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お題「米国ちゃんもジャパンの金利も上がっているので備忘メモ/その他オペとか基調的物価のメモメモ」   2021/02/26(金)08:07:16  
  点検をやるとか言わないでいたら楽勝モードだったと思うのですが、余計な事を言ったがためにさてどうなる、という何時もの華麗な日銀の芸風に落涙を禁じ得ないwww

〇ほうほう米国長期金利一段の上昇とな(だいたい後日備忘用メモ)

んな訳で毎度のロイターさんから。

[外部リンク] 午前
米金融・債券市場=10年債利回り一時1.6%、株式配当利回り上回る

株式配当利回りと比べんなやwwと草生えますがそれはさておき。

『30年債 15時24分 2.3350% 前営業日終値 2.2420%
10年債 15時24分 1.5407% 前営業日終値 1.3890%
5年債  15時24分 0.8262% 前営業日終値 0.6260%
2年債  15時24分 0.1701% 前営業日終値 0.1270%』(上記URL先より、以下同様)

ほうほうそうですかそうですか。

記事の方は単に数字の話をしているだけなのでおもんないのですが俺様備忘録ということで。

『米金融・債券市場では、インフレ懸念が根強い中、10年債利回りが一時1.6%を超え、1年ぶりの高水準を付けた。1.48%程度とみられるS&P総合500種の配当利回りを上回った。』

『10年債利回りは11.9ベーシスポイント(bp)上昇し1.5078%。一時1.614%まで上げた。この日行われた620億ドルの7年債入札は、応札倍率が過去最低の2.04倍にとどまるなど低調だった。2年債と10年債の利回り格差は一時141bpと、2015年以降で最大。その後は134bp近辺で推移した。』

そら短期金利あんだけ昨年下げたんだから回復局面になればそうなるわというお話ではございますけれども、この間にこういうのが出ているようですの。

毎度おなじみブラード総裁
[外部リンク] 午前
米債利回り上昇「妥当」、支援解除の議論尚早=セントルイス連銀総裁

『[ワシントン 25日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は25日、米成長加速やインフレ上昇見通しを踏まえ、最近の米10債利回り上昇は「妥当な」市場の反応で、これまでのところ「良好な兆候」との認識を示した。』(上記URL先より、以下同様)

芸人キタコレ。

『同時に、こうした状況を踏まえ、米連邦準備理事会(FRB)が債券購入縮小の検討を始めることは時期尚早と強調。「パウエルFRB議長は、先走りすることなく、適切な時期に議論を開始することを望んでいる」と述べた。』

そら(市場金利が勝手に上がってくれる分にはガス抜きできるから)そう(テーパーの話をしないで本当に経済データが良くなるのを待つ余裕ができる)よという風情でございます。

まあ連中が何考えてるのかはイマイチ良く分かっていないアタクシがおる訳ですが、もしワシがちゃんとテーパリングはしたいけどタントラムはいやーんということでしたらば、早期テーパリングを示唆しないのに経済物価情勢を見て市場金利が上がってくれるのが一番楽で、上手くすればテーパリング発表したらその内容がとてもマイルドなテーパーだったので市場が反転、くらいしてくれると(゜д゜)ウマーって思うのですが、まあその前のところで長期金利上昇を思いっきり止めに掛かってしまうとダイナシーになってしまうので、その段階であまり変な事を言わないという胆力が求められますが、まあどうなんでしょうかね。


カンザスシティ連銀ジョージ総裁
[外部リンク] 午前
米金利上昇は回復期待反映、FRBの対応不要=カンザスシティー連銀総裁

『[25日 ロイター] - 米カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は25日、長期金利のこのところの上昇は景気回復に対する楽観的な見方が強まっていることを反映したもので、連邦準備理事会(FRB)が対応する必要はないとの考えを示した。』(上記URL先より、以下同様)

ジョージさん、先般来割と「テーパリング急ぐ必要ないし利上げなんてとてもとても」とタカ派連銀総裁にしては地蔵モードの強調に余念が無かったのですが、タカはやっぱりタカでした。

『ジョージ総裁はオンラインイベントで「(長期金利の上昇は)回復の強さに対する楽観的な見方を反映している公算が大きく、成長見通し改善に向けた勇気づけられる兆候と受け止められる」と述べた。ただ、経済見通しの不確実性が払拭されていないことを踏まえると、金融政策は「当面」は緩和的にとどまると指摘。新型コロナウイルスの変異株による感染再拡大を懸念しているとし、家計や企業の日々の活動が新型コロナで制限されなくなるまで経済は完全には回復しないとの見方を示した。』

まあこの辺は週末に読んでる時間があれば個別に成敗して参りますけれども、こういう感じで金利が上がっている中で「市場が勝手に金利上昇している分にはどーぞどーぞ」という感じになるのはまあ別にエエンチャウノとはアタクシ的には思いますし、返す刀で政策地蔵モードの強調はしている訳ですから、これはこれで妥当だと思うんですけど、債券市場がクレクレ言い出すとどうなるのか、というのは見てみたい。


アトランタ連銀ボスティック総裁
[外部リンク] 午前
米国債利回りなお低水準、FRBの対応不要=アトランタ連銀総裁

『[ワシントン 25日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は25日、米国債利回りはこのところの上昇にもかかわらずなお低水準にあるとの認識を示し、連邦準備理事会(FRB)が対応する必要はないと述べた。』(上記URL先より、以下同様)

ボスティック総裁ってそこまでゴリゴリのタカ派じゃない(アトランタ連銀は前任が結構なタカ派でしたな、ナツカシス)のですが、まあハトでは無いので、そういう流れで言えば昨日の米国での地区連銀総裁発言は、ある程度芸風通りに来ている(ブラードは別の意味での芸人)という所で、ロイターちゃんの後付け講釈記事を見ても講釈が無いからこの辺の地区連銀総裁発言がどのように作用したのかはよー分からんところではございまする。

んでもって今回は従来と違うのって財政がバカスカと出ており、おまけに今後も財政をバカスカ出すぞと言っている所で、しかも言ってるのがイエレン財務長官様なのですが、それを反映してボスティック総裁がこのように仰せのようでして、

『ボスティック総裁は「(国債利回り上昇を)現時点では懸念していない。注視し続ける。FRBが現時点で、政策の観点から対応する必要があるとは考えていない」と語った。また、パンデミック(世界的な大流行)終息に対する「心理的な熱狂」で、今後予想される景気回復が特に力強くなる可能性があるとの見方を示した。』

ということでして、いやワイもメリケンクオリティ的に今後米国様だけは他とデカップリングしてヒャッハーヒャッハーと消費(浪費?)祭りが待っていそうな気がして(個人の妄想です)、しかもイエレンが財政出すぞ財政出すぞ財政出すぞとマントラを唱えている訳ですからして、ここでFEDが何か牽制しても無駄撃ちというか、後でやること無くすから回復が空振りだった時に困るし、牽制した挙句に資産価格が一段のゴルディロックスヒャッハー相場になってしまうと、本当の本当にテーパリングしたい時のタントラムパワーを無駄に溜め込むことになってしまうので、まあエバンスあたりとか、デーリーあたりとか、その辺に「景気回復初期にあまりにも金利が上がり過ぎると回復の水差し野郎になるのはイクナイよね」位は言わせるかもしれませんな。

とは言いましても、1月(というよりむしろ12月)FOMCからこのかた、基本的に公式文書に出てくる方ではFEDって景気先行き見通しに関しては強気でして、ただ会見でのオーラルな説明とかになるとハトっぽく説明する、という二枚舌外交を展開してきている感が強くありまして(個人の感想です)、何と申しますか「市場との対話」ってのは難しゅうおすなあと思うのでありました。


などと言ってたら相変わらず発言の軽いおじさんまたも参戦してるのかアホだな。
[外部リンク] 午前
米経済、景気対策とワクチンで力強く回復=NY連銀総裁

『[25日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は25日、政府の強力な財政刺激策と新型コロナウイルスワクチン接種の進展で米経済が押し上げられ、成長が数十年ぶりの大きさになる可能性があるとの見方を示した。』(上記URL先より、以下同様)

(ノ∀`)アチャー。

『ウィリアムズ総裁はアフリカ系米国人のための非営利団体が主催したオンラインイベントで、「連邦政府の力強い財政支援策とワクチン接種の進展で、今年の国内総生産(GDP)伸び率は数十年ぶりの大きさになる可能性がある」と述べた。ただ、経済はなおパンデミック(世界的大流行)の脅威にさらされており、新型コロナ変異株の出現で回復の足取りが鈍ったり、感染が再拡大したりする恐れがあるとの認識を示した。』

まあウィリアムズが芸人枠扱いになっていれば無問題なのですが、一応NY連銀総裁ちゃんですので、もうちょっと発言に手心をという感じで、ピュアにエコノミストとして話をするならまあこれはこれでその通りっぽいんですけど、現状で債券市場がどうなっているのか、というような点を考えると、もしかしたら債券市場はこの先の景気回復をかなり強く織り込みにいっているステージの可能性がある訳でして、もし米国債券市場が「どうせコロナはコロナだから景気も物価も上がらんぜイエーイ、ゴルディロックス最高ヒャッハー」とかやっているんだったらこういう威勢の良い話をしても良いと思うのですが、今の市場ちゃんは寧ろ織り込みにいきすぎてしまう方がリスクなんですから、こういうピュアな物言いというのは、サンフランシスコ連銀総裁(が彼の前職な)が喋る分にはまだそこまで墓穴掘らないと思うのですが、NY連銀総裁なんだからもうちょっとものを考えて喋れやこのデクノボーと思うのでありました。ちょっとダドリー呼んできてウィリアムズの着ぐるみ着せてNY連銀総裁をやらせた方がエエンチャウノ???


まあ何ですな、
[外部リンク] 午前
米国株式市場=下落、国債利回り上昇受けテクノロジー株が安い

『[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株式市場は主要株価3指数がいずれも下落して取引を終えた。米国債利回りの上昇を受けてテクノロジー関連株が圧迫され、ナスダック総合の下落率は過去4カ月で最大となった。米10年債利回りは一時、1年ぶり高水準となる1.614%まで上昇。投資家の間で一部のグロース(成長)株のバリュエーションを巡る懸念が高まり、利食い売りが出た。』(上記URL先より)

いやまあ米国市場ちゃんって長期金利が上がると何故かナスダックの方が盛大に売られるのは今に始まった話じゃないのですが、おじちゃん馬鹿だからよくわかんないんですけど、金利にセンシティブなのって本来バリュー株何じゃネーノとか思ったりもするので不思議ちゃんではあるのですが、まあとりあえず金利が上がる→(ワイにはよー分からんが)グロース中心に売られてナスダックとかの下げが目立つ→株が下がったのを見て金利の上げが一服する→金利の上げが一服したのを見て株が下げ止まる→株高を見て金利が以下無限ループ、という感じで推移しているのであれば、まあ普通は当局ってそういう段階で動かない(日銀のように直ぐに狼狽する人もいるけど)と思うので(個人の感想です)、株が下がったのを見て金利が上がりだすようになるホンモノ相場(何がホンモノなのかはさて置き)にならんとまあこの調子でっしゃろと思いますし、そもそも震源が金融政策よりも財政なので如何ともし難いっしょ、よー知らんけど。


でまあ財政出すぞヒャッハー姐さんのほうですが、ちょっと金融財政当局者は「フィリップスカーブが効かないからどうせ物価はアガランチ会長」って高括り過ぎてませんかねえ、とはちと思う訳で、資産バブルもそうですけど、一次産品中心に値上がりとか、そっちのリスクも軽く見てる感があって(個人の印象です)、財政ネタでのインフレって一旦着火すると止めにくいと思うので、イエレンの放漫財政踊りもほどほどに、とは思うのでありまして、こっちからの影響というのを楽しみに(不謹慎)見て行くのが年前半のテーマですかね。


〇しばらくネタにしないプレイをしていたら円債様まで金利が上がるという事案が発生したのでメモメモ

おーまいがー。
[外部リンク] 午後
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は大幅反落、米金利上昇が重し 長期金利は2年4か月ぶり水準

『[東京 25日 ロイター] -
<15:11> 国債先物は大幅反落、米金利上昇が重し 長期金利は2年4か月ぶり水準

国債先物中心限月3月限は前営業日比25銭安の150円87銭と大幅反落して取引を終えた。市場では、米10年物国債利回りがアジア取引時間に入って再び上昇に転じたことが圧迫材料となったとの声が聞かれた。一方で現物市場の10年物国債利回り(長期金利)は、同2.5bp上昇の0.140%と、2018年10月24日以来、2年4カ月ぶりの高水準をつけた。』(上記URL先より、以下同様)

まあ14bpですかそうですか。

『現物市場で新発債利回りは総じて上昇。2年債は前営業日比0.5bp上昇のマイナス0.110%、5年債は同1.5bp上昇のマイナス0.055%。20年債は同2.0bp上昇の0.550%、30年債は同3.0bp上昇の0.740%、40年債は同4.0bp上昇の0.795%と、イールドカーブはスティープ化した。』

20年0.50%抵抗どころかあっさり抜いたと思ったら0.55%かよー、ってなもんでございまして、まあだいたいポートだと決算固めて今後市場状況の変化でまた修正しますかねーってな感じの中でこういう動きになりますと、まーた修正が必要かしらとか面倒にも程がある上に、どうせ大したことしない(というより金利が上がってしまったので今更ここで金利が上がるような話を点検で打ち込むのはアホの所業にも程があるので普通に考えるとETFがどうしたこうしたが出るのが精一杯でしょ、と思う)点検であっても、日銀が事前にアナウンスしているだけに、点検前にバサッと買ったら金利が上がるようなプレイが撃ち込まれたら割と申し開きがしにくい(ので地蔵になりやすい)、というこれまた残念な事情があるのでねえ・・・・・・・・

しかしまあ何ですな、この動き、米国様の場合は経済指標が強くて、更にワクチン接種が進行し、そんな中でもイエレン財務長官様の財政出すぞの掛け声がヘイヘイヘーイと鳴り響く(に加えてもしかしたら原油価格等の上昇とかの商品価格上昇もですかね)、ということでそらまあ長期金利上がるのもそういう経済物価情勢を踏まえて上がっているんですけど、ジャパンの場合は、米国金利の上昇につられる中で、ちょうど期末近くで参加者が少なめになりがちな所に来て、日銀のアホウが「3月は点検会合」とか期末前のタイミングで余計なイベント発動をするもんだから金利が上昇スティープニングという風情の方が大幅に強い訳で、そういう意味では米国の長期金利上昇って如何にも金融市場の自然な値動きっぽいのですが、日本の場合はどこまでもこう「当局の大根芝居に振り回される市場」ってな感じがして、この動き自体何だかなーって感じがしますな、と悪態。


『TRADEWEB
     OFFER  BID   前日比  時間
2年   -0.111 -0.102   0.006  15:04
5年   -0.057 -0.05   0.015  15:11
10年   0.134  0.14   0.02  15:08
20年   0.544  0.551  0.017  15:06
30年   0.738  0.745  0.034  15:01
40年   0.789  0.796  0.036  15:04』

こらまた後ろの方が盛大にスティープしてやがりますなという感じですの。


そのた少々メモ(って結局今日はメモばっかですいません)


〇新コロオペ残は横ばいとな

[外部リンク] 年 2 月 25 日
日 本 銀 行

2.貸付予定総額
貸付予定総額 178,756億円
(参考)貸出残高(注) 561,440億円
(注)2021年2月26日時点の貸付残高の見込み。


なお1月の時はこうでして、
[外部リンク] 年 1 月 26 日
日 本 銀 行

2.貸付予定総額
貸付予定総額 118,184億円
(参考)貸出残高(注) 565,628億円
(注)2021年1月27日時点の貸付残高の見込み。

つーことで貸出残高自体は横ばいということですな、うんうん。まあこれ担保付じゃないと貸してくれないから担保繰りの問題もあるんですかね、よー知らんけど。


〇地域金融機関向けうんたらかんたらがスタートするのですかそうですか

[外部リンク] 年2月 24 日
日本銀行

『日本銀行は、2020 年 12 月 25 日の政策委員会・通常会合において、「地域金融強化のための特別当座預金制度基本要領」および「系統中央機関の会員である金融機関による地域金融強化のための特別当座預金制度の利用に関する特則」の制定を決定しましたが(注)、今般、その実施日を 2021 年3月1日とすることとしましたので、お知らせします。』

へいへいそうだっかという事ですが、こうやって一々日銀当座預金の階層をミルフィーユ状態にしてしまうと、元々がマイナス金利政策の際にその前の付利をいきなり全部マイナスにする訳にもいかないからと苦心惨憺してぶっこんだ三層構造なのですが、今や何層構造なのか瞬間的に回答できる人が世の中に何人いるのか、という事になってしまいまして、なんでもかんでも屋上屋を重ねて増築増床増築増床ばっかりすると、建て替え(正常化)の時に物凄い面倒なことになるんですが、どうもこの日本銀行ちゅうのは黒ちゃんになってから「後の事は考えない」という無責任スキームが幅を効かせるようになっておりまして甚だ遺憾ですな。

しかしまあ何ですな、先般の島根県知事様が、何で感染症抑え込めないで拡大させているところに財政支援がぶっこまれながら聖火リレーでございってこっちは持ち出しだけだぞコノヤロー政府と東京都ふざけるな(意訳)などと憤慨されておられましたが、この制度も既に経営の効率化を行っている金融機関にはメリットの少ない企画になっている訳で、そらまあ色々な制約要因があるから別に経営効率指標悪いから全てその企業のせいって話は特に規制産業の金融機関では一概に言えない話ではあるのですが、そうは言ってもこれ効率経営してる処からしたら何でワイラの競争条件を悪化させるねんという話だと思うんだよなー、というのは折に触れてしつこく粘着したい、とまあ斯様に思うのでありました。


〇基調的な物価は少し改善していますが反転攻勢の兆しだといいですね(棒読み)

例によって例の如くで面白いので今月も確認ですね。

[外部リンク]
 


お題「予定を変更して寝起きシリーズのクラリダ副議長講演ネタです(と言っても味わいはあるが新情報はあんまりない)」   2021/02/25(木)08:05:31  
  2月に祝日が2日あるのは反則ですな(と言ってもこの2日とも性質上動かせない祝日なので如何ともし難いのですが)、もう月末かよ・・・・・・・

〇クラリダ副議長の講演を寝起きで鑑賞の巻となりまして

このお題で講演をされると釣られざるを得ない・・・・・・・・・・

[外部リンク] 24, 2021
U.S. Economic Outlook and Monetary Policy
Vice Chair Richard H. Clarida
At the U.S. Chamber of Commerce, Washington, D.C. (via webcast)

そんなに長くなさそうなので全部読んでみる。

最初は『Current Economic Situation and Outlook』という小見出し。


・冒頭で思いっきり威勢の悪い話をぶっこんで長期金利上昇を牽制していると解釈しましたが

『In the second quarter of last year, the COVID-19 (coronavirus disease 2019) pandemic and the mitigation efforts put in place to contain it delivered the most severe blow to the U.S. economy since the Great Depression, but economic activity rebounded sharply in the third quarter, supported by a robust and unprecedented fiscal and monetary policy response.』

コロナちゃんに対して「a robust and unprecedented fiscal and monetary policy response」をぶっこんで、コロナによる大恐慌(リーマン以上でしたという意味ですにゃ、前からその話はしていますけど)以来の落ち込みからのシャープリバウンドをしましたよって話ですが、unprecedentedにrobustまでつけて強調している辺りに味わいを感じる。

『More recently, the pace of recovery has moderated in part because of a winter resurgence in COVID-19 cases and hospitalizations.』

直近はコロナちゃん再拡大で回復がモデレートになっています、と来てからの次のパラグラフですが、

『A number of macroeconomic data releases have been weaker than expected in recent months. Spending on services has continued to remain well below pre-pandemic levels, particularly in contact-intensive sectors, including travel, leisure, and hospitality.』

ほう、マクロエコノミックデータは「have been weaker than expected in recent months」とな。

『The pace of improvement in the labor market has slowed notably in recent months.』

そこに畳みかけて労働市場の改善はここ数か月顕著に遅れている(slowed notably)とな。

『Although more than half of the 22 million jobs that were lost last spring have been regained, the unemployment rate remained elevated at 6.3 percent in January, and once one factors in the decline in the labor force since the onset of the pandemic and misclassification, the true unemployment rate is closer to 10 percent.』

これでもかと労働市場指標のコンポーネントについて威勢の悪い話をしています。

『Core PCE (personal consumption expenditures) inflation is running at just 1.5 percent, and, for those sectors that have been most adversely affected by the pandemic, price increases remain subdued.』

物価についてもたかだか1.5%如き(just 1.5 percent)しかない、とかどこかの日銀が聞いたら大勝利宣言をしそうな数字ですが、このようにまず最初に威勢の悪い話をぶっこんできているのは、アタクシの勝手読みですが、足元長期金利がホイホイと上昇している中なので、ここで先行きの威勢の良い話を強調すると長期金利がゲロゲロマーライオンになってしまうリスクがあるので慎重運転をしている、ということではなかろうかと思いましたがどうでしょうかね。そういや話は違いますが、先般ウィリアムズが「長期金利上昇は景気の先行きの強さを反映したもの」とかカジュアルにカジュアル発言をしていたのですが、まあゆうてそれで大売られした感じは無かった(気のせいだったらスマン)のですけど、ダドリーの時にはあれだけ重みのあったNY連銀総裁発言がウィリアムズは最近どスルーとなって、クラリダ発言となるとこのお題を見た瞬間にネタキタコレとなるのは、別にアタクシだけではなくて世の中の風潮でしょうな。

てな訳で、冒頭の部分でこうやってぶっこんでいるのは長期金利云々に言及することなく長期金利のあばばばばー警戒を示したものという当然こうした方が良いのですが、まあお手本的なやり方っすな。


・最初に釘をブスブス挿しまくった次には先行きの明るい話をこちらも威勢よく入れる

『Of course, we have also received some encouraging data. Retail sales stepped up considerably in January, retracing the decline late last year. The housing sector has more than fully recovered from the downturn, supported in part by low mortgage interest rates. Business investment and manufacturing production have also rebounded robustly.』

この辺の話は最近皆さんしているのですが、1月8日([外部リンク] Economic Outlook and Monetary Policy」ってお題でスピーチ(この時はAt the C. Peter McColough Series on International Economics Council on Foreign Relations, New York, New York (via webcast)となっていまして、まあ場所は違うけど今回と似たような感じのリマークですわな)をしているのですが、この時は経済情勢に関してのっけから威勢の良い話をしていて、1月小売の話を除くこの話と同じような感じでぶっこんでおりました。

ということでして、それよりも状況が改善している(と言っても改善してるのは1月のデータとワクチン接種が順調に進展していることですけど)2月の終わりになって経済状況の話の冒頭があの有様になっているのってえのは、まあつまり1月頭の時点ではむしろ自信無しションボリーヌの話をしたら世の中どよよーんとなっちゃうけど、今ならむしろ先走る(いつも先走って暴走するのが市場クオリティ)債券市場にドウドウとやった方が良かろう、と判断したから威勢の悪い話をこれでもかと頭にぶっこんで来た、ということでしょうなあと思います。アカラサマちゃあアカラサマではありますが。

『And while the economy might not continue to grow at the once-in-a-century 33 percent annualized rate of growth reported in the third quarter of 2020, it is clear that the economy has turned out to be more resilient in adapting to the virus, and more responsive to monetary and fiscal policy support, than many predicted.』

この辺から急に威勢が良くなる。さっきのションボリーヌは何だったんだという位の威勢のよさ。

『Indeed, it is worth highlighting that in the baseline projections of the Federal Open Market Committee (FOMC) presented in the latest Summary of Economic Projections, released last December, most of my colleagues and I revised up our outlooks for the economy over the medium term, projecting a relatively rapid return to levels of employment and inflation consistent with the Federal Reserve's statutory mandate as compared with the recovery from the Global Financial Crisis (GFC).2 In particular, the median FOMC participant projected in December that by the end of 2023-a little less than three years from now-the unemployment rate will have fallen below 4 percent, and PCE inflation will have returned to 2 percent.』

ワシらの見通し(12月のSEP)の話がやたら丁寧に威勢よく説明されているのですが、これは次なる自画自賛への前振り。

『Following the GFC, it took more than eight years for employment and inflation to return to similar mandate-consistent levels.』

逆さ絵オヤジとは違うということですね、とアタクシは申し上げたくなる所ですが、これは普通に考えますと、逆さ絵云々ではなくて、「今次危機対応で財政をロバストかつアンプリシーデントに出したのが効いたんですよ」という話で、マンデルフレミングガーとか言ってたどこぞのヨーイチ先生に感想をお伺いしたいが、ヨーイチ先生すっかりその話が無かったことになっているのですっとぼけるでしょうな。

『While the winter surge in new COVID cases and the spread of new variants of the virus are cause for concern as well as a source of downside risk to the very near-term outlook, the welcome news on the development of several effective vaccines and the passage by the Congress in late December of a package of fiscal relief measures indicate to me that the prospects for the economy in 2021 and beyond have brightened and the downside risk to the outlook has diminished.』

1月の時も威勢の良い話をしていましたが、更に今回はワクチンの話と財政の話がより進展したり具体化しているので、コロナちゃん拡大に伴うリスクはありますが、最近の進展はリスクを軽減する効果がありますなあという威勢の良い話になっています。

という所で経済のパートがおしマイケルなのですが、2部構成みたいな感じで足元がちょっと前見ていた見通しよりもアカンかったバイという話をして走りそうな長期金利に釘差しをしながら、見通しはやっぱ威勢が良い、という説明なのは平常運転なのですが、まあちょっと1月8日(ちなみに週明けの12日に駄文のネタにしましたわクラリダだけに)のと比較して前半パートがぶっこまれているのが違いでして、なるほどなあと思った次第です。


では後半の金融政策パートに参ります。『Recent FOMC Decisions and the New Monetary Policy Framework』ですの。

・政策の話はAPPガイダンスから来たので何かあるかと身構えたら結局何も無かったという空振りでした(涙)

『At our most recent FOMC meetings, the Committee made important changes to our policy statement that upgraded our forward guidance about the future path of the federal funds rate and asset purchases, and that also provided unprecedented information about our policy reaction function.』

APPのガイダンス文言を変更した、という話が最初に来ました。

『As announced in the September statement and reiterated in the following statements, with inflation running persistently below 2 percent, our policy will aim to achieve inflation outcomes that keep inflation expectations well anchored at our 2 percent longer-run goal.3 We expect to maintain an accommodative stance of monetary policy until these outcomes-as well as our maximum-employment mandate-are achieved.』

『We also expect it will be appropriate to maintain the current target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent until labor market conditions have reached levels consistent with the Committee's assessments of maximum employment, until inflation has risen to 2 percent, and until inflation is on track to moderately exceed 2 percent for some time.』

だんだんどっちが先に始めたとか訳分らなくなりつつありますが(大汗)、FEDのフォワードガイダンスは「緩和的な政策」「政策金利水準」「資産買入のペース」の3本立てになっておりまして、我らが日銀ちゃんの場合は「緩和的な政策」「マネタリーベースの拡大方針」「政策金利水準」の3本立てになっておりまして、皆さんガイダンスの置き方に関しては何本立てとかになるのが恒例となっていますな。ただまあこういう複数階層のガイダンスを作り出すと、ガイダンス政策自体がコミュニケーション上の使い勝手が良い(個人の感想ですけど)ので、ついこうやって何階層にもなってしまいがちだなーと思う訳でして、これ何階層も作り出すと、個別コンポーネントでは分かるのだが政策全体がどうなっているのかが訳分らなくなってくるリスクがあると思うので程々にしておいた方が良いと思うの、と極東の片隅で極東現地語でクダを巻いておりましても別にワシントンに聞こえるでも無いのですけどね。

『In addition, in the December statement, we combined our forward guidance for the federal funds rate with enhanced, outcome-based guidance about our asset purchases. We indicated that we will continue to increase our holdings of Treasury securities by at least $80 billion per month and our holdings of agency mortgage-backed securities by at least $40 billion per month until substantial further progress has been made toward our maximum-employment and price-stability goals.』

ここ2パラグラフを使ってAPPのガイダンス文言変更のお話をしていましたが、APPガイダンス文言部分の肝心かなめであります所の「substantial further progress has been made toward our maximum-employment and price-stability goals」とは何ぞやというデフィニションについては華麗におトボケして話は次に行く。

『The changes to the policy statement that we made over the past few FOMC meetings bring our policy guidance in line with the new framework outlined in the revised Statement on Longer-Run Goals and Monetary Policy Strategy that the Committee approved last August.4』

これらの3本立てガイダンスについては、昨年8月の(ジャクソンホールのパウエル講演と同日にぶっこんできた)例のLonger-Run Goals and Monetary Policy Strategyに沿ったものですよ、だそうな。

『In our new framework, we acknowledge that policy decisions going forward will be based on the FOMC's estimates of "shortfalls [emphasis added] of employment from its maximum level"-not "deviations." 』

ここも味わいがあって、昨日というか一昨日というかのパウエル議長の上院議会証言の冒頭ご挨拶でも「失業率の最大雇用からの乖離deviationsではなくて未達shortfallsについて注目した政策を行う」って部分についてFRBのサイトに掲載されたテキストで斜字体表記の上にわざわざ脚注を打って「斜字体は強調するために入れています」ってご丁寧に説明(というか何というか)をしておりまして、勿論この点はロンガーランゴールをぶっこんだときからやたら強調はしているのですが、それにしてもここに来て連発で「強調しています」ってのをわざわざ強調の為に(強調でゲシュタルト崩壊しそうなワイ)突っ込んでおりまして、ふーんと思うのでした。

まあ何ですな、一つにはそもそものこのロンガーランゴールぶっこんだときのジャクソンホール講演にもありましたが、労働市場の多少の過熱が望ましくないインフレ圧力の拡大を起こさない(フィリップスカーブのフラット化)という認識を示しているので、だったら別に労働市場が多少過熱する位の方が国民がハッピーになるだろうからエエヤン、という認識を強調しているというのもあるでしょうけれども、あとは足元で物価が数字上(そういやユーロ圏の1月も盛大に上に跳ねてましたが)のマジックと、コロナ感染拡大に伴う一時的な(かどうかは実はアレですがまあ一応理解の上ではそうなっている)供給制約要因によって発生する物価上昇が待ち構えているので、ここでは殊更に雇用のショートフォールに関して強調しておいた方が、市場金利が暴れん坊将軍にならないで済むという効能も意識してるんじゃネーノ、と一々陰謀論チックな俺様解釈をしておりますがさて実際の所はどうなんだか。

でもってこのパラグラフは更に続くというころでこのショートフォールの説明がおっぱじまる。

『This language means that going forward, a low unemployment rate, in and of itself, will not be sufficient to trigger a tightening of monetary policy absent any evidence from other indicators that inflation is at risk of moving above mandate-consistent levels.』

サーセンさっき申し上げたの書いてありました(寝起きシリーズの場合ネタにするかどうかの目視は行いますけれども流して読んでから特に前回との比較とかしない講演ネタだと初見でそのままキーボードに向かうケースが多々あるもんでご勘弁を)。もうちょっと綺麗な言い方になっていて「低位の失業率だけでは将来のインフレに対する予兆に不足する」という予兆管理の観点からの説明になってますね。

『With regard to our price-stability mandate, while the new statement maintains our definition that the longer-run goal for inflation is 2 percent, it elevates the importance-and the challenge-of keeping inflation expectations well anchored at 2 percent in a world in which an effective-lower-bound constraint is, in downturns, binding on the federal funds rate.』

『To this end, the new statement conveys the Committee's judgment that, in order to anchor expectations at the 2 percent level consistent with price stability, it "seeks to achieve inflation that averages 2 percent over time," and-in the same sentence-that therefore "following periods when inflation has been running persistently below 2 percent, appropriate monetary policy will likely aim to achieve inflation moderately above 2 percent for some time."』

アベレージターゲットチックな物価に関する多少の上方ブレ容認の説明ですね。

『As Chair Powell indicated in his Jackson Hole remarks, we think of our new framework as an evolution from "flexible inflation targeting" to "flexible average inflation targeting."5 』

このフレームワークは「フレキシブルアベレージインフレーションターゲット政策」ですよと。

『While this new framework represents a robust evolution in our monetary policy strategy, this strategy is in service to the dual-mandate goals of monetary policy assigned to the Federal Reserve by the Congress-maximum employment and price stability-which remain unchanged.6』

ふむふむ、とか読んでたらこのコーナー終了しとるやないけ!!!!!何でや折角読んだのに政策に新情報が無いやん!!!!!!

と思ってしまいますが、まあこれは「新情報が無いというのが情報」ということでございまして(負け惜しみではありません、筈です)、せっかく先行きが明るい(と言っても財政カンフルお注射チュー効果で盛大に持ち上げられているのがあるからして、2022年はどうよとかそういう話になった時の問題点というのもあるとも思います)中で政策面とかで変な話をぶっこんで長期金利がアイヤーとなってしまって、それが株価の盛大な下げ(たぶん少々の下げならむしろガス抜きとして内心歓迎しそうな気はしますが、マーケットクオリティに加えてメリケンクオリティまでぶっこんで来ると市場ちゃんが走る走るとなりかねない、というのが悩みどころでしょうなあ)につながるとFED何やってるんだという話になりますからして、まあ余計な事は特にクラリダやパウエルの立場(本当はウィリアムズもそうなんですが最近はウイリアムズは市場から「発言の軽いオッサン」カテゴリーに放り込まれている感が・・・・・・・)ではよー言わんということになるんでしょうな、と一昨晩の議会証言のテキストと昨晩のこのテキストを見て再確認いたしました(個人の感想です)。

ということでワシの小見出しはああなった訳ですな、まあそうだろうなと薄々思っていましたが最初にAPPガイダンス変更しました!って来たからちょっと期待した分だけ空振り感が強い(大汗)。


・最後の部分にも微妙な味わいが

最後は『Concluding Remarks』です。

『While our interest rate and balance sheet tools are providing powerful support to the economy and will continue to do so as the recovery progresses, it will take some time for economic activity and employment to return to levels that prevailed at the business cycle peak reached last February. We are committed to using our full range of tools to support the economy and to help ensure that the recovery from this difficult period will be as robust and rapid as possible.』

ここですが、ちょっとオモロイなと思ったのは最後の一文でして、コロナショックからの経済回復を「as robust and rapid as possible」にエンシュアーするとか仰せで、ロバストはいいんですけどラピッドとぶっこんできておりまして、これは景気を吹かしまっせ的なニュアンスが含まれるでしょと思います。

ここを単に早期緩和縮小への牽制とみるのか、それとももう一段進んで(イエレン財務長官がやたら威勢の良い財政出すぞ財政出すぞ財政出すぞモードっぽいのでそれに乗って)ガチに吹かしに来るのか、その辺はもうちょっと様子を見て行かないと判断しにくいのですが、アタクシ思うに景気を吹かしに行くと、その吹かしエネルギーは金融市場ちゃんに盛大に漏出しまして、資産価格ヒャッハーコースになってしまって後始末どうするんねんとは思ってしまう所でもありまして、景気を吹かしに行ったつもりが資産価格を盛大に吹かしに行くというお洒落な事になりゃせんかな、とふと思いました(個人の妄想です)。


〇その他備忘メモ

寝起きクラリダ攻撃で他のネタがスルーになりましたが。

・ブレイナードもこんなんぶっこんでいたが一見してとりあえず後回しにしようと判断しました

[外部リンク] 24, 2021
How Should We Think about Full Employment in the Federal Reserve's Dual Mandate?
Governor Lael Brainard
At the Ec10, Principles of Economics, Lecture, Faculty of Arts and Sciences, Harvard University, Cambridge, Massachusetts (via webcast)


・基調的物価がちっと状況改善

先月(というか12月)のは目も当てられないあばばばばーでしたが1月分が少し反撃の兆しを見せていまして、これが反転攻勢なのか蝋燭の火が消える前の何とやらなのかはもう数か月見ないと何ともかんとも・・・・・・・・・・


・それより市場金利ェ・・・・・・・・・・・・

10年の10bpと20年の50bpが何の抵抗もなくスルスルの巻になっておりまして、だから3月なんちゅう期末前で投資家動きにくくなるタイミングに「点検」とか入れるんだよ入れるなら7月とかにしとけやこのスットコドッコイという感の強い相場ではございますが、これでオペ紙で輪番減額(を示唆)したら超ウケるので是非ズッコケプレイをやって頂きたい(つまり下手に動くんじゃねえよと申し上げたいのですけど、笑)と思うのでありました。

という辺りがネタの筈だったのですが、きっちりとクラリダ副議長に釣られるというお約束の行動パターンになってしまいました(別にワイはFEDウォッチャーではない)。
 


お題「パウエル議会証言は案の定の地蔵強調モードでした/金融研究のペーパーネタ」   2021/02/24(水)08:03:56  
  科学的に正しい検討なら良いのですが・・・・・・・・・・
[外部リンク] 17:38]

『確保状況がなかなか見通せない状況に、自民党の会合では2回の接種を1回にして多くの人に接種した方が公平なのではないかといった意見が複数出たということで今後、党内で検討していく方針です。』(上記URL先より、以下同様)

科学的な見地じゃなくて接種者を増やすことによって支持率をアップするとか、上級国民に2回接種するリソース確保の為に一般人民は1回で我慢しろとか、そういう妄想が先に働いてしまうのは被害妄想ですかそうですか。

『一方、加藤官房長官は「2回接種を前提に安全性有効性が確認されている」と慎重な姿勢を示しています。』

政府が科学的判断をする事を期待したい、というか自民党内の検討云々の方が誤報だったをキボンヌw


〇寝起きでパウエル議会証言であるが案の定の地蔵モードの再確認でござった

[外部リンク] 23, 2021
Semiannual Monetary Policy Report to the Congress
Chair Jerome H. Powell
Before the Committee on Banking, Housing, and Urban Affairs, U.S. Senate

議会証言と言っても質疑応答じゃなくて冒頭のスピーチなのでまあ全文行ってみますか。

・ダメージはlasting damageですと

最初の挨拶の所はただの挨拶なのですが、

『At the Federal Reserve, we are strongly committed to achieving the monetary policy goals that Congress has given us: maximum employment and price stability. Since the beginning of the pandemic, we have taken forceful actions to provide support and stability, to ensure that the recovery will be as strong as possible, and to limit lasting damage to households, businesses, and communities. Today I will review the current economic situation before turning to monetary policy.』

ということで、まあただのご挨拶ですけど、強力な緩和政策ちゃんの意義として「to ensure that the recovery will be as strong as possible」のあとに「to limit lasting damage to〜」と来ていまして、しれっとコロナのダメージはありますとは言え、lasting damageって要は「未だに残っているダメージ」って事だと思うので(アタクシの英語力がアレでそれはおかしいというご指摘がありますと大変にアリガタヤなので教えてちょ)、つまりは前提として回復が進んでいるという認識であって、ダメージが現在絶賛大拡大的な話ではないですよってのがふーんと思いました。

ではまず経済物価情勢と見通しの話なので『Current Economic Situation and Outlook』です。


・経済の話は先行きが明るいとかを挟みながらもマンデートには遠い的な話で包み込むミルフィーユスタイル

このパート冒頭からいきなり、

『The path of the economy continues to depend significantly on the course of the virus and the measures undertaken to control its spread.』

と来ていまして、まずは「コロナ感染症の動向次第」と言ってしまって出オチ感甚だしいのですが、

『The resurgence in COVID-19 cases, hospitalizations, and deaths in recent months is causing great hardship for millions of Americans and is weighing on economic activity and job creation.』

次にここ数か月の感染再拡大で色々と(ノ∀`)アチャーであると来てまして、まあそうくるだろうなとは思いましたけれども、さっきのlasting damageみたいな言葉を挟みつつも、ベースとしては金融緩和の目先における地蔵モードを示唆するような言葉をどどーんとぶっこんでくる、というパターン来ました。

『Following a sharp rebound in economic activity last summer, momentum slowed substantially, with the weakness concentrated in the sectors most adversely affected by the resurgence of the virus. In recent weeks, the number of new cases and hospitalizations has been falling, and ongoing vaccinations offer hope for a return to more normal conditions later this year. However, the economic recovery remains uneven and far from complete, and the path ahead is highly uncertain.』

大変ですよという話を色々とする中でちょこちょこここのように「ここ数週間では新規感染者数が減って来たしワクチン接種も進んでいて先行きに光明が」っていうようなパワーワードを挟んできますので、別に慎重一辺倒ではないんですよね。次のパラグラフ。

『Household spending on services remains low, especially in sectors that typically require people to gather closely, including leisure and hospitality. In contrast, household spending on goods picked up encouragingly in January after moderating late last year.』

家計消費の話、ここも1月の財消費がpicked up encouraginglyだったよとかちょこちょこ挟んで来る。

『The housing sector has more than fully recovered from the downturn, while business investment and manufacturing production have also picked up.』

住宅セクターと企業の投資活動については明るい認識。まあこの辺は1月議事要旨の線をそのまま拡大しているイメージisある。

『The overall recovery in economic activity since last spring is due in part to unprecedented fiscal and monetary actions, which have provided essential support to many households, businesses, and communities.』

途中に明るい話を入れつつも、「全体的な経済活動の回復には異例の財政金融サポートによる寄与もある」と入れて、これ即ち異例の金融サポートの方についてそう急いで引きませんよ、といういつもの安心メッセージ(?)を出しております。んじゃ次のパラグラフ。

『As with overall economic activity, the pace of improvement in the labor market has slowed.』

全体的な回復の中で労働市場の回復はスローである(ので緩和を引くのはまだまだ先)キタコレ。

『Over the three months ending in January, employment rose at an average monthly rate of only 29,000. Continued progress in many industries has been tempered by significant losses in industries such as leisure and hospitality, where the resurgence in the virus and increased social distancing have weighed further on activity. The unemployment rate remained elevated at 6.3 percent in January, and participation in the labor market is notably below pre-pandemic levels.』

現状はまだまだアカンという説明ですな。今時点で雇用が完全回復する訳はないですけど。

『Although there has been much progress in the labor market since the spring, millions of Americans remain out of work. As discussed in the February Monetary Policy Report, the economic downturn has not fallen equally on all Americans, and those least able to shoulder the burden have been the hardest hit. In particular, the high level of joblessness has been especially severe for lower-wage workers and for African Americans, Hispanics, and other minority groups. The economic dislocation has upended many lives and created great uncertainty about the future.』

この辺はいつもの「社会的な立場の弱いマイノリティや低賃金労働者などのカテゴリーに属する方々がよりコロナ感染症の経済影響をハードヒットしています」ネタです。でもって次のパラになる。

『The pandemic has also left a significant imprint on inflation. Following large declines in the spring, consumer prices partially rebounded over the rest of last year. However, for some of the sectors that have been most adversely affected by the pandemic, prices remain particularly soft. Overall, on a 12-month basis, inflation remains below our 2 percent longer-run objective.』

物価の話になりました、議会証言の冒頭挨拶だからそんなに細かい話はしていない(目先前年比効果で上がったように見える事もあるけど云々、って話をしないのね)ですね。

『While we should not underestimate the challenges we currently face, developments point to an improved outlook for later this year. In particular, ongoing progress in vaccinations should help speed the return to normal activities. In the meantime, we should continue to follow the advice of health experts to observe social-distancing measures and wear masks.』

最後は「そうは言いましても先行きの見通しは改善していて年後半に向けて良くなるでしょう」というお話で締めていますが、先般のFOMC後の記者会見だかどこだかでも言っていましたが、「In the meantime, we should continue to follow the advice of health experts to observe social-distancing measures and wear masks.」と、この間(=経済回復の間、という意味だから今後も、ってニュアンスなのかね)我々はヘルスエキスパートのアドバイスであるところのソーシャルディスタンシングの確保とマスクの着用を続けるべきであろう、ってぶっこんでおりまして、この前もこの表現見たから別に新味は無いのですが、議会上院で堂々とこれを言い出すのはパウエル議長がどんだけトランプ大統領にムカついておられたのか、という事を如実に示すものとして大変に心がホッコリと致しますね!!


・政策の話では案の定であるが新しい話をしないで地蔵モードであることを強調するスタイル

ということで経済の話はおしまい。次が『Monetary Policy』です。

『I will now turn to monetary policy. In the second half of last year, the Federal Open Market Committee completed our first-ever public review of our monetary policy strategy, tools, and communication practices.』

金融政策の最初の話は昨年のロンガーランゴールあんどストラテジーがどうしたこうしたの話のようだ。

『We undertook this review because the U.S. economy has changed in ways that matter for monetary policy. The review's purpose was to identify improvements to our policy framework that could enhance our ability to achieve our maximum-employment and price-stability objectives. The review involved extensive outreach to a broad range of people and groups through a series of Fed Listens events.』

ここはただの宣伝文句みたいなもん、次のパラグラフにこのネタは続く。

『As described in the February Monetary Policy Report, in August, the Committee unanimously adopted its revised Statement on Longer-Run Goals and Monetary Policy Strategy. Our revised statement shares many features with its predecessor. For example, we have not changed our 2 percent longer-run inflation goal. However, we did make some key changes.』

「2月の金融政策レポートに記述した通り」と冒頭に来るので実は最初は先行きの話かと思ったのですが、何のことは無い昨年のロンガーランゴールあんどストラテジーの話でありました。、

『Regarding our employment goal, we emphasize that maximum employment is a broad and inclusive goal. This change reflects our appreciation for the benefits of a strong labor market, particularly for low- and moderate-income communities. In addition, we state that our policy decisions will be informed by our "assessments of shortfalls of employment from its maximum level" rather than by "deviations from its maximum level."1 This change means that we will not tighten monetary policy solely in response to a strong labor market.』 (ちなみに脚注1というのは実際にはこのテキスト、shortfallsとdeviationsが斜字体になっていて、斜字体になっているのは強調の意味です、という解説の為に入っていますので深い意味は無い)

『Regarding our price-stability goal, we state that we will seek to achieve inflation that averages 2 percent over time. This means that, following periods when inflation has been running below 2 percent, appropriate monetary policy will likely aim to achieve inflation moderately above 2 percent for some time. With this change, we aim to keep longer-term inflation expectations well anchored at our 2 percent goal. Well-anchored inflation expectations enhance our ability to meet both our employment and inflation goals, particularly in the current low interest rate environment in which our main policy tool is likely to be more frequently constrained by the lower bound.』

最大雇用と物価安定というマンデートに対するこのような認識を示しました、って話で今更ジローな既にご案内のネタでありました。


『We have implemented our new framework by forcefully deploying our policy tools. As noted in our January policy statement, we expect that it will be appropriate to maintain the current accommodative target range of the federal funds rate until labor market conditions have reached levels consistent with the Committee's assessments of maximum employment and inflation has risen to 2 percent and is on track to moderately exceed 2 percent for some time.』

やっと1月FOMC声明文によりますと、という話で今後の政策の話が始まる。最初は政策金利を暫くは動かさんという政策金利ガイダンスの話でした。

『In addition, we will continue to increase our holdings of Treasury securities and agency mortgage-backed securities at least at their current pace until substantial further progress has been made toward our goals. These purchases, and the associated increase in the Federal Reserve's balance sheet, have materially eased financial conditions and are providing substantial support to the economy.』

こちらはAPPについて、声明文でお示ししている通り、という位だから新しい情報は無い。

『The economy is a long way from our employment and inflation goals, and it is likely to take some time for substantial further progress to be achieved.』

『We will continue to clearly communicate our assessment of progress toward our goals well in advance of any change in the pace of purchases.』

特に新味が無い、というのが今回の特徴で1月FOMC声明文と会見と議事要旨の復習をさせられている感じですな。

『Since the onset of the pandemic, the Federal Reserve has been taking actions to support more directly the flow of credit in the economy, deploying our emergency lending powers to an unprecedented extent, enabled in large part by financial backing and support from Congress and the Treasury. Although the CARES Act (Coronavirus Aid, Relief, and Economic Security Act) facilities are no longer open to new activity, our other facilities remain in place.』

話はコロナ対応各種ファシリティに転じるがこれまた普通に状況を説明しているだけ。

『We understand that our actions affect households, businesses, and communities across the country. Everything we do is in service to our public mission. We are committed to using our full range of tools to support the economy and to help ensure that the recovery from this difficult period will be as robust as possible.』

物凄く当たり前の「犬が西向きゃ尾は東」位の話に終始しております。

『Thank you, I am happy to take your questions.』

あら終わってしまいましたわ。

・・・・・・とまあそういうことで、先日来ネタにしていた1月FOMC議事要旨の復習をしていますなという感じでございまして、とりあえず地蔵おぶ地蔵のスタンスで行きますよ、という事をパウエル議長としては表明という感じですな。特に感染症対策の進展が(米国では)目立っており、経済データも悪くない、という状況であれば、別に慌てて緩和縮小を示唆しなくても良いでしょうから、状況変化が無いうちはこの感じで話をする(ただしFEDの場合は鉄砲玉というか勝手に暴れるというか、そういうオモシロキャラが居るので、その面白キャラが喋り入れてくるかも知れませんけど)という所で、地蔵モードの再確認の再確認くらいの物件でありましたな、というお話でした。


〇調節に関する意見交換会(オペ懇)があったのね

[外部リンク] 第40巻第1号 (2021年2月発行)
HANK研究の潮流:金融政策の波及メカニズムにおける経済主体間の異質性の意義
岩崎雄斗、須藤直、中島誠、中村史一

ということですが、画面右上の方に『関連刊行物 DPS-J』って実はハイパーリンクがあって、そこを
踏みに行きますと、
[外部リンク] 2020-J-9
HANK研究の潮流:金融政策の波及メカニズムにおける経済主体間の異質性の意義
岩崎雄斗、須藤直、中島誠、中村史一

という物件が出て来まして、昨年の6月にディスカッションペーパーとして出ていた物件が「金融研究」に掲載されました、という話なのですが、これ題名だけは見たことあるけど中身読んだっけとか、はいはいおじいちゃん朝ごはんはさっき食べたでしょ状態のアタクシ、軽く過去の駄文を当たってみたら(だからちゃんと分類別のログ整理をしないと・・・・・・・反省)どうもネタに出来ていなかったようなのでちょろっとネタにしようかなと思いつつ。

いやまあ実はネタにしていたとかだと重複誠に申し訳ないという話ですが、なにせおじいちゃんの脳味噌的には何かこのペーパー自体見た気がするけど脳内から抜けているので改めて読み直してから「はて?」と思ったらやっぱり6月にこれ出てたわとか思い出すはいはいおじいちゃん状態(アカン)。

でもって上記HTML(どっちでも同じ(だと思うのだが)ですが今回コピペしたのは「金融研究」の方ですよ)から紹介ページを引用する。

『近年、金融政策の分析では、いわゆる「Heterogeneous Agent New Keynesian〈HANK〉モデル」を用いたアプローチが急速に広がっている。家計部門を1つの代表的個人として擬制する主流モデル(「Representative Agent New Keynesian〈RANK〉モデル」)と比べると、HANKモデルは、家計間の属性の違いを明示的に描写する点に特徴があり、属性の違いに帰する経済行動の特性やマクロ経済への含意を分析することができる。』

おじいちゃんこの時点でお経状態ですが本文の説明を読むと腑に落ちるので後程。

『こうしたHANKモデルへの関心の高まりは、コンピューターの計算能力向上によって高度なシミュレーション分析が可能になったことや、マイクロデータを活用した実証分析によって個々の家計の振舞いについての知見が深まったことなどを踏まえた、RANKモデル再考の動きと位置付けることもできる。』

なるほどね〜とは思ったのですが、何でそっちの方向になるんじゃろというか、アタクシが馬鹿だから計量モデルとか言われただけでオエーっとなってしまうせいなんですけど、計量モデル云々の前に、概念的な話でも別にRANKモデルの限界ってあるじゃろとか(本文を読むと)思うんですが、どうしても計量分析の方に行ってしまうんですかねえ、とか何とか思ったり思わなかったり。

『本稿では、「不完備市場」、「借入制約」、「限界消費性向」などHANKモデルにおいて重要な役割を果たす概念を説明したうえで、金融政策の波及メカニズムへの含意について整理する。キーワード:金融政策、不完備市場、借入制約、限界消費性向』

ということで本文はこちら(「金融研究」収録の方の本文リンクです)。
[外部リンク] 研究の潮流:金融政策の波及メカニズムにおける経済主体間の異質性の意義

最初の「要旨」はさっきのHTMLで紹介されていた部分でして、まあ今日はとりあえず『1. はじめに』の頭の所だけ読んで頭出しモードとするのでした(結局それかよとかツッコまないで頂きたし、汗)。

以下直上URL先の本文から引用します、最初の所(PDFで2ページ目)です。

『現在の金融政策分析において広く用いられているニューケインジアン・モデルでは、一国経済に代表的な個人が存在し、この個人が自身の効用を最大化するように経済活動を行うと仮定したうえで(Representative Agent New Keynesian〈RANK〉モデル)、中央銀行が操作する名目金利の変化に対して、どのように消費(総需要)を変化させるかに注目する。』

まあ自分等も言ってるから人の事は言えないのですが、RANKモデルとか言われても字面でイメージが1ミリも湧かないのですが、代表的個人モデルと言っていただくとか、Representative Agentモデルとか言っていただければイメージ掴めるのですよ。経済学関連のネタって何でもかんでも大文字略語にしたがるからその時点で敷居が高くなるのよね、とTALFだのAPPだの常用しているシジョーの人に言われたくはないですかそうですかすいませんすいません。

『同モデルでは、家計間の貸借関係や所得・資産の相違などは捨象されており、総需要を変化させるのは、金利が変化するもとでの、代表的個人の「今日」と「明日」の消費配分―異時点間の代替―に関する意思決定である。』

なるほど。

『具体的には、金利が上昇(低下)すれば、代表的個人にとっては、消費を明日に後ずらし(今日に前倒し)して貯蓄を積み増した(取り崩した)方がより効用を高めることができるため、今日の総需要が縮小(拡大)することになる1。』

まあしかしこの時点でどうなのよ、と思いますわな、という辺りを反映したのが今回出てくるHANK研究のお話だそうです。

『もっとも、一国経済における家計部門の動向を理解するうえで、代表的個人の最適化行動が十分な近似となりうるのか、また、実際の金融政策の波及メカニズムにおいて、異時点間の消費の代替に起因する効果が定量的に支配的といえるのかという点については、当然のことながら、異なる見方が存在する。』

そもそも論としてハナクソ程度の金利がカンナクズ程度の金利になった時に異時点間の消費の代替がおきるのか、というのもあるし、大体からして「よーしパパ金利が下がったから貯金取り崩すぞ〜」って言うのは合理的なのかも知れんけど、リカーディアン的だか何だか良く分かっていませんが、家計がそのような行動を取るのは一定の強い前提が無いとそうはいかんざきという感じもする次第で。

『例えば、どのような経済であれ、資金の貸し手と借り手は存在するが、こうしたもとで、物価や実質金利の変動が両者に異なる影響を与えることについては、理論的・実証的に広く受け入れられている2 。また、波及メカニズムについても、金利の変化に伴う異時点間の代替だけではなく、資産や所得の変化を通じた波及経路が存在することを主張する分析は多い3。』

ほほう。

『特に、グローバル金融危機以降、「金融政策運営において、家計間の違いや金利以外の波及経路を考慮すべき」との情報発信が中央銀行サイドからも増えている。例えば、Yellen [2016] は「危機後のマクロ経済学研究」という講演で、金融政策の緩和効果の内訳をみると、労働所得や担保価格の押上げを通じた一部家計による消費の増加の寄与が大きいとして、RANK モデルの限界を指摘している。こうした情報発信の変化の背景として、グローバル金融危機に伴う景気後退の「痛み」が、持ち家の有無や借入額の大小といった家計間の属性の違いによって大きく異なったこと、危機対応として、各国において大規模資産買入れなどの非伝統的金融政策が実施されるもとで、金融緩和の恩恵が貧しい者に対して行き渡っていないのではという平等・格差の観点からの懸念が高まったことなどが挙げられる4 。』

てな訳で話が進みますが、モデルの話をすっ飛ばして『5. HANK モデルを用いた研究事例』(PDFの20枚目)のちょっと手前くらいから読みまして、21枚目の所の「フォワード・ガイダンス・パズル」の辺りとかほーんとか思いながら読みましたですわ。続きは明日以降で勘弁。

でまあこの研究を紹介したペーパー見た感じですと、近年の研究によって、もしかして金融政策のうち金利の波及メカニズムを過大に評価してたんじゃネーノ的な考察が導き出される(もちろんそれだけではなくて沢山の話があるんですが)ような気がしましたが気のせいかしら????
 


お題「1月FOMC議事要旨は見通しは強いが政策は今市場に先走られると困るのが良く分かる作品でした」   2021/02/22(月)07:58:27  
  うーんこの。
[外部リンク] 4月以降容認へ 厚生労働省
2021年2月21日 7時18分

やりたいことの趣旨は分からんでも無いのですが、なんかこれ悪い予感しかしないのですが・・・・・・・・・

〇一応メモだけ(▲0.75%アタック結果)

[外部リンク] of the Federal Open Market Committee
January 26-27, 2021

まずは金曜の続きで『Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook』の残りパラグラフです。第8パラグラフから。

・ファイナンシャルコンディションの話が超あっさり味

『Participants noted that overall financial conditions remained highly accommodative, in part reflecting investors' optimism about the economic outlook along with the accommodative stance of monetary policy and recent and expected future fiscal policy measures.』

ファイナンシャルコンディションキタコレですが、コンディションがハイリーアコモデーティブなのは一部には緩和的な金融政策と追加の財政刺激を受けた投資家の経済見通しへの楽観のよるものです、と来ています。

『However, a few participants remarked that credit conditions were relatively tight for borrowers with low credit scores and for some small and medium-sized businesses that rely on bank lending rather than capital markets to meet their financing needs.』

数名(a few)のパーティシパントはクレジットスコアが低かったり、銀行借入に資金繰りを依存する中小企業の幾分かにとっては相対的にタイトである、と指摘しましたってのがあって、ファイナンシャルコンディションの話がこれで済んでおりますな。うーんこの。


・先行き見通しのことになると急に威勢が良くなる

第9パラグラフ。

『While generally acknowledging that the medium-term outlook for real GDP growth and employment had improved, participants continued to see the uncertainty surrounding that outlook as elevated.』

『Participants agreed that the path of the economy depended significantly on the course of the virus and progress on vaccinations. Many participants remarked that the pandemic continued to pose considerable risks to the economic outlook, including risks associated with new virus strains, potential public resistance to vaccination, and potential difficulties in the production and distribution of vaccines.』

SEPの回なので中期的な先行き見通しについての話が入る。不確実性が大きい、は最近の地蔵モードにおける常套文句になっておりまして、コロナ感染症の経済社会活動に与える動向が不透明なので動かん、という地蔵モードの絶好の言い訳になっておりまして、まあここもと申し上げておりますように、地蔵のままで経済物価情勢もてきとうにグダグダしている方が地蔵継続で何も問題ない(マンデート達成しない、という本来の意味での問題はオオアリクイだが)のでありまして、この部分ってのはコロナワクチンが一巡して経済社会活動解禁だぜヒャッハーとなるのはどう見てもアメリカンが世界に先駆けてヒャッハーとなるでしょうから、その影響が経済指標で顕在化するとき(1月の経済指標ですら強いのにこれ春の経済指標が初夏に出てくる頃に何がどうなるのかというのを見てみたい、いやマジで。

でもってこのパラの後半(割と長め)に入りますが、

『With regard to upside risks, some participants pointed to the possibility that fiscal policy could turn out to be more expansionary than anticipated, that households could display greater willingness to spend out of accumulated savings than expected, or that widespread vaccinations and easing of social distancing could result in a more rapid boost to spending and employment than anticipated.』

アップサイドリスクの指摘文章が先に入るという威勢の良い時代になって参りました!!!!ってまあ数名(some)の指摘ではありますが、ワクチンが効いて行く中で追加財政を盛大に出して行くのがヒャッハー経済にならんかね、というのが堂々の掲載。

『Participants generally viewed the risks to the outlook for inflation as having become more balanced than was the case over most of 2020, although most still viewed the risks as weighted to the downside.』

この辺、声明文見た時の第一印象でも思って、おお今回声明文はエライ威勢が良いじゃん、確かに政策は動かさないって強調しているけど経済物価の見立てと先行きの所がつええええ、と思いながら駄文見てたら市場の反応とか言ってベンダーに出ていたのが違くて久々に無茶苦茶焦ったのを思い出しますが(^^)、先行きのリスクバランスは「引き続き下方リスクの方が大きいけれども以前に比較してよりバランスしてきた」とこれまたしれっと強いんですよね。しかもこの部分は「Participants generally viewed」なので概ね全般の見解。

『As an upside risk to inflation, several participants noted the potential for pandemic-related supply constraints to affect price inflation somewhat more than anticipated or for price increases among industries most adversely affected by the pandemic to be more pronounced than projected.』

物価のアップサイドに関しては、パウエル議長の会見でのオーラルでもありましたように、目先前年比で見た場合の物価は、昨年がパンデミックの影響で下がる中、今年はその裏が出るのと、パンデミック要因の一時的なサプライチェーンの問題とかその他諸々で若干の上振れが予想、と来ていますが、これが目先即座に緩和からの正常化につながらない、というのはしつこく説明していまして、そらまあ初期段階で米国長期金利がゲロゲロマーライオンになると台無しなのでそら説明するわと。

でまあ問題になるのは、そうは言ったって「年内テーパリング着手無し」と自信ニキにしたって、逆にその後は経済物価情勢も順調なのでさてどうなるでしょう、とかいう話になれば、足元の早急なテーパーを否定しても、んなもん2年債なら兎も角30年債の金利はホイホイと上がる訳で、かといってそこをあまり強力に緩和継続メッセージ強く出し過ぎると今度はマジでテーパーしないと行けない時に市場に溜まったエネルギーの解放方法が難しくなるわけで、市場は市場なので適当にガス抜きしながらグラデュアルに金利がジリジリと上がって行ってテーパー開始のショックを事前に中和、などという虫の良い事は起きない(特に引き締め方向)というのが悩みの種でしょうな。


・金融不均衡の話は分量は稼いでいるけど内容自体は無難なものの詰め合わせセットですな

第10パラグラフはファイナンシャルスタビリティ

『A number of participants commented on issues related to financial stability.』

ワイの好物(??)ファイナンシャルスタビリティキタコレ。

『Several participants noted areas of strength. For example, the banking system had shown considerable resilience since the onset of the pandemic. Banks' capital positions had generally remained solid, and earnings were strong. In addition, results from the most recent stress tests indicated that the largest banks could withstand very stressed economic conditions. That said, a few participants stated that it would be important to stay vigilant to ensure that the banking system remained strong and resilient. 』

と思ったのだが、いきなり最初に何の話をするかと思えば銀行セクターがレジリアントである(キリッ)って話で、節子それは問題にならないネタや、というのが最初に来る時点で大体怪しい。

『In addition, several participants noted that the pandemic had highlighted structural vulnerabilities in other parts of the financial system.』

他の部分キタコレ、というかバンキングセクターの話要らんじゃろ。

『These included run-prone investment funds in short-term funding and credit markets as well as fragilities in Treasury market functioning; stresses stemming from these vulnerabilities had required substantial intervention by the Federal Reserve in the turbulent market conditions at the onset of the pandemic.』

ところでrun-prone investment fundsって恥ずかしながらナンジャソラなのですが、in short-term funding and credit marketsってあって、実績分配型のマネーファンドとかそういう奴かいなとか思ったが、そういやIOSCOが短期ファンディングマーケットの脆弱性を予防するとか言ってぶっこんだMMF規制で一番煽りを食ったのが、米国や中国と比較して資産規模が小さいジャパンのMMFだったりしまして(なおマイナス金利導入で引導を渡されてしまいました)、この手の規制というのは知らぬ間に日本に都合があまり宜しくない作りになるわそれを遵守すべくクッソ真面目に対応するわぶっこんだ欧米は何かしれっと抜け道作ってるわ、というのが伝統芸能になっておりますので、国際的な規制にハーモニー必要という文句、それは全く持って理念的にその通りであることは疑いの余地なし位の話なのですが、ハーモニーするのは別にワイらが常に世界に合わせなきゃいけないって訳じゃないと思うので、その辺はちゃんとやって頂きたいと思うのであります。

と、思わず(多分)MMFネタ(だと思う部分)に斜め上の反応をしてしまいましたが、短期金融市場に対してはFEDの介入で余計な交通事故みたいなのは起きなかったですね、という指摘ですこの部分は。

『A couple of participants commented that it would be important for the appropriate regulatory bodies to address these financial stability vulnerabilities.』

来たなFEDView。ということで2名の方が金融脆弱性には金融規制で対応すべきと来まして、

『Regarding asset valuations, some participants commented that equity valuations had risen further, that initial public offering activity was elevated, or that valuations might have been affected by retail investors trading through electronic platforms.』

株式のバリュエーションの話が来たついでに(FOMC後のパウエル会見でも思いっきり質問された)ネット投資家軍団のネタも登場。

『In addition, risk spreads on corporate bonds and loans were generally low, even with corporate indebtedness having risen to high levels.』

企業の負債水準が高いレベルにある中で社債やローンのリスクスプレッドは相対的に低い。

『A few participants noted that some CRE in sectors that had been most directly affected by the pandemic-such as those involving retail establishments and hotels-faced the prospect of falling prices and increased stress.』

その中で数名(A few)の参加者は感染症の影響を直接食らった一部の商業用不動産セクターやホテルに関しては価格の値下がりや今後のストレス拡大が想定されている、だそうです。

ということでファイナンシャルスタビリティの話部分が終わっていまして、一応株価のバリュエーションのネタはあるのですが、今回は何かあんまりこの資産価格がゴルディロックスヒャッハーがどうしたこうしたネタが語られない、という作りになっておりまして、ここ単体で見れば「ふーん」ではあるのですが、先行きの金融政策部分を(インチキインスタント読みで)見た時に受けた印象が(アタクシの場合読んだ順の関係で)頭にあるので、ここの書き方をそういう目線で見ますと、先行きの政策判断に関する部分とまるで同じになりますが「とにかく中立的な書き方をしていて、タカバイアスというか出口志向を全く出さないようにしているな」というのが言えるかなと思いました。これがバーナンキのやる気満々モードの時だったりするとスタイン理事(当時)を陣頭におし立てて金融不均衡のリスクガーとかいうのを並べるんですよね。


・政策決定部分も分量はあるが中身は薄味というか出汁取ってねえだろ位の勢い

第11パラグラフは今回の政策決定(現状維持)部分。

『In their consideration of monetary policy at this meeting, participants reaffirmed the Federal Reserve's commitment to using its full range of tools to support the U.S. economy during this challenging time, thereby promoting the Committee's statutory goals of maximum employment and price stability. Participants agreed that the path of the economy would depend significantly on the course of the virus, including progress on vaccinations, and that the ongoing public health crisis had continued to weigh on economic activity, employment, and inflation.』

これはこの部分の1パラ辺りにある話と同じじゃな。

『Participants noted that as the pandemic had worsened across the country in recent months, the pace of the recovery had moderated, with weakness concentrated in the sectors most adversely affected by the pandemic. In contrast, participants remarked that the prospect of an effective vaccine program, the recently enacted fiscal support, and the potential for additional fiscal actions had led them to judge that the medium-term outlook had improved.』

感染症が足元までは想定以上に悪影響だが今後はワクワクワクチンと追加財政のおかわりでウマーなので見通しは引き上げだよ。

『That said, participants agreed that the economy remained far from the Committee's longer-run goals and that the path ahead remained highly uncertain, with the pandemic continuing to pose considerable risks to the outlook.』

という威勢の良い話の後にきちんと火消しをするのを忘れない念の入れようで、現状はマンデート達成にファーフロムだよというのと、先行きはパンデミックの下方リスクが顕著にまだあるよ、というのを入れてさっきの威勢の良い見通し引き上げを中和しています。

でもってこれまたこのパラグラフこれでおしマイケルでして、次が先般インスタント読みした先行きの金融政策運営に関する話で、あれも物凄い勢いであっさり薄味で作っていまして、今回の議事要旨はとにかく全般が薄味で作られておりまして、つまりは先行きの金融政策への示唆をだしたくはないし、かといって経済物価には先行き自信ニキ度合いは結構高まっているので、なんかあったら追加緩和だぜツールボックスにはツールがあるぜ、っていう話の方も見受けられない、という風に、いったんの地蔵モード入りを強く主張した議事要旨の作りになっていますな、というところです、とは言え・・・・・・・・・・


・一方でスタッフの金融脆弱性の指摘が無慈悲な砲撃チックなのが味わいありますな

話題になっていましたが『Staff Review of the Financial Situation』の部分の最終パラだけ置いときますね。

『The staff provided an update on its assessments of the stability of the financial system and, on balance, characterized the financial vulnerabilities of the U.S. financial system as notable.』

「characterized the financial vulnerabilities of the U.S. financial system as notable」キタコレ。

『The staff assessed asset valuation pressures as elevated. In particular, corporate bond spreads had declined to pre-pandemic levels, which were at the lower ends of their historical distributions.』

社債のスプレッドがパンデミック前の水準まで縮小していて、そもそもその水準ってえのはヒストリカルに見た時の低い部類なんだよな、と早速キタコレ。

『In addition, measures of the equity risk premium declined further, returning to pre-pandemic levels.』

株価のリスクプレミアムもパンデミック前の水準まで縮小しているとな。

『Prices for industrial and multifamily properties continued to grow through 2020 at about the same pace as in the past several years, while prices of office buildings and retail establishments started to fall.』

オフィスビルとか商業用不動産とかは弱いけど、事業用不動産とか家族向け住宅とかは過去数年と同じようなペースで昨年も上がっておりましたとな。

『The staff assessed vulnerabilities associated with household and business borrowing as notable, reflecting increased leverage and decreased incomes and revenues in 2020. Small businesses were hit particularly hard.』

家計や企業の借入水準からくる脆弱性が大きい、と来ましてナンデジャと言えば収入減る中で借入増えてレバレッジが拡大する結果になっているから、特に中小企業が来てます。

『The staff judged that vulnerabilities stemming from financial leverage were moderate, noting that capital ratios at the largest bank holding companies rose over the course of last year; leverage among hedge funds was elevated but it did decline last spring for the most highly leveraged funds.』

更に金融のレバレッジからくる脆弱性も高まっているということで、金融持ち株会社のレバレッジ動向や、ヘッジファンドのレバレッジ動向を挙げています。

『The staff characterized vulnerabilities stemming from funding risks as moderate.』

ファンディングリスクからくる脆弱性はモデレートだそうで。

『Banks continued to maintain significant levels of high-quality liquid assets and stable sources of funding. In contrast, money market funds and open-ended mutual funds were characterized by significant vulnerabilities associated with liquidity transformation.』

銀行はエエのじゃが短期市場のマネーファンドや、投資信託などでは流動性変換による脆弱性が顕著です、とかきておりまして、まあこの部分はこれで終わっているのですが、こっちでこれでもかという感じで並べられておきながらさっきのFOMCパーティシパントの議論部分ではその辺をどスルーしているような書き方をしている(実際はどスルーしていないような気がすんだが)というのは味わいがありますな。まあとにかく色々とみているよ、とゴルディロックスヒャッハー一辺倒にならないように工夫はしながら、表に出る部分では兎に角地蔵のアピールをしている、という微妙なバランスのとり方をしていて、まあ市場との対話ってやりだすとこういう謎のバランス取りとかをするようになり、それが閾値を超えると今度は一々バランス取りに行かないとアカンとなってコミュニケーションが訳分らんくなるという流れになるので要注意ですな

#まあそうなったらそうなったで中央銀行文学鑑賞を趣味とするワイはニッコリだが
 


お題「政策点検ネタでETF話が出てましたな/FOMC議事要旨続き:見通しは強いが政策行動には直結しないアピール」   2021/02/19(金)08:07:43  
  その言い訳は無理があろうかと思われます。
[外部リンク] 13時01分

というかですね、国会で否定させた後に文春砲第2弾打ち込んで来てるという狙いすました一撃ぶっこんできてるんだから、普通に考えて往生際悪くしてると追加の文春砲用意しとるじゃろ、来週が楽しみですなああっはっは(アカン)。

しかし文春とか西日本新聞とかが頑張って(?)るのに東京の大新聞や放送局は高給取りを雁首揃えて何をやってるんですかねえ。


ところでブイレイナード理事が気候変動ネタを投下しているようですな。
まだ読んでないけど・・・・・・・・・
[外部リンク] 18, 2021
The Role of Financial Institutions in Tackling the Challenges of Climate Change
Governor Lael Brainard
At the "2021 IIF U.S. Climate Finance Summit: Financing a Pro Growth Pro Markets Transition to a Sustainable, Low-Carbon Economy" hosted by the Institute of International Finance, Washington, D.C.


〇政策点検ネタはまあ不毛感漂うものの記事が出ると反応せざるを得ないww

ほーん。
[外部リンク] 午後
日銀、市場急変時のETF積極買い入れを明確化へ=関係筋

『[東京 18日 ロイター] - 日銀は上場投資信託(ETF)の買い入れ方針について、景気の急速な悪化などで市場心理が冷え込み、市場が急変動した際には買い入れを積極化することを明確化する方向で調整に入った。日経平均株価が歴史的な高値圏にある場合など、市場が落ち着いている局面では買い入れ額を大幅に減らし、買い入れにメリハリをつけることで、市場機能への悪影響の軽減と金融緩和効果の維持を狙う。複数の関係者が明らかにした。』(上記URL先より、以下同様)

つまり「量」ではなくて「水準」ってえ話になるのですが、それはそれであーた日銀によるマニュピレーションですかって言いたくなるけれども、一足飛びに買入停止って訳にも行かないから「80兆円」と同じパティーンで「必要なら買うと言っている・・・・・・しかしその水準と量は現在まだ決まっていない・・・・・・」って事になるんですかねえ、よー知らん(もクソも知る由無いわww)けど。

『新型コロナウイルスの感染拡大で株安が進展したことを受け、日銀は昨年3月にETFの購入積極化を打ち出した。コロナ対策として年12兆円を上限に買い入れるとする一方、原則的な残高増加ペースは年6兆円という2つの目標を掲げてきた。しかし、日銀の実際の購入額は市場が不安定化した昨年3月、4月には年12兆円を上回るペースとなったものの、株価が堅調に推移する局面では買い入れ額が減り、年12兆円目標からかい離。今年2月は日経平均株価が3万円を回復する中、18日までに通常のETFは買っておらず、設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業のETFを合計156億円購入するにとどまっている。』

んな訳で、

[外部リンク] 午後
日銀、18日に通常のETFとJ-REITの購入はなし

『[東京 18日 ロイター] - 日銀は18日の東京株式市場で、通常のETF(上場投資信託)とJ-REITの購入を見送った。設備・人材投資に積極的に取り組んでいる企業のETFは、前回17日と同額の12億円を買い入れた。前場のTOPIXは前営業日比0.54%安だった。』(この部分のみ直上URL先記事より引用)

へいへいそうだっかという感じではございますが、大体からして量が目標なのかという話になると、元々の6兆円は目標(ただし結果ブレるのはあり)で、追加のコロナ対策の方はコロナで不安定化するかも知れんから拡大だったのに、コロナ前水準をバンバカ抜いている中でコロナ対策もあったもんじゃねえわという話ですが、そっちは水準なの???みたいなもう意味不明にも程がある理屈になっていたのは事実。

まあETFに関しては先般の中村審議委員の金懇でも点検会合の話の中で具体的に「ところで一言申しあげますと」みたいなので出てきたのがETFだけでしたし、質疑応答でまあ質問する方がETFばっかり聞くからETFの話になった、というのはあるにせよ、同じくリスク性資産であるCP社債の質問は「知らんがな」という超あっさりというか回答拒否回答であったことを踏まえると、そりゃまあETFは何かしてくるだろうな、という感じだと思うの(個人の感想です)。

でもってこのロイターさんの記事ですけど、関係者っていったってどこら辺の関係者なのかは存じませんけど、まあETFに関してああだこうだという話がある中で味わいがあるのは「相場が盛大に下がったらバンバン買うよ、あとはまあ適宜な」という方向性が示唆されている辺りですわな。

まあそのこと自体は事前の皆様の予想でもそんな感じじゃろうの、ということでこの記事自体にサプライズ感は無くて寧ろ「あーやっぱりねー」みたいな感想になろうかと思いますが、先般出ていた時事通信観測記事ちゃんでは「追加緩和のオプションを追加利下げに明確化」とゆーのがございましたが、この辺りの共通点は「量的目標拡大政策からのステルス撤収」なんですよねー、と自称長年の野良日銀ヲチャーとしては思うのでありまする。

でもって量からの撤収ってそれ何を意味するかと言えば。当然ながらマネタリーベース置物直線一気理論からの撤収な訳ですし、そういう線で先日の中村審議委員の金懇挨拶のやたらな成長力強化推しの話を見ますと、まあこれ即ち「ステルス漂白」という話になるんですけれども(個人の禿しい妄想です)、まあもしマジモンで置物理論からの完全撤収、漂白モードというのを考えているのであれば(考えてるかどうかはさっぱり分からんけどまあ読み筋としてこういうのもあるんでネーノ的なあてずっぽう話とご理解賜りたく候)寧ろ今般の点検であんまり金利が上がったり株が下がったりするような話ってしない方が利口な訳ですよ。

勿論、本来はガチモンでちゃんと検証して、期待に働きかける政策自体はまだ結果が出てないけど、少なくともマネタリーベース直線一気理論でぶっこんでも、経済の成長力が高まって成長期待の方が出ないと物価期待だって盛り上がらない(コストプッシュの誰得物価上昇を除く)のであり、一足飛びに物価だけ上げようというのではなく、成長力の強化を地道に行う中で着実に緩和的な金融環境で日銀はそれをサポートしますよ、とかそういう風に正面切って堂々とやって頂きたいのですが、それは少なくとも黒ちゃんのタマを取ってからじゃないと、ガチ検証の後に会見に出てきたのが黒ちゃんだったら「8年間は何だったのか」とぶっこまれて武蔵坊弁慶状態になってしまうのは必定ですからまあ現実問題としてねえ・・・・・・・・

なので、漂白するにしたって大風呂敷を畳んでいくにしたって、結局の所黒ちゃんが総裁に座っている状況下では戦術的にステルスするしか無いし、大体からして今度野口先生が加入してチーム置物が4名になってしまうので、この4名(片岡さんは完全に反旗を翻しているのでどうしようもないが)に目くらまし入れながらやっていかないと台無しになり兼ねませんでしょうから、まあそんなこんなで、実は「たいして何も変わりませんでした〜」という結果になった方が将来面白いのかも知れませんね、などと妄想が膨らむのでありました。

まあETFに関しては出来上がりとすれば、「6兆円+コロナ対策の6兆円についての数字は特段いじらん」、「ETF買入は株式市場の急激な状況悪化が起きるような時には6兆円の数値に拘ることなく必要な買入を積極的に実施する」、ということになって、見た目だけだと何も変わってないじゃん、って感じになるんじゃないですかねえ(個人の勝手な妄想です)、って今の感じだと思うんですが、さてどうなることやら。


〇1月FOMC議事要旨ネタ続き:経済見通しは威勢が良いけど政策は動かんよという釘差しに余念がない

まあ地蔵アピールであるのは先行きの金融政策ネタの部分を見ると、頭鉄板裏目無しの風情が漂っている(本来あの辺り両論が出てきてもおかしくない筈なのだが、動かんという事に関するFOMCパーティシパントの議論がほぼほぼ記載されていない、って辺りが鉛筆舐め舐めが入っているように見えます。あくまでもミニッツだから無かった話を書くのはアウトだけど、あった話を書かないのはセーフですからね)のですが、経済物価情勢の認識部分のコーナーからの今会合での金融政策判断、という所を鑑賞してみますです。

[外部リンク] of the Federal Open Market Committee
January 26-27, 2021

今日はちゃんと語順通りに読むので『Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook』の頭から参りますが、頭の方は声明文に書かれている話が出てくるので実はあんまりおもんないのですが一応引用はしておく。


・最初の辺りは声明文にそのまま載っているのと同じですので実はパスしても良いくらい

とは言え違ったのがあって見落とすとマズーなので引用だけはするのがお作法。

『Participants noted that the COVID-19 pandemic was causing tremendous human and economic hardship across the United States and around the world. The pace of the recovery in economic activity and employment had moderated in recent months, with weakness concentrated in the sectors of the economy most adversely affected by the resurgence of the virus and by greater social distancing. Weaker demand and earlier declines in oil prices were holding down consumer price inflation. Overall financial conditions remained accommodative, in part reflecting the Federal Reserve's actions to support the economy and the flow of credit to U.S. households and businesses. Participants agreed that the path of the economy would depend significantly on the course of the virus, including progress on vaccinations, and that the ongoing public health crisis would continue to weigh on economic activity, employment, and inflation and posed considerable risks to the economic outlook.』

ここの部分、声明文の第1パラグラフと第2パラグラフに記載されていることと同じで、FOMC参加者の人たちが経済物価情勢の現状認識を議論したらこうなりました、ってのが声明文に反映されてますよ、って予定調和部分で特にここに変なもんは無かったですね。では2パラ。

『Participants observed that the resurgence in COVID-19 infections and associated social-distancing measures were restraining activity in some sectors, particularly in industries such as travel and leisure and hospitality. Most participants expected that the stimulus provided by the passage of the CAA in December, the likelihood of additional fiscal support, and anticipated continued progress in vaccinations would lead to a sizable boost in economic activity. Even so, participants noted that economic activity and employment were currently well below levels consistent with achieving maximum employment.』

この辺がだいたい声明文3パラにされる話ですが、ここでも「足もとはコロナ感染症であじゃぱーだが、先行きに関しては追加財政支援とワクチンでワクワク」と足元がアカンが先行きは期待高まる(実際は1月の米国の指標って1月なのに既に盛大に威勢が良い訳で、さすがのメリケンクオリティと感心して昨日朝は指標を確認してましたですけど)という話。なんせ「would lead to a sizable boost in economic activity」とかa sizable boostってこらまたエラク大きく出ましたなあって表現ですからにゃ。

でもってそれだけだとまた市場ちゃんがぶっ走りだすので、ドウドウと手綱を退く為にも「Even so, participants noted that economic activity and employment were currently well below levels consistent with achieving maximum employment.」の一文を突っ込んで来る、という流れで、この辺りは会見のオーラルでも威勢の良い見通し話よりも水準がまだまだダメヨダメヨという話に力点を置いて説明しているので、お前らどんだけテーパータントラムがトラウマなんだよと思うのでした(個人の感想です)。


・家計消費に関する話が割と長い

んじゃ次の3パラ目ですがここから経済のコンポーネントに分けた話が来ますな。

『Participants commented on improved prospects for household spending over the course of the year, in part reflecting fiscal support. They saw progress on vaccinations as essential for supporting further gains in aggregate consumer spending and for the economic recovery more generally. In commenting on recent data for household spending, most participants discussed the composition of expenditures, with strong spending on many goods, especially durables, and weakness in spending on some services, especially in travel and in leisure and hospitality.』

このパラグラフ、割と長めのパラグラフなのですが、家計支出に関する話になっていて、これはまあFED的には家計消費の動向を相当気にしていまっせ、というメッセージがある、という所まで考えているかどうかは知らんけど(まあ普段からこの話が多いので)、そらGDPのメジャーな部分が個人消費なんだから当たり前と言えば当たり前ですが、今後のドライバーになるのが個人消費でっせという話なんでしょう。話はさらに続く。

『The relative strength in consumer spending on goods was supported by fiscal programs such as federal stimulus payments and expanded unemployment benefits as well as by accommodative monetary policy. The weakness in services spending was largely attributed to the pandemic and associated social-distancing measures, which limited spending on services that depend heavily on in-person contact.』

現状で財に対する個人消費が強いのは財政による刺激策(追加失業給付含む)と金融緩和政策による後押しがあるからで、一方でサービスに対する個人消費が弱いのはパンデミックとそれに伴うソーシャルディスタンシング政策で特に対面サービスに悪影響ですよ、という現状認識を示したうえで・・・・・

『Increased government transfers to households, combined with reduced outlays on some services, had contributed to a historically large increase in aggregate household savings last year.』

ただ財政支出による個人への所得移転の一部はサービスの支出減を伴いながら貯蓄に回りましたな昨年は、だそうな。最後に住宅市場の話。

『Participants also observed that residential investment and home sales remained robust; low interest rates were viewed as an important factor supporting the strength in housing activity.』

低金利が住宅市場に好影響、とかちゃっかり低金利アピールをしているのがチャーミング。


・また格差の話をしとるな

次のパラグラフになります。

『Most participants noted that the economic downturn had not fallen equally on all Americans and that those least able to shoulder the burden-in particular, lower-income and Black and Hispanic households-had been the hardest hit by the pandemic. Many participants stressed that sustained support from fiscal policy would help address the hardships faced by these groups and that monetary policy could also help by promoting the economy's return to maximum employment and price stability.』

また毎度の格差の話ですが、何気に味わいがあるのは「パンデミックショックの悪影響を受けた人が」という言い方をしていることで、正面切って格差問題を言ってしまうと、株価がホイホイ上がっているのは格差拡大チャイマスカといわれてぐぬぬとならんように「パンデミックの影響をより多く受けた人の為にも緩和政策によってこの人たちの引き上げをしないといけない」としておりまして(なおこれによって富める人々は物凄い勢いで富みますな)などとはおくびにも出さないのが当然とは言え流石としか申しあげようがありません(棒読み)。


・企業部門の話は威勢良いのだが大企業と中小企業の温度差に言及とな

『In their remarks on the business sector, participants commented that business equipment investment had continued to show strength while nonresidential construction remained weak.』

次のパラは企業部門の話。

『Participants also discussed the recent strong performance of the manufacturing sector. Many discussed supply chain issues in manufacturing, including those associated with acquiring material inputs and pandemic-related worker shortages and absenteeism. Business contacts reported that firms in goods-producing industries, particularly larger firms and those in the durable goods or housing sectors, were adapting to the pandemic; in contrast, smaller firms and those in industries most adversely affected by the pandemic were finding it more difficult to adapt.』

製造業が強いよという話の中で、でも相対的に強いのが大企業で中小企業はそうでもないのよね、という話をしております。

『Many participants stated that their business contacts were optimistic that continued progress on vaccinations, together with further fiscal support, would result in more improvement in overall business conditions.』

ヒアリングなどによれば多くの企業経営者は先行きに楽観的ですよワクチンと財政サポートが後押しするから。

『Several participants noted the increase in agricultural crop prices over 2020 and the associated improvement in farm revenues.』

最後に農産品価格が上がって農家の収入も上がってる、というのが入っています。

まあこの辺の格差話をするのって、格差をどないかせんと行かん、という話をしているのかというと、勿論格差問題が社会不安になるようだったらアカンのでそれはそれなんでしょうが、なんかもしかしてにも程がある当て推量なのですが、「マクロの数字が物凄く良いからと言っても内容を見ましょう」みたいな言い方、即ちこれまたさっきから申しておりますが、経済指標が上振れとなって、その結果市場の方で緩和早期縮小あるでとなってゲロゲロマーライオン相場になるのを避けたいって事もあるのかな、とちょっと思いました。


・労働市場の話はまあ順当

次のパラは労働市場になる。

『As with overall economic activity, the pace of improvement in the labor market had slowed in recent months. Payroll employment fell in December, as continued job gains in many industries were outweighed by significant layoffs in industries where the resurgence of the virus had weighed heavily on activity.』

足もと(これ1月の議事要旨ね、念のため)の労働市場の改善は遅れていますなそらまあパンデミックの再拡大ですからね、だそうで。

『While labor market conditions had improved significantly, on balance, since the spring, some participants noted that if the sizable number of workers who reported having left the labor force since the beginning of the pandemic were to be counted as unemployed, the unemployment rate would be substantially higher. Participants judged that the current low level of labor force participation likely reflected a number of factors, including health concerns and additional childcare responsibilities.』

労働参加率が以前として戻ってない話をしているんですが、最後の所の「the current low level of labor force participation likely reflected a number of factors, including health concerns and additional childcare responsibilities」って指摘は面白いですね。

『Over the medium term, participants expected strong growth in employment, driven by continued progress on vaccinations and an associated rebound of economic activity and of consumer and business confidence, as well as accommodative fiscal and monetary policy.』

労働市場の先行き見通しも威勢が良い。

『However, participants observed that the economy was far from achieving the Committee's broad-based and inclusive goal of maximum employment and that even with a brisk pace of improvement in the labor market, achieving this goal would take some time.』

でも最後に雇用情勢についてはゴールにfar fromだとか、今後は威勢良い改善をするけどゴールにtake some timeだとか、せっせと釘をさすのを忘れないし、オーラルの方ではこの釘差し発言が目立つのが現状ですの。


・物価については各種要因で目先上昇することに対して「一時的」を盛大に強調

『In their comments about inflation, participants noted that headline PCE price inflation in December, measured on a 12-month basis, was poised to come in well below the Committee's 2 percent longer-term objective.』

と物価は目標にwell belowとぶちかましてからの、

『In the relatively near term, a number of participants suggested that there could be increases in the prices of some goods whose production has been subject to supply chain constraints, or soon could be; others anticipated that a possibly abrupt return to normal levels of activity could result in one-time increases in certain prices. Many participants stressed the importance of distinguishing between such one-time changes in relative prices and changes in the underlying trend for inflation, noting that changes in relative prices could temporarily raise measured inflation but would be unlikely to have a lasting effect.』

目先一時的な物価上昇があるけどあくまでもワンタイムエフェクトの話やで、と来まして、

『Some participants further observed that 12-month PCE inflation was likely to move somewhat above 2 percent for a brief period in the spring as the unusually low monthly observations from last spring roll out of the 12-month calculation. Outside of such near-term fluctuations, participants generally anticipated that inflation would move up along a trajectory consistent with achieving the Committee's objectives over time, supported by stronger economic activity, widespread vaccinations and the associated reduction in social distancing, and accommodative fiscal and monetary policy. 』

先行きに関しては物価が徐々に上昇するけど徐々にしか上がらんよね、という認識になっていますな。でもってその後はインフレ期待の話。

『Some participants pointed to the continued increase in market-based measures of inflation compensation from the very low levels recorded in the spring as consistent with the view that inflation was likely to move up gradually over time; others noted that survey-based measures were little changed, on net, over the year as a whole.』

マーケットのBEIとかは上昇しているけどサーベイとかの期待は殆ど変わってませんがな、だそうで、まあこの物価のパートからは「目先物価が上がっても政策には変更有りません」ってのと「市場のBEIがホイホイ上がっても政策には変更有りません」というのをアピっている、と解釈するのが妥当かと思われます。


・サーセン時間切れでちょっと残ってしまいました

あとファイナンシャルコンディションの話と、中期的な見通しの話があって、それから今回の政策決定に関するパラグラフという事で3パラ残っているのですが、不覚にもまったりと書いていたら時間が足りなくなる、といういつものアレをやらかしておりますので続きは週明けでご勘弁頂きとう存じます(土下座)。
 


お題「3-5社債買入減額とな/1月FOMC議事要旨は先行き政策の様子見地蔵振りをアピール、と見ました」   2021/02/18(木)08:28:44  
  ちょwww
[外部リンク] 1,500 2021年2月22日

3-5年は1回2000億円ということで実施していましたが今回は減額来ました(予定表も2000でしたもんね)。まあ何ですな、

前回の3-5年社債買入結果(1/22)
[外部リンク] 4,191 2,000 0.062 0.078 96.4

前々回の3-5年社債買入結果(12/21)
[外部リンク] 3,388 2,000 0.061 0.094 0.4

とかずーっと香ばしい利回りで推移しておりましたし、社債のスプレッド自体はまあ一応売買参考統計値の格付マトリクスを信用すると昨年の1月水準(コロナ前という事で)よりはややあるとは言っても、そもそも元の水準がアレな訳ですからして、このスプレッドで何でスプレッドの押し下げをしにいかねばならんのや、という話ではありますから、減額自体は当を得たものではあるかと存じますが、1-3年を減額しないでコロナ対策の新設された方の3-5年を減額するのが中々芸が細かいと思いました。

落札結果はこちら。
[外部リンク] 2,776 1,500 0.015 0.034 38.7

まあ応札そのものも減っているわ、おまけに減額してるのに落札利回りもこの有様。まあ流通利回りがお高い系の銘柄が払拭してるとかそういう要因もあるでしょうが詳しくは社債専業の方に聞かないとその辺りの微妙なニュアンスはワカランチ会長ですので詳しい方が解説して頂いてるかと存じますが、札がそもそも無いから減らしたというのもあるでしょうなあと思います。

ただまあ何ですな、例えばCP買入の場合だと、「予想外に足の長いのが打ち込まれてしまった」的な見込み違いが発生すると想定していたよりも償還が多かったり少なかったりで調整をしないといけない、みたいなのはあるのですが、今回のは3-5年の臨時措置でぶっこんでいる方なので、日銀保有玉の償還云々は関係ない部分での減額ですからして、まあ需要がすくなさそうというのを見極めたうえで減額する、というのはそもそもがこの措置(資産買入基金の当初云々の話を抜きにしても)コロナ対応臨時措置分なので、別に量に目標値がある訳ではないのですから、買入利回りが馬鹿下がりするリスクがある、即ち減額しても市場のニーズは充足できる、と判断できれば減額するのが妥当ですな、結構結構。

しかしまあ何ですな、若田部さんの金懇講演(がどこまで執行部の意を汲んでる(って若田部さんも執行部なのにノーカン扱いにしているワシ)のかは謎だが)と言い、中村さんの金懇講演(昨日はわざと分かりにくい言い方をしましたが、さすがに「あれは何を言ってるのかわからん」と散々言われましたのでもうちょっとキチンと書きますと、中村審議委員の今回の金懇、最初に受けた印象の「独自路線出してるじゃん」というのはちょっと金懇挨拶の構成インパクトに引っ掛かってしまった感があり、会見で2010年の包括緩和時を思わせる説明が出てくる辺り、今回は構成とかの見た目だけは実業界出身者らしさを出しつつも、内容的にはかなり執行部の考えを敷衍した形で説明しているんだろうなと思った、という事です)と言い、「コロナ対策3本の柱」とか言ってドドーンと数字をアピっていた時とは様変わりという感じですな、と思っている所にこの減額。

減額自体は政策的な意図が無い、ということになっておりますし、ここで1-3ではなく3-5というコロナ臨時措置分の方を減額してくるというのは、コロナで拡大した(??)リスクプレミアム(うーん)というのが改善されたので減額しまっせ、という話でキナ臭さ成分が無く説明できる部分なので(1-3だと通常の分とコロナ分が混じっているのでそこを切断処理できない)すが、まあいずれにせよ量で勝負感の雰囲気が消えてきているなあとか思いますし、もっと踏み込んでしまえば、この前の時事通信砲にしたってあれ「マイナス金利深堀」の話ではありますが、一方で元々「金利、量、質の3方向で追加緩和余地があります」という話だったのですから、それが金利一本になるのは、マイナス金利深堀されても困りますけど、まあ広げた大風呂敷を畳むという事をちゃんと考えたうえで、ただ畳むわけにもいかないので目くらましに80兆円の再来的なマイナス金利深堀、という風にするのだったら、それはそれで前進ちゃあ前進かな、とか思ったりもするのでありました。

ちなみに売参の格付マトリクスは直近のと昨年1月末のがこんな感じですな。

昨日のマトリクス
[外部リンク] of the Federal Open Market Committee
January 26-27, 2021

ということで速攻読みをするときの毎度のパターンで『Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook』を逆順に読むというインスタントインチキ読みをします。これ実は最近思ってるのですが、逆順読みするのと頭から読むのとで印象が違ってくる(語順の関係)というのもあるので、行間を読むのには両方読みをした方が良いのかもしれませんなあとか。本来行間をそんなに読まなくて良いのがFEDだった気もせんでもない(というか日銀文学が一々行間を読まないといけないので現国はそこそこ得意だったワイもニッコリ)のですが、若干その辺文学チックな面も出てるかなと。

いやまあ割と先行きが自信ニキになってくるとFEDの場合行間読まなくて良くなるんすけどね。


・テーパリングは十分な時間をかけて事前にコミュニケーションするよ、だそうな

『Participants noted that the increase in the Federal Reserve's balance sheet since last March had materially eased financial conditions and was providing substantial support to the economy.』

つーことで最終パラ(最後の方が政策の話でその最後)にAPPの話が来ています。

『The Committee's guidance for asset purchases indicated that asset purchases would continue at least at the current pace until substantial further progress toward its employment and inflation goals had been achieved.』

ガイダンスでは「substantial further progress toward its employment and inflation goals had been achieved」までは今のペースで買入を行うとしております。

『With the economy still far from those goals, participants judged that it was likely to take some time for substantial further progress to be achieved.』

「the economy still far from those goals」なので「likely to take some time for substantial further progress to be achieved」だそうです。でもって、

『Various participants noted the importance of the Committee clearly communicating its assessment of progress toward its longer-run goals well in advance of the time when it could be judged substantial enough to warrant a change in the pace of purchases.』

で話が終わっているのがあっさり味でもありオモロイなと思いましたが、時々出てくる「Various participants」ってのも最近見るようになった気がします(違ったらゴメンやで)のですが、普通ここは人数を示す形容詞が付くのですが、「Various」ってアタクシの英語力なので理解違ってたら指摘お願いしたいのですが、数量ではなくて、言ってみれば定性的な意味だと思うので、これはニュアンス的に「タカ派もハト派も」みたいなことになるんでしょうかねえ、よくわからんけど。

でまあそのVarious participantsが言うには、APPにおけるペース変更基準であらされるところの、substantialについて、「substantial enough to warrant a change in the pace of purchases」を「well in advance of the time」だから十分に前広にクリアリーに説明すべきであろう、って指摘をしていまして、まあ別にだからタカだのハトだのという話では無いのですが、とは言いましても、こういう話があるちゅうことは、結局の所テーパリングに関しては「事前に十分なコミュニケーションをとる」って言ってるんですから、状況の改善が継続した場合、不意打ちテーパーをしないのであれば、結局の所事前にテーパー話が出て来ますよ、という事に繋がりますなと思うの。よってまあ実際のテーパー着手が来年だとしても、「well in advance of the time」にテーパー話出てくるから、短い金利とかは大丈夫にしても、長い所に関してはゴルディロックスヒャッハーではないという感じですな。

#というかまあその辺も意識はしてのこの米債ってことでしょうけど

でもってその後に何も書いてないってのは、それ以上具体的な話をすると今度は「すわテーパー議論」ってなるのを避けようとしている、という風に思って芸が細かいなオイと思いました(個人の妄想です)。


・ガイダンスの話をしつつ物価が上振れた時に緩和縮小急ぎませんメッセージが出るとは芸が細かい

『Participants noted that the Committee's current guidance was well suited to the current environment because it describes how policy would respond based on the path of the economy.』

一丁前もガイダンスの話。

『For example, if progress toward the Committee's goals proved slower than anticipated, the outcome-based guidance would convey the Committee's intention to respond by increasing monetary policy accommodation through maintaining the current level of the target range of the federal funds rate for longer and raising the expected path of the Federal Reserve's balance sheet.In addition, participants noted that the Committee's current outcome-based guidance for both the federal funds rate and balance sheet appeared to be well understood by the public. 』

アウトカムベースのガイダンスへの理解が浸透して結構な事です。と自画自賛。

『In that context, participants emphasized that it was important to abstract from temporary factors affecting inflation-such as low past levels of prices dropping out of measures of annual price changes or relative price increases in some sectors brought about by supply constraints or disruptions-in judging whether inflation was on track to moderately exceed 2 percent for some time.』

アウトカムと言えば、ということで物価の話になっていて、一時的要因で2%を上回るインフレが起きる事に関しても、一時的要因で2%を超えた時に急いで緩和縮小をする必要が無い、という点については、アベレージターゲット的な部分のストラテジーへの理解も含めて、良く説明していくの大事だよね、という事なのでこの辺でもさっきと同様にタカ感を出さないようにしているなあというのは把握しましたし、実はこれだけしかこのパラグラフになくて、ここもあっさり感。

まあ基本的にマジに自信ニキに成って来た所で、あんまり自信満々攻撃をすると市場が先走ってしまって台無しになってしまう、というのがあるってえのをパウエルは就任直後にやらかしているだけに、まあこの辺は慎重に出してくるでしょうし、このあっさり味振りは却って先行き自信ニキになっているから台無しになるのを恐れてあっさり味出している、という程度には裏読みしてしまうアタクシがいる。


・先行きの金融政策に関してはタカ派ハト派揃いも揃って様子見地蔵モードで完全一致ですな

先行きの金融政策運営に関しては実は今のもう一丁前から始まっていまして、要は3パラグラフしか無い上に全体的に物凄い勢いであっさり味に仕立ててありまして、

『In their discussion of the outlook for monetary policy, participants judged that maintaining a highly accommodative stance of policy was essential to foster further economic recovery and to achieve an average inflation rate of 2 percent over time.』

様子見地蔵ですかそうですか。

『Participants noted that economic conditions were currently far from the Committee's longer-run goals and that the stance for policy would need to remain accommodative until those goals were achieved.』

さっきもありました(というか逆順読みしているので本来はこっちの方が先に出ています、サーセン)が、現状は「far from the Committee's longer-run goals」なので様子見地蔵上等というお話。

『Consequently, all participants supported maintaining the Committee's current settings and outcome-based guidance for the federal funds rate and the pace of asset purchases.』

とまあこのようになっておりますし、このパラグラフもこのあっさり味というか最早味付けしてない位のあっさりさになっておりまして、現状は様子見地蔵も様子見地蔵というのが思いっきりアピールされている、というのが1月FOMC議事要旨の最初の(というのは全部読めてないので)面白ポイントではなかろうか、と思いましたです、はい。

という所で切りも良い、というか実は良くないような気がするんだが、この一つ前のパラグラフは今回動かんですよという話と共に、思いっきり両論併記モードで足元までのパンデミックが従前の予想よりも大きくてマイナスの影響だった話と、ワクチン接種などの進展と追加予算の効果への期待は更に改善という先行きプラスの話をしていまして、まあそこは読み方次第かなとは思うのですか、アタクシは逆順読みした影響で、「様子見地蔵」の方に重きを置いて、「なるほど綺麗に両論併記」と思いまして、まあ何ちゅうかどっちとも取れる、あるいはどっちとも取れないという作りこみにしてるなと思いましたが、本日はここまでで勘弁ということで(汗)。
 


お題「中村審議委員高知金懇ネタファイナル:ちょっと当初の見立てを変更してみます」   2021/02/17(水)08:06:27  
  西日本新聞GJ案件
[外部リンク] 02時00分 (2月16日 16時14分更新) 会員限定

正直こっちの方が民主主義の手続きでインチキする話だから凄まじく怪しからん問題だと思うので全容をきちんと解明してしょっ引く者は漏らさずしょっ引いて頂きたいですな。

中日新聞のニュースではないかと思いますが実は・・・・・
[外部リンク] 6:00 (2021/2/16 20:47 更新) [有料会員限定記事]

『西日本新聞「あなたの特命取材班」に寄せられた情報を基に中日新聞が取材したところ、多数のアルバイトが愛知県民らの名前や住所が書かれた名簿を、リコール活動団体の署名簿に書き写していた。』(上記URL先より)

西日本新聞素敵な窓口持ってるじゃんということですな。


〇中村審議委員の金懇ネタの続きですが、第一印象で思ったのを撤回しようかなと

[外部リンク] 2021年2月10日(水)
午後2時30分から約35分
(高知市・東京間オンライン開催)

執行部でもないヒラ審議委員の金懇ネタが何故か4回シリーズになってしまいまして誠に恐縮至極なのですが、何でしょうねこちらの中村さんの金懇をネタにした初日、というよりも金懇挨拶出た時に見た「何かオリジナル路線来たのか」と思わせてくれた第一印象なのですが、こちらの金懇テキストと会見を見ていると、ちょっとそれはアタクシの早とちりでして、金懇テキストの異例の構成(展望レポートの解説や点検会合に関する話をそっちのけで成長戦略の話を延々とおっぱじめる、という割と異例な展開で分量配分的には金懇デビュー戦としては異例の部類)を見せつけられる事によって、諸葛孔明の罠に嵌ってしまったような気がします。

ということで昨日の続きを見ながらおいおいその見立てでも。


・ETF買入への追加ツッコミの最初の部分は順当ですが・・・・・・・・・

でまあ昨日の続きということですが、昨日は(昨日も申し上げた通り)ネタをぶっこみに行きながら「???」と引っ掛かるものがあって、待てよこの理屈聞いたことがあったような、と思ったらETF買入の話の中で中村審議委員はしらっと2010年の包括緩和による資産買入基金導入における意義に繋がっている話(ただし理由の方は援用しているけど、政策効果の狙いについての部分は現状換骨奪胎されている)をしてまして、でもって当時の説明はないかと探して西村副総裁(当時)の2010年10月広島金懇での説明を引っ張り出した所でタイムアップになったんですな。

そして質疑応答に関してはさらに続いているのですが、次の質問に対する答えの構成もこれまた中々味がある。なお大演説なので一つの回答なのに何故か小見出しを分ける予定。

『(問) 今のお話の中で官製相場というお話も出たのですけれども、現在の市場の状況はですね、バブル期以来の高値だったり日本もするわけなんですけれども、例えば企業業績との関係などでどうみてらっしゃるか。日銀がまだ支えるべき状況があるのか、リスク・プレミアムとの関係などでですね。どう感じていらっしゃるか、ちょっと教えて頂ければと思います。』

ということで、質問している方は「今やリスクプレミアムなんぞ無いんだから買入の必要がないのでは」と聞きに行っていまして、まあそこの回答はお察しとしても、実はそれ以降の説明の方がオモロイのだ。

『(答) 私の感覚では、日本銀行が株価を支えているという認識はなく、従って官製相場とも思っていません。日本のPERがきわめて高いのかというとそういうことはなく、ニューヨークも結構高いです。ニューヨークでは、ETFを買うといったことは起きていないわけで、違うところに要因があるのだろうと思います。』

だったら日銀がわざわざ買う意味はないんじゃないですかねえ、と思うのですけどね。日銀が株価を支えたりしなくても高いんだったら、そもそも買っても買わなくても同じという事ですから、だったら何も好き好んで日銀の財務リスクを高める必要はないと思うんですよね。ということでリスクプレミアム云々言われるとどう答えても矛盾が生じる。

『バブル期以来の相場といえばそうなのですが、2008 年のリーマンショックが起きたときに、日本企業は相当傷みました。私がおりました日立製作所も、ちょうど私がCFOを務めており、過去最大の赤字を計上した時期でもありました。』

と来ましてここからが味わいの深いコーナー。


・ご説明御尤もだがそうなると企業資金繰り支援の特別オペ系を継続する意義に関わりますな

『あのときに気付いたことは、雇用を守る、そのために事業ラインを維持する、ローパフォーマンスなビジネスを抱える、従って資金が成長分野に流れない、流れないので経済が良くなっていくと少しは良くなるのですが、次のリセッションが起きたときにまたドンと悪くなる。こういうことがリーマンショックのときに起きたのだと思います。』

なるほど。だったら今やっている企業支援特別ナントカカントカってのも「雇用を守る、そのために事業ラインを維持する、ローパフォーマンスなビジネスを抱える、従って資金が成長分野に流れない、」というお話になると思うので、そのような施策は2年も3年も継続するようなものじゃなくて、まあ9月の期限来たら終了した方が良いですよねえ(白目)。

『ですので、その後の十数年、日本企業は随分改革を行ってきたと思います。働き方の改革や、ビジネスポートフォリオを変えていくといったことを行い、企業の収益力はかなり変わってきたと思います。変わってきたのが、株式市場で評価されているのだろうと私は思います。』

労働分配は伸びずに消費の基盤が弱まっているからコロナ後の立ち上がりが弱いんとチャイマスカねえ、とじっと給与明細を見る(号泣)。


・脈絡がイマイチなく飛び出してきた置物一派取り込まれリスクを示した文言キタコレ!!

『そこには、お金の流通量の問題もあるのだろうと思いますが、』

ここは物凄く意味不明なのですが、こういう文言が飛び出してくる所を見ると、中村さんチーム置物に取り込まれるリスクがありますがな、と読めますし、何せ櫻井さんが退任すると5対4で、政井さんの後任か中村さんを引っくり返してしまえば執行部大敗北というこの期に及んで置物大勝利の展開が発生するので、まあここの部分は執行部(除く若田部副総裁)には緊張が走ったんじゃないですかねえ、とニヤニヤしながら演説を読むアタクシ。


・何はともあれ株価の話を振られると謎に長広舌になるのは把握した

『投資家が認識している企業の将来の成長が、今の株価に表れていると思います。』

ナンジャソラという感じですがここの部分は挨拶の方にもありましたね。更に話は続く。

『このコロナの時代は一瞬悪くなっているわけですが、現在、株式市場の投資家は、ポストコロナでどのように成長するのかというところをみていると思います。従って、リスクを取ってその成長の成果を刈り取りたいとなると、一律に買うということより、ポストコロナの時代に合った事業を行っているところが選好されています。』

というのは良いんですが、

『残念ながらその結果、今金融の株は随分下がってしまいました。ひと頃とは随分逆の現象が起きており、これはビジネスモデルを変えて付加価値力をいかに高めるかということに注力をした結果が株価に表れ、それが合計すると東証の今の 720 兆円程度の時価総額になっているのだろうと思います。』

何ちゅうか言わんとすることは分かるのだがホンマカイナ感が拭えない説明。まあ説明に熱量がありそうなのは分かった。と思ったらまだ話がある。

『もう一言申し上げると、東証の時価総額は 720 兆円程度になったと思いますが、1990 年頃は 560 兆円程度で、総額では増えてはいます。けれども、その間に東証一部上場企業は 1,000 社増えていますので、1社当たりですとやや小ぶりです。』

これも金懇挨拶にあったんですが、この説明だと社数の話しかしていないのですが、それよりも日本の上場企業隙あらばエクイティファイナンスして株式希薄化させるのを伝統芸能にしていた件というのも大きかったんじゃネーノとは思うんですけどねえ、ちゃんと検証してないから何とも言えないけどさ。

『やはりこれからは、欧米と同じようにユニコーンがもっと日本の企業の中で増えて、それが上場して更に資金を調達して、成長して大企業になっていくといったダイナミックさが起きてくれば、1,000 兆円といった時価総額になっていくのだろうと思いますが、今はその過程にあると思います。』

ほうほうそうですか(棒読み)。

『ですから、このチャンスはポストコロナのときに出てくるだろうと、そういう経済を期待しているところです。従って、バブル期以来という点については、企業業績との関係でいうと、その先の変化を期待されていると私は認識しています。』

別にユニコーンじゃなくったって既存の大企業様でそういうのが出てもエエンチャウノとは思いましたし、「ユニコーンよ出でよ」じゃなくて「オウうちがやったるわ」にならんとアカンのとチャイマスカ、とユニコーン精神の欠片もないアタクシが言うのも他人事大王にも程がありますが、まあそんなこんなで。


・さらにETF買入の質問が続き「今はタイムリーではない」発言が飛び出す

そりゃあの質問でこの大演説されたら「ETFネタは美味しい」となるわな、ということで次の質問の前半がETF。

『(問) 今日の午前中の懇談の挨拶の中でですね、ETFの買入れの関連の質問なんですけれども、「タイムリーかつ効果的に対応できるよう準備しておくことが重要」というふうにおっしゃっていると思います。そのタイムリーというのがですね、具体的にはどのようなことが日本経済に起きたときにタイムリーに対応すべきなのかというふうに、どのようにお考えかということをお伺いできたらと思います。(後半割愛) 』

別にこの質問、今がタイムリーかとかそういう引っ掛け質問じゃなくて、単に「タイムリーな買入」というのに「バックストップ的な買い方を検討しています」みたいな答えを引き出そうと思って質問したと思われるのですが(文脈的に)、自分から特攻していく敢闘精神が中村さんにありますので、まあ独自色云々は後で説明しますけどちょっと撤回しますが、それでもなんか質問すると面白いものが出てきそうな期待は今後もありますな。

『(答) タイムリーで効果的というのは、要するに機動的に効果が出るようにということで、今、タイムリーかというとタイムリーではないだろうと思います。』

ちょwwwwwいきなりのぶっこみwwwwwwwwwww

『今回のショックというのは、確かリーマンショックのときよりも結局は大きいインパクトが世界的に起きていると思いますが、今後こういったことが起きたときに、全ての企業の調子が悪いということはおそらくないと思うのですが、全体的にリセッションが起きたとき、その原因が何かということです。』

ナンノコッチャ。

『日本の株式市場は下落しているけれども、欧米等は良いといったときというのは、そうではないのだろうと思いますが、世界全体でリセッションが起き、それが一時的なもので終わると思われるものであれば、日本の場合にはリスク・プレミアムが過度に動いてしまうというときには、少し直しておかなければなりません。』

何となく言いたいことは分かるのだが、前置きが長いので話のポイントが訳分らなくなる。要はリスクプレミアムが過度に拡大した時がタイムリーだって言いたいんでしょうが、そこに持って来るまでの話が訳ワカランチ会長。

『リーマンショックの後にデフレが起きたということがありましたが、』

ん???まあ確かに菅(スガではない)首相のトンチキなデフレ宣言はありましたが、別に物価が恐慌じゃあみたいな下がり方した訳でもないのではなかったでしたっけ??まあいいけど。

『デフレになると本当に大変だと思います。私のように年齢を重ねていると、インフレや高度成長を経験していますので、そういう時代に戻るという確信めいたものを持ってしまいます。』

・・・・・・・・高度成長はさすがに無茶ではないでしょうか????????????????

『ところが、本日おられる方は大半が若いときにデフレと低成長を経験しておられるので、物心ついてから高成長とインフレを経験されていません。このマインドセットが、アメリカと違い、中国とも違います。ですから、日本の場合には、マインドに働きかけることはまだ当面必要なツールだと思うのですが、そのときというのは一時的な大きなリセッションがあったときだと思います。(後半割愛) 』

要するに履歴効果があって、という話を言いたいんでしょうけれども、話の持って行き方がインフレ時代だけならまだしも高度成長ってそれ戦後20+α年(αは0から4のいずれか)生まれのワシですら高度成長とか幼少時の記憶に無いわ(石油ショックなら無いわけでもない)という案件なので、ちょっと何ちゅうかそれズレ感半端ないんですけど(なおインフレの方は毎年4月に鉄道運賃がホイホイ上がるってんで3月になると定期券買いに行く人が大量に発生する、という光景なら実地かテレビか覚えてないが何度も見てるわ)。

つーことで、ヘッドラインになっている「今がタイミングじゃない」の方を鑑賞しようと思うのに、何気にパワーワードがポンポン飛び出してくるから中村審議委員の会見楽しいですから、是非今後もこの調子でぶちかまして頂けたらと切にお願いいたしたいと存じます。


・「タイミングは今ではない」からのもう一段ブチカマシキタコレ

さっきの質問の後半もおもろかったのですが話の都合上次の質疑に行く。

『(問) 確認ですけども、今東京市場が歴史的な高値圏になってきていまして、中村委員としては現局面でのETF買入れは必要ないと、例えばデフレマインドの高まる状況でもないのかなと思いますし、先ほど世界的に、一時的に大きなリセッションが起きてる状況とも違うという中で、現局面でのETFの買入れは全く必要ないというふうにお考えでしょうか。』

ここまで念を押されたらさすがにあんまりぶっこむのもマズいかと思ったのかこのような回答になってしまうのが惜しい所ですが、こういう答えになる。

『(答) それそのものを点検で議論しますので、個人的な意見を申し上げてもハレーションが起きるでしょうから、本日は申し上げられません。そういうことも含めて点検では検討します。』

まあ別に「ワシ個人はこう思うんじゃがノウ」でも良いとは思いますけどね、執行部じゃないんだし。

で、質問した方も念を押し過ぎたと思ったようでマイルドに聞き直すのがチャーミング。

『(問) 現局面で買入れをするというのは、タイムリーな買入れとは言えないということでしょうか。 』

中村さん、この答え見る感じだと少なくとも狸ではなさそうな感じですな。寧ろ正直者って感じがするのですが、日立製作所時代の逸話などは存じませんのでただのこれだけの印象。

『(答) 今は現実に買っていませんので、執行部もそのように思っているということではないかと思いますが、株は少しのことで大きな影響が出る場合もあり、ボラティリティが高いということはあります。均して市場をよくみないといけないので、その辺についてはよく点検したいと思います。 』

>今は現実に買っていませんので、執行部もそのように思っているということではないかと思いますが
>今は現実に買っていませんので、執行部もそのように思っているということではないかと思いますが
>今は現実に買っていませんので、執行部もそのように思っているということではないかと思いますが

・・・・・・・???????????????

この回答が結構謎ですが、なんかこの答え、うっかり突っ込まない方が良いと思ったか、それともこの話これ以上ぶっこんでいくと地雷を盛大に踏み抜くと思ったのか次の質問は全く別の物件になりましたが、このフレーズの意味するところが何なのか。というのはミーの頭の中で数日発酵させてみましたがイマイチ良く分からん。12兆円の買入という3本の鉛筆とは何なのかと小一時間考えてしまいますな。


・社債CP買入に関して

さっき「後半割愛」にした部分です。

『(問) (前半割愛)後ですね、先ほどETF以外の資産の買入れ全体でということをおっしゃっていたと思うのですが、例えば社債であったりCPであったりとかについての見直しだったりとか、その辺についてお考えのことがありますでしょうか。お願いいたします。 』

回答に味わいがあるのです。

『(答)(前半割愛)それから、社債、CPの見直しというのは、今 20 兆円を限度に買うことになっていますが、これについてどういう効果と副作用があるのかをよくみた上で決めたいと思います。本日はご容赦願い、3月のMPM後の会見で是非ご質問頂ければと思います。』

あれだけ物凄い勢いでETF買入について聞かれもしないことまでペラペラと説明していた中村さんがここの質問でいきなりこのジャガーチェンジとなっておりまして、いやまあ君子だから豹変しても宜しいんですけど、元々は「資産買入基金」ということで社債CPとETF一緒くたにして包括緩和のリスク性資産買入、という形にしているんですから、ETFでこれだけペラペラ説明できるのに社債CPダンマリってのも何かバランスが悪いですよね〜。


・てな訳で第一印象を撤回した理由と現状の見立てに関しまして少々

実はあと一つ面白質疑があるのですがそれは最後のおまけに致しまして、先ほども申し上げました通り、中村審議委員の金懇ですけど、挨拶のテキスト構成の異例さでうっかり「オリジナルキタコレ」とか思ったのですが、いざこのように会見まで含めて精読してみますと、中村さん寧ろ鉄砲玉的役割を果たす可能性があるのかな(ただし先ほども申し上げましたように置物教徒になるリスクもありそう)とは思いました。

と申しますのは、最初に「ん?」と思ったのは会見の方で、昨日アタクシが全力で引っ掛かって西村副総裁(当時)の説明を引っ張り出すに至った説明を行っていた部分であります。

つまりですね、あの説明って色々と換骨奪胎されている部分がありますが、基本的にETF買入でリスクプレミアムを抑えに行く話のベースに西村副総裁の金懇挨拶(の脚注)にあった「経済の先行きに強い不安(いわゆるフランク・ナイト流の不確実性)があるとき、先行きにリスクが大きいとみられる資産(例えば株式や不動産)に対して、過度にリスク回避の傾向が強まり需要が減少し、そのリスク・プレミアムが高止まる傾向があります(他方先行きリスクが小さいと認められた資産に需要が集中し当該資産のリスク・プレミアムが「潰れる」ことも同時に起こりえます)。こうした場合には、中央銀行が自らリスク資産を買い取ることでこうした過度のリスク回避傾向を和らげる呼び水の役割を果たすことに繋がる可能性が考えられます。」(2010年10月、西村副総裁広島金懇挨拶の脚注3より)って話をしているんですよね。

でもってこの2010年の話がベースの部分でサラッと出てくるというのは、それは当然ながら執行部(しかも2010年に部外者や批判者だった人ではない人)方面から来ましたって辺りからのレクがきっちりと入っているという話(まあよく考えてみれば当たり前かも知れんが)でありまして、なるほどなるほど(意味深)とか思いながら考えると、金懇挨拶の方でやたらめったら成長力強化の話を行っているのも、ああなるほどそういう事ねと思いますし、成長力強化の話が何か妙にフワフワとしていて、産業界出身のお方ならもうちょっとこう具体的というかまあそのようなものを見せてほしかった、などと申し上げていたのもああなるほど(意味深)とかまあそんな読み筋になるんですよね(あえて超遠回りな表現をしているのはご理解賜りたい)。

そしてこの会見後半ですが、オモロイ所は「ETF買入の効果的なタイミングは今じゃない」でありますが、後半の方でも物価や成長期待への働きかけだの、履歴効果だのというようなこれまで色々と日銀がぶっこんできている理屈が出ている上に、ETFの話はやたら饒舌なのにCP社債が突如口チャックというアンバランスさなどと考えると、まあ何となく点検会合ではETFをいじるのと、謎に成長戦略推しになるんだろうなあ(成長戦略推しで何か直ぐにオペが出るとかでは無いとは思いますが)というのはイメージできました。

あと、しらっと2010年の理屈が登場しているのも昨日申し上げたように味わいがあって、しらっと漂白漂白、というのがあるのかも知れませんし、漂白するときに当然チーム置物が小五月蠅いでしょうから、その目先の目くらましのために「必要ならマイナス金利深堀やで」とぶっこんで来る、というのは、そういえばYCCぶっこんだときに「80兆円」という一度もそのペースで買わないどころかバンバンペース下げた挙句にコロナのドサクサに紛れて消し去った文言がありましたので、まあアレと同じようなもんでしょ、と思って置けば宜しいのではないか、と思いっきり個人の偏見ですが思うのでした。

#すいませんクドクドと迂遠な書き方で


・最後に地域金融機関の経営に関する質疑

さっきの怪しげな回答に続く質問は助け舟(ただし地雷運搬中の助け舟)という風情です。

『(問) 地方金融機関の再編についてお伺いいたします。記者会見冒頭の説明で、経営基盤の強化の選択肢のひとつに、経営統合、合併というお話がありましたけれども、高知県は全国の中でも体力の小さい金融機関が複数あります。また、日銀と政府が歩調を合わせたような形で経営統合を促しているような姿勢にもこちらは受け取れられるんですけれども、選択肢のひとつという中で、経営統合についてどのようにお考えでしょうか。』

ここの見どころは中村審議委員が日立さん出身なだけに経営の再構築とかその辺には色々と思いがあるんでしょうなあという話が出てきて、支店長が何かフォローしないと!と登場する点ですので、まあ引用の磔刑だけしておきます。

『(答) 経営統合というのは、かなりエネルギーがいると思います。私も日本銀行に来る前は色々とそういった統合を行ってきましたが、かなり準備が大変というのもありますし、特にシステムが大体別々です。ですから、それを統合していく大変さは確かにありますし、いわんや日本の同じところでライバルとして戦っていたところが、一緒に机を並べて仕事するということを想像すると、マインド面でも懸念を感じられるかもしれません。経営統合が唯一無二の方法かというとそうではなく、これはあくまでも目的を達成するための手段のうちのひとつであり、目的は地域の経済を成長させていくことに大きく貢献して頂くことです。』

(^^)。

『その中の手段として統合もあるかもしれないですが、アライアンスといいますか、連携をとれるような体制を作っていくというのもあり得ます。取引先も、ひとつの地域だけで事業を成長させようと思っても、人口が減少しているといった問題もあります。成長する上では、そこの場所だけで事業活動するのではなく、同じような技術を持っていたり、同じような市場を相手にしていたりということで、県外――それは本州であったり九州であったり北海道であったりするかもしれませんが、――とのネットワークを作り、新しい事業に連携して取り組んでいくといったことで、経営リソースをいかに強化していくかということが事業の中身を強くする、変えていく上で必要だと思います。』

うんうん。

『そういう取引先の成長期待に対して、地域金融機関がどう取り組んでいけるか、そのための手段として一体何があるのだろうかということをお考えになるのが私は良いと思います。統合がいいのか、合併がいいのか、連携・アライアンスを結んでやっていくとか、それは銀行だけではなく、他の証券会社であったり、事業会社であったりいうことで、それぞれがもっている技術や顧客基盤といったものを使って、取引先の成長に貢献できるような、高い付加価値を与えるようなサービスができるような方向で考えられるということが解ではないかと私は思っています。ですから、私も唯一の解が統合であるとは思っておらず、効果を出すにはどれが良いかということだと思います。』

とここで支店長登場。

『(中山支店長) いま中村審議委員がお話しした件に若干補足させて頂きますと、審議委員の趣旨としては、今高知県の金融機関について経営統合が必要だという認識が具体的にあるかというと、それはそうではないというお答えであろうと理解しています。』

地雷回避地雷回避。

『また日本銀行としても、そういった経営統合が必要だ、という認識を具体的に持っているわけではない、ということは申し上げたいと思います。』

地雷回避地雷回避。

『そのうえで、委員が申し上げたのは、高知の経済をこれから中長期的に支えていくために、個々の金融機関がより収益力と経営基盤を強くしていくことが必要であり、そのためにどういう選択肢を取り得るのか、という点については個別の金融機関が随時それぞれの実情に応じて、これからご判断をされていく、といった趣旨だとご理解頂ければと思います。』

いやはや支店長お疲れさまでした・・・・・・・・・・・

#という訳で思いの外読みどころ(??)がありまして長々と引っ張ってしまいましたサーセン
 


お題「中村審議委員記者会見は資産買入(特にETF)ネタのオンパレード」   2021/02/16(火)08:05:06  
  ふーん。
[外部リンク] 18:40 (JST)2/15 18:53 (JST)updated
コピーライト 一般社団法人共同通信社

『総務省の原邦彰官房長は15日の衆院予算委員会で、同省幹部4人が会食した菅義偉首相の長男に関し、接待が禁じられている「利害関係者」に該当し得ると認めた。「疑義があることは否定できない」と述べた。接待を受けた秋本芳徳情報流通行政局長は「深く反省している」とし、長男が勤める会社以外の放送関係者と同様の会食はしていないと明らかにした。』(上記URL先より)

「長男が勤める会社以外の放送関係者と同様の会食はしていない」って余罪はありませんといいたいのでしょうけれども、それって明らかにスペシャルな縁故のあるお方なのでスペシャルに対応しましたって言ってるんですが、上級国民同士の行為なのでセーフなんですねわかります。


〇日経が3万円なので記念メモ

なのに貼るのは円債ちゃんなのは村民としての基本的な嗜みです(キリッ)。

[外部リンク] 午後
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反落で引け、米長期金利と日経平均が節目突破

『 <15:10> 国債先物は反落で引け、米長期金利と日経平均が節目突破

国債先物中心限月3月限は前営業日比15銭安の151円51銭と反落して取引を終えた。12日の米債市場で長期金利が1.2%を上回ってきたほか、日経平均も約30年半ぶりに3万円を突破する中、売り優勢の展開となった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp上昇の0.075%。』(上記URL先より、以下同様)

まあ昨日に関しては日経どうのこうのよりも行きかけて跳ね返されていた米国30年2%と10年1.2%が抜けた方が効いてたとは思いますが、朝っぱらから弱めな上に日経ちゃんが前場は3万行ったぜヒャッハーと思ったらあっという間に150円くらい下がってショボーンとなっていたけど後場モリモリ盛り返して3万キタコレとなっていたので、まあ大体USTのせいという感じですか、よー知らんけど。

『新たなリスクオン材料が出たわけではないが、マーケットは株高・金利上昇が併存する地合いを強めている。市場では「株価はバブル色が濃くなっているが、株高が買いを呼び、買いが株高をもたらす循環に入っている。株高に押され、長めの金利も上昇しやすい」(国内証券)との見方が聞かれた。』

ちょっとウケたのは「マーケットは株高・金利上昇が併存する地合いを強めている」ってあーた普通にファンメタ相場だったらそうなるじゃん、という所でして、つまりこういう記事が出てくる辺り、ロイターさんも「この株高はファンメタ由来よりも金融相場である」という風に認識しているというのがこの文章に表れていますが、そうやって皆がバブルと言っているうちは終わらないのが金融相場の恐ろしさ。ちょっと途中の引用飛ばしまして、

『現物市場で新発債利回りは総じて上昇。2年債は前日比0.5bp上昇のマイナス0.130%、5年債は同1.0bp上昇のマイナス0.105%。20年債は同1.0bp上昇の0.470%、30年債と40年債は出会いが見られなかった。』

となりまして、水曜夜なので事実上金曜朝に効果を発揮しました時事通信砲ですが、この時事通信砲は単にショートの人を踏ませて余計な怪我人を出しただけ、という結果になった訳で、まあこの時事通信砲がどういう経緯で打ち込まれたのかは存じ上げませんので何ともかんともではありますが、金曜に時事通信砲で踏んだ向きからしたら「時事(または日銀)余計なことしやがってケシカラン」と恨み節を買うという不毛な結果に終わってしまいましたな、という感が拭えない訳でして、観測報道だか何だか知りませんけれども、スクープ(?)はほどほどにしないと、どこかの誰かさんのように何かいてもコタツ記事扱いされるようになりかねませんのでご注意。

『TRADEWEB
   OFFER  BID  前日比  時間
2年 -0.136 -0.127  0.001 15:02
5年 -0.109 -0.103  0.006 15:02
10年 0.072 0.079  0.014 15:11
20年 0.469 0.476  0.012 14:58
30年 0.669 0.676  0.01  14:58
40年 0.712 0.72   0.008 15:07』

カレント銘柄の所だけで見ると、金曜は5年中心に強くて昨日は10年中心に弱いということなので前日のまるで裏返し、という訳でもないのですが、まーそもそも株高進行している中で別に金利がブタ売られする訳でもなく、単に相場の頭がひたすら重くなるだけ、というような感じで推移しておりましたので、そんなに株で反応する訳ではないけど、米債様には反応するでしょうなあと思いますし、だいたいからして米国の金融政策が地蔵のうちは日本の金融政策は何をすると言っても何もできない(やるだけ墓穴を掘るのみ)のでありますからして、精々米国金融政策をみておくべきですな、ということで最近FED系統の発言拾いに余念がないということになっております。日銀の政策がクッソ下らない上に点検とか時間の無駄みたいなことをしやがるのでトサカに来てて日銀ネタ見ると一々血圧が急上昇するから見ない訳ではありません(キリッ)。


〇中村審議委員高知金懇ネタでまさかの引っ張り方になりましたが会見である

[外部リンク] 2021年2月10日(水)午後2時30分から約35分
(高知市・東京間オンライン開催)

・何故か冒頭から幹事社がぶっこむ(地域金融機関の再編問題に関して)

珍しい質問の仕方なのですが、地方金懇の場合は幹事社が地元の新聞(高知新聞ですかね)で最初に質問をぶっこんでくるとは何となく聞いているのですが、2段落目が付いている質問でして、まあ確かに偶に2段落目付の質問が入ることはあるからそれ自体は異例という程でもないのですけど、2段落目のネタが重いネタになっているのは珍しいかな、と思いました。

まあそういう構成で多分地元の高知新聞さんがぶっこんできたんだと思うのですが、これは地元での注目が大きいという事を意味するのでちょっと備忘メモしておこうと。

『(問) 本日の懇談会ではどのような意見交換が行われていたのか、出席者からの意見も踏まえて頂いて、県経済の現状に対する見解についてお答え頂ければと思います。 次に、全国的に話題となっている地銀の再編について、高知県の金融機関に対する認識をどのように思われているのか伺えればと思います。』

前半は割愛して後半の金融再編ネタ回答を引用します。

『(答)(前半割愛)それから、高知県内の金融機関の現状認識ですが、コロナ禍において企業の資金繰り支援、それから中長期的な課題解決に向けた取引先の支援をしっかり行うことで、地域経済を支える中心的な役割を果たしておられると認識しています。ただ、長い目でみますと、低金利環境の長期化、それから人口減少などの構造要因を背景に、国内の預貸業務は収益性の低下が続いています。更に足許では、感染症の影響から、不透明感が一層強まっていると思われます。』

はい。

『こういった環境の中で、地域経済が持続的に発展していくためには、それを支える地域金融機関の経営基盤の強化が一層重要になりますので、その具体的なあり方自体は、あくまで各金融機関がご自身の経営判断としてなされると思っています。』

何ちゅうかこの理屈、いやまあ中村さんとしてもこれはこう言わざるを得ないのは分かるんですけれども、普通に考えてアジェンダセッティング逆だろと思いながら発言してたんジャマイカって所で、産業融資するのに資金が足りないみたいな戦後復興とか高度経済成長時代なら兎も角、金融資本がリードになって産業発展ってナンジャソラな話で、実体経済の方が持続的に発展するからこそそのおこぼれが金融に回って来るんですが、おこぼれもせっせとかき集めると馬鹿にならない量なので(゜д゜)ウマーというのが本来の流れですがな、と思うのでありました。

そらまあ金融機関がしょぼくて地域企業の発展に必要な資金需要に応えられないとかいうような状況があれば「地域経済が持続的に発展していくためには、それを支える地域金融機関の経営基盤の強化が一層重要になります」んでしょうけど、それっていつの昭和時代だよというお話だと思うの。

『この中で、経営統合も確かに一つの選択肢と考えられますが、単独であるとか、他の業態とのアライアンスも一つの選択肢と考えられます。それらによって経営基盤の強化を進めていくことは、色々と可能性があると思います。より一層経営基盤の強化を行い、引き続き地域経済を支える中心的な役割を果たして頂くことは、変わらず期待しています。目的は経営基盤の強化であり、そのための施策は、金融機関ご自身がベストと考えるものを選ばれると思っています。』

この辺は当たり障りのない説明ですが、金融機関の経営基盤が弱いのはあんまりイクナイかも知れないですが、じゃあそこをガッツリ強くすれば地域経済が発展するのか??って話になりますと、それって「物価2%達成すれば成長力も高まるし構造問題も解決する」とか体温計の操作をすれば体調が良くなるみたいな置物理論チックなものを感じるんですけどねえ。


・マイナス金利政策深掘りの質問が出ていたのか

この金懇は10日の午後、時事通信砲は10日の夜に出ているという時系列を踏まえて鑑賞しませう。

『(問) マイナス金利政策に関して一つお伺いしたいのですけれども、今後更に経済が下押しされるような状況が発生した場合、マイナス金利の深掘りというものが有力な選択肢になるのでしょうか。あるいは、副作用が大きいので、これは回避すべき政策なのでしょうか。お考えをお聞かせください。』

あらま。

『(答) 現在、マイナス金利の話は、日本だけではなく、世界各国でも出ている話であり、今後、景気の下押しがあったときに一体どうなるのだというお話だと思いますが、これは、3月に向けて、今行っている金融政策が効果を出すように色々と点検しています。その中でこういった話も当然検討しなければならないと思いますが、だからどうだという話を申し上げる段階には至っておりませんので、本日はここまでにさせて頂きたいと思います。』

何という禅問答。まあ時事通信砲を前提にしてこれを読むと味わいが深い言い方になっているじゃん、と思うのですけれども、単にアタクシが時事通信砲に担がれているだけかも知れませんので判断は留保しておきます。


・資産買入に関してで国債買入

『(問) 午前中の講演の中で、資産買入れに関してですね、市場機能に影響されるということを述べられていました。ETFに関しては講演でも言われてたのですけれど、JGBの買入れに対して現状中村さんがみてらっしゃる問題意識というか、副作用みたいなことがあったらお伺いしたいのですけれど、よろしくお願い致します。』

でもってお答え。

『(答) 日本銀行は今まで随分と資産買入れを行ってきているわけですが、金融政策としては、随分しっかりと効果が出てきている、発揮されてきていると認識しています。』

はあああああああ????(声が裏返る)と思いますがまあ流しまして続き。

『資産買入れについては、その効果と副作用が市場機能面や金融機関収益といったところにまで波及していることは、前回の 2016 年の「総括的な検証」の際にもそういった検討を実施し、ご承知の通りの結果であったと思います。』

はい。

『それから4年経っていますので、この前黒田総裁が申し上げましたように、その効果と副作用をしっかりと点検し、副作用を減らしながら効果を出していくために、運営の方法等についての問題点があるかどうかを点検しようとしています。』

という話なのですが、そもそも論として当初の触れ込み通りに「物価安定目標を早期に達成できる」のであれば、別に市場機能だの金融機関収益だのというものに影響があったとしても一時的で、むしろ目標達成後の正常化した市場や経済によって金融機関も(゜д゜)ウマーという話なので、副作用対策を一生懸命考えていただくのは考えないよりはマシですが、それを考えている努力を物価目標の早期達成の方に注いで頂いた方が前向きかつ建設的なんですけどね。

『あれから1か月程度で、これからまだ点検の時間がありますので、その点検の結果を3月に申し上げますので、もう暫くお待ちください。』

何も期待してませんよ。

『政策自体の枠組みは変えませんし、効果も出ているということですが、懸念点もありますので検討したいと思います。』

ということで、今というか毎回のように日銀ネタ書くと同じ悪態になって恐縮なのですが、最近は何とかストの皆さんからも「そもそも日銀がとっとと物価目標達成すれば良いんだよ」的な悪態が呆れ果ててしまっているのか飛ばなくなっている昨今でございますので、まあいつものように申し上げますと、物価目標の早期達成を目的としてぶっこんだ政策、基本的な部分を変えずに色々な設計をいじっていますけど、そもそもが「物価目標の早期達成」が全然できないのに「枠組みを変えないで副作用対策」というのが本末転倒ですわな。まあいずれにせよ3月会合の時点ではまだウィズ・コロナの中での金融政策運営ですので、そもそも政策のいじりようが無いのですけどね。


・ETF買入の話だが意外な奥の深さがあったりするのだ

といつものしつこい悪態のあとはETF話。これはどどーんとヘッドラインになっていた奴ですが株式市場は1ミリも反応していなかったように見えました。

『(問) ETFの話の中で、講演で資産買入れ・保有の長期化によって、市場機能に影響が生じ得るというところで、中村審議委員がお考えの影響というのがどういうものなのかというのをもう少し具体的にお話し頂ければ。』

『(答) ETF買入れで影響が出ているというのは、皆様方が色々と言われているように、市場機能に影響があるのではないかとか、官製相場と言われる方もおられますし、持っていることによって日銀の資産が随分膨らんで、その分市場の取引が減っているのではないかという市場面の問題などもあると思います。』

どう見てもこっちの方が中村さんの興味津々って感じですな(ニッコリ)。

『ETFに限らず、資産の多様な買入れの一環で実施していますので、それについてどのような効果と副作用の関係になっているのかを評価していきたいと思います。』

で、ここでどさくさに紛れて踏み込んだ見解をぶっこむ。金懇挨拶でもしてましたが。

『ETF買入れについては、日本の場合はマインドが欧米とやや異なり、何かあるとすぐ振れるといいますか、デフレマインドが非常に強いです。』

そ、そうかなあ???

『良いことがあっても、心の中では、なかなかずっと続かないだろうという恐怖感といいますか、常にリスクをみながら生活していくというマインドが強いです。従って、何かあるとドンと落ちるという、経済の実態とやや合わないリスク・プレミアムの拡大が起こりやすいので、日本としては、欧米とは違って、株式市場のリスク・プレミアムに直接働きかけないと振れ幅が大きいだろうということで、ETF買入れという施策を導入したわけです。』

うーんこの。

ということで包括緩和ぶっこんだときの話を検索したら良さそうなのが早速発掘されたので、当時の西村副総裁の金懇講演でのお話を。
[外部リンク] 包 括 緩 和 と 成 長 基 盤 強 化 )
── 広島県金融経済懇談会における挨拶 ──
日本銀行副総裁 西村 翩
2010年10月20日

こちらの6ページケツから7ページに掛けて説明があります。以下の部分は上記URL先の2010年10月20日に実施された広島での西村副総裁(当時)の金懇挨拶要旨から引用します。折角なのでちょっと長々と引用します(説明もかなり長い)。

『第3の措置として、資産買入等のための基金の創設を具体的に検討することにしました。基金はファンドともいいますが、今回の基金は、国債、CP、社債のほか、ETF(指数連動型上場投資信託)、J-REIT(不動産投資信託)といった多様な金融資産を買入れることなどを目的としています。これについては少し丁寧に説明したいと思います。』(直上URL先の2010年10月西村副総裁(当時)の広島金懇挨拶要旨より、以下暫く同様)

『企業を例にとると、資金調達をする場合、国債のような安全な資産の金利よりも高い金利を払うのが一般的です。これは、資金の出し手が、企業の貸し倒れリスクなどに見合う金利の上乗せ分を要求するためです。安全な資産の金利はリスクフリー金利、追加的に上乗せされる部分はリスク・プレミアムと呼ばれています。こうした金利の上乗せ分は、貸し倒れの確率に見合う分に加え、資金の出し手がどれだけリスクを避けたいか、そのリスク回避の程度にも依存します。経済の先行きに強い不安があり、リスクを避けたいという程度が大きいほど、この追加上乗せ分が大きくなります。』

『今回の措置は、短期金利の低下余地が限界的となっている状況を踏まえ、金融緩和を一段と強力に推進するために、長めのリスクフリー金利の低下に加え、リスク資産のリスク・プレミアムの縮小を促していくものです3。』

この脚注3がさっきの中村さんの会見質疑応答の中にある「マインドが悪いと何かの拍子に株がドカンと下がりやすい」という件になります。直上URL先の6ページに脚注がありますので引用します。

『3. 経済の先行きに強い不安(いわゆるフランク・ナイト流の不確実性)があるとき、先行きにリスクが大きいとみられる資産(例えば株式や不動産)に対して、過度にリスク回避の傾向が強まり需要が減少し、そのリスク・プレミアムが高止まる傾向があります(他方先行きリスクが小さいと認められた資産に需要が集中し当該資産のリスク・プレミアムが「潰れる」ことも同時に起こりえます)。こうした場合には、中央銀行が自らリスク資産を買い取ることでこうした過度のリスク回避傾向を和らげる呼び水の役割を果たすことに繋がる可能性が考えられます。以下をご参照ください。Nishimura, K. G., and H. Ozaki,“Irreversible Investment and Knightian Uncertainty,” Journal of Economic Theory, 136
(2007), 668-694.』

ほっほーって感じですが、この包括緩和の時は(金懇のお題でもわかりますように)成長基盤という物件もぶっこんできておりまして、会見質疑で中村さんがこの当時の西村副総裁の説明(ということなので執行部公式見解と同じようなロジックとなります)を持ち出している、という辺りはキナ臭い所がありまして、昨日も申し上げましたが、もしかしてこの点検の流れが白日銀化への道を作るものなのでしたらまあそれは結構な話(ただし置物一派は自己批判して総括しない限り放逐して頂かないと困る)ではありますな、とか何とか思ったりするのよこれがまた。

まだ西村副総裁の当時の説明を引用しますね。

『これまでも、3か月物や6か月物の資金を 0.1%という低金利で貸し出す固定金利オペという手段を活用し、やや長めのリスクフリー金利の低下を促してきましたが、今回は、残存期間1〜2年程度の長期国債や社債を買入れることで、さらに長めの金利の引き下げを促すことにしました。』

『また、リスク・プレミアムを縮小させるため、ETFやJ-REITの購入も検討することにしました。』

キタコレ。

『日本銀行にとって初めての試みですが、リスクをとって買入れることにより、株式や不動産のリスク・プレミアムを縮小させる方向に作用することが期待できます4。』

脚注4は認可が必要ですって話なので引用しません。あとちょっとだけ引用します、先ほどの7ページ目に入ります。

『こうした資産の買入れは、中央銀行にとって異例の措置であり、特に、リスク・プレミアムの縮小を促すための金融資産の買入れは、異例性が強いものです。リスクフリー金利は、既にかなりの低水準となっており、その下げ余地は、長めの部分に残されているとはいえ、そう大きくはない状況です。それにもかかわらず、企業などの資金調達は活発化していません。このため、日本銀行は、リスク・プレミアムの縮小も促すことで、金融面から企業などの前向きな行動を一層支援していくことが適当と判断した次第です。』(ここまで2010年10月の西村副総裁(当時)の広島金懇挨拶要旨より引用しました)

説明はもう少しあってこの原資は究極的には国民負担なので云々という話もある訳ですな。

・・・・・でもって考えますと、元々のETF等の買入ってえのは「リスク・プレミアムの縮小も促すことで、金融面から企業などの前向きな行動を一層支援していくことが適当と判断した」という事なのでありまして、その一方で今の日銀ってQQE以降に銀行貸出が伸びているとか自画自賛している訳ですからして、どこからどう見てもその理屈からしたらETF買入要らんじゃろという話になりますし、なんか縁日のテキヤみたいにホイホイとノーズロで買入拡大している黒ちゃんは何を考えているんでしょうね(何も考えてないんでしょうけど)という所でもございます。

という悪態は兎も角として、さきほども申し上げましたように、この中村さんの説明って実は2010年の時の説明成分をガッツリと踏まえている部分がありますが、だいたい皆様ご案内の通り、茲許のETF買入の説明って今回の中村さんみたいにリスクプレミアムのバックグラウンドまで話をしてなかった中で、ここで中村さんがしらっと昔のバックグラウンドを敷衍して話をしてきた、というのは色々と味わいがあるのかも知れない、とその辺は楽しみ(?)にしておきたいと思います。

中断が長くなりましたが中村さんの質疑応答に戻りますとさっきの続きが、

『従って、このマインド自体がきちんと変わっていかなければならないので、そういった経済の変化が今後起きてくるだろうと期待しているのですが、そういった面での影響が、日本の場合はあるということです。』

何ちゅう禅問答という感じですが、これは中村さんもこの辺のバックグランドを噛み砕いて説明できるような状況には至っていない、ということだと勝手読みしますので、つまりはこのバックグランドを踏まえた分析みたいなのが出てくるのかどうかは確認したいですね。

『買い方といった運営の方法については、執行部の方で今色々と検討といいますか、点検をしていますので、私どもとしても、意見交換しながら、ETFだけではなく資産の買入れ方法等の運営の仕方について、点検したいと思っています。』

と、これだけ言ってただの買い方の手直しだけだとガックシになるので分析頼みますよ!!!!

・・・・・・・なお、この後中村審議委員の会見、資産買入の質問ばかりが延々と続くという割と面白会見になってしまっているのですが、引用しながら引っ掛かったことがあったのでふと思い立って包括緩和時の説明はないかと思ってちょっと当たってみたら一発で良さげなものにぶち当たってしまい、それを確認とか急遽やってたので何と明日に続くになってしまいました。誠に申し訳ございません(別にネタ切れで引っ張っている訳でもないのでちょっとアレです)。
 


お題「中村審議委員高知金懇挨拶その2:成長力強化の話ですので現世利益成分に乏しい&話がなんかフワッとしている気がする」   2021/02/15(月)08:09:42  
  ガースードラ息子案件って報道されている断片を見てると20世紀の東南アジアかアフリカかという縁故主義を絵に描いたような案件にしか見えない(一部の断面をみただけの個人の感想です)のですが、損害担当艦旧式大型戦艦のお蔭ですっかり目くらましになって内閣支持率下げ止まりとは結構な事で(棒読み)。

[外部リンク] 18時38分(最終更新 2月14日 03時35分)

貫禄の損害担当旧式大型戦艦
[外部リンク]

と来ましたな。一発目に為替の話がくるのはさすが日立さんご出身なだけのことはありますけれども、まあこうやって輸出の大企業から審議委員の方がこられると円高阻止的なサムシングはそらまあそうじゃない方よりも強まるだろうなあ、とか思いましたし、一発目に為替を絡めた話をぶっこんで来る辺りは為替相場を気にしていますよってアピールが入っているな、と思いました。

『しかし、雇用慣行や働き方の改革がなかなか進まず、多くの企業は業績悪化に対し、人件費や償却費などの固定費削減といったコスト構造改革で対応し、付加価値を高める事業ポートフォリオ改革は先送りされました。』

まあゆうて日本型雇用システム作ったのだからいきなり反故には出来んじゃろという話で、特に第2次石油ショック以降の労使協調路線を作ったのが変化に対応しにくくなった(何だかんだ言ってその前は労働争議ニュースを子供でしたが見た記憶が割とあったりしたような気がせんでもない)次第で、たぶん「目先の状況に過度に最適化してしまって柔軟性を失った」のが不幸の始まりだったんでしょうなあ、とか思うのでありました。まあ余談ですが。

『この結果、低収益事業や競争力の低下した事業などが継続され、研究開発等の各種投資に悪影響を及ぼし、成長事業の強化が遅れました。』

イイシテキダナーなのですが、それを敷衍すると現行のコロナ支援に関しても味噌でもクソでも資金繰り支援だ事業継続支援だっての、初期段階は全部まとめて面倒を見るってので仕方ないにしても、いつまでもまとめて面倒を見るってスタンスって、まさしく直前で中村さんが言ってる「雇用慣行や働き方の改革がなかなか進まず、多くの企業は業績悪化に対し、人件費や償却費などの固定費削減といったコスト構造改革で対応し、付加価値を高める事業ポートフォリオ改革は先送りされました」のマクロ版みたいな結果になりかねないと思うので(個人の偏った感想です)、そう考えますとコロナオペナントカカントカとかをノーズロで継続するのは如何なものか、という話にならんですかねえ〜、あ、ならないですかそうですかすいません。

『また、収益力の低下に伴い、大きな景気ショックに備えてリスクを避ける傾向が強まったように思います。こうした積み重ねが30年にも及ぶ生産性の低迷と低成長に繋がり、世界の成長から取り残されてきたように感じています。』

『日本企業の労働生産性の推移を規模別にみると、大企業は、リーマン・ショックにより大きく落ち込んだ後、2018年度に漸く2007年度の水準を超えました(図表9)。一方、中堅企業や中小企業のリーマン・ショック時の落ち込みは小さかったものの、その後の改善は緩やかで、日本全体の生産性の向上を牽引するほどの力強さはみられません。 』

と、ここまでが全体感。


・いきなりDXと脱炭素の話から構造改革まで話が広がるのだがもうちょっと具体的な話が聞きたかった

次の小見出しは『(経済環境の変化と構造改革の必要性)』と来ましたがいきなりここで早速DXとカーボンニュートラルが飛んでくるの巻。

『現在、わが国はデジタル化と脱炭素化という大きな変化に直面しています。』

お、おぅ・・・・・・・・・・

『デジタル化の進展により、人々は時間や距離といった様々な制約から解放され、サイバーとリアルが融合したSociety 5.0の社会では、規模や効率性のみを求めるのではなく、課題解決や新たな価値創造が求められると思います。』

誠に申し訳ございませんがもう少し具体的にご説明頂かないとそこらのヘッポココンサルにしか聞こえないんで次回はもっと丁寧にお願いいたします。

『また、脱炭素化の動きを受けて、例えば長年わが国の成長と雇用を支えてきた自動車産業は、世界的なガソリン車廃止の流れに直面しています。電気自動車の普及により、コモディティ化やデジタル化の進展など市場環境が大きく変わることも考えられます。』

なるほど、と思ったのだがもうちょとこう何かお話が欲しいのに話は先に進んでしまうのが残念無念。もうちょっと具体的にこう思うっての入れてほしかったなあ。

『こうした中で、政府は「デジタル」と「グリーン」を次の成長の原動力とし、そのために必要な日本の長期的な研究開発力の強化とともに、ベンチャー企業や中小企業が育っていく環境を作り出し、中小企業の生産性の底上げや中堅企業への成長、海外市場への挑戦を後押しする方針を示しています1。』

政府が産業介入すると大体碌なことが起きないというイメージしかないんですがあたしゃ(個人の偏見です)。

『実際に、TPP等により、規制が緩和され、市場が拡大することは、人口減少などの構造問題を抱える日本にとって大きなチャンスです。このように環境が大きく変わる状況では、イノベーション力を強化し、一歩先んじて変化に挑戦し、成長を実現することが重要で、そのためには政府が示すように経営基盤の強化により企業規模の拡大を実現することが重要と思います2。』

ん??さっき「Society 5.0の社会では、規模や効率性のみを求めるのではなく」って言ってたのにここでは「経営基盤の強化により企業規模の拡大を実現することが重要」ってなんか話が矛盾してない??????

『企業においても、雇用慣行・働き方・事業ポートフォリオの改革やデジタル活用の必要性が強く意識され、日本型システムの変革が進み始めています。例えば、雇用の流動化、ジョブ型雇用への移行、成果に応じた賃金体系への転換などの動きが広がりつつあります。』

ただの待遇切り下(ここで急に床に穴が開いて吸い込まれる)。

『また、企業の枠を超えた再編や統合、買収と売却、業務提携なども進みつつあります。付加価値の創出と事業の成長によって生産性の向上を実現する事業ポートフォリオ改革が進むと期待しています。』

うーんこの。もっと具体的な話を聞きたかったんですけど、残念なことに次の小見出しに進むのでした。


・成長支援の話ですが一歩間違えるとまた毎度のアレになる恐れもありそうな話の展開

次の小見出しは『(中小企業の成長)』と来ました。

『GDPは、企業の事業活動により創出された付加価値の総和ですので、日本の成長には企業の生産性向上と付加価値拡大が必要と思います。その担い手として、スタートアップや中小企業から、中堅企業や大企業、企業価値の評価額が10億ドルを超えるユニコーンへと成長する企業が増えることが重要と考えています。』

あるに越したことはないけど、こういう話になると大体政府がシャシャリ出てきてベンチャー支援とかおっぱじめて、パワーポイント紙芝居が得意な連中が金引っ張って来るだけの代物に終わる、というのが日本の伝統芸能なので、そういうのは別に勝手にやらせておけば良いのではないかと思います(物凄い勢いで個人の偏見です)。

『米国のある調査会社によると、ユニコーンは世界で518社あり、その半数に近い249社が米国にあり、次いで中国が122社ですが、わが国より経済規模の小さいドイツで13社、インドで26社、韓国でも11社あり、日本はわずか4社です(図表10)。』

ふーん。

『フィンテックやオンラインでのサービスなど、経済環境の変化に一歩先んじて対応できる技術やサービスに成長資金が集まっているということだと思います。』

出たな成長資金なのですが、別に欧米がエライとも思わんけど、少なくともユニコーンだのの卵(孵化するかしないかは別にして)みたいな企業規模に対する金利が、クレジットスプレッドがアホほど潰れている弊害で欧米対比クッソ低いので、そらあーたそういう系の企業への融資を束ねてファンドにするとかが中々引き合いにくい訳で、クレジットスプレッドがリスク対比低いからリスクマネーが寄り付かなくて、リスクマネーが寄り付かないから融資に偏重するって悪循環になっている気がしますけど個人の感想ですの話なのでまあそう思うだけ。


『持続的な成長と企業価値の向上は、簡単なことではありません。私自身のこれまで経営に携わってきた経験では、環境変化をチャンスに変えるためには、自前主義にとらわれず、異なるバックグラウンドや知見を持つ人材の活用などを通じて経営リソースを強化し、一歩先んじて変化に挑戦し、自社の事業構造を先送りすることなく改革して、成長を実現することが重要と思っています。』

やっと自分の経験に絡めた話をしてくれました。

『そのためには、自由な事業活動を促進する規制緩和と、企業が成長戦略を実行し持続的な成長を実現するための投資資金を潤沢に調達できる市場が重要だと思います。そうした資金調達の観点から直接金融と間接金融に期待している役割について、お話したいと思います。』

ほうほうそう来ますか。ということで次の小見出しに進む。


・直接金融の話

『(直接金融に期待される役割)』です。

『まず、企業が株式などを発行して直接、資金調達する直接金融についてです。昨年9月末時点で、わが国には家計が持つ金融資産が約1,900兆円ありますが、そのうち約1,000兆円は現金・預金、約500兆円は保険・年金ですので、 金融機関には多くのお金が流れている一方、事業活動の主体である企業に直接流れているお金はそれほど多くありません。』

これ後で出てくるからまた突っ込むんですが、だいたい日本の企業はエクイティファイナンスしまくって希薄化するのが大好きな企業が目に余るんで、そら企業価値上がってもその間に希薄化してるから株価そのものが上がらんくて、外株の方が全然行けるやん、って話になってると思うんだがまあいいです。

『また、株式発行による資金調達の動向をみると、わが国の2019年のIPO(新規株式公開)とPO(公募増資等)による資金調達額は約100億ドルで、米国の1/10と少額にとどまっています。』

でも米国の株価は上がるんですよね。

『さらに、ファンドによるベンチャー投資をみても、米国では、2020年のベンチャーキャピタル(VC)の投資額3は、コロナ禍のもとでも増加を続け、16兆円(1,562億ドル)に達する一方、日本国内では、2019年のVC投資額4は2,000億円程度で、2020年1〜9月は前年同期比で約3割減少しています。』

日本の場合逆に新興市場の上場基準がアレなような気がしまして、なんかユニコーンになる前に小金(一般個人にとっての大金)掴んで上場ゴールってのが却ってイクナイ気がするんだが個人の感想です。

『このように潤沢な資金が企業に流れる米国では、破壊的な技術やビジネスモデルを持ったスタートアップが持続的に資金を調達してイノベーション力を強化し、一部はユニコーンになり、上場後も直接金融市場で成長資金を調達して大企業に成長しているということだと思います。』

別にそういうのを大企業が企業内でやっても良い訳で、そういう風にしてたのが本邦なんじゃなかろうか、と思うのですが個人の気のせいかもしれませんので先に行きます。

『他方で、わが国の場合、東証一部上場企業5の2020年末の株式時価総額は667兆円と、バブル期の1989年末の591兆円を上回っていますが、この間に上場会社数は約1,000社増えていますので、1社当たりの企業価値でみると、一部上場企業全体としては、成長しているようには窺われません。』

発行済み株式数も見てほしかった。既存企業のエクイティファイナンスも大概だぞ。

『株式時価総額は投資家による成長期待を表していますので、ファンダメンタルズに裏付けられたものとなるためには、当該上場企業は投資家の期待を実現する成長が必要で、そのために成長投資資金の調達が必要です。』

何かこの部分微妙に変で、そもそも最初の「株式時価総額は投資家による成長期待を表しています」ってのが意味わからん。その後も違和感ありまくりなのだがどう突っ込んで良いのやらという感じ。

『足もとでは海外投資ファンドやVCが日本のスタートアップに出資する動きが広がりつつあり、首相も国内外の環境投資を呼び込む金融市場の枠組みを作る方針を示されました6。幅広い投資家が成長を支援する長期資金市場の一つとして、直接金融市場の拡大や流動性の向上などが進むとともに、成長の柱が明確になったことなどにより、VCによるスタートアップへの投資も再び活性化すると期待されます。』

ということでこのコーナーが終わるのだが、官製市場の作成とかだいたい碌な結果にならない気が最初からするのは敗戦思想ですかそうですかすいませんすいません。


・でもって間接金融の話

次が『(間接金融に期待される役割)』なので金懇の相手方向けキタコレである。

『続いて、金融機関から資金調達する間接金融です。企業に必要な運転資金や設備投資資金が金融機関を通じて安定的に供給されていることは、経済成長のためのインフラとして日本の強みです。しかし、地域金融機関の経営環境は少子高齢化や人口流出などの構造要因、低金利環境の継続に加え、感染症の影響により厳しさを増しています。 』

『こうした中、日本銀行は昨年、「地域金融強化のための特別当座預金制度」の導入を決定しました。本制度は、地域金融機関が将来にわたり地域経済をしっかりと支え、金融仲介機能を円滑に発揮していくために必要な経営基盤強化の取組みを後押しするものです。 』

冒頭はどうでも良い。

『この点、地域金融についての私見を申し上げます。地域金融機関の営業地域は都道府県単位で区切られがちであった一方、バリューチェーンは都道府県単位で区切られている訳ではありません。』

過去の金融行政に文句言ってくれ。

『人口減少が進み、特定地域での事業成長が難しくなる中で、生産性向上と規模拡大を追求する企業は多いと思います。成長を目指すスタートアップや中小企業には、優れた技術やサービスがあっても、人・モノ・カネといったリソースと顧客基盤が不足していますので、』

と来ますと碌な予感がしませんがその通りの話がおっぱじまる。

『これらを強化するために、地域金融機関が、地域の中小企業の実力や成長力、その他情報を活用して、価値の高いサービスを提供し、持続的な成長をサポートしていくことは顧客の期待にも沿うものと思います。』

期待に沿うのはその通りだがそういう機能は残念ながら金融機関には無いと思うんですけどね。

『現在はデータや情報が価値を生む時代ですので、「地域の枠を越えて」それらのネットワークを拡大し、経営課題の解決等、取引先が求める価値提供を行うことが期待されていると思います。こうした地元の中小企業の成長に向けた取組みを持続的に一層サポートしていく観点からは、地域金融機関の経営統合や合併も一つの選択肢ですし、他業態を含むアライアンスなども有力な手段だと思います。 』

うーんこの。色々な規制があってそんなに出来るのかという話もあるし、事業提携のやり方とかによっては金融機関が機関銀行化とかになってしまうと、それって昭和金融恐慌の二の舞やないかとか、まあこの辺りの話ってちゃんと歴史的経緯を踏まえながらやっていかないと昔と同じことになると思うんですよね。

ということで話はまだ続くのだが、なんかここから謎の精神論に突入する。

『土佐が生んだ幕末の英雄といえば坂本龍馬が挙げられますが、彼は厳しい移動制限のあった時代でも、現代における商社と言われる亀山社中を率いて、薩摩と長州という地理的・心情的に大きな距離のあった二つの藩の資源や戦略に着目して、薩長同盟を斡旋し、人材やネットワークを広げて日本を変革しました。現代の高知県でもそうした動きが更に強化されていくと期待しています。』

高知金懇だからというご当地ネタだと思うんですが坂本龍馬ねえ・・・・・・・・

『ポストコロナを見据えて、スタートアップを含む中小企業の生産性向上や規模拡大に向けた取組みにおいて、直接金融と間接金融の役割は大きく、主に事業の成長可能性についてはリスクマネー市場の目利き力、持続可能性については銀行等の目利き力が発揮されることが重要と思います。』

でたな目利き力。寧ろ大企業だったら自分のフィールドでの目利き力あるじゃろ、と思うのですが。

『経営者と市場との対話が増え、経営者のマインドが持続的な成長重視へと変わり、積極的な成長投資資金の調達を進め、ビジネスモデルやポートフォリオなどの改革が進み、経済全体の生産性向上が実現することを期待しています。』

言いたいことのお気持ちは分かるのだがもうちょっとこう地道な話をして頂きたいのですが。

『現在、中小企業をはじめとする経営者や従業員の方々は感染症という大きな環境変化に対応するために、懸命に取り組んでおられます。そして、大きなショックの後には低成長が長引くという経験から、今回、各国の政府・中央銀行も、感染症のショックが、長期にわたって後遺症として経済に悪影響を及ぼし続ける、いわゆる「scarring effect」を、できるだけ回避しようと懸命に取り組んでいます。』

『大きな変化に直面した時に、一歩先んじて行動し、チャンスに変えることで、企業は大きく成長することができます。日本は低成長が長引き、デフレに苦しんできましたが、感染症によって浮き彫りとなった諸課題が、漸くこの機に解決されていくだろうと期待していますし、日本銀行も緩和的な金融政策運営を通じて、そうした取組みを後押ししていきたいと考えています。』

という纏めで何ちゅうか色々な話はあるのですが、もうちょっとこうフワッとしない話を聞きたかったなあ、とは思うんですが、それはアタクシがそう思っているだけでフワッとしていない話なのかも知れませんので良く分からん。しかしあーた「大きな変化に直面した時に、一歩先んじて行動し、チャンスに変えることで、企業は大きく成長することができます。」ってのここの流れだと中小企業に向けてのメッセージっぽく読めてしまうのですが、何ちゅうかそれ大企業的ウエメセに見えやせんかね、とか思ってしまいました。いやまあ金懇にどの程度中小企業の方が来られるのか存じませんが。


#とか何とかやってたらまさかの会見に間に合わなくなる、という遅れまくりのアタクシで面目ない。しかも今気が付いたがここだけネタにしても現世利益成分があんまり無かったのでした・・・・・・・・・
 


お題「謎の時事通信砲(点検会合関連)/中村審議委員高知リモート金懇挨拶はオリジナル感があってオモロイ」   2021/02/12(金)08:07:09  
  いやはや何ともではございますが、まあ今回の一連のアレで一番アレだったのはIOCがまさに「所詮は金目」というノブテル発言にピッタリだったことが白日の下に晒された訳で、商業五輪じゃなくて近代五輪本来の精神に戻らないとアカンのとチャイマスカねえ、と五輪の金目に関係が全く存在しないアタクシは好き勝手に思うのでした。

[外部リンク] 20時15分

[外部リンク] 22:00 (2021年2月10日 5:10更新)


〇中村審議委員金懇ネタの前になんか時事通信砲があるのでちょっとだけ

何かこんなの出ているんだが。
[外部リンク] 高知県金融経済懇談会における挨拶要旨 ──
日本銀行政策委員会審議委員
中村 豊明

中村に豊明って並ぶと名古屋っぽい(名鉄脳)ですが中村審議委員は東京都のご出身のようですな(お名前は「とよあき」で日本最大の無人駅の駅名とは一致しません)。

・中村さんデビュー戦から割とオリジナルな感じでよろしいよろしい

というかまあ前任の布野さんがトヨタ出身というプレッシャーがあったのかどうか知らんですけど、非常に大人しいというか借りてきた猫どころか路傍の地蔵状態になっていたのでギャップが禿げ上がるほど大きいという所なのですが、まあ元々産業界出身の審議委員って(中原伸之さんは例外ですが伸之さん以外の普通の方でも)結構言うことは言うって感じで、経済理論とか日銀流屁理屈とかそういうものを産業界における長年の企業経営組織運営という中で気づき上げた重厚な識見で斬り込んでいく、というところがあったりして面白い(議事要旨じゃない方の議事録見るとオモロイです)ので、中村さんもそっちのキャラで頑張って頂きたいものだと存じます。

で、今回の金懇ですがテキスト見て何がビビったかと言いますと、今回の章立てのうち、『4.日本経済の課題と成長力強化』ってのが『次に、より長期的な視点から日本経済の課題についてお話します。』って話になるんですが、その章が本文5ページのケツから始まり、延々と本文11ページのケツの方まで続くということで、なんと6ページが「日本経済の長期的な課題として中村審議委員が考えていること」になっていまして、点検会合の前だから何かあるかなと思わんでもなかった(正直鉄砲玉発言は期待していなかったけど)展望レポートと点検会合の話が合わせて5ページ弱、という構成。

ということで、デビュー戦でいきなりこの構成(自分の主張を盛大に繰り出してくる、しかも日銀公式見解の説明を大幅に超過する分量でドドーンと打ち込んで来る)というのはちょっと直ぐに記憶に出てこない(だから過去ログの整理を怠ると行かんのよと今回は日本海溝よりも深く反省中)のですが、中々これは面白いです、内容の是非はさておくにしましても。


・・・・・・でまあそこでこの分量のバランスを見たときに読み筋としては、1つは「こりゃ点検会合って本当に何もないな」という感じですかね。ちょうど直前に若田部副総裁の金懇がありましたけど、あれはまあ若田部さんのアレぶりを確認(会見とかでもリフレ派が今まで言ってることと違う話を平然としていて多分自分でその違っている部分に気が付いていないという時点でアレ)する企画になってしまいましたが、それにしてもあちらでも点検でどういう問題意識があってどういうことをしていきたいのか、みたいなのが全然出てきていなかったのですが、中村さんの金懇挨拶の場合は最早そっちよりもメインは日本経済の長期的課題ですよ!!!となっておりまして点検会合とは何なのかと小一時間、という感じですな(と思ったらなんか変な時事通信砲が出た訳ですが)。

あとまあ今回の中村さんの場合単にオリジナル主張で日本経済の長期的課題(結局の所成長力を強化させましょうという話に落着する)についてお話をしたように思えますけれども、若田部副総裁の金懇講演でも成長力の話が出てきた(本来リフレ派的には成長力云々は副次的課題で貨幣現象であるところの2%マイルドインフレを達成すれば、その手の課題はマイルドインフレの状況が支えになって自然と解決に向かう、という教義になっている筈なので、そもそも成長力の強化をリフレ派が前面に出してくるのは異端信仰になるはずなんですけどね〜)のを見ますと、先日も申し上げましたが、今回の点検会合では最早大所高所モードになって「日本経済の成長力強化のために寄与する政策運営を行う」とか言い出して、しまいには何とかオペとかぶっこむのかな、などと申し上げている訳ですが、中村さんのこの成長力強化推しを見るに、これは日銀執行部は大所高所に逃れて話を誤魔化す攻撃あるで、と思った次第。


すいません前振りが長くなってしまいましたがそんな訳で中村審議委員の金懇講演ですけれども、たぶん主張したいのは後半の方で前半は中村さん的にはオマケっぽいのですが(個人の妄想です)、こちとら目先の現世利益重要なのでしょうがないから前半から参ります。


・経済物価情勢に関しては基本的に執行部見解のようではありますが

『2.最近の経済・物価情勢』が何せ全部合わせて正味2.5ページしかない、というのが中々シャレオツなのでけど、とりあえずは『(1)経済情勢』から参ります。最初の情勢判断の話は基本的に展望レポートなどで示されている見解なのでその辺は別にすっ飛ばしても良いと思います。ちょっと面白かったのはこのコーナーの最後の部分でして、こんな話をしています。

『また、昨年4〜6月の実質GDPの大幅な落ち込みと7〜9月の持ち直しを日米欧で比べてみますと、日本経済の回復力は力強さに欠けるようにみえます(図表3)。』

ほうほうそれでそれで??

『内訳をみると、設備投資や個人消費といった内需項目が、特に米国対比で弱めです(図表4)。』

なるほど。

『個人消費は感染症への警戒感が根強い高齢者人口が多いこと、設備投資はデジタル投資等が遅れていることが影響している可能性があります。そして、後ほどご説明しますが、日本経済が長年抱える様々な課題が影響していると考えています。』

ということで、のちほどの方はのちほどとしまして(と言いつつ今PCの右下を見たら時間的に後半まで成敗でき無さそうな事に気が付いて焦るアタクシ)、この指摘の部分なんですけど、何かソウジャナイ感がありまして、日本の設備投資と個人消費が伸びてこない理由ってのには結構な面で「感染症を受けた政府の政策対応に対する信頼感の無さ」が反映しているんじゃネーノって思うのよアタクシは(個人の感想です)。

つまりですね、あの場当たりも場当たりな対応だわ、ちょっと上手く行かないと全部現場におっかぶせてくるわ、全然計画性が無いわ(大体からして家庭内で半隔離状態にするときのコツみたいな話を周知広報してるのが最近ってあーたアジアの他の国からみたら1年遅れだわ、ってな位の無計画その場しのぎ政策)で、しかも急に特定業界だけキャンペーンやったり、まあ不透明にも程があるわ、というような状況を見てたら「明日は我が身」とばかりに皆さんお財布のチャック的な意味での防衛的行動を取るわな、としか思えんしまあさすがにこの点は奇人変人のカテゴリーに属するアタクシの考えがそこまで世間とズレているとは思えんのだがどうなんでしょうかね、と思います。

そらまあ日銀の政策委員が正面切って「政府の対応の拙さが消費行動や投資活動を抑制している可能性があります」とか言ったらややこしい事になるのは分かるのですが、オブラートに包んで言う方法もあると思うので、若田部さんの時もそうでしたが、そこに触れてない、ってのもしかして上級国民シンドロームでその辺気にしてないから触れないのかな、とかついつい下から目線で思ってしまうのでした。


でもって物価の所ですがこれが最初のワロタ場所。『(2)物価情勢』から参ります。ここはワロタので全部引用しますけど。

『続いて、物価情勢です。生鮮食品を除く消費者物価(コアCPI)の前年比は、感染症の影響が深刻化した昨春以降、マイナス圏で推移しています(図表5)。足もとの下落には既往の原油価格下落やGo Toトラベル事業による宿泊料の割引などが影響していますが、これらは消費者の購買力上昇などを通じて、いずれは消費者物価に対してプラスに作用すると考えています。』

でたな一般物価と個別物価攻撃、という感じですがまあここははいはいそうですね(棒読み)で流します。次がワロエル。

『コアCPIがマイナスということだけに着目するのではなく、需要の変化を含めた品目ごとの動向やミクロ情報など実態をしっかり確認、分析することが一層重要になっていると思います。』

お!良い事言うじゃないですか!!!基調的な物価の推移とか無茶苦茶怪しくなっていますけどどういう確認分析をしていただけるのでしょうか??と思って次に進んだ所で爆笑の発作を禁じ得なかったアタクシ。

『例えば「生活意識に関するアンケート調査」の12月調査をみると、』

ちょwwwwwwwwwwwおまwwwwwwwwwwwwwwww

『現在の物価が1年前と比べて上がったと回答した人の割合や、1年後の物価が現在と比べて上がると回答した人の割合はいずれも約6割で、下がると回答した人の割合は1割未満です(図表6)。その他の情報を踏まえても、今のところは、企業の付加価値を低下させるような価格引き下げの動きは拡がっていないとみています。』

という訳で超ウケるんですけどという感じですが、「需要の変化を含めた品目ごとの動向やミクロ情報など実態をしっかり確認、分析」と大上段に構えてぶっこんできたのがアンケート調査っていやあのその何ですかという話でして、要するに他にポジティブなものが見当たらなかったから持ってきたんでしょうけれども、大上段に振りかぶって振り下ろしたものがおもちゃの刀みたいなズッコケ感に爆笑してしまいました、つーかスタッフチェック入らないの????


次の『(3)経済・物価の先行き』ですが、基本的な部分は展望レポートを使って説明していますが、最後の部分はちょっとこれまたウケました。

『今のところ物価が全般的かつ持続的に下落していくリスクは高くないとみていますが、最近の感染再拡大により非製造業を中心に経済の回復に時間がかかる可能性が高まっていますので、企業収益が感染症拡大前の水準を下回り、当面、雇用・所得面の弱さが続くと見込まれます。』

とまあここまでは良いのですが、

『また、長くデフレを経験した日本では米欧と比べ、実際の物価下落が人々の物価観により強く影響を及ぼす傾向がみられますので、引き続き注意が必要と考えています。』

そもそも「期待に直接働きかける」のが置物金融政策のキモだった筈なのに、もうすっかりその話が無かったことになっていて、この部分、中村さんオリジナルなのか執行部の説明を敷衍しているのかが良く分かりませんけれども、なんだかなーって感じですね。


・政策の説明部分ですがまあ経緯の説明は中村さんオリジナルじゃないと思うのですが突っ込む

『3.金融政策運営』ですが最初の方はすっ飛ばして点検の話ということでまずは過去の経緯説明部分。

『日本銀行は、QQE(「量的・質的金融緩和」)を開始した2013年から3年後の2016年夏に、その効果について「総括的検証」を実施しました。その結果、第1に、大規模な金融緩和のもとで、それ以前の極端な円高や株安が是正されるなど、金融環境が大きく改善したこと、第2に、これが企業業績の改善や経済活動の押し上げに繋がったことが確認されました。一方、物価面では、第1に、「物価が持続的に下落する」という意味でのデフレではない状況を作り出すことができましたが、目標とする2%には届かなかったこと、第2に、「長きにわたるデフレの経験」により定着してしまった物価は上がりにくいという人々の考え方や行動を転換するには、なお長い時間がかかることが確認されました。また、金融緩和が、金融機関の利益や生命保険・年金などの運用に累積的にマイナスの影響を与え、ひいては金融仲介機能に悪影響を与え得ることも確認されました。』

まあいつもの説明なんですが、2%物価目標の早期達成のために入れた政策で早期達成が出来てないんだから、政策が足りないのか、それとも努力の方法が間違っているのか、そのいずれかしかあり得ないのに、「政策は上手く行っている」と謝ったら死ぬ病に罹患しているからちゃんとした分析ができないんですよね。ということで、

『こうした検証結果を踏まえた政策対応として、2016年9月にイールドカーブ・コントロールを導入しました。これは、緩和の効果だけでなく副作用にも配慮しながら、適切な水準に金利をコントロールするものです。』

よく考えてみたら「適切な水準に金利をコントロールするものです」って説明も(中村さんが言ってるけどまあこれは大本営説明と同じ)妙な話で、それは手段であって目的ではなく、目的は「2%物価安定目標の早期達成」なのですから、そもそも手段を目的にさえてもこまるんですよね、同様に・・・・・・・

『また、2018年7月には、強力な金融緩和を粘り強く続けていく観点から、長期金利が上下にある程度変動し得るよう、また、ETFやJ-REITの買入れ額が市場の状況に応じて上下に変動し得るよう、金融市場調節や資産買入れについて、より弾力的な運営に変更しました。』

って言ってるんですが、物価目標を早期に達成しようって言ってるのに何で政策を粘り強く続けて行く観点から政策をぶっこむのかというはなしで、端からそういう敗戦思想になっているからインフレ期待が上がらないんじゃないですかねえ日銀さん、ってまあそういう話だし、点検も結局このベースだからろくなことにならない予感はする訳よ。

『今回の点検もこうした問題意識の延長線上にあります。現在の枠組み(「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」)は、導入後4年間、コロナ禍の期間を含めて適切に機能を発揮していますので、』

もともと2年で達成とか言ってた位なのに、4年間物価上昇にクソの役にもたっていない政策を捕まえて「適切に機能を発揮」とか馬鹿かと阿呆かと。

『この枠組みのもとで、その運営方法や、各種資産買入れなどの施策ツールについて、所期の効果を発揮しているか点検します。』

物価目標全然行く気配もないし、2019年には基調的物価が下がり傾向になりだしていたくらいですから所期の効果は発揮していませんね!!!!!!!

『長引くコロナ禍の影響により金融緩和は更に長期化せざるを得ませんので、より効果的で持続的な金融緩和を実施していくうえで、さらなる工夫があれば、反映したいと考えています。』

で、その結果が言葉遊びですかそうですか。とまあここまでは大本営発表なのでただのいつもの悪態なのですが、最後の中村さんオリジナルがオモロイ。


・ETFの話が色々と中村さんオリジナル!

前半で一番オモロイのはここ。

『点検の結果は、3月の金融政策決定会合を目途に公表する予定ですので、予め結論を申し上げることはできませんが、例えば様々なご意見を頂戴しているETFの買入れについて、私見を申し上げますと、』

キタコレ!!!!!!!

『過去の経験から株式市場の不安定化がデフレマインドに繋がりやすいわが国の特異性を踏まえると、本施策はそうしたマインドを払拭するうえで効果を発揮してきましたし、今後も必要なツールであると考えています。』

と思いっきり踏み込んだ見解をぶっこんできておりまして、さすがに大本営と言えどもここまでは踏み込んでいないのでちょっとビックラ。まあ言いたいことは分からんでもないけれども、それを言い出すと株式市場へ介入してインフレ期待上げるとかかなりの無理筋政策論になって来るんですよね。まあ株の話は一家言あるっぽいです後でも出てきますが今日は間に合わん。

『しかし、ETFに限らず、大量の資産買入れや保有の長期化によって、市場機能に影響が生じ得ることにも留意が必要です。具体的な対応については、引き続き効果や副作用を慎重に点検したうえで検討したいと思いますが、この先も起こり得る経済・物価・金融情勢の変化に対して、タイムリーかつ効果的に対応できるよう準備しておくことが重要と考えています。』

ということですが、会見でもETFの所はぶっこんでおられましたので、そこも含めてと中村さんオリジナルの後半部分はまとめて週明けで勘弁してつかあさい。
 


お題「マクロ加算掛け目順調に減少/パウエル会見確認したので地区連銀(主にタカ派)スタンスの確認作業である」   2021/02/10(水)08:09:49  
  自分で大量買いしてから買い煽りですかそうですか。
[外部リンク] 22:20 (2021年2月9日 6:12更新)

ところでビットコインだけじゃないですけど暗号資産ってマイニングするのに電気を馬鹿食いすると思うんですけど、それってESG的にはどんな扱いになってるのかね。化石燃料を使わない電気使うから問題ないとかそういう話じゃないように思えるんですけどねー。


〇いつもの悪態ですが(マクロ加算掛け目)

[外部リンク] 年2月積み期間:11.5%

これにより、日本銀行当座預金のうち、マイナス金利が適用される政策金利残高(金融機関間で裁定取引が行われたと仮定した金額)は、5兆円程度となる見込みです。』

ということで1月積み期間が
[外部リンク] Speak: Remarks by Federal Open Market Committee Participants

『Recent Public Remarks』の上から2番目と3番目のネタが、

『Feb 04, 2021 (6:59 PM ET) Pres. George, Interview, Bloomberg , Fed’s George Says Still Too Soon to Discuss Tapering Bond Buying

Feb 04, 2021 (8:37 AM ET) Pres. Mester, Video Interview, on CNBC's "Squawk Box", Cleveland Fed’s Mester says market volatility isn’t impacting policy decisions 』

と来ているのが割とお洒落でして、ジョージ総裁にしてもメスター総裁にしてもタカ派系なのですけれども、この2名がAPPのテーパリングにつながるような話をしない、という流れになっておりますな。まあ実は今回急にそうなんじゃなくて、最近のこのお二方の発言の流れからするとこうなるわな、という感じなので別にパウエルが戦略的に振り付けしている訳ではない(というかそもそも米国の地区連銀総裁って全然振り付けされない方が普通で、アタクシの見るところNYは副議長だから執行部ですけど、まあ割と提灯スピーチするのってSF連銀(イエレン、ウイリアムズと来ている)かなとは思いますが。

でまあ仕込みは無いものと考えつつもジョージ総裁とメスター総裁のを見てみるのですが、上記URL先見るとリンクがあるのでそれを踏み抜きに行きますとこんなのが。


・カンサスシティ連銀ジョージ総裁

(URLが長いのでハイパーリンクは表記の途中までにかけています)
[外部リンク] George Says Still Too Soon to Discuss Tapering Bond Buying
By Steve Matthews and Kathleen Hays
2021年2月5日 8:59 JST

ってあって、英語のウェブ版のブルームバーグのサイトって月に何件かだけダータで見れる仕様になっている(その代わりジャンジャン見たければサブスクライブしましょうねってのが下に出てくる)ので、引用して良いもんだか良くないもんだかが微妙(どこからどこまでが無料で有料なのかがダータで見えてしまうとワカランチ会長になる)なのでリードの部分はさすがにタダだと思うので引用しますと、

『・Kansas City Fed chief says central bank ‘far away’ from goals
・ George speaks in interview with Bloomberg Television』

ってなっています。でもって記事ちゃんの方を見ますとテーパリングのディスカッションは時期尚早ってののポイントは2つあって、1つが「パンデミックの先行きがまだ不確定」でもう一つはヘッドラインにあるのと同じですが「マンデート水準から遠い」という話になっておりますので、まあタカ派ですらこの状況ということなので(むしろ変態仮面ブラード総裁がやたら突っ走っている印象がある、変態仮面だけに)、逆に全然ガス抜きしなくて大丈夫なのかという気はせんでもないのですが、まあそういう事やぞとって感じ。


・クリーブランド連銀メスター総裁

メスターさんの方ですが、リンク踏みに行くとCNBCの動画のページに行きまして
[外部リンク] BOX
Cleveland Fed's Mester says market volatility isn't impacting policy decisions

Cleveland Fed President Loretta Mester joined CNBC's Steve Liesman to discuss the latest on the trading frenzy spurred by social media chatter, which has many calling for more regulation in the markets.
THU, FEB 4 202 18:37 AM EST

ってことで2分半ほどの画像なのですが、CNBCの別記事(なおCNBCは無料大公開してくれてます)だと、

[外部リンク] RESERVE
Fed’s Mester doesn’t see policy changes coming from GameStop saga
PUBLISHED THU, FEB 4 202110:05 AM ESTUPDATED THU, FEB 4 202111:29 AM EST
Jeff Cox
@JEFF.COX.7528
@JEFFCOXCNBCCOM

『KEY POINTS
・Cleveland Fed President Loretta Mester welcomed a probe led by Treasury Secretary Janet Yellen into the GameStop market saga.
・Mester told CNBC she does not think easy Fed policy has created market instability.・Accommodative measures will need to be in place until the economy recovers, she added.』

ということでして、話題の相場アオリイカ合戦に関連して「FEDの緩和政策がアカン」という話に関しては直球で否定して、んでもって経済に関しては物価が上がらんと動く必要皆無、というような感じで、おまいらプリエンティブに動くんと違うのかと小一時間な気もしますが、まあ足元で状況が良さげなだけにここで威勢の良い事を言って市場がズッコケてしまうと台無し、というのも考えた発言をしているのかも知れないし、まあその辺は夏場に向けての経済状況の好転傾向が鮮明になった時に今の発言がそのままなのか、タカ派の血が騒ぎだす(と言ってもメスターさんそこまでバリバリのタカ派ではないですけど傾向としてタカ派って感じかと)のかという所ですな。

記事見ますと後ろの方に、

『Accommodative policy is necessary, she said, as the economy continues to climb from the pandemic-induced hole. The Fed last year adopted a new approach in which it won’t raise rates even if unemployment falls to levels previously associated with rising inflation pressures.』

『“Just because unemployment is low, we’re not going to necessarily move monetary policy. It’s really going to be, we need to see what’s going on with inflation,” Mester said. “Let’s look at the economy more broadly, but also more disaggregated so we really can understand whether we’re at that maximum employment goal that we have.”』

ということで、失業率がガンガン下がったとしても別に政策を動かす必要は必ずしも無くて、重要なのは物価動向ですよ物価動向、と来ておりますな。いやまあフィリップスカーブがワークしてないだのなんだのとコロナ前の回復局面で物価がアガランチ会長だったから逆に物価フォーカスの度合いが高まったって感じではございますな。若干脱線しますけど、まあこういう発言を見ますに、あのロンガーランゴールのリビジョンを見て「雇用重視の姿勢が強まった(ので緩和が続く)」という解釈するのダメダメ解釈にも程があって(個人の偏見です)「雇用が過熱しても物価が上がらんという認識なので雇用の過熱を放置できる(ので緩和が続く)」という風に読み込まないとアカンのであって、そういう文脈からすると、「総合判断」とかいうのを使いながら、デュアルマンデートのうち物価の方により重視スタンスを置いているんですよね今のFEDって。

でも、その物価重視が出来るのは「今の経済構造は雇用が過熱してもインフレ高進に繋がらない」という認識だからなのでして、この部分の前提が変になった時にどう出るのか、というのを見たいと思うから、ちょっとオモロイから米国のインフレ進んでくれやと思う訳ですよ。もちろん当初の時点では昨日引用したパウエル会見にあるように、「これはトランジトリーなので政策対応不要」(キリッ)って話をして行くと思うのですが、そこで更にホイホイと物価が上がりだしてくると対応がどうなるのか是非見てみたい、というかこれで米国まで物価がアガランチ会長になられますと、結局は実体経済の方で金利を払ってくれる方がおいでにならないと商売あがったりとなる本籍金利屋さんのアタクシと致しましても、本籍地もろとも世界的に限界集落になられたら泣いちゃいますので、まあとっとと米国の物価が上昇しろやと思う訳です。日本??知らんですな。

なお、CNBCサイトのインタビュー画像は番組の一部を切り取っているようで、同時のインタビューの話で上記の記事の元ネタになっていると思われるものがあと2個ほど見つけれましたので貼っておきます。URLは全部長いのでハイパーリングを掛ける部分を短くしていますが、普通に飛ぶはずです(ただし画像ニュースになるので環境によっては見れないかも知れませんですすいません)。

[外部リンク] Fed’s Mester: Economy will need policy support for a while
SQUAWK BOX
Cleveland Fed President Loretta Mester joined “Squawk Box” on Thursday to discuss her outlook
for the economic recovery amid the coronavirus pandemic.
THU, FEB 4 202 18:53 AM EST
(所要時間3分)

[外部リンク] BOX
Mester: Fed not interest in pursuing negative rates
The Bank of England said Thursday British banks will need at least six months to prepare for a shift into negative interest rates.
Cleveland Fed President Loretta Mester joined CNBC’s Steve Liesman to discuss.
THU, FEB 4 20218:38 AM EST
(所要時間1分)

ってあって、マイナス金利否定ってのが「未だにその話やってるのか」と思ったら、答えているメスターさんも今更何を祐天寺という感じで説明しておりましたな(個人の感想です)。


・まあだいたいエバンス総裁は抑えておいた方が良いのだがどうも足元で物価が上がる所を注意ポイントと見ていますな

さっきのFOMCスピークのもうちょっと下の方にエバンスのがありますけど。

Feb 03, 2021 (5:00 PM ET) Pres. Evans, Speech, presented virtually to the Oakland University School of Business Administration, Department of Economics, in Rochester, Mich. , U.S. Economic Outlook and Monetary Policy: Challenges, Resiliency, and Opportunities

このスピーチはちゃんとした(?)長さでして、
[外部リンク] Updated: 02/03/21
U.S. Economic Outlook and Monetary Policy: Challenges, Resiliency, and Opportunities
A speech presented virtually on February 3, 2021, to the Oakland University School of Business Administration, Department of Economics, in Rochester, MI.

物凄い手抜きをしまして『Monetary policy』の最後の3パラグラフだけ読むという超イカサマ読みをします。

『Note that there is no fixed date attached to these changes in interest rates or asset purchases-the timing will be dictated by the progress made toward our policy goals. Monetary policy will be accommodative as long as it takes to reach them.』

その前から政策の話をしていますが、エバンス総裁の場合はきっちりAPPも含めて明言していまして、APPも含めていつ変更するのかというのは何も決まっていないし、今後の経済物価情勢次第だよと来てます。

『When I think about my economic forecast, I am reasonably confident that we will reach our maximum employment goal over the next three years. I am more concerned about the prospects for reaching our inflation mandate, however. Inflation is far too low today. And we have a long way to go to reach the magnitude of overshooting that I see as necessary to satisfy our average inflation objective.』

ネクストスリーイヤーズも掛かるんかいなという感じですが、向こう3年間で最大雇用は行くけど物価は行きそうもないんじゃねえの頂きました。

『Because businesses and workers do not want to fall behind rising prices, expectations of future inflation have a strong influence on price and wage setting today. So bolstering the inflation expectations of households, businesses, and financial market participants will be key to achieving our goals.』

でもってインフレ期待の維持が重要と来た後に返す刀で、

『The strong pickup in economic activity projected for this year should generate a temporary boost to inflation; but whether this becomes embedded into inflation expectations and produces a more sustained increase in underlying inflation is an open question. To help this process, it will be critical for monetary policymakers to look through temporary price increases and not even think about thinking about adjusting policy until the economic criteria we have laid out have been realized.』

『So I see us staying the course for a while.』

ということで(これ最後のパラをぶつ切りにしています)、どうもFED的には今年一旦経済のストロングなリバウンドを受けて物価に上昇圧力がかかる、までは織り込んでいて、その時に変態仮面ブラード辺りが物価上昇ヒャッハーとか言い出して市場が暴れないように(変態仮面ブラードの所はシャレですけどまあ市場が早期緩和解除で暴れないように、という意味ね)今から盛大に五寸釘を打ちに言ってるという感じでございますな。

つーことなのでまあ目先物価が多少良くなっても「これは急激なリバウンドの効果と昨年の物価があばばばばーだったベース効果なので一時的現象」で済ませるという決意は示されているのですが、まあ時間的不整合の問題というのはその時点に到達する前では何とでも言えるのですが、コンフリクトが気になる状況になってからがモノホンの面白さを示してくれると思いますので、早くこいこい米国の物価上昇と思いながら金利村の春を待ちわびる(ずーっと永久凍土??やかましいわwww)のでありました。

#てな訳で当面のFEDに関してはワシなりには整理できたんですがただの思い込みかも知れません
 

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