, Treasury Inflation-Protected Securities, and Floating Rate Notes. The distribution of purchases across sectors will be the same distribution as the Desk uses to reinvest principal payments from the Federal Reserve’s holdings of agency debt and agency MBS in Treasury securities. The first such purchases will begin tomorrow, March 13, 2020.』

『・Today, March 12, 2020, the Desk will offer $500 billion in a three-month repo operation at 1:30 pm ET that will settle on March 13, 2020. Tomorrow, the Desk will further offer $500 billion in a three-month repo operation and $500 billion in a one-month repo operation for same day settlement. Three-month and one-month repo operations for $500 billion will be offered on a weekly basis for the remainder of the monthly schedule. The Desk will continue to offer at least $175 billion in daily overnight repo operations and at least $45 billion in two-week term repo operations twice per week over this period.』

時間が無いのでやっつけで貼り付けただけなのですが、前半のが国債買入における買入対象銘柄の拡大になっていて、後半が5000億ドル×3本(1か月もの1本と3か月もの2本)のシステムレポの追加ということのようです。ところでそんなに金詰まってるんでしたっけという感じですし、そもそもが米国国債市場の盛大なボラ作ったのお前の所(の親分のFOMC)が緊急利下げとかしやがったからじゃろいい加減にしろこのマッチポンプが、という感じではありますが何か打たれておりますのでメモだけ。
 


お題「BOEの包括パッケージが来ましたがこれなら利下げせんでもエエンチャウノとは思った件について」   2020/03/12(木)08:03:21  
  おせえよ馬鹿お前がコロ(ry)
[外部リンク]
2020年3月12日 1時40分

動揺を抑えるためにはこのオッサンがコロナウィルス一気飲みをして「ほら健康に注意して生活してればただの風邪ですよ皆さん過度に心配しないでね!」とやっていただきたいものですが(錯乱)、

しかしまあ何ですな、初期対応どう見てもアカン(台湾と同じことは簡単に出来ないのは分かるが台湾対比であまりにもアレ)かった日本でございますが、欧米が全力で燃えて参りましたのでまさかの相対的にマシという雰囲気になってきた(ような気がするが個人の感想なので実際は知らん)ということで悪運は尽きずですなあ(ぐるぐる目)。


〇えーっとパンでみっくと米国経済対策不発でおはぎゃーでよろしいのかしら(メモメモ)

最近はおはぎゃーが過ぎると(そらまあネットの無料版だからそんなに期待しちゃいかんのですけれども)ロイターさんとかブルームバーグさんのネットでタダで読める版の記事更新が遅れるというのが仕様になっているので(なおB社は平常時でも遅い)まあ今朝もそんな状況なんでしょうなあ、ナムナムナム。

でまあさっきロイターさんの米国債券市場とかいうニュースみたら金利低下ってあるのに貼ってある市場データが金利上昇にしか見えないとか、ベンダーさんも混乱する位のおはぎゃーみたいなので多分昨日の海外の方が海外的にはギャーって感じなのかもしれませんね、よー知らんけど。

ということでなんとなく市況解説っぽくなっているブルームバーグの為替後講釈を備忘の為に貼っておく。

[外部リンク] Pitcher
2020年3月12日 5:29 JST

『11日のニューヨーク外国為替市場では円が上昇。世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルスはパンデミック(世界的な大流行)となったと宣言したことを受けて米国株が急落、円は逃避需要で買われた。ポンドはもみ合い。イングランド銀行(英中央銀行)が緊急利下げに踏み切った後、英政府は300億ポンド(約4兆円)規模の経済対策を発表した。』(上記URL先より、以下同様)

2月21日あたりに一瞬日本がトリプル安っぽくなって1ドル112円とかになっていたのを思いますと、まあ大体のところコロナ被災状況の相対感で円が買われているという事なのではなかろうか、などと思う次第ですし、まあ利下げとかそっちの方で色々アレとは言え、円高と原油安になっている分には日本が輸入インフレで死亡とかいうことにはならないのでまあエエンチャウノと思う位には非常時脳。

『・ニューヨーク時間午後4時1分現在、ドルは対円で0.9%安の1ドル=104円69銭。一時は1.5%安の104円10銭を付けた。円は主要10通貨に対して全面高』

とは言っても102円とかいう展開にはならんのね。全面高っていうとビビるがまあそんなもんか。

『・ダウ工業株30種平均は5.9%安。投資家はトランプ米政権の経済刺激策案の詳細を待っている。同氏は11日夜にウイルスに関する決定を発表すると明らかにした』

ご・・・・・5.9%????ということでおはぎゃーですかそうですか。というかパンでみっくとか今更おせえよというレベルで言われんでもわかっとるわと思いますし、そもそもトランプが景気刺激策ってたってどうせ大したもん出で来ないんじゃないのって話は当初から指摘されていませんでしたっけとか思うのですが、まあ発狂相場になっておりますと目の前に垂れ下がってきた蜘蛛の糸に対して飛びついて全員落下、というのはまあ相場なのでしょうがないですし、これ冷静な積りで逆張りするのも難易度が高くて、賢い積りで逆張りしたものの、パニックになって突進してくる群衆に踏みつぶされて息絶えるという光景はよく見ましたし息は絶えなかったけど瀕死の重傷程度ならアタクシも昔はやったことがあるような悲しい記憶があるのでいやもうね。

・・・・・・・うーんこのという感じですがとりあえず欧米金融当局が「何かしなきゃ」状態になっているのですが、今回のカーニーはんのは利下げ以外にもちゃんとしたパッケージ(効くかどうかは知らん)の形になっているので遥かにマシ感は漂うのですが、何せFEDが血迷って利下げだけぶっこんで来るという醜態を示しましたし、今回も利下げ要らんじゃろと思うのに利下げするもんだから、利下げの方がクローズアップされて当局バタバタ感の印象が強くなりそうなのがアカン(と思うのだが)ですな。

まあダイヤモンドプリンセスのアレからそろそろ1か月とかになってきてアタクシ的にはだんだん慣れてしまったような気がする(ただのパンチドランカー)ので、まあ当局落ち着けやと思うのですが、まあ日本が当初の「正しく恐れましょう」から急にゼロリスク志向にゲージがぶっ飛んでしまったのがちょうど2月の15日〜17日辺りだと思うのですが、あの状況なんでしょうな。

確か除くイタリアは先週後半くらいから急にアチャーって感じの報道とかになってきたとは何となく聞いていますが、こうなって来ると現地にいる人じゃないと雰囲気分からんから何ともかんともではありますけれども、たぶんゼロリスク志向からの当局が泡吹きながら急に何か色々なものをドタバタとおっぱじめて行くってのを2週間位掛けて日本がぶっこんでいたのを後追いしているって感じなのではなかろうか、などと勝手に思うのでした(個人の妄想です)。


あとまあ株価にはアチャーかもしれんけど、大手産油国様がヤケクソになって頂くと資源大輸入国家のジャパンは助かりますなこりゃ。
[外部リンク] / 19:20
サウジとUAEが増産表明、一段の供給過多の恐れ

まあ安値攻勢してライバル叩き潰してその後にウマーとか碌でも無い事考えてるような気がするので喜んで良いのかどうかは分からんし、その前に米国株価が死んであばばばばばーかも知れんけどさ。



〇割とちゃんと考えているパッケージなのだが利下げをしているので慌てて利下げとしか最初に思えないのは残念無念

利下げキター!!と思ったら包括パッケージでしたがな。
[外部リンク] of England measures to respond to the economic shock from Covid-19
Published on11 March 2020

『The Bank’s three policy committees are today announcing a comprehensive and timely package of measures to help UK businesses and households bridge across the economic disruption that is likely to be associated with Covid-19』

コロナちゃんによって引き起こされる可能性が高そうな経済のあばばばばー(とは書いてません、economic disruptionですけどまあゆうとることは経済の減速とかそういうよりもあばばばばーでしょこれ)包括的かつタイムリーな政策パッケージを3つの委員会がぶっこんだよだそうな。

まずは前口上。

『The front line of combatting the challenges of Covid-19 comprises the extraordinary efforts of NHS health professionals, carers, and volunteers across the country, as well as the exceptional support by the FCO to UK citizens abroad.』

コロナちゃんへの戦いは保険防疫当局が最前線で行うのですが、と来まして、

『The Bank of England’s role is to help UK businesses and households manage through an economic shock that could prove sharp and large, but should be temporary. The Bank’s three policy committees are today announcing a comprehensive and timely package of measures to help UK businesses and households bridge across the economic disruption that is likely to be associated with Covid-19.』

うーんこの。シャープでラージだけどテンポラリーな経済へのショックに対応するために以下の施策をぶっこんで英国の企業や家計がこの経済のあばばばばーを乗り切ることが出来るような助けをしました、ということなのですが、ご案内のように利下げがぶっこまれている訳で、いやだからテンポラリーなんだったら利下げぶっこむなよと思う訳で、どうもテンポラリーではなさそうなのでこりゃ利下げしないといけませんね、って政策順序にしないと、英国なんて金利の糊代的に一発撃ったらおしマイケルなんだから(実際に50下げたのでもう金利の余地はない)アカンし、大体からして拡大が収まって来ましたマネージ可能ですよご安心くださいってなった途端に利上げ出来るかと言えば出来る訳ないのですから、流動性対策とか企業金融サポートとかいうのならわかるけど、利上げは最後のカードに残しておかないとアカンやろと思うのですよね。

とは言いましてもまあカーニーはんも金融政策万能っぽいのを振りまくタイプなので(個人の偏見です)、まあそれが心底思っているのかポーズなのかは兎も角として(ちなみに逆さ絵オヤジはマジで金融政策万能と思っていてその後反省したとみられる)結局そういうのが揃いも揃っていやがるから余計なカードを切って後で金融不均衡とか起こしてまた別の災厄の種を撒くの図とかもう見てらんない。

『These measures will help to keep firms in business and people in jobs and help prevent a temporary disruption from causing longer-lasting economic harm.』

いやいやいやだからテンポラリーなディスラプションに何でその鉋屑程度の金利の下げを入れるのよ。

『Following the spread of Covid-19, risky asset and commodity prices have fallen sharply, and government bond yields reached all-time lows, consistent with a marked deterioration in risk appetite and in the outlooks for global and UK growth. Indicators of financial market uncertainty have reached extreme levels.』

「Indicators of financial market uncertainty have reached extreme levels」って言いますけど、正直言ってリーマンショックの時の方が資本主義の崩壊かと思うようなアレ感があったんだが、その後の世界の金融市場の発達というか何というかで、益々株式のボラティリティーとかそっちの方が過剰に注目されるようになったんでネーノとは思うし、変にVIXだのなんだのとかいうのが注目浴びるからボラがボラを呼んでボラボラ大発生とかになってしまうのよね。正直あの時に感じた終末感まるで無いんですけど(とは言っても欧州は何せ大流行モードみたいなので現地ではコレラペスト大流行位の恐怖になっているのかも知れませんから何ともですけれども)。

『Although the magnitude of the economic shock from Covid-19 is highly uncertain, activity is likely to weaken materially in the United Kingdom over the coming months. Temporary, but significant, disruptions to supply chains and weaker activity could challenge cash flows and increase demand for short-term credit from households and for working capital from companies. 』

一時的であっても影響が大きいし、サプライチェーンの問題なども生じるし、経済が急速に活動を止めるとキャッシュフローが止まってしまうので短期的な資金需要が高まる恐れがあるのでそれに対応しないと行けません、って現状認識は正しいんですが、そういう場合ってそもそも論でいえばそれこそ本家本元なんですからバジョットルールの世界であって、ソルベントだけどリクイディティーが無くなった状況に対応するのが筋で利下げは余計なんですけど。

『Such issues are likely to be most acute for smaller businesses. This economic shock will affect both demand and supply in the economy.』

だったら金融機関の貸出政策とかそっちの方を重視すればと思うのだが結局アクション分かりやすいのが利下げになってしまうのよねー利下げやっちゃうと。ということで施策は3本の矢(とは言ってないが)でして、


・政策金利の引き下げと中小企業向け貸し出しにインセンティブを与える新しいタームオペスキームの導入

『MPC reduces Bank Rate and launches new Term Funding Scheme with additional incentives for SMEs』

と来まして、

『At its special meeting ending on 10 March 2020, the Monetary Policy Committee (MPC) voted unanimously to reduce Bank Rate by 50 basis points to 0.25%. The MPC voted unanimously for the Bank of England to introduce a new Term Funding scheme with additional incentives for Small and Medium-sized Enterprises (TFSME), financed by the issuance of central bank reserves. The MPC voted unanimously to maintain the stock of sterling non-financial investment-grade corporate bond purchases, financed by the issuance of central bank reserves, at £10 billion. The Committee also voted unanimously to maintain the stock of UK government bond purchases, financed by the issuance of central bank reserves, at £435 billion.』

全部全会一致で、50bp利下げ、中小企業向け貸し出しに新たなインセンティブを与えるタームオペの新設、投資適格級の非金融機関社債買入枠(100億ポンド)の維持、英国債買入枠(4350億ポンド)の維持を決定。

『The reduction in Bank Rate will help to support business and consumer confidence at a difficult time, to bolster the cash flows of businesses and households, and to reduce the cost, and to improve the availability, of finance. 』

いやだから影響が持続的で景気見通し下げてるならともかく、一時的だというのに、利下げすると何で借入アベイラビリティーが高まるのか、キャッシュフローが活発化するのかがさっぱり分からん(コストが下がるのだけは分かるけど、むしろ認識から言ったらクレジットスプレッドの拡大を抑える方が筋なんでネーノ)ですがそういう理由で利下げ。

『When interest rates are low, it is likely to be difficult for some banks and building societies to reduce deposit rates much further, which in turn could limit their ability to cut their lending rates. In order to mitigate these pressures and maximise the effectiveness of monetary policy, the TFSME will, over the next 12 months, offer four-year funding of at least 5% of participants’ stock of real economy lending at interest rates at, or very close to, Bank Rate.』

預金金利がこれ以上下げられないような状況下なので利下げだけすると金融機関が泡を吹く結果貸出金利が下がらん惧れがあるので、リアルエコノミー(金融機関向け(もしかしたら政府向けとかも)貸出を除くってことでしょうな)向け貸し出しのストックの5%部分を向こう1年間の間、政策金利またはそれに近い金利で4年物の貸出を行います、って感じで(atが大杉栄なので掛かり方が良く分からんけどこっちも寝起きで読んでるので(昨晩読めやというツッコミはしないでちょ)微妙な訳かも知れんが)なっているように見えます。

『Additional funding will be available for banks that increase lending, especially to small and medium-sized enterprises (SMEs). Experience from the Term Funding Scheme launched in 2016 suggests that the TFSME could provide in excess of £100 billion in term funding.』

タームファンディングスキームを2016年にぶっこんだときの経験から言って1000億ポンドは貸出の伸びに寄与するでしょう、だそうな。

『The TFSME will:

・help reinforce the transmission of the reduction in Bank Rate to the real economy to ensure that businesses and households benefit from the MPC’s actions;

・provide participants with a cost-effective source of funding to support additional lending to the real economy, providing insurance against adverse conditions in bank funding markets;

・incentivise banks to provide credit to businesses and households to bridge through a period of economic disruption; and

・provide additional incentives for banks to support lending to SMEs that typically bear the brunt of contractions in the supply of credit during periods of heightened risk aversion and economic downturns.』

このスキームはこのような効果を期待してますってのがありますが概ね前の所で説明した話を丁寧に言ったものなのであまり気にせず次に。


・CCyBが火を吹くぜ!だそうです(当然緩和方向)

『FPC releases the UK Countercyclical Capital Buffer』

カウンターシクリカルキャピタルバッファーの考えに基づいて金融機関の自己資本規制を緩和します、というお話。

『To support further the ability of banks to supply the credit needed to bridge a potentially challenging period, the Financial Policy Committee (FPC) has reduced the UK countercyclical capital buffer rate to 0% of banks’ exposures to UK borrowers with immediate effect. The rate had been 1% and had been due to reach 2% by December 2020.』

これはFPC(さっきのはMPC)マターですが、金融機関に追加的CCyBで1%賦課してて、本当は今年の末に2%になる予定だった追加的資本を解放してゼロにしますから資本のアベイラビリティー高まるよ、というこれは本筋の話です。

『The FPC expects to maintain the 0% rate for at least 12 months, so that any subsequent increase would not take effect until March 2022 at the earliest.』

少なくとも12か月は継続しますし、その後CCyBを要求するのは2022年3月までは行わないよ。だそうな。

『Although the disruption arising from Covid-19 could be sharp and large, it should be temporary. Such economic disruption should have less of an impact on the core banking system than recent stress tests run by the Bank have shown the system can withstand. Those stress tests demonstrated that banks would be able to continue to lend to businesses and households even while absorbing the effects of substantial, prolonged economic downturns in both the UK and the global economies, as well as falls in asset prices much larger than experienced in recent weeks.』

テンポラリーだと思うけどテンポラリーじゃないかもしれんし、まあ解放しますよってのは分かる。

『Given the resilience of the core banking system, businesses and households should be able to rely on banks to meet their need for credit to bridge through a period of economic disruption.』

このような時には金融機関借入のニーズが高まるので、

『The release of the countercyclical capital buffer will support up to £190 billion of bank lending to businesses. That is equivalent to 13 times banks’ net lending to businesses in 2019. Together with the TFSME, this means that banks should not face obstacles to supplying credit to the UK economy and to meeting the needs of businesses and households through temporary disruption.』

この解放によって金融機関の貸出余力が1900億ポンド拡大する筈でさっきのスキームと合わせて貸出やれやという話。

『The FPC and the Prudential Regulation Committee (PRC) will monitor closely the response of banks to these measures as well as the credit conditions faced by UK businesses and households more generally.』

なお、解放した資本を使ってちゃんと貸出を行っているかどうかはPRCの方でチェックしますんでそのつもりで、だそうな。


・ソルベンシー2の再計算を保険会社に要請とな

『PRC issues Supervisory Guidance』

最後は監督指針。

『The release of the countercyclical capital buffer reinforces the expectations of the FPC and the PRC that all elements of banks’ capital and liquidity buffers can be drawn down as necessary to support the economy through this temporary shock. In addition, the Prudential Regulation Authority (PRA) has today set out its supervisory expectation that banks should not increase dividends or other distributions, such as bonuses, in response to these policy actions. 』

これはプルーデンシャルオーソリティーのマターだそうで。

『Major UK banks are well able to withstand severe market disruption. They hold £1 trillion of high-quality liquid assets, enabling them to meet their maturing obligations for many months.』

英国の主要金融機関は資金繰りバッファーも十分備えておりますが・・・・・・・

『In response to the material fall in government bond yields in recent weeks, the PRC invites requests from insurance companies to use the flexibility in Solvency II regulations to recalculate the transitional measures that smooth the impact of market movements. This will support market functioning.』

国債金利が盛大に下がったので保険会社に対してソルベンシー2の再計算してちょというお話が。



ということで最後にまた能書きがあるのですが、時間が無いので引用だけしておきます。必要なら追加しますよとかそういう話ですが、議事要旨いつもだと同時なのですが緊急会合な上に盛り沢山なので後日(といってもすぐですけど)出るとかそんな話をしています。

『The Bank of England has operations in place to make loans to banks in all major currencies on a weekly basis. Banks have pre-positioned collateral with the Bank of England enabling them to borrow around £300 billion through these facilities.』

『The Bank is coordinating its actions with those of HM Treasury in order to ensure that our initiatives are complementary and that they will, collectively, have maximum impact, consistent with our independent responsibilities. The Bank continues to co-ordinate closely with international counterparts.』

『The actions announced today by the three policy committees of the Bank of England comprise a comprehensive and timely package to allow UK businesses and households to bridge a temporarily difficult period and thereby to mitigate any longer-lasting effects of Covid-19 on jobs, growth and the UK economy.』

『The Bank will take all further necessary steps to support the UK economy and financial system, consistent with its statutory responsibilities.』

『The minutes of the special MPC meeting ending on 10 March will be published at 12 noon on 13 March 2020. The next regularly scheduled MPC meeting will end on 25 March 2020, with the minutes of that meeting published on 26 March. The record of the FPC meeting ending on 9 March and the next regularly scheduled meeting on 19 March will be published together at 9.30 am on 24 March 2020.』
 


お題「10年カレントが親の仇のようになっていますな/米国市場メモ/何故かニュージーランド中銀観察をしてみる」   2020/03/11(水)07:56:37  
  ほほうこれはこれは。
[外部リンク]
2020年3月10日 18時33分

まるでどこかの中央銀行の物価目標みたいですな(アカン)。

話は変わりますが国会で我らが熊手先生が某大先生の言葉を引用して「日銀は1万円札を19円で買ってETFを購入しているから損益分岐点はゼロみたいなもん」というジンバブエ理論を唱えておられたと聞きましたが、だったらETFなんてややこしいことしないで国債を買えば国債償還時に日銀に莫大な収益が発生することになる錬金術が発生する、という時点でその理論がどう見てもインチキ理論であるということに気が付かないと駄目なんですけれども、気が付かないから熊手なんでしょうな。

まあ何せ熊手が金融担当大臣やってた時期って特に最初のころは金融系に評判良かったんですけれども、意識の高い机上の空論系のただの馬鹿であるという雰囲気を感じ、着任当時から悪態をついておりましたので(何でしたら過去ログご確認くらはい)インチキスカウターだけは機能しとるな。


〇いやまあ金利上がったのは良いんですけど10年カレントの位置が

毎度のようにロイターさん。
[外部リンク] / 15:30
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は急反落、一時1円超の下落 長期金利は-0.055%に上昇

『国債先物中心限月3月限は前営業日比93銭安の154円39銭となり、急反落して引けた。時間外取引の米10年債利回りの上昇や5年債入札結果が低調だったことを受けて売り圧力が強まり、一時154円16銭(同1円16銭安)まで下落した。10年最長期国債利回り(長期金利)は一時マイナス0.030%と2月14日以来の水準まで上昇。その後前日比10.0bp上昇のマイナス0.055%まで水準を戻した。』(上記URL先より、以下同様)

つーことでNYおはぎゃーではあったのですが、問題の原油先物ちゃんとかが朝からモリモリと米国夜のWTI先物で戻したりして米国夜のSP先物とかもモリモリと戻したもんだから、なのかどうか知りませんが朝っぱらは株下がってるのに債券も下がってスタートとかいうすげえお洒落な展開でしたが、10年入札の時だって流れた挙句相場は戻ったけど戻ったの先物で10年は置いて行かれという展開でしたから、さらにハイボラになった中で5年入札を受け切れないから売られたのかいな、とか勝手に思ってはいたのですけれども。

でもって5年の落札結果が事前予想としてベンダーで出ていたのが101.68とかで平均101.55(▲22.0bp)で足切り101.37(▲18.4bp)って平均がそもそも予想より13銭低くて足切りがさらに18銭低いとかそれはどこの超長期債ですかというコケっぷりで落札結果直後には5年カレント10.5甘の▲20bp(でも足切りからみたら利食いなのでヘーキヘーキと白目になる)とかもうねという感じではございました。

これで株が下がって引けてたら株安債券安とか中々おもろかったんですけれども、株が戻ったりしたり為替が戻ったりしていて(何が引っ張ってるのか訳分らんちんでしたが、たぶんトランプ様が何かして下さるって話の期待ということにしてあまりにも前日が盛大な動きだったからリバが入ったんでしょうけれども良く分からん)債券も米債様が盛大に金利上がって(ってその前の下げを全然取り返しておりませんが)ということで円金利も上がった訳ですよ。


『市場では「予想以上にテールが流れ、弱い結果。日銀のマイナス金利深掘り観測が後退する中、マイナス0.20%を下回る水準での需要は見込めない」(別の国内証券)との声が聞かれた。入札結果を受けて、新発5年債は売られ、一時マイナス0.190%まで上昇。先物や10年ゾーンにも動きが波及した。』

深掘りに関しては日銀がアホウでなければそんな自爆テロせんじゃろと思いますが、まあ観測自体は円高になると出てくるのでちょっと円安になると元々マイナス深堀り自体が話に無理があるので、ということになるんでしょうかね、よー知らんけど。

『現物市場では、全年限で金利が上昇。新発2年債が前日比6.5bp上昇のマイナス0.250%。新発5年債は同10bp上昇のマイナス0.205%。新発20年債は前日比5.5bp上昇の0.200%。新発30年債は同3.5bp上昇の0.290%。新発40年債は同3.0bp上昇の0.300%。』

という訳で、昨日ってまあ5年が主役だったから5年が叩かれていたのと、毎度おなじみで先物が叩かれていたんですけれども、取引中盤以降って10年カレントがまた弱めにされていまして・・・・・・・・

『TRADEWEB
    OFFER  BID  時間
2年  -0.251 -0.241 15:15
5年  -0.211 -0.202 15:15
10年  -0.059 -0.049 15:18
20年  0.199  0.213 15:19
30年  0.289  0.301 15:19
40年  0.296  0.307 15:19』

肝心の前日比が見れないという謎の状態ですが、この表記ベースだと10年が10甘位で5年が9.5甘位とかそういう感じになる筈で、最後の方は10年カレントが甘くなっているというナンヤソラな状況になっておりました。でまあその10年▲5.5bpってのですけれども、その辺の水準ってえのは大体3週間前(ダイヤモンドプリンセス号がああでもないこうでもないとか言っているうちに日本の感染拡大が話題になりだした頃)まで話が戻るのですが、だいたい2月の18日とか19日辺りとかそういう水準になると思うのですけれども、この時の水準って2年5年が▲15bp位でして、20年が20bp台前半(22.5とか23.5とか)でして、30年が35bp程度(35とか36.5とか)となっていて、しかも先物ちゃんは152円70銭台だったのですよ。

ということで、いやまあここもと10年カレントに親でも殺されたのかという位に10年カレントが上がって上がらず下がって下がるみたいな感じになってはいたのですが、10年▲5.5bp水準で他年限が5毛だの10毛だの強くて先物1円半高い所に居るって何がどうなっておられるのでございましょうか。と言いましても真面目に曲率分析とかそういうのしてないからそういうのは本職の方にお願いしたいと思うのですが(ぐうたらですいません)、それにしてもここのところ10年カレントのパンチドランカー状態is何というか、まあこれ中期先物が強いんでしょうし、中期が強いのは為替が円高に振れたからというのは分かりますけどうーんこのという所で詳しい人御解説頂きますと甚だありがたく存じます|д゜)チラッ。



〇期待で引っ張りますなあ(しかしよー動きますな米国も)

[外部リンク] / 05:33
原油先物8%上昇、景気刺激策に期待

『米国時間の原油先物は約8%上昇した。各国政府による景気刺激策への期待のほか、米大手石油会社が原油価格の急落を受け支出削減策を発表したことが押し上げ要因となった。清算値は北海ブレント先物LCOc1が2.86ドル(8.3%)高の1バレル=37.22ドル、米WTI先物CLc1が3.23ドル(10.4%)高の34.36ドル。』(上記URL先より)

10%上がって35ドル程度という辺りが誠にアレでございますが、とりあえず景気刺激策期待とか言いましても、一方で封鎖だの自粛だのやっているのに刺激策で需要とか言われましてもとは思うのですけれどもねえ。所得補償系の刺激策出てもそもそもがコロナちゃん対策で需要を減らす話をしているんだからちょっと無理でネーノとは思います。

まあちょっと期待が出来なくはないなと思ってみていたのは昨日のトランプツイッターでのツイートで、趣旨としては「USAでは毎年の通常のインフルで3万7000人死んでるけど、何のシャットダウンもしないし経済は順調に回っている、コロナで死んだ人数は232(でしたっけ忘れましたサーセン)人、よく考えてみよう!!」とか言い出したという物件でして、単なるヤケクソのツイートだったらまあ残念無念ではあるのですが、もしかしたらトランプさん冷静になって「こんなのただの質の悪いインフルエンザでいつものインフルエンザとそんなに違いはない!非常事態宣言とかしている州知事は騒ぎすぎで、重症にならないように健康に注意しましょうメイクアメリカグレートアゲイン!」とかいうことになってトランプがオタオタしなくなったら、この経済大委縮大自粛モードが好転してくれるのではないか、と淡い期待をしておるわけですな。

ただまあ昨日も、

[外部リンク] / 00:18
トランプ米大統領、利下げ再要求 FRBは「お粗末で行動遅い」

とか抜かしているので、まあ落ち着いてはいないようなのでちょっとって思いますし、ただのインフルなので非常事態宣言はトゥーマッチとか言い出すと経済対策打つという威勢のいいことがやりにくくなるのでその辺も難しいってのはまあ分からんでもないですけどね。

なお、話はここで一旦脱線しますと上記URLのトランプ節の中で、

『さらに「競争相手国は(金利で)最大2ポイント有利な状況にある」とし、「FRBは非常に遅いペースでの追随者ではなく、リーダーであるべきだ」と批判した。』(上記URL先より)

と言っていますが、本来金利ってのは経済の状況を踏まえた結果の話であって、金利が原因なのではない筈なのですが、まあ何せこのニューケインジアンだかインフレ目標政策だか何だか知りませんがその辺からの金融政策万能論に近い金融政策重視の話ってのが、これまでは中央銀行が大手を振って我が世の春のごとく主役として大活躍って感じでしたけれども、まあどう見てもその金融政策が魔法の杖のような幻想を振りまいてしまったツケがこのような形で出てるんですよねーとか思いまするに、グリーンスパンとかバーナンキとかはとっとと地獄の一丁目で反省の弁をすべきであると心から願いたいものでありますなとかそういう感想が起きますのう(暴言)。


でもって株式市場。
[外部リンク] / 05:38
米国株式市場=ダウ急反発1167ドル高、景気対策期待で安値拾い買い

『米国株式市場は急反発し、前日に2000ドルを超える下げを記録したダウ平均株価はこの日1167ドル高で取引を終えた。政府による景気刺激策への期待から安値拾いの買いが入った。』(上記URL先より)

ってな訳で本日のロイターちゃんはおちついているのでディレイも無事に追いついていて(^^)、

[外部リンク]
.SPX S&P500種 5:20amJST   2,882.23 +135.67 +4.94%
.IXIC NASDAQ総合 5:45amJST  8,344.25 +393.58 +4.95%

ということでまあ何か盛大に戻っている(しかもそんなに細かく見てなかったけど結構取引終盤で威勢よく上げてたような気がする)のですけれども、肝心の景気刺激策ちゃんの方が、

[外部リンク] / 05:33
トランプ氏、給与税減税巡り時限措置か恒久化を検討=関係者

『トランプ米大統領は10日、共和党上院議員らとの会合で、新型コロナウイルス対策としての給与税減税を巡って、年末までの時限措置か恒久化の2案を検討中と表明した。会合に出席した関係者が明らかにした。』(上記URL先)

ってなんかケチっぽい香りがするんですがセルザファクトに成らないことを祈ります。つーか、

[外部リンク] / 05:43
米FRB議長など規制当局者が市場の耐性協議、新型コロナで

市場の耐性とか言ってるんだが、そもそもFEDが泡吹いてルンバ利下げするから市場に謎のボラを提供している訳でして、まずは当局が落ち着いて行動して頂きたい訳で、エボラ出血熱とかが流行している訳では無いんですからまあ落ち着けと思うのでした。

#と毎日自分用備忘メモが多くてすいませんすいません


〇基本的に普段はスルーしてる(さーせん)ニュージーランド中銀にネタを拾いに行くの巻

こんなのが目に入ったんですよ。

[外部リンク] / 16:25 /
非伝統的手段の検討前にマイナス金利実現の可能性も=NZ中銀総裁

『ニュージーランド準備銀行(中央銀行)のオア総裁は10日、中銀が非伝統的金融政策を検討せざるを得なくなる前に国内金利がマイナスとなる可能性があるとの見方を示した。ただ、実現するかどうかは経済がそうした事態に至るまで判明しない、とした。 これより先、同総裁は、現時点で非伝統的金融政策を講じる必要はないと述べていた。』(上記URL先より)

ほうほうそうですかそうですかマイナス金利政策だの非伝統的政策ですか、と思ってニュージーランド中銀のサイトを見学に行ったわけですけれども、こんなのが直近更新でありましてですね、

[外部リンク] Policy with very low interest rates
Release date
10 March 2020

ほうほうと思ってちょっと鑑賞。これはスピーチのサマリーのプレスリリースみたいな物件です。

『The Reserve Bank of New Zealand, Te Putea Matua, is taking proactive steps to ensure it is well positioned to effectively and efficiently manage New Zealand’s monetary policy in an environment of very low interest rates.』

ちなみにこの「Te Putea Matua」というのはマオリ語でのニュージーランド中央銀行らしいどすえ(実際は最初のuの上に横棒が入る)。

『In a speech launching its Principles on Using Unconventional Monetary Policy, Reserve Bank Governor Adrian Orr said as kaitiaki (caretakers) of Te Putea Matua, the Bank’s activities involve continuous assessment of our monetary policy framework, including the most effective tools and their best application.』

この辺はワシらちゃんとやっています系のマクラ。

『Mr Orr said the Reserve Bank has not, and still does not, need to use alternative monetary policy instruments to the OCR, but it is best to be prepared.』

OCRというのがオフィシャルキャッシュレートで、今のところOCRの代替ツール、というのですから要するに金利以外の政策ということになりますが、非伝統的政策を導入する必要は今のところないけど準備は万端だよとか仰せです。ということでオア総裁のスピーチ部分のご紹介が来ます。

『“An inability to predict what might happen next is no excuse for not preparing for what could happen. That’s true for businesses, governments and central banks. It is in light of both economic theory and recent global experience that we have been assessing what alternative monetary policy tools may be available to the Reserve Bank of New Zealand - and their relative desirability. We are fortunate, unlike many other OECD economies, to have the time to prepare for such possible needs.”』

むろん今後何が起きるのかは分からないし、もしかしたら想定外で準備の出来ていない対応をしないといけないかもしれないが、とりあえず非伝統的政策に関しては他の主要国のようにエイヤーで導入するのではなく事前に準備する余裕があるので誠に結構であるし準備もしてまっせ、だそうです。

『The Reserve Bank typically implements monetary policy by controlling the Official Cash Rate but as interest rates fall, this tool could be pushed to its limit in the future. Given this, in recent years, the Reserve Bank has been considering the unconventional monetary policy tools and policy framework that it would use to meet its policy targets.』

基本はOCRの上げ下げを行って政策を行いますが下げていくと限界来るので非伝統的政策ってことですが、その件に関してはここ数年研究しております、だそうです。

『The work to develop the Reserve Bank’s preparation for unconventional monetary policies has involved:

・Identifying the suite of possible ‘unconventional monetary policy tools’ available to the Reserve Bank;

・Defining and making explicit the criteria the Reserve Bank would use to assess these tools, against both each other and also alternative policies all together (e.g., fiscal policy options);

・Considering the relative benefits and costs of the tools, so as to operate on a ‘least surprise’ basis, and to ensure the Reserve Bank works in collaboration and with the agreement of fiscal authorities;

・Considering not just the monetary policy efficacy of the tools, but also broader considerations related to our financial stability and efficiency mandate; and

・Ensuring the tools are actually able to be utilised, including working with the important financial institutions that make up our system.』

実行可能性とか有効性とか副作用とかファイナンシャルスタビリティーとか考えつつ、(ここはオモロイと思いましたが)導入時にサプライズにならないようにするにはとか、まあ色々と考えているそうです。でもってオア総裁のスピーチからの引用になりますが、

『“We are confident of our success in assessment and implementation, but we are also aware that these tools work best when supported by wider stabilisation policies and additional macroprudential considerations.』

マクロプルーデンスの観点からの検討も重要とな。

『In the event we ever had to use these unconventional tools, our goal would be to ensure a strong and sustained increase in economic activity, with inflation expectations remaining well-anchored on our target mid-point.”』

ほうほうそれでそれで?

『In the coming weeks the Reserve Bank will release a series of technical papers explaining the tools in more detail, examining their pros and cons, and outlining how they would potentially be used.』

今後数週間の間にNZ中銀は非伝統的金融政策についての具体策について検討したテクニカルペーパーを出しまっせということですので、要は導入前に先にアウトラインを示しますよというこのやる気元気井脇っぷりですが、最後に『Note:』ってのがあって、

『The principles and speech do not discuss current economic conditions or the Reserve Bank’s outlook for the Official Cash Rate (OCR). The Reserve Bank’s next OCR decision is scheduled for March 25.

The Bank remains prepared in its business continuity role to ensure a well-functioning financial system, including ongoing consumer and business access to credit and cash, liquidity to the banking system and a stable payments and settlements system.』

ということで次の決定会合が25日なんですな。

・・・・・・とまあここまではほうほうと読んでいたのですが、総裁様のスピーチの方を拝見するとですな、

[外部リンク] at Low Altitude: Monetary Policy with Very Low Interest Rates

Release date 10/03/2020
Speaker Adrian Orr
Main file Navigating at Low Altitude: Monetary Policy with Very Low Interest Rates (PDF 741.18 KB)
Supplementary pages
・ Principles for Using Unconventional Monetary Policy in New Zealand
・ Monetary Policy with very low interest rates

ちなみにこのサプリメンタリーペーパーの下の方は今しがたネタにした物件です。

・・・・・・でですね、スピーチの趣旨自体はさっきの紹介ページにありますような感じで、一応ざっと読んでみたところ、非伝統的手段についてああでもないこうでもないと色々と説明している内容なのですが、上記URL先を見に行きまして、ちょっと下にスクロールをしていきますと、

Figure 1: The monetary policy transmission mechanism

というのがありまして、何かどこかで見た図表にちょっと似ているのが非常に不幸のフラグのような気がするのですよ。まあ救いなのはこのトランスミッションメカニズムでは最初の所が「OCR↑」となっていて利上げをした場合のトランスミッションメカニズムになっていて、マネタリーベースとかそういう文言が無い事なのですけれども、OCRを上げた時の作用として、左から「ニュージーランドドルの為替相場↑」「市場金利↑」ってのがあって、一番右に「インフレ期待↓」というのがあって、いやあの今時インフレ期待に直接働きかける政策ですかそうですかちょっとねえとか思ってしまいましたですわ。

でまあどこぞの風が吹けば桶屋が儲かるチャートのように「インフレ期待の上昇が一丁目一番地」じゃないから別に大丈夫ではないか、という気もだいぶするんですけれども(笑)、どうもこの波及経路のフローチャートみたいなのを見ると置物臭が漂ってくるので失敗する未来しか想像できないから、もうちょっとこの何と申しますかちょっと日本のアレから学習をされて頂くと誠にありがたく存じますという感じです。

なお、その図表ですが思いっきり「ソースはニュージーランド中央銀行」となっていまして、何でそうなのかと言いますと、さっきあったサプリメンタリーペーパー(実は最初の所にもサプリメンタリーペーパーがあって、今回はいうなれば3点セット状態)の『Principles for Using Unconventional Monetary Policy in New Zealand』の方に同じのがあるんですよ(というかアタクシ実は先にそっちを読んでました)。


[外部リンク] for Using Unconventional Monetary Policy in New Zealand

途中の『Principles for Using Unconventional Monetary Policy』から読みますと、

『We have developed the following set of principles, based on the Committee’s objectives as set out in the Remit, to evaluate how different unconventional monetary policy tools contribute to effective monetary policy. Publishing these principles provides greater transparency about how the Committee would use these tools. Our aim in setting principles is to provide a clear framework for using monetary policy should the OCR reach zero.』

政策金利がゼロになった後はこんなプリンシパルの元でアンコンベンショナルポリシーを入れるそうな。

『MPC Remit Principles』って箱があって、

『Effectiveness
Tools would be designed to provide a strong influence over inflation and employment, to ensure that the monetary policy objectives are achieved.

Efficiency
The Committee would take into account the distortionary impact of the tools on the efficient allocation of resources within the economy, including between various groups and sectors of the economy.

Financial system soundness
The Committee would take into account the impact of the tools on financial system risks, to avoid the costs of financial crises.

In addition to these principles are two operational considerations related to the practical implementation of effective monetary policy.』

てな訳で、EffectivenessとEfficiencyとかまた難しい使い分けをとか思いますが、前者が政策の直接の効果であって、後者は政策のもたらす影響をより幅広い視点で見た場合のプロコンを含んでいる概念って感じのようです。でまあ言ってることは御尤もではありますな。その次の箱には、『Operational Principles』ってのがあって、

『Public balance sheet risk
The Committee would take into account the financial risks that the tools would create for the Reserve Bank and Crown balance sheets, to protect public funds and central bank independence.

Operational readiness
Use of the tools would take into account the operational readiness of each tool, to ensure the transmission channels function as expected. This includes the readiness of the Reserve Bank to implement each tool and the readiness of financial markets and the New Zealand public to respond appropriately to the tools.』

中銀や政府のバランスシートの利用によって金融不均衡を起こしてはいけませんし、納税者の資金を毀損するのもアカンですし中銀の独立性も維持しないと行けません、というのがあって(あとの方は分かりやすさとかトランスミッションメカニズムの明確さとかだから普通)ほほうという感じです。その先の説明は、

『In many cases, the principles would be complementary. For example, monetary policy is more effective if it does not weaken the efficiency of the economy or cause financial instability.』

どこぞの中央銀行の政策委員は「副作用のない金融政策ツール」などという珍説を堂々と唱えておられたと記憶しておりますが、そのようなトンチキはニュージーランド中央銀行にはおいでにならないようで誠に結構。

『However, there could be conflict between some principles some of the time. For example, some tools could be highly effective but would create risks to the public balance sheet. In these circumstances, the Monetary Policy Committee would seek to balance the principles when making decisions on the use of tools.』

一面において非常に効くツールであっても副作用があるのであれば、MPCとしてはそのバランスを考えてツールの使い方を考える、という事ですが、北半球の同じようなところにいる中央銀行の政策委員会の皆様(除く櫻井さん鈴木さん、いちおう雨宮さん)におかれましてはニュージーランド中央銀行に叩頭して教えを乞うべきではないかと小一時間。

でもってちょっと先に行きますと、『Summary of Unconventional Monetary Policy tools』って小見出しがありまして、非伝統的なツールについて、

『We have been working to develop our understanding and capability to use a range of tools, building on the initial assessment in the 2018 RBNZ Bulletin, Aspects of Implementing Unconventional Monetary Policy in New Zealand. The tools we have been working on are described below.』

ということで2018年の年報で非伝統的政策に関するとりあえずの整理をしていたそうで(当然ながらノーケアーだったので存じませんでした誠に申し訳ございません)、『Unconventional Monetary Policy tools』ってボックスがあります。

そちらではツールを
・Forward guidance(フォワードガイダンスですな)
・Negative OCR(マイナス金利政策)
・Interest rate swaps(スワップのレシーブを中央銀行が行って中長期金利を下げようという物件でガイダンスの補強と書いてある)
・Large Scale Asset Purchases (LSAPs)(大規模資産買入)
・Foreign asset purchases(堂々と外国資産の買入と書けるのが小国の強みというか何というか)
・Term lending(銀行向けの長期貸出だそうです)
と整理しています。

その中でちょっと気になったのはマイナス金利の所で、

『The Reserve Bank could consider changes to the cash system to mitigate cash hoarding if lower deposit rates led to significant hoarding.』

という記述があったのですが、預金金利が下がってキャッシュへの逃避が起きた際に、それを最小化するようなキャッシュシステムの変更ってナンヤソラ(もしかしたらブルテインの方には書いてあるのかもしれないのですがさすがにそこまで見ていないので今日は勘弁)と思いましたです。

でまあそれはそれで良いんですけど、『Annex: The channels through which these tools affect inflation and employment』ってのがあって、その図表の右に「総ての非伝統的政策のツールはインフレ期待を引き上げる」となっているのがさっきと同じ文脈で何かのフラグに成らないことを祈りたいと思います。


#という趣味ネタモードですいませんだって主要中銀がだんまりなんですもん
 


お題「おはぎゃーメモ/NY連銀が見せ金を積んでまいりましたな/関連して先週のウィリアムズスピーチ」   2020/03/10(火)07:54:49  
  題名だけに釣られクマーなのだが。
[外部リンク]
"オリンピック中止シナリオ"を語る
PRESIDENT Online 竹中 平蔵
竹中 平蔵 経済学者/東洋大学教授、慶應義塾大学名誉教授

てめえらが敷いた路線のせいで非常時対応をするだけの余裕が日本社会から失われたんだからお前が戦犯オブ戦犯だろうが盗人モーモーしいとはこの事。効率化の行きつく先には非常時に超脆弱な社会組織ってことで、意識の高い組織論の皆様もちったあ考えて欲しいし、だから大体なんとかコンサルみたいなのは須らく社会の(以下電波の状況が悪く聞き取れません)。


〇おはぎゃーなのだが為替は昨日のままなのか

まあ昨日も金曜の米国市場の引けが105円かとか思ってたらいざ寄り前になってみると原油が下方向にぶっ飛んで為替が103円台とか老眼のせいで読み間違えたかという数字になっておりましたのでアレですが。

ということで寝起きでメモメモ(俺様用備忘録ですいませんすいません、まあ後日用のメモなので後で数字見るときにご活用いただければ)。


・米国おはぎゃーの終値(よく考えたら夏時間になってるのかな)確認備忘メモ(後日参照用兼任)

株価指数ちゃん
[外部リンク] / 05:28
米国株式市場=ダウ2013ドル安、下げ幅過去最大 原油急落・新型ウイルス懸念で

『[9日 ロイター] - 米国株式市場は大幅安。原油相場の急落や新型コロナウイルス感染拡大を巡る懸念からリセッション(景気後退)懸念が台頭し、パニック買いを誘発した。ダウ工業株30種は2013ドル急落し、過去最大の下げ幅を記録した。

           終値   前日比  %
ダウ工業株30種 23851.02 -2,013.76 -7.79
  前営業日終値 25864.78

ナスダック総合  7950.68   -624.94 -7.29
 前営業日終値  8575.62

S&P総合500種 2746.56  -225.81 -7.60
 前営業日終値   2972.37』(上記URL先より、高安などは引用割愛)


為替ちゃん
[外部リンク] / 05:23
円、一時101円台 原油安や新型肺炎懸念で=NY市場

『[ニューヨーク 9日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、安全通貨である円とスイスフランが急上昇した。原油価格や株価の急落が投資家の動揺につながり、リスク選好度が大幅に低下した。』(上記URL先より、以下同様)

ということですが、コロナ云々は拡大とともに当該国とかリスク資産売りになっているので分かりやすいのですけれども、まあそもそもがFEDが逆噴射ルンバ緊急利下げを行ってしまって金利急低下からのリセッション懸念からのリスク資産売りにドル売りからの原油安と来て、週明けはまさかのOPECというかサウジ増産(減産合意どころか過去の生産調整も知らんがな状態)での原油爆下げがスタートラインに来て原油爆下げからリスク資産売りで米国債券はその間ぶっ飛び続けるという展開。

『米10年債利回りが一時0.40%を割り込んで過去最低を更新し、イールドカーブ全体が初めて1%を下回ったことも警戒感につながった。』

よってこんな話になる、というか先月20日木曜に30年債が2%割れたギャーとか言ってたのに何ですかこの状況は。赤壁の戦いでの曹操もこんな感じだったんですかねえ、つまりこれは諸葛孔明の罠(錯乱して例えがおかしい)。

『テイラー・グローバル・ビジョン(ニューヨーク)のジョン・テイラー社長は「ドルはアジア通貨に対して堅調に推移し、新興国通貨を押し下げるだろうが、ユーロに対しては弱含むだろう。ドイツやスイスに資金が流入する一方、米連邦準備理事会(FRB)は無制限のレポ取引で世界を救っているためだ」と述べた。』

なお、このような発言が米国市場ちゃんの方から出ているようで、まあ別にこれが米国の総意とかそういう話ではないと思いますけれども、いやだから米国の金利が糸の切れた凧状態になってしまったのが間違いの始まりなのに「無制限のレポ取引で世界を救っている」とかお前の頭の中に入っているのはスポンジボブかと小一時間。だいたいからしてレポ取引ってレポ対象の国債までしかできないんで無制限には出来ないんですけどそのスポンジ脳で少しはものを考えて発言しろと、たまたまコメントしただけで極東の片隅でこんなに悪態をつく人がいるとは思うまい。

『FRBの金融調節を担うニューヨーク連銀は9日、銀行システムに十分な資金を供給するために、国債などを担保に資金を供給するレポオペの上限を引き上げると発表した。』

だそうですが、まあ確かに米国の場合は原油安→シェール関連のクレジットクランチ→金融機関の信用力懸念→金融市場の金詰り、って流れがあるかもしれませんけれども、現実問題としてそこまで急速に爆発しているのかというのは米国市場そこまで見てないのでワカランチ会長ではあります。ただまあ今って金融当局が動くと却って不安心理煽る状況になっている気がするんですけどねえ(個人の感想です)。

まあそれよりも「ダウ2000ドル安」とかいうのを先に耳にして100円割れを覚悟したのですが、為替はそこまで織り込んだうえでの数字だったのか何だったのかはさっぱり分からんのでその点ポイントはどうなのかという講釈が欲しいなとは思いました。


・・・・・・うむ、為替ちゃんの話をしている筈が債券の話になってしまいましたが債券市場ちゃん。
[外部リンク] / 05:08
米金融・債券市場=利回り、軒並み過去最低 新型ウイルスや原油安巡る懸念で

『[ニューヨーク 9日 ロイター] -

30年債 15時51分 1.0197%  前営業日終値 1.2150%
10年債 15時51分 0.5623%  前営業日終値 0.7070%
5年債  15時51分 0.4803%  前営業日終値 0.5540%
2年債  15時51分 0.3967%  前営業日終値 0.4770%』(上記URL先より、一部項目割愛して引用)

おお30年1%割れとか10年0.5%割れとかいうフラッシュを東京時間(引け後)でみたような気がしたが一応30年1%に戻したか(目玉ぐるぐる)。

以下記事を拝読しますがやはりこう債券の方々が一番泡を吹くわなと思いました。

『米金融・債券市場では国債利回りが急低下し、過去最低を更新した。新型コロナウイルスや原油安を巡る懸念を受け、ダウ平均が一時2000ドル超下げるなど、株式が大きく売られた。米10年債利回りは一時、過去最低の0.318%まで下げ、終盤は19ベーシスポイント(bp)低下の0.515%で推移した。』(同じく上記URL先より、以下同様)

『新型ウイルスの経済的影響をヘッジするため、世界的に株式が売られ、投資家は国債に逃避。また、産油国による協調減産が解消されたことを受け、サウジアラビアがロシアとの価格競争にかじを切ったことから原油価格は一時30%超下落した。』

まあ昨日の火付け役は原油でしたわなー。それまでってリスクオフの一環で原油がオエーってなっていて、原油下がっているのに米株は緩和期待で上げとかナンジャソラとかゆうとる時もあったような気がしました(遠い目)けど実物の方が正しかったですかねえ。とは言え昨日の急落は何なんだよという感じではあるのですが。

『30年債利回りも過去最低の0.70%まで低下。その後、0.892%に戻した。2年債利回りは2014年以来の水準となる0.251%まで急低下。その後は0.397%。13営業日連続で低下した。景気後退(リセッション)を示唆する指標とみられる3カ月物財務省証券と10年債の利回り格差は一時、再び逆転した。2年債と10年債の利回り格差も一時2bpまで縮小し、その後は13bpに戻した。』

なお引用しませんけれども出ているコメントがもう泡吹きまくり状態になっているのがやはり債券なのは致し方ないですな。

まあアレですわ。結局ルンバ利下げはルンバ利下げだった訳で、FEDが2週間状況を見守ってから通常のFOMCで「ああこれはちょっと影響が大きいので景気見通しを下げざるを得ませんので、もうちょっと保険が必要ですわ〜ほな追加緩和」ってやっておけばここまでの米債金利大爆発とかは起きてなかったとしか申し上げようがない訳で、リーマンショックの時と言い今回と言い、米国の金融当局というのはどうしてこう肝心な時に思いっきりやらかすのかと小一時間問い詰めたいのですが、まあ何はともあれあばばばばーということで。


〇NY連銀のシステムレポに関するステートメントとな

ということでほいなっと。

[外部リンク] Policy
Statement Regarding Repurchase Operations
March 9, 2020

『The Open Market Trading Desk (the Desk) at the Federal Reserve Bank of New York has updated the current monthly schedule of repurchase agreement (repo) operations.』

ほうほう。

『Beginning with today’s operation and through March 12, 2020, the Desk will increase the amount offered in daily overnight repo operations from at least $100 billion to at least $150 billion. In addition, the Desk will increase the amount offered in the two-week term repo operations on Tuesday, March 10, 2020 and Thursday, March 12, 2020 from at least $20 billion to at least $45 billion.』

説明の下の方にも「ここを見てちょ」とリンクがあるのですが先回りしてみますとですね、(URLがクッソ長いのでリンクはしましたが全部にハイパーリンク付けると画面がおかしくなると思うので途中までのところで全部にハイパーリンクしています)
[外部リンク] Agreement Operational Details

Schedule of Overnight and Term Repurchase Agreement Operations

ってのを見ますと、翌日物のシステムレポが総額1000億ドル上限、1社あたりの限度額が150億ドル上限で実施していて、2週間物のシステムレポが総額200億ドル上限、1社あたりの限度額が30億ドル上限で実施していたようですな。しかも(これは2月末の財政資金か何かを意識してたんだたと思いますが)3月になってから2週間物ののシステムレポって金額減らしているんですよね。

でもってそれが今般翌日物で1500億ドル総額、2週間物を450億ドル総額まで増やすのですが、よくよく見ますと1社あたりの申し込み限度額は翌日物では増えていなくて、さすがに2週間物に関しては30億ドルの上限が70億ドルに増えますが、まあ何と申しますかな数値。

ただ見ててちょっとへーそういうもんかと思ったのは、上記クッソ長いURL先のスケジュールの中で最後の所が、
「Term 3/10/2020 8:00 - 8:15 a.m. 3/10/2020 3/24/2020 0.65% $7 billion $45 billion」
ってなっていて、(システムオペは当日スタートなのですな)明日の2wオペってミニマムビットレートが0.65%に設定されていて、FFよりも低いのよね。

たぶんちょっと詳しく調べればこのタームオペのミニマムビットレートを出すロジックが分かると思うのですが、そこまでやっていると時間が無いので後でのんびり確認します(何という行き当たりばったり)けれども、たぶんこれはターム物の市場レートからなんか引っ張ってシステマティックに出している筈で、これが1.10%になっていまして、翌日物のシステムオペの金利はIOER(正確にいうと所要準備にも適用されているのですから本当はIORERとかの方が正しい気がするがフォーレターにするの仕様ですからシャーナイ)と同じ金利にしている(それ以下にすると瞬間鞘抜き補助金モードになるから)ようですけれども、ほーんこの金利は、とは思いました。

まあその前の2wの金利とかを見るとなんか市場の金利だか何だかから引っ張ってシステマティックに決めていると見られますので、つまりこれは米国のFF市場(先物ではなくモノホンのキャッシュ)でも来週の利下げは当然であるという数字の付き方になっているということですな、よー知らんけど。


話を戻してNY連銀のステートメントの続き。

『Consistent with the FOMC directive to the Desk, these adjustments are intended to ensure that the supply of reserves remains ample and to mitigate the risk of money market pressures that could adversely affect policy implementation. They should help support smooth functioning of funding markets as market participants implement business resiliency plans in response to the coronavirus. The Desk will continue to adjust repo operations as needed to foster efficient and effective policy implementation
consistent with the FOMC directive.』

でもってその「FOMC directive」ってのにもリンクがあって、ご存知ディレクティブ(FOMC声明文を見に行くとPDFだと本文の次のページ、HTMLだと画面の下の方にある「Implementation Note」というリンク先になりまして、今生きているディレクティブはこちらになります。
[外部リンク] Regarding Monetary Policy Implementation

それはさておき次を見ますと、

『Detailed information on the schedule and parameters of term and overnight repo operations are provided on the Repurchase Agreement Operational Details page. The Desk will release the next monthly repo operation schedule for the March 13, 2020 to April 13, 2020 period on Thursday, March 12, 2020 around 3:00 PM ET.』

という事ですので、米国金融市場にどれだけストレス掛かっているのか知りませんけれども、翌日物システムレポの1社あたり上限金額を引き上げていないという時点で、まあ別に金融市場で金詰りとかそういうのは起きているというような感じではないのではないか、と勝手に想像するのですが、さっき引用したNYのどこぞのオッサンのように「FRBは無限に資金供給をして世界を救う」とか物凄い勢いで勘違いする連中も出るので、まあこれはこれで取り付け騒ぎが起きた時に銀行の店頭に紙幣をドドーンと積み上げて皆様ご安心くださいってやるような感じの効果を狙っているんでしょうなあ、と勝手に妄想致しましたが実際はどうなんでしょうかね。

まあとにかくNY連銀デスクとすればディレクティブ以上に踏み込んだことはできません(やるのはFOMCで決める話で勝手にやったら幕僚クーデター)のでこういうことにって感じでしょうが、ただまあ何と申しますか、本件ってのはそもそも論として新型コロナちゃんに対してどういうスタンスで臨むのかというか、完全制圧するの無理なんだし、どこで折り合いを付けていくかという話の筈が、自分たちの国で感染者が行列になった途端に各国当局が揃いも揃ってゼロリスク思考になって、ゼロリスクタコ踊りをおっぱじめるからアカンという話でありまして、金融政策は銀行間市場とかで金詰りが起きるとか、クレジットクランチがやり過ぎ(永遠の繁栄みたいなのを前提に事業してた輩がズッコケるのは知らんがなでしょ)になるとかいう時にまあ考える話であって、あんな真っ先に慌てて緊急緩和とか、(G7声明もそうですが)当局が動揺しているということは大変なことだ!って話になっているのが現状だと思うの。

よってあんまり金融政策がバカバカと動くのってどうなの(定例会合でコロナの影響は経済に下向きと判断されるので金融政策を変更しましたというのは別に普通の動きだから良いのだが)という感はするのですが、まあ今回はとりあえず見せ金スキームであるという感じですので、そこは利下げよりはマシかなと思いますが、ただまあこの動きそのものが「何かしないとマズイマズイマズイ」って焦燥感に追われた動きなのであれば、その焦燥感でまた何か変なことをやらかすリスクはあるので、やはり当局の狼狽振りがどの程度なのかというのを見ていくのが吉なのかなあとは思います。あんまりそういうの見たくはないのだが。


〇先週ウィリアムズが短いお話をしていたのでちょっとだけ

まあドンドン話が進んで先週木曜のスピーチとか過去の物状態でございますが(サーセン)。

[外部リンク] Economic Outlook
March 05, 2020
John C. Williams, President and Chief Executive Officer

物凄く短いのですがアタクシも時間が無いので(それは関係ないでしょと言われるとサーセン)簡単に。


途中の『Monetary Policy』から。

『Central banks like the Federal Reserve also have an important role to play in addressing the economic effects of the coronavirus, ensuring that financial markets function effectively and providing support to the economy. These actions cannot address the health issues, but can help manage near-term risks to the economy in a highly uncertain time.』

金融政策でコロナに直接対処できなくても、極めて不確実な状況の中で近いタームのリスクマネジメントに寄与できる、という話でしたが、まあご案内の通り利下げして却って金利下げからの不安心理拡大というトンチキにも程がある結果になった訳で、保険防疫部門が慌てて動くのは重要なのですが、他の部門が慌てて動けば良いというもんじゃない、というのを今回の相場は示したのだと思いますがどうせそんな反省は無くて「こんなに株が下がったので利下げしておいて良かった」とか言い出すんだろうなあと思うと頭が痛い。

『Earlier this week, the FOMC voted unanimously to lower the target range for the federal funds rate to 1 to 1-1/4 percent. This strong policy action provides meaningful support to the economy and will help sustain the economic expansion. The outlook is evolving and highly uncertain. In the weeks and months ahead, we will continue to closely monitor developments and their implications for the economic outlook. We will use our tools and act as appropriate to support the economy.』

まあ追加もやりますよって言ってるようなもんですわな、次回のFOMC前に収束が見えない限り。

『As part of our response, my colleagues and I in the Federal Reserve System are coordinating with our counterparts around the world. Tuesday’s phone call between G7 finance ministers and central bank governors, the subsequent statement, and policy actions by central banks are clear indications of the close alignment at the international level. 』

G7の話ですが緩和余地の残っていないECBとBOJには迷惑千万。まあ結局のところこれトランプが一番狼狽している(あるいは再選に利用しようとしたら火のつけ方間違えて大火ボーボーになったのかも知れんが)からじゃネーノと思う(個人の感想です)。

次の小見出し『Financial Markets』です。

『Turning to the specific responsibilities of the New York Fed, we are tasked with the implementation of monetary policy. Our goals are to keep the federal funds rate within the target range and foster stable conditions in short-term funding markets.』

NY連銀は短期市場の金利を誘導します、という前振りがあって、

『We will ensure that the supply of reserves in the banking system remains ample, consistent with the FOMC’s direction.2 Treasury bill purchases continue to add to the underlying level of reserves, and repo operations are keeping reserve levels ample. We are monitoring conditions in money markets closely. We remain flexible and ready to make adjustments to our operations as needed to ensure that monetary policy is effectively implemented and transmitted to financial markets and the broader economy.』

ってのがまあ今般のシステムレポ拡大って話になったと思われますので、その点で言えば見せ金スキームでまあ落ち着けってスタッフの方が言ってるんですかねえ。

てな訳で『Conclusion』に素早く参ります。

『I’ll conclude with this: The coronavirus poses evolving risks to the U.S. economy. Our policy action this week positions us well to support the economic expansion. We are carefully monitoring the effects of the coronavirus on the U.S. economic outlook and will respond as appropriate. Our focus remains trained on serving the American people by pursuing our dual goals of maximum employment and price stability.

Once again, thank you for this evening’s award. 』

だそうでして、まあ何だかねえという所ではあります。


#しかし原油暴落って米国の場合は関連企業とか関連産業多いからあばばばばーだけど日本欧州には干天の慈雨だと思うんだが
 

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