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今朝のドラめもん(金融政策ウォッチ)

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お題「水曜の指値オペはゼロ/ECBが中央銀行への信認と格差の関係に関する味わいの深いレポートをだしておる」   2022/04/28(木)08:06:28  
  ただの現状維持の筈なのに無駄に盛り上がるMPM2日目がやって参りました!!!

〇色々面白いので指値オペまわり

・指値オペはボウズですかそうですか

昨日の指値オペ(指値オペの結果だけ引用)
[外部リンク] 月 17 日(木) 14:00〜15:52
        3 月 18 日(金) 9:00〜11:44』

ってある訳ですな。つまり会合2日目の議論が始まってから1時間も経過しているのに指値オペ打つってどうよと思いますし、結果だって下手したら11時半ちょいくらいに出る事もある訳でして、いや締めきり時刻(昨日オファーバックとか書いてましたな、すいません)をもっと早くした方が良いんじゃないのとか、そもそもオファーを会合開始前にした方がエエンデネエノとか、色々と不思議な事が起きる訳なのですが、しかしまあこれが何か本当の本当に政策運営上止むに止まれぬものだからとか言うんだったら兎も角、何の意味があるのか科学的なエビデンスがさっぱり分からない10年カレント0.25%という水準を、ただ単に黒田総裁の面目の為に無制限オペをする、ってまあ馬鹿馬鹿しいにも程がありますわな、とアタクシなんぞは思ってしまうのですが、まあ宮仕えは辛いよという話ですし、そういうの馬鹿馬鹿しいですよねーとかいうような事を大きな声で独り言を言ってしまうような悪い子の皆さんは偉くなれないので処世術をよく考えて生きましょう。まあワシの事だがwwwwww

いやまあ別にアジ演説してるわけじゃないんですけどね、例えばリーマンショックとかコロナショックとかで市場機能が壊れてしまって大変だーって時に怒涛の売りを支えて金融市場ひいては資本市場を守る最後の砦だぜヒャッハー!とか言いながら無限オペやるんだとそらもう仕事冥利に尽きると思うんですが、こんな全く意味のない長期金利水準維持するのに必死になって色んな事やってて良く馬鹿馬鹿しくならんわと、そっちの方に感心してしまっているんですよねこの数週間は。あ、あくまでもアジ演説ではありませんので念のため申し添えます(^^)。

などと悪態をついておりますが、いや真面目な話決定会合結果が前倒しになって出る、ってことになったらどうするんだこれ・・・・・・・・・・


〇ECBが中々味わいの深いレポートをだしておられる

FOMCみたいに市場の数字を見ないで文章を読むようにしている(市場の反応を見てしまうと公表文書を読むときについ市場の結果に引っ張られてタカハトバイアスを入れて読んでしまうから)のは別にして、まあ朝はフレッシュな高官発言が出てるか〜って確認するのがアタクシの仕様なのですが、今朝はこんなチャーミングなヘッドラインを見つけてしまいました。

[外部リンク] 午後
低所得家計ほどECB信頼せず、格差の大きい国で傾向顕著=調査

『[フランクフルト 27日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)に対する信頼度は低所得の家計で低く、所得格差の大きい国でこの傾向が顕著との調査結果をECBが27日公表した。

年間収入が2万ユーロ以下の世帯や不平等が大きすぎると感じている世帯ではECB、ユーロ圏の中銀、欧州委員会への信頼度が最も低かった。

一方、ECB、欧州議会、欧州委に対する信頼感は世帯収入が多いほど高かった。』(上記URL先より)

そらインフレは放置するのにちょっと株式市場が下がると大慌てして金融緩和するんだもん金持ち資産持ちはウハウハだし永き搾取に悩みたる無産の民はそらもう聞け万国の労働者ってなもんでしょ、とごくごく単純に思ってしまうアタクシですが。

物はこちら。度肝を抜く程の大部では無いのですが、さすがに寝起きでざっくりと目を泳がせて〜という訳には参りません量であります。
[外部リンク] inequality and public trust in the European Central Bank
Prepared by Stephanie Bergbauer, Alessandro Giovannini and Nils Hernborg

ただですね、この「Economic inequality」の話しって以前ネタにしたと思うのですが、シュナーベルさんがこのEconomic inequalityを絡めながら、インフレイクナイって話を去年してたりしまして、たぶんこの辺の問題ってワシらのイメージよりもかなりヘビーなネタなんじゃなかろうかと思うと、これは一度は目を通しておくのも悪くはない、と思ったのでネタにする次第です。

とは言いましても全部読むわけにはいかないというか、そもそもアタクシも全体観をネタにするほど目を泳がせてないので、最初のイントロの所で勘弁なんですが。

『1 Introduction』って所ですな。

『In most advanced economies, income and wealth inequality have increased since the early 1980s, although the available data point to diverse national trajectories. Wealth concentration and income inequality have been shown to be rising in continental Europe, but substantially less so than, for example, in the United States and the United Kingdom.[1]』

USやUKよりはマシですが資産の集中と収入の不均衡が拡大しておりますよ、とな。

『The coronavirus (COVID-19) pandemic is likely to further amplify economic inequalities.』

コロ助がさらにこれを拡大する可能性があると。

『Income inequality could increase as a result of higher unemployment and loss of income among younger workers, women, those in lower income and lower education groups and temporary workers.[2]』

で、従来だとここで「だから金融緩和で経済を引き上げれば良いんです金融緩和ヒャッハー!」となる訳でございますし、まあどこぞのリフレ派とかいうのも基本そういう話をしますわな。然るに・・・・・・

『Moreover, rising asset prices, such as those of stocks and real estate, together with changes in consumption and savings behaviour across different parts of the wealth distribution during the pandemic, may contribute to greater wealth inequality.[3]』

でもってこの脚注3がさっき申し上げた昨年アタクシが見て「おおおおおお」と思ってネタにしたシュナーベルの講演でして、
[外部リンク] policy and inequality
Speech by Isabel Schnabel, Member of the Executive Board of the ECB, at a virtual conference on “Diversity and Inclusion in Economics, Finance, and Central Banking”Frankfurt am Main, 9 November 2021

ということで、格差問題と金融政策というお題ですが、コンファレンスのお題は「ダイバーシティ」と「インクルージョン」も含むというお話でありまして、そういや脱炭素オペとかは熱心ですけど、金融政策によってダイバーシティやインクルージョンに逆行することをしてませんでしたっけ、みたいなのはしませんよね日銀って(会社として女性活躍に関して熱心なのは存じております)。


『Citizens have expressed concerns about economic inequalities in the context of the ECB’s Strategy Review.[4] 』

で、この脚注4で示されているのが、
[外部リンク] Listens - Midterm review summary report

[外部リンク] Listens - Summary report of the ECB Listens Portal responses

となっておりまして、いやーこれはちょっと読んでねえわサーセンって感じですが、まあどこぞの中央銀行のポンコツ総裁みたいに記者が政策に対する疑問を出しても「全くそうだとは思いません」と聞く耳すら持たないスタンスとは大違いというものです。

『Empirically, studies have shown that monetary policy may only have a limited impact on economic inequalities and that, overall, the easing of monetary policy appears to have somewhat dampened economic inequality in the euro area in recent years.[5] 』

まあさすがに「金融政策が格差拡大の主因」とか言い出すとそもそも金融緩和できなくなってしまいますからそこまでは言わないですよね。でも・・・・・・・・・

『At the same time, it has been shown that inequality could play a role in the transmission of monetary policy, highlighting the need to improve understanding of the ways in which inequality can have an impact on the fulfilment of the ECB’s mandate.』

格差が存在すると金融政策のトランスミッションメカニズムが想定しているように働かない可能性があるぜよ、と。

『One aspect that has received less attention is how a perceived increase in inequality could affect public trust in central banks, and how this could affect the fulfilment of central banks’ mandates. 』

で、ここではそれを経済的な話というよりは中央銀行やら政府やらへの公衆からの信頼という文脈で話をしているのは、この後のサーベイがそのネタなのでそういう話になるんでしょうね。

『In the European context, rising economic inequalities have been found to depress public trust in the EU and its institutions, both directly and indirectly through the negative impact of inequality on trust in national institutions.[6] 』

『This may have an impact on the ECB, as public trust is of relevance both for the anchoring of inflation expectations, which increases the effectiveness of monetary policy,[7] and to shield it from political pressures that could undermine its independence.』

いやーちょっと黒ちゃんにこの文章100回読ませたいのですけど、特に年末年始辺りからその傾向が酷いのですけれども(つまりFEDがインフレアイヤーモードになりだしてから、ですな)、会見で都合の悪い事聞かれると「その指摘は全く当たらないと思います」ばっかり言い続けるし、「円安は正義(意訳)」ってずーっと言い続けるし、「政策の変更は一切考えていない」とか、「聞く耳持たない頑固ジジイ」のイメージを強くするような事ばっかりやっている訳ですわな。
まあ幸か不幸かそこまで日銀って一般的にはポピュラーじゃないから黒ちゃんが頑固ジジイモードになって意地になって聞く耳持たない状態ですよ。とかいうのが人口に膾炙していないから良いようなもんで、この温厚な(嘘)日銀ファンの(本当)アタクシがトサカに来るスタンスをあと1年も続けてて日銀が組織としてのトラストを失わないかと、日銀ファン(繰り返しますが本当)のアタクシは思うのでありました、って何の話してるんだワシw

ということで、

『This article explores the relationship between economic inequalities and public trust in the ECB and other European institutions.』

『Drawing on data from the ECB’s new Consumer Expectations Survey and the Standard Eurobarometer, it analyses the relationship between different forms of economic inequality, perceptions of inequality and public trust in the ECB and other EU institutions in the euro area over the period 1999-2020 and in the context of the COVID-19 crisis. 』

『Section 2 discusses the relevance of economic inequality for institutional trust in general and for trust in the ECB in particular. 』

『Section 3 examines different dimensions and measurements of economic inequality and their evolution in the euro area.』

『Section 4 then analyses the relationship between different measures of economic inequality and public trust in the ECB and other EU institutions, such as the European Commission and the European Parliament. 』

『Section 5 concludes.』

ということですが、中にあるチャート、

Chart 1
Income and wealth inequality in euro area countries, 1999-2020

Chart 2
Perception of inequality as “too large”, by income quintile

Chart 3
Trust in EU institutions, by household income quintile

Chart 4
Gini coefficients of post-tax income inequality and trust in EU institutions for euro area countries (1999-2020)

Chart 5
Income quintile share ratio (S80/S20) and trust in EU institutions in regions within the euro area (NUTS1/2)

Chart 6
Public trust in the ECB, by perception of inequality as “too large”

だけでもまあ何となく雰囲気は掴めた気がします(気のせいかもしれませんが)。


でもって結論にワープしますが、

『6 Conclusion』

『Income and wealth inequality have risen in many advanced economies over recent decades and the pandemic may further increase existing economic inequalities.』(ここまで太字)

『The impact of the COVID-19 pandemic risks amplifying existing economic inequalities, as some segments of the population are more exposed to unemployment and loss of income, while rising asset prices could exacerbate wealth inequality.』

この辺はイントロにあった話と同じですな。

『While economic inequality has attracted increased attention in academic research and policy discussions recently, less attention has been paid so far to its relationship with public trust in central banks.』(ここまで太字)

『Responsibility for addressing social inequalities rests primarily with governments, but citizens may also expect central banks to take action, and their attitudes towards the central bank may therefore be influenced by objective and subjective measures and perceptions of economic inequality.』

不均衡是正は政府の仕事とは言え、一般の皆様は同じような政府主体として中央銀行もそのような役割を期待してしまうのです、ということで、「their attitudes towards the central bank may therefore be influenced by objective and subjective measures and perceptions of economic inequality.」な訳でして、円安の影響のプラスマイナスに傾斜があるのを認めながら「全体としてプラスだからオッケー」と言い切っていて良いのでしょうかという日本に対するインプリケーションになりそうなお話(いや別にECBは日銀の事考えてレポート出してるんじゃないけどさ)。

『Tentative evidence suggests that higher income inequality, as well as associated perceptions, may matter for public trust in the ECB.』(ここまで太字)

『Trust in the ECB tends to be lower in countries with higher income inequality and vice versa. Similarly, at the regional level, public trust in the ECB tends to be lower in regions with larger differences between the highest and lowest earners. Finally, at the individual level, citizens who perceive income inequality as being “too large” tend to show slightly lower levels of trust in the ECB. While small in magnitude, the negative relationship is statistically significant and holds when controlling for possible confounding factors.』

この辺りはさっきのロイターさんの記事にあった話、ちなみに書かれているのは図表のチャートでも何となくは掴めます(気がします)。

『However, inequality appears to play a role not only in citizens’ evaluations of the ECB but also in their evaluations of EU institutions more broadly.』(ここまで太字)

『As shown in this article, the relationship between public trust in the ECB and income inequality also applies to other EU institutions, such as the European Parliament and the Commission. This is in line with studies showing that attitudes towards different EU institutions tend to be highly correlated, suggesting that citizens may be evaluating the overall EU framework when asked about specific institutions.[37]』

ECBに対する信認に関する件はEU政府とかそっちの方にも同じ話であると。

『Efforts to improve public understanding of the ECB’s mandate and tasks may help foster trust in the institution.』(ここまで太字)

黒田総裁に1万回朗読させたい。

『Making communication more accessible and addressing the concrete concerns of citizens in different parts of the euro area - such as the ECB’s role in economic outcomes - can enhance trust in the ECB, thereby strengthening the effectiveness of its monetary policy tools and helping to safeguard its independence.』

黒ちゃんはまともにコミュニケーションしようとしないし、前の首相は「日銀は政府の子会社」って言っちゃうし。

『This effort includes explaining how the ECB’s policies, by delivering on its primary objective of price stability as laid down in the Treaty, contribute to macroeconomic stabilisation and can affect economic inequality.』

と来て最後にしらっとインフレ退治大正義論が記述されているのがチャーミングでして最後は、

『Indeed, inflation is often considered one of the most regressive “taxes”, and by maintaining price stability the ECB protects the purchasing power of households with lower incomes who are the most sensitive to fluctuations in the level of prices.

In parallel, like many central banks, the ECB is also continuing to deepen its analysis of how its policies affect inequality and the manner in which household heterogeneity shapes the transmission of its policies.[38]』

と締められるのでありました。まあ黒田総裁には10万回くらい読んでもらいたいですね!!!!!!!!
 


お題「指値オペにドバドバ入ったり前代未聞のMPM結果公表日に指値オペだったり/基調的な物価」   2022/04/27(水)08:11:07  
  このお方がシャシャリ出でくるようではいつまで経ってもダメ。
[外部リンク] 日銀の措置 支持を強調
2022年4月25日 18時06分

『自民党の安倍元総理大臣は、25日開かれた党の議員連盟の会合であいさつし、円安が急速に進んでいることについて「今の水準で右往左往する必要は全くない。日本のように輸出の工業力があり、外国からの観光客が再び戻ってくれば、円安は、日本にとって間違いなくプラスの環境になる」と指摘しました。』(上記URL先より)

>輸出の工業力があり

貿易収支赤字ですけどね(そもそも「輸出の工業力」って変な日本語だなおい)。

>外国からの観光客が再び戻ってくれば

ああそうですね貴方が逃げ出して菅さんに仕事をおっ被せたコロナ対策が完遂したらですよね!!


〇指値をめぐるエトセトラ(古いですかそうですか)

・10年カレントだけ置いてかれるのは下げの時下がらんかったからまあ分かる

昨日の債券市場ちゃん、といってもいつものロイター記事で恐縮ですが。
[外部リンク] 午後
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は続伸で引け、補正予算は材料視されず

『[東京 26日 ロイター] -
<15:10> 国債先物は続伸で引け、補正予算は材料視されず

国債先物中心限月6月限は前営業日比5銭高の149円32銭と続伸して取引を終えた。中国が新型コロナウイルス対策でロックダウン(都市封鎖)を北京に広げるのではないかとの懸念から米金利が低下。円債も買いが先行したが、様子見気分も強く伸び悩んだ。新発10年国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.245%。』(上記URL先より、以下同様)

ということでしたが、昨日は今月の輪番最終便(理論的には今日も臨時輪番可能だが)が増額とかされなかったのが効いたわけでもないんでしょうけど、前場上がったけど後場はイマイチさん。

『現物市場で新発債利回りはまちまち。2年債は前日比変わらずのマイナス0.055%、5年債は同0.5bp上昇の0.015%。20年債は同1.0bp低下の0.760%、30年債は同2.0bp低下の0.980%、40年債は同2.0bp低下の1.075%と、超長期ゾーンが堅調だった。』

名鉄名古屋駅か!っていうようなウネウネした引けですな。

TRADEWEB
    OFFER  BID   前日比 時間
2年  -0.059 -0.054    0  13:23
5年  0.008  0.014  -0.001  15:07
10年  0.243 0.247   0.001  15:10
20年  0.758 0.766  -0.007  15:10
30年  0.98  0.987  -0.017  15:09
40年  1.072 1.082  -0.014  15:05

しれっと10年は重いのかいな、まあ戻る時に下げ局面でサガランチ会長になって割高になってしまったからシャーナイよね、と思っていたら昨日は指値の結果が16時前(よく見て無かったので何時だかわからんが下のロイターニュースの感じだと15時半だったのかしら)くらいになって出まして・・・・・・・・・・


・指値オペに堂々の9000億円オーバーのぶっこみがあったんだが玉あんのかよ

(結果は指値だけ)
[外部リンク] 午後
〔マーケットアイ〕金利:日銀の指し値オペ、応札・落札額は9215億円 4日間で2兆0767億円

『[東京 26日 ロイター] -

<15:37> 日銀の指し値オペ、応札・落札額は9215億円 4日間で2兆0767億円

日銀が本日通告した固定利回り入札方式による国債買い入れ(指し値オペ)の結果は、応札・落札額ともに9215億円となった。10年365回債の買入利回りは0.250%と、実勢の0.250%と同じだった。366回債は前日比変わらずの0.245%で推移している。連続指し値オペ(21─26日)の最終日だった。初日の応札・落札額はゼロ、2日目は4277億円、3日目は7275億円だった。4日間で計2兆0767億円となった。』(上記URL先より)

とまあそういうことで計算の手間が省けたよやったね!という感じですが、まあそんな話はともかくとしまして、いやまあこれ自体は(あれだけ黒ちゃんがコロンビア大学でぶっこんでおいてあれは煙幕でしたテヘペロとはさすがに言わんと思うのだが)まかり間違って10年のレンジが一段と柔軟化とかされたらエライコッチャなので、その辺をニュートラルにする(インデックス的に)とか、いったん外して同じくらいの利回りなら手前買うわとか(絶対収益的に)とか、そういうことなのかと勝手に思ったり思わなかったりするのですが、まあしかしよー入れるわという所ですが、自信満々でぶっこんでいるんだったら反動もありそうだし色々と面白く(不謹慎)なってまいりました。

#月末時点での日銀の銘柄別保有残高を見て行きたく存じます。


・ランボー怒りのMPM2日間の指値オペを投下の巻

だったら最初からMPM2日目まで連続指値うっておけよと思いました。16時過ぎくらいだったかと思うのですが連日の指値ぶっこみ(しかも日々絶賛増加するのだ横綱前日比プラスなのに)というプレイに対して、3月の指値ぶっこみ(なので直近4日で2兆だがその前の指値ぶっこみもあるのよね)の時に日銀様突如のラリラリ輪番を打ってきたのが記憶に新しい所でして、そもそも月曜に7000億円超の指値ぶっこみがあった時点で昨日の通常輪番で面白プレイをするのかと思ったら意外に冷静だったのでほほーと思っていたのですが、やっぱり「指値に札が大量にぶちこまれると謎にキレる日銀」は健在でした。

[外部リンク] 年利付国債364 回、365 回、366 回
買入日程:4/27〜28
買入金額:無制限
買入を行う利回り水準:0.25%(注)』

・・・・・( ゜д゜)
・・・・・(つд⊂)コ゛シコ゛シ
・・・・・(;゜д゜)

いやまあ連続指値オペ、という時点で28日もオファーされるの確定なのですけど、いやお前28日に固定金利オペって前代未聞にも程があるプレイをよく金融市場局の名前で出したなと感心するやら呆れるやらではありますな。いやまあ金融市場局の名前で出すしかないから仕方ないんだけどさ。


・28日に固定金利の指値オペを実施するのはディレクティブ違反と言われるリスクをどう整理するのでしょう

さてここで金融政策決定会合で対外公表されている金融調節に関するディレクティブを確認してみましょう。
[外部リンク] 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金額の長期国債の買入れを行う。』

>次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針
>次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針
>次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針

えっとですね、金融政策決定会合は27-28に実施されるわけでして、調節方針のディレクティブは28日に新たに「次回金融政策決定会合までの調節方針」として出る訳ですよね。

皆さんすっかり忘れていますが、金利があって調節してた時代って大昔じゃなくてちょっと昔もあったんですが、まずそもそも論として前後場跨ぐオペというのが無かった、というのはあるのですけれども、基本的にオペ自体は競争入札方式で実施するので、決定会合の結果って発表後即時適用になるんですけど、(よって政策金利引き上げをするとすかさず売出手形打ったりしてた)、今までそんな例は新法になってからは見てないけど(旧法時代はあったような気もするけど)、オペのオファーからオファーバックの間にディレクティブの変更(つまり政策変更)がアナウンスされたことはありませんでしたと思うんだがどうだったでしょう。

然るに、今回のオペって「固定金利方式」なので、オペのオファーからオファーバックの間に政策の変更(今回だったら10年指値の柔軟化とかいう驚愕の決定をした場合だが)が行われますと、その瞬間にオファーバック待ちの指値オペがディレクティ違反になる(今回だと利下げならセーフ)、という恐ろしい事態が生じてしまうんですが、そんなリスクを調節部署が取って良いんでしょうか問題が良く分からん。

何故かと言いますと、FEDみたいに「政策決定内容の公表時間は午後2時(でしたっけ、寝てるのでうろ覚え)」みたいな固定時間にしていれば、オペのオファーバックを結果発表前に持って行けばディレクティブ違反になる可能性って理論上は無い(突如前倒し発表がない限り)のですが、日銀の場合はそもそもMPM2日目のケツが決まっていなくて、慣習上概ね9時に始まっているけど別に決まりがある訳でも無くて、理論的には前場引け前に政策変更がアナウンスされる可能性だってある訳ですよ。

ということで、これって私が政策委員だったら「政策委員会の軽視」と怒って開始早々議事打ち切りを提案するか、逆にイヤガラセのフィリバスターで決定会合17時まで引っ張るかのどっちかをするわ(などと沸点が低いアタクシ)と思ってしまうのですけれども、政策委員の皆さんちょっとこれについて暴れる根性のある人はいないのかねと思いますが、まあ居たらそもそも黒ちゃんのこの舐め腐った会見とか舐め腐った講演とかが放置されないので、まあそんな事には一切期待しません。


でもってそれはそれとしまして、28日のオペのオファーバック時限どうするんでしょう問題がここで新たに発生しますが、まあ一応過去事例から考えて11時前に決定会合が終わるというのは(臨時会合を除けば)なかったので、前場引けにオファーバックの時限を設ければ辛うじてディレクティブ違反ではないかというツッコミには耐えられるのですが、前場引けにしてしまうと「まさか!」という連想も働いてしまったりするわけでして、まあ決定会合1日目の今日は良いとして(今日は事務方からの情勢報告とその情勢報告に対する質疑で終わるし開始時間が基本的に15時とかその辺の筈だから大丈夫)明日の指値オペを行う、というのはまずかったんじゃないですかねえとしか思えん。

当然ながらオファーバックを15時だのにしてしまうと、その前に決定会合で現状維持が決定されたとしても「金融市場局が金融政策の現状維持を前打ちした」という金融政策決定会合の存在する意味が訳分らなくなる事態が発生しますし、決定会合で10年の柔軟化が決まる(訳はないと思うけど)となりますと、そらカレント3銘柄ホルダーが自分のコアポートに眠ってる玉まで総動員して打ち込みに逝って大変な事がおきてしまうので、それはまあさすがによーやらんでしょうな。

いずれにしましてもディレクティブは「次回金融政策決定会合まで」なので、当該決定会合で新たなバージョンの金融調節方針が決定されるまで、しか事務方は政策委員会から付託されていない、というのを再度徹底(?)しておこうと思った次第であります。


・MPMを通過しても・・・・・・・・・・

いやまあそれはそれとしまして、指値オペにこの勢いで札が入って行きますと、2週間もしないうちに本当の本当に玉がスッカラカンになってしまって、「10年カレント3銘柄は引けは引かれてるけど売買が成立しない謎状態」という昔の4年国債6年国債という(円債村の養老院の人しか知らないネタですいません)驚異の状態になって、引け値だけ空しく0.250%がほかの銘柄と無関係について、日銀が指値オペするんだけど誰も応札せず、イールドカーブはカレント3銘柄を残して着々と別の場所で形成される、とかそういう事になってしまいかねないわけですな。

5月になると新発が出て来るので、一応「2週間」って見積もってみましたが、いずれにせよこれ米国様の金利がFOMC後に何かの拍子で盛大に下がるとか、海外経済が劇的にすっころぶとかでも起きない限り、6月のMPMまで持つとは思えんのですが、どうするつもりなんでしょう日銀ちゃん。

ま、日銀ちゃんにおかれましては自業自得なので精々苦しんで頂きたいのですが、政策決定している方々が胃が痛くなるわけじゃなくて、金融市場局の胃が痛くなる、というのだけは同情の念に堪えません、ナムナム。


・ちなみに思考実験ですがレンジを拡大した場合どうなる???

というのはまあジャスト思考実験ですけど、例えば25を30とか35にしたとしても、今の地合いだとそのままそこまでワープして張り付くだけだと思うのよね(個人の感想ですだが概ね人と話してもそんな感じ)。実はあんまり解決にならないし、為替対策になるとも思えんし、そもそも黒ちゃんが為替対策をする気が1オングストロームも無いので採用されないと思うけど。

では25を50にする、とか25を100にする(もはやYCCではないが)とどうなるのか???というとうーむという感じになる次第で、2013年にQQEぶっこんで資産市場ヒャッハー相場になった初期の時って「こりゃ本当に2%行くのかも」みたいな空気もなくは無かった位の時の10年って瞬間風速で1%付いたけど、引け値ベースでは0.995%が一番高かった金利でありましたな、まあベースレートが違うけど)。

ただまあ100とかだと最早YCC放棄と同じなので、これって結局レンジ拡大とかレンジの柔軟化を更に柔軟化、みたいなことやるの無理があるので、やっぱり変更時にはスパッと10年ターゲット止めるしか無くて、それは黒ちゃん的には(本来物価目標達成に向けて進んでいるから大勝利なのに何故か知らんが)途中退任モノの大恥辱大敗北らしいので、まあやっぱり「レンジの小幅拡大」というのは無理があると思うの。10年カレントが10bp位の時にやってれば無問題だったと思うけど、事ここにいたっては無理無理無理だと思うんだけどなー。よー知らんけど。



〇基調的なインフレですが

[外部リンク]
 


お題「指値オペ堂々の7000オーバー応札/黒ちゃんのコロンビア大学講演よく見るとかなりのドイヒー作品なので悪態」   2022/04/26(火)08:08:12  
  ほうほう。
[外部リンク] 午前
ユーロ圏金融・債券市場=利回り低下、中国リスクに焦点 仏大統領選には反応薄

『[25日 ロイター] - ユーロ圏金融・債券市場では国債利回りが低下した。中国北京市で新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)が実施される可能性があるという懸念から、成長リスクに焦点が当てられた。おおむね予想通りの結果となったフランス大統領選の決選投票はさほど重要視されなかった。』(上記URL先より)

今度は中国ロックダウンネタ。成長リスクかも知れんがサプライチェーンがどうしたこうしたで物価上昇リスクネタでもあったような気がします(原油が下がったからまあそっちの方を見るか普通は・・・・)が、まあよくわからんけど、FEDの高官がだんまり期間に入ると今度はこういう感じのネタで動くのかよ、と思いつつ。


〇超長期や先物は上昇したのですが指値オペに堂々の7000億円超応札の件について(メモ)

昨日の債券市場ちゃん、毎度恐縮ですがロイターさん。
[外部リンク] 午後
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反発で引け、75bpの米利上げあるかに注目

『[東京 25日 ロイター] -
<15:10> 国債先物は反発で引け、75bpの米利上げあるかに注目』(上記URL先より、以下同様)

えーーーーー、今回は50bpじゃないの常識的に考えて。75見に行ってあの金利水準なの米国は???というか、緩和解除モードになってからの米国債券市場って「市場における金融政策の織り込み具合のコンセンサス」がまるでよくわからん(とかいうと何ぼ円債村ドメドメおじさんとは言えお前はアホかと言われそうなのだが分からんもんは分からんのだ)ので、ブラードが75というのとか春になると野良猫がミャーミャーうるさいのと同じようなただの風物詩みたいなもんに反応したり、パウエルは50だって言ってるのに反応したり、おまいら一体全体何を織り込んでいて、要人発言(特に反応が訳分らんのが要人発言だが)が出た時に「織り込みとの差分がこうだからこう反応する」という辺りが、1回1回のムーブについては分かるんだが通しで見た場合にまるで整合性のない反応している(ように見える)ので一々疲れますな。

という愚痴は兎も角。

『国債先物中心限月6月限は前営業日比18銭高の149円27銭と反発して取引を終えた。米長期金利が低下したことで買い戻しが入った。ただ、新発10年国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.245%と全体的な方向感は乏しかった。』

よほどネタが無かったのかこのあと75bp利上げが注目とかいう与太話が並んでいて、ロイターさんらしくないしょうもない話が並んでいるのですがその辺全部割愛しますけれども、先物は取引終盤には結構押した(と思ったら引け前数分で上がったが)のですけど、途中は結構強かったし、それより超長期強かった一方で、下げる中でサガランチ会長だったトリオ・ザ・10年カレントは相場の上げに全然ついて行かずの巻。

『現物市場で新発債利回りはまちまち。2年債は前日比0.5bp上昇のマイナス0.055%となったが、20年債は前日比2.5bp低下の0.770%、30年債は同1.5bp低下の1.000%、40年債は1.0bp低下の1.090%と超長期金利がやや低下。5年債は出合いがみられなかった。』

てな訳でロイターさん謹製トレードウェブデータですが、

TRADEWEB
     OFFER  BID   前日比 時間
2年   -0.059 -0.054   0   15:03
5年   0.009  0.014  -0.001  15:05
10年   0.242  0.247  0.002 15:04
20年   0.769  0.775  -0.021 15:10
30年   0.998  1.004  -0.015 15:02
40年   1.087  1.097  -0.009 15:10

20年の逆襲ワロタという感じですが、さらに笑ったのは引け後に出た指値オペ結果。

[外部リンク] 1/4 程度、死者数は米国の 1/13 程度と、かなり低い水準に抑えられてきましたが、日本の需要の回復は米国対比遅れています(図表1)。』

早速不穏当。

『日本と米国のGDPは、ともに、2020 年春のパンデミック発生直後には、幅広い行動制限の結果、急激かつ大幅な落ち込みとなりました。しかし、その後は、日米ともに、人々の感染症への適応が進むもとで、大規模な財政金融政策の発動も下支えとなり、需要の持ち直しが進みました。』

で?

『米国のGDPは、感染症後の落ち込みから、わずか1年程度で感染症拡大前の水準を回復し、その後も非常に力強い拡大を続けています。』

はい。

『他方、日本のGDPも、基調として持ち直していますが、米国に比べると改善ペースは緩慢なものにとどまっており、依然として感染症前の水準を2%強下回っています。』

で???

『こうしたGDPの違いは、主として個人消費の動きの違いから生じています(図表2)。』

ほうほう。

『すなわち、米国では、財消費が旺盛な耐久財需要を背景に大きく増加しただけでなく、いち早くワクチン接種と経済活動の再開が進んだことから、サービス消費も昨年末には感染症前の水準を回復しました。一方、日本では、財消費が、自動車や家電の供給制約の影響もあって伸び悩んでいるほか、サービス消費も、高齢者を中心としたリスク回避姿勢の強さを背景に、下押しされた状態が続いています。その結果、日本の個人消費は、米国と異なり、全体でも感染症前の水準をいまだに取り戻せていません。このように、国内需要の回復度合いには、個人消費を中心に、日米間で顕著な違いがみられます。』

どさくさに紛れてコロナ対応を批判しているようにしか見えないのですが大丈夫でしょうか。


・労働需給の話しなんだがこの理屈からしたらバンバン首切った方が良かったという話になるんだがいいのかそれで?

『労働需給の状況も、日米間で大きく異なります(図表3)。』

ということで労働市場の話だが。

『労働需要の動向を求人数でみると、日米ともに、2020 年前半をボトムに、経済の改善に伴って増加していますが、回復ペースには日米間で大きな格差がみられます。』

はい。

『すなわち、米国では、労働需要が幅広い業種で拡大するもとで、離職の増加による欠員率上昇の影響も加わり、企業による求人数は歴史的な高水準まで大幅に増加しています。一方、日本の求人数も、回復傾向にはありますが、労働集約的なサービス部門の持ち直しの遅れを反映して、感染症前の水準を引き続き下回っています。』

『労働供給面をみると、米国の労働参加率は、Great Resignation(大離職)といわれる、高齢者等による退職の急激な増加を受けて、水準をはっきりと切り下げており、感染症前を下回って推移しています。一方、日本の労働参加率は、2013 年以降の女性や高齢者に牽引された上昇トレンドこそ一服していますが、感染症に伴う大きな落ち込みは観察されません。』

えーとすいません、じゃあ何ですか労働者がコロナの時にバンバン離職した方が回復が早く進んだという話に見えるんですが、つまりは企業経営者はバンバン首切りしろとでも仰せなんでしょうか??

『このように、労働市場でも、需要と供給の両面から日米間で大きな違いが生じており、米国では労働需給の引き締まりが日本よりも明確になっています。』


・ということで物価が上がらんという話になっているのだが

『以上のような国内需要や労働需給の状況は、インフレ率にも顕著な違いをもたらしています(図表4)。』

以下が物価の比較になるんですけど、そもそも社会構造が全然違う国と比較してああだこうだ言って金融政策の役割とか言う話をしてもしゃーねーだろと思う(ユーロ圏と比較するならまだ意味があると思うのですけどねえ、あっちの方が基本的に基調的インフレは低いし、労働市場の柔軟性も米国より低いでしょ)のですが、

『米国の消費者物価の前年比は、足もとでは8%を超え、40 年振りの高い上昇率を示しています。内訳をみると、エネルギー価格の上昇も寄与していますが、エネルギーを除いても、6%を超えるかなり高い上昇率となっています。2021 年入り後、まず、自動車を始めとする財の価格上昇が明確となり、次に、賃金の上昇もあってサービス分野へと価格上昇の裾野が拡がるなど、ディマンド・プル型のインフレーションの様相が強まっているように窺えます。』

米国の物価上昇はディマンドプルとまでぶっこむのか。

『一方、日本の消費者物価の前年比は、直近のデータでは0%台後半ですが、これには、昨年の携帯電話通信料の引き下げといった特殊要因が大きく寄与しており、その影響の大半が剥落する4月以降は、2%程度になる可能性があるとみています。ただ、こうした物価上昇は主にエネルギー価格上昇によりもたらされており、エネルギーを除いた基調的な物価上昇率をみると、0%台後半にとどまります。内訳をみると、原材料コスト上昇の転嫁が進んでいる食料品を中心に、財価格の上昇率は緩やかに高まってきていますが、サービス価格の上昇は限定的であり、米国のような物価上昇の拡がりは観察されません。』

だから政策がどうのこうのという話になっていく(次にウクライナ戦争の話があるけど)のですが、寧ろ比較すべきは欧州(しつこいですかそうですか)ですよぬー。



・政策の部分を改めて読みますと「政策金利の部分に関しては利下げバイアスを外す」のは有りそうに見える件

ウクライナ云々は飛ばしまして(めんどくなってきた)、次の『3.日本銀行の金融政策の役割』に入ります。まあおんどれらは余計なマイナス金利とか資産買入とか止めておとなしく生きてろこのスットコドッコイとしか思えませんが。

『ここまでの話で、日本の経済と物価の立ち位置は、米国と大きく異なることが明確になったのではないかと思います。次に、日本の経済・物価情勢を踏まえた日本銀行の金融政策の役割について、私の考えをお話します。』

ということで昨日引用したのの重複になりますが、『(経済回復を支えるための金融緩和)という小見出し。

『まず、日本の経済情勢を踏まえると、引き続き、金融緩和で経済活動をしっかりとサポートすることが必要であり、適切です。先ほども申し上げたとおり、日本経済は、感染症による大きな落ち込みからの回復途上にあります。経済全体の需給ギャップは、依然としてマイナスであり、景気の過熱を懸念すべき状況にもありません(図表6)。また、当面予想される資源価格上昇を通じた交易利得の減少は、所得の減少を通じて、国内需要に下押しの影響を与えます。したがって、金融政策の果たすべき役割は、緩和的な金融環境を提供することであり、それによって感染症の下押し圧力が残る日本経済の本格回復を後押しするということです。』

ちなみにここらで書いておかないと書き忘れそうなので申し上げておくと、今回のこの講演、足元で円が割と威勢よく売られている事に関しては全くのどスルーとなっておりまして、これは即ち為替円安に対して黒ちゃんが対処する(円安とめる方向に、ね)可能性が皆無であることを暗に示している、というのが今回のコロンビア大学での講演のインプリケーションでございますな。

でもってこの次。

『もっとも、現在の日本経済が、更なる追加緩和が必要なほど、脆弱な状態にあるとも考えていません。』

だったら何で声明文に「必要なら躊躇なく追加緩和」って入れてるんだこのクソジジイという感じでございますけれども、必要なら躊躇なく、というのはリスクが発生した時の話しですよ別にメインじゃないですよ何をおっしゃるウサギさん、という事にしてしまえば良くて、一方で金利のガイダンスに関しては「日本経済が脆弱な状態にあるとは考えていない」ので利下げ文言を削除した、というのは屁理屈としては話が繋がっているのでありなんじゃないかな?と思います。

しかしこの次の説明は酷い。


・経済は大丈夫、という話をしているんだが「物価が上がらん」という話との整合性が取れてるのかこれ???

『この点、リーマン・ショック直前の 2008 年の資源価格高騰局面と比較することが、有益な示唆を与えてくれます(図表7)。当時を振り返ると、世界経済は、米国の住宅市場の調整などを主因に、2007年半ばには既に減速局面に入っていました。そうした中にあっても、新興国の資源需要の拡大というナラティブや、コモディティの所謂「金融商品化」の動きを背景に、原油価格は 2008 年7月に1 バレル 140 ドル台の史上最高値まで上昇するなど、資源価格は、リーマン・ブラザーズの破綻寸前まで大幅な上昇を続けていました。この間、日本経済は、海外経済の減速や交易条件の悪化を背景に、2008 年初には既に景気後退局面に入っており、前向きな所得形成の力を失っていました。それにもかかわらず、日本の消費者物価は、エネルギーや食料品価格の上昇を主因に、2008 年夏場にかけて前年比+2.4%まで急速に上昇率を高めたことから、実質雇用者所得の減少を背景とした個人消費の下押し圧力は強まっていきました。』

って説明しているんだが、思いっきり背景が違う時代の説明をおっぱじめるよりも、日本の消費増税とその前後にバンバン出した財政と、アベノミクスでどうのこうのってやってた2014年辺りと比較した方がどう見ても有益じゃないのかと思うのですけど、

『今回の局面も、資源価格の上昇が、エネルギーや食料品を中心に消費者物価の上昇に繋がっていくと予想される点は、2008 年頃と同様です。もっとも、以下の理由から、今次局面における日本経済の資源価格上昇に対する耐性は、2008 年と比べれば強いのではないか、と考えています。』

以下、「改善モメンタムが比較的強い」「「強制貯蓄(forced saving)」の存在」「企業収益」「エネルギー価格上昇のマイナスの影響を和らげるための財政支出」ってのを挙げてまして、クソ長いからそこを飛ばして結論を見ると、

『これらを踏まえると、2008 年の局面と異なり、先行きの日本経済は、回復傾向を維持し、潜在成長率を上回る成長経路をたどると予想しています。』

って結論になっていて、これは「追加緩和をしたくない」という「やりたい政策(今回の場合はやりたく無い方の話っすけど)」に対して後付けで理屈をつけると「日本の経済は国際的な資源価格などによる交易条件の悪化とコストプッシュに対して耐久性が高いから追加緩和をするほどの事ではありません」って話をしている訳ですよ。然るにこの直後に・・・・・・・・・・


・経済が大丈夫なのに何でコストプッシュが一時的でまた物価が下がるという話になるんでしょうか???

『(2%目標の安定的な実現のための金融緩和)』という小見出しになるのですが、その冒頭、即ち今引用した部分の直後にいきなり話がジャガーチェンジしてしまいます。

『次に、日本の物価情勢を考えても、目先予想されるインフレ率の上昇は、コスト・プッシュが主因で持続力を欠くものであるため、金融緩和を継続することで問題ないということです。』

えーっとすいません、「先行きの日本経済は、回復傾向を維持し、潜在成長率を上回る成長経路をたどると予想」するのに何で物価が下押しするんですかああああああ????????

まあモチのロンではあるが、これは「今の政策を緩和出口方向で微修正することも許さん」というこれまた「やりたい政策(やりたくない政策)」から逆算して理屈をつけるとこうなるのは分かるのですけれども、お前ら金融政策が先にあって説明後付けにするにしても、いくら何でももうちょっと整合性を取った説明をしやがれという感じでして、パーツパーツの説明はあっている(たまに全然合ってない話もする)けど全体の整合性が全然取れていない、というのは置物一派の得意技とするところ(そこにヨーイチ先生成分が入ると詭弁と罵倒が加わる)なのですが、10年近くも置物イズム政策をしていたら日銀全体が置物脳になってしまっておられるようで実に悲しい訳で、麿時代の「エビデンスに基づいた金融政策運営(常にそれができていたかというと怪しいけど少なくともスタンスはそうだった、と思う)」というものは何処に逝ってしまったんでしょうかね。


・物価が上がらないって連呼しててこの言い草は無かろうよ

でまあ上記引用した先にはああだこうだと説明が並んでいるのですが馬鹿馬鹿しいので割愛しまして、インフレ予想がどうのこうのとか自分からガソリン抱えて火中に特攻するような説明がこのコーナーの後ろの方にあるので引用して差し上げましょう。

『日本では、物価が上がらないことを前提とした商慣行や賃金形成が社会に深く根付いており、それを変えていくことは容易ではありません。』

物価が上がるんだから生活給の観点から企業は賃金上げないと従業員が日干しになるわ、というような感じで賃金形成が行われないとアカン訳で、企業収益が上がらんから賃金をあげれません、じゃあ一生物価上がるノルムにならんわな、と思います。

・・・・なのはいいんですが、今の講演でもおんどれは延々と「日本の物価は上がらない」って連呼してるし、まあ別にこの講演に限らず、ずーっと最近「物価が上がってもコストプッシュなので持続しない」って言い続け、もしかしたら2%超える数字がたたき出されるかもしれない、ってことになったら更にこのトーンを強めているのが黒田総裁の最近の行動な訳ですよね。そんなこと言ってるクソジジイが、上記引用部分の直後に言ってるのがこれですよこれ。

『そうした中、2013 年に日本銀行が2%の「物価安定の目標」を正式に採用し、その後、大規模な金融緩和を実施することにより、経済の改善とともに、人々のインフレ予想に前向きな変化が生じつつあることは勇気付けられることです。』

今インフレ期待の上昇を先頭に立って叩き潰す発言してるの黒ちゃんじゃん何言ってるのお前???

『例えば、インフレ予想も反映すると考えられる毎年の春季労使交渉における妥結状況をみると、コロナ禍でいったん落ち込んだものの、今年は、好調な企業業績を反映して、前年を上回る賃上げ率が実現する見込みです(図表 10)。そうした観点から言えば、2%の「物価安定の目標」の実現と整合的なかたちで、人々のインフレ予想や賃金の上昇が起こるのであれば、それはむしろ望ましい動きです。』

って言って一方で「物価上昇は持続しない」って言いつづけてるの何なの???と思いますし、いちいち「好調な企業業績を反映して」ってマクラをつけているのもダメダメで、本来ノルムとして2%物価上昇が定着するには、企業業績に関係なく賃金は物価上昇率くらい上がるもんだという話にならんと行かんのに、こうやって一々「企業業績を反映して」とか言っちゃう時点で、本当にお前ノルム変える気あるのかと小一時間問い詰めたい訳です。

この小見出しの部分の纏めが、

『以上みてきたとおり、日本では、需給ギャップがマイナスで、物価面でも安定的な2%目標の実現には依然として距離があります。このため、今回のようなコスト・プッシュ・ショックに直面しても、他の海外中銀と異なり、日本銀行は、経済の安定を優先するか、物価の安定を優先するかという、トレードオフに直面していません。現下の状況で、日本銀行が果たすべき役割はきわめて明確です。現在のイールドカーブ・コントロールを軸とする金融緩和を粘り強く継続することで、コロナ禍からの景気の回復をしっかりと支え、賃金と物価がともに緩やかに上昇していく好循環の形成を促していく、ということです。』

というのですが、じゃあYCCをすると何で賃金が上がるのでしょうかねえって感じではありますし、まあそもそも「安定的な2%目標の実現には依然として距離があります。」って自分で言い切ってしまっているのに、企業経営者が安定的に賃上げを継続していくわけがないだろお前は何を言ってるんだという所でありまして、まあ酷い講演ではありますし、何ちゅうか何でいまこそ「2%への招待状」であり「飛べると信じればピーターパンは空を飛べる」みたいな威勢の良い事を言って今回の物価上昇を定着させよう、と鼓舞する動きをしないのか、というのがもうジジイ逃げ切りしか考えてないわと思うし、他の政策委員とか誰か文句言わないのかよと呆れる次第でもありまする。

#すいませんただの悪態オンパレードでした
 


お題「指値3銘柄に手前の銘柄の引けが並びましたな/コロンビア大学での黒ちゃん講演はMPMゼロ回答宣言ですかな」   2022/04/25(月)08:12:52  
  やっぱりなのかお漏らしを咎められたのかが良く分からんですが・・・・・・
[外部リンク] 午前
日米財務相の協調介入協議報道、事実ではない=財務省幹部

『[東京 24日 ロイター] - 財務省幹部は24日までに、先の日米財務相会談で為替の協調介入を協議したとする一部報道について「事実ではない」と否定的な見解を示した。帰国後、匿名を条件にロイターに語った。TBSは22日、日本時間同日にワシントンで開いた日米財務相会談で、ドル売り/円買い介入について両財務相が協議するとともに、米国側が「前向きに検討してくれるトーンだった」と報じた。これに対し、財務省幹部は「TBSの報道は事実に反しており、当局として取材に応じた事実もない」と述べた。』(上記URL先より)

TBSも頭から創作ニュースを作るとも思えませんけど、ただまあ情勢からして「インフレ成敗大正義」状態の米国が自国通貨安になる通貨介入しかも協調とかするとは到底思えない(むしろ日本の単独介入ですらブーブー言われそう)ので、まあ最初にニュース出た時に???だった人は(私も含めて)多かったんではなかろうかと思うのですが、わざわざ否定を出すってのも微妙ですな。


〇指値オペドンドンと入って来ますなあ

金曜の指値オペ結果(指値オペの結果のみ引用します)
[外部リンク] 4,277 4,277

とまたまた4277億円ぶっこまれて着実にぶっこみが入っているようで実に美しい。

・指値オペ対象3銘柄の手前の銘柄ついに後ろと引け利回りが並ぶの巻

金曜日の債券市場ちゃんは
[外部リンク] 午後3日前更新
〔マーケットアイ〕金利:国債先物は反落で引け、下げ渋り 長期金利0.245%で横ばい

『[東京 22日 ロイター] -
<15:10> 国債先物は反落で引け、下げ渋り 長期金利0.245%で横ばい

国債先物中心限月6月限は前営業日比6銭安の149円09銭と反落して取引を終えた。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が21日、5月3─4日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で50bpの利上げが「検討される」と述べたことで米金利が上昇、円債も売りが先行したが下げ渋った。米10年債利回りは22日アジア時間に入り、一時2.974%に上昇。海外からの金利上昇圧力が再び強まっているものの、日本の新発10年国債利回り(長期金利)は同変わらずの0.245%にとどまった。』(上記URL先より、以下同様)

ってことになってますが、毎度のロイターさんのトレードウェブを見ますと、

TRADEWEB
    OFFER  BID   前日比 時間
2年  -0.059 -0.054    0  14:57
5年   0.011 0.017   0.002 15:08
10年  0.241 0.246   -0.004 15:09
20年  0.789 0.795   0.019 15:02
30年  1.009 1.015   0.025 15:08
40年  1.093 1.104   0.028 15:10

ってなことできっちりと売り圧力が後ろに掛かっておりますので、まあ10年カレント三銘柄の後ろはありゃーって感じなんですよねー。何ともかんとも。

売買参考統計値
[外部リンク] 358 2030/03/20 0.210
長期国債 359 2030/06/20 0.215
長期国債 360 2030/09/20 0.225
長期国債 361 2030/12/20 0.235
長期国債 362 2031/03/20 0.240
長期国債 363 2031/06/20 0.245
長期国債 364 2031/09/20 0.245
長期国債 365 2031/12/20 0.250
長期国債 366 2032/03/20 0.245

残存8年からの引け利回り並べるとイールドカーブって何でしたっけという状態が徐々に近くなって参りまして、只今指値対象が364〜366で、買入利回りって引けからの較差で一番金利が高い銘柄から計算して0.250%になるように設定されるので、今日も今日とて364〜366は引けで買うと思うのですが、手前の363というこの前までは指値対象だったけど新発366出たので指値から外れた銘柄ちゃんと金曜の引けで並びになったんですよね。

22日発表分、つまり木曜の引けですとこうでした。

長期国債 358 2030/03/20 0.198
長期国債 359 2030/06/20 0.205
長期国債 360 2030/09/20 0.215
長期国債 361 2030/12/20 0.225
長期国債 362 2031/03/20 0.235
長期国債 363 2031/06/20 0.240
長期国債 364 2031/09/20 0.245
長期国債 365 2031/12/20 0.250
長期国債 366 2032/03/20 0.245

一応363と364の間にはイールドカーブというものがあった訳ですが、金曜は指値水準がカレントの引けなだけに横綱も容易に土俵を割らない(149円割りませんでしたからぬ)のですが、まあゆうて前日比6銭安、前々日からは1銭安でござんしたが、結局前日比甘で引けてしまいまして363と364が並んでしまった訳ですな、うんうん。

まあ何ですな、これ値付けをどうつけるのかというニュアンスまでは分からんのでアレなのですけれども、おそらくここから横綱様が下がると(といって149円割り込みになるとちょっとアレな感じがするけどどうなのかしら)363をそのまま甘くさせて363と364の単利逆転現象が起きると大変に楽しい事になるのですが、値付け師的に363は364と並びで止めておいて、だんだんその手前の銘柄まで364並び状態、というイールドカーブが携帯の料金プランで良く見たような「途中から定額プランだけど上限超えるとまた上がります」みたいなカーブになるような感じになるんですかねえ、よー知らんけど。

ということなので、中々夢の9年10年インバートってのはそう簡単には起きてくれないと思うのですけれども(^^)、横綱様だけは思いっきり価格が出てしまって7年の利回りがアカラサマになりますよって、やはり夢のインバートは7年が10年よりも甘くなるまではオアズケになるんでしょうかよくわかりませんけど誰か教えてつかあさい(平伏)。


・8年とか9年が10年対比でインバートした時に日銀はどうするんでしょ????

ということでこれが思考実験としては面白い素材になる訳ですな、うんうん。

金融政策決定会合の声明文的には、

「次回金融政策決定会合までの金融市場調節方針は、以下のとおりとする。

短期金利:日本銀行当座預金のうち政策金利残高に▲0.1%のマイナス金利を適用する。
長期金利:10 年物国債金利がゼロ%程度で推移するよう、上限を設けず必要な金額の長期国債の買入れを行う。」
(直近の声明文から拾いました、客注割愛)

と書いてあるので、別に10年金利が0%程度(という名の0.25%)で推移する分には9年10年がインバートしようと(´・ω・`)知らんがなというのが声明文的にみた正義ではあるのですが、

[外部リンク] 年6月 29 日
日本銀行
金融市場局


『日本銀行は、長期国債等の買入れについて、当面、以下のとおり運営することとしました(2021年7月1日より適用)。

── 四半期の買入予定は、3、6、9、12 月末に公表する「長期国債買入れ(利回り・価格入札方式)の四半期予定」により別途お知らせします。』(直上URL先より、以下同様)

とあって、指値オペの所を見ると、

『2.長期国債の買入れ(固定利回り方式)(注)

(1)買入対象国債
利付国債(2年債、5年債、10 年債、20 年債、30 年債、40 年債)のうち、各年限のカレント銘柄を中心とする。

(2)買入日程
イールドカーブの水準が大きく上昇し、長期金利(10 年債利回り)が変動幅の上限を超える惧れがある場合などに、必要に応じて随時、買入れを実施する。

(3)買入金額
1回当たりのオファー金額については、市場の動向等に応じて、これを定めて買入れを行う場合と、これを定めず、金額を無制限として買入れを行う場合がある。

(4)買入方式
オファーの都度、日本銀行が別に定める基準利回りからの利回較差を示すことによって買入利回りを指定する。

(5)連続指値オペ
必要に応じて、固定利回り方式の長期国債の買入れを複数日に亘って行う旨を、予め公表する。その場合には、日本銀行ホームページにおいて、原則として、買入対象国債、買入日程、買入金額および買入れを行う利回り水準を公表するものとする。』

とありまして、(1)に燦然と「各年限のカレント銘柄を中心とする」とあるので、これまた8年とか9年とか指値打つとなるとこの文書が邪魔になりますな。まあこの文書自体が金融市場局が出しているのですから引っくり返そうと思えば引っくり返せるのと、オペの基本要綱として定められているのは、

[外部リンク] 黒田 東彦

英語版を読むなどという殊勝な事はしませんので邦訳バージョンで勘弁。

・コロンビアと言えばタカ&トシ先生と思ったら早速名前が(どうでもいいけど)

『1.はじめに

本日は、コロンビア大学ビジネススクールにおいて講演を行う機会をいただき、大変光栄です。講演会を主催して下さった日本経済経営研究所は、第一線で活躍する経済学者が日本経済に関する研究・啓蒙活動を行う拠点として、長年、非常に重要な役割を果たしてこられました。当研究所の創設者であるヒュー・パトリック名誉教授、現在の所長であるデイビット・ワインシュタイン教授、そして私の長年の友人であり、経済論議の良き相手でもある伊藤隆敏教授のご尽力に、心より敬意を表します。』

別にそのままコロンビアに行ったまま帰ってこなくて良いんですが。

『さて、2020 年春のパンデミック発生から、2年以上が経過しました。変異株の流行は、なお断続的にみられていますが、ワクチンの普及により、世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響の克服に向けて、着実に歩みを進めているように窺われます。しかし、そうした矢先に、ロシアによるウクライナ侵攻という、新たな地政学上の不確実要因が加わりました。昨年後半以降、パンデミックからの経済活動の再開に伴い、インフレ率は世界的に高まっていましたが、ウクライナ危機を受けた最近の資源価格の高騰は、インフレ圧力を一段と助長する要因になると考えられています。』

ほうほうそれでそれで???


・いきなりの出オチに草も生えない

『そこで、本日は、世界的にインフレが高進する中での日本の物価変動と、そのもとでの日本銀行の金融政策の役割について、米国と比較しながら、お話します。結論を先に申し上げると、日本でも当面のインフレ率は、エネルギー価格の上昇を主因に2%程度となる可能性がありますが、そのマグニチュード、拡がり、そして背後にある経済状況は米国と大きく異なっており、日本銀行は、「物価安定の目標」の安定的な実現に向けて、現在の強力な金融緩和を粘り強く続けていく必要がある、というのが私の基本的な考えです。』

4月金融政策決定会合を前に堂々のゼロ回答宣言キタコレ!!!!

でまあ黒田のおじちゃん、国会での発言だと引っくり返して政策実行して大門先生辺りに国会軽視と怒られるのですけれども、今回の場合は何せコロンビア大学での講演になりますので、黒ちゃんの性格(と言っても別に私が直接知ってるわけではないですが今までの行動パターンから類推するに)からして、海外のアカデミアな所で正面切ってこういう風に言ったものを1週間後にひっくり返す、ということはやらないでしょ(黒ちゃん的にはどう見てもコロンビア大学講演>>>>>国会答弁でしょ)と思う訳で、4月会合ゼロ回答宣言来ました!!!!!!!!!!!!!

まあ現状で既にオペがさっき描いた有様で6月会合までの間持つのか、というのは知らんけど。



・日米比較はどうでもよいので飛ばして金融政策の話だが

まあ出オチで勝負はあった感じですが『3.日本銀行の金融政策の役割』にワープします。

『ここまでの話で、日本の経済と物価の立ち位置は、米国と大きく異なることが明確になったのではないかと思います。次に、日本の経済・物価情勢を踏まえた日本銀行の金融政策の役割について、私の考えをお話します。』

というかマイナス金利から脱却しようとしている欧州と比較しない時点でまあやる気(やらない気)満々というのが分かります。いやまあコロンビア大学だから米国と比較してるんですよとでもいうのでしょうけれどもね。

『(経済回復を支えるための金融緩和)』という小見出しがあって、

『まず、日本の経済情勢を踏まえると、引き続き、金融緩和で経済活動をしっかりとサポートすることが必要であり、適切です。先ほども申し上げたとおり、日本経済は、感染症による大きな落ち込みからの回復途上にあります。経済全体の需給ギャップは、依然としてマイナスであり、景気の過熱を懸念すべき状況にもありません(図表6)。また、当面予想される資源価格上昇を通じた交易利得の減少は、所得の減少を通じて、国内需要に下押しの影響を与えます。したがって、金融政策の果たすべき役割は、緩和的な金融環境を提供することであり、それによって感染症の下押し圧力が残る日本経済の本格回復を後押しするということです。』

と相変わらず言ってるんだが、そもそも黒田緩和10年やって結局金融政策は景気回復に役だったのかと小一時間問い詰めたい訳で、単にこの間って金融緩和政策関係なく世界景気のサイクルの中で回ってただけじゃないの?????というツッコミに対してはどういう答えを出してくれるのでしょうかねえ。とにかく「金融緩和は景気にプラス」というのが所与としてある訳ですが、マイナス金利って基本的に今の資金循環構造からみたら資金余剰の民間部門から資金不足の政府部門への所得移転を行う機能があるんじゃないのとか、円安進行が交易利得を更に悪化させてないの、というような話は一切しない(ツッコミに耐えられない)というのが日銀クオリティ。

以下うだうだと説明しているのですが時間の関係もあるのですっ飛ばしまして、次の小見出しの『(2%目標の安定的な実現のための金融緩和)』に行きますけどね。

『次に、日本の物価情勢を考えても、目先予想されるインフレ率の上昇は、コスト・プッシュが主因で持続力を欠くものであるため、金融緩和を継続することで問題ないということです。』

しかしこれも各国中銀が最初に「一時的」だの「コストプッシュ」だの言ってたのに気が付いたらあばばばばーになっていた、という事案が目の前に展開されているのに日本だけコストプッシュで持続力に欠ける、とか堂々と言ってられるその根拠がよくわかりませんなあ。

『供給ショックによって、資源価格が大きく上昇し、国内の物価を押し上げる場合、理論的には、金融政策はどのように対応すべきでしょうか。』

ほほう。

『まず、供給ショックによる「直接的影響」、すなわち原油高によるガソリン価格や電力料金の上昇に対しては、直接、金融政策では対応しない、というのが基本です。原油や天然ガスなどの価格は、世界市場の需給で決まるものであり、日本の金融政策でコントロールできるものではありません。今回の局面に即して言えば、日本銀行の金融政策では、ウクライナ情勢に伴う資源の供給不足を
解決することはできません。』

でも需要はコントロールできるんじゃなかったでしたっけ金融政策で??????????というのを米国様はやっておられますけどね。

『次に、資源価格上昇の「2次的波及」により、インフレ予想が高まり、賃金と物価のスパイラル的な上昇が生じるリスクがある場合はどうでしょうか。このときには、中央銀行が金融引き締めで対応する必要があるケースも存在します。』

いや「存在します」じゃなくてマストだろ・・・・・・・

『実際、米欧の中央銀行が金融緩和の修正に踏み出しているのは、2次的波及への警戒が背景にあると理解しています。もっとも、資源の大部分を輸入に頼り、もともとディマンド・プル型の国内インフレ圧力も弱い現在の日本経済にとって、今回のような供給要因に基づく資源価格の上昇が、賃金と物価の持続的な上昇に直ちに繋がる可能性は高くないと考えています。』

とまあこんな感じで以下お察しの内容なのですが、基本的にやる気無し、というのだけは良く伝わったので、残念ながらピーターパンがどうしたみたいな面白い話にはならなかったようでして、今週のMPMはゼロ回答のようですね!!!!!!!!

・・・・・まあゼロ回答の方がこの後の展開で日銀のオペ運営が大変に素敵な事になると思うので、そっちの方が見世物としては楽しいですから(見世物とか言ってる場合じゃない説は大いにあるがそれはそれということで^^)是非ともゼロ回答でお願いしたいと思います。

#月曜なので甚だサラサラメモで恐縮至極
 


お題「米国は景気の多少の減速を辞さないのが明確化するわ欧州は遂にデギンドスまで7月利上げぶっこむわ」   2022/04/22(金)08:09:05  
  FSR来ましたね〜
[外部リンク] 午前UPDATED
米50bp利上げ、5月FOMCで「検討」へ=パウエルFRB議長

『[ワシントン 21日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は21日、5月3─4日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利上げが「検討される」と述べた。』(上記URL先より、以下同様)

ほうほうほう、と思ってFRBのページを見に行ったが講演テキストは載っていなかった残念無念。

『世界経済に関する国際通貨基金(IMF)の会合で、インフレ率がFRB目標である2%の約3倍に達していることから、「もう少し迅速に動くことが適切だ」とし、「50bp(の利上げ)は5月会合で検討されるだろう」と語った。』

『また、50bpの利上げを予想している投資家はFRBのインフレ対応に「全般的に適切に対応している」と感じているとし、「FRBは政策ツールを利用し、インフレに対応していくことにコミットしている」と表明。「FRBは利上げを実施し、より中立的な水準まで迅速に引き上げる」とし、必要があれば一段と引き上げると述べた。』

全部引用になってしまって誠に申し訳ないのですが、昨日のデーリーの「景気が多少死んでもインフレ成敗大正義発言」と言い、まあ普通にぶっこんでいきまっせ発言を行っておりまして、予告ホームランにも程がありますwww

それはまあいいんですけど・・・・・・・・・
[外部リンク] 午前
米金融・債券市場=利回り上昇、FRB当局者のタカ派発言相次ぐ

『[ニューヨーク 21日 ロイター] - 米金融・債券市場では国債利回りが上昇し、金利動向を反映しやすい2年債利回りは約3年ぶりの高水準を付けた。連邦準備理事会(FRB)当局者からタカ派的な発言が相次ぎ、インフレ抑制に向けたFRBの積極対応が確定的になってきた。』(上記URL先より、以下同様)

だそうなんだが、パウエルが75bp上げるでと言った訳でもないのに、この前ブラードが75bp発言したという、それだけなら変態仮面の平壌運転にも程がある発言なのに米債が反応した(ことになっていて)水準にまた戻るって何ですの????という感じです。

『パウエルFRB議長はこの日の国際通貨基金(IMF)会合で、インフレ率がFRB目標である2%の約3倍に達していることから「もう少し迅速に動くことが適切だ」とし、5月3─4日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)で50ベーシスポイント(bp)の利上げが「検討される」と述べた。このほか、サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、FRBがフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を年末までに2.5%に引き上げることを支持すると述べた。』

デーリーって昨日その発言してなかったっけと思いますし、そもそもデーリーが「米景気が多少コケてもインフレ成敗大正義」って発言してたのに、昨日は金利が下がって(しかも30年12強とか10年10強とか)今朝は金利が上がるとか訳分らんモードでありますが、イースター明けでポヨヨーンとしている中で当局者発言祭りでパンチドランカー相場になっとるんですかいなという風情ではある。

30年債 16時18分 2.9115% 前営業日終値 2.8760%
10年債 16時18分 2.8940% 前営業日終値 2.8360%
5年債 16時18分 2.9481% 前営業日終値 2.8560%
2年債 16時18分 2.6634% 前営業日終値 2.5790%

ということなので、まあ前日の金利低下を全部お返ししている訳でもないのですが、前日ブルフラットして機能がベアフラットしているので、しれっと2年は2.6%台に乗っておりまして、まあ足元の50だ75だの前に「とりあえず今回中立金利以上までは上げていく」という方に反応しているんだとは思うのですが、だったら何で昨日のデーリーで反応しないと思ったりしますが、まああれは別のネタに反応する中でデーリー発言もあるので短い所の金利がサガランチ会長ということなんでしょうね、よー知らんけど。



でもってFEDの皆さまの発言でも、と思ったらまたブラード仮面がキャッチーな題名の紙芝居をだしておられるようで。

[外部リンク] the Fed “Behind the Curve”? Two Interpretations
April 21, 2022

これわwwwwwwwww

紙芝居はこちら
[外部リンク] a presentation at Princeton University, St. Louis Fed President Jim Bullard presented two interpretations of whether the Federal Reserve is “behind the curve” on raising its policy rate relative to high inflation.』

FEDがビハインドしているか、という点とかいうまたパウエルに喧嘩を売るようなネタをwww

『Bullard said that U.S. inflation is exceptionally high and comparable to inflation in 1974 and 1983. Standard Taylor-type monetary policy rules, even if based on a minimum interpretation of the persistent component of inflation, still recommend substantial increases in the policy rate, he said. This provides one definition of “behind the curve,” and the Fed is far behind based on this definition, he noted.』

この部分ですが、講演の(本文は無いけど)紙芝居を見ますと、標準的なテイラールールを用いた計算をすると現在の適正金利水準は3.5%ですよ、というのが紙芝居の15枚目にあって、その計算の前振りはその前の方で数枚に掛けて説明しています。

よって変態仮面の場合、どこぞの15年金利0.2%おじさんとは違いまして、ちゃんとした根拠の理論構築をして(それが正しいかどうかはさて置きまして)、ここもと3.5%を連呼している、というのが分かると思います。まあ15年0.2%おじさんは無力政策委員だからどうでもよいのですけれども、なんせ日銀本体様におかれましても、10年金利を0.25%で止める理論的根拠がでっち上げでも何でも良いからテーラールールみたいな尤もなものを出して説明できれば良いのですけれども、1ミリもエビデンスの無い0.25%に拘る破目になってしまう、という実に残念な話になっているのとは大違いです。そらまあ伊達に変態仮面を延々とやってはおりませんわブラードさん。

とはいえ、それだけだとさすがに大喧嘩モードになるとでも思うのか変態仮面2つ目の視点では中和剤を入れてまして、

『“However, all is not lost. Modern central banks are more credible than their 1970s counterparts and use forward guidance,” he said. “Credible forward guidance means market interest rates have increased substantially in advance of tangible Fed action.』

『This provides another definition of ‘behind the curve,’ and the Fed is not as far behind based on this definition.”』

別の見方をすればさほどビハインドしていない、ともいえる、と中和しております。サラサラ紹介の方はここでご紹介文章を終わらせているのが味わいがありまして、実は紙芝居の19枚目までが上記のご紹介部分に相当するんですが、20枚目の紙芝居の見出しが、

『But … still behind the curve』(こちらはPDFのほうから引用、以下同様)

ということで、結局FEDはビハインドしてるから物凄い勢いで締めましょうという話になっているのに、紹介コーナーの方では書いてないのがワロタです。紙芝居20枚目から引用すると、

『・Recall that the recommended policy rate of 3.5% from the simple Taylor-type policy rule calculation involved some choices.

・In particular, a higher value for R-star or a broader definition of inflation would lead to the rule recommending a much higher value for the policy rate.』

標準的なテイラールールモデルですら3.5%であって、修正したテイラールールで考えれば「recommending a much higher value for the policy rate」と仰せです。まあ修正テイラールールって、過去マイナス金利ガーみたいな話をしていた時には標準的なテイラールールだと適正金利が盛大にマイナスになってしまっていたので、苦心の末「修正テイラールールでの適正金利」みたいな話をしていたんだから、確かにそうなるわなと思います。

『・ Therefore, the second interpretation probably still leaves the Fed behind the curve but by less than it appears based on the first interpretation.』

と、2番目のビハインドしていないというのはオマケである、としらっと言っているのでありました。

でもって紙芝居の方は次の小見出しが『Risks to Inflation Expectations』になるのでお察しの内容となっておりまする。



〇ECBではデギンドス副総裁がぶっこんでまいりました!!!!!!!!!

[外部リンク] 午後
ECBの資産購入プログラム、7月に終了すべき─副総裁=通信社

通信社って何ぞと言いますとブルームバーグなんですな。この表現はちとニヤっとしてしまいました。

ということでさすがにこれは記事検索機能が貧弱で(うっかりするとBBGの場合グローバルサイトの方から記事検索を掛けた方が日本語で必要な記事を見つけられるくらいの勢いで日本語ページの検索機能が貧弱なのはお願いだから何とかしてほしいですが無料の所にそんなに金かけてられるかヴォケという戦略も分かるのでシャーナイナイ)アタクシが普段回避行動を取っているBBG日本語版のインターネットサイトでも引っ掛かりました。

[外部リンク] Randow、Alessandra Migliaccio
2022年4月21日 16:55 JST

⇒インフレ期待と賃金の伸びを監視することが重要、今後の政策の鍵
⇒ベルギー中銀総裁やラトビア中銀総裁も7月利上げあり得るとの考え

記事にもありますが、昨日はラトビア中銀総裁発言が紹介される→ベルギー中銀総裁発言が紹介される(この発言はフラッシュでハイライト扱いになっていた)と来てからの真打ち登場という風情で、先鋒→次鋒→副将(大将はラガルド)という順に発言を並べてるのさすがBBGは分かってらっしゃると感心しながら鑑賞しておりましたがwww

以下上記ブルームバーグ記事より引用します。

『欧州中央銀行(ECB)は7月に資産購入を終了し、早ければ同月内の利上げに道を開くことが可能だろうと、デギンドス副総裁が述べた。』(上記URL先より、以下同様)

『デギンドス氏はブルームバーグとのインタビューで、決定は次回6月の政策委員会で明らかになるECBの最新経済予測次第だとした上で、インフレ見通し上方修正と成長見通し下方修正は既に「明らかだ」と付け加えた。ユーロ圏経済がリセッション(景気後退)やスタグフレーションに陥るリスクには否定的な見方を示した。』

米国と違ってそこまで言い切れるのか問題はありそうなんですが・・・・・・

『「資産購入プログラム(APP)を7月に終了しない理由は見当たらない」と述べた。その上で、「初回の利上げについてはECB経済予測とさまざまなシナリオを検討しなければならない」が、「現在の視点からは7月も可能だし、9月かそれ以降もあり得る。データを見てから決定する」と語った。』

イイハナシダナー

でもって、先ほど申し上げたように、

『ベルギー国立銀行(中銀)のウンシュ総裁もブルームバーグとの別のインタビューで、年内に金利をプラスに引き上げることはあり得るとし、利上げ開始は7月かもしれないと述べた。発言を受けて市場は今年3回の0.25ポイント利上げを織り込んだ。』

『カザークス・ラトビア中銀総裁も、7月の利上げはあり得ると発言。市場の利上げ予想に反論する理由はないとも述べていた。ドイツ連邦銀行のナーゲル総裁も7-9月期の利上げ開始の可能性を想定している。』

ブンデスバンクの発言は一昨日だった筈です。


でもってこのBBGインタビューはバッチリECBの公式にアップされていまして・・・・・・・・・・

[外部リンク] with Bloomberg
Interview with Luis de Guindos, Vice-President of the ECB, conducted by Jana Randow and Alessandra Migliaccio on 20 April 2022
21 April 2022

質問の最初から利上げ云々の辺りまで鑑賞しますね。

(質問)『Inflation rates are climbing, economic risks are increasing. What is a realistic scenario for the euro area economy at the moment?』

景気見通しについてですね。

(副総裁)『Before the invasion of Ukraine, the economy was recovering. Our prediction was for growth of a little more than 4% this year, and an inflation rate that was clearly on the rise. We had underestimated inflation for a period of time. And now there’s the impact of the war. The consequences for inflation are quite clear. Inflation is accelerating because of energy prices, commodity prices and supply bottlenecks. But simultaneously we’re seeing a reduction in growth through a deterioration of trade. The message is crystal clear in this respect - we’ll see higher inflation and lower growth. That should be reflected in our June outlook.』

めんどいので一気に引用しちゃいましたが、ここでアタクシがほほーと思ったのはこの前ネタにしたシュナーベル講演と同様に、「We had underestimated inflation for a period of time.」と言ってまして、(ECBは割と直ぐに「さっきの間違いでしたテヘペロ」を臆面もなく言うという仕様になっているのですが)ECBとして物価の判断を読み間違えておりました、ときっちり認めている事です。

それが政策インプリケーションにどうつながるかと言えばモチのロンですけれども、金融緩和の縮小を従来考えたよりも加速しないと行かんぜよという話ではあります。ただここの副総裁の説明にもありますように、ウクライナ戦争の影響で景気減速がみられているのがちゅらい。

(質問)『Will we reach a situation of stagflation?』

スタグフに関する質問には、

(副総裁)『It depends on the definition of stagflation. If we define it as negative growth year-on-year with very high inflation, then even in the severe scenario, we do not see stagflation.』

定義によりけり、と逃げますが、

(質問)『Will we see a recession in the euro area?』

じゃあリセッションと置き換えて聞いてみましょうってなもんで許さんのが当然ではあるがさすがです。

(副総裁)『A technical recession - two quarters in a row of negative growth -, is not currently part of our projections. We’ll have an update in June. There is a clear deterioration in the economic environment. But that was included in our severe scenario. The growth rate of the European economy will be very low in the first half of the year. But I don’t believe it will go into negative territory in this first half.』

足もとではウクライナ戦争の影響もあって明確に弱い状態になっているのですが、テクニカルリセッションまでは今のところみてなくて、年前半というタームで見た場合にはマイナス成長は回避されるでしょう、という見方になっているものの、よーわからんから6月の経済見通し策定に合わせて良く点検しますよ、という回答。

(質問)『Is the severe case in the ECB’s March projections where the economy is heading?』

(副総裁)『There is a lot of uncertainty now. You can always imagine worse scenarios, but we have to be realistic. We do not see negative growth year-on-year, but inflation is going to be high for the rest of the year. We believe we are getting closer to the peak. Inflation will start to decline in the second half of the year. But even so, it will be above 4% in the final quarter.』

景気の事を更に聞かれているのに聞かれもしない物価の話をおっぱじめるのがチャーミングとしか言いようがありませんが(^^)、さっきの記事にあった「今年中は4%以上で推移」が出てきました。

『We also need to acknowledge that the level of uncertainty is huge. There are a lot of variables that we cannot control, that are exogenous factors that could affect the evolution of the economy for better or for worse.』

先行き不透明ですよを連発の巻。

(質問)『Will inflation approach the ECB’s 2% medium-term target from above or below?』

聞きもしないのに物価の話がでたから早速話を物価にするブルームバーグの記者さん(^^)。

(副総裁)『We will have our projections and different scenarios in June. If you look at survey and market-based inflation expectations, they are around 2% in the medium term. Some slightly above that, some very close to it. What’s clear is that in the medium term, inflation will be much closer to our definition of price stability.』

ECBいまのところは「中長期的にはインフレ期待が2%にアンカーされている」なのですが、「Some slightly above that, some very close to it.」とか微妙な表現をして、先々においてよりタカ転が可能な布石を打っておりますね。

(質問)『At your meeting last week, some Governing Council members were pushing for an earlier end to net bond-buying. When do you think the asset purchase programme (APP) should end?』

キタコレ!!!

(副総裁)『We were clear that we are going to end the APP in the third quarter of this year. Whether it happens at the start or the end is essentially fine-tuning monetary policy and in my view it’s not such a determinant factor per se. Having said that, at the moment I see no reason why we should not discontinue our APP programme in July.』

>at the moment I see no reason why we should not discontinue our APP programme in July.
>at the moment I see no reason why we should not discontinue our APP programme in July.
>at the moment I see no reason why we should not discontinue our APP programme in July.

もりあがってまいりました!!!!!!!!!

(質問)『If the APP ends in July, is a rate increase possible in July as well?』

さらにもりあがる質問キタコレ。

(副総裁)『Theoretically everything is possible. But we need to keep in mind that we have now clearly delinked the end of the APP to the first rate hike, so a rate hike doesn’t need to come automatically once the APP ends. We can have some time in between and we are data-dependent. My opinion is that the programme should end in July and for the first rate hike we will have to see our projections, the different scenarios and, only then, decide. And nothing has been decided so far.』

と間接話法をしているのですが質問者は火の玉ストレートをぶっこんで来る(まあシナリオ打ち合わせてやってる説は大いにありますけどね〜、ECBの所にあるのを見れば分かるように録画インタビューだけに)訳で。

(質問)『Again, can liftoff happen already in July?』

ド直球にも程があるwwwwwww

(副総裁)『It will depend on the data we see in June. From today’s perspective, July is possible and September, or later, is also possible. We will look at the data and only then decide.』

>July is possible
>July is possible
>July is possible

(;∀;)イイハナシタ゛ナー

(質問)『Where do you see rates moving after liftoff?』

その後の話。

(副総裁)『Our rate-hike cycle will depend on the data. We will act depending on the evolution of inflation. We don’t face any restrictions in that respect.』

出たなデータディペンデント。

『Inflation expectations and second-round effects are the main factors to look at when setting monetary policy. Two-thirds of the inflation we are suffering now is due to energy prices, so it’s imported inflation. Monetary policy can do very little to deal with this kind of inflation. The main risk is that this type of inflation starts to be more and more persistent and gives rise to second-round effects. We need to monitor this very, very closely.』

でもってこれまた聞かれもしないのにインフレ期待の動向と物価上昇の二次的波及についての懸念を表明しておりまして、もうやる気満々(ただしウクライナ戦争の影響が気になるんだよなー状態)なのは分かった。

『The longer inflation remains high, the higher the possibility of having wage indexation clauses in the collective bargaining process. We have not seen much in terms of wage increases so far in Europe. But if we start to observe a de-anchoring of inflation expectations and second-round effects, then this is going to be a key element for the future of monetary policy. The Governing Council looks at these data at every meeting.』

んな訳でお賃金が上がってインフレ期待のアンカーが外れるリスクについては全力で警戒していまっせ、ということでまあこのやる気満々ぷりが何ともかんともです。

以下、この質疑はターミナルレートの話しとかAPPのフラグメンテーションの話しとかが進行しますが、全部やってる時間も無いのでとりあえず7月利上げ行きまっせ部分までの引用とさせていただきました。
 


お題「指値に関する諸雑談/SF連銀デーリー総裁発言に見る「景気を多少殺してもインフレ退治」モード(のメモ)」   2022/04/21(木)08:06:52  
  この男、ノリノリであるwww
[外部リンク] 木内登英のGlobal Economy & Policy Insight
1ドル130円は通過点。市場機能を損ねる日銀金融政策の弊害が急激な円安を招く
2022/04/20

〇MPM前まで連続指値とな

・指値オペの応札時限を後場にすることによって「1日2回指値」を回避する芸の細かさ

昨日はまあ順当に横綱が149円カツカツまで叩かれたりしてましたので、10時10分の輪番タイムに指値オペもオファーの巻。(以下のオペオファーは国債買入部分のみ引用しています、為念)

[外部リンク] 年利付国債 364 回、365 回、366 回
買入日程:4/21〜26
買入金額:無制限
買入を行う利回り水準: 0.25%(注)』

というのに加え、

『なお、長期国債の買入れ(利回り・価格入札方式)については、市場の動向等を踏まえつつ、必要に応じ、4/26 の買入金額の増額や、連続指値オペを実施する期間中の買入日程の追加を行うことがあります。』

ってあって、もう端から増額バイアス満々という感じでございますが、ここで先月末の週の日銀のプレイを思い出してみますと・・・・・・・・・・

3/25(金):前回指値を打った水準よりも金利が上がっているのになぜか指値が入らず????状態
3/28(月):やっと指値実施、ついでに連続指値と今後の臨時輪番や輪番増額の可能性もアナウンス。他は売られたけど10年カレントは売られなかったので大した札入らず(3ケタ億円)
3/29(火):前日に続いて午前午後の指値実施、午前も午後も札ぶっこまれて合計5000億円超えの買入となってしまいました。
3/30(水):本来中期と長期の輪番の所を前場に通常輪番大増額して超長期も臨時増額輪番を実施、それだけならまだしも金利が下がっているのに後場に入って更に長期と超長期の臨時輪番を実施する、という遂に変なハーブでもキメてラリったかという市場破壊工作オペを炸裂

でまあ31日のオペ紙へとなだれ込むのですけれども、突然ラリラリあたおかオペをぶっこんできて、こんなムチャクチャされるとマーケットメーカーまともなレート出せなくなる(そらあーた広場のど真ん中でラリパッパが両手に刃物と飛び道具持って暴れるのに誰が素手で向かうというんですか、という話だわ)わなーとか申して居った気がしますが(^^)、昨日の「指値オペにまた2000億円も入ってしまった」攻撃によって米債の金利が謎に下がって返ってきている中、「押し上げ介入」とか考えてラリパッパオペをぶっこんで来ないことを切に希望したい所ではあります。

・・・・・・・ということで、過去の日銀(といっても指値オペ自体がYCC時代の産物ですから過去例は少ないですが)ってよくよく考えてみますと指値にドバーっと札が入ると頭のネジが急に外れて飛び道具と抜き身の刃物を持ってラリってるとしか思えない勢いの大暴れをしだすという悪い癖があるようにしか見えませんのですが(個人の感想です)、まあ今回は「連続指値オペオファー」がその結果出たもの、位ならばそこまでの実害(??)は無いかも知れませんけど、それこそ週末に米債がまた売られ直して戻ってきて週初に指値ドバーになった翌日の輪番とか注意せんとイカンというか面白いからその展開キボンヌとはちょっとだけ思っています(無責任発言)。


何か話が飛んでしまいましたが(起承転結をちゃんと考えないで脊髄反射でキーを叩くからこうなる)、小見出しにも書いたのですが、昨日って最初の指値の時点でもう連続オペなのかと思いこんでいたのですが、実際には16時になってからノコノコと指値オペのアナウンスをしている、という若干ちぐはぐな印象を与えるアナウンスだったのですが、個人の妄想ですの世界ではありますが、可能性として考えられるのは2つあって、(1)指値と連続指値を同時にアナウンスするとインパクトがでかくなって円安に飛ぶのを恐れてた、その後ドル円市場が円高(だかドル安だか知らんが)に振れたのを見てこれなら大丈夫と思って後から連続指値をオファーした、(2)指値オペに2000億円超の札が入ってしまって、例によって日銀のラリラリスイッチが入ってしまって連続指値オファーが登場、という2点なのですがさてどうでしょうかねえ(全然違うかもしれませんけどね!!!!!)



・連続指値オペがMPM前日までになっているのは別に意図がある訳ではないと思いますよ

さてここで若干気になるのはこの連続指値の期日。

>買入日程:4/21〜26
>買入日程:4/21〜26
>買入日程:4/21〜26

27日28日がMPMなので、MPM実施している時まで連続指値の前打ちをするのはちょっと、という話で、これは単にMPMの結果が出る日に国債の入札も輪番もない、というのと同じ話だとは思うので、政策的な何かがあるとかそういう事は一切ない(そもそも政策変更の可能性が・・・・・・^^)とは思いますけれども、決定会合結果発表日だけ外すならともかくその前日(決定会合初日)も外すのかよとはちょっと????なところではありました。

このアナウンスとともにビンク・クロスビーの「ホワイトクリスマス」のレコードでも掛けるとそらもうエライコッチャな訳ですが(んな事は起きない)、27日ではなく26日で切るのは何でじゃろというのはイマイチ分からんかった。28日を外すのは分かるけど・・・・・・・・・・


〇むみゃむにゃ考えながら雑談メモしてたら時間が無くなってしまった(すいません)のでクリップ

・米国の利上げは50なんでしょうがインフレ退治大正義で景気は多少落ちてもキニシナイ位の勢いの気が・・・・・

デーリー総裁
[外部リンク] 午前
米FRB、5月の50bp利上げは「堅実」=SF連銀総裁

『[20日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は20日、高インフレに対応するための連邦準備理事会(FRB)の利上げ路線は適切との見方が広がる中、5月の会合で50ベーシスポイント(bp)の利上げを決定することは「完全」で「堅実」との見方を示した。』(上記URL先より、以下同様)

最初「確実」と空目して断定的判断の提供キタコレとおもったら堅実でしたw

『デイリー総裁はネバダ大学で行った講演後に記者団に対し、米経済成長率はトレンドを下回る水準に減速するが、リセッション(景気後退)には陥らないとし、「ソフトランディングになる」と予想。景気後退に陥ったとしても短期的で穏やかなものになり、長期的な景気拡大が妨げられるほどではないと述べた。』

まあ詳しくは講演読んだ方が良さそうですが、安直にここの記事を読んだけで書いてしまいますと、ここでのポイントはこの記者に向けて喋った「米経済成長率はトレンドを下回る水準に減速するが」というのと、「景気後退に陥ったとしても短期的で穏やかなものになり」って辺りだと思うのですよ。

つまりですね、最早インフレ退治大正義状態になっている米国様、しかも欧州のようにウクライナ戦争の影響をもろに受けてる「近くの戦争は売り」の人達とは違っている状況(な上に石油資源と食糧生産に優位性があるという大正義状態な訳だし)な訳ですので、もうこうなると「多少景気が死んでも直ぐに生き返るからヘーキヘーキ」と景気減速まで覚悟したぶっこみをします、って言ってるようなもんな訳ですよ。つまりインフレタカ派状態。

『その上で、企業や家計はFRBが利上げを実施することに「安心感」を覚えていると指摘。利上げを実施することで、インフレ抑制に加え、「泡立ち始めている」労働市場への対処も可能になるとの考えを示した。』

この「泡立ち始めている」というのはいわゆる「フロス」って奴で、定義的に言えば「バブルの一歩前」ということになっていて、デーリーさんもそれを前提に説明しているでしょうから、バブルの未然防止まで踏み込んで説明しているという有様。

まあ大体当局者が「企業や家計はFRBが利上げを実施することに「安心感」を覚えていると指摘」とか言い出すのフラグの事が多いので、それはそれで唸ってしまいますけれども、この一連のやりとり、基本的にデーリーさんは中立というか執行部寄りという感じの強い方なので、デーリーさんがこういう説明を記者にするというのはそういう事やぞ、というメモだけ置いておきます。

実際の講演テキストはこちらになります。
[外部リンク] Toward Sustainable Growth
Mary C. Daly, President and Chief Executive Officer
Federal Reserve Bank of San Francisco
University of Nevada, Las Vegas
Las Vegas, NV
April 20, 2022
08:25 AM PDT

43分ほどの動画もあるようです(まだ見てない)
[外部リンク] Daly at UNLV Center for Business and Economic Research (CBER) Spring Outlook 2022
Steering Toward Sustainable Growth
 


お題「ドル円129円接近でMPMドウスルドウスル/ラガルド会見ですが今回は「とりあえず6月に判断先送り」っすな」   2022/04/20(水)08:09:02  
  いやーあっはっはっは円相場円相場・・・・・・・・・・

〇円相場ェ・・・・・・・・・なのでMPMプレビューをしてみた(ただの妄想)

ちょwwwwwwwおまwwwwwwwww
[外部リンク] 午前
NY外為市場=ドル、対円で約20年ぶり高値 金融政策の相違反映

『[ニューヨーク 19日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、日米の金融政策の方向性の相違を反映し、ドルが対円で約20年ぶりの高値を更新した。ドルは一時128.97円と、2002年5月以来の高値を更新。終盤の取引では1.5%高の128.94円。月初からは5.9%上昇しており、1カ月の上昇率としては16年以来の大きさになる見通し。』(上記URL先より)

えーっとすいません、昨日の朝は127円キタコレとかいう話をしてた筈だったのですけれども、東京時間の午後に128円になって8円20せーんとか言ってた気がするのでございますが129円へ突撃ですかそうですか・・・・・・・・・

来週の水曜木曜がMPMなんだからもう数日待ってほしかった気もしますが(^^)、これは黒田総裁に天誅相場になっていて大変に素敵な展開になって参りまして、まあやる気のない円債(月曜の横綱がイースターあけの月曜日なのは分かるが日中出来高1万枚切ってたのには泣いた)ちゃんも今日はちょっと25bpを見せに行けやと思う(なお自分はけしかけるだけという無責任おじさんですがw)ところでありますが、いや125円でもうーむという感じでしたが、130円見に行く中で日銀何もしないとさらに日本の連休中にFOMCがぶっこまれているだけにとっても素敵な事が起きてGW所ではなくなりそうな悪寒がするんですが・・・・・・・・・

とは言いましても、黒ちゃんあれだけ円安はプラスとイキってしまっただけに最早引っ込みがつかない訳で、恐らく金利を上げるような話(例えば10年のプラマイ25を拡大するような話)などするくらいなら辞任すんじゃネーノって感じ(あくまでも個人の感想です)ですから、まあ弱音を出すと寄ってたかってハイエナの如く群がって徹底的に殲滅に掛かる相場様の本領を発揮してくれそうで実に素敵な展開だし、あれだけ散々円債村を蹂躙してぺんぺん草も生えない状態(ぺんぺん草程度なら生えてますけど実はwww)にしやがった報いがやっときやがったかという感想しかないですな申し訳ないけど(申し訳ないとは思ってない)。


・・・・・などという悪態は兎も角としまして、そうは言ってもさすがにここまで来ると来週のMPM手ぶらで帰ってしまうと為替市場様の天誅モードが凄い事になりかねない(FOMCで思ったほど過激な話にならなくて穏健なコースになってくれる、という天の助けイベントが発生する可能性は無くはない、黒ちゃんの悪運が尽きていなければ)ので、何かお出しする可能性があるんじゃネーノということでちょっと考えてみた。

まず順当に思いつくのは政策金利のガイダンス文言の変更でして、これは「コロナモードのうちは政策金利を現状または現状より低くします」という緩和バイアスを掛けた文言になっている(実際はこの文言はコロナの前、物価が全然上がらん中で追加緩和か?みたいな感じになった時にそれを躱すためにぶっこんだ文言なので元々利下げをする気はないのに緩和バイアスを入れるというイカサマガイダンスですが、何せリフレ派とか言う馬鹿が政策委員会の中に何人も存在しているので仕方がない面があったのは同情の余地がある)のですが、コロナモードは終了した(まんぼう解除したし)ので文言を変えて中立にする、というのはあり得ますが、為替市場様がそんなもんで許してくれるわけが全くなく(さっき言ったように頼みは米国様だが完全にインフレ成敗モードになっているのでそんなにユルユルの話はしてくれないでしょうけどね)、まあ打つだけ無駄玉になりそうだし、大体からしてコロナモードが終わったと言える状況でもないから厳しそう。

まあさすがに10年金利の変動幅拡大をすれば為替ちゃんもオラオラオラ状態から少し穏健になってくれると思うのですが、まあ黒田さんがそれを言い出すのほぼ辞任レベルの話になると思うんで(25を35にするとか姑息な事をする可能性はあるけど円債以外に意味あるのかそれ)、中々厳しいですな。

でもってインチキパターンとして「なお書き修正」というかつてドラギ俊彦先生がやったインチキ手法がありまして、これは何かと言いますと、長期金利のターゲット文言に関して「なお、経済物価情勢を鑑みて多少の変動があることを許容するものとする」というような文言をぶっこむことによって25bpの指値という為替市場が大喜びしてしまうオペをやらずに済ませて事実上のレンジ拡大をする、というインチキ手法が実はあったりします。

ただ、この場合無茶苦茶困るのが調節の現場でして、これって要はYCCの片方のターゲットに関して現場に判断マルナゲータという無茶苦茶な話になるし、金利のターゲットを外してしまうとどこで止めるんだよという超難問が生じるので、さすがにこれは現場に丸投げするわけにはいかない話ですから、まあ可能性は低いというか実際にやったら調節現場が死亡するので金融市場局に線香の一本でも上げに行かなければいけない決定になりますが、これだととりあえず黒ちゃんの体面を保ちながら変動幅拡大ができるという下らないメリットはあると思うんですがどうでしょうかね。

ちなみに念のため若い衆にご説明しておきますと、ドラギ俊彦の場合は日銀当座預金残高が目標を割るのを容認、というものなので「資金供給オペが札割れしちゃいましたテヘペロ」というのを容認する、という建付けになっていました。なおこの時ですが、日銀の現場はさっそく「資金供給オペを打とうと思えば打てるのにわざと供給オペを打たないで当座預金残高目標を割る」という浅ましい手法を使って当座預金残高目標の一時的割り込みを演出する、というインチキの二乗みたいなプレイが炸裂していたのが懐かしいし、bewaadさん(相当の古参兵しか知らんわな)のブログでネタにされてアタクシの駄文のお客さんが増えたのは懐かしい(最後のは余計)。

いやもちろん政策転換してくれるに越したことは無いのですが、まあどこからどうみてもそんな殊勝なことをする訳ないし、政策転換したら黒ちゃん辞任待ったなしという所でしょうから(個人の妄想です)、まあ他にはちょっと思いつかんですし、会見で「実は円安はイクナイ」とか言う訳も無いので、他に何をするんだろうとは考えてしまいますが、さすがの日銀もこれはちょっと困ったちゃんだと思いますが精々困ってろや以外の感想はありません(冷酷)。


・・・・・・・うーん結局全然プレビューになっていなかったorz


〇ラガルド会見ネタの続きです

ということで気を取り直してラガルドはんの会見ネタ続き

[外部リンク] POLICY STATEMENT
PRESS CONFERENCE
Christine Lagarde, President of the ECB,
Luis de Guindos, Vice-President of the ECB
Frankfurt am Main, 14 April 2022

・やはり資産買入の償還再投資問題は注目されますわな

昨日の続きですが、PEPPの償還再投資に関する質疑の次の人も質問の半分はやはり償還再投資における「フレキシビリティ」に関する質問でした。

『(質問前半割愛)Then on the new crisis tool that you just talked about and that the ECB is studying, how exactly would it complement the flexibility of PEPP reinvestments and other measures like OMT that already exist?』

回答は結局「あんじょうようやっときますわ」ではあるのですが、基本的な線として「メンバーステートの中での金利水準が思いっきり違うのは金利操作を使ったマクロ調整を阻害する」という考えがあるのですが、じゃあその金利水準が思いっきり違うというのはどの程度の話なのか、という点については回答しない(そもそもできないとは思うけど)、という感じです。一応引用だけはしますわ。

『(回答前半割愛)On this issue of flexibility and the fragmentation issue, and the need to make sure that monetary policy is transmitted in an unimpaired fashion, we constantly try to improve on the toolbox. We constantly look at what works, what will help us provide the flexible, efficient and proportionate response to the situation, and this is what is going to continue to happen in the future.』

『I am happy to repeat again the value that we give to flexibility, and the need to embed flexibility in order to make sure that we transmit monetary policy throughout the euro area, but this is what our work is cut out for.』

まあこの点は明確な回答はしないし出来ないので、このちょっと先に「スプレッドコントロールをするような事はありますか」という質問があったのですけど、

『(質問)I have two questions. This new instrument which you allude to in the introductory statement, could that be described as a spread-control measure?(質問後半割愛、というか次に)』

ってのがあって、

『(回答)I did not announce any kind of new instrument. I did refer very specifically to the last sentence of our conclusion, which says “incorporating flexibility if warranted”. Flexibility is a principle that we believe has served us well. That we need to continue to integrate in our monetary policy determination, if warranted, if required, and as I said, if necessary we can move very promptly, but I did not say that we were building a new instrument.』

『We can certainly do that, and we can do it in short order, and are capable of being operational, as we have demonstrated between 12 and 18 March 2020, for instance.(回答のこの先の部分を飛ばします)』

声明文のフニャフニャ文言を持ち出してフニャフニャ説明をする、という手段を取っておりまして、今回のラガルドさんの会見って全体的に蒟蒻問答と申しますか、威勢の良い言い方はするんですが核心の部分は明確な回答をしないでフニャフニャと回答するというかスルリと逃げるというような回答術を使っております。

『As to your question on spread, clearly, we need to make sure that our monetary policy stance is transmitted throughout the entire euro area, and this was the tool that we built with PEPP back in March 2020. The first part of the birth certificate of PEPP was antifragmentation; the second part was monetary policy stance, and we were delivering that product in short order. It has proven very efficient, and I think it is learning from this and recognising that flexibility is important that we will continue to deliver our monetary policy going forward.』

マーケットフラグメンテーションが起きると金融政策の効果が減殺されてしまうし、それを抑止すると金融政策の効果が出るというのが過去のPEPPによって示されました(キリリッ)とは回答するものの、じゃあスプレッドコントロールするのかと言われると「そんな話はしてません」となってしまうのがまあファジーにせざるを得んのは分かるのだが、問答としてはインチキっぽくなりますな。

とまあそういう訳で、とにかく「オプショナリティー・グラデュアリズム・フレキシビリティー」とか言いながら、じゃあ具体的に何するんですかと言われると全部「必要な時に必要な事をします(キリリッ)」となりますので・・・・・・・・・・・


・物価のアップサイドリスクが更に高まっておりますというのなら何で資産買入のケツを早くせんのよ

という問いが来るわけですよ。まあこの質問した人の後半なんですけど。

『(質問前半割愛、というかさっきの人の後半です)The second question is: given that you have said the upside risks on inflation are intensifying, why has the Governing Council not accelerated its plans for ending net asset purchases and opening the door to the first interest rate rise?』

upside risks on inflation are intensifyingと言ってるんなら正常化プロセスを早めるという決定をなんでしないんでちゅかねえ、という実にご尤もすぎる質問ですが、

『(回答前半割愛)You asked me about the - essentially, what you said is, given the numbers that we are facing, given the situation, why did you not accelerate more?』

ということでその答えですが、

『It gives me a chance to remind all of us that we are in a process, and that process started back in December. In December we announced that we were putting an end to PEPP, that we had a policy of reinvestment of PEPP that would extend to 2024, that we would apply flexibility. In February I communicated that we were going to accelerate a bit, and March certainly was a strong signal of what we were considering in terms of terminating our net asset purchases under the APP, and I think that we are being a little bit more specific now in terms of what we see and the likelihood of this happening in Q3 at any point in time. So we are normalising.』

ということで正常化プロセスを踏んでおります、という言い訳をするわけですね。

『We have a sequence that we have identified. We have numbers that have been flagged for purchases in those next few months, and we have now an ending point which is a quarter at possibly a point in time during the quarter when we put an end to net asset purchases.(回答後半割愛)』

でもってこれからもこのようにやって行きます!とだけ説明して時期を早める話に回答しないのは、まあさすがにこれは議論が割れているのか、様子見したいのでもう少し粘らせて、というのか、というような感じで、インフレファイターはやらんといかんけどウクライナ戦争で景気がアイヤーだし、というウクライナ戦争問題をモロに食らっている欧州の苦渋の状態って感じなんでしょうね。


と思ったらそんな回答で許してくれないようで次の質問がこれである。

『(質問)Two questions, if I may. In Lithuania and Estonia inflation is around 15% and has been in double-digits since December. At this level purchasing power halves in less than six years. What do you say to the people in these countries?』

これはwwwww

『Secondly, as we all know, inflation in the eurozone as a whole is 7.5%, but the ECB interest rate level is likely below neutral, so a growing number of observers now consider a restrictive policy to be appropriate. Is the ECB too late, or much too late?』

さらに「Is the ECB too late, or much too late?」とぶっこまれる始末wwwwwwww


その回答である。まとめて答えてますので質問そのまま並べました。

『(回答)We are on a journey, and clearly, as I said, we started the monetary policy normalisation journey back in December, reconfirmed in February, clearly indicated in March, and we are restating this determination on the occasion of this monetary policy meeting.』

さっきの流れで同じ説明をせざるを得ませんが(^^)、

『We have, as I said, added a few particular attributes to the decision that will be made in June when we have the next projection round, which is when we can take stock and actually assess exactly the timing of the conclusion of our net asset purchases, which will then trigger, some time after the end of the net asset purchases, interest rate hikes.』

という回答ですが、まあこれまでの流れから勘案するに、今回のECB会合では「ウクライナ情勢の影響がまだ良く分からんから6月会合まで様子見するしかないけどボロカス言われるわな」という結論(?)になったんでしょうな、というのは感じられますな。さすがに6月になったら何か方向性が出せるでしょう、と思って今回は先送りしたんでしょうな。あとはその間にインフレが爆発するとかユニオンが暴れだすとか政治的批判に耐えられなくなるとかそういうのが来ないのを祈るのみ。

『So the journey has begun. It is moving along as predicted. We want to have both flexibility and move gradually and keep all the options open. We have to be mindful of the fact that not only do we see very high inflation rates, clearly, in some countries much higher than in others, but on average 7.5% is a very high number.』

インフレがとても怪しからん高い水準であることはよく理解しております、と申し開きをせざるを得ませんわなそりゃ。

『We are also seeing a medium-term outlook for inflation gradually moving back to closer to our target, to 2%, and possibly from above, rather than from under.』

とりあえずこう言って粘るしか様子見をする言い訳は無いですので仕方ないのですがいかにも苦しくて、米国みたいに「思ったほど下がらんわインフレ退治するので助さん格さん懲らしめてやりなさい」と言えれば楽なんでしょうけどウクライナェ・・・・・・・・・なんでしょうね。

『These will be better advanced and better documented at our June monetary policy meeting, but we are on that journey.』

どう見ても問題先送りです本当にありがとうございました。

・・・・以下多少質疑は残っていますが、基本的に昨日今日でネタにしたような感じの基本線だと思いますので、ラガルドネタはここまでとさせていただきとう存じます。
 


お題「ラガルドさんの会見を淡々と読むのだが威勢はいいけど多分今少し様子見したいんだと思う」   2022/04/19(火)08:07:36  
  ほうほうこれは・・・・・・・・
[外部リンク] 黒田総裁 “急速な円安マイナス大きい” 金融緩和は継続
2022年4月18日 12時10分

ちったあ反省したのかと思ったら何のことはなくて、

『一方で、黒田総裁は「円安は日本経済全体としてはプラスだという評価を変えたわけでない」と述べ、今の物価上昇はエネルギー価格の上昇が主な要因であり、家計の実質所得の減少や企業収益の悪化を招くおそれがあるとして、今の金融緩和を続ける姿勢を強調しました。』(上記URL先より)

と反省はしていなかったようです。

[外部リンク] 午後
遠藤氏「物価高で参院選苦戦も」

[外部リンク] 午後
円安で経済好転する時代でない、中国景気は注視必要=経団連会長

まあ何ですわ、この程度の中途半端な状態で反省されても反省にならんので、もっとドカンと円安になって日銀国賊批判で大炎上して燃え尽きる位になって黒ちゃんが海外逃亡する位にならんともうダメじゃろ。


〇引き続きヘロヘロとラガルド会見とかですが

[外部リンク] POLICY STATEMENT
PRESS CONFERENCE
Christine Lagarde, President of the ECB,
Luis de Guindos, Vice-President of the ECB
Frankfurt am Main, 14 April 2022

ドル高はジャンジャン進むわブラード仮面はブラード節を唱えるわと色々とアレな昨今でございますが、まあのほほんと先週のラガルド会見QAパートをば。


・ド直球で具体的な正常化プランを質問されると威勢の良い事は言うけど肝心な所は全部ヌエみたいな回答

さすがに数を見ていくうちに概ね傾向は読めてきた(ような気がする)んですけど、ラガルドはんがうにゃうにゃと蒟蒻問答を行う場合っていうのは概ね意見が割れてるのか、全体の議論に対してラガルドはんはあんまり本意じゃないかどっちか、という感じをうけるわけですよ。いやまあ根拠があって言ってるわけではないですけどね。

ということで最初の質疑応答が左右からのパンチに対して威勢の良い事をいうというリアクションを示しながらも肝心なところは全部スウェイバックして避けるの図、となっております。

質問『I have two questions. The first one: could you give us a bit of a flavour for the discussion? Did some of your colleagues call for a more definite end date for the APP, and what was the clincher argument for keeping your formulation despite sharply higher inflation?』

質問後半『The second question is about interest rates and markets now pricing two rate hikes this year, and maybe as much as eight hikes by the end of 2023. Are you comfortable with these expectations? Are these expectations consistent with your definition of gradual?』

前半はAPPの具体的なエンドはいつなんですかという議論はあったのけ??ということで御差し支えない範囲内でちょっとそのニュアンスを教えてくんなまし、って話とインフレに対する議論についても同様に、って感じで、後半に関しては年内2回利上げを市場は織り込んでいるけど、それについてはどう思いますか?というのと、そもそも年2回利上げというのが今回の政策発表で強調された「グラデュアル」というのに整合してるのか?と具体的な正常化プランについてもうちょっと明確化しやがれという質問でしたが、この答えは・・・・・・・・・

前半の回答『On your first question I would call your attention to a particular sentence in the monetary policy statement (MPS), which reflects the evolution of the Governing Council assessment of the current situation five weeks after the last monetary policy Governing Council meeting that we had, which is a very short interval as opposed to other periods.』

てやんでえステートメントの文言を目ん玉引んむいて読みやがれってんだ!などと啖呵を切っている訳ではありませんが(今回ラガルドさんコロナ自主隔離中のため心なしかおとなしく説明している感は無くは無かったと思う)、そもそも今回は前回会合から5週間しかねえんだからインターバルが短けえんだよてやんでえ!とな。

『It is the sentence that begins the second paragraph of the MPS, where we say: “At today's meeting we judged that the incoming data since our last meeting reinforce our expectation that net asset purchases under our Asset Purchase Programme (APP) should be concluded in the third quarter”.』

声明文の頭にあった奴ですが、「reinforce」とはどういうことやという説明がありまして、

『So there is a much stronger affirmation of our assessment of the data, which, as you rightly pointed out, had indeed changed since five weeks ago.』

5週間前に比べて「much stronger affirmation」と言ってて、その前に5週間という短い期間って説明があるので、「たった5週間しか無かったですが3QにAPP拡大停止(テーパリング完了)の確信がmuch strongerとわざわざmuchとか強調語句まで入れて話をしているので、テーパリングの完了はもうよほどの異変の無い限り完遂しまっせという意思は見えた。

『Now, obviously, this meeting was not a projection exercise. It was an interim Governing Council monetary policy meeting, and we affirmed the net asset purchases' very likely conclusion in the third quarter, without being more specific, but being open-minded as to when in the quarter that is.』

『It could be early; it could be late. The third quarter has three months, and I think the determination around the Governing Council table was to take stock of the projection exercise at the next monetary policy meeting to determine exactly the timing of such conclusion of the net asset purchases under the APP.』

でもってテーパー完了に対してあれだけ威勢が良い癖に、3Qのどこでテーパー完了するのかは全く回答しないというスタイル。いやあの4月の時点で7月なのか9月なのかってトレーディングとかマネーマーケットにしてみれば大問題なのですけどねえ。

そらまあ勿論そんなタイミングを今からコミットする必要はない(ECBの場合は幸か不幸か順序を全部前打ちして決めてしまった(テーパリング完了⇒利上げ開始⇒バランスシートの縮小開始)ので、テーパー完了タイミングを何時にするのかが重要だから言えないってのは分かるんだが、いままで散々フォワードガイダンスとか言ってやってた政策は何だったのかと小一時間問い詰めたいし、この調子でやってて次回またFG使わないと行けない時にFG信頼されなくなるんじゃねえのという指摘はあるのですが、市場というのは良くも悪くも政策当局の人よりも市場の中の人の方が入れ替えサイクルが速いので(日本の円債のように市場がアイヤーとなってしまって新人が来なくなって全員持ち上がりみたいな悲しい場合もあるけど)次の頃にはすっかりみんな忘れてしまうんでしょうね。

ということで「やる気は無茶苦茶見せているのだが具体的な話になると華麗にすっとぼけ」というラガルドはんの説明でした。んじゃ後半の政策金利の話だがAPPのケツでこの話なのですからお察しの通り・・・・・・・・・

(回答の後半)『On your second question about how many interest rate hikes are projected by markets, let me tell you that we are sticking to our sequence, and this is very much what we did on the occasion of this Governing Council meeting. The sequence that we have adhered to, that we have agreed, is to complete net asset purchases first, and some time after that decide interest rate hike and subsequent hikes.』

ここで正常化の順序について改めてこうでっせと説明してますが。

『I remember last time around on the occasion of the last monetary policy press conference, I was asked specifically what was meant by the “some time after”. I repeat what I said at the time. “Some time after” is intended to serve our determination to have both optionality, gradualism and flexibility, which means that this “some time after” can be anywhere between a week to several months.』

テーパリング完了の“Some time after”に利上げ開始する、という説明の通りなのは全く変わりなくて、その“Some time after”とは「“some time after” can be anywhere between a week to several months」ということなので、テーパリング完了直後でも数か月後でも、とかもう完全にファジーな回答になっております。

『That stands and remains true. So we will deal with interest rates when we get there.』

年内2回の利上げ織り込みがどうのこうのとかいう質問に対して完全に煙を巻いていますが、これは「ECB内部ではとっとと正常化しろ論が強いのだが今前面にだしにくい(理由があるとすればウクライナ戦争の影響で経済の下方リスクが高まっているから、もしくは正常化に対する米国の出方がよくわからん(散々威勢の良い事を言って置いて急に直前で25bp上げにヒヨってしまったのが3月FOMCでしたが、その直後にまた威勢の良い事を言い出すというわけわかめプレイで何人怪我人をだしたのやら)ので、それ見てから考えたいというもの、くらいしかおもいつきませんけど)ので、とりあえず誤魔化している、のかそれともここにあるようにマジでタイミングに対する意見の差が大きいのか。うーんよくわからんけど現状あんまり緩和を引っ張ろうとしている人はいないような気がするから様子見の時間が欲しいって感じかなあ。


・金利上昇による金融環境の引き締まりに対してだが順当に懸念なしとの認識

次の質問ですが後半だけネタにしますわ。

『(質問前半割愛)My second question would be on how concerned you are about the tightening of financial conditions, so the lending channel. We have also seen yields on the rise for the corporate space and for sovereigns. Is that something you are concerned about?』

金利上昇に伴ってファイナンシャルコンディションがタイト化していることについては何らかの懸念は無いんですかという質問に対して、

『(回答前半割愛)The second part of your question dealt with the tightening of rates. I have commented on the bank lending survey, which indicates that there is and there was during the first quarter a certain tightening by a larger number of banks answering the surveys.』

バンクレンディングサーベイに関してさきほどコメントしましたが1Qはある意味タイトニングが広く起きていますわね、と来まして、

『All that being said, the volume of loans to households in particular still stands quite strongly. Lending to consumers - consumption loans - have increased. Corporate lending has stabilised for the moment.』

そうは言っても水準として現在の状況は十分にアベイラブルでありますので、

『So even if there is tightening, particularly concerning the terms and conditions of those lending arrangements, in terms of both rate and volume we are not seeing yet the outcome of this tightening that you referred to. Equally true that in the bank lending survey respondents are indicating that they expect further tightening in the coming months, and clearly that is associated with the war in Ukraine, with the additional supply bottleneck issues that will affect corporates in particular, and the general confidence impact that the war has on both corporates and consumers.』

ウクライナ戦争による貸出態度や企業消費者のコンフィデンス悪化の面を加味して考えても、足もとでのタイトニング自体は全体として見た場合に問題になるようなものではない、とそらまあ問題になるんだったら正常化停止しないと行けなくなるんだから問題ないと説明するのは当たり前ではあるのですが、金利上昇無問題を強調していますな。


・フレキシビリティーの定義の質問キタコレでPEPPの償還再投資における国別配分について

3番目の質疑ではフレキシビリティーの説明を求める、ということで最初はグラデュアリズムの質問(華麗にスウェイされましたが)があったと思ったらフレキシビリティの質問、ときっちりと最初の方でステー0とメントで強調した文言について(残り一つがオプショナリティ)定義づけを聞くのが記者会見としては非常によくできているなと思う次第です。最近は日銀の総裁会見も特に前半は良い質問が連発するようになりまして誠に結構(1月会合でしたっけかの何人か手を挙げてるのに最後に当てられた某NK新聞のクソゴミタイコモチ質問には呆れましたけどね)ではありますけど。

『(質問)President Lagarde, I have two questions. The first question is on fragmentation and flexibility. At the moment in the event of renewed market fragmentation related to the pandemic, PEPP reinvestments can be adjusted flexibly. In case of renewed market fragmentation, but this time not related to the pandemic but to war and sanctions or recession, is the ECB ready to apply the PEPP flexibility to APP reinvestments? I have seen you have mentioned incorporating flexibility. Does it mean you incorporate it in existing tools, or are you starting new tools for fragmentation?(後半割愛、というか次に)』

フラグメンテーションとかけて質問していまして、PEPPなどで行ったような「柔軟な対応」とは何ぞやという話で、まあ正常化局面ですから精々PEPPの再投資においてキャピタルキーとの兼ね合いをどうするのか、という位の話になるとおもうのですが、その辺を聞きたいとのこと。

『(回答)Let me, first of all - again, this seems like a re-reading exercise, but I think it matters, because those are parts of the sections of our monetary policy statement that were clear changes from the past and indicate the direction that we are taking.』

また声明文の解説コーナーが開始されますよ。

『This is actually something that you will find in the conclusion of the monetary policy statement, which is in the penultimate line, and it says: “We stand ready to adjust all of our instruments within our mandate, incorporating flexibility if warranted, to ensure that inflation stabilises at our two per cent target over the medium term”.』

最後の部分にある“We stand ready to adjust all of our instruments within our mandate, incorporating flexibility if warranted, to ensure that inflation stabilises at our two per cent target over the medium term”について説明しましょう!だそうですが、

『This is language that you know quite well, but the overall sentence is something that is worth taking notice of.』

この文言の何にノーティスすべきなのか、とな。

『Optionality, gradualism, flexibility are concepts that we have outlined before, so we are really very much in a normalisation process, and we are continuing along the path of that normalisation process.』

Optionality, gradualism, flexibilityが正常化のコンセプトでして、

『It has been the case in the last couple of years, and particularly two years ago, if you remember, that flexibility served us well.』

この2年間、flexibilityな政策が効果を上げた、って言ってるわけで質問者のPEPPに関わる質問に対しての回答になってきたっぽいですね。

『I think it's on the basis of that recognition of the value of flexibility, in particular in order to make sure that the monetary policy stance is properly transmitted and that unwarranted fragmentation is avoided, that we are recognising this and we are mentioning flexibility as one of the principles that we want to apply. 』

市場の分断(ようはどこかの国のリスクフリーレートだけ全然違ってしまっている状態)が起きると政策の効果が波及しにくくなる、というのがベースにあって、

『Two years ago you would remember it was necessary, and we moved promptly. We can do exactly the same thing. If necessary, we move promptly, and as I have said in my ECB Watchers speech a few weeks back, we will design whatever additional instrument is appropriate in order to deliver the flexibility that we believe is useful. I would add as a footnote to that, that the reinvestment policy that we have decided for PEPP back in December, is actually coined with this flexibility possibility. 』

ちゃんとPEPPの話になりました。

『So we have not only indicated that reinvestment would be extended until 2024, but we also said that, if necessary, we would apply flexibility in the reinvestment policy. So I think that really captures the philosophy that we have in relation to flexibility and the need to properly transmit the monetary policy stance throughout the whole of the euro area.(後半割愛、というか次)』

PEPPの償還再投資は2024年いっぱいまで行います。再投資に関しては必要があれば「we would apply flexibility in the reinvestment policy」と説明しているので、基本的にはキャピタルキーガチガチで運営する訳ではないですよ、という話をしている、と普通は解釈する。ただし状況が相当良くなった場合は、逆に一部の国のキャピタルキー越えのお助け買入がいつまでも続くとは限らん、という事も意味するので、2024年いっぱいまでECBのお助けがあるぜヒャッハーとは単純に行かないんでしょうね。大崩れはさせないよ、というだけの話だと思うので(個人の感想です)。



・賃金動向には「extremely carefully」で 「attentive to potential second-round effects」だとな

今の人の後半の質問は賃金と物価のスパイラルへの懸念はどうよというものでして、

『(質問前半割愛)My second question is on wage price spiral. How far is the Governing Council worried about a wage price spiral with inflation getting out of control?』

キタコレ!!!!

『You have mentioned wages, and wage growth is muted but it is coming. We are in Germany, and I think we may be in for a hot autumn.』

質問者はドイツ様ご在住のお方のようですが、大正義ドイツ様のユニオン様は秋に賃金上げんかコノヤローと暴れるようですな、これはこれは(^^)。

『(回答前半割愛)You had a second question, on wages and the possible second-round effect.』

ラガルドさん自分からセカンドラウンドエフェクトゆうとますな・・・・・・・・・

『I think I have told you at the last press conference we had that we were particularly attentive to wages, and we continue being so, because that is a critically important component to assess inflation outlook in the medium term, and to help us determine our monetary policy stance and the need to move at a certain pace.』

賃金動向はダイジダイジネーはいいんですけどその次、

『We also look at inflation expectations very carefully. On the wages, we are looking at it very carefully, and what we are seeing are relatively muted, generally, wage increases.』

現状認識は「we are seeing are relatively muted, generally, wage increases」ですということですけど。

『If you look at the latest numbers that are available it is January, and it points to a 1.6% increase. Now, this is looking backward, obviously, and we have to be particularly attentive to movements as they develop, and we know that the longer inflation numbers are at the high level where they are, the more likely it is that wages negotiations, salary entry levels, renegotiations of existing agreements will actually take place.』

1月の数字では1.6%の増加となっていますが、これはバックミラー見ているようなもんで、いやもう賃金交渉の状況についてはマジで一生懸命見てまっせ、という話はするんだが現状評価はさっきのrelatively mutedという話の追加はないですな。

もちろんインフレ期待の動向と物価が高い事による賃金交渉のハードさについては言及していますが、どっちも足もとの時点でこうですわーとは言ってないのがFEDよりも温度差のある所です。

『So we had a good discussion on those issues at the Governing Council meeting. There are differences between countries. In some countries it seems that unions or employees and employers are managing to reach agreement which take into account the risk of redundancy and threat to the economy. In other countries there are much higher demands for wage increases and wage renegotiations.』

賃金交渉に関しては国によって差がありますな、という認識をしめしています。そういやスペインは賃金上がるわインフレもほぼダブルデジット(9.8とかじゃなかったっけ)でしたな直近では。

『So we will continue to look at that extremely carefully and be attentive to potential second-round effects as a result of that.』

ということで、extremely carefullyだそうですので、まあやべえという認識は強いようです。

#おめ3つしかネタにしてねえじゃんと言われそうですが最近のQA一つ一つが長くてこれで既に3分の1以上は成敗出来ているの巻ですので明日ちょろっと追加したら終わる所存
 


お題「ECBプレビューで会見のオープニングリマークを一応全部鑑賞」   2022/04/18(月)08:08:02  
  なんかすさまじく気合の入ったものが日銀からリリースされているんだが。
[外部リンク] POLICY STATEMENT
PRESS CONFERENCE
Christine Lagarde, President of the ECB,
Luis de Guindos, Vice-President of the ECB
Frankfurt am Main, 14 April 2022

・冒頭説明は基本的に声明文で言ってるのを詳しく説明しているだけではあるのだが

今回はラガルドさんコロ助関連で自宅だかどこだか知らんが待機モードの会見でしたが、普通にシャキッとしておられましたな。何よりです。

『Russia’s aggression towards Ukraine is causing enormous suffering. It is also affecting the economy, in Europe and beyond. The conflict and the associated uncertainty are weighing heavily on the confidence of businesses and consumers. Trade disruptions are leading to new shortages of materials and inputs. Surging energy and commodity prices are reducing demand and holding back production.』

『How the economy develops will crucially depend on how the conflict evolves, on the impact of current sanctions and on possible further measures.』

説明の前面にウクライナ戦争の話が出てて、この影響に関しては制裁による貿易の減少、戦争による企業や消費者のコンフィデンスの悪化、貿易減少による一次産品の供給制約によって発生する生産の減少、エネルギーやコモディティ価格の上昇による消費者需要の減退や、生産への悪影響、というのを挙げてて、今後どういう影響になるか次第ですよね。と纏めています。

『At the same time, economic activity is still being supported by the reopening of the economy after the crisis phase of the pandemic.』

一方でパンデミックからの回復による経済の押し上げ効果が経済をサポートしていると。

『Inflation has increased significantly and will remain high over the coming months, mainly because of the sharp rise in energy costs. Inflation pressures have intensified across many sectors.』

インフレーションに関しては主にエネルギー価格によって「increased significantly and will remain high over the coming months」という認識を示していますが、すかさず「Inflation pressures have intensified across many sectors.」と言ってますな。

声明文の方でも同じような説明になっていましたが、ここでのポイントはインフレ拡大が広がっている(のでちとヤバイですがな)というのもあるのですが、「will remain high over the coming months」って説明になっていて、ここの「over the coming months」がじゃあ何か月ですねんというのを今の所すっとぼけているのですが、6月会合の時にまたスタッフエコノミックプロジェクションがリバイスされます。この時に示す認識はどうなるんでしょうかねえ(=「数か月」と書いていたけど1年以上とかになるんだと、それは「物価見通しの引き上げ」になるので政策アクションの言い訳に使える)というのが注目されますな。

今回は政策を据え置いて、ウクライナ戦争の状況とFED待ちった辺りだと思うのですが、据え置きをしたので物価の見通しも「will remain high over the coming months」で維持したって感じだと思います。まあ若干無理があるけど政策との整合性取ったんじゃろ。

以降は今回の実施した施策だよー(現状維持だけど)という話なので引用だけ。

『At today’s meeting we judged that the incoming data since our last meeting reinforce our expectation that net asset purchases under our asset purchase programme (APP) should be concluded in the third quarter. Looking ahead, our monetary policy will depend on the incoming data and our evolving assessment of the outlook. In the current conditions of high uncertainty, we will maintain optionality, gradualism and flexibility in the conduct of monetary policy. The Governing Council will take whatever action is needed to fulfil the ECB’s mandate to pursue price stability and to contribute to safeguarding financial stability.』

『I will now outline in more detail how we see the economy and inflation developing, and will then explain our assessment of financial and monetary conditions.』

声明文のケツの方にもありましたが、この後の会見でも連呼してたのが「optionality, gradualism and flexibility」でして、ハンブルあんどニンブルに対抗しているのか存じませんけど、FEDとの違いはこの中の言葉でしたらどう見ても「gradualism」ですね。


・経済については「財政と金融のサポートが必要」を引き続き言っているのがほほーという感じ

『Economic activity』コーナーになります。

『The euro area economy grew by 0.3 per cent in the final quarter of 2021. It is estimated that growth remained weak during the first quarter of 2022, largely owing to pandemic-related restrictions.』

パンデミックによる活動制限によって今年の1Qも弱めと。

『Several factors point to slow growth also in the period ahead. The war is already weighing on the confidence of businesses and consumers, including through the uncertainty it brings. With energy and commodity prices rising sharply, households are facing a higher cost of living and firms are confronted with higher production costs. The war has created new bottlenecks, while a new set of pandemic measures in Asia is contributing to supply chain difficulties. Some sectors face growing difficulties in sourcing their inputs, which is disrupting production. 』

経済活動を阻害する理由は最初の所で出た通りです。供給制約に関しては元々パンデミック由来のアジアの制約があって、それに加えてウクライナ戦争の影響、と説明しています。

『However, there are also offsetting factors underpinning the ongoing recovery, such as compensatory fiscal measures and the possibility for households to draw on savings they accumulated during the pandemic. Moreover, the reopening of those sectors most affected by the pandemic and a strong labour market with more people in jobs will continue to support incomes and spending.』

However以下が「そうは言いましても経済活動を支える要素がこれでして」というご説明ちゃんです。ここでは最初に「such as compensatory fiscal measures」とあって財政での支えが、という話をしておりますのがFEDと違う所、というかつまりスタグフ要素が欧州の方が強いわな、と思います。

『Fiscal and monetary policy support remains critical, especially in this difficult geopolitical situation. In addition, the successful implementation of the investment and reform plans under the Next Generation EU programme will accelerate the energy and green transitions. This should help enhance long-term growth and resilience in the euro area.』

さらに「Fiscal and monetary policy support remains critical」と言ってるのがこれまたヤヤコシヤという感じなのですが、まあ別にだから金融政策でマイナス金利政策を維持しなければいけない、という話しではないし、資産買入をアホのように継続しないといけない、という話ではなくて、あくまでもインフレに対応しつつ、そうは言ってもオーバーキルしないようにしないと、って話なんだと思いますし、その辺りがFEDと違う(FEDは多少景気(というよりも問題なのは住宅を始めとする資産バブルなんだと思うんですよねー)を減速させるくらいの勢いがないとインフレが止まらんと思っている節が思いっきりあるのですよ)ところなのではなかろうかと。

では物価のコーナーに行きます。


・物価については原油価格上昇のセカンドランドエフェクトが発生していることを認定

『Inflation』コーナーになる。

『Inflation increased to 7.5 per cent in March, from 5.9 per cent in February. Energy prices were driven higher after the outbreak of the war and now stand 45 per cent above their level one year ago.They continue to be the main reason for the high rate of inflation.』

7.5はいかんでしょ7.5は、と思ったらスペインとかほぼ10だし質疑見てたらエストニアとか10%を軽く超えてるのね、そら明確に実質賃金の目減りを意識する水準だから「コストプッシュなので対応する必要はありません!」とか寝言言ってる場合じゃないのはよくわかる。

『Market-based indicators suggest that energy prices will stay high in the near term but will then moderate to some extent.』

足もとの大インフレの主因であるエネルギー価格に関しては市場の価格を見れば今後は若干緩和するとなっている、と言ってるがすんげえ期先限月の先物見ても基本的にはしょうが無い(農産品みたいに受け渡し銘柄の「〇年産」が変わるんだったら意味があるかもだけど)とは思うのですがそれは兎も角。

『Food prices have also increased sharply. This is due to elevated transportation and production costs, notably the higher price of fertilisers, which are in part related to the war in Ukraine.』

食品価格が「also increased sharply」な訳でして、輸送コストと生産コストが上がっている、ということですが、ウクライナ戦争の影響が一部あるのですが、肥料価格が上昇していることで生産コストが上昇しておる訳でして、これはまあ(あたくしが時々引用する)日本農業新聞のサイトでも見て桶と思う所ですが、ジャパンの場合はこれに加えてハウス栽培に使うA重油の価格が上がってて、果実類とかの生産コストも盛大にあがっているんですよね(加えて今年は2月が寒かったので燃料消費も増えたし)。

『Price rises have become more widespread. Energy costs are pushing up prices across many sectors.』

最初のマクラの部分でも説明していましたけど、この「Energy costs are pushing up prices across many sectors.」というのは既にセカンドラウンドエフェクトが発生していますって全面的に認めてるの巻でありますがな。

『Supply bottlenecks and the normalisation of demand as the economy reopens also continue to put upward pressure on prices.』

さらに供給制約やパンデミックからの需要回復も物価を押し上げていると。

『Measures of underlying inflation have risen to levels above two per cent in recent months. 』

基調的な物価はここ数か月2%を超えておると。

『It is uncertain how persistent the rise in these indicators will be, given the role of temporary pandemic-related factors and the indirect effects of higher energy prices.』

今後どうなるのかは不透明ですな、と来まして次に・・・・・・

・物価の話の中に労働市場の話もあって賃金の上昇は全体としては抑制されているとの認識だが・・・・・

『The labour market continues to improve, with unemployment having fallen to a historical low of 6.8 per cent in February. Job postings across many sectors still signal robust demand for labour, yet wage growth remains muted overall.』

なるほど、という感じですけれども、「wage growth remains muted overall」の中でホイホイと物価が7%だのと上昇した場合って、ユニオン無茶苦茶強い欧州がこの物価上昇で年の途中でも賃金改定を求めない訳がなかろうと思うんですよね(個人の感想です)。聞け万国の労働者♪

『Over time the return of the economy to full capacity should support faster growth in wages. 』

ということなので賃金上昇が早まる可能性は見ているようですの。


・インフレ期待についても「今後の動向要注意」と色んな所でフラグを伏線を張っておる

『While various measures of longer-term inflation expectations derived from financial markets and from expert surveys largely stand at around two per cent, initial signs of above-target revisions in those measures warrant close monitoring.』

インフレ期待に関しては今のところ2%程度だが、「initial signs of above-target revisions in those measures warrant close monitoring」と言ってる時点でまあ警戒モードだわさ。

さてこの次はリスクアセスメント。

・リスクアセスメントは順調に「経済は下、物価は上」

『Risk assessment』のコーナーである。

『The downside risks to the growth outlook have increased substantially as a result of the war in Ukraine. While risks relating to the pandemic have declined, the war may have an even stronger effect on economic sentiment and could further worsen supply-side constraints. Persistently high energy costs, together with a loss of confidence, could drag down demand and restrain consumption and investment more than expected.』

経済のリスクはウクライナ戦争の影響で下向き要素が盛大に高まった(increased substantially)

『The upside risks surrounding the inflation outlook have also intensified, especially in the near term. The risks to the medium-term inflation outlook include above-target moves in inflation expectations, higher than anticipated wage rises and a durable worsening of supply-side conditions. However, if demand were to weaken over the medium term, it would lower pressure on prices.』

物価のリスクに関しては短い所で上がっているのは言うまでもないですが、中期的にはインフレ期待の動向と賃金の上振れリスク、供給制約の長期化をみています。ただし、経済のダウンサイドが高まった場合は需要が下がって(ただしこの部分は「if demand were to weaken」と仮定法過去形をつかっていまして、他の部分では仮定法過去を使っていないのがニュアンスの違いを生んでいますな)インフレ下押しにも、ということでどこからどう見てもFEDよりも舵取り難しいちゃあ難しいのですが、まあAPPとマイナス金利はこの機会に止めるんでしょうね(希望的観測入り)。


・金融環境ですがしれっと住宅購入の貸出のアゲアゲが続いていることに言及しているのもチャーミング

次が『Financial and monetary conditions』のコーナー。

『Financial markets have been highly volatile since the war began and financial sanctions were imposed. Market interest rates have increased in response to the changing outlook for monetary policy, the macroeconomic environment and inflation dynamics. Bank funding costs have continued to increase.』

『At the same time, so far there have been no severe strains in money markets, nor liquidity shortages in the euro area banking system.』

市場金利は上がったが別に金融市場にストレスが掛かってるわけではない。

『Although remaining at low levels, bank lending rates for firms and households have started to reflect the increase in market interest rates. Lending to households is holding up, especially for house purchases. Lending flows to firms have stabilised.』

貸出金利は市場金利の上昇を反映して上昇傾向にあるが、家計向け貸し出しは住宅購入を中心にアゲアゲですがな、というのもこれまたECBアタマイタイですよね。最近エネルギーインフレのせいであんまり言われなくなったんですけど、その前ってレントの上昇が非常に宜しくない(特に持ち家率が低いのはドイツ様を中心とする地域で、南欧とか持ち家多かったりしてた筈)という話を良くしてましたし、だからHICPインフレーションに帰属家賃の概念を含めるべきって話をしてた(実際に今後やる)訳で。

『Our most recent bank lending survey reports that credit standards for loans to firms and for housing loans tightened overall in the first quarter of the year, as lenders are becoming more concerned about the risks facing their customers in an uncertain environment.』

『Credit standards are expected to tighten further in the coming months, as banks factor in the adverse economic impact of Russia’s aggression towards Ukraine and higher energy prices.』

なお、貸出態度に関してはさすがに景気の先行きを案じる傾向からガバガバではなくなっているようですね。


・まあ纏めは今までの話の延長

『Conclusion』ということで纏めですが、まあここは今までの話の延長です。

『Summing up, the war in Ukraine is severely affecting the euro area economy and has significantly increased uncertainty. The impact of the war on the economy will depend on how the conflict evolves, on the effect of current sanctions and on possible further measures. Inflation has increased significantly and will remain high over the coming months, mainly because of the sharp rise in energy costs.』

『We are very attentive to the current uncertainties and are closely monitoring the incoming data in relation to their implications for the medium-term inflation outlook. 』

『The calibration of our policies will remain data-dependent and reflect our evolving assessment of the outlook. We stand ready to adjust all of our instruments within our mandate, incorporating flexibility if warranted, to ensure that inflation stabilises at our two per cent target over the medium term.』

『We are now ready to take your questions.』

で、例によってQ&Aの前に時間切れになるのでしたすいませんすいません。
 


お題「ECBですが今回は全部現状維持攻撃で意見が割れてるのかFEDの出方待ちなのか」   2022/04/15(金)08:08:06  
  これは・・・・・・・・!!
[外部リンク] 19:00 テレビ西日本
安くておいしい 人気ステーキ店がピンチ! 原因は…20年ぶりの円安 暮らしへの影響は? 福岡県

円安は善とか能天気に言ってる場合じゃなかろうし、その黒ちゃんにホイホイ尻尾振ってる場合じゃないんでネーノと思うのですが、こちらのニュースでは(一部改行を削除しています)、

『急速に進む円安。

13日、東京外国為替市場の円相場は1ドル=126円台をつけ、2002年5月以来、およそ20年ぶりの円安ドル高水準となりました。きっかけとなったのは、日銀の黒田総裁の「金融緩和を継続する」という発言です。』(上記URL先より、以下同様)

正直ホンマカイナと思って信託大会の挨拶をネタにしなかった(ほぼ定型文書みたいな挨拶だったから)んですが、まああの挨拶で動いたというのはさすがに驚き桃の木。

『加速する円安について、九州経済の動向を調査する専門家は…

Q私たちの生活への影響という点では、どんな影響が出てくる?
◆九州経済調査協会 相川弘樹さん
「ただでさえ原油供給が危ぶまれているというところで、円安がこれに追い打ちをかける形で、食料品にも影響が出る。そして製造業の方にも影響が出てくるということで、物価上昇するのをさらに後押ししてしまう、これが一番の懸念点かなと思います」』

ということで、まあここまで来ると展望レポートの後の会見での売り言葉に買い言葉が楽しみになってまいりました。


〇ECBである

・5分で読める今回の決定内容

5分で読める今回の定例理事会、をまずは安直に拝見。
[外部リンク] monetary policy statement at a glance - April 2022

『What are the main points?』が最初にあって、

『The war in Ukraine is severely affecting the economy

In the near future, the economy will grow more slowly. Very high prices for energy and raw materials are holding back production and reducing people’s purchasing power.』

『There is high uncertainty about the near future

This makes consumers and businesses less confident.』

景気下押しおよび先行き不確実性、あるいは物価高のどっちが問題なの、という話だと思うのですが、引き続きウクライナ戦争の影響の話が続き、

『The war is creating new supply bottlenecks

These add to the difficulties for supply chains caused by recent pandemic measures in Asia. This is disrupting production in some sectors.』

アジア発の供給制約問題にウクライナ戦争の影響が上乗せされてしまいますがな、となって、

『But the reopening after the crisis phase of the pandemic is supporting the economy

Many employers are looking for workers and more people have jobs and income to spend. People’s savings during the pandemic and government support also help the economy.』

そうは言いましてもパンデミックからの回復が経済をサポートするじゃろ、あーんど

『Inflation has increased significantly and will stay high over the coming months

Energy prices are by far the most important reason for this. But prices for food and for a wide range of goods and services are also going up.』

うむうむ。「will stay high over the coming months」とはあるがその後の言及はない、ということで最後に結論『What did we decide?』が出るのだが、

『Our policy has to stay flexible and keep options open.

Any change will depend on how the economy evolves and how we assess the outlook. We expect to conclude net asset purchases under our asset purchase programme in the third quarter of this year.』

ということで、APP終了前倒しでもするかと思えば7-9(のどこかは分からん)にAPPを終了しますよというままでウゴカンチ会長と出ました。これがどう出るのやらという感じでございます。

しかしながら7-9ってここまで来ると結構な幅のある概念になっているのですが、それでも「stay flexible and keep options open」と言って予告ホームランぶっこんでこないのも中々面白いわと思います。とりあえず6月末終了に前倒しをしなかったので、市場ちゃんの警戒していたインフレ退治大正義だから汚物(インフレ)は消毒だヒャッハー!!という攻撃にはならんかったということではありますな。

でまあアタクシとかどうしても短期市場脳なのでここの数か月のずれってデカいし、なんならECB様がマイナス金利解除の方向性を見せてくれれば日銀へのプレッシャーも高まり、長い地獄のトンネルマイナス金利政策解除に向けた燭光がとか思っておるので、参院選終わって直後にそういう流れが出て欲しいとは願望してたんで若干しょんぼりではあるものの、より長いタームで考えればここの3か月程度は誤差で、問題は正常化と言ってどこまで正常化しますねんの方だとは思いますけどね。


・声明文

ほいな。
[外部リンク] aggression in Ukraine is causing enormous suffering. It is also affecting the economy, in Europe and beyond. The conflict and the associated uncertainty are weighing heavily on the confidence of businesses and consumers. Trade disruptions are leading to new shortages of materials and inputs. Surging energy and commodity prices are reducing demand and holding back production. How the economy develops will crucially depend on how the conflict evolves, on the impact of current sanctions and on possible further measures. At the same time, economic activity is still being supported by the reopening of the economy after the crisis phase of the pandemic. Inflation has increased significantly and will remain high over the coming months, mainly because of the sharp rise in energy costs. Inflation pressures have intensified across many sectors.』(今回)

『At today’s meeting the Governing Council judged that the incoming data since its last meeting reinforce its expectation that net asset purchases under its asset purchase programme should be concluded in the third quarter. Looking ahead, the ECB’s monetary policy will depend on the incoming data and the Governing Council’s evolving assessment of the outlook. In the current conditions of high uncertainty, the Governing Council will maintain optionality, gradualism and flexibility in the conduct of monetary policy. The Governing Council will take whatever action is needed to fulfil the ECB’s mandate to pursue price stability and to contribute to safeguarding financial stability.』(今回)


『The Russian invasion of Ukraine is a watershed for Europe. The Governing Council expresses its full support to the people of Ukraine. It will ensure smooth liquidity conditions and implement the sanctions decided by the European Union and European governments. The Governing Council will take whatever action is needed to fulfil the ECB’s mandate to pursue price stability and to safeguard financial stability.』(前回)

どうよこの長さの違い(を見るために全部まとめて冒頭説明部分を説明しています。基本的にさっきネタにした「5分で読める今回の決定について」の内容に沿った内容になっているのですが、それにしてもクッソ長い。

・・・・・・でですね、アタクシECBはそんなに詳しくないのでアレなんですが、だいたい万国共通のプレイとして、「シナリオに自信ニキの場合は基本的に文章がシンプル」というのが中央銀行文学としてありまして、今回ああでもないこうでもないとクドクドと説明しているのは、(1)先行きの見通しが良く分からんので、とりあえず「お前外しやがったな」とならないように何でもかんでも話に盛り込んで置いて目くらましをする、(2)内部で意見がバラバラなのでとりあえずいろんなものを盛り込んで書かざるを得なくなっている、という辺りになろうかと思いますし、何なら今回はこの合わせ技なのかな、と思います。

で、今回の部分の前半はさっき申し上げた通りに「5分で読める金融政策」なので、後半の方を再掲しながら読みますと、

『At today’s meeting the Governing Council judged that the incoming data since its last meeting reinforce its expectation that net asset purchases under its asset purchase programme should be concluded in the third quarter.』(今回)

シュナーベル講演で「私ら物価見通しをビハインドしてたわメンゴメンゴ」という話がでたので、APP前倒し終了来るかもと思ったりしたのですが、今回は「前回3/10の決定をリインフォースする」となりました。

・・・・などと書いてて今更ジローで気が付いたのですが、よく考えたら今回に関しては「5月頭のFEDの出方を見るまでは下手に動けない」という判断があったりしたのかも知れませんね。

『Looking ahead, the ECB’s monetary policy will depend on the incoming data and the Governing Council’s evolving assessment of the outlook.』(今回)

尤もらしく書いてあるが「出たとこ勝負です」と言ってるようなもんですな、ナムナム。

『In the current conditions of high uncertainty, the Governing Council will maintain optionality, gradualism and flexibility in the conduct of monetary policy.』(今回)

で、ここで金融政策の今後の運営に関して「optionality, gradualism and flexibility」と来てまして、optionalityとflexibilityは出たとこ勝負って話ですけど、「gradualism」も含めて維持するでしょうとありまして、市場が走っていることに対して牽制してるんでしょうなあと思いました。

とは言いましても、そもそも「optionality, gradualism and flexibility」というのも妙な表現で、「gradualism」を決め打ちしながら「optionality」って政策オプションが沢山あるので適宜使いまっせとなると、それはグラジュアリズムとチャウやん(ホイホイと新しいオプションが出たらサプライジングリーとチャウのかと)、当然ですがさらに言えば「gradualism and flexibility」とかカジュアルに矛と盾でネーノって感じですので、今回の声明文はその場しのぎで問題先送りってイメージがあたくしには強い。


以下各種ツールについての説明ですが、基本今回は変更なしですので変更はないという感じです。

『Asset purchase programme (APP)』ということで皆様気になるAPP。

『Monthly net purchases under the APP will amount to ユーロ40 billion in April, ユーロ30 billion in May and ユーロ20 billion in June. At today’s meeting the Governing Council judged that the incoming data since its last meeting reinforce its expectation that net asset purchases under the APP should be concluded in the third quarter.』

まあ常識的に考えると40⇒30⇒20なのですから、7月の買入終わったらAPPのテーパリング完了ということになるのかしらとは思いますけど。ケツについては相変わらず明言を避けていたと思います。

『The calibration of net purchases for the third quarter will be data-dependent and reflect the Governing Council’s evolving assessment of the outlook.』

7月以降のテーパリングに関してはデータディペンデントっていうのもしかしそれ7月まで残り2カ月半しか無いのにデータディペンデントなんかーい!ってツッコミをしたくはなりますが、何も変更ないとしてしまったので結果はこういう説明になるんでしょうな、うんうん。

『The Governing Council also intends to continue reinvesting, in full, the principal payments from maturing securities purchased under the APP for an extended period of time past the date when it starts raising the key ECB interest rates and, in any case, for as long as necessary to maintain favourable liquidity conditions and an ample degree of monetary accommodation.』

償還再投資は継続します。償還再投資減額なり停止なりをするのは、利上げ開始から「extended period of time」の経過後です、ということでこれもいつも通りなのですが、こうやって先行きの順序を全部決めてしまってるの(利上げはAPPのテーパリング完了後とこれまた従来通りの路線を示しておりますし)フレキシブルもへったくれもないじゃんとは思いますけどね(個人の感想です)。

『The Governing Council will take whatever action is needed to fulfil the ECB’s mandate to pursue price stability and to contribute to safeguarding financial stability.』(今回)

まあここは「ワシらあんじょうようやっときますわ」という位の文章ですね。


政策金利についてですが次の『Key ECB interest rates』です。(以下めんどうになったので(今回)っての無しにしますがすべて今回の声明文から引用しますね)

『The interest rate on the main refinancing operations and the interest rates on the marginal lending facility and the deposit facility will remain unchanged at 0.00%, 0.25% and -0.50% respectively.』

据え置き。

『Any adjustments to the key ECB interest rates will take place some time after the end of the Governing Council’s net purchases under the APP and will be gradual.』

利上げ開始はテーパー終了後ですよ、その後の利上げサイクルもグアラジュアルですよといつもと同じ説明。まあその割にはフレキシビリティとか言ってるのは謎。

『The path for the key ECB interest rates will continue to be determined by the Governing Council’s forward guidance and by its strategic commitment to stabilise inflation at 2% over the medium term.』

って物価が上にぶっ飛んでる(スペインのCPI+9.8%だったかな?には震えたわ)のに、今更金利ガイダンス文言も蜂の頭もないと思うんですが、

『Accordingly, the Governing Council expects the key ECB interest rates to remain at their present levels until it sees inflation reaching 2% well ahead of the end of its projection horizon and durably for the rest of the projection horizon, and it judges that realised progress in underlying inflation is sufficiently advanced to be consistent with inflation stabilising at 2% over the medium term.』

このガイダンス文言まだ残しているのはさすがに滑稽感が否めない。


次が『Pandemic emergency purchase programme (PEPP)』である。と言っても償還再投資の話です。

『The Governing Council intends to reinvest the principal payments from maturing securities purchased under the PEPP until at least the end of 2024. In any case, the future roll-off of the PEPP portfolio will be managed to avoid interference with the appropriate monetary policy stance.』

『In the event of renewed market fragmentation related to the pandemic, PEPP reinvestments can be adjusted flexibly across time, asset classes and jurisdictions at any time. This could include purchasing bonds issued by the Hellenic Republic over and above rollovers of redemptions in order to avoid an interruption of purchases in that jurisdiction, which could impair the transmission of monetary policy to the Greek economy while it is still recovering from the fallout from the pandemic.』

ここも同じでギリシャ国債の償還再投資も行いますよと明言しているのも3月と同じです。

『Net purchases under the PEPP could also be resumed, if necessary, to counter negative shocks related to the pandemic.』

パンデミックで経済への大きなショックがあった場合はPEPPを復活させますお、というのはまあ普通の文言ですな。


次が『Refinancing operations』です。

『The Governing Council will continue to monitor bank funding conditions and ensure that the maturing of operations under the third series of targeted longer-term refinancing operations (TLTRO III) does not hamper the smooth transmission of its monetary policy. The Governing Council will also regularly assess how targeted lending operations are contributing to its monetary policy stance. 』

『As announced, it expects the special conditions applicable under TLTRO III to end in June this year. The Governing Council will also assess the appropriate calibration of its two-tier system for reserve remuneration so that the negative interest rate policy does not limit banks’ intermediation capacity in an environment of ample excess liquidity.』

この辺特に変化なし。

『The Governing Council stands ready to adjust all of its instruments within its mandate, incorporating flexibility if warranted, to ensure that inflation stabilises at its 2% target over the medium term. The pandemic has shown that, under stressed conditions, flexibility in the design and conduct of asset purchases has helped to counter the impaired transmission of monetary policy and made the Governing Council’s efforts to achieve its goal more effective.』

フレキシビリティの話があって、

『Within the Governing Council’s mandate, under stressed conditions, flexibility will remain an element of monetary policy whenever threats to monetary policy transmission jeopardise the attainment of price stability.』

なのですが、このフレキシビリティが経済落ち込みへのお助けで出るのか、物価上昇を叩きに行く方で出るのかで話が全然違う説isあるんだがそこは玉虫色である。

『The President of the ECB will comment on the considerations underlying these decisions at a press conference starting at 14:30 CET today.』

ではあるのですが、本日はここで時間が無くなったので声明文だけで勘弁島倉千代子。
 


お題「CBDCに関する内田理事の話が極めて真っ当な件/米国債券市場はインフレの「水準」を忘れてねえかおい(メモ)」   2022/04/14(木)08:12:04  
  はーい。
[外部リンク] 1ドル=126円台まで値下がり 約20年ぶりの円安水準に
2022年4月13日 19時08分

『鈴木財務大臣は総理大臣官邸で記者団の取材に応じ「為替の水準については、私の不用意な発言が影響を与えてもいけないので、コメントはしないが、為替の安定は大切だ。特に急激な変化は大変に問題だと思っている。政府としてもしっかりと緊張感を持って、為替の動向について注視していきたい」と述べました。』(上記URL先)

けん制発言をした、とヘッドラインが出ても全然反応してくれなかった辺りが為替市場様円安がペイントレードである、というのを良く分かってらっしゃるとしか申し上げようがないし、きちんとペイントレードが進む為替市場ってのはやっぱり市場っぽくて良いなあと隣の芝を眺めながら今日も統制市場のおこぼれを拾いに行くドメドメ債券おじさんでありました。


〇CBDCに関しては何でもいいから流行なのでぶっこむ的なミーハー路線になら無さそうで結構結構

こんなんありました。
[外部リンク] 午前
米金融・債券市場=利回り低下、物価上昇ピーク付けたとの見方変わらず

CPIの次にPPIが出まして(昔って出る順番逆じゃなかったっけ?)、

『 [13日 ロイター] - 米金融・債券市場では、3月の米卸売物価指数が上昇したものの、インフレがピークを付けた可能性があるとの見方に変わりがなかったため、国債利回りが低下した。』(上記URL先より、以下同様)

お、おぅ・・・・・・

『労働省が朝方発表した3月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は前月比1.4%上昇と、改訂があった2009年12月以来12年超ぶりの大幅な伸びとなった。前年同月比ベースでは11.2%上昇。前年同月比の集計が始まった2010年11月以降で最大の伸びとなった。前日発表の3月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は前年同月比8.5%上昇。伸びは前月(7.9%)から加速し、1981年12月以来の高さとなった。』

とは言え昨日もCPIはピークアウトって言って何か債券買われていましたが、

『PPI統計を受け、国債利回りは当初上昇。ただその後は低下に転じ、10年債利回りは一時2.646%まで下げた。アナリストは、今週のCPI統計とPPI統計発表前に利回り上昇につながっていたポジションの巻き戻しも、この日の利回り低下の背景にあったと指摘。』

まあ米国債券市場ってのも最近は思いっきり勢いで動いている感じがあって、あんまり理詰めで動いている感じがしないので(個人の感想です)何なのですが、そもそもインフレ率が無限に上昇せんじゃろという話だし、大体からしてピークアウトしたから債券買いじゃって水準考えろ水準をという話で、中立金利水準が幾らか問題はあるけど、中立金利に期間のリスクプレミアムのっけた結果が10年2.6%台まで下がってしまってエエノンカイナという気はだいぶするんだが(思いっきり個人の感想です)、何ちゅうかこの「水準感」というのがまるでなくてモメンタム(というと格好が良いがノリと勢い)でジェットコースターやらかしてますなあという感じを受けたので後日備忘用にメモっておきます。

債券屋さんのアタクシがいうのも何ですが、正直株式市場と外国為替市場の方がよっぽど理詰めに動いてる感がインフレの様子がおかしいようですから始まった相場の中では思ってたし、年末くらいからは特にその感が強くなっていて、どうもこの米国債券市場は何考えてるのかよーわからんです、はい。


そらそうよ。
[外部リンク] 午前
米インフレほぼピーク、積極的な利上げなお必要=ウォーラーFRB理事

『[13日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のウォーラー理事は13日、インフレが「ほぼ」ピークに達したと確信しているものの、なお積極的な利上げが必要という見解を示した。ウォーラー理事はCNBCとのインタビューで、指標は50ベーシスポイント(bp)の利上げを正当化しているとし、5月、さらにおそらく6、7月に50bpの利上げを実施することを選好すると述べた。』(上記URL先より)

まーしかし随分と豪快に政策金利パスを変えましたな3月のSEPでは精々年内150利上げだったじゃんという感じではありますが、インフレがピークって言ったって水準が横這いとか大して下がらんとかいうのだったらアカンのは全然変わらんですし、むしろこんなところで長い所の金利が平然と下がってしまうと、MBSどころか長期国債の売却とか言われだすリスクは相応にある(バランスシートは縮小しておかないと次に何かがあった時にあっという間に手詰まりになるから縮小できるときに縮小したいと思ってる節が多分にあるし、何なら利上げ幅抑制してもバランスシート減らしてきそうな勢いだと思うんですよねー。

ということでどうもこう市場とコミュニケーションが、というかFEDは説明しているんだと思うんですが何か勢いでアヒャーってやってる市場の方がアレ感はある。

という備忘メモでした(汗)。
 


お題「さくらレポートは価格転嫁に関する部分のトピックが特におもろかったです」   2022/04/13(水)08:08:09  
  ほうほう。
[外部リンク] 午前
NY外為市場=ドル上昇、FRB当局者発言が支援 ユーロは下落

誰かと思えばあの人でした。
[外部リンク] 午前
FRB、6月にもバランスシート縮小に着手か=ブレイナード理事

『[12日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のブレイナード理事は12日、FRBが6月にバランスシートの縮小に着手する可能性があると述べた。一連の利上げとともに約40年ぶりの高水準にあるインフレ率の抑制に資するという。』

『米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のインタビューで、利上げの適切なペースに関する言及を避けた上で、「複合的な効果によって年後半には政策スタンスがより中立的な姿勢に速やかに近づく」と指摘。そこに達すれば、FRBは必要に応じて労働市場やインフレの動向に対応する選択肢を得られるとした。』(上記URL先より、以下同様)

ということですがブレイナードさん目立ちたがりだナーという所ですけど、今回のはWSJだから中身は有料会員じゃないと読めませんな。残念。

『また、米国のインフレ率は高すぎるとし、低下させることがFRBの最重要な任務としながも、「歓迎すべき」インフレ低下の兆候も見られていると言及。「今後数カ月間、緩やかな動きが続くかどうかを見極めたい」としたほか、今年の需要は緩やかになるとの見通しを示した。』

ということですので、まあ要するにCPIというバックミラー見ながらフォワードルッキングに運営、というお洒落な事が続くんでしょ少なくとも今年は・・・・・・・



〇さくらレポートは総括判断よりもコラムというか何というかの方がオモロイ

概要
[外部リンク] 日本銀行の本支店・事務所による企業等へのヒアリングの際に聞かれた声をトピック単位でまとめたもの(各地域の「企業等の主な声」は「.地域別金融経済概況」を参照)。()内は報告のあった支店等名、[]内はヒアリング先企業等の業種名、<>内は同趣旨の報告のあった支店等名。』

ということで、通常ベースのヒアリングの集計からの選り抜き版になっております。でもまあオモロイので見て見ましょ。


・コロナの影響については今後の回復を見込んでいるようだが・・・・・・・・

『/祁織灰蹈淵Εぅ襯拘鏡症のサービス消費への影響』というのが最初のネタです。

『・ 昨年末には売上がコロナ禍前比▲2割まで持ち直したが、まん延防止等重点措置期間中は、オミクロン株の感染拡大や同措置による営業制約から、ビジネスパーソンを中心に客数が減少し、売上は同▲5割まで落ち込んだ(横浜[飲食])。

・ 感染者数が高止まりする中、1〜2月の客室稼働率は低調となった(那覇[宿泊])。

・ 感染の急拡大でシニアやファミリー層の客足は一時的に遠のいたが、2月後半以降は郊外店を中心に持ち直している(大阪[飲食])。

・ 3月入り後、まん延防止等重点措置解除を見越してか新規予約が増加している。春休み中の学生の合宿予約も数件入り、今後の需要回復を期待している(函館[宿泊])。

・ まん延防止等重点措置が解除されて以降、地元客に持ち直しの動きもみられるものの、感染症再拡大への警戒感が続く中、依然として本格的な回復には至っていない(松江[宿泊・飲食])。

・ 2022 年度は、感染症がある程度収束するという見通しのもと、観光需要の持ち直しを期待して、数年振りに大型観光バスの追加導入を決定した(新潟[運輸])。』

どうなるんでしょうねー。この前の消費者意識アンケート見ますと何か物価上昇の影響で選択的支出は絞られてしまいそうな悪寒もするんですけど、とりあえずオミクロンの新種が出て来たりはしてますけど、活動自体は戻るのは期待できそうなんですけど、問題はこちらの皆様が期待する戻りが選択的消費に来るかって話もある気がしますが、日銀様におかれましてはそんなことを言い出すと2%物価目標の自己否定につながるので言わないですかそうですか。


・供給制約の影響はまちまちの声になっておるのだが

次が『供給制約の影響』なんですが、ここで並べてるのは「影響はある」という話だったりします(最初のは何か違う気がするが)けど、マチマチって感じでして、まあだからこそ何で各拠点の総括判断の中に供給制約の文言が入らなかったのかも知れんが、そうなると益々鏡の部分の最初にわざわざ「供給制約の影響」に言及したのかがワケワカメではある。

『・ 半導体不足等の影響が緩和していた昨秋以降、自動車メーカーからの受注は回復傾向にあったが、オミクロン株の感染拡大等に伴う減産が相次いだ1月中旬以降は、受注が減少し、生産計画を大きく下回っている(秋田[輸送用機械])。

・ 半導体不足等の影響からスマホ向けの受注はわずかに前年を下回っているが、生産は受注残を多く抱える中、高水準横ばいを維持している(金沢[電子部品・デバイス])。

・ 旺盛な半導体需要に対応すべく能力増強投資を進めているが、部材調達難による機械メーカーの生産遅れから投資計画に遅延が生じている(大分[はん用機械])。

・ 完成車メーカーの減産に伴い車載向けの受注が弱含んでいるものの、供給制約の影響は緩和に向かっており、最悪期は脱した。先行きの挽回生産を見据えた在庫積み増しもあり、生産は増加を続けている(京都[電子部品・デバイス])。

・ 自動車の挽回生産に向けた鋼材需要の高まりが見込まれるほか、造船向けの需要も荷動きの活発化を背景に持ち直している。こうしたもと、足もと生産水準を引き上げている(岡山[鉄鋼])。

・ 自動車需要は堅調ながら、半導体等の部品供給制約が依然としてみられており、生産は当初計画を下回っている。当面、同制約の解消は見込み難いほか、仮に解消しても、サプライチェーン内の人手不足により、思うように挽回生産ができないことを懸念している(名古屋[輸送用機械]<静岡>)。』

機械部品とか半導体とかで影響がもろに出ているって感じなんですかぬ。


・価格設定スタンスの話って重要なはずだが何故か3番目にひっそりと掲載しているのが味わいがある

でもって次が『8矯猯船灰好半緇困留洞繊価格設定スタンス』でして、これがまたやたら色々とある(それだけ調べてるということですな、当たり前ですけど)のでありまして、これを見ると価格転嫁が進んでいる事が示されておりまして、企業サイドにおける「インフレ期待」の上昇が見て取れる内容になっているのよこれが。

えーっとですね、何でこれをもっと前面に出してアピールしないのか、というのが物凄い勢いで謎なんですけれども、まあ黒ちゃんが何でか全く分からんのだが勝ち逃げをしようとしないで政策を維持しようとしているので、どう見たってこの辺りの話を前面に出して日銀大勝利をアピールすべき時間帯なのに何故かこういうひっそりとした出し方をするのは明らかに忖度としか言いようが無いのですが、安倍ちゃん時代は終わったんだから忖度してる場合でなくってよ!と思うんですけどねえ。

ちなみにアタクシが考えるその理由は主に―亳政策をするのが怖いから金利が上がると財政が利払い負担であばばばばーになるから(どう見ても財政従属です本当にありがとうございました)、ということなのですが、今書いてて恐ろしい事に気が付いたのだが、0貪抔造蠅虜眄大インフレを起こしてしまえば色んな過去がパーに出来るから財政大インフレで財政問題解消を狙ってるんでネーノとかいう恐ろしい妄想が今湧き上がって来るのでした、やばいやばい陰謀脳になっておる。

まあそんな与太話はさておきまして、

『【企業間取引における価格設定】』とさっきのトピックにはご丁寧に小見出しまでついている。

『・ 鋼材や樹脂等の仕入価格が上昇しているが、産業用ロボットや半導体製造装置向け部品への旺盛な需要を背景に、販売価格への転嫁は順調に進んでおり、収益への影響は然程大きくない(甲府[生産用機械])。

・ 市場シェアが高く需要旺盛な製品は仕入価格やコストの上昇分を販売価格に転嫁できるが、競合相手の多い汎用品は価格転嫁が難しい(京都[電子部品・デバイス])。

・ 小麦などの原材料価格やエネルギー価格の上昇を受け、1月に一部製品の販売価格を引き上げた。もっとも、原材料価格や製造コストは、過去にない勢いで上昇しており、採算は全く改善していない(秋田[食料品])。』

なるほどなるほどという感じですが、「食料品」の所で「採算は全く改善していない」とぶっこまれてしまいますと、これは食糧インフレまだ続くわと思ってしまうので、今のうちに食い溜めして多少の食糧不足にも耐えれるようにしておかないといけませんな(全くの嘘なので良い子は真似しないで下さい)。

しかしこれ食い物の恨みは恐ろしい、というのはガースー発足直後の銀座ステーキ事案でも示されましたように、かなりの勢いで効いてくる可能性がありまして、政治としては日銀にケツ持ちをさせるという流れになりそうだし、梯子外されてまた四面楚歌になるリスクに対して日銀はちょっと能天気すぎませんかねえとは思いまする。


次が問題の『【消費者向けの価格設定】』である。これは面白いので一個一個分けてみましょう。

『・ 従来は値上げに消極的だったが、食料品の仕入コストが自社努力で吸収できない水準まで上昇しているため、値上げを進める方針に切り替えた。今のところ顧客にも受け入れられており、消費者マインドに変化はみられない(福岡[スーパー])。』

いやまあ値上げ品増えてるんですけど、その間に最近は客寄せ用特売品(「生活防衛価格!」とかある奴)が増えているように思える(庶民スーパーと上級国民スーパーでは違うと思いますけど)次第でありまして、まあ客寄せ用特売品買って値上がり品もついでに掴まされる的な感じで回っているんでしょうかね、とは思います(客寄せ特売品はCPI統計に跳ねないので要注意)。まあ庶民スーパーやドラッグストアとか見て回っての個人の感想ですではありますが。

『・ 原油価格上昇を受けた洗剤や燃料費の上昇を受け、昨年 12 月にクリーニング価格を3%引き上げた。目立った顧客離れは発生しなかったが、足もとの更なるコスト上昇に鑑みると4月にも再度値上げに踏み切らざるを得ない(岡山[対個人サービス])。』

そもそもクリーニング自体をあんまり出さなくなった気がしますので(個人の感想です)もしかしたら今出している人はクリーニング需要の価格弾力性がある訳でもないんでネーノとか思ったが完全に個人の感想です。

『・ 原価上昇からやむなく弁当の一部で価格を上げたところ、在宅勤務定着によるオフィスでのランチ需要減の中、販売が大きく減少した(本店[食料品])。』

これは痛い・・・・・・・・

『・ 原材料や燃料価格の高騰により、衣料品の仕入価格は上昇しているが、セールの抑制などで一定の利益を確保できていることから、顧客離れを避けるために値上げは行わない方針(福島[小売])。』

そもそも服を買う頻度が・・・・・・・・・

『・ 仕入価格は上昇しているが、感染症の再拡大で来客が減少する中での値上げは困難であるため、提供メニューを変更することで対応している(札幌[飲食])。』

でもってメニューが貧相になって客離れが起きるんですね(涙)。

『・ 仕入価格が全般的に上昇しているが、消費者の生活防衛意識も強まってきているため、消費者マインドを更に冷え込ませる事態は避けたいと考え、当面は営業努力を通じて値上げは見送る方針(水戸[小売])。』

まあ個人の感想ですで言えばこの辺かなーと思いますけど消費者への価格転嫁と言いましても特に日用品に関して言えば。

『・ 従来、食材価格や光熱費等のコストアップは企業努力で吸収してきたが、ウクライナ情勢の影響により一段とコストアップが進めば、値上げを回避できない事態もあり得る(本店[飲食])。』

まあそうでしょうねー。

・・・・・という感じで並んでおりますが、いずれ価格転嫁するんでしょうが、中間部分で企業の収益をスクイーズしてしまって、賃上げはしにくいわ物価はやっぱり上がるわみたいな悲しい流れになりそうですね。今のうちに食い溜めを(だからそれは違う)。



次の項目は『【収益等への影響】』である。

『・ 燃料価格高騰により収益環境が悪化しているため、2021 年度に予定していた車両更新の一部を 2022 年度に先送りした(松山[運輸])。

・ 顧客離れを懸念して、仕入価格上昇分を販売価格に十分に転嫁できず、採算が悪化しているため、賃金の引き上げには慎重なスタンス(鹿児島[スーパー])。

・ 半導体業界では積極的な投資スタンスが続いているが、それ以外では資材価格の高騰により予算を超過し、投資を先送りする企業もみられている(甲府[建設])。』

いかんですバイ・・・・・・・・・・・・・


・ウクライナ問題

最後が『ぅΕライナ情勢が貿易活動等に与える影響』です。

『・ウクライナ情勢の影響から、シベリア鉄道経由の輸出が困難となり、海上輸送へ切り替えたため、欧州向け輸出が遅延(熊本[輸送用機械])。

・ ウクライナ情勢の影響で、ロシア産パラジウムの調達が滞ることが予想されるが、先んじて代替調達の目途を付けたため、現時点では生産への影響は軽微にとどまる見通し(松本[電子部品・デバイス])。

・ 今のところ商品の供給に影響は無いが、ロシアへの経済制裁が長引くことで同国産の海産物等が品切れとなることを懸念している(釧路[スーパー])。

・ 現時点でウクライナ情勢の直接的な影響はない。もっとも、当社取引先の金属加工メーカーには、ロシア企業との取引が多い先もあり、今後の情勢次第では、こうした先からの受注が弱まることを懸念(名古屋[生産用機械])。

・ ロシアからの木材供給が滞り国内材の需要が一段と高まる可能性もあるため、既に進めている工場新設に加えて、既存設備を最新の高速加工機へ更新する(函館[木材・木製品])。』

この辺はほほう!と思って鑑賞するだけであります。


・・・・・・・・とまあそういう感じで、今回価格転嫁の部分と供給制約の部分が事実上のトピックだったんでネーノという感じでございました。まあとりあえず「企業収益がスクイーズされながら物価は仕方なく上がってしまう」というあばばばばーな先行きがみえる感じがして読んでで(ノ∀`)アチャーという感じになりましたです、はい。

まあ救いがあるとすれば、こういう調査の時に普通の企業経営者だったら「そらもうウハウハでガッポガッポですわガハハハハ」とはあんまり言わないと思うので(個人の妄想です)、その分やや弱めに出るバイアスがあるだろうなあ、という辺りですかね〜。どうなんでしょ???
 


お題「今さらジローの2日のシュナーベル講演(財政政策と金融政策のすべき事について)を引き続きネタに/相場メモ」   2022/04/12(火)08:08:46  
  昨日のトリプル安みたいな相場って中々気持ち悪いんですけど、それは戦後20〜25年後に生まれた世代(海外旅行はお大尽様しか出来ないレジャーとか牛肉は高級品とかの幼少時の印象が頭の片隅のどこかにある)なので感覚的にそう思う、ということなんですかねえ。基本的に日本が豊かになってからしか記憶はあんまりないけど・・・・・・・・

#何を豊かと言うのかの定義もよくわからんですかそうですか

さて、そういえば昨日は日銀様におかれましては支店長会議があってさくらレポートがあって主要な支店長の会見もあったのですが、おじいちゃん朝起きたらそんなのすっかり忘れてエバンス発言とかシュナーベル講演の続きとかをうっかりぶっこんでいたことに最後の最後になって気が付いたのですが、時すでにお寿司にも程があるのでそのネタは海外で読むべきネタが新しく投下されなかったら明日ということでお許しください。

いやまあ日銀は結局の所黒ちゃんがあの調子で舐めくさって「円安は善」「コストプッシュの物価高なので金融緩和はそのまま」と言い続けているうちは、太平楽にその下の皆さんも黒ちゃんと同じことを言い続け、幕府から領内仕置き宜しからず、って言われて減封処分なり廃絶処分を食らうまで誰も主君押し込めとかする根性もなさそうなので、まあ野良日銀ヲチャーとしては大好きな日銀がお取り潰しを食らうのを悲しみを持ちながら眺めているだけ、という感じで見ているのです。

まあ何ですな、なんかあるなら政治的に今の舐め腐った黒ちゃんの姿勢が許されなくなった時ですから、1年持ちこたえればセーフ、ダメなら政策周りは全部剥奪位の勢い(法律の建付けがあるから実際には機能は剥奪されないでしょうけど象徴的な意味で)になるんとちゃいますかねー程度に思って置けば宜しいので口角泡を飛ばして「日銀の政策見直しは米国の金利が〜」とか言うのはまあお話のネタにはなるけどあんまり意味のない話だと思ってます、とだいぶ暴論をぶっこみましてさて本日は日銀全然関係ないネタで以下参ります(というか参りました)。


〇海外がアイヤーで帰ってきているので後日の為に備忘メモ&エバンスェ・・・・・・・・・・・

・さらに金利上昇が続くしカーブは逆イールドの巻き戻しっぽいベアスティープだし

ユーロ高でもドルは堅調とな。
[外部リンク] 午前
NY外為市場=ドル2年ぶり高値近辺、仏大統領選受けユーロ上昇

『[ニューヨーク 11日 ロイター] - ニューヨーク外為市場で、ドルが主要通貨に対し2年ぶり高値をわずかに下回って推移した。米債利回り上昇が引き続き追い風となっている。ユーロも上昇。フランス大統領選第1回投票の結果が材料視された。』

『米連邦準備理事会(FRB)による一段と積極的な利上げへの期待から、米10年債利回りは11日の取引で2019年1月以来の高水準を付けた。』(以上上記URL先より)


でもって金利ちゃんですよ金利ちゃん。
[外部リンク] 午前
米金融・債券市場=10年債利回り3年ぶり高水準、翌日のCPIに注目

『[ニューヨーク 11日 ロイター] - 米金融・債券市場では、翌日に3月の米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、10年債利回りが約3年ぶりの水準に上昇した。市場では、連邦準備理事会(FRB)がインフレ抑制に向けどこまでタカ派化する必要があるのか見極めようとする動きが出ている。2月の米CPIは前年同月比7.9%上昇と、1982年1月以来約40年ぶりの大きな上昇となった。3月のCPI上昇率はロイターがまとめた予想で 8.4%と、これを上回る可能性がある。[nL3N2VD3MD]』(上記URL先より、以下同様)

最近はやっとCPIとかが前年同月比の方が先に話に出るようになってきましたが、何故か知らんのですが米国って昔からPPIとかCPIとか常に「前月比」が真っ先にヘッドラインに出るというのがディーリングルームの壁にフラッシュのデカいのを設置してピコーンピコーンとか時事メインが出していた時代からの謎風習でしたな。

そんな話はともかくとして。

『ブリン・マウアー・トラストの債券部門責任者、ジム・バーンズ氏は、インフレ率がピークを付けるにはあと1カ月かかるとし、「いくつかのデータでは一部の重要な変数にロールオーバーが見られているが、数点の強力な要因が組み合わさり、物価は押し上げられ続けている」と述べた。』

翻訳が微妙で何言ってるのか気持ちは伝わるのだが何だか良く分からん説明ですが、とにかく「ピークアウトした」というのが出ないとそもそも話が始まらんのは仰せの通りだし、しかもそのピークアウトというのがただの高原状態だったら意味なしモードになっているのは、足もとであのブレイナードですらインフレ退治が大正義と言い、FOMCミニッツにあるように「すべてのパーティシパント」が同様にインフレ抑制大正義理論を唱えておる訳なので、ピークアウトしたと言っても明確に下がってこないとそもそも箸にも棒にもかからんですな。

30年債 15時46分 2.8184% 前営業日終値 2.7460%
10年債 15時46分 2.7801% 前営業日終値 2.7150%
5年債 15時46分 2.7881% 前営業日終値 2.7570%
2年債 15時46分 2.5016% 前営業日終値 2.5200%

2.78%だと〜って感じですが、(引用飛ばしましたけど)10年一時2.79%台に乗ってたそうで、ございますな。なんかアタクシの見間違えかも知れませんけど、昨日の東京時間でもそもそも米国10年って2.75%辺りまでやってて、その時って30年とイールドひっくり返ってた気がしたんですが、これ見ると10年以降パラレルで中期対比で長期超長期がスティープしたということで、バランスシート縮小もやる気満々だしMBSはどっかのタイミング(まあさすがに縮小開始して様子見てからで年後半以降でしょうけど)で売り出しそうだし、ランオフとか言ってる場合じゃなくてガチ縮小になるかも知れん、と今更ながらに気になるの巻ですよねこれ。


・エバンスはん何をゆうてますねん先日のは何だったのよ

とおもったらエバンスェ・・・・・・・・・・・・・・・・

[外部リンク] 午前
米50bp利上げ「検討に値する」、急速な動きは禁物=シカゴ連銀総裁

サムネ見て(ちょっとエバンスだいぶ老けこんだ感があるのよ)あら元気そうと思ったら2020年2月の写真ではあーりませんか。

『[11日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁は11日、年末までに金利を2.25─2.50%の中立水準に引き上げることに必ずしも反対しない姿勢を示した。今後の連邦公開市場委員会(FOMC)で数回の50ベーシスポイント(bp)の利上げが必要な計算になる。』(上記URL先より、以下同様)

ほえ??????

『エバンズ総裁はデトロイト・エコノミッククラブで「50bp(の利上げ)は明らかに検討に値する。12月までに中立金利を達成しようとする場合、その公算は大きい」と述べた。ただ「インフレ圧力を評価し、対応するための政策調整に十分な時間がないほどの急速な利上げは実施すべきでない」とし、「急速に動きすぎないという選択肢は重要なため、年末時点の金利水準に焦点を当てたい」と語った。』

『その上で、来年にかけて政策金利を2.25─2.50%に引き上げるべきだとこれまでは考えていたとしながらも、この計画を3カ月前倒ししたとしても、経済は痛手を受けないと指摘。「経済には勢いがある」とし、金利が中立水準に向けて上昇しても労働市場の活況は続くとの見方を示した。』

何か威勢が良いのか良くないのかさっぱり分からんが、先週木曜日の発言の報道ニュアンスとは感じが違うじゃないか、と思います。


えーっとですな、金曜にこんなのを書いたばっかりなんですけど・・・・・・・・・・・・

(以下8日に書いた駄文より)
[外部リンク] 午前
FRB、中立的な政策への回帰で慎重に=シカゴ・アトランタ連銀総裁

『[7日 ロイター] - 米シカゴ地区連銀のエバンズ総裁とアトランタ地区連銀のボスティック総裁は7日、米連邦準備理事会(FRB)が中立的な政策への回帰において慎重に対応するとし、大幅利上げを巡り幾分ハト派的な見解を示した。』(上記URL先より、以下同様)

とあるのですが、どうも見たところ温度差があるようです。

『ボスティック総裁はシカゴ地区連銀主催のオンライン討論会で「FRBが緊急事態対応へのスタンスから脱する時期にあり、中立的な政策に近づけることが適切と考えるが、慎重に進める必要がある」と述べた。』

シカゴ連銀の討論会なので、同じところでエバンスとボスティックが話をしたものと思われます。

『エバンズ総裁も、FRBは慎重を期しているとした上で、「中立的な政策の実現を楽観視している」とし、おそらく年内もしくは来年初めに中立とされる水準に達する可能性があるという見通しを示した。』

と言ってるのでニュアンスは違いますね。これエバンスがそれなりに慎重になるべきという話をしているんだとするとちょっと風向きの変化というか、イケイケ利上げの流れに対してはちょっと待てというのが出てきた!って感じになるのですよ。なぜならエバンスって基本風見鶏系の人じゃなくて、ひたすら物価重視派の人でして、基本雇用とかシランガナ物価がちゃんとできてりゃ雇用は行けるわというスタンス(そこまで極端な言い方はしませんけど、とにかく政策反応関数においてひたすら物価の話をする人)なので、FEDの中でのピュアな物価重視派のエバンスがちょっと待てと本格的に言い出したら、さすがにチェックしておいた方が良いと思います、というお話でした。
(以上8日に書いた駄文)

ということで、ナンジャソラという感じなのですが、オリジナルの発言をチェックする前にこれではちょっと何ともし難いお話なんですけど、もしかしてエバンス8日の発言がハト派扱いされたので火消し(というかこの状況だと火付けみたいなもんだが、笑)したのけ???という感じではあります。

ちなみに前段で引用した方の記事にはエバンスハト派説がありましたが、エバンスの場合は物価が上がりだしてからは基本的に正常化はよせえ組に入っていまして、物価重視おじさんというかあんまり雇用とのバランスを考えないおじさんというピュアなインフレ目標派なのでお間違えのないようにお願いいたします。



〇2日のシュナーベル講演ネタの最後が切れてしまったのでそこだけ続き

まあ何ですな、
[外部リンク] policy trade-offs
Speech by Isabel Schnabel, Member of the Executive Board of the ECB, at a workshop organised by the European House - Ambrosetti on “The Agenda for Europe: Macroeconomic and Structural Policy Challenges”
Cernobbio, 2 April 2022

何せ議事要旨出る前にこのネタをぶっこんでおけば「まあ議事要旨の前乗りをネタにしてスンバラシイ」というお褒めの言葉(誰がくれるのかという問題があるがキニシナイことにする)を賜る事ができるというか自己満足に浸れたのですが、ECB議事要旨出てからではアフターフェスティバルにも程がある。

で、昨日のでだいたい金融政策方面の話は終わっているのですが、最後の「財政政策」に関する部分は残ったのでネタにする次第。

しかしまあポンコツ一派の特に片岡とかいう物体がよく「財政と金融の協調ガー」とかいやいやいや財政今コストプッシュの抑制に励んでいるんだったら協調するのにお前緩和強化したらダメじゃん状態なのに、壊れたテープレコーダーの如く同じ主張をしているのを見てこのお方は状況の変化に気が付いてないのかよと思ってしまいますわな。財政と金融の強調云々って物価がアガランチ会長の時に言ってるのは話しの筋としては理解できる(正しいかどうかは別として)主張でしたが、コストプッシュ部分が問題になっている状態(日本だってそこはそうじゃん)なのに物価が上がらん時と同じ主張してるのはさすがに認知機能に何らかのアレがナニなのではないかと思ってしまいますな(個人の感想です)。


・「財政出すのは限定的にしろ」というお話のようです前半は

んな訳で最後の小見出し『The trade-off facing fiscal policy』である。

『As monetary policy is focused on preserving price stability and anchoring inflation expectations, the headwinds to growth can be buffered by fiscal policy.』

『There is no possibility for the euro area as a whole to escape the costs associated with protecting our freedom, supporting the people of Ukraine and reducing our dependence on fossil energy.』

欧州の場合は(昨日引用した時に詳しい部分をかっ飛ばしましたが)ロシアからの燃料、原材料依存があって、そこをどないかせんといかん、という要因もこれまたコストプッシュプッシュネーだし、さらに言えば供給制約の方にも効いてくるので、スタグフ的な話は米国よりも圧倒的に欧州だし、ロシア依存少ないけど食糧と燃料が盛大に輸入の日本も米国よりは欧州に寄ってるわな、と思いながらこの辺りを読んでみたいですね。

『That said, unless the economic situation deteriorates markedly - a contingency that cannot be excluded - current circumstances call for targeted support rather than broad-based fiscal stimulus, for two main reasons.』

ブロードベースではなくターゲットを置いた財政刺激が必要です。とどこかの5000円支給おじさんが悲しむような指摘がありますね!ではその理由。

『First, monetary policy remains highly accommodative even if nominal risk-free interest rates have started rising in recent weeks.』

ここ数週間で名目のリスクフリーレート(まさかドイツ様の国債金利ともいえないからこういう言い方になるんだろうなあ、とは思う)が上昇しておりますけれども、金融政策は引き続き「highly accommodative」である、と金利上昇バッチコーイどころかむしろもっと上がれと言わんばかりの現状認識から入ります。

『To see this, it is useful to look at the real interest rate that investors expect to prevail in three years’ time - that is, when the adverse effects from the pandemic and the war are likely to have faded away (Slide 8, left-hand side).』

スライドが幾つか示されているのは昨日もありましたが、うっかりURL入れ忘れた次第ですけど、
[外部リンク] real OIS rate in 3 years’ time(percentages per annum)』というグラフです。だいたいパンデミック前の水準に戻ったと言いたいのですが、3年後1年の実質OISってのがナンヤソラ感はある。なんの金利じゃと思ったら次で説明しとりまして、

『This rate, which ultimately matters for consumption and investment decisions, remains in deep negative territory and close to its historical low, meaning that there is a long way to go before monetary policy becomes restrictive for growth and employment.』

要は金利正常化に向かうかどうかという市場の見方を示していて、パンデミックの時にはこれがどマイナス金利になったので(今は▲1%くらい)それは金融政策が正常化に向かうまで死ぬほど時間が掛かるという市場の評価を意味する、ってんだがそんなの気にして売買するっけ???とは思うのですが、と思ったら、

『This point cannot be overstated: even if we continue the path of policy normalisation, monetary policy, which is currently configured to deal with very low inflation, will remain highly supportive.』

何をゆうとったのかと思うと、市場はECBが政策の正常化のパスを継続していたとしても、金融政策は引き続き経済に対してハイリーサポーティブに働いているとみなしている(パンデミック前の安定時期と同じ程度でさっきの3年後1年の実質OIS金利、というそんなの意味があるんかという謎数字が推移している事をそう読み取っているそうな、この辺は正直意味不明ですが、要は結論に持って行くために持って来たナラティブでしょと思って次を読むと、

『Therefore, should the economy remain resilient, it would not be appropriate to provide a strong pro-cyclical stimulus. An overly expansionary fiscal policy would increase the risk of a de-anchoring of inflation expectations, thereby aggravating the task of the central bank.』

『It would ultimately lead to an economy paying a higher price over the medium term in terms of lost output and higher unemployment at a time when the economy itself is expected to generate sustained inflation in line with the target.』

「should the economy remain resilient, it would not be appropriate to provide a strong pro-cyclical stimulus.」キタコレでございまして、財政政策は必要であるけど、強力な財政政策をここで打つのは適切ではない、ということで中々おもしろいし、どこぞの極東の島国の財政クレクレ政治家とポンコツ一味は爪の垢を煎じて飲んで頂きたい次第。

余計な財政出しちゃうと中長期のインフレ期待のアンカーが上に外れてしまってイクナイ!ようですね。

では次。

『Second, euro area governments face a trade-off themselves, namely between business cycle stabilisation and debt sustainability.』

これまたどこぞの極東の島国の何でも財政出せなジンバブエかお前らという馬鹿政治家に爪の垢を煎じて飲ませたいお話。経済のために財政出すのは良いけど債務の持続性とのトレードオフがありまっせと。

『Debt has increased materially as a result of the pandemic and fiscal deficits remain sizeable (Slide 8, right-hand side).』

スライド8は『Euro area fiscal headline measures(% of GDP)』となっています。

『Governments need to face the current shock mindful of the fact that, in the absence of a common fiscal capacity, high debt levels leave the euro area vulnerable to sudden and costly shifts in investor sentiment.』

あんまりホイホイと財政だしてるとユーロ財政問題アゲインあるで、という話ですな。でもってその結果として財政はこういうストラテジーが必要なんですと。


・この辺から最後にかけてやたら壮大な話に発展する

『All this means that fiscal policy should follow a two-pronged strategy.』

「two-pronged」って二又の、みたいな感じですね。

『First, governments should prioritise spending on investments that will raise productivity and potential output, thereby reducing the burden of high legacy debt.』

何ちゅうかまあ言うのは簡単なんですがそううまい事財政が「raise productivity and potential output」にワイズスペンディングできるんけえ??とは思うけど次。

『A key lesson from the war is that Europe needs major public investment in green energy infrastructure and military defence.[8] 』

『Implementing faithfully the structural reforms linked to the Recovery and Resilience Facility will be an important part of this endeavour.』

『Increased public investment will at least partly offset the negative output effects stemming from depressed consumer and business confidence.』

何か壮大な話をしているのだが、グリーンエネルギーへの投資をするとか、防衛力強化するとか、ユーロ圏の構造改革を進めるとか、そういうことをしてウクライナ戦争と物価高(と思うんだけど)によって起こる家計や企業のコンフィデンス低下をオフセットすべき、と来ました。


『Second, governments should provide temporary and well-targeted support to protect those seeking refuge from the war and those who are most vulnerable to the sharp increase in energy prices and the sanctions imposed in response to Russia’s invasion of Ukraine.』

各国の政府はウクライナ戦争による難民の皆さんや、エネルギー価格急騰やロシア制裁によって最も打撃を食らった人達に向けたテンポラリーかつターゲットを絞ったサポートを行うべき、と来まして、

『Importantly, both types of measures need to remain consistent with each other. In particular, this means supporting the green transition by retaining, as much as possible, incentives to reduce carbon emissions rather than muting price signals.』

これらの政策はお互いに関係性がありまっせ。

『Several Member States have already taken important action at national level. The general escape clause that remains active this year implies that there is short-term budgetary flexibility. Preliminary estimates suggest that these measures could compensate for a non-negligible part of the estimated impact of the war on aggregate demand.』

『Coordinated action at European level could complement national initiatives, emphasising our determination to shoulder the costs associated with protecting our fundamental values in unity and solidarity.』

とまあそういうことで、いくつかのEU圏政府では既にこれらの取り組みが行われていますが、EU内でコーディネートして取り組んでいかないといかんですね、とやたらめったら壮大なお話になってこのコーナーは終わるのでした。中央銀行の理事と言ってもECBの場合はEUの中銀で、個別の各国の中銀ではないので位置づけが違うのでこういう話が出来るのかねとは思いますが、何か個別中銀の理事がいきなり自国の財政に関して滔々とこういう話をしたら「おいおい」ってなりそうな感じがしますが(個人の妄想です)、ECBだからぶっこめるんですかね。


・折角なので最後の部分をば

ついでですから『Conclusion』を見る。

『The war, and with this I would like to conclude, demonstrates the state-contingent interdependence between monetary and fiscal policy.』

ほほう。「state-contingent interdependence」とか財政と金融のコーディネートとかそういう話が完全にカッ飛んでしまっているのがお洒落ですね片岡さん!!!!!!!!!

『While the pandemic required fiscal and monetary policy to jointly counter the massive shock, Russia’s terrible act of aggression requires a different division of labour because it pulls demand and prices in opposite directions at a time when medium-term price stability is at risk.』

パンデミックの時は財政と金融がジョイントりーにマッシブショックにカウンターするのが求められていましたが、今回のウクライナ戦争に対しては別問題、という話をしておりまして、状況が変わっているのにオートリバースのカセットテープの如く「財政と金融の連携が」という話をしている片岡さんお元気でいらっしゃいますか???????

『An appropriate monetary-fiscal policy mix will be decisive for fostering social cohesion, protecting people’s purchasing power and sustaining the recovery.

Thank you.』

その前の金融の所で盛大にインフレファイター話をしてまして、財政に関してはアホのように出すのではありません、とぶっこんでおります次第なのでありまして、まあ時代はそうなっているというのに未だに全然時代の変化に対応してない日銀というかポンコツ一派の皆さんお元気ですか〜♪って感じでしたね。
 


お題「議事要旨出てからシュナーベル講演をネタにして「これは議事要旨の前乗りでしたね」と完全に泥縄(サーセン)」   2022/04/11(月)08:08:16  
  あらあらまあまあ
[外部リンク] 午前
米金融・債券市場=10年債利回り2.7%台乗せ、FRBタカ派姿勢を反映

〇議事要旨が出てしまったので今さら感はあるが2日のシュナーベル理事講演ネタ

やりますと申し上げた手前やるのだが。
[外部リンク] policy trade-offs
Speech by Isabel Schnabel, Member of the Executive Board of the ECB, at a workshop organised by the European House - Ambrosetti on “The Agenda for Europe: Macroeconomic and Structural Policy Challenges”
Cernobbio, 2 April 2022

ブレイナードのもそうだったのだが、ミニッツの出る前にお漏らしやめーやとは思うところではあるのですが、ECBの場合ミニッツ(アカウントとか言ってる)がクッソ長くて結構読むのがホネ(慣れの問題説はある^^)なのでこうやってフライング講演をぶっこんでくれるのはありがたい話だがアカウント出てからネタにしているのでどう見ても証文の出し遅れです本当にありがとうございましたorzorz


・前置きで思いっきり出オチだったりする

先般ネタにした時にはまだトップページに経済されていた関係でご紹介文章があって、その時点で概ねお察しの内容ではあったのですが、講演本編の方でも前置き部分で既に思いっきり出オチ状態なのですな。最初のマクラ部分から。

『Russia’s invasion of Ukraine is a turning point for the global geopolitical order.』

ロシアのウクライナ侵攻はターニングポイントなんですと。

『Above all, it brings unspeakable human suffering to the people of Ukraine, but it is also having a marked impact on the euro area economy, raising new challenges for fiscal and monetary policy.』

人的な悲劇もありますが、ユーロ圏の財政金融政策にも大きなインパクトがあって、政策に対するチャレンジが起きていると来まして、

『Inflationary pressures are rising further from elevated levels, both through higher commodity prices and through new strains on global value chains as sanctions ban trade with Russia.』

商品価格の上昇とロシア制裁による貿易停止に伴うグローバルバリューチェーンの新たな制約によってインフレーショナリープレッシャーが拡大。

『Meanwhile, aggregate demand is suffering from considerable uncertainty, which is weighing on consumer confidence and making firms’ investment and employment decisions riskier. That, in turn, exacerbates the already heavy energy-related toll on real incomes.』

一方需要の方は今後の不透明感が拡大、そもそもエネルギー価格上昇で実質所得に制約が掛かっていたし。

『Close commercial ties of the euro area with the Russian and Ukrainian economies amplify these shocks. This is most evident when considering the euro area’s dependency on Russian raw materials, which increases the impact of higher commodity import prices on euro area consumer prices.』

原材料をロシアに依存していた部分があって輸入物価が思いっきりその影響で上がってしまいました。

『How monetary policy should respond to such a contractionary supply shock, and what role fiscal policy should play in macroeconomic stabilisation in the current environment, will be the topic of my remarks this morning.』

このような時に財政政策、金融政策はどうあるべきか、というのが私の本日の話しです。と来てますが、思いっきり最初の部分でインフレの話を盛大にしている時点でまあ金融政策面の話はお察しではあるのですが鑑賞鑑賞。

・今回のようなケースでは中銀はインフレファイターにならんといかんぜよという予想通りの展開

次の小見出しが『The trade-off facing monetary policy』である。

『The response to the pandemic was a showcase for how fiscal and monetary policy can jointly stabilise the economy in the face of a large exogenous shock depressing both economic activity and inflation.[1]』

経済のマイナスショックと価格へのマイナスショックに対する対応という意味ではコロナ対応が例となります、ということで暫くはああそうですねという話なので流す。

『Central banks and governments pulled in the same direction, protecting aggregate demand and employment, thereby safeguarding price stability.』

中銀と政府は同じ方向性で政策をします、ってことで何やりましたかという話があるがまあどうでも良いので途中を飛ばしてその結果どうなったかという所から問題の今回のケースに行く(ので途中飛ばします)。

『Thanks to the joint policy response, the euro area was on track to experience one of the fastest recoveries in history before the invasion. From trough to peak, euro area real GDP expanded by 17.5% by the end of 2021, compared with 14.8% in the United States, albeit starting from a lower level (Slide 2). Euro area investment increased by 22% over the same period, nearly twice as fast as in the United States.』

『It is the much stronger hit to activity that explains why, in terms of the level of GDP, the euro area is still lagging behind.』

ということで問題の今回のケースの話。

『The war will measurably slow the pace of the recovery, and it will lift inflation further away from our target, and for a longer period.』

「it will lift inflation further away from our target, and for a longer period.」と欧州も仰せの中、コストプッシュガーなので対応不要、がどこまで言えるのかジャパンって感じですが、じゃあシュナーベル(というかECB)としてはどうよという話ですな。

『In this new environment, fiscal and monetary policy again need to play their part in shielding society from the economic and social costs brought about by abrupt changes in global economic conditions.』

ふむふむ。財政と金融は経済社会を守るためのそれぞれの必要な行動をとらないといけない、とな。

『But the way to achieve this is more intricate than at the height of the pandemic.』

そしてそれはパンデミックの時とは違ってより複雑なものである、と仰せでして、コストプッシュガーの黒ちゃんだけではなく、財政と金融の協力ガーで物価目標ガーとか言ってる片岡とかいうボンクラまでも撃破するこの流れはイイハナシダナー。

『When faced with an adverse supply shock at a time when current inflation is well above the target, monetary policy encounters a difficult trade-off between accommodating the expected decline in private demand and controlling medium-term inflation.』

金融政策は難しいトレードオフに迫られると。まあ日本の場合は確かに2%行ってないですよーと言ってしまえばそれまでだが、金曜にネタにしましたように2月調査の時点ですら生活意識アンケートみたら物価上昇がもろに家計に堪えている状態でして、そもそも論として日本の2%というのはヘドニックの掛け過ぎ問題とかがある結果として目標数値として実はおかしい、というかまあ別の言い方をすれば「2%は世界標準だから良いんだけど肝心の計測装置に問題があって、世界標準で見た時には本来もっと高い数字が出るべき所をCPIが過小に出ているんでネーノ問題」ですかね、まあそんなの有りませんかねーとかそういう事も踏まえながら鑑賞を続けるワイ。

『Central banks have typically managed this trade-off by calibrating policy according to the likely persistence of the shock.』

暫く前までは「一時的です(キリッ)」で言い逃れしていましたが。

『If the shock to inflation is expected to be temporary, monetary policy can, in principle, look through higher inflation or even accommodate the economic fallout. In this case, there is less of a need for discretionary fiscal policy beyond the use of automatic stabilisers.[2]』

ほうほう、一時的な場合はこうだけど・・・・・・・・

『If, however, the shock is expected to be more persistent and to affect inflation over the medium term, monetary policy needs to act in order to remain faithful to its primary objective of price stability. Then, fiscal policy should ideally buffer the effects on private demand.』

はい来ました!!!一時的とは言えないばあい、金融政策はインフレファイターとなって、財政政策は民間消費のバッファーとして働くべきである。と来ていまして、そういう意味では別に大規模公共工事とかぶっこまないで需要バッファーになる政策をする、というのは有り(だがワクワクイベントというのはちょっと何だか違う気がするんだが)ではあります。まあ日本の場合は4月以降のCPIが従来の日本の数値から見たらビビる状況になる筈なんだが「2%行ってもこれはコストプッシュだからー」と言い張る出口政策をやりたくない黒ちゃんというベルリンの直ぐ東まで赤軍が迫っているのにプラハ防衛ガーとか言い出すちょび髭おじさんみたいな人がいるのが我がジャパン。

などちょこちょこ悪態を挟んでおりますが、まあこの通りで最初の所でほぼお察しの流れ通りにインフレファイターですわよオーッホッホッホッホといううお話を華麗にぶっこんでいるのでありました。


・シュナーベル理事、金融政策対応が後手に回ってしまったと認めるの巻!!!

次の小見出しは『Persistent price pressures call for monetary policy normalisation』というもう小見出しの時点で了解しました!って感じの小見出しなので流しながら。

『How, then, is the war affecting the medium-term outlook and what does this imply for monetary and fiscal policy?』

はい。

『Even though the forecasting community, including central banks, has severely underestimated the persistence of inflation, it is still reasonable to assume that part of current elevated inflation will vanish over time even without monetary policy action.』

この部分、しれっと強烈でして、「severely underestimated the persistence of inflation」と認めているので、これは即ちシュナーベル(というかECB)が「インフレの長期化を過小評価してました結果、金融政策がビハインドしてしまいましたサーセン」って堂々と言っているのでありまして、つまりは従来言ってた(この従来がどのあたりから手前の従来か、というのはまあ微妙ですけど少なくとも今年の頭辺り)政策フレームワークはありゃ全部無しっす、というのをしれっと言ってるのよこれがまた。

#というかこのネタをECBのアカウント出る前に出せでしたな、と大後悔時代になっているアタクシ

『Supply bottlenecks, exacerbated by the war and by the recent pandemic containment measures taken by China, will eventually ease and the extraordinary rate at which energy prices are currently rising can be expected to slow.』

ウクライナ戦争と中国のパンデミック対応による影響が更に物価の落ち着きまでの距離を遠くしています。

『How fast this will happen cannot be said with any degree of confidence. But the data before the invasion were consistent with a gradual shortening of suppliers’ delivery times.』

ウクライナ戦争までのデータでは徐々にサプライチェーンの問題が改善しつつあることを示していました。

『A considerable part of inflation is likely to prove more persistent, however - to an extent that, without monetary policy adjustment, inflation risks settling above our 2% target over the medium term.

There are three factors that could make inflation “sticky”.』

ということで、高止まりのインフレが粘着的になる3つのファクターがあるんです、とまで来まして、以下がその説明になっとる。


・インフレ高止まりが粘着化する3つの理由

ということで欧州の状況の説明があって、これはこれで欧州の状況の説明になっているので読んで置くのは吉だと思うのですが、そこ読んでると時間が足りなくなってしまうのですっ飛ばすのですが、小見出しを見ますと、

『Strong demand contributing to rising pipeline pressures』というのが欧州独自の話で、ロシアからの天然資源輸入が止まる問題。

『Supply-side shocks turning inflationary』は万国共通の供給制約の話。

『Wage catch-up becoming more likely』は日本以外では常識と化していますが、遂にあの欧州でもお賃金キタコレとなるかというお話ですな。

まあ中身は読んで味噌。


・でもって金融政策は物価安定のために動くべき、という章が妙に長かったりする

次の小見出しが『Monetary policy needs to act credibly to preserve price stability』なのだが謎にクッソ長い。

『Together, these three factors - pipeline pressures, structural change and wage catch-up - imply persistent upward pressure on inflation even as the recovery slows.』

even as the recovery slowsでもpersistent upward pressure on inflation来ました!!!!

『We are also conscious of the fact that measured inflation, albeit at historical highs, is still understating the true loss in purchasing power.』

the true loss in purchasing powerとのご指摘もありますが、どこぞのお貴族様集団の日本銀行とかいう人達はコストプッシュガーとかそういう話しかしなくてお貴族様だから仕方ないのですが一般ピープルのことなどシランガナ状態になっておられる、とかアジ演説の一つもしたくなりますなあ。


・現状のインフレとインフレ期待の状況についての解説がおっぱじまる

『While owner-occupied housing is an important contributor to inflation in other regions of the world, it is not yet part of the official price index in the euro area (Slide 5, left-hand side).』

不動産価格云々の流れからこれは別に今般のインフレ高騰の前からECBでは話をしていました例の帰属家賃をHICPに加えるべき問題まで持ち出してきまして、帰属家賃がホイホイ上がっているのでHICPで見るよりも更に一般の皆様の購買力という点ではアカンという話をしていますね。

『Our estimates suggest that headline inflation in the third quarter of last year - the latest available data - would have been 0.3 percentage points higher. Underlying inflation would have been higher by 0.6 percentage points - a significant difference (Slide 5, right-hand side).』

HICPに帰属家賃を入れると更に上がるんだそうな。

『The question, then, is whether the impact of the war on real incomes is sufficiently strong and long-lasting to offset these forces, in particular after taking into account the response by fiscal policy.』

という購買力の低下に関しては財政でオフセットすべきである、とのお告げ。まあそらそうですな。

『Russia’s invasion of Ukraine comes at a time when the economy is showing broad underlying strength and when large excess savings provide a cushion for part of the population.』

『The baseline scenario of our most recent ECB staff projections, which include a first assessment of the impact of the war, still foresees output this year to expand by 3.7%, well above potential (Slide 6, left-hand side). More recent private sector forecasts expect the economy to slow more markedly. Yet, expected output growth remains above 3% in 2022.』

まあこの辺の話は数字自体はあんまり覚えてもしゃーないので流す。

『Surveys suggest that these forecasts carry a high level of uncertainty, with risks to economic growth tilted to the downside in the near term.』

『On the one hand, they point to significant concern among businesses about future activity, reflecting the exceptional uncertainty about how the war will affect the global economy over the medium run (Slide 6, right-hand side).』

『On the other hand, they suggest that the immediate impact of the war on economic activity is moderate, also as the easing of pandemic-related contact restrictions is providing an offsetting boost to sentiment and activity.』

企業向けサーベイによればウクライナ戦争の影響で先行きの不透明感は盛大に高まっているようなのですが、足もとに関してはパンデミックからのリオープンによるプラスの影響があるのでその辺はオフセットされているようですね。

『From today’s perspective, therefore, it is uncertain whether, and to which extent, the drag on private demand will weigh on medium-term inflation. Indeed, according to financial market participants, the capacity of the economy to generate inflation in line with our target over the medium to long term remains robust.』

でもって現状認識ですが、先行きの経済はそんな訳で不透明だが、金融市場の価格から見るとユーロ圏の中長期的な経済は依然としてロバストであるとの見立てなんでネーノと。

『On the contrary, we are observing that investors are demanding a rising compensation for the risk of medium-term inflation turning out higher than currently expected, pushing inflation swap rates over these horizons visibly above our 2% target, and thereby contributing to the increase in nominal interest rates (Slide 7, left-hand side).』

一方、市場でもインフレ長期化の見通しがインフレスワップなどで示される通り上がっており、その結果名目金利水準は上昇しとります。

『We are also seeing that actual inflation outcomes increasingly influence private sector forecasters’ beliefs about future inflation, similar to what happened around the launch of our asset purchase programme in 2015 when a long period of low inflation contributed to drag down long-term inflation expectations (Slide 7, right-hand side).』

実際のインフレがフォーキャスターにおけるインフレ期待の引き上げに影響しておる、という話でして適合的期待形成が上に押し上げられてきている、って事ですね。


・解説した結論は高インフレという汚物は消毒だヒャッハー!!!である

『By showing resolve, monetary policy can break this dynamic and reduce the trade-off central banks face between stabilising output and inflation. A central bank that is perceived as being committed to protecting its mandate can contain inflation at a lower economic cost, since the expectation that adequate policy action will be taken is itself stabilising.』

「monetary policy can break this dynamic」とはこれまた威勢の良い話来ましたよ!!!!

『Such credibility is vital for the conduct of monetary policy.』

とまで言ってます。

『Continuing the path of policy normalisation is therefore the appropriate course of action.』

「path of policy normalisation」は「appropriate course of action」なんですってよ!!!!!!!!!

『The speed of normalisation, in turn, will depend on the economic fallout from the war, the severity of the inflation shock and its persistence.』

ということで、正常化のスピードは経済状況を見ながら、みたいな生ぬるい話は全然してなくて、物価の状況次第、つまり物価がサガランチ会長だったらバンバン正常化しまっせと完全なヒャッハーモード。

『We have stressed the importance of optionality and data dependence in our March Governing Council decision: we expect to conclude net asset purchases under our asset purchase programme in the third quarter, as long as the incoming data support the expectation that the medium-term inflation outlook will not weaken.』

『We will hike interest rates some time after, as appropriate in light of incoming data.』

データディペンデント!って言ってたの以前は「経済の状況見ながらチンタラやりますかな」だったのに、今やインフレがサガランチ会長なら汚物は消毒だヒャッハー!!の意味らしい。


・しまった財政と金融のナントカというポンコツ一味の好きそうなネタの前に時間切れ

実質最後の小見出しが『The trade-off facing fiscal policy』なのですがこれがまた微妙に長くてどう見ても時間が無いのでパスします(というか明日やるかも知れません)。まあ要するに金融政策はインフレファイターだけど需要のバッファーは財政がやるというのが頭にあるのだが、その中には『Second, governments should provide temporary and well-targeted support to protect those seeking refuge from the war and those who are most vulnerable to the sharp increase in energy prices and the sanctions imposed in response to Russia’s invasion of Ukraine.』なんてのもあったりしまして、まあ燃料価格高騰対策ぶっこんでる日本政府もニッコリという内容もあったりしますです、ということですが、まあこのインフレファイター大会なのはワロタです。
 

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