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今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)

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お題「特に政策インプリケーションも無いけど中村審議委員/社債買入ェ・・・・・・・」2/2   2022/02/28(月)08:13:16  
  CP等買入:発行体当たり上限=5,000億円または発行残高の50%
社債等買入:発行体当たり上限=3,000億円または発行残高の30%


ということでして、いやあの経過措置なのは分かるんですが、社債ってこれだと現状で上限に行ってなくて枠が残っている先についてみたら「コロナオペ継続」と大して変わらん(どの程度の先が上限まで買っているかとかその辺の詳しい話については存じませんので実は多くが上限でしたってのでしたらゴメンやでな話ではあるのですが・・・・・・・・)じゃんというお話でありまして、いやあの先日政策公表した時には「臨時措置分は必要なくなったから終了」という趣旨で話をしていたのに、何でここで骨抜きになりますねんというお話なんだがどういうことなのこれ?????

まあそもそも論としてCP社債買入ってそれ自体が「企業の負債を直接中央銀行が買う」って行為なので、個別の資源配分に対しての介入であって、資源配分を歪める性格のもので、百歩譲って流動性対策でやる、というのであれば「バジョット・ルール」の観点からの扱いをすべきものなんですが、一方で日銀のCP社債買入は買入レート見りゃお分かりのようにバジョットレートとかとは程遠くて、それによってクレジットスプレッドの形成をゆがめてませんかねえ、という話な訳でございますよ。

いやまあそら短期でクレジットの売ったり買ったり、というようなトレーディングとかトレーディングとは言わないけどまあ短期的な売買をするような人にとってはこの日銀の「ペナルティーレートじゃないレートでお買い上げ」オペありがてえありがてえって事だとは存じますが、そのせいで満期保有を前提にしたクレジット投資がワークしにくくなる、ということになるとそもそも論として市場にいつまで経っても安定した資金が入ってこないことになりますし、そういう市場になってしまうとショックに対して当然ながら(短期売買の人だらけの市場になったら当たり前ですけど)脆弱になる、ということでありまして、社債市場の健全な成長にとって阻害要因になってませんかねえ、とまあそういうそもそも論にまで戻ってしまうのですが、そういうそもそも論に対して何の理解もないからまあこうなるんですよね、というのは良くわかります。

さっきの中村さんの金懇でもリスクマネーの供給的な話(割愛したけどユニコーン云々の後にはスタートアップに対するリスクマネーの供給が、という話があった)があったんですけど、そもそも日銀が社債買入で「リスクに見合った信用スプレッドの形成」を妨げるような事をしている時点で、そらあーたリスクリターンプロファイルがいろんな所でゆがむわな、という話になると思うのだが、どうも何か仕事をしたがるのか、成長基盤貸出支援だの、その手のお前は出てこんでエエンじゃということをしたがるのは困ったもんだなあと思うのでありました。
 


お題「特に政策インプリケーションも無いけど中村審議委員/社債買入ェ・・・・・・・」1/2   2022/02/28(月)08:11:40  
  SWIFT止めるようなのだがロシアから天然資源一切買わないし従来行っていたプロジェクトも投資回収不能になりますし、という話ですと1970年代中盤からの金融政策、というのがどうしても連想されてしまいますし、何なら頭に高校生の頃に読んだ堺屋太一さんの「油断!」を思い出してしまうような今日この頃。

[外部リンク] 午後
SWIFTからのロシア排除に日本も参加、プーチン氏ら資産凍結 首相表明


〇何か死人に鞭打ってるみたいなので若干視点を変えて中村審議委員金懇ネタの続きを

いやーまあ金曜はそれなりにノリノリ(単行本を引用とかしている時点でお察しの如く前夜の夜なべ付き)で書いたんですけど、まあ冷静になって読み直してみると、別に自分のツッコミがどうのこうのというのではなくて、ジンバブエ先生とかS井S百合先生の金懇にいちゃもんつけてる時のようなのとまた違ったですね、まあ何ちゅうか微妙に寝ざめの悪い的なサムシングも感じるので続きをあの調子でやる(準備は万端なのだが)のからはちょっと方向転換しまして。


[外部リンク] 年 2 月 2 5 日
日本銀行
金融市場局

『日本銀行は、「コマーシャル・ペーパーおよび社債等買入基本要領」附則4.の一発行体当りの買入残高の上限を、次のとおり定めることとしました。』

となりまして、

CP等買入:発行体当たり上限=1,000億円または発行残高の50%
社債等買入:発行体当たり上限=2,500億円または発行残高の30%

・・・・・・orz

ちなみにコロナ緩和措置で大緩和されてたのが、

[外部リンク]
 


お題「2週間ほど放置してた中村審議委員の山梨金懇ですが全編これフワフワって感じですわ」   2022/02/25(金)07:58:14  
  マクラも何もなく本編である。

あまりにも放置プレイをしていたらHTMLバージョンがきっちりありますな。
2009)岩波新書
(ISBN978-4-00-431194-2" target="_blank">[外部リンク] C0236)

131p
第3章 賃金と社会保障のベストミックス
3 年齢に基づく雇用システム

「この問題は高度成長期に大きく取り上げられました。先に述べたように高度成長期には政府や経営側が年功賃金制度を否定し、同一労働同一賃金原則に基づく職能給を唱道していました。1967年に日本政府がILO第100号条約を批准した背景にも、年功賃金制度を転換することによって「同一価値労働同一賃金原則」を実現できるとの見通しがありました。当時の労働行政は、賃金制度の改善によって採用における年齢制限をなくしていくことを政策目標としていたのです。

ところが、石油ショック以後の政策はがらりと方向を変え、年齢に基づく雇用システムを前提として、定年を延長したり、雇用を継続することが最優先課題となりました。中高年齢者が外部労働市場から企業に就職しようとするときの年齢差別は、政策担当者の問題意識から失われてしまったのです。」

#ちなみに濱口先生のブログ「hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)」はこちら(2002)東洋経済新報社
総合研究開発機構(NIRA)「戦後日本経済・政治にとっての1980〜1999」研究会代表者
村松岐夫/奥野正寛(編)
(ISBN4-492-39367-6" target="_blank">[外部リンク] C3033)

第1章 バブル経済とその破綻処理 「1975年体制」の視点から(奥野正寛)

55〜56p
3.歴史的視点から見た日本 3.4.1975年体制

「この悪循環(引用者追記:石油ショックに端を発したスタグフレーション、特にコストプッシュインフレーションと賃金上昇のスパイラル問題)の「日本的解決」が、以下に述べる1975年に実現された「三方一両損的解決」だった。具体的には、第1に、インフレ回避を目標に、他方では企業の倒産や失業増大の可能性を脅しに使って、労働組合を説得し名目賃上げ率要求を減らすことに合意させた。組合に高い賃上げ要求をあきらめさせる代償に、企業には雇用を保証して、組合の持っていたリストラや解雇の不安を取り除こうとしたわけである。(脚注45)」

「(脚注45)このことは、表1-1(59ページ)に示したように、「終身雇用」や「雇用保証」という言葉を使った見出しが、1975年前後を境に急速に増加していることからも明らかだろう。もっとも、一部の論者は、従来からこれらの制度はあったのでありそれが崩壊しかけたから、メディアが大きく取り上げたのだと主張するかもしれない。そうだとしても、1975年前後の政治経済情勢が、崩壊しかけた雇用保証を再び(そして、より)強固なものにした可能性は、決して否定できるものではない。」

57p
4.1975年体制

「以上のような経過を踏まえて、1980年前後に国民レベルで経済システムに関する新たな「価値観」が成立する。それを以下では「1975年体制」と呼ぼう。この価値観の下では、例えば「賃下げや利潤カットを行っても、可能な限り雇用保証をすべきだ」といった価値規範、つまり「会社主義」とでも言うべき考え方が、唯一正当なものとして国民レベルで受け入れられた。いわば、戦後存在した多元的な価値観・価値規範が失われ、一元的な価値観が社会を支配することになったのである。」

(以上、長くなりましたが(本当はもっとたくさんタイプしたんだがあまりの長さにこれでも分量減らした)引用コーナーでした。原典に当たりたい方はどこかから本探してちょ)


・・・・・てな話でして、まあ確かに1975年からお勤めになっておられる、となりますと「戦後存在した多元的な価値観・価値規範」を体感していない(って偉そうに言うアタクシも別に体感はしていないけど)から高度成長時代も一緒くたにお考えなのかも知れんけど、第一次石油ショックによって世界的に発生したコストプッシュと賃金上昇のスパイラルの高インフレへ&スタグフレーションへの対応として「日本的雇用慣行」と言われるものが強化された、というのは定説だったりするんで、何ちゅうかこの時点で歴史認識(というか何というか)がおかしいというか通俗的にも程があるというかなんですよなー。



・成長にリスクを伴う挑戦は昔から必要では無かったかと思いますが・・・・・・・

さてその次の部分ですけどこれもまた通俗的というか陳腐と言うか薄っぺらいというかな表現が気になる
んですよねー。

『しかし、80年代後半以降、日本の経済環境は激変しました。例えば、プラザ合意以降の急激な円高進行、キャッチアップの終了、冷戦終結とグローバル化の進展、新興国の台頭です。』

微妙に混ざり方も引っ掛かるけど更に引っ掛かるのは次の部分。

『成長にはリスクを伴う挑戦が必要な時代となる中で、』

・・・・・・・・orz

いやあのですね、高度成長時代は何もしなくても勝手に成長していた訳じゃないでしょあの時代だって社運を掛けて新しい製品の開発に取り組んだり、生産設備を増強するために乾坤一擲の資金調達をしたり、色んな話が色々とあったじゃないですか。何ですかなこの「ワシはリスクを伴う挑戦をした」みたいな言い方は。

『日本の経済システムも、新時代に適応した変革が必要でしたが、』

後からなら何とでも言えるんですけど、ところで中村審議委員のいや何でもありません。

『バブル景気とその崩壊もあって、企業は雇用・設備・債務の「3つの過剰」2を抱え、変革は先送りされました。』

バブル景気で3つの過剰が積みあがって、それがサステイナブルじゃなくなったからバブルが崩壊をしたのであって、なんかまるでバブル景気と崩壊が原因であるかのような表現になっているのはいただけませんな。どう見ても因果関係は逆でしょ。


・何か企業がイノベーションしなかったのは不可避な外生要因のせいみたいな説明ですが

などと小見出しで書きましたが、前回の時もそういう感想を書いたんですが、この方のご高説によりますと、なんかこう企業の経営が90年代以降色々と上手くいかなくなったのは、長期雇用慣行とかバブル発生と崩壊とか、円高とかそういう外生的要因があって気が付いたらこうなりました、みたいな解説になっておられまして、なんちゅうかそこらのコメンテーターの解説みたいな話をしてるんだが当事者としてどうだったかとか、そういう話をこういう所ではして欲しいし、当事者としてこうだったから今後こうあるべきだ、というような話をしてくれないと、こちとらヘボコンサル評論家の話を聞いてるようにしか見えないんですよね(個人の偏見です)。

『90年代後半から2000年代初のアジア通貨危機やドットコムバブル崩壊でも、長期雇用慣行などが障害となり、多くの企業は付加価値を高める事業ポートフォリオ改革を断行できませんでした。』

などと仰せなのだが、「長期雇用慣行が障害となり」じゃなくて企業経営側が長期雇用慣行を盾にしてサボってただけじゃねえのかという気がするんですよね。

まあそれはそれとしてここで更に???なのは、つい先ほど金融政策絡みの部分で「中小企業の資金繰り支援措置の延長」という政策の話をしていたんですが、そういう延命措置こそが・・・・・

『業績悪化に直面し、人材投資を含む人件費や、研究開発費、減価償却費等の削減によるコスト構造改革で対応し、既存の事業ポートフォリオを維持したため、国内で過当競争に陥り価格下落が進みました。』

というのをマクロ的な意味では促進してるんじゃないですか?という話にならないのが何ちゅうかこう味わいのある話ですな。

『そして、長期のデフレによる投資コストの回収可能性の低下なども加わり、投資抑制とイノベーション不足が進行しました。』

と言う事なのでひたすら説明が「外生要因が悪かったので企業が成長できなかった」になっているのはポジショントークなのかもしれませんが、日本を代表する企業経営者出身の方には正直こういう説明をして欲しくないんですよね。

更に続く。

『その後、2008年のリーマンショックと2011年の東日本大震災の2度の危機で、企業は歴史的な円高などの所謂「6重苦」3に直面しました。これに適応するため、製造業大企業は海外進出を強化し、円高でも海外で稼ぐ力を高めました。』

とまあそういう話をしているんですが、この説明なんですけど前回の金懇だとどういう文脈になっていたかと言いますと、

『1985年のプラザ合意まで、ドル/円レートが概ね200円を上回る円安環境のもとで(図表9)、日本は輸出主導型の経済成長を実現してきました。この間、国内では中小企業を組み込む形で産業クラスターが構築され、企業は製品輸出を通じて海外経済の成長を取り込み、その恩恵を国内労働者の雇用や勤労所得の持続的な増加という形で家計に還元しました。そして、家計は余裕資金を銀行に預けて国内経済の高成長に伴う高い金利収入を得て消費を拡大し、銀行は企業への貸出を通じて利鞘を稼ぎ、企業は借り入れた資金を設備投資や研究開発投資などに活用して輸出や生産を拡大するという好循環が発揮されていました。

プラザ合意後の1980年代後半には1ドル120円台への円高が進行しました。こうしたなか、政府が輸出主導型から内需主導型への経済構造の転換を促したこともあって、製造業の海外生産移転が進み始めました。また、国内では、家計の可処分所得の増加(図表10)を背景とした活発な個人消費にも支えられて、非製造業が急成長し、当時は内需主導型成長が実現したという見方もありました2。

しかし、1990年代前半にバブルが崩壊し、企業は雇用・設備・債務の「3つの過剰」3を抱えることになりました。雇用慣行を含む働き方の改革はなかなか進まず、多くの企業は業績悪化に対して人件費・償却費などの固定費削減や人件費の安い新興国への生産拠点シフトなどのコスト構造改革で対応し、付加価値を高める事業ポートフォリオ改革は先送りされました。』(この部分のみ前回の中村審議委員金懇より引用)

うーん何か説明が前回と違くね????

・・・・・などと思いながらその次を読むと、

『2013年頃からは非製造業を含めて対外直接投資が一層拡大し、今日に至るまで第一次所得収支(海外への投資に伴う収支)を通じて、わが国の安定した経常黒字体質の形成に貢献しています(図表9)。』

は良いんですけど、

『もっとも、こうした動きは大企業が中心で、足もとでも企業部門の資金余剰が続いています。』

というのの話が繋がっておらんのだがナンジャソラではあるのですが、更によくわからんのはこれに対応する前回金懇での説明だと(今しがた引用した部分のちょっと先に書かれているのですが)、

『その後、2013年以降の大胆な金融緩和や機動的な財政政策により、こうしたデフレの流れは止まりました。そして、海外経済の成長を取り込むため、サービス輸出であるインバウンド需要の促進策などが講じられ、サービス輸出のプレゼンスが高まりました(図表12)。民間でも、リーマンショック以降、製造業の大手企業が海外需要の取り込みを目的とした海外進出を強化したほか4、2013年頃からは非製造業の大手企業を含めてM&Aの活用が進み、対外直接投資が一層拡大しました(図表13)。こうした動きなどを反映して、第一次所得収支(海外への投資に伴う収支)の黒字幅は拡大し、現在も経常収支黒字の主因となっています(図表14)。』(この部分のみ前回の中村審議委員金懇より引用)

いやまあ書いてある企業の海外進出云々は同じかも知れんが、前後の文脈まで含めて読むと前回と言ってるニュアンスがこれまた違くね?という感じで、歴史認識の話なのに何かこう一貫した話を出来て無いような気がするんですよね。もうちょっとこう何と申しますか纏めた方がエエンチャウノ??



・企業が投資しないと成長期待が不足する、というのも何かエライ単純な割り切り方ですな

さて、何で急にさっきの段落の最後に『もっとも、こうした動きは大企業が中心で、足もとでも企業部門の資金余剰が続いています。』(再掲)というのが出て来るのかと言いますと、次の段落ではこんなお話がおっぱじまるのでした。

『この点、長期にわたるデフレのもとでみられていたように、企業による投資が活発に行われないと、新たな製品・サービスや事業を創出するイノベーションが不足し、』

というのとデフレ云々は別問題だと思うのだが更にその直後の部分とのつながりが話の飛躍にも程がある。

『賃金を受け取る家計は、成長期待の低下などから、消費や投資を抑制して預金保蔵の割合を高めます。』

はい????

というかですな、直前では長期的雇用慣行があるから企業が事業ポートフォリオの再構築をしない云々と仰せなのだが、そもそも長期的に安定した雇用が保証されているというコモンセンスがあるんだったら、家計は預金保蔵の割合を高める必要があるのかよ、という話でありまして、なんかこう話のパーツパーツでは尤もらしい話をしているのはしているのですが、一貫して読むと「結局何が原因なのか」という話が循環論法になっていたり、頭とケツで微妙に言ってる前提の使い方が違ったりしてたりと、読んでて一々ツッコミを入れたくる作品に仕上がっているのよねこの金懇。

『価格引き下げによって需要の維持に努めたとしても、家計から企業に流れる資金は減り、企業は投資を一層抑制し、イノベーションの不足が進行し、資金循環が小さくなり、低成長体質に陥ってしまいます(簡略化した構図は図表10)。』

ちなみに図表10というのと図表11というのがあるんだが、なんか風が吹けば桶屋が儲かるという言葉を奉りたくなるような図表だったりするんですなこれがまた。


・状況が変化してきているのでというのは分かるが話がフワフワしすぎてもう・・・・・・・・

『しかし、状況は大きく変わりつつあります。』

ほう!

『「6重苦」のうち、歴史的な円高、EPAの遅れ、高い法人税率の3つは概ね解消されたと考えられます。』

はあそうですか。

『特に2018年12月発効のTPP11や本年1月発効のRCEPによって、輸出や海外進出のハードルが下がりましたので、こうした枠組みを活用した企業活動の活性化が期待されます。』

あれ?さっき日本企業が海外で稼ぐために海外進出を散々積極化したとか、輸出主導型の経済構造は世界との競争になって厳しくなったから日本が苦しくなったという話をしてたのに、何でここでまた今更ジローで輸出と海外進出の話になりますねん???????????

『そして、わが国の成長戦略の重要分野とされる「デジタル化」と「気候変動対応」には、バリューチェーン全体で多くの企業を巻き込みながら、多額の国内投資を持続的に行う必要があります。』

『また、バリューチェーンの見直しが進み、再編などを通じて大きく成長する中小企業やスタートアップが現われ、新事業・新商品の創出や新たな需要拡大につながることも考えられます。』

・・・・・・・・・・うーん何ですかこのフワフワ感満載のお話。

『こうしたダイナミズムの復活により、企業の過度な貯蓄マインドが変化し、設備、ソフトウェア、研究開発、人材、M&Aなどの投資が更なる投資を呼ぶ形で資金循環が拡大し、新たな経済成長と持続的な賃金上昇の実現につながると期待しています(こうした好循環が定着した状況を簡略化した構図は図表11)。』

何をどうしたらそうなる、という話が無くて何かふわーっとしたスローガンみたいな、言ってみればKS省(仮名)あたりのナントカ審議会で出て来るポンチ絵ペーパーみたいな話を思い出すんですけど。


・生産性向上の重要性は分かるのだが個別企業や個人の努力で何とかしましょうじゃなくて社会制度の構築なんだよなー

さて、実はここまでで13ページ’(ただし最後の2ページがご当地ネタなので11ページまでがこの手の話)の6ページ目の前半までしか行ってなくて、この調子ではまさかのどうでもいい金懇なのにオワランチ会長になってしまうのが確実、という恐ろしい情勢になって参りました(時計を見ながら)。

ということで次の部分を飛ばそうかと思ったが纏めの部分なので仕方が無いから読んでみようではないか。小見出しは『(新たな成長の実現に向けた課題と取り組み)』である。

『こうした好循環の実現には、ポストコロナ社会への移行とともに、日本経済の大きな課題であるダイナミズムの不足を解決する必要があります。なかでも、年功序列型賃金体系や内部昇進制度を含む長期雇用慣行を骨格とする日本型雇用システムと硬直的な労働市場は変革が必要です。』

年功序列に親でも殺されたのかという位にさっきから終身雇用慣行とかその手の話にいちゃもんつけてるんだが、そもそも年功序列型賃金体系なんて総じていえば相当崩壊してるだろう(あれ?何か目から汗が出ているのですが給与明細見てるせいですかねえワイorz)と思うのですけど。外部市場からの雇用だって普通に多くね??と思うけどまあ中村さんが前の方で引き合いに出した「1975年体制」を親の敵くらいに考えているのは把握した。

『輸出や国内の産業クラスターを通じた需要と供給の安定的な成長があり、「カイゼン」に代表されるプロセス・イノベーションで成長を牽引した時代には、日本型雇用システムが有効でした。しかし、現在のように、無形資産が高い価値を生み、成長にはリスクを伴う挑戦が必要なVUCA(脚注4)の時代では、個別の企業が
自前主義で成長を持続することは容易ではありません。』

脚注4ですが、『4 VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った言葉で、変化が大きく、将来の予測が困難な状態を意味する。』ってあるんだが、何かコンサル辺りが喜んで使いそうな謎略語過ぎて泣いた。なおワイは不勉強なので初見である。

・・・・・そもそも、現状の社会のどこで「個別の企業が自前主義で成長を持続」とか言って経営してるんだよと思うのですけれども、うーん何だろうなこの違和感満載の説明。

『全ての事業の維持に固執すれば、企業は事業ポートフォリオ改革が遅れて総花的な経営となり、過大なコストを抱えて低収益に陥るため、却って従業員に所得の低迷を強いることになり、将来不安が強まります。』

うーん・・・・・・・

『特に2022年度からは、「団塊の世代」が後期高齢者入りを始めます。この10年は女性や高齢者の労働参加の拡大が経済成長に貢献してきましたが、今後は労働参加率の一層の引き上げが難しい中で、生産性の向上がますます重要となってきます(図表12)。』

うーん・・・・・・・

『そして、生産性の向上には、経営者は事業と「人」の成長を重視し、低生産性事業をベストオーナーに集約し、M&Aなどを通じて成長事業へリソース集中を図る一方、』

って割には政策の方では中小企業の資金繰り支援いや何でもありません。でもってこの次がまたアレ。

『個人は付加価値向上につながる発想・能力を高める研鑽を重ねるなど、企業や家計が成長や豊かさの実現に向けて果敢に挑戦することがきわめて重要と思います。』

「個人は付加価値向上につながる発想・能力を高める研鑽を重ねるなど」って何個人に丸投げしてるねんという話でありまして、そもそも職業訓練ってそういう「個人が自分で研鑽を重ねる」みたいな話とチャウ訳で、だったら職業訓練システムを社会としてどうすべきか、というようなシステムの話をしないと駄目じゃろという事ですわな。

などと偉そうに申しておるアタクシですが、職業訓練に関する提言については先ほどの濱口(2009)の「新しい労働社会」の「第3章賃金と社会保障のベストミックス」の「4.職業教育訓練システムの再構築」という本文137pから始まる部分に、戦後日本における職業訓練システムの変化とその背景説明、現状の問題と今後の課題に関してポイントを押さえた簡潔明瞭な説明がありまして、アタクシは濱口先生の著書を以前読んでいたので、いやあの中村さんそういう個人が努力研鑽しましょうみたいな話をするんじゃないんだよ、とまあ偉そうに言えるだけの話しだったりしますけど、まあこの辺りの説明も、何ちゅうかこの中村さんのお話って浅いんだよなーと思う訳ですよ。


・チャレンジの実現に向けて社会保障などのセーフティーネットの充実が求められるのは分かるのだが・・・・・

更にその続き。

『こうした観点では、積極的な挑戦を促すセーフティネットや持続可能な社会保障制度の整備も重要です。』

ほうほう。

『例えば、子育て中の働き盛り層が老後の不安を強めることなく転職するためには、企業年金は重要な要素です。』

ええええええええ????????????????

企業年金ってどこもかしこもバシバシ縮小削減してると思うんだが。

『政府は、中小企業における企業年金の普及・拡大に向けて、2018年に簡易型DC(簡易企業型年金)とiDeCo+(中小事業主掛金納付制度)を導入し、その後も対象範囲の拡大といった制度改善を進めていますが、iDeCo+の加入者数は23千人5にとどまっています。』

・・・・・・・・・節子、それ企業年金ちゃう

そもそもDCにしたって拠出できる額がそんなに多いわけでもないし、従来の年金を補完する効果はあっても基幹的な意味での年金にできるような制度設計になってねえだろと思うんだがこう堂々と言われると自分の認識の方が違うのかと慌ててしまう。

『転職者の企業規模別移動の状況をみると、大企業間での転職者数や中小企業から大企業への転職者数は大きく増加している一方、中小企業間や大企業から中小企業への転職者数は減少あるいは横ばい傾向であり、』

なのは良いんだが、次がぶっ飛ぶ。

『年金の問題が中小企業への労働移動が活発化しない一因となっている可能性があります(図表13)。』

・・・・・・・これは初耳過ぎて草も生えない。いや多分ご経歴から察するに転職経験をお持ちでないと思うのでご存じなければ仕方ない面もあると思うのだが、「年金の問題が中小企業への労働移動が活発化しない一因となっている可能性があります」ってのは色々な意味で凄いんだがどこからそういう認識を仕入れて来られているのか、という方が不思議でならない。

『日本経済の新たな成長の実現にはスタートアップを含む成長事業への労働移動が円滑に進む必要がありますので、企業経営者や金融機関、行政による取り組みの加速を期待しています。』

という謎の企業年金ネタで締めているのが不思議極まりないのですが、むしろ強固な企業年金があることによって転職すると損するという事から大企業労働者の雇用外部市場への人材流出が進まない、という話をするなら逆に意味は分かるのだが、何か企業年金は充実しろと言ってるのがイマイチどころかかなり良く分からんし、だいたいからして中村さんの説明しているのは一般的な意味で言う企業年金(3階建て)の話とマッチしていないので結局どっちを言いたいのかがわからんままであった。


・嗚呼時間切れ

本文8ページ目から始まる次の『5.日本企業のダイナミズムの復活と人的投資強化による新たな成長の実現』というのがこれまた今申し上げたような調子で、なんかどっかのコンサルの受け売りでもしてるんじゃないか的なペラペラとした風情を感じる話が延々と並んでおりまして、アタクシの手元メモではもうペン書き色々としているのですが、誠に相済みませんが時間が来ましたし、よくよく考えてみればこの金懇に一々ツッコミを入れても現世利益が1ミリも発生しない、という悲しい事実に気が付きましたので、ご要望があれば後半もやりますが、そもそも金融市場および国際情勢がそんな事を言ってる場合ではない、という事実に気が付いたので、まあ続きはやるかどうかよくわかりません。

まあ後半でも企業の人材投資がどうのこうのとかそういう話が連なっているのですが、1か所だけ引用して起きますと、

『こうした中、企業の人的投資を促進するため、首相は先月の施政方針演説で、企業の人的投資などの非財務情報の開示ルールを年内に策定する方針を明らかにされました。』

はい。

『これまで人的投資については、他社と比較できるベンチマークがなく、KPI(重要業績評価指標)も設定できなかったことなどから、人事戦略を経営戦略に紐づけにくかったのですが、』

な、なんだってーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!

『企業の人的投資の見える化により、経営者は具体的な目標設定や実現施策の構築を図りやすくなると期待されます。』

節子、それは本末転倒って言うんや。

『また、投資家や社員も企業の成長性などの評価に活用するようになり、企業の成長を加速させる可能性を秘めていると思います。』

まあ定性情報でそういうのが広がると良いですね、というのは分かるんですが、人的投資って他社と比較してやっていくもんじゃないでしょうに・・・・・・どういう認識をしてるんだこの大先生、と思ったのでおまけに引用しておきましたとさ。
 


お題「基調的なインフレちゃん/引き続きECB関連で今更のラガルド会見続きとレーンさんのインタビュー記事から」   2022/02/24(木)08:05:31  
  あらあらまあまあ。
[外部リンク] 午前
米、ノルドストリーム2事業会社に制裁へ バイデン氏が指示

どう見ても資源価格がサガランチ会長です本当にありがとうございました。


〇基調的なインフレは全然2%行かないけども・・・・・・

[外部リンク] -0.1 0.1 0.2
Oct-20 0.0 0.1 0.3
Nov-20 -0.1 0.1 0.1
Dec-20 -0.3 0.0 0.1

Jan-21 -0.3 0.0 0.0
Feb-21 -0.2 0.1 0.1
Mar-21 -0.1 0.1 0.1
Apr-21 -0.3 0.1 0.1
May-21 -0.1 0.1 0.1
Jun-21 0.0 0.1 0.1
Jul-21 0.2 0.1 0.1
Aug-21 0.3 0.1 0.2
Sep-21 0.6 0.2 0.2
Oct-21 0.6 0.1 0.2
Nov-21 0.8 0.1 0.2
Dec-21 0.9 0.1 0.3

Jan-22 0.8 0.2 0.3

おー加重中央値が動いて居る!ということなのですが、この数字エクセルを見に行くとセルの中身を見ればクソ細かいケタまで入っていまして、

12月:0.127273331961618
1月:0.15640711450201

だったりするのだ。この伝で細かいのを見ると(ただし最頻値については0.1%刻みでしかだしていないので細かい数字を出す意味は無いので左の2つだけ。

Jan-21 -0.286 0.012
Feb-21 -0.242 0.055
Mar-21 -0.114 0.096
Apr-21 -0.276 0.069
May-21 -0.140 0.076
Jun-21 0.031 0.099
Jul-21 0.156 0.087
Aug-21 0.288 0.137
Sep-21 0.572 0.168
Oct-21 0.589 0.131
Nov-21 0.754 0.124
Dec-21 0.894 0.127
Jan-22 0.767 0.156

まあ細かいケタで見ると上がってるーって感じではあるのですが、要するにこれ言われていますように、上がってるのが一部の品目ですよというのを如実に示しているってことですわなとは思うのですが、最近何か値上げとか実質値上げが流行って特売品もうっかりすると早々に売り切れてしまう昨今としては上昇下落品目の方がアイヤーだったりする。

例によって左から上昇品目比率、下落品目比率、上昇品目比率-下落品目比率ですな。基準年はさっきと同じで暦年2020は2015年基準、暦年2021以降は2020年基準です。

Jan-20 61.8 36.5 25.2
Feb-20 60.0 38.4 21.6
Mar-20 57.9 40.5 17.4
Apr-20 58.3 39.2 19.1
May-20 59.1 38.6 20.5
Jun-20 59.7 38.0 21.6
Jul-20 54.9 42.4 12.4
Aug-20 53.7 43.6 10.1
Sep-20 56.0 41.3 14.7
Oct-20 54.9 36.5 18.4
Nov-20 51.2 40.2 11.1
Dec-20 48.0 43.6 4.4

Jan-21 46.7 44.6 2.1
Feb-21 49.0 42.7 6.3
Mar-21 51.0 41.0 10.0
Apr-21 50.2 41.8 8.4
May-21 51.1 41.4 9.8
Jun-21 50.6 42.0 8.6
Jul-21 51.9 41.0 10.9
Aug-21 56.1 36.2 19.9
Sep-21 57.1 35.1 22.0
Oct-21 58.4 34.1 24.3
Nov-21 59.2 33.3 25.9
Dec-21 58.8 34.3 24.5

Jan-22 61.5 31.0 30.5

上昇ー下落が30ポイントって結構久しぶりで、2015年5月〜2016年8月(途中7月が29.0です)が30ポイント越えでしたが、この時って最頻値の方が刈込平均よりも強いという状況が続いていた時だったりしますが、まあ30ポイント位来ますとなんか体感的にも物価上がってるんじゃんという雰囲気を実感するところではありますな。

いずれにしましても、携帯電話通信料とかのヤヤコシイアレが外れる4月にはそれなりの数字が出て来る、ということになりますけれども、さて黒ちゃんどうするという話ですが、何といってもマイナス金利政策というのはECBやSNBの真似っ子政策とは言え、実は黒ちゃんになってからオリジナルでぶっこんだ看板政策であって、他の政策は単に麿時代の規模を馬鹿のように拡大した、というだけのものなのでありますからして、マイナス金利政策が失敗とか認めるのは黒ちゃんのマイナス金利政策導入以降を否定されるようなもんですし、本来失敗を認めて素直に引き下がれば良いものを、屁理屈の達者な茶坊主の皆さんがYCCとか言って失敗を誤魔化す政策を入れてしまうし、おまけにマイナス金利を前提にした特別付利みたいなことまで始めるし、ということで政策解くのを期待は出来ないんですが、4月CPI強い所がワンチャンなんだから、時期的には全国CPIのタイミングから言って7月展望レポートなんだよな〜(まあメインは黒ちゃんが石持て追われた後だとは思うけど)、とは思ったり思わなかったり(はて何でこんな事書いてるんだか)。



〇相変わらずボチボチとECBを成敗する訳ですが(ラガルド会見)

[外部リンク] Lagarde, President of the ECB,
Luis de Guindos, Vice-President of the ECB
Frankfurt am Main, 3 February 2022

・22年は利上げしませんぜ発言を引っ込めた件についての再確認質疑に対して3月の経済物価見通しが重要と回答

これは確認の質問ですが、

『I just wanted to draw on your response to Annette's question on rate hikes earlier, and wanted to confirm: are you not willing to repeat today, as you said recently in December, that it's “very unlikely” that you will raise interest rates this year?(後半割愛)』

という念押し質問に対して一言でも回答できそうなもんだが妙に長い説明をするラガルドはん。

『On your first question about interest rate hikes: as I said, I don't make pledges without conditionalities and I did make those statements at our last press conference on the basis of the assessment, on the basis of the data that we had. It was, as all pledges of that nature, conditional.』

と思うなら何でそれまで「利上げするのはベリーアンライクリー」とか決め打ち発言をしたんだよと小一時間問い詰めたいのですが、ラガルドはんの言い訳としては「その発言はその時の状況と見通しを前提にしているので前提が変わったら変わるのは当たり前田のクラッカーですことよオーッホッホッホ」と回答する筈だし、中銀の中の人はまあそうやって平然と回答するのが基本的な仕様です。

『So what I am saying here now is that come March, when we have additional data, when we've been able to integrate in our analytical work the numbers that we have received in the last few days, we will be in a position to make a thorough assessment again on the basis of data.』

新しいデータが集まる3月定例理事会(=見通しの改訂が行われる)で色々と考えていくわよ!

『I cannot prejudge what that will be, but we are only a few weeks away from the closing time at which we provide the analytical work, prepare the projections for the Governing Council, and then come with some recommendations and make our decisions.』

ほーん。まあ直近のデータまでを加味したらベリーアンライクリーとかそういう話はできませんわなあだそうな。

『I think it all goes back to: how do we make our decisions?』

と思ったらパラグラフが変わりましていきなりそもそも論である。

『We make them on the basis of data, we make them on the basis of the forward guidance when it comes to interest rates.』

そもそも(火曜日に引用した部分のラガルドはんの発言にあるように)経済物価情勢を巡る構造要因までを含め、パンデミックの影響と資源価格の高騰(については月曜日にネタにしたECBチーフエコノミストのレーンさんの講演で「気候変動対応によって化石燃料の供給能力が拡大しない」ってしれっと認めているのがチャーミング)などの要因変化があって、特に物価見通しが読みにくくなっている、という状況の中(火曜日に引用したこの時のラガルド会見では気候変動は名指ししなかったけど構造変化で読みにくくなっているというのは認めている訳で)、という中で金融政策運営に「フォワードガイダンス」みたいなのを入れてエエノン???って感じはするのですよね。

ただまあ実はこのECBのガイダンスも「見通しベース」になっているから、実際には「チーッス、見通し変わったんで政策金利変更しまーっすサーセン」って出来るのですが、近年の金融政策論では政策パスを事前に示すのが当然かのような話しばっかりになっておりますわな。

しかし、コロナと気候変動対応が同時に飛んできて(おまけに高齢化問題もあるし)構造変化が起きていて見通しを思いっきり外してしまうという昨今において、見通しも当たらんのに政策パスを事前に出すの無理だし、これを更に進化(というか退化だけど)させますと、どこかの国の「願望レポート」のように「追加緩和したくないから見通し期間の終盤の物価見通しが以下略」とか、「早期の物価目標達成を標榜しているから以下略」とかそういう風に、「エビデンスに基づく金融政策」どころか「金融政策の方向性を勘案した経済物価見通し」という面白事態に陥ってしまうんですよねー、ナムナム。

あ、すいません話戻します。

『We make them gradually because we are not here to rock the boat, if I may say. We are going to use all instruments, all optionalities in order to respond to the situation - but the situation has indeed changed. You will have noticed that in the monetary policy statement that I just read, we do refer to the upside risk to inflation in our projection. So the situation having changed, we need to continue to monitor it very carefully. We need to assess the situation on the basis of the data, and then we will have to take a judgement.(後半割愛)』

チーッス、状況が変わったんで政策見通しも変わるんっすよーサーセン。としか言いようが無いのは分かるがラガルドはんその辺達観して堂々と悪びれもしないで言ってる感isありますな。まあここまで言うのですから利上げしませんでしょうなあ関連は全部白紙で見直しまっせということでして・・・・・・・・


・足もとのアップサイドサプライズでリスクが上方は分かったのだがところで中期的な見通しはどうなるのですか

この人の質問中々お洒落でして、質問の後半が上記小見出しのツッコミ。

『(前半割愛)Secondly, you were talking about how inflation risks are tilted to the upside, particularly in the short term. Could you give us some more thoughts on the medium-term and specifically the assumption that inflation will fall below 2% and stay there in 2023 and 2024?』

こちらに対するお答え。

『You had a second question, which had to do with: what's my prediction about the medium-term inflation? Well, again I'm very sorry to say, but we do assess risk to the upside for the near term, particularly for the near term. We're not excluding, but we say particularly for the near term. We will know better what impact it will have on the medium-term inflation.』

この説明、まあ「中期的な見通しに反映するようなリスクではないと見ている」と読んでも良いのかもしれませんが、こういう言い方をされると「足もとでアップサイドリスクなのは明らかだがそれが中期的かどうかは今の所シランガナ」と開き直っている感isある(個人の感想です)。

『Let me just say one thing: we are getting much closer to target and this is so because in the medium term there are factors, drivers of inflation that are helping us finally reach - hopefully - that target. That has to do with the labour market that I was discussing earlier. That has to do with the broad-based inflation that we have, which concerns more than 60% of the items. It has to do with the inflation expectations which, whether based on surveys or market-based, are now heading very close to or at target.』

ブロードベースの物価上昇は観測されていますが、インフレ期待は2%に極めて近い状況になってきている、という段階だということで。

『So this is all a good development and I'm saying that with a concern because I know how much hardship it imposes on all of us Europeans, and particularly those who have to fill up the tank and who have to put food on the table, because it is hard. Prices are going up very much at the moment. We see them continuing to stay high for a few more months, but then declining over the course of '22 and then our medium-term numbers, we will have more certainty at our March meeting.』

でもって生活物価上昇で域内の家計が懸念しているのも把握していますが、今後物価が下がる材料もありますし、その辺りのデータをもって3月会合で色々と分析したい、だそうです。


後の方になるがこんな質問が。

『The first one is on inflation. You mentioned several times now the upside surprises of inflation in December and January. Does that mean that the December projections from the ECB staff, that they are already outdated, especially the projections that inflation will fall below 2% in 2023, in 2024?(後半割愛)』

『(前半に2つ目の質問の回答をしてたので前半割愛)On the upside surprise: we did not only use the word upside in relation to surprises; we used it in relation to risk. Risk is to the upside in our projection. We hardly ever - I'd have to double-check in the last 20 years, we may have in the past - but in the recent past we have not actually mentioned, we have not included in our monetary policy statement the characterisation of risks in relation to inflation. 』

『I think that is a very explicit indication that it might very well be significantly higher than what we had expected over the course of the year, and possibly higher than we had anticipated at the end of the year. Risk is to the upside, in particular in the near term.』

アップサイドとサプライズは別の話で、という謎の説明がおっぱじまっていますが、リスクがアップサイドで、出たデータがサプライズだったという話なのか。まあ謎の禅問答でしたが。


・結局3月の会合が大事なんですねということになるようで

こんな質問が。

『I have got a quick question on your March projections that you've highlighted now repeatedly: if those updated forecasts show inflation exceeding your 2% target in 2023 and 2024, would that, in your present view, be a reason to start slowing bond purchases earlier than currently suggested?』

3月会合時点で23年や24年の物価見通しが2%超えならAPPのペースダウンの決定とかもあるの?と身も蓋もない質問。

『Thank you for your pointed question, but I am not going to speculate on what the Governing Council will decide. I think you have the answer, but I am not going to speculate here on what the decision will be.』

身も蓋も無いので身も蓋もない回答をしていますな。というところですがここでオマケ(でもないのだが)に直近のレーンさんのインタビュー記事がECBにアップされていたのでそのネタをさわりの部分だけ(時間が・・・・)。


〇レーンさんがせっせと情報発信しておられるようだが3月会合が無駄に重要ポイントになりそうですわ

[外部リンク] with Frankfurter Allgemeine Zeitung
Interview with Philip R. Lane, Member of the Executive Board of the ECB, conducted by Gerald Braunberger and Christian Siedenbiedel
23 February 2022

フランクフルターアルゲマイン、でしたっけ。いきなり最初の質問がド直球すぎて草も生えない。

『Mr Lane, is monetary policy normalisation in the euro area edging closer?』

これはひどいwww

『In times of great volatility and uncertainty we should not make absolute statements. But the data clearly suggest that we could be moving closer to our medium-term target.』

データは我々のターゲットに経済が近づいている事を示している(あとはお察しください)ですな。

『Has your assessment of the appropriate monetary policy stance changed with recent developments in the Ukraine crisis?』

ウクライナ危機は金融政策スタンスにどういう影響があるのか?

『We will conduct a comprehensive assessment of the economic outlook at our March meeting. This includes the recent developments on the geopolitical front. These not only have implications for oil and gas prices, but also for investor confidence, consumer confidence, trade and so on.』

We will conduct a comprehensive assessment of the economic outlook at our March meeting.と回答するのはまあ順当と言えば順当ですけれども、この質疑の次に質問来るのですけど、こうなってくると3月のECBがやたら注目度高まる、という事になりますわな。

『So in terms of inflation there is not just the mechanical effect from commodity prices, for the medium-term outlook the macroeconomic effects need to be incorporated. As we already flagged at the February meeting, the geopolitical tensions are a very important risk factor right now, for Europe in particular.』

資源価格に影響するのはもちろんですが、投資家の信頼感、家計の信頼感、貿易に影響するし、しかも資源価格への影響だって単純じゃないですわな、まあその件も含めて諸々3月理事会で検討しますがな、と来ましてからの、

『So the March meeting of the ECB’s Governing Council could be exciting. What will happen next with the bond purchases and the key policy rates?』

いやそれはWhat will happen nextとか言われてもシランガナとしか答えようがないがな・・・・・・・・

『It’s important not to anticipate the decision that the ECB’s Governing Council will take in March. A lot can happen before then and, as mentioned, there is much uncertainty in the world. But our strategy is crystal clear: we want inflation to stabilise around two per cent in the medium term.』

物価目標の達成、これが我々の目的です(キリッ)と来てからの、

『There are three possible ways of getting there.』

ほほう。

『First, if the medium-term inflation outlook falls well below our target, the ECB must pursue accommodative, i.e. loose, monetary policy.』

『Second, if medium-term inflation settles above our target, we would need to tighten monetary policy.』

この二つは当たり前すぎて、と思ったら・・・・・・・

『Third, if inflation settles around our target in the medium term, then a normalisation of monetary policy, as we call it, would suffice.』

物価が中期的に目標達成する見通しならば、我々が「金融政策の正常化」と称している事が十分である。との仰せでして、いや全く持って当たり前なんですが、どうも長期緩和で頭が緩和されておりますので市場の皆さん「2%程度にとどまるなら緩和が続く」くらいのゴルディロックスヒャッハー脳になっているんじゃないかと心配する所なのですが、現実問題として2%が中期的に達成できるのなら緩和政策は要らん、というのが本来の正しい話なんですよね。

以下記事の方は延々と続くのですが、時間も無いのでこの辺で勘弁して下さい。目を泳がせた感じでは面白いと思いました。
 


お題「2日で盛大に叩いたのを2日で全戻し(以上)するなよ・・・・・/ECB会合時のラガルド会見ネタを今更ですが続きでちょっとだけ」   2022/02/22(火)08:07:02  
  えーちょっとちょっと・・・・・・・
[外部リンク] 午前
プーチン大統領、ウクライナ親ロシア派地域の独立を承認

『[モスクワ 21日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は21日、テレビ演説し、ウクライナ東部の親ロシア派2地域の独立を承認すると表明した。ロシア国営テレビは、プーチン大統領が親ロシア派の「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立を認める法令に署名する映像を放映した。』

『プーチン大統領は演説で、ロシアがウクライナに対しオープンな協力関係を築く一方、ウクライナ指導者は義務を果たすことなく「いいとこ取り」に徹しているとし、ウクライナの行動に不満を表明。ウクライナが外国の勢力にコントロールされており、米国に植民地化された「傀儡(かいらい)政権」にすぎないと言明した。』(上記URL先より)

うーんこの。

〇盛大な叩き料理の戻りなのは分かるのだがそうやってド派手に戻るのもちょっと(円債メモ)

動きがチョッピーで草も生えない。
[外部リンク] 午後
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続伸で引け、超長期金利の低下続く

『[東京 21日 ロイター] -

<15:10> 国債先物は続伸で引け、超長期金利の低下続く

国債先物中心限月3月限は前営業日比11銭高の150円14銭と続伸して取引を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は同1.0bp低下の0.205%。地政学リスクへの警戒感から買いが優勢な展開となり、超長期金利の低下が継続した。』

『ウクライナを巡る緊張感は依然強く、前週まで金利上昇が目立った超長期債には18日から反動的な買いが続いている。現物市場で新発20年債は同3.0bp低下の0.665%、新発30年債は同4.5bp低下の0.890%、新発40年債は同4.0bp低下の0.935%となった。』(以上上記URL先より、以下同様)

先週水曜木曜で売り込んだ超長期が金曜月曜で全戻しどころかちょっと強くなっとるとかいつものパターンちゃあパターンなのですが、こういう動きされると相場ちゃんが落ち着いてくれないんでそれはそれでアカンですよねー、とは思いますが、そもそも10年の所を日銀がピン止めするもんだから本来10年の所に出て来る売り圧力がほかの年限に染み出してしまった結果この有様、というのもありますわな。

まあいいから連日の超長期カーブ大暴れが静かになっていただきたいものだと思います。よー知らんけど「相場が止まったのを見てから買う」というのは別に悪くは無いと思うのですが、止まったのを見て追っかけてしまうって言うのも毎度見る光景ではあるが中々の不思議ちゃんではあるんですよねー。

というだけのメモです。

『TRADEWEB
     OFFER   BID   前日比 時間
2年   -0.025  -0.019  -0.005 11:00
5年    0.034  0.04   -0.014 12:36
10年    0.2  0.207   -0.011 12:45
20年   0.669  0.674   -0.025 12:41
30年   0.903  0.908   -0.03 12:45
40年   0.942  0.951   -0.029 12:44』

うーんこのフラットニングという風情ですが、10年も何気に割としっかりしてて、先物パラレルくらいでは動くというのがナンジャソラという感じではありますけど、まあそれはそれとしてただの余談ですけど、どうせ今日あたりこの戻りを評価して「日銀のYCCへの市場の信頼を示している」とか「日銀のYCCが成功している」みたいなコメントがベンダーに出ると思うんですが、これ割とちゃんとした人でもその話をしちゃうのが残念なんですが、そもそもQQE+YCC政策っていうのは「2%の物価目標を達成するため」に行っている政策、というのがそもそも論としての立ち位置なのですから、別に金利上昇が止まったから成功とかそういうもんじゃありません。寧ろ政策が成功して2%物価目標達成を皆さんが信じた時に「10年0.25%」という2%物価の国(になった場合)でそんな長期金利ある訳ねえだろという水準の維持をするのが地獄のオペレーション運営になる訳でして、今般の結果で日銀への信頼だのYCCが功を奏してるだのというコメントをうっかり出したくなるのですが、それって戦略で大敗しているのに局地戦で買ったのを買った買ったと提灯行列するようなもんで、論点を完全に外してしまってるのでありますな。

まあ何ですな、YCC開始後の過去の日銀のオペレーションと比較した場合、変なジタバタをしないで「うちは10年カレント3銘柄を0.25%で無限に買うもんねー」の表明だけして、堂々とあとは通常運転してたのは、相場に余計なノイズを出さないことによって話をややこしくしなかった、という点ではオペレーション自体は上手くやってるとは思うのですが、局地戦を評価してもそもそもの大戦略で勝負以前の問題になっているんだから戦略の失敗は戦術で取り戻せないという話ではありますな。

あとちなみに中期の指値に関する考察ですが、「10年0.25%上限」に対して5年がフラットだ逆イールドだ、になってしまうと「ちょっとちょっとお兄さんお兄さん、そのイールドカーブは何ですのん」という話になってしまってそらまあアカンヤロとは思うのですが、逆に言えばその位の金利上昇しないと指値せんじゃろ、とアタクシは思っております。なお2年はどうせプラスなら買いがあるので(個人の妄想です)キニシナイ。


〇ここで突如出遅れまくっている過去ネタ掘り返しましてラガルド姐さんの2月定例理事会会見という昔のネタの続き

いやーちょっとショパンの事情でここ数か月下準備とかしてる余裕が無くて、だいたいその朝出てきたネタを出たとこ勝負でネタにする、というパウエルみたいなことになっていて積み残しが多くて(実は日本ネタでどこぞの審議委員の金懇がどうせ読む価値ないだろと思って放置プレイをしているのだが記録としては残さないといけないなーとか思っている)甚だ遺憾だし、今月追いつかないととか言ってるうちにもう今月今日入れて4営業日しかないという事実に驚愕するのですが、そうは言っても拾うものは拾わんと、ということでこれまた月初のラガルドはんの会見、とか今さらお前何言ってるのと言われそうですが、このQAから今後のインプリケーションがありそう、とアタクシが勝手に思っているのを拾ってみるという虫干し企画です。

「年内利上げはハイリーアンサートン」と言ってたのはあれはあの時の見通しであって、12月以降毎月のように物価がアップサイドサプライズを示しているのだから話は違う。という冒頭の仕込み質問じゃないかという位に素晴らしいのだけはとっととネタにしましたが、まあその辺の背景になりそうな追加ツッコミに対しての質疑を読んでおきましょう。

というのはつまりですね、「政策パスとかそんなもんを事前にセット出来ないから出たとこ勝負で対応するよ」と言っているという話で、FEDの方がよりそれを前面に出して極端に言ってますけど、これがまた何というかなのは、ベンダーコメントとかそこに出て来る何とかストレポートとか見てると「政策金利パス」の話を相変わらずしていることでして、いや良いからお前ら人の話を聞けと思うのですが、この「先行きの政策パスを云々」ってのはアカデミア方面も良く言いだす話で、まあそういう流れの中でバーナンキの時からSEPが無駄な充実化を進めてたりしてましたけど、今や「出たとこ勝負」って言ってるのに、「先行きの政策パスがどうのこうの」とかそういうフォワードガイダンス的な話をそもそも当事者たちだって考えてられんのに、何であの何とかストとかは先行きの政策パスがプリセットされている、みたいな感じで話をするんでしょうね。

#さーせん余談が長いですね。


・何で前回いれた“in either direction”を削除したの?何で相変わらず金利のガイダンスが“or lower”なの?

質疑応答始まって4分の1くらいの辺りの質疑になります。

『The first one is that from your guidance about standing ready to act you removed “in either direction” and I'm curious about the significance of that, if there is a significance. But in the interest rate guidance you left “or lower”. The two seem to be incoherent to me because that would mean if lower is an option and you are not ready to act in both directions, then you're only going down. Surely you didn't mean to say that?(後半割愛、というか次)』

声明文の質問。そういやこれも声明文と背景説明が別になったし、ガイダンス文言が声明文に入るようになったから比較する意味あるなあ(前は無駄に長くなるのと体裁が一定じゃなかったから中々できなかったけど、とかこの質問見て思ったのですが。

2月声明文
[外部リンク] Governing Council stands ready to adjust all of its instruments, as appropriate, to ensure that inflation stabilises at its 2% target over the medium term.』(2月声明文)
『The Governing Council stands ready to adjust all of its instruments, as appropriate and in either direction, to ensure that inflation stabilises at its 2% target over the medium term.』(12月声明文)

となっており、「物価が中期的に2%で安定するために適切な対応を取る」の文言にあった「両方向に」というのを削除したのは何ですねん、その割に金利ガイダンスの方が相変わらず「・・・・the Governing Council expects the key ECB interest rates to remain at their present or lower levels until it sees inflation reaching 2% well ahead of the end of its projection horizon and・・・・・・・」と「現状維持または利下げ」になってるのはどないなってますねん、という質問。

ラガルドはんの回答。

『On your first point: you've done a good compare reading of the various paragraphs that are included in our monetary policy statement.』

余計なこと気が付きやがって、ということなのか実は言いたいことをちゃんと指摘して喜んでいるのかはまだわかりません。

『It is a fact that we have removed the portion that says in both directions. We now say the Governing Council stands ready to adjust all of its instruments, as appropriate, to ensure that inflation stabilises at its 2% target over the medium term.』

何か言ってることの意味がないなおい。

『I think “as appropriate” - which we debated within the Governing Council - captures the vast array of optionalities that we have available depending on the data that we receive, and as, hopefully, some of the uncertainty we have around clears off. So we thought that “as appropriate” was perfectly adequate to cover all the moves that we could take and all the optionalities that are available for us.』

アプロプリエートってのが全てのオプションを意味します(キリリッ)ってのは分かるんだが、じゃあ何で前回まで「両方向に」って入れてたんだよ・・・・・・・・

『I think based on recollection - because we debated that a little bit - the “in either direction” was inserted once to really indicate that there was a change of tack and that we were no longer in that low inflation environment for such a long period of time.』

ほとんど禅問答ですが・・・・・・・・

『That was inserted in the December monetary policy statement.』

確かに10月の声明文([外部リンク] either direction”」と緩和一辺倒ではないよというメッセージを出しました、と言いたかったらしい。ナンジャソラだが言ってることの理屈は分かる。

『We are clearly receiving data that inform us about the high level of inflation, certainly the upside risk to our projection, particularly for the short term, and that is the reason why we thought that “as appropriate” would cover all the optionalities that we have.(後半割愛)』

で、もうその後物価が高いのは皆様ご案内の通りなので、わざわざ「両方向」とか書かんでも「アズアプロプリエート」に両方向という意味を読み取れるから余計な文言は外した、ということですが、結局じゃあ金利ガイダンスの「現状の水準またはそれ以下」は何で残してるのという話だが、まあこれは利上げと同時に削除でそれまでは放置プレイなんでしょうね。


・経済物価(特に物価)見通しがここの所盛大に外れている件についてのツッコミ(さっきと同じ人)

この人の質問の後半も中々のもんです。

『(前半割愛)The second question is about the quality of your projections: do you maintain your full confidence in the ECB's projections? The track record of ECB projections has been quite mixed in recent quarters. It's clear to me that the models are not equipped to be modelling a once-in-a-lifetime event. What do you think about the projections going forward?』

スタッフ見通しが最近外れまくっているようですが、というのを丁寧に表現すると(してねえか)こうなる。

『(前半割愛)Now, I'm glad you're asking me about the quality of the projection by staff.』

さっきと同じパターンだな。

『It's actually interesting because as managing director of the IMF I did have exactly the same questions in due course in my previous life. What it means is that providing forecasts, elaborating projections is a difficult exercise that is based on the assumptions that you make and on the models that you use.』

経済見通し作るのは難しいのよ、とまあそらそうだという話から始まりまして、

『I have full confidence that staff do their best to include all the sensible, reasonable, rational assumptions that they can. I can assure you that they go through a whole array of scenarios: what if, what if, what if. They use the models that they use - that many of you listening to me are also using. It is hardly surprising that most projectionists, most forecasters have also been surprised by the inflation numbers in particular in December and January.』

物凄く頑張っているんですが、と説明するのはまあ当然ですけど。

『Very few of them could've anticipated the energy shock, the massive shock that is hitting our economies around the world, but particularly so in Europe, where we are so vastly export[1]-dependent(脚注有りますが、ここはImport dependentの言い間違いなのは明らかということです、エネ価格上昇のショックが外生的だから誰もが予測できなかった、というような話をしていますね) when it comes to our energy. That clearly has an impact that was not anticipated because it was not in the assumptions.』

追記した所に書いてしまいましたが、エネルギー価格ショックはありゃ予想するの無理ですわ、と。

『Now, all the work that is done by staff to elaborate on those projections, all that work is also assessed by the Governing Council and each and every Governor of each and every national central bank is consulting with their staff as well. Their staff are also feeding data into the aggregate projections that we produce at least in one case out of two every year - sorry, two out of four. But the determination is made by the Governing Council.』

『Indeed, there is an element of discretionary judgement. We don't take projections just at face value and this is particularly relevant in the current circumstances given the level of uncertainty, given the geopolitical risks around. There has to be an element of judgement that actually belongs to the table of the Governing Council.』

ということで、これももしかして仕込み質問じゃないかという位に話がうまくまとまっているのですが(歓喜)、現状これだけ非常に予測が難しくて不確実性の多い中で政策委員会は決定を行っていきますよ、スタッフの見通しについてはそりゃ正確なのに越したことはないですが、それよりも見通しと結果の際のフィードバックなどを委員会に出して、何回も検討していくことによって経済物価見通しに伴う金融政策を決定しますよ、みたいな感じの説明をしている(と思ったのだが違ってたらゴメンナサイ)ように読めますわな。

ということでですな、まあ見通し策定難しいこの時期に、先行きのゴール地点を決めてそこに向かって政策を運営していくパスを明示する、というような事が出来る訳ねえだろ、という話もこの説明に思いっきり含まれていると思ったので、まあネタにしてみました。

・・・・・・「拾っていきます」とか言ってる割に時間が無くなって質疑応答1本で終わってしまいましたサーセン。


#その点どこかの国は「2%の物価目標達成は全然先の話」と強い確信をもってプロジェクション出来るので先行き政策パスの説明をしやすくて、中央銀行のコミュニケーションが楽そうでよろしおすなあ(はんなり)
 


お題「超長期の逆襲キタコレ/ECBレーンさんの物価に関する講演である」   2022/02/21(月)08:08:32  
  花粉ェ・・・・・・・・・・・

〇金曜の円債ちゃんやっと反転と思ったら超長期盛大に巻き戻しとな

[外部リンク] 午後
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続伸で引け、ウクライナ情勢で振れる展開

『 [東京 18日 ロイター] -
<15:10> 国債先物は続伸で引け、ウクライナ情勢で振れる展開

国債先物中心限月3月限は前営業日比10銭高の150円03銭と続伸して取引を終えた。ウクライナを巡る情勢の変化に振れる展開となった。新発10年国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0.215%。』(上記URL先より、以下同様)

まあウクライナちゃあウクライナかも知れませんが、金曜の場合は単に朝からホイホイと超長期が巻き戻しの巻って奴になって戻りました、っていうような話何でネーノという気はだいぶする。

『現物市場で、超長期金利は急低下。新発債利回りは、20年債が前日比3.5bp低下の0.700%、30年債は同5.5bp低下の0.935%、40年債は同4.5bp低下の0.980%。2年債は同変わらずのマイナス0.015%、5年債は同0.5bp低下の0.050%だった。』

超長期デーって感じだったと思うのですが、日銀が政策変更する思惑、と言いましても、そもそも論として変更した後に出来る政策っていいとこゼロ金利(と言いながら当座預金0.1%付利だけど全部に付利してたら日銀の財務的にどうなのというのが気にはなるので、付利も無しにすると各種買入でマイナス金利を買ってしまうとマイナス金利政策前の短国マイナス地獄編になってしまうので、そもそもマイナス金利出来上がりの買入も停止しないと行けないとかコマイ話は色々とあるのだったりします。

まあそういうコマイ話はさて置きまして、どうせ日銀の今の政策廃止したって、一番日銀ががんばってただのゼロ金利政策で、資産買入に関してはリスク性資産の買入を一切やめる、までやったら立派だけどどうせやらんだろうし、と考えると実は今でもコールが▲2bpとかその近辺に居ることが多い(加重平均ベース)のだから、そんなたいした利上げじゃないのよね、という風に思ったとき、はてさてどうせ物価目標行かないのでそれ以上できないなら長い所の金利水準は、という話ですかしらとは思いますが、単にポジションの投げ踏みみたいなのだけで、2月末ってバンキング的に決算の着地みながらの調整しないと行けない(終わってるところは終わってるでしょ)ので、板がスカスカの中での出来事(という割には先物は大商いですけど)とでおしておけばよいのでしょうか、うーん叩きも豪快戻りも豪快とか鰹みたいな話ですな。

ということでメモで毎度のトレードウェブさん(ロイターさん提供)

『TRADEWEB
     OFFER  BID   前日比 時間
2年   -0.019 -0.014  -0.004 14:54
5年   0.049  0.054  -0.005 15:01
10年   0.21  0.215  -0.009 15:02
20年   0.694 0.699  -0.039 15:04
30年   0.934 0.939  -0.051 15:02
40年   0.974 0.981   0.047 15:10』

これまで超長期戦線方面が一方的に押し込まれる展開だったものが見事にバックドロップになっておられますが、こういう相場の場合、誰かが買ったのを見るまで買いに来ない、というお人がどの位いるのか、というのが気になるところでして、「よーし相場止まったしパパも安心してこの水準なら買っちゃうぞー」という動きを馬鹿にしてはいけません。

というメモでしたが、昨日の10年カレント近辺の引けは先物の手前(6年弱)くらいから10年まで概ね1強で、超長期は20年で4強なんですから本当はカーブがフラットするものですけれども、日銀要塞の所はそもそも戦線が膠着しているのでカレント2銘柄だけ5糸強とかになっております。

しかしまあ何ですな、もっとこう先物の豪快な叩き料理が出てきて9年から後ろがフラット、とか少しは面白い相場ちゃんでもやって頂けるかと期待(無責任発言にも程がある)しておったのですが、先物裁定ゾーンこの間ずーっと順イールドを引いていまして、あんまりオモンナイわという結果になりました。この間何か超長期への介入をやたら慫慂する何とかストとかも散見されたのですが、特に日本の場合々ちゃんの目の黒いうちには政策は梃子でも動かないし動く検討する時点で黒ちゃんにとっては恥辱だと思っている節があるという頑迷固陋な爺さんなので手前で何か起きる訳が無い、△箸聾世い泙靴討眄い涼羃燭起こるか分からなくて、日銀が政治的世論的情勢などを踏まえて(円安で日本の国力低下ネタ最近一般ニュースにもでますよね)武家社会の伝統芸能「主君押し込め」をぶっこんで来る可能性はありますが、まあ押し込めたとしても(この場合黒ちゃんの事だから健康上の理由で辞任とかになってもおかしくはない)、マイナス金利とYCCが無くなるだけで、別に2%達成できるわけでもないのにどこまで売れるの、というのがあって、まあどっかで止まる事はあるじゃろという格好になりましたなあっはっは。



〇金曜に頭出ししたレーンさんのインフレーション話に関しては「構造変化の可能性」が指摘されてました

[外部リンク] in the near-term and the medium-term
Opening remarks by Philip R. Lane, Member of the Executive Board of the ECB, at MNI Market News Webcast
Frankfurt am Main, 17 February 202


『In these brief opening remarks, I wish to discuss the forces shaping near-term and medium-term inflation dynamics.』

ということで中短期のインフレーションダイナミクスについて説明しますよ、という話です。


・短いタームのインフレーションダイナミクスはコロナ由来の供給制約とエネルギー価格が寄与

ってな話を最初はします。

『On near-term inflation, I emphasised in a blog post last week that the current high inflation rates have been largely shaped by a pandemic cycle that has generated global bottlenecks for manufactured goods over the last year and, most importantly for the euro area, has seen a very substantial surge in energy prices in recent months.[1]』

「I emphasised in a blog post last week」については
[外部リンク] ECB BLOG
Bottlenecks and monetary policy
Blog post by Philip R. Lane, Member of the Executive Board of the ECB[1]
Frankfurt am Main, 10 February 2022

というのがあったのですがバタバタしてて全然読めてませんでした。


・エネルギー価格上昇が欧州経済のマクロ的にマイナス要因であるという事を注意しないと行けない、という指摘


『A comprehensive analysis of the implications of high energy prices for near-term and medium-term inflation dynamics should take into account four factors:』

エネルギー価格の物価への影響は4つのパスがあると。

『first, the direct impact through the energy component of the HICP; second, the indirect impact, since energy is an important input for many other components of the HICP, such as food, transportation, goods and many consumer services; third, the potential for second-round effects on wages, with due differentiation between a one-off or catch-up wage adjustment and a revision in inflation expectations that would have persistent effects on wage growth; and, fourth, the macroeconomic impact, with high energy prices operating through negative income and wealth effects, while also affecting energy-sensitive production and investment plans.』

エネルギー価格上昇が直接物価指数に影響を与える、エネ価格上昇で投入コストが上がる、エネ価格上昇の影響で賃金上昇圧力が高まる、エネルギー価格はマクロ経済的に言えば欧州にとっては交易条件の悪化になる。

『At a global level, the macroeconomic impact of an energy shock differs between energy-producing and energy-using regions. Since the euro area is a significant net importer of energy, a surge in energy prices constitutes a significant adverse terms of trade shock. Higher import prices for energy reduces the disposable incomes of households and the cash flows of energy-intensive firms. The impact of this terms of trade shock on euro area macroeconomic dynamics will warrant close monitoring in the coming quarters.』

でもってこの「マクロ的に欧州に取ってのコスト増」というのをああでもないこうでもないと更に説明して、「The impact of this terms of trade shock on euro area macroeconomic dynamics will warrant close monitoring in the coming quarters.」と説明しているのは何ですねんという感じですが、まあこれって素直に読みますと(レーンさんの文章は基本的に素直に読んで問題ない、というのが今までのパターンでしたので素直に読みますが)これ即ち「資源価格上昇の影響がマイナスに効いてくる点を注意してみないといけない」なのでありまして、つまりは物価高対応で金融緩和の縮小はするのですけど、その一方で資源価格高止まりの場合はそれが景気にマイナスになるのを勘案すると、そんなに派手な縮小はできないですよね、って話をしているのに等しいと思いました(個人の感想です)。


・インフレ期待がシフトする場合とはどういう事や的な話、というのが来ました

『Moving from near-term to medium-term inflation dynamics, there is a clear potential linkage: if currently-high inflation causes a rethink about the likely level of medium-term inflation, a persistent shift in inflation expectations can play a significant role in determining inflation dynamics. There are several mechanisms at work here.』

今の中期的にインフレ期待がどうなるかが重要で、インフレ期待が長期的にシフトしてしまった場合、物価にはこのような影響がある、としてまた幾つかの例。

『First, at any given time, the recent history of inflation is an important input in shaping the beliefs of households, firms and investors. Before the pandemic, there were widespread concerns that a long period of below-target inflation in the euro area had led to a downside de-anchoring of inflation expectations. In particular, there was a widely-held conjecture that myriad structural forces (combined with the effective lower bound for monetary policy) would keep inflationary pressures low for an extended period, with persistent monetary accommodation only gradually returning inflation to the two per cent target.』

『The currently-high inflation rate calls this into question this conjecture through a stark demonstration that inflation is not destined to be always super low.』

最初にぶっこんできたのは、コロナ前には「物価は構造的にも中々アガランチ会長になってきておるので、金融政策担当者は大規模な金融政策の巻き戻しはオンリーグラデュアルで無問題」という認識だったが。今の高インフレ状況は今までの認識とは別の世界に入っているのでホンマにそれでエエンカイという疑問が出てきておる。

『Of course, precisely how much medium-term inflation expectations might be affected by the current burst of inflation will depend on the intensity and duration of this spell of above-target inflation, the nature of its underlying drivers (in particular, the balance between external supply shocks versus domestic demand shocks) and the extent to which the central bank is trusted to deliver the two per cent target over the medium term.』

中期的なインフレ期待の今後の動向は、目標を上振れた物価水準がどの程度強まったり時間が掛かったりするか、という話、つまり今の基調的な物価のドライバー、特に供給制約と需要の急回復のミスマッチが影響するのと、ECBが2%物価目標を維持する、という信頼が得られてるかどうか、ということによって決まるでしょう。


・一方で金融政策運営に関しては蝙蝠発言しかしておりません

『It is especially important that the central bank is seen as symmetric in its commitment to the two per cent target - being fully prepared to react proportionately if there is a threat that inflation will settle above two per cent in the medium term, while also making sure not to over-react to the extent that there is a risk that high near-term inflation might induce an excessive monetary tightening that pushes inflation persistently below the two per cent target over the medium term.』

でもってこの状況に中銀は何するのか、という話が来たのですが、結局のところ「symmetric in its commitment to the two per cent target」ということで、言うはやすし行うはきよしとはよく言ったもので、これ言うだけなら別に言えるのですが、肝心の具体策は無いしどうせ出たとこ勝負になるんでしょう。

2%ターゲットを大きく上振れしたのが長期がするのは良くないし、かといって過剰反応するのは良くないし、そうは言っても物価上昇を放置したら将来的に強烈なタイトニングをして経済を殺しに行かなければだめって状態になるのは良くない上に経済死んだ結果また2%割れになるかもしれんし、というのを回避して運営します(キリッ)っていやいやお兄さんお兄さんそれどうやってやりますのん、って感じですな。

まあ何ですな、この出たとこ勝負も米国の場合は物価が強いの出る→威勢よく緩和縮小って感じの出たとこ勝負感がありますが、欧州の場合はエネ価格による交易条件の悪化にかなりナーバスになっている感があって(個人の感想です)、その分だけ緩和縮小は地味にやっていく感じを受けました(個人の感想です)がどうでしょうかね。


・欧州の中期的なインフレ期待はエネルギー価格ショックの前から底値からの上昇を始めていたそうな

次の最初のところは「ほっほー」と思いました。そうなんですね。

『Moreover, it should also be recognised that medium-term inflation expectations have been increasing from a low base towards the two per cent inflation target over the last year, even before the energy shock.』

アンダーライングの部分でエネ関係なく2%に向けた期待インフレの上昇は起きていました、だそうです。へー。

『In the specific context of the euro area, there are several factors indicating that the excessively-low inflation environment that prevailed from 2014 to2019 (a period over which inflation averaged just 0.9 per cent) might not re-emerge even after the pandemic cycle is over.』

2014-2019年の平均0.9%というような低インフレ状況は実をいえばコロナ後に戻って来ることは無いと見込む、とここでは威勢の良い話が来ました!


・欧州で物価が目標以下の低位状態(1%水準を言うんですけどね)には戻らんという理由がキタコレである。

『First, the scale of the fiscal and monetary response to the pandemic demonstrated the strength of the commitment to delivering macro-financial stability, rather than seeing a return of the pre-pandemic dynamics that acted as a powerful anti-inflationary force after the global financial crisis and the euro area sovereign debt crisis (the twin crises between 2008 and 2013). 』

『Importantly, this included substantial policy action at both EU and national level; with the former including the SURE programme, extra funding for the European Investment Bank and, most significantly, the NGEU initiative. In particular, the medium-term nature of the NGEU programme has provided an important anchor for medium-term economic prospects, especially for the main beneficiaries.』

リーマンショック後の危機対応の進展によって、マクロ的な金融安定化が強化されることになった結果、リーマンショック時のような金融不安低下によるデフレーショナリーショックが起きにくくなっており、これには今般のコロナ対応における世界各国の財政拡大も同じ意味合いを持っている。だそうです。

『At the national level, we have witnessed the deployment of large-scale government interventions to buffer the impact of the pandemic shock on household and corporate incomes - through temporary employment protection schemes and tax cuts, among other initiatives - and to facilitate the normal financing of economic activity - especially through large-scale public loan guarantees.』

この辺は今言ったコロナ対応の各国の取り組みの例示。

『All this stands in contrast to the macroeconomic configuration that characterised the period after the twin crises which involved very muted aggregate demand, with many governments, households, firms and banks focused on sustained deleveraging after a period of excessive imbalances.』

それから金融安定化に関しては過大なレバレッジも少なくなったし、その点への警戒が強くなったのも良かったね、との事。


・中期的なインフレ期待を2%にリアンカリングするECBのコミットメントが効いている、という自画自賛

『Second, the re-anchoring of medium-term inflation expectations towards two percent has also been supported by the clarity of the ECB’s new monetary policy strategy, which was finalised in July 2021 and backed up by its revised interest rate forward guidance. The revised strategy makes it clear that the monetary policy of the ECB is dedicated to delivering the two per cent target over the medium term, with a symmetric aversion to below-target and above-target deviations. 』

『The simplicity and transparency of the two per cent target increases accountability and improves clarity compared to the previous target of “below, but close to, two per cent.”』

ラガルドはんの大梯子外しのどこが「The simplicity and transparency」な政策なのかよくわからんのですが、まあとにかく例の「2%シンメトリー」によってインフレ期待が下がりにくくなったので低インフレ固定みたいな事にはならないらしいです。


・構造要因も今後は低インフレを抑止することになるでしょう、だそうです

『Third, in relation to structural forces, some revisions to beliefs about the operation of the world economy might also be contributing to a shift in inflation expectations.』

構造的な要因や国際的な経済運営のシフトなどがインフレ期待のシフトに寄与する、だそうですよ何ですかこれ。

『In particular, the level of excess capacity in global manufacturing might be structurally diminishing to the extent that China has embarked on a transition from an export-led to a domestically-focused economy.』

製造業の過剰生産能力が、特に中国の輸出から内需主導経済への移行の動きによって、減ってきている(ので価格下落圧力が減った)とな。

『In related fashion, rising wages and incomes in emerging economies mean that demand-side factors might be more powerful than supply-side factors in relation to the impact of globalisation in the coming years. In parallel, the increasing visibility of aging dynamics in some Western economies - a trend that is also becoming visible in some emerging areas (especially China) - may result in a less dynamic labour supply at the global level.』

新興国においても賃金上昇圧力が高まっているのも要因とな。

『The net impact of demographic change on inflation dynamics is not straightforward: while a lower labour supply may potentially have a direct impact on labour costs, it could also have adverse implications for the potential growth rate of the world economy.』

世界的な人口動態の変化の影響はあまり単純ではないようです。

『Furthermore, the net impact on labour supply in individual regions will also depend on international migration policies that can amplify or mitigate regional imbalances in labour supply. 』

『Moreover, in relation to structural forces, the pandemic may also have accelerated the digitalisation of the world economy, which could operate as an anti-inflationary force by increasing national and international competition, including in previously-sheltered services sectors.

海外への労働者移動が進むのか、といかデジタル化によって労働供給がしやすくなる(コロナがデジタル化を後押ししている)などなど、いくつかのファクターがあるよ。


・しらっと物価の構造要因にカーボンニュートラルをぶっこんでいるのお茶目

『The carbon transition constitutes an important structural force that will be a primary contributor to macroeconomic dynamics in this decade and in the decades to come.』

カーボントランジションの影響、とかしれっと入れているのがチャーミングですが、更にチャーミングなのはちゃんと「will be a primary contributor to macroeconomic dynamics in this decade and in the decades to come.」と長い時間の話である、と入れていることによって、足元のインフレが怪しからんからカーボンニュートラルとかちょっと考え直せみたいな意見が出てくるのを抑止しているんですねわかります。

『The net impact of the carbon transition on inflation dynamics will depend on the exact transition path that emerges and the time horizon considered. In particular, the mechanical impact of the carbon transition on energy prices (which, in turn, will depend on the evolving mix between fossil fuels and renewables in energy production) must be assessed jointly with the implications of a sustained phase of transition-focused corporate, household and public investment.』

『In particular, the impact on inflation dynamics must take take into account the shift in the composition of economic activity between investment and consumption and the wealth effects of the transition on the value of carbon-intensive assets, including housing. 』

『Moving towards a longer horizon, massive investment in renewable energy technologies should deliver sizeable efficiency gains in the production and use of energy over time, reducing overall expenditure on energy. Clearly, an orderly transition will have a more benign macroeconomic impact than a deferred process that requires sharper policy adjustment at a later stage.』

あくまでも壮大な話にしておりますが、トランジションコストがかかる話についてはさすがに言及しておりますし、足もとでCO2排出性のエネルギーに追加投資来ないから供給がコネー的な話はさすがにしておりますが、とにかく壮大な話にして誤魔化しているようですけれども、まあこの話もわざわざしてるっていうのは「カーボンニュートラルとかブリュッセルの貴族共の趣味のせいで庶民の生活が苦しくなってるのふざけるな」というような話はやっぱあるんでネーノ、と思いましたがさてどうなんでしょうかね。

以下、データを持ち出した説明コーナーになりますが、まあ今回はここで勘弁して頂きたく存じます。
 


お題「引き続きオモシロ相場の円債メモ/ECBレーンさんの講演でも「出たとこ勝負」論とな(頭出しだけ)/FOMC議事要旨ネタ補足」   2022/02/18(金)08:07:22  
  ありゃま
[外部リンク] 午前
ロシア、「数日中」にウクライナ侵攻も 米国務長官が安保理会合で演説

[外部リンク] 午前
ウクライナで停戦違反が増加、NATO事務総長が懸念表明

〇超長期ェ・・・・ではあるがまあ別に日銀は何もせんと思うけど

ワシ何とかの一つ覚えですんで、ロイターさん毎度ありがとうございます。
[外部リンク] 午後
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は小反発で引け、長期金利0.220%・超長期金利は大幅高

『[東京 17日 ロイター] -
<15:20> 国債先物は小反発で引け、長期金利0.220%・超長期金利は大幅高

国債先物中心限月3月限は前営業日比3銭高の149円93銭と小反発して取引を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は同0.5bp上昇の0.220%。』(上記URL先より、以下同様)

朝から売りでスタートしていきなり安値80銭とか付けるからナンジャソラと見てたらマジノ線の向こう側の超長期方面で戦線が崩壊してて、20年入札は事前予想とベンダーが報じた水準より強かったので横綱戻るかと思えばあらーんってヘロヘロしてきたと思ったら突如グングンズイズイ上昇を始めて、またもナンヤソラと思ったらウクライナでどうのこうのとかいうその後他のベンダーが追っかけてこない微妙なニュース。

他のベンダーが追っかけてこない微妙なニュースだったこともあって引けにかけてはやっぱりショボーン気味にはなったけど横綱におかれましては昨日の引け水準はほぼキープして終了、とおもったら引け後また売り直されていましたがその後の事は知らん。

まあしかし何ですな、

『さらにロシアの通信社が「ウクライナ東部の親ロシア派勢力がウクライナ政府軍から砲撃された」と報じ、米10年国債利回り(長期金利)がアジア時間の取引で1.9%台に低下すると、円債先物相場も追随してさらに上げ幅を拡大する時間帯があった。』

ロシアの通信社が報じる「親ロシア勢力が攻撃された」って盧溝橋感満載のヘッドラインですが、なんせ上記のように米債様が(米国の夜中ってこともあったんでしょうけど)物凄い勢いで金利低下したのにはビビるの巻で、横綱も20銭くらい上がったのですが、米債ほぼポツ1近く動いてた(と思うが違ってたら教えてジェネラル)とか、どんだけお前らポジション溜めてるねんという風情の米債最近オソロシオソロシネ。

『現物市場では超長期金利が急上昇。ウクライナ情勢の緊迫化で終盤はやや低下したが、強い上昇圧力が続いた。』

へいへい。

『カレント20年債は前日比3.5bp上昇の0.735%。一時0.745%と2016年2月18日以来の高水準を付けた。新発30年債は同6.0bp上昇の0.990%と16年2月22日以来の高水準。新発40年債は同4.5bp上昇の1.015%。一時1.030%と18年11月13日以来の高水準を付けた。』

20年の0.75%とか30年の1%とかの手前で反転するのがチャーミングなのですが、まあ大体3月決算のジャパニーズの皆さんが決算前で固めよう、って時に動き出すと(金利上昇の方で)動きが派手になる傾向がありますわな。

『新発2年債は前日比1.0bp上昇のマイナス0.015%、新発5年債は同0.5bp上昇の0.055%。』

地味に2年がゼロに近づいてきていて実に微笑ましい(ナンジャソラ)。

・・・・・・・まあ何ですな、たぶん何とかストの能書きはさておいて、ポジション持ってる人のコンセンサスって「日銀は10年の0.25%の指値は絶対にその手前、かつこの前の0.230%と同じ所で入れて来るけど他の年限はシランガナ攻撃でっしゃろ(ただし10年から手前がインバートみたいなエクストリームなことになった時はよくわからんけどまだ全然そんなカーブじゃないのでヘーキヘーキ)」って感じで構えているとは思いますし、だからこそ日銀の難攻不落大要塞が(そこだけに)ある10年カレントに全然皆さんアタックしてこないわけですが、これうっかり日銀が次の0.23%で指値オペ入れるのを忘れたら、エライことになるので、まあそんなことが無い様に願いたいですわな。

でもってですな、10年には大要塞組んだのですが、売り軍の進軍圧力をそこで止めた分だけ他の戦線に売り軍の侵攻圧力が高まってしまっている、というテイタラクを見ますに、他の年限を止めに行こうとか日銀の腰が砕けてだかチキンになってだかはさておき他年限に指値みたいなのをぶっこみに行きますと、そこはいったん止まるかも知れませんが更に別の所に売りの勢いが出るとかになるし、何度も攻勢くる度に同じところで拠点防御をしないといけなくなる(いったん介入したレベルは死守しないと抜けた時の売りがとんでもないことになるし、10年大要塞についても本当に次来たら止めるのか?って疑念持たれることになるので一旦レベル決めてしまったら死んでも死守しないといけません)ので、まあ今回は10年だけ止めてオトボケ、だと思うのですが、どこまで肚据えて出来るかという展開ですぬ。

さすがに水準が水準だし(というような安易な値頃感が良くないっていう説はあるんだが)、どうせ3月になると徐々に来期に向けての前倒しとかも入って来るはずだから、別に物価目標達成している訳でも無い日本で欧米みたいに調子よく売りをぶっこむのにも無理があると思うんですけどね。

だってさ、マイナス金利は撤回してくれたとしても別に政策金利が50bpになってくれるわけがないじゃん物価目標全然行ってないんだから、と思うと・・・・・ねえ(思いっきり個人の感想です)。


#まあ今日は米債が2%割れで戻ってきてるからそんな心配しなくてよさそうですが

という訳でいつものを。昨日は10年よりも7年が強いので「10年カレントだけ引け強」は3日で終了しちゃいましたな。残念無念(何が?)

『TRADEWEB
    OFFER  BID  前日比 時間
2年  -0.018 -0.012  0.008 15:20
5年  0.054  0.059  0.009 15:02
10年  0.219 0.224  0.009 15:06
20年  0.73  0.735  0.034 15:03
30年  0.982 0.988  0.053 15:17
40年  1.016 1.024  0.054 15:19』


〇ブラード仮面とかレーンさんとか

・変態仮面呼ばれもしないのに連日登場

サムネを見るとこれまたもう満面のドヤ顔に元気満々という感じの表情になっているのが貫禄の変態仮面クオリティである。

[外部リンク] 午前
FRB、今後3会合で1%ポイント利上げを=セントルイス連銀総裁

『[17日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は17日、7月1日までの3会合で合計1%ポイントの利上げを実施すべきとし、根強い高インフレに対する力強い行動を米連邦準備理事会(FRB)に改めて求めた。』(上記URL先より、以下同様)

というと3月50で5月よ6月に25ってことですかそうですか。ニュース短いのでうっかりすると全部引用になって申し訳ないから最後の所だけ。

『その上で、7月1日までの合計1%ポイントの利上げを提示しているが、「必ずしもそうしなければならないとは言っていない」と言及。「ただ、動き出すことが重要であり、FRBが動くことの必要性を市場が理解することも重要だ」と語った。』

昨日ネタにして今日もちょっとネタにする予定の1月会合議事要旨でもそうですし、そもそもその前のFOMC後の会見の時点でパウエルが思いっきり言ってましたが、「出たとこ勝負」というスキームで暫く行くという話になるかとは思うのですが、ゆうて確かに最初はちょっと強めに打ちだして(政策金利が50上げって言ったって0.50-0.75な訳でそれで景気が腰折れするならとっくの昔に物価の上昇が沈静化しとるわな)スタンス見せながら、とりあえず1%までサクッと上げて様子みる、でもってその時点であんまり物価に沈静化の様子がないならシャーナイナイと言いながら更に利上げ、っていうようなイメージなんでしょうかね(個人の感想です)。

でまあ次にネタにするレーンさんの発言(のニュース)でも遂にECBで理論面一番シャキッとしているレーンさん(というよりラガルドさんとデギンドスさんが理論ガバガバなんですが)も先行きのパスは決め打ちできない、って話をしている位でして、とにかく今回の正常化局面は従来と構造的な面で違っているものが大杉栄なので(主因はコロナがもたらしたものですがカーボンニュートラルの話しもあったりする)、決め打ちできないって話だと思うの。

まあそういう意味からすると、3月FOMCで相変わらずドットチャートを同じように出し続けるのか、というのも実はアタクシ注目してて、出ないからどうのこうのという現世利益の話もあるけど、構造変化が起きている最中で決め打ちできませんのでコミュニケーション上誤解があるといけないからドットチャートは廃止しますとか言い出すと、相変わらず学者ども(日本のポンコツ連中ではない)が先行きの政策パスを出すべきみたいな話をしているのに対して良い感じで強烈な一撃になって楽しいだろうなとか思う訳です。

ちなみにそんなことになると、以前よりずーっと「ドットチャートでロンガーランを出すのは意味がないから俺出さねえ」と言い続けているブラード先生はある意味でまたも大勝利になってしまうのもシャクではありますが(各年のドットの数とロンガーランのドットの数違いますからご確認あれ)・・・・・・・・



・レーン理事の講演(のニュースヘッドライン)から(講演はこれはたぶん読んだ方が良さそう)

おなじみECBのトップページ
[外部リンク] in the near- and medium-term

If inflation stabilises around our 2% target in the medium term, this will allow for a gradual normalisation of monetary policy, says Chief Economist Philip R. Lane. We will respond proportionately and tolerate neither under nor overreactions to emerging inflation risks.

ということで、「We will respond proportionately」っていうことで、「釣り合った対応をする」っていうまあバランスアプローチみたいなこと言いながら、「tolerate neither under nor overreactions to emerging inflation risks」ってインフレ上振れも防ぐし金融の締め過ぎも防ぎますっていうのがECBのトップページにドドーンと置かれていまして、ニュースの方はその話ですわな。

[外部リンク] 午前
ECBの利上げ規模や頻度、固定する必要なし=レーン専務理事

『[フランクフルト 17日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のレーン専務理事兼主任エコノミストは17日、利上げの規模や頻度はインフレ動向次第のため固定する必要はないと述べた。』(上記URL先より)

これ以上引用すると全文引用になってさすがに申し訳ないのでここまでにしますが、まあ要するにこれも言い方は品位があるけど「出たとこ勝負」って話だと思うのよ。でもって講演というかニュースベンダーのWebCastイベントの開会の基調講演みたいですけど、ちゃんとテキストがECBのサイトに載ってまして(さっきのサムネをポチっとなとすればよかバイね)・・・・・・・・

[外部リンク] in the near-term and the medium-term
Opening remarks by Philip R. Lane, Member of the Executive Board of the ECB, at MNI Market News Webcast
Frankfurt am Main, 17 February 2022

最初から最後まで目を泳がせた(読んだとは言ってない)感じですと、これは読んでおいて損はなさそうな感じでして、物価に関するああでもないこうでもない話をレーンさんだけにきっちりとロジカルに纏めているのではなかろうか、と期待する所ではありますので週末読むわ(これはマジ^^)なお期待外れだったらサーセン。

目を泳がせただけですが、物価を構成する要因の中の話で、カーボンニュートラル政策の影響、というのを言い出しっぺの欧州総本山の一角を占めるECBが言及してるように見えまして、ほっほーと思いながら目を泳がせましたが、その辺はまた週明けにでも。

最後のパラグラフだけメモ程度にネタにしておきます。まあトップページに書いてあること通りなんですが。

『In summary, monetary policy must take into account both the near-term and medium-term forces shaping inflation dynamics. In line with its new monetary policy strategy, it should be clear that the ECB will set its monetary policy to deliver its symmetric two per cent target over the medium term, tolerating neither over-reactions nor under-reactions to emerging inflation risks.』

というのがサムネに書いてあった話でして、んじゃ具体的にどうするのかという話ですが、

『In particular, if the medium-term inflation dynamic is anticipated to stabilise around the two per cent target, this will permit a gradual normalisation of monetary policy. Whereas if inflation threatens to persist significantly above the two per cent target over the medium term, a tightening of monetary policy will be required. And finally, if inflation is anticipated to fall significantly below the two percent target over the medium term, setting an accommodative monetary policy will be necessary.』

中期的なインフレーションダイナミクスが2%で安定して推移すると見込まれるのであれば、(medium-term inflation dynamic is anticipated、という言い方ですね)金融政策の正常化はグラデュアルに行うでしょう(this will permit a gradual normalisation of monetary policy)、と最初に言ってまして、これ自体はまあそうですなという感じですが、ECBちゃんもしれっと「正常化」は所与のようになっているのが実はお洒落だったりしますよねこれ。

でもって2番目は物価がサガランチ会長で持続的に顕著に2%上回ると中期的に見込まれるんだったら「金融政策のタイトニングが必要(a tightening of monetary policy will be required.)と「タイトニング」とか仰せ。

3番目は物価がまたまた大きく2%以下になるようなら緩和的な金融政策が引き続き必要、という晴れまたは曇りまたは雨か雪、みたいな全天候の話をしている訳でして、そら上記記事のように「何も事前にワカランチ会長」となるわな、と思うのでした。まあ多分この講演は面白いと思います。



〇FOMC議事要旨ネタの補足

[外部リンク] of the Federal Open Market Committee
January 25-26, 2022

A joint meeting of the Federal Open Market Committee and the Board of Governors of the Federal Reserve System was held by videoconference on Tuesday, January 25, 2022, at 9:00 a.m. and continued on Wednesday, January 26, 2022, at 9:00 a.m.1

昨日アタクシにしては割と長々と引用した訳ですが。折角なので『Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook』の1パラから3パラも読んでみます(補足のようなもんですな)今回は逆順読みしないで普通の順番に読みます。

『In their discussion of current economic conditions, participants noted that indicators of economic activity and employment had continued to strengthen. The sectors most adversely affected by the pandemic had improved in recent months but continued to be affected by the recent sharp rise in COVID-19 cases. Job gains had been solid in recent months, and the unemployment rate had declined substantially. Supply and demand imbalances related to the pandemic and the reopening of the economy had continued to contribute to elevated levels of inflation. Overall financial conditions had remained accommodative, in part reflecting policy measures to support the economy and the flow of credit to U.S. households and businesses. Participants judged that the path of the economy continued to depend on the course of the virus. Progress on vaccinations and an easing of supply constraints were expected to support continued gains in economic activity and employment as well as a reduction in inflation. Risks to the economic outlook remained, including from new variants of the virus.』

などと言っておりますが、まずこのパートの1パラというのは基本的に声明文に書かれている経済物価情勢の現状認識についての事が記載される、という仕様になっていますので、ここは実は読み飛ばしても実害はない。

2パラ目に見通しの話がありますが、

『With regard to the economic outlook, participants agreed that the Omicron wave of the pandemic would weigh on economic activity in the first quarter of 2022. Indeed, sectors of the economy that are particularly sensitive to pandemic-related disruptions, including travel, leisure, and restaurants, were experiencing sharp reductions in activity as a result of the Omicron wave. Participants commented that, for many afflicted individuals and families, the virus continued to cause great hardship. Participants concurred that if the Omicron wave dissipated quickly, then economic activity would likely strengthen rapidly and economic growth for 2022 as a whole would be robust.』

見通しの話のパラグラフの半分以上(実質9行中6行と言ったところです)がオミクロンの影響がどうしたこうしたという話になっていまして、オミクロンがアカンとアカンしちゃっちゃと成敗されると今年もイケてる経済ですな、というまあ当の然な話をしております。

『Participants cited strong household balance sheets, rising wages, and effective adaptation to the pandemic by the business sector as factors supporting the outlook for strong growth this year. However, a number of participants noted that there was a risk that additional variants could weigh on economic activity this year.』

その一方で、家計のバランスシートが良好でありお賃金が上がっており、ビジネスセクターにおいては適切なパンデミック対応が進んできていることから、これらの要因が今年も成長強いでっせ、というのを後押しするでしょうという話になっておりますが、返す刀で何人かの参加者は更に新しい変異ウィルス出たりすると下押しされますよね、と見通しの話の所ほとんどパンデミック話になっています。

でもって3パラなんですが、

『Participants noted that supply chain bottlenecks and labor shortages had continued to limit businesses' ability to meet strong demand, with these challenges exacerbated by the emergence and spread of the Omicron variant.』

サプライチェーンのボトルネックと労働供給の不足によって企業が需要に対応できる能力を限定的なものにしており、おまけにオミクロン拡大でまたそれがアイヤーになるようですな、という供給制約話が3パラに入っていまして、

『In particular, the Omicron wave had led to much more widespread worker absences due to illness, virus exposure, or caregiving needs, which had curtailed activity in many sectors including airlines, trucking, and warehousing.』

オミクロン効果で今までのコロナ拡大ケースと同じような問題が労働供給に生じていると。

『Some participants reported that their business contacts were hopeful that the effects of the Omicron wave would be relatively short lived.』

はいはい希望的観測希望的観測。

『Nevertheless, several participants reported that their contacts expected the ongoing labor shortages and other supply constraints to persist well after the acute effects of the Omicron wave had waned.』

一方で冷静にオミクロン終わっても相変わらず労働者不足の問題続くんでネーノという指摘も多いようで、

『Participants' contacts also reported continued widespread input cost pressures, which, amid generally robust demand, they reported having largely been able to pass on to their customers.』

ここで投入コスト上昇の話と、その転嫁の話があるが、generally robust demandな状態なので、しれっと価格転嫁ができておるようだ、と思いっきりこれまたインフレ強くなるネタがぶっこまれておりまして、

『A few participants commented that agricultural businesses were experiencing higher input costs, and those higher costs were putting strain on the finances of those firms even as they experienced generally strong demand for their products.』

農業ビジネス、というかまあ食料品の話だと思うのですが、こちらも投入コストが上がっておりまっせという話で、関連産業においては資金調達の制約問題も生じている部分もある、という話で、その次が昨日ネタにした労働市場がクッソ強いというのをこれでもかと並べ立てたパラグラフに繋がるのですな。

・・・・ということですので、「出たとこ勝負」に関してはまさに今後の物価動向次第という感じではありますが、議事要旨に記載されている経済物価雇用情勢の話に「出たとこ勝負」を組み合わせると、物価が思ったよりサガランチ会長のリスクはあり、その場合は政策の正常化を早めまっせ、と言ってるのと変わらん訳で、まあ確かに状況次第だと言ってガンガン引き締めの決め打ちではない、という意味ではタカ派色は強くないけど、さすがにこの情勢判断の記載を見て「ハト派」と解釈するのはちょっと無理があり過ぎると思うので昨日の米国の初期反応(ブルスティープ)は水準の絶対感の話を無視して言えばナンジャソラという感じは覚えました(個人の感想です)。
 


お題「寝起きで1月FOMC議事要旨:これなら市場想定内だと思うけど出たとこ勝負の解釈次第かな」   2022/02/17(木)08:05:48  
  昨日は惜しくも10年が引け甘になってしまったので「10年カレント以外全部アマ」という素敵な相場は2日しか続きませんでしたが、拠点防御の他の部分がダラダラと売られ続けているのは同じことだったりします。

マジノ線にもなっていない拠点1か所だけ防御して「防御してます(キリッ)」という茶番には苦笑しか起きません(まあこっちはYCCとか金輪際やらないで欲しいから別にこれで良いんですけど)が、為替方面辺りのコメントを見ると10年が上がらなくなったのを見て「日米金利差ガー」とか言ってるのを見ますと、茶番であっても外野にウケれば効果がある、という目くらまし金融政策の効果に感心するばかりではありますな(全然褒めてない)。


〇FOMC議事要旨:概ね1月会合前の辺りから広宣流布されていた話と整合的な内容だが

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[外部リンク] of the Federal Open Market Committee
January 25-26, 2022

A joint meeting of the Federal Open Market Committee and the Board of Governors of the Federal Reserve System was held by videoconference on Tuesday, January 25, 2022, at 9:00 a.m. and continued on Wednesday, January 26, 2022, at 9:00 a.m.1

今回は1月会合なので年次定例の延長措置(5か国中銀のスワップ協定とか)の批准が延々とあって、その後にしれっとロンガーランゴールの批准があったのですが、議論に関してはほぼ触れて無くて「この前議論した通り」で済ませてます。

そのあと何かあるかと思ったら早速スタッフ報告になっていて、なんか今回のスタッフ報告は真面目に読んでおいた方が良いのではないか、という霊感がするので週末にでも確認しようかと思います(ガチの霊感なんですけどね)。

というわけでそこを飛ばして毎度おなじみ『Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook』を毎度の逆順読みで読みますが、今回は構成上途中でワープを入れる所存です。


・地均しの成功を祝って出たとこ勝負の重要性を示すパラグラフとな

『Participants' Views on Current Conditions and the Economic Outlook』ですが実は今回アタクシ、上記のように頭から目を泳がせた(読んだとは言ってない)ので、いつもの逆順じゃなくて正順で読んでおりますサーセン。

14パラグラフ目になります。

『In their discussion of the outlook for monetary policy, many participants noted the influence on financial conditions of the Committee's recent communications and viewed these communications as helpful in shifting private-sector expectations regarding the policy outlook into better alignment with the Committee's assessment of appropriate policy.』

この部分、「many participants noted the influence on financial conditions of the Committee's recent communications and viewed these communications as helpful in shifting private-sector expectations」っていうのは、要するに「利上げなどの地均しが成功したのは非常に良かった」と言っている訳でして、この間の市場動向に1ミリも動じていないどころかむしろウェルカムと仰せなのがお洒落。

『Participants continued to stress that maintaining flexibility to implement appropriate policy adjustments on the basis of risk-management considerations should be a guiding principle in conducting policy in the current highly uncertain environment.』

ここは前までの話を読まないで読むと何なのですが、要するにこの人達「出たとこ勝負でエイヤー」の世界に入ってきていまして(というか金融政策って本来そういうものであって、目先のタームならともかく、1年も2年も先のゴールを決めてそこに向かってメジャードペースってそれ発想が計画経済かよという話であって、資本主義のダイナミズム云々ってことで考えれば「その時々の情勢を勘案して最適な政策をとる」という名の出たとこ勝負するっきゃないですわな。ある程度金融政策というのはリアクティブなものなのですから)、英語だと品が良く見えてしまいますが、「Participants continued to stress that maintaining flexibility to implement appropriate policy adjustments」って「flexibility」とか言ってますけど要は出たとこ勝負。

『Most participants noted that, if inflation does not move down as they expect, it would be appropriate for the Committee to remove policy accommodation at a faster pace than they currently anticipate. 』

殆どの参加者はインフレが見通し通りに下がらなかった場合は正常化の加速が必要、とそんなのは言われんでも分かっとるわという話ですがわざわざこれだけ議事要旨に書いているのは、これ読んでる皆さん向けに「おうわかっとるかぁ?」と念を押すための機能ですな。

『Some participants commented on the risk that financial conditions might tighten unduly in response to a rapid removal of policy accommodation. A few participants remarked that this risk could be mitigated through clear and effective communication of the Committee's assessments of the economic outlook, the risks around the outlook, and the appropriate path for monetary policy.』

金融政策がより早くに出口に向かう場合に、金融環境が余計にタイト化するリスクを指摘する人と、その点はFOMCの経済動向に関する見通しをコミュニケーションしていくことで軽減できるんでねえか、って指摘がありまして、ふーんと思いながら読みましたが、実はこれ前の方で割と突っ込んで金融環境の話をしてるんですよね今回。


・正常化ペースは速いよ、という話をご丁寧にコミュニケーション

第13パラです。

『Participants discussed the implications of the economic outlook for the likely timing and pace for removing policy accommodation.』

正常化ペースの話。

『Compared with conditions in 2015 when the Committee last began a process of removing monetary policy accommodation, participants viewed that there was a much stronger outlook for growth in economic activity, substantially higher inflation, and a notably tighter labor market. Consequently, most participants suggested that a faster pace of increases in the target range for the federal funds rate than in the post-2015 period would likely be warranted, should the economy evolve generally in line with the Committee's expectation.』

2015年に正常化着手を決定した時に対して経済も物価も雇用も強い(というのを「a much stronger outlook for growth in economic activity, substantially higher inflation, and a notably tighter labor market」とこれでもかと言わんばかりの威勢の良い表現で説明しているのがチャーミング)ので正常化速度はその時よりも速いよ。

『Even so, participants emphasized that the appropriate path of policy would depend on economic and financial developments and their implications for the outlook and the risks around the outlook, and they will be updating their assessments of the appropriate setting for the policy stance at each meeting.』

「Even so」で始まるから一瞬「でも金融市場などを見ながら慎重に」とでも書かれているのかと思えばハト的な緩和縮小でゴルディロックスヒャッハーを楽しみにしていた人達残念無念。書かれているのは単に「毎回のFOMCで経済物価情勢と先行き見通しをアップデートして適切な対応を取るべき」という話で、これでただの出たとこ勝負の話をしているだけでハト色はありませんでした。

『Participants noted that the removal of policy accommodation in current circumstances depended on the timing and pace of both increases in the target range of the federal funds rate and the reduction in the size of the Federal Reserve's balance sheet. In this context, a number of participants commented that conditions would likely warrant beginning to reduce the size of the balance sheet sometime later this year.』

政策の正常化には利上げとバランスシートの縮小が含まれます、って指摘の後、「sometime later this year」からはバランスシート縮小開始が適切、といってるのだが、7月のFOMCの次は9月に飛ぶわけでして、これどっちなんだよという感じですな。8月にFOMCが計画されてるなら8月じゃろと思えるのですが。


・テーパリング即時終了を意見してたのは2名いたようですな

第12パラになります。

『In light of elevated inflation pressures and the strong labor market, participants continued to judge that the Committee's net asset purchases should be concluded soon.』

『Most participants preferred to continue to reduce the Committee's net asset purchases according to the schedule announced in December, bringing them to an end in early March. A couple of participants stated that they favored ending the Committee's net asset purchases sooner to send an even stronger signal that the Committee was committed to bringing down inflation.』

テーパリング終了時期については、2名の委員が「FOMCのインフレに対する態度を示すためにテーパリング終了時期を更に前倒しすべきだ」と言ってたそうです。


・早期正常化着手の主な理由は物価だが雇用についても非常に強い認識を示しています

第11パラです。

『In their consideration of the stance of monetary policy, participants agreed that it would be appropriate for the Committee to keep the target range for the federal funds rate at 0 to 1/4 percent in support of the Committee's objectives of maximum employment and inflation at the rate of 2 percent over the longer run.』

今回は政策金利据え置きでした。まあさすがにあの時に引き上げは奇襲攻撃にも程がある(一応奇襲警戒注意報くらいは皆さん気にしていたと思いますが)。

『They also anticipated that it would soon be appropriate to raise the target range.』

はいはい予告ホームラン予告ホームラン(実は前の方で「既に殆どマンデート達成」って認識が示されてるんですよね)。

『In discussing why beginning to remove policy accommodation could soon be warranted, participants noted that inflation continued to run well above 2 percent and generally judged the risks to the outlook for inflation as tilted to the upside.』

インフレが高止まりして上振れリスクがあるから早めに正常化着手するのが望ましい、というご見解を皆様が出しておられます。

『Participants also assessed that the labor market was strong, having made substantial, broad-based progress over the past year.』

この辺の話はちょっと前の方のパラでも議論があります。


・金融環境に関する議論が結構比較的ネチネチと書いてある印象

第10パラグラフはファイナンシャルスタビリティー。

『Participants who commented on issues related to financial stability cited a number of factors that could represent potential vulnerabilities to the financial system.』

ファイナンシャルスタビリティのマターに関しては基本的にパラグラフ1個割くのですけれども、今回は金融不均衡リスクに関してコメントをした参加者のコメント説明が割と辛辣。

『A few participants noted that asset valuations were elevated across a range of markets and raised the concern that a major realignment of asset prices could contribute to a future downturn.』

幅広いアセット価格の上昇は将来のバリュエーション訂正の時に金融安定化に対する懸念となる。

『A couple of these participants judged that prolonged accommodative financial conditions could be contributing to financial imbalances.』

ということを指摘した人の中の2名は「prolonged accommodative financial conditions could be contributing to financial imbalances」とどこかの日銀に読ませたいことをご指摘になっておられます、イイハナシダナー。

『A couple of other participants cited reasons why elevated asset valuations might prove to be less of a threat to financial stability than in past reversals of asset prices. In particular, they noted the relatively healthy balance sheet positions of households and nonfinancial firms, the well-capitalized and liquid banking sector, and the fact that the rise in housing prices was not being fueled by a large increase in mortgage debt as suggesting that the financial system might prove resilient to shocks. 』

ここで他の2名のご意見、というのが中和剤で出てきますが、こちらのうだうだと書かれているご意見は、金融機関や家計のバランスシートが今までよりも健全でレバレッジも低いので、そういうことになっても以前よりは問題にならんと思う、という話なのですが、その次には・・・・・

『Some participants saw emerging risks to financial stability associated with the rapid growth in crypto-assets and decentralized finance platforms. 』

仮想通貨バブルに対する警戒キタコレ、とか

『A few participants pointed to risks associated with highly leveraged, nonbank financial institutions or the potential vulnerability of prime money market funds to a sudden withdrawal of liquidity.』

高いレバレッジで運用するノンバンク金融機関(というかファンドになると思うけど)の問題とかプライムMMFの急激な資金流出のケースなどにも金融不安定リスクがありますよと指摘。



・リスク認識にそんなに変わったものは無いと思った

第9パラグラフは見通しに対するリスクについてです。

『In their discussion of risks to the outlook, participants agreed that uncertainty regarding the path of inflation was elevated and that risks to inflation were weighted to the upside.』

冒頭に物価上振れリスクをぶっこんでいるのは後の方(逆順読みだから既に出てますが)にある正常化加速の正当化に繋がる話ですね。

『Participants cited several such risks, including the zero-tolerance COVID-19 policy in China that had the potential to further disrupt supply chains, the possibility of geopolitical turmoil that could cause increases in global energy prices or exacerbate global supply shortages, a worsening of the pandemic, persistent real wage growth in excess of productivity growth that could trigger inflationary wage?price dynamics, or the possibility that longer-term inflation expectations could become unanchored.』

まあ今まで指摘されていた話ですが、最初の中国のゼロコロナ政策の下押しの話以外が基本的に物価上振れの話を並べているのがチャーミング。

『A few participants pointed to the possibility that structural factors that had contributed to low inflation in the previous decade, such as technological changes, demographics, and a low real interest rate environment, may reemerge when the effects of the pandemic abate.』

ここでやっと「構造問題が復活してまたディスインフレ圧力になるリスク」の話が出る。

『Uncertainty about real activity was also seen as elevated. Various participants noted downside risks to the outlook, including a possible worsening of the pandemic, the potential for escalating geopolitical tensions, or a substantial tightening in financial conditions.』

一方で経済活動の方はダウンサイドリスクがある、というのはまあそらそうだという感じですね。


・物価についてはとにかく強いよ強いよアイヤーという話の連発

第8パラグラフは物価。時間が無くなってきたので段々手抜き化するのはご勘弁。

『Participants remarked that recent inflation readings had continued to significantly exceed the Committee's longer-run goal and elevated inflation was persisting longer than they had anticipated, reflecting supply and demand imbalances related to the pandemic and the reopening of the economy.』

現状認識がハチャメチャに強いというか上振れアイヤーな表現。

『However, some participants commented that elevated inflation had broadened beyond sectors most directly affected by those factors, bolstered in part by strong consumer demand.』

と、一時的なファクターとか局地的なファクターが多くね?という指摘もあるんだが、

『In addition, various participants cited other developments that had the potential to place additional upward pressure on inflation, including real wage growth in excess of productivity growth and increases in prices for housing services.』

結局また上がっている話に戻った挙句に、

『Participants acknowledged that elevated inflation was a burden on U.S. households, particularly those who were least able to pay higher prices for essential goods and services.』

生活物価上昇が特に中位以下の家計にペインだという認識を示して、

『Some participants reported that their business contacts remained concerned about persistently high inflation and that they were adjusting their business practices to cope with higher input costs-for instance, by raising output prices or utilizing contracts that were contingent on their costs.』

企業の価格転嫁や行動変化についての指摘がありーの、とまあそういう話だぞというのがありますが、最後の最後は、

『Participants generally expected inflation to moderate over the course of the year as supply and demand imbalances ease and monetary policy accommodation is removed.』

『Some participants remarked that longer-term measures of inflation expectations appeared to remain well anchored, which would support a return of inflation over time to levels consistent with the Committee's goals.』

現在の供給制約(財と労働)のインバランスが解消されたら物価は落ち着いてくるでしょう(震え声)ってのと、長期インフレ期待はアンカーされているのでしから大丈夫ですよきっと(震え声)ってので締めてますな。


・雇用の所無茶苦茶表現が強いんだが

ここだけ逆順にしません。第5、6、7パラグラフは雇用のパートですが、まあとにかく強いわ。長いのと時間があれなのでほぼほぼノーコメントで流しちゃいますサーセン。

第5パラ。

『Participants noted that the labor market had made remarkable progress in recovering from the recession associated with the pandemic and, by most measures, was now very strong.』

と来まして以下色々な指標の話があるのだがそこはノーコメントで行くわw

『Increases in employment had been solid in recent months; the unemployment rate had declined sharply, reaching 3.9 percent in December; job openings and quits were near record high levels; and nominal wages were rising at the fastest pace in decades. Several participants commented that the gains, on balance, over recent months had been broad based, with notable improvements for lower-wage workers as well as African Americans and Hispanics. Against this backdrop of a generally strong and improving labor market, many participants observed that the effects of the Omicron variant likely would only temporarily suppress the rate of labor market gains. The labor force participation rate had edged up further over the past few months, and some participants indicated that they expected it to continue to increase as the pandemic eased. A couple of participants noted that the participation rate remained lower than trend levels that account for changing demographics.』

続いて6パラ。

『Participants noted that their District contacts were reporting that labor demand remained historically strong and that labor supply remained constrained, resulting in a broad shortage of workers across many parts of the economy. As a result, there was widespread evidence that the labor market was very tight, including near-record rates of quits and job vacancies as well as nominal wage growth that was the highest recorded in decades.』

リコードハイとかそんな威勢の良い言葉が連発される。

『Several participants reported that District business contacts were either planning to implement or had implemented larger wage increases than those of recent years to retain current employees or attract new workers. A few participants also reported contacts having been forced to reduce operating hours or close businesses temporarily because of labor shortages.』

ということで子のパラは労働供給がタイトという話でしたな。では7パラ。

『Acknowledging that the maximum level of employment consistent with price stability evolves over time, participants expressed a range of views regarding their assessments of current labor market conditions relative to the Committee's goal of maximum employment.』

ここがマンデート達成してるかどうかの議論のパートになりますが、

『Many participants commented that they viewed labor market conditions as already at or very close to those consistent with maximum employment, citing indications of strong labor markets including the low levels of unemployment rates, elevated wage pressures, near-record levels of job openings and quits, and a broad shortage of workers across many parts of the economy. 』

『A couple of participants commented that, in their view, the economy likely had not yet reached maximum employment, noting that, even for prime-age workers, labor force participation rates were still lower than those that prevailed before the pandemic or that a reallocation of labor across sectors could lead to higher levels of employment over time.』

2名以外の参加者は「labor market conditions as already at or very close to those consistent with maximum employment」ってじゃあ何で今回利上げしないんだよという感じの話をしていますが、今までのお話でお分かりのように、1月利上げしない理由については一切触れずに謎のまま流しているのも何なんでしょ、って感じですね。

最後手抜きになってしまいましてすいませんです。
 


お題「昨日も10年カレントだけ強相場でしたな(^^)/議事要旨も出ようという駆け込みでFOMCパウエル会見(その3)ですいませんすいません」   2022/02/16(水)08:06:09  
  まー岸田さんにこのまま頑張ってもらってマイナス金利とかYCCとかも終わりになるようにしていただきたいので雑魚が何やってても無問題ではあるのですが、それにしてもここはガバナンスというか統制というかが無茶苦茶だなおい。

[外部リンク] “共産外し本意でない” 維新や国民との国対協議とりやめ
2022年2月15日 16時16分

『立憲民主党は、日本維新の会と国民民主党などとの間で14日に設置した、国会対策に関する実務者協議の場について「共産党外しと言われるのは本意ではない」として、とりやめることを決めました。』(上記URL先より)

いやその時点で共産外してるんだから本意も糞もねえし、たかが1回の選挙で勝てなかった位で小選挙区の候補者出さないとか協力した相手を一瞬にして袖にするとかお前らの乾燥ヘチマ頭の中には何が入っているのかと小一時間問い詰める気も起きない。


〇指値効果が早速連日効いておりますなあ(棒読み)

毎度ロイターさんで恐縮です。
[外部リンク] 午後
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は小幅続落で引け、長期金利は0.210%にやや低下

『[東京 15日 ロイター] -
<15:10> 国債先物は小幅続落で引け、長期金利は0.210%にやや低下

国債先物中心限月3月限は前営業日比1銭安の150円05銭と続落して取引を終えた。終盤やや持ち直したが、インフレや米利上げ加速への警戒感から売りが優勢な展開が続いた。新発10年国債利回り(長期金利)は同0.5bp低下の0.210%。』(上記URL先より、以下同様)

という訳で、昨日は5年国入札はまあ普通に無難でしたが別にだからと言って買われる訳でもなく、後場になったら150円割れぶっこみに行きまして、またも10年カレント以外全部甘攻撃キタコレとか思ってたら引けにかけて横綱が土俵中央に盛り返してきてのこったのこったとなるの巻。

でまあ本日の米債様はウクライナの情勢はちょっと話し合いしましょうずモードになったように見えたような気がせんでもないというのがネタだと思うのですが、ドイツ様の金利は上がるわ米国様の金利も上がるわ、というか5年10年調子に乗ってインバートしそうだなオイという感じですが(個人の感想です)、まあそんな要因がある中さて本日はどうなるのでしょうと胸のドキドキが止まりません(不整脈ではありません)。

『市場では「焦点は今後、金利上昇と円安が同時に進んだときに、日銀がどう動くかだ。超長期金利が上昇しているが、YCC(イールドカーブコントロール)の目標ではないため、あすの25年超のオペで増額はしないだろう」(国内銀行)との声が出ていた。あすは、日銀による国債買い入れオペが予定されている。対象は、1─3年(前回オファー額4500億円)、5─10年(同4250億円)、25年超(同500億円)となっている。』

ということでござんすが、超長期は毎度申し上げているようにこんなの放置だろとしか言いようが無くて、10年押さえてれば超長期の上昇には限界がある理論というのがあるのですが、まあ実はこれが超オモシロカーブになって10年のオペ対象銘柄以外(超長期国債の残存10年という物体がある、たぶんロットで捌くような浮動玉は少ないと思うけど)と10年カレントが全然違う世界でイールドカーブを引き出すようになるとその限りに非ずになるのですが、まあゆうて今の先物裁定ゾーンのカーブって普通にきれいに順イールド引いていて、前世紀の遺物、国債指標銘柄だけ流動性選好によって利回りが極端に低い、というようなヘナチョコカーブに全然なっていませんので、こんな所で一々介入してたら、それこそ政策の持続性を損なう事になりますから輪番増額とか指値とかやらんでしょ。(やるなら先週水曜の輪番でやってる筈)

今日の輪番は1-3年でここ増額する意味は更に無い(3-5ならまだ意味はある)のでやらんし、3-5にしたって別に5年超のカーブ形状で10年が足元強くなっているとはいえ、出来上がりのイールドカーブが普通に順イールド引いている今から介入とかやったら同じく政策の維持に対してかけるコスト(国債買入の量)がタマランチ会長になって、政策の持続性を損ねてしまうから、これまたよーやらんでしょ。

とは言いましても昨日もこの有様だし、先物裁定ゾーンは10年カレント2銘柄だけ5糸強で他は引けとか微妙ではあるものの、昨日も2日連続で10年カレントだけ引け強というのが継続していて心が温まります。

『TRADEWEB
     OFFER  BID   前日比 時間
2年   -0.03  -0.025  0.005 10:46
5年   0.039  0.044  0.006  15:02
10年   0.209  0.213 -0.005  15:08
20年   0.68  0.685  0.012  15:09
30年   0.893  0.898  0.013 15:10
40年   0.943  0.95  0.015  15:10』

ということで昨日も10年カレントだけ強いというオモシロ相場になってしまいましたが、この調子だと相場が下がる(金利が上がる)時はこの状況で相場が上がると10年完全に置いて行かれるとかになるのですが、下がりながらどこまでカーブがおかしくなれるか、というのは楽しみにしたいと思います。

ちなみに米国様
[外部リンク] 5 年
1.50 97.94 1.94%
GT10:GOV 米国債 10 年
1.88 98.42 2.05%
GT30:GOV 米国債 30 年
2.25 97.50 2.37%
(上記URL先より日本時間16日の朝5時半過ぎに採取したもの)


〇今晩議事要旨が出るというのに今更の出遅れ証文ですが議事要旨の前にFOMCパウエル会見を改めて

今日は既にFINALバージョンになっていますのでそっちから引用します。
[外部リンク] need to be nimble so that we can respond to the full range of plausible outcomes.」ってのと、一番打者の質問に対する答えの中にあった「And I stress again that we’ll be humble and nimble.」ってのがバズワードみたいになっているようですわな。

でもって「賢くすばしこく、かつ謙虚」って何ですねんという感じですが、結局はただの出たとこ勝負を綺麗な言葉で言ってるだけ、というのが早くも4人目の質疑でバレバレになるのが(まあ別にそこを隠す気もないでしょうけれども)お茶目。

『HOWARD SCHNEIDER. You know, for a year or so-Hi. Thanks, Chair Powell. Howard Schneider with Reuters.』

最初に名乗れと言われているのを忘れて質問を始めようとして直ぐに自分で気が付くシュナイダーニキお茶目。

『So for a year now, the statements referenced the benchmarks for this initial interest rate increase. Now that we’re approaching that moment, what are the benchmarks going to be for subsequent rate increases? I know you can’t stipulate the path, but how should we think about the criteria for the next step and the next step?』

まあ何だ、もうすぐ利上げするという条件が整ったというのは分かったし、先行きの政策金利パスを前もって決め打ちできないというのも分かったんだが、次回とかその先の利上げをするトリガーちゅうのは何ですねん、との質問に対してパウエルちゃんの答え。

『CHAIR POWELL. Well, you’re right. We haven’t got-we haven’t gotten to that point yet.』

(^^)。

『We haven’t made a decision yet, and we’ll make that decision at the March meeting. We’ll make a decision whether to raise the federal funds rate.』

『I would say that the Committee is, is of a mind to, to raise the federal funds rate at the March meeting, assuming that conditions are appropriate for doing so.』

うだうだと言い方を変えていますが要は3月利上げ決め打ちなのは分かった。

『We have-we have our eyes on, on the risks, particularly around the world. But we do expect some softening in the economy from Omicron, but we think that that should be temporary. And we think that the economy should-the underlying strength of the economy should, you know, should, should-show through fairly quickly after that.』

これでは全然答えになっていない気がするんだが更問が来る。

『HOWARD SCHNEIDER. If I could follow just on a related question, the December SEPs had this copacetic sort of set of circumstances where inflation comes down without the federal funds rate ever getting over the estimate of neutral. Given developments since then, do you still think that’s a credible narrative for the ultimate path of policy?』

こりゃ別の角度から聞かねば、と思ったようで(さすがですな)、12月のSEPを持ち出してきて、利上げ継続するとは言っても中立金利よりも低いFF金利水準を継続するってのは、12月時点ではその間に物価が落ち着くって見通しだったからわかるんだが、その後の状況変化(今回のFOMCでは12月FOMCから判断がかなり変わった訳で、その要因に物価の環境が想定よりも上ぶれ、というのがある訳ですな)を勘案しますと、「物価が2%目標をかなり上回った状態が継続する中で、中立金利よりも低い政策金利水準を長期間継続する」ということになってしまいますが、それってどうなんですかねえ、という聞き方になっているのは立派ですよね。

で回答。

『CHAIR POWELL. I think the path is highly uncertain and that we’re committed to using our tools to make sure that inflation, high inflation that we’re seeing, does not become entrenched. So a number of factors would be-it’s not just monetary policy-a number of actors are supporting a decline in inflation, as I mentioned.』

どうも金融政策以外のファクターでも物価の下押し要因がある、という説明をおっぱじめるようですが、これはどういうことかと行間を読むと、もし金融政策単体でインフレを抑制しようということになると、仰せの通りで長期均衡金利水準(名目)より低い政策金利を維持すれば物価は下がらんのだが、金融政策以外の要因で物価が押し下げられる面があるので、何も中立金利水準までバカスカ上げれば良いものではない、という話をしたいんではなかろうか、と思ったりしました。以下個別ファクターの説明です。

『Fiscal policy will be-will provide significantly less of an impulse to growth. We do expect this year-although we do expect now that it will come slower than, than we had expected and hoped-that there will be relief on the supply side. So that, too, should-should lower the supply-side barriers, which are a big part of the story of why inflation is high. In addition, monetary policy will be becoming significantly less accommodative.』

金融政策について「will be becoming significantly less accommodative」とご丁寧にも「significantly」まで付けているので、そらまあ正常化スタンス自体は結構強固なものだとは思うのですが、ただ他のファクターに押し下げ要因がある、という説明だと利上げ大特攻も(その他押し下げ要因を無視した形で)ぶっこむという訳でもなさそうですよね。

『So the question is-you know, we’ll, we’ll be asking this question all year long, and that will be, are things turning out as we expect? There’s a case that, for whatever reason, the economy slows more and inflation slows more than expected; we’ll react to that. If, instead, we see inflation at a higher level or a more persistent level, then we’ll react to that.』

ただ、利上げ大特攻しないのかというとこれまた別問題で、想定によれば金融政策以外の押し下げ要因が効いてそっちからも物価上昇の沈静化効果が出て来る筈なんだが、もしそうじゃない場合はやっぱり引き締めヒャッハーとせざるを得んわな、という説明もしていまして、

『And, again, we’re, we’re well aware that this is a different economy than-than existed during the last tightening cycle, and our policy is going to reflect those differences.』

『HOWARD SCHNEIDER. Thank you. 』

そもそも従来の経済に無かった事態なので、今までとは違った状況に対応して運営しなければいけない、とまあ完全に出たとこ勝負で行きまっせ、という説明になっていて、それじゃああらかじめ利上げパスを示して来年までこの位の利上げをメジャードペースで行いますよ的な物がまるでありません、と説明していることになりますわな。

でもってその説明で納得したのかしてないのかはわからんですが、シュナイダー記者も矛を収めました。


・例の50bp利上げってあり得るの質疑を鑑賞

ここでちょっと先の方にワープして50bp利上げってのも選択肢ですかという例の質疑を鑑賞しましょう。

『COLBY SMITH. Thank you, Michelle. Chair Powell, when you talk about being humble and nimble about the path forward for monetary policy, does that also include the possibility of raising interest rates by larger increments and, say, doing a 50 basis point hike at some point if inflation does not moderate sufficiently? And should we interpret this approach as a departure from the gradual pace that we saw during the last hiking cycle?』

どうせこの点最初から質問するつもりだったんでしょうけど、その質問をするために、ここまでのパウエルさんの回答にあった「humble and nimble」とか「last hiking cycle(とは状況が違う)」というのを踏まえながら質問する、というのが学ぶべき質問のやり方ですな。

『CHAIR POWELL. So, as I mentioned, we have not made these decisions. We really haven’t. And, and what I can tell you now, though, is that we fully appreciate that this is a different situation.』

ふむふむ。

『If you look back to where we were in 2015, ’16, ’17, ’18 when we were raising rates, inflation was very close to 2 percent, even below 2 percent. Unemployment was, was not at our estimates of the natural rate. And growth was, you know, in the 2 to 3 percent range.』

前回の利上げサイクルでは物価は2%に近いだけで2%より低かったし、失業率も我々が推計する自然失業率ではなかったし、成長は2-3%程度でしたよ。

『Right now, we have inflation running substantially above 2 percent and, and, you know, more persistently than we would like. We have growth-even in forecasts, even in the somewhat reduced forecast for 2022-we still see growth higher than, substantially higher than what we estimate to be the potential growth rate. And we see a labor market where, by so many measures, it is historically tight.』

『I think the-you know, in a way, the least tight aspect of it is, is looking at the unemployment rate, which is still below our median estimate of, of [the unemployment rate consistent with] maximum employment. If you look at things like quits and job openings, as I mentioned earlier, and wages, you’re seeing-and, and just the ratio of job openings to unemployed-you’re seeing a very, very tight labor market.』

『Now, we also know that labor force participation is significantly lower. It’s 1-1/2 percentage points lower than it was in February of 2020. Maybe a [full] percentage point of that is, is retirements. Some part of those retirements are, are, you know, related to COVID rather than just regular retirements. So we think there’s, there’s a pool of people out there who could come back into the labor force. But it’s not happening very quickly, and it may not-it may continue to not happen very quickly as long as the pandemic is on[going].』

最終的にはこの次に、

『So that’s, that’s, that’s how we think about that. We haven’t made-to your specific question-we really have not addressed those questions. And we’ll begin to address them as we-as we move into the March meeting and meetings after that.』

ということで何も決めてませんから50bpの利上げがどこかでアリやナシやとか質問されてもシランガナです、と回答しているのですけど、その前の所がこれでもかとばかりに前回の利上げサイクルの時よりも成長は強いは物価は物凄くアバッブターゲットだわ、労働市場はコロナ要因あるけど実質的に見たらこれまたエライタイトな状態にあるわという状況説明をしているのですから、これはまあ普通に状況によっては50bpだってあり得ますと言ってるのと同じだし、そういう解釈に市場もなりましたわな、ということだと思います(その後地区連銀総裁の皆さんが次回50アリやナシやみたいな話をおっぱじめているので既に確認できていることではありますが)。


でまあ他にもいろいろと質疑はあったのですが、結局のところ先行きの金融政策に関しては「まるっきり何もアイデア無しで超出たとこ勝負」という説明に終始していまして、具体的に物価がどうだったらとか雇用指標を見るのかとか聞かれても「とにかく先の事は決め打ちしません」で押し通すという感じになっています。

これがどこまでガチでどこまでがオトボケなのかは勿論良く分からん面があるのですが、ただまあ「賢くすばしこく謙虚」というバズワードにありますように、結構ガチで超出たとこ勝負じゃあああああ、となっているんだろうなあとは思いましたが、その辺につきまして今晩の議事要旨で確認できたら良いなと思います。

#と何とか強引に証文の出し遅れを間に合わせるの巻
 


お題「指値オペを入れたものの10年カレント以外売り相場とは実にビューテホーな展開(個人の感想です)/ちょっとクリップ」   2022/02/15(火)08:05:28  
  ふむふむ。
[外部リンク] 午前
国連事務総長、ロシア・ウクライナ外相と個別に会談 「紛争回避は可能」

確か我が国にはプーニキとマブダチの関係を構築した元首相が居たと思うのですが、ちょっとモスクワまで行ってきてくれないんですかねえ。世界遺産の登録の件くらい熱心にやって頂ければ宜しいんじゃないかと思うんですけどねえ(棒読み)

〇指値オペ実行したらカレント3銘柄だけ引け強とはイイハナシダナー(メモ雑談)

はいはい指値オペ指値オペ
[外部リンク] 午前
〔マーケットアイ〕金利:前場の国債先物は反発、長期金利0.205% 日銀が指し値オペ発動

『東京 14日 ロイター] -
<11:07> 前場の国債先物は反発、長期金利0.205% 日銀が指し値オペ発動

国債先物中心限月3月限は前営業日比10銭高の150円17銭と反発して午前の取引を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は同2.0bp低下の0.205%。』

『また午前10時10分には、日銀が10年利付国債(363・364・365回債)を対象に、買入水準0.25%でオファー額は無制限の「指し値オペ」を通告。同オペ実施は2018年7月30日以来3年半ぶりとなるが、これも市場に買い安心感をもたらした。』(上記URL先より、以下同様)

とあるのですが、実はこの時点で例によって上記URL先にありますTRADEWEBによる気配を拝見しますと・・・

『TRADEWEB
    OFFER   BID   前日比 時間
2年  -0.039  -0.034   0.001 10:33
5年  0.025   0.03   -0.001 10:54
10年  0.205   0.21   -0.014 11:00
20年  0.66   0.665   0.006  10:43
30年  0.88   0.885   0.015  10:56
40年  0.931  0.939   0.016  11:00』

とまあ中々オッシャレーな展開になっておりまして、超長期甘じゃんという所でして、中期もほぼ引けで7年が横綱10銭高だからざっくり1強で10年カレント最強というか、これ普通にマーケット売り圧力の方が大きいやん、というような風情で前場引けたわけですな、うんうん。

でもって後場になりますと横綱もヘロって来て気が付けば前日比安とかになって、150.02(5銭安)までつけておりましたが、昨日の時点では149円台まで叩きに行く勇者もいなかったようですが、まあそれは兎も角としてその時点では10年カレントが強くて他の主要年限(2年を除き)全部甘みたいなオモシロカーブになってよーし先物甘で引けろと思ったら15時の板寄せ前が08銭でしょんぼりしてたら引けの板寄せで06銭と1銭安で引けて駄文のメモネタに絶好の展開とニッコリするアタクシ。


[外部リンク] 午後
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は小幅続落で引け、長期金利0.215% 指し値オペは応札無し

『[東京 14日 ロイター] -
<15:09> 国債先物は小幅続落で引け、長期金利0.215% 指し値オペは応札無し

国債先物中心限月3月限は前営業日比1銭安の150円06銭と小幅続落して取引を終えた。新発10年国債利回り(長期金利)は同1.0bp低下の0.215%。』(上記URL先より、以下同様)

まあ10年引け強ではあるのですが、他の年限軒並み売られていますので、ロイターさんのこの書き方もちょっと如何なものかとは思われますが、まあ初日からいきなり「日銀オペ不発、10年カレント以外の売り圧力は止まらず」などと書きますと、ランボー怒りの他年限介入とか来られても全く持って迷惑千万であって、村民に自由に活動させろやゴルァと思うアタクシといたしましては、まあこういうヨイショをするのも一興(ナンノコッチャ)とは思います。

『日中には日銀が10年利付国債(363・364・365回債)を対象に買入水準0.25%でオファー額無制限の「指し値オペ」を、2018年7月30日以来3年半ぶりに実施。買入利回りは365回債で0.25%と実勢を上回って(価格は下回って)いたため市場の予想通り応札は無かったが、日銀が0.25%以上の長期金利上昇を許容しない姿勢があらためて確認されたことで国債市場には買い安心感が生まれた。』

どう見ても他年限全部売りでした本当にありがとうございました。ということで例によってロイターさんのご提供のトレードウェブの気配ちゃんを引用させて頂きますと、

『TRADEWEB
     OFFER   BID   前日比 時間
2年   -0.035  -0.03   0.005  14:02
5年   0.034   0.039  0.008  15:02
10年   0.215  0.219  -0.005  15:05
20年   0.666  0.671   0.012  15:09
30年   0.88   0.885  0.015  15:00
40年  0.929   0.936   0.013  15:03』

10年カレントだけ強くて他の年限全部甘キタコレという大変に面白い展開になっておりますが、先物がまあゆうて1銭安なので引けで、BBさんの引け値とか見ますと先物CTDから先362回までが引け変わらずで、その後が指値銘柄トリオになっていて、カレントが1強のオールド2銘柄が0.5強いとかもう絵に描いたような拠点だけ防御の展開になっておりまして、なんか史実よりもクッソ短いマジノ線という風情を漂わせる展開になっておりまして実に美しい。

しかも米国債ちゃんが
[外部リンク] 午前
NY外為市場=ドル上昇、ウクライナ大統領発言で安全通貨に買い

『[ニューヨーク 14日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、ウクライナのゼレンスキー大統領のコメントを受け、ロシアとの緊張の高まりを巡る懸念が一段と高まったことを背景に、ドル指数が一時約2週間ぶりの水準に上昇した。』

『ゼレンスキー大統領はこの日に行ったビデオ演説で「ロシアによる侵攻は16日に行われるとの情報を得ている。われわれはこの日を連帯の日にする」とし、国外に避難した政府当局者、政治家、実業界のリーダーらに対し、連帯を示すために24時間以内に帰国するよう呼び掛けた。』(以上上記URL先より)

これはもうプーチンニキのマブダチがモスクワに行って(以下略)


〇ちなみに変態仮面はまだ50の旗を降ろさんと

この見出しは極めて妥当というか真っ当。
[外部リンク] 午前
米地区連銀総裁、利上げ積極度に温度差 2月指標の重要性高まる

『[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が3月15─16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)でどの程度積極的に利上げを開始するかを巡り、地区連銀総裁の発言に温度差が見られている。次回会合までに公表されるインフレ指標の重要度が増してきた。』

『米セントルイス地区連銀のブラード総裁は14日、昨年10月から今年1月にかけて4カ月連続でインフレ指標が力強かったことで、一段と速いペースでの利上げが正当化されるとし、7月1日までに100ベーシスポイント(bp)の利上げが実施されるとの見方を改めて表明した。』(以上上記URL先より)
 


お題「指値オペが打ち込まれたので関連する世間話をしてたら時間が無くなってしまいました(サーセン)」   2022/02/14(月)08:10:57  
  大雪と脅されましたがまあそれほどでも無いような(場所によりけりですかしら)。

〇10年0.23%マークで日銀指値オペオファーキタコレは良いんだが時間を考えろ時間を

・イブニングで売り込みがあって10年カレントが0.230%マークして指値オファーとな

先週木曜日のイブニング取引(リンク先は夜間取引を示すものなので後日見ると全然別の日になる)
[外部リンク] 年利付国債363 回、364 回、365 回
オファー日程 2/14
買入金額 無制限
買入を行う利回り水準 365 回債の買入利回り:0.25%(注)
(注)固定利回り較差は、オファー通知等で確認してください。』

ということで、「0.23%付いたら指値オファー」が来ました。ただこれだと「連続指値」じゃ無いのね(勿論毎日指値オファーすれば結果的には同じことになるけど新しい道具だから使うもんだと思ってました、惜しい!)とは思いましたが、まあ指値オファーですわな。


でまあこんなんがベンダーフラッシュに出たと思ったら日銀のHPにも同時掲載という中々の親切設計で、でもって0.230%付けた所でぶっこんで来るというのも妥当な所だったので、それはそれでまあ予想通りだったし、なんかベンダーのコメントとかその前から見てましたが、基本的に円債村の村民の皆様(ワシントン条約の保護対象)におかれましては、0.25%の手前で指値のオファーをシグナルオペとして入れて来るじゃろ、というのがコンセンサス(一部の業者がやたら「早く指値入れろ」というコメントやレポートを出していたので妙に目立っていましたが、その某変態以外は基本「225か23か235か24か知らんけど手前に来たら0.25%の指値入れるじゃろ」でした)となっていて、ただ為替市場とか相変わらず普段円債とかどうでもいいアセットクラスとゴミ扱いしている癖に(個人の偏見です)こういう時だけ日銀は早よ介入せえとか言ってましたが、まあ何にせよコンセンサス・・・・・

と思ったら、なんか円債先物がすっ飛びやがりまして、オファー直前の先物が149円90銭台後半だったようなのですが(後付けで日中足で確認した)、そこから上を踏んだ挙句に150円29銭の高値を18時02分にマークしたのはクソワロタとしか申し上げようがない。

えーっとですな、たぶん150円割れで0.23%かもしかしたら0.235%かも知れませんが、精々そんな水準でして、指値は「シグナルオペ」であって「押し上げオペ」では無いのですけれども、何をどう勘違いしたのかはたまた成り行き入れたら上まで買う羽目になったのか知りませんけど、30銭踏むとかお前は何をやってるんだとしか申し上げようがありませんでして、クッソワロタと呆れて見ておりましたらその後下がって10銭台で推移してたみたいですけど、まあ世の中うっかり八兵衛はいるのが良く分かりました。

でまあそれはそれで良いんですけど・・・・・・・・・・・・


・0.230%マークで指値は良いんだが時間を考えろ時間を

兎に角週末のアレはこの小見出し尽きる、とアタクシは思う訳でございまして、いやまあ確かに3連休前で、しかもその晩に米国で重要指標(CPI)が出るタイミングだったので、CPIの結果次第では週明けにのっけから0.25%水準で始まるかも知れんし、というお気持ちは分かるのですが、例えばこれがリーマンショックみたいな時で一刻を争う時だからというのならば、そらまあ18時でも19時でも20時でも出して頂いて結構なのですが、今回のオペってそもそもが「単なるシグナルオペ」なのであって、そのシグナルオペ如きを打つのに何でそんなに一分一秒を争う時のようなアナウンスしたのよ、というのが実に遺憾の極みな訳ですよ。

つまりですな、こんなの別に週明けの朝寄り前(8時くらい)にでもオファーして頂ければ良いだけの話で、何で円債の主力の皆様の閉店時間で海外は開店時間というタイミングでシグナルオペやるんだよ、ってお話だし、おんどれらはどこの市場相手にオペやってんだよ、と小一時間問い詰めたい訳ですよ。

何を申したいかと言いますと、こんな時間にシグナルとは言え指値オペのオファーが来る、って事になりますと、まあ投資家さんの方はそこまでしないと思いますが、業者さんの方としては、誰か張ってないと行けないじゃないかという事に繋がる訳で、そらまあ日銀さんは鬼のように超過勤務するのが身についているのかもしれませんが(個人の妄想です)こちとら働き方改革とか超過勤務削減とかでそんなに毎度毎度遅くまで働いて良いような20世紀の時代とは違う訳でして、今回このような前例が出ちゃうと、じゃあ18時まで日銀が何か重要なアナウンスしてくるかもしれない、とかで体制考えないととか言う事になるのクッソめんどいんですよね。ちったあそういう民間の事を理解して物事の段取りというのを組んで頂きたい訳ですようんうん。(念のためですが緊急を要する介入だったら別にそれは何時にアナウンスしても良い話だと思いますので付け加えます)


ちなみに、これはおまけになると思うのですが、先週末の世の中ってのは、東京都心でも雪降ってて交通機関の混乱も懸念されるから仕事終わったら早く帰れと言ってる日だった訳で、18時とかもう帰宅の途についてる市場参加者もいらっしゃったと思うのでありまして、先週末の場合はそういう意味で更に加点(というか減点というか)要素まであったのがお茶目としか言いようがなくて、帰宅途中で知って「ナンジャコリャ」状態になった人も何人もいたのではなかろうか、とまあそんなことを思ったりしますが、雪が降るとか台風が来るとかいうのを相場は関係ないと言ってしまえばそれまでですが、たかがシグナルオペをそんな日の18時なんぞに打つほどの緊急性は無かったとしか言いようがない。何せ今回は今までと違って円債村村民は「どう見たって25bpの手前で指値来るわwww」というコンセンサスだった筈で、今までのように「日銀の姿勢がよー分からん」という状態では無かったのでね。



・日銀ちゃんは何も考えずに機械的に指値打つ水準来たからオファーしたのではなかろうか

まあここで「なんでわざわざ18時にシグナルオペ如きのオファーをしたのか」というのも雑談がてら話題にしてみますが、(1)実は米国CPIが強いのが出るのを聞かされてて、米国時間になって米金利が飛んでしまうのをしってた、(2)日銀お得意のビビりが出てしまってイブイングの先物はやってるけどBBが閉店する時間になってるのをすっかり忘れて18時という時間にアナウンスした(3)ここまでアタクシが悪態ついたような事には何の配慮もしてなくて、単純にトリガーポイント来たから指値を入れることにした、でもって時間はちょうど準備した後のキリの良い所が18時だから18時にした。

などという楽しい妄想が広がる訳ですが、これで(1)だったら笑えないけど笑える話ではありまして、パツキンヅラ大統領のツイッターかお前はという話になる訳で、いやまあウクライナ情勢ですっ飛ばされてしまったからアレなんですが、米国の重要指標の直前に、日銀がわざわざ日本時間の通常取引が事実上終了しているタイミングなのにわざわざシグナルオペ入れてきたのは・・・・・みたいな事を言われるようになるのって、日銀にとってもあまり宜しくない事でございますわな。勿論このような事ではない、という風に思いますけれども、木曜のオペオファーみたら最初に「これもしかして米国CPIが無茶苦茶強くて(事実市場予想よりも強くてUST2.05%でしたっけ、まで上がったし)日銀はそれもあるから事前にアナウンスしたのか、と瞬間思ってしまうようなオペの打ち方で、まああんまりタイミングが良くないと思いますの。

あとまあその時に次に(2)みたいなのも思いまして、ヘイヘイピッチャービビってるよビビってるよ!のいつものアレでこんな時間にオペオファーしやがって、というのもちょっと頭をかすめました。まあその後の米国CPIとウクライナ情勢によってその辺の話しはスルーされると思うのですが、やはりこう「そこまで慌ててオペやらんでも良いのに」というタイミングでシグナルを入れるというのは、日銀ビビってるんじゃねえか、って足もとを見られやすくなるのでもうちょっと考えた方が良いと思う。

ただまあ今回の場合はそういうの全部超越して(3)の「あくまでも機械的にやりましたが何か??」だと思うのですよね。いやまあ機械的に直球勝負しているだけで、それ以外の配慮が何もないから0.230%ついてトリガー発動したので自動的にそのタイミングから指値オペのオファーを行うということで、まあアナウンスするならキリの良い時間の方が良いだろ、となったらたまたま18時になった、というだけ、と勝手に妄想しております(個人の妄想です)。


・もし今回の指値が「システマティック」なのであれば今後の他年限オペの参考にもなると思うの

でまあ今回はそういう意味では「非常にシステマティックにシグナルオペ入れてきた」という事だとは思うので、これを敷衍していくと(そもそも水曜の中期、長期の輪番増額が無かった時点で思ったのですが)「他年限で指値オペなどのような拠点防御はしてこない」という読みにつながると思います(個人の意見です)がどうでしょうかね。

つまりですな、YCC始めた頃とかは中期に指値入れてみたり、輪番を適宜増やしたり減らしたりしていまして、一応曲がりなりにも「均衡イールドカーブとの差」を意識しているかのような積極的というかプロアクティブな輪番を行っておりましたけれども、色々とこなれてきてから今回に至った中で、「10年金利の0.25%は守るがあとは別に書いてないこと(正確には10年の0.25%もディレクティブには書いていないけど政策の説明文書の中に記載がある)なので知らんがな」というスタンスを明確にしていて、だからこそわざわざ0.25%付くまで放置する、というような事もせずに、0.23%水準という割と円債村村民のコンセンサスだったと思うのですが、そういう水準でバシッと入れてきたのは「システマティック」というか何というか、まあ色々とスケベなこと考えてプロアクティブに動くのではなくて、市場の動きに対してリアクティブに予防措置としてのシグナルを打った、という事になっているのではないか、などというのは思いっきり書いているアタクシの妄想なのですが、まあそう思う訳ですけど、同感するかしないかは皆様次第であります。

ということですのでくり返しになりますが、アタクシの現時点での予想は「他の年限でわざわざ指値などのような事はしてこない」という事だし、今回は今までとはちと違い、10年を維持すればいいやっていう割り切りに肚の座ったモノを感じます(個人の印象です)ので、まあそういう事やぞ、と思いました(思いっきり個人の感想です)。



・しかしこれは頂けなかったですな(木内さんのレポートm9(^Д^)フ゜キ゛ャーの巻)

そもそも木曜日はこれも話題になっていたらしい
[外部リンク] Economy & Policy Insight
日銀は10年国債利回りの変動レンジ上限を死守しない
2022/02/09

最初だけ引用しますが、

(見出し)日本銀行は利回り上昇よりも円安進行を警戒

『米国長期国債の利回り上昇の影響と、来年4月の黒田総裁退任後の日本銀行の利上げ(政策金利引き上げ)観測とを受けて、日本の長期国債の利回り上昇が続いている。10年国債利回りは6年ぶりの水準を連日更新し、2月9日には一時0.22%にまで上昇した。

日本銀行は10年国債利回りを目標とするイールドカーブ・コントロール(YCC)を導入しているが、その変動レンジの上限である+0.25%に実際の利回りが接近する中、日本銀行の対応に市場の注目が集まっている。

結論から言えば、日本銀行は、利回りの変動レンジの上限突破を何が何でも阻止するような強い姿勢は見せないのではないか。仮に利回りの上昇を抑えることに成功すれば、米国の長期利回りがさらに上昇する中で、相当幅で円安が進行するリスクが高まるためである。円安進行は物価高を促すことから、「悪い円安」として国民から不満が高まっている。』(上記URL先より)

・・・・・・・ちょwwwwwwwおまwwwwwwwwwwww

まあ勿論生粋の円債村村民はこれを見て「お前は何を言ってるんだ」以外の感想を持たない与太話にも程がある話であって、いやまあどうせこれ木内さんm9(^Д^)フ゜キ゛ャーとか言われたら「目先のオペレーションの話では無い(キリッ)」とか言い逃れするんでしょうけれども、木内さんの諸般の恨みつらみは理解致しますがこれはいただけない。

もし上記のように円安怪しからんので金利上昇容認、ってことになると、それは市場局の一存でやるような話ではなくて、政策決定会合で然るべき決定を下したうえで、レンジを変えるなり何なりすることになる話で、何ぼ何でもこれは無い。

まあそれ以前に悪い円安だからという時点でそもそも黒ちゃんの意見と違うので話にならんのでありまして、黒田さんに対する思い(悪い方)が募って何をゆうとりますねんという感じで、本当はこのネタでも月曜はもうちょっとネチネチと投下しようかとか木曜日に思ってたら、何のことは無い指値オペm9(^Д^)フ゜キ゛ャーだったので話は終わってしまったのですが、まあ面白いから貼っておきます。


#しまった、全編雑談になってしまいました宿題が溜まってるのに・・・・・・・・・
 


お題「ECBシュナーベル理事の千本ノック45分間企画があったので釣られてみました」   2022/02/10(木)08:04:06  
  何故ロイターはメスター総裁のサムネを毎回怖いのにするのか。
[外部リンク] 午前UPDATED
米物価上昇、年内に緩和へ 50bpの利上げは不要=クリーブランド連銀総裁

『[ニューヨーク 9日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は9日、供給網の混乱が収束に向かい、連邦準備理事会(FRB)が新型コロナウイルス感染拡大を受け導入した景気支援策の一部を解除していくに従い、米国の物価上昇は年内に緩和する可能性があるとの見方を示した。』(上記URL先より、以下同様)

ということですが、タカなんだかタカじゃないんだかよくわからんので本当はこの辺の講演を読まないと行けないのですがワシにも忙しいという時はあるので中々追いつかないのが誠に恐縮至極である。

『インフレ率については「今年と来年は(FRBの目標である)2%を上回る水準にとどまるが、物価上昇は緩やかになる」と予想。ただ「こうした予想はFRBが適切な措置を取るかどうかに左右される」としたほか、3月以降の利上げについても、物価動向次第になるとの見方を示した。ただ、50ベーシスポイント(bp)の幅での利上げサイクルを開始する必要はないとの見方を示した。』

あらそうなの。

『FRBのバランスシートについては、過去と比べ速いペースで縮小させる必要があると指摘。「国債を中心とした保有へのシフトを加速化するために、縮小過程のある時点で、住宅ローン担保証券(MBS)の一部を売却することを支持する」と述べた。』

しらっとMBS売却ネタ突っ込んで来るとな・・・・・・


#なんかマクラのつもりがマクラになっていない気がするが


で、欧州は相変わらずのようなのでパウエルの前にラガルドはんの会見を淡々と見物するの巻と思ったらECBのサイトにオモシロ企画が載っているのでそれに釣られてみるクマー。


〇シュナーベル理事がツイッターでライブでお答えするとかいうオモシロ企画があったようで

日本でやると聞いたら速攻でツイッターのアカウントを作って(今は持ってないのです)ここぞとばかりに「9年間政策やって物価行かないのに記者会見で何であんなに物価行かないって強調できるんでしょうか恥ずかしくないんですか」とか質問し放題じゃんと思いました。

[外部リンク] on Twitter
Interview on Twitter with Isabel Schnabel, Member of the Executive Board of the ECB, conducted and published on 9 February 2022
9 February 2022

『Hello, this is @Isabel_Schnabel, Executive Board member at the ECB. I’m looking forward to answering your questions for the next 45 minutes or so. Join the conversation! #AskECB』

ということで45分間登場したそうな。最初の質問から早速イイシツモンタ゛ナーである。


・利上げによってエネルギー価格が低下するというメカニズムについて説明して下さいと来ましたw

『Can you explain the main mechanism by which raising rates would lower energy prices?』

これはひどい(褒めてる)。

『@Isabel_Schnabel: Raising rates would not lower energy prices.』

斬撃食らったのをまともに受けるという大技だがこの位の潔さは必要ですね。

『But if high current inflation threatens to lead to a de-anchoring of inflation expectations, we may still need to respond, as our mandate is to preserve price stability. #AskECB』

インフレ期待のアンカーが外れたら宜しくないのでそれに対しては行動します。と利上げによってインフレが鎮静化されるというメカニズムを説明しないで流すというオトボケスキームで対処しました。

・・・・ということで以下物価と金融政策に絡むものだけピックアップしますだわさ。


・インフレーションはマネタリーな現象なのか

『#AskECB Is inflation always a monetary phenomena?』

これは置物もニッコリの質問ですが、

『@Isabel_Schnabel: The empirical link between money growth and inflation has weakened over recent decades. Inflation developments depend on the transmission of policy measures to the real economy, which hinges, for example, on the state of the banking sector. #AskECB』

物価とマネーの成長の経験的なリンクは最近の数十年の間に弱くなっています、と当然の答えだがマネタリーベース直線一気理論をわずか9年前にぶっこんだ日銀の立場はありませんなガハハハハハ。

でもって金融政策が経済に影響を与えて、その結果として物価に跳ねる、という説明をしている訳で、まあ当然ちゃあ当然だがマネタリーベース直線一気理論とは何だったのかと小一時間問い詰めたい。


・エネルギー価格の下げに利上げが効かないのなら何で利上げするんでしょ

『Some people believe that in the current situation, raising interest rates would help fight inflation. In your opinion: If current inflation is strongly driven by energy prices, why would an increase in interest rates help?』

前の発言を受けてロジックに突っ込む、というのは大変結構ですいいぞもっとやれ。

『@Isabel_Schnabel: Monetary policy has to keep a watchful eye on all factors, including energy, that affect the medium-term inflation outlook.』

そもそも論をだして煙に巻く気満々。

『An extended period of high energy price inflation may lead to expectations of higher inflation in the future. #AskECB』

全然答えになってない・・・・・・・・・・・


・でもってインフレ期待は今の所アンカーされているという説明をするので中々説明がややこしい

話しの都合上その1つ前の質疑から引用する。

『#AskECB: Is the high inflation transitory?』

直球クソワロタのだが実は重要な質問。

『@Isabel_Schnabel: Inflation will remain high for longer than anticipated. There is a risk that inflation continues to rise in the near term but it is likely to gradually decline towards the end of this year. There remains high uncertainty around the inflation outlook. #AskECB』

物凄くファジーな答え方にはなっていますが、でも「it is likely to gradually decline towards the end of this year.」なのでトランジトリーだって話をしていますね。


『#AskECB Why do you think "this time is different" i.e. no need for Volker's approach to hike 100% above CPI? Or do we need double digit first?』

1970年代型のインフレと金融政策大引き締めと比較して味噌、という意味ですわな、その線で回答してるのですけれども、

『@Isabel_Schnabel: In the 1970s rising oil prices triggered a harmful price-wage spiral, as inflation expectations drifted away. Today longer-term inflation expectations are well-anchored. We will ensure that high inflation does not become entrenched. #AskECB』

何ちゅうかですね、何かECBの中でロジックがちゃんと煮詰まっていないというか、意見が対立しているのかどうか分からないですけれども、ECBというか今回のシュナーベルさんの説明の場合はFEDと違って前の質疑にあったように「高インフレはトランジトリー」という話をしてて、しかも足もとの物価のメインドライバーがエネルギー価格」って話をしてて、挙句に「利上げしてもエネルギー価格は下がりません」とまで言ってしまっているので、じゃあお前なんで利上げするんだよ、というロジックがガバガバになっておる訳ですな。

まだ最初の質疑しかネタにしてませんが(汗)、一方でラガルド総裁の会見ではのっけから「12月と1月に出てきた物価の数字がいずれもサプライジングリーなアップサイドだった」と足元の物価上振れを受けて利上げ見通しを変更した、という話をしている訳でして、まあどうせラガルドさんの事ですから「物価安定をやると言ってるECBなのに今のままでは政治的にも持たないじゃろ」というご判断になったんでしょうなあと思うのですが、シュナーベルさんの説明だとどうもインフレ期待が上振れるのを利上げで何とかする、みたいな説明になっている一方で、インフレはトランジトリーだし利上げはエネルギー価格に効くわけでは無いし、今のインフレ期待はアンカーされているという説明なので、利上げするにしてもしないにしてもロジックがちゃんと出来てないと思うのですがどうでしょうかね。


・この質問はワロエナイけどワロタ

軽い気持ちで寝起きのネタにしてたら思いの外長くて正直これはしまったと思っているアタクシなのでちょっと先に行きましてこんなのが。

『Are you planning on further increasing the EU Housing bubble so I can never buy my own House?』

住宅価格上昇に関しては批判タラタラなんでしょうな、というのが良く分かる質問で大変結構である。

『@Isabel_Schnabel: House prices have risen strongly in the euro area, and monetary policy was one contributing factor. Macroprudential policy is the first line of defence but monetary policy needs to take financial stability and inequality considerations into account. #AskECB』

『Read my speeches on how monetary policy may deal with financial stability and with inequality: [外部リンク] - How would you explain the divergence in tone between the latest official statement and the communication delivered by C. Lagarde? To what level will the ECB accept the "cost of transition" towards normalization without affecting EZ financial conditions?』

ジャガーチェンジの話に続いて正常化の過程で金融環境に大きな負荷掛かると思うんだがどうなのよと質問。

『@Isabel_Schnabel: The monetary policy statement contained important changes regarding the upside risks to inflation and the need for optionality. The process of normalisation will be data-dependent and gradual, avoiding unnecessary disruptions. #AskECB』

物価のアップサイドリスクが高まったからステートメントが変更されたんです、という説明でして、うーん何というかこのアクチュアルの物価の話とインフレ期待のアンカーがどうのこうのの話ですが、このリンクに金融政策で物価抑制が出来るってのがある筈なんですが、その部分を「金融政策でエネルギー価格を下げられません」とそれ自体は至極御尤もなんですが、それ言っちゃうとリンクが切れてしまうので、もうちょっとその辺り練って欲しいですな。

でもって正常化局面は「データディペンデント」という怪しいワードはあるのですが、グラデュアルって言っているというのがこれまた微妙なお話。つまり何度か申し上げていますように「データディペンデント」っていうのは「状況に応じて変化します」って話だし「グラデュアル」(でも「メジャードペース」でも良いですけど)のような言い方って「先行きのパスを予想させる=先行き決め打ち」な訳であって、そもそもが相反する概念でして、まあこういう辺りを見ても、言ってみれば数か月前のFEDって感じではありますわな。


なお、この辺でまだ半分くらいしかネタに出来ていないという軽い気で始めたのにこれはしまったという大後悔時代にも程がありますが、アタクシの時間が無くなってしまいましたので(超大汗)今朝はこの辺で勘弁して頂きとうございます。、

・・・・・・・さて、全部書いてから気が付いたのですが、よく考えたら昨日は中村マリーアントワネット審議委員様の金懇があって、ヘッドラインしか見て無いから(←いくらどうでもよいにしてもこれはひどいと我ながら思ったわ今になって)よくわからんのですが、「金融政策で賃金ターゲット」とかいう言いたいことは分かるのだがそれどうやって金融政策でやるんだよというお話をしていたっぽくて、それはそれで面白そう(珍獣観察という意味で)なのでネタにしないと行けなかったのですがそもそも昨日読んでる暇がまるで無かった(訳ではないが優先順位が下だった)ので週明けで勘弁してつかあさい、と追記(汗)。
 

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