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お題「FOMCレビュー続き:強い声明文に対してオープニングリマークと会見では地蔵強調に熱心でバランス取るの巻」   2021/04/30(金)08:13:42  
  いやー昨日はいつもの時間に起きていつもの時間にアップするまでは良かったのですが、案の定体内祝日モードが炸裂してしまってドキュメント読みながら寝るわ会見画像聞きながら寝るわと寝落ち祭りになってましたサーセン。

まあそれはそれとして語録で打線が組めそうなバッハさんまたもパワーワードですな。
[外部リンク] 18:51配信

『その後、「日本の社会は連帯感をもってしなやかに対応している。大きな称賛をもっている。精神的な粘り強さ。へこたれない精神をもっている。それは歴史が証明している。逆境を乗り越えてきている。五輪も乗り越えることが可能だ。献身的な努力で未曽有のチャレンジをしている」と呼びかけ、「リスクを最小化し、日本国民に安心してもらえる五輪になる」と強調した。』(上記URL先より)

いつの間にか東京五輪が「乗り越えるべき逆境」に昇格しているのですがこれは何ぞ???????

〇声明文はやたら強かったのですが会見で地蔵強調という何時ものバランスのとり方

[外部リンク] of Chair Powell’s Press Conference
April 28, 2021

日本時間的な昨日の時点ではオープニングリマークだけ(会見のQ&Aの音声は映像の方で見れる)でしたが、今朝になったらQ&Aもございますな。

でもって小見出しの通り、というか最近のFEDの最早仕様と言っても差し支えないのですが、声明文の方ではドンドン威勢が良くなるのですけど、一方で会見のオーラルではダビッシュな話をして声明文だけで反応されないようにする(SEPが有ればドットチャートでダビッシュな姿勢を見せる)、というパターンが明確化しております。

んでもってですね、まあそれは「物価の多少のオーバーシュートを容認する緩やかなアベレージインフレーションターゲットを行っているので2%を多少上回っても政策が地蔵」という今の政策ストラテジーからしたら順当ではあるのですが、ただまあ一方で現実の経済物価情勢に関する認識というのの「正本」は声明文な訳でして、声明文がこれだけ威勢が良くなっている中で、本当の本当に物価上昇時に平然と「一時的」連呼で無事なのか、という話はやはりある訳ですな、とか何とか。

しかしまあ何ですな、FOMCの後ってダビッシュ会見というか地蔵スタンスの強調で米国長期金利下がってたのね(昨日はマジで見ないで書いてた)、いや別に売り込むこたあねえと思うんだが地蔵強調で金利がホイホイ下がるのはちょっとオーラルを信用し過ぎなんチャウのとは思います(個人の感想です)。

ま、今回の場合は会見オーラルだけではなく、オープニングリマークの方でも地蔵強調になっておりまして、声明文では物凄い明るい上方修正の話、オープニングリマークの方では先行きの政策がまだまだ地蔵というのを強調、という感じで使い分けてるな、と思いました。もちろん従来から地蔵の強調はしているんですけど、声明文で割と派手に上方修正している中で地蔵スタンスを殊更に強調されると、まあ本当に地蔵のまま耐えられるのか、というのが楽しみになってきます。

#いずれにしたってテーパリング着手に向けたアナウンスが7-9の後ろの方ってのが精々だと思いますが


てな訳でとりあえずオープニングリマークから参ります。最初の挨拶と今回政策変更なし、という7行ほど飛ばして3パラ目から入ります。


・経済に関してはワクチン接種拡大に伴い非常に好転しているというお話

『Widespread vaccinations, along with unprecedented fiscal policy actions, are also providing strong support to the recovery. Since the beginning of the year, indicators of economic activity and employment have strengthened.』

ワクチンは偉大なりですねわかります。

『Household spending on goods has risen robustly. The housing sector has more than fully recovered from the downturn, while business investment and manufacturing production have also increased. Spending on services has also picked up, including at restaurants and bars. More generally, the sectors of the economy most adversely affected by the pandemic remain weak but have shown improvement. While the recovery has progressed more quickly than generally expected, it remains uneven and far from complete.』

最後の最後に「it remains uneven and far from complete.」という地蔵示唆文言を入れて中和していますが、経済に関しては何せ「the recovery has progressed more quickly than generally expected」とあるように、上記で示されている個別コンポーネント全てが威勢が良くて、おまけに「Spending on services has also picked up, including at restaurants and bars.」とか太平洋の向こう側にある島国の関係者が泣きそうな文言までありますよイイハナシダナー。

『The path of the economy continues to depend significantly on the course of the virus and the measures undertaken to control its spread.』

引き続き感染症の状況と公衆衛生上の措置(意味はそうなのですが、従来この部分は普通に「パブリック・ヘルスなんちゃら」みたいな直接表現だったのですが、今回はもうちょっとフワッとした「the measures undertaken to control its spread」になっていて、ロックダウンとか公的な行動制限みたいなものではない感じになっているのも味わいあります)次第です、と言いながらも、

『Since March, progress on vaccinations has limited the number of new cases, hospitalizations, and deaths. While the level of new cases remains concerning, especially as it reflects the spread of more infectious strains of the virus, continued vaccinations should allow for a return to more normal economic conditions later this year.』

3月以降のワクチン接種の進捗がコロナ拡大を抑制してきておりまっせ、という景気のいい話をして、

『In the meantime, continued observance of public health and safety guidance will help us reach that goal as soon as possible.』

同時に継続されている公衆衛生や安全措置へのガイダンスも、(感染制圧という)ゴールに届くために寄与しております。ということでこっちにパブリックヘルスメジャーの話が移動しておりまして、まあそういうことですから、コロナパンデミックに関する認識は大幅に改善してて、まあそれを受けて経済の判断を改善させています、って話でしょう。

でもって今回見ててほほーと思ったのは、この部分に該当するオープニングリマークって「In the meantime, continued observance of social-distancing measures and wearing masks will help us reach that goal as soon as possible.」(これは3月FOMCオープニングリマークから)となっていたのですが、確か近いうちにマスク着用に関するガイダンスが緩和される(んだか緩和されたんだか)とかそんな事だったと思うので、ディスタンシングとマスク着用、という部分の表現をホンワカとしたものに変更しておりますな。

この部分は以前までの表現だといい感じでトランプdisっぽくて味わいがあったんですけど、そらまあ公衆衛生上のガイダンスが緩和されるんだったらシャーナイですなw


・労働市場のお話

次参ります。2ページ目の頭辺りになります。

『As with overall economic activity, conditions in the labor market have continued to improve. Employment rose 916,000 in March, as the leisure and hospitality sector posted a notable gain for the second consecutive month. Nonetheless, employment in this sector is still more than 3 million below its level at the onset of the pandemic.』

『For the economy as a whole, payroll employment is 8.4 million below its pre-pandemic level. The unemployment rate remained elevated at 6 percent in March, and this figure understates the shortfall in employment, particularly as participation in the labor market remains notably below pre-pandemic levels.』

引き続き威勢良く改善はしているがコロナ前と比較した時に水準はまだまだ、といういつもの話でした。


・アンイーブンリカバリーの話

『The economic downturn has not fallen equally on all Americans, and those least able to shoulder the burden have been the hardest hit. In particular, the high level of joblessness has been especially severe for lower-wage workers in the service sector and for African Americans and Hispanics. The economic dislocation has upended many lives and created great uncertainty about the future.』

ここもいつも通りの話、全体的には淡々と説明してるなって感じですねこの辺(音声的に言えばパウエル議長は発音明瞭の早口という感じで、あまりこう感情籠めて説明する感じじゃない(政治家じゃないんだから当たり前ですけど)のでその印象もあるちゃあありますが。


・物価に関して

『Readings on inflation have increased and are likely to rise somewhat further before moderating. In the near term, 12-month measures of PCE inflation are expected to move above 2 percent as the very low readings from early in the pandemic fall out of the calculation and past increases in oil prices pass through to consumer energy prices.』

近いタームで言えば物価は2%を超えることになるが、これは各種の特殊要因や前年の落ち込みの戻り要因による統計マジックな強さである。

『Beyond these effects, we are also likely to see upward pressure on prices from the rebound in spending as the economy continues to reopen, particularly if supply bottlenecks limit how quickly production can respond in the near term.』

他の物価上位圧力として、経済活動再開によるリバウンド効果や、この間に起きているサプライチェーンの影響などによる供給制約要因もありまっせ、と来て返す刀で、

『However, these one-time increases in prices are likely to have only transitory effects on inflation.』

これらは一時的な物価引き上げ要因でありモノホンの持続的2%超えとは言い難い。といつもの締めを行っております。


・政策スタンスに関する地蔵の強調をパラグラフのまとめに必ずぶっこむという注意深い作りになっています

3ページ目の頭から政策の話。

『The Fed’s response to this crisis has been guided by our mandate to promote maximum employment and stable prices for the American people, along with our responsibilities to promote the stability of the financial system. As we say in our Statement on Longer-Run Goals and Monetary Policy Strategy, we view maximum employment as a broad-based and inclusive goal. Our ability to achieve maximum employment in the years ahead depends importantly on having longer-term inflation expectations well anchored at 2 percent.』

ここはただの定型文言なので次に行く。

『As the Committee reiterated in today’s policy statement, with inflation running persistently below 2 percent, we will aim to achieve inflation moderately above 2 percent for some time so that inflation averages 2 percent over time and longer-term inflation expectations remain well anchored at 2 percent. We expect to maintain an accommodative stance of monetary policy until these employment and inflation outcomes are achieved. With regard to interest rates, we continue to expect it will be appropriate to maintain the current 0 to 1/4 percent target range for the federal funds rate until labor market conditions have reached levels consistent with the Committee’s assessment of maximum employment and inflation has risen to 2 percent and is on track to moderately exceed 2 percent for some time. I would note that a transitory rise in inflation above 2 percent this year would not meet this standard.』

この辺もほぼほぼ従来からのガイダンスを繰り返しているだけですが、最後の最後のところに「I would note that a transitory rise in inflation above 2 percent this year would not meet this standard.」と入れておりまして、足元で物価が2%超えの上昇をするのは確実であるが、それ自体は政策変更のトリガーになりません、だって一時的だもん、と釘を差しております。まあ今に始まった事ではないですがこの説明。


『In addition, we will continue to increase our holdings of Treasury securities by at least $80 billion per month and of agency mortgage-backed securities by at least $40 billion per month until substantial further progress has been made toward our maximum-employment and price-stability goals. The increase in our balance sheet since March 2020 has materially eased financial conditions and is providing substantial support to the economy. The economy is a long way from our goals, and it is likely to take some time for substantial further progress to be achieved.』

この部分は資産買入についての話ですが、だいたいここもガイダンスを繰り返しているだけとなっていて、最後の最後に「The economy is a long way from our goals,」と経済の水準感の話を入れ込んで、「and it is likely to take some time for substantial further progress to be achieved.」ということで、APP政策におけるガイダンス「substantial further progress has been made」に至るのはまだしばらく掛かりまっせ、という何時もの説明をしておりまして、スタンス自体は順当に地蔵モードということで、頭の方で経済の進展が素晴らしいしワクチン万歳という話をしているのですが、政策の所は3月と言ってること同じ攻撃になっておりまして、現時点で金利が走られるのは困るから地蔵強調、というのがよくわかります。

オープニングリマークのまとめに入って来ますが、

『Our guidance for interest rates and asset purchases ties the path of the federal funds rate and the size of the balance sheet to our employment and inflation goals. This outcome-based guidance will ensure that the stance of monetary policy remains highly accommodative as the recovery progresses.』

『To conclude, we understand that our actions affect communities, families, and businesses across the country. Everything we do is in service to our public mission. We at the Fed will do everything we can to support the economy for as long as it takes to complete the recovery. 』

ということで、政策が地蔵であるというスタンスの強調を最後まで行って終わる、という形でして、そらまああの声明文だして進軍ラッパ吹き鳴らしたら戦闘開始のホラ貝になってしまいますから、オープニングリマーク段階で地蔵の絶賛強調をする、という形ですね。

『Thank you. I look forward to your questions.』

ということでQAですが、昨日はまだ会見QAのテキストが無かったので、音だけ聞いていたら案の定のドメドメジャパニーズのアタクシの英語力では途中から寝落ちするのが関の山、という甚だ残念な結果になりましたが、最初の質疑がいきなりテーパリング議論に関してぶっ放してくれるという予定調和でもないんでしょうがヘッドラインに使える質疑でしたのでそこまでは引用しましょう。


〇Q&Aのテキストもでておりますので(見たのは今朝ですが)

・第一打席に打ち頃のホームランボールを投げてくるという親切設計(??)な会見質問である

『MICHELLE SMITH. Thank you, Mr. Chair. First, we'll go Paul Kiernan.』

一瞬ポール・クルーグマンに空目してしまいましたw

『PAUL KIERNAN. Hi, Chairman Powell. Thanks for doing this. I guess since I'm first, I'll go ahead and reup Howard’s question from the last press conference. Is it time to start talking about talking about tapering yet? Have you and your colleagues had any conversations to this effect? Thanks.』

ド直球質問キタコレ。まあダビッシュ発言をさせましょうって質問ですよね正直。

『CHAIR POWELL. Thank you. So, no. It is not time yet.』

これは後楽園の外野の向こうに見える月に向かって見事にホームランを打ち込んでおりますな。

『We've said that we would let the public know when it is time to have that conversation, and we said we'd do that well in advance of any actual decision to taper our asset purchases, and we will do so.』

テーパリングに関して議論を開始すべきという時が来たら、それに関してはきちんと公表するし、実際のテーパリング着手は議論を開始する、と言ってから相当後になってから行いますよ、という何時もの説明。ま、今の所コンセンサスって夏の終わり(ジャクソンホールか9月か)にテーパリングの話が出てきて来年の頭くらいからテーパリングにノロノロと着手、って感じでいいんですよね(一応ワシもそれをメインで想定してるんだが)。

『In the meantime, we'll be monitoring progress toward our goals. We first articulated this substantial further progress test at our December meeting. Economic activity and hiring have just recently picked up after slowing over the winter. And it will take some time before we see substantial further progress.』

『PAUL KIERNAN. Thank you.』

まあこの質問した人も(アホの子じゃなかったら)こういうダビッシュヘッドラインになる回答を期待して質問したんでしょうから(もし引っ掛け質問したかったらこんな打ち頃の直球ど真ん中投げてこない)これは質問する方も回答する方もニッコリですな。


・インフレ期待が上振れしたらどうするのという質問

1つ飛ばして小見出しの質問。これは素直な質問ではあるものの変化球ですな。

『JEANNA SMIALEK. Hi, Chair Powell. Thanks for taking our questions. I wonder if you could talk a little bit about that test for raising interest rates that you just elaborated. You've obviously made it very clear that you want to see improvements in the real economy and the real data and not in just sort of expectations data before making that move,』

大変クリアーに金利政策に関するスタンスの説明をして頂きましたが・・・・・・・・・・・

『but I guess I wonder what happens if inflation expectations were to move up before you see some sort of return to full employment.』

インフレ期待が上振れ、しかも完全雇用に戻る前に戻ったらどうするんの?という質問でして、

『You know, it seems like a lot of sort of the stability in inflation has been tied to the fact that those have been so low and stable, and I guess I wonder how your reaction to that is. How you're thinking about that.』

完全雇用まで吹かしても物価が上がらん、という前提があるからこその地蔵緩和スタンスなのであって、インフレやインフレ期待が経済の好転に素直に反応してインフレがマジモンの高進をするって話になったらどうするってのはどうお考えですか?というFED的に言えば今の枠組みの前提ロジックが外れる時の問題なので、これはあまり具体的に説明できないし、かといって丸無視するのは(実際問題として物価が2%超えるだけに)ちょっと不誠実という質問である。ではパウエル議長のお答えは如何にと申しますと、

『CHAIR POWELL. Right. So, it seems unlikely, frankly, that we would see inflation moving up in a persistent way that would actually move inflation expectations up while there was still significant slack in the labor market. I won't say that it's impossible, but it seems unlikely.』

なるほど。発生する蓋然性の方で勝負して来ましたね。つまり経済にスラックが依然としてある中でインフレ期待が2%を超えて上振れてしまう可能性について、勿論全くないとは断言できないけれども、まあ起きにくいんじゃないかな、と思います、って答えでデリケートな説明を回避しています。

『It's much more likely that we would, having achieved maximum employment conditions, we'd also be seeing 2 percent inflation and be on track to see inflation moving above 2 percent. They tend to move together. So, that's not to say inflation won't, might not move up, but for inflation to move up in a persistent way that really starts to move inflation expectations up, that would have to, that would take some time, and you would think that it would be quite likely that we would be in very strong labor markets for that to be happening.』

で普通はインフレ期待だけ上振れってのは無いと思いまっせの説明をしていますが、ここで話を終わらせないのがパウエルの偉い所、というかまるでそういう事を回答しようとしないどこぞの中銀総裁がアカンだけではありますが、

『If that actually were to happen, though, there is a paragraph in the statement on longer run goals and monetary policy strategy which says that when the two goals are somewhat in conflict, we weigh various factors including the time it would take to get back and forth.』

物価目標と雇用目標のコンフリクトが起きた場合、ロンガーランゴール&ストラテジーに関しておりますように、その場合は様様な要因を加味してどちらを重視すべきか、というのを考えますし、その時には「今オーバーシュートしているものがどの位の期間で戻ってこれるのか」という点やその他諸々を考慮に入れます、という回答。

ま、「その時の状況次第」というだけの話なのでゼロ回答と言ってしまえばそれまでですが、一応ポイントとしては「including the time it would take to get back and forth」ってのがありますが、まあ普通に考えて問題になるのは物価が上にオーバーシュートしたとき(雇用が過熱して物価が上がらんという場合は物価が上がるまで緩和、というのは明らかだから)であって、オーバーシュートした物価がどの位の期間を掛けて戻って来るかというのが判断材料の一つですよ、とまでは説明しているんですが、そらまあ状況によって対応違うから決め打ちはできませんって事です。

『So, it doesn't really tell you what to do, but it tells you that we will weigh those two factors and how far we are away from them and how long it would take to reach them were we to reach that sort of pretty unlikely state.』

ということで、状況次第以上の答えはしにくいようですが、ただ物価がバンバン上振れするような感じになってきて、放置すると物価の勢いトマランチ会長と思われるときは、引き締めになるんだろうなあとは思わせてくれました(その時の経済状況にもよるのでスタグフレーションみたいな時にどうするのかはまた別の話としてありそうですね)。


てな所で、日銀ネタの続きは連休中(と言っても早くて後半遅くて5日の夜www)に成敗する所存ではございまする(昨日の朝の大口はどこへとかツッコまないで下さい)。
 


お題「なんで!!なんでそう変な方向にばかり思い切りがいいのよ!!(画像割愛)な展望レポート登場とな」   2021/04/28(水)08:10:02  
  ほほう。
[外部リンク] 11時26分

これは東京都の担当部局が「GWは〇〇遊園のプロモーションロケを終日行います。ロケのエキストラは当日お越しになられた皆様にやって頂きますが、途中参加、途中退出も可能です!!!」とすれば無問題、という画期的なソリューションを提案している、ということを意味するのではないでしょうか????????


〇まんぼうの緊急事態宣言だのという中で事実上の上方修正とは威勢がよろしゅうおますなあ(展望レポート)

声明文はどうでもよい(あとで成敗する)ので展望レポート基本的見解から参りますが。

展望レポート基本的見解(今回)
[外部リンク] Toトラベル事業の影響などを受けて、マイナスで推移するとみられる。その後、経済の改善に伴い物価への下押し圧力は次第に減衰していくことや、原油価格下落の影響などが剥落していくことから、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、プラスに転じていき、徐々に上昇率を高めていくと考えられる。』(1月展望)

GoToとか原油とか携帯電話とかその辺りの内容の変化はあるのですが、物価の所はそんなに変化がないのも何ですかねこれという感じです。なお、ここでも「経済の改善に伴い」→「経済の改善が続く」と経済の先行きに関連する文言が強気化しております。


ついでに3ポツ目。3月は展望会合ではないので鏡の3ポツに該当する文言はありません。

『2022 年度までの見通しを前回の見通しと比べると、成長率については、内外需要の強まりを背景に 2022 年度を中心に上振れている。物価については、2021 年度は携帯電話通信料の引き下げの影響により下振れているものの、2022 年度は概ね不変である。』(今回)

『前回の見通しと比べると、成長率については、政府の経済対策の効果などを背景に、2021年度を中心に幾分上振れている。物価については、概ね不変である。』(1月展望)

ということでして、先ほどアタクシが指摘申し上げた通りで(まあ数字見れば明らかですけど)の方がなんで!!なんでそう変な方向にばかり思い切りがいいのよ!!状態なのに物価は横ばいというフリップスカーブもへったくれもあったもんじゃないという見通しになっています。もしかして今の政策委員って2%じゃなくて1%が均衡ポイントとか思ってるんじゃないかと言いたくなるくらいに物価の見通しが全然力ないのが何ともかんとも。


・リスク要因の文言でも新型感染症絡みの表現が上方修正(というか何というか)されております

4ポツ目がリスク要因のお話である。

『こうした先行きの見通しについては、感染症の帰趨やそれが内外経済に与える影響によって変わり得るため、不透明感が強い。』(今回:まんぼうと緊急事態宣言の再再発令)
『リスク要因としては、新型コロナウイルス感染症の帰趨や、それが内外経済に与える影響の大きさといった点について、きわめて不確実性が大きい。』(3月声明文:緊急事態宣言の全面解除が確実になった)
『こうした先行きの見通しについては、感染症の帰趨やそれが内外経済に与える影響の大きさによって変わり得るため、不透明感がきわめて強い。』(1月展望:緊急事態宣言の真っ最中)

実はここもアタクシが驚き桃の木になった部分でして、感染症の影響に関してこれまでは「それが内外経済に与える影響の大きさ」という表現だったのがこの「大きさ」という文言を削除して、更に凄いなと感心したのが「不透明感がきわめて強い」「きわめて不確実性が大きい」(3月は声明文なので若干ワーディングが変わる可能性がある)と来ていたのに、今回は「不透明感が強い」とこれまで「きわめて」という超強調文言を入れて先行き全力警戒を示していたというのに、なんと!今回は!!!!という話。

アタクシのような凡下の感覚から致しますと、南関東は前回の緊急事態宣言の時が多かったので前回ほどのアイヤー感がありません(表面の感染者数だけでは、ですけど)が、全国的に見た場合は前回の緊急事態宣言の時よりも明らかにアカンヤロというような状況が足元でまさしく絶賛大進行ラブリイだというのに、ここで先行きの不透明感、不確実感に関する文言を改善させちゃうってのが何か変なキノコでもお召し上がりになってラリっておられるのではないかと心配したくなるんですが、もしかして連休明けに物凄い画期的な感染症対策の決定打が飛び出して9回裏逆転サヨナラ満塁ホームランでも起きるのか、と妙な期待をしたくなってしまいます。

『また、上記の見通しでは、感染症の影響は、先行き徐々に和らぎ、見通し期間の中盤に概ね収束していくと想定していることに加えて、感染症の影響が収束するまでの間、企業や家計の中長期的な成長期待が大きく低下せず、金融システムの安定性が維持されるもとで金融仲介機能が円滑に発揮されると考えているが、これらの点には大きな不確実性がある。』(今回)

『さらに、感染症の影響が収束するまでの間、企業や家計の中長期的な成長期待が大きく低下せず、また、金融システムの安定性が維持されるもとで金融仲介機能が円滑に発揮されるかについても注意が必要である。』(3月声明文)

『また、上記の見通しでは、感染症の影響は、先行き徐々に和らぎ、見通し期間の終盤にかけて概ね収束していくと想定していることに加えて、感染症の影響が収束するまでの間、企業や家計の中長期的な成長期待が大きく低下せず、金融システムの安定性が維持されるもとで金融仲介機能が円滑に発揮されると考えているが、これらの点には大きな不確実性がある。』(1月展望)

感染症の収束云々の時期文言に関しては、1月展望と4月展望では見通し期間が1年違っているので、この中盤という部分に関しては大きな意味合いは籠っていないと見られます。でもって前提の話の所はこれまたなぜか「大きな不確実性」のままになっているんですな。うーんこの。


5ポツ目はリスクバランス。こちらに関しては3月は展望会合ではないので該当表現はありません。

『リスクバランスは、経済の見通しについては、感染症の影響を中心に、当面は下振れリスクの方が大きいが、見通し期間の中盤以降は概ね上下にバランスしている。物価の見通しについては、下振れリスクの方が大きい』(今回)
『リスクバランスは、経済・物価のいずれの見通しについても、感染症の影響を中心に、下振れリスクの方が大きい。』(1月展望)

今までの流れでお分かりのように、リスクバランスも堂々の引き上げ。

・・・・・・・何ちゅうかな感じでして、いやまあ確かに欧州も米国もここもと景気判断やら先行き見通しやらリスク認識やらを引き上げているし、IMFのWEOとかも上がっているのですけれども、ジャパンの場合は甚だ遺憾ではございますが新コロ助の状況がこれらの国や地域と違っておられる、と考えるのが妥当かとみられますので、何も他の主要国、地域や国際機関が見通しを上げているのだからと言って安易にそれに飛びつく必要は無くて、足もとの感染症拡大が与える影響が軽微なもの、あるいは全体には及ばないものである、というのを確認して、それらのエビデンスが経済データとして揃うであろう7月展望まで判断引き上げを待てないのか、というのが不思議だし、政策委員の皆さんも感覚的に7月まで判断保留して、出来上がりの数字は兎も角として、基調判断を示す基本的見解の部分は、メッセージ性の強い部分なんだから、表現を目立つ形で前進させるのは様子見した方が良いのではないか、って誰も言わなかったのかね(片岡さんはさておく)、と不思議でございまして、アタクシなら鏡の部分という日銀の経済物価情勢判断のメッセージとして強い部分に関してここまで表現を強めるべきではない、って言うだろうな〜と思ったので思わず大演説(どこぞの記者ではない)になってしまいましたです。


でまあいつものことですが長広舌振るっておりましたら時間があばばばーになっているのですが、どうせ明日は朝ちゃんと起きるかはさて置きFOMCネタは拾いに行きますので、FOMCついでに基本的見解を盛大に展開して行こうかと思っています(ただしアップする時間帯はファジーなので明日の夜か金曜に見てケロケロ)。


〇基本的見解の現状アセスメント部分だけ3月会合と比較しておきますね

ということでいつものように鏡の所でうっかり演説を始めてしまったので時間が無くなる(前日に夜なべしろという指摘はキコエナイキコエナイということで)のですが、基本的見解本文の最初の現状認識だけは比較している時間がありそうなので比較比較(1月との比較はパスして3月声明文と比較する)。

『1.わが国の経済・物価の現状』って所ね。

『わが国の景気は、内外における新型コロナウイルス感染症の影響から引き続き厳しい状態にあるが、基調としては持ち直している。』(今回)
『わが国の景気は、内外における新型コロナウイルス感染症の影響から引き続き厳しい状態にあるが、基調としては持ち直している。』(3月声明文)

総括判断は同じ。

『海外経済は、国・地域ごとにばらつきを伴いつつ、総じてみれば回復している。そうしたもとで、輸出や鉱工業生産は増加を続けている。』(今回)
『海外経済は、一部で感染症の再拡大の影響が残るものの、持ち直している。そうしたもとで、輸出や鉱工業生産は増加を続けている。』(3月声明文)

海外経済の現状認識という大ネタ部分が強気化しとる。

『また、企業収益や業況感は全体として改善している。設備投資は、一部業種に弱さがみられるものの、持ち直している。雇用・所得環境をみると、感染症の影響から、弱い動きが続いている。』(今回)
『また、企業収益や業況感は全体として改善している。設備投資は、一部業種に弱さがみられるものの、持ち直している。雇用・所得環境をみると、感染症の影響から、弱い動きが続いている。』(3月声明文)

ここは同じ。

『個人消費は、飲食・宿泊等のサービス消費における下押し圧力の強まりから、持ち直しが一服している。住宅投資は緩やかに減少している。公共投資は緩やかな増加を続けている。』(今回)
『個人消費は、飲食・宿泊等のサービス消費における下押し圧力の強まりから、足もとでは、持ち直しが一服している。住宅投資は緩やかに減少している。公共投資は緩やかな増加を続けている。』(3月声明文)

個人消費の部分が微妙に違っておりますが、3月声明文では「足もとでは」というのがあって、これは緊急事態宣言の全面解除が見えている時だったから、これから解除されたらそらも個人消費の持ち直しが復活しますがなヒャッハー、という思いが籠っていたんでしょうし、そこの部分を削除しているとか、ここでは足元の感染症拡大を受けて文言削除したな、というのがあるのになぜに鏡がアレなの??と
まあ色々と謎が多い。

『わが国の金融環境は、企業の資金繰りに厳しさがみられるものの、全体として緩和した状態にある。』(今回)
『わが国の金融環境は、全体として緩和した状態にあるが、企業の資金繰りに厳しさがみられるなど、企業金融面で緩和度合いが低下した状態となっている。』(3月声明文)

ここの部分もあら??と思ったのですが、前回までは「金融環境は〜企業金融面で緩和度合いが低下した状態となっている」という主語述語関係だったのが、今回は「金融環境は〜全体として緩和した状態にある」となっておりまして、何でまたこのタイミングで引き上げるのという感じですが、これは社債CP買入のオファー額をしらっと減らしてみたり、ETFの買入の閾値らしきものが変わっていたりという感じで、リスク性資産の買入に関する姿勢が慎重化したのを後付けで正当化いやなんでもありません。

『物価面では、消費者物価(除く生鮮食品、以下同じ)の前年比は、感染症や既往の原油価格下落の影響などにより、小幅のマイナスとなっている。また、予想物価上昇率は、横ばい圏内で推移している。』(今回)
『物価面では、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比は、感染症や既往の原油価格下落の影響などにより、マイナスとなっている。予想物価上昇率は、弱含んでいる。』(3月声明文)

更にここもあれれれれ??????って感じですが、予想物価上昇率の表現を改善させているというプレイに打って出ていまして、何でこのタイミングでそんな勝負をするのかはよくわかりませんけれども、今回は鏡を強くして見たり、海外経済(はまあ分かるけど)だけではなく、企業金融とかインフレ期待というような政策判断直結部分に関してもこのどさくさに紛れて(かどうか知らんが)しらっと上方修正されているという謎の勝負をしてきているのが気になりました。

という訳で続きは明日(明日と言ったが何時にアップするとは言っていないです為念)。
 


お題「日米金融政策の前に駆け込みでラガルド会見ネタの残りを成敗(その2)」   2021/04/27(火)08:09:05  
  最近は虚構新聞と現実の区別がつかなくて敵わん。
[外部リンク] 午後UPDATED
東京五輪に看護師500人動員、組織委が検討を要請

まさかとは思いますがこの人たちは戦力が畑から勝手に育って出てくるとでも思っているのでしょうか。スターリンもビックリ。

[外部リンク] 秋までに希望者全員接種へ提言 自民
2021年4月26日 14時26分

しかしまあ何ですな、国営ニュースの方のサムネ見ると対面なのはまあ一万歩譲って勘弁してもいいけどアクリル板もなければ席の距離も昔のまま、とかやってるこのウスラバカ共が提言とかちゃんちゃらおかしいわ。というかお前らが(以下の部分は内務省検閲により削除されました)。

この人たちはロジとかリソースとか実現可能性とか全然考えないで机上の空論を振りかざすウィルスにでも感染しているのでしょうか、と思ったが、よくよく考えたら8年前に日本銀行とかいう所がこのウィルスを植え付けられてましたし植え付けたのは安倍ちゃんなんだよな〜。

なまじ現場が優秀で無理難題を何とかアクロバットで回せてしまうからドンドンエスカレートして戦場の現場を知らないこたつ参謀ばかりになる、と考えると現場はミスるもの、とか誰がやっても上手く回るシステム、みたいなの作るには現場が頑張り過ぎない方が良いのかもしれないと思うと暗澹たるものが。


〇ラガルド総裁のECB定例理事会会見ネタの続きでごじゃる

[外部リンク] STATEMENT
PRESS CONFERENCE
Christine Lagarde, President of the ECB,
Luis de Guindos, Vice-President of the ECB
Frankfurt am Main, 22 April 2021


・PEPP関連の質問が続く続く

まあ昨日ネタにした部分でも質問の半分じゃ効かないくらいPEPPの質問してて、何気にラガルドの回答って威勢は良いんだけど細かい数字に関しては「フェーバーなファイナンシングコンディションを作る(キリッ)」で済ませていて定量的にどうのこうののような話をしないもんだから質問が延々と飛び続ける流れになっております。

昨日引用した続きの人もPEPPについての質問でして、

『You said the main goal of PEPP is to keep financing conditions favourable. Are you happy with the current level of bond yields, nominal and real?』

今度はファイナンシングコンディションをフェーバーに、は分かったんだがじゃあ今の金利水準はどう評価しているのか、と聞きながら返す刀で、

『The second question is about PEPP again. You often accompany your weekly data with warnings that redemptions affect the numbers. Can you tell us more about how redemptions affect your ability to buy more bonds? Is it that you're struggling to find enough bonds to buy certain jurisdictions or maturities? Can you tell us more about that?』

後半は保有銘柄の償還が買入にどういう影響を与えてるのかの説明が欲しいみたいな質問ですかな。

『Lagarde: One thing that you got absolutely right - and it's probably because I have repeated it extensively - is that our pledge is to preserve favourable financing conditions. As a result of that, back in March we significantly increased the pace of purchase and we have decided today to continue to proceed at this significantly higher pace of purchase relative to the first two months of 2021.』

だいたい質問に対してそもそも論でスタートするときには碌な回答が待っていないというのが想像できる。

『When we look at the financing conditions throughout the chain, from upstream to downstream, we are seeing broadly stable financing terms. That's pretty much reflected in all the measurements that we are looking at. We don't only look at bond yields whether they are real or nominal. Of course we do the difference and we draw the line between what's real and what's nominal. And we try to understand what is the originating factor of any movement up or down. We are seeing broadly stable conditions overall, whether it's bond yields or whether it is corporate or household interest rates and terms and conditions.』

案の定であるが、ファイナンシングコンディションというのは単なる金利水準ではなくて、企業や家計の借入に関する様々な状況を総合的に勘案して判断するものである(キリリッ)とファジーな回答をしております。

『Now, your question about the weekly numbers: I would like to once again draw your attention to the fact that weekly numbers are not the most relevant numbers.』

さっき(昨日引用した部分)でも申し上げたように週次のデータが単体で重要な訳ではないと来ました。

『I know that some of you will continue commenting on weekly numbers. Fine, but what matters much more are the monthly numbers, and that's how you can really understand the trend and the pace that we are adopting.』

引き続き週次データに注目した報道がありまして、まあそら勝手にどうぞなのではありますが(Fine, butってそんな感じですよね)より重要なのは月次データであり、それを見ることによってトレンドとしてのデータを見ることができますよ、だそうです。

『I don't want to encourage any of you to do the maths, but we do them as well. When we compare what has been purchased on average, taking into account January and February, compared with what we did in March - which was only half a month, remember, because we only started [with settlement] on 16 March - we have significantly increased the pace of purchase. We are back pretty much to the numbers that we had back in July. As I said, we have decided this time around to continue at this significantly increased pace of purchase.』

3月16日から買入拡大を始めたばかりですからそう慌てなさんな、だそうです(超意訳)。

『We also look at net purchases; those are the numbers that we publish and that are most relevant. Now, obviously there is the composition within those numbers and you have to appreciate obviously redemptions and arrive at the right comparisons, but trust me, those comparisons indicate a good significant increase in our pace of purchase - and will continue to do so.』

もちろんネット買入を見ているので償還状況も買入ペースに影響しますが、3月の定例理事会決定以降は買入を拡大しておりますよ、という回答をしていますが、何だかんだと大演説をぶっかましつつ、例えば「月額何億ユーロ」みたいな実額を具体的に示すことはしないし、ファイナンシングコンディションについても何らかのインディケーターがある訳ではなくて総合判断、ということで、緩和的な運営を継続していますよ、というその部分に於いての「やる気」は存分に見せるものの、各論に入ると言ってることがファジーな定性的な話に留まり、定量的に「これだけの量とかこの金利水準で勝負」というのを出してこない、というのが、まあ面白いっちゃあ面白い所ではあるかな、と思いました。


『The phasing out of purchases was not discussed today, while we had the Central Bank of Canada announce by surprise yesterday that it would reduce from Monday - not in several months but from Monday - its purchases for sovereign bonds because of the progress of the recovery. Was this element even brought up by members of the Governing Council today in the discussion, as an example to follow in the near future?(後半割愛)』

カナダ中銀の買入縮小決定に絡めた質問なのですが、こういう質問が来ると物凄い勢いで早期の緩和縮小観測が起きないような説明をする、というのも今回のラガルドさんの会見の順当と言えば順当なのですが、まあ味わいのある所です。

『Lagarde: On the phasing out and the transition question that you had: as I said, this matter was not discussed because it is premature.』

時期尚早と冒頭にぶちかましておいて、

『We still have a long way to go until we have crossed the bridge of the pandemic and the recovery is sustainable, solid. I've referred to an economy on crutches; one fiscal crutch, one monetary crutch.』

威勢の良い経済見通しが出てくるくせに、政策判断絡みの話になると急に「経済は杖ついた状態です、一つは財政政策、もう一つは金融政策という杖の上に成り立っています」とか突如病人怪我人モードになるのが、早期緩和縮小観測が出ないようにしたい、というラガルドさんのスタンスではありますな。

まあこれがマジモンなのか猫被りなのかは時間が経過しないと分からんところでして、地区連銀もとい各国中銀総裁がなんかああだこうだ言うのが、単に発言芸人として勝手に喋っているのか、それともラガルド姐さんの為なら鉄砲玉を買って出る意気込みで特攻する振り付けによって特攻しているのか、というのが現状ではニャンともかんとも読みにくい次第。ちなみにシュナーベルとパネッタがやたらよー喋るのですが(直近でもパネッタが昨日なんか言ってるのですが、たぶんそこまで超目先の現世利益ではなさそうな気がするのでとりあえずパス)、この2名は正真正銘の鉄砲玉なので、この2名がタカ派な話をおっぱじめたらそら市場もビビるとは思います。

話が逸れましたが続き。

『I do believe that this image speaks for itself. The economies of the euro area have to go across the bridge of the pandemic and have to be on solid and sustainable ground in order to walk on a self-sustained basis. Now, obviously we look at what other central banks around the world do on a regular basis. All banks, including Canada, Japan, the Fed, the Bank of England, all of them because we are close-knit and we appreciate what is being done and why. Each and every country has its own specificity and its own accompanying measures that complement their monetary policy. I'm referring here to fiscal plans that can be significant.(後半割愛)』

ああでもないこうでもないと言ってますが、要は欧州が自律回復(杖のサポートを借りずに)するようになるまでは緩和緩和せっせと緩和するし、ほかの国はほかの国でんがなああそれから主要国とはいつも連絡取り合ってまっせ、とかそういう話ですが、とにかく早期緩和縮小観測が現時点でホイホイと浮上してこないように頭抑えつけておりますな、というのは良く分かる説明でした。


その次の質問の後半部分の質疑も割と味わいが。

『(前半割愛)Secondly: what would it take for the ECB to decide to return to the normal pace of PEPP purchases in the third quarter in June, when you publish new economic forecasts?』

前半は改善している経済見通しに関する部分で、それに絡めた質問なのですが、経済見通しがどうなったらPEPPのペースを通常ペースに戻すと決定するのか(前の方での質疑で6月会合で改めて点検をして今後のPEPPペースについて確認する、としていたので)という質問ですが、回答が中々味わいがある。

『Lagarde: (前半割愛)Now, your second question puzzles me a little bit because I don't know what is the normal pace of purchase of PEPP.』

冒頭でいきなりの「PEPP買入の通常ペースとか言われてもそもそも通常ペースというのが分からんがな」という定量的な回答を避けたガールなラガルド姐さんパネえっす。

『We decided in December to no longer be operating on the basis of a linear volume, but we decided to commit to preserving favourable financing conditions. That is a determination that we made in December, that we demonstrated in March, that we observe now, and that will guide our assessment - a joint assessment, comprehensive this time - next June.』

『So there is no normal pace of purchase. There is a commitment that has been made. There is a joint assessment that we are bound to make either at an intermediate level when we don't have the projections, or on a comprehensive basis when we have the projections, to actually jointly assess favourable financing conditions throughout the supply chain of financing, and the inflation outlook, and the impact that one has over the other with a view to returning to the pre-pandemic inflation path, which is clearly going way, or some way, into the inflation aim that we have, which as you know is close to but below 2%.』

買入の額とかペースとかにコミットしているのではなく、結果にコミットしているのであり、その結果とは一義的にはファイナンシングコンディションが望ましい状態にあることだし、究極的には我々の物価目標達成へのパスが維持されることである(キリリッ)とおっしゃることはそらまあ正論おぶ正論なのですが、定量的な話がここまでファジーでぶっこまれると市場としてはどうすりゃ良いのという感じではありますけれども、まあそんなの関係ねえ!とばかりにおもっくそ定性的な総合判断で説明してるの中々すげえなと思いましたし、金融政策の結果に関しては「物凄い長時間が掛かる」と開き直って政策の維持を金科玉条としておられるどこぞの中央銀行におかれましては(以下悪態の為割愛されました)。


・ドイツでマイナス金利政策のリテール預金への転嫁が拡大中という副作用質問に対して

てな感じでPEPP大会みたいな質疑ではあったのですが他のトピックも少々あったので以下参ります。

『A question on negative interest rates, if you please: here in Germany we see an increasing number of banks passing on costs of negative interest rates to private customers. Especially even on deposits of ユーロ25,000 or lower. Do you understand that this upsets people? Could you please explain once more why negative interest rates are necessary?』

こちらの質問者によりますと、ドイツにおいてはマイナス金利政策のコストを預金者に転嫁する銀行が増えてきております、ということでしてこれはイイシツモンタ゛ナーでありますがはてさて回答は、というとこれがまた大演説状態になっているので、まあその時点で突かれると色々とやべーネタであるというのは分かっているんでしょうな、うんうん。

『Lagarde: Well, as you know, interest rates are the traditional tool of monetary policy and based on our experience, the negative interest rates are continuing to be an effective tool for providing monetary policy accommodation.』

はいはいマイナス金利は有用な政策ツール。

『I think we have clear evidence that cutting rates below zero provides additional stimulus to the euro area economy, as rate cuts are passed through the bank lending rates, and overall financing conditions of firms and households. Now, in the whole of the euro area negative rates are passed on to corporates, to a large extent. Not all banks do that, but many banks do that in the euro area.』

借入金利の低下などの効果があります(キリッ)。

『As far as households are concerned, it's 5% of deposit accounts of households that are imposed negative rate consequences by banks. It's higher than that in Germany. It's double that amount, so based on our numbers, based on the data provided by banks, it's 10% of those deposit accounts.』

ユーロ圏全体では家計が保有する預金口座の5%にマイナス金利が適用されていて、ドイツに関して言えば10%にマイナス金利が適用されているそうな。結構多いなと思いました。

『I completely appreciate that people who are saving are not satisfied with being charged the consequences of negative rates. But we have to look at the situation from a global point of view.』

出たな「より幅広い視点で考えるべき」攻撃。

『We cannot look at a particular depositor or a particular category. We have to look at the whole economy, and we know that by putting in place those negative interest rates we are effectively supporting the economy. We are encouraging enterprises, families, households, young couples to actually borrow at very low rates in order to invest, in order to buy their first apartment, in order to buy some equipment.』

この辺りはどこでも同じ言い訳をするわなと思いました。

『The contribution that that is, in order to support the economy, in order to make sure that jobs are kept, in order to make sure that corporates can continue to operate and produce, is clearly a trade-off against some aspects that are resented by those that are only savers, and are not borrowers. In every household you have savers and you have borrowers, so there is always a trade-off. We have to look at the aggregate euro area economy ourselves and deliver on our mandate.』

ま、どこぞの中銀と違って「a trade-off」というだけマシというか、現実にマイナス金利適用の個人客がいる、という時点で批判が飛んでくるステージが違いますからねえ、とは思いました。まあそのステージの違う国の方では元々の借入金利がクッソ低いので下げ効果よりも副作用いやなんでもありません。


・ストラテジーレビューについての質問

『I'll ask a question on the strategy review: could you give us a better idea of the timing when you can actually share your results with us? Has the Governing Council seriously discussed any other options beyond the more symmetric target and dropping the monetary pillar?』

進捗状況について質問がありました。

『Lagarde: Thank you for asking your question on a project that keeps many, many of our very talented staff busy at the ECB, but also in the National Central Banks. That's really a project where everyone is involved and everybody is contributing. We are well into the second half of our strategy review. We have already covered a lot of ground. We still have more work to do and more seminars that are planned in the weeks ahead. My commitment is that we will deliver on our strategy in the fall of '21. If we manage to conclude our set of seminars and to conclude our deliberation to arrive at this new strategy before that, then of course we will come to you and to Europeans and to the European Parliament and to all those that we are accountable to earlier than that. The fall of '21 is clearly the deadline that we have set for ourselves in order to deliver on the strategy and its outcome.』

この秋を明確な期限として只今皆さんいろいろ検討中です、という答えで、

『We are looking at multiple options, proposals, views, recommendations and we are not yet landing in any particular zone that will be the ultimate conclusion because we need to keep all options open. This is a commitment that I have made to the Governing Council members as I am leading this exercise. I promise that we will not deliver until everything has been examined and conclusions have been reached. There are many proposals around. Some more attractive, others more alternative, but we'll get there when we get there.』

まだ固まったものは特にないということですが、それに絡めてYCCの質問が次にありました。


『I would like to know your opinion about the pushback that any sort of explicit yield curve control seems to get from several members of the Governing Council. Is that strategy completely off the table, and would that be something worth discussing as the Governor of the Banco de Espana suggested recently?』

スペイン中銀総裁などが明示的なYCCに関してコメントしているがどうなの??という質問です。

『Lagarde: As I just indicated in the previous response, we are looking at multiple options, multiple proposals as far as our strategy review is concerned.』

先ほどの通りで色々な意見があります、とのことで、

『That's a track in and of its own. Now, we also have our business-as-usual track of business, which consists of deciding monetary policy every six weeks. On that particular track, we are guided by the decision that was made in December, which is not yield curve control, but the commitment to preserving favourable financing conditions. I know it's a little bit more subtle, it's a bit more complicated. It requires that we analyse the financing terms that are available from risk-free rates all the way down to terms and rates available for corporates and households, and the inflation outlook and the impact that one has over the other. It's more complicated than having just a yield definition that we would just abide by, but this is not the choice that was made. We are loyal to the decision that was made in December, applied in March, reiterated in April and that we will also take into account to calibrate our monetary policy decision in June.』

ちなみに今やっているものはYCCではないですよ、という説明をしていて、その後ああだこうだと言ってるんですが、どうも「適正なイールドカーブを定義するというのは難しい」という話をしておられるようで、そらもう仰せ御尤もなのであって、どこぞの中銀(以下悪態のため削除されました)。

とまあそんな所でございます、さあMPMMPM。
 


お題「ドル資金供給のコロナ対応3Mが終了へ/ECBラガルド会見はPEPPの質問のオンパレード(その1)」   2021/04/26(月)08:14:57  
  名古屋ェ・・・・・・・・・・
[外部リンク] 現職の河村たかし氏が当選 4期目へ
2021年4月26日 0時32分

と思ったらなんじゃこりゃ。
[外部リンク] 21時55分 (4月25日 22時36分更新)

『大村秀章愛知県知事のリコール活動団体会長で、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は河村氏の当選について「まあ良かったです、とは思うが、義理で市長選が終わるまで我慢していた。リコールをしようと言い出したのは河村さんなのに、私が言い出したとうそをついたことは許せない。いざという時に逃げる人とは今日をもって友達をやめて、絶交します」と話した。』

『団体事務局長の田中孝博・元愛知県議は「ホッとしている。不正署名問題が原因で河村氏が落選したら、事務局長として心苦しかった」と話す。ただ「残念な気持ちもある。私が問題を起こした犯人だと断定するような発言を公の場でしていたことについては、市長としての資質を疑っている。このような言動が続けば、河村氏のリコールを求める市民が現れる可能性もあるのではないか」と語った。』(以上上記URL先より)

まあ律義ちゃあ律義なんだがお前らそういう大事なことは選挙前に言えよクソバカどもが。

・・・・・・・とはいいましてもまあ名古屋ェとかお前ら言えるのとツッコまれるとねえという感じでして、強権振り回すのを趣味にしているような首長を東京も大阪も抱えてますし、強権振り回すには感染症が(以下爆発音の為聴取不能)。


〇3Mドルオペオファー終了キタコレ!!!!!!

やっと来たか〜。
[外部リンク] 年7月以降の米ドル資金供給について
2021年 4月 23日 日本銀行

『2021 年7月以降の米ドル資金供給について』とトップページを見た瞬間に利率の改定か3Mの停止かさてどっちじゃろと思ったら3Mの停止でした。

『米ドル資金調達環境の改善が維持されていることや、最近の米ドル資金供給における需要の低さに鑑み、イングランド銀行、日本銀行、欧州中央銀行、スイス国民銀行はともに、米国連邦準備制度と協議のうえ、3か月物(84 日物)の米ドル資金供給のオファーを停止することとした。』

キタコレですが、割とお優しいのは次の四半期末まではオファーするということで、

『この運用上の変更は、2021 年7月1日から適用される。公表済みの 2021 年6月 30 日までのオファー日程は変更しない。』

ほうほうそうですかそうですか。まあ7月から適用でしたら経過期間十分ですな。

『1週間物の米ドル資金供給は、2021 年7月1日以降も引き続き週次で実施する。上記の中央銀行は、市場の状況に応じて、3か月物(84 日物)のオファーの再開を含め、米ドル資金供給を再調整する用意がある。』

そらそうですが、まあコロナ緊急対応でおっぱじめた政策なのですから、市場が落ち着けば元に戻すのが政策大勝利の宣言でもありますし、FEDは既にコロナ関連貸付プログラムのうちトランプ予算で突っ込んだものに関しては終了しましたけど、他の中銀は何のかんの言って縮小ちっくな事は出来ているけど正面切って「コロナ緊急対策で行ったこの施策終了」と出したのは(まあこれを今止めても蚊に食われたほども痛くないので無影響とは言え)今回が一発目になりますので、小さいけれども重要な一歩ですね。


・・・・・・・・それはまあ良いんですけど、「コロナ対策三盆の柱」とか言ってドルオペの供給金額まで出してアピールしていた日銀様におかれましては、すっかりその金額の事を言わなくなっておりまして、いやあのですね、別に政治的アッピールで兎に角デカい数字を出して目くらましをしておけば良いや、という理由であの3本の鉛筆を出したのは存じておりますが、結局あの数字に関して何か検証をしたりしたわけでもなくまた日銀は有耶無耶のうちに誤魔化してしまうんですねえと思うのですが、この有耶無耶の誤魔化しばっかりやるもんだから政策割り当てが毎度毎度意味不明になるし、意味不明政策ばっかりやってたらそら期待に働きかけるもへったくれもありませんなあという所であります。

『これらの中央銀行間の米ドル・スワップ取極は、利用可能な常設の制度であり、グローバルな資金調達市場の緊張を緩和する重要な安全弁として機能することによって、国内外で、こうした緊張が家計や企業に対する信用供給に及ぼす影響を軽減することに資するものである。』

ということで必要ならば出しますが、まあコロナシリーズは(どこかの国を除き)収束方向だしめでたしめでたしって所ですよね、うんうん。


ちなみにECB見に行くと、

[外部リンク] operations
Discontinuation of the offering of the 84-day USD liquidity providing operations

『On 19 April 2021 the Governing Council approved the discontinuation of the 84-day USD liquidity providing operations as of 1 July 2021. The decision to discontinue offering dollar liquidity at the 84-day maturity was taken jointly by the Bank of England, the Bank of Japan, the ECB and the Swiss National Bank, in consultation with the Federal Reserve. A related joint press release coordinated among these central banks was issued on 23 April 2021 and is available on the ECB’s website.』

A related joint press releaseってのが
[外部リンク] dollar liquidity-providing operations from 1 July 2021

なのですが、本文がまんまさっきの日銀のと同じ(英語ですけど)とアタクシの英語力では判断ができましたので引用しませんけど、ジョイントプレスリリースってんですからそういう事ですな。ということはSNBに行くとドイツ語とフランス語も見れるのかと思ってSNB見に行ったらあと2つの公用語のイタリア語もあるけどロマンシュ語のページは無いのか。



〇金融政策ウィークを前にECB会見QAでも少々

[外部リンク] STATEMENT
PRESS CONFERENCE
Christine Lagarde, President of the ECB,
Luis de Guindos, Vice-President of the ECB

Q&Aをポニョポニョと成敗して参ります。

・早速質問されるPEPPの縮小ネタだし延々とその質疑が続くのはワロスワロス

一発目の質問が当然のようにこれである。

『Two questions, if I may. Firstly I'd be interested to hear whether you think the outlook is improving sufficiently as your colleagues, Mr Knot and Mr Holzmann, have suggested to consider slowing the pace of PEPP purchases from the third quarter of this year, and whether this was something that was discussed at today's meeting.(後半割愛)』

見通しが十分に改善したら年後半からPEPPの買入ペースを縮小することも視野、というノット総裁とホルツマン総裁の発言があったけど、その辺に関してどうお考えか、そして今回その議論はあったのかお伺いしたい、と火の玉ストレートが飛んでおりますが、なんかの質問に対して大演説が展開されるのですよこりがまた。

『Lagarde: Well, thank you very much for your question, really it gives me a chance to go back to the key part of our deliberations, which has to do with really taking a good look at the economic situation both from a growth perspective, from an inflation perspective, from the financing terms that are available in the context of forming our joint assessment.』

だいたいワイも思いついたものを脊髄反射でオーラルでもキーボードでもそのまま垂れ流す悪い癖があるんですが、ラガルドはんこれは何かダンダラっぽい言い方ですぞ。

『In terms of outlook, it's very much a “on the one hand, on the other hand” situation because there are clearly signs of improvement that are coming from essentially an improvement in the rollout of the vaccination plans in most euro area countries. That's on the one hand. On the other hand, we are clearly seeing continued contagion, continued pressure put upon some of the economic sectors as well as the health sectors. Equally, also on the more negative side, we are seeing the risk of the potential evolution of the virus, variants that can constitute a threat.』

経済の状況に関してと今後の話に関しては感染症の状況とワクチンの状況ですよ、という話をしていまして、まあそれ自体は順当なのですが、米国とはステージが違うので、まあECBの方が説明は楽ちゃあ楽ではございますね。今回はECB出れるのか知らんけど(日本は絶望)、FEDがだいたい路線作ってくれるからそれに乗ればロジックは簡単そうですな(ただし下げまくり過ぎたマイナス金利の収拾は知らん)。

『We still have this overall environment of uncertainty about the economic situations that really surrounds the near-term outlook.』

とりあえず感染症ガーと言っているうちはこのようにuncertaintyを連呼しておれば良い。

『I think it is very much reflected in the consumers’ behaviour because when you look at the retail sales for instance, they rose in February but they remain certainly well below the pre-pandemic level and well below the fourth quarter of 2020. That's an indication of consumer confidence.』

でもってパンデミック関連の不確実性に関しては個人の消費態度によく表れている、という話が出てきました。消費態度の例として小売売上高を示しています。2月小売は良くなったがまだパンデミック前だったり昨年の4Qのレベルを回復していませんと。

『On the other hand, you have now a service sector that seems to be bottoming out, which is still in contractionary territory. The PMI on services is, if I recall, at 49.6, so short of the 50, but heading in the right direction and let's not forget that this was the sector that was most affected by the economic recession.』

一方でサービスセクターについては底打ちが見えてきた感があって、まだ水準自体は回復ステージに至っていないけど、例えばPMIが伸びてきている、ただしまだ50に行ってない、というようなのがそれですよと。

『It's very much as I said, on the one hand, on the other hand. That's for the economic outlook.』

経済に関してはそんな訳で両論併記みたいな状況ですよと。

『If we look now at the risk assessment that we always conduct as well, we still have the same risk assessment as we had back in March. We still see near-term risks tilted to the downside and we still see medium-term risks much more balanced.』

リスクは近いタームは(感染症の再拡大リスクで)下方、中期的には「much more balanced」で質問者の指摘と同じく強くなっています。

『Overall everything that we have looked at in terms of high-frequency indicators, latest information, data, surveys, really confirm the projection that we had back in March. That's on all accounts and in terms of inflation numbers we are also on the same page as we were with our projections back in March. We conduct our joint assessment against that background.(後半割愛)』

ということでやたらクッソ長く説明していて、肝心のPEPPの話はどこへというところから・・・・・・・・

さっきの質問後半(ユーロ高に関してです、ちなみに)は割愛しまして次の質問。

『I have two questions. The first question is again on the PEPP purchases; the Governing Council as you said expects over the current quarter PEPP purchases to continue to be conducted at a significantly higher pace during the first quarter of this year. The question is: what is your assessment of this decision so far? That is, are financial conditions at the moment as favourable as the Governing Council would like them to be?(後半割愛)』

後半の質問に先に回答しているので前半割愛になります。

『Lagarde: (前半割愛)On the PEPP purchases, you did pick up that in the Introductory Statement we decided to keep the pace of purchase at a significantly higher pace. I just want to remind you that when we do that, it's with a view to preserving favourable financing conditions.』

PEPPの買入は好ましいファイナンシングコンディションを維持するためのものですよ、というのは引き続き強調したいとな。で、

『Back in March we observed the financing conditions. We decided that we had to take action and we significantly increased our pace of purchase. That was clearly the case.』

3月に関してはファイナンシングコンディションを観察した結果としてPEPPのペース拡大を決定した、これはクリアなケースですよ、だそうな。

『That decision was made on the [11] March and was readily implemented not for the entire month - which is really the relevant period of time when you want to assess the pace of purchase. We implemented right away as of the 16 March [on settlement basis], and we have continued doing so without any wavering, and in a very determined and decisive way.』

その決定に伴い3月は決定後早速買入ペースを上げましたよ。

『There has been a clear and significant increase in that pace of purchase and it will continue to be that way because as I said earlier on, our assessment of the economic situation is broadly the same. The joint assessment that we do on - I was going to say, on an intermediate basis as opposed to the comprehensive assessment that we conduct at the time of the projections - also lead us to believe that we need to continue those purchases at this significantly higher pace than during the first two months of 2021.』

現状での我々の認識は引き続き2021年1〜2月の買入ペースよりもsignificantly higherに買入を行うことが適切であるとの判断です、とお答えになっていまして、中々先の話をしたがらずにそもそも論から話をおっぱじめて煙に巻くスタイルを取っています。


するとその次の人が「いい加減答えろやこのスットコドッコイ」と言わんばかりに、

『First of all, I just wanted to follow up on one of the previous questions about a gradual phasing out of PEPP purchases in the third quarter.』

再度ねじ込んでまいりました。

『I'd like to know what the ECB would need to see in order for it to return to its normal pace of purchases. Would this be a confirmation of the economic outlook that you saw in March, as your colleague Klaas Knot suggested in a recent interview? Or would you need to see an upward revision to your forecasts or an end to restrictions? What can you tell us about that?(後半はこの次に)』

で結局の所買入をノーマルなレベルに戻すためには何か追加の見通し改善が必要なのかそうじゃないのか、ノット総裁がインタビューで言ってた件に絡めてどないよということで、一段のアップウォードリビジョンが必要なのか、見通し通りに推移して行けば縮小ステージに行けるのか?とだいぶ具体的なぶち込み方をしておりますな。

ラガルド姐さんの答えですが、ゴリゴリと何度も質問されてさすがに忍法そもそも論をして煙に巻くの術を使っている場合でも無かろうという感じになったようで、やっとヘッドラインのネタになっていた「PEPP縮小の議論はしておりません」という回答が出てくるのでした。

『Lagarde: On the first one: let me just assure you that on the occasion of this Governing Council we did not discuss any phasing out of PEPP because it is simply premature.』

さっきまでの忍法は捨てていきなりド直球で返答。「単純に時期尚早」ってどストレートな回答。

『I would also observe that any determination concerning the pace of purchase under the PEPP is done not on a date or a calendar basis. It is data dependent. We have pledged to preserve favourable financing conditions.』

・・・・・をしたと思ったらまた煙巻き話法になっておりまして、PEPPの買入ペースに関してはデータディペンデント(ナンヤソラ)だから日付やカレンダーベースで考えるのは適切じゃない、とまあナンヤソラな回答ですが、「買入ペースを顕著に増やす」って定量的な決定をしている筈なのに買入のペースの具体的な部分は定性的に判断するって雰囲気で何ちゅうかかんちゅうか捉えどころのない説明じゃな。

『We conduct a joint assessment of those financing conditions throughout the whole spectrum, and the inflation outlook. It's the combination of the two - the financing conditions and the inflation outlook, it's on the basis of these two elements, which are quite complicated in their own respect, each of them - that we determine the pace of purchase.』

買入のペースの調整にあたっては「ファイナンシングコンディションとインフレのアウトルックを見る」だそうで、そんな話最初してましたっけ????という感じなのですが何だかそういうのを勘案しながら運営しているんですとよ。まあ要するにファジーなんでしょうとゆー感じですが。

『That's what we have done this time around on an intermediate basis. We will do it again in June, when we have the projections, but any phasing out was not discussed and it is just premature.(後半は次に)』

とりあえず正面切ってペース減額するというのは時期尚早(ペースを減額しないとは言っていない)という感じですか、何だか良く分からんですな。


でもって質問した人、じゃあ聞くが「ファイナンシングコンディション」の状況悪化してねえか直近、とぶっこんでおります。

『(前半割愛)Second of all, in terms of financing conditions - which you were just speaking about - your bank lending survey this week showed that banks expect to tighten credit standards even further in the current quarter after they've already done that in the past three quarters. Is that a worrying sign, in your assessment, and what is the ECB doing about that?』

直近のバンクレンディングサーベイの内容が悪化しているけどどう思いますか?と来ました。

『Lagarde: (前半割愛)On the bank lending survey, I would just remind you that - and I think it's mentioned very clearly in the Introductory Statement - that loan volumes have actually slightly increased over the last quarter.』

貸出は伸びておりますよ、と来ました。

『That is for the non-financial corporate sector. It has remained roughly the same for the households. That's of course backward-looking. The BLS is also forward-looking and translates really the sentiment and the views of banks as to their future activity. This BLS, as far as the sentiment about their future activity, indicates two things.』

でもってそれは主に非金融の企業セクターの所で家計のローンはほぼ同じでした。という話はバックワードルッキングの話であり、バンクレンディングサーベイは今後の話になりまして、このサーベイ結果は以下の2つの事を示唆します、だそうな。

『One is, there is moderate tightening as opposed to much stronger tightening in the two previous surveys, so while it is still tightening, that tightening is moderate. Second, there is the view by banks for their future activity that there will be less demand originating from the non-financial corporate sector on the grounds of less need for investment and capex in particular. That's what we are taking away from the BLS.』

ナンヤソラという感じはせんでもないですが、一つには貸出態度にモデレートなタイトニングが起きているというのと、もう一つはそもそも借入需要があまり出てこないという見通しがある、というのがそのインプリケーションなんですとよ。

『The third point that we take away as well, and that's what banks are actually saying, is that TLTROs, TLTRO III in particular of course - PELTROs to a certain extent for some banks - are playing a critically important role in helping with their lending operations.』

二つとか言ってたのになぜか3つ目が登場していますが、TLTRO的なECBの施策は金融機関の貸出をサポートするのに重要な役割を果たしている、ということが言えるし金融機関からもそのような声が聞こえるという自画自賛攻撃キタコレ。

『The recent take-up that we have seen back in March of the latest TLTRO operations is evidence of the fact that banks are drawing benefits from those TLTROs, under the condition, I'll remind you, that they continue to extend lending to the economy at least on par with what they were doing pre-pandemic.』

先日のTLTROに盛大な需要が集まったのがそのエビデンスですよ、と来て最後に「I'll remind you, that they continue to extend lending to the economy at least on par with what they were doing pre-pandemic.」とパンデミック以前のレベルまで戻るのが重要、というので締めています。


・・・・・・・・今回の会見、PEPPに関する質疑が目の子で半分以上あるというオモシロ会見になりましたが、今回は地蔵会合なのが最初から見え見えだったこともあり、PEPP以外のネタではそもそも論の話もあったりしまして、金融政策論点的には面白い(現世利益的にはそんなに直接の影響がないと思う)物件に仕上がっている感じでして、PEPPの質問ももうちょっとあるのですが、その辺も含めて続きは明日で勘弁してくんなましでございまする。
 


お題「ECBは政策は地蔵でしたが経済の現状認識はしらっと改善(でも地蔵は地蔵)」   2021/04/23(金)08:09:36  
  アル・カポネがアップを始めました(違)。
[外部リンク] 13時00分

『飲食店に対しては、酒類の提供は終日禁止にしたうえで、営業時間はまん延防止等重点措置と同じ午後8時までとする方向で政府と協議を進めている。』(上記URL先より)

「提携している酒販店からの持ち込み可」の店が爆誕するに100イソジン。


〇新コロオペ残高増加とな

うむ。
[外部リンク] 4月 22日
日本銀行

『2.貸付予定総額』ちゃんを見ますと、

『(参考)貸出残高(注) 667,897億円』

だそうですが、3月が
[外部リンク] 648,264億円』

だったので増えてるのかよ(しかも2兆円)という所でございますが、まあ何ちゅうかこのオペももにょる所があるんですけどまだ考えがまとまっていないのでもにょっていますよという話だけしておく。


〇ところでECBですが政策は地蔵で経済認識の足元が若干引きあがったものの先行き見通しは不変のようです

今(日本時間の23日朝)ECBのトップページを見に行くと漏れなくラガルド姐さんの巨大サムネを見ることができます。

[外部リンク] Twitter Q&A with Isabel Schnabel

Executive Board member Isabel Schnabel will be answering your questions live on Twitter from 14:45 CET on Wednesday, 28 April.』

日銀がこの企画をやるとなったら不肖このアタクシ、5秒でツイッターアカウントを作成して10秒で質問の弾幕を盛大に張る自信がありますが、まあしかしそれやったらどう見ても祭り会場兼大喜利会場になるに1万麿と言った所で。


・声明文である

[外部リンク] RELEASE
Monetary policy decisions
22 April 2021

前回はこちら
[外部リンク] today’s meeting, the Governing Council decided to reconfirm its very accommodative monetary policy stance:』

ちなみにこちらの最初の文章ですが、
『The Governing Council took the following decisions:』(3月)
『The Governing Council decided to reconfirm its very accommodative monetary policy stance.』(1月)
『In view of the economic fallout from the resurgence of the pandemic, today the Governing Council recalibrated its monetary policy instruments as follows:』(12月)
(10月のはクッソ長いから割愛します)

とかいう感じで何か変更があると微妙にだんだらが長くなるんですが今回はこれなので事前の世の中の予想通りに変更なしですな変更なし。

『The interest rate on the main refinancing operations and the interest rates on the marginal lending facility and the deposit facility will remain unchanged at 0.00%, 0.25% and -0.50% respectively. The Governing Council expects the key ECB interest rates to remain at their present or lower levels until it has seen the inflation outlook robustly converge to a level sufficiently close to, but below, 2% within its projection horizon, and such convergence has been consistently reflected in underlying inflation dynamics.』(今回)

『Third, the interest rate on the main refinancing operations and the interest rates on the marginal lending facility and the deposit facility will remain unchanged at 0.00%, 0.25% and -0.50% respectively. The Governing Council expects the key ECB interest rates to remain at their present or lower levels until it has seen the inflation outlook robustly converge to a level sufficiently close to, but below, 2% within its projection horizon, and such convergence has been consistently reflected in underlying inflation dynamics.』(3月)

政策金利変更なし、ガイダンスに関わる文言も変更なしです。前回のが「Third」から始まってるのは前回PEPPとかをいじった関係です、為念。


『The Governing Council will continue to conduct net asset purchases under the pandemic emergency purchase programme (PEPP) with a total envelope of ユーロ1,850 billion until at least the end of March 2022 and, in any case, until it judges that the coronavirus crisis phase is over. Since the incoming information confirmed the joint assessment of financing conditions and the inflation outlook carried out at the March monetary policy meeting, the Governing Council expects purchases under the PEPP over the current quarter to continue to be conducted at a significantly higher pace than during the first months of the year.』(今回)

『First, the Governing Council will continue to conduct net asset purchases under the pandemic emergency purchase programme (PEPP) with a total envelope of ユーロ1,850 billion until at least the end of March 2022 and, in any case, until it judges that the coronavirus crisis phase is over. Based on a joint assessment of financing conditions and the inflation outlook, the Governing Council expects purchases under the PEPP over the next quarter to be conducted at a significantly higher pace than during the first months of this year.』(3月)

PEPPに関しても言ってることは前回と同じです(やってることの話は真面目に計数集計してからいずれ)。

『The Governing Council will purchase flexibly according to market conditions and with a view to preventing a tightening of financing conditions that is inconsistent with countering the downward impact of the pandemic on the projected path of inflation. In addition, the flexibility of purchases over time, across asset classes and among jurisdictions will continue to support the smooth transmission of monetary policy. If favourable financing conditions can be maintained with asset purchase flows that do not exhaust the envelope over the net purchase horizon of the PEPP, the envelope need not be used in full. Equally, the envelope can be recalibrated if required to maintain favourable financing conditions to help counter the negative pandemic shock to the path of inflation.』(今回)

『The Governing Council will purchase flexibly according to market conditions and with a view to preventing a tightening of financing conditions that is inconsistent with countering the downward impact of the pandemic on the projected path of inflation. In addition, the flexibility of purchases over time, across asset classes and among jurisdictions will continue to support the smooth transmission of monetary policy. If favourable financing conditions can be maintained with asset purchase flows that do not exhaust the envelope over the net purchase horizon of the PEPP, the envelope need not be used in full. Equally, the envelope can be recalibrated if required to maintain favourable financing conditions to help counter the negative pandemic shock to the path of inflation.』(3月)

PEPPの買入に関しては物凄くファジーな「フレキシブルにやります」部分は前回と完全一致。

『The Governing Council will continue to reinvest the principal payments from maturing securities purchased under the PEPP until at least the end of 2023. In any case, the future roll-off of the PEPP portfolio will be managed to avoid interference with the appropriate monetary policy stance.』(今回)

『The Governing Council will continue to reinvest the principal payments from maturing securities purchased under the PEPP until at least the end of 2023. In any case, the future roll-off of the PEPP portfolio will be managed to avoid interference with the appropriate monetary policy stance.』(3月)

PEPPで買入を行った資産残高に関しては少なくとも23年末までは残高を維持する(償還分の再投資をする)というお話も同じ、ってまあ声明文冒頭にああ書いてあるので基本的にこの辺は全文一致してないとおかしいんですけれども、どうもこう日銀の芸術的な声明文作成能力を日頃から目の当たりにすると、冒頭の一文を見れば全文一致だと思っても確かめざるを得なくなるのが日銀文学検定準1級(大嘘)の悲しい修正だし、日銀様におかれましてはその類稀なる能力の高さをヘナチョコ文学などに使うのではなく(以下無関係の悪態の為割愛されました)。

『Finally, the Governing Council will continue to provide ample liquidity through its refinancing operations. In particular, the latest operation in the third series of targeted longer-term refinancing operations (TLTRO III) has registered a high take-up of funds. The funding obtained through TLTRO III plays a crucial role in supporting bank lending to firms and households.』(今回)

『Finally, the Governing Council will continue to provide ample liquidity through its refinancing operations. In particular, the third series of targeted longer-term refinancing operations (TLTRO III) remains an attractive source of funding for banks, supporting bank lending to firms and households.』

最初に今回のこの部分見て、ファーストもセカンドもなくて何でファイナリーなんだよと思いまして、前回の丸写ししてワーディングミスったのかと思いましたがw何か前回と文言違うじゃんと思ったら、直近のTLTRO3が需要を盛大に集めたことを自画自賛ちゅうか何ちゅうな話をしているだけで、特に政策的に何か変更の意図があるとかそういうたぐいのものではありませんでした。

『The Governing Council stands ready to adjust all of its instruments, as appropriate, to ensure that inflation moves towards its aim in a sustained manner, in line with its commitment to symmetry.』(今回)

『The Governing Council stands ready to adjust all of its instruments, as appropriate, to ensure that inflation moves towards its aim in a sustained manner, in line with its commitment to symmetry.』(前回)

これも定型文言状態なので変更なし。


・ラガルド会見と思ったら今日はQ&Aまで出とるやん!!!!(なおネタには間に合わん模様)

ECBはえええええええ
[外部リンク] STATEMENT
PRESS CONFERENCE
Christine Lagarde, President of the ECB,
Luis de Guindos, Vice-President of the ECB
Frankfurt am Main, 22 April 2021

何と日本時間の今朝の時点でQ&Aが出てるって早いわと思いましたが、まあ他にややこしいことが無かったから作成がサクサクと進んだとかそういう感じでしょうか。なおアタクシもやる気を出してECBのユーチューブ(今ならトップページからリンクがあるので見れるが何せ小一時間掛かるのが難点)をライブと言いたいけど終わってから慌てて聞いたんですけど、途中で寝落ちしてしまって変な夢を見るわ寝起きは悪いわwww

ということでQ&Aまでは多分無理なので例によってイントロダクトリーステートメントから。

『While the recovery in global demand and the sizeable fiscal stimulus are supporting global and euro area activity, the near-term economic outlook remains clouded by uncertainty about the resurgence of the pandemic and the roll-out of vaccination campaigns. Persistently high rates of coronavirus (COVID-19) infection and the associated extension and tightening of containment measures continue to constrain economic activity in the short term.』

最近パンデミックのせいで経済の先行きが云々を言うのに、ECBの方々がよく「clouded by uncertainty」みたいな言い方をするんだが、この表現を見ると「behind the clouds is the sun still shining」を連想するんですが、何せアタクシはドメドメジャパニーズなもんでこういうの欧米人じゃないと分からんからにゃあ(チラチラ)。

『Looking ahead, progress with vaccination campaigns and the envisaged gradual relaxation of containment measures underpin the expectation of a firm rebound in economic activity in the course of 2021.』

先行きはワクチン接種がワクワクと進めばリバウンド来ますよ、というのはいつもの話。

『Inflation has picked up over recent months on account of some idiosyncratic and temporary factors and an increase in energy price inflation. At the same time, underlying price pressures remain subdued in the context of significant economic slack and still weak demand.』

物価に関しても認識は基本同じで、現状起きている上げは「some idiosyncratic and temporary factors」とエネルギー価格上昇によるもので、一方で「significant economic slack and still weak demand」で基調的な物価は弱いままですよ、という話をしておりまして、米国様のように「一時的要因」だけで全部片づけているのではなく、経済のスラックはあるはそもそも需要がまだまだ弱いわ、と経済が弱いというのを強調しておりますので、同じ物価上昇と言っても中央銀行の認識という面で見た場合のステージは全然違っていて、欧州の場合はここからヘイヘイ中銀ビビってるーとはならないのは明らかですな。よって、

『Preserving favourable financing conditions over the pandemic period remains essential to reduce uncertainty and bolster confidence, thereby underpinning economic activity and safeguarding medium-term price stability.』

ということでパンでみっくの中ではそらもう大緩和政策が大正義よ、という話をするだけの余裕(まあ余裕があるのは経済が幸福なんじゃないから良い話でも何でもないが)があります。

『Euro area financing conditions have remained broadly stable recently after the increase in market interest rates earlier in the year, but risks to wider financing conditions remain.』

ファイナンシングコンディションは市場金利がちと上がったけど安定しています、でも先行きのリスクはまだあるよね、という認識ですが、まあこれはコロナのパンデミックがあばばばばーという状態の中ではひたすらこの話をしていれば良いので、政策のガイダンスを示す云々の話になると中銀楽なんですよね。よってこうなる。

『Against this background, the Governing Council decided to reconfirm its very accommodative monetary policy stance.』

声明文の最初にあった奴でして、以下7パラグラフに渡って今回の政策決定、と言っても地蔵なのですが、その地蔵説明をしているのですけど、言ってることは声明文と同じなのでばっさり7パラ分すっ飛ばして、政策決定に関する説明の纏めパラまでワープします。

『These measures help to preserve favourable financing conditions for all sectors of the economy and thereby underpin economic activity and safeguard medium-term price stability. We will also continue to monitor developments in the exchange rate with regard to their possible implications for the medium-term inflation outlook. We stand ready to adjust all of our instruments, as appropriate, to ensure that inflation moves towards our aim in a sustained manner, in line with our commitment to symmetry.』

と言ってもゆうとることはそんなに変わった話ではない。さてそれはそれとして経済物価見通しの部分に進む。

『Let me now explain our assessment in greater detail, starting with the economic analysis. Euro area real GDP declined by 0.7 per cent in the fourth quarter of 2020 to stand 4.9 per cent below its pre-pandemic level one year earlier.』

『Incoming economic data, surveys and high-frequency indicators suggest that economic activity may have contracted again in the first quarter of this year, but point to a resumption of growth in the second quarter.』

1Qはどうもまた調整したようだが、2Qは再回復コースのようだ、だそうです。

『Business surveys indicate that the manufacturing sector continues to recover, supported by solid global demand. At the same time, restrictions on mobility and social interaction still limit activity in the services sector, although there are signs of a bottoming-out.』

ちょっと長くなりすぎるから前回との比較をすっ飛ばしまくっておりますが、今回ちょっと違ったのは経済の認識のこの部分で、サービスセクターに関して「there are signs of a bottoming-out」と底打ちのサインが見られる(底打ちしたとは言っていない)というのがあって(前回はアンイーブンな状況の話だけにとどまっている)、一応経済のアセスメントはさっきの2Qの再発進云々も含めて、上方修正にはなっているな、という感じです。

『Fiscal policy measures continue to support households and firms, but consumers remain cautious in view of the pandemic and its impact on employment and earnings. Despite weaker corporate balance sheets and elevated uncertainty about the economic outlook, business investment has shown resilience.』

更にこちらの部分、財政だの人々の行動だのの話は同じなのですが、企業の投資が「investment has shown resilience」という認識を示しておりまして、こちらも前回から見ると現状認識が改善しています。

・・・・やっぱ引用しますね、前回3月のイントロダクトリーステートメントの当該部分です。

『Economic developments continue to be uneven across countries and sectors, with the services sector being more adversely affected by the restrictions on social interaction and mobility than the industrial sector, which is recovering more quickly. Although fiscal policy measures are supporting households and firms, consumers remain cautious in the light of the pandemic and its impact on employment and earnings. Moreover, weaker corporate balance sheets and elevated uncertainty about the economic outlook are still weighing on business investment.』(3月)

ということで何気に現状認識がコンポーネントを見ると改善していることが示されています。

『Looking ahead, the progress with vaccination campaigns, which should allow for a gradual relaxation of containment measures, should pave the way for a firm rebound in economic activity in the course of 2021. Over the medium term the recovery of the euro area economy is expected to be driven by a recovery in domestic and global demand, supported by favourable financing conditions and fiscal stimulus.』

先行きの話はワクチン様次第の面があるから今は決め打ちできず、いつものフワフワした表現のままです。ただし、現状認識が改善しているのでリスク認識に関しては、

『Overall, while the risks surrounding the euro area growth outlook over the near term continue to be on the downside, medium-term risks remain more balanced.』

と「medium-term risks remain more balanced」キタコレになっています。

『On the one hand, better prospects for global demand - bolstered by the sizeable fiscal stimulus - and the progress with vaccination campaigns are encouraging. On the other hand, the ongoing pandemic, including the spread of virus mutations, and its implications for economic and financial conditions continue to be sources of downside risk.』

まあ他の部分は同じっすな。でもって物価に関しては足元上がっているけどそれは各種特殊要因であって、基調的には依然としてアカンタレだし云々って話になっておりましてさっきの説明と同じです、いちおうだらっと引用します。

『Euro area annual inflation increased to 1.3% in March 2021, from 0.9% in February, on account of a strong increase in energy price inflation that reflected both a sizeable upward base effect and a month-on-month increase. This increase more than offset decreases in food price inflation and in HICP inflation excluding energy and food.』

これが現状認識。

『Headline inflation is likely to increase further in the coming months, but some volatility is expected throughout the year reflecting the changing dynamics of idiosyncratic and temporary factors. These factors can be expected to fade out of annual inflation rates early next year.』

来年の頭になると各種特殊要因は消えまっせ、だそうです。

『Underlying price pressures are expected to increase somewhat this year, owing to short-term supply constraints and the recovery in domestic demand, although they remain subdued overall, in part reflecting low wage pressures, in the context of economic slack, and the appreciation of the euro exchange rate. Once the impact of the pandemic fades, the unwinding of the high level of slack, supported by accommodative fiscal and monetary policies, will contribute to a gradual increase in inflation over the medium term.』

基調的な物価の先行きに関しては今後回復すれば良くなっていくでしょうとはさすがに説明していますね。

『Survey-based measures and market-based indicators of longer-term inflation expectations remain at subdued levels, although market-based indicators have continued their gradual increase.』

インフレ期待は若干上がったけど水準はアカンタレ、という認識です。

ここで時間が無くなったので続きは週明けにでも。
 


お題「ウォーラー理事とバーキン総裁(リッチモンド)の発言を拾ってみましたが金融緩和に親和的ですな」   2021/04/22(木)08:06:52  
  越谷レイクタウンがアップを始めました(大嘘)。
[外部リンク] 4都府県に緊急事態宣言で調整 あすにも決定へ
2021年4月22日 5時02分

多摩センターの某テーマパークは思いっきり対象になりそうですが、舞浜の某テーマパークは東京じゃないからどうなるんすかね〜。


〇微妙なFED高官の微妙な発言を出遅れながら拾ってみる企画(ウォーラーとバーキン)

・ウォーラー理事のCNBCインタビュー(ただし先週金曜日の発言で記事は16日の物件)

CNBC最高や!WBSなんか(以下割愛)
[外部リンク] RESERVE
Fed’s Waller says the economy is ‘ready to rip’ but policy should stay put
PUBLISHED FRI, APR 16 2021 11:30 AM EDT
UPDATED FRI, APR 16 2021 1:06 PM EDT
Jeff Cox

インタビューをすると動画を出してくれるのもありますが、文字起こししたり記事をきっちり載せてくれるCNBCは偉大なり、と讃えつつ最初の『KEY POINTS』を拝見。(以下引用部分は上記URL先からです)

『・Fed Governor Christopher Waller told CNBC on Friday that the economy “is ready to rip.”』

『・However, he said there’s still “no reason to be pulling the plug” on the heavy levels of policy support the central bank is providing.』

慣用表現っぽいのを使われるとドメドメジャパニーズのアタクシ困るんですが、だいたいこう言いたいのは経済はもうここからドバーっと拡大局面来ますよ、って事とだからと言って政策サポートをここで外すという理由はありまへんなあ、って事を言っているのは何となく把握した。

『・Waller said he also expects inflationary pressures to be temporary, though he forecasts 2021 to run at 2.5%, well above the Fed’s 2% target.』

2021年のインフレ率は2.5%まで上昇すると見ているがインフレ圧力はテンポラリーであって、ここから起こる物価上昇はモノホンではなくあくまで一時的なのでヘーキヘーキ、と仰せになっているので、前2段はそういう事やぞとゆー話ですの。

というので内容はお察しなのですが記事本文を見ますと、

『Federal Reserve Governor Christopher Waller said Friday he sees the U.S. economy as set to take off, though not at a fast enough pace that the central bank should start tightening policy.』

経済はテイクオフするのだが政策をタイトニングすべきほどの速度ではない、という虫の良さそうな見通しだそうです。

『“I think the economy is ready to rip,” Waller told CNBC’s Steve Liesman during a “Squawk on the Street” interview. “There’s still more to do on that, but I think everyone’s getting a lot more comfortable with having the virus under control and we’re starting to see it in the form of economic activity.”』

でもってこっちがウォーラー理事のコメント(リーズマンが聞き手だったのね)ですが、ワクチン接種でヒャッハーだと仰せのようです。以下がまた解説部分になります。

『Those comments came amid a decidedly upward move in economic data.

In March alone, nonfarm payrolls jumped by 916,000, retail sales saw a 9.8% stimulus-fueled boom, and multiple manufacturing gauges reached their highest levels in years.

There are further indications that job growth continued into April, with jobless claims last week tumbling to 576,000, easily the lowest level since the early days of the coronavirs pandemic.

Coupled all that with a vaccination pace in excess of the 3 million a day, and it adds up to a strong outlook, Waller said.』

ここもと物凄い勢いで威勢の良い経済指標がバカスカ出る中で個人消費殲滅プレイが登場する予定のジャパンとの差を感じてしまうまな訳ですが理事のお言葉。

『“We can get the virus pretty much under control. We get 70% of the population vaccinated, then all the fundamentals are there for good, strong growth that we left back in January, February of 2020,” he said.』

と威勢の良い話をしつつ、

『“We’ve still got room to catch up to where we were. We’re making up for lost ground.”』

コロナ前に戻ってませんからねえだそうだが、コロナ前の時点でそもそも金融不均衡がどうしたとかいう話になっていたような気がするのはすっかりなかった事になっているという事実はあるのでエエンカイナとは思うんですが、これが単に早期緩和縮小観測を消すためのお芝居なのか、バブル上等だぜヒャッハーと頭のネジが飛んでいるのかの判別がつきかねるのが困ったちゃん。

ただまあ何となくですけど、普通に債券のポジション取りしてる人達のコンセンサスって年末から来年の頭からテーパリング開始は読んでると思うのですが、他市場ちゃんがどうなのというのは良く分からん。


そして次の小見出しが『‘No reason to be pulling the plug’』なのでお約束の「経済見通しはバンバン強くなってきましたが物価がアガランチ会長なので政策は大緩和継続だぜヒャッハー」部分になりますが、最初のところはCNBCの解説なので読み飛ばして無問題なのですっ飛ばして理事の発言に飛ぶ。

『“We’ve got to make that up first,” Waller said. “Other parts of the economy seem to have really come back. We still have relatively high unemployment rates, particularly for minorities, and so we’ve still got a long way to go. There’s no reason to be pulling the plug on our support till we’re really through this.”』

マイノリティーや社会弱者の方々がまだ失業で苦しんでいるし、大体からして失業率だって相対的に(ってコロナ前との比較だと思う)高いし、現状の緩和政策を引っこ抜くべき理由なんぞありゃせんわとのお告げですが、まあここはFED高官のお約束の説明なので順当順当。

『Waller added that he thinks inflationary pressures that have begun to show up are likely temporary, a view widely held at the Fed. The consumer price index rose 2.6% in March from a year ago.』

ということで物価上昇のお話、インフレ圧力は見られているがそれは恐らく一時的(likely temporary)でしょうというのはFEDの内部でも共有されている見解ですよ(まあそうじゃなかったら緩和縮小議論がもっと盛大に登場するからね)だそうです。

『Waller said he expects the Fed’s preferred inflation gauge based on personal consumption expenditures could run around 2.5% for 2021.』

つーので記事は終了してて、インタビュー自体は4分なんで聞いてみましたが、アタクシの耳ベースだから間違ってたらゴメンやでなんですが、テンポラリーの理由に関しては「ベース効果」と「コロナ対応で消費を控えて貯蓄してた分がドドーンと出てくる分ってのは一時的ですよね」というのが基本的な見解で、まあそらそうかも知れないのですが、質問してたスティーブは(先週の金曜だったので)直近のミシガン大学サーベイのインフレ期待が上昇している話をしていて、そっちに関しては正面からは回答していない感じが致しました(アタクシのヒアリング能力依存なので気になる方は記事中に動画(電話インタビューだけど)があるので聞いてちょ、4分です)。

とまあそういう訳で、とりあえず2.5%くらいまではインフレが来てもビビらん、というのはだいたい把握できたので、あとはそれより上振れになるのか、あるいはテンポラリーと言い張れなくなる状況が来るかどうか(というか来た方がオモロイ上に金利村的には金利上がらんと商売にならんのでワシとしてはステイツ様物価上がってくださいお願いします状態なのだが)、まあ目先1か月やそこらで勝負の付く話でも無いと思うので、夏から秋に向けてのお楽しみですな。


・リッチモンド連銀バーキン総裁の講演はあんまり金融政策とは関係なのですがまあテキストがあったので引用しておく

これまた16日の物件で多分ニュースネタとしては面白みに欠けたのかそんなにヘッドラインをにぎわせていた気がしませんが。

[外部リンク] Last Mile for Stimulus
April 16, 2021
Tom Barkin President, Federal Reserve Bank of Richmond

お話自体はそんなに長くないのでサクッと参りますが、ネタ的には「アンイーブンリカバリー」の話でございまして、まあ要はアンイーブンリカバリーだからマクロ指標だけ見てホイホイと緩和を縮小するのはアカンがね、というお話をしておりまして、一部の変態を別にしますと、概ねFED高官は足もとでこの話を持ち出してくる(さっきのウォーラー理事の話でもまだ困窮する人がいます、ってありましたわな)のでありまする。

ということで、バーキン総裁の講演も最初の方は「ドドーンと政策をぶっこんだが未だにその効果が実感できずに困窮しておられる方がおいでです」という話をしております。では最初から。

『In the past year or so, Congress has passed the largest stimulus bill in American history - twice. Almost $6 trillion has been allocated in response to COVID-19 to date, and at least $3.7 trillion has been disbursed or committed. These have been critical investments to help small businesses and unemployed workers get to the other side of this crisis. 』

過去最大の財政をぶっこみましたが・・・・・・・・・

『Despite this funding, we still hear from many people across our district that they are struggling to pay the rent, feed their families, and stay connected to work and school - even though these are areas Congress has targeted.』

財政によるファンディング支援策にも関わらず、家賃の支払いやら食費やらに困ったおられる方も我がリッチモンド管内でも多くいます、との事ですが、そこで「ファンディングプログラムをお助け金利にしてバンバン借りれるようにしましょう」とはならないでマクロ政策の緩和を続ける、という話になることに関しては正しいのか正しくないのか、その辺はよー分かりませんね。ただまあジャパンの場合は事ある毎にバンバカと低利融資(今般なんぞはゼロゼロ融資ですもんねー)が飛び出すお国の結果を見てるとまあこれが正しいのかは分からんけど、ベターなのかもしれないし、そもそも国の経済構造が違うから何が正しいとか結果ではんだんするしかないんでしょうけど、こういう時にバジョット・レートで行くのかハイパーお助け金利をばらまくのか、というのは永遠の課題のような気がします。

『For example, $47 billion has been allocated specifically for emergency rental assistance, yet the Philadelphia Fed estimates that the 1.8 million renter households in arrears still owe $11 billion in rent.1 And roughly $70 billion has been directed toward nutrition assistance, but 45 million people (including 15 million children) were projected to face food insecurity in 2020.』

この辺は具体的な状況の話。

『When it comes to broadband, between 18 million and 42 million people don’t have access to high-speed service. More than $13 billion has been made available during the pandemic to expand access and help people pay their bills, and the American Rescue Plan includes the potential for up to $10 billion in additional investment. That’s in addition to the roughly $30 billion that had been dedicated to broadband before the pandemic. But our analysis suggests that less than half of this prior funding has been distributed due to challenges with application approvals, map definitions and the like. So we could see difficulties with the latest rounds of funding as well.』

何故に高速インターネット回線の話と思ったのですが、バイデンプランその2がその手のインフラ整備でございましたっけ。

『What is standing between the trillions of dollars in support and the people who need it- Talking with community leaders throughout our district, we’ve heard four key themes.』

『Whether communities are working to provide short-time emergency aid (such as housing assistance) or long-term infrastructure (such as broadband), delivering the “last mile” requires awareness, capacity, simplification and alignment.』

てな訳で講演のお題「The Last Mile for Stimulus」の話になる。

『The first challenge is awareness: It’s hard to apply for help if you don’t know it exists. In a February survey, for example, the rental management company Avail found that almost 48 percent of landlords and 69 percent of renters didn’t know government rental assistance was available.2 And even people who are aware that programs exist might not know how to find a local program or how to apply.3 Similarly, many adults don’t know that there’s an emergency broadband benefit coming to help them pay their internet bills. (Takeup has also been quite low for the Federal Communication Commission’s (FCC’s) Lifeline subsidy program, which predates the pandemic.) 』

『The solutions to raise awareness don’t have to be complicated - but they require knowing who you’re serving and what they need. For example, when we talked with Hispanic business and community leaders in Manassas, Va., last month, we heard that reaching immigrant populations has been especially challenging. Providing translation assistance and sharing information through trusted local groups can go a long way.4』

長いんですが物凄く超訳すると「せっかく政策をぶっこんでも対象となる人にきちんと周知されないとその政策が使われないから行かんですよね」という話をしているようですな(端折り過ぎですかそうですか)。

『Another challenge is that many communities don’t have the capacity - either in terms of people or in terms of technology - to distribute funding. Looking again at rental assistance, state and local governments have been responsible for administering these programs from beginning to end: getting the word out, determining eligibility, reviewing applications, distributing payouts and all the tasks in between.5 That’s a lot to do in a short time, especially amid an unprecedented public health crisis. As a result, many local governments have partnered with nonprofit organizations to increase their capacity and try to meet the demand, but these nonprofits are themselves trying to adapt their operations and increase their bandwidth.』

コミュニティのレベルまで降りた時に、政策を活用するための人材やインフラが不足していて折角の政策が効果でませんがな、ということが起きるのもアカンがね(また盛大に端折りました)とかそういう話をしているような気がする。

でもって以下色々な例をだしていて、要はインフラ整備や人員などの不足によって政策効果のラストワンマイルが届かん例が沢山ありまっせという話をしているっぽいのですがそこは飛ばして次に行く。

『The third challenge we’ve heard is the complicated constraints that accompany government funding. Of course, we want the government to be careful with our tax dollars, but stipulations about when and how the money has to be spent don’t always align with local needs.』

次はワシントン様がぶっこんでくる政策が必ずしもその地域によってはマッチングしないんですが、みたいな話をしているようで、このバーキンさんの講演、 特に後半が「For example」で色々な話をしていて、個別の話としては興味深そうなのですが、ネタにするのしんどいのでその辺は全部飛ばします。

『So what does it take to increase awareness, build capacity and navigate complicated waters- When we look at the success stories, the common theme is effective alignment through partnerships - nonprofits, local governments, and private companies pulling in the same direction. Working together creates a sense of shared investment, shared cost, and enables groups to come up with more creative solutions.』

結局の所、バーキン総裁が今回お話をしたかったのは政策実行した時にちゃんとそれが行き渡るためのインフラが無いとアカンですよ、という話のようでして、何ちゅうかそれ中央銀行の仕事じゃねえだろという感じの話になっておりますけれども、まあ問題意識としては良く分かるし、「史上空前の財政を打ってもラストワンマイルの所で渋滞が起きております」という認識を示しているのは、少なくとも金融政策がタカ派的にはならないということになるかと思いますので、まあそういう事やぞと思いましたです、はい。
 


お題「気候関連のリリースがまたBISから出とりますな/FSR今回は(も)面白そう/昨日の補足をちょっと」   2021/04/21(水)08:07:02  
  さすがのジャパンクオリティ。
[外部リンク] 2021/4/20 17:06(最終更新 4/20 22:09) 704文字

???「この作戦で米軍に一撃を与えてその戦果をもって講和に持ち込む」

・・・・・・・・・こうですか、わかりません(><;


〇昨日の補足で決済関連の数字につきまして(ほぼ俺様用メモ)

昨日CBDC絡みで小口決済と大口決済がどうのこうの申し上げたんですが、データの方はここに行くと色々なのを拾えるんでした(汗)。

[外部リンク] 全銀システム取扱高 』の所にございまして、本文7ページ(PDFで9枚目)からの部分なんですけれども、直近の計数で取れるのが今年の2月の数値ですが、

『2-2 大口内為取引の決済1』と『2-3 小口内為取引の決済1』によると・・・・・・

大口取引:
1営業日当たりの平均件数 10304件
1営業日当たりの平均取引総額 8兆9846億円

小口取引:
1営業日当たりの平均件数 763.1万件で
1営業日当たりの平均取引総額 3兆8109億円

#金額、件数は片道(仕向被仕向をダブルカウントしない)ベース

でしたので、件数は9割どころの騒ぎじゃなく小口取引があって、金額の方は8割弱が大口取引、というのが数値としては正確のようですな。まあ何でこんなの俺様メモにしているかというと決済関連の話をするときに、全体の規模感とかをちゃんと頭に入れておかんとアカンじゃろとか考えているもんでメモっておきました。


〇まーたFRBのサイトに出ていない物件でニュースとか勘弁(これもメモ)

うーんこの。
[外部リンク] 午前
FRB、インフレの大幅な目標超えは容認せず=パウエル議長

『[20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は共和党のリック・スコット上院議員宛の書簡で、経済が力強さを増し、供給阻害により一部の部門で物価が押し上げられる中、米国の今年のインフレ率は一時的に「やや高く」なるとの見方を示した。ただ、FRBはいかなるインフレ上昇も限度の範囲内に収めることにコミットしていると表明した。』(上記URL先より、以下同様)

ということなのですが、
[外部リンク] 午前
UPDATE 1-米金融・債券市場=長期金利1.5%台に低下、20年債入札に注目

ということなので知らんがなという感じなんでしょうし、このスコット議員ってのがどの位偉い人なのかにもよりそうですが、まあゆうて民主党の左派あたりが騒ぎ出しているのとはインパクトちゃいますやろと思うので、そら気にしませんがなという話だと思うので、要はサンダースとかオカシオコルテスとかあの辺がブースカ言い出さないことが重要だし、だからこそ最近のFEDってやたらインクルージョンだの全ての米国国民に景気回復の恩恵をだの回復に差があって大変な人はまだ大変だから緩和が必要だのと言うんでしょうなあ、とは思いました。

まーこの辺に関しては太平洋のこっち側でああでもないこうでもないとひねくり回しても良く分からんので、現地のお方に教えてもらいたいという感じですけどぬ。


〇また気候変動どうのこうの来てますな&関連ニュースクリップ雑談

ほうほうそうですかそうですか。
[外部リンク] risk drivers and their transmission channels)及び「気候関連金融リスクの計測手法」(原題:Climate-related financial risks - measurement methodologies)と題する分析報告書を公表しました。これらの文書は、学界や当局の先行研究、金融機関との対話や他の国際的な機関による成果物をもとに分析した結果をまとめたものです。』

洋の東西を問わずいったん組織が出来上がってしまうとその設立時に求められていた任務が終わっても組織維持のために新たな仕事(爆発音の為以下聴取不能)。

『「気候関連金融リスクの波及経路」は、気候関連金融リスクがどのように発生し、銀行及び銀行システムに影響を及ぼすかについて分析したものです。』

『また、「気候関連金融リスクの計測手法」は、気候関連金融リスクの計測における課題と、銀行及び各国当局の計測手法の実務の現状についてまとめたものです。』

いやまあいいんですけどそんな話の前にゼロ金利だのマイナス金利だのというような状況を脱却する為の話を先にやってくれという感じですが、その点我らが日本銀行様におかれましてはサステイナビリティに関しては先進の先進を逝っておりまして、物価目標達成は百万年かかったとしてもマイナス金利YCC政策を維持するというサステイナビリティの確保に余念がない、という大変に素晴らしい政策を実施しておりますな。

などという悪態はさておき、

『バーゼル委は、これらの文書を踏まえて規制、監督、開示の観点から検討を行っていく予定です。詳細につきましては、以下をご覧ください。』

だそうで、以下はご覧していないのですが、まあ時代の先端ネタなので読まないといけなさそうですが、

『プレス・リリース(原文<国際決済銀行ウェブサイトにリンク>)
「気候関連金融リスクの波及経路」(原文 [PDF] <国際決済銀行ウェブサイトにリンク>)
「気候関連金融リスクの計測手法」(原文 [PDF]<国際決済銀行ウェブサイトにリンク>)』

とあるようにどう見ても英文です本当にありがとうございましたという物件(マジで見てないので分からんがどうせこれは英文と即断)なんですよねー(誰か仮訳作って)。


なお、ちなみに気候変動ネタでは今朝のラジオニュースでこんなのゆうとりましたな。

[外部リンク] 5%近く増加見通し 経済回復で
2021年4月21日 5時26分

『それによりますと去年1年間の二酸化炭素の排出量は、新型コロナウイルスの影響で経済が低迷したため前の年に比べて5.8%減り、過去最大の減少幅となりました。

そのうえでことしは、経済の回復にともない中国やインドなどアジアを中心に石炭火力の発電が増加することなどから二酸化炭素の排出量は前の年に比べ4.8%増えるという見通しを示しました。

実際に見通しどおりの増加となれば、金融危機のあとの経済の回復で排出量が大幅に増えた2010年に次ぐ、過去2番目の増加幅だとしています。』(上記URL先より、以下同様)

ほうほうそうですかそうですか。

『IEAのビロル事務局長は「新型コロナウイルスの危機からの経済回復が気候にとっては持続可能ではないという強い警告だ」と述べ、各国政府に対し二酸化炭素の排出削減を急ぐよう呼びかけています。』

いやコロナショックからの回復と同じ角度で経済成長するのがそもそも持続可能じゃないので気候云々以前の問題じゃろと思うのですが、これどういう文脈で言ってるのかわからんけど、こういう報道のされ方をしちゃうと「気候のために人が経済困窮して良いのか」みたいな反感買うからもうちょっと物の言い方考えた方がエエンチャウノと思いましたです、はい。


〇みんな大好き(かどうか知らんが)FSRが来ましたよ

[外部リンク]
 


お題「どうせ目先の政策が地蔵なので投下されたCBDCネタに食いついてみる/その他ネタメモ」   2021/04/20(火)08:29:00  
  は???
[外部リンク] 2021/4/19 20:12(最終更新 4/19 21:57) 745文字

『東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が企業に業務委託する際の人件費単価について、丸川珠代五輪担当相は19日の衆院決算行政監視委員会で、「守秘義務で見せてもらえない資料がある」と述べ、担当閣僚でさえ詳細を把握できていない実態が明らかになった。』(上記URL先より)

「個人情報や企業の機密情報に関する部分があるので委員会であっても公開の場では提示できません」というのなら話は分かるんだが「担当大臣なのに見せてもらえない資料」って意味がわからん。

しかも項目が「公開できない人件費」ってどこの諜報機関だよという感じですが、まあ単にマルタマが役立たずでハブられているのか、勉強のできる(筈ですよ確か)お方だけど頭の造りが残念なお方なので言い逃れが下手くそなだけ、のような気はしますが。


それから話は違いますがみんな大好き(かどうか知らんが)FSRは本日ですよ。
[外部リンク] 年4月 19 日
日本銀行決済機構局


・貫禄の豪華メンバーで開催とな

『1.開催要領
(日時)2021 年3月 26 日(金)15 時 15 分〜17 時
(形式)Web会議形式
(参加者)別紙のとおり。』

でもってこの別紙えをみると豪華メンバーにも程がある。

『会合参加者

(メンバー)
全国銀行協会 林企画委員長
全国地方銀行協会 小峰一般委員長
第二地方銀行協会 矢野一般委員長
国際銀行協会 鳥海事務局次長
全国信用金庫協会 服部常務理事
全国信用組合中央協会 西野専務理事
全国労働金庫協会 福井常務理事
日本証券業協会 岳野専務理事
日本資金決済業協会 長楽専務理事
電子決済等代行事業者協会 瀧代表理事
Fintech 協会 沖田代表理事会長
金融情報システムセンター 高橋常務理事
金融庁 井藤総合政策局政策立案総括審議官
財務省 諏訪園大臣官房審議官(理財局担当)
日本銀行 神山決済機構局長

(事務局)
日本銀行 奥野決済機構局審議役』

すげえええええええ。

とメンバー見て感心している場合ではなくて意見をちょっと拝見。『3.主な意見等』って所から。


・CBDCが通貨の二重構造と競合的ではなく進むかどうかについては微妙な気がします

んな訳で幾つか拝読します(飛ばすのもありますからまあ詳しくは上記URL先を見てちょ)。

『(全国銀行協会)全国銀行協会としては、一般利用型CBDCに関し、非常に革新的なサービスが提供されることに期待している。一方で、現在、大変高度な決済サービスが提供されているなか、どのようにして両者をバランスさせ、国内における決済の枠組みをより良いものに昇華させていくかについて検討することも重要と考えている。』

うむ。

『達成したい政策目的に応じて、設計・技術には様々な選択肢があることから、まずは新たな公的通貨となるCBDCと民間通貨である預金・電子マネー・デジタル通貨の関係が相互補完的なのか、競合的なのかが、重要な論点になっていく。』

でまあアタクシはこの点ってどう見ても競合的になるじゃろと思ったりするのと、まあその前段階として、現状預金通貨って何の疑いもなく準通貨になっていますけど、電子マネーの場合はまた微妙だったりする(スイカのチャージみたいに現金化しようと思えば払い戻し出来る(って書いたがよく考えたらクレジットカード型の場合どうなるんだかは持ったことが無いから良く分からん)とか、払い戻しが基本出来ないものとか、その辺は法的建付けが違うんですが)とか、制度的には色々と分かれているものを使う側が厳密に認識して使っているのかというとそこも微妙なのですが、その手の話ってのがCBDCが出てくることによって何か色々と「あれこれ本当に通貨でいいの??」みたいな話を考えるようになるかも知れませんね。

でまあもう20年とか経過してしまっているのでよく考えたらその時に現場でヒーコラ言ってたアタクシもジジイになってしまっている訳ですが、マジモン金融危機みたいな話になった時に、さて預金通貨って通貨じゃなくてただの民間銀行負債じゃんというような話になってしまってどうのこうのって話は現実問題としてあった訳で、CBDCが出てくるとその手の話を突き詰めて考える機会になって、さてこれ民間の決済サービスの機能は良いんだがチャージってちょと待てよ的なお話になったりすると、やっぱりこうCBDCが競合的になるんチャウのと思ってしまいますが。

『この点、昨年 10 月に公表された「中央銀行デジタル通貨に関する日本銀行の取り組み方針」3では、中央銀行と民間部門による決済システムの二層構造を維持することが明示されている。このことからも、CBDCと民間通貨は相互補完的であるという前提で検討が進められるものと認識している。』

まあさすがに中央銀行だって民間金融機関の代替になるのはリソース的に無理だし、二層構造を維持しておかないと、民間の信用危機問題が金融機関というワンクッションが無くなってしまいいきなり通貨危機とか国家の信用危機に直撃するリスクが高まるんだからまあ普通はやらんわな、とは思いますが、使う側が二層構造に疑問を持ち出すような事になるパンドラの箱を開ける話にならんかね、というのは思うのよね〜。

『加えて、多様な論点がある。例えば2月に公表された FEDS Note には、発行の前提条件として、〔棲里弊策目的の確立、幅広いステークホルダーの支持の確保、3慮任箸靴針[畩紊力帆箸澆旅獣曄↓し牢な技術的基盤の確保、セ埔譴亮要・供給双方における受容性確保の5つが挙げられている。』

ほうほう。

『中国をはじめ、海外の一部で実証研究が急ピッチで進行していることを踏まえると、まずは調査研究面でのギャップを埋める必要があると思っている。一方、これらの国々は、わが国とは政策目的や環境が異なっているため、CBDCに関する日本ならではの目的について合意形成していく必要もあると考えている。』

そらそうよ。


・小口現金と小口の内国為替決済が置き換わるのが一番美しいというのはよくわかります

1つ飛ばしてその次に参ります。

『(第二地方銀行協会)CBDCが現金を代替することでお客様の利便性や効率性が向上することは分かるが、地方では、現金を使うお客様はすぐにはいなくならないと思う。このため、私どもが現金を取り扱う際に負担するコストと、今後、CBDCに対応するためのデジタル化のコストが二重に発生する。』

というか現金無くなるまでは距離遠いじゃろ。

『収益環境が大変厳しいなか、地域金融機関にとっては非常に悩ましい。現金を取り扱う際には、AML/CFTとの関連でも相応のコスト負担がかかっているが、CBDCは公的な負担によって提供されるサービスかと思うので、地方の金融機関としても、小口決済サービスのデジタル化戦略の有力な選択肢として考えていかなければならない。』

CBDCでマネロンとか犯罪収益移転する阿呆はおらんじゃろう(というかがっちり捕捉できるし)と思いますのでそこは寧ろ楽になるっしょ(と言っても海外相手だとそうもいかんか)とは思います。

でまあ恐らく一番関係者一同がニッコリというのは、内国為替決済って(ソースがどこだか咄嗟に思い出せないのですが)「超越的に件数の多い小口決済」と「金額が物凄く大きい大口決済」に分化していて、前者が件数ベースで9割超えとかで後者が金額ベースで9割とか、そんなのを以前に調べた覚えがあって(手元に資料が無いから数字はあいまいなんですがまあイメージ図としてはそういう感じなのは多分今もそんなに変わらんと思う)、要はCBDCおよびそれに付随する決済システムの開発に伴って内国為替決済のより効率的な運営と、小口現金決済からCBDCでの決済へのシフトが起きるって図なんだと思いますがどうでしょうかね。

これが大口の資金までCBDCにシフトしてしまうと預金通貨が準通貨じゃなくなってしまって、今の銀行の機能が資金移動業も行うノンバンク、みたいなことになってしまうんでネーノとかなんとか。まあ言ってるアタクシも実際にどうなるのかとかまるで分らんですけどね。

『CBDCのシステムを維持するための費用負担のあり方に加え、プライバシーの確保・利用者情報の取り扱いに関するリスク面にも関心があるので、実証実験と並行して、こうした制度設計面の検討も進めて頂きたい。』

まあそこは技術の問題で何とかなるでしょう(と安直な発想)。


・立場的にこう言いたくなるのは良く分かる

次の見解ですが最初の所はちょっとニヤリとしてしまいました。

『(電子決済等代行事業者協会)おそらく我々のユーザーは、CBDCを、銀行預金、クレジットカード、電子マネーといった他の決済手段と比較しながら保有すると思うので、本協議会では、顧客の側からみたCBDCの使い勝手についてお伝えすることで貢献できればと思っている。』

現状って多分この「モノホンの通貨」と「預金通貨」の差もそうですけど、クレジットカードと電子マネーに関してもその差を突き詰めて考えないで何となく戦線が何とかペイ方面まで含めて絶賛拡大中なのですが、アタクシ思いまするにさっき申し上げた通りでCBDCというモノホンの通貨がデジタルとして登場した時にこの差異を真面目に考えるトリガーになり兼ねんと思うのよね。

そうなるとそもそも「他の決済手段と比較しながら使う」というようなのんびりした話ではなくて、準通貨以下の物件が通貨に駆逐されて云々というのは先ほど来申し上げております通りですが、そうなった時にプラットフォーム提供だけで飯食えるのかいなとか、プラットフォーム提供するだけの事業者がそんなに必要なのけ?とか考えだすと夜も眠れなくなる。

『また、CBDCには紙幣や貨幣を代替する面があることを踏まえ、我々からは紙幣や貨幣の問題点の解消に繋がるような目線をお示しできればと思う。その際には、情報の連携や高齢者・子供にとっての利便性、バックオフィスの負担軽減といったCBDCのメリットが感じられるような点についてもお話ししたい。』

うんうん。

『コミュニケーション戦略も、今後のアジェンダに加えて頂ければと思う。例えば、CBDCに関する「匿名性」は、様々なリスクを踏まえて考えていくべき問題であるが、匿名性とAML対策の間にトレードオフ関係があることを捉えて、「AML対策は匿名性を損なう」といった論調が一人歩きすることも懸念される。』

いやまあ何となく言いたいことは分かるんですが、AML対策って匿名性残してたらAML不可能だからそれ仕方ないじゃんと思うし、寧ろそこは透明性を高める必要があるって話じゃねえのかと思ったのでここの部分(例えば〜以下ね)は何だかなあと思いました。

『SNSの問題もそうであるが、技術的には十分な対応をとっていたとしても、デジタルというだけで批判されることもある。』

たぶんこれが言いたかったんだと思うのですが、でも決済を電子化したら絶対そこの所は記録が残るじゃろと思う(ダークウェブとかそういう世界は良く分からんのですが)んで、そこは技術と運用の問題だと思うんですが。

『中央銀行がデジタル通貨を発行する場合、その言葉が一人歩きしないためにも、コミュニケーション戦略は非常に大事な論点の一つだと認識している。』

まあすでに独り歩きしだしている感は有りますな(^^)。


・電子決済の方とフィンテックの方の論点が味わいがありますにゃ

でもって次のお方。

『(Fintech 協会)CBDCの必要性が確認されてから準備を開始するという待ちの姿勢ではなく、プロアクティブに実証実験を行い、このような開かれた場で議論していくことは、環境変化が非常に速いこの時代に即したものと考えている。一方で、リテール型のCBDCについては、様々な課題が既に挙げられている。そうした課題について極力中立的な視点を持ちつつ、社会・事業者にとっての有益性を強く意識して議論に参加したい。』

ふむ。

『本日の説明で実証実験のスコープがかなり整理され、理解が深まった。フェーズを区切った進め方は現実的だと思う。』

はい。

『新しいものには、最初から無謬性が求められることがあるが、いきなり完璧なものを実現するのは難しい。』

まあ別にそら完璧な無謬性というのは無理なのは承知していますが、たかだか証券取引所の売買が1日止まっただけで取引所の社長がファイヤーされてしまう、という国なのでそっちの方をもうちょっと何とかする方が先のような気がします。

まあだいたい新しい施策ぶっこんでその途端に飛んでもないやらかしをするのが日本の芸風でもあるので、そこはきちんとやって頂きたいし、いきなり初回でこうぶちかまされると「初手から開き直りかよ」と思ってしまう(個人の感想です)ので何だかなあ感はある。


『また、スコープを絞ることによって、具体的な成果がよりクリアになる。概念実証フェーズ1は、台帳を中心に、通貨の基本機能にフォーカスした検証だと理解している。これをしっかりと進めたうえで、フェーズ2では、プログラマブル性の付与など、既存の仕組みでは実現できない、CBDCならではの画期的な機能に挑戦していくことになるのだと思う。より一層のイノベーション、利用者や社会にとっての有益性といった点で、フェーズ2にも期待している。』

日本語で書いてあるのですが頭の悪いアタクシには何が何やら。

『CBDCのシステムを維持するための費用負担のあり方に加え、プライバシーの確保・利用者情報の取り扱いに関するリスク面にも関心があるので、実証実験と並行して、こうした制度設計面の検討も進めて頂きたい。』

まあ「リテールCBDC」ってのが本当に出来るのか(結局大口決済もそっちに移行するんとチャウの)という部分が愚昧なアタクシにはよー分からんのでありまして、そこどうなんでしょうねとは思うの。



・日銀のご意見が一発目からブチカマシててワロえました

またまたちょっと飛ばして日銀のご見解。

『(日本銀行)外部ではCBDCを発行すること自体を目的とした議論も見受けられるが、日本銀行としては、良い決済サービス・金融サービスを生み出し、将来に向けて安定的かつ効率的な決済システムを作り上げていくことが、CBDCについて検討することの目的だと思っている。』

>外部ではCBDCを発行すること自体を目的とした議論も見受けられるが
>外部ではCBDCを発行すること自体を目的とした議論も見受けられるが
>外部ではCBDCを発行すること自体を目的とした議論も見受けられるが

何ですかこの初手からいきなり角がワープして3三角成みたいなブチカマシは(いいぞもっとやれ)wwww

#平手の将棋で初手3三角成は反則です

『これまで民間事業者の方々が主導して、決済の利便性、有用性を高めてきたことを十分に踏まえて、民間のビジネスを阻害しないように進めていくことが大前提だと思っている。その意味では、今回のプロジェクトにおいては、民間事業者の皆様によるこれまでの取り組みやこの先の取り組みをしっかり理解しながら、物事を進めていくことが重要であると認識している。』

『新興国と異なり、先進国では利便性・安定性を有した金融・決済手段は既に相当程度確立されているため、既存の仕組みでは実現し得ないものは何かということをしっかりと議論して前に進んでいきたい。わが国においてCBDCを発行する意義・目的をしっかり考えていきたいと思っている。』

つまりどこぞの某経済新聞のような煽りには乗らないという理解で宜しいですね!

『コスト面についてのご指摘もあった。確かに、既存のシステムと新しいシステムを併存させることになるとコスト負担が大きくなる可能性がある。他方、一気に切り替えていくとなると、その時点で必要となるコストが大きくなるほか、決済システムの安定性に対する影響も考慮しなければならない。』

誠に左様で。

『今回のプロジェクトにおいては、こうした点について難しい判断が必要となってくると認識している。』

まあ技術面は何時でもぶっこめる準備をしておいてちうごく辺りが人柱になってるのを見ながらその改善バージョンをぶっこむという感じで宜しいんじゃないでしょうかね。

『日本銀行としては、実証実験と制度設計を車の両輪として検討を進めていく。今後は、実証実験の進捗状況をご説明するだけでなく、制度設計に関する私どもの考え方もしっかりとお示ししていきたい。』

今後とも楽しみにしております。


〇その他メモメモ

・LIBOR移行ネタ

[外部リンク] [PDF 283KB]を更新しましたので、お知らせします。

第21回会合資料「ターム物金利構築に関するサブグループからの報告内容」 [PDF 284KB]を踏まえ、2021年末以降に満期を迎える円LIBOR参照の金利スワップについて、対応の目安となる時期を設定しています。』

ということで、移行計画に関しては線表(どうもこの線表を見ると各種PTで苦しんだトラウマが蘇っていかんのはアタクシだけですかそうですか)がありまする。

[外部リンク] LIBOR の恒久的な公表停止に備えた本邦での移行計画(2021 年 3 月末時点)

会合資料はこちらです。
[外部リンク] 21 回会合(書面開催)資料
ターム物金利構築に関するサブグループからの報告内容


・これも面白そうなリサーチ

[外部リンク] Flows-at-Risk : CFaR)を分析した。』

『本稿の分析からは、先進国の金融環境や米国の金融政策スタンスの変化は、一部の国から大幅に資本が流出するリスクに影響を及ぼすことが示された。とくに、米国の金融政策スタンスが変化する局面で、先進国の金融環境がタイト化した場合、新興国の資本流出リスクに大きく影響することがわかった。』

キタコレ。

『また、新興国の政府債務の拡大は、構造的な脆弱性として、ストレス時の資本流出リスクを高める重要な要因であることも明らかとなった。さらに、債券投資については、新興国の政府債務残高が高まると流出リスクが高まりやすい一方、銀行貸出を中心とするその他投資については、先進国の金融環境が悪化すると流出リスクが高まりやすいとの傾向が示された。』

という結論自体はそうですね〜という感じですが、中はチラ見しただけですサーセン。本文はこちら。
[外部リンク]
 


お題「クリーブランド連銀が米国の不均衡に関して色々な面から分析した物件をご紹介していたようで」   2021/04/19(月)08:07:57  
  こ、これは・・・・・・・・
[外部リンク] 9月中に供給可能の見通し”
2021年4月18日 11時57分

キタコレとか思ってふと記事の冒頭を見ると、

『新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり河野規制改革担当大臣は、菅総理大臣とアメリカの製薬大手ファイザー社との間で、ワクチンの追加供給を受けることで実質的に合意したと明らかにしたうえで、国内のすべての対象者に必要な数量を9月中に供給できるとの見通しを示しました。』(上記URL先より)

「実質的に合意」ってなんかこう営業課の朝会でついうっかり「A確です」とか言ってしまったら案の定のアレで推進担当と課長に後日無茶苦茶詰められるいやあの何でもありません何か急に目から汗が出てきて動悸がしてきたような(黒歴史)。

〇カプランとかメスターとかの確認確認

えーっとすいません今朝はここ数日のアタクシの作業を邪魔しやがっていたWindowsUpdateがようやっと成敗されたのは良いのですが、アップデートちゃんの最終分をするのに時間を食ってしまいましてあんまり時間が無いので月曜という事もありまして簡単で勘弁(大汗)。

来週火曜水曜がFOMCで、現状が「多分強いと思うんだが決め打ちは出来んじゃろ」状態の中なところに来まして、今回はSEPも無いですしロンガーラン云々は1月に改訂(無変更)しましたし、ということでまあ普通に考えて1回パスみたいな会合になるんでしょう(などと言ってますがフラグを立てているつもりはない)、ということですがそうは言いましてもFOMCの前になるとまた発言が出来ないのでその前に、という感じでボコボコと発言自体は出ているのですが、肝心の連銀サイトの方に出てこないのマジ勘弁。

ただまあ連銀のサイトの方に出てこない、というのであれば「まあ言ってみただけでんがな」ということになるとは思うのですが(後日リファーできない所で超重要発言をしない筈、ということは信用している)、そうは言ってもカプランがぶっこんできましたなと思いまして。

・カプランセンセイ発言してるんだが連銀サイトに記述が無いですなこりゃ

ロイターさんから。
[外部リンク] 午前
FRB、コロナ収束後直ちに支援策縮小の必要=ダラス連銀総裁

ほうほう。

『[16日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は16日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がほぼ収束し、経済が勢いを回復したら、連邦準備理事会(FRB)は直ちに景気支援策を縮小させる必要があるとの考えを示した。』(上記URL先より、以下同様)

ほうほうそれはそれは。

『カプラン総裁はテキサスA&Mビットコイン会議で「後手に回りたくない」とし、政策対応が早すぎる場合と遅すぎる場合の「バランス」を探ることが課題になると述べた。』

あらそうなのという感じではありますが、
[外部リンク] Kaplan's Public Appearances

[外部リンク] and Speeches by President Robert S. Kaplan

この辺り見ても特に物件が見当たらないのでニャンとも。まあカプラン自体はタカ派分類ですから別にこの位の話をしてもほぼ仕様で片付けられるのですが、どの辺の天に問題意識があってはよせえという話になるのかがこれだと良く分からんですな。しかし記事のその続きに(政策論と別問題で)ウケた。

『このほか、気候変動に関するシンポジウムで、FRBは気候変動対応に独立した役割を果たすことはないが、経済に「大きな」影響が及ぶため、理解する必要があるとの考えを示した。』

いやあのですね、ビットコインってあれマイニングするのに飛んでもない勢いで電気使うんじゃなかったでしたっけという話で、ビットコイン会議に出て気候変動に関するシンポジウムに出るっておっちゃんやってることが支離滅裂チャイマスカね、とそっちの方が気になって仕方ない(^^)。



・メスター総裁の講演をもうちょっと見てみたがだから何なのかがイマイチ良くワカランチではあった(力作なのは分かった)

金曜日に頭出しだけしたアレですが。

[外部リンク] Cycle of Disparities in Economic Outcomes and Opportunities
04.15.21 Loretta J. Mester
Swarthmore College, Swarthmore, PA (via videoconference)

引用は基本HTMLで行いますが図表の表題とかはPDFバージョンから引用します。

・マジでFEDって格差問題に金融政策で対応しようとかいう話になっとるのけ??

イントロダクション(HTML版には何故かイントロダクションだけ小見出しが無い)を見ますとですな。

『I thank Professor Marc Remer for inviting me to speak today as part of Swarthmore College’s lecture series. I had the pleasure of serving as an outside honors examiner in economics at Swarthmore about 20 years ago. I was really impressed with the rigor of the program and the knowledge and engagement of the students I met. So in thinking about a topic for today’s talk, I have chosen to discuss a challenge that will require multi-faceted solutions from the great minds of those being trained at Swarthmore, as well as other individuals, communities, governments, businesses, and institutions. That challenge is the cycle of disparities in economic opportunities that afflict our economy and limit economic inclusion.』

「the cycle of disparities in economic opportunities that afflict our economy and limit economic inclusion.」が今回のお題ですよ(その前の部分はタダのマクラ)だそうで、インクルージョンとくればSDGsという感じですが、最近すっかりFEDってこのインクルージョンの話を金融政策に持ってくるようになっているのは何でなんじゃろ、というのはまあ正直謎なのでメスターさんのお話をちょっとだけ鑑賞する次第。

『The pandemic has shined a bright light on differences in economic outcomes, but these differences existed long before we had heard of COVID-19. Many stem from the fact that the U.S. economy does not offer the same economic opportunities to all.』

『There are racial disparities in educational attainment, labor market outcomes, and access to credit. People born into areas of concentrated poverty or predominantly minority areas are disadvantaged over their entire lifetimes, and so are their children. These disparities are interrelated, reinforce one another, and have been propagated across generations.』

今回のパンデミック騒動で一段と米国社会における不均衡の問題が顕在化してきており、パンデミックによる影響度合いが社会の色々な部分で不均衡になっており、しかも不均衡自体も相関性がある(ので社会的に立場が厳しい人が更に厳しくなる的な話でしょうな)。

『In today’s lecture, I will begin by explaining why I think it is important for Fed policymakers to understand the disparities in our economy and then I will walk through a set of figures that clearly illustrate these disparities to give you a sense of the magnitudes.』

ということで何でその不均衡がアカンタレであり、この不均衡にどのようなものがあってどうなっているのかというお話をしましょうということです。

『Before continuing, let me mention that, as always, the views I will present are my own and not necessarily those of the Federal Reserve System or of my colleagues on the Federal Open Market Committee.』、

いつもの「個人の見解です」のヘッジクローズ。



・不均衡を直接的に金融政策でどうこうする、というようなトンチキ話にはなっていないようですが・・・・・・・・

で次が『Understanding Economic Disparities Is Important for Assessing the Health of the Economy』という小見出し。

『I believe that economic opportunity and inclusion are important to the Federal Reserve System’s mission of promoting a healthy economy and a stable financial system in the United States on behalf of the public.』

経済の機会と包摂(インクルージョン)は米国の健全な成長や安定的な金融システムにとって重要なんですと。

『Congress has given the Fed several responsibilities, including setting monetary policy to achieve maximum employment and price stability, fostering financial stability and a safe and efficient payments system, regulating and supervising parts of the financial system, and promoting consumer protection and community development. I believe that the Fed should focus on the responsibilities that Congress has given us.』

FEDはいろんなマンデートを与えられております・・・・・・

『Staying within the boundaries of our assigned responsibilities respects the fact that Fed officials are not elected officials, unlike members of Congress or the executive branch. Staying focused on our responsibilities also helps to maintain the Fed’s independence to make monetary policy decisions in pursuit of our statutory goals, insulated from short-term political pressures. It is important to preserve this independence because a body of research has shown that when central banks formulate monetary policy free from political considerations and are held accountable for their decisions, better economic outcomes result.』

ワシらは直接選挙などで選ばれていないから議会の負託を達成する、しかも独立した専門機関として、という話をいきなりおっぱじめています。ナンヤソラ。

『The Fed is held accountable when it regularly communicates the rationale for its decisions in testimony before Congress, and in policy statements, meeting minutes, reports, and speeches.』

んな訳で議会証言とかもしております。

『To be able to meet our responsibilities, it is important for the Fed to understand the economic environment in which we are setting our monetary, regulatory, and payments policy.』

でもってその目標を達成するためには、金融政策などを決めるための前提条件である経済の状況を理解する必要があります。

『Understanding differences across demographic groups, industries, and areas of the country helps us to assess the strength of the economy, determine what policy is appropriate, identify the consequences of our policy actions, and assess whether the policy actions are achieving their goals.』

『In some cases, the connection between our analysis and our responsibilities is obvious.』

でもって、

『For example, the Fed is responsible for enforcing the Community Reinvestment Act, which requires banks to serve their entire community and ensure equitable access to credit, in particular for underserved low- and moderate-income areas and individuals. It would be impossible to assess whether a depository institution was complying with the Community Reinvestment Act without understanding the credit conditions that exist in the low- and moderate-income areas it serves. 』

うむ、the Community Reinvestment Actの話になると拙者不勉強で良く分からんので勉強してみる。何となくここの字面でイメージは掴めたが解釈間違ってるかもしれないので即断せず原典に当たりますわ。

『Similarly, the Fed’s broader role in identifying effective community development policies and access to credit depends on understanding the challenges faced by people in these neighborhoods.』

『In other cases, the connection between our analysis and our policy responsibilities can be more subtle. While monetary policy is too blunt a tool to be used to close existing gaps in economic outcomes and opportunities across different demographic groups, it does have a positive role to play. By promoting maximum employment and price stability, monetary policy encourages longer expansions, which makes the economy stronger for all, including those individuals and communities that are least able to withstand economic downturns.』

『Even though the effects of monetary policy are indirect, analyzing the size and source of gaps gives us insight into the distributional effects of our policy actions. Understanding the gaps in labor market conditions is directly relevant to our assessment of labor market slack and how close we are to reaching maximum employment, one of our statutory goals, which we view in a broad and inclusive way. 』

『Assessing economic opportunity gaps also informs our outlook for the economy over the longer run. It helps us evaluate the overall strength of the aggregate economy and its ability to live up to its full potential. Persistent gaps in economic opportunity can lead to a lower longer-run growth rate for the economy by limiting labor force participation and educational attainment levels, which affect productivity growth. 』

えーっとですな、この部分ってなんかああでもないこうでもないという感じで話が直線的じゃないのですが何となく無理矢理区切ると上記のような論理構成になっていると思うのですが、金融政策のゴールの最大雇用と物価安定(とその他諸々)を達成するために、経済状況の分析をして政策を実施していくわけですが、FEDの政策自体はマクロ政策なので、社会の構成体の中で効果が違う人がでてきますがな、というような話をしていて、この違いが大きいとなりますと、経済の分析をマクロ的なギャップだけで考えるのはアカンヤロ(経済分析の際に経済主体が代表的家計とかそういうのじゃなくて不均衡なのだから、そこを考慮に入れないとアカンヤロ、とかそういう事を言っているように読めましたが誤読してたらゴメンナサイ)。

『Longer-run economic growth is a determinant of the long-run equilibrium interest rate, an important factor to consider in setting monetary policy. So knowledge about the forces affecting people’s ability to fully participate in the labor market, to gain the skills necessary to create new ideas and technologies, and to use those technologies effectively gives Fed policymakers insights into structural aspects of the economy that are relevant to setting appropriate monetary policy, even though our policy actions cannot directly affect these structural factors.』

ロンガーランの成長はロンガーランの政策金利を決定する要因であり、それは政策金利を決定する際の重要なファクターになっておりますので、米国経済において、労働市場がフル参加した時の労働稼働状況(スキルのフル活用が出来るのかそもそもスキルが足りんのかとかいう問題やら社会構造的な制約でフル稼働が出来るかできないかとかいう問題とか)について理解する必要がある、という話をしておりますな。

『The Cleveland Fed has established a Program on Economic Inclusion to conduct research and provide data on economic disparities, their causes, implications, and solutions.1 I invite you to explore this work on our website. Because understanding disparities in economic outcomes and opportunities is important for assessing the economy, I would like to spend the rest of my time today first focusing on some of the disparities that grew during the pandemic and then turning to long-standing disparities.』

クリーブランド連銀ではこの不均衡について研究してそのデータをだしておりますぜ、だそうですがこのプログラムオンエコノミックインクルージョンってのは
[外部リンク] 1. Labor market conditions are improving but job losses linger
for low‐wage workers. The pandemic hurt the labor force
participation rate of women more than that of men.

Figure 2. The labor market is recovering but there has been less
progress for nonwhites and those without college degrees

Figure 3. The improvement in the labor market varies by sector

Figure 4. Children will not necessarily be better off financially than
their parents: Income mobility has declined in the U.S.

Figure 5. Income inequality in the U.S. has been rising

Figure 6. Upward income mobility varies over the country:
Place matters

Figure 7. Place matters at the local level

Figure 8. Blacks have less upward and more downward
income mobility than whites or Hispanics

Figure 9. There are long‐standing racial gaps in income and wealth

Figure 10. There is a digital divide

Figure 11. Low‐income students have not performed well with
remote learning during the pandemic

Figure 12. Income and net worth rise with educational attainment

Figure 13. Educational attainment for nonwhites lags that of whites

Figure 14. Graduation rates for Blacks are lower than
those for other groups

Figure 15. The gaps in unemployment rates between
Blacks and whites and between Hispanics and whites
narrowed over the last expansion but remain wide

Figure 16. Some of the rise in homeownership rates in 2020 may
reflect issues with data collection during the pandemic.
There remain wide racial gaps in homeownership rates.

Figure 17. There remain racial gaps in access to credit

というのが怒涛の17枚でして、ちょっとお時間もアレなので一々ご紹介するのは勘弁頂きますが(というか図表貼れないのに説明してもしゃーない説がある)、中々これはほっほーという感じの分析になっていますし、ジャパンってこういう分析しとるんかいなと思ってしまったり(何か謎の言霊信仰があるからこういうのを出すと「格差を認めるとは怪しからんウッキー」とか始まりそうで中で分析しても外に出せないとかいうのがありそうな気がしますが・・・・・・)するのでありました。

ということで朝からウィンドウズアップデートをうっかり回してしまったので今朝はこの辺でご勘弁頂きとう存じます。
 


お題「さくらレポートだが全体感の表現と個別地域の表現が・・・・・/FED高官講演キタコレ(メモだけ)/その他少々」   2021/04/16(金)08:09:16  
  ほほう。
[外部リンク] 11:53 (JST)4/15 12:11 (JST)updated
コピーライト 一般社団法人共同通信社

『自民党の二階俊博幹事長は15日、TBSのCS番組収録で、新型コロナウイルス感染がさらに拡大した場合の東京五輪開催について「とても無理と言うならやめないといけない」と述べ、開催中止も選択肢との考えを示した。』(上記URL先より)

さてここでセンセイのGoToトラベルに関するご高説を確認してみましょう。
[外部リンク] 15時28分

『自民党の二階俊博幹事長は4日に放送されたBSテレ東の番組で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて停止中の政府の観光支援策「Go To トラベル」について「経済効果がある」として必要性を強調した。再開する場合の一定の感染リスクを認めつつも「恐れとったら何もできない」と述べた。』(上記URL先より)

なるほどわかった(何が?)。


〇さくらレポート関連

・景気の総括判断なのですが、全体を示した部分の書きっぷりと各地域の判断が微妙に不整合な気がする

概要
[外部リンク] 午前UPDATED
米景気見通し「明るい」、回復の道のり長く=クリーブランド連銀総裁

『[15日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は15日、米経済が新型コロナウイルス禍から立ち直るにはまだ長い道のりがある一方、見通しは改善しつつあるという考えを示した。スワースモア大学のオンラインイベントで「政策目標である最大雇用と物価安定の達成には程遠いが、進捗はしており、経済の見通しは明るくなっている」と語った。』(上記URL先より)

物件はこちらのようです。(URLが長いので例によって途中の文字列までで該当先へのハイパーリンクをしてます)
[外部リンク] Cycle of Disparities in Economic Outcomes and Opportunities
04.15.21 Loretta J. Mester
Swarthmore College, Swarthmore, PA (via videoconference)

目を泳がすすらしておりませんが、題名からしてディスパリティとか言ってるくらいだから今進んでいる回復が皆さん全ての回復になるまでは慎重に、とかそんな話になりそうな気がしました(物凄いあてずっぽうです)。つまりタカ派メスターも慎重派であるということかと。


・デーリー総裁

[外部リンク] 午前
FRB、緩和縮小の時でない 「下振れリスクも」=SF連銀総裁

『[15日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は15日、米経済は連邦準備理事会(FRB)が掲げる物価と雇用を巡る目標の達成に程遠いとの認識を示した。デイリー総裁はニューヨーク大学マネー・マーケティアーズで、しかるべき時期が来たら政策正常化へのアプローチを討議するとしながらも、まだそうした時期には達していないと指摘。物価が向こう数カ月に一時的に上昇する可能性はあるが、インフレ率が持続的にFRBの目標に達するには程遠いと述べた。』

『年後半には経済活動が大きく回復する一方、来年には成長が鈍化すると予想。好調な経済指標に過剰に反応しないよう注意を促した。「私は楽観的だが、一定の下振れリスクもある」とした上で、望まないインフレ高進が見られる公算は小さいと語った。政策支援の縮小に向け準備が整ったと判断するには、何カ月間も良好な経済統計を確認する必要があると強調。この日発表された3月の小売売上高は大幅な伸びとなり、週間の失業保険申請件数も大きく改善したが、デイリー氏は「まだ良好な統計が出始めたばかりだ」として、慎重な見方を崩さなかった。同時に、数百万人もの失業者が職場に復帰するには時間がかかるため、失業率の改善を早急にあきらめてしまわないよう、特に気を付けているとした。』(以上上記URL先より)

まあ「お、そうだな」という感じですがこれも本チャンテキストがあるのがうれしい(がまだ読む以前の状態)。

物はこちら。
[外部リンク] Last Resort in a Changing Landscape
Money Marketeers of New York University Webinar
New York, NY
By Mary C. Daly, President and CEO, Federal Reserve Bank of San Francisco
For delivery on Tuesday, April 15, 2021 2:00 P.M. EDT



〇中小企業の設備投資がどうのこうのというスタッフペーパーが出ておったのだが(予告編)

こんなんでてました。
[外部リンク]
 


お題「テーパリングの件でパウエル発言があったようですが無反応け?/クラリダ講演は従来通りで緩和縮小慎重ネタ」   2021/04/15(木)08:03:17  
  なんか今朝は謎のネットワーク障害(ネット全体で何か起きてるのか接続プロバイダの不具合なのかワイの端末側の問題なのかよくわからんが、何の問題もなく見れるページとなんか繋がらんページがあってしかもそれに統一性が無い)のでちょっと原因究明する努力とかしたんで甚だ簡単でご勘弁ありたし。

・・・・・・とか何とか唸っていたら何のことは無い原因はバックグランドでEdgeのアップデートが回っていたからでした「再起動してください」が出た瞬間の脱力感(安心したけど)たるやもうねという感じですなorz


〇例によって本チャンの記事を探さないとアカン奴かこれは(パウエルまたもお喋り)

ほうほうそうですかそうですか。
[外部リンク] 午前UPDATED
FRB、利上げよりも「かなり前」に緩和縮小の公算=パウエル議長

『[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は14日、利上げにコミットする前に量的緩和策の縮小に踏み出すとの見解を示した。パウエル議長はワシントン経済クラブのインタビューで「昨年12月以降、目標に向けてさらなる著しい進展を遂げた時点で、資産買い入れを縮小する時期に到達する」と指摘。決議したわけではないとしつつも、債券購入の段階的縮小が「利上げを検討する時期よりもかなり前になる可能性が高い」と語った。』(上記URL先より、以下同様)

でもってこの発言が無いかと思ってFRBのサイトを見に行ったら謎の接続障害が起きてナンジャソラと色々見ていると見れるサイトと見れないサイトが出てきてナンジャラホイと思ったら何のことは無いバックグランドでエッジのアップデートが回っていたというオチだったのですが、無事に再起動後に喜び勇んでFRBのサイトを見に行ったらやっぱりありませんでしたorz

まあ事前インタビューものじゃなかったりしたらその場でアップされない可能性もあるのでまた後でチェックはしてみますが(ワシントン経済クラブのサイトを見に行った方が早いのではないか説は大いにある)、テーパーは別に2023年まで引っ張る訳ではないですよ、というのはそらそうよという話ですが。

『バランスシート縮小に関する決定は「今後行われる」とする一方、将来のある時点で積極的に証券を売却し、バランスシートを縮小させる可能性は否定した。』

そらそうだ。そもそも直近のランオフだって別に売却はしてねーよという話だし、国債売却するってのはインフレがぶっ飛んで止めるときの最終兵器に近いじゃろという感じですが、

しかしまあベンダーさんネット版だと金利情報がどこもスカスカなんですよね。仕方がないのでこんなのでも見てみますがブルームバーグさんのこれ
[外部リンク] by Mark Van Der Weide, General Counsel, on the end of LIBOR
Testimony - 4/15/2021

Speech by Vice Chair Clarida on the Federal Reserve's new framework and outcome-based forward guidance
Speech - 4/14/2021

あらまあこれはこれはという感じのネタがぶっこまれておりますが、とりあえず現世利益のクラリダ副議長を慌てて見に行く(と言っても先ほどの事情により今朝は時間があまりないのでぶっつけ本番(はいつものことだけど)でどこまで行けるかは知らんがな)。

[外部リンク] 14, 2021
The Federal Reserve's New Framework and Outcome-Based Forward Guidance
Vice Chair Richard H. Clarida
At "SOMC: The Federal Reserve’s New Policy Framework" a forum sponsored by the Manhattan Institute's Shadow Open Market Committee, New York, New York (via webcast)

小見出しが
Shifting Stars and the End of "Copacetic Coincidence"
The New Framework and Price Stability
The New Framework and Maximum Employment

ってなっていまして、「Copacetic Coincidence」ってのがアタクシの手元のデイリーコンサイス(20年前の物)だとCopaceticの意味が分からんのですが、どうせ経済の中立水準(rスターって言えば中立金利)が低下してフィリップスカーブが機能しなくなったって話をしているんでしょうと即断して(一応目は泳がせた)パスしてフレームワークの話を駆け足で確認しようじゃあーりませんか。なお駆け足なのとアタクシのドメドメジャパニーズ英語力なのでちゃんと読む方は上記URL先に当たってちょ。

いやあのですね、昨日ネタにしたパウエルの発言だってあれ正直言ってベンダー記事だけ見てるとカジュアルに騙される、というと語弊があるがミスリードに普通に引っ掛かるし、しかもそれ見ながら後講釈する市場の中の人とかの講釈を聞いてると、フィルターが二重三重に掛かったものを見ることになりますので、(だから基本的に文字起こしがあるものは引用しているんですよね自分だって即断で誤読したのに後で気づくために原典は必要)最近のFEDちゃんの高官発言って報道だけになってしまうのが多くてかなわんなあと思います。

と、時間も無いのに雑談してますがさっさと参りたいと思います(汗)。

・物価の話ですがああでもないこうでもないと言ってますが要は「早期利上げなんぞ毛頭考えてません」という話である

『The New Framework and Price Stability』である。

『I will now discuss the implications of the new framework for the Federal Reserve's price-stability mandate before turning to its implications for the maximum-employment mandate.』

はい。

『Five features of the new framework and fall 2020 FOMC statements define how the Committee will seek to achieve its price-stability mandate over time.』

政策フレームワークに5つの面があるんですと。

『First, the Committee expects to delay liftoff from the ELB until PCE inflation has risen to 2 percent and other complementary conditions, consistent with achieving this goal on a sustained basis, have also been met.4』

実質ゼロ金利政策からの脱却は2%の物価を安定した状態で達成できるまで(=プリエンティブではなく)行わないですよ。

『Second, with inflation having run persistently below 2 percent, the Committee will aim to achieve inflation moderately above 2 percent for some time in the service of keeping longer-term inflation expectations well anchored at the 2 percent longer-run goal.5』

物価が2%下回っていた期間が短い時は云々ってメイクアップストラテジー的な話なんですが、さてこの部分どうなるんでしょうかね今後は、とは思う訳で、以前にドン・コーンが言ってたように「理論としては美しいがそれは実用的ではない」となるのか否か、物価が上がらんと試されませんけどこれはマジモンで試される流れになって来そうで楽しみ楽しみ。

『Third, the Committee expects that appropriate monetary policy will remain accommodative for some time after the conditions to commence policy normalization have been met.6』

確かにその通りなのですが、「正常化の着手を開始しても依然として緩和的であることには変わりはない(キリッ)」ってのは市場ちゃんは先の政策を見越して動く以上、まあ現実の経済が腰折れでもしてくれない限り絵に描いた餅なんですけど正常化着手する時には必ず中銀はこう言ってハイシドウドウハイドウドウとなるのである。

『Fourth, policy will aim over time to return inflation to its longer-run goal, which remains 2 percent, but not below, once the conditions to commence policy normalization have been met.7』

『Fifth, inflation that averages 2 percent over time represents an ex ante aspiration of the FOMC but not a time inconsistent ex post commitment.8』

この辺はオーバーザサイクルでの2%を目標にしてるんですよとかそういう話ですから、これまた物価オーバーシュート容認のストラテジーの話。

『As I highlighted in speeches at the Brookings Institution in November and the Hoover Institution in January, I believe that a useful way to summarize the framework defined by these five features is temporary price-level targeting (TPLT, at the ELB) that reverts to flexible inflation targeting (once the conditions for liftoff have been reached).9 Just such a framework has been analyzed by Bernanke, Kiley, and Roberts (2019) and Bernanke (2020), who in turn build on earlier work by Evans (2012), Reifschneider and Williams (2000), and Eggertsson and Woodford (2003), among many others.』

でもって今の枠組みはフレキシブルターゲットの枠組みの中で一時的なプライレベルターゲットの側面を有するものですよ以前申しあげたとおりに、だそうですので、まあ大体以下の話はお察し。


『A policy that delays liftoff from the ELB until a threshold for average inflation has been reached is one element of a TPLT strategy. Starting with our September FOMC statement, we communicated that inflation reaching 2 percent is a necessary condition for liftoff from the ELB. TPLT with such a one-year memory has been studied by Bernanke, Kiley, and Roberts (2019). The FOMC also indicated in these statements that the Committee expects to delay liftoff until inflation is "on track to moderately exceed 2 percent for some time.』

でまあそういう考えを基にFOMCは「the Committee expects to delay liftoff until inflation is "on track to moderately exceed 2 percent for some time.」ということを示していますが、

『" What "moderately" and "for some time" mean will depend on the initial conditions at liftoff (just as they do under other versions of TPLT), and the Committee's judgment on the projected duration and magnitude of the deviation from the 2 percent inflation goal will be communicated in the quarterly SEP for inflation.』

モデレートリーでフォーサムタイムの2%オーバーを容認と言ってますが、じゃあこのモデレートリーとフォーサムタイムとは何ぞや、というお話は、結局のところ見通しベースのジャッジメンタルであって、見通しベースはSEPで示してコミュニケーションしまっせ、という事のようです。

いやまあそれはそれで良いですし、今時点で不具合が起きはしないのですが、この手法を使っていると、実際の利上げが見えてくる段階になってくると、SEPで出しているドットチャートが明らかに邪魔になるので、どこかの段階でエイヤーとチャート出さなくしないと無茶苦茶混乱する元になると思います。

『Our new framework is asymmetric. That is, as in the TPLT studies cited earlier, the goal of monetary policy after lifting off from the ELB is to return inflation to its 2 percent longer-run goal, but not to push inflation below 2 percent. In the case of the Federal Reserve, we have highlighted that making sure that inflation expectations remain anchored at our 2 percent objective is just such a consideration.』

このフレームワークはシンメトリーじゃないですよということで、つまり物価が強い方では我慢の子だし、弱い方は容認せずにバシバシ緩和という非対称ですよという順当な説明。

『Speaking for myself, I follow closely the Fed staff's index of common inflation expectations (CIE)?which is now updated quarterly on the Board's website?as a relevant indicator that this goal is being met (see figure 2).10 』

何かこの指標を重視しているらしいのでこれからちゃんと読みますわ(汗)。

『Other things being equal, my desired pace of policy normalization post liftoff to return inflation to 2 percent would be somewhat slower than otherwise if the CIE index at the time of liftoff is below the pre-ELB level.』

一般的なインフレ期待インデックス(とでもいうのか??)の上昇よりもややビハインドしてゼロ金利解除に着手するのが吉とお考えのようで。

『Our framework aims ex ante for inflation to average 2 percent over time but does not make a commitment to achieve ex post inflation outcomes that average 2 percent under any and all circumstances. The same is true for the TPLT studies I cited earlier. In these studies, the only way in which average inflation enters the policy rule is through the timing of liftoff itself. Yet in stochastic simulations of the FRB/US model under TPLT with a one-year memory that reverts to flexible inflation targeting after liftoff, inflation does average very close to 2 percent (see the table). The model of Mertens and Williams (2019) delivers a similar outcome: Even though the policy reaction function in their model does not incorporate an ex post makeup element, it delivers a long-run (unconditional) average rate of inflation equal to target by aiming for a moderate inflation overshoot away from the ELB that is calibrated to offset the inflation shortfall caused by the ELB.』

何かこれ細かく読んでると面白そうなのですがどう見ても沼に嵌るのでパスしますが、修正テイラールール的なルールベースでの政策金利ルールで計算するとこんな感じになりますけど、メイクアップストラテジー的な問題とゼロ金利制約でマイナスが出来なかった期間の分の穴埋めせんと行かんよねとかそういう話をしてるのかしら。よー知らんけど。

ということで無理矢理終了して次の項目に行く。


・雇用の部分の話だが結局はテイラールールネタに帰着しとるな

『The New Framework and Maximum Employment』である。

『I turn now to the maximum-employment mandate. An important evolution in our new framework is that the Committee now defines maximum employment as the highest level of employment that does not generate sustained pressures that put the price-stability mandate at risk.11』

ワイラの希求する最大雇用というのは「物価安定を損なわない範囲内におけるもっとも高い雇用水準」である、と最初にぶちかました瞬間にまあ以下は同じくお察しの内容。

『As a practical matter, this means to me that when the unemployment rate is elevated relative to my SEP projection of its long-run natural level, monetary policy should, as before, continue to be calibrated to eliminate such employment shortfalls, so long as doing so does not put the price-stability mandate at risk.』

今のSEPの見通しを見ると無問題な水準というのが分かりますな、だそうで。

『Indeed, in our September and subsequent FOMC statements, we indicated that we expect it will be appropriate to keep the federal funds rate in the current 0 to 25 basis point target range until inflation has reached 2 percent (on an annual basis) and labor market conditions have reached levels consistent with the Committee's assessment of maximum employment.』

利上げを等分しない話はそもそもさっきの物価コーナーで散々聞かされたからもういいっす、と思ったら現世利益コーナーが次に来ました。

『Moreover, in our December and subsequent FOMC statements, we have indicated that we expect to continue our Treasury and MBS purchases at least at the current pace until we have made substantial further progress toward achieving these dual mandate goals.』

APPに関するネタキタコレ。

『In our new framework, when in a business cycle expansion labor market indicators return to a range that in the Committee's judgment is broadly consistent with its maximum-employment mandate, it will be data on inflation itself that policy will react to, but, going forward, policy will not tighten solely because the unemployment rate has fallen below any particular econometric estimate of its long-run natural level.』

物価の方がホイホイと動く場合はそれに対応した政策の変更が必要になりますが、失業率単体では政策の変更を行う訳でない、と言ってまして、そらそうよ(だって労働需給ギャップに対する物価の感応度が極めて小さくなっている、って言う認識を示してるんだから)という話なのですが、なんか知らんけど良くこの点をスルーして、今の説明で言えば前段の「物価安定を損なわない限りは労働市場がタイトになるのは結構結構」の方にフォーカスして「FEDは雇用重視の姿勢を強める」って講釈する人が良く見受けられるのですが、別に雇用重視姿勢なのではなくて、物価安定重視の観点からすると、雇用の過熱を放置しても平気だから雇用強いのを大歓迎している、というのに過ぎない訳でして、寧ろ最近のフレームワークはより物価目標寄りになっているんですよね、と思うのですが中々ウケてくれない。

『Of note, the relevance of uncertainty about the natural rate of unemployment or the output gap for monetary policy reaction functions is a long-studied topic that remains important.12』

『For example, Berge (2020) provides a discussion around the difficult task of estimating the output gap (see figure 3).』

雇用や経済のギャップと政策反応関数の関係ってムツカシアルね、だそうな。

『These considerations have an important implication for the Taylor-type policy reaction function I consult. Consistent with our new framework, the relevant policy rule benchmark I will consult once the conditions for liftoff have been met is an inertial Taylor-type rule with a coefficient of zero on the unemployment gap, a coefficient of 1.5 on the gap between core PCE inflation and the 2 percent longer-run goal, and a neutral real policy rate equal to my SEP projection of long-run r*.13』

『The most recent Monetary Policy Report features a box on policy rules, including a Taylor-type "shortfalls" rule in which the federal funds rate reacts only to shortfalls of employment from the Committee's best judgment of its maximum level but reverts to the rule previously described once that level of employment is reached (see figure 4).14』

ということで、何だよ結局テーパリング着手に関する考察の話してねえじゃんとしょんぼりするのですけれども、結局テイラールールがどうのこうのの話にまた持ち込まれているので、時間かけて真面目に読んでも良さそうなのですが、たぶん現世利益的にはあんまり意味がない(バックグラウンドで知っておいた方が良さそうな気はするが)のでスルーしますとこのコーナーが終わる、ということで、要するに利上げは物凄い先ですよという話はしているのですが、あとは何か煙に巻かれた感はありますな(単にアタクシが理解できてないだけとかいうツッコミは却下)。
 


お題「1日遅れましたがパウエル議長のCBSインタビューの文字起こし記事があったので鑑賞鑑賞」   2021/04/14(水)08:06:42  
  しかしまあ何ですな。
[外部リンク] 午前
ECB、物価上振れの容認明確化を 指針活用すべき=仏中銀総裁

欧米では「物価が上がって来ますがこれは一時的です!」とアピっているという状態なのにジャパンと来たら物価が当分上がらんのでインフレ期待も上がらんし政策の延命の話ばっかりしておりまして、そろそろ「世界的にも物価が上がらなくなっているので仕方ない」言い訳が通じなくなって頂きたいものだと切に思うのでございました。


〇パウエル議長のCBSのインタビュー記事があったので自分の備忘も兼ねて

セントルイス連銀のFOMCスピーク見たらインタビュー動画へのリンクがあって、それを見てCBSニュースじゃん!と期待をして検索してみたら文章にもなっているというさすがはCBSということで(CNBCが同じ系列だと思うのですが)、CBSとかCNBCとかはTransucript(またはそれに近いもの)を出してくれるしかもフリーでという毎度の結果になりました(ニッコリ)。

#まあ昨日の時点でちゃんと調べれば良かったんじゃねえのというツッコミはあるが(汗)

CBS最高や!WSJなんか最初から要らんかったんや!!!

CBSニュースの動画はこちら
[外部リンク] Chairman Jerome Powell: The 2021 60 Minutes Interview

なお、画像を見ると所要時間13分みたい(ちゃんと正座視聴した訳ではないけど聞くだけは聞いたんで)ですので60分ではありませんご安心を(なお終わるとアタクシの環境では勝手にCBSのライブテレビがおっぱじまります)。

でもってCBSの記事ですが、2本立てになっておりまする。

・インタビュー動画の文字起こしとポイントポイントのインタビュー動画へのリンクという親切設計
[外部リンク] Chair Jerome Powell tells 60 Minutes America is going back to work

Federal Reserve Chairman Jerome Powell gives his thoughts on how the economy is rebounding from the COVID-19 pandemic. Scott Pelley reports.
2021Apr 12 CORRESPONDENT Scott Pelley


・デスクの編集入ったまとめ記事っぽい記事
[外部リンク] Chair Jerome Powell on Archegos collapse, money market funds, and the potential of a U.S. digital dollar

In a conversation with Scott Pelley about the economic outlook, Powell also commented on
the fallout from the Archegos Capital collapse, last year's bailout of money market funds, and the potential development of a U.S. digital dollar.
2021Apr 11 BY Will Croxton


ということで文字起こしちゃんの
[外部リンク] broad economic recovery is suddenly gathering speed, calling millions of Americans back to work. That's the message tonight of Jerome Powell, the chair of the Federal Reserve. The "Fed," as it's known, regulates our economy by controlling the supply of money, setting interest rates and overseeing major banks. We sat down with Chairman Powell in his Washington headquarters this past Wednesday, one year after the COVID crash wiped out 22 million jobs.』

というのはインタビューの冒頭のマクラ(上記通りのお話を司会が最初にする)でしてここから始まり始まりなのだ。

『Scott Pelley: Is the economy still in jeopardy?』

経済の状態はまだやべーと思うのか?というのが一発目の質問(動画の方もいきなり挨拶も何も無しでこの質問からおっぱじまります)

『Jerome Powell: I would say this. What we're seeing now is really an economy that seems to be at an inflection point. And that's because of widespread vaccination and strong fiscal support, strong monetary policy support. We feel like we're at a place where the economy's about to start growing much more quickly and job creation coming in much more quickly. So the principal risk to our economy right now really is that the disease would spread again. It's going to be smart if people can continue to socially distance and wear masks.』

ということで、「経済は変曲点にいる」だそうです。んでもって基本的にはワクチン接種の進展と強力な財政と強力な金融緩和によって変曲点って言ってて、「the economy's about to start growing much more quickly and job creation coming in much more quickly」んですから、まあメインは「ここからロケットスタートですよガッハッハ」ってなもんですが、「So the principal risk to our economy right now really is that the disease would spread again.」と仰せですので、そうは言っても感染再拡大がリスクと。

でもって最後に「It's going to be smart if people can continue to socially distance and wear masks.」と仰せでして、毎度毎度この話をしているのは、感染再拡大を予防しましょうって意味で政策当局の方が言うのは当の然なのかも知れませんが、パウエルちゃんが言うとどうもこうトランプへの当てつけでイジメられてた恨み節に聞こえてしまうのが味わいがある(個人の感想です)。

と思ったら、

『Scott Pelley: You seem to be saying, not about COVID, but about the economy, that we're out of the woods.』

経済の方ですがこっちは困難を抜けた(out of the woods)って認識でございますな、という質問ですが、なんか「まあまあトランプの事は置いときまして」とか言ってるような気がしました(個人の妄想です)。


『Jerome Powell: Well, I'd say that we and a lot of private sector forecasters see strong growth and strong job creation starting right now. So really, the outlook has brightened substantially.』

『Scott Pelley: What are your projections for growth and employment?』

『Jerome Powell: If you look at what private sector forecasters are saying or what forecasters who sit around this table who are on the Federal Open Market Committee, our rate setting committee, what they're forecasting is growth for this year in the range of 6% or 7%, which would be the highest level in, you know, 30 years. Or even maybe a little bit higher.And forecasting unemployment to move down substantially from 6%, where it is now, maybe to between 4% and 5%.』

という威勢の良い経済見通しになっております。あまりに威勢が良いので、

『Scott Pelley: It seems like you're not expecting a recovery, you're expecting a boom.』

いやあのそれ回復どころかブームじゃん、とツッコミが入りますが、

『Jerome Powell: Well, I would say that this growth that we're expecting in the second half of this year is going to be very strong.』

ロケットスタート上等、とのご認識を示されているようでございまする。


・アンイーブンリカバリーのお話

その先に行きますと(途中でナレーションとか入りまして、ご丁寧にもナレーションも文字起こししてあるのよこの記事)例の「不均等な回復」の話が。

『Scott Pelley: It seems like everywhere I go now, I see a closed storefront next to a business with a "Help Wanted" sign. Can you explain this recovery to me?』

『Jerome Powell: Yes, it's just a very unusual recovery. What you're seeing is some parts of the economy are doing very well, have fully recovered, have even more than fully recovered in some cases. And some parts haven't recovered very much at all yet. And those tend to be the ones that involve direct contact with the public. Travel, entertainment, restaurants, things like that.』

はいそうですな。でもってここで質問者はコロナでレストランでのフルタイムの職がパーになってテント生活になってしまっている人のインタビュー画像を流して質問するのよこれがまた。

『Scott Pelley: I met a woman recently, Courtney Yoder, who was working fulltime but still living in a tent. And then COVID came along and she lost her restaurant job.

Courtney Yoder: There was times where I wanted to give up and, you know what I mean, not be alive anymore. And just be like, you know what I mean, "Things are never going to get better,"(ここがビデオ)

『Scott Pelley: When does she, and everyone else like her, get their jobs back?』


『Jerome Powell: You know, there are something like 8.5, 9 million people, maybe even more than that depending on how you count it, who were working in February of last year before the pandemic and have lost their jobs. It's going to take some time. The good news is that we're starting to make progress now. The numbers show that people are returning to restaurants now. We're not going to forget those people who were left on the beach really without jobs as this expansion continues. We're going to continue to support the economy until recovery is really complete.』

だからこそ回復がreally completeになるまで経済をサポートしますよ、というロケットスタート上等上等とのお話をする次第。でもってこういう困窮者がどうのこうのという質問が割とゴリゴリ来るというのが、経済専門チャンネルじゃない分だけ成程こういう雰囲気なのかと思わせてくれて中々結構。

『Scott Pelley: You have people living in tents about a block from here. Have you seen them?』

『Jerome Powell: Yes, I have. Yes, I can tell you exactly where they are. I see them coming to and from work regularly.』

『Scott Pelley: When you see those tents. What do you tell yourself?』

『Jerome Powell: Well, it tells me that we don't have the answer to everything. But we, the job that we do for the benefit of the public is incredibly important. And we do understand that, that if we get things right, we can really help people. If the people who are at the margins of the economy are doing well, then the rest of it will take care of itself.』

ってな感じでゴリゴリ突っ込まれるんだね、と思いました。


・株式市場のバブルについて質問されると華麗に躱す上にFEDビュー話をしているのはフラグの悪寒も

ちょっと先に行きましてこんな質疑がありました。

『Scott Pelley: Is what's happening in the stock market today in your view rational or is it a speculative bubble?』

この質問に対しては華麗に躱すのですけど、

『Jerome Powell: We look after broader financial stability, which includes a bunch of things. How resilient is the financial system? How much capital? How much liquidity? How much risk management? Does it function in the face of significant shocks? One other piece of it though, we do look at asset prices.』

と、ファイナンシャルスタビリティの話を広く持ち出して戦線を拡大した挙句に、

『And I would say, you know, some asset prices are elevated by some historical metrics. Of course, there are people who think that the stock market is not over-valued, or it wouldn't be at this level. We don't think we have the ability to identify asset bubbles perfectly.』

とまあここまでは良いんですが最後の部分はお、おぅ・・・・・ってなりました。即ち、

『So, we focus on, what we focus on is having a strong financial system that's resilient to significant shocks, including if values were to go down.』

ちょwwwwwもし価格の急落が起きても金融システムがレジリアントを維持できるかどうかにフォーカスするっておっちゃんそれまんま昔のFEDビューやん、という説明をしておりまして、これが単に経済ロケットスタートの為に確信犯で吹かすためにFEDビューバリバリなのであって、実際にはもうちょっと考えている(と思うんだが・・・・・・)のならまあ狸FEDビューだからどっかでジャガーチェンジを期待できるんですが(ちなみにあのバーナンキの場合は自分ではなくてスタイン理事にバリバリのBISビューをぶっこませてそれに乗るという鉄砲玉利用スキームでジャガーチェンジしましたけれどもさて今回は鉄砲玉おるんかいな)、これ心底思ってたらアホじゃろ(大クラッシュが起きたらレジリアントがどうのこうのとかすっ飛ぶわwww)と思うので、どっちなのかは今後の推移を見て行かないとニャンとも。

ま、確かに今の時点でプレマチュアーな金融緩和縮小を持ち出しても得にならん、という計算をするのは理解できるのですが、その辺が計算づくなのか、資産価格ヒャッハーでパウエルの頭の中もヒャッハーしているのかは時間が経過しないと見えてこない話で、やっぱりこう夏場からが色々と面白い事になるんじゃないかなーとは思いました(個人の感想です)。


・物価見通しと金融政策に関してはまあ予想通りの順当な受け答えである

アルケゴスの話とかMMF改革の再改革の話などがこの後入るのですがすっ飛ばして最後に物価に対して政策はペイシャントだしそもそも物価はそんなに持続的に上がらんがなという話の部分を。

『Scott Pelley: What the Fed has done traditionally is use economic models to predict inflation and then raise interest rates, tap the brake if you will, before inflation happens. Is that what you're planning on doing?』

はい来ました。

『Jerome Powell: No, it's not. And really, what we've done is we've updated our understanding of the economy and therefore, our policy framework to the way the economy has evolved. The economy has changed. And what we saw in the last couple of cycles is that inflation never really moved up as unemployment went down. We had 3.5% unemployment, which is a 50-year low for much of the last two years before the pandemic. And inflation didn't really react much.』

経済(というか労働市場)のギャップに対する物価の反応が無くなっている、というように経済は変わったので、

『That means that we can afford to wait to see actual inflation appear before we raise interest rates.』

だそうですわよ。

『Now, we don't want inflation to go up materially above 2% and go back to, you know, the bad, old inflation days that we had when you and I were in college back a long time ago. But at the same time, we do have the ability to wait to see real inflation. And that's what we plan on doing.』

まあフラグを立てて回っているような気もしますが、物価はそう簡単にオーバーシュートせんし、大体からして物価が上がったら止められますからヘーキヘーキという説明。

『Scott Pelley: And when it hits 2%, how patient are you going to be?』

2%にヒットしたらどうするの?と聞かれても当然ながら、

『Jerome Powell: Well, what we said was we want to see inflation move up to 2%. And we mean that on a sustainable basis. We don't mean just tap the base once. But then we'd also like to see it on track to move moderately above 2% for some time. And the reason for that is we want inflation to average 2% over time. And when we get that, that's when we'll raise interest rates.』

まあ予想通りのお答えでありました。最後に昔のクソインフレの話が出ます。

『We forget what Powell calls the "bad old inflation days." In 1980, the Fed's benchmark interest rate was 20%. People took out mortgages near that rate. 』

というのはナレーションです。ボルカーショックみたいな事起きんのか大丈夫か、という質疑。まあお答えはお察しの通りですが引用だけしておきます。

『Scott Pelley: Whatever happened to inflation? It seems about 1981 it took a nosedive. And now, we have an entire generation of Americans who've never seen rapidly increasing interest rates or prices.』

『Jerome Powell: That's right. That's one thing that's so interesting about the economy is that it's ever changing. The globalization of the economy and technology have enabled-- manufacturing to take place all around the world. It's very hard for people in wealthy countries to raise prices or to raise wages. It's hard for workers to raise wages when wages can move overseas. It's just
a different economy. 』

グローバル化で賃金も物価も上がりにくくなった、って昔麿が言ってた時は「物価は貨幣的現象なのにそういう言い訳を言う日銀は敗戦思想のゴミクズ」と論難してた人達が居ましたなあ、だれでしたっけ(すっとぼけ)。

『Scott Pelley: So all the way through the end of this year, you wouldn't see rates increasing?』

『Jerome Powell: I think it's highly unlikely we would raise rates anything like this year, no.』

ついでにこの後のも引用します(最後なので)

Other members of the Fed board don't see a rate increase even in 2022. The board meets in a grand conference room, but Powell has been alone running the meetings online. He's relieved to be vaccinated and hopes to bring the Fed staff back in the fall.

『Scott Pelley: At this moment in time, what's the best guarantee that you can make to the American people?』

『Jerome Powell: I'm in a position to guarantee that the Fed will do everything we can to support the economy for as long as it takes to complete the recovery.』

とまあそういうことで、ロケットスタート上等だわFEDビューだわでフラグ建築しているような気もしますが、まあそれはそれということでなるほどねーと思いながら鑑賞したのでありました。
 


お題「タカ派の地区連銀総裁2名(カプランとローゼングレン)を見に行ったが穏健でしたな(個人の印象です)」   2021/04/13(火)08:06:30  
  相模原市(なのか神奈川県なのか)ェ・・・・・・・・・・
[外部リンク] 2021/4/12 16:17(最終更新 4/12 22:10)

『要請書によると、母親らは3月23日の報道で採火の事実を知ったといい、県や市から決定や発表の前に遺族らへの説明はなかった。県から遺族らに文書が届いたのは4月以降だったという。』

『市オリンピック・パラリンピック推進課の担当者は、遺族と被害者家族が中止を要請することについて「被害を受けた人たちの思いを率直に受け止め、私たちの考えも改めて説明したい」と話した。』(上記URL先より)

事前に連絡して諒承を得る、無理なら代替案を考える、ってプロセスすら踏まないで錦の御旗を立てれば何でも通ると思っているのか最近の行政庁は、と呆れる訳ですがまあよくよく考えてみれば金融政策を10年以上ヲチしておりましても最近は錦の御旗(爆発音)。


〇FED高官のお話が色々出ているのですがテキストついてないのが多くてアカンがタカ派2名を拾ってみる

毎度おなじみのこれを見ましても、

[外部リンク] Speak: Remarks by Federal Open Market Committee Participants

『Recent Public Remarks』を見ましても、(長くなるので途中で切ってますが)

Apr 08, 2021 (7:17 PM ET) Pres. Daly, Video Interview, Bloomberg Television,
Apr 08, 2021 (11:00 AM ET) Pres. Bullard, Remarks, at The Paul Simon Public Policy Institute at Southern Illinois University,
Apr 08, 2021 (9:37 AM ET) Pres. Kaplan, Video Interview, on Fox Business'
Apr 08, 2021 (6:15 AM ET) Pres. Daly, Transcript, Barron's,
Apr 07, 2021 (4:15 PM ET) Gov. Brainard, Video Interview, on CNBC's "Closing Bell",
Apr 07, 2021 (9:00 AM ET) Pres. Evans, Speech, virtually at the Prairie State College Foundation’s annual Economic Forecast Breakfast,
Apr 07, 2021 (5:30 AM ET) Pres. Kaplan, Transcript, with the Wall Street Journal,
Apr 05, 2021 (3:59 PM ET) Pres. Mester, Video Interview, CNBC "Closing Bell",
Apr 02, 2021 (11:56 AM ET) Pres. Bostic, Panel Discussion, Online discussion,
Apr 01, 2021 (6:05 PM ET) Pres. Kaplan, Remarks, at the Federal Reserve Bank of Dallas (via live webcast),
Apr 01, 2021 (1:00 PM ET) Pres. Harker, Speech, virtually to the Joint Virtual Symposium:
Apr 01, 2021 (9:15 AM ET) Pres. Bullard, Video Interview, CNN International, U.S. Economy, Inflation

とか何とか並んでて、まあバンバン出ているのは良いんですけど、Transcriptが出てこない物件だったり、有料会員じゃないと読めないもんばっかりで実にあばばばばーなのですが、まあ現状でFEDがどうなりますねん、という話になりますと、これは要は「今後上がりそうなインフレちゃんをどう評価するか」がポイントになるでしょうなあ、というのは大体まあ先般のFOMC以降のお話としては言えそうですわな。(個人の感想です)

でもってこの際まずはタカ派方面の方がどの位の感覚でおるのかね、というのを確認しようかなと思いまして、タカに寄ってるカプランさんのこれを聞いてみたんですけど・・・・・・・


・カプラン総裁のFOXビジネスインタビューでは緩和縮小に関する話ではないですの

[外部リンク] Fed president expects interest rates to reach pre-pandemic levels
Apr. 08, 2021 - 9:37 -

Dallas Federal Reserve President Robert Kaplan says he expects interest rates to reach pre-pandemic levels as the economy recovers, which he believes is 'a healthy sign' and 'not an alarming sign.'

残念ながらTranscriptが無いのでまあお音を聞いてみた感じなので、アタクシのヒアリングが違うかどうかは上記URL先でも見てちょ(とりあえず話をしているスピードと発音は質問してる方もカプランさんも聞きやすい)という感じですけど、一瞬この見出しだけ見ると「ほえ??」と思ってしまいますが、話題は長期金利上昇のお話で、「経済が良くなっているので金利がパンデミックの前の水準に上昇するのは別にアカン話ではない」という話をしております。

でもって質問の方は金利が上がって景気にマイナスにならんのかみたいな話になっているのですが、アタクシのヒアリング能力がタコなのでそこらへんはちょっと怪しいのですが、基本的に金利が上がるから即アカンということはありませんぜ、というような感じで話をしておりますが、途中から話が企業増税の話になっているのがほっほーという感じでして、バイデンプランパート2の企業増税に関しては米国株式市場ちゃんの指数だけ見ていると何も気にして無さそうな雰囲気なのですけれども、なるほどやっぱり話題になってるな(ちなみにカプラン総裁は「多くの企業の方々と話をしていますが、現状で企業の方々は皆さん多少の増税は織り込んでいます」って話をしておりましたです)とか、バイデンプランパート2でのエネルギー政策問題とか、そっちの方に話が行っておりましたな(カプランはダラス連銀総裁だからグリーンエネルギーがどうしたこうしたネタはテキサスのエネルギー産業に影響するだけに管轄下の話題)。

でもってこれは先週のニュースでしたけど、オモロイなと思ったのはインフレのネタと緩和縮小のネタは特に話題になっていなかったことで、そらまあサンプル1で話をするのも何ですが、カプラン総裁はまあ(ダラス連銀の前任ほどではないですが)タカ派寄りの人なので、タカ派読んでインタビューしてもまだテーパリングだのインフレだのの話にはならんのね、と思ってしまいました(ただしこれは週末のPPIの前の話ではありますが)。


・タカ派のローゼングレン総裁が何か大人しいんですよね〜

ロイターさんから。
[外部リンク] 午前
米経済、今年は大きく回復 FRBはゼロ金利維持=ボストン連銀総裁

『[12日 ロイター] - 米ボストン地区連銀のローゼングレン総裁は12日、財政政策と金融政策に後押しされ今年の米経済は大きく回復するとの見通しを示した。ただ労働市場にはまだ大きな回復の余地があると述べた。』

ローゼングレン総裁は「労働市場のスラック(需給の緩み)はまだ大きく、インフレはなお連邦準備理事会(FRB)の目標を下回っている。このため、現在の極めて緩和的な金融政策スタンスは適切だと考えている」と述べた。

その上で、新型コロナウイルスワクチン接種で変異株の感染拡大を食い止めることも重要とし、「変異株による感染拡大が特に問題化しなければ、リセッション(景気後退)後の異例に力強い回復がみられる」と予想。失業率は向こう2年以内にコロナ禍前の4%近辺に戻る可能性があると述べた。

ただ、昨年に採用された新たな枠組みの下でFRBはインフレが顕在化するまで忍耐強く待ち、金利をゼロ%近辺にとどめると語った。』(以上上記URL先より)

ということですが、まあローゼングレンさん元々は盛大なタカ派だったのですが、コロナちゃん以降実は軟化している、というのもあるんですが、こちらは講演テキストもあるのでちょっと駆け足で鑑賞してみるとやっぱり穏健派になっているのでありました。

(画面構成が乱れると思うので例によって途中までの部分でハイパーリンクしております)
[外部リンク] Stock of the Economic Recovery and the Opportunities to Bolster Financial Stability
By Eric S. Rosengren
April 12, 2021
Newton-Needham Regional Chamber

例によって纏めがHTML版にあるからとりあえずそれを読む。

『Six Takeaways from Boston Fed President Eric Rosengren’s April 12 Remarks』

6つの要点ですとよ。

『1.Takeaway: The economy is showing signs of recovering from the impacts of the pandemic, but many businesses and households are still experiencing significant economic distress. Industries where social distancing is difficult have been disproportionately affected, and they include many lower-wage and Black and Hispanic workers. Women, too, have been disproportionately affected.

Excerpt: “Policymakers [should] examine some of the problems brought to the forefront over the past year…to ensure we are rebuilding an economy that works for all Americans throughout the inevitable business cycle.”』

今次回復においては威勢良く回復しているところと、引き続きアイヤーな所の差がデカスという話で、そのアイヤーな方が置いていかれてるのはアカンのでそっちを引き上げないと行かんぜよ、ってな趣旨が一発目、という時点でこれは穏健派ローゼングレン総裁というのが見えて参ります。


『2.Takeaway: Assuming vaccines remain effective against new variants of the virus, the U.S. economy is likely to recover strongly, propelled by pent-up demand and accommodative monetary and fiscal policy.

Excerpt: “It seems likely that the economy will grow rapidly this year … over the next couple of years, we will see the unemployment rate falling back to pre-pandemic levels, with significantly improved labor-force participation rates.”』

とは言え景気全体に関して言えば強いでしょうとの事ですが、ここで「失業率がパンデミック前のレベルに戻るのは向こう2年間掛かる」という認識を示しておりまして、こりゃまあ緩和縮小の話をローゼングレンさんが先陣を切って持ち出す感じじゃないような気がしますが(個人の感想です)。


『3.Takeaway: The Fed seeks to avoid a prolonged slow recovery, but it’s important to acknowledge that running a so-called “hot” economy for a prolonged period is not without risks. It arguably factored into some of the challenges to financial stability that emerged at the start of the pandemic:』

何かこのテイクアウェイやたら長いのですけど、「The Fed seeks to avoid a prolonged slow recovery, but it’s important to acknowledge that running a so-called “hot” economy for a prolonged period is not without risks.」というもんだからインフレがトマランチ会長のリスクを言うとか、資産価格ヒャッハーのリスクを言うのかと思えばさに非ず。

『Prime and tax-exempt money market mutual funds saw rapid outflows, disrupting short-term credit markets. Many financial firms experienced a liquidity squeeze that led to a wave of sales of usually liquid Treasury securities, disrupting the Treasury market.』

という話をしておりまして、リーマンショックと今回のパンデミックでプライムMMFの大量解約から短期金融市場に流動性枯渇問題を発生させやがって、その煽りで資金確保のための米国債売却に繋がったのでプライムMMFにはクレジットものをあんまり持たせるな、という話(引用割愛しましたがロイターの記事でも記載されています)をおっぱじめました。

ただまあこれ毎度思うのですが、プライムMMFが大量解約来てアイヤーは分かるんですが、だからと言ってそれが全部トレジャリー売りの要因なのかというと、どこまでがホンマカイナという感じがする次第でして、というのはアイヤーのプライムMMF以外の人達って流動性ファシリティあれば別にトレジャリー売らんでも短期のファンディングは回る筈で、あの米国債売りはサプライズ利下げとかして市場のボラを無駄に高め(ムチャクチャに振れましたからねえ)ロスリミットに達したリスク管理の踏みとリスク管理の投げが相まって無茶苦茶な動きをしたような印象がある次第でして、プライムMMF問題だけで(短期市場なら兎も角)USトレジャリー市場全部が売り売り祭りになる、というのは何だかなあという気がするのだが、何故か歴史認識はそうなっているのですよね、まあアタクシも別に米国債市場の中の人な訳じゃないので米国金融当局が言ってる方が正しいのかねとは思うのですけれども、どうもこう問題をプライムMMFの所に押し込めている(自分らのサプライズ利下げで市場のボラを作った、というと自分らの否定になるから認めないバイアスが掛かるのもあって)ような気がするんですけどねー。

『Various forbearance for borrowers and banks became necessary, to prevent constriction of the flow of bank credit, which would have exacerbated the economic downturn.』

うーんこの。これは確かに金融安定化問題なのですが、さっきの点もそうですが、「It arguably factored into some of the challenges to financial stability that emerged at the start of the pandemic:」という意味ではそらまあ今回のパンデミックで発生した問題なのですが、それってホットエコノミーを長期化した場合に発生する金融不均衡とはチャウような気がするんですけど。

『Excerpt: “The factors underlying these financial market stresses, in my view, must be addressed - to avoid a future repeat of the issues the economy experienced at the start of the pandemic.”』

ただまあそういう金融不安低リスクに事前に対処すべきとのことですが、それ高圧経済アプローチで発生する金融分均衡リスクとは別の話のような気がするので何を言ってるのか良く分からん(って本文読めば良いのかも知れんがさすがに本文は読んでない)。


『4.Takeaway: There are some potential solutions to these structural risks, which should be considered:』

ということで今のテイクアウェイの続きになる。

『Require prime and tax-exempt MMMFs to convert to so-called government funds (which invest in short-term U.S. Treasury and agency securities and private debt fully collateralized by such instruments).

Create a structure less reliant on broker-dealers’ balance sheets to maintain liquid markets for U.S. Treasury securities.

Enact a capital regime that’s sufficiently flexible during economic downturns without temporary, special measures (e.g., use a Countercyclical Capital Buffer built up during good times and utilized during downturns).』

何か規制方面で色々と規制強化をしたがっているようですよ。

『Excerpt: “During the economic recovery, policymakers should be diligent about removing these risks to financial stability, which translate into risks for the economy and every firm and worker in it.”』

まあ良いんですけどマクロ的なリスクはスルーですかそうですかという感じですが、本文の方をチラ見した所、「以前の講演でそれ以外のリスク(いわゆる資産価格ヒャッハー的な方)については話をしたが、今急いで対応するのは今回申し上げたリスクである」と仰せになっている(ちなみに講演本文11ページの上から3行)のですが、特にこう資産市場ヒャッハーとかそういうのは目先はキニシナイというスタンスのようです。


『5.Takeaway: The Fed’s revised monetary policy framework should support a quicker recovery. In the past, forecasts of returning to full employment at the target inflation rate of 2% would have suggested increases in interest rates. But the median FOMC participant expectation is that short-term rates will remain close to zero through 2023.』

ここで「ワイは反対なんじゃが」みたいな言い方にならんの。

『Excerpt: “With the revised [framework] adopted by the FOMC, monetary policymakers can be more patient and wait for more tangible signs that inflation has increased, rather than just forecasts, before starting to raise rates.”』

ラピッドリカバリーを促す(さっきもスローリカバリーはリスクと仰せでしたな)ために云々、というのはローゼングレン総裁であってもオッケー牧場だそうなので、これは物価が実際に2%抜けてきてからじゃないと楽しい事は起きないのは確か(個人の感想です)でしょうなと思いますし、抜け方にもよってタラタラ上昇されると2%行っても全然動じないであろう、というのはローゼングレン総裁ですらこの調子(ただまあ物価に対してはエバンスとかブラードの方が過剰反応する可能性はあってローゼングレンの方が反応悪いかもです、為念)というので大体お察しなんでしょうな。


『6.Takeaway: The most recent data on employment is quite consistent with an economy beginning to expand from the constraints of the pandemic. But there are signs of continued strains on the labor market, including reduced labor force participation rates of prime working age men and women.』

『Excerpt: “With many schools either in a remote or hybrid learning mode, many parents have left the workforce to provide support for their children. … Reduced labor force participation represents a concerning development. While … improving of late, it is still well below the participation rate we saw before the pandemic.”』

労働参加率に関して言及していますが、これはまあ要するに失業下がってるだけじゃあ喜ばんでという雇用を総合的に判断、って話でしょうな。


でもって講演本文があるのですが、実は紙芝居の方を見れば大体何の話をしているのか想像がつくという物件に
なっておりますので紙芝居の方をまずは貼っておきますとこちら。

[外部リンク] Stock of the Economic Recovery and the Opportunities to Bolster Financial Stability

マクロ景気全体に関しては「Very Strong Forecasts」などという紙芝居があるように威勢が良くて、さっきの「Running a “Hot” Economy has Risks」という紙芝居ですが、いやあんさんそれは別に高圧経済関係ないやんというのがあるのはさっきのまとめ通りになっておりまする。

その後グラフが延々とあって、最後の方に「Policy Supports More Rapid Improvement」ってのがありますが、別にタカ派色は無い穏健派状態になっておりまして、まあ今後の動きはタカ派をチェックとか言いながら最近穏健っぽくなっているローゼングレン総裁がすっかり穏健派であるというのを確認した格好になりましたな(汗)。

なお本文はこちらになります。
[外部リンク]
 


お題「生活意識アンケートネタの続きとかいう暇ネタかつ甚だ簡単ですんません」   2021/04/12(月)08:11:50  
  相変わらずやっとるのか。
[外部リンク] 東大寺など9か所の世界遺産巡る
2021年4月12日 5時13分

何か話題になるところがそういう所だからなのかもしれませんけど、本来は世界に向けて日本の観光地ご紹介企画とかだったんですねーと思うと中々泣ける。


〇生活意識アンケートで物凄く味わいのある部分を華麗に見落としていた件について&More

[外部リンク] 日本銀行の金融政策に関する認知度』ってのが16ページからありまして、うっかり物価とか家計収入とかそっちの真面目な方ばっかりみておりまして、もうここはどうでも良いやとばかりにすっ飛ばしてたのですが・・・・・・・・・・

さてこのアンケート、調査期間が『調査実施期間 :2021年2月5日(金)〜3月3日(水)』となっていますので、3月MPMの結果(??)は反映されていませんが、円金利村の村民的には1月会合前に出てきた3月会合ネタというオモシロパターンの時事通信砲から始まりまして点検会合に向けてなんか話題が出てきました時期ではございます。

そんな中ですが華麗なる結果が。

『1-6. 日本銀行の金融政策に関する認知度

日本銀行が、消費者物価の前年比上昇率2%の「物価安定の目標」を掲げていることについては、「知っている」との回答が1割台後半となった。

積極的な金融緩和を行っていることについては、「知っている」との回答が2割台前半となった。

「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を行っていることについては、「知っている」との回答が1割台前半となった。』

説明文だけを読んでいると何の変哲も無いのですが、その下の図表を見ると爆笑の発作が起きること必至。でまあ図表を貼るスキルが無い(というかそもそも貼って良いのかが微妙な気がする)拙者と致しましては、HTMLの方から貼ると貼りやすいので数字の推移をみるとこのようになりまする。

(以下数字の推移に関しては上記HTMLの方から数字等をペタペタ貼りますが、基本的にはPDFに載っていることの抜粋なのでPDFからの抜粋と思っていただいて結構です)

『(図表18)日本銀行が、消費者物価の前年比上昇率2%の「物価安定の目標」を掲げている〔Q30〕』

以下の項目は

第82回(2020年6月)
第83回(2020年9月)
第84回(2020年12月)
第85回(2021年3月)

の順に左から右になります、一番右が今回ね。(ちなみに本文図表の方は直近3回分になっています)

知っている:19.5→18.9→20.2→18.1
見聞きしたことはあるが、よく知らない:31.0→37.3→30.9→29.3
見聞きしたことがない:48.9→42.8→48.4→51.6

・・・・・・・・お、おぅ。

「知ってる」ってのがここ1年くらいは2割近辺で、たぶんこの人たちはそれなりに政策とかに関心のある方とか何でしょうが、「見聞きしたことが無い」が着実に増加しているのが何とも味わいの深いお話でございまして、そらまあ2%目標の早期達成が完全に形骸化しているんですから宣伝しなくなるのでそんなの忘れてしまって見聞きしたことが無くなるのは仕方がないですけれども、一部では点検会合と言って盛り上がっていても、限界集落円債村の話なんぞは世の中一般的には知らんがなという話になるわなそりゃ、と思うのでありました。

『(図表19)上記目標実現のため、日本銀行が積極的な金融緩和を行っている〔Q31〕』

知っている:35.3→24.4→34.8→23.0
見聞きしたことはあるが、よく知らない:39.8→39.6→38.7→33.2
見聞きしたことがない:24.2→35.0→26.1→42.7

うーんこの。

何か知らんがこれ半年ごとに謎の出入りをしていますけど、それにしても「見聞きしたことが無い」が更に増えているっていうのは何ぞと思いましたが、冷静に考えますと最近はETFの方はそれなりに話題になっていまして、日銀の買入で弊害的な話の方が話題になりやすいように見える(と言ってもアタクシは何せテレビとかまともに見ない(というか無い)人なので、世の中の論調を良く知らんのでイメージが良く分かっていないんですが)ので、もはや積極的な金融緩和とは何ぞやという感じになっているんでしょうかねえ。


『(図表20)具体的には、現在、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を行っている〔Q32〕』

知っている:19.1→14.3→17.6→13.8
見聞きしたことはあるが、よく知らない:35.6→34.2→34.7→25.5
見聞きしたことがない:44.5→50.7→47.1→59.4

これはひどいwwww

ちなみに図表の方で見るとビジュアルにこれはひどい感が良く分かるのですが、まあ確かに益々何が何だか分からない政策になっていますし、このアンケート的に言えば直近の施策ってコロナオペと地域金融機関支援策の話ばっかりで、「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」とか本当の本当に言葉としても出てこなくなっているわなあと思いますが、まあ1回だけならサンプルバイアスかもしれませんが、これで「インフレ期待に働きかける政策」も蜂の頭もあったもんじゃないわけですよね。

・・・・・・ということでアタクシ思いまするに、片岡大先生に於かれましてはその「金利を引き下げる」という話をするよりも、QQEの本来の画期的な部分(笑)でありますところの、「インフレ期待に働きかける」というのが必要であって、何とかコミットメントとか何とかによる日銀の意思が云々とかいう話よりも、「量」で勝負に逝けばエエンチャウノと思うのです。まあ量で勝負するためにはマイナス金利政策は邪魔なので撤廃してくれるんでしたら同じゴミ政策でもマイナス金利じゃない分だけ何ぼかはマシだと思う、というポジショントークというよりも友蔵心の叫びがあるのも事実なのですが(^^)が、残念ながら片岡さん「金利で勝負」の土俵に乗っかっていると絶対に今の執行部の屁理屈に勝てないと思うのよね、というのもあるので。



・調子に乗ってキャッシュレス関連の話を

折角生活意識アンケートの続きをしたのでついでに政策とは関係ないけど日銀大好きキャッシュレス関連のお話をアタクシの備忘も兼ねて。

本文19ページ『1-7.税金や年金保険料の支払い方法に関する認知度等』ですけど。

『1-7-1. 税金や年金保険料の支払い方法の認知度

税金や年金保険料の支払い方法の認知度については、「金融機関の窓口」との回答が最も多く、次いで「口座振替」、「コンビニ、スーパーでの支払い」が多かった。』

勤務先の給与天引きなもんで(汗)。

『ペイジー(Pay-easy)を知った機会・媒体については、「税務署・年金事務所などから送付される納付書、案内書類等」との回答が最も多く、次いで「金融機関の窓口での説明、ポスター・チラシ等」、「税務署・年金事務所などの窓口での説明、ポスター・チラシ等」が多かった。』

一応金融の人ですから言葉は知っているのですが、窓口は中の人としても客としても行かないのでそもそもペイジーが何だか良く分かっていないアタクシ(すいませんすいませんすいません)。


さらに20ページに『1-7-2. ペイジー(Pay-easy)の利用状況』というのがあって、正直アタクシ全然知らんのでその意味で面白かった。

『1-7-2. ペイジー(Pay-easy)の利用状況

「ペイジー(Pay-easy)を知っている」と答えた人(1割台前半)の中で、「ペイジー(Pay-easy)を利用したことがある」との回答は、3割台半ばとなった。』

ってことは全体の5%程度か・・・・・・・・・・・・

『「ペイジー(Pay-easy)を利用したことがない」と答えた人に、その理由を聞くと、「コンビニ、スーパーや金融機関に行く用事がありそのときにあわせて支払っているから」、「自分で税金や年金保険料を支払う機会がないから」、「ペイジーで支払うための事前手続きが面倒だから」との回答が多かった。』

自分は2番目に該当するのか。まあ税金や保険料を手払いする人だと日常的に金融機関の窓口にも用があるでしょう(自営の方を想定してるんだがそれでエエノカ?)からそうなるわな。



続いて21ページ目がキャッシュレス決済ネタで『1-8. 家計の決済行動』となります。

『1-8-1. 現金と現金以外の支払い手段の利用状況

平均的にみて財布にはどれぐらいの現金を入れているかを尋ねたところ、「5千円以上〜1万円未満」との回答が最も多く、次いで「1万円以上〜2万円未満」、「2千円以上〜5千円未満」が多かった。』

ほうほう。

『直近の平日において、1日に何回現金を利用するかを尋ねたところ、「1回」との回答が最も多く、次いで「2回」、「0回」が多かった。

また、直近の休日において、同様に尋ねたところ、「1回」との回答が最も多く、次いで「2回」、「0回」が多かった。』

ええええええええ!!!!!!!!

と驚くのは現金スキーでいつもニコニコ現金決済おじさんだからなのですけれども、確かにまあ同業のお仲間でもキャッシュレス決済を使うのが常識という方はATMに碌に行かんわとかいう話をして下さるので、そんなもんなのかも知れませんなとは思いましたが、飲み物買ったりして1日何回現金使いますねんのアタクシとしては現金スキーのお仲間がこんなに少なくなっているんかいなと思いました。

・・・・・・だがしかし次の回答を見て頭を捻るアタクシ。

『直近の平日において、1日に何回現金以外の支払い手段を利用するかを尋ねたところ、「0回」との回答が最も多く、次いで「1回」、「2回」が多かった。また、直近の休日において、同様に尋ねたところ、「0回」との回答が最も多く、次いで「1回」、「2回」が多かった。』

???????????????

1日現金1回でキャッシュレス0回ってスーパーかコンビニに1回行くだけで終わるんかいなということで、待てよこれはアマゾンみたいなのを使ったりする人が多いとかそういうことかとか頭が混乱しておりますがどういうことですねん(現金と交通系ICカードで1日3回は最低使わんか、と思ってしまうアタクシ)。

『現金利用頻度の変化を、半年前(2020年8月〜9月頃)対比で尋ねたところ、「変わらない」と回答した人の割合は5割台後半となり、「現金利用の頻度が減った」と回答した人の割合は3割台後半となった。』

一瞬「え?」と思ったけどよく考えたら半年前の方がリストリクション掛かってたな。

『1-8-2. 現金以外の決済手段の利用状況

現金以外の決済手段については、「クレジットカード」との回答が最も多く、次いで「金融機関口座からの自動引落」、「電子マネー(読み取り機をタッチするもので交通機関での利用を除く)」、「バーコード・QRコード決済」が多かった。また、「現金以外は使わない」と答えた人(1割弱)に、現金以外の決済手段を利用しない理由を聞くと、「利用する機会や必要がないから」との回答が最も多く、次いで「使い過ぎてしまうかもしれないから」、「利用方法がよくわからないから」が多かった。』

支出管理するのに現金じゃないとどうも訳分らなくなってしまうダメダメ人間「使い過ぎてしまうかもしれないから」派なので(ATMで金を下ろして残高を見るとなるほど今月はと頭が回る派)皆さん支出管理がすげえなと感心してしまいますいやマジで。


とまあ自分が変人であることを盛大に認識したのですが、最後のアンケート項目はワロタ。

『1-8-3. 中央銀行デジタル通貨(CBDC)に関する認知度

中央銀行デジタル通貨(CBDC)という言葉については、「見聞きしたことがない」との回答が7割台後半となり、「見聞きしたことはあるが、よく知らない」との回答が1割台後半となった。』

何だよこの調査項目wwwwwwwwwwwww

#ということで何かヒマネタっぽくなってしまいましたサーセン
 

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